名古屋シンフォニア管弦楽団第70回記念定期演奏会 (新田ユリ指揮/2017年2月5日愛知県芸術劇場コンサートホール)
Mahlerの「復活」でっせ。一昨年末2015年末に地元・長久手にて生演奏拝聴して、たっぷり感動しておりました。東海エリア芸術の殿堂・愛知県芸術劇場コンサートホールは満員でしたよ。ここは良いホールやなぁ、残響も低音もたっぷり、そしてパイプオルガンは電子オルガンに非ず、ほんまモンでっせ。メンバー表を見るとハープは仕方がないけど、エキストラが少なくてほぼ自前なのに驚きました。全席指定、ご招待いただいた席は舞台向かって左手最上段、両隣も埋まって身動き取れん・・・女声ソロが天上の声として響くと、付近の方々はその姿を探して身を乗り出すけど、この席からは見えません。
あとは前回の感動を上増しして最初っから最後迄舞台に視線釘付け、新田ユリさんの統率は情熱的、音量が上がるところでテンポアップ、燃えるような熱気、推進力に文句ありません。オーケストラは上手いなぁ、前半は弦の美しい響きに注目(コンマスのソロもみごと)木管も朗々と歌って(とくに中年男性のフルートを絶賛)後半は金管も鳴り切って絶好調に。7人の打楽器もカッコ良いなぁ、ティンパニの女性二人最高。例の如し、舞台袖のバンダの効果は実際にメンバーの出入りを見て初めて理解できるもの。第1楽章終えてヴィオラの方が一人退出されたのは楽器の不調か、最終盤に向けて打楽器の女性が一人退出、本番中にトイレか?続いて男性奏者も退出、って、舞台袖バンダの担当だったのですね。
二階席に陣取った合唱団のデリケートなこと!ラストダメ押しのパイプオルガン参入、感極まって聴衆鳴り止まぬ拍手と歓声。ようやく二人の女声ソロも挨拶に出て(叶姉妹風)ドレス姿を確認できました。じつは朝からモーリス・アブラヴァネル/ユタ交響楽団、ベルナルト・ハイティンク/ベルリン・フィル二種も連続聴いて予習したけど、生体験はすべてを凌駕するものであります。 (2017年2月5日)
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