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音楽日誌●サラリーマン生活土俵際な日々

サラリーマン生活 土俵際な日々
金沢にて
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2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

静かな、好天の大晦日也。現在お洗濯、掃除最中。昨日、小掃除のつもりが、リビング食卓横に雑然とそびえる山のような女房殿の書類(≒ゴミ?)整理のためにご近所中古屋にて収納すべく本棚物色、職場から借りてき軽バンにぎりぎりに詰め込んで、助手席使用不能→左側が見えずに女房殿運転ギブアップ!そろりそろりと約3分ほど、我がマンションに到着して、今度は4階まで肉体労働でした。昨夜かなり整理したけれど、自分の基準から遠いもの、これから大阪の老母のもとに向かう山の神留守中、さらに移動を掛けましょう。こちら、北側パソコンオーディオ部屋(ことしは例年よりかなり暖かい)巨大CDラック(一列にプラケース約110枚収納が12段。実際はボックスものが多い)一度取り出して埃を拭って清掃は転居以来ほぼ4年ぶり(雑巾交換4枚ほど)CDは11段でお釣りがきて(在庫1/4に圧縮するのに10年掛かった)さらに約1段分自主CD(2年前に作成終了/CDRが100枚ほど余っている)を移設して満杯としました。棚中自主CD、ほんの一部

もう一台、岡山時代に自作したCDラックがあって、これもかなりでかい8段分。ここに残っていたCDを移動させて、自主CD+DVDに焼きこんだ音源データ保存のみとなりました。占有率40%ほど、余裕の収納棚に至りました。更に在庫圧縮していずれCDラック1本に収束させたいもの。音源データは外付け大容量HDDを購入すれば整理可能だけど、故障が怖いから手が出せません。身辺はずいぶんすっきりしました。

更に書籍を紙袋重く満杯分BOOK・OFFへ処分済。帰宅してみたら更に処分すべきものが出現して、本日(年内)再度行くつもり。ちょうどよい散歩になるんです。夜、年内ラスト馴染みの爺婆の末枯(すが)れた居酒屋に訪問(お土産持参)煮物味付けが九州風甘口(ご夫婦は長崎の人)嫌いじゃないけど、ちょいと閉口気味でした。女房殿がひどい風邪をひいたり、お仕事が立てこんだり、久々の訪問でした。

高田 郁「八朔の雪 みをつくし料理帖」(角川春樹事務所)・・・気軽に読める和田はつ子さんの時代劇シリーズを(ほぼ)読了して、次にシリーズとして読み始めた「みをつくし」シリーズへ。例の如しBOOK・OFF100円コーナーにあったものから順繰り入手するから第3冊「想い雲」を先に読んでしまって、なかなかエエじゃないか、最初っから読まなくっちゃと決意したのが11月?「八朔の雪」は幾度中断して昨日、ようやく読了しました。お澪ちゃん(←ぜんぜん別嬪はんじゃない、タレ目)に振りかかる艱難辛苦に思わず、空を仰いで安易に読み進められない、可哀想で。舞台は他の時代劇と同様、花のお江戸、しかし主人公は大阪の人、文化の軋轢と料理の描写の精密なこと「料理人季蔵捕物控」を凌駕することでしょう。ここ最近、NHK-BS辺りでやっている新しい時代劇はお気に入りです。(若手女優も和装が似合う)スマホもネットも、科学調査もない時代の謎解き、心理描写には風情がありますよ。

Newton 8802010Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜スティーヴン・ビショップ=コワセヴィッチ(p)/コリン・デイヴィス/ロンドン交響楽団(1979年)・・・旧録音。1991年サヴァリッシュとの録音よりこちらのほうがずっと好き。PHILIPSのアナログ録音は最盛期だし、Stephen Kovacevich(1940ー)39歳、若手の切れのあるテクニックは瑞々しく、美しい音色に威圧を感じさせない。これはオーケストラとの信頼関係しっかりなコリン・デイヴィスのバランス感覚も寄与していることでしょう。第2楽章「Adagio」の静謐な囁き、優しさ、落ち着きは絶品。終楽章「Rondo: Allegro non troppo」にも蒸気機関車の疾走!みたいな力感より、リリカルな美しさが際立ちました。

 BIS-CD-1036Kalevi Aho (1949-) オーボエ五重奏曲/7つのインヴェンションと後奏曲/フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲〜ラハティ交響楽団室内アンサンブル(1999年)・・・アホという語感がよろしくない・・・閑話休題(それはさておき)現代フィンランドを代表する作曲家の室内楽であります。いかにも現代音楽!自在な構成と旋律は清涼かつ不安な風情に溢れ、軽妙なリズムはShostakovichを連想させても、こちらのほうがずっと明るい。響きは澄んで、時に賑々しく、ユーモラスでもある、緊張感のある不協和音なのに汚く濁らない。オーケストラのソロは技量充分とみました。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

二日続けてのスポーツクラブの結末、両脚(とくに太もも)のハリは相当なもの、一日置いても快復しません。年齢を重ねると筋肉痛は遅れて出る・・・というのは都市伝説なんだそう。年末ぎりぎりまで忙しい女房殿に代わって小掃除継続、無造作に積み重ねた書類が溢れかえるリビングの隅、書類棚を増設すべく一部小さな家具の移動もしてスペースを空けました。自分の職場はペーパーレスが推進され、それ以前より自主的に書類の整理、机上なにもなし!ぴかぴか(ディスプレイ+キーボード+電話+卓上カレンダーのみ)状態にて帰宅、紙情報は引き出しの中のクリアファイルに当面の作業を分類して、終わればドンドコ捨てる!(正確には古紙回収に回す)”データはクラウドに”ありますから。2016年12月CD棚。在庫はまだまだ減らしたい。自宅だって書籍は10年ほど前に最低限小さな本棚一本分、あとは読了すればBOOK・OFFへ。CDも往年の1/4ほどへ、大ラック一本分迄在庫整理追い込みました。(写真は上二段半分空いているように見えるが、じつはもう一本収納はあってその分で埋まるほど)但し、別途自主CD、DVDに焼きこんだデータ音源たっぷり有。本日整理予定。

本日夜、年内ラストのスポーツクラブか、それとも馴染みの居酒屋にご挨拶に行くか逡巡中。書籍の処分(BOOK・OFF)+少々の買い物もしなくっちゃ。CD処分ヤフオクは既に開店休業状態(売れ残りばかり)に、年内ラスト?バルクセール(3枚で250円+送料)分一件昨夜落札ありました。ありがたい、もう一枚ものは売れませんもんね。

TOCE55695Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調/Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」〜上原彩子(p)/ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス/ロンドン交響楽団(2005年)・・・上原さんは噂ばかり、実際の音源を拝聴したのは初めて。しっかり安定した技巧は前提として、Tchaikovskyは落ち着いたテイストに溢れたスケール大きな演奏、前のめりに煽るような情熱を期待すれば、その方向とはずいぶんと異なります。「展覧会の絵」との組み合わせもすごい顔ぶれ、これはリヒテルの刷り込みが大きいけど、ゆったりしたテンポ設定、これも情感に揺れ動かぬニュアンスに溢れた表現であります。叩いたり、力んだり、曰くありげなテンポの揺れもない、完成度としては協奏曲よりよろしい感じ。もしかして指揮者との相性かな?

Accord 4619462Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)/Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」からの三章〜クレール=マリ・ル・ゲ(p)・・・仏蘭西の別嬪ピアニスト、ル・ゲの仏蘭西もの。「ダフニス」のピアノ・ソロ版は初耳です。彼(か)の無限大!な音数を誇る「ダフニス」の多彩をピアノ一台でどう表現するのか、興味津々。これがねぇ(あたりまえだけど)旋律のツボを上手く抽出して、例の清涼なサウンドを上手く再現、というか再構成して雰囲気たっぷり、ほとんど別な作品に仕上げました。良いですね。「ペトルーシュカ」は腕利きピアニストが切れ味爽快にバリバリ弾いているイメージが強いけど、こちらニュアンス豊かな味わい系〜テクニック的な問題でもないみたいで、これはひとつの表現方法なのでしょう。

NAXOS 8.554609Bach 管弦楽組曲全曲(第1番 ハ長調 BWV 1066/第2番 ロ短調 BWV 1067/第3番 ニ長調 BWV 1068/第4番 ニ長調 BWV 1069)〜ヘルムート・ミュラー=ブリュール /ケルン室内管弦楽団(1998年)・・・Helmut Muller-Bruhl(1933年-2012年)亡くなっていたのか。速めのテンポ、さっくりとしたフレージング、キレの良いリズム、ヴィヴラートの少ない音色(第2番のフルートに顕著)モダーン楽器らしいけど、ほとんど古楽器奏法に接近した演奏であります。出会いはカラヤンマゼール、LP時代はカール・リヒターの峻厳なる演奏に圧倒されたけど、現在の耳ならその立派過ぎる重さ、強さに耐えられません。今や古楽器に慣れ親しんで念頭にあるのはトレヴァー・ピノック。こちら独逸らしく生真面目に集中したアンサンブル、もうちょっと優雅な変化があっても良いと思うけど、音質含めしっかり全曲CD一枚分愉しめました。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨日にて一年間のお仕事終了。2016年は”お仕事手応え完全復活”を実感した佳き年でした。毎日毎週毎月はあっという間だけど、こうして一年のお仕事を振り返ると、日々の些細な、小さな積み重ねが大きな成果であったことを痛感します。誰かの役に立つこと、信頼されること、誠実であること。残り4日間を充実して過ごしましょう。昨夜はマシン+エアロビクス計1時間半しっかり身体をいじめてきました。明日も通うつもり。12月は計10回、1回当たり@500を切る計算。大きな地震に不安な夜を過ごされた茨城の方々に比べれば、なんと安閑とした生活なのでしょう。

香港にて社長をされている【♪ KechiKechi Classics ♪】 開設以来の読者より心暖まるメール有。心臓の調子があまりよろしくない(快復済とのこと)のは激務のせいか、大きな会社はその業界そのものが苦しくて、業務の縮小・整理をしなくっちゃいけない立場なんだそう。極東・亜細亜の片隅、名古屋の隣に逼塞する場末のユルいサラリーマン(引退直前)とは大違い、どちらがシアワセなのかは各々の価値観、ワタシは職場内外の人間関係に満足しております。毎日激務+高齢頑迷なお仕事仲間との関係に苦しむ女房殿は(自分で望んで飛び込んだお仕事とは云え)時々、もう辞める!と愚痴っております。

Brilliant BRL92778/EMI録音Schubert 交響曲第6番ハ長調〜リッカルド・ムーティ/ウィーン・フィル(1987年)・・・浪漫派の交響曲には微妙な苦手意識有。Schumann、Mendelssohn、Brahmsさえちょいと気が重く、そしてSchubertも第9番ハ長調「グレート」を除けば聴く機会は少ないもの。こちら小ハ長調交響曲「リトル」は久々の拝聴となりました。作品そのものが明るく爽やかな旋律連続、46歳のムーティは溌剌としてキレの良い歌に溢れました。音質も悪くないんじゃないの?音楽拝聴経験の幅を広げるべく、いろいろ珍しい物を聴いてみるけれど、こうして馴染みの名曲を再発見する喜びもあります。

Brilliant BRL8900 Rachmaninov ピアノ協奏曲第「5」番ホ短調〜ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ(p)/テオドール・クチャル/ヤナーチェク・フィル(2007年)・・・交響曲第2番ホ短調よりヴァレンベルグという方が編曲したもの(第1、第3、第4楽章)だそう。キモは甘美極まる第2楽章「Adagio」でしょう。エリック・カルメンが「Never Gonna Fall In Love Again」に旋律を使っていたことを知っているのは同世代の証拠。硬派オリジナル派の中には眉をひそめられる方もいらしゃるようだけど、作品の真髄をちゃんと引き出して”いかにも”風ピアノ協奏曲はたっぷり甘く、ピアノはしっかりとした技巧にオーケストラも雰囲気たっぷり、堪能いたしました。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

