2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
日々夜明けが早くなって、花粉症に苦しむ職場の連中は春を実感しても朝晩は冷えます。体調は微妙、それはいつものスポーツクラブ小一時間の汗でクリアしました。神戸より普通郵便送付無線LAN子機到着せず「送付しました」連絡の翌日投函したのかも。本日2月終了、5年数ヶ月愛用したACER Aspire AS5750での【♪ KechiKechi Classics ♪】更新もこれがラストか、現役稼働で役目を終えるのも感慨深いもの。よう働いて下さいました。キカイはほんま、当たり外れでっせ。「森友学園」問題、フツウだったら政局に至るんだけど、現在の自民党だったら屁でもないのですね。主義主張さておき、権力に接近すると腐敗するもの、そんな典型と思います。ぞっとするような超・右翼教育、これは全世界的傾向なのでしょうか。
Beethoven 交響曲第2番ニ長調〜フィリップ・ヘレヴェッヘ/ロイヤル・フレミッシュ・フィル(2009年)・・・ベルギー・フランダース地方のオーケストラ、ヘレヴェッヘ音楽監督在任は1998-2002年と短かったみたい。古楽器テイスト(モダーン楽器)軽快ノリノリなリズム、明るいサウンド、聴き馴染んだ重厚独墺サウンドとは異なる爽快さに溢れます。Beeやん青春の息吹憧憬に充ちて素晴らしい作品。ワタシは第2楽章「Larghetto」の夢見るような旋律が大好きです。
Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ボリス・グートニコフ(v)/アルヴィッド・ヤンソンス/レニングラード交響楽団(1963年ライヴ)・・・露西亜の放送音源を探って出現した音源也。Boris Gutnikov(1931-)はオイストラフとかコーガンに比べて知名度は落ちるけどいずれ露西亜の手練の一人、これは父ヤンソンスの名前が懐かしくて聴きだしたものです。他、Bach、Brahms、Mozartの協奏曲まとめて豪華にダウンロード、ところがこれが.mp3/64kbps!128kbpsは廃棄対象としてきたはずなのに更にその半分。なんせ悪名高き旧ソヴィエットのかなり昔の放送録音(モノラル)覚悟していたせいか、思いの外分離もよろしく”良好なAM放送”っぽい聴きやすい音質でした。ホルンが露西亜風エッチなヴィヴラート満載ではあるけれど、意外なほどオーソドックスなバランス演奏。水も滴るような美音とか壮絶な情熱に非ず、グートニコフはライヴとは思えぬほど安定した技巧であります。(ラストの拍手でそれと気付いたほど)
これにて2月も終了。では行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
日差しに春を感じる明るさ、それでも朝晩は冷えるから季節の変わり目は要注意、昨年の記録を確認すると3月はひどい咳に悩まされておりました。新しいコンピューターHP Omni 220-1140jp(メモリ8gb/2TB)カスタマイズ完了、データ移行も終了。あとは無線LAN子機の到着を待つばかり。付属していた無線キーボード・マウスをヤフオクに980円(送料別)出品しておいたら早速入札ありました。CDラジオSONY ZS-RS80BTはUSBメモリに.mp3音源仕込んで再生確認、世間様では常識なのかも知れんけど、こちら初体験、便利なもんですね。歴史的な音源なんか似合うかも。その成果を【♪ KechiKechi Classics ♪】 に更新しておきました。
32歳になった息子は来週末辺りに奈良→小松に転勤転居、それを期に同棲している彼女と結婚するらしい。3月末に熊本に行って先方ご両親にご挨拶して欲しいとのこと。その前に女房殿は彼女と会ったことないでしょ?3月末迄お仕事忙しいし(自分は常にヒマ)勝手知ったる金沢辺りで一度、お話の場面を作ってから九州行きやな。九州も大好き、老後は博多に住みたいくらい。なんか急に慌ただしくなりました。北海道の爺さん婆さんも喜んでくださることでしょう。若者たちに幸あれ。若いってそれだけで素晴らしい。
Bach マタイ受難曲BWV244(抜粋)〜ウィレム・メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団/トーンクンスト合唱団/ツァンクルスト少年合唱団/ジョー・ヴィンセント(s)/イローナ・ドゥリゴ(a)/ヘルマン・シャイ(br)(1936年4月5日ライヴ)「O Mensch, bewein dein Sunde gross(人よ、汝の大いなる罪を悲しめ)」(第1部終曲)/「Erbarm es Gott(神よ、憐れみたまえ)」/「O Haupt voll Blut und Wunden(血と傷にまみれた御頭よ)」/「Wenn Ich einmal soll scheiden(いつの日かわたしが去るとき)」/「Nun ist der Herr zur Ruh gebracht(今や主は安らかに眠れり)」/Wir setzen uns mit Tranen nieder(われらは涙を流してうずくまり)」・・・著名な1939年ライヴに非ず、その前の記録が断片的でも残っていたのですね。ネット情報を探ると”聴くに耐えぬ音質”とのこと、こちら露西亜のサイトより入手した.mp3/256kbps音源、覚悟していたせいかそれなり、様子はちゃんとわかります。例の如し、とことん揺れて歌って、伸ばして、濃厚重厚浪漫粘着質な表現徹底して、1939年よりその方向は徹底しているかも。時代の証言も痺れまっせ。コンセルトヘボウでは毎年「マタイ」上演が恒例というか風習なのですね。各時代の「マタイ」(放送)音源入手できて、これから順繰り愉しんで聴きましょう。
今朝はGrieg 抒情小曲集/「ペール・ギュント」第2組曲〜バラシュ・ショコライ(p)(1989年)・・・文字通り珠玉の名旋律連続。懐かしく暖かく大切な思い出のような世界。表現は淡々として(お気に入り)「ノルウエイの農民の行進」などさっぱりしたものですよ。NAXOS初期の録音はたしか4枚ほど?ショコライのGriegがあったはず、アイナール・ステーン・ノックレベルクの全集が出たからちょいと影が薄いけど、こちらもみごとなものです。
では、今週もがんばりましょう。行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
朝晩は冷えるけど、昼間の日差しは明らかに春の接近を感じさせるもの。ご近所散歩がてらのディスカウントストア行き、往復30分弱?これが坂道がけっこうあって早足にクリアすると佳き運動となります。週末恒例、夜は最寄りの駅前迄居酒屋にて美味しいものをいただきました。バイブルは木下雅雄「酒をやめずにやせる技術」(扶桑社新書)・・・これは炭水化物を減らして、他はけっこう好きなだけ喰う、呑む、あまりストイックにならず精神的に余裕を持ってダイエットするといった”喰いしん坊”お医者さまの実践であります。
あとは(現在有線LANの都合で対面キッチンに仮置きしている)HP Omni 220-1140jp(メモリ8gb/2TB)への音源データ移動、クラウドストレージも一部利用したけれど、やはりUSBメモリのほうが速くて総計124gb分、15gbずつ幾度往復、残り2回分迄追い込みました。マシンのカスタマイズは無線LAN子機の到着を待って完了(神戸より明日到着予想)お役御免となったACER Aspire AS5750のデータをクリアして清掃オークション出品予定となります。
音楽はほとんど聴けていなくて、新しく到着したコンピューターをいじっているついでにSONY ZS-RS80BTの再生確認くらいか。Brahms ホルン三重奏曲 変ホ長調 作品40〜エミール・ギレリス(p)/レオニード・コーガン(v)/ヤコヴ・シャピロ(hr)/Giuliani ヴァイオリン、チェロとギターのためのセレナード イ長調〜コーガン(v)/フェードル・ルザノフ(vc)/アレクサンダー・イヴァノフ-クラムスコイ(g)/Hummel シェーンブルン宮殿のためのセレナード第1番〜コーガン(v)/ルザノフ(vc)/イヴァノフ-クラムスコイ(g)/グリゴリ・ギンスブルグ(p)/マメドフ(fl)(1951年)・・・韓YedangClassicsは旧ソヴィエット音源を一時集中的に出していて、米PIPLINE原盤、現在はBrilliant辺りで発売されている(た?)ものと同じものでしょう。おそらくは契約切れ寸前、このシリーズ豪華装丁投げ売りをごっそりオトナ買いしたのは2005年頃だっけ?音質的には玉石混淆、棚中にかなり生き残っております。たいていは劣悪音質に泣かされる旧ソヴィエットの太古録音、これは予想外に聴きやすい音質であります。Brahmsは著名な作品、彼の室内楽やらピアノ・ソロは、中年のうら寂しい背中を感じさせてお気に入り、ヤコヴ・シャピロはおそらくは往年のレニングラードのホルン奏者か、例のビロビロに甘いヴィヴラートをたっぷり満喫させて下さいました。残りの2作品は珍しいもの、アレクサンダー・イヴァノフ-クラムスコイ(g)のためのものか。セレナーデの愉悦たっぷり、いかにもサロン風。Hummelは例の如しあちこち著名作品の引用たっぷり、Cherbiniのオペラは原曲知る由もないけど、Mozartの「フィガロ」「ドン・ジョヴァンニ」辺り馴染みのアリア旋律がたくさん出現して、トドメはラスト「フィガロ」序曲!皆腕達者ばかり、但し、G.Mamedovのフルートがちょいといただけぬ感じ。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
世間のごく一部は「プレミアム・フライデイ」とやら、悪くない趣向とは思うけれど、大多数の労働者はなかなか早帰りとはいかんでしょう。こちら実質引退寸前ヴェテランは大丈夫(職場へ徒歩3分)連日お仕事に忙しい女房殿に代わってお昼弁当はもちろん(おかずの余りを詰めるのみ)夕食もカンタンなのは週に数回、必要に応じて作っております。週末小一時間のスポーツクラブ(徒歩3分)マシンジムをこなして帰宅した夜8時半頃、労働問題が気になる佐川急便はん、待望の新しいパソコンを届けて下さいました。(中古だけど)ご苦労様。一昨日の夜10時過ぎに落札、中一日で到着の素早い対応に感謝。
HP Omni 220-1140jp(メモリ8gb/2TB)現品確認。想像以上に状態良好、ほとんどピカピカ、これで諸経費込27,000円は格安、佳き買い物でしょう。さっそく設定を開始したらいきなり!無線の接続不可・・・悩むこと5分、もとより無線LANの機能は存在しないことに気付きました。あわててヤフオクにてWifi子機落札(550円送料込)無線での設定(=現行機との差し替え)はお預けです。仕方がなく有線にて個人詳細設定カスタマイズ、そしてWindows10へのアップ・グレード実施、先月準備した作業工程表に従って、昨夜就寝までに通常使用の60%ほどに仕上げて、今朝から音源データ移動中です。なんと124gbほど、今回の「2TB」必要になった一因であります。
土曜朝はCD処分ヤフオクの締切日、残念ボウズ状態でした。(メールを確認したら一件落札有)2月は一年でもっとも消費支出が低い月だし、3月は転居や卒業入学進学時期だから消費はそちらに優先、しかも手持ちの機器処分は増える時期でしょう。SAMSUNG「SyncMasterB2230」モニター、そして5年数ヶ月愛用したACER Aspire AS5750(Windows10/メモリ6gb/2011年10月入手/endキー欠品)を処分しなくっちゃ、安くても売れてくださるかな?愛用のエルゴノミクス・キーボード・マウス(無線)はそのまま流用します。
そんなこんなで音楽に集中できておりません。今朝、Faure レクイエム/パヴァーヌ〜ジャン・フルネ/エリー・アメリング(s)/ベルナルト・クリュイセン(br)/ダニエル・コルゼンパ(or)(1975年)/劇音楽「ペレアスとメリサンド」(前奏曲/糸を紡ぐ女/王の三人の目が不自由な娘*/シシリエンヌ/アンダンテ/メリサンド)〜デイヴィッド・ジンマン/ジル・ゴメス(s)*/ロッテルダム・フィル(1979年)・・・拝聴。サイト内検索によると1989年に出た国内盤で、ワタシは(珍しく)定価で購入(1,700円)とのこと。繊細透明デリケートの極み。Faureって、どれも甘美に胸潰れるような旋律漂うように陶酔を呼びます。
他、Bach パルティータ数曲〜ジョアン・カルロス・マーティンズ((p)1994)(p)・・・1990年台初頭、未だ円高だった頃に個人輸入したっけ、たくさん。Joao Carlos Martins(1941-)は伯剌西爾のピアニスト、不幸な事故で現在は指揮者として活躍されているみたい。Bachの鍵盤作品全曲録音していたはずで、この音源はその一部なのでしょう。しっかりとした技巧、明晰なタッチは自在にテンポを動かして意欲的な表現であります。全部聴きたい!といった意欲湧いてくるようないきいきとした演奏であります。
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定年退職(継続雇用)に伴う諸書類の提出がいろいろありまして、現在居住している賃貸マンションを個人契約にすべく書類を整えました。なんせ、新婚当初は大阪府営住宅、数年で中古マンションを購入、博多転居時に手放して、あとはずっと会社任せ、保証人が必要なことも知りませんでした。管理会社に「書類できたよ」と名刺のアドレスにメール〜daemonさんから返答が!あれ記入間違ったかな?再確認してもたしかにそれ、名刺のが違っているか旧いみたい。地元大きな建設会社なのに、困ったものですね。こんなネット時代に恥ずかしいことでっせ。(書類は郵送しました)
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
週末へ。昨夜はひどい睡眠不如意に悩まされ夜中に小一時間、低い音量にて音楽を聴いておりました。体調そのものは悪くなくて、しばらく怪しかった咽の調子もいつの間にか快復、お仕事もそれなり充実しております。昨夜届いたSONY ZS-RS80BT今朝から活用中〜うーむ、値段なりかなぁ、中古入手二台続けて早逝したONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10の音響は圧巻でしたよ。正直ガッカリ、というかこの値段(11,230円)だからなぁ仕方がない。朝食時に朝刊熟読しつつ音楽が流れていればOKとしましょう。我が自主CDは再生途中で止まります。正規CDしかまともに再生できない・・・のは当たり前か。コンポに使っているSONY/DVP-NS715P(DVDプレーヤー中古840円)だったらちゃんと再生可能です。
オークション落札したHP Omni 220-1140jp(8gb/2TB)は本日到着予定。ヤマトは荷受抑制を決めたとか、配送の方は悲惨ですね。皆時間的余裕がないから通販を使う(=我が家も同様)でも在宅率は低いから再配達を繰り返して、といった悪循環。我がマンションの荷物預かりのボックスはようできた仕組みと思います。人口減=働き手の不足というのはリアルな社会現象になりつつあります。連合(繁忙時)「月100時間残業容認」とか。本気で残業を減らす気は労使ともないのか、過労死のお墨付きでっせ、これ。本日「プレミアム・フライデイ」とやら、クールビズみたいなもんか。
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ逝去、享年93歳。(1923ー2017)寿命だから仕方がないけど、やっぱ残念やな。昨年2016年迄指揮していたから立派なもんでっせ。追悼の意味を込めてStravinsky バレエ音楽「春の祭典」(1977年)/Prokofiev スキタイ組曲(1983年)〜スクロヴァチェフスキ/ミネソタ管弦楽団・・・もう25年ほど前に入手したCD、米VOX音源はすべて棚中にあるはず。久々の拝聴は、まず音質のクリアなことに驚き!アンサンブルが緻密、洗練された集中力はほとんどブーレーズと双璧か。旋律リズムに飾りとか余情を交えずクール、どのパートも忽せにしない!といった決意を感じさせるほどの”凝縮”サウンド、ド派手な大爆発とは無縁な知的サウンド、オーケストラも技量も素晴らしいものです。Prokofievもカッコ良くて、最高。
今朝、SONY ZS-RS80BTではまともに再生できなかった自主CDはDebussy 前奏曲集第1巻〜ロベール・カサドゥシュ(p)(1953年)・・・仕切り直し。雰囲気ある佳き演奏でした。では、行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
お仕事一個失敗有(判断ミス、在庫残しちまった)一年掛けてフォローするけれど、もともとほかを救うための処置の流れ、職場トップに正直に上申しておきました。誰からも責められませんよ、ふだんちゃんとしてますから。実質引退間近、お仕事粛々早々と終え、さっさと帰宅〜最近月一にサボっている初級エアロビクスに復帰、しっかり汗流して心肺がっつり鍛えてきました。音楽聴く時間も余裕もなし。ステアマスター15分呻吟中、NHK「ためしてガッテン」拝見。熟睡ができないと血糖値が上がるらしい。もちろん前提には(自分の場合)暴飲暴食があるんだけど、睡眠不如意もぼちぼち20年、昨夜も熟睡感ないなぁ。どこかご近所で良い医者はないのか。
数日前DELL Inspiron N5110(メモリ4gb)をZolin 「9」Lite/32bit版→最新版「12」/64bit版に載せ替えました。見た目や使い勝手がガラリと変わってノーミソに佳き刺激です。 ちょいと動作重くなった気もせんでもないけど、もとよりWindows10でも動きそうなスペックですから。思うように扱えなくて、あちこち迷ったり、ネットを探ったりするのも愉しいもの。使い勝手は元通りに仕上げました。そして先月初期不良返品に諦めたメインマシンの入れ替えの件、昨夜「締め切りまで様子見、誰も入札なかったら買う」と決めたオークション、夜10:06ギリギリに入札、HP Omni 220-1140jp(8gb/2TB)無事落札さっさと入金手続きしました。到着して様子を見てから詳細コメントするけど(現在メインのものと比べて)メモリは6gb→8gb、HDDは500gb→2TBでっせ。OSは「7」、これは「10」にアップデートさせましょう。総費用27,000円ほど(税送料込)安い買い物ではないけど、ちゃんと動いてくだされば格安(おそらくデザイン的に不人気機種)現在のマシンを処分すれば少々の埋め合わせになることでしょう。
2週間ほど前に注文したSONY ZS-RS80BTは本日到着とのこと。迫るお誕生日(還暦とも云う)のプレゼントのつもり、山の神了承済。
今朝はDvora'k スラヴ舞曲集〜ヨゼフ・カイルベルト/バンベルク交響楽団(1958年)・・・ 拝聴中。昨夜ネットより入手音源、今朝もう在り処を探せません(帰宅後発見)。LP板起こしは意外と良好な音質、明晰な楷書表現、なかなかよろしい感じ。では、行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
寒いですね。それでも朝夕とも日が長くなっているし、昼間ぼちぼち気温も上がってきているよう。お仕事は昨日週次定例の山場、4年も続けて当たり前に内容は深化して、取引先とのやり取りや修正もお願いできるようになりました。昨年度まで”この道十数年”頑迷なヴェテランが仕切って絶対に余人に触らせぬブラックボックス状態に手がつけられなかった(マネージャーが放置したのが悪い)3年間、苦しかったな。サラリーマン生活正規雇用ラストの年になんとか改革が間に合ったという感じか。情報の風通しをよくすること、選択肢をいろいろ提示すること。昨日も某差し迫った案件(そのことを見つけて共有化することが第一歩)解決に、三つほど対策を関係者に提示、上司は一番ラクな道を選んで下さいました。もうちょっとタイヘンな半年くらい掛かる道を覚悟していたのに。おのずと道は拓けるものです。抱え込みは絶対にアカンですよ。
今朝の”ピケティ・コラム”。中国は急激に経済成長を遂げ、格差は既に欧州を超え、日米の水準に迫っているとのこと。中国式社会主義も理念通り行かぬものです。
Orff 舞台形式によるカンタータ「カルミナ・ブラーナ」〜オイゲン・ヨッフム/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団/合唱団/シェーネベルク少年合唱団/グンドゥラ・ヤノヴィッツ(s)/ゲルハルト・シュトルツェ(t)/ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(br)(1967年)・・・人間の根源的な生命の躍動・原始のリズムを感じさせる名曲中の名曲、LP時代ストコフスキーを聴いて以来のお気に入り作品也。Membaranのマニアックな10枚組も大切に聴いております。おそらくはこのヨッフムのステレオ盤がもっとも著名、ところがサイト内検索でも拝聴記録が拾えない・・・馴染みの旋律リズムを聴き進めるとやがて覚えのある声が・・・フィッシャー・ディースカウ、例の如し憎たらしいほど微に入り細を穿つ入念な表情付け、語り口の上手さ!ゲルハルト・シュトルツェ(t)のファルセットはぶっ飛んでるし、とにかく声楽陣の”合わせの上手さ”はほとんど超絶。それ+ヨッフムの躍動する骨太な世界・・・・ここで時間切れです。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
