●2008年10月某日
(在金沢ホテル)意外と眠れました・・・体調は大丈夫かな?午前午後二発の会議打ち合わせをなんとか乗り切りましょう。準備不足なんだけど、それはいつものこと。本日は自宅直帰の予定で、さほどに遅くならないはず。明日、午前中のみ休日出勤して残務消化、日曜は終日行事対応、でも月曜はしっかりお休みです。昨日出勤前にデータ・ファイルあらかじめアップしておいて、今朝無事サイト定例更新。
ご当地BOOK・OFFで書籍を仕入れないと。
吉廣紀代子「恐くないシングルの老後」(朝日新書)・・・昨年2007年刊の新しい著作。これも題名と内容が異なります。売るための編集者の意向だろうか。非婚を選択した女性取材の”その20年後”だけれど、対象が少々”特殊”じゃないか。かなり強烈な主義主張、行動力、経済的な自立、人脈ネットワークをもった女性ばかりになるのは、レポートとして世間に出すには仕方がないのかも。「こういう選択もある」ということでは参考になるが、ほとんどの市井の人々は日々を何とか遣り過ごそうと懸命で、出たとこ勝負なのでしょう。間違いなく両親の介護があって、そして自らがその世界に飛び込んでいくこと。漫然と未対策の人々(含むワタシ/次男次女、ある意味理想的夫婦なため)への警鐘になるかもしれないし、ごく一般的なキレイごと、ありきたりなノウハウでないことは救いでしょう・・・とは2008年1月の感想也。再読。おそらくは続「非婚の時代」らしくって(未読)そういった流れで読むべきものであって、庶民の「ノウハウ」ではありません。
ちょっと切り口を変えて読めば「左翼」なんだな、と。思想とか哲学とか、「女は結婚すべし」みたいな価値観と戦ってきたのだな、と理解できますね。以前別な書籍を読んで感じたが、「結婚が幸せのすべてではない」という価値観が広がったのは行幸だけれど、じゃ、それで皆幸せになったのか?というとビミョーですもんね。それに生活力、技能が必要だ、という当たり前の現実でしょう。
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(帰宅後)出張先お仕事二発は無事クリアしたんだけれど、上司よりのご無体な叱責(オレのせい?)+自分のほんまのちょんぼ(謝って済む内部問題なんだけど・・・)指摘でボロカス。(それを告げ口したり煽るやつもいるんだよなぁ)商品トラブルは継続していて、その処理連絡も断続的に続いております。いつまで続くのか、こんな状態・・・達成感のない毎日は精神的に疲れます。帰りのサンダーバードでは断続的にケータイ対応しつつ、あとは音楽も聴かずうつらうつらしておりました。
永井明「病む人、癒せぬ人〜中東・アフリカ難民医療紀行」(朝日文庫)・・・元・医者の永井さんは既に故人。中東・アフリカ、キレイごとではない(時には怪しい)同行者とともに、一歩引いた”現場”の報告は厭きさせない。この類のレポートは「こんな立派な日本人医師が!」とか「この悲惨な現実をどーする!?」「自分を見つめ直した」っぽいのが多い(それも悪くない)が、”医療とは何か”の根元的問い掛けを続けているんですね、ま、回答はないが。
明日もお仕事。できれば午前中で終わりたい。
●2008年10月某日
昨日は予定の作業消化不可〜一昨日放置して帰宅したデータ送信完了せず、朝再送信、昼時点でやはりアウトで細切れデータで作業繰り返し〜完了は夜となりました。自分のパソコン使用のため、ほとんど日常作業不可、その間に会議、来客数件、打ち合わせ、明日の打ち合わせ資料整理送付(昨日送料ケチってメール便に乗せたが、明日までに金沢に着くだろうか?)なにより昔年の課題だった机上机下・魑魅魍魎の積み上げ資料の整理ができたのが幸いでした。上司、相変わらず不機嫌で風当たり強い・・・来月上旬のエラいさん全体会議で去就(=引退)が決まるから、イライラしているのかな?体調完全回復とは言い難いが、夜職場数人と、酒。年齢(とし)格好的にワタシが一番多く払うことになるんだな。今朝少々頭痛・・・先週ほどの酷いものではないが。
「出張セット」(ポーチ)昨日戻って参りました。で、本日夜よりさっそく活用の旅。正直なところ、もう金沢は飽きた。ま、冬の一時金はガタ減りだろうが、こうしてちゃんとお仕事させていただけることを感謝。
昨日、久々に通勤音楽持参。Dvora'k 交響曲第2番 変ロ長調 作品4〜リボル・ペシェク/チェコ・フィル(1995年)・・・再聴。結論的にどんよりして、高音も低音も伸びがない。残響、広がり、定位などは自然だけれど、ディジタル時代とは思えぬ音質水準が印象を悪くしているのでしょう。イヤホンより、オーディオ部屋で音を出した方が少々マシか。昨日のイヴァン・アンゲロフ盤にて目覚めた感じはあって、オーケストラはやはりこちらが美しくマイルド。旋律はあちこち親しげな表情を見せて、全貌をつかむまでもう少しですな。序曲「我が家」作品62も収録され、これは溌剌とした楽しい作品であり、演奏であります。音質相変わらずだけれど。
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(在金沢ホテル)風雲急を告げる商品トラブル連続〜これは後処理専門だけれど、自分のチームで発生している大小さまざまなトラブルを一個、一個ていねいに(?)いえ、辛くも(大量に)処理して夕方なんとかサンダーバードに・・・乗り遅れました。いったん改札を出て、イカリ・スーパーにて発芽玄米弁当+お茶購入(揚げ物一切なしが素晴らしい)。お仕事は雰囲気は一気に変化するはずもないが、それなり、自分のペースを崩さずに粛々とやっていきましょう。体調一進一退。
音楽は愉しんでますよ。Copland「市民のためのファンファーレ」/Barber「弦楽のためのアダージョ」/Gershwin「パリのアメリカ人」/Villa-Lobos「ブラジル風バッハ第5番」(ダヴラツ(s))/Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」より終曲/Vaunghan Williams「グリーンスリーヴスによる幻想曲」(ナディアン(v))/Grofe'「山道にて」/Gershwin「ラプソディ・イン・ブルー」(コロムビア交響楽団)/Rachmaninov 「パガニーニ・ラプソディ」〜第18変奏曲(グラフマン(p))/Copland「素朴な贈り物」〜「アパラチアの春」〜バーンスタイン(p)/ニューヨーク・フィルハーモニック・・・寄せ集めコンピレーション・アルバムなんだけど、じつに良くできている一枚。メインは「パリのアメリカ人」/「ラプソディ・イン・ブルー」でして、それだけ収録したCDはBOOK・OFFでよく見かけます(@250にて)ま、このコンビは時にアンサンブルの洗練に問題有だけれど、ここではどれも熱気と勢いに溢れて最高!「グリーンスリーヴス」はフルートではなく、ヴァイオリン・ソロになっている特異な版なんです。ダヴラツの「ブラジル風」に痺れました。(SONY SRCR 8659)
Saint-Sae"ns ピアノ協奏曲第2番ト短調 作品22(1976年ライヴ)/Liszt スペイン狂詩曲 S.254(1974年ライヴ)/Brahms カプリチオ ニ短調作品116/間奏曲イ短調作品118/間奏曲イ長調作品118/カプリチオト短調作品116/間奏曲変ホ長調作品117/カプリチオニ短調作品116/Rachmaninov 前奏曲変イ長調作品23-8/前奏曲嬰ト短調作品32-12/音の絵変ホ短調作品33-6/音の絵嬰ヘ短調作品39-3/前奏曲ニ長調作品23-4/音の絵ハ長調作品33-2/音の絵変ホ短調作品39-5(1995年ライヴ)〜ミヒャエル・シュトゥーダー(p)/フリッツ・リーガー/ローザンヌ室内管弦楽団・・・熱気溢れ、骨太だけれど粗くはなく、浪漫的だけれど端正を失わない。音質いまいちダンゴだけれど、気になりませんね。「ドン・ジョヴァンニ」クリソツのSaint-Sae"nsは今まで聴いたうちのヴェリ・ベスト。
じつはHMV通販にてジャン・マルティノンのDebussy/Ravel 管弦楽8枚組の到着を待っているところ。オークションでDebussy2枚、Ravel 2枚処分してそのままになっていたので、満を持しての注文でした。で、予習を。Debussy 「海」(1964年)/「夜想曲」/「牧神の午後への前奏曲」(1957年)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団・・・久々の再聴也。自然でどんより曇った音質より、不自然だけれど鮮明な英DECCA録音(駅売海賊盤でも)、低音が見事に効いて、各パートが浮かび上がる・・・薄くって、明るく、ピッチもアンサンブルの縦線も少々怪しい・・・エエですなぁ。がっちり盤石のDebussyじゃ、この粋が台無しでっせ。
●2008年10月某日
まだ今週二日しか経過していないし、ド残業だってしていないんだけれど、やたらと疲労感ばかり。さて、本日は狙い通りのお仕事進捗なるか?先日紛失に気付いた「出張セット」(ポーチ)は幸い小松のホテルにあることがわかり、次回訪問予定来月末まで待てないので、着払いで返送をお願いしました。人生辻褄が合うようにできている、とうのは大袈裟か。明日、夜から金沢前泊だけれど、ため息が出るほど億劫ですな。岡山時代は出張外出が充分気分転換だったんだけれど。今週も土日お仕事は適当に手を抜きましょう。そういえば来週の日曜も富山訪問であった。
(しつこく)Dvora'k 交響曲第2番 変ロ長調 作品4〜に再トライ。イヴァン・アンゲロフ/スロヴァキア放送交響楽団(2001〜2004年録音/これも録音クレジットが不親切なる全集)・・・オーケストラの洗練具合ならチェコ・フィルの比ではないんだけれど、アンゲロフのメリハリある表現+推進力が立派で、作品の姿がわかりやすい。第1番同様に懐かしい旋律横溢、忘れ去られるにはもったいない名曲と評価してもよろしいかな・・・音楽というのは”馴染み”が大切だから、こうして繰り返しが大切なんでしょう。ペシェク盤に立ち戻らなくては。こうして”ミチョランマ消化”ではない、もっと音楽に対する丁寧な姿勢が大切と自覚しましょう。
●2008年10月某日
ビミョーに体調悪く、呑みにいったりする(できる)状況でもなし。昨年も記憶では11月から12月、いえ寒い間ずっと体調悪かった記憶有。夏の暑さに負け、冬の寒さに耐えきれない・・・でも、定められた(自分で組んだ)お仕事は粛々と進めていかないと。ラクなお仕事はないだろうか・・・ないね、きっと。おそらくは現在が一番気楽なほうなんでしょう。人間誰しも(自分も例外なく)自分が一番!と思っているから、客観的に事象を観察しなくては。株価バブル崩壊後最安値更新、とのことだけれど、私生活には直接一切関係なし。だけれど、景気には大きな問題であり、巡り巡って必ず影響出ます。
亜米利加のオーケストラは大丈夫なんだろうか?鉄や自動車の都市であるデトロイトとかクリーヴランド、ピッツバーグ(現在はハイテク産業なのか)とか。欧州のオーケストラでも同様か。日本だって(プロ・オーケストラの苦境は)相対的に景気の良いときから似たようなものか。
ニューヨーク・フィルの次期音楽監督はアラン・ギルバートだそうです。(お母さんはヴァイオリニスである建部洋子)前任のマゼールだって、クリーヴランドのウェルザー・メストだって、メジャー・オーケストラのシェフになったからといって、昔みたいにガンガン録音が出てこないのがツマらない。ま、ワタシのようなこども時代からの音楽ファンが購入するのは”大昔録音”の廉価盤ですからね。1980年のディジタル録音は、体感上”新録音”であって、冷静に考えると30年ほど前になる・・・ましてや”駅売海賊盤”など笑止千万!(すみません)
ここ数日Dvora'kを聴いていて、交響曲第1番ハ短調「ズロニツェの鐘」/交響詩「野鳩」〜リボル・ペシェク/ロイヤル・リヴァプール・フィル(1987-96年/このシリーズは録音情報が不充分だ)・・・同一収録のコシュラー盤は既に処分してしまった全集だけれど、作品的にはすっかり馴染んでいて、馴染みの旋律頻出。このオーケストラは素直で明るい響きが身上だと思います。アンサンブルに優れ、郷愁の雰囲気有、47分飽きさせません。「野鳩」は線が細すぎて音楽の様子がよく見えない・・・かな?
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あかんなぁ、こんなにお仕事しちゃ(誰もそう思って下さらないが)。北陸方面に膨大なデータ送信(手順を教えていただいた)仕掛かり6%(これで小一時間/その前に準備で3時間)経過で職場愛用マシンを見捨てて帰宅〜仮に途中NGでも、ワタシの技量ではどーにもならんし、問い合わせ先は時間外ですから。でも、体調かなり快復して助かっております。トラブルどんと来い!明日朝が楽しみです。思わぬ寄り道しつつ、本日の宿題は無事完了。
帰宅して、Dvora'k 交響曲第2番 変ロ長調 作品4〜リボル・ペシェク/チェコ・フィル(1995年)・・・う〜む、こりゃまだワカらんな。全55分、がっちりとした4楽章硬派な作品也。第1番ハ短調聴きはじめのころは「あちこち美しい旋律が・・・」と感じたものだけれど、こちら「チェコ・フィルがあちこち美しいな」レベルの理解。この全集の録音はイマイチなんですよ、ワタシの安物オーディオでは。自然が過ぎるというか、ジミというか、音量のメリハリが足りないというか、そんな印象。ま、他の音源も当たってみて作品の真価をみつけましょう。この作品を偏愛されている方もいらっしゃるようです。
二度目のチタン腕時計入札敗退。売る方は無事入札が入っているが、どーも読者のような気がする・・・
●2008年10月某日
昨日バッテリーの保ち配慮でケータイ電源切っていたら「クライシス対応」(二発)だと・・・面目信頼丸つぶれ。メール11通有。出てこいっ!ってこと?ジョーダンじゃない。これから出勤で、上司より説教必至なのでウンザリです。本日もやるべきこと盛り沢山で週末の出張(会議)に向け、資料と体調準備なんとかしないと。
音楽云々コメント意欲なし。通勤音源持参も。
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運気乱高下、体調不良の一日であって、ま、休日に連絡付かなかった、ということで信頼失墜は仕方がない。粛々とお仕事は進んで、それなり整理・進行したが、いかんせん元気が出ません。ま、けっこう宿題消化したし、ということで早々に帰宅〜珍しく食欲もない。で、早速ケータイがあちこち追い掛けてきて、昨日の今日だから一生懸命連絡取りましたよ、自宅で。ま、上司との関係はこれでちょっぴり快復したかな。
オークションは、カラヤン/ベルリン・フィルによるSibelius (DG時代)2枚が売れませんでした。駅売海賊盤だし、ケースにひび有だと激安でも動かないのか。気に喰わない音源ということでもなくて、9種ほどあった全集を3種処分して、他単発交響曲や管弦楽をいくつか嫁に出して、その一環でした。これも何かの縁でしょうね、ケースもきれいなものに交換してしっかり聴きましょう。交響曲第5番 変ホ長調〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1965年)・・・分厚く、重苦しく、どんより暗く、そして洗練されてスタイリッシュ。ムーディであり、オーケストラは艶やかでじつに上手い・・・それでもヴェリ・ベストとは感じぬ不思議。
Sibelius は大好きだけれど、コメントは難しくて、個人的嗜好としてはもっと清涼でクリア、軽快な響きを求めたいもの。語り口が上手いから、そのまま名演!とはならぬのだね。経済危機で苦しむアイスランド支援の意味で、アツきペトリ・サカリ/アイスランド交響楽団の演奏でも聴きましょうか。Sibelius が似合う季節になって参りました。
●2008年10月某日
体調がいまいちなのは左上奥歯の鈍い痛み、肩こり(滅多にない)症状で自覚できていて、それでも昨日はバス代往復400円掛けて(自家用車は”エコ”処分済故〜陳腐化した言葉だ)久々BOOK・OFFへ(重い)書籍処分へ。今回は交通費込みで黒字出ました。CDは購入意欲なし。帰りは自宅側乗り過ごして先日通った医院まで〜検査好き、点滴好き(2回目だけれどたしかに効く)の医者で、便に潜血などはない、との結果。但し、血液検査は(空腹時ではないとはいえ)あまりよろしくない・・・のは自覚あります。あきらかにメタボ復活。
昨年亡くなった爺さんの納骨に墓場に行っていた(ワタシは欠席)女房は夕方帰宅したが、ご飯支度はしたくない、とのことで尼崎・大黒へ。あまり呑みたくはないが、女房意向で「ボルドーの赤」と注文したが、魚料理には彼(か)の渋さは似合わない・・・けど、旬のもの少量ずつ、多品種愉しみました。値段もじゅうぶんに安い。早々に帰宅。
オークションは、大物が売れて下さいました。本日送付予定。ま、良心価格だからね、いつも。さすがに処分出品スピードが落ちてきましたね。棚中在庫精査が進んできた証拠かな?それとも”聴くべき意欲”の減退(=新規購入の激減)症状の一種か?
