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音楽日誌●サラリーマン生活土俵際な日々

サラリーマン生活土俵際な日々
金沢/東茶屋街
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2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

雨はあがって、ひと雨ごとに深まる秋、一昨日の不快な湿度とは打って変わって涼し気です。いつもなら本日で一週間終了・・・だけど明日出勤当番、そういえば9月も本日にて終了でした。昨夜洗濯したら、ズボンに入れていた財布有、種々カードもお札も全部クリーニングしてしまいました。一年ぶり。象印 食器洗い乾燥機 BW-GB60(2008年製中古)3,510円也(送料込/激安)到着、それなり使用感有。愛用のものと部品共有かなり(下段のカゴなど)いくつか付け替えました。さっそく二度ほど使って快調です。中古だし、値段が値段なので数年なんとか保ってくだされば、と思います。

 RCO-07001 Mahler 交響曲第1番ニ長調〜マリス・ヤンソンス/コンセルトヘボウ管弦楽団(2006年ライヴ)・・・ヤンソンス/コンセルトヘボウによるMahlerは結局第7番と第9番(更に第10番/大地の歌)が出ていないようで、今年2016年よりシェフはダニエレ・ガッティに交代するからもう出ないのか、それとも収録済なのでしょうか。会場の空気感を見事に捉えて音質良好、オーケストラはしびれるほど上手くて、ホルンの深い音色にドキドキするほど。歌心に溢れメリハリ、陰影、テンポ設定にも納得(たいてい文句をつけたくなる第3楽章「Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen(緩慢でなく、荘重に威厳をもって)」途中の突然のテンポ・アップの対比も満足できるもの。これは最近聴いたなかでもヴェリ・ベスト。但し、胸が痛くなるような青春の憧憬とか、病んだ風情を求めると方向性は違って、健全な完成度であります。

Nikolaus Harnoncourt/1929-2016 Beethoven 交響曲第1番ハ長調〜ニコラウス・アーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(2013年ライヴ)・・・アーノンクール追悼。著名なヨーロッパ室内管弦楽団との全集(1990−91年)はほとんど聴いていなくて、こちら古楽器による最近の演奏をネットより入手いたしました。第1楽章 「Adagio molto - Allegro con brio」は耳慣れぬひびきの薄さ、微妙にテンポが定まらぬ、腰が落ち着かぬ雰囲気、第2楽章 「Andante cantabile con moto」に至ってデリケート軽快なリズム感は新鮮そのもの、第3楽章「Menuetto」は粗野なリズムにノリノリでした。第4楽章「Adagio - Allegro molto e vivace」も勢いそのまま、ティンパニの存在感抜群に響いて、アーノンクールっていつまでも晩年の老熟とは無縁でした。最高。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

妙な蒸し暑さ、断続的な雨に湿っぽさに不快さマックス、エアコンは除湿が必要です。パ・リーグはファイターズが制覇、両リーグ広島・札幌、地方を地盤とする球団が優勝してめでたいこと。これで良いんです。こちら恒例の水曜夜、初心者エアロビクスに汗だく、睡眠不如意だったのは(除湿)エアコンの音が気になって、途中止めて窓を開けたためでした。

9月も明日迄、土曜出勤当番故未だ週半ば。

Chesky CD-50 Grieg ピアノ協奏曲イ短調(ルネ・レイボヴィッツ/1962年)/Liszt ハンガリー民謡の主題による幻想曲(ラッセル・スタンガー/1963年/以上ロイヤル・フィル)/Saint-Sae”ns ピアノ協奏曲第2番イ短調(マッシモ・フレッチア/RCAヴィクター交響楽団*/1967年)〜アール・ワイルド(p)・・・Earl Wild (1915-2010)は往年の名ピアニスト、聴いているようであまり聴く機会を得なくて、先日(ようやく)Rachmaninovのピアノ協奏曲(全集になっている)に感心したところ。技術的に優れ、神経質な精緻より、表情の濃さ、流れを重視した骨太演奏に説得力充分。Cheskyの録音はたしか英DECCAのチームによるもの、21世紀に現役の水準であります。Lisztは好まないので初耳作品(指揮者も)これも纏綿と表情豊か、鮮やかな技巧に珍しく感銘がありました。但し、Saint-Sae”nsのRCAヴィクター交響楽団*というのは(NMLの情報を信じる限り)Walthamstow Town Hall, Londonが録音会場であれば少々疑問、たしか亜米利加東海岸の録音専門オーケストラですから。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

微妙に湿っぽく、蒸し暑いですね。眠り浅く、夢見もよろしくない。昨夜、職場全員参加!栄の呑み屋へ。焼き肉ではなくて、肉中心の料理(そこそこの味)が出るオシャレなお店でした。ビールはちょいと苦手だし、呑み放題メニュー中のワインはちょっとなぁ、てなところ。楽しかったですよ。職場内、自分の立ち位置がしっかり見えて、これが異動3年半の成果か。息子世代の若手は煙草はもちろん、酒もあまり呑らんのだな。ラーメンと餃子とカレーがあればOK、といったトンデモ味覚野郎もおりました。

挙動不審の食洗機(やや水漏れ有)象印はもう製造をやめていて、同機種中古をamazonに注文しかけて考えなおし、ヤフオクを検索したらずっと安い〜一昨日、締め切りギリギリに逆転敗北し、次善のを狙って昨夜は帰宅後締め切りギリギリに逆転勝利落札しました。うんと安いけど中古だから品質は微妙、当たり外れもあることでしょう。機能的な不備は明記されていなかったので、出品者の良心を信じるのみ。

BRL9136 今朝拝聴Bach シャコンヌBWV.1004/ソナタBWV.1033/Telemann原曲による協奏曲BWV.985/J.C.F.Bach プレリュード/Couperin 神秘的な障壁/C.P.E.Bach アダージョ/Handel シャコンヌHWV.435〜エンノ・フォールホルスト(g)(2008年)・・・音量レベルやや低く、音像は散漫っぽいけど、淡々と力みのない表現が続いて、呑んだ翌日の体調に相応しい音楽であります。万感胸に迫るBachの「シャコンヌ」も山奥の清水のように静謐、「神秘的な障壁」は昔から大好きなアルカイック風情な作品、Handelは思わぬ甘美な(泣ける)名曲でした。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨日、いつものように早々に職場を出て自宅マンションのエントランスに入ると・・・衝撃の貼り紙が!全室無料光ネット回線導入とのこと。単身者用のアパートにはあるパターンだけど、ここはそれなり大きなマンション、しかもやや家賃相場は高いところ。家主は決断しましたね。もう数ヶ月早く導入していただけたら契約解除、高〜い授業料(契約解除料)も回避できたのに。既に「Air」(月/5,000円)を契約しているからどーしょーもありまへんで。 ここ数日、気温も高く体調やや不良、季節の変わり目は油断禁物、本日夜、職場懇親会は焼き肉です。ビールも苦手系なんやけどな。

NAXOS 8.550906Faure ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調/子守唄/ロマンス 変ロ長調/アンダンテ 変ロ長調/ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調〜ドン=スク・カン(v)/パスカル・ドヴァイヨン(p)(1995年)・・・@250の値札が残って、BOOK・OFF入手はかつて10年ほど熱心に自宅ご近所、全国各地、出張する度に出物を探しておりました。1954年生、韓国の名手でしたっけ?NAXOSに多く録音していて、どれも端正に味わい深い演奏を聴かせてくださいます。とろり甘く弾き流したものに非ず、やや生真面目に細部しっかり描き込んで、抑制された歌がむしろ甘美な作品旋律を浮き立たせるもの。音質も自然な飾りのないもの。

EMI  TOCE-55445Saint-Sae"ns 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」〜ジョルジュ・プレートル/パリ音楽院管弦楽団/モーリス・デュリュフレ(or)(1964年)・・・これは大昔からけっこう有名な録音でしょう。たっぷりとした残響は雰囲気豊か(過ぎ)もしかして再生に難しい、高級オーディオを要求する五里霧中音質なのかも。各パート(とくに金管)セクシー満載なお仏蘭西のサウンド、プレートルは大づかみに、流れを重視した統率、これが作品のツボにはまって、久々、深い感銘をいただきました。最高。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

9月ラストウィークは明日、職場某歓迎会有(栄にて、しかも焼き肉というのが若向けだからツラい)土曜出勤当番なので、しっかり6日間働きましょう。どーも睡眠不如意続いて昼間ぼんやり、和田はつ子「料理人季蔵捕物控」(ハルキ文庫)「雛の寿司」「悲桜餅」「旅うなぎ」三冊分拝読。第一冊目の読者評価はなかなか手厳しいもの、そりゃ池波正太郎とか藤沢周平辺り、大御所による微に入り細を穿つ細部表現、登場人物やら情景、筋書きの浮き立たせ方には遠く及ばない。料理屋「塩梅屋」季蔵は元武士、師匠・長十郎に見込まれて立派な料理人に育つ経過が描き込み不足だし、いまいち人物個性が見えぬ感じ。師匠の娘、おき玖は二十歳、当時だったらやや行き遅れな年齢でしょう。北町奉行・烏谷椋十郎の常に単独行動お忍びというのもムリがあって、腹心の手下が欲しいもの。事件の顛末筋書き結論も安易かも・・・でもね。

これって短めの時代劇連続ものテレビドラマを見ているような感じ。回を重ねるごとに周辺の人物描写やら人間関係、凝った季節の料理が目に浮かぶようになりました。気軽に読める時代小説、4冊買ってあるから、ご近所BOOK・OFF残りの在庫も入手してきましょう。

 EMI 2087622 Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版/1981年録音)/バレエ音楽「春の祭典」(1978年録音)〜リッカルド・ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団・・・幾度聴いてきた棚中常備品也。長期政権だった老将・オーマンディの跡を襲ってシェフに据わった頃の録音でしょう。当時40歳前後の若手、次世代のエース。(在任1980-1992)明るいサウンド、優秀なアンサンブルは引き締まって筋肉質サウンド、ストレート、ムダのない表現にテンション高いもの。前者はややオモロないけど、後者の勢い、逡巡のない迫力爆発に溜飲を下げること必定です。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

