◆2010年6月某日の反省
6月もラスト。一年も半分経過となって、お仕事こんなに苦戦する(実績不振の意に非ず)とは・・・かなり大量の物量をこなせるような仕組みを作り、習熟もしてきたつもりだけれど、思わぬことやら環境やら状況の変化はあるものです。だからこそ人生はオモロい。なんの変化もなく、もしくは意識的に避けて安閑しているのが自分には一番耐えられない。明日、金沢出張会議本番なので、本日締め切りデッド・ライン待ったなし・・・珍しいな、こんな切羽詰まったのは。もの凄いトラブルが新たに発生せぬよう祈りましょう。あまり体調よろしくないが、今週いっぱい保たせなくては。
本日を以てオークション出品の店仕舞い、帰宅したところで手続き予定。数日前聴いたWagner 楽劇「ラインの黄金」(抜粋)のあとに、「ヴァルキューレ」第2幕「死の告知」〜ジョージ・ショルティ/ウィーン・フィル/フラグスタート/スヴァンホルム(1957年)21:28収録されます。これも第3幕と一緒に録音されたんだろうか?あまりその辺りは興味はあまりなくて調べていないんだけれど、立派なステレオ録音となっております。演奏の迫力鮮烈さは従前通り。
順番がひっくり返ってしまったが、Mahler 交響曲第3番 ニ短調〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団(1994年)〜第1楽章〜3楽章まで拝聴。驚くべき細部明晰クリアなサウンド、わかりやすさ、そして”カル”さ(良い意味で)、そして怪しさ。。安物3,500円ダイニング小さなオーディオ・セット(CDラジカセからカセット機能を抜いたようなもの/低音ほとんど出ない)で聴いても、音楽の様子がとても鮮明に伝わります。オーケストラの上手さ、マイルド明るい響きはちゃんと理解可能。シノーポリの個性主張+録音状態の良好さもあるのでしょう。ラトル盤では第2楽章辺りなど、ほとんど音楽が見えなくなりましたから。シノーポリは全集再聴したくなりました。
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ワシって天才!(辻褄合わせの)鬼神の如き集中力にて当初の宿題すべてクリア、明日明後日の会議資料印刷して宅急便に乗せました。他の重い残務、当面の細かい作業全部完了させて職場を出ました。但し、資料は作るのが精一杯で読み込みできず。明日(明後日も)ぎりぎり直前に目を通して報告本番乗り切りましょう。昨日、早期終了させて無事落札されたオークションCDもすべて送付済み。もう店仕舞いなので(この頁)オークションへのリンクも外しましょう。お世話になりました。
通勤音楽は、Mahler 交響曲第3番 ニ短調〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団/女声合唱団/グリン・エリン少年合唱団/デルネッシュ(s)(1982年)・・・作品旋律がメルヘンに前向きだし、ショルティのメリハリある表現、抜群のオーケストラの上手さと切れ味、明るい響きが似合っていると感じました・・・しかし、音質がよろしくない。帰宅してから確認したけど1982年?もうディジタル時代じゃないの。マルチマイク収録による不自然な左右極端なる分離強調、突然左前面に沸き出るハープなど・・・あざと過ぎ、イヤホンだと徐々に苛立ってくる感じ。個々のパートは鮮明、打楽器の低音も良く響くし、おそらくはコンポで部屋に鳴らすとちゃんと効果的なんだろうね。
ある意味、素直だけれどのっぺりとしたEMI系録音とは対極にあるんでしょう。昨日のシノーポリ盤の自然さが思い出されました。
◆2010年6月某日の反省
本日明日のお仕事詰まり具合を考えると、出勤意欲が萎えちゃう〜わけにもいかず、待ったなし消化が必要です。夢見も体調もよろしくなく、早朝覚醒。湿度高く、いかにも梅雨風気候続きます。明日で店仕舞い予定のオークション、何故か昨夜2件入札ありました。皮肉なもんだね。もしかして【♪ KechiKechi Classics ♪】の読者か?明日にて全部早期終了させ、Yahoo!プレミアム会員から抜けます。必要となればまた復活できますし。
昨日の通勤音楽。Tchaikovsky 幻想序曲「ロメオとジュリエット」(1992年)/Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」(1993年)〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル・・・いずれもライヴ。前者は28分、後者は42分に及ぶ超・微速前進演奏也。歴史的録音20枚ほどはとっくに処分してしまい、晩年のステレオ録音も好んで入手したことはない、たまたま”まとめてなんぼ”的オークション入手の一枚となります。テンポが入念であること=ひとつひとつの旋律を細部入念に味付け色付け徹底させ、しかもテンションと緊張感を維持して、もの凄い説得力。そんなにたくさん彼の録音は聴いていないが、作品を選ぶんじゃないでしょうか、この方法は。「ロメ・ジュリ」は壮大濃厚なるドラマになっているし、「展覧会の絵」には聴き馴染んだ通俗性の欠片もなし。日常、ヤワに聴くべき音源に非ず。
Mahler 交響曲第3番 ニ短調〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団/合唱団/新ロンドン少年合唱団/ハンナ・シュヴァルツ(con)(1994年)〜第4楽章〜6楽章まで拝聴。先日聴いたサイモン・ラトルとは説得力の桁が違う(ファンの方、申し訳ない)。嗜好としては基本、オーケストラの余裕の響きと作為のない表現が好み(クーベリック、ハイティンク、ノイマン辺りが基準)なんだけど、入念に歌って明晰であり、サウンドが明るい(けど妙に怪しい)シノーポリも大好き。終楽章「愛が私に語ること」の線の細さが気になったラトル盤に対して、こちら微妙な揺れ、節回し、清潔なオーケストラの技量が素晴らしい。朝っぱらから深い感銘を受けました。
最近激安12枚組が出たらしいが、こちら「嘆きの歌」付き計8,400円也にて2008年入手。高い安いはちゃんと聴いて堪能できれば、あまり意味はなくなるものでしょう。
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お仕事は狙いの2/3完了して職場を出て通院。左膝+両腕リハビリは混んでおりました。明日、どーしょーもなくお仕事デッド・ライン、デスマッチにてど残業やむなし(美学に反するが)。ノーミソ前頭連合野たっぷり使う提案書詳細(取引担当の要望により先月分全部作り直し、というか大幅加筆。そのまま使うからとのこと/望むところだ!)あと1/4残。これをなんとか午前中に仕上げて、昼から本来業務〜ほんまは先週金曜か、昨日までに仕上げているべきものを一気完成させます。実は昨日内部ミーティングでは口頭にて説明済み、本来は分析資料執筆が先なんです。でも、他のメンバーの作業都合もあるから、材料提示と考え方説明のみ先行させたもの。さすがにお取引先幹部には「口頭のみ」っちゅうわけにいかんでしょ。
定例の日常業務+上司の会議資料コメントは別途猛スピード消化しております。エラいでしょ。これでもけっこうな物量でっせ。先週金曜からどーも体調思わしくなくて、睡眠不如意も続いております。なんとか、このポイントを乗り切らなくっちゃ。世間にはもっと苦しいサラリーマンはゴロゴロしておる!はず。(以上、ゆるゆる幸せなサラリーマンの愚痴でした)
いよいよ店仕舞い明日に迫ったオークション、常連さん+知り合いが気遣って計3件入札有、即早期終了させました。ありがたいですね。残りは4件、明日出品取り下げにて終了予定。仕方がない。「ジョージ・ショルティ/オペラ名場面集」通勤音楽はWagner 楽劇「ヴァルキューレ」第3幕〜ジョージ・ショルティ/ウィーン・フィル/スラグスタート/エーデルマン(1957年)・・・「リング」全曲録音前、この部分のみステレオで収録されたもの。英DECCAステレオ録音(おそらく)LP板起こしでしょう。著名なる「ヴァルキューレの騎行」の迫力は並じゃない。音質は復刻状態含め万全とは言えぬのだろうが、金管の野太いつぶれ方、熱気溢れる臨場感、ショルティの硬質強引なる表現併せ、ワタシ如き永遠のオペラ初心者を一発でノック・アウトさせる魅力に充ちておりました。
しばらく聴いていないベーム/バイロイト盤と比較しなくっちゃいけないな。
◆2010年6月某日の反省
別にブルーな感じではないが、宿題山積している月曜、待ったなしの消化が求められてちょっぴり憂鬱なんだけど、自分で努力すればなんとかなる類のもの、なんとかしましょう。今朝はいつもよりいっそう、早めに出勤するつもり。しっかり土日、映画、スポーツクラブと充実した休日でした。昨夜、店仕舞い直前のオークションにて1件落札有り、本日送付。ウォッチリストに8件入っていて、結局最低価格1件入札のみとは・・・ま、それはそれで文句ないんですけど。
昨日聴いた音楽。Holst 組曲「惑星」〜ヘルベルト・カラヤン/ウィーン・フィル(1961年)・・・著名であり、この作品の人気を不動にした録音であるとのこと。HMVユーザーのコメントは賛否両論ですね。ワタシも聴くたび評価が揺れ動くが、今回はぎらぎらした管楽器のバランス突出、弦の表情付け、カラヤンの語り口の上手さを堪能いたしました。やや”粗さ”を感じさせるのは、オーケストラが英国音楽に慣れていなかったんでしょう。若きカラヤンの強引さもあったかも。御大ボウルトは1959年にウィーンで録音していたから、現地ではなんどか演奏機会はあったと想像はされます。オーディオには嗜好があるから評価は難しいが、英DECCAの録音のわかりやすさは、50年経ても現役と評価したいところ。
Haydn 交響曲第56番ハ長調/第57番ニ長調〜デニス・ラッセル・デイヴィス/シュトゥットガルト室内管弦楽団・・・録音データも不親切だけれど、各トラックごとのタイミングもないじゃないか。全集をどんどん聴き進んでいるが、自分なりの評価は微妙です。音質はそれなりで、絶賛するほどのものではないライヴ。交響曲第56番ハ長調は優雅で平易な旋律が素敵だけれど、どことなく散漫で、構えて大柄な印象の演奏であります。テンポはいつもの通りゆったりめ、しっかり噛み締めるように細部曖昧さのない演奏だけれど、素朴さとか推進力が犠牲になっておりませんか?(途中)
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当初狙いのお仕事の60%くらいか?明日明後日で全部終わらせないと・・・ちょっぴり残業しちゃいました。明日は通院日なんだけど。女房殿は本日所用にて外泊。どーも職場の雰囲気がどんより重苦しい感じ。あかんね。
今朝のHaydnの件、既にデニス・ラッセル・デイヴィス全集中過半を聴いているが、どーも全面賛同ならず。HMVユーザーレビューは絶賛だらけなんだけど・・・「録音がとても生々しい」〜ほんまでっか?乾いて潤いがないように聞こえるのは安物オーディオのせいか。じつは同じ作品を、アダム・フィッシャー/オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団(1996年)にて聴き比べました。
ヴィヴィッドで溌剌躍動するリズム、推進力、瑞々しい残響、繰り返しを実行していないせいか、こちらのほうが10分ほど短い。慣れているからかな?先日もオイゲン・ヨッフムの演奏にずいぶんと感銘を受けたんだけれど・・・もしかしてD.R.デイヴィスが新機軸であって、ワタシのほうが旧態として凝り固まった耳なのかも。
◆2010年6月某日の反省
昨夜、前回見逃した「すべらない話」拝見。最高抱腹絶倒話芸の極致堪能。お笑いブームで浅薄なる一発芸が(ちょっぴり、瞬間)もて囃されているが、あんなものは使い捨て文化であって、騒いでいる若い婦女子に即飽きられ捨てられるのが前提でしょう。古典落語復権の動きもあるようだし(新作落語も好きですよ)関西”しゃべくり漫才”の伝統がしっかり継続されることを望みましょう。MVSに輝いた宮川大輔「痛いの痛いの〜」はたしかに秀逸。いきなりブレイクした実力派・ねづっちの「根津、無念だ・・・」もシモネタなので好悪が分かれるところだし、安易でもあるが、個人的にはツボでした。
2006年転居以前〜転居後(これは新居に収納できなかったCDを処分)続けてきた、CDオークション出品、なんどか波があって、止めようと考えてきたが、今月6月30日にてとうとう閉店を決意。現在8件出品中だけれど、ここ2週間一件の入札もありません。まず、ライトユーザーはCDに手を出さなくなった(どれだけ安くても音源の性格が安易であれば、ブツは動かない)、へヴィ・ユーザーも音源見極め入念にて”試しに・・・”的入札はなくなったようです。データで音楽を聴くというのが主流になっているし、CDだって一昨日HMVより届いた30枚分送料税込3,000円でっせ。前回購入分聴取残もたっぷり、オークション入札入手など必要ない、といった個人的手応えもあります。
じつは、(名実ともに)カラダが重くてやたらとよく眠れるんです。しかもジメジメ湿度高い不快なる天候、こんな時に音楽聴取判断はエエ加減微妙であって、再度、Mahler 交響曲第3番 ニ短調〜サイモン・ラトル/バーミンガム・シティ交響楽団(1997年)今朝より再聴・・・昨日のスカみたいな印象(とくに第2楽章以降)とはガラリ変わって、繊細な仕上げが爽やかに響きます。ネットにていくつか論評を伺うと”オーケストラが弱い”との声はあるが、それは気になりません。弦、管、各パートの魅力的個性発揮には欠けるが、清涼で良く整ったアンサンブルにメリハリがあって溌剌、たっぷり好感を持てました。第5楽章「天使たちが私に語ること」に於ける、少年合唱団の無垢な響きにはココロ洗われる思い。 やや軽量っぽいが、サウンドの奥行き、自然なる分離も良好な音質。
昨日の不満はなんだったのか。それは終楽章「愛が私に語ること」の線の細さなのでしょう。弦も管も清潔だけれど、陰影と濃厚な歌に不足します。「弱音で音楽が弱くなる」典型例か。でも、これは好き好き、こんな繊細ヤワなサウンドが好き、バーンスタインなんて暑苦しくてキライ!と感じられる方もいらっしゃるかも。
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先週に引き続きスポーツクラブへ。5月GWにぎっくり腰やっちまった女房殿同行で、じっくりボディヒーリング。シンプルに有酸素運動も悪くないんだけれど、こちらゆっくりしたテンポで自分の体重を利用した柔軟体操やら屈伸、ヒネリやら、腹筋背筋バランス〜もんの凄くツカれます。昼からの二時間ドラマ再放送あまりにもツマらなく、音楽聴きつつ深い昼寝に・・・あと数日での廃業を決意したオークション出品だけれど、入札のほうは(珍しく)どうしても欲しいものがあって一件入れております。先日、いとも簡単に競り負けた(というか最初っから戦う気はなかった)物件への再挑戦であります。
居眠りしつつ聴いていたのはBerlioz 幻想交響曲〜ルドルフ・ケンペ/ベルリン・フィル(1959年)・・・じつは「”幻想交響曲”なんて・・・」的不遜なる考えに至って(なんせ小学生以来の馴染みでしょ)あまり好んで聴いていなかったんだけれど、ここ最近この作品に凝っておりまして〜先月辺りからクリュイタンスの1955年録音、ミュンシュの1954年(ステレオ)録音、そしてカラヤン/フィルハーモニア管弦楽団の1954年録音と続けて、やや目覚めました・・・ケンペは端正でかっちり、生真面目でやや重い演奏であります。ベルリン・フィルは美しく整ってセクシーだけれど、あくまでも独墺系の則を越えず、仏蘭西系の華やかさとは異なった重心の低さ、落ち着き有。第1楽章、第4楽章のリピートはありません。オーボエの華やかな音色のみ突出するんだけれど、あれはローター・コッホですか?
続く、序曲「ローマの謝肉祭」(ウィーン・フィル1958年)は、もっと華やかにオーケストラが良く鳴って迫力も充分。
◆2010年6月某日の反省
土休。昨夜、なんとかサイト更新分一本原稿を追加したが、他、なにもする気になれない疲労+睡眠不足。昨日帰りのサンダーバード中ではほとんど寝ていて、電車を運転中に深い眠りに入って下り坂、危機迫る!風悪夢をみました。職場で残務処理するが、あくまで残務の水準にて本来業務は着手不可(先を考えると憂鬱也)、挙げ句少々不快なことがありまして・・・(半分以上自業自得)気分転換しなくては。
予定より2週早くHMVよりCD到着、前回前々回の未聴分タップリ残っているのに・・・お気に入りDOCUMENTS10枚組が、HMVにて瞬間@1,000(税込)に下がったので注文(前回購入時は@970に値下げ時)、この類のコンピレーション・ボックスは全部が全部集中して身につけなくても、どれか一枚か2枚、お気に入りが発見できればそれで充分ペイできるものです(自分に対する言い訳)。
「ジョージ・ショルティ/オペラ名場面集」3枚目Wagner楽劇「ラインの黄金」(抜粋)が含まれるが、1958年って〜英DECCA音源の流用なのでしょう(なんのクレジットもない)。ジョージ・ロンドン、キルステン・フラグスタート/ウィーン・フィル・・・素晴らしい音質、圧巻の貫禄と強靱なる声の太さ、明晰でメリハリ、迫力ある輝かしいオーケストラの大爆発。伝説的な「ニーベルングの指環」全曲は、とてもだけど価格的に入手できないが、若い頃から断片的に、なんども聴いてお馴染みでした。主要管弦楽名場面抜粋の一枚は駅売海賊盤(1,000円!/20年前)にて入手したことがあったが、数年前盤質劣化でお釈迦に・・・それが他いろいろ加わって10枚1,000円の時代ですから。昨日聴いた、この一枚のみでも充分満足、金額的にはペイした感じ。
Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜エミール・ギレリス(p)/アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団(1955年?1954年ライヴじゃないの)・・・NMLでも聴けるし、2009年7月「音楽日誌」に言及ありますね。これはDOCUMENTS10枚組に含まれる、贅沢収録わずか38分也。もともと第2番ハ短調が大好きで、こちら第3番にはあまり馴染めなかったんだけれど、最近バリバリ聴いて痺れております。この時期RCAだったら優秀ステレオ録音を残してくれたんだろうが、過ぎ去った昔のことを云々しても仕方がない。TESTAMENTでも復刻(SBT-1029)されていたんだな。強靱かつ細部明晰なタッチ、凄い迫力と推進力だけれど、熱狂に前のめりにならぬ貫禄有。噎せ返る浪漫が甘さ控え目に仕上げられて、クリュイタンスのバックも充分美しい。1949年ライヴのコンドラシン盤とは甲乙付けがたいところ。
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行ってきました映画「孤高のメス」・・・主演の堤真一ともかく、夏川結衣、余貴美子、中越典子いずれも超・お気に入り女優であります。悪役・生瀬勝久は絶好調、柄本明演ずるお下品なる市長も存在感抜群。筋書きも悪くないが、当麻鉄彦が田舎の病院に赴任してくる経緯説明、必然性がよくわからない。せっかくの地方都市なのに、その風情描写に不足する。生瀬勝久ら悪役医師の活躍が足りない・・・脳死肝臓移植の強行〜成功の経緯もやや安易か。いずれ歯応えある立派な映画でした。
Mahler 交響曲第3番 ニ短調〜サイモン・ラトル/バーミンガム・シティ交響楽団/ユース合唱団/女性合唱団/ビルギット・レンメルト(コントラルト)(1997年)・・・EMI16枚組中、初耳を楽しみにしていたもののひとつ・・・だけれど、世評ほどよろしいとは聞こえない。今週の出張(+酒)疲れのせいかも知れないが、オーケストラの響きが魅力的じゃないし、旋律表現に特別な個性を感じません。昨日更新したばかりのコンセルトヘボウとは大違い・・・時を改めて再聴いたしましょう。
今朝の「ジョージ・ショルティ/オペラ名場面集」10枚組より、楽劇「ヴァルキューレ」(第1幕)〜ジョージ・ショルティ/バイエルン州立歌劇場/シェッヒ/フォルカー/ダルベルク(1947年ライヴ)・・・以前ORFEO辺りから出ていたけれど、往年の巨匠若い頃の記録也。これは予想外に音質がよろしいのと、パンチと切れ味のある表現が素晴らしくヴィヴィッド!歌い手は元気のよろしいのが揃っていた時代なのでしょう。ちなみにこのボックスには第3幕も含まれていて、これは「リング」全曲録音前の1957年の英DECCA録音でした。
◆2010年6月某日の反省
祝・日本予選リーグ突破。同世代の岡ちゃんを絶賛したい。サイト定例更新日だけれど、あらかじめ用意できた原稿は一本のみにて仮更新いたしました。金沢三日目、ヘロヘロにてこれより帰阪(まだお仕事残っているんです)。昨日は本場力発揮で(少なくとも自分分担分は)70%のクリア〜と自画自賛いたしましょう。その後、現地取引先幹部と会食は予定通りだけれど、禁断の二次会お断りできず、とうとう夜中一時迄お付き合いし、禁断のカラオーケストラを十数年ぶり解禁した金沢の夜・・・
でも、ちゃんと4時に起きてサッカー見ましたよ、ちゃんと。まさかねぇ、勝てると思わんかった。サッカーにはなんの興味もないが、こうしてワールドカップが始まるとしっかり見ちゃいますね。明日は休みの番だけれど、残務との関係にて休日出勤すべき状況なんです・・・でも、体調を整えることが先決かな?
◆2010年6月某日の反省
これより現地開催行事会場へ、午前中準備、午後より本番、その後更に別途打ち合わせ有。本番に強い!と日常豪語しているが、なんせ準備不足なので正直少々不安也。昨夜は抑制した酒席だったが、本日(おそらくはその隣の店にて)また(取引先幹部と)酒席。上司の同席です。明日以降の宿題の多さに少々ウンザリ・・・
◆2010年6月某日の反省
これより雨模様の中、金沢に出発。2泊3日分の着替えが必要です。もとより汗が酷い季節だし+肉体系労働もあるし。なんか夢見がよろしくないんだよなぁ、行事本番の悪戦苦闘をシミレーションしておりました。”本番の強さ”というのは、日常お客との信頼関係の結果であって、その場をなんとか即興でやり過ごすといった”ワザ”はほんの一部分でしょう。いずれ、蓄積、毎日の精進と心得ております。本日明日と連続酒席有、ワタシは日本酒派(日本料理には一番良く合う)ながら、最近翌日に残ることが多くて抑制気味。
LOUIS Spohr ヴァイオリン協奏曲第8番イ短調 作品47〜トーマス・クリスチャン(v)/ディトフリート・ベルネット/ウィーン交響楽団(1975年)・・・最近は「劇唱の形式で」とは呼ばんのか。ハイフェッツのCDを聴いていて、馴染みの作品のはずなんだけど・・・この演奏、なんだかがちゃがちゃしていて全然愉しめません。優雅じゃない。音質もさほどによろしくない。例の協奏曲100枚組の96枚目だけれど、フィル・アップがVOGEL(1756〜1788)クラリネットとファゴットのための協奏交響曲 変ロ長調〜クレッカー(cl)/ハルトマン(fg)/ヤープ・シュレーダー/コンチェルト・アムステルダム(1978年)・・・古楽器かな?ほか、オーボエ、ホルン2本ずつ加わります。これが前者とは打って変わってゴキゲンなアンサンブル、スムースな技巧を誇って、初耳作品を堪能させて下さいました。
そろそろ出張荷造りしなくては。
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(在金沢ホテル)朝一番に金沢へ、小雨模様だったが、ご当地到着時には雨が上がってやがて良い天気に。こちらは空気が爽やかですね。商談はあきらかに準備不足、ま、ここのところテンパっていたので仕方がない。かえって事後に宿題を多く抱えることになっちまった・・・その後、夕方上司の到着を待つ間、8番ラーメンの唐麺で遅い昼食、BOOK・OFFにてCDの半額セールを物色するが、どーしても買えなくて書籍2冊購入。
その後の取引先幹部との打ち合わせ、会食懇親は和気藹々。二次会はいつもの通りご遠慮、もう10年以上前に卒業いたしました。それにしても金沢の喰いモンは旨いっすよ。
移動中音楽はStravinsky バレエ「結婚」(1959年)/ブルレスク「きつね」(1962年)「兵士の物語」組曲(1961年)〜作曲者/コロムビア交響楽団・・・好きだなぁ、このボックス。上手いメンバー揃えているみたいなんだけど、ビミョーに緩く、そしてツボはぴったり押さえている感じ。「結婚」は原始の叫びとリズムが快い、「兵士の物語」も滅茶苦茶リズムを強調するワケでもないんだけれど、巧まざるユーモアというか、味わいが深いのだね。
先日激安にて海外より入手した「マルセル・メイエ17枚組」の件、2枚目Ravel 「逝ける女王のためのパヴァーヌ」「水の戯れ」「鏡」「クープランの墓」(1948年)・・・彼女のピアノは最高!2枚組があまりにエエ感じだったので、それを処分して入手いたもの。テクニックに曖昧さは一切ない、しかし、切れ味を前面に出したものではありません。つぶやくように妖艶かつ静謐なる風情があって、陽気に晴れやかではない。パブリック・ドメイン音源が(かなり)入手可能で自主CDは4枚くらい作っていたんですよ。それもうっちゃっても購入の満足感たっぷり。
◆2010年6月某日の反省
昨日どっぷりトラブル処理やらみっちり資料作成やらで、未だ週初めと言うことを失念しておりました。トラブル処理は散々経験済みなのに、どーも初期対応が(我ながら)よろしくなくて、鬱々としております。じめじめとした気候のせいもあるんだけれど、よく眠れず早朝覚醒〜途端に大雨で洗濯物を取り入れました。オークションCDは昨日一件のみ入札があって送付済み、他は全然反応がありません。いくらデータ・ダウンロード時代といっても、異常です。世間ではちょうどボーナス時期だと思うんだけれど、全然売れなくて、景気回復といった手応えなし。本業の商売のほうも同様。冷静に見れば粛々と日常目の前お仕事を消化している(はず)なんだけど、この”鬱々感”はなんなのか。
我がチームメンバー(就任2ヶ月)のお仕事スキル水準は、おそらく前任地でも問題になっていたことでしょう。そこでの上司は三度同じ職場になった親しい友人(人間的成熟に於いてワタシの比ではない)、熱心な競馬好き同士として親しく彼と接していたようで、それはおそらく彼への配慮(職場人間関係)だったのでしょう。お仕事は年々タイトとなり、厳しい水準を求められるようになり、それをしっかり指導するのか、それとも見切ってそれなりに放置するのか、どちらがよいのか悩むところ。事実上、後者に対応は固まりつつあります。試練だな。人員体制に余裕はないんです。彼は人間的には素直で正直だし、ワタシは例えばパソコンの基礎(片手ひらがな入力はないでしょ)、文書の上手さビジネス書式(んなものワシだってムリ)以前に、”主語述語5W1H”、正確な情報伝達を旨として文書が書けるよう厳しく指導しているつもり。その前に課題、取引先担当の要望を整理して理解しているか、が問題なんだけど。
いずれ、彼に営業はムリです。最低限の実務を担当していただき、なんとかあと半年、トータル実務を回せるよう工夫して乗り切りましょう。しかし、あまりに余裕はない。日常作業満載過ぎ〜いえいえ世の中には、もっときっついご同輩はいくらでいらっしゃる。ワタシなんてゆるゆるサラリーマンでっせ、本日はさっさと職場を出て通院するぞ!(と、先週も決意していたんだけれど・・・)
そんなこんなで昨夜も全然音楽なし生活。今朝、Haydn 交響曲第15番ニ長調/第3番ト長調/第6番ニ長調「朝」/第7番ハ長調「昼」〜デニス・ラッセル・デイヴィス/シュトゥットガルト室内管弦楽団(1995〜2006年/なんてアバウトな情報なんだ!)・・・このオーケストラって、懐かしいカール・ミュンヒンガー創立の団体だったはず。メンバーは(当然)世代交代しているのかな?モダーンでスッキリとした響き、古楽器のテイストなくもないんだけれど、もっとクール怜悧緻密なアンサンブルにて細部迄明晰、素朴系に非ず。テンポは中庸〜遅め。乾いた情感テイストはかつてないHaydnに間違いはない(音質も同様)。知的な方向ながら、ウェットな起伏とは無縁だから、BGMのように部屋に流れます。けっこう聴き進むのに苦はない感じ。
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いつにも増して早めに出勤、でも既に数人出てきていて例のトラブル処理。でも、団塊の世代残党である前上司(ほんま、な〜んもせんのです。前回クライシス発生時にはゴルフに行っておりました)と違い、新世代年下現上司は基本作業後、取引先幹部に率先してお詫びしてくれるし、東京本丸へ報告も自らして、しかも電話でフォロー迄〜ラクでっせ。お陰で残務(かなりクリエイティヴな)できました。明日商談の準備、そして上司と取引先幹部打ち合わせの資料作り、完全とはいかないが。
明後日、金沢での行事の荷物一発目荷造り、出庫をチームメンバーに任せました(トラブル処理等立て込んでいたので)。区切りが付いたところで作業場を覗いてみると(なかなか終わらぬので)かなり、そうとう、滅茶苦茶。「余分なものは送らなくてエエよ」とは指示したが、なぜか大切なものも残っているじゃないか・・・全然わかっていないみたい。思わず(また)声を荒げてしまいました。反省。昨夜遅かったし、今朝も早かったので、早々に職場を出、久々の通院二箇所。左膝と両腕のリハビリ・マッサージ施術。明日より出張、戻りは金曜日となります。
通勤音楽は、Schubert ピアノ五重奏曲イ長調「鱒」〜エフゲニ・キーシン(p)/スピヴァコフ(v)/コヴァレンコ(va)/ミルマン(vc)/スルガ(cb)(1985年ライヴ)・・・馴染みの作品、旋律故、不遜にもちょっと敬遠気味になっておりました。ずいぶんと久々じゃないか、聴いたのは。ピアノ・パートは技巧的に平易なんだそうだけれど、それが?ひたすら歌謡的人懐こい旋律が連続して、惚れ惚れする名曲也。ピアノの明るい表情と息遣いいきいき、弦は繊細にニュアンスを変化させてお見事であります。
更に、Liszt スペイン狂詩曲(1989年ライヴ)・・・キーシンの輝かしい技巧になんの翳りもないのは前提として、14:46、ま、とても愉しんで聴いたことは聴いたんだけれど、やはりLisztは好みじゃないな。スペインの”フォリア”から始まって、途中からChabrierの「スペイン」に良く似た旋律頻出(当然、オリジナルが先にあるんでしょう)、ひたすら華麗なる装飾音連続!きらきら!の世界。パターンですな。
◆2010年6月某日の反省
ほんまのブルーマンディ也。純実務的な作業は土曜ヤミ出勤にてほぼクリア済みだけれど、木曜金沢行事の詳細実務手順最終確認+お取引先某分野フォロー再提案(これが難物!時間がどのくらい掛かるか想像付かない/ノーミソ前頭連合野に汗かかなくっちゃ)+木曜行事前日上司と取引先エラいさんとの協議諸準備も有(これは時間が計れる)。あとは営業だから思わぬ飛び込み用件をいかに素早く消化できるかだ。我がチームの誠実中独連メンバーへの説教はできるだけ封印しないと、お仕事は終わらない。
いつも思うんだけれど、オーディオ評価というのはほんまに当てにならん!ということ。もちろん、自分の縄張り外だし、激安ヘロ・オーディオ環境にて”なにねぶたいこと言うてんねん!”とのお叱り前提にて。デニス・ラッセル・デイヴィスのHaydn全集は着々と聴き進んでおり、演奏スタイルの方向、個性への嗜好さておき、けっして”凄い音”には思えない。日常音楽聴取に問題あるような水準ではないが、鮮度奥行き空間にやや不足気味と感じます。R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」〜ウラディミール・アシュケナージ/チェコ・フィル/ミシャ・マイスキー(vc)/トムター(va)(1999年)・・・これはほんまに”凄い音”だ・・・(時間切れ)
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当初狙いのお仕事はほぼ狙い通りに進んだけれど、途中から大トラブル発生〜その連絡処理でド残業、帰り途中の十三でラーメン喰っている最中にもケータイが鳴りました。明日もその処理続きます。我がチームのメンバーチェンジ(異動)話も白紙へ。明日、とにかくギリギリのお仕事こなして、明後日金沢へ商談+上司同行幹部懇談(当の大トラブルでご迷惑掛けているお相手)+行事本番+更に打ち合わせ。本番に強い体質なんだけど、直前に大トラブル処理とは・・・人間到る処青山あり。
今朝途中になった、交響詩「ドン・キホーテ」の件、EXTONの名録音であります。まさに自然体の空間に反響する繊細、新鮮なるオーケストラのサウンド。アシュケナージの演奏はさほどに聴いたことはないが、ほとんどどれも感心したことはない。しかし、これ最高!チェコ・フィルのしっとりビロードのような色彩に痺れました。マイスキーは相変わらず浪漫的甘美な音色、節回しでたっぷり聴かせてくださいました。
通勤音楽はBerlioz 幻想交響曲〜ヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(1954年)・・・上手いもんだなぁ、なんという語り口、旋律扱いの妙技。後年ベルリン・フィルとの録音を聴いたのかどうか記憶はないが、イメージとしては後年のスタイリッシュなものとほとんど変わらない。オーケストラが明るく、歯切れの良い響きで素晴らしい。ネットでダウンロードして自主CD化したものだけれど、音質もそう悪いものでもない。
◆2010年6月某日の反省
サッカーはオランダ戦惜敗。こんなもんでしょう。サッカーなどふだん興味はないが、やはりしっかり見ちゃいますね。(半分くらい「鬼平犯科帳」再放送見ていたけれど/梶芽衣子が若い!/三代目江戸屋猫八も存命)したがって、先週サイト更新残一本分は深夜に実施。夕方にはスポーツクラブで凄い汗流しておりました。結局雨は降らなかったが、洗濯物がなかなか乾かぬ湿っぽい季節であります。本日は演奏会に出掛ける予定なし。ここのところ精神的疲労が蓄積して音楽に集中できない(ほとんど愉しめない)日々であります。オークションCDもさっぱり売れぬし、出品は今月限りで止める予定。
デニス・ラッセル・デイヴィスのHaydn全集不良交換分、昨日到着。水曜に出して(ま、ちょっと遠慮してクロネコ・メール便80円)土曜には交換到着というのは良心的でしょう。なにごとも中途半端状態はイヤで、これで一区切り、ちゃんと音楽に対峙いたしましょう。営業職には中途半端な玉虫色決着というのはあるが、純実務作業は必ず決着(ケジメ)付けるようにしております。昨日の(ヤミ)出勤もそう、職場までドア・ツー・ドアで40分程度(うち16分徒歩)ということもあるんだけれど。
Rodrigo アランフェス協奏曲/ある貴族のための幻想曲/スペイン風ソナタ〜カルロス・ボネル(g)/ヤツェク・カスプシク/ロイヤル・フィル(1994年)・・・「協奏曲100枚組」は大部分パブリック・ドメインの歴史的録音なんだけど、いくつかこうして新しい音源も含んでいるんです。ボネルにはデュトワとの録音が存在するらしい。作品に特別なこだわりはなくて、著名なるイエペスの録音を愛聴してきました。こちら比較的新しい録音なのに、どーも低音が足りない感じがある。メリハリ、緊張感、集中力はナルシソ・イエペスに遙かに適わない。ま、馴染みの旋律だし、ほんの聴き流しだから、また印象を変えるかも知れません。ギター作品はあまり聴き込んでいないから、ほとんど云々できないけれど、以前聴いたジュリアン・ブリームのBach が素晴らしかった記憶は有。
今朝、Elgar 序奏とアレグロ/エレジー/交響曲第1番 変イ長調〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団(1956年)・・・通常流通している1962年録音を拝聴したのはずっとあと、ずいぶんと渋い音源で聴いていて、それは入手当時、価格がこなれていたからでしょう。旧PYE録音、彼は意外とレパートリーが狭くて似たような作品の録音が続いておりますね。若い頃から横流れのグラマラスなスタイルというのは基本変わっていなくて、その方向のまま成熟していったということでしょう。これも悪くないが、音質的にもオーケストラの技量という点でも1962年録音に適わない。より深く、腰を据えて貫禄を増した、ということです。ちょっぴり粗い、落ち着かない印象は音質故か?
◆2010年6月某日の反省
なんか憂鬱な日々だな。ほとんど終日、2ヶ月前異動者(全日本中年独身者連盟所属)のトラブル処理、作業指導=説教に声を荒げる毎日(自分で自分がイヤになるほど)。当初狙いの(自分担当分)宿題処理はほぼ完了して、本日お休みいただいたけれど、鬱々としております。慣れていないとか、ご当地の慣習やら、取引先のクセを理解しきっていないとか、そいうことではなく、常識的な対応、依頼されたことの正確な処理(水準問わず)ができない。ひとつひとつのことを完了させられない、途中で放置して忘れる、処理スピードが異様に遅い〜スキルの問題が基本であって、関連類似資料から流用が思いつかず、最初っから作ろうとして結果、5分で終えるべき仕事が数時間掛かり、挙げ句完成しない。ひとつの失敗パターンを、次の作業に反省改善できず、そのまま繰り返す・・・25歳くらいだったらまだエエですよ、45歳だからなぁ。ヴェテラン・サラリーマンですから。
でも、真面目で正直、人間的にはほんまにエエやつなんですよ。思い出したのは、吉越浩一郎「デッドライン仕事術ーすべての仕事に『締切日』を入れよ」(祥伝社新書)・・・ま、スケールとか水準とかスキルとか全然及ばぬが、魂だけは学んでいるつもり。我がチームは残業ほとんどないし(最近増えている・・・)システマチックな運用点検の仕組みを作り上げております。吉越さんの職場では「スピードに追いつけず、退職した人々有」とのこと。それに似ているんじゃないか、もしかして。もっとノンビリして伸び盛りの時代だったら、少々の不備には目をつぶって成長を待った、人員に余裕があって、まわりみんなでフォローできた、ということか。若い人は可哀想だな、でも、中年だったらいっそう自分を叱咤激励して努力しないと。職場の規範になるような立場ですし。お給料高いし。
自分には特別な技量があるとは思っていない(だから、もちろん出世しない)が、まわりの信じられぬほど”コンピューター・スキル”の低さに驚かされる毎日。キー・タイピングがどうの、ではない、”コンピューター時代のお仕事組み立て/発想”といった意味なんです。ぐだぐだとお仕事愚痴って、とんでも「音楽日誌」(読者は不快でしょ)執筆、サイト追加更新の目処も立たず。
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結局、定時から2時間ほど(ヤミ)出勤して、残務一部処理連絡(10件ほど)、ついでに出張精算/報告+来週の申請を上げておきました。蒸し暑いですね、今にも降りそうだ。女房殿実家へ行って不在、ここのところご無沙汰だった音楽をしっかり聴きましょう。
一昨日の出張移動中音楽の件、Mahler 交響曲第5番嬰ハ短調〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(1988年ライヴ)・・・全集中に含まれるセッション録音(1978年)とは別物。じつは列車中での感想は”なんかスカみたい”的散漫印象(おそらく体調問題)であって、こうして自宅コンポで再聴中であります。ロイヤル・フェスティバル・ホールのサウンドはこんな感じなのでしょう。所謂英DECCA風人工的艶々音質ではなく、ホールの空間奥行きを自然に感じさせるもの。ゆったりめのテンポ、悠然として入念な味付けだけれど、熱狂的とは言えないんじゃないの?情念渦巻く、とか、激アツ!みたいなコメントはあちこちネット上で拾えるが、この演奏に入れ込めないのは、未だオツカレ気味を引きずっている聴き手の問題なのでしょう。
第2楽章「嵐のようにはげしく、いっそう大きな激しさをもって」後半〜たしかにテンションと熱気が上がっている手応えを感じるが・・・安易な結論は出せんですよ。ここ最近、なにを聴いても”スカ”っぽく感じるので。
ああ、そうだ。ここ数日フリーソフトをいくつか整理削除したんだけれど、要らぬ設定が残ったみたいで、OS起動時に「云々〜云々〜*.DLLが読み込めませんでした」的警告が出て、ワタシ、こういうの凄く不快なんです。今朝、ようやく「CCleaner」にてレジストリの整理、不要ファイルの整理をして消えました。些細なことに気を病む今日この頃であります。
◆2010年6月某日の反省
心身とも疲労は溜まって本日週末だけれど明日土曜出勤当番をサボるか?それとも残務整理するか悩ましいところ。幸い風邪症状は治まって元気で出勤可能〜明日はいよいよスポーツクラブでも行くか、来週もうひとやま金沢行事があるし、月末月初めというのはいつもキツいのは折り込み済。自分の狭い認知範囲中もっと悲惨なサラリーマンを(いくらでも)知っているし、世間にはお仕事不如意な方々、いくらでもいらっしゃることを自覚して乗り切りましょう。
よく眠れました。今朝、サイト定例更新一本のみ済、なんせ今週は余裕なかったからね、精神的に。
昨日出張移動中音楽、Haydn 交響曲第47番ト長調「パリンドローム」/第45番 嬰ヘ短調「告別」/第46番ロ長調/第51番 変ロ長調/第64番イ長調「時の移ろい」〜デニス・ラッセル・デイヴィス/シュトゥットガルト室内管弦楽団・・・ライヴとは思えぬアンサンブルの完成度(部分編集はしているのかも)集中力。テンポは常にゆったりめにて走らない、ヴィヴラートをほとんど使わない澄んだ弦、バランス完璧な管楽器、高い技術、細部明晰なるサウンド〜クール知的な佇まいを崩さない。全面否定も賛同とも言えぬ、フクザツなる感触であります。あまり物量を聴いておりませんから、この類は。アダム・フィッシャー盤のほうが(自分に)親密な印象があるのは馴染みだからでしょうか・・・
他、テンシュテット、マルセル・メイエ(p)など。帰宅後言及予定。
◆2010年6月某日の反省
さて、これより金沢行き。体調は大丈夫でしょう。先月に続き、ギリギリ付け焼き刃での提案資料神通力が心配です。もう時間がないので、移動中CD選定しなくては、その前にヒゲも剃っていないが。Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)/フリッツ・ライナー/RCAヴィクター交響楽団とか、凄い、魔術のような演奏を聴いて感心していたんだけれど・・・(時間切れ)
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無事金沢より帰還。本日分商談は(思いの外)順調でした。本番力は健在!細かいミス、ちょんぼは昨日来けっこうあって、ちょっと上司報告が必要。なんせ膨大なる諸作業実務こなしておるので仕方がない、ということにしてくれんか、致命的ではないので。今月は別途もう一回商談が残っていて、来週の行事対応時に実施〜未だお若い女性担当分だけれど、一昨日届いた企画決定連絡はぼろぼろ(思わず相手先幹部へフォローのお願い連絡済)、本日本人は出張で不在だったが何人かに訊くとその通りらしい・・・明日から全面バックアップしてあげなくっちゃ、将来ある若者だし。
就任丸2ヶ月我がチームの異動者は未だ見習い〜某理由で急遽退職になった人の関係で、玉突き人事が発生します。上司はその関係で放出を決意しつつある・・・ことは昨日昼食時に伺いました。巡り合わせというか、方角が悪かったのか。けっして人間的に悪いやつではないが、中年に至るまでサラリーマンとしての基本的所作、コンピュター/ネットワーク時代を迎えての実務習熟、そして営業としてお客様との関係作り、それがクリアできないというのは哀しいことです。
Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)/フリッツ・ライナー/RCAヴィクター交響楽団(1951年)・・・いろいろ聴いてきたが、テクニックが万全なことは当たり前、妖艶なるピアノのセクスィー・タッチ、魔術のような流麗さに酔わされます。凄いねぇ。ライナーのバックも完璧。本日はこんなところで。
◆2010年6月某日の反省
お仕事愚痴ばかりで、音楽をゆったり愉しめる状況にない日々。明日は金沢商談本番だけれど、これだけはやってね、とお願いした提案資料、午前最終完成予定が夕方提出、点検すると(内容水準の品質ともかく)基礎資料そのものに誤りがあること数行目にて発見、更に来週に本番迫っている大きな行事の基本資料がぼろぼろ〜(これは点検を後回しにした自分が悪い)・・・状況はもう待ったなしになっていて、次のサイクルの作業が始まっているんです。昨夜、早退してサボり気味の耳鼻科、ついでに風邪気味の診察、時間があれば左膝両腕のリハビリに行く予定が、結局フォロー作業にてド残業(ここまでは正しいサラリーマン)、更には旧知のメーカーさんが明日ご当地での行事フォローで来訪され、いつものメンバーにて呑み屋に合流・・・という最悪な結末に。
ま、ちゃんと体調やら翌日以降のことを考えて抑制しておりましたが。本日、すべて当面のことはクリアいたしましょう。
通勤音楽はElgar 交響曲第1番 変イ長調〜ブライデン・トムソン/ロンドン・フィル・・・(時間切れ)・・・
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連続の遅い帰宅、酒、風邪、蒸し暑い気候、切羽詰ったお仕事、宿題。それでも鬼神の如き集中力にて早朝出勤、夕方、ほぼ狙い通り90%(少々気になることは有)、ノーミソ前頭連合野に汗かくお仕事、延髄条件反射でこなすべき作業、一気に終わらせて早々に帰宅。咽が腫れていて、微熱っぽい自覚もあったし、なんせ具合も調子も悪い、しかも明日早朝より金沢でっせ・・・
帰宅すると、借りているサイトのサーバーへのアップロード方法が変わっていて、なんせ説明をちゃんと読まないものだから、けっこう大苦戦。設定に数時間掛かってしまいました。世間には類似の人種も存在するようで、質問箱には「なんともなりません」「このあと、どーすればっ?」みたいなのが投稿されておりました。うひひ。健闘を期待する〜もうFFFTPはセキュリティ問題にて使えんのだよ、諸君。
デニス・ラッセル・デイヴィスのHaydn全集不良交換の件、BBSにてありがたいご指導もあり、ワタシもメールを送ってみたら「どーぞ交換して下さい」とのこと。おそらくは交換品CD在庫はまだあるのでしょう。本日3枚分送付済。じつはこの間、着々と聴き進んでおり、BBSにて”硬派D.R.デイヴィス派(この全集、恐らく私の2010年のベスト盤になりそう・・・とのご意見)”闘士より「どうなんです?(あまり高評価じゃないようですが)<ハイドン。じっくりきいてくださいよ」との厳しい教育的指導が・・・
Haydn 交響曲第101番ニ長調「時計」/協奏交響曲 変ロ長調/交響曲第103番 変ホ長調「太鼓連打」/交響曲第104番ニ長調「ザロモン」(「ロンドン」表記に非ず)〜D.R.デイヴィス/シュトゥットガルト室内管弦楽団(ちゃんとした録音年クレジットがないのが気に喰わん!)・・・余剰なもの、雰囲気、ある意味素朴さまで捨て去って、クール冷静明晰に作品を描いて、Haydn好きには新たな地平線なのかも。けっしてヘロ演奏とは思わぬが、聴き手が煩悩に溢れた粗忽者、もっとしっとりとした色気があっても良いのじゃないか、と安易に考えちゃいます。HMVユーザーからは「優秀録音!」との折り紙付きだけれど、奥行き、会場空間の空気感、瑞々しい残響が欲しいと思うのは、各々の嗜好なのでしょう。未だ、結論出せず!
ようやく、今朝の時間切れに戻るが、本日帰りにも聴いたからElgar 交響曲第1番 変イ長調/第2番 変ホ長調/ バレエ音楽「真紅の扇」作品81/演奏会用序曲「フロワッサール」〜ブライデン・トムソン/ロンドン・フィル(1985年)・・・御大ボウルトも完熟バルビローリも大好きですよ!でも、このしっとりとした瑞々しい情感、端正なる静謐、落ち着いた味わい・・・のみならず色気も情感もたっぷり(もちろん英国紳士の抑制が前提)の世界に目眩がするほど感銘を受けました。先のHaydn録音サウンドが自分の嗜好と異なるんじゃないか、と思うのは、こんな思いが前提にあるから、と思います、それと、安物極小ディジタル・アンプとの相性問題かも。
さて、明日早朝一発よりサンダーバードに乗らなくっちゃ。体調悪化せぬことを祈るばかり。(「音楽日誌」データ転送に失敗し、この月下の方が消えてしまいました/Googleのキャッシュにて復元、但し、リンクなど消えてしまいました→無事修復成)
◆2010年6月某日の反省
祝 カメルーン戦勝利!
前日も、阪神尼崎高級中華料理店(「王将」とも言う)にて生ビールをいただいたのに、昨日も(珍しく)残業後、上司(といっても旧いオトモダチ)が「きょうは定例会はないのかい」とのことで、職場側高級料亭(但し280円均一)へ。若者中心体力と希望、未熟さ溢れるお隣のチーム、盤石の管理体制+習熟に取り残された我がロートルチーム、各々悩みは尽きないんです。やがて赴任2ヶ月になる中年異動者の件、昨日は(いちおう)上司への提案書報告日であり、彼が持つべき3部門中、1部門のみとにかく報告有〜結果ぼろぼろ(事前点検で知っていた)。残り2部門中、既にひとつは事前にフォロー準備していたけれど、もう一本は本日夕方より代替作業着手〜一応完成させました。(これがド残業)
呑み屋でお仕事愚痴+善後策協議とは不謹慎だけれど、若い者チームは細部に拘泥して自分のやり方(我流)を崩さない、基本的所作ができてない、我らヴェテランを”過去の経験蓄積からなんでもできて当たり前”と誤解しているが、我らも日々努力、精進、学習成長しているということですよ。お仕事の基本は同じだとしても、ディジタル機器、システム、状況情勢方針運用はどんどん変わりますから。お仕事問題あるやつは、手帳にメモのクセがない(人の話を聞かない)、電卓を日常使わない(我ら商売の基本なんだけど)、そして”パソコンが使えない”(スイッチが入れられる、メール、ワードできますエクセルできます、的意味に非ず)。我がロートルチームは、彼には1部門だけやってもらいましょう=その部門は実質捨てる(取引先ご担当にこっそり相談を入れなくっちゃ)ということです。
それと、キリというかケリ、けじめ、見切りができんなぁ。いつまでに何を終わらせる、完了させる、ダメだったらいったん整理をして次につなげる(って、そんなことばかりだけれど)こともできず、だらだらと残務が溜まって放置していく・・・優先順位が付けられないんだな。
昨日は雨だったから、通勤に音楽持参せず。昼から晴れたけどね。音楽の落ち穂拾い、Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23(1958年録音)/舟歌/雲雀の歌/Rachmaninov 前奏曲集より8曲(1970年代録音)〜ヴァン・クライバーン(p)/コンドラシン/RCAヴィクター交響楽団・・・エエですね。キラキラ輝くような前向きな若さ、希望に満ち溢れた明るさ、若さ。亜米利加がほんまのアメリカン・ドリームを信じられた時代。そんな明晰なタッチが50年を経、ディジタル・データの再生でちゃんと蘇ります。コンドラシンのオーケストラも素晴らしくヴィヴィッド。
デニス・ラッセル・デイヴィス/シュトゥットガルト室内管弦楽団によるHaydn交響曲全集(37枚組)3枚分不良の件、BBSに書き込みにて、期間は過ぎているが交換対応して下さるとの情報有。早速、SONYはんに申し入れをしてみました。誠実な返答であれば、着払いではなく、こちら持ちで送っても良いと考えております。
◆2010年6月某日の反省
昨日は(先週連続)演奏会へ。良かったですよ、凄く。「田園かい・・・」的気の進まぬ選曲であったが、素晴らしく水準の高いアマオケ。エエ音でした。関西も梅雨に入ったようで、凄い雨模様。一昨日、ほぼ裸で居眠りしつつ音楽聴いていたせいか、風邪をひいたようです。偏頭痛有、気温の乱高下激しいですね。今朝も涼しい。さて、木曜金沢商談本番なので、提案資料作成デッド・ライン迄あと3日、会議の合間を縫ってのことなので実質残された時間は一日分しかない。どうなる?といったことではない、デッド・ラインなんだからやるしかないんです。日常業務の合間に。
ということで復習。Mozart ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466/Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/ベルリン・フィル/イヴォンヌ・ルフェビュール(p)(1954年ライヴ)・・・フルトヴェングラーのCDはほとんど処分済みで、棚中残った数少ない存在也。オーディオと歴史的音源復刻の件は、キリがないので触らぬことにしているんです。この音源もいろいろと問題はあるらしい。これは旧ERMITAGE=AURA盤だから、リンク先のCDとおそらくは同一音源。たしかに耳あたりよく、聴きやすい音質であります。ニ短調協奏曲K.466はデモーニッシュなフルトヴェングラーのイメージからちょっと離れて、ルフェビュールの流麗な味わいが生かされた演奏。「田園」は例の如し、伸びたり縮んだり、自在なる旋律の扱いが個性的であり、凄い説得力であります。ま、オリジナルのLPだったらもっと凄い!ということになるんだろうが、個性を拝聴するということで満足いたしましょう。
但し、古楽器系演奏(または、オーソドックスで素直なスタイル)にすっかり馴染んでいる自分としては、少々鬱陶しい感じ。作品を聴く、というよりフルトヴェングラーを聴く、といったテイストであります。いずれ、生体験すると作品に目覚めるということです。
◆2010年6月某日の反省
土曜休みは無為無策終日一歩も外出せず、パジャマのまま。二時間ドラマ再放送3本、夜に新作一本見たのみ。無為無策。音楽聴きながら居眠りしていたから、ちょっぴり風邪気味です(珍しく肩が凝っている)。鈍い頭痛有。ようやく九州方面から梅雨入りとなり、本日せっかくの演奏会行きだけれど、雨模様となるみたいです。【♪ KechiKechi Classics ♪】にはコアでマニアックな読者が(おそらく)少数存在するらしく、時にメールなどいただきます。「タキシード猫クロコ・プリンセスの怠惰な日常」〜ワタシには無才なるデザイン方面を生業とされているらしく、ネコ派にはタマラぬブログであります。文書にも品があって、こちらとは天と地ほど違う美しさ、そして写真。お母様の介護(それこそ激務!)もユーモラスに表現されておりました。
メールをいただき、曰く”会社、仕事での若者の指導のむつかしさ、同感”、”激務の日々、大変ですね”と。自分の表現の稚拙さ故なんだけど、若者に非ず45歳の独身中年也(略称「中独連」=全日本中年独身者連盟所属)。散々問題を起こし、大損失を出し、虚言癖にて苦しめられた挙げ句先日異動していったヤツは48歳妻子持ちでした。自分は毎日、楽しく、飄々とお仕事しているつもりなんだけど、我がチームの事務作業を全面的に引き受けて下さる女性軍(職場実質権限そこに有)から、最近”話しかけて良いですか”、”いま大丈夫ですか”と気遣われることが増えたような・・・ワシってそんなムツかしい表情(眉間に皺)しているんだろうか?テンパっているように見えるんでしょうか。「いやぁ、ヒマでヒマで居眠りしそうなくらい!」と常に(取引先から電話が来ても)答えるようにしているんだけれど・・・
激しい説教がアカンのやろうな、明日から別室での打ち合わせとしましょう。人生毎日が精進だな。煩悩ばかり。
昨日音楽いろいろ。R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜ウィレム・メンゲルベルク/ニューヨーク・フィル(1928年)・・・1941年録音は拝聴済みだけれど、こちら旧録音は初耳。音質が驚くほど良好であって、オーケストラの響きは明るく骨太な集中力に溢れます。揺れ動き、表情が濃厚入念に味付けされていることは同様ながら、こちらのほうが前向きというか、生気に溢れた勢いというか、そんな晴れやかな味わいが素敵です。自主CDのフィルアップに「ドン・ファン」(1938年コンセルトヘボウ管弦楽団)を入れておいたけれど、さすがこちらオーケストラの味わいがいっそう濃厚で、分厚い色気有。
Schumann 交響曲第2番ハ長調〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1952年)・・・BB苦手、交響曲だったらMendelssohn、Schumann辺り全滅状況なワタシだけれど、本年生誕200年、CDも一杯出ているし、演奏会も目白押し。”苦手=克服”ですから、ご近所演奏会は視野に入れております。苦手=棚からCDを取り出す意欲がおきない、ということでして、もっと気軽に、真摯に音楽に対峙しなくては。1980年代だったと思うが、晩年のエーリヒ・ラインスドルフがウィーン・フィルに登場して、FM放送されました。その時、この作品には少々”目覚めた”感じはあるんです。ネット検索してみると、けっこうSchumannの交響曲も聴いておりますよ、但し、ここ最近、数年はサッパリ。(ほとんどCD処分済みで再コメント不能)
苦手系作品なんで、お気に入りジョージ・セルでもレギュラー盤は入手し辛くて、こうして旧録音を無料にて拝聴できるのも僥倖。早朝、明けゆく山並みから一条の光が差し込む風情の第1楽章冒頭より、決然とした主部への文句ない緊張感、分裂した切迫感漂う第2楽章「スケルツォ」(ここでオーケストラの技量が問われる)、暗鬱なる第3楽章「アダージョ」を経、終楽章は壮麗に明るい結末だけれど、底抜けの希望に非ず、全部聴くとけっこう疲れる作品であります。ジョージ・セルの集中力、緊張感が凄いんです。音質に恵まれなかった人だけれど、響きは細部明晰、楽譜は専門外だけれど、おそらくはオリジナルではないでしょう。
オークションは昨日CD一枚のみ落札有、残りはきっと売れ残るでしょう。全然売れないし、棚中にも処分すべきものが探せなくなりつつあります。また、今月でいったん中止かな?昨日来、無線LANの調子がよろしくなくて原因不明です。当たり前のことが当たり前でなくなると、その存在を思い出すもの。胃痛になって、初めて胃袋の形、存在を自覚するみたいな感じ。
◆2010年6月某日の反省
日付が変わったので、「音楽日誌」パラフレーズを替えて執筆。女房殿実家に帰って不在をエエことに職場帰りにラーメン(天下一品にて)、さっとシャワーを浴びてお気に入りテレビドラマ最終回を拝見、それからサイト定例更新を追加いたしました。深夜、静かにDebussyなど拝聴しているところ。
資料はとうとう2本+α完成せず(するはずもない)明日は休み、夕方、引き継ぐべき異動者の資料(一体何度目か)報告を受けるが、話にならぬ水準。提案力の高低ではない、まずは正確な情報であること、要らぬ余剰(完成度の低さを量で誤魔化さない/百害あって一利なし)を付けないことを求めているんです。知っていること(浅薄なる断片知識)を、ありったけ、すべて語っても、お相手にはなんの意味もない、むしろ優先順位、重要案件が惚けるだけなんです。声を荒げてしまったな、また。部屋を替えるべきであった。たかがお仕事じゃないの、と反省しつつ、一方で”仕事をなめるな!”ともしっかり言っておきたい。彼には、まず自費でパソコン教室に通え、調子の悪い腰、肩はちゃんと治療しろ、時間は保証してあげるから、と言い渡してあります。
帰る方向が一緒だし、途中大歓楽街”十三”を通過するから、彼は酒を期待したのかも知れぬが、ワタシは今週酒席続きでしたから。明日休んで、来週月曜から三日間、会議の合間を縫って資料を完成させましょう。なんとか本番商談に間に合わせなくては。先月スケジュールもタイトだったが、今月末に向けますますハード!な〜に残業はあまりしていないし、世の中にはもっと(胃袋に穴が空くほど)苦しんでいる人はゴロゴロしてますから。そもそもお仕事不如意な方、病で苦しんでいらっしゃる方も多いことでしょう。自分は幸せなヘロ・サラリーマンと自覚しております。(先日の九州出張の写真が送られてきたが、醜く太ったオッサンが・・・それは自分であったことにショック!)
