◆2010年8月某日の反省
本日夕方より金沢にて会議対応、昼に大阪を出発だから職場に顔を出す予定だったが、今朝、ナント、珍しく一時間寝坊。それでも余裕で定時出勤可能なんだけど、この際午前中半休とさせていただきました。ゆっくり朝飯喰って、新聞読んでいるウチに意欲が萎えていく・・・資料はもう送付してあるし、当面のトラブルやら宿題はクリアしている(はず)だし。昨夜は二時間ドラマたっぷり拝見したので、音楽は聴いておりません。
今朝から(途中まで)聴いているのは、Mahler 交響曲第6番イ短調〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル(1982年)・・・この人の全集を順繰り聴き進めているが、ウィーン・フィルが美しい、意外とまともな表現だな、と思います。先日バルビローリの超・粘着質演奏に痺れたが、こちら、きっちりとして明快なアンサンブル、マゼールにしてはずいぶんと素直な、ある意味期待外れなオーソドックス。ま、この作品の刷り込みはジュゼッペ・シノーポリ(しかもFMで聴いたシュトゥットガルト放響のライヴ)ですから。音質共々けっして凡百な仕上がりではないけれど、もとより期待値が違うからな。(ラスト迄拝聴。終楽章の迫力はなかなかのもの。この作品、全集中最初の録音だったのだな。音質も良好)
RCAを吸収したSONYはんは、どうやら激安路線に転じたらしく、楽しみな再発売が続きます。ハイフェッツに至っては全部ダブるけれど、6枚1,990円?、20年前購入した時は一枚2,000円でっせ。弾丸ライナーも同様、んもう笑っちゃうくらい。レヴァインとヴァントは入手視野に入れているが、未聴CDの山も気になるところ・・・
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(在金沢ホテル)朝、半分サボりのつもりで休んだけれど、サンダーバード中で異様に眠く、カラダが重く、こりゃ尋常な体調ではない自覚ありました。こりゃアカンね。駅から経費節約で取引先までバスなんだけど、やたらと混んでいる・・・ジャイアンツvsスワローズの試合らしい。こどもたちは夏休みラストだもんね。取引先との会議は大過なく、いくつか宿題をいただいて終了。この先のスケジュール調整が難しくなりました。
終電にて日帰り間に合うスケジュールなんだけど、既に一泊の出張申請上げ、しかもホテルは法人契約決済だから、そのまま帰るワケにもいかない。ゆっくり飯喰って(酒抜き)大浴場露天風呂入ってくつろいでいるところ。明日から仕切りなおしだな。9月だし。相変わらず暑いが。
先日オークションにて落札したDVDコンボドライブ朝到着、早速、パソコンにつないでみると認識しない(電源が入らない)〜IDE→USB変換ケーブルがダメなのか?もしかして、廃棄予定のDVD-ROMドライブでいけたの?う〜む、どーしましょ。早く「7」入れたいんだけれど。
移動中音楽。Bach ミサ曲ロ短調 BWV 232〜ジョシュア・リフキン/バッハ・アンサンブル/ジュディス・ネルソン(s)/ジュリアン・ベアド(s)/ジェフリー・ドゥーリー(ct)/ドリュー・ミンター(ct)/フランク・ホフマイスター(t)/エドムンド・ブラウンレス(t)/ヤン・オブラハ(b)/アンドリュー・ウォーカー・シュルツェ(b)(1981/2年)・・・声楽陣、そして第1ヴァイオリンを除く器楽アンサンブルもすべて一人ずつ、この演奏をFMではじめて聴いたときに痺れました。現在では「各パート一人」の学説が否定されているんだけれど、軽妙なるリズム感、各声部が透けて見えるようなクリアなサウンド、巨魁なる威圧感を失ったハーモニーの妙。
どなたかのサイトにて「感心するが、感動しない」との評。上手いこと言うじゃないの。壮麗なる声楽の威力、それを突き破って鳴り渡るトランペット(リフキン盤ではなんとマイルドな響き)、〜そんな前提のイメージから逃れられないと、スケール小ぢんまりに感じられるのかも。でもね、妙に親しくて、わかりやすくて大好きですよ。こんな演奏。
◆2010年8月某日の反省
さすがにちゃんと運動すればよく眠れる。ちゃんと鍛えないとあかんのだね。明日、夕方より金沢にて会議があり、その資料準備ができておりません。今回は時間調整に失敗し、一日おいて更に福井にて別会議、その資料点検(一応若者にさせている)もできておりません。ま、たいした内容でも物量でもなし、なんとかしましょ。当面の大きなトラブルは解決済みだし。体調は悪くないし。
新しいDVDドライブが届くまでの辛抱だけれど、VISTAは使いにくい。「検索」は改悪、何かプログラム更新するたびに「警告」(管理者の承諾が必要/管理者はあなたです・・・って)、自動更新の案内が煩わしい(作業に支障有)、起動終了が遅い、終了の基本が「スリープ」になっている・・・Windowsは業務用の普及、慣れ、なんといっても関連機器、ソフトが大量で安い、ということだろうが、時代は”汎用”→”専用機”〜つまりOSなど関係なし、機能と使い勝手がすべて、ということだから、どんどんPC生活の姿は変わっていくのだろうな、と思います。iPadが高齢世代に好評というのも一理ある感じ。
Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ルドルフ・バルシャイ/モスクワ放送交響楽団(1993年ライヴ)・・・終楽章の起伏のない表現が台無し、との論評があるようだけれど、そうかなぁ。亡命と復活里帰り公演、といった趣旨別にして、粗野で馬力たっぷりなオーケストラ(金管の個性)をコントロールして、緻密丁寧なる仕上げ、ライヴならではの緊張感とアツさが同居する立派な演奏。音質はライヴ故の茫洋とした雰囲気なんだけど、彼のセンスは露西亜系個性ではない、もっと洗練されたものだと思いますよ。ここ最近、Mahler ばかり聴いております。
では、行ってきましょう。
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未だ猛暑に間違いないが、朝晩はかすかに秋の風が・・・蝉はもう鳴いておりませんね。通勤には音楽持参せず。当初狙いの資料はすべて点検、点検加筆完成、印刷し、2箇所に送付済。あとは明日金沢本番、明々後日の福井での会議対応のみ。じつはサイト関係の原稿にまったく手を付けておりません。
体調は快復傾向です。
◆2010年8月某日の反省
今朝はちょっぴり空気が爽やかだけれど、相変わらず猛暑続き。朝刊を見たら、某プールは昨年より客足が落ちているとのこと。つまり、暑すぎて出掛けられない、ということなんでしょう。女房殿は本日も研修とやら、ワタシは、しばらくぶりにスポーツクラブへいくか?ちょっと前向き、意欲的な気分であります。昨夜、DVDドライブ無事落札成って、おそらく一週間くらいで到着することでしょう。アマゾンにてパソコン用(ちょっぴりまともな)スピーカーも注文、これは品質水準見極めてテレビに流用できるかも。さて、サイト更新用の原稿も考えなくっちゃ。
Brahms 交響曲第2番ニ長調〜マレク・ヤノフスキ/ピッツバーグ交響楽団(2007年)・・・Brahms の管弦楽作品には豊かな中低音弦、ホルンの深い響きを求めたい(Brucknerでも一緒?)が、そんな先入観価値観をクリアしてしまう演奏。アルプス交響曲に比べれば、ずいぶんと渋い作品であり、表現はひときわ質実で地味なものでしょう。編成やや小さめ、室内楽的な集中力であり(ベルグルントとは本質が異なるが)彼(か)の馬力が売り物亜米利加オーケストラから、繊細かつ落ち着いた味わいを引き出しております。きわめてオーソドックス、バランスよく、丁寧なる仕上げ、しかも細部明快、さっぱり味、機能的。やや響きが明るいくらいで、大仰ではなく、スタンダードとして推奨できる味わい、ちょっと驚きの完成度でした。多くのファンに叱られるだろうが、カラヤンよりずっと好き。
Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜オイゲン・ヨッフム/ベルリン・フィル(1951年)・・・ここのところBeeやんは非・独墺系ばかりだったんだけれど、ヨッフムだったら聴いてみたい。49歳、壮年の演奏はパブリック・ドメインにてネットよりダウンロード可能。フルトヴェングラー次世代の探索をしていたのか、当時は時代がよろしくて録音機会(たしかDG?)は多かったんですね。音質かなり良好。期待に違わぬ重量感と厚い響き、フレージングは清潔であり洗練され、期待通りの推進力であります。提示部繰り返し有(終楽章は繰り返さない)、例の「運命のテーマ」は世代を考えると、ずいぶんと抑制された中庸な味付けなのでしょう。ピッツバーグ響の技量になんの疑念もないんだけれど、56年前のベルリン・フィルとの比較でも”技量”の意味合いについて考えさせられます。各パートの個性、色の表出、中低音の厚み、洗練。色気。
大仰でものものしい雰囲気とは無縁なんだけど(だからこそ?)現代の耳で確認しても現役の説得力を誇りました。
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本格的な夏に入ってずっと体調よろしくなかったため、久々のスポーツクラブ(ボディヒーリング)行き。やはり最低一週間に一回はカラダをいじめないとアカンね。体重は過去最高記録を更新して、ジョーダン抜きでダイエットしないと、出会う人出会う人皆に”異様に太った”と指摘され、ヘコみます。もちろん健康にもよろしくない。(でも、昼飯喰い過ぎて意味がない)
Wagner 楽劇「ジークフリート」〜グスタフ・クーン/チロル音楽祭管弦楽団/アカデミア・ディ・モンテグラル合唱団/アラン・ウッドロウ(ジークフリート)/トーマス・ハーパー(ミーメ)/ユハ・ユーシタロ(さすらい人=ヴォータン)(1999年ライヴ)・・・「指環(リング)」もようやく3本目へ突入。なんせCD4枚分の大物なので、本日は一枚目のみ拝聴。全4作品中この「ジークフリート」が一番つかみ所がない感じ。でもね、聴き手が耳慣れたのか?それともグスタフ・クーンのチームの習熟か、約一時間全然飽きさせない、充実してクリアなサウンドを愉しめます。ミーメは例のズル賢くも軽妙な歌い口がなかなか上手い。オーケストラはウィーン・フィルとかバイロイト、っちゅうワケにはいかんだろうが、不器用ながらわかりやすい世界で鳴っておりました。先に進むほどよろしくなっていく予感有。
◆2010年8月某日の反省
本日出勤当番なんだけど、留守番メンバーは揃っているし、残業して残務も当面の宿題も、大トラブルも無事クリアできて本日お休みいただきました。夕方より京都にて大学のOB会もあるし。昨夜は職場に残っていた連中とビール!なんせ暑いので。また余剰脂肪がハラ回りに付いちゃうし、よけいな出費も重なっちゃう・・・そろそろ引き隠り生活を止めて、午前中HARD・OFFへ(息子パソコンから外した部品処分+α)行く予定。定例サイト更新(自分なりの決め事)も一本の残っているし、なんとかしなくっちゃ。そういえば、息子が立派なメカニカル・キーボード黒(但しPS/2接続)を置いていったので、キレイにクリーニングして職場へ。業務用パソコンもすでにレガシー・デバイスはないタイプなんだけど、ワタシ、PS/2→USB変換ケーブル(1,580円)付けてますから。なかなか快調なんだけど、回りからは”音がやかましい”との苦情有。昨日はとくに壮絶にタイピングしてましたし。
昨日は通勤に珍しく音楽持参。Mahler 交響曲第9番ニ長調〜小澤征爾/ボストン交響楽団(1989年ライヴ)・・・エエですね。ライヴとは思えぬ緻密な完成度、アンサンブル、オーケストラは深みがあって素晴らしい。オーソドックスで誠実、一部テンポが走るところないでもないが、柄を大きくせず、細部丁寧な仕上げが光る見事な演奏です。静謐が基本姿勢だけれど、実力あるオーケストラの大爆発の迫力も文句なし。情念とか情熱、みたいな視点で語られることの多い作品だけれど、こういった落ち着いたアプローチも新鮮です。イヤホンでの再聴はイメージを少々変えました。音質も上々。
Schillings ヴァイオリン協奏曲 作品25〜エルネ・ロージャ(v)/アルフレッド・ワルター/スロヴァキア国立フィル(コシツェ)(1990年)・・・後期浪漫派の重苦しく、厚みのある旋律連続の45分余也。但し、暗鬱として華がない感じの作品だなぁ。Mahler 前史といった風情か。演奏は技量的にも色艶でも文句なくて、知名度では推し量れぬ価値有。音質も良好。こういった未知の作品へ幅を広げることは大切なことなんです。
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行ってきましたHARD・OFF。お隣の駅まで往復240円也+さらに徒歩15分ほど猛暑中をお散歩。気のせいか?やや光線もリキを失いつつある感じ。CPU2個、メモリ大小8本、HD2個、グラフィックボード、無線LANカード=200円。交通費40円の赤字でした。(前回旧無線LANセットを処分したときも同様であった)でも、佳き運動になったし、捨てればゴミだけれど、リサイクルの流通に乗せればどなたかが有効活用して下さることでしょう。これで良いんです。
DVDドライブは売っていなかった(前回は350円/これが故障)し、オークション送料併せて1,000円ほどのを入札しておきました。
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OB会(風なもの)最年長88歳(頭脳明晰弁舌爽やか)、30年ぶりに再会した同期の女性は8年前に結婚し、義母を看取ったとのこと。いつもは泊りがけの体制でとことん付き合うんだけれど、本日は一次会にて失礼いたしました。午前中隣町まで、夕方京都へ、ずっと引き隠りだったので、久々の出歩きはシンドいっす・・・でも、ようやく(精神的)引き隠り状態から脱したかな?やはり暑かったけどね。
ようやく音楽をちゃんと、全部聴けるように・・・Mahler 交響曲第3番ニ短調〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル/女声合唱団/サウスエンド少年合唱団/オルトルン・ヴェンケル(a)(1979年)・・・ やれ、ロンドン・フィルの響きが薄いだの、EMIの録音がいちまいちだの、文句付けることは可能かも知れんが、有無を言わせぬ迫力、切迫感、壮絶なるテンション、推進力にて、長大なる交響曲を一気呵成に聴かせてくださいます。エエ曲やな、盛夏に相応しい爽快な旋律です。
◆2010年8月某日の反省
いちおう昨日の商談でお仕事一ヶ月のサイクル一区切り、本日より次月分スタート始まります。今月は夏休みとか、夏風邪とか、猛暑夏ばてとか、やる気がないとか、テレビ故障とか、パソコン修理とか、エラく苦戦いたしました。明日も出勤(予定)だけれど、本日は本日で会議(準備できていない)、締め切り作業はあるので、なんとか緊張して乗り切りましょう。大トラブル処理最終デッドラインは月曜(3日後)だけれど、できれば本日決着付かんか。
両足ふくらはぎが攣る件、メールにて「私も以前ときどき攣りましたが、就寝前に水あるいはスポーツドリンクを飲むといいと新聞に書いてありましたので、実践したところ、それ以降はありません。水分不足あるいはカリウムなどの不足だそうです」〜とのご指導有。なるほど。酒を呑むと脱水っぽくなりますもんね。症状が出るのは翌日の早朝かも知れない。パソコン関係、いくつか不満継続・・・「7」へアップデートが使えぬDVDドライブの件、変換ケーブルの問題ではなく、中古350円購入した機器そのものの不調であることが判明。じつは息子が転居にあたって置いていったデカいマシンを分解してHDDを取り出し、IDE→USB変換ケーブルにつないだら、ちゃんと認識しましたもの。(「人妻コスプレ喫茶」みたいなゲームが入っていた/初期化済)まず、ここをクリアしないと鬱陶しい「VISTA」といつまでも付き合わないといけない。
本質的な問題ではないんだけれど、パソコンの音が鳴らない。ドライバもソフトも正常で、スピーカーをつなぐと認識しているんだけれど、肝心の音が鳴らない。これはスピーカーの故障かな?いずれ安物なので買い替えが必要なんです。もひとつ、愛用のブラウザである”Grani”のオプション設定が保存されない〜思うような環境に維持できないのもストレス。日本語変換はATOKへ変更済〜でも、登録はやり直し。本来、こういった作業は愉しみと認識すべきなんだけど・・・HTMLエディターはいつもの作業に戻りました。
今朝、サイト定例更新一本のみ実施。執筆環境が整わなかったのと、そもそも猛暑だから音楽に集中できておりません。書き掛け原稿は全部パソコン故障/修理にてすっ飛んじゃったし。
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移動中音楽の件。R.Strauss 交響詩「マクベス」/アルプス交響曲〜マレク・ヤノフスキ/ピッツバーグ交響楽団(2008年)・・・ピッツバーグ交響楽団のイメージは大昔、ウィリアム・スタインバーグの印象ばかり、プレヴィンで少々、マゼールとかヤンソンス時代の録音は全然聴いていない。硬質で重く、明るい響きは記憶通りだけれど、アンサンブルの精緻な集中力は時代の変化か?それともオーケストラ・ビルダーとして辣腕のヤノフスキの成果でしょうか。我が貧者のオーディオ(今回は中古300円人民中国製ポータブルCDプレーヤー)でも、奥行きと広がり壮大なるスケールをたっぷり感じます(Pentatone Classicsはたしか旧PHLIPSの技術陣が作ったレーベルでしたっけ)。リンク先、ユーザーは絶賛ですね。ほぼ同意。オーソドックスであり、スケールの大きさ、自然な流れを絶賛すべきでしょう。オーケストラも充分上手い。爽快。
でもね、例えばルドルフ・ケンペ/ロイヤル・フィル(1966年)、ハイティンク/コンセルトヘボウ(1985年)を凌駕しているとは残念ながら思えない・・・いくら録音がよろしくて、ヤノフスキの表現が優れていても、オーケストラのそのものの響きに微妙な不満有〜細部のニュアンス、洗練、陰影、奥行きが今一歩・・・というコメントは求めるものが贅沢過ぎなのでしょう。安易な判断はできないけれど。ちなみに、帰宅して部屋のコンポ(ディジタル・アンプ)にて再聴しているが、大がかりな編成を苦手としているはずなのに、イヤホンより好印象を得ております。
では、行ってきます。
◆2010年8月某日の反省
昨日に続いて、左ふくらはぎが攣って途中覚醒。なにかビタミンが足りないのか?それとも単なる運動不足か(おそらく後者)。ここ最近、このホテルばかり利用しているが、いつもより一時間寝坊して、大浴場にて髭剃り。ほぼ100%電気カミソリ愛用者なんだけど、最近愛機(2台)老朽化激しく使えなくなりつつあるので、カミソリに替えようかな?朝風呂は至福の時間であります。シアワセ。
これより商談一発、できるだけ早く大阪に戻ってゆっくりしたい。
昨日移動中の音楽の件、コメントの時間がなくなりました。
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本日の商談はゆるゆるとして、早々に金沢を後にしました。夕方早々に帰宅し、戻ってきたAspireRevoを開封・・・一週間で帰ってきたんだから文句ないが、個人データはすべて消去(なのは覚悟していたけれど)、問題はOSがVISTAに戻っていること・・・早速、IDE→USB変換ケーブルを取り出して、以前のパソコンから外したDVD-ROMドライブを接続するが、どーも認識しない。いまどきDVD対応の光学ドライブを持っていないのもなんだけど、IDE→USB変換ケーブル(かなり以前購入/安かった)にはちょいとクセがあって、なかなか認識しないのは自覚ありました。今回はどーにもならん。変換ケーブル新たに購入するか、この際、別途USB接続のDVDドライブ購入するか・・・いずれ、鬱陶しいVISTAにてしばらくお付き合いであります。
まだ日本語変換もATOKにしていないし、これはCDROMだからさっさと入れましょう。この際なので、パソコン周辺の整理も行います。(この部分、復活AspireRevoにて更新)
◆2010年8月某日の反省
昨夜も良く眠れず、深夜途中覚醒。しばらくボンヤリしてから二度寝したが、右ふくらはぎが攣ってその激痛にて、また目覚めちゃう。ま、これより金沢迄の移動時間中ゆっくり居眠りいたしましょう。本日は夕食付きのホテルを取ったので、どなたともお付き合いしないつもり。商談準備は万全とはいえぬ(というか、資料をつくってから時間が経過して忘れているものも多い〜なんせ物量も多いし)が、本番力で乗り切りましょう。
明日は午前中のみの予定だから、大阪に戻って事務所に顔を出すことは可能なんだけど、そのまま帰るつもり、ま、大きなトラブルでもあれば別だけれど。復帰成ったAspireRevoの再配置をしなくっちゃ。
Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団(1985年)・・・今朝第1楽章のみ。この第1楽章は難物でして、ワタシがMahler 中馴染むのがもっとも遅かった部分でもあります。細部入念、メリハリがあって緻密な表現、テンポは無理なく変化し、これほど”おもしろおかしく、わかりやすく”この楽章を聴かせてくださるのも稀有な存在でしょう。現在の(貧者の)オーディオ環境云々してきたが、ここでの大規模管弦楽は迫力の不足を感じさあせない、むしろ細部の彫琢が際立って好印象であります。
さて、出張準備しなくっちゃ。
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(在金沢ホテル)一件商談が明日にズレたので本日宿泊。出張規定の改変により、出張すればするほど実質上赤字になっちまう苦しいところ、せめてムダ使いせぬよう、引き締めていきまっしょい。こんなことだから、いつまでも日本は消費不況から脱却できない。商談成果はまぁまぁでした。ホテルに入って、汗まみれのカッターシャツを洗って大浴場に向かったが、上がってみたら着替えがない(ポロシャツ忘れた)・・・カッターが乾くまで飯も喰えんじゃないか。ホテルの小部屋でじっとガマン・・・
出張移動中音楽。Stravinsky 歌劇「エディプス王」/バレエ音楽/舞踊カンタータ「結婚」〜ロバート・クラフト/フィルハーモニア管弦楽団/エドワード・フォックス(語り)/サイモン・ジョリー合唱団/アリソン・ウェルズ(s)/スーザン・ビックリー(ms)/ジェニファー・レーン(ms)/マーティン・ヒル(t)/ジョゼフ・コーンウェル(t)/デーヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(br)/アンドルー・グリーナン(b)/アラン・ユーイング(バッソ・プロフォンド=重く厳かな表現に適した声質のバス)/インターナショナル・ピアノ四重奏団/トリスタン・フライ・パーカッション・アンサンブル(2001年)・・・名前ばかり、数度聴いたけれどいったいどこがエエのか?的感想だったオペラ。テレビで小澤征爾/斉藤先生記念管弦楽団+白石加代子(女優)の演奏を拝見したことはあるけれど、ようワカランかった!それに白石加代子のおどろおどろしい語り(詠嘆口調)がなんとも・・・
クラフトの表現はクリアで明快、とてもわかりやすい。エドワード・フォックスの語り(英語)は淡々と抑制され、本来こんなのが正しい姿なのだろうな、といった手応え有。フィルハーモニア管弦楽団のキレも文句なし。「結婚」のほうはブーレーズの旧録音(コンサートホールのLP)以来の馴染みであって、サイモン・ジョリー合唱団先頭に打楽器、ピアノは超絶技巧を誇ります。音質も極上。
◆2010年8月某日の反省
昨夜の引退するパートさんの”お別れ会”はけっこうたくさんの出席がありました。数人二次会に行ったようだけれど、ワタシは早々に帰宅、二時間ドラマはちゃんと見られましたよ。呑むと睡眠不如意状態いっそう進んで、夢の中で”眠りが浅い”、”睡眠時間が短い”と悩んで、ほんまに途中覚醒してしまう。一時間ほど深夜NHK再放送(トーク番組)ぼんやり眺めて再就寝。息子、本日引越しということで、女房は早朝に出掛けていきました。
故障修理送付のAspireRevoはとっくに日本エイサー修理センターに到着しているはずだけれど、うんともすんとも連絡がない〜粛々と修理実施中なのか?それともちゃんと受け付けられていないのか?不明。不安です。早よ、帰って来い!
昨日は通勤に音楽持参せず、帰宅してからもテレビばかり。一昨日は、いろいろ聴いたんだけれど(例えばバーンスタインのBeethoven とか、スラットキンのElgarとか)エリック・クラプトンの「Change The World」をキッカケに、大好きな古内東子、中島美嘉、ゴスペラーズ、ケミストリー〜連続聴きで耳が”クラシック”に戻りませんでした。
今朝、Prokofiev ピアノ・ソナタ第3番イ短調/第6番イ長調〜マレイ・マクラクラン (p)(1989年)・・・十数年前、ジェルジ・シャンドールの演奏に歯が立たなかった(全然愉しめなかった)記憶有。ここ数年、Prokofievの”乾いた情感”みたいな作風を気に入っていて、甘さも素っ気もない、こんな硬派な旋律に魅力を感じます。ピアニストは初耳だけれど、しっかりとした技巧の中に、やや叙情も感じさせるような立派な演奏。英国のピアニストでしょうか。
昨日、ちょっとしたトラブルを辛くもクリアして、本日出張準備、明日からの金沢商談の資料最終準備となります。余裕です。でも、やる気は起こらない。
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朝一番で大きなトラブル発生。誰のミス、責任、仕業とか、あまり興味はなくて、粛々とフォロー作業するのみ〜慣れてますから。あと猶予は5日、完全にクリアできなくても、誠実にそれなりの水準でフォローして信頼をつなぎましょう。昨日の小さなトラブル(処理済)とともに詳細上司に報告したが、何のお咎めもコメントも、反応もなし。昼飯いっしょに喰ったのに。終日、明日の資料の点検+印刷などぼんやり時間をツブしておりました。暑いからね、やる気回復せず。本日は耳鼻科に行く日なので、早々に職場を出ました。早出しているし。
息子は本日、大阪・八尾→熊本に転勤転居。CRTディスプレイ、15型ブラウン管テレビ、パソコン本体2台(うち一台は懐かしい10年前の愛機を息子に譲ったもの/もう使えんな、スペック的に)、キーボード3台(1台はメカニカルで汚れさえ取ればかなりエエもの)置いていきました。パソコンは分解して(使える部品は抜いて)捨てられるが、テレビとCRTディスプレイは引き取ってもらわないと。
日本エイサー修理センターよりAspireRevo到着・・・の不在通知案内が入っておりました。出張から帰ったら、データがどーなっているか確認しないと。Dドライブが生き残っていることを願うばかり。
通勤音楽はMahler 交響曲第1番二長調〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団(1989年)・・・爽やかな青春の歌〜ではなく、うんとイヤらしく、練り上げられ、細部エグり出し、歌う。テンポの揺れはマゼールほど不自然ではなく、内声部の聴きなれぬ対旋律を浮き上がらせ、驚くべき効果を上げております。フィルハーモニア管弦楽団は素直な響きだと思うが、逆にシノーポリはその機能を生かして、思い切って音をツブしたり、メリハリ強烈に強調したりして色彩豊かに表現しております。
いやぁ、もう最高。
◆2010年8月某日の反省
怠惰無為無策なる週末を過ごしてまた月曜の始まり。本日資料関係締め切りあるけれど、おそらくはなんとかなるでしょう。職場のパートさんが定年引退されるので、お別れ会有(当然自腹)。現在の職場は派遣さんやパートさんと呑みに行くような風習はないんです。もちろん人員補充はなし。世知辛い世の中だ・・・昨夜NHKスペシャルにて「灼熱アジア〜第1回 タイ “脱日入亜”日本企業の試練」拝見。これが凄い。
日本の基幹産業はほとんど進出していて、なんせ輸出も輸入も税金が掛からない、それなりの人件費+技術力の向上を以って、既に日本の”技術立国”は崩れ去っている(次世代に引き継げない)ことが理解できます。既に世界は完全に連携しあっているし、生産のみならず消費だってASEANの時代でしょう。生活水準(平均)は日本の比ではないが、成長期にある人々の旺盛なる消費意欲は景気を支えます。日本は超・高齢化社会へとひた走り、アジアに生産拠点が移れば職場はなくなる。失業が増え、人件費が切り下げられれば消費が増えないのは当たり前。昨夜、京都河原町阪急百貨店閉店、そういえば渋谷のHMVも閉まったんだっけ。
暗澹たる気持ちになりました。この間頻発する幼児・児童虐待。行方不明高齢者(これは家族関係、地域社会の崩壊、行政機能の麻痺という根深い問題がある)〜この間の良い意味での見込み違いは、裁判員裁判制度の定着、そして、新しい臓器移植制度でしょうか。専門家やマスコミが論評する以上に、コトは動いている手応えがありました。
音楽の件は時間切れ、行ってきます。
◆2010年8月某日の反省
一昨日のワルターのMozart で現在のオーディオ環境を再認識いたしました。ここ数ヶ月入手したCDはすべて、小さなTOPPING ディジタル・アンプM1+小さいTEACのスピーカーS-300で確認したもので、イヤホン+ポータブルCDプレーヤーとは音の肉付き、低音の厚みの桁が異なりました。細部鮮明クリアな解像度はあるから、音源を選ぶということでしょう。
ピアノ・ソロがとくによろしくて、次いで室内楽乃至室内楽編成の作品が相性よろしい。PILZ/EGRシリーズ「東独逸のピアニストたち」〜Bach 平均律クラヴィア曲集第1巻第1曲前奏曲ハ長調(アマデウス・ウェーバージンケ(p))/Schumann Beethoven 交響曲第7番第2楽章の主題による自由変奏形式の練習曲(アンネローゼ・シュミット(p))/アラベスク 作品18(ディーター・ツェヒリン(p))/Weber 露西亜民謡「美しいミンカ」による変奏曲ハ長調(エヴァ・アンダー(p))/Reger 5つのフモレスケ 作品10(ロルフ・ディーター・アレンス(p))/Prokofiev おばあさんの昔話 作品31(ペーター・レーゼル(p))・・・意志あるコンピレーションというか、聴いていて一貫性を感じさせる作品、演奏。音質のバラつきもない。キモは1976年に出版されたSchumann「Beethoven 変奏曲」であって、デムス全集に入っていなかった理由はこちらにて知りました。
リンク先情報によると(旧)東独逸ブリュトナー製の楽器らしいが、キラキラしない質実で深みのある音色で響きます。他のピアニストもそうなのか?
引き続き、Schumann 「謝肉祭」作品9/「音楽帳」作品124/アラベスク 作品18〜イエルク・デムス(p)(正確な録音情報が探せない/LP時代の情報1960年代と思うんだけれど、追加第6巻5枚分はその後の発売だから1970年代に入っている?)・・・デムスの技巧の細部曖昧さ、リズムのクセ、スケールがが小さい・・・とかなんとか、文句垂れつつ、その味わいを楽しむ機会は多いものです。音質もいまひとつ、と思ってきたが、久々現状のオーディオでの確認は、けっこうタッチが柔らかく収録され、聴き疲れしない親密なピアノを楽しみました。
今朝より、Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル(1982年)・・・彼の全集中第1番と第5番は再聴じゃないか?一枚ものをかつて入手して、オークション処分したような?記憶有。早朝故、ボリューム控えめで拝聴したが、幸い我がオーディオとの相性はよろしい音源らしく、細部まで様子が良く理解できて、ウィーン・フィルの美しいアンサンブルを堪能可能。予想(記憶?いつも?)より恣意的なテンポの揺れは頻出せずに、意外とオーソドックス、丁寧な仕上げが光りました。怪しい演奏ではないと思いますよ。
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なんども行き違って、とうとう旧テレビ引き取り(リサイクル料金込)4,200円也。ようやくスッキリしたが、転居する息子のテレビやらパソコンを持ち込むと女房殿。また業者を呼ばなくっちゃいけない。もう社会人なんだから勝手にやらしたら良いのに、本日も嬉々として(この猛暑中)片付けに向かっております。女房の婆さんも行きたい、と言ったらしいが、さすがにこの猛暑は年寄りにはよろしくない、と止めたそう。
マッケラス追悼作業で中断していたグスタフ・クーンの「指環」攻略、「ヴァルキューレ」より再聴再開。この間、自宅のオーディオ環境にいろいろ思い悩んで揺れ動いたけれど、本日第2幕の印象はすこぶるよろしい。体調改善の影響もあるのか。奥行き、広がり、深み、舞台臨場感が最高。ウィーン・フィル辺りとは比べられぬオーケストラなのは事実ながら、作り物ではないリアルさが作品旋律の美しさを際立たせます。歌い手は、ウォータン役のドゥッチオ・ダル・モンテ(b)の貫禄は壮絶とまでいかなくても、充分なる存在感でしょう。
ネット上で拾える評価は賛否両論。絶賛、ボロカス真っ二つ。第3楽章に入って例の「ヴァルキューレの騎行」はリンク先コメントほどひどいとは思えません。但し、ショルティ辺りを標準とすると、いろいろ言いたくなるのかも。ワタシは”リアルな舞台臨場感”を楽しんだけれど。ブリュンヒルデ役のエレナ・コモッティ(s)だって、ニルソンと比べられぬのは事実だろうが、熱演だと思います。
◆2010年8月某日の反省
昨日は久々のお仕事、さすがのヴェテラン名人も膨大なる物量にたじろいで、やれどもやれども机上の書類は減っていかない・・・メールの返答にも大苦戦。それでもなんとか残業して、当初狙いの作業は全部消化。本日お休み。途中一時間ほど資料の打ち合わせもあって、例の中年チームメンバーは、なぜか一番大切なところ60%省いて資料提案(理由不明)〜もう上司は何も言いませんでした。あきらめられ、見捨てられば叱られることもなし。
断続的な休みはさんで猛暑続き、お仕事やる気まったく起こらず、自己嫌悪していたけれど、仕事後に仲良し中年組みでビールを呑みに行ったら”ワシも同じ”とのこと。よかったぁ、皆、猛暑で参っておったのか!深夜帰宅、入浴して就寝したが、寝付けずに起き出してテレビを付けたら女子バレーやってましたね。(大ファン/とくに世界最小最強セッター竹下のワザ)結婚出産引退〜復活した山本(旧姓大友)愛は代表復帰したんですね。素晴らしい。ラスト迄見ちゃいました。再放送なのに。
引退した旧テレビは結局、以前電子ピアノを回収いただいたところにお願いすることに。でも、4,200円要るんです。仕方がないなぁ。山中に廃棄するわけにもいかん(ご近所歩道橋下にデカいブラウン管テレビが廃棄されている・・・)し、そもそもクルマもないし。日本エイサーに修理に出したパソコンはいつ帰ってくるのか、以前ノートを送付したときには意外と早かった記憶がある。
通勤音楽は、Mozart 交響曲第41番ハ長調「ジュピター」/第36番ハ長調「リンツ」/第40番ト短調/第35番二長調「ハフナー」/第38番二長調「プラハ」〜ブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団(1959/60年)・・・現在、自宅コンポで再聴しているんだけれど、イヤホンとは印象が物凄く異なりますね。我が貧者のオーディオは低音が弱い、音のふくらみに欠けるということ(それが全部悪いわけではない)。強烈な低音強調、分厚い響き、瑞々しく豊かな残響は”水分たっぷり!”といった感じ。肉付きよく、重く、ゆったりまったりと歌い、微細微妙な表情ニュアンスの変化+間が効果的であって、これぞ原点!
すっかり古楽系、すっきり溌剌リズムL推進力に慣れた耳には(逆に)稀有な鮮度を感じさせて、ゆったり、安心して聴ける〜こどもの頃に聴いたのはこれだったんです。中古2枚368円(税込)にて入手した駅売海賊盤だけれど、音質だって素晴らしい奥行きと鮮度でした。こどもの頃、若い頃の感銘が蘇りました。
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終日ぼんやり、ネットで新しいテレビのオーディオを検索したり、BBSお勧めのubuntuのCDROMを作って試したり、で一日終了。先日夏休み中のように体調悪いことはないんだけれど、なんせ猛暑連続で身動きが取れません。女房用のノートパソコンでCDROM起動させると、なかなかインターフェイスが美しい。オープン・オフイスも入っているんですね。で、先日職場より横領してきた、8年ほど前のパソコンに本格的に入れてみました。
これがセットアップに3時間くらい掛かっちゃう。もうダメか!と思った頃にようやく完了、でも、あまりにマシンが非力で使い物になりまへんな。”2000”だったら実用なんですけど。でも、雰囲気味わいました。たとえばubuntu用の無線LAN子機のドライバとかあるんだろうか。もとカルい、どんなヘロ・マシンでも動くようなOSってないでしょうか。
◆2010年8月某日の反省
本日より下期お仕事再開。既に夢の中でお仕事段取りしていて、緊張感が違います。このメリハリがサラリーマンの醍醐味なんだろうな。今朝はちょっと曇って気温も低めのようだけれど、いずれ関西ではまだまだ”殺人猛暑”続くそうです。明日休みだけれど、来週は出張含め、月次サイクルではもっとも厳しいところ。お休み中はけっきょく、なにもでけんかったなぁ。音楽だって、時間があれば聴ける、というものでもなし、タイトなスケジュールの合間で集中するというのが肝要なのでしょう。
Massenet 管弦楽組曲第4〜第7番〜ジャン・イヴ・オッソンス/ニュージーランド交響楽団(1994年)・・・「絵のような風景」(これがワリと著名かな?)「ナポリの風景」「おとぎの国の風景」「アルザスの風景」という題名が付いております。第1〜3番+「エロディアード」序曲と併せBOOK・OFF@250だったもの。音楽を幅広く聴きましょう、といったNAXOSらしい素晴らしい趣旨だと思います。ジョン・エリオット・ガーディーナーだって全7曲揃っていないから、これは稀有な存在。オーケストラも地味な存在だし、指揮者も他では聴いたこともなし。愉快で快活、ちょぴり甘い旋律が続いて意外と素敵な世界が広がっておりました。音質も良好。
Corelli 合奏協奏曲 作品6〜第1〜7番〜ピーター・ヤン・ベルダー(cem)/ムジカ・アンフィオン/レミー・ボデ、山縣さゆり(v)/アルベルト・ブリュッヘン(vc)(2004年)・・・最高。練り上げられた古楽器の技量は穏健マイルド、くすんだサウンドとなって、浮き立つようなイタリア・バロックを楽しげに、余裕を以って表現しております。LP時代よりCorelliは大好きであった!ことを思い出しました。あれはイ・ムジチだったか?
二人のヴァイオリン・ソロがしっとり語るように美しいことを前提として、テオルボ、ポジティヴ・オルガンの柔らかい通奏低音が、全体のイメージを支えておりました。残響豊かな録音が、これまた稀有な効果をあげておりました。
では行ってきます。まず、ヒゲを剃らないと。
◆2010年8月某日の反省
無為無策なる第2夏休み終了の日。なんといっても猛暑でやる気が出ない。出掛ける意欲が起きないし、ほしいものもない。本も読みたくなし、新しいCDも必要ない。お勧めがあったLinuxにも未着手、横領パソコンもマザーボードの電池を抜いたままで放置、コンポの配線整理をしようとして、左右のバランス滅茶苦茶になってしまって、それはやり直して回復。できるだけエアコンを使わずに過ごそうとすると、そのうち意識がぼんやりしてくる・・・唯一、久々数年ぶりに朝食に”ブラン・シリアル+豆乳”を復活させているのが前向き意欲か。
Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜レナード・バーンスタイン/ロンドン交響楽団(1974年)・・・3回録音中、2度目のもの。演奏も録音も評判悪いっすね。悪名高いSG4チャンネル用録音だったのかな?LP時代ともかく、この(c)1988CDでは適度な残響と奥行きにて、そう不自然なる音質とは感じません。盛大なる打楽器群が少々奥まってぼんやり、キレ不足な感じはあるけれど。バーンスタインならではの汗水熱気前向きの情熱から後退している、というのがご批判の趣旨なんでしょう。ワタシはバランス感覚とわかりやすい歌、迫力充分なるスケール、立派な演奏と感じました。ロンドン交響楽団は絶好調。
Beethoven 交響曲第7番イ長調〜デイヴィッド・ジンマン/トーン・ハレ管弦楽団(1997年)・・・世評賛否両論に割れる全集より。ポイントはジンマンが付けた装飾音やら編成替えであり、軽妙快速なる解釈問題でしょう。頑迷原典主義者にとっては「似非ベーレンライター版を標榜しやがって!」、硬派独墺系愛好者にとっては「カル過ぎ」ということでしょう。今は亡き「ワルツ堂780円」の値札が残っており、ワタシは新発売されるたび胸躍らせ一枚一枚買い足していった、思い出の演奏となります。あの頃が一番楽しかった・・・第3/4番、第5/6番、第9番、計3枚分のコメントが残っておりました。
部分改変の是非さておき、軽妙快速、鮮烈なる推進力は、かつての重厚長大豊満イメージをクリアしている、ということです。なんせ50〜70年スパンの太古録音が現役で語られるクラシック音楽故、多種多様な嗜好が存在して当たり前。ワタシは作品そのものを敬遠することが多いけれど、こどもの頃より馴染んで細部隅々まで聴き知った旋律を堪能いたしました。ワタシは威圧感を嫌うんです。すっきりとした嗜好の原点になったような演奏か。
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世間は既に通常業務モードだから、容赦も遠慮会釈もなくメールがガンガン(ケータイ転送)届きます。ま、明日一日で充分クリアできると判断しているが、時に大トラブルが紛れ込んでいるから油断できない。とにかく暑いから出掛けられぬ、女房殿より息子の転居に伴い、郵便局に転送願いの用紙を取りにいってくれ、と催促有。汗みずくになって徒歩11分、用紙をいただくとネットでも手続き可能とのこと、そうだよな。今時。
職場倉庫奥より横領パソコン、ようやくのBIOSのパスワード設定消え、USB設定を戻して、グラフィックドライバも全部揃えて完成〜ま、これはこれでなかなか気分転換にはよろしい作業だけれど、ネットにつないでまずウィルス対策のAVGダウンロード〜設定、これでドえらく時間が掛かって遅いこと!なんせ(パソコン作業由来と類推される)両腕の痛みがあり、せっかくの気分転換もかえって逆効果であります。機能が旧式すぎて、現在のスピードでは耐えれない。
ご指導のLinuxをダウンロードしかだけれど、実際に試す前に(疲れ果て)ディスプレイやら片付けてしまいました。愛機AspireRevoはいつ帰ってくるんでしょうか。デジカメは昨年2009年末甥の結婚式以来使っていなくて、PowerShot70(いただきもの)はなかなかの画質だけれど、最初の一二枚目がちゃんと写らないのが難、ワタシには多機能は必要なくて、ここ数年愛用している初代EXILIM(100万画素/文句あるか)で充分なんだけど、さすがに7年ほど経ってバッテリーがへたってきました。本日、純正でない代替バッテリー無事到着、これでしばらくいきましょう。
ケータイで撮影、という姿は恥ずかしい、といった感覚があります。(緊急用としてはOK)昨年年末、ケータイを洗濯してしまって新品と交換したが、それからは一度も撮影していないと思います。DVD、ブルーレイ、メモリーオーディオ、iPhone/iPadの類、およそ最近の文明の利器とは無縁なる生活、さすがにこれでは少々ヤバいか。なんせケータイもほとんど、まともに使えませんし。というか、おじさんのケータイにはお仕事トラブルとお願い事しか来ない。エエ思い出なし。
◆2010年8月某日の反省
第2夏休み二日目、というか、明日で終わり。クルマはないし、外は猛暑だから出かける意欲沸きません。東京23区で熱中症によるお年寄りの死者は累計100人を越えたそうな。おそらく本日は旧テレビ引き取り。引き隠り生活を支えるべきパソコンは一台故障修理のため送付済、ミニノート(ネットブック)のみでネット。機能的にそう不便はないんだけれど、やはり大きい画面が欲しいですね。
Bach 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調〜ヨゼフ・シゲティ(v)(1959/60年)・・・無伴奏チェロ組曲に比べると、重苦しさは感じない、もっと天衣無縫な広がりを感じさせる作品群也。たいていの演奏に感動するが、シゲティの演奏は別格な真摯、端正な印象を受けます。流麗ではない、美音とは程遠い、技術的な衰えがある・・・そんなすべてを凌駕して、圧倒的な説得力と深みを感じさせました。音質も悪くない。
ネットで拾った音源(自主CD)なんだけど、同作品をギターで弾いたものも聴きました。ルイジ・アッタデモ(Luigi Attademo(g))・・・残念ながら既にどのサイトからダウンロードしたか?記憶になし。密やかでいっそう静謐、親密な世界に変貌して、別作品を聴く思い。
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オークションを大仰に宣言して止めたのは2ヶ月前だけれど、いざ止めてみるといろいろと思いが・・・基本CDは売れないから仕方がない、ということだけれど、プレミアム会員を抜けると5,000円以上の入札ができない。今回、故障したパソコンの代替を探しても、あくまで眺めるのみ。テレビを差し替えたら、外付けではない内臓スピーカーのショボい音質に閉口して、アンプ+スピーカーを物色するがそれも同様。身辺整理をしたら2.4mpのデジカメが出てきて、一枚目のみ上手く写らないといった困ったちゃん・ジャンク品だけれど1000円ほどで売れんか、とか。
チャールズ・マッケラス追悼でBeethoven 交響曲全集(旧リヴァプール・フィル録音)を取り出したら、演奏ともかく音質が全然気に喰わず、なんとか売り払いたいな、とか。後註;スピーカーの配線をいじってバランスがおかしくなってなっていたことを発見/音質云々安易に言っちゃあきまへんな
ま、あまりあわてることはないでしょ。
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猛暑故家でごろごろしていると、あっという間に運動不足、左膝痛の持病が復活する・・・整形外科のリハビリに行ってまいりました。やはり猛暑だから空いておりました。相変わらずメールはがんがんケータイに転送され、派遣さんは配慮ある連絡なんだけど、われらが不良中独連から「んなもの、休み中にわかるワケねえだろっ!」的内容が連続して、「常識で考えろ」「出勤してからで間に合う!」との乱暴な返答をしておきました。
問題は旧テレビの引き取りでして、とうとう連絡が業者から来ない。一度袖にしたらもうダメなのかな?ためしに別な業者にメールしたら「5,000円必要」とのこと、それだったら市の引取りのほうが安いじゃん。困ったね。故障したメインのパソコン含め、身辺が整理されないのは凄いストレスなんです。(この更新分はネット・ブック+普段慣れているメカニカル・キーボード接続にて実施)
◆2010年8月某日の反省
精神的に緩んだせいか?よく眠れていつも時間に目覚めました。きょうは旧テレビの引き取り(前回は訪問に気付かず失礼いたしました)、これでまた身辺整理が一段落、あとは昨日送付したパソコンが無事戻ってくることを祈るばかり。業務上横領したパソコンのセット・アップももういちどトライヤルしてみようかな?でも、ドライバの検索とか、いろいろメンドーくさい〜すっかり不精になっちまいました。数年前だったら、半徹夜しても仕上げたものですが。
BBSでは”ぜひLinuxを!”とのご神託だけれど、残念ながらワタシが愛用する両マシンには光学ドライブがないんです。(必要に応じて外付けする)逆に横領パソコンにLinux入れてみましょうか。それも手だな。新しいことに着手しなくなると、ノーミソ退化の一途だ。
Mahler 交響曲第4番ト長調〜ブルーノ・ワルター/ニューヨーク・フィルハーモニック/デジ・ハルバン(s)(1945年)・・・著名なるCBS録音だけれど、もしかして初耳?一昨日、まとめて数枚パブリック・ドメイン音源からCD化したもの。音質は年代相応、まぁまぁ。ワルター69歳、オーケストラの明るく骨太な響きはいつも通り、ヤワで穏健な作品というより、かなりのヴィヴィッドな推進力+時に強靭な爆発が作品イメージを変えております。なかなかエエではないか。問題は音質(ポータブル/イヤホンでの感想〜けっして劣悪ではないが)+最終楽章デジ・ハルバンの落ち着かない歌唱でしょう。歌は嗜好性が強いので、ワタシの感覚だけれど。+追記;自宅コンポにて再聴したら、やや平板ながら充分な鮮度と認識いたしました。.mp3→.wav変換でも。
自主CDなのでフィル・アップは歌曲集「亡き子をしのぶ歌」〜フィッシャー・ディースカウ(br)/ルドルフ・ケンペ/ベルリン・フィル(1955年)・・・以前からその存在ばかり気になって、ようやく音にして聴けました。カール・ベームの(1963年)は昔から聴いていたんだけどね。フェリア(a)/ワルター/ウィーン・フィル(1949年)の刷り込みが強いせいか、”決定盤!”との感触が得られません。もともと父親の心情を歌ったものだけれど、すっかり女声に馴染んだのか?もちろん、凡百なる水準ではないけれど。
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無為無策の一日。どーやらテレビ引取りの業者は本日まで休みらしく、明日だったのかな?なんせ「メール・フォーム」を使って出しているので、こちらの記録が残っていないんです。世間ではぼちぼち通常業務らしく、がんがんメールがケータイに転送されます。急ぐもののみ職場に転送。電話もありました。横領パソコンは未だBIOSのパスワードが抜けていなくて、やはり数日マザーボードの電池をぬいたままにしないといけないんでしょう。いずれ、そう熱心に仕上げる意欲もありません・・・考えが甘かった。倉庫に戻しておこうかな?
女房殿はこの日差しを浴びつつ、自転車にて研修(福祉とかなんとか)とやらに元気で通っております。あまりの猛暑故、こちらは室内でも倒れそうなのに。
精神的に行き詰ったときにはBach 。無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調/第5番ハ短調/第6番ニ長調〜藤原真理(vc)(1982〜1984年)・・・敬愛するBach 中ではやや苦手系との自覚あるのは、あまりに峻厳立派、孤高な作品と感じるため。まだ30歳代の録音であって、表現としてはオーソドックスで、特別個性的なところはない。しかし、なんともいえぬ柔らかさ、技巧の冴えも自然でスムース、のびのびとして快い。
音質含め、これがリファレンス。この作品に時に出現する、妙な威厳とか重苦しさから開放されております。作品のテイストを見直した感じ。(p)1990の2枚組は税込定価5,600円也。オークションにて新譜より高く入手してしまったのは、ワタシの不注意だけれどけっこうな傷物で返品しても良かったくらいなんだけど・・・ま、ちゃんと聴けるからOK。
◆2010年8月某日の反省
本日は出勤、というか、世間では通常業務に戻りつつあるのでしょうか。電車は空いているかな?職場ではまだ休んでいる者もおります。本日、午前中、日常業務関係は先週きれいに消化している(つもりな)ので、残りの提案資料を一気に仕上げましょう。次の出勤は金曜日、この日は上司への資料提案だけれど、文句を付けられたことはない。来週の商談本番迄、更に資料の精査を行うが、次のサイクルが早くもやってくる・・・お盆の断続的な休みは猛暑と体調不良にて前半を棒に振ったので、後半は充実させたい・・・
・・・問題はメインのデスク・トップ・マシンの故障であって、本日修理送付予定、戻ってくるのは2週間後?さすがに画面小さなAspire Oneではキモチ的に心もとない感じ。(←リンク先では「7」だけれど、ワタシのは2年前の「XP」マシン)書き掛けのサイト用原稿は修理に出してしまうし、戻ってきてそのデータが残っている保証はない。Dドライブに個人データ関係は集中させているから、理論的にはOSクリーンで入れ替えても生き残るはずなんだけど・・・HD丸ごと交換だとアウト、万事休す。
Schumann こどもの情景(1955年)/森の情景(1954年)/色とりどりの小品(1952年)〜クララ・ハスキル(p)・・・著名なる往年のPHILIPS録音(ぱっとしない音質)。ハスキルのタッチはけっこう強靭でしっかりしたものだけれど、もちろん”叩きつけるような”風情ではない。濃密な印象を与えるが、粘着質な表現でもない。いわゆる”たおやかなる女流”みたいな先入観を打ち破る、ヴィヴィッドなタッチとニュアンスが共存しているものでしょう。線が細いことはない。交響曲だったらかなりツラいが、Schumannのピアノ・ソロ作品は大好き。
Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜オットー・クレンペラー/コンセルトヘボウ管弦楽団/ビンセント(s)/フェリア(a)(1951年ライヴ)・・・かなり以前にCD入手し、音質の悪さに閉口して即処分した記憶有。こうしてパブリック・ドメイン音源となって再聴成。快速71分、クレンペラーは「復活」ばかりあちこち演奏していて、なんとか苦しみつつ音楽に集中すれば、オーケストラの充実した響き、最終楽章に向けての圧倒的な盛り上がりは理解できんでもない・・・けど、やはり、こういった作品はディジタル以降の録音がよろしいだろうな。
では、行ってきます。
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当初狙いの資料は一応完成、上司とともに昼からチームメンバーの提案資料の報告を受け、また発生したトラブルの処理しつつ・・・全然やる気は起こらない。いつもの時間に家を出ても、まだまだ電車は空いていて、エラく早く職場に到着してしまうので、早帰りを実行いたしました。じつは、職場倉庫奥に眠っている旧い小さなパソコン本体をコッソリ持ち出して(業務上横領)修理に出したAspireRevoの替わりにしようかと・・・帰宅してOS(2000)をクリーンでセットするが、USBを殺しているんですね。BIOSにパスワードを掛けていて、どーしょーもないので、分解して電池を外したところ。ついでに内部の清掃と要らぬ部品を取り除きました。
こんな作業がノーミソの疲れを取るんです。既に時代は”専用機”にゆれ戻しつつあって、故障したAspireRevoには無線LANはもちろん、無線マウスとキーボードもセットになっておりました。(後者は使用していないが)今回、臨時マシンが上手いこと使えるようになっても、無線LANの設定が難しい、というか、カードタイプの予備があったからそれを女房用ノートに、そしてUSBタイプを臨時マシンに、という手順だけれど、そのためにはUSBをまず復活させないと。
臨時マシンはいちおう起動し、表示するけれど、グラフィックボード(オンボード)のドライバ不足のせいか?16色しか表示しません。これをネットで検索して・・・というのも悪くないんだけれど、すっかり不精になりました。途中で力尽きた感じ。もうしばらく出張用ノートAspireOneでいいや、これも無線LAN内臓ですもんね。
久々、通勤に音楽持参いたしました。Mahler 交響曲第6番イ短調〜ジョン・バルビローリ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1967年)・・・コレ最高。ゆったりとしたテンポ、「アンダンテ」を第2楽章に、「スケルツォ」を第3楽章に配置して、じっくり粘着質に、たっぷり歌うんだけれど、響きはあくまで細部明快、清涼クリアで曖昧さ皆無。響きは重苦しくならず、ユーモラスで軽妙でさえあるワザ。
もう少々奥行きがあってもよろしいと思うが、ほぼ理想的な音質でもあります。先日来、我が貧者のオーディオにて大掛かりなオーケストラ作品を聴くのは少々苦しい、と思っていたけれど、そんなことはない。ヘッドホンで聴いても、帰宅してから部屋で鳴らしても、音質印象は変わりませんでした。このオーケストラの切れのあるサウンドは好きだな。どんなに絶叫しても響きが濁らない。
◆2010年8月某日の反省
4時頃目覚めた後、二度寝にて寝坊〜お休みの醍醐味ですな。今年の暑さはあきまへんな。んもうへろへろな毎日。女房殿はスポーツクラブへ行くとのことだけれど、ワタシはご遠慮申し上げましょう。棚中在庫CDをちゃんと聴く努力をしなくては。サイト用原稿も書き貯めたいし。
Mozart セレナード 第6 番 ハ長調 K.239「セレナータ・ノットゥルナ」/嬉遊曲 第15 番変ホ長調 K.287「ロドロンの夜会 II」/セレナード 第13 番 ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」〜パトリック・コーエン=アケニヌ(v)/レ・フォリ・フランセーズ(レ・フォリオ・フランソワ)・・・各パート一人担当による、古楽器技能の粋を集めような凄い演奏。そして鮮明。自然なる録音。リズムが軽妙軽快で流れがよい。ヘンな逆説感想だけれど、素朴さではない、スムースに歌ってむしろ作品の流麗さが際立って感じられました。「セレナータ・ノットゥルナ」には”カデンツァ”が入るんです。但し、ソロ・ヴァイオリンじゃなくて、全体合奏で加わっていて、テンポは揺れるし、旋律の姿はすっかり変わっているし、驚きの連続。それでもオーソドックスな則は崩さない。ホルンも上手いっすよ、昔の古楽演奏から大きくイメージを変えております。
K.287「ロドロンの夜会 II」(こんな訳を当てはめるのだね)は、そっと密やかに優雅であって、エキセントリックなリズム強調だった古楽演奏から大きく変貌しております。ほとんど浪漫的!しかし、たしかにサウンドはモダ−ンなんです。第2楽章「変奏曲」が作品中のキモだと思うが、こんな美しい演奏はかつて聴いたことはない・・・第4楽章「アダージョ」に於けるパトリック・コーエン=アケニヌ(v)のソロも絶品!しっとり切々と歌って甘美、しかし清潔感は失わない。
ラストお馴染み「アイネ・ク」〜これも各パート一人なので、大昔聴いたウィーン・コンツェルトハウス(1950年)辺りの演奏を思い出しました。これも先の感想と変わらない。けっこうオーソドックスなんだけど、モダーンで優雅。楽器の響きそのものは素朴なんだけど、スタイリッシュでカッコ良い演奏。昨夜の我が貧者のオーディオ感想の続きだけれど、このくらいの小さな楽器編成に相性がよろしいのだな。
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参りましたね。メインに使っているAspireRevoが故障、何の前触れもなくOS起動の途中で止まってしまって修復不能。まだ購入一年経ってませんよ。なんとか保証書を探し出して、明日修理のため送付いたします。いちおう(出張用ミニ)ノートパソコンにほぼ同じ環境を準備しているので、こうしてサイト更新は可能です。でもねぇ・・・以前だったら分解して修理の可能性やら、データの取り出しだけでもできるのに、こんな一体型のものって、にっちもさっちもいきまへん・・・
いまさら新たな出費をするのもバカらしくって、なんとか無事帰ってくることを期待いたしましょう。モニターをノートにつないだけれど、(アナログ)設定が必要らしくてちゃんと映りません。キーボードはUSBだから当たり前に接続可能。日常当たり前のことが、思うようにならぬストレスを感じております。
◆2010年8月某日の反省
今年は8/15が日曜で、短い休みの人は昨日辺りから月曜まで休む、という人が多いらしい。本日出勤して留守番、体調はかなり落ち着いてきて、なんとか狙いの宿題の目処をなんとか付けたい・・・ま、デッド・ライン迄数日余裕はあるんだけれど、締め切りギリギリというのは性格に合わないんです。常に余裕が欲しい。月曜も出勤。で、また数日お休みいただきます。
苦手と公言して止まないBeeやんの件、かなり作品は聴き込んでいるし、畏敬の念は失っておりませんよ。昨夜、Beethoven 情景とアリア「おお、不実な者よ」 作品65(「Ah Perfido!」)〜クリスティーネ・ブリューワー(s)/デイヴィッド・パリー/フィルハーモニア管弦楽団・・・拝聴。13分に及ぶ劇的な作品であって、まさにオペラの一場面を彷彿とさせる感動有。ブリューワーは現役の実力者(←凄い貫禄)らしく、豊かで余裕の声量。なんせ日本語一筋幾数十年生活なので自信ないが、英語なんじゃないの?これ。なんどか”I will die”というのが聞こえるような・・・?87枚組”オトナ買い”すればこんな出会いもあるのだよ。
Beethoven 交響曲第2番ニ長調〜ルドルフ・ケンペ/ミュンヘン・フィル(1972/73年)・・・彼の交響曲全集は数枚プレゼントしていただいて、結局第4/9番が抜けているといった状況に気付きました。今更、ムリして集めようとは思わぬし、以前のように熱心にBOOK・OFFを漁る、といった習慣もなくなりました。意外とお気に入り(特に第2楽章「ラルゲット」)だし、快活で若々しい魅力的な作品となります。久々の拝聴は自然体の流れであり、力みのない爽やかな推進力に充ち溢れました。やれ弦が薄いとか一部外野の批判が喧(かまびす)しいが、古楽器のリズム云々など有無を言わせぬ、久々オーソドックスな妙技を拝聴した気分。ネット情報を確認していたら、自らのサイト(8年前)が出てきました。なんやら訳わからんこと書いておるが、嗜好はあまり変化していないということでしょう。響きはくすんでキンキラしないんです。強引さとも無縁。
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いちおう狙いの資料は2/3本完成して、残りは全体量の15%ほど、それは月曜で完成することでしょう。世間は休みで、ほとんど電話らしい電話もなし。お隣のチームで取引先よりちょっとした揉め事があって、その対処、担当に連絡を取り合っているうちに疲れてきました。で、さっさと帰宅。体調ますますよろしくありません。
オーディオ云々を気にしたことはないんだけれど、先日、カルメン・ピアッツィーニ(p)のピアノ・ソナタを聴いて、いろいろ感じることが・・・凄くエエ音で鳴っていた、というか、室内楽とかバロック、Mozart とか、編成の小さい作品が一般によさげに聞こえるんじゃないか。で、とっかえひっかえ大規模編成作品、それなりに定評ある演奏と録音で(けっこうボリューム上げて)確認したが、やはり迫力不足なんやな。いままではノーミソ中で補って聴いていたんでしょうね。
ま、フツウのマンションでの音響環境だったら、おおよそ皆似たような状態だと思うが。
◆2010年8月某日の反省
昨日、久々の職場行き、雨模様は朝のウチのみで、諸実務作業はあっという間に整理完了、いよいよ提案資料の進捗を狙うべき状況に〜体調不良は出勤すれば、かなりしゃきっとするのが不思議。諸処飛び込みトラブル案件処理とか、急遽取引先ご相談対応とか、若者への指導とか、で、全面的に集中できたわけもでない。暑いし。でもね、これで本日明日でかなり先は見えるんじゃないか。例の仲良し中年組が出てきていたので、さっさとお仕事切り上げて呑みに行ってしまいました。ちょっと先行きのご相談、彼は未だ東京本丸での再起を狙うか、迷っているらしい。不本意なる鬱病から3年、見事に再起したが年齢的にギリギリなのだね。自分はもうちょっと年上だし、もとより本丸やら上へのパフォーマンスを一切やらないタイプというか、現場型で実務を整理していくのが好きなんです。
・・・と、ここまで書いて本日サイト定例更新日であることを思い出して、急ぎ実行。昨日〜以前の音楽に言及する時間がなくなりました。行ってきます。
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相変わらず完全復調でもなく、昨日もあまり眠れなかった(咳が出るんです)し、猛暑だし、やる気は出ないし、で、いつもより十数分遅く家を出たが、職場到着時間はいつもと変わらない〜通勤電車がらがら〜当たり前だけれど。集中力完全に失っていて、ノーミソ前頭連合野を酷使すべき提案資料作りは遅々として進まず、純実務的点検(周辺)作業(傍目には仕事をしているように見える物量)、更には中くらいのトラブルが発生して取引先に一斉連絡したり・・・で、時間をつぶします。明日はほんまに留守番で一人だから、ジョーダン抜きで一気に資料完成の目処を立てなくっちゃ。とにかく猛暑の中、早々に帰宅いたしました。
通勤は音楽も聴きたくない、どころか、できれば歩きたくない。昨夜は上手い具合にバスが駅に到着したが、本日は目の前で出発してしまって、11分後到着〜そんなにバス停で待てませんよ。ちゃんと歩きました。帰宅して風呂場に直行〜全身汗でずぶ濡れなので。でも、夕飯喰っている最中に再び汗まみれになって意味がない。
帰宅して聴いているのが、Sibelius 交響曲第5番 変ホ長調〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/モスクワ放送交響楽団(1973年)・・・LP時代は彼の全集(のみ)を所有していて、それは中古が凄く安かったから。荒々しい爆演!といった記憶だったが、やっぱり数十年経っても印象は変わらない。金管が激しすぎて、音が割れるのも困りものです。粗い、ということではなくて、いろいろあちこち”個性”とか”色合い”を表情豊か、たっぷり、オーヴァーに表出したいのだね。基本、英国北欧系清涼上品なる演奏に馴染んでいるけれど、こんなエネルギッシュ大カンチガイ演奏もけっこう楽しいものです。オーケストラは上手いんじゃないか?作品の個性に対して意味があるとは思えぬが。
終楽章ラスト、ダメ押しのように炸裂する金管にあきれ果てるばかり。
Mozart ピアノ・ソナタ第7番ハ長調K.309/幻想曲 ハ短調K.475/ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457/ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調K.570〜カルメン・ピアッツィーニ(p)・・・幻想曲 ハ短調K.475にハ短調K.457ソナタを続ける慣習に聴き馴染んでおりました(できればアタッカで行って欲しかった/ここではやや間有)。棚中在庫をずいぶん処分して、現代楽器によるソナタ全集はこれしか残っていないはず(グレン・グールドがありました・・・)。明るく歯切れ良く、清潔、溌剌としたピアノであります。これが涙が出るほど音質がよろしい!眼前に”空気”を感じます。華やか雄弁なる音色ではなく、深刻なる思わせぶりでもない、やや古楽器系の抑制も感じさせる引き締まったリズム感。
最高。
◆2010年8月某日の反省
台風絡みの雨、世間ではお盆休みだけれど、一足先にお休みをいただいたし、一週間放置したお仕事も山積、これより土曜までの三日間にて一気消化を狙いましょう。夏バテからは未だ快復しきれず、それでもサラリーマンは出掛けないと。結局この三日間、寝たきり、みたいな状態でして、新しいテレビが届いても肝心の番組がツマらなかったし、音楽聴いていてもCD一枚分意識が保たずに眠ってしまう・・・状態連続。正しいサラリーマン生活に戻れるでしょうか。
旧テレビから外したスピーカーをマトリックス配線して、オーディオにつなぎました。但し、後方に4chとして配置するということではなくて、前方方面に並べたのみ、意味ないんじゃないか。定位も狂うかも。でも、広がり感やら音の余裕を感じるように(勘違いか?)。いくつか音源を取り出してみたけれど、どれも音質的に絶品だったのは偶然か?できるだけ音質の悪いものを探して再確認いたしました。
Beethoven オラトリオ「かんらん山上のキリスト」作品85〜ヘルムート・リリング/シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/ゲヒンゲン・カントライ(録音年不明)・・・NMLでも聴けるし、あちこちの音源として流用されております。ワタシのは「87枚組」(在庫あるんだな)に収録されるもの。このサイト初期より聴いていて、当時は珍しい作品に意欲的でした。(このブローザー盤は既に棚中に存在せず、処分したことさえ記憶にない)閑話休題(それはさておき)、もとより冴えない音質は、オーディオ条件云々にて改善されないことを確認いたしました。作品的にも全然愉しめなかったのは体調問題でしょう。また再挑戦するつもり。
Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜ピエール・ブーレーズ/クリーヴランド管弦楽団(1991年)・・・旧録音に比べて先鋭と緊張を失った、との世評が多いけれど、細部迄洗いざらい作品の構成が明らかになっていること、完璧のバランス、オーケストラの技量に舌を巻くばかり。それこそ音質的にも最高でして、現代音楽古典の精華として特筆されるべき完成度。これほど激しく打楽器が鳴り響き、金管が炸裂しても、喧しくもなく、野蛮でもない〜その洗練されたクリアな響きが批判の対象なのでしょう。「ペトルーシュカ」のほうは、以前ヘッド・ホンで聴いて、音質上の疑念(定位が自然ではない)を持ったが、今回の再聴では問題を感じませんでした。
さて、激しい雨の中出勤しましょう。きっと通勤電車はガラガラだ。
◆2010年8月某日の反省
体調最低なまま、本日にて第1次夏休み終わり。明日から三日間で資料を一気に仕上げて、月曜会議、その後第2回夏休み。他のメンバーの盆休みを保証するための変速休暇となります。テレビ引き取りの件は、じつは昨日朝に訪問したとのこと、おそらくはトイレにでも入っていたのでしょう。うまく、段取り通りことが運ばないのは凄いストレスなんです。台風も接近しているんだな。ほんま無為無策というか、ごろごろだけのお休み最低。テレビ番組もつまらない。
Mahler 交響曲第4番ト長調〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル/キャスリーン・バトル(s)(1983年)・・・ゆったりとしたテンポ、雄弁に揺れ動いて、ウィーン・フィルを自在にドライブして美しい。清楚でこぢんまりとした作品としてではなく、個性を刻印して説得力は比類がない。当時、最盛期だったバトルに期待していたけれど、やや嗜好から外れました。誰がノーミソ刷り込みなんだろうか?もっと可憐で抑制の利いた声であって欲しい。音質極上。
Wagner 楽劇「ヴァルキューレ」〜グスタフ・クーン/チロル音楽祭管弦楽団/アカデミア・ディ・モンテグラル(2001年ライヴ)・・・引き続き。未だ全曲終了までたどり着かない。なんせ、CD途中にて意識を失うパターンなので。舞台の雰囲気がリアルに収録され、作られた感じがまったくない。歌い手に壮絶を感じないが、日常のオペラハウスの雰囲気たっぷりであって、おそらくは超優秀録音なのでしょう。これは「リング」を散々聴き尽くした人が愉しむべき、新しい切り口演奏なのでしょう。逆に言うと、ワタシ如き永遠の初心者にはちょっとハードル高かったか?「ヴァルキューレの騎行」は素朴な味わいに溢れます。
◆2010年8月某日の反省
体調万全にてお仕事休み(またはサボり/遊び)というのが理想だけれど、最近、休みは起き上がれなくて寝込む、といった空しいパターン続いております。既に体調不良は一ヶ月を数えているんじゃないか。こんな猛暑ではスポーツクラブに出掛ける気力も出まへん。サイト更新用原稿はとっくに尽きていて、音楽を聴く、文書を執筆する集中力は失せております。本日、(旧)テレビ引き取りのはずだけれど、頼んだ業者のメール返答が異様に遅く、むこうが本日を指定していて、それでいいですよ、と返事したのにさっぱり返答がない。つまり、何時頃訪問の予定かわからない。こちらの都合もあるんだけれど。
今朝、Mozart ハフナー・セレナード ニ長調K.250〜コリン・デイヴィス/バイエルン放送交響楽団(1988年)・・・NOVALISの録音、BRILLIANTの全集に収録される音源だけれど、さっぱり話題になりません。ネットで検索してもほとんど登場しない。ヴァイオリン・ソロの担当情報も探せません。旧態と言って失礼ならば、オーソドックスでしっとりとしたサウンドと穏健表現のスタンダード。残響豊か、瑞々しいオーケストラ、見事な技量を無理なく生かして、安心して聴ける演奏であります。楽隊の入場/退場を表す行進曲ニ長調K.249が収録されないのは残念至極。音質は極上であります。
◆2010年8月某日の反省
昨日、サンダーバードは大幅に遅れたが、なんとか大阪迄座れて帰還。疲れました。まだ夜断続的に咳込んで熟睡できません。行事の後始末、現場はなんとか決着付けて、今朝メールにて、上司への報告と伝票処理をお願いしておきました。本日よりミニ夏休み。二日間立ち放しだったので、膝が痛い・・・帰宅したら新しい(といっても型遅れ激安)ディジタル・ハイビジョン・テレビ32型到着、前の配線をそのまま流用したので、チャンネル設定だけでいきなり使えました。電話もネットも快調。お役御免のテレビは明日引き取り。
画質のキレは少々落ちるような気がして、内蔵の小さな専用スピーカーでは音質に不満有。なんせ、前のはオーディオ・スピーカーつないでおりましたから。(内蔵型ではなく、結線タイプだったので)でも、”ちゃんと見られる”というのが大切なのは当たり前。無線LANの不調も、結局テレビ絡みだったみたいで、昨夜から問題なく快調です。”5年間修理保証”付けたのは失敗だったかな?シロウトでは梱包して送る、というのは実際上不可能かも知れません。送付料もバカにならぬでしょうし。
音楽は出張中ほとんど聴いていなくて、一枚のみ。Sibelius 交響曲第3番ハ長調(1987年)/第4番イ短調(1984年)〜パーヴォ・ベルグルント/ヘルシンキ・フィル・・・この人は全集3度録音していて、他にも単発録音が残っているスペシャリスト。ボーンマス交響楽とのちょっと粗削りな迫力演奏も大好きだけど、北欧本場のオーケストラによる精緻かつ荒涼とした演奏も素敵。ヘルシンキ・フィルでBeethoven !だとマズいような気もする(想像)が、Sibelius だったら、これ以上ない!というくらいの相性の良さを感じます。作品の姿がわかりやすく、清涼な空気が漂います。独墺系厚みと重量感オーケストラではSibelius は似合わないと思うんです。20年間聴き続けたカラヤン/ベルリン・フィルの第4/5/6/7番(旧録音)もとうとうコメントできぬまま処分済。
今朝、Sibelius 交響詩「エン・サガ」〜ミッコ・フランク/スウェーデン放送響楽団(1999年)・・・こういったフィンランドの若い世代もちゃんと伝統を引き継いでおるんですね。LP時代、ベイヌムのモノラル録音(または、サージェント/ウィーン・フィルだったか?)混沌としてわかりにくい作品、といったイメージで、全貌をつかむのに苦戦した記憶有。現在の自分がすっかり作品に耳馴染んだということもあるんだけれど、若者らしい颯爽とわかりやすい表現だと思います。オーケストラの清潔軽快な響きにも好感有、録音もよろしい。
