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音楽日誌●サラリーマン生活土俵際な日々 サラリーマン生活土俵際な日々
2005年3月京都
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2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

お仕事引き継ぎは順調、いかにもたいへん!ド残業連続!だった前任ヴェテランお仕事は、分解整理してしまえば日常業務は屁みたいなもの、異動してきた優秀な若い者(引継中)も「これじゃヒマじゃないですか」と状況見切っておりました。ま、中期的な宿題はあるにせよ、そのことは3年間感じてきましたよ。前任のあまりの残業にこちら、持ち分増やされた分は実務処理量としては膨大であっても、処理パターンが同一であれば物量倍でも労働時間は倍になりません。その分もお返しして、自分は交通整理的お仕事に変わっていきそうな予感であります(マネージャーじゃないんだけどなぁ)。あとは取引先との営業行為の深化だ(これが本来のお仕事)。

朝の薄ら寒ささておき、昼予想は21度C継続、すっかり春ですよ。のんびり花見でもしたい・・・昨夜、先週休んで火曜夜の難行苦行・初心者エアロ・ビクス復活!エアロ・バイク45分=160kcal=ビール中ジョッキ1杯=ご飯茶碗一杯分消費したあと、本番は男性ご同輩すべて脱落、黒一点後方に配置して懸命にインストラクターのフクザツな動きに喰らいつきました。病院薬代に支払う金より、スポーツクラブへの出費のほうが価値がありますよ。よう眠れました。

 Opera3215音楽はいくつかちょろ聴きばかり。思った感銘を受け取れず、即止めてしまうのは聴き手の集中力不足。唯一聴き通したのが、Gershwin ラプソディ・イン・ブルー〜Willi Stech(p)/Werner Schmidt-Boelcke(1903-1985)/ベルリン交響楽団・・・ネットから拾ったLP復刻音源、演奏者読み方もわからぬモノラル音源は思わぬ鮮明なもの。これがけっこうジャジィなノリ、雰囲気たっぷりな演奏でした。Willi Stechのピアノは細部技巧がちょいと甘いところも散見されるけど、雰囲気に流したものに非ず。

今朝はMussorgsky 組曲「展覧会の絵」〜ラザール・ベルマン(p)(1977年)・・・リヒテルの鬼神の如き集中力がいくら凄くても1958年状態のよろしくないライヴ、原曲の粗野なテイストに溢れた迫力だったらこちらでしょう。最近は若手の切れ味ある演奏を多く聴くけれど、テクニックがどーのというのは当たり前の前提、こちら余裕のスケールであります。

体調崩してばかりの3月も本日終了です。では、行ってきます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

朝はさておき、昼の予想気温は21度Cとのこと。本格的な春でっせ。

昨日は週次データ処理の山場、各自勝手ばらばらに実施していた作業の統一開始、なんとかクリアしたけれど、一番最初のデータ型の処理がやっつけっぽくて反省、次週の課題としました。本日も昨日に準じた山場であり、作業手順の統一(当たり前なんだけど)を図ります。相棒と対話ができる、雑談ができるのは当たり前に愉しくて、夜は約束通り馴染みの爺婆の店に呑みにいって奢ってあげました。ま、息子世代ですから。皆、優秀で素直ですよ。呑み込み速いっすよ。息子は小学校4-5年生の頃から自分専用のマシンを所有して、学生時代〜社会人になってもパソコンやシステムの扱いに苦労しなかったようだけど、一般に若い世代はこの辺り意外と使えぬものですね。スマホは当たり前の存在だけど。我らポスト団塊は、まさにパソコン普及とともに熟練していった感じ。

誰もいない自宅に戻ってシャワーを浴び、録り貯めていたビデオなどぼんやり眺めて音楽は聴いておりません。早々に眠って今朝体調もまずまず、しかし、精神的にどーも盛り上がっていない。いままでは自分に課せられた膨大なるデータ処理(そしてもちろん営業)に傾注すれば良かったのに、手順の統一、作業指示、引き継ぎ・・・これは当たり前の望んだ姿、嬉しいことなのに、けっこうストレスになっているのかも。環境の大きな変化は、それが好ましい方向であっても、ストレスなんやな。

DG 469-073-2 R.Strauss 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/交響詩「ドン・ファン」/Shostakovich 交響曲第9番 変ホ長調〜セルジウ・チェリビダッケ/スウェーデン放送交響楽団(1970/71年ライヴ)・・・チェリビダッケ50歳代の記録。彼の厳しい練習が災いしてか、晩年のミュンヘン・フィルに至るまで、あまり大きなポストに就かなかったし、録音嫌いというのも彼の評価を妨げたでしょう。これはまともなテンポ、充実したアンサンブルの集中力、躍動するノリ、スケール、間のとり方、文句なし。編集はしているのかもしれないけど、基本演奏会そのままの記録でしょ?たいしたもんでっせ。細部入念な描き込みのR.Straussに感服。Shostakovichは軽妙ユーモラスな作品だけど、思慮深い味わい、ていねいな仕上げに神妙、馴染みのものとはちょっと違う感じ。

では、行ってきます。自分を鼓舞してなんとか乗り切りましょう。夜、スポーツクラブ復活予定。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

せっかくお仕事が明るい方向に動き出しているのに、肝心の体調がどんよりよろしくない。咳対応の処方は切れて抗アレルギー剤のみ、夜眠れないことはなくなったけれど、昨夜は10時には起きていられない〜朝もすっきりしません。本日は週次データ処理の山場だし、初めて相棒と手順の統一を試みる日、元気で、せめて気力だけでも維持して出掛けましょう。夜は若い人に酒でも奢ってあげるつもり、きっと大阪から転居したばかりで不安でしょうから。

桜の季節なんだよなぁ、この時期は毎年引き継ぎなんかでバタバタ、そんな気分になれんでものです。毎日、お仕事に忙しい女房殿は久々、大阪の老母の元へ。

英DECCA 448261 2枚組500円の値札有Copland 市民のためのファンファーレ(1977年)/組曲「アパラチアの春」(1976年)/リンカーンの肖像(1968年/グレゴリー・ペック/ズービン・メータ/ロスアンジェルス・フィル)/静かな都会(ネヴィル・マリナー/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールス/1975年)/映画のための音楽*(エルガー・ハワーズ/ロンドン・シンフォニエッタ1980年)・・・*New England Countryside/Barley Wagons/Sunday Traffic/Grovers Corbners/Threshing Machines。 2枚めにドラティを配して英DECCAオールスターの音源集めた2枚組より。「料理の鉄人」のファンファーレを冒頭に、どれも敬虔な祈りに充ちて、旧き佳き亜米利加の開拓時代を連想させる、暖かいシンプルな音楽が続きます。「アパラチアの春」〜「シンプル・ギフト」に於けるなんの虚飾もない変奏曲は、幾度聴いても胸を打つ場面であります。知名度が比較的低い「静かな都会」や映画音楽も誠実なテイストに変わりはない。音質は英DECCAらしく、しっかり華やかなもの。

今朝はRavel 左手のためのピアノ協奏曲/ピアノ協奏曲ト長調〜フランソワ=ルネ・デュシャーブル(p)/アルミン・ジョルダン/スイス・ロマンド管弦楽団(1986年)など拝聴中。では、行ってきます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

咳対策に処方されたヤクもぼちぼち切れて、症状は治まってきました。でも、副作用というか終日眠いんやな。ふだん睡眠不如意気味なのに、昼間うつらうつらしても夜、更に眠いのがいかにも薬効っぽい感じ。倦怠感ばかりなので、むりむり往復30分ほど散歩、BOOK・OFFへ書籍処分、一冊のみ補充しておきました。また、新しい一週間開始、まともに引き継ぎはないのでトラブルは(おそらく)必須、それでも新しい、若い相棒に励まされてなんとか乗り切るつもり。

埼玉失踪少女2年ぶり保護の報道、慄然とするばかり。ほかにもこんな事例いっぱいあるんでしょうか。

LPO0032Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(1981年ライヴ)・・・この少々前後にベルリン・フィルとのライヴがありましたよね。それを聴こうと思って音源探ったらこちら出現、ショルティ時代のロンドン・フィル。前のめりのテンションの高さ、盤石に腰を据えて〜みたいなスタイルと違って、アンサンブルよりざっくり勢い、流れ重視の悲痛な表現であります。(翌年のセッション録音は未聴)Brucknerに期待する響きの厚み、重みに欠けるような気もするし、幾度聴いて味わうべき完成した表現じゃないと思うけけれど、一期一会的集中した風情を賞賛すべきでしょう。

Beethoven ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」/第14番 嬰ハ短調「月光」/ 第24番ハ長調「ヴァルトシュタイン」〜ハンス・リヒター・ハーザー(p)(1955/56年)・・・これはPHILIPS録音(モノラル)を英DECCAが復刻したもの。Hans Richter-Haaser(1912-1980)は系統的録音が少ないから、独墺伝統のピアニスト中少々忘れられ気味の人かと。立派な演奏云々するほど作品は聴き込んでいないけれど、ここ最近なんとなくMy Boomっぽいんです。音質も悪くない。馴染みの旋律をしっかり堪能いたしました。

DECCA 4786757Dvora'k 交響曲第4番二短調〜イルジー・ビエロフラーベク/チェコ・フィル(2012年)・・・昨日不本意な印象ばかりだったDvora'k再挑戦。第2楽章「Andante sostenuto e molto cantabile」の美しいホルン重奏に心奪われるはずの名曲、今回はちゃんと感じ取れましたよ。第3楽章「Allegro feroce」スケルツォ楽章はGouldの「アメリカン・サリュート」をちょっぴり連想させて、カッコよいじゃないっすか。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

未だ手探りの体調、昨日スポーツクラブを強行したけれど、帰宅後のダメージは予想以上、コタツにてうつらうつらして過ごしました。今朝、腹筋の引き締まりに自覚有。夜はそれなりに眠れるようになって、ヤクは効いているようです。もう4月というのに今朝も寒いのぉ、ネット表示では3度C。あとでBOOK・OFFにいくつもり。全線赤字のJR北海道、ムリムリ新幹線通して将来の見込みはあるのでしょうか。地元に水差すようで申し訳ないけど。

NAXOS8.550269Dvora'k 交響曲第4番二短調/第8番ト長調〜スティーヴン・ガンゼンハウザー/スロヴァキア・フィル(1989年)・・・NAXOSの交響曲全集を一通り聴きつつあって「新世界」はぱっとせんかったなァ。第4番はコシュラーの演奏に目覚めた記憶もある名曲!(とくに第2楽章「Andante sostenuto e molto cantabile」)しかも同じスロヴァキア・フィルじゃないの。これが色気もなにもない、素っ気ない演奏に同じ作品?と訝るほど。馴染みの郷愁の念溢れる第8番(とくに第3楽章「Allegretto grazioso - Molto vivace」哀愁のワルツ)も、なんか全然聴き手の琴線に触れるものはない・・・体調不充分だから?時期をおいて再挑戦いたしましょう。

これが一番かっこ良いデザインだったのでネットより拝借Sibelius 交響曲第1番ホ短調〜パーヴォ・ベルグルント/ヘルシンキ・フィル(1986年)・・・ベルグルント二度目の全集より、この間、ボーンマス響との管弦楽作品は、ざっくり荒涼としてとてもよろしかったので、その流れとなります。一度目の全集も棚中に生き残って、どんな演奏だったのか記憶雲散霧消状態、こちらお国ものとしての誇りを以って清涼な響き、自信に溢れたアツい語り口に打たれました。分厚く重い響き、粘着質に雄弁な表現とは無縁、爽快な切れ味がニュアンス豊かに広がります。アンサンブルに優れ、劇性とノリ(終楽章の切迫感!)に不足もない、音質もクリアそのもの。これって、ここ最近経験したなかでもヴェリ・ベスト。ボーンマス響との旧全集って、どんなんでしたっけ?もっと荒削りの迫力だったような・・・自信ありません。

Hyperion CDS44351Chopin 幻想曲ヘ短調/バラード第1番ト短調/第2番イ短調/第3番 変イ長調/第4番ヘ短調/序奏とロンド 変ホ長調/ロンドハ長調〜ギャリック・オールソン(p)(1990-2001年)・・・幾度も聴いているもの。ベーゼンドルファーの質実な響きに打たれ、今回初めて濁りのない美しい音質に気付きました。充分な技巧と、適度に抑制された色気が作品の真価を浮き立たせる演奏であります。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

やってきました、土曜休み。

昨日、いつもは睡魔と戦う取引先行きも、運転手付きだとラクでありがたいこと。のど飴を舐めつつ咳を乗り越えて一週間を終えました。ヤクの副作用はいろいろ、口中と咽がモウレツに乾くのがいかにも咳止めの機能っぽいねですね(+胃腸に影響有とのこと。ワタシの場合ちょいとユルくなる程度)。日差しは春なのに、風が強くて冷たい、これじゃ桜が開いてもあっという間に散ってしまうかも。お仕事一段落した女房殿に誘われ、久々爺婆の居酒屋へ、体調は心配だったけど、魚も美味かったし日本酒3合ほど呑んでも大丈夫、帰宅後早々に眠くなって就寝、途中一旦起きだして小一時間音楽など聴いて、結局朝までしっかり眠れました。未だ咳は微妙だけど、本日はスポーツクラブ復活させましょう。花粉症さておき、激しい咳はもう卒業したいもの。

Brilliant BRL6366/3R.Strauss アルプス交響曲〜ハルトムート・ヘンヒェン/オランダ・フィル(1999年)・・・Wikiによるとアムステルダム・フィルとユトレヒト交響楽団、オランダ室内管弦楽団が1985年に合併してできたオーケストラとのこと。オペラハウスのピットも担当して、ヘンヒェン(1943-)はそこの首席も兼ねていたみたい。この勇壮な自然描写作品も馴染むのに苦労しましたよ。大規模近代管弦楽の名作として、それなりの音質必須、歴史的音源はド・シロウト(=ワシ)には理解を遅らせるばかり、もちろんぴかぴかのオーケストラのアンサンブルも必須。いずれR.Strauss、30-50分ほどの作品は一気呵成に幾度聴いて、全貌に馴染まぬと作品の魅力にたどり着かない。ケンペ辺り(1966年)でようやく目覚めたかな?微に入り細を穿つ作品の構成、微妙なサウンド、旋律の変遷による自然描写、爽快なパノラマ風景、ここ最近ようやく堪能できるようになりました。大編成オーケストラ+特殊楽器(ウィンドマシン、サンダーマシン)+バンダ(別働隊)も聴きどころ。オルガンも入る仰々しい編成でした。

これはCapriccio原盤?その昔Brilliantからエラく安く出ていたものですよ。放送フィルとかハーグ・フィルとか、ここでも録音会場はコンセルトヘボウなんです。残響豊かな暖かい響きはR.Straussに必須、茫洋としてスケール大きな作品もこれでこそ映えるもの。サウンドの芯とか、迫力ある爆発とかキレ、その点でオーケストラは少々弱いけど、雰囲気たっぷり、素直な響きに不足を感じさせません。表現も淡々として耳あたりの良い、各パートの動きも鮮明な音質でした。

上記執筆後、朝、モウレツに眠くなって二度寝、昼食後体調どんよりというかほとんどふらふら〜それでもスポーツクラブ強行しました。ゆっくり自転車30分こいで+カンタンビクス30分、なんとか乗り切りました。ヤクのせいかやたらと咽が乾いて苦しみました。シャワー浴びてようやく気分はスッキリしましたよ。なんとか、このまま体調快復してくれんか。体重図ったら最低記録、半年前から▲3kg!これは違うんですよ、しばらくほとんど寝たきりだから、筋肉が落ちているだけ。食欲はさほどに落ちていないから、脂肪は増えているんじゃないか。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

咳に苦しみ、新体制への移行に苦しみ、週末を迎えました。月曜祝日休みだったので、あっという間でっせ。新しい若い相棒(ほぼ息子世代妻子有生粋の関西人)の素直さ、頭の良さに感心、お仕事中の雑談も愉しいものです。人材豊富でっせ、我が職場は。日差しはすっかり春、桜もあちこち開いているけど、風が強くて冷たい。今朝も4度C、最高気温予測14度Cらしいから、ジャンパーが必要でしょう。ヤクは昨日より身体に馴染んでどんよりした感じは減ったけれど、ヤク切れ=咳き込み復活みたいなムツカしい症状であります。基本花粉症の悪化なのか。いずれ一晩中眠れない、といった状況は脱しました。GW辺りまで症状続くのかなぁ、困ったものです。

WPCS23057Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調/森の静けさ(シカゴ交響楽団1970年)/Schumann チェロ協奏曲イ短調(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団1968年)〜ジャクリーヌ・デュ・プレ(vc)/ダニエル・バレンボイム・・・せっかく彼女の17枚組ボックスを死蔵させて、過半は聴いておりません。言い訳すれば音質に難有。それよりなにより尋常ならざる入れ込みというか集中力というか・・・安易に聴けぬアツさが敬遠を呼ぶ・・・この作品のリファレンスはもちろんロストロポーヴィチ、それに比べ技術に不足とかそんなことじゃなくて、入魂の情感充ち充ちて、喜怒哀楽の表情はいっそう濃い=迂闊に聴けぬ感じ。当時夫君だったバレンボイムのバックも力演、なかなか凄い演奏に間違いなし。

でもね、音質がオン・マイクというか、肌理が粗くどーも美しくない。その後SACD化されているから(もちろん未聴)元々は優秀録音なのかも、こちら17枚3,140円(税送料込)激安入手、そんな要因もあるのかも。「森の静けさ」はぐっと落ち着いて、Schumannももうちょっと素直な感じ、音質もややマシか。

今朝、Bach 平均律クラヴィア曲集第1巻(途中迄)〜イェネー・ヤンドー(p)(1995年)・・・拝聴中。この人は驚異的なレパートリーの広さを誇って、どれを聴いても粒ぞろいの水準を維持して文句なし。Bachは初耳だったけれど、特異な個性を際立たせず、しっかりとしたメカニックに支えられて、オーソドックスな表現は作品の魅力を浮き立たせて満足できるもの。

では、行ってきます。取引への車中、CDを持ち込めなくなった(同行者がいるので)のが残念。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

ミス連続発見!日々修正フォローに追われるお仕事(+引き継ぎ怪しい異動者への援助)を終え、いろいろ考えて挙句(耳鼻科に非ず)内科へ。咳き込んで一週間連続睡眠不如意からか血圧過去最高値更新、現在服用している抗アレルギー剤を説明しつつ、夜半の咳をなんとかしてほしいと。市販の咳止めシロップは効かないことも説明しました。数種処方され+”とんぷく”(咳が止まらない時の)〜さっそく夕食後服用して、さすがに咳は(ほぼ)止まりました。久々にそれなり睡眠は稼げたけれど、朝はいかにもヤクで症状ムリムリ抑えました、的どんより重いもの。先週復活させた水曜夜スポーツクラブ行きは断念。

EMI 6356572Brahms 交響曲第1番ハ短調(1972年)/ハイドンの主題による変奏曲 作品56a(1977/78年)〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団・・・お気に入り演奏拝聴も久々、3年ぶり。この時点最良のマスタリングを採用、とは経緯に詳しい方のコメント、それだったらアナログ最盛期に元々ぱっとせん音質かと。閑話休題(それはさておき)剛直骨太、ストレート、飾りのない推進力に溢れて速めのテンポ、いささか馴染み過ぎた作品を真正面から正攻法に描いて新鮮!そのもの。「ハイ・バリ」はHaydnのディヴェルティメント 変ロ長調第1楽章「Allegro con spirito」のシンプルな主題を、いかにも浪漫の衣装に着飾って、作曲テクニックが見え見え、みたいな嫌悪感があったけれど、ボウルトの手に掛かるとそれはそれとして堪能できる不思議、音質はこちらかなり改善されております。

?あまりちゃんと聴いていないけれど、Beethoven ピアノ協奏曲第3番ハ短調〜エミール・ギレリス(p)/アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団(1954年)・・・ま、一番最初の全集音源はパブリックドメインだし、ネット上で目に付く度拾っているんです。体調がナニだし、1954年にしてこの音質かよ(もちろんモノラル)ってなところ。後年の録音に対して”ここが美点!”みたいなものは未だ探せません。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

相変わらずの咳症状でまったく眠れず、とにかくこの咳を止めなくては、もう一週間以上苦しんでおります。お仕事データ処理単純設定ミス連続、幸い途中で気付いて修正しているけれど、ただでさえ切羽詰まって、途中一時間ほどムダなフォローに自己嫌悪。さて、今晩どの病院に行くのが効果的か・・・悩んでおります。(耳鼻科はヤブっぽいんだよな)新しい若いメンバーは東大阪出身、奥様も奈良とのこと、予想通り引き継ぎらしい引き継ぎもなく(前任はコミュニケーション障碍なんやなぁ)それは覚悟していたこと、せめて取引先からのメールは転送してくれんか、と願いつつ、全面フォローしております。数日前フランダースって仏蘭西語圏?(わからない)ベルギーのことをネットで調べていたら、ナント首都ブリュッセルにて同時テロ発生、ISの場所選定、狙い(EC本部があるけど)は極東の田舎に逼塞する自分には理解できません。

とてもだけど音楽を聴くべき体調に非ず、睡眠不足+頭痛。食欲、胃腸は順調。今晩のスポーツクラブは逡巡するところ。

EMI 5744852 8枚組諸経費込2,700円Siberlius 交響詩「大洋の女神」作品73/「カレリア」組曲 作品11〜間奏曲/行進曲風に/組曲「歴史的情景」第1番 作品25/交響詩「タピオラ」作品112/交響詩「フィンランディア」作品26/セレナード第1番ニ長調 作品69a/セレナード第2番ト短調 作品69b〜パーヴォ・ベルグルント/ボーンマス交響楽団/イダ・ヘンデル(v)(1972/75年)・・・Sibeliusのリファレンスはネーメ・ヤルヴィの旧録音、そう決めてベルグルントの「EMIクリスマスボックス」の存在を最近、すっかり忘れておりました。ここ数日、深夜咳に苦しんで、数枚分低い音量にて拝聴再開しておりました。シルヴェストリの先入観か、このオーケストラは荒っぽくデリカシーに欠ける(最近は別の話)といった印象だったのに、荒涼とした風情たっぷり、力強いサウンドに(どれを聴いても)作品への情愛溢れてシミジミ聴き惚れるばかり。録音印象のせいか、響きがやや薄いと感じても作品との親和性を感じさせます。色気たっぷりに色彩豊か、分厚い響きではSibeliusは台なしでしょう。

「カレリア」組曲に第2曲「ballad」が抜けているのが不思議、「タピオラ」の雪嵐風情景の説得力、著名な「フィンランディア」圧巻の推進力と爆発、イダ・ヘンデル(1928-)のセレナーデは寂しげに味わい深く、ここにはヴァイオリ協奏曲が含まれないことを残念に思ったものです。ずっと入手機会を狙って、そのうち忘れておりました。

SONY SMK48465昨日の追記。Scho”nberg 浄められた夜(弦楽六重奏版)〜ピエール・ブーレーズ/アンサンブル・アンテル・コンタンポラン(1982年)・・・大好きな作品、ブーレーズはニューヨーク・フィルとの録音(1973年)を聴いてきて、こちらの存在は初発見!後期浪漫の甘美な残滓をたっぷり感じさせる名曲中の名曲、弦楽合奏だったら”甘美増強”、こちらありそうで意外と聴く機会のない弦楽六重奏版、極限デリカシーに情感の動きよりクール怜悧な知的構成が浮き出る演奏であります。版の問題か、ブーレーズの表現なのか、1973年録音はニューヨーク・フィルとは思えぬ叙情性豊かなスケールに驚いたものです。こちら、いかにも”その後の現代音楽”の骨組みがはっきり理解できて、新鮮そのもの。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

咳き込んでまともに睡眠が取れない日々も既に一週間、本日は月曜祝日+定例作業が集中する日にミーティング(+テレビ会議)などズレて、更に新しいメンバー赴任(そのレクチャーも有)今週のスケジュールはかなり変則的になりそう。体調さえ維持できればなんとかなるんやけどなぁ。精神的にはそれなりテンション維持しても、この咳には参りましたよ。花粉症の悪化?風邪は癒えているはず。昨夜、なんとか、辛くも【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新実施。数日前テレビで流れた「テンペスト」終楽章に感銘があったので、その連関です。

懐かしいLP(ヘリオドール)Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜フェレンツ・フリッチャイ/ベルリン・フィル(1961年)・・・昨年2015年10月拝聴以来再聴。渋い、異様に暗い、重苦しい響き・・・細部精緻を極め、噛みしめるようなゆったりしたテンポはクールに非ず、絶望的な情熱に溢れて、聴き手を異様な集中に誘う・・・当時の印象そのまま。この完成度への賞賛は吝かに非ず、しかし、自分の嗜好は古楽器系のリズム、すっきり明るい響きに遷りました。続く第7番の第1楽章に(前回同様)聴き手のテンションが維持できず、途中ストップ。

他、いろいろ聴いたような・・・?ほとんど記憶に残っておりません。(ああそうか、ブーレーズの「浄められた夜」を聴いたっけ)では、行ってきます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

あちこち桜やら、芝桜もちらほらな春の休日、体調は悪くなくて床屋さんへ行ってきました・・・しかし咳込み(鼻水が喉に落ちる)継続、夜まともに眠れないので、昼間断続的に睡眠を稼ぐしかありません。女房殿も咽が痛いそうで、珍しく体調崩し気味、季節の変わり目は難しいものです。

宮部みゆき「幻色江戸ごよみ」(新潮文庫)・・・これは佳き短編集やな、とくに「器量のぞみ」。無器量で大女のお信が評判の美男子に見初められ、嫁入りし、シアワセな日々を過ごして・・・その理由は?ハッピィ・エンド、後味よろしい爽やかな結末に、これはぜひドラマにして欲しい。主人公は森三中の大島でしょう。宮部みゆき「あかんべえ」(上下)・・・江戸・深川の料理屋「ふね屋」を舞台に、おりんちゃんと亡者との交流を描いて、全編ファンタジーの連続に閉口気味、上下巻を一気に読ませる筆力はあるけれど、この間読み進めた「宮部ワールド」中一番共感できません。しかし、世評は賞賛の嵐なんですね。

NAXOS 8550266Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」/交響的変奏曲/スティーヴン・ガンゼンハウザー/スロヴァキア・フィル/スロヴァキア放送交響楽団(1989年)・・・NAXOS初期の懐かしい音源也。25年前は誰の演奏というより、まず作品を虚心に愉しんでましたよ。しかも作曲者母国付近のオーケストラじゃないですか。時期的にもディジタル録音が定着した頃(NAXOSはヒストリカル復刻もの以外すべてディジタル録音)スティーヴン・ガンゼンハウザー(1942-)は最近、新しい録音は見掛けないですね。誰でも知っている歌ってる「新世界」は、ずいぶんとジミな響き、スケール小さく”歌”が足りない。第1楽章「Adagio - Allegro molto」第1主題提示部繰り返しもなく、こぢんまりとした演奏であります。湧き上がる新世界への憧憬(または新世界より故郷への郷愁)がさっぱり感じられない・・・音質もイマイチなんですよね。「交響的変奏曲」は名曲との手応えありましたよ。

 PTC5186314Beethoven 第2番ニ長調/第6番ヘ長調「田園」〜フィリップ・ヘレヴェッヘ/ロイヤル・フレミッシュ・フィル(2009年)・・・幾度も聴いているお気に入り”古楽系”演奏。先日拝聴したジョン・エリオット・ガーディナーは、その迫力にほんま感動しましたよ。こちらモダーン楽器のオーケストラ、白耳義(ベルギー)のオーケストラは明るくクリアな響き、素直軽快なサウンド、低音をゴリゴリ強調したり、ティンパニを特異に強打させません。編成は(おそらく)小さめ、中庸乃至やや速めのテンポを採用して推進力有、但し異形なデフォルメとは無縁、デリカシーを感じさせる演奏であります。Beeやん全集中一番のお気に入りである第2番ニ長調(とくに第2楽章「Larghetto」)の軽快なる躍動、あまりに馴染み過ぎて敬遠気味な「田園」も牧歌的な風情もシミジミ、ロイヤル・フレミッシュ・フィル(フランダース・フィル)はこんなに上手いオーケストラだっけ?と不思議なほど。

 BRL94392 Respighi ローマの祭/ローマの噴水/ローマの松〜フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ交響楽団(2009年)・・・サンパウロ響の強烈な演奏にビックリ!こちらBrilliantらしい系統的に揃えて格安!あまり著名でない演奏家の録音は幾度か拝聴済。ずばりオーケストラがあまり上手くない(技術的な不備に非ず)やや遅めのテンポを採用して細部入念に描き込んで勢い、推進力が犠牲になっております。そこはお国もの、それらしい風情と雰囲気はあって、金管大爆発部分に入れ込みやや不足、弱音部分でのテンションが下がるんです。「祭」にオルガンを欠いているという指摘はほんまですか?「五十年祭(Il giubileo)」〜「十月祭 (L'Ottobrata)」への編集ミスはデータ聴く限り間違いなし。(CDではどーなっているのか不明)


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

咳が続いて眠れず、熟睡不可、断続的に眠れれば良しとしましょう。せっかく春らしい風情に至ったのに、残念な体調です。女房殿もノドが痛いとのこと。昨日は昼から帰ろうと考えていたら、ナント電話回線故障、FAXも通じません。東京本丸総務にケータイから連絡入れたばかりに、すべての連絡先が自動的に自分になっちまって、身動き不可。結局、業者が来て交換器端末調整、修復なったのは夕方でした・・・

ワタシはExcelには詳しくなくてほんの基本ワザのみ(だから自宅ではWPSオフィス無料版で充分)、某作業引き継ぎの関係で関数処理が必要となって、手順(らしきもの)をみたらどーも非合理的に見えて、自分なりに組み替えましたよ。いずれお仕事は合理化、ラクするためのはず、どーしてもっとシンプルに、わかりやすく、カンタンにできないの?不思議です。自分はAccessが大好きで、その活用を前提にすべてのデータ(日常扱うもの)を整えます。そういえば、Excelで実績推移ちょうだいね、とお願いしたら、全部全角数字!で入れてきたやつおったなぁ。今時、パソコンに触れぬサラリーマンはいないと思うけど、データの汎用性とか、使い回し、同じものを手作業入力し直さない、といった基本事項を理解してない人はいっぱいいますよ。つまり、パソコンで仕事を増やしている!マクロは引き継げないし、版が変わったら動かないし、もちろんサード・パーティ・ソフトの互換性はないから使いません。というか、使えない。お勉強の対象外。

NAXOS 8.660336 Ravel 歌劇「子供と魔法」/組曲「マ・メール・ロワ」〜レナード・スラットキン/国立リヨン管弦楽団/エレーヌ・エブラー(s)/ブリテン合唱団/ジュン・コア・シンフォニケ/リヨン国立歌劇場合唱団(2013年)・・・このこども向けオペラは初耳、初体験。静謐、繊細、舞台の動きが手に取るように理解できるリアルな音質、メルヘンに溢れた旋律は平易ではないと思います。傾向としては「ペレアス」っぽい感じか。Leonard Slatkin(1944ー)も70歳過ぎて、現在デトロイトとリヨンの兼任らしい。生粋の亜米利加指揮者はここ最近、意欲的に仏蘭西ものを録音して、この人はレパートリーが広いですね。まだ作品の真髄理解に至らないからなんとも・・・状態だけど、馴染みの「マ・メール・ロワ」含めていねいに洗練された抑制表現でしょう。

Bis BISSA1720Respighi 交響詩「ローマの噴水」/「ローマの松」/「ローマの祭」〜ジョン・ネシュリング/サンパウロ交響楽団(2008年?)・・・目の覚めるような音質、南米にこんな輝かしいアンサンブルがあったなんて!ほとんどトスカニーニ、ライナー以来の感銘有。往年の名オーケストラに負けぬ技量テンションということでっせ。John Neschling(1947-)は2008年はこのオーケストラを馘首され、2013-サンパウロ市立劇場の芸術監督とのこと。

せっかくの春もほとんど寝たきり、残念な連休であります。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

睡眠不如意も3日続くと体力的にキツく、意識も朦朧としております。呼吸困難はないけど、喘息症状みたいな感じ。咳と痰がずっと続いております。極端な寝不足から眼と頭の痛みに苦しんでおります。自分がこの間処理したデータ、大量の抜け、漏れ、日程毎違いなどを指摘されたり、自分で気付いて修正する日々、こりゃ怖い。それはそれでフォロー修正できて、全般にお仕事は順調に進捗しております。焦点は来週以降の転入者への(お隣のド残業先輩)引き継ぎでしょう。我流のやり方を強制するだろうけど、それは勘弁してね、毎週待ったなしの締め切り実務の手順、仕掛り途中、未着手課題のみ提示いただけんか・・・ムリやろなぁ、本日出張週末休み、祝日明けに新しい人が出てくるのに、自分の机そのままでしたから。(女性スタッフが怒って数人で強制移転済)

本日土曜出勤当番。当面の実務処理は終えてしまって、発生予想されるトラブルやら毎週の実績評価出力のパターンを検討しましょう。できれば昼で辞去させていただいて、午後1時からスポーツクラブに行きたい。咳と痰と睡眠不如意に負けたくないので。エイプリル・フールに大学時代の親しい諸先輩より呼び出し有。それまでに酒に耐えられる体調に戻したいもの。ぐずぐずお仕事の愚痴より、そちらのほうが人生大切ですよ。北海道の親父(90歳)は無事退院、自宅に戻ったとのこと。シブトイのぉ、不肖の次男坊は弱っているのに。

昨夜の二時間ドラマ「さよならドビュッシー」は全然ツマらなかった。原作はよさ気だけどなぁ、未読です。映画はいかがでしょうか。Beethoven(テンペスト)の演奏はとてもよかったけれど。

POCA-1108Beethoven 交響曲第3番変ホ長調「英雄」/第4番 変ロ長調〜ジョン・エリオット・ガーディナー/革命的浪漫的管弦楽団Orchestre Revolutionnaire et Romantique/1993年)・・・音楽に優劣やら順位を付けるのもナニだけど、使用楽器演奏スタイルさておき、これがヴェリ・ベストの手応え有。ノン・ヴィヴラートの古楽器はテンションにも厚みにも不足なし、打鍵鋭いティンパニに快速イン・テンポ、切れ味たっぷり、ノリノリのアツい演奏であります。10年以上前から聴いていたはずなのに、これほどまでに響きが洗練され、充実していた!そんなことに気付きませんでした。演奏スタイルは第4番もまったく同じ、音質も極上。内声部の気付かなかった美しい旋律に新発見続々、この作品にこれほどの感銘を受けたのも久々。現役世代が一流オーケストラを率いた演奏をいくつか拝聴して、響きが美しくない(濁る)ことが気になっておりました。もっとヤワい、響きの薄い古楽器系演奏も好きだけど、これは”アンチ古楽器派”さえ納得させる迫力かも。

POCG-10224R.Strauss 交響詩「ドン・ファン」 /交響詩「死と変容」(1976年) /Respighi 交響詩「ローマの松」(1982年)〜セルジウ・チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団・・・世評芳しくない(らしい)Beethovenもとても良かったと感じて、チェリビダッケの緻密かつ巨大な個性はお気に入り。シュトゥットガルト時代(1971-79年首席客演)はテンポも晩年ほど遅くはなくて、メリハリもスケールもたっぷり、悠々と旋律を歌わせて手応え充分。「松」はここ最近聴いた中では最高の出来!圧巻の語り口の上手さ、オーケストラのコントロール完璧。大爆発。オーケストラは素直な暖かい響きですね。チェリビダッケの嗜好かな?自らの色を強く出すオーケストラを嫌うのかも。

PHILIPS 420 952-2 Mozart カンタータ「悔悟するダヴィデ」K.496 ネヴィル・マリナー/シュトゥットガルト放送交響楽団/南ドイツ放送合唱団/マーガレット・マーシャル(s)/イリス・フェルミリオン(s)/ハンス・ペーター・ブロホヴィツ(t)(1987年)・・・これは途中迄。歌が聴きたくなったので。未完のミサ曲ハ短調K.427から何曲か流用して、名曲でないはずがありません。首席指揮者を務めた時期(1983-1989)の珍しい音源。音質演奏とも充分現役。

今朝、CD棚を探って偶然、15年ほど前の自主CD発見(岡山時代)早速再生してみたけど、まったく問題なし。当時は未だCDRはそれなり高かったはずだけど、一番安かった特売品を買ったはず。けっこう保つんですね。では、行ってきます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

抗アレルギー剤は効かず、鼻水が咽に落ち込んで咳が止まらないからほとんど眠れない。やはり耳鼻科はヤブなのか、風邪症状は治まった自覚あるけれど、これじゃ全然まともな生活送れませんよ。睡眠不如意連続。困ったなぁ。

昨日は(定年退職継続雇用を契機に別なお仕事に変わる→正確に云うと上司に頼んで変えてもらった)お隣のド残業先輩のお仕事内容聞き取り、上司と同席。11年間同じお仕事して、頑固に自分のスタイルを積み重ねて来たのだな。一年分の日報を印刷してきた(紙節約厳しい指示なのに)のには閉口、大きなこと(と自分が信じること)こだわってきたこと、の説明がほとんど、来週連休明けから実務作業としての流れやら、作業手順(所謂マニュアル)がない(おそらく作れない)だれにでもできるよう乾いた実務処理になっていない。要らぬスタイルに固執するからいくら時間があっても足りないでしょう。ようわからんけど、ほんまに必要な事象は20%くらいと類推(想像です)省略したり相手の意向に従って最低限の情報提供に変えたり、合理化を進めないから、延々と(要らぬ)お仕事積み重なっていくんです。

誰のマネージメントも受けず、狭い範囲を任されてきた結末がこれでっせ。どんなに混乱してもいったん個人から開放して、問題を明らかにすることを強く主張したのは自分です。おそらく来週から宙に浮く取引先への連絡案件(毎週)があって、当面それをクリアするつもり(それをやりつつ、それがほんまに必要なのか、見極めましょう)。お仕事内容さておき、自分は大きな仕事をしている、複雑な案件をこなしている!=自らを大きく見せる姿勢の醜さ、哀れさ、サラリーマン晩年の同世代として切なく拝聴しました。難しいことをわかりやすく、平易なことを面白おかしく、人に語ることがワタシの目的です。年格好役回り的に、在庫処分管理とか人様のいやがることを率先してやっております。

そんなこんなで珍しく残業したこと+体調(咳)もあって音楽に集中できぬ日々。

Wagner 舞台神聖祭典劇「パルジファル」〜アンドレ・クリュイタンス/ミラノ・スカラ座/シャーンドル・コーンヤ(パルジファル:t)/リタ・ゴール(クンドリー:s)/ボリス・クリストフ(グルネマンツ:b)他(1960年ライヴ)・・・もちろん最初の方のみ。いささか時代から隔たったぼんやり茫洋とした音質。Wagnerの主たる作品の名旋律にはほとんど馴染んで、唯一これのみ幾度聴いてもぴん!とこなかった・・・時節到来、とうとう前奏曲から陶酔を感じるように。曇った音質からクリアな響きが類推できるし、歌い手の声はわりと聴きやすい。先入観として抱いている男声の声質と違うような?ド・シロウトが云々すべきネタはありません。

Mussrgsky 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」〜ハルトムート・ヘンヒェン/マドリード交響楽団/インテルメッツォ合唱団/ボリス・ゴドノフ/ギュンター・グロイスベック(b)/フョードル/アレクサンドラ・カドゥリーナ(ms)/クセニヤ・アリーナ・ヤロワヤ(s)他(2012年レアル劇場ライヴ)・・・プロローグ(24分)+前奏曲迄ちょろ聴き。これもネットから音源入手。.mp3/192kbpsは少々厳しい感じ。こちらは散々馴染んだお気に入り、まず芯の甘い音質にちょっとなぁ、といったところ。

ほか WL 5167 Respighi 交響詩「ローマの松」〜アルジェオ・クアドリ(Argeo Quadri/1911-2004)/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1950年頃)・・・LPリッピングのネット音源也。これも音質あまりよろしからず。けっこう細部の様子は理解できて、あまり上手くないオーケストラを豊かに歌わせて語り上手、それなりに愉しめました。

では、行ってきます。明日、出勤当番。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

前水土曜のスポーツクラブを断念してほぼ10日ぶりにスポーツクラブ再開、いつも通り先に45分間のエアロ・バイク実施はここで体調確認するため、消費カロリー通常の2/3なのは代謝が落ちているせいでしょう。大丈夫、そのまま45分、難行苦行のエアロビクスも45分、本日は男性陣総崩れ黒一点となりました。妙齢の女性軍団はほとんど顔見知り、皆元気でっせ。夜は鼻水に苦しんで(レギュラー抗アレルギー剤はほとんど功を奏せず)不眠状態に苦しみました。一昨日(失礼した)お別れ会は大盛り上がり!だったらしい。史上最高の二次会参加者(カラオーケストラ)に終電ギリギリ!赤ちゃんを旦那に委ね、ギャン泣きするこどもをスマホにて確認しつつ、参加された方も・・・嗚呼、その輪に参加したかった!羨ましい。

ここ一週間、体調不良のままデータ理処理していたもの中、日程設定(オソロシイ)間違い次々発覚〜一件は指摘され、一件は自分でみつけました。あわててデータ一斉置き換え実施、まだあるかもしれません。本番(商品実納品)迄にどこかの工程で発見され、ご指摘を受け、修正すれば良いんです。結果として取引先にご迷惑を掛けなければOK。自分の努力、改善工夫は前提としてミスすることは恥(隠すべきこと)ではない。お詫びして、フォローして済むミスはミスに非ず〜これはマネージャー時代の自分のモットーでした。だから自由に、大胆にやれ、と。

三年間お隣で苦しめられた1年先輩も、本日限りに場所移動します。本日上司と引き継ぎ内容聞き取りへ。定年退職継続雇用、そしてお仕事変更へ。人との出会いにムダはないようで、若く元気、優秀な人々が育っていく〜そんな中で、自分がヴェテランに至って役割とか示すべき規範とか、馴染んだり譲ったり学んだり、それができないと悲惨なことになる〜これぞ反面教師(毛沢東語録)なのでしょう。自分だけの世界に固めていた人、おそらく引き継ぎはまともにできないでしょう。次の若い人には苦労を掛けるかも、一生懸命フォローさせていただきます。

TOCE-55054Beethoven 交響曲第7番イ長調〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1989年ライヴ)・・・例の如し遅いテンポ(16:06+9:46+9:05+7:56=計43分)微に入り細を穿つ徹底した味付け表現、リズムの躍動ノリより、細部の彫琢を優先した唯一無二の個性であります。一般に評判はあまりよろしくないようだけど、ごりごり低音は効かせず、美しいオーボエも印象的、淡い色彩のオーケストラを操って、これほど聴き馴染んだ名曲を新鮮に聴かせてくだされば、それは充分な価値でしょう。たっぷり堪能して、また聴きたいと思わせるもの。

では、行ってきます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨夜夜10時頃、早速抗アレルギー剤(症状悪化時のとんぷく的強烈なやつ)服用して、副作用にドラマのような意識喪失はなくて、11時には就寝して朝迄熟睡。今朝、相変わらずの鼻水さておき、体調かなり爽快、今晩のスポーツクラブは大丈夫でしょう。パンとヨーグルトが切れていたので、ご近所コンビニへ〜けっこう冷えるけれど日差しは春。肩とかバリバリなのは、数日間寝込んで運動不足なせいでしょう。誰に頼まれたわけでもない定時より一時間早めに出勤している件、ここ一週間の体調不良を受けて30分ずらすことも検討しております。それでも職場一番に間違いなし。いずれ、本日より通常生活に完全に戻します。

昨日は時間もあったし、いろいろ音楽聴きました。Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜カルロス・クライバー/シカゴ交響楽団(1978年ライヴ)・・・ファンの方なら皆知っている亜米利加デビュー音源。海賊盤入手された方も多いことでしょう。こちらネットよりデータ入手、アナウンスというか解説?も一緒に入っている放送音源風、たいした音質じゃありませんよ。1974年ウィーン・フィルとのセッション録音より前のめりにテンポ速め、オーケストラの個性やら残響少なめのホール(おそらくシカゴ・オーケストラ・ホール)ライヴの感興もあって、いっそうノリとアツさを感じさせる演奏であります。日常聴くべき音源に非ず、好きな人は好きなんだろうなぁ。

Beethoven ピアノ協奏曲第4番ト長調〜エミール・ギレリス(p)/ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1968年)これも著名な定評ある演奏也。3種あるギレリスの協奏曲全集中、一番音質状態がマシというか、これもネックが音質との噂ばかり聴いて、ジョージ・セルは録音環境に恵まれない人でした。覚悟していたせいか、苦になるほどのこともないフツウに聴ける水準の音質、なによりギレリスの硬質クール、瑞々しいタッチを堪能できました。足掛け20年に及ぶ苦手系の作品は、第5番「皇帝」を除いて快く聴けるようになりました。とくにこの作品は第1楽章「Allegro moderato」諄々と穏やかな冒頭ピアノ主題から、終楽章「Rondo Vivace」は春の目覚めのような爽やかな風情が好ましい。ジョージ・セルによる驚異的なアンサンブルは云うまでもありません。

YedangClassicsBeethoven ロマンス ト長調 作品40(マリス・ヤンソンス/ソヴィエット国立交響楽団1979年ライヴ)/Paganini ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調(ネーメ・ヤルヴィ/エストニア国立交響楽団1978年ライヴ/モノラル)/Glazunov ヴァイオリン協奏曲イ短調(アレクサンドル・ラザレフ/ソヴィエット国立交響楽団1981年ライヴ)〜ヴィクトール・トレチャコフ(v)・・・2000年頃岡山にて大人買いしたYedangClassicsは処分残30枚ほど、これは悪評高き旧ソヴィエットのライヴ音源ではかなりマシ、やや肌理が粗くオン・マイク。(Paganiniはモノラル)これがキリリとして硬質な美音+超絶テクニックは爽快なほどであります。若きヤンソンスとのロマンスはしっとり艶やか、相変わらず薄ぼんやりぱっとせんアンサンブルなエストニア響も懐かしく、いっそうトレチャコフの技巧の冴えが際立ちます。Glazunovの哀愁の旋律にも文句なし。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

滅多にせぬマスクなどしつつ、おそるおそるお仕事再開、夕方くらいにはかなり体調改善、帰宅後はほとんどフツウに、この調子だったら本日お別れ会参加可能かも・・・それは大間違い。就寝後の鼻水、痰、ひどい咳復活、眠り浅く夢見よろしくなく4時に(否応なく)覚醒、再び体調の悪化、発熱を自覚、そのまま起きだして様子を伺っております。このまま出勤するにせよ、酒席への参加はムリかな。会費のみ支払って辞退いたしましょう。なかなか一直線に良うならんな。