ずっと今朝までハラが苦しい状態継続中って、冷静に考えれば滅茶苦茶喰っていたワケでもなし、元より基本”鋼鉄の胃袋”故、朝迄持ち越すことなどありえません。昨日、朝一番で皮膚科に通って坂道往復30分ほど?帰宅しても凄く眠く、昼一番土曜ショート・エアロビクス(9月にてこの曜日はラスト)+エアロ・バイク30分も妙に苦しい汗・・・だったのは風邪症状?胃腸の不調含め、自分の身体でもわからんもんですね。夕方、頭痛と咽がちょっと怪しい。

カード会社の会社譲渡とやら、簡易書留を待っていたので外出できず女房殿の知り合い(72歳)から預かったFujitsu堅牢なノートパソコン不調(遅い)らしく、点検しておりました。なんとWindows Vista(Windowsの歴史上なかったことになっている不人気OS)メモリは2gb、とてもキレイに使われており、経年使用に伴う結果と判断しました。いちおうウィルス、マルウェアなど点検、レジストリ他不要ファイルのクリーナー処理して内外掃除、お手紙を書いて助言しておきました。このメモリならこんなものでしょう。NECもそうだけど国産のは造りがしっかりしているのか、それとも9年前という時代なのか。ハードなゲームとか画像処理をしなければ、CPUの速度はさほどに気にする必要もないでしょう(Atomはさすがにツラかったけれど)。

ICMA Gala-2015 (28 March 2015 at the Bilkent Symphony Hall in Ankara)これは国際資本市場協会(ICMA)のこと?ネットから拾った”ガラ・パフォーマンス”音源を聴きました。
(1) Bach ゴールトベルク変奏曲「アリア」〜朱暁攻(←ほんまは王偏) Zhu Xiao-mei(p)
(2) Schubert ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D 959 第2楽章「Andantino」〜エフゲニ・コロリオフ(p)
(3) Wu Wei 「Dragon Dance, for Sheng」
(4) Mozart 歌劇「フィガロの結婚」序曲〜アダム・フィッシャー/ビルケント交響楽団
(5) Delibes 歌劇「ラクメ」より「Aria dei campanelli(鐘の歌)」/Bernstein 舞台演劇「キャンディード」より「 Glitter and be gay(着飾って浮かれましょ)」〜ジョディ・ディヴォー(s)/イシン・メティン/ビルケント交響楽団
(6) Sarasate カルメン幻想曲〜ユリ・レヴィッチ(v)/イシン・メティン/ビルケント交響楽団
(7) Lutoslawski 管弦楽のための協奏曲より「 Intrada」〜アレクサンダー・リーブライヒ/ビルケント交響楽団
(8) Panufnik ヴァイオリン協奏曲より「 Adagio & Vivace」〜アレクサンダー・シトコヴェツキー(v)/イシン・メティン/ビルケント交響楽団
(9) Shostakovich ヴァイオリン協奏曲第2番より「 Finale」〜クリスティアン・テツラフ(v)/イシン・メティン/ビルケント交響楽団
(10) Tchaikovsky バレエ音楽「白鳥の湖」より「2つの情景」/バレエ音楽「くるみ割り人形」より「花のワルツ」〜ドミトリー・キタエンコ/ビルケント交響楽団
・・・音質良好な放送録音。トルコはアンカラのオーケストラは意外としっかりとしたアンサンブル、著名な指揮者演奏家、若手やら中国の伝統楽器(笙みたいなものか、ノリノリです)つぎつぎと顔見せが続きます。イシン・メティンがビルケント交響楽団のシェフ?短い出番のために他指揮者3人、ヴァイオリニスト3人、ピアニスト二人揃えるとは・・・Shostakovichのずず暗い風情はどー考えても余興の愉しみに非ず。コロリオフ(p) のSchubertも哀しげかつ劇的楽曲でした。Zhu Xiao-mei(シュ・シャオメイ)(p)の十八番も絶品「アリア」のみとはもったいない。この人も文化大革命で苦労して、現在パリ在住とか。アダム・フィッシャーの出番もわずか三分少々でっせ。各々立派な演奏連続でも、妙に聴き手の腰が落ち着きません。

LONDON POCL-4636 Chopin ピアノ協奏曲第2番ヘ短調〜エレン・バロン(p)/エルネスト・アンセルメ/スイス/ロマンド管弦楽団(1950年)・・・Ellen Ballon (1898-1969)は往年のカナダ出身のピアニストとか。この時期でも英Deccaの音質はしっかりしたもの、ばっさりカットがあるのも時代でしょう。表現的にも大仰というか、濃いというか、わかりやすいというか、お下品というか少々クサい・・・時代を感じさせて好悪を分かつところ。ワタシはそれなり愉しみましたけど。

LP時代のデザイン Berlioz 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル/ウィーン国立歌劇場合唱団/フランス国立放送合唱団/クリスタ・ルートヴィヒ(con)/ミシェル・セネシャル(t)/ニコライ・ギャウロフ(b)(1972年)・・・入手8年、あまり聴いていないもの。最初に入手したピエール・モントゥー(1962年)の乾いた音質に閉口、爾来苦手系作品に至ったのでした。記憶もすっかり薄れProkofievと勘違いして取り出したもの、これが目の覚めるような優秀録音、サイト内検索を掛けるとちゃんと聴いていて、それはマゼール逝去の2014年7月、追悼の意味で集中拝聴しておりました。ウィーン・フィルの輝かしさ(とくに金管)合唱の充実、作品旋律の美しさをたっぷり堪能させて下さいました。

じつはラスト2楽章分、思い立ってシャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団/ハーヴァード・グリー・クラブ/ラドクリフ合唱協会(1953年)へ。若いころは貧しくて、安い昔(旧録音)のLP(たいていそのほうが安かった)を入手、結果ド・シロウトには作品そのものに馴染めなかったという悲惨な結末もありました。現在の耳ならモノラルでもかなり良好、マゼールほど緻密じゃなくても、作品に賭ける情熱をしっかり理解したものです。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

どんより曇って降り出しそうな週末の朝。一昨日祝日、取引先幹部よりケータイで叱責された件、昨日朝一番より全力フォローは思わぬ展開に、もとより天変地異による工場浸水、停電による商品出庫不可、結果的に在庫調達出来、辛くも納品可能となりました。あちこち調整作業はあって、けっこうフクザツな遣り繰りに四苦八苦+定例金曜の在庫管理+取引先への商談外出もあって忙しく一日を終えました。途中短時間上司面談(年2回)あって、自分はぼちぼち引退身分だからどーでもエエけど、息子世代・将来ある若手相棒についていろいろお願いしておきました。

夜は帰宅した女房殿とご近所開店したばかりの焼鳥屋(チェーン店)へ。タレはどれも味噌味っぽくて閉口気味、ま、安く、それなりおいしく、ラストきしめん、親子丼は余計でした。ずっと今朝までハラが苦しい状態継続中です。

現役番号はUCCD-2212 Mozart 交響曲第32番二長調ト長調K.318/第35番ニ長調 K.385「ハフナー」/第36番ハ長調K.425「リンツ」〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(1988年)・・・う〜む、これってぼちぼち30年前じゃん。そりゃ再録音しますよ、ぼちぼち。ガーディナー45歳頃の記録、写真も若い。以前マルコム・ビルソンのピアノ協奏曲を聴いて、古楽器の典雅な響き以上にバックのオーケストラの雄弁さに驚いた記憶もありました。古楽器演奏も個性様々、繊細(線の細い)穏健なのも好きだけど、こちらしっかり太字の骨太サウンド+古楽器の素朴粗野な響きはアンサンブルに優れ、そのしっかりとしたリズム感は旧来の伝統的演奏とは一線を画して筋肉質。たった今聴いても新鮮そのもの。ト長調K.318は短いシンフォニア、明るく喜びが噴き出るようなニ長調 K.385「ハフナー」はこどもの頃から大好き、カール・ベーム(1959年)17cmLP、彼(か)の感激が蘇ります。ハ長調K.425「リンツ」はシンプルに過ぎ、終楽章「Prest」は作品の造りが雑?やっつけ仕事かも、なんて不遜な感想を抱いたこともあったけれど、ガーディナーの完成度に作品そのものを見直しました。音質極上。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

小雨模様の今朝21度C、最高気温予想は25度Cだから、もう完全なる秋風情。順調に秋になったというべきでしょう。ここ数年10月中旬くらい迄けっこう暑かったりしたけど、台風幾度もやってきたせいか。エエ感じの週途中休み、本日乗り切ったら週末です。じつはお仕事トラブル処理にミス発覚!昨日午前中、取引先よりケータイに連絡入って肝を冷やしました。油断禁物。”処理超快速”を豪語したのが昨日、ちょいと緊張感緩んでました。

Warner ClassicsBach カンタータ第48番「われは幸い薄き者、誰か我を救わん」/第49番「憧れて、救い行かん 」/第50番「いまぞ、救いと力現れたり」〜ニコラウス・アーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス/Peter Jelosits(bs)(1975年)/第51番「諸人、歓呼して神を迎えよ」〜グスタフ・レオンハルト/レオンハルト・コンソート/Marianne Kweksilber(s)(1976年)・・・膨大なるカンタータ(紛失したものも多いらしい)は系統的拝聴はできなくて、それでも聴けは必ず(節季や宗教的行事理解できなくても)例外なく感銘を受けるもの。これはヘルムート・リリングに続き、史上初古楽器による全集(録音前後は自信がない)音質演奏とも立派なもの。ここ最近、抜群に技術的洗練された録音も多く出現して、ちょっぴり時代を感じさせるかもしれません。第49番「憧れて、救い行かん 」のシンフォニアはオルガン協奏曲になっていて、チェンバロ協奏曲に流用されている(または逆)から馴染みの旋律となります。レオンハルトの方は表情が厳しいというか、堅苦しさを感じるのはいつものこと。ちゃんと全部拝聴できなくても、Bachのカンタータは座右に常備すべき人類の至宝でしょう。

Mendelssohn ヴァイオリン協奏曲ホ短調〜ヒラリー・ハーン(v)/ヒュー・ウルフ/オスロ・フィル(2002年)・・・Hilary Hahnは1979生、もうぼちぼち中堅世代かな?カスタマー・レビューには「ハイフェッツ以来!」と云った激賞もあるけど、こちら作品に全然入り込めませんでした。もっとハイフェッツにはさらさらとした流れの良い即興的な味わいがあったはずだし、作品的に甘美蠱惑とろとろな美音を求めたいところ。ちょいと仕切りなおし必要です。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

祝日。今週は3日間の出勤、これでも充分回せますよ、現状のお仕事なら。ワタシ、処理超快速ですし。”もんじゅ”廃炉へ。あまりに掛けた金が大きくて、逆に引くに引けなくなった典型は「豊洲移転問題」の比ではないでしょう。せっかく文殊さんの名前を借りたのに、ぜんぜん智慧が足らんかったな。話題にならぬけど”原子力船むつ”の末路といっしょでっせ。技術大国日本の将来を賭けて、廃炉技術を磨いて欲しい。フクシマの件もありますし。

北海道も九州も甚大なる被害、農産物やら工場被害もあって、こちらの商売に大きな影響が出ております。なにもかも値上がる感じ。でも福祉関係の個人負担はいや増すばかり、国や地方自治体の安易な給付抑制は、来るべき2025年問題(団塊の世代が介護対象へ)に備えているつもりなのでしょう。これで個人消費を増やして景気回復!なんてできるはずないじゃん。デフレ圧力はますます強まるはず。ぼちぼち自分も(実質)引退が迫って他人事じゃありませんよ。

昨夜は一週間お休みした初心者エアロビクス。まずエアロ・バイク設定「強」45分、既にその時点消費カロリーは220kcalを超えました。そのまま45分の難行苦行、9月メニューは片足連続ジャンプ相互繰り返し多用、足腰への負荷が大きいもの。今朝、珍しく腰に鈍い痛みが・・・病的なものではないから、よくストレッチしておきましょう。

Brilliant BRL93264 涼し気な朝に聴いているのはGuiliani ギター協奏曲第1番イ長調(クラウディオ・マッカーリ(g))/第3番ヘ長調(パオロ・プリエーゼ(g))〜オーケストラ・アンサンブル・オットチェント(リーダー:アンドレア・ロノーリ)(2002年)・・・マウロ・ジュゼッペ・セルジオ・パンタレーオ・ジュリアーニ(Mauro Giuseppe Sergio Pantaleo Giuliani, 1781-1829)は初耳かも。Beeやんが1770年生、Schubertが1797年生だから、同時代のギター・ヴィルテゥオーゾだったらしい(ナポリ出身)。このジャンルでは「アランフェス」があまりに有名、あとはVivaldiくらいかなぁ、あまり聴く機会はないんです。最近ではセゴヴィアのPonceがとても良かった。一時盛んに聴いていたBoccheriniも最近すっかりご無沙汰、閑話休題(それはさておき)いささかシンプルに過ぎるバロック風情とは違って、しっかりとした構成と旋律の多彩さにすっかり感心しました。Haydn?Paganiniってな感じか。古楽器オーケストラによる小編成のデリケートな響き、第1番ではヴァイオリン・ソロとギターが絡み合って(もしかして伴奏パートが浮き立ってるだけ?)なんとも雅な風情を醸し出しました。ギターは音量が低いから録音のマジックかも、これはこれで得難いレコード芸術であります。

 Brilliant 8713/59 Deniov ヴァイオリンと室内管弦楽のためのパルティータ(Bach パルティータ第2番二短調BWV1004による/パーヴェル・コーガン/室内管弦楽団 1981年)/Shostakovich ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調(キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル1959年)/Saint-Sae"ns 序奏とロンド・カプリチオーソ(アレクサンドル・ガウク/大交響楽団1951年)〜レオニード・コーガン(v)・・・すべてライヴ。いかにも旧ソヴィエット音源らしくオーケストラ情報怪しく、音質は予想外に良好な寄せ集めであります。 コーガンの硬質な芯を感じさせる音色に気品があり、強靭にテンションの高い技巧を堪能できます。Denisovは大Bachをモティーフとした意欲作だけど、あまりに原曲が偉大過ぎ、編曲は要らぬ夾雑物と感じます。Shostakovichは暗い躍動と疾走、もちろんヴァイオリンの技量になんも疑念もないけれど(終楽章「Burleske」は驚異的なテクニックの冴え!)幾度聴いても好きになれぬ作品であります。著名なSaint-Sae"nsも予想外に音質状態は良好、甘い旋律は陰影豊かに歌われました。ここの技巧にも文句なし。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

この辺りも昨日夕方くらいには台風通過したのでしょう。昼過ぎからかなりの雨、名古屋辺りの通勤交通網もかなり混乱して、全国あちこち被害も甚大、しかし、自分の居住地付近は別になんということもなく、今朝は雨は上がってご近所コンビニに傘なしでパンを買ってきたほど。完全に秋でっせ、空気は。昨夜は久々熱いお茶を淹れました。”火中に栗を拾う”感じの小池知事は、事前に豊洲問題の情報が入っていたのか。きっとまだまだあるのでしょう。既にできあがってしまった施設を、どう落とし所をみつけるか難題です。なんにせよ、抜き差しならぬところまで進んでしまったものを、なんとか次善の策にすること、サラリーマン人生も同じでしょう。(スケール小さいけど)

ONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10はいろいろいじって(叩いて)みたけど、やはりアウト。ダメモトで分解する手はあるけど、かなり緻密な密閉度の高いものなので、諦めました。残念。代わりを入手する意欲もなし。

これはCBSBRG72162R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」(1961年)/交響詩「ドン・ファン」(1960年)/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(1963年)〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団/ローン・モンロー(vc)/カールトン・クーリー(va)・・・前者はLP復刻のあまりよろしくない音質音源を数年前に自主CD化、いつもお世話になっている「クラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label〜」より新たに提供されたもの。残り著名な2作品は初耳です。音質はまずまず、時代を勘案すればかなり良好なのでしょう。瑞々しく鳴り響くオーケストラの豊満サウンド、陰影やらタメを強調せぬストレート表現、明るく素直な響きにアンサンブルは優れ、いつもなら「ドン・キホーテ」でお腹いっぱい!なのに、続けて2曲ちゃんと集中できました。例えば「ドン・ファンのテーマ」のホルンの音色が明るいといか軽いというか、ウィーン・フィルあたりの音色をイメージするともの足りない感じはするけど、それは贅沢な感想でしょう。

Sibelius 交響曲第2番ニ長調〜マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団(2007年ライヴ)・・・2015年のライヴとは別?ネットから入手した.mp3音源(192kbps)はちょいと響きが濁るけれど、厚みのあるエエ音であります。そういえばこの人、若い頃にオスロ・フィルにSibelius数曲録音してましたっけ。雄弁な表現に適度なテンポの揺れも決まって立派、完成度に文句はないけれど、Sibeliusにはちょいと重過ぎませんか、このサウンド。

明日、休み。本日乗り切って夜スポーツクラブ行きます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

九州地方は記録的大雨、オリンピックの記録ラッシュはめでたいけれど、こんなご迷惑はご勘弁願いたいもの。こちらずっと湿っぽくても昨日はほとんど雨もなく、今朝はしとしと降って完全に秋の気温〜シルバーウィーク中の久々の出勤となります。体調も気分どんより重く、三連休は初日のみ充実、あとはぼんやり、昨日は昼寝したり読書で過ごしました。ONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10今朝、朝食時の音楽用ONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10の電源が入りません。リモコン?いえいえ本体で操作してもアウト、中古とはいえ2年ほどの寿命か。帰宅後にちょいといじってみるつもりだけど、電気製品は自分の技量外だからなぁ、ムリかも。

RCD16231Bach 平均律クラヴィア曲集第1巻〜サミュエル・フェインベルク(p) (1958-61年)・・・Samuel Feinberg(1890-1962)は旧ソヴィエット往年のピアニスト(らしい)。音質は音楽拝聴に耐えられる程度なモノラル、テンポの揺れを多用して、リヒテル辺りとは雰囲気の異なる浪漫たっぷり香ります。時代的世代的違和感はなくて、これはこれで自信に溢れて表情豊か、説得力があってCD2枚分聴き手を飽きさせません。

Artek AR142Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜ホルヘ・フェデリコ・オソリオ(p)/マキシミアーノ・バルデス/アストゥリアス交響楽団/Vladimir Atapin(vc)(1999年頃?)〜Jorge Federico Osorio (1951-メキシコ)は現在シカゴ居住とのこと。Ponceとか南米ラテン系の録音をもしかして聴いていたかも。香り高く甘い、巨大な4楽章協奏曲は大好きです。オソリオのピアノは明快、よう歌って技術的、スケールに不足はない。西班牙のオーケストラは予想外に整って洗練されたアンサンブル、但し、この作品は管弦楽の存在感があまりに大きくて残念、ピアノ・ソロと対等に非ず、伴奏の雰囲気を出ません。ため息のようにソロとオーケストラが呼応しあう(例えば第4楽章「Allegretto grazioso」)場面の主役はあくまでピアノ、オーケストラの響きが素直過ぎて弱いんです。わざわざチェロのクレジットがある(ウラディミール・アタピン)第3楽章「Andante」も同様、美しく控え目な音色はスケールが小さいもの。それでも、これはいくつか聴いた中でも出色の完成度であります。音質も極上。

Rachmaninov パガニーニの主題による変奏曲〜タマーシュ・ヴァーシャリ(p)/ユリ・アーロノヴィチ/ロンドン交響楽団(1976年)・・・駅売海賊盤で出会った第2番第4番はとても気に入りました。第2番と並んで屈指の美しい旋律を誇る名曲中の名曲、この人は露西亜風濃厚な表現とは無縁、繊細にむしろChopinのようにRachmaninovを演る人なんです。先のBrahmsに続けたら、音場の広がり不足にちょいと時代を感じました。

CPO999658 Beethoven 七重奏曲 変ホ長調 作品20(管楽器版)〜コンソルティウム・クラシウム(1993-95年)・・・上記も含め、CD一枚分全部聴き通す根性、集中力に足りません。これはSchubert 八重奏曲ヘ長調を集中的に聴いた流れ、その影響の元となった作品を久々聴きたくなって取り出したもの。ところが記憶とぜんぜん違う・・・のはコントラバス以外の弦楽器が木管に置き換えられているから。サウンド的にはMozart 13管楽器のためのセレナーデ 変ロ長調K.361(370a)「グラン・パルティータ」に接近して、愉悦感がいっそう強調されました。Beeやんの初期作品にはこんな上機嫌なものもあるんです。これも音質極上。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

