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音楽日誌●精進と愚痴の日々●精進と愚痴の日々 ●今月の近況
2012年兼六園

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■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

ムリヤリ土曜休、掟破り朝一番にて報告書送付は昨日金沢駅でのサンダーバード待ち時間、ネットワーク接続が上手くいかなかったためです。月曜もキツいなぁ、結果として。いろいろと気掛かりなメールも入っておりました。チーム内生真面目一方ヴェテランのちょんぼ発覚、金で済むけれど連続発生ですから。上司激怒パターン。朝一番にて(左膝痛みに耐えかね)リハビリマッサージ通院、昨日一昨日のべ11時間列車に座っていたから、おそらく運動不足なのでしょう。それにしても爺婆が多い!思い付いてちょっと大きめ書店に出掛けたが(もちろん)バス中も爺婆だらけ、ここ尼崎は大阪至近+物価も安くて若い人も多い(こどもも多い)けれど、高齢化社会の実感ひしひしと伝わります。

ご近所商店街は徐々に衰退しているけれど、これほど人口の多いエリア(希にJR終電辺りで帰宅するけれど、凄い人数!)、若い人もこどももけっして少なくはない・・・となると、旧態商店街が活性化しないのは、やはり商売の在り方とかスタイル、跡継ぎ問題(世代交代)なんじゃないか。たしか、その辺りをまとめた新書があったはずだけど、書店では探せず、やはりネットで注文するしかないのか。

「国際的ハッカー集団”アノニマス”による日本のウェブサイトへの攻撃が続いている」とのこと。目的は「改正著作権法のダウンロード違法化阻止」とのこと。この法律、実運用はどーなるんでしょう。ワタシなど「音楽日誌」を丹念に読んでいけば時に違法性顕著(証拠明確)、タイホされるのか。海外サーバーからのダウンロードは?一人一人調べるのはおそらく不可能、誰か代表例を「見せしめ」として摘発!まずは【♪ KechiKechi Classics ♪】から・・・とか。

Membranよりジョン・バルビローリの歴史的録音10枚組が出ていて、けっこう愉しめます。(いくつかこのサイトにも言及有/主に音質的理由にて処分済)これが、ネットにてまったく同じ内容にてダウンロード可能。これはパブリック・ドメインだから大丈夫でしょうね。

早速、HISTORY 205638-302Sibelius 交響曲第2番ニ長調 作品43〜ジョン・バルビローリ/ニューヨーク・フィル(1940年)・・・再聴。「CD復刻は、少々頼りないというか、薄い音」というのは記憶通り。おもちゃみたいな感じ。それでも最後迄、しっかり骨太熱気+勢いある演奏を愉しみました。ま、好事家の世界かな?ロイヤル・フィルとの演奏はとても気に入ったけれど、まずハレ管との全集をちゃんと聴かないといけないな。

昨日、出張移動中の音楽はいろいろ聴いていて、例えばMahler 交響曲第6番イ短調〜ベルナルト・ハイティンク/シカゴ交響楽団(2007年ライヴ)・・・昨日の第8番(1971年)に比べハイティンクの成熟は明らか、盤石の貫禄、迫力、ライヴとは思えぬアンサンブルのテンションの高さ、いずれも凄い。しかし、全曲聴き通すのが辛かった〜のは、音質問題(デッド+オン・マイク)そして体調問題なのでしょう。

毎度のことながら、長い長い一ヶ月終わります。季節はいつのまにか夏に至っております。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

尼崎〜大阪〜東京渋谷(研修)〜大宮〜越後湯沢〜金沢(酒席/泊)行事参加〜打ち合わせ〜大阪〜尼崎。日本半周の旅。東京行きの新幹線中は体調悪く、ま、研修はなんとかしのいだけれど、結局、そのまま日本海コースとなりました。開始より一時間遅れて金沢の酒席に合流(高級料亭っぽいところ)、ワタシなど”代理”、他の主賓の方は旧知の(以前の任地の取引先幹部+大学の先輩)方であって、散々ぼろぼろに説教されました。そんな席だし、体調もナニだし、料理も酒も旨いワケもなし。ホテルに戻ってメール処理して、倒れるように眠りました・・・

幸い今朝より体調快復、凄い気温でしたね。午前中の行事出席(座っていただけ)〜昼から本業の(真剣な真面目な)打ち合わせ。特急サンダーバードに乗る前に報告書を上げようと思ったら、ネットワークが重くて叶わず。これにて一ヶ月のスケジュールが決まるんだけれど、7月は絶望的にキツいことがはっきりしました。とにかく実務作業をこなすべき時間がほとんど見当たらぬ。どーしょう、どーにかせねば。

PHILIPS 442 050-2移動中音楽。Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団/アムステルダム・トーンクンスト合唱団(合唱指揮:フランス・モーネン)/デ・シュテム・デス・フォルクス合唱団(合唱指揮:アントーン・クレラーヘ)/アムステルダム・コレギウム・ムジクス合唱団/聖ピオ10世教会児童合唱団(合唱指揮:トーン・ヴランケン)/イレアナ・コトルバス(s)/へザー・ハーパー(s)/ハンネーケ・ヴァン・ボルク(s)/ビルギット・フィニレ(a)/マリアンネ・ディーレマン(a)/ウィリアム・コクラン(t)/ヘルマン・プライ(br)/ハンス・ゾーティン(bs)(1971年)・・・全集購入して既に9年経過、聴いてないはずはない、のに、初耳のような鮮度にて拝聴いたしました。

まず、音質がよろしい。大編成の広がり充分、響きはクリア、混濁しない。コンセルトヘボウのオーケストラが惚れ惚れするほどマイルドで深いサウンド、声楽の充実ぶりも文句ないでしょう。ハイティンクの表現はさっぱりとして、すっきりストレート系、それなりのタメもあるんだけれど、若々しさが際立ちます。バーンスタインとかショルティほど話題にならなかったが、自然体、とても好感が持てました。

(ここまで力尽)


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

頭痛有。本日、東京本丸研修後、金沢移動はJR予定だけれど、ちょっと精神的(体力的)にくじけていて飛行機にしようかな?(調べたら空席はあるみたい)雨模様の予報ですし。本来土曜出勤して来週火曜(取引先会議)の資料を仕上げるべきなんだけれど、代休溜まっていて期限内消化が原則なんです。かなりスケジュール・タイトだけれど、週末2日休むのも体調管理には重要なことでしょう。

体調いまいちな時にはどんな音楽を聴いてもアカンもんだけれど、とくに”歴史的”音源はツラいっす。せめてクリアな音質音源を〜Prokofiev 交響曲第5番 変ロ長調〜ユーリ・テミルカーノフ/サンクトペテルブルグ・フィル(1991年)・・・露西亜方面のオーケストラをあまり熱心には聴いていないけれど、厚みがあって洗練されたサウンド、もともとレニングラードはモスクワより西欧的な嗜好が強かったらしいけれど、テミルカーノフ時代に至っていっそうバランス感覚が強まったと感じます。異様なる圧力とかクセのある金管、硬質な響きを期待すると少々はぐらかされる・・・ほど、オーソドックスに美しい演奏也。印象はスタンダード。若い頃は”喰わず嫌い”っぽくProkofievが苦手だったが、ここ最近はすっかりお気に入り、交響曲はもちろん、協奏曲、バレエ音楽、歌劇までけっこう愉しめるようになりました。硬派、破壊的な不協和音とか厳しいリズムとか、けっこう好き。

では出張準備して行ってきます。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

昨夜は新人への(厳しい)お仕事指導で遅く迄残業、彼女二度目の涙、お隣のマネージャー+若手といっしょに呑みに行きました。多大なる出費!だって誰も金持っていないんだもん。たいして呑んじゃいないのに、凄く酔いが回ったのは風邪症状+寝不足+ヤクの副作用でしょうか。最寄りの駅から歩けず、タクシー使用、帰宅即昏倒状態。今朝、ちゃんといつもの時間に起床してウォーキング+ストレッチ実施したけれど、流石に「音楽日誌」執筆は不可能でした。本日、狙い通りのお仕事進捗成、大きな宿題無事2本完了〜取引先や印刷屋に送付できました。小さい細々とした諸作業だったら記憶にないくらい大量処理、更に新人への指導はよーやく本丸部分へ迫る「作業」→「お仕事」水準へ。ここが踏ん張りどころだぞ!若者。

10年ほど前に「人生を半分降り」たはずが、こんな一生懸命ぱつんぱつんにお仕事しちゃいけないじゃないの。ま、これがフツウの、当たり前のサラリーマンかいな。呑んだ次の日は、なぜか集中力が高まってなんとかなるのだね(論拠のない偶然)。明日、またまた東京〜夜、金沢に入って”お客として”接待される側となります。残念ながら一時間ほど遅刻して合流します。明後日、ご当地行事に来賓として参列(上司代理)〜終わり次第、取引先実務担当者と4ヶ月先の打ち合わせとなります。(それ用の資料完成したのがわずか数時間前)

LONDON F35L 20054 オークションにて総経費込220円にて入手本日の通勤音楽は、Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版全曲)〜シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(1984年)・・・2009年12月に聴いていて、曰く

”オーケストラが極上に上手い、官能的で濡れたような音色(特に木管)は滅多に聴けぬ個性であります。基本的にはもっとクールでリズムを強調したような演奏が好みだけれど、メルヘンの雰囲気+全体の完成度は類を見ないものでしょう・・・それを前提に・・・録音が不自然で気に喰わない。英DECCAマルチマイク録音の精華を否定するものではないが、各パートの突出は時に違和感がありますね”
iPodとの相性がよろしくないのか、それとも体調のせいか。本日は全然ぴん!ときません。なんか表面を美しく磨いただけで、迫力に欠けるような・・・ま、こんなお疲れ気味の時にはなにを聴いてもあかんのか。お粗末。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

投薬のせいか、昨夜は早々に眠くなり、その反動で早朝覚醒、ネット音源のダウンロードを仕掛けて2度寝、いつもの時間にウォーキングを実施したけれど、どーもスッキリしません。今年の夏は昨年以上の猛暑だ、との予想なんだそう。昨年、ウォーキングを開始したのが7月頃?既にそうとう暑かった記憶があるから、この時期の朝の爽やかさを初めて知りました。ご近所あじさいは既に色褪せておりました。