寒いですね、微妙な風邪症状続いて咽にちょいと違和感有、体調は大丈夫だからいつものスポーツクラブ小一時間、しっかりこなしました。お仕事上の試食とか、その余り持参とかちょいと菓子を喰ってしまった〜そんな反省をしつつ体重計測は現状マイナスα、よかった!更に人事異動発令が追加され、どーもお仕事相方には更に若い、ほとんど新人が来るみたい。な〜んもわからん若いものを大ヴェテラン継続雇用(=ワシ)が面倒をみて一人前にせよ、というところか。今朝、亜米利加で暮らしていたらしい小沢健二(小澤征爾の甥)がニューシングル発売とか、音楽への興味さておき全面広告に彼のエッセイ有、三歳の息子(ハーフ)と彼の豊富なアニメ知識、日本文化の繊細性を描いて秀逸でした。ふわふわの食パンって、日本固有のものらしい。
昨夜は思い立ってDELL Inspiron N5110(赤/Zorin-Linux-Lite/メモリ4gb/2011年9月入手)これが「9」32bit版、安定して軽快な動きに満足。最新の「12」64bit版(Liteは未だ出ていないみたい)に変更しました。これだとChromeが入るといったメリットないでもないけど、ま、Chromiumでも(動画に不具合あるけど)使い勝手にさほどの違いもなし、純粋に”違うもの、新しいもの”にしたい、そんなノーミソへの刺激であります。昨夜、やや四苦八苦してOS入れ替え、Chrom導入(同期)DropBox導入迄。これから元の使い勝手にたどり着くまで数日間、この作業経過がお愉しみです。
音楽は例の如し”ちょろ聴き”ばかり。Bach ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041〜ナタン・ミルシテイン(v)/管弦楽団(1962年)・・・データ入手はおそらくダブり(Vivaldiとの2枚組/未確認)オンマイクに残響不足、奥行きのない乾いた音質に記憶有、テンション高く気品のあるヴァイオリンはみごとなもの。しかし、音質問題から1曲のみで退散。Buxtehude (1637-1707)ソナタ ヘ長調 作品1-1, BuxWV 252〜ジョン・ホロウェイ(v)/ヤープ・テル・リンデン(gamba)/ラーシュ・ウルリク・モーテンセン(cem)(1994年)・・・名手揃えてディジタル以降の古楽器録音、これが響きが濁って大失敗。これも1曲のみで退散。
Bach ブランデンブルク協奏曲第5番ヘ長調 BWV1050〜パブロ・カザロス/プラド音楽祭管弦楽団/ジョン・ウンマー(fl)/ヨゼフ・シゲティ(v)/ユージン・イストミン(p)(1950年)・・・旧録音の自主CD。これはモノラルなのは覚悟の上、シゲティの渋いというか美音ではないヴァイオリン、ヴィヴラート過多、最近見ないスタイルのウンマーも、ピアノによる通奏低音+ソロ、カザルスの重いリズムも承知、音質だって鑑賞に充分なのに・・・最終版安物CDRにより音飛び多発!こんな日もありますよ。
では、行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
新しい月曜開始、ちょっとずつ暖かくなってきました。もう既に引退気分に至って、花粉症?やや風邪?症状もあって更に終日眠い・・・ボケんなぁ、こんなんじゃ。パソコンオーディオ部屋の模様替えを狙って夕方、ご近所中古屋に良さ気なラックを探すが出物なし、現状使っている安物がけっこうな価格で売られているのを発見してショック。いろいろ場所を動かしてみて、結局以前のまま、お掃除したり電源、配線を整理したのみ。あとはビデオに録った海外ドラマや2時間ドラマを眺めつつ、例の如しDVDに保存した音源の点検整理ラベル・内容明細の再印刷ばかり。今朝の朝日新聞、残業問題から”働き方”の質問題提起へ。ほんまに重要なのは2/10ほど、そこに八割の力を注げば合理化できる・・・って、自分はずっとそうだったような。定時終了を目標に早く出勤してお仕事の速度、優先順位を付けていくこと。そしてOAを有効活用して快速に実務処理をすること(営業でも)。定形やら類似のお仕事は慣れとか習熟とか作業改善でどんどん合理化できますよ。非合理的な作業にドン臭く四苦八苦して残業することを”頑張っている”と評価するのは誤りでっせ。
Verdi 歌劇「アイーダ」〜アルベルト・エレーデ/聖チェチーリア国立アカデミー管弦楽団/合唱団/レナータ・テバルディ(s)/マリオ・デル・モナコ(t)(1952年)・・・滅多に聴かない伊太利亜歌劇の音源整理をしていて発見したもの。この作品は勇壮に明るく、華やかな旋律、サウンド、ド・シロウトにもわかりやすい。よう知った旋律もあちこち出現、時代的にモノラルでも英DECCAの録音は素晴らしいものです。テバルディといえば1959年のカラヤン盤、あたりまえだけどこちらのほうが声が若いらしい。なにより不世出のテナー・マリオ・デル・モナコのラメダスってほかにないはず。輝かしいテンションに言語の意味はわからなくても、すべての情感が伝わって涙が出そうなほど・・・これ以上の言及不可。
Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」(2006年)/第9番ハ長調(2007年)〜トーマス・ダウスゴー/スウェーデン室内管弦楽団・・・3年ほど前に聴いて、ぴん!とこなかったもの。じつはLP時代懐かしいオイゲン・ヨッフムの音源(1958年)が入手できて、それを聴く前に再確認取り出したもの。結論的に3年前の印象を覆せません。妙に薄ら寒い整ったアンサンブル、全部繰り返してもCD収録に問題出ないほどのさっぱりとした快速、それがどーした、みたいな感じ。古楽器系は親密で好きなんだけどなぁ。
さて、ぼちぼち行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
明らかに気温は緩んで、こちら微妙に風邪症状の徳俵ぎりぎり。身動き取れず、相変わらず引き隠りな終日、夜週末恒例のご近所居酒屋にてちょっぴりビールなど、夫婦二人で瓶ビール一本だからほんまにちょっぴり。夕食準備がメンドーだっただけ。今朝新聞を眺めていたら安倍ちゃんは「家庭教育支援法案」を提出準備中とのこと。家庭のあり方を法案で規定する危うい発想に愕然、保守の良識あるリベラル派、ハト派は絶滅したのか、思想統制の色濃いなぁ、そんな説教より何より格差是正、弱者救済が先でしょう。まず未来を担うこども達を優先に救わないと。日本人ってなんとなく”空気”で進んでいくからな、気をつけないと。手のつけられぬ原発事故現場は厳然として、そのままでっせ。
Bach マタイ受難曲BWV244〜ゲザ・オベルフランク/ハンガリー国立交響楽団/少年合唱団/ハンガリー・フェスティバル合唱団/イシュトヴァーン・ガーティ(b)/ペーテル・コヴェシュ(b)/ヨジェフ・ムック(t)/ユディト・ネーメト(a)/イボリャ・ヴェレビチュ(s)(1993年)・・・冒頭「娘たちよ来れ、そして嘆け我と共に」から胸を締め付け、涙滲む名曲中の名曲、旧くはメンゲルベルク、クレンペラー、ヨッフム、カラヤン、バーンスタイン往年の大指揮者も皆録音を残して、21世紀古楽器系の演奏も種々出現しております。Geza Oberfrank (1936-洪牙利)はオペラ畑一筋のヴェテランらしい。ネットを探ってもこの音源にはほとんど言及なし、NMLで聴けることHMVにて入手可能なのはさすがNAXOS。これは20年以上前、LPを諦めて(メンゲルベルクの抜粋廉価盤一枚)CD入手したもの、なんせ3枚組3,000円は当時激安でした。おそらくはオール洪牙利勢によるモダーン楽器演奏、懐かしく聴き出すとこれが真摯素直な表現、耳あたりよろしくテンポは中庸、粛々と胸を打つばかり。リズムのエッジを強調した最近のものとは異なって、編成はやや大きめ、保守的な癒し系でしょう。
ラスト「われらは涙流してひざまずき」(ここで聴き手はほんまに涙に濡れてしまう)に至る迄、数々の著名な旋律聴きどころ満載。エヴァンゲリスト(福音史家)はペーター・シュライヤーの一種高揚した豊かな表情が懐かしいけれど、こちらJozsef Mukk(t)は抑制された表現、他一般にソロ、合唱も(器楽アンサンブルも)バランス優先、技量にもテンションに不足もないでしょう。Bachの素敵な旋律を堪能するに不足ありません。音質は合唱にわずかな濁りを感じぬでもないけど、まずは問題なし。
一番人気は「ペテロの否認」〜「憐れみ給え、わが神よ」(Erbarme dich) アルトとヴァイオリン・オブリガートかな?Bachはどんなスタイルで演っても音楽の骨格が揺らがないから、思いっきり泣き、浪漫に振ってもおかしくない魅惑の旋律。ここではもちろん、端正なる表現となります。ワタシが一番好きなのは「イエスは鞭打たれ、茨の冠を被らされる」〜コラール「おお頭は血潮にまみれ」、ふだん敬遠しているカール・リヒター(1958年)の極限デリケートな表現に打ちのめされた記憶も鮮明です。もともと大衆的な流行歌かなんかの旋律流用らしいけど。こちらハンガリー・フェスティバル合唱団は厚みにも不足なく、悪くないもの。
ここ最近、長大なる大曲には気力体力続かずちょろ聴きばかり、珍しく断続的に全曲を堪能いたしました。知っている旋律があちこち出現して、それを心待ちにして聴けますから。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
週末休み。う〜むヒマやなぁ、お仕事。午前中それなりの物量に集中していたら一気にクリア、昼から今週の報告書や来週の資料など作っても余裕です。このところトラブルもないし、来期のことを思い悩んでも仕方がないしなぁ。早々に帰宅してお仕事忙しい女房殿が戻る迄に夕食を作って〜やや風邪症状怪しい体調を維持すべくスポーツクラブへ。洟水悪化して睡眠不如意気味です。ヤフオクCD処分は昨日今朝と残り物に入札有、さらに追加出品しておきました。さてどうなるか、どこで店仕舞いを考えるか。
Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」/Stravinsky「ペトルーシュカ」からの三章/Balakirev イスラメイ〜アルフレッド・ブレンデル(p)(1955年)・・・24歳、Liszt、Prokofiev辺りと並んでデビュー当時の記録です。未だモノラル録音。ブレンデルのVOX録音35CDはちゃんと聴かないと、そんな反省しつつネット情報を検索したら【♪ KechiKechi Classics ♪】出現!コメントも、聴いたことさえ失念してる7年前。”若々しい熱気、前向きの迫力、そしてテクニックのキレ”(当時のコメント)〜そうかなぁ、若手にしては落ち着きと安定した技巧(バリバリ弾くべき作品ばかり)と今回は拝聴しました。エエ加減なものです。「イスラメイ」ってBalakirev唯一無二のヒット曲だけど、先日聴いたLitolffによう似たテイストじゃないっすか。いずれ引退してしまったブレンデルの若き日の記録を堪能いたしました。
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上記は睡眠時間わずか3時間にて覚醒、さすがに眠くて二度寝2時間ほど。昨夜の音楽をメモしておきましょう。Holst 組曲「惑星」〜ヤン・パルカル・トルトゥリエ/BBCフィル(1996年)・・・この指揮者は意外と贔屓筋、BBCフィル(マンチェスター)も実力派です。オフ・マイクっぽい音質(収録レベルが低いだけか)に印象はやや散漫、表現的には颯爽として真摯な感じはいかにも英国といったところか。指揮者は仏蘭西人だけど。
Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」/バレエ音楽「カルタ遊び」〜エフゲニ・スヴェトラーノフ/ソヴィエット国立交響楽団(1966年)・・・露西亜製怪しげ.mp3音源(192kbps)CD8枚分=のべ56時間収録!入手済、その中から拝聴したもの。「Jeu de Cartes」って「Card Game」だから「カルタ遊び」って明治維新時代文明開化の翻訳みたい。圧縮音源である.mp3は最高の320kbpsが基準、192kbpsはやや厳しい水準と認識しております。(128kbpsは既に廃棄対象)深夜に音量を下げて聴いたから、そんな中途半端印象を前提に、粘着質なリズム、上手いんだかどーだかわからぬ濃厚な各パートの色付け、アク(おそらく個性であって技量は優れていると類推)ここ最近珍しくなった粗野な演奏であった・・・かと。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
週末です。昨日、不動産管理会社の若きイケ面担当者来訪、4年前全面改装と同時に入居、たいへんキレイに使っていただいている、問題なしとの見立て、個人契約に変更説明、駐車場の空きも確保しました。ま、若年寄二人夫婦住まいだからね、汚しませんよ、雑然としているけど。昨夜、やや発熱を感じて体調は怪しい感じ。夜半に抗アレルギー剤を服用したら(自分には副作用キツ過ぎ)一気に睡魔が襲ってきました・・・
「ヴェネツィアのサン・ロッコ教会のための音楽」Gabrieli Toccata, a 4 /In ecclesiis, a 14/Sonata No.19, a 15/Suscipe, clementissime Deus, a 12/Canzona No.14, a 10/Buccinate in neomenia tuba, a 19/Intonazione del nono tono/Domine Deus meus, a 6/ Audi, dulcis amica mea (Bartolomeo Barbarino)/Sonata No.21 con tre violini /Ardens est cor meum (Bartolomeo Barbarino) /Timor et tremor, a 6/Intonazione duodecimo tono/Jubilate Deo, a 10/ Sonata No.18, a 14/Misericordia tuo, Domine, a 12/ Sonata No.20, a 22/Magnificat, a 33 〜ポール・マクリーシュ/ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ(1995年)・・・GarrieliはLP時代からお気に入りでした。集みたいなものに含まれていた)もともとモダーン楽器による勇壮な響きが気にいって、壮麗な響きに痺れていたもの。やがて古楽器(パロット/ロンドン・コルネット&サックバット・アンサンブル/1979年録音)驚いてそうだよなぁ、こんな素朴なのがオリジナルだったはずと納得しておりました。これは久々の”古楽器系”拝聴。ジョヴァンニ・ガブリエーリ(Giovanni Gabrieli, 1554or1557-1612)大Bachより遡ること100年以上、それでも馴染み薄き古臭い音楽といった印象なし。伊太利語?とかキリスト教の典礼とかまったく知識はないけれど、純粋に荘厳な旋律サウンドを愉しむのはいつものこと。
これが、鄙びた(ある意味古拙な)サウンドに非ず、古楽器技量は熟達して流麗な洗練に達しております。英国合唱の充実は伝統か、ワタシは往年のヴィヴラート満載なスタイルは苦手です。
Wagner 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ/バイロイト音楽祭/ザックス:カール・リッダーブッシュ/ヴァルター:ジーン・コックス/ポーグナー:ハンス・ゾーティン/ベックメッサー:クラウス・ヒルテ (1974年)・・・例の如しCD一枚目のみ拝聴。とてもだけど4枚分聴き通す気力体力はありません。結局(前奏曲のみとか別にして)「マイスタージンガー」はこれしか聴いていないかも。著名な前奏曲から涙が出るほど臨場感たっぷり、南独逸のオーケストラ(主体はバンベルク交響楽団?ですか)から明晰かつ明るい響きを引き出してお見事でした。(Silvio Varviso, 1924-2006瑞西)あまり録音に恵まれないジーン・コックス(Jean Cox,1922-2012亜米利加のテナー)の朗々として晴れやか、振幅の大きなヴィヴラートが若々しい。リーダーブッシュのザックスは貫禄充分に納得、ハ長調全音階のわかりやすい旋律をたっぷり、堪能いたしました。
では、行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
正男(まさお)暗殺。まるで映画みたい、おっそろしい隣国やなぁ。某芸能人相次ぐ引退宣言も、なんか不安な世情でんな。実質債務超過に至っている超・大企業東芝の件、原発はもう商売にならんことを意味しているのか。19万人従業員が路頭に迷う?それは直接雇用なのか、下請け孫請け関連会社の経営も危うくするかもしれません。自分は安閑とした生活を送ってぼちぼちサラリーマン延長生活に入るけど、人の運命はわからぬものです。東芝に就職するって、きっとタイヘンな栄光でしたでしょうから。本日昼から辞去して、不動産管理会社訪問、賃貸マンションの個人契約変更へ〜お給料激減+家賃負担100%へ、更に女房殿がお仕事でクルマを使うから新たに駐車場契約・・・生活の見直し、節約の深化が必要です。ま、なんとかなる。昨夜は酒の翌日、スポーツクラブで小一時間しっかり汗を流しました。
Grieg 抒情小品集 第1集 作品12(アリエッタ/ワルツ /夜警の歌/妖精の踊り/民謡 /ノルウェーの旋律/アルバムの綴り/ 祖国の歌)/第2集 作品38(子守歌/民謡/メロディー/ハリング/スプリング・ダンス/エレジー/ワルツ/カノン )/第3集 作品43(蝶々/孤独なさすらい人/故郷にて/小鳥/愛の歌/春に寄す)/第4集 作品(即興的ワルツ/アルバムのページ /メロディー/ハリング/メランコリー/スプリング・ダンス/エレジー) 〜ゲルハルト・オピッツ(p)(1992-93年)・・・まさに珠玉。胸に染みるような懐かしくもローカルな旋律、まるで短いお伽話を耳元で囁くよう。アイナール・ステーン=ノックレベルグの全集14枚を入手したのが2006年、10年以上経って未だ全部ちゃんと聴いた手応えなし。なのにあちこちちょろ聴き浮気も情けないけど、たいていどんな演奏を聴いてもシミジミ感動の連続は保証されております。オピッツの7枚組/一枚目も同様哀しく懐かしい思い出の断片のような「アリエッタ」からもう夢見心地の連続、Griegはもんまもんのメロディ・メーカーだ。
では、行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
転勤が決まった大阪時代の(営業エリアを引き継いだ)朋友が単身赴任住宅を探しに来訪、待っていてくれ、というので上司とのお話合いが終わる迄待機、これがなかなか終わらない。こちらタイムカード押して手持ち無沙汰・・・ようやく最寄りの駅の安い居酒屋に二人で呑み始め、残り数人の合流を待ちつつ、ここ4年のお互いの状況を情報交換、職場トップの次期体制構想も漏れ聞きました。どこも苦労しているんやな、10時過ぎ迄6人で愉しく呑みましたよ。今晩はスポーツクラブでしっかり体調を修復しましょう。
この4年間こんな平場、本音で自由に話し合う機会はなかったんじゃないか。現職場は皆真面目、粛々とお仕事しているけど、自分の専門分野と全然異なる人々との雑談が新たな智慧を呼ぶ〜って外山滋比古さんだっけ、そんな趣旨のことを云ったのは。4年もあればノーミソ前頭連合野が衰えるのも充分な経過、自戒いたしましょう。4年間お世話になった女性上司は旧知の異動赴任によりマネージャーから降ります。3月早々に入院手術だそう、どんな病気かは伺えなかったけれど、自覚症状はぜんぜんないとのこと。
昨夜は音楽なし。数日前に聴いた音楽の記憶呼び覚まして・・・Rimsky-Korsakov 交響組曲「シェヘラザード」〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1960年)・・・旧録音は聴いていたけれど、再録音は初耳だったかも。英DECCAの録音は現役の鮮度、洗練され色彩豊かなオーケストラの響き、甘美オリエンタルな旋律を活かすアンセルメの語り口の上手さ、みごとな完成度でしょう。テンポはやや遅め、例の薄っぺらい木管も魅惑の音色、細部わずかなアンサンブルの傷も気になるような水準に非ず、オーケストラは絶好調に鳴っておりました。ちょっと懐古的かなぁ、華やかなオーケストレーションはぜひ生体験したいもの。
では、行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
終日風邪による倦怠感に悩まされ、身動き取れぬままに鬱々と菓子など喫しつつ、女房殿マシンeMachines E732Zを「7」→「10」にアップデートしておりました。ミニ・ノートパソコン(AcerAspire 1410)の方は非力CPUのせいか「10」では少々重いかも。夕方、ちょっぴり体調軽快を感じて(菓子喰った分燃焼させたくて)定例スポーツクラブ行き(小一時間マシンジム)強行しました。結果OK、体調はかなり通常に戻っております。本日より通常業務へ。
土曜に送付したヤフオクCDはクリックポスト送付4件、たいてい中一日で到着するのに茨城県取手市に一件、たどり着いておりません。日曜に一日遅れて送付したゆうメールはなんと!翌日千葉県下某市迄快速、無事到着いたしました。驚きました。隣県、三重県は翌日届くのは経験しておりました。日本の安定したインフラに感謝いたしましょう。(昼時点で茨城県取手市到着を確認できました。雪の影響か)
Franck 交響的変奏曲/Litolff スケルツォ(from Concerto Symphonique No. 4 in D minor, Op. 102)〜クリフォード・カーゾン(p)/エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1958年)・・・一枚のCDを全部聴き通す気力体力集中力萎えて途中迄。Franckは難物、いままでこれといった手応えある演奏に出会っておりませんでした。往年の英国の名手Clifford Curzon(1907-1982)は録音嫌い、これは鮮明なステレオ録音に彼(か)の暗鬱な?作品を、きらきら輝くようなタッチで表現して、ボウルトのバックも雰囲気たっぷり。Henry Charles Litolff(1818-1891)はLiszt時代の名手らしくて、交響的協奏曲(4楽章)の一部「スケルツォ」(何故かこればかり有名)抜群に愉しくて剽軽と躍動に充ちてこれも”きらきら輝くよう”。音色の洗練された美しさ、技巧の冴えに惚れ惚れいたしました。
Bruckner 交響曲第9番ニ短調〜グスターボ・ドゥダメル/エーテボリ交響楽団(2008年ライヴ)・・・CDとして出ているものと同一音源か。こちら、この前にWagner「ヴェーゼンドンク歌曲集」(Anna Larsoon(ms))が配置されるネットから入手したもの。音質状態良好です。ネーメ・ヤルヴィ時代 (1982 - 2004)の粗野な迫力からアンサンブルに洗練を増したサウンドは世界的傾向、若いのにオーケストラのコントロールが行き届いて、第2楽章「Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell(スケルツォ。軽く、快活に - トリオ、急速に)」(法華の太鼓風)に於ける頻繁なテンポの揺れも若者の意欲を感じさせて決まっております。でもなぁ、上手いんだけどこの作品特有の神々しさ、深遠なスケールが足らんと感じるのは先入観か、どーも腰が軽いというか。
他、Barber「アダージョ」/Elgar 弦楽セレナーデ/エレジー/R.Strauss メタモルフォーゼン〜ケネス・スロウィック/スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ(1994年)・・・たしかガット弦を使った古楽器(と呼ぶのか)による演奏。想像通りのくすんだ、滋味深い世界が広がります。どれも馴染みのお気に入り、とくに「エレジー」に胸打たれたものです。「メタモルフォーゼン」に於ける複雑な声部のからみ合いは官能より、諦観を強く意識させるもの。
では、行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
月曜代休、土曜祝日出勤の代わりです。体調万全に休む(サボる)!遊ぶというのが理想なのに風邪症状継続、身動きが取れません。愛用のヨーグルトも切れている・・・
そんな時はヲタク趣味に邁進!女房殿持ち出し用(とやら)ミニ・ノートパソコン(AcerAspire 1410)はWindows7にて稼働、別にこれで機能上不満はないけれど、自動アップデートができないことが気に掛かっておりました。GoogleDriveのデスクトップ同期も入れられない、Google日本語入力もアウト。この際(女房殿もようやく扱いに慣れていた)「10」にしよかいな、と。非力なマシンには「7」のほうがよいかも、いえいえ「10」のほうが軽いよ、とか論議いろいろ。本音では日常私用個人使いだったらLinuxの軽量OSで充分なんやけど、あれはあれで慣れが必要ですから。現在、設定終えて詳細調整中。いまのところエエ感じ。そういえば頑迷なOfficeXP愛好者(奥様/十数年前のもの)は、この間ノートパソコン買い替えのすったもんだドサクサ時にWPS-Office(free版を日本語化)に変更、これだったら.docxも.xlsxもちゃんと読み取り編集可能です。べつにこれで不満はないそう。
体調イマイチ、パソコンオーディオ部屋は寒いので音楽はあまり聴けておりません。Wagner 楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/フィルハーモニア管弦楽団/コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団/イゾルデ:キルステン・フラグスタート/トリスタン:ルートヴィヒ・ズートハウス/ブランゲーネ:ブランシュ・シーボム/マルケ王:ヨーゼフ・グラインドル/クルヴェナール:ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ他(1952年)・・・こんな太古録音、しかもフルトヴェングラーを聴くなんて珍しいでしょ。昔は熱心に聴いていたんですよ、いろいろ。もともと優秀録音らしくて、現在ではSACD化されているそうな。こちら意外と聴きやすい.mp3(320kbps)音源入手、骨太なフラグスタート(1895-1962/こどもの頃から好きだった)の圧巻の説得力、若く溌剌としたフィッシャー・ディースカウも登場、素直なフィルハーモニア管弦楽団と相性のよろしいフルトヴェングラーの”うねり”もやや控えめなバランス、驚くほど惹きつけられる官能的な音楽・・・ところが!第1幕最終版に音飛び頻発、データ不良みたいです。すっかり興醒め、あわてて別サイトから.flacファイル入手、これが音量ボリュームが低いし、音質やや散漫に集中できません。残念な中断へ、仕切り直しです。どこかに状態のよろしい音源転がっていないのか。
気を取り直してWagner 楽劇「神々の黄昏」〜ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/イタリア放送(RAI)ローマ管弦楽団合唱団/ジークフリート:ルートヴィヒ・ズートハウス/ブリュンヒルデ:マルタ・メードル/アルベリヒ:アロイス・ペルネルシュトルファー/ハーゲン:ヨーゼフ・グラインドル/グートルーネ:セーナ・ユリナッチ/グンター:アルフレート・ペル/フロースヒルデ:ヒルデ・レッスル=マイダン/ヴァルトラウテ:マルガレーテ・クローゼ/ヴォークリンデ:セーナ・ユリナッチ/ヴェルグンテ:マグダ・ガボーリ他(1953年)・・・こちら.mp3(192kbps)それでもオリジナルは廃棄されたという悲劇の音源はけっこう聴きやすいもの。第1幕から馴染みの夜明け〜ラインへの旅立ち迄拝聴。オーケストラの響きがやや明るく軽量だけど、フルトヴェングラーの指示によく応えた立派な、アツいアンサンブルであります。マルタ・メードル、ズートハウス(1906-1971)の掛け合いの熱気、威力に息を呑むばかり。こどもの頃から馴染みの旋律は大好き、でもこれを聴いちゃうと「著名管弦楽作品」みたいなものは、それがどれだけ優れた演奏でも”歌が入らない”隔靴掻痒状態に至って困ったものです。
今朝、この「音楽日誌」執筆しつつ聴いているのはBruckner 交響曲第8番ハ短調〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル(2013年ロンドン・ライヴ/BBCプロムス)・・・彼のBruckner音源の存在は気にしつつ(バイエルンではたしか全集になっている)初耳かも(若い頃の第3番に印象記憶なし)。ネットより入手した.mp3(128kbps)オーディオファンには笑止千万な圧縮音源、それでも昔懐かしいFMエア・チェックを思い出させて、さほどの不満を覚えません。ライヴならではの感興に溢れたノリ、熱気が伝わって、美しいウィーン・フィルを堪能させて下さいました。例の”作り過ぎ”時に不自然な表現もここでは決まっております。聴衆感極まった声援、拍手有。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
昨日朝、日本海側は雪らしい・・・なんて書いたあと出勤すべく外に出たらしっかり雪景色、昼も時々降って東側より到着すべき荷物が届かないとのこと。その件とは別にお隣チームにて大きな人為ミスが発生、自分も関連する内容なので精一杯フォローしておきました。今朝早朝4時に覚醒、音量低く音楽など聴いていたらどーも首筋が怪しい(洟水はいつものこと)・・・風邪?昨日夕方早々にお仕事上がって床屋さんへ、たまたま逆方向のバスが即来たので昨年2016年末オープン祝日大入りなイオン長久手へ、ここには庶民の味方・QBハウスができたんです。アラブ系と思しきガイジンさん3人ほど、理髪師は意思疎通に悪戦苦闘しておりました。なんせ滅多に人混みには出ないから、いけないウィルスをもらっちまったのか。
昨日朝のヤフオク締め切り、結果的に在庫一掃になりました。CDが売れない時代にありがたいこと。ほとんどの人は朝一番で連絡有、クリックポスト投函出来、送付済。ところが大物まとめ買い落札の方分(ゆうメール送付)の連絡が遅れ、昼休み業務用車を私的流用して郵便局に向かったら祝日は残念12時迄、送付間に合いませんでした。これより運動がてら坂道を登ってきましょう。たしかこの方、大阪時代に盛んに落札してくださった?送付先に記憶ありました。オークションは送付作業〜無事受け取っていただいて一区切り、今回は懸案の売れ残りも一掃、達成感ありますよ。
今朝、【♪ KechiKechi Classics ♪】 定例更新。あちこちちょろ聴きの音楽の件は、後ほど整理してコメントするつもり。
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Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1986年)・・・この人はディジタル録音が始まった頃から急激に成熟したというか、世間の評価も高くなって、若い頃の録音も見直されたものです。これもエエ演奏やなぁ、オーソドックス、自然な流れ、素直な表現のまま旋律フレージングがヴィヴィッドに躍動しております。ロンドン交響楽団とのライヴ(2006年)はこの方向のまま、いっそうメリハリが強まった感じか。こちら古巣の演奏は会場残響、オーケストラのふくよかなサウンンドも耳あたりよろしく、マイルド豊満そのもの。新録音はバービカン・センターにちょいとクセがあるんですよね。こちら威圧感も力感不足もない、馴染みの「運命」をバランスよく、たっぷり満喫させてくださるもの。
Hummel ファゴット協奏曲ヘ長調〜クラウディオ・ゴネッラ(fg)/ディエゴ・ディーニ=チアッチ/イタリア国際管弦楽団(1996年)・・・これは思わぬ愉しさ。かなり以前ピアノ協奏曲を聴いてイマイチだった記憶有、それ以来あまりHummelを聴いていなかったんですよね。ソロに似つかわしくないジミな楽器の協奏曲はMozartが一番人気、ユーモラスな味わいにあふれて、ちょろ聴きにはもったいない。すっかり記憶は落ちていたけれど、こんなのも聴いていたことをサイト内検索できました。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
寒いですね。日本海側は雪らしい。せっかくの週末祝日(おそらく)人生ラストの出勤当番です。新年度からは雇用形態規定により土日祝日完全お休みへ。今朝、けっこうな件数ヤフオクCD処分に落札有。先週住所記載ミスにて再送した分も昨日無事到着したようで、ほっとしております。長久手〜横浜往復したCDもご苦労様。昨日、新ヴィーン楽派、バーンスタイン自演に人気がないと嘆いたら、ちゃんと入札ありました。【♪ KechiKechi Classics ♪】 読者でしょうか。気を遣ってくれたのかな?
取引先への商談帰り、久々途中運転休憩でHARD・OFFに立ち寄りました。一年ぶりくらいか、品揃え様子は随分と変わっておりました。LP在庫と売り場がすごく増えた!むかし懐かしい美しいジャケットがたくさん、ジャンル問わず並んでおりました。LPが根強い人気を継続していること、もしかしてカネ持ち団塊の世代の需要か。もちろん商品供給あってこそ、おそらくは大量にLPを蒐集した世代が鬼籍に入り、家族が場所塞ぎな、重いLPを処分したのでしょう。物が捨てられない、かつての日本の貧しさを知っている世代は、高価だったLPを大切に聴き続けて、御本人がいなくなれば家人にとって無用の長物、哀しいけど現実です。リサイクルも社会には有用でしょう。北海道の両親は家ごと、古い荷物を全部処分(=廃棄)してましたよ。
我らポスト団塊の世代、物欲は少ないんじゃないか。こちらLPカセットは1994年に処分済、CDは10年掛けて最盛期の1/4迄在庫縮小して、データ拝聴に移行中、幸い、コンピューターやネットに馴染んでいる世代でもあります。幾度かの転居を経、4年前に女房殿の立派な嫁入り家具は(鏡台除いて)全部処分しました。身軽なものですよ。目指せミニマリスト〜ムリか。
稀代の名OS・Windows XPサポート終了が2014年4月、ちょうどその時いっせいに中古マシンが出回ったものです。メモリは500mb-1gbほど、ワタシも格安ミニ・ノートを入手してLinuxのお勉強をしました(3000円ほど。現在は処分済)。ま、コンピューターは消耗品だし、時代はスマホ、タブレットに至って、中古流通量も減っているのでしょう。かつて10年ほど前迄、次々とスペック要求が上がって、あっという間に”使えない=買い替え”という図式が、そうでもなくなりました。
中古パソコンの量質とも売り場から激減状態。並んでいるものは品質スペック、傷、状態を勘案したら印象”相場の倍”ほど。これだったら新品買いまっせ、わざわざ中古を選ぶ理由がない。売れているんやろか・・・こうしてみると先日入手したミニ・ノートパソコン(AcerAspire 1410)メモリ4gbで13,500円(税込)は随分と安い。オーディオ関係も全然ダメ、スピーカーにはいくつか気になるものはあったけれど、現在自宅に不足はありません。高級品も普及品も、ちょちょいといじれば実用になりそうなジャンク品にも全然出物なし。時期が悪いのか。年度末に接近して、さらに転勤転居時期、学生の卒業時期にはいろいろ出てくるのかも。
Spohr 交響曲第1番 変ホ長調/第5番ハ短調〜アルフレート・ヴァルター/スロヴァキア国立フィル(コシツェ)(1990年)・・・これは(若い相棒出張なので)ひとり運転中音楽也。こんなマニアックなCDを持っているのも自慢・・・でもないか、NMLにて自在に聴ける素晴らしい時代がやってきております。 Louis Spohr (1784-1859)はBeeやん(1770-)とSchubert(1797-)の中間くらいの世代か、売れ筋はヴァイオリン協奏曲第8番イ短調 作品47「劇唱の形式で」(in modo di scena cantante/この和訳はどーも怪しいというか意味不明)交響曲は初期Schubertを連想させる、耳あたりの良い素直な穏健旋律であります。陰影やら劇性が足りない?(なんせ第5番ハ短調!でっせ)美しいけど得難い個性に不足して印象に残りにくいかも。初期NAXOSに膨大な録音を残すコシツェのオーケストラ、ヴェテラン(1929-2004墺太利)の統率は手堅く、やや鄙びた響きをよく捉えた録音も優秀です。
Brahms 交響曲第1番ハ短調/凱旋の歌 作品55〜ジルケ=トーラ・マティース(p)/クリスティアン・ケーン(p)(ピアノ連弾版)(1996年)・・・NAXOSよりCD16枚に渡ってBrahmsの著名作品ピアノ連弾4手録音有。いくつか拝聴して、これがどれも新鮮!けっこう愉しいもの。馴染みの重厚長大(二管編成だけど)ハ短調交響曲は作品の骨組みがよう理解できて、威圧感がない。もとより著名作品だから旋律細部迄馴染みですし。ピアノの音色がいつになく親しげ(安っぽいと云っちゃ失礼)なのはド・シロウトの印象でしょう。4楽章まったく飽きさせない、一気呵成に聴かせていただきました。凱旋の歌 作品55は管弦楽伴奏付きの合唱作品、ゲルト・アルブレヒトによるオリジナルを聴いているはずなのに、記憶が蘇りません。明るく、勇壮快活な作品であります。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
薄ら寒い小雨模様に引き隠りな休みを経、週末の職場へ。残念明日は祝日+土曜出勤当番となります。今朝も冷えますね。明日は雪の予報となっておりました。本日息子の誕生日、同棲している彼女ともどもインフルエンザに寝込んでいるらしい。さっさと結婚せよ、そう願っていたら奈良→小松に転勤になるそう、ようやく結婚するみたいです。
ヤフオクCD処分はジミに継続、今回締切分もけっこう入札あります。ネットやデータ時代、または逆に高価高音質音源の時代になってもCDを愛してくださる人はいらっしゃるのですね。実際に入札するかどうか別として”ウォッチリスト”を眺めていると人気不人気傾向がようわかります。ありきたりに著名なものは別として(んなものはもともと所有していないし)近現代、新ヴィーン楽派やら、バーンスタインの自作自演に人気がない。かなり以前、ヒラリー・ハーンのBeethovenヴァイオリン協奏曲に+Bernsteinのセレナードがフィル・アップされ、某ブログにて「残りはどーでも良い」Beeやんのみ話題にされていたことに激怒した記憶が・・・世間はそんなもんなのだろうな、きっと。ワタシはGershwin〜Copland〜の流れとしてBersteinも大好きでっせ。わかりやすい旋律、ノリノリの変拍子とか。
Sibelius クッレルヴォ 作品7〜オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団/リッリ・パーシキヴィ (ms)/ ライモ・ラウッカ (br)/ヘルシンキ大学男声合唱団(2000年)・・・この間Sibeliusに凝っていて、数多くの録音があるヴァンスカの音源を順繰り確認中、これって聴いていたっけ?念のためサイト内検索を・・・すると!ちゃんとコメントしているじゃないの。真面目というか、すっかり失念しているアホというか、ようお勉強しているな、ワシ。録音を聴く限りラハティ響のアンサンブルは優れ、少々馬力不足な地味サウンドもSibeliusに相応しいもの。この初期作品は不人気だけど、美しい旋律+勇壮な男声合唱もステキと思うけどなぁ。80分を超える大曲をしっかり堪能いたしました。
Messiaen 「鳥たちの小スケッチ」(1985)/「8つの前奏曲」(1928-29)「4つのリズム・エチュード」(1949-50)〜イヴォンヌ・ロリオ(p)・・・録音情報が探せないけど、もし全部同時録音のものなら「鳥たちの小スケッチ」(1985)以降のディジタル録音なのでしょう。イヴォンヌ・ロリオ(Yvonne Loriod/1924-2010作曲者の二度目の奥様)は当時60歳ほどのはず。至難のテクニックも難なくクリアしております。小鳥の声に取材したきらきらとした作品は「鳥のカタログ」(1956-58)「鳥たちの目覚め」(1953)の系譜なのでしょう。起承転結のない可憐なエピソード連続はある意味難解、独逸系厳格なソナタ形式をを愛される方には耐えられぬものなのかも。こちらド・シロウトはこども時代よりいろいろ聴いて、こんな音楽をまるで宝石箱を開けたように多彩に輝いている!そう聴き取れるようになったシアワセに感じます。「8つの前奏曲」にはほのかな甘味が感じられ、戦争を経た「4つのリズム・エチュード」には少々ハードな苦渋が漂いました。
「トゥランガリーラ」のアマオケ初演を聴いているワタシは、オンド・マルトノの神秘な音色とともに、ピアノの超絶技巧要求に驚いた記憶があります。故・岩城宏之の著作に奥様(木村かをりさん。たしかイヴォンヌ・ロリオの弟子)が「鳥のカタログ」を練習していたら、ほんまもんの小鳥たちが窓辺に寄ってきた〜そんな素敵なエピソードの記憶もありました。
では、行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
昨日、前夜睡眠不如意だったワリに体調良好(洟水継続)お仕事も当初狙い以上の進捗に、残り僅かな今年度中今週も有休消化を決意、お隣の若いもんに甘えちゃいました。夜久々一ヶ月ぶり初級エアロビクス(45分)復帰、やはりマシンジムのみとは心肺への負荷、鍛錬度合いが異なる手応え有。
悲劇のCDラジオ「CBX-Z10」(「安物買いの銭失い」連続技)の件、諸先輩のブログを眺めていたら、どーしても朝の音楽(リビング)が欲しい・・・そんな思いむくむくと・・・先月は女房殿用のミニ・ノートパソコン(AcerAspire 1410)を入手したところなのに、また買い物をしてしまいました。ほんまはBose Wave music systemが理想だけど、ありゃ高すぎる!んな贅沢すると罰当たる!5,000円以下が許せる予算だけど、このところ中古入手連続失敗、中古屋店頭で目利きして選べばそれなり安心なんやけど、ネットでしょ?デスクトップマシンNEC Express 5800 Xeon E3-1225ヤフオク入手も初期不良だったし、しばらく中古はご遠慮したいところ。ヤフオクも一応点検して、どれも(写真を見る限り)それなりの構え+価格が安いものはたいてい「ラジカセCDMD」経年もの、世評を頼りにAmazonを探すと、こりゃ良さ気だね、というのは弐萬圓を超えます。当たり前か。
結果(悔しいけど)諸先輩と同じSONY ZS-RS80BT入手、楽天経由最安値探して注文しておきました。メインのオーディオ機器は10-20年単位で長保ちして毎日快調なのに、ポータブル関係は歴代短命です。巡り合わせか、それとも「安物買いの銭失い」なのか。宛先不明で戻ってきたヤフオク送付CD、微妙に番地が間違っていたのが原因、再送しておきました。到着遅れて申し訳ないなぁ。
Rachmaninov ピアノ協奏曲第2番ハ短調〜スヴィアトスラフ・リヒテル(p)/ヴィスロツキ/ワルシャワ・フィル(1959年)・・・LP時代、CD時代になってからも常に座右にあったはずのCDが見当たらない・・・いろいろ処分のどさくさに売り払っちまったらしい。もとよりパブリックドメイン音源、ネットからDG録音音源データまとめて入手、久々に拝聴すると・・・例の強靭硬質な音色とタッチのピアノ、ローカルな雰囲気たっぷりのオーケストラ、これは記憶通りの漆黒暗鬱な苦甘い世界にまちがいなし。大好きでっせリヒテル( Sviatoslav Richter/1915-1997)・・・でもね。我がオーディオはSACD、ハイレゾ(とやら)とは無縁の貧者のデーディオ、しかも.mp3/320kbps(.mp3としては最高)データ拝聴のせいか?妙に響きが薄いんです、記憶より。けっして劣悪音質に非ず、この時代に立派な鮮度なんやけどなぁ・・・ちょっぴりショックでした。仕方がないかなぁ、半世紀以上前だから。