終日小雨模様、妙に生暖かく不快な湿度であります。せっかくの連休に出かける用事もなく、睡眠不如意だから昼間ぼんやり、なんとか【♪ KechiKechi Classics ♪】の定例更新実施したのみ。メイン機として使用しているACER Aspire AS5750(Windows10/メモリ6gb)に外付しているComfort Curve Keyboardテンキーの「1」が反応鈍い・・・ことが気になっていた件、なんとなく修復して買い替え回避。マウス腱鞘炎っぽいからキーボード・マウスはエルゴノミクス対策必須(職場でも)ほんまはKinesisが欲しいけどあまりに高嶺の花、それにデカそうだしね(テンキーもないから業務用には難有)かなり初期のMSエルゴノミクス・キーボード職場用に使っているMS Natural Multi-media keyboard もそうとうデカい。(2011年8月、オークション中古1,000円(送料別)也。見ての通りのPS2→USB変換)業務用の机じゃないと使えません。

原田信男「日本人はなにを食べてきたか」(角川ソフィア文庫)・・・これは網野善彦「日本社会の歴史」と平行して読んでいて、ノーミソ中混同激しかったもの。実際上縄文時代から現代迄の日本の歴史概論になっていて、網野さんのは英雄史譚に非ず、人民階層に焦点を当てて優れた叙述だったけれど、こちら「食物」が基軸、米が中心、獣肉が忌避されたのは(所謂江戸時代で云うところの)年貢のため=経済的な収奪の安定のためとの分析です。現在の和食の基本は経済的に安定した江戸時代であり、明治以降の”和魂洋才”〜洋食の急激な導入+ジャパナイズのみごとさ、KFC、ハンバーガーの登場、ファミレス定着、ありきたりな近代史よりずっと詳細であり、身近なものでしょう。真面目な学術書です。

Brilliant   BRL92398 Albeniz イベリア 第1巻( I. Evocacion/II. El Puerto/III. Corpus Christi en Sevilla)/イベリア 第2巻( I. Rondena/II. Almeria/III. Triana)/ピアノ・ソナタ第5番 変ト長調 作品82/パヴァーヌ=カプリース 作品12/2つの性格的小品 作品164 - 第2番 タンゴ/第12曲 朱色の塔〜エステバン・サンチェス(p)(1968-74年)・・・Brilliantの3枚組には全集との宣伝が載っていたけど、じゃミゲル・バセルガ (Miguel Baselga)による7枚(Bis)はなんなんだ?ってなところ。おそらくは初耳(もしかしたらアリシア・デ・ラローチャの大昔録音で聴いていたかも)それなのに妙に懐かしい、馴染みのスペインのリズム、甘く切ない旋律が続いて最高っす。西班牙Ensayo辺りの再発か、意外と昔の録音でも音質は適度な残響も瑞々しく、Esteban Sanchez(1934-1997)の微妙に、絶妙に揺れる語り口に至福を感じます。

Challenge Classics CC72142今朝、Berlioz 幻想交響曲〜ウィレム・ヴァン・オッテルロー/レジデンティ管弦楽団(ハーグ・フィル/1959年)・・・ベルリン・フィル(1959年)のほうはけっこう話題になるのに、こちらちゃんとしたステレオ録音は忘れ去られた感じ有。繰り返しもコルネットもなしは残念、演奏はすこぶるヴィヴィッドに躍動溢れるもの。素直な響き、いまいち個性不足?そんなイメージのオーケストラもいつになく燃えて、鳴りっぷりもおみごと。

ついにやった!この達成感、高揚感はなんだ、ドーパミン出まくり!この間脱水時の異音に苦しみ、分解トライヤル数度目の洗濯機、youtubeなど再度参考にして分解深化、上側ワクを取り外して洗濯槽底かなり見渡せるようなって・・・いました、ぴかぴかになった10円玉。他にもおらんのか?ゆっくり回したり揺すったりして、単独犯であることをほぼ確信、スプーンを差し込んで逮捕しました。折しも小雨模様に湿度高く汗塗れ、再びネジを止めて元の姿に・・・現在テスト洗濯中、第1回めの脱水に異音はありません。悔やまれるのはネジ一本落としてしまって、やがて底から出てくるのを待っていること=つまり一箇所ネジ止めしていないまま。キリキリと喧しい金属音は消えたけれど、脱水時バランス悪くやや騒音気味なのは(テスト)洗濯物が少ないから?それともネジ不足のせいか。

Haier-JW-K50F旧三洋電気から引き継いだ人民中国製(?)のマシンは購入3年半、しばらく寿命が伸びて「孫さん勉強代」相当の節約となりました。めでたい。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

小雨模様。数年前悲惨な地すべりがあった広島はすでに大雨とのことです。昨日は午前中は洗濯、お気に入りのディスカウントストアへ往復30分ほど?散歩して、昼食は(いただきもの)イタリア製オーガニックなパスタ(ゆで時間14分!麺質独特の粘り硬さがある)、昼一番にてスポーツクラブへ。すっかり参加メンバーとも顔馴染みになっても来月より週末利用できぬ契約に変更、あと一回の参加となります。我らオヤジチームは計4人、ちゃんと続いておりますよ。あいかわらず若手コバヤシ君のご指導はドン臭く、流れがよろしくない。動きの移行にムリ有。

ご当地転居時に買い替えた洗濯機は3年半ほど、先日久々洗濯槽のクリーニング実施、しかし、脱水時の異音はいや増すばかり、小銭がどこかに入っているんやろなぁ。回転翼を外して手の届く範囲で探っても如何ともしがたいのは先日同様、ただし、とてもキレイになりました。10年選手の食洗機は時々工程途中で設定がクリアされてしまったり、下部より水もれ少々、更に洗浄工程終了後、残り水が完全に排水されぬのも気になります。「使えぬことはないが、微妙におかしい」状態、もしかしたら終焉が近いのかも。以前だったら速攻買い替えていたけど、昨今の環境問題では「捨てる」手間はそれ以上の負荷となって、決断ができません。

夜、ご近所(やや高級)居酒屋へ。カウンター上の惣菜が美味そうで、うなぎの白焼きは女房殿初体験!ふだんは小食なのに(だから痩せている)絶賛、ばりばり喰ってました=予想通り(いつもより)けっこうな金額取られましたよ。

音楽の件はのちほど。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

(数行執筆した「音楽日誌」はACER Aspire AS5750突然のフリーズにおシャカとなりました・・・)どんより曇りな週末土曜、布団干しはムリでもお洗濯は可能です。ここしばらく体調不良+宴席のマズい酒がダメ押しだったのに、昨日は快調、大きな商品トラブル処理取引先への連絡お詫び、週末定例在庫管理処理判断じっくり済ませて一週間終了です。小銭が入り込んだ?と類推される洗濯機(ご近所迷惑)異音ますますひどく、ぼちぼち10年を迎える食洗機も(かなり)挙動不審・・・挙句、まる5年を迎えたノートパソコンも(さきほど)フリーズでしょ?最近、キモチ動作が鈍いような・・・使う側(=ワシ)同様、あちこち不具合が目立つ今日このごろであります。

これはLP時代のデザインChopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/アルフレッド・ウォーレンシュタイン/ロサンゼルス・フィル(1953年)・・・ネットで見掛けた音源、ルービンシュタインとウォーレンシュタイン?ああ、第2番のステレオ録音だっけ、昔から聴いていたのは。モノラル時代にこんな録音があったのですね。音質かなり良好。ルービンシュタイン66歳の記録、デリカシー豊かに詩情溢れて緻密精密・・・というより、堂々として明るく、大づかみに勢いとノリのある貫禄演奏であります。少々のミスタッチなど、もとより気にすることもありませんし。

Richard Burgin/1892-1981Mahler 交響曲第3番ニ短調〜リチャード・バーギン/ボストン交響楽団(1962年ライヴ)/第1楽章「力強く、決然と (Kraftig. Entschieden.)」のみ拝聴。ボストン響引退の年の記録らしい。この前にStravinsky カンタータ「星の王」(Chorus Pro Musica)が演奏され、なかなかエエ感じ。しかし肝心のMahlerはもったいつけた遅めのテンポ、重苦しくも怠いホルン冒頭からぱっとせず、テンポの揺れも不自然で流れもよろしくない。オーケストラが作品に慣れていないのか、それともバランスよろしくない音質の不備か、第1楽章のみで拝聴ストップ。いつものウキウキするような熱気を感じません。残念。

SWR CD93.097Mahler 交響曲第1番ニ長調/Ives 夕暮れのセントラルパーク/答えのない質問〜ミヒェル・ギーレン/南西ドイツ放送交響楽団(2002年)・・・ポスト・マーラーと組み合わせた全集はシャイーと双璧?乾いた、旋律の余韻の少ない表現、鉄壁のアンサンブルは21世紀のMahlerに相応しい徹底した表現でしょう。オーケストラとの信頼関係(首席として1986-1999)か、余情を廃し、クールな風情も驚くべき完成度。やや速めのテンポに素っ気ない歌は、作品の本質を意外なほど浮き立たせて、ブーレーズ(浪漫の残滓を一掃しても、オーケストラの個性やら色気を感じさせる)とは一味異なる立派な成果を上げております。Ivesは、ま、クールダウンかな、聴き手の。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

なんやかんや、あっという間の週末へ。「時の流れが速いのは新しい発見がないから」とは読んだばかりの書籍の孫引き、こどもの時間が長いのは日々、新しいことを見つけるからだそうです。昨夜帰宅後、緊急メールがケータイに入って、朝一番より商品トラブル処理に少々ウンザリ・・・仕方がない。なんとか乗り切って三連休を迎えましょう。今朝もどんより湿っぽい曇り、最高気温予測もいよいよ30度Cを切って日々秋が深まります。

CASCADE am@do clasiccs 01034Mozart 交響曲第36番ハ長調 K.425「リンツ」/第38番ニ長調 K.504「プラハ」〜エルネスト・ブール/南西ドイツ放送交響楽団(1970年前後?)・・・この40枚組は珠玉の秀演揃い、第21番以降5枚分(途中数曲抜)を担当するのがErnest Bour(1913-2001)ロスバウトの跡を継いで現代音楽ばりばり演っていた人がMozart?一時ダイソーの100円CDにもなっていたそうな。音質的に潤いが足りず、サウンドは金属的に響いてクール、飾りのない風情いっそう印象を強めました。筋肉質にムダのない辛口な表現、愉悦とか遊びとは無縁、これがオーケストラの響きに不満を感じても意外と”素のMozart”みたいな感じで悪くありません。やがてギーレンを経、このオーケストラはシュトゥットガルト放送交響楽団と合併(2016年)したとか、財政難とはいえ、なんか残念ですね。