民主党+維新=民進党に決まったらしい。立憲民主党もそうだけど、センスないなぁ、おカタいなぁ。みんなの党、維新の会とか、雰囲気を感じるネーミングでしたよ、消えちまったけど。いずれ本質問題に非ず。ゆるキャラ「民主くん」失業の危機とか。愛着を感じにくい(人気出そうもない)存在でした。参院選はしっかり安倍ちゃんと戦って欲しい。今井絵理子には入れたくない。昨夜の二時間ドラマは国仲涼子が可愛らしかった。山口紗弥加も素敵。今井雅之追悼。

昨夜はようやく音楽を聴ける状態に復してSONY SICC1175Brahms 交響曲第4番ホ短調〜ズービン・メータ/イスラエル・フィル(1992年)を拝聴しておりました。とんだ記憶違い、メータの新旧交響曲は全部音源揃えたつもりが、さんざん探した挙句各々第4番しか聴いていないことを自覚いたしました。宣伝文句は「手兵イスラエル・フィルの芳醇な弦の響きと明澄で艶やかな管の響き」〜褒め殺しも過ぎると空疎にといった事例であります。いささか懐古的な衣装をまとった哀愁の美しい交響曲は、スケール大きく、ていねいに表現されても、あまりにフツウ。録音?体調のせいか、オーケストラのサウンドも”芳醇、明澄、艶やか”に非ず、乾いたような薄さを感じます。十数年前、岡山在住時のイスラエル・フィル公演を聴き損ねた(Mahlerの交響曲第7番であった)ので、これが真価を伝えるものか判断不能。いささかいじり過ぎのアーノンクールを称揚するつもりもなく、オーソドックスなのも悪くないけど、宣伝文句に鼻白むばかりであります。

もう一発、これは数日前に聴いたもの。Warner 9994043612Mozart 交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.441(1954年モノラル)/セレナーデ第13番ト長調K.525(1956年ステレオ)〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団・・・往年の巨匠(1885-1973)晩年の録音は、ここ数年、ようやくまとめて聴く機会を得ました。泣けるように劣悪音質なVOX音源やら怪しげライヴはすべて処分済。Mozartを集めた8枚組(Warner 9994043612)は新旧録音を揃えて下さって、こちら旧録音。前者はEMIへの最初の録音らしい。これも彼らしい茫洋と巨大なスケール、じっくり腰を据えた遅めのテンポ、冷めた浪漫表現顕著、但し、1954年録音はいささか音質的に厳しい〜けっして悪いくはないけど、わざわざムリして聴くべきものかいな、というのは当時風邪症状最盛期最悪の体調故の印象かも。「アイネ・ク」はなんでも、どんな演奏でも愉しさ間違いなし。さほどに巨魁な違和感もありません。

では、行ってきます。

ほとんど眠れていないし、体調不良最悪。しかも本日はお仕事一週間の山場、お別れ会は断念し、幹事役にお詫びし会費のみ支払いました。鬼神の如きスピードでデータ処理クリアして、取引先に送付(頭痛もひどく)昼から辞去いたしました。年度末を迎え、人事異動(引き継ぎフォロー)もあって、これ以上休めませんから。耳鼻科に通院したら、風邪症状はほとんど快復、花粉症が酷いとのこと、鼻の粘膜が血だらけ、たしかに洟をかむ度そんな感じでした。この際、抗アレルギー剤の副作用云々してられぬ、通常のヤク+症状悪化時のとんぷく的強烈なやつ(眠気半端ではないらしい/併用せぬようお達し有)更に強力スプレー(点鼻薬)も支給され、たっぷり医療費支払ってきましたよ。仕方がない。

今晩、しっかり対策をとって睡眠、風邪症状がクリアできているのなら、明日のスポーツクラブ(難行苦行)ムリムリ復活させましょう。酒席断念は正しい判断と思います。

女房殿、ご近所知り合いの旦那が亡くなって葬式へ。71歳?胆管から肺にガンが転移して、先々月くらいまでけっこうフツウに生活していたらしい。もったいないなぁ、まだ早いっすよ。ヘヴィスモーカーだったらしい。我が親父もぼちぼち危ういんだけど、90歳になったからなぁ、曾孫も抱いたし、納得のシアワセな人生だと思いますよ。先ほど、某音源の情報やらコメントを探して偶然「ならしのの風に乗って〜二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記」ブログに遭遇「2016年1月8日の朝、主人が突然倒れ、そのまま逝ってしまいました」とのラスト記事が・・・数日前までちゃんとお正月を迎えて日常生活、更新もされておりました。体調不良の影など微塵も感じさせない(後ほど、細部読み進むと63歳だったのですね。兄の世代だ)・・・こちら、お見舞いのメールをいただくほど、いつも体調不順です。(3年前に名古屋方面に転居して以来、とくに)

原因もはっきりしたので、自分なり全快宣言、但し、花粉症は対処療法で乗り切りましょう。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

薄ら寒い雨模様、本日は最高気温10度に届かぬそう。昨日は引き続き寝たり起きたり・・・但し、胃腸の調子はずっと悪くなかったし(食欲もある)、昼からは明らかに改善の手応え有、大事を取って床について断続的に睡眠(昼寝)・・・それでも夜眠れぬことはない。節々の痛みと、鼻炎状態は続いていても、出勤はできそうです。昨夜【♪ KechiKechi Classics ♪】の定例更新ムリムリしておきました。ま、R.Straussが聴ける体調になったということですよ。明日、職場異動者のお別れ会なんやけどなぁ、お金のみ支払ってご遠慮するか、明日朝の体調で決めましょう。

CBS MDK45650 早く就寝して早朝起床、体調確認しつつ音楽拝聴しております。R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜ズービン・メータ/ニューヨーク・フィルハーモニック(1985年)・・・昨夜のは大人しめのR.Straussやったし、今朝は本格的なハデハデしいやつを音量控え目にて体調確認。1978-1991ニューヨーク時代のメータの評価はあまり芳しくないようだけど、オーケストラの世代交代を進めて、残された録音はどれもけっこう豊満なサウンドは悪くないと思うけどなぁ。1968年の旧録音(32歳)の評判が高いようだけど、こちら音質条件良好、迫力+オーケストラの明るい華やかな響き、アンサンブルは整って意外としっとり仕上げ、いずれ文句なく充実した演奏であります。45歳、メータも若かった!ニューヨーク・フィルはアラン・ギルバート(49歳)が降りて、2018年よりヤープ・ファン・ズヴェーデンが音楽監督になるそう。若い次世代のようでも、もう55歳でっせ。

先週ボロボロ、今週は手探りで始まります。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

もう風邪症状悪化も4日目、週末ゆっくりして快復を狙って、なんとか一回サボったスポーツクラブ土曜再開できんかい、そんなことを考えていた昨日午前。体調は悪化する一方、熱も出てきて12時前ぎりぎりに通院、インフルエンザの検査をしていただきましよ。うわぁ、このまま数日お休みかな?覚悟していたら「陰性」とのこと。ただの風邪+花粉症の悪化なのでしょう。(いつもはヒマな医院もインフルエンザ大流行?混んでおりました)気分的なものか、本日ちょっぴりマシです。昨日一昨日は音楽を聴きだして15分も経たぬうちに寝落ち状態・・・まともに集中できない・・・のは既に一週間以上の状態也。

偶然に見た漫才は名手ばかり登場、途中81歳の親父(元教師)と娘による「めいどのみやげ」(新人ユニット?でもないらしい。ベッキーのサン・ミュージック所属)が抜群に愉しかった。老人保健施設訪問では受けるかも、いや自虐ネタはあかんか。

宮部みゆき「おそろし」「初ものがたり」拝読。ここのところノーミソは江戸時代(市井の庶民の生活)にスリップしております。前者はお得意のオカルトもの、筋書きの一部に記憶があって、以前に読んでいたのかも。袋物屋の三島屋は、振り歩きからやがて店を構えるに至った経過を手際よく説明しているし、姪のおちかを預かって百物語を集めることとなる・・・ラストはほとんど「SPEC」ですよね。ま、ちょいとご都合主義的だけど、それはそれで(例の如し)女性の機微を描いて、なかなか読み応え有。

「初ものがたり」「ぼんくら」の一世代前といった設定になって、政五郎の師匠にあたる回向院の茂七が現役時代、主人公になっております。初ものを契機に物語が展開していく短編集、どれも喰いもんが美味そうで、カツオは仕方がないけど、謎の屋台の親父(元・武士とか)のいなり寿司とか、その付け合せが喰いたいくなって仕方がない!(ということは体調はさしたることはない、かも)いかにも続編がありそうな中途半端な謎を残して、著者自身のあとがきによると、それはないそうです。

「おまえさん」三度目の拝読(途中)に至って、持論訂正。間島伸之輔はキンコメの今野にと主張したけれど、読みが浅かった!武芸に秀で、颯爽と長身(ここポイント)但し容姿に問題有な金壺眼、ここはぴったりだけど、颯爽と長身が大切なんですね。そんな役者さんいるっけ?今野は身長が足らんし、あまり生活が豊かではない町人風情が似合うかと。(ここで休憩)

朝一番の執筆は上記がやっとこさ。朝食後、女房殿の事務所のノートパソコンの調整をして(ザ・デストロイヤー団塊のおじさんが入れた要らぬソフトを削除)二度寝うつらうつら。昨日息も絶え絶え聴いておりました。(現在こたつ中)カンニング竹山「オレオレ詐欺をふせぐのは、オレだ」のCM、秀逸。感動的。

Decca 4663892Mozart 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜ヨーゼフ・クリップス/ウィーン・フィル/国立歌劇場合唱団/ドン・ジョヴァンニ:チェーザレ・シエピ(b)/騎士長:クルト・ベーメ(b)/ドンナ・アンナ:シュザンヌ・ダンコ(s)/ドンナ・エルヴィーラ:リーザ・デラ・カーザ(s)/ドン・オッターヴィオ:アントン・デルモータ(t)/レポレッロ:フェルナンド・コレナ(br)/ツェルリーナ:ヒルデ・ギューデン(s)/マゼット:ヴァルター・ベリー(bbr)(1955年)・・・1/3枚聴くのがやっと。恥ずかしい(懐かしい)駅売海賊盤(抜粋)で昔、聴いてましたよ。見栄を張って英DECCA正規盤の写真を載せたけど、Documentの激安10枚組入手、音質は時代なりかなぁ、オーケストラはやや鮮度を欠いて、歌手の貫禄ある存在感はしっかリ受け取ること可能です。シエピの色気はたいしたもんやな、シュザンヌ・ダンコもほとんど伝説の人でっせ。劇的な序曲から甘いアリアはほんま名曲!コメントはこれがやっと。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

せっかくの週末休みもこの体調じゃなぁ、鼻詰まり+全身倦怠感がかなりひどい。北海道の母親から毎日のように電話が入って、入院中の親父の様子を教えてくれるのは、おそらく覚悟を決めつつあるんじゃないか。切ないことだけど、90歳だしなぁ、昨年末ころんで顔を怪我したり、椅子から落ちて骨折したり、そして肺炎でしょ、各々対処はできても、その度に弱っていくのでしょう。生まれてすぐに父親を亡くした末っ子は、二人の息子に限りない愛情を注いで昭和を疾走、人生の規範を見せてくださいました。不肖の次男坊はたっぷり親孝行したつもりだけど、足らんかったか。わずか半年前まで高速道路を運転していたから、それなり元気だったんだけどなぁ。

昨日、取引先往復時、車中音源はNAXOS 8501057Saint-Sae"ns 交響曲第3番ハ長調「オルガン」〜スティーヴン・ガンゼンハウザー/スロヴァキア放送交響楽団/イムリフ・サボー(or)(1988年)/Franck 交響曲二短調〜ロベルト・ベンツィ/アーネム・フィル(1995年)・・・すっかり贅沢が身についた後期中年サラリーマンは、わざわざこんな知名度の低い音源を求めなくても、いくらでも世評高いものを聴ける身分となりました。若くて元気な頃、貧しくてLPCDは高いから、ほんま厳選して入手したものですよ。ロベルト・ベンツィさておき、スティーヴン・ガンゼンハウザー(亜米利加のヴェテラン/1942-)はその頃を思い出して懐かしい。スロヴァキア放送交響楽団も同様、初期NAXOSのレパートリーを支えておりました。当時、やや粗製濫造気味な音源は出来不出来バラつきもあったものです。