年内ラスト出勤へ。これといったトラブルもなく、先週取引先との商談も一区切り、粛々と日常業務をこなして(いつもどおり)ヒマです。月曜が思わぬ呑み会となったので(酒による体重増懸念を払拭すべく)スポーツクラブは一日ズレ、昨夜しっかり小一時間汗を流してきました。今夜連続、定例エアロビクスの日。微妙なアレルギー症状に洟水、痰の絡みは続くけれど幸い風邪はひいておりません。北海道は久々の記録的大雪らしいけど、こちら比較的温暖な年末であります。職場一番若い24歳女性は昨日よりフロリダ(海外留学経験有)へ、ことし赤ちゃんが生まれた31歳の若手は(息子と同い年)本日昼から実家に帰るそうです。

社宅扱いとなっている現マンションは契約切れ(継続雇用に家賃補助はない。ちょいと高いし)どこかに引っ越そうかと検討したけれど、どうやら家賃はその後下がっているみたいだし、現状のまま個人契約への変更を決めました。但し、自宅でのお仕事も多い女房殿の収納など検討が必要です。北側の我がパソコン・オーディオ部屋を明け渡せ!との要望有〜そうか、なんせ主たる家計の収入を支える立場じゃなくなるからなぁ。いずれ年度末(=正規雇用終了)にはほんまの大掃除、身辺整理、一部家具家電の買い替えを検討しなくっちゃ。

ハインリヒ・シフ(Heinrich Schiff, 1951年11月18日 - 2016年12月23日)逝去。若いのになぁ、2008年に脳卒中を発症したのは未だ50歳代、食生活に問題あったんでしょうか。彼の音源はいくつか持っていたはずだから、あとで探してみましょう。

L’OISEAU-LYRE 414 187 - 2Bach ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV1049/第5番 ニ長調 BWV1050/第6番 変ロ長調 BWV1051〜クリストファー・ホグウッド(cem)/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(初稿1984年録音/キャサリン・マッキントッシュ、ヤープ・シュレーダー(v)/スティーヴン・プレストン(fl)/サビーネ・ワイル 、ミッシェル・ピゲ(bf) )・・・衝撃の初稿登場!といった記憶も、30年以上経ってホグウッドも2014年鬼籍に入りました。独逸系の厳格さはないけれど、生真面目ていねいな仕上げ、フレージングの明快さに感銘がありました。この時点、古楽器演奏技術水準も充分高く、惚れ惚れするほど上手いヴィヴィッドなもの。カラヤンとかクレンペラー辺り往年の巨匠が演っていた時代から一線を画して、スリムに引き締まったサウンド、リズムのキレを感じさせるお手本のような演奏であります。その昔、FMにて初めて聴いた時には第5番第1楽章チェンバロ・ソロが短くて(初稿)ガッカリした記憶があるけど、現在なら聴き慣れたものとは異なる鮮度と受け止めました。

最近の嗜好は、もっとゆったりと優雅に、時にユーモラスに、よう歌う伊太利系がエエかな、と。

SWR19014CDBruckner 交響曲第7番ホ長調〜ミヒャエル・ギーレン/バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団(1986年)・・・硬派な現代音楽を得意とするこのオーケストラも、シュトゥットガルト放送交響楽団と合併したんやなぁ、残念。既に引退したミヒャエル・ギーレン(Michael Gielen/1927-)の録音つぎつぎ出ているみたいですね。Brucknerは第0番第00番が入っていないみたい。Mahlerでは予想外に意外と歌に溢れた表現だったけれど、こちらは想像通りの硬派な、揺るがぬイン・テンポは明晰、怜悧そのもの。さくさくと素っ気ないフレージングも妙に新鮮、非情だけどけっこう情熱を感じさせる爆発もあります。荘厳に美しい第2楽章「Adagio/Sehr feierlich und sehr langsam(非常に荘厳に、そして非常にゆっくりと)」も要らぬシナを作らず、粛々とクール(打楽器入)全曲飽きずに一気呵成に聴き通しました。

では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

我が営業所として2年ぶり?予算達成、締め前にそんな雰囲気だったので「素直に喜ばんとあかんよ、祝杯上げなくっちゃ」と煽っていたのは自分です。出勤すると上司より全員に自主参加で呑むぞ!との連絡有、本来スポーツクラブの日だけれど、経緯的に参加せざるをえません。予約もなにもしていなくて、年末ラスト月曜ってけっこう忘年会も多いと思いますよ。幸い、飛び込み一軒目、激安の店の1階カウンター+α貸切状態10人専有できました(二階は宴会場)。愉しかったなぁ、けっこう美味しかった。たくさん呑み過ぎて身体に良いはずもない、一週間前よりほぼ1kg体重増、本日からしっかり節制して正月を迎えましょう。

CBS MS-6411Schumann こどもの情景 作品15/トッカータ ハ長調 作品7/D.Scarlatti ソナタ ホ長調K.531, L.430/ソナタ イ長調K.322, L.483/ソナタ ト長調K.455, L.209/Schubert 即興曲変ト長調D.899-3, 作品90-3/Scriabin 詩曲 嬰ヘ長調(嬰ニ短調)作品32-1/練習曲嬰ハ短調 作品2-1/練習曲嬰ニ短調 作品8-12「悲愴」(1962年)〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)・・・これはは駅売海賊盤(EYEBIC ECD-50049)1990年頃京都の新京極にあった老夫婦が営む小さなレコード屋(既に跡形もなし)にて入手も記憶鮮明、1,250円くらいだったんじゃないか。オリジナル・ジャケット・コレクションにて正規入手ちゃんとしてあるけれど、すっかり失念しておりました。オリジナル収録通り、例の如し魔法のような甘美滴る流麗なタッチ続いて、どの作品も細部馴染み、ため息が出るような美音は自分のリファレンスになっていたことを自覚いたしました。Schumann、Scarlatti、Schubert、Scriabinのピアノ作品、皆大好きなのはこれが原点だったのですね。

つぎつぎと新しい音源を入手して挙句、原点を忘れていることを深く反省。2016年出勤もあと2日、元気で出勤してきましょう。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

さて、2016年も押し迫って出勤もあと3日、幸い我が職場は”休める条件があれば休む”といった佳きところでして(お仕事さえちゃんとすれば)有休消化も奨励されて、しっかり一週間年末年始お休みいただきましょう。マネージャー時代は若い連中を優先的に休ませて、自分は留守番していたっけ。今回の連休もそうだけど、休んでとくにどーする?ということもないんやけど。いよいよ現在の住居を出るか、そのまま契約を個人に変更して継続するのか・・・女房殿の最終判断待ちです。締め切りギリギリ、正規→継続雇用を契機に思い切って環境を変えるか、いえいえ転居荷造りはメンドーでっせ、とか、思いは揺らぎます。

今朝朝食時にCD再生したONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10、某CD(25年もの駅売海賊盤)の再生がノイズが入って不調、DG正規盤に変更しても同様、中古入手わずか1ヶ月早くもアウトか!青褪めました。試しに、自主CD(しかも安物過ぎCDR使用、ちゃんとしたプレーヤーでも時々再生されないもの)に替えてみたら再生できる・・・偶然、盤面劣化怪しいCD連続だったのか、見た目OKなんやけど。万物は劣化し、朽ち果てていくことは自然の定理なのでしょう。

BRL92337/2005年7月5日1,344円入手Faure ピアノ五重奏曲ニ短調/ハ短調〜ローマ・フォーレ五重奏団(1985年)・・・ピーナ・カルレッリ、フェデリコ・アゴスティーニ(v)などイ・ムジチのメンバーに+モーリーン・ジョーンズ(p)が加わったアンサンブル。涙が出るほど甘美優しい旋律連続、ジャクリーヌ・エマール(p)らの録音をずっと愛聴して、本場仏蘭西系演奏家のはいくつか音源入手しても眠ったまま、演奏の優劣など考えたこともないまま。ピアノの繊細かつ哀しげ雪が降るようなアルペジオに弦がしっとり絡むところ、渡瀬恒彦の当たり役「十津川警部」シリーズのラスト場面の音楽?似ているだけか。

他、ホロヴィッツのオムニバス・アルバムなど拝聴。では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

連休も三日目になれば休みの手応え充分。明日より残り三日間のお仕事で2016年にお勤めも終わり、スポーツクラブを継続しましょう。(昨夜中華料理屋で喰い過ぎ自覚有=体重500g増)ことしは年末北海道行きを止め(凄い大雪らしい)京都へはつい先週行ったばかりなのでどこにも出かける予定もなし、女房殿は大晦日に大阪の老母の元へ。昨夜、女房殿に誘われ「イオン長久手」へ初訪問、人の多さに悪酔いし、食事の待ち時間に呆れて早々に退散いたしました。買い物がしやすいとか、そんな判断はできまへんで、欲しいもの、買いたいものはないんです。日常使うものは別として、ほとんどネット入手というのも少々味気ない生活かな?

あとは女房殿の母親分の年賀状印刷したり、大正金時を圧力鍋で炊いたり・・・一昨日深夜ビデオ録音した「クリスマスの約束」(夜更かしする体力が残っていない)二回も繰り返し再生しました。宇多田ヒカル登場!も凄い。小田さんは大好きだし、若い人との交流も意欲的ですね。全部招待客、妙齢の女性が涙を浮かべつついっしょに歌う姿も美しい。和田唱の歌はもちろん、話術の素晴らしさ、人間性の明るさ(なんせ平野レミのご長男)に感心し、委員会バンドの選曲、凝った編曲もいつもながらお見事。松たか子の「風をあつめて」絶品でした。

OGV001 Bach ゴールドベルク変奏曲BWV 988〜Kimiko Ishizaki(p)(2012年)・・・自由にダウンロード可能。使用楽器はベーゼンドルファー290インペリアルとのこと。CD一枚に収まらぬゆったりめのテンポ、繰り返しの実行。しっとりと温かいタッチ、先鋭ではないし、かといって緊張感が緩むわけではない。バランス感覚あふれた柔らかく瑞々しい世界が、空間に充満して満足感が高い。淡彩な音色であり、淡々と進んで、なんとも気持ちがよろしい・・・とは2013年3年ほど前のコメントです。今回の拝聴では技術的にしっかりとしたキレ+暖かい音色に感心いたしました。

Mercury PHCP20402 Chabrier 狂詩曲「スペイン」 /田園組曲(牧歌/村の踊り/森で/ヴァルス・スケルツォ)/ポーランドの祭り/歌劇「グヴァンドリーヌ」 序曲/スラヴ舞曲(歌劇「いやいやながらの王様」より)/楽しい行進曲/気紛れなブーレ/組曲ヘ長調(prelude-sarabande-gigue)〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団(1957−60年)・・・音質、アンサンブル、バランス、なによりも熱気に溢れた勢いと粋が最高の一枚也。エルヴェ・ニケも良かったですよ、徒に昔馴染みばかり後ろ向きに称揚するつもりはないけど、剛直ストレートな表現+さらさらとニュアンスを両立させて、時に賑々しく、時に懐かしく、寂しげな名曲ずらり取り揃えて云うことありまへんで。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

一昨日の早朝、脚が攣ったあとが痛みます。やや歩行に困難、運動は難しいほど、それでもご近所ディスカウントストアに行ってきました。あとは微妙な体調に引き隠り、掃除などしておりました。無為無策な連休開始であります。夜はご近所居酒屋で(所謂”おふくろの味”)ちょいと呑みました。(なぜか凄い睡眠不如意に)本日締め切りのCD処分ヤフオクは先週迄にめぼしいものは売れてしまって、今週は坊主状態・・・かと思いきや、昨夜一件入札有、無事1セット売れて下さいました。これから痛む左脚押して郵便局に出掛けましょう。じつは昨日年賀状印刷してうっかり5枚ほど失敗、女房殿の老母分と併せて年賀状買い増し(失敗分交換)も必要ですし。昨日来、大掃除ならぬ掃除は継続中。

