コンセール・コロンヌとの待望久しい復刻〜LP時代からお気に入りでした。もう帰りの新幹線で聴いたけど痺れました。音質も良好で、こんなに朗々と明るく、軽く鳴る金管は久々。クリュイタンスの初CD化されたベルリン・フィル/ウィーン・フィルの二枚組は、とくにウィーン・フィルの「有名交響曲部分楽章寄せ集め」がファンの待望久しい復刻で、たしか「交響曲の楽しみ」みたいなステレオ版入門用録音だったはず。
録音がね、いつもの各パートが溶け合わない、奥行きのない、肌理の粗いEMI 録音というか、いかにも「左右の分離強調!」で時代を感じさせるが、演奏は「その楽章を聴いただけで全曲類推可能!」といった説得力溢れるもので、「新世界」(第二楽章)「悲愴」(第三楽章)辺りは「おおっ!」と身を乗り出しましたね。(各1,390円)
あと、調子に乗ってHistoryチェリビダッケ10枚組(3,490円はちょっと高いか?でも、手持ちダブり一枚もなし)を。Shostakovich 交響曲第7番〜ベルリン・フィルとの1946年録音だけれど、音質の劣悪さを乗り越えて、これほど整然として、重量感があって、見通しの良い演奏は初めてか。まったく「知」が勝った演奏で、こういう方向だとワタシはアレルギーが出ません。(帰宅して再聴)
買った本は藤堂志津子さんのエッセイです。ワタシと同郷の札幌の方。8歳上なんだなぁ、でも執筆当時は同じくらいか・・・妙に共感しました。
2004年1月某日
朝は昨日と同じ状況。冷夏、暖冬ときて、ここに至って厳しい寒さ。きょうは山口で会議対応〜そのまま東京。体調を推し量って昨夜BBSに東京の夜のお誘いを掛けてみるが、さすがに昨日の今日じゃ、ね、ムリか。おとなしくしていましょう。
メールをいただいた関係で、Bruckner 交響曲第9番〜ホーレンシュタイン/ウィーン響(1954年)を久々。サイト初期に掲載していて、途中書き換えようと削除してそのままになっていたもの。音質はともかく(それでも、音楽の姿はちゃんとわかる)立派な演奏で、しかもどことなくざわついた怪しい雰囲気がある。まだ、戦後の混乱から完全に復活していないような、時代の証言のような記録か。
ヤンドーのMozart 協奏曲全集着々と消化〜第17番ト長調K.453(1989年)を。おそらくワタシがもっともお気に入りの音楽のひとつで、演奏の質は一連の様子と一緒。日常楽しむに相応しい、誠実で個性主張の強すぎないもの。この録音、少々濁るような気がするが盤質問題か、それともワタシのオーディオ責任か。
昨年12月に購入した「RUSSIAN ORCHESTRAL MasterWorks」(NIMBUS 7枚組 2,940円)〜Prokofiev/Tchaikovsky「ロメオ」を。誰の演奏かな?って、なかの説明書をひっくり返さないと、どこにも演奏家クレジットがないという不親切さ。手堅くて、地味だけど、しっかりしているな、と思って楽しんでいたら、尾高/BBCウェールズ響でした。
2004年1月某日
寒いのと体調回復過程のせいか、朝、床を離れるのがツラい。しばらく眠っていたい・・・なんていう状況は数年ぶりのような気もします。休日中は手帳は見ないことにしているが、明日、山口で会議〜そのまま東京会議(地元ではお客様と会議なので、その資料は本日中に完成させる必要有)〜帰ってきて新上司歓迎会〜週末休日潰してヤボ用(正直キャンセルさせていただこうかな?)・・・休みが多かったから、諸作業予想外にあるだろうし。嗚呼!(出張申請も出していない)
BBSで話題になったので、カルロス・クライバー/ウィーン・フィルでBeethoven 交響曲第5番ハ短調(1974年)を。もしかして10年ぶりかな?これは霊感溢れる怒濤の推進力演奏だ。「ジャジャジャ・ジャーンはもう飽きた」なんつう馬鹿者(含むワタシ)を一蹴するに足る、新しい地平線を切り開いたBeethoven 也。(但し、ワタシのは駅売海賊盤ながら)
昨夜、これも他のサイト絡みでBach ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調BWV1017を〜「主よ、哀れみ給え」によく似た哀愁の旋律は、たまたますぐ棚から出てきたメニューイン/ケントナーの録音で。これは人類普遍の本質的な”哀しみ”を連想させます。
今朝、出勤時間までMozart ピアノ協奏曲第21番ハ長調〜カサドシュ(p)/セルで。おそらくこれ以上望み得ない清潔で高潔なる演奏。さらにベーム/ウィーン・フィルでBruckner 交響曲第7番(1976年)・・・これは主に第2楽章「アダージョ」を。ようやく日常のリズムに戻すべき時期となりました。
