To CLASSIC ちょろ聴き

CLASSIC ちょろ聴き(19)


The Classic Collection CC-004 中古で100円Beethoven 交響曲第5番〜ナヌート/リュブリャナ放響、第6番〜ゴーゴリ/マズリア・フィル(録音年不明)
どこの中古屋にも転がっていて「シロウトは手を出すな!」と警告していたが、100円ならOK。品のないBeeやんのジャケット絵顔とは対照的に、誠実で正攻法な演奏で感心。オケの素朴な味わいも悪くないし、ちゃんとした盛り上がりも有。(やや響きが薄いが)「田園」の演奏は誰?第1楽章の表情がカタく、少々せせこましいが、後半に行くほど曲本来の牧歌的な味わいに溢れ、木管も美しい。オケは洗練されないが、けっしてバカにするような演奏じゃない。名曲の威力と価値を再確認。真実の演奏家の類推はこちら。(2003年7月13日)

The Classic Collection CC-006 中古で100円Handel 「水上の音楽」第1/2組曲〜ヤルヴィ/エストニア室内管弦楽団、「王宮の花火の音楽」〜O.ドホナーニ/スロヴァキア・フィル(録音年不明)
引き締まったリズム感の鋭い演奏。ヤルヴィ無名時代の録音だけれど、後年の活躍を充分に予感させる完成度の高い演奏でしょう。オケの鳴りっぷりという点ではイマイチだけれど、上品でアンサンブルも一流。細部の味付けも入念で、思わぬオケの技量発揮でした。音質もまぁまぁか。「王宮」はかなりラフでアバウト、その落差に少々違和感有。こちらは前時代的大柄スタイルでした。これだけ聴けば、朗々としてそう悪くないが。ノリもスケールもあるのにね。(2003年7月13日)

The50's THE50-09 2枚組890円 Bach ヴァイオリンとピアノのためのソナタBWV1014-1019 全6曲〜メニューイン(v)/ケントナー(p)(1951年)
こんな録音が存在するとは・・・・演奏にややアクとクセが顔を出す時期か、ケントナーのしっかりと安定したピアノとは対照的に、メニューインの体臭を感じさせる演奏。名曲だし、ずいぶんと馴染んだ曲だから感動するが、あまりに表情が個性的で時代を感じさせるか。リズム感も昔風だし、洗練が足りない。第4番ハ短調BWV1017第1楽章、もの哀しい旋律はこの作品中の白眉。ピアノ伴奏なら、グリュミオーの旧盤が懐かしい。音質はこの時期としては出色でしょう。(2003年7月13日)

AURA AUR 248  @690 Mahler 交響曲第2番「復活」〜クレンペラー/コンセルトヘボウ管/アムステルダム・トーンクンスト合唱団 /ヴィンセント(s)/フェリア(a)(1951年)
英DECCAで出ていたものと同じ音源のライヴ。史上最短(71:43)の「復活」とのこと。ちなみに史上最長もクレンペラー(1971年ライヴ)とのこと。奥行きの足りない録音で、引き締まった緊迫感は伝わるし、オケの各パート(特に金管)の名人芸もあちこち発見できるが、曲的全体としてはやや楽しめない。テンポが速いとは思えないですね。終楽章の声楽がまったく素晴らしい。やはりフェリアは不世出のMahler 歌いだったのだ、と思う。深く、気高い声。(2003年7月13日)

VENUS  TKCZ-79231@590(中古) Mozart 交響曲第29/35/40番〜井上道義/ザルツブルグ・モーツァルテウム管(1971年)
彼の事実上のデビュー盤か?以前から気になっていたがようやく中古で入手。結論的にゆったりとしたテンポで大変立派な演奏でしょ。内声部のフルートなどが目立つのも新鮮だし、細部までていねいに、しかも全体の構成もしっかりとしていて、若手の演奏とは思えない完成度。でも、なぜ前所有者が売り払ったか理解はできます!音悪すぎ!散漫で妙に響きが荒れていて、聴き疲れするかもね。こんな品のないオケではないはず。残念。(2003年7月23日)


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written by wabisuke hayashi