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音楽日誌◆日々の反省◆日々の反省 2006年4月高知の寿司屋/シー・シェパードよ、許せ
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◆2010年4月某日の反省

いつもの早朝覚醒〜と云っても5時過ぎだから生活のリズムを崩すほどではない。風邪症状7割ほどの快復で、その代わり女房殿が寝込んでおります。症状が出た一昨日夜呑みに行っていたので不機嫌なこと・・・今朝、なんとか辛くもサイト定例更新。エエ加減ド・シロウト駄文だけれどいつもいつも大苦戦しております。それでも”ちゃんと音楽を聴く”といった基本線行為なので、できる限り継続いたしましょう。昨日は床屋さんに行っただけで、あとは自宅で大人しく養生+音楽を聴いておりました。

生来の飽き性(=三日坊主体質)故、お仕事はとにかくモウレツスピードにてさっさとこなす、やってしまう、そして忘れることを旨としております。趣味も同じ、この間の”パブリック・ドメイン音源による自主CD作成”も怒濤の如く数ヶ月継続し、そして沈静化いたしました(=飽きてきた)。CDを購入する行為と同じで、全部が全部感動を保証して下さるワケではない。自分の嗜好に合うワケでもないんです。きちんと棚中に保存してあるので、やがて”再発見”することもあるでしょう。CD焼き込み失敗(途中切れなど)をムリヤリ、厚かましくオークション送付時に(オマケで)紛れ込ませたりしていたけれど、最近は”成功CD”まで送るようになってきました。捨てるのは忍びないので。

Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜ヴァーツラフ・ターリヒ/チェコ・フィル(1949年)・・・超人気作品(ワタシも大好き)+定評ある歴史的録音は初耳。数種の録音が存在するらしいですね。かなり良好なる音質、ヴィヴィッドな躍動、颯爽とした旋律表現、チェコ・フィルの自信に溢れたアンサンブル・・・ローカル素朴な味わい深いサウンド、最高。唯一、繰り返しを実施していないのが不満でしょうか。先月だっけ?バーンスタインによる1953年録音の新鮮な演奏に驚かされたが、こちらの説得力も相当なもの。

自主CDだからフィル・アップ自由自在。Glinka 悲愴三重奏曲 ニ短調・・・それこそ大量にデータ処理をした挙げ句、残った(CD収録しきれなかった)データなので既に演奏者情報紛失。ようやくThe Soni Ventorum Wind Quintetの演奏(1979年)であることを確認出来、クラリネット、ファゴットとピアノの素敵な作品です。更に同じ演奏家、同じ時期の録音であるMartinu フルート、オーボエ、クラリネット+2本のファゴット、ピアノのための六重奏曲も収録しておきました。

通常ではなかなか聴く機会の少ないものですから。では、元気で出勤してきましょう。良い天気です。


◆2010年4月某日の反省

祝日。いよいよGW開始だけれど、ワタシはお仕事都合で明日通常勤務、明後日も出勤となります。おおよその目処は付いていて土曜出勤はなしでも行けそうなんだけど、お留守番ですから。風邪はかなり癒えて、昨夜は職場一同で呑みにいってしまったが、温泉行き予定だった女房殿が発熱で中止になりました。昨夜締め切りだったオークションは一件のみ入札有、なんのことはない「親父りゅうさん」でした。ご家族を気遣っての休職中ご苦労様。凄いヘヴィ・オークション・ユーザーだったんですね。知らんかった。

Archiv 22cds 4778735昨日途中になった、ジョン・エリオット・ガーディナーの件、声楽陣が充実していて、合唱の透明なる洗練はもちろんだけれど、ソロの表情付けニュアンスの細かいこと!そして器楽アンサンブルは颯爽としてあまりにスムースなリズム感。日常座右に置いて、判断基準の標準として盤石の価値なのでしょう。リューシンクは全集だからガーディナー録音分とすべて比較対照可能、これぞ音楽の愉しみ。

通勤音楽は、Brahms 混声合唱、管楽とティンパニのための「埋葬の歌」 作品13/Mendelssohn 3つの教会音楽 作品23より第3曲「われら、人生のただ中にありて」/Brahms 運命の歌 作品54/交響曲第1番ハ短調〜ジョン・エリオット・ガーディナー/革命的浪漫的管弦楽団/モンテヴェルディ合唱団(2007年)・・・おお、これはライヴなのだね。「運命の歌」以外の声楽作品は初耳、先のBach 同様声楽の深遠さ、洗練の説得力に目眩がするほどの感銘有。ワタシは不信心罰当たり無神論者だけれど、宗教的敬虔はたしかに受容可能であります。とくに「埋葬の歌」に於けるトロンボーンとティンパニは声楽を際立たせる説得力抜群。

交響曲は、小編成かつ素朴な味わいを想像していたけれど、なんのことはない、荘厳壮麗なるスケールを誇って、独墺的伝統がっちり継承して驚かされました。各パートは現代楽器ではないだろうが、Bach 時代のものではない、近代に向かう変遷なのでしょう。近現代高性能オーケストラのキレとはもちろん異なるが、古臭さ皆無。個性あるサウンド(ナチュラル・ホルン最高)として”現役”であります。技術的洗練はここまで極まった!的感想であります。鮮度抜群。


◆2010年4月某日の反省

まだ体調ぐずぐずしていて、しかも深夜途中覚醒、小一時間ほど起き出してボンヤリ、再度眠りました。いつもの時間に起床してちゃんと朝食も摂ったが、できれば休みたいなぁ、これは世間のサラリーマン諸兄皆いっしょじゃないか。ま、天気もよろしいようだし、駅までしっかり速歩して通勤いたしましょう。女房の母親姉が親戚のつてで秋田「玉川温泉」にて湯治しているそうで、自分も行きたいとのこと。行ってきたらエエでないの。でも、遠いよ。交通機関は混んでいるだろうし。自分はGW中、家でゆっくりしましょう。

昨日のBach の”上手い/ヘタ”の件関連少々。カンタータ第80番「われらの神は堅き砦」(宗教改革記念日用)/第82番「われは満ち足れり」 (マリア潔めの祝日用)/第61番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 (待降節第1主日用)〜ペーター・ヤン・リューシンク/オランダ・バッハ・コレギウム/ホルトン(s)/ブヴァルダ(ct)/ショック(t)/ラムセラール(b)/メイヤー(v)/フランケンバーグ(ob)/ヴァケルカンプ(vc)/マンス(or)(1999年)・・・BRILLIANTがBach の全集を企画するにあたり、リリング辺りの借り音源交渉不調に終わって、急遽一気に自主録音した全集から。ワタシはプラケース全集を揃え(凄く場所取りであった)、全部聴き終える(開封する)前にオークション処分し、改めて155枚スリム紙パック全集を再購入したものです(既存ダブり音源処分だけで、財源はできました)粗製濫造の感は少々あって、とくに声楽関係の不安定なことへの指摘は多かったと思います。

それでも、この感動に微塵の疑念はない。音質がよろしいこと、オランダ古楽器奏者が達者な技巧を披瀝して下さること、声楽だって素朴で敬虔な雰囲気を醸し出していること・・・先日、ジョン・エリオット・ガーディナーのARCHIV時代のBach 22枚組が英国より届きました。その11枚目、待降節第1主日用カンタータ第61番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」/第36番「喜び勇んで羽ばたき昇れ」/第62番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 (1992年1月録音)・・・(時間切れ)


◆2010年4月某日の反省

肌寒く雨模様。んもうエエ加減にすっきり暖かくなってくれんか。昨夜映画「おくりびと」テレビにて2回目の拝見だけれど、北海道出身の自分としては雪景色に胸がきゅっ!とするんだけれど、二度とそこには住みたくありません。なんせ、冬の厳しさ、ツラさを熟知しておるので。ややラストが安易なツメなんだけど、細部日本人の心情、自然と四季、元喫茶店の自宅、LP、怪しげな会社の建物、音楽、すべてが素晴らしい。ヒロスエはあまり評判よろしくないみたいだけれど、まぁ、フツウっぽくてよろしいかと。体調は六割ほどの快復?このまま素直に、一直線にて日常生活に戻れることを祈りましょう。

姜 尚中「ニッポン・サバイバル」(集英社新書)・・・なんと数ヶ月ぶりの読書。テレビで拝見してもこの人の眼光はただ者ではなく、発言発声には知性に溢れ深みがある。内容は平易であり、読者の声に応じて自分の身近な友人の例を引きながら、人生のあり方過ごし方、社会問題(戦争原因など)を説得力ある珠玉の言葉が連続します。ほとんど、そのまま自分の生活に違和感はない。ちょっとだけ補足すると、人の不幸な状況を見て自分のフツウに幸せを感じることはちょっと違う、とあった件。その通り「他人の不幸は蜜の味」的発想は不健康だと思うが、自分の置かれた状況を客観的に見る大切さ、というのはたしかにあると思いますよ。

卑近な例で恐縮だけれど、職場でいろいろと問題を起こすメンバーほど「自分が一番仕事が多い、忙しい」と思い込んでいる、ということです。客観的に見れば、おそらくは一番ラクなんだけど、自分で自分の(要らぬ)仕事を増やしたり、忙しい”フリ”をまわりに見せたかったり(電話が来たら「いやぁ、もう忙しくて!」と嬉しげに〜)ということですよ。ワタシはかなり以前に「人生を半分降りる」を精神的モットーにしていて、そこそこに充実したお仕事、若い人を育てることに傾注して、苦しくも理不尽な”作業”をいかにラクにするか、日々全力で改善取り組んでおります。ちなみに、”いやぁ、もう忙しくて!”の重役出勤人(重役に非ず/出勤スタイルのみ)は既に異動しておるんだけれど、イヤミなワタシは電話で「お忙しいでしょ」とヨイショされたら、”いやぁ、ヒマでヒマで。いまも居眠りしてました”と(どんなにパニック的お仕事立て込んでいる最中でも)そう応えることにしております。

Bach 音楽の捧げもの〜ヘルマン・シェルヘン/ベルリン放送交響楽団(1949年)・・・これに言及しようと思ったら、時間切れ。

一日中、風邪症状にてぼーっとしつつ粛々と上司用会議資料作成+GW明けの自分の出張会議資料+通常のサイクルのお仕事、というか作業消化。夕方、体調最悪なまま通院へ、病院のハシゴ、小雨模様でどこも空いてましたね。点滴して、リハビリついでに首のマッサージしていただいて、体調回復傾向へ。そういえば今朝、小雨模様だから、と、我がマンション前のバスを待ったが、なかなか来ない。

ようやく到着したら、渋滞ですよね、こんな日は。いつもだったら10分ほどで駅まで到着するのに、30分以上掛かっちゃう。なんやかんやでずいぶんと遅くに職場到着・・・でも、9時10分前ですけど。雨の日はバスはあかん、と理解いたしました。

今朝の「音楽の捧げもの」・・・ベルリン放送交響楽団(リンク先 Offerta musicale - BWV 1079 で検索して下さい)って、いったいどの団体か知らぬ(だって旧西ベルリンだったらRAIS響だし)が、技術的にかなりヤバいですねぇ。リズムが柔軟ではない。やや四角四面、ヘルマン・シェルヘンは舞曲としてのバロック音楽ではなく、まるで現代音楽に対峙するように冷静に、真面目に奏しております。音質はそう悪いものでもないが、現代古楽器演奏の主流は軽快にハズむようなスタイルでしょう。そして、滅茶苦茶上手い!