(帰宅)出先からではなく、ちゃんと就業時間いっぱい職場にいたのも久々か?結局、資料はまともなものはできず、後輩に丸投げ、成績の良かった12月の経験をきちんとまとめろ、とのお上の通達あるもしばらく無視。とにかく体調が通常に回復する過程は無条件に嬉しい。広島のお取引先の担当が既に異動になってしまって、日程調整して「お別れ会」しよう、なんて電話来たりしました。「風邪、大丈夫?」とか。
Bruckner 交響曲第7番(ベーム/ウィーン・フィル)を通勤行き帰りも含めて断続的に聴いていて、この人の価値を再発見する思い有。カッコよくない、もっさりしている、誠実、リキみがない、飾りもない、自然体。ウィーン・フィルの最上の部分が素直に表出していて、ああ、ここがワーグナー・チューバね、なんてあちこちの音色がつくづく楽しい。(コレも駅売海賊盤で10年ほど前に購入したもの。DG録音)
2004年1月某日
連休も本日で終了。風邪でダウンしたりして、結局正月休みが実質一週間延長したような気分。Mozart ピアノ協奏曲全集(ヤンドー盤)との比較で、バレンボイム盤(1967-1974年)を数曲比較確認。第21/27番は細部に特異な思い入れがあって、逆に「ちょっと作っているかな」と反発を少々覚えたが、初期の第5/6/8番はしっとりとした味わいがフィットして悪くありません。この人、浪漫的な表現に寄りすぎていますかね。
彼の全集は初期の第1〜4番も収録しているし、コンサート・ロンド ニ長調K.382も収録して下さっているが、もう一曲のコンサート・ロンドも欲しかったところ。でも、ま、10枚組2,500円(中古)で購入したし文句言えないね。(EMI 5 72930 2)
ちょっと間が空いてBrucknerへ。某サイト絡みで交響曲第4番〜ヨッフム/シュターツカペレ・ドレスデン(1975年)を確認。ああ、これは素晴らしいオーケストラだ。しかし、肝心の聴き手の意識が変容しています。ちょっと違和感有。このサイト開始頃、ティントナー、スクロヴァチェフスキがブームだったんですよね。いまやワタシはハイティンク/ウィーン・フィルが一番!って感じるもの。インバル全集経験も大きかったかな?
同じ作品を、ケンペ/ミュンヘン・フィル(1975/76年)で久々(7年ぶりくらいか)。録音問題(やや落ち?)や、オーケストラの響きが素直すぎること、で、最初のウチはボンヤリとした印象だけれど、やがて音楽の自然な流れに没頭できるようになる・・・アクとかムリとか、煽りとか、そういうものとは無縁の演奏でした。
2004年1月某日
眠いが、夜半に咳き込んでしまって慌ててヤクを。ずいぶんと体調改善のつもりだけれど、まだまだ本調子じゃないな。連休開けると(風邪ダウンで溜めまくった)諸資料作成(残業覚悟)〜東京出張〜週末野暮用で遠方へ〜更に肉体労働系深夜作業(おつきあい)+ちゃんとした(?笑かせるなよ)プレゼンテーションへと続く。上司も交代。歓迎会も有。あまり面識ないので、前上司のような信頼関係を築けるかどうか、だね。
Mozart フルート四重奏曲第1/4番+嬉遊曲第17番ニ長調K.334(フルート盤)〜ランパルにて(RCA 1979年)を。これは来日時の録音で、ホルンに田中正大、一色隆雄の日本人チームが加わっています。コメント不可。Mozart 演奏に蘊蓄傾けられるようになったらホンマモンでっせ。ああ、楽しい。
ハイティンクのスタジオ録音(1969年)でMahler 交響曲第6/9番を。「名盤100」とか、その類の書籍には顔を出さない演奏なんだろうけど、過不足のない、というか、ていねいに仕上げているというか、真正面な真面目な表現+優秀なオーケストラで表現されるMahler の満足感!先日、クーベリック/バイエルン放響で第3番(1967年)を確認して、素っ気ない、虚飾ない表現に驚きを感じたが、それに似ているか。
Mahler の素の魅力、というか本質問題を考えさせられるような気になります。いずれ、ワタシはMahler が好き!ご近所BOOK・OFF(レギュラープライス・コーナー)で気になるセット有。じつは昨年から。どうしようかな。単価は@250とはいかないが、相場で言えば高くはないし。
結論的に購入し、数枚聴いて一気にサイトに駄文掲載。なんせ短気だから、ワタシは。でも、やっぱMozart って最高。いつものように少々昼寝。昼寝ができるのはいつもの体調に戻りつつあるためか、それとも風邪薬の副作用か?
2004年1月某日
体調かなり改善していて、もう熱はないし、ノドも痛くはない、肩はバリバリ状態(珍しい)〜念のため病院へ行ってみると、相変わらずノドは真っ赤だそう。油断大敵。昼からの「こうもり」はどうしようかな?
自分にとっての宿題を少しずつ消化。フォンクのTchaikovskyワルツ集(LASERLIGHT)とか、ワルター/ニューヨーク・フィルの「復活」(SONY)とか。自分なりの印象がまとまらなくて、とうとう越年。「復活」は大曲なので、なかなか集中して聴く機会もないんです。いずれ立派で、繰り返し聴取すべき価値高い演奏だと思います。
・・・「こうもり」行ってきました。始まって即咳き込んで困ったけど、なんとか治まってけっこう楽しめました。こりゃ、大人のお伽噺だね。プロの歌唱はまったくもの凄い。日本語歌唱だったけど、ほとんど意味はわからないし、原語でも良かったかも知れません。演出の水戸岡さんが、途中、ワタシの真後ろ(つまり最後列の後ろ)に陣取って確認しておりました。演奏会形式でも、ちゃんとした最低限の舞台演技になっているんですね。
終了したのが6時頃〜本来であれば女性なんかと正装して同行、終わったあと、感想なんか語りあいつつお食事(焼酎じゃなくてワイン系ね)・・・なんつうのが正しい姿なんでしょう。体調悪いし、駐車料金は気になるし、で、早々に帰宅しました。ビンボー症は一生治らん。そういうスタイルとは縁が薄いのが我ながら情けなし。(哀)
「マタイ」関連で貴重なる情報いただき、早速掲載。BBSは昼過ぎから断続的に調子が悪く、さすがに誰も書き込んでいませんね。
2004年1月某日
二日寝込んで(含むコタツこもり)、昨日から昼寝熟睡、夜も眠くて、今朝も眠い〜これがようやく回復方向なんだろうなぁ。ほんまはまだ休みたいが、さすがに今日はお客との約束があります。中途半端な状態で出ていくのもなんなんだけど。咳の症状は昨年に似ていて、でも、全般にことしのほうがカルい、というか、昨年はムリムリ東京に出張して飲んだりしていましたからね。音楽もちゃんと聴ける症状だったし。
それと、ヒマに任せてサイトの一部に「リンク下線の出ない」「マウスを持っていくと色が変わる」という「CSS」を入れてみました。カンタン。いかがなものか。
休みを良いことに、●CLASSIC ちょろ聴き(25)なんて書いたけれど、じつは数枚「聴いていないもの」が含まれていて、今朝からBeethoven 交響曲第4/7番〜セル/クリーヴランド管(1963/59年録音)を確認。
結論的にワタシはセルが好きなんです。「美しく聴かせよう」とか「しみじみ歌いましょう」ということではなく、正確に、明快に、誠実に演奏すれば、自ずから名曲としての真価は表出する、ということでしょうか。第7番終楽章は燃えるよう!以前聴いたBrahms 、Mahler とまったく同じ思いに、この度も襟を糺される思い有。
(出先より直接早々に帰宅)さすがに、お客様の元に出掛けると気持ち的にしゃんとします。お仕事、諸実務的にはたいしたことはなくて、但し、来週からの会議資料に手が着いていない。(正直考えてもいない)これは連休明けに。まだ、バス中で咳き込んだりしているが、あきらかに回復過程で、症状がぶり返さないように気を付けなくては。明日、昼からのオペレッタ「こうもり」(演奏会形式)行けるかな?