Mendelssohn 八重奏曲 変ホ長調 作品20〜マールボロ音楽祭のアンサンブル(録音年/メンバー不明のライヴ)・・・6年ほど前にネットより拾った音源の自主CD也。16歳天才の作品、一般に浪漫派は苦手でも室内楽はOK、第1楽章「Allegro moderato con fuoco」から希望に溢れた憧憬が眩しいほど!シアワセな気分に浸って、あとは終楽章迄一気呵成、一点の曇りもない世界が続いて最高っす。1960-70年台はゼルキン主催、カザルスも存命だった時代は録音も多く残っているマールボロ音楽祭、若手の登竜門、未来の巨匠たちがたくさん参加しておりました。ここ最近は様子が見えません。演奏音質ともヴィヴィッド、ノリノリであります。(後述;ネットで調べてみたら、現在も継続中。なんと我らが内田光子さんが芸術監督とのこと、CDもちゃんと出ておりました)

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

職場の交流は大切でも、なんで業務終了後にわざわざ栄迄出掛けて、不味い酒呑まなくっちゃいけないの?てなところ。料理は(鮮度の悪い最悪な)魚は出なかったから許せますよ。贅沢クセが付いちまったのか。最寄りの駅からタクシー使用というのも安易、歩けば30分位で帰れるけど、そんな根性も体力も残っておりません。豊洲市場移転問題は立派な施設ができてしまって挙句、いろいろ大問題が発覚して、さて、落としどころは?オリンピック施設も推して知るべし、利権の巣窟になっているんじゃないの、きっと。富山市議の不正辞職問題も底なし、もしかして氷山の一角、バレたのは今回初、実際は常態化していたと思われても仕方がないでしょう。

腐りきっているぞ、日本。大丈夫か日本。地方に逼塞するサラリーマンは密かに心配しております。

堀江貴文「刑務所なう。(完全版)」(文春文庫)・・・最高。2011年6月20日より長野刑務所に収監真っ最中のリアルタイム報告であります。(2013年3月27日仮釈放)回数枚数制限しかも検閲付きの手紙(手書き)+面会から情報発信を続けるホリエモン。獄中はツラいことも多いけど、社会と現役でつながって、刑務所という稀有な経験をしっかり受け止めて読書三昧、勉強もしっかりして、しかも30kgの減量!淡々と毎日のメニュー、話題にできる限りの獄内のようす、微細なヨロコビを起承転結なく描いて秀逸です。既に囚人は高齢化が進んでいること(垂れ流しのお世話もしたらしい)刑務所運用は全国一律でもなくて、飯の美味さ、看守の人柄、運用とか微妙な違いもあるらしい(長野刑務所はベスト3に入るとか)。更生とは名ばかり、再犯率50%?彼は獄中でも現役の社長(?)だったし、出られれば即活躍が保証されていたから耐えられたんやろうな。

カスタマーレビューは概ね好意的、そりゃホリエモンを快く思っていない人はそもそも読まんでしょう。評価は人それぞれ、なんとなく頓珍漢なコメントがあるのは(おそらく)”書籍はすべて実用、ノウハウである”と信じ込んでいるからでしょう。刑務所も愉しそうだから、入ってみようかな?なんて、んなことあるはずないじゃん!(いや稀に出現するかも)書籍は自分が直接体験できないこと、新しい世界、切り口を学ぶものです。しかも、これは検閲済ですから。出所後、刑期ラストのことは「刑務所わず。」にあるらしい。検閲制限なしの話題も確認したい!

本日は音楽はなし。実際は朝、ちょっぴり聴いているんけどね。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

せっかくの「なた豆茶」も(いまのところ)威力を発揮せず、鼻詰まり痰が絡んでアレルギー症状っぽさ悪化しております。睡眠不如意なことはないけど、明らかに眠り浅く、寝汗もあって、朝起き抜けの不快極まって体調はずっとよろしくない。本日水曜夜は定例スポーツクラブだけれど、東京本丸からエラいさん(旧知)来訪、皆で会食とのこと、一回お休みです。若い人を元気付けるのが本旨、我ら裾野を支えるヴェテランはご遠慮するのもイヤらしいし、お付き合いで栄迄出張るのもメンドー臭いもの。第37回全日本マスターズ陸上競技選手権大会が今週、新潟にて開催、朝日新聞にて90歳の健脚ぶりを拝見して、ちょいと元気出ました。

SONY  SB14K87874 /14枚組 2,724円Mahler 交響曲第6番イ短調〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル(1982年)・・・激安入手して安っぽいデザインが気に食わない全集より、たしかウィーン・フィル全集の最初の録音のはず。大仰なる怪しさがここ最近敬遠気味にさせていた作品也。いかにも甘美な(ド・シロウト連想の=ワシ)ウィーンの響き、みたいなものを期待するとはぐらかさせる遅めのテンポにクール、知的抑制に細部よく描きこんだ演奏です。大音響に爆発する作品!のはずが、力みや喧しさ(狂気?)を感じさせぬもの。これはこれで(当時)新時代の客観的な完成度であったのでしょう。一世代以上を経ても旧さを感じさせません。長大なる作品は、ラストまで聴き手を飽きさせぬ集中力もありました。音質も良好。

CASCADE am@do clasiccs 01034Mozart ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330/第11番イ長調 K.331/第18番ニ長調 K.576〜カルメン・ピアッツィーニ(p)(1989年)・・・速めのテンポ、清潔かつ飾りの少ないフレージング、芯をしっかり感じさせ適度な残響が瑞々しいタッチ。そして心洗われるような名曲中の名曲也。これも音質極上でした。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

どんより雨模様、体調は一貫してよろしくない感じ。口内炎(舌)は治まって、新しいお気に入りの歯ブラシAmazonより届いて(まとめ買い)しっかり磨いてそこは一歩前進、ぼちぼち歯科定期検診(定期歯石クリーニング)に行くべきなんだけど、いつも混んでいるんだよね、予約が取れません。北海道の天変地異による原料不足からつぎつぎ商品手当不如意、取引先へのお詫びに追われております。コトは深刻、来年またね、とは簡単にならぬのが農業。10月初旬の週末、東京本丸に退職者説明会後、大学の同僚+先輩数人集まって渋谷にて呑むことに。ありがたいことです。もう20年ぶりの人もいますよ。ぷらっとこだま+ホテル予約にて経費を大幅節約いたしました。

PHCP-11063〜6 Brahms 交響曲第2番ニ長調/悲劇的序曲〜ベルナルト・ハイティンク/ボストン交響楽団(1990年)・・・2年ほど前聴いて、その自然体表現、上品なオーケストラの響きに魅了された記憶あるもの。威圧的に勇壮な第1番ハ短調交響曲に比べ、上機嫌に明るく穏健な風情も大好きな作品であります。この人はこれ見よがしに個性的なアクの強い表現皆無、どこをとっても過不足のない適正なテンポによる中庸表現に、いつのまにかじわじわと感動が押し寄せます。小澤時代のボストン交響楽団との相性抜群、深みのあるエエ音でっせ。音質も文句ない。この後のロンドン交響楽団とのライヴより、こちらのほうが良いかも。

 BIS1151Bach ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050〜鈴木雅明(cem)/バッハ・コレギウム・ジャパン/若松 夏美(v)/菅 きよみ(トラヴェルソ)(2000年)・・・旧録音、ピッチはa''=392とか。数年前に聴いた時には、ちょいと生真面目過ぎ、息が詰まりそうに・・・そんな記憶もありました。日本人メンバーがここまで精緻精密なアンサンブル、リズム感の良さ、Bachの愉悦を実現して下さって+眼の醒めるような音質に感銘ひとしお。古楽器の典雅な音色に魅了されました。若松 夏美(v)も菅 きよみ(トラヴェルソ)も最高。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

一週間前もどんより体調が重くて、季節の変わり目に風邪っぽく、後半は口内炎(舌)に数日滑舌に影響を与えたほど。食事にもちょいと難儀しましたよ。土曜しっかり心肺を鍛えて、眠り浅く(睡眠時無呼吸症候群か)日曜は終日眠い・・・久々BOOK・OFFへ。今年に入ってから、取引先商談は若い者同行、帰りサボってBOOK・OFF寄って休憩ができなくなりました。インターバルが空くと、在庫の様子も変わっていろいろ手応え有、7冊ほど文庫入手。

昨日、Chopin1曲の「音楽日誌」だったけど、【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新別格として、ほんまはいろいろ音楽は聴いていて、但しどれも”ちょろ聴き”ばかり。集中力が萎えて・・・どーしょーもない。昨夜は反省して、ちゃんとまとまった作品を聴き通しました。

DG	439 666-2Debussy 前奏曲集第1巻〜モニク・アース(p)(1962年)・・・旧録音はいまや貴重。往年の仏蘭西の女流(MONNque Haas/1909-1987)の世評高い1972年の新録音は拝聴機会を得ません。若い頃集中的に聴いたから、結局コレなんやなぁ、技術的な明晰と粋の両立、妖しくも美しい旋律は淡々と表現されてデリカシーに不足はない。こんな静かな音楽が似合う季節になってまいりました。

http://ml.naxos.jp/album/8.225946-47HDCDDebussy 前奏曲集第2巻〜殷 承宗(イン・シェンゾン)(p)(1998年)・・・6年前に拝聴していたもの。この人も苦労して、文化大革命の時は労働者を応援して乗り切って、やがて亜米利加に・・・アース旧盤に比べて音質は圧倒的によろしく、わずかにまったりとしたリズムのタメは亜細亜が香る・・・のはド・シロウトの聴き方かも。誰も知らんよね、こんな音源。

今朝はMahler 交響曲第1番二長調〜リチャード・バーギン/ボストン交響楽団(1955年)・・・ミュンシュ時代のボストン交響楽団のコンマス+副指揮者。ネットより往年の放送録音が入手可能、ミュンシュにはほとんど録音がないMahlerBruckner辺りを担当していたらしい。飾りのないストレートな表現、テンションは高く、一般にテンポは速め(ここではフツウか)最終楽章楽章ラスト、カットがあってびっくり!パウル・クレツキと同じかどうか確認必要だけど、当時そんな版の楽譜が流通していたのでしょうか。バーギンはBruchknerの交響曲第5番でもシャルク改訂版を採用しておりましたっけ。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

週末土曜は朝洗濯、ご近所ディスカウントストアに(久々)お気に入り生乳100%ヨーグルト入手、昼一番にてスポーツクラブ30分コース、いつもの若い(愛すべきドン臭いミスの多い)コバヤシ君代行でヴェテラン妙齢の女性インストラクター担当、以前にも一度ご指導を受けていて、この人なかなか指導が上手く、ハードなんです。シンプルな所作→徐々にフクザツさを加えて〜この辺りのツボの押さえ方もわかりやすい。そして、なかなか休ませてくださらぬ心肺鍛錬にいかにも!効果の手応え有。ほとんど言葉をリズムに載せていて、意味不明でもちゃんと伝わります。エアロバイク30分+ショートエアロ30分、10月より契約を変更しているので、土曜は利用できなくなって残念。

祝・広島カープ優勝。野球に興味を失っても、ジャイアンツが負け、弱小地方球団が市民に愛されて久々!これは妙に嬉しい。現在居住している名古屋は残念、野球サッカーとも最下位独走中です。

50’s THE50-18 Chopin ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)(1950年)・・・これはCDはもちろん、パブリックドメイン故データにて(おそらく幾種も)手許にあるもの。旧録音。音質的にもさほどのこともなし、澄んでも洗練されてもいないけど、妙にいやらしい厚みと色気、魔術のようなピアノに魅了されました。第1楽章「Grave―Doppio movimento」/第2楽章「Scherzo」流麗な説得力は唯一無二の個性。第3楽章「Marche funebre:Lento」ほとんど唯一無二、クラシック音楽界の「葬送行進曲」最大のヒット曲にして知名度抜群。ラスト第4楽章「Finale:Presto」は破壊的、息つく暇も与えぬ一気呵成な短い楽章。

この人のを聴くと(しばらく)フツウの演奏が聴けなくなる恐ろしさ。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

朝晩はすっかり秋の爽やかな風情、体調は悪くないが昨日一昨日と口内炎に苦しみました。食生活が偏っているのか?微妙な薬効を謳う健康茶云々とかサプリメントは信じないほうだけど、後鼻漏(?)に苦しんでネットで検索すると「なた豆茶」がよろしいとのこと。そういえば口臭対策にクソ高い歯磨きがありましたっけ。ネットにて一番安いのを選んで(だってマズかったら困るじゃないの)昨日到着、さっそくヤカンに沸かして服用したら、別にクセもなし、ガバガバ呑んで夜半に睡眠途中トイレに。成分上摂り過ぎは大丈夫か。効果効能は数カ月後なのでしょう。

人様に趣味を強要するつもりもなし、パソコンのOSを入れ替えたり、設定変更したり、不具合をネット検索して解決したり、それ自体がストレス解消となります。金はできるだけ掛けずに智慧を使うこと。「Zorin-Linux-Lite」は32bit版らしくて(CDR一枚に収まる!)Chromにてネット環境同期を取っているけど最新版は入りません。FireFoxがデフォルトになっていて、Chrom32bit版を探してセットアップ(アップデートせよとの警告がウザい)DropBoxにて【♪ KechiKechi Classics ♪】のファイル同期、更にWine導入〜秀丸エディターQtClipVix等20年ほど愛用している日常ソフトを仕込みました。WSPオフィス(free版)はカンタンに日本語化できて、DELL Inspiron N5110(赤/4gb/丸5年経過)は一昨日の環境に戻りました。快調です。

ちなみに7月末にてWindows10無料アップデート終了、予想通り中古パソコンは一気に相場下がりました。「10」搭載機も下がっているから、たんに売れていないだけかも。時代はスマホ、若い世代はパソコンを使わないのかも。お仕事になりまへんで、スマホでは。お勉強のためにAndroidのタブレットを3年ほど使ったけれど(処分済)スペックとか機能とかカスタマイズはほとんど理解しておりません。

SONY88691971292そんなこんなで音楽あまり聴いておりません。ちょろ聴きばかり。Chopin ピアノ協奏曲第2番ヘ短調〜カティア・ブニアティシヴィリ(p)/パーヴォ・ヤルヴィ/パリ管弦楽団(2011年)・・・若く美しい姉ちゃんの写真に惹かれて拝聴、他ソロも収録されるけど協奏曲のみ。先日若いころのフレイレによる詩情溢れる第1番を拝聴した流れ、なんかぜんぜんツマらぬ、とくに音色も美しいとは感じぬフツウの出来にガッカリしました。仕切り直しましょう。

DG 469354Ravel ボレロ/スペイン狂詩曲/「マ・メール・ロワ」全曲/亡き王女のためのパヴァーヌ〜クラウディオ・アバド/ロンドン交響楽団(1985年)・・・(5年ほど前に曰く)話題の歓声入り「ボレロ」初拝聴。昨日朝、酔眼状態での感触だから安易な判断はできぬけれど、「それで?」といったところ。オーケストラは技術的に優れて緻密だけれど、華やかさとか色気とか全然足りないんじゃないの?→そこから一歩も印象前進できず。

DECCA 4759090 今朝拝聴。Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調/第5番ハ短調〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1972-74年)・・・旧録音。硬質金属的なサウンド、キレ味あるアンサンブル、オーケストラの基本的個性は変わらぬのに、ライナーとショルティではずいぶん印象が異なります。前者にはサウンドに色気と歌があり、後者には息遣いの間、余裕を感じない。かっちりイン・テンポ、頑ななくらい神経質な縦線・・・そして色気もなにもない、強烈で硬い響き、リズムもスウィングしていないなぁ・・・とは一年ほど前のコメント、今回は、イン・テンポの緊張感、テンションをしっかり感じ取って悪くないなと。久々のBeeやん、名曲っすよ。但し、オーケストラの響きは美しいとは思えません。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨日は昼くらいに一時雨、夕方にはすっかり晴れて台風の影響なし、東海エリアではけっこう大規模な停電もあったらしい。北海道は引き続き大雨継続とのこと。農産物は甚大なる被害でしょう。こちら申し訳ないほど安閑とした一週間を過ごして週末となりました。昨日は夜音楽も聴いていない・・・

Inspiron N5110 wattOS→UbuntuになってしまったDELL Inspiron N5110(赤/4gb/丸5年経過)これじゃいかんとwattOSの最新版を入手、DVDに焼いてクリーン・インストールしたら・・・ネットがうまくつながらない、シャットダウンができない等、不具合続出!1-2時間悪戦苦闘して挙句、数年前に入れていた「Zorin-Linux-Lite」に替えました。これは数年使って慣れているし、当時よりLinux扱いにキモチ馴染んで動きは快調です・・・

ところが!以前のバージョン故?Wine(Windowsソフトを動かせるかもしれない環境)のセットアップがエラーになって、日常の作業環境に戻せません。それ以外はエエ感じなんやけどなぁ、仕方がないので「Zorin-Linux-Lite」最新版ダウンロードしておきました。これは今晩の愉しみとしましょう。

朝食時にBruckner 交響曲第9番二短調(カイルベルト/1956年)など聴いておりました。では、行ってまいります。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

夜半の雨はさほどに非ず、今朝はご近所コンビニには傘なしでパンを買いに行きました。あちこち大雨被害らしい。北海道は台風慣れしていないからな、見知った街のテレビ報道に驚きます。こちらの商売につぎつぎ影響が出て(原料調達不可)これから先ますます苦戦予測。ご近所サークルKはあと1年ほどでファミリーマートになるのでしょう。レギュラーのボックスタイプ・ヨーグルト(在庫が切れた時にはブランド選ばずに入手していた)定番から消え、この辺りが品揃え発想の弱さか。大型スーパーはどこも苦戦状況、安倍ちゃんの思惑外れて、ますますデフレ圧力強まります。なんせ収入は増えず、福祉個人負担分はいや増して、将来不安ですから。それでも支持率高いとか、ほんまか。代わりが見えぬからか、それとも妙な、安易な期待(いずれ景気は良くなる、オリンピックとか〜)からか。

昨夜、定例スポーツクラブは9月新メニュー。イケ面男性インストラクターが「ちょっとキツいですよ」と予告通り、片足ジャンプ連続の負荷が掛かって、両足の疲労にヘンな夢を見るほど。しかし今朝、違和感とか痛みはなくて、そこはちゃんとした指導者の成果なのでしょう。昨日のご同輩男性自分含め3名、続くことを願う〜ご当地の男性参加者比率の少なさは異常でっせ。

Valois MB 438Debussy チェロ・ソナタ(アンリ・オネゲル(vc)/ノエル・リー(p))/フルート、ヴイオラ、ハープのためのソナタ(クリスチャン・ラルデ(fl)/ コレット・ルキアン(va)/クリスチャン・ラルデ(hp))/ヴァイオリン・ソナタ(モーリス・ラスキン(v)/ノエル・リー(p)/シランクス(クリスチャン・ラルデ(fl))((p)1962)・・・極東亜細亜のド・シロウト(=ワシ)が思い描くところの”仏蘭西の粋”がここに・・・妖しくも静謐な旋律、LP復刻のくすんだ音色(録音?音質?)もその風情を強調して、ふた世代程前仏蘭西の名手達のワザに陶然といたしました。

続いて Saga XID 5240French Harp Music/Ravel 序奏とアレグロ(エドワード・ヴィート(hp)/アーノルド・アイダス 、アーチー・レヴィン(v)/ ジョセフ・デ・パスクワーレ(va)/ ジョージ・リッチ(vc) /ヴィクター・ジャスト(fl)/オーガスタン・ドゥクェ(cl))/Debussy 神聖な舞曲と世俗な舞曲(エドワード・ヴィート(hp)/ストラディヴァリ弦楽四重奏団)/Saint-Saens 幻想曲 作品123(アーノルド・アイダス(v)/エドワード・ヴィート(hp)/Faure 即興曲 作品86(エドワード・ヴィート(hp))・・・こちら亜米利加勢?(時間切れ)


