■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
大晦日。雨は上がってウォーキング済。昨日、そこはかとなく大掃除していたら女房殿は持病のぎっくり腰発症、年末の日曜故如何ともし難い。年に数回、予兆を感じたら即整形外科にてマッサージをして防ぐのだけど、ここ数日年末モードお仕事もあって油断していたようです。本日より、ひとり暮らしの母親の元に駆けつける予定が、日常生活さえまま成らず、じっと横になってテレビを眺めるのみ。昨年も腰が引けて、本年は廃止しようと思っていた(というか、すっかり忘れていた)【♪ KechiKechi Classics ♪】勝手に各自アカデミー賞報告は、Mr.Kanetaより早々の投稿あって募集中、しかし(予想通り)反応なし。BBSなんて、もう時代遅れなんやろうなぁ、と思っていたら「HideBBS」サービス停止とのご案内有。もうスポンサーは付かんのやろうな、いちおう新しいところと契約しておきました。サイト内原稿も秀丸エディターのGrep機能を使って一斉置き換え1,000件弱、一気更新。便利なものです。
昨日拝聴音楽たっぷり、なんせお休みですから。Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調/第6番ロ短調「悲愴」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1981年)・・・1980年フィラデルフィア管弦楽団を既に勇退、後任のリッカルド・ムーティに譲った時期であります。今月、SP復刻太古録音を拝聴(素晴らしい音質!)したばかり、こちら最晩年の録音はディジタル時代に至ったのにどーも評判よろしくない。CDは現役じゃないかも。もとよりこの人の表現はムリのない、オーソドックス、オーケストラを豊麗に響かせて、ゴージャスなサウンドの洪水にて聴衆を圧倒する!的方向だったはず。これが、オーソドックスな表現そのまま、オーケストラも上手いのだけれど、響きがどーもいまいち枯れているというか、期待の華やかな音じゃありませんね。DELOSの音録りの思想か?それともディジタル収録に慣れていなかったのか。でもね
オーマンディって、他のオーケストラでも、怪しげライヴでも”ゴージャスなサウンド”になっていませんでした?先の太古SP復刻でもその片鱗感じられますもの。リッカルド・ムーティの「展覧会の絵」(1978年旧録音)には強烈なフィラデルフィア・サウンド健在、もしかしてムーティ就任わずかで変化があったのか、それともオーマンディが枯れたのか。微妙な音源でした。
Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜ピエール・ブーレーズ/ウィーン・フィル/ウィーン楽友協会合唱団/クリスティーネ・シェーファー(s)/ミシェル・デ・ヤング(ms)(2005年)・・・昨日「角笛」拝聴したら「原光」「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」入ってるでしょ、当然「復活」全部聴きたくなるんです。驚くべき洗練クリアなサウンドであり、緊張感集中力、迫力と静謐優雅なバランスも抜群、ここ最近ちょっと悩んでいたこの作品に文句なし!感銘を下さいました。音質も極上。この人のMahler は浪漫の残滓を一掃したような風情があって、派手な旋律リズムのタメとか引きずりはないんです。品をつくるようなワザとらしいニュアンス付けもなし。淡々として繊細、ウィーン・フィルは奥行き豊か、夢見るように美しく鳴り響きました。
第3楽章「スケルツォ」(魚に説教するパドヴァの聖アントニウス)冒頭のティンパニはズービン・メータ(1975年)以来の衝撃であり、リズムの躍動に不足はない。第4楽章「原光」(赤い小さな薔薇よ)〜ミシェル・デ・ヤングのしっとりとした存在感、というより管楽器、ヴァイオリン・ソロとの距離、位置関係、空間の確かさ、完璧のバランス。終楽章の開放感、響きはけっして濁らず、クリア爽快なこと!再現部、夜鶯を模した木管、トランペットのファンファーレに続き、静かに「復活」讃歌+シェーファーのソプラノが彩ります。ほとんど鳥肌もの。間違いなくヴェリ・ベスト。
とぼとぼ、足取り重く辿り着く
大晦日(おおつもごり)に
「復活」を聴く (侘助。)
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
小雨模様の年末。途中覚醒してCD焼いたり、低い音量にて音楽など拝聴してから二度寝、やや寝坊してウォーキングは不可、朝刊熟読、朝食後、カーテンを洗っております。日曜なのだな、きょうは。+年末故、前の通りのクルマ往来も静かでした。年末酒席が続いたので、年末年始は恒例アルコール抜きでいきましょう。
音楽は新しいもの、昔馴染みのもの、各々に発見有。Mahler 歌曲集「こどもの不思議な角笛」〜ピエール・ブーレーズ/クリーヴランド管弦楽団/ゲルハーヘル(br)/コジェナー(ms)(2010年)・・・声楽を聴く機会が少ないのは、言語不如意のせい・・・というのはウソでして、日本の伝統芸能だって、なに言っているんだかほとんどわからないじゃないですか。欧州現地の人だって、そう事情は変わらんらしい・・・Bach 作品にはほとんどダイレクトに敬虔な気持ちが伝わるし、Mozart のオペラ、そしてMahler の声楽作品に馴染んでいるのは、数をこなしているだけなのでしょう。この作品は大好き、そうだな、フィッシャー・ディースカウ/シュヴァルツコップ(1968年)先頭に5種ほど拝聴しているかな?大好きな作品也。
なにが新しいって、ブーレーズのオーケストラの繊細な存在感。そりゃジョージ・セルは立派でっせ、こちら40数年後のアンサンブルはあくまで声楽伴奏という則を超えず、控え目に鳴っているのに、存在感も鮮度も抜群、浪漫の残滓をキレイさっぱり流し去って明晰、かつニュアンスたっぷり。フィッシャー・ディースカウの千変万化、手練手管豊かな表情変化に比べ、ゲルハーエルはストレート、清潔快活若々しい歌唱に好感が持てます。彼はちょうど1968年に生まれているのだな。マグダレーナ・コジェナーは素晴らしいブロンド別嬪はんやけど、シュヴァルツコップの年増の魅力、深情け(あくまで歌唱表現のこと)に遙かに及ばぬ・・・そんな聴き比べも楽しいものです。
昔馴染みほうはMozart ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調K.595〜クララ・ハスキル(p)/フェレンツ・フリッチャイ/バイエルン州立管弦楽団(1957年)・・・パブリック・ドメイン音源、たしかモノラル再末期のDG録音はかなりの良好音質也。所謂先入感として骨の細い”女流”演奏イメージをぶち破る、かなり明晰な表現、明るく豊かなタッチ、古楽器の世界とは遠く離れて、現代の演奏会場事情を前提とした表現は、作品の無垢なテイストを存分に引き出しております。ピアノはもちろん、フィリッチャイのバックが暖かい音で鳴っておりますよ、
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
昨夜は帰宅後、録り貯めたビデオ遅くまで拝見して夜更かし、今朝、ちょっぴり寝坊してウォーキング、朝食後、既にいつもの出勤時間に至っております。年内ラスト出勤もいつも通り早朝出勤、というのも悪くはないけれど、あわてて出掛ける必要もないでしょう。定時で充分。昨夜忘年会は(数日前に深酒したばかりなので)焼酎お湯割りにて乗り切ったせい?そう残っておりません。もとよりあまり呑んでいない前提もあります。昨日、職場側でもFONがつながるか、ドスパラ・タブレットを持参して、ぎりぎり、なんとかつながることを確認、見せびらかす癖はないのでカバンにしまっておきました。同僚おじさん達は「届いたの?持ってきたの?」と興味津々、ちょろりと見せたら「自分も買う!」とのこと。対抗意識バリバリ。
昨夜の今朝故、この間聴いて印象に残った音楽の落ち穂拾い。Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜ブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団(1958年)・・・著名な演奏であり、パブリック・ドメインにてネットより音源入手可能な自主CD也。もしかして初耳?LP時代に拝聴していた可能性も・・・安定して、まったり優しい、柔らかい演奏であります。古楽器演奏云々とは別格の安寧と安らぎに充ちて、音質も極上。最初から最後まで中庸のバランス、違和感まったくなし。作品の「田園」風情盤石に表現して納得であります。39枚ボックスセット出ましたね。8,500円ねぇ、オールド・ファンは買うやろうなぁ、気持ちはよう理解できますよ。自分は聴くべき音源溢れているので、ガマンいたしましょう。
では、ボチボチ出掛けます。昨夜残務2本って書いたけど、今朝もう一本思い出して、狙いは午前一気に完了、昼から大掃除、早々に職場を出て大型銭湯也。
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嗚呼、一年終わった。自分で決めた(かなりハードな)宿題をスケジュール通りクリアし、飛び込み案件(そのための留守居役だし)数件、小さいのを処理して、大掃除(机上資料が積み上がっているのはともかく、ベタ付きホコリ、キーボードの汚れは気にならぬか、皆)、定時にて職場を辞去して帰宅いたしました。へろへろ、一年分の疲労を癒すべく、こちらもお仕事年内ラストだった女房殿と(馴染みのやや)大型銭湯へ。ぐったりしております。
本日は通勤に音楽持参せず。ゆったりと空いている通勤電車、座って行けました。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
本日実質最終出勤日+忘年会。ま、ワタシは明日も出勤(取引先からも、いるんでしょうね、と念押し有)ですけど。宿題なにが残っているか、よ〜く考えてクリアいたしましょう。目標、明日はな〜んもせんで、大掃除のみ、本日中クリアはムリか。昨夜、ドスパラ・タブレット(7インチ)到着、けっこう苦戦しております。Wifi設定は文字入力に四苦八苦、よーやくネットにつながりました。なんせAndroid初体験、お恥ずかしいがアプリケーションの終了ってどーやるの?てな状態、もしかしてそんな概念ないのかも。ブラウザのホームページ表示もどうするのかわらない。デフォルトのキーボードがケータイ風になっていて、あれは苦手なんです。設定にてShimejiにしたらQWERTYに無事変更できました。画面表示の美しさ、速度的には文句なし。時間を掛けて、もう少々このおもちゃに習熟いたしましょう。皆、なにに使っているんだろう?周辺ではFacebook、メール、ゲーム辺り?あと電子書籍か。
掟破り音源がネットに出ていて、それをダウンロードしたのが2年ほど前?Mahler 交響曲第3番ニ短調〜ピエール・ブーレーズ/シュターツカペレ・ベルリン/ウェストミンスター・シンフォニック合唱団/アメリカン少年合唱団/ミシェル・デヤング(ms)(2008年カーネギーホール・ライヴ)・・・恐縮しつつ拝聴しておりました。おそらくは座席にてディジタル機器録音したもの、自然ではあるがレンジ狭く広がりも足りぬ、まぁまぁちゃんと聴ける、といったところ。後半にはマイクが擦れるようなノイズ頻発、感動的な終楽章ラスト、唐突に切れてしまう・・・といった不満さておき、自然で力みのない表現、ややほの暗く地味なオーケストラのマイルド・サウンドも好ましい。相変わらずアンサンブルをクリアにまとめる力量はたいしたものでしょう。第3楽章期待の牧歌的ポストホルンは盛大にミスっていて、そこは残念でした。独逸から亜米利加への演奏旅行、ちょっと疲れが出たのか。
では元気で出勤してきます。
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きょうも真面目に、ぎょうさんお仕事こなして、小さなトラブルいくつかクリアして、明日までにあと二本宿題残すのみ。最後までキレイに終わらんなぁ、切ないなぁ。どーも精神的にスッキリしません。本年ラストの忘年会もいまいち楽しめないというか、若い者の輪に馴染めない自覚あります。ま、スポンサーの一員としてぼったくられたのみ。鬱病から(二度目)復帰した盟友は久々の酒席参加、帰り途中まで電車中で話しました。元々出世意識や上昇志向、金銭感覚に敏いヤツだったけど、50過ぎて鬱病で3ヶ月以上休職、さすがにもう出世は諦めたとのこと。一年前は上司の後釜か、と言われたんだけどなぁ、人生なにがあるかわからん。引退後の生計を考えて、不動産投資を検討しているとのこと。この辺りのしっかりとした考え、計算が自分には欠けているのだな。
通勤音楽。Bruckner 弦楽五重奏曲ヘ長調〜プリスカ弦楽四重奏団+ジークフリート・メインク(va)(1937年)・・・10月以来の再聴。この作品は大好き、金管高らかに鳴り響く大管弦楽交響曲も、親密なる5人の弦楽奏でも、いつものリズムの繰り返し、延々と続くシンプルな旋律に変わりはない。針音盛大なる太古録音から、官能的なサウンドしっかり伝わりました。なんとも言えぬ魅力的な味わい作品です。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
(在金沢ホテル/二日酔いの朝)昨日、途中雪に遭いつつ時間通り金沢着、商談3本2012年ラスト対応に疲れ果てました。お互い年末は良好な成績だったし、その後の実務担当者忘年会(計6名)は楽しく、珍しく二次会までしっかり呑んでしまいました。一軒目は馴染みの小料理屋(金沢としてはフツウの料理、料金やや高め)二軒目はお洒落素敵なバーでしたよ。一軒目ともかく、ここのオードブル類がおいしく、おそらくは今年初めてバーボンのソーダ割りなど・・・ま、ほんま一年間毎日の諸実務、毎月の打ち合わせ、毎週の原稿のやり取り、ようお付き合いしてくださいました。心より感謝。次期上司の話題があちこち出ていて、なんか自分の継続が前提になっている(来年秋の行事の相談あったり〜)けれど、お役御免の可能性はありますよ。本日、昼前には大阪に戻って、残務処理、内部ミーティング、そして職場新OS(といってもXP→7へ)導入テストマシンの設定です。明日、実質上業務ラスト、新人の次月営業資料の基本指導を行って(これが難物。おそらく終日対応)職場忘年会、土曜は数人出て留守番(トラブル対応準備)大掃除となります。押し迫ったなぁ、2012年も。昨夜、夕方本年ラストの商談終えたら、脱力して微熱出ました。
小料理屋カウンターに取引先トップ来ていて、お相手がナント自分が新人だったころから旧知の人、覚えていたのかなぁ。現在コンサルタントをしていて、引退ご挨拶にまわっているそう。30年以上前?だったのか、親しくお話していたのは。二日酔いに悩みつつ、早朝ホテルの温泉独占、こうしてネット接続するとドスパラより7インチ・タブレットPC送付のお知らせ有。
移動中音楽、実質上通勤のみ、金沢移動中は新人に説教しておりました(ウソ。バカ話ばかり)。Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィルハーモニー/ウィーン国立歌劇場合唱団/ウィーン少年合唱団/オーストリア放送合唱団/アルノルト・シェーンベルク合唱団/罪深き女、栄光の聖母:シャロン・スウィート(s)/懺悔する女:パメラ・コバーン(s)/サマリアの女:フローレンス・クイヴァー(a)/エジプトのマリア:ブリギッテ・ファスベンダー(a)/マリア崇敬の博士:リチャード・リーチ(t)/法悦の教父:ジークムント・ニムスゲルン(br)/瞑想の教父:サイモン・エステス(b)(1989年)・・・もちろん時間的に第2部途中迄。出会いはバーンスタイン/ロンドン交響楽団による阿鼻叫喚混沌混迷魑魅魍魎熱狂演奏(若い頃そう感じていた)、CD時代に至ってショルティの圧巻威圧的輝かしいラッシュ・サウンドに閉口して、作品魅力に目覚めるまでずいぶんと苦労した記憶もあります。こちら、ゆったりとしたテンポ、クールていねい精緻に仕上げたもの、盛り上がらん!と感じるのはバーンスタイン/ショルティ的な演奏がノーミソの前提にあるからでしょう。声楽の充実は理解できました。朝から疲れていたので、聴き手の集中力不足もありました。残りは帰りのサンダーバード中にて拝聴するけれど、帰宅してコンポ大音量にて再確認したほうがよろしいのかも。
現在体調最悪。昼職場に戻るまでには快復できるでしょうか。
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けっこう早朝の列車に乗ったので、昼かなり前に職場に到着、午前中にひと仕事できました。太田胃散購入、辣腕パートさんに頭痛薬いただきました。朝食頑張って喰ったけれど、昼食はムリ。昼からミーティング済ませ、更にふた仕事ほど、出張報告書は頭痛故、遅々として完了しない・・・あと二日でやれることは完了させるぞ!といった決意だけ残して、力尽き早々に職場を出ました。
話題は前後するけど、昨日早朝から新人の資料最終点検、加筆、3/4完了して「もう少し!」の時点、絶妙なタイミングでEXCEL落ちました。いつもはCtrl+S多用してマメに保存するのに、こんな時に限ってな〜んもしていない、一時間強の努力は泡と消え・・・出発迄あと30分。根性入れて一からやり直し、印刷して駅迄走りましたよ。人生こんなこともあるのだね。
Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィルハーモニー/他(1989年)・・・ラスト迄拝聴。最終盤に焦点を当てて焦点を当てて盛り上げていく、それ迄のクールな抑制風情はそのためだったと気付きました。噂通り、合唱の位置関係やら奥行が不自然、というより奥行空間空気感がないような?
Debussy イベリア(「管弦楽のための映像」より)/牧神の午後への前奏曲/夜想曲〜ジャン・フルネ/オランダ放送フィル(1973年)・・・英DECCA録音はおみごと(カスタネットの存在感にはハッとするほど)、フルネはオランダのオーケストラからちゃんと仏蘭西の音を引き出しております。ニュアンスに満ちて淡彩、淡々としてデリケートでした。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
やや早朝覚醒、ここ最近まともな睡眠だった試しなし。ま、体調維持できているから大丈夫、ということにしましょう。寒いですね、冬らしい冬、本日出張の金沢は雪模様、なんか警報注意報も出ております。とにかく無事現地到着できることを願うばかり、今朝時点、トワイライトエキスプレスは運行中止(新潟方面の問題かな?)だけれど、サンダーバードは止まったという情報はありません。先方に到着してしまえば、帰れない、というのは有じゃないか。一番困るのは、帰り車中止まってしまうことでっせ。昨年だったか、一晩閉じ込められたことがあったはず、自分が出張した翌日?前日だったか。
昨日ちょろ言及の音楽の件、Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜ピエール・ブーレーズ/フランス国立放送管弦楽団(1963年録音)・・・悪名高きコンサートホール録音。この辺りがLP時代の基本刷り込みだから、音質はさほどに気にしない、楽しく音楽を聴きましょう、的性癖が身に付いたと類推します。ここ5年くらいすっかり堕落したけどね。5年前の言及残っていて、その頃は未だ真面目でしたよ。久々の拝聴は、明確正確にリズムを刻むブーレーズが、妙に自分の色を誇示する管楽器群と対峙して、けっこうアツいスリリングな演奏に仕上がって、これが若さなのだな、という手応え。それでもアンサンブルは少々乱れ、現代系音楽の録音もたくさんあったはずの一流オーケストラ(たしか、モーリス・ル・ルーの「トゥランガリーラ」ありましたよね)も作品に慣れていなかったのか、この時点「春の祭典」って未だ難曲だったのか、と感じます。音質は酷いもの、とくに低音がぜんぜん効いていなくて、それでも慣れているから充分愉しめました。
この作品もいまや日常化したからね。アマオケでもけっこう上手いですから。
Stravinsky サーカス・ポルカ/「ペトルーシュカ」より三章〜ペーター・レーゼル(p)(1978年)・・・このピアニストは信頼していて、独墺系を基本として他、レパートリーけっこう広いですよね。安定した技巧、超・難曲を鮮やかなテクニックにてすいすい(またはバリバリ)と〜的手応えとはちょっと違って、もっと着実質実、細部ていねいに描き込んで、重心は低い感じ。耳目を驚かせる派手さはないけれど、作品の味わいを活かして充実しておりました。
たしか、ホテルでは立派な共用パソコンがあったので、USBメモリに仕込んだ【♪ KechiKechi Classics ♪】更新セットが使えるはず。昨夜の鬱々とした気分を一掃すべく、本日も職場一番乗りを目指しましょう。そのまま無事出張できることを祈りましょう。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
2012年も今週にて終わり、しかも既に月曜祝日過ぎ去り、明日泊まりがけにて出張、上司会議用資料(締め切りはいつだっけ?本日早々か)、商談やら来年早々の会議準備は残っているけれど、自分の性格的に既に緊張感切れております。そこはヴェテラン、見た目はいつも通りなんですけど。昨日、いろいろネット調査してPC用眼鏡はJINS PCにのみに非ず、いろいろあるじゃないの、度なし通販なら激安のもある・・・自宅すぐ側の眼鏡屋だって+αで度付きのは製作可能とのこと、じゃ、半年前に作ったのをフレームのみ残してPC度付きレンズでどや、ということで朝から出掛けました。ところがフレームセット販売で大幅値引き、レンズ単独だとエラく割高であって、けっこう高く付きます。その時点で再度JINS PC行きを決意、小一時間くらい悩んで5,000円ほど+レンズ代3,990円(前回確認済)にて入手、視力検査は現在通常常用している(やや度数の弱い近眼乱視用)持参にて代用、エラい人気にて3週間待ち、出来上がりは来年となりました。贅沢やなぁ、9ヶ月ほど前にレンズ一枚割って、その修理+2本(安物)眼鏡を作ったけれど、その時にPC対応レンズの知識はなかったから、もったいない。女房殿も購入予定。
そのままBOOK・OFFにて新書3冊ほど、CDは買うつもりはなかったけれど、カルロス・クライバーの「こうもり」正規盤中古2枚組500円だったので(自らの禁を破って)入手。ま、正月も近いからね。そういえばクリスマスに向けて、Bach クリスマス・オラトリオは拝聴したけれど、Handel 「メサイア」は忘れておりました。Brittenの「キャロルの祭典」も。
サイト更新はクリスマス協奏曲にて実施、これはほとんど定番の著名作品+α、記憶を辿ると類似のものを聴いていた記憶が・・・ i Musici: Kerstconcerten (Philips L09006 L, 1955-57)/Locatelli 合奏協奏曲ヘ短調 作品1-8/Torelli クリスマス協奏曲 ト短調 作品8-6/Manfredini クリスマス協奏曲ハ長調 作品3-12/Corelli 合奏協奏曲 ト短調 作品6-8「降臨の夜のために」昔のLPだから収録が少ないのみ。ツィス・コレギウム・モーツァルテウム・ザルツブルクは特別個性的なものでもなく、オーソドックスな現代楽器アンサンブルでした。でもね、こうしてイ・ムジチの旧録音を拝聴していると、とても表情濃厚、ちょっと拝聴するのがツラいほど旧態なスタイルと感じます。リズムも緩い、というか大時代っぽいのだな。(だからダメ、といった意に非ず)これは時代の変遷なのでしょう。少々驚き。
では、最後の週をなんとか乗り切りましょう。本日は盛り沢山な待ったなし!宿題有。
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毎日、自分なり一生懸命やっているつもりなんやけどなぁ、営業数値も良いんだけどなぁ、ちゃんと本日すべきことはすべてクリアしたんだけどなぁ、なんかスッキリせん、鬱々としております。夕方、新人分明日本番の商談最終準備資料点検、これが相変わらずできていない・・・ま、新人にしてはずいぶんと高い水準求めてますから。それにしてもひどい、大器晩成型か。器用じゃないんだな、これがこうならアレもアレでしょ?類推演繹が不得意、一から十まで指導して三くらいしかできていない・・・人間的に可愛いし素直だし明るいし、一生懸命やっているから見捨てないけど、こちらフォローに疲れ果てております。
明日出張前、早朝に出勤して一時間じっくり資料最終点検修正して、金沢に向かいましょう。現地は雪、氷点下だそう。サンダーバードはちゃんと出るのか。夜、忘年会なんやけど。
通勤音楽はいろいろ。Gershwin ラプソディ・イン・ブルー〜ジョイス・ハット(p)/ジョージ・バード/ハンブルク・プロムジカ管弦楽団(1960年)・・・Joyce Hatto(1928年9月5日 - 2006年6月30日)は往年の英国のピアニスト、妙な噂(偽演奏有)は預かり知らぬところ、オーケストラも含めちゃんとした、立派な技量とノリのある演奏です。ピアノが右、木管が左といった珍妙なるステレオだけれど。他、ピエール・ブーレーズの「春の祭典」(フランス国立放送管弦楽団)とか、ペーター・レーゼルの味わい深いStravinskyなど・・・
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
母親が亡くなって一人暮らしの甥が風邪に伏せっている、といのこと、女房殿はあわててレスキューに出掛け、自分はぼんやり一人終日引き籠もっていた一日でした。休みも三日続けば”いかにも休日!”的手応えたっぷり〜なところ、ケータイ着信あったことに気付いてあわてて取引先に返信、一連のトラブルの(向こうよりの)お詫びでした。お詫びなんか良いのに・・・自分はな〜んもしていないのに。本日もトンデモ早朝覚醒、生活のリズムが崩れているというか、メリハリ、緊張感がないというか。早朝(ちょろ)ウォーキングは雨など降らぬ限り継続しております。
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル(1982年)・・・全集中最初の録音とのこと。昨日既に言及済み、単品処分後激安全集買い直したけれど、箱のデザイン的にはいただけない・・・第6番と組み合わせた初出LPは9,000円だった!由、時代ですなぁ。(写真はネットより拾った素敵なもの)第1楽章のテンポをずいぶんいじって、オーケストラのコントロール能力を誇示しているの?初耳時には好感を持てずにいたものです。久々の拝聴は、ウィーン・フィルの美点を上手く活かして洗練サウンドに酔い、第1楽章の”動き”もさほど不自然には感じない。マゼールってもっと自己主張やらアクの強い記憶ばかり、ここでは意外と素直、耳当たりの良いさっぱり表現に至っております。別に所有を自慢する癖はない(聴かなければ意味ない)けれど、棚中Mahler 全集は9種ほど?単品はカウントしたこともなし、その中でこんなスタイルも価値あると感じました。怪しさ、妖しさ、青春の苦渋、人生の懊悩をMahler に求めなくなっているのかも。高級オーディオ所有、耳の肥えている人には、この全集にディジタル技術の変遷を聴き取ること可能らしいが、こちら市井の一般ピープルどれもありがたく、立派な音質に聞こえます。第8番は声楽の録り方に問題有(指揮者の後方。会場側に声楽陣配置とのこと)との噂、これも再確認しなくては。
Wireless Audioは順調であって、データそのまま、いつものオーディオにて音楽拝聴機会も増えております。ネットより入手した音源データはDVDに保存済、すべて圧縮ファイルなので解凍して拝聴、乃至自主CD化といった流れ、ここ最近は解凍ソフトにて”閲覧モード”(解凍せず)、いきなりそのまま再生、といった荒業も覚えました。如何ともし難いのは.cueシートによるファイル分割工程が必要なものです。そんな作業も趣味のうちでしょう。保存DVDもかなりの量となり、収納ボックス(A4版裏紙活用)に整理して、棚中整理整頓しました。ヲタクなる愉しみ也。
あまりのお気に入り故、いったい何種揃っているのか?(CD2枚分だからちゃんと聴いている)状態なBach ブランデンブルク協奏曲全6曲〜カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団(1967年)久々拝聴・・・って、こんなCD持っていたのか・・・こどもの頃、クリスマスにプレゼントしてもらった西独逸製布張豪華装丁銀色レーベル煌びやかなるLP2枚組(高価大枚4,600円也)、無垢な少年は心ときめかせ、瞳輝かせて聴いておりましたよ。宝物でした。今は昔。バロック好きに至った原点でしょう。人生の寂寥背に漂う草臥れ中年に至って古楽器派となり、リヒターの演奏は(少なくとも記憶では)立派、堅苦しい、雄弁過ぎ、といった印象でした。今朝、低い音量にて拝聴したら懐かしくて・・・音質極上。現代楽器によるサウンドは輝かしく、スケール大きく、馬力たっぷり余裕の推進力に溢れ、腕利き揃い(ニコレとかリンデとか。ハンスハインツ・シュネーベルガー(v)が凄い!)のアンサンブル統率もみごと。そりゃ、リヒターのチェンバロはトンデモ金属的大音量時代錯誤(かも知れぬ)、しかしその現役鮮度、説得力には、ぐうの音も出ないほど。巨大なる構築物風演奏は、そうそう日常聴きできるものもないけれど、永久保存版でしょう。
第3番第2楽章に於ける(短い)チェンバロ・ソロの緊張感。こどもの頃の驚愕は鮮やかに記憶蘇りましたよ。リヒターは54歳逝去(1981年)、自分の年齢にはもうこの世の人ではなかったのだな。時代は古楽器に主流が遷っていた頃、彼が長命を保っていたらどのような存在になっていたのでしょう。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
今週は年末体制真っ最中、休み中よほどのことがないとケータイ持ち歩かぬことにしていて、昨夜帰宅したら連続メール転送有、あわててメール接続したら、我が担当エリアでの物流トラブル?関係各位遣り取り5件ほど残っておりました。実務的には完了、とくに自分が出張る場面でもないでしょう。連休明けに丁重に追加お詫び、お礼しておきます。昨日、女房殿が服を物色している最中、お隣の電器屋さんにて「kobo」とか「iPadmini」試してみました。たしかKindle(女房殿はキンドンと呼んでおりました)もあったな、通販ばかりじゃないのだね、最近家電量販店には縁がなくて、けっこう店頭販売もあるとは発見。
ネットにつながっていて、さっそく「音楽日誌」検索、自ら執筆した画面に読みふけってしまいました(ナルシズムか?どんどん縦長に執筆増えるので、スクロールがカンタンだと拝読はラク)。見る画面によって全然印象が変わるのだね、眺めるだけだったらタブレットPCが便利なんじゃないか。予約したドスパラ・タブレットは大人気みたいで、なかなか発送の連絡が届きません。あと数日、年内到着を期待いたしましょう。
年末になると恒例、業者から手帳とかカレンダー、手ぬぐいなどどっと届くのが風物詩、昨年手帳は減ったな、と思ったら、今年は皆無。カレンダーも出足は遅いみたいです。不況なのか、社会習慣の変遷なのか。業者手帳なんて、誰も使っていませんでしたもの。自分は超・整理手帳愛用、10年以上前大枚5,000円以上出して豪華カバー入手、これがこれだけ保てば格安な結果、リフィルは最初の数年は買っていたけれど、ここ最近はフリーソフトによる印刷で済ませております。経費節約もあるけれど、キッカケは自分のスケジュール管理がリフィル発売に間に合わない、といった趣旨でした。上司は既にiPhoneにてスケジュール管理を行っております。自分もタブレットPC、ネット連動できれば(例えばGoogleカレンダー)それも良いかも知れない。
でもね、野口先生の古典的名著(一連の「超・整理法」)を読めば趣旨は明らか、あれは6週単位が基本となっていて、締め切りまでの時間がアナログ的に把握できるんです。数週間後本番、しかし途中に云々が入っているから、実際上の作業時間はこれしかない、みたいなことがリアルに理解可能。それはディジタルではもう少々工夫が必要となるでしょう。もちろん、取り扱いの便利さ(その場でさっとメモやら修正できるか)ということもあります。
Beeやん苦戦連続して気分を変えましょう。Mahler 交響曲第3番ニ短調より第6楽章「ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて」〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル(1985年)・・・数年前(2010年)、あまりの値下がり(2,700円程度)に怒濤の如く全集を買い漁ったものです。マゼールはたしか、第1番第5番の単品をオークション処分して全集再購入したもの、ところが聴く機会が妙に少ない・・・のは、若い頃の記録ともかく、彼の一連の録音印象は恣意的な表現がどーも気に喰わぬ・・・久々の拝聴(ボックス上部に埃溜まっていた)は、なんと静謐、そして清涼なサウンド!世間の賞賛に相応しい弦の艶やかな響き、これは全集再聴をすべき時期なのでしょう。世評も意外と高いのですね。
自分のような門外漢には素晴らしい音質と感じたが、全集はディジタル技術深化の足跡でもあるらしい。その辺りも気を付けて聴いてみましょう。
自分にとっての縄張りはやはり、Beeやんに非ず、こちらなんだな。嗜好だから仕方がない。
今朝から、再度エドゥアルド・シュトラウス/ウィーン交響楽団による優雅なウィンナ・ワルツ拝聴。ネットにはもう一枚分音源有、これが表記「シュトラウス三世/交響楽団」ナント1927年録音。時代を考慮すると驚異的音質!演奏のほうはSP収録時間に合わせた?どれもさっくりと速めのテンポで落ち着かない、または短縮版が多いようです。(「ウィーンの森の物語」には優雅な序奏省略残念)ツボはちゃんと押さえて、楽しげにスウィングしておりました。弦にはポルタメントが掛かっている・・・自主CD化すると音質改善更に顕著、但し、我がネット通販激安CDRは不良だったみたいで、ラスト2曲途中ストップ。これで5枚目くらいかなぁ、残念。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
ここのところ睡眠不如意極まって、早朝覚醒続いております。昨日夕方、ちょっと体調怪しかったけれど、今朝時点未だ大丈夫、土俵際?外は雨模様にてウォーキングは叶いません。どこにも出掛けず、な〜んもせず、内向き生活引き隠り中。お仕事話題はお休み中忘れたいが、ちょっと思い出したことがあって、留守番メンバーにちょいメール済み、すると毎週末提出の週報(自分のは詳細でっせ)に次期上司よりコメントが返っておりました。サラリーマン世界って人事発表即、職場雰囲気は変わってしまうのだな。
一昨日、”これが少々選曲に失敗”の件。Beethoven 交響曲第7番イ長調/ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン交響楽団/ゴルダン・ニコリッチ(v)/ティム・ヒュー(vc)/ラルス・フォークト(p)(2005年ライヴ)・・・自分の嗜好乗り越え、古今東西先人が評価してきた古典は謙虚に拝聴する・・・つもりが、両作品とも体調いまいちな状況にて集中するのがツラいんです。第7番はクリュイタンスの演奏(1957年)をこどもの頃より愛し、トリプル・コンチェルトだって意外とお気に入り(演奏問わず)だったはず。ハイティンクの演奏はヴィヴィッドかつ前向きな意欲を感じさせるが、デッドな会場音質もちょっと気になる・・・世評は(概ね好評価前提に)割れておりますね、オーディオなんか収拾付かぬほど。「穏健派」と書いた人はボロカスに反論されているのも微苦笑もの、ベーレンライター版使用としては「穏健派」かも知れませんよ。いずれ、自分にはこの演奏を云々する元気は残っておりませんでした。体調万全にて仕切り直し狙いましょう。
Brahms 交響曲第2番ニ長調〜マレク・ヤノフスキ/ピッツバーグ交響楽団(2007年)・・・つまり出張持参音楽は独逸BBBばかり。Brahms はエイドリアン・ボウルトで充分だった、ということでっせ。スタインバーグ以来懐かしいピッツバーグ響の硬質金属的な響き、音質も旧PHILIPS陣のスタッフが担当して文句なし。しかし、出張疲れ帰りの耳にはジミなサウンドやなぁ、表現はオーソドックスやなぁ、とか、そんな程度の手応えでした。
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早朝より遅れ馳せ、年賀状を印刷しておりました。宛名書きはデータ整理すればあっという間でっせ、便利な時代となりました。悪筆家としてはありがいたこと。リストに数人、鬼籍に入られた人もあり、また、ご健在なのか確認できぬ方もいらっしゃいました。クリスマスも近い・・・カトリックの幼稚園に通った自分としては”なんちゃってクリスマス”じゃなくて、ちゃんと敬虔なる気分感情のみ原体験として刷り込まれております。神社仏閣、初詣も好きだけどね。
Bach クリスマス・オラトリオ(第1部〜第3部)〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/モンテヴェルディ合唱団/ナンシー・アルジェンタ/ルース・ホルトン/アンネ・ゾフィー・フォン・オッター/オラフ・ベーア/ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ/アンソニー・ロルフ・ジョンソン(福音史家)(1987年)・・・2010年英国通販より入手、この時期迄は精力的にCD漁っておりました。当時の記録を検索すると ”期待通り想像通り”の出来。声楽水準高く、古楽器の古雅素朴なサウンドが軽快に響きます。震えるほどの感動が蘇らない・・・との不遜なコメント発見。今回聴取には ”震えるほどの感動”有、声楽の充実、軽快なるリズム感、馴染みの祝祭的旋律たっぷり堪能いたしました。第1部 「降誕節第1祝日用」/冒頭「歓呼の声を放て、喜び踊れ」開始ティンパニの喜ばしい連打からウキウキ、ワタシは第3部 「降誕節第3祝日用」が大好きです。若い頃年末に倒れ(今考えれば尿路結石だったのだな)、病室にてクリスマスのFM放送で聴いたのが想い出となりました。あれはマルティン・シュナイト/コレギウム聖エメラム(1977年)だったっけ。
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昼から女房殿と外出(珍しい)。目的は服とJINS PC(度付き)、前者は無事入手、後者は様子を見て次回検討といたしました。ま、5,000円ほど+レンズ代3,990円也。さほどに高くはないし、眼に良いのなら入手価値あるでしょう。でもね、半年ほど前二つ購入しておりますから。若い人たちでごった返す西宮北口から、ぐっと庶民的な十三へ阪急特急にてひと駅、前回安くて美味しかった河豚再度食してきました。こ汚い居酒屋、味と価格はたしか。
Beethoven 交響曲第9番ニ短調〜ジョス・ファン・インマゼール/アニマ・エテルナ/合唱団/アンナ・クリスティーナ・カーポラ(s)/マリアネ・ベアーテ・シェラン(a)/マルクス・シェーファー(t)/トーマス・バウアー(b)(2007年)・・・年末ですから。先月オーマンディのSP録音に感心して、1964年ステレオ録音も再聴。こどもの頃はあれほど感動したのになぁ、なんかフツウ平坦な印象でした。さて、こちら最新の古楽器系演奏の成果や如何・・・もとよりワタシは古楽器派、期待を以て拝聴いたしました。
これが・・・どーもいかん。精緻精密に仕上げられ、古楽器の技術的洗練も極まった手応え、たっぷりあります。美しく、まとまりの良い演奏。ベーレンライター版云々のテンポ設定には耳慣れて違和感ありません。でもなぁ、なんか淡々と盛り上がらないのは我が、貧者のオーディオの責任でしょうか。編成の小さな作品とか、デリケートな味わいには欠けないはずなんだけど(迫力はないけれど)・・・かつて、ハノーヴァー・バンド(1988年)の演奏には感銘深かったんだけどなぁ、こちら上手いんだけれど、なんかさらさら流れて全然ツマらない。やはりBeeやんとは相性がよろしくない。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
珍しくほぼ一ヶ月ぶりの金沢行き、もう来週本年ラストの再訪は決まっていて、幹部との忘年会は前回済、日常実務メンバーとの忘年会でも・・・と、上司に相談していたところ、既に向こうが万全の準備をしておりました。こりゃ本気だ。体調よろしくなく、いかにも疲れが溜まっている感じ。往復実質6時間はもうツラいなぁ、あわてて準備した資料に一部チョンボ(要らぬ一行が入っている)発見(お詫びして笑い話に)、細部エエ加減なところあるやも知れぬが、そこはヴェテランのワザ、ツボだけは絶対に外さない。商談のお相手は現在一番忙しい時期であって、しかも体調崩し気味との情報(女性担当)、この間の成果の交流、ポイントのみ合意して、何かあったら年明けに連絡してね、和気藹々と商談を終えました。別途、ウチの商品中いかにも身体に効きそうなもの詰め合わせ(サンプル残り物)お見舞いに事前送付しておきました。
「今年はケータイ大丈夫?」って、数年前、年末ラスト前日洗えるジャンパー・ポケットにケータイ仕込んだまま洗濯してご逝去、年末年始緊急連絡できぬ状態のまま年越した思い出話でした。取引先トップからは「エエ時にケータイ壊したな」とのイヤミ・メール有。マメにメール確認するから勘弁してね、ごまかして、結果な〜んもトラブル発生せず。
夕方、思ったより早めに戻れたので、ずいぶんと久々整形外科にてじっくりリハビリ・マッサージを受けました。マウス腱鞘炎な両腕は最近テレビ番組仕入れた某指の体操が効いて意外とラク、しかし肩バリバリ、雪の金沢にて冷えた左膝も痛んでおりました。頭痛も有。若い人々には楽しみなクリスマス連休、こちら本日なんとか資料仕上げたら、ゆっくり休みましょう。
出張音楽。じつはリニューアルされたiTunesに慣れておらず、変な操作の挙げ句データ登録がヘンになっちまったのでiPod音源全部いったん消去、入れ直しました。これが少々選曲に失敗・・・まず、エエほうから。Brahms 交響曲第1番ハ短調〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1954年)・・・たしか未CD化貴重音源いただきもの、かつてはロンドン・プロムナード・オーケストラと表記されておりました(英ニクサ録音?)。 音質かなり良好とはいえ、著名なる1970年代の名演奏があるのでなかなか復活の兆しが見えぬ・・・これが新録音と基本路線同じ、骨太ストレート、男らしい推進力に溢れて感動的なのは前提、これに65歳という気力体力充実が加わって心持ちテンポ速め、そして表情はいっそう濃厚でした。エイドリアン・ボウルトEMI録音11枚ボックスは2012年度最大の成果のひとつに間違いなし、サービスとして(パブリック・ドメインなんだし)旧録音全集3枚ほど加えてくれんか・・・これはGood!
