■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
きょうも寒いですね。この時期が一番ツラい。記憶では昨年3月に入ってから雪を見たような気もするし、桜の時期に花冷え(美しい日本語だ)、いつまでも咲いていたのは昨年だったか、一昨年だったかな?いずれ、盛夏には猛暑に至りました。北海道に比べればなんということもない、というのはウソでして、家の造り暖房服装の構えが違いますから。(ま、若い女性は短いスカートで頑張るのは今も昔も一緒/当時の若い娘は後年神経痛で苦しんでいるはず)本日、再度お仕事スケジュール詳細組み立て直し予定、但し、きょうはきょうでいろいろ作業目白押し、目の前のものをひとつひとつクリアせぬと〜締め切りがありますから。
肘膝あちこち痛むが、風邪をひいていないのが幸いです。これも毎日のウォーキングの成果也。昨夜、寝る前にパソコンにて仕込んだ某取り組み(遊びです)今朝、目覚めたら上手くいっていて、こんな日は精神的にもよろしい。
Shostakovich 交響曲第11番ト短調「1915年」〜 デイヴィッド・モンゴメリー/イェナ・フィル・・・Arte Nova 74321 54452 2。所謂廉価盤、知名度は高くないけれど、比較的新しい録音。なにより”Shostakovichが聴けるようになった”ということだけで嬉しい(ずっと苦手だったので)作品なんです。ストコフスキーとか、シップウェイとか連続聴きして、マリス・ヤンソンス辺りがトドメか・・・(時間切れ)
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いちおう本日迄のお仕事宿題完了。腕は痺れ眼はかすみ耳鳴りも酷く・・・本日、上司から異動者に内示有、事前情報通。我らが中独連メンバーの一人は2年で新天地へ〜今時珍しいんですよ、こんな短期間で異動なんて。彼の存在は自分にとって試練であり、艱難辛苦ででした。性格はエエやつやったけどなぁ。異動前、そして新メンバー加入の引き継ぎ時期が一番キツいんです。2年前は一人三役くらいこなしたけど、今は心身ともに自信がない・・・お仕事の質も変わっておりますし。
元旦がはるか昔のようです。今朝のShostakovich 交響曲第11番ト短調「1915年」〜 デイヴィッド・モンゴメリー/イェナ・フィルの件、結論的にけっこうまともな、ちゃんとした演奏だ、ということです。カッコよい打楽器炸裂!は少々緩くないでもないけれど、音質もクリアでした。
苦しかったなぁ、この一ヶ月も。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
さて、いつもの憂鬱なる月曜。いちおう先週金曜に一ヶ月のおおまかなスケジュールを組み立てているけれど、スタートダッシュで”手間掛かる分”クリアを狙います。日常定例でこなすべき、待ったなしの作業が徐々に増えつつあり、それはノーミソ前頭連合野を駆使すべき難行苦行なので、それをひとつクリアすると精神的にクタクタになっちまう・・・おお、そういえばそろそろ転勤を伴う人事異動内示の時期じゃないか。(おおよそ職場内のことは承知しているけれど)もっと楽しく、ニコニコゆるゆるお仕事したいなぁ、ムリか。周りにはそう見えているかも。
Shostakovich 弦楽四重奏曲第8番ハ短調 作品100〜ザポルスキ弦楽四重奏団(1995年)・・・最近数回聴いている室内交響曲 作品110aの原曲。こんな作品が”聴ける”ようになるなんて・・・暗鬱だけれど、晦渋難解ではない、静謐な嘆きが続くようで、あちこち馴染みの旋律がコラージュされるから親しみもわきます。
・・・ここまで書いてAspireRevoがネットに接続していない(無線LAN電波認識しているのに接続不可)ことに気付いて更新不可。ここ数日の症状であって、再起動すれば上手くいくような気もするが、そんな時間はありません。
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上記は今朝書いて、さきほど更新したもの。ま、粛々といろいろクリアした一日だったんじゃないの?3月末に熊本〜宮崎への出張が決まりました。その時、息子が熊本にとどまっていることを祈りましょう(大阪に異動の噂があるらしい)。女房殿も合流するよう段取中。息子のスケジュールがはっきせんが。
通勤音楽は、Holst 組曲「惑星」〜トール・ジョンソン/ワールド・ワイド交響楽団/Interlochen Arts Academy・・・ミシガン州。音楽祭?ライヴでしょうか。トール・ジョンソンは1975年に亡くなったアメリカの指揮者らしいから、1970年以前かも。知名度の低い音源には目がないんです。LPCD時代は”オカネ”というリミッターがあったけれど、無料ダウンロードですから。けっこうちゃんとした演奏だけれど、ビミョーにオーケストラが上手くないというか、いや、ライヴにしては立派なんだろうが、この作品、名うての名演奏が揃っておりますから。
稀に掘り出し物があるパターンなんだけど、ま、90%はそんな結末にならぬ・・・iPodに入れたデータだから笑い話で済むでしょう。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
金曜夜から全開で遊んでいる印象があって、気分は三連休(実際はフツウの週末休み)、幸い体調は大丈夫。昨日は女房殿が映画見たい!ということで「麒麟の翼」封切り行きました。塚口サンサン劇場はいつも空いているんです。前回の「ツレがうつになりまして」なんて、ワタシら夫婦入れて4人でっせ。今回は前人気高かったしもうちょっと、と予測、実際はかなりガラガラ。全国的にはヒットしているハズですよ。本は読んでいなくて、テレビは全部拝見、その流れにて映画の印象もそう変わらぬような・・・自分の観点視点の拙さでしょうか。重層的な筋の組み立て、出演者の個性(市井の貧しい若者達の生活感がリアル/新垣結衣はエエ女優さんになった)も各々素晴らしいし、相変わらずちょっぴりシニカルな阿部寛が(二時間ドラマにありがちの)デフォルメされたはみ出し者、的雰囲気じゃなくてエエ感じ。お節介ナース田中麗奈の役割は良く理解できません。”人生に誤った公式を教える”数学教師役・劇団ひとりも上手でしたよ。
でもなぁ、テレビの出来がよかった?その延長で質的な飛躍を感じない・・・充分堪能しましたが。黒木メイサはいつも素敵ですね。これから悪役汚れ役をどんどんこなしていただきたい。
映画の前に昼食。「タント」は混んでおりました。贅沢にも「ウニといくら」「カニといくら」パスタを頼んだけれど、麺質(ややモチモチ)も含め絶品でした。お昼時だから仕方がないが、入り口近く、頻繁にドアが開いて寒かったのには閉口。座席の改善が必要でしょう。映画のあとは電車にて”つかしん”へ移動、馴染みの温泉へ。週末はすっかり温泉/大銭湯が風習となりました。塚口まで戻ってBOOK・OFFにて書籍数冊(医療ものばかり)入手、どーも精神(キモチ)的にフィットする呑み屋はなくてダイエーで総菜+赤ワイン買って自宅に戻りました。
Respighi リュートのための古代舞曲とアリア第3組曲/Barber アダージョ/Bartok ルーマニア民族舞曲/Britten シンプル・シンフォニー〜イ・ムジチ(1961年)・・・記憶曖昧(間違いかも?)だけれど、イ・ムジチのシンプル・シンフォニーはこどもの頃17cmLPが欲しかった!600円か。手に届きそうな夢って、あるじゃないですか、あれですよ。イタリア・バロック+Bach 辺り専門イメージの団体が意欲的なレパートリーに挑戦したのでしょう。大好きな作品ばかり、どれもオーソドックスにヴィヴィッド明るいアンサンブルだけれど、たった今の印象では”フツウ”〜特別な感慨は沸かないですね。聴き手の感性の摩滅か。
Bartok 2台ピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲〜ピエール・ブーレーズ/タマラ・ステファノヴィチ、ピエール=ロラン・エマール(p)/ナイジェル・トーマス、ニール・パーシー(パーカッション)/ロンドン交響楽団(2008年)・・・じつは先週iPodに仕込んで何度か聴いておりました。”ソナタ”を聴いたのはおそらく小学生か中学生の頃、しかもAMラジオだったと記憶します。たった4人が繰り広げる壮大なる世界、2台の打楽器が大オーケストラを表現している!驚き。やがてCD時代を迎え、ジンマン/アルゲリッチ、フレイレ(p)盤(1985年)を拝聴したが、管弦楽伴奏は”異物”、”蛇足”に感じられる・・・
ブーレーズ盤をiPodにて拝聴した時にも同じ印象。管弦楽は要らんじゃないか。それにもの凄くクール、緻密、研ぎ澄まされサウンドが痩せている・・・今朝、人民中国製貧者ディジタル・アンプにて再聴したら、印象かなり変わりました。クール、緻密、研ぎ澄まされ、少々ボリューム上げて部屋に響かせれば”痩せて”はない。洗練され過ぎ、Bartokのバーバリズムみたいなものは失せてしまったが、この洗練された完成度は並の水準じゃない。
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無為無策ぼんやりムダに過ごす休日。二時間ドラマの再放送を眺めていても、途中居眠りして筋がわからない・・・夕方実家より戻ってきた女房殿を駅にてお迎え、そのままご近所大型銭湯へ。これで三日連続です。備瀬哲弘「精神科ER」(集英社文庫)拝読・・・意外と最近の著作だけれど、これが現実なんだろうなぁ。以前、読んでいてもっと絶望的な気持ちになる著作があって、なんせこちら「ER」だから緊急措置だけなんだな。やがて専門病院に送り出してしまう。”こんな症状の患者がいらっしゃいました”という紹介(カスタマーレビューでもその辺りに不満がある)、結末が見えない(けっこう、意外と軽快しているらしい)日常の様子が理解できました。興味深かったのはアルコーリズム(依存症)は古典的な、ドラマなんかで見られる症状(四六時中呑んで酒臭く手が震えている・・・)とは異なること、+やはり鬱病の具体的症状かな。
音楽全然聴けず。【♪ KechiKechi Classics ♪】更新も手に付きません。マズいなぁ、いままでお仕事はどんどん変革し、合理化し、少々ハードな宿題だって、すぐ熟練してカンタンにクリアできるようになってきたはずなのに、最近心身ともに追いつかない。とにかく精神的余裕はない感じ。かなり頑張っているつもりなんだけど・・・華麗なる加齢か。あと5年ほど保ってくれ!(いや、もっとか)やはり両肘+左膝の痛みは気になりますね。毎日鍛えているんだけどなぁ・・・耳鳴り相変わらず。
Shostakovich 前奏曲とフーガ 作品87〜第1番ハ長調/第4番ホ短調/第5番ニ長調/第23番嬰ヘ長調/第24番ニ短調〜ドミトリー・ショタコーヴィチ(p)(1958年)・・・なんども聴く機会はあったはずなのに、こんなに静謐、神聖な旋律であったとは・・・もう、ほとんどそのままBach 。受け止める感銘の質も変わらない。Chopin 24の全曲集 作品28〜アダム・ハラシェヴィチ(p)(1963年)・・・かつて彼の名曲集に感銘を受け、10枚組全集を入手したものです。値段も手頃。ぼちぼち聴いていたけれど、全部が全部エエ感じには聴こえない〜リズムが野暮ったいんです。それが時に作品テイストにフィットする場合もあるんだけれど、ラスト第24番ニ短調などあきらかに技術的な洗練不足なんじゃないか、って、エラそうなこと言っちゃアカン、こちらド・シロウト。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
咽が痛く、明らかに風邪。しかし、今朝もウォーキング強行!って、熱もないし、別に体調そう悪くもないんです。但し、昨夜の銭湯では入浴途中からヘロヘロとカラダ中力抜けてしまいましたが。王将にてビール+ニラレバ+豚肉の天ぷらにて快復!狙って、それなり成果あったのかも知れん。本日時点、危険水域に非ず。【♪ KechiKechi Classics ♪】 更新一本のみ実施。苦手と自覚するShostakovichながら、サイト内検索掛けるとけっこうあるんですね、過去記事。自覚なし。
今朝の更新記事関連、棚中に眠っていたCDを取り出しました。Shostakovich ヴァイオリン協奏曲第2番〜ヴォルフガング・レシュ(Wolfgang Ro"sch)(v)/ベルンハルト・ギュラー/エスリンゲン青少年南ドイツ・フィル/室内交響曲 作品110a〜コンラッド・フォン・デア・ゴルツ室内管弦楽団(1992年)・・・ギュラーはチェリビダッケの弟子筋(南独逸出身)日本にも何回か来ておりますね。オーケストラはアマオケらしい(ヒジョーに上手い)。ヴォルフガング・レシュ(正しい読み方不明)は太めの音色、朗々と暗鬱な雰囲気を表現しておりました。(ライヴ)後者は(聴いたばかりの)ユーリ・トゥルノフスキに比べ、表情豊かでメリハリはっきり、テンポも遅く4分ほど長い。けっこう劇的浪漫、トゥロフスキーの演奏はずいぶん洗練され、大人しいことに気付きました。
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パソコン・ネット好きオジサンには最高のオモチャ=iPodは予想通り、MusicLifeを変えてしまいました。寒い時期ということもあって、平日は通勤+ほとんどコタツ中、iPodばかり使用。なんせラクなんですよ。帰宅帰り、カバンがぱんぱんに膨れているとポータブルCDプレーヤー操作ほぼ不可(リモートの付いたオリジナル・イヤフォンは交換済/カバンからの延長コードも鬱陶しい)、ましてCD交換不可(恥ずかしいし)、以前は持参したCD盤面を傷付け、数枚おシャカにしたこともありました。これがジャンパーやコートのポケット収納、スイッチ一発!ですもの。事前の音源補充さえしておけば、途中思い付いて音楽交換思いのまま。
CD(自主CD含)は週末のみ、または「音楽日誌」執筆している早朝のみ、状態に至りました。ここ3年MyBoomだった”自主CD”だって、まずiPodで聴いて、それから、といった手順になるでしょう・・・というか、iPod導入以降一枚も新規に作成しておりません。一区切り付いたか、発想は転換したのか。
スマートフォンは、現状お仕事ケータイでもウンザリ気味、更にDOCOMOトラブルもあるみたいだし、先の課題。むしろ、iPad系、電子書籍のほうが喫緊(きつきん)の課題かも。本屋にいくのも楽しみなんだけど、どーも足が遠のいて・・・音楽でも書籍でも”全集ごっそり”持参可能な時代ですから。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
自分には縁のないことながら、DOCOMOの通信容量パンク?したらしい。スマートフォンって従来のものより10倍の通信負荷があるそうで、そりゃあれだけ一気に普及すりゃ見込み外れるかも、って責任者、そして当面乗り切るため+抜本対策にて実務担当者は不眠不休の努力をされていることでしょう。ああいったトラブルが起こるとたいへん!なんすよ。想像付きます。信頼失墜ですから。メール届かん!ということですから。エダノさんは来夏「原発のない状態」にて乗り切らなくてはいけない、との見通し発表。企業がたいへんだろうなぁ、生産計画とか、休日稼働に出勤調整とか。工場海外流出→企業城下町壊滅→失業深刻、といった流れか。節電が定着するのは良いことだけれど、殺人猛暑にてお年寄りが亡くなるということは避けたいもの。
たった今、一年で一番寒いけれど、引き続きカラダを鍛えましょう。なんとなく風邪気味なんだけど、体調一気に悪化するようなことはありません。毎朝ささやかな、わずか15分のウォーキングだけれど、同時にストレッチを実施しているし、継続すれば効果有、実感です。元気で出勤して、お仕事チョンボのフォローに勤しみましょう。鬱々としていても仕方がない。
Debussy 前奏曲集第1/2巻〜ワルター・ギーゼキング(p)(1953/4年)・・・定評ある鉄板演奏也。1990年代かなりの大枚はたいて”全集”CD購入した記憶有、知らぬ作品でもなし、でも、全然歯が立たなかった=まったく良さが理解できませんでした。モノラルでどんよりした音質でしたし。(意外と即処分)その後ベネデッティ・ミケランジェリによる濃密な演奏にて目覚め、アルカイック、怪しい旋律リズムの魅力の虜に・・・ギーゼキングはオーソドックスというか知的、むしろ淡々とした演奏表現なんですね。それだからこそ、作品の革新性が際立つ・・・パブリック・ドメイン故ネットからダウンロード可能だし、ワタシが聴いたのはDOCUMENTSの廉価盤。SACD化で凄い音質になったそうだけれど、これでも至福の70分を過ごすこと、可能。
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本日願わくば(ムリムリでもここ迄)こなしたい宿題かなり大量、ほぼ85%消化成。めでたい。大チョンボ後のお仕事フォローとしては、精神的なことも含めて上出来でしょう。早々に職場を出、女房殿と駅で待ち合わせて、いつもの銭湯にいきました。これで週末休み、まだまだ苦しい日々続きます。
通勤音楽はCopland 「アパラチアの春」/W.Schumann「アメリカ祝典序曲」/Barber「アダージョ」/Bernstein「キャンディード」序曲〜レナード・バーンスタイン/ロサンゼルス・フィル(1982年)・・・良いですね。この辺りが自分のツボなんだ(Gershwinとか)、と自覚できる音楽であります。Coplandを聴くと、いつも開拓時代のアメリカの旧き良き時代を連想します。分厚く、ゴージャス、ヴィヴィッドで重い、ウェットな響き、そしてちょっぴり粗い。これがヴェリ・ベストとは思わぬ(もっと軽快なリズム感希望)が、彼の個性は充分堪能できました。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
いつもの時間に目覚め、ちゃんとウォーキング再開。朝食を終え、定例「音楽日誌」執筆しようとメイン・マシンAspireRevo立ち上げたが、そこで悪いクセ発症しちゃいました。iPodはパソコン・ネット好きオジサンには最高のオモチャ、ituneでの同期はノートと両方に仕込んであって、昨夜コタツにてノートに音源仕込んで同期させました。つまり、チェコ・フィルのMahler とか愛しのエレーヌ・グリモー様、オイゲン・ヨッフムのHaydn、イ・ムジチのVivaldi等々、全部、キレイにクリアされ、別な音源に置き換わりました。
な〜に、また、同期し直せば元に戻るんです。HD内に音源さえ保存しておけば。両マシンともHD容量はたっぷりあるから、それで成り立つが、もし、状況が変わって不足気味になったら”外付け”にituneのフォルダを設定するのか可能か。そうすれば両マシンとも同じ環境で同期できるかも・・・それも自主CDの取り込み方データ設定、アートワークの取り込み方も研究・・・みたいなことをしていら、あっという間に出勤時間へ。お粗末。
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せっかく先週先々週と頑張って今週出張本番を迎えたのに、取引先に大切な提案資料を誤って持参した(ひとつ前のバージョンであった)ことを本日発見、最悪です。即フォローに入ったが、上司からはボロカスに叱責され、信頼は失墜いたしました。う〜む仕方がないな、またやり直しだ。なんどでも。いちおう一段落したはずなのに、滅多矢鱈と実務仕事が押し寄せて+ちょんぼのフォローでしょ、いやぁ苦しいっすよ。自業自得。肝心なところで手を抜くから、かえって苦しくなっちまう・・・反省。どーも今年に入ってから不調やなぁ、運の巡りも悪いのか。
通勤音楽は(今月My Boomな)Mahler 交響曲第4番ト長調〜スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ/ハレ管弦楽団/アリソン・ハーガン(s)(1991年)・・・Mr.Sがハレ管のシェフとして在任したのが、ロッホランの後任1983〜1992年のこと。偉大なるジョン・バルビローリの後、苦労したろうなぁ、皆。驚くべきアンサンブルの緻密さであり、オーケストラの技量に文句なし。テンポはかなり揺れるし、弦のポルタメント奏法も効果的、しかし太古録音に聴くキモチ悪甘さはなくて、清潔クリアであり、むしろ辛口のサウンド印象がありました。うむ、すっかりこの作品が好きになっちゃった、ますます。
アリソン・ハーガンって、独逸の人かな?知的で暖かい声は素敵でした。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
行ってきました、雪の金沢!って、寒いけれどさしたることはなくて、凄い雪は道中行き帰りのみ。帰りのサンダーバードは30分ほど遅れました。お仕事のほうは別に問題起こしたわけじゃないが、準備手抜き自覚、上司にもバレて叱責、明日からフォロー作業にウンザリしております。やりなおし仕切り直し。自業自得。
取引先エラいさんと酒席、しっかり二次会にもお付き合いして(珍しいでしょ、12時迄)酔った勢い?上司がこっそり禁断の人事(正式決定前、当然当人も知らない)情報(掟破り)有〜ワシは続投(酒場で取引先トップに叫んでおりました)。大問題中独連メンバーは人事部長と合意、自由契約(いや異動放出)が決まりました。2年間苦しめられました。彼には対外的にお客に対峙させるお仕事はムリなんです。向いていない・・・もともと我チームは病気療養という名目で若者が一命増員されており(既に快復済)そのまま元に減員かな?と思っていたら、ちゃんと補充人事もして下さるそう・・・感涙。
出張中音楽。ituneに出張用音楽をCDより取り込んだけれど、ちゃんと当たり前にネットから画像情報を取得するんですね。自主CDはそのままでは取り込まないんですね。取り込み方を研究せねば。数日前”音質は耳慣れた”と書いたけれど、Vivaldiみたいな小編成作品、そしてMahler 辺りは、ちょっとサウンド印象がおとなしく、カドが取れて、やや薄く感じないこともない・・・
聴いたのはチェコ・フィルのMahler ばかり。交響曲第1番ニ長調(1979年)/第10番嬰ヘ短調「アダージョ」(1976年)〜ヴァーツラフ・ノイマン・・・柔らかく素朴な響き、どこにもムリのない穏健なる表現。結局、こんななんの変哲もないような、淡々とした演奏こそ飽きがこないものです。音質も良好。交響曲第9番ニ長調〜カレル・アンチェル(1966年)・・・もちろんオーケストラのサウンドは素朴で草の香りが漂うようものだけれど、表現はストレート系、もっと硬派。”柔らか”い、といった手応えではありません。いずれ、派手なパフォーマンスとは無縁、粛々とした悲劇が広がります。
Mahler 交響曲第6番イ短調〜ウラディミール・アシュケナージ/チェコ・フィル(2001年)・・・定評あるEXTON録音だし、期待したんだけどなぁ。スケールも足りないし、飾りのない表現に間違いないが、こじんまりとしてフツウっぽい。まだ聴きこみが足りぬのか?20年経って、このオーケストラ変わってしまったのか。それともアシュケナージの統率問題か。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
昨日、無事すべての資料作成を完了。あとは印刷して雪の金沢へ出発するのみ。昨夜はたいへんおいしい貝料理の店でかなりの量呑みました。やや頭痛有。それでもちゃんと早朝ウォーキング実施。いつもは職場ダントツ早く出勤するんだけれど、本日はいつもより1時間遅らせましょう(って、これが通常時間)・・・実はituneに出張用音楽をCDより取り込んでいるところ。正規CDはそのままの情報でよろしいが、自主CDならなんの情報も出ないので、情報付加も試してみるつもりです。嗚呼、どんどんMuiscLifeも変遷していくなぁ。
通勤音楽は(たまたまiPodに同期された)Hindemith 交響曲「世界の調和」〜エフゲニ・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1965年ライヴ)・・・お恥ずかしい限りだけれど、テキトーにいじって偶然再生したもの(なんせオジサンはまだ、ちゃんと使いこなせない)。作品は馴染んでいないけれど、圧倒的な緊張感、金管のまさに金属的強烈な響きに通勤車中手に汗握る怪しいオヤジ化しておりました。記憶を辿って作品演奏者を類推できた(のちほどちゃんと表示確認済)けれど、”Hindemithって、どーも辛気くさい”といった思い込みは一気にクリア。暴力的、破壊的魅力に溢れて〜というのはムラヴィンスキーの表現成果なのか。仰け反りました。ちゃんと自宅コンポで再確認せぬとあかんな。
では、ぼちぼち出張準備をいたしましょう。本日夕方(夜も?)のエラいさんとの会議はともかく、明日、商談+打ち合わせ+報告と三連発・・・これで一ヶ月のサイクル完了。明後日から次の準備に仕切り直しとなります。さて、またどんな新たな宿題上乗せされるのか?
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
金土日と3連続銭湯行き、主眼はゆったり温まることだけれど、所謂電気風呂にて両腕マッサージも重要なんです。体調維持し、演奏にも通って、iPod活用にも目処を付けた週末休み〜本日6時迄(親しいメーカーさんと遅れ馳せ新年会なので)に明日からの出張の目処を立てたい、それにはまず朝一番スタートで定例の印刷物出稿(大物)を終わらせないと。水曜迄の出張クリアして、また新しい一ヶ月サイクルの開始となります。あと2週間ほどで2012年度地域間人事異動の内示が迫っている・・・ヴェテランロートルの異動可能性は今年か来年がラスト。
昨日演奏会より帰宅、更に今朝も続けてMahler 交響曲第3番ニ短調〜マンフレート・ホーネック/ピッツバーグ交響楽団(2010年)・・・第4-5楽章(声楽入るところ)〜最終楽章(残念ながら全曲終了するまでに時間切れ)再々聴。素晴らしく鮮明な音質故、弱音部分は思いっきりボリュームを上げて(その繊細さを)堪能すべきなのでしょう。生体験後は”静謐、弱音のこだわりがポイント”と理解できました。素晴らしいアンサンブルだ。硬質メタリックサウンドにかつてのイメージは残るが、ここまで入念なる仕上げはマンフレート・ホーネックの成果なのでしょう。もちろんプレヴィン、マゼール、ヤンソンスの薫陶結果の継承なのだろうけど。
いつもなら、通勤音楽は同作品にて別なCDを持参しようかな、となるんだけど、iPodならそうもいかぬ・・・MusicLifeの変遷。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
いつもの時間に目覚め、休日故いつもよりちょっぴり入念にウォーキング+ストレッチ。珍しく肩凝り症状が残っているから、万全ではないのかも知れぬが、ま、フツウの体調でしょう。今朝の朝日新聞のコラムも感慨深い・・・いかにディジタル時代になっても失ってはならぬ街の本屋。米ニューハンプシャー州ポーツマス、amazonやらディジタル書籍の普及から(街で唯一の)書店を閉めることを決意した店主が、多くのお客に支えられ継続する、感動的な実話です。
時代の流れ、少子高齢化、ネットの普及、効率化によって、あらゆるものが画一化されていくことは哀しい事実でしょう。我が街(立花商店街)だって、希に終電近くにて駅に降り立ったらもの凄い人数!しかも若い人が多いのに、リンク先の地図からわずか数年でかなり撤退、うまくすれば別な店に変わっている(ざっと数えても10軒以上)・・・よく見掛ける店主はどーみても団塊の世代以上であって、引退は近い。もうちょっと外れたところに最近できたセブンイレブンが一番流行っているんじゃないか。自分もセブン銀行やらメール便にてよく利用します。
読書頻度が圧倒的に落ちたのはBOOK・OFFが至近にないからでしょう。クルマもやめちゃったしね。電子書籍はますます有望なんだけど・・・未着手。
ネット世界も熱が醒めて〜みたいなことを言っていたけれど、昨日HMVのユーザーレビューにて久々アツいコメントを発見!Mahler 交響曲第3番ニ短調〜マンフレート・ホーネック/ピッツバーグ交響楽団/ミシェル・デ・ヤング(ms)/ジョージ・ヴォスバーグ(ポスト・ホルン)/ピッツバーグ・メンデルスゾーン合唱団/ピッツバーグ・チルドレンズ・フェスティバル合唱団(2010年)を拝聴する機会があって、50年以上前スタインバーグ時代に通じる金属的メタリック・サウンド+精緻なるアンサンブル仕上げに驚き。金管の切れ味、我らがEXTONの優秀録音の考え方はこうなのか、との感慨もありました。
自然な、つくったところのない、各パートを個別に強調しない、つまりデフォルメ(それらしく、エエように聞こえるように仕上げること)なしの音作り。これはオーディオの威力を問われる録音なのでしょう。ワタシは弱音での”弱さ”がちょっぴり気になりました。(貧者のオーディオ責任の可能性大)これが音録りの問題なのか、ホーネックのこだわりなのか、それともオーケストラの責任なのか〜いくら馬力のあるオーケストラでも弱音でテンションが落ちることはある〜一回聴いたくらいでは判断付きません。いずれ新世代新時代、新鮮な演奏を充分堪能いたしました。
”私のような素人音楽愛好家にとっては、音楽的知識や専門用語を使ったレビューは困難極まりないこと”、”まだまだ“ブランド志向”を引きずった方もおられるのですね”、”断定的な物言いでやたらレビューを投稿している方〜「一流とはいいがたい・・・」 とか、記載の文章も高音質だとか、ハーセスの弟子はうまい とか、すでにサイトや雑誌で知っている情報”・・・手厳しいなぁ。カラヤン逝って23年、ショルティも15年でっせ。所謂、知識の前提やら決まり事を踏襲する(狭い身内の暗黙の了解を由とする)のは日本人のクセ(2ちゃんねる用語ってあるじゃない)だけれど、その前提が崩れると、まるでピエロですね。アドルフ・ハーセスが素晴らしいのは当たり前だけれど、どう素晴らしいのか、音楽の流れの中でどう存在感を発揮しているのか、が問題でしょう。
ましてやピッツバーグ交響楽団を「一流とはいいがたい・・・」って、コメントとして何の意味を持つのか不明。投稿者は全世界格付け責任者であり、上から目線が許された人なのか・・・かつて「一流とはいいがたい・・・」と評されたこともあった、みたいな言い方もあるでしょうが。一定の前提(技術的水準、鑑賞に堪えうる音質)が整っていれば、残りは嗜好でっせ。(また叱られるからコメントしなかったが、最近ダウンロードした)エーリヒ・ラインスドルフ/シュトゥットガルト放響(1970年ライヴ)〜時にちょっぴり素っ気なかったり、走ったりする演奏のほうが、いかにも親密、オーケストラのサウンドが暖かくて好き・・・というのも、ワタシの嗜好です。ちなみにド・シロウトとしての意見としてご容赦いただきたいが、”音質評価にも絶対的基準などない”と考えております。
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テレビで偶然拝見、もう一年前のリリースらしいが・・・泣けました。ふくい舞 / いくたびの櫻 (ドラマVer.)。まさにドラマ。万感迫る、人生の美しい黄昏。
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行ってきました演奏会。なんせお気に入りのMahler 交響曲第3番ニ短調ですから。思いは拙い感想文に認(したた)めました。しかし凄いねぇ、アマオケであの大編成!アマオケだからこそできるのか、しかも無料で。残り生体験残は第4/7/10番。残り人生でクリアできるでしょうか。
iPod 外出時初利用。いやぁ、便利ですなぁ、これ。例えば某(なにがし)の作品演奏を聴きたいとするでしょ、今迄なら当該するCDを取り出して再生機器に入れるといった手順でした。iPodはそれもこれも、なにもかも(パソコンに入っている音源データと)”同期”させる、といった手順なんですね。例えば「音楽日誌」を一部更新したり、修正したりするでしょ、その更新は1ファイル分まるごと、付け加えた分とか、修正した分のみ更新するんじゃない。それと同じです。なにか新しい音楽を聴きたくなったら、まずパソコンにデータを入れて(それも含めき存分含め全部)”同期”させる、その辺りの概念が新しい。というか、かつて経験したものと異なります。
音質云々の件、もとより聴手の耳は安物だからすぐ慣れました。ダイヤルをくるくる回すとHaydnの交響曲出てきました。交響曲第101番ニ長調「時計」〜オイゲン・ヨッフム/ロンドン・フィル(1973年)・・・なんという躍動、推進力、そして貫禄。ロンドン・フィルも絶好調。Brucknerだったら、ちょっと”煽り”が気になったけれど、こんな元気の良いHaydnだったらぴたり!個性でしょう。現代の主流は古楽器なんだろうが、こんなゴージャスな現代楽器の響きでも、素朴なテイストを失わないんです。
Mozart ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459/第23番 イ長調 K.488〜エレーヌ・グリモー(p)/バイエルン放送室内管弦楽団(2011年ライヴ)・・・これは凄い。昨今、古楽器が全盛であり、ワタシも大好きなんだけど、ここでは真反対!流麗で華麗ゴージャス、少々勢いがすぎるほどアツい!清楚、素朴とは無縁の熱演!21世紀の天才は、馴染みの作品にまったく新しい切り口を見せて下さるのですね。これがヴェリ・ベストとは思わぬが、これが音楽の醍醐味なのでしょう・・・美人だし。
・・・こんな楽しみをiPodが実現します。ま、時代遅れポータブルCDプレーヤーでも同じでしょう、スタイルは変わります。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
休日はクロックラジオのタイマーを止めているんだけれど、同じ時間にちゃんと目覚めます。女房殿(歯茎が腫れて通院中)が起きてくる迄待って、いつもよりちょっぴり時間を掛けてウォーキング+ストレッチ実施、少々の雨なら強行していて、宿泊出張時以外は継続中。ややどんよりして、やや肩腕に痛み+眼の不調はあるけれど、風邪やインフルエンザにて体調を崩していないことは幸い、週末休日を堪能いたしましょう。
昨日言及途中だった、Mahler 交響曲第4番ト長調〜ハンス・ミュラー・クライ/シュトゥットガルト放送交響楽団/エルフリーデ・トレッチェル(s)(1949年)・・・この辺りの作品は音質が重要故、歴史的音源では余り聴かぬようにしているけれど、これは奥行き分離かなりのもの。時代的に(ほんのちょっぴり)弦のポルタメント奏法もあるが、まずはモダーンであり、細部入念なる描き込み、慌てず腰を落ち着けた速度(とくに後半)、テンポの揺れに不自然さはありません。ライヴ?放送用音源(アナウンスが入る/ネットラジオかな?)、シュトゥットガルト放響のアンサンブルはかなりの水準であり、戦乱後間もない時期とは俄に信じられぬ端正、暖かい響きで作品のメルヘンを充分感じさせて下さいました。第3楽章「静かに、少しゆるやかに」に於ける静謐なる変奏曲、悠々たる表情変化はお見事。
ま、大好きMahler 中この作品はちょっと苦手だったんだけど、ここ最近、”あたり!”ばかり。ラスト難関(白眉)は終楽章「天上の生活」に於けるソプラノ・ソロであって、なかなかしっくり肌に馴染む声は滅多にない・・・エルフリーデ・トレッチェルは1958年44歳という若さで亡くなった、とのこと。やや旋律の動かしかた、テンポの濃厚な揺れに時代を感じないでもないが、明るくコケティッシュ、明晰な声質はほとんど理想であります。かなり声楽バランスが大きいのも昔風だけれど、悪くない。
昨日通勤音楽。相変わらずノスタルジック親父(ノスタル爺?)はDebussy 牧神の午後への前奏曲/夜想曲(雲/祭のみ/以上1961年)/管弦楽のための映像(1963年)〜ピエール・モントゥー/ロンドン交響楽団を拝聴しておりました。PHILIPSが吸収され消えた関係で、英DECCA音源と一緒になっておるのだね。いずれLP時代からお気に入りでした。夏、(今は亡き)金沢の山蓄よりボックス通販入手したもの。まさか、その半年後から怒濤の如く北陸方面に通うようになるとは、思ってもみなかった・・・粋な風情に溢れ、ニュアンスも雰囲気もたっぷり、音質もまずは現役水準。なんせDebussyはこの演奏で覚えたんだから、基本的刷り込み、リファレンスそのものなんです。
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【♪ KechiKechi Classics ♪】も”違法音源が多い”と批判され、最近気を付けるようにしている(「音楽日誌」に証拠は残っている)けれど、その関連か?無料でダウンロードできる「Megaupload」というサイトが閉鎖されました。今朝発見←FBIがどうの、とか書いておりますね。著作権は欧米のほうがいっそう厳しいですからね。昔のLPSP音源を多く拝聴する、このサイトでもいくつか論議になっておりました。う〜む。
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どーもちょっぴり風邪気味らしい。但し、この間の精進にて悪化していなかっただけか。体調どんより、なんせ寒いからね、雨模様だし。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例サイト更新一本のみ(なんとか)実施。昼間ぼんやりして、夕方ご近所大型銭湯〜餃子の王将にて夕食〜喰い過ぎました。明日は演奏会なので、なんとか快復させましょう。もちろん来週の出張準備〜出張もあることだし。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
昨日はずいぶんと久々の本格的雨、今朝は上がってウォーキング出来。体調維持できているが、慢性的な疲労感はあってそろそろ大型銭湯が恋しいところ。本日、早々にお仕事目処立てば眼科の夜診察に間に合わぬか、すると明日まるまる空くんだけれど。日曜はご近所マチネーにて待望のMahler 交響曲第3番ニ短調初生体験の予定です。そんなことより、本日こなすべきお仕事の物量に早くも慄(おのの)くワタシ。
21世紀はCD価格破壊、+似非金満中年に至って”オトナ買い”できるようになり、ネット上のフリー音源から自主CD作成に熟練し、”いくらでも、好きなだけ、溢れるほど”音楽を拝聴できる身分となりました。=最高のシアワセ、にならぬのが不思議なんだな。拝聴すべき時間は限られている、時間はあっても聴き手の体調精神力が弱まっては打つ手なし。おそらく本日amazonからiPod Classicが到着する・・・本質は音楽そのものの価値なんだけど、聴取環境変化はMusicLifeに大きな影響を与えることでしょう。世間では既にそうなっていたんだけれど、見て見ぬフリをしておりました。自主CD化は”音源(情報)を固定化させる”(こどもの頃からの性癖ですから)+もちろん自宅オーディオ環境で拝聴するため、ということだけれど、いざ自主CD化してみたら”おそらくは二度と聴かぬ”とか、”あまりに音質がひどい”ことに気付いて、この間かなり(泣きながら)廃棄いたしました。(オークション送付の時にムリヤリ押しつけたことも有→ごめんなさい)その数、100枚では治まらぬのではないか・・・
