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音楽日誌●精進と愚痴の日々●精進と愚痴の日々 ●今月の近況
2003年10月岡山にてご近所

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■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

いくら暖かいといっても明日から11月、ここまでクール・ビズというのもおかしなものだけれど、この際通年ノータイにてお願いできぬか。昨日、通勤電車では”上着なし”数人いらっしゃいましたよ。本日昼より出張、先週辺りから取引先との関係ではネクタイ着用しております。午前中定例、印刷屋向け出稿済ませるつもり、ほんま難行苦行な毎週宿題であって、これが年内発行分ラスト。お仕事気分的には既に来春の準備に入っております。

昨夜は自主CDの整理などして、音楽聴き流し状態故、ここ数日の落ち穂拾い。Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜レナード・バーンスタイン/ウィーン・フィル/マーガレット・プライス、ジュディス・ブレゲン、ゲルティ・ツォイマー(s)/トゥルデリーゼ・シュミット、アグネス・バルツァ(a)/ケネス・リーゲル(t)/ヘルマン・プライ(br)/ジョゼ・ヴァン・ダム(b)/ウィーン国立歌劇場合唱連盟/ウィーン楽友協会合唱団/ウィーン少年合唱団/ルドルフ・ショルツ(or)(1975年)・・・再録音全集ならず、画像音源より抜き出したもの。セッション録音に比べ音質は落ちるというか、リアル・ライヴな雰囲気満載。当然、演奏も若い頃の方向性、熱狂と前のめり、阿鼻叫喚混沌混迷なる響きに至って、これは好みを分かつことでしょう。ワタシはちょっとご遠慮申し上げたい。

やはり今月ロバート・ショウ/アトランタ響(1991年)を聴いていて、その屈託のないわかりやすさ、平易な響きに驚いたものです。どちらの方向が良いかは嗜好問題、正直なところどちらも?状態でした。この作品は難物です。

これにて苦しかった10月終了、11月だってそう変わりはない日々なのでしょう。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

どーも毎日がヴィヴィッドではない感じ。お仕事はそれなり”消化”(解決)が進み、先行き段取りも組んではいるけれど、高揚感とか小さな喜び、みたいなものが見えません。精神的な倦怠感、マンネリか。こどもの頃から飽き性、短気、幾春秋を重ねたサラリーマン生活にて少々の粘り強さ、継続性は身に付けました。お仕事然り、【♪ KechiKechi Classics ♪】の更新然り(最近お疲れ気味)。本日、目覚ましタイマー設定忘れて15分お寝坊、ウォーキングは超短縮版。

昨日、通勤音楽。BRL99934Rimsky-Korsakov「皇帝の花嫁」序曲/セルビアの主題による幻想曲/交響曲第1番ホ短調/交響曲第2番「アンタール」〜ヨンダーニ・バット/フィルハーモニア管弦楽団(1997/8年)・・・「シェヘラザード」+αばかり有名、彼はStravinskyの先生格であって、多彩なる管弦楽を駆使して、オリエンタルな旋律が魅力なんです。ここ最近「アンタール」のわかりやすい旋律連続がお気に入りであって、一連のアンセルメ音源は華やかな表現、パブリック・ドメインだからたっぷり堪能しておりました。こちら、表現は実直、しかしフィルハーモニア管弦楽団のアンサンブルは洗練され、技量的にもみごとなものです。音質も厚みがあって悪くない。この4枚組は現役だったんですね。リンク先より1,000円ほど安い値札が残っておりました。

老眼鏡は使っていないし、近眼乱視用眼鏡着用、ふだん小さい字やパソコンを見るのに不自由はありません。但し、度数の弱いものにしております。大阪転居後、自家用車はやめたのでちゃんと度数のあった眼鏡は映画とか、テレビを見る時くらい・・・本日朝、誤ってそちらを持参、どーも目が霞む、鈍く頭痛もある・・・たまたま職場に置いた目薬も切れておりました。明日出張会議用の資料は無事出来上がって送付済、実務的にはそう齟齬もなく進捗している(ような気もする)けれど、あちこち大小飛び込み仕事、相談事も有、ほとんど本能のみで処理して、夕方には疲れ果てました。

通勤音楽は、数年前ネットから集中的に入手した室内楽ピアノ・ソロ音源自主CD→iPod取り込み(モノ好きだねぇ)。Debussy 前奏曲集〜Jeremy Denk(p)/Ravel ピアノ三重奏曲〜Claremont Trio/鏡〜Sonia Chan(p)/ヴァイオリン・ソナタ ト長調〜Nicola Benedetti(v)・・・どれも鮮明なライヴ、リアルな会場空気感たっぷり。少ない人数の拍手も狭い、演奏者に近い様子を理解できます。しっかりした技巧、雰囲気より堅実な技巧は基本ながら、ソニア・チャン辺り、やや弾き崩したような独特なリズム感は個性的です。技巧が曖昧なわけじゃないが。ニコラ・ベネデッティ(v)はもの凄くジャジィな、アツい演奏でした。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

さて、新しい一週間の始まり、宿題残を思い出そうとし、出張が明日だったか?おそらく明後日(でないと、資料完成に時間がない)?出勤せぬとわからない・・・そのくらい、週末は完全にお仕事のことを忘れております。物欲は薄いほうかな、そんな自覚はあって、あるもので満足する、済ませる、残り物を大切にする性格と自覚するけれど、千度同じ話題にてCDの件、というか音楽生活の件、いろいろと考えております。ここ6年で在庫は半分にした(正確な数量はカウントしたことはない)けれど、まだまだひとりの人間が人生残された時間で拝聴するには(どうひっくり返っても)多すぎ。過剰在庫。ここ数年、ネットからの音源→自主CDも増えました。課題はネット・オ−ディオなのでしょう。

書籍は数度の転居を経験し、その重さ+物量に閉口、BOOK・OFFでの定期的処分は慣例となりました(ここ数年、購入も@105ばかり)。本棚にはほんまに手元に置いておきたいもののみ、それも時に見直して処分しております。あとは、どこでブック・リーダーに軸足を遷すか、ということですよ。毎朝、新聞を隅々迄熟読するのは楽しみだけれど、そんなに遠くないうちに電子版に至るでしょう。(早朝配達する人も減るでしょうし、古新聞処理もたいへん)CDという媒体は先が見えていて、ぼちぼち出現から30年、よう保ったほうだと思いますよ。パソコン→オーディオ機器に音源データを飛ばす仕組みは壱万円ほど?NMLは月2,000円弱。これで聴き放題、部屋に大きな棚満載にCDを埋めてご満悦(半分もちゃんと聴けていない)なんという時代ではないでしょ。所有するといった概念そのものが、時代とともに変遷いたしました。

この金額、払い続けるのが安いのか高いのか、微妙なところ。棚中在庫CDも全部一変に処分するもたいへん(オークションを日常とするには、現状少々生活パターンは苦しいし)自分なり在庫厳選したといった自覚もあります。煩悩は消えぬ・・・(時間切れ)


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

雨にてウォーキング休止。昨夜はなんちゃって温泉(=やや大型銭湯)経由ご近所寿司屋へ。一週間ぶりに酒、といっても帰宅は8時前、健全なものですよ。若い頃からだらだらと長時間呑むのは苦手でして、さっさと始まり、さっさと終える、というのがスタイル、なんせ短気せっかちなんで。昨日購入した書籍は読了途中だけれど、竹中文良「医者が癌にかかったとき」(文春文庫)〜これは確信を以て以前読んだ、装丁に記憶明確、しかし内容確認するとほぼ記憶なし、どの頁も感銘深く自分を先頭に医者が癌に冒された様子を描写して切なくなります。サイト検索を掛けると2003年8月に言及ありました。先日林望先生の本に言及あったが、書籍は座右に置くべきであって、興味ない(強制的に読まざるを得ない)書籍は一切記憶なし、感慨深いものはその外郭や全体好印象ともかく、やはり内容は忘れているもの、と。だから常に再確認必要なんです。

今月集中的に再読している藤沢周平然り。ましてや読み手の人生経験+10年、ノーミソも変容しております。受容の変遷あって当然でしょう。

昨夜拝聴音楽。Dvora'k 交響曲第9番 ホ短調「新世界より」〜フェレンツ・フリッチャイ/ベルリン・フィル(1959年)・・・世評ともかく、と思ったらHMVユーザーレビューでは絶賛の嵐、音質ぱっとせぬのはパブリック・ドメイン音源より自主CD故の要因ばかりでもないらしい。既にカラヤン時代、それでもベルリン・フィルには洗練されすぎぬ独逸ローカルなサウンド、重み、渋みがしっかり残っております。ボヘミア故郷懐かしさ、新世界・亜米利加への憧憬でもない、名曲名旋律をたっぷり、しっかり骨太に表現して下さって感銘深いもの。

現役CDのフィル・アップは「モルダウ」(これも同様の感銘有)らしいが、ワタシは既に別途音源入手済、Tchaikovsky 弦楽セレナーデ ハ長調〜ジョージ・ショルティ/イスラエル・フィル(1958年)を収録、今となっては珍しい組み合わせ、ワタシはLP時代「アイネ・ク」とともに、馴染み深い音源であります。ぱつんぱつんのテンションと硬質な響き、表現。それも輝かしい弦の推進力に賞賛は惜しまぬ・・・記憶通り。

今週出張中の拝聴落ち穂拾い。Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜ヨーゼフ・クリップス/ロンドン交響楽団/BBC合唱団/ジェニファー・ヴィヴィアン(s)/シャーリー・ヴァーレット(ms)/ルドルフ・ペトラーク(t)/ドナルド・ベル(br)(1960年)・・・クリップスの穏健柔和な表現はほとんど絶賛、Beethoven も例外に非ず〜それでもこの「第九」を最後迄愉しめぬのは聴き手の嗜好やら、体調所以かも。音質には定評あるEVEREST録音もここでは不調であるのは、LP以来幾度となく再購入(愚行)繰り返した経験で実証済み、とくに最終楽章に至るとガクっと音質が曇るのはいったいどういうことでしょう。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

やや風邪症状余波、一週間の疲労は残っているけれど、安閑とゆったり週末を迎えております。朝のウォーキングはご近所24時間スーパーに切れていた珈琲豆を買いに〜モカ・ブレンドは上々の味でした。いろいろ経緯があって(ま、もらい物ばかりという意)嗜好品なのに、とくに定まった銘柄指定はないんです。爽快な空気の朝、我がマンションは幹線道路沿い、騒音と排気ガスにまみれているけれど。

昨夜ぼんやり映画「容疑者・室井慎次」を眺めつつ、自主CD2枚ほど作成しておりました。「CDは時代遅れ」「CDRのムダ」と言われつつ、100枚現在の底値なら1,680円程度?(@20弱)の贅沢というかムダ遣い許して下さいよ。まだ自宅コンポはデータやネット対応じゃないんです。いずれはそうなるんだろうなぁ、NMLに収斂させれば、現在手持ちのCDは全部キレイに処分して、身辺スッキリさせることになるでしょう。「所有する」概念が不要になる時代、いつでもどこでもネット経由、クラウドから音楽が自在に供給される(定額で)既にそんな時代がやってきております。

自主CD化したのは(最近聴いて気に入った)Mozart ヴァイオリン・ソナタ第24番 ハ長調 K.296/第34番 変ロ長調K.378/第35番 ト長調 K.379(373a)〜アレクサンダー・シュナイダー(v)/ラルフ・カークパトリック(cem)(1945年)、そしてBruckner 弦楽五重奏曲ヘ長調〜プリスカ弦楽四重奏団+ジークフリート・メインク(va)(1937年〜もの凄く官能的濃厚エッチ演奏!音質良好)。それでは余白かなり出るので、D.Scarlatti ソナタ集〜ジョージ・マルコム(cem)(1958年)・・・音色が前時代的金属的によく鳴ります。しかし表現は躍動してノリノリ、巨魁に雄弁すぎぬ節度と愉悦+力強さのあるもの。音質はかなり良好、リンク先コメントには1953年録音では?との指摘もありました。いずれ、最近こんな室内楽的作品への嗜好を強めております。もとよりバロックはこどもの頃からの嗜好だけれど。