Bach ブランデンブルク協奏曲全曲〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(2009年)・・・なんせお気に入り、新旧取り混ぜて聴けるものは全部聴いちゃう、2012年は生演奏で第3番第5番、第4番聴けましたよ。バロックは古楽器、1976/7年録音のレオンハルト盤(これは現在手許になっかったような?)に仰け反って以来の確信前提、伊太利亜系軽妙自在なる演奏がお気に入り(カフェ・ツィンマーマンはは仏蘭西でしたっけ?)、こちら英国勢は”古楽器によるリファレンス”基準となるべき、表情豊か、安定した技巧、整ったアンサンブルとノリのバランス、速めだけれどどれも適性を感じさせるテンポ・・・デブレツェニは第3番第2楽章にて絶妙の”カデンツァ”(?)聴かせてますよ。
ここ迄順調、しかし次のBeeやんにて躓きました(時間切れ)
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どーも風邪っぽいな、体調悪かったわけだ。悪化せぬよう連休中はおとなしくしていましょう。きょうもよう働いたなぁ、段取りと合理化を旨とした迷人サラリーマンも大苦戦しつつ、なんとか当初予定の宿題(けっこう膨大)を終えました。新人の連日残業指導もひと段落。帰り、恒例銭湯行きを狙ったが、薄ら寒い雨模様にて断念、帰り十三駅構内の床屋さんにて散髪をスッキリ済ませました。
通勤音楽は大好きなウィンナ・ワルツ。J.Strauss 円舞曲「南国の薔薇」/円舞曲「振動」/円舞曲「宮廷舞踏会」/円舞曲「酒、女、歌」/円舞曲「ウィーンのボンボン」/円舞曲「朝刊」〜エドゥアルド・シュトラウス/ウィーン交響楽団・・・ネットよりダウンロードしたもの、1950年頃?良質なるモノラル録音です(LPレーベル表示はSTEREOとなっておりますが・・・)。ステレオ録音は既に聴いていて、この記事を読んで山本さんが正しい情報を補足して下さいました。ワタシが若い頃聴いたLP3枚組は別な音源だったのだね。このウィーン交響楽団との録音はオーケストラの編成が厚いのと、けっこう優雅なスケールを感じさせるもの。リズムは本場もんでっせ。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
寒いですねぇ、いつものウォーキング+ストレッチは短縮バージョンへ。本日はこれより金沢日帰り案件、商談は一件のみとなります。ご当地は雪みたいですね、ま、駅からバス乃至タクシーにて移動、どこにも出掛けるワケじゃないから、ちゃんと到着すれば文句ないんです。現在情報ではJR順調運航中。列車中ストップして閉じ込められるのはイヤだな、過去5年の経験では最長2時間ほどでした。昨日締め切りの提出資料案件、内部打ち合わせ案件無事クリア、新人への付きっきり資料作成指導(連日残業)も継続しております。本来青仕事の半分を受け持ってあげて(これがここ数日の苦しみを倍加)、あと半分のみ、昨夜3/4迄、本日ほぼ100%に辿り着くことでしょう。明日、朝一番で点検して修正指示、土日月の連休はちゃんと保証しますよ、だってクリスマス・イブですもん。千葉の彼氏が出てくるのかな?
英語ネイティヴ、有名大学院卒、性格も滑舌もよろしいのに、半年以上経過して実務処理ともかく(新人としては充分)クリエイティブな提案資料を異様に苦手としております。昨夜残業終えて(他誰もいない)帰る時に述懐有「複数案件やら、なにか関連事項を調べると、それに没頭して本流の仕事を失念する癖がある・・・」とのこと。なるほど、ヴェテランだったら一日、新人でもおそらく一週間分の仕事が、締め切りまで4週間/3週間経過してもほとんど手付かず、そのパターンが既に3ヶ月継続していて、自責点による担当実績はボロボロ・・・ひとつひとつの作業を完了させる、といった社会人として当たり前のことに慣れていない。(単純作業は大丈夫ですよ、ちゃんとできる)どれも中途半端にあちこち手を出して、結局どれもほとんど、なにもできていない状態。ま、我々のお仕事はフクザツ怪奇、次々輻輳して、優先順位、切り捨てるものは切り捨てる(申し訳ないが、メーカーさんのご挨拶は日程変更お願いする)ひとつひとつクリアしていかぬと如何ともし難い。
ワタシの場合、なんせ記憶力弱まっているので、超整理手帳に情報一元化前提、業務用パソコン起動とともに「当面の課題」(秀丸エディター)起動(必要事項都度メモ/終われば消去)、もっと待ったなし案件複数ある時には付箋紙ディスプレイ貼り付け(一件一枚)完了する度はがして、なくなるまで継続・・・てなワザは教えているんだけどな。お仕事私生活ケジメはしっかり付けている自覚有、それでも夜にお仕事案件思い出せば”自分にメールする”なんてこともしますよ。彼女は「毎日宿題締め切りを決めてクリアする迄帰らない、というのは精神的にスッキリしますね」と冬の寒空を帰っていきました。可愛い娘の成長を心より願う(年恰好的にそんな感じ)。今月営業成績は文句なし!達成へ。
出張出発迄少々時間有。昨日エエ加減な言及していたAafje Heynisの件、ようやくDVDの中からデータファイル発見。Bach Cantata, 'Vernugte Ruh, beliebte Seelenlust', BWV170(喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜)〜Netherlands Chamber Orchestra/Szmon Goldberg/Cantata 'Gott soll allein mein Herze haben', BWV169(神のみにぞわが心を捧げん)〜/Netherlands Chamber Orchestra/Chorus of the Netherlands Bach Academy/Albert de Klerk (organ)/Anton van der Horst/Seven Sacred Songs;So gehst du nun, mein Jesu, hin, BWV 500/Es ist vollbracht! Vergiss ja nicht dies Wort, BWV 458/Mein Jesu was fur Seelenweh, BWV 487/Auf, auf, mein Herz, mit Freuden, BWV 441/Jesus, unser Trost and Leben, BWV 475/Mit Freuden zart (arr. Jansen)/Heut' triumphieret Gottes Sohn (arr. Jansen)〜Simon C. Jansen (organ)/以上すべてAafje Heynis (アーフェ・ヘイニス contralto 1924-オランダ)・・・1960年前後の録音らしい。BWV170はシモン・ゴールドベルクの伴奏担当。入手済み(本年数少ない購入)の8枚組にはRITTERの短い13分ほどのカンタータが収録されるけれど、このBach はなかったんです。同時録音だとすると1960年。BWV169(こちらのシンフォニアがオルガン協奏曲になっている)は昔懐かしいAnton van der Horst(アントン・ファン・デル・ホースト1899 - 1965)やや忘れ去られた感もあるけれど、TELEFUNKENに多く名盤を遺しておりました。全体として大時代というか、もちろん現代楽器、おおらかで茫洋、いっぽうでやや生真面目さも感じさせる表現。ヘイニスは、そうだなカスリーン・フェリアを連想させるような基本+濃密な重さ=強面を感じさせました。所謂、一昔前の荘厳なるBach !イメージそのまま。クリスマスも近いし、そんなイメージに(?ほんまのところはわからぬ)敬虔なる風情にけっこう感動いたしました。音源入手困難か。音質は鑑賞に差し支えない程度。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
年末云々別にして、いつもの切羽詰まった毎日か、と思ったら、昨日から一気に年末モードへ、迎春商品の受注が始まって、その対応に追われました。得意技(だったはず)の全体像予測も、今回はあまりに変則、イレギュラーにて手の付けようがない。東京本丸各部局やら商品実務調達部局、メーカーさんから問い合わせ相次ぐけれど、曖昧な回答しかできぬのがツラいところ。何度も理論試算繰り返し、ついに”費用対効果”(手間暇エネルギー掛けたワリには正確な結論類推ができぬ事実)を考慮してあきらめました。新人実務指導は続いていて、昨日もド残業。本日は上司用本丸会議資料締め切り(嗚呼、とうとう締め切り当日まで手付かずだった!)内部大きな会議、明日の自分の持ち分出張最終資料点検(一応完成させたのが一週間前)+新人資料作成(引き受け分完成=現在85%出来)+新人付きっきり資料作成指導。
体調良好、心身ともに余裕でっせ。本日、ほぼ営業数値月次全貌出(明日更に上乗せ予定)楽勝です。焦点は翌月に移っております。
通勤音楽はオランダ往年の某女声(Aafje Heynis コントラルト)によるBach カンタータ集・・・って、これがiPodのツラいところでして、初耳音源をネットから探してきて即投入、ちゃんと音源情報完全調査せぬまま・・・週末にでも再調査いたしましょう。たしかバックの一部をシモン・ゴールベルク/オランダ室内管が担当していて、自分所有の8枚組には収録されぬもの。えらく強面、時代を感じさせる貫禄でありました。作品詳細もちゃんと見ていなくて、よく知ったもの、オーボエ協奏曲の旋律そのままオルガン・ソロでシンフォニアを構成しておりました。
他、ここ何度拝聴繰り返しているBruckner 交響曲第8番ハ短調(改訂版)〜ハンス・クナッパーツブッシュ/ミュンヘン・フィル(1963年)・・・聴けば聴くほどに味わい深く、耳当たりのよろしくないアンサンブルはまったく気にならなくなり、広がり狭い温室にも完全に耳馴染み見ました。さて、意気軒昂に出掛けましょう。本日も不本意なる残業確定でしょう、きっと。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
自分の担当分はそれなり、狙い通り進捗中、営業成績も見込み通りの追い込みとなって、順調です。問題は新人の担当分であって、既に半分自分が受け持って、更に細かい実務作業を当面パートさんに振って時間を保証したのに、夕方点検すると全然出来ていない・・・丸一日何をしていたの、と叱責すると〜泣きました。これで今年5度目?明るく素直、溌剌としている若者(女性)だから、周りからは「またイジメている・・・」と白い眼で見られるのだろうなぁ。仕方がないので、ド残業、横に付いて資料作成一行ずつ詳細指導しました。1/4完了したところで時間切れ、小一時間ほど呑みにいきましたよ。すまんね、厳しくて。他の部局に行けばもっと高い評価されていたかも、なんせここは最前線の現場、毎日数値を求められ、取引先対応は待ったなし。現在の営業って、細かい実績分析とアイデア、詳細提案が必要なんです。こんな喧しい、煩い上司の事前点検も受けるし。
でもね、いろいろトライしてみて結果、あかんかったことは責めないんです。事前準備や対応の手抜きが問題。自分も含め、失敗は隠さず、速やかに報告してフォロー体制に入る・・・幸い現在の上司も、自分も部下のミスを放置したり、責任を押しつけることは絶対にありません。(数年前はあったけどね、団塊の世代残党が責任から逃げまくる)前面に立ってお詫び+フォローに入るのは当たり前。エエ職場でっせ、普段残業を奨励しないし、休みは保証するし。
今朝の音楽はBach ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048/2挺のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043/序曲(管弦楽組曲)第1番ヘ長調BWV1066/ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049/オーボエ協奏曲ニ長調BWV1053a〜カフェ・ツィンマーマン(2000-2001年)・・・テクニックのキレ、自在なる表情変化と愉悦感、ノリ、どれをとっても最高、ここ数年聴いた古楽器系演奏の最高峰。テンポは速め、しかし急いた印象なし、溌剌躍動+肩の力が抜けて、なんて素敵なんだ・・・では、きょうも元気で行ってきます。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