昨夜はしっかり二時間スポーツクラブにいたので、ほとんど音楽を聴いておりません。ここしばらく拝聴済の音楽から落ち穂拾い・・・Martinu フルート、ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲 H.252/2本のヴァイオリンと管弦楽のためのデュオ・コンチェルタンテ H.264/2本のヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲ニ長調 H.329〜クリストファー・ホグウッド/チェコ・フィル/ボフスラフ・マトウシェク(v)/ヤンネ・トムセン(fl)/レジス・パスキエ(v)/ジェニファー・コー(v)(2005年)・・・ホグウッド追悼(1941-2014)ってもう3年前か、亡くなったのは。イギリスの歴史的音楽、バロック古典を凌駕して幅広いレパートリーに挑んでおりました。若い頃、FMで聴いたスロヴァキア共和国ジリナの音楽祭(だったと思う)が出会い、この類Martinuの擬バロック的複数のソロによる協奏曲(ほとんどピアノが入る)をすっかり気に入って、爾来彼の大ファンとなりました。
これも小編成をバックにソロが掛け合う愉しい作品ばかり。ちょいと剽軽でノリノリ、親密な風情が溢れてどれもわかりやすい。素晴らしい遺産を残して下さいました。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
相変わらずの花粉症+ここ一ヶ月くらい待ったなしの当面の課題クリアに大苦戦(もとより自分の責任じゃないからケツをまくることも可能だけど、美学?が許さん)洗練されたはずのAccessデータベースも、いざデータ投入すると、肝心のものが出現しない・・・朝から四苦八苦、二時間掛けて一から構築し直し〜ま、辛くも復旧しました。帰宅すると、先週末送ったヤフオクCD、クリックポストが宛先不明で返却(しかも投函してくれればよいのに不在持ち帰り)どーも宛名を書き間違えたらしい。なにもかも微妙に噛み合わぬ日に挙句、睡眠不如意途中覚醒。地域間人事異動発令有、我が職場は実質マイナス1名、道理で上司は「お願いだから辞めずに継続雇用にして」と懇願するはずでっせ、人数カウントされて人件費が掛かっても”戦力外”(むしろ害になる人)もおりますから。大阪時代の(毎日のように呑んでいた)朋友がマネージャーでやってきます。単身赴任なのかな?メールしておきました。
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜アラン・ギルバート/ニューヨーク・フィルハーモニック(2011年ライヴ)・・・これはネットから入手した音源データ。今シーズンを以って退任して、次はどこに行くのか。ニューヨーク・フィルのシェフは一般に意外と短命で、ズービン・メータ辺りが一番長かったのかな?(1978-1991年)来日公演でも好評だったらしい「英雄」、大昔バーンスタインを思い出せばアンサンブルはずいぶんと洗練されました。テンポは中庸、明るく伸びやかなホルンはほんまに朗々と響いて、巨匠時代のように重苦しく大仰でもなく、昨今の急ぎ足にスリムな古楽器系とも違って、バランス感覚溢れて豊満、快くも美しい、暖かい演奏であります。
朝晩は寒いけど、昼間けっこう日差しが暖かくなってきました。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
ここ数日暖かい日差しも見えたのに、また今朝は冷えております。朝、目覚める直前に昨日のお仕事、作業工程漏れ一件思い立って(職場自分宛てにメール)+まだ一週間始まったばかりなのに週末?一瞬勘違いしました。自分の作業用Accessデータベース2017年度仕様に大幅改定、5年目になれば洗練されてますよ。自分の担当分野として当面の困難な課題の先が見えません。自分の直接発生責任ではないにせよ、あと一ヶ月ほどでキレイにクリアしたいもの・・・昨夜もしっかりマシン・トレーニング小一時間クリアいたしました。体調維持しても、洟水は相変わらず。
Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」〜ジョルジュ・プレートル/ベルリン・ドイツ交響楽団(2008年ライヴ)・・・これは6-7年前ネットより拝借した音源、かなり以前に自主CD化していたもの、久々の再聴はまず音質クリアなことに驚き。これはちゃんとCD化されて市販されているのですね。かなり自在にテンポを動かして、重心の低い独逸のオーケストラを操って、色彩も旋律表現も豊かなオモロい演奏也。さすがヴェテラン、みごとにツボを押さえて決まっております。お気に入りの作品故、オリジナル含め幾種揃えているかわからんほど、その中でも出色の出来であります。
Weber 華麗なるロンド 変ニ長調「舞踏への勧誘」作品65/モメント・カプリチオーソ 作品12/*「ジルヴァーナ」のアリアによる協奏的変奏曲 作品33〜ギュンター・クリーガー(p)/*ヴェンデリン・ガルトナー(cl)
・・・これは少々昔の、かなりマイナーなLP音源も含めてネットに上梓してくださるブログより入手。.mp3/128kbpsだし、もともと時代物のLPっぽいし、音質はそれなり、演奏者の出目もなかなかネットで検索できません。馴染みの誰でも知っている「舞踏への勧誘」(和訳がこなれていないなぁ、「踊りませんか?」でしょ?)、次の「モメント・カプリチオーソ」の快活な躍動含め、Weberの作品っていつも素朴な、ヴィヴィッドな楽しさに溢れます。これはLPのA面、B面にはヴェンデリン・ガルトナー(?)のクラリネットが続くだんけど、これもウキウキするような名旋律也。
では、行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
週休二日(今週末は祝日出勤当番だけど)一日を身辺整理や趣味、もう一日を外出演奏会(雨だったけれど)これが理想的な姿でしょう。名古屋は大都市、当たり前に中心街には多くの人出、ネットで情報通になったつもりでも、実際のリアル店舗を冷やかして初めて理解できることも多いのは当たり前。久々の芸術劇場コンサートホールは凄い音響ですね。パイプオルガンも圧巻。ほぼ満員というのも素晴らしい。折込チラシで行ってみたいと思わせるコンサート情報もたくさんいただきました。Mahler演奏会生体験は残り、交響曲第4番と第7番、第10番、その第4番演奏会が刈谷であるとのこと(3月12日)。やや遠いけど、行ってみようかな?Mozartのピアノ協奏曲(室内楽版)連続演奏会なんてのもあるんですね。
Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」は演奏会予習としてモーリス・アブラヴァネル/ユタ交響楽団(1967年)ベルナルト・ハイティンク/ベルリン・フィル(1993年)を聴いていったけれど、今更コメントする意欲も萎えるほどの生体験は鮮烈でした。
今週もお仕事粛々とこなしましょう。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
立春の暦通り一気に日差しが春めいてきました。昨日ヤフオク出品落札されたCD5件、速攻で連絡があって昼には投函出来。この調子で残りも売れてくれることを祈りましょう。日本郵便の「クリックポスト」2月1日からシステム改変、Windows10に対応していない?→というのはウソ(ありえねえし)ブラウザのポップ・アップ広告防止機能を外せとのこと。システム改悪でんな。いかにもお役所仕事らしい。あとは掃除洗濯布団干しを女房殿と分担、休日昼食は自分が残り物で作る習慣、冷蔵庫には歴代(ちょろ残し)在庫が常備・・・それをムダなく活用消化すること。あとは運動がてらディスカウントストアにお買い物に行ったり、例の如しDVDに保存した音源の再点検整理廃棄をしたり、【♪ KechiKechi Classics ♪】 定例更新をしたり。ここ数日悩んでいたWindows10のファイル表示の異常(詳細ファイル表示をさせ、スクロールして点検やら、ファイル名変更をしていたら、自動で一番上に戻ってしまう)ネットでいろいろ検索したら”画面背景右クリック→個人設定→パーソナル設定の「色」の「背景から自動的にアクセントカラーを選ぶ」をOFFにする”のが対策〜なるほど、そういえば数日前、そんな設定やってました。妙なバグがあるものですね。
Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)/「春の祭典」/4つのエチュード*〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(1959年)/*ロンドン交響楽団(1964年)・・・「春の祭典」はLP時代から聴いていたもの、1980/81年再録音とは別物です。「ペトルーシュカ」は新旧録音とも1947年版/3管編成版使用して、ドラティのこだわりなのでしょう。作曲者が亡くなったのが1971年未だ50年経っていないから(厳密には)パブリックドメインになっていないけど、実際上海外サイトから高品質音源入手可能。これは例の「Mercury Living Presence」、ちゃんと聴いているんですよね、少なくとも「春の祭典」は。棚中音源データ分類「Modern」を点検整理していて四苦八苦、探しても探しても・・・ようやく出現!
”飾りも色気も足りない表現、的確なバランス、迫力に充ちて”〜この印象変わらず、今回はしっかり音量上げて音質サウンドを堪能いたしました。全体にオン・マイク(ワン・ポイント・マイクなのに)奥行き空気感不足か?経年劣化ももちろんありますよ。しかし、各パート明晰、存在感を主張して目が醒めるほどリアルな迫力(低音)に充ち満ちて痺れます。躍動する熱気に溢れた「ペトルーシュカ」、素っ気ないほどにストレート速めのテンポに疾走する「春の祭典」、オーケストラも上手いなぁ、正確なアンサンブル、個々の個性やら色付けは(おそらくは意図的に)ないけれど、この時代ここまで細部曖昧さのない演奏も立派でしょう。荒々しい大音響の興奮のあと、素っ頓狂な「エチュード」も佳きクールダウンであります。
もう一発、Stravinsky 「春の祭典」〜ザ・バッド・プラス(ピアノ・トリオ版/2104年)・・・「ジャズの王道をすべて避けることが、僕たちの表現の公式」!カッコ良いなぁ。ピアノ+ベース+ドラムでっせ。ジャック・ルーシェもジョン・ルイスも大好きでっせ。でもね、こちら”オリジナル”、旋律エッセンスを注入して自由に変容させるんじゃなくて、オリジナルを三人で分担してそのまま編曲してド迫力に演奏しております。(一部多重録音しているらしい)もともと「春の祭典」は原始のリズムが躍動する作品、それが前面むき出しストレートに爆発して三十数分痺れっぱなし。最高。
本日昼から「復活」演奏会です。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
一日有休消化して朝一番に出勤したら、さすがにかなりのメール、若い相棒が消化してくれていた案件もあって、終日充実して宿題をこなしました。引退直前、ちょいと重い案件大小種々、なんとかクリアしなくては。女房殿は職場の先輩(10歳年配/団塊の世代=前任)といろいろ問題が続いて挙句、とうとうケツを割ったそうで、どこの職場にもそういう我流我田引水唯我独尊がおるものです。ご当地の文化として優しいというか、そういった確執を曖昧に流して結果、矛盾を大きく蓄積する風潮があるかも。それと会議好きだなぁ、内容よりオーソライズ(≒アリバイと云っちゃ失礼か)重視、ムダが多いように見えるのは豊かな地域だからでしょうか。
朝日新聞の家庭欄やら読者投稿「ひととき」は当たり確率高。今朝は息子が小さい頃より料理好きに育てて、6歳の時には家族6人分のポテトグラタン調理。一人暮らしの大学生活もMy中華鍋+包丁持参、現在はお嫁さんが喜んでいるとのこと。お母さんのシアワセな風情が思い浮かびました。昨日「大人になった女子たちへ」は若い頃、あまりの肩こりに施術を受けに整骨院に行ったら、先ほどの男性の背中の症状によう似ている・・・それは父であったとのこと。