さて、注射とヤクで抑えた風邪症状はこのまま治まって下さるのか、木金と出張なので、明日迄自粛生活いたしましょう。

歴史的録音も悪くないんだけれど、体調いまいちな時には少々キツい〜今朝、Vivaldi 2挺のヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ 作品1/7-12〜サルヴァトーレ・アッカルド、フランコ・グッリ(v)/ロハン・デ・サラム(vc)/ブルーノ・カニーノ(cem)(1977年)・・・当時のイ・ムジチのメンバーか、名手揃ってますね。現代楽器使用、現在のバロック研究の成果とはかけ離れたものかも知れぬが、この明るく清潔なサウンド、歌、かりっとした歯切れの良さ、ほとんど理想的な世界であります。下支えしている通奏低音がリズムのキモなのだな。音質最高。LP以来の再会盤であります。

では、元気で行ってきます。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

雨の合間、涼しい早朝にウォーキング継続しております。時間はほんのちょっぴり、主眼はストレッチ(そして気分転換、朝日を浴びること)でして、自分には珍しい肩+首の凝りをなんとかせんと、ということで。あちこち不調は多いけれど、腰は大丈夫(これはセーフ)、肩も大丈夫、と思っていたんだけれど・・・先月に続き咽も少々痛いかも?病院行ってみるか?早めに。根性出して乗り切るべき今週初めから、こんなんではあかんね。

息子より遅れ馳せ、父の日に黒い紳士靴到着。良い息子なんだけど、部屋の片付け清掃など基本的な日常生活の確立ができぬ・・・彼女もね。先週末に訪問した女房殿呆れておりました。

Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/Haydn 交響曲第94番ト長調「驚愕」〜エイヴィン・フィエルスタート/オスロ・フィル・・・1960年代前半録音か。思ったよりLP復刻状態はよろしくなくて、少々情けない音質也。(リンク先本文にはMozart 's Symphony No. 41 となっているが間違い)ネットで検索してみたけれど、CD復刻はないですよね。想像以上に端正かつオーソドックスにしっかりとした演奏であって、中庸なテンポにて緊張感が持続します(ト短調交響曲K.550)。サウンドの厚みなどはわかりにくいが、アンサンブルの優秀なことは理解可能。 「驚愕」ものびのびとした、爽やかな演奏。これでもう少ししっかりとした芯のある音質だったら・・・

やや体調悪く、2度にわたる内部ミーティング、本日予定の実務作業をクリア(先週残した印刷屋出稿も含め)、我チームの可愛い新人の指導もたっぷりしつつ5時過ぎには辞去しました。急ぎ耳鼻科〜整形外科(ついでに風邪の対処もお願い)+肘膝リハビリの病院ハシゴ。参ったなぁ、連続出張(ホテルではいっそう睡眠不如意募る)+連続酒席のツケでしょう。参ったなぁ、先月苦しんだばかりなのに。毎日、ウォーキング+ストレッチしているのに。今週も来週も出張なんですけど。

UCCD3612Bach ブランデンブルク協奏曲第1番〜第5番〜ベンジャミン・ブリテン/イギリス室内管弦楽団/リチャ−ド・アデニー、ノーマン・ナイト(fl)/エマニュエル・ハーウィッツ(v)/フィリップ・レッジャー(cem)(1968年)・・・先月聴いたばかり、40年以上前の録音、今時珍しい現代楽器使用。でもね(たとえば)カール・リヒターを思い出せば、明るく、流れよく、楽しげ、自在。頑迷頑固とは無縁、悠々として明朗、こんな楽しげなる演奏には滅多に出会えないでしょ。大好き「ブランデンブルク」は最近、こればっか。

ノーミソはBach づいてしまったこと+今朝聴いたものに音質に不満があったのとで、Bach ミサ曲ロ短調〜ルネ・ヤコブス/RIAS室内合唱団/ベルリン古楽アカデミー/ヒレヴィ・マッティンペルト(s)/ベルナルダ・フィンク(s)/アクセル・ケーラー(a)/クリストフ・プレガルディエン (t)/マティアス・ゲルネ(br)/フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(b)(1992年)・・・再聴。コレ、目が覚めるほど鮮明かつ各パートの定位が明確であって、超精密な声楽アンサンブルに痺れたことは言及済。更にリズム感の良さ、トランペットの超絶技巧(マイルド・スムースな音色)に舌を巻きます。美しい旋律、和声、シアワセな通勤時間でした。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

早朝いつもの時間に、いつものカルいウォーキング実施。沖縄はもう梅雨が明けたそうだから、こちらももうすぐ本格的な夏が来るのでしょう。朝夕は涼しくてエエ感じ。昨夜、竹野内豊主演ドラマ「もう一度君に、プロポーズ」最終回の録画、眠いのをガマンして必死に見ておりました。善人しか出てこない、理想郷のような人間関係+お仕事環境(旧いクルマを修理して復活させるという哲学も)。竹野内豊は物静かクールで生真面目、そして美男じゃないですか(ワタシと正反対)。女性軍には凄い人気だろうなぁ(ワタシと正反対)。和久井映見はちょっとかたくなな雰囲気の演技も最高、いまから20年前ほど?職場の大先輩達が「彼女、イイ!」と大絶賛していたのを思い出します。彼女はオジサン・キラーなのか、ワタシはその意味をようやく理解いたしました。ま、倉科カナはもちろん可愛いけれど、健気で。市川由衣は一途、ちょっと怖い役柄。若い女性には共感があるのかも。

今朝の朝日新聞、「胃ろう指針、学会発表へ」。肉親の命を1日でも長らえる〜当たり前の気持ちだろうけど、口から食べられなくなるのだったら、自分は自然のままにして欲しい。痛みや苦しみを取り除くことは望むけれど、快復への望みがないのであれば、ムリヤリ延命は必要ないと考えております。でも(現在ぴんぴんしている)両親にその時がきたら、兄の意向も汲まんとあかんのやろうな。

今朝、薄曇りの涼しい空気に似合う音楽は、Mozart ヴァイオリン・ソナタヘ長調K.346/ヘ長調K.377/変ロ長調K.372/イ長調K.402(断章)/ハ長調K.404(断章)〜サルヴァトーレ・アッカルド(v)/ブルーノ・カニーノ(p)(1989年)・・・ アッカルドは伊太利亜の陽光のような(極東亜細亜の片隅の中年音楽愛好家が勝手に想像するところの!)かりっと歯切れのよい、明るい音色。実際の主役は名手カニーノのピアノであって、ヴァイオリンは脇役なんでしょう。変ロ長調K.372〜あとは単一楽章やらフラグメント、それでも珠玉のような、胸に染み入るような美しい旋律(ときにちょっぴり陰りもある)が続きます。イ長調K.402の「フーガ」はほとんどBach の世界。精神の健康を保つべき、至福の時間が過ぎております。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

(在東京ホテル)昨日金沢での行事対応を無事完了。100人ほどの前でレクチャー15分ほど担当〜さらに質疑応答15分ほど、短時間でどれだけ受けるかがキモでっせ。バカ受け!と勝手に思っているんだけれど・・・いつもは口うるさい若いもんも「天才!」と激賞、もっとやかましい上司は遅れて質疑応答のみ見ていたけれど「立て板に水のような答弁」(これって褒め言葉?)と。あまり飛行機は好きではない(風情がない)ので、小松空港〜羽田便は初めてか、夕方出発までに報告書を上げました。来週は東京〜金沢ルートなんだけど、飛行機ってエラくラクですね。ちょっと動揺しております。

夜新橋にて旧知のネット仲間、同世代、十数年のお付き合い、大手企業にて役職定年、香港の子会社の社長さん就任とのこと、凄いなぁ。まるっきり関係ないわけでもないけれど、我がお仕事とは別世界、各々別文化を交流するのもオヤジの狭い、頑迷なるノーミソには佳き柔軟体操なんです。こちらロートルにはムダな研修前泊でっせ。(来週またある)劇旨中華(ふだん馴染んでいる高級中華・王将とは別世界)+ビール、紹興酒にてヘロヘロ。四川風かなり強烈な麻婆豆腐に汗だくになるのもいかにもカラダに良さげな感じ、しかも激安。

あまりに不健康なる連続酒席+大量旨いもん喰いを反省し、本日も早朝渋谷駅付近をウォーキング+ストレッチ実施。ちょうど一年前、肺炎を抱えて苦しんでいた頃だな。若い人たちがたくさんいるんですね(朝帰り)飲食店にて夜明かししたんだろうか。

移動中音楽少々。Haydn 交響曲第82番ハ長調「熊」〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1980-82年)・・・どっひゃー!仰け反るような分厚い響き、ご立派な構え、迫力。違和感ばりばりなHaydnに妙にユーモラスな風情も漂います。まぁ、カラヤンを聴くべき録音、というか、カラヤンってなにを演っても同じ、そうキライじゃありません。それにしても凄い、ゴージャス・サウンド。

ホテルの共用パソコンにて執筆、昨日金沢ホテルよりやや高級マシン、姿勢も悪くないけれど、パンタグラフ・キーボードがやや薄汚れているのが気になります。世間では気にしない人が多いんだな、マウス含め。ワタシ、職場でも自宅でもいつも除菌ティッシュで磨いてまっせ。素敵な女性でも、職場キーボード・マウスが汚れていたら、一気に醒めますよ。本日、帰宅は9時過ぎかなぁ、せっかくの週末休みが台無しだ。

やっと終わりました。嗚呼キツい一週間だったなぁ、研修はなんとか終えたけれど、途中メールチェックしたら上司より罵倒有(マシなほう/慣れてますから)8時半頃には帰宅したものの、女房殿は息子のところにいっているらしく不在です。呑み、喰い、(いっそう太り)そしてよう働いた一週間も一区切り、明日が唯一のお休み。