久々の拝聴は音質かなり良好なこと、誠実に奇をてらったところない表現、オーケストラのアンサンブル、響きの厚みも上々。こどもの頃出会った、第2楽章第2部冒頭オルガンのドミソ和音圧巻の感動が蘇りました。不遜な聴き手は、ここ最近この作品を敬遠して、バーンスタイン(1976年)もマゼール(1993年)もぜんぜんオモロく感じませんでしたよ、自己主張ばかり耳に付いて。Schubertの「未完成」にテイストがよく似て神秘的な第1楽章第1部「Adagio - Allegro moderato」(ハ短調)静謐陶酔の第2部「Poco adagio」。疾走する緊迫感がカッコよい第2楽章第1部「Allegro moderato」(スケルツォのお手本)そしてオルガンに導かれ壮大なるスケールを誇るクライマックス「Maestoso-Allegro」はBachの構成を連想させる・・・演奏云々の個性より、まず作品を!状態のよろしい音質で、そんな(自分なり)原則を思い出しました。

Franck 交響曲二短調は苦手系作品の最左翼、細部まで旋律は熟知しても拝聴機会は少ないもの。最近録音を見かけるアーネム・フィルは阿蘭陀のオーケストラ、ロベルト・ベンツィ(Roberto Benzi/1937ー)は仏蘭西出身(伊太利人らしい)の大ヴェテラン、この時期の音楽監督だったみたい。オルガンを連想させるジミな響き、魔法のような転調はたしかに名曲!これは作品を味わうといった点で文句なしの録音でしょう。10年前の論議も懐かしい

ほかMahler 交響曲第1番ニ長調(「花の章」付)〜ミヒャエル・ハラース/ポーランド放送交響楽団(カトヴィツェ)(1998年)など。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

ま、体調不良で休んだ自分の責任、夜、メールでトラブルを知りました。ちゃんと処理していたものを、わざわざカンチガイして勝手にひっくり返されて大混乱、憤懣やるかたない・・・起こってしまったことは仕方がない、後始末処理するしかないけど、要らぬお仕事増やす人はいるものですね。その当人は(お仕事変更にて)あと一週間で横からいなくなるから、耐え忍びましょう。この横連携の悪さ、風通しのよろしくないことが(三年間感じ続けた)職場運営のマズさそのもの。どーも今週ずっと天中殺っぽい、お仕事も体調も、流れとか巡り合わせ、最悪っす。

・・・てな愚痴さておき、本日「3・11」〜あれから丸5年か。幾度誘われても現地ボランティアに参加しておりません。自分がウソ臭くて。アホが起こしたちょんぼ処理如きで、精神的に後ろ向いてちゃ東北の人々に申し訳ない!・・・そんなこんなで夜、音楽を聴く意欲すっかり萎えてましたよ。昼に

Arts 476872Clementi グラドゥス・アド・パルナッスム(Gradus ad Parnassum)作品44(第31ー40番)〜フランチェスコ・チポレッタ(Francesco Cipolletta)(p)/(第41ー50番)〜マウリツィオ・バリーニ(Maurizio Baglini)(p)

Teldec 825646971879Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/第41番ハ長調K.551〜ニコラウス・アーノンクール/コンセルトヘボウ管弦楽団(1982/3年)など、聴いていたけど、コメントする元気もありません。せっかく快復傾向だった体調も再び悪化傾向。から元気出して、気分変えて一日乗り切るしかない。せっかく耳鼻科に通って診断、投薬、ついでに歯科の定期検診+歯垢除去したのになぁ(歯は無罪放免)。

せっかく一日半休んだのに、体調一進一退。さすがにお仕事溜まって朝一番から全開!休みに限って発生するトラブルはマーフィーの法則、その後処理もありました。いつもは毎朝の儀式として除菌ティッシュ駆使してキーボードをキレイにするんだけど、そんな余裕もありません。昼から取引先に出掛けて気分転換、忙しくお仕事に追われていると気分も晴れました。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

大津地裁、高浜原発第3第4号機再稼働停止判決、画期的。上級審ではひっくり返るかもしれんけど、声は上げ続けなくては。朝日新聞名古屋版「サロンド・ウミヅキ」海月ルイさんによるコラムは例の”ゲス議員”(ゲス不倫って2016年度流行語大賞有力候補/ブッチホンより生き残ると思う)これ以上ない!罵倒の迫力は素晴らしい、爽快なほど。全国各地でこんな地方版コラムがあるなら、デジタル版契約再検討必要かも。

発熱はないけど喉の痛みはあって、お仕事急ぎ仕上げて早退、夜の難行苦行スポーツクラブは(久々に)断念、おとなしくしておりました。なんせ長い勤続年数、有給休暇はたっぷり溜まっておりますから。本日も大事を取って休み、耳鼻咽喉科に通うつもり。季節の変わり目に精神のテンションはすっかり緩んでおります。このところ音楽にほとんど集中できなかったのは体調不良が要因でした。

DELL Inspiron N5110/4gbににLinuxBean入れ直し、無事成功したけれど「Google killing Chrome for 32-bit Linux」との記事発見、もう軽量Linuxディストリビューションには入れられない、昨夜のZolinは旧いのだったから旧Chrome入っていたのですね。仕方がない。Chromiumで動画は動かんので、その時は別なブラウザを使いましょう。wattOS(日本語化済)のディスクとか準備したんやけどなぁ、精神は安易に保守化しているから慣れた環境に戻しました。常駐ソフトから壁紙までまったく元通り。なんせ国産OSですし。*ディスク起動の途中で止まってしまう?のは「startx」と入れて起動出来、HDDインストゥールはアイコンが動かんでも、ターミナルから表示された呪文を入れればOK、今回初めて知りました。(その後、Linux向けChrome旧バージョンを集めたサイトを発見!無事、元の環境は修復されました。この環境では云々、警告がうるさいけど)

Arts 476872Clementi グラドゥス・アド・パルナッスム (Gradus ad Parnassum)作品44(第1-10番)〜アンドレア・バッケッティ(Andrea Bacchetti)(p)/(第11-20番)〜ブルーノ・カニーノ(Bruno Canino)(p)/ (第21-30番)〜ルカ・ラスカ (Luca Rasca)(p)・・・CD4枚分計100曲に及ぶ「パルナッソス山への階梯」(芸術の教則本=練習曲)であります。これは1枚目。ムツィオ・クレメンティ(Muzio Filippo Vincenzo Francesco Saverio Clementi, 1752-1832)は我らがMozart(1756-1791)とほとんど同世代だから古典派か、これまで(正直なところ、どーせ練習曲でしょ?と)バカにしてほとんど聴いたことはありませんでした。作品詳細はこちら、どれも1〜4分といった珠玉の旋律、イメージとしては古典期風情のD.Scarlattiのソナタみたいな感じ、単なる指の練習といった水準を遥かに凌駕して、シンプルな繰り返しは心躍る素敵な、懐かしい旋律は多彩、陰影と変化に富んで、延々と続いて飽きさせません。

時にMozartの愉悦、Bachのフーガも思い出させて(No.13. Suite of 4 Pieces: II. Fuga: Allegro non troppo)名手ブルーノ・カニーノが担当する第12-15番が前奏曲-フーガ-アダージョ-フィナーレといった組曲になっているのですね。この前の第9番-11番は前奏曲-カノン-Allegro moderato e cantabileといった組曲なんだけど、なぜか前2楽章がアンドレア・バッケッティ、終楽章のみブルーノ・カニーノといった泣き別れ担当なのが不思議。第25-27番は、いずれもロ短調の「Introduzione: Adagio sostenuto - Fuga: Tempo moderato」(8分は最長)-「Canone. Allegro moderato」-「Allegro con fuoco」の組曲になっていて、深遠な風情はやはりBachを連想させるでしょう。

時代的にフォルテピアノが相応しいのかもしれないけど、モダーン楽器は清潔に、歯切れよく、豊かに歌っておりました。いずれ天下の練習曲を録音する意欲的なピアニストは腕利きばかり。音質もリアルでっせ。

EMI 6356572Schubert 交響曲第9番ハ長調(ロンドン・フィル/1972年)/Beethoven アテネの廃墟〜「序曲」「トルコ行進曲」(フィルハーモニア管弦楽団/1957年)/J.Strauss ラデツキー行進曲/Suppe 「詩人と農夫」序曲(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/1967年)〜エイドリアン・ボウルト・・・素敵な大曲も一時受け付けなくなって難渋いたしました。冒頭のシンプルなホルン音形から心奪われる歌謡的旋律に、今なら素直に感銘を受け取れる・・・巨匠78歳、堂々たる余裕の演奏はスケール充分。フィルハーモニア管弦楽団との旧い録音は音質が少々落ちます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

熱はないからインフルエンザではないと思うけど、花粉症最盛期?一ヶ月くらい前のように鼻水ぼろぼろ状態に非ず、眼が乾く(これはドライアイ症状ずっと継続)鼻が詰まる、咽がやや痛むから風邪かも、睡眠不如意、体調もノーミソもどんより、お仕事もどんより愉しくないのはいつものことです。春らしい気候にインフルエンザ大流行中、職場にて罹患した二人(女性)は無事復帰したけれど、取引先のご担当が休んだり・・・あちこち猛威は続いているようです。なんとか逃れてほんまの春よ来い!

DELL Inspiron N5110/4gb(LinuxBean)にOS入れ直し、なんか失敗したみたいで、iBus-Mozcがすっ飛んで日本語入力環境が消えて万事休す。Chromeも入らない。(以前使っていた)Zolin-Linux-lightにて再トライ(ChromeもMozcも)順調に導入できたけど、これも数年前に作ったディスクだから版が旧いみたいで、wineが導入できません。Dropboxはちゃんと動いてデータも同期できるけれど、常駐アイコンが出てこない・・・別にお仕事に使っているワケじゃないし、別途メインのWindows10マシンもあるんだから、慌てる必要もなし。新しいOSを試してみましょうか。不具合とか失敗やら、いろいろお勉強することそのものを愉しまなくっちゃ。

さて、今晩のスポーツクラブをどうするか・・・悩みどころです。今朝の朝日新聞全面広告「わたし遺産」大賞、不覚にも涙ぐみそうになりました。華麗なる加齢はノーミソ前頭連合野の抑制機能を劣化させ、涙もろくなるものらしい。ほんまに大切なもの、嬉しいこと、シアワセとはなにかを真正面から考えさせられました。「ひととき」長男に初孫、駆けつけた新米おばあさんと、赤ちゃん便秘騒動も微笑ましい。

TELDEC FDCA 6201 中古@250Bach 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067/第3番ニ長調BWV1068〜ニコラウス・アーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス/レオポルト・シュタストニー(fl)(1983年)・・・アーノンクール追悼。彼のバロック音楽にいささかの疑念もなし、骨太であり、躍動するリズムに表情豊か、味わい深い古楽器の練り上げられた響きに満足。しかし・・・

Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜ニコラウス・アーノンクール/コンセルトヘボウ管弦楽団(1999年)・・・なんやねん、これ。以前に聴いていた記憶も蘇って、小細工ばかり、彼(か)の懐かしい旋律やら暖かい郷愁が感じられない・・・驚いたのは世評高いことであって、HMVレビューでは意見も割れていない。速めのテンポ、細部入念を極めたフレージング、聴き慣れぬ名声部旋律に〜どーも腰が落ち着かない。じつはSchubertにも似たような(感心しない)印象を得ておりました。今朝、第1楽章「Adagio - Allegro molto」再聴中。ああ、勉強不足なのかなぁ、昨夜ほどの違和感はありません。