通勤でJanacek(ロジェストヴェンスキー)を聴こうと思ったが、数分であえなくバッテリー切れ、これは、まだピン!と来ていません。帰宅して、昨年12月に痺れて(途中まで)聴いていたケンペ/ドレスデンのR.Straussボックスより 「メタモルフォーゼン」(1973年)「アルプス交響曲」(1971年)〜やはり文句なく痺れました。
「やや苦手」なんて公言していたR.Straussだけれど、「メタモルフォーゼン」は以前からお気に入りの作品だったし(クレンペラーにて)、ケンペはミュンヘン・フィルと以前に録音していた(1968年)んですね。「アルプス交響曲」はロイヤル・フィルとの録音(1966年)がある。このボックスの主役はシュターツカペレ・ドレスデン〜透明で涼やか、地味で底光りするような響きが素晴らしい。
こういった、一見オーソドックスで”なにもしないよう”な演奏を聴いちゃうと、「爆演系」の価値について深く考えてしまいました。名曲を名曲として素直に表出させる、極限の芸術性。細部への配慮、オーケストラの響きそのものの魅力。録音も自然で概ね良好。(金管の爆発で少々濁るのは残念)
2004年1月某日
ヤクで咳を止め、久々(今年初めて?)熟睡。しかし、まだ回復途中で「いくらでも眠れまっせ」状態か。もうお客の都合を変更いただいて、もう一日休むか。中途半端な状態で出勤しても、まわりにご迷惑を掛けるばかり。有休はクサるほどあるし、仕事はあとでカバーできますから。新年早々なんてこったい。
全身の倦怠感、ノドの痛み、鼻水、咳、やや熱、といった症状(結果、昼寝さえ難物であった)、それに、あまり食欲が落ちない、というのは(意外と)いつものこと。頭痛がなければ音楽は聴ける。とは言っても集中力失ってますからね。心身共のテンションが落ちれば、音楽をゆったり楽しむこともままならぬ。(とくに音質ヨロシからぬ歴史的録音は)
狭いマンションの中とは言え、、寒い部屋でウロウロしたくないので、出し放しになっているCDを何度も・・・ユージン・リスト(p)を数回。Liszt三曲になると俄に精気が表情に充ちてきて、納得します。ところが(三枚組ラスト収録である)Tchaikovskyの盛り上がらない(オーケストラだけの責任じゃないでしょ)こと、やはりMozart では味が薄い・・・
本来、明日が定例更新日だけれど、無理矢理休み、ということで本日更新。年末年始に購入したCD(計5,000円ほど20枚分)を整理(全然聴いていないもの2枚は有)し、掲載する。体調が優れないので、精神的に音楽はあまり楽しめない。週末にコンサートがあるが、それまでに完全回復できるだろうか。昼から倒れ込むように熟睡。
2004年1月某日
半日おとなしくしていたけれど、咳が止まらない。明日はどうしても地元取引先に出掛けなくちゃいけないし、きょうもう一日休みをいただきましょうか。参ったね、風邪がこんなに長引くなんて。コタツでじっと・・・状態。
動けない、ヒマたっぷり状態を持て余して、先日の高校クラス会写真の整理。数枚友人から来ていたけれど、自分のサイズのでかいものを整理してメール添付送付するのもメンドークサイので、この際「ホームページ」に仕上げ、データ・アップロードして、アドレスのみ幹事役友人に「転送してくれ」と。
夜半、早速別な友人から「感激した」とのメール有。そう言えば遠方の幼なじみから「驚くべきWeb年賀状。本職は?」とのメールも。そういえば、なにが趣味でなにが本職かわかりにくい内容であったか。
ユージン・リスト(EUGENE Liszt 1918-1985)協奏曲三枚組(VOX CDX3 3504)はMozart を聴いていちおう消化。この人、1962年にアメリカ人初のチャイコフスキー・コンクールの審査員になっているし、ホワイトハウスでも演奏しているから、名を為した方だと思います。でも、Googleの検索に引っかからない。日本語はもちろん、英語表記でもね。忘れられたピアニストなのだろうか。
一通り聴いた感想は(昨日と同じ)「指は良く回るが、薄味」。有名どころTchaikovsky、Rachmaninov 、Griegはもちろん、「いかにも」的レパートリーであるLiszt三曲〜一転、Mozart 二曲。ドキドキするような、個性的な味わいを感じません。ああ、もう一度聴いてみたいな、と思わせるような。
バックのオーケストラが珍しくて、クンシュ/シュトゥットガルト・フィル、トポルスキ/ウィーン・トーンキュンストラー管、トポルスキ/ウィーン室内管、ランドー/ヴェストファリャ響(リックリンハウゼン)など超渋系。でも、正直あまり上手くないね。
2004年1月某日
ああ、そういえば「Great Voices of Opera U」(40枚組HISTORY ワタシは5,990円で購入)〜札幌のタワーレーコードで@1,000で投げ売り状態だったな。過剰在庫発注しすぎでしょう。別なセットだったら買ったのに。「展覧会の絵」〜ジュリーニ/シカゴ響(1976年)を確認。上手いオーケストラだね。ジュリーニは細部までカッチリ、ていねいに歌う人で、この輝かしいヴィルティオーゾ軍団と組合わせると、尋常でないテンションと効果が持続します。いや、もう、切れ味抜群。
ショルティが、シカゴ響との契約を更新するにあたっての条件のひとつに「ジュリーニを主席客演とすること」というのがあったそうだけれど、その理由わかりますね。「味」が出るんですよ、上手いだけじゃなくて。欧州伝統系の名人と、アメリカの名人オーケストラとの組み合わせの妙だと思う。続く「マ・メール・ロワ」「スペイン狂詩曲」はロサンゼルス・フィル(1979年)との録音。この陽気な西海岸のオーケストラが、ここまで繊細でしっとりとした響きに変貌するのも驚くばかり。
咳き込んでほとんど眠れなかったが、とにかく一度出勤します。最低限、仕事の目処が付けば帰ろうかな?
(昼で帰宅)最低限諸実務のみ処理して帰宅。息子は大学に戻ったらしい。ユージン・リスト三枚組(タワーレコードのポイント・カードを使ったので、実際に支払ったのは200円ほど)彼のテクニックの切れは爽快だけれど、なんか薄味っぽいかな?それにオーケストラの味が薄い・・・例えばクンシュ/シュトゥットガルト・フィルなど。まだ、速断は禁物。
2004年1月某日
息も絶え絶え・・・・状態で帰岡。(さっそく病院へ)クラス会以外はほぼ「寝たきり帰省」だったような・・・。親父が理事長を務める「自主泉源」組合の温泉は最近調子悪いみたい(湯の量が・・・)で、悩んでおりました。そういえば親父にパソコンを教えるが、意外と飲み込みがよろしい。
では、元旦から数日間に購入したCDは・・・計10枚。ワタシはコレクターではないので、これからどう聴いていくか、が問題ですな。岡山空港までの行き帰りに聴いたのが、Beethoven 交響曲第5/8番〜クレンペラー/フィルハーモニア管(1959/57年 もちろんEMI正規国内盤・・・の中古333円)。これはまったく明晰で、細部まで主張が明確な、ややゆるり目のテンポが快い。重量級の演奏だけれど、重苦しくはないんです。但し、録音の尻軽さ、乾き気味なのは気に食わない。(いつものEMI録音の典型)ちょっと感動しました。苦手方面作品だけれど。
ミシャ・エルマンのお気に入りアンコール集(VANGUARD 輸入盤 1959/66年 中古333円)〜コレ一部図書館で借りたことがあって、ワタシにとっては中学生時代以来の忘れじの演奏。技術的な危うさ、ワンパターンの甘い風情なんのその、無条件でじ〜んと来ちゃいましたね。あとセルのBeethoven 交響曲第3/4/7/8番、MacDowellのピアノ協奏曲二曲(ヴィヴィアン・リフキン〜コレ、昔持っていなかったかな?記憶曖昧不安)、ロジェストヴェンスキーのJanacekなど未聴、これから。以上BOOK・OFF岡山今店にて。三枚1000円セール。
登別BOOK・OFFで購入したのが「展覧会の絵」「マ・メール・ロワ」「スペイン狂詩曲」(ジュリーニ DG録音)〜ざまぁ見れ!という会心の@250ゲット。これはFMエア・チェックでなんどもお馴染み文句なし演奏でしょ?札幌タワーレコードの半額ワゴンセール三枚1,145円はユージン・リスト(という名前のピアニスト〜名前が凄いでしょ)の協奏曲三枚組(VOX)〜いま聴いてるけど最高です。バリバリに決まったテクニックの冴えと、バックのマイナー無名加減が。Liszt「ヘクサメロン幻想曲」なんて、意外と楽しめる(勇壮でノーテンキで)のは、ワタシ精神的にヤバいんだろうか・・・。
2004年1月某日
一昨年は「行き岡山→千歳」「帰り千歳→大阪」だったが、本年は素直に「岡山→千歳」往復なので、岡山空港まで名車セルボにて。精神的なタガが外れたせいか、なんとなく→ものすごく体調悪い(モロ風邪)感じ。千歳空港で息子と両親(女房は実家両親今年はやや病気気味ということで不在)と待ち合わせ。実家にて二日間ほど、ソファの上でほぼ寝たきり状態でした。
北海道は、今年はうんと雪が少なく、とくに苫小牧白老登別方面は北海道でも温暖なところに違いないが、ワタシでも運転可能状態。親父のクルマ借りてちょろっとドライブで、登別BOOK・OFFへ。ほら、ちゃんとクラシック@250コーナーあるじゃない。でも、ほとんど所有音源で、一枚のみ購入。ちなみに札幌でいつも寄るBOOK・OFFは相変わらず相場高い!それに寒いで。
札幌まで移動〜高校のクラス会。4年ぶりか。息子同席。ちょうど息子の年齢時に同級生だった人々ばかり。卒業以来、というやつもいるが見た目(体重、毛髪方面)変化はしかたがないが、精神的にはまったく変わらない。ワタシは大学で変身を遂げた、という自覚があるが「おまえは容積は倍になったが、一番変わらない!」と言われ少々ショックを受けましたね。もっとおとなしくて、恥じらいのある紅顔の青年だったはずが!
声も出ないほどの風邪症状にも関わらず、三次会までお付き合い。(ものが喰えないのはまいった、というか、ダイエットによろしいか)ああ、楽しかった。大散財。(メールで写真が届いたけれど、いやはやなんと嬉しそうなことか・・・)
2004年1月某日
元旦。BOOK・OFFのセール(@500*3枚1000円とか)があって、数枚目を付けていたけれど、@250の声楽もの3枚大晦日に売れてしまっていました。やられた。昨日贅沢にも、オウルテックのメカニカル・キーボード(メンブレンのへなちょこタッチとは雲泥の差!)に、光学マウスまで購入してしまう。まことに快調〜体調以外は。一昨日の酒は控えめで、しかも日本酒は自粛したのに頭痛がひどいんです。風邪復活か。緊張感一気に切れたためでしょうか。
ボブ・サップの勝利は予想通り。紅白は膳場アナ、宇働アナの大ファンなので、ちょっとだけ晴れ姿を確認。TOKIO(城島リーダーのファンなんです)はちゃんと見ました。Mozart 嬉遊曲ニ長調K.136〜ヴェーグ/カメラータ・ザルツブルク(1986年)を聴きながら新年へ突入。体調不良なんのその、ご近所今村宮へ初詣へ。
ああ、やっちまったい。新年早々web年賀状を数件案内したはいいが、サイトにアップしたファイル名違い。「見られませんよ」という「ご挨拶」で気付きました。ことしはこんな感じなのかな。華麗なるスタートか。朝からBach ゴールトベルク変奏曲〜グールドの新盤で聴こうと思ったら、棚から見つけられず、旧盤で聴いています。これとて新年に相応しいが。
これから、飛行機で北海道へ帰省。