総選挙はマスコミ下馬評通りの結果へ。民主は見込みマイナスα、小選挙区制は民意を反映せず、その弱点補完である比例区併用復活はいっそう状況はわかりにくい(けどなくすもマズい)。民主党現役閣僚やら大物次々落選は当たり前、民主党離党組小選挙区出馬は1/70の勝率とのこと。維新はひところの人気ともかく、初国政で54議席はたいしたものですよ。自民党大勝ち(+公明党復活)、さてどんなことになるのでしょうか。比例区の支持率はたいしたことはないけれど。原発継続、ムダな(経費ばかり掛かって効果薄い)公共投資強化、平和憲法改変ですか?閑話休題(それはさておき)
問題は当面のお仕事クリア、年内スッキリとケジメを付けて2012年を終えたいものです。新人のお仕事半分引き受けたから、今週一気にきつくなりました。体調さえ維持できればなんとかなる!土曜出勤+土日連続演奏会に行って、これがほんまの充実した休暇と言うべきか。元気です。
Puccini 歌劇「ボエーム」〜トマス・ビーチャム/RCAヴィクター交響楽団/ユッシ・ビョルリンク(t)/ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(s)他(1956年)・・・往年の名盤中の名盤、ネットにて音源入手可能となったので自主CD化いたしました。モノラル末期、音質かなり良好、オペラに演奏の質云々言及不可能、ましてや滅多に聴かないイタリアもの。それでもビーチャムのヴィヴィッドな表現、ビョルリンクのイケメン彷彿とさせる美声、ロス・アンヘレスの可憐親密な歌はしっかり受容可能であります。
さて、元気で出掛けましょう。本日から毎日タイトにスケジュール消化、宿題完了しなくては。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
睡眠不如意極まった感じ。昨夜、素敵な演奏会行き。上手い具合に電車、バスの接続よろしく9時には帰宅、二時間ドラマ眺めつつ【♪ KechiKechi Classics ♪】更新後、女房殿不在、気温がやや高いことを勢いにいつものやや大型銭湯行き。帰宅後、更にビデオに録り貯めたNHKドキュメントなど拝見して夜更かし・・・なのにトンデモ早朝覚醒連続。体調悪くないので気にしないことにしましょう。そういえば本日総選挙、友人付き合いに政治、宗教、国籍、金銭問題は持ち込まぬ主義なので、あまりここでも言及するつもりはないが、少なくとも自民党の土建屋政治復活はイヤ(するのかね)。民主党はもうアカンという声多くて、大負けするのは見えているけれど、あれは数年前の国民の期待の結果+小選挙区の仕組みですから。ドノミ式に大勝ちしたり、大負けしたり。第3極は賞味期間が短かった、というか、個々の政治家の姿が見えない感じ。
棄権せずに、自分なりの選択をしますよ。ワタシは原発廃止、負の遺産として放射能廃棄収納処理を政策的に、きちんと研究・実施すべきと思っております。経済政策、近隣外交問題は誰がやっても苦労することでしょう。
昨日通勤音楽。予告通りHaydn 交響曲第82番ハ長調「熊」(1962年)〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニックをiPodにて再確認・・・響きの濁りは自宅コンポに比べ改善され、聴きやすくなっております。これは先日バルビローリにて経験済。やや賑々しく明る過ぎるけれど、厚みのあるヴィヴィッドな響きと躍動は魅力的でしょう。ここ数日、何度も聴いてすっかりこの作品を好きになりました。第1楽章「Vivace assai」に於ける推進力、第2楽章「Allegretto」はノンビリとした牧歌的風情に陰影有、第3楽章「Menuetto - Trio」には堂々たる自信を持った歩み+ユーモアがあり、終楽章「Finale; Vivace」には「熊」というニックネームの素となった冒頭低音部〜木管掛け合いが、やはりユーモラス。
本日は昼からBruckner(第6番)演奏会。予習しなくっちゃ。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
ここ数日睡眠不如意。本日もトンデモ深夜に覚醒して、音楽を小さい音で拝聴しております。今月集中的に聴いているユージン・オーマンディのSP録音はBrahms 交響曲第3番ヘ長調(1946年)・・・これも資料的価値、好事家の世界とは言い切れぬわりと分離の良い音質。表現的にはあまりに真っ当でフツウ、音量を絞っているせいか?さほどにオモロい演奏とは感じませんね。SPでは他に交響曲第4番も存在しております。ステレオ時代はどうでしたっけ?彼のBrahms って記憶はないけれど、なんでも録音する人だったからなぁ、全集あるのかも。
この間、連続注文した種々いろいろなもの、到着始まって、まず(取っ手壊れて注文)セラミック・コーティング・フライパン。以前から興味あって、さて使い勝手はどんなもんでしょうか。あ、それと職場マシンの「7」テスト導入(現行マシン+テスト用新ものが到着〜周辺機器や業務アプリケーションの挙動確認)年末に決まりました。自宅に「8」テスト導入して次の経験も良いかも。(自宅Atokは版が旧くてあかんらしい)
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二度寝して、いつもの出勤時間にゆったりしております。あと30分ほど余裕を以てうすら寒い雨中、出掛けましょう。本日は夜演奏会に間に合う時間迄、いっぱいお仕事予定。この間、確認した音源の件、少々言及(本日通勤にて再度確認予定)Haydn 交響曲第82番ハ長調「熊」(1962年)/第83番ト短調「牝鶏」(1962年)/第84番変ホ長調(1966年)〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック・・・まだ、あちこち部分聴き、全曲拝聴済みは「熊」のみ。人様の評価の高いのには驚き!ヴィヴィッドな躍動と推進力に溢れて、陰影豊か、厚い響きのサウンドは魅力的であります。じつは、かなり以前からのお付き合いであるこの録音、敬遠しておりました。と、いうのも交響曲第82番ハ長調「熊」第1楽章「Vivace assai」冒頭、響きが濁って喧しいんです。ここさえクリアできれば、残り3楽章、どれも溌剌として元気一杯、嗚呼そうか、こんな楽しい作品だったのだな、そんな発見に至りました。
ま、作品的にはやはり古楽器が似合っているような・・・バーンスタインと並行して比較いたしましょう。それと、アダム・フィッシャー全集のリファレンスとしての価値も、再確認したところ。上記同じ作品収録の一枚を確認しっつつ、そのバランス感覚に感心しておりました。
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いつもより宿題満載、追い込まれた土曜出勤中閑有。昼休みWindows8へのアップグレードを検索したら、AspireRevoに入っているOSは32bit版、これはアップグレードの対象にならぬそう・・・ま、現状機嫌よく動いているマシンをどーの、という逡巡はある(64bitのノートに載せ替える勇気はない)けれど、だったらLinuxじゃないの。ubuntuも版が進んで見た目カッコ良くなっているのは、先日ダウンロードしてDVDに焼きこんで経験済み。旧い版をCDに焼いているのもありますし。
ブラウザ(Chromeを使えば今と同じ)やOfficeソフト、圧縮解凍ソフト、使いやすい日本語環境は前提として、ubuntuでも最低限欲しい機能は
(1) HTMLエディター これはWindowsでも滅多に気に入ったのはないんです。
(2) QTClip的 クリップボードの履歴をとったり、定型文の保存ができるもの。これはありそう。
(3) (使用頻度減ったとはいえ)CDを焼く機能。トラック間の調整とかカスタマイズがちゃんとできるもの。これもきっとあるでしょう。
こんなもんじゃないか。実際に必要なのは。ああそうか、
(4) .wavファイル変換とか、cueシートによるファイル分割とか、簡単にできるもの。
これくらいでしょ。あと数日でアンドロイド・タブレットPC届くけれど、あれも良い経験になることでしょう。もしかして女房殿閲覧マシンになるかも。週末は母親様子見に実家に帰っているけれど、その時持参(おそらくFONが使える)できるかも。
いくら安くても、それなりの金額だし、実用として使いこなさないとムダ。一方で「お勉強」という意味もあるでしょう。(以上職場昼休みGoogleDocumentにて執筆)・・・こうしてテキストだけ書いておいて、あとでHTML整形やらリンクを整えるといった手もあるのかも。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
相変わらずの心身とも怠い日々、営業成績は理論予測通り毎日尻上がり、毎日の自分の実務作業は粛々と消化しているけれど、先行して意欲的に・・・というところ迄到達せず。来週本丸提出の締め切りは決まっているのだから、さっさと着手すればよいのに。どれも中途半端になっていて、挙げ句、新人の営業提案資料進捗を点検したら、いろいろ考え、お勉強し、結果(例月通り)ほとんどできていない・・・5回目の月次サイクル(最初の2ヶ月は見習い中としてカウントせず)でも状況変わらない、毎月、夏休み終了前日に絵日記一気に書いている状態也。性格も良いし、明るいし、日々の実務の改善は進んでいるみたいだけれど。じつは取引先深刻な落ち込み分野であって、5ヶ月前は自分がお手本見せなくっちゃ、ということで、丸一日こもって一気に資料仕上げたんです。今月、またその再現必要かも。
ま、贅沢な悩みでっせ。大きなトラブル抱えているわけでもなし。昨日夕方、幹部人事発表され、来月末には異動です。(我ら平民は年度変わり実施)3年お世話になり、激しい日々と(こんなロートルに)活躍と成長の場+高い評価を下さった(ほんまです)上司も異動へ、おそらく本人には不本意なる配置でしょう。ま、若いから、未だ先がありますよ。さて、自分はどーなるのか、実質引退勧告?それとも継続か。お隣チーム・マネージャーはダウンして不在(現在我がチームで復活、慣らし出勤中)、上司が異動、唯一残る自分は動かしにくいはず・・・後任は(これも)旧知な同世代、どんな職場運営になるのでしょうか?
昨日通勤音楽は、Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団/エヴェリン・マンダック(s)/ビルギット・フィンニラ(a)/シンギング・シティ・コーラス(1970年)・・・初耳。電気ノイズ混入という噂だけは聞いておりました。やや広がりに問題あり?全体には奥行き空間みごとな瑞々しい音質と感じました。「復活」といえば古今東西緊張感+スケールに溢れた名演揃い。こちらやや楽天的、明るい祝祭的雰囲気支配して、素晴らしい声楽扱いの上手さ、バランス感覚、豊かな厚みに魅了されます。サウンド耳当たりの良さ、抜群!作品に晦渋ではない、平易なテイストを与えて、最終盤への盛り上げ方も文句なし。じつは最近、この作品をちょっと愉しめない日々が続いていたんですよね、もしかしてクレンペラー以来か。オーマンディって、特異なアクやクセのある表現ではない、フツウといえばフツウ、眉間に皺な世界とは無縁なのが好ましい。
オーマンディ関連もう一本。Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1939年)・・・ネット検索していて、偶然に発見したもの。今月彼のSP音源をずいぶんと聴いたけれど、大昔から録音いっぱいしていたのだな。ここでも想像以上に分離の良い音質、わかりやすい表現、厚みのある瑞々しいオーケストラの威力・・・同じテイストでありました。
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年の瀬を迎え、そろそろ切羽詰まっているのに、どーもお仕事興が乗らない。今週体調いまいち、精神的にもっとはもっとやる気が出なくて、お仕事溜めて、挙句、新人のお仕事ごっそり引き受けました。本日1/4完了。明日、土曜出勤。ここで一気に仕上げましょう。女房殿は親戚が遠方より出てきて、温泉行きらしいから、職場から直接演奏会に行こうかな?
