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音楽日誌●精進と愚痴の日々●精進と愚痴の日々 ●今月の近況
13年前大阪の雪/30万画素初代デジカメにて撮影
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■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

雨にて定例ウォーキングは休止。鬱陶しいね、気分的に。ちょっぴりストレッチを試みるが、左肩辺りが鈍く痛む・・・昨日のサボりは結果として、いつもより一日分多い2月を利用したみたいな感じ、本日にて終了、明日から上手い具合に春になってくれんか。昨年もそうだった記憶あるけれど、ことしもいつまでも寒いんだそう。本日は朝一番から精神鼓舞してお仕事テンション上げますよ。CDオークション(一時)復活の件は、昨日2件セットものに入札有、週末に送付作業すべく締め切りは土曜朝一番にしているが、そんな気遣い無用なほど売れ行き鈍く、これで終わってしまうんではないか、と予想します。ま、不況だし、CDの社会的寿命も尽き掛けておりますから。

ソンドラ・ビアンカ(p)という名前を懐かしく感じるのは同世代と思われる(1970年頃廉価盤LPにて)けれど、最近凝っている1950年前後のLP音源復刻音源にて、いくつか演奏を拝聴可能。リンク先詳細なるディスコグラフィより、Gershwin ピアノ協奏曲ヘ調/「アイ・ガット・リズム」変奏曲〜ワルター・ゲール指揮/コンサートホール管弦楽団Mozart ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K.413/ピアノ協奏曲ニ短調第20番K.466〜ハンス=ユルゲン・ワルター指揮/ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団(ワタシがみつけた音源ではプロ・ムジカ管弦楽団表記MGM E-3564)・・・これが(音質さておき)なかなかよろしい。明快なタッチと技巧、軽妙可憐、ノりと粒立ちの良いピアノ、こうした個性はとくにMozart に似合っているでしょう。センスとして”大昔”を感じさせませんね。子供の頃は(知名度関係なく)”これしか買えなかった”(LPは超・贅沢品だったし)的廉価盤LPだけど、大切に拝聴するに足る立派な演奏も多かった、幾数十年経て気付く今日この頃であります。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

寒いがどこにも不調はなし。国策半導体メーカー「エルピーダ・メモリ」倒産、なんやら投資信託?で企業年金ごっそり消失(世の中にウマい話しなんてあるはずない!)、円高過ぎて主たる電機メーカー皆大赤字、もちろん自動車メーカーもいまひとつ・・・暗澹たる気持ちにて急遽お休みを決意、というのはウソ。滅多に休まぬワタシなので、朝一番”体調万全にてお休み”決意いたしました。毎年持ち越し分以外ほとんど捨てている有休消化であります。それでも朝一番、メールのチェックはしましたよ。

未だ途中なんだけど、Mussorgsky/ストコフスキー編 交響詩「禿山の一夜」/歌劇「ホヴァンシティーナ」前奏曲/歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」交響的合成(この後に真打ち「展覧会の絵」続く)〜ホセ・セレブリエール/ボーンマス交響楽団(2004年)・・・このところ、1950年頃コンサート・ホール・ソサエティのLP音源とか、少々貧弱な音質ばかり聴いておりました。さすが新しい録音!馴染みのゴージャス(ド派手)な編曲(というか再創造)作品は、端正にていねいに仕上げられて、本家の演奏よりこの個性がはっきり理解できます。編曲なのか、解釈なのか、その相乗効果なのか、セレブリエールの演奏を聴けば前者の効果は一目瞭然。ボーンマス響も上手くなりました。「ボリス」に於ける打楽器群の怪しい効果は驚くべきもの。

Ravel ボレロ/Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」〜ワルター・ゲール/オランダ・フィル・・・(リンク先失念)25cmLP MMS-146。わざわざ太古録音にて聴くべき作品に非ず、懐かしさだけというのもいかがなものか。貧弱なのが通例であったコンサート・ホール音源にしてはずいぶんと良好音質、でもね、先のセレブリエール盤に比べれば60年ほど?前でしょ。それでも妙に親密、サックリとした表現、意外と整ったアンサンブルと感じます。オランダ・フィルというのがよくわからない、現在の同名団体とは年次が合わぬし、むしろ「放送フィル」のほうが理屈に合う感じ。いずれ、響きは厚めではないけれど、語り口の上手い演奏であります。

けっこう、これはこれで(薄い響きを)堪能いたしました。オランダ・フィルを検索していたら自らのサイトが出てきたのには驚きました。(せっかくのいただきもの、貴重なる音源だったが、MDは処分してしまいました)

一日サボって、ぼんやりして、夕方より通院したのみの(せっかくの)お休み。ヤフオクからのお誘いメールが届いたので、CDオークション(一時)復活いたしました。きっと売れないだろうな、もっと早く抜本的に処分すべきであった・・・物欲減少するのが少々遅かったか。今回の出品では(お気に入り)EMI CDM 5 65110 2Vaughan Williams 交響曲全集2種出品してみました。売れんだろうな、まず。人気ないから。イヤになったんじゃなくて、他に5種棚中にあるんです。単品だったら新旧種々取り揃えて・・・そんなにいっぱい聴けまへんって。

Vaughan Williams 交響曲第5番ニ長調〜ジョン・バルビローリ/フィルハーモニア管弦楽団(1962年)・・・安寧、静謐、そしてつかみどころのない淡々とした世界。この辺りがツボです。以前、プレヴィンの演奏に言及したけれど、バルビローリのまったりとした演奏も素敵ですよ。フィルハーモニア管弦楽団の清涼なる響きも文句なし・・・このCDを取り出したのは、旧録音1944年録音がネットで拾えて、これもなかなか親密でエエ感じ。オーケストラはハレ管弦楽団、音質も想像よりずっとよろしい。じつはそちらを先に聴いたんですよ。RVWは音質だけがポイントじゃないことを理解いたしました。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

さて、いつもの月曜日。定例毎週の印刷屋出稿はあるものの、切羽詰まった宿題はいちおうクリアしているつもり、今週は余裕を以て”次”への課題をスタートさせましょう。今朝のウォーキング時、ちょっぴり雪がちらついておりました。それでも夜明けがじょじょに早くなっているし、寒さも和らいでいるような〜気分的な問題かな?

この週末は久々、自主CD数枚生産、所謂歴史的録音というやつ、でも、著名なものに非ず、というのはいつものパターン也。数回前の更新にて、拝聴している音楽が偏っている〜Mahler (周辺)、Stravinsky、Bartok、仏蘭西、英国、そしてMozart (周辺)、大Bach (周辺)〜と書いたけれど、そういえばSibelius が抜けていたな。

ここ2ヶ月ほどManuel de Fallaを多く聴く機会が増えて、それはアタウルフォ・アルヘンタ、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス辺りを多く聴く機会が増えたから・・・とくにリンク先にはアルヘンタの新旧録音がかなり揃っていて、パリ音楽院管弦楽団との「恋は魔術師」など同じものを2度自主CDに収録しちゃいました。ヘスース・アランバリ/マドリード・コンサート管弦楽団による「三角帽子」(Hispavox)など、噂ばかり〜はじめて”音として”聴いたものです。・・・ここで、時間切れ。

やはり精神的に緩んでいるのかね、本日締め切りの印刷屋さん入稿に半日費やしました。その前にトラブル処理2件くらい戸惑ったのもあるけれど。あとは”調整作業”(たいせつなお仕事・・・でも空しい)ばかり、クリエイティヴな前進に手が着いておりません。明日以降仕切り直しいたしましょう。

通勤音楽は、de Falla 歌劇「はかなき人生」〜ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(s)/ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス/スペイン国立管弦楽団/サン・セバスチャン合唱団(1965年)・・・エドゥアルド・マータ盤(1993年)も良かったが、なんせロス・アンヘレスの可憐かつ芯の強い歌唱が素敵、オーケストラのリズム感もよろしい。途中ジプシー・キングばりのギター+ダミ声の歌が入るんだけれど、もの凄くローカルで味わい深いもの。有名な「スペイン舞曲」って、カスタネットがカッコ良いですよね。悲惨なる筋書きでして、ワタシ如き「オペラ永遠の初心者」には一時間ほどというのもありがたい。

「三角帽子」といえばエンリケ・ホルダ(コロムビア・ダイヤモンド1000シリーズ)が懐かしいけれど、LP以来の再会の機会を得ません。「新世界」はけっこう良かったですよ。ネットにて音源は拾えますDecca  ACL 12同じところで「Enrique Jorda / Paris Conservatoire - Francesca da Rimini -&- Music from Spain - Decca 1950」という1950年頃のLP音源を拾いました。

Tchaikovsky 「フランチェスカ・ダ・リミニ」/de Falla "はかなき人生" - スペイン舞曲 第1番/Granados スペイン舞曲 作品37 - アンダルーサ、 オリエンタル 、ホータ (ロンダリャ・アラゴネーサ) /Turina 交響詩「ロシオの行列」作品9 /Albeniz/Arbos 「イベリア」〜港 、トゥリアーナ〜エンリケ・ホルダ/パリ音楽院管弦楽団(1950年)・・・「フランチェスカ・ダ・リミニ」のうねるような表現、エッチなヴィヴラート満載のホルンも素敵、でもね。

スペイン音楽に入った途端!いやはやヴィヴィッド、アツいリズム押し寄せて、一気に精気に充ちていくサウンド。文句なし。CDにはまずならんでしょう。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

昨日は午前中【♪ KechiKechi Classics ♪】更新などして、昼にパスタを作ったが外出していた女房殿帰宅遅れ、二人分消化+やや二日酔い+一週間疲れ=昼からどーも気分がすぐれない。夕方、いつものアツい銭湯に行って電気風呂+ミストサウナにて快復試みるけれど、当然食欲なく、帰宅してカルく食事〜そこへ甥夫婦(結婚式は数ヶ月後、既に同棲中)遊びに来るという〜あわてて片付け、雨模様で洗濯物室内に充満していたけれど、晴れた夜空に出しました。

若い人はいいですね。新婚〜子供が小さい頃が人生一番のハイライト、今になって自覚できます。ごっそりお土産持たせました。

音楽はいろいろ聴きましたよ。先月iPodにて拝聴していた、DG 4779455Mozart ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459/「どうしてあなたが忘れられるでしょうか?」〜「心配しなくともよいのです、愛する人よ」 K.505/第23番 イ長調 K.488〜エレーヌ・グリモー(p)/バイエルン放送室内管弦楽団/モイツァ・エルトマン(s)(2011年ライヴ)・・・これがライヴなんだなぁ、凄い完成度。技術的に優れているとか、アンサンブルどーの、というのは当たり前の前提として、溌剌、キラキラとした押し出し、リズム感の良さ、ゴージャス華麗なるカデンツァ(Busoniですか?)、クールな音色、情感に不足はないがウェットな重さにも縁がない・・・どれだけ賞賛しても追いつかぬほど。

K.505レシタティーヴォとアリアは、この作品解説を読んだだけで陶然といたします。ソプラノ、管弦楽、そしてピアノがしっとり絡み合って至福の時。別嬪はんが二人揃って言うことありませんな。

Mozart まだまだ〜その前に今週出張の落ち穂拾い。Bruckner 交響曲第7番ホ長調(ノーヴァク版1885年)〜ロベルト・パーテルノストロ/ヴュルテンベルク・フィル(2000年ロイトリンゲン・ヴァインガルテン・バジリカ・ライヴ)・・・おお、いつの間にか【♪ KechiKechi Classics ♪】に載っている!(記憶消失)自宅コンポ(人民中国製激安ディジタル・アンプ)、外出中イヤホン(既に引退させたポータブルCDプレーヤでも、iPodでも)各々印象かなり変わります。Brucknerは”トータルの響きを愉しむ”ところがあって、豊かな残響百難隠す!的このライヴは、それらしい雰囲気満載なんです。けっしてキライな演奏ではないが、イヤホンにての集中は、響きが意外と薄い、アンサンブルに少々難有、オーケストラがあまり上手くない・・・要らぬことを気付かせて下さることも事実。いずれ”1,000円あれば全集聴ける!”(「テ・デウム」付き)素晴らしい時代になった、ということです。

アルトゥール・バルサム (Artur Balsam 1906-1994)というピアニストの経歴詳細は知らぬが、ハイフェッツやミルシテイン、ゴールドベルクの伴奏としていくつか録音を拝聴する機会がありました。ネットにて、彼が主役の音源発見、Mozart ピアノ協奏曲第16番ニ長調K.451/「私はランドール Je suis Lindor.」の主題による12の変奏曲K.354( 299a)〜アルトゥール・バルサム(p)/ヴィクトール・デザルツェンス/ヴィンタートゥーア交響楽団(LP Concert Hall Society CHS 1045/録音年不明モノラル)・・・こうして世界各地でもキャリアもあったんですね。(スヴォボダとの第13番の音源も存在するらしい。CHS-1116)想像以上に音質良好(マシ)、デザルツェンスのヴィヴィッドなオーケストラに乗って、明るく、ざっくりとして緻密精密神経質な仕上げより勢い命!的ノリに溢れたエエ演奏です。けっして雑な演奏に非ず。ウキウキ浮き立つよう。12の変奏曲K.354にも端正、気品+躍動がありました。

既に見ておわかりのように、メインのバナー(これは気分転換)、サイト掲載のメールアドレスを変更しました。以前のものはあちこち、あらゆる場面(各種通販とか)で使っていて、つどつど必要に応じて変更をしていきましょう。ブラウザ(Chrome)のホームページもi-Googleに変更済み。My Yahooをずいぶんと愛用してきたが、ぼちぼちGoogle中心の生活、活用をもっと具体化しよう、使いこなしましょうとの決意。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

お仕事は自分なりの宿題締め切りを決めて、毎日それをクリアするのが目標です。今週は水木と出張だったし、木曜夕方かなり残務消化したけれど、金曜一日でこなすべき宿題膨大+上司との評価面談もあり(短時間、でも準備書類必要)、さらに取引先定例会議を受けた内部ミーティングも〜6時頃、思い付くものすべてクリアしたらヘロヘロ。女房殿は実家の母親のところに出掛けるとのこと、ちょっぴり呑んで銭湯経由帰宅予定が大間違い〜結局、いつもの三患部(最若手上司/10歳下は別としてヴェテラン二人現場配置は珍しい)にて、んもう、とことん!

我が職場はパートさん派遣さん別として女性営業は一人、それが3人異動で出て行ってやってくるのは女性3人。計4人へ増殖。ひとりは育休中時短復帰、二人は新人だそう。我がチーム中独連も一人異動して平均年齢一気に下がります。息子の彼女くらいの年齢。さて、どーなるか。半年くらい苦しいやろうなぁ、それで白黒はっきり付くでしょう。職場全体女性比率一気に高まって、言動に気を付けぬと(「う○こ行ってこよ」みたいなことは言えなくなる)。酒席でのシモネタもないでもない(ワタシじゃないっすよ!)が、全国セクシャルハラースメント訴願センターに提訴されぬよう、言動を改める必要有。

そんなこんな「あと一年!このメンバーで」という賑々しい酒席となりました。来期から人事制度も変わって、いろいろたいへんみたい。今年は祭り上げれられても、ようはするに再来年、引退が近づいたら一気に年収下がるっつうことでっせ。遅く帰宅し、ヘロヘロ。しかも睡眠不如意、4時頃ようやく一眠りしてお寝坊、小雨の中ご近所スーパーまでウォーキング短縮版実施。【♪ KechiKechi Classics ♪】もようやく一本定例更新。

Scribendum SC041通勤音楽。Beethoven 交響曲第2番ニ長調〜ルネ・レイボヴィッツ/ロイヤル・フィル(1961年)・・・「春の祭典」は残念なる出来と感じたが、快速、キレ味あるリズム感、ビーチャム時代直後のロイヤル・フィルも絶好調+英DECCAの録音チームも素晴らしい成果を上げておりました。これは現代の古楽器系演奏の先駆をなすものか。クールではあるが、素っ気ない表現ではない、第2楽章「ラルゲット」の美しさは絶品!(Beeやん作品中、屈指の名曲)

先日第5番にぴん!とこなかったので、Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜リッカルド・シャイー/ゲヴァントハウス管弦楽団(2007年)・・・拝聴。う〜む。こんなんどこがエエの?的感想変わらず。世評高いみたいだから、聴き手の耳の感性に問題有、なのでしょう、きっと。まったく理解できぬ。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

風邪はひいていないが、疲労がピーク状態であって、今朝のウォーキングに出掛けるのも根性と決意が必要でした。当面切羽詰まった用件がなければ(一日二日の遅れなど半日で回復できる!)休みたいくらい、でもね。本日締め切りのもの、待ったなし案件いくつかありますから。もちろんスケジュール通りこなせばあとがラクになりますし。それに、一度休んでしまえば緊張の糸が切れるのも事実。明日休みだし。

出張には珍しく週刊誌など購入(滅多にないこと)DIMEの最新刊は「Google特集」であって、現在世界でもっとも人気のある企業の職場取材、食堂が3食無料というのも凄いけれど、ほとんど残業らしい残業がない!というのはもっと凄い。(帰宅してから自主的に云々、というのはあるらしい)優秀な人々は凄いですよね。もちろん基本的ビジネス・スタイルも文化も異なるんだけれど、朝が早いことも特徴のひとつでしょう。日本じゃ通勤ラッシュということもあって、我が職場はフレックス・タイム(コア・タイムは11時〜15時)採用、”重役出勤”しているやつはたいてい、ほとんど、どーしょーもない奴に決まっております。ちなみにワタシの私的コア・タイムは8:30〜17:30・・・って昔と変わらんじゃん。

昨日一昨日、あまりにいっぱい音楽を聴いていたので記憶定かではない・・・Shostakovich 交響曲第11番ト短調「1905年」〜ドミトリー・キタエンコ/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(2004年)・・・前回自宅にて拝聴して仕切り直し再聴。音質極上。静謐つかみどころのない前半、中後半にて圧巻の打楽器爆発、幅のある音量、繊細と迫力両方を捉えられる音質が求められるのでしょう。ワタシはShostakovichの佳き聴き手は言いかねるので、演奏云々言及難しいのは前提、1940年露西亜の現役ヴェテランは、例えばムラヴィンスキー、スヴェトラーノフ、コンドラシン辺りの諸先輩と比べて”露西亜臭”をほとんど感じさせないのは、オーケストラの個性でしょうか。オーソドックスに洗練されたサウンド、アンサンブルはかなり緻密。マリス・ヤンソンス/フィラデルフィア管弦楽団辺りより抑制が利いている(ややジミ・サウンド?)のは、オーケストラの個性なのでしょう。

では、行ってきます。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

(これはホテルの共用パソコンに入っていたChrome〜GoogleDocumentにて執筆したもの)

せっかく業務用パソコンを出張に持参し、ログ・インしようと思ったらパスワード(文字列が次々都度変わって、場所を指定するスグレれもの)失念〜そもそもしばらく使っていなかったから、失効していたらしいという情けない状態でした。でも、ホテルではけっこうWiFiがつながるんですね。WiFiという概念も最近知ったくらい、ほんま時代遅れを自覚いたします。 ま、 (いつもの)USBメモリに仕込んだWebメール版にて急ぎの用件は完了。お仕事は珍しく順調、上司もほぼ満足、昨夜は取引先とおいしい酒をいただきました。次期体制について極秘情報交換しました。ホテルは大浴場付き、ここ10年ほど出張環境はほんまに激変して快適になったものです。値段も安くなった(法人処理なので関係ないが)。

iGoogleからのログ・アウトがわかりにくくて難儀しましたよ。自宅設定に同期させたChromeも、どうやってログ・アウトさせるのか、いろいろ考えたがわからない・・・

(ここより帰宅後)午前中打ち合わせ〜夕方職場に戻って、当面の残務処理済ませ帰宅いたしました。昨夜、息子+彼女が泊まって、今朝引越し先に出掛けて行きました。女房殿と彼女は初対面、気立ての良い娘らしい。昨日夕方やや体調が怪しかったけれど、まぁまぁよく眠れて、更に帰り便列車中もほとんど居眠りしておりました。おそらく快復済。

移動中音楽たっぷり聴きました。なんせiPodは扱いやすからね。ポータブルCDプレーヤーはカバンから線が伸びていたし、盤を入れ替えるのもメンドーでした。常に肌身離さず、ずっとそのまま、あれこれ音楽聴き続けられる・・・(宿題だった)Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ジャック・ティボー(v)/ヴィクトール・デザルツェンス/ローザンヌ室内管弦楽団(1950年ライヴ)・・・想像より音質マシながら、奥行きも低音も足りず、乾いた感じ。ヴァイオリン・ソロは鮮明に捉えられております。70歳、スムース、切れ味あるテクニックとは言えぬものの、細部主張の明快な、妖しい官能性を感じさせる演奏であります。けっして衰えて無残、といった風情ではない色気有。

Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」(1960年)/Sibelius 交響曲第2番ニ長調(1959年)〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団・・・LP以来馴染みの一枚也。昔は全然受け付けなくて、こんなんどこがエエの?みたいに感じておりました。快速、素っ気ない、粗っぽい・・・はずが、んなことはない、ぐいぐいとした推進力、溌剌としたテンション、迫力、スカッとした明るい演奏であります。音質は(天下のmercury録音だから)良好に決まっております。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

今朝もウォーキングへ。上下完全防備で出掛けるとやや汗ばんで、少しずつ気温が上がって春は近いのでしょうか。幸い体調は悪化せず、本日明日の金沢行きは乗り切れそう。あとは本番力のみだ。今朝はいつもより30分以上朝余裕なので、ゆっくりしております。ちょっと訳あって職場ノートパソコン初持参、24時間接続機器も与えられているけれど、使用したことはないんです。(もしかしたら使い方を忘れたかも)がちがちにカスタマイズされ、私用に使えないパソコンなどわざわざ持参する気になれん!パスワード仕込んだUSBメモリ一本でメール対応可能だし、それで80%当面の対応可能なんです。

今朝の音楽。Brahms 交響曲第4番ホ短調〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1963年)・・・十数年前岡山時代?BOOK・OFFまとめて激安入手した韓国製駅売海賊盤也。ワタシはカラヤンの熱心なる聴き手ではないけれど、なんせ膨大なる録音を誇るからけっこう棚中にCDはあるんです(DGのSymphony Edition38枚組も入手済)。ちゃんと熟聴せずに云々するのは掟破りだろうが、やはり1960年代迄が勢いも熱気もあって、一番よろしかったのではないか。ここでもスケールと語り口(詠嘆表現)の上手さ、オーケストラの圧倒的な技量と厚み+アツいエモーショナルを感じさせて、その完成度はみごと!朝食ダイニング安物クロックCDラジオにて拝聴故、音質云々判断できぬが、音質も悪くないんじゃないか。

このシリーズ(韓国製駅売海賊盤)在庫を確認すると1960年代Beethoven 交響曲全集は第2番を除くすべてが揃っておりました。(1970年代全集はSymphony Editionに収録)記憶では第6番「田園」に対してモウレツなる反発があって、ワタシのBeeやん苦手のキッカケになったはず・・・聴き手のノーミソ意識が変わっているか?確認のためiPodに仕込みましたよ。さて出張中拝聴の感想やいかに。

出張中業務用パソコンではFTP機能使えず「音楽日誌」更新不可。明日夜帰宅して元気が残っていますように。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

今朝の朝日新聞はかなりの紙面を取って”健康特集”、熟読しておりません。ちょっと言及が多面的過ぎました。昨夜〜今朝に掛けての報道は「光市母子殺人事件」犯人死刑判決確定のことばかり。基本、死刑制度には反対なんだけど、遺族の気持ちも理解できんこともなし、犯人の悲惨な人生経験にも思いは及んで、揺れ動きます。これは”厳罰化”の流れなのか。悲惨陰惨なる事件ばかりのようだけれど、凶悪事件そのものは減っている、とのこと。犯行は社会の不安定さの反映でもあるので、これから増えていくのでしょうか。