一見、無関係なんだけど(上記のことを考えたのは)KODAKが(日本で言うところの)民事再生法適用を申請したとの情報を得たから。(ワタシのデジカメはKODAK製)どんな老舗も時代の方向を見誤ると悲惨なことになる・・・昨日来、そのニュースを見ながら感慨にふけっておりました。フジフィルムのフィルム事業は比率1%なんだそう。
Mahler 交響曲第4番ト長調〜ハンス・ミュラー・クライ/シュトゥットガルト放送交響楽団/エルフリーデ・トレッチェル(s)(1949年)・・・ネットラジオからの流出音源らしく、驚くべき鮮明な音質。この指揮者は1969年没年までこのオーケストラのシェフを務めたそうだけれど、録音が少ないせいか初耳でした。(時間切れ)
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眼が痛い。結論的にとにかくできるところ迄いろいろやって、疲れ果て、目はかすみ、腕は痺れ、おそらくは月曜(そういえば新年会であった)火曜午前出発迄には終わるであろう、と見切りを付けて職場早々に退出、眼科に行きました・・・混んでいるんです。凄い待ち時間。前回いただいた目薬のみいただいて、職場から持ち出したタオルにて銭湯経由帰宅いたしました。今週も疲れたなぁ、どーしてこんなに調子悪いんだろう。昨年夏前の肺炎症状とは全然違うけれど。帰宅したら、iPod Classic届いておりました。
さっそくitunesをダウンロードして、登録して、ノートパソコンに残っていた音源を取り込み・・・未だ、できておりまへん。正直なところ、まったく使い方がわからんのです。おそらくは今までの「データ・ダウンロード」→「デコード」→順番にCDRに焼き込み、みたいな概念、哲学、ロジックがまったく違うからでしょう。世間の人々多数派が使いこなしているんだから(職場でもほとんど皆使っている)やはり、自分はトンデモ時代遅れオヤジになっていた!マイナー道云々してカッコ付けても、ただのアホじゃん。最悪です。
ちょっと憂鬱。なんとかクリアいたしましょう。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新やら、音楽の話題はまた明日へ。
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(やや時間経過)結論的にいろいろitunesをいじっているウチにiPodと同期出来、メインパソコンに偶然入っていた.mp3ファイル根こそぎ、ごっそり(勝手に)入りました。やはり概念が違うんでしょうね。
1) データ追加やら削除ではなく、同期であること。だからパソコンに同じ状態を保持しないといけない。もしかしたら、デバイス表示でデータ削除追加は可能なのかも。
2) 付属のイヤホンは安物過ぎて使えない。現在愛用しているPHILIPSに変更しました。かなりマシだけれど、当然、もちろんCD音質に及ばない。雰囲気というか、会場空気感が薄い感じ。
3) CDプレーヤに比べ小さいし、軽いし、手軽だから、こんなものと割り切って使うのでしょうね。例えば通勤にはコレ(時間短いし)出張にはプレーヤーでも良いかも。自主CDは止められんなぁ、やはり人民中国製ディジタル・アンプのコンポの音質がずっとよろしい感じ。メインには使えないでしょう。
ちなみに現在確認してる音楽は、Vivaldi ラ・ストラヴァガンツァ 作品4〜イ・ムジチ/フェリックス・アーヨ(v)(1963年)となります。カリッとして歯切れのよい、イタリアの陽光を思わせる眩しい明るさ。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
昨夜、就寝前は体調あまりよろしくなく(背中バリバリに痛む)風邪症状を心配したが、今朝は快復、いつもの早朝ウォーキング+ストレッチ実施出来。本日は”先行きお仕事宿題目処立つ迄”残業決意。あと二日にて奇跡の逆転に賭けてみたい、そんな決意であります。問題は”眼”だな。どーもアカン感じ。
昨日通勤音楽(恥ずかしいポータブルCDプレーヤー/今朝も使う予定)Mahler 交響曲第1番ニ長調〜クラウディオ・アバド/ベルリン・フィル(1989年)・・・ここ数年聴いた中では最高の演奏。ベルリン・フィルは厚みと官能を維持したまま、音の立ち上がりの明快さ+サウンドの軽快を実現したとの手応え充分であります。ものものしい雰囲気、大仰なる詠嘆表現ではなく、細部のニュアンスとていねいな仕上げを主眼として、充分美しい。これこそ現代の標準。往年のMahler 全集が次々と安価再発されるのに、彼のはなかなか出ませんねぇ、1981年シカゴ交響楽団との旧録音なんて入手困難なんじゃないか。CD出始めの頃、話題になったが高すぎて手が出なかった録音でした。
今朝、懐かしく聴いていたのがBrahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ヨゼフ・シゲティ(v)/ヘルベルト・メンゲス/ロンドン交響楽団(1959年)・・・パブリック・ドメインとなった懐かしい音源也。ドラティとのBeethoven は早くにCD入手済みだったが、こちら十余年ぶりの再聴でしょう(時間切れ)・・・
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宿題は(ほぼ)3/4完了。ほら、やればできるのだよ。明日、残り1/4の資料関係一気に仕上げれば土日休めるし、週明けに通常業務+ラスト本番の点検もできる・・かも。でも。その残り「1」がけっこうフクザツ多岐に渡っていて・・・量もある。根性入れればなんとかなるでしょうか?朝一番からの作業スケジュール+シミュレーション組んで帰宅いたしました。明日。パソコン立ち上げたら、そのメモ帳が自動起動するんです。
今朝のヨゼフ・シゲティだけれど、Beethoven の2年前、もとよりスムース流麗な技巧を誇るタイプではなし、こちらのほうが気力充実がいっそう感じられます。ごつごつした素朴なボウイングこそ、馴染みの旋律を引き立たせます。というか、この作品はこの演奏で覚えたから刷り込み、そのもの。じつはMercury録音であったとは・・・ネットにて板起こし音源が(手軽に)入手できるようなって再会できるようになったことを喜びましょう。
通勤音楽は、R.Strauss 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」「ドン・ファン」「死と変容」〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/バンベルク交響楽団(1954年)・・・これもネットからダウンロードした音源、以前CDを所有していたと記憶します。当然モノラル、しかし音の鮮度はかなり良好。ベンベルク交響楽団ってヨゼフ・カイルベルトの無骨、頑迷なイメージだったはずが、意外なほど整ったアンサンブル、むしろモダーンなセンスが意外でした。オーケストラはよく鳴って、例のホルンの轟砲(ドン・ファン)も相当な迫力!
自主CDにはとことん詰め込む!主義なので、更にR.Strauss 「メタモルフォーゼン」〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/フランス国立放送交響楽団(1954年)収録、残り数秒分迄ぎりぎり限界。未聴。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
健康番組が大流行、参考になる情報も多いんだけれど、デフォルメしてあったり、肝心の見る側が(更に)デフォルメして情報取捨選択するから、エエ加減な結論に至る場合もあります。怪しげ健康食品の宣伝ばかり流れるのも周知のこと、年寄り(ウチの両親も)けっこうクソたかい”黒酢カプセル”的なもの服用しているみたい。キモチは理解できるなぁ。規則正しい生活、適度な運動、バランスの取れた食事、知的興味への重視、時に羽目を外してストレス解消、これがポイントなのでしょう。当方、無煙派ですし。
1-2月、風邪やらインフルエンザのピークであって、ここ20年ほどずっと、必ず風邪ひいていたような・・・?あと5月連休前後、11月12年末・・・7月以降、ウォーキング+ストレッチ(昨日のテレビではこれが、じつは有効であったことを発見)成果で風邪症状にて苦しんでおりません。このままの調子でいってほしいね。世間は不況がじわじわひろがっていくようで、ついに頼みの中国もヤバそうだ、と朝刊に載っておりました。仏蘭西のエラそうな経済学者の切り口がオモロくて、曰く”成長を実感している時のみ幸せ”〜日本は壊滅的な戦争被害からの回復時がそうであって、経済成長というのは神話(現在の中国)である、と。生き方、過ごし方の切り口を変えましょう。
Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1954年)・・・(時代を考えれば)驚異のステレオ録音。若い頃、FMエア・チェック(カセット)して、仰け反っていた記憶も鮮烈也。シカゴ交響楽団のアンサンブル強烈、強靱、インパクト絶大。後、ライナーはルービンシュタインと決裂したらしいし、リヒテルの第2番も(シカゴ響だけれど)ラインスドルフが担当しておりますもんね。妥協を許さんのでしょう。火花散るソロとオーケストラとの葛藤、(時間切れ)。
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どーもお仕事進捗がヤバい感じ。当面の宿題4本のウチ、本日1本完了。明日新たに一気作業やるとの上司の言、これはさっさと終わるのか。残り3本+明日明後日に終わることはほぼ不可能と予測しております。金曜夜難行苦行大残業でクリアできるだろうか。出張出発は来週火曜12時半、月火曜計一日半残ってはいるが、ミーティングもあるし、月曜締め切りの定例大作業も(別途/毎週)あるんです。ついに土曜休日出勤か。先程から背中かなり痛んで、風邪かも・・・?ピンチやなぁ。土曜は目医者に行きたいんだけれど。
今朝の続き。強靭なアンサンブルと、華やか流麗なるピアノ。最晩年の録音が世評高いんだけれど、ワタシはこの演奏が技巧が充分切れて、オーケストラとの緊張感が凄くて一番好き。音質は悪くない、といった水準でしょう。大昔、FM放送からのエア・チェック・カセットはもっとよろしい音質だったような・・・?あれは勘違いだったのでしょうか。
あまりにマイナー路線、断捨離、節約エコ極まって、偏屈へと至る〜そんなことを反省しております。通勤出張に使っているポータブルCDプレーヤーの件、親しい職場の友人には(かつて)「いまどきそんなものを使っているのは、怪しいガイジンさんだけだ」といわれ、一昨日は「いまや、怪しいガイジンでさえ使っていない」と言われました。音質も良いし、音楽の価値は不変!とは真実だけれど、車中にてCDを交換するのは(もの凄く)恥ずかしいのも事実。
で、女房殿の了承を得、iPod Classicを注文いたしました。ケータイもそうなんだけど、たんなる使えないオヤジ化している自覚有。iPhoneなんて全然使えそうもないから、初心者はこれからスタートだな。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
今朝の朝日新聞に「慢性疲労症候群」の件、詳細に載っていたけれど、チェック項目には当てはまらぬ感じ。なんせ出勤すべき、出張すべき日はすべてクリアしておりますから。規則正しい生活継続、毎日ウォーキングは継続し、風邪もひいていないが、両肘の違和感(腱鞘炎)のみならず、両足の筋肉硬直もそうとうなもの(と整形外科の施術士の言)。肩凝り自覚はないんだけれど、ま、”慢性疲労”っぽい感じはありますよ。これは華麗なる加齢現象なのか。昨日、夕方職場では眼を開けられないほどの眼精疲労もありました。
もう一歩、体調改善への工夫必要なのかも。最大の課題は脱・肥満でしょ。精神的には(ここ最近)不快な事象ばかり発生(自業自得含)した職場に、問題から逃げないで、真正面から取り組みましょう。
Sibelius 交響曲第2番ニ長調〜ピエール・モントゥー/ロンドン交響楽団(1958年)・・・久々の拝聴(←相変わらずホンワカ曖昧なコメントばかり)。モントゥーのレパートリーとして珍しい作品かも、定期演奏で評判になって録音へ至ったものか。音質はそれなり水準のステレオ、力んだところもなく流れは自然、語り口の上手い、清涼な雰囲気もバランス感覚もある立派な、明るい演奏です。1875年生まれ、巨匠世代の人だけれど、モダーンで洗練されたセンス、独墺系とは異なる軽快、粋なテイストもちゃんとある。ロンドン交響楽団がほんまに腕を上げるのは1970年プレヴィン以降、とのことらしいが、ここでもなかなか味わい深い、厚みのあるサウンドであります。
では、行ってきます。
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運動音痴、体力もないから長距離マラソンなどしたこともほとんどありません。大昔の数少ない記憶をたどれば、”まず、先に見えるビル迄”、”次はあの橋”みたいな、とにかく先のことは考えないで見えるところ迄走る、その繰り返しがいつしかゴールに至る。余計なことは考えないように、とにかくまず、”そこ迄”の繰り返し。超・整理手帳を使っているし、中期的なスケジュール(作業手順)管理をしていて、お仕事そのものが先々段取りを組み立てるものなんだけど、目先の課題はとにかくクリアする、そんな積み重ねが凡人の所作であります。
本日もそう。その通り。ちゃんとやった・・・はず。あと3日間でケリ付けまっせ、当面の今月分宿題は。週末は休むぞ、というか目医者にいかなくっちゃ。エラソーなこと言ったが、世間のサラリーマンご同輩、どこでもいっしょでっせ。お仕事不如意な方も数多くいらっしゃるでしょうし。