出張移動中音楽。R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団/ピエール・フルニエ(vc)(1960年)・・・今年2012年3月に聴いていて(ネットにて偶然に発見)曰く”オーケストラの上手さ、アンサンブルの正確さの徹底に舌を巻くほど。テンション高く清潔簡潔、表情の刻々とした変化、フルニエの溜息が出るほど繊細かつノーブルなチェロと絡み合って文句なし。更に驚くべきは音質良好なこと”その通りでございます。

Vaughan Williams 交響曲第1番「海の交響曲」〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル/合唱団/イゾベル・ベイリー(s)/ジョン・キャメロン(br)(1953年)・・・英DECCAによる旧録音。かなり鮮度も芯もある音質。大仰、明るいサウンド、大衆的な「千人の交響曲」風作品です。RVWって、このあとどんどんジミな作風になるんです。どれも好きやけど。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

(在金沢ホテル)業務用パソコンはセキュリティがキツいので、私用使用不可、ホテル共用パソコンにて執筆中。USBメモリに関係ソフト・データ仕込んであるんです。ただし、マウス腱鞘炎の身としてはありきたりのマウス・キーボードは腕の負担が苦しいところ。昨日もお仕事疲れ+パソコン執筆が長く続けられない・・・昨夜、酒席楽しく過ごして健康的な時間に退去、今朝気分不快ながら、業務用パソコン開けてメール確認やいくつか作業・・・したが、ラスト報告書執筆途中で落ちてやる気を失いました。本日の行事にて、急遽15分のレクチャーが入ったので、その資料準備完了。小雨の中、ホテルご近所一周ウォーキング+ストレッチ実施〜ようやく調子戻ってきました。。

民主党分裂政界再編には興味はない、というか、う〜むどないなってんねん?てな感じだけれど、鞆の浦架橋中止決定は久々よいニュースを聞いたような気がしますね。日本はいつまで土建国家やってるんだい。

Bach ミサ曲ロ短調〜ルネ・ヤコブス/RIAS室内合唱団/ベルリン古楽アカデミー(1992年)・・・RIAS室内合唱団の精緻なアンサンブルはほとんど驚異的!ワタシのリファレンスはリフキンによる「1パート一人」(研究成果として正しくはない、と伺った)すっきりさっぱり見通しのよいものなので、ずいぶんと分厚い、しっかりとした全体サウンドにも驚かされます。ベルリン古楽アカデミーは期待ほどのサウンドに非ず(もっと過激かと)、弦のヒステリックな響きは音録りの問題でしょうか。

他、ケンペの「ローマの松」とか・・・これ以上の執筆は(右肘が)苦しいのでこれにて終了。夕方より東京へ。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

本日より2泊3日金沢〜東京の旅、その前にお仕事大きなのを一発クリアする決意。昨夜〜今朝に掛けてiPod音源大量更新しておきました。(現在同期中)今朝小雨模様中、ウォーキング強行。体調まぁまぁ、夕方商談一件終えれば、本日夜、明日の行事、〜東京夜、翌日研修、全部遊びみたいなもんでっせ。日常細かい実務作業は出先でもできる環境というのも、便利というべきか、鬱陶しいというべきか。

Tchaikovsky 交響曲第2番ハ短調「小ロシア」〜ハンス・スワロフスキー/ウィーン・フィルハームジカ交響楽団(!?)・・・Parliament PLPS1175というLP板起こし、ネットダウンロード音源也(場所失念)。オーケストラはウィーン交響楽団?国立歌劇場管弦楽団(この呼称も怪しい/フォルクス・オーパーの可能性もある)意外と知られている音源でして、たしか1956年辺り?ぼんやりしているがステレオです。コントロールに優れ、アンサンブルも整って、好事家向けとばかりは言い切れない完成度であります。露西亜風懐かしい旋律満載の作品、表現は洗練され、柔らかいサウンドにて意外と聴かせる演奏であります。

こうだから自主CD作りは止められぬ・・・さて、行ってきます。ホテルの共用パソコンが空いていれば、出先更新は可能。

(在金沢ホテル)これより取引先の実務担当(日常一緒にお仕事している親しい人々)と酒席。朝の(締め切り迫る)印刷屋出稿は狙いの半分送付、残りは月曜となります。それでも締め切りの二日前だから許してください。体調良好なはずが、金沢移動〜実務担当商談終えたらぐったり・・・首筋が痛い・・・あかんなぁ。昼飯はおにぎり一個だったのに、胃が重いのはどーいうことか。

出張移動中音楽。Bach ミサ曲ロ短調〜ルネ・ヤコブス/RIAS室内合唱団/ベルリン古楽アカデミー(1992年)・・・(中座)


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

昨日早々に帰宅したが、台風被害はテレビで見るばかり、和歌山奈良方面は昨年も大きな被害が出たし、東京方面の新幹線、そして現在東国〜東北が真っ最中らしい。自然被害は切ないなぁ、人間の力じゃどーしょもないし。被害者の方々にはお見舞いを申し上げたいけど、ちょっと空々しいでしょうか。今朝はやや小雨時にパラつくが、ちゃんといつものウォーキング出来。右肘の調子かなり悪いけれど、本日は待ったなしで締め切り作業膨大、一気に終わらせましょう。朝一番にて、まず空調の風向き調整しなくては。

Bartok 弦楽のためのディヴェルティメント〜ルーカス・フォス/ジンブラー・シンフォニエッタ(1955年)・・・ConcertHall CM-2175って、この自主CD、どこから音源持ってきたんだっけ?検索したら一発発見、ミュンシュ時代のボストン交響楽団のメンバーによるアンサンブルであって、モノラル時代〜ステレオ初期の音源が残っております(CD化は少ないみたい)。厚みと洗練、すこぶるヴィヴィッドな演奏でして、音質もまぁまぁ。鑑賞に差し支えるほどのものに非ず。ま、Bartokの非情なる音楽大好きですし。

では、行ってきます。先行き見えなかった膨大なる宿題、少しずつ消化目処が見えてくると(その量の多寡ともかく)精神的には安心するものです。

70%だな、残り30%を明日、出張出発前に完了できれば文句なしなんだけど。若いもののお世話とか指導がなければ、それも全部完了して、ド残業もなかったかも。ま、しゃあない。このロートル(クサいオヤジ)の説教を素直に訊いて下さる若いもんたちに感謝しなくては。明日は金沢で呑むぞ!気のおけない連中と、明後日は旧知の音楽仲間と東京(新橋)じゃ。

Decca UCCD-6026通勤音楽は、Rachmaninov 交響曲第3番イ短調/Vaughan Williams 交響曲第8番ニ短調〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1956年)・・・さすがに少々草臥れてきたけれど、たいしたもんでっせ、この音質鮮度は。やや妙竹林なる組み合わせ(性格の異なる作品)のCDだけれど、たまたま同時期のステレオ録音ということでしょう。剛直であり、骨太、虚飾のないストレート表現。濃厚だけれど、甘美な色気はない。オーケストラはけっこう充実しておりました。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

台風接近。暴風雨だそう。まだ小雨模様ながら、朝のウォーキングにはムリみたいです。早帰りの指示が出るかも知れぬので、いずれお仕事は本日午前中が勝負、10時からの打ち合わせの自分担当分資料は未完成なんです。(間に合わせるけれど)昨日のお仕事予定は80%消化、本日予定分はできれば100%クリアして明日余裕の一日を作り出したいもの。木曜日以降は金沢(泊)商談+行事対応〜東京(泊)〜研修となります。今月営業成績は完全勝利、5月の借金完済へ。これは見込み通り。

昨日通勤音楽。Scarlatti ソナタハ短調K.11/ハ長調K.159/イ長調K.322/ニ短調K.9/ロ短調K.27〜アルトゥール・ベネデッティ・ミケランジェリ(p)(1969年ヘルシンキ・ライヴ)・・・内省的であり浪漫的、味わい深い”濃厚さ”、漆黒のタッチで魅了します。ここまでくるとバロック云々の世界に非ず。ホロヴィッツとかハスキルとか、数多くの名手達がレパートリーに取り上げている珠玉の名曲であります。

Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1975年)・・・凄い。オーケストラの威力、甘美な語り口、絶妙の間、テンポの動かし方。イヤホンで確認すれば、音質やらアンサンブルに微妙な不満はあるんだけれど、とにかくベルリン・フィルの技量・迫力に圧倒されました(とくに金管)。これはTchaikovskyに非ず、ひたすらカラヤンを聴くべき演奏であって、この辺りが全盛期だったのかなぁ、好き嫌いとか云々、聴き手に有無を言わせぬ説得力充分。

今朝、1962年 MMS M-2276Rimsky-Korsakov交響響組曲「シェヘラザード」〜ウィレム・ヴァン・オッテルロー/ウィーン・フェスティヴァル管弦楽団(1962年 MMS M-2276)・・・実態はウィーン交響楽団らしい。なんどか聴いているんだけれど、音質云々乗り越え、アツい盛り上がりを堪能できました。これはちゃんと集中して再聴いたしましょう。

それでは台風接近、壊れてもよい傘持参にて出勤いたしましょう。

上司より「台風接近!さっさと帰れ」との指示が出て、残業して残務一気に消化するつもりが明日の課題へ。但し、自らのプレイング部分(ここ2年に比べるとずいぶんと減った)資料キレイに完成させたので、あとは他のメンバーの点検したり、周辺実務の整理、実績確認など・・・我が座席の辺り空気の流れが悪く、異様に暑くてお仕事になりません。明日、空調噴出口に庇(ひさし)設置してみましょう。明日はどんなことがあっても、印刷屋出稿を終わらせましょう(2本分)。どーも胃が重い症状続いております。

通勤音楽は、Mussorgsky(編集:スラットキン) 組曲「展覧会の絵」〜レナード・スラットキン/ナッシュビル交響楽団(2007年)・・・大好きな作品故、聴く機会は多いんですよ。先日はストコフスキー版を堪能したものです。「死せる言葉による死者への話しかけ」が馴染みのRavel 編である他、すべて珍しいものばかり。「古城」にはピアノがオブリガートするし、ラスト「キーウの大門」には神秘なる男声合唱が入ります。スカーマーホーン辺りで聴くときのナッシュビル響だったら、少々アンサンブルは怪しいんだけれど、ここでは金管も鳴りきって一流のサウンドであります。