こんな寒い時期に重苦しいことを考えてしまいました。今朝、風邪症状は悪化せず、いつもの(半睡状態)ウォーキング+ストレッチ少々。毎日継続の成果、明日金沢の夜お付き合いにて(現地泊)、明後日朝はウォーキング不可、ゆっくり風呂でも入ってストレッチいたしましょう。

昨日通勤音楽(行き)は、FIC  ANC-37Gershwin ラプソディ・イン・ブルー/パリのアメリカ人〜フェリックス・スラットキン/ハリウッド・ボウル交響楽団/レナード・ペナリオ(p)(1957年)・・・これはワタシの幾十余年に及ぶ音楽生活中、屈指のお気に入り作品、演奏也。音質良好(ピアノの定位が少々おかしいけれど)。明るくノリノリ、一点の曇りもなく未来に対する希望に充ち溢れております。オーケストラもピアノも抜群に上手く、旋律リズムがスウィングするんです。ラプソディ〜はオーケストラの編成が少々薄いようだけれど、それも作品に似合っておりました。カットなし。「パリのアメリカ人」賑々しくもゴージャスなサウンドも最高。

出会いは子供の頃、バーンスタイン(もちろん旧録音のLP)、これが亜米利加音楽好きの礎となりました。

では、いってきます。本日で一ヶ月一区切り。明日明後日の本番は別モンですから。

資料は全て完了、上司の点検も経て、宅急便にて会場に送付いたしました〜そのあとにミス発見・・・契約上の数量事実誤認、修正が必要となりました。各々の担当からの自主申告があるんだけれど、再点検裏付け確認を怠った自分のミスであります。明日、会議前にそのページのみ差し替えて報告いたしましょう。明日の朝はいつもより一時間ゆっくり、そのまま金沢に出掛けましょう。会議2本、商談一本(泊)、翌日詳細打ち合わせ一本〜夕方職場に戻って残務処理の予定。体調がちょっぴり心配です。

通勤音楽。Vivaldi ヴァイオリン協奏曲集 作品8/1-4「四季」〜ルッジェーロ・リッチ(v)/ストラディヴァリウス室内管弦楽団(1964年)・・・おお、CDは現役なんですね。例のごとし縮緬ヴィヴラート、流麗な技巧を誇るけれど、意外とオーソドックス、フツウな(つまり特異な装飾音/テンポの揺れなどない)演奏でした。時代掛かったスケールでもない、親密なもの、というかこぢんまり?オーケストラは常設かどうかわからぬが、さすが名器を集めただけのことはあって、分厚い響きはベルリン・フィルを(ちょっぴり)連想させるゴージャスさ有。但し、アンサンブルはややラフな感じ。リッチは時々、思わぬ”ツボ”もあるんだけれど、これは可もなし不可もなし、といったところでしょうか。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

日本中多くの方々のブログを拝見していると、各々地方色豊かであり、地域の人々のつながり、自然との対話が多彩に〜それに比べ【♪ KechiKechi Classics ♪】 の引き隠り状態、ワン・パターンな狭い世界はなんと悲惨なことでしょう。お仕事のつながりなくなったら、もうほとんどアウト。女房殿は甥夫婦(もうじき結婚)引っ越し手伝いにて遅くに帰宅しました。結論的に昨日は早朝ウォーキング以外外出せず。

かなり以前にいただいていたDVD-Rデータに「.ram」音源が入っていることを発見。実態は.rmらしくて、ちゃんとリアル・オーディオにてパソコン再生可能。これをなんとか.wavか.mp3に変換してやろうと四苦八苦(なんせフリーソフト活用が基本なので)するが、土日なんどかトライした挙げ句、これもアウト。全部が全部うまくはいかぬものですな。本日、明日と金沢取引先エラいさんとの定例協議準備最終版へ。なんとかいたしましょう。先月資料取り違え(改訂前バージョン持参)にて大失敗したので、緊張感を以て臨みましょう。まだまだ寒い日々が続きます。体調は大丈夫。

Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜コリン・デイヴィス/コンセルトヘボウ管弦楽団(1976年)・・・かつて最高の演奏と評論家に称揚され、やがて手のひらを返すように話題から消えた〜立派な演奏。久々の拝聴は奥行き、バランス、驚異的な音質の自然さに驚かされ、コンセルトヘボウのマイルドなサウンドが耳に快い。かつての前衛音楽も完全に古典的音楽と化して、迫力にも緊張感にも欠けぬけれど、穏健、まっとうな保守的演奏に至りました。ひりひりとした野生は影を潜め、爽快な世界が広がります。

いちおう本日迄に前準備(前提になるデータなど)完了、明日、会議用の資料をすべて執筆揃えて完了予定。本日は実績評価+分析+先々週印刷屋に出稿した原稿ミス(初稿が出来上がって気付いた)フォローやり直し、基本ややノンビリいたしました・・・つもりはないんだけれど、いったい何やっていたの?記憶はありまへん。なんとなく風邪気味のような、ちょっぴり体調不良。でも、休めん、明後日明明後日出張会議本番終わる迄は。

通勤音楽(帰り)はMahler 交響曲第10番 嬰ヘ短調(クック版第2稿)〜ジャン・マルティノン/シカゴ交響楽団(1966年ライヴ CSO90/12)・・・初めて聴いた時より違和感がありました。あまりに素っ気なく、淡々と粗雑な表現、アンサンブルも”これが天下のシカゴ響?”と訝るほどによろしくない。作品に愛情を感じない。好きな作品なんだけどなぁ、これじゃまったくダメ。先日聴いたウィン・モリス盤とは天地ほどの差がある・・・なんでこんなCD残したの?不思議。iPodから削除いたしました。残念。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

金曜の夜、職場宴会にて帰宅は午前様、せっかくの週末休みはさらさらと過ぎ去って名残惜しいですね。そういえば一週間ほど前、ご近所商店街中、古本屋が閉店いたしました。以前ほど読書をしなくなったので、あまり熱心に通わなかったけれど、それなりにお世話になりました。店主はクラシック音楽のフリークで、いつもLPで流しておりましたっけ。所謂専門書を取り揃えて、といった店じゃなかったし、もう商売にはならなかったのか。それとも引退店仕舞いか。この辺りは人口も若い人も多いから、地方都市に比べれば状況マシだと思うけれど、おそらくは団塊の世代の引退と類推されます。ご当地に転居して5年、目に見えて個人商店は減っていきました。味気ない、全国似たようなチェーン店に入れ替わりつつ、やはりシャッター閉めたままのところが目に付くように。

3月末、熊本〜宮崎出張に絡めて息子のところに・・・と、フィックスの格安航空券予約したのに、彼は来週水曜に大阪に異動転居〜女房殿は熊本経由博多にて旧知の友人と遊ぶ、といった計画は先方のご都合でアウトに。もとより息子不在の九州に女房殿は興味を失っておりました。ホテルはカンタンにキャンセルできたけれど、航空券は入手金額65%ほど吹っ飛んでしまうのは仕方がない、問題は帰り便の「予約番号」失念したこと。本日スカイマークに電話して相談してみるか。カード番号通知で通るでしょうか。

病膏肓に至っていた自主CDは少々冷却期間に〜というのもiPodの影響。もともと1960年前後の音源は大好きだし、大御所の著名録音ともかく、忘れ去られた珍しい歴史的音源(LP板起こし)もネットにて自由にダウンロードできるようになってきました。以前は即自主CD化(パソコンにて音楽を聴く習慣はほとんどないので)していたけれど、当然”ハズれ”有。これがもったいない。CDR@20に届かないから、それも宿命と諦めていたけれど、データにてそのままiPodに仕込んで確認、あかんかったら削除、という手順となりました。

Holst 組曲「惑星」〜トール・ジョンソン/ワールド・ユース交響楽団辺りが最初かな?知名度低い音源には興味津々、でも全部が全部”当たり”じゃない。BBSにて叱責を受けた某違法音源(現代版ブート・レグ)もごっそりiPodに仕込んだけれど、数曲聴いて、あまりの音質のひどさに削除済み。

http://elbaulcoleccionista.blogspot.com/2011/10/margrit-weber-y-ferenc-fricsay.htmlRachmaninov パガニーニの主題による変奏曲/Tcherepnin 10のバガテル 作品5/Weber コンチェルティーノ ヘ短調〜マルグリット・ウェーバー(p)/フェレンツ・フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団(1960年)・・・LP時代素敵な「パガニーニ変奏曲」と出会ったのがこの演奏也。迷わず久々一気自主CD化。マルグリット・ウェーバー(Margrit Weber, 1924-2001)は往年の瑞西のピアニスト。1960年前後、DGにかなり大量の録音がありました。明快な技巧を誇り、細部描き込みもテンポの入念な設定もみごとだけれど、生真面目な印象は”噎せ返る浪漫”系の演奏に非ず。硬派、甘さ控え目、立派な演奏でした。Tcherepninは初耳、剽軽軽快なる楽しげなる作品。Weberは素朴な浪漫が香る名曲でして、名残惜しい甘美な旋律は細心なるニュアンスを持って表現されました。

音質かなり良好。

9時半よりスカイマークに電話すること30回ほど?よーやくつながって、なんのことはない電話番号にて確認終了、無事航空券は無事キャンセルできました。ま、ヘンな呑み屋にムリヤリに付き合わされて散財した、というように考えておきましょう。しょうもない宿題がちょっとでも残っていると、咽に小骨が刺さっているような・・・そんな気分になるんです。なんでもそう。【♪ KechiKechi Classics ♪】ようやく一本のみ更新。

昨日浴槽にて洗濯(といってもほとんどつけ置き+漂白剤)したカーペット一日半ほどベランダに干して、取り入れました。今朝は小さなつららが・・・まだ、端っこのほうが湿っているんだけれど、ほぼ乾燥出来、あとは電気カーペットの力で仕上げましょう。驚くほどの効果と成果!けっこう美しい。女房殿は甥の新居引っ越し手伝いに行っていて、遅くなるそう。風呂、夕食どーするか逡巡しております。ここ3日ほど外食だったしなぁ、さきほど音楽聴きつつ居眠りしたら、なんとなく冷えたような気もするし・・・悩みます。

http://randomclassics.blogspot.com/2011/07/arthur-winograd-and-mgm-orchestra-in.htmlKodaly 夏の夕べ/Ro'zsa ハンガリー風セレナーデ〜アーサー・ウィノグラッド/MGMオーケストラ(1957年?)・・・また妙な音源探してきました。ウィノグラッドってジュリアード弦楽四重奏団のチェリストだった人ですか?MGMは映画会社らしくて、この作品も映画に関係しているかも知れません。「夏の夕べ」の経緯はリンク先に詳しいし、たしか、オルフェウス室内管弦楽団の録音があったはず。気怠く甘美、湿度の高い旋律サウンドであって、妙齢セクシーな女性がジャケットを飾るに相応しい妖しさ有。

Ro'zsaのほうは大衆的Bartok!(クリソツ)といった風情+例の民族的旋律激しいリズムに溢れて楽しいものです。ネット検索してみるとNAXOSからちゃんと出ているんですね。音質はいかにも昔のLPといった雰囲気、MGMのオーケストラはあまり上手くはないけれど、昔の壮大なる映画音楽を聴いているような賑々しい雰囲気たっぷり。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

種々様々諸実務作業(商品登録調達発注)+ミーティング(自分の至らなさ狭量さを痛感〜その後悔を引きずって今朝へ)を経、昼から職場全員で泉南方面へ研修へ。ふだん自分のチームじゃない若い者といっしょに行動するのは楽しいものです。夜から今月(締め前既に)予算達成を祝し、全員宴会(自腹有/エラいね皆)、ヘロヘロになって帰宅、そのまま寝てしまいました。今朝、キモチ悪いのでさっさと軽くウォーキング〜入浴いたしました。来週、いよいよ取引先との会議本番、自分のプレイング分の資料は再度点検必要だけれど、他デカいのは完成しております。

職場の若い者達はスマートフォンの節約を上手いことしていて、ウィルコム+それで自宅のネットをつないでいるそう(Pocket Wi-Fi?)。(遅いらしいけど)たいしたもんです。

それにしても毎日キツい。愚痴です。お仕事回っていない、のではなく、きっちり回すのがツラい、ということです。贅沢な愚痴だ。相当短気な性格(でないと忘れる)指示通りちゃんとできていないと、周りに爆発しちゃうんです。毎日反省。後悔。

fontana 894 018 ZKY stereo通勤音楽はMozart クラリネット協奏曲イ長調K.622(Bram de Wilde(cl)/ブラム・デ・ワイルドって読むのか)/フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299(フーベルト・バルワーザー(fl)/フィア・ベルフート(harp))〜エドゥアルド・ファン・ベイヌム/コンセルトヘボウ管弦楽団(1957年)・・・後者はCDにて所有しているが、前者は初耳。パブリック・ドメインにて素敵な演奏を拝聴できました。しかも(やや不自然ながら、ちゃんとした)ステレオ。手許の6枚組CD(PHLIPS4756353)にはモノラル収録され、音質は少々劣ります。(ここで中断、整形外科にて両肘膝のリハビリ行ってきました)

ブラム・デ・ワイルドのクラリネットは希有な魅力を誇ります。ヴィヴラートはないんだけれど、レジナルド・ケルを彷彿とさせるセクシーな音色、独墺系の人?カール・ライスターとか、あの辺りの素直でスムース、生真面目なるイメージから外れ、艶々の色気たっぷり〜しかし、表現あくまで端正。これはいままで聴いたうちMyヴェリ・ベストを争う素敵な演奏でした。(2ヶ月ほど前にロバート・マルセラスの演奏にもそんな評価していたっけ。方向が違うけれど)

フーベルト・バルワーザーは著名な名人であって、木製フルートによる暖かくも芳醇な音色は伝統なのでしょう。ジャック・ズーンも木製フルートだったが、現在のコンセルトヘボウ首席エミリー・バイノン、ケルステン・マッコール二人とも金属製みたい。こちら、ちょっと豊満な響きを誇って、昔懐かしい(これが刷り込みの)演奏スタイルであります。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

昨日はお仕事進捗一気に快復!ほぼ本日分迄前倒し完了し、本日分やや余裕が出ました。午前中ミーティング、昼から外出して職場全体研修、その合間に残務終了させましょう。昨夜は心身とも少々体調不良〜奥歯抜糸治療〜風邪気味ようやく癒えたヴェテラン・メンバー(中独連でもある)と次期体制につき(呑み屋にて)相談。実際は彼の様子見+ガス抜きであります。そういえば、一昨日朝、阪急電車十三到着直前!満員電車中屁をこいたのは誰だ?あと1分ガマンできんかったのか。それともしばらく努力して力尽きたのか・・・臭かったなぁ。

Bach 管弦楽組曲第1番ハ長調〜コレギウム・アウレウム/フランツヨゼフ・マイヤー(1969年)・・・コレギウム・アウレウム録音集成激安ボックス登場期待。かなり処分して現在残しているのはBach Mozart 計5CDのみ。所謂古楽器演奏の先駆けであり、現在では使用楽器も中途半端、解釈リズムも旧態系とコメントされるのでしょう。でもね。音楽の価値ってなんでしょうか。柔らかく瑞々しい響き(音質極上/素晴らしい残響)穏健派、練り上げられたオーソドックスかつマイルドな演奏に痺れるばかり。

Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜コンラート・ハンゼン(p)/サヴァリッシュ/RIAS交響楽団・・・モノラル録音だから1950年代?かなり音質良好。懐かしい廉価盤LP音源として活用されておりました。ガッチリとした独逸系演奏、テンポは叙情的に揺れ動かず、頑固な推進力を誇って硬派の演奏であります。これは現代に残すべき価値ある、立派なものでした。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

朝日新聞の朝刊を熟読(とくに新聞の電子化への未来は衝撃)していたら、いつもより朝食15分もオーバー。その間、クロックCDラジオにて聴いていた音楽は、昨夜のSibelius 交響曲第1番ホ短調〜ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(1982年)再度+交響詩「フィンランディア」・・・ヤルヴィの緻密な統率力とオーケストラの粗削りなサウンドが特異な魅力を発揮していると感じます。明日は午前中ミーティング、昼から外出して職場全員の研修〜宴会なので、本日、遅れたお仕事残務一気に片付けましょう。土曜休日出勤するつもりはありません。一週間の疲労もピークへ。

Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜リッカルド・シャイー/ゲヴァントハウス管弦楽団(2007年)・・・ユーザー・レビューは概ね好評、しかしワタシには(期待も込み)違和感有。「間」が足りない。落ち着きがない。古豪・ゲヴァントハウス管弦楽団が”ノンヴィヴラート”弦で良いのか・・・云々。繰り返し実施、内声部の明確化(ピッコロがこんなに活躍するなんて!)OK。しかし、鮮度やら新時代のスタイルとは感じませんでした。詠嘆や情念は求めぬが、溌剌躍動するリズムはもっと必要じゃないのか・・・いずれ一回目の聴取なので評価断言できず。

では、行ってきます。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

ほんまにグズグズ、変わり映えのせぬ、つまらないサラリーマン生活な毎日と自覚しております。仕方がないなぁ、それが現実だから。一発、ウソ偽り虚栄に充ちた”楽しいホラ咄”満載で「音楽日誌」埋め尽くす?そんな創作意欲もありまへんな。お仕事そのものは変化とドラマにに溢れ、創意工夫な毎日に間違いない。安易に現状に甘んじると、あっという間に精神的に停滞してしまいます。お仕事を合理化定型化データ化するのは得意中の得意、そこで浮かした時間をなにに使うのか、もっと音楽、古代史、医療関係のお勉強に使うべきなんだけど・・・まず健康が基本です。心身ともの。

早朝決起してほんの15分ほどウォーキング+ストレッチ継続。しっかり朝食摂りつつ朝刊熟読、そして「音楽日誌」執筆更新。これで心身ともリズムを整えて一日が始まる・・・おかげさまで風邪、インフルエンザにも縁のない冬が過ぎ去ります。

先日の流れにて、Mendelssohn劇音楽「真夏の夜の夢」作品21(5曲)〜シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(1985年)・・・音質良好。淡彩素直な響き、技術的に優れ、良く整ったアンサンブル〜そして、ほんまにツマらない演奏。プレヴィン/ウィーン・フィルはオーケストラの魅力を素直に引き出して、極上の深みを実現しておりました。こちら、日常聴きするのに不足はないだろうか、馥郁たる浪漫の香り、みたいなものとは無縁、ちょっと素っ気ない世界に聞こえます。もっと近現代の作品が似合うんでしょうか。ちょっとガッカリ。

Contrabasso con bravura〜ヨルマ・カトラマ(cb)/ラーコネン(p)(1989年)・・・超絶技巧・コントラバスとでも訳すのか。フィンランドの名手らしく、Sibelius の小品を先頭に(「悲しきワルツ」も有)味わい深く、しっとりとした音色を堪能させて下さいます。こんなCDいつ、どんな経緯で入手したの?記憶まったくなかったが、BOOK・OFF@250の値札発見。そうか、いつか忘れたが音楽の見聞を広げるための入手だったんだな・・・あまりにいきすぎた節約もあかんなぁ、先月東京出張時、3枚500円のCDとうとう買えませんでしたもの。

散々なる一日。昨夜猛スピードで照合した資料はスキャナにて取り込んで送付してから帰ろうと思っていたら、データ物量重すぎて送付できず。今朝出勤一番で二度に分けて取り直し、無事送付したら・・・どうもおかしい、データ不備がある・・・下処理をさせている若いモンのミス?ラスト1/5、行ズレしたらしい。やり直し、4時間以上掛かりました。つまり半日行程遅れて、本日昼から(眠いのを押して)当初予定の資料作りに着手。その間にもいくつかトラブル有、問い合わせ有、データ請求有〜その間、2時間分作成した資料は・・・突然落ちて、偶然保存していなかった悲劇。

最悪。

更に2時間掛けて半分やり直し〜そこで力尽きました。明日、11時から会議だからそれまでに仕上げましょう。ほんまは本日中に終えるべき行程は更に、あとに押し出されました。職場を出て、さて音楽でも聴くか、とイヤホンを取り出したら片方パッドが取れて音楽は聴けまへん。うむ、これが天中殺な一日也。

更に。

ま、ちょっと心を落ち着けて音楽でも聴きましょう音楽が流れ出したら、あきらかに音質がおかしい。愛用の人民中国製ディジタル・アンプ、スピーカーとの接続はエエ加減だし、安物のケーブルだし、ということか。本格的には週末休みに改善することにして、再びエエ加減につないでおきました。それにしても音がよろしくない・・・CDを取り出したら、なんのことはない盤面が汚れていたのだね。LP以来の再会にてCDの扱いだけは、ていねいだったハズなんだけど・・・美しくクリーニングいたしました。

BIS-CD-221/252 各中古@500ほら、ちゃんと改善されたじゃないの。Sibelius 交響曲第1番ホ短調〜ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(1982年)・・・旧録音。ずいぶんと久々の拝聴、記憶と異なって粗削り、田舎くさいアンサンブル、勢いはあるけれどオーケストラはさほどに上手くはない。響きも薄いんじゃないか。でも、のびのびとよく歌って、洗練されぬ素朴、自然な味わいに説得力有。我がオーディオは音源の性格を素直に反映してBISは優秀録音、アンサンブルの現実をそのまま収録したのでしょう。けっこう気に入りましたよ。定価3,600円(c)(p)1984年のCD。中古500円で買ったけれど。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

職場インフルエンザ罹患は一人のみ(無事復帰)、風邪は流行っているようだけれど、全員出てきました。「セキュリティ強化のため」ログ・インのパスワードを変更せよとの指示有、先週即実施して使っていたけれど、いろいろ不具合が発生しております。先週はネットを開いて、画像イメージをコピー(デザインイメージに使う)すると、パスワードの入力を求められる(入れてみても拒否)といった事態発生。昨日は朝一番でパソコンを立ち上げ、ログ・インしようとすると「パスワードが違う」との警告。旧のを入れてもダメ。別な共用パソコンを試しに使ってみたら、旧ので立ち上がりました。

メールは本体にしか入っていないので、東京本丸システム部局が出勤するまで待つこと一時間。パスワードを初期化してもらって、ようやく状況快復。きょうは大丈夫だろうか?異動の正式発表が遅れたチームメンバーは、じつは相当に病が篤いとの情報を得ました。久々揃った三患部にて次期体制のこと、息子のこと(ちゃんとせなアカンで!と叱責)等々呑み屋にてアツい論議しました。いずれ、我がチームは彼がもう少しで入院するだろうし、新人がちゃんと新年度から配置されるそう。その分、何ヶ月負荷がこちらにくるのか・・・ヴェテランをこき使ってくれるぜ!とことん。

9時半頃には帰宅したが、ぼんやりテレビを見ていたら眠くて、そのまま就寝。深夜目覚めて入浴、そのままパソコン立ち上げて【♪ KechiKechi Classics ♪】いっせいファイル変換しておりました。読者にはとんとあずかり知らぬことながら、14年間貯まったファイルには微妙な不統一が存在して、ここ二日間、秀丸エディターの「grep機能」駆使して、一回当たり600件ほどの一斉置き換え計3度実施。ヲタクな趣味やなぁ、これって凄くオモロい。誰も気付かぬが。

音楽の件は時間切れ。では行ってきます。

ま、充実した一日といってよいでしょう。来週水曜が取引先との定例会議本番、金曜日は午前中会議、昼から職場全員で外出して研修だし、印刷屋への出稿締め切りもあります。明日が勝負かな?一気に目処を付けたいもの。営業数値は好調です。睡眠不足で眠いが体調も悪くない。

Chesky CD42通勤音楽は、Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)〜オスカー・ダノン/ロイヤル・フィル(1962年)/バレエ音楽「春の祭典」〜ルネ・レイボヴィッツ/ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団(1960年)・・・英DECCAのチームによるChesky録音、音質演奏とも驚異的なのは前者であります。心持ちゆったりめのテンポ、細部まで明晰クリア、味わい深い間もあって、よく歌う演奏。ロイヤル・フィルは好調ですね。例の豪快な金管先頭に厚い響きが魅力的。