通勤音楽は、Sibelius 森の精 作品15(tone poem)/メロドラマ「孤独なシュプール」/「白鳥」 - ストリンベリの劇のための音楽 作品54/森の精 作品15 (melodrama)〜オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団/ティモ・ケイノネン(vc)/ Lasse Poysti (朗読)/サカリ・トッポネン(v)/パウリ・ピエティライネン (org)(1996年)・・・絶望的に寂しい朗読(「孤独なシュプール」)には記憶有。一般には知られぬ作品ばかりだけれど、「森の精」(同じ作品番号がいくつか存在する理由はリンク先参照のこと)しっとり美しい、甘い旋律続きます。途中からのチェロ独奏も遣る瀬なくてエエ感じです。ヴァンスカ/ラハティ響のアンサンブルは洗練され、厚みと色気には不足するが、んなものSibelius に必要なし。自然体の音質も極めて良好。
噂によると生演奏ではかなり厳しいアンサンブルらしいが、少なくとも録音では文句なし。まだまだ見知らぬ、これから出会うであろう素敵な音楽が存在するんですね。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
さてブルー・マンディ、などと愚痴ってもいられぬ切羽詰まった一週間始まりました。体調どんよりしているが、風邪をひいていないし、たんなる喰い過ぎ=体重増か。まず、本日朝一番より当面の宿題をクリアして、ミーティングの合間に自らの持ち分野資料提案を進捗させないと。周りの段取りばかり優先、自分は後回しギリギリ大苦戦パターンはすっかり定着してしまって、毎月苦しいこと!会議本番(出張)は来週火水となります。
作業段取り組み替え検討して、さらに、いっそう合理化せんとあかんな。同じ担当ばかり4年も続けていくと、あまりにワザを駆使しすぎて、タコツボ状態に陥っている可能性大。実利のない、C/Pのよろしくない、”お仕事やっているフリ”だけは絶対許さぬ。
ネットで拾ったMercury旧い録音ばかり聴いております。Ravel バレエ音楽「 ダフニスとクロエ」(全曲)〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団/マカレスター大学合唱団(1954年)・・・これも驚くべき優秀録音、ほとんどステレオ録音と遜色なし。同時期同レーベル、ポール・パレー/デトロイト交響楽団の繊細かつ剛直なるアンサンブルは承知していたけれど、こちらも賞賛に値するみごとな精密アンサンブル+馥郁たるニュアンス充分。ドラティの仏蘭西音楽?的先入感はあかんね。
昨夜【♪ KechiKechi Classics ♪】 一本のみ更新(というか加筆)。精神的に余裕全然ありません。では、行ってきます。
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諸作業進捗ともかく、いろいろお仕事トラブル処理を誤って、人間関係悪化も自業自得。精神的にどんよりしております。こんなこともありますよ。反省して明日から仕切り直しだ。巡り合わせが悪い日もあるでしょ。早々に職場を出て、耳鼻科整形外科ハシゴして帰宅いたしました。
通勤音楽は再度、Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」/Tchaikovsky 幻想序曲「ロメオとジュリエット」〜アンタル・ドラティ/シカゴ交響楽団(1954年)そして、Tchaikovsky 大序曲「1812年」〜フランティシェク・ストゥピカ/プラハ交響楽団/チェコスロヴァキア中央軍楽隊+「イタリア奇想曲」〜カレル・シェイナ/チェコ・フィル・・・ドラティ/シカゴ響の珍しい音源は、改めてイヤホンにて集中すると(やはり)鮮明なるMercury録音。LP板起こしらしく、針音入るが気になりません。広がり以外はほとんどほとんど完璧な奥行き、鮮度、文句なし。シカゴ交響楽団の硬質で切れ味鋭いサウンド、アンサンブルの集中力も文句なし。「未完成」ってほとんど聴かない作品だし、”どれを聴いても・・・”的感慨ないでもないんだけれど、久々ドキドキするほど新鮮に受け止めました。「ロメ・ジュリ」はあちこちピアノ協奏曲第1番 変ロ短調に似ておりますねぇ、劇的な盛り上がりが、あたりまえか。すっかり、この作品が好きになりました。
フィル・アップはプラハ勢の珍しい音源。こうして埋もれて日の目を見ないものを、ちゃんと聴けることを喜びましょう。ストゥピカ/プラハ響の「1812年」は金管華々しく鳴り切って、そうとうテンションの熱い、けっこう劇的な演奏であります。大砲はぶっ放さないけどね。シェイナのほうはチェコ・フィルでしょ?厚みと深みがあって美しい。こちらSupraphonの録音だけれど、それなり聴きやすい音質でした。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
昨日は職場を昼から辞去(課題矛盾先送り)し、銭湯経由帰宅〜二時間ドラマ再放送ぼんやりしつつコタツにて居眠りも至福の時間。すっかりくつろぎました。数日前東京出張にて痛感したこと〜facebookをちょろ登録したのはいいけど、使い勝手わからずメール(での呼びかけ)をずっと無視していたことを反省、なんでもトライヤルしてみないとな、と考えていたら、毎日お邪魔しているブログ(結構長いお付き合い)の方よりお誘いなので、ようやく”お友達”登録しておきました。今朝は上司(長い付き合い/一昨日呑んだばかり)より連絡が来ていて、人脈関連を見ると我が職場関係がズラリ!
これは趣旨ちゃうんじゃないの?あわててプロフィールにある【♪ KechiKechi Classics ♪】 のURLを消去しました。デフォルメしてあるけど、基本「音楽」+「仕事の愚痴」ですから。職場にはナイショ。オトコ世界の狭く浅い人脈(お仕事の担当変われば消えてしまうような)再確認しても仕方がないでしょ。”違う文化”と”普遍的な共通項”の発見がキモだと思うんですが。
これも今週出張時の話題。ホテルロビー備え付けのパソコン(以前職場で使っていたものと懐かしい同型)、やや時代遅れは気にしないが、ブラウザで一個作業する度に(いかにも苦しげに)「ぶ〜ん」とCPU冷却ファンが活躍して、画面がしばらく止まります。メモリが256なんだね、今時。我がAspireRevoもAtom1.6ghだから非力、メモリは2gbでフツウ、別にハードなゲームやら動画処理するワケじゃないし、ちゃんと動いているんだけれど、最近どーも不満が・・・例えば.flacファイルを.wavファイルにデコードするのも(以前に比べ)時間が掛かるような気が・・・ま、フリーソフトでレジストリの整理をしておきました。あと半年で購入2年だからな、まだまだ頑張ってもらわんと。
稀少LPを高価収集されている方には申し訳ないが、それこそパブリック・ドメイン音源はネットにて入手可能。昨夜はそんな珍しい音源探してCDR目一杯収録作業しておりました。Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」/Tchaikovsky 幻想序曲「ロメオとジュリエット」〜アンタル・ドラティ/シカゴ交響楽団・・・1954年1月、Mercuryのシカゴ響とのラスト・セッションらしい(この情報探すのに苦労しました/MG50037)。ドラティがシカゴ交響楽団と組んだ音源も、他に記憶ありません。 当時のミネアポリス交響楽団との演奏も立派だけれど、強靱強烈なるシカゴでっせ、6週間後にはフリッツ・ライナーとの「ツァラ」「英雄の生涯」が録音され、既に実力充分。引き締まってモダーンなスタイル+テンションの高い(音質ももちろん良好)演奏也。ま、「未完成」って滅多に聴く機会はないんだけれど、美しい旋律を久々再確認いたしました。
CDRの余白はできるだけ埋めたいビンボー症。ドラティ/ミネアポリス交響楽団の「英雄の生涯」(1950年代?録音情報調べ付かず)はわずかに収録不可、全然別の音源Tchaikovsky 大序曲「1812年」〜フランティシェク・ストゥピカ/プラハ交響楽団/チェコスロヴァキア中央軍楽隊+「イタリア奇想曲」〜カレル・シェイナ/チェコ・フィル・・・Frantisek Stupkaは初耳、1960年直前?の録音と類推されるが音質かなり良好、キモチ良くオーケストラを鳴らした立派な演奏でした。
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女房殿は実家で法要有。朝はちゃんとウォーキングしたが、疲れが溜まって今朝の「音楽日誌」執筆がやっと、【♪ KechiKechi Classics ♪】 サイト更新執筆など不可能(オーディオ部屋が寒くてコタツから出られない)。昼頃、再び銭湯に出掛けゆったりいたしました。あとは半分居眠りしつつ断続的にテレビなど見て〜って、昨日と同じ。無為無策の極み。
R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(録音年不明モノラル)・・・これも立派な演奏やなぁ。LPは稀少盤らしくて8,000円!とかなんとか、すごい値段付いておりますね。Mercuryは音質の心配がないから安心できるし、この時期のミネアポリス交響楽団は上手いですねぇ。中庸のテンポ設定、バランス感覚抜群。この人の演奏って、いつもそうでして、無理無理な表現はどこにもないんです。特別耳を驚かせる表現などないんだけれど、21世紀に現役で違和感なく愉しめる〜地味過ぎず派手過ぎず。
自主CDフィル・アップは超・有名音源。Mussorgsky/Ravel 編「展覧会の絵」〜ラファエル・クーベリック/シカゴ交響楽団(1951年)・・・快速テンポ、きんきんにテンションの高い強烈アンサンブル。息もつかせぬほどの緊張感連続。シカゴ交響楽団って、フリッツ・ライナー以前からこんなハード・ボイルドなサウンドだったのだね。録音はもっと凄くて、うっかり聴いているとモノラルとは俄に信じがたいほど。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
昨日は久々の職場、朝一番より精力的に宿題消化していくが、某食品系展示会(社会の動きを知るべき、当面の実務問題に非ず)に上司も行くとのこと。昼休みまでに”当面実務処理”すべて終え、創造的お仕事は半分翌日回し(半分は自分起点の皆作業なので、やっておかないと始まらぬ)。挙げ句、旧知の取引先メーカーと梅田にて酒席、帰宅は11時に。出張疲れ、睡眠不足、展示会試食による腹膨れもあって、苦痛ではないが、高級料理にもそう楽しくもなし。今朝はいつもより一時間遅く出て(これが通常時間)昼迄にお仕事目処付ける決意、そのまま大型銭湯にでも出掛けましょうか?営業数値1月はかなり悪化、世間情勢を反映していて、これは予想通り。
今朝、ちゃんといつもの時間に起きて早朝ウォーキング継続、そうとうカラダ重いけどね。肘膝痛みます。それでも生活リズムを崩さないのが心身とも体調維持に肝要なんです。
昨日通勤音楽。Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調(フィーラー版1966年第4稿1997年改訂版)〜ロバート・オルソン/ポーランド国立放送交響楽団(カトヴィツェ)(2000年)・・・昨日言及の「カーペンター版」との流れで再確認したもの。版の完成度を云々する立場に非ず、第10番はもともと纏綿濃厚浪漫なる作品旋律が大好きだし、いろいろ聴いてみたいといったド・シロウトの欲望でっせ。たっぷり愉しんだことを前提として、ロバート・オルソンさんの表現は誠実、かつややもっさりとローカルな感じ、ポーランド放送交響楽団にも色気は不足しているかも。とくに大好きな第3楽章「煉獄(プルガトリオ)」の(短いけど)ドキドキするほど巨魁なる怪しさ、終楽章に於ける大太鼓の絶望的な響き〜清明なる解脱・・・という表現の洗練には辿り付かぬ感じ。
いずれ、貴重なる録音でしょう。世評は割れておりますね。
一昨日までの出張時音楽への言及途中でした。(ここ最近、出張中拝聴音楽まともに全部言及したことはないけれど)Janacek シンフォニエッタ(ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/BBC交響楽団1981年ライヴ)/「タラス・ブーリバ」/交響詩「ブラニークのバラード」/2群の弦楽合奏とピアノ、ティンパニのための二重協奏曲(チャールズ・マッケラス/BBC 交響楽団/ハロルド・レスター(p)1981年ライヴ)・・・ロジェストヴェンスキーのJanacekは珍しいでしょう。自然な会場残響は極上の音質(ロイヤル・フェスティヴァル・ホール)予想外に端正なアンサンブルと抑制された表現に始まり、後半に向け期待通り切れ味鋭い金管爆発が待っておりました。そこは英国紳士のオーケストラ、露西亜みたいなエグい炸裂にはならぬが、立派な、完成度の高い演奏です。
マッケラスは十八番(おはこ)でして、「タラス・ブーリバ」ラスト「予言」の爽快なスケール、盤石貫禄のルバートには文句なし。協奏曲はハードなオモロい作品、記憶ではJanacekにはいろいろ珍しい協奏曲があったんじゃないか、大昔FMでたっぷり聴いたことがあったような・・・
では、行ってきます。
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いつもより30分以上遅く家を出て、ゆっくり電車中座って職場到着したら通常より30分弱遅く到着〜当たり前か。朝一番より前日残務消化、メールでの依頼の返答、報告書、そして来週月曜締め切りの創造的お仕事半分ほど進捗、印刷屋への画像データなどはさっさとCDRに焼いて送付しておきました。自分の担当の分野資料はついに手付かず、来週どーやって時間ひねり出すか・・・と、悩んでも仕方がない。お隣のチームの若い者が出てきたし、昨夜の酒疲れもあって、昼で職場を出ました。
迎春のご挨拶にメーカーさんがタオルなんか持ってくるでしょ。それを活用して、帰り大型銭湯へ〜人生至福の時。とくに電気風呂が素晴らしい。帰宅してホンワカしております。ガツガツ頑張ったって、もとより出世には縁もないし、年齢(とし)ですから。お仕事は愉しんで、段取り合理化してまずはカラダを休めることを優先しましょう。