更に、Sibelius 交響曲第6番ニ短調〜パーヴォ・ベルグルント/ベルリン放送交響楽団(旧東/1970年頃)・・・ボーンマス交響楽団との全集前、おそらくは彼のSibelius 最初期の録音でしょう。独墺系厚みと重量感オーケストラによるものであり、かなりメリハリと隈取りのはっきりとした(それこそ)厚みのある、劇的アツい演奏です。これはこれで説得力はあって、若々しい、気力溢れる立派なもの。
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朝一番にて銀行へ、所用を済ませて整形外科へ。二日間立ち放しだったので左膝も痛く、両腕の不調はいつも通り。混んでいたな。盆前の駆け込みでしょうか。そのあと、ようやく、待望の床屋へ〜ここのところ髪の刈り込みに不満があったので「とにかく短くしてくれ!」と注文付けました。刈る側にしてみれば、やり過ぎは元に戻せないからどーしても抑制気味になるのだろうな。今回は理想通り。
あとは終日家にこもってぼんやり・・・というか、ずっと気分が悪い、調子最悪。完全に夏バテです。音楽を聴いていても、途中記憶が中抜けになっちゃう。それを前提に・・・Beethoven 交響曲第1番ハ長調/交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1964年)・・・先日、1953年録音を聴いたばかり。サウンドが明るく骨太+テンションが高い、従来のBeeやんイメージからかなり外れた演奏だけれど、若々しいエネルギーの横溢、集中力、一気呵成の流れの良さは希有な魅力に満ち溢れておりました。独墺系重厚長大、しかも緻密なアンサンブル好きな方には違和感バリバリなんだろうな。ワタシはとても気に入っております。
Wagner 「さまよえるオランダ人」序曲/「リエンツィ」序曲/「タンホイザー」よりヴェーヌスベルクの音楽/ジークフリート牧歌〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ウィーン交響楽団(1961年?1963年?)・・・中二曲の記憶がない・・・今となっては珍しいCDだろうな。オーケストラの響きがジミというか、表現そのものも手堅く派手なところがない。入手したあと少々後悔したんだけれど、こうして3年ぶりの再聴すると悪くないな、と。いまや貴重なるPHILIPSレーベルだし。
◆2010年8月某日の反省
(在福井)さて、日曜もご当地にて行事対応。本日の残務処理の結末を付けて、明日より数日休みいただいて、その後に悩ましい伝票処理があります。お付き合いで商売にならぬし、挙句こんな手間隙掛かっちゃうとは・・・体調は大丈夫みたいで、なんとか抜本的に休まずに快復できそう。数日早退したが。昨日朝、前のホテルにてベルトを忘れたな。
無事、帰宅して早よ新しいテレビの設定をしたい・・・
◆2010年8月某日の反省
(在福井ホテル)体調は快復傾向だけれど、相変わらずの猛暑。挙句、出発前にお仕事大ちょんぼが発覚してそれなりの損失発覚、自分の責任であり、チームの作業点検体制の不備でもある。上司に報告して、気分も暗くサンダーバードへ。居眠りしていたけれど、夏休み中ということもあり、こどもたちの騒ぐ声でじっと我慢の2時間弱也。明日の行事の荷物搬入+陳列など。いやぁ、もう暑くて暑くて・・・凄い汗
・・・そのまま数人と呑みにいっちゃいました(ちゃんと着替えて)。でも、8時には切り上げて、部屋にこもって休みました。テレビを眺めながらうつらうつらしていたけれど、ご当地ではチャンネルが少ないのだね。それとエアコンの効きがよろしくない+咽が渇く+咳き込む、といった感じでちゃんと眠れません。
さて、明日はどうなるのか。
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上記数行は昨夜のホテルのネット接続方法が特殊らしく、更新不可。週末の福井はホテル満杯で、ようやく押さえたホテルにて更新できました。ま、たいした内容ではないが。本日、終日行事対応。全然上手くいかない。善後策対応が必要です。夕方、人員交代で二人到着、自分のみ実務責任者で残留〜昨夜に続きまた酒。なんとか体調が保っているから、大丈夫?とにかく、明日キレイに後始末を付けましょう。
音楽は聴いていないことはないんだけれど、そんなこと云々する気力もありまへん。おそらく、今頃新しいテレビが自宅に届いていることでしょう。今、映画「ハゲタカ」をテレビで見ております。圧倒的迫力。説得力。感動。中国の世界制覇、リーマンショックの先読み、製造業派遣労働者の実態・・・そして、日本人の勤勉さ、会社に対する愛。大森南朋も柴田恭兵もカッコ良いでっせ。
◆2010年8月某日の反省
前日ほとんど眠れなかったこともあって、昨夜は早々に就寝。よく眠れて、昨日よりは状況やや改善しております。これより(肉体系労働故)ラフな恰好にて出張準備、ノートパソコンを持参するか悩ましいところ。資料はほとんど必要ないが、着替えは大量に必要なんです。出張中に新しいテレビが到着するが、持ち帰ってもらうほうの業者の連絡がない。ケーブルテレビ+ネット+電話と接続している現行テレビの結線(外部スピーカー)を外す必要があって、これは留守番女房殿では難しいかも。これより3日間はバファリン(に似ているジェネリック薬品)+のど飴にて乗り切ります。今朝、サイト定例更新済み。
午前中、昨日早退した分の残務処理、週次の実績確定と評価、週報の提出が必要でして、できれば中途半端に残った資料もできるだけ仕上げておきたいもの。昼には出発です。
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相変わらず中途半端な音楽聴取ばかり、Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ジョン・バルビローリ/ベルリン・フィル(1964年)・・・第3楽章 「ロンド=ブルレスケ」拝聴。これは圧倒的なオーケストラの迫力と技量、厚みに驚かされました。バルビローリはどんなオーケストラと演っても個性が崩れない人だと思うが、だからこそオーケストラの色合いが際立ってわかりやすい。残すは終楽章のみとなったが、できれば体調万全にて全曲通して集中したいもの。
今朝より、楽劇「ヴァルキューレ」〜グスタフ・クーン/チロル音楽祭管弦楽団/アカデミア・ディ・モンテグラル/ダル・モンテ(ウォータン)/ブルンスドン(ジークムント)/ヘイ(フンディング)/オッテンタール(ジークリンデ)/コモッティ(ブリュンヒルデ)/オーシュ(フリッカ)他(2001年ライヴ)・・・これも未だ一枚目半分くらい聴取開始したところ。オーケストラが「ラインの黄金」と異なるのは、初年度の音楽祭にて独自のオーケストラを調達するのが難しかったからだそうで、こちらのほうが明らかに演奏技量は上、というか音質印象もあるのかも知れません。悩んで三度聴き直した「ラインの黄金」よりずっと深みと残響印象がよろしい。ナポリ・サン・カルロ歌劇場のオーケストラはWagnerに慣れていなかったのか?それとも個性の相性か。
さて、気分悪いとかなんとか言ってられない、この三日間を乗り切らなくっちゃ。
◆2010年8月某日の反省
微妙な風邪症状でして、倦怠感は猛暑要因と区別が付かない、熱はないようで、食欲も健在です。(動き鈍って喰ってばかり、従ってハラ回り激増中)胃腸には来ていないようだから、立ち上がれないほど!の症状でもない、但し、集中して資料を一気に仕上げる!ことができません。基本、常に快活で明るい、ようしゃべるから、回りには元気に見られるんです。エアコンを29度設定にして眠っているが、それでも不快、早朝に咳込んで目覚めてしまいました。まいったな。
先月末、チャールズ・マッケラス84歳で逝去とのこと。残念だな、でも年齢だから仕方がないか〜って、北海道の親父と同世代なんだな。Mozart の交響曲全集を入手したのも偶然でした。意識して集めたことはないが、それなりに彼のCDは棚中に存在して、聴く機会も多い。グスタフ・クーン「リング」攻略を中止して、彼の追悼をしなくちゃ。
でも、体調悪いときに音楽を聴いちゃうと、その(悪しき)印象が刻印されるんです。気を付けないと。
Janacek シンフォニエッタ/管弦楽のための狂詩曲「タラス・ブーリバ」〜チャールズ・マッケラス/ウィーン・フィル(1980年)・・・村上春樹効果で注目の「シンフォニエッタ」だけれど、たしかスポーツ大会用のファンファーレを膨らませて作った作品とのこと、冒頭の管楽器が勇壮でわかりやすい、明るい旋律也。多彩で剽軽、そして土俗的でもあり、勇壮でカッコよいじゃないの。オーケストラの技量モロに出そうな作品であり、LPを諦めてCDを集め出した頃、NAXOSのオンドレイ・レナールト盤のヘロヘロ・アンサンブルに閉口した記憶もあります(失礼/大昔に処分済)。
ウィーン・フィルってこんな作品も上手いんですね。華やかで厚みがあって、マッケラスの薫陶か?民族的な旋律の歌い回しもタップリ、キレもあるし、洗練が過ぎない味わい有。英DECCA最初期のディジタル録音も成功していて、ゾフィエン・ザールを会場にしたラスト辺りでしたっけ?この作品、機能的なシカゴ交響楽団辺りが似合いそうな感じです。小澤征爾のが棚中にあったっけ。
昨夜、ちょろりとケチを付けたMahler 交響曲第9番ニ長調〜ジョン・バルビローリ/ベルリン・フィル(1964年)・・・これもちょろ聴き(なんせ体調よろしくないで)。一枚物を入手したのが15年ほど前?先日それを処分してEMI16枚組入手したもの。今朝の体調と作品が似合っているせいか?第1楽章から妙に脳髄に染みちゃいます。”あまりに音が易々と流れる”感じとは失礼なる言い種、重心が低く、艶のあるオーケストラの響き、バルビローリの甘美な旋律表現とマッチして希有な効果を上げております。たっぷりと歌うが、激情は抑制され、サウンドには濁りがない・・・って、これも第2楽章途中迄の印象でした。
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体調最悪にて早退。この猛暑中なのに寒気がするとは・・・明日から二泊三日の行事出張、自分が引率者だから絶対に抜けられません。夜のお付き合いもあるだろうなぁ、最悪。咽が腫れるのは持病です。熱もある・・・帰宅してひっくり返ってテレビを付けたが、ほとんど末期的な症状にて5分ごとに落ちます。時々画面が乱れて、ばちっ!という雑音も入る。新しいテレビは二日後の夜到着、翌日午前中の現行品引き取りを別業者に要請中。短い3年半のお付き合いでした。自動食器洗い機の末期の状況が良く似ている。
体調最悪でも通勤往復+αでWagner 楽劇「ラインの黄金」〜グスタフ・クーン/ナポリ・サン・カルロ歌劇場管弦楽団(1989年チロル音楽祭ライヴ)・・・3度目のトライヤル。結論的に我が貧者のオーディオは音源を選ぶということだね。音量レベルの低いCDは少々苦しい。イヤホンで聴けば、ちゃんと臨場感溢れる音場が形成されるし、歌い手の存在も明快、牧歌的なオーケストラもそれなりの迫力で鳴り響きました。現代の歌い手に対する知識は全然ないんだけれど、なかなかエエ感じの貫禄がリアル。それなりの感動はちゃんとありました。但し、体調があまりによろしくない。
帰宅して、横になりつつMahler 交響曲第1番ニ長調〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(1979年)・・・何度も聴いている全集中旧録音也。虚飾がないというか、素朴に練り上げられた暖かなサウンドが自然体で鳴り響いて、ムリムリな表現皆無。ほんまに気持ちがよろしい。音質極上なんだけど、我がオーディオとの相性はやや苦しくて、音量と迫力が足りません。
◆2010年8月某日の反省
昨夜は女房殿が実家に母親の様子を見に行き一人、早々に床についてよう眠れました。ヤクを服用したので、そのせいか?できれば本日中(3本作るべき)提案資料1本は完成させたいが、どんなもんでしょうか。体調次第だな、心身ともの。今週末より出先行事2泊3日(お仕事水準に非ず、お付き合いか、実質=商売にならぬ)、その後断続的な夏休みに入りますし。地元のリサイクル業者に(絶不調)テレビの引き取りの件を相談したら、”無料引き取り”とのこと返答。これであとは新規購入を決意するのみ、できればマイナーメーカーのを購入したいが、女房殿が許さんでしょう。”一年参萬円”也の計算か。1日83円、悪くないんじゃないか?
Wagner 楽劇「ラインの黄金」〜グスタフ・クーン/ナポリ・サン・カルロ歌劇場管弦楽団(1989年チロル音楽祭ライヴ)・・・部分部分にて再聴に入っております。オーケストラのサウンドがあまりに牧歌的で集中力が足りない・・・?録音は舞台の様子がリアル、作った感じがなくて素朴過ぎ?未だ1/4夜だからウカツなことは言えぬが、先行き相当不安です。ベーム/バイロイト(1966年)と比較予定。
到着したまま放置していた全集より、Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜チャールズ・マッケラス/プラハ室内管弦楽団(1986年)・・・速めのテンポによる推進力、溌剌とした集中力、躍動する軽快なリズム、ノリ、洗練された旋律処理、オーケストラのアンサンブル技量の高さ、録音状態、どれをとっても極上であって、現代楽器による演奏最高峰と称してよろしいのでは?ト短調交響曲にウェットな情感皆無なのだね。ノー天気とかいうんじゃなくて、もっとクール。ハ長調交響曲には同様の印象に+豊かなスケールと広がりが付加されました。作品に相応しい”大きい”演奏也。
嗚呼、もっと体調絶好調にて聴いてみたい。
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早朝には職場に出掛けて資料作成に専念するが、どうにも体調がよろしくない。昼から帰ろうと考えていたら、ちょっとトラブルというか、情報送付ミスが発生。そのフォローに熱中していたら体調ちょっと快復して、結局夕方通常業務時間迄保ちました。狙いの70%ほどの資料作成作業進捗かな、と思います。明日で1/3本はクリアできるでしょう。週末の出張は猛暑の中、肉体系労働なのでなんとかせんとあかんのです。帰宅途中、電気屋に寄ってテレビを物色〜32型、これ一台お持ち帰り45,000円!というのがあって、おおいにココロは動いたけれど、女房殿の了承が必要であきらめ〜なんせ「WORLD」というメーカーの製品だったので。
帰宅して、ネットで検索するとSHARP製で安いのがちゃんとあるじゃないの。32型、5年保証別途付けて5万円でお釣り来ました。数日したら到着することでしょう。贅沢。今のテレビは連続2時間が限界なんです。現在、スピーカー・ライン接続を良いことに、現在別途オーディオスピーカーにてエエ音で鳴らしているのが、おそらくダメになるであろうことは残念至極。
Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ジョン・バルビローリ/イタリア放送トリノ交響楽団(1960年)・・・オーディオ部屋は暑いのでほんのちょろ聴き。(12年選手の「窓クール」久々稼働中)ベルリン・フィルとの1964年録音が世評高いが、未だ神髄を理解できないんです。こちら音質、オーケストラの技量ともかなり厳しいライヴのほうがずっと好き。テンポはそう違わなくて、第2楽章が少々遅い以外はすべて少々短め。ベルリン・フィルのほうは”あまりに音が易々と流れる”感じがあるのに対して、こちらけっこうオーケストラを叱咤激励して結果、バルビローリの(横流れ旋律の)意志が明確に、メリハリたっぷりに徹底されるように思われます。とくに第2楽章辺りにライヴならではのアツさ、激情を感じました・・・というか、全部最後まで聴いておりませんから。
◆2010年8月某日の反省
頭痛。酒+夏風邪モロ。それでも猛暑の中出勤しなくっちゃいけないのがサラリーマンの辛いところ、というか、当たり前じゃん。昨日は新人(素直なもんですよ)赴任対応に追われ、内部打ち合わせばかり、肝心の提案書にはちょっぴり手が着いたのみ。本日〜3日間(頭痛押して)半分くらいは目処立てないとマズいんです。嗚呼、ほんまこの暑さはツラい・・・+風邪症状。情けない。
Wagner 楽劇「ラインの黄金」〜グスタフ・クーン/ナポリ・サン・カルロ歌劇場管弦楽団(1989年チロル音楽祭ライヴ)・・・2枚目ラスト迄拝聴。断続的に、自宅とか通勤とか、ダイニングのコンパクトな小さなオーディオセットとか、ばらばらに聴いていたので集中力が足りません。(暑いし)再聴再確認の必要前提として、オーケストラの深みとか凄み、迫力に欠けるのは事実でしょう。ホルンなんか妙に牧歌的な響き。歌手は云々するほど多くの演奏を聴いておりません。音質はとても自然な舞台の雰囲気が出ていて、これが実演の忠実な姿なんじゃないか、と類推できます。スペクタクルに、効果的に創造された音場ではない。ド・シロウトの感覚としては、やはりジョージ・ショルティ(1958年)の説得力は圧巻でして、クーンのすっきり自然体の演奏はもう少々聴き込みが必要です。
Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1963年)・・・じつは再聴(リンク先一番下/エエ加減なこと書いてまんな)。やや速めのテンポ、颯爽として生き生きとした演奏であります。既に駅売海賊盤はかなり以前に処分済みだけれど、音質はずいぶんと改善された(オーディオ環境か?)印象有。アンサンブルもけっして粗雑ではない、シミジミとした情感にも欠けておりません。
では、喧しい蝉の声に包まれて出勤いたしましょう。
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当初の予定より一週間遅れて、提案資料に着手。ちょっとしたトラブルもあり、その処理にかこつけて、やる気のなさを隠蔽いたします。朝一でバファリン服用して頭痛ストップさせるが、猛暑による体調不良は精神も影響を与えております。いつにも増して早く出勤したので、早帰りさせていただきました。耳鼻科+整形外科通い。ヤク+点滴+マッサージでなんとか保たせましょう。
・・・ここまでテレビを眺めながら更新、映り調子悪いので音楽の件は言及中止、っつうか、全然聴いておりまへん。
◆2010年8月某日の反省
さて、新しい月曜日。息子と同い年の若者が我がチームに赴任いたします。本日歓迎会。どんな感じだろうか?世の中が世知辛くなったというか、余裕がなくなったというか、失敗しても任せて育成する、というのが難しい時代になってきました。システムやらマニュアルがフクザツになっているし、実際に日常業務の機微はマニュアルで引き継げない”阿吽の呼吸”(≒基礎力量を前提とした臨機応変なる対応)みたいなことが多いですから。「そんなことは聞いておりません」と四角四面な官僚みたいな言い訳するから、「ほら、確認するぞ、こう指示したからな、期限付きで」みたいな指示をせざるを得なくなっちゃう。実際には単純な作業に派生する、その先の配慮みたいなことで、お仕事は変わっていくんです。だいたいマニュアル仕事って、ツマんないじゃないの。ワタシは”マニュアルを作る、考える”側だけれど。
体調よろしくないなぁ、今週金土日と福井にて行事対応。休みなし。いちおう先週準備は終わっていて、トラブルなく商品が届くこと+あとは本番力です。前夜から連夜酒だろうな、あちこちお付き合いで。昨夜メールをいただき、ディミトリ・スグロスのサイト(一番下)に「音楽日誌」引用されているとのこと。教えて下さらないと絶対に気付かないし、だいたい【♪ KechiKechi Classics ♪】 からの出典であることがわからない。自動検索更新なのかな?
昨日、HMVより(注文残納品延期分)CD到着。Wagner 楽劇「ニーベルングの指環」(グスタフ・クーン13枚組)到着。到着と同時に廃盤となったから、最後の1セットだったのか。(バラ買いは可能)早速、楽劇「ラインの黄金」〜グスタフ・クーン/ナポリ・サン・カルロ歌劇場管弦楽団/アカデミア・ディ・モンテグラル/アルベルト・ドーメン/ナージャ・ミカエル/アーノルド・ベズエン/アンドレア・マルティン(1989年チロル音楽祭ライヴ)・・・一枚目を拝聴。HMVユーザーの暖かいコメントを期待しての注文だけれど、じつはネット上での評価は大きく割れます。曰く、オーケストラがヘタ過ぎ、音質最悪と。歌い手も1960年代往年の名手を念頭に置けば貫禄不足なのかも(ワタシにオペラ云々は不可能)。
・・・なるほどなぁ、といった実感。到着前の予習として聴いていた「ヴァルキューレ」第3幕(「ヴァルキューレの騎行」から始まる)をフルトヴェングラー/スカラ座(1950年)ライヴやら、ショルティ/ウィーン・フィル(1958年)と比べれば、壮絶な緊張感がたしかに違う(=全然、及ばない)。でもね、これも先日のコメント同様、嗜好の違いなんじゃないでしょうか。音質至っては、所謂オーディオ映えのする録音か、それとも、舞台の自然な音場を重視するか、の違いでしょう。たしかに英DECCAの音は凄いですよ、ドキドキするくらい。でもね、このグスタフ・クーンの自然な、というか、天然そのもののサウンドを聴いていると”佳き音質とはなにか?”みたいな根源的なことを考えてしまいます。
他、マルセル・メイエのDebussy、レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルの「合唱」(1964年)など、いろいろ感慨有。本日明日以降コメントを考えましょう。ちょっと、早く出勤する予定なので時間切れ。
◆2010年8月某日の反省
8月に入りました。世間では夏休みでワタシも気持ち的には完全に”休み”〜実際はだらだらと出勤しておるが〜猛暑に苦しんでおります。昨夜、エアコンを29度に設定すると冷えすぎず、暑すぎず、ちょうどよろしいことを発見いたしました。猛暑要因なのか、それとも安物を購入した結果(寿命3年半)なのか、先週調子が悪かったディジタル・ハイビジョン・テレビ(by d:sign製)は一週間ほど大人しかったが、昨夜また「画面がちらつく」→「いきなり落ちる」→「チャンネル調整をしております」表示→戻る、を繰り返すように。ドラマや映画のクライマックス・シーンに症状が出るので困りものなんです。一晩電源ごと抜いて、様子を見ましょう。前回はこれで快復しました。
新しいものを購入するに吝かではないが、今現在、それなりに使えるものを廃棄するのは忍びない・・・修理するのが正しい道なんだろうが、膨大なる手間と費用、時間が掛かって、しかもクルマみたいに代車なんてないですから。一時間くらいは問題なく映るから”下取り”という手もあるかな。あれはどういう仕組み(商売)になっているんだろうか。ケーブルテレビにつないでる無線LANは(移設後)それなりに快調です。
昨夜拝聴音楽。Holst 組曲「惑星」〜レオポルド・ストコフスキー/ロサンゼルス・フィル(1956年)・・・LP時代からお気に入りでした。入手を狙っていたけれど、パブリック・ドメインとなってネットから音源ダウンロード可能になりました。音楽日誌2010年1月に言及済。(処分済みのエイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団1945年録音もネットで拾えます)収録年代+圧縮音源である.mp3を勘案すると出色の音質也。ロサンゼルス・フィルがけっこうタップリ、朗々と鳴っていること、表現的には意外とオーソドックス、かつ華やかな響きであることに感心いたしました。
自主CDなのでフィル・アップ自由自在。Sibelius 交響詩「フィンランディア」〜ヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(1952年)・・・颯爽としてグラマラス、カッコ良い演奏也。Dvora'k 伝説曲 作品59〜ラファエル・クーベリック/フィルハーモニア管弦楽団(1950年)・・・オーソドックスで端正な仕上げの演奏です。J.Strauss 円舞曲「春の声」「美しく青きドナウ」〜ジョージ・セル/ウィーン・フィル(1934年)・・・思わぬ雰囲気たっぷり、かつ明快なるリズムを堪能。
さて、本日CD20枚届くのだな。注文時期の意欲から、ちょっと気分が変わってしまって閉口気味ながら、既存到着分も含めしっかり聴かなくては。こんな気候時期には集中力を失いがちです。
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昨夜、大阪府下で働く一人息子より珍しく電話有。熊本に転勤になったとのこと。どーせ年に一二回しか会わないし、サラリーマンなんだから当然のことなんだけど、女房殿はショックみたい。早速、熊本に出掛ける決意を固めたようです。博多在住時代は阿蘇山辺りの温泉にずいぶんと出掛けたもの、喰いモンの旨いところだからね。ちょっとうらやましい。
一昨日の話題だけれど、テレビにて映画「交渉人 真下正義」初拝見。(この日はテレビの調子はよろしかった)予想外に素晴らしい、細部作り込んだ映画也。ユースケの頼りなくエエ加減なテイストに好感が持てます。クモE4-600は不気味。リンク先にあるが、鉄人28号を連想いたします。お馴染み、官僚組織との対立はなくて、各機関上手く指示通り動いているのは残念だけれど、音楽会を絡めて「ボレロ」のシンバルで爆発!といった設定も凝っております。取り押さえられるシンバル氏が若殿で著名な今井朋彦さんなんですね。犯人が最後までわからないのも新趣向か。