■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
一ヶ月がとにかく長い。濃密な日々なのか、先週の九州出張もずいぶんと昔のような・・・毎日毎日を当面遣り繰りするのがやっと、青息吐息というかな?誠実に対応している(つもり)なんですが。こうして月末にゆっくりお休みをいただけることに感謝いたしましょう。昨日は”休日の醍醐味”=無為無策。自主CDの整理(自作入物作り直し、ラベル張り直し、データ追加など)、一部新規作成。そういえばCDR(自主CD用)DVD-R(データ保存)BL-D(テレビ番組保存)まとめてamazonに注文いたしました。ちょっぴり贅沢。夕方、甥の転居手伝いから戻った女房殿と(いつもの)大型銭湯〜高級中華「餃子の王将」へ、これもちょっぴり贅沢。
かなり気温は上がったけれど、まだ(この時期としては)うすら寒い雨模様。ウォーキングは断念です。
Mozart ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調K.271「ジュノーム」〜クララ・ハスキル(p)/カール・シューリヒト/シュトゥットガルト放送交響楽団(1952年)・・・画像のCDはANDROMEDA(ANDRCD-5003)3枚組購入時に「ダブったから」オークション処分、じつは入手CDは不良品であった(残念)。やがて数年、パブリック・ドメインとしてネットにて音源拾えることに気付きました。こんな音質だったかなぁ、曇ってやや草臥れておりましたね。たんなる記憶違いかも。
ヴィヴィッド充実したシューリヒトのバックに支えられ、清楚かつクリア、ニュアンス豊かなピアノが(ノリノリ!)歌います。彼女の「ジュノーム」は数種拝聴したが、これが一番かと。そうか、音質忘れさせる魅力的演奏なのだね。
自主CDフィル・アップにはMozart ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218〜ヨハンナ・マルツィ(v)/オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団(1952年頃)・・・噂ばかりの音源、ついに拝聴叶う。この人は1970年代迄活動したはずなのに、ステレオ録音を見掛けませんね(知らぬだけ?)これこそヴィヴィッド!ノリノリ。精気に溢れ、ぴかぴか華やかなヴァイオリン拝聴可能。夢見るように躍動する第1楽章「アレグロ」、愉悦が滲み出る第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」の歌、軽快に弾む終楽章「ロンド」出足、やがて早春の草原に駆け出すような爽やかな空気が広がりました。
今朝、Debussy 前奏曲第1巻〜マルセル・メイエ(p)(1956年)・・・この時期ならば、といった音質への期待あるけれど、この人のピアノには得も言われぬアンニュイな雰囲気充ちて、期待から外れたことはない。但し、朝に聴くべき音楽に非ず。そろそろぴかぴかの優秀なる音質を聴きたくなりました。ここしばらく歴史的音源ばかりだったので。
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凄い!昨日amazonに注文したCDR(自主CD用)DVD-R(データ保存)BL-D(テレビ番組保存)まとめて本日午前中到着。通常便でっせ。速いなぁ。【♪ KechiKechi Classics ♪】も一本更新。なんと2年ほど放置してあった書き掛け原稿也。Mahler 交響曲第7番ホ短調〜ジエイムズ・レヴァイン/シカゴ交響楽団(1980年)・・・この作品が本来持っている(であろう)怪しさ、晦渋さ、ふっとんでしまいました。明るい、細部明晰なる”上手い”演奏也。よくできた名曲、そんな作品イメージへ。大曲に挑む!的風情に非ず、著名なる名曲にワタシも取り組んでみました、的美しい仕上がりです。
そういえばレヴァインってここ2年くらい活動していないんですよね。怪我と巨体からくる支障要因とのこと。このまま引退でしょうか。そう好みの指揮者じゃないけれど、残念です。明日より4月。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
昨日、当面する宿題(苦渋の末)ほぼ目処を付け、ミーティングも実施、さて、さっさと帰ろうと思ったら、取引先幹部より、先日トラブル発生の「その後の報告詳細」要請有〜なるほど東京本丸の文書には、その旨明記されており、締め切りはとうに過ぎている・・・あわてて関係各部署に要請、動き出したのを確認、返答締め切り時期を再返答して帰宅いたしました。今朝、自宅にて内容確認の上、取引先に無事送付。3連休に入るが、パソコン持参しなかったし、一個お仕事やり残しを思い出して、それは月曜朝一番にて消化いたしましょう。
きょうは両腕左膝リハビリ、そして眼科だな。華麗なる加齢を重ねるとあちこち故障ばかり、今朝もちゃんとウォーキング実施。胃が重いのはずっと気になる感じ。喰い過ぎかも。
BBSにてクララ・ハスキルのMozart ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415(1953年?)関連の件、話題になっておりました。その関連で棚中より発見したハスキルの自主CD数枚確認。ところが同作品1954年の音源出目ネットで確認できず・・・そのうち徐々に記憶蘇り、サイト内検索にて経緯発見いたしました。曰く
ANDROMEDA(ANDRCD-5003)3枚組/1枚目Beethoven ピアノ協奏曲第3番ハ短調(1950年WESTMINSTER録音)を聴こうとプレーヤーに乗せたら・・・無音。あれ?故障かな、と別なCDで試すとちゃんと鳴ります、って、これ不良CDじゃん。メモによると2008年4月14日着総経費込2,000円ほどで入手、2年以上放置していたもので、それはこの曲が”ダブり”でそれを処分できるまで放置していたということです。いずれ時効成立、返品もできません。ちょっとショック。
(音楽日誌2010年7月)
そうか、買ったまま放置プレイ。その後不良盤であったことに気付いて、聴ける音源のみ抜き出したのだね。あと数年待てば大部分パブリック・ドメイン音源として拝聴できたのに・・・嗚呼、もったいない。これも巡り合わせ、運命也。ここ数日「ハスキルのK.415」ばかり6度ほど聴いていたけれど、厭きませんねぇ、音楽も演奏も繊細かつ明快な味わい(骨太とは言い過ぎか)溢れて最高。少々の音質不備乗り越え。
昨日通勤音楽。Rachmaninov 交響曲第3番イ短調〜エフゲニ・スヴェトラーノフ/ソヴィエット国立放送交響楽団(1962年)・・・この間、アブラヴァネルとかボウルトにて、すっかりその魅力に目覚めた作品也。いやぁ、この演奏はお下品やなぁ、遠慮会釈、配慮抑制、ニュアンス(?)もない金管のリミッター抜き爆発、これを賞賛する風潮を”爆演主義”と呼ぶ(エマニュエル・カント/ウソ)。わかりやすいけれど。ちょっと脂っこくて、もう焼き肉は沢山食べられまへんで・・・
Mozart フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299〜フーベルト・バルワーザー(fl)/フィア・ベルフート(hp)/エドゥアルド・ファン・ベイヌム/コンセルトヘボウ管弦楽団(1956年)・・・ほとんど誰の演奏でも感銘深い名曲中の名曲、バルワーザーの木製フルート(古楽器に非ず)は古雅な響き、ハープの質の違いは理解の外ながら、コンセルトヘボウの柔らかくも厚みのある余裕サウンドも味わい深い。最高っす。
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【♪ KechiKechi Classics ♪】如きサイトにて言及するのも気がひけるけれど、「静かな場所」〜同世代の男性、障碍あるお子さんの世話、奥様も不調のようで、お仕事を早期退職されたそう。心中察して余りあるもの有。こちらしょうもないことにハラを立て、少々の体調不良に愚痴をこぼす日々、バチ当りまっせ。心入れ替えて、日々の生活を感謝いたしましょう。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
明日お休みをいただく関係にて、来週出張会議の資料やら、定例の締め切り印刷屋出稿準備進めるが、日常残務種々いろいろ+夕方より連続トラブル発生により、どれもこれも中途半端にてコトは進まぬ感じ。どーも心身ともにスッキリせんなぁ、一昨年発症?今年一気悪化の花粉症対策のため耳鼻科へはぎりぎりセーフでした。かなりラクになりました。いくら宿題立て込んでも、ワタシの業務設計は「6時終了」ですから。そのために一時間早く出て、昼休みも使いますから。ド残業するのは大トラブル発生(例えば大震災対応)時くらい。お仕事合理化命ですから。なんのためにIT化が進んでいるのか。
昨日通勤音楽。Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1957年)・・・技術的な(縦線が揃っている)ことがすべてとは思わぬし、40年ほど前?「録音のマジック」などと言われたのも不思議な話。それでも、これほどアンサンブルがエエ加減、各パートがちゃんと弾けてなくて、”味わい一筋!”的演奏は画期的といえば画期的。オーケストラの色彩云々もこんな水準に至れば、論議の外。弦や木管の薄っぺらい響きはいつもの個性、金管もいくつか音符が飛んじゃっているみたいだし、打楽器ももっさりとノリがよろしくはない・・・それでも、なんとも雰囲気はそれなりにまとまっていて、意外と聴く機会はありますよ。貫禄かな?