残念ながら、この音源は資料的価値しかないでしょう。残念です。時代は変わりました。


◆2010年4月某日の反省

二日間寝たきりで一歩も外出せず、月曜を迎えました。ここ最近”ブルー・マンディ”症状はないんだけれど、さすがに出て行くのは億劫な感じ。既にノーミソ中では締め切りを迎えているお仕事消化シミュレーションが始まっていて、少々の鼻水なんのその!〜そんな意気込みで出勤いたしましょう。世の中にはもっと苦しい人はいくらでもいる。自分なんてゆるゆるサラリーマンでっせ。運動不足で腰がやや鈍く痛むが、これは最寄りの駅まで速歩で克服予定、左膝は引き続きかなり良好です。

某サイトの記事に影響され、F.Couperin のクラヴサン名曲集〜 キタイロンの鐘 /恋のうぐいす/テイク・トゥック・ショク/フランス風フォリア(ドミノ)/パッサカーユ/昔の偉大な吟遊詩人たちの年代記/神秘な障壁/善男善女/陰鬱/尼僧モニク/戦利品〜ロベール・ヴェイロン・ラクロワ(cem)(1966/67年)・・・1990年代初頭1,545円にて購入した国内盤であり、当時、新しい音楽との出会いに燃えていた若き日の記憶鮮明に蘇ります。仏蘭西ノイペルト社の現代楽器が華やかに鳴り響くが、微細なる音色の描き分け、刻々と変化するニュアンスの妙に息を呑むばかり〜すべての旋律は馴染みであって、独墺系バロックとは個性の異なる自由なテイスト堪能可能。ヴェイロン・ラクロワ自身による題名の読み上げも含まれ、往年の巨匠(1922年〜1991年)の声を拝聴できるのも貴重でしょう。

先のブログに引用される「神秘な障壁」は不思議な味わい、多彩な響きに痺れました。

つい先日、F.Couperin のクラヴサン名曲集をフランシス・デ・ラレード(cem)にてネットよりダウンロード・・・それなりに愉しんで聴いていたけれど、じつは作品名の和訳さえしていなくて、自分の音楽に対する不遜さを反省するばかり。音質は悪くないが、同じ現代楽器ながら、ヴェイロン・ラクロワのニュアンスの変化に追いつかないことだけは理解できました。

熱はないのでなんとか一日保たせたが、気分はよろしくない。スッキリしない体調。お仕事テンションとしてはあまり変わりません。先行き、ちょっとだけムズかしい宿題を上司よりいただいたけれど、それ以外は事前に準備していた通りのお仕事進捗状況であります。そういえばもう月末〜土曜は出勤なので、サイト更新の段取りを考えましょう。

音楽の落ち穂拾い。Dvora'k チェロ協奏曲 (カラヤン/ロストロポーヴィチ)KAISER DISKS(DG録音の海賊盤) KC0023Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調〜ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1968年)・・・これは掛け値なしに凄い完成度の演奏であって、中学生だったワタシはすっかり痺れてしまいました。ロストロポーヴィチ41歳、まさに脂がのりきった乗り切った時期に、60年代後期絶頂期のカラヤン/ベルリン・フィルが完璧に洗練されたバックで支え・・・というか、ほとんど両者火花を散らすように拮抗した緊張感が息詰まるほど。国籍不明駅売海賊盤(当時600円!)でも音質極上であって、爾来なにを聴いてもこれが基準であって、競合するのはロストロポーヴィチの旧録音のみ。彼のチェロは少々お下品に色気がありすぎる、というのも一理ある論評だけれど、こうして久々の拝聴はあまりの説得力に声も出ないほど・・・参りました。降伏。

申し訳ないが、ジョン・ミシェルはんとは天と地ほど違います。

今朝言及した、F.Couperinの件、「L'Art de toucher le Clavecin」というのは「クラヴサン奏法」と訳すのですね。「des Pieces de Clavecin」は「クラヴサン小品集」か。 Bach 辺りのがっちりと構築された作品に比べると、ずいぶんと自由な雰囲気であります。先にロベール・ヴェイロン・ラクロワの入念変幻自在なる演奏を聴いていたせいか、やや表現が平板、現代チェンバロの色彩の変化も期待したほどではない。でも、こうしてネットからフリーで新しい音源を拝聴可能とは〜エエ時代になったものです。

EMIのMahler ボックス入手を視野に既存ダブり所有分を処分オークションは、ラスト駅売海賊盤の「子供の魔法の角笛」に入札があって、無事当初の目的を果たしました。自分なりのケジメというか、精神的な問題なんですけど。


◆2010年4月某日の反省

天候不順にて風邪に襲われております。主たる症状は鼻水盛大。どこにも出掛けられません。そろそろ連休が始まって、その前の詰めたお仕事締め切りとGW明けいきなりの出張会議打ち合わせ準備で休むわけにもいかぬ・・・オークションは全然ダメで昨夜一件のみ落札有。逆に某思い入れのあるCD(幼馴染みの演奏)を見掛けて落札してしまって・・・そのあと、ちょっと後悔が〜なにやってんだか。

自分の縄張り外なんだけど、オーディオの件少々。数日前、クリップスのMozart に感心いたしました。ポータブルCDプレーヤーのイヤホンで聴くと、なんとも柔らかいコンセルトヘボウのサウンドが快い。帰宅してディジタル・アンプにて再確認(これはスピーカーで部屋に鳴らしました)すると、ちょっと印象が変わります。悪くはないがややサウンドに香りが抜けてしまった感じ。自主CDの話題で恐縮だけれど、ヴンタートゥーア・コレギウム・ムジクムによる2003年ライヴ、Bruch スコットランド幻想曲(ベンジャミン・シュミット(v))は、イヤホンで集中すると、細部入念なる描き込みが素晴らしい。音質もそう悪いものではない・・・

これも、しばらくして部屋のコンポで再確認いたしました。ところが先日の好印象が蘇りません。まず、音質が全体にどんより曇った感じ(.mp3→.wavファイルにデコードしているからあたりまえ)、ソロはそう悪くないがオーケストラのリズム感いまひとつ。ディジタル・アンプだから悪いとか、良いとかではなくて、音源との相性なんじゃないか(自分の耳のエエ加減さはさておき)。コンセルトヘボウの香りが抜けるのは困りものだけれど、一般に歴史的録音などはエエ感じで鳴るんです。

Mozart  嬉遊曲ニ長調K136/変ロ長調K.137/ヘ長調K.138/ニ長調K.334(フローリアン・ヘイエリック/マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団)今朝、久々Mozart 嬉遊曲ニ長調K136/変ロ長調K.137/ヘ長調K.138/ニ長調K.334〜フローリアン・ヘイエリック/マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団(2002年)・・・BRILLIANT全集のバラ買いであって、今となっては安いんだか高いんだかビミョーな入手でした。4年前の自分は「現代楽器」と結論付けているが、はたしてそうでしょうか?ノン・ヴィヴラートによる目の覚めるようなアンサンブルであります。素直で飾りの少ない表現であって、名曲をヴィヴィッドな躍動にて表現して下さって満足至極。

我がディジタル・アンプとの相性は最高でしょう。クリアで収録会場の空気が感じられる、鮮明なもの。


◆2010年4月某日の反省

お休み。季節外れの寒雨中出張で風邪ひいたみたいで、症状は頭痛と鼻水であります。これじゃ、また週末引き隠りだな。今朝、左足が痙って目覚めました。時々こんな症状あるんです。せっかく早く起きたので、なんとかサイト定例更新追加、最近アリバイ更新状態いや増して顕著であります。

ここ数日音楽の落ち穂拾い。Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル/合唱団/マティス(s)/ゾッフェル(ms)(1981年)・・・話題のライヴ(1989年)ではなくて、もともとの全集より。壮絶な集中力とメリハリを誇って、悲痛なほど。合唱が崩壊、音質が悪い、とのユーザー・レビューも存在するが、そうだろうか?音質の件は、たしかに収録音量が低いし、オーディオを選ぶかも知れません。アンサンブルの件はなんども言及したとおり、細部神経質に整えた方向のものではない。オーケストラの響き、やや薄く感じるのは録音印象かも。

Spohr 九重奏曲ヘ長調 作品31/八重奏曲ホ長調 作品32〜ナッシュ・アンサンブル(1979年)・・・メモによると2005年に2,530円にて入手(6枚組)とのこと。当時は未知の作品への意欲溢れていたなぁ。弦楽に木管+ホルンといったやや大柄な室内楽であって、旋律の楽しさ、響きの多彩さは出色であります。マンハイム楽派〜我らがMozart 辺りの音楽は大好きなんです。CDを集め始めた1990年代は作品入手に苦労したものだけれど、やがてNAXOS、ARTENOVAの登場〜そして21世紀に至ると安価入手は容易になりました。それと反比例するように聴き手の意欲が減退するとは・・・

お気に入り作品をネットでダウンロードして自主CD化、今朝はScarlatti ソナタホ短調 K.87・・・哀愁の旋律がいくらでも浪漫に表現に振ることが可能でして、古今東西のピアニストのレパートリーになっております。これを、K.E.イェンセン、S.コーシュ、N.トロッタ、L.ヴェルフ、各々4種のピアニストにて連続収録。イェンセンのが一番テンポが遅くて5:47、コーシュは3:45、どれも音質良好、個性の違いをタップリ堪能いたしました。


◆2010年4月某日の反省

昨日の金沢出張は思い通りというか、逆に拍子抜けするほどにスムースな商談〜新規メンバーの紹介も無事終了。なんとなく彼は大丈夫じゃないか、といった予感あります。下期に向けての良い情報もありました。肌寒い雨模様で、来週からGW?と訝しく思えるほどの異常気象続きます。とんでもない冷夏になるかも。昨夜、遅くにアリバイ執筆してサイト定例更新、一本のみ(いちおう)実施しておきました。音楽に対する集中力は失ったまま・・・自分の実務作業+新規メンバーへの引き継ぎ指導で2倍疲れております。

昨日、移動中音楽。Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」/「春の祭典」〜エルネスト・アンセンルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1957年)・・・アンセルメのラスト録音はニュー・フィルハーモニア管弦楽団との「火の鳥」(1968年)だったが、もう少し元気だったらこの作品も再々(々?)録音したことでしょう。やや不自然なほど各パート分離した鮮明な音質(奥行き感は足りない)は、あまり上手くない、細部ちゃんと弾けていないオーケストラの各パートを味わい深く捉えております。こんな技量だったら、現代ではおそらく通用しない。でもね、リズムのツボは押さえてあるというか、サウンドになにやら華やかさを感じさせたり、打楽器群がけっこうな迫力だったり、で、なんとも愉しめる演奏だと思います。ニヤニヤしながら聴いておりました。

Chopin マズルカ(全曲/半分聴取)〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)(1965/66年)・・・マジック。馥郁たる香気漂います。テクニックを基本として、この得も言われぬ優しい、暖かいふくよかなタッチは、ぽっと出の若者にはマネできんでしょう。こんな太古録音ばかり聴いていても仕方がないんだけれど、たしかに凄い存在感なんです。

では、行ってきます。

本日もようお仕事しました。ちょっとやっつけだけどね。とにかく一週間終わり、疲れました。通勤音楽は、PHILIPS 426 063-2 購入価格失念 おそらく1280円ほどMozart 交響曲第31番ニ長調K.297「パリ」+アンダンテ/第35番ニ長調K.385「ハフナー」/交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」〜ヨーゼフ・クリップス/コンセルトヘボウ管弦楽団(1972〜74年)・・・これは原点だな、自分の。1990年代初頭、交響曲第21番以降CD6枚分を集めたものです。おそらく壱万円は掛かっている・・・なんと柔らかく、暖かいサウンド。節回しにムリムリなクセがなくて、どこにも力みはない。優しく、素直に歌ってコンセルトヘボウとの相性は最高。「パリ」はおそらくヴェリ・ベストでしょう。ちょっと表面的な効果を狙った作品かな?と考えていたけれど、クリップスの手に掛かるとスッキリと作品の神髄がちゃんと見える・・・けっして慌てない、極上のバランスであり、細部迄楷書の表現、生真面目だけれどデリケートなんです。無条件幸福。

もう一本、Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調〜ジョン・ミシェル(vc)/伴奏オーケストラ不明・・・今朝の更新ネタじゃないが、なんでもかんでもネットで音源は拾えるものですね。これが驚くほど上手い!系統としてはロストロポーヴィチ系、少々お下品なる色気さえ感じさせるヴィヴラートであります。ゆったりめのテンポ、スケールも大きい。バックはそれなりであって、各楽章かなり音質が異なるのも一興でしょう。(最終楽章はかなりオン・マイクで粗雑な音)

ゆっくり、週末の休日を愉しみましょう。


◆2010年4月某日の反省

昨日、新規メンバー職場に参入。なんのことはない、東京本丸会議にていつもお隣に座っていて、親しくお話ししていたやつ〜いつもながらワタシは名前と顔が一致せんのです。一日中掛かって、断続的に打ち合わせというか、引き継ぎというか、説明をして、ちょろり実務作業もしていただいて、夜そのまま歓迎会。そうとうの酒好きであり(東北人)、やや滑舌が悪いが、気骨ありそうです。これより朝一番の特急サンダーバードにて金沢へ商談同行、というか早速ご挨拶に出発。

そんなこんなでサイト更新ままなりません。明日、定例更新日だけれどおそらく不可。昨夜締め切りのオークションは2件売れ残って、あとは狙い通りの落着となりました。BBSにも書いたけれど、EMIのMahler ボックス入手を視野に既存ダブり所有分を処分したもの。でも、テンシュテットの第8番は如何ともしがたいが。


◆2010年4月某日の反省

昨日は小雨模様だったが、本日は春らしい暖かい天候らしい。新メンバーを迎える日だけれど、おそらく顔見知り(会議にて数回顔をあわせているはず)なんだけど、ようやく現物確認できます。昨日、6月末までの作業スケジュールを組み立ててみたけれど、悲惨だなぁ、大丈夫か?皆、保つか?物理的な問題ではなくて、質的な意味で。馬車馬のようにド残業して消化するべき、そんなことではなく、ノーミソ前頭連合野にたっぷり汗かいていただくべき創造的なお仕事〜そう感じて下されば幸いなんだけど。

アマオケホルン吹きの音盤中毒日記」は、おそらくはワタシと同世代、まだお子様を養いつつハードなお仕事毎日(凄い残業+お休み少ない)+アマオケでの活躍という凄い日常がワタシと大違い。沼響のHPの聴き比べコラム連載の執筆は、驚くべき質と量だけれど、Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調の連載始まりました。この第1回目が涙モン・・・1970年頃ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/モスクワ放送響(ラジオ交響楽団ってLP表記だったような?)が話題になっていたこと、子供にとって当時の2,000円LPがとてつもなく高価であったこと、モノラルもステレオも知らず、歴史的録音の意味合いもわからず、メンゲルベルク/ベルリン・フィル(1940年)の1,200円盤を購ったこと・・・それでも200円は予算オーバーなので交通費を浮かして歩いて帰宅したこと・・・って、ほとんど自分の青春そのものじゃん。

で、さっそくネット音源を探すと、コンセルトヘボウとの1928年録音が出て参りました。(早速ダウンロード→自主CD化/時代は安易に遷ろいました)交響曲第6番ロ短調「悲愴」(1941年)は以前から聴いていて、そのあまりに自在なテンポの動き、濃厚なるあざとい表現を敬遠気味でありました。こちら1928年太古録音は思ったより音の状態はずっとよろしいし、”あまりに自在なテンポの動き、濃厚なるあざとい表現”その評価そのまま、ぴたりと決まって聴き手を一気に引きつけました。凄いですねぇ。こうだから、歴史的録音は止められん。


◆2010年4月某日の反省

本日で営業実績月次締め、予想以上に数値悪く、翌月予測もいっそう厳しい。現在、4ヶ月先の商談、5ヶ月先の準備をしていて、動きが出るのは3ヶ月先か?負の遺産を引きずっての新年度開始であります。我が弱小チームの新規メンバーは本日住居転入、明日初出勤+歓迎会、明後日早速金沢同行出張(挨拶のみ)となります。自分はけっこう精神的には追い込まれているが、お仕事宿題そのものの遅滞やらトラブルはない(はず)から、なんとかなるでしょう。昨日、上司との相談でGW中一日分を休日出勤としました。なんせ、5/6いきなり朝から出張(二日)なので。GW前というか、真っ最中にお仕事締め切りが連続するので。

Mahler 交響曲第3番ニ短調第6楽章〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(1979年)・・・相変わらずの摘み聴き、ちょろ聴き反省だけれど、時間的精神的集中力の余裕がないので仕方がない。これで先月と併せてようやく全楽章聴了。胸がヒリヒリ痛むような入魂入念の歌と推進力に溢れた終楽章であって、緻密精密神経質にアンサンブルを整えることより、情感を優先させて音楽は悲痛です。ティンパニの迫力壮絶!イヤホンで確認すると広がりが不自然に狭いこと、音質に鮮明さが不足する(時代の期待に及ばない)ことは確認できました。音楽はほんまに嗜好の世界だな。

Hajime Teri Murai/Peabody Symphony Orchestraは、Mahler 交響曲第9番ニ長調をダウンロード。(2回目のセッション)第4番、第1回目の第9番のファイルには一部不備があるみたいです。CD一枚に収まらないので、フィル・アップ音源を探していてScottish Sinfoniaのサイトを発見。部分楽章しかダウンロードできぬが、フィルアップには充分でございます。初耳団体の音を聴くのも楽しみのひとつ。

周りから見れば、いつものように淡々とお仕事こなしているように見えるかも知れぬが、どーにもノーミソの動きが鈍い時もあります。人並みほどにはやっている(つもり)なんだけど・・・週末は異様に混んでいる耳鼻科の狙い目は本日ということで、早々に職場を後に。明日より新入メンバー登場です(即日歓迎会)。本日、電話が来ておりました。さて、どんなドラマがあるのか。今週分、サイト更新用原稿は一行たりとも執筆着手できず、明日締め切りのオークションも動きは鈍い・・・それがどーした!

今朝方ちょろり言及した、Scottish Sinfoniaの件、実際ダウンロードして聴いていただければ良いが、Mahler 交響曲第4番ト長調第1楽章〜指揮はニコル・マットル(1996年)・・・残響豊かなオフ・マイクサウンドで、収録音量が低いんだけれど、おそらくはリアルな優秀録音なのでしょう。雰囲気はあるんだけれど、さほどに上手いオーケストラではない、というか、この作品はかなり根性入れてメリハリ個性を主張しないとフツウな印象になりがちなんです。ややリズムはダルな感じ。アンサンブルもイマイチというか、サウンドに芯を感じさせない。

Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版全曲)〜エド・デ・ワールト/シドニー交響楽団・・・CDでは入手困難みたいですね。ヴィヴィッドな色彩感、暖かくも厚みのあるサウンド、リズムのキレ迫力も充分であって、数多い録音中屈指の名演奏であります。幻想的スケルツォ 作品3も、じつはこんな名曲であったのか!と再認識させて下さるもの。1995年〜2004年迄が在任期間なので、その辺りの録音でしょう。

DECCA 467 818-2  8枚組総経費込みで3,800円ほどStravinsky 詩編交響曲〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団/ローザンヌ放送合唱団/ローザンヌ・ジュネス合唱団(1961年)・・・ワタシはこの辺り、アルカイックで端正な作風は大好きです。いやぁ、それにしても・・・ヘタクソなオーケストラですなぁ、んもうヘロヘロ。現在だったら絶対に商用の録音として成り立たんでしょう。アンセルメの8枚組は、その辺りメカニックの弱さも含めて確認したかったもの。じつはけっこう好きなんですよ。整っていることが、音楽の価値すべてではないのは自明の理。


◆2010年4月某日の反省

さて、数日後に新しいメンバーを迎える区切りの週、自分が実務作業的に努力をすることと、新しいチームワークを作っていくこととは質的な違いがあります。誠実で正直であることを願いましょう。社会人としての生活リズムや、お仕事パターンは40代も中盤に至れば変えることは難しいかも。本日は暖かいそうで、昨日久々のスポーツクラブ後遺症もなく(どこも痛くない)、よく眠れました。

クララ・ハスキル10枚組より、Mozart ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415〜フェレンツ・フリッチャイ/RIAS交響楽団(1953年)・・・ルツェルンとのDGスタジオ録音(弦楽のみ)が有名であり、LP以来の再会みだけれど。これは初耳。音源状況がよろしくない?のと、かなり音をいじって広がりを付けたみたいで、妙な金属的残響が無遠慮に響いてせっかくの彼女のニュアンスがちゃんと伝わらないのが残念。ちょっとガッカリです。

Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜Hajime Teri Murai/Peabody Symphony Orchestra(2002-2003 Season)・・・テンシュテット全集の再聴も果たしていないのに、こんなネット音源で自主CDばかり聴いて寄り道三昧。村井ハジメと勝手に訳していたけれど、”Teri”が入っているから日系の米国人かも。音質良好のライヴ、全体にじっくり遅めのテンポ、細部明快な響き、茫洋としたスケールもあって聴衆の受けもよろしいようだけれど、例のトランペット・ソロはあちこちで破綻しております。アンサンブルのテンションやら、リズム感も少々鈍いかも。なんせ、好き嫌いはともかく、もっとも回数を聴いているのがジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1970年/正規盤入手済)だから、オーケストラの圧倒的技量の不備は気になるものです・・・しかし!

これって、やはり自分の原点じゃないの?大不況デフレ・スパイラル激安廉価盤時代+(似非)金満中年(=ワシ)だったら、いくらでもCD買えるようになりました。限られた狭い条件の中で、まず”作品をちゃんと味わう”〜歴史的名演!云々なんて100年早い、とかなんとか言いつつ音楽聴いて40幾有余年経過、CDR原価20円+ネット無料音源で亜米利加の日常的な演奏会風景を愉しめるなんて〜ちゃんとした音質(かなり良好)にて。

今朝は、同じ演奏家にて、Mahler 交響曲第3番ニ短調〜第5/6楽章(2001-2002Season)再聴。誠実な演奏には、著名録音に負けぬ感銘がちゃんとありました。

では、行ってきます。

PHILIPS 9549 これは処分済いつもの月曜日、忙しいような、ヒマなような、かなり大きなトラブルあったような、粛々とクリアしたような・・・で、チームメンバーとちょっとだけ呑みにいきました。でも、8時には帰宅してましたよ。通勤音楽はBeethoven ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」〜アルトゥール・グリュミオー(v)/クララ・ハスキル(p)(1957年)/Mozart ピアノ・ソナタ ハ長調K.330〜ハスキル(p)(1957年)・・・もともとPHILIPS録音、前者はネットでも拾える音源だし、ダブるし、で、あらかじめ正規盤を処分しておきました。

モノラル録音だけれど、音質かなり鮮明だし、やや広がりも加えられて聴きやすい。かりっとして歯切れの良い、明るいヴァイオリン。しっとりそれを包み込むような暖かいピアノ。ワタシはこの作品大好きです。ピアノ・ソナタも静謐で落ち着いて絶品でした。


◆2010年4月某日の反省

なぜかかしゃっくりが止まらず、全然眠れず、明け方うとうとしたのみ。これより数ヶ月ぶり、女房殿とスポーツクラブへ行くことを決意。左膝もかなりよろしいし、両腕の疲労も全身運動が重要じゃないか、と思いまして。ま、眠れぬのみで体調は悪くないんです。オークションは昨日締め切り分2件、ぴくりとも動かず(もうあきらめました)。来週締め切り分はけっこうリキの入ったアイテムなんだけど、ようやく2件目入札があったところ。苦戦続き。ま、人生そんなにすいすいと思う通りいくものでもないでしょ。

CONIFER CDCF175 たしか個人輸入したもの/価格失念Ireland ピアノ協奏曲 変ホ長調〜キャサリン・ストット(p)/ヴァーノン・ハンドリー/ロイヤル・フィル(1989年)・・・つい先月「初耳」と書いたけれど、いつもの大呆け炸裂!十数年前からちゃんと(良い音で)聴いておりました。Bridge ピアノと管弦楽のためのファンタズム/Walton ピアノと管弦楽のための協奏的交響曲(原典版初録音)含め、既にCONIFERレーベルは消えているし、稀少盤なのでしょう。誰も欲しがらんだろうが。雰囲気豊か、低脂肪Rachmaninov みたいな薄味甘美なテイストと書いたんだけれど、あれは演奏やら録音時代の雰囲気印象もあったのだな、Irelandの懐かしくもわかりやすい旋律は、もうちょっと明快に、端正に表現されて、もともと甘美な方向ではないかも。ほんまに、こんなネット情報が便利になる前から意欲的な音楽聴取ぶりだったんだな、現在の堕落ぶりを反省しましょう。

先週、イディル・ビレットのアツい”アメリカ・デビュー”に言及したが、同じ作品Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調をジョナサン・オシュリー(p)にて。←リンク先(音楽がいきなり鳴るから要注意)を見ていただければわかるが、伴奏オーケストラのクレジットなし。でも、音質はかなり良好で.wavファイルがそのまま利用できるから自主CD化しても音質劣化はありません。これが、ビレットとは180度違っていて、やや遅めのテンポ、クールに細部を描き込んで緻密な演奏ぶりとなります。バックの演奏も立派で、オシュリーの見事な技巧は作品をわかりやすく表現して下さって、こちらのほうが日常聴くにはずっとよろしいんじゃないか・・・

行ってきました!正月ぶりのスポーツクラブ。いつものボディ・ヒーリング〜千度同じことを書くが、ふだん使っていない筋肉の部位、凝り固まって柔軟性を失っている関節あちこちを痛感。骨髄の奥底から汗をかいた感じ。全体で五十人ほど?男性(=おっさん。含むワタシ)は一割もいなくて、しかも皆草臥れている(含む当然ワタシ)・・・女性群は皆お洒落で颯爽としていたけれど、同行した女房は後半戦動きが鈍く〜じつは途中腹筋が痙ったとのこと。気分爽快です。GWはスポーツ三昧だな。

Beethoven 交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」〜ジョージ・セル/ニューヨーク・フィル(1955年)・・・12月1/2/3/4日カーネギー・ホールの演奏のライヴか、その流れの録音収録なのでしょう。音質時代相応。滅多に聴かない作品なんだけど、ジョージ・セルの引き締まった、厳しい表現で聴くとシミジミ名曲やなぁ、と。子供の頃からあまりに馴染みすぎて、かなりしつこい同一旋律の繰り返しが耳に残ります。どこぞの超有名往年の独墺系巨匠とは違って、さらりとカッコで流さない。細部迄きっちり描き込んで曖昧さ皆無、全体構成感も見事。基本、手兵クリーヴランド管との録音と様子は変わらないが、オーケストラの響きはぽってりと骨太で暖かい感じですね。

昨夜テレビ放映の「のだめカンタービレ」への言及忘れておりました。基本漫画は見ないほうだし(ゴルゴ13を除く)、原作にも疎いんだけれど、けっこう好きですよ、あんなおチャラけも、千秋のウソ臭い指揮ぶりも。毒カレーは傑作!倒れるベッキー熱演!可愛い。素敵な音楽が抜粋になっちまったり、ダメオーケストラの再生経緯も少々安易だけれど、ま、良いじゃないの。生活苦の団員はまるで日本みたい。

充実した休みでした。しゃっくりはまだ止まりません。


◆2010年4月某日の反省

昨夜風邪症状が怪しかったが、一晩眠って良い天気、気温も上がりそうです。本日、お休み。アイスランドの火山噴火がエラいことになってますね。空の便もそうだけれど、これから気候に影響与えるかも知れない。本日は整形外科で左膝リハビリ+両腕の痛みの件で通院のほかは、予定なし・・・って、いつもそうだけれど。今週、金沢行きで売れ残り5年前の白ワイン(仏蘭西製)義理で購入し、昨夜冷やして呑んだら(予想外に)旨かったですよ、フルーティであまり甘くなくて。オークションはほとんど動きがありません。う〜む、不況快復傾向はウソか?

昨夜の音楽。11枚組3,300円程で(再)入手Mahler 交響曲第1番ニ長調〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(1977年)・・・記憶通りのようでもあり、そうでないところも有。悲痛な集中力、緊張感、メリハリとパンチの効いた表現のわかりやすさ、出色。ほんわかとした”青春の憧憬”みたいなものとは異なって、聴き手の胸をえぐるような厳しさが漂いました。アンサンブルは(記憶より)ややラフであること、ロンドン・フィルのサウンドが少々明るくて、テンシュテットの方向とやや違和感が(時に)感じられること、この辺りは以前の印象通り。それでも、馴染みの作品のヴェリ・ベストのひとつに推挙することに躊躇はありません。

Sibelius 交響曲第1番ホ短調〜アンソニー・コリンズ/ロンドン交響楽団(1952年)・・・著名な英DECCA録音だけれど、パブリック・ドメインとなってネットで拾えます。初耳。一般にSibelius は穏健で清涼で〜みたいな表現が多いような気がするけど、かなり粗野で強烈、洗練されない”嵐”のような迫力であります。これも精密緻密系の演奏ではない。日本人は独墺系音楽も表現も人気が高くて、”一糸乱れぬ”アンサンブルを称揚(某隣国のマス・ゲームじゃあるまいし)する風潮なきにしも非ず、なんだけど、音楽表現の魅力ってそんなシンプルなものじゃないでしょ。コリンズは今時見掛けぬ、時代を感じさせる旋律表現がむしろ新鮮!音質極上。

じつは数ヶ月前、期待のセーゲルスタム辺り、いまいちぴん!と来なくて、自分の嗜好はどの辺りかな?と考え込んでおりました。コリンズはひとつの切り口を提示していただいたような感慨有。

もう一発、今朝の音楽。Debussy 歌曲「忘れられた小歌」「艶なる宴第1集」「ビリティスの3つの歌」「愛し合う二人の散歩道」〜シュザンヌ・ダンコ(p)/グイド・アゴスティ(p)(1950/1954年)・・・ダブり所有2枚半をものともせず入手した10枚組(970円だったし)より。収録36:29也。最高。言語を意味合いではなく(もとより日本語一筋五十有余年生活故理解不能)仏蘭西語のニュアンスやら、妖しい旋律サウンドを堪能すべき一枚でしょう。叫ばない、呟いて心情と香気が伝わります。これも往年の英DECCA録音であって、優秀な音質であります。