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨日はなんとか一日乗り切って、昼から取引先商談へ。途中ドラッグ・ストアに寄って「洗濯槽クリーナー」入手。3時間じっくり水槽を薬剤に充たして、いやぁけっこう出るもんですね、2年位やってなかったっけ。夜、Inspiron N5110 DELL Inspiron N5110(赤/4gb/wattOS)をいじっていたら、ソフトのアップデート警告はいつものこと+「Ubunt 16.04にアップデートできます」とのこと。おお!そうか(意味もわからず)OKボタンをポチッと押して小一時間、途中幾度か個人設定を残すか?みたいな問い合わせに「残す」を選択、無事完了。見た目ぜんぜん変わらないからどこがどーやら?(スクリーン・セーバーの絵は変わりました)但し、起動画面が「Ubuntu」になっているから、もしかして「wattOS」ならぬフツウな「Ubuntu」になったのかも。

ド・シロウトはこんなもんでっせ。ちゃんと使えるからこれでOK。このマシンもぼちぼち丸5年、USBが一穴死んでいて、先日メモリーカードも読み込みませんでした。それ以外不具合なし。稼働快調。OSは幾度入れ替えたことか。

これはWPCS-50848Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ〜ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(p)/フランツ・パウル・デッカー/ミュンヘン・フィル(1966年)・・・ゲルバー当時25歳、デビューあたりの録音は当時けっこう話題となって、ようやく拝聴成りました。第1楽章「Maestoso piu Moderato」荘厳に充ちた第1楽章出足、威圧感たっぷりな伴奏は苦手系、Franz-Paul Decker(1923ー2014)はあまり録音は多くなかった独逸の指揮者。噂通りゲルバーのピアノは若者とは思えぬ落ちと着き輝き、盤石のテクニックを基本にそれが表層を撫でることもなし、詩情に溢れ聴き手を安寧と陶酔に導きます。最初、やや響きが薄いと感じさせたオーケストラもピアノ登場ともに息を合わせて、尋常ならざる集中力に至ってお見事。音質はかなり良好、現役と云ってもよろしいでしょう。「ヘンデル・ヴァリエーション」も鮮やかな技巧に魅せられました。

ほか、Debussyのチェロ・ソナタ他室内楽など拝聴。では、行ってまいります。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

すっかり体調崩して昨日は午前中のミーティング+週末残務こなして、帰宅。なんせ睡眠不如意+胃腸の重さ+微熱を自覚しておりましたから。いくらヒマな引退直前お仕事とは云え、そうそう休めませんよ。本日は定例営業データ処理+夕方臨時取引先商談へ。今朝も珍しく肩がばりばり。

(一昨日コメント漏れ)DECCA 478-6772Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調〜ネルソン・フレイレ(p)/ハインツ・ワルベルク/北ドイツ放送交響楽団(1968年)・・・Nelson Freire(1944ー)若いころの放送録音、ライヴかどうかはわからぬ拍手なし。意外なことにこの名曲録音はなかった?爽やかなピアノはもちろん(懐かしい)ワルベルク(Heinz Wallberg/1923-2004)のバックが豊かな残響に支えられてデリケートに美しいこと!第1楽章「Allegro maestoso」主題がやや大仰かなと思うけど、第2楽章 「Romanze, Larghetto」の夢見るようなピアノのモノローグが絶品の名曲。しっとりとしたオーケストラに、自由に浮遊するピアノに陶然、水が滴り落ちるような経過〜終楽章「Rondo, Vivace」はクラコヴィアクの付点のリズムは民族的な躍動に溢れました。こどもの頃から馴染み過ぎた名曲を再発見させてくださって、音質も雰囲気たっぷり。

WPCS-12841/2 Dvora’k 交響曲第9番 変ロ短調「新世界より」〜アントニオ・パッパーノ/聖チェチーリア音楽院管弦楽団(2012年ライヴ)・・・先月、素っ気ないコメントというか、あまり集中できなかったので再確認。演奏会ライヴ収録?チェロ協奏曲と二枚組とは盛りが少な過ぎ。EMI録音は衣装を替えて再発売→廃盤、NMLにて拝聴可能です。提示部繰り返し、第2ヴァイオリンを右に、低弦は左奥に定位する対向配置、馴染みの主旋律に添える和声、音色の微妙な変化も明確に聴き取れる優秀録音也。この伊太利亜のオーケストラはあまり聴いてなかったけれど、ほとんど驚異的なアンサンブルとニュアンス、色彩豊かなサウンド、豊かで自然な歌に聴き惚れました。

Respighi 交響詩「ローマの松」〜 アンタル・ドラティ/ロンドン交響楽団(1957年)・・・これは優秀録音の比較に取り出したもの。ワン・ポイント!?各声部のリアルな浮き立ちかたは、先のパッパーノ「新世界」より押し出しがよろしいほど。但し、60年の経年は全体にちょっぴりヒスっぽい劣化を感じさせます。華やか色彩的作品に金管の迫力もみごとでも、1970年代以降の洗練は未だ感じられません。

とくにかく休めないので行ってまいります。季節の変わり目に油断いたしました。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

ダル重い月曜の始まりであります。

日曜は終日ぼんやりして、昼間ちょいと買い物でも、と考えつつ、結局数日前、分解断念した洗濯機(人民中国ハイアール製)に再トライ!今回は回転翼のところ、ようやく無事ネジが外れて・・・撮影できぬほど色とりどりな水垢?水カビ?裏側に出現・・・ほんまは洗濯槽外しに進むはずが、そこで途中断念いたしました。とにかく見えるところ、露出したところは洗剤と漂白剤+古ハブラシにてできるだけ清掃(あまり意味ないけど)、底に小銭が落ちていないか確認(異音の要因と類推/指の届くところには探せない)再びネジを締めて一度脱水を回して、異音は気持ち減ったかも。来週は洗濯槽クリーナー活用検討します。

東京23区+7大都市中、ダントツで名古屋人気最下位!例えば大阪に比べて街や空気は美しく緑も多い、道路も整備され結果、足りないものはなんなのか。唯一無二の個性、文化、キャラクターかな?取引先の知り合いに伺うと、生まれてから学校、就職、結婚、子育て、ほぼ地元志向なんやな、それが成り立つ豊かさもあり、視野が内向きということもあるでしょう。人生巡り合わせでご当地に転居して、しばらく動けない日々を嘆いております。

LP時代。若いハイティンク Tchaikovsky 交響曲第2番ハ短調「ウクライナ」〜 ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1977年)・・・先月、エイドリアン・リーパーにて作品そのものに目覚めたローカルな魅惑の旋律満載、出足のホルンからコクのある深みがぜんぜん違う!オーケストラの厚み、暖かいサウンドそのものが魅力、48歳のハイティンクは当時個性不足とか、真っ当真っ直ぐ過ぎてオモロないとか思っていたけど、21世紀の耳には作品個性をムリなく活かして、品のあるバランス感覚が素晴らしい。

Mahler 交響曲第3番ニ短調〜パーヴォ・ヤルヴィ/hr(ヘッセン放送協会)交響楽団/ヴァルトラウト・マイアー(ms)/ライプツィヒMDR放送合唱団/リンブルク大聖堂合唱隊(2007年)・・・ネットからデータ入手拝聴したけど、これって映像全集らしいですね。息子ヤルヴィ(1962-)はフランクフルトとパリ(そして東京)でシェフを務める指揮界屈指の人気者であります。スケールを大仰に強調しない緊密緻密なアンサンブル、旋律の語り口はさっぱりとして詠嘆と激情に揺れる、といった風情に非ず。ややオフマイクに残響豊か、クールな新時代の表現であります。ブーレーズのように浪漫の残滓を一掃した、みたいな方向とも異なります。

万感胸に迫る最終楽章「ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて (Langsam. Ruhevoll. Empfunden.)」も意外なほど淡々と、さっぱり仕上げ。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

週末2日連続、睡眠不如意で悩んでおります。昼間、定例スポーツクラブにてしっかり汗、10月からの契約変更手続き完了。夕方お仕事から戻った女房殿が髪を切りに行く、と最寄りの駅まで同行して、結局満員にて不可。そのまま初めての居酒屋にてビールを一杯のみ、地元三河や三重の魚を注文するけど安いからなぁ、あまり美味くもない。一ヶ月以上掛かって網野善彦「日本社会の歴史」中下巻(岩波新書)読了・・・歴史好きなな人は多いと思うけれど(自分も)ともすれば一人の英雄が出現して社会が動いていく・・・みたいな歴史の見方描き方、それは本末転倒であって社会的勢力や階層階級の力の変遷、矛盾に従って歴史が動き、その代表者が出現する、ということでしょう。結果的に”勝った側”=主流の視点で固定化される(記録される)のも常、ましてや一度も主流になからなった階層地域、琉球蝦夷など辺境(←この表現そのものが中央視点)の人々の動きなど記録に登場することはない・・・

網野さんはその辺り、常に気に掛けて歴史を描くのですね。事例として知っていても(知らぬことも多い)立ち位置が異なれば、その意味合いも異なる、そんな重い書であります。

映画「怪談」1965年武満徹 映画「怪談」サウンド・トラック/「気」/「雪」(雪女)/「琵琶歌」(壇ノ浦の合戦)/文楽/「壇ノ浦」(オリジナル琵琶バージョン)・・・日本のホラー映画が世界を席巻する原点は小泉八雲。日本人だったら誰でも連想できる”幽霊の音楽”がこれ、それは琵琶法師が語る「平家物語」であり、著名な「ノヴェンバー・ステップス」へ一本につながる怪しくも静謐、しっとり冷たい世界であります。それにしても当時の映画音楽に武満徹起用、制作費用に3億円以上(1965年当時でっせ/配役は超豪華メンバー)配給収入は3億円=制作会社倒産!とは・・・それでも歴史には残るのですね。

KTC1424昼間残暑が厳しくて、音楽にはぜんぜん集中できません。Mozart ピアノ協奏曲第1番ヘ長調K.37/第2番 変ロ長調K.39/第3番二長調K.40/第4番K.41〜ヴィヴィアナ・ソフロニツキー/タウデシュ・カロラク/ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ(2005-6年)・・・知名度さておき、Mozart古楽器系協奏曲では一番お気に入りの演奏であります。世評大絶賛!時に全体バランスにソロが弱すぎると感じる(これが正しい、オリジナルな姿かもしれぬが)こともある古楽器演奏、ソロ・オーケストラとも充実した、鳴りっぷりのよろしい、充実した響きであります。初期作品2枚はチェンバロ使用(これが2枚目)伴奏の陰に隠れてほとんど添え物風に至ったところ(ときに緩徐楽章)さえ、デリケートな味わいに充ちて、珠玉の愉悦旋律であります。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

いささか中途半端な体調にて、週末のお仕事に突入、昼から取引先への商談が入ったので、誰も出勤せぬ朝一番より午前中珍しく目まぐるしいお仕事実務に追われました。久々(数年ぶり)に昼休みに迄作業はズレこんで、商談出発を遅らせたのも、そのまま帰宅させていただくため。あまりぱっとせん商談終え、若いもんにマンションまで送っていただきました。夕方、戻った女房殿と高級中華・餃子の王将にてちょっぴりビール(+唐揚げ八宝菜)など、せめて体調の快復に努めましょう。契約変更して9月限りとなった土曜ショート・エアロには行くつもり、家でゴロゴロしていても良いことはありません。

今朝の朝日新聞。いままでお世話になることもなかった刑務所のこと。噂通り高齢化が進んでいること、社会的なつながりが薄れ結果、社会復帰が難しくなること。その点、やーさんのマメな連絡、ネットワークはみごとなもの、”社会復帰”もスムースなんだそう。刑務所って全国一律かと思ったら、各々歴史と個性があるそうで、旧態とした”管理”を主眼としたところ、受刑者の社会復帰を見越して自発性を考慮に入れるところ、山口県には半官半民の運営もあるらしい。それも含めて社会のインフラだからなぁ、知らぬ存ぜぬでは視野が狭くなるばかりでしょう。

数カ月前より調子のよろしくない洗濯機、脱水時のガラガラ異音がひどいのは、おそらくどこか可動部に小銭が紛れ込んでいると類推(先日排水口より10円玉出現!)ネットを参照しつつ分解を狙って、最初の洗濯槽底回転羽根?みたいなネジ外しから断念いたしました。3年半前、転居時に買い換えて未だ機能的にはなんともないだけどなぁ。食洗機は10年弱?ちゃんと洗えるけどラスト水がちょろ残りやら、すすぎ工程で進行が保留になっちまう(こともある)怪しい状態です。メインマシンにつないでいるComfort Curve Keyboardはここ数日、テンキー「1」の反応が悪い・・・日常使う電気製品やら、こういうのは(体調同様)雪崩現象的に不具合が出てくるものですね。気軽に買い換えるほど経済的に潤っていないし、なにより「捨てる」には買うくらいの経費と手間が掛かる今日この頃であります。

RCO08002 Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版/2007年録音)/バレエ音楽「春の祭典」〜マリス・ヤンソンス/コンセルトヘボウ管弦楽団(2006年ともにライヴ)・・・ヤンソンスは2015年のシーズンを以って勇退、ダニエレ・ガッティがシェフに就任しているとのこと。1943年生まれだからもう70歳超えだもんなぁ、仕方がない。ここ最近新しい録音が多く目につくようになった短い(1919年版)「火の鳥」の鮮やかなキレ迫力と繊細の対比に感銘を受けました。シャイー時代(1988年 - 2004年)に往年のサウンドは失われたとの声もあるけど、コクのある音色、上手いオーケストラやなぁ。音質もちろん極上。「春の祭典」は他、新鮮なる演奏目白押しだから特別な感慨はない、立派な演奏也。ちょいと聴き手の集中力が続かなかっただけなのかも。

Allegria 221003-205 日々弱まるノーミソに喝!を入れて一昨日拝聴音楽の記憶を呼び戻すこと呻吟小一時間、ついに記憶復活。Wagner 「ヴァルキューレの騎行」/歌劇「リエンツィ」序曲/歌劇「ローエングリン」第3幕への序曲/ジークフリート牧歌/歌劇「さまよえるオランダ人」/歌劇「タンホイザー」序曲〜ヴァーノン・ハンドリー/ロイヤル・フィル((p)1993)・・・ハンドリー(1930-2008)のレパートリーとしては珍しいのかな?最初オーケストラを確認せずに聴いていたら、やや響きは軽量だけど金管の鳴りっぷりがみごとな迫力!あわててロイヤル・フィルと確認したものです。オペラハウスでの経験が豊富だったのか経歴は知らぬけれど、この管弦楽作品は迫力とスケール、ていねいな細部描き込みがまったくおみごと、音質も文句なし。例の一連の激安高音質RPO音源なのでしょう。知名度的に敬遠されるかも知れぬ音源、これは隠れた名盤であります。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

体調はビミョーやなぁ、本日乗り切って明日のスポーツクラブで再度汗をかいて乗り切る予定。昨日、お仕事所要で県庁まで地下鉄にて、帰り最寄りの駅(終点)に到着、おとなりのオバサマに起こされるまで意識を失っておりました。涙の勉強代を支払ったYahoo!Wifiの件、マイページは契約解除後は見られないとのことだったのに、9月に入っても「契約中」となっておりました。もしかしたら郵送間に合わなかった?一か月くらいの支払いはガマンするけど、プレミアム会員登録は既にキャンセルして、すると月次料金は高く跳ね上がる・・・カスタマーセンターに電話してみました。結果無事、月末解約受理されているとのこと。よかったぁ、あとは法外な解約金の請求を待つのみ。

10月初旬に「定年退職説明会」が東京本丸にてあって、それは金曜週末、学生時代より旧知の同期(同じ会社)にメール入れたら「泊まったらええやんか!」奥様も、関東在住の先輩にも声を掛けてくださるらしい。さて、東京往復の 交通費を節約して呑み代・宿泊代の足しにせんとあかんな。

今朝の朝日新聞。「読書感想文の作成マニュアル」賛否いろいろ、こどもが苦手とする宿題がこれ、34%らしい。例示もあって、この通りやれば優等生的金太郎飴的感想文のできあがり!いえいえ、日本人は”形から入る”もの、両方一理有。まず、さっさと宿題を終わらせるといった実用(マニュアルばかりの世情か)と、横並び管理教育の怖さ?いえいえそこまで云わんでも、みたいに論議は揺れ動きます。もうひとつは保守派の論客佐伯先生の「スモール・イズ・ビューティフル」〜シューマッハーの1970年代の主張の再発見であります。経済成長4%実現したらどーなるの?(だれも答えられない)みたいな”生活の質”への問題定期でした。

M&ACD1229 Chopin 練習曲集〜ユアナ・ザヤス(p/ Juana Sayas)(1983年)・・・先日途中迄拝聴、ラストまでしっかり聴きました。女子バレー守備の切り札・座安に非ず、日本じゃぜんぜん話題になっていなくて、ネットで調べても出目経歴が探せない。正直なところ、練習曲はあまり聴いていなくて(ルービンシュタインが録音していないから)技巧の鮮やかなキレと、爽やかな旋律表現のクリアな歌に打たれ、作品そのものの魅力に目覚めたのは初めての経験也。しかも2005年の新録音がもう一枚セットなっていて・・・これからの楽しみです。

Teldec 0630 13136 Brahms 交響曲第1番ハ短調/ハイドンの主題による変奏曲〜ニコラウス・アーノンクール/ベルリン・フィル(1996年)・・・2年ほど前に聴いて曰く

妙に分析的、冷静な表現に共感できません。流れというか、ドラマというか、鮮度というか、不足気味・・・残念
久々の拝聴は”CDは寝かせるほど良い”(これはどこかのブログ引用)「ハイ・バリ」も交響曲も微に入り細を穿つ表現、どんな細部にも神宿るとばかり微妙なテイストに味付けして、以前はそれが不自然に感じて、素朴剛直ストレートなエイドリアン・ボウルトを懐かしく思い出したもの。それが、微妙な揺れ、描き込みに納得できる説得力、オーケストラの厚み、色気にすっかり魅了されました。大仰エラそうに立派な第1番ハ短調交響曲に久々、感銘を受けました。

では、行ってきます。


2016年9月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨日は終日だるくて(いつものこと)ま、基本風邪気味なんだけど季節の変わり目に油断モロ。夜、しっかりエアロビクスで汗を流して快復を目指しました。朝晩はすっかり秋の風情でっせ。

先日取り壊し開始したご近所古いマンションは半分ほど解体進捗、1階は大家さん、取り壊し前にカーペットとか一部家財など業者が運び出して(捨てて)おりました。想像するに老夫婦片方が亡くなって(たいていは爺さん)残されたほうも足腰弱って、こどものところに住まいを遷したか、それとも施設に入ったのでしょう。その時、家財はなんとも処理しきれずに・・・といったところか。昨年2015年北海道の両親が白老の二階建てを処分して、札幌のマンション(ここがもともとの本拠地)改装して一拠点にしたのと似ております。

空き家はあきまへんで、地域のためには。全国空家率は15%くらいですか?長久手みたいに若い人が多くて、人気エリアだったら更地にして売れるんだろうけど、人口が減りつつある地域ではそれも難しいでしょう。なのに、どんどこ新築は進む・・・それが政府の政策ですから。所有に執着せず、もっとリノベーションとか有効活用が広がらぬものか。ワタシは偶然、ここ20年ずっと賃貸生活が続いたけど、執着ないけどなぁ”我が家”には。

DG  429 042-2Mahler 交響曲第6番イ短調〜ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団(1968年)・・・6年ほど前に言及有。1990年頃入手したMy Refarence(参照の基準)全集であります。どこかのブログに終楽章「Allegro Moderato/Allegro Energico」のテンポが速すぎて、落ち着きがない、表現の意図がわからない旨コメントがあって再確認したもの。全体として速めのテンポ、アツい推進力に溢れた演奏、粗野で素朴、ストレートな情熱を感じさせる演奏を好ましく感じるのは、なんせこれが作品との出会いだから。第1楽章「Allegro Energico ma non troppo」と第2楽章「Scherzo」の雰囲気が似ていて、極端なテンポの対比を付ける人もいるけど、クーベリックは一気呵成2楽章分熱気を維持させて駆け抜けます。第3楽章「Andante Morderato」は全曲中必須、安らぎの緩徐楽章はクールダウン、終楽章と対比させるためにはこの位置必須(第2楽章に配置する演奏も有)

終楽章「Allegro Moderato/Allegro Energico」は(シノーポリのように)思いっきり妖しくエッチなタメも好きだけど、ここでは第1第2楽章の勢いそのままに走り抜けて爽快そのもの。久々に若い頃、この作品好きだったよなぁ、そんな記憶が蘇ったものです。

では、行ってきます。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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