Mahler 交響曲第4番ト長調〜レオポルド・ルートヴィヒ/シュターツカペレ・ドレスデン/アニー・シュレム(s)(1957年)・・・Leopold Ludwig(1908 - 1979年)はステレオ時代最盛期迄存命だったのに、主な活躍の場が歌劇場だったせいか、あまり録音は多くありません(というかCD化の日の目を見ぬだけかも)。LP時代第9番(ロンドン交響楽団)を持っていたような?いずれ、どんな演奏だったのかは記憶の彼方、この第4番は初耳でした。音質かなり良好。ブルー系オーケストラのサウンドを活かした美しい演奏であって、これほどホルンの活躍を意識させる演奏も珍しいでしょう。大好きMahler 作品中、やや苦手な第4番ながら、全50分(所謂)メルヘン的風情に溢れて厭きさせぬ演奏であります。

いつも通り無為無策な休日、午前中ぼんやり音楽など拝聴しつつ、昼から2時間ドラマの再放送など(居眠りしつつ)拝見し、その後、隣街のユニ・クロ(これは女房殿希望)〜BOOK・OFFへ。数冊入手。その前にこの間の読書数件言及しましょう。

梅田望夫「ウェブ時代をゆく〜いかに働き、いかに学ぶか」(ちくま新書)・・・IT関係の書籍は寿命が短くて、2007年発行は少々ツラいですね。内容はリンク先参照のこと。別におかしなこと書いていないし、なるほどごもっとも、とも思うけれど、全編を支配する妙な楽観主義というか、違和感がある・・・リーマン・ショック前でしょ?正しいような気もするが、この書籍にインスパイアされて、なにかしてみようとは思いません。

フレディ松川「新板・今からわかるボケる人ボケない人」(集英社文庫)・・・1993年発行。もう20年になるけれど、これは現役内容ですよ。職業別性格別家庭環境別による”ボケ”要因を探って、極めて実用的かつユーモアに充ちた一冊であります。若い女房をもらった再婚男はボケない、とか、従順な妻はボケる、金ツマはボケない・・・金ツマって死語ですか?(金曜日の妻たちへ)ノーミソの緊張感が必要だ、ということでしょうか。

天野惠一「そこが知りたい『脳の病気』」(新潮文庫)・・・2005年発行。これもまったく現役。わかりやすい脳をめぐる病の分類、具体例、更には人情噺迄加わって、楽しくためになる一冊。オモロいのは先のボケないための「金ツマ」の件、こちらでは脳溢血の発症を高める!心臓にもよろしくない、とのこと。なかなか上手くいきまへんな。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

昨日、金沢より帰還がちょうどよる7時、整形外科クリニックの受付に間に合って、リハビリ・マッサージ受けました。良い施術士に当たって下半身のストレッチ不足を自覚、上半身はかなりやっているつもり。けっこうケツ辺りの筋肉痛いっす。一昨日予約した母親用千歳〜関空便、メールにて届いた「航空引換証」を見るとスカイマーク、しかも支払った金額は表示された分より2,000円安い。ネットで探した旅行会社帳合い分?あわててスカイマーク本体のサイトで確認すると、ちゃんと所定の金額にて空きがありました。う〜む大失敗。但し、カード決済するとたしか搭乗時そのカードが必要になるのかも。仕方がない。

昨日の打ち合わせを受け、本日宿題膨大です。3週間先某行事の実務準備を出張前に指打ち合わせ、一昨日自分が帰宅前に新人に指示した分、できていないことを確認しております。昨日、彼女は休みを取ったんだよね、ちょっと本日説教+フォロー作業必要でしょう。期日通りできなかったら、ド残業するか、出てこい・・・厳しいオヤジだな。

DEUTSCHESHCALLPLATTEN  TKCC-30618 昨日金沢往復。珍しく間断なく音楽に集中しておりました。書籍も2冊読了(薄めの医療関係)。とくに印象に残ったのはBruckner 交響曲第7番ホ長調(ハース版)〜ハインツ・レーグナー/ベルリン放送交響楽団(1983年)・・・ストレート一本、詠嘆とかタメとかそんなものとは無縁なシンプル、無駄を削ぎ落とした(ほぼ)イン・テンポ表現。テンション高く、金管は壮絶に鳴り続けるけれど、オーケストラのサウンドは派手派手しくないので耳に煩いことはありません。かなり快速テンポ、颯爽とした緊張感が最初まで最後まで継続します。クライマックスに打楽器を伴わない第2楽章「アダージョ」のうねるようなアツさは特筆ものでしょう。この作品との出会いはシューリヒト(音質厳しいなぁ/しばらく聴いていない)、記憶ではレーグナー(←素朴なコメントだ)を聴いて開眼!だったんじゃないか・・・

では、行ってきます。本日もなんとかしましょう。

いちおう締め切り(らしきもの)をすべてクリアしたつもり、しかし、どーもすっきり達成感がありません。風邪症状既に2週間、やや咳が残っている意外はほぼ正常に戻ったが、一週間終えての疲労感(精神的なもの?)はかなりのもの。どこにも寄らず、真面目に帰宅いたしました。先週息子と呑んで以来、断酒状態、呑み友達が倒れて以来、上司も実務的に多忙だからぐっと酒席がへっております。健康にもお財布にも優しい状態也。

通勤音楽は爽快でしたよ。EMI HCD-1531 @250Mussorgsky/Ravel 「展覧会の絵」(1978年)/Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版1978年)〜リッカルド・ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団・・・オーケストラがとにかく上手い。細部末端迄表現の意識が行き渡って、ストレート系イン・テンポを基本として朗々とよく歌います。テンションも緊張感も凄くて、これが若々しいということか。当時ムーティ37歳、若手の筆頭ですよ。オーマンディ現役時代のフィラデルフィア管は、フレージングがいっそう清潔なんです。これほど輝かしく色彩豊か、ウキウキする演奏は滅多になし。アナログ末期の録音も極上、打楽器の低音から鳴り渡る金管迄キラキラでっせ。

昨日出張音楽に少々言及追加。Mozart ヴァイオリン・ソナタ第24番 ハ長調 K.296/第34番 変ロ長調K.378/第35番 ト長調 K.379(373a)〜アレクサンダー・シュナイダー(v)/ラルフ・カークパトリック(cem)(1945年)・・・ブダペスト弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者、教育者、マールボロ音楽祭での活躍で知られるが、録音当時37歳、繊細な音色とチェンバロがバランスしており、SP復刻も驚くほど良好です。完全に現代のセンスであり、音質以外は”旧さ”を感じさせぬ鮮度充分。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

今朝、12度。ちゃんとウォーキング敢行。昨夜、帰宅後追加更新したはずの「音楽日誌」、どこにもその片鱗が残っておりません。更新忘れ?かと思ったら、そもそも保存忘れかも。アップロードするはずが、ぼんやり逆にダウンロード上書きしたのかも。(以下、記憶を辿って・・・)昨日、体調いまいち疲れ切って(おそらくは超・不機嫌)いちおうお仕事一段落付けたこと。女房殿実家行きにて不在、通院〜馴染みの(やや)大型銭湯経由高級中華料理店「餃子の王将」サービス定食。銭湯+中華≒1,000円ほどの小さな贅沢堪能。帰国する独逸の友人とは東京日程が合わず残念。転倒、腰の怪我から復活した母親(81歳)は11月末来阪がきまりました。千歳〜関空ならめちゃ安、シーズン・オフですし(ネット予約済)。北海道人にとって雪のない冬というのは夢なんです。

昨日通勤音楽。Sibelius 交響曲第1番ホ短調(1967年)/第3番ハ長調(1965年)〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック・・・燃えるような前のめりの情熱、明るくヴィヴィッド、テンション高い表現、オーケストラのサウンド。荒涼冷涼風情とは無縁、アンサンブルはやや粗く、オーケストラも上手いとは思わぬけれど、よう鳴り切って凄い迫力であります。雪山の爆発!ってところか。やや難解とされる第3番含め、抜群に作品の様子がわかりやすい演奏でもあります。

昨日、amazonはんからメール有。とうとうKindle出ましたよ、とのこと。時、同じくしてiPadminiも発売され、あれ(7インチタイプ)は故スティーヴ・ジョブスが開発に反対したんじゃなかったっけ?その間に市場はそちらに走ったんですよね。少々価格は高目、というか他が安くなり過ぎました。品質機能にこだわった結果でしょう。KindleFireのスペック+価格には大いに興味有。但し、Nexsus7には必殺Chrome標準装備、これだったらいきなり日常使いのネットに至ることはわかっております。KindleにChrome入れられるのか?どなたか教えて下さい。

逆にオークションなどでかなり安い(評価定まった?)koboという手もあるのだけれど。純粋にブック・リーダーとして。それだったらやはりKindle Paperwhiteかも。こういったワクワクするような買い物案件(未だ買うかどうか決めていないけれど)って久々です。

先日、家屋リフォームの番組を眺めていて、ああ、コーヒーメーカーが素敵だな、と思いました。毎日珈琲は淹れるから贅沢しても良いのに、まず価格、実用一点張りで昨年前のが壊れた時、amazonにて格安購入いたしました。この評判(カスタマーレビュー)がよろしくない。しかし、それなりに毎日ちゃんと使えてますよ。こんな姿勢じゃあかんのか。こんなんどうですか、そんなに高くないし。なんかカッコよいでしょ・・・(と、ここ迄、書いたところで”Panda”が稼働、「1件修復。害はないと思われれます」と。フリーながら優秀です)

これからゆっくり金沢行き日帰り会議対応。いったん出勤しても良いのだけれど、皆が出てくる頃に出発ですから。昨日、(いちおう)一段落付けておりますし。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

今朝、ウォーキング(ストレッチ主体の短縮版)実施、寒いですね。ネット表示では14度、あれは百葉箱計測でしょう(ほんまか?)から、実体感はもっと寒い感じ。体調、やや、かなりマシ。入れ替わりに女房殿不調。早朝、こんどは右ふくらはぎ攣って目覚めました。最近、頻繁やなぁ。BBSご指導では水分不足、酒を呑むと出やすい、とのご指導あったが、今回は両者とも縁がないと思います。明日、金沢出張。本日、そのための資料完成必須です。他、上司向け本丸定例会議用資料はほぼできあがっているつもり、いくつか追加修正指示があることでしょう。

Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ルドルフ・バルシャイ/ユンゲ・ドイチェ・フィル(1999年)・・・廃盤ですか?かつての巨魁作品も演奏、録音機会は増えて、この作品も日常へと至りました。聴き手も悪慣れして安易に聴き流すことないでもないのは、音源責任か?久々、手応え充分、若者主体のオーケストラはトランペット先頭に輝かしく、ヴィヴィッドに演奏しております。官能性とか妖しさみたいなものではないけれど、爽快。存分に”揺れる”演奏であり、ラスト聴衆の拍手が入る迄ライヴを忘れさせるアンサンブル完成度。ベルリンのフィルハーモニー会場残響も良好でした。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

自分が持ち込んだ風邪にて女房殿罹患いたしました。自分は快復過程ながら、鼻水咳などで睡眠不如意がツラい。朝元気でも、夕方にはぐったりです。今朝、雨模様故ウォーキング休止。お仕事はいろいろ行き詰まった細かい諸課題多く、恒例の大きなお仕事消化と併せ、なんとかクリアしなければ、と悩んでおります。冷静に課題を整理整頓してひとつひとつ片付ければよいのだけれど・・・実際は刻々と事態は変遷して増幅、走りつつ、あちこちミスをフォローしつつ、辛くも締め切りに間に合わせる毎日。フツウの平凡(草臥れ)サラリーマンですから。

CASCADE am@do clasiccs 01001〜01040Mozart ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488/第5番ニ長調K.175/ロンド ニ長調K.382〜カルメン・ピアッツィーニ(p)/ミハイル・ガントヴァルク/レニングラード・ソロイスツ・・・数種棚中に存在する全集中、もっとも知名度低く、もっとも好んで拝聴するもののひとつ。最近、偶然にガントヴァルクの録音を集中して拝聴する機会(Vivaldi/Mozart など)もあり、小編成現代楽器による集中力アンサンブル技量に驚いておりました。ああ、サイト内検索掛けたらちゃんとこの一枚、言及ありました。速めのテンポ、虚飾のないストレート系元気の良い、溌剌明るいピアノ。久々拝聴した音質印象はやや低音不足?デリカシーに溢れる録音也。おそらくはガントヴァルクのオーケストラの個性と想像しましょう。ごりごりたっぷり方面じゃなく、軽快が基本。朝に相応しい名曲名演奏でしょう。

では、行ってきます。本日、なんとか大きな宿題解決に至りますように。

相変わらず種々宿題大混乱状態(の、ように周辺は見えていないでしょうね)とにかく目に付くもの、思い付いたもの、決められたスケジュール課題、朝一番より精力的にこなして(いるつもり)、夕方一段落付いた?ような疲労感ばかり、早々に職場を出ました。在独逸(自分より)若き朋友が久々帰国するとのメール来ていて、残念ながら11月は全部東京日帰り出張ばかりだよ、と返事しておりました。ところが一転、本日急遽もう一日出張命令が出て、それがナント次期営業系システム全面改定構築の現場意見拝聴会議〜って、実稼働して定着する頃には引退ですって!ま、魂の基本根幹は同じだから、最後のご奉公にて率先規範、身に付けて後、已(や)まん(ドラゴンズの山本に学べ)の志(こころざし)ってところか。意味合いは参加メンバーの世代バランスなのでしょう。

とにかく、スケジュールさえ合えば東京にて呑みましょう。違う世代、世界に棲む人々との交流こそ大切、ノーミソ活性化の基本であります。叔母の葬式関係、香典立替の件で北海道に電話したら大正生まれの親父が出ました。80代も中盤過ぎて昨日も高速に乗っているんだよな、今度免許更新できたら次は90歳だって(危ないなぁ)。声を聴く限りまったく元気そのもの、ノーミソも滑舌も反応も明瞭です。今年転んで腰を痛めた母親(一時入院していた)は最近快復傾向らしく、11月末にはこちらに出てくるそう。出てくるのは良いが、こちらで寝たきりになったらどーするの?って訊いたら、「それが狙いじゃ」とのこと。

通勤音楽。Bach ブランデンブルク協奏曲全曲〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1973年)・・・今月二度目拝聴。やや大柄、編成も現代の耳には大きすぎながら、適正なテンポ(けっして遅くない)ヴィヴィッドな躍動、音楽の愉悦をたっぷりなことは当たり前(ラスト必ずルバートするのは懐かしい)。iPod拝聴にて録音ことなど少々。コンポで聴く限りさほど気にならぬが、第2番、第4番辺り、ソロが前面並列、後方奥に弦のバックというのが不自然で仕方がありません。トランペットとリコーダーが同じ音量というのもおかしいでしょ。ま、あまり神経質にならず、部屋のコンポにて空間に音楽流したほうが愉しめるかもしれません。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

失って初めて気付くもの、当たり前の存在。夏の熱気、冬の冷涼、胃痛になって胃袋を意識し、こうして風邪にて数日苦しむとぶつくさ言いつつ、それなりの体調にてお仕事に通えることが貴重だと実感いたします。まだ、鼻水・痰が絡んで睡眠不如意ながら、3日サボってウォーキング(短縮版)再開、いつも通り新しい一週間が始まって、先週体調不良にて滞留した諸課題クリアに精進いたしましょう。少々ウンザリ、しかし、これこそはじつは”黄金の日々”なのか、とも思います。

今朝から聴き始めた(長大なる作品故、途中迄)のは、Mahler 交響曲第3番ニ長調〜サカリ・オラモ/フィンランド放送交響楽団/ジェイン・オーウィン(a)/エリク・エリクソン女声合唱団/アドルフ・フレデリック少年合唱団(2010年3月13日ストックホルム・コンサートホール・ライヴ)・・・放送音源でしょう。ネットよりダウンロード。一連の作品中、もっとも明るく、希望と熱、若さを感じさせる大好きな作品。演奏もそれに相応しい、1965年生まれ壮年の精気な表情漲る、そして力みもない自然な演奏であります。このオーケストラは北欧系作品にて清涼なるサウンドを拝聴していたけれど、こんな大規模な作品でも響きの厚みやスケールに不足はない、立派なアンサンブルでした。ホールの音響も良いのかな?

では、行ってきます。

ようお仕事し、滞留したお仕事をキレいに消化して、体調はいまいち。今月の営業数値は予算に全然足りないけれど、そんな時もあるでしょう。半年くらい前、鬱病にて倒れた30歳代が復帰してきました。残念ながら我が職場には戻れないんだよね、ハード過ぎて、まだ慣らし出勤だし。地方の職場は職種の幅がどんどん狭まるから難物でしょう。午前中、北海道の母親からケータイに連絡が入って、叔母が亡くなったとのこと。享年73歳、まだ若いのに・・・心臓の悪い叔父はひとり残されてどうなるのか。お金持ちでも仕方がないな。元気で長生きしないと。自分が赤ちゃんの頃から可愛がって下さった方々が、次々亡くなって、なんとも言えぬ寂しさ。

林望「知性の磨きかた」(PHP新書)・・・1996年第1版第1刷、いささか旧聞なる著作だけれど、内容はさに非ず。まさに現役。まるで講演を文章に起こしたような文体に見えるが、達人の技、おそらくワザとそんな風情に飾ったのでしょう。「学問」「読書」「遊び」〜とことん個人主義、世情に流されず、神髄を狙って安易に妥協しない。学問は方法を教えることであって、結論の表層を学ぶことではない、しかも、それを会得できるのはほんの一握りの人なのだ。読書は座右に置いて愉しむ(だから図書館で借りるのは論外)ツマらない書籍は記憶に残らない、愉しい読了感も時経れば快さのみ残って、内容は忘れている・・・だからなんども読むべし(まるで今月の藤沢周平Myブームみたい)。趣味はとことん突き詰める、遊びは創造である・・・うわぁ、耳痛い。

通勤音楽。Bruckner 弦楽五重奏曲ヘ長調〜プリスカ弦楽四重奏団+ジークフリート・メインク(va)(1937年)・・・10年ほど前、この作品に対する率直な感想を掲載して、久々読み返してもなんの違和感なし。進歩も成長もなし・・・弦楽器5台に編成縮小してもBrucknerはBrucknerであって、交響曲を聴いている時となんら感慨に変化はない、といった驚きであります。太古SP復刻音源はかなり鮮明であって、妙にリアルな熱気とイヤらしさ(ポルタメント奏法の印象か)充ち満ちて、通勤時間陶然としておりました。おそらくはSP片面分埋め草の「セレナーデ」はいっそう雰囲気濃厚っす。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

ウォーキング休止三日目、昨日夕方(馴染みの)ご近所銭湯行き強行(狙いは咽にスチームサウナ+腱鞘炎両腕向け高周波風呂)、焼き肉にて一気快復狙うが行きつけのところがお休み、「餃子の王将」スタミナ食へと変更しました(ひとり当たり出費は通常昼食並!)かなり快復手応えあるけれど、昨夜睡眠不如意(なんせ昼間寝ていたし)起き出して藤沢周平「よろずや平四郎活人剣」(上)一気読了・・・これは設定に記憶あるし、テレビでも見ていたような?(中村俊介のほう)これも再読でありながら詳細エピソードの記憶は消えております。主人公が武家の鼻つまみ者末っ子(妾腹)、市井の町人との交わり、ちょっと哀しい、泣かせるエピソード満載という基本ラインは同じ、いつもの絶望的な”出口なし”状況とは異なって、どことなくノンビリ、ほんまに金には困っていないし、権力とのつながりもあります。長兄やら兄嫁(ドラマでは故スーちゃん)という庇護者も有。剣の腕が立つのはいつも通り、主人公のキャラクターも若く明るいのが特徴です。最高。

下巻も本日中に読了できるでしょう。

今朝拝聴音楽。Bach ゴールトベルク変奏曲〜グレン・グールド(p)(1954年)・・・この10枚組が入手しやすいかな?ユーザーレビューの一部にはセッション録音1955年との混同が見られるけれど、こちらカナダの放送録音也。エア・チェックだとか、アセテート盤復刻(ほんまか?そのわりに音質かなりマシ)という説も有。例の如しタテノリ、スタッカートを強調したスタイルながら、テンポ遅め、落ち着いた、というか暗い雰囲気の演奏でしょう。彼のこの作品音源は5種?1954年(CBC)/1955年(これがメジャーデビュー)/1958年ザルツブルク/1958年ヴァンクーヴァー/そして1981年最後のディジタル録音。(レニングラード訪問時のライヴは全曲録音じゃなかったと記憶)それを全部手許にて聴ける贅沢を噛み締めております。

他、Scho"nberg 三つのピアノ小品集 作品11(1952年トロント)/架空庭園の書 作品15(ケルスティン・マイヤー(ms)1960年ヴァンクーヴァー)〜グレン・グールド(p)・・・各々1958年、1965年(ヘレン・ヴェンニ(ms))のセッション録音とは別のライヴ?放送録音也。ワタシ如きド・シロウトに難解静謐な作品、緊張感集中力強いる作品演奏に云々できぬが、妙に内省的、不安なような、落ち着くような不思議な世界はお気に入りであります。

体調一進一退。どこにも出掛けられず、夕方にいつもの(やや大型)銭湯に行ったのみ。とにかく明日より現役復帰予定。朝一番からね。

予定通り藤沢周平「よろずや平四郎活人剣」(下)読了・・・蛮社の獄とか、時の老中・水野忠邦による天保の改革、鳥居耀蔵一派との戦いも絡め、基本は市井の町人たちとの絡み、事件解決が主眼となります。若くイケメン、腕のたつ主人公・平四郎にはいつもの藤沢周平らしからぬ坊ちゃん風楽観と明るさ、希望が見えます。元・許嫁との再会も果たし、道場開設の目処も立ってハッピィ・エンドであります。こんな作品はテレビに向いているかもね。

EMI 9099152EDWARD GERMAN (エドワード・ジャーマン1862 - 1936)ジプシー組曲(1956年)/BANTOK(1868 - 1946バントック)交響詩第3番「キプロスのの女神」(1949年)/Bax 交響詩「ファンドの園」(1947年)/LOAD BERNERS (1883-1950)「ネプチューンの勝利」よりバレエ組曲(抜粋)(1937年12月)*〜トマス・ビーチャム/ロイヤル・フィル/ロンドン・フィル*・・・ビーチャム英国音楽6枚組より。こりゃまたジミな、知名度バツグンに低い作曲者作品揃い+しかもすべてモノラル。けっこうしっかりとした音質、どれも淡彩穏健なる旋律連続であって、この辺りワタシの嗜好ツボ中のツボです。なんとなく人生の黄昏を感じさせる、静謐だけど妙に切ない音楽であります。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

土曜休み。昨日、一日休んで体調最悪のまま、7:56には職場に出勤、17:50に退出、昼休みもほぼお仕事継続だったから10時間労働?昨日提出締め切りの資料を作っていて、3本目ラスト八割くらい完了時点でデータが落ちました・・・ふだんであれば、不安定なるサーバー上の原簿を自分のパソコンにコピーして作業したり(作業後戻す)、マメにCtrl+S保存をするのだけれど、半分意識朦朧、あちこち参照資料も多くて、11:50時点、妙なアラートが出現して消えてしまいました。再立ち上げしたら・・・真っ白。経験者は理解できるでしょ、1時間強の努力は泡と消え、再び同じ作業を繰り返すツラさ、しかも微熱と倦怠感、時に咳き込んで・・・昼からミーティング、印刷屋原稿を仕上げネット・ストレージにて送付、若い者の相談に乗っていたら・・・細かい懸案事項数件残して力尽きました。

女房殿息子との酒は予定通り強行、呑んだらゲロ出そう、と思ったら、意外と熱燗が旨い・・・2時間ほど、愉しく談笑して帰宅したけれど、体調最悪。体温は37.6度也。フロ入ってさっさと(倒れるように)就寝〜今朝はたっぷり眠って快復手応えないでもないけれど、ウォーキング中止二日目。

我が街、尼崎は若く素敵な稲村市長(小学校一年生のお母さん/前任は元スッチー白井さん)率いる庶民的なところだけれど、ここ最近妙な猟奇的事件ですっかり有名になってしました。阪神間は北から阪急、JR、阪神3本ラインが走っていて、各々沿線雰囲気が違うんですよ。ダウンタウンの浜ちゃん、松っちゃん、錦戸亮、槇原敬之、徳永英明、尼子騒兵衛(忍玉乱太郎は立花駅付近ご近所地名満載で登場人物を構成している)、賀集利樹、千堂あきほ、江夏豊、南果歩、柄谷行人、中島らも、勝谷雅彦(実家の医院はご近所)・・・けっこう有名人出身多いっすね。40万都市だし。自分は5年前岡山からの転勤時、会社からの指定の業者、経費範囲内、通勤至便で選んだらここになっただけ。縁も縁(ゆかり)もありまへん。京都の学校出て17年間大阪に住んだけれど、お仕事で一度海辺の倉庫に行ったのみ。現居住地はどちらかというとJR〜阪急沿線で、ウォーキングコースは環境よろしくて立派な家たくさん建っております。

ちなみに尼崎は兵庫県です。電話番号は大阪だけどね。伊丹と尼崎はなんとなく”大阪”という雰囲気満載、実際至近ですし。エエとこですよ。物価安いから若い人やこどもも多い。妙な猟奇事件で評判悪くならんことを祈る。

SU 3942-2 (P)2008 SUPRAPHON MUSIC通勤音楽は拝聴できず。昨日は行き帰りともぼんやりしておりました。今朝から咽の痛みもなくなり、体調快復手応え有、ゆっくり音楽を聴いているけれど、なんとなく集中できんのだな。Bach ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV1051〜マレク・シュトリンツル/ムジカ・フロレア(2006年)・・・大好きなブランデンブルク協奏曲中、ひときわジミな印象の第6番、編成にヴァイオリンを欠くから華やかさもありません。ま、こういったのは第1番から順繰り聴いていって、これがラスト。聴き疲れたところにジミ作品でしょ、好みとしてはいっそうジミに、ノンビリ優雅に演って欲しいところだけれど、21世紀古楽器の最先鋭、容赦なき快速テンポ、ハズむようなリズムにて疾走します。カッコ良いじゃないか。

Holst 組曲「惑星」〜ズービン・メータ/ロサンゼルス・フィル/ロサンゼルス・マスター・コラール(1971年)・・・昔馴染みの演奏、上り調子の若手指揮者(当時35歳)、オーケストラも荒削りな亜米利加の馬力オーケストラ→瑞々しくも整ったサウンドに成長してく最中の記録であります。よくできているし、音質も悪くない(例の明快なる英DECCA録音也)けれど、馴染みの激しいリズム、美しい旋律のワクワク感とか、その辺りどーもちゃんと受け取れない・・・のは、おそらく聴き手の体調問題なのでしょう。それともエイドリアン・ボウルト辺り、達人老巧なるワザとは基本が違うのかも。

体調イマイチな時には歴史的録音はちょっとツラい〜ということで、英DECCA音源連続Stravinsky 「火の鳥」組曲(1919年版)Debussy「牧神の午後への前奏曲」(1972年)/交響詩「海」(1969年)/MESSIAN 「キリストの昇天」(1970年)〜レオポルド・ストコフスキー/ロンドン交響楽団・・・「火の鳥」のキラキラ華やか、というかド・ハデな演奏には心奪われます。この人はちゃんとした全曲は少ないんだな、短縮版とか抜粋とかばかり?「ペトルーシュカ」(1950年)は1911年版全曲かも。「春の祭典」(1929/30年録音)もあったっけ。「牧神」は1957年録音のほうが雰囲気あったか、と思います。「海」に至ると聴き手の体力が尽きたため?なんかフツウの演奏に思えました。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

さすがに今朝はウォーキング中止、出勤前にダンベル少々+ストレッチ実施予定。相変わらず睡眠不如意、熱はありません。この程度の体調であれば本日一日、なんとかお仕事保つかも。女房殿が息子との晩飯予定を入れていて、中止か強行かは昼時点のお仕事と体調にて判断いたしましょう。昨夜、ぼんやりテレビを見ていて、米倉涼子「ドクターX」拝見〜筋書きは荒唐無稽ながら、医局制度の崩壊=医療の崩壊というのはあながち的外れもなくて、そりゃ絶対的権力(教授)から指示されぬと地方へは行きたがらぬでしょう、若い医者は。(弁護士過多と医者不足は政策的なアン・マッチがあるのでしょう)今回の設定ではフリーの外科医ということだけれど、5年くらい前、もっとも不足しているのは麻酔医であって、フリーの人が出てきているという記事を読んだことがあります。閑話休題(それはさておき)

米倉涼子はん、あまりにエエ女過ぎて、カッコ良すぎて、絶対に媚びなくて、愛想もなくて近寄りがたい感じ。ワタシは2004年腹腔鏡手術にて胆嚢摘出しましたよ(膵臓炎併発)。担当の女医さんは若い研修医、ジャガイモのような素朴さ誠実さだったような記憶有。涼子先生だったらもっと、ずっと入院したかった・・・

今朝、RVWの某お気に入り声楽作品演奏を拝聴しております。体調問題、それに伴う精神的キモチも後退して、とてもだけれど集中できず。故に言及不可。なんとか本日お仕事乗り切りましょう。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

体調優れず、朝のウォーキングを強行した時点にて通院を決意、種々東京本丸向け資料締め切り+内部会議は明日、本日に種々細かい準備(スケジュール課題調整)しておくとラクなんだけど、肝心の明日にダウン(というか、這ってでも出勤するけれど)するのもマズいのでお休みします。睡眠不如意継続、挙げ句、早朝に左足ふくらはぎ攣って目覚める始末。昨年もそうだったんだけれど、結局休みもなく出張などこなしていると、ツケが体調に出てくる齢(よわい)なのだな、情けない。本日一日快復に努めましょう、来週以降も出張会議は続きますから。

Elgar 演奏会用序曲「フロワッサール」「序奏とアレグロ」「エニグマ変奏曲」〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ロシア国立シンフォニー・カペラ(2012年5月ライヴ)・・・旧ソヴィエット国立文化省交響楽団。20周年記念演奏会ってリンク先に書いてありますね。分厚い響き、英国音楽にしてはやや暑苦しく、重いものの、ゆったり余裕の表現。BBC交響楽団のシェフを務めていたこともあったし、英国音楽には精通しているのでしょう。ところが・・・期待の「エニグマ」が始まったら延々と野太い声(露西亜語)が・・・Comments on concerts - Gennady Rozhdestvenskyって書いてありまして、各変奏毎に(音楽ストップ)解説が入るんです。これは音楽の流れ、というか聴き手の集中力を著しく阻害するのだな。よく、リハーサル風景とかインタビューなんか、貴重な記録として収録されているCDがあるけれど、あれはご遠慮したい。基本、言語が理解できんということでしょうが。日本語でも要らない。

アンコールは「威風堂々」第1番〜これも相当濃厚+重いっす。

今朝、口直しに(といっちゃナンだけれど)Elgar 「エニグマ変奏曲」/行進曲「威風堂々」第1〜5番〜アレクサンダー・ギブソン/ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団・・・これが清潔整然として英国紳士然とした、爽快なる演奏です。自信を持った語り口にほとんど陶然・・・「威風堂々」(Pomp and Circumstance 名訳!)も同様の熱気溢れ矜持を感じさせる演奏也。

午前中通院して、とにかくじっとしておりました。調子悪いなぁ、一晩寝て快復するでしょうか、ちょっとでも。音楽にも集中する気分に非ず。あたり前のことだけれど、体調万全にて遊ぶ、サボるというのが肝要なんです。

病院待ち時間も含め、藤沢周平「時雨みち(新潮文庫)拝読。短篇集の過半が市井の町人もの、武家ものにしても公儀隠密ともかく、家格が高いわけでもない。「山桜」は映画化されたそうですね(ラスト泣けますか?)。これに限らず、ちょっと哀しい、切ない話が多いんです。例外は「おさんが呼ぶ」ラストに一条の光が差して、ほっとします。「盗み喰い」は男として切ないフラれ咄しでっせ。中年女性は心アツくするであろう「おばさん」も、なんとも気持ちが揺れ動く筋であります。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

微妙に疲れが抜けぬ日々、どんより曇りがちの朝、ウォーキング(短縮版ストレッチ主体)実施。本日は残務一気にクリアして、この先迫った締め切り資料の目処を付けるつもり、この辺りは毎月苦しいな、自分担当範囲の商談は終えているけれど、次々会議資料作成が続きます。今月来月は別途行事も多くて(半分完了)、その段取りにも手が抜けない・・・ヴェテランにはありがたい、遣り甲斐のある日々。先日上司の報告によると「構造的変化」(≒取引先へのお仕事が半分吸収される)流れが出てきていて、これは数年前から予想していたこと、すぐにでもないけれど、そうなれば我がチームは人員半減だし、自分もお払い箱 or 残務整理で自分+αのみ生き残りという可能性もないでもない・・・ちょうど引退の黄昏時期迫っていて、上手い具合なハマり方かも。

出張にて藤沢周平「風の果て」(上下巻)一気読み・・・「用心棒日月抄」と異なり、こちら記憶かなり鮮明。(時間切れ)

どーもお仕事調子が出ん、体調もよろしくない、と思ったら、風邪症状復活。鼻水、頭痛、咽も少々痛む・・・階段を全速力(のつもり)で駆け上がったツケの左膝痛ともかく、左腕に神経痛らしき鈍い痛みはなにごとか?〜風邪症状だったのだね。完全に治っていなかったということか。明日明後日の宿題辛くも乗り切れるか、マイりました。

今朝の「風の果て」の件。軽輩の次男坊から桑山家に婿入りし、主席家老に上り詰める桑山又左右衛門。未開の荒れ地・大蔵が原開墾の実績による立身出世だけれど、若い頃の親友であった名家の嫡男である杉山忠兵衛、ついに無役で終わる野瀬市之丞との哀しくも無残な決闘に至る迄、話しは現在と過去を行き来して複雑な構成となっております。テレビ・ドラマは見ていないが、配役はエエとこ揃えていると思いますよ。桑山孫助は蟹江敬三じゃちょっとカッコ良すぎ、中村梅雀さんでしょうが、体型的に。宮坂類役の涼風真世は美しすぎ、もっと崩れた(汚れた)色気が欲しいところ。杉山忠兵衛役の仲村トオルはぴたり!はまり役だと思います。この人、傲慢な役をやらせたら最高なんです。

藤沢周平の描写は凄いもので、大蔵が原の荒涼とした情景は眼前に浮かぶようだし、野瀬市之丞の斜(はす)に構えた生き方も、遠藤憲一の個性をみごとに彷彿とさせます。ノーミソ活性には効果的作品なんじゃないか。

昨日の音楽。DG 4631112 Mozart ピアノ協奏曲第16番ニ長調K.451(1985年)/第19番ヘ長調K.459(1984年)/第21番ハ長調K.467(1986年)〜マルコム・ビルソン(fp)/ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ・・・ガーディナーのオーケストラがもの凄くカッコ良い!引き締まって充実した古楽器オーケストラのリズム、サウンド。ビルソンのフォルテ・ピアノがオモチャのように音色が安っぽく、音量も小さいのと好対照と感じます。技術的な不備はなくて、このチープな響きは求めて、狙って作ったものなのでしょう。作品が生まれた当時はこんなバランスだったんじゃないか、納得いたします。現代楽器とは別世界の鮮度有。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

週末休みなし肉体系労働(+連続酒席)のワリに昨日は元気、風邪が癒えたこともありがたい。昨日のお仕事が意外とスムース、一区切りできた(つもりな)ので当初のスケジュール通り半日代休、といっても一度出勤して資料+パソコン持参〜金沢へ出張となります。今朝、業務用メールのみ確認(自宅私用パソコンにて作業可能)数件メールと半日休みの件のみ伝えておきました。本日は先行きなにも考えず、目先の商談に集中いたしましょう。

今朝は睡眠不如意?明け方の夢見もよろしくなく、身体(+ノーミソ)の心底に疲労が残って重い感じ。ウォーキング+ストレッチは継続しております。午前中わずかの時間、音楽でも聴いて過ごしましょう。

昨日通勤音楽。Mozart クラリネット協奏曲 イ長調 K.622/オスカル・ミヒャリク(cl)/ジークフリート・クルツ /シュターツカペレ・ドレスデン(1982年)/交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜ヨハネス・ゴリツキ/ノイス・ドイツ室内フィル・・・作品ともかく、なんとも不思議な演奏家音源の組み合わせの一枚也。ジークフリート・クルツ(1930年−)はもう引退の年齢でしょう。【♪ KechiKechi Classics ♪】にも言及ありました。クラリネット協奏曲が絶品であって、基本スムース素直なソロにはわずかのヴィヴラートが効果的であり、透明なサウンドと作品のテイストがみごとな融和を見せております。ドレスデンのブルー系・サウンドが涼やかな響きであります。ヨハネス・ゴリツキ(もともとチェリスト?)はけっこう録音も見掛けるけれど、Neuss German Chamber Philharmonicというのはちょっとわからない。小編成、引き締まったというか、ちゃんとしたアンサンブルに間違いはないけれど、響きの薄い(イマイチ魅力に欠ける)スタンダードな演奏、といったものでした。

いかんなぁ、朝、出勤時間を気にしなくても良い、となると、前向き意欲一気に萎えました。昼前に職場に出て、先週の出張精算、本日の出張申請、メールチェックにて、重大なる宿題一件抜け取引先よりご指摘有、完全に失念しておりました。(明日迄待ってね)新大阪駅にてラーメン喰って金沢へ、お気に入りの藤沢周平を読みつつ、やがて深い(ような?)眠りへ。やがて金沢に到着するが、あまりの疲労に起き上がれない・・・夢を見ました。目覚めると未だ福井だったのだね。経費節減にてバスを使って取引先へ、商談前に先週酒席にて若い者の失態(自分は先に帰っていたけれど)を幹部にお詫び回り。

商談はスムース、談笑していたら元気出てきました。帰り、タクシーで駅に戻ったら特急サンダーバード出発ギリギリ2分前〜走りましたよ、階段。膝ガタガタ。

朝、聴いた音楽。CHABIRIER 「楽しい行進曲」/狂詩曲「スペイン」/Bizet 「アルルの女」第1/2組曲〜ジャン・モレル/コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラハウス管弦楽団(1958年)・・・懐かしい往年の名指揮者(1903-1975)。RCA VICS1058というLP復刻音源、音質極めて鮮明、アンサンブルもみごと、ヴィヴィッドな演奏に痺れました。Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1950年)・・・モノラルながらかなり鮮明な音質。しっかし、アンサンブルはヘロヘロやなぁ、リズムも微妙に緩い、このオーケストラって上手くないっすよ、ぜんぜん。でもね、なんともいえぬ味わいと淡い色彩に充ちて、なかなか愉しめる演奏なんです。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

いつの間にか風邪も癒え、体調不良を自覚して一週間、連続出張もクリア、いつもならここでずるずる体調最悪の事態に・・・心身とも気力充実!だと良いのだけれど、スケジュール詰まっていなければ、休みたいくらい。しかし、本日はお仕事(整理)建て直しのキーポイントなんです。冷静に残務を見据えましょう。

Bach ブランデンブルク協奏曲全曲〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1973年)・・・11枚組はほぼ全部拝聴済み、最近では珍しいそれなり大人数による演奏であり、最近の古楽器スタイルとは無縁なもの。一件、旧態に見えるが、豊かな響き、ヴィヴィッドな躍動感に時代錯誤を感じさせぬ魅力たっぷり。第5番のチェンバロはレイモンド・レパード(1927年−)だったのだな。LP時代、Bach はこの人の演奏にて多く出会いを果たしたものです。2枚目フィル・アップはMozart 交響曲第41番ハ長調K.551(1974年)これも文句なしの温かいサウンドと余裕、貫禄演奏であって、内声部の旋律の動きに多くの発見がありました。

POCG 9815R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー/ゲルハルト・ヘッツェル(v)(1976年)・・・かなり以前、駅売海賊盤(処分済)にて拝聴した記録が残っていて、もっとボロカスに書いたっけ?と思ったら(世評ともかく)オーケストラの美しさ(とくにホルン)にシミジミ感じ入る立派な演奏・・・という受け止め方は変わっておりません。自然な音質も良好、この人はR.Straussのスペシャリストだったっけ。

朝一番に週次報告(すっかり忘れておりました)提出、この週末休日出勤行事の後始末(これがけっこうタイヘン!)、明日の出張商談の準備、先週溜めていた某定例書類点検業務(大苦戦してよーやく取引先に送付)、若い者の営業資料点検(涙・・・)、トラブル処理・・・ちゃんと一区切り、どんなもんだい。やればできるのだよ。明日、出張迄に身辺整理・・・じつは本日手帳を忘れまして、帰宅したらナント!半日代休(休日消化)未だ出張申請していないし、資料もパソコンも職場に置き放し。如何ともしがたし。

ここ一週間、藤沢周平にハマリまくり、「孤剣」「刺客」「狂刃」にて完結。連続出張もこれさえあれば苦痛ではないほど。拝読二度目のはず、おおまかな筋書きは記憶にあるものの、ほとんど新鮮な発見連続。好漢・青江又八郎の爽快な姿は眼前に浮かびます。細谷の件は言及済み、佐知はムツかしいなぁ、運動神経抜群+キレ味抜群クールな美女でしょ?「狂刃」に登場する安斎彦十郎は・・・名前は思い出せぬが、ほら2時間ドラマによく出てくるでしょうが、ほら。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

ぐったり疲れ果てて帰宅。怒涛の出張ウイーク完了、と思ったら、明後日もう金沢じゃないの。富山二日目のホテルはトンデモ・ボロでして、しかも共用パソコンはUSB殺してサイト更新不可=業務用パソコンといっしょでっせ。取引先との酒席があって、上司や若い者同行、二次会同行してわずか5分にて抜け出しました。若い者のエネルギーには付いて行けぬ・・・トラブルはなかったけれど、自分的には少々不快な、というか、精神的に混乱するような事象がありました。見た目、いつも通り明るく元気だけれど、終日引きずりました。明日から(休みもなく)お仕事再開、気分転換・整理整頓しないと。明日一日宿題満載。ウンザリ。

音楽いろいろ聴いてますよ。エイドリアン・ボウルトのブランデンブルク協奏曲とか、カール・ベームの「英雄の生涯」(1976年)とか・・・(中断)


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

(在富山ホテル)ホテル設備にやや難有、それでも温泉風大浴場付、共用パソコンもまぁまぁの水準(DELL Vistro)、こうして更新可能です。今週ほとんど出ずっぱり、それなり計算して段取り付けたつもりだけれど、飛び込み案件多く、出先ではいかんともしがたい(ウンザリするほど)宿題溜まっております。昨日朝一番、残務の確認+最低限の当面処理案件処理、即富山へ出発。体調は幸いかなり快復しており、基本肉体系労働であり、ラフな恰好に薄いセーターが似合う気温、車中たっぷり眠っていきました。ご当地取引先に表敬訪問、あまりの内容のなさに少々自己嫌悪いたしました。某肉体労働系行事準備先乗りにて、上司+若い者と落ち合って会場入り、準備整ってホテルに入ったら「喫煙部屋がない!」と上司激怒(いまどきチェーンスモーカー・・・このホテルの新規出店宣伝によると「全室禁煙」+喫煙エリア完備!となっておりました)。その後、予約した呑み屋(経験則的にこの時期週末は絶対に予約必要)にてご当地極上の料理〜値段もびっくりするくらい安い。注文するたび、お姉さんに質問し(なんせ商売柄)、要領を得ないのには閉口しました。

富山には年に2−3回訪問しているが、ブラックラーメン未体験、ということで(若い者のiPhoneにて検索)5名全員で混み合う店舗訪問→真っ黒なしょうゆ味ベース・スープは塩辛すぎ、出汁感不足、太丸麺は粉っぽく熟成感が足りぬ・・・これほど不味いラーメンは珍しい・・・残念。口に合いません。北陸3件は美味の里であり、富山は抜きん出て旨いと思っていたけれど、どーしてこんなラーメン文化が生まれたのか?徳島ラーメン、尾道ラーメン、あちこちご当地ラーメンを経験してきたつもり、期待が大きすぎました。

車中音楽。Smetana 連作交響詩集「我が祖国」〜カレル・アンチェル/ボストン交響楽団・・・出先故詳細確認できぬが、1960年代のライヴ放送録音(後述1969年ライヴでした)。これが臨場感溢れて瑞々しい極上の会場残響+時々雷鳴が響くという驚くべき記録でした。演奏は文句なし、ボストン交響楽団の深々と練り上げられたサウンドを基本に、よく歌って、祖国への情熱をしっかり歌い上げて感動もの、聴衆のブラヴォーにも納得であります。「高い城」「モルダウ」ばかり名曲と称揚されるけれど、のこり4曲も間違いなく、文句なく名曲!と体験させて下さいました。帰宅したら自主CDだな。これより朝食、そして一日がんばりましょう。行事本番一日目。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

今朝、やや体調の回復の手応え有。昨日、京都にて終日(引退準備)研修、途中数度の女性FPの講演は(年金の仕組み、収入の考え方)わかりやすく、お話しも上手だったけれど、半分以上眠っておりました。お勉強になりました。参加30名ほど?全員初対面、地元が多かったけれど、関東地方からの女性参加も多く、京都観光を兼ねていらっしゃっているのでしょう。後半、任意のグループ分けで「ライフプラン」の交流と発表があったけれど、男性二人(含む自分)+女性三人の参加、もちろん同世代、ダンナ既に二人逝去され、もう一人も退職〜再就職、体調を崩して辞められたとのこと。このまま呑みに行きたいくらい話しは弾んだけれど、そうもいかず。女房殿と勝手知ったる京都の街でおいしいものをいただいて帰宅いたしました。

今朝はこれより通常(早朝)出勤、急ぎ残務確認、皆が出てくる頃には富山に向けて出発です。天気は保つみたいですね。

今朝、Bach ゴールトベルク変奏曲〜グレン・グールド(p)(1981年)・・・この人の十八番、いったい何種の録音が出ているのか。4種?いや5種か。1956年スタジオ録音の世評高いみたいだけれど、こちら音質的にぴかぴかですから。精緻にしてクリア、繰り返しがないのは聴き手の集中力、緊張感が維持できる限界を超えるからでしょう。繰り返し支持派の自分もグールドは別格!シフとかペライア、繰り返し完全実行録音とは別作品を聴くかのような新鮮なる印象を(いつも、つねに)受け取りました。

さて、iPodに新しい音源仕込んだし、なんとか3日間の肉体労働を乗り切りましょう。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

小雨は上がった朝。本日これより、引退に向けたセミナー(経費故人負担なし交通費も出る)に参加、ありがたいご配慮ご案内ながら、4年先輩の時は温泉地で女房殿と宿泊、最近は合理化にてご近所日帰りですよ(女房殿同行)。自分はお仕事スケジュール都合上助かっているけれど、なんか世知辛いなぁ。ケジメの問題にて基本的に家では仕事をしないけれど、これから業務用PCネットワーク接続して某案件定例処理有、即終わるでしょう。画面上ではんこ押すみたいなもの。残暑真っ最中時は緊張して体調維持していたけれど、一気に秋の声を聴いたら睡眠不如意数日→精神も緩んで?体調崩しております。最悪の出張ウィークリィ也。

久々(4年ぶり)藤沢周平「用心棒日月抄」(新潮文庫)拝読。サイト内検索を掛けると何故か?続編である「孤剣〜用心棒日月抄」「凶刃〜用心棒日月抄」への言及のみ出現(もう一作あるそうな)。書籍は場所取りなので、1995年の転居以来定期的に処分を繰り返しており、本棚に残すものは限られております。藤沢周平はかなりの量を読んでおり、池波正太郎と並んで保存版、幾度読み返して厭きることはない。腕の立つ若き主人公・青江又三郎の精悍なるイケ面ぶり、用心棒仲間である(ユーモラスな巨漢/5人の子持ち)細谷は俳優・佐藤二郎を彷彿とさせます。当時の江戸庶民の生活、貧しさ、そして赤穂浪士との不思議な縁。筋書きの自然な流れ、人物描写の精緻なこと、一度読み出したら止められぬ・・・書籍在庫確認整理して、藤沢作品の読み残しを入手しなくては。

遠隔操作によるネットワーク犯罪(なりすまし書き込み)が話題になっているけれど、フリーソフトに偽装(または添付)された遠隔操作ウィルスとのこと。誘拐身代金要求に使えそう〜って、まるでテレビ・ドラマみたい。自分もフリーソフトは好きだけど、危ないのか。セキュリティ・ソフト入れても対策万全とは言い切れぬそうだし、ましてや職場周辺の連中に訊いても、私用では驚くべきほど無防備、試用期間が切れてそのまま、とか、更新していない人は多いですよ、けっこう。自分は(それこそ)フリーの「Panda」入れているけれど、大丈夫でしょうか。怪しいサイトには近づかないし、見知らぬ人のメールなど届かない、仮に届いても絶対に添付ファイル開けたりする風習はないけれど。

常時接続スマホの時代を迎えて、アンドロイド向けウィルスとか激増するのでしょう。もう、出てますか?自分には縁が薄いのでようわかりません。

先週、イヴァン・モラヴェッツの素敵なBrahms を聴いたところ。ネットをぼんやり眺めていたらルービンシュタインの1954年音源がアップされていて、そうだよな、これも当然パブリック・ドメインだから〜ぼんやりそんなことを考えておりました。妙に馴染みがあって、若い頃カセットテープ・エア・チェックにて愛聴した記憶も鮮明(赤い45分往復に収録)、懐かしいな・・・念のためサイト内検索掛けてみたら、数年前Brahms ボックスを入手済み、何度も拝聴していたお気に入り。わずか数年前の記憶が飛んじゃうんだな。

RCA(SONY) 88697760992Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1954年)・・・先のモラヴェッツ盤が理想的、奥行き、自然な会場残響とは比較にならぬが、この時期60年前に至らんとする太古録音は驚異的鮮明なるステレオ現役水準音質。ルービンシュタインは成熟して華やか、余裕の味わいに充ちて、技巧もたしか。モラヴェッツのクールな風情はむしろ特異であって、こちらのほうが支持者は多いことでしょう。硬派ライナーの厳しいバックとは好対照となって、聴き応え充分であります。蛇足だけれど、やがてこのコンビはRachmaninov のピアノ協奏曲第3番録音途中で決裂したそう。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

いただいたヤク(一日一回服用)はモウレツに眠くなるもの、しっかり眠って快復狙う趣旨かと。今朝もウォーキング強行したけれど、頭痛有、倦怠感抜けません。こりゃヤバいな、本日より連続5日間あちこち出張、健康というのはふだん、有り難みが理解できません。失って初めてわかる、すべての基礎、最低必要条件也。

今朝(途中迄拝聴)Mahler 交響曲第7番ホ短調〜ヴァシリー・ペトレンコ/ロイヤル・リヴァプール・フィル(2011年ライヴ)・・・これはネット・ラジオの音源かな?若手の爽やかな演奏也。しかしなぁ、この作品って元来、怪しい、鬱陶しい、厚ぼったい響き・・・といった先入感か、クリア、軽快、耳当たりの良い響きというのは趣旨と違うんじゃないの、的感慨ないでもない。リヴァプール・フィルの素直なサウンドなのかも。いずれ若い世代(1976年生イケ面指揮者)の、この作品に対する受け止め方は巨魁なる大曲に挑む!的意味合いじゃないのかも。

では、行ってきます。必殺ドリンク剤の出番か。

体調ともかく(精力ドリンク剤使用せず)朝一番より快調に某印刷屋向け原稿作成(ノーミソ酷使)、来週締切分完成させ(いつも通り大容量ストレージ使用にて)出稿、わずか50分の新幹線中死んだように眠っておりました。(8年在住した)岡山滞在数時間、対応したメンバーは旧知同世代ばかり、懐かしいものですよ。駅がすっかりキレイになったのは知っておりました。勝手知ったる地下街にてラーメン昼食を摂りました。体調ともかく食欲は落ちておりません。メールにていくつか小さなトラブル案件飛び込んで、挙句、午前中出稿したばかりの印刷屋向け原稿、一部やり直しとなって、ガッカリ。サイテー。

ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595〜マティアス・キルシュネライト(p)/ベールマン/バンベルク交響楽団(2005年)・・・陰影とか味わいとか、そんな贅沢を言わなければ、バランスの良い、華やかな演奏と思います。ラスト・ピアノ協奏曲は真っ白無垢な風情、ちょっと浮き立つような若々しさを感じさせる演奏でしょう。奥行会場空気感定位音質云々の件は、歴史的録音を思い出せば贅沢言えまへんで。ぴかぴかの音質。

http://panovnik.blogspot.jp/search/label/ElmanMozart ヴァイオリン協奏曲第4番二長調K.218〜ミシャ・エルマン(v)/ヨーゼフ・クリップス/ロンドン新交響楽団(1953年)・・・ここのところ往年のエルマン・トーンに痺れまくり。テンポはかなりゆったりめ、悠々と浪漫の香り漂う、かなり濃い味の節回し、音色であります。これこそ優秀なるモノラル録音也。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

昨日祝日、本日ミーティングなど週次定例作業いろいろ、明日より怒濤の出張ウィークとなります。昨日は午前中床に就いて快復に専念、昼から尼崎へ通勤カバン(価格それなり生地しっかりしたもの)入手〜西宮に戻ってBOOK・OFFへ向かうつもりが快速電車は通過、そのまま三宮へ。書籍数冊入手+街の様子を拝見〜おいしいお料理をいただき、久々の酒も・・・帰宅してBSにて映画「アウトレイジ」拝見。(現在新作放映中)筋書きで見せる、というではないのだね。美しい画像+壮絶なる暴力の連鎖は観客の脳髄を麻痺させる効果有。起承転結がなくて、ひらすら不協和音が鳴り続ける音楽みたい。テレビ放映用にいくつかカットがあったのでは?と類推しました。

今朝、いつものウォーキング実施。頭痛ともかく肩は凝って鼻水有。ここはなんとか踏みとどまりたいところ。ノーベル賞の山中さん50歳なんですってね、若い!凄い。

先月拝聴していたMozart 交響曲第25番ト短調K.183/第28番ハ長調K.200/第31番ニ長調K.297「パリ」〜クラウディオ・アバド/ベルリン・フィル(1990年〜1992年)・・・先月は奥歯に物の挟まったような評価だったけれど、今回は整って清潔なアンサンブル、厚みと色気のあるサウンド+オーソドックスな表現を快く感じました。ま、定評ある古典作品をオモロく、節度ある表現にて聴かせるのは至難の業、第1曲目劇的ト短調交響曲K.183辺りは感心したけれど、次のハ長調交響曲K.200に至ると”悪くはないけれど・・・”的感慨に至ります。溌剌、ノリノリ、上手い、でもね、いかにも常識的っぽい。ニ長調K.297「パリ」は、カール・ベールの仰け反るような遅さ緩さ、やたらと強弱を強調した衝撃的アーノンクール(さて、現在の耳ではどー聞こえるのか?)を懐かしく思い出したものです。

体調一進一退。お仕事に差し支え出るほどにあらず。連休明け、な〜んもできんミーティング連続かと思ったら、意外と諸実務処理できる時間ありました・・・が、集中力失って、どれも中途半端な処理でスッキリ終われない、というか、大物は先週終わらせている自覚あるので精神的に余裕なんです。明日(5年ぶり?)岡山行き、冷静に考えれば一時間じゃないの、午前11時頃迄3時間お仕事できますよ。用事終えてから職場に戻る気はありません。早々に職場を出て、整形外科にて両肘両膝リハビリついで風邪クスリもらいました。

通勤音楽。Bruch ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調〜ミシャ・エルマン(v)/エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1954年)・・・これもエエなぁ、先日のBeeやん同様。豊かな低音、ゆったりよく歌って余裕であります。きんきんと神経質な音ではない豊満。技巧に不足もなし。英DECCAの録音はモノラルでもリアルでお見事な奥行き感じます。

Mozart ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537「戴冠式」〜マティアス・キルシュネライト(p)/ベールマン/バンベルク交響楽団(2004年)・・・バランスのとれた全集だと思います。華やかオーソドックスな表現、万全の技巧、クリアな音質(コンサートの最前列で聴いているかのような音質って、誰かのコメントは言い得て妙=ソロが前面、奥行き不自然)。けっこう気に入っております。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

一気に気温が下がって寝冷え?引き続くトンデモ早朝覚醒・睡眠不足のせいか、頭痛と体調不良を感じております。本日、祝日。明後日以降連続出張〜日曜迄続きます。ここで快復できるか、たいせつなポイント。昨夜、ようやく【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新。毎週一本のみ、それも最近途切れることもあって、あんなド・シロウトのちょろ感想文でも集中力は続かぬ四苦八苦青息吐息状態也。著名なる作品と(自分なり)未知なる作品、演奏を聴くといったバランスに苦慮しております。

武田邦彦「偽善エコロジー」−「環境生活」が地球を破壊する(幻冬舎新書)・・・素晴らしい内容。しかし題名は売らんがための衝撃性を付加していて、本質を表していないと感じるのはいつものこと。編集者の知恵なのでしょう。現代日本であちこち行われている”リサイクル”中ほんまの効果があるのはアルミ缶のみ、ほかはほとんど意味ないばかりか、行政主導の意味ない、高コスト(税金浪費)であるとのこと。なるほどなぁ。ものごとを”ムード”ではなく、科学的冷静に見る大切さなんだな。スーパーバッグを止めるのは、例えば海に流出してウミガメが喰ってしまうことを防ぐ意味があろうか(この言及なし)思います。しかし、原料(原油種々成分をムダなく使う)から見てほとんど意味はない。割り箸の件は知っておりました。日本の間伐材使用を止めて、ちゃんと使える材木を輸入してなんの”エコ”か。環境に大切なのは人里と自然が融和した”里山”であって、自然林は人間の手が入らぬとちゃんと美しく維持されない。(ここが問題)

地球温暖化防止に熱心なのは日本だけなんですね。それはそれで良いこと(節約志向)だと思うが、地球温暖化は日本のような小さな国だけでは防げない事実。両極地の氷が溶けて海面が上がるというのはウソ(アルキメデスの原理)、但し、シロクマは難渋していることでしょう。海に沈むツバル共和国は地盤沈下だそうですよ。石けんが必ずしも環境に良いわけではない〜この辺り迄は(なんとなく)知っておりました。例えば、ダイオキシンや狂牛病が恐ろしくない理由(ぜひ内容確認あれ)、生ゴミ・リサイクル、ガラス、プラスティック再生の危うさ(有毒物質が蓄積される)は勉強になりました。但し、再生紙には事実誤認があって、再生技術の進歩はインクなどの剥離に薬物は使っておりません。水流と発生させる泡で分離させるんです(なんども工場見学済)。

節約、ものを大切にする日本の美しい伝統、姿勢は維持したいけれど、デフォルメして逆に環境を破壊しちゃいけません。もちろん税金のムダ遣いも。バイオ・エタノールなんて、人間や家畜が食べられるもの、相応のエネルギーを掛けた農産物を更にエネルギーに転用するといった意味で、けっして効率的な”エコ”に非ず。

Bach  Guild GB-683Bach カンタータ第170番「満ち足れる安らい、嬉しき魂の悦びよ」〜モーリン・フォレスター(a)/アントン・ハイラー/ウィーン・ゾリスデン/エルネ・ハイラー(or)/フランツ・ファルター(cem)(1965年)・・・豊満であり深々としっとりとした歌声。カナダの名花(1930-2010)は1960年代多くのMahler 録音が残っております。作品詳細はこちらの配慮あるサイトを参照のこと(フォレスターへの言及もあります)。これがノンビリして優雅、マイルドな歌声、艶やか暖かい弦に思わず眠くなるほど!美しい。所謂、昔風なんだけど、時代錯誤的印象はまったくなくて、オルガンによる途中ソロもみごとであります。ラストのアリア「Mir ekelt zu leben」(もうこれ以上生きたくなどありません)には少々ウンザリするほど歩みはゆるりゆるり・・・

同曲をペーター・ヤン・リューシンク/オランダ・バッハ・コレギウム/シツェ・ブヴァルダ(ct)(1999年)にて再確認。やれ古楽器アンサンブルの水準云々、ブヴァルダの声質が個性的すぎるとか評価は厳しいけれど、別な作品を聴くかのような軽快軽妙なるリズム感、刈り込んだ編成による引き締まって素朴なサウンド、颯爽としたテンポ。ブヴァルダの表情は少々硬く、平板(フォレスターを聴いたばかりだし)ながら、新鮮な印象を残しました。

http://musicparlourhistorical.blogspot.jp/2010/10/adrian-boult-bbc-symphony-orchestra_13.htmlVaughan Williams トマス・タリスの主題による幻想曲/舞踏のための仮面劇「ヨブ」〜エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団(1940/46年)・・・太古戦前の録音、かなり音質鮮明であり、ほとんど問題を感じさせぬ分離の良さ。こうだから歴史的録音は止められぬ・・・例の如し骨太な貫禄+ボウルト50歳代壮年の気力溢れて、この辺りが自分の嗜好のツボ也。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

昨日出勤、いつもの時間に出勤、阿鼻叫喚魑魅魍魎状態お隣の島ともかく、机上にはディスプレイ+キーボードしかない我がチーム、自分は毎日除菌ティッシュにて清掃(消毒?)済み。他の連中のキーボードの汚れ(ひっくり返して異物除去)、机のベタつきも気になって(雑巾にて)ごしごし、磨き上げました。新人女性営業の資料点検指導、もう3回目(3ヶ月分目)だから、基本ラインの設計、基本的ミスさえなければ、ちょろり助言さっさと終わろうと思ったら、肝心の基本ラインがたがた、初歩的なミス頻発!結局朝から午前中一杯掛かってしまいました。新人だから仕方がない、粘り強く何度も指導するけれど、作業優先手順(これが新人にはムツかしいんだろうなぁ/ヴェテランでもあかんのはいるから)滅茶苦茶なんだな。要らぬところで時間を喰ってしまって、肝心なところに手が回っていない・・・ま、明るいし、自分が若い時にはこんなフクザツなお仕事じゃなかったですよ、K(根性)K(カン)D(度胸)世代、コンピューターも存在しなかったし。でもね、K(カン)は重要なキモでっせ。

いつもボロカスに言っているが、「オマエは新人同期No.1!だぞ。いろいろ言われてもひとりで営業商談に行っているのはダントツ」と最後は褒めております。人事評価も最高に。「ドンくさいのと、後に大成することとは別のこと」って、褒めているんだけれどフォローになっていないのか、ビミョーな励ましもしております。

挙げ句、お隣チームの(やや)トラブル処理を頼まれ、取引先に電話数度、結局、昼から更に予定時間2時間ほどオーバー、当初自分が予定した残務宿題急ぎ処理送付して職場を辞去。ヤミ出勤は違法なんだけどなぁ。自分が就労管理者ですから、どーとでもなる。若い者にはさせませんよ。若い世代はコンピューターが当たり前と思うが、意外なほど使いこなせぬし、おそらくはスマホ世代に至ると絶望的じゃないか。あれはコミュケーション・ツールであって、ビジネスにはムリですって。

床屋(阪急・十三駅構内)〜最寄り駅より20分ほど歩いてそのまま(昨日連続)馴染みの銭湯へ〜贅沢昼風呂。ようやくほんまの休み。

SONY/82876-78747-2Mussorgsky 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(抜粋)〜トーマス・シッパーズ/コロムビア交響楽団/合唱団/ジョージ・ロンドン(b)(テナー・ソプラノ情報なし)(1961年ニューヨーク)・・・鮮明な音質、臨場感、オーケストラも合唱も明るい響き、素晴らしく上手い。当時、亜米利加では契約とかユニオン問題が喧(かまびす)しかったから、例えばメトロポリタンのメンバーとかフリーランスのメンバー寄せ集めかも知れません。ジョージ・ロンドン(1920-1985)は亜米利加が生んだ不世出のバス、本場欧州でも露西亜でも活躍した由。もの凄く高貴かつ立派な貫禄存在感に溢れて、昂揚した雰囲気たっぷり、表情の陰影豊か。もともとこの作品は大好き馴染みの壮麗濃厚なる(少々クサい)エキゾチック旋律〜とは5年ほど前の自らの感想であります。

MELCD1000050Prokofiev バレエ音楽「道化師」作品21〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット国立文化省交響楽団(1985年)・・・じつはこの作品はかなり以前より、ススキンドの録音を聴きたかったもの。意外と全曲録音はないんですよね、ほぼ組曲版ばかり、全曲はもちろん初耳。一連の露西亜もの中、おそらくは自分なり残された宿題はProkofievであって、驚くほど作品を聴けておりません。ちゃんと馴染んでいるのは交響曲第1/5番、ピアノ協奏曲第1/3番、バレエ音楽「ロメオとジュリエット」、そして「ピーターと狼」くらい。ああ、「キージェ中尉」があったっけ、ほか、チェロ・ソナタとか。硬質・粗野、シニカル、破壊的な旋律和声リズム、そして妙に明るくわかりやすい。ディジタル時代以降の録音(自然な臨場感有)だし、旧ソヴィエット肝いりの新設(1981-前身は全ソ放送歌劇管弦楽団らしい)オーケストラは上手く、いつもながら明晰な表現であり、旧露西亜風濃厚アクの強いサウンドに非ず、重量感+意外と洗練されて色彩豊か。筋書きはわからんが、無表情なユーモアを感じさせる作品であり、一連のStravinskyがお気に入りなら、これも充分堪能できる・・・と思います。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

今週業務は本日半日分(内容濃いの)残っているのに、昨夜来”休日モード”に至っております。前々夜、睡眠不如意にて睡眠不足、昨夜11時過ぎには眠くなったんだけれど、結局今朝も早朝覚醒〜どーせ昼で終わりだし、ということで、自主CD作成(外付けCDR機器復活)とか(いつもの)ウォーキング・ストレッチ、ちゃんと朝食、新聞熟読しておりました。生活のリズムを崩さぬことが健康維持の基本でしょう。朝は涼しく、昼もさほどに温度は上がらない・・・ちょうどよろしい季節になってきました。

Chopin ワルツ集14曲〜ディヌ・リパッティ(p)(1950年)・・・良いですね。音質の古さを気にさせない、明晰、粋、骨太タッチ、ニュアンス充分だけれど線は細くはない。揺れ動く歌は過度に浪漫に至らない。ワタシ如きド・シロウトが云々すべき水準に非ず。最新の高品質CDに非ず、ネットよりダウンロードした(激安CDR使用)自主CD也(使用した音源はリンク先ではないもの)

オーディオはよりいっそう門外漢ながら、貧者のオーディオ環境でも不足を感じさせません。(オリジナル最良の状態は未経験ながら)ウチのディジタル・アンプとピアノの相性はよろしいみたい。ちゃんと音に芯を感じさせます。大編成の管弦楽声楽作品だと、おそらくはアカンのやろうなぁ、非力で。数日前のハイティンクだってわかりませんよ、ほんまのところは。あれはiPod拝聴だったっけ。

それでは出掛けてきます。一気に決着付けてきましょう。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

睡眠不如意、というか昨日のお仕事進捗が思わぬように進まず、いよいよ切羽詰まって緊張感が高まっているのか、トンデモ深夜に目覚めてしまいました。ちょろり1時間ほど二度寝したが体調よろしくありません。職場にiPodを忘れ、帰宅して自主CDを(一本化した)外付けDVD-Rにて焼こうとしたら「トラックの音間を作らない」設定不可の機能不足也、やはりCDR復活必要か。なんかぱっとせんなぁ、残された時間にて優先順位を付けましょう。本日勝負。来週は祝日+出張連続+週末土日は富山にて行事対応(前泊に予定を入れたから朝から出掛ける)諸実務をこなすべきまとまった時間はないんです。最低限の定例実務処理、あとは出先でのメールチェックのみ。

http://panovnik.blogspot.jp/2012/06/mischa-elman-mp3-collection.html昨日の通勤音楽。Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ミシャ・エルマン(v)/ジョージ・ショルティ/ロンドン・フィル(1955年)・・・LP時代最晩年のステレオ録音ばかり聴いていて、誤った(へろへろ)印象を得ておりました。こちら英DECCAモノラル録音、かなり鮮明な音質、なにより豊かな歌心、濃密な音色、濃厚な節回しに溢れて、馴染みのBeeやん名曲も思いっきり新鮮です。ショルティの伴奏も意外なほどオーソドックス、ソロを引き立てて前面に出ておりません。かつてギドン・クレーメルのモダーンなリズム感に衝撃を受けた(これが現在の主流に)が、こちら昔風情、久々に満足できる演奏に出会った手応え充分。既にパブリック・ドメインに至って、その時期の音源はまとめてネット拝聴可能です。

さて、本日どーなるか?鬱々と悩むヒマはない。

基本的には実務家(≠中長期的構想家)であり、しかも記憶力はよろしくないほう。種々様々大小課題が並行して進み、あちこち情報・質問・要望発信し、その回答が次々返信されても、どれがどれが俄にわからない。取引先、職場内部にて次々と質問要望が追加され、それを処理していると五里霧中状態、締め切りだけははっきりしているので気ばかり焦る・・・午前中、ここ数日の宿題が一気に90%ほど進み(あとは細部点検のみ/これは数日置いたほうがむしろよろしい)、昼から印刷屋からの催促(締め切りは来週でっせ)を受け、毎週大物印刷入稿一気に仕上げ、ついでに週次報告書も上げちゃいました。右腕腱鞘炎ぱんぱん!左腕も似たようなものです。我ながら凄いスピード、残務宿題はリストからひとつずつ消していくから漏れはないか・・・ありました。先行き大物案件基本提案書。

明日、新人の資料点検に付き合って半日出るから、それで一気に仕上げましょう。目先の実務に追われると、その後の大きな構築に知らず手を抜くことになりがち・・・気を付けましょうね。まだ明日半日残っているけれど、なんか一区切り。早々に職場を出て(女房不在のため)いつものご近所(やや)大型銭湯〜ラーメン屋〜帰宅。今週は完全禁酒、エエことです。

通勤音楽(帰りのみ)Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ヨーゼフ・クリップス/ロンドン交響楽団(1960年)・・・ここ数日、第1楽章途中のホルン重奏がノーミソ中鳴り響いておりました。

優しく軽快な流れの良さ、トゥッティで音を濁らせない、必要以上に低音を強調しない、バランス感覚溢れた演奏。上品で強面にならないオーケストラの響き、ホルンの絡み合いの美しさ、刺激的にならないトランペットの歌。慰安に充ちた「葬送行進曲」、怒濤の機関車発進!ではない、あくまで控えめで美しい「スケルツォ」、大仰にならない最終楽章壮大なる変奏曲は、優雅でていねいな表現でした。木管が美しいですね。つまり結論的に「大曲」に仕上げずに、等身大の親しい「英雄」的演奏でした。
とは2005年自らのコメントです。

現代のエッヂを効かせたリズム、縦線を徹底的に揃えた演奏に比べれば、エラく軟弱、もっとシャキっとせい!みたいな評価になるのかも。ロンドン響も現在ほど上手くはないし、これが”フルトヴェングラー礼賛!”時代だったら完全に”ヘロ演奏”扱いでしょう。時代は変わりました。こんなどこにも力みのない、暖かい演奏が称揚されるようになったんですね。

帰宅して、同曲をハンリヒ・シフ/ドイツ・カンマーフィル(ブレーメン1994年)にて拝聴。以前聴いた時には快速、切れ味鋭い、ノリノリ衝撃的演奏!と感じたもの。う〜む、悪くないんだけどなぁ、ティンパニの激しさに仰け反ることはあっても、クリップスの優雅なサウンドの残響がノーミソ中に残っていて妙に落ち着きませんでした。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

今朝が今週疲労のピーク、本日上司が福井での肉体労働系課題を(新人伴って研修兼)替わってくれたので助かりました。早朝出発だから、もうサンダーバードに乗車していることでしょう。今朝も涼しい空気の中で(ちょろ)ウォーキング実施、これがなんとか倒れず、くじけず、お仕事継続できる生命線と自覚しております。本日も集中力高めて乗り切る決意高めております。昨夜、夜のバラエティ番組見ていたら急逝された金子哲雄さんが出演されていて、今朝の朝日新聞には「肺カルチノイド」の説明もありました。一年前より病を自覚し、前日まで雑誌の取材を受けていたとのこと。41歳。凄い生き方だな。マネできんが、精神は学びましょう。

R.Strauss ブルレスケ(ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット国立交響楽団1961年ライヴ)/Franck 交響詩「ジン」(コンドラシン/モスクワ青年交響楽団1952年)/Haydn ピアノ協奏曲ニ長調(ツィリューク/ミンスク室内管弦楽団1983年ライヴ)〜スヴャトスラフ・リヒテル(p)拝聴・・・まとまった一枚じゃなくて、あちこち取り出したもの。「ジン」はさすがに音質的に少々厳しいけれど、この人の硬質硬派なタッチはいつ聴いても感銘を受けます。ヤワで繊細、みたいな方向とは違ってとにかく強靱!但しデリカシーに欠けるという訳でもない濃厚、強烈な表現であります。Haydnってどうなのかな?と思っていたけれど、最晩年でも推進力勢いは衰えず、明晰なタッチが快い。

では、行ってきます。じょじょに秋の風情は深まります。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

そろそろ朝のウォーキングに半袖はキツいかも。現在19度とのネット表示。秋ですから、10月に入ってますから、当たり前。一昨日、上着を職場に忘れて出張、それでも違和感なし、通勤時に上着着ていたら、ほとんど車中男性中自分ひとりのみ。汗だくに。体調はまぁまぁでしょうか。朝の目覚めはいまいち、左膝が痛いのは出張にて座り詰めだと出る症状なんです。今週あと3日、根性入れてお仕事クリアいたしましょう。

昨日の「音質」話題の流れ。Mahler 歌曲集「こどもの魔法の角笛」〜エリアフ・インバル/ウィーン交響楽団/ヴァイクル(br)/フェルミリオン(s)(1992年)・・・声楽は言葉の壁か、聴く機会は少ないけれど、Bach 、Mahler は別格に馴染んでおります。流石、ディースカウ、シュヴァルツコップ(語り口抜群の上手さ)とは世代が異なって、もっとクール(非情)、スッキリとしたイメージ、キレ味もあります。お恥ずかしいけれど、なんども聴いていて、今回初めてオーケストラがウィーン響であることに気付きました・・・閑話休題(それはさておき)。我らがDENONの録音のクリア、生々しく、奥行き定位ともリアルなこと!いずれ、超・激安オーディオ環境(オーディオのところ参照)での戯れ言なので、専門マニアの方には笑止千万なる言い種なのでしょう。自分なりには要らぬ要素を付け加えぬ、音源の個性をそのまま表出するセット、と強弁したいところ。

他、ハイティンク/ロンドン響によるBrahms 交響曲第2番(ライヴ/音質酷い!)とか、ファン・デン・オールトのMozart とか・・・

ヒジョーにヤバい。今週残された時間は3日/本日1日分別途の種々お仕事飛び込んで(朝一番から電話も多かったなぁ)、狙いの本丸お仕事ほぼ未着手。新人の指導も残っていて、来週は空き時間ほぼ皆無、土曜半日出勤をひねり出しました。かなり精力的に宿題こなしているつもり・・・でも、終わらんなぁ、スッキリそれなりの時間に。あと二日で目鼻付くか?ムリか。ま、月曜祝日休みのための前倒しお仕事なんだけれど。鬼神の如き集中力で乗り切れるでしょうか。

通勤音楽は、Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜サイモン・ラトル/ベルリン・フィル(2002年)・・・聴く前に世評は見ないし、どんな世評であれ自分は気にしないけれど、評価は割れておりますね、音質も演奏も。オーディオの件は門外漢故、”再生する側の技量が問われる再生困難なCD”というのは、そうなのかも知れません。”懐古趣味とさえ言える古い固定観念に囚われた聴き手には、おそらくこの演奏の素晴らしさは理解できない”というご指摘も、華麗なる加齢を重ねた(年齢のみ)ヴェテラン・リスナーだから当たっているかも。

収録ヴォリュームが低く、自然かも知れぬが、やはり音の密度が足りぬように感じます。ベルリン・フィルは上手いけれど、それが? さっぱり、こだわりのない、さらさら流れるような音楽じゃないか。つい先日拝聴した、濃厚なるバルビローリに比べたらスカみたい・・・に感じるのは”懐古趣味”なのでしょう。たった一回の拝聴にて云々判断する能わず。

Brahms 交響曲第2番二長調〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン交響楽団(2003年ライヴ)・・・これがリアルなライヴ音質なんだろうな、乾いて色気がない。サウンドに厚みがないのは、音質印象なのでしょう。表現は入念を極め、細部描き込みがカッコ良いじゃないですか。ハイティンクは大ファン、ベルリン・フィル、シカゴ響との録音はかなり聴いたつもりだけれど、どれも感心せんかったな。1980年台迄、コンセルトヘボウとかウィーン・フィル、力量のあるオーケストラを素直に活かして、どこにもムリのないキモチの良い演奏をしていたと思います。この演奏も未だなんとも白黒付けられず。

ピアノソナタ第16番ロ長調K.570/幻想曲ハ短調K.475/ピアノソナタ第14番ハ短調K.457/アダージョK.540/ピアノ・ソナタ 第17番ニ短調K.576〜バルト・ファン・オールト(fp)(2000年)・・・最高。古雅、素朴な音色、溌溂としたリズムと細部仕上げの入念なこと。幻想曲ハ短調K.475〜ピアノソナタ第14番ハ短調K.457は劇的な継続が絶品!Mozart はこれとグレン・グールドが自分なり標準、なんていうとヘンタイ・マニアと呼ばれそう。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

(在東京ホテル)東京本丸会議指定ホテルはボロ(物価地代の高い東京では仕方がない)、共用パソコンは使えるけれど、5年ほど前の機種メモリも今時256mb!USBに仕込んだ愛用ソフトはそうへヴぃなものはないけれど、なんかする度、ウィーンと苦しげなサウンドが響きます。ま、動くだけ、使えるだけよしとするか。昨日は思うように諸作業が進捗せず、終日いらいら、周りも気を遣ったことでしょう。反省。それでも最低限の締め切り作業はクリア(したつもり)先行きスケジュールも見渡せて、夜6時には東京に向かいました。パソコン・バッグにて代用した新通勤カバンは大失敗、今回は出張なので下着+洗面道具バッグ+パソコンを入れたらパンパン、収納力が全然足らんのと、型崩れ甚だしい。本日帰宅後、善後策を考えましょう。

良く眠れたが体調重く、出先故ウォーキングも不可、せめて入念なるストレッチをいたしましょう。ダルい会議は内職にて乗り切る予定。新幹線暇つぶしに思い出したようにパソコン雑誌を入手したが、Windows8にかなり興味も出てきました。でもなぁ、機嫌よく動いている現環境に博打するのも怖い感じ。それと(誰でも知っているのでしょう)iPodtouchは安いし、iPhoneみたいに通信料掛からず、つまり”Wifi環境にてネット接続限定”以外は機能同じ?(もちろん通話はできんが)〜お勉強しました。なるほどなぁ、選択肢のひとつですね。

移動中音楽。OC412Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜シモーネ・ヤング/ハンブルク州立フィル/ミヒャエラ・カウネ(s)/ダグマル・ペチコヴァー(a)/北ドイツ放送合唱団/ラトヴィア国立合唱団(2010年)・・・ユーザーレビューの評価は辛口ですね。なんせ名曲、古今東西名演録音揃ってますから。ワタシはすっきりとしてクリアな響き、あまり壮絶な情感を込めぬ現代風演奏と聴きました。原光以降の奥行き(みごとな録音)、スケール、つまり最終版に焦点を当てた構築にも納得。ヴェリ・ベストではないが、悪くないと思いますよ。

それにしても・・・ハンブルク・フィルって、カイルベルト辺りの録音を思い出すとずいぶんとモダーンなサウンドになったなぁ、感慨深いですよ。もう50年経ってますからね。

充実した内職活動の果て、会議は思ったより早く終わって、早々に東京より帰宅できました。新幹線はラクやなぁ、サンダーバード金沢行きと乗車時間は同じだけれど、こちらよう眠れます。けっこう眠りは深くて、品川発あっという間に名古屋着、一瞬ここどこ?みたいに寝ボケておりました。今週は諸実務本職営業資料作成粛々消化するのみ、来週はほとんど出張なんです。ややオツカレ気味。

Mozart ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414(1999年)/第13番ハ長調K.415(2004年)/ロンド 二長調 K.382(1999年)〜マティアス・キルシュネライト(p)/ベールマン/バンベルク交響楽団・・・おお、この全集現役じゃないの。饒舌、華やか、ゴージャスなMozart 。最近、古楽器の演奏ばかり聴いていたし、ハ長調K.415協奏曲は以前、クララ・ハスキルの演奏を集中的に聴いていて、その印象(伴奏も弦楽のみ)がノーミソに焼き付いておりました。こちらなんと賑々しい演奏なんだ!これはこれで、なかなかエエ感じじゃないですか。スタインウエイなんだけど、どこか素朴な音色感じぬでもない・・・以前の感想もそうでした。

問題はベールマンのバックと音質かな?けっこう細部描き込んでいるようで、なんとなく表層的に上手い(のみ)。鮮明な音質っぽい(事実そうなんでしょう)けれど、奥行きとか各パート、ソロの自然な定位、空間の広がり感が全然足りません。安物オーディオ(ウチの)にてうっかり聴いていると気付かないかも。


■2012年10月某日/精進と愚痴の日々

台風一過の朝、朝の空気は完全に秋、昼の最高気温予測は27度。それでも今週は29度くらいに至る日もあるらしい。諸実務進捗が心配で、いちおう大きな締め切り作業は先週土曜に終えているつもり(仮に内容問題あっても期日通り提出しておけば修正してなんとかなる)、本日冷静にお仕事整理棚卸しをいたしましょう。そういえば、先週出張連続中ムリであった印刷屋出稿作業が朝一番よりありましたね。そして東京前泊、もう台風の影響は大丈夫ですよね。先週の出張から上着が必要です。

昨日は法事。当事者(故人の息子)が風邪?高熱にてダウンして欠席。仏教徒ではないが、若い坊さんの説教は神々しいものですよ。義弟長男夫婦(24歳)嫁が妊娠してめでたいこと。息子とは久々数ヶ月ぶりの再会(経緯があり、いろいろ苦い苦労して)彼女との関係清算とのこと。30歳迄には結婚しろよ。

3年ほど愛用した通勤カバン(525円)、あちこちすり切れ、あまりのみすぼらしさに限界、ネットにて新しいものを物色したが、結局当面(奥から出てきた)パソコン収納カバンにて代用。本日より、ちょっと使ってみて様子を見ましょう。

http://randomclassics.blogspot.jp/2012/07/more-from-morton-gould-composer-and.htmlVaughan Williams グリーンスリーヴズによる幻想曲/トマス・タリスの主題による幻想曲/イギリス民謡組曲〜モートン・グールド/管弦楽団(1964年?)・・・ネットにて拾った音源也。著作隣接権クリアしていない?中古LPでしか入手できないものだから勘弁して下さい。ハロルド・ベネット(fl)はメトロポリタン歌劇場の奏者、他ワルター・トランプラー(va)など著名な顔が並びます。お気に入り中のお気に入り作品、おおいに期待したが音質まぁまぁ、演奏は英国的穏健風情よりやや雄弁が勝って、大柄演奏っぽくてあまり好みではありません。上手いけどね。「イギリス民謡組曲」の演奏順番も通常と異なっております。当時1960年前後の亜米利加では、このグールドとかアンドレ・コステラネッツ、カーメン・ドラゴン等々、肩の凝らぬクラシック音楽を聴かせるのが流行っていたんでしょう。アーサー・フィードラーもそうかも。

では、行ってきます。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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