他、Beethoven 交響曲第1番ハ長調〜アンドレ・クリュイタンス/ベルリン・フィル(1958年)など。これはネットから全曲揃えたと思っていたら、第1/3番保存漏れであったことに気付いたため。では、行ってきます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

心身ともいまいち、状態はよろしくない感じ。熱のない風邪みたいな重苦しさ。集中力も落ちております。Inspiron N5110 DELL Inspiron N5110/4gb(LinuxBean)にOSバージョンが旧いらしく、Chromeが入れられません(Chromiumで充分なんだけど、動画とか動かんので)先々月起動ディスクは作ってあって、これがなぜか起動しなかったり、起動してもセットアップが出来なかったり(アイコン反応せず)四苦八苦、放置しておりました。ようやく入れ直し出来。以前だったら半徹夜で元の環境に戻すのに、中途半端で疲れて寝てしまいました。WindowsでもLinuxでもOS入れ直し作業というのは、ノーミソ鍛錬気分切り替えには一番の妙薬、デスクトップと異なってハードそのものの入れ替えとか、追加機会は少ないけど、ノートパソコンをいじるのも愉しいもの。

それが苦痛になるなんて・・・アカンのぉ。気分転換がうまくいきません。

宮部みゆき「日暮し」(ようやく)上下巻読了。先に「おまえさん」を読んでしまったけど、テレビドラマの「ぼんくら」(2)を先に見ていて、あれはエッセンスというか、換骨奪胎、やはり原作は抜きん出ておりますね。「ぼんくら」以来の一見連環のなさそうな短編が、やがて大きな大河へ合流していくみごとな構成に感心いたしました。「おまえさん」もたっぷりオモロかったけれど、やはり構成とか筋立ての説得力にはムリがあったかな?主役は平四郎であって、弓之助に完全に移行しておりません。匂いをキーに事件を解き明かすこと、幻想的な演劇集団の活躍など、色彩豊かな情景、もちろん登場人物の多種多様な個性の描き方にも感心いたしました。再読必須。

LP時代の素敵なジャケットDvora'k 交響曲第7番ニ短調(1971年)/第8番ト長調(1968年)〜ヴィトルド・ロヴィツキ/ロンドン交響楽団・・・ちょろ聴きばかり、ようやく聴き通したのがこれ。音楽に対する姿勢そのものが粗野な熱気に溢れて、聴き手の胸をアツく燃え立たせる演奏であります。それはアンサンブルの表面を整えることに非ず、旋律表現に力(りき)がはいって、躍動!昔馴染みの作品を真正面から新鮮に聴かせて下さって、これは稀有な価値演奏であります。音質まずまず。

では、行ってきます。昨日からジャンパーなしでOK。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

本日の最高気温20度予測は春、そしてめでたくもない誕生日也。スポーツクラブのエアロバイクの年齢設定を一個上げなくっちゃ。先日引退の声を聞いたばかりのニコラウス・アーノンクール逝去86歳、自分も残された時間はそう長くないのでしょう。昨日、取引先行事対応、昼過ぎにはヒマになって馴染みの取引先営業の方と雑談したら、同世代、こどもが独立して夫婦二人生活も似たようなもの。博多に嫁に行った娘さんに孫は羨ましいけど、週三日介護ヘルパーとして働いている奥様と毎月一回温泉に通っているとのこと。名古屋からバスツァーみたいのを利用しているらしい。我が家は毎週末外食だけど、各々家庭の姿はあるものです。

日曜のお仕事、午後3時には帰宅して、音楽拝聴しつつ居眠り、うとうとして目覚めて一瞬、あれ?なにしていたんだっけ。そんなノンビリとした時間を過ごしました。HMA1951539Pachelbel (1653-1706) 5声のパルティータ ト長調/音楽の楽しみ - パルティータ第1番 ヘ長調/第2番 ハ短調/4声のパルティータ ト長調/音楽の楽しみ - パルティータ第3番 変ロ長調/第4番 ホ短調/4声のパルティータ 嬰ヘ短調/音楽の楽しみ - パルティータ第5番 ハ長調/第6番 ロ長調/カノンとジーグ ニ長調〜ロンドン・バロック/チャールズ・メドラム(1994年)・・・まさに居眠りを誘うシンプル静謐な音楽。大Bach(1686-1750)の一世代前か、生前は人気高かったそう。現在では(ラスト収録の)カノンとジーグ ニ長調くらいかな、聴いたことがあるのは。自分の不勉強棚に上げつつ、あまりにシンプル過ぎて変化や色彩に乏しい?ラスト馴染みの旋律にほっといたしました。

BVCC-35067Beethoven ピアノ協奏曲第1番ハ長調〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/エーリヒ・ラインスドルフ/ボストン交響楽団(1967年)・・・20年以上前、駅売海賊盤の時代にちょろ聴きして以来の久々、自分にとっては当たり前の音源也。現在ではボックスもの集大成以外、入手困難になっているかも。(1956年のヨーゼフ・クリップス全集のほうが入手簡単か。バレンボイムとの共演も著名)これが明朗に暖かいピアノ、技術的に危ういところもなく、上機嫌なBeeやんたっぷり堪能出来。特筆すべきはライスドルフのオーケストラでして、整ったアンサンブル、しっとり深く落ち着いた響きは前任ミュンシュ時代と大違い!音質もびっくりするくらいよろしい。ここ最近、ピアノ協奏曲連続聴き、これが一番肌にフィットいたします。

SONY/RCA 88691916822Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜エーリヒ・ラインスドルフ/ボストン交響楽団/ニューイングランド音楽院合唱団/ジェーン・マーシュ(s)/ジョゼフィン・ヴィージー(ms)/プラシド・ドミンゴ't)/シェリル・ミルンズ(br)(1969年)・・・勢いづいて彼の交響曲全集より「第九」拝聴。山本さんの詳細コメントはこちら。先の協奏曲よりややヒスっぽい感じだけど、音質もまずまず。どうしてもミュンシュの情熱的演奏の比較になってしまうけど、アンサンブルはこちら遥かに上質、彼なり力の入ったアツい演奏かと。細部パートの重ね方の工夫は山本さんの指摘で知ったけれど、細部各パートを曖昧にしない、これみよがしの変化技に非ず、王道を歩んでていねいな仕上げに感心しました。小学校5年生のクリスマスに買ってもらったオーマンディ以来の新鮮な感銘が蘇ったけれど、終楽章には(作品として)ちょいと違和感は変わらない。これは(オモロく聴かせるという点で)フルトヴェングラーの呪縛なのか。声楽の扱いはまずまずでしょう。

では、行ってきます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

さて、気分も重くこれより休日お仕事へ。昼から雨とか?昨日は【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新(幾度聴いて嗜好に合わぬ音楽など)、スポーツクラブもてしっかり汗を流して、宮部みゆきの時代劇文庫本をちょっとずつ、ゆっくり味わいつつ、新しい音楽の切り口を堪能しておりました。

NAXOS 8.553907Nielsen 弦楽四重奏曲 変ホ長調 作品14/へ長調 作品44〜オスロ弦楽四重奏団(1997年)・・・数年前迄、安く出現したCDは無定見に購入して(経済的にムリのない限り)新しい出会いを愉しんでおりました。このCDは中古屋Disk.JJ@500の値札が残って、記憶まったくなし〜こんなものが棚にあったの?〜と思ったら、ちゃんとコメント残っておりました。(なんと16年前2000年の更新)これがスケール大きく、ラプソディックな風情も感じさせる変ホ長調 作品14、へ長調 作品44だって多彩さに於いて負けぬ魅惑の旋律続きました。出会いじゃなくて、再発見だったんですね。

TOCC0326Ropartz (ジョセフ・ギイ・ロパルツ/Joseph Guy Ropartz/1864-1955) 山の日陰で/バレエ音楽 「安息日のための前奏曲」(ピアノ版)/コラールと変奏/カプリース・ヴァルス 「マルグリットの歌」 作品5/初恋 「ブルエット」 作品6〜ステファニー・マッカラム(p)(2015年)・・・ぴかぴかの新録音也。Debussy(1862-1918)と同世代、彼は唯一無二の個性と前衛を誇るけど、RopartzはFranck(1822-1890)の弟子筋なんだそう。いかにも甘美遣る瀬ない、わかりやすい旋律が続いて、お仏蘭西の粋に充ちております。師匠譲りの官能的な静謐なつぶやきが纏綿と続いて、時に歓喜を叫ぶ・・・交響曲二短調の主題にクリソツな部分も有。Stephanie McCallum (1956-)の詳細経歴は探せないけど、NMLにて多く拝聴可能。しっかりとした技巧、クールなタッチとていねいな仕上げに不満はありません。

LSO0587Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調/第8番へ長調〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン交響楽団(2006年ライヴ)・・・幾度聴いて、そのデッドな響きに保留条件をつけていたもの。バービカンセンターでしたっけ?実際こんな音なんだそうですよ。ようやく残響の少ないオン・マイクな響きに耳慣れたせいか、それとも音源再生に改善があったのか、速めのテンポ、引き締まって飾りのない筋肉質表現の躍動、リズムのキレに感銘を受けました。大ヴェテランが古典的名曲をこんな新鮮に、めりはりたっぷりヴィヴィッドに仕上げて、ティンパニの強打も印象強烈。思い起こせば20歳頃、FMエア・チェックして第8番の前衛的な作風に目覚めたのは、ハイティンク/ロンドン・フィル(1974-6年)でした。

では、行ってきます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

お休み中にトラブルというか、ミスというか・・・防ぎようのない商品事故発生、その処理途中でいろいろあって中途半端に不快です。冷静になれば、取るべき対策は限られて、それはそれで仕方がない。動いていれば必ずなにか起こるもの、幾度経験しても精神的に萎え、これがあってこその”緊張感”なのでしょう。週明けにクリアいたしましょう。とにかく一週間終え本日休み、明日は休日出勤して取引先行事対応となります。夜、お仕事から戻る女房殿と待ち合わせて、いつもの爺婆の店で美味いモンを喰いました。ちょいと喰い過ぎ。花粉症?は最盛期に、職場では遅れ馳せインフルエンザが流行って2名(女性)お休み中です。接近してお仕事打ち合わせていたから、潜伏期間にウィルスもらった可能性も有。

EMI 3846992 17枚組2,356円Debussy 喜びの島/前奏曲集第1巻/前奏曲集第2巻〜マルセル・メイエ(p)(1957年)・・・先に正規盤ボックス(17枚)を激安で仕入れたけれど、Membran(Document600209)で1,990円ねぇ、多くの人に聴いてほしいなぁ、この神秘の響き。プレイエルでしょ?Chopinが愛用した銘器メーカーも残念、倒産したとか。前奏曲はミケランジェリのDG録音(1978/88年)を始め種々ライヴを愛聴して、その濃密な集中力に圧倒されておりました。こちら柔らかいニュアンスに充ちたタッチ、それはウェット曖昧に非ず、技術的にもしっかりとして、時代の香りたっぷり漂います。Debussyの個性的な和声、旋律を余すところなく堪能させて下さってオトナの世界であります。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

結果的に半日休みで用は足りた昨日、昼からゆっくり休みました。本日残務クリアして明日休み、日曜出勤して上司と行事対応となります。昨日、運転免許に会場まで乗り換え数回、けっこう歩くものですね。わかりにくい途中乗り換え、意識してエスカレーターを使わないと足腰の鍛錬には良いかも。以前、出張で金沢に通っていた時、取引先の人たちが「完全に車社会だから、全然歩かない」と言っていたことを思い出しました。本日、最高気温予測18度Cへ、もう春でんな。

