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音楽日誌●復活と整理の日々 復活整理の日々
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2014年5月某日/復活整理の日々

千年一日の如く同じことばかり。5月連休に岩国〜広島〜京都に遊びに行ったのが遠い昔のよう、わずかニ週間ほど前の東京出張さえ同様、時の流れは速い。来月過ぎたらもう2014年も半分終了でっせ、定年失職失業迄あと2年半ほど、日々ラスト・デイ(人生仕切り直し)に向かって無情に時は疾走いたします。昨日は北海道でも30度C超え?なんや異常気象やなぁ、今朝は爽快な春の空気そのもの、いつものウォーキング(ストレッチ)実施しました。昨日のあっさりとした健康診断は、体重がやや減り(着衣マイナス分の計算が多すぎる?)血圧正常(ヤク服用とは云え、成果あり過ぎ)、血液尿検査の結果は未着、あまりよろしくないのではと類推しております。

UCCP-9479Brahms 交響曲第2番ニ長調/大学祝典序曲〜ピエール・モントゥー/ロンドン交響楽団(1962年)・・・昔馴染みの1960-70年代録音CDは、ここ最近主に音質問題を気にして処分加速させております。(それ以前の歴史的音源はとっくに処分済)これはかつて定評ある名盤中の名盤として世間に賞賛されたもの、7年前2007年のコメントに”メリハリたっぷり躍動する、明快で若々しい演奏”とのコメント有、なるほどなぁ。さすがに少々肌理粗い音質、アンサンブルも後年の印象から考えるとややラフ、洗練に不足するでしょう。

・・・それがなんだ。どーした。

ここ最近主に音質問題を気にして〜って、所詮オーディオ印象も嗜好の世界に近いのかも。少々ザラリ肌理が粗くても、リアルな各パートの存在感(ヴァイオリン対向配置)しっかり理解可能。87歳の高齢故、おそらくは詳細精密な指示をオーケストラに送っていなかったと想像します。マエストロの意向を受け、内声部の旋律が一歩先にアツく走りだしたり(アンサンブル的には縦線が揃っていない)それは妙に説得力があって、テンポの揺れも濃厚かつ有機的、”メリハリたっぷり躍動する、明快で若々しい演奏”印象につながります。なにより作品に対する情愛ひしひしと伝わって、穏健な田園情景、穏やかな心象風景を彷彿とさせる名曲と実感させて下さいました。

Brahms (1833-1897)本人に出会っている、といった凄い世代ですから。先人の遺産には敬意を以って臨みたいもの。

Brahms がいつになく新鮮!そう感じて数日前の仕切り直しへ。Brahms 交響曲第1番ハ短調〜ニコラウス・アーノンクール/ベルリン・フィル(1996年)再聴・・・場末のド・シロウトがたった一度、聴いたくらいで云々しちゃ、現役巨匠に申し訳ない。オーケストラのほぼ暗い響き、厚み、アンサンブルの集中力(つまり=上手いオーケストラということでっせ)、上記モントゥー盤とは時代が異なって、音質的にも上々なのは当たり前。前回ほどの”失望”印象に非ず。しかし、よく知った馴染みの作品印象範疇を超えないのだな。かなり個性的、緻密、詳細な味付けになっているけど。先程は”うわぁ!第2番って凄い名曲!”みたいな手応えしっかりありましたもの。よく出来ている〜感心するけど感動しない、みたいなパターンか。

では、ぼちぼち出勤してきましょう。


2014年5月某日/復活整理の日々

お仕事上、現状かなり幅広い実務処理をしている関係もあって、自分で組んだ作業マニュアル”一工程抜ける”ことしばしば(辣腕パートさん引退後)既に自分一人作業実質3ヶ月、コトはフクザツ(別途不可避トラブル重なって)多岐、そのフォローに日々追われております。ここ数日、すっかり自信を失って、それでも前に進むしかない。若くないから呑み込み鈍い、みたいな水準に非ず、あまりに種々例外が多い、人並みの営業金額を稼ごうと守備範囲を広げ、結果その対処に追われるということです。自分の哲学は”間違ったら誠実に修復する””組織的に誰かがディフェンスする”ことが肝要、”ミスを絶対にしない”ことは自主目標と思っているけれど、周りは必ずしもそう思わない風潮もあります。ま、佳い職場なんだろうな、優秀な人も多いし。自分は”アホでもわかる仕組み”目指してますから。

次々発生するトラブル(自責他責問わず)+そのフォローの際限なさに鬱々とする日々、油断すると意欲萎えまっせ。なんとか一週間乗り切って、本日週末。

BRILLIANT 92177 4枚組1,396円 ベルダー/ムジカ・アンフィオン(2003年)Telemann 管弦楽組曲ホ短調(2本のフルートと弦楽、通奏低音のための)/フルート、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための四重奏曲ト長調/フルート、ヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲イ長調(「食卓の音楽」第1集より)〜ペーター・ヤン・ベルダー/ムジカ・アンフィオン(2003年)・・・ウィルベルト・ハーツェルツェルト(fl)、レミー・ボデ(v)、山縣さゆり(v)、ヤープ・テル・リンデン(vc)など古楽器名手ズラリと揃えた21世紀の録音。昨日の懐かしい(のみ)音源の流れ、こちら軽妙なリズム感とノリ、清潔スッキリな古楽器サウンド、技術的洗練は驚くほど。バロックは本来舞曲の集まり、といった趣旨をしっかり実感させる愉悦に溢れます。若い頃LP時代にTelemannを聴いていたっけ?記憶薄いけど、おそらく当時ほとんど(廉価盤)音源は出ていなかったはず。CD時代に至ってNAXOS辺りが実質上の出会いかも。Bach によく似て、いっそう大衆的かつ平易と感じたものです。いまとなってはマニアックな3枚組(音質がよろしくなかった)は棚中に見当たりません。おそらく一連のBRILLIANT音源が(一時異様に)安く、それを標準として周辺音源を処分したのでしょう。ほの暗く躍動溢れるホ短調組曲は(自分にとって)馴染み、続く四重奏曲ト長調、イ長調協奏曲の明るい世界は”立派なBach ”とは、別種の親しみやすい世界であります。

残り2台のヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ変ホ長調、フルートと通奏低音のためのソナタ ロ短調+冒頭ホ短調組曲終曲、第1集最後まで聴いていないのが根性なし。

では(ココロ萎えず)行ってきます。

昼から健康診断があるので、朝から残務精力的にこなし、懸案だった先の行事準備、一気に資料作成、会場取り、取引先連絡調整、各メーカーサンプル依頼、東京本丸応援お願いなど完了いたしました。ここ迄は順調、このあと自らの大ボケ炸裂!当初の計算では30分で終わるはずの処理連続ミス!誤って2回やり直して、おそらくは3時間以上、とうとう残業になっちまいました。誰にも迷惑を掛けたワケじゃないけど、内心忸怩たる後悔有。落ち着いてやれば30分でっせ!とにかく一週間終了!と思ったら、土曜鍵(セキュリティ解除)当番〜とにかくいつもの時間に出掛けて、残務こなしてさっさと帰りましょう。有給休暇はクサルるほどありますし。

Hyoerion  CDA67073ここ数日妙なCD一枚ぼちぼち聴いておりました。Vivaldi 様々な楽器のための協奏曲集/ヴァイオリン、2つのオーボエ、ファゴット、2つのホルンと弦楽のための協奏曲 ヘ長調RV574/オーボエ、シャリュモー、ヴァイオリン、3つのヴィオールのための葬送協奏曲 変ロ長調RV579/2つのオーボエ、2つのホルンと弦楽のための協奏曲 ニ長調RV562/ヴィオラ・ダ・モーレ、2つのホルン、2つのオーボエとファゴットのための協奏曲 ヘ長調RV97/2つのトランペットと弦楽のための協奏曲 ニ長調RV781/2つのリコーダー、オーボエ、シャリュモー、2台のチェンバロと弦楽のための協奏曲 ハ長調RV555/2つのリコーダー、2つのオーボエ、ファゴット、2つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調RV566ロバート・キング/キングス・コンソート(1998年)・・・基本、ワン・パターンと言われようと陽気、明るい作風は大好き。しかも、ここではホルンやトランペットが賑やかであり、木管が色彩を添えております。アンサンブルの揃い方、技術、リズムのキレ(もちろん音質も)優秀〜なのに・・・この空虚さはなんなのでしょう。イタリアの陽光に溢れた歌、愉悦はどこにいった?上手いけど、それだけでは解決できない”なにか”有。

今週は天中殺か?軸の定まらぬ音楽拝聴でした。


2014年5月某日/復活整理の日々

昨夜寝る前、蚊の襲撃に悩まされ、蚊取りマシン(液状のやつ、なんて呼ぶのか)シーズン初稼働。ご近所には発生源はないと思うんだけどなぁ、どこからきたのか。昨年もさほどにヒドくなかったし。蚊取り線香は火を使うし、煙が気になります。30年以上愛用していた蚊取りマットがお気に入り、しかし肝心の”マット”が切れておりました。熟睡できて朝、ほぼ規定の時間前に自然覚醒、この時期のウォーキングはキモチよろしい佳き季節也。今朝の朝日新聞、高橋源一郎さんが”台湾学生国会占拠”に関連して、真の民主主義とはなにか、それは情報が公開され、論議が尽くされ、少数は自分の意思が実現しなくても、その経過に感謝できる〜なるほどなぁ。日本人が一番不得意なところなんじゃないか。(=ワシ含めて)

NAXOS 8.570245Roussel 交響曲第3番ト短調/バレエ組曲「バッカスとアリアーヌ」(第1/2組曲)〜ステファーヌ・ドゥネーヴ/ロイヤル・スコティシュ・ナショナル管弦楽団(2006年)・・・前回拝聴は転居前、昨年2013年1月だったのか。現在シュトゥットガルト放送交響楽団のシェフ(1971-)は、日本語表記もあちこち統一されておりません。(大昔若手の頃、ロリン・マーツェルなんて呼ばれていた巨匠がおりました)カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)が有名だから、ドヌーヴではあかんのか。ここ数日、Rousselばかり偶然に聴いていて思い出した音源。いまいちコシと厚みの薄いオーケストラ?といった印象は、かなり鮮明、低音のキレもよろしい音質成果もあって新鮮そのもの。”クール、ひんやりして冷酷(全部同じ意味)かっちりとしてハードボイルド”〜20世紀初頭の斬新な成果を愉しんでおりました。いままで「バッカスとアリアーヌ」は真剣に聴いていなかったけれど、全37:37。クリュイタンスのが半分どの長さだから、抜粋?いろいろ版があるのでしょう。似たような長さの「春の祭典」(1912年初演)は大人気、こちら1931年初演、ほんま人気ないけど(もうちょっとまともなコメント付けられるほど)聴き込みたい素敵な作品。

なんどもホームセンターのかごで見かけました厳密には掟破り、実際は幽霊演奏家の懐かしい(だけの)音源ネットにて発見(再)入手。Telemann 管弦楽組曲ホ短調(2本のフルートと弦楽、通奏低音のための「食卓の音楽」第1集)〜オイゲン・ドュヴィエ/カメラータ・ロマーナ+弦楽のための組曲 変ホ長調「ラ・リラ」〜ハンスペーター・グミュール/カメラータ・レナニア・・・所謂PILZ音源(1990年代駅売席捲!)の残党、前者は以前所有して、おそらく岡山転出時にご近所図書館に寄付したもの。ムジカ・アンフィオンの「食卓の音楽」全4枚(2003年)先頭にずらり、聴くべきTelemann音源揃っているのに、わざわざ音質的、アンサンブル、出目も怪しいのをあえて聴かんでも〜とは思いつつ、刷り込みというのは恐ろしいもの。前者はフルート大活躍!Bach に負けぬ魅力ある作品、少々粗っぽく、ユルく、ウェットなサウンドも作品の価値をしっかり伝えました。後者は実在かも知れぬけど、作品初耳?(エエ加減に聴き流して忘れているだけかも)演奏の質はそう悪くないけど、前者ほどの躍動がありません。


2014年5月某日/復活整理の日々

今朝、メインマシンにしているeMachines E732Z(7/メモリ4gb)ネットがつながらず30分ほど悪戦苦闘、デバイスマネージャーを調べたり、スタートアップ項目を点検したり、そういえば一週間ほどキモチ接続弱かったなぁ、ハード的な故障?〜結局、なんのことはない、偶然のキー操作から”ネットワーク無効”になっていただけ、冷や汗かきつつエエ勉強になりました。昨夜は職場呑み会、なんか異様に盛り上がって愉しい!若い人がいる(20代30代)って素晴らしい(皆明るくて、優秀)。10時にタクシーにて帰還、800円位ですよ、歩いても構わぬほどの距離。お仕事はほぼ狙い通り(以上)の進捗、懸案事項残はひとつのみ。手は打ってあるけど、さてどーなるのか。

今朝のウォーキングは一番爽やかな季節を実感させるもの。佳き気分転換できて、気持ちも新たに日常業務に専念いたしましょう。

昨夜は風呂入って即寝たから音楽はなし。ここ数日Rousselなどハードなのを聴いていたけど、その件は帰宅してから。

いつもの日々の業務、いつものややチョンボはフォロー出来、懸案の処理はおそらく収束に向かっております。昼は暑かったなぁ、今シーズン初エアコン入れました。モウレツに集中して、一日終わったというのは、充実していたということなのでしょう。経験則的に”呑んだ翌日”はお仕事捗るんです。適度にノーミソ麻痺して、要らぬことを考えないからか。毎週定例火曜水曜の山場超え、2週後の内部行事に向けての準備も、ま、順調でしょう。明日、昼から外出商談、明後日は健康診断に出掛けて・・・一週間終わり。差し迫った諸実務はクリアしたはずなので、ちょっぴり創造的なお仕事をしたいもの。

Astree E7800この間聴いた音楽の備忘録少々。Roussel 組曲ヘ長調 作品33(1965年)/交響曲第3番ト短調 作品42(1977年)/交響曲第4番イ長調 作品53(1967年)〜エルネスト・ブール/バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団・・・1990年頃大枚6,400円(4枚組)贅沢入手した懐かしいボックス(Astree E7800)より。ナント現役。ド・シロウトがイメージするところの”お仏蘭西”風ほんわかサウンドに非ず、同時代のStravinskyや、Prokofievに似て、暴力的ハードなサウンドがカッコ良い!Mozart も悪くないけど、やはり本領はこちらやなぁ、クール、ひんやりして冷酷(全部同じ意味)かっちりとしてハードボイルド(はっきり云ってぼんやり聴いていたのので、まともなコメント不可)更に、Roussel交響曲第3番ト短調 作品42*(1965年)/バレエ組曲「バッカスとアリアーヌ」作品43(1963年)/弦楽のためのシンフォニエッタ 作品52(1963年)/交響曲第4番イ長調 作品53(1965年)〜アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団/*ジョルジュ・テシエ(v)・・・ま、今朝の混乱の中、”一応聴いた”てなところ。エルネスト・ブールより更に拝聴印象はっきりしておりません。

お粗末。


2014年5月某日/復活整理の日々

いろいろ。小さな不満は例えば(半年くらいまえに購入した)茶の紳士靴を初めて履いたら、紐がすぐ解ける〜材質に摩擦が足りないのだね。ここ数年、度々繰り返す事例であって、十年ほど前迄はこんな経験したことはなかったから、業界の手抜きじゃないか。それとも安物靴のみに出現する事象なのかも。(別途良質な靴紐買わなくっちゃ)体調はそう悪くないけど、”石”の違和感に4時頃目覚めるツラさ(痛みはない)今週金曜健康診断なんだけどな、半年前の健康診断時(前後)激しい痛みに苦しんでおりました。また、レントゲンで発見されるのでしょうか。先週クリアしたつもりのお仕事トラブル、またぶり返し〜その処理(これから)に鬱々としております。冷静に考えれば、トータル概ね順調にいっているのかも。

”岩手のAKB事件”は、たったひとり暴漢のためにアイドルのあり方、商売の進め方に大きな影響出るかも。模倣犯出現の可能性もあるでしょう。熱心なファンが”反・暴力”運動に立ち上がることを期待しましょう。自分にはあまり縁のない世界だけど、それはそれで可愛らしいアイドルも夢があって平和、よろしいじゃないか、そう考えておりました。(ムリヤリCDを買わせる手法はナニだけど)

週末、オークションに出品したジョージ・ショルティのMahler 全集(旧西独盤日本語解説付16枚組)2,980円出品(すぐ入札有)〜思いつきで5,000円即決設定したら、昨日昼には落札されました。設定価格はその価値に相応しいと自分で決めたもの、値上がりは期待しておりません。音楽は嗜好品だから難しいけど、なんか微妙なキモチでっせ。駅売海賊盤2枚@1(+送料82円)なんて、これで良いんです。捨てられないし音楽はちゃんと聴けるから、好きな人は引き取ってね、といった趣旨なんです。売れ行きは相変わらず鈍いけど。昨日は予報通り夕方より激しい雨、今朝は上がって、ちゃんとウォーキング(+ストレッチ)実施しました。本日は珍しい職場呑み会、ここ最近存在感高まって、そういったものに参加しやすくなりました。滅多にない機会だけど。

CASCADE am@do clasiccs 01001〜01040 通販セール2,982円にて購入Mozart 交響曲第21番イ長調K.134/第25番ト短調K.183/第28番ハ長調K.200〜エルネスト・ブール/バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団・・・Mozart Pemium Edition 40枚組より。たった今気付いたけど、盤面には「ヴァイオリン協奏曲」と印刷されてるじゃないか。このオーケストラのシェフ在任は1964-79なので、1970年前後の録音でしょう。近現代音楽イメージのあるレパートリー中、Mozart の交響曲がCD5枚分、ほぼ著名なところは揃うというのも不思議。(2008年頃100円ショップ・ダイソーにていくつか発売)唯一の不満はオーケストラのサウンドが硬質、やや金属的に響くこと、これは録音所以かもしれません。編成はそれなり大型、中庸のテンポ、引き締まって筋肉質、要らぬ飾り少ないストレート系演奏であります。立派なもんでっせ。交響曲第39番 K.543/第40番 K.550交響曲第41番 K.551「ジュピター」/第29番 K.201、2枚分の言及が過去記録に残っております。

World Record Club STP16 UK LPの写真Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜ミュア・マシソン(Muir Mathieson)/シンフォニア・オブ・ロンドン(1958年)・・・昨年2013年8月猛暑に倒れていた時期に自主CD化したもの。LP時代東芝EMI系?の名曲ボックス(真っ赤な透明盤)に収録されていた懐かしい(のみの)音源也。マシーソンは映画音楽が本職らしい。いまとなっては音質ぱっとせず、それなりフツウの演奏・・・フィル・アップが(我ながら)凝っていて、バレエ音楽「眠れる森の美女」〜「ワルツ」(モートン・グールド/彼の管弦楽団)/スラヴ行進曲(ヘルマン・シェルヘン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団)/イタリア奇想曲(アンドレ・ヴァンデルノート/パリ音楽院管弦楽団1961年?)。音質は交響曲が一番よろしくなくて、シェルヘンの「スラヴ行進曲」はかなり鮮明(ちゃんとしたステレオなのでロンドン交響楽団との1953年録音に非ず。おそらく)。これが一番”決まった”演奏也。どれもけっこう愉しくて、ザラリとノリの良いモートン・グールド、ハイ上がりの音質も明るいヴァンデルノート、寄せ集めもここ迄徹底すれば、ひとつの価値(趣味)でしょう。


2014年5月某日/復活整理の日々

先週金曜は東京〜そのまま週末休みだったので、久々の職場〜ま、業務用パソコンは完全に同じ日常環境持参出張したのでお仕事状態把握済、机の上の整理が残課題でしょう。昨日は好天もあって5月とは思えぬ気温、本日は雨模様らしい。体調はOK、いつものウォーキング実施。職場机仕事(検索入力作業頻繁)を実質4日空けると両肘マウス腱鞘炎も症状マシ、自宅趣味のキーボード・マウス操作量は知れているんです。

今週はBrahms を主体に聴こうかな?ぼんやり考えていたら、昨日思わぬ躓きありました。わずか一回くらいの拝聴印象から結論を決めつけるのも安易、どこかで仕切り直し再聴いたしましょう。

BVCD-38226Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第3番 変ホ長調「英雄」〜ヤープ・シュレーダー/スミソニアン室内管弦楽団(1987年)・・・古楽器ヴァイオリンの先駆者Jaap Schroder (1925-)は(おそらく年齢的に)引退されたことでしょう。この音源はかなり以前より拝聴したかったもの。コレギウム・アウレウムの「英雄」(1976年)を先駆として、ハノーヴァー・バンド全集と同時期、少人数によるムダを削ぎ落とした古楽器アンサンブル、軽快な(薄い)響き、穏健派の速度設定によるリズムと疾走感は、前時代浪漫の残滓(豊満贅肉脂分)を一掃しております。すっきり素直な(イン・テンポ)表現にも好感有。「英雄」初演当時の革新的作品の意味合いをリアルに実感できる、日常座右に置いて飽きさせない個性と感じました。古楽器演奏の広がり、奏法の研究進化により、最近の技術的洗練は驚くほど、30年前の録音?みたいな(残念な)事象は多いけれど(ハノーヴァー・バンド全集にも厳しいコメント有)、この時期既に充分成熟しておりました。知名度と”交響曲単発”故、入手難なCD也。


2014年5月某日/復活整理の日々

結局”石”による発作は出現せず、但し、昨日朝一番に眼科へ出掛けて片道徒歩十数分、両膝の違和感は相当(眼のほうは対処順調)〜この間、睡眠不足著しく、風邪なのかも。肩こりも含め、典型的な症状でしょう。集中力、意欲のダウンはそうとう〜なにもする気、出掛ける気も起きず【♪ KechiKechi Classics ♪】週末定例更新さえ手に付かず〜夕方、ご近所焼肉屋に出掛けたのは体力快復を狙ってのこと。ちゃんとした”焼肉”って数年ぶり?10年以上かも。岡山時代息子が未だ高校生、家にいた頃以来かも。たまには良いでしょう。(ウソ。尼崎時代何度も行ったことを思い出しました)お隣さん、爽やかな若夫婦+小さい子供二人(人生で一番愉しい頃やな)転居されました。築30年のマンションが安普請なのか?階下から”うるさい!”と苦情が出ていたそう。我が家も階上の騒音そうとうなものだけど、小さな子どもが暴れるのは当たり前、それも夜9時迄でしょう?許してあげて欲しかったな。世知辛い世情でっせ。

LONDON F00L-59010/24東京出張の朝、落札され即連絡有、速攻郵送したオークションCDボックスセット(某Mozart ピアノ協奏曲全集)、わずか二日間無事到着したとのこと。当たり前のことは、当たり前に嬉しい・・・昨日出品したジョージ・ショルティによるMahler 交響曲全集、既に入札一件入っております。かつて駅売海賊盤にて(第9番除く)ほぼ全集にはずいぶんとお世話になりました。わずか20年程前、さらにその前のLP時代もMahler は高価だったんです。1990年代初頭、ようやくLPを諦めつつ、CDではラファエル・クーベリック(全集おそらく壱萬圓以上/現在も棚中現役)をリファレンスとして全集入手済、それと並んでかつて一生懸命拝聴した音源でした。2008年に”ショルティほぼ全集”はオークションにて無事処分(可能な時期だったのだな、当時は)、そして2009年8月28日中古ボックス格安入手(レシートが残っている)〜入手時の喜びを忘れられません。出張帰り梅田地下辺り、珈琲など喫しつつ巨大ボックスをうっとり眺めていたなぁ、当時はポータブルCDプレーヤーを持参していたから、さっそく心躍らせて聴いたんじゃないか。

わずか5年、聴くに耐えぬほど嗜好が変わってしまうとは・・・諸行無常。

Philips AA00331-2体調イマイチ、あまり音楽聴いておりません。Prokofiev 歌劇「3つのオレンジへの恋」〜ボゴ・レスコヴィチ/スロヴェニア・ナショナル歌劇場(リュブリャナ)/歌い手詳細はリンク先参照のこと(どーせ知らぬ人ばかりだし/1956年録音)・・・PHILIPSのLP音源?をダウンロードして自主CD化したのは4-5年前?あまりちゃんと聴いていなくて、今月(それなり)”Prokofiev集中拝聴”の結果、彼(か)の乾いてハード、無機的な情緒旋律リズムをすっかり気に入って、オペラ全曲拝聴の(内的)機運高まる!ってなところ。粗筋もリンク先参照させていただきましょう。荒唐無稽なお伽噺でっせ。亜米利加時代1921年の作品は、組曲でのみ馴染みの旋律あちこち満載(+声楽が絡むと聴き応え倍増!)、19世紀浪漫の残滓を吹っ切ったような辛口リズムはまさに嗜好のツボ、CD2枚分厭きずに集中できました。音質は現役水準(かなり鮮明)、ド・シロウトだから歌い手云々するのは不可能、オーケストラも声楽も絶好調のテンション、とても立派!と聴きました。指揮者は1909-1995オペラ畑のヴェテラン?ウィーン生まれのスロヴェニア人らしい。世界の一流オーケストラが管弦楽版組曲を録音しているけど、それに聴き劣りせぬ水準也。

休日らしい休日。ほぼ毎朝、短いとはいえウォーキング実施、運動靴も草臥れ、そろそろ替えどき。ご近所大型ショッピングセンター〜北部の靴専門店へ。安くて、エエのん手に入りました。もひとつ、いろいろ経緯があってBetaPla」フレーム入手(3年ほど前作って気に喰わなかった)眼鏡からレンズ抜き出して”新品”に仕上げていただきました。昼は以前より目をつけていた安直なラーメン屋(九州風細麺とんこつなかなか美味)、そして上記買い物でしょ?+疲れた時にはコレ!一番な”大型温泉風施設”へ。贅沢なものでっせ、細(ささ)やかな。

Teldec 0630 13136ずいぶん歩きました。体調まずまず。音楽拝聴ぼちぼち。Brahms 交響曲第1番ハ短調/ハイドンの主題による変奏曲〜ニコラウス・アーノンクール/ベルリン・フィル(1996年)・・・ほとんど先入観程度の印象として、この人がメジャーオーケストラと演奏するようになったら、なんか表現がムリムリで愉しめなくなった〜しかし、評判あまりよろしくなければ一度聴いてみたい天邪鬼、しっかり拝聴させていただきました。まず”ハイ・バリ”、正直なところ求めて聴かぬ苦手系、というかツマらん作品やな、そんな思いを抑えて〜入念丁寧な仕上げ、これぞ微に入り細を穿つ、というのでしょう。出来上がった音楽は、精緻だけれど流れがよろしくない。少々エエ加減でも、ドラマのある演奏ってないのか。オーケストラは上手いけど、カラヤンの色気はない(それは好き好き、良し悪しは別)。奏法はヴィヴラート抑えめ、古楽器の影響を受けているのか、響きは痩せておりません。

壮大雄弁なる”交響曲第1番ハ短調”始まりました。例えばヴァイオリン・ソロ(Toru Yasunaga、Daniel Stabrawa、 Rainer Kussmaul、Kolja Blacherのウチ誰?)、オーボエ、ホルン(ザイフェルト?)はたしかに歴史と伝統ある(もちろん美しい、深々とした、馴染みの)BPOの音に間違いなし、編集済とはいえライヴでのアンサンブルも流石、でも響きは妙にジミで内省的?というか、なんというか。第1楽章「Un poco sostenuto - Allegro」あまりに堂々と大爆発させてもナニだけど、これは抑制が過ぎて淡々と素っ気ない表現(楽譜通りらしい)、ヴィヴィッドな躍動が懐かしいほど。(例えば剛直一本槍のエイドリアン・ボウルト)第2楽章以降はかなりマシかな?それでも妙に分析的、冷静な表現に共感できません。流れというか、ドラマというか、鮮度というか、不足気味・・・残念。


2014年5月某日/復活整理の日々

残念な”石”は膀胱付近に滞在中?寝不足なのに下腹部の違和感にて早朝覚醒〜苦しいものですよ。体調そのものは悪くないので、なんとか排出を願いつつ週末休みを堪能いたしましょう。この間の些細なこと、いくつか。業務用ウルトラ・ブック(シンクライアント環境)になったのが今年2014年1月末、なんせOS(7)+デスクトップ環境はサーバーに有、ということで勝手なことはできません。ところがQtClip(クリップボード履歴+常用語登録)は当たり前のように入って、これは業務用に必須なので助かりました。多くの業務用ツールはブラウザ(IE)ベースとなったし、Chrome導入は断念、数日前、ダメモト試してみたら、いとも簡単に導入出来。これで自宅と同じネット環境となりました。BBSとかGメールはセキュリティに引っ掛かって(もちろんFTPもアウト)、なぜかYahooメールは使える不思議、以前と変わらぬ状態です。ちょっぴり嬉しい。

2014年6月16日より「クリックポスト」開始。サイズ長辺 34cm 以下、短辺 25cm 以下、厚さ 3cm 以下 /重 量 1kg 以下なら164円(税込)、「Yahoo!ウォレット」ネット決済、専用窓口から宛名を印刷して現物に貼り付け、ポストに投函するだけ。あきらかにヤマト・メール便への挑戦でしょう。あちらやや小さいA4サイズ+厚み2cm以下ですから。しかもコンビニ窓口決済+形式的な宣誓書(民業への嫌がらせとしか思えぬ)、更には従業員の意思で厚み問題は時々トラブルに至る(1cm82円時)・・・ボックスものはゆうメールしか手段はなくて、こんな小さなところまで日本郵便は商売を取り(戻し)に行くんですね。今までの業務スタイル(既存インフラ)枠組み内、Yahoo側の決済機能を使って双方メリット(消費者にも)ある仕組みでしょう。クロネコヤマトは対抗策を打てるか、注目です。

自分のCDオークション出品は全部2枚セット(以上)、クリックポスト164円送付に変更検討中です。ポスト投函はラク、今までみたいに切手購入も必要ありませんし。

(昨日新幹線帰り中拝聴)SONY 88697686092  10枚組 2,490円Mahler 交響曲第1番ニ長調(ロンドン交響楽団1974年)/交響曲第10番嬰ヘ短調第「1楽章」(1978年)「第2〜5楽章」(クック第3稿第1版/フィラデルフィア管弦楽団1980年)〜ジェイムズ・レヴァイン・・・若い頃の鶴瓶に似ていたレヴァインの記録、第1番は当時31歳、第10番だって30歳代中盤若手の記録であります。

これ、なんというか「明るいMahler 」か。「陰影に富んで、病んだ感じ」がまったくない。かといってノー天気なアホ演奏かというとそうではなくて、歌心に充ちて、聴いていてひじょうに楽しい。オーケストラ・コントロールに優れ、LSOも快調。かなり以前の録音で、結局全集に至っていないが、これはもしかして新時代のMahler を切り開く演奏になるのかも知れません。それとも現在「巨匠」になったレヴァインは考えすぎの演奏をするのかも。(2002年3月31日のコメント)
初耳印象は好感を以っておりますね。(中座)

・・・ここ迄執筆後、快い春の空気に誘われていつものウォーキング実施〜すると数日前経験済、足の異様な冷たさ〜やがて鈍い腰奥の痛みが・・・現在、大きな波静かに押し寄せつつある自覚有、先日”石”は膀胱方面に移動と類推していたけれど、第2弾があったのか。それとも前のが未だ尿管に居座って、数日お休みしてだけ?幾度経験しても彼(か)の痛みに慣れることはありません。十数年前は鎮痛剤(座薬)を投入、それでも数日まともに食事も摂れぬほどの苦しみでした。ここ半年の症状ぶり返し要因は?これから眼科に行く予定、なんとか治まってくれ!