昨日のカラヤン以来、爽快に鳴りきるような音楽を嗜好しております。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

昨日はけっきょく雨はなくて、今朝時点爽やかよい天気(ウォーキング+ストレッチ済)。ゆっくり週末を休んで気分転換、朝一番から今週宿題全力でクリアすべく着手優先順位を決めましょう。いよいよ増税時代が本格化するみたいですね。ちゃんとした(それなり)社会保障、財政再建の目処ができるんなら仕方がないけれど、例えば食料品は非課税、とかできんのか。このままではますます労働者への”締め付け”ばかり、自分の老後だってそうとうに苦しくなるんじゃないか。総出費が5%自動的に増えるんなら、5%分節約する、というのがフツウでしょ。その分、ますます不況になる・・・中途半端に八方丸く収めようとするから、選挙で団塊の世代以上が多数派だから、民主主義と実際の結末との矛盾が出てくるのか。○×党には失望した、とか、何某総理じゃアカン、とか、全部国民総意の反映ですから。んなこと言うつもりもありません。

「First Chair! Philadelphia principals」〜1952年に録音されたフィラデルフィア管弦楽団の首席奏者による音源がネットにて拝聴可能です。もちろん指揮はユージン・オーマンディ。Purcell: A Trumpet Voluntary in D major(Samuel Krauss, trumpet)/Griffes: Poem for Flute and Orchestra(William Kincaid, flute)/Handel : Concerto No. 3 in G minor for Oboe and Strings(Marcel Tabuteau, oboe)/Phillips: Concert Piece for Bassoon and String Orchestra(Sol Schoenbach, bassoon)/Weber: Adagio and Rondo for Cello and Orchestra(Lorne MONNoe, cello)/Chabrier: Larghetto for Horn and Orchestra(Mason Jones, horn)/Beethoven : Romance No. 2 in F major for Violin and Orchestra, Op. 50(Jacob Krachmalnick, violin)/Weber: Concertino for Clarinet and Orchestra(Anthony Gigliotti, clarinet)・・・黄金のフルート・ウィリアム・キンケイドはこの時期既に首席だったのだな。マルセル・タビュトー(ob)はほとんど伝説の人でっせ。まだ、ブルシロウ(v)入団前。ジオリッティ(cl)の濡れたようなヴィヴィラート満載音色にも痺れます。豊かで厚みのあるオーケストラ、音質良好。

では、行ってきます。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

洗濯物がいつまでも乾かぬ梅雨時、今朝は雨の切れ目にウォーキング実施出来。九州南部では大雨なんだそう、あの辺りは大雨被害多くてたいへんですよね。昨夜は11時半頃凄く眠くて、即寝入ったはずが早朝覚醒〜自主CDなど作成しておりました。この時期朝晩は涼しくてキモチよろしい感じ。昼寝でもして睡眠不足を補いましょう。

仏ERATOのLPde Falla 歌劇「ペドロ親方の人形芝居」/バレエ組曲「三角帽子」〜ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ/マドリード・コンサート管弦楽団/語り:テレサ・トゥルヌ(s)/ペドロ:ペドロ・ラヴィルヘン(t)/ドン・キホーテ:レナート・チェーザリ(b)/ルイ・アントン(v)/ジェノヴェヴァ・ガルヴェス(cem)(Hispavox/ERATO)〜 ポルトガルの指揮者ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(1896-1963)の驚異的鮮明なるステレオ録音だから、1960年頃か?どこかネットからのダウンロード入手だけれど、しばらく経つとファイルの存在を忘れて、久々自主CD化したもの(故に出典失念思い出しました)。ローカルなサウンド、思わぬ整ったアンサンブル、テンポはゆったりめで前のめりにノリノリを強調しない貫禄もの。本場モンの香りはぷんぷんとして、「ペドロ親方」には場末の空気もむんむんしております。「三角帽子」は全曲録音して欲しかったなぁ、アルヘンタ、フリューベック・デ・ブルゴスも素敵だったけれど、こちらの存在感は図抜けております。

ちゃんとCD化されぬものか。知名度が足りないのかも。

今朝、しばらく聴いていなかった、Bach 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004より「シャコンヌ」(Busoni編1973年)/イタリア協奏曲ヘ長調BWV971(1943年)〜アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(p)・・・membran 2233042-CD7 。これ、一時ずいぶんと聴いたなぁ、スリーブにシミが・・・「シャコンヌ」はオリジナルのヴァイオリンであれ、ピアノ編曲であれ、魂を揺さぶられるような深遠なる世界が広がります。この「シャコンヌ」は音質も良好だし、ミケランジェリの濃厚なる表現がぴたり!決まって凄い説得力でした。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

本日女房殿誕生日。そして朝から復活。よかったね。三半規管の病なのか?目眩というのは。早朝眼が醒めて、激混耳鼻科の診察券を置き(順番予約)に雨中ウォーキング兼用、ストレッチはできないから、傘をさしつつ片腕ずつグルグル回しをしておきました。ようやく梅雨らしい雨も悪くないじゃないか。全国各地、水不足は困りますし。ここは琵琶湖水系なのかな?世の中はオウム逃亡者逮捕の話題で一杯だけれど、じつは小児の心臓移植のほうがずっとコトは重大と考えております。

十数年前、立花隆「脳死3部作」を拝読して以来、脳死の厳密な判定徹底(これがかつて曖昧であった)を前提に、移植は正しいと考えるようになりました。ドナーカードも常時携帯(息子のサイン入)。移植を望まぬ人は拒否すればよいのだし、各々考えはあるのでしょう。提供者のご両親は立派だと思いますよ。理屈でわかっていても、幼いこどもの臓器を提供することには大きな決断が必要だったことでしょう。周りには三流週刊誌的揶揄を絶対に行わぬことを願います。数人の命を救えることは素晴らしいことだと思います。

TOCE13172Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜ダニエル・バレンボイム(p)/ジョン・バルビローリ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1967年)・・・バルビローリの雄弁なる歌が主導、バレンボイム25歳スケールと大胆な表現、爽やかさが同居して、とても清々しい、気持ちの良い演奏に仕上がっております。この辺りの作品は一歩間違えると、ずず暗く、重苦しくなっちまうからね。オーケストラの選択も正解だったと思います。音質も良好。たしか、後年メータとの再録音があったはず、これも比較拝聴してみたいもの。

Respighi 交響詩「ローマの松」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1970年)・・・ヴィヴィッド、明るく熱気に充ちた演奏を堪能いたしました。

午前中通院のハシゴ(情けない/左膝+肘リハビリはちょっとサボっていた)、昼前に帰宅してネット音源をダウンロードしておりました。昨夜は熟睡できたほうだし、心身とも体調も悪くはないけれど、雨模様ならいっそう外出は億劫になり、音楽への集中力も薄れがち。夕方、女房殿誕生日祝いに寿司屋にでも行こうと思ったが、体調快復途上だし、雨だし、ということで、ご近所持ち帰り寿司(いつもよりちょっぴり贅沢)+赤ワイン購入して自宅にてゆっくり過ごしました。

Odyssey 32160216Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜ディミトリ・ミトロプーロス/ニューヨーク・フィルハーモニック(1957年)・・・数少ない彼のステレオ録音也。パブリック・ドメインとなってようやく聴く機会を得ました。これが露西亜的油脂贅肉、欧州方面浪漫過多表現とは無縁の筋肉質表現。ジョージ・セルが録音したらこんなになるんじゃないか、というくらい無駄を削ぎ落として表現に詠嘆の欠片もありません。ストレートで溌剌、基本明るいサウンドに厚みがあって骨太、都会的センスがとても新しい。オーケストラには評判悪かったらしいが、明らかにバーンスタインよりアンサンブル充実しております(レニーのファンの皆様、ごめんなさい)。

自主CD作成したので余白はたっぷり!ぎりぎり詰め込むのが、カセット・エアチェック以来の性癖であります。「the Musical Arts SO under Leonard Sorkin in a mostly Russian program」レナード・ソーキン/ミュージカル・アーツ交響楽団・・・ファイン・アーツ弦楽四重奏団の著名なヴァイオリニストが指揮した珍しい音源です。ABC交響楽団のコンマスだった、との情報が載っているけれど、近衛秀麿のオーケストラのことですか?「ダッタン人の踊り」とか「ルスラン」序曲、「トゥオネラの白鳥」等々収録。ミュージカル・アーツ交響楽団って米CAPITALの音源がいくつか残っていて、コロムビア交響楽団同様、ハリウッド辺りの録音用オーケストラと類推いたしました。表現的には意外とフツウで特筆すべきものに非ず。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

昨夜帰宅すると女房殿ダウン。数ヶ月に一度、目眩に襲われるんです。起きること不可。じっとしていれば、やがて快復するのが通例ながら、昨夜来寝たきり状態。大丈夫か。ワタシの”怠い”とか膝肘が痛い、なんつうのはたいしたことはない、今朝も元気でウォーキングに行ったし、お仕事にも意欲的ですから。食欲もあり(過ぎ)ます。本日、当面の宿題完遂(乃至月曜勝負でクリアできる水準)めざします。

先日、オークションにて「美生柑」(=河内晩柑)安かったし、微妙な季節だったので心配したが、やや甘さ不足?な感じはあるけれど、充分瑞々しくフルーティ、北海道の両親に送付いたしました。見た目悪く売り物にならぬような外見ながら、内容はばっちり!しかも大量。但し北海道へは送料が嵩むんだよね。仕方がない。滅多にない親孝行だし。

今朝の音楽。Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜クリフォード・カーゾン(p)/ジョージ・セル/ニューヨーク・フィル(1953年ライヴ)・・・ライヴならではのミスタッチも生々しい、臨場感と集中力、興奮に溢れる演奏であります。聴衆は感動のあまり、第1楽章終了時に拍手!完璧主義コンビは相性が良かったんじゃないか、それにジョージ・セル+ニューヨーク・フィルの録音って、外れがないですねぇ。クリーヴランドより熱く、厚みがあってサウンドがふくよかなんじゃないか。いつもはクールなカーゾンも、端正な姿勢のまま激しく燃えておりました。

では行ってきます。

お仕事はほぼ狙い通りの進捗クリアして、明日(久々の)土曜休み、ま、主義に反して自宅でちょっと業務用パソコン開かんとあかんけどね。とにかくツカれました。胃腸は重いっすよ。右肘ガタガタ、眼はしょぼしょぼ。おそらくは来週はもっとたいへんで、今週は出張はなかったからね。来週は出張3日(土曜含)、種々サイクルで回っているお仕事あるなか、ちょっと根性入れるべき毎週仕事締め切りがWなんです。どこで時間を捻出するか、いまから不安で一杯!だけれど、とにかく週末はすべて忘れて気分転換しましょう。

今朝、iPod忘れました。故に音楽とはほぼ無縁な一日也。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

空梅雨かな?梅雨時にはしっかり雨が降る、ということも大切なんだけれど、本日明日はよい天気みたい。あじさいも枯れているのが散見されます。朝夕は涼しくて快適だけれど、やはり猛暑の夏になる、本日の朝日新聞に出ておりました。本日明日明後日、こなすべきお仕事宿題物量の多さに慄(おのの)いて、今週3日間の「努力不足」を後悔しても意味はなし、なんとか優先順位を付けて、どこかぶっちぎりでクリア!・・・できるはずないか、ぎりぎりゴマ化して乗り切るしかない。

Scho"nberg オラトリオ「ヤコブの梯子」〜ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツ放送交響楽団/J.ブレッヒェラー(br)/G.ウィンスレイド、G.レナルド(t)/H.ミュラー=ブラッハマン、J.ジョンソン(br)/T.ハーパー(t)/L.アイキン(s)/ベルリン放送合唱団(1986年)・・・一年ほど前にエラく気に入って日々聴いていた、40分ほどの未完の作品(弟子が補筆完成)。筋書きともかく、言葉の壁があるけれど、自在な声楽の扱い、緻密なサウンド〜Mahler 〜新ウィーン楽派の難解静謐な和声、リズム、旋律はワタシのツボであります。本日はここで時間切れ。

朝からの決意が違ったのか、驚異的、思わぬお仕事進捗出来、土曜出勤は回避できそうな雰囲気ちょっぴり出てきました。すべては明日の集中力次第。昼間、異様に暑くなってついにエアコン発進!節電時代なのに・・・とのご心配無用、我がビルはガス・ファン・ヒーターでっせ(そういう意味じゃないか)。朝一番にて正式に新人女性の教育担当を若いもん→自分に変更(席も若干移動)、具体的なお仕事残務状況を確認したけれど、どーも不安です。こいつら、じつはな〜んもでけてへんのとちゃうか、危機意識が薄い・・・お仕事スケジュール通り、望んだ水準通り進まぬと悩み、苦しみ、もがき抜きますよ、フツウ。なんとか悪い循環から抜け出そうと。

通勤音楽は、DG 453 437-2Mahler 大地の歌〜ジュゼッペ・シノーポリ/シュターツカペレ・ドレスデン/イリス・フェルミリオン(ms)/キース・ルイス(t)(1996年)・・・ワタシはシノーポリの怪しい歌・節回し大ファン、「大地の歌」も大好き、ドレスデンも好みのブルー系サウンド、音質も良好〜ここまで条件揃って、無条件幸福に至らぬのも不思議な現象でしょう。歌い手がいまいち、しっくり好みにフィットしない(やや空々しい?大時代の歌手達の個性が刷り込まれているのか)、オーケストラは美しく、厚みのあるアンサンブルに間違いなし、でもね。フィルハーモニア管弦楽団との演奏より、まともというかスタンダードというか、うねうねするような怪しい歌心を感じません。

帰り、余った時間でMahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団(1985年)・・・第1楽章のみ。これこれ、フィルハーモニア管弦楽団はドレスデンに比べれば音が軽いというか、薄いといっちゃ叱られるか、明るいんです。細部、入念によく歌ってメリハリたっぷり、節回しがじつに怪しい。シノーポリはこうじゃなくっちゃ。結局、10年の月日が表現を変えているのか。後年、ぐっとまともになってしまったのか、残念。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

職場は位置によって、やたらと暑かったり、ワリと涼しかったり、ワタシの窓際は風通しよろしい感じ。でも。朝晩は明らかに涼しいんじゃないか、昨夜遅く帰宅したときにも、(遅くまでテレビドラマのビデオ見て寝不足のまま)早朝ウォーキングも抜群に爽快。ま、体感はあてにならんし、これから梅雨を経、本格的な夏になって下さることを期待いたしましょう。今朝のニュースでは太宰府で「日本最古の戸籍発見」というのがインパクト充分。知っているところだしね。日本の継続性、みたいなものを実感いたします。

昨日、新人の教育(実践)を巡って強く叱責。夕方時点で中途半端に残った実務作業を、教育係の若いもんは「あとはやっておくから・・・」と言い出したので、どんな残業になっても最後迄やる!中途半端にするからいつまでも習熟しない、お勉強じゃなくて仕事だぞ、と。横に付いて、最後迄完遂させました。(付き合い残業のこちらの身にもなってくれ!)24歳の才媛は泣き出したんだよね、ワシが泣かしたんじゃないって(自らが情けなくて、とのこと)。2ヶ月経ってもお仕事全貌が見えない不安から。教育係の若いもんはお仕事優秀だけれど、教えるのは上手くないんだな。エエ年齢(とし)のおっさんが若い女性(息子より下)と酒に行くのも気が引けるんだけれど、安直な居酒屋に行きましたよ。「大丈夫。ある日、蓮の花が”ぽん!”と開くように見えるようになる」(無神論者による怪しげ似非法話)とか、あとはワタシの趣味のような日常お仕事ぶり、情けない大失敗談ばかり、基本、酒席ではお仕事の話しはなし、絶対に説教はしないと決めているんです。

ポール・パレーのRimsky-Korsakov とか、音楽に言及する時間がなくなりました。

あわよくば週半ばでお休みを〜などという甘い考え一掃、本日も一日何をやっていたのか記憶ないほど諸作業に追われ、新人の世話もある・・・明日明後日迄に膨大なる宿題を抱え、土曜出勤も決意いたしました。しゃぁないなぁ、こんな日々もありまっせ。傍目には余裕、元気そうに見えるんだろうなぁ、毎日愚痴ばかり。

通勤音楽はRimsky-Korsakovスペイン奇想曲/交響曲第2番「アンタール」/ロシアの謝肉祭〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団(モノラル録音)・・・かなり硬派、例の如し快速スピードながら、ストレートで溌剌推進力を誇ってドキドキいたします。1950年代の録音ですか?ネットで拾った音源也。CASCADE am@do clasiccs 01020Mozart ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調K.595/第1番ヘ長調K.37/第2番 変ロ長調K.39〜カルメン・ピアッツィーニ(p)/ミハイル・ガントヴァルク/レニングラード・ソロイスツ・・・ネットで検索すると既に【♪ KechiKechi Classics ♪】に言及有。先のパレーにも似て、飾り気のない溌剌推進力演奏でしょう。明るく、ヴィヴィッドなタッチはこの全集の魅力であります。音質も悪くない。

ま、こんな感じです。日々苦しんでいるような、な〜んもしていないような、不思議な感じ、あっという間に一週間が終わっていきます。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

6月中旬の朝はこんなに涼しかったっけ?昼間はけっこう汗ばむけれど、どんより曇り空にウォーキングしても爽やか。お仕事は先週のミスが発覚して、ちょっとどんよりしております。新しいお仕事挑戦も、馴染めば鮮度感覚を失い、周辺諸作業ばかりこなしているような毎日〜冷静に考えれば、昨日はかなりの物量をこなしたような?そうだっけ。体重増が気になるけれど、体調まぁまぁ快調、だけど音楽を全然愉しめない。

昨日朝、時間切れだったMozart ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503(ウジェーヌ・ビゴー/コンセール・ラムルー)+ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調K.271「ジュノム」(ポール・パレー/コンセール・ラムルー)〜ギャビー・カサドシュ(p)・・・1950年前後の録音?意外なほど音質は良好。ヴィヴィッドで明るく、ふくよかなタッチ、センスとしてはまったくモダーンであって、音質以外時代を感じさせぬもの。夫カサドシュとの競演以外、ほとんど音源は残っていない、貴重なる存在でしょう。パブリック・ドメインとなった音源は、一部の好事家だけのものではなく、多くの音楽愛好家のため、自由に拝聴されるようになりました。素晴らしい。

昨日、通勤時の音楽はStravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)/交響詩「ナイチンゲールの歌」/4つの練習曲〜シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(1991年)・・・この辺り、有名無名、初期後期関係なく大好きな作品ばかり、かなり処分した棚中にも数多くの在庫有。しかし、こんな美しく、整ったアンサンブル、優秀なる英DECCA録音を拝聴しても心が動かんのはどーいうことか。まさに精神の摩滅状態。「ナイチンゲール」はやはり歌劇全曲のほうがずっと愉しいと思うし・・・

では、行ってきます。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

さて涼しく爽やかな朝、出張のない一週間のはじまり、内部仕事を一気に片付けたいところ。あわよくば一日お休みもいただきたいな。昨夜は息子+彼女と数ヶ月ぶり(馴染みの料理屋にて)夕食+酒。若いもんはよう喰いまっせ、あたりまえだけれど。愉しくお話ししながら呑み喰いすれば、おいしさ倍増。そういえばちょうど一年ほど前、あまりの体調悪さにレントゲンを撮って「肺炎の疑い」発見〜強力ヤクを服用快復後、ウォーキングを始めたんだっけ。先月風邪に苦しんだけれど、ま、なんとか一年間保たせたな、感慨あります。

音楽はほとんど聴いておりません。今朝、Mozart ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503〜ギャビー・カサドシュ(p)/ウジェーヌ・ビゴー/コンセール・ラムルー・・・(時間切れ)


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

昨日より入梅。ご近所あじさいが梅雨を呼び込んだように満開であります。昼間はけっこうな気温になることも多いけれど、昨年よりちょっと涼しいんじゃないか。冷夏だけはカンベンしてね、農作物大不作になっちまうし、夏物商戦全滅になっちゃうから。週休二日に慣れてしまったヤワな自分には、ここのところ連続土曜出勤は少々キツいっす。毎週毎週出張続きだけれど、昔と違って「出張にて小遣い稼ぎ」みたいなことはできないどころか、要らぬ出費ばかり。若い人は可哀想だな。

本日は息子の休みに併せて夜、待ち合わせて食事予定。彼女との生活は4ヶ月ほど?となり、上手くいっているのか、エエ加減ちゃんと結婚のことを考えているのか、説教せんとな。今朝、Windows8RP版入手可能なことに気付いて、興味ないことはないんだけれど、以前ほどの意欲なし、もっと致命的なのは、”ちょっと試しに入れてみる”べきお試し用マシンが存在しないこと(ここ数年身辺整理済)。AspireRevoは「ネット・トップ」だからド・シロウトがガワを開ける訳にはいかんし、ノートも同様。機嫌良く「7」で動いておりますし。LinuxみたいにUSBメモリ起動、できると良いんだけれど・・・ずいぶんと昔、2000のお試し版雑誌付録、5年程それを使用していた記憶もありました。

ま、OSを気にする時代じゃなくなったけれど。現在Windowsを使っているのは、”安いから”、そして使い慣れたソフト(なんといっても十数年使い続けているHTMLエディター先頭に、オーディオ変換系ソフトなどなど)のせい。ネットを見るだけ(+短いメール使用)だったら、それこそスマート・フォン(またはiPad系)だけでも用は足りるでしょう(持っていないけれど)。

RCA 09026-61756-2  800円で購入Louis Spohr(1784- 1859)はBeeやんが1770年生まれ、Schubert が1779年だから、ちょうどその辺りの作曲家となります。古典派〜浪漫派といったところか。今朝、ヴァイオリン協奏曲第8番イ短調 作品47「劇唱の形式で」(1954年)/複弦楽四重奏曲 作品65ニ短調(1968年)〜ヤッシャ・ハイフェッツ(v)/アイズラー・ソロモン/RCAヴィクター交響楽団/アモイヤル/ベーカー/ローゼンタール(v)/トーマス/ハーシュマン(va)/ピアティゴルスキー/レッサー(vc)・・・(作品を)ネット検索したらちゃんと【♪ KechiKechi Classics ♪】にコメントあるじゃないの。そこに言い尽くされていて、ハイフェッツの個性前面、かなりの快速印象にて、さらさらと流れのよい、ノリノリ演奏であります。かねてよりSpohrはお気に入りだったことを思い出しました。(←このエア・チェック音源はカセットもDATも処分済みなのでもう聴けません)

昨日出張移動中に、Spohr 交響曲第2番ニ短調 作品49〜アルフレート・ヴァルター/スロヴァキア国立コシツェ・フィル・・・を拝聴していて、全30分ほど、序奏を伴う第1楽章アレグロから堂々たる構え、ちょっと陰りある哀愁優雅な旋律(Schubert 乃至Mendelssohnを連想させる)なかなか素敵。演奏はオーソドックス、特別な個性的色合いを付けないもの。オーケストラは少々サウンドに芯が欲しいところだけれど、ワリと端正なアンサンブルでしょう。現代なら古楽器系による、もっと溌剌躍動するスタイルにて演るべき作品なのでしょう。作品を知る、聴くという意味合いに於いて充分な存在であります。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

昨夜、東京到着は11時頃。入梅雨模様肌寒い天気。これより(ありがたい)終日研修です(休日出勤でっせ)。昨日、昼2時迄のお仕事作業時間だったが、モウレツなる集中力にて一応狙い通りの進捗でした。今朝、業務用パソコンにてUSBメモリからサイト更新用ツールを立ち上げるが、予想通りアウト。あかんなぁ、セキュリティ強化されておりますね。これはホテル備え付け共用パソコンにて執筆中、ひとり20分制限で全部クリアされてしまうんです。

移動中音楽。Mozart 交響曲第40番ト短調/第41番ハ長調「ジュピター」〜ブルーノ・ヴァイル/ターフェル・ムジーク(2006年)・・・古楽器による、かなり響き厚め、意外と雄弁なる演奏。枯れて素朴なサウンド、というのも悪くないけれど、粗野な響きを残しつつ、こうした大柄な演奏も悪くない感じ。表現はオーソドックスであり、過激なリズムの強調とのは無縁、中庸な魅力を誇ります。「ジュピター」終楽章ファゴット・パート云々というはぼんやりして気付かなかったなぁ、こうだからド・シロウトはあきまへん。

夕方5時迄の予定が一時間早まって、品川発4時半頃出発出来、ツラい研修でしたよ、眠くて、空気澱んで、蒸し暑くて。講師は詳細資料棒読み、勘弁して。内職も不可。今月あと2回あるんです。ここしばらく胃腸が重くて苦しんだけれど、今週からほぼ快復、これって精神的影響なんでしょうか。東京往復新幹線はサンダーバードよりずっと快適です。次回は金沢〜小松経由羽田空路、次々回は東京→金沢ルート未だ決めておりません。飛行機連続は避けたいが、時間が遅くなるのも考えもの。

Debussy 牧神の午後への前奏曲/Bartok 弦楽器、打楽器とチェレスタの為の音楽/Honegger 交響曲第3番「礼拝」(典礼風)〜エフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1965年2月28日ライヴ)・・・著名なライヴ音源也。自分のはかなり以前の日本ビクター製?ながら、iPod取り込みでもかなりの音質鮮度。Bartokが強烈なる集中力を誇ってドキドキするほどの緊張感続きます。「典礼風(礼拝)」も久々聴きましたよ。よく旋律に馴染んでいて、いったい誰のを聴いていたのか、記憶もありません。

引き続き、R.Strauss アルプス交響曲〜ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1962年モノラル録音)・・・これはどこか露西亜辺り?ネットから拾った怪しい音源で、これがほんまの音質水準なのかわかりまへん。iPodにて集中すると音質条件云々乗り越え、強烈なテンションが肌に突き刺さるよう。もの凄く雄弁、オーケストラも抜群に上手い。世評も高いですね。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

本日昼から職場全員外出して研修、そのまま(自主的)呑み会・・・はエエけれど、東京前泊研修です。新人の指導実務、一昨日出張の報告書、月曜締め切りの印刷屋出稿、半日でどれだけこなせるか?もちろん待ったなし!の飛び込み案件、あるでしょうし。朝から緊張しております。どー考えても全部消化ムリ、なにを後回しにするか、の選択肢となります。一昨日、金沢出発迄の短い時間に小さい課題処理2件していたのが活きてますね。なるべく”やればできそうなもの”は、溜めておきたくない・・・嗚呼、お仕事の話題ばかり。息子から日曜晩だったら空いてまっせ、と連絡有。馴染みの店を予約しておきました。

昨日の男子バレー、オーストラリアに快勝。あれほどブロックが決まると気持ちよかったですよ。前日の中国戦はボロ負けだったらしいですね。セッター宇佐見、眼は大丈夫か?今晩の試合は残念ながら見れんなぁ。

ジャケット紛失していております。この画像はネットで拾ったもの/ASV CDQS6082Elgar 交響曲第1番 変イ長調 作品55〜ジェームス・ロッホラン/ハレ管弦楽団(1985年)・・・拝聴しております。ロッホランは1931年生まれ、スコットランドの指揮者、年齢的にもう引退しているのかも。バルビローリ亡き後、ハレ管を20年にわたって支えてきたけれど、いかにも英国系穏健着実な表現、といった印象であります。バルビローリに比べ、やや速めのテンポ、さっぱりサラサラとしてグラマラスな風情とは縁がない。以前はオーケストラが弱いとか、表現が真っ当すぎて面白味が少ない、そんな感想だったけれど、久々の拝聴はこんな地味で着実な世界も英国音楽には似合っているな、と。

では行ってきます。職場貸与ノートパソコン、セキュリティが日々強化され、USBメモリは「読み込めるが、書き込めない」状況になっており、出先でのサイト更新はかなり困難となっております。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

いろいろと失敗、上司の叱責もありつつ、金沢取引先幹部との定例会議は順調に完了、酒席も3次会までしっかり付き合いました。(自分は2次会に行かない主義なので、希なる事象)朝2番くらいのサンダーバードにて大阪戻り、本日は代休消化であります。ま、早朝ホテルにてメールチェック諸課題はほぼ消化しておりました。明日夜からまた東京なんだよなぁ、もうエエじゃないの、こんなロートルに研修なんか、経費のムダでっせ。こちらも疲れるし。6月はあと2回あるんです。気分はなかなか晴れぬが、バカになって締め切り仕事やら、飛び込み諸課題消化しましょう。

通勤〜出張移動中音楽、しっかり聴きましたよ(半分居眠りともかく)。Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ピエール・ブーレーズ/シカゴ交響楽団(1995年)・・・かつてブーレーズ一連のMahler 出始めの頃、そのあまりの素っ気なさ、浪漫残滓抜けきった風情に閉口したものです。この録音も17年経過、ワタシは第5番のクールな演奏に好感を持つに至りました。こちらシカゴ響との第9番はいっそうハードであり、クールそのもの。サウンドが硬質モダーンであり、精緻クリアな響きが要らぬ余情とか情念を一掃して驚くべき完成度であります。世評ではバーンスタイン方面が鉄板だけれど、こりゃ嗜好の世界でっせ。オーケストラの技量は優れ、各パートやや金属的甘さ控え目な音色もほとんど理想的。

Ravel ボレロ/スペイン狂詩曲/ラ・ヴァルス/「ダフニスとクロエ」第2組曲/逝ける女王のためのパヴァーヌ/古風なメヌエット〜アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団(1961年)・・・ブーレーズの次はクリュイタンスかぁ、メジャーであり評価抜群!な音源ばかり安易に聴いている感じ。まず、音質良好なことに改めて気付きました。各パート匂い立つような華やか、セクシーな個性的音色、勢揃い、アンサンブルは微妙に合っていないようで、絶妙なる阿吽の呼吸を感じます。強すぎず、弱すぎず、リズム感もいきいき、絶妙な流れ、色彩の変化も自然体。「逝ける女王」のホルンはまるでサキソフォーンですよね、びろびろに甘いヴィヴラートは露西亜風に似ているようで、もっと上品なんです。

続き、Ravel ピアノ協奏曲ト長調/左手のためのピアノ協奏曲ニ長調〜サンソン・フランソワ(p)/アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団(1959年)〜これって、プレイエルですか?柔らかく、暖かく、丸い音色。ま、極東亜細亜ド・シロウト音楽ファンが安易に連想するところの”お仏蘭西風”そのもの。音質は先の管弦楽よりちょっぴり落ちますけどね。

 CRCB-80012HALFFTER ヴァイオリン協奏曲 作品11 - 1(ヘンリク・シェリング(v)1984年)/MONNAYO ウアパンゴ(以上ロイヤル・フィル)/REVUELTAS クァゥナワク(メキシコ・シティ・フィル)/PONCE 南の協奏曲(アルフォンソ・モレーノ(g)/メキシコ州立交響楽団)〜エンリケ・バティス・・・メキシコの音楽(3)となっていて、テイストとしては陽気なスペイン系音楽!てな感じ。HALFFTER(アルフテル)のヴァイオリン協奏曲って、シェリング(1918 - 1988)ラスト辺り録音?

どれもヴィヴィッドな熱気とリズムに溢れ、ワタシの好みのツボ。とくにMONNAYO ウアパンゴ/REVUELTAS クァゥナワクの大爆発に痺れました。PONCE 南の協奏曲って、かなり以前セゴヴィアの演奏で聴いていたっけ?旋律に馴染みがありました。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

なんとも不快な日々が続いて、いちおう当面の課題、諸トラブルも毎日(辛くも)クリアしているんだけれど、鬱々とオモロない日々。お互いいろいろ多忙にて、ずいぶんと間が空いて、お隣チーム・マネージャーと情報交換実施(酒)〜こんな追い詰められた日々が続くと、苦しいのは自分だけ、みたいな妄想に陥りがち。ほんの数メートル先の島にも表に未だ出ていない悩みがあって、せっかく異動してきた若い女性、3ヶ月丹精込めて指導してきたのに、父親の病気や家族の関係で半年間休むかも、とのこと。そうなると代替配置を人事に要請しなくっちゃいけないし、期中異動ではなかなか優秀なる人材は期待できぬ・・・

本日午前中には金沢へ出発。資料はラスト1頁分上司の再検閲受けて印刷するのみ、午前中に定例諸実務意欲的にこなしましょう。

通勤音楽は(昨日の続き)Mahler 交響曲第3番ニ短調〜ケント・ナガノ/ベルリン・ドイツ交響楽団/ダグマル・ペツコヴァ(a)/ベルリン放送合唱団女性団員/ハノーファー少年合唱団(1999年ライヴ)・・・第2楽章〜ラスト迄。ベルリン放響の時代から、このオーケストラのアンサンブルは優秀でした。リッカルド・シャイーとのいくつかMahler 録音もみごとだった記憶有。そんな伝統の上にケント・ナガノは洗練と力強さ、素晴らしき構成力を誇って、これは屈指の完成度でしょう。ありきたりな賞賛になってしまったけれど、ほんまそんな感じ。

では行ってきます。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

明日本番の資料は既に目処は立っているけれど、新人指導苦慮、他諸問題個別案件に傾注したこと+ちょっと職場運営の進め方にて上司と衝突したこと含め、精神的に晴れません。いつもなら昨日中に完了しているんだけどね。本日午前中更に新人指導して(彼女の諸課題を中途半端に終わらせない決意)他日常諸作業処理は当然として、資料完成上司検閲を経、すべて完了させて本日クリア、明日会議本番〜明後日は大阪に戻るけれど代休消化(厳命)します。

いくつか音楽を聴いているんだけれど、とてもだけれど、コメントするというか、じっくり堪能すべき精神状況に非ず。新人指導した資料が、うまくできあがらなかった要因を夢に見ました。今朝一番でこれをクリアしましょう。若いもん(優秀)に指導を任せてきたが、”教える”ことについては全然ダメでしょう。途中で取り上げて、自分で完成させちゃうんです。これじゃ、いつまでたっても”達成感”がない。お仕事苦しみの質はいろいろあるなぁ、という(しょーもない)サラリーマンの愚痴です。

・・・とは言いつつ、余りに早朝に目覚め、ウォーキング、朝食も済ませたので、ちょっと音楽の件でも・・・数日前に拝聴したジョルジュ・エネスコの件、BBSにて暖かいコメントをいただきました。じつは、自分的初期自主CDは情報不充分にて、作品収録順も記載されていない。どの作品がどんな旋律って、ちょっと記憶曖昧なので、ネットにてヘンリク・シェリング(新録音のほう)の視聴を確認しつつ記入しておりました。ほんのちょろ聴きだし、ノートパソコンのオーディオだから知れているんだけれど、それでも技術的な完成度、響きやリズムのクリアなこと!明快な語り口にほとんど驚愕状態。そりゃ、”エネスコの無伴奏を日常座右に置くべき”ヴェリ・ベスト、とは思わんですよ。

再度エネスコに戻ると(おそらくワタシ入手の音源はベストな復刻ではない?らしい)音質状態は、さほどに苦痛に非ず(やがて耳慣れる)。さきほどのシェリング(ちょろ聴き)を思い出せば、ほとんどがちゃがちゃ!しかし音質、技術的不備乗り越え、凛とした詠嘆を感じることは可能なんです。重音のところで少々苦しいものの、主旋律はふくよかな美音と評価しちゃマズいか(個性の違いという意味で、シゲティより美しい/シゲティがアカンという意味に非ず)。Bach の作品って、おそらく時代の変遷に演奏スタイルがらりと変貌すると考えるが、時代的制約云々別として、この演奏には説得力がある、作品の魅力を充分引き出して厭きさせないと聴き取りました。たった一挺のヴァイオリンが紡ぎ出す巨大なる宇宙〜そんな名曲を、入魂の情熱にて描き出した手応え有。

いずれ、一部の好事家、資産家のものであった稀少録音が、こうして極東亜細亜市井のサラリーマンにも気軽に聴ける時代がやってきた、ということですよ。新しい録音も、旧い録音も、幅広く愉しめるというのは素晴らしき幸せ。

昨日(気分も重く)通勤帰り、Mahler 交響曲第3番ニ短調〜ケント・ナガノ/ベルリン・ドイツ交響楽団/ダグマル・ペツコヴァ(a)/ベルリン放送合唱団女性団員/ハノーファー少年合唱団(1999年ライヴ)第1楽章のみ・・・目の醒めるようなクリアな音質、奥行き、会場空気、例えば小さな打楽器の存在感も自然、ライヴらしい感興(ノリ)+ライヴらしからぬアンサンブルの完成度に痺れました。まさに近代管弦楽の精華+ディジタル録音の成果がここにありました。こんなのを聴くと、歴史的録音というのは”別耳”なのだな、おそらくノーミソでいろいろ補っているのだろうな、と痛感いたします。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

朝方妙な夢を見て、清々しい目覚めに非ず、それでもウォーキングは実施して、一週間乗り切りましょう。天候は爽やか、ご近所あじさいはどんどん開花中。家に戻る直前、不注意にも左手甲を壁にぶつけてしまって、ちょっと怪我をしてしまいました。今週土曜は東京研修だっけ?(前泊)中日に金沢取引先エラいさんとの定例会議(酒席有)、その準備にて本日全力資料作りだった・・・土曜出勤当番にて、一週間分の詳細スケジュール作ったことを思い出しました。

Mozart ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調K.271「ジュノム」/第15番 変ロ長調K.450〜ウィルヘルム・ケンプ(p)/カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内管弦楽団+スイス・ロマンド管弦楽団員(1953年)・・・モノラル時代から定評のあった英DECCA録音也。オーケストラは当時のレーベル専属だったのだろうけど、珍しいですね。管楽器がスイス・ロマンド?完成度も高い、しっとり味わい深い演奏ながら、どーも年寄りクサイというか、浮き立つような躍動を感じません。まったり落ち着いて、時にテンポを落として彼なりの”歌”を強調します。ま、好き好きですから。それが個性。テクニック云々を問題にする作品じゃないでしょうけど、Mozart はゴマ化しようもなく、はっきりその辺り表出されます。

Schumann ピアノ協奏曲イ短調〜ウィルヘルム・ケンプ(p)/ヨーゼフ・クリップス/ロンドン交響楽団(1953年)・・・これもオーケストラが楽しみですねぇ。アンダとかフライシャー、昔から定評ある演奏を聴き慣れたせい?これも、どこか鬱陶しい、内省的な演奏に感じました。ほんの聴きかじりなので、また出直しましょう。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

昨夜はさっさと飯を喰って男子バレー(ヴェネズエラ戦)を見たり、録り貯めていたドラマを見たり。凄く眠くて早々に床に就いたけれど、いつもの睡眠不如意、早朝に目覚めてしまいました。(小一時間ほど二度寝実施)休日の楽しみは自主CD作り、ここのところウィルヘルム・ケンプ(1895-1991)のパブリック・ドメイン音源を大量入手、2枚ほど作成しておりました。露西亜ではMP3のCDが売られているらしい(日本にもあるのか?)。英DECCA録音のBach はすべて収録して欲しかった(LP時代の愛聴盤)けれど、ま、Schumann、Brahms 辺りソロ録音全部入っているよう。Beeやん協奏曲は新録音が(いちおう)全部揃っているので、優先順位は後のほうとなります。SchumannはCD一枚に収まらなかったので、2枚目へ。

ウィルヘルム・ケンプ(1895-1991)Schumann 幻想曲ハ長調 作品17(1957年)/Bach シチリアーノ ト短調(1953年)/COUPRIN シテール島の鐘/Rameau 鳥のさえずり/Handel 調子のよい鍛冶屋(以上1955年)/Brahms 4つのバラード 作品10(1953年)〜ウィルヘルム・ケンプ(p)・・・音質かなり良好。Schumannの幻想曲といえばルービンシュタイン(1965年)が念頭にあって、そのグラマラス流麗華やかな世界から比べると、ずいぶんと質実生真面目と感じます。技術をウリにする人じゃないが、テクニック上の不足は感じませんよ。落ち着いて地味な印象をむしろ好ましく感じられる方もいらっしゃることでしょう。バロックは文句なし!この辺りの作品は妙な色気を付加しないほうがよろしい。諄々とした(纏綿浪漫な)説得力有。テンポの揺れ、タメにも凄い説得力有。Brahms はケンプの体質に似合って、内向的なテイスト?と思ったら、意外と”叩く”んですね、激昂する部分で。基本は優しく、語りかけるようなタッチでした。

元手はこの5枚組DOCUMENTS10枚組でも格安で旧録音拝聴可能。

どこにも出掛けず、唯一の例外は夕方早くご近所の銭湯に行ったのみ。先週サボった【♪ KechiKechi Classics ♪】更新久々実施、鮮明な音質にて耳をクリアにしておけば、歴史的音源も新鮮に聴けます。ちょっと昔の録音ばかり連続して聴くのはツラいものがある・・・Bach 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ/パルティータ全曲〜ジョルジュ・エネスコ(v)(1948/49年)・・・一昔前迄マニア垂涎の稀少LP云々だったそう、やがて状態の良いCDが復刻され、今やパブリック・ドメインにてフリー入手可能。世評は割れておりますね。

ワタシが自主CDに手を染めだしたのが4年ほど前?一番最初にCD化したのがこれでした。記憶は定かではないけれど、ダウンロードした音源はオリジナルなLP復刻ではなかったような?結論的に音質云々乗り越え、真摯雄弁な演奏スタイルに深い感銘を受けました。技術的な衰え、リズムの崩れ、細部の弾き流し、ほとんど別な作品を聴くかのような印象。シェリングとかミルシテイン辺りを聴き慣れていると、この耳あたりの悪さをクリアして集中するのは少々難行苦行であります。徒に歴史的価値をありがたがる性癖・興味(生活困窮のうちにアパートで録音した逸話とか)はないけれど、シゲティよりモダーン?かつ雄弁なんじゃないか。正直、初めて聴いた時には”ちょっと勘弁してよ”的手応えだったのが、CD2枚分、入魂の詠嘆に聴き飽きません。

(追加)こちらのほうが音が良いですよ、ぜひ聴いてみて、とのことです。http://www.mediafire.com/?p11lk4w60xl1h


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

原発再稼働決定、反対派の動きも先鋭化しております。ワタシも基本原発はないほうがよろしいとは思うけれど、為政者の立場としては「15%節電」リスクのことを考えたのでしょう。どんなに猛暑となっても▲15%クリアして「ほら、やればできるじゃないの」的結末を期待したかったところ。原発無用論が根付くのを恐れたのか。時間(とき)を経、熱が冷める国民性発揮を願っているのか。あくまで期間限定、トータル電力政策ができる迄のつなぎであってほしいですね。最悪なのは、再稼働しようと思ったら、ちょろ事故発生!というコースでしょう。まさか、隠蔽せんでしょうね。

Mozart ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調K.482〜アンドラーシュ・シフ(p)/シャンドール・ヴェーグ/カメラータ・アカデミカ・モーツァルテウム(1985年)・・・つぶやくように親密なタッチ、昨年でしたっけ?このニュアンス微細な色付けがどーも気になって、Mozart の自然さに欠ける、ちょっと苦手と感じてしまいました。こうして再聴すると、さほどに違和感もなし、しっとり情感に溢れたウェット系演奏も悪くはない。ヴェーグ最晩年の伴奏も細部迄配慮の行き届いたもの。聴き手の感情というのはほんま、気紛れなものでっせ。音質良好、カデンツァは第1楽章はシフ、終楽章はジョージ・マルコムと明記、敬愛するMozart 作品に順位を付ける勇気などないけれど、この変ホ長調協奏曲K.482の愉悦は格別。映画「アマデウス」にて、朝帰りするMozart のバックに終楽章が使われておりました。第2楽章「アンダンテ」の管楽アンサンブルも素敵。

では、のんびり出勤しましょう。残務整理、職場の大掃除を敢行するつもり。

いつもより30分遅く自宅を出、通勤電車も「通勤急行」的なものはなくて鈍行のみ、それでも職場にはいつもとさほどに変わらぬ時間に到着、もちろん誰も職場にはおりません。電話もほとんど掛からないどころか、メールさえ一通もないのはキモチ良いですねぇ。いつになくお仕事に集中できました。ちょっとした小さなトラブル以外、ほぼな〜んもなし。お隣のチームの机の上、周りがあまりに汚いので、とにかく寄せて、まとめて、積み上げて、雑巾でキレイに拭いておきました。今回は廃棄せず、次回は”捨てるぞ!”との警告の意味。月曜の朝、皆大騒ぎするだろうなぁ、文句あるか。

毎週毎週、印刷屋に某印刷物の原稿、画像データ、大まかなデザイン・レイアウトを送付しております。これがけっこうなる難行苦行、いつもうんうん唸りつつ、原稿送付を遅らせたことはないんです。GWやお盆、正月絡みの特別進行もちゃんとクリアしておりますよ。ところが先週送ったはずの画像データが届いていない(圧縮ファイルは空であった、とのこと)との連絡有〜ちょうど出先で身動き取れなかった一昨日のこと。画像の在り処を電話で指示して圧縮、送付して事なきを得ました。

そんなこんなで、じつは途中で担当替わってました、これからは直接こちらに原稿データ送って下さい、ご挨拶メールが届きました。自己紹介があって、ワタシは電話が苦手です、会話ができません、作業部屋に電話もありません。メールだったら、ちゃんと返事します、即。立派な、ちゃんとした文書でしたよ。それにコンピューターを操ってデザインができるんでしょ?一芸に秀でて、ちゃんとお仕事できているのは素晴らしいと思います。

ま、ワタシのメールは(いつも、もの凄く)素っ気なくて、要件のみ、印刷屋さんには題名+添付ファイルのみ。校正も校正稿のスキャンpdfファイル添付のみ。本文なし。会話は得意なほうだろうけれど、電話は好きじゃありませんよ。とくにお仕事の長電話は。早々に職場を上がって、女房殿と落ち合ってご近所銭湯へ。なんか一週間の疲れでへろへろ。

通勤音楽は Unico Wilhelm van Wassenaer コンチェルト・アルモニコ第1番ト長調/第2番ト長調/第3番イ長調/第4番ヘ長調〜カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内管弦楽団(1962年)・・・クラウディオ・シモーネが、ド・シロウトにでける作品ちゃう!とWassenaer作との研究成果を否定しているらしい?ほどの名曲也。このLP時代はPegolesi作となっておりました。時代相応、まったりとして厚みがあり、表情豊かに朗々と細部迄歌います。朗々と貫禄充分、優雅に美しい。しかし21世紀ダイエットの時代には少々味付け濃すぎ。1960年代のバロックって、こんな感じ多かったですよ。懐かしいなぁ。


■2012年6月某日/精進と愚痴の日々

昨日は5月、本日は6月、べつになんということもない連続した毎日ながら、こうして「音楽日誌」も新しいファイルに替え、キモチの切り替えを図りましょう。正月なんか最たるものでしょうね。お仕事も同様。明日は若いもんのお休み保証のため、ひとり留守番出勤となったけれど、それは余録と考えて本日いつものスピードにて残務処理予定、トラブル処理をいたしましょう。明日は周辺資料整備、詳細課題処理、スケジュール調整だな。今朝もタイマーにてFMが流れる前に起床、ちゃんとウォーキング・ストレッチしてきました。夢見はよろしくないけれど。

これはGCDSA922201ここ数日聴いていた音楽は、Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)〜ヨエル・レヴィ/フランダース放送管弦楽団・・・CDは入手しにくくなっていて、NMLで聴くか、i-Tunes入手しか手はないのでしょう。いずれSACDなんて、そんな高級プレーヤー持っておりません。優秀録音(っぽい)奥行きと繊細さ、定位の明快さを備えるが、音量レベルが低すぎて(オフ・マイクっていうのかな?)、こりゃ、思いっきりボリューム上げられる環境でしか堪能できぬのかも。素直で洗練された表現、オーケストラ(フレミッシュ放送管弦楽団)も初耳ながら、思わぬ安定した技量で聴かせます。厚みには少々欠けるけれど、悪くない感じ。

率直なところ、(全曲出会いの)アンセルメ(1969年)とはずいぶん遠くにきてしまったなぁ、クールな表現?こちらさらさら水のような世界とはずいぶん異なります。ブーレーズの洗練ともテイストが違うのだな。レヴィも1950年生まれだから充分ヴェテランながら、淡々、粛々とこだわりなく進めていく感じ。4回目くらいの拝聴を経、ようやく滋味を感じるようになりました。

では、行ってきます。

暑苦しいなぁ、大きなトラブルは周辺にて発生していて、直接自分の作業はないけれど、都度報告や相談があって落ち着きません。すっかり汗臭オジサンになっているようで、制汗には気をつけております。それでも昨日気がついたチョンボのフォローや本日完了すべきお仕事はなんとかクリア(四苦八苦)、夕方某メーカーの所長さん(じつは前々職から二十数年前来の友人)訪問有、小一時間ほどいつもの呑み屋にて旧交を温めました。そのメーカーさん自体も旧い付き合いだけれど、展示会の案内を見てびっくり!社長は当時担当だった人じゃないの。皆、偉くなったなぁ、自分だけずっと変わらない・・・いろんな意味で。年齢(とし)ばかり喰ったけれど。

今朝、家を出てiPodのスイッチを入れようとしたら、表示されません。当然、音楽聴けず。もしかして電源入れ放しで一晩置いた?帰宅してから充電してみるが、ウンともスンとも言わぬ、壊れてしまったのか?修理に出さないといけないのか・・・ネットにて検索してみると、再起動してみましょうとのご指示有。

無事、快復いたしました。おお、ありがたい。明日も出勤なので。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

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