通勤音楽はHaydn 交響曲第101番ニ長調「時計」/協奏交響曲 変ロ長調〜デニス・ラッセル・デイヴィス/シュトゥットガルト放送交響楽団・・・やはり、作品ごとの収録日程はどこにも出ていないみたい。基本情報を整えることと価格は別物と思うんです。音質優秀との評価だけれど、ワタシは奥行きと残響が少々足りない、と感じます。おそらく指揮者が明晰で乾いたサウンドを要望したのでしょう。ゆったりめのテンポ、けっして情感過多にならぬクール、曖昧さのない表現。もっと古楽器系の素朴かつ溌剌とした表現を想像していたけれど、考えてみれば現代音楽のスペシャリストD.R.デイヴィスじゃないの。んなはずはないわな。知的によく考えられたHaydn、なかなか個性的であり充実していることは間違いない。
まだ安易な評価はできないが、オイゲン・ヨッフムの躍動を懐かしく思い出しておりました。奇しくも両者ともBrucknerを得意としていたんだな、類似点があるんだろうか。
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遅く就寝したが、けっこう眠りは深くて早朝起床、いつもの生活リズム。【♪ KechiKechi Classics ♪】は恥ずかしくも誤字脱字の嵐でして、気付くたび修正しているんだけれど、借りている無料サーバーが不調で更新できません。久々、そのサイトを覗いてみると登録メールアドレスが数年前に廃棄したものになっているし、きっとそこからの連絡は”行方不明”にて返却されていたことでしょう。(ようやく登録変更済)ようまぁ、削除されず生き残っていたもんだ。サーバー不調は数時間で修理されたみたいだけれど、あと数日で現在のFTPソフト(方式)が使えなくなるとのお知らせ有。ウィルス対策らしい。トラブルにも余禄があるものです。
Bach クリスマス・オラトリオ(第4部〜第6部)〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/モンテヴェルディ合唱団/ナンシー・アルジェンタ/ルース・ホルトン/アンネ・ゾフィー・フォン・オッター/オラフ・ベーア/ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ/アンソニー・ロルフ・ジョンソン(福音史家)(1987年)・・・これで先日に続き、ラスト迄拝聴。この作品はかなり以前(25年前Bach 生誕300年辺り)よりお気に入りであって、喜ばしい、わかりやすい旋律が素敵です。全曲生体験も貴重なものでした。ラルフ・オットー/コンチェルト・ケルン盤は処分済み、この古楽器演奏は素敵だったが、BRILLIANTの155枚全集入手したので(ハリー・クリストファーに音源替わっておりました/全集は廃盤か・・・)。
耳あたりよく、前回聴取時同様”期待通り想像通り”の出来。声楽水準高く、古楽器の古雅素朴なサウンドが軽快に響きます。震えるほどの感動が蘇らないのは、おそらく聴き手の感性の摩滅故でしょう。それとも、”メンゲルベルクのマタイ”の毒素にノーミソ犯されたか。
◆2010年6月某日の反省
珍しくよく眠れ、朝起きるのがツラい〜といった症状は珍しいんです。本日の努力は前提として、明日出勤して残りの資料をやっつけるか、それとも休みは休みでしっかりと休養するか、ちょっぴり逡巡するところ。基本、来週スケジュールの調整で乗り切りたいものです。今朝、【♪ KechiKechi Classics ♪】サイト定例更新は一本のみ。音楽ちょろ聴きばかり、まとまった印象を持ち得ておりません。
Mahler 交響曲第3番 ニ短調〜サイモン・ラトル/バーミンガム・シティ交響楽団/ユース合唱団/女性合唱団/ビルギット・レンメルト(con)(1997年)・・・少々前に第1楽章を聴いていて、残り第2楽章以降ラスト迄拝聴。もともと壮大なる規模を誇りつつ、メルヘンに溢れてわかりやすく、美しい旋律連続の作品。先日、ヴァン・ベイヌムの貫禄のスケール、極上のオーケストラで堪能したばかりだけれど、こちらもっと親密、爽やか、いかにも若者の生気と清潔感に溢れた気持ちよろしい演奏であります。「嘆きの歌」では、弦の硬さに少々不満を覚えたが、この作品だったらオーケストラの技量になんの不満も感じさせない。長大なる作品をまとめ上げる手腕もたいしたもの・・・彼がベルリン・フィルに認められた理由はなんだったのか?と考えてしまう・・・相性が良かったのか?なんせ、最近の音源は聴く機会を得ないので。
1980年代くらい迄だったら、FMで新録音はちゃんと聴けたんですけどね。難しい時代になったもんだ。
◆2010年6月某日の反省
昨日、終日頑張ったが直接自分担当分の提案資料完了せず〜といっても9割はできあがっているんだけれど、気分よろしくない。それよりなにより、就任一ヶ月半を越えた異動者の資料進捗の報告を受けたが、ほとんど前進の兆候なく、とうとうと上司とその扱いに付き、相談持ちかけました。人間的に正直だし、見捨てたくはないが、人間40過ぎてサラリーマンとしての基本的所作ができていないのは悩ましいことです。まだ職場の盆休み調整もできていない(ウチは交代で休む)のに、さっさと帰省の飛行機チケットを予約してしまったことには驚きました。昨日も資料の問題点を指摘して「じゃ、明日までに直してみてね」と指示したら「休み」とのこと。ちょっぴり脱力し、ここ3ヶ月同様残りの資料も自ら作成することを決意いたしました。
当初の予想通りまだ数ヶ月これが続くんじゃないか。月末行事の資料もできていないし、彼が担当すべき年末大物作業もいよいよ来月スタート、2年前に取引先と大トラブルがあり、そのフォローに入ったのがキッカケでワタシがその担当になって信頼回復に努めてきたつもり。もう失敗はできんのですよ。昨夜、例の中年三人組で呑みに行ってしまい、残業していた若いモンを呼び集めて職場宴会となりました。
デニス・ラッセル・デイヴィス/シュトゥットガルト室内管弦楽団によるHaydn交響曲全集(37枚組)到着。4,680円(すべて込)也。レギュラー盤2枚分くらいの感触か。3枚ほど不良があるらしいが、交換対応時期は過ぎておりますね。ジョン・エリオット・ガーディナーのBach ボックス(22枚中3枚しか聴けていない)、ジャクリーヌ・デュ・プレ(11/17枚)、そしてマルセル・メイエ(3/17枚)状態なのに、いったいどーするのか。さっそく交響曲第41番ハ長調/第65番ニ長調/第48番ハ長調「マリア・テレジア」を今朝拝聴。HMVユーザーレビューでは絶賛の嵐だけれど、ワタシなりのコメントはまだできません。音質も最良とは思えない(嗜好問題もあります)。1995年-2006年のライヴらしいが、各曲ごとのクレジットはどこかに載っていましたっけ?
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呑むと睡眠不如意状態悪化して、それでも生活リズムを崩さないから昼は眠いんです。睡魔と戦いながら懸命に資料を作成するが、どーしても明日に完成するとは思えぬ物量也。土曜休日出勤はしたくないなぁ・・・ま、それ以外はノンビリとした職場なんだけど。いつものようにさっさと帰宅いたしました。
通勤音楽は、Haydn 交響曲第94番ト長調「驚愕」〜ピエール・モントゥー/ウィーン・フィル/交響曲第96番ニ長調「奇跡」/第100番ト長調「軍隊」〜カール・ミュンヒンガー/ウィーン・フィル(1959年)・・・駅売海賊盤のせいかも知れぬが、音質はかなり草臥れました。往年の英DECCA録音。モントゥーは上品と躍動が同居したバランスよろしい演奏であります。ミュンヒンガーのほうは少々四角四面で強面、生真面目なスタイルであって、同時期、同じオーケストラなのにかなり異なるのが興味津々・・・って、新しい音源入手したら既存同一作品異演をまず比較するのが性癖なんです。(これは帰宅後、オークションに出しちゃいました)
さらに、Haydn 交響曲第94番ト長調「驚愕」/第101番ニ長調「時計」〜オイゲン・ヨッフム/ロンドン・フィル(1972/73年)・・・これは凄いですよ!先ほどのモントゥーよりいっそうストレートで素直、無垢な推進力に満ち溢れてアツい。この人って、結局BrucknerでもHaydnでも表現の基本路線が変わっていない。ロンドン・フィルの輝かしい響きも魅力的。
ああ、そういえば今朝の「貯まりゆく未聴CD」の件、EMIのMahler ボックス16枚組を忘れておりました。進捗は4/16枚といったところだけれど、もともと単独で所有していたもの5枚分処分して入手したもの、テンシュテットの第8番はとうとうダブってしまいました。これはすぐ全部聴く予定。
◆2010年6月某日の反省
昨夜は久々左膝と両腕の診療とリハビリ、膝の要因はわかっている(10年前のスキー)が、両腕はストレスなのかな?原因不明。今朝もどんより曇って涼しいが最高気温は25度まで上がるらしい。さて、本日で自分担当分の提案資料は仕上げて次へ向かいましょう。
R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」作品35〜ジャクリーヌ・デュ・プレ(vc)/エイドリアン・ボウルト/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1968年)・・・彼女の逝去後発見されたセッション録音だったっけ?一発録りとか、別テイクはないとされるが、録音日程クレジットでは4月6,7-9日の三日間とされます。ワタシはこの作品を”ややつかみどころがない”と感じるが、この演奏は盤石の貫禄(これはボウルトの横綱相撲)+デュ・プレのヴィヴィッドで陰影深いチェロが素晴らしい成果を上げております。お蔵入りするような、ヤワな完成度じゃありませんよ。音質もよろしい。
◆2010年6月某日の反省
昨日は午前中諸雑務処理、昼から定例職場全体ミーティング、そのままチームの打ち合わせ詳細、営業数値の見込み、今月末に迫った行事の打ち合わせ、提案資料の進捗点検・・・結局、な〜んもでけてないような?挙げ句(定例になりつつある)職場ヴェテラン3人組(上司含)にて酒、ちょっとだけ、なんて大嘘、酒も罵倒合戦(仲良しだけれど)も止まらんのです。(出張手当実質大幅減で財政的に苦しい・・・)我が弱小チームの増員を検討して下さっている(異動してきたやつは、もうダメ、使えんとの判断にて)とのこと、昨年秋にも同様の動きはあったんだけれど、東京本丸よりストップが掛かってエラいことになったんです。今年は本丸トップが交代したし、大丈夫とのこと。
通勤音楽は、Haydn ディヴェルティメント第4番ト長調/第5番 変ホ長調/第6番ハ長調〜エミール・クライン/ハンブルク・ソロイスツ(1995-1997年)・・・弦楽四重奏作品1の4-6をそのまま弦楽合奏にしたもの。まだ4楽章制が確立する前の5楽章スタイル、悪くないが通奏低音など入れていただくといっそう雰囲気が出たかと。演奏は残響豊か、素直で瑞々しい弦第楽器による弦が美しいもの。激しいリズムとか目眩く色彩感!みたいなものとは無縁の達観した世界であります。Mozart クリソツの旋律出現するが、こちらがもちろん先達。
昨日締め切りのオークションは(うんと低価格だったし)2件落札有。2回×3週目、ウォッチ・リストも入ってなくて、いきなり締め切りで入札あったことには驚きました。追加出品しなくっちゃ。
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本日一日で、直接自分担当分提案資料は70%完了。もちろん日常諸処作業粛々とこなしつつ〜問題は、直接担当ではない資料のフォロー。前月も取引先商談直前(前日)突貫工事で資料仕上げましたもの。今月は大きな行事も別途あるし(その資料は自分担当分は早々に仕上げてある/全体コーディネートもしているんだけれど)、そのバック・アップも最終的に入ってくる可能性有。
通勤音楽は。Mozart 交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」+交響曲第40番ト短調K.550〜ハンス・グラーフ/モーツァルテウム管弦楽団(1988年)・・・この13枚組はもっともオーソドックな価値溢れる全集と思います。アレッサンドロ・アリゴーニ全集に意味を感じなくなって処分したのも、この全集入手の結末でした。特異なメリハリとか、テンポの揺れなど一切存在しない、バランス感覚+地味なサウンドが快いオーケストラ、表現。とくに「プラハ」がよろしい。ト短調交響曲にはちょいと色気が足りなくて、やや生真面目すぎで面白みが足りないかも。
◆2010年6月某日の反省
さて、いつものブルーマンディは曇って涼しい朝。今週諸お仕事宿題一気に完遂を目指しましょう。先週中にいくつか布石は打ってあるんです。昨日は、ご近所アマオケ演奏会へ。演奏技量云々喧しいことは言わず、たった今生まれたばかりの新鮮なる音響、実演の息遣いを愉しんだ、ということです。演目が好みだし、仮に自分の嗜好に合わないとしても必ずなにか発見はあるもの。
その絡みで、Dvora'k 弦楽セレナード ホ長調 作品22/チェコ組曲 作品39〜プラハ室内管弦楽団((p)1977)・・・2年ほど前、Dvora'kの管弦楽作品ばかり8枚セットで(オークションにてかなり安く)入手して、主要作品は揃えてあるんです。ややオンマイク、残響少なく潤いの足りない音質ながら、哀愁の懐かしい連続凄い名曲!前者は有名だけれど後者は(昨日演奏会の演目でもある)「CD持っていたっけ?」的縁の薄い存在でした。ノンビリとした田園風景と牧歌的テイストに溢れ、これはけっこう演奏に難しいものかも知れません。指揮者なし、プラハ室内管のアンサンブルは入念なものであり、民族的リズム感は天性のものと感じます。
Haydn 弦楽四重奏曲 変ロ長調/変ホ長調/ニ長調/ト長調 作品1-1〜4〜コダーイ弦楽四重奏曲(1991年)・・・1990年代全曲聴取を目指して7枚分辺りで挫折した一枚目。交響曲よりこちらのほうが自分の嗜好に似合っていて、清々しい旋律を誠実に、高潔に歌ってココロ洗われる思い。コダーイQは緊張感に充ちたアンサンブルで文句ないんじゃないでしょうか。全曲欲しいよう!既存7枚組、オークション@300ほどで売れるんだったら即買うんだけれど・・・最近動きが鈍いんですよね。不況か、それともCDという媒体が既に時代遅れとなったのか・・・
◆2010年6月某日の反省
お仕事は優先順と段取り、手抜き(=緩急)がポイントであって、午前中、いくつか諸作業(相手先ミスによる大トラブル・フォロー含)+チームメンバーへの提案書作成の基礎作業伝授済ませ、昼で帰宅いたしました。職場を出て即床屋へ。前回自宅側1,000円の店の親父のワザがどーしても気に喰わず、生涯理髪結果に一度も文句を付けたことはないが、髪型に関しては鬱々としていた数週間也。本日はご近所演奏会へ。来週も予定入っております。
吉越浩一郎「デッドライン仕事術ーすべての仕事に『締切日』を入れよ」(祥伝社新書)・・・ノウハウ本は絶対に買わない、と決めている(恥ずかしいことだ思う)が、これはノウハウ本に非ず。日本のホワイトカラーの非合理的ババ残業体質を一掃する素晴らしき啓発書です。リンク先アマゾンのレビューは予想通り(旧態とした言い訳に見える)。ワタシは若い頃から残業がキライ(原点は新人時代に朝7時から11時、一時は朝4時〜11時迄働かされことがある・・・)で、できるだけ残業せぬよう、そして営業になってからは外回りの時間を確保するため、作業スキルを上げるために腐心をしておりました。いつのまにか残業手当が付かない身分となったが、若い頃から残業申請をしたことはあまりなかった〜タイムカードがオン・ラインになってからは自動で付いたけれど〜当時の上司が締め日に気を遣って適当に残業時間付けてくれたこともありましたもの。
ここ数年、お仕事手順合理化を(少なくとも自分の回りでは)試みるようになり、挙げ句この大不況でしょ。昨年はとうとう「業務改革」にて表彰されました(ほんのジョーダンでっせ)。世間一般、心身疲労による精神的問題、経費問題(残業代、電気代)から”大残業”は×といった風潮になりつつあります。問題は集中力+お仕事段取り+スピードであって、作業分析して”そもそも論”〜やらんで良いお仕事の見極め(仕分け/廃止)、どうしてもこなすべき作業の分配、コンピューターを活用した合理化を図るということです。吉越さんのアプローチはほとんど同感できます。サラリーマンもヴェテランの域に達して、このような職場内の位置を占めるようなったことを(出世云々別に)幸せと感じます。
余談なる自分の経験だけれど、フレックスタイム後でも、お仕事問題中年は”遅く出てきて、だらだら残業”体質から抜けられませんもの。USBメモリでデータ持ち帰ったり、昨日だってトラブルの最終決着をケータイに報告もらったり、定時より一時間早く出たり、とかありますよ。でも、自分のお仕事をコントロールできる(突然の飛び込み用件+トラブルあっても)ことが大切なんです。特大トラブル(クライシス)発生すれば話は別だけれど。
もう一発、大鐘稔彦「外科医と『盲腸』」(岩波新書)・・・「孤高のメス」映画化なりましたね。見に行こうかな。おそらくはここ数年読んだ医療物中、最高の知的興味を以て集中した一冊。内容も凄いが、これが1992年の著作であること、つまり20年で現在外科医は世代交代し、医療界は荒廃し、おそらくはとんでもないことになっている、と類推できることです。日本人は異常に、あり得ぬほど「盲腸炎」(こんな病は存在しない)の手術が多い〜つまり、誤診が蔓延しているということ。もう”切らないこと”が医療界の常識になったんでしょうか。医術だけではなく、算術も手伝ってこんなことになったらしい。診立ての間違い、低い技術(それでも英語で論文書けばエラくなるのは過去のこと?)、開業医から患者を紹介される大病院ではその診断を否定できない(患者を紹介してもらえなくなるから)・・・
「エホバの証人」信者への「無輸血手術」の件も、外科医としての矜持を感じさせます。バブルの残滓があった時代でこうなのに、”失われた20年”を経、現代ではどうなったのか〜改訂版乃至続編が欲しいところです。(出ているのかな?)
Schumann 幻想小曲集 作品12〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)(1962年)・・・なんという豊満なタッチ、懐の深さ、暖かさ、それはすべて明確なテクニックに支えられ、浪漫が香るような演奏であります。比較対照にてイエルク・デムス(p)(1960年代後半)・・・13枚組全集の価値を否定しないが、この人には技術的洗練が不足していると思います。技巧のみ表層に流れることを評価しないが、ルービンシュタインのあとに聴くといかにも”香り”が足りない。若い頃にFMで聴いて以来の印象に変化はありません。
Beethoven 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 作品95「セリオーソ」〜コダーイ弦楽四重奏団(1990年代?)・・・「セリオーソ」って「シリアス(厳粛)」のことですか?徹頭徹尾、Beeやんらしい真摯で厳しい姿勢に充ちた驚異的作品!好き嫌いなど有無を言わせぬ説得力と、聴き手に集中力を強いる世界であります。交響曲がそのまま室内楽に凝縮されたテイストであり、第2楽章「アレグレット」の複雑な響き(Bach を連想?)に痺れました。演奏云々は聴き込んだ作品じゃないので、コメント不能。立派なもんだと思いますよ。棚中過剰在庫CD状態だけれど、まだまだ楽しみは残っている・・・
◆2010年6月某日の反省
この間の政権変動に興味ないわけでもないが、ひとまずは冷静に見ていこうと思っております。民主党も寄せ集めであって、見た目”旧態”とした政治屋的雰囲気の方々がけっこういらっしゃる。ものごとは一朝一夕に変わらぬし、前代未聞の不況(大企業の決算が上向いていることとは無縁)問題もあるでしょう。他にも書いたけれど、外交など継続性が必要なものは多々あって、ひとまずは引き継いで、順繰りと矛盾をあぶり出して中期長期に手直しをしていくしかないということです。民主党には政策通の実力者はたくさんいらっしゃる。
さて、当面の宿題は昨日で終了してるし、来週からの段取り付けて、我が新チームメンバーの資料作りの目処が立ったら昼で帰ろうかな?サイト定例更新も一本だけしかできていないし。マルセル・メイエEMI17枚ボックス無事届きました。←リンク先HMVより4,000円以上安く入手(2,356円)成。この人の明晰なテクニック、柔らかくも雰囲気たっぷりなタッチ、ワタシはChabrier/Stravinskyの2枚組をオークションにて処分し、全録音入手を決意したものです。ネットにてフリー音源もかなり拾えて、CD4枚分ほど別途自主CDに仕上げておりました。(ご迷惑にもオークション落札者に強制送付済)
17枚目、一番旧い音源を寄せ集めたものから拝聴。R.Strauss ブルレスケ(クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団1943年)/Milhaud スカラムーシュ(+ダリウス・ミヨー1938年)/Chabrier 気まぐれなブーレ(1929年)/牧歌(1925年)/Ravel 道化師朝の歌(1929年)/Poulenc 3つの常動曲(1925年)/Stravinsky ラグタイム(1925年)/Debussy 金魚(1925年)/de Falla 粉屋の踊り(1925年)/Albeniz ナヴァラ/スペインの歌(1925年)/Haydn ソナタホ短調Hob.XVI/34(1929年)〜マルセル・メイエ・・・軽妙で華やか、ほとんど夢見るようなニュアンスに溢れて、しかもしっかりとした技術に支えられて曖昧さは皆無。音質は時代を考慮すると、びっくりするほど良好。
◆2010年6月某日の反省
両腕のこわばり、痛み悪化しております。ここ数日出張続き、しかもノートパソコン持参していないので、キーボードマウスはほとんど使っていないんだけれど・・・特別に悪い病気でないことは血液検査ではっきりしているし、こうして日常生活にも不備はないが、不快であります。ストレス?全身運動の不足?本日、午前を休みにして通院して参りましょう。
昨日の出張移動音楽。(最近手抜き多くて、移動中音楽すべての言及できていない)Mozart 歌劇「救われしベトゥーリア」序曲 K.118/交響曲29番イ長調K.201/ファゴット協奏曲 変ロ長調K.191(ロレンツォ・アルパート(fg))/アンダンテ ハ長調K.315(コルデュラ・ブルワー(fl))/交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」〜コンチェルト・ケルン(2002年)・・・かなり”硬派”の古楽器アンサンブルであり、指揮者抜きで驚異的アンサンブルを実現しております。速めのテンポ、素っ気なくもサッパリとしたフレージング、超絶技巧〜響きが薄っぺらいことを前提としつつ、リズムはかなり過激であります。現代楽器によるふくよかなMozart も悪くないが、こんな演奏を聴いていると、時代の変遷をたっぷり、充分体感せざるを得ない・・・もちろん音質極上。
その、”現代楽器によるふくよかなMozart ” 交響曲第40番ト短調K.440〜フェリックス・プロハスカ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1960年?)・・・お気に入りの演奏であり、わりと良好なる音質だったので気付かなかったが、イヤホンで初確認するとこりゃモノラル?または広がりがほとんどないステレオ。録音年情報はどこかのネットにて拾ったものだけれど、真偽はっきりせず。先ほどの硬派古楽器演奏とは対極にあって、オーソドックスで充実したアンサンブルであり、瑞々しい情感を湛えた歌を感じさせます。指揮者の経歴から考えるとオーケストラはフォルクス・オーパーかな?
更にMahler 歌曲集「こどもの魔法の角笛」(全13曲)〜フェリックス・プロハスカ/ウィーン・フェスティヴァル交響楽団/モーリン・フォレスター(con)/ハインツ・レーフス(bbr)(1963年)・・・ジョージ・セル/シュヴァルツコップ/フィッシャー・ディースカウ盤(正規盤にて再)入手済みなので、それとの比較を狙ってのこと。久々の拝聴は、音質良好なこと(少々広がり強調しすぎだけれど)。二人の歌い手の入念なる表情付けは、けっしてジョージ・セル盤に負けない魅力有、ということです。プロハスカはこの作品を得意としていて、ロルナ・シドニー(ms)/アルフレッド・ポエル(br)の旧録音もあります。オーケストラはウィーン交響楽団なんだろうか?上手いもんですよ。
日本人は一般に、ワタシも例外なく声楽関係を聴く機会は少ないが、ようはするに”慣れ”、”聴き馴染み”の問題でしょう。ワタシはMahler の声楽作品だったらなんの問題もなく、堪能可能。
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耳鼻科は10時過ぎに終了したが、左膝と腕のリハビリは患者が混んでいて断念、なんとか午前中に出勤。中期的な宿題ともかく、当面、とにかく週明けに持ち越したくないお仕事100%完了。但し、就任一ヶ月の異動者の資料作成がはかばかしくありません。前の部署で3年の営業経験があるんだけれど、ほとんど使い物にならない・・・かも。東京本丸の会議にてなんどかご一緒して、それなりに発言もしていたんだけど・・・流儀やら、地域、取引先との関係などいろいろあるのかも知れぬが、基本は一緒ですから。それに、異動したら現地の流儀に合わせる、自分なりに努力してやり方を変革していく、というのは当然でしょう。
通勤音楽はMahler 交響曲第3番ニ短調〜エドゥアルド・ファン・ベイヌム/コンセルトヘボウ管弦楽団/モーリン・フォレスター(a)/アムステルダム・トーンクンスト合唱団/ツァングルスト少年合唱団(1957年ライヴ)・・・モノラル・ライヴ。オーケストラは驚異的にキラキラ上手い!トランペットの朗々とした響きは涙モン、ホルンの雄弁さ、木管の柔らかく確かな存在感・・・爽快なスケールを誇って、おそらくはヴェリ・ベストの感銘有。
明日も出勤です。
◆2010年6月某日の反省
これよりいったん(いつもより早めに)職場に出勤、小一時間諸作業の様子を見て金沢に向かいます。会議終了は夜6時頃予定。帰宅は遅くなりそうですね。ワタシはケータイを苦手としていて、それは精神的のみならず、純実務的にもアカンのです。転送されたメールを関係者に転送して処理しようとするのだけれど、HTMLメールは(読めるが)処理して転送指示不可、首尾良く職場内に指示できても、言葉足らずか?作業趣旨が貫徹しない。調査して質問出元に回答処理してくれ、ということなのに、ワタシのケータイに返答あるのみ・・・内容を点検してくれ、という意味かな?たしかに真偽怪しいものだったけれど。出先で詳細調査がかなわぬ故、在所のメンバーに用件転送しているのに、そんな内容を質問してくるアホもおります。育成せんとあかんね、40過ぎのサラリーマンでも。
昨日一昨日出張時音楽いくつか。Bach クリスマス・オラトリオ(第1部〜第3部)〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/モンテヴェルディ合唱団/ナンシー・アルジェンタ/ルース・ホルトン/アンネ・ゾフィー・フォン・オッター/オラフ・ベーア/ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ/アンソニー・ロルフ・ジョンソン(福音史家)(1987年)・・・凄いオールスターメンバー勢揃い。受難曲に比べて歓びに充ちた雰囲気が、いっそう好ましい作品也。声楽の充実は文句なし、古楽器アンサンブルは技術的に上々ながら素朴な味わいを強調したもので、これはちょいと時代を感じさせるかもしれません。結論的に、”ガーディナーだったら!”的意外と期待通り的感想で特筆すべき凄い演奏とは思えぬ・・・
Mahler カンタータ「嘆きの歌」〜サイモン・ラトル/バーミンガム・シティ交響楽団/合唱団(1983/84年)・・・(時間切れ)
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朝、誰もいない職場に出勤、小一時間、純実務的には八割くらい処理して出掛けたつもりだったが、夕方迄にいくつか懸案事項が残っていることに気付きました(というか、指摘されて気付いた)。なにごともスムースに、すべて上手くいくはずもない、体力的に少々シンドいが体調はそう悪くもなく、取引先との会議二発、無事乗り切ったが、宿題は膨大にいただきました・・・今週通院をサボっていて、明日も出勤なので午前中お休みをいただくか逡巡しているところ。それでも、お仕事消化は可能と思うが。
精神的にはややスッキリしない、一方でま、こんなものかな、とも思います。
今朝の続き、サイモン・ラトルは若い頃の録音をいくつか聴いていただけで、話題のベルリン・フィルとの録音なんて聴いたこともありません。「嘆きの歌」は少々つかみどころのないカンタータであって、以前よりワタシは苦戦しておりました。かなりわかりやすく、美しい旋律も頻出、声楽も充実しているのはお見事。でも、バーミンガム・シティ交響楽団って、弦が硬質であまり美しくないと思います。まだまだ聴き込みが足らんのですよ、ワタシは。作品の神髄を理解できていない自覚有。
Schillings(1868-1933) ヴァイオリン協奏曲イ短調 作品25〜エルネ・ロージャ(v)/アルフレッド・ヴァルター/スロヴァキア国立コシツェ管弦楽団・・・フルトヴェングラーの師であり、反ユダヤ主義者でもあったため、復活再評価は遅れている作曲家。後期浪漫の重苦しくも暗く、濃密甘美な旋律に彩られ、なかなか魅力的な46分也。そういえば以前「モナ・リザ」を聴いて似たよな印象を得ておりました。
ちょっと腕の調子が悪いので、この辺りでお休み。
◆2010年6月某日の反省
思わぬ順調なスケジュール消化にて、4時半博多発の新幹線にて帰阪。昨日は桜島を臨む風光明媚な某メーカー訪問、昼食はそこの材料を使った心づくしの中華をいただきました。夜は取引先のご担当(同世代の女性)+メーカー営業所長(これまた同世代)3人で、【♪ KechiKechi Classics ♪】読者よりお勧めのあった「分家無邪気」へ。鹿児島料理は繊細さという点で少々疑念ないでもなかったが、甘い味噌で煮込んだおでん絶品!サバの刺身は季節じゃないのでまぁまぁ(それでも大阪じゃ喰えんですよ)、枕崎のカツオ刺身は絶品でした。しかも安い!前日も呑んでいたし、女性もいらっしゃったので、あまり呑まず早々に店を出、皆さん鹿児島ラーメンを喰ったことがない、とのことなので、著名なる「こむらさき」を避け、「くろいわ」へ。コシのない無カンスイ細麺は賛否両論だけれど、ワタシは馴染んでおりますから。(但し15年ぶり)思ったよりサッパリとのことで意外と好評でした。
ホテルに戻ったのがなんと9時(健康的ですねぇ)、何故か予約のホテルは映画見放題のチケットサービスでして、ふだん見ない洋画のSFものなど拝見〜これが・・・「ターミネーターズ」〜噂のパチもん専門のアルバトロス映画か。おそるべき低予算、安易な筋立て、深みも展開もなにもなくて、だいたい肝心の「反乱を起こしたターミネーター」というのが屈強なタンクトップおじさんであるのが、トホホ的拍子抜け。2時間で脱力しきりました。ほんまの映画ファンはB級映画もとことん愉しむ!とのこと。
引き続き、邦画を選択して〜「ヅラ刑事」〜モト冬樹主演!●世界初の"スペシャル・ウィッグ・エフェクト(特殊ヅラ効果)"を採用!って、こんなおちゃらけ最高!2006年の作品だけれど、ウガンダ・トラも飯島愛も鬼籍に入っちゃったんだな。警視庁花曲署捜査一課の個性派集団のエエ加減さがタマらない!
明日は金沢です。
◆2010年6月某日の反省
6月となり、今月を乗り切れば2010年も既に半分経過、馬齢を重ねるたび、自分が生きてきた期間対比一年の比率は小さくなっていくから、まさに”光陰矢の如し”状態を実感いたします。本日明日と九州へ取引先と同行出張(深夜帰宅)、明後日は早朝より金沢へ出掛け会議2発対応(日帰り深夜帰宅)〜その資料完成は昨日夕方ぎりぎり(送付済)・・・いつもなら数日前、余裕で完成するんだけれど、今回は苦戦いたしました。昨夜はほっとして上司+お隣のチーフ(=昔からのお友達)と呑みに行ってしまいました。驚異の辛い物好き上司は25倍ラーメン(真っ赤な唐辛子粉末がベースト状になっている)17分で完食、その料金1,000円分をタダにしてもらって色紙を掲示。
DOCUMENTSの歴史的録音10枚組シリーズはほんまに興味深い音源満載であって、いったん歴史的音源を8-9割処分したのに、また再購入しつつあります。ダブりは出るんだけれど、安いし、珍しかったり、待望の入手だったり、いろいろ。Debussy 牧神の午後への前奏曲〜イーゴリ・マルケヴィッチ/フィルハーモニア管弦楽団(1954年)/夜想曲〜ピエール・モントゥー/ボストン交響楽団/バークシャー音楽祭女声合唱団(1955年ステレオ)・・・前者は初耳はもちろんだけれど、そもそもこんな録音があったのか?(EMI)状態。ベルグラード・フィルとのステレオ録音(←既に棚中に存在しない)は何故か出回っていたけれど、こちらオーケストラの技量は桁違い、明晰だけれど雰囲気のみで聴かせる演奏ではない。モノラルながら音質も良好。
ピエール・モントゥーの「夜想曲」は1961年英DECCA録音(ロンドン交響楽団)が有名だけれど、それには「シレーヌ」が含まれません。前年の「海」(こちらはモノラル)と並んで意外と知られていない、というか、入手しにくかった音源であって、リズム感の良さ、明快だけれど粋な雰囲気、オーケストラの上手さ〜三拍子揃った演奏であります。
本日、ノートパソコン持参しないので「音楽日誌」一日お休み。