アンセルメ最晩年、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団との「火の鳥」(全曲1969年) を再録音していて、おそらく技術的音質的に万全な状態で「春の祭典」「ペトルーシュカ」も続ける予定だったのでしょう。定命(じょうみょう)はいかんともしがたい。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
昨日、深夜帰宅。出張先では朝から激しい頭痛(花粉症悪化かなぁ)にて気分悪く、ヤク入手。金沢での商談を早々に済ませて富山へ移動、頭痛は治まったが不快な気分晴れず、約3時間の取引先との(まぁ)談笑風情報交換。そのあと、終電が出る迄ちょっぴり酒お付き合い。3時間以上の移動時間はほとんど眠っておりました。
頭痛最悪状態にて拝聴したのが、Beethoven 荘厳ミサ曲〜ギュンター・ヴァント/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/合唱団/レオノーレ・キルシュシュタイン/ジャンヌ・ドルーベ/ペーター・シュライヤー/ギュンター・モルバッハ(1965年)・・・かつて音質演奏とも評判のよろしかった録音也。しかし、こんな体調では話しならぬほど集中できず、良い印象を持てません。仕切り直しいたしましょう。併録される交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(1956年)も同様。大失敗。
帰り、京都付近にて目覚め、頭痛も癒えてMozart ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491/第25番ハ長調K.503〜ゲザ・アンダ(p)/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団(1966、1968年)・・・一番長く馴染んだ全集(当時全集セット壱万円以上)であり、CD劣化にて泣く泣く処分した思い出の音源。不思議な魅力を持っていて、弾き振りのオーケストラがやや粗く、その印象もあってピアノ・ソロも緻密精密に仕上げたものには聞こえません。雑とか仕上げが甘い、という意味じゃなくて、神経質ではない、ということか。ヴィヴィッドな躍動勢いは充分であって、音質も良好。劇的なハ短調K.491、大柄な喜び溢れるハ長調K.503(ソロ開始に特別な魅力再発見)たっぷり堪能いたしました。
では、どんより気分を入れ替え、行って参ります。先行き、どーも気分が重い。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
(在金沢ホテル)昨日、お仕事に余裕なくて不機嫌なる自覚有。まわりに見抜かれたことでしょう。いつでもにこやかに、上機嫌でありたい、しょーもない冗談飛ばして、というのが理想なのに。とにかく朝一番から全速力にて諸宿題こなして、昼休みも継続、昼から全体ミーティングにて少々もめ、そのまま出張に出掛けたが、特急に一本乗り遅れ、すごく混んでいて(春休み帰省か?)挙句、延着。取引先には遅刻してご迷惑お掛けしました。ご当地はびっくりするくらい寒い。夜8時くらいまで会議打ち合わせ後、ご担当とカルく酒(お相手ご所望)。二日酒休みのせいか、今朝体調まずまず。胃腸にも問題ありません。出ている最中に若い者がフォローしてくれた案件にちょっと不備があって、気掛かり有。ま、ムツかしい処理だからね。仕方がない。
朝一番、ホテルの温泉に入ったあと、さっさと昨夜会議の報告済。便利といえば便利なネット生活であります。本日、これよりもう一本商談〜富山移動、ご挨拶後、帰りの最終便迄(ちょっぴり)酒。ま、半年に一回だからなぁ、訪問は。仕方がない、お世話になっているし。帰宅深夜予定。
移動中音楽。Mozart ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216/第5番イ長調 K.219〜シモン・ゴールドベルク/ウォルター・ススキンド/フィルハーモニア管弦楽団(1951年)・・・CDでも入手可能なパブリック・ドメイン音源也。音質かなり良好。この人のMozart は指揮でもヴァイオリンでも愉悦感に溢れたスタイルに変化なし。愛しのヴォルフガングながら、この作品は演奏によってはぜんぜん愉しめぬこともある・・・ヴィヴィッド、品のある音色に陶酔いたしました。
Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」〜アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽音管弦楽団/ルネ・デュクロ合唱団(1962年)・・・言わずと知れた鉄板CD。セクシーな木管の音色、優しくも甘美柔らか、余裕の旋律表現、問題は音質だけでしょう。iPodでの拝聴は記憶(想像)よりずっと良好、ワタシのは十数年前入手の国内盤、最新リスマスタリング、高級CDとは無縁の中古品也。時に細部鮮明さを欠くけれど、これでも充分でしょう。自宅コンポではどんなんでしょうか。「ダフニス」は大好きだけど、今回オークションにて、デュトワ、モントゥー盤を処分しました。お気に入りだったんだけどなぁ、残りはミュンシュ(新旧)、アンセルメ、マルティノン、アバド、ハイティンクとか、いろいろ棚中にありますから。
そういえばアンタル・ドラティ(1954年)を自主CD化したな、先月。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
本日夕方より(またまた)北陸方面金沢経由富山迄出張。今朝一番にて資料清書すれば当面の宿題クリアしているはずだけれど、”職場不在”というのはそれだけで不安があるものです(机上に重要物放置!あり得る)。とにかく、気合いで乗り切るしかない。寒の戻りがやってきて、コート復活でしょう。体調悪くないが、胃が重いのが気掛かり。昨日までの出張ではキャベジン4錠持参したが、同行の問屋さん担当(熊本ラーメン食後急激な腹痛有)に2錠プレゼントしたので、1回分のみ服用。今回は単独行動。明日午前が時間空きなので、ここで残務いろいろやっつけたい〜モバイル環境って、意外と不便なんです(アクセス速度に問題有)。帰宅は明日、深夜。
昨日は種々いろいろ音楽聴きましたよ。どこにも出掛けずに(ご近所大型銭湯除く)Rachmaninov ピアノ協奏曲第2番ハ短調〜エレーヌ・グリモー(p)/ヘスス・ロペス・コボス/ロイヤル・フィル(1992年)・・・23歳、DENON時代の音源也。何度も聴いているはずなんだけどなぁ、なんと爽やか、初々しい情感と含羞に溢れているとか。往年のリヒテル辺りを念頭に置けば、重厚・壮絶・暗鬱・濃厚(たっぷり魅力的)とは縁のない、キラキラとしたほの甘い希望が広がります。もちろん技巧に不満なし、強面強靱打鍵皆無。音質の状態、ヘスス・ロペス・コボスの伴奏も優れているのでしょう。つい先日、ヴァン・クライバーン(p)1962年録音にも似たような感銘を受けたが、あちらもう少々厚みと明るさ、楽天的な希望を感じました。
さて、気合いを入れて出掛けるか!iPodには新しい音源いくつか仕込みました。なんせ今回は移動距離長いので。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
先週一週間は外食ばかり、山海の珍味+旨酒も毎日では食傷気味(来週も続く)、最近は胃腸のもたれ(弱くなった)も自覚あります。夜10時過ぎには眠くなり、深夜に途中覚醒、仕方なく音量低く音楽拝聴中。そういえばそろそろ在庫尽きているCDR補充しようと思ったら、また値上がり!amazonのPB100枚組前回1,680円(以前は1,380円)だったものが、2,000円越えております。生産国中国での人件費高騰?それとも製造量が減って相場が上がっているのかも。いろいろ検索してみたけれど、送料込1,700円が最安値みたい。今回出張ではフィックスの激安航空券(女房殿分)キャンセルして多大なるムダ金を使ったので、気分的には節約モードなんです。
Bartok 弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽/弦楽のためのディヴェルティメント〜エイドリアン・ボウルト/フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団(ロンドン・フィル/1955年)・・・これってCDになってましたっけ?(Westminster XWN 18237)ネットよりダウンロードした音源、かなり音質良好。Bartokはクール精密に表現してこそ、野性的土俗的旋律リズムが生きる!と考えてきたが、これは一風変わった個性的な演奏です。当時はBartokの録音も珍しかったのでしょう。かなりヴィヴィッドに味付けたっぷりされていて、”クール精密”に非ず(アンサンブルに不備はないけれど)時に速いテンポにて疾走し、ゆったりめのテンポでじっくり節回しあったり、もの凄くわかりやすい。聴いていて妙に愉しめます。
昨今の上手いけど、味がない若手演奏とは大違い。ちょっと懐古的かな?
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軽く二度寝してウォーキングは数日ぶり(出張だったので)、朝一番の適度な運動とストレッチ、新聞熟読、「音楽日誌」執筆が心身ともの健康、生活リズムには重要です。好天だけれど、少々風が冷たい感じ。いずれ春はもうそこまできております。
Milhaud(ミヨー)小協奏曲集「四季」/春のコンチェルティーノ 作品135(シモン・ゴールドベルク(v))/夏のコンチェルティーノ 作品311 (エルンスト・ウォルフィッシュ(va))/秋のコンチェルティーノ 作品309(ジュヌヴィエーヴ・ジョワ/ジャクリーヌ・ボノー(p))/冬のコンチェルティーノ 作品327(モーリス・スザン(tb))〜ダリウス・ミヨー/コンセール・ラムルー(1958年)・・・Milhaudの作品は理詰めというより感覚的、気紛れ、華やか軽妙な味わいで聴き易いもの。独墺系がっちり構成感好きな日本ではあまり人気はないでしょう。ゴールドベルクの端正なヴァイオリン・ソロが聞こえてきたら妙に馴染みある旋律、じつは数年前カウフマンのCDにコメントしておりました。こちら音質上々だし、各々ソロがしっかりと味わい深いもの。かつて国内盤(UCCP-3064)が出たらしいが、現在は輸入盤も含め廃盤なのは残念。
自主CDフィル・アップはStravinsky バレエ音楽「アゴン」〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1958年ライヴ)・・・この作品は後任ラインスドルフによる、おっそろしく緻密な演奏の記憶があるけれど、こちら(いつも通り)ヴィヴィッド、熱血演奏であります。オープンリール録音?かなり鮮明な音質。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
(在熊本ホテル)昨夜、無事酒席お付き合い終え、当然ホテルでは睡眠不如意。昨日は大雨だったが、本日は曇り。気温は高くてコート持参しない判断は正解。ホテルにて報告書やメールチェックしていたけれど、職場ネットワークへのアクセス速度遅くて大苦戦。いちおうそれなりに残務処理して、あとは昼頃電話入れて、問題なければ直接帰宅いたしましょう。【♪ KechiKechi Classics ♪】更新していないしね。
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(在空港)さっさと空港まで到着してしまい、業務上の報告書も上げ、時間たっぷりあるので【♪ KechiKechi Classics ♪】一本更新。誰にも関係ないことだけれど、iPod拝聴しつつ執筆したのは初体験。世間一般に納得のいく音量で音楽聴ける環境は少ないだろうから、こちらが主流なのだろうなぁ、きっと。ここのところの送迎会連続、今回の出張でもPolaroid製デジカメ大活躍だったが、致命的な不満も〜ピンが甘い(バカチョンだから当たり前・・・にもほどがある)手ぶれしやすいのかな?それと、日付がすぐにリセットされ、しかもそれがでかでかと画面中に出現するから鬱陶しいこと限りない。2,200円で文句言っちゃいけないけどね。
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ちょっと大きめの宿題、しかも月曜は本番当日といったぎりぎり締め切り抱えているのに、職場戻りサボり。神戸空港〜三宮着、そこで床屋さん〜帰宅。完全に休日モードに至っております。本日明日と休肝日、もとより自宅にて飲酒する習慣もありません。移動中音楽はMozart セレナーデ第4番ニ長調 K.203〜ペーター・マーク/ロンドン新交響楽団(1955年)・・・音質良好。1905年創立のオーケストラはかなり快調であり、ヴァイオリン・ソロ大活躍!楽しい、ウキウキするような素晴らしい演奏でありました。マーク36歳、当時から若手のMozart スペシャリストとして嘱望されていたのだな。既にパブリック・ドメインだから多くの人に聴いていただきたい素敵な音楽でした。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
(在現地ホテル)宮崎県高千穂は、あくまでお仕事訪問ながら、旧知であり、かつて(若い頃)何度も訪問したところ。昨夜は引退した先代トップも駆けつけ、思い出話ばかり。20年前当時のご担当(現在常務)に「こんなことをした、営業に一緒に行ったついでに京都の小さな素敵な寺院に連れて行ってもらった」(記憶なし)みたいなこと。かつて何度も通ったし、先代が脳梗塞で倒れた、とのことで、ムリヤリお仕事作って訪問したら、ご本人が既に快復して迎えに来たのも十年前?そんなに久々だったのか。嗚呼、楽しかった!
昨日は暖かく、天気もまぁまぁ。今朝から雨模様だけれど、外を歩く用事はありませんから。出先故ウォーキング不可、せめてストレッチだけでも実行しましょう。
昨日、自宅〜空港迄の音楽。Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1970年)・・・駅売海賊盤→正規盤入手済。以前の印象は芳しくなかったもの。曰く”ノーミソ迄筋肉にてできあがっている体育会系演奏”。相性よろしくなかったらしい前任ジャン・マルティノン時代の不調を一掃する!シカゴ響威力全開の壮絶演奏也。ま、聴き手は華麗なる加齢を迎え、コムヅかしい精神的入れ込み云々、んなものどーでもエエではないか!ハーセス先頭に、朗々としてスムース、輝かしい金管。例の第4楽章「アダージエット」に於ける弦のクールな響きも最高っす。ま、とにかくシンプルに耳が喜ぶというか、マルチマイク録音のマジックにより各パート浮き立って大活躍(イヤホンで聴くと人工的で不自然)気分爽快です。この作品自身もけっこう久々拝聴だったか?
さて、もう一泊。中途半端にお仕事連絡しちゃいました。(出張報告、諸トラブル連絡など)
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(在熊本ホテル)これにて月〜金連続酒席お勤め完了。明日、大阪行きの便が出る前に(いつでもどこでも接続可能パソコンにて)お仕事しましょう。ほんまは事務所に寄らなくてはいけないんだけれど、そのまま帰ろうかな、そんな不埒な考え頭を過ぎっております。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
昨日苦しみ抜いて、やっつけ仕事も含め、午後6時半すべての(当面の、一部先行きの)宿題完了〜遅れて異動者歓迎会に参加。20歳代後半の女性は明るく、IT関係にも明るいそう。いつまでも終わる気配もないので、夜10時過ぎに辞去、本日より熊本経由〜宮崎出張となります。ま、出張そのものは視察見学(取引先の同行として)だから特別どーのということもなし、しかも20年来の付き合い(先代社長時代から/きっと夜は合流するでしょう)旧知のところですから。土曜昼から戻って少々残務こなして、来週もう一山、再来週更に(東京研修経由)金沢取引先エラいさんとの会議。資料作成連続、目はかすむ、腕は痺れる(打ち合わせ中目眩も)・・・抑制はしているんだけれど(途中息子+彼女との酒含め)これで3連続酒席、本日明日まだ続いて、やはり月曜の三患部自主酒席が余計であった!体調そう悪くないけど。それは毎朝ウォーキング+ストレッチ継続の成果でしょう。
通勤音楽(そういえばPHILIPSのイヤホンはセロテープにて修復成)。Schumann 交響曲第2番ハ長調〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1956年)・・・かつては幻の全集録音と言われた音源もパブリック・ドメインとなりました。若々しい速めのテンポ、熱気に溢れたテンション継続、ストレートで厚い響き、文句なしの演奏です。記憶より音質かなり良好(ステレオ)、音楽の全貌を堪能するのに不足はないでしょう。Beeやん、Brahms 、Mendelssohn、そしてSchumann、この辺りの交響曲は苦手としていて聴く機会は少ないんです。細部迄旋律に馴染んでいても。その中でも、このハ長調交響曲は意外と好き。それはかなり以前?FMにてエーリヒ・ラインスドルフ/ウィーン・フィルの定期演奏会を聴いてから。音楽にも出会いが重要なんです。
Haydn 交響曲第45番 嬰ヘ短調「告別」〜カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内管弦楽団(1951年?)・・・先日のMozart と同じ印象。音質かなり良好。端正なリズムを刻んで、しかも個々の旋律に情感が(しっかり)こもって、所謂オールド・スタイル。時代的には大編成浪漫でばりばり演っていた頃だから、これはこれで清潔印象なる小編成なんだけど、最近の演奏はいっそうスッキリ、リズム重視になっているでしょ?妙に懐かしく拝聴いたしました。
さて、出発までにUSBメモリにFTP機能付けてみようか、そんな不埒なことを考えております。
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これは空港にて更新しているもの。しかも業務用レッツノート。つまり、USBメモリに仕込んだFFFTPは無事稼動した、ということです。(設定が我流なので、毎度ホスト設定が必要だけれど)秀丸エディター使用。いちおう業務用なので好き勝手なエディター入れるのもちょっと遠慮しております。移動中iPodにていつもどおり音楽聴いていたけれど、出張時にCD持参せんでも良いというのが便利ですね。さて、時間となったのでいったん終了。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
昨日は純実務上のトラブルが発生して(ということも言い訳にして)一番ポイント本日打ち合わせ重要会議資料の詰め+具体化着手できず、本日朝一番にて一時間くらい、それでなんとか決着付かぬか、そう狙っております。そこさえクリアできれば、他の定例作業はなんとかなるんじゃないか。大きな伝票切る作業はせいぜい30分、政治的に取引先にどう伝えるか、のみポイント。あとは東京本丸上司会議の資料作り(これは共同作業)となります。残り、なんとか印刷屋への締め切りお仕事目処立たぬか。できれば明日出張中ホテルでのお仕事にはしたくはない・・・
本日、転勤異動者着任、即歓迎会。若い女性です。4月中旬に着任するのも若い女性二人。
今朝の朝日新聞「天声新語」〜61歳。昨年軽い脳梗塞を患い、キーボード配列がわからなくなったショック。誰よりキータイピングは得意だったのに、「天声人語」を書き写すのに4時間、やがて2時間、そしてとうとう投稿するに至った素晴らしく味わい深い文書に感動いたしました。昨日、昼から女房殿息子のアパートに”査察”(前回は全然片付いていなかった)〜夜、職場近くにて合流して、少々高級珍しい海産物いただきました。若い彼女(さくらまやに似ている)にはちゃんと生活力(稼ぐ糧)を付けないといけない。息子にはもう30も近いんだからきちんとけじめを付けて、彼女のご両親の気持ちも考えろ、そんな説教。ま、わかっているみたい。うちには女の子がいなかったし、自分も男兄弟だったので若い彼女は可愛いものです。昨夜、初めて食べるものも多かったみたいだけど、どれもおいしかったそう。
昨日通勤音楽(じつはジャンパーを職場座席後ろに掛けていたら、ポケットからイヤホンがこぼれて椅子に巻き付いて〜愛用のPHILIPSイヤホン損傷/残念)Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調〜エフレム・クルツ/フィルハーモニア管弦楽団(1957年)・・・才気走ってユーモラス、エエ作品やなぁ。たしか19歳?驚くべきはフィルハーモニア管弦楽団のアンサンブル明晰優秀なこと。そして「テクノロジーの進歩ってなんだ?」的疑念を抱かせる音質水準の高さ。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
本日出勤当番の祝日。ゆっくり出掛けましょう。本日こなすべき実務作業は膨大であって、昨日、ほとんど日常最低限実務+調整作業+稟議書+東京本丸補填要請報告にて一日終えてしまったので、コトは重大です。本日ばかりは出勤で助かった!明日、取引先定例打ち合わせ前、最終の資料完成日打ち合わせ(明後日から九州出張が別途あるため)その目処も立てないとマズい状態也。シンプルな定例作業もあって、これは代理だから初体験。思わぬ苦戦せぬよう祈るばかり。ま、それなりのお給料いただいているんだから仕方がない。
本日夜息子+彼女と酒(説教)、明日、異動者(第一次)歓迎会、明後日明明後日出張先で取引先担当の同行として酒席、つまり連続ワザ決まっているのに、昨夜三患部の誘いを断れず、自分は抑制して9時過ぎに帰ったけれど。ちゃんと最寄りの駅からバスで帰りましたよ。タクシーじゃなく。昨日、ラスト一人残ったオークション落札者からの連絡有、これで今サイクルほんまに終了です。1ヶ月間でずいぶんと棚が空いたような・・・キモチの問題もあるけれど。
昨日通勤音楽。先日ダウンロード失敗やり直し音源にてR.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団/ピエール・フルニエ(vc)(1960年)・・・凄い!ケンペ/ベルリン・フィル(1958年)、カラヤン/ベルリン・フィル(1965年)もオーケストラの厚みのある響きを堪能したけれど、こちらオーケストラの上手さ、アンサンブルの正確さの徹底に舌を巻くほど。テンション高く清潔簡潔、表情の刻々とした変化、フルニエの溜息が出るほど繊細かつノーブルなチェロと絡み合って文句なし。更に驚くべきは音質良好なこと。LP時代より”ジョージ・セルの録音水準は残念”との評価(印象も)だったけれど、SACDならぬネットからダウンロードした.flacデータ(→iPod)でもこれだけの水準とは!
では、ぼちぼち出掛けます。本日、無事乗り切れますように。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
今週木曜〜土曜の出張は2ヶ月くらい前から決まっていたもので、出張それ自体は”おつきあい”的政治的意味合いのみ、問題は前後の宿題消化、土曜戻って夕方職場にて残務整理、月曜3時にはもう金沢へ出張(夜〜翌日連続3件打合)といったスケジュール。本日印刷屋入稿締め切りの定例お仕事は先週完了、本日は来週分を一週間前倒ししましょう。幸い、明日祝日は出勤当番、ここで残務一気消化させるつもり。ま、ウォーキングの成果?風邪などひいていないし、ちょっぴり花粉症の鼻水程度。あれほど毎日ストレッチしているのに、左肩に少々違和感あるのは素人のツボ間違いか。
北海道の母親が10日ほど前に転んで尾てい骨打ち、幸い骨に異常はなかったらしいが、打ち身がひどく入院中とのこと(本人から電話有/病室でケータイ使ってエエのか?)。婆さんも80歳過ぎたからね。昨夜、家事一切何でもできる(掃除洗濯料理、ミシン掛けも!)爺さんに電話してみたけれど、まだ入院は続いてリハビリしているとのこと。黙って寝ていれば、あっという間に”寝たきり老人”一丁上がり!だからね。心配です。それより、婆さんの専用部屋がエラい散らかりようで”震災後ガレキ状態”(爺さん談)を彷彿とさせる〜いつまでも元気で矍鑠としている(両親とも声にハリはある)と思ったが、掃除片付けがちゃんとできなくなっているのか・・・少々心配です。いよいよ、お兄ちゃん(長男)のところに電話すべき時がきたのか、今回の入院もそちら(比較的ご近所)には連絡していないとのこと。
Rachmaninov 交響曲第3番イ短調〜モーリス・アブラヴァネル/ユタ交響楽団・・・録音年不明。かなり良好なる音質。素晴らしくゴージャス、各パートしっとりとしたエエ音にて鳴っていて、このコンビに時に感じられる”ユルい”アンサンブルに非ず。叙情的甘美な旋律作品を得意とするのか、この曲に対する深い情愛を感じました。交響曲第2番ホ短調のほうが著名だろうが、こちら第3番も(先日聴いたエイドリアン・ボウルト1956年盤と合わせ技にて)すっかりお気に入りとなりました。(ここで時間切れ)
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
昨夜は夕方(いつもの)大型銭湯経由、思い切ってそのご近所呑み屋初挑戦。なかなかおいしかったですよ。ちょっと味が濃かったけれど。大量生産合理化チェーン店はどーもツマらない。安いけどね。若い人はなんでもおいしく、お友達と楽しく呑れば良いんでしょうけど。【♪ KechiKechi Classics ♪】 更新の文章執筆はいっそう苦しく、ノーミソ前頭連合野の活動弱まっている自覚有。今朝、四苦八苦した挙げ句、辛くも更新した”自主CD”の話題、今朝、さっそく大失敗発見。
SAIIN-SAENS 交響曲第3番ハ長調「オルガン付き」〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1959年)・・・つい数週間前CDを処分したのは、音質状態に不満があったことも一因でした。LP時代もそうだったんだよなぁ、.flacファイルで自主CD化したほうがマシなんちゃうか(上記リンク先とは別なところで)ファイルをダウンロード、自主CD化、極めて音質良好、もちろんヴィヴィッド、荒々しくもアツく燃えるミュンシュのスタイルはいつも通り・・・ところが!最終楽章、ラスト盛り上がりのところで切れてしまってガッカリ。楽章毎にダウンロードするようになっていて、まとめて次々落とすとこのようなな事象けっこう発生することは幾たび経験済。(上記リンク先含め)多くの音源提供が全楽章まとめて圧縮ファイルになっているのは、圧縮率云々ではなく、”必要なファイルが全部、漏れなく補足できる”という趣旨。これはお仕事上では熟知していて、毎日やっていることだったんです。
CDR一枚ムダにするのは金額より精神的ダメージ大きいもの。同じ間違い何回繰り返すんだ?的後悔であります。ひとつの発症事象から類推して、ものごとを改善するのは重要なこと、これがボケか?と自覚いたします。別なところにて再ダウンロードした音源は(失敗音源より)ややグレードは下がっておりました。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
慣れぬ肉体系労働(てなほどカラダは動かんのだけれど、実質上現場顔出しの義理)疲労にて早々に就寝したのに、(それ故?)途中覚醒しております。ま、いずれ休みですから。二度寝してちょっとお寝坊、ウォーキングに出掛けようと思ったら、みごとな雨で外出不可。朝食後、整形外科に両腕左膝のリハビリに行ってきました。
来週は怒濤の連続出張ウィークリィ(だから)「いつでも・どこでも接続」必須になったんです。合間、断続的に提出締め切りの資料作成やら稟議書提出有。ま、非・創造的提出資料はバカになって一気に処理する力量(?)はあるつもり、ツラいのはノーミソ前頭連合野を駆使すべき創造的お仕事であって、これはキツいけれどお仕事本来の醍醐味でもあるんでしょう。業務用パソコン「レッツノート」は好きな機種ではないけれど、バッテリーはよう保ちまっせ、一泊二日ほどならACアダプタは必要ありません。
自分の作業都合上、基本土曜早朝締め切り設定してあるCDオークション終了。残2枚、うち一枚は予想通り、もう一枚は意外な結末、他ほぼ基本当初値付け通りの落札があって満足です。これにてヤフオク・プレミアム会員解除、数ヶ月の休眠に入りましょう。今サイクル110枚在庫減の成果、途中シモン・ゴールドベルク8枚組(鋭意拝聴中)新たに入手したので、棚中在庫整理はほぼ▲100枚といったところ、上々の出来でした。よう動いたのは、比較的著名な音源が多かったせいか。ここ10年ほどの物欲に対する枯れ方は加速しております。
一昨日通勤〜出張往復時音楽の件。R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」/「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」〜ルドルフ・ケンペ/ベルリン・フィル/ポール・トルトゥリエ(vc)/ジュスト・カッポーネ(va)(1958年)・・・懐かしい廉価盤LP音源ながら、音質極上。個人的嗜好としてはドレスデンとの1973年録音よりこちらのほうがエエのでは?と感じます(音質も)。先日、カラヤン/フルニエの演奏(ちょろ聴き)にも驚いたけれど、さすが同じベルリン・フィル、サウンドの厚みが並じゃない。もちろん、ケンペは楷書の表現にて生真面目砂糖甘さ皆無、表層なる効果ばかり狙ったものに非ず。トルトゥリエはフルニエと甲乙付けがたい魅力有。
「ドン・キホーテ」といえば、かつてこんな7年前ノーテンキなログが残っておりました。10種取り上げて、5種処分+2種新たに入手していて、意外と歩留まりよろしい。R.Straussへの苦手意識はすっかり消え、いまでは聴く機会は多いですね。「ようワカラん」「どれを聴いても?状態」というのはつまり、難解である、ということなのでしょう。クラシック音楽には宿命的=”一生懸命集中して、馴染む”ということでっせ。フクザツなる変奏曲である「ドン・キホーテ」、映画音楽にて冒頭のみ著名な「ツァラ」なんか代表例、こどもの頃より聴き続け、ド・シロウトには作品に入れ込むよう努力するしか”感動への道”はない、ということか。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
福井出張(肉体労働)を終え、大阪(正確には尼崎)に戻ったところ。
昨夜は職場お別れ会。盛大に盛り上がり、帰宅は11時。今朝は7時ちょい過ぎのサンダーバード乗車ですもん。昨日、朝一番にて東京本丸システム部局に相談して「いつでも・どこでも接続」のやり方を(正確には再)拝受、とうとう使えるようになりました(ご案内から半年後)。ネットにつなぐことはカンタン、問題はお仕事システム・ネットワークへのログ・インがフクザツだったのだね(そりゃ、カンタンじゃまずいよね)。更に、お仕事モードにしなければ、フツウにネットを使えることを発見!今朝、落札されたオークションへの返答をしておきました。(サイト更新のFTPは試していない/おそらく可能/んなヒマないが)
これはGoogleDocumentにて社内執筆中。ベンリなもんでっせ。これからは出張報告書は帰るまでに完了できる・・・と、ここまで書いたあと、悲惨な結末に。車内にてメールチェックしていたら取引先幹部より決算上の遣り取り有、コトはでかいので対処案を上司にメールするのに大苦戦。北陸線はトンネルが多くて途中で切れちまうんです。しかもあちこちからやたらとケータイ着信入るが、車中混んでいるので出られぬ。配慮してくれよ!出られない時だってあるし、電波状態が悪い車内ならなおさらのこと。なんどもネットワークから落ちて、そのうちにメール執筆にて日本語変換ができなくなる〜昨夜の深酒も残っていて、揺れる車内画面に集中すると気分も悪くなる・・・
大阪到着直前、うまいことネットワークにアクセスできて、先ほど上司に送り損ねた?(送信ボックスには残っていない)文書はじつは届いていて「了解」との返事有。駅に女房殿と待ち合わせてそのまま大型銭湯へ〜生き返りましたよ。なんせ肉体精神両方ガタガタっすから。帰宅して、落ち着いて、一息付いて取引先幹部に送信しました。ケータイは24時間ヒモ付きとなったが「いつでも・どこでも接続」は=「いつでも・どこでもお仕事」的結末に至るのか。最悪。
帰りサンダーバード中、気分も優れず悪戦苦闘。せっかくのMahler 交響曲第9番ニ長調〜オットー・クレンペラー/ウィーン・フィル(1968年ライヴ)にも全然集中できないどころか、気分悪いから印象悪化するばかり〜仕切り直しましょう。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
本日異動者二人分のお別れ会。来週着任が一人、産休明けの一人と我がチームの新人女性は4月中旬の着任となります。今朝も寒いが、女性ばかりそれも若い人が増えて職場の雰囲気も一気に変わることでしょう。こちら、この疲労感はなんなんなのか。最近、夜になると異様に眠い・・・のは睡眠不如意よりずっとよろしいか。華麗なる加齢とはこのこと?毎朝、ウォーキング+ストレッチしているんですけど。本日も朝一番から猛スピードでお仕事自主目標(某問屋さんの展示会に何とか駆けつけたい)クリア狙いましょう。
昨日通勤音楽続編。Mozart 嬉遊曲ニ長調K.136(125a)/セレナーデ ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」〜カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内管弦楽団(1951年)・・・ワタシがクラシック音楽に目覚めた小学校4年?5年生頃出会ったのが「アイネ・ク」(洋楽はもっと小さい頃から聴いていた)、親にねだって買ってもらった17cmLPが「カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内管弦楽団」でありました。ステレオ録音だったはずだから、これとは違う再録音かも。ちょっと痺れましたよ。生真面目なアンサンブル、端正なるリズムを正確に刻んで、そのくせ微妙に懐かしい節回し有〜躍動やキレには欠けて所謂オールド・スタイルながら、やたらと懐かしい!ゆったりとした味わい深い、妙に楽しい演奏。懐古趣味か。
先週更新したばかりのリッカルド・ムーティのTchaikovsky交響曲全集、CDオークション2週目で無事落札されました。悪くない演奏なんだけどなぁ、全集揃いとしてはカラヤンのが一種あればよいか、と。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
今朝も寒いですね。うんとひどくはないけれど、花粉症気味にて鼻水グズグズしております。そろそろ最盛期なんじゃないか。毎日ヨーグルト喰ってもアカンなぁ、これでもマシになってるのか。そう苦痛な状態じゃないので。本日明日で実質上のお仕事締め切り(出張など続くので)集中して乗り切りましょう、って、毎日毎週毎月締め切りがくるのだな、日常業務とは別格で。考えること、工夫すること、ノーミソ前頭連合野に汗かくこと、それがほんまのお仕事なのでしょう。ま、営業職だから、取引先との大小様々なるトラブル処理、人間関係作りが基本〜現在「大」きいトラブル処理真っ最中。なんど経験しても憂鬱です。カネも絡むし。
今週ラスト、店仕舞いCDオークションには、締め切りあと残り3日、けっこう入札あります。驚くなぁ、いったいどーいうことかいな。いくら@300以下の激安販売とはいえ。需給バランスの狭間?意外と往年の著名音源ばかり出品しているからね。
本日遅くなって、朝早朝出張なので更新不可。運が良ければ明日夜の再開となります。
昨日通勤音楽の続きde Falla「恋は魔術師」〜ワルター・ゲール/オランダ・フィル/アニー・ドロリー(a)・・・先月、コンサート・ホールLP音源ごっそりダウンロードして、iPodに取り込んだり、一部自主CD化しているけれど、その数けっこう膨大にて出典先どこだったか?(せいぜい候補4ヶ所ほどなんだけど・・・)失念。1950年前後?あまりぱっとせぬ音質(このレーベルは昔からそうであった)ながら、意欲的な録音量、微妙に著名なところを外す演奏家陣に魅力を(たっぷり)感じます。意外なほどツボにはまった演奏であって、リズム感もなかなかヴィヴィッド、トランペットにキレ味あって悪くありませんよ。こんな中途半端ノスタルジー音源喜ぶのも好事家の世界。
先週末拝聴していたもの、いくつか記憶復活。Mahler 交響曲5番 嬰ハ短調〜グスターボ・ドゥダメル/シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ(2006年)・・・1年ほど前に聴いていて、あまり芳しからぬ印象(当たり前だけれど、固有の色個性を表出しきれない)を得つつ、若者達の演奏にちょっと敬意と配慮コメントしておりました。久々の感想は、意外なほど新鮮で一生懸命、そう悪い演奏ではない。ま、難しい作品なんだよね、どのような方向に仕上げるか。この作品との実質上との出会いであるジョージ・ショルティ盤の再聴も果たせておりません。4年以上前に正規盤入手済みなのに。
では元気で行ってきましょう。
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お仕事は純実務的に進捗、現在進行形の大きなトラブル処理は実務作業量的には知れているが、精神的なダメージ大きい感じ。月度単位一番大きな資料本日(一週間の余裕を以て)完了、相手先に送付いたしました。山はあと二つ、肉体労働出張は明後日(これは山には入らぬ)、明日+来週前半にてデカい資料仕上げましょう。更に九州出張、そして北陸(金沢〜富山)へ。その後に、東京本丸にて研修(もうエエって)〜深夜、金沢入りで翌日朝より取引先会議対応(その前に資料作りがある)。いよいよ禁断の”いつでもどこでも!接続”パソコン駆使するときがやってきました(環境付与されていたのに頑迷に使用しなかった)・・・以上、お仕事上贅沢なる愚痴でした。お粗末。
R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団/ピエール・フルニエ(vc)(1960年)・・・ありがたくもパブリック・ドメインになったので、昨夜ダウンロードしてiPodに仕込んで拝聴〜しようと思ったら、スケベ根性にてガンガン連続して落としたせい?各々のファイルが途中で途切れておりました。以前にも似たような経験をしていて、その時はCDR数枚ダメにしたが、今回はデータセットだから仕切り直せば良いんです。出勤前に(全部じゃなけれど)ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル/ピエール・フルニエ(vc)(1965年)聴いていて、その圧倒的ゴージャスな厚みとセクシーなサウンドに痺れておりました。ジョージ・セルも引き締まった緊張感が良さげだったんだけれど・・・
先月リンク先失念した音源、ようやく発見しました。Ravel ボレロ/Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」〜ワルター・ゲール/オランダ・フィル・・・25cmLP MMS-138復刻。わざわざモノラルで、しかもあまりよろしからぬ音質にて拝聴すべき作品じゃないのかも知れぬが、意外とオーケストラもちゃんとしていて、さっくり飾りとか詠嘆の少ない表現も悪くない。通勤中、けっこう愉しんでおりました。好事家の世界でっせ。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
今朝も恒例ウォーキング、寒いけれど日々夜明けが早くなっているのがわかります。春は近い。この四季の変化が日本人の自然観の基本を形作っているのでしょう。昨日CD届いたけれど、いまや購入は年に一度か二度、前回はポール・パレーのコンサートホール録音(2枚組)が安くて、HMVのマルチバイなんとか割引との関係にて+Janacek、Orffの10枚組ボックスを購入して以来〜お陰でしばらくその関係のMyブーム(その関連ばかり聴いちゃう)きてましたね。音楽をより深く、幅広く愉しむキッカケのための入手なのでしょう。
最近、”なんでもかんでも”止めて、厳選自主CD化目指しております。Bach イタリア協奏曲(1959年)/チェンバロ協奏曲第1番ニ短調/第2番ホ長調(1958年)〜ラルフ・カークパトリック/ベルンハルト・パウムガルトナー/ルツェルン音楽祭管弦楽団・・・もちろんパブリック・ドメイン音源。 カークパトリックはステレオ初期迄の録音、演目的にやや(当時の大スター)カール・リヒターとレーベル内で競合していて、結果的にあまり注目されておりません。挙げ句、古楽器時代がやってきたでしょ?この録音もメカニカルな現代楽器サウンド(でも大仰な表現じゃない)。ちゃんとしたステレオ、例の如し前のめりノリノリの勢い、緊張感たっぷりの演奏を聴かせて下さいます。イタリア協奏曲はLP時代に聴いた記憶はあるけれど、協奏曲は存在さえ知りませんでした。(時間切れ)
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事前予定計画通りのお仕事こなして、先がちょっと見えて参りました。しかし、どーもすっきり達成感はない(って、当面のクリアすべき終点まで行ってない)し、体調もすっきりしません。とにかく明日明後日でしっかりクリアして、次は出張(肉体労働)、幸い(というかなんというか)3/20の祝日は出の番なので、そこで一気に残務終わらせましょう。あとは月末怒濤の出張連続+更に(次の)待ったなしの締め切り資料有。ロートルをよう働かせてくれまっせ。本日人事発表あって「昇格」だそうだけれど、お給料上がらず要らぬ負荷ばかりふえちゃう、しかも来年以降現ポジションから降ろされればごっそり年収下がる新たな仕組み〜ま、別に金に困っていないし、欲しくもないけれど。
贅沢言っちゃアカンな、世間にはお仕事不如意な方、沢山いらっしゃるでしょうし。以上、シガないサラリーマンの愚痴でした。
通勤音楽は(予告通り)Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜ホセ・アリアン/メキシコ・シティ・フィル/メキシコ自治大学フィルハーモニー合唱団/Maria Alejandres(s)/Grace Echauri(ms)(2011年9月11日ライヴ)・・・続編ラスト迄。放送録音?あまりぱっとせんがワリとまともな音質、但し、広がりと低音が弱い。声楽ソロが異様に近いから、”よくできたブート・レグ”なのかも?第4〜5楽章に至ると、前半戦の細かいアンサンブル上の傷など気にならなくなって、アツい盛り上がりがやってきました。Grace Echauri(ms)さんって、なんかやたらと強面なんだよね。ここのパートの個性とか歌とか、それはともかく、作品そのものに共感して感動的な演奏を繰り広げております。終了後の拍手はいきなりぶった切られて残念。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
無為無策にて過ごした週末、昨日来女房殿は機嫌悪く、今朝のウォーキングには同行せず。震災1周年、テレビでは延々と当時の生々しい映像を流していて、夜それに見入って嘆息しておりました。その中で被災者曰く、「絆」「がんばろう!」といった言葉がもはや陳腐化している、とのこと。深いなぁ、いろいろ。これより出勤して新しいフロア、できるだけすみやかにお仕事環境を整えて軌道に乗せたいけれど、共用パソコンなんかだれもセッティングせんのだろうな。前回場所移動指示したときには配線滅茶苦茶、本体裏向きに置いてましたもの。埃だらけでも平気だし。雑巾でふけよ。
音楽いろいろ聴いたはずが、CDを棚に戻すと記憶消失しております。ルドルフ・ケンペによるBruckner 交響曲第8番ハ短調(トーンハレ管弦楽団1971年)は拝聴したような・・・(コメント不能)今朝はElgar「コケイン」/エニグマ変奏曲、他〜アンドルー・デイヴィス/BBC交響楽団(1991年)・・・これもほんの聴き流し。「他」なんてエエ加減なこと書いている姿勢そのものがあきまへんな。
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寒いですね。職場フロア引越しは無事完了。位置関係が変わったら、キモチも替わって、それも悪くないでしょう。お仕事は順調に進捗して、かなり目処が立ってきた?でも、なんか気分どんよりしております。ここ一週間ほど胃袋が重いんだよね、体調はそう悪くはないけれど。性格明るい自分が仏頂面だとチームの空気も暗い・・・一人撤収間近なメンバーがいて、上司とはなにがあっても説教も注意もしない、毎日重役出勤、最低限の仕事しかさせ(でき)ない、そう決めているのも雰囲気悪い一因でしょう。早く、暖かい春と花、新人出て来ないか。(とんでもない才媛らしい)
通勤音楽はMahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜ホセ・アリアン/メキシコ・シティ・フィル/メキシコ自治大学フィルハーモニー合唱団/Maria Alejandres(s)/Grace Echauri(ms)(2011年9月11日ライヴ)・・・まだ、ラストのクライマックスに到達せぬ途中迄拝聴。こうしてみるとMahler の旋律って嗜好にフィットしているんだな。ホセ・アリアンって若手みたいですね。キビキビとした歩み、推進力も充分。但し、オーケストラは微妙に響きが薄く、管楽器に洗練も足りない。弱音で”弱く”なっちゃうんだな。アンサンブルの縦線が微妙にどーのとか、んなこと言うつもりありまへんで。こうした未知の演奏を聴くのも愉しみですね。また”違法音源”ばかり聴いて!と叱られるかも知れぬが。
明日、ラストまで拝聴いたしましょう。そういえば、先週オークション落札いただいた方残り、ようやく連絡ありました。いちおう新しく出品もしておきました。シモン・ゴールドベルク8枚組amazonマーケットプレイスより到着。
断片的にはLP時代からお気に入りでした。”ただの古い音源”としか思っていなかったなぁ。早速、Haydn ホルン協奏曲ニ長調 Hob.VIId:3(アドリアーン・ファン・ウンデンバーグ(hr)/1958年9月)/オーボエ協奏曲ハ長調 Hob.VIIg:C1(ホーコン・ストーティン(ob)/1956年10月)/(そして例の)Mozart 協奏交響曲 変ホ長調 Anh 9/ K297b(1960年12月)〜シモン・ゴールドベルク/オランダ室内管弦楽団拝聴・・・今流行りの古楽器の躍動とは無縁、技巧はたしかだけれど流麗でもない。ちょっと古色蒼然として馥郁と渋く、歩みはしっかりとテンポややゆったりめ、大きなリズム感抜群。ちょっと聴きノンビリとしているんだな。協奏交響曲の終楽章Andantinoに於ける管楽器ソロの絡み合いは、ほとんど自在な境地にあって、なんとも言えぬ愉悦に溢れました。
文句なし。ヴェリ・ベスト。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
日付的には震災一周年(閏年なので)。寒いなぁ。阪神大震災との大きな違いは大津波+原発事故でしょう。地震だけでも凄い被害なのに、更に根こそぎ、全世界を巻き込んで生活に影響を与えます。やれ政府が悪いとか、トンデモ政治家が出たり、とか、おそらくそれは成長社会にて大過なく進んでいれば目立たなかっただけなのでしょう。だれがやっても、積年の「過去成功体験」(と思っているもの)から逃げられない。前代未聞、未曾有の大事件だったんですから。ものごとがあかんようになる時って、じわじわ、少しずつのように見えて、一気に劇的に発症することもある、そんな経験をさせていただきました。
こちら目先の小さな事象ばかり気になる小心なる小市民。ほぼ決着の付いたCDオークション、未連絡は2枚2件のみ。ところが明日明後日とまた「出品無料キャンペーン」やるそうだから、売れ残り再出品+αやろうかな?ちょっと”出品疲れ”気味なんだけど。
先日敬愛するハイティンクに入れ込めなくて、久々Bruckner連続聴きしておりました。思い起こせば、これほど作品に馴染んでいて、数多く全集入手し、ほぼ処分している(6種?)のも珍しい事象、現在棚中に生き残っているのはハイティンク旧録音、カラヤン、、スクロヴァチェフスキ、ヨッフム兄弟、そしてヴァント、計5種。かつて聴く機会は多かったのに、ゲオルグ・ティントナー辺りですっかり混迷を深めた記憶が・・・未だ誠実敬虔なリスナーであった20世紀、新譜が出る度心躍らせて拝聴したのに、聴き手は虚心と誠実を失い、堕落し、傲慢となり、オーケストラの技量やらアンサンブルの水準、ユルいテンションに耐えられなくなりました。
最近のお気に入りはジョージ・ショルティ(3曲ほど拝聴したのみ)でしたもの。現時点のリファレンスはギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団全集也。
ブルックナー交響曲第5番 変ロ長調〜ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1974年)・・・凄い!語るべき言葉を失って、74分(苦しみ悩みつつ)一気聴き〜途中で止められぬ。もとより(全集中)一番好きな作品であり、LP時代クナッパーツブッシュ(シャルク改訂版)にて出会ったもの。ヴァントは最晩年の演奏をいくつか拝聴したことはあるけれど、64歳の記録は堅牢な構築物を仰ぎ見る思い。スケールがどーの、といった論評は、まだLPが高価故一部の人しか聴けなかった時代、某著名評論家コメントが先入感として生き続けているのでしょう。茫洋とした歌やルバートの代わりに、細部迄明晰断固決然としたリズムを刻んで、サウンドは厳しく、辛口に鳴り渡ります。贅肉皆無(うらやましい)。
全74分、聴き手に集中力強要して、緊張のみ、緩和なし、甘美な泣きもクソもあるかい!的テンション継続いたします。ケルン放送交響楽団(現中部ドイツ放響)って、その後ベルティーニとMahler 、バルシャイとShostakovichの全集を残すけれど、機能性、厚み、華美にキラキラせぬサウンドも魅力です。金管がうるさい、といったコメントも散見されるが、そう?炸裂するリミッターのない金管こそBrucknerでしょうが。ようやくBrucknerへのリハビリ手応え有。
またBBSにてお叱りされそうなネット音源の件(許して)。でもね、 LP Nixa Classics PCNHX 3なんて、検索しても出てこないくらい、ほぼCD復刻ムリな(おそらく他では聴けない)ものですから。Stravinsky バレエ組曲「プルチネルラ」/Ravel バレエ組曲「マ・メール・ロワ」/Bartok ルーマニア民族舞踊〜ジョン・ラバック/セント・ジョンズ・スミス・スクエア管弦楽団(録音年不明)・・・Wikiでも素っ気ない情報しかありません。音質良好。演奏は質実着実、アンサンブルは整っているが、ザラリとした感触は中庸バランス良いリズム感に支えられ、忘れ去られるにはもったいない水準。「マ・メール・ロワ」も仏蘭西系ニュアンスとアンニュイな雰囲気とはかなり異なって、ていねい真面目な印象が強いもの。
自主CD化にあたってはフィル・アップ、Stravinsky バレエ音楽「アゴン」〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/フランス国立放送管弦楽団(1954年発売LP Angel Records 35101より)・・・1957年初演、ドデカフォニーを駆使した傑作。しかし一般受けするような甘美な世界に非ず、フクザツなリズムと妖しい和声〜この辺りがワタシのツボでして、ホーレンシュタインの演奏はやたらとわかりやすい。難解な印象は吹き飛びました。音質まぁまぁ。(初演時期とLP発売情報に矛盾?バレエとのしての初演で、楽譜は出回っていたのかも)
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
大震災より一年経過。昨夜、自衛隊の映像を見ながら感慨に耽っておりました。こちら西国には直接の被害はなかったけれど、画面を見ただけでも自然の猛威に(改めて)息を呑む思い。昨日の朝日新聞に山崎正和さんが「関東大震災、阪神大震災、今回の東日本大震災を経て、日本人は狭量なナショナリズムから新しい共感の道に入った」と評されておりました。たしかにそうなんだけど、いっぽうであまりに楽観的に過ぎないか、とも感じます。犯罪は基本社会状況の反映なので。
昨日に続き早朝覚醒、別に体調悪いワケじゃ(少々胃腸の不調ないでも)ないから、起き出してネットを確認したら、CDオークションにずらり!入札ありました。13/19件、但しセットものは売れ残っております。ありがたいこと、終了時間設定を誤ったものは今朝いっしょに完了させましょう。嬉しい!気掛かりは前回終了分、次欲しいものがあるので取り置きしてね、お願いされた方の入札がないこと(後ほど連絡あって、競り負けたとのこと)。お仕事忙しいのかな?悪いクセが出ちゃって、これが売れたのなら再発成った激安ボックス注文するか、なんて不埒な考え頭を過(よ)ぎります。ナイショの話しだけれど、ここ2回ほど職場三患部呑み会、上司があまりの業績の良さにて機嫌良く禁断の経費処理したんです。その分泡銭浮いたし、ってことだな。それにオークション処理にて日銭入ってきますし。ま、その程度の小遣いにはもとより困ってもいないけれど。
今朝、Haydn ピアノ協奏曲ニ長調/ト長調〜ペーター・レーゼル(p)/ギュンター・ヘルビッヒ/ベルリン交響楽団(1978/80年)・・・これがめっぽう楽しい。このピアニストは独墺系オーソドックス生真面目なスタイルが基本だろうけど、端正+やや軽妙な味わいも感じさせて、立派、かつ自然な愉悦に溢れて”こんな名曲でしたっけ?”的驚きの出来。この作品との出会いは(大好きな)ベネデッティ・ミケランジェリ(1975年)、表情表現が濃すぎて演奏者の個性が前面に出過ぎ!(好き好きでしょう)そんな感想だった記憶が・・・こちらバックとのバランスもよろしく、Haydnだったら素直に入り込めます。
愉悦といえば、Mozart 協奏交響曲 変ホ長調K.364〜ヨゼフ&リリアン・フックス(v/va)/ジンブラー・シンフォニエッタ・・・ジンブラー・シンフォニエッタはボストン響のメンバーによる室内アンサンブルらしくて、ステレオ時代には録音がない、CDもほとんど見掛けたことなし。1950年代初頭、米DECCA(英DECCAとは無縁)原盤のDG25cmLP板起こしらしい。これがすこぶる溌剌、それこそ愉悦に充ちて最高!っす。明るくヴィヴィドなヴァイオリンはノリノリ、表情豊か、やや前のめりの勢いがあって、時代のアツさ、希望に充ちた勢いみたいものをたっぷり感じさせて秀逸。音質良好。ヴェリ・ベスト。
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午前中ノンビリしていたら、昨日トラブルで取引先に送った基礎データが誤っていた、との連絡有。自宅に職場メール環境を呼び出して、情報連絡はするが、取引先幹部もお休み、ケータイに連絡した以上、自分だけ温々と自宅にてくつろいでいるわけにもいかぬ〜引っ越し準備中の職場に駆けつけました。段ボールにしまったノートパソコン他いろいろ取り出して、データの点検、再送、取引先幹部との電話でやりとり〜一段落してあっという間に帰宅。なんだよ、コレ。タイムカードのデータをどう処理する?
通勤往復音楽。Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団(1957年)・・・時に各パートの定位がおかしかったり、一部モノラルみたいになってしまうこともあるけれど、かなりの優秀録音。Sibelius の交響曲第2番みたいにオーケストラがいろいろの録音が残っていれば別なんだけど、ハレ管の技量がどうの、とかまったく気になりません。立派なアンサンブル、よく歌って甘美な旋律が映えます。青春の痛みみたいなものがちゃんとある素敵な演奏也。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
久々(いつにも増して)早朝覚醒。早帰りしてゆっくりするのは大切なこと、心身ともにゆったりしております。昨夜は音楽を聴き、テレビドラマのビデオ収録を確認し、自主CDを作ったり〜これが黄金の過ごし方也。そろそろ年度末が迫っていろいろ諸作業続いているけれど、一昨年まで上司だった人が定年退職、役職定年というのがあって、ライン長は一定の年齢で”一担当”になってしまうんです。彼は処世術を駆使して(その辺りまったく無頓着故)ワタシをずいぶん悪者にしたけれど、昨年ミス連続にて罵倒されておりました。諸行無常。それでも人脈あるから、どこかの取引先に潜り込むかも知れない。自分はそんなの絶対にイヤ(恥ずかしい)、ぼちぼち老い先65歳迄の身の振り方考えないといけない年齢に至っております。
本日にて当面の(大きな)宿題90%クリアを狙いましょう。来週の空き時間で細部点検のみとしたいもの。昨日、印刷屋さんより「GW体制」締め切り急に言ってきて(油断しておりました)来週のスケジュール一気にタイトになってしましました。その件も本日段取り済ませないと。できれば明日休みたいもの。CDオークションは明日早朝締め切り、予想通りほとんど入札なくて、これにて店仕舞い決定的。また数ヶ月間、じっくり在庫整理検討いたしましょう。今回のサイクルは懸案だった処分2件成り、当初の目的は達成したんです。
Bruckner 交響曲第7番ホ長調〜ベルナルト・ハイティンク/シカゴ交響楽団(2007年ライヴ)・・・昨日朝ちょっと聴いて、ぴん!とこなくて全部再聴。自分の集中力欠如前提として、大ファンの彼なのにシカゴ交響楽団との相性はいまいちなんじゃないか、と感じます。実演を聴く機会はなかったので、安易な判断禁物、それに各々嗜好の世界もありますし。世評は絶賛。でも、震えるような感銘をついに受け取れない。ド・シロウトは虚心に再度拝聴すべき立場にあります。現在、聴き手はBrucknerモードじゃないだけなんでしょう。
Orff カルミナ・ブラーナ〜ヴァーツラフ・スメターチェク/チェコ・フィル/チェコ・シンガーズ合唱団/キューン児童合唱団/ミラダ・シュブルトヴァー(s)/ヤロスラフ・トマーネク(t)/テオドル・シュルバシュ(br)(1961年)・・・ヨッフム辺りを聴き慣れているとやや軽量?なのかも知れぬが、明るい響き、アツいノリ、歌い手、音質含め上々の成果。ワタシはこちらのほうが好き。彼の演奏は三部作中これしか聴いていないけれど、正反対の感想を抱いている人いるんですね。先のハイティンクと正反対の構図、ストコフスキー以来、久々の感銘をたっぷりいただきました。
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ここまで執筆して、早朝ウォーキングに出掛けようとしたら、雨。あきまへんなぁ、最近雨続きで。
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意気込んで出勤したが、商品上の最悪トラブルが発生してにっちもさっちもいきません。公式文書のMS-WORDのバージョンが違う?取引先には読めないという思わぬ事象も発生、PDF変換にて対応いたしました。印刷屋や取引先に画像送付する愛用「大容量ファイル送付用無料ストレージ」は昨日来ダウンしているようで大苦戦、CDROMに焼いて送付したり、手間も倍増しております。
挙句、月曜より職場フロア移動、周りが荷造りしだしたら次々相談がきて、トラブル処理はもちろん、日常業務も苦戦続き。荷造りはけっこう汗かきますよ。当初予定は来週以降、大幅にずれ込みました。仕方がない。こんなときもあります。とにかく、誰がなんといおうと明日は休み。絶対休み!胃腸の調子もよろしくない。
オークションは明日朝にて終了(ほとんど入札なし)、上記お仕事上のストレスもあって、昼休みamazonにて(ずいぶんと久々)CD購入。今更(もともと)サイトに「こんなCD買いました!」的自慢話を載せるつもりもないが、先日拝聴して感心したシモン・ゴールドベルク8枚組〜これが中古でどこより安かったので。ま、先週ずいぶんとCD売れたし、ちょっとした贅沢もエエかな、と。
通勤音楽は(お叱り覚悟音源)Mussorgsky/ Elgar Howarth 組曲「展覧会の絵」〜エルガー・ハワース/ロンドン交響楽団ブラス・アンサンブル(2001年ライヴ)・・・BBC Radio 3 FMって書いてあるからエア・チェックか。音質良好。完璧なアンサンブル、凄く上手い。スムースなる金管の技巧に効果的な打楽器も迫力充分。でもね、やはりRavel 編の刷り込み前提に、最近拝聴したストコフスキー版、多彩なるレナード・スラットキン(15名の編曲者による管弦楽版)盤の衝撃に比べ、どーも”薄い”。響きが薄いんじゃなくて、印象が薄いんです。吹奏楽愛好家には理想的な演奏なのかも。金管の迫力は弦あってのものなのでしょうか。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
この辺りが一週間の疲労ピーク、本日明日で当初の宿題をクリアできる可能性も高いが、土曜は(少なくとも)午前中は出ないといけないかも、留守番少なくて職場無人の可能性もありますので。体調はまぁまぁでしょう。一気に春めいて、早朝ウォーキングに重装備は必要なけれど、来週には寒の戻り(←美しい日本語ですね/桜の時期には”花冷え”という芸術的な言葉も)あるそう。
音楽に対する偏った嗜好の件には年度も言及しているが、お気に入りだけれど、たった今現状のキモチにフィットせん・・・みたいなことがあります。チェリビダッケのBrucknerには10年ほど前エラく感銘を受けたことがあって、満を持して音源準備しているんだけれど、気分がBrucknerそのものに向かない感じ。昨夜の「兵士の物語」とか、その辺りなんだな、現在のツボは。大仰で大音量に非ず。もっと親密に語り合うような音楽。今朝も(朝食時)Bruckner 交響曲第7番ホ長調〜ベルナルト・ハイティンク/シカゴ交響楽団(2007年)を聴き始めたが、第2楽章途中まで聴いてどーも気分が乗りません。
朝食終えて、パソコンに向かうときにはMozart !(ここで時間切れ)
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なんとなくスッキリしない毎日、異動の決まった者、他、有休消化、お休みが多いんです。お仕事そのものは実績数値絶好調だし、宿題の進捗も順調です。本日待ったなしの手配目処立ったので、早帰りました。体調悪いワケじゃないが、どーもあかん。気分が乗らない。帰宅してゆっくり風呂入って飯喰って、ぼんやりテレビ見ております。
通勤音楽は、(J.)STRASS 喜歌劇「こうもり」序曲(ロンドン新交響楽団)/ウィーン気質(ウィーン国立歌劇場管弦楽団)〜ルネ・レイボヴィッツ/オーストリアの村燕/ポルカ「歌い手の喜び」/喜歌劇「ジプシー男爵」序曲〜カール・エッティ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/ウィーン少年合唱団/ピツィカート・ポルカ/無窮動〜レナード・ソーキン/ミュージカル・アーツ管弦楽団/シトロエンの咲くところ/シャンペン・ポルカ/おお、美しき5月よ/人生の歓び/ポルカ「浮気心」/わが家で/キッス・ワルツ/鍛冶屋のポルカ〜ハンス・ハーゲン/ウィーン・フィルハームジカ管弦楽団・・・ネットでダウンロード可能な音源。ほんまにこんなLP出ていたんでしょうか。(「Strauss Stereo Sparkles」)なんせiPodにて通勤中、いちいち作品と指揮者、オーケストラを確認しながら聴くワケじゃないので、いっさいの先入観なし。ややアンサンブル粗く、リズムにキレがあるわけでもなく、そこそこに楽しく、悪くない。「こうもり」ってロンドン新交響楽団だったんだなぁ、ウィーンのオーケストラ(フィルハームジカって?)やら、ミュージカル・アーツ管とか怪しい団体揃っているが、音質含めまぁぁまぁぁ・・・でっせ。
趣味の世界だけれど。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
嬉しくもない、誰からも祝福されない、本日誕生日。いよいよ人生の黄昏時も接近!二日間雨にて断念したウォーキング+ストレッチ再開しました。身体の柔軟性はノーミソにもつながるのでしょう。気分も爽快です。週半ばに入って本日こそお仕事のキモ〜そういえば40年ほど前?某アイドルだったっけ、ラジオ深夜放送にて「半(なか)ば」を「ハンば」と言っていたなぁ、一瞬、なんのことやら理解できんかった。嗚呼、恥ずかしい。
昨夜、Haydn 協奏交響曲 変ロ長調 作品84〜ヴァーツラフ・ノイマン/ゲヴァントハウス管弦楽団/ゲルハルト・ボッセ(v)/フリーデマン・エルベン(vc)/ペーター・フィッシャー(ob)/ヴェルナー・セルトマン(fg)/Mozart 協奏交響曲 変ホ長調Anh 9/K.297b〜オトマール・スウィトナー/シュターツカペレ・ドレスデン/アルフレッド・トルクスドルフ(ob)/カール・シュッテ(cl)/ギュンター・シャファラト(hr)/ハインツ・ヴァプラー(fg)・・・録音年詳細不明、おそらく1960年代。ソロの名前はエエ加減読みご勘弁。Mozart (偽作らしい)は前日も聴いていたお気に入り作品、棚中CD在庫を確認するうちに発見した一枚也。前者は知名度ともかく、これも明るく端正な名曲でしょう。ソロ編成がオモロいし、先日逝去されたボッセがコンマス時代か。ノイマンには珍しいレパートリーみたいだけれど、しっとり親密オーソドックスな演奏でした。
Anh 9/K.297b変ホ長調のほうは(ちょろ聴き判断危ういけれど)ゴールドベルクの感銘に及ばない感じ。スウィトナー/ドレスデン一連のMozart 概ね、残響が不自然?音質がどーも気に喰わない、といった前提もあるんです。交響曲を再聴して、確認してみましょう。
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懸案の、一番実務的にたいへんな資料作りは50%進捗へ。相変わらず周辺実務作業は年度末ということもあって目白押し、先週印刷屋に出稿したつもりだったもの、じつはいくつか抜けていると指摘有。あわてて(付け焼刃にて)追加入稿〜ちょっと冷や汗かきました。急な来客があって、夕方ほんのちょっぴり上司にお付き合い〜8時半には帰宅したから、ほんまちょっぴり。オークションにて手配した土佐文旦届いて、びっくりするくらい大粒で、凄く旨いのが当たりました。
通勤音楽は、Stravinsky 兵士の物語〜フェルナン・ウーブラドゥ/語り手 ジャン・マルシャ Jean Marchat/悪魔 マルセル・エラン Marcel Herrand/兵士 ミシェル・オークレール Michel Auclair/Ensembre instumental ジョルジュ・アレス Georges Ales (v)/アンリ・モロー Henri Moreau(cb)/ピエール・ルフェーヴル Pierre Lefebvre(cl)/ポール・オンニュ Paul Hongne(fg)/ロジェ・デルモット Roger Delmotte(コルネット)/マルセル・ガリエーグ Marcel Galiegue(tb)/ルネ・アニコ Rene Hanicot(打楽器)(1952年)・・・最高。音質極上。語り手は著名な仏蘭西の俳優さんたちだそう。ワタシ、日本語一筋幾数十年!当然、お仏蘭西語は珍紛漢紛ながら、粗筋は概ね知っているし、言葉は通じなくても情感の揺れ動き、言葉自体の発声の美しさははっきり感受可能。器楽アンサンブルがノリノリに上手くて、とくにコルネットのスムースかつ甘美な技巧には惚れ惚れするほど。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
昨日は(実際の気温はともかく)通勤時凄く寒くて、しかも足下が濡れるからまいりました。今朝も雨模様にてウォーキング+ストレッチ断念〜二日サボると体調に影響が・・・しかも昨夜は(いつもの)三患部にてかなり激しく呑んでしまって、主眼はいよいよ新年度突入!ここ3ヶ月が勝負だよ、乗り切ったらあとは流れでいきましょう。このメンバーもあと一年で解散(同じ話なんどしたんだ?呑み屋にて)昨日の朝日新聞の記事に「お仕事片付けサイクル」が載っていて、片付いている→資料が整理されている→すぐに取り出せる→早めに終わる→片付ける余裕が生まれる〜みたいなイラストがわかりやすかった。当然、その逆も有、そのほうが一般に多いのか。お仕事がごちゃごちゃ輻輳してきたときこそ、まず”お片付け”が基本なのでしょう。
昨日は東京本丸からの緊急指示(やってもやらんでも評価にどーの、ということはないんだけれど、こちらが希望していたことなので)これに時間が掛かってしまって、肝心の今週最大課題ほぼ未着手。やりきるぞあと4日間で。土曜出勤の番だけれど、できれば休みたい。
昨日通勤音楽。Mozart 協奏交響曲 変ホ長調Anh 9/K.297b(1960年/ホーコン・ストーティン(ob)/ブラム・デ・ウィルデ(cl)/ヤン・ボス(hr)/トム・デ・クラーク(fg))/セレナーデ ト長調 K.525(1958年)〜シモン・ゴールドベルク/オランダ室内管弦楽団・・・ネットにて拾った音源をiPod拝聴(最近このパターンが多い)。LP板起こしらしく、なぜか(優秀なる)モノラル音源。愉悦に充ち、管楽器ソロが悠々、余裕、楽しげに演奏しているのが伝わります。この人らコンセルトヘボウのメンバーちゃうの?続く「アイネ・ク」含め、アンサンブルのバランス、響きの美しさも抜群。しばらく(もしかしてLP以来?)聴いていなかった人だけど、真剣に集めても良いかも知れません。
では、行ってきます。
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おそらくは昨夜の酒のせい?お仕事に集中力を欠いて、自分縄張り分の営業提案資料50%完了に届きません。日々の諸作業+そこから思いつくフォロー、周りや取引先への配慮実務を優先するから(というは言い訳)遅々として”クリエイティヴな”お仕事進まない。ま、少々のトラブルやら急なお願いごとも含め、ちゃんとクリアできている(つもり)。
通勤音楽は便利なiPodになって、様子変わりつつあります。便利だから、ちょっと気に入らなければ即切り替えられる。以前の”不便な”ポータブルCDプレーヤーだったら、一度スタートしたら”止める”しか選択肢はなくて、とくにかく”最後まで”聴くしかありませんでしたもの。いまなら5分聴いて違和感あれば、ちょろ聴きで済ませちゃう。あかんなぁ、こんなんじゃ。先週分のCDオークション送付分、到着連絡次々と届いております。さすがに追加出品+再出品の動きは鈍いっすよ。
Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック/ リー・ヴェノーラ(s)/ジェニー・トゥーレル(ms)/カレジェート合唱団 (1963年)・・・1958年ライヴともかく、残り3回の音源中一番最初の録音。アツく、作品にのめり込んで、前のめりの勢いビンビンと感じます。しかし、なんだなぁ、オーケストラが上手くないとは思わないんだけれど、アンサンブルが雑な感じ(失礼)。なにを優先するか、ということでしょう。音質イメージもあるのかな?第1楽章〜第3楽章には響きの散漫さに少々不満ないでもない。とくにワタシお気に入りの「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」(第3楽章)に多く感じました。
第4楽章「原光」から先は文句なし。ジェニー・トゥーレルの深々とした声質、そして圧巻の終楽章に至れば、バーンスタインの世界に完全に包み込まれて、やれアンサンブルがどーのとか、響き云々、そんなことは忘れ去りました。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
うすら寒い雨にて早朝ウォーキング中止。また新しい一週間の始まり、今週は余裕なので、来週以降切羽詰まらぬよう粛々と予定をクリアいたしましょう。CDオークションは先週落札分、すべて連絡有。取り置き希望分除きすべて送付済、驚いたことに土曜日クロネコメール便(普通)出した分、日曜には伊勢方面に到着したのこと。偶然が重なったんでしょう。昨夜〜今朝に掛けて再出品いろいろしておきました。今朝2件ほど入札ありました。今週で店仕舞いするか、ちょっと悩んでいるけれど、処分すべき基準を考えないとな、まず。
自主CDはいろいろ失敗も多くて、しかも現物残るでしょ?ちょっぴり悩ましい。昨日の作成はCopland アパラチアの春/組曲「ビリー・ザ・キッド」/市民のためのファンファーレ/エル・サロン・メヒコ〜ハワード・ミッチェル/ワシントン・ナショナル交響楽団・・・おそらくは1950年代モノラルLP板起こし音源。あまり音質よろしくはない。1960年前後亜米利加(希望と矛盾に充ちた時代)演奏というのは興味津々なんだけど、演奏はいまひとつ、というか、悪くないけど・・・水準。「料理の鉄人」音楽である「ファンファーレ」にはスケール全然足りない・・・粗いとかなんとか、そんな問題じゃなくて(ドナルド・ジョハノス/ダラス交響楽団の演奏はもっと迫力があった〜はず)なんか、さっくりと済ませました、的演奏に感じるのは音質故でしょうか。
では行ってきます。最高気温16度の予想、ひと雨毎に春は接近しているでしょう。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
昨夜は息子宅帰り職場側呑み屋(家庭料理がシミジミ旨い)に行きました。外出中にオークション大量落札者二人より連絡有、残り未連絡は二人のみ。どーも職場ネット環境にて入札されているらくしくて、月曜にならんと返事ができない人っているんですよね。昨日今日と荷造りに追われております。月度が変わっている(無料出品10件可)のと、明日明後日とまた無料出品キャンペーンがあるので、売れ残り再出品(9枚ほど)は前提として、新たな出品分(CD処分)を考えないといけませんね。こんなに動くとも思っていなかったので、油断しておりました。
Chopin ピアノ協奏曲第2番ヘ長調〜スヴャトスラフ・リヒテル(p)/スヴェトラーノフ/ソヴィエット国立交響楽団(1966年ライヴ)・・・リヒテルにChopin !?みたいな先入感有。たしかに硬派(というか硬質なタッチ)雄弁な表現はいつも通り、でもね。勇壮スケール大きな詩情に溢れ、爽快です。線の細い微妙なるデリカシーとは方向異なるけれど、これもひとつの浪漫表現であって、凄い説得力にぐいぐいと引き込まれました。このあと、バラード第1番ト短調 作品23/バラード第2番ヘ長調 作品38(1963年)/練習曲ホ長調 作品10-3「別れの曲」/練習曲第17番ホ短調 作品25-5/ポロネーズ第1番嬰ハ短調 作品26-1(1952年)が収録され、時にややハードに昂揚し過ぎる手応えはあるけれど、”味わい系”とは無縁な、確固たる主張、深淵、陰影豊かなる表現に(Chopin に似つかわしくない、と思っていたんだけれど)驚くべきアツい感動をいただいたものです。(BVCX-4055)
病膏肓状態のLP音源復刻音源よりMozart フルート協奏曲第番ト長調K.313/第2番ニ長調K.314(285d)〜フーベルト・バルワーザー(fl)/ジョン・プリッチャード/ウィーン交響楽団(1952/53年)・・・我らがヴォルフガングの作品中相対的に聴く機会の少ない作品ながら、木製フルートの名人バルワーザーだったら話しは別!コンセルトヘボウのバックだったらCD復刻される(例えばフルートとハープのための協奏曲とかBach 管弦楽組曲第2番)んだろうが、実力充分・地味な英国指揮者J.P.だったのも残念。太く豊か、暖かい音色のフルートは説得力抜群です。オーケストラも音質も良好でした。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
CDオークションワン・サイクル完了。驚きました。計66枚ほど?、これほど売れて下さるとは望外・・・出品アイテムがよろしかった?(常に)@300以下という良心的値付けが功を奏したのか。売れ残りもほとんど予想通り。”あわよくば〜”と願っていた(自分にとっては、ほんまの処分)CDにも無事入札がありました。まだ、硬派のリスナーはいらっしゃるということなんでしょうか。おそらく初心者はiPodでしょうし。それとも安く入手してデータだけ取り込んで転売するのかも。時代だから。以前だったらこれを軍資金に新たなCDを入手していたんだけれど、CD在庫は減らす!音楽を聴くべき人生の時間は短いぞ!断固政策堅持〜おそらくは呑み代に消えるのでしょう、物欲枯れきって欲しいものはなにもないし。
これより連絡作業となります。プレミアム契約はあと一ヶ月あるから、追加出品考えましょう。
Sibelius 交響曲第4番イ短調〜ゲオルグ・シュネーヴォイクト/フィンランド国立管弦楽団(1934年クイーンズ・ホール・ライヴ)・・・初耳フィンランド指揮者(1872〜1947年)によるBBC放送音源とのこと。予想外に良好な音質、全7曲ある交響曲中、いかにも個性横溢やや難解なる作品演奏は、現代の耳で聴いてもまったく違和感なし。軽妙であり、スタイリッシュであり、オーケストラの清涼な響きに支えられてアンサンブルも優秀(オーケストラは戦後再編があったのか?ようかわからない)こうしてみると、Sibelius の演奏スタイルってほとんど変わっていないんだな、と感じます。1934年録音のBach とかBeethoven とか、21世紀の耳で聴けば仰け反りますよ。英国は大昔からSibelius 好きだったんですね。
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明日迄と記憶していたので、「呉春」展示会へ。大好きな与謝蕪村の弟子であり、池田に在住していたこともある江戸中期の画家。池田の著名な銘酒の名前にもなっております。白梅図屏風六曲一双が今回のメインなんだけど、ワタシ如きド・シロウトには渋過ぎて地味、茫洋として巨大、感銘をちゃんと受け取れません。松下遊鯉図/岩上孔雀図、対の掛け軸はあまりに見事であって、右下に控える鯉には水の色が淡く施され、左上から睥睨する孔雀は色彩皆無の墨にて描かれているのに、緻密精密な圧巻描写に無限の色彩を感じさせます。
池田市といえば息子が先週転居したところ故、女房殿と急襲。息子は勤め先、彼女のみ在・・・まだ、全然片付いていないんだよね。そこはかとなく掃除しておきました。息子は後ほどメールにて「彼女は緊張した」と怒っていたらしい。うるせいやい!
ということで、音楽ぜんぜん聴いておりまへん。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
毎週青息吐息にてお仕事”乗り切って”おります。乗り切っているんだから文句ないけれど、この疲労感はなんでしょ。ようやく週末にたどりついた・・・といった感慨有。本日はスケジュール通りの宿題クリアで一日終えたいもの、恒例銭湯にでも行くか。暖かいですね。昨日ダウンジャケットではやや汗ばんだので、今朝はフツウのパーカーにてウォーキング実施、このまま順調に春になって下さること期待しましょう。CDオークションは明日早朝締め切り、実質上今晩が山でしょう。予想外にて半分以上入札有、今一歩の前進願う。競合はよろしいので、一枚でも多く処分主眼。
病膏肓状態のLP音源復刻音源より。Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調/第2番ヘ短調〜ブランカ・ムスリン(p)/ハンス・ミュラー・クライ/南ドイツ放送交響楽団(シュトゥットガルト)・・・ネットにていくつか録音を拾えるけれど、初耳ピアニスト。リンク先では1955年前後の録音ではないか、と類推しております。わりと良好なるモノラル録音。ミュラー・クライの個性か、かなり硬派かっちりとした演奏であって、”情感に揺れる”とか、即興的なノリ、みたいな方向とはちょっと違います。SchumannとかBeeやん辺りが似合いそうな、(ちょっとエエ加減曖昧なコメントだけれど)独逸的生真面目さ+几帳面なタッチが印象的でしょう。別にニュアンスに欠けるわけではないけれど。
では、行ってきます。
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(上記、今朝執筆後、どーも更新忘れたみたい)本日、お仕事”願わくば”進捗90%か。自分の縄張り分には手は付かなかったが、月曜朝一番より仕切り直しできますから、他細々とした宿題ほぼクリア、もう職場出て帰るぜ!直前に取引先ご担当アシスタントさんより資料要請有、これは待ったなし、猛スピード鬼神の如き集中力にて一気対応完了いたしました。どんなもんだい。ヴェテランを舐めんなよ。
昨夜、しょーもないこと発見。Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)〜エルネスト・アンセルメ、といえばスイス・ロマンド管弦楽との1957年ステレオ録音。若い頃は貧しかったから旧録音モノラルLPを入手したはずだけれど、あれはどのオーケストラだったのか?記憶も消えております。1946年ロンドン・フィルとの録音は意外と音質もよろしくて、現在の耳で聴いても鮮度抜群(LP板起こしのノイズはあるけれど)。数年前、DOCUMENTSの10枚組を購入したら、ああアンセルメの旧録音入ってた、ダブちゃったな、と、数年経過。昨夜、気づきました。
ちゃうじゃん、1949年録音スイス・ロマンド管弦楽団。ダブりとずっと信じていたから、一度も聴いていなかったんじゃないか。
結局、通勤にて聴いたのはStravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)〜エルネスト・アンセルメ/ロンドン・フィル(1946年)・・・ロンドン・フィル好調、メルヘン多彩な雰囲気満載。この演奏好きだな。「春の祭典」だったら技術的な問題が前提となって、アンセルメの聴き方もやや難しいんだけれど、これは華やかマイルドなサウンドに文句なし。
■2012年3月某日/精進と愚痴の日々
いつまでも寒い3月に突入しました。それでも早朝ウォーキングは少々汗ばむのを実感、じわじわと春は近いのでしょう。昨夜、甥夫婦(2ヶ月後に結婚式)が父親(女房殿の弟)の誕生日に託(かこつ)けて婆さん(二人)やらご近所親戚集めて鍋をやりました。息子+彼女もくるので(気が進まぬけれど)参加、年寄りへの敬意もあったしね。熊本からやってきた息子の彼女は写真よりずっと可愛い!なんせ若い!今月やっと二十歳ですもん。田舎の素直な娘だなぁ、とても気に入りました。
昨日は懸案の周辺残務一気処理、今週分のクリエイティブなお仕事も消化、しかし肝心の自分の持ち分純実務はやっと資料を揃えたところ。一日サボったからなぁ、本日一日で完成までの流れを作りたいと考えております。CDオークションにはけっこう多くの入札有、どれも最低入札価格にて1件のみ、完売、というのが理想です。駆け引きなしの出品。
通勤音楽はいろいろ(甥の家までの移動時間も有)。Mussorgsky/ストコフスキー編 組曲「展覧会の絵」〜ホセ・セレブリエール/ボーンマス交響楽団(2004年)・・・Ravel 編に慣れているから、もっと粗野な印象有。旋律受け渡しの楽器担当が不自然、それはまるでWebern編曲の「6声のリチェルカーレ」を連想させて怪しい雰囲気満載。但し、セレブリエールは真摯かつ整ったアンサンブルで、作品本来の価値を(イロモノとしてではなく)正確に表出していると感じます。音質問題も含め、ストコフスキー自演よりこちらのほうが好ましい。
ここで時間切れ。
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お仕事のテンションを上げるのがムズかしい日々。トラブルらしいトラブルもなく、順調に自分の範疇の宿題にも着手、当面の全体課題は明日クリアできるでしょうか。安閑とした一週間を終えられそうです。連続パソコン使いにて右手完全に痺れました。通勤往復、ずいぶんと暖かくなった感触有。
今朝聴いていたのは、Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜ウラディミール・アシュケナージ(p)/アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団(1971/72年)・・・この作品はほんまにムズかしい〜って、技巧のことはもちろんだけど、その方向だけに走ると表層をなでるように空しい結果になりがち。若くて腕の立つピアニストは好んで演奏するけれど”感心するが感動しない”結末になることもあります。アシュケナージはやや遅めのテンポ、しっかりとした技巧前提に叙情的味わい深い演奏になっていて、これはプレヴィン共々作曲者への情愛が滲み出たものなのでしょう。甘美な旋律がわかりやすい第2番に比べ、この巨魁なる第3番に馴染むのに少々時間が掛かった記憶が・・・こんな演奏に出会っていたらもっと素直になれたものを・・・
ホロヴィッツとエリック・コーツの歴史的録音だったっけ?いまならネットにて音源拾えます。ド・シロウトはちゃんとした音質でまず聴かんとあかんね。自戒。