BIS SACD-1793Beethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」〜ロナルド・ブラウティハム(p)/アンドルー・パロット/ノールショッピング交響楽団(2008年)・・・半年前に一度拝聴して、スッキリとした響きに感心した記憶有。古楽器の雄・ブラウティハムはここではスタインウエイを使っているとのこと。パロットがモダーン楽器のオーケストラを指揮しているのも一興。宣伝文句に「リヒテルの輝きとポリーニの賢さ、ミケランジェリの覇気を併せ持つピアニスト」とあって、これじゃ彼の個性台なし、結果、なにも語っていない空疎な文言。「評価に偽りのない巨大華麗な『皇帝』」というのも鼻白む感じ。スタンウエィイの華麗な響きを抑制させ、粒の揃った知的な響き、パロットのオーケストラもスッキリとして内省的なもの。威圧的巨魁な「皇帝」は苦手だけど、リリシズムに溢れた美しい表現?は、やがて不完全燃焼と感じるようになりました。(次の合唱幻想曲は聴いておりません)

ARTE NOVA 74321 4969522Beethoven 交響曲第5番ハ短調/第6番へ長調「田園」〜デイヴィッド・ジンマン/トーンハレ管弦楽団(1997年)・・・ハーノーヴァー・バンド〜そしてジンマンと、古楽器古楽器系演奏にすっかり魂奪われてそこから10年、すっかりそちら方面の嗜好に遷りました。初めて聴いた時の感激が蘇ります。軽快なリズム感、素朴かつ明晰な響き、詠嘆に引きずらぬ旋律の歌、オーケストラの技量、音質、どれをとっても納得します。ジョナサン・デル・マーによるベーレンライター版というのは看板に偽りあったそうで、例えば第5番第1楽章「Allegro con brio」に於けるオーボエの自由な装飾音はジンマンの発案らしい。久々の拝聴はこれほど響きが鄙びていたっけ?素っ気なかったっけ、と感じるほど、時代は一巡して豊かな響きのBeeやんもよろしいではないか、ここ最近の感じ方に変化があります。

それ以前ってなにを聴いていたのか〜記憶を辿るとLP時代所有していたのは、カール・ベーム/ウィーン・フィル全集(当時からちっとも良いと思えなかった/現在に至るまで再聴機会なし)+フルトヴェングラー(EMIに非ず、伊太利亜のオーケストラなど揃えた怪しげPHLIPS全集)そりゃ、ハノーヴァー・バンドやジンマンは新鮮に感じたでしょうね。

Beethovenn 交響曲第2番ニ長調/第4番 変ホ長調ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1961-66年)・・・時代はパラダイムの転換へ、オーマンディの全集はようやく2011年にCD化されたけれど、気軽にデータ拝聴可能となりました。第2番ニ長調交響曲は全集中もっともお気に入り(とくに第2楽章「Larghetto」陶酔の旋律)、第4番と併せ、豊かな瑞々しい厚み、適正なテンポ、どこにもムリのない優雅な表現、サウンドをたっぷり堪能いたしました。明るく、マイルドな響き、劇性を強調しない、過不足のないバランスに現代最高のオーケストラの技量を拝聴可能。LP時代の愛聴盤であった「運命」「合唱」は、やがてCD再入手してガッカリした記憶もあるけれど、これは再挑戦の価値はあると考えを変えました。

では、行ってきます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

体調ワリと良好にお仕事もいくつか、ムツかしいことをクリアして夜、スポーツクラブへ。しっかり2時間身体をいじめて結果、夜睡眠不如意、今回は鼻水とか咳とか関係なし、両肘のマウス腱鞘炎悪化の自覚はありました。とくに左側はずっと痛い感じ。朝は寒いけれど、本日明日と昼は春らしい気温になるとのこと。本日、免許更新するのでお休み。愛知県ってずいぶん(こちら居住地から)不便な場所にいかなアカンみたい。こちら華麗なる加齢に新しい場所初訪問にも興味なし、ご当地転居まる3年、ジモティには申し訳ないが名古屋圏に愛着を抱けまへんな。途中、なんか安くて美味いもんでも喰うか。

GEN87102 Beethoven ピアノ協奏曲第1番ハ長調/第2番 変ロ長調〜パウル・バドゥラ・スコダ(p)/ヘルマン・シェルヘン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1951-58年)・・・今更モノラル録音かよ・・・そんな後ろ向きな気分での拝聴はパブリック・ドメイン音源故無料入手可能だったため。当時30歳代、ウィーンの三羽烏(←これって日本語表現ですよね、欧州での言い回しは?)と称され、期待の若手だった頃の記録です。苦手系作品の最左翼だったBeeやんのピアノ協奏曲も徐々にリハビリして、ここ最近心安らかに受け止め、とくに第1番の明るい、若々しい風情はかなりお気に入りとなりました。これが音質明瞭、ころころと玉を転がすような瑞々しいピアノはいかにも清冽清潔な若々しさに溢れて、まるでMozart!なノリ、厳しい鹿爪顔はどこにも見当たらない、足取り軽快爽やかなタッチであります。時に超・個性的偏執的な表現を見せるシェルヘンのサポートもみごと、残るCD2枚分の協奏曲3曲も拝聴意欲高まりましたよ。

ちょいと意外なる成果。

Decca178 003 A数日前、中途半端な言及となったBacarisse ギター小協奏曲イ短調〜ナルシソ・イエペス(g)/ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス/スペイン・フィル・・・俗っぽい、クサい旋律が印象的〜というのは第1楽章「Allegro」冒頭旋律が「月光仮面は誰でしょう」に似ているから。Salvador Bacarisse(サルバドール・バカリッセ/1898-1963)は仏蘭西に亡命した西班牙の作曲家とのこと、ギター好きな方には有名な作品?ワタシは初耳でした。新ロマン主義とやら(1952年作)世代から考えてずいぶんとわかりやすい劇性に充ちた風情、なんせ「月光仮面」ですから。第2楽章「Romanza: Andante」もたっぷり甘い平易なテイスト、寂しげ、かつ牧歌的に変拍子を刻む第3楽章「 Scherzo: Allegretto」はあっという間に終わり、終楽章「Rondo: Allegro ben misurato」は冒頭の俗っぽい、クサい旋律の雰囲気が戻って、リズムは決然として締めくくる・・・Concertinoと呼ぶにはちゃんとした22分ほどの作品でした。

大阪時代はあたりまえに毎日乗っていた公共交通機関(本日地下鉄)、乗客の様子、服装、車内広告、それだけで情報は新鮮!なんせ毎日歩いて数分でしょ?な〜んも外界の刺激はないんです。嗚呼、百貨店では北海道フェアをやっているんやなぁ、別なところでは鹿児島名産を集めて、ラーメン久々に喰いたいな、でもその百貨店がどこにあるかわからない。これはけっこうノーミソ刺激です。「全身脱毛」若い女性の広告の真下に、艶やかな爺さんのハゲ頭が位置していて取り合わせの妙に感心しきり。嗚呼いかんいかん!もっと出歩かないと。ようやく到着した運転免許証更新会場最寄りの駅は「徳重」〜そこからバス、なんか素敵な住宅街でして、長久手に負けぬ感じ。

ゴールド免許書き換えは小一時間で終了、但し、視力が落ちていてギリギリ、次回は眼鏡の新調が必要でしょう。帰りは逆方向の平針駅(こちらはちょっと庶民的か)に向かって、さっさと帰宅しました。どこも興味はない、なんて、出掛けるとけっこう新鮮ですよ、気分は。昼から居眠りしておりました。両膝辺り、筋肉痛なのは昨夜のスポーツクラブのせいでしょう。病的な痛みに非ず。一ヶ月待って土佐文旦到着(最高美味)数日前に壊れた加湿器に新しいのを注文、お洒落だけど思ったより小さかったのは残念。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

3月というのに今朝氷点下。カンベンしてね、この寒さ。昨夜は吸入器活用してしっかり鼻咽のケア、ちゃんと眠れました。そして今夜はスポーツクラブへ、ちょいと心身ともに緩んでいるところに活を入れましょう。明日、免許更新に見知らぬ場所へ出掛けます。認知症JR事故の監督責任判決、あたりまえの常識的な決着と思いますよ。団塊の世代(1947ー1951生)がそこに突入するこれから10年、それをすべて家族に押し付けるのはムリですって。高浜原発再稼働に向け、早速4号機事故連発、推進派も緊張感が足らんのと違うか。自分としては時間を掛けて廃炉へ、その間に放射性物質(ゴミ)をキレイにする技術開発、研究者の育成が大切と思います。

・・・と、まぁ、エラソーなこと云ったけど、日々ぼんやり、静かに過ごす日々・・・

NAXOS 8.572409Malipiero 自然の印象 I、II、III/間隙と静寂 I、II〜フランチスェコ・ラ・ヴェッキア/ローマ交響楽団(2009年)・・・Gian Francesco Malipiero (1882-1973)はBachの編曲ものをちょっぴり、ほぼ初耳伊太利亜の作曲家。耳あたりの良い、甘く、わかりやすい旋律、印象派を連想させる幻想的、静謐な管弦楽。今朝、Sevrac、Ropartz、Chaussonのピアノ作品を聴いていたけれど(ジャン・ドワイアン/ERATO B18D-39029)これが20年前の贅沢CD、当時は新しい音楽を求めて意欲的でしたよ。昨夜は睡眠不如意から体調よろしくなく、しかも、一週間のデータ処理の山場終え、嗚呼、美しい旋律やな、とは思いつつ、全然集中できない。せっかく新しい音楽との出会いを安易に過ごして、自分の堕落ぶりを自覚いたしました。

ヴェッキア/ローマ響はNAXOS、BRILLIANT録音に八面六臂な活躍ぶり、Respighiの著名作品は競合録音が多いからちょいと不利だけど、まずまずしっとりと雰囲気あるサウンドに仕上げているでしょう。

謙虚に仕切りなおしましょう。昨日のギター協奏曲も含め、ちょろ聴きばかりじゃいけない。では、行ってきます。


2016年3月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

寒の戻り。こちらはたいしたことはないけど、北海道は凄い吹雪に死者も出ております。花粉症(?+他の症状も加わって)鼻水盛大に眠れぬことに苦しんで、たしかに春は近いんやけどなぁ。今週は免許の切り替えで途中お休みいただき、日曜は取引先の行事対応となります。昨日は先週の残務もあって、緊張しつつ出勤、ま、結果なんのこともないいつもの週の始まりでした。今朝の朝日新聞、亜米利加の大統領選途中、思わぬ候補の善戦の分析(実行力と現状の閉塞打破)に感心したけれど、興味は「著名人の方言はキャラ作りに利用される」〜坂本龍馬の土佐弁は司馬遼太郎さんの小説からとのこと(誰でもわかる程度に翻訳されている)。西郷さんの薩摩弁もそんな感じでしょう。実際のお国言葉は、鹿児島出身の旧友の方言を聞いても全然理解できませんもの。大久保利通はキャラが確立せず、未だにドラマでは標準語とのこと。そういえば、京都の上七軒は「かみひちけん」と発音するそうな、学生時代ワリとご近所に住んでいたけど、知らんかったな。

 POCG-90174Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1962年)/Mozart ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219(1967年)〜ヴォルフガング・シュナイダーハン(v)/オイゲン・ヨッフム/ベルリン・フィル・・・大昔LP時代からお気に入りでした。ノ協奏曲に編集された時に導入されたティンパニを伴う、自作のオモロいもの(クレーメルも採用)。これもあちこち寄り道して一周回って元に・・・なんともオーソドックス。ソロの音色、オーケストラのサウンドはむしろジミ、落ち着いた味わいでした。半世紀経っても現役でっせ、全然旧さを感じさせない。快速、浮き立つように躍動するハイフェッツ、たっぷり甘美豊満なオイストラフに比べ、こちらなんとも辛口の端正を感じさせて、各々個性なのでしょう。Mozartの明るさは、フィルアップの対比として最高。若い人たちは先人の個性に苦戦しているやろなぁ。

Decca178 003 A今朝、Bacarisse ギター小協奏曲イ短調〜ナルシソ・イエペス(g)/ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス/スペイン・フィル・・・これが俗っぽいというか、クサい旋律が印象的(時間切れ)

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written by wabisuke hayashi


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