9時にいつもの整形外科へ。終わったのは11時半、昨日寒雨模様で患者が少なかったそうで、本日ババ混み。両腕のだるさ痛みの検査、レントゲン撮影(骨に問題なし)、両肘辺りに注射(痛かった)、リハビリ各種(かなり軽快している左膝含む)・・・高額医療費取られました、健保本人でも。公私一日中使っているキーボードマウスのせい(ストレス含む)らしい。”なんとかかんとか炎”(もう病名忘れた)だそう。痛み止めヤクも出たが、服用するつもりもありません。ガマンできぬほどのものでもなし。塗るタイプの消炎剤のみで乗り切りましょう。

夕方、女房殿がおいしいお好み焼きを喰いたい、とのご神託でJR西宮の「かめかめ」迄。おいしいし、充分満足したが、”お好み焼き屋”としては少々料金高め。

さきほど「音楽日誌」を眺めていて違和感が・・・じつは、メインのデスクトップとコタツ用(出張用)ミニノート、双方同期を取って、どちらも更新しているんだけれど、おそらく5行程消えてしまっている・・・同期をとらぬまま別PCで更新、更にダウンロードして上書きしたと類推いたします。それは自主CDの演奏者クレジットが詳細わからなくなった件、ちゃんと再検索してクレジットしたつもり・・・だったんだけれど。消えております。

Mozart クラリネット協奏曲イ長調K.622〜ウィリアム・マッコール(cl)/アブラハム・カプラン/ワシントン大学交響楽団(1987年)/ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191 (186e)〜アーサー・グロスマン(fg)/U.S. Seventh Army Symphony Orchestra/ Ling Tung(1956年)/セレナード第11番 変ホ長調K.375〜ソニ・ヴェントラム管楽五重奏団+Ove Hanson(ob)/Julie Oster(cl)/David Cottrell(hr)/Terry Ewell(fg)(1979年)

〜これが正解。 すべてThe Soni Ventorum Wind Quintetのサイトに載っておりました。


◆2010年4月某日の反省

これより朝の便で母が北海道へ帰ります。年に一回の親孝行これにて終了、ようやく日常生活リズムに復帰。いつものPC/オーディオ部屋に復帰いたしました。本日、サイト定例更新は一本のみなんとか実施。子供も離れて勝手気ままな中年夫婦二人暮らし、時間の許す限り好きなことをして過ごす自由を堪能いたしましょう。昨日は定例の月次作業を通常量の倍、一気消化。前任はどエラく苦労してしたが、事前準備と段取りの良さで予定通り終了、しかも途中にトラブル、大きな調整事項、上司との面接(!)も入って、それでも定時で消化できました。本日、別取引先の残務一気処理、これは問題なく消化できるでしょう。いよいよ来週新規赴任者来訪、日常業務消化に精一杯であって、引き継ぎ準備できておりません。赴任翌日金沢出張(ご挨拶のみ)となるが、その件で電話(ワタシ電話中でチームメンバーが対応)、上司にはメールが来ていたけれど、ちょっと呆れるような内容で「ちょっと厳しいかも・・・」との予感漂っております。

知名度で音楽を聴かない、耳で聴く、といった自明な理を実践して幾星霜。これは1990年頃、未だCDが贅沢品(前LP時代でも同様)であって、著名演奏家のものは高価であった、清貧な若者であったワタシには手が出なかったことの裏返しでもあります。21世紀は贅沢クラシックCD価格破壊の時代に至って、往年の巨匠の遺産は激安入手が可能となりました。逆にかつて誰も注目しなかった人のCDが高値にて取引されるのもジョーダンというか、なんというか(ブルーノ・マデルナは予想外に高価で売れました)・・・ここ数ヶ月、ネット音源(パブリック・ドメインに限らず)からの自主CDで、ちょっと原点に還った感有。

めぼしい音源を発見するとデータ・ダウンロード(.mp3がほとんど)しておいて、CDR収録一杯に組み合わせて一枚に仕上げます。知名度関係なし、少々粗っぽい演奏でもちゃんと愉しめちゃう。やや問題あるとすれば、音源情報が不備(協奏曲にてバックが明示されない/録音時期場所がないものも多い)ことくらいか・・・Mozart クラリネット協奏曲イ長調K.622〜ウィリアム・マッコール(cl)/UW交響楽団/ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191 (186e)〜アーサー・グロスマン(fg)/セレナード第11番 変ホ長調K.375〜ソニ・ヴェントラム管楽五重奏団+ゲスト・・・知名度云々の前に、自分でどこのサイトから拾った音源か忘却している!(ソニ・ヴェントラム管楽五重奏団はなんとか発見)アーサー・グロスマン(fg)はかなりの手練れだけれど、音質があまりよろしくないのと、バックのクレジットがない(というか、今更探せない)。UW交響楽団って、ワシントン大学のことか?細かいことを云々すればキリはないが、名曲だし、どれもたっぷり愉しめて、こんな”自主CD”でも充分じゃないか・・・

そんな戯れ言ばかりだから、日本の不況快復どころか、音楽家達の生活も守れない。昨日移動中音楽も中途半端だけれど、出勤時間となりました。

寒いですね。当初狙い通りのお仕事消化して一週間終了。やや風邪気味です。体調維持に気を付けなくっちゃ。久々、我が手に戻ったPC/オーディオ部屋を堪能しております。

CAPRICCIO 49 288  13枚組2,817円Mozart 交響曲第29番イ長調K.201(186a)/第28番ハ長調K.200(189k)/第27番ト長調K.199(161b)/第30番ニ長調K.202(186b)〜ハンス・グラーフ/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 (1988/1990年)・・・現代楽器によるオーソドックス、粛々淡々としてクセのない、素直な演奏の極北、これぞ聴き飽きしない、常に座右に置くべきスタンダードであります。艶々とした響きとか耳目を驚かせる大爆発やらエキセントリックなる表現とは無縁だけれど、我らがヴォルフガングの神髄をストレートに無理なく表出してどこにも不満はない。音質も、オーケストラの暖かい響き+軽妙なるリズムも極上であります。

通勤音楽は、Schumann 交響曲第1番 変ロ長調「春」〜ヤーノシュ・フュルスト/ウィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム(1994年)・・・おお、この人もこのオーケストラのメイン指揮者だったのだな。VOXレーベルの伴奏指揮者、みたいなイメージだったが、こんな本格的な交響曲にも立派な演奏を残しているとは!アンサンブルはややラフで、弦が弱い感じはあるが、管楽器は立派だし、このオーケストラは知名度よりずっと実力派だと思います。苦手系の作品なので、ずいぶんと久々の拝聴だけれど、浪漫の優しい旋律を堪能いたしました。願わくば、もう少々リズムにキレとスリム感が欲しかったところ。

自主CDのフィル・アップはMozart オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370(368b)〜レイラ・ストローク(ob)/レイノルズ(v)/Iglitzin(va)*読めない/ブレンナード(vc)・・・出典はここ。いつ聴いても名曲中の名曲!更に(無定見に)Ravel 弦楽四重奏曲〜マールボロ音楽祭のメンバー・・・こんな音源もネットで拾えるようになりました。


◆2010年4月某日の反省

昨日日帰り出張の宿題も含め、あまりに盛り沢山なお仕事に出勤前から精神的に萎えております。ここで踏ん張らんと!特別、大きなトラブルあるわけじゃなし、とにかく粛々と進めるしかない・・・お仕事も作業も。北国では異常気象で強風雪模様だったらしい。こちらも本日は気温がぐっと下がるとのこと。明日、早朝に母親は北海道に戻るので、不自由なるPC/音楽ライフも本日にて打ち止め。

出張にはヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクムのネット音源による自主CD持参。たっぷり聴いたけれど、コメント少々。MAX Bruch スコットランド幻想曲〜ベンジャミン・シュミット(v)/ヤク・ファン・ステーン(2003年)・・・著名なヴァイオリン協奏曲も素敵だけれど、こちらの変幻自在な作品のほうがずっと好き。シュミットのソロは細部まで良く歌って、配慮の行き届いたもの。さらさら流れ過ぎず、技巧の表層に走らず、完璧の描き込みで堪能させてくださいました。Brahms ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調〜ハンナ&ブルーノ・ワインマイスター(v/vc)/ハインリヒ・シフ(1997年)・・・兄妹?夫婦?大柄ではなく、親密なテイストによる演奏であって、技術的な不備は一切なし・・・・

(時間切れ)


◆2010年4月某日の反省

昨日は通院日なので、白い目を尻目に定時にて職場を出、ぼちぼち月次定例データ取引先より到着、その点検(分析)作業開始していて、手応えは上々であります。左膝は季節の関係か?それともリハビリ+通勤速歩の成果か、比較的調子良好なんだけど、両手両腕の疲労感が復活しております。昨年の正月辺りから症状が出ていて、一時かなり改善したんだけれど、ここ2週間ほど両手両腕とも状態が酷い。検査では病的なものではなく、純粋に”筋肉疲労”(?)とのこと。パソコンのキーボードとかマウス操作如きで疲れるわけもなく、ストレスではないか?との医者の診立てでした。

本日、これより北陸方面日帰り出張なので、明日、整形外科で診療してもらおうかな?マッサージも。母親は明後日早朝北海道に帰るので、ようやく日常生活リズムに戻れます。先週送付したオークションCDはネット上でかなり到着を確認しているのに、ゆうメール送付分一件のみ到着報告あっただけで少々不安。

昨日通勤音楽。Mendelssohn 序曲「ヘブリーデン」(2006年)/交響曲第3番イ短調「スコットランド」(2003年)〜ヤク・ファン・ステーン/ヴインタートゥーア・コレギウム・ムジクム・・・恥ずかしながらMendelssohnは苦手系の極北であって、とくに交響曲の聴取機会は少ないんです。苦手というか、どこがエエのん?ということであって、しかし”聴取百篇、意自ずから通ず”の精神で幾数十年、荒涼として曇天なテイスト、短調であっても旋律が重くならぬ魅力はわずかに感じ取れるように。このオーケストラはかなりの技量であって、しっとりとしたジミ・サウンドが作品に似合っておりました。ここいくつか聴いた印象ではステーンは実力者だと思います。

では行ってきます。宿題盛りだくさんの日帰り出張で、帰りは遅くなります。


◆2010年4月某日の反省

本日はエア・ポケットのような日で、明日からデータ到着、怒涛の作業開始ながら終日出張予定。それはそれとして日常業務があるので、休むわけにはいかぬが精神的にノンビリできます。本日は通院しなくっちゃ。先週終了したオークションは一件連絡がなく、次点の人を繰り上げ、即返答がありました。未連絡の方の評価を見ると、ここ最近悪い評価が連続〜そのあとに入札されているから、急な入院とかそんなんでもないらしい・・・世間にはいろんな人がいるもんでんな。

Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調〜クリスチャン・ポルテラ(vc)/ハインリヒ・シフ/ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム(1998年)・・・巨匠ロストロポーヴィチによる新旧さまざまの録音が刷り込みになっている名曲だけれど、こちらなんと素直ですっきりとした演奏か。技術的な不備はなくてスムース、例の郷愁の旋律を雄弁ではなく、親密に歌って、かつてない鮮度であります。これが新時代の表現なんだろうな。オーケストラも上手いっすよ。


◆2010年4月某日の反省

さて、新しい一週間の始まり。今週半ばの急遽出張準備も含め、無理難題ではないが、宿題盛り沢山状態に少々緊張しております。我がお仕事チームは異動者赴任まであと10日ほど▲1名状態だけれど、ここ2週間実質上そうだったし、新参者(ヴェテラン)が即戦力になるかどうかはビミョー。昨日、母親と女房殿はご近所大型ショッピングセンターに出掛けたが、自分はオークション落札されたCD送付〜床屋さんに行っただけ。細川たかし「城崎恋歌」は無事落札出来、北海道に送付依頼をしておきました。音楽はけっこう聴いております。

Dvora'k 交響曲第6番二長調〜ヤク・ファン・ステーン/ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム(2005年)・・・このオーケストラにはハンイリヒ・シフとかウェルザー・メストとかけっこう著名な人が関係しているんだけれど、ステーンはは初耳。若手?ネット検索するとけっこう録音は出ておりますね。この第6番は、これ以降の3曲に比べると少々人気薄いが、爽やかで美しい旋律+そして演奏であります。このオーケストラは大昔の協奏曲録音でちょろり聴いた程度で、こんな立派(柔軟)なアンサンブルだったとは・・・室内管弦楽サイズと思うんだけれど、この辺りまでレパートリーが広いんですね。同時にスラヴ舞曲4曲録音したみたいで、それ+αで自主CD化しておきました。音質良好です。

DOCUMENTS 232865(10CD)970円他、ここしばらくの音楽の落穂ひろい。Tchaikovsky バレエ音楽「眠れる森の美女」(抜粋)〜ピエール・モントゥー/ロンドン交響楽団(1957年)・・・往年の英DECCAステレオ名録音もパブリック・ドメインとなりました。DOCUMENTS10枚組(970円)に含まれるが、じつはダブり買い・・・(時間切れ)

(早々に帰宅)婆さんをダシにして・・・お仕事はちゃんとしましたよ。打ち合わせ三発あったし。先週残した宿題もクリアしたし。文句あるか。雨模様は鬱陶しいけど、暖かい季節となりました。

今朝の続き。正規盤を持っていると書いたけれど、フィル・アップがBrahms といった頓珍漢なもの。こちらDOCUMENTS盤は潔くオリジナル収録のみ。これがエレガントで上品な演奏なんだな。音質はオリジナルと比べていないが、けっこうよろしいんじゃないか。そのまま通勤にはTchaikovsky バレエ音楽「白鳥の湖」(抜粋)〜レオポルド・ストコフスキー/NBC交響楽団(1954/5年)持参・・・これは待望の入手でありまして、NBC響ラスト・コンサート後のラスト・セッション録音(RCAによる)とのこと。意外と正攻法、たっぷり甘美な旋律を端正に表現してくださいました。


◆2010年4月某日の反省

予想通り母親が出てくると、いつもの生活リズムは破綻してしまいました。なんせBach Mozart Mahler →細川たかし「城崎恋歌」ですから(このCDがほしい!札幌でも売っていないというから、オークションで入札しておきました)。ネット情報を駆使すれば都会でも田舎でも、さほどの出費なく入手可能なんだけど、ディジタル・デバイドとはこのことなんだな。世代問題でもあるけれど。昨日再度、夙川の桜を鑑賞、やや散り始めだけれど暖かく、天候も良かった。夕方、息子も合流して武庫之荘「秋田こまち」へ。親が元気だというのは幸せなことです。

なんどか予告したが、この「音楽日誌」含め、金曜サイト定例更新も(おそらく)今週は不可。水曜に金沢(+福井?)出張が入ったので、往復でたっぷり音楽を聴く機会は確保できるでしょう。

昨夜締め切りのオークションは、歴史的音源のMozart 2枚除いて全部入札有、相場も適切です。まだ、連絡がない人が過半、追加出品をしたいんだけれど、パソコン/オーディオ部屋を占領されているので身動きできず。


◆2010年4月某日の反省

お休み。母、元気に来阪しました。この更新分はコタツにて出張用ノートパソコンにて実施。昨日お仕事は当初狙いの宿題をほぼクリア、全部じゃないのは、かなり大きな飛び込み仕事があって、来週も作業に没頭する予定が、週半ばで出張が入ったから・・・しかも宿題盛り沢山にて。その準備であります。昨日のお別れ会は出席者少なかったな、2年間いっしょにお仕事をしてきたチームメンバーが休みを取った、というのが象徴的。自宅近所なんだから夜だけ出てくるのは可能なはずなんだけど、わざわざ遠出をしたらしい。これで2年に渡った不良中年(ワタシ、人生観変えましたね)とはお別れ、再来週赴任する次のメンバーよりスケジュール調整の相談が来ておりました。

オークションCDは今夜締め切り、全部に入札はないんだけれど、ほぼ一件のみ入札というのが理想的な按配であります。別に競り上がることは望んでおりません。商売じゃないんだから。自分なり適正価格で出品している自信はあるんです。

通勤音楽。ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクムのサイトよりダウンロード音源。Mozart 交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」〜ハインリヒ・シフ(1999年)・・・この人はドイツ・カンマーフィルとのBeeやんがかなり過激だったので、期待しておりました。一部伴奏録音でしか聴けなかった団体だけれど、上手いっすねぇ、溌剌としたアンサンブル、ヴィヴィッドな推進力・・・繰り返し全部実行というのもありがたい。テンポは適正。ここしばらく古楽器ばかり聴いていたけれど、現代楽器使用ながら旧態とした浪漫テイストから決別した清潔サウンド、最高。

Mozart ピアノ・ソナタ イ長調K.331〜エイドリアン・オーティカー(?Adrian Oetiker/2000年)(p)・・・これも同じところからのダウンロード音源也。素直でエエ演奏です。Sarasate ツィゴイネルワイゼン〜ルドルフ・コールマン(v)/ウェルザー・メスト(1988年)・・・所謂”通俗名曲”(差別用語じゃないか?)だけれど、クサい哀愁の旋律、これ見よがしの技巧の披瀝、最高です。


◆2010年4月某日の反省

寒さが戻って、というか、花冷え続きます。けっこう咲き残っていて、北海道の母親来阪に間に合いました。昨月より倍に増えた企画提案書は完成目処が立って、明日は休みをいただけそう。我が弱小チームもいよいよ新体制へ。ヴェテランが忙しい、というのは出番が多いということ、そんな幸せを噛み締めましょう。本日、お別れ会。再来週は歓迎会。なんどやるんだ?今朝、定例サイト更新済。でも、本日夜より作業部屋+音楽を聴くところが老母に占有されるので、おそらくは更新作業不可。

Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調〜ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(vc)/ヴァーツラフ・ターリヒ/チェコ・フィル(1952年)・・・著名な録音ながら、聴く機会を得なかったもの。昨年末入手の「協奏曲100枚組」に収録されていて、待望の拝聴果たしたが、世評ほどによろしくない、というか、全然ツマらない。スカみたい。これはオリジナル音源からノイズを取り除く時に、大切なエッセンスも流してしまったんじゃないか、そう類推いたしました。幸いネットにて音源入手可能、昨夜自主CDに仕上げて拝聴。なるほど、若々しく颯爽として、技術的なキレいっそう良好であり、良く歌うエエ演奏であります。チェロの色気あるサウンド印象が全然異なります。.mp3→.wav変換され、最新のオリジナル復刻の比較にはならぬのだろうが、ノイズ・リダクションし過ぎよりずっとよろしい。

フィル・アップにはDvora'k 交響曲第7番ニ短調〜ターリヒ/チェコ・フィル(1938年)を収納しておきました。音質は少々落ちるが、作品の価値を高めるべく素晴らしい演奏でした。不安げでちょっと哀しい旋律が耳に残って、忘れられません。


◆2010年4月某日の反省

昨夜は職場至近に宮崎地鶏屋オープン、数人で冷やかして(残念ながら二度と行くことはないでしょう)少々遅くなり、今朝は自主CD作成に没頭して「音楽日誌」更新をサボりました。じつは大物Bach 平均律クラヴィア曲集全曲をデータ・ダウンロード(.mp3/クリス・ブリーマー(p))済、CD3枚に収める予定がアウト、4枚目のフィル・アップ用音源の.wavデコードが上手くいかない・・・そんなこんなで出勤時間が迫ってしまった、という情けない経緯であります。

なんせ明日より北海道の老母が出てきて一週間オーディオ/パソコン部屋を占拠するので、おそらくはサイト更新もままならない。最近凝っている自主CD作成なんて不可能状態が予想されるので。明日は、一ヶ月遅れで異動するちょい(かなり)ワル中年出勤ラストで職場お別れ会、でも二人ほどお休みをとって欠席目立ちます。自業自得とはいえ、寂しいものですな。ここ一週間(いえ実質2年間以上)ほとんど重役出勤〜身辺整理ばかりでお仕事もなく、早帰り連続しております。ま、最後なので付き合ってあげますよ。

SUPRAPHON COCO-7812→15 総経費込1,320円ほど昨日通勤音楽。Dvora'k 交響詩「野鳩」作品110/「英雄の歌」作品111〜ボフミル・グレゴル/チェコ・フィル(1987年)・・・先日、イヴァン・アンゲロフの交響曲全集を処分して交響曲在庫は歯抜けになったが、管弦楽作品はほぼ揃えてあるんです。「野鳩」の遣る瀬ない旋律は好きでしたよ、以前から。「英雄の歌」は(おそらく)初耳?〜購入数年、いったいなにやってんだ?状態。ボフミル・グレゴルとはずいぶんとジミな指揮者だけれど、チェコ・フィルのしっとりとローカルな響きとあいまって、2曲44分という収録も適切、通勤往路でしっかり愉しみました。こうしてみると、スラヴ舞曲に馴染んでいると、ほとんどそのパターンなのだ、と理解可能。

今朝は、焼きたてほやほやの自主CDでBach 平均律クラヴィア曲集第1巻をしっかり、たっぷり。 Chris Breemerって、1952年生まれオランダの中堅ピアニストらしい。素直でクセのないスタイルであり、音質も日常聴きに不自由ない(.mp3からデコードしても)鮮度だし、一度聴き始めると止められんのです。ま、自分のリファレンスはリヒテルの凄い演奏だけれど、こんなフツウっぽい、しかも技術的に盤石でエキセントリックな表現皆無というのも、作品のテイストを素直に表出して悪くはない・・・帰宅して、現在第2巻を着々と聴き進んでいるところ。