今朝、ヤフオク締め切り、激安+送料クリックポスト一律164円が功を奏したのか、5件17枚ほど落札有。金額の多寡に非ず、手持ち在庫CDを減らすこと=拝聴音源厳選が目的なので、音楽を愛する人に無事届けばそれでOK。自主CDやらデータ音源保存DVD(←これがけっこう膨大)を除けば数十年にわたって買い貯めてきたCDは、大棚一本分にお釣りが来るところまで追い込みました。オークション出品は断続的にではあるけれど、もう10年以上経ちました。
Sibelius 劇音楽「カレリア」全曲(Kalevi Aho補筆完成版)/劇音楽「クオレマ(死)」作品44(オリジナル劇場版/1903年)/悲しきワルツ 作品44-1(改訂版)〜オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団/ライモ・ラウッカ((br):カレリア、クオレマ)/ヘイッキ・ライティネン(vo:カレリア)/タイト・ホフレン(vo:カレリア)/キルシ・ティーホネン((s):クオレマ)/ペルッティ・クーシ(hr)(1997年)・・・美しい組曲「カレリア」作品11は「間奏曲」「バラード」「行進曲」から成って、初体験は中学生時代の音楽室(担任が音楽の先生だったから私物化していた)マルコム・サージェント/ウィーン・フィルによる味わい深い演奏(1962年)でした。爾来幾十年すっかりお気に入り作品、でもこれってオリジナルがあるんやろな、そんなことを想像していたらその通り、上演後不評だった野外劇だったのですね。それを現代芬蘭土の作曲家Kalevi Aho(カレヴィ・アホ/1949-)が復元したらしい。一昨日聴いたばかりの「ペール・ギュント」に似て、こちらは音楽主体、素敵な馴染みの旋律あちこちに出現して、たっぷり聴かせて下さいます。短い3曲じゃ物足りないからね。「クレオマ」も劇音楽、例の如し涼し気な哀愁漂う旋律連続、その第1曲「Tempo di valse lente - Poco risoluto」が後の「悲しきワルツ」に独立させたんだそう。ラハティって10万人くらいの小さな街らしいけど、Sibeliusには得意な相性があって、冷涼な雰囲気たっぷり、実演じゃヤバいとの噂も有、少々鳴りが足らんと思うけど、唯一無二の価値ある演奏と思います。
他、Sibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調〜シルヴィア・マルコヴィッチ(v)/ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(1987年)のアツく燃える、オーケストラ大爆発の演奏など拝聴。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
花粉症(睡眠不如意)と有休消化、あっという間の週末へ。段取りは組んであるので、お仕事にはさしたる支障もないことでしょう。とくに出かける用事もない、というか、外出すると花粉症悪化するから引き隠り状態となります。なにもしない(できない)から当然、な〜んのドラマも生まれない、刺激もなし。気分転換にお仕事に行っているみたい。これじゃアカンがな。ボケる一方でっせ。さてどーする?これからの人生、生活(Life)。いつまでも老年を感じさせなかった松方弘樹、ひょうひょうとした人生を歩んだ藤村俊二さん、とくにに思い入れはなかったけど、こどもの頃からよう知っている方がつぎつぎ亡くなっております。
Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調〜ヤーノシュ・シュタルケル(vc)/ワルター・ススキンド(1956年)・・・おそらくはチェロ協奏曲最高の名作は、ロストロポーヴィチが刷り込み、彼(か)のギラギラした雄弁な表現に対してこちら、鼻歌でも歌うかのようにスムース、あまりの技巧に”テクニック”を感じさせぬほど、ススキンドのさっぱり表現、オーケストラの素直な個性も含め、脂ッケが少ない、筋肉質に感じます。これもまた個性、音質は時代を勘案すれば立派なもの。充分現役です。
Grieg ヘンリック・イプセンの戯曲「ペール・ギュント」のための劇付随音楽〜カール・エリアスベルク/レニングラード交響楽団/Peer Gynt - Lev Kolesov/Oz - Irina Zarubina/Solveig - Ludmila Levko/Anitra - Helena Junger/Song Solveig - Lyudmila Ivanova(1958年)・・・ネットを探ればこんな珍しい音源も転がっているオモロさ。馴染みの演奏会用組曲に非ず、本来の演劇形式の収録也(露西亜語)。馴染みの旋律は姿がけっこう違って、しかも登場順番はこちらがオリジナル。ネーメ・ヤルヴィのDG録音が存在するそうな。言葉は理解できなくてもよう知った筋書き(そして旋律)ちょうどオペラを聴くような、そんな感じでしょう。けっこう愉しい。旧ソヴィエットの太古録音にはたいてい泣かされるけど、こちら少々殺伐なオフ・マイクでも雰囲気(奥行き臨場感)はあります。但し、俳優さんの声優先、大音量に鋭い響きの部分は急に音量が落ちる(おそらく編集)残念な状態でした。
では行ってきます。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
有休消化。一昨日の睡眠不如意+花粉症悪化による眼の疲労?頭痛も有。それでも心肺に問題なしと踏んで、スポーツクラブ強行但し、マシンジムのみ、エアロビクスは三週連続お休みです。昨夜、佳きメールありました。大阪時代に幾度演奏会にご招待いただいたアマチュア・チェロ奏者(十三にて呑んだこともある方/以前はヴィオラじゃなかったっけ?)が名古屋に転勤され、演奏活動を継続させているとのこと。名古屋シンフォニア管弦楽団のMahler 交響曲第2番ニ短調「復活」演奏会にご招待いただきました。一昨年2015年末に続いての大曲生体験は愉しみです。2005年の初体験の時は「なかなか演奏会体験はできんやろなぁ」と(当時居住していた)岡山から神戸まで出掛けたものですよ。出不精なので名古屋中心街にはよほどのことがないと出掛けませんし、気分転換にもなることでしょう。
Bach フーガの技法 ニ短調 BWV1080(+未完のフーガ+コラール「汝の御座の前にわれはいま進み出で」)〜ニューセンチュリー・サキソフォン四重奏団(2007年/Michael Stephenson(soprano saxophone)/Christopher Hemingway(alto saxophone)/Stephen Pollock(tenor saxophone)/Brad Hubbard(baritone saxophone))・・・もちろんSACDに非ず(んな贅沢な環境は所有していない)こちら圧縮し過ぎな.mp3/128kbps音源も情けないけど、もともと優秀なる音質であることは類推可能。自分の不勉強棚に上げて「C.P.E.Bachはいささか色彩と変化に乏しくワン・パターン」と失礼なことを書いたけれど、親父のラスト作品には既に楽器指定もなし、シンプルな主題がリズムを変えたり、上下を逆にしたり次々変容していくコントラプンクトゥス(対位法)。知的であり、耳目を驚かすような爆発など皆無、しかし無限の「色彩と変化」広がりを感じさせて聴き手の心を震わせます。サキソフォーンの音色はセクシーであり、オルガンのサウンドに人間の息遣いと情感をプラスしたような超絶技巧。昨年だったか化粧品CMでゴールドベルク変奏曲のサキソフォーン版やってましたよね、カッコよい第14変奏、あれともちょっと風情が違って、こちらもっと真摯でオーソドックスな印象でしょう。いずれ大Bachはどんな編曲にも音楽の骨格(本質)を失わない。
Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」/Balakirev イスラメイ〜ゲイリー・グラフマン(p)(1962年)・・・Gary Graffman(1928-)は亜米利加では敬愛される名ピアニスト、日本じゃ人気さっぱり。リヒテルは凄演だけど、音質的には少々厳しく感じるようになりました。この作品は原曲管弦楽編曲とももっともお気に入りの作品の筆頭格、鬼神の如き集中力!風情に非ず、グラフマン34歳若き記録は細部曖昧さのない技巧、特異な興奮に煽ったり走ったりしない、テンポは落ち着いて陰影とスケール、クライマックスへの持って行き方の上手いこと!超絶技巧必須な「イスラメイ」は流麗で美しいこと!興奮の渦に叩き込まれました。
Schumann ピアノ協奏曲イ短調〜ミハエラ・ウルスレアサ(p)/ハンス・グラーフ/カタルーニャ・バルセロナ交響楽団(2009年ライヴ)・・・佳人薄命、ミハエラ・ウルスレアサ(p)(1978年9月27日 - 2012年8月2日)のライヴ音源は自主CDにしたら4枚分強入手して、愉しみに聴いております。シミジミと歌うグラーフのオーケストラ(オーボエの泣き、最高)に乗って、ピチピチ躍動するピアノはアツく、ノリノリ。旋律の音符ラスト辺りを(雰囲気作って)流さないんです。きっちり細かい音形まで明晰に鳴らせて、結果馴染みの旋律はものすごく新鮮!惜しい人を亡くしたなぁ。
2017年2月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
洟水咳き込み、眼はしょぼしょぼ体調最悪。昨夜抗アレルギー剤の薬効虚しく、眠れぬ夜中に起きだして小一時間ほどネットで音楽関係の情報検索したりして、症状収まるのを待ちました。あと一ヶ月で有休を消化しようと思ったら、全部休まないといけないほどの残、本日取引先より直帰して、明日休むか。夜久々のエアロビクス復活を狙っていたけれど、微妙です。まいったなぁ。トランプさんの「イスラム圏7カ国の市民らの入国を一時的に禁止する大統領令」はいろいろ混乱を招いているようだけど、じゃ、日本はどーなの。今朝の国松さん(警察庁長官時代狙撃された方)は、若い人が足りなくて海外の若い力の活用をもっと広げるべきだ、と力説されておりました。現在保守系の議員世代より上の方には思わぬ”ハト派的思考”の方がいらっしゃるものです。
C.P.E.Bach 弦楽のための交響曲ト長調 Wq.182-1/変ロ長調 Wq.182-2/ハ長調 Wq.182-3/イ長調 Wq.182-4/Wq.182-5/ホ長調 Wq.182-6(1773年「ハンブルク交響曲集」)〜ハルトムート・ヘンヒェン/C.P.E. バッハ室内管弦楽団(1985年)・・・大Bachの次男坊(1714-1788)。生前はたいへん著名、親父さんよりずっと高評価だったそうな。Capriccioの12枚組ボックス(C49367)はかつて所有して、全然歯が立たなくてさっさと処分したっけ?そんな記憶有。現在はBrilliantの30枚組に多く音源は流用されておりました。Telemann〜Haydnの流れにある作曲家とはWikiに書いてあったこと、生真面目端正(これをギャラントと呼ぶのか)いささか色彩と変化に乏しくワン・パターンに感じて、CD一枚分聴き通すのに根性とお勉強が必要な感じ。ヘンヒェンの弦楽アンサンブルはキビキビとした集中力を感じさせるモダーン楽器、彼の責任というより聴き手の音楽嗜好の問題でしょう。音質も良好なんだけど、10年ほど前?の残念な印象を思い出したに過ぎません。
他、D.Scarlatti ソナタ集〜ミケランジェロ・カルボナーラ(p)((p)2010)・・・若手イケ面のピアノスト(1979−伊太利亜)による演奏。とろとろの美音を誇るホロヴィッツを期待していないけど、やや芯が定まらぬ感じ・・・なのは聴き手の体調問題なのでしょう。一枚聴き通せません。
とにかく出勤して、一日乗り切りましょう。