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ま、先週くらいから「何を聴こう・・・」といった逡巡はなくなっていて、サイト原稿もちょっとだけ進みました。Mozart ピアノ協奏曲第20/22番〜デレク・ハン(p)/ポール・フリーマン/フィルハーモニア管弦楽団(1993年)・・・ゲーザ・アンダ全集CD劣化でダメになり、バレンボイム(旧)全集は”必要なし”と判断して既に処分、リファレンスとしたイェネ・ヤンドー全集も、愛聴していたアンネローゼ・シュミット全集さえ「人生は短い」と処分済み。罰当たり者です。でも、この全集は生き残っておりました。
ところがねぇ、久々の聴取印象はよろしくない。記憶ではオーソドックスかつ瑞々しいタッチだったはずが、いまいち全体サウンドが散漫で馴染みの旋律が染みてこない・・・のは、おそらく聴き手問題でしょう。第22番 変ホ長調K.482のほうが、やや愉しめました。終楽章のノンビリとした旋律を聴いていると映画「アマデウス」の一場面(ヴォルフガングが遊びに出掛けるところだったか?)を思い出します。
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ほんまは一発スポーククラブへ、とも思ったんだけれど、体調もひとつ+同行すべき女房殿左肩90%快復とはいえ、ボディ・ヒーリングはそうとうハードなのであきらめ。お昼は武庫之荘まで散歩してカレーを喰ってきました。日替わりカレーは「豆」で、チキンとともにチョイス。ナンも好物で、やや安易な味のラッシーも付いて@1,200ほど。
帰宅してぼんやりテレビを見ていたけれど、思い立ってHMVにCDを注文〜この間、出張続き、しかも体調不良でほとんどホテル部屋にこもって弁当、せいぜいラーメンくらいの出費で泡銭貯まった自覚もありますし。オークションで大物も(いくつか)売れました。届いたらていねいに聴きましょうね。
Haydn 交響曲第94番ト長調「驚愕」〜オイゲン・ヨッフム/ロンドン・フィル(1972年)・・・虚飾のない、ストレートな躍動が素晴らしい。第2楽章「アンダンテ」に於ける一撃は現代の聴き手でさえ”びっくり”すること間違いなし。散々聴き馴染んだ作品だけれど、これほどヴィヴィッドな演奏には滅多に出会えない・・・ワタシのCDは+交響曲第101番ニ長調「時計」が収録される駅売海賊盤だけれど、正規DG盤ならもっと音質は良好なのでしょうか。やや曇ったサウンドながら、演奏の質を損なうものでもないでしょう。
Dvora'k ロマンス ヘ短調 作品11/マズルカ ホ短調 作品49(ルジェーロ・リッチ(v))/森の静けさ 作品68/ロンド ト短調 作品94(ザーラ・ネルソヴァ(vc))/ウォルター・ススキンド/セントルイス交響楽団・・・ススキンドの在任から類推して1970年頃の録音か。リッチは、いつもながら落ち着かない縮緬ヴィヴラートがスケールやや小さい印象。ザーラ・ネルソヴァ(1917〜2002)は往年のカナダの女流であって、悠々としたスケールを感じさせるが、音質故か艶やかなる美音ではない・・・と、勝手なことを書いたけれど、いずれDvora'kの懐かしい旋律、たっぷり堪能できます。(VOX盤/BRILLIANTで同一音源が入手可能)
先日、ワイセンベルク/オーマンディのBartokに感心したが、帰宅して棚中在庫確認したら、Bartok ピアノ協奏曲第1〜3番〜イェネ・ヤンドー(p)/アンドラーシュ・リゲティ/ブダペスト交響楽団(1994年)・・・いつ買ったんだっけ?BOOK・OFFの値札(250円)有。もしかして未聴だったか?これが第1番より手に汗握る熱演!なんせ音質もGood。技巧の切れ味と知的な抑制がバランスして、激しいが暴力的ではない。やかましくなく美しい、とさえ感じさせるマジック有。たまたま偶然なんだろうが、ジェルジ・シャンドールでの出会いが不幸だったのか、それとも”Bartokを聴ける耳の熟成”問題だったのか。
●2008年10月某日
体調快復傾向だけれど、睡眠不如意継続。ま、昼寝ができる休みだからいいじゃないの。
今朝、ニコラウス・アーノンクール/コンセルトヘボウ管弦楽団のウィンナ・ワルツ集(1986/87年)聴いております。これは新譜として出た頃FMで聴いていて、全然受け付けなかったんだけれど、現在の耳では溌剌とした明快リズム感が快い。違和感まったくなし。陶然。響きとしてはむしろジミであって、華やかではないかな?先週更新したように、ワタシはウィンナ・ワルツのファンであって、"ウィンナ・ワルツ覚え書き"シリーズ追加原稿を狙っております。ここ2年ほど、著名なるニューイヤーコンサート録音が激安でBOOK・OFF出現しておりました。ベストセラーは必ずブーム去って、大量中古市場流出があるものです。
昨日移動中音楽の追加は一本のみ。Martinu 交響曲第1/2番〜クラウス・ペーター・フロール/ベルリン交響楽団(1989年)・・・かつては旧東ドイツの俊英として録音も多かったが、最近とんと噂を聞かない・・・と思ったら、今年2008年からマレーシア・フィルの音楽監督らしいですね。Martinuはにゅるにゅるサウンドが素敵で特異な作風だけれど、記憶通りのジミで着実な演奏が美しい。他、ロジェストヴェンスキーに第2/3番が棚中にあったかな?全集購入を意識しておきましょう。棚中在庫確認再度必要です。
●2008年10月某日
(在金沢ホテル)これより福井へ。深夜、大きな商品トラブルが発生し、東京・本丸では夜を徹しての対策会議、朝方報告がケータイ・メールに飛んできました。上司は予定変更で早朝に帰阪、ワタシ一人で対応〜急ぎ大阪に戻る手はずとなりました。人生、いろいろ有。本日の「お別れ会」は中止かな?
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やっぱりなんとかなるもんだなぁ、お仕事は。一番切羽詰まった定例会議準備直前に二日寝込んで、一日で資料準備+本番も(辛くも)乗り切って、昼前には福井を辞去、午後職場に戻ってたっぷりと残務整理できました。昨日発生の商品トラブルは大きいが、そう抜本的な問題でもないらしい。「お別れ会」は、ほんまはワタシがラストのご挨拶をしなくっちゃいけない立場だけれど、小一時間で失礼しました。食欲ないことはないが、ここ数日なにを喰っても旨くない。酒も。
帰宅して、風呂入って、洗濯して、サイト定例更新。明日、明後日は充実した休みにするぞ!。オークションは旧知のメンバーが入札して下さったので、早期終了。また出品しなくっちゃ。
●2008年10月某日
(在金沢ホテル)さて、まぁまぁよく眠れ、体調はまず大丈夫でしょう。本日対応すべきお相手、会議計5本、なんせ準備不足だしねぇ。どーなるのだろうか。本日もう一泊で、明日は福井で諸トラブル対応上司と同行、職場に戻って残務整理・・・で一週間終了・・・の予定。
昨日移動中音楽の続き。Bartok ピアノ協奏曲第2番Sz.95〜アレクシス・ワイセンベルク(p)/オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1969年)・・・ピアニストはもとより好みじゃないし、録音はかなりクセがある(ソロとオーケストラがバラバラ印象だ)けれど、昨日のハイフェッツの伴奏(ミュンシュ/ライナー)より格段と上手くて、美しいバックだなぁ。ソロは勝手にバリバリ弾いている印象だけれど、この作品には似合って暴力的なサウンドがトータルで美しく表現され、けっこう感銘を受けました。帰宅したら他の演奏を聴いてみよう、誰の演奏が棚中にあったっけ?シャンドール、ブロンフマン・・・まだあったかな?
Bach ブランデンブルク協奏曲第1/2/3番〜コレギウム・アウレウム(1966/67年)・・・古楽器黎明期の録音であり、冷静に聴けば現在の技術的に洗練された技量の比ではない・・・のだけれど、こん穏健派の柔らかい感銘はどういうことか?先日、1970年代バロックのノー天気な(でもちゃんとした)リズムに耐えられず処分したCDを思い出しました。(勝手な感想だ)薄い弦、少々たどたどしい管楽器、まったりとしたリズム感〜どれも素朴で瑞々しい感性に溢れ、ワタシは痺れておりました・・・けっして楽しくはないお仕事列車移動途中心身体調必ずしも万全ではない中ではあるが。
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朝一番に取引先訪問、それなりの商談、別途送付していた資料集、サンプルも無事到着、会議(二発)も乗り切り、更に打ち合わせ、その後の商談はほとんどアリバイでした。二日間も寝込んだから(珍しく)こんな一生懸命やらんとアカん羽目になっちまう・・・体調はビミョーやなぁ。
未だ明日、福井〜大阪に戻って残務整理(一週間分)、お別れ会(早々に抜けましょう)・・・毎日が少々重荷っす。ちょっと呑みました、一人で。
●2008年10月某日
さて、溜まりに溜まった(種々雑多な)お仕事を一気に消化しないと。午後8時までにメドが立てばそのまま出張(前泊)、危うければ明日早朝出立(これはキツいな)となります。体調云々言ってられない、とにかく乗り切るしかない。
忙中閑有の精神を失わず、しっかり音楽聴きましょう。Mozart フルート協奏曲第1番ト長調K.313〜ジャック・ズーン(fl)/オーボエ協奏曲ハ長調K.314〜バート・シュニーマン(ob)/レフ・マルキス/新シンフォニエッタ・アムステルダム(1989年)・・・BRILLIANTのボックスにこんな録音が含まれていたとは・・・名手・ズーンのアムステルダム時代の録音が存在したんですね。まさに”天駆ける”とった評価か相応しい、朗々と清明明朗なる歌と深みであります。ロッテルダム・フィルの主席であったシュニーマンの軽妙流麗な音色、立派なバックと併せて文句なしの感銘でありました。
続いてフルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299〜マルク・グローウェルズ(fl)/ギゼレ・ハーバート(hp)/バーナード・ラバディー/レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ(1994年)が収録されるのが、いかにも”寄せ集め”だけれど、この演奏も(録音も)素晴らしい。Les Violons du Royはカナダ/ケベック州の古楽器団体らしいが、こうして聴くと、所謂”古楽器臭”がほとんどない流麗さに驚かされます。
さて、出張準備しなくっちゃ。
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(在金沢ホテル)今朝は体調まだまだ不調で、それでもどーしても出かけなくっちゃいけないので、日常のリズムで起床、腹筋運動、朝食、音楽を聴いて「音楽日誌」更新・・・のつもりが、データが吹っ飛んだらしい・・・とは今さっきのメールで知りました。ま、たいした内容じゃないけど、復元しておきましょう。とにかく溜まったお仕事を黙々とこなして、明日以降の会議準備や上司との打ち合わせを夜まで・・・体調見切って雷鳥(サンダーバードに非ず)に乗りました。明日早朝出発、という手もあったんだけれど、調子快復と見たので。
(いつもの)ホテル取ったのはさっきですよ。明日のは未だ予約できておりません。金曜の定例サイト更新は帰宅後となります。体調悪いと、ほんま精神的に後退しちゃってあきまへんな。未だ本調子じゃないが、おそらくは大丈夫。明日は朝から晩まで商談会議打ち合わせ連続技・・・ウンザリ。当然、酒は自粛。
そういえば、”出張セット”紛失(今朝、気付きました)。先週の小松ホテルに忘れたのか?サンダーバードで置き忘れたか?シェーバーを購入しなくっちゃ。
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お仕事苦境(当面)乗り切って、体調も快方へ〜ということだと、移動中音楽も久々に楽しい。Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ミュンシュ/ボストン交響楽団1955年)/Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ライナー/シカゴ交響楽団1955年)〜ヤッシャ・ハイフェッツ(v)・・・1990年代初頭、(大枚)2,000円で購入したベスト・カップリング・・・かな?演奏の質的には文句なしだけれど、前者の乾いて明快な音質、後者の残響豊かな重量感、いずれ、ハイフェッツの魔術のようなソロをたっぷり、文句なく堪能できます。世評高くないのかな?某新書で「巧いように聴かせているだけ」と酷評されていたけれど、やっぱりマジックでっせ。
さらさらと、タメも詠嘆もなくて、快速テンポに微細な表情付けが凄い!先日、シゲティを絶賛したが、それとは対局に存在する精神性とは無縁なる曲芸か。それもエエがな。快感。(残りは明日)
●2008年10月某日
本日も本来終日岡山出張で机仕事にはならぬから、昨日朝(ちょっぴり)出勤したときに「代休」としておきました。明日は間違いなく出勤しなくっちゃいけない(直前出張会議資料作成まったく手付かず)し、熱っぽいのでゆっくり、無為無策に居眠りして過ごしましょう。経験則的にお仕事はどーとでもなる!ふだんから激しいお仕事はしていないが、少々疲れが溜まりました。どーせサボるんなら、元気で!と(いつも)願う。寝たきり中年はオモろない。
頭痛は治まっているから音楽は聴けます(倦怠感のみ有)。大曲や激しい作品はムリだけどね。長時間の集中力を失っておりますから。今朝はSchubert 4手のためのピアノ作品集「人生の嵐 イ短調 D.947」「2つの性格的な行進曲 作品121/D.968b(D.886)「ハンガリー風嬉遊曲 ト短調D.818」〜イェネ・ヤンドー/イロナ・プルニィ(p)(1991年)・・・意外と元気よく、短調の作品でも溌剌として楽しげ。聴いているウチに思い出したんだけれど、LPでSchubert の「4手のための作品集」(ブレンデル/クロシェ(p))を聴いていて、CD時代に至ってそのレパートリーを回復せん、という趣旨で購入したCDだったんですね。(収録作品は「人生の嵐」のみ同一)
結局、想い出の回復しているのか。後ろ向きか。
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体調回復せず、明日は否応なく出勤、残務処理、資料作成、そして(様子見て最終便で北陸)出張前泊〜翌日早朝出立とどちらがよいのか?状態なので、とにかく通院。血液検査、点滴まで受け、ヤクもいただいて参りました。解熱鎮痛剤だけでは治まりのつかない胃腸方面の不調もあります。ケータイには容赦なくトラブルが押し寄せて・・・イヤな職場だな、どーしておる人間で処理できないのか。ワタシが職場にいるときは、それとなく(目立たぬよう)フォローしているじゃないの。人徳不足か。女房殿は数度に渡る肩への注射を終え、リハビリ快復も順調とのこと。
お互い、とにかく健康がすべて。元気じゃないとムリできないし、酒も旨いもんも、温泉、音楽だって愉しめません。迷信やら信心不足人間だけれど、ここに越してから調子悪いのは環境か、方角か、それともたんなる年齢(とし)か。転居を検討しないと。
●2008年10月某日
もうずっとしばらく(十日以上?)”風邪症状”で、もしかしたらそうじゃないのかも。本日、昼から会議をご遠慮(帰宅)するか。明日の岡山終日出張を止めにしようか。オークションは、カラヤンの駅売海賊盤への入札がないことは想定の範囲内であり、他はぼちぼち動いて下さっております。金属アレルギーであるワタシ用に”チタン腕時計”入札していたけれど、締め切り直前にさらわれました。残念。
Beethoven (クリップス、ワルターとか)など聴いていたんだけれど、途中意識失ってコメント不可。けっこう良かったですよ、おそらく。Elgar 「序奏とアレグロ」〜バルビローリ/ハレ管弦楽団(1958年)のとろとろの節回しには痺れました。
Debussy カンタータ「選ばれた乙女」(古澤淑子(s)/フレッダ・ベッティ(語り)1957年)/スコットランド風行進曲(1958年)/牧神の午後への前奏曲(1962年)〜アンゲルブレシュト/フランス国立放送管弦楽団・・・オークションで入札した6枚組だけれど、遅々として聴取進まず。雰囲気たっぷりだけれど、「選ばれた〜」はほとんど馴染みのない旋律だし、もう少し聴き込みが必要でしょう。馴染みの後半2曲は文句なしの熱に浮かされたような”味”、”香”がたっぷり愉しめました。
今朝、Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団(1971年)を聴いているが(途中まで)、燃えるような集中力、オーケストラの迫力にたじろぐばかり・・・”さすがに録音は旧くなった”的コメントを時としてネットで拝見するが、信じられない鮮度。
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いったん出勤し、最低限の実務のみ(出金決済願/会議資料提出など)して、休暇を決意。今週末北陸での大きな会議が迫っている(これはギリギリで間に合わせましょう)し、明日は岡山での会議(当然旧知メンバーとの酒席も)だけれどキャンセル。結果的に2週間連続出勤に耐えられる体力ではなかった、ということです。帰宅寝込んで過ごしました・・・ずっとふわふわバイクに乗っている夢を見ていたな。当然、もちろん音楽を聴ける状態に非ず。
それでも、Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)〜アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団(1962年)を(たった今)聴いております。記憶を遙かに凌駕し、期待を大きく上回って”香気”が溢れます。それは明快で華やかな官能、洗練と気品、わかりやすく盤石の自信であって、驚くべき説得力。先日、ロジェストヴェンスキーの同曲音源に感心して、サイト更新原稿として準備したが、ちょっとヤバい感じ。少々の発熱と気怠い体調、弱まったノーミソに染み込むよう・・・
昨夜、チタン腕時計のオークションに破れたが、本日締め切りのギュンター・ヴァント10枚組入札直後に後悔して、どなたか上回って入札を待っているが、そのまま行きそうですね。人生なかなか上手くいかないな。(無事、どなたかが落札して下さいました/聴くべき音源はたくさん棚中に有)
●2008年10月某日
昨日午前中、居たたまれなくなるくらい不快な症状で”酒は二度と飲らん!”と決意〜とは万人が経験することでしょう。昼過ぎくらいかなり頭痛は取れたが、今朝酒が抜けてみると風邪症状とない交ぜになっていることを自覚。でも、けっこう音楽は聴けました。最近、音楽を愉しめるような精神的物理的余裕少なかったですから。オークションで落札してくださった知人からメール(オークション連絡欄にて)有、地方都市中小企業経営者としての苦渋が行間から溢れておりました。お気楽サラリーマンである幸せを噛み締めなくては。
Vivaldi 2台のヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調/Purcell シャコンヌ ト短調〜ルドルフ・バウムガルトナー/ルツェルン音楽祭合奏団/ロジャー・ペイン、パウル・エザーゲイリス(v)(1981年)・・・旧ERMITGEのライヴ集からだけれど、現代楽器アンサンブルの集中力、溌剌とした表情に感銘深いもの。引き続き、Bach ピアノ協奏曲ト短調 BWV1058〜ミエチスラフ・ホルショフスキー(p)89歳の演奏が収録されるが、枯れきった清廉な響きに、アンサンブルの縦の線がどうの、技術云々とか言及するのが空しくなるくらいの感銘を受けたものです。
今朝、Elgar 交響曲第1番 変イ長調 作品55〜ジェームス・ロッホラン/ハレ管弦楽団(1983年録音)・・・いったい何度聴いたことか。聴くたび評価揺れ動き、前回一年前のコメントも奥歯に物の挟まったような・・・オーケストラの響き(録音)、そしてロッホランの表現がずいぶんとジミであって、今朝の自分の心境に相応しい落ち着きと誠実が感じられます。前任者のバルビローリは(もちろん)ずいぶんとグラマラスであったが、こんな渋い世界だっていかにも英国の矜持に間違いはない・・・終楽章の”黄昏”に感極まります。
じつはオークションにて交響曲第1番+第2番セットで出品されていて、ロッホラン盤は稀少だし、絶対に競合はないだろうから入札しても良いのだけれど、第1番がダブるのは勘弁して欲しいな。
●2008年10月某日
辛くも会議来客対応乗り切って、ご近所に所用で出掛け、職場に戻り・・・昨夜は痛飲。ヘロヘロ。ようやく自宅にたどり着いて、そのまま床に倒れ込んで、今朝入浴。頭痛は風邪症状ではなく(おそらく)二日酔いでしょう。ダイエットもクソもない。耳鳴りも酷い。オークションは朋友が(いつもの義理で)入札して下さっていたので、早期終了含め本日送付します。また、出品しておかないと在庫の整理がつきません。「音楽日誌2008年4月」の原稿の一部が吹っ飛んだ件、Googleのキャッシュで復元できました。但し、ソース表示させると文字化けしちゃってリンク関係コピー(画像表示も)がアウト。でもテキスト全部(全体の半分くらい)復元できたのでよしとしましょう。
久々のお休みは秋晴れ。満喫いたしましょう。
昨日のMozart ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466/第21番ハ長調K.467〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/アルフレッド・ウォーレンシュテイン/RCAヴィクター交響楽団(1961年)・・・再聴。”粗っぽく聞こえる”ことはなくなって、やはり自由奔放+躍動と評すべきなのでしょう。ピアニストの色がしっかり前面に出た演奏であって、けっこう”動く”んです。それが少々煩わしく感じないこともない・・・ま、ワタシは彼のファンですし、けっこう愉しんで聴きました。
Mozart 歌劇「フィガロの結婚」〜クレメンス・クラウス/ウィーン・フィル/国立歌劇場合唱団/クンツ/バイルケ/ホッター/ブラウン(1942年ザルツブルク・ライヴ)・・・壱枚目のみ。ま、音質さておき独逸語歌唱というのは(もちろん意味は理解できず響きのみだけれど)ずいぶんと硬派な印象となって、ハンス・ホッターのアルマヴィーヴァ伯爵にウォータンの貫禄が木霊しちゃう・・・序曲から推進力に溢れて、音楽そのものは素晴らしい熱気だけれど、どうも違和感有。ま、ワタシにオペラを語らせちゃあきまへんで。
更にMozart ピアノ・ソナタ第11番イ長調「トルコ行進曲付き」K.331(1955年)/第10番ハ長調K.330(1961年)/第4番 変ホ長調K.282(1966年)/第5番ト長調K.283(1966年)/第12番ヘ長調K.332(1961年)〜ウィルヘルム・バックハウス(p)・・・ワタシが最初期に購入したCD(駅売海賊盤1,200円!)の一枚であって、重心低く、丁寧な仕上げであり、しっとりと落ち着いた味わいに(ひときわ)感銘深いもの。音質極上。夢見るような”大人のMozart ”であります。
●2008年10月某日
体調かなり悪化、これで休みなし12日連続出勤、出張5回ほど、たいした残業はしていないが、中年にはツラい・・・本日は会議対応(来客迎えて主催)+個人的(異動者への)お別れ会(散財)で休めません。なんとか(アリバイ的)サイト定例更新一本のみ。先ほど偶然に「音楽日誌2008年4月」の原稿の一部が吹っ飛んでいることを発見しました・・・ときどき、サーバー転送時のミス?でこうなるんだけれど、しばらく気付かなかったから復旧のしようがないのはショック。明日、ゆっくりバックアップを探しましょう。
Mozart ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/アルフレッド・ウォーレンシュテイン/RCAヴィクター交響楽団(1961年)・・・体調問題もあるんだろうが、お気に入り作品(演奏者も)がこんなに粗っぽく聞こえるのはどういうことか。ヴィヴィッドなこと、自由奔放なことと、ていねいなる仕上げは別もんでしょう。もしかしてウォーレンシュテインのバック印象か。再聴しましょう。我らがヴォルフガングさまに申し訳が立たぬ。
もう一発、オークション(まとめて)落札数ヶ月、未聴だったFranck 交響曲ニ短調〜リッカルド・シャイー/コンセルトヘボウ管弦楽団(1986年)・・・これは苦手系作品の極北であって、それでも数年前には一生懸命聴いたものです。これも新たな視野が開けない。やっぱ、モントゥー/シカゴ交響楽団(1961年)かな、棚中取り出すべきは。
●2008年10月某日
解熱鎮痛剤でなんとか体調保たせている感じ。たいしたお仕事はしていないし、ま、多種多様なる諸作業を整理優先順位段取り付けるだけ。それにしても毎日が楽しくない。達成感とか、新たな発見とか、感動とか、そんなものが感じ取れない状況でして、粛々と、逃げずに消化していくしかない。本日明日と各々半日くらい”お付き合い”会議があって、時にそんなことあってもよろしいが、たった今は勘弁して欲しい・・・というのが本音です。
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ペーター・マーク/パドヴァ・エ・デル・ヴェネトー管弦楽団(1994年)・・・未踏峰「ミチョランマ」ではないが、これだけ放置すれば演奏印象の記憶も消え去って、ほとんど同等の意味合いでしょう。ましてや個人的超・苦手系Beeやんであって、こうして(ようやく)音楽聴取頻度を減らしてみると”聴いてみようか”といった気分にも至る・・・ワタシは古典派作品(とくに著名なもの)は古楽器系で、といった嗜好になっていて、この「英雄」になにを求めるか、ということがポイント。Mozart は抜群だった(?)ハズなんだけど、現在の耳で聴けば結論は不明。
カラヤン辺りの記憶が脳裏に色濃いのか、冒頭第1楽章から「鳴らんオーケストラやなぁ」といった印象であって、躍動・推進力を期待するには基礎馬力が弱いかな?散漫なる録音印象もあるのでしょうか、第2楽章の詠嘆にも不足気味・・・これは聴き手の集中力の欠如なのでしょう。ところが、第3楽章「スケルツォ」辺りからリズムの的確さ(激しいものではないが)、細部の入念な描き込みが見えてきて、最終楽章に至ってノリの良さが実感できるように・・・
ここで冒頭から再度繰り返すと、”鳴らん”、”色気のない”、”非力な”オーケストラから、細部ニュアンスを徹底させ、やがて大きな奔流となって。それは第2楽章「葬送行進曲」も同様と理解できました。
でもさ、渋すぎだよね、この演奏。大枚16枚ボックスであって、いろいろとお気に入り音源も含まっているから簡単には処分できん、マニアな全集じゃないでしょうか。(壱万円だったら売りまっせ/ジョーダンだけれど)
●2008年10月某日
(在小松ホテル)よく眠れました。体調なんとか土俵際で維持。胃腸も快調。天気予報によると今日は暑いらしい。ご当地で行事対応(午前中)を終え、大阪に戻ってうち合わせ〜そして少々残業となるでしょう。ここのところ【♪ KechiKechi Classics ♪】の旧い読者からのメールが続いて、今朝は「お元気そうですね」と・・・そうか、ワシ元気やったんか。
たった今女房は左肩激痛で苦しんでいるし、Syuzoさんも闘病入院中、ココロの病から復活しつつある職場の同僚もいて(呑み友達)、そりゃ元気だわな、おそらく、そんなんと比べりゃ。油断すると良くも悪くも現状に慣れて、狭い視野と価値観に閉塞しがち。本日は音楽持参していないが、妙なマニア気取りが芽生えていたか?(ま、ある意味もともとマニアなサイトだけれど)原点に帰らなくっちゃ。ベルリン・こんの氏の「tagebuch」にフリッツ・ライナーの賞賛記事が出ていて、嗚呼そんな感動を忘れちゃいけないな、と。
いつでも漫然と音を鳴らすのではなく、ノーミソ中に鳴り響く音楽を探しましょう。音楽の空腹状態を作り出さなくては。(オークションが動いて下さらないのが残念)
●2008年10月某日
昨日は大事をとって半分休んだけれど、やはりムリがきているようで、睡眠不如意+風邪症状悪化・・・のまま本日出張です。じつは明日の早朝出立日帰りを画策したんだけれど、どーしても行事開始に間に合う便がないことが判明。出張もタマだったら良いんだけれど、こうも続くと(机仕事さておき)ツラいっす。おまけに北陸線〜湖西線の事故が最近多いんだよな、ここのところ。よく出会っちゃう。職場ではどーも風向きがよろしくなくて、職場運営が上手くいっていない(半分自分の責任)が、いずれあと2ヶ月ほどで次の上司が決まるから、それまで様子見です。今はじっと耐える時。
Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)〜シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(1984年)・・・再聴。さすが英DECCA、スピーカーだと不自然さはぐっと軽減され、洗練度合い印象もいっそう高まって、馴染みのメルヘン旋律が説得力を以て迫りました。自分の嗜好ともかく、ヴェリ・ベストな一枚と呼んで良いでしょう。たいした技量のオーケストラですね。デュトワとの不幸な決裂の後、現在はケント・ナガノがシェフでしたっけ?時代が悪いのか、最近あまり録音を見掛けません。
Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット国立放送交響楽団/合唱団(1962年)・・・前述のデユトワを始め、ハイティンクの立派な演奏も棚中に存在し、モントゥー、ミュンシュ、アンセルメの歴史的録音だって愛聴・・・だから処分対象としようかな、なんて考えつつ久々取り出したCD。これが(記憶と違って)音質まとも、繊細多彩ななアンサンブルを誇って意外と聴かせて下さいます。想像されるような露西亜風異形なる粗野大味なものではない。目隠しで聴けば、演奏家の類推は難しいでしょう。
先入観で聴いちゃあきまへんな。今週のサイト定例更新はついに途切れそう・・・もうちょっと、まっすぐに音楽に向き合えるよう、精神状況を整えないと。もちろん体調も。
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(在小松駅前ホテル)設備は安もんだけれどキレイなホテルですよ。何度も駅は通過しているし、ご近所訪問もしているが、駅から降りたのは17年ぶり?なんか寂しいところですね。お仕事はそれなり、粛々であって、夕方サンダーバードに飛び乗ったが、とうとう出張には音楽持参せず。原点に帰らなくっちゃ。粗雑な音楽の聴き方(=粗雑な生き方も)を改めなくては。
白石一郎「観音妖女〜十時半睡事件帖」(講談社文庫)読了・・・かなり以前「庖丁ざむらい」を読んでおり、数日前「出世長屋」も読了済み。藤沢周平と異なり、取り上げる題材が妙に身近であって、大げさな事件はあまり起こらない。解決しないで終わってしまうことも多いが、含蓄深い残り香が漂う逸品であります。主人公である十時半睡が65歳という老人であるせいか、落ち着いた味わいがあります。舞台は福岡(博多)なんですね。(「出世長屋」は江戸だけれど)BOOK・OFFなどで見かけた順に購入しているから、まだ数冊シリーズを楽しみに探しましょう。
●2008年10月某日
せっかくの三連休も出張出勤。幸い体調は崩さず、昨日の肉体系労働の疲労が少々残っているのみ。本日は残務一気に整理しましょう。留守番なので、定時に出勤退社予定。今週以降のサイト更新のメドが立っていない(原稿執筆をする意欲が起きない)が、昨日一昨日の富山往復音楽の振り返りを・・・
数日前、珍しいMozart を聴いたけれど、Ravel 「逝ける女王のためのパヴァーヌ」「水の戯れ」「ソナチネ」「夜のガスパール」「クープランの墓」〜モニク・アース(p)(1968年)・・・現在ならもっと優秀な音質録音が期待できるだろうが、まずは日常聴きに問題ない水準。大好きな作品ばかりでして、Debussyの妖しい世界ではなく、もっと光が七色に輝いて分散されるような華麗なサウンドが広がります。たしかERATOの全集抜粋であって、意外と芯はしっかりとして繊細微妙を強調するようなものではない。世評ともかく、彼女のDebussyも素敵(←ERATOの全集とは別録音)でしたよ。
Verdi 歌劇「椿姫」(抜粋)〜フランコ・ギオーネ/サン・カルロス歌劇場(リスボン)マリア・カラス/アルフレート・クラウス(1958年)・・・こんなマニアックな”駅売海賊盤”が存在するのだな。(歌手名表記なし/しかもサン・カルロ歌劇場となっている・・・ナポリか?)ワタシにオペラの善し悪しなど理解できない世界だけれど、往年の名手二人の歌唱はド・シロウトにもしっかり伝わる熱唱ぶり説得力有。音質意外とまとも。
Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)/幻想的スケルツォ/花火〜シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(1984年)・・・う〜む、これは再挑戦だな。オーディオ通には常識なんだろうが、イヤホンで直に耳に届く音と、スピーカーで部屋に響かせるものとはまったく世界が異なるということらしい。(先のSyuzoさんのブログを拝見しても)これは繊細であり、異常に小さな音のリアリティが(イヤホンで聴く限り)もの凄く印象的な世界。繊細を極め、オーケストラの技量、アンサンブルの集中力は驚異的だけれど、どーも作り物めいた印象有。フィナーレの金管突出は好悪を分けるところ。それにStravinskyって、もっと「内なるバーバリズム」みたいなものがありませんか?自演はもちろんだけれど、彼(か)の(意味は異なるが)洗練されきったブーレーズだってそれは感じることは可能でした。「幻想的スケルツォ/花火」こちらの華やかさには文句なし。
再聴しましょう。スピーカーのほうで。
Holst 組曲「惑星」〜エイドリアン・ボウルト/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1959年)・・・再聴。非力なオーケストラがムリして音を絞り出して〜みたいな苦しさはなくて、オーケストラが作品に慣れていないだけだろうと思われます。(ミスタッチ/アンサンブルの乱れ緩みさておき)オーケストラはそれなりに鳴り切って、虚飾のない骨太表現とマイルド豊かなサウンドが絡み合って、充分”聴かせる”音楽になっておりました。当時、馴染みの少なかったであろうご当地に、英国音楽の普及を狙ったものでしょう・・・とは今年2008年3月のコメント也。やや不自然な定位ともかく、音質的にも悪くないし、御大ボウルトの貫禄に敬意を表することに吝(やぶさ)かでもないが、今回は心身共の調子イマイチのためか、リズムの鈍重さが気になります。フィル・アップの「グリーンスリーヴス」「タリス幻想曲」は文句なし。
まだ、コメント終わりませんが、出勤時間となりました。
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通常出勤。定められたお当番をこなし、資料作成半分ほどで昼に。残念ながら(希有なことに)胃腸の調子が悪く、他の留守居役にお詫びして半休を取りました。風邪かな?精神が弛んどるのかな。そういえばオークションはようやく、久々、一件のみ落札有(本日送付)、他はさっぱり。出品が悪いのか、それとも不況の影が忍び寄っているのか。
昨日(移動中)音楽の続き。Scarlatti ソナタ全集(ピーター・ヤン・ベルダー(cem))は11枚目へ。(2002年)K156〜K172と番号で呼称すると無味乾燥だけれど、勝手知ったる旋律いっぱい出てきますよ、なんせ20年来のファンなので。録音のマジックでチェンバロが雄弁に鳴りすぎるきらいはあるけれど、溌剌として美しい演奏だと思います。36枚組一気購入は無謀なる冒険だけれど、やはりバラでぼちぼち・・・は性格的に耐えられぬ・・・ま、一気聴きなんてありえないけど、じわじわ全部愉しみますよ。
Elgar オラトリオ「神の国」作品51〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル/合唱団/プライス(s)ミントン(con)ヤング(t)(1968年)・・・舞台としては主イエスが処刑/復活した後の様子らしい。シロウト耳にはWagnerクリソツであって、より穏健でさっぱり味に仕上がっているのは英国音楽だからでしょう。壱時間45分にも及ぶ大曲であり、一般受けするかどうかどうかは知らぬがワタシにはツボであります。「ゲロンティアスの夢」「使徒たち」と並ぶ三部作だけれど、ワタシはこれが一番気に入りました。安寧と安静に満ちた美しい旋律の連続。
イヤホンで聴いたときにはなかなかの録音と感じたが、帰宅後コンポで聴くと散漫な印象を受けました。オーディオ機器の相性でしょうか。
続いてElgar 「戴冠式頌歌」作品44〜フィリップ・レッジャー/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団/ロット(s)/ホジソン(con)/モートン(t)/ロバーツ(br)(1977年)が収録され、これがおおよそ27分・・・これでっせ”エドワード7世からの歌詞をつけてほしいという要望に従い、翌年、国王のための戴冠式頌歌(Coronation Ode)を作曲、「希望と栄光の国(Land of Hope and Glory)」・・・つまり、著名なる「威風堂々第1番」が満を持して登場するわけであって、こりゃ掟破りの名曲。誰だって感極まりますっ!ゾクゾクしちゃう。
プロムスで聴衆が一緒になって歌うのがこれだったんですね。最高。そういえば、その昔どこかの国の首相が「神の国」発言で物議を醸したっけ。
●2008年10月某日
(在富山ホテル)このホテルの無線LANは不調で、ネットにつながりません。ま、たまにはエエけど宣伝文句に偽り有でっせ、安かったけど。値段なりの設備水準でしょ。二日間に渡る行事初日を夕方に引き継いだけれど(予想通り)いかに大変だったか、人員不足だったか、を訴えておりました。相変わらず文句だけ一人前。
せっかくの富山の夜だけれど、あまり旨くない(「味に自信有!」とは嘘っ八也)ラーメンなど食して無駄に過ごしました。サンダーバード中で少々風邪症状が気になったが、大丈夫みたい。
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無事行事を(激しく)こなして夕方の富山駅。白海老の天丼喰うて、ます寿司買うてサンダーバードの人になったが、敦賀でストップ。線路の不具合とのこと。遅くに帰宅〜お陰で音楽はしっかり聴けました。明日も休日出勤、明後日はまた北陸(小松)です。
あ〜あ。
●2008年10月某日
女房は「五十肩」ではなく、肩の関節にカルシウムが石灰化して神経にさわっているとのこと。激痛、腫れ、熱、注射も痛いらしくって復調には時間が掛かるみたい。健康は大切ですな。本日は漢方薬(咽の違和感/耳鳴り)をいただきに通院し、そのまま出勤、諸作業ちょっと手を付けてそのまま富山へ行事対応。月曜祝日も出勤当番(つまり3連休なしで休日出勤)だけれど、諸作業か溜まっているのでちょっと助かった感じ〜とは本末転倒ですな。人生お仕事がすべてではないが、多く時間を割くんだからせめて楽しくやらんと、という自戒です。ちょっと風邪気味、継続。
今朝、Mozart ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」/第27番 変ロ長調K.595〜マティアス・キルシュネライト(p)/ベールマン/バンベルク交響楽団(2004年)・・・基本、オーソドックスで安定した演奏なんだけど、前者にはかなり装飾音が加わっているようで、カデンツァも自作。後期作品では評価が低いものだけれど、ワタシは快活な表情を愛します。後者は透明な精神が特徴的な作品だけれど、淡々として特別もったいぶった風情ではない・・・仕上げはていねいで快活端正正統派であり、ソロ・バックとも特異な個性を誇らないが、日常聴きに、作品の個性を味わうのに相応しいスタイルであり、音質であります。
もう一発Mozart !ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488〜モニク・アース(p)/フェルディナント・ライトナー/ベルリン・フィル(1953年)・・・2005年発売DGの”蔵出し音源”であって、仏蘭西もの、といったイメージの彼女にもこんな録音があったんですね。これは流れよく、ノリノリであって、細部まで良く配慮された完成度の高い演奏です。ライトナーのバックがとても充実して立派。音質にも不満はありません。
さて、出掛けましょう。富山までの往復はかなりの時間だけれど、音楽を聴く意欲が高まりません。酒は自粛しましょう。ダイエットも意識しなくては。
●2008年10月某日
昨日、朝一番で金沢へ(行事出席)。ケータイ忘れるという失態有、終電にて大阪戻り。本日、しっかり一週間分溜めたお仕事消化して、不足であれば明日も数時間あります・・・病院へ行ってヤクの補充しなくちゃいけないが。そして昼過ぎには富山へ。日曜出勤、月曜祝日は出勤当番だけれど、ここで一気に残課題一掃予定。問題は体調維持ですな。今朝、定例サイト更新は一本のみ。これ以降のメドが立ちません。【♪ KechiKechi Classics ♪】は停滞しております。音楽乱聴止めて、できるだけ丁寧に、しっかり聴こう、集中できないときは無音生活でも良いではないか、”乾き”を実感できるまでじっと我慢の時・・・(お仕事も)
村上龍「すべての男は消耗品である」・・・1980年代後半辺りバブルの色濃いエッセイであって、たしか夕刊フジに連載されたものだったか。確認できただけで「Vol.6」まであって、BOOK・OFFでは105円で買えるんです。これがひどい悪文、支離滅裂、そして”バブル”。大ベストセラーだったらしいし、存在題名のみは知っていたので、出張移動時間つぶしに購入したもの(Vo.2/3とも)だけれど、内容なし、空虚で呆れます。時代の熱だったのかな?そういえば”Ryu's Bar”ってありましたよね、彼の小説はほとんどまともに読んだこともないが、あちこちの発言は意外と”日本の良心”的印象を持っていたんだけれど・・・これは若気の至りか。
Milhaud(ダリウス・ミヨー) スカラムーシュ、マルティニック島の舞踏会(イヴァルデイ/リー(p))、組曲「パリ」(イヴァルデイ/リー/ベロフ/コラール(p)以上1971年録音)、エクスの謝肉祭、フランス組曲、プロヴァンス組曲(ミシェル・ベロフ(p)/ジョルジュ・プレートル/モンテ・カルロ・フィル以上1983年録音)・・・昨年2007年5月に購入したもので、快速!賑々しさ!華やかさ、熱気、躍動、最高。こんな音楽が愉しめる、ということは精神状況前向きなのか。
Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(1982年)・・・穏健派であり、暖かいオーケストラのサウンド前面、魅惑の77分也。ホルンの(適度に)甘いヴィヴラート、艶消しに木霊する弦が他では味わえないチェコ・フィルの世界であります。暖かく誠実であり、不安を掻き立てるような怪しいものではない表現。久々にゲヴァントハウス盤(1968年)と聴き比べしなくては。
これでシノーポリ、ノイマン両Mahler 全集聴了だけれど、”消化”とかそいうことではなく、ひとつひとつ丁寧に聴き進んで、ゆったり愉しむことを旨としましょう。
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お仕事は当初狙った通りの進捗であり、どんよりとした職場の雰囲気は継続中。風邪気味だし、さっさと帰ろうと思ったら呑み友達が誘ってくるから、肩を病んでいる女房後目に無駄な出費今週何度目か。ま、ほんのちょっとだけ、小一時間のみで切り上げるのが意志の強いところ。でもね、有意義でしたよ、話題は。上司はあと3ヶ月で現職退任が決まっており、様子はガラリと変わるでしょう、次誰が来るか知らんが。
どーしょーもない(年齢だけ)ヴェテランは、粛々と放置するしかない・・・との結論となりました。以上、お仕事の愚痴でした。
岡田斗司夫「いつまでもデブと思うなよ」(新潮新書)・・・最高です。たんなるダイエットのノウハウ本に非ず。現代の価値観は”見た目主義”であると。そこから説き起こして、自分がなにを喰っているかをしっかり記録し、自覚することからスタートする。苦しいこと、ガマンすることは絶対に続かない。うむ、そうか。今朝はパン+濃厚野菜ジュース+チーズ少々+コーヒー(蜂蜜入)。昼はオムレツ定食、夜は先ほど素敵な店でビール+焼酎一杯のみ+刺身、鶏団子鍋(小)、天ぷら+α・・・間食はしなかったが、途中野菜ジュースを一缶。
まだまだ自覚が足りないか。
●2008年10月某日
(在金沢ホテル)昨夜は呑み過ぎ、喰い過ぎを大反省。ダイエット何処、風呂にも入らず寝てしまって早朝覚醒したが、体調はそう悪くない。昨日の福井でのお仕事首尾は最悪大失敗で宿題膨大、そのあと金沢に移動したが白山市というのが場所ようわからず、タクシー代高かったなぁ。松任のほうなんだね、帰りはJRで金沢まで戻りました。
いつもお世話になっている「Google」が10周年を記念して、2001年時点のウェブサイト検索をやっていることを発見。早速「kechikechi」と入力すると出ました!【♪ KechiKechi Classics ♪】 〜”marquee”機能も鬱陶しい横流れ多用がいかにも稚拙だけれど、残っているもんですなぁ、ちゃんと。懐かしい。(要保存)記憶も薄いがこの「hoops」で借りていたサイト・スペースは「infoseek」に吸収され、広告が上下に出現、更に別途フローティングの広告出現(当時)に閉口して「FC2」(gooside)に移した記憶有。これもやたらと「サーバー不調」(しかも重い/当時の記憶)連続して不満爆発!現在の「忍者」に移動してからは長いですよ、ずいぶんと。お世話になっております。
これからご当地で取引先の会議に参加。夕方には事務所に戻ります。音楽は某大曲を半分ほど聴いて途中なので、感銘深い感触は別途、いずれ。
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昨夜思いっきり散財して呑んだ結果だから自業自得だけれど、夕方戻って職場でうち合わせ、通常作業には手つかず、急ぎの実務調整のみ消化〜それでも疲れ果てました。明日、朝一番でまたまた金沢へ、さきほど現地の取引先担当者に電話したら「はやっさん、どこ?ええっ!大阪に戻ったの」と驚かれました。だって仕方がないじゃん、机仕事があるんだもの。うんざり。いつになったら整理できるのか。週末更に富山で行事有。会議中空調が悪くてやたらと暑かったり、JR車中でうたた寝したら急に冷房が利いたりで、なんとなく風邪気味です。
金沢からの帰り、本が切れていたので数冊ご当地BOOK・OFFにて購入。山崎章郎「僕のホスピス1200日〜自分らしく生きるということ」(文春文庫)・・・ホスピス・シリーズの4冊目が出ていたことは気付きませんでした。いつも敬虔な気持ちになるんだな、これを読むと。日常のお仕事に不満ぶつくさでも、それなり健康で働けることを感謝しましょう。生命(いのち)の尊さ、輝き、尊厳を想い返しましょう。名優・緒方拳が定命(じょうみょう)ぎりぎりまで現役で活躍されたことを連想しました。
移動中音楽を少々。Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ジョン・バルビローリ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1969年)・・・おお、これ亡くなる前年じゃない。ずいぶんと醒めた印象の演奏で、いつもながらの「横流れ」重視(つまり、時に縦線が合わない)のまったり、ゆったり風情だけれど、「泣き」がない。例の如しのMahler 的甘い旋律を、ていねいに、慈しむように表現したらこうなった、風演奏で、これはこれで個性的です。NPOはまったく明快。清潔。清廉。潔白。期待の「アダージエット」〜極限に抑えた表情はひとつの理想です。耳元で控えめな愛を、息も絶え絶え囁くような世界〜とは5年も前のコメントです。
現在、再入院闘病中のSyuzoさんがコメントされていて、これ、じつは優秀録音だったんですね。そのように意識したことはなかったんだけれど、こうしてイヤホンで集中すると驚くべき鮮明さを誇っておりました。上記の印象にプラスするとすれば、各パートの旋律をしっかり歌わせて、時に流れが行方不明になってしまうくらい孤立しております。響きは混じり合わず、明快に主張しあって、得意な個性を誇りました。このオーケストラは素晴らしいですね。
Delius 「ブリッグの定期市」「夜明け前の歌」「天国への歩み」「夏の歌」「夏の庭園にて」「川の上の夏の夜」〜オーウェイン・アーウェル・ヒューズ/フィルハーモニア管弦楽団(1988年)・・・オークションにて入手した貴重なる音源、というか、無競合、だれも求めませんよ、こんな音源。録音極上。馴染みの穏健、起伏の少ない旋律を聴いていると幸せになる・・・が、この演奏は少々”マッチョ”でして、もしかして繊細なデリカシーが足りない?ていねいなアンサンブルであり、瑞々しいサウンドなんだけど、やや雄弁が過ぎるような瞬間があるかも。
●2008年10月某日
昨夜、職場でちょっとだけエエことがありました。些細なことで精神状況改善されるのは、小人(器が小さい人)だからでしょう。音楽は”ちょろ聴き”、”なぐり聴き”を止めようと乱聴自粛しております。ま、聴くべき時間も少なかったが。今週ともかく来週以降の定例サイト更新どうする(できる)か、逡巡しております。パソコンがちゃんと動くこと、体調がそう悪くないこと(女房50肩再発)、毎日やるべきお仕事があって通勤していること、CDが潤沢にあって、聴くべき音楽に不足はないこと・・・当たり前のことを喜びましょう。ちょっと睡眠不如意状態(眠りが浅い)だけれど。オークションが以前ほどの入札がないことは残念。
ELAGAR 序曲「コケイン」(ロンドン交響楽団1933年)/「エニグマ」変奏曲(1926年)/威風堂々第1〜5番(1926/7年)〜作曲者/ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団・・・自演の貴重な記録であり、音質状況乗り越え、えも言われぬノンビリとした味わい深いポルタメントが貴重なる音源。先日、ヨッフム/ドレスデンのBrucknerの音質が悪い、と書いたら「じゃ、フルトヴェングラーはどうなるのか」とのお叱りを受けたが、程度問題とか、恣意的な音質改変でなければ歴史的録音は”別耳”で愉しめるもんなんです。勝手な言い種だけれど。ラスト「コケイン」の一部が”偶発的ステレオ”収録されているのも興味深い。お気に入りの作品であり、数多くの音源所有するが、単なるコレクションではない、日常聴きするに相応しい価値あるもの。
今朝、Rameau コンセール第1〜第5組曲〜アラン・カクストン(cem)/パリー(fl)/ミッチェル(v)/クラム(ガンバ)(1990年)・・・初期NAXOS録音であり、発売直後に購入したもの。1980年代にクイケン兄弟が来日して、FMでこの作品を演ったんですよね、それがすっかり気に入ったと記憶します。典雅で素朴な雰囲気ある旋律連続して、たった今聴いても感動の色褪せぬ作品。問題は聴き手のエエ加減なる耳でして、ガンバが古楽器だとして、他の楽器はどうなのか。フルートは太い音色ながら、ヴァイオリンともどもヴィヴラートが少なく、おそらくこれらも古楽器なのでしょう(英国の演奏家らしい)。ややリズムがノンビリして、クイケン兄弟の躍動リズムに及ばぬ気もするが、これも作品の色合いに似合って悪くありません。
さて、朝一番で資料仕上げて福井〜金沢へ。別部署先輩と同行です。
●2008年10月某日
8時に出勤して10時迄週明け諸作業、それから会議、昼休み弁当喰いつつ会議、そのまま昼から会議、夕方終わってうち合わせ・・・エエ加減にせい!ってか。それから更に3時間ほど集中して実務こなして職場を出ました。明日の出張ネタ資料(の整理)は朝一番でやって即出掛けます。かなり純実務的に消化し、動き、その中で問題点が見えてきた感じ・・・やはり全貌が見えないと要らぬ動きをしてしまう。”仕事やっているつもり”の人間がなんと多いことか(ワシも?)
昨夜、テレビで映画「涙そうそう」拝見。エエでないの、ベタで。沖縄の自然や街並み、居酒屋、市場風景が。妻夫木もまさみちゃんも。ひとつひとつのエピソードの深化が足りなくて、有機的じゃなくて、安易〜それでも充分楽しい。長澤まさみちゃんはファンじゃなかったが、すっかり好きになりました。ま、タイプとしては麻生久美子のクールの方なんだけど。十年ぶりに沖縄に行きたくなりました。出張で20回ほど行っているんだけれど。
今朝、Bach オーボエ・ダ・モーレ協奏曲イ長調(ニール・ブラック)/3台のヴァイオリンのための協奏曲ニ長調(ケイン/トーマス/シュトゥッド)/オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調(ミラー/ケイン)/オーボエ協奏曲ヘ長調(ブラック)〜ネヴィル・マリナー/ジ・アカデミー(1975年)・・・先月ちょっとコメントした通りの印象から抜け出せない。上手いし、音もよろしい、充実して歯切れよいが、リズムがどうも温微的で30年の時代の流れってこんなもんか。昔はずいぶんと感動したんだけれど・・・堕落かね、自分の。
●2008年10月某日
雨模様だけれど、室内でごろごろしていても仕方がないので、女房誘って(昨日の)芦屋界隈散歩。閑静な住宅街、いろいろとお洒落なお店、おいしそうなレストラン、そして(意外や)ラーメン屋が競合していることに気付きました。で、混んでいる「芦屋ラーメン」とやらで昼食。まぁまぁ。
そう遠くないうちにマンションなどを購入しないといけないので、あちこち場所探しの一環です。若い頃はお仕事の関係で北河内一帯しか知らなかったし、ま、京阪神である必要はないけれど、エエところというのはあるもんですね。現在の居住地はとにかく喧しいのが困りもの。
先日の流れ、BBSでの書き込み関係で、Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜オイゲン・ヨッフム/シュターツカペレ・ドレスデン(1976年)・・・この全集はかつて国内盤で入手し、音質と収録問題(楽章余りが次々と押し出される)粗雑な編集に呆れ、手放したもの。現在所有の9枚組(7243 5 73905 2 1 ART仕様)は収録は改善されたが、音質印象はそう変わらぬ響きに濁り少々有。
サイト内検索すると一年ほど前に聴いておりますね。深く沈静化する方向ではない、溌剌と前向きな意欲と、推進力に溢れたアツい演奏です。もっと静謐さが欲しい。涼やかなブルー系サウンドであるシュターツカペレ・ドレスデンには、もっと洗練が欲しい・・・けっして凡百な演奏じゃないですよ。もっと枯れた方向が好ましいと思うのは、個人の嗜好でしょう。
●2008年10月某日
昨日は溜まりに溜まったお仕事を消化。出張留守中の失態様々に周囲の目も厳しく、チームの(年齢だけ)ヴェテランも火に油を注ぐ言動が目立って、いろいろと気を遣って仕方がない・・・見かねた友人が酒に誘ってくださって、現状と先行きをかなり激しく論議したものです。いずれ出世など既に眼中になく、いつ閑職に回されても悔いはありません。でも、楽しく、おもしろおかしく毎日を過ごしたいだけ・・・身の振り方を考えなくては。
本日は岡山時代の部下の結婚式が芦屋であって、若い二人の友人たちは当然若者、一流企業のOLであった新婦(とんでもない別嬪はん)のお友達も美人揃い。でもさ、女性ってたいへんだな。オトコは(ワタシは一年前義父の葬式服を)白ネクタイに替えるだけだけど、美容院に行って、服を買って、ハンドバッグでしょ、靴、アクセサリー・・・着飾ってました。フランス料理は趨勢である”和風化”顕著であって、生野菜、刺身を上手に使ったものだけれど、それだったら気の利いた居酒屋のほうがずっと旨い・・・と感じるのは年齢(とし)でしょうか。岡山時代の仲間もいっぱい来ていて、楽しかったな。
疲れました。でも、ご近所だから助かった。さすが芦屋辺りには素敵なお店があるんですね。こんど遊びに行ってみよう。
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1970年)・・・ここ最近のお気に入り演奏はシノーポリ(1985年)だけれど、こちら旋律の表現がしごく真面目真っ当であって、コンセルトヘボウの柔らかく、深い響きをほとんどそのままフツウに表出させて、しかも過不足なく充分快い。シノーポリの怪しい歌も悪くないが、人生の疲れが溜まってくると、こんな虚飾のない演奏に味わいが感じられるようになってくる・・・
明日も休み。なんか苦しいなぁ。自業自得だけれど。オークションは絶不調で、全然入札ありませんね。ああ、100円ショップにてボタン電池購入、無事デスクトップ・パソコンのマザーボードにセットしました。
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藤沢周平「風の果て」(上下文春文庫)・・・これは強烈な大河ドラマだなぁ。厄介者の部屋住みが婿に入って、思わぬ出世を遂げ藩政の中枢に、やがて若き日の道場仲間と対決することに。荒涼たる大蔵ヶ原(そしてその開拓)の描写も秀逸。嗚呼、これやっぱり再読したい。ドラマになっていたとは知らなかった。
●2008年10月某日
ここ数日メインのデスクトップ・マシンの日付時間表示がおかしくて、マザーボードの電池切れなのでしょうか。昨夜修正した分は、今朝はちゃんと継続しているみたいです。買ってこなくっちゃ。重苦しいお仕事はトラブル含め、なんとか、辛くも、最低限の傷でクリア、細かい諸作業宿題残っている自覚はあるけれど、本日で乗り切りましょう。体調はまぁまぁかな、昨夜帰宅後左足ふくらはぎが攣ってしまって、今朝、未だ痛いのは運動不足か、栄養の偏りか、疲労のせいか。なんとか定例サイト更新したが、来週以降の予定は立っておりません。意欲の問題として。
もうちょっと音楽を丁寧に、しっかり、愉しんで聴かなくっちゃ。未聴CD消化(=未踏峰”ミチョランマ”克服)的考えは捨てましょう。
Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜オイゲン・ヨッフム/コンセルトヘボウ管弦楽団(1984年ライヴ)・・・このヨッフム兄弟の全集を購入したのは博多時代だから既に10年以上経過、残響過多で音の芯が少々ヤワい音質ながら雰囲気たっぷり。この人は意外と煽ったり、一方、旋律末尾を雄弁に詠嘆しないでストンと切り上げたり、という個性有。しかし、最晩年(82歳)の成熟は、いかにも自然体で流れよく、ムリのない悠々とした貫禄溢れました。やかましさ、刺激的ヒステリックなサウンド皆無。全79分、アンサンブルの精緻という点ではいろいろあるけれど、オーケストラの柔らかくも深い響きが生きて極上のひとときを保証して下さいました。
さて、本日で遅れたお仕事一気に戻すぞ。
●2008年10月某日
風邪ひいたかな?本日はこれより鬱陶しい上司との(要らぬ)説教打ち合わせ。本日は諸作業大小様々宿題一気消化の予定で、本来の宿題がずれ込みそうなのが、あとあとの心配です。気温が上がるそうで、こんな時期はほんま体調維持が難しい。
今朝、Mozart セレナータ・ノットゥルナ ニ長調K.23/アダージョ ホ長調K.261/ロンド ハ長調K.373〜アイザック・スターン(v)/ローラ/フランツ・リスト室内管弦楽団(1996年)・・・最晩年の録音であり、既に76歳。快刀乱麻の技術的切れ味は期待できないが、たっぷりと骨太な豊かさは感じられる・・・が、お気に入り作品がちっとも楽しくないのは心身とも体調故でしょう。
週末は結婚式もあるので、本日明日となんとか乗り切りたいもの。人生は難しいのぉ。
●2008年10月某日
(在金沢ホテル)昨年もそうだったが、秋〜冬は憂鬱で体調もよろしくない。体調は未だ大丈夫だけれど、風邪をひきやすいんですよね、とくに咽。新しい月に入って、気持ちを入れ替えましょう。こうして毎日お仕事させていただけることを感謝しましょう。昨日出張前に準備しておいて、今朝、無事サイト更新済み。すべてが思うようにいくワケもなく、毎日なにかひとつでも良いことがあれば、それでよしとしましょう。
米経済危機による景気影響は少々気になるが、プロ野球セ・リーグの優勝にも、清原の引退にも興味も感慨もない。某軽率大臣の辞任も、解散総選挙の行方も然り。ミニノートAcer Aspire One AOA150-Bbが快調で、とくに画像が美しいこと。標準ブラウザとしたGRANIのカスタマイズ、美しいスキン適用も愉しい。ホテルの朝食(和食)は旨かった。
藤沢周平「獄医 立花登手控え〜春秋の檻」「風雪の檻」「愛憎の檻」読了・・・いつもながら人物の描き込みが秀逸で、設定が上手い。若き医師・立花登に影はないけれど、時代遅れで腕も悪い叔父の手伝いをしながらの見習い居候生活であり、叔母、従妹の高慢な対応に苦慮する毎日。獄医という特殊な人生模様を上手に使って、物語を広げて興味深いものです。ここでは柔術の名手なんですね。1981年に中井貴一の主演(デビューの頃)でテレビ・ドラマになっているとは知りませんでした。
これよりご当地にて行事対応半日、そのまま某システム関係の運用打ち合わせ。トラブル抱えているから、メンドーだね。
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帰宅してへろへろ。大小さまざまなトラブル継続中。毎日乗り切るのがやっとで、先が見えません。
Mahler 交響曲第9番ニ長調(1993年)/第10番 嬰ヘ長調「アダージョ」(1987年)〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団・・・圧巻の雄弁表現、旋律の大きな歌い込みに溢れた凄い演奏です。おそらくはフィルハーモニア管弦楽団も絶好調で、先日聴いたワルターのように妖しい・・・のではなく、怪しさ抜群の説得力。
でも、疲れました。音楽を心底愉しめるような、そんな状況じゃありません。執筆は気分転換だったんだけれど、ちょっと苦しい・・・音楽聴取、サイトの更新のテンポをちょっと緩めましょう。ココロの底から音楽聴きたい!文書で表現したい!そんな意欲が高まるまでちょっと充電します。