ピエール・デルヴォー/コンセール・コロンヌ


Debussy 「牧神の午後への前奏曲」
Ravel ボレロ

デルヴォー/コンセール・コロンヌ(セラフィム1000シリーズ)

ROUSEL 「蜘蛛の饗宴」「眠りの精」

レイボヴィッツ/パリ・フィルハーモニー(コロンビア・ヒストリカル1000シリーズ)

Debussy フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ

BOSCHAPS(DG)

* いずれもLP処分時、諦めがたくDATに残した音源より→MDへ

 ワタシ、パリには縁遠くてオケ事情は全然知りません。パリ管、フランス国立管、国立フィル、歌劇場の管弦楽団、佐渡の活躍で、コンセール・ラムルーが健在なのは知ることができました。

   でも、LP時代の記憶では「コンセール・パドゥルー」「コンセール・コロンヌ」なんてのもあったはずで、いまも存在するのでしょうか。パドゥルー(このオケとデルヴォーの関係は深いそう)は忘れてしまったが、コロンヌのほうはデルヴォーのLPを一枚持っていたので、記憶は鮮明でした。

 デルヴォーは1992年に亡くなってしまったし、忘れ去られた人かもしれません。N響にも客演したこともありました。インターネットで「デルヴォー」を検索してもポール・デルヴォーしか出てこないし、「あった」と思ったらいつもの安田さんのサイトでした。(河出書房の名曲全集に含まれていたもの)

 「デルヴォー/コロンヌの録音はCDで復活しないのか」と、日頃ぶつくさ言っていたら、ある日、DATで2曲分発見しました。(忘れておった)喜んでMDに落として聴きましたよ。(ちゃんとしたステレオ録音)

 「牧神」は、いくらでもセクシーにできるでしょ?粋なんですよ、肩のチカラが抜けていて、サラリとしてほのかな色気もちゃんとある。オケは精緻なアンサンブルでもないが、明るい響きと雰囲気はあって、ピタリとツボは押さえている感じなんです。余計なテンポの揺れもなくて、余裕の演奏ぶり。フルートの骨太な音色は素敵です。ワタシにとってはモントゥー以来のお気に入り演奏でした。

 「ボレロ」って難曲なんでしょ?けっこう楽しく聴かせてくれるのも、あまりないもんです。これ自信に満ち溢れていて、演奏者自身が楽しんで演奏しているような、そんな味わいです。重くならないで、明るく、存分に盛り上がってくれます。後半の金管はおおいに頑張っているが、分厚過ぎたり、重くなったりしないから爽快さもある。(LPではほか、シャブリエの「スペイン」とか「死の舞踏」が入っていたはず〜誰か正確なところ教えて)


 パリ・フィルってなんですか?昔、存在していたんでしょうか。コロンビア・ダイモンド1000シリーズに、チャイコの4番があってアルベール(当時の表記はアルバート)/パリ・フィルだった記憶があります。レイボヴィッツとの録音は、かなり古い感じの、あまりよろしくない音質。曲は珍しくて(特に「眠りの精」)、名曲だと思います。バレエ音楽のはず。

 これが異様な官能性があって、フルートのけだるくて濃厚な味わいはたまらない。「蜘蛛の饗宴」はほかの演奏を聴いたことがある(ボド/スイス・イタリア語放送管など)が、これで覚えたワタシはたいてい物足りなく感じました。音質のせいもあるが、大昔の幻想的な映画を見ているような錯覚に陥ります。

 これもCDになっていないだろうな。


 ボストン交響楽団室内楽プレーヤーズのDebussyは、CDで現役です。これ、名曲ですね。静謐で神秘のような美しさが輝いています。これ、まだ見習中のティルソン・トーマスも参加したアルバムで、1970年くらいの録音かな?ボストン響のメンバーは一流でした。フルートはもちろんだけれど、ヴィオラのくすんだ響きが奥のほうで鳴っているような錯覚を感じさせて、幽玄です。(2001年11月9日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi