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音楽日誌●再出発仕り直しの日々 後始末発想転換の日々
2014年12月18日ご近所凄い雪でした
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2015年1月某日/後始末発想転換の日々

週末休み。晴れ。昨日体調最悪+朝からちょっとしたトラブル有(速攻クリア)。実績報告など諸実務こなして取引先用資料も整理印刷、小さな懸案事項を解決すべく早めに職場を出て一軒立ち寄り(要件充足)そのまま取引先へ。ここも少々悩ましい問題があってエラいさんと短時間協議、かねて上司と打ち合わせ通りの結論に落ち着いて夕方、事務所へ戻りました・・・珍しく途中高速出口渋滞して遅々として進まず、時間はムダに過ぎるばかり・・・

DG2531 これはLP時代のジャケットというのはウソ。いくつか宿題はクリアしてもう今週はお仕事完了、渋滞車中たっぷり音楽愉しんでおりました。Tchaikovsky バレエ組曲「くるみ割り人形」/アンダンテ・カンタービレ/イタリア奇想曲〜ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/ベルリン・フィル(1978年)・・・ま、運転中晦渋な前衛音楽というワケにもいかず、わかりやすいものを聴きましょ。表情の彫りが深いというか、節回しが濃厚でわかりやすい。オーケストラはカラヤン現役最盛期、けっこう剛直に鳴って粗野、指揮者の個性が活きておりますね。ロストロポーヴィチ自らソロを務める「アンダンテ・カンタービレ」って現在入手難かも。なんとも甘美エッチな分厚い響きが貴重です。

Teldec 825646378166 10枚組Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜クルト・マズア/ゲヴァントハウス管弦楽団(1987年)・・・前者とも昨年2014年8月に聴いていたもの。マズアはお気に入りの指揮者じゃないけれど、ここでは残響豊か、露西亜臭のない独墺交響曲風端正な表現が意外とよろしい感じ。響き(とくに金管)は重心低く、抜群にジミであって第2楽章「Andante cantabile」のホルンソロも控えめ、全体の響きに溶け込んでおりました。表現にムリムリなクサさはなくて、昔馴染みの作品にはこういった(オーソドックスな)方向が聴き飽きしないのかも。

Mendelssohn ヴァイオリン協奏曲ホ短調〜ヨハンナ・マルツィ/パウル・クレツキ/フィルハーモニア管弦楽団(1955年)・・・マルツィの拝聴機会は少ないけれど、聴く度に深い感銘を覚えます。しっとり美しい音色、ほのかに揺れる味わい深いヴィヴラートが適度に色気を醸しだして、甘美な旋律に相応しい。音質も上々でした。

昨夜は眠れなくて、一度床に入ったものの就寝諦め、深夜テレビをぼんやり一時間ほど、朝いつもよりややお寝坊。明るくなってからご近所(ほとんど)疾走してきました。体調はあいかわらず微妙。しっかり2時間ほど部屋に隠って【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新しておきました。これにて1月終了です。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

薄ら寒い小雨模様にウォーキング休止、じゃなくて昨日夜からいよいよ体調よろしくない、気分かなり悪い故。ようやく辿り着いた週末、予想通りの一年で一番寒い時節、首都圏では雪だそうな。本日辛くも乗り切って、ゆったりと週末を過ごしたいもの。なんとか快復させて、ダウンしたくないのぉ、休みは元気で遊ぶ!それが人生の醍醐味でっせ。お仕事はそれなり順調なのでしょう。現状が自分の身丈に似合っているのでしょうか。

今朝の朝日新聞に”日本の良心”池上さん半年ぶりに再登場。これからも辛口、的確、かつわかりやすい切り口問題提起お願いします。

POCL-1497Stravinsky バレエ音楽「カルタ遊び」(3回勝負のバレエ)/「オルフェウス」/「アゴン」〜ウラディミール・アシュケナージ/ベルリン・ドイツ交響楽団(1993年)・・・初期録音にガッカリしてから彼の録音を聴く機会を失ったけれど、ここ最近けっこうオモロいし、わかりやすいじゃないか。それなりメジャーなオーケストラのシェフを歴任して録音を残しているのも故有、そんな感想を抱きつつあります。彼も77歳のヴェテランになったんやなぁ。こういった近現代の作品は英DECCAの明晰な録音効果顕著、作曲者自演先頭にいろいろ聴いてきたけれど、この「カルタ遊び」(前時代的悪訳の典型/カード・ゲームが似つかわしい)冒頭無遠慮な(三度繰り返される)序奏(カード配布の意味らしい)を無骨な表現ワザと四角四面に弾かせてその対比、ポーカー・ゲームの推移は優雅に流したり、ヴィヴィッド無遠慮に推進したり〜上手いもんです。「オルフェオ」はジャケット写真をイメージさせる妖しく低いハープ活躍、アルカイックかつ室内楽的な静謐が支配し「アゴン」は”遅れてきた12音階”作品、初期の著名なる三大バレエも大好きだけど、こちらちょっぴり晦渋、前衛っぽい雰囲気も大好きな作品です。アシュケナージは妙にマイルドに味付けせず、ぎくしゃく感そのまま、オーケストラをコントロールしてわかりやすい。

この辺りの音楽はツボなんです。ベルリン・ドイツ響ってもっと無骨なイメージ?リッカルド・シャイー(1982-1989在任)辺りから変化したんでしょうか。

昨日、昼から取引先で社用車にて出掛けたので再度Mahler 交響曲第1番ニ長調〜リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/交響曲第2番ニ短調「復活」〜ベルナルト・ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/オランダ放送合唱団/シャルロッテ・マルギオーノ(s)/ヤート・ファン・ネス(con)(1995年Mahler Feestライヴ)拝聴・・・(第2番後半は帰宅して続編ラスト迄)シャイーのノビノビとしたわかりやすさ、明るさ、若さ。ハイティンクは絶妙なテンポの揺れ、ややウェットなニュアンス、陰影の妙を聴かせて各々みごとなライヴでした。コンセルトヘボウの暖かい、厚みのある響きに魅了されました。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

今朝氷点下、明日は雨から雪になるらしい。寒風の中(ちょろっと)走ってきました。イスラム国人質事件はここ数日が微妙なところか、安倍ちゃんもカッコ付けて大金拠出の挙句、こんな結果を押し出してしまって、日本って外交音痴の癖は昔から抜けないみたいやな。だってその表明時点、日本人拉致はもうわかっていたんでしょ?今朝の朝日新聞「対テロ」「言論の自由」の正しい捉え方についての言及ありました。目的がはっきりしない以上彼(か)の「地下鉄サリン事件」も”テロ”と呼べるか微妙、「言論の自由」は抑圧する側=権力に対して使われるものであって、異文化や弱者に対するものではない・・・金科玉条、思考停止はあかんですよね。

正月もお世話になったLCCのひとつ、スカイマークは会社更生法申請とのこと(受理されるかどうかはわからない)。これで国内のLCCの自主運営は消えたのかな?商売ってほんまムズかしい、ジェット機まとめ買い→キャンセルという経営判断が最悪の結果を招いたということでしょうね。そんなことより我が身、このスッキリしないダルさ、微妙な体調はいつまで続くのか・・・お仕事はまずまず順調、充実してもさほどにオモロないことに変化はない・・・

BBCL4174Bruckner 交響曲第9番ニ短調〜レジナルド・グッドオール/BBC交響楽団(1974年ライヴ)・・・収録年代より20年以上前っぽい音質水準(個人のコレクター音源らしい)大曲にはそれなりクリアな音質必須、ま、ハナシのネタに〜これがけっこう悠揚迫らざるスケール、イメージとしてはクナッパーツブッシュ、朝比奈隆といったところ。ゆったりめのテンポ設定、走ったり煽ったりしない、呼吸深く作為を感じさぬしっかり巨大な歩み、最終楽章まで満足して拝聴いたしました。端正なイメージのオーケストラは、荒々しく爆発して迫力充分、英国でもこのような”本格的”Brucknerが聴けるのですね。不遇だった英国往年の巨匠(1901-1990)の遺産を初めて拝聴いたしました。ま、音質的にこれが標準になりえないけれど。

他、ジュリーニのMozart (ベルリン・フィル)など。

では行ってきます。本日明日と昼から取引先定例商談、今週ももうちょっとだ。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

昨年に比べると比較的温暖な日々が続いて、トンデモ積雪対応休日出勤したのは2月初旬でしたっけ。今朝はちょっぴり冷えておりました。昨日は毎週山場の定例データ処理(種々点検整理修正連絡調整有)これがかつてないほど順調、昼からの鬱陶しい儀礼的会議対応外出も苦痛に非ず、むしろ気分転換になりました。その他、細々としたこと〜例えば前々任地そのままにしてある地方銀行口座、カード決済引き落とし指定変更が面倒、そのままにしておいたけれど、最近残高が減ってきてぼちぼち引き落としも不安になっておりました。コンビニにて時々残高を確認しております。久々、ネットで確認するとようやく”ネットバンキング”登録可能になっておりました。必要案件入力申請したけど、登録電話番号が不安、そもそも住所変更をした記憶も曖昧、電話して確認しなくっちゃ・・・と思ったらケータイに電話が掛かってきました。登録電話はケータイでOK、住所はちゃんと変更手続きされているとのこと。

2月までもうちょっと、いよいよ固定電話回線廃止へ。そいえば高額電話債券消滅の時も不思議に国民的暴動は起こらなかった。今朝の朝日新聞、女房殿出身地の大阪衛星都市の中小工場の社長「3K→3S(整理・整頓・清掃)へ」。こ汚い町工場から若い女性も働ける環境へ、使わぬ昔の機械(想い出ばかり)とかキレイさっぱり整理して、美しく床天上も磨き上げる・・・環境が変わればムダもなくなって経営も改善される、人材も集まる・・・そんな経験が載っておりました。なるほど。

Brilliant Classics BRL6734de Falla 歌劇「ペドロ親方の人形芝居」G.65/「プシシェ」/JULIAN ORBON(フリアン・オルボン、1925-1991)「ガリヤの聖歌」/ 「王の3つのカンティガ」/de Falla /クラヴサン協奏曲〜エドゥアルド・マータ/ジュリアン・ベアード(s)/マルタ・セン(s)/セシリア・アンヘリ(ms)/フェルナンド・デ・ラ・モーラ(t)/ラファエル・プヤーナ(cem)/ソリタス・デ・メキシコ(1994年)・・・もともとDORIAN原盤、素敵な3枚組も廃盤なんやな(市場在庫はあるみたい)その3枚目。知名度薄き「ペドロ親方」も大好き、小編成親密なアンサンブル+声楽(もちろん言葉の意味はワカランけど「ドン・キホーテ」劇中劇を題材としているらいい)ユーモラスな雰囲気はまさにツボ。クラヴサン協奏曲(って、実態は室内楽)には名手ラファエル・プヤーナ(1931-2013)が参加していたとは・・・西班牙系の音楽って馴染みのパターンと異なってエキゾチック、de Fallaって仕上げ緻密ですよね。JULIAN ORBONの歌曲はまったく記憶なし、実質上初耳、親密懐かしい旋律続きました。

マータ(1942-1995)逝去直前の録音、もったいない人を亡くしました。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

雪にはなっていないから、それなりの気温でも薄ら寒い雨模様、今朝は上がってウォーキングできました。熟睡できないというか、あまりよろしくない内容の夢ばかり見て、現状毎日の反映なのでしょう。今朝の朝日新聞にフランス極右政党・国民戦線マリーヌ・ル・ペン党首でかでかと出ていて驚きました。父親から党を受け継いでマイルド路線に変更、先の欧州議会選挙では国内第一党だったそう、人気は高まっているみたいですね。反イスラムを旗印にこれからも支持が伸びるかも、日本の安倍ちゃんと同じ考えだ、と言っておりました。

充実したお仕事の合間に聴いてこそ音楽は愉しい!こんな毎日じゃなぁ・・・”次”の切り口を考えなくっちゃ。クアドロマニア 222125-444  4枚組1,380円(総経費込)ほどで入手Debussy 牧神の午後への前奏曲/交響的素描「海」/管弦楽のための映像〜ルイ・ド・フロマン/ルクセンブルク放送管弦楽団(1972年)・・・懐かしいなぁ、1990年台前半ようやくLPを諦めてCDに乗り換えた時期、若く貧しかった自分には(当時)高価だったCDはカンタンには買えなかった。先人の遺産である名曲をとにかく揃えましょう、廉価盤ばかり買っていたのは【♪ KechiKechi Classics ♪】の所以であります。ルイ・ド・フロマン(Louis de Froment, 1921-1994)は往年の仏蘭西の指揮者、知名度的には少々弱いけど米VOXにけっこう録音がありました。オーケストラは現ルクセンブルク・フィル、ネットにていくつか最近の音源を拝聴したけど、ずいぶんと洗練された響きに感じたのは(かつての)音質印象もあったのでしょうか。かっちりとして分厚い響きのDebussyなんて!こちら理想的な響きの薄さ、曖昧なユルいアンサンブル、なんやらアンニュイな雰囲気満載であります。音質も記憶よりずっとマシ・・・

・・・と思ったけれど、さすがにCD一枚分最終盤「映像」辺りに至ると、少々聴き疲れいたしました。現在だったら自分なりリファレンスはブーレーズでしょうか。彼(か)の精緻明晰とは別世界が広がって、こちらもけっこう愉しみました。

今朝からMozart 交響曲ニ長調K.111a/交響曲第18番ヘ長調K.130/第19番 変ホ長調K.132/第25番ト短調K.183〜ヤープ・テル・リンデン/モーツァルト・アカデミー・アムステルダム(2002年)・・・拝聴。マイルド穏健な古楽器、素朴な響き満載、これがワタシのリファレンスであります(少なくとも古楽器演奏では)やたらと切迫感やら悲劇性を強調しがちなト短調K.183交響曲は淡々と優しく表現されました。音質も自然でよろしい感じ。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

さて1月も最終週、正月は遠い昔のような気分。今朝は昨日サボったウォーキング再開、やや風邪症状故温かい室内に隠って喰っちゃ寝(しかも睡眠不如意)状態は不健康極まりない休日でした。いよいよ一年で一番寒い時期をなんとか乗り切りましょう。イスラム国の人質事件の経過に苛立ちつつ、今朝の朝日新聞のコラムの一意見には日本政府の姿勢基本問題有。せっかくのイスラム諸国からの良い印象をぶち壊してしまう言動が続いていた、対米追従ばかり独自の立ち位置を模索できていない、そもそも昨年後半から日本人は拉致され、いったい今まで何をやってきたのか・・・

読者投稿に”佳き葬式”の件、参列者が全員年下であり、読経の合間すすり泣きとともに幼児の喃語が聞こえる〜95歳で逝った(投稿者の)姉の葬儀の喪主は赤ちゃんを抱いた孫夫婦であった由。エエ話やな。昨夜、最寄りの駅前迄バス行き、馴染みの富山料理の店(ここの刺し身絶品!)にて贅沢してきました。ご常連のご近所社長(もう引退して会長?)お洒落な81歳はサイフからお金を探すのに一苦労、ちゃんと支払ってお釣りももらったのに、もう一度払おうとしておりました。未だそんな年齢(とし)じゃないのに、ちょいとヤバいな。

リッカルド・シャイー(1953-)まだまだこれから!Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜リッカルド・シャイー/ゲヴァントハウス管弦楽団(2011年ライヴ)・・・ラスト迄拝聴。最近不精してデータのまま拝聴パターンが多いけど、久々自主CDとしました。.mp3音源一本、それを各楽章ごとに(耳で聴いて)分割(これは4楽章しかないからラク).wavファイルに変換してCDRに焼き込む作業(趣味)もここ最近面倒い。(CDR2枚分)収録余白を埋める音源選定も、情報スリーブ印刷も以前は楽しみのウチやったんやけどなぁ、趣味の労苦を厭うようになったらいよいよ精神的にヤバいと自覚しております。音像はやや遠く、茫洋としている(ティンパニも突出しない)けれど、雰囲気充分な音質でした。テンポは中庸、ゆったりと慌てず、煽らず、力まず、走らず、緊張感と力感に不足もない。アンサンブルの仕上げはていねいであり、汗水飛び散らせた威圧感とは無縁、地味渋系のサウンド(キラキラ華やかさとは無縁。奮いツキたくような美音のパートはない・・・と思う)なのに全体に平易、明るい印象がある(時に自然にテンポを落として歌う)のはシャイーの個性でしょうか。どの楽章もほとんど”無為の為”に至って自然な流れに身を委ね、長大な作品をラスト迄聴き通すのに苦痛はないんです。

例えばクナッパーツブッシュ(1963年)カラヤン(1957年)辺り、昔の印象では”とんでも巨魁、大曲を聴いた!”そんな記憶だったのに、平穏無事、悠々と優しい音楽を聴いたな、そんな作品と受け止めました。Mahler もBrucknerも全集録音して、この人は現役最高の指揮者かも。

他、Respighiの管弦楽作品(ネヴィル・マリナー/ロサンゼルス室内管弦楽団)など拝聴。では行ってきます。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

睡眠不如意+風邪瀬戸際体調にて身動きできず。ま、休日は最近似たような感じ、春が到来するまでアカンかな。仕方がないのでぼちぼち音楽聴いたり、テレビドラマ再放送眺めたりしております。せっかくの休日なのに集中力途切れて”音楽ちょろ聴き”ばかり、出掛ける気力もありません。

ONDINE ODE1214-2昨日【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新の流れ〜Hindemith ウェーバーの主題による交響的変容〜クリストフ・エッシェンバッハ/北ドイツ放送交響楽団(2012年)・・・みどりちゃんの協奏曲迄辿り着かず。エッシェンバッハは現代を代表する指揮者(74歳)あまり聴いていないなぁ。北ドイツ放送交響楽団もイッセルシュテットとかヴァントのイメージのみ。ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト/クイーンズランド交響楽団による”やや真っ正直、真面目すぎな統率”に一切の疑念はないけれど、こちらのオーケストラの色気、細部ニュアンスの洗練された(わかりやすい)表現に驚かされました。作品を識る、紹介すると云った点でcpoレーベル全6枚すべてオセアニアのオーケストラ立派な存在に間違いないけど、こちら上手いオーケストラってこういうことか、聴き手を納得させ説得力充分な美しい演奏、作品でした。

これも昨日の流れBruckner 交響曲第8番ハ短調〜リッカルド・シャイー/ゲヴァントハウス管弦楽団(2011年ライヴ/ネットより入手音源)・・・第1楽章のみ拝聴(とてもだけど全曲聴ける状態に非ず)。シャイーの印象はコンセルトヘボウ迄、ゲヴァントハウスとの録音はほとんど聴いていなかったんじゃないか。子供の頃、コンヴィチュニーのBeethoven 以来馴染みのオーケストラを調べてみたら、世界最古(1743年創立/これは知っていた)最大の団員数(175名)だったとは!コンサートオーケストラ、ライプツィヒの歌劇場、聖トーマス教会での宗教音楽、各々同時並行してサイクルを組んで団員は参加しているらしい。閑話休題(それはさておき)独逸伝統の芯のあるサウンド+シャイーの明晰な表現相まって、出足なかなか好調でした。マズアの録音に感じたフレージングの甘さ、呼吸の浅い印象はありません。ちゃんと残りも聴きましょう。(ここで休止。ウォーキングはサボり)

クレメンス・クラウス急逝を受けて二十数年「ニューイヤー・コンサート」を担当(1955-1979)したウィリー・ボスコフスキー(1909-1991)。晩年、ヨハン・シュトラウス管弦楽団の首席指揮者(1969-1991)を努め、録音を多く残しておりました。1970年台以降の録音だから掟破り?ワルツポルカLP音源5枚ほどネットより入手済、J.Strauss 「皇帝円舞曲」〜ウィリー・ボスコフスキー/ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団・・・1曲のみ拝聴。これがなんともヘタというか薄いというか、洗練されない響き〜というのも曲が曲だから悪くない。もちろんローカルなリズム訛りは本場モンでっせ。気分変えてTELDEC WPCS-21030 オークションにて総経費込350円ほどJ.Strauss ピチカート・ポルカ〜ニコラウス・アーノンクール/コンセルトヘボウ管弦楽団(1986年)・・・これは冒頭に金管がばしっ!と入る初稿?とやら、音質良好なことも含め、アンサンブルのテンション集中力、オーケストラの技量は桁違い。わずか3分弱でボスコフスキーに戻れないかも、と不安になったものです。続けて名曲「美しく青きドナウ」の甘美濃厚な世界に陶然としておりました。

Bach ブランデンブルグ協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046/第2番ヘ長調 BWV.1047/第3番ト長調 BWV.1048〜ヘルムート・リリング/オレゴン・バッハ音楽祭管弦楽団(1994年)・・・史上初のBach カンタータ全曲演奏/録音の偉業達成、LP時代ほんまにリリング(1933-)にお世話になりました。2013年80歳を以って引退したとのこと。最晩年には後輩の古楽器スタイルを取り入れたらしいけど、こんな端正モダーンなスタイルはもう聴かんやろなぁ、オーケストラは朗々と豊かに響いてオーボエのヴィヴラートなどシミジミ美しい・・・引き締まったアンサンブルすごく立派!お見事!名曲!だけどフツウ。人生に時間は限られているし、彼のBach 作品を聴くことは残念ながら最優先に非ず。閑話休題(それはさておき)

オレゴン・バッハ音楽祭(Oregon Bach Festival)って、どーしてオーケストラ表記になると「祝祭管弦楽団」になるの?オレゴン・バッハ祝祭とは言わんでしょうが。バイロイトとかルツェルンとか「祝祭」がまかり通っているのはおかしんやないか・・・


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

昨日職場にて昼からいよいよ体調怪しく、風邪突入を覚悟いたしました。帰宅してちゃんと食事を摂っておとなしく〜というのはいつものこと、通常時間に就寝したのにナント!4時前に覚醒〜【♪ KechiKechi Classics ♪】 定例更新に四苦八苦し、6時には寒風星空のもとウォーキング(半分ジョギング)も実施、朝刊熟読朝食も済ませたら眠くて眠くて・・・贅沢に時間浪費してようやくファイルをネットにアップいたしました。誰が見ているんだけれど?それでも新しい切り口の音楽をしっかり聴くことは、大切な趣味の世界であります。安易に昔馴染みばかり聴いていると、マンネリに長続きしない・・・子供の頃から音楽は好きだったなぁ。

Chesky RECORDS CR6数カ月前にBrahms ばかり聴いて、やや食傷気味。ここ数日久々に交響曲を拝聴再開しております。Brahms 交響曲第4番ホ短調〜フリッツ・ライナー/ロイヤル・フィル(1962年)・・・英DECCAのチームによるリーダーズ・ダイジェスト録音也。自分のエエ加減なオーディオ環境でもかなり良好な音質と理解できました。ビーチャム逝去直後のロイヤル・フィルはやたらと厳しかったライナーの要求に応えて、引き締まった豊かな響きで鳴っております。やや速めのテンポ、飾りの少ないストレート、切れ味とヴィヴィッドな推進力、金管の粗野な迫力はシカゴ交響楽団とは別のテイストがあって、この組み合わせも悪くないもの。第3番(1957年)だけでしたっけ?他の録音は、残りも聴いてみたかったな。

フィル・アップはBeethoven 「エグモント」序曲〜ルネ・レイボヴィッツ/ロイヤル・フィル(1962年)・・・これが思わぬ集中力あふれる演奏!全集に含まれていましたっけ?記憶曖昧。

他、Brahms 交響曲第2番ニ長調〜スタニスワフ・スクロヴァチェフスキー/ハレ管弦楽団(1987年)・・・一昨年再聴していて、今回嗚呼オーケストラが薄いなぁ、なんて不遜な印象ありつつ、聴き進むとやがて薄味、誠実な仕上げに打たれるものはある・・・そんなところでしょうか。今回は「悲劇的序曲」もちゃんと拝聴して、精力的な勢いに意外と感心したものです。(ONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10にて拝聴→コンポとは印象大違いにエエ感じにまとまって聴こえる)

RCA 82876-60395-2  9枚組(すべての経費込みオークションで)3,500円ほど→処分済。今回はデータ拝聴今朝、早朝覚醒した時に大曲聴いておりました。Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜クルト・マズア/ゲヴァントハウス管弦楽団(1978年ライプツィヒ・パウル・ゲルハルト教会)・・・8年ほど前に集中して全部聴いて、少々ガッカリした記憶有。世評高いじゃん!けっこう世評って正しいというか、世間が”求めているもの”方向性がわかりますから。”ほとんどコンマスに任せている”とは言い得て妙、但し、コンヴィチュニー、マズアのBeethoven など(当時の)ゲヴァントハウスの音を世間が賞賛するほど良いと感じない(嗜好から外れる)。(コンヴィチュニーのBruckner交響曲第7番(1958)はとても良かったけど)

早朝、音量低く聴いた印象だからアテにならんけど、当時の印象

フレージングの末尾、旋律の”留め”に甘さがあってテンションが維持できない。大きな呼吸がリズムになって、音楽が意味深く流れない。テンポ云々ではなく、”音楽が弱い”(薄い、軽量、平板な)印象有
そこから変化なし。せっかく81分全曲聴いたのに、新しい目覚めはありませんでした。残念。その後のゲヴァントハウスはいかがでしょうか。ネットからリッカルド・シャイーの2011年ライヴ音源入手済。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

あっというまに週末、二日空けて今朝ウォーキング(ムリムリ)復活、一昨日いよいよ風邪?覚悟したけれど、ぎりぎり大丈夫。今朝は肩が冷えて目覚めました。昨年まで7年程?オークションCD送付にお世話になった「クロネコメール便」業務停止とのこと、民業イジメな”信書云々”要因との公式発表だけど、経済効率問題でしょ、前居住地側取次していた酒屋のオババは”全然商売にならん”と嘆いていましたもの。厚み1cm@80(当時)でしょ?2cm@160は「クリックポスト」3cm@160登場に敗退するかも、との予測は当たりました。

今朝の朝日新聞「成長論議」多種多様なご意見切り口に勉強いたしました。「経済成長より老人福祉を」という主張は二重の意味で財政を悪化させ、次世代に負担と矛盾を増加させる・・・問題は公共投資、規制緩和、輸出強化しても結局個人消費は増えず、成長していないことが問題とのこと。つまりここ20年程歴代政権は経済政策に失敗して、さらにそれを継続しようとしている!らしい。別な道は何処?

CSOR901904Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ベルナルト・ハイティンク/シカゴ交響楽団(2008年ライヴ)・・・優秀録音との噂+評価は残念、我が家のヘロ・オーディオではその真価を発揮できない、前回拝聴時に乾いた音質の記憶ありました。余裕と細部描き込み、スケールの大きさ、上手いオーケストラ・・・生演奏ではさぞや!想像可能な立派な演奏。しかしPHILIPS時代の刷り込みかなぁ、LSOとのBeethoven Brahms 同様、乾いた音質イメージから離れらない。ハイティンクは立派な指揮者だけど、シカゴ交響楽団との相性はどんなもんだったのでしょう、世評は高いけど。ベルリン・フィルとの録音もやや?状態でした(時間切れ)


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

体調徐々に悪化。昨夜、女房殿がお世話になっている職場の方がご挨拶に小一時間ほど来訪され、その間頭痛に苦しみました。挙句、夜中2時半ころ睡眠不如意にて覚醒、二度寝してうつらうつら、今朝雨模様にてウォーキングはできないけど元より休止するつもりでした。今朝、幸い体調はひどく悪化しておりません。”イスラム国の日本人拉致、殺害予告”の件、当面の対策も交渉ルートも手詰まりとのこと、そもそも論として政府は平和ボケ外交感覚の欠如(テロ対策会議に盗聴器の調査をしていない、ケータイ持ち込み自由とか)”向こうの立場から物を見る”想像力の弱さを指摘する厳しいコラムも朝刊に掲載されておりました。

世間では”高橋三船歳の差カップル離婚”が話題なのでしょう。夫婦間のことは当人にしか事情はわからぬけれど、仲の良いシアワセなカップルで売っていたから、この先タイヘンでしょうね。否定しているみたいだけど、そりゃ若く美しい嫁はんに年老いたオヤジはアカンでしょ、もっと若いイケメンが良いに決まっている!自覚してます(ウチは同い年です)もうひとつWindows10、7以降のOSへ無料提供予定とのニュース有。噂はあったけれどほんまだったんですね。20数年に及ぶユーザーであるワタシでさえ、乗り換え検討しておりましたもの。すべてのデバイスににて動作するOSとのこと、動きは軽快でしょうか。要らぬハード増強を要求されないことを祈る。愉しみは増えました。

UCCD-5019Mahler 交響曲第1番ニ長調〜リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1995年Mahler Feestライヴ)・・・深夜途中覚醒した時に同じく1995年英DECCAセッション録音も拝聴しておきました。マルチマイクの技術により後者のほうが細部明晰に各パート浮き立って効果的なのは当たり前、ライヴはハイティンクと同じ会場ですか?自然な奥行きと空間、臨場感に於いてけっして音質は劣っていないと感じました。提示部繰り返しは当たり前、オーケストラ・コントロールに優れ、コクと厚みのある響き、明るい歌と溌剌とした推進力、バランス感覚溢れて(こちらも)オーソドックスに輝かしく躍動しております。仕上げは入念、細部ウェットな陰影ニュアンスという点でハイティンクは熟練しているけれど、完成度は甲乙付けがたい。あとは嗜好の問題でしょう。どちらも好きだけど、リッカルド・シャイーはご贔屓の一人であります(Mahler は1989年の第10番からほとんどお気に入り)。基本印象はライヴもセッションもそう変わらない。(写真はセッション録音のもの)

さて、いつも通りに出勤いたしましょう。なんとか体調崩さぬことを祈るばかり。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

イスラム国の日本人拉致、殺害予告への対応はほんまに難しい。安倍ちゃんの中東諸国への財政的援助の反動、許せない非道な行為、といった論評に異論はないけれど、実際の対応をどうするのか、大金を支払って解決すべき(できる)か、正論を通して生命を見捨てるのか、どちらも悩ましくて、クリアな解決を見通せない(向こうはカネより政治的宣伝なんじゃないか、目的は)・・・振り返って(小さい人間故)我が身こそ大事、体調よろしくなく、とうとう今朝はウォーキング休止。昨日夕方、おみやげの飴をいただいたら前歯裏詰め物が取れて(呑み込んで)しまいました。昨年、数年ぶりに取れてご近所歯科医(いつも空いている)にて処置、わずか1ヶ月でアウト再処理、それから未だ3ヶ月ほどでっせ。ヤブ医者だったんやな、職場早退して別な新しいところに駆け込みました。シロウト感覚でも仕上げが全然違う!

昨日は週次作業のピーク、キリの良い所まで終えられず、本日に持ち越し、通常業務+更に二本ほど東京本丸提出案件有・・・なんとかなるでしょ。

Netherlands 1995 Mahler Feest, Souvenir CoverMahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜ベルナルト・ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/オランダ放送合唱団/シャルロッテ・マルギオーノ(s)/ヤート・ファン・ネス(con)(1995年Mahler Feestライヴ)・・・1988年に首席を降りてオーケストラは既にリッカルド・シャイー時代へ。ハイティンクは久々の登場だったのか。一体何種あるの?ハイティンクの「復活」中、入手しにくい音源のひとつ、ディジタル時代以降、オーソドックスなスタイルのまま深化を続けた印象そのままであります。やや遠いオフ・マイクな残響は自然、刺激的ヒステリックなサウンド皆無、テンポは急がぬ中庸を保ってCD一枚に収まらない。煽ったり走ったりとは無縁、むしろ物足りぬほどムリムリな絶叫爆発は存在せず、マイルドなオーケストラの音色は静謐淡々と続いて細部ニュアンス豊か、それをどう評価するのかどうかは嗜好問題であります。

激しい起伏を伴わぬ長大な音楽を快く、受け止めました。焦点は終楽章にあって、壮麗な響きに粛々と心は充たされるといったところか。ライヴとは思えぬ整ったアンサンブル、これはあくまで録音印象だから、実体験での感激は想像するばかり、熱狂的な拍手はハイティンク人気を裏付けるものでしょう。

では、行ってきます。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

大寒。昨日は終日体調、とくに眼の調子がよろしくなく、とうとう寒さに負けて風邪をもらったかな?そんな心配したけれど、今朝はほぼ大丈夫、ちゃんと星空の早朝にウォーキング継続いたしました。昼休み、ネットにて「60歳以上 再就職」で検索して、嗚呼自分って夏のコオロギ(キリギリス?)だったのかも、つくづくそう思い至りました。口先一本でサラリーマン生活を送って、営業職ってほんま使えんよね、パソコンやら文書やらちょっと得意でも資格あるわけじゃなし。手に職なし、理系最先端の技能とは無縁、そりゃそうだよな、現職場範囲内だって異動したら馴染むのに一年くらい掛かるから、ましてやまったく初体験の職場なら役立たん年寄りってなところでっせ。そもそも不況継続、例えばマンションの管理人だって資格必要だし、そもそも需給バランスぼちぼち崩れていくんじゃないか。今更コンビニの店員というのもなぁ、借金もないからお仕事選ぶつもりもないけど(財産もない)。もちろんヘンなプライドなどすべて捨てる覚悟だけど。

現職場継続(再雇用)ってのは避けたいもの、なんか安易じゃないですか。世の中一般オトコ共の例に漏れず、地域には全然縁はない・・・体調もよろしくなくて、キモチも黄昏れてきました。

HMC902113ちょろ聴きばかりの音楽生活を反省。Bach 管弦楽組曲全曲〜フライブルク・バロック・オーケストラ(2011年)・・・第1番ハ長調 BWV1066(オーボエ大活躍/ティンパニなし)→第2番ロ短調 BWV1067(フルートの超絶技巧+自在な装飾音多彩)→第4番ニ長調 BWV1069(トランペット+ティンパニの華やかな響き、爽快なスケールは第3番同様)と聴き進めて、鮮明リアル瑞々しい音質、柔軟に躍動するリズム、技術の洗練極まった古楽器(コクのある音色)に聴き惚れました。(第3番迄辿り着かず)出会いはロリン・マゼール小学生時代のこと、そのCDもとうに処分して想い出ばかり、軽快なリズム、小編成によるスッキリした響きを愛聴するようになりました。現代楽器がアカンということじゃないっすよ、リファレンス(参照の基準)軸が遷ったということ。ご立派重厚長大なるBach に非ず、愉しい舞曲の連続ですから。

今朝、Brahms 交響曲第1番ハ短調〜アルトゥーロ・トスカニーニ/NBC交響楽団(1951年)・・・データ拝聴。先日「ローマ三部作」の音質、テンションに驚いた流れからネットより音源引っ張りだしたもの。パブリック・ドメインは思い立ったら即!入手可能だからありがたい。早朝故、音量控えめ、音質は先日のものほどに非ず、但し以前所有していた(正規)CDの記憶よりずっと良好、のびのびとして速めのテンポ、ストレート系虚飾のない表現、切れ味、相変わらずのテンションの高さ、アンサンブルの精度、集中力に好感を抱いたものです。これは想い出、郷愁のレベルに非ず、現役演奏だ。

昨夜、おそらくは4年越し?探していた某音源ネットより入手、CD十数枚分セット2枚目のみデータ不良から入手不可、それを四苦八苦して(かなり危うそうな)人民中国サーバーより発見!自分なり画竜点睛、早速(久々)自主CD作成しておきました。事後、種々ウィルス対策ソフトなど数種稼働させて、怪しげソフトも入っていないか点検済。レジストリのクリーニングも実施済。

では行ってきます。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

寒いですね。最近やたらと眠くて昼寝うつらうつら、昨夜も早々に就寝、今朝通常起床〜ちょろウォーキングへ。明日、大寒(だいかん)一年で一番寒い時期とか。年末に箱買した蜜柑残、いくつか腐ってほとんど萎びたのでドレッシングに仕上げました。夜はご近所高級中華”王将”へ。すべての材料を国産化、メニューを見なおしたようで壁面の宣伝パネル全廃、相変わらずのファミリー連れに混み合って、ニラレバ、天津飯(高い方)、鶏の唐揚げ、味は明らかに改善しておりました。原材料改善のせい?シェフが交代したのかも。

仲村清司「住まなきゃわからない沖縄」(新潮文庫)・・・2000年の著作、沖縄にルーツを持つ著者が東京で出会った”沖縄フリーク嫁”の意向で強制的に沖縄に移住、その後すっかり文化人としてのカンロクが付いた著者の初期著作なのでしょう。博多在住時、沖縄は営業エリアだったし”日帰り出張”20度ほど?夏休み女房息子とともに遊びに行ったら、しっかり背中水ぶくれに焼けて泣きました・・・(その件、言及有)沖縄の経済的な厳しさ貧しさ、そしてもちろん良い所(人間性、習慣、食文化)満載なんだけど、個人的には相次ぐ”虫”攻撃に衝撃!これって自然豊かなところに必須ですか?なんせこちら北海道出身、子供の頃にはゴキブリも生息しなくて、名前さえ知らんかったので。大阪にお仕事本拠地、我孫子にもマンション有、滋賀県湖西線はマキノにログハウス、大自然を満喫されている方も、”夏場の虫”には苦労されているそう。久々、沖縄に遊びに行きたくなりました。棲むのはムリかな。

音楽には全然集中できず。不遜なるちょろ聴き繰り返し。Bach ミサ曲ロ短調 BWV.232〜ヨス・ファン・フェルトホーフェン/オランダ・バッハ協会管弦楽団/合唱団/ドロシー・ミールズ(s)/ヨハネッテ・ゾマー(s)/マシュー・ホワイト(a)/チャールズ・ダニエルズ(t)/ピーター・ハーヴェイ(b)(2006年)・・・2011年に来日公演もあったようですね。冒頭「キリエ」のみ拝聴。各パート一人、というのはジョシュア・リフキンに始まる切り口、こちら技巧の柔軟性、キレ、声楽の自在な歌い交わしに陶然となるほどの高水準に感銘深い・・・って、ちゃんと全部聴けよ!ってか。

行ってきます。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

前週連休をぼんやり過ごしてしまって反省。今週は充実した週末を、そんな決意で金曜夜から実行したのに残念、翌日朝思わぬ右足痙攣+その後遺症(右ふくらはぎ筋肉痛)から昼間身動き取れず。自主CD整理(もう聴かないと決意したものを仕分け、捨てないけど)とか読書とかテレビとか。夕方所要で出掛けた女房殿よりメール有、最寄りの駅前にて待ち合わせ〜馴染みの居酒屋へ。ウォーキングも出来なかったので、速歩二十数分実施いたしました。(修理費用より安い、というのもちょっぴり切ない)デジカメ到着、前機種の後継?CASIO EX-ZS26RD レッド、バッテリー形状は異なって流用できず、SDカードはそのまま使いました。周辺機器は同じです。サイズが小さくて画質もお気に入り、しばらく保たせて大切に使いたいもの。

今朝、いつものウォーキング(一部疾走入)+ストレッチ再開。寒いですね。あと一ヶ月は油断できぬけれど、今シーズンは徳俵状態に踏みとどまって風邪に寝込んでおりません。昨夜、関ジャニ中卒メンバー二人、二ヶ月猛特訓の結果、無事高卒認定試験をクリアした番組に心より感動を覚えました。著名なアイドルが頑張る姿は、高校中退挫折した若者を励ますことでしょう。学ぶことの大切さ、愉しさを教えてくださる最近珍しい素晴らしく良心的な番組だ。

これは最近の正規盤/SICC-30029今朝から拝聴音楽はRespighi 交響詩「ローマの松」(1953年)/「ローマの噴水」(1951年)/「ローマの祭」(1949年)〜アルトゥーロ・トスカニーニ/NBC交響楽団・・・これは20年以上前入手した駅売海賊盤(たしか1,000円→当時相場激安!)、少なくとも21世紀に入ってから聴いた記憶もなし(歴史的録音自主CD整理の流れ)久々の拝聴です。フルトヴェングラーもトスカニーニもLP時代それなり拝聴して、とくに後者は乾いて潤いのないキツい音に閉口気味、30枚ほどあったCDはほぼ全部処分して唯一残ったもの(ネットよりデータ入手可能ですし)・・・驚きました。ほとんどモノラルを意識させぬ驚異的音質(おそらくLP板起こし海賊盤CDでさえ)アンサンブルは非情なまでのテンションの高さ、華やか精緻な集中力、破壊的なほどの迫力・・・20世紀近代管弦楽の精華をみごとに表現して、CD一枚分圧倒され、息を呑んで興奮継続する驚きの鮮度。こういった作品には整った音質環境必須と考えてきたけれど、”歴史的音源”の意味合い価値を噛み締めて認識を改めました。

作品そのものの魅力をたっぷり思い出させて、じつはここ数年この(元気よい)作品を聴くのを敬遠していたんです。

LSO0730昨日不遜なちょろコメントをした音源再聴中。Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ロンドン交響楽団(2010年ライヴ)・・・話題になっているからとそのまま世評を信じる気もないけれど、現役世代をしっかり確認するのも大切なことでしょう。じつは一昨年2013年に一連のMahler 録音をいくつか(iPod)拝聴して”響きの充実に不満”を感じて放置していたもの。今回は環境整えて再聴したけれど、似たような印象は変わらない・・・ここ最近音質が印象を左右することに気付いて、ボリュームを上げて再々聴トライヤルしました(拝聴中)。結果、印象かなり変化して、一部評価にあるように”この音質の悪さはどうしたものでしょうか”といった不備も感じさせません。(世評を伺うと録音も評価様々、もちろんオーディオ環境との相性も有)たしかにバーンスタインを筆頭に情念入れ込み系統に非ず、緻密精緻クールを目指したものでもない、世代的に”昔からあった名曲”をちゃんと演ってみました、風演奏か。オーケストラは技量に優れ、ゲルギエフは自在にアンサンブルを操ってのびのび大胆、”響きの充実に不満”な印象は雲散霧消いたしました。バービカン・ホールにはちょっとクセはあるけどね。(途中)

・・・最後迄拝聴。第3楽章「Kraftig, nicht zu schnell(力強く、速すぎずに)」辺りまでなかなかの充実した力強さ、しかし売れ筋第4楽章 「Adagietto. Sehr langsam.(非常に遅く)」に至ってどーもさらりとし過ぎ、終楽章「Rondo-Finale. Allegro giocoso(快速に、楽しげに)」は全然盛り上がらない〜音量レベルが低いのかな?かなりボリューム上げたんだけれど。残念。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

阪神大震災20年目、当時大阪在住。お隣神戸は営業エリアだったし、震災直後から被災地目の当たりにして人生観変わりましたよ。いろいろ経緯があって二ヶ月後博多へ転勤、ローン払い終え、大枚掛けて半年前全面改装したマンション売り払いました(根底には、新居へ転居その前日に被災全面倒壊、ローンのみ残ったという悲惨な記事拝見がありました・・・それでも生命さえあれば!)。あれ以来物欲減退し、安物好き亢進、ムダのないエコ生活に邁進してまりました。ケータイ業務用支給されたのもその時期だっけ、Windows95ブームの年、地下鉄サリン事件もありました。人生は一回限り、亡くなった方々、被害に遭われた方々には申し訳ないけど、得難い経験させていただきました。

ここ2年、迫りくる現職引退時期、加齢によるノーミソ柔軟性を失ってご当地(職場にも地域にも)いまいち馴染めない(なんとなく鬱々している)ことにに精神的後退を続けておりました。今朝【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新、震災の日を迎え、日々を大切に、いっそうの身辺整理を思いました。

昨日は午前中(自分の担当外の)トラブル数件処理(やや遠い)取引先商談を終え、そのまま散髪行き、職場へは戻らず帰宅、大型温泉風浴場施設〜スガキヤ新ラーメン(Sプレミアム)女房殿とテイスティング、ま@390(税込)ですから。それこそ20年前、当時居住していた寝屋川市のショッピングセンターにもスガキヤはあって、懐かしいけどジモティほどの入れ込み刷り込みはありません。焼き豚はたしかにおいしいけど、こんなもんでしょ?的話題でした。デジカメ故障中なので撮影もしておりません。ま、当初狙い通り(ささやかな)スケジュールをこなすことに快感はありますよ。

EMI 5012282取引先移動中音楽はMahler 交響曲第9番ニ長調〜サイモン・ラトル/ベルリン・フィル(2007年ライヴ)・・・1993年ウィーン・フィル・デビューよりこちらの成熟、オーケストラとの信頼感は明らか、世評も高いですね。なるべく現役世代の録音を聴くよう心掛けているつもりだけど、この演奏は(世評ほど)手放しの感銘は受け止られない、バルビローリやバーンスタイン同様「第九」に対する自分なり嗜好の基軸が定まらんのです。厚みのある美しいオーケストラ、入念な細部描き込み、我が貧弱なるオーディオ環境でも音質良好、情報量豊富なことは理解可能。第3楽章「Rondo, burleske, allegro assai, sehr trotzig(きわめて反抗的に)」最終盤圧巻のアッチェレランドにはいかにも気力体力充実した壮年の趣もありましょう。今朝、ボリュームをかなり上げて最終楽章「Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend(非常にゆっくりと、抑えて)」再拝聴、迫力たっぷり完成度の高い、立派な演奏に間違いないことを再確認出来。

それでも無条件に入り込めない。体調のせい?昨夜、スガキヤラーメンの汁を全部いただいた(滅多にない)のがよろしくなかったのか、早朝右足に痙攣を起こして目覚めました。症状そうとうキツくて、今朝はウォーキングを断念したほど。

Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ロンドン交響楽団(2010年ライヴ)+マルク・アルブレヒト/自由ハンザ都市ブレーメン州立フィル(1998年ライヴ)・・・今週断続的に拝聴していたもの。前者には響きの充実に不満が募り、後者はオーケストラの洗練に於いて不満が残る・・・ちょろ聴きして云々すべきことじゃないけど。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

あっという間に週末へ、昨日夕方取引先からの帰り車中、体調の怪しさを感じたけれど、幸い今朝には快復してウォーキング決行出来。前日の睡眠不如意のせいかな?昨夜はちゃんと眠れました。本日よりご当地スガキヤ新ラーメン(Sプレミアム)発売だそう(テレビ宣伝有)、これはぜひテイスティングしてみなくては!昨年末からもともと”ラーメン・フリークであった”血が騒いでおります。すっかり忘れておりました。

仏蘭西新聞社襲撃事件は言語道断、表現の自由は暴力によって陵辱されるべきでないのは前提中の前提。しかしネットにて拝見したイスラム風刺画は”そりゃ怒るでしょ”的ヒドいものも含まれておりました。自制とかバランス感覚は必要、ローマ法王も「他の人の信仰を侮辱してはならない」との言葉に納得いたしました。今朝の朝日新聞には”彼(か)の行為がイスラムを代表しない”とのムスリムの言葉もありました。大多数であろう穏健なイスラム教徒に誹謗中傷が及ばぬことを祈ります。アホなテレビ番組が非常識な行為をしていたらしい。日本ってほんま、その辺り無頓着というか、なんというか・・・

超高級LP独アルヒーフ 198 006/7種々いろいろ組み合わせて大曲「神々の黄昏」拝聴。ちゃんと歌が入った全曲聴いたから管弦楽作品寄せ集めも聴けるようになる・・・その前に全然別な趣向の音楽を聴きましょう。Bach フーガの技法〜ヘルムート・ヴァルヒャ(or)(1956年)・・・これはLP板起こし音源をネットより拝借した自主CD、この作品は種々多様な楽器や編成によって個性的なテイストが各々堪能可能です。聴き手のノーミソに夾雑物が一切入らない、といった意味でオルガンが一番好き、巨大な伽藍に響き渡るサウンドに作品の素の姿、静謐無碍無限の色彩を感じさせます。ラスト「未完のフーガ」を完結させていることにも一聴の価値有。(写真は懐かしい超高級LP独アルヒーフ 198 006/7)フィル・アップはBach 音楽の捧げもの〜クルト・レーデル/ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団(1964年?)・・・三声、六声のリチェルカーレも素敵だけど、トリオ・ソナタ部分はもっとも愛する音楽、無条件に(胸がきゅっとするほど)陶酔いたします。これもLP板起こしネット音源、もしかしたら1954年旧録音?かなり良好な音質、穏健バランスの取れた演奏であります。

他、Mahler 交響曲第5番二種ほど、この間拝聴、いずれ不満の残るものでした。(時間切れ)


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

ここまでなんとか風邪をひかずにやってきたけど、ずっとちょっぴり怪しい体調、昨夜は肩が凝っておりました。学校ではインフルエンザが流行って寒い季節は続きます。昨夜、咳き込んで目覚めたらナント午前1時半、加湿器の水が切れておりました。小一時間ほど音楽低く聴いてから二度寝うとうと、朝は小雨を縫ってウォーキング実施済。最近、時に一日数度中腰空気椅子にて膝周りの筋肉鍛錬を意識しております。デジカメ再購入はオークション入札に敗れ、結局amazonにてそれなりのもの(新品)を注文、明日辺り到着することでしょう。要らぬ出費になってしまった。

今週もあと二日、本日明日と定例の取引先商談、もう先は見えました。週末は通院+床屋さんだな。

DECCA 4780279/33枚組 5,990円Wagner 楽劇「神々の黄昏」はCD2枚目(第1幕後半)へ〜カール・ベーム/バイロイト音楽祭管弦楽団/合唱団/ビルギット・ニルソン(s)/ヴォルフガング・ヴィントガッセン(t)他(1965年ライヴ)・・・おおこの二人はショルティ盤と同じやないか。巨大33枚ボックス(5,990円)は2009年入手、もう6年経って全部聴いた!そんな手応えありません。(とくにレヴァインの「パルジファル」)入念なセッション収録であるショルティ盤と異なり、こちら(編集あったにせよ)ライヴ、バイロイトという会場は録音セッティングも難しかったことでしょう。ショルティを速め?と書いたけれど、こちら正真正銘テンポ速め、やれカンロクが足りないとか音質不備云々されるけれど、感動の質として一歩も引けを取りません。

金管のせり出しとか、細部デフォルメした浮き立ち(マルチマイク収録の効果)は期待できぬけれど、代わりにたっぷり臨場感有。アンサンブルの乱れや管楽器のミスさえリアル、歌い手の熱気、指揮者の推進力はこちらが上かもしれません。種々ライトモティーフは子供の頃から管弦楽を聴いていたので馴染み、筋書きは十数年前に集中的にお勉強しておきました。気力体力やる気さえあれば、長大なオペラも愉しめる・・・はず。けっこうアツく拝聴いたしました。

CD3枚目はギュンター・ノイホルト/カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団/エドワード・クック(t)/カルラ・ポール(s)(1994/95年ライヴ)・・・これはこの作品開眼の廉価音源に敬意を評して、ラストはフルトヴェングラー/イタリア放送ローマ交響楽団/合唱団/ルートヴィヒ・ズートハウス(t)/マルタ・メードル(s)(1953年ライヴ)・・・こちらは初耳、ネットから拾った.mp3音源でさえ予想外の音質に驚きました。ここで時間切れ。

朝から充実した一日だったような?定例お仕事サイクル組んで順繰りクリア、種々飛び込み案件の結末を付けて〜んなこと、コトが終わればキレイさっぱり忘れて、後でデータ確認して誰がやったの?(ワシや)状態です。閑話休題(それはさておき)今朝時間切れの件

BRILLIANT 99629/1-4  14枚組  $27.86Wagner 楽劇「神々の黄昏」〜ギュンター・ノイホルト/カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団/エドワード・クック(t)/カルラ・ポール(s)(1994/95年ライヴ)・・・帰宅してCD4枚目最終盤拝聴しております。じつはCD3枚目はONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10で聴いていて、いまいち様子がわからんかった。大掛かりな作品には向いていないのかな?幾度か似たような言及しているけど、独逸ローカルのオペラハウス的雰囲気満載、リアルな臨場感、悪くない音質だと思いますよ。カルラ・ポールはニルソンに比べちゃかわいそう、やや線が細く最終盤に疲れが見えても充分、頑張っていると聴きました。しかし、オーケストラの”弱さ”(音圧不足)テンションがラスト迄維持できぬのは残念。様子がわからんかったのは、あながちONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10の責任に非ず。

Wagner 楽劇「神々の黄昏」〜フルトヴェングラー/イタリア放送ローマ交響楽団/合唱団/ルートヴィヒ・ズートハウス(t)/マルタ・メードル(s)(1953年ライヴ)最終盤・・・こちらスカラ座1950年ライヴ(LPCDとも)挫折の後遺症有、噂ばかりで実際に聴いたのは初めて。出演者の許諾契約に手間取っているうちに原盤廃棄?現在残っている音源はそのコピーとか、それでも最新のマスタリングはかなりの鮮明な音質とのこと。ワタシが拝聴したのは.mp3音源、奥行き不足平板、低音不足とか文句を言えばキリがないけど、想像以上に明るい音色、分離の良さに驚かされました。これはフルトヴェングラーの魔術のような変幻自在の節回し、勢いがあって、オーケストラは(Wagnerにしては)明るすぎるけど、指揮者の意向を実現してみごとなもの、歌い手の熱気も文句なしでしょう。驚きました。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

月曜祝日というのは翌日が少々ツラい、もとより週次作業のピークは火曜、それに前週の残務整理+昼一時間ほどのミーティングが加わり+取引先からのデータ未着(送り洩れ)が発覚したのが昼前頃・・・それでもなんとか、それなりのケジメを付けて一日を終えました。本日でもともとのスケジュールに戻せるでしょう。対外調整は取引先のみ、内部会議もほとんどない内勤実務だから自分さえ頑張ればなんとかなる!けど、オモロないお仕事でっせ。贅沢言っちゃバチ当たるけど。

取り扱い誤って電源入れても起動しないデジカメ(CASIO EX-Z86/2013年7月入手/短い命であった)メールしたら修理代7,500円(税別だと思う)+送料+場合によっては部品実費必要とのこと、実質壱万円くらいか。たしか入手時そんなにしなかったような?オークションを覗いたらもう一個型落ち中古がやすかったので入札中です。もったいないなぁ。ONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z102007年発売/販売終了)はその後順調、朝刊熟読しつつ音楽拝聴の愉しみ復活いたしました。低音が少々弱い以外は解像度、豊かな広がりに不満はありません。付属品なし(ACケーブル説明書のみ)格安だったので、FMアンテナ線を確保してチューナー稼働させれば活用完了です。但し、リモコン設定はフクザツ過ぎ人間工学的には不合格でしょう。

これはネットで拾ったジャケット昨夜拝聴したのはWagner 楽劇「神々の黄昏」〜ジョージ・ショルティ/ウィーン・フィル/国立歌劇場合唱団/ビルギット・ニルソン(s)/ヴォルフガング・ヴィットガッセン(t)他(1965年)・・・CD一枚分のみ、もちろん特殊高品質なものに非ずフツウのもの。「ラインの黄金」(1958年)はパブリック・ドメインだから幾度か聴いて(主にその音質臨場感に)仰け反った記憶も鮮明、他、「ヴァルキューレ」(一部1957年/フラグスタート(s)のブリュンヒルデ)とか聴いていたけれど、ちゃんとそれなりまとまって通して聴いたことはあったのか記憶なし、FMでぼんやり聴いていた可能性はあります。これが鮮明な音質、輝かしい管弦楽、ニルソン圧巻のカンロク、ショルティ53歳シカゴ赴任前壮年の気力体力に充ちた推進力にも文句なし。テンポ速目前のめりかな?ド・シロウトにはキラキラ華やかなサウンドの洪水はわかりやすく、ウィーン・フィルの音色の美しさは筆舌に尽くしがたいもの。これだったら全曲通して聴いても苦痛じゃない。

馴染みの「ジークフリートのラインへの旅立ち」はやはり歌がないと!希望に溢れ大好きな旋律だから管弦楽のみでもけっこう聴くけれど、物足りないと感じるようになりました。

先のR.Straussじゃないが、安いからフルトヴェングラー/スカラ座のLP(1950年ライヴ/しかも盤質最悪怪しい粗悪輸入盤)を最初に入手した若い頃、そりゃ彼(か)の音質じゃ歯が立ちませんって。なにごとも背伸びええカッコしいはあきまへんな、っていうか、それしか買えなかったんだけど。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

さて新しい(憂鬱な)一週間の始まりは火曜から。ちゃんとサボらずいつものウォーキング実施済。なんやぱっとせん連休やったなぁ、三谷幸喜「オリエント急行殺人事件」二夜分、凝りに凝った筋立て、昭和初期の舞台設定、豪華配役を得、細部描き込みセリフの入念な配慮もお見事・・・但し、こちら遅くまで起きているには体調不充分、集中力不足、ビデオ撮るべきであったな、再放送を待ちましょう。呉田その子役が八木亜希子さんだったとは・・・もの凄くジミな役柄に仕上げて、一瞬彼女かどうかわからないほど。ツアー旅行の途中乗換駅ではぐれてしまって、あわてて追いかけなくっちゃ、流れでそんな夢を見ました。

ネットで「空き家」問題関連記事を検索していたら、理論予測通り不動産物件の下落、賃貸物件の空き家率、恐るべき家賃相場の下落の報告がありました。そりゃそうだよね、人口が減っているし、投資目的の素人マンション購入なんて営業努力(改装や値下げ)しませんもの。自分は若い頃中古マンション入手、10年居住後大枚掛けて改装した途端博多に異動となって処分、それ以来家を買えません。引退と同時にどこかにマンションでも、と考えていたけれど、いろいろと事情もあって自分の意志だけでは決められません。挙句、こんな昨今の情勢でしょ?所有することに意味あるのか・・・そんな疑問も湧く今日この頃であります。

PHCP5357Berlioz 幻想交響曲〜ジョン・エリオット・ガーディナー/レヴォリューショナル・エ・ロマンティーク管弦楽団(1991年)・・・1830年初演、第九初演が1824年だから、この作品の革新性はド・シロウトにも理解できる・・・10年程苦手意識亢進して、昨年2014年後半くらいからリハビリ進んだことは以前言及しました。「幻想」には繰り返し実施、第2楽章「舞踏会」にコルネット必須(ここでもかつてない効果発揮)と考えていて、これは条件充足。オフィクレドとかセルパン、珍しい楽器が使用されているのも話題でした。閑話休題(それはさておき)CD入手当時は響きがジミやなぁ(使用楽器問題、人数も少なめ)そんな印象でした。表現も興奮して煽る、みたいなものとは無縁ですし。

ノーミソ刷り込まれている華やかなオーケストラ爆発!といった先入観を拭って、当時の楽器の古雅な響き、リズムはしっかりして、飾りのないストレート表現をしっかり堪能できました。終楽章の豊かな鐘の音もかつてない存在感、終楽章セルパンの不気味な音色も堪能可能。テンポはあまり早くはなくて、これが作曲者指示なんだそう。(CDは現役ではないようですね。ワタシのは無味乾燥な名曲全集デザイン)


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

本日祝日。昨日、昼間どこか出掛けるつもりで、朝ウォーキングをサボったら結局どこにも出掛けず、無為無策な一日を浪費しました。(サイト更新はしたけれど)今朝、早朝覚醒していつものちょろウォーキング+一部激走含む、反省して再開、実施。音楽はいろいろちょろ聴きして比較対象なら悪くないけど、どれもちょっぴり”摘み聴き”というのは意味ないなぁ、ちゃんと腰を据えて聴くべきでしょう。

数日前言及していたStravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1974年)・・・恥ずかしい駅売海賊盤(20年もの?当時1,000円ほどにて入手)棚中より発掘再聴確認〜なるほど。

少々のアンサンブルの乱れものともせず、野蛮な迫力横溢して大爆発!オーケストラの技量迫力切れ味に不満などあろうはずもなし、ショルティの録音を拝聴すれば過半は嗜好から外れて”この豪腕乱暴者!”的印象に至るけど、これは作品のバーバリズムをみごとに表現した演奏(これが今回の印象
オーケストラが上手い。ほとんどイン・テンポでどんな難所も軽々とクリアして、難儀の痕跡を残さない。颯爽と風を切って線路は続くよ、どこまでも。各パートのバランス、技量、最高。縦線も驚異的に合っている・・・
息もつかせぬ緊張感に絶賛を惜しまぬが、何かが足りない。あまりに各パートがスムースに、バランスよく仕上がって、夾雑物とか、怪しい乱れとか、とんでもない不協和音、変拍子によるアンサンブルの乱れ、雑音が存在しません。それでエエのか?「春の祭典」って、もっと原始のバーバリズムとか、根源的な危うい熱気みたいな作品じゃないでしょうか(5年前”駅売海賊盤”拝聴時コメント)
・・・評価真逆じゃん、エエ加減なやっちゃなぁ、ワシ。ところが”駅売海賊盤”再確認すると、上記コメントはあながち的を外した印象に非ず。当時は”鮮明なる音質”(オーディオ環境も違ったし、それなり良好な音質であることも事実)、しかし今回拝聴正規音源の細部解像度、一皮もふた皮もむけたようなクリアな鮮度で聴くと印象ガラリと変わるんです。かつて「オーディオの神様」とされた五味康祐は「音質で印象が変わる演奏はそれなりの価値でしかない」と喝破されたけれど、だからこそ佳き音質を追求すべき、そう書いてあったと記憶します。

夾雑物とか、怪しい乱れとか、とんでもない不協和音、変拍子によるアンサンブルの乱れ、雑音〜それがそのままストレートに伝わって、ショルティもトランペットのミスをそのまま修正せず、勢いを重視したセッションを採用したのでしょう。先日印象に加筆すれば、各パート、とくに金管の鋭い音色、表現に多彩な魅力を感じました。聴き手の指向は変化して、子供の頃よりリファレンスとしてきたピエール・ブーレーズ(棚中には新旧3種CD有)は現在の耳にどう響くのでしょうか。少々怖い感じ。

DIVOX盤Vivaldi 協奏曲集作品8/1-4「和声とインヴェンションへの試み」〜「四季」〜ジュリアーノ・カルミニョーラ(v)/ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ(1994年)・・・かつてDIVOX録音から出ていた幻の音源もBRILLIANTから格安再発売されておりました。カルミニョーラは古楽器界の売れっ子、メジャーレーベルに再録音が続いております(ほとんど未聴)。自分の刷り込みはイ・ムジチ/フェリッックス・アーヨ(v)(1959年/駅売海賊盤は処分して、別の駅売海賊盤入手!)10年程前時点既に”ほんまアーヨは遠い・・・正直「四季」は少々厭きました”との不遜なるコメント有。但しリファレンス(参照の基準)に非ず、しばらく聴いていないけど、あまりに優雅豊満な表現をほとんど別な作品として受け止めるようになりました。ヘルベルト・カラヤン/シュヴァルベの優雅な演奏も同様。駅売海賊盤ばかりだ)

アーノンクールを嚆矢に、ファビオ・ビオンディ、エンリーコ・オノフリ(イル・ジャルディーノ・アルモニコ)辺りを聴き馴染んだら、カルミニョーラはむしろ穏健に聴こえるものです。極端なテンポの変化はない、耳慣れぬ装飾音もほとんど控えめ、粗野な音色流麗な技術、強弱対比は明確、躍動するヴィヴィッドなリズムと熱気。馴染みの平易な旋律はやや速めのテンポにてスッキリ明快に語られました。リアルな音質も特筆すべきでしょう。各パートの役割詳細、通奏低音の活躍はみごとに聴き分けられました。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

Acer Aspire5750休みはありがたいですね。ノーミソ空にしてパソコン関係のことでも。おそらく誰も興味のない我が家のパソコン/ネットワーク問題その後〜Acer Aspire5750(8.1/6gb)は唯一無線LANとの相性悪く、来月2015年2月にはネット環境ガラリと変更させるつもりだ(固定電話回線廃止)し、もうエエかな(当面だましだまし使えれば)と諦めておりました。ある日、ウィルス対策ソフト「AVG」(free)の定義ソフト更新がうまくいっていない〜更新を掛けるとネット接続が止まります。幾度繰り返して、こいつが原因なんじゃないか?試しに削除してみました。すると替わりにWindowsDefenderが立ち上がって、それなりの効果を果たします。

それ以来、ネット接続の不調は消えました。てっきりネットワーク・ドライバ問題かと思っていたら、ウィルス対策ソフトの相性だったのかも。それはそれで快調な稼働しているけど、唯一、シャットダウンがおかしくて勝手に再起動する症状出ております。(ネットにて対策検索→電源オプションで高速起動をクリアせよ、とのこと。さて結果どーなりますか→無事クリアいたしました・・・と思ったけど、結局元の症状に)

ここ二年ほど愛用しているデジカメCASIO EX-Z86、これは取り扱い易さ画質ともほんまのお気に入りでした。昨夜ちょっと取り扱いを誤りまして、ケース収納のまま電源を入れたら〜(レンズせり出しできず)おかしくなりました。バッテリーを取り外しても修復できません。本格的に故障やなぁ、修理依頼のメールを出しておきました。残念。

eMachines E732Z(7)+ディスプレイ、エルゴノミクスキーボード+マウスもう一台のノートeMachines E732Z(7/メモリ4gb/中古参萬圓也)は入手ちょうど一年、なんとかここまで無事稼働しております。昨年2014年7月には妙に動きが遅かったこともあったけれど、辛くもクリア、きっとハードディスクが草臥れているんじゃないか。現在もビミョーに動きは鈍い感じないでもない。あと3年、なんとか保って下さらぬか。

Inspiron N5110女房殿のDELL赤(Inspiron N5110/4gb)にZolinLinuxを入れてから快調だけど、問題はOfficeソフト、はっきり言って自宅にてちょっと使う程度だったら”無料互換ソフト”で充分だと思うんです。(対外業務の連関性もないしフクザツなマクロも使わない)最初デフォルトで入っていたワープロ・ソフト、表計算ソフトをそのまま使っていたけど、使いにくいというのでWSPのfree版(KingSoft英語版)を入れておきました。ところが英語がワカラン!と云うのでLibreOfficeへ。女房殿は経理のスペシャリスト、業務経験も長いから、それなりに表計算ソフト使えるはず。ところが・・・例えば三桁区切りの書式設定とか、印刷範囲設定とか、印刷用紙範囲内設定とか慣れているMS-Office(但し15年前のバージョン)と概念と異なってけっこう苦労、挙句.docや.xlsに形式設定せずに人に送付したりしたから”読めん!”との返信有。

実際はMS-Officeの最新版では(ツールバーに非ず)リボンへ、昔とは使い勝手ガラリ概念が変わって、上記似たような事象になると思いますよ。無料ソフトは使い勝手は都度ネットで検索するとか、保存はMS-Office形式にして世間との互換性を保つとか、それなりの配慮が必要でしょう。金を掛ける替わりに、それなり知恵と汗を流すことは必要でっせ。自分は、自宅WindowsにはFreeOfficeを入れております。

AspireOne A150+キーボード+モニターはSharp T15-G3昨年2014年4月(再)入手した(7年もの)AspireOne A150(LinuxBean)はゴキゲンな稼動状態です。但し、マウス腱鞘炎5−6年目に至って小さなマシンは少々ツラいのも事実、ドスタブ(なんちゃってNexus7化)はちょっとした作業をするには不便でして、こちらフル・キーボード付きネット・ブックは気軽に閲覧用〜例えば音楽など聴きつつ、関連情報を検索するとか、そんな風に使っております。小さいので正月に札幌帰省時には持ち帰りました。(写真はありもののキーボード・ディスプレイをつないだもの/現在のデスクトップ写真は安めぐみちゃん)贅沢なOA環境でっせ。安モンばかりやけど。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

今朝、2015年初【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新。もっと気軽に安直に音源選定して(所詮)ド・シロウトらしいコメントすれば良いのに、幾度聴き直して呻吟執筆しております。”幾度聴き直し”た挙句、執筆断念破棄ということも数度ならず、更新頻度も下がって、もう定例更新は止めても良いけれど、自分なり音楽への真摯に向き合うためのノーミソ鍛錬と考えております。

昨日は地元・景行天皇社(移転して新しい神殿)にお参り、しめ飾りを納めてまいりました。無神論者だけど、初詣の類は欠かしたことはありません。なんとなく日本人としての誇り、ケジメのつもり、椎名誠さんのエッセイだったかな?アフリカから来日されているらしい若い女性が、ご近所の社にお参りしていた〜人類普遍の敬虔な気持ちなのでしょう。参拝帰り、駐車場にて若い女性の甲高い叱責が・・・子供を叱っているのかと思ったら、年老いた両親になにか云っているのですね。あれじゃ、せっかくの参拝も台なし、誰もシアワセな気持ちになれないでしょう。よろしからぬものに出会ってしまいました。

2014年後半辺りから、テレビドラマ(番組)の質の低下は目を覆うばかり(例外はNHK/昨夜の「すべらない話」も冒頭数人のを聴いてストップ)、昼からも音楽拝聴しつつ静かに読書など。夕方、コミュニティ・バスの時間を見計らって大型温泉風浴場施設へ〜混んでまっせぇ、ありゃ大儲けやな。マウス腱鞘炎に苦しむ両肘、不調な左膝辺り、集中的に電気風呂(高周波ですね)にて癒してきました。帰り、ウォーキングがてら経営不調で苦しんだ挙句トップ交代発表したばかりの地元スーパーにて「あんかけスパ」(ゆで麺+粉末あんかけ)入手。帰宅してさっそく作ってみたけれど、初めて食したもの、参照の基準(リファレンス)がないのでなんとも云えず、さほど美味くはないと感じるのは、所詮インスタント品+作り手が慣れていないせいでしょうか。

RCA BVCC-1033R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団/アントニオ・ヤニグロ(vc)(1959年)・・・今朝の更新に関連して拝聴していたもの、LP→CDはとっくに処分、5-6年前ネットより音源発見して自主CD化していたもの(LP板起こし/フィル・アップは「ばらの騎士」ワルツ/「ティル」〜オイゲン・ヨッフム/コンセルトヘボウ1960年)。現在はもっと良質な音源入手しているけど、これもけっこう芯のしっかりとした現役音質でしょう。小澤征爾による誠実緻密な迫力+鮮明な音質に比して、こちらヴィヴィッドな情熱と馬力に溢れて、これもまた魅力的。ネットの意見には、ヤニグロのカーニヴァル性に言及があってなるほど、それも含めてフリッツ・ライナーの芸術なのだなと納得いたしました。

DG 4776409先日の続きBeethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜ミハイル・プレトニョフ/ロシア・ナショナル管弦楽団/アンゲラ・デノーケ(s)/マリアンナ・タラソワ(ms)/エンドリク・ヴォトリヒ(t)/マティアス・ゲルネ(br)/モスクワ国立室内合唱団(2006年)・・・ユーザーレビューによると「田園」に次いで保留コメントが多かったもの。生来の天邪鬼性格故、これも自分の耳で聴いてみましょう。第1楽章は中庸〜やや速めのテンポ採用、緊張と集中力横溢、時に(例の)タメも顔を覗かせて、それに妙な違和感を感じさせぬ表現意欲+推進力有。小編成による縦線の揃い方、テンション高いオーケストラの技量はみごとであります。第2楽章「スケルツォ」はノリノリ熱狂ぶり、急いて前のめりな速めのテンポ、叩きつけるようなリズムも文句なし、提示部繰り返しもワタシの期待通り。オーケストラの素直な音色(所謂ロシア風に非ず)もよろしい感じ。問題は第3楽章「Adagio」長大なる変奏曲であります。

3楽章の表現の乏しさは残念。また合唱が臨場感がない
・・・手厳しい声出てますね。これは昨年末ジョス・ファン・インマゼールを聴いた耳(ほとんど別作品に思える淡々とした超・快速。わずか12:32)にはなんということもない。むしろこちら響きに厚みがあって流麗に感じるくらい、早めのテンポを駆使して(11:43)駆け抜けるだけ。淡々とリズミカルな「Adagio」変奏曲は新鮮そのものでしょう。終楽章は大見得切った冒頭から切れ味あるサウンドに迫力躍動充分、例の「喜びの歌」変奏曲も洗練されて美しい。テンポは速め。声楽ソロは上手いですね。モスクワ国立室内合唱団は人数が少なく、やや力みはある(臨場感がない?強面赤軍合唱団風か)けれど、これはこれで正確なアンサンブル+ノリと熱気を感じさせてさほどに不満はありません。

全集全曲聴いていないけど、やれ解釈が恣意的、各曲ばらばら一貫性がない、との世評声有。でもね、”やる気、表現意欲”+みごとなアンサンブルの技量に鮮度たっぷり感じました。音質も悪くない。プレトニョフってなんとなく(指揮者としては)胡散臭いものを感じてきたけど、他の録音も聴きたくなりました。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

週末休み、しかも連休。もとより正月気分はほとんどなかったけれど、ま、一年中正月みたいなお仕事生活、なんか意欲とか盛り上がらぬ毎日であります。一昨日から違和感あったお仕事、数週間前(昨年)処理したデータ大量「一斉置き換え」時〜システムのバグがあるんだそう(東京本丸”基幹システム担当”に質問して回答有)で、某重要項目が全部デフォルトに置き換わっている!朝から2時間ほど掛けて手作業にて修正いたしました。恐ろしいねぇ!もしかして、ほんの一部の人しか知らないんじゃないの?偶然発見したから助かったけれど、そのまま商品受注本番を迎えたらエラいことになってました。ほか、けっこう種々多様にお仕事こなしているはずが・・・どーも達成感というか、ドラマがない日々。

夕方、女房殿が”髪を切りに行く”とのメール有。職場より最寄りの駅辺りまでバスにて合流、久々富山料理(年末忘年会で満杯、テーブル上の蟹を恨めしく眺めたところ)鮮度のよろしい刺し身、しっかり煮込んだぶり大根、寿司などを堪能いたしました。早々に帰宅して鬼平犯科帳の新作「密告」〜人を得るというかツボというか、中村吉右衛門はもちろん、今回の主役に高島礼子、いつもの”うさぎ忠吾”は尾美としのり、梶芽衣子(おまさ)はお馴染み。基本の筋立てがしっかりして、なかなかの仕上がりです。居酒屋の亭主にはなんとなく見覚えが・・・六代目柳家小さんでした。セリフ回しは一流のワザでっせ。

今朝、いつも通り早朝ちょろウォーキング(一部疾走含)実施済。最近、中腰空気椅子風膝辺り筋肉鍛錬も取り入れております。

B18D−39147Roussel 交響曲第3番ト短調(1929年)/第4番イ長調(1934年)〜シャルル・ミュンシュ/コンセール・ラムルー(1965年)・・・ほんわか美しい幻想的な旋律、といった近代仏蘭西音楽とは趣は異なって、硬派破壊的なサウンド・リズムはSONYに吸収と双璧〜ド・シロウトはそんなイメージを勝手に思い描いているけれど、時代は既に「春の祭典」(1913年初演)を経験しております。このCDともずいぶん長いお付き合いとなって、第3番第1楽章「Allegro vivo」から激しく急き立てるようなリズム強烈、第3楽章「Vivace」の明るい付点のリズム(変拍子含む)はユーモア一杯!(わずか3分)ミュンシュの情熱的な指揮ぶりは期待通り、しかし音質は少々草臥れたかなぁ、オーケストラの技量的にも少々落ちるというか、この人はオーケストラのトレーナー的役割を果たすような人じゃありませんから。第4番は第1楽章「Lento - Allegro con brio」から妖しさ満載!な風情〜激しいリズムを刻んでヴィヴィッドな開始、第2楽章「Lento molto」は静謐に切なく、第3楽章「Allegro scherzando」は躍動するリズム感(第3番同様)わずか3分弱、終楽章「Allegro molto」は淡々とユーモラスな締め括りであります。

この人は激しいリズム生命(いのち)やな。Rousselってどんなのを聴いてきたっけ?記憶弱まったノーミソ補完すべくサイト内検索を掛けると、交響曲第1/2番はロジェストヴェンスキー(1989年)出現、同じ第3/4番はアンドレ・クリュタンスのがありました(1965年/こちらのほうが音質演奏とも良好かも)。現役ステファン・ドネーヴ(2006年/さすが音質良好。演奏も肩の力が抜けてさっぱりとエエ感じ)を新しい音源として揃えていましたっけ。この辺りはここ7-8年の処分対象から外れて全部棚中に有〜ところが、ジャン・マルティノンの管弦楽作品集が行方不明、いったいどこにいったのか。(探索約1時間後ようやく発見)「くもの饗宴」はRousselとの出会いですから。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

睡眠不如意でもとくに体調に問題なし、朝一番より種々残務処理、エラー修正など精力的にこなして夕方、上司とともに一年に一度しか訪問しない取引先へご挨拶。昨夜はよう眠れました。今朝も例の如しの寒い早朝に(ちょろ)ウォーキング+一部疾走実施済。今週もあっという間に週末、一年52週分の一週間過ぎ去りました。仏蘭西の新聞社襲撃は衝撃的な事件(継続中)、マララさんのノーベル平和賞受賞がパキスタンの学校襲撃を誘発した、といった説もあって、今回の事件を契機に社会が排外主義に逆揺れするのも悩ましい予測でしょう。穏健派イスラムの発言、影響などもっと期待できぬものか。

昨年辺りから苦手Beeやん克服しつつあって拝聴機会増えております。世評逆張りっぽく参考にしていて、話題のサイモン・ラトルとかティーレマン、バレンボイムの交響曲全集は(ちょろ聴きレベルでは)ほとんど”新しいなにか”発見できず。賛否渦巻く世評にこそ、新機軸有!と予測しました。Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」/交響曲第8番ヘ長調〜ミハイル・プレトニョフ/ロシア・ナショナル管弦楽団(2006年)・・・旧態巨匠時代の衣を纏った演奏か、ベーレンライター版使用古楽器系の快速キビキビしたリズム表現なのか、の埒外、例え話として宇野功芳さん?現代のゴロヴァーノフといったコメントも発見すれば、興味津々でっせ。特に「田園」の評判がよろしくないようなのでそれから拝聴〜馴染みの冒頭第1主題はゆったり+大きな”間”(第1楽章最終版の再現も同じテンポ)そこから、滞在時間は短いのだよとばかり超・快速で駆け抜けます。「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」トンデモない!嬉しくてあちこち駆けまわっているみたい。第2楽章以降は第1楽章ほどの非常識さはないにせよ、あちこちほとんど感興の赴くまま、勝手に走ったり止めたり休んだり・・・しかし、分厚い響き、爆発、迫力、テンションの高さ、意欲、情熱、どれだけ自在にテンポが揺れてもアンサンブルの縦線の合い方は尋常ではない優秀なオーケストラ。思わせぶり大柄ありきたり立派な演奏より、ずっと”やる気”を感じさせて鮮度抜群であります。音質もよろしいし、往年のやりたい放題演奏と異なって、洗練と気品も感じさせます。

交響曲第8番ヘ長調には恣意的なテンポの変化ワザは少なくて、重量級のサウンドが響き渡りました。すごい迫力、推進力。上手いオーケストラやなぁ。

これはLPジャケットSaint-Sae"ns 交響曲第3番 ハ短調〜エド・デ・ワールト/ロッテルダム・フィル/ダニエル・コルゼンパ(or)(1976年)・・・昨年、感激の再会を果たしたのに(当時の体調せいか)イマイチな印象であったもの。作品そのものに少々食傷気味だったかな?当時35歳、期待の俊英による旧録音であります。PHILIPSの自然な、中低音充実した録音は快く、オルガンも明瞭に響きました。恣意性を感じせぬオーソドックス、のびのびとした表現はオーケストラとの相性もよろしい。このオーケストラは少々個性に乏しい?そんな記憶もあったけれど、素直な洗練された響きに好感を持ちました。新古典的な作品旋律(+オルガン)そのものに久々、感銘を深く受け取ったものです。

では、行ってきます。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

通常業務+トラブル処理+先行きの準備など、お仕事はどーのというほど多彩に非ず、それなりの物量を快速にこなしていくのみ。基本月4回の外出商談以外、マネジメント、要らぬ会議対応も出張もないから内勤実務に集中できます。人様のお仕事スタイルを云々すべきでもないけど、定時にお仕事終わらせるといった意欲に欠けている人が多い、残業=たくさんお仕事をしている、といった価値観から抜け出せない。毎日、どこをどう合理化するか?考えて、どうしても収まりきらぬ物量は早朝前倒し(朝のほうが集中力高い)というスタイルでやっております。昨夜は12時迄ぼんやりテレビを眺めてしまって、目覚めたのは4時、またいつもの睡眠不如意に戻っちまいました。

早朝ご近所(ちょろっと)激走してきましたよ。

ONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10正月出費が少なかったことから衝動買い(中古オークション落札)したONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10到着、送料込六千円程。リビング置き場所逡巡中、リモコン電池がないので、未だ全部の機能が使えません。出張がなくなったのでiPodは眠りっ放し、現状目覚ましに使っているCD+ラジオはデザインよろしい小型だけど、もちろん音質云々できぬ水準、しかもCD読み込みがよろしくない、更に時刻が遅れがち・・・BOSEのウェイブ・オーディオに似てますよね。もともとそれが欲しかったけれど、一桁価格が異なって、中古でも安くなりませんから。今朝、さっそくピアノ・ソロの自主CD再生(CDRでも読み込み問題なし)Respighi 組曲「リュートのための古代舞曲とアリア」〜クリス・ブリーマー(p)・・・珍しいピアノ・ソロ版。まるで自宅で録音したような?親密かつ素朴なピアノの響き、とつとつとした風情は大昔古風な旋律に似合って、弦楽合奏より作品旋律のアルカイックな魅力が浮き立ちました。

Altus ALT058Mozart 交響曲第39番 変ホ長調K.543/Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調 作品64〜エフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルハーモニー(1975年東京文化会館ライヴ)・・・たしか会場私的録音からのCD化、特別に思い入れのある演奏家に非ず、弐阡円某出費する勇気もなくて借り物です。1975年は未だ巨匠世代の生き残りが活躍していたのですね。演奏会場での熱気は現在に語り継がれるほど、懐かしく思い出すオールド・ファンも多いことでしょう。興味は”どのくらいの音質(の悪さ)なのか”、なんせ宣伝に「録音状態は今一つ」と明記していありますから。結論は(もちろん・云うまでもなく)日常聴きすべきものに非ず、しかし会場のリアルな空気、前のめりにアツい勢い、集中した硬質アンサンブル+ライヴらなではの”粗さ”をしっかり感じ取って、所謂”劣悪音質に出会ったような不快感”はありません。事前に覚悟していたからかな?

よく聴き知った馴染みの作品、颯爽と引き締まった表現、金管の鋭さは露西亜風、しかしサウンドは洗練されております。音質と日常愉しむ音楽との関係を深く考えさせられる一枚となりました。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

寒いですね、ここ一ヶ月位が一年で一番ツラいところ、昨年初体験したインフルエンザは避けたいものですね。昨日、本年初お仕事トラブルとうとう回避できず、商品納品不可、如何ともし難かったような?避けられたような・・・いずれ起こってしまったこと、悔やんでも仕方がない、失った信頼をここから日々戻していくしかない。今朝もちょろウォーキングの半分(自分なり)疾走!しかも上り坂、時間短縮できてエエ感じです。昨夜も何故か10時には眠くなって、朝迄ちゃんと眠れました。筋金入りの睡眠不如意体質、大人になって、もしかして初めての経験かも。昨日言及した朝日新聞の執筆記者「自己紹介」定着して記事に温もりが感じられます。もともとコラム記事が充実していて、それがいっそう身近に感じました。エコ関係、田舎暮らしの(良し悪し、たいへんな苦労をして高校通学とかも含め)リアルでした。

年末に上司が聞いていた講演内容報告が興味深く(わずか10年後)2025年団塊の世代が後期高齢に至って社会の有り様が変わることを考えました。給付率は下がっても年金制度は破綻しない、医療信仰(病院で死ぬのが当たり前とか)を捨て、煙草を止め(自分は生涯無煙)、身体を鍛え、食生活を配慮し+社会的参加を欠かさない〜当たり前といえば当たり前、その辺り、系統的にわかりやすく論じた書籍はないのか。

本日、北海道の親父誕生日、89歳?かな。ノーミソ完全に現役です。

Bartok 管弦楽のための協奏曲〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1979年)・・・RCA初のディジタル録音とのこと。いかにもマルチ・マイクっぽく各パートが浮き立って、それはそれとして効果的、現役と云ってよろしい鮮度でしょう。脳裏にはフリッツ・ライナーのモウレツな集中力と情熱+技量が木霊して、それに比べ晩年のオーマンディの淡々と安定して過不足のない表現。オーケストラは抜群に上手いけれど、かつてのゴージャス水分たっぷりのサウンドにちょっぴり”枯淡”を匂わせて、20世紀の名曲はとても美しい。しっかり堪能いたしました。

UNESCO CLASSICS DCL 707526(EMI原盤)300円R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1980年)・・・こちらEMI録音。たまたまワタシの所有しているCDやらオーディオ相性のせいか?所謂(よろしくない時の)細部解像度の低いEMI録音、上記前年のRCA録音に続ければその差は歴然、こちらは逡巡のないストレート系旧録音(1963年)を懐かしく思い出したものです。

では、行ってきます。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

日常生活は何の変哲もない日々の積み重ね、オモロくもないお仕事を面白おかしく、愉しんで工夫しなければ。出勤は一年250日ほど?さしたるドラマもなく2015年は1/250を過ごして、油断すると時の快速特急はあっという間に終着駅(ターミナル)に到着しかねません。ま、冷静に考えればけっこう、いろいろやっているんですけどね。昨夜は珍しく、たっぷり睡眠出来、今朝のウォーキングも疾走時間を少々伸ばしてみました。朝日新聞を熟読して、あちこち記事後記者の「自己紹介」(ミニコラム)有、無味乾燥な”客観報道”ではなく生身の人間が発信している、そんな息遣いは伝わりました。

TELDEC WPCS-21030 オークションにて総経費込350円ほどJ.Strauss 喜歌劇「ジプシー男爵」序曲/ポルカ「陽気に」/ポルカ「浮気心」/円舞曲「ウィーンの森の物語」/「エジプト行進曲」/「ウィーンのボンボン」/ピツィカート・ポルカ/ポルカ「電光と雷鳴」/円舞曲「美しく青きドナウ」/喜歌劇「こうもり」序曲〜ニコラウス・アーノンクール/コンセルトヘボウ管弦楽団(1986/87年)・・・7-8年程前に入手拝聴、この類の音楽って、あまり細部云々せずツボとリズムを押さえて雰囲気さえあれば・・・みたいなところあると思いますよ。オーケストラの厚みとコク充実したサウンド、アンサンブルはかっちり集中力横溢、リズムに曖昧さはなし。アーノンクールって生まれはベルリンらしいけどオーストリアの人でしょ?ウィーン交響楽団に在籍していたはず、だから”ウィーンのリズム”には熟知していて、それを雰囲気に流さない。ピツィカート・ポルカの揺れっぷりなんて凄いですよ。2種(でしたっけ?)のニューイヤー・コンサート再確認しなくっちゃ。

Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」(1974年)/「ペトルーシュカ」(1911年版/1993年)〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団・・・恥ずかしい駅売海賊盤(おそらくLP板起こし)を聴いて云々していた自分が恥ずかしい。(探せば棚中にあるんじゃないか)←コメント内容もまったく頓珍漢極まって、こちら正規盤は目も覚めるようなクリアな音質(不自然といえば不自然)少々のアンサンブルの乱れものともせず、野蛮な迫力横溢して大爆発!オーケストラの技量迫力切れ味に不満などあろうはずもなし、ショルティの録音を拝聴すれば過半は嗜好から外れて”この豪腕乱暴者!”的印象に至るけど、これは作品のバーバリズムをみごとに表現した演奏と納得いたしました。

ますます、音質云々を気にするようになった2015年の幕開けでございます。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

フツウ、新年とともに清々しい気分に転換するものだけど2014−2015正月にはそんなモンまったくなし、朝寝坊して誰かが迎えに来る〜そんな悪夢で目覚めました。一週間(正確には9日間)お休みをいただいて久々の出勤となります。実質上一週間サボったウォーキング(けっこう歩いていたけど)せめて本日は”疾走時間”増やしてみました。お仕事、もちろんやる気出ん・・・のはお仕事不如意で苦しんでいる全国ご同輩に申し訳ない、自らを鼓舞していつも通り(職場一番)出勤いたしましょう。今朝2度C、北海道を数日経験しているので、なんという気温でもなし。

DHM GD77054大晦日から正月3日分、無音生活過ごして昨日、初聴き。Mozart フルート協奏曲ト長調K.313/ニ長調K.314/アンダンテ ハ長調K.315〜バルトルド・クイケン(fl)/シギスヴァルト・クイケン/ラ・プティット・バンド(1986年)・・・無条件幸福なアマデウス中、やや、ほんのちょっぴり苦手系音楽(アンダンテの愉悦には文句なし)古楽器の精鋭たちによるヴィヴィッド、コクのあるサウンドにそんな(要らぬ)先入観吹っ飛ぶ快演であります。現代楽器に比べソロが云々といったコメントには”ほんまでっか?”と訝るくらいクリア、線のしっかりとしたバルトルドの暖かい音色に満足、シギスヴァルトのオーケストラも息の合った伴奏。音質も極めて優秀でした。

Vivaldi 弦楽のための協奏曲 ハ長調 RV 114/ファゴット協奏曲 ヘ長調 RV 488(ピーター・ウィーラン(fg))/ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Op. 4 No. 7, RV 185(エイドリアン・シャンドラー(v))/フルート協奏曲 ト長調 RV 438(ケイティ・ビルヒャー(fl))/弦楽のための協奏曲 ト短調 RV 157〜ラ・セレニッシマ -La Serenissima・・・英国の古楽器団体による鮮烈な演奏。残念ながら一枚分全部聴き終えておりません。とにかくもの凄く”上手い”アンサンブル、スタイルは伊太利亜系の自在にアクロバティックなものに非ず、颯爽とリズムを先鋭化させたままオーソドックスな表現、これが現代水準のバロックなのでしょう。旧態とした1960-70年代イ・ムジチ辺りの愉悦を懐かしく思い出せば、やや生真面目に過ぎるというか、整い過ぎ、上手過ぎ、みたいな勝手な感想も言いたくなる・・・両方共気軽に愉しめる時代がやってきております。

他、正月らしくウィンナ・ワルツなど・・・時間切れ。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

京都のホテル朝食のキャフェテリア 京都は雪模様、61年ぶり大雪?昨夜、錦市場側の呑み屋に行った時にはさほどでもなかったのに。時代のせいか、まずまずの料理(高級に非ず)リーズナブルな料金でした。これより浄土宗総本山(いちおう林家の宗派)知恩院にお参りして名古屋〜長久手に戻ります。京都だと近鉄線の選択肢はなくて、新幹線となります。(写真はホテル朝食のキャフェテリア)今朝、茶のベルトが切れました。

知恩院は平成大修復中、ほとんど外側の伽藍は隠れておりました。そのままタクシーにて京都駅へ、新幹線は座れるはずもないけど名古屋迄30分ほどですから。こちらは雪のかけらも痕跡もなし、日差しも明るい。帰宅してぼんやりしております。もう明日から通常お仕事なのは世間のサラリーマンと同じ。これからゆっくり音楽でも聴きましょう。富増章成「オッサンになる人、ならない人」(PHP新書)・・・これはオソロしい一冊、著者が若者にアンケートを取ってその詳細リアルな分析、それはかなり(ほとんど?)自分に当てはまって慄然とするばかり。ま、一攫千金の投資やらギャンブルには手を出しませんけどね。独り言は増えているし、時間の速さは実感しております。新しいことにチャレンジしない、若者言葉が許せないことにも妙に納得、他種々「オッサンの成れの果て」事象を今東西著名な哲学者の箴言によって分析対策打開を目指す〜素晴らしい一冊。2015年の初めから佳き書籍に会いました。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

「音楽なし日誌」三日目、本日これより千歳空港へ〜関空行き(京都にて女房殿と待ち合わせ)。日本海側は大荒れ、名古屋大阪辺りも雪だったらしいけど、運行状況は正常、大丈夫みたいです。な〜んもせず、せいぜいご近所散歩するくらいのぼんやり正月、駅伝往路若者の激走たっぷり堪能したけど、夜の時代劇特番は豪華キャスト揃えて”造りの粗雑さ”に辟易するばかり、明らかに製作者の質の低下が伺えます(経費節約要因ではないと類推)。いずれチャンネル選択権は我になし、BSを契約していないのは残念でした。年寄り二人、ボリューム大きめなのにもやや閉口気味。

どこにも出掛けず、出費はご近所大型浴場施設(670円)くらい、思い切ってここ数年の課題であったiPod対応ポータブル・オーディオ(もちろん中古)オークションにて落札いたしました。ちゃんと動くかな?それなりに保って下さるか、キカイは当たり外れですから。無為無策な北海道行き、両親の元気な姿を見ること(息子の顔を見せること)が目的でしたから、これはこれで満願達成なんでしょう。荷物になるので土産も買いません。

AspireOne/LinuxBean(Atom/1gb)+ポケットWifi(業務用横領)環境でも、ま、それなりネット生活に不便はないことを確認できました。ネット音源もそれなりダウンロード出来。

千歳空港「梅光軒」の塩ラーメン(現在千歳空港出発40分ほど遅れ待ち時間)JR駅迄徒歩10分ちょっと、部屋の中は暖房行き届いて暖かいけど、外は耳がちぎれそう!うつらうつらしたら空港まであっという間、早目に到着して(再)ラーメンを狙って、旭川・梅光軒の塩ラーメン絶品、今や都市化してローカルな味を失いつつある札幌(10年ほど前に出張したら一風堂が出店していて仰け反りました)より、旭川こそ”本場”といってよいでしょう。中太縮れ麺(コシ)は求めていたもの。コクのあるスープに文句はないけど、塩分きっついなぁ、きっと。常食すると健康が危ういかも。お隣若い女性5人組は北京語を話しておりました。隣国中国では北海道ブーム(映画?テレビドラマのロケーションがあったらしい)ラーメンもブームだそうです。

無事、関空到着。京都行きバスは出たばかり、しかもかなりの渋滞が見込まれるとのこと、JRに変更して車中更新しております。(3,000円も掛かるのだな)ホテル着は夕方やなぁ、こちらはあたりまえに暖かい!雪降ったんじゃないの?Peachには初めて乗ったけど、席狭いですね。座席指定しなかったら窓側になってしまって、常に通路側希望のワタシはけっこう2時間難渋いたしました。さて、今夜は京都で美味いもんでも喰おかいな。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

札幌市琴似「白狼軒」の塩ラーメンワリと温和な気候に昨日元日はご近所散歩、BOOK・OFFにて新書一冊購入、営業している大型スーパーにはとくにローカルな品揃えも発見できません。せっかくの札幌、開いていたラーメン屋にて昼食、とんこつベースの塩ラーメン選択、ややご焦げ臭のある個性的な味風味はさっぱり仕上げて悪くはないけど、どこが札幌?激戦地に生き残りの道を探っているのか。やや細めの角麺にコシは不足気味、昨年末の横綱ラーメンもそうだったから一種の流行り、消費者の嗜好なのかも。

両親と共に一年ぶりに兄夫婦宅(タクシー代2,000円ほどの距離)を訪問、埼玉の一人息子に孫娘二人、両親にとっては曾孫、4歳2歳の姉妹は可愛い盛り、DNAのなせるワザか、大量に貼り出される写真を眺めてワタシも強烈な愛情を感じたものです。自分は幼稚園から高校までご当地の出身だけど、お友達には一切声を掛けておりません。十数年前にクラス会をしたっきり。最近、正月帰省しているのは高齢両親の健在を確認するため。親父の集中力(机に向かうこと3時間ほど連続、平成元年製のワープロ駆使)も見事、足腰弱っても頭脳言語明晰なことに安心しました。(ちょっぴり残った頭髪を潔く剃りあげ、洗面台にヘアリキッド2本残っていることに爆笑)

昨日(昨年)に続き、ご近所温泉風大型浴場施設へ。大型電気店、ユニクロ、ホームセンターいずれもすぐ横なのは羨ましい環境、最寄りのJR、地下鉄駅にも(BOOK・OFF、大型スーパー、外食、呑み屋も!)便利、マンションの造りの関係か騒音も皆無。さて、本日もな〜んもすることはない。昨夜、ぼんやり正月特番を眺めていたら、TOKIOの出演するナントカ?電車中にてアーチェリーを駆使して切符にハンコをつく趣向のロケーションは我が家近所のリニモでした。なんとなく懐かしく、嬉しい。


2015年1月某日/後始末発想転換の日々

札幌マンション前当たり前の雪景色昨年はホテルを取ったけれど、久々両親と一緒に寝て新年を迎えました。親父は今年90歳というのは記憶違い、89歳でした。ま、いずれ6歳下の母親含めまったく頭脳明晰元気そのもの、白老(さすがに不便)との二重生活を解消して札幌マンションへ5月くらいには完全移行とのこと。全面改装済キレイになっておりました。昨夜ご馳走いっぱい準備してくれたけれど、自分含めて若者はいないからあまり食も進みません。酒はなし。徒歩5分のところに大型温泉風施設があって、芋洗うが如く混んでおりました。リラックスして親父の老人会の愚痴(前任の会計処理ぼろぼろその修復処理→ヒマさえあれば熱心に机に向かって照合作業中)聞いておりました。これも親孝行でっせ。

気づいたけれど、北海道の人は電車中でもようしゃべる、もちろん北海道弁で。自分はすっかりエセ関西人になってしまったけれど、言語理解可能。それと室内の暖かさは記憶通り、18歳で京都に出た時、夏の暑さは納得できても冬の寒さ(冷たい空気が室内に入る)には閉口したものです。

4歳上の兄に挨拶しにいくけど、なんせワタシら庶民とは生活が違って、昨年休暇に夫婦でペルーの空中都市マチュピチュ迄出掛けるような人達ですから。(前年はブロードウェイにてミュージカル)本日明日とぼんやりゆったり過ごして千歳〜関空〜京都へ。女房殿と落ち合って菩提寺である知恩院へ参拝予定。(無宗教やけど)音楽は聴いていないから、その話題は数日間ありません。(昨日分よりAspireOne/LinuxBeanにて執筆、更新。Leafpadはフツウのテキスト・エディターだからタグ打ちが面倒い)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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