レヴァインの件続き。iPod拝聴は自宅コンポとは印象一変することがあって、どちらが佳いとは一概に言えぬもの。CD一枚目に収録された第10番第1楽章(1978年)ともども、音質鮮度イマイチ+各パートの定位不自然さを感じました。演奏も柔軟性を欠いて、さほどに好印象を得られない〜現在コンポにて再確認中、さほどに悪い印象に非ず、上記昔の感銘が蘇ってきましたね。爽やか、希望に溢れ明るい躍動溢れます。まさに青春の胸の痛み、プレヴィン時代のオーケストラも好調。音質不備ということもない(第1楽章繰り返しなしは残念)・・・第10番第2-5楽章(1980年)これは文句なし、フィラデルフィア管弦楽団はたっぷりとした厚み+優秀な技量全面発揮!各パート個性全開、しっとり存在感を主張しました。「クック第3稿第1版」は語り過ぎず、モノクロのスケッチに最低限の色彩を施した、寂寥の風情有。終楽章の大太鼓連打の不気味さ、存在感最高。こうしてみるとカーペンター版は”饒舌過ぎ”の印象を免れません。

意図せず結果的に”Mahler 拝聴ウィーク”となりました。今朝から(昨日例示として言及した)Mahler 交響曲第6番イ短調〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1970年)拝聴・・・焦燥感に充ち、前のめりの落ち着かない演奏。キラキラとオーケストラは輝き、パワフルな筋肉質サウンドに辟易、いくらアンサンブルと技量に優れても、デリカシーの欠片もない・・・音楽って、ほんまに嗜好品なんやな。旧西独逸盤全集をオークションに出す決意いたしました。


2014年5月某日/復活整理の日々

(在東京いつものボロ・ホテル)日常エエ加減、手抜きお仕事のツケいろいろ山積み、それを悔やみつつ後始末に邁進する日々。名古屋を出る迄に幸い、辛くも一区切りさせました。本日の会議乗り切ったら、安閑ノンビリとした週末を迎えられそう。ま、充実しているといえばその通り、息つくヒマもなし。ありがたいことでっせ。後始末の技量はじょじょに上がっているんじゃないか。その前にそもそもちょんぼするな、ってか。なんせお仕事担当物量+幅は広くて、快速処理消化が哲学なんで。

昨日朝出勤前締め切りぎりぎり前、出掛けにオークションCDは一件、落札有。珍しく先週に続き一週間に1回のペース。出勤途中に送付してきました。ほんのちょっとずつ、音楽の雑念を振り払っている手応え有。昨夜、東京に到着したら薄ら寒い雨模様、ホテル地下のラーメン屋にしか行けないのは残念、BOOK・OFFにて書籍仕入れ叶わず、残念でした。昨夜は膀胱あたりに違和感残、未だは滞在されているのでしょう。

SICC-532/3iPod音源選定はちょっと失敗だったかも。Mahler 交響曲第6番イ短調〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1967年ライヴ)・・・もう10年ほどのおつきあい?しばらく忘れておりました。大好きMahler 作品中、屈指の大仰、迫力、巨魁、暗鬱、妖怪、不機嫌、暴力的な作品を聴くべき体力気力が衰えておりました。10年位前は一番好きだったんだけどなぁ・・・ジョージ・セルの飾りも贅肉もほとんどない、引き締まった集中力、ライヴとはにわかに信じがたい驚異的アンサンブル、テンションは上がってもクールな風情に痺れました。どの楽章も渾身のリキの入りよう〜”iPod音源選定はちょっと失敗”というのは、次が聴けぬほど精神的に疲労してしまう・・・不遜にも音質は気になりました。

どこかのサイトにヴェリ・ベストはショルティといったご意見もあって、嗜好は人それぞれ、それはそれで一理ありまっせ。怪しい風情とか”意味”とかすっ飛ばして、ひたすら物量的な輝かしい快感を求めてもよい(そのほうがしっかり愉しめる)作品かも。ここ5-6年、21世紀に録音されたものばかり聴いて、やはり1967年録音は少々時代を感じさせました(けっして悪い音じゃないけれど)。なんか堕落しているなぁ、最近。

続けて、イタリア・バロック(比較的新しい録音)を聴いたけど、ジョージ・セルの緊張感と違いすぎて、残り時間音楽拝聴をあきらめました。

無事帰宅。会議はなかなかオモロかったし、有意義でした。旧知の親しい人(ヴェテラン)もいたし、若いのもたくさん。とくに若い女性営業は優秀、今風にオシャレ、例えて言えば卒業したモーニング娘。風に可愛らしい。世代的に息子の嫁候補ですし。同世代(ほんまに優秀だったかどうか別として)昨年迄、あちこち幹部としてバリバリ活躍していた人が数人、一担当として営業現場に復帰しておりました(ま、自分と似ている〜こちら”やや幹部”だったけど)。時代やなぁ、世代交代と女性幹部登用の反面、引退迄数年”かつて幹部”をとことん使い尽くす・・・世代的にはOAも使いこなせますから。

中村仁一「大往生したけりゃ医療とかかわるな〜「自然死」のすすめ」(幻冬舎新書)〜2012年1月第一刷/3月には第十刷、売れに売れたんでしょうね。近藤先生の理論に一脈通じて、更に生き方に迄徹底させた感じ。自分の世代の役目役割を終えれば、寿命である(ワタシは定命という言葉が好き)。ラストは次の世代に”逝き方”をみせること〜ムリな延命措置をしなければ、安らかな最期を迎えられる、老人医療に日常携わってその実践経験から会得した記録であります。病から出現する種々症状にはすべて理由や、意味がある。これといった症状もなく”手遅れ”として診断されたことを幸いに思う・・・胃瘻など言語道断、自分の口から食事を摂れなくなったら、それは定命(じょうみょう)ということじゃないか、ワタシはそう考えております。


2014年5月某日/復活整理の日々

”石”は未だ膀胱あたりに滞在と類推、早朝4時半頃違和感あって覚醒、痛みはないのでウォーキング再開いたしました。本日夜より東京前泊、昨夜iPodに新しい音源仕込みました。書籍も入手済。日常定例の業務+先行きの行事準備+一連の種々トラブル処理(やってもやっても次々湧き出る〜といったところ)どれも中途半端、達成感薄く不満が募る日々に”結石”症状でしょ?2週間に1件入札有かも、オークションCD処分も遅々として進みません。挙句、どーも自宅のネット接続が鈍い(しばしば切断される)・・・唯一の明るいニュースは”大飯原発再開差し止め”判決か。

NAXOS 8.554811  1,050円(高い!税込み)無定見に拝聴軸定まらぬ今週の音楽。(昨日絡み)Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調(Wheeler版1966年第4稿1997年改訂版)〜ロバート・オルソン/ポーランド国立放送交響楽団(2000年)・・・もともと第10番はLP時代、ウィン・モリス/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1972年。クック版第3稿第1版の初演と初録音)にて出会っているから、全5楽章ちゃんと聴くというのが基本の刷り込み。ヨエル・ガムゾウの演奏は溌剌として、それに比べこちらオルソン盤は少々リズムのキレが足らんのかも、といった不遜なちょろ聴き反省、久々全曲拝聴いたしました。同じ作品(異なる版)、続けて聴いても怪しい寂寥漂う旋律に、感銘はいや増すばかり。

Joseph H. Wheelerは吹奏楽好きの公務員だったそう、エラいもんっすよ、アマチュアがここまでやれば。カンザス・シティに在住しているらしいロバート・オルソンも含め、詳細情報は探せません。全体として”褒めすぎ”とは言い過ぎ、全体としてそれなりの完成度と聴きました。但し、第2楽章「第1スケルツォ」の響きが薄っぺらく、怪しさも切れ味にも不足気味、オーケストラが作品に慣れていない?技術的云々の問題はありません。第4楽章「第2スケルツォ」にも悲痛な緊張感をもう少々、強調して欲しいところ。細部楽譜のことに疎いけど、編曲そのものが(この辺り)平板な出来なのかも。

この作品のキモである「ニューヨーク消防士の葬列」大太鼓、第4楽章ラスト一撃(やや間が空いて)再び第5楽章冒頭一撃!(元のスケッチはどーなっとんのか?最初に聴いたウィン・モリスのLPはそうなっていた)NAXOSのトラック分けは第5楽章冒頭に2発連続になっておりました。第4楽章ラスト(または第5楽章冒頭)を省く人もいるし(たしかサイモン・ラトル)、カーペンター版に至っては、そっと弱音(う〜む)でっせ。オルソンはこの辺り、やや素っ気ない入り(というかWheeler版指定が allegrettoなんだそう)、それでも作品に漂う寂寥感はしっかり感じ取ることはできました。響きがジミなのは音質所以かな?ド・シロウトにはこの程度の感想であります。

Golden String  GSCD024Aついでに Clinton A.Carpenter版〜ハロルド・ファーバーマン/フィルハーモニア・フンガリカ(1995年)終楽章のみ、聴いておきました。こりゃまたハデハデしい、華やかな、ある意味近代管弦楽技法を駆使したキラキラ編曲でんな。検索してみると2012年1月に拝聴していて曰く

かなり快速テンポなのはスコアの指示ですか?打楽器(ティンパニ、シンバル等)金管もあちこち多用されていて雄弁、流麗饒舌劇的(寂寥に非ず)表現、ワタシ如きド・シロウトは、それが版の指示なのか指揮者の解釈なのかようワカランのが正直なところ・・・悪くはないが、濃密纏綿たる浪漫、といったテイストでもなし、落ち着きも足りない。(落ち目だったはずの)オーケストラは、音質含めかなり快調
そんなコメントが残っておりました。

では、行ってきます。夜から東京入り。


2014年5月某日/復活整理の日々

昨日は昼間、痛み復活せず、お仕事は大苦戦中、日常業務+トラブル後処理が次々と押し寄せ、すっきりクリアできません。心身とも不安有。前日寝不足故、熟睡できるか?と思ったら妙な悪夢にうなされ、膀胱あたりに違和感有、いったん起きだしたら午前1時、石は移動中、まだ排出されていないと類推します(今朝も症状継続中)。半年前の健康診断時、石はしっかり写っておりました。十数年前苦しんだ時にはレントゲンに出現せぬ尿酸性?(たしかCTにて発見)今回は性質が異なるのか、半年前のような赤ワイン風血尿はありません。昨日、今朝と朝のウォーキングは休止中。あちこち体調に不備はあって、だましだまし遣り過すしかないのでしょう。

なんとか本日中、残務を完了一旦完了させましょう。自分のミス、システムの”穴”によるトラブル、純然たる不可避的事故、種々雑多混じり合ってその処理に追われる日々。もちろん主流となる業務は粛々と続いて、ま、自分でこなすべきことは見えているから粛々とそれを完遂するのみ。組織を動かして、誰か他にやっていただく(実務処理的にはそんな局面は多いけど)わけじゃないから、たいしたことありません。

ARTENOVAVivaldi 協奏曲集 作品3「調和の霊感」(L'estro Armonico全曲)〜ミハイル・ガントヴァルク/サンクトペテルブルグ・ソロイスツ(1992年)・・・かつてヴェンチャー・レーベルとしてRCAから発売されていたARTENOVAは、SONYへの吸収によって、その音源入手は難しくなっております。激安ボックスもの音源として流用され、それも限定発売だから難しい時代でっせ。現代楽器使用、知名度ともかく、これは美しく清潔、充実したアンサンブルであって、オーソドックスな表現も日常聴き相応しいもの。音質も極上。ガントヴァルクも含むと類推されるソロも歯切れよい、明るい風情であります。けっして旧態を感じさせぬ鮮度たっぷり有。「四季」ばかり有名なVivaldi、こちらが器楽作品の最高傑作じゃないでしょうか。Bach が編曲して著名な「4台のヴァイオリンのための協奏曲」ロ短調 作品3-10は、ほんの短いシンプルな作品、聴くたびに陶然といたします。

思わぬ”結石”騒動もあって、とうとう”集中聴きウィーク”実質中断、アト・ランダム無定見な音楽生活に戻っている〜というか、体調を様子を眺めつつ〜てな感じか。

Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調(Yoel Gamzou版)〜ヨエル・ガムゾウ/国際マーラー管弦楽団(2010年ライヴ)・・・DVD発売らしく、これはネットより入手した音源也。なんせ日常譜面と詳細にらめっこ拝聴、とは無縁、誰それ版とかいろいろ聴いているけど、ま、雰囲気の違いを愉しんでいるだけ。先週東京出張時に拝聴していて、細部クック版との違いに驚きました。ガムゾウは1987年生まれ?(若い!)イスラエルの指揮者らしい。オーケストラは臨時編成でしょうか。ライヴならではのアンサンブルの傷、ミスはあって、オーケストラ固有の色気みたいなものは感じられぬけれど、頻繁なテンポの揺れに対応して、おそらくはしっかり準備があったと類推します。速めのテンポ設定、全体として細部入念に描き込んで色彩的、怪しい重量感より、スムースな流れを感じさせ、完成度高いと思います。終楽章「ニューヨーク消防士の葬列」太鼓連打は衝撃的な迫力。フィーラー(Wheeler)版最終楽章を再聴したけど、かつての言及は褒めすぎ、アンサンブルそのものが少々甘いというか、ガムゾウほどの洗練に及ばぬ、ややリズムが甘い・・・ここで時間切れ。

行ってきます。

昨日一昨日思い悩んでいた種々内外トラブル処理は、本日にて一旦一気にクリア出来。一日、あっという間。一方、5月初旬のエエ加減な処理の結末(ボロ)が今頃、表に出てきて、ここ数日にてクリア必要です。なんだったら土曜休日出勤したいくらい(禁止されているけど)。ま、精神的にはまずまず(体調も)なんとかなりそうな気もするし、一年前の超ド・ヒマ、絶望的に退屈な日々に比べりゃ充実してまっせ。エエ季節ですし。

今朝、聴いていた音楽の印象がヤバい・・・Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界」〜カルロ・マリア・ジュリーニ/シカゴ交響楽団(1977年)・・・作品も、指揮者も、オーケストラもお気に入り〜なのに、ちっともココロの琴線に触れない・・・なぜかなぁ、なんか嗜好がすっかり変わっちまったのか。いちおう過去記録を検索したら、やはり数度の感想は同様でした。許 光俊 編著 「こんな『名盤』は、いらない!」には「シカゴ響の演奏者たちは、コンセルトヘボウの奏者たちが表現していた微妙な心理の移り変わりや、音色や調整の変化に対して、じつに無感覚なのだ」。シカゴ響は美しい。しかし「意味が欠落している」との言及がありました。その辺りかなぁ、要因は。落ち着いて音楽を拝聴できる心境じゃないのかも、現状。


2014年5月某日/復活整理の日々

早朝、足が冷える(めったに経験せず)、古傷の左膝うずいて、左腹部奥鈍く痛んで、寝冷え?夢うつつ〜寝ぼけてトイレに行っても事態解決せず・・・やがて猛烈な左腹部奥痛み炸裂!半年で3回目(各々位置は異なる)”結石”でしょう。こうなると、縦になっても横になってもどーにこーにも七転八倒、腰を丸めて膝を抱えてみたり、逆にエビ反ってみたり、水飲んでみたり、遣り過すしかない。眠いのに、もちろん睡眠能(あた)わず。症状には波有、マシになった時期を狙って要因を(ネット検索)探ってみました。思い当たったのはチーズ多食〜ここ半年クリームチーズ在庫たっぷり(もともと好物)大量摂取しておりました。+到着した小夏(日向夏、ニューサマーオレンジ皆同じ)はどうなんでしょうか。ビタミンC過剰摂取は結石要因らしいけれど、柑橘類そのものは悪くないはず。赤ワイン(さほどに呑んでいない〜数週間空けている)は?

小一時間ほど苦しみ抜いて・・・症状収まりました。石は無事通過したのか、それとも一休み状態なのか。いつもの起床時間迄あと30分ほど、眠っておきましょう。本日明日、絶対休めんので。その次は、またまた東京行き。


2014年5月某日/復活整理の日々

ゆっくり、ぼんやり休んで新しい一週間の開始、女房殿は夜半に帰宅いたしました。本日予報最高気温は28度C、もうほとんど夏でっせ、朝は13度C、爽やかな春。先週末、いろいろなトラブル処理残っております。冷静に後処理して、失った信頼分は毎日、ちょっとずつ借金返済していくしかない・・・一年前を振り返れば長足の進歩、前進していることでしょう。前向きにいきまっしょい。

8.223743珍しい音源入手。Lumbyeハンス・クリスチャン・ロンビ/Hans Christian Lumbye, 1810-1874管弦楽作品集第1集 Salute to August Bournonville, Galop(アウグスト・ブルノンヴィルに捧ぐ)/Queen Louise Waltz/ (Berlin) Vauxhall Polka/ King Christian IX's March-Past/Copenhagen Steam Railway Galop/A Summer Night at the MONNliいすらえるのしきしゃffs, Fantasia/Caecilie Waltz/コロンビーネ・ポルカ・マズルカ(Columbine Polka-Mazurka)/ブリッタ・ポルカ(Britta Polka)/Cannon Galop/Amelie Waltz/Dagmar Polka/Deborah Polka-Mazurka/Artist Dreams, Fantasia/Artist Deams, Fantasia/キャンペーン・ギャロップ(Champagne Galop)〜ジョルダーノ・ベッリンカンピ (Giordano Bellincampi)/チボリ交響楽団 ( Tivoli Symphony Orchestra)・・・作品詳細はNMLをコピーしたもの(録音年も探せない/1990年代後半でしょう)、ちゃんとした和訳を調べておりません。Johann Strauss IIは 1825-1899だからほぼ同時代、「北国のヨハン・シュトラウス」の異名とやら、ウィーンにて親父に影響を受けたのですね。以前所有していた(処分済)デンマーク王立歌劇場管弦楽団10枚組にも含まれておりました。*「アウグスト・ブルノンヴィルに捧ぐ」は保育所か幼稚園の運動会音楽風の躍動があって賑々しい、と

ポルカやギャロップの比率高く、優雅な風情漂うワルツは本家Johann Strauss IIに負けぬ愉しいもの。チボリ交響楽団ってシェーランド交響楽団、コペンハーゲン・フィル、3つの名前を持っている?そうでその所為ようわかりまへん。やや散漫、残響過多オフ・マイクっぽい感じあるけれど、雰囲気たっぷりの音質、演奏。作品が作品故、オーケストラの厚み、迫力云々すべき非ず、存分にたっぷり堪能いたしました。全11集全部!と言われると拝聴する自信はありません。

他、ルドルフ・ケンペのR.Strauss、フライブルグ・バロック・オーケストラのBach など。ここで時間切れ。行ってきます。

一日ばたばたしてあちこち、それなり実務処理に区切り付けたけど、妙に達成感のない、精神的に中途半端、ふわふわした一日。あっという間に終わりました。明日朝、短い時間で昨日の音楽の件迄言及できそうもないので、忘れぬうち、ちょっぴりコメントしておきましょう。

R.Strauss 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/「ドン・ファン」/「英雄の生涯」〜ルドルフ・ケンペ/シュターツカペレ・ドレスデン(1970年)・・・これもかなり以前の輸入盤。音質は微妙な濁りがあって、これが現役盤なら大幅改善されてる?との噂有、ほんまか。演奏はカラヤンやショルティ(一緒にしちゃマズいほど個性は違うけど)の強烈デーハー方面とは真逆、オーケストラの質実かつ深みのある響きは過不足なく鳴り渡る、といったところ。痺れました。煽ったり、走ったり、あざといテンポの変化とも無縁、オーケストラの響きは命!ホルンの深々とした音色、佳き意味、味わい系の極北。ペーター・ダムでっか?

HMC902113Bach 管弦楽組曲全曲〜フライブルク・バロック・オーケストラ(2011年)・・・LP以来(厳しい)カール・リヒターの呪縛か、敬愛するBach 作品中、ちょっとその立派さに苦手意識有。トレヴァー・ピノックにて目覚めました。舞曲の集まりだから、もっと軽快軽妙に弾むように演奏して欲しい・・・古楽器演奏も充分、技術的に成熟して、極端にエキセントリックでも痩せ過ぎでもない、テンポは速過ぎず、ふっくらとして、落ち着きもバランスもある。第2番のフルートは自由自在に吹き崩していて、それを批判される方もいらっしゃるけれど、これで佳し、これがバロックでっせ。オーソドックス現代楽器派には耐え切れぬのか。ざらりとして柔らかい弦、マイルドなトランペット、最高っす。


2014年5月某日/復活整理の日々

無為無策な週末休日、早朝覚醒してウォーキング実施。昨日衝動買いしたiPod対応コンポ iHome iH5は、右ダイヤル=タイマー設定が故障していることが判明、残念!返品やな。修理可能ならそれでも良いけど、きっとムリでしょう。エエ感じやったけどなぁ。昨夜それなり苦労して【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新、今朝、トップページ更新忘れに気付いてあわてて追加、ボケてまんなぁ、ますます。できるだけ新しいもの、いままで経験していないものに幅を広げたいのに、文書にするならどーしても旧態に馴染んだものになりがち。反省します。

Goodays GCC-013 @250昨日拝聴分。Holst 組曲「惑星」〜エイドリアン・ボウルト/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1966年)・・・一般にジミな英国音楽中、例外的に華やか陰影い豊かな人気作品、といっても実際は「火星」「木星」くらいじゃないのか、ちゃんと聴かれているのは。暗く静謐なところに真髄有、そう思います。LP時代からお気に入りでした。されたほどの優秀録音(なんだそう)、現在は高品質CD化されている・・・こちら残念なBOOK・OFF@250中古駅売海賊盤ですから。”惑星”専門」(それ一筋)風サイトでは評判よろしくない(曰く、真面目すぎてヒネりがなく、聴き手を「ハッ」とさせるようなことがない。曲単位ではまるで機械が振っているかのような固定テンポ〜この人が振る「惑星」をあまり好まない、とのコメントも別途有)らしいけど、ワタシは立派な、作品の魅力を活かして安心できる演奏、オーケストラも上手い、そう聴きました。(中座)

ゆっくり朝食+いつものお行儀悪くwith朝刊熟読。ここからAspireOne(Zolin)+数年間眠っていたメカニカル・キーボード(テン・キーなし)使用〜現在、マウス腱鞘炎対策から自宅、職場(持込)はエルゴノミクス・キーボード使用、形状は肘腕にやさしいけれど、キータッチは所詮安物メンブレン、こちらカチッと押した手応え、深み充分なメカニカルは快感なんです。お仕事じゃないのでテン・キーの使用頻度少ないけれど(これも眠っていた)USU接続テン・キーもいちおう接続。エルゴノミクス・マウスはいつものものを流用しております。

HTMLEditerとクリップボード履歴ソフトだけやなぁ、不足なのは。Chromeは同じですし。光学ドライブのない(旧態)ネット・ブック、外付けDVD-ROMしか持っていないので、自主CDは作れません(ソフトの使いこなしにも自信はない)そのくらいか、不自由なのは。非力なCPUはAtom1.6gh/メモリはわずか1gbなので動画落ちまくり、複数作業すると動きしばらく止まります・・・それも趣味のウチ。なんせ3,240円(税込)ですから。Windowsとは微妙に異なるフォントも新鮮です。

現在廃盤の全集Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1974年)・・・ヴァント最初の全集中、一番先に録音されたもの。嗜好は千変万化し、いまやこの全集がワタシのリファレンスへ。わずか2年前

どーもいけない。厳しすぎるというか、緊張感がキツ過ぎて、お仕事疲れ、出張疲れの耳にフィットしません。ノーミソの働き鈍っておるのか・・・妙に”聴き疲れ”します。
なるほど。わかるなぁ、ガッチリと構築してメリハリ強烈、細部とことん描き込んで、その緊張感は並じゃない。第5番は長大だけど、構造はわかりやすく、終楽章に至って第1楽章主題回帰して感極まる・・・こんなカッチリとした硬派演奏もちゃんと聴ける、愉しめる心情に至りました。その緊張感こそ快い〜以前のコメントに最終楽章に音質の不備有、ほんま?今回は最終楽章大音響の中、居眠りしていたので確認できておりません。

iPod対応コンポ iHome iH5残念、返品いたしました。


2014年5月某日/復活整理の日々

前日著しい寝不足、昨夜は11時半頃迄ムリヤリ粘って一気に就寝(リズムを崩さないため)、今朝はキモチよく自然覚醒〜ウォーキング実施済。昨日、取引先商談の帰り、眠気覚ましにBOOK・OFFにて2冊補充、しっかり読書などいたしましょう。なるべくお仕事のストレスは忘れて過ごしたいもの。今朝、微動だにせぬオークショCD出品締め切り、駅売海賊盤2枚@1そのまま、2セット分落札ありました。送料や手数料のほうが高い?もとより金額の多寡など関係なし、さし上げても良いくらいの物件也。ちゃんと音楽は佳き状態で聴けますから。在庫を減らす、厳選するというのが主眼。Mozart 集中聴き、というほどのこともない一週間、これまでCD8枚分?ほんまは室内楽辺り、ちゃんと再攻略すべきなんだけど、ラスト締め括りは”歌もの”、昨日取引先往復車中+残り自宅にてCD3枚分拝聴いたしました。

 F00L20551Mozart 歌劇「フィガロの結婚」K.492〜エーリヒ・クライバー/ウィーン・フィル/ウィーン国立歌劇場合唱団/チェーザレ・シエピ(b/フィガロ)/ヒルデ・ギューデン(s/スザンナ)/フェルナンド・コレーナ(bbr/アルマヴィーヴァ伯爵)/ヒルデ・レッセル=マイダン(ms/伯爵夫人)/シュザンヌ・ダンコ(s/ケルビーノ)他(1955年)・・・ワタシ如き”永遠の初心者”が云々すべきものに非ず、60年前のステレオ録音は驚異的臨場感を誇って現役。生誕200年記念英DECCAは3部作をウィーンにて録音してくださったのですね。DOCUMENTS10枚組を入手したのは発売即2006年だったか(デザインはあまりにショボいので写真は英DECCAというかLONDON盤)。現在ならパブリック・ドメイン音源ネットより入手可能(そういえばTPP論議で著作隣接権はどーなるのか?著作権は70年に伸びるらしい)

まったく旧さをを感じさせぬ快活+色気たっぷりの雰囲気満載、古楽器擁護派のワタシがシギスヴァルト・クイケン盤(1998年)を薄味に感じる(失礼覚悟、クライバーの気品にまったく敵わない)のは、馥郁甘美なるウィーン・フィルもちろん、往年の歌い手の貫禄と余裕でしょう。クラシック音楽にほんのちょっぴり予備知識は必要、前段の部(Rossiniによる「セヴィリア」が著名)街の便利屋(理髪師)”フィガロ”は無事、ロジーナを伯爵夫人にすることに成功、こんどは自分がスザンナと結婚する迄の顛末となります(誰でも知っている要らぬ薀蓄でした)

筋書き、各キャラクターをちょっぴり知っていること、学生時代ヴィットリ・グイの抜粋盤との出会い、その後数多く拝聴して細部旋律に馴染んでいる・・・チェーザレ・シエピ(1923-2010)は便利屋ならぬ、伯爵以上の貫禄気品有、しかしその色気は尋常に非ず。ヒルデ・ギューデン(1917-1988)のスザンナは若々しい可憐な可愛らしさ満点(第4幕「恋人よ、早くここへ」絶品)。ズボン役(宝塚みたいなもの?)のケルビーノ(「恋とはどんなものかしら」はこのオペラ一番人気かも)はシュザンヌ・ダンコ(ms)という贅沢さ、浮き立つような華やかなヴィヴラート〜キリがない。それが父クライバーのしっかり味付け、上品なバックと絡み合う・・・

ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調K.456第2楽章に言及した、バルバリーナのカヴァティーナ「なくしてしまった」は第4幕冒頭に登場する哀愁のメロディ(アニー・フェルバーマイヤー(s))わずか2分ほど、Mozart 作曲時、なにか上演の義理関係でこんな出番を作った?そんな想像されるほど素敵かつ暗鬱な風情漂います。続くマルチェリーナのアリア「牡山羊と牝山羊は」(ヒルデ・レッスル・マイダン)も同様、涙が出るほど感動的〜ワタシ如きド・シロウトでも知っている著名な歌い手(しかも裾役)登場するのも豪華配役・・・肝心の伯爵夫人(ヒルデ・レッセル=マイダン(ms))の気品漂う歌に言及忘れてました。第2幕冒頭「愛の神よ、照覧あれ」の堂々たる朗唱、管弦楽極上の伴奏・・・

結局、今朝より実質あちこち全部再聴、更に一部クイケン盤迄比較しちゃって、人類至高の名曲(なんて美しい瞬間連続〜)を堪能いたしました。

相変わらず無為無策な休日。気付けば夕方・・・今朝方駅売海賊盤2枚組セット@1也2つ落札あった件、追加入札したので取り置いてねとの連絡有、せっかくなので早期終了させて即送付しました。全8枚クロネコメール便送付不可、コンビニで切手買ってゆうメール・ポスト投函しようとしたら、厚みがあって不可〜そのまま1km先の大きな郵便局迄速歩にて出掛けました。これでまた、棚にちょっぴり余裕出来。

帰り、思いついてセカンドハンズ・ショップへ立ち寄り。iPod対応コンポ衝動買い!iHome iH5中古@1,300+税8%也。なかなかエエ感じなんだけど、もしかしてリモコン欠品?もともと付いていないの?それとタイマーのセット方法がわからない〜のか、故障しているのか・・・いずれ”使えんことはない”状態です。


2014年5月某日/復活整理の日々

けっこうな物量な実務処理を続けて、種々トラブルが絡み、商品調達とかシステム・ロジック上の”穴”後処理に悪戦苦闘気味。後処理で済めば良いけれど、とうとう取引先の商売に影響を与えて、昨日帰宅するまでに次善の処理は完了しませんでした。翌日に回しても同じ、しかし、その中途半端感が微妙に拭い去れない・・・夜ぜんぜん眠れぬ、といった結末に。ま、体調はそう悪くなくて、本日一日なんとか乗り切れそうです。問題課題はすっきりクリアしまっせ。女房殿はお仕事お休みもらって、早朝より京都行き、友人と遊んだ後、大阪の実家へ。更に大阪の趣味の集まりに参加、お仕事あっての”遊び”は楽しいことでしょう。

新聞は安倍ちゃんの「集団的自衛権」一色、先の「機密保持」云々もそうだけど、”実際のところどーなるのか”見えぬ感じ。もちろん論議も足らぬけれど、日本人って”論議を尽くして決定に従う”みたいなのって苦手ですよね。隣国との関係もパワーゲームに頼ったら”人海戦術”に負けるんじゃないか。オピニオン欄は「政治家の使い捨て」〜フランチャイズ個人商店、育成できない現状がリアルに語られておりました。そりゃ、医師弁護士二世ばかりになっちまうわな、かつての民主党には道路工事のバイトをしつつ政治活動をしていた可哀想な人もいたらしい。

野党総崩れ状況、結果自民党一人勝ちっていうのもなぁ、なんか虚しい選択肢なし状態。ネット・バンキングで今年既に14億円某の被害?利用階層が広がれば、セキュリティ意識の薄い利用者も増えることでしょう。昨夜、音源データ・ダウンロード中〜こりゃおかしいな(数度経験済)そう思った瞬間、ウィルス対策ソフト起動して警告、強制排除いたしました。ブラウザのトップページも書き換え、コントロールパネル〜「プログラムと機能」を見るとソフトが勝手に2本導入、それ自体はウィルスではないにせよ、勝手に自分のパソコンをいじられるのも不快なので速攻削除いたしました。世の中には”ウィルス対策したことなし!””XP?それなに”なんて人々が、ゴッソリ貯金持っていたりするから危ない。

LP時代のジャケットMozart ホルン協奏曲第1番〜第4番/ロンド 変ホ長調K.371〜アラン・シヴィル(hr)/ルドルフ・ケンペ/ロイヤル・フィル(1966年)・・・世間に流布している「1960年」録音情報は誤り、クレンペラーとの録音と混同されているのでしょう。シヴィル(1929-1989)は往年の英国の名手、ロイヤル・フィル、フィルハーモニア管弦楽団、BBC交響楽団の首席を歴任、カラヤンよりベルリン・フィル入りを打診され(断った)ブランデンブルク協奏曲の録音には参加しておりました。早逝したデニス・ブレインばかり話題になるけど、軽快のびのびした音色、そして音質条件も整っているこちらも捨てがたい魅力・・・って、LP時代馴染んだ音源でした。(RCAレーベル?)絶滅危惧種B(シングル)ホルンなんでしょ?(現代の主流はダブルとか)軽妙かつ明るい音色、自在なコントロールに惚れ惚れ・・・けど、ケンペのオーケストラが大柄に、ちょっと重過ぎませんか。この辺りは時代なのか、最近の古楽器系演奏は未だ聴き機会を得ません。

Mozart 交響曲第31番〜34番〜トレヴァー・ピノック/イングリッシュ・コンサート(1993/4年)・・・ヤープ・テル・リンデンによる油気抜けきった古楽器全集がリファレンス、ぼちぼちクリストファー・ホグウッド全集をちゃんと聴きたいな、そんなことを考えつつトレヴァー・ピノックをすっかり失念しておりました。古楽器を使用しつつ、両極端にエキセントリックにならぬバランス感覚、ザラリとした響きは意外と迫力、厚みもあります。アンサンブルの洗練にも不足なし。いかにもウケ狙い!強弱強調した「パリ」の熱気、K.318ト長調シンフォニアの賑々しい躍動、アンコールによく出現するK.338ハ長調交響曲の終楽章「allegro vivace」華やいだ爆発(木管とティンパニが圧巻!)に文句ない感銘が押し寄せました。大昔、カール・ベームにて覚えた作品故メヌエット(K.409)が入らぬ3楽章制(これが正しい姿とのこと)にちょっぴり違和感有。

では、行ってきます。

とうとう自分のミス大爆発!昨日発生、微妙なもの(これはこれでクリア)の類似事象、いろいろ言い訳やら偶然の積み重ねと言い訳できるけど、しても仕方がない。その兆候はあったんですよ。誰の責任さておき、いろいろなトラブルを事前に察知して、防ぎきれなかった自分を悔やむばかり。これではヴェテラン存在価値ないじゃん!ま、大事に至っていないけど。ま、エエこと、前向きなもあったけれど、スッキリせん週末であります。

帰宅して一人、赤ワイン呑んで、ヤケ喰いしてました。ま、内外要因トラブル続き、その処理には慣れてまっせ。開き直って前進するのみ、よろしくないことが発生したら、前向きに次善の策を粛々と講じるのみ。いつものお仕事リズムも絶対に崩さない(と、カッコ付けてもハラ苦しい)。

Mozart 弦楽四重奏曲18番イ長調K.464/第19番ハ長調K.465「不協和音」〜ウィーン・フランツ・シューベルト弦楽四重奏団(1994年)・・・「不協和音」は中学生時代に出会って、衝撃を受けた記憶が・・・(スメタナ弦楽四重奏団)爾来(正直なところ)あまりに作品群聴き込み不足、どんなのが優れている演奏かわからんのです。どれを聴いても同じ・・・愉悦と感銘有。LP時代Westminster全集は宝物でしたよ。あかんなぁ(懐かしいPILZ音源)ザルツブルク・モーツァルテウム弦楽四重奏団も、かつてユルいなぁと感じたけれど、今ならけっこう、ゆったりエエ感じ=どれを聴いても同じ症候群也。


2014年5月某日/復活整理の日々

もう滅多に出張もなくて、べつにキツい内容に非ず、酒席もないのに、やたらと疲労感の強い週半ば。たまの東京も、全国から集まる若い営業担当の成長とか、前職場の様子とか東京本丸の空気を確認できて悪くないもの。業務用マシンはシンクライアント、東京本丸では無線LAN自動接続、まったくいつもと同じ環境となります。結果、会議中内職(=通常業務)は同じ水準にて実行可能、唯一プリンターは名古屋の職場のまま、それでもプリンタ→ファックス出力は変わらない〜便利なものでっせ。支給されているWifi端末(先日機種交換)は新幹線中でも快調稼働(接続設定も必要ない自動接続)、ネット閲覧+私的メールなども対応可能、帰宅して自宅マシンに適用流用狙ったが”不明な接続”として設定不可なんですね。暗号化?されているらしい。東京出発前に(1,080円に値上がりした)床屋へ〜生涯一度も仕上がりに文句付けたことはないけど、やや遠慮気味に刈り込みが足りないのは花のお江戸故かも。中途半端っす。

移動中iPodしっかり音楽拝聴。自宅にiPod接続オーディオ導入を検討しても良いかも。iTunesから無線でオーディオに電波飛ばせばよいのか。Mozart ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453/第27番 変ロ長調K.595〜アンジェラ・ヒューイット(p)/ハンヌ・リントゥ/マントヴァ室内管弦楽団(2011年)・・・新しい素敵な個性が出現する喜び。ここ最近、古楽器を拝聴する機会が増えたれけれど、現代楽器の豊かな響きも一興。これはイタリアのファツィオーリ(アルド・チッコリーニが愛用している新興メーカー)使用、馴染みのスタインウエイは切れ味のあるテンション、こちら丸くぽってり、暖かい音色が個性的です。Mozart に駄作なし!好き嫌い優劣付けることなど不可能!無条件幸福を前提として、K.453ト長調協奏曲は別格のお気に入り、春の野に駆け出すこどもたち〜を連想させます。最晩年解脱しきったK.595変ロ長調協奏曲は、静謐透明な境地に至って、これも他の名作とは一線を画すもの。種々数々の感動をいただいた作品に、新たな魅力を加える、柔らかくふくよかな躍動、馥郁と気品漂うタッチ・・・CD発売一年、話題になってまへんなぁ、見知らぬオーケストラ、音質含め、これまで拝聴した記憶中のヴェリ・ベストでしょう。

EXCL-26Mahler 交響曲第1番ニ長調〜マンフレート・ホーネック/ピッツバーグ交響楽団(2008年)・・・賛否渦巻く新時代の演奏であります。コメント氏は概ね正刻を射ていると聴きました。半世紀前(1953年)にスタインバーグが録音していて、剛直、素っ気ないほどに飾りのないストレートな演奏から遠く隔たり、アンサンブルの洗練は驚くほど!上手いオーケストラやなぁ・・・音質も文句ない。子供の頃から馴染んだ作品細部、たくさん発見もありました。例えば最終楽章、低弦の動き、”生のテーマ”は交響曲第9番ニ長調第1楽章とほとんど同じじゃないか・・・細部入念な仕上げ、ニュアンス味付け、テンポの頻繁な変化もコントロール完璧。現在56歳、指揮界では若手?入念な仕上げはウェットな感情移入を意味しない、これが世代であり、現代のオーケストラなのでしょうか。新鮮、爽快、どちらかというと擁護したい個性に間違いなし。しかし、先のコメント氏の危惧にも一理あって、機能の優秀が表層を流れる可能性も・・・

では、行ってきます。


2014年5月某日/復活整理の日々

(在東京ホテル)昨夜、遅くに東京入り。ラーメンなど食しておとなしくしておりました。半年ぶりのホテルは”激遅XPマシン”から”快速7”に共用パソコン交換されておりました。環境やら枕が変わるといっそう睡眠不如意っぽいけど、体調まずまず、ウォーキングはムリなので、起床時ストレッチのみ実施。以前より主張していたことだけど、紙を印刷して一時保存や確認したほうが良いお仕事と、データ閲覧のみ済ませるもののケジメが必要、東京に出張すると膨大なるずしり重い資料が印刷配布され、最低限必要なもののみ残して、コッソリ捨てざるを得ないこともしばしば。(自分より若い)組織トップはペーパーレス推進!紙削減30%目標に掲げ、久々の出張は業務用ウルトラブック持参必須指示(紙は配布しないよ)〜って、ここ5年ほど無線接続環境も持参(ホテルでも)常に情報捕捉、連絡決済など(内職)していたから同じ。

シンクライアント業務用マシンになってなにか変るの?って、むしろ、本丸サーバーに接続せぬ限り自由に使えて、USBメモリに仕込んだサイト更新セットが使える・・・かと思ったら、やはりFTP不可なんやな、セキュリティ問題か。USBメモリは読み込めるけど、書き込めない設定になってるみたい。新幹線移動、車中GoogleDocumentにて執筆。(iPod音楽も拝聴中)ま、便利なもんでっせ。少なくともネット閲覧は自宅と同じ環境となっております。Wifiルーターも交換されていて、呪文のような設定は不要カンタン接続。但し、自宅のタブレットマシンには使えないというか、設定にワザが必要みたいです。一昨日オークション落札した恒例”土佐小夏”も無事、連絡遣り取り出来。大阪時代に比べ、東京まで新幹線1時間半(他移動含めても2時間ほど)というのは速いものですね。ハードな毎火曜日を辛くもクリアして、右肘はほとんど麻痺状態。忙しかっただけというべきか、充実していたのか。トラブルらしいトラブルもなく、種々宿題をこなしたから、後者なのでしょう。

UCCD-4127/8今週早くも”Mozart ”シリーズ集中拝聴崩れました。Debussy 歌劇「ペレアスとメリサンド」〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団/ジュネーヴ大劇場合唱団/カミーユ・モラーヌ/ エルナ・スプーレンバーグ/ジョージ・ロンドン(1964年)・・・ネットを検索すると、なぜか1952年旧録音(シュザンヌ・ダンコなど)の話題ばかり。こちらその筋、オペラの手練れの方には評判悪いらしい〜幸い聴き手は作品お勉強中のド・シロウト。不自然だけど雰囲気たっぷりの音質、細部とてもわかりやすい。仏蘭西語の抑揚をそのまま旋律にした(らしい)作品は、歌い手のつぶやき、囁き、往年のスイス・ロマンド管弦楽団のコシの軽い、薄っぺらいクールな響きも魅惑的でした。CD2枚分、キモチ良く眠くなる・・・なにがあかんのですか?以前、アンセルメの「悲愴」(1956年)を拝聴して、ま、ヘロヘロと思ったけど、”この演奏が刷り込み、これで「悲愴」と出会った”と感激された方もいらっしゃいました。音楽は嗜好品、これで良いんです。

これより会議対応。内職可能でしょうか。帰宅は9時前と予想。帰りの新幹線はちゃんとMozart を聴きましょう。


2014年5月某日/復活整理の日々

昨日夕方に降りだした雨も、今朝にはほとんどやんでウォーキング強行。本日夜より東京行きをすっかり失念して、出張申請も上げておりません。体調は微妙によろしくない、風邪が残っている感じ。昨日は午前中資料作りに失敗し、1時間ほどムダにしたことが影響して、昨日クリアすべき分ちょっぴり(30分ほど)残して(疲れ果て)中途半端な気分、今朝一番にてクリア予定。本日、毎週定例作業の山、この日は出張も外出も、もちろん祝日であっても休めない〜ほんまは明日もそうなんだけど、一日ずらしましょう。たしか来週も東京会議だったような?ここ5年ほど、東京にはなんの魅力も感じなくなって、もとより居住するなら地方都市指向、たまに遊びに行くなら・・・程度の考えだったけど、もうそれもいいや、ってな感じ。指定(こ汚い)ホテルの関係で五反田BOOK・OFFが近いから本でも探すか、10年ほど前は山ほどCD入手しておりました。出張移動用に(充電兼ね)iPod音源ガラリと入れ替えました。

SR-90184今週はMozart 。真打ち登場!みたいな感じだけど、系統聴きを目指すにはあまりに作品膨大、いつものアト・ランダムな選曲、たまたまMozart であった、程度のことになりましょう。Mozart 交響曲第39番 変ホ長調K.543/交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜ハンス・シュミット・イッセルシュテット/ロンドン交響楽団(1958年)・・・中学生の時、ジョージ・セルの「ジュピター」17cmLPを借りました。自分のが欲しくて小遣い600円(大金!)を握りしめてレコード屋(札幌4丁目玉光堂)に行ったら、このイッセルシュテット17cmLP盤(豪華装幀)は700円〜入手断念した哀しい記憶が・・・往年のMERCURY録音はネットより拝借した音源→自主CDは音質いま一歩?いえいえ、しっかり現役風情を残しておりました。

自主CD化は3年ほど前?サイト内検索に言及出現せず、一度聴いて・・・40数年ぶりの邂逅(レコード屋での視聴以来)にガッカリして棚中封印いたしました。久々の拝聴に、徒に柄を大きくせずオーソドックスなテンポ設定、重心の低い盤石安定保守本流的演奏、特筆すべき個性表現は見当たらぬけど、妙にココロに染みる(自分にとっては)懐かしい演奏也。予想外の感動感銘でありました。Mozart であれば無条件幸福、ということかな?先日、カール・ベーム云々したけど、最近の古楽器嗜好、いろいろ聴いて一巡したのかも。再度聴けるかも。

自主CDフィル・アップはRavel 逝ける女王のためのパヴァーヌ/クープランの墓〜レナード・ペナリオ(p)・・・昂揚した「ジュピター」最終楽章フーガに感極まって、静謐透明な「パヴァーヌ」そっと開始は最高の組み合わせでした。

Mozart ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調K.456/第19番ヘ長調K.495〜アルトゥール・スホーデルヴィルト(pf)/クリストフォリ(2012年)・・・現在の拝聴主流はこちら。各パート一人による羽毛のようにデリケート、静謐な囁きのような演奏であります。技術的な洗練、音質クリアなことは当たり前。K.456変ロ長調協奏曲第2楽章「アンダンテ」にはフィガロが木霊します(バルバリーナのカヴァティーナ「なくしてしまった」)ここがちょっぴり哀しくて大好きなところ。各パート一人が正しいのか別にして、淡い色調による室内楽のようなテイスト。躍動するK.495ヘ長調の楽器編成に、ティンパニ入ってましたっけ?これはどんな研究成果か、前曲より賑々しいメリハリが付いて、楽しいものです。こんな演奏を聴いていると、Mozart の時代はこんな世界に近いのでは?現代楽器とは別の魅力をしっかり受け止めました。

では行ってきます。


2014年5月某日/復活整理の日々

朝風呂すると一日ほんわかとして身動きできなくなる〜昼寝もしっかり、それでもちゃんと眠れて、新しい一週間が始まりました。本日は昼から雨らしい、天気のよろしい朝のうちにウォーキング実施。新緑の佳き季節ですね。今週は明日、夜から(珍しく)東京出張前泊、会議対応となります。毎週作業のリズムが崩れるのはいやだけど、わずか一年半前まではもっとフクザツ多岐、大量のお仕事を連日出張絡めてちゃんと消化していたから、たいしたことはないのでしょう。体調さえ維持できればなんとかなるもの。

RM161 LP時代のデザイン昨日拝聴音楽。Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜アレクサンダー・イェンナー(p)/ディーン・ディクソン/ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団・・・好事家には著名な(あまりぱっとせぬ)ステレオ初期録音也。Alexander Jenner(1929-)って、日本語表記ネット検索では情報見つけるのに少々苦戦、来日もして教育者としても活躍されていたようです。ディーン・ディクソン(1915-1976)はカリブ移民のアフリカ系亜米利加人、人種差別の厳しかった時代に苦労されたことでしょう。ふだんは比較的軽いオペラ専門オーケストラとの録音・・・これだけ条件揃えば興味津々。ネットよりフリーにて音源拝借いたしました。ゆったりと柔らかい余裕の雰囲気、オーケストラも(ド・シロウトがイメージするところの)ちょっぴりヤワな、甘いウィーン風(冒頭ホルンなど)、緊迫感より優雅が優る、落ち着いて立派な演奏であります。オーソドックスであり、長大巨魁な作品は、音質条件の不備乗り越え、聴き手を厭きさせぬ安定、悠々としたスケール、バランス有。最後までしっかり堪能させていただきました。

膨大に至ったネットより日々入手した音源(90%は未聴)はDVDに焼いて保存、時々取り出して情報再確認(再発見!も)しております。するとアレクサンダー・ルディンの名前が〜これって数日前聴いたアレクサンドル・ルーディン(vc)のことじゃないか。Mozart 交響曲第33番 変ロ長調 K.319 /ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466 /交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」〜アレクサンドル・ルーディン/モスクワ室内管弦楽団ムジア・ヴィーヴァ/ロバート・レヴィン(p)(2012年チャイコフスキー・ホール・ライヴ)・・・肌理ソヴィエットせぬ音質は露西亜の伝統〜というのは冗談、放送音源エア・チェックじゃないのかな?レヴィンが参加しているから古楽器?かと思ったら現代楽器、溌剌としたライヴは(アンコール入り/インタビュー除いても)自主CD一枚に収まらない。昨今の古楽器系演奏より穏健に感じるのは聴き手の慣れ?キビキビとした速めのテンポは颯爽として、エキセントリックに非ず。上手いオーケストラでっせ、最初はちょっと前のめり?っぽい力みもあるけど、弦の集中力、木管の明るい響きは、これが現代現役アンサンブルの実力なのでしょう。ロバート・レヴィンは現代楽器?使用、伴奏にも自在に通奏低音風合いの手(装飾音)を入れて、楽しい演奏であります。ここでも少々アンサンブルは前のめり?速めのテンポに落ち着き不足、ソロは表情豊か、劇的(カデンツァの華麗なこと!)、のびのびとして使用楽器問わず見事な愉悦でありました。

では、行ってまいります。


2014年5月某日/復活整理の日々

好天に青空の朝、ウォーキングはいつもの短縮版実施。昨夜強い睡魔を感じて夜半に床に就いたものの、真っ暗闇3時にしっかり覚醒、CD2枚分拝聴しつつ(油断すればサボりがちになる)【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新実施。もうほとんどなんの反応もないサイト更新、稀に(偶然に)見るカウンターは進んでいるけれど、それはトップページのみ、しかもGoogle辺りが勝手に覗いているだけかも知れません。じゃなぜ?厭きもせず毎日更新なのか。それは毎日のリズム、怠惰に陥りがちな生活の備忘録=自分のため、インターネットという媒体を利用しているのみ。サイト更新するためには、しっかりCDに対峙する必要もあって、この緊張感は(少々ツラくても)貴重です。更新途切れがちなブログを多く拝見するけど、その気持、よ〜く理解できまっせ。

自己紹介」も時々見なおしております。似たようなことを書いていても、それは世代や性別、地域、置かれた状態によって意味合いはぜんぜん違う〜そういった(エエ加減でも)基礎資料也。今時、パソコンの所有を誇る人などいないでしょうし、自分も安物ばかり。しかし備忘録としては意味有。メイン・マシンとしているeMachines E732Z(7/メモリ4gb/ディスプレイ・エルゴノミクス・キーボード・マウス接続)は今年2014年1月(中古)入手だから記憶も鮮明。でもね、数年すると忘れますよ。実質上は音源データ検索、保存、調整、自主CD作成用にしているACER Aspire AS5750(7→8.1/メモリ6gb)は2011年10月入手、これは先ほどサイト内検索して発見いたしました。パソコンの実質寿命は4年(機能より先にハード的な不備が出てくる)との経験則、今年10月でまる3年か・・・

蛇足・・・”今年2014年”と書いたでしょ?これは意識して”昨年2013年”などと表記して、後で見た時に時系列をはっきりさせるため。「音楽日誌」も”2014年5月某日”、定例更新にも更新日程を入れております。これは、あちこちネット検索して”今年””昨年”との記事が実際上意味をなさぬことに気付いたから。ノーミソ弱まった自分に必須のツールがパソコン、ネット、ホームページなんでしょう。

RCA 74321 886 842  2枚組1,000円+送料諸費用でオークション入札閑話休題(それはさておき)今週の連続聴きラスト。風邪もひいたし、交響曲もピアノ協奏曲も中途半端、室内楽にもまったく手が届かない〜ま、また繰り返せばよろしい。Prokofiev カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団/合唱団/ロザリンド・エリアス(ms)(1959年)・・・”1242年の氷上の戦いでドイツ騎士団を壊滅させたネフスキー大公の物語”とやら。もともとは映画音楽だったらしく、わかりやすい劇的旋律が朗々と鳴り響く〜といった風情、きっと露西亜人だったらだれでも知っている筋書きなのでしょう。42分弱だから、聴き手への負担も少ない感じ。演奏は言わずもがな、フリッツ・ライナーの引き締まった緊張感、シカゴ交響楽団の強靭、強烈な金管に賑々しい声楽が絡んで1959年?信じられぬほどの音質鮮度であります。やっぱ声楽が締めやなぁ、このシリーズ

なんて考えていたら、フィル・アップ有。バレエ音楽「ロメオとジュリエット」(抜粋)〜ストコフスキー/NBC交響楽団員(1954年録音)収録されておりました。この収録が異色〜噴水の前のロメオ/ジュリエット/ロメオとジュリエット/ジュリエットの墓の前のロメオ/ジュリエットの死〜意外とジミというか、静かなところばかりセレクション。NBC交響楽団”員”となっている理由は不明、このオーケストラ数少ない、ちゃんとしたステレオ音源だそう。余命わずかなスーパーオーケストラの技量を確認できる録音でした。

朝一番、エエ天気に誘われ片道20数分散歩がてら、温泉風大型浴場へ。尼崎時代は毎週末の銭湯通いが楽しみでした。この辺りは美しく、新しい住宅街、ぴかぴかの新しいクルマ、ハイブリッド車、高級外車ばかり、大阪時代に自家用車をやめて7年目、いつまでも硬派にエコ生活を気取るつもりもないけれど、車種とか性能とか国籍には興味ないな。最近皆”顔”がしゅっとして、流行はややつり目タイプばかり、あれは好みに非ず。丸目の愛嬌あるデザインが好き、ミニクーパーとかビュートとか。最近、軽自動車の新しい丸目が出ましたよね。

昨日本日と名作ドラマ「北の国から〜遺言」再(々々?)放送。コレ幾度見ても新鮮、珍しく細部迄記憶していて、それでも精緻を極めた筋立て、演技、台詞、贅沢かつ静謐な間、自然描写への感銘はいや増すばかり。もう亡くなった俳優さんもいるけど、まったく旧さを感じさせません。クラシック音楽の扱いも上手い。都会とはいえ北海道出身の自分は、雪景色に胸はきゅっと〜でも、暖かい暮らしにすっかり慣れて、もう帰れない。

映画「ぽっぽや」〜数日前ビデオに録ったもの。これも同様幾度繰り返して、涙うるうる状態・・・なのは華麗なる加齢によるノーミソ前頭連合野感情抑制機能の劣化なのかも。エネルギー政策の変更による石炭→石油への転換、炭鉱の合理化、閉山。先に閉山された九州から、雪深い北海道に流れてきた労働者はさぞ不安だったでしょうね。(志村けんの演技は秀逸)原作を読んでいないけど、高倉健さんがあまりにカッコよいこと。以前は好みから外れていた広末涼子も、久々にみれば充分可愛らしい。大竹しのぶは天才です。スーちゃんの在りし日、美しい姿に泣けました。


2014年5月某日/復活整理の日々

土曜休み。体調は快復傾向、それでも肌寒さを感じて今朝のウォーキングは連続休止へ。先ほど某演奏家の検索をしていて「クラシック音楽の小窓−第3楽章」というブログを拝見、以前から時々接する機会もあり、あちこち関連記事を確認するうち自分とほぼ同世代、子会社に出向されたサラリーマンは、大阪在住経理のスペシャリストらしいことを知りました。業種が性格をつくるのか、性格が業種を選ばせるのか、ワタシとは正反対の生真面目几帳面な文章、共通項は音楽好きということなのでしょう。HN「風街ろまん」ははっぴぃえんど2枚目ののアルバム(1971年)でっせ(全曲歌えます!)。若い人は知らんやろな。通俗から離れたマニアックな音楽に造詣深く、その合間に挟まる日常お仕事の苦戦、娘さんの結婚など、密かに共感してネット上の淡い交情を感じました。

NAXOS 8.553624拝聴順番ちょっと入れ替わるけれど、昨夜言及中途半端になった流れProkofiev チェロと管弦楽のための交響的協奏曲 作品125/チェロ・コンチェルティーノ ト短調 作品132(Vladimir Blok編)/二つのプーシュキン・ワルツ 作品120〜アレクサンドル・ルーディン(vc)/テオドール・クチャル/ウクライナ国立管弦楽団(1995年)・・・系統的に作品が揃う、といった意味でほんまにNAXOSは立派でっせ。クチャル一連のProkofievに限らず、録音は少々音質にクセ有(ここではかなり良好)概ね、拝聴機会のあったものは手応え充分。代表例はKalinnikovかな?ルーディンはマイルドなタッチ、かつて硬派難解と感じた(演奏至難らしい)作品を楽々、悠々と弾きこなします。第2楽章「Allegro giusto」なんていかにも凄い!けど、けっして強面にならない、わかりやすい。あちこち激しいリズム、不協和音を聴いたあと、交響的協奏曲を晦渋な作品ではなく、美しく洗練された強面作品と感じるようになりました。それはルーディンの軽快なるテクニックの産物なのでしょう。初演者であるロストロポーヴィチよりセンスはずっとモダーン、すっきりとした仕上がり。コンチェルティーノ最晩年の平易剽軽雄弁な作風(作曲者の死により未完)。ワルツは各々わずか4分ほど、可憐デリケート、牧歌的な優しい作品、これはチェロ作品ではありません。

ラズロ・ヴァルガさんには悪いことしました。やはり音質は大切なポイントのひとつ、作品概要がみえてくると、そう悪ない演奏だな、と。テクニックは充分(件の第2楽章も)というか、ルーディンに比べ”いかにも難曲!”風演奏、ルイド・フロマンの責任か、リズムに少々キレが足りないのみ。

MELCD1000050Prokofiev バレエ音楽「道化師」(7人の道化師をだました道化師)作品21(全曲)〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット国立文化省交響楽団(1985年)・・・昨日、取引先に商談に出掛ける車中にて拝聴は失敗、暖かい空気に窓全開、全然細部は聞こえない(続けて「放蕩息子」作品46(1990年)も同様の結末)・・・帰宅して仕切りなおしました。(中座)

・・・朝食も終え、ノンビリしていたらエエ天気に・・・反省してウォーキング実施、しかも(昨年2013年6月左膝状態悪化以前の)ややロング・バージョン”ご近所杁ケ池一周”実施。膝状態はとっくに改善したのに、短縮版ばかり定着しておりました。これで池の水が澄んでいたらなぁ、興醒めミシシッピーアカミミガメ(生態系破壊)ばかりじゃなく、お魚がたくさん泳いでいたら・・・さらにeMachines E732Z(7)にウィルス対策として”Panda”→”Kingsoft”(ACER Aspire AS5750(8.1)には既に導入済)に変更。当然広告付きフリー版。ほんの思いつき、気分転換也。

Wikiによると”理論的に音楽を構築するタイプの作曲家ではなく・・・音楽語法の発展に寄与した面は少ない”とのこと。こちら理論には一切無関係ド・シロウト音楽愛好家故、多彩な旋律リズム、やや硬派破壊的なサウンドを堪能いたしました。消えてしまった国策オーケストラは上手いなぁ、ロジェストヴェンスキーもクサいスケール表現、大爆発を残しつつ、仕上げは上質そのもの。彼のProkofievバレエ音楽は音源揃えて、半分以上未聴なんです。


2014年5月某日/復活整理の日々

体調重く、今朝のウォーキングはムリせず休止。午前中残務処理、商談資料準備、昼から出掛けて一週間を終了いたしましょう。来週は珍しく東京出張もあるので、なんとか快復を目指したいもの。元気でサボる、休む、遊ぶ、というのがすべての基本でっせ。数日前から(珍しく)肩が凝っていたのは風邪症状だったのだな。咽もやや痛い。オークションCDの売れ行きは二週間に一件、といったところ。せっかくの”Prokofiev集中聴き”もいまいち調子出ず〜絶好調であれば(例えば)歌劇「戦争と平和」全曲に挑戦!そんな意欲も湧くのでしょう。

ArteNova 74321496872Prokofiev ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調/第2番ト短調/5つのメロディ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタニ長調〜ルーベン・アハロニアン(v)/サミュエル・フリードマン/ロシア・フィル・・・これもデータ入手なので、録音詳細情報不明。1990年代でしょう。アハロニアンはたしかボロディン弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン、伴奏はArteNovaに多く登場する正体不明オーケストラ(音質も含め、伴奏に不足ない実力)。作品は知名度ほどに聴いていなくて、第1番はルジェーロ・リッチ第2番はハイフェッツくらいじゃないか。いずれ個性は違っても、さっぱりと素っ気ないというか、線は細め。こちら音質はクリアだし、アハロニアンは骨太、表情豊か、わかりやすい表現。さらさら流暢に、といったタイプに非ず、前時代的たっぷりクサく歌う、というのではないにせよ、その表現方向は”乾いたプロコフィエフはいつになくウェット”に仕上がっております。おそらくは初めて”名曲!”を実感させて下さいました。第2番最終楽章にカスタネット登場して、妙な躍動感ある(スムースではない)リズムも不思議なテイストであります。神秘的な「5つのメロディ」はもちろん初耳、収録作品にも配慮有、得難い価値の一枚は、既に入手困難っぽくて、音源所有している我らがSONYはんの英断を待つしかないところ。

ここ数日、ネットにてProkofiev音源あちこち探って、交響曲第1番/第5番ばかり、ということに気付きました(ツマらんのぉ)。聴き手問題さておき、Prokofiev連続聴きは苦痛でもなんでもない、これが嗜好というものでしょう。

体調も快復傾向、適度に忙しく、適度にヒマ、昼からドライブがてらの商談もまずまずの成果でした。夕方ぎりぎり迄、要請のあったものはすべて、お仕事残さぬよう一気に快速処理済。連休明け昨日、体調やや崩したものの、まずまずの一週間とするべきでしょう。

VOXBOX CD3X 3000手許に残っている最古参ProkofievのCDは”VOXBOX CD3X 3000”(3枚組)、ピアノ協奏曲第1/5/4番(ガブリエル・タッキーノ(p))、先にちょっぴり触れたヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調(リッチ(v))+ピアノ協奏曲第3/5番+もう一枚はチェロと管弦楽のための交響的協奏曲 作品125(ラズロ・ヴァルガ(vc))+ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調となります。久々、半分ほど拝聴いたしました。ピアノは力みのない粋なタッチ、ルイ・ド・フロマン/ルクセンブルク放送管弦楽団は例の如し薄く、曖昧なアンサンブルはなかなかの味わい系〜というか、今風切れ味一方の演奏とはちょいと異なって、ユルいというか。1970年代後半、あまりよろしからぬ音質も聴き馴染めば、さほど気にならぬもの。

問題はチェロと管弦楽のための交響的協奏曲 作品125(ラズロ・ヴァルガ(vc))でして、しばらく”なんてクソつまらん音楽!”と嘆いていおりました。やがてロストロポーヴィチ(vc)/クルト・ザンデルリンク/レニングラード・フィル(1957年)を拝聴して、いつものハード硬派な旋律リズムに目覚めたものです。ラズロ・ヴァルガはほんま、久々の再聴〜なるほど。つまり収録音量があまりに低く(もとよりさほどの優秀録音に非ず)初心者には作品そのものの様子がわからんかった、ということですね。ま、虚心に拝聴すれば、さほどに”クソつまらん”ことはありません。お粗末。


2014年5月某日/復活整理の日々

連休疲れ(≒太り)か、朝昼の気温差の問題か、体調よろしくない日々。食欲は落ちず、ちょっぴり風邪気味なのかも。一昨日だったか?ぼんやり眺めたテレビ番組によると”睡眠時間が短いと早くボケる”(というような趣旨っぽい?)とのこと。これってワシ?昨日お仕事手順、まるごと一工程抜けていたのを発見(指摘され修正、ことなきを得た)。別途定例作業自分で点検して”微妙な抜け”に驚き!たしかに、細かい作業中にあちこち相次ぐ電話、上司より声掛けられて資料作成して中断など、言い訳はできるけれど、これって”ボケ”?不安になりました。短期記憶保持に自信がない・・・集中力の欠如前提として、作業工程の見直しなど、宿題はいろいろありまっせ。いずれ、無事今週の定例作業山を超え、本日はこの間の宿題をクリアする予定。

CBS MLK39446Prokofiev 交響曲第1番ニ長調「古典」*(1968年)/歌劇「三つのオレンジへの恋」〜「行進曲」(1963年)/組曲「キージェ中尉」(1962年)/管弦楽組曲「ピーターと狼」*(1960年)〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル*、ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団・・・数日前「ピーターと狼」音源は所有していない旨書いたけれど、こんな音源発見。台詞抜き「Orchestral Suite」となっております。LP時代からお気に入りでした。ありませんでした?「古典」交響曲はシンプル端正な作品、誰の演奏でも一緒ちゃうか、そう思っていたけど、専門筋によると”超・難曲”とのこと。指揮者やオーケストラの技量がモロに出るんだそうです。バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(在任中)の記録は演奏の質、音質とも凸凹かなりあって、これはオーケストラの響きが洗練されぬし、アンサンブルも粗い感じ。Prokofievはとくに正確なメカニック前提、その上に個性とか味わいがあるのでしょう。もともとの趣旨がまず作品に馴染む、というコンピレーションだから、人気のバーンスタインなのでしょうね。オーマンディに(CBS)録音なかったのか。

わずか2分に充たぬ「行進曲」〜そして「キージェ中尉」の瑞瑞しく豊満ゴージャス、厚みのある響き!音質も含め、フィラデルフィアの技量は圧巻でございます。サウンドのそのものの愉悦、素直ムリのない表現とユーモラスな余裕、前収録とは天と地ほどの違い有。”乾いたモダニズム”の表現としてこんな世界も有、なのですね。台詞のない「ピーターと狼」は平易な旋律無定見な羅列みたいに至って、そこは子供の頃から馴染み、バーンスタインのヴィヴィッドな世界を堪能可能な19分ほど。久々に拝聴した、というか初耳かも。

Bartok 弦楽四重奏曲第4番Sz.91(1928)〜ギレ弦楽四重奏団・・・ネットよりダウンロードした太古録音(ConcertHallレーベルLP)、正確な録音年不明。大好きな作曲家だけど、弦楽四重奏曲CD2枚分、かなり以前にCD入手したっきり”歯が立たぬ”(放置)状態、勉強途上であります。全5楽章、20数分の凝縮され、ハードなリズム、不協和音、第4楽章「Allegro pizzicato」は題名通りピツィカートの緊張感続いて「バルトーク・ピツィカート」(より強く弦を引っ張って指板に打ちつけるんだそう)初登場!この人の作品って、ほとんど旋律の歌よりリズムしか感じないんですよね。基本方向は嗜好のツボ、そのもの。ぼちぼち目覚めてきました。モノラル録音も意外と鮮明、作品の緊張感、恐怖感雰囲気をいっそう際立たせております。

では、本日一日気分を入れ替えて乗り切りましょう。

ここのところ(音楽に対しても)集中力の欠如、体調の重さは風邪でした。午前中集中して、この間懸案の宿題調査、整理、かなり膨大なる修正伝票処理完了後、昼休みどーにも頭痛+微熱を感じてよろしくない。常用の解熱鎮痛剤(頭痛薬)服用、昼からもひとつ宿題こなした時点で早退、しばらく横になっておりました。明日は商談に出掛けるし、休めませんから。食欲は落ちていないから大丈夫。

夕食後、テレビを眺めつつ、音楽データ・ダウンロードしたり、その音源詳細を検索したり・・・身動き取れず。かなり体調も落ち着いてきたので、オーディオ部屋にてProkofiev聴いております。この一文はAspireOneにて執筆、小さいし、2時間ほどバッテリー保つので膝に乗せて使用中。mozcはよーやく設定方法がわかって「Atok」風に設定完了。なんせ20数年このパターンですから。ちなみに89歳の親父は”ひらがな変換”でした。若い人はテンキーなのだろうな、あれはどうにも苦手・・・


2014年5月某日/復活整理の日々

世間もGW明け、早朝(ちょろ)ウォーキング・ラスト、公園の鉄棒でストレッチしていると朝一番バス待ちご同輩に久々遭遇〜ご苦労さまです。ご当地は(ウチのような賃貸マンションは別として)高級住宅+マンションばかりなので、ご家族のことを考えて環境のよろしいところに家を構えたのですね。こちら職場朝一番に出勤しても、更に一時間以上の余裕有・・・昨日は先週に続き祝日出勤、人も電話も少ない静かな環境にて定例作業をこなしました。残務もトラブル(自分もミス)もあって、取引先にご迷惑を掛けない程度にクリアいたしました。せっかくの好天に体調はよろしくない・・・やたらと鼻が詰まるのは花粉症?眠り浅く、夢見もよろしくない。

Prokofiev ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調(1961年)/ピアノ協奏曲第3番ハ長調/ピアノ協奏曲第5番ト長調(1963年)〜サンソン・フランソワ(p)/ヴィトルド・ロヴィツキ/フィルハーモニア管弦楽団・・・協奏曲はLP時代以来のお付き合い、この作品との出会いかも。昨日、EMIの音質云々したけど、これは文句なしやなぁ、21世紀に現役水準也。ピアノ・ソナタ第7番は20分弱、ほとんど無調+不協和音連続ハードな第1楽章、静謐美しい鐘が鳴り響く第2楽章、フクザツ7拍子一気呵成に駆け抜ける終楽章〜”フランソワはChopin ”みたいなイメージを覆す、しっかりとした技巧と無味乾燥に陥らぬ味わいもありました。カッコよくわかりやすい協奏曲第3番は、ややゆったりとしたテンポ。若手が正確無比緻密なメカニックを以って疾走!そんな演奏も悪くないけど、こちらもとより”テクニック前面”な人に非ず、もうちょっとハードな第5番(ラスト唐突に終わる印象有)含め、細部ていねいな仕上げ、例の如し乾いた情感を華やかに表現して瑞々しい。

ロンドンでの録音をけっこう残しているポーランドの巨匠・ロヴィツキ(1914 - 1989)とフィルハーモニア管弦楽団との相性はなかなかよろしい。なにか管弦楽作品の録音眠っていないでしょうか。

BRILLIANT 6137-5Prokofiev ピアノ・ソナタ第3番イ短調/第6番 イ長調〜マレイ・マクラクラン(p)(1989年)/Shostakovich ピアノ・ソナタ第1番 作品12/第2番 作品61〜コリン・ストーン(p)(1995年)・・・ かなり以前ジョルジュ・シャンドールのピアノ・ソナタ全集(VOX)を処分したのは、BRILLIANTの新しいものを入手したから、そんなことを思い出しました(既に廃盤)。Murray McLachlanはネット検索しても余り情報を得られません。(後述;出てきました。1965年英国生まれ現役です)レビューには”正確に弾いているという印象だけで、全く面白くありません”との手厳しいコメント有。あまり量を聴いていないので云々できんけど、リヒテル辺りの記憶(この作品だったか?自信なし)を辿れば、たしかに”やや小さくまとめた”みたいな印象もあります。先のソナタ第7番より第6番ってけっこう有名ですよね。どれを聴いても”乾いた情感”、鉄とかコンクリート建築物=モダニズムを感じさせて嗜好のツボそのもの。

Shostakovichが続いて収録され、こちらも似たような印象、かと思ったら、なんか暗いというか情念というかウェット、そんな風情が加わるのですね。Prokofievはどれも妙に明るいというか、乾いている・・・ド・シロウトはそんな音楽を楽しみました。これも音質がよろしい。


2014年5月某日/復活整理の日々

本日よりお仕事再開、4.5連休よう休ませていただき、散財いたしました。それなり残務はあるでしょう。早々にいつものリズムに戻したいところ。休みはお仕事リズムがあってこその価値、当たり前のことを自覚いたしました。今朝はエエ天気、まだ11度Cだからけっこう空気は冷たく、澄んでおりました。毎日、”ネタ”のない安閑とした日々は貴重なのでしょう。今回のお休み最大の成果は(旅行別格として)格安AspireOne A150(Zolin Lite導入)+メカニカル・キーボード+15インチ・モニターかな?今年2014年1月に(残念ながら)AspreRevo(稼働4年3ヶ月)処分して、当初予定は”格安マシンにてLinux環境に”〜だったんですよ。”8”は世間との関係を考慮してノート・パソコンに導入しているけど、高いOS導入継続というのもなぁ、どんどこ高いスペック・マシンを要求されるのも業腹、完全フリー・環境を目指したもの。ところがeMachines E7332Z-F22B/F(7/メモリ4gb)中古三萬圓格安入手出来、馴染みの”7”環境にて安易に継続したものです。

いずれ、現在の日常に”Linux”は使いこなせていないからね。安い居酒屋一回分お付き合い費用にて、トライヤルできる条件を整えた、ということでしょう。あるもの、休眠していることをムダなく活用するというもの精神的によろしい。

cms7643422昨日、”今週はProkofiev”そう決めたのに、有り余る時間に早速寄り道浮気。音質改善かなり、噂のケンペ/ドレスデン9枚組R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/交響詩「死と変容」/歌劇「薔薇の騎士」よりワルツ〜ルドルフ・ケンペ/シュターツカペレ・ドレスデン(1970-73年)・・・現在手許にあるのはかなり以前のもの、なるほどなぁ、9枚わずか参阡圓を切って劇的に音質改善実感できるのなら安いのかも。しっとりとして落ち着いた味わい、オーケストラの質実ブルー系の響き、ケレンのない表現・・・それが細部やや解像度低く、肌理荒く、強奏部分では音はちょっぴり濁って〜元々の録音はこんなんじゃないとのこと。(消えてしまった)EMIという会社は音質に対する考えが時に甘いのですね。「ツァラ」はトラック分けなし、というのも乱暴狼藉な製品。そんなことを差し引いても、カラヤン辺りとは別種の雄弁、うねり、深み、強烈なメリハリ、ベルリン・フィル艶々の個性とは異なる、夢見るように芳醇な美しいオーケストラ、突出せぬけど存在感強烈なティンパニ(ゾンダーマンですか?)を堪能したものです。昨日、今朝と繰り返し確認しております。幾度拝聴するに相応しい、説得力と感動有。

肝心のPRKOKOFIEVサンソン・フランソワによるソナタとか協奏曲を愉しんだけれど、時間切れです。久々のお仕事に行ってまいります。


2014年5月某日/復活整理の日々

昨日も終日ゆっくり。いつもの休日っぽく、ネット上の音源探索ダウンロード+自主CD作成、昼からはBOOK・OFFに散歩がてら重い紙袋抱えて定例書籍処分へ。もうCDを入手することのないけど、在庫・相場の確認は必ずいたします。10年ほど揺るぎないなぁ(=高い)@250コーナーはけっこう揃っているけど、ほとんど所有していたり、かつて入手既に処分していたものばかり。日曜夜10時BSのドラマ「珈琲屋の人々」〜全5回、とうとう最終回へ(偶然全部ビデオ収録出来)。これ上質な大人のドラマやなぁ、近来稀に見るような。寡黙誠実な高橋克典はカッコ良いし、不幸な女を演らせたら日本一!木村多江も素敵。周囲を取り巻く、世代の異なるキャラクターの描き分けもおみごと。40歳代オトナの恋、というのも題材として違和感ない時代になったのですね。お伽噺みたいに皆、仲良し旧知ばかり揃うご近所商店街、これもあり得ぬ夢なのでしょう。現在放送中「続・最後から二番目の恋」に至ると主役男女は合計100歳を超え、舞台はオシャレな鎌倉、ちょいとセレブ感漂う独身男女、仲悪いのか良いのかわからぬ、台詞の掛け合いが愉しいもの。

いずれ、40-50は洟垂れ小僧、みたいな時代がやってきております。自分だって(体調体力さておき)60歳に接近する成熟(還暦)には自覚程遠いですもん。やや枯れてきたけれど。

明日は週次作業の山場なので、先週に続き志願の祝日出勤。本日にてGWラスト、たっぷり休んだ手応え充分であります。AspireOne A150(3,240円)にMACの壁紙導入〜微妙にビンボー臭い所業も自分らしい。(中座→ウォーキング実施)

今週の宿題はProkofiev。乾いてシニカルな情感、ハード破壊的なサウンドはまさに自らの嗜好のツボ中のツボ。数々お気に入り作品も存在するのに、系統的に集中聴きした、といった記憶はありません。出会いは小学校の音楽の時間、「ピーターと狼」〜カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団/坂本九(ナレーター/1956年/永六輔脚色とのこと)だっけ?やがて息子が生まれてエフレム・クルツ/フィルハーモニア管弦楽団(岡崎友紀ナレーター)(主眼は「動物の謝肉祭」?)のCDを入手したものです。もう手許にはこの作品音源もありません。

Prokofiev 交響曲第5番 変ロ長調 作品100〜レオポルド・ストコフスキー/ソヴィエット国立放送交響楽団(1958年ライヴ)・・・メロディアのLPよりCARTIA RECORD MK 1551ネットに上梓された珍しい音源を入手したもの。LP板起こし、この辺りのUSSR録音はたいてい悲惨〜これはかなり良質鮮明な音源であって、日常聴きに耐える水準であります。もの凄くわかりやすく、カッコ良い作品!最終楽章、ヴィオラのくぐもった音色が弾むようなリズムを刻んで、一気にフィナーレに雪崩れ込むところなどゾクゾクするほど。若い頃カラヤンを聴いて「なんてダルい演奏なんだ・・・」みたいな印象は、現在の耳で再確認の機会を得ません。ストコフスキーは”アクのある表現を、アクの強いオーケストラで”風趣旨の演奏か、大仰にテンポは揺れ動き、オーケストラは極色彩に鳴り響き(ホルンのヴィヴラートのイヤらしいこと!)、客演オーケストラを強引にコントロールして彼の色に染め上げます。オーケストラとの微妙な齟齬も、アンサンブルのやや乱れも臨場感たっぷり。リファレンスには成り得ぬかも知れぬけど、なんとも愉しい。

Prokofiev 交響曲第2番二短調/第3番ハ短調〜ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団(1971年)・・・マルティノンがEMIに企画を持ち込んでボツ、マイナー・レーベルVOXにて全集録音した曰くらしい。最近ドミトリー・キタエンコ辺り凄いのがMyリファレンスになっているけど、以前はずっとコレでした。第2番は2楽章制、ハードな不協和音というか前衛的無調の暴力的旋律に痺れます。第3番も(ド・シロウトには)似たような?風に聞こえます。歌劇「炎の天使」(未聴)からできた作品とのこと、初演は1929年ピエール・モントゥーかぁ、凄いおっさんや。音質もアンサンブルも上々、仏蘭西のオーケストラって、出来不出来のムラというか、指揮者との相性ありますよね。VOXとは思えぬ音質水準、オーケストラを叱咤激励してハードな音楽を味わい深く仕上げておりました。


2014年5月某日/復活整理の日々

日常生活の安定は大切だけど、時に環境を変える旅行というのは精神のリフレッシュなのでしょう。生活のリズムは崩れるし、つい昨年2013年始め頃までは出張連続だったので、少々出掛けるのは億劫でした。こうして狭い範囲のみ生活していると、その大切さが実感されます。ホテルに朝食が付いているので、しっかり摂っていたけれど、胃が重いなぁ(体重増も)、軽く野菜ジュース+ヨーグルトのみ、というのが似合っているようです。本日より元に戻しましょう。元気、健康であることはすべての前提なのは当たり前のこと。(中座)

旅行中2日サボったウォーキングは、オークション落札されたCD送付ついでに実施。マルケヴィッチの鋭い切れ味を感じさせるモノラル録音を聴いたばかり、そんな例外ありつつ、やはりここ最近、音質水準が気になってCD処分加速させております。演奏スタイルのこともありますよね。LP時代、宝物だったカール・ベームのMozart 交響曲全集(ごく最近)まとめて拝聴できるチャンスはあったけど、やはりクリストファー・ホグウッドをちゃんと聴くのは最優先、ジェフリー・テイト、ネヴィル・マリナーも拝聴優先順位は上と思います。わずか数年前(これもLP時代懐かしい)ベーム/コンセルトヘボウの交響曲集2枚分、喜んで自主CD化したけど、もうわざわざ棚中から取り出す意欲は失せました。現役、できれば若手の音源優先を聴きたいな、そう考えております。

1883-1969昔の録音全否定に非ず、演奏個性のみならず音質問題も嗜好が絡むのか。Rimsky-Korsakov歌劇「サルタン王の物語」〜第1幕前奏曲「皇帝の別れと出発」/第2幕前奏曲「海を漂う樽の中の王妃」/第2幕間奏曲「熊蜂の飛行」(1956年)/第4幕第2場への前奏曲「3つの奇跡」(以上1957年)/交響曲第2番 嬰ヘ短調「アンタール」(1954年)/組曲「クリスマス・イヴ」(1956年)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団・・・なかなか充実した自主CD収録也。1950年代中盤の録音だったらRCAが圧巻!英DECCAは昔懐かしいアイドルは今〜風、劣化はあるけれど、それなりの厚みと雰囲気は残っております。Rimsky-Korsakov は華やかなオーケストレーション、わかりやすいオリエンタルな旋律の宝庫、とくに「アンタール」は売れ筋「シェヘラザード」に劣らぬ魅惑の作品!

アンセルメは現代のアンサンブル水準から考えると、そうとう厳しい!ヘロヘロ(縦線が合っていない、リズムがユルい、細部弾けていない)けど、けっこう妖しい、腰のカルい雰囲気はあって、それらしく聴こえるといったところか。歴史的音源CDはほとんど処分したけれど、彼の10枚組は例外的に棚中残、拝聴機会も意外と多いものです。意外なところではBach も悪くない。露西亜ものはレパートリーの中心、明るい音色、鮮明な音質(低音の迫力もなかなか)にて軽妙、メルヘンな楽しさいっぱい!

AspireOne A150+キーボード+モニターはSharp T15-G3写真は6年物AspireOne A150(3,240円)+(マウス腱鞘炎発症前に使っていたメカニカル仕様2005年岡山時代に入手)キーボード+モニターはSharp T15-G3(中古1,000円ほどで売っている/画面サイズ小さいし、アナログ専用だから)。それなりの風格あるでしょ?(古臭い感じあるけど)動画閲覧かなり苦しく、おそらくはゲーム不可。ちょっとした日常使い、テキストファイルをいじるくらいなら大丈夫。さきほど音源データを9本くらいまとめてダウンロードして、ほとんど落ち掛けました〜メモリ(DDR2/200pin)2gbに替えればもう少々マシかと思うけど、4,000円ほど、本体価格を超えてしまいます。もとより”最低限のカネで遊ぶ”趣旨ですし。あるもので済ませる、という鉄則を守りましょう。


2014年5月某日/復活整理の日々

(京都ホテルにて)最近はスマホ・タブレットPC全盛、ビジネスマンはおそらく自分のマシンを持参、ホテルの共用パソコンというのは徐々に減っていくことでしょう(むしろ無線回線が重要)。海外からのお客様には必要かな?USBメモリにChromePortable(ブラウザ/自宅設定そのままになる)、愛用のHTMLエディター、FTPソフト+クリップボード履歴ソフト(重要パスワードなど保存済)を持参すれば、サイト更新環境は整います。日本語変換をAtok風に変え、マウスポインターを大きくして、加速設定変更すれば言うことなし・・・但し、キーボード、マウスの違和感は如何ともし難い。このホテルのマシンは「XP」NEC/MateMC-7/メモリ搭載は1gb〜さすがに少々動きは鈍い感じです。そんな”外様(不自由)環境”も妙に新鮮也。

お好み焼き(広島駅)2014年5月昨夜は、一昨夜岩国で散々喰い呑み〜広島駅にてお好み焼き(広島焼きに非ず!お好み焼き”広島仕様”)〜そんなに歩いたつもりもないのに、両足+ケツ上部+膝に疲労感有、食欲もあまりなく、女房殿と相談して(馴染みの博多風)ラーメン屋にて夕食済ませ、コンビニ・デザート入手して、いつもの二時間ドラマ堪能。

あと京都の名所をちょっぴり巡って帰宅いたしましょう。好天に恵まれ、贅沢三昧なGW続きます。オークション処分CDは2件落札有。(ブラウザのフォント設定がIEデフォルトだと「音楽日誌」はいっそうブサイクな見栄えですねぇ)

下鴨神社2014年5月勝手知ったる京都、朝一番のバスを待って、鞍馬山貴船神社を目指すつもりが、女房殿の靴が痛いという・・・あそこは坂がキツいからね。じゃ、大原三千院にするか、20年以上いっていないし、ということでバスにて北上すると〜途中「下鴨神社」アナウンス有。幾度前を通ったか記憶ないくらい、なのに、じつは訪問したことなし〜自分でも呆れる・・・急遽思いついて下車。なんと本日”流鏑馬(やぶさめ)”〜既に早朝から行列できておりましたね。とにかく本殿参拝〜美しいのぉ、深くしっとりとした森は世界遺産だったのか。糺(ただす)の森というんです。こうしてみると我が居住付近は空気は澄んで静か、でも緑が全然足らんかったのですね。

自宅にて、ゆっくり寛(くつろ)いでおります。岩国夜の酒席、錦帯橋ではデジカメ忘れました。(下の写真は女房殿ケータイ撮影。このパラフレーズはAspireOne/Zolin/Leafpad更新)


2014年5月某日/復活整理の日々

錦帯橋2014年5月2日女房殿ケータイ撮影(旅行二日目在京都ホテル)岩国〜宮島〜広島〜京都のホテルにてようやくサイト更新環境を得ました(XPでっせ。いまどき珍しいボール式マウスの感度悪いこと!)昨夜は息子と極上の酒を呑みました。小いわしの天ぷらって、こんなに旨いもんとは・・・岩国は広島文化の色濃いところだけれど、しょうゆは既に甘口文化圏でした。どの料理もしみじみと味わい深い・・・錦帯橋(初訪問)〜宮島(幾度目か?)〜広島駅にて馴染みのお好み焼き、最高〜京都はいつも通り錦市場を冷やかして、現在女房殿は大浴場にてゆっくり休息中。以下、昨日岩国のホテルにて執筆分。

(昨日)予定通り昼から職場辞去、地下鉄〜新幹線〜広島乗換え〜(一人息子の転勤異動先)岩国着は夕方5時過ぎ、幾度か通過しても降り立ったのは初めて。駅前はそれなり大きな構えでした。駅前は地方都市の宿命、シャッター通り商店街風、おそらく幹線道路沿いの車で行く店にお客は流れていることでしょう。4時間ほどの新幹線〜在来線道中、しっかり音楽聴いたり、読書したり、居眠りしたり・・・くつろいでましたね(8年居住した岡山駅通過記憶なし)。噂どおり空いておりました。道中はかつて幾度出張(岡山〜広島毎月2回ほど?5−600回)して懐かしい。

ホテルの大浴場は上々、各部屋のテレビにパソコン備え付け(なんと!先日処分したAspireRevo/但しメモリ4gb/回線の関係か、けっこう速い)、USBメモリに仕込んだ”サイト更新用セット”も使える・・・けれど、FTPアクセス制限掛かって更新不可は残念、仕方なしGoogleDocumentにメモを残しておきましょう。ブラウザはGooglePortableがいつもの環境のまま使えます。(付属の無線キーボードは一部、キーが粘ついて動き鈍い→掃除しました。このあたりはいつもの性格)

433194_2iPodはエエなぁ、移動中強制的に全曲聴くでしょ?昨年初めまでは通勤+出張でしっかり音楽拝聴量をこなしていたのですね。昨夜、しっかり収録内容一新しておきました。種々驚きの発見有。というか自分の無知やウッカリを恥じるばかり・・・Haydn 交響曲第94番ト長調「驚愕」(1978年)/第100番ト長調「軍隊」/第104番ニ長調「ロンドン」(1982年)〜クリストファー・ホグウッド/ザロモン弦楽四重奏団/アカデミー・オブ・エンシェントミュージック・・・一年ほど前既に聴いていて、これほとんど室内楽じゃん、フォルテピアノ前面だし・・・って、全集とは別のザロモン編曲の室内楽版でした。道理でぜんぜんちゃうと思った・・・各パートひとりだし「軍隊」にラッパも太鼓もないじゃないの。いかにぼんやり聴いていたか、エエ加減なやっちゃな(=ワシ)。1983年に始まる、(ほぼ)全集(未完成)の前に、こんな録音が存在したことも知りませんでした。ま、薄っぺらい響き、作品の構造骨格は細部迄透け透けにようみえて、ものすごくヴィヴィッド、馴染みの作品は新鮮そのもの。

データ入手なので、ネットにてオリジナルのCDを情報検索、ところがなかなか出てきませんねぇ、コレ。稀少品かも。上記録音年情報もやっと見つけました。

CD98.173Mozart 交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」/セレナーデ 第7番 ニ長調 K250(248b)「ハフナー」〜アイオナ・ブラウン/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(1997年)・・・ありそうでなかった趣向の組み合わせ。こんな録音の存在も始めて知りました。温和、バランス感覚抜群マイルドなネヴィル・マリナーとは違ったサウンド、かなり硬派、力感と勢いあふれる演奏に仕上がっております。ディジタル以降の録音なのに、音質が少々ぱっとしないというか、響きやや濁って(アンサンブルの統率問題かも)、作品本来が持っている明るさ、愉悦、柔軟性にやや不足する、最後迄聴き通すには少々ツラい・・・かも。そういえば彼女の噂を最近聞かんな、と思ったら2004年に亡くなっていたのですね。たっぷりと歌うヴァイオリン・ソロは彼女自身でしょうか?63歳とは早すぎる逝去であります。

SBT1060Bartok 舞踏組曲/Ravel ラ・ヴァルス/Satie パラード/Busoni ワルツ/ LYADOV 藁抜き遊び(キキモラ) /Chabrier ポーランドの祭り/Liszt メフィスト・ワルツ〜イーゴル・マルケヴィチ/フィルハーモニア管弦楽団(1952〜54年)・・・これは選曲、演奏、音質(モノラル)とも最高!40歳気力体力充実して、こんなに引き締まってアツく燃えるフィルハーモニア管弦楽団も珍しい。明るい響き、アンサンブルの充実はそのまま、指揮者によってこれほど雰囲気変幻するとは・・・冒頭のBartokからノリノリの興奮の渦(この辺り、粗野な暴力的旋律リズム大好き)、ラ・ヴァルスの色気+強烈アッチェランドは実際に、これで踊るのは絶対不可能でしょう(もとよりウィンナ・ワルツへのシニカルな幻影作品のはず、これでエエんです)。Chabrierの祝祭的吹き上げるような華やかさ、例の如し無意味?無機的な旋律サウンド羅列するSatieは、嗜好ツボ中のツボ・・・

曽野綾子「自分の始末」扶桑社新書)・・・書籍の新規仕入サボって、女房殿の在庫を持ち出したもの。かつての著作の中から、編集者が”それらしい至言”を抜粋したもの、といったお手軽安易な趣向でしょう。年寄りは誰でもいつでも代われる単純労働をすべき、とか、生活の充実は”人になにかしてあげられる”ことに有、とか学ぶべき点は多いけれど、いかにも”エエとこのみ、結論のみ持ってきて”みたいな中途半端、残念な一冊でした。


2014年5月某日/復活整理の日々

雨は上がって2日断念した早朝ウォーキング再開、空はどんより曇り空。昼からお休みなので、気分的には既にGWモードにて出勤いたします。女房殿は半日早く出掛けて息子の部屋掃除とのこと。今朝の朝日新聞「天声人語」〜「パーキンソンの法則」これはケッサク!定年の年齢に科学的根拠はなし、但し、いくつに決めてもその3年前から衰えるとのこと。これってワシ?リアルやなぁ、お隣のやや先輩は20年来の知り合い、昨年一年間付き合ってみて、そのお仕事ぶり”衰え”に驚いたのも事実でした。こうしてみると89歳の親父は元気やなぁ、パソコンは使えぬがワープロ(25年程前プレゼントしたもの)は使える(これしか使えない/手が震えて手書きアウトといういう意味もあり)。兄からのお下がりプリンターのインクが切れて、ご近所電気屋では旧過ぎて交換品はないとのご相談有。型式を訊いてamazonより激安互換品を送っておきました。電話の声は矍鑠として滑舌しっかり、ユーモラスな受け応え、頭脳も明晰。人生こうでなくっちゃ。兄にきつく止められても、未だ高速道路運転してますし(嗚呼、危ない)。

BEILLIANT 6366/1今週短期決戦”R.Straussウィーク”もラスト。R.Strauss「4つの最後の歌」/管弦楽伴奏付き歌曲 献呈 作品10-1/夜 作品10-3/あすの朝 作品27-4/解き放たれ 作品39-4/子守歌 作品41-1/親しき幻影 作品48-1/森の幸福 作品49-1/東方より来た三博士 作品56-6〜シャルロッテ・マルギオーノ(s/またはマルジョーノ)/エド・デ・ワールト/オランダ放送フィルハーモニー(1993年)・・・10年以上前拝聴記録有。あまり知られていない不遇な音源は現役です。最初の「春」は高音に、ややキツさを感じるけれど、あとは中低音豊満なマルギオーノの声質に魅了されました。「夕映えの中で(Im Abendrot)」を聴く度、万感胸に迫る人生の黄昏情景が眼前に浮かぶ・・・拝聴機会の比較的少ない他の管弦楽伴奏付き歌曲には「夜(Die Nacht)」も「朝(Morgen)」もあって、とくに「朝」のキラキラ繊細なテイスト(ハープの伴奏が夢見るよう)に心奪われました。言語不如意でも、ちゃんと情感は伝わる名曲集。なんとなく不遇なエド・デ・ワールト(1941-)も70歳を過ぎたのだな、文句なしの美しいオーケストラであります。

このシリーズ・ラスト締め括り。ほんまは「薔薇の騎士」ハイティンク抜粋を聴こうと思ったら、どーも処分したらしい。棚中に見当たりません。R.Strauss 「サロメ」〜「7つのヴェールの踊り」/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/交響詩「ドン・ファン」〜レオポルド・ストコフスキー/ニューヨーク・スタジアム交響楽団(1959年)・・・このオーケストラはニューヨーク・フィルなんだそう。ストコフスキー一連のEVEREST録音は全部揃えたかな?(Shostakovichの交響曲第5番は音源データ入手のみ未拝聴)驚異的な臨場感+低音たっぷり音質、大仰なメリハリ効いて、オーケストラに厚みと迫力も充分。記憶ではLP時代からお気に入りでした。ビア・ダイアモンド1000シリーズ?昔馴染みばかり、懐古趣味はいかん!とは思いつつ、刷り込みは如何ともし難い・・・次回シリーズでは現役や若手の演奏をできるだけ聴きましょう。

これより出勤、諸残務整理後、昼から岩国へGW旅行。ホテルにサイト更新環境が揃っているか?不明です。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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