◆2010年10月某日の反省
先週、久々の休みが体調激不調で寝込んだので、昨日は久々の休み。但し、さほどに体調よろしくない〜ここ数ヶ月、熱いものをいただくと口中粘膜が剥がれる感触があって、定期服用しているヤクの副作用かも知れません。倦怠感も、腕の痛みもそうなのかも。上手くいきまへんな、いろいろ。もうしばらくスポーツ・クラブへも行っていないし、行く気も起こらない。午前中音楽聴いたり、Linuxいじったりしていたけれど、昼からは二時間ドラマ再放送(昼寝込)、夕方より女房殿と外食(自分は外食機会は多いが、女房殿は滅多にないので/最近、ご近所では鮮魚を求めてはいけないことを痛感してメニューを選んでおります)、女子バレーに痺れ、「ダイ・ハード4」を堪能し・・・無為無策なる一日終了。よく眠れました。
Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1954年)・・・先日、22年後最晩年の録音を聴いたばかりだけれど、それこそ20年以上前、FMエア・チェックでよく聴いた音源であります。56年前とは俄に信じられぬかなりの鮮明なるステレオ録音は記憶通り、但し、演奏の質には記憶の混乱があって、クリフォード・カーゾンのノーミソ刷り込みがあったみたい。最晩年枯れた演奏への敬意は失わぬつもりだけれど、67歳(これでもやや高齢だけれど)気力充実して、テクニックのキレ、タッチの明晰さに文句はない。前向きのバリバリした演奏?には間違いないんだけれど、表現が瑞々しく、自在な柔軟さを感じました。力強いが、力みはないし、力尽くでもない。威圧感切迫感ではなく、もっと華やかで明るく(というのは作品的に少々ヘンな褒め言葉だけれど)流麗なる推進力を誇って爽やかな、若々しいものでした。ライナーのオーケストラは、メータの比ではない充実ぶり。
フィル・アップが、カプリッチョ ロ短調 作品76-2/間奏曲 変ホ短調 作品118-6/ラプソディ ロ短調 作品79-1(1959/70年)・・・小品集ばかり集めた一枚は20年来の愛聴盤であり、9枚組を入手するにあたって先にオークション処分していたもの。(デザインは違うがこれ)淡々として、包み込むような説得力に溢れます。カプリッチョわずか3分の寂寥には筆舌に尽くしがたい感銘有。巨大なる協奏曲との収録相性も抜群でした。
◆2010年10月某日の反省
昨日は昼ちょうどの金沢発サンダーバードにぎりぎり飛び乗って、早々に帰宅〜そのまま左膝+両肘リハビリへ(冷えてくると早速痛みが出ちゃう)。つまり、理想的なサボりでした。珍しくケ−タイへのメール転送も少なかったし。昨夜、女子バレーの対ポーランド戦には興奮いたしました。国と国との戦いはスポーツだけにして欲しい・・・(中国はん)テレビを見ながらLinuxをいじっていて、詳細経緯は11/1近況にてまとめるつもり、マニュアルなど真剣にみたこともない”エエ加減文系ユーザー”(=ワシ)と、理路整然とした知的理系ユーザーが多いと類推される”Linux名人”の意思疎通の差を感じる今日この頃であります。ゆるゆる不勉強なワタシをお許し下さい。
早朝覚醒しちゃって、業務用週報を上司に送付。ゆっくり休みましょう。
出張移動中音楽。一ヶ月に北陸に3回も4回も行っていると、疲れますよ。音楽にもそうそう集中できるわけでもない。Mahler 交響曲第9番ニ長調〜レナード・バーンスタイン/ベルリン・フィル(1979年ライヴ)・・・これぞ極め付き!との世評も高い伝説のライヴも廉価盤一枚物(82分収録!/861円入手)となりました。もの凄い熱気、らしくない荒々しい(粗い?)ベルリン・フィルのサウンド。激しい集中力とオーケストラの迫力を賞賛するに吝(やぶさ)かではないが、これがヴェリ・ベスト?と問われれば、少々違和感を否定できません。一期一会の演奏会と、こうして指揮者没後も遺される録音芸術のあり方みたいな意味か。まだ、安易な結論は付けられぬ・・・同じくベルリン・フィルを振ったバルビローリの演奏(1964年)だって、ぴん!とくるのに10年ほど掛かりましたもの。
Tchaikovsky バレエ組曲「くるみ割り人形」〜ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/ベルリン・フィル(1978年)/交響曲第5番ホ短調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1988年)・・・前者はベルリン・フィルの”らしくない荒々しい(粗い?)”サウンドが上手く作品にマッチして、ヴィヴィッドで楽しい作品に仕上がっておりました。後者、バーンスタイン晩年の録音だけれど、世評は高いですねぇ。20数年前のオーケストラよりずいぶんと上手くなって、指揮者の体臭モロといった粘着質、遅いテンポの個性横溢しております。ま、出張疲れと言うこともあって、ワタシは少々辟易しておりました。徹頭徹尾、作品よりバーンスタインの個性前面でファンはタマランでしょうな、きっと。
◆2010年10月某日の反省
(在金沢ホテル/朝風呂を堪能)昨日は雨模様だったし、朝から(半年前の自らの?)ミスというかトラブルというか、問題が発覚してにっちもさっちもいかぬ・・・現在は直接自分の担当ではないが、なんせ年齢だけヴェテランの現担当に歯が立たぬ事象であるし、自ら乗り出して上司への対策報告、取引先調整をいたしました。これは2ヶ月間年末まで続くんだけれど、なんとかなるっしょ、きっと。他、いろいろごちゃごちゃと処理して12時には金沢へ。今月北陸方面へはこれで4度目の出張。もうエエで。やはり肌寒いですね、いっそう。
昨夜の会議は、全部が全部思ったようにならぬが、実のある手応え有。あとはホテルでおとなしくしておりました。きょうは予報によるとちょっと暖かくなるらしい。定例サイト更新はなんとか一本のみ更新。午前中の会議を乗り切って、さっさと帰りたい。
出張移動中音楽。Mahler 交響曲「大地の歌」〜クルト・ザンデルリンク/ベルリン交響楽団/ブリギット・フィニラ(a)/ペーター・シュライヤー(t)(1983年)・・・なんどか聴いているはずだけれど、意外な新鮮さで受け止めました。まずシュライヤーが言語明瞭、生真面目端正朗々たるな歌いぶりで好感が持てます。フィニラは太い声質にて説得力ある存在感、いかにもWagner歌い、といった貫禄に溢れます。ベルリン交響楽団は絶好調であって、やや地味でくすんだサウンドを個性に、技量的には万全。全体の主役は磐石の構成感を誇るザンデルリンクなのでしょう。色気とか怪しさ、みたいなものとは無縁です。音質も極上。
Saint-Sae"ns ピアノ協奏曲第4番ハ短調 作品44〜ロベール・カサドシュ(p)/アルトゥール・ロジンスキ/ニュヨーク・フィルハーモニック(1954年)・・・この100枚組ボックス中では少々音質はよろしくないほうで、音飛びも散見されます。演奏は華やかで品もある、ミッキー・マウスの歌に良く似た旋律を楽しげに、ヴィヴィッドに演奏しております。オーケストラもけっこう柔軟でエエ感じ、当時音楽監督だったロジンスキの統率力を評価すべきでしょう。
フィル・アップは交響曲第3番ハ長調〜ルイ・ド・フロマン/ルクセンブルク放送管弦楽団(1974年)・・・録音のせい?もの凄く響きが薄くて、スカみたいな演奏。ホルンのエッチなヴィヴラートやら表現そのものは聴くべきものがありそうなんだけど、例のオルガンの響きはいかにも情けない。電子オルガン(じゃないだろうが)みたい。ほとんど好事家の世界でしょう。
◆2010年10月某日の反省
うぅっ・・・さぶい。明日はまた気温が上がるそうだけれど、いずれ金沢はこちらより3度は低いのが前提。それよりなにより、休みたいなぁ。出張もう飽きた・・・昨夜、到着遅れていたCDボックス残り1セット無事到着。
我らがSONYはんは、かつてどちらかというと廉価盤に不熱心でした。RCAを傘下に収めたこともあって、ここ最近急激に激安ボックスもの連続発売!でも、ほんまの限定発売でバーンスタイン/ニューヨーク・フィルのBeethoven 交響曲全集なんて、予約だけで売り切れだったみたいです。デニス・ラッセル・デイヴィスのHaydn交響曲全集も同様。この度、RCA音源のボックス3セット入手いたしました。もう安い、というだけでは話題にもならぬ難しい時代となりました。昨夜、遅れて届いたのがジエイムズ・レヴァインのMahler 交響曲集であって、遅延理由は(おそらく)交響曲第3番の印刷ミス(シカゴ交響楽団→フィラデルフィア管弦楽団に)のお詫びシール貼り作業(表にコメントのみ)のため。
D.R.デイヴィスの全集はCD3枚不良だったし、演奏者クレジットの校正ミスなどあり得ぬこと。職場至近でも感じることだけれど、魂の入らぬマニュアル化、システム化(お定まりのシステム、マニュアルには”行間を読む”ことが重要なんです)では人材育成が雑になって、こんな凡ミスが増える傾向にあります。閑話休題(それはさておき)、レヴァインのMahler には第2番/第8番を欠きます。RCAが最終的にSONYに身売りする少々前、当時のCOEが「これからの録音計画」を発表していて、メトロポリタン歌劇場のオーケストラを使って録音する、全集を完成させる、となっておりました。仮契約辺りまでいっていたのかな?結果的にそれは頓挫いたしました。競合各社よりディジタル録音全集が次々出ておりましたし、少々以前の録音であるレヴァインの全集完成は実現しませんでした。でも、こうして既存録音分格安再発を喜びましょう。
RCAは好きなレーベルで、その全盛期は1960年頃。当時、専属でフリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団、シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団を抱え、大人気だったし、レコードも売れたことでしょう。ところが、後継のマルティノン、ラインスドルフの人気が出なかった(立派な演奏ですよ、もちろん)。そこでこの2大オーケストラをあきらめ、ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団と(再)契約、意欲的な新録音を増やしたが、コロムビア(現SONY/当時既にCBSSONYだったかも)がステレオ旧録音を競合させてがんがん再発したものだから、これも売り上げ苦戦。いろいろ頑張ったが、とうとうアカンようになってSONYへ身売り・・・となります。