森ノ宮ライゼコール&アンサンブル・クランクレーデ第25回
2012/12/15(土) 18時開演 伊丹アイフォニックホール
オール・バッハ・プログラム/カンタータ第147番「心と口と行いと生活で」/第51番「すべての地にて神に向かって歓呼せよ」/ミサ曲 ト短調BWV235(だと思う)/ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049 指揮 中安公則
1,500円だそうです。ま、ちょっとした小さな贅沢でしょう。大好きな作品は生演奏を聴いて”画竜点睛”成〜ブランデンブルク協奏曲は第3番、第5番、第6番、そして今回第4番でしょ?楽器編成とソロ技量、音量バランス問題で第2番と第1番は難しいのかな?いつか体験できるでしょうか。
日曜はBrucknerだ。同じ会場にて。
通勤音楽はBach 管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067(1950年代)、そして ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050/第1番ヘ長調 BWV 1046(1957年)〜サーストン・ダート/フィロムジカ・オブ・ロンドン・・・記憶では2004年入院した時にお見舞いでいただいたもの。管弦楽組曲はモノラル録音、協奏曲はいちおうステレオ・・・いずれたいした音質ではありません。ダート自身の達者(金属的豊か)なチェンバロも含め現代楽器であり、ここ最近の柔らかな古楽器の響きとは異なります。しかし、弾むようなリズム、切れ味もノリも良いスウイングは、まさに古楽器系の魁(さきがけ)なのだな。フィロムジカ・オブ・ロンドンって、たしかボイド・ニール室内管の末裔ですよね。けっこうソロには名人揃って上手いもんですよ。
驚いたのは第1番でして、ホルンじゃなくてオクターブ高いトランペットが担当しているんです!サーストン・ダートの研究試案だったのでしょうか。もの凄く華やか、効果的でした。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
今朝、いつもの時間にウォーキング実施、朝食朝刊熟読後、こうしてパソコンを立ち上げると、なんの問題もなくネット接続認識成。よかったね。非力Atomマシン、3年間酷使し続けたけれど、あと1年ほど、なんとか機嫌良く動いて欲しいものです。もう次々、新しいものに買い替える時代でもないでしょう。寒くて、前向きお仕事やる気も起きない日々、本日はちょっと、気持ち入れ替えてお仕事進捗一気に狙いましょう。とにかくケジメは付けて、明日演奏会に行くか。
昨日通勤音楽続編。R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1939年)・・・これもネットより.mp3にてダウンロードすれば→そのままiPod行き、という安易な選択。この時期のSP復刻として出色の水準に変わりないが、先日のTchaikovskyとか「第九」に比べると少々音質落ちます。それでもオーケストラの厚み、ブリリアントな響きはちゃんと理解できるから凄い。LP時代、1960年CBS録音を聴いていて(ハイ上がりの音質に閉口)表現的には(これも)記憶とそう変わりはない。真っ当、ストレート、大見得を切るような表現ではない、オーケストラの余裕の技量にて豊かに鳴り響く音楽。但し、作品が作品だし、好事家の世界ですね。
1978年RCA録音は復活しているみたいだけれど、1960年は何処?パブリック・ドメインだからどなたかネット上に上梓して下さらぬか。
では、行ってきます。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
職場では風邪が流行って、小さい子持ちの若い母親はこどもの発熱で休んだり、本人もマスクが手放せません。自分もちょっと体調怪しいが、未だセーフ、但し、昨夜睡眠不如意にてちょっと気を付けないと・・・今年は酒席をほとんど断っているので、お付き合いで体調崩すことはないのが救いです。昨夜、とうとうタブレットPCを注文・・・米が切れてamazonに注文した勢いにて・・・KindleかNexsus7か、の選択肢だったはずが、壱万円を切る!コスト・パフォーマンスにて(どーせアンドロイドでしょ)「ドスパラ・タブレット」にいたしました。(大人気売り切れ予約)使い勝手、使い方、活用方法含めてお勉強ですから。残るはWindows8導入の判断だな、ありゃ失敗OSの予感しているんだけれど、我が家に3台ある「7」マシンのウチ、ひとつくらいは「8」への変更お勉強が必要なのかも。
ほんまは壱万円中古ノート(OSなし)でも入手してubuntuお勉強のほうが価値あるのかも。いずれ、ノーミソ活性化のため、あまり多くを出費(身に余る贅沢)せずに工夫したいものです。
Sibelius 交響曲第2番ニ長調〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団(1966年)・・・ロイヤル・フィル盤(1962年)は音質の優秀さ、オーケストラの技術的な安定という点もあって、心より感銘を受けたものです。ニューヨーク・フィル(1940年)だって、音質さておき手応え聴き応え充分、さて本命EMI全集は・・・昨夜、久々の拝聴は・・・オーケストラがどーもよろしくない。縦線が揃うことが芸術の主眼とは考えぬ立場だけれど、あちこちのアンサンブルの破綻、リズムの緩み、オーケストラの技量を気にするようになったのは堕落か。少々愕然として、iPodに音源仕込みました。通勤時に再度確認いたしましょう。ま、いつまでも1960年代の録音に固執しなくてもたくさん、新しい録音は出ているけれど。
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そういえば香港在住Mr.Kanetaよりメールが届いて、おっとり刀で”昨年ご案内サボった【♪ KechiKechi Classics ♪】2012年勝手に各自アカデミー賞募集”いたしました。今時、誰もBBSなんか見たり、書いたりしないかも知れないけれど。自分でもしみじみ一年を振り返って(ウソじつは)ぼんやりしております。
通勤はiPodに仕込んだSibelius 交響曲第2番ニ長調〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団(1966年)・・・再聴。驚きました。どこかのサイトで「CDを直接聴くより、データ・リッピングをしたほうが音質改善する」とのこと、まさにそのことを証明、実感した手応え有。じつはコンポでは音質にも少々疑念もあったんです。イヤホン拝聴では、管楽器の旋律受け渡しリアルな音色の変化や、各パートの分離も最高です。演奏もまったり横流れ、例のたっぷりとした歌に溢れております。オーケストラはけっして機能的とは言えぬし、縦線が揃っていない云々なんのその!これは充分魅力的な個性と確認できました。この作品もこどもの頃から馴染み、すっかり悪慣れしちゃった作品、久々アツい感銘、たっぷり受け止めました。
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上記2パラフレーズ目、帰宅してノートパソコンにて執筆+自主CD一枚焼いてました。音源情報を記録印刷するためAspireRevo(ネット・トップAtomマシン但し2gb)に移動、ところがネットの無線アクセスを認識いたしません。ネットワーク・デバイスが不調らしい。そういえば最近、起動後どーもネット接続が遅い印象はありました。再起動してみたけれど、症状同じ。この間、やや挙動不審だったので使わないソフトやら、ドライバやらがんがん削除して、レジストリ・クリーナー掛けて・・・その時に大切なファイルも誤って削除したのかも。この際、「8」にしてみるとかubuntuにするとか〜いや、そもそも内臓無線機器が壊れ掛かっているかも知れぬから、それだったらムダな行為かも・・・
・・・再々起動したら、いちおうネット接続復活成りました。前任マシンが突然逝去した(マザーボードが逝っっちゃった)のが2009年10月、これはたしか女房殿が当時勤めていた先の故障マシン(ウンともスンとも言わなくなったので、大切なHD内データ取り出しを頼まれた)を無料で払い下げていただき、HD入れ替え修理+増設+メモリ増設して4年使いました。おそらく累計6年ものだったのでしょう。今回は新品入手より3年経過。購入即修理経験有、サイト内検索すると今年2012年1月にネット接続不如意の記録出てきました。そろそろヤバいのかも。覚悟しないと。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
朝は体調悪くないのに、夕方の疲労感はどういったことなのでしょう。本日は今月営業成績の趨勢を決する実績出、予測の天才(自称)もちょっと読めていないんです。出勤する意欲に溢れているから、少なくとも精神的には大丈夫か。そういえば昨日ボーナスが出ていたはず、粛々と口座に振り込まれ、自分には実感ないけれど、世間には就労不如意な方も多いから、この状況を幸せと噛み締めましょう。本日、元・お隣(メジャー)チームのマネージャー(盟友)、鬱病より復帰のプログラム開始。ちょっと気を遣いますね。ほんまは別な職場(フロア)復帰が望ましいけれど、地方の職場はどんどん合理化され、選択の幅がないんです。
敦賀原発、廃炉へ。お仕事関係で2年に1回ほどご当地に訪問しているけれど、第2の夕張の道ねぇ。国のエネルギー政策に翻弄されるさまは、まさに言い得て妙か。もっと悪いかも。廃炉のための特需は生まれるのかも知れぬが。それでも総選挙では自民党圧勝ですか?他に選ぶところが少ないからか。
昨日通勤音楽続編。Kodaly ハーリ・ヤーノシュ〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団・・・1950年代のモノラル録音(後述;じつはちゃんとしたステレオとのこと)。これが驚異的、広がりがない以外、奥行き、鮮明な各パートの分離、音質鮮度の素晴らしさ。ドラティのお国ものは、自信に溢れてアンサンブルも優秀であり、ユーモアとツィンバロンの妖しい響きも魅力的でした。
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昼から営業成績(売り上げ)の集計が出、一気に締め迄の予算目処立ちました。理論では予測していたけれど、商売は水物ですから。なんか一気に元気出ました。鬱病より復帰の盟友、意外と元気そうに出勤してきたが、声に張りがない〜3ヶ月ちゃんとしゃべっていないからね、とのこと。いちおう我がチームのメンバーなので、もとよりお仕事水準は高いので、自分が毎週やっているお仕事の一部をお願いしました。量はほんの少々、ムリだったら遠慮なく言ってね、フォローするから。様子と調子を見ながらあせらず、あわてず、年度末までお付き合いしましょう。
今朝の通勤音楽。Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1941年)・・・記憶では4回?あるうちの最初の録音か。当然SP復刻、これが素晴らしい音質+オーケストラの上手さ、瑞々しいサウンドもはっきり理解できます。演奏は中庸のテンポ、飾り少なく、ムリのない表現+豊かな明るい響きを基調として、後の録音とあまり変わりません。第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」に於けるホルンは抜群に上手いけれど、濃厚な甘さではなく、もっと機能的なもの。第3楽章「ワルツ」では、かなり思わせぶりなテンポのタメも決まっております。逆に言うと、やはりちゃんとした新しいほうの音質で聴いたほうが、いっそうよろしいということになりましょうか。なんせ、表現の基本は変わらないので。ま、たまたまネットから.mp3音源をダウンロードして、そのままiPodに入れただけのこと。
昨夜聴いた音楽。Mozart ヴァイオリン協奏曲第6番 変ホ長調K.268(Anh.C14.04)*/第7番ニ長調K.271a(271i)*/ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調K.261/ロンド ハ長調K.373〜ミハイル・エルクスレーベン(v)/新ベルリン室内管弦楽団(1990年)・・・言うまでもなく*は偽作乃至疑作とのこと。これがアデライード協奏曲K.Anh.294a (Anh.C14.05)になると「贋作」ですからねぇ。第7番は「作品としての出来はあまりよくない」とのコメントを発見したが、エルクスレーベンの表現の力?充分美しいと感じます。なんとも素朴な昔のコメントが残っていて、久々の拝聴は美しく繊細な録音、クール、やや細身なソロとアンサンブルがみごとであります。もう20年以上前の入手かも。意欲的な作品聴取+偶然質の高い演奏に出会って、音楽に日々目覚める日々でした。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
昨日、思ったより早く帰宅した女房殿と(恒例やや)大型銭湯〜経由ワリと安い和食(寿司)屋さんにて外食。我が家は無駄を省き節約を旨として生活しているけれど、喰いもんだけは贅沢やなぁ、いつも(だから痩せない)。この寒空に風邪もひかず、体調良好です。よう眠れました。北陸出張は来週、再来週、本年中は2回のみ、日本海側〜北海道は豪雪だそう。二日後、ウチのメンバーが出張だけど、無事到着できるでしょうか。なんとか到着しても帰れない(というのはマシ)途中止まってしまうのが最悪なんです。
昨夜、HD中在庫音源データすべてDVDに焼き込み完了。これだけ膨大に至ると、逆にほとんど意味をなさないほど、貯めているのみ。それとデータ詳細が不明になっているもの、複数ファイル解凍しても詳細データなし「1.flac」とかなっているだけで、ほとんどの作品名は理解できるけれど、演奏者やいつの録音時期か不明になっているもの多数。(自主CD化すれば情報は完備されている)ファイル名でネット検索掛けて出現する確率は体感50%ほど?ダウンロードした時に内容確認して、情報不備なものは画像やらデータをテキスト化して、音源ファイルと一緒に圧縮すれば良かったのだね。早速、昨夜往年のLP復刻音源をネット上にて発見、2件ほど実行いたしました。仕事でも趣味でも失敗を繰り返して反省、改善していくもの。
Antonio Sacchini(アントニオ・サッキーニ 1730-1786) 弦楽四重奏曲 イ長調 作品2-6/Pieter van Maldere(ピエール・ファン・マルデレ1729-1768)シンフォニア イ長調/Mozart 嬉遊曲ヘ長調 K. 138/テ・デウム K.141(66b)〜パトリック・ペイレ/コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルーヘンス/Westvlaams Vocaal Ensemble (Eufoda 1092 stereo)・・・ことし2012年7月拝聴の記録がありました。Sacchiniは伊太利亜〜仏蘭西辺りで活躍したオペラ作曲家、Maldereはベルギーのヴァイオリニストとのこと。前期古典派なのかな?われらがヴィルフガングのやや先輩筋か、大Bach 、Handel 別格としてバロック〜古典派に至る前の音楽って、素朴快活な音楽が多くて大好き。ややラフな古楽器アンサンブルは、けっこう躍動感があって素敵です・・・(時間切れ)
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本日も狙いの宿題をクリアし、少々のトラブルは無事回避して一日終了。但し、昼からミーティングを終え、個別メンバーとの営業提案書の内容聞き取り、して夕方、異様に眠くて・・・なんでしょうか、この体調の悪さは。風邪ひきかけ?新人女性は先週末風邪に苦しんでいて、とうとう本日休みました。巷ではインフルエンザ、ノロウィルスも流行っているそうな。今年ももう少し、なんとか体調維持してくれぬか・・・
通勤音楽はBaroque Program with the Societa Corelli ANTONIO Vivaldi - 1) Concerto in A minor(協奏曲集「調和の霊感」 作品3-6), 2) Cessate Omai for mezzo soprano and Strings(カンタータ「もう止めておくれ」 RV 684) and 3) Sinfonia No. 2 in G major(4声のためのシンフォニア ト長調RV.149か) /BENEDETTO Marcello - Concerto grosso in F major op. 1 No. 4/GIACOMO Carissimi - Suonera l'ultima tromba (親愛なる最後のラッパ ?)/FRANCESCO Geminiani - Concerto grosso in E minor op. 3 No. 3 〜ソチエタ・コレルリ合奏団/ルイサ・リバッチ(ms)(1950年代のモノラル録音)・・・福田先生に叱られそうだけれど、さして状態はよろしくないモノラル録音LP音源也。でもさ、RCAの廉価盤にて、この団体(売れ筋)「四季」を担当していたはず。山本さんは厳しい評価っすねぇ、曰く「硬質な音色と、鋭く作品に肉薄した無駄のない即物的なスタイル」。たしかに集中力あるアンサンブル、ヴァイオリンはヴィットリオ・エマヌエレですか?これがちょっとウェットな音色がなんとも味わい深いもの。こんな後ろ向きの邂逅ばかりではいかんな。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
寒いし、どこにも出掛けたくない。今朝はコンビニにメール便出す用事もあったので、(やや)ウォーキング兼ねて出掛けました。昨夜は二時間ドラマ「再会」拝見。幼なじみ二十数年ぶり再会にまつわる「秘密」と「再生」であります。重いドラマやなぁ、ビデオ録っておけば良かった。レイプの過去を隠す常盤貴子が哀しいけれど、長澤まさみが江口洋介にDV受けるところなんか凄いですねぇ、こういった(必ずしもキレいどころばかりではない)役柄をこなして深みを増していくんでしょう。今をときめく名役者勢揃いは基本、ワタシは妙齢の女性が登場するドラマが大好きです。最近では「結婚しない」(花、花屋さん、ガーデンが美しい。伊藤歩が好み)、他、「遅咲きのひまわり」(四万十川の自然+真木よう子の大ファン、香椎由宇も。このドラマは「再会」よりひとまわり若い男性陣もGood!)。じつはこどもの頃からドラマ好きでした。最近、ビデオ完備だからいつでも見られますし。
メイン・マシンであるAspireRevoにつないである外付けDVD焼き結果的に3枚連続して失敗。外付けDVDドライブの不調か、XP以来愛用しているソフトの不具合か?それともOSそのものの不調か、レジストリのクリーナーを済ませ、件のソフトを削除、「7」オリジナルのDVDを焼き込む機能を使用して今朝より再トライ〜無事、成功いたしました。ソフトの不具合だったのだね。ハードは未だ使える。じつはテレビ・ドラマを拝見しつつ、音源DVDの収録内容確認、清書印刷をしておりました。ヲタクな趣味やなぁ。自主CDのレーベル(情報完備)作りとか、余人には理解できぬヨロコビ也。
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜小澤征爾/サイトウ・キネン・オーケストラ(2008年松本ライヴ)・・・数年前に聴いて、(これに限らず最近の小澤さんの演奏はすべて)好みに合わなくて、放置していたものの再聴。もとより無色透明蒸留水風純な響き、緻密な集中力を誇る人故、オーケストラには個性的色合いの強いほうがよろしいと思います。このオーケストラは一流メンバーによる臨時編成であるが故に”個性とか色”が薄い?ピュア、ある意味小澤さんの理想的な”場”なのでしょう。しかし、拝聴当時の印象ではそれだからこそツマらなかった。穏健穏便当たり前に上手い・・・久々の拝聴は、精緻緻密な細部ていねいな描き込み、こだわりを感銘深く受け止めました。そういえば、ここ何年も少年の頃にひしひしと伝わった「青春の痛み」みたいなものを感じておりません。小澤さんはますます解脱して、フツウさに磨きが掛かっていると受け止めました。時に響きを濁しても激しい爆発!皆無。穏健穏便な表現、中庸なテンポ、やや前のめりの推進力、響き明るく、常にクリアに澄んでいる・・・風情を堪能いたしました。音質極上。フィル・アップはMozart 交響曲第32番ト長調K.318、彼のMozart は珍しいですよね。若い頃の交響曲しか記憶はありません。
Mahler 交響曲第9番ニ長調〜アラン・ギルバート/ロイヤル・ストックホルム・フィル(2008年)・・・これも再聴。ニューヨーク・フィルでもこの作品を振っていて、ネットより(FMライヴ音源?)音源入手済みだけれど未聴です。ストックホルム・フィルは想像以上に好調であって、サウンドにコク有。アンサンブルの統率力もお見事。若い推進力(1967年生まれ)も感じさせ、懊悩とか凄み、激情より爽やかな風情に溢れ、重過ぎない。第2楽章「緩やかなレントラー風のテンポで、いくぶん歩くように、そして、きわめて粗野に」に於ける自然なテンポの動き、歌に好感を持ちました。第3楽章 「ロンド=ブルレスケ、アレグロ・アッサイ、きわめて反抗的に」のクリアな迫力は相当なもの。豊かな残響と奥行き、みごとな音質であります。万感胸に迫る最終楽章への感動は、たんなる若さだけではない確かな才能を感じさせました。朝から2度繰り返し拝聴。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
今朝もやや早朝覚醒、体調さえ悪くなければ問題ありません。寝る前に仕込んだ大容量データ・ダウンロード欲張りすぎ、2本エラーになってしまいました。今朝からDVDに音源データ焼いたり、ダウンロードやり直しといった”ヲタク”趣味満喫。ウォーキングはサボるかどうか逡巡中・・・(ここでいったん中断)結果的にいつも通り実施済み。篤い病から復活した福田医師のブログに、「どうして古い音源を珍重するのか」という一文を寄稿されております。
なるほど、これは一理ありますね。FM放送を愛聴され、良質な番組も多く、一方で
「多くは名盤と言われているが、半世紀も前のモノラル盤あるいはSPからの復刻版で質的に聴くに堪えない」「こんな音源を名盤として紹介する方々は古き良き時代から進歩が止まっているに違いない」「今はすぐれた演奏、録音の音源が沢山あり選択に困らないはずである。評論家と言われる方々は更にすぐれた演奏を発掘して紹介して欲しい」
〜なるほど。
これは(おそらく)理由があって、ひとつは著作(隣接)権問題、パブリック・ドメインに至れば経費は掛かりませんから。もうひとつは「古典の重要さ」でしょう。じつは小学生わずか10歳の頃からの音盤収集歴中、幾度「今更、太古録音じゃないでしょ」、LP時代、そしてCD時代に至っても処分を繰り返した自分の率直な思いでもあります。そして結果、「古典」に立ち返ってきました。ここ5年ほど歴史的音源CDのほとんど全部処分、ちょうど入れ替わりにネット上にて音源入手可能な時代となり、再(々々)度目覚めているワタシ。けっこう聴く機会は多くて、「古き良き時代から進歩が止まっている」(かも知れぬ)こと前提に、新しい発見は日々あるんです。そればかり珍重、唯一無二の至高の名演!みたいな持ち上げ方に共感はせぬが、ま、是々非々ということでしょう。若い世代の演奏を意欲的に聴くのは、音楽愛好家の基本的姿勢と共感します。
(そんなことを考えつつ)Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(シャルク改訂版)〜ハンス・クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1956年)・・・LP時代、この作品と出会ったのがこの演奏(目覚めたのはハイティンク/ウィーン・フィル)、CDでも再購入したが処分済。パブリック・ドメインだからネットより無料音源入手可能、Wireless Audioにて拝聴いたしました。ステレオ最初期、もとより鮮明な音質を求めていないから、音質云々不満はありません。ここのところチェリビダッケ微速前進ばかり聴いているから、エラく颯爽とした速い歩みと感じます。更にシャルク改訂版?あちこち(余計な?)エピソード省いて、あっと驚く60分でお釣り有。彼(か)の長さを冗長冗漫と認識されるのなら、これはこれで価値はあるのでしょう。ワタシは別な作品に思えるし、クナッパーツブッシュの表現は重厚なスケール、美しい推進力と認識いたしました。
これとほぼ対極(でもないか)Mozart ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466〜ロバート・レヴィン(fp)/クリストファー・ホグウッッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(1997年)・・・交響曲やチェンバロにて演奏した第1-4番(2001年)に好感を以て拝聴したけれど、iPodにて確認する限りどーも愉しめません。オーケストラとソロのバランスがよろしくなくて、フォルテピアノが”弱い”感じ。本来の古楽器バランスって、こんな感じなのでしょうか。堂々たる風格、存在を感じさせるヴィヴィアナ・ソフロニツキ全集、オーケストラが雄弁、ソロとの緊密感も素晴らしい(横綱)マルコム・ビルソン/ガーディナー全集の魅力に及ばない・・・から全集完成できなかったのか。それとも、未だ聴き込みが浅いのみか。
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今回のオークション出品は、まともに対応していなくて、数件CD出品して放置、いつの間にか終了日が着ていて、一件のみ落札を知りました。それを送付して、今回終了。プレミアム会員登録解除、わずか一週間ほど。CDって売れているんでしょうか。新品でもかなり安いですもんね。オークションの動きも鈍くなるのも当たり前。
朝一番から貯めに貯めた音源データをDVDに連続焼き、同時にかなりの物量データも(Googleドライブより)ダウンロード中、本日【♪ KechiKechi Classics ♪】更新分音楽はパソコンからデータで聴いていたし、エディターにて文書執筆・・・非力なAtomマシンは突然落ちました・・・DVD途中でアウト、再起動して再度トライするが、何故かDVD焼きは途中でフリーズ、計2枚お釈迦に。購入もう2年半、酷使していたしなぁ。最悪。なんとかもう少々保ってくれぬか。
夕方より女房殿は実家の母親を様子見に出掛けました。いつもの(やや)大型銭湯経由どこかご近所旨いモン=ゴールデンコースも検討したが、そんな意欲さえ失って、冷蔵庫に眠ってあるもので食事、シャワーで済ませます。虚しい休日也。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
母親去って、音楽のあるようやくいつもの朝、昨日(というか数日間)苦しんだドライ・アイも高級目薬にて状況改善、しかし、睡眠不如意が復活して、とんでも早朝に目覚め、就寝前に仕込んだデータ・ダウンロードなど確認しておりました。体調そのものは悪くない感じ。本日根性を入れて、所定の宿題を消化する決意です。
ここ最近、どれも中途半端に音楽拝聴、といった姿勢を反省して幾度同じ音源を(部分繰り返し)確認しております。Bruckner 交響曲第8番ハ短調(改訂版)〜ハンス・クナッパーツブッシュ/ミュンヘン・フィル(1963年)・・・再々度。その後、自宅コンポでも確認して、LP時代のデッドな音質記憶(日本ビクターであった)からの改善に驚き、ぴかぴかの鮮度は求められぬし、定位ともかく、自然な奥行きを感じさせるステレオ収録に感謝。オーケストラは素朴であり、暖かく、重厚なサウンド(チェリビダッケ時代より濃密なのではないか)。慌てず急かず、充分な間を感じさせるテンポ設定、Brucknerのキモはスケルツォ(ここでは第2楽章)に有、と思うが、第8番の白眉は第3楽章「アダージョ」でしょう。何度聴いても天国のような深遠な安らぎを感じます・・・
では、行ってきます。
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ほぼ当初の予定をクリアし、一週間終了。体調はまぁまぁ、睡眠不足のワリに。例の高い目薬も効いたのか、眼の調子も改善。週末はしっかり音楽聴きましょう。そういえば昨夜iPodに音楽補充しようと思ったら、iTunesが自動更新されました。どこかいじった?インターフェイスが全然変わって、戸惑うこと頻(しき)り。iPod本体の画面もちょっと変わってしまって、さすがAppleの魂、とにかく”変える”ということが大切なのでしょう。それ持参にて通勤音楽。
de Falla 交響的印象「スペインの庭の夜」〜アリシア・デ・ラローチャ(p)/セルジュ・コミッシォーナ/スイス・ロマンド管弦楽団(1971年)・・・旧録音、って新録音のほうは聴いたことありません。「ヘネラリーフェにて」「はるかな踊り」「コルドバの山の庭にて」の3楽章から成って、怪しく濃密な夜の空気満載!作品は大好き。ところがラローチャのコロコロ玉を転がすような可憐なタッチは、もっと健全で美しい風情に溢れます。音質も良好。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
勘三郎さん逝去。こちら市井の無名サラリーマン、あちら梨園の天才・大スターといった隔たりともかく、同世代が力尽きるというのはツラいことです。やっぱ、元気でなんぼ、ということでしょうねぇ。やや年下・同世代ヴェテラン・マネージャー仲間が(最終的に)鬱病に倒れ数ヶ月、明日、復帰の人事発表、来週火曜より出勤とのこと。つい先日までバリバリ先頭切って走っていた人に、”慣らし”復帰配慮ってけっこう難物。回りも気を使うことでしょう、席配置変更して、ワタシの左の前は(引き続き)新人女性、右前は彼となりました。いずれ、全部面倒見ろ、といった趣旨でしょう。昨夜は体調不良だったが、今朝はよく眠れ、爽快な冬の空気を満喫してきました。粛々と毎日をそれなり、元気に過ごしたいもの。
一週間ほど滞在の母親、今朝北海道に戻ります。ささやかな親孝行実施。関空のLCC受付は新しい別ビル?だそうで、女房殿が同行して送ることに。シーズン・オフとはいえ、安いもんでっせ、片道8,000円でお釣りがくる〜尼崎からのバスは1,500円也。よーやく占拠されていたパソコン・オーディオ部屋明け渡し、好きなときに音楽を聴けるようなります。お仕事スケジュール進捗は順調、いよいよ年末体制に入っている(とくに自分の実務持ち分野はもっともイレギュラーが多い)実務作業も始まっております。今のところ大きな、クリア不能なるトラブル発生しておりません。
本日は音楽への言及なし。
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婆さんは無事北海道に〜と、思ったが北海道暴風雪、LCCピーチは機体のやり繰りが付かず欠便、割高のJALに乗り換えて帰って行きました。とのこと。千歳空港から(ちょっと不便なる)自宅迄更に辿り着くまで苦労したみたいです。ま、なんとか無事帰り着いてよかったこと。お仕事宿題消化は順調に進捗していったが、昼から眼が痛くて開けていられない・・・夕方、定時で上がって一週間の疲れを癒すべく(って明日もう一日あるけれど)いつものふくずみ温泉へ。入浴中眼はラクだったから、典型的なドライ・アイでしょう。お仕事終日+帰宅して趣味もパソコン系ですもんね。いつも安物使っているけれど、1,380円ほどの高級目薬買いました。ちょっぴり贅沢。
通勤音楽は、Mahler 歌曲集「さすらう若人の歌」〜フリッツ・ライナー/ピッツバーグ交響楽団/キャロル・ブライス(コントラルト)(1946年)・・・これも先日のde Falla同様、強面大仰な野太い女声であります。これは時代のスタイルなのか。いずれSP復刻とはにわかに信じられぬ水準の音質、当時のピッツバーグ響のアンサンブルも立派なものでした。ライナーのMahler は交響曲第4番と大地の歌のみと記憶するが、こんなのもあったんですね。第1番の旋律表現もここで垣間見ることができました。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
昨夜、息子も呼んで婆さん+女房殿と外食。馴染みの小さな和食屋にて。なかなか自分の生活リズムを維持できぬ、母親来訪一週間も明日、朝北海道に帰って終了です。ことし鬱病発症休業が続いた我が職場も既に一人復活済(他のフロア、別職場へ)、もうひとり我が僚友も数日後(もしかしたら本日?)復活とのこと。復活プログラムはちゃんとしていて、慣らし出勤(半日とか残業なしとか)様子見てお仕事徐々に戻していく、といったパターン。机が運び込まれ、我がチームに配属〜って、古巣のお隣のシマに戻るには激務過ぎるし、既に全員分机埋まっておりますから。つまり、自分がお仕事按配しなくちゃいけないということだね。う〜む。
通勤音楽続編。Bach ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048/第5番二長調BWV1050〜リチャード・エガー/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(2008年)・・・先日第2番、余裕の演奏に驚いた続編也。第3番は同様の趣向にて力みのない、柔らかな風情、サウンドに充ちてエエ感じです。強弱を付けて表情豊か。例の第2楽章はあっさり二つの和音のみ。第5番はなぁ・・・チェンバロ・ソロに途中ルバートが掛かって、意外とそんな表現が鬱陶しい感じ。溌溂硬派な推進力をこの演奏に求めていないが、基本イン・テンポですっきり行ってほしいな、と。
他、エルネスト・ブールによるScho"nbergなど・・・(時間切れ)
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職場では昼から眠く、夕方に至ると疲れ果てて、この体調はいったいなんなのでしょう。片や職場の連中はフル・マラソン完走、こちら毎朝軽くウォーキング+ストレッチ継続しても全然アカンなぁ、昨夜の酒要因かな?さして量は過ごしていないんだけれど・・・ジョーダンじゃなく、ストイックに減量、健康を目指さぬとあかんということだね。見た目ともかく、元気にならぬと。
通勤音楽は、Tchaikovsky 歌劇「エフゲニ・オネーギン」〜オスカー・ダノン/ベオグラード国立歌劇場管弦楽団/合唱団/ヴァレリア・ヘイバローヴァ(s)/ピセルカ・ツヴェイチ(ms)/ドラゴ・スタルツ(t)/ドゥシャン・ポポヴィチ(br)(1955年)・・・もちろん途中迄。オリジナルはステレオらしい(英DECCA)けれど、自分が入手した音源は鮮明、分離の良い音質ながら、広がりはほとんどありません。但し、奥行きは自然であって、充分現役。「オネーギン」は細部馴染んでいる数少ない歌劇であって、哀愁ウエットな泣きの旋律横溢、けっこう強靭な意志を感じさせる硬質なソプラノが素敵です。ベオグラードの歌劇場オーケストラも雰囲気たっぷり、オスカー・ダノン(1912〜?100歳!)は旧ユーゴスラヴィア・クロアチア出身大ヴェテラン、往年の名指揮者。上手いもんでっせ。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
雨にて早朝ウォーキング不可。風邪症状に至らぬが、倦怠感、夕方疲労感抜けず、精神的に年末といった切迫感もなく、毎日目の前の宿題をこなす日々が続いております。母親来訪にて生活のリズム・パターンは総崩れ、ま、肉親との生活は年に一回ほどのイヴェントで充分でしょう。本日、息子を呼び出して婆さんと馴染みの職場近くの居酒屋へ。ここは女房殿もお気に入りなんです。そういえば総選挙開始?悩ましいですね。前回は政権交代そのものに期待と意義があったけれど、やっぱり自民党だ、ということに違和感あるし、風を読んで政党を渡り歩くのもいかがなものか、とか。だからといって棄権という選択もないでしょ。不況や近隣諸国との軋轢から極右政治家が跋扈するのも困っちゃう。人柄やら政策がよくわからない・・・
朝刊読んでいたら、ガン手術4回の鳥越俊太郎さんがホノルル・マラソンに挑戦とのこと。昨日職場メンバー4人、無事那覇マラソン完走して帰ってきたけれど、自分も健康のためハラ回りをなんとかせぬと。
昨日通勤音楽。de Falla 恋は魔術師〜フリッツ・ライナー/ピッツバーグ交響楽団/キャロル・ブライス(コントラルト)(1946年)・・・NMLでも拝聴可能。再録音あったような?棚中に所有してた?かも。ブライスは往年の亜米利加人歌手らしい(1918-1985)。他の作品を聴いていないのでなんともいえぬけれど、おっそろしく強面な表情、声質であって、ある意味”時代”を感じさせます。ライナーは例の如し、引き締まって切れ味あるリズムにて推進力充分、但し、当時のピッツバーグ交響楽団はさほどに優秀なアンサンブルやサウンドを誇るようには思えません。米CBS中心にけっこうたくさん録音残ってますよね。音質はSP復刻として良心的な水準。
それでは出掛けましょう。これといった切迫した宿題はないはず。こんな時に中期的な課題を一気に進めておくとあとはラクなんです。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
薄ら寒く、曇天、時に小雨が〜天候であれば、いつもはどこにも出掛けぬ天候+体調。せっかくの母親来訪中なので、嵐山に出掛けました。これが不況とか対中関係不如意乗り越え、けっこうな人盛りなのだね。期待の紅葉風景もいまいち、阪急・嵐山駅から嵐電駅迄歩いたのみ、帷子ノ辻(かたびらのつじ)乗り換えで北野線、仁和寺駅に差し掛かると大門の威容が見えました。お見事。十数年ぶり訪問かも。学生時代懐かしい京都市バス番59番に乗って、混みあうバス+渋滞を縫って、座れたからゆっくり居眠りしつつ中心街へ。ここでも凄い人ごみ、とくになにを買うわけでもなく、疲れに行ったみたいなものですよ。途中、仁和寺前の蕎麦屋に入ったのみ。帰り阪急電車は混み合って座れず、立ったまま居眠り、時々膝はガクンとして目覚める繰り返し。
けっこう歩いて、81歳の母親も疲れたことでしょう。疲れ果てました。昨夜は早々に眠くなって、朝、悪い(お仕事関係)夢見にて目覚める迄熟睡。今週は内部仕事だけだったような?あと数日、日常の生活リズムをなんとか維持しなくては。今朝も寒いですね。
音楽はほんのちょっぴり。Mozart 交響曲第40番ト短調/交響曲第41番ハ長調「ジュピター」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1955年)・・・旧録音。数年ぶり拝聴、以前は音質的に少々厳しいかな?と感じたものだけれど、そんなことはない、それなりの水準。端正であり、細部正確、集中力と矜持を以って、自ずと真髄が浮かび出る風情か。表層に余剰な表現を付加するのではない、求道極めれば自然な詩がにじみ出る、といった心打つ演奏であります。繰り返し実行。でも、これってステレオ再録音でも同じかも。
では行ってきます。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
体調や天候の様子を見て、昨日はどこにも出掛けず。夕方いつもの(やや大型)銭湯に母親を案内したのみ〜やや高級中華にて、おそらくは北海道のの年寄りは口にしたことはないであろうメニューをいただきました。自分は本格四川風強烈麻婆豆腐をいただき激しい発汗!これが体調回復に寄与。散歩がてらご近所ディスカウント・スーパーにて激安ベーコンを入手した母親、10度以下保存、と明記しているのに、涼しいところ(含むベランダ)に置いておけば大丈夫、ということを聞きません。ムリヤリ冷蔵庫に収納したけど、北海道の人は「ものを凍らせないために冷蔵庫に入れる」発想ですから。魚の干物を通常宅急便にて送付、到着したもの全部アウト、なんてことも数回経験済。(出庫元が寒いものだから)
いくら指摘しても、身体で覚えた感覚、思い込みは抜けないものですよ。今回も大量の漬物、たらこなど持参してきたけれど、んなもの日常こちらでは喰う習慣はありません、って。北海道の人にとって柑橘類は貴重品?一昨日ネットで注文した広島県瀬戸田町のみかん、翌日は到着して、味濃厚。10kg2,000円(送料含)は相場?温州みかんは早生、年内が旬ですね。年明けは酸味が抜けてバランスが良くない。母親はネットで注文、あっという間に到着というのが理解できぬらしい。例えば、お店に出かけてお金払って送り状書いて・・・とか、通販番組の電話番号をメモして云々、といった世界なのでしょう。
Schumann ピアノ協奏曲イ短調/Debussy 「映像」より「水に映る影」/「ラモーを讃えて」/「葉末を渡る鐘の音/「金色の魚」〜アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(p)/ダニエル・バレンボイム/パリ管弦楽団(1982年)・・・世評は割れてますね。協奏曲はライヴ「いったい何種あるんだ?」的十八番ライヴ音源、本人の許諾なし(遺族の許諾)、とのこと。当時62歳、まだ技巧云々する年齢ではないと思うが、終楽章辺り衰えが恣意的なルバートに至る、みたいな印象有、演奏会当日、不調だったのか。全体として濃厚、重厚、アクもコクもある演奏であって、彼のファンであるワタシはたっぷり愉しんで拝聴いたしました。音質はやや乾いて遠いが、自然なテイスト。Debussyのほうはセッション録音、お蔵入りしていたもの。こちら、それこそ濃密なテイストに文句なし、でもね。これも「いったい何種あるんだ?」的十八番レパートリー也。
ここ最近、【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新頻度減少気味。先日更新したブルーノ・ワルターのMahler 交響曲第9番二長調(1961年)を自主CD化しました。クラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label〜より音源データ・ダウンロード、じつはコツがありまして、ひとつのデータ完了する迄、次のに着手するとアカンのですね。途中途切れちゃう。それに気付かず、かつて数枚CDRムダにいたしました。そのリベンジ。閑話休題(それはさておき)
合計で80分を少々超えるので、CD2枚分。余白を埋めるのは自主CDの鉄則、一枚目第1〜3楽章の前にはWagner 楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲(1959年)を配置、冒頭のぶちかまし、コロムビア交響楽団の響きが美しくない。響きは濁り、薄い・・・のは、.mp3→.wav変換、@16ほどの安物CDR焼きこみ、安物オーディオのみの印象かも。しかし、やがて悠々と柔らかい、優しい風情、スケールの大きさに惹き込まれます。2枚目、第4楽章収録。残りはSchubert 交響曲第9番ハ長調(1959年)配置。以前、CD所有していて処分済、久々の拝聴は音質極上。響きは明るく、やや軽量平板な印象はあるけれど、ワルターの(それこそ)”悠々と柔らかい、優しい風情、スケールの大きさ”が良い方向に発揮されて絶品でした。驚き。レビューにオーケストラの技量云々言及あるけれど、ほとんど不満を感じさせぬ”天国的に美しい”演奏也。
■2012年12月某日/精進と愚痴の日々
2012年もラストの月に至りました。突っ走って苦しい一年やったなぁ、お仕事がなんとかリズムに乗って物量計算できるようになったのは後半戦か。ちょっと疲れが出ております。たった今風邪気味、いつもの咽〜発熱パターンじゃなくて、いかにも積年の疲労が微妙に積み重なった怠い感じ。パソコン・オーディオ部屋を母親に一週間占領されているので、テレビばかり見てノーミソ腐り気味、アホになっております。土日と母親をどこかに連れて行かなくっちゃ。週末音源更新はおそらくムリ。
昨日通勤音楽続編。Bach ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047〜リチャード・エガー/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(2008年)・・・大好きな作品故、いったい何種の音源手元にあるのか・・・以前はマメだったから時々、在庫整理して発表していたもの(人様が見てもツマラぬものか。自分の知的整理整頓のつもり)。所謂、古楽器演奏の最先端であって、上品、マイルド、肩の力が抜けてスムース、力皆無な演奏です。前任のホグウッドとは世代が異なって、これが当たり前の技量余裕。トランペット・ソロの難しさは島田俊雄さんの文書に示された通り、現代楽器においてリコーダーではなくフルートを使うことは、音量バランス上一理あるんです。
驚くべき流麗な技巧であり、しっとり抑制されたアンサンブル・バランスを構成するトランペット。弦楽器は各パート一人らしく、かつての先鋭的リズムのキレを想像すると大違い、録音の加減もあるのかな?柔らかく、優しい響きに充たされました。最高。
Yahooのプレミアム会員登録2ヶ月間無料、ということで、一応(再々)登録してみました。月300円某を惜しむわけでもないが、オークション出品以外、基本な〜んも使いませんから。一件のみ以前から気になっていたCDを出品して、いざ処分すべき案件を棚中検索・・・これといって、思い付きません。どれもそれなり思い入れがあり、聴くかも知れぬ〜思い切って、えいヤってな感じで数年、ひたすら処分しておそらく在庫は半減、出すべきものは出した、という手応え有。この先は、例えばBeethoven (おそらく)全集87枚組ボックス全部まるごと諦めるとか、そんなことになるのでしょう。ピアノ・ソナタ、弦楽四重奏曲、ヴァイオリン・ソナタ、他全部処分して集約させたので、他には在庫はないんです。
著名な作品は(好み乗り越え)常備する、というのは基本ですから。Tchaikovsky、Mendelssohn交響曲両全集もカラヤンに一本化、他には存在しません。こうなるとAll or Nothing、もうデータ一本で!そんな決断はもちろんできまへんで。