レイボヴィッツはハズレだなぁ。オーケストラは臨時編成?響きが全然薄っぺらい。音質のせいではないでしょう。その筋の専門家のコメントによると、オーケストラでのせいではなく、レイボヴィッツの統率力の問題とのこと。残念。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

昨日、息子は昼過ぎに戻ってきて、飯喰って熊本に戻っていきました。新居は池田市だそうです。逸翁美術館のあるところだな、そういえば呉春の展示会にいこうと思っていたんだっけ。夕方、銭湯の熱い風呂(+電気風呂)堪能して安い焼き鳥屋へ〜といういつものゴールデン・コースはちょっぴり贅沢。さて、新しい月曜日にはちゃんと職場顔ぶれ全員揃うでしょうか。数人インフルエンザとか風邪とか、先週中盤以降は悲惨な職場でしたから。ワタシは毎朝の精進にて大丈夫、セーフ。

・・・なんだけど、昨日昼からの選曲が悪かったのか?音楽は全然愉しくない。Shostakovich 交響曲第11番ト短調「1905年」〜ドミトリー・キタエンコ/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(2004年)・・・コメントなし。仕切り直し。こんな時もありますよ。今朝、Weber ピアノ・ソナタ第2番 変イ長調〜ヤン・フェルミューレン(fp)(1991/2年)・・・廃番なんだなぁ。数年前まで東京出張の度、(いまはCD扱っていない)新橋のキムラヤでBRILLIANT新譜必ず入手しておりました。安かったからね。初期生産量が少ないらしく、あっという間に廃盤。何故同じ音源の再利用が組み合わせを替えて出てくるのか、不思議だったが、そんな理由だったのか。閑話休題(それはさておき)

これは以前からのお気に入り作品でして、素朴な独逸民衆の舞曲風躍動がたっぷり堪能できます。サイト内検索すると、アルフレッド・ブレンデルによるFMエア・チェックが出会いとのこと。フォルテピアノの響きは暖かく瑞々しく懐かしく、”痩せていて音量不足”な印象はありません。ウキウキとした憧憬に充ちた音楽。

では、行ってきます。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

一人息子は昨夜到着。熊本よりお仕事終ってから大阪へ、といった段取りだから、到着は遅くて、12時迄待ったが眠くてアウトでした。前日睡眠不如意だったし。女房殿は到着を待って、ちょっとお話ししたらしい。転居には現地の彼女(二十歳)がついて来るという・・・会ったことないし、どんな娘さんなんだろうね。なんせ女の子は育てたことはないので。息子ももう20代後半ですから。10時に業者の方が迎えにきて、そのままアパートを決めて戻るとのこと。まだ、寝ております。今朝、いつもより小一時間遅れてウォーキング実施、休日パターン(いつもより少々長め、ゆったり)にて。

Gebhardt JGCD 0018-12  12枚組2001年2月23日4,198円(税込)岡山タワーレコード昨日の音楽振り返り。Wagner 楽劇「神々の黄昏」〜ウィルヘルム・フルトヴェングラー/ミラノ・スカラ座管弦楽団/マックス・ローレンツ(Siegfried)/キルスティン・フラグスタード(Bru"nnhilde)他(1950年4月ライヴ)・・・冒頭辺りのみ。かつて「リング」はお勉強!一生懸命聴いたものです。かつて超・高価だったセットも、ここ最近すっかり安くなりました。これはGebhardtレーベル(スリムパック仕様 JGCD 0018-12/4,198円)を10年ほど前に入手したもの。

じつはバイロイト・ボックス33枚を入手した時、ベームのスレテオ盤1セットあればよいか、太古録音を処分検討したんだけれどヤフオクにて買い手付かず(1,000円でも)。今回久々の再聴ながら、もしかして人民中国製ディジタル・アンプでは初めてじゃないか・・・記憶よりずっと明晰、聴きやすい音質。9枚目は「ジークフリート」ラスト+「黄昏」冒頭が収録され、馴染みの「夜明け」「ラインの旅立ち」旋律たっぷり、うねるように昂揚する音楽、テンション高い歌い手の熱気ビンビン伝わって興奮いたします。

生来の飽き性+華麗なる加齢にて集中力弱まっているので、なかなか全曲は聴けぬ状態ながら、これだったら大丈夫かも。ちゃんと聴けるかも。

息子はアパートを見に出掛けました。あと10日後の転居でして、彼女もいっしょにくるそう。引っ越し当日、金沢出張でして、ウチに泊まって転居なのでしょう。結婚すると決めたワケじゃないらしいが、今時は同棲先行なのか?ま、先輩・団塊の世代でも「同棲時代」みたいなことはあったけれど。ま、我が職場同輩=全日本中年独身者連盟(中独連)幹部就任より、ずっと状況よろしい。

明日からのヤフオクどうするか最終的に決断していないけれど、いちおう処分すべきCDリストアップ終えました。計35セット100枚程度か。買い手が付くのは半分くらいだろうな。英国音楽なんてほんま人気がない、Vaughan Williamsで検索してみたけれど、みごとに一件の入札もなし。ま、あまりに人気なく、オークションでも安いから(かつて)ガンガン集めたんですけどね。処分ムリか、諦めて大切に聴くべきでしょうか。

駅売海賊盤は散々処分して現在残おおよそ140枚ほど?一気まとめ売りしちゃうか、と一瞬考えたが、余りにみごとなコレクション(お気に入りばかり)なので出品は断念。

RCA GD86522 @525Ravel ボレロ/スペイン狂詩曲/逝ける女王のためのパヴァーヌ/組曲「マ・メール・ロワ」〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1958/62年)・・・検索してみると2006年4月以来の拝聴。岡山時代、もちろんディジタル・アンプでの拝聴は初めて。もとより性格も耳もエエ加減、しかも(それに似つかわしい)激安オーディオ環境故、ほんまのところオーディオ云々するのは笑止千万。所詮賃貸マンションの一室ですから。身分相応〜って、この(c)1987製CDでもずいぶんと音質良好に感じます。ここのところ、なんでもいっぱんにそういった(良好な音質に聞こえる)傾向でして、テンション高く、即興的ノリノリな雰囲気満載、オーケストラの技量最高!みごとな演奏。興奮します。この辺りの亜米利加ってほんまに希望に充ち溢れた、そんな手応えばかり。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

上手い具合に昨夜、11時頃には眠くなって就寝したが、クロックラジオの設定を誤って12時に鳴ってしまい、リズムが狂いました。2時間弱ほどネットを眺めて時間つぶし、よーやく二度寝。この時期、体調を崩していないことを喜びましょう。ちょっぴり寝坊して明るくなってから、ご近所スーパー迄ウォーキング実施(朝食用のパン購入)。

ヤフオクにて月火と自動再出品0回設定にて、出品無料キャンペーン実施との情報有。プレミアム会員契約は解除していて、ときどき思い出したように一ヶ月限定再契約、CDを処分して参りました。前回は昨年2011年11月、まだ時期尚早か。日々(最盛期の半分になったけれど)大きな棚中に溢れかえるCDを眺めて嘆息しております。自主CDマイ・ブーム(4年目に入って沈静化しつつある)+先月入手のiPodClassicによって、その遣る瀬ない思いいや増すばかり。こんなにいっぱい”所有”しても仕方がないじゃないか・・・ちょうどお仕事キツい時期ながら、じゃ来月再来月は?もっとキツくなっていること、間違いない。

オークション出品は40品ほどまとめて、ということになるから、その準備がたいへんなんです。腱鞘炎だしね。まず、在庫を確認するか。数年前常時出品をやめたのは、ずばり売れなくなったから。でもね、前回は売れましたよ、想像以上に。一部びっくりするくらいの高値になったし(それは主眼に非ず)=落札者(音楽愛好家)に喜んでいただけた、ということでしょう。CD廉価盤一筋集め出して22年ほど、知らず”稀少盤”に至っている!ものもあるんですね。出品タイミングもあって、油断するとかつての1枚分価格で全集12枚!新品にて入手できる時代ですから。

今朝ノーミソ中に音楽が鳴り響いて〜これはBach 3台のチェンバロのための協奏曲ハ長調BWV1064にまちがいない・・・ところが俄に棚中、どんなCDがあったか記憶が蘇りません。やや間が空いてトン・コープマン/ティーニ・マトー/パトリツィア・メルサルディ(cem)/アムステルダム・バロック管弦楽団(1990年)・・・速めのテンポ、躍動する軽快軽妙ノリノリなリズム。自由自在なるソロ。弦楽アンサンブルは一パート一人が基本+αじゃないか。すくなくとも緩徐楽章は。Bach はほとんど例外なく、どの作品にも敬意を表すること吝かではないけれど、こんな平易、上機嫌、明るい表情の作品はとくにお気に入り。結局ニ長調BWV1054/イ長調BWV1055(オーボエ協奏曲として有名)/3台のためのニ短調BWV1093/ト短調BWV1058・・・CD一枚分全部拝聴して、満足。音質極上。

聴いているウチに記憶が・・・(まだ惚けていないな)好きな作品は(または著名なる作品は)いつでも聴ける状況を揃える、といった鉄則にてBRILLIANTのBach 全集(155枚組)入手したんだっけ。その箱を開ければピーター・ヤン・ベルダー/ムジカ・アンフィオンの演奏が存在しております。ここ数年の整理の結果、クリスティアーヌ・ジャコテ、ヘルムート・ヴィンシャーマン、ヘルミート・ミュラー・ブリュール各々ボックス全部処分して、これを残したんだっけ。たしかピアノ版は別途残したはずだけれど、記憶とんとありません。(グレン・グールドのはソロばかり)

無為無策、どころか休日出勤しているメンバー+部署(留守番)より、休みに中になんの手の打ちようもない案件が(安易に)ケータイに・・・思わず声を荒げてしまって「月曜で良いだろう!」〜んな判断も付かんのか〜あとで自分の対応の大人げなさに自己嫌悪。そのあと一日中不快、引きずっております。たいしたことじゃない、こちらのミスでもない、だから丸く納めておけば良かったと反省しております。なんせ気分を(非・お仕事モードに)切り替えていたので。

iTunesでずっと遊んでおりました。徐々に扱いに慣れてきて、例えば自主CDを取り込んだり、音源データそのまま入れたり、正規CDでも配列やら分類表示が適切じゃない場合があるんです。それをひとつひとつ「プロパティ」を開いて修正していたんだけれど(凄くメンドー)、複数ファイルまるごと選択して一気に変換!とか、アートワーク取り込み、再生順付番可能なんですね。これって、お仕事のワザをひとつみつけたみたいな感慨ありました。

つい先日までのポータブルCDプレーヤー(現在休眠中)だったら、朝出掛けにCD選択、昨日聴き掛けの続き、みたいなスタイルでした。iPodになってからは、週末に一週間分仕込んでおくことですね。

Mendelssohn劇音楽「真夏の夜の夢」作品21(11曲)〜アンドレ・プレヴィン/ウィーン・フィル/エヴァ・リンド(s)/クリスティーン・ケアーンズ(ms)(1985年)・・・やや苦手系浪漫派の音楽、これは珍しいお気に入り作品也。この時期のプレヴィン(そしてウィーン・フィルとの組み合わせ)は極上であって、どこにもムリがない。オーケストラのしみじみと深い音色を生かして、ホルン、木管の繊細な響きに涙が出るほどなんです。「夜想曲」絶品。なぜかほんまの結婚式に使われる「結婚行進曲」にも控え目な床しさがありました。PHILIPSはもうなくなっちゃったんだな。自然なエエ音で鳴っております。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

全国サラリーマン同様、いや、平均以下のゆるゆるお仕事と自認する(しかも通勤時間は短い)が、著しい疲労を感じております。一日おきくらいに11時前に就寝、よく眠れるのはありがたいが、起きていられない、というのはどーいうことか。金曜はもう限界〜寒いけど、なんとかウォーキング継続しております。首回りはガチガチ、ストレッチの成果?肩のほうはセーフ。寒いから+腱鞘炎要因か?風邪(もしくはインフルエンザ?)のほうは大丈夫。本日、できればすべての(当面の)宿題クリアして、清々しく週末を休みたいもの。