Finlandia 825646618248 Nielsen 交響曲第4番「不滅」〜ユッカ・ペッカ・サラステ/フィンランド放送交響楽団(1997年)・・・「CD菜園」という力作サイトに種々分析があって、その中にエイドリアン・リーパーへ(1992年)の言及があって曰く

「安いからと言って、ニールセンを初めて聞く人がこのディスクを買ってしまったら、間違いなくもう二度とニールセンを聞くことはないだろう。NAXOSの罪は大きい」
そう。安いから最初に入手した昔のワタシはアホでした(涙)真面目に全曲分購入して「この作品全然ワッカリマセン」状態に〜やがてそのCDは処分へ・・・そうやったんかぁ。1914-1916年の作品だからもう20世紀モダーンの時代、そりゃそれなりフクザツなんでしょ、きっと。4楽章から成って途切れずに36:34、従来の交響曲の概念ではないらしく、自由な4つの部分だそう。晦渋難解な不協和音に非ず、金管やティンパニが活躍して、美しくもカッコ良い勇壮な作品だと思いますよ。(とくに第3楽章「Poco adagio quasi andante」劇的な盛り上がり!)上記の経緯もあって作品にあまり馴染んでいないので、演奏云々もちろん不可、お勉強中です。

OHEM 	OC025 Bruckner 交響曲第6番イ長調(ノヴァーク版)〜スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ/ザールブリュッケン放送交響楽団(1997年)・・・ARTE NOVA廉価盤時代に第1番ハ短調第7番ホ長調第8番ハ短調への(とても恥ずかしい、大昔の)言及があって、その頃とはすっかり嗜好は変わってしまいました。スッキリとした響きはほぼ理想的、オーケストラが非力とも感じさせません。後期の名作中、ちょいと影の薄い作品は拝聴機会も少なく、こんな端正に引き締まった演奏を好ましく感じました。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨日はいっそう暖かく、そして雨。淡々となにごともなく一日を終え、女房殿”女子会”不在故、冷凍食品のサンプルを持ち帰って帰宅しました。弁当箱職場に忘れたなぁ、あとで買い物ついでに取りに行かなくっちゃ。「真田丸」(後半戦のみ見ていた)「逃げ恥」(最終回のみ拝見/ガッキーの可愛らしさ満開)そして「ドクターX」も最終回へ。涼子はんカッコええなぁ、あれじゃヤワな男性は逃げ出しますよ。それと医療場面以外の抜けた、ビンボー臭い対比も最高!脇役も豪華そのもの(悪役、憎まれ役を演らせたら右に出るものはいない!泉ピン子最高)。草刈民代さんは颯爽と背筋が伸びて、クールな風情は涼子はんに負けてまへんで。ちなみに「逃げ恥」に於ける、石田ゆり子さんの可愛らしさもガッキーに比肩するもの。

この時期、職場に到来するカレンダー手帳のたぐいはずいぶんと減りました。儀礼的なもの、実際には使われないものは、どんどんなくなっていくのが流れなのでしょう。困ったのが卓上カレンダー、日常のお仕事が2-3ヶ月先に進んで、しかも週次単位、ここ一ヶ月ほど困り果てて、ま、必要なものは自前で買うのが当たり前(100円ショップにある)ぼちぼち覚悟を決めたら昨日届きました。これで精神的に年を越せそうな・・・んな、大仰な!

イオン長久手は混んでいるみたいだけど、視察した女房殿によると買いにくい、すぐに飽きられるとのこと。これは職場隣の「イオニスト」若いもんの報告と一致していて、駐車スペースが小さい(2600-700ほど)のと併せて、彼曰く”失敗作”とのこと。さて、自分も一度行ってみるか、映画館があること、QBハウス、瓦そば専門店(マニアック過ぎ/いつ撤退するのか?)に注目しております。

Linn CKD285Handel オラトリオ「メサイア」(1742年ダブリン初演版)〜ジョン・バット/ダニーデン・コンソート/プレイヤーズ/スーザン・ハミルトン(s)/アニー・ギル(ms)/クレア・ウィルキンソン(a)/ニコラス・マルロイ(t)/エドワード・キャスウェル(b)(2006年)・・・ずいぶんたくさんの版が存在するらしいとか、更に編曲版多数(有名なのは我らがMozartの独逸語版)20世紀に入ってもきんきらきんに壮麗なるグーセンス版とかいろいろ。こちら初演版初録音とのこと。根性ないので前半のみ拝聴、第2部最終曲「ハレルヤ」に到達しておりません。十年ほど前にヨハネス・ソマリー盤をしっかり聴いていて、あのころは未だ集中力あったよなぁ・・・(遠い目)閑話休題(それはさておき)Handelには金管と大合唱が似合うといった思い込みは、作品との出会いがトマス・ビーチャム(例のグーセンス版)だったからでしょう。こちら少人数の弦楽のみ+声楽も同様、しかも古楽器でしょう?ずいぶんと素朴なテイストに馴染みの旋律風情も別作品に聴こえるほど(楽譜も違うのか)。最初、節約し過ぎなサウンドに困惑し、やがて古雅な響きに魅了されるようになりました。ニコラス・マルロイ(t)は全然ダメ、腰が定まっていない感じ。スーザン・ハミルトン(s)の可憐で軽い声質はPopにも似合いそうな素敵なもの、クレア・ウィルキンソン(a)のしっとりヴィヴラートはオトナの魅惑溢れました。ちょっぴりクリスマスの雰囲気を愉しむべく、ちゃんと全曲聴きましょう。

Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜ヘルベルト・カラヤン/ウィーン・フィル(1989年ライヴ)・・・1988年のDG盤に非ず、逝去年の2月アメリカ?カーネギー・ホール?の録音らしい。音質から考えて(かなり良心的でも)ブート・レグの類でしょう。一部音揺れもあります。第7番の枯れた風情に耐え切れず、それ以来最晩年の録音は聴いていなかったもの。つやつやしたゴージャスな響き、レガートを主眼とした流麗な旋律の歌(それが彼らしい)は影を潜め、清涼な響き、威圧感のない淡々とした流れも自然、長大な作品もラストまで好ましく拝聴しました。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

久々、エアロバイク(「強」設定30分)+ステアマスター(15分)+初級エアロビクス(45分)=朝方の左ふくらはぎ痙攣です。悶絶して目覚めました。エアロビクスも全然動きに付いていけない。お仕事はまったく意欲が湧き上がらない(半日ほどぼんやり)でも12月は予算達成、いろいろ巡り合わせかな?今朝の朝日新聞は読み応え有、日本人の90%は自分が中流と考え、そこからの”下落”を恐れて現政権追認やハシモト改革に走る人々(実際はもう落ち込んでいる)大企業一流企業ド残業サラリーマンは時間給換算ナント700円とか!西欧では低賃金残業休日出勤を厭わないのは移民(その反発が底流にある)日本にはそんな環境で働く日本人はいっぱいいる!だから移民は必要ない、とシニカルに語っております。そこそこの賃金で豊かに働いて生活することはできないのか・・・明日祝日。世間ではクリスマスへ。

Mendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」作品21,61(9曲)〜ギュンター・ヘルビッヒ/シュターツカペレ・ベルリン/ファレヴィッツ(s)/スプリンガー(ms)(1974年)/演奏会用序曲「美しきメルジーネの物語」作品32/「静かな海と幸福な航海」作品27(クルト・マズア/ゲヴァントハウス管弦楽団)・・・久々十数年ぶりの拝聴。当時は作品に慣れていなくて、旧東独逸のサウンドを素直に喜んでおりました。メルヘンたっぷりな夢見るような作品旋律連続、ちょいと肝心のメルヘンが足りない演奏かも、そんな生真面目な風情であります。続くマズアを(当時)クソミソに書いてあるけど、ドレスデンとのオーケストラのサウンドの違いなのかなぁ、こちら随分と古風なサウンドも悪くないと感じたものです。

今朝は、Mendelssohn 交響曲第4番イ長調「イタリア」〜ジョス・ファン・インマゼール/アニマ・エテルナ(1994年)など拝聴中。では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

冬至。暖かくなるとの予想です。昨日はお仕事それなりの量をさっさとこなして(自分の作ったデータベース処理間違い気付いて修正しつつ)残業なしで職場を出て、持病の通院、なんせ連休、そして年末年始がやってきますので。いつも空いていて速攻で診てくださる馴染みの医院は、前回訪問に続き混んで商売繁盛。風邪、インフルエンザ相変わらず大流行みたいですね。あと一日、明日の取引商談ダブル・ヘッダーをこなせば今週は終了、クリスマスには縁のない寂しいオッサンであります。女房殿は女子会らしい。

Sculpt Ergonomic Keyboardは順調。手前が上がっていることで手首が固定され、ムリな指運、動きが合理的になります。職場に使っているMs-Natural Keyboard(1.0A)(ほとんど初代?2011年8月、オークション中古1,000円(送料別)PS2→USB変換)にもビンボー臭くダンボールにて手前を上げてみました。キーボードを激しく使うようになって25年ほど?指運がエエ加減+ムダな動きが多く、しかも動きは素早いから手首肘腕に負担が掛かっているのだな、それがマウス腱鞘炎(いつまでも治らない)要因だったのだな。今更反省しても遅いけれど、せめてこの先、正しいムダのないキータイピングを目指しましょう。

Brilliant 93672/2Mendelssohn 交響曲第2番変ロ長調 作品52「讃歌」〜エド・デ・ワールト/オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団/放送合唱団/アンネヘール・ストゥンフィウス(s)/キム・ヨンヒ(s)/マティアス・ブライドルン(t)(2001年ライヴ)・・・オランダ放送音源によるBrilliant交響曲全集より、久々拝聴。第1部 シンフォニア/第1楽章「Maestoso con moto - Aregro」/第2楽章「Allegretto un poco agitato」/第3楽章「Adagio religioso」/第2部(カンタータ?)「すべて息づく者は主を称えよ!」という二部構成になって、おそらくはBeethoven「第九」の影響を受けたものでしょう。元よりMendelssohn、そして前中期浪漫派交響曲には苦手意識有、ここ数年ようやく美しく甘い旋律に目覚めたのは室内楽、ピアノ作品を愛聴するようになった流れから。第1楽章冒頭の悠々としたホルンはMahlerの交響曲第3番に影響を与えたのでは?そう類推します。但し、こちらはもっと牧歌的というか、素直に陰影の少ないものでしょう。続く各楽章は明朗に平易、懐かしい美しさに溢れます。第2部はBeeやんのような劇的に非ず、敬虔なBachを思いっきりわかりやすく、感謝の念に充ちて安心して聴けるもの。大曲に間違いないけど、大仰な構えに非ず、愉しく拝聴できる70分弱、人気あまりないのが不思議なほど。エド・デ・ワールトは充実してオーケストラも好調、ライヴとは思えぬ完成度、拍手は収録されておりません。音質まずまず。

Brilliant 93672/2Mendelssohn 交響曲第3番イ短調「スコットランド」〜ペーター・マーク/マドリッド交響楽団(1997年)・・・流れで「スコットランド」十八番なマーク3回めの録音拝聴。もともと音質は芳しくないとの噂、自分が拝聴したデータはいっそう状態がよろしくない。オーケストラの響きが全体に薄く、金管の響きが美しくないと感じます。流れはよろしく、一気呵成にラストまで聴かせるのはさすが・・・時間切れです。では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

暖かい年末。さすがに昨日は残務に追われ、それでも昼過ぎには一段落、いろいろ組織的な問題があって不本意な一年を過ごさざる得なかった営業数値は12月、なぜか好調です。この間の取引先との積年の課題は一歩前進、3年間の苦戦+雌伏の時期を経て2016年は矛盾のクリアに一歩大きく踏み出した手応えもありました。夜一週間ぶりにスポーツクラブへ、いつものエアロバイク「強」設定はわずか30分でも150kcal消費(ほぼご飯一椀分)を超え、続くステアマスター15分クリアして(自分なりに)しっかり身体をいじめてきましたよ。平日夜のみの会員契約、金曜は祝日なので明日水曜、初級エアロビクスに復活予定。

DG 4794649Return to Chicago(1986年10月26日ライヴ)/ D.Scarlatti ソナタ ホ長調 K.380/ソナタ ホ長調 K.135/Mozart アダージョ ロ短調 K.540/ロンド ニ長調 K.485/ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330/Scriabin 練習曲 嬰ハ短調 作品2-1/練習曲 嬰ニ短調 作品8-12「悲愴」〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)・・・Vladimir Samoilovich Horowitz(1903-1989)83歳「最後のコンサート」(ほんま?)とか。技術的に致命的な衰えを感じさせません。これは前半部分、あちこち新旧音源存在しそうな馴染みのレパートリー揃っております。ネット情報を探るとハイレゾとやらを聴いている人がいらっしゃって、こちら安易にフツウにデータ拝聴(しかも筋金入りの安物オーディオ)それなりに雰囲気のある、彼(か)のとろとろの美音を堪能するに充分かと。彼のピアノはほとんど魔術(マジック)、端正なScarlattiには馥郁たる浪漫が香るし、我らがMozartに甘美な官能を感じさせる唯一無二の個性であります。Scriabinの妖しすぎるドラマに打ちのめされました。最高。中毒になりそう。

他、Locatelli ヴァイオリンの技法 作品3/第4番ホ長調〜ズザーネ・ラウテンバッヒャー(v)/ギュンター・ケール/マインツ室内管弦楽団(1957年)。Medtner ピアノ協奏曲第1番ハ短調 作品33〜タチアナ・ニコエーワ(p)/エフゲニー・スヴェトラーノフ/ソヴィエット国立交響楽団(1980年)など拝聴。では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

3日も休んでお仕事再開、今週末も連休、今年2016年ももうちょっと。金曜午前にこなすべきお仕事がずれ込んでいるので、ちょいと引き締めて朝一番からいきまっしょい。精神的には押し迫って黄昏れております。幸い旅行(連続酒)後に体重増なし、本日夜よりスポーツクラブへ復活、風邪もひいておりません。この時期、テレビ番組もオモロない特番ばかり、音楽とか読書に集中しましょう。

RCA  CDMC-30  350円で購入Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ジェームズ・レヴァイン/ロンドン交響楽団(1974年)・・・James Lawrence Levine(1943ー)31歳の記録也。そういえばとうとうメトの音楽監督を辞めるとか、体調不良やら怪我やら、未だ続けていたの?かえって意外なくらいでしょう。若い頃、著名なオーケストラと次々録音も重ねて、やがて彼への興味は失せました。容姿もよろしくなかったかなぁ、自分も真剣に減量を続けなくては。閑話休題(それはさておき)飾りの少ないストレートな表現に勢いを感じさせて、ヴィヴィッドな演奏に若さをたっぷり感じました。この人は明るい歌が個性なんやな、ここ最近のはどんな感じなんでしょうか。但し、Mahlerはディジタル以降の名録音目白押し、さすがに40年前の音質に肌理の粗さが・・・これは時代だから仕方がない。

VOXBOX CD5X-3609 5枚組2,079円にて入手 今朝はMozart ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467(ワルター・クリーン1972年)/第22番 変ホ長調K.482(アルフレッド・ブレンデル1967年)など拝聴。My Music Lifeの原点みたいなもの。では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

行ってきました京都〜奈良(近鉄奈良駅前のみ)の旅。帰宅は昨夜11時頃。金曜昼過ぎ発の高速バスは快適、4度目の経験(女房殿は初体験)居眠りしたら高速長岡京に到着〜阪急に乗り換えるとそこは既に「関西弁大国」折しも通学時間にあたって女子高生も心なしか洗練されているような・・・ホテル側四条烏丸辺りはあちこち鉾町、歴史的建造物もたくさん+実際の生活が息づいておりました。エエなぁ京都、関西。明日の美容院を予約して寒い夜、ご近所良さ気な呑み屋を探しました。ネットからの予約はどこも断られて、飛び込んだのは安直な(ビニールで入り口仕切っているような)ところ、熱燗を頼むと徳利は(お猪口も)ないんです。京都の居酒屋燗付け”タンポ”(しかも薄手の安っぽいアルミ)そのまま。最初に頼んだポテトサラダにはウスターソースが掛かっていて、女房殿曰く今は亡き姉が好物だった由。他、刺し身、おでん、煮物、焼き物どれもそこそこにおいしく、速攻で出てくるのも嬉しく、しかも激安。女性客多く、外人さんも数人いらっしゃいました。呑み過ぎました。

六角堂三度目のホテルも大浴場付き+マッサージ機最高。朝食も上々。六角堂を冷やかしてから美容院待ちの間、自分は錦天満宮前の床屋さんへ、間口の狭いところからエレベーターで3階へ、地元の旦那衆が商売前の身だしなみを整えておりました。恒例・錦天満宮にお参りして京都駅に移動、らーめん かんじん堂 熊五郎も美味しかったなぁ、お隣は中国人家族4人でした。相変わらず京都は人気みたいですね。近鉄にて奈良方面へ〜息子が勤める靴量販店へいきなり訪問したらお休み、せっかくなので4足ほど購入しておきました。近鉄奈良訪問は40年ぶり?春日大社のお祭り最終日?とやら、ここも外人さんでいっぱいでした。当たり前だけど京都に比べてぐっと田舎。甥と落ち合って婚約者ご両親とご挨拶会食、県庁を退職されてあちこちお手伝いされている方とか、とても社交的なオモロい話題満載、盛り上がりましたよ。奥様が自分と同期、京女出身の秋田美人、同時期に学生時代を京都で過ごしたから、相通じるものがあるんです。若い二人がシアワセな結婚生活を送ることを祈りましょう。

夏の終わりに京都に行ったばかりだけど、やっぱり関西はエエなぁ、なにもかも。名古屋方面の方々、申し訳ない。正月は長久手に隠っておとなしくしておきます

Durufle レクイエム(1961年室内楽版)/グレゴリオ聖歌主題による4つのモテット/スケルツォ 作品2/我らが父 作品14/アランの名による前奏曲とフーガ 作品7〜ミシェル・ピクマル/ヴォーカル・アンサンブル/シテ島管弦楽団/ベアトリス・ユリア=モンゾン(ms)/ディデイエール・アンリ(br)/エリック・ルブラン(or)(1994年)・・・現在入院療養中の山本さんが先週演奏されたもの、残念こちらホルンは入らない版でした。山本さんのブログから幾度か練習風景の苦戦を伺って、久々の再聴を狙っていたもの。(本番大成功の由。終演後30秒の沈黙も、なんと上質な聴衆!余韻のないKYなフライング・ブラヴォーは先日経験したばかり)こちら罰当たりにも、どんな音源を所有していたか記憶は雲散霧消しておりました。

ミシェル・ピクマルは仏蘭西の声楽系作品のスペシャリストらしくて、知名度さておき録音はけっこうあります。(このサイトにもHonegger 交響的詩篇「ダヴィデ王」への言及有)幻想と敬虔と官能(ああ、いけないわ・・・)が綯い交ぜとなって、まったく妖しい。どきどきしちゃう・・・とは12年ほど前、2004年のコメント。声楽水準は間違いなく一流、残響の脚が長い音響も瑞々しい雰囲気たっぷりでしょう。起承転結感のない、延々と幻想的なサウンドが続く佳曲、後半のオルガンも神秘の風情が継続しました。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

甥が結婚するので、彼女のご両親にご挨拶に奈良迄、本日お休みをいただきました。女房殿はお仕事忙しく、日程詳細曖昧のまま昨夜再確認、ナント明日夕方5時!わざわざ京都に前泊する必要も、お仕事休む必要もないじゃないの。バスもホテルも出発前夜にキャンセル不可、ただの恒例・京都への旅となってしまいました。明日は遅くの帰宅となりそうです。今夜の食事はいくつかホテル近所をあたったけど、年末の週末だもんなぁ、どこも一杯でっせ。

先週来職場クリスマス会、忘年会と続いて、しかもスポーツクラブは月曜のみ、減量(他、健康基準値いろいろ)にはよろしくありません。露西亜の強面プーチンさん来日中、強国を自負する強烈外交に内弁慶な安倍ちゃんは太刀打ちできず、カネだけむしり取られるんやろなぁ。隣国の騒動に、例の慰安婦問題解決拠出金も露と消えることでしょう。

Mahler 交響曲第1番二長調〜ブルーノ・ワルター/ニューヨーク・フィル(1954年)・・・8年前の印象と寸分違わない。駅売海賊盤入手25年ほど?音質問題は覚悟していたせいか、あまり気にならない。ニューヨーク・フィルは整って充実したアンサンブル、彼(か)の荒々しいエネルギーはバーンスタインの個性だったでしょう。表現的には穏健中庸、まったり豊満なサウンドに過不足のない熱気とバランスに溢れます。1961年の再録音は音質優秀、胸痛む感傷は自分の刷り込みだけど、演奏だけ聴けばこちらのほうが現役指揮者の精気をいっそう感じさせるもの。悠々と甘い旋律、大規模管弦楽は新しい録音で聴いたほうが効果的だけど、たまにこんな温故知新演奏も悪くないでしょう。フィル・アップはHandel「オンブラ・マイ・フ」〜チェロとピアノによる素敵な演奏(ステレオ)だけど、クレジットはジョージ・セルって、そりゃ違うでしょ。

他、Poulencの音源いろいろ、ちょろ聴き。いずれも集中できません。「理解されざる憲兵」(フランソワ・ブーランジェ/ ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団ソリスト・アンサンブル/ ジャン=ポール・フシェクール(t)/ニコラ・リヴァン、ジャン=クリストフ・ブノワ(br)1998年)/歌劇「ティレジアスの乳房」(アンドレ・クリュイタンス/ パリ・オペラ・コミークほか1954年)など。ちょろ聴きでは歯が立たず、ちゃんと音楽を拝聴すべく居住まいを糺して再挑戦しましょう。

ERATO WPCS-4635/6 今朝、Saint-Sae"ns 「動物の謝肉祭」〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー夫妻+パリの名手たち/エッセール(p)/ポストニコーヴァ(p)(1990年)・・・小編成室内楽規模による親密、シニカル、ユーモラスな作品、演奏也。Saint-Sae"nsの最高傑作じゃないか。

さて、出掛ける準備しなくっちゃ。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

オスプレイがトンデモ欠陥兵器であることは明々白々、欠陥車の類じゃないのか。日本は部品やら技術に関わった(かどうか知らんけど)としても、直接兵器は造っていなくて、でも、もっとちゃんとしたものが作れるでしょう。少なくともリコールだな。それでも配備を強行するのは利権絡みですか?閑話休題(それはさておき)昨日は昼から職場大掃除、ふだんは週三回の業者任せ、一年に一回自ら分担しての行為は佳き習慣と思います。夜、忘年会は栄のモツ鍋屋にて、予想外に絶品の料理、味、呑み放題の日本酒の質も上々、驚きました。個人的にまた行きたいくらい。もう1kg体重減らしてからね。(尿酸値上がりそうだし)忘年会の出し物は「ことし2016年の一文字漢字」〜上司は「迷」。もともと大阪の人、東京から名古屋に転居してこどもも小さく、家庭とお仕事どちらに比重を置くか迷ったとのこと。来年は家族重視で行くそう。素晴らしい。

自分は「復」。復活です。「サラリーマン生活土俵際な日々」だったはずが、土俵は規格外に広くなり、マラソンのゴールは5年伸びました。若い世代の支えとしての立場は変わらぬけれど、かつてない継続雇用の活躍を、現役並みに見せてやろうと意欲燃えてきました。スタッフ女性+継続雇用のヴェテランも含め全員参加(一人病欠)愉しい、和気藹々とした忘年会でしたよ。本日、体調は大丈夫。

WPCS-21201 Dvora'k 交響曲第7番ニ短調〜ニコラウス・アーノンクール/コンセルトヘボウ管弦楽団(1998年)・・・彼のバロック、Bachなどお気に入りだけど、Mozart以降モダーン楽器を使用した演奏はいずれも個性やアクが強過ぎて好みが別れます。先日Brahmsの細部描き込みの成果はちょいと見なおしたけどね。ほんの朝に聴き流しただけど残念、やはり彼の”個性やアク”前面、東欧郷愁の旋律サウンドを堪能できませんでした。第3楽章「Scherzo: Vivace - Poco meno mosso」なんてモロ、ステキなフリアントだけど、ややアクセント効かせ過ぎか。

他、Bach クリスマス・オラトリオ BWV 248/第3部降誕節第3祝日用「天を統べたもう者よ、舌足らずの祈りを聞き入れ」〜フィリップ・ヘレヴェッヘ/コレギウム・ヴォカーレ・ゲント(1989年)など。若き日、出会いは入院先のクリスマスの朝、FMから流れてきた第3部でした。だから一番好き。では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

酒と美食の限りを尽くせば、やがて60歳に接近してあちこち身体に支障が出るのは当たり前、自覚症状として一番ひどいのは肘膝の鈍い痛み、年中のアレルギー症状やらドライアイ(最近視力が落ちている自覚も有)・・・健康診断はあちこち微妙に数値よろしくなく、今更ながらのスポーツクラブ通い、減量を意識しても遅いかも・・・ネット上にて長いお付き合いの同世代が入院され、本人曰くたいしたことはない、とのことだけど、お正月はご自宅で過ごせるのでしょうか。他人事(ひとごと)とは思えませんよ。本日職場忘年会、抜けるわけにはいかぬけれど、わざわざ寒風、人混みの街中へ、マズい酒(安く上げるから仕方がない)例年これで風邪やらインフルエンザをもらったりするもの。

芸能ネタはあまり興味はないけど、売れ筋旬の芸人であるノンスタ・井上が当て逃げとか。悲惨な一年を過ごしたベッキーもそうだけど、好事魔多しとはこのことか、順調にいっているように見える時ほど冷静に周りを見なくっちゃ。ことしは概ね思い通りにお仕事は進んだけれど、小さな、ちょっと気をつければ防げた(ウカツな)ミスは限りなし、来期に向けて安易な請負決意は修正しましょう。

LP時代のデザイン Bach クリスマス・オラトリオ BWV 248/第1部 降誕節第1祝日用「歓呼の声を放て、喜び踊れ」/第2部 降誕節第2祝日用「このあたりに羊飼いがおりて」〜フリッツ・ヴェルナー/プフォルツハイム室内管弦楽団/ハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団/アグネス・ギーベル(s)/クラウディア・ヘルマン(a)/ヘルムート・クレプス(t)/バリー・マクダニエル(b)/ピエール・ピエルロ(ob)/モーリス・アンドレ(tp)(1963年)・・・LP時代、たしかERATO1000シリーズ3枚組参阡圓也にて所有していたもの。モノラル?といった記憶は誤り(ミサ曲ロ短調か?)ちゃんとしてステレオ録音です。世俗カンタータの流用とか、祝祭的雰囲気に溢れたシアワセな音楽であります。全体の1/3を拝聴。最近の古楽器、しかも引き締まったアンサンブルやらテンポ設定(そしてピカピカの音質)に慣れていると、やや時代を感じさせる”粗さ”、”ユルさ”を感じるけれど、暖かい敬虔な雰囲気をたっぷり愉しみました。リヒターに比べ当時”穏健派”とされたようだけど、時代の証言はウェットなサウンド、旋律に(昭和の?)朗々とした詠嘆があるもの。女声ソロは余裕、男声はちょいと貫禄が足らぬ感じ。Fritz Werner(1898ー1977)は往年の独逸の合唱の巨匠、Wikiにはサラリと流しているけれど「1939年にはラジオ・パリの音楽ディレクターとなった」〜は独逸占領時代でしょう。この時に仏蘭西の音楽家を擁護したとの噂を伺いました。だから、後年彼の録音には仏蘭西系の名手がずらりと参集するのですね。

では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨日もここ一ヶ月くらいのお仕事ミスの結末、いくつか発生、幸い大事には至らずクリアできそうだけど、自分の迂闊さと(4年目の悪慣れ)これ以上の抜本的なトラブルがないことを祈るばかり。昨日は微妙な二日酔い状態、風邪の悪化(なんらかのアレルギー症状みたい)を懸念したけれど、なんということもなく夜いつものスポーツクラブへ。今週は明日、職場忘年会、金曜は京都泊(翌日甥の婚約者ご両親にご挨拶)しばらく中断となります。なんとか体調維持したいもの。昨日上司より、お仕事衝撃的な発表有、営業エリアの再編成があって、我が小さな職場は3人増、これだったら自分の選択肢も増える可能性も。いくら引退する身分とはいっても(来年度継続雇用へ)いくつか自分がキーポイントになっているお仕事もありますから。上司と話し合わなくては。

データのみ?Mahler 交響曲第3番ニ短調〜アラン・ギルバート/ニーューヨーク・フィル/ぺトラ・ラング(ms)/ウエストミンスター交響合唱団/アメリカン少年合唱団(2009年ライヴ)・・・ロリン・マゼール(2002-2009)の後を受けたAlan Takeshi Gilbert(1967ー)の就任コンサートのはず。CDにはなっていないのかな?入手したデータ音源は驚異的な音質、整ったアンサンブル、洗練されたサウンドにライヴとは信じられぬ完成度であります。複数回の演奏会(+ゲネプロ)から編集しているのか。なんせ長大なる作品、数日掛けて最終楽章へ今朝到達しました。けっして遅くないテンポなのに、落ち着いた風情漂うしっとりとした演奏であります。前任がかなり、あちこち指揮者の個性を強調する表現であったのに対してこちら、万感胸に迫る最終楽章「ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて (Langsam. Ruhevoll. Empfunden.)」この中間部、ややテンポアップに激昂する場面がほとんど唯一、ほかはけっしてムリのない、息の長いフレージングに粛々と感動が宿る演奏であります。バーンスタインの1961年録音から半世紀以上、明るく骨太なサウンドはそのまま、洗練とバランス、各パートのニュアンス豊かな響きに変遷して感慨深いもの。彼(か)の粗っぽいエネルギーはすっかり姿を変えました。聴衆の拍手の熱狂的。

では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

今朝、目覚ましタイマーを設定ミスして寝坊しました。いつも定時より一時間早出、常に職場一番出勤はあきらめて、通常時間としましょう。慌てるようなお仕事は抱えておりませんし。昨日は午前11時半には職場に到着、クリスマス会の準備は始まっておりました。可愛らしい、人懐こい、ワリとおとなしい小さいこどもが合計9名(一番小さいのは4ヶ月!)若い奥様も4名ほど、皆美しいですよ。食材はこの間の営業サンプルの残り+端数に残った在庫を流用、こども向けのプレゼントや酒くらいかな?買ったのは。3時位には全体を終えて、残ったオッサン4名(含む自分+家族)焼酎を呑りながら更に2時間ほど、お仕事の愚痴を延々と・・・上司もいっしょに。

3年間お隣で苦しめられた(今年2016年度より継続雇用)一年先輩の件、上司に頼み込んでお仕事を替えてもらったら、その先で(再び)大トラブルを発生させている(まともにお仕事をしない、働かない)そう。マネージャー(温厚な若手)はブチ切れて「なんとか辞めてもらえんか」との嘆き延々と伺いました。労働者の権利としてそれはマズいけれど、”だから継続雇用は使えん”とか”継続雇用条件待遇の改善”に影響を与えるのも問題でしょう。必ずそういう人は職場にいるもの、大阪(マネージャー)時代、二人ほど全然毛色の違う職場に異動してもらったり、子会社に出向していただいた経験もありました。環境を変えて再出発していただくチャンスとして。小さい職場に(まともな指導もせず)定年迄留め置くと、こうなっちまうんです。4年ほど前、こんなのおかしいんじゃないの?幾度問題提起をしても、当初取り合ってくれなかったこと(彼は治外法権?)を思い出して、ちょいと溜飲を下げました。

以上、定年直前、おっさんのオモロない御詠歌でした。

BVCC38462 Ravel ボレロ(1956年)/ラ・ヴァルス(1955年)/スペイン狂詩曲(1956年)/ピアノ協奏曲ト長調ト長調(1958年)〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団/ニコール・アンリオ・シュヴァイツァー(p)・・・これは6-7年前に自主CD作成したもの。音質は驚異的!テクノロジーの進歩に疑念を抱かせる60年ほど前の鮮明さ。演奏な剛直豪快、オーケストラをたっぷり鳴らせてヴィヴィッド躍動する音楽!ヤワなニュアンスなんのその!かといってアンサンブルが粗いわけじゃない。抜いた粋みたいものとは異なってストレート、思わせぶりな揺れに非ず、アツいアッチェレランド一辺倒であります。ピアノ協奏曲はイマイチかな?

自主CDだから余白をちゃんと埋めてあって・・・Chabrier 狂詩曲「スペイン」が熱気に充ちて始まりました。このゴキゲンな演奏は誰?慌ててスリーブを確認するとヘルベルト・カラヤン!(フィルハーモニア管弦楽団/1958年)。続いてSibelius 「悲しきワルツ」マゼールを上回る入念な味付け、止めはJ.Strauss「電光と雷鳴」のノリノリ、余裕の演奏でした。

では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨日は午前中より速歩往復ディスカウントストアへ、いつもの愛用ヨーグルト、パンなど購入、レジが空いていたのは午前中だったから?それともイオン長久手オープンの影響でしょうか。睡眠不如意が祟って体調よろしからず、昼からぼんやりテレビを眺めて居眠り〜これが更によろしくない、喉が痛い。久々吸入器取り出しました。【♪ KechiKechi Classics ♪】ムリヤリ定例更新して、夕方戻ってきた女房殿と一緒に(イオンのオープンで苦戦しているはずの)アピタへ。軽い食事と下着など購入(女房殿が)社用車を借りてきたので、そのまま「OFF・HOUSE」へ。体重計(Tanita千円也)女房殿はSサイズの上着を購っておりました。10日ほど前に「デザインと性能と価格」にちょいと食指が動いたノートパソコン(ASUS製)はみごとに売れておりましたよ。目利きの人はいるのですね。

さらにご近所マンションに寄って、女房殿のお友達よりノートパソコンの調子不調を診て欲しいと、富士通の堅牢マシン(FMV LIFEBOOK AH56/H Core i7/2012年夏モデル)預かりました。「7」→「10」へアップデート済、たしかに異様に起動が遅い、いくつかめぼしい要因(おそらくは使っていない妙なソフト)を取り除いて再起動を掛けると、もうまともに起動しない・・・修復作業延々と続けて、ようやく再起動。軽く考えていたけど、大事(おおごと)かも、メモリ8gb、光学ドライブはBLでっせ。購入時は20萬圓くらいしたんじゃないの?なのに女房殿マシンeMachines E732Z(Windows10/64bit/メモリ4gb/2014年1月中古参萬圓入手、現在順調稼働中)より体感ずっと遅い。なんとか起動後、フリーソフトを導入してレジストリをクリーナーしたり、ジャンクファイルを削除、要らぬスタートアップの解除、各種デバイスのドライバーの更新、デフラグなど・・・肝心な「10」の更新が未だ、途中になっていたのかな?これを完了させて、かなり動きはマシとなりました。少なくとも通常起動いたします。自分のものだったら、もっと徹底的に軽量化するんやけどなぁ、人様のものですから。HDDはかなり傷んでいるのかも。

本日お昼、職場クリスマス会。こどもが小さい家族が多いのですね(24歳独身女性以外全員既婚者)。ことし異動したお祭り好きの女性が昨年より実施、立場的に食材の提供やら、もちろん出席参加は必須です。小さい子は可愛いからね。朝からデジカメの充電しております。皆、スマホなんやろぁ、最近は。

EMI Classics 7243 5 56118 2 Brahms 交響曲第3番ヘ長調/第4番ホ短調〜ロジャー・ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ(1995年)・・・新録音が出てちょいと影が薄い音源かも。2年ほど前に聴いて、印象イマイチだったはず。ピッチはa’=435Hz(現代は440乃至444)対向配置、さっぱりとした表現、厚みはかなりあってサウンドは素朴・・・だからどーした?古楽器系による演奏はジョン・エリオット・ガーディナー”表現としてヴィヴィッド”がひとつの頂点だと思うし(影響を受けた関連作品の配置も学問的に興味深いもの)19−20世紀の浪漫性を排除して、スリムな構造を明らかにしたいのだったらパーヴォ・ベルグルントのがありまっせ。ノリントン再挑戦はやはり、悪くないけどフツウやなぁ、といった不遜なもの。聴き込みが足りぬのでしょうか。体調イマイチだし。

朝から集中力が続かず、こんな一文執筆も四苦八苦。他、SUPRAPHON SU 3880-2  11枚組6,581円(ポイントも活用)にて入手Mahler 交響曲第8番 変ホ長調(1982年)〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル/合唱団/プラハ放送合唱団/キューン児童合唱団/マグダレーナ・ハヨーショヴァー(s)/インガ・ニールセン(s)/ダニエラ・ショウノヴァー(s)/ヴィエラ・ソウクポヴァー(a)/リブシェ・マーロヴァー(a)/トマス・モーザー(t)/ヴォルフガング・シェーネ(br)/リハルト・ノヴァーク(b)・・・第1部のみ拝聴。しっとり落ち着いた風情、声楽扱いの上手さに驚かされる充実演奏であります。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

お手伝いの立場とはいえ、半日立ち仕事は疲れるもの。途中、自らのお仕事大チョンボ発覚!関係者にいろいろご迷惑を掛けて、結果的になんとかしていただきました。まずはラッキー。ここのところ睡眠が浅く、体調イマイチっぽくて早めに帰宅、それでも夜スポーツクラブは強行、週3必須、いつものエアロ・バイク(「強」設定30分)+ステアマスター(15分)ちゃんとこなして、しっかり汗をかきました。膝の痛みも解消、ところが・・・就寝後、洟水がひどくて途中覚醒、あきらめて音量低く音楽など拝聴、睡眠不如意はつらいものです。土曜朝はCD処分ヤフオク定例締め切り、今週は完全ボウズ、もうめぼしい物は売れてしまったってことかいな。奇跡のように締め切り直前に入札有!とはならず、値下げ、追加出品しておきましょう。

昨日ご当地イオン長久手グランド・オープンとやら、人混みは苦手だけど年末には行ってみるつもり。買わなくっちゃいけないものは靴、そしてぼろぼろに擦り切れたガウンかな。Sculpt Ergonomic Keyboard For Business Sculpt Ergonomic Keyboard到着数日、まだまだ慣れていないけれど快調です。手前が高くなって、ほとんど手がホームポジションから動かない。左右に別れたキー配置は自然と正しい指運に至って(例えば「交響曲」は右手だけとなる)腕肘にほとんど負担はありません。EnterキーとBS、Deliteキーが接近していてちょいと心配だったけれど、実際はほとんど問題なし、別になったテンキーも予想外に使いやすいもの。(おそらく別になっているのはホームポジション維持のためでしょう)上部Fキーが小さいのは不満。お役御免となったNatural Ergonomic Keyboard(テンキー「1」やや不調)コタツで使うDELL Inspiron N5110(赤/Zorin-Linux-Lite)に接続、ノートパソコンには外付けキーボード、マウス(両者ともエルゴミクス対策)必須です。

Emi Virgin  893137Mozart レクイエム ニ短調 K.626/モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618/ミサ・プレヴィス 二短調K.65〜ペーター・ノイマン/ケルン室内合唱団/コレギウム・カルトゥジアヌム/ダイアナ・モンタギュー(s)/マイケル・チャンス(ct)/クリストフ・プレガルデイエン(t)/フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(b)(1991年)・・・別に哀しいことがあったわけじゃなし、ここ数日冒頭のバセットホルンのくすんだ音色、旋律がノーミソに木霊しておりました。(馴染みの)Susmayr編らしい。こどもの頃、カール・リヒターの峻厳なる演奏が刷り込み(世界の名曲1000シリーズ/イメージ変遷が怖くて再聴できない)Peter Neumann(1940-独逸)は現代最高の合唱の名手のひとりでしょう。表現的には素直に作品の価値を活かしたもの、素朴な音色の古楽器伴奏は特異な個性を発揮せず、ごくごく控えめ、コクのある合唱に圧倒され、声楽ソロ陣も充実しております。とくにマイケル・チャンスの説得力はカウンター・テナーの魅力爆発しております。心が洗われるような「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、初期作品を続けて聴いても違和感のない完成度を誇るミサ・プレヴィス 二短調K.65・・・これは最高の一枚也(珍しくCDが棚に残っていた)。

  Dacapo  8201201Mozart 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜アダム・フィッシャー/デンマーク・ナショナル室内管弦楽団(2013年)・・・あまりに馴染みすぎて鮮度を感じにくくなっている名曲中の名曲、世間的には(Haydn交響曲全集ほど)話題にならぬ全集はヴィヴィッドな成果と感じます。全編にわたってアクセント顕著なティンパニの衝撃!オーケストラはモダーン楽器使用でもノン・ヴィヴラートを基本としたザラリと粗野なサウンド、思わぬタメも決まって力強いサウンドに「ジュピター」のスケールしっかり伝わって感銘深いもの。ついでに・・・Mozart 交響曲第34番ハ長調 K.338〜カール・リステンパルト/ザール室内管弦楽団(1965年) ・・・これはERATO録音?CDになってましたっけ、ネットからいくつか音源入手できました。音質やら(現代の耳には)ウェットなサウンドは前提として、愉悦に溢れた躍動はアダム・フィッシャーに負けませんよ。終楽章「Allgro Vivace」の怒涛の進撃にはいつも胸躍る感動たっぷりいただけます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

週末金曜の早朝、左膝内側の痛みが気になって目覚めました。15年ほど前、スキーで靭帯を切ったままになっている辺り、日常生活に支障はないけれど運動不足、寒さなど油断すれば即症状が出る・・・筋肉を付けること、柔軟性を保つためのストレッチ必須です。昨日はここしばらく続いた取引先とのお仕事課題整理報告書、新システムに伴う某定例作業の不具合(運用の修正)の要因分析、対策に追われ、退屈しませんでした。そして本日、人生ラストのボーナス支給へ。社会保障費ごっそり!税金が高いのは扶養家族がないから仕方がない、そもそも使うあてもないし。既に贅沢無線キーボード(5,701円/エルゴノミクス対応、正しい指運に導いてくださるもの)も到着済、現状我が家三台のマシンが快調に稼働中故、新しいパソコンは必要はありません。音楽は聴きたい放題だし。売るくらい溢れております。

本日は若い相棒(息子世代)主催の行事対応のお手伝い。一週間は、そして一ヶ月、一年は風の如く過ぎ行きます。今朝の朝日新聞は恒例「クルーグマン・コラム」。オバマ・ケアへの賞賛、共和党はそれに反対しつつとうとう対案を出せぬまま、トランプはそれを潰すことでしょう。その痛烈な影響を受けるのはトランプに期待を寄せた階層との厳しい予測です。感情ではなく、怜悧な事実を語っております。

Emi Virgin 4407372 アレクサンドル・タロー (p)- 屋根の上の牛(Boeuf sur le Toit)-スウィンギング・パリ(Swinging Paris)/ショピナータ ショパンの主題によるファンタジー・フォックストロット/私の彼氏/そうです、あれが僕の愛しい人/ドゥ・イット・アゲイン/ハンガリア リストの主題によるファンタジー・フォックストロット/レッツ・ドゥ・イット/ドール・ダンス/不器用な私/ブルー・リヴァー/ホワイ・ドゥ・アイ・ラヴ・ユー?/ア・リトル・スロー・フォックス・ウィズ・メアリー/カヴァキーニョ/ポピー・コック/ブルース/イゾルディーナ 「トリスタンとイゾルデ」の主題によるピアノ・ソロのためのノヴェルティ/ブルース・シャンテ 3つのブルース・シャンテより/ゴナ・ゲット・ア・ガール/アンリ、なんで女が嫌いなんだい? オペレッタ「ルイ14世」より抜粋/フラッテリーニのタンゴ バレエ「屋根の上の牛」より(Milhaud自身によるピアノ・ソロのための編曲)/5時(ファイヴ・オ・クロック)「こどもと魔法」より/キャラメル・ムー(柔らかいキャラメル)ヴォーカル、ドラムス、ピアノのためのシミー・ムーヴメント/ハーレム/カレジエイト フォックストロット/ジョージアンズ・ブルース/セントルイス・ブルース/クレメンツ・チャールストン(2012年?)・・・題名がMilhaud(ミヨー)だからクラッシクな小品集かな?そう思ったら大間違い!パリのカフェとか、夜のお店に相応しい小粋でジャジィな作品連続でっせ。冒頭の「Chopinata」からChopinの著名な哀愁の旋律をリズミカルに仕上げたもの。「Isoldina」って、ぼんやり聴き流していたらあれ?よう知っているメロディ、なんだっけ、って「トリスタンとイゾルデ」を快速ノリノリに演奏しておりました。「3 Blues chantes」はナタリー・デッセイがセクシーにスキャットしてましたよ。歌あり、バンジョーあり、バンド有(「Caramel Mou」)、クラヴサンも・・・こんな愉しいCDも既に廃盤か。

Timpani 1C1121 Ropartz 弦楽四重奏曲第1番 ト短調 (1893)/アルベリク・マニャールの名による小幻想曲 (1892)〜スタニスラス四重奏団(2007年)・・・ Joseph-Guy Ropartz (1864-1955)は仏蘭西近代の作曲家の中では少々知名度が落ちるかも。Franckの弟子筋、南仏蘭西で音楽の先生をしていたのですね(ブルトン人 (Bretons)?とか)。「緩 - 急 - 緩 - 急」4楽章43分に及ぶ弦楽四重奏は大曲!師匠を連想させる妖しげ甘美な旋律連続して、調性からかなり自由な、浪漫の爛熟を感じさせる魅惑の作品であります。独墺系より、気紛れ自在な仏蘭西音楽が好き。

では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

12月とは思えぬ好天に、昼間は暖かく感じます。昨日の上司との取引先訪問は積年の矛盾(驚くほどの広報費出費)の実態をまず知っていただきましょう、ということ。結論的には組織的やら日常営業上の人間関係に問題あるワケじゃなし、打開策やら、一筋の光明が見えたような感触でした。一昨日の件も含め、十余年に渡って前任は(なにも改善策も打たず)好き放題やってきて(ダラダラ、ムダばかり)歴代上司も放置してきたということでしょう。定年〜継続雇用を期にムリヤリ担当を外していただいて正解でした。おそらく本人はそのまま・・・と希望していたことでしょう。過去の悪しき慣例を徹底的に排除する自分のやり方(原則に立ち返ること)をきっと恨んでいるやろな。お隣の若い優秀な相棒は来期、メジャーチームに押し出すつもりだけれど、彼には佳き経験、勉強になったはず。

夕方、風邪がいつまでも抜けない女房殿は、お仕事から戻って夕食を作る意欲は湧き上がらず、外食する程度の体力は有、高級中華・餃子の王将へ。こちらも体調いまいち、いよいよ風邪か?スポーツクラブお休みと一瞬考えたけれど、休んでじっとしても快復するか微妙、サボり癖も付けたくないから、エアロバイク+ステアマスターやや短縮版強行、エアロビクスは断念しました。しっかり汗をかくことが肝要。

カジノ法案強行ねぇ、安倍ちゃんも策が尽きてきたのか。素晴らしき展望出るのかよ、ギャンブルで。パチンコ駐車場で毎年赤ちゃん死んでいるでしょうが。

Eugene Ormandy, 1899ー1985 Hindemith 交響曲「画家マティス」/R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜ユージン・オーマンディ/ボストン交響楽団(1972年タングルウッド・ライヴ)・・・ネットから入手した放送音源は、まずまずの音質水準でした。Hindemithは辛気臭い旋律サウンドが若い頃は好きになれなくて、やがて華麗なる加齢を重ね、一種神秘的な雰囲気がお気に入りに。正規録音出てましたっけ?(ライヴのCDは見たことがある)「英雄の生涯」含め、スタインバーグ時代のオーケストラは各パートセクシーな音色(ドワイヤーのヴィヴラートたっぷりなフルート!)+ライヴならではの仕上げの粗さも魅力的。オーマンディはさほど馴染みのオーケストラでもないと類推されるけど、肩の力が抜けて、例の如し飾りの少ない表現に流れがよろしい。オーケストラの個性はもちろんフィラデルフィアとは異なって、きらきらゴージャス感控えめでした。

今朝はネマニャ・ラドゥロヴィチ(v)/ドゥーブル・サンス/レ・トリーユ・ドゥ・ディアブルによるBachなど拝聴中。2016年ぴかぴかの新録音也。演目やら編曲が少々凝り過ぎ?濃厚な表現に色気のある音色、リズムのキレは現代(いま)風でしょう。ラスト「シャコンヌ」はオリジナル無伴奏が聴きたかった。

では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨日は定例営業データ処理+朝からトラブル処理(なんとかクリア)昼から上司同行して取引先幹部とことしの反省、問題点と来期クリアへの問題提起、かなり熱のこもった論議いたしました。なんせ十数年矛盾放置され、前任が”絶対ほかのひとには触らせぬ”とガードしてきたものですから。本日、また別なところへ上司同行、こちらは一見表面的には淡々と現状維持しているように見えて、じつはもっとヒドい。昨日は自分主導で(前向きに)話しを進めたけれど、本日昼からは上司がまず(裏に隠れた)問題点を明らかにします。さて、ソフトランディングをどーするか?なんせ十数年の不条理積み重ねですから。自分はもう引退だけど、次世代のためにおかしなことはできるだけクリアにしたいもの。

東京本丸総務より、現状借り上げマンション退去についての連絡有、個人で契約継続も可能、ほかに移るときには転居費用を出してくださるらしい。一二週間、女房殿と悩みましょう。Sculpt Ergonomic Keyboard=高価なキーボード到着。高いだけあって質感上々、左右に別れたキー配置は否応なく誤った我流キータイピングを強制的に矯正して下さいます。まだ慣れていないからスムースなタイピングには程遠いもの。札幌の親父(90歳)の年賀状宛名無事印刷出来、MPO法人長久手市ボケ老人を救う会 会長ヒラリー・クソントン名義二百万ドルの請求書を添付して本日送付いたします。支払い締め切りは2020年東京オリンピック開会式迄。

今朝、ヤフオク締め切りボックス3セット売れて下さいました。まずまず。

DG F35G-50339 Scarlatti ソナタ集〜アレクシス・ワイセンベルク(p)(1985年)・・・収録はソナタ ト短調 K450(L338)/ソナタ ホ長調 K531(L430)/ソナタ 嬰ハ短調 K247(L256)/ソナタ イ短調 K109(L138)/ソナタ ヘ長調 K107(L474)/ソナタ ハ長調 K132(L457)/ソナタ 変ホ長調 K193(L142)/ソナタ ヘ短調 K481(L187)/ソナタ ヘ短調 K184(L189)/ソナタ ロ短調 K87(L33)/ソナタ ホ短調 K233(L467)/ソナタ 変ロ長調 K544(L497)/ソナタ ト長調 K13(L486)/ソナタ ホ長調 K20(L375)/ソナタ ト短調 K8(L488)。膨大なる作品集は全集入手後、半分ほどしか聴けていないけど、ほとんど馴染みの旋律ばかり。いつものひんやりクール精密なタッチを堪能したけれど1985年?もう30年経ったのか!彼は2012年に亡くなっておりました。

ARTS47247-2Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ペーター・マーク/パドヴァ・エ・デル・ヴェネトー管弦楽団(1995年)・・・先月「英雄」拝聴、オーケストラの力量、乾いた響きが気になって集中できなかったもの。提示部は当たり前に繰り返し有、作品個性の違いからか?今回はムダを削ぎ落とした風情を好ましく感じました。威圧感皆無、要らぬ余情、虚飾を取り去った誠実な響きに感銘がありました。

では、行ってまいります。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

やや風邪症状(洟水)というか喉の違和感もあって、とにかくスポーツクラブでマシントレーニング小一時間、しっかり汗を流してきました。今更やましい気持ちはないけれど、ちゃんとお洒落して溌剌としたスポーツ・ウーマンを眺めるのも眼の保養でしょう。自分はヨレヨレのTシャツだけど。来期の幹部人事が出て、異動は少なく、ほぼ予想通りの流れでした(女性幹部登用も)。なんの感慨もないなぁ、自分は引退身分ですから。現在、メインで(外付)使用している Comfort Curve Keyboardはテン・キーの「1」が反応鈍く、だましだまし使ってきたけれど、それがストレス(久々の贅沢)Sculpt Ergonomic Keyboardという高価なキーボードを注文してしまいました。Natural Ergonomic Keyboardだったらヤフオク中古2-3000円で手に入るけど、デザインが気に喰わない・・・それにその初代を業務用に使っているけど、けっこう大きいんですよね。現状あるもの、それなり使えるものを買い換える、というのは自分にとっては苦渋の選択、但し、パソコン周りの雰囲気は劇的に変わるはず。

小川宏さん逝去、彼も親父と同い年(90歳)なんだなぁ。札幌から年賀状リスト届きました。手が震えるからさすがの達筆もワープロ愛用、律儀に「CASIO HW955(平成元年=1989年発売/6行表示/ひらがな入力=ワタシがプレゼントしたもの)にて表を作ってリスト印刷して送付してきました。おそらくEXCELを知らない(データ概念がない)と思う。お亡くなりになった人を削除してしまうので、こちら「筆王」(2003年版!ちゃんと実用)に保存してあるデータには余分がたくさん!昨年はいらぬ印刷してしまいましたよ。目検で照合、困ったのが姓が同じで名前が違う(住所からダンナが亡くなっていると類推)、喪中(データ維持)と削除の区別がわかりにくいこと。作業完了は11:30頃、親孝行にも苦労しまっせ。

表計算データをメール送付すれば、即効で照合可能〜って、大正生まれの爺さんが、ワープロでリスト整理するといった気概が素晴らしい。保存は昔懐かしいFDでっせ。本日明日くらいに印刷いたしましょう。

COCO70485Scho"nberg グレの歌 エリアフ・インバル/フランクフルト放送交響楽団/ハンブルクNDR合唱団/バイエルン放送合唱団/フランク フルト市立劇場オペラ合唱団/ポール・フレイ(t)/エリザベート・コネル(s)/ヤルド・ヴァン・ネス(ms)/ウォ ルトン・グレンロース(b)/フォルカー・フォーゲル(t)/ ハンス・フランツェン(語り)(1990年)・・・2日掛けて聴き通したもの。音量レベルが少々低いけど、怜悧なサウンドをよくとらえた音質。濃密な後期浪漫の風情をたっぷり残した美しい作品はR.StraussやWagnerを連想させ、クール怜悧なインバルの表現も新鮮そのもの・・・これ以上の言及する時間がなくなりました。では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

新しい一週間が始まって、2016年残り4週。今週末ご近所に新しいイオンがオープンして、きっと凄い渋滞になるやろな。こちら”車なし生活”ぼちぼち9年目、わざわざ混雑に身を投じたいとも思わないけど、映画館はありがたいですね。昨日、年末継続、カーテンをすべて洗いました。日曜郵便局営業は午前中なので(散歩がてら)急ぎCDボックスを「ゆうメール」送付してきました。大物ボックスを集中的に処分して(それしか売れないから)CD収納棚はますますスカスカに〜エエことですよ。札幌の親父に電話したら、年賀状送付先リストは昨日送付したとのこと。マンションの前にスーパーがオープンするそうで、なんとか雇ってくれんか、なんて先日亡くなったカストロと同い年、足腰弱って電話もなかなか出られないクセに。ノーミソは正常みたいですね。耳も滑舌も良好。

年末らしくBach ヨハネ受難曲BWV 245〜ルーヴィヒ・ギュトラー/ヴィルトゥオージ・サクソニエ/他(1998年)全曲聴いたけど、ほとんど居眠りしておりしました。モダーン楽器使用、彼らしいきっちり生真面目な演奏だったような・・・?

EMI 3846992  17枚組2,356円Debussy 喜びの島/前奏曲第1巻/第2巻〜マルセル・メイエ(p)(1956年)・・・録音時期を考えたらもっと良好であってもよろしいほどの音質、それでも往年の仏蘭西の女流(1897-1958)による、なんとほんわかとした暖かい音色(プレイエルですか?)曖昧な技巧を前提としない小粋な風情はニュアンスに充ちて、妖しい風情漂いました。この辺り、ミケランジェリの濃密な集中力(1978/88年)が刷り込みだけど、こちらセピア色に染められた時代の響きを儚く伝えてくださって、至福。最高。

DENON  28C37-31(コンサートホール原盤)Mozart ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467/第27番 変ロ長調K595〜フリードリヒ・グルダ(p)/ハンス・スワロフスキー/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1963年)・・・8年ぶりの再聴。多彩な装飾音やら、引き崩し、自在な伴奏パートへの参入、なにより愉悦に溢れて痺れるようなMozart!ハ長調協奏曲K467第2楽章(著名なる)「Andante」ソロは微妙に遅れて、たっぷり溜めて登場、これってJazzじゃん。愛と慈しみ溢れたハ長調協奏曲K467、達観して天国に遊ぶような変ロ長調協奏曲K595、これ以上の問題提起を聴いたことがない。

では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

ヤフオク落札されたCD送付は女房殿が出掛けるついでに郵便局に寄ってくれたので、結局終日引き隠り。いつもの音源データの点検整理、パスワードがわからない圧縮音源、某交響曲4楽章中ダウンロード不備でじつは1楽章しかない(廃棄へ)ダブり発見!とか、キリがないヲタク趣味であります。少しはノーミソ活性化になっているかな?あとは”大掃除”ならぬ”小掃除”など、本日はカーテンを洗わなくっちゃ。年賀状の原案ができて、送付先データも整理(枚数は圧倒的に女房殿なので、そちらの点検待ち)プリンターも無事稼働中です。インクの予備も揃えております。

1935-Mahler 交響曲第3番ニ短調〜小澤征爾/ボストン交響楽団/フランス国立放送女声合唱団/フローレンス・クイーヴァー(ms)(1998年パリ・シャンゼリゼ劇場ライヴ)・・・1993年のPHILIPS録音に非ず、おそらくは仏蘭西への演奏旅行時ライヴ放送音源がネット流出したもの。1986年の来日時もこの作品を演奏したそうだから、彼は得意の作品なんでしょう。.mp3/192kbpsだから音質はやや肌理が粗くても、オン・マイクにしっかり音量で収録され、かなりリアルなものです。ライヴの感興がみごとに捉えられた音質。演奏は素晴らしい!1973-2002年30年に渡り音楽監督を務めたオーケストラとの盤石の信頼関係を前提に、いつもの中庸な表現、細部きっちり描き込んで神経質なほどの入念仕上げに+ライヴの熱気活力溢れて小澤の掛け声も要所に出現、オーケストラへの的確な指示が眼前に浮かぶほどの躍動であります。第1楽章「力強く、決然と/Kraftig. Entschieden.」に於ける威力絶大!金管の切れ味と深みに悶絶、第2楽章「きわめて穏やかに/Tempo di Menuetto. Sehr masig. Ja nicht eilen!」第3楽章「急がずに /Comodo. Scherzando. Ohne Hast.」は長大なる第1楽章ぶちかましの後、流すところ?そう思っていたけど、いじらしいほどのニュアンスと緊張感に充ちて、たっぷり感銘をいただきました。

第4楽章「きわめてゆるやかに、神秘的に 一貫してpppで (Sehr langsam. Misterioso. Durchaus ppp.」はフローレンス・クイーヴァーの深遠な声とデリケートなオーケストラに目眩がしそうなほど。第5楽章「快活なテンポで、大胆な表出で/Lustig im Tempo und keck im Ausdruck.」ここは児童合唱団の天使の歌声が可憐なところだけど、コンサート時間の都合かな?女声のみの表現に、いつになく整った風情を感じさせます。そして万感胸に迫る(できれば自分の葬式に使って欲しい)第6楽章「ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて/Langsam. Ruhevoll. Empfunden.」端正な表現のまま、入魂の入念な味付けニュアンスがみごとに決まって、これは小澤/ボストン絶頂期の記録であります。最高。

MFP5594 LPらしいJohn Williams E.T./Star Wars; Princess Leia's Theme*/E.T. Returns/Stars Wars; The Battle (Part 1); Star Ship Attack; The Battle (Part 2); The Throne Room And End Titles*/Close Encounters Of The Third Kind: The Experience Begins; Close Encounters Symphonic Suite/Farewell From E.T.〜フランク・バーバー/ロンドン交響楽団/ナショナル・フィル*・・・1982年に出たLP(からのネット音源)らしい。CDはないのかな?類似の趣向のCDは所有していて(ロイ・バッド/ロンドン交響楽団)華々しくも神秘、最高の映画音楽です。大好きな「酒場の場面」ジャズ演奏がないのが残念。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

昨日のお仕事もまずまず充実(狙い以上の進捗)したとするべきでしょう。夕方、所要で東京に出掛ける若い相棒を、取引先商談の帰りに最寄りの駅まで送って、久々運転したかも。早々に帰宅してまったりしていたら、危うくスポーククラブ行きを失念しそうになりました。しっかりマシンで計一時間、汗を流すこと必須、なんせ昼は相棒の希望で丸源ラーメン喰いましたから。今朝、右太ももが痛い。ヤフオク(CD処分身辺整理)は再開二度目の締め切り、一週目は快調に入札あったけれど、今週はほぼ”ボウズ”状態を嘆いて就寝、朝締め切り前に確認したら、けっこう入札いろいろ(計7セット分)ありました。本日明日とまた郵便局まで坂道を登らなくちゃいけない・・・のもありがたいこと。(一部値上がり過ぎだよ!相場から考えておかしいものも)もう12月に入ったので、年賀状の印刷、送付先データの整理をしなくっちゃ。既に喪中はがきが数枚届いております。世代だから仕方がない。肝心の北海道の親父から、印刷依頼送付先一覧が届かぬのが気掛かり。

DELL Inspiron N5110(赤/Zorin-Linux-Lite/メモリ4gb)用のエルゴノミクス・マウス(有線980円也)届きました。昨日、取引先より戻る途中トイレ休憩に入った中古屋にて、Asusの赤いノートパソコンがとてもデザイン美しくて(スペックにも不足なし)参萬圓弱、嗚呼、これは良いかもと一瞬考えたけどOS「8」?もう「10」へのアップ・デートは有償だし、彼(か)のOSは「Vista」と並んで失敗作でした。なにより自宅3台分のマシンが健気に稼働しておりますし。

なんという素っ気ないデザインなのでしょうMahler 交響曲第1番二長調/花の章〜ズービン・メータ/イスラエル・フィル(1986年)・・・評価は割れて、この人は若いころが良かった、そんなイメージでしょうか。豊満かつおおらかな表現、サウンド作りがけっこう好きですよ。いったい何種録音があるのか・・・ややオン・マイクな音録りはEMIらしからぬもの。オーケストラはアンサンブルに優れ、神経質を感じさせぬまったりとした歌、激昂せぬバランス感覚、なかなか耳あたりがよろしい。あとは作品になにを求めるのか、青春の激情、胸がきゅっ!とする”若きウェルテルの悩み”か、それだったらメータの方向性は異なって、もっと穏健(ユルい?)もの。第1楽章の「朝の野原を歩けば」の主題はもっと懐かしく!第3楽章の「葬送行進曲(?)」はもっと物憂く!そんなコメントは可能かもしれぬけれど、「花の章」(ここでは第2楽章に配置)は朗々と明るく、終楽章「Sturmisch bewegt(嵐のように運動して)」には違和感のない全体の流れを作り出して感心しました。

(部屋が寒くてここ迄で限界)


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

いろいろ宿題目白押しでも、それを粛々とクリアして週末を迎えました。突発的なトラブルやら大きな飛び込み案件がなければ、ヴェテランにはクリアは可能です。営業数値は組織的問題が存在するので、ことしは手の打ちようがない。誰からも責められないけど、キモチのよろしいものでもないでしょう。せめて取引先ご担当やら幹部の方との関係が良好なことが救い。本日商談日です。女房殿の風邪はかなり癒えても、お仕事佳境に入って体調は優れぬよう。こちらは大丈夫。間食をやめて(正確にはかなり節制して、飲料はお茶ばかり)2週間ほど?体重は▲2kg、経験則的にこの辺りで足踏みするはず(結局元に戻る)。一発、ご近所中古屋で体重計(体脂肪とか一緒に出てくるもの)でも買うか。

昨日、職場の業務用パソコン(ウルトラブック/ワリと最新版)動作不安定になって、東京本丸システム窓口にご相談して驚愕!シン・クライアント(デスクトップの実態はクラウドに有)をシャットダウンして机に鍵掛けて職場を出るんだけど、こちらショートカットのAlt+F4で操作しておりました。自宅はそれでOK、ところがその操作だと「ログ・オフ」状態に、つまりデスクトップはずっと動いていたらしい。相当長期に渡ってそのままになっていたらしい。なるほどね。お勉強になりました。

BOUQUET COLECTION  BCC 1009 Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱」〜エンリケ・バティス/メキシコ州立交響楽団/ベラクルス州立大学合唱団/ベニータ・ヴァレンテ(s)/マルガレーテ・ヨーガー(a)/フランシスコ・アライサ(t)/グリエルモ・サラビア(b)((c)(p)1988)・・・年末なので正しい日本人としては「第九」を聴いておきましょう。1990年前後、駅売海賊盤の音源として出ていたのがこれのはず、今回情報検索をしたら再録音が存在してそちらは全集になっていたらしい。やや散漫だけど適度な残響と奥行きを感じさせる録音、やや速めのテンポに、大仰な表情やテンポの揺れを強調しないストレート系演奏です。燃えるようなテンションに溢れて、予想外の快演に推進力充分。オーケストラも声楽陣もなかなかアンサンブルは優秀、立派です。難有とすれば、オーケストラの響きがやや薄いというか、明るいので軽量な感じに仕上がっていること、これは合唱も同様でして、重厚、深淵、スケール強調とはちょいと違う。もしかしたら音質イメージかも。ものものしい感じのない、祝祭的な雰囲気溢れて好みの真摯な演奏であります。

BVCD-38226今朝は早起きしたので、Beethoven 第3番 変ホ長調「英雄」〜ヤープ・シュレーダー/スミソニアン室内管弦楽団(1987年)・・・全曲拝聴。古楽器ヴァイオリンの先駆者Jaap Schroder (1925-)による、ムダを削ぎ落として、表現的には穏健派になるのかな?先ほどバティスの「第九」を薄い、軽いと云ったばかりだけれど、こちら、もとより古楽器の軽快軽妙デリケートなサウンド、イン・テンポを基調とした推進力をいっそう好ましく感じます。こどもの頃、終楽章「Finale: Allegro molto」自在な変奏曲に心奪われた感銘を思い出したものです。

では、行ってきます。


2016年12月某日/サラリーマン生活土俵際な日々

さて、あっという間の12月で2016年ラストの月に突入しました。40年来の友人が計画的に有給休暇を消化しているとか、お隣の若い同僚に「有休取ってますか?」と訊かれたのもキッカケ、昨日は昼からお休みとしました。別になんの所要も体調問題もなし、当初予定狙いのお仕事(けっこう多種大量)を順調に午前中消化できたため。昼からゆっくりして夜、エアロバイク(30分)ステアマスター(15分)初級エアロビクス(45分)しっかりこなしました。シャワーを浴びて帰宅後、更に(ゆず入)フロで筋肉を温めると、筋肉の痙攣は出ないみたい。一ヶ月前の症状は急な冷えにケア不足だったのか。

懸案だったプリンター問題もクリアして、自宅3台のノートパソコン(丸5年選手)も稼働順調、熱心にヤフオクやらamazonを眺めて出物を探しているけど、買え替える理由が見当たらない。痺れるようなC/P商品とは出会わないものです。今朝、5年ものの自主CD(バウムガルトナー/ルツェルンのブランデンブルク協奏曲旧DG録音)一枚再生不良に至っているのを発見、わずかな例外っぽいけどCDRの寿命なんでしょう。自主CD作成はもうやめて一年以上、データから直接拝聴に至っております。

VIRGIN 724356194328  5枚組2,058円Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ロジャー・ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ(1986〜88年)・・・7年ほど前に聴いて、歯が立たなかったものの再聴。さっぱりとしたフレージング、ぺらぺらに薄い、おもちゃのようなサウンド、現在の耳ならこの革新的な表現に納得できます。重厚さ晦渋さ(「運命」!?)とは無縁に、軽快そのもの、速めのテンポ、なんとなく緩く、粗野であり、ノリノリ軽妙ユーモラスな雰囲気満載。もちろん繰り返し有。聴き馴染んだBeeやんから新鮮なテイストを引き出して、時代に先駆けた(オモロい)ノリントンを賞賛すべきでしょう。この時期でも古楽器の技術水準はとても高いもの。Sir Roger Arthur Carver Norrington CBE(1934ー )の新録音も聴いてみたいですね。

今朝は、Bach ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV1049/第5番ニ長調 BWV1050/第6番変ロ長調 BWV1051〜ピンカス・ズカーマン(v)/ロサンゼルス・フィルのメンバー(1978年)・・・バウムガルトナー自主CDを聴けなかったリベンジ。こんな録音あったんですね。第4番ト長調はリコーダーに非ずフルート使用、もちろんモダーン楽器、スタイルとしては穏健に中庸なもの、古楽器隆盛な現代の耳ではオーソドックスな昔風なのかも。ジュリーニ時代のオーケストラは古典派や独墺系のレパートリーを重視したから、その流れですか?愉悦に溢れてしっとりとしたアンサンブルは亜米利加のオーケストラ?とは気付かぬでしょう。特別な個性ある存在ではないけれど、この作品は無条件幸福です。

では、行ってきます。

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