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ジエイムズ・レヴァイン/ロンドン交響楽団(1974年)・・・この録音は単発ものでかつて所有していたはずだけれど、どんな演奏だったか?まったく記憶なし。31歳、明晰軽妙うきうき、深刻な怪しさはみじんも感じさせない青春の歌。陰りやら気負いはどこにも感じさせない、さっぱり爽やかな歌い口に好感が持てます。世代的にMahler は良く馴染んだ名曲、的感覚で臨んでいるのでしょう。中庸〜体感やや速めのテンポ設定、オーケストラ・コントロールに優れ、アンサンブルのバランスはとてもよろしい。以前だったら、居並ぶ巨匠達のカンロク演奏に隠れてしまったろうなぁ、時代が追いついたというところか。音質も良好。もちろん艶々ではないが。
余談だけれど、彼のルックスはあまりよろしくない・・・女性には人気ないんじゃないか。人のことは言えんが。
数日前仰け反ったまま言及できなかったのが、Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1974年)・・・LP時代、そしてCD時代を迎えても価格問題にて入手できなったが、これを聴いていれば、Brucknerに対する基本的考えを変えていたかも。峻厳に引き締まってスリムな響き、思わせぶりな身振り、意味のない間など存在しないストレート系であって、テンポは速め。件(くだん)のシンプルな旋律を受け持つ各パートは入魂のリキが入っていて、微妙な、ほんのちょっとした節回し、ニュアンスを基本として全体をがっちり組み立てて説得力が深い。決然としてカッコよい!これは出来る限りボリュームを上げて聴いたほうがよろしいだろうが、たった今現在、早朝、ボリューム低くして確認しても、そう音楽のテンションが下がったり、細部が曖昧とは感じません・・・
では、行ってきます。夕方4時から会議単独対応、なんとか良い成果が出ますように。
◆2010年10月某日の反省
体調は”やや風邪”状態継続。スッキリしないが、資料は本日で完成させないと。我がチームの(年齢だけ)ヴェテラン中年のあまりのお仕事資料のお粗末さに上司激怒、本日叱咤があることでしょう。ワタシが呆れて”もうエエ”と言った責任もあります。あとは本番のみ、週末は出張+ゆっくり休ませていただいて、そのあとのスケジュールはタイトなものとなる・・・締め迄に代休二日消化必須命令だし。体調維持がポイントです。東国+北国では一気に冬模様らしい。
昨日朝、途中になったピエール・ブーレーズのRavel の件、それにしてもこの時期(2000年頃)SONYはんのデザイン・センスは最悪。閑話休題(それはさておき)、当時、レコード会社の専属とかマネージメント会社の縛りがきつかったらしい理由(?)で、ニューヨーク・フィルのシェフとなった(1971-1977年)ブーレーズの評判はよろしくなかったそう。そりゃそうでしょ、熱血バーンスタインの跡目だし、レパートリーやスタイルが全然違っていたし。しかし、アンサンブルの質の向上と言った意味では必要な人選だったのでしょう。1960年代の録音とは見違えるような洗練された響きに至っております。
しかし、いくつか含まれるクリーヴランド管弦楽団の緻密な響きとは明らかな違いがあるし、結果的に4枚目の歌曲集がもっと鋭利で幻想的な雰囲気に充ちて聴き応え有(なぜ歌曲集「シェラザード」が収録されないのか?)。ニューヨーク・フィルは善戦しているが、基本音色が亜米利加して明るいし、すべて賞賛というわけにいかないかも。後年のベルリン・フィルとの録音の素晴らしさを思い出しました。彼はけっこうオーケストラの個性に任せる人なのか。
また、時間切れです。
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明日本番の金沢会議資料は上司の検閲を受け、無事完成、印刷送付いたしました。あとは本番のみ。土日と体調ガタガタに崩して焦ったが、なんとかここまでこぎつけた・・・苦しかったなぁ。来月は別途大行事やら新年度の準備もあって、例月以上のタイトなスケジュール組み替えを断行。本丸会議一本中止、金沢ご担当商談日程を調整、なんとか辻褄を合わせて代休消化二日間。これが苦しい。(正確には前後が)ま、なるようになれ!体調は微妙だなぁ、明日は寒いそうだし、大阪より寒いところに行くから服装に気をつけなくっちゃ。
オークションは落札者よりようやく連絡が届き、残りは動きそうもないので「臨時開店オークション」は再閉店へ。当初の目的(ダブり処分)は果たしました。もとより儲けが目的ではなく、資源のムダをなくす趣旨ですから。通勤音楽への言及前にブーレーズのRavel の件、もう少々。左手のためのピアノ協奏曲(フィリップ・アントルモン(p)1970年クリーヴランド管弦楽団)・・・この印象がよろしくない。アントルモン36歳若い頃の記録だけれど、このレーベル先輩のロベール・カサドシュに比べるとかなりの(雲泥の?)差有。1947年の旧録音でも、ソロの華やかさ、貫禄の桁が違う。こちら少々萎縮して、小さくまとまった感じで残念賞。
本日通勤音楽は、Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」/「ペトルーシュカ」(1911年版)〜スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ/ミネソタ管弦楽団(1977年)・・・これも購入18年ほどになる昔馴染みCDだけれど、こんなに凄かったっけ?といった興奮隠しきれず。まず、録音の凄さ。ヘッド・ホンだと少々違和感ないでもないが、コンポにて部屋で(ボリューム低めでも)鳴らせば奥行き、各パートの分離の良さ抜群。演奏はリズムの正確さ、ノリ、内声部の旋律やら、シンプルなリズムを刻むパートが驚くべき効果を発揮してヴィヴィッドであります。ミネソタ管弦楽団って、こんなによく鳴って上手かったっけ?キレはあるが、粗野に響きは濁らない。アンサンブルが完璧なのはMr.Sの成果であって、しかも充分にアツい。とくに「ペトルーシュカ」の推進力に脱帽いたしました。
各々フィル・アップはProkofievであってスキタイ組曲 作品20(1983年)/歌劇「三つのオレンジへの恋」からの組曲(1970年)・・・目の覚めるような鮮やかなアンサンブル+バランスの良さはもちろんだけれど、粗野な旋律リズムの魅力爆発、そして響きは常にクリアで聡明なんです。エラいものを聴いてしまいました。NMLでも聴けるから、ぜひお勧めしたい。
◆2010年10月某日の反省
体調はフツウのやや風邪(咽がちょっと痛い程度)へ。昨日、午前中上司と打ち合わせと言うことで、昼からお休み予定が、いきなり夕方へ変更。昼飯も喰えない体調にてお仕事粛々とこなし、ちょっぴり残業し、なんとか通院はできました。胃腸の不調はクリア、あとは肩の凝りくらいか。明後日より上司の東京本丸会議(その資料)、ワタシは週末の金沢出張(そうだ、ホテルを取らないと)に向けての取引先の資料を完成させないといけません。
ここ一週間ほど断続的に聴いていたのが、ピエール・ブーレーズのRavel 作品集(亜米利加時代のSONY1969〜76年録音)。SMM5054092(オーストリア製)という4枚組はもうネットでは検索できません。これが同じかな?古風なメヌエット(1974年)/ラ・ヴァルス(1974年)/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲1975年)/序曲「シェヘラザード」/スペイン狂詩曲(1969年クリーヴランド管弦楽団)/高雅で感傷的なワルツ(1973年)/マ・メール・ロワ(1974年)/バレエ「ジャンヌの扇」ファンファーレ(1974年)/道化師朝の歌(1970年)/クープランの墓(1976年)/左手のためのピアノ協奏曲(フィリップ・アントルモン(p)1970年クリーヴランド管弦楽団)/逝ける女王のためのパヴァーヌ(1970年クリーヴランド管弦楽団)/大洋の小舟(1973年)/ボレロ(1974年)/ステファヌ・マラルメの詩による3つの曲(ジル・ゴメス(s)BBC交響楽団1977年)/マダガスカル島民の歌(ジェシー・ノーマン(s)/アンサンブル・アンテル・コンテンポラン1979年)/ドルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ(ホセ・ファン・ダム/BBC交響楽団1977年)/5つのギリシア民謡(ホセ・ファン・ダム/BBC交響楽団1977年)〜ピエール・ブーレーズ/ニューヨーク・フィルハーモニック・・・歌曲は和訳を探すのに時間が掛かってしまって時間切れ。
◆2010年10月某日の反省
今週はどーしても休めないスケジュールであって、一昨日夜の症状から考えて、相当にヤバいと思っておりました。昨日久々の休みは(もちろん)終日寝たり起きたりで身動きできず、食欲がないというのもほんまに珍しい。今朝、お腹がグルグルして激しい屁ばかり頻繁で出る(通勤途上、職場ではどうするか?が悩ましい)が、下痢症状はなし。どんよりとした全身倦怠感はかなり軽快しております。肩はバリバリに凝っているが。これなら出勤できそうだ。せっかくのBBS上のubuntu再開ご指導も着手不可。昨夜、早めに就寝したので早朝決起(体調確認のためもある)、今週一杯で臨時再開オークションの再閉店を迎えるので、土曜迄の再出品追加しておきました。
体調悪いときに音楽を聴くのはよろしくない(体調が印象に影響を与える)んだけれど、ヒマだし、身動き取れないし、ということでボチボチ〜新しいCDも届いておるし。Bruckner 交響曲第7番 変ホ長調(ハース版)〜ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1980年)・・・ヴァントの定評あるBrucknerは意外なほど聴いていなくて、ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ響)との第9番ニ長調(1993年ライヴ/FMにてエア・チェック/現在はCDで入手可)くらいか。他、ケルン・ギュルツニヒ管を振った交響曲第8番ハ短調(1971年)はかつて入手したが、気に喰わなくて処分済。著名なる北ドイツ放送交響楽団との演奏はFMでなんどか聴いていたかも。閑話休題(それはさておき)
この著名なる全集9枚組が2,390円でっせ。ここ最近第7番は敬遠気味でして、どうも作風と演奏スタイル、音質など条件が整ったものに出会わない・・・(レーグナー?これもずいぶんと聴いていない)ギュンター・ヴァントの表現は辛口に引き締まったもので、茫洋とした”雰囲気”とは無縁、この作品がこれほど厳しく、切迫感を以て響いたのは初体験のような気がします。雄弁ではなく、誠実に、ちゃくちゃくと実績を積み重ねたような味わいであって、ストレート系の極北。”スケールが足りない”みたいな論評がかつてあったように記憶するが、どこが?というくらい全編充実しております。こどもの頃からのすれっからしの音楽ファンも中年に至ると謙虚さを失います。久々、作品そのものに対する魅力を再発見いたしました。
先日、もう一組届いたのはアルトゥール・ルービンシュタインのBrahms 9枚組。そういえばChopin 11枚組を待望の入手して、さほどに間はないが、10枚組で再発されたんですね。ラスト9枚目、贅沢にも1曲しか収録(47分)されないBrahms ピアノ四重奏曲第2番イ長調 作品26〜ルービンシュタイン(p)/グァルネリ弦楽四重奏団(1966年)・・・これ大昔、FMで聴いて心底痺れた記憶があるんです。(イーストマン四重奏団/フランク・グレイザー(p) 1968年録音を入手した)
当時若手だった弦楽四重奏団を従え、メインの存在感はあくまでルービンシュタインであります。弦は誠実で優秀な技巧を誇るが、もっと優雅な表現は可能でしょう(いったい誰の記憶が前提に残っているんだ?)鑑賞に支障ない音質ではあるが、音質はちょっぴり草臥れた感じもあります。
◆2010年10月某日の反省
昨日4時過ぎに起き出して、サイト更新を狙ったが、結果的に「音楽日誌」のみ。8時過ぎには誰もいない職場に出て、延々と資料を作っておりました。かなり順調。ところが昼食がよろしくなかったのか?それとも風邪か、昼から一気体調悪化、お腹が痛いのと、全身倦怠+気分悪い〜夕方4時前に早退(というかフレックスタイムだし)して、這うようにして帰宅。どっと寝込みました。珍しく熱もある。下痢症状甚だしく、もちろん飯も喰えない。起き上がれない。女房殿に背中マッサージしてもらって、とにかく就寝したが1時間ごとにトイレに行く状態・・・今朝、こうしてなんとか起き上がれてサイトを更新しております。
昨日通勤にて聴いた音楽を、今朝上梓。昨晩、ぼんやりしつつテレビを見つつ、ubuntuで執筆していたんです。ところがgeditが頻繁に落ちちゃう〜おそらくはSSD4gbが一杯で、余裕がないのでしょう。せめて10gbくらいあれば余裕でいろいろソフトを入れられるんだけれど・・・SDカード4gbにサイト原稿のバックアップやら、データ保存をしているが、BBS上にていろいろご指導あるものの、それを上手く活かす方法がわかりません。やはりPuppyLinuxにするか?それとも他の容量の小さいものにするか・・・体調最悪なときにパソコンが落ちるのはますますよろしくありません。
そういえばもともとルービンシュタインのダブりを処分するため、臨時復活させたオークションだけれど、一巡目で売れなかったものはもうアカンとあきらめていた(月末までは置いておくけれど)のに、昨夜3枚売れました。わからんもんですな、せめてオマケでも付けてあげるか。感謝の意を込めて。
◆2010年10月某日の反省
本日も出勤、当初午前中で帰る予定が月曜に少々重い打ち合わせが入ってしまって、その資料を一気に仕上げないといけない。これでもう2週間休んでいない〜しっかり集中して働き、あまり残業せず、きちんと休む、といった基本方針がたがた・・・”とにかく出勤する”的お仕事ではなく、やるべきこと、出掛けるべき出張、これが続いて休めない。トラブルなど発生していないのに!昨夜は今年春までまでウチの職場に居た優秀なる若い者(横浜に出向した)が出てきたので、夜数人でちょっぴり旧交を温めました。十三から乗るべき電車を間違って、最寄りの駅を過ぎてしまって逆戻り・・・惚けてまんな。ま、暑くもなく寒くもなく、ちょうどエエ季節なので体調は悪くありません。
BBSにてフェルディナント・グロスマンの話題があり、サイト内検索を掛けるといくつか過去記事が出てきました。最初にクソミソ言及し、10枚組で買い直し、更に「ヨハネ」をきちんと聴いておりました。グロスマン教授(1887〜1970)はヴィーン宮廷礼拝堂の音楽監督とヴィーン少年合唱団の音楽監督を勤めた後、東京の国立音大の声楽科で教鞭を取った音楽学者(BBSご教授による)とのこと。じつはこの10枚組はもう棚中に存在しなくて、これはこの間の歴史的音源CD一気大処分プロジェクトの一環でした。
久々、グロスマンのMozart レクイエムK.626でも聴いて出勤しましょう、とCD持ち出したら、イヤホンから流れ出したのはコロネーション・ミサ ハ長調K.317〜ヘルムート・リリング/シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/シュトゥットガルト記念教会聖歌隊/ウルズラ・ブッケル(s)/ヘレン・マキノン(a)/ヘルマン・ヴィンクラー(t)/エドゥアルド・ヴォリツ(b)・・・3枚組から取り出すときに間違ったらしい。これは歌い手の顔ぶれが違うからha"nssler盤とは違うんですね。おそらくはVOX録音か。ミサといってもいつものパターン6曲すべて明るく祝祭的な愉悦に溢れた旋律ばかり。リリングは声楽に於いて見事な統率力を誇るのは言うまでもなくて、作品の味わいをたっぷり生かして喜びに溢れます。
続いて、エクスルターテ・ユビラーテ K.165〜ローランド・バーダー/シュトゥットガルト・フィル/ウルズラ・ブッケル(s)・・・彼女の歌は自在な技巧を誇るが、音質がぼんやりしてしかも歌い手ソロが左に寄っております。オーケストラはテンポゆったりとして少々緊張感を欠きますね。
一昨日出張音楽にちょっとだけ言及しておきましょう(すぐ忘れちゃうので)Mahler 交響曲第1番ニ長調(1989年)/第2番ハ短調「復活」(1985年)〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団/合唱団/ロザリンド・プロウライト(s)/ブリギッテ・ファスベンダー(ms)・・・高いほうの15枚組全集より。最近出た安いほうは収録配置に少々難有らしい。しかも「嘆きの歌」が収録されない。閑話休題(それはさておき)、練り上げられ、細部描き込まれ、良く歌ってテンポの揺れは入念、しかも不自然さはない。モウレツに美しく、そしてエグい。怪しい。オーケストラの響きは素直で明晰を極め、しかも技術的洗練は類を見ないほど。シノーポリの表現は後年のドレスデンより、こちらのほうに相性が良かったのでは、と感じます。音質も極上・・・声楽も充実していて、ファスベンダーのソロには思わず引き込まれます。馴染みの第1番がこれほど新鮮に聞こえたのは久々だし、第2番の壮大なる迫力を受け入れるには聴き手の体力精神力の充実が求められることでしょう。
最高。
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帰宅したらHMVよりボックスセット2つ届いておりました。かなり以前に予約したもので、あとひとつは未着です。ルービンシュタインのBrahms ボックスは、わざわざオークション臨時復活させてダブり4枚分処分して万全の入手でした。ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調との出会いは、LP時代このヨーゼフ・クリップス盤(1958年)だったし、第1番ニ短調はラインスドルフ盤(1964年)だったが、FMで聴いたライナー盤(1954年)に痺れ、ながくエア・チェック・カセットで愛聴したもの。
後ろ向きの聴き方ばかりかな、ちょっと反省しましょう。未開封。
◆2010年10月某日の反省
昨日の金沢出張はほぼ狙い通りであり、途中スケジュールの変更もあって予定より早めに終了いたしました。前月同様、ご当地の床屋にてスッキリ散髪(過去最大級の短髪に/ほとんど坊主)、帰宅後懸案だったサイト定例更新は一本のみ、ようやく実施。手抜きモロ。
出張移動中はシノーポリのMahler などたっぷり堪能したが、今朝、サイト更新作業に手こずって時間がなくなりました。本日明日とタイトなお仕事作業宿題が続きます。
◆2010年10月某日の反省
これより金沢へ。午前中の商談に間に合わせようと思うと7時台のサンダーバード乗車が必要です。最近このパターンが多いなぁ。昨夜は凄く眠かったのに、眠りが浅い認識だったが、往復5時間車中で眠っていきましょう。
音楽は通勤往復でしっかり聴いているんだけれど、サイト更新用原稿執筆意欲が沸きません。あかんなぁ、精神的後退か。Mozart ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調K.376/ヘ長調K.377/変ホ長調K.372/イ長調K.402(断片)/ハ長調K.404(断片)〜サルヴァトーレ・アッカルド(v)/ブルーノ・カニーノ(p)(1989年)・・・ヴァイオリン・ソナタと称しつつ、実態はヴァイオリン・オブリガート付きのピアノ・ソナタ。名手カニーノの愉悦に充ちたピアノが主役であって、そこにかりっと歯切れ良く明るいアッカルドのヴァイオリンが絡む、という図式であります。今更なコメントだけれど、Mozart って旋律の宝庫!どこをとっても珠玉な歌が充ち溢れて無条件幸福続きます。フラングメントにはバロック的なフーガが聞こえたりして、興味深いもの。BRILLIANTにて発売されて即の入手だったが、現在の全集にも収録されているんだろうか、音質も極上であります。
Mozart 弦楽四重奏曲イ長調K.464/ハ長調K.465「不協和音」〜ウィーン・フランツ・シューベルト弦楽四重奏団(1994年)・・・これもBRILLIANT出たばかり入手。NIMBUS原盤だけれど、団体の様子もわからぬし、音源として現役なのかも調べておりません。この辺りもオペラ同様数を聴き込んでいないので、演奏の質云々は安易にコメントできぬが、「不協和音」はこどもの頃からの大好き作品!(スメタナ弦楽四重奏団のモノラル録音であった)”どこをとっても珠玉な歌が充ち溢れて無条件幸福”にかわりはない。音質には問題なし、壮絶な緊張感!を要求する作品でもなく、優雅で耳あたりの良く、たっぷり音楽を堪能いたしました。
では、行ってきます。
◆2010年10月某日の反省
明日金沢行きなので、営業提案資料は本日がほんまのデッド・ライン。昨日上司への報告では(自分含)血まみれになってしまい、疲れ果てたのでチーム3人で呑みに行ってしまいました。たまには慰労してあげないと、打たれ弱いからね、皆。病明けの若者に任せていた資料一本分(昨夜は呑み会に参加せず)は本日監修して(実際は全部作り直し)間に合わせます。定例作業はほとんど終わらせたが、はやくも”次”の締め切り目白押し。これがサラリーマンだ。
昨日の通勤音楽。Delius フロリダ組曲/丘を越え遙かに/春の田園詩*/フロリダ風狂詩曲(ラ・クアンドルーネ)*/スケルツォ*/歌劇「コアンガ」〜フィナーレ〜デヴィッド・ロイド・ジョーンズ/イギリス北部フィルハーモニア(1995年)・・・*は、この時点世界初録音だったそうな。NAXOSらしい意欲的な収録ながら久々の拝聴印象は、どーもオーケストラの質やら響きの洗練に欠けて愉しめません。ほんわかとして決然と叫ばない作風表現には、特別な表現マジックが必要なのでしょう。Deliusは大好きだけれど、どれもどんな演奏でもそこそこに愉しめる、という風にはならぬのが不思議。貴重な作品収録なので、もうちょっと聴き込んでみましょう。
毎週金曜に定例サイト更新実施しているが、いよいよ今週分一本も未着手状態。困ったね。きょうはきっと残業だろうし、明日は早朝から遅くまで出張だし。
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明日金沢取引先向けの資料は午前で完成。昼から断続的に作成し、昨日上司からいろいろ指摘された点の修正+追加資料揃え、あとは本番力抜群なので、朝寝坊せぬよう早いサンダーバードに出掛けるのみ。体調も悪くないし。それより、明後日の内部打ち合わせ用資料作成、上司会議用資料執筆、更に先行き特別対策(なんせ営業数値悪いからね)は月曜午前会議だから、土曜には出来上がっていなくちゃいけない・・・これって、全部日常業務と別でっせ。そして一週間後にはまた金沢で会議、取引先幹部との定例協議へ。+αで別会議も有〜そういえばその資料が未着手であった。
ま、過ぎてしまえばそれなりに消化しているんだけれど、ちょっとウンザリ・・・いえいえ、ヴェテランをたっぷり活用してくださることに感謝しましょう。明日はチームメンバー(珍しく)揃って出張となります。
問題は”金曜に定例サイト更新”・・・「音楽日誌」にぼちぼち書くのがやっとで、執筆意欲減退著しい毎日。
◆2010年10月某日の反省
世情には疎いんだけれど、中国の反日デモというのは権力抗争と深く結びついているんだそう。実際に参加しているのは”反日教育”を受けた世代らしいし、本人にその意識があるかどうかわからぬが、考えてみれば現代の中国に”反政府デモ”の自由はないし、ノーベル平和賞受賞者も塀の中で動けない。これが”反日名目”であれば、動ける。しかし、整然と意見を披瀝するということではなく、即暴力破壊に至るのはまだ国民性、時代が成熟していないからでしょう。新しい中国の指導者がどう動くか、保守派の反撃、とのこと。いずれ隣国との関係はビミョーというか、やっかいというか、日本は人が良いというか、外交慣れしていないくて、距離感がつかめていないんでしょう。外務省だけのせじゃいないが、ほんま役立たない・・・問題はシガないサラリーマンとして、朝9時までに資料修正して上司との打ち合わせに備えること、未完成分を本日明日迄に仕上げることなんです。明後日、金沢にて集中商談。戻って翌月分の基礎資料作成〜そのまま内部打ち合わせ。土曜迄に上司定例会議用資料の執筆完成、月曜には次のアウトラインができていないといけない。
なんせ成績悪いからな、不況と嘆いても仕方がない。お給料分ちゃんと稼がないと。
Schubert ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D960〜クララ・ヴュルツ(p)(2000年)・・・ずいぶんと久々の拝聴〜というか、BRILLIANTのSchubert ピアノ・ソナタ全集の存在そのものを忘れておりました。毎朝目覚ましに使っているFMあまがさきにて流れた「楽興の時」で思い出しました。この人は知名度ともかく、入手したCDに外れがない。表現は淡々として力みなく、特別個性的なところはないのに、生まれてくる音楽は夢見るようにデリケートであります。大仰な表情付けは存在しないが、タッチは明晰。ここしばらくSchubert から離れていたけれど、彼の歌謡的旋律の魅力を思い出しました・・・では、行ってきます。
◆2010年10月某日の反省
よく眠れて〜というほどでもないが、いつもは金曜に提出すべき週報を早朝決起して上司に提出、出張時いつもは土曜とか遅くとも日曜には提出していたんだけれど、ぎりぎりまでずれ込みました。アリバイ報告書ではなくて、ほんまに一週間の宿題を明らかにするものなので手抜きはできんのです。せっかくここ一ヶ月、毎朝「ブランシリアル」でダイエット?体調維持してきたのに、健康診断前に3連続酒席とは・・・しかも、富山ご当地旨いもの堪能しちゃって・・・ま、健康診断前にちょっぴり気をつけても意味はないんだけれど、これはこどもの頃以来の「試験前一夜漬け」の習慣か。
今朝の音楽はStravinsky バレエ音楽「プルチネルラ」(1920年版/1965年録音)/ミューズの神を率いるアポロ(1955年録音)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団/マリリン・タイラー(s)/カルロ・フランジーニ(t)/ボリス・カルメリ(b)・・・アンセルメは「プルチネルラ」の初演者だそう。閑話休題(それはさておき)、ここ最近、Bach 、Mozart 、Mahler 、Stravinskyばかり順繰りに聴いているような気がする・・・明らかにリズムのキレが緩くて、オーケストラもそう上手くはない・・・が、それがどーした?例えば雰囲気とか味わい、精神性(!?)で片付けると安易なんだけど、素っ気なくもクール、まったりとしたゆるゆる色彩感はひとつの個性として愉しめると思います。アポロって、アルカイックで起承転結が曖昧、幽玄なる弦楽アンサンブルであって、こんな類の音楽は大好きです。
さて、本日は朝食禁止だし、ウ○コ採取して早々に出掛けましょう。先週末の行事を終え、ようやく通常スケジュールのお仕事に戻れそうです。
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午前中健康診断はあるし、朝食は摂らなかったし、で、いつもよりいっそう早く出勤、机上に散乱する宿題、メールはケータイに転送されたが、出先故処理できなかった案件も一気消化。ところが愛用十数年、超・整理手帳を出張カバンに忘れました。お仕事の一貫性を眺めるにはコレがなくっちゃ。細かい作業締切りもそこにすべてメモ乃至付箋紙で明示してあるが、肝心のノーミソが弱っているから思い出せない・・・
とにかく当面のことは終えたつもりだけれど、妙に不安〜出張続きだったし、病院ハシゴしました(大阪では夜営業しているんです)。空いてましたよ。
出勤往復音楽はShostakovich 交響曲第13番 変ロ短調「バビ・ヤール」〜キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル/ロシア共和国合唱団/グネーシン音楽大学合唱団/ヴィタリー・グロマツキー(b)・・・1962年12月20日、2日前の初演に続く再演時のライヴ。情報ではモノラルとのことだったが、それなり状態のよろしいステレオ収録みたいです。
なんとズズ暗い旋律、重いリズム、サウンド。女声は含まれない。胡散臭いバス(失礼)ばかりが全体を支配して、そのくせリズムは剽軽に躍動して裏返しのユーモアさえ感じさせる・・・苦々しくも厳しい作風は現代という時代に相応しいものでしょう。コンドラシンのオーケストラは、ライヴを感じさせない集中力と技量を誇って、声楽陣も万全。
こんな音楽が生まれる時代は悲惨ですな。
◆2010年10月某日の反省
(在富山ホテル)昨夜もご当地の美味いもんをたっぷり喰って、今朝既に疲労のピーク。なんせふだん肉体系労働をしないからね。あと一日、なんとかキレイにクリアして大阪(自宅は尼崎)に戻りたいが、本日の助っ人は病明けの息子世代新人ひとりのみ。いろいろと苦戦しそうです。終わってからも帰り便は遠いよう。
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一昨日移動中の音楽追加。CD今回の持参は全部Mahler でして 交響曲第9番ニ長調〜ジョン・バルビローリ/ベルリン・フィル(1964年)・・・団員が感激して録音に至った、とかなんとか、そんな逸話ばかり有名な録音であります。正規録音としては
第1/5/6番との比較が可能だけれど、英国のオーケストラ(立派な個性に間違いはないが)とは厚み深み重みの水準が違います。バルビローリらしさ、個性の表出という意味でベルリン・フィルとの組み合わせがベスト!とは言いかねると思います。
各パートの圧倒的な技量、スムースな歌、アンサンブルの集中力〜完成度の高さには文句なし。もとよりこの作品表現への嗜好が定まっていないということもあるんだけれど、まずはまったり甘美で耳あたり良く、説得力完成度は充分・・・なんだけど、上手すぎて音が安易に出すぎていませんか?贅沢なコメントだけれど。
音質には文句なし。
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昼で行事お付き合い終了、さっさとサンダーバードへ。なんせ3時間半でっせ、大阪まで。ヘロヘロに疲れてぼんやりしております。明日健康診断なんだけど、昨夜まで3連続酒!(量は抑制していたけれど)とは・・・こうして目の前の宿題をちゃくちゃく誠実に消化していくことで月日は過ぎ去り、出会った人々との信頼関係が深まるのでしょう。明日からぎりぎり締め切り資料の完成+次のサイクルのスケジュール準備をしなくっちゃ。今回出張にASUS EeePC 4G+ubuntuデビューだったが、これでバリバリお仕事するワケじゃなし、ネットを眺めて、自分のサイトをちょっぴり更新したり、メールに返事書いたりBBSにコメントしたり、程度だったらなんら問題ありません。驚いたのは、この間の経過をちゃんと見て下さっている方がいたこと。
Windowsばかり十数年、すっかり慣れて安易な接し方になってしまいました。慣れぬLinuxでもう一回最初っから苦労してみよう(=ノーカツ)といった趣旨であります。この間の感想は〜
1) ubuntu、Puppyなどいろいろ流派があって、使い勝手が異なること(ド・シロウトに原理原則は理解不能)
2) ネットワークの接続、周辺機器の認識は驚くほど簡単だったこと
3) 日本語変換にも違和感や不便はない。ネットを眺めるのだったら、まったく問題はない。ftpソフトもOK。
4) 設定問題かも知れぬが、日本語表示のフォントがとても見やすい。
5) すべてタダである!こと
問題点はいくつか・・・もちろん慣れと習熟が足りないことが前提ながら
1) 4gbSSDマシンでは、ubuntuを入れると一杯になってしまって警告が出ちゃう。ま、別途SDカード4gbにデータを入れていて、落ちるようなことはないみたいだけれど。
2) HTMLエディターにgeditを使っているが、ほとんど”メモ帳”水準の使用方法以上に使いこなせない。愛用のEditHTML(Windows用)だって、既に開発をストップしているし、類似の使い勝手のものは別途探せておりませんから。要らぬごちゃごちゃした機能(余計なタグが一杯付いちゃうような)は必要ない(大嫌いだ)し、一方でタグは簡単に入って欲しい・・・もう10年以上愛用していてこれ以外使えない・・・
3) お仕事にも必須のQTCilp的なものが欲しい。クリップボードの履歴を取るソフトは存在するが、定型文書を自由に登録出来る機能が一緒になっておりません。これは必須!
4) OpenOffiiceはちょっとした作業やら資料閲覧に問題はないけれど、本格的にお仕事こなすには少々問題有・・・(もちろんACCESSはない)
PuppyLinuxは軽快な動き、使用容量の圧倒的少なさが気に入りました。問題は新たなソフトを導入するのに少々敷居が高いこと(デフォルトでほとんど日常使い問題なし)であって、その点、ubuntuの洗練された機能(デザイン)は圧巻でしょう。ま、CD起動でのお試し使用が出来るし、インストールも簡単だから、再度Puppyに戻して再研究してもよろしいかもね。
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富山より帰り便の音楽。Mahler 交響曲第6番イ短調〜ジョン・バルビローリ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1967年)・・・今朝著名なる第9番にちょっぴり文句付けたが、こちらはバルビローリの個性が前面に全面展開しているという意味で、ほとんど最高!ゆったりとした遅いテンポ、細部迄彼の体臭、節回しがしつこく徹底され、とことん粘着質に歌って下さって痺れます。これがベルリン・フィルだったらどうなるのか?(1966年ライヴは未聴)もっとオーケストラの色が出ちゃうんじゃないのか。「アンダンテ・モデラート」を第2楽章に持ってきたのは、異様な緊張感を孕んだ第1楽章「アレグロ」との甘美な対比(おそらくは全曲中白眉の陶酔)を見せつけるためでしょう。第3楽章に配置された「スケルツォ」はイヤらしいほど遅いテンポでダメ押し、終楽章の絶望的な迫力にぐうの音も出ない・・・音質も極上だけれど、オーケストラの個性はあくまで清涼で明るいもの。
おそらくはこの作品のヴェリ・ベスト。
◆2010年10月某日の反省
(在富山ホテル)このホテルはエエですね。部屋が広いこと、寝具がGood!とくに枕、空気清浄機付き。もう一泊します。お付き合いの行事対応3度目の休日出勤、ま、肉体労働のみ、ノーミソ使わんから精神的にはラクチンなんです。もう一日乗りきりましょう。休日のない翌一週間は生活リズムが狂ってツラいけれど。
移動中音楽。Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜オットー・クレンペラー/コンセルトヘボウ管弦楽団/ヴィンセント(s)/フェリア(a)/トーンクンスト合唱団(1951年)・・・ネットで拾った音源よりCD自主化したもの。もとより聴き手に集中力を強いる、かなり曇った音質。快速であり、ライヴならではのぐいぐいと推進力に充ち溢れます。テンポ故の落ち着かない味わいに非ず。響きは明晰、コンセルトヘボウの厚みのある暖かいサウンド堪能可能。オーケストラは抜群に上手い。フェリアの個性的なソロは存在感抜群。
更にMahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団/合唱団/シュワルツコップ(s)/レッスル・マインダン(a)(1963年)・・・こちら(当たり前だけれど)音質ぐっと明晰。テンポはやはり遅いものではなく、推進力は先のコンセルトヘボウ盤に負けぬテンション有。オーケストラは清涼でキレのあるサウンドが壮快です。じつはこの世評高いEMI録音にぴん!と来なくて、最近ようやく真価が見えてきたような・・・巨大なる管弦楽編成+声楽の効果ばかりに目がいきがちな作品だけれど、クレンペラーはスケールよりまず推進力、勢い命なんですね。
なんせ、この作品引っさげて世界を回った人でしょ。アツい自信を感じとること可能。
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富山行事一日目終了。順調です。上司は既に帰阪へ、交代要因一名減、トラブルにて到着せず、肉体的にはクタクタだけれど、早めに終わったのが救いです。これより夜のお付き合いだけれど、その前に床屋に行けるかもしれない。
明日、目標は昼にて終了させること。なんせ、そのまま翌日出勤ですから。またタイトな週となります。数日後にはもう金沢出張だ。
◆2010年10月某日の反省
来週商談のための提案資料は2/3本完成、残り一本は若い者に準備させていて(実際は全部作り直しなんだけど)来週本番直前に仕上げられる物量なんです。本日11時半には富山に向かうが、それまでに内部実務作業をなんとか仕上げてスッキリさせたい・・・本日、夕方現地取引先に上司と表敬訪問、あとは日曜まで肉体系労働のみ。ま、お付き合いと若い者の気分転換、慰労みたいなものですよ。ワタシはまた休日出勤二日分溜めてしまってどこかで休まないといけない・・・これがお仕事段取り上苦しいんです。
昨日、昼から職場から外に出て研修、夕方呑み屋に5時過ぎに入って歓談していたけれど、ちょっとしか呑んでいないのに7時過ぎにはどーも体調よろしくない、7時半には失礼して早々に帰宅、「医龍3」見てました。相変わらず荒唐無稽でリアルさに乏しい、今回は2時間スペシャル筋書きのツメが甘いが、キャストがエエ感じ。岸部一徳しぶとく復活してますね。遠藤憲一はほんま売れてますね。稲森いずみも素敵だけれど、個人的には大塚寧々(前作では麻酔科医)が出ていないのが残念。
音楽の件は時間切れ、定例サイト更新を忘れてました。出張にパソコン持参するか逡巡しているところ。
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(在富山ホテル)ubuntu出張初デビュー。朝、自分としてはやや遅めの出勤のつもりだったが、フロアに入ると誰もいません。昨夜、呑み屋を早々に失礼したが、他全員は12時くらい迄頑張ったらしい。朝一番より、昨日研修のレポート提出、定例の点検作業(これが膨大)、11時には職場を出て富山に向かわないと次の行事対応に間に合いません。
鬼神の如き集中力+優先順位判断で乗りきりました。ま、残務は続くんだけれど、後処理ラクなようになったでしょう。
富山到着後、明日の準備少々〜ご当地取引先表敬訪問(上司同行)、更に約2週間前訪問した呑み屋にメンバー揃って突入。前回は月曜夜で空いていたけれど、本日は花金、混んでましたね。ご当地の激美味品をたっぷり、とことん堪能致しました。
移動中音楽に言及しようとしたが・・・あまりに眠いのでここまで。
◆2010年10月某日の反省
毎日切羽詰まった状況続くなぁ、ま、大失敗の危機ではなく、自分の宿題は努力によってどーとでもなるんだけれど。5連休も取っちゃったから、仕方がない。今週も休日出勤だから、これも一ヶ月以内に代休を消化しないと叱られます。ありがたい時代になりました。残業を減らすこと、出来るだけ休むことが重視されております。なんせ鬱病は多いからね。同時に”集中と合理化”がないとお仕事は消化できない。ド残業が称揚された時代は終わりました。職場を見回しても、まだまだだらだらとお仕事段取りが悪かったり、スキル不足が気になります。
昨日”悲劇のCD”続き、無事なほうの一枚。Ravel 左手のためのピアノ協奏曲〜アビー・サイモン(p)/ルイ・ド・フロマン/ルクセンブルク放送管弦楽団/バレエ音楽「マ・メール・ロワ」/ラ・ヴァルス〜スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ/ミネソタ管弦楽団・・・VOXBOXにて計4枚分出ているRavel 管弦楽作品集だけれど、ピアノ協奏曲はMr.S担当じゃじゃないんです。シモンだか、サイモンだか知らぬ(どこかのサイトにアベイ・サイモンって書いてあったな)が、この人はRavel にしっかりとした演奏を残しております。この”左手”は切れ味・クール・メカニック系ではなく、けっこう濃厚な味わいたっぷりで久々に名曲!を実感させて下さいました。ルイ・ド・フロマンのオーケストラも雰囲気たっぷりで、珍しく音質もよろしい。ま、繊細クールなMr.Sとの組み合わせがよろしいのかどうか、は別として。
「マ・メール・ロワ」/ラ・ヴァルスは昨日言及した方向と同じであって、緻密繊細を極めたもので、色気粋雰囲気とは少々方向が異なるもの。ま、生真面目すぎってところでしょうか。素晴らしい完成度と集中に間違いないが。
では行ってきます。本日は昼から外出して研修後、職場呑み会(贅沢病で安酒場は苦手なんだけど)お付き合いとなります。
◆2010年10月某日の反省
やや寝坊気味。でも生活のリズムを崩さない、というか、朝が早いのは若い頃からの性癖です。体調は出勤することにより、一気快復、精神的なものなんでしょうかね。番組改編期はお笑い芸人中心のスペシャル番組ばかりで、テレビを見る意欲は沸きません。本日もお仕事タイトなデッド・ライン直前だけれど、連休前にあわてて取引先へ案内した案件が大チョンボであって、もうこのまま走るしかない・・・じつは薄々気付いてはいたんだけれど、昨日自分で自分のミスを確認しました。ま、大勢に影響はないでしょ。
今朝、Rachmaninov 交響曲第3番イ短調〜ニコライ・ゴロワーノフ/全ソヴィエット放送管弦楽団(1948年)・・・第1楽章のみ。異様なメリハリの強調、絶叫、爆発、濃厚な表情付け、劣悪な音質(ま、時代を勘案すればこんなものだろうが)〜ワタシは爆演主義者じゃないんで、こんな演奏を好んで、進んで聴こうとは思いません。参考資料程度。Mahler 交響曲第1番ニ長調〜レナード・バーンスタイン/コンセルトヘボウ管弦楽団(1987年)・・・これも前半のみ。極小ディジタル・アンプに変更してから(一昨日の「復活」もそうだけれど)初めて聴いたんじゃないか。細部迄明晰に描き込まれ、テンポは微細に揺れて入念であります。オーケストラの厚み、響きの奥行き、迫力、どれもとっても一級品。昨日のテンシュテットはいったいなんだったのか?と不思議に思うほど、我がオーディオとの相性はよろしい感じ。
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当面のお仕事課題は3本の提案資料なんだけど、1.5本迄進捗。昨日、取引先より大きな資料要請が届いて同事進行中。明日は昼から職場を出て研修(主催ワシ)、そのまま呑み会だから明日午前中に残り0.5本分仕上げます。おそらく大丈夫。残り一本は月曜隙間、火曜隙間になんとか仕上げてデッド・ライン厳守!予定。綱渡りだなぁ、毎日。これは他のメンバー以上の日常業務こなした上ですから、ワシってエラい!〜と誰も言って下さらない。なんせ、余裕ですいすいと涼しい顔しておりますから。
チリ鉱山の救出劇は万人を安堵させ、感動させて下さいます。職場のお姉様軍団は「本妻愛人ともめている人はどーなるのか」と話題にしておりました。閑話休題(それはさておき)、朝通勤途中でCDが突然止まる!事件発生いたしました。取り出してみると傷が・・・いえ、傷のように見えるがこれは剥離だな。先日オークション送付して叱責を受けたものと同じレーベル(VOXBOX)でして、1990年代初頭同時期に購入したものだから、同じ症状なんじゃないか。いままでNIMBUSとDGレーベルの盤面剥離、DGレーベル・セットものに夾んであったスポンジ(ウレタン?)自然溶解による盤面アウト、他数枚駅売海賊盤にて真っ白く劣化したものを経験したが、そろそろ寿命なんでしょうか。今年の夏は特に暑かったし・・・
そのCDは、Ravel バレエ組曲「ダフニスとクロエ」第1番/第2番(ここが再生途中で止まった)/バレエ「ジャンヌの扇」よりファンファーレ/クープランの墓〜スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ/ミネソタ管弦楽団・・・帰宅して、一応データをリッピングしてCDに焼きました。途中無音部分が出ちゃうけど、止まるということはなくて、(そこさえ我慢すれば)ラスト迄聴けます。(NMLで拝聴可能)演奏は精緻を極めるが、お仏蘭西の雰囲気とか色気は期待できない。このオーケストラは1960-1979年という長期に渡ってMr.Sが君臨して、その機能、繊細(神経質?)、クールなアンサンブルに舌を巻くばかり。そして、音質が素晴らしい!イヤホンでは少々違和感があったが、自宅(貧者の)コンポではほとんど理想的クリアに、奥行きを以て鳴り響きました。
どなたか「ダフニス」第2組曲の部分のみ.mp3で良いから送ってくれんか!途中途切れるのはツラいっす。
◆2010年10月某日の反省
さて、体感ほぼ一週間ぶりの出勤、早朝より一気にエンジンを掛けてモウレツなスピードでお仕事復旧させる決意です。昨夜は体調悪く、しかも寝付き悪く途中覚醒、それでも朝は精神的に緊張しておるのか?もう大丈夫。かなりタイトな宿題たっぷり残っております。じたばたしても仕方がない、優先順位を付けて粛々と消化するしかない。散々遊んだしね。どこかでド残業視野に入れなくっちゃ。
ubuntuにてずっと遊んでいて、音楽はほとんどまともに聴いておりません。こんなものが”タダ”ですから。凄い時代になりました。Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル/ウエストミンスター合唱団/ヘンドリックス(s)/ルートヴィヒ(con)(1987年)・・・昨夜来、断続的にボリューム小さく聴いているんだけれど、絶好調時のニューヨーク・フィルの底力を見る思い。音質優秀、おそらくは壮絶なる演奏であろうテンシュテットの1981年(コシのない)録音に悩まされた記憶があります。こちらゆったりとしたテンポ、細部描き込み+思い入れの入念なこと、テンポの自在の揺らせ方(基本、遅い)、タメ、疾走、粘着質な貫禄がまったく決まっていて、イヤらしいくらい説得力がある・・・ウエストミンスター合唱団は・・・息詰まるような静寂と集中力、声楽ソロとの絡み合いも完璧。〜とは最初に聴いたときの感想であります。
いやほんま、その通り。久々、最高の”復活”に再会した感じ。
自分も久々の職場”復活”目指しましょう。
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けっこう暑いですね。
久々の出勤故、いつもよりいっそう早く出勤、机上に放置された宿題(風ゴミ)を一気に片付けて30分、メールを開けて宿題の整理消化、調査、執筆、返答、これもほぼ30分。次々と押し寄せる課題(例えば提出済稟議書のコメント不備で再提出とか)をこなしつつ提案資料の進捗を狙います。昼からミーティングがあり、休み中やっつけ仕事(自宅よりメールを送ったもの)は、なんとか役に立ったが間違いだらけで加筆修正実施、チーム打ち合わせのあと、残業して資料執筆継続するが一本目が完了しない。
機械的な作業ではなく、ノーミソ絞り出して呻吟するものなので、バカになりきってこなす(それならカンタンでっせ)べきものじゃないので、ギブアップ。明日、日常作業を5分で消化して、完成予定。2本目のおおまかな完成を目指します。これで終わりが見えてくる・・・その翌日外出して職場研修、翌々日から富山へ土日行事対応〜すべてワタシが事務局であります。嬉しいねぇ、ヴェテランをこんなに使ってくださって!
通勤音楽は、Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル/合唱団/マティス(s)/ゾッフェル(ms)(1981年)・・・今朝ちょっぴりエエ加減中途半端な言及したところだけれど、我が貧者のオーディオ環境では、EMIの線の細い、収録音量ボリュームの低い録音との相性が悪いんです。ポータブル・プレーヤー+イヤホンだと細部詳細に様子が見えて、おそらくは優秀なる音質に間違いないでしょ。壮絶なる集中力と迫力、推進力に間違いはないが、オーケストラの響きが薄く感じるのは音質印象なのか。
テンシュテットのMahler はどれも悲痛であって、豊満な響きではない。美しくない、というか、そもそも美しさなど求めていない。アンサンブルの精緻を狙っていなくて、流れとか勢いを優先しているのでしょう。終楽章は35分弱、帰り職場を出るときにCDをセットして、最寄りの駅に向かったら接続抜群で、バスも即到着(ふだんは歩くんですが)、帰宅しても終楽章は終わっておりませんでした。(帰宅して続きを部屋で聴いたけれど、やはり相性はよろしくない)
◆2010年10月某日の反省
5連休も取れれば(いちおう)現役サラリーマンとしては出来過ぎ贅沢過ぎ。明日から憂鬱なお仕事が始まるが、愚痴っても仕方がない、やることやるだけでっせ。体調はどうも行ったり来たりで快調とは言い難い〜きょうは久々スポーツクラブに行こうとメニュー検索したが、行きたいプログラムは朝一番、気付いたときには間に合いませんでした。音楽はあまり熱心に聴いていなくて、ちょっぴりのみ。
Beethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」〜ジョス・ファン・インマゼール(fp)/ブルーノ・ヴァイル/ターフェル・ムジーク(1997年)・・・恥ずかしながら苦手系作品の極北、代表例の中の代表であって、広島にて購入後6年放置!キラキラと勇壮、立派げ、威圧感がたまらんのです。これが滋味深い古楽器伴奏+一生懸命弾いてまっせ的フォルテピアノの薄い響きだとぐっと親近感が・・・楽器の機能問題なのか、それとも技量?んなことはないよな、かなりたどたどしいフレージングにも好感が持てます。音質もちろん良好。
Haydn 弦楽四重奏曲 変ロ長調 作品1-1/変ホ長調 作品1-2/ニ長調 作品1-3/ト長調 作品1-4〜コダーイ弦楽四重奏曲(1991年)・・・NAXOSは日本初登場(当初はゴールド・フィデリティであった)からのつきあいであって、これもおそらくは1990年代前半の入手。当時は作品を幅広く、謙虚に受容すべく努力を重ねておりました。静謐、穏健であり、シンプル、激しく叫ばない音楽への嗜好いっそう強まるこの頃、この辺りの安心立命の境地こそツボであります。一方で激しい不協和音で不安をかき立て、心にさざ波を立てるような音楽も現代には必要なのでしょう。いずれ、ファイト一発!精神一到なにごとかならざらん!的、1960年代高度成長時代風情の音楽にはほとんど耐えられない・・・
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ここ一週間ほどPuppyLinuxを使ってみたけれど、オリジナルからの発展性というか、シロウトが自分なりのカスタマイズをするにはちょいとハードルが高すぎる感じ。軽量でエエ感じなんだけど、ちょっと習熟が足りなさ過ぎか。ということで、BBSご指導に素直に従って、ubuntuを使ってみました。前回は職場倉庫からガメてきた旧デスクトップに入れてみたけれど、あまりに重くて実用にならず。今思えば、それこそPuppyLinuxを使ってみれば良かったのだね。ASUS EeePC 4Gだったらちゃんとubuntu入りますよ、とのことでこの際、Puppy削除してubuntu導入〜なるほど。
日常遣いのOS(+パッケージ)として抜群の成熟度。ネットの接続、ソフトの検索導入削除もとてもカンタン、ファイル管理に違和感なし。これだったらほとんどWindowsの使い勝手と変わらぬ・・・どころか、こちらのほうが簡単なんじゃないか。まだ、導入半日でなんとも判断付かぬが、いくつか問題は・・・
1) やや重い。気になるほどでもないが、アプリケーションの起動が遅い。
2) 容量がかなり必要。こちらSSD4gbなんで、あっというまに一杯になっちまう。SDカード4gb付属でデータ保存にそう苦労はないが、警告がやかましい〜まずは使わない!といったソフトをがんがん削除しました。
3) そのソフトの導入、削除がとてもカンタン。慣れているFileZilla(ftpソフト)のLinux版が存在して、即入れました。使い勝手が同じソフトというのはラクチンですね。
FireFoxの使い勝手に不満はほとんどない。OSトータルのデザイン性も優れていると思います。残るはHTMLエディターであって、ワタシが(Windowsにて)愛用するEditHTMLだって既に開発ストップしてサイトは消え、似たような機能のものは別途探せないから、ましてやLinuxだったら!ということでしょう。これさえあれば、メインのマシンに昇格させてもそう痛痒を感じないでしょう。但し、MS-ACCESS(乃至類似のソフト)は使えそうにないが。
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これはubuntuにて更新しております。HTMLエディターはgeditを使用。但し、タグ挿入は既存のものをコピーしているのみ(あとでサイドペインから出現しました)。geditだって、ファイルを開くのに日本語コードの問題?か、一時間以上苦労しました。(ネットで何度も検索/Shift_JISはCP932に相当するとのこと)これでほんのちょっとしたサイト修正更新なら、充分使えることがわかりました。日本語変換もATOKと同じような雰囲気(キー操作が/変換効率に非ず)へ。バックの色の変更、フォントのサイズ変更も可能。なかなかエエではないか。出張に持っていけるかも。
◆2010年10月某日の反省
昨夜、熊本より帰還。神戸−熊本便は平日だったら8,800円でっせ。一昨日は市内中心部の温泉付きビジネスホテルに宿泊、歓楽街にて極上の熊本料理+ラーメンを堪能。とくに「人文字ぐるぐる」には感銘深く、馴染みの辛子レンコンはできたてだから熱くて、鼻につ〜んと利きます。馬刺しも旨かったなぁ。翌朝、レンタカーにて一ヶ月前転勤していった息子宅(菊陽町)を急襲!って、事前に連絡をしておいたけれど。彼は18歳で自宅を出てから、まともに部屋を片づけることができなくて、せっかくの”やや広め”のアパートに転居したのに、未だ段ボールから過半荷物が出ていない。一種饐えたような臭いは洗濯物の生乾きか?これじゃ若い嫁はん来まへんで。ざっと様子を見て、洗濯やキタナ過ぎるところを清掃、そのまま温泉に出発。
ま、1995年〜3年ほど博多生活があって、阿蘇辺りのドライブは家族でなんども行っているから馴染みと言えば馴染み。ワタシは2年ぶりの運転、女房殿は3年ぶり?ヴィッツは快調です。何度行ったかわからぬ「瑠璃温泉」は何年ぶりか?記憶ではこの日、たまたま男女湯が入れ替わってみたい。更に定番の「白川水源」へ。不況の影響か?おそらくはバブル時期にできたであろう「開運館」は撤退空き家になっておりました。そりゃそうでしょ、美しい水となんら関係ないし。「開運」がつぶれるとは、とほほ・・・状態。宿泊は、旧厚生省の大失策で巨大なムダとなった”グリーンピア南阿蘇”へ。過去の経緯ともかく、施設が立派なこと。温泉が最高なこと、食材が豊富なこと、環境、空気抜群、料金も充分リーズナブル。
但し、寝具が旧態としていて、息子はワタシのいびきに悩まされたらしい(枕がよろしくない、といった診立て)。しょうもないことだけれど、右足親指の”巻き爪”(鈍く痛いんですよ、これ)2ヶ月ぶりに軽快!3年ほど前、ダンベルを落としてしまって剥がしちゃって、爪が再生したらもの凄く分厚くなって、爪切り不如意に・・・もう少し伸びるのを待って、外側からじょじょに発掘するように爪を切っていったら、みごとに食い込んでいた部分が取れました。ああ、気持ちがよい。翌日、息子の部屋に戻って大掃除+冬布団など必要物を買い出しに行きました。手取り収入=小遣い、的生活みたいで、iPhon、iPad+パソコン数台一杯揃っておりましたよ。コンビニの小さなお菓子、大人買いしておりました。キムタクが使うような整髪料もごっそりありました。規律とか整然、美しいものに対する感性など、すべてアカンのではないか。ま、自分でちゃんと自活して働いているのだから文句はないが。借金もないようだし。
曇りがちだったけど、贅沢三昧なる旅行、温泉最高。昨夜、オークション締め切り。4人7枚売れました。これで打ち止めかな?
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旅行疲れでな〜んもせず。週報を上司に送付(実績資料などはプライヴェート・メールに送付してもらっている)、さらに数日後に迫った職場行事の段取りを準備(なんせ今週仕事段取りがタイトなので)。定例サイト更新は、いかにも”アリバイ”的一本追加更新済。
しっかりテレビを拝見して、なんといってもNHKドラマ「大仏開眼」(再放送)が凄い。吉備真備(吉岡秀隆)と阿部内親王(石原さとみ)がいつまでも若々しいというのは、数十年という時代の流れをわかりにくくしておりますね。但し、エッチなシーンのない永遠のラヴシーンみたいな風情ではあります。ドラマのキモは悪役の出来でして、藤原仲麻呂(高橋克典)、玄ム(市川亀治郎)は圧巻の存在感。存在そのものに説得力抜群。
女房殿は熊本土産を持って母親の元へ。ひとり静かな休日です。
◆2010年10月某日の反省
これより耳鼻科へ。もの凄い超・人気クリニックなので通うのに勇気が必要なんです。2時間待ち当たり前。慢性病だからな、副鼻腔炎(蓄膿)って、なかなか改善しません。昨夜は珈琲を喫したせいか?夜半に目覚めてしまいました。ま、休みですから。2ヶ月契約のYahooプレミアム会員登録との関係で、CDオークション出品続けております。入札ぼちぼちといったところだな、会費+手数料くらいにはなるでしょう。先週失敗したので、ちゃんと盤面再チェックして送付しないと。今回の様子を見て、今月いっぱい追加出品するか検討いたしましょう。
昨日の通勤音楽。Bartok ルーマニア民族舞曲/戸外で/アレグロ・バルバロ/14のバガテル/シク地方3つの民謡/10のやさしいピアノ小品/3つのブルレスク/ハンガリー農民の歌による即興曲〜ジェルジ・シャンドール(p)・・・5枚組全集より。Chopin の甘美な旋律も素敵だけれど、粗野で泥臭い、激しいリズムも大好き。ルーマニア民族舞曲は弦楽版もあるけれど、こちらのほうが明らかにリズムのキレがよろしい。大改造!!劇的ビフォー・アフターの音楽でもあります。「アレグロ・バルバロ」はほんの2分強の作品だけれど、題名通り旋律、色彩ではない、リズムだけで構成される”野蛮な”いかにも彼らしい作品。どれも(おそらくは)民謡から採譜され、硬派な味付けを施されたBartokワールドであります。妙に懐かしい。シャンドールはおそらくはもう存命ではないでしょう。(1912〜?)シフとかコチシュ世代に比べると、やや色気に欠けるが盤石のテクニックで聴かせて下さいます。CDは現役ではないらしく、NMLにて拝聴可能。
熊本にはパソコンを持参いたしません。レンタカーを借りるのでCDは持って行こうかな?定例サイト更新は本日一本のみ実施予定。
◆2010年10月某日の反省
よく眠れて、明日より連休〜熊本へ。休日前日というのが一番好きだな、逆に明日から出勤というのが一番ツラいもんです。本日根性を入れて宿題をきれいにしておかなくっちゃ。昨日、先日オークションで落札され、送付したCDに大きな傷が付いていたとのこと。明らかな点検漏れ、なんせ十数年前新品で入手したもので、自分はLP時代からお気に入りでした。古入手のものはもともとやや傷の可能性もあって、出品時よく見るんだけれど、このCDは出品前に機嫌良く鳴っていたし”盤質良好”と嘘っぱちを書いてしまいました・・・もう一枚”指紋だらけ”というのはクリーニング忘れ。いずれ申し訳ないと一報し、今更一枚分返金というのもなんなので、よさげなCD一枚サービス送付することにいたしました。
Chopin 24の前奏曲 作品28〜マルタ・アルゲリッチ(p)(1977年)・・・ルービンシュタインの全集に、練習曲と並んで収録されない作品。著名な作品なのにおそらくはこのCDを入手して20年余、アルゲリッチでしか聴いたことのない作品であります。正直いうと、ずっと好みじゃなくて、なんか落ち着かないというか、甘美が足りないような・・・久々の拝聴は自由奔放な生命(いのち)の躍動が感じられる新時代の表現!キラキラ輝かしい推進力こそがキモなんだ、と気付かさせて下さる感銘有。残りのフィル・アップはもっと凄い・・・(時間切れ)
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午前上司打ち合わせ、ビル全館行事にて半日つぶれ、当面休み中ご迷惑を掛けないよう(回りの作業が滞らないよう)身辺課題を整理したのみで、自らの提案資料は(文字通り)一行も進まず、来週は実質内勤二日で資料完成は極めて困難か、内部的な締め切り、そしてデッドラインにはあと一日半くらい・・・なんとかしましょう。ムリヤリでも休む!というのが大事なんです。帰り道、体調悪い姉のところに行っていた女房殿が”これより帰る”とのメール有、駅で落ち合って軽く呑んできました。ほんま、一杯のみ、といった感じ。
今朝の続き。英雄ポロネーズ(1967年)が凄い。速いテンポで颯爽とハジけるように躍動して、聴き馴染んだ旋律が驚くべき鮮度で迫ります。国内盤には「幻想ポロネーズ」も入っているらしいが、ワタシのは輸入盤ならぬ駅売海賊盤でした。ラスト、著名なるスケルツォは嬰ハ短調 作品39ではなく、変ロ短調 作品31が収録されておりました。
明日よりおやすみ、しばらく。久々の(お仕事以外での)遠出となります。
◆2010年10月某日の反省
出張を夾んで休日明け、当面の宿題は溜まっておったが、ミーティングを含め当面の眼前の当面宿題すべてクリア(したつもり)、相変わらず実績数値は動き鈍いなぁ。今週は本日含めあと2日出勤、ここで資料関係を一気に進捗させないと、来週がそうとうに苦しい。先週先々週と出張連続したが、留守番役のスタッフ(派遣さんパートさん)の対応がひじょうにマズい。出先の営業に要らぬ負担を強要するような状態になっており、基本自分の日常の指導問題責任と考えてフォローし続け3年、余りの融通を利かなさに閉口気味。職場作業手順の改善、責任所在の明確化を進め、フォローも養護もしてきた(つもり)だけれど、もう辞めてもらわないといけないかも、との判断に至りました。実務は正確でも、突発事項のフォローができない(しない)、仮に当面につないで、営業の帰りを待って引き継ぐ、ことができない。全部営業出先のケータイメールに転送しちゃう。出先だからマスター検索なんかできるはずもなく、お手上げ状態に・・・
上記の件のご相談に、ヴェテラン辣腕パートさんと別室で打ち合わせ意見交換していたら、お隣で打ち合わせしていたのが、かつての上司。ワタシは就職10年目、人事交流で現在の職場に移ったんです。前の職場ラストの親しい上司であって、夕方”呑みに行くぞ!”との電話有。引退まであと2年、ご長男は結婚してもう孫が二人いるとのこと。遅くまで呑みました。楽しかったなぁ。もうひとり、同世代の旧知が同行したが、共通の知り合い(関連会社の元所長)が亡くなったとのこと。47歳、エエ奴だったんだけどなぁ!
昨日の通勤音楽。Sarasate ツィゴイネルワイゼン/SINDING 古いスタイルの組曲 作品10/NOVACEK 永久機関/Ysaye無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲〜ルッジェーロ・リッチ(v)・・・(時間切れ)
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本日より定例毎月の提案資料に着手、1/3消化させる予定が、結果1/6に(いつもながらの)大苦戦。なんせ他の日常業務、飛び込み課題目白押しなんで・・・というのはクサい言い訳です。たくさんお仕事を担当させて下ることを、心より感謝いたしましょう。お仕事の主流は自分の持ち分より、スケジュール調整、職場内部実務調整、取引先との調整なんです。明日も上司と来年課題の実務調整とやら、自分の作業時間が取れぬ・・・もうあきらめて、休み明け、来週の一気仕上げに掛けるか?
今朝の続き。ルッジェーロ・リッチ(1918-)は日本では少々知名度が低いけれど、亜米利加が誇る名手であります。速めのテンポ、縮緬ヴィヴラートは好悪を分かつところであって、例えばシェリングとかグリュミオーに感じる気品上品とはちょっと方向が異なって、少々泥臭い印象があります。「ツィゴイネルワイゼン」は彼の十八番(おはこ)であり、SINDING、NOVACEKは、まさにバリバリと壮絶な技術を堪能可能。YSAYEはBach に比べると馴染みは薄いだろうが、リッチの手に掛かるとわかりやすい作風に変貌して、たっぷり愉しめました。
◆2010年10月某日の反省
特別に大きなお仕事トラブル抱えているわけではない。営業数値が悪いのはいつものこと(予想より悪化、ということはあるが)、大小膨大なる宿題が溜まっているのは日常茶飯事、あえて言えばどんより雨模様くらいか、憂鬱の原因は。贅沢入手したASUS EeePC 4G(14,000円弱)/PuppyLinuxは、それ単体としてはちゃんと動いて使えるようになったが、BBS丁寧なご指導によると”コマンド”が必要なんだそう。Red Hat系/Debian系/Slackware系とか、なんのことやら呪文を聞いているような感触、パッケージ管理システムを/ソフトウェアのインストールはソースコードをコンパイルしてメイクする〜?一昔前のWindowsに於けるヲタク会話みたいで意味不明。逆に言うと、そんな状態でもパソコンにLinuxぶち込んで、最低限使えるようになった時代の深化と言うことなのでしょう。
ま、待ったなしのお仕事用じゃなくて趣味なんだから、ゆるゆるお勉強したら良いんです。
Vaughan Williams 交響曲第6番ホ短調/トマス・タリスの主題による幻想曲/舞い上がるひばり(The Lark Ascending/タスミン・リトル(v))/グリーンスリーヴスによる幻想曲/「雀蜂」序曲〜アンドルー・デイヴィス/BBC交響楽団(1990年)・・・ハードで怒りに充ちた難解第6番だけれど、出色のわかりやすさで、リズミカルにバランスよく仕上げて素晴らしい演奏。集中力とノリ、そして力みのない表現が名曲!との手応えをたっぷり感じさせて下さいます。響きも表現も手堅く、ジミなんだけど、センスはモダーンな約30分。残りは詠嘆と深呼吸、瞑想の名曲ばかりで清潔な響きは文句なし、ラスト元気な「雀蜂」序曲で締めくくりというのもよく考えられた一枚となります。
サイト用原稿未着手。週半ばより休みなので、お仕事消化と平行して進めなくっちゃ。では、行ってきます。
◆2010年10月某日の反省
昨夜はテレビを眺めつつ、遅くまでPuppyLinuxをセット・アップしておりました。”ubuntuにせよ”とのご指導がさっそくBBS上にて入ったが、このまましばらく軽量Linuxを試させて下さい。
昨日一昨日出張音楽は、Mahler 交響曲第9番ニ長調(1982年)/交響曲第3番ニ長調(1981年)〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル/プラハ・フィル合唱団/キューン少年合唱団/クリスタ・ルートヴィヒ(ms)・・・先日どこかの評論にて”チェコ・フィルを上手いと思ったことはない”旨コメントを拝見したが、たしかにStravinsky/Bartok辺りを聴くと一理あるような・・・シカゴ交響楽団など念頭に置けばそうかも知れぬが、評価高い柔らかい弦のみならず、ヴィヴラートの掛かった甘いホルン先頭に管楽器の優しくも暖かい味わいは、筆舌に尽くしがたいほどの魅力。第9番はバーンスタインを先頭に”激しい慟哭苦悶の果て”系演奏が評価高いのかも知れぬが、こんな中庸で穏健な表現で聴くのも悪くないものでしょう。しばらく聴いていないが、ゲヴァントハウス管弦楽団の旧録音(1967年)より、いっそう印象ヤワでした。
長大なる第3番は、作品そのものが明るく、親しみ深い旋律に彩られ、チェコ・フィル・サウンド魅力満載!しかも、ノイマンはいつも声楽の扱いが上手い。第5楽章「3人の天使は歌う」は大好きな箇所であって、少年合唱団による「ビム、バム」の鐘を模した繰り返しに、ココロ浮き立って洗われました。第3楽章に於けるポストホルンもお見事。続けて第5番 嬰ハ短調(1977年)を再聴しようとしたが電池切れ残念。
ASUS EeePC 4Gに無事PuppyLinuxを入れ(XPは削除)、無事ネットにもつながりました(内蔵無線LANは自動で認識出来)。BBSご指導では”PuppyLinuxには*が足りない”云々のご指導があるけれど、一ヶ月ほど前旧型ヘロマシン(先日廃棄済み)に”ubuntu”を入れて、その重さに閉口した記憶があるので、軽量Puppyでしばらくお勉強するつもり。(ubuntuはCDROM起動すれば試せるけどね)まだ使ったばかりで、初心者が云々できぬが、不満は少々〜慣れぬだけとは思うが。
(1) 日本語変換が気に喰わない。これはATOK一筋人間なんで仕方がない。職場のパソコンは管理が厳しいので、基本のMS-IMEだけれど変換はATOK風に変更可能ですもんね。Puppyでもなんとかならぬか。
(2) SeaMONNeyの動作が好みではない。これはむしろ、Puppyオリジナルのシンプルブラウザのほうが嗜好に近い感じ。
(3) ブラウザにしても、ftpソフト(まだ使いこなせない)、HTMLエディタにせよ、好みのフリーソフトを探して試す、といった行為手順が未だ理解できていない。
〜いずれ、15年前Windows95辺りから(98ノートから数えたら20年?)じょじょに習熟していった所作を、Puppyにて再確認しているということなのでしょう。華麗なる加齢を重ねると謙虚さとノーミソ柔軟性を失いがちなので、これは大切なトライヤルなんです。
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終日無為無策引き隠り状態はいつもの休日。女房殿は元気にスポーツクラブへ出掛けました。体調は悪くないんだけれど、なんか疲れているんだよな。音楽を聴き、PuppyLinuxを試し・・・テレビを見て、といった繰り返し。
Mozart 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」〜カール・ベーム/ウィーン・フィル/(フィオルディリージ)リーザ・デラ・カーザ(s)/(ドラベッラ)クリスタ・ルートヴィヒ(ms)/(グリエルモ)エーリヒ・クンツ(br)/(フェランド)アントン・デルモータ(t)/(デスピーナ)エミー・ローゼ(s)/(ドン・アルフォンソ)パウル・シェフラー(b)/ウィーン国立歌劇場合唱団(1955年)・・・生誕200周年を記念して英DECCAがステレオ録音したもの。ベーム3種ある正規録音中最初のものです。ヘッドホンで厳密に確認すれば不自然なのかも知れぬが、コンポにて部屋で響かせる限り、そう悪くない音質でしょう。世評云々はわからぬが、ベーム61歳、かなり元気で生き生きしているし、なんせ歌い手の色気がなんともいえない・・・じつは、ルネ・ヤーコプスの1988年録音(古楽器)抜粋と比べたが、歌い手のスケールが全然違うんです。なんて美しい旋律なんだ。
ちょっと間が空いてしまったWagner 楽劇「ジークフリート」〜グスタフ・クーン/チロル音楽祭管弦楽団/アカデミア・ディ・モンテグラル合唱団/アラン・ウッドロウ(ジークフリート)/トーマス・ハーパー(ミーメ)/ユハ・ユーシタロ(さすらい人=ヴォータン)(1999年ライヴ)・・・続き。最初の「ラインの黄金」では先行きを危うんだけれど、とにかくライヴの臨場感たっぷり!オーケストラはけっして上手くないんだけれど、歌い手の熱気+雰囲気充分で聴いていて快いこと限りなし。「ジークフリート」って、難解でジミな印象だったんだけれど、けっこう楽しく聴けます。なんとか年末までに「神々の黄昏」にたどり着きたいもの。
PuppyLinuxを装着したASUS EeePC 4Gは、ネットワークの設定やらftpも無事完了して、基本はOK。動き軽快です。でもね、ショートカット・アイコンの考え方とか。ファイルとアプリケーションの関連付けとか、全然わからない。新しいソフトの入れ方、発想もわからない。Windowsではダウンロードして.exeファイルをダブルクリックするだけでいけたんだけれど・・・
いろいろお勉強です。
◆2010年10月某日の反省
昼前に大阪に戻り、大流行の耳鼻科に向かうがたっぷり2時間以上待たされました。ま、金沢では(朝の番組の星占い外れて/もともと信じちゃいないが)順調でしたよ。昨日は朝いつもより30分早く出なくっちゃいけないのに30分寝坊、故に毎週一回の定例サイト更新のみ実施いたしました。午前中の会議は順調であり、昼からのありがたい御法話(?)はほんまに素晴らしいシルバー世代の消費性向の分析でした(じつは肉好き〜若い頃の嗜好を引き継ぐそうです)。勉強になったぁ、半分くらい眠っていたけれど。そのあと、打ち合わせ有、更に取引先元担当現担当と楽しい酒、呑むと睡眠不如意状態なんだけど、体調は悪くありません。散財はしたが。
帰宅したら、オークションにて落札した「ASUS EeePC 4G」夜配達予定との情報だったので、配送のおじさんにお願いして早々に届けていただきました。その辺りのことは「近況」にちょっぴり言及有、”ノーカツ”のつもりです。CDを売る方のオークションは最終日、思わぬ入札があり、結局常連さんが2枚除いて全部落札して下さいました。よかったぁ!これでダブり分、全部処分成。ヤフオクのプレミアム会員登録は2ヶ月間なので、いちおう追加しておきました。月会費+手数料分くらい売れて下さればそれで満足でございます。
出張移動中の音楽はのちほど。