かつて毎週、【♪ KechiKechi Classics ♪】 原稿書き貯めて、金曜朝に2本更新していたのが夢のようですよ。せめて、キモチだけでも盛り上げて出勤しましょう。

Bach 無伴奏パルティータ第2番ニ短調BWV1004/ソナタ第3番ハ長調BVW1005/パルティータ第3番ホ長調BWM1006〜ルーシー・ファン・デール(v)(1996年)・・・あまりの名曲、そして聴き手に凛と襟を糺すこと強要する凄い作品故、滅多に、ウカツに聴けぬ作品也。棚中何種CDあるのか?でも、ほとんどまともに聴けていない〜のは、先の理由によります。主に音質理由により、リファレンスはこれか、と思います。所謂古楽器による演奏、やや速めのテンポ、(旧来のスタイルから見ると)さっぱりとしたフレージング、などとコメントしてもほとんど意味を持たない、どれもBach 音楽の神髄にまちがいなし。「シャコンヌ」聴く度に、宇宙への広がり、全人類の罪深さ(もちろん含自分)を諭されている心境に至る・・・

お隣のチームは風邪とかインフルエンザ、出張とかでほとんど休み、取引先から種々様々小さなトラブル処理、自らのお仕事分野の印刷屋出稿+校正中のもの一部やり直し差し替え、云々〜ノーミソとカラダが上手くリンクしない、気ばかり焦って四苦八苦。よーやく全部クリアして定時退社、女房殿に連絡して駅で待ち合わせ、待望(馴染み)の銭湯へ。熱くて広いフロは快適ですよ。ミストサウナも露天風呂も、痺れる電気風呂(高周波?)も痛む両肘によう効きます。帰りに王将にて餃子、ビール、至福の一瞬、小さな贅沢。

息子は明日遅くにやってきて、アパートを探すとのこと。息子が転居したあとに出掛ける熊本行き(格安航空券フィックス故キャンセル不可)の件、女房殿は熊本空港→バスにて博多(3年在住)に移動、昔の友人に会う段取りだそう。ワタシも業務後合流して、帰りはまた博多→熊本空港経由で戻ることにしました。ま、メンドーだけど仕方がない。

通勤音楽。Bizet 歌劇「カルメン」〜フリッツ・ライナー/RCAヴィクター交響楽団/ロバート・ショウ合唱団/ニューヨーク・フランス語リセ少年合唱団/リーゼ・スティーヴンス(ms:カルメン)/ジャン・ピアース(t:ドン・ホセ)/ロバート・メリル(b:エスカミーリョ)・・・ちゃんとラスト迄。これがiPodの醍醐味だなぁ。CDだったら数回差し替えるのがメンドーですもん(とくに通勤電車中では)。昨日ジャン・ピアースのことをどーのって言ったけれど、熱演でっせ、充分。色男なんだよね、ドン・ホセにしては。リーゼ・スティーヴンスはほんまに立派、ラスト迄声が美人(別嬪はんでっせ)、迫力あるけれど芯から悪女じゃない。

 ライナーのオーケストラは素晴らしくて、「カルメン」の旋律って誰でも知っているでしょ?組曲のやつ。これが、おそらくは今迄聴いた中で最高のアンサンブル、端正に縦線が整っているだけじゃなく、リズムがかっちりして、木管もよく歌って美しい。少なくともiPodで聴く限り、奥行きがあってエエ音質です。終幕に「ファランドール」が入るのは、フランス・オペラにはバレエが必須だからなんでしょうか。ラスト、華やかな闘牛場の観衆の声が遠く、ドン・ホセがカルメンを刺してしまう悲劇が絡みあって、壮絶な幕切れに満足。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

職場三患部の二人がインフルエンザ罹患!ひとり(上司)は単なる風邪であった、とのこと。その情報はFacebookのお知らせにて・・・便利なようなお節介のような・・・ようわかりまへん。Google+というのもあるらしいが、そんなに”囲い込み”が重要なんだろうか?ツイッターも含め、凄い利用者、人気らしいけど。時代遅れオヤジを自覚するばかり。体調は現状維持、昨夜なんとなくカラダは怠かったが、平熱、けさも鼻水は出るけど(花粉症?)いつも通りの軽いウォーキング+ストレッチ実施。これが体調維持の源泉でしょうか。

これがオリジナルde Falla スペイン庭の夜〜ゴンサロ・ソリアーノ(p)/アタウルフォ・アルヘンタ/スペイン国立管弦楽団(1957年)・・・昔から著名な録音であり、オリジナルはナルシソ・イエペス(g)の「アランフェス」との組み合わせ。やや定位不安定、ぼんやりしているけれど、ちゃんとしたステレオ録音です。噎せ返るような妖しい夜の詩情に溢れて、濃厚なる湿度温度がそのまま伝わるような雰囲気たっぷり演奏也。若い頃は、こんな作品、どこが良いの?的不遜な受け止め方だったが、すっかりお気に入りとなりました。ここ数ヶ月、de Falla の魅力に取り憑かれた感じ。チェンバロ協奏曲なんて、なんてツマらない!ずっとそう思ってきたけど、先日、ヴェイロン・ラクロワ(cem)/アルヘンタの音源に接してすっかり宗旨替えしたものです。

一日カンチガイしていたので、本日は余裕のお仕事。一番悩みの大資料がは80%ほどの仕上がりか。周辺作業(これがけっこうタイヘン!)がずいぶん進みました。これで来週ラクになるんです。夜、次の体制について相談しようと、もう一人の中独連メンバー・ヴェテラン(不器用だけれど真面目)を誘ったが、風邪気味ということで断られました。残念。早々に帰宅したが、女房殿には遅くなると連絡してあったので、晩飯作って一人寂しく喰っております。ま、通勤電車中はマスクしているくらいだから、自分も気を付けないと。風邪大流行。

通勤音楽。Bizet 歌劇「カルメン」〜フリッツ・ライナー/RCAヴィクター交響楽団/ロバート・ショウ合唱団/ニューヨーク・フランス語リセ少年合唱団/リーゼ・スティーヴンス(ms:カルメン)/ジャン・ピアース(t:ドン・ホセ)/ロバート・メリル(b:エスカミーリョ)/リチア・アルバネーゼ(s:ミカエラ)/ポーラ・レンクナー(s:フラスキータ)/マリア・ロッジェロ(s:メルセデス)/ジョージ・チェハノフスキー(b:ダンカイロ)/アレッシオ・デ・パオリス(t:レメンダード)他(1951年)・・・ネットにてフリー・ダウンロード可能。大昔、FMエア・チェックしてずいぶん聴き込んだものです。朝から帰り迄掛かって第2幕途中迄拝聴。

ライナーのオーケストラはかっちりと緊張感のあるアンサンブル、テンションも一貫して高い、オーケストラも上手いもんです。音質も極めて良好。リーゼ・スティーヴンスはメトロポリタンの名花と呼ばれた別嬪はんだそう、端正であり、多彩な表現を誇って、素晴らしい説得力。ほんまの悪女じゃないですよ。ロバート・メリルの”闘牛士の歌”最高っす。勇壮で。ドン・ホセの刷り込みはマリオ・デル・モナコなので、さすがのジャン・ピアースにも(やや)フツウの印象となりました。立派だけど。数少ない馴染みのオペラなので、ラストまでちゃんと聴きましょう。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

今朝の朝日新聞「オピニオン」にて、いきすぎたIT化で日常お仕事を阻害している件、全面展開しておりました。ワタシの職場もそうだけれど、ペーパーレス会議(東京本丸は別)となって、紙節減は望むところだけれど、全体ミーティングだったら、会議中届いたメールに返答したりしてますよ。(小規模ミーティングだったら、目的はっきりしてやりとり多いから内職ムリ)膨大なるムダ・メール(自慢できるけど、業務メールとプライヴェート・メールは完全に、パーフェクトに分けております/多くの人はミソも○ソもいっしょになっているみたい)、やらなくて良いムダなお仕事を作り出すのがITじゃない。お仕事合理化して、さっさと職場を出て呑みにいったり、スポーツしたり、家でゆっくりしたり・・・というのが本来の趣旨でしょう。どーも本末転倒、よろしからぬ”オトナのオモチャ”化していないか、パソコンが。ワタシ、パワーポイント苦手でして自分の課題になってるが、その資料をそのまま印刷してくるメーカーさんは信頼しておりません。

いつだったか? 「が」の大きな文字でA4一枚使っているのには閉口いたしました。

早朝ウォーキング再開、体調も大丈夫、インフルエンザに進入を許していないみたいです。Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜レナード・バーンスタイン/ロンドン交響楽団/シーラ・アームストロング(s)/ジャネット・ベイカー(ms)/エディンバラ音楽祭合唱団(1973年エディンバラ音楽祭ライヴ)・・・SONYのCDは処分済み、音質が(乾いて)気に喰わなかったので。これは大きな声で語れぬネットよりの音源=DVDのリッピングでしょう。(掟破りごめんなさい/でもyoutubeに出てまっせ) これも埃っぽくてたいした音質じゃないが、臨場感ちゃんとあります。テンポの揺れやら、タメ、極端に個性的な表現+作品への共感情熱がみごとに噛み合ったアツい演奏であります。正規新旧録音(ニューヨーク・フィル)の完成度の高さも充分魅力的だけれど、表現意欲の(かなりムリムリな)横溢が希有なる価値を感じさせます。(ここで時間切れ)

とうとう職場にてインフルエンザ発症。いつもの三患部のうち(自分を除く)二人、発症前に(既に)伝染されたかも。寒いからね、よく手を洗ってうがいをしておきましょう。出張者+外出者+休み(インフル患部)が多く静かな職場、ずいぶんとお仕事進捗しました。一日カンチガイしていて、明日はまだ木曜日だったのだね。一区切り付くかも。手は痺れきって、目はかすんでいるけれど。今朝、思い立ってエルゴノミクス・キーボード(キータッチが安物で気に喰わない)を、以前使っていたメカニカルに戻して見ました・・・が、ダメ。両肘への負担がかなりキツい感じ。すぐもとに戻しました。

通勤音楽は、Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜キリル・コンドラシン/ソヴィエット国立交響楽団(1974年)・・・昨日は第9番(1964年)を少々厳しい評価で聴いてしまいました。音質印象もあったのか?こちら10年後の音質はかなりクリアであり、各パート定位も明快。スヴェトラーノフのオーケストラは暑苦しい金管(エグいヴィヴラート)全開にて期待に充分応えて下さいました。上手いオーケストラといえば、そうなんだろうな、きっと。表情豊かであり、デフォルメされた金管を中心とした詠嘆が素晴らしい。コンドラシンの基本はモダーンなスタイルだと思うんですけどね。

今朝(中途半端に聴いてコメントした)バーンスタインの「復活」(1973年ライヴ)のほうが、ずっとテンポは自由自在に揺れ動いて、アクが強いと思いますよ。オーケストラの色や個性って凄い印象変えますね。

そういえばバーンスタインのMahler 旧全集激安で出るんですねぇ。でもね、収録が足りない。先の「復活」(1973/4年)、第5番「アダージエット」(1968年)、第8番第1部(1962年)の別録音ともかく、イスラエル・フィルとの「大地の歌」(1972年)が含まれないのは画竜点睛を欠く感じ。ま、2,000円ちょっとですから。いちおう(ほとんど)全部持っているけれど、なんか不思議な気分です。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

阿部寛主演「結婚できない男」がBSにて再放送有、ちょっぴり夜更かししたら、生活リズムが崩れたのか?睡眠不如意+早朝覚醒に。 夏川結衣は気さくでステキなお姉さん役、 国仲涼子はフツウっぽいOL役がハマっていて、その後新境地を拓いて陰のある役が増えるけれど、この辺りが一番魅力的でした。高島礼子はいつでもセクシーでっせ。ま、それらもすべて阿部寛の超・偏屈を際立たせるためにある、という抱腹絶倒ドラマ。大好き。クラシック音楽のフリークでもあります。立派なオーディオセットだなぁ。ワシのとは大違い。

