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J.Strauss 喜歌劇「こうもり」(岡山フィルハーモニック)


2004年1月10日(土)PM3:00〜岡山シンフォニーホール B席1,000円

第23回定期演奏会
指揮 榊原 栄  演出 水戸岡 鋭治  平田孝二(アイゼンシュタイン)、出口裕子(ロザリンデ)、大森友美子(アデーレ)、藤井美雪(オルロフスキー)、柾木和敬(アルフレード)、秋山啓(フランク)、ファルケ博士(有賀とういちろう)、特別ゲスト 朝岡聡(フロッシュ)

 オペラもオペレッタも見たことはないと思います。ま、テレビで見たくらいか。今回は「演奏会形式」とのことで、てっきり舞台に棒立ちなのか?と思ったら、けっこうちゃんとした舞台(簡易舞台、オケも舞台上に有)演技で、楽しめました。一番安いB席は最後列だから、途中で前の方に出ようと思ったら満員で無理でした。出入り口の側で、演奏中に出入りがあるのはちょっと閉口。

 合唱はなかったけれど、歌い手は名手揃いだし、楽しいもんですね。衣装も美しい。誰でも知っている、ちょっとエッチで明るいストーリーだけど、めでたいお正月にはピタリ、でした。風邪をおして、駐車場が満杯で少し割高のところにクルマを停めても充分満足。 

 有名な序曲ではまだエンジンは掛かっていなかったけれど、第二幕ラストで「春の声」「電光と雷鳴」をサービスして下さって、これはほんまにノリノリで楽しかった。打楽器群がとても効果的で、シンバルなんてもう大爆発。

 日本語歌唱でした。バス(刑務所長フランク)の秋山さんは、地元の方だし、なんどか素敵な低音を伺っておりました。他の方達も実力者揃い。間男アルフレートの柾木さんはミラノ在住だそうで、いやもう朗々と歌いまくり、第三幕の刑務所でも「オ・ソーレ・ミヨ」とか「カタリ」なんてサービス満点。色男ぶり満点。

 浮気な奥様ロザリンデ(出口さん)は、声に気品がありますね。コケティッシュなアデーレ(大森)さんはセクシーで、しかも超絶コロラトゥーラ(第二幕の「オホホホ」って、もう最高!)〜正直、ワタシからは姿が遠くてよく見えないのに、お二人ともとても美しい!これが舞台のマジックか。

 なぜ、フリーアナの朝岡さんがゲストで来ているかというと、第二幕なんですね。カラヤン盤で「ガラ・パフォーマンス」って付いているじゃないですか。舞踏会というか、楽しいパーティの席上だから出し物はなにやっても良いという趣向。朝岡さんは、短い小話+得意のリコーダーを披露しました。第三幕では、刑務所の看守役です。

 遊び人アルフレートと、ファルケ博士(この人は歌わない)との掛け合いもおもしろいですよ。地元ネタもあちこち入れてね、たとえば食事メニューの注文に「ままかりとシャコもね」なんて、受けてました。

 オルロフスキー伯爵って、アルトがやるんです。(ヨッヘン・コワルスキなんかも演ってますよね)藤井さんって、まるで宝塚みたいな魅力。ああ、これちゃんとした舞台で見たらもっと素敵だろうなぁ、新年早々良いものを見せていただきました。

 

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi