2007年版「CDの寿命」(涙)
CD処分の勢いは止まらず、オークションにばんばん出しております。嗚呼、もうこれもずいぶんと聴いていない。もう聴かないかも知れない・・・そう思い出したらもう我慢できない。ずいぶんとワタシの愛するCDは、全国各地にお嫁に行っちゃいました。棚をひっくり返していくと、ずいぶんと懐かしいCDも出現します。ワリとレシートをマメに取っておくほうだから、価格と時代に感慨深いものをシミジミ感じます。
「03-01-25」ワルツ堂・・・?ああ、2003年じゃなくて、平成3年ね。1991年じゃないの。まだLPに執着してましたね、この時期。ゲーザ・アンダ(p)弾き振りによるMozart ピアノ協奏曲全集(DG 429 001-2(1-10) 1961年〜1969年録音 10枚組 11,250円にて購入)〜現在では信じられない価格だけれど、当時は充分安かったんです。懐かしいなぁ、エエ演奏だった・・・でも、もう処分しようかな、なんて不埒な考えに罰が当たったのか、内容を点検すると数枚銀箔が剥離しておりました。
ピアノ協奏曲第12/13/15番(429005-2)はデータエラーでまったく読み込まず、完全アウト。第6/8/14番(429003-2)は途中でストップ、第22/23番(429002-2/これが一番気に入っていた!)は断続的に音飛びが発生しました。第18/19番(429007-2/これもお気に入り)は2箇所ほど音が飛び、第1/2/3/4番(429002-2)は、運が良ければ乗り切れる可能性はある・・・
ちょうど一年前、ケースに挿んだスポンジ劣化でエラ目に遭っており、更に「CDの呪い」(涙)経験したことも記憶に新しい。今回はたしかスポンジは最初からなかったはずで、例のDGの黄色いマーク部分の塗料が溶けているし、NIMBUS同様のデータ剥離も有・・・収納してある窓際の棚はたしかに湿気が多い(冬場の結露)ほうだとは思います。でも、それが原因だろうか。ほかにも一杯収納していて、同時期購入でなんともないものもありますもの。
いずれ、CDを疎略に扱い、あまつさえ売り飛ばそうといった罰当たり行為が生んだ悲劇的結末なのでしょう。他人様には大ぴっらに自慢できぬ(膨大なる)”駅売海賊盤”は、既に歴史15年以上を経て一度たりとも(こういった)トラブルに出会いません。買ったばかりのKhachaturian ピアノ協奏曲/仮面舞踏会/「ガイーヌ」より4曲〜コンスタンティン・オルベリアン(p)/ネーメ・ヤルヴィ/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1986/87年)は、(p)(c)1987年/CHANOS CHAN 8542でして、20年前のものだけれど品質的になんら問題はないんです。
これも運ですかね。このアンダ全集、大阪時代に通勤時良く聴いていた記憶があって、2007年に「一から大阪でやり直し」を控えて、不吉なる前兆なのか、それとも”昔のことなど早よ忘れや”という神の啓示なのでしょうか。
(2007年2月3日)