せっかくの早朝決起も激しい雨にてウォーキング断念、昨年2011年7月開始以来、出張以外での中止は(ほぼ)初めてでしょう。少々の雨なら強行なんだけど。戻ってきたらじゃじゃぶりに、なんて経験もありました。本日は、画期的なお仕事進捗狙いましょう。キモチの問題として。

今朝、Mozart 交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」〜カール・シューリヒト/ベルリン・フィル(1964年ライヴ)・・・拝聴。「プラハ」交響曲との出会いはパリ・オペラ座管弦楽団とのLP(1963年?)であって、おそらくそれは最高の幸運だったのでしょう。ほとんど体感同じであって、颯爽と軽妙に疾走する華やかな音楽表現。隅々まで情感が溢れて、爽やかな浪漫が漂う演奏であります。古楽器派のワタシだけれど、最近の演奏は機能的であり、妙に素っ気ないとも気付かされます。

もう一本(途中だけれど)Scho"nberg セレナーデ 作品24〜ロバート・クラフト/20世紀クラシック・アンサンブル(1994年)・・・この辺りはワタシのツボでして、レオン・キルヒナー/マールボロ音楽祭(1966年)にて、かなり以前から拝聴しておりました。もの凄くハード、どこが「セレナーデ」やねん!的怪しい旋律、サウンド続きます。ギターやらマンドリン、バスの独唱も入って、それがその所以なのでしょう。Mahler の交響曲第7番ホ短調の行き着く先、神髄のみ残して煩悩取り除いた残りカス、みたいな作品なのでしょう。室内作品なんだけど、各パートは唱和せず各々個性を主張して響き合わない。それでもマールボロ盤だったら、まだ人間の息遣いみたいなものを感じさせたけれど、こちらほとんど情感もクソもあるかい!的、怜悧で正確な集中力で乗り切りました。

では、行ってきます。明日迄に雨はやむでしょう。

とても寒くありませんか?外気温ではなく、職場の体感温度。なんとなく風邪が流行ってきたみたいだし、足元が冷たい感じ。女性軍はもっと寒いんでしょうね。お仕事は狙い通りかなり進捗して、ちょっと先が見えてきました。早々に職場を辞去して、肘膝のリハビリへ。なんか疲れが抜けんなぁ、明日はウォーキング再開予定。

通勤音楽は、Mahler 交響曲第9番ニ長調〜キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル(1964年)・・・ずいぶんと長いお付き合いの音源也。iPodにて久々に拝聴し、印象かなり変えました。音質は時代を勘案してもかなり良好、オーケストラは馬力もある、けっして技術的に問題あるアンサンブルではないし、コンドラシンの燃えるような推進力を堪能可能でしょう。

でもね、ここ最近、怜悧、緻密、圧倒的な技術の精華ばかり聴いていたからか。粗い(=粗雑に非ず)、妙にリアルなライヴ感があって、金管の異様な迫力というか原色の響き、節回しに違和感ないでもない。(ちなみに蛇足ながら、第5番 嬰ハ短調1974年ソヴィエット国立交響楽団との録音のほうが、もっと凄く!暑苦しい)良し悪し、ではなく、好き嫌い、嗜好の問題として”前時代”的印象がありました。なんかずいぶん昔のような・・・。選集8枚組は現役でした。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

久々の雨模様、早朝ウォーキングは通常の半分ほどの短縮バージョンに。昨日は昼過ぎまで音楽聴いたり、ぼんやり居眠りしたり、【♪ KechiKechi Classics ♪】更新したり(ほとんど内容なし)。夕方より職場近く、安くて旨く、狭くこぎれいな料理屋(女房殿もお気に入り)経由〜戻っていつもの大型銭湯にてじっくり温まりました。酒はさっさと呑み始めて早々に切り上げる、というのが自分のスタイルなんです。若い頃から。よく眠れました。じっくり温まっているのが良いのかも。体調良好。その後、無線LANも好調です。接続一発。

昨日のサイト更新は、バルビローリ英国音楽旧録音集、じつはその辺りの音源たっぷり聴いておりました。狭い範疇の嗜好に片寄りがちなのは反省すべきながら、やはり英国仏蘭西辺りが自らの縄張りなんだな、そんな自覚深めたものです。HMV DB 6190-95Elgar 交響曲第2番 変ホ長調〜エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団(1944年)・・・パブリック・ドメインだしネットから拾える旧録音(HMV DB 6190-95)也。噂では音質云々の声もあったが、そんなことはない。充分でっせ、ストレスなく音楽拝聴可能。再録音(1975年)も盤石の演奏に間違いなし、こちらもっと若々しく少々強引なほど、燃えるような推進力と金管爆発が個性であります。こんなBBC交響楽団は滅多に聴けぬ迫力、もしかして大昔、ボウルト御大時代はこんなゴリゴリしたサウンドだったんですか?

他、Baxの交響曲第3番ハ長調〜バルビローリ/ハレ管弦楽団とか・・・情報不備、まだちゃんと詳細調査していないが、1940年代か?

では雨の中出勤しましょう。月曜はいつもお仕事キツいんです。

いろいろとすっきりしない。お仕事上の(やや内部)トラブル然り。人事異動発表があったけれど、我がチームの(例の)メンバーは出てこない・・・ことは、上司より「異動は遅れる」との一報がありました。彼は頸椎辺りの手術をせんとアカンらしくて、それが終わってから、ということになります。いずれ入院するわけでしょう、次は決まっていないから、5月までなんとかつながないといけない。って、これ2年前と似た状況であって、ワタシは数ヶ月もの凄い物量のお仕事こなしました。現在とは日常業務物量、質とも大きく変化して、とてもだけれどカラダが保ちまへんで。実質上ムリちゃうか。”ムリ”ではすまぬのがお仕事のツラいところ。

以上、お仕事の愚痴でした。内外お仕事関連の人々(Facebook)に見せられまへんで。インフルエンザ大流行、なんとなく怠く感じるのは気のせいか。

通勤音楽。Berlioz 幻想交響曲〜ミシェル・ル・コント/パリ・オペラ座管弦楽団・・・懐かしいなぁ、コンサートホールのLPでしょ。CD化されていないはずだし、貴重なる音源がネットで拾えます。小学生時代オーマンディの演奏にて出会って以来、ブーレーズとかカラヤンとか、かなりゴージャス、きっちり立派な演奏ばかり聴いていたような?音質はそれなりのステレオ、アンサンブルはさっくりとラフであり、管楽器は明るく薄っぺらい。エッチなヴィヴラートが掛かっていて、ピッチが少々怪しいような気がせんでもない。

でもね。流したような、鼻歌でも歌っているかのような、小粋な演奏です。威圧感がない。第2楽章「舞踏会」 (Un bal) には軽妙なる華やかさがあり、第3楽章「野の風景」 (Scene aux champs) は一歩間違うと辛気臭く、ツマらぬ音楽になる可能性もあるけれど、なんやらさらさらと流れがよろしい。第4楽章「断頭台への行進」 (Marche au supplice)は賑々しいがコシが軽く、第5楽章「魔女の夜宴の夢」 (Songe d'une nuit du Sabbat)はグロテスクなバカ騒ぎにならない・・・鐘は微妙に音色を変化させ、奥行きを感じさせます。なかなかエエじゃないか。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

困ったこと、いくつか。まずFacebookの件。いちおう名前職場出身学校くらい書いて、【♪ KechiKechi Classics ♪】 のアドレスのみ載せていた(そもそも使い方、意義を理解していない)んだけれど、職場関係のアクセスがきたのであわてて件のアドレスは削除しました。だって、お仕事の悩み、諸場関係の軋轢はできるだけデフォルメして、愚痴って(悪口書いて)発散してるわけでしょ、んなもの、お仕事関係者に見せられぬ。お仕事と無縁なる音楽、ネット関連者なら良いんだけれど、昨夜とうとう岡山時代の取引先(広島の幹部の方)より久々、親しく声が届きました。

もう良いんじゃないの。お仕事関係、狭いオトコ村社会のことは。もっと全然別な世界、広い視野、新鮮な情報、切り口を求む!Facebookって、なんだ。

もうひとつ。メインPCであるAspireRevoはAtomというCPUは非力ながら、機嫌良く稼働しております。ところが最近、無線LANのつながりがよろしくない・・・ちゃんと電波を認識しているのに、つながらぬのは何故?再立ち上げすると認識する(こともある)、今朝はとうとう3度再立ち上げしてアウト。どこか不具合あるのでしょうか。忙しい朝の「音楽日誌」更新不如意は困るんです。内蔵受信機ドライバはもとより「Vista」用のもの、もしかして最新「7」用のがあるんじゃないか。アップデートを狙ったが、ネットに接続してないんだからにっちもさっちもいかぬ。

ガラクタ在庫段ボールより、USB子機を発掘、ドライバも見つけて入れてみたらちゃんとつながりました。そこで内蔵のドライバをアップデート〜そこまで。USB子機でちゃんと稼働しておるので、元の環境を試しておりません。ま、そのうちにね。

ほんのジョーダンなんだけど、iPodにかなり音源貯まってきたので、これを愛用ディジタルアンプにつないだらどーなるか。イヤホンジャックからケーブルでつないでみました。ちゃんと音出ましたよ。でもね、音量全然小さいし、ちょっとボンヤリとしたしょぼい音質。これはちゃんとした出力機器を介さないとアカンのでしょう。ま、方向性は決まったので、ぼちぼち検討課題とさせていただきます。ネットにて調査してみると、いろいろと接続機器が出ておるんですね。

iPodの活用で思い付いたのは、傷など入って再生不如意なるCDのデータ取り込み。うんと酷くなければ、データさえなんとか取り込んでしまえばフツウに聴けます。これはTOCE-91075Sibelius 交響曲第2番ニ長調/第5番 変ホ長調〜ヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(1960年)再度ダウンロードして自主CD化。ついでにそれをiPodに取り込んだら、なんと!正規CDとしてネットより情報入手なりました。どういうロジックになっているんでしょ。閑話休題(それはさておき)

以前(粗悪なる)駅売海賊盤にて拝聴済み、今度はパブリック・ドメイン音源による自主CDか・・・カラヤン、フィルハーモニア管弦楽団とのほぼラスト録音也。怪しげ自主CDにてコメントすべきことでもないが、音質が期待ほどに鮮明ではないと感じるのは、ここ最近集中して同時期MECURY録音を聴いていたせいでしょう。颯爽としてスタイリッシュ、語り口が上手く、雄弁。後年のベルリン・フィルほどに響きが厚ぼったく重くないから、清涼な雰囲気もあります・・・でもね。やはりSibelius ってもっとローカル、清潔、時に粗野でハードな響きなんじゃないか。流麗に過ぎる、そんな手応えとなりました。この演奏が刷り込みのはずなんだけどなぁ、この作品。

意外と狭い範囲で音楽を聴いているから、久々拝聴の音源にて印象をかなり変わってしまうこと、再々。Beethoven 交響曲第8番ヘ長調 作品93〜ハンス・クナッパーツブッシュ/ミュンヘン・フィルハーモニー(1956年録音 アスコーナ・ライヴ)・・・かつて礼賛していたんだけどなぁ、Beeやん苦手病悪化しているのか。まず、音質が気に喰わない。残響不足、デリカシーも足りない。大仰に激遅テンポが揺れ、意味深長なる「間」があり、アンサンブルは乱れまくり、耳当たり悪いこと夥しい・・・聴き手は堕落したのか。それとも、古楽器系演奏の洗礼を受けた結果なのか。とてもだけれど次のBrahms 交響曲第2番ニ長調には進めません・・・

無線LANがつながらぬ件、女房マシンもあかん、ということで、個別マシンの責任ではないことが判明。もしかしたら一年前と同じ症状か、あのときは無線LANルーターを買い替えたんです。しかも2回。交換したものは2台ともオークションで売って、クレームもなかったから故障じゃなかったのは自明の理。ケーブルテレビの接続だけれど、一年程でへんなクセがついちまうのか。変換モデム(?)の電源ごと抜いて30分ほど放置、これでヘンなクセは抜けるはず。その後、どうやら無事つながっております。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