◆2010年4月某日の反省

気温は相変わらず行ったり来たり、ちょっと小雨模様っぽんいだけれど、春なのでしょう。左膝の調子を見れば一目瞭然。もうコートなどは必要なし。本日明日で今週宿題の進捗全貌が見えます。心身ともに元気であれば!なんとかなる・・・はず。

Mozart ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.495(1953年)/第20番ニ短調K.466(1954年)〜クララ・ハスキル(p)/フェレンツ・フリッチャイ/RIAS交響楽団・・・membren10枚組HMV通販970円が底値と見て注文したもの。ダブり音源をいくつかオークション処分して到着を待ったが、やはりいくつか棚中に残留しております。いったい彼女には類似作品、どれだけの音源が残っているのか?このRIAS放送録音は状態がよろしくて、粒が揃って美しく、激高しないハスキルのタッチが堪能可能です。それにしても、この写真なんとかならんのか、もっと若くて美しい頃の写真掲載希望。

ジョン・エリオット・Archiv 22cds 4778735ガーディナーのARCHIV時代のBach 録音22枚がまとめて安く出ましたね。Bach の声楽作品もかなり在庫整理したが、マタイ、ヨハネ辺りの新しい録音がいまいちな感想(スティーヴン・クレオバリー辺り)だったのと、リューシンクのカンタータ全集(全部はちゃんと聴けていない)との比較をしたくて入手検討をしておりました。相場7,000円弱か?これがAMAZONだと▲500円ほど、どこかで入手機会を狙っていたら・・・英国MDTではナント30£。極東の国に飛ばす費用とかいろいろあっても、円高換算計5,100円ほど。注文10日ほどにて無事新品到着。かなり安い。

早速、待降節第1主日用カンタータ第61番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.61/第36番「喜び勇んで羽ばたき昇れ」BWV.36 /第62番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.62 (1992年)拝聴するが、なるほど。BRILLIANTのペーター・ヤン・リューシンクの全集の価値に疑念はないが、演奏の質にご批判はあったのは事実。古楽器声楽の技量の洗練の桁が異なるんですねぇ。これはじっくり時間を掛けて、比較対照をする楽しみができました。


◆2010年4月某日の反省

少しずつ暖かくなって、左膝の調子もよろしい感じ。意欲的に速歩で通勤している成果か?本日より(目標)4日間でかなりの物量宿題をこなしましょう。ここをクリアしないと、来週は引き継いだ(って、引き継ぎはなにも受けていない/受けたくもないが)分野+しばらくは引き継げない現状自分の担当ダブル作業(純実務作業)開始ですので。きっと”地雷”連続だろうなぁ、覚悟しているが。当の本人は今週迄在籍しているが、既に小地雷2発くらい経験済。別途飛び込みのお仕事発生は日常茶飯事、人生こんなもんでっせ。

Jonathan Oshry(ジョナサン・オシュリー)のChopin の件、←リンク先を開くといきなり音楽が鳴り出すから要注意。音質良好にて全部自主CD化(フォーマットによって音質の違いも確認可能)。スケルツォ4曲分、技術的には優秀な人だけれど、味が足りないんじゃないの?念頭にはアルトゥール・ルービンシュタインの1959年録音がありまして、ヴェリ・ベストとは思わぬが切れ味ある緊張感(これはほとんどクリア可能)と”抜いたところ”の対比というか、余裕の違いなのでしょう。

昨日通勤音楽。Brahms セレナード第1番ニ長調〜ハインツ・ボンガルツ/ドレスデン・フィル・・・1960年頃の録音?例の硬質無骨なるドレスデン・フィルのサウンドに乗って、珍しく上機嫌なるBrahms を爽やかに、ジミに、良く歌ってノリのい演奏です。あまり音質はよろしくないが、オーソドックスな雰囲気はあって鬱蒼重厚サウンドを愉しみましょう。イヤホンで聴くより、コンポで部屋に音を充満させるほうがエエ感じ。この爽快なる作品を軽妙清廉に演奏したものはないのか、そんな希望はありますよ。フィルアップはSibelius 「悲しきワルツ」「フィンランディア」だけれど、重苦しくどんより、ちょっといただけまへんな。

NMLにて聴取可能、たしか棚中にはセレナード第2番もあったはずだから探してみましょう。

本日も元気に出掛けます。

終日机仕事というのは性に合わなくて、昼から眠くて眠くて〜ようやく全体の1/5ほどの資料に目処が付きました。あとは諸契約関係の資料送付やら、6月行事(鹿児島〜福岡ツアーの引率)段取りなど。どー考えてもあと3日で資料は完成しそうにない・・・週末には北海道の婆さんが出てくるので、土曜は休んでもエエよ、と上司は言って下さるが、来週まで持ち越すと次が苦しいんです。それでも早々に職場を出て、本日は通院日。この曜日が一番空いているので。単純作業でこなすべき作業じゃない(ノーミソに汗かくお仕事な)ので、残業しても意味はないんです。もとより残業はこれ以上禁止ながら、上司はオマエはなんぼでも!との指示有。誰がっ、んなもの。

通勤音楽はGOSSEC 交響曲 変ロ長調 作品6-6/J.C.Bach 大序曲ホ長調 作品18-5 W.C28/Vanhal 交響曲ヘ長調 BryanF2〜ハンス・マルティン・リンデ/カペラ・コロニエンシス・・・我らがMozart の諸先輩辺りはツボなんです。シンプル、元気が良くて、すかっ!としませんか。カペラ・コロニエンシスって、古楽の老舗だけれど、力感があって素朴なまま、響きに厚みがちゃんとある。嗚呼、もっと音楽の見聞を広げなくっちゃ、新しい旋律に馴染まなくっちゃ、と痛感した一枚也。

ダグラス・ボイド/ガードナー室内管弦楽団のライヴ音源ががネットで拾えます。(「Classic Cat」より〜探して下され)Bach ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調BWV1051/Mozart フルート協奏曲ニ長調K.314(たしか、ソロはポーラ・ロビソン(fl))・・・小編成の現代楽器、かなり鮮明なライヴだけれど、アンサンブルにそれなり傷とかミスがあるけれど、なんとヴィヴィッド!熱気一杯。優雅ではないが、勢い重視の魅力タップリ、美人フルーティストのノリノリの息遣いが眼前に迫りました。


◆2010年4月某日の反省

先週中盤から出張だったので、久々の職場出勤、本日より出勤経路変更(気分転換の意/ノーミソに鮮度を!)です。認識しているメールのみで膨大なる宿題(ゲロ出そう)を一気消化いたしましょう。既に引退モードに入っている問題中年担当は異動まで2週間タップリ休みを取るため今週末にて出勤終了、取引先からは既にワタシに種々連絡集中している件は先日書いたとおり。本日、実家の母親の病院検査同行とのことで、女房殿は昨日昼から不在、たっぷり、いつにも増して音楽三昧、先週金沢出張は美食飽食三昧だったので、どこにも出掛けず粗食で過ごしました。

昨日締め切りのオークションは3件とも無事売れ、連絡を待っているところ。15年ほど前に購入したオットー・クレンペラー10枚組は入手金額で落札され満足、クラウディオ・アバド海賊ライヴ(一部難有)4枚は買い手が付くのは想像付いた(600円だし)けど、カラヤン初期レコーディング集 1938-44(7枚)HDN盤1,000円は、それこそかなりネット音源が拾えるし、それなり安価なCDが発売されているから不安だったが、終了直前に買い手が付いてひと安心。

追加出品しているが、ここ数日到着した枚数の消化に足りません。様子を見て追加いたしましょう。音楽を聴くべき人生の時間は短いんです。

番組改編期のテレビはいつにも増してツマらないが、ナスカの砂漠にピラミッドが埋もれていたことは初知識。しかも地上絵より先行しているとは。凄い文明ですねぇ。それに著名な地上絵の描き方(見せ方)も初めて知りました。石を除けて並べているだけとは。ワタシ、ギアナ高地(テーブルマウンテン)とかアマゾン(オーパ!)とか、南米は大好きです。

無料ダウンロード音源にて、Russoのピアノ作品をたっぷり堪能。スコット・ジョプリンの自演(だと思う)CDは所有していて(処分した記憶はないから棚中どこかにあるはず)、大好き!とくに「メイプル・リーフ・ラグ」そして(映画「スティング」で有名な)「エンターティナー」、どれもテイストが似ていて、短くて、リズムが躍動して、楽しくて・・・って、ほとんどScarlattiのソナタと一緒じゃん。CDR収録80分弱ギリギリに収まらなくて、他の音源と別CDに加えました。

他、クララ・ハスキルとかいろいろ・・・(時間切れ)。

いちおう残った宿題はすべて終えたんじゃないか。通勤路線を替えたこともあって、やや早めに自宅を出発、順調に職場まで到着。エエ感じですね。帰りは(試しに)ひとつ前の駅で降りてバスを使ったが、ちょうど出たところで18分ほど待ちました。これだったら歩いても同じだ。職場ではいろいろと相談も受け、一方で矢継ぎ早にばっさりとお仕事を消化して、飛び込みの連絡も処理。会議、打ち合わせ数件、これで明日からの提案資料作成をスタートできます。

今週で終わりの問題不良中年は月次のまとめを上司に報告していたけれど、そもそも実績数値が間違っているから話にならない。もうほとんど何もする気がなく、叱るワタシに対して、彼をそれなりフォローしていたチーム・メンバーも「お別れ会は欠席させていただきます」とのメール有。なにがあったのか?そのことも含めて、ホルモン屋に誘いました。う〜む、なるほど。

Beethoven ピアノ協奏曲第3番ハ短調〜クララ・ハスキル(p)/スヴォボダ/ヴィンタートゥール交響楽団(1950年)・・・著名なるWESTMINSTER録音だけれど、聴いたのはANDOROMEDA盤。一昨日到着した10枚組にも含まれていて(いつもの)ダブりであります。この人はけっこう強靭なタッチと思うが、少なくともリキみはない。微細なるニュアンスに充ちて流れよく、柔らかくも明快なタッチ。Beeやんにありがちな強面、激性を強調した演奏ではありません。この作品第1楽章は、Mozart ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491に似ておりませんか?終楽章の決然とした旋律リズムは(珍しく)ワタシのお気に入り。