通勤音楽は、Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ短調「アダージョ」「プルガトリオ(煉獄)」(1958年)/Walton 管弦楽のためのパルティータ(1959年)/Stravinsky 組曲「火の鳥」(1919年版)(1961年)〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団・・・リンク先の更新も既に9年前、ずいぶん聴いていなかったなぁ。Mahler 交響曲第10番はKr'enek版だそうです。評判悪いんだよね、この演奏。おそらくは、あまりに色気なく、硬派だから。厳しい集中力、テンション高いっすよ。辛口、甘美の欠片もないでしょ。これがジョージ・セルなんです。(さすがに音質はちょっと苦しい感じ/なんせパブリック・ドメインになっているくらいですから)Walton は穏健英国音楽中、屈指のハードさを誇るし、1919年版「火の鳥」は、リズム感の良さ+切れ味、仕上げの精密さでこれが一番でしょう。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
あっという間に金曜日、通常パターン業務であればそれはそれでめでたいことなんだけど、(前頭連合野に汗かくべき)宿題締め切り迫って明日、土曜も出勤。朝一番よりの”お仕事作業シミュレーション”メモってあります。単なる実務処理系だったら全然問題ない、一気にハイ・スピード処理可能なんだけれど。この寒い時期、しかも指定の安ホテル室内は空調最悪、以前だったら必ず咽を痛めて一気に発熱〜みたいなパターンだったが、不快ではあるけれど体調は維持、この間のウォーキングの成果でしょう。(睡眠は不如意、今朝も早朝覚醒)東京滞在二日間さすがにそれはできなくて、室内にて一生懸命ストレッチしておりました。気分転換(+生きた情報収集)には大切な二日間だったけれど、その後は苦しいですね。本日勝負。
(出張移動中音楽)Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調(カーペンター版)〜ハロルド・ファーバーマン/フィルハーモニア・フンガリカ(1995年)・・・カーペンター版も(VOXで何度も目撃した)ファーバーマンの演奏も初耳。しかも、財政難にて既に解散しているオーケストラ、というのも興味深い一枚。なにかと評判悪い版だけれど、Mahler 好きとしては(新しい切り口を)愉しめる内容かも。かなり快速テンポなのはスコアの指示ですか?打楽器(ティンパニ、シンバル等)金管もあちこち多用されていて雄弁、流麗饒舌劇的(寂寥に非ず)表現、ワタシ如きド・シロウトは、それが版の指示なのか指揮者の解釈なのかようワカランのが正直なところ。以前、マルティノン(1966年/クック版第2稿)を聴いて、速いテンポ+素っ気ない演奏と感じたが、ここでは(少なくとも)そんな印象ではありません。
悪くはないが、濃密纏綿たる浪漫、といったテイストでもなし、落ち着きも足りない。(落ち目だったはずの)オーケストラは、音質含めかなり快調です。旋律作品そのものがお気に入りだから、また選択肢が増えたと満足しております。「フィーラー版1966年第4稿1997年改訂版」というのもけっこう堪能しましたし。
Mahler 交響曲第4番ト長調〜パウル・クレツキ/フィルハーモニア管弦楽団/エミー・ルーズ(s)(1957年)・・・久々の再聴(←あまりの素っ気ないコメントに唖然)。残響豊か、瑞々しい音質は現在の耳で聴いても違和感のない音質。アンサンブルは優秀であり、よく歌って自然な流れに説得力有、10年前のリファレンスはメンゲルベルクだったらしくて、彼(か)のノーコーに揺れ動く過激表現に耳馴染めば、そりゃ”爽やかで現代的。メルヘンな雰囲気を過度に強調することなく、静謐かつ繊細で透明、テンポの恣意的な揺れもほとんどなく、オーソドックスで美しい”ということになっちまうでしょうが。
最近の録音をいろいろ聴いた耳を経ても、文句なし説得力たっぷりな演奏と聴きました。ルーズの清楚な声も理想的。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
二泊三日、いろいろ種々様々、考えさせられる出張でした。
1) 東京という街に”特別な”魅力を感じない。いえいえ、東京暮らしにも(地元なりの)文化はあるのでしょう。お上りさんとして、遊びに行くべき価値を感じぬ、ということ。初日会議がエラく早く終わって、渋谷界隈(日本一の繁華街?)を久々歩いてみたけれど、その感を深めました。だってほとんど全国チェーン店ばかりでしょ?女性のファッションだったら、また考え方が違うのかも。なんせこちらユニクロ親父だから全国どこでもいっしょなんです。5年くらい前だったら、東京でしか入手できぬCDもないでもなかったが、時代は遷ろいました。ネット時代は自宅で用は足りるんです。
2) 二泊三日、思わぬヒマがあって、パソコン持参せぬお仕事段取りの悪さを大反省。けっこうハイスペックなマシン貸与され、日本全国どこでもネットワークに入れる条件与えられているのに、意地になって”業務用(限定)パソコンなんで持っていけるかい!重いし”なんて、会議参加の八割が使用してましたよ。(途中、お隣のマシン借りてメールのみチェック済)10年ほど前、まだそんな環境整わなくて、会議中ただひとりパソコン(自腹)開いて、会議報告をさっさとまとめていたのに、いつの間にやら逆になりました。
反省。次回出張からマシン持参します。twitterがどーの、とか、facebookってなんの意味があるの、冷ややかに見てきたけど、アカンタレ親父だな、こりゃ。電子ブックとかタブレットマシンにもトライヤルせんとな。iPod的なものもね。スマートフォンは・・・ちょっと勘弁してしてくれ。
3) たしか、ちょうど一年前、3人ほどメールにて東京酒席のお誘いをしたけど、返事あったのは一人のみ(海外滞在中で対応不可)。今回も同様だったが返信二人、一人はちょうど家族海外旅行中、もう一人は当日体調不良にてアウト。それもハードなお仕事での構造的な不調らしい・・・何処も同じだなぁ、お互い華麗なる加齢メンバーだし、年々お仕事キツくなるのも一緒なんだなぁ。なんか切ない。遊ぶのにも若さと元気が必要なのだね。
4) 久々のBOOK・OFF西五反田店訪問。CD@250*3枚=500円セール中也。さすが東京!エエ在庫いっぱいありましたよ・・・2時間悩んで熟考して、結局買えなかった・・・これ以上、音楽に対して粗雑な聴き方になっても仕方がないから。新書105円コーナーが縮小され、210円コーナー、420円コーナー拡充されてました。最近、著しく読書量が落ちていて、だいたい本屋に行きませんもの(BOOK・OFF含む)。若い頃から激しい読書家で、大阪→博多転居の時には書籍の処分に困ったものです(ご近所の古本屋は引きとってくださらなかった)。
本屋に入り浸っていたから、背表紙を見ただけで自分の嗜好に合うかどうか、一発で見極めが付いたもの〜今回2冊購入したが、1冊大外れ!(勘は鈍った)話題にもしたくないほど。もっともらしい科学的な装いで中身なし、牽強付会とでもいうのか。別途もう1冊、山田玲司「非属の才能」(光文社新書)・・・これオモロかったですよ。異端児礼賛!ちょっと凹んでいる人にはエエ具合のサプリメントなんじゃないか。だからどうしろ!というのは別だけれど、書籍にそんなノウハウ求めるのはおかしいっすよ。帰りの新幹線退屈せんで済みました。
音楽はいっぱい新しい発見ありましたよ。1件のみネガティヴな話題に言及、Mozart 交響曲第39番 変ホ長調K.543/第41番ハ長調K.545「ジュピター」〜ハンス・シュミット・イッセルシュテット/ロンドン交響楽団(1958年)・・・中学生時代、行きつけのレコード屋でこの「ジュピター」試聴しました。(17cmLP)これがまさにこの演奏、記憶そのまま。ちょっぴり音質草臥れたが、ごりごり低音が効いた、所謂独逸風演奏。”親父の棒読み風”と言われたカール・ベームにも似て、今となっては(申し訳ないが)ほんまにツマラない。生真面目だけれど、ベームよりアンサンブルの仕上げに甘さがあるんじゃないか(そこは本質じゃないけれど)。愉悦も柔軟性も、躍動する軽快なリズムでもない。
もう聴きたくありません。全国全世界のイッセルシュテット支持派の皆様、申し訳ない。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
快食快便を誇る鋼鉄の胃袋のハズが、ここ最近胸焼けを実感することが多いし、ここ数日(快食ともかく)後者がイマイチ、朝から尾籠な話題にて恐縮だけれどキレがよろしくない。やたらとガスが溜まる感じです。昨日は床屋さんに行ったのみ、運動不足かな?本日夜より東京へ、二泊三日の会議出張、帰ってきたらもう翌日金曜日、ジョーダンじゃなく土曜出勤しないとヤバいっす、いろいろ。今朝も半覚醒状態のままウォーキング実施、とにかく風邪をひかないのはありがたい。
昨日も断片的に音楽を聴いていて、どれといって集中できておりません・・・Janacek シンフォニエッタ+4つの序曲(マクロプーロス事件/カーチャ・カバノヴァ/死の家から/嫉妬)〜チャールズ・マッケラス/プロ・アルテ管弦楽団(1959年)・・・先月昨年末にHMV通販にて届いて既に言及したもの。村上春樹のベストセラーで有名になったり、パブリック・ドメインで音源拾えたりするから、あちこちで話題になっておりました。数種棚に在庫している同曲異演中マッケラス/ウィーン・フィル(1980年)と聴き比べておりました。そちら、なんせ音質的にもオーケストラの技量的にも圧倒的に整っているけれど、こちらのステレオ初期音源にも別種の魅力有〜他のサイト言及とは微妙に感想は異なっていて、音質は(時代勘案すれば)マシ、といった程度、かなりヒステリック、デリカシーを欠くもの。演奏はアンサンブルが破綻しているとは聞こえない、粗野なエネルギーの爆発として受け取りました。作品旋律リズムの新鮮この上ない魅力は前提。
他、クリフォード・カーゾンとか、Mahler いくつか・・・パソコン出張に持参いたしません。メール環境のみ持っていって済ませるつもり。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
寒いですね。昨夜は徒歩十数分新しい銭湯開拓〜安直な焼鳥屋にて夕食、あとは昼寝したり、ぼんやりテレビ見たり、休日を満喫。早朝わずかなウォーキング程度では運動足らぬのか、腰+いつもの膝とかあちこち鈍く痛みます。連休ラスト【♪ KechiKechi Classics ♪】サイト更新もう一本狙っているんだけれど、集中力を失っている・・・これから、どの作品に取り組むか考えましょう。朝刊を読んでいたら、縮小する音楽業界のことが話題となっておりました。年々下がっていくLPカセットCDの売り上げ、それはデータ配信が伸張していることと裏返しなんだけど、トータルでも市場が広がっているとは言い難い。定額聴き放題ビジネスモデルも先行投資的色合いが強いそう。つまり、新しい音楽を生み出すためのコストを誰も負担しない・・・自分もそう(代表選手)か。
その記事中、売りに出されたEMIグループは我らがSONYが買い取ったんですね。もう時代はCDじゃないし、クラシック音楽など市場比率は微々たるものだろうが、EMI音源はやがてSONYから出るように?RCAみたいに。
Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜レオン・フライシャー(p)/フランツ・アンドレ/ベルギー国立管弦楽団(1952年5月26日ライヴ)・・・パブリック・ドメインにてネット・ダウンロード、リンク先では1953年(しかもオーケストラ名なし)になっているが、エリザベート国際コンクール優勝時の記録でしょう。CDもあります。音質は状態のよろしいAMラジオ風水準。つまり高音も低音も伸びない、こじんまりとしてノイズは少ない。亜米利加の新星24歳、音色の詳細を堪能すべき音質水準ではないが、リリカル、少々の躊躇いが揺れる初々しい表現です。若さ故の前のめり表現皆無、決然として清潔だけれど、あちこちニュアンスに富み、緊張感に充ちた朗々たる歌が聞こえます。もちろん技巧的には万全。冒頭圧巻管弦楽のラッシュを否定する、強面ではないピアノ。
この作品との出会い(もちろんLP)は、ルービンシュタイン(p)/ラインスドルフ/ボストン交響楽団(1964年)だったはず。やたらと巨魁立派な大作!といった印象ばかりだったが、現在なら第2楽章「アダージョ」の途方に暮れた哀しみ(みたいなもの)がひしひしと伝わって、終楽章〜まるで蒸気機関車ラッシュのような〜に一筋の明るい希望を見いだすことができました。若きフライシャーの燃えるようなフィナーレは聴き手を充分アツくさせて下さいました。聴衆の熱狂的な拍手有。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
当たり前ありきたりな話題かも知れぬが、日曜はキライです。なんせ翌日は”ブルーマンディ”だからね。だから金曜夜が一番好き、でも明日は祝日休みなので有意義に、楽しく過ごしましょう。倦まず弛まず(短時間ながら)早朝ウォーキング継続、でも寒い季節だから?持病の左膝は痛むんです。両腕腱鞘炎の症状もそのまま〜なんとかならんのか。でも、風邪をひかなくなったのは僥倖。尾籠な話題だけれど毎朝定期的なウ○コが健康には極めて重要なリズムでして(だから痔疾とは無縁)、昨日朝何故かどーもキレが悪く、腹中ガスが溜まっている自覚有、今朝無事クリアいたしました。めでたい。
昨日【♪ KechiKechi Classics ♪】定例サイト更新実施、一本のみ。パソコン/オーディオ部屋が寒いとか、屁理屈はいろいろある(現在温々とコタツ中)けれど、世の中にはもっと、聴取環境よろしからぬところで音楽堪能されている方もいらっしゃるはず。気持ちを入れ替えて、これより音楽と向き合いましょう。
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Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)〜ジエイムズ・レヴァイン/シカゴ交響楽団/メアリー・サウアー(p)(1977年)・・・当時新進気鋭の34歳。正直なところ、どんな演奏でも音質さえ整っていれば、いえ、太古モノラル録音でも、なんでも素敵に聞こえるお気に入り作品也。どちらかというと洗練されたマイルド系演奏がお気に入りかな?
デッドな音質、ハードな演奏、とはあちこち世評にて拝見したが、シカゴ響の上手さ(特に管楽器)、リズム感の軽快なことは前提としても、そう”ハード”とは思えぬ、それなり立派な、スムースな表現と聞き取りました。ディジタル時代以降、目の覚めるようなクリアな音質+技術的な向上は当たり前となりました。これが特別個性的なものとは思えぬ・・・ちょっと罰当たりな感想となりました。充分、愉しみましたが。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
今週わずか2日しかお仕事していないのに疲労困憊、先行きスケジュールにゲンナリしていることもあります。とにかく3連休。新年も早朝ウォーキング+ストレッチ継続中。ちょっと体調怪しくても、ちゃんと毎日快復可能。”餃子の王将”にて注文しすぎ、喰い過ぎ自覚あったんだけれど、今朝ちゃんと空腹自覚できたのは胃腸も大丈夫、ということか。これからが一年で一番寒い時期なので引き締めていきましょう。
数日前、アダム・ハラシェヴィチの演奏に失望したChopin アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ 作品22〜マルタ・アルゲリッチ(p)のCD(1974年)棚中より出てきました。なるほど、若い!流麗、溌剌。才気走ったエエ演奏に間違いなし。でもねぇ、やはりルービンシュタインの馥郁たる華やかな脂粉漂うようなテイストに及ばぬ・・・そう感じるのは嗜好問題でしょう。どなたかハラシェヴィチ擁護派出現せぬか、再度確認しなくては。
Franck 交響曲ニ短調〜ロジェ・デゾミエール(1898-1963)/パリ音楽院管弦楽団(1951年)・・・自主CDの整理をしていたら出現した音源。もちろんパブリック・ドメイン。苦手系作品であり、7年前に【♪ KechiKechi Classics ♪】にて熱心な論議もありました。今は昔。油断するとやたらと溜まってしまうCDでもあります。記憶にあるだけでも棚中、ピエール・モントゥー、クルト・ザンデルリンク、アンドレ・クリュイタンス(2種)、シルヴェストリ・・・かなり処分したんだけどなぁ。ネットにて情報検索したが、驚くほどコメントが少ない往年の指揮者(これが一番詳細)・・・(情報を信じれば)病にて引退した年の録音となります。(1953年の録音は存在する)けっこう同時代のハードな作品初演した人らしい。
細部ニュアンスに富み、色彩の変化を感じさせます。明るいオーケストラの響き、作品そのものへの苦手感は拭えないが、第2楽章「アレグレット」に好感を持ったのは緩徐楽章嗜好に至った華麗なる加齢現象なのでしょう。所謂独逸系かっちり堂々とした構えではないが、華やかな終楽章の歌は素敵でしたよ。音質は時代相応、音量レベルが高く明晰な分離もあります。
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行ってきました映画「探偵はバーにいる」〜宝塚迄出かけましたよ、阪急電車で。なかなか上演している映画館がないんです、というか、もう終わっちまったのか。ワタシの故郷・札幌の雪景色(空気の冷たさが理解できる)、札幌〜小樽の海岸風景も胸にしみます。薄野の辺りはあまり馴染みではない(なんせ18歳で京都に出ましたから)けれど、知っている場所にまちがいなし。細部作り込みがていねいで、配役も豪華メンバー揃い。脇役が優れているのだな、一言も台詞のないバーのマスター、どーしょーもない親父役の有薗芳記、名前さえないヤクザの高嶋政伸(すっかり悪役定着!)、小雪のミステリアスな美しさ、冴えない主役・大泉洋。ボロボロのビュートもカッコ良い。(帰り十三にてラーメン食しました)
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
昨日はお仕事初めとしては上々の出来、但し、当面の締め切り作業(本日迄)はけっこう膨大、来週月曜の祝日を失念、火曜ミーティングや打ち合わせ目白押し、夜から東京二泊三日・・・帰ってきたらもう金曜日、土曜出勤必須だけれど、お休みの消化も義務づけられているし・・・と四苦八苦、状態。東京会議中に内職するか、あれは効率悪いし集中力を欠くのでやりたくない。挙げ句、チームメンバーの誰か(目星が付いている)が年末取引先に禁じ手の膨大添付ファイルを送ったらしく、我らのメールすべて4日後に返却(そのサーバーの仕組)、つまり然るべき重要案件が伝わっていないことが発覚!犯人は11連休中(信じられん/事前に誰も知らなかった)。
昨日朝途中になったBach ブランデンブルク協奏曲全曲〜カール・ハース/ロンドン・バロック・アンサンブル・・・1950年代の録音か。音質まぁまぁ、まだ全部ちゃんと聴いたワケじゃない。ややリズム(テンポ)はノンビリしているけれど、編成刈り込んですっきりとした響き、表現、時代錯誤的違和感はありません。なんせソロが上手いんです、皆。チェンバロのメカニカルな響きともかく、フルートじゃなくてちゃんとリコーダーを使っております(第2番第4番)。第2番のソロ・トランペットは聴き馴染んだものよりオクターブ低くて、サウンドのバランスとして悪くありません。
【♪ KechiKechi Classics ♪】 定例更新日ながら(あれほど休みが続いたのに)原稿未着手。週末に取り組みましょう。また連休だ。
人並外れて要領良し、手を抜ければ足まで抜かん!哲学のワタシが、こんな一生懸命お仕事しちゃアカン、こりゃ昨年末の流れと一緒じゃないか。本日も昼から睡魔と闘いつつ、かなりのお仕事進捗ありました。当面の締め切りクリア。傍目には若い者に「ポジデータは未だ届かんのか!」「いつまでも終わらんやろ!」と罵倒しつつ、内実淡々と大量の宿題をこなしました。本日の宿題完了!を見極めて、さっさと職場退出。もの凄い疲労感有。帰宅したら、北海道より到来物水産物が既に痛んでいたということで、夕食作成失敗報告〜女房殿と”餃子の王将”経由大型銭湯にて至福のときを過ごしました。
昨年末より”同じ曲ばっか!”大作戦になっていて「新世界」に続き、Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」〜まずはイーゴリ・マルケヴィチ/ベルリン・フィル(1953年)・・・パブリック・ドメインとなった太古録音、かなり優秀な音質です。さすがに分厚いベルリン・フィルの響きは、カラヤン以前の艶消しサウンド。晩年まで切れ味鋭い人だったが、気力充実壮年41歳でっせ。なんかとっても厳しい雰囲気満載です。セルゲイ・クーセヴィツキー/ボストン交響楽団〜先日1943年録音(立派な演奏ながら残念なカット有)を聴いたばかりだけれど、1930年録音も再聴。
記憶より音質マシ、全体に颯爽とモダーンな演奏で、これが初録音とは俄に信じがたいほど。但し、弦のポルタメント奏法は時代ですね。そして更に更に本日の通勤音楽は・・・
Mussorgsky/Ravel 編 組曲「展覧会の絵」/交響詩「禿山の一夜」〜マルコム・サージェント/ロンドン交響楽団(1958年頃)・・・”かなりの優秀録音”どころの騒ぎじゃない!イヤホンにて集中すると、目も覚めるような鮮度と奥行広がり、各パートの定位明確、重低音ど〜んと響いて、ま、表現そのものはオーソドックス、粋とは言い難いけど、そんなことメじゃない。電車中でも録音会場(但し半世紀以上前)の空気を肌身に感じておりました。EVEREST録音恐るべし。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
さて、お仕事のお正月が始まった感じ、いえいえほんまは新年度がサラリーマンのお正月か〜いずれおめでたい雰囲気一掃しなくては。あっという間に本日木曜、いろいろと締め切りがあり、更に来週東京二泊三日、降って沸いたような出張が入ったので、エンジン掛けてお仕事一気に周回軌道に乗せましょう。昨日、職場まで行っているし、生活リズムも崩れておりません。体調も維持。
相変わらず”音楽ちょろ聴き”生活。Chopin アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ 作品22〜アダム・ハラシェヴィチ(p)(1972年)・・・この人のChopin 10枚組は意外とローカルなリズム感が素敵なんだけど、お気に入りこの作品にて少々がっかり。流れに流麗さを欠き、野暮ったいいリズムのみ目立って気になります。刷り込みにはアルトゥール・ルービンシュタイン有(正規盤入手済)。魔法のような粋なテイストは誰にもマネできんのか、アルゲリッチはどうだっけ?(棚中CDあったような、なかったような・・・?)
戦後から1950年代に英国にて活躍したカール・ハースという人がいて、ロンドン・バロック・アンサンブルを率いておりました。以前から気になっていたけれど、Bach のブランデンブルク協奏曲全曲がネットで音源拾えます。参加メンバーが凄くて、Jean Pougnet(v) ,Georges Tessier(v), Emmanuel Hurwitz(v),Anthony Pini(vc), Frederick Riddle(va), Richard Adeney(fl), Carl Dolmetsch(リコーダー), Sydney Sutcliff(ob)、おそらくはデニス・ブレインも参加?(時間切れ)
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
正月休みラスト。お隣のチームは出勤です(取引先ご挨拶)。ワタシも職場誰も不在時を狙って野暮用でちょっぴり出掛けますが、お仕事に非ず。昨日朝一番にてウォーキング兼用早朝銭湯堪能しつつ、あとは無為無策な終日消化しました。連休って油断すると運動不足+喰い過ぎ呑み過ぎ、生活のリズムが崩れて、体調どんよりりがち、しかし、早朝ウォーキング(+ストレッチ)継続にて快調です。今朝も元気でいつものコースを回ってきました。あとは自主CDの情報整理、分類整理、そんなんばかり、テレビ番組もほとんど見ないで(手応えは「相棒」のみ)録画しておいたお気に入りを選んでおりました。BLディスクたくさんあるからね。
ぼんやりと音楽を聴いていたんだけれど、休みが多ければ大量の音楽を聴ける、ということでもないんです。緊張感が緩んじゃう。静かで淡々とした作品がよろしくて、例えばRespighi リュートのための古代舞曲とアリア(ピアノ版)〜クリス・ブリーマー(p)・・・音質、演奏とも少々玉石混淆状態ながら、数多い鍵盤作品がフリーで拝聴可能なサイトより。馴染みのアルカイックな美しさを誇る旋律は、まるで原点に戻ったかのような素の姿を現します。オンマイクで音質印象上、大味なテイストに感じる(ピアノの響きもちょっぴり安っぽい)が、弦よりこちらのほうが好き。
リュートといえばThomas Berghan(トーマス・バーグハン)の音源がネット上で入手可能、これが静謐かつ素朴なテイスト。音質もよろしい。Jean-Baptiste LullyとかAlessandro Piccinini、Weiss辺りは(少なくとも)聴いたことはある作曲家。しかし、Johannes Hieronymus Kapsberger(←これは独逸読/もともとはジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー/ちょい悪オヤジか?)、Balcarres女史 とかSaizenay女史 辺りになると全く初耳。ギター関係の方には馴染みなのかも。こんなつぶやくような静謐な音楽への嗜好が強まっております。
もうひとつギター関係の音源を自主CDに仕込んであって、JACOPO GIANNINOTOさんの音源。こちらも初耳作品ほとんどながら、J.S. Bach 前奏曲とフーガ ハ短調BWV997 (Live 2009)辺りが登場するとほっとします。久々、このサイトを検索してみたら、収録作品増えておりますね。また、ダウンロードしなくっちゃ。
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ちょっと野暮用にて職場へ。なんせ(大都会としては)極めて近いからね。案の定、上司+お隣チームの若い者が出てきていて、新年のご挨拶しちゃいました。用事を済ませて速攻にて帰宅。な〜んもせんのに精神的にしゃきっとするのはサラリーマンの性(さが)か、引退したらどーなるのか、へろへろになっちまうのか。早くも胸焼け症状ちょっぴり発症。
じつは新年早々連続聴き作品有。Dvora'k 交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」まず、ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1952年旧録音)・・・CD化されているが、パブリック・ドメインだからネットで音源拾えます〜というか、1959年のステレオ録音さえ既にフリーに(CD所有/LP時代からお気に入りでした。ノラル録音をムリして聴く意味はない(音質それなりだし)けれど、閑話休題(それはさておき)これはこれで立派な、引き締まってテンションの高い、硬派、浪漫の表情濃い演奏であります。手応え充分。
エンリケ・ホルダ/ロンドン新交響楽団(1951年)・・・NMLにて拝聴可能だったが、既に退会済。ネットにて音源入手可能になったので自主CD化いたしました。(LP音源Decca ACL 18 (originally LXT 2608) 1959 LP)音質まぁまぁ、テンポがよく動いて、ある時はウキウキ、ある時はシミジミするよう表情豊かな演奏。新交響楽団はけっこう快調ですよ。Cheskyにステレオ録音があって、英DECCAやRCAには1950年代の音源が残されております。第3楽章、遠くで鳴る情けないティンパニは記憶通り。
更に例の音源供給サイトより、フィリップ・ヴァーナル(モーリス・アブラヴァネル)/ウィーン・フェスティヴァル管弦楽団・・・ステレオ録音だから1960年前後?おそらくは契約の関係でPhilip Vernal名義となっております。オーケストラはあまり上手くはなくて、アブラヴァネルは颯爽としてかっちり、といった方向の人じゃないから、なんとも素朴ノンビリ味わい深い演奏也。オーケストラはトーン・キュンストラーでしょうか。リンク先をダウンロードすると、LPもう一枚分収録されていて、Bizetのカルメン組曲/Borodin「ダッタン人の踊り」/Chabrier 交響詩「スペイン」も収録されます・・・お徳用。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
お休みはどんどん、あっという間に過ぎ去り、明日迄(お隣のチームは出勤)。昨日午前中、つかしんの温泉へ行ったが、凄く混んでいて、帰りには入り口渋滞となっておりました。パン+昼食用寿司を購入したのみにて送迎バスにて帰宅、昼からテレビ見たり、CDの整理したり、無為無策に贅沢時間消化していたけれど、映画を見よう、と思い立ちました。「探偵はバーにいる」は東直己の小説を愛読していたけれど、ほんまに大ヒット?上映館が少ない、というか、もうほとんど終わって粘っていると見るべきか。とにかく、この時点ご近所ではやっておりません。残念。
「ツレがうつになりまして」〜コレ、ご近所で上映しております・・・夜8時から。夕方、塚口まで出掛けて旨い魚喰って(禁酒解除)そのまま映画館になだれ込み、我ら夫婦含めて観客わずか4人、これでも大ヒットなのか?「第24回日刊スポーツ映画大賞主演女優勝受賞!」「第36回報知映画賞主演男優賞受賞!」とのこと。テレビ(藤原紀香/原田泰造)に続きご本人夫婦出演しておりました。ハリー健さんはクラシック音楽のフリークで、amazonのレビューも一杯有。ちょうど病で苦しんでいらっしゃる頃か、メールのやりとりもちょっぴりあったような?もう記憶にもないだろうが、いずれお元気になったようでよかった。(じつは本は未読)
宮崎あおいの魅力全開映画なのだな。ほとんどすっぴん、素の、フツウの働く若い奥さん役リアル、特別色気がないところも好ましい。堺雅人も曜日毎に弁当のチーズ、ネクタイの色が決まっている(実話かどうか本を読んでいないのでわからない)といった、神経質で真面目、几帳面な雰囲気をよく表しておりました。職場での仲良しオジサンがうつ病だった(快復完全復帰済)ので、呑み屋で散々病発症の経緯、症状は聞いておりました。喰いモンの味がワカラん、というのは15年ほど前、件の病で苦しんでいた同輩(現在どこにいったのだろう?)から伺っておりました。
社会的に認知、啓発は進んできたと思うが、状況はビミョーだな。たった今現在我がチームメンバー一人(英語露西亜語堪能中独連)より相談受けているが、お仕事キツいのは世間のサラリーマン同様、むしろ労働条件的には恵まれている(残業少ない/休みもきっちり取れる)し、出勤できなくなった、生活のリズムが崩れている、ということでもない。”思うようにお仕事が消化できない”といった悩み〜努力工夫の問題?同じお仕事4年やっていりゃ、フツウ熟練したり(スピードも仕上水準も)、どんどん合理化したり、改善して新しい切り口作ったりするでしょうが。
それが全然できていない、むしろ悪化している(自覚有)・・・それも病なんだろうか。慎重に(上司と連携しつつ)様子を見ております。正月休みは恒例マカオで遊んでいるはずだけれど。
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貴重なる音源供給サイトより、Sibelius 交響曲第5番 変ホ長調/フィンランディア/Debussy「管弦楽のための映像」〜「イベリア」/Ravel 「スペイン狂詩曲」〜セオドア・ブルームフィールド/ロチェスター・フィル・・・まったく同じ音源がiTunesで入手できます。花野(bloomfield)さんは往年の亜米利加の指揮者(1923 −1998)であって、けっこう最近までご存命だったんですね、知名度低いが。オレゴン交響楽団(1955-1959)、そしてロチェスター・フィル(1959-1963)のシェフの歴任、その時代のEVEREST録音と思われます。(後ハンブルク州立オペラ、晩年にはベルリン交響楽団のゲストに呼ばれている)かなり音質鮮明、現役水準也。多くの現代音楽普及に功のあった人と伺ったが、表現は至って穏健、明晰、オーケストラの個性も手伝ってか?ややノンビリとした味わいもあります。Sibelius 交響曲第5番の清涼な雰囲気はたっぷりだけれど、「フィンランディア」には燃えるような情熱に不足し、Debussy/Ravel に於けるオーケストラはけっこう上手いが、官能とリズムはもう少し欲しいところ。
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
無為無策無酒の年末年始。元旦は早朝に初詣+早朝銭湯以外は外出せず、録画してあった映画+「相棒」+音楽三昧。今朝もしっかりウォーキングしてきました(昨日夕方ご帰還の女房殿同伴)余人には理解できぬヲタク趣味ながら、パブリック・ドメイン音源を中心として自主CD化はいつものこと、(音楽聴きつつ)その整理をしておりました。分類の整理移動、勢いで自主CD化したが”もう聴かんなぁ”的音源の別途保管(知り合いに無理矢理押しつける予定)、スリーブには音源情報できるだけ完備してあるが、その清書、正規CDの写真ネット検索して貼り付けたり、録音情報詳細付け加えて印刷し直したり・・・こんな作業が愉しい・・・とはなかなか世間様にカミング・アウトできぬ。
音楽聴きつつ時に居眠りするのも至福の醍醐味、以前だったらそれで風邪ひいたりしたもんですよ。ここ最近、ウォーキングの成果?基礎免疫力高まってセーフ。年末職場は風邪大流行、しかも非常識・中独連は(マスクしているとはいえ)激しい咳眼前にて連発、口を押さえない〜それでも罹患せず。体調よろしいというのはなによりの幸せ。北海道の母親に、贅沢海産物+(クサい)漬け物到着のお礼の電話したら、じゅんこおばさん(母親の妹)が腰骨に腫瘍を発症して寝たきりのとのこと。9人姉弟中一番の器量よしと称えられ、一番お金持ちだったけれど、健康を害してはどーしょーもないじゃないか・・・
Arnold(1912-) 管楽器のための室内作品集/管楽五重奏曲 作品2/2つのクラリネットのための二重奏曲 作品135 I〜VI/夢の街(ハリスによる管楽五重奏用編曲)/ホブソンの選択〜序曲(ラドクによる管楽八重奏用編曲)/グランド・ファンタジア/序曲(ラドクによる管楽八重奏用編曲)/フルート、クラリネットとピアノのための「ブルジョワ組曲」/映画音楽「船乗りというものは」〜スケルツェット(クラリネットとピアノ用編曲)/クラリネットのためのファンタジー 作品87/フルートとクラリネットのためのファンタジー/フルート、オーボエとクラリネットのためのディヴェルティメント/管楽五重奏のための3つのシャンティー 作品4〜イースト・ウィンズ(2006年)・・・管楽アンサンブルは大好き。MALCOM Arnoldって、映画音楽も一杯作っていて、旋律が大衆的でユーモラス、どれもわかりやすくシンプル。ある時はShostakovichの交響曲第1番ヘ短調第1楽章を連想させ、時に亜米利加のジャズを想起させ、昭和のラジオ・ドラマに於ける簡素な音楽伴奏を懐かしく思い出させます。こんな音楽、ツボだなぁ、ジミで。
貴重なる音源供給サイトより(この自主CD化に忙しい)Mozart ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503/第27番 変ロ長調K.595〜フー・ツォン(p)(1934年-)/ヴィクトール・デザルツェンス/ウィーン国立歌劇場管弦楽団・・・1960年前夜の録音と類推するが、素晴らしいステレオ音質。名手フー・ツォン20歳代の録音也。とくにバックは時代故?やや大柄立派な印象、みごとな仕上げとなっております。ハ長調協奏曲K.503は作品個性的にも華やか、広がり大きく、かっちりとした清潔なタッチは暖かく、硬質でもあります。いかにも若者らしい。純で無垢な変ロ長調協奏曲K.595は、デザルツェンスのオーケストラ(フォルクス・オーパーかな?)しっとり美しく、若きフー・ツォンの生真面目なピアノを包み込んでおりました。
これより、つかしんの温泉まで女房殿と同行。買い物もあるのかな?
■2012年1月某日/精進と愚痴の日々
ほんの昨日のことなのに、気分が変わるというのは人間の知恵なのでしょう。昨年は元旦に神戸から北海道に飛んだけれど、2012年は無為無策、自主CDいっぱい作って音楽聴いたり、お気に入りのドラマの録画など拝見しておりました。酒は一年間呑み過ぎ、美食な日々続いたので、休暇中は禁酒、粗食でかまわない・・・と思ったら、両親からカニが届いちゃったので(腐るといけない)おいしくいただきました。相変わらず大型銭湯連続堪能〜すっかり病膏肓状態。ウォーキング+ストレッチにて体調維持、唯一睡眠不如意が少々ツラいところ。
正月休み明けはスケジュールタイトなのに、二泊三日の東京出張あります。前回東京宿泊時数人にメールしたら、全然見て下さらなくて返事もなし、寂しい思いをしたので誘うかどうか悩んでおります。たしか10日の夜から?
教えていただいたサイトなんだけど、往年の名匠達の貴重なる音源が無料で拾えます。著作権フリー?ちょっとヤバそうなものもあるけれど、まずは入手困難なる音源ばかり。まず拝聴したのはBrahms 交響曲第4番ホ短調(1953年)/歌劇「さまよえるオランダ人」序曲(1954年)/舞台神聖祭典劇「パルジファル」〜「聖金曜日の音楽」(1956年)〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団・・・CDではこれみたいですね。サウンド明晰、クリアでわかりやすいWagner。そして想像よりずっと浪漫に揺れる、表情豊かなBrahms であります。もちろん基本ストレート系だけれど、独墺系重苦しいサウンドに非ず、すっきりとしてワタシのような”この作品苦手、立派すぎて”みたいな人にも受け入れやすい世界であります。.mp3音源より無理矢理.wav変換怪しげ自主CD化でも、音質にさほどの不満はありません。SONY/DVP-NS715P(840円)絶好調。
もう一発!Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜アレクサンダー・イエンナー(p)/ディーン・ディクソン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(録音年不明のモノラル録音)・・・演奏陣渋過ぎ。驚くべき立派な演奏であって、イエンナーのピアノは柔らかく、流麗であって、巨魁に強面ではない。技術的な不満はまったくありませんよ。ディクソンも名手なのだろうな、悠々とした余裕を感じさせて、オーケストラも洗練されて充分美しい。音質も良好です。WESTMINSTER辺りの録音でしょうか。
これより元朝参り+初風呂行って参りましょう。
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行って参りました、元朝参り(ひたすら健康を願うのみ)+いつもの大型銭湯。やっぱ、昨日(=去年)より客が多いなぁ。自宅には誰もいなので、吉野家で新製品十勝風豚丼+味噌汁を朝食といたしました。リッチやなぁ、正月から。うんと旨いと思えんが。その後、音楽聴きつつ、分類分け滅茶苦茶、探したい音源が行方不明に・・・状態を鑑み、整理に入っております。
引き続き貴重なる音源供給サイトより、Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜ヴィヴィアン・リフキン(p)/ヘルベルト・グロスマン/ウィーン・フェスティヴァル管弦楽団・・・ヴィヴィアン・リフキンって、以前MacDowell ピアノ協奏曲第1/2番を所有していた記憶有(処分済)、WESTMINSTER録音かな。ネットでも情報探せません・・・が!音質良好なるステレオ録音、余裕の技巧、中庸〜やや遅めのテンポ、スケール大きく、爽やかリリカル、強靭強烈なスタイルではない。オーケストラもかなり上手くて、ウィーン交響楽団の変名かも。