酒もあり、禁断のラーメン喰って満腹、挙句、銭湯にて熱いフロ堪能して帰宅、二時間テレビぼんやり(途中から)見ていたら眠て眠くて・・・今朝はいつもの時間に覚醒、パンがないな、ということでご近所24時間営業スーパー迄カルくウォーキング+ストレッチ(いつもより手抜き)へ。あいかわらず日本海側は凄い雪みたいですね。北海道も寒いが、記憶では雪質が乾いていて、あんなこんもり積み上がりません。雪かきは難儀でして、ウチは兄と二人兄弟だったから「大きくなって雪かきできるようになった」(=男手がある)と、ご近所に言われた記憶有。お金のある家はロードヒーティングするし、マンションはラクですよ。いずれ、年寄りには絶対ムリな難行苦行也。

こちら西国の冬は夢のよう。温暖なる岡山時代、母親は毎年12月になったら遊びに来ておりました。大阪に戻っても継続していたんだけれど、昨年〜一昨年はこちらの婆さんが入院したり、姉ちゃんが亡くなったり、そのうち、肝心の北海道婆さんの足腰が弱ってきて・・・元気なうちに遊びに連れてこないとなぁ、ま、全国各地、世界一周している人だけれど。爺さんも元気ながら、出不精になって滅多に旅行にはいかない〜その心情よ〜く理解できます。

昨夜の続き。Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜クラウディオ・アバド/シカゴ交響楽団/合唱団(1976年)・・・もとよりオーディオ関係には疎く、安物の耳+iPodにて聴取を前提に、音質がよろしくない。もちろん歴史的音源とは桁が違うのは当たり前、広がり奥行き、各パートの定位、鮮度にも少々不満はあります。全集に(いまのところ)収集されない要因もそれか。閑話休題(それはさておき)

シカゴ交響楽団の硬質切れ味あるサウンド(とくに金管)と、アバドの穏健オーソドックスな表現は相性よろしいと感じます。1992年ウィーン・フィル、2003年ルツェルン音楽祭各々ライヴも評価高いようだけれど、個人的には(音質さておき)印象行ったりきたり、ある時は深く感銘を受け止め、またある時には全然ツマらん!手応え。こちらシカゴ交響楽団は43歳の記録、気力充実して時にやや前のめり、それでも尋常ならざる情感を込め!みたいな方向ではなく、オーケストラにかなり任せて(なんせ強烈だし、上手いし)ドライブして細部仕上げ緻密、といったところでしょうか。声楽も充実して、最終楽章の盛り上がりにも満足〜それでも再弱音やら、遠方から響く金管の距離感、鮮度に不満をちょっぴり感じたものです。

Mahler はけっこう新しい録音やら、優秀録音を多く聴いているからね。ちょっと辛口印象になりがち。

パーヴォ・ベルグルント(83歳)、ゲルハルト・ボッセ(90歳)、素晴らしい名匠が相次いで亡くなったそうです。ボッセのCDは持っていなかったんじゃないか、ご近所神戸にていくらでも演奏会に行く機会があったのに、残念。ベルグルントはお気に入りの指揮者だから棚中いっぱいCDありますよ。ちゃんと聴いて追悼いたしましょう。

また大失敗。パーヴォ・ベルグルント追悼にて一本【♪ KechiKechi Classics ♪】更新。そのあと、久々自主CD作成しました。じつは、Sibelius 交響曲第2番ニ長調/第5番 変ホ長調〜ヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(1960年)ダウンロードして.flac→.mp3ファイル変換後、iPodに仕込んでおりました。ところが、あわててたくさん、一気にダウンロードしたせい?どの楽章も5分ほどで中途半端にしかデータが取れていない・・・今朝、やり直し。これはデータだったら”やり直し”で済みます。

RCA LSC 2957以前から気になっていた音源があって、LP復刻RCA LSC 2957。Mozart ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219〜ヤッシャ・ハイフェッツ(v)/室内管弦楽団・・・Gregor Piatigorsky dirige desde el primer cello.なに?ピアティゴルスキーがチェロを弾きつつ指揮しているって。これを自主CD化して聴き始めたら、音質は良好だし、溌溂、前のめり明るいリズムに充ちて、颯爽と素晴らしい〜のは良いが、これは(もの凄く)馴染んだ印象有。やっちまったか。

ようはするに既に持っているCDっつうことでっせ。冷静に考えればわかりそうなのに、Gregor Piatigorsky dirige desde el primer cello→これがアカンかった・・・

更に大失敗。3月末に熊本〜宮崎周辺への出張が決まりました。ついで、ということで女房殿も呼んでそのまま息子のことろに、スカイマークにて激安航空券をfixにて予約・・・ところが、今さっきメールがあって「箕面に転勤になった」とのこと・・・つまり、その時期には息子はいない。もう引っ越しちゃっている・・・さて、どーするか。ムリヤリ強行するか、それともクソ高いキャンセル料支払うか・・・(悩)


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

凄い雪らしいですね、日本海側は。いつもお世話になっている北陸方面行きサンダーバードも運休、途中閉じ込められた乗客にカロリーメイト配ったら賞味期限切れであった・・・そんなニュース有。たまたま出張日程サイクルじゃなかったから助かったけれど、1〜2時間立ち往生、電車が止まってしまって出張中止経験は数度ありました。今朝は5時覚醒したが気分爽快、職場で風邪やらインフルエンザが流行っていないことが幸いです。我ら夫婦は毎日の短い運動の成果にて、体調良好継続。

Goodays GCC-013 @250Holst 組曲「惑星」〜エイドリアン・ボウルト/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/アンブロジアン・シンガーズ(1966年)・・・おそらくはLP板起こし、駅売海賊盤中古@250也。ボウルト翁77歳、このあとロンドン・フィルとの再録音があるのも凄い。それと比べて云々という評価もあるようだけれど、「惑星」スペシャリスト(録音回数5回)として、彼の演奏に一番納得いたしました。リズム感、適度な重み、剛直、タメに盤石の横綱相撲を連想いたします。英国音楽としては異色の”華のある”作品であり、事実多くのメジャーオーケストラのレパートリーとなっているけれど、彼の演奏には英国音楽の矜持、含羞がちゃんと感じられる・・・「火星」(戦争の神)に於ける激しいラッシュ、圧巻の宇宙を感じさせる「木星」(快楽の神/ここがダントツに有名/平原綾香ちゃんに感謝)のスケール。ここ最近、「金星」(平和の神)の静謐、「水星」(翼のある使いの神)の諧謔(スケルツォでんな)に嗜好が遷って参りました。

では、行ってきます。

一週間よーやく終わって一段落、といっても自分の担当分が全然できていない・・・ま、全体課題、チームメンバーお仕事用段取り準備優先です。某後始末見事にクリアして本日終了、我らがヴェテラン揃いチームはさっさと帰宅してしまいました。お隣若者チームは本日大行事無事終了、一昨日と同じやつと呑みはじめて、残業残務処理の若者たちを待ちました。でも、遅い!へろへろになっちまって、到着少々して辞去いたしました。

女房殿は実家にいっているとのこと、職場在庫タオルくすねて、ラーメン屋〜馴染みの銭湯(しっかり温まって)〜帰宅。ぼんやりしております。

DG UCCG-4472/3Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜クラウディオ・アバド/シカゴ交響楽団/合唱団/キャロル・ネブレット(s)/ マリリン・ホーン(ms)(1976年)・・・おそらくは入手困難なる旧録音(って、なんやら高級仕様のが出ておりました)、よーやく聴けました・・・眠いのでここまで。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

自分の分野はまだまだ悪戦苦闘途中だけれど、お隣のメジャーチームは一段落とのこと。その責任者(=旧いお友達)が呑みに行きましょう、JR尼崎にて待ち合わせ。我が職場の異動は二人ではなく三人だったそうです。一人分想定外であり、人生を甘く見ている若者にはもう一年ここで踏ん張って欲しかった。上司も含め我が職場患部三人は影響を与えあっていて、料理好き上司(=旧いお友達)は家族の分も弁当を作るから、ワタシも昨年から弁当派(女房殿作)に替わりました。小遣いが浮くからありがたいね、それに外食は味が濃くてあかんのです。厭きるし。ワタシがウォーキング継続しているから、週末ウォーキングをやりだしたらしい。

呑むと眠りが浅く断続的に目覚めるし、今朝もあちこち不調ながらウォーキング強行。ほんの15分ほどですから。寒くても平気。毎日ストレッチしないと、両腕も膝も保たないんです。

昨日、通勤音楽。Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ジャック・ティボー(v)/ジャン・フルネ/コンセール・パドゥルー(1953年ライブ)・・・ありがたいねぇ、こんな貴重なる音源提供していただいて。ダウンロードして、そのままiPodへ。音質かなり良好。ティボーの演奏はほとんど聴く機会を得なくて、これは70歳の記録。技術的にはちょっと厳しい感じないでもないが、細部やや弾き崩しが悲惨な結果になっていないし、甘美ポルタメントも含め、異様に色気ある演奏です。グリュミオーとかミルシティン等端正なスタイルを聴き慣れていると、ほとんど別な作品・・・(時間切れ)

アメリカ西海岸への研修旅行(という名の休養)は二度ほど行っていて、十数年前、一緒のグループになった女性(少し歳下)、やがて東京本丸でエラくなったんだけれど、病を得て数年、本日亡くなったそうです。嗚呼、残念だなぁ。そこそこ元気で、なんとか過ごせることを幸いに思いましょう。本日も寒く(雪もチラついた)そしてお仕事キツかった〜全国のサラリーマンご同輩も同様でしょう。ワタシなんか残業少ない方ですよ、毎日早出してはいるが。

今朝の続き。と言っても、もう言い残したこともない。”異様な色気”というのは旋律の節回し、セクシーな音色+ポルタメント。カッコ良いっすよ。

通勤音楽は、Ravel ボレロ/ラ・ヴァルス/スペイン狂詩曲/「ダフニスとクロエ」第2組曲/逝ける女王のためのパヴァーヌ/古風なメヌエット〜アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団(1961/62年)・・・素晴らしい音質。ぞくぞくするほどオーケストラが”仏蘭西”していて、ド・エッチなヴィヴラートにまみれたホルンを先頭に、木管金管は薄っぺらく明るい。エエサウンドやなぁ、このオーケストラ。端正な佇まいでありながら、小粋な味わい溢れて、官能性と両立しております。電車中にて、目眩をこらえておりました。

この駅売海賊盤を入手したのは、たしか1992年。もう20年前でっせ。いまとなってはずいぶん高価な1,000円也、でもね。20年間愉しんで、現役→iPod取り込みなんて、安易に安い高いとは判断できぬものです。


■2012年2月某日/精進と愚痴の日々

年末を乗り切ったら、実質上年度は終わり、体感としてはそんな感じ。昨日転勤異動内示を受けた二人は、もうその時点でやる気テンション維持できないでしょう。5年前、岡山時代自分の異動はギリギリ迄箝口令を敷いたな、取引先に言うな、と。それは自分の緊張感が続かないから。今週半ば、昨日まで待ったなし締め切り作業していたので、本日よりお仕事仕切り直し、今月分ほんまのスタートダッシュ。寒いなぁ、今朝のウォーキングも出掛けるのに決意が必要でした。

昨日通勤音楽は、Rachmaninov ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18〜ウラディミール・アシュケナージ(p)/キリル・コンドラシン/モスクワ・フィルハーモニー(1963年)・・・7年ぶりの拝聴。大好きな作品也。若きアシュケナージのピアノは暖かく、誠実で(もちろん)若々しく初々しい。技巧のみ突出して印象付けない味わいがありました。コンドラシンのバックはほぼ理想的。所謂、露西亜風泥臭さは少ないんだけれど、濃厚で深い説得力充分でありました。1970年録音も再聴したくなりました。

駅売海賊盤だから、フィル・アップは前奏曲集第12番ハ長調/第13番 変ロ短調/第3番 変ロ長調/第6番ト短調/第8番ハ短調〜スヴャトスラフ・リヒテル(p)(1959年)・・・変幻自在なる表情の変化、圧巻の威力、絶妙な抜き方・・・文句なく仰け反る凄い演奏です。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi
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