◆2010年4月某日の反省

夙川の桜/お見事微妙に寒い毎日だけれど、桜が開くということは春なんでしょう、間違いなく。昨日は女房殿と昼食+夙川まで観桜してまいりました。八分咲きかなぁ、風が強いようだし来週に花が残っているかわかりませんから。一ヶ月以上前に注文していたCDがあちこちから(英国からも!)一気に届いて、その数累計63枚〜自慢じゃないっすよ、先月オークション出品CDが思わぬ高価落札連続でエエ気になって注文しちゃったもの。全部ちゃんと聴けるかどうか?但し、新しいCDを購入すると、棚中在庫との比較やら関連作品の参照などけっこう深まるのは事実なんです。総量抑制(できれば削減)政策は継続しているので、30枚ほど追加出品しておきました。本日3件、締め切りを迎えるが全部には入札ありません。

ここ最近、歴史的音源ばかりではなく、現役音源(といっても知名度は低いものが多いが)がネットで無料公開されていることに気付きました。(例えば「Piano Society」「Web ConcertHall」)そんな音源ばかりごっそりダウンロードして自主CD化しているから、それを聴くのに忙しいやら、楽しいやら・・・MONNPUの素敵なピアノ自演は4枚組入手済みだけれど、作品を確認するのならネットでダウンロード可能。「歌と踊り」は日本人好み哀愁旋律の宝庫!「Cantabile, espressivo - Ritmado」なんて、ほとんど涙もん(演奏者はモニカ・アリアネッロ(p))。

Jonathan Oshry(ジョナサン・オシュリー?)というピアニストのサイトでは、.mp3ではなく.wavファイルがそのままダウンロード可能。こうなるとデコード(簡単なんだけど)も要らずそのままCDRに(ソフトにてオーディオCD指定で)焼けば、上質な音質維持されたままの自主CDができあがります。もうCDで儲けるとか、そんな時代じゃなくて、むしろ世界中多くの人々に聴いていただく機会を作ろう、といった趣旨なんでんしょうか。

Mahler 交響曲第9番ニ長調〜小澤征爾/ボストン交響楽団(1989年)・・・これにて全集一通り拝聴完了。美しいオーケストラ、自然体の録音、誠実緻密なアンサンブル、あきらかに肉食系民族のテイストに非ず、低脂肪低カロリー風クール特異な個性に充たされたMahler 。ジョージ・ショルティやらバーンスタイン、テンシュテットを礼賛される方々にはもの足りぬ、さっぱり感な(スケールも小さい?)演奏でしょう。ワタシはクーベリック全集やらハイティンク全集(この二人はオーソドックスなリファレンス)とは異なった意味で、飽きの来ない、息長く座右に置いておきたい静的価値と感じました。デリケートなんです。


◆2010年4月某日の反省

昨夜遅く帰宅いたしました。お仕事ともかく、美食飽食の限りを尽くして今回の金沢ツァー終了。昨日昼食兼ねた取引先幹部との情報交換は、高級ホテル階上の高級鉄板焼き(何故か相手持ち)、そのまま昼から行事に参加、夕方よりレセプション(どーしてホテルの立食は喰いモンが不味いんだ?)、昨日連続なので酒はほんのお付き合い程度。今朝、早朝決起して週次報告書を上司に送付、金曜出張時にはあらかじめ派遣さんに最新営業実績を転送いただいているんです。それにしても、一昨日先方幹部よりのデータ要望、夜のウチにスタッフ・チームにお願いしておいたら、ワタシが金沢にいる間に先方に完成到着しておりました。感謝。エエ職場だ。

件の異動出向が決まっている中年担当だけれど、未だ現職なのに、取引先に連絡したとたん、彼はいなかったことに・・・もの凄い物量のメールが飛び込んでおります。次の赴任者(45歳男性独身)の情報をつかんだ上司から「かなり厳しいらしい、すまん」との話題有。絶句。人生こんなもんだ。6月下旬までエラいスケジュール(久々九州方面出張/どーやって時間をヒネリ出すか?/GWもクソもない状態)となってしまって、なにより健康維持が重要であります。

11枚組3,300円程で(再)入手昨夜、移動中音楽。Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(1978年)・・・聴いているウチにかつての記憶が〜音質が特殊、イヤホンで集中すると”じつは優秀録音かも”といった手応えあるんだけれど、基本低音ごりごり、弦が薄く、金管と打楽器が爆発すると響きに鮮明を欠く感じ(超高級オーディオだとクリアできるのか)。演奏は重苦しく、粗削りの情熱的推進力を誇って聴いていて疲れること甚だしい。テンシュテットってアンサンブルを神経質に整えることより、流れとか勢い重視なんですね。ロンドン・フィルとの相性はどうなんだろうか。素晴らしい希有な魅力を持っていることに疑念はないんだけれど、たとえばシカゴ交響楽団辺りのほうが似合っているんじゃないか。

いずれ、彼の個性を堪能いたしました。

Elgar/Delius/Schumann チェロ協奏曲〜ジャクリーヌ・デュ・プレ/ジョン・バルビローリ/ロンドン交響楽団(1965年)/マルコム・サージェント/ロイヤル・フィル(1965年)/ダニエル・バレンボイム/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1968年)・・・なんども繰り返して、ようやく神髄が見えてきたかな?剛直大胆なスケールを前提として、極限にまで抑制された集中力との対比が胸を締め付ける凄演。嗜好としてはもっと抜いて鼻歌のように囁く余裕が欲しいところだけれど、なんせ20-23歳の若手ですよ。精一杯、生真面目、どこにも抜いたところはない。抜くべき弱音はいっそうの研ぎ澄まされた緊張感で乗り切って、その誠心誠意な姿勢はいじらしいほど・・・


◆2010年4月某日の反省

(在金沢ホテル)さすがにやや二日酔い+呑むと必ず睡眠不如意状態悪化するんです。早朝覚醒状態。サイト定例更新日だけれど、事前に準備していた原稿一本のみ更新。本日は10時より自分主催の定例会議小一時間ほど、そのあと上司と合流して取引先幹部と昼食会+情報交換、そのあと行事に参加して(上司の)あちこちご挨拶お付き合い、ちょっぴり会食後退散となります。帰宅は10時過ぎかな?

明日はスポーツクラブ再開を検討しましょう。左膝の調子との相談で、自転車系のみとするか、初心者エアロビにするか、本格的ボディ・ヒーリングに挑戦するか。それとも安閑と自宅でボンヤリするか・・・

一昨日移動中音楽の続き。Mahler 交響曲第3番ニ短調〜村井ハジメ/ピーボディ交響楽団(2003-4年ライヴ/合唱声楽ソロ情報不明)・・・先月末ダウンロード自主CD再聴。若い世代には理解できぬ感性だろうが、LP時代、そしてCD時代に突入しても、こんな大曲は”贅沢品”の印象抜けないんです。盆正月の世界だな。テンシュテットの1979年録音を再聴(第1楽章のみ)したばかりであり、その悲痛な集中力に打たれたものです。こちらオーケストラのアンサンブルやや緩く、各パートの技量いまいちながら、素朴な熱気と臨場感(会場残響最高)に溢れて、それなりに(いえ、かなり)楽しげに聴かせてくださいます。スケールだってちゃんとあります。

CD一枚では収まらぬ感動をたっぷり、堪能いたしました。聴衆も同じ感慨だったのか、長く続く拍手歓声は熱狂的でした。


◆2010年4月某日の反省

(在金沢ホテル)11時過ぎ、エエ具合に眠くなってベッドへ、ところが12時に部屋の電話がけたたましく鳴ってしまう(2度も)受話器を取るとモーニング・コール(故障か)・・・深夜2時過ぎにケータイにメールを受信(2度も)緊急事態?と確認すると、明日の職場研修の内容、職場のみんなに伝えてね〜って、ワタシ金沢行きで不在だって言ったじゃないの。これってエイプリル・フールなのか。最悪です。

月初日につき「近況」は更新、「音楽日誌」も新規ファイルへ。

昨日、夕方〜夜移動中音楽。Mozart レクイエムニ短調K.626〜ヨーゼフ・クリップス/ウィーン宮廷管弦楽団/合唱団/ヴェルナー・ベック(ボーイ・ソプラノ)/ハンス・ブライトショップ(ボーイ・アルト)/ヴァルター・ルードヴィヒ(t)/ハラルト・ブレーブルへフ(b)(1950年)・・・昔から著名なる英DECCA音源だけれど、女声ではなく少年合唱やソロを使っているという珍しい編成です。この音源は針音床しいLP復刻であって、ノイズがステレオ収録されているので妙な臨場感有。けっこう聴きやすい音質也。CD復刻も成っているのに、ネットでの言及は少なくて、「宮廷管弦楽団」の所以も調べられません。時代世代を乗り越え、柔らかい穏健派表現、少年の無垢な歌唱(技術的にはかなりの充実)を以って敬虔な雰囲気に溢れる演奏に仕上がっておりました。

それにしても・・・凄い名曲。限られた楽器編成での管弦楽効果も抜群。天才。後半、弟子による完成版部分の明らかな質のダウンは、中学生のワタシにも理解できたものです。

自主CDなので余白には勝手な音源をぶち込むこと可能。Chiara Bertoglio(チアラ・ベルトーリォか。誰?イタリアの人か)による、Ravel ピアノ協奏曲ト長調・・・ 伴奏者表記なし、かなり鮮明なモノラル音源でした。この作品を貶めるような演奏ではない、それなりヴィヴィッドなもの。

お仕事それなり、宿題を抱えつつ終了。新しいご担当との引継ぎ商談と、取引先幹部との定例会議、粛々と進んで大きな問題はないが、ドラマはそれから発生いたしました。明日の会議資料(午前10時開始)が届いていません。一昨日資料完成して印刷、CDROMと一緒に(経費節減趣旨にて)クロネコメール便にて送付、到着保障はないんだけれど、経験則的に本日届くんです、いままでは。ま、明日会議までに届くかな?と半信半疑にて(これまた経費節減/タクシー使わず)最寄のバス停まで向かうが、出たばかり。で、もう100mほど別ルートのバス停に向かうと、到着迄あと18分。

健康のために次のバス停まで歩くことにしました。あっと言う間に到着して、更に次のバス停に・・・・するとヤマトさんの営業所があるじゃないか。斯く斯く然々と経緯を説明して名刺を提出、ここからのメール便届いてませんか、と訊いてみると、件の(自分が出した)封筒出てきました!ほんまはダメなんだろうが、受け取ってきました。助かった。これで明日の会議は大丈夫。ドラマだ。

夜、取引先の(何人もいるんだけれど、一番直接の)ご担当と久々の酒。お互い、思いっきり愚痴のこぼしあいを堪能いたしました。上司の許しも得て経費で呑みましたよ、どーだ、まいったか。安い店だけど。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi