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音楽日誌●精進と愚痴の日々●精進と愚痴の日々 ●今月の近況
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■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

未だ正式な人事発表もないのに、お仕事やる気、踏ん張りが効きまへん。そこはヴェテラン・ロートル、経験と積み重ねにてそれなりの消化は淡々と可能です。昨日はここ数日発生した大きなトラブルのクリア完了、来年度の詳細経費予算作成(残業)、ほとんど頭に入っておりますから。次の職場の(現)陣容を調べて、自分の立ち位置をしっかり自覚いたしました。(次期)上司は赴任したばかり、超保守主義、ことなかれ主義、現在取引先とはあきらかに上手く行っていないのに、先例踏襲でいくことでしょう。いくつかのグループにわかれているが、ほとんどマネージャー(らしき立場の人)は存在しません。今年引退する先輩がいらっしゃって、ワタシは一兵隊としてそこに(ヴェテランとして)配置されることはほぼ確実。なんせ現状を変えないことを旨とする上司ですから。ま、現在も閑職(地方担当)みたいなものだけれど、5年間職場ぐるみでいろいろ頑張ってきたら、けっこう全国にも注目されるようになりました。エエ経験させていただきました。

どーせサラリーマン余生残り4年、職場盟友は”旅行にでも行くつもりで”と言ってくださったが、その通り。同じ職場で延長雇用望むつもりはありません。一年は職場風土、地域の水に慣れるのが主眼、そのあとはどーなるか。ひたすら引退迄おとなしく、大過なく遣り過ごすことになるのか。ま、世間で話題の”引退強要部屋”みたいなものは存在しない職場だし、お給料もほとんど下がらない。ただし、数人連絡いただいた人の情報によると、車は必須だそう。ここ6年の経験だと、行動範囲が狭まるんだよね、車がないと。現在はワリと勝手知ったるエリアだし、交通至便だし、それでも良いかも知れぬが、次は未知のところですから。いろいろ知らなくっちゃいけない。まずは健康(減量?)、そして老後の経済的設計準備。

昨日通勤音楽はMozart ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415〜アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(p)/コード・ガーベン/北ドイツ放送交響楽団(1990年ライヴ)・・・これはMozart に非ず、ミケランジェリそのものであって、彼の手に掛かるとSchumannと同様の表現に至る・・・いくら晩年とはいえ、ミケランジェリの入念な、というか、ほとんどよれよれな旋律表現(第1楽章)は確信犯とみました。この人は意外とレパートリーは狭くて、けっこうMozart は録音もあるけれど、全面賛同!というわけにはいかないもの。後半戦、大柄優雅な世界にはけっこう耳馴染んで愉しみました。

ほか、バーンスタンの「熊」交響曲など。これより(いつもより少々遅れて)出勤、昼前から金沢出張です(泊)。残り(本日別にして)3回出張予定、回数券買おうかな?北鉄バスカードは使いきって、解約しましょう。ああそうか、現状通勤のPITAPAも解約することになるんだな。これにて1月終了、翌月向け「近況」やら「音楽日誌」新ファイル未着手。ホテルにてちょっと作業できるでしょうか。

(在金沢ホテル)新上司初登場取引先との定例会議無事終え、これより夜の宴席=歓迎会。未だ、ワタシの異動の件は隠したまま、早ければ明日正式発表、遅ければ来週となります。結局、我が職場の地域間異動は自分のみ、ようはするに昨年下期、次々と退職やら病に倒れた補充、やがて一名復帰、定員から一名増。自分がリストラされたということでっせ。なんせ人件費高いからね。でも、受け入れてくださる職場がある、高い経費を掛けて転勤させてくださることを感謝いたしましょう。体調はいまいち、なんとか今晩キモチ良く乗り切りたいものです。

移動中の音楽、読書の件はまた、明日。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

性格的に先を読んでお仕事や行動を組み立てるほう?結論的に目先の宿題を粛々とこなしていく、といったことになっているけれど、なんせわずか40日後には職場から消えるわけでしょ、これがなかなかムツかしい。半年先くらいの行事やアクションを読み込んで行動は(もちろん)できません。逆に少々先延ばしの宿題も待ったなし!自分なりの技量積み重ねにてクリアしてきた定例作業も、それなりマニュアル化して、最低限実務的にご迷惑をお掛けしないようにするのも一苦労。一方で毎日トラブル発生処理、待ったなし!締め切り、上司が変わったから以前の資料からの修正を求められます。ヴェテランだから、淡々とスケジュール通りこなしていくけれど、それは現職場退出へのカウントダウンですから。

一昨日呑み過ぎ?きゃつらはほどほどというのを知らぬからね、もうエエ、と言ってから幾度追加したことか。昨日は激しい頭痛に悩まされ、昼過ぎにはとうとうヤク買いに走りました。一発で効きましたよ。精神的にちょっとキレているせいか、昨夜10時過ぎに眠くなり、今朝6時前定時までしっかり睡眠、いつもの(ちょろ)ウォーキング+ストレッチ継続。この時期、風邪をひいていないのも珍しい。明日、金沢出張。上司初お目見え。早速歓迎会、ワタシの異動は正式発表前なので、いつも通り粛々と対応しましょう。

昨日の音楽。Tchaikovsky 交響曲第4番ヘ短調〜ラディスラフ・スロヴァーク/チェコ・フィル・・・どこから持ってきた音源か記憶定かでない(探しておきましょう)けれど、マタチッチの第5番第6番と同時期のものらしく(1959年ころ?→1975年との情報をいただきました。また、掟破りだ)知名度的に落ちるスロヴァーク音源は陽の目を見ていない、ということでしょう。日本語で検索する限り、ネット上にも情報なし。記憶ではマタチッチ音源+これ+著名なリヒテル/アンチェルのピアノ協奏曲、いずれもチェコ・フィルばかり集めたLPセット板起し(SUPRAPHON)だったような・・・演奏は穏健、オーソドックなもの、チェコ・フィルの温かい柔らかな響きが押し付けがましくない。古今東西種々多種演奏が犇めく中、存在感を示すのが難しかった存在かも。音質ややぼんやりとしたステレオ、音楽を楽しむのにそう問題はないでしょう。

では(いつもと変わらず)行ってきます。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

青天の霹靂。

夕方、トラブル処理に追われていたら上司より肩たたき有、異動を告げられました。上司が変わったばかり、もう一人のマネージャーは病上がりだし、自分はもう一年延命かな、と油断していた矢先。職場フロア最年長に至ったのは数年前より、同時に職場最古参でした。フツウ、この年齢(とし)だと異動はなくて、引退迄粛々と数年、というパターンなんだけど、膨大な経費を掛けて転勤させて下さる、新天地を作ってくださることに感謝すべきでしょう。但し、次の職場でマネージャー職なのか、単なる一担当なのか、それは未だわからない。老いた母親が心配な女房殿は不安と不機嫌、ワタシは正直なところ少々ほっとしたような、エエ加減現状のお仕事(取引先)に馴染み過ぎて、職場内でも、取引先との関係でも、これじゃアカンな、と不安に思っていたところでした。これより約一ヶ月掛けて、お仕事の整理整頓、自分のやり方を次に押し付けるつもりもなし、種々作り上げてきた”ハヤシ・システム”は一応引き継ぐけれど、はっきり言えば”あとは野となれ、山となれ”、ちょっと言い過ぎ許されれば”我が亡き後に洪水よ来たれ”的気分、次の方が好きにやって、自分の色を出せば良いんです。

40日後には名古屋に転居します。噂の”偉大なる田舎”はどんなところか。お仕事では幾度訪問していて、その地元文化に馴染んで住まうのはもちろん初めて、事務所も一昨年だっけ?引っ越していて土地勘一切なし、大学時代の親しい先輩がけっこう多く居住しているけれど、女房殿には知り合いがいないし、不安なことでしょう。前回転居は岡山→馴染みの大阪文化圏(女房殿の出身地)だったからね。丸6年、最初の一年は正直なところお仕事難行苦行、あとは毎年徐々に(苦しいことは世間一般のサラリーマン並みにあったけれど)良くなって、一年ほど前より完全にリズムに乗った、つまりは完結した、と考えるべきでしょう。今となっては、楽しく充実した思い出ばかり。親しく訪問した(のべ150回ほど?)金沢とも異動直前の3/15行事対応にてラスト。月次にてワン・サイクルだから、もう即引継ぎ開始。上司とは当面、病上がりお仕事慣らし出勤中の元マネージャーに引き継ぐ旨、指示がありました。

転居そのものはストレスですよね。まず、居住地探し、通勤至便、比較的環境よさげなところをみつけなくっちゃ。良い機会なので、身辺整理もしっかりいたしましょう。

通勤音楽は、英国音楽とか聴いていたけれど、ちょっと呆然としていて言及不可。今朝からRachmaninov ピアノ協奏曲第2番ハ短調〜スヴャトスラフ・リヒテル(p)/スタニスラフ・ヴィスロツキ/ワルシャワ・フィル(1958年)拝聴・・・文句なしの重厚さ、重心の低さ、濃厚さ、漆黒のうねりを感じさせる鉄板演奏であります。

いつもの粛々とした(自分が組み立てた宿題)お仕事消化、でも、やることなすこと”ラスト”といった手応えを感じつつ、味わって実行いたしましょう。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

たっぷり3日間お休みいただいて、新しい週の始まり+月間サイクルの実質開始であります。今朝も早朝(ちょろ)ウォーキング(主体はストレッチ)実施、この時期、風邪をひいていないのは、どこにも出掛けず人ごみに接していないからでしょう。朝日新聞記事。東京在住、41歳のカメラマンが友人の放置空き家を借りて、自ら3年掛けて改修した、という記事有。大工仕事が趣味であれば、お仕事の傍ら日々苦労した難行苦行なる作業も充実したものだったことが想像されます。人生の醍醐味って、そんなところに価値があるんじゃないか。公務員の退職金減額に伴う”早期退職”の話題報道、どこも軸足が定まっていない感じ。キレイごと貫いて”断固としておかしい!”とは言い切っていないし、百数十万減額なんのその、最後迄職務を全うする人の声もなし。庶民が諦めるには金額多すぎ、但し、ワタシは既に荒廃した職場であることを想像いたしました。

ubuntu導入は毎日つどつどお勉強であって、「8」ノートにてDVDデータ焼きこんだものが、こちらでは読み取れない(ものがある)症状が出ております。例のごとくネットにて検索してみると、それを解題したらしいものはあったけれど、やはりちんぷんかんぷん理解の外、”Linuxのカーネルの問題である”(ほんまか)と言い切ってしまわれると、こちらド・シロウトは打つ手なし。職場の外付けDVDドライブ借りて試しみようかな?意味ないかも知れないけれど。なんせ(そのDVD入れると)ドライブそのものを認識しないし、ボタンを押しても出てこない・・・から、一度電源切って素早くボタンを押して取り出しているんです。

ここ数日もっとも感動した音楽。Elgar ヴァイオリン・ソナタ ホ短調作品82〜ヴィヴィアン・ハーグナー(v)/タチアナ・ゴンチャローヴァ(p)・・・なんども聴いた馴染みの作品は情熱的であり、スケールもあり、気品漂う演奏にていっそう魅力的です。しかも別嬪はん!後半に行くほどアツく、しかも端正な佇まいは崩さない・・・もうひとつ。

Brahms ホルン三重奏曲 変ホ長調作品40〜フランツ・コッホ(hr)/ワルター・バリリ(v)/フランツ・ホレチェック(p)(1952年)・・・例の暗鬱なる諦観の旋律になんとも甘さ控えめなホルンの深い音色相まって、胸に諄々と染みる作品、演奏でした。では、元気で行ってきます。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

ここしばらく体罰問題が話題となって、自分の無知にも、教育という閉鎖社会にも驚かされました。モンスター・ペアレンツ硬軟取り混ぜての実態は現役教師から伺っていたけれど、こんな前時代的慣行が生き残っていたとは・・・もしかして”イジメ”とか”DV”の一因もここに関係しているのでは?そんなことを考えました。日本人は”囲い込み”大好き、身内しか通用しない言語用語を使いたけれどりますよね、会社内で。あれはとても恥ずかしいこと、そう自戒しております。こどもの哀しい犠牲を経、こんな異様な習慣が根絶されることを願います。暴力の連鎖はここで途切れることを願いましょう。

昨夜、挙動不審にて苦戦していたKWrite、BSキーDelキーが全然効かなくなってとうとう使用断念、もとより求めて使ったソフトに非ず。せっかくの改善された日本語Mozc環境を活かすため、LeafPadに変更しました。(変換候補も当該部分側に表示出来)まぁ、シンプルなこと!タグの色付け変更、バックの色変更などできぬが、フォント選択にて英語記号(タグ)表示が特異なものを選択すると、日本語との差異は見えやすくなりました。もちろん文字は大きくしましたよ、なんせ最近のディスプレイはサイズ大きいですから。我が非力AspireRevo(Atomマシン)はubuntuでも動き鈍いなぁ、「7」のほうがマシやったんちゃうか、と思っていたけれど、シンプルなLeafPadなら軽快なのは当たり前。文字コード云々も問題ありません。カスタマイズはフォントのみ、といった潔さも気に入りました。

Vaughan Williams 海の交響曲(交響曲第1番)〜ヴァーノン・ハンドリー/ロイヤル・リヴァプール・フィル/合唱団/ジョーン・ロジャース(s)/ウィリアム・シメル(br)(1988年)・・・・久々の拝聴。RVWはお気に入りだけど、交響曲とはちょっと疎遠になっておりました。合唱も入って爽快賑々しいスケール作品!彼の大ファンであるワタシは、大いなる感動を期待したいところ。ところが妙にさっぱりさらさら散漫?彼(か)のエイドリアン・ボウルトにて受けた華々しい感銘が蘇りません。Mahler 聴き過ぎて、耳がそっち方面にいっちまったのか。おそらくは聴き手の集中力問題(ちょうどubutuアップデートに呻吟しておりました)。よろしくない時のEMI録音特有”薄さ”要因かも。爽やかさは感じられます。ちょっと仕切りなおしましょう。真面目に再聴いたします。

DOCUMENTS 231752 1960年代後半録音 13枚組1,962円今朝、Schumann 色とりどりの小品 作品99〜イエルク・デムス(p)(1960年代)・・・個々の演奏の質云々さておき、この13枚組の価値は計り知れないもの。交響曲だったら少々逡巡あるけれど、気紛れ美しい珠玉旋律連続なるピアノ・ソロなら心安らかに拝聴可能。技巧やリズムの確かさ、タッチのキレに少々難あっても、まず作品を堪能することですよ。

Mahler 交響曲第1番二長調〜ジョナサン・ノット/バンベルク交響楽団(2005年)・・・こどもの頃、ブルーノ・ワルター以来の刷り込み、それ以上の感銘を滅多に受け取れないのは、”青春の胸を痛み”を失念し、草臥れ中年に至った感性の摩滅なのでしょう。ノットの細部丁寧な描き込み、往年のバンベルク響からは想像も付かぬほど洗練され、クリアな響きに至っていることに驚かされます。アンサンブルが優秀なる「巨人」録音ならいくらでもあるでしょ、こちら現代の若手にありがちのクール一辺倒に非ず、”青春の胸を痛み”を鮮やかに思い出させる繊細な表現であります。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

たった今「音楽日誌」執筆後、逆方向にFTPしちゃって、逆更新して戻してしまいました。ガックリ・・・粗筋はubuntuのバージョンアップ苦戦中(完全文字化け警告なんども出るんです)わぐりたかし「地団駄は島根で踏め」(光文社新書)というオモロい本の紹介。WirelessAudio復活が嬉しくて、厳選SP復刻音源.mp3ダウンロードして、たっぷり楽しみました・・・的記述、ぜ〜んぶ消えちまいました。気分転換してubuntuアップデートちゃんとできていたら、再執筆しましょう。

最悪。

よーやくubuntu12.04にアップグレードなりました。ま、見た目とか色々変わっているのでしょうが、以前の設定はそのまま残っていて、このファイルをダウンロード。ところがキーボードが全然効かない・・・ヘンな色気出してOS更新などするんじゃなかった、困ったねぇ・・・呻吟しばし。なぜか?ファイル修復云々的英語アラート出現して、無事治りました。良かったぁ。それにしても日本語変換はなんとかならぬか。変換候補が左下に出現なんて、視線があちこち飛んで鬱陶しいこと限りなし。挙句、たった今気付いて、WirelessAudio設定が消えている・・・なんかヘンなことやっちまったかな・・・こんな難行苦行も趣味のうち、なんとかしましょう。

再起動したらWirelessAudio認識復活いたしました。日本語入力も(それなり、なんとか)順調です。なんや、ようワカランな。気を取り直して、今朝執筆数十分消失の再現に取り掛かりましょう。

わぐりたかし「地団駄は島根で踏め」(光文社新書)・・・ふだん何気なく使っている慣用語慣用句に、じつは深く味わいある謂れが・・・現地を尋ね、その語源を確認し、現在の意味合いと微妙に違っていたり、現地の美味いものを紹介したり、これは一級の民俗学であります。「ひとり相撲」とは愛媛県大三島に伝わる神事のことだそう。「関の山」とは三重県関にて繰り広げられる祭りのこと、「地団駄」とは古代出雲の製鉄に由来し、「うやむや」とは歌枕になっていて、秋田県山形県新旧有耶無耶(うやむやで漢字変換出ます)の関どちらかは、うやむやになっているらしい・・・続編予告「太鼓判は山梨で押せ」にも期待は高まります。最近読んだ書物中、出色の出来!老若男女すべてにおすすめ。

(先ほど復活なった)WirelessAudioにて聴いた厳選SP音源の件。Saint-Sae"ns 交響詩「死の舞踏」〜シャルル・ミュンシュ/コンセルトヘボウ管弦楽団(1948年)/Ravel 組曲「マ・メール・ロワ」〜フェルディナンド・プレヴィターリ/ロンドン交響楽団(1949年)/クープランの墓〜ジャン・マルティノン/ロンドン・フィル(1947年)・・・どれもシブい音源でしょ。想像を越える良好な音質、ミュンシュは若い頃より情熱的な表現であり、プレヴィターリやマルティノンも味わい深い繊細さに溢れます。資料的価値のみに非ず、現役の存在感たっぷり。

もっと凄いのはStravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(全曲)〜ユージン・グーセンス/ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団(1923/24年)・・・90年前。グーセンスは英国初演担当でしったっけ?もちろん改訂前オリジナル4管編成でしょう。この時期としてはほとんど驚異的な音質水準、ややさっくりとした表現はSP収録の制限があったのでしょう。ちゃんと作品の味わいは伝わって、オーケストラもけっこう上手いものです。保存して幾度聴きたいほど、昨夜から2度繰り返しました。

な〜んもせん、どこにも出掛けない、ひたすらじっとして休んでいる休み。【♪ KechiKechi Classics ♪】ようやく一本更新いたしました。なんせ「8」「ubuntu」なんつう”オトナのおもちゃ”(一般的な、そういう意味に非ず)ありますから。ubuntuアップグレードしたらGlippy(クリップボード履歴ソフト)入れられるようになっておりました。(QtClipみたいに常用登録できるのでしょうか)日本語変換はmozcというのがあって、キー操作はAtok風にできるし、変換効率は(言っちゃ悪いが)Anthyの比じゃない・・・と喜んでいたら、先ほど大トラブル!エディターにてキーボード操作不可に。こりゃいったいどんなトラブルなんだ。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

早朝覚醒、ubuntuのプリンター設定に苦戦しておりました。CANON iP3500のドライバが付属せず、4100辺りを適用するとカラー部分がずれて印刷されます。メーカーサイトよりドライバをダウンロードするが、適用のさせ方がわからない・・・こんな時、ネットって便利やな。MP830のドライバでいける!との情報有、ほんまでした。なんせ理論的整合性なし、K(勘)D(度胸)D(出たとこ勝負)精神にて乗りきってきたパソコン人生、マニュアルは一切読まない(正確には理解できない)主義サラリーマン生活辛くも遣り過ごしててきましたから。こんな草臥れアナログ親父を「次期営業システム開発プロジェクトメンバー」に選ぶ本丸もエラい!(というか誤解?)ま、好きですけどね。そういえば職場にて新しいテスト用「7」マシン(モニターに専任されている)20日ほど経過、頻繁にEXCELが落ちる件、深呼吸して一二分待てば快復することを知りました。

通勤音楽の落ち穂拾い。Challenge Classics CC72383Beethoven トルコ行進曲 作品113/ヴァイオリンのためのロマンス第1番*/第2番/Schubert 「ロザムンデ」序曲 D.644/Berlioz ラコッツィ行進曲/ Weber 交響曲第2番ハ長調/Meyerbeer 戴冠式行進曲/Weber 歌劇「魔弾の射手」序曲/ Grieg 2つの悲しい旋律/Prokofiev 行進曲 作品33bis〜ウィレム・ヴァン・オッテルロー/ハーグ・レジデンティ管弦楽団(ハーグ・フィル)/テオ・オロフ*、ヘルマン・クレッバース(v)(1951〜1966年)・・・7枚組ラスト一枚は寄せ集めっぽく(名曲揃い)、しかもモノラル・ステレオ混在しております。ロマンスは以前聴いていたもの、ハーグ・フィルは凄くキレて多彩なサウンド!なハズもないし、 どれも穏健派立派な演奏、あまりムツかしいことを考えずに愉しめる一枚也。音質(モノ・ステ混在さておき)それなり良好。聴き馴染んだ旋律を、ジミジミ名曲と実感させてくださいました。「ロザムンデ」とか「魔弾」なんて求めて聴く機会少ないけれど、原点に還る思いですね。Weberはお気に入り作曲家であったことを久々に思い出しました。

せっかくのお休みを有意義に過ごしましょう。昨夜ちょっと怪しかった体調も、今朝時点大丈夫。

・・・てなこと言いつつ、ちょっと持病の通院のみ、いつもの無為無策、引き隠りな休日。発見はubuntuにてWirelessAudioが自動認識していたことでして、ダウンロードしたデータやらyoutubeはそのまま、いつも馴染みのオーディオセットにて音楽拝聴可能となりました。これはひとつ成果、一歩前進といたしましょう。他、Googleカレンダーは、タブレットPCでも完全に同期が取れていることを確認。スケジュール管理は情報一本化が基本なので、愛用の超整理手帳をどうするか悩みどころです。常時接続機器は支給されているので、全部電子化は可能なんです。業務用PC、自宅PC、タブレット、そしてUSBメモリに仕込んだChromeポータブル、全部同じ情報に同期できる、ということですよ。あとは、手書きならでは柔軟性、携帯性、付箋紙活用の便利さなどを充足できるか。業務用ケータイがスマホになれば、それはそれで解決なんでしょうけど。中途半端はあきまへん。

音楽は断続的に、ぼちぼち拝聴。Gershwin パリのアメリカ人〜フランク・プゥルセル楽団・・・これ、どこから持ってきたの?たしか「ラプソディ・イン・ブルー」もあったような・・・意外なほど瑞々しいサウンド、ちゃんとした演奏であって”所謂軽音楽”(死語?)風安易な風情にあらず。これは拾いものでしたね。Prokofiev バレエ音楽「道化師」作品21〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット文化省交響楽団(1985年)・・・たしか数ヶ月前拝聴。けっこう感激した記憶あるけれど、今回は全然ぴん!ときませんな。音質もアンサンブルも、表現のメリハリも充分なのに、空虚に音の羅列が部屋に流れるばかり。これは聴き手の精神状態の反映なのでしょう。ちょっと仕切り直します。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

昨日の出張にて激動の2週間少々一段落、体調も崩さずなんとかここ迄辿り着いて、明日お休みをいただいて週末連休也。昨日出張宿泊、その前日は雨だったので今朝ちょっと間が空いてウォーキング再開。本日は残務処理、主に報告書作成、報告内部ミーティング、明日休みに伴う前倒し作業のみ。たいしたことないんじゃないか。ubuntuマシンとなったAspireRevoは、KWrite(このソフト選択に他意なし偶然にみつけたもの)カスタマイズ出来、自動文字コード選択、折り返し設定、見た目Windows愛用EditHTML同様に変更(もちろんタグのショートカット入力などできず/設定可能かも)日本語変換に不満を感じつつ、こうして執筆できるようになりました。なんとかAtok風にならんのか。昨夜、Klipperというのを入れたはずが、どこにも出てこない。そろそろ圧縮解凍とか.wav変換とかお勉強してみましょう。

DISCOVER DISCD920161 1989年録音今朝の音楽は、久々Martinu 2台のヴァイオリンのための協奏曲(1950年)/Symanowski ヴァイオリン協奏曲第2番 作品61(1933年)〜アンドレ・シウィ、ヤーガ・シヴィ(v)/ルドルフ・バルシャイ/RTBF交響楽団(1989年)・・・かなり以前に言及していて、まぁ無内容かつ素朴だこと・・・10年前は歯が立たなかったんだな、きっと。現在なら嗜好のど真ん中、硬派でシニカルな旋律にユーモアさえ感じます。ヴァイオリンもアンサンブルにも緊張感集中力があって悪くない。音質も上々です。ちゃんと再聴して、もう一度音楽をしっかり味わい直しましょう。昔はこんな珍しい作品ばかり、意欲的に聴取の幅を広げていたんです。売れなくてCDが安く処分される、といった事情もあったことでしょう。

では、行ってきます。本日こなすべき宿題物量もそれなり、でも気分的には軽快です。

朝から調子が出まへん。結論的に当初予定の宿題すべてこなした(つもりだ)けれど、動きやキレが鈍いこと自覚しております。体調もいまいちよろしくない、というか、緊張感途切れちまったのか。見た目、いつも通り粛々とお仕事しているように見せて、心身ともに疲れているのかも・・・上司に一週間の報告書上げて、定時で職場を出ました。女房殿と最寄りの駅で待ち合わせて、ささやかな楽しみ=行きつけの銭湯へ。ま、昨日も金沢のホテルにてたっぷり、大浴場満喫したんですけど。風呂あがったら全身の力抜けてへろへろ・・・これにてお休み。

通勤音楽はChabrier 歌劇「いやいやながらの王様」〜「 ポーランドの祭り」/陽気なマーチ/歌劇「グヴァンドリーヌ」序曲/狂詩曲 スペイン/田園組曲(Idylle/Danse villageoise/Sous-bois/Scherzo-valse)〜ジャン・フルネ/コンセール・ラムルー/Pierre Germain(br)/エリザベート・ブラッスール合唱団(1953年)・・・ネットより入手した音源也。音質時代相応、それなり。演奏はいきいき、賑々しい雰囲気溢れて粋でっせ。こんな音楽、重厚なサウンドとか大爆発する金管とか、かっちり縦線が合っているとか、んなものは必要ないんです。これは抜群に楽しい!田園組曲はピアノ・ソロのほうが好きだけれど、こちらも淡々とエエ味出してまっせ。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

(在金沢ホテル)「音楽日誌」中断。”パソコンがネット接続出来る環境がある限り(そして心身ともに健康である限り)”更新継続していたけれど、朝 geditの文字化け問題解決できず(数行書いたけれど・・・)そのまま出勤〜出張。商談辛くもクリアし、別途打ち合わせも和気藹々と乗り切り・・・ホテルに入ったけれど、共用パソコンはUSBをコロしていて業務用支給マシンと一緒でした。タチが悪いのはiGoogleのドライブさえ使えぬのはブラウザの版が旧いから?それともセキュリティか。金沢夜は誰もお誘いもせず、誘われもせず、静かなものでした。

昨年末ぎりぎり迄お仕事後、たっぷり一週間休み。年明けいきなりの出張、強烈な宿題締め切り連続、また出張、締め切り、再々出張〜本日に至る。忙しいことを自慢する時代でもなし、残業だってたいしたことないっすよ。(サラリーマンの愚痴レベル)朝8時出勤、昼休みも弁当喰いつつお仕事継続、夜7時迄でっせ、内容もコイい(つもりな)んです。ま、体調崩さなかったので大丈夫(毎日夜ビミョーにのどが痛かったけれど)、今週末は休み取りますよ。代休残すのもなんですし。週末休みはubuntuエディターなんとかしましょう。

こんなヴェテラン・ロートル有意義な活用も上司替わって、さてどーなることやら。これはシアワセな毎日なのでしょう、きっと。

毎日「音楽日誌」更新せぬと音楽なにを聴いたのか、あっという間に忘れてしまう・・・のも情けない。Mozart 交響曲第41番ハ長調 K.551〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1974年)・・・古楽器派を自認する自分も感服する立派な、堂々たる構えの演奏也。繰り返しすべて実施してくださって、美しい旋律たっぷり堪能可能です。これは例の11枚組に含まれるもの、これはほんまに価値あるボックスセットでした。

ついでに、と言っちゃなんだけど、Mozart 交響曲第34番ハ長調K.338〜エイドリアン・ボウルト/ボストン交響楽団(1966年)・・・放送用音源かな?オーケストラが変わってもまったく同様、堂々たる自信と余裕に充ち、素晴らしくヴィヴィッドなもの。オーケストラは上手いですね、厚みもたっぷり。音質も思いのほか良好でした。

もう一発放送音源。Ravel マ・メール・ロワ/Scho"nberg ヴァイオリン協奏曲/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)〜ピエール・ブーレーズ/マーラー室内管弦楽団/ミヒャエル・バレンボイム(v)(2011年ケルン・ライヴ)・・・融通無碍というかなんというか、色気のない一生懸命なオーケストラ(技術的には文句なし)を率いて、淡々と過不足なく、力みも余計な色付けもなく、緻密に進められる音楽。ここ最近、ブーレーズはますます解脱しているんじゃないか。バレンボイムの息子は壮絶な演奏振り、かえってその熱気が目立ちます。新旧世代の競演はなんとも新鮮、楽しみなものです。

以上、帰宅してGoogleDriveに保存してあったものを「8」ノートにて更新したもの。ほんまは職場にいったん戻るつもりだったけれど、メールにていろいろ指示しているうちメンドーになって、そのまま帰宅、途中サボっていた整形外科へ久々、しっかり左膝+両肘(マウス腱鞘炎)+時々異変がある左肩マッサージしていただきました。ま、年齢(とし)ということだね。ubuntuのエディタは(恨みの)gedit諦めて、KWrite(日本語化も)導入致しました。残るはクリップボード履歴ソフト〜glippyというのが良さげらしいが、自分のワザではどこにあるのか探せません。

ま、あせらず徐々に慣れていきましょう。とにもかくにも新しい環境を作る、というのがボケ防止の主眼なんです。日本語変換とフォント(Windowsとは全然違うのだね)は気に入っておりません。(ここまでKriteにて試しに執筆更新)

この間、ちょっと読書進みました。岡崎昂裕「失踪する人々」(宝島社新書)・・・2000年初版だからかなり以前、あまり売れなかったんでしょう。殺人事件のない二時間ドラマ、みたいな驚くべき多彩な実話連続。地味な探偵稼業をレビューは絶賛しているけれど、これが実話であることこそが凄い。大学に入って身を持ち崩したダメ次男坊(ワシみたい)、厳しい親の束縛を逃れた娘、ご無体な親戚筋のいじめに十数年耐えた挙句の失踪婦人、夫婦で切り盛りしていた商売上、苛立つ女房殿に罵倒されて消えた旦那・・・その探索の経緯経過は苦渋に充ちて、なんせ依頼主が情報を隠すんです。それに依頼主に非があることも多くて、友人が居所を隠す場合さえ。警察じゃないからね、いかに目立たぬよう目的を達するか、逮捕でもないワケですし。その工夫、技量が素晴らしいものです。

Beethoven 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 作品59-1/第8番ホ短調 作品59-2〜コダーイ弦楽四重奏団(1996/98年)・・・仏蘭西とか東欧露西亜辺りの室内楽は聴く機会はワリと多いのに、肝心のBeethoven 、大好きMozart さえ聴く機会は少ない罰当たり者。これは著名なる「ラズモフスキー」は交響曲同様の充実と緊張感たっぷり、しかも激しい大音響を伴わぬからいつもの苦手意識もありません。数を聴いていないのでなんとも言えぬけれど、音質も良好だし、モダーンスリムな演奏と聴きました。カンチガイですか?


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

さて、ボロボロの営業成績であった1月から2月へ。本日登場予定の新上司はインフルエンザが癒えていなければ強制休養(出勤停止)、いずれ自分は、明日明後日の出張会議対応の準備にて四苦八苦なのは変わらず。昨日、かなり草臥れてきたズボンと運動靴を入手、2台の自宅パソコンのOSも入れ替え、有意義なる休日でした。やや重くなった印象のある「8」に比べ「ubuntu」は軽快・・・使い勝手さておき。カスタマイズと慣れの問題でしょう。いずれ日常生活の目先をちょっと変えること、これが大切なんです。gedit文字化けの件、文字コードの設定追加にてクリア、したはず。(結論的にアウトでした)この時期に風邪もひかず、体調は維持できております。

完全に行き詰まっている音楽生活の件、もうちょっと聴取の幅を広げんと・・・Shostakovich 交響曲第7番「レニングラード」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1962年)・・・おそらくは先入観、Shostakovichの交響曲は意外と細部旋律馴染んでいるのに、俗っぽさ暗さが先に印象づけられて愉しめません。第11番の後半爆発の体育会的快感+第1番の才気煥発的作品くらいかな?聴く機会けっこうあるのは。この「ちちんぷいぷい」旋律もこどものころからよ〜く知っているのに、ふーむなるほど、若いころのバーンスタインは元気がよくて明るいね、的感想のみとなります。第5番でも同様な印象が・・・聴き込み足らんのか、お勉強不足か。お粗末。

それでは今週も元気で乗りきりましょう。

・・・と、ここ迄(ubuntu/geditにて)執筆、更新しようと思ったら、やはり文字化けクリアできず。GoogleDriveに保存、こうして帰宅後Windows8ノートにて更新しております。geditの文字化け問題はなんとかクリアせんと・・・ネットで調べても意味が根本から理解できん。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

色々新しいことにトライすること、日常馴染み安閑とのバランス考慮もノーミソにとっては大切でしょう・・・というのは「8」のこと。ノートは無事「7」からアップなって、ついでにメイン使用しているネットトップ・マシン(AspireRevo)にも、と思ったがアップグレード不可、この際クリーンで入れてみようと考えたが、もうひとつ認証が必要だそうです。ほとんど衝動的に「・・・ubuntuにするか・・・」その気になればいつでも「7」に戻せますし。なんども試しているし、インストゥールはカンタンだったけれど、パーテーションを分けて保存していたはずのデータは全部消えた?かも。(探せないだけか)ま、ほかにバックアップしてありますよ、ちゃんと。ネット接続は即認識致しました。馴染みのFTPソフト「FileZilla」Linux版を使って【♪ KechiKechi Classics ♪】ファイルすべてダウンロード。ブラウザはもちろんChrome入れて同期済み、HTMLエディターはgedit、これは以前PuppyLinuxを使っていた時に、試行錯誤して一番使い勝手マシだった記憶もありました。タグは自分で入れないとあかんけど、色使いのカスタマイズは気に入っております

日本語変換は少々気に喰わぬ「Anthy」(これが標準装備)〜なんせAtokに慣れてますからね。ま、ガマンできる範囲でしょう・・・と、ここまで書いて保存しようとしたら警告!有。「文字コード云々」保存不可。そういえば以前も同じ症状だったな、どうやって切り抜けたっけ?思い出せない・・・他、周辺機器挙動試しておりません。あ、プリンタは無事稼働致しました。スキャナとWirelessAudio未確認です。

・・・ここ迄執筆して更新したら、見事に文字化け。あわてて「8」マシンに戻って更新しなおしました。これ、なんとかならんのか。ネットにて検索するとけっこう皆悩んでおるのだね。解決方法「こうすれば大丈夫!」というありがたいご教授も理解の大気圏外、あきまへんなぁ、ド・シロウトは。記憶スットンでいるけれど、以前PuppyLinuxの時もなんとかクリアした記憶うっすらとあるけれど、どーやったんやろうか。

こちら「8」になったノートはなんやらちょっと動き重いなぁ。おそらくソフトが旧くて、互換モードで動いているんじゃないか。

「8」になったとはいっても、基本操作は変わらぬノートパソコン。ほんまは新ubuntuマシンの設定などいろいろいじりたいんだけれど、部屋が寒い。コタツに入り、テレビを眺めつつ安閑と操作できるのはノートパソコン〜おお!ドスパラ・タブレットを忘れておりました。付属のブラウザはChromeに似て、ちょっと違うものだよねぇ。ダウンロードするにはワザが要るそうです。ま、ちょっとブラウザを見るだけ(メールなどめったに来ないし、Facebookは義理で見ているだけ。ツイッターにはさわったこともなし)、カメラでちょっと遊ぶくらいなら充分でしょう。あまりいじっていないが、カレンダー(スケジュール)というのがあって、開けてみるとGoogleで同期させろ、とのこと。Gmailとパスワードを入れてみました・・・スケジュール管理は基本手帳手書きで、という主義なので、あまり使う気はありません。閑話休題(それはさておき)

ブラウザに戻ってみると、ブックマークはいつものChromeと同じになっておりました。おお、これでエエじゃないか。人生発見でんな。

COCO70471すっかりパソコン三昧(ノーミソ爽やかに気分転換成)から音楽の話題へ戻りましょう。昨日通勤音楽はMahler 交響曲第2番ニ短調〜エリアフ・インバル/フランクフルト放送交響楽団/ハンブルク北ドイツ放送合唱団/ヘレン・ドナート(s)/ドリス・ゾッフェル(a)(1985年)・・・こりゃ凄い演奏やな。クール過ぎるとか盛り上がらん、などという評価有?とんでもない、表現としては完璧に整った切れ味+緊張感を維持しつつ、けっこうアツくないっすか?これ。ずいぶんと久々の拝聴印象は音質が自然かつリアルである(作った感じがない。会場聴取の印象に近い)こと、オーケストラのサウンドが意外なほど洗練されなくて、フランクフルト放響ってやや粗野な響きだったと気付きました。声楽とのバランスは見事。iPodにてボリュームを上げて集中して、たっぷり堪能できました。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

連続酒(抑制気味)出張疲れ、寝不足ものともせずウォーキング実施。さて、ゆっくり、いつもより小一時間遅く(=定時)出勤いたしましょう。昼迄に終える目処があるのなら、早く出ていって一気!という手もあるけれど、んな甘い物量に非ず。ま、仕方がない。眠っている間に「Windows8」ダウンロード完了。現在ノートパソコンにセットアップ中、DVDに焼いてネットトップ・マシン(AspireRevo)に「互換性の確認でも」と入れてみたら、思い出しました。これって32bit版「7」、64bitである「8」はアップグレード不可、クリーンで入れるしかなかったのだね。丸3年前「7」アップグレード優待付きVistaマシン買ったんだっけ。(Atokおまけ付きも魅力/但し、ヨドバシにて衝動買いだったので、あとでネットを確認したらもっと、うんと安かったけれど)

お気に入りHTMLエディター、クリックボードの履歴が取れるソフトが完備できれば「ubuntu」にしても良いんですけど。「7」は職場で使ってますし、女房マシンはしばらく「7」ですから。音楽への言及は帰宅して、ゆっくり言及いたします。

なんとか、辛くも本日狙いの宿題に目途立てました。現上司は本日夕方身辺清掃して出ていきました。新上司はインフルエンザとのこと、月曜無事に出てくるでしょうか。女房殿定例の実家行きのはず、帰り直接馴染みの銭湯に寄って一週間の疲れを癒して帰宅したら・・・おりました。予定変更とのこと。

Windows8はどーなんでしょ。「7」にメトロを加えた(目的を達成するのにひと工程増えた?)だけじゃないの?OfficeXP使えました。日本語変換Baiduも×(「8」に対応していない)、MS-IME2012 に勝手に変更になっておりました。QtClipも消えていたのであかんのかな、と思ったら、ちゃんとスタートアップに再設定できました。「95」以来愛用しているEditHTML(エディター)も無事稼働いたしました。たいしたもんやねぇ、「95」→「98」→「Me」→「2000」→「XP」(これが長かった)→「7」(Vistaは使っておりません)→「8」〜13年間でっせ、すごいねぇ・・・。メトロの詳細設定は途中、なぜかMSへのサイン・インがちゃんとできぬのが不思議。

昨日出張帰りの音楽。Poulenc グローリア/Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」〜ベルナルト・ハイティンク/シカゴ交響楽団(2007年ライヴ)・・・数年前、こりゃどーも体質に合わんな、そう感じておりました。久々の再聴は、ふ〜む、なるほど、ね、といったところ。一連のBeethoven Brahms のライヴがあったでしょ?ロンドン交響楽団との。全部聴いたわけじゃないけれど、それととても似ております、って当たり前か。ハイティンクなんだから。オーソドックスであり、細部明晰であり、メリハリがあり、バランスもよろしい・・・けれど、妙に色気がない。 1989年ボストン交響楽団との録音はこんな感じじゃなくて、もっとふくよか、余裕があったような?

以前よりずっと好感を持ちましたよ。かっちりと硬質なサウンド、正確かつニュアンスに充ちたアンサンブル、しっかり堪能いたしました。でもねぇ、この作品って、もっと色気あって然るべきと思います。先日聴いたシャルル・ミュンシュなんて最高の熱気でしたよ。これは後ろ向きかなぁ。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

(在金沢ホテル)昨夜は恒例、一次会にて失礼しました。料理は予想通りたいしたことはなくて、酒量もそこそこ。常識的な時間にホテル戻り、疲れも出て即就寝、トンデモ早朝に覚醒してようやく入浴〜現在に至ります。このホテルの共用パソコンは東京定宿と同様hpCompaq懐かしい職場先々々代職場マシンと同じ型、但しCPUが違うのかな?東京ホテル・マシンはなにか一作業するたび、うぃーんと苦しげにうなったのに、こちら動きはスムースです。メモリは500mbしかないのに。到着して一週間の職場「7」導入テスト新マシンはメモリ4gb、快速。ようやく通常業務作業は安定してきて、EXCELが落ちるのも一日一度程度、これならネットワーク不調(サーバーからデータを取り出す)からと説明が付く程度。昨日朝、待ったなしの集中作業時も無事クリアいたしました。困ったのは日本語変換登録でして、旧マシンも昨年末偶然登録辞書ぜんぶ吹っ飛んでいたんです。自宅から登録辞書のみ持って行こうかな?うん、そうしよう。あとはサーバー上でzip圧縮が完了しないことくらい・・・そんなレポートを提出いたしました。そろそろ旧マシンのカスタマイズ、旧データ全部消しておきましょう。

それと・・・わが職場はセキュリティが厳しくて勝手にソフトは(ドライバも)入れられない(システム稟議が必要)のに、Chrome入れました、というか、あれってレジストリいじらないの?これでネットを見る限り自宅と同様の見栄え、使い勝手となりました。ちなみにUSBメモリにChromeポータブルを入れていて、出張洗面用具袋に常備、たいていのホテル共用パソコンにて同じ環境となっております。(USBをコロしていなければ)

数日前拝聴音楽の記憶辿って、Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ズービン・メータ/ニューヨーク・フィルハーモニック(1989年)・・・ブーレーズの第4番、感激を以って拝聴し終えたあと、通勤残り時間に第2楽章迄拝聴したもの。音質もよろしいし、ぽってりと厚みのある暖かいオーケストラのサウンドも悪くない。しかし、ブーレーズの精緻極まりない洗練入念サウンドを聴いた直後には、どーも細部の詰めが甘い(内声部の旋律意義が不明確)というか、ずばりオーケストラが上手くない(期待ほど)・・・そんな贅沢な感想に至りました。所謂三流オーケストラ、みたいな意味じゃないですよ。これだけ聴けば作品テイストは充分堪能可能、ちょっと贅沢言ってみただけ。でもね

じつは少々前に第6番イ短調(1995年イスラエル・フィル)を全曲拝聴する機会があって、これはオーケストラの技量云々じゃなくて、サウンドも表現もいまいち嗜好にマッチしなかった印象ありました。交響曲第3番ニ短調(1978年ロサンゼルス・フィル)には前のめりの若々しい鮮度を感じたのだけどなぁ。

さて、本日行事をなんとか乗り切って大阪戻り〜職場お別れ会にスポンサーとして参加しましょう。

取引先行事も無事成功、一本先の特急サンダーバードで上司先頭に皆送り出して、自分は後片付け+ご挨拶対応。一本遅れのサンダーバードに乗ったら、信号機故障?敦賀〜湖西線ならぬ米原経由に変更、こういった荒業には数年に一度出会います。30分以上遅れるのだね。一人遅れて上司お別れ会に参入・・・でもね、心身ともに疲れているし、どーも若い人中心の輪に入り込めない。なんせダントツのロートルだからね。自分だって、若い頃はヴェテランの存在を疎ましく思いましたもの。ましてや、昔と違って自分は現役バリバリの喧しい現場監督でっせ、たんなる胡散臭い存在どころか、がんがん説教するし、先陣切って突入するし、PCスキルも実務能力スピードも絶対に負けない!(つもりだ)から、いっそうタチが悪い。ウザったらしい存在でしょ。

鬱病より復帰中の盟友も参加したが、妙に明るく話題に参入して、声に張りがない。ムリムリしてんじゃないの。上司が可愛がって育てた優秀な若い者数人は二次会に行くのでしょう。ワタシはほぼ無口微笑んでいるのみ、疲れているのかな?と周りは思っていたことでしょう。じつは不機嫌だったんです。おモロなかったでんすよ。もう引退だよなぁ、ほんまは・・・そんなことを考えて途中抜けました。

帰り列車中、パソコン雑誌を眺めていて、Windows8アップグレード3,300円サービス価格は1月いっぱいとのこと。業務用パソコンも「7」になったし、お勉強にと考えて、思い切って(酔った勢いにて)ダウンロードしているところ。お勉強です。ライセンスは3台分らしい(ウソ、カンチガイでした)からノート、デスクトップ(実際はネットトップ)両方入れるつもり。なんせ飽き性なんで、生活に変化を!お勉強の意味です。タッチパネルじゃないから、あまり意味はないのだけれど。ほんまのところ、できれば、一台ubuntuを入れたいのだけれど。

明日、休日出勤して一気に締切資料仕上げ、月曜も待ったなしの締切待っております。上司が替われば自分の位置付けも変化あるかも、そんなこととは一切会計なく、余計なことも考えず、粛々と自分のお仕事をこなしましょう。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

(在金沢ホテル)これより上司と取引先ラストお別れ会。早朝決起し疲労感多大、ウォーキングとうとう中止、朝食後早々に出勤しました。金沢出発迄3時間、鬼神の如き集中力にて新人の資料点検最終修正印刷。通常より30分遅れて現地到着、しっかり旨い昼飯を喰ってから商談に臨みました・・・って、横に座って時々フォローするのみ。昨日時点悲惨な出来栄えだった営業提案資料も見事、ツボを押さえた結末を得て、彼女(準備期間半泣きになりつつ)よう頑張りました!なんぼでも褒めてあげまっせぇ。これでひと段落、明日の行事乗り切って、土曜締め切りの本丸提出資料+α全部クリアいたしましょう。

通勤も出張移動中も音楽ぜんぜん聴いておりません。本日はこんなもんで。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

さて、明日より我がシマのメンバー全員+上司にて出張、本日その最終準備となります。自分の担当分野営業提案書の最終締め切りは来週、しかし、その合間あまりに多くの締め切りが目白押し(土曜休日出勤含)身動き取れぬので、本日石に齧り付いても仕上げなくては・・・まぁ、出先ホテル早朝決起執筆(これは避けたいなぁ)、土曜出勤時に一時間くらいは時間は作れないこともないけど・・・

”javaが危うい”件、朝日新聞に”修正プログラム配布”との記事がありました。でもね、これメーカーの発表鵜呑みでしょう。ネットでその記事発見して、さっそくメーカーサイト(英文)に飛んだけれど、どれを選択するの?これかな、とクリックすると利用者登録せよとのお達し、んなもの必要なのか。このサイトにもjavaが使われてて、かつて利用者登録などしたことなし。数号後のパソコン雑誌に詳細載るでしょうか。期待します。

昨日通勤音楽。Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調〜ハリーナ・チェルニー・ステファニスカ(p)/ヴァーツラフ・スメターチェク/チェコ・フィル(1955年)・・・リパッティと間違われたという逸話ばかり有名、あまり音質状態はよろしくない。詩情に溢れ、威圧感も力みもなく・・・といった親密さ溢れるもの。後のステレオ録音も含め彼女の演奏は初耳でした。(時間切れ)

せっかくのJINSPC眼鏡も俄かに快復するわけもなし、終日ひどい眼精疲労に悩まされました。さて、いつ通院するか・・・再来週か、今週来週はお仕事ピーク!って、まだ1月やないの。新人の資料はとうとう時間切れ、内容ぜんぜん×。明日、いつもより早めに出て行って、出発まで最終チェック(ほとんど清書)するつもり。明日本番の商談はぼろぼろでしょう。ま、仕方がない、数ヵ月後営業数値落としても、それは将来ある若者への投資でしょう。彼女は苦しいところだなぁ、頑張れ。

明日から現上司とラスト出張、我がメンバー全員同行で現地お別れ会有。明後日戻って職場ラストお別れ会、おそらく出費膨大。なんせ、いつものスポンサー役の一人が主賓ですから。通勤音楽は、Mahler 交響曲第4番ト長調〜ピエール・ブーレーズ/クリーヴランド管弦楽団/ユリアーネ・バンゼ(s)(1998年)・・・記憶がエエ加減、たった今再確認する迄ウィーン・フィルと信じておりました・・・そのくらいサウンドは洗練され、各パートは美しく鮮明であります。気持ち速めのテンポ、内声部、各パート絶妙のバランスにて旋律が浮き出ます。表現はサラリとして、入念でありながら粘着かない、重すぎない。ユリアーネ・バンゼの声もしっとりとしてモダーン、これほど心浮き立つ無垢な?セクシー?ソロは聴いたことがない。ヴェリ・ベスト。

明日明日は更新できるか微妙です。出張準備して、さっさと出勤しなくっちゃいけないので。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

あちこち大雪だそう。首都圏は通勤たいへんなんじゃないでしょうか。今朝、恒例の早朝(ちょろ)ウォーキングに出掛けると、地面も、公園の鉄棒も濡れていたので夜半に雨が降ったのでしょう。昨日、パソコンを覗く度にJINSPC 使いました。ほんまの効果の程は本日出勤して、一日使ってみた結果次第だな、一ヶ月苦しんだ眼精疲労?ドライ・アイ?はそろそろ改善の兆しが見えていた時期だったんです。1,380円高級目薬の成果か、ふだんは298円特売ですから。

昨夜、NAXOS 8.570245Roussel 交響曲第3番ト短調/バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」〜ステファーヌ・ドゥネーヴ/ロイヤル・スコティシュ・ナショナル管弦楽団(2006年)・・・ドゥネーヴは昨シーズンよりシュトゥットガルト放響に転じたそう。仏蘭西音楽好きと自認しているのに、ROUSELL聴取の幅は少なくて、この「バッカス」(マルティノン)と「蜘蛛の饗宴」(大昔廉価盤レイボヴィッツにて)のみ。これはお勉強のつもり、しかし、まだまだ作品の全貌概要様子個性が見えません。ま、クラシック音楽というのは”一発で!”という理解の範疇に非ず、繰り返し拝聴〜やがて神髄を発見する、ということでしょう。そんな努力手抜きすると、あっという間に狭いタコツボに陥ってしまう・・・

さて、現上司ラストウィーク開始、ラスト迄出張(行事対応)同行です。自分はその行事対応準備、上司会議資料締め切り、その合間に自分の担当分野営業提案資料仕上げ、+新人の資料点検最終仕上げ加筆となります。元気で行ってきましょう。

きょうもよう働いたなぁ、って、誰も言って下さらないので独り言。まずはスケジュール通り、予定通り本日の計画分遂行いたしました。その間に中小トラブルいくつかクリア、というか、なんとか遣り過ごした、というのが正直なところ。JINSPC効果はそれなり?気持ちの問題か、やや状態マシな手応え。やたらとガンガン落ちまくって、不具合連続していた新「7」マシン、なんとなく状態は落ち着いて、本日フリーズはなかった?少なくとも記憶ありません。しかしなぁ、MS-IMEってほんまに気に喰わぬ・・・もっと管理の甘い時には勝手にAtok入れていたけれど、ここ数年許されなくなりました。

移動中音楽は少々選択に失敗したかな?Vaughan Williams スティーヴン・クレオバリーヴズによる幻想曲/プロセルピナの庭(ソプラノ、合唱と管弦楽のための)/Holst エグドン・ヒース(ハーディを称えて) 作品47〜デヴィッド・ヒル/ジェーン・アーウィン(ms)/ボーンマス交響楽団/ジョイフル・カンパニー合唱団 Dorchester Abbey, Oxfordshireライヴ)・・・放送録音?録音年調査付かず。新しいものでしょう。デヴィッド・ヒルって合唱畑の人ですよね。ちょっと粒の粗いサウンド、甘さの少ない「グリーンスリーヴズ」は悪くないけれど、「エグドン・ヒース」はあまりに静謐かつ動きの少ない、渋すぎ作品、というより通勤電車の中では音量が小さすぎました。「プロセルピナ」は粛々と声楽が参入すると、心の奥底、温かいものがじんわり広がりました。再度お勉強して仕切り直しだな。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

肌寒い雨、ウォーキング不可、祝日は少々お寝坊。女房殿はお仕事、我が職場の若い者も(自らの宿題消化のため)出勤となります。自分は土曜出勤したし、ようやく連休、といっても明日から怒濤の締め切りラッシュな日々+出張続きます。昨夜、肩が冷えて痛む?感覚があったけれど夢だったのか。本日JINS PC眼鏡できあがりなので、それを取りに隣町のショッピングモールに出掛けるのも鬱陶しい・・・雨ですし。ま、引き籠もっても仕方がないので、BOOK・OFFでも覗いてこようかな、ついでに。

今朝拝聴音楽。Brahms パガニーニの主題による変奏曲 作品35〜ペーター・レーゼル(p)(1974年)・・・独墺系作品も演奏家もやや苦手気味だけれど、Brahms のピアノ・ソロとか室内楽は(地味、後ろ向きっぽくて)例外的に嗜好にフィット、ペーター・レーゼルは生真面目細部徹底的に描き込んで、潔いほど几帳面であります。演奏は堅牢質実、しかし頑迷に非ず。技巧は安定して、それをキラキラ誇示するような表層な表現じゃないんです。アナログ最盛期の音質も良好。

昨夜は「イリア・ムーシン1904-1999年Iliya Musin - 95th anniversary of the birth (03.01.1999 - Live - St.Petersburg) イリア・ムーシン95歳記念コンサート」拝聴。1904-1999年、教育者として著名であった彼のラスト演奏会?3ヶ月後に亡くなっておりますから。少々情けない散漫なる音質(Radio Petersburg放送音源)ながら、登場指揮者が凄い!Tchaikovsky 歌劇「マゼッパ」より交響的絵画「ポルタヴァの戦い」(ウラディスラフ・チェルヌシェンコ)/幻想序曲「ロメオとジュリエット」(アーノルド・カッツ)/Scriabin 「法悦の詩」(ヴァレリー・ゲルギエフ)/R.Strauss 交響詩「ドン・ファン」(セミョン・ビシュコフ)/Wagner 歌劇「リエンツィ」序曲(ヴァシリー・シナイスキー)/Tchaikovsky バレエ音楽「くるみ割り人形」〜「アダージョ」(ユーリ・テミルカーノフ)、そして大御所登場「イタリア奇想曲」(イリア・ムーシン)〜オーケストラはゲルギエフの配慮か?マリンスキー劇場管弦楽団(このオーケストラ初耳?かも)。他、当日出場なしだけれど、フェドトフとかペトレンコとか、西本智美さんも弟子ですもんね。

肝心の御大はさすがに少々元気はないけれど、95歳ですから。「ポルタヴァの戦い」って「1812年」クリソツ元気一杯の幕開け、かつて”シベリアのカラヤン”!とんでも・キャッチフレーズが付いていたアーノルド・カッツの「ロメ・ジュリ」は流麗かつ精緻な仕上げでした。手兵率いるゲルギエフの「エクスタシー」は文句なくセクシー、ビシュコフの「ドン・ファン」はいっそう音の状態が苦しく少々残念でした。「リエンツィ」序曲はこういった場に相応しい、沸き上がるような華やかさに充たされます。シナイスキーは例の如したっぷりとした表情付けがみごとでした。

筆頭弟子筋であるテミルカーノフは圧巻の華やかさ、貫禄。放送録音なんだし、もっとマシな音質で録って下されば正規CD化の道も拓けたのにな。残念。

雨中JINS PC取りに行って、ついでにBOOK・OFF立ち寄りも予定通り。雨も上がって、もよりの駅より歩いて帰ったのはウォーキングの代わりのつもり。この眼鏡が効くかどうかは使い込まないと、なんともいえません。やや度数弱めに調整した眼鏡2本、ムダになったことはたしか。現役で計6本有、もし壊してしまうと生活成り立たないので、予備は必要なんです。せいぜいパソコン使わぬ読書とか、そんなときには使ってあげましょう。

この間のテレビ番組の話題いくつか・・・再放送のドラマ「火車」(上川隆也主演、佐々木希は犯人役)、これがとても良かった。ネットでは「屈辱!佐々木希台詞なし」とか話題になっているが、こういった”使い方”は上手いと思います。彼女は演技(台詞)は全然ダメなんだそう。若くて美しいからCM引っ張りだこなんだけど、しゃべくりもあかんし、使い方が難しいタレントなのでしょう。んもうとことん!「台詞なし」ミステリアスな役柄専門女優というのは如何。

プリンセスプリンセス再結成ドキュメント」〜泣けましたねぇ。女性に年齢は失礼やけど、40歳代中後半でっせ、至近撮影だと紛れもなくフツウのおばはん・・・再結成ライヴだからPTAの役員は断った、とか、リアルに体力落ちて鍛え直しとか、そして圧巻のライヴでしょ。もの凄くカッコ良い!最高のおばはん達。惚れ直しましたよ、皆。奥居香の声がまったく衰えていないことに驚愕いたしました。努力しているんやね。エラい。

明日から、また気持ち入れ替えて精進いたしましょう。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

世間には立派な音楽関係ブログがあって、多彩な家族、人間関係、地域や自然との関わりを日々描いて興味深いもの。こちらほんま狭い人間関係、社会生活を送っていて、お仕事以外ほとんど引き隠り状態です。今朝の朝日新聞、耳目を驚かす事件ネタがなかったのか「100円で夜をしのぐマクド難民」〜う〜む。世間では安倍バブルへの期待が膨らむけれど、もともと格差社会に仕上げてしまったのは自民党政権でしたから。政治のことには疎いけれど、コトはそう簡単じゃないのは理解できます。

それと「javaが危ない」との記事、いまどきどんなパソコンにも入っていて、これがセキュリティ上重大な問題になっているとのこと。機能を外したらどーなるの?そもそもそのやりかたも(コントロールパネル開けてみたけれど)わからない・・・昨夜、トンデモ夜中に目覚めてしまって、小一時間ほど自主CDなど焼いてから二度寝、少々お寝坊してウォーキング兼朝食用パン購入に出掛けました。寒いけれど、天気は上々。

しばらく(今年に入ってから)【♪ KechiKechi Classics ♪】更新していない、そろそろ書いてみるか・・・と、偶然、たまたま出し放しになっていた自主CDを見掛けてプレーヤーに乗せました。Bach 「フーガの技法」BWV1080〜クリス・ブリーマー(p)・・・ネットよりダウンロードしたもの(今再確認すると、数曲のみ。数年前は全曲あったはず?Piano Societyというフリー音源専門サイト)。これがシンプルな主題から延々と例の微妙な変化(音列の入れ替え、リズムの変化)に心奪われて、途中止められぬ・・・派手派手しい盛り上がりや、色彩豊かな変化とは縁がない、学究的、粛々淡々とした世界が静謐に続くんです。作為がないというか、ほとんどそのまま”その辺りで弾いている”風情リアルな音色、暖かい残響。芸術表現がどーの、とか言う前に作品そのものに魅せられる不思議。サイト内検索を掛けるとおそらく2010年4月には自主CD作成していて、現在だったらやらんでしょうねぇ。当時は”こんな大曲!フリーで”Kechi心を擽られて激安CDRに焼き込んだものですよ。こうして偶然再会すると、筆舌に尽くし難い感動が迫ってくる・・・

ラスト「未完のフーガ」は補筆され完成されております。コントラプンクトゥス13にはイヴリーナ・ヴォロントスコヴァ(p)が参加しております。

・・・無事【♪ KechiKechi Classics ♪】更新なって(以前より気になっていた音源言及)上記の件、少々加筆。自主CD作成初期であって、一年ほど前妙な自慢話的話題に言及済み、ようはするに初期は”エエ加減作成”だったんです。Bach 「フーガの技法」BWV1080〜クリス・ブリーマー(p)CD一枚+ラスト未完のフーガ(完成版)を全部拝聴したが、収録クレジットは(ほぼ)順番通り印刷、しかし実際収録はバラバラ〜当時は適当にCDR一杯になるよう次々データを入れていったのだな。タイミングを確認しつつ、収録順を確認しておりました。彼(か)のシンプル音型な対位法(コントラプンクトゥス)第1曲が5番目に収録されている・・・第1番目〜第4番目は 「8度のカノン」「 3度の転回対位法による10度のカノン」「 5度の転回対位法による12度のカノン」「 拡大及び反行形によるカノン」つまり、これから始まってぎょっとしておりました。

印刷した明細に載るけれど、実際には収録されていない曲が4曲ほど、おそらくダウンロード当初.mp3ファイル不調で.wavファイル変換できなったのでしょう。それと各ファイルの音質はけっこう雰囲気バラバラでして、もしかしたらPiano Societyだけじゃなく、類似のサイトから”できるだけ全曲!”集めたのかも。(そうなると全部はクリス・ブリーマーに非ず、という結論)いずれ、記憶は残っておりません。そもそも「フーガの技法」正規CDって手許になにを残したか記憶が完全に飛んでいる!惚けとんなぁ=ワシ。

これがMy Collection!自慢みたいな趣味はないけれど、熟考十数分。自分のために備忘録〜まずグレン・グールドのオルガン(前半のみ)、BRILLIANT全集よりマンノ・ファン・デルフト(cem)(1997年/聴いた記憶というか印象なし)、ベラルテ・アンサンブル(弦楽四重奏+チェンバロによる。ラウエンバッヒャー(v)とかビルグラム(cem)とか名人揃)、ヘリベルト・ブロイアー(or)率いるベルリン・バッハ・アカデミーによるジャズも含んだ意欲的演奏!(2000年)・・・ここ迄発見。って、聴かないと意味ないじゃん。

サイト内検索を掛けて更に!ヘルマン・シェルヘン/ウィーン交響楽団+放送管(1965年)を発見。(ベロミュンスター放送管弦楽団(1949年)盤は、このステレオ録音を入手したので処分済)、他、ルドルフ・バルシャイ盤も処分した記憶鮮明です。ほか、どこかにヘルムート・ヴァルヒャ(or)が眠っているハズなんだけど・・・状況最悪っす。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

今朝も早朝覚醒、体調は悪くなくて、冷たい空気の中ウォーキングへ。昨日は皆のタイムカード締めとか、昨年末自らの手抜きフォロー作業とか細かい(不快な)トラブル処理、異動間近い上司指示にて大型経費先行稟議とか、引き継ぎつつある毎週定例印刷屋入稿(点検修正最終まとめ送付のみ)、来年度の取引先との契約書準備案内・・・結局、自らの純実務作業手付かず、今月苦戦の詳細分析した週次報告書仕上げて帰宅。本日、新人資料点検助言のために週末出勤のはずが、朝2時間ほど掛けて一気に自らの分概ね仕上げぬと月曜祝日、あとは行事対応が続いて、+迫る(新)上司向け資料締め切り、来週土曜は休みの順番なのに休日出勤不可避となりました。曜日回りというか、提出締め切りが土日に重なるという最悪日程也。

ま、フツウありきたりなサラリーマン愚痴でっせ。元気ですよ、けっこう。

BVCC38461Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団/ニュー・イングランド音楽院合唱団&OB合唱団(1955年)・・・半世紀以上前太古録音、もっと若手現役聴いてやれよ・・・お叱り受けそうな驚異的ステレオ(旧)録音也。繊細神妙緻密表現を求められるであろう作品は、大胆剛直爽快な迫力を以てヴィヴィッド、アツく美しく仕上げられております。色彩も起伏も表情豊かに流れ、昂揚し、呼吸も深い。オーケストラは上手いなぁ、シカゴ響とかクリーヴランド辺りとはテイストは違って、もっと各自のびのびと自在に奏している感じ。

では、ぼちぼち出掛けましょう。女房殿は定例実家母親様子見だから、帰り大型銭湯〜高級中華・王将「サービス定食」ゴールデンコースか。

予定通り定時にて職場を上がって、いつもの銭湯経由王将「ほうれん草定食」〜帰宅。くつろいでおります。但し、予定の宿題は40%進捗止まり、締め切り迄合間を縫って仕上げるのがヴェテランのワザ。新人の資料は丸二日前点検したところとほとんど変わっておらず、実残時間二日と半日、大丈夫か。いろいろ指示したが、彼女も四苦八苦、ツライやろうなぁ毎日。これがお給料もらうってことでっせ。対外的なトラブル責任は丸投げしないから、安心してトラブって来い。

移動中音楽。Mahler 交響曲第9番ニ長調〜カレル・アンチェル/チェコ・フィル(1966年)・・・片道しか音楽拝聴しなかったので、途中迄。音質とか細部オーケストラの技術機能云々を言い出したらキリはないけれど、これは硬派ストレート系の表現、マイルド素朴なサウンド(例のヴィヴラート豊かな甘美ホルン!)がバランスして極上の演奏であります。情念より諦観、激昂より静謐、拡散より集中が際立って、1960年代既にこのような演奏ができあがっていたのですね。残された正規録音は第1番と(この)第9番のみ。残念。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

昨日のお仕事は少々気になる(大小)案件、いくつか有。これを一気にクリア(上司の許可も出)、解決。朝一番より、自らの実務担当分の資料作成開始予定、半日ずれ込んでやや遅れ気味ながら、夕方新人の営業資料作成状況点検実施(改善しております)。鬱病から快復過程慣らし出勤中の盟友が、公私とも現状を訊いて欲しいらしくて、呑み屋に誘われました。ほんまは酒はあかんのやけどね、ま、7時半に終えましたから。4割ほどお仕事次期体制の話題、6割私生活のこと。再来週正式就任の新上司からはぼちぼちメールがきていて、取引先からも次の会議対応の相談も来ております。どーやら自分は生き残りらしくて、彼が言うには、年恰好よりお仕事姿勢として前向きかどうか(実力前提として)が問題だそう。組織全体の方針として現場重視配置はここ2年あり得ず、際だった人員追加はなさそう、とのこと=元気な年寄り(=ワシ)が生き残る、といった図式か。

あとはしょーもない愚痴でして、愛妻家として有名だったのに、もう女は要らん、離婚する。現在マンション2軒ローン支払っているけれど、養育費支払いもあるし、投資不動産物件を更に探して運用するノウハウを延々と・・・もうエエって。親の資産を計算に入れていないけれど、発想の基本にはそれがあるんじゃないか。こちら無借金無財産、無為無策使わぬことこそ貯蓄の基本!博打一切せず!(含む株、投資信託、宝くじect)といった生活ですから。結果的に「失われた日本の20年間」に粛々と真面目にお仕事していて現在に至る・・・

昨日の音楽は、EMI ASD3131Andre Previn's Music Night /Signature Tune - Andre Previn's Music Night (Previn)/ March: Orb and Sceptre (Walton「宝玉と勺杖」)/ Scherzo: The Sorcerer's Apprentice (Dukas「魔法使いの弟子」)/Adagio in E minor (Albinoni/Giazotto「アダージョ」)/ Overture: Hansel and Gretel (Humperdinck序曲「ヘンゼルとグレーテル」)/Choreographic Poem: La Valse (Ravel 「ラ・ヴァルス」)/ Slavonic Dance No. 9, Op. 72 No. 1 (Dvorak「スラヴ舞曲第9番」)〜アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団(1972年)・・・良質なるステレオ録音、上品で端正、洗練されたアンサンブル。この辺り、ロンドン交響楽団は一気に優秀なオーケストラに変身しております。プロムス定番のWalton の行進曲「宝玉と勺杖」って「スターウォーズ」とか「スーパーマン」辺りの音楽とクリソツ、というか、こちらが大元になっているんでしょう。たっぷり愉しめました。

あっという間に週末、明日も出勤だけれど、正月休みは既に大昔みたいな感触です。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

まだ、週半ば。本日明日で自分の実務営業担当分野資料一気集中して終わらせる決意(当初予定の行動)です。幸い風邪は大丈夫(この時期出張宿泊すると、たいてい咽を病られる)但し、一ヶ月ほど前より眼の疲労が酷くて、JinsPCの眼鏡出来上がりを待っているところ。経験則的に、眼の疲労は全身状態が影響していて、ずっと疲労感が抜けないからその関連かも。

出張移動中音楽、たっぷり(Mahler だったら第7/8番のほか、第1番、第6番も)拝聴したけれど、その中でひときわ印象に残ったもの。"Wiener Schnitzel" (LP)〜ヘンリー・クップス/フィルハーモニア管弦楽団(LP廉価盤時代フィルハーモニア・プロムナード管弦楽団になっていませんでした?)。Wiener Burger (Ziehrer「ウィーン市民」)/Amorettentanze (Gungl「アモレッテン舞曲」?)/Donauwellen (Ivanovici「ドナウ川のさざ波」)/Weaner Madlin (Ziehrer「ウィーン娘」)/Die Schonbrunner (Lanner「シェーンブルンの人々」)/Gold und Silber (Lehar「金と銀」)・・・「ドナウ川のさざ波」ねぇ、涙が出るほど懐かしい!1950年代後半の録音は極上、オーケストラも充分厚みがあって、ちょっとゴージャスな粋に溢れて魅力的な演奏です。CD復活してませんよね?

では、いつもどおり粛々と出勤して参ります。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

(東京ホテルにて更新/ここの共用パソコンは遅くて閉口)無事金沢での会議対応終え、日本海周りで越後湯沢を目指しているところ。東京ホテル着は11時くらい?基本、飛行機がキライなのと+旅情+旅費節約の日本半周也(年に2度ほど)。スケジュール通り、コトが進むのはキモチ良いものです。今朝、いつもの早朝一番出勤、遣り残した資料執筆開始するが、新もの「7」マシンにて一時間、Excelファイル2度落ちました・・・もう、どーしょーもない!テストもクソもあったもんじゃない!日常些少の不具合に云々するつもりはないけれど、基本作業問題ですから。東京本丸システム関係各位にメールをして、旧マシン復活、出張にも持参しております。

いつものパターンにて北陸行きサンダーバード乗車前、新大阪にてラーメン昼食。金沢会議終了後、タクシーで駅迄戻って即特急「はくたか」でしょ?夕食は駅にて牛丼〜最悪です。せめて栄養配慮、鉄分補給ヨーグルト+野菜ジュースを補充いたしました。

昨日通勤音楽。Brahms セレナーデ第1番ニ長調〜ハインツ・ボンガルツ/ドレスデン・フィル・・・ケーゲルの前任だったから1974年以前か。例のやや硬質な弦ともかく、ホルンが活躍する作品だから、独逸風の素直で深い音色は魅力です。交響曲より明るい旋律、牧歌的な雰囲気が好ましい作品。ボンガルツは貫禄でっせ。こういった作品はボウルトとか、長老に相応しいのかも。(ここまで車中執筆)

11時くらいに東京ホテル着。大阪〜金沢は異様に眠く、会議対応後の金沢〜越後湯沢〜東京も似たようなもの。ま、乗換数回あるから音楽+読書など。Mahler 交響曲第7/8番〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィルとか、白石一郎「庖丁ざむらい 十時半睡事件帖」(講談社文庫)とか。落ち着かない朝なので、帰宅後のコメントとしましょう。これより終日会議対応。

大阪〜金沢〜越後湯沢〜大宮〜東京〜新大阪〜尼崎、日本半周。先日、開高健特集のテレビ番組を見ていたら「円は閉じられた」〜ああ、そんな言葉、著作にありましたね。達成した、完結した、といった意味。自分の場合は文字通り、湖西線経由日本海〜東京方面に降りて、東海道新幹線にて”円は閉じられた”・・・ほんまは京都の先で一周しちゃうんですけど。昨日の取引先会議、本日の内部会議(次期営業根幹システム論議)対応も順調、成果あるものでした・・・疲れたなぁ。まだ、新年お仕事開始して3日目でっせ。なんやねん、この疲労感、不安感は・・・呑んだわけでもないのに。

SUPRAPHON SU 3880-2  11枚組6,581円(ポイントも活用)にて入手Mahler 交響曲第7ホ短調(1977/78年)/第8番 変ホ長調(1982年)〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル/合唱団/プラハ放送合唱団/キューン児童合唱団/マグダレーナ・ハヨーショヴァー(s)/インガ・ニールセン(s)/ダニエラ・ショウノヴァー(s)/ヴィエラ・ソウクポヴァー(a)/リブシェ・マーロヴァー(a)/トマス・モーザー(t)/ヴォルフガング・シェーネ(br)/リハルト・ノヴァーク(b)・・・最高。鋭さとか切れ味とか、刺激的サウンド、表現とは無縁。あくまで柔らかく、しっとりマイルド、静謐が全体を支配して、内声部の美しい旋律もはっきり浮き出ております。両作品とも異形なる交響曲(第7番はまとまりを欠き、第8番は巨魁な編成)、これほどクリア明晰に、わかりやすく、美しく聴かせて下さる演奏は滅多にないでしょう。チェコ・フィルは作品相性によっては、極上の響きと至ります。

第7番ともかく、「千人の交響曲」に静謐を感じるなんて!あらゆるパートがちゃんと分離して、響きがダンゴにならない。声楽に絶叫を感じない。音質は第7番(アナログ録音)のほうが上ですね。巨大なる声楽を伴う第8番はちょっと音録りはムズかしいんでしょう。もうしわけないけれど、妙に冷静なマゼールよりずっと好感を持てました。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

昨日はお仕事初め。些少のトラブル始末ありつつ、昨年末準備通りコトは進むけれど、既にまる5年経過しつつある現在の取引先対応へのマンネリ化も自覚、一方で厳しい人員配置の中で、なんとかゴマ化して自ら率先して動いて、ぎりぎり数値をクリアしていったのも事実。実務処理段取りは余人にマネのできぬワザと自覚するが、そろそろ替わったほうが良いなと考えております。なんでも切り口は変わったほうがよろしいんです。昨日、新しい業務用パソコンOS7(32bit版/メモリ4gb/テストマシン)到着。Officeは2000→2010へ。OS云々のストレスはいまのところなし、Officeの使い勝手も慣れの問題でしょう。問題は2000にて作成した資料参照すると、例えば貼り付けアンドゥで突然落ちたり、ややサイズの大きいファイルがとうとう開かない(試しに旧XPマシンに戻すとちゃんと開く)〜つまり、お仕事にならぬ・・・テストもクソもないじゃないの。

フツウ、アプリケーション・ソフトは下位互換なはずなのに、それはそれで不具合は出るらしい。然るべき本丸部署へ連絡して相談(なんせ日常お仕事にならぬので)「2000でも開くソフト」対応していただきました。本日、夕方の資料はそんなこんなでラスト完成せず、さっさと帰宅いたしました。昨日朝、自宅のネットがつながらず「音楽日誌」更新したのは夕方、時にFONのルーター電波を認識しないことがあって、こりゃいったいどういうことなんでしょう。

本日昼頃、金沢へ。現上司とラス前出張(来週行事対応がラスト)、そのまま夜、東京入り11時頃?明日、終日会議対応、その資料は印刷してカバンに入れてあります。移動中拝読予定。昨夜、iPodに音楽しっかり補充、業務用携帯Wifi(っていうの?)もたっぷり充電済み。朝一番に資料完成させて、その他段取り組んで出掛けましょう。

昨日通勤ではBrahms のセレナード第1番など拝聴したんだけれど・・・時間切れです。行ってきます。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

これより久々の出勤。昨日より緊張感徐々に高まっていたけれど、今朝の緊張感は昨日の比じゃない+不思議なことに目覚ましのFMラジオが鳴る迄しっかり眠れ、朝ウォーキングに出掛けるのが少々ツラいほど。昨日歯医者行きは下半分歯石取り完了、口腔全体再点検にて虫歯なり掛け一点、その場で削って埋めて下さって、次回点検は3ヶ月後だそうです。なんせ歯磨きは熱心ですから。通勤カバンには歯ブラシ完備ですから。お仕事始まってほんまの新年、サラリーマンにとっての”新しい年”は新年度ですけど。さて、朝一番より全力にてお仕事再開できるでしょうか。昨夜のメール点検では、新しいトラブル付加はなかったはず。

音楽は断続的に拝聴(昨夜のテレビは大失敗。どれもオモロなかったなぁ。ビデオに録っておいたダブルフェイス後半が最大成果)。Elgar 交響曲第1番 変イ長調/序曲「コケイン」〜チャールズ・マッケラス/ロンドン交響楽団(1990年)・・・馴染みお気に入り作品、指揮者を揃えても、肝心なる聴き手ノーミソが”英国音楽”に仕上がっておりません。そういえばここ数ヶ月英国音楽はまともに聴いていなかったっけ?淡彩地味な旋律サウンドに、微妙なニュアンスを感じとることができません。仕切り直し。

Angel3526B今朝、Scho"nberg 浄められた夜〜パウル・クレツキ/イスラエル・フィル(1954年)・・・LP Angel3526Bからの音源リッピング、ネットよりダウンロードしたもの。この辺り、クレツキはたしかMahler なんかも一緒に録音していたと記憶します。これは情感の起伏豊か、イスラエル・フィルの弦も絶品ニュアンスでありました。音質もかなり良好。

では、行ってきます。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

珍しく熟睡できて、ややいつもより朝寝坊、冷えた空気の中、いつもの(ちょろ)ウォーキングに出掛けてきました。長かった正月休みも本日にて終了、ずっと無音だったケータイ緊急メールも昨日辺りから鳴りっ放し、幸い自分のうっかりミスとか、なにか率先して動かなくっちゃ、みたいなことはなくて、物流部局の報告を眺めるのみ。取引先にはご迷惑をお掛けしないようです。気分的にもうお仕事モード、性格的に(逆に)休み前にはお休みモードになるんです。休日前、帰宅した夜が一番くつろぐなぁ。な〜んもせんお休みだったけれど、体調も崩さなかったし、自主CDやデータ音源の整理、書籍の整理、タブレットPCへの挑戦、歯のメンテナンスに至って、有意義なものだったと考えましょう。休み前、打つべき手は打った、と自覚しているけれど(だから大きなトラブルは発生していない)、明日、さっそく翌日取引先との定例会議資料(下準備はできております)完成+10日後に迫っている行事対応の詳細具体化詰め、1月分商談自らの準備+新人分点検+フォロー検討。明後日には金沢出張〜そのまま東京入り、翌日朝一番より次期某システム現場使い勝手(インターフェイス)会議(資料は明日印刷して道中読み込み予定)いきなり全力疾走にて土曜も出勤。ありがたいことです。

来週末にはもう上司交代、さて、どーなりますことやら。

これはGCDSA922201昨日の音楽。Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)/交響詩「ナイチンゲールの歌」〜ヨエル・レヴィ/フランダース放送管弦楽団・・・その昔、アレクサンダー・ラハバリ率いたBRTフィル、現在更に改名してブリュッセル・フィルになっているとのこと。フレミッシュ放送管弦楽団とか、フランドルとか、訳し方も数種表記有。しかも名前がよく似たブリュッセル・フィルハーモニック(旧Vlaams Radio Orkest)とは別団体?楽譜をすべてタブレットPCに置き換えたという微妙なニュースでも話題でした。閑話休題(それはさておき)繊細であり、スッキリとしたリズム感、緻密多彩なサウンドを誇って、レヴィの仕上げはていねいであります。音質も極上(・・・って、また叱られそうな≠SACD拝聴環境)でもね

音質上(≒我が激安オーディオ責)の問題?線が細くて、繊細と迫力の両立に至っておりません。時にどきり!とするほど打楽器の威力は感じられるから、これはオーケストラの個性なのかも。所謂、”鳴らないオーケストラ”でしょうか。

今朝、Debussy 夜想曲〜カール・エリアスベルク/レニングラード交響楽団/合唱団(1962年ライヴ)拝聴・・・一年前に聴いておりますね。おそらくは疑似ステレオ、ものすごく音量高く設定され、ま、ボリューム異様に小さいよりずっとマシ。ややデリカシーに不足するのは音質印象でしょうか。ちゃんとしたアンサンブル、濃厚な雰囲気はあって、レニングラード・フィルの陰にあって日本では余り聴かれる機会が少なかったオーケストラの実力を知ることができます。一年前は”好事家の世界”などとコメントしたような記憶もあるけれど、充分愉しめる個性と音質水準でしょう。

問題は自主CDの収録でして、余白に収録されるYSAYEの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(一部アンコールっぽい/もの凄く繊細なテクニックを誇ります/クレーメルかなぁ?)、Tchaikovsky バレエ音楽「白鳥の湖」〜「4羽の白鳥の踊り」(これはいかにも放送音源ライヴらしい、時に電波の乱れ有)の演奏家クレジット抜け、おそらく情報印刷時に失念したのでしょう。まったく記憶の欠片もなし。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

昨日、新書文庫それなりの物量を紙袋に入れて隣町BOOK・OFFへ。珍しく往復バス代支払っても黒字に・・・って、オーディオ機器、パソコン関連機器、処分赤字は幾度経験していて、商売じゃないっすから。捨てればゴミ(税金が使われる、なにも生み出さず環境を悪化させる)、然るべきリサイクルショップに持っていけば、交通費赤字でも誰かまた有効に使いますから。本棚もスッキリしました。CD処分は中断(断念?)しているが、もっと在庫絞り込んだほうが音楽にちゃんと集中できるのだろうな、聴取の幅(≒意欲の幅)とのバランスを推し量って、断捨離継続したいな、と考えております。自主CDは経費がほとんど掛からぬこともあって、増えるばかり、もったいない、という気持ちもあるけれど、意に沿わぬものは別保存して、いずれ処分を考えましょう。

だからといって”形あるもの”にこだわりたい世代、完全にデータ移行には安易に決意できません。CDは銀盤に焼き込んだディジタル・データであることは理論的には理解していても。

Busoni 対位法的幻想曲〜ジョン・オグドン(p)(1985年)・・・30分を超える大曲、その圧巻巨魁なスケールに圧倒されます。途中、聴き知った旋律(B-A-C-H)が出現する・・・ネットにて作品由来を検索すると、「フーガの技法」未完ラストを補足完成させる意図だったとのこと。ま、いろいろやっているウチに筆が止まらなくなった(原曲は一時間半だった、とありますね)風情、分厚い、厳つい、濃密濃厚なる世界が延々と熱狂、時に幻のように”B-A-C-H”旋律〜「フーガの技法」ラストの旋律出現して正気が戻るといった世界であります。CDは現役みたい。ジョン・オグドンは聴く機会が少なかったピアニスト(1937-1989)であって、たしかな技巧と豊かな響き、スケール+リリカルな情感が同居したような不思議な味わいであります。古典的レパートリーが少なかった(近現代物を得意とした/病がちであったこと)から、日本では人気は出なかったのでしょう。EMI17枚組格安で出ておりますね。5年前なら買っていたな。

これはLP時代の素敵なジャケット今朝、Mozart ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503/第27番 変ロ長調K.595〜フー・ツォン(p)/ヴィクトール・デザルツェンス/ウィーン国立歌劇場管弦楽団拝聴・・・Westminster録音、おそらくは1960年頃、状態のよろしいステレオ。パブリック・ドメイン故ネットにて音源拾えます。ネット情報検索掛けたらちょうど一年前自らのサイトが出現して、曰く「大柄なバック、生真面目なピアノ・ソロ」。そうかなぁ、当時古楽器による演奏を集中的に聴いてせいかも。デザルツェンスのオーケストラは溌剌として美しく、清潔であり、フー・ツォンのピアノは愉悦に充ちて端正そのもの。

じつは、この一枚(自主CD)音質問題意識で取り出したもの。素晴らしい音質、と思う・・・けど、自分にはさほどに自信はない・・・じつはBBSにて意欲的な書き込みいただき、その返答を書いていたら、けっこうなひとまとまり文書に至ったので(もったいないし)再掲いたします。

> アーティストが楽器の音質にこだわる限り
> 聴く側も音質にこだわるべきでは無いでしょうか?

 演奏の質云々については、表現嗜好が異なって当然と思います。つまり真理など存在しない・・・ほんのこどもの頃からン十年音楽を聴き続け、かつては人様の論評を熱心に拝見した結果であります。音楽評論には明らかに流行廃れがあって、今や”究極の名演”やら”至高の一枚”など選ぶ意味さえなくなったと感じます。幅広く、あれも素敵だし、これも捨てがたい、そんな聴き方でもよろしいのではないでしょうか。

 オーディオについては、おそらくもっと混迷を深めている?五味康祐さんの「オーディオ巡礼」という一冊がありまして、とことんオーディオにこだわり、金を費やし、その姿勢は壮絶!しかし、最後の結論は”そんな余裕があればまず、たくさん音楽を聴くことだ”と結論づけていらっしゃいます。ワタシのオーディオ環境はあまりに安物揃い、もとより金を掛けるつもりもない、といった意味で”貧者のオーディオ”とか”ヘロ・オーディオ”と自称しております。

 趣味嗜好はひとそれぞれなので、高級オーディオにこだわる人はワタシの極小人民中国製ディジタル・アンプを嗤うかも知れません。たしかにパワー不足。しかし、室内楽とかピアノ・ソロ、小編成の演奏ではエエ感じにデリケートに鳴って下さるんです。大好きなMahler とか、あの辺りの大編成はちょっぴり苦手かも。人様に開陳して聴かせるものではない、純粋に自分だけのためなので、これでけっこう満足しております。但し、あくまで安物ですから。もっと驚くべき凄い世界が別途あるかも、といった基本は忘れない・・・それが、自分のオーディオを貶めるような文書表現になっている基本であります。

 もっと突っ込めば、どんな超・高級オーディオだって、生演奏の鮮度に敵(かな)いっこない。時々、ご近所アマオケ演奏会に伺うのは、”音の基準”を失わぬため。例が狭くてナニだけれど、(自称)オーディオ自慢の方の機器を拝聴したことがあるけれど、驚くほど酷い音でした・・・いずれ自分の縄張りではない、しかし自分なり、”音質にこだわ”っているつもりなんです。なんとか勘弁願えませぬか。

午前中歯医者へ、歯石取り上半分完了。下半分は明日となります。これで無罪放免になるとありがたい。昨日聴いていた音楽を思い出しました。

Beethoven ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調/第1番ハ長調〜メルヴィン・タン(fp)/ロジャー・ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ(2008/9年)・・・良いですね、フォルテピアノの素朴なテイストが、Beeやんの威圧感を消すんです。もとより20歳代の作品、スケールや強靭が軽減され、古典的端正な佇まいが浮き出ております。ウィルヘルム・ケンプの美しく豪華な演奏(←駅売海賊盤ですんまへん)も素敵だけれど、名曲はいろいろな切り口で楽しめる、ということです。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

正月三箇日も開け、本日よりお仕事といったサラリーマンご同輩も多いことでしょう。我が職場でも過半は本日出勤〜ご挨拶回り。早朝覚醒してしまって、大人気耳鼻科にウォーキング兼ねて診察券提出予約済、週末は冷え込んで雪との予報です。残り休みを充実して過ごしましょう。本日は年末行事であったBOOK・OFF書籍処分などしましょうか。

数日前、BBSサービスの停止に伴って、新たなところを登録、【♪ KechiKechi Classics ♪】サイト内ファイル一斉置き換えをしました。その時ついでに、懸案であった要らぬ”パターン”(タグ)を一斉削除したつもりが、中途半端に残って表示がヘンになっているものを断続的に発見、気付いたら修正しております。別に誰に迷惑掛けているワケでもなし、読めぬこともないけれど、ちょっと気になります。これが”ヲタク道”でっせ、些細なことながら。

ドスパラ・タブレットはネットにていろいろ話題になっていて、云々するとGooglePlayが入るとか・・・ワタシはアンドロイド版Chromeを入れて既存日常使いのものと同期させたいんです。ま、ド・シロウトがエエ加減な処理で健全に動いているものをお釈迦にする可能性もあるから当面様子見。デフォルトのブラウザ(Chromeによう似たタブ・ブラウザ)にいつも使うサイトを次々登録、昨夜とうとう業務用メールまで仕込みました。ま、これで作業するつもりはないので、充分機能でしょう。なんたらキーボード(画面に表示される)が使いにくいのは変わりなし、というか、未だにまともに日本語変換できまへん。あと「音楽日誌」表示させると、かなりのスペースにてゲームの広告が出現して(無料で借りているサイトスペースの設定らしい)、スクロールさせると消え、また即出現、煩いったらありゃしない。

Decca DL8555Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」(Jazz version)〜ラルフ・バーンズ/彼のオーケストラ(1957年?Decca DL8555)・・・ネットにて偶然発見→ダウンロードしたから既に在処失念、ネットでは情報検索可能でした。わずか20分ほど、バーバ・ヤガが出てこないし、順番は入れ替わるし、といった情報はリンク先に有。冒頭プロムナードはオリジナル風ピアノにて開始、即管楽器+打楽器のジャズコンボが参入し、ほとんど衝撃のトランペット・ハイ・ノートとか、どれもドラムやらコンガが入ってノリノリ!こりゃオモロいでっせ。一緒に入っていた音源はエルネスト・レクオーナ (Ernesto Lecuona, 1896-1963)の Andalucia。よく聴き知った旋律だけれど、オリジナルを知らぬのでなんとコメントしがたい、ポップなサウンドでした。

すっかり音楽の飽食状態なので、失敗談いくつか。Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜レナード・バーンスタイン/ワシントン・ナショナル交響楽団+ボルティモア交響楽団のメンバー/バーバラ・ヘンドリックス(s)/ジェシー・ノーマン(s)(1984年ワシントン・ワイヴ)・・・反核兵器ミュージシャンの演奏会放送音源らしい。これがなかなか熱気溢れて、音質もそれなり良好・・・に間違いないけれど、肝心の最終楽章がファイル不良してデータ取得できず。なんどか試してみたけれど、あきまへん。もとより無料だから文句言う筋合いに非ず、しかし隔靴掻痒状態募ります。そこで最終楽章のみ

シモーネ・ヤング/ハンブルク州立フィル/北ドイツ放送合唱団/ラトビア国立合唱団/カウネ(s)/ペチコヴァー(a)(2010年)へ。彼女のBrucknerが素晴らしかったので、おおいに期待して、結果嗜好から外れたもの。第1楽章〜第4楽章迄緻密に組み立てられ、淡々と盛り上がらぬ、変化と起伏にに乏しい演奏、終楽章に焦点が当てられ、ここでのクリア洗練された響き+大きな盛り上がりは立派です!ということで、そこのみ代替聴き。でもねぇ、バーンスタインの熱気の後に続けても(やはり)違和感ばかり。お粗末。

朝一番の予約功を奏して、耳鼻科早々に終了。ここのところ寒さ故痛む左膝+今朝左肩に若干の違和感もあったので、整形外科も覗いてみました。年始で混んでいるのかな?と思ったら、意外と空いていたのでしっかりリハビリ・マッサージ受けました。余裕で帰宅、ゆっくり昼飯喰っていたら、左上奥歯の詰め物ぽろり・・・夜も休日も開いてるサービスのよろしい歯科医院はご近所、夕方、即はめ直してもらいました。ついでにレントゲンも含め状態確認、歯石のみ除去すればよいとのこと。明日、行ってまいります。一年以上行ってなかったとは・・・

音楽は不調やなぁ、どーもピン!とこない。UCCD5107Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜クリストフ・フォン・ドホナーニ/クリーヴランド管弦楽団(1988年)・・・好きな人は好きなのかなぁ、こんな素っ気ない、色気もない演奏。オーケストラは上手い(音質も良好)けれど、シカゴ交響楽団とは方向は違って、好き嫌いともかくそれが効果を上げていないかも。数少ないけれどユーザーレビューでは絶賛”主情的・情念的なものを徹底的にそぎ落とした”〜なるほどねぇ。ブーレーズって、けっこう微細な味付けして効果を上げていたんですね。

もう一発。Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜ロジャー・ノリントン/シュトゥットガルト放送交響楽団/合唱団/ MDRライプツィヒ放送合唱団/シビッラ・ルーベンス(s) /イリス・フェルミリオン(ms)(2006年)・・・ これ、ネットでいろいろ探してみたけれど、ほとんどリスナーの評価がありません。ま、世評は自分の耳で聴いたあとが前提、音質中心の言及を発見しました。ま、ウチのはSACD対応オーディオじゃないからね、デリケートなサウンドとか、ノン・ヴィヴラートを中心とした柔らかな響きや奥行を感じ取ったけれど、なんか盛り上がらんのだな。美しいとは思うけれど、なんか違う。昨日のシモーネ・ヤングもそうなんだけれど、美しく整っていても、心を打つとは限らぬ事例連続いたしました。聴き手の耳、感受性、嗜好問題は前提です。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

無為無策。な〜んもせんと引き隠りな一日過ごしました。やや風邪気味?肩が(珍しく)バリバリに凝っていて、外食する意欲も出まへん。テレビ番組はどれもツマらんので、録り貯めたビデオ見たり、音楽聴いたり、ネットにて珍しい音源探したり。欲しいもの、特別食べたいものもなし。昨夜は上手い具合に眠くなって、意外と熟睡出来、今朝もウォーキング+ストレッチ実施。

OlympiaHaydn ヴァイオリン協奏曲イ長調Hob.VIIa:3/ハ長調Hob.VIIa:1/ト長調Hob.VIIa:4/ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲ヘ長調Hob.XVIII:6〜ライナー・クスマウル(v)/ロバート・ヒル(cem)/アムステルダム・バッハ・ソロイスツ(1993年)・・・Haydnのヴァイオリン協奏曲って、ほとんど聴いていないんじゃないか?サイト内検索を掛けるとアイザック・スターンのト長調協奏曲を聴いているみたいだけれど、記憶ほとんどなし・・・できるだけ幅広く音楽は拝聴する、といった基本姿勢は似非だったのか?しばらく棚中を睨み付け考えること数分、シモン・ゴールドベルク8枚組にてハ長調協奏曲、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲ヘ長調(ヤニー・ファン・ヴェリング)収録されておりました。真面目にちゃんと聞いていない証拠也。

ライナー・クスマウルといえばベルリン・フィルのコンマス(1993-1998)。古楽器にも精通される名人ながら、ここではマイルドな音色、清潔古雅な響きとはいえ、現代楽器なんじゃないの?(違ったらごめんなさい)目の覚めるようなクリアな音質、シンプルな旋律が素敵です。とくにチェンバロとの掛け合いが楽しいヘ長調協奏曲(Hob.XVIII:6)が新しい発見(って、以前にぼんやり聴いていたはず)でもね。正直言うと、Bach やMozart の変化陰影に富んだ世界を連想すると少々素朴に過ぎるというか、なんというか。まだまだ修行足りまへんな。

 F66G 20054/5J.Strauss 喜歌劇「こうもり」〜カルロス・クライバー/バイエルン州立歌劇場管弦楽団/合唱団/アイゼンシュタイン(ヘルマン・プライ(br))/ロザリンデ(ユリア・ヴァラディ(s)/アデーレ(ルチア・ポップ(s))/フランク(ベンノ・クッシェ(b))/オルロフスキー(イヴァン・レブロフ)/アルフレート(ルネ・コロ(t))/ファルケ(ベルント・ヴァイクル(br))(1975年)・・・泣く子も黙る著名盤也。年末BOOK・OFFにて偶然(禁を破って)500円入手。そうかぁ、もうほとんど40年一世代以上前なんだ・・・数少ない細部馴染みのオペラ、しかも生演奏経験済、期待の名盤!初耳・・・なのに少々ガッカリ。前所有者は画像音源を入手してCD処分ししたのか、オーケストラの推進力最高(躍動する序曲、疾走する”電光と雷鳴”)とは思うけれど、歌い手に違和感ばかり。イヴァン・レブロフによるオルロフスキーは妙なファルセット?は興醒め。第2幕「侯爵様、あなたのようなお方は」はこの作品中もっとも優雅、ユーモラスな旋律と思うけれど、ルチア・ポップにアデーレは上品過ぎ。もっとウキウキ感を期待したい舞踏会場面がどーも盛り上がらない・・・世評圧倒的だから、ド・シロウトのワタシの耳がエエ加減なのでしょう。

試しに(長い付き合いの)ヨハネス・ヴィルトナー/スロヴァキア放送交響楽団/ブラティスラヴァ市立合唱団/ディッキー(t)/フォンターナ(s)/ホプファーヴィーザー(t)/カルヴァウツ(s)/マルティン(br)等(1991年)第2幕比較してみたけど、 こちらのほうがずっと愉しい!って、慣れなのかなぁ。ちょっとガッカリ。

職場は明日より出勤、自分は最年末留守番だったので引き続きお休み、持病の通院予定です。な〜んもせん、日常生活▲通勤生活だったなぁ。昼風呂行って、夕方実家より戻った女房殿が”銭湯行きたい”とのこと、仕方がなく二度風呂決行。その後、外食を狙うが開いているところは限られて、馴染みの(やや)高級中華(≠王将)へ。ちょっとメニュー選択をミスりました。激辛麻婆豆腐はアカンかったなぁ、ありゃ風邪気味の時にビールとともに食すべきでした。紹興酒とはぜんぜん合わない。

休み中にMahler 全曲聴いたろうと、一昨日ジョージ・ショルティの第5番から開始したが、遅々として進みません。第9番もショルティ、シカゴ響(1976年)にて聴き始めたけれど、どーもぴん!ときません。代打、Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ガリー・ベルティーニ/ケルン放送交響楽団(1991年東京ライヴ)・・・クールクリア、澄んで濁りがない。アンサンブルは整い、落ち着いて、熱狂の欠片もなく、スケールも大きい。こんな演奏好っきやなぁ。情念とか懊悩とか、音楽の方から押し付けるんじゃなくて、聴き手が自ずと感じ取るもの、各々じわじわと心の底から湧き上がるもの、その邪魔をしない風情かと思います。これってサントリー・ホールでしたっけ、音質も極上。全曲揃えて数年、(買って一安心)しばらく放置しておりませんでした。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

今年は週回りというか、お仕事の都合上もあってしっかり一週間お休み(職場には9連休の人も!)。土曜最終出勤、日月と年末火曜元旦、本日既に水曜、どーも一週間のリズムが完全に狂っている感じです。女房殿の腰はほぼ快復し、本日実家の母親宅へ。そんなこんなで昨日はご近所生島神社へ初詣、そして、ふくずみ温泉へ贅沢昼風呂といった至近の定例行事のみ。食事は昨年の余り物(職務上のサンプル余りでもけっこう贅沢品ばかり)、元旦はどこも空いていないからね、ま、ファミレス的なところに出掛ける意欲もないし。

ドスパラ・タブレットはウェブを眺めるだけだったら、かなり習熟いたしました、というか、それ以外もとより使う予定なし。速度、使い勝手、画像表示、基本フォント、どれにも不満はありません。唯一、画像が小さく感じられる、というのは使い手の視力問題なのでしょう。自分は(今時珍しい自前)ホームページの更新、音源データ処理など盛んにやるからパソコン必須なのは前提、いろいろネット検索する、眺めるだけだったら充分。メールのチェックも出来ますよ。但し、彼(か)の画面上に出てくるキーボードは苦手です。2時間ばかり充電してみたけれど、まったくアウト、初期不良?と思ったらイヤホンの穴に差し込んでおりました。情けない。

年末年始の読書。杉浦 由美子「バブル女は「死ねばいい」 婚活、アラフォー(笑)」 (光文社新書) ・・・2010年の著作。最近の新書はライフサイクルが短いけれど、これは逆に「アラフォー世代」その後を興味深くフォローしたくなる”世代論”となっております。自らを”団塊ジュニア”世代と位置付け(ほんまはバブル世代だけど)、旧態安閑とした価値観を維持し、しぶとく生き残る”バブル女”(昭和の価値観生き方)への恨み辛み?批判を繰り広げる・・・というか、自虐ネタなのか。申し訳ないけど抱腹絶倒。残念ながら、我が職場にはこの世代はいないのだな。だいたい一般職とか総合職とかそんな区別はないし、思いっきり女性には恵まれた労働条件だし(実質上抜擢人事枠もある)。現在、育児時短30歳代中盤3人+独身20代女性2人。全員(職場全部そうなんです)4大卒どころか、女性計3/5が院卒です。バブル時代、当時一杯雇っていた美しくも若い派遣さんは、皆職場のオトコと結婚して消えました。

西田 宗千佳「クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの 」(朝日新書)・・・2009年の著作。ネット社会の数年はあっという間に時代遅れとなるけれど、これは現在の状況をみごとに整理してわかりやすい。ワタシもパソコンに馴染んで既に20年以上?互換性汎用性を訴え続けて、時代はついにここまできたか、といった感慨ありますよ。ほんの少し前まで、この文書ファイルはこのソフトでしか読めない、なんて当たり前でしたから。スマホやタブレットPCが主流(あれは携帯できるコミュニケーションツール)とかなんとか、ではなくて、パソコン(お仕事作業ツール)と同期できる、というのが肝要。OSもソフトも機器も関係ない(意識する必要がない)、すべてブラウザを通じて同じ使い勝手となる・・・それの歴史的流れ、基本的考え方を整理して下さって、愁眉を開かれる思いであります。

この本とは関係ないけれど、昨年秋より女房殿が勤めている小さな介護センターでは驚き!パソコンなんか使える人はいないのだな。もしかしたらスマホは使えますか?いまどきパソコンくらい使えぬと、お仕事になりまへんで。昨年5回泣かせた我が職場の新人女性は「もっとパソコンお勉強しておけばよかった」と後悔しております(有名大院卒)。

お正月はウィンナ・ワルツ。ニューイヤー・コンサートはウェルザー・メストですか?J.Strauss 美しく青きドナウ/加速度円舞曲/皇帝円舞曲/南国のバラ/ピツィカート・ポルカ〜ヨーゼフ・クリップス/ウィーン・フィルハーモニー(1957年)・・・昨日Gershwin、本日ウィンナ・ワルツ、肩の凝らない、眉間に皺系音楽(代表Beeやん)とは無縁なる音楽こそお正月に相応しい。以前は”ウィンナ・ワルツはウィーン・フィル”といった風潮に反発して、それ以外の音源ばかり聴いていた時期もあったけれど、クレメンス・クラウスに出会ってすべてがひっくり返りました。いまでもフォルクス・オーパー辺り少々鄙びたサウンドが好みだけれど、ここでもウィーン・フィルは(少々音質劣化乗り越え)自信に溢れたリズムをしっかり刻んで魅力的。

ヨーゼフ・クリップスって少々ヤワなくらい穏和な表現の人、と思っていたけれど、しっかり芯を感じさせるリズム感、サウンドであります。この収録中では夢見るような「南国のバラ」が素敵。私的永久保存盤なんだけれど、ヒルデ・ギューデンとの1956年録音「オーストリアの村燕」「春の声」も入手可能なので一緒に聴きましょう。

F00L-59022/24   14枚組3,150円Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1970年)・・・駅売海賊盤にて何度も拝聴、2009年正規盤全集を入手いたしました。かつてお世話になった駅売海賊盤はキレイにオークション処分出来)もしかして、ディジタル・アンプ導入後初聴き?もともと優秀録音らしいが、以前の記憶より細部内声部の旋律が良く聴き取れます。これは金管の威力、ショルティの強引怒濤なる圧巻の統率力、生理的な快感を呼ぶ輝かしいサウンド、ひとつの完成型であります。陰影とか懊悩とか、怪しさとか、そんなものを求めるべきではない、別途な規範となるもの。この存在があるから、他の演奏を論じられる。個人の嗜好としては、耳の快感とは別のものを求めております。

CHANNELCLASSICSもう一発、新年はMozart !ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調K.450/第16番ニ長調K.451〜ジョス・ファン・インマゼール(fp)/アニマ・エテルナ(1990年)・・・古楽器演奏をたくさん聴いて、インマゼール盤はリズムの躍動とかキレ味に少々欠ける?印象を持っておりました。ややまったりとしたリズム、古楽器の素朴な響きと似合って、作品相性もあるのかな?とても快く胸に響きました。


■2013年1月某日/継続と嘆息の日々

新年明けました。例年、女房殿は母親の元に駆けつけて掃除、料理など年越しするけれど、今回はぎっくり腰発症にて、久々夫婦二人の年越し。一日身動き取れず、やや軽快した昨日昼過ぎ、いつものふくずみ温泉強行、それが功を奏して一気に状況改善、帰りにスーパーに寄って”それなりお節らしいもの”購入して(+冷蔵庫在庫)夕食としました。わずか一日前決意の禁を破って、買い置きしていた赤ワインなども喫しました。これならご近所初詣にも出掛けられそう。

ずいぶんと早い時間に眠くなり、テレビ番組はどれもオモロくなく(格闘技ブームは終わったのだな、唯一放送のイノキ・ボンバイエもつまらない)、早々に就寝〜トンデモ時間に覚醒といったいつもの睡眠不如意にて新年2013年の幕開けです。これを更新したら二度寝の予定。

 Retrospective Ph RET93407昨日(昨年)拝聴した音楽様々、といってもワン・パターンだけれど。Bach ブランデンブルク協奏曲全曲〜シモン・ゴールドベルク(v)/オランダ室内管弦楽団/ホーコン・ストーティン(ob)/フーベルト・バルワーザー(fl)他(1958年)・・・他、とは失礼なる演奏者クレジット省略ながら、往年のコンセルトヘボウの有名主席に代表させたということでっせ。現代楽器使用なのは時代も時代、第2番、第4番にはフルートが使われているし、第5番のチェンバロ・ソロ(ヤニー・ファン・ヴェリング)もやや最近のものとは異なって(抑制バランス前提に)金属的な音色。ちゃんとしたステレオ録音、音質は時代以上の水準でしょう。演奏スタイルはさほどに”古臭い違和感”なし。控え目な愉悦に充ち、テンポは中庸を保ってフレージングは清潔生真面目、往年の独墺系演奏に比べれば(生真面目前提に)堅苦しさはありません。ゴールドベルクの品のあるヴァイオリン、バルワーザーの暖かいフルートを堪能できる第5番が聴きものでしょうか。

HISTORIC Gershwin RECORDINGS(一枚目BVCC-37013)/ラプソディー・イン・ブルー (ジョージ・ガーシュウィン(p)/ポール・ホワイトマン/ヒズ・オーケストラ1924年/1924年初演オリジナル稿に基づく短縮版)/パリのアメリカ人(ジョージ・ガーシュウィン(チェレスタ)/ナット・シルクレット/ビクター交響楽団1929年)/歌劇「ポーギーとベス」〜8曲(アレクサンダー・スモーレンス/管弦楽団/合唱団/ヘレン・ジェプソン(s)/ローレンス・ティベット(br)1935年/「女は長続きしねえもんだ」のみシルクレット指揮?)/ストライク・アップ・ザ・バンド(アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団)/ラプソディ・イン・ブルー (ジョージ・ガーシュウィン(p)/シルクレット/ポール・ホワイトマン・オーケストラ1927年/1924年初演オリジナル稿に基づく短縮版)・・・例えばウィンナ・ワルツ、このGershwinも新機軸の音楽が大ヒットして現代に生き残った素晴らしき功労者なのでしょう。

作曲者自身の達者なピアノはSP収録という時間制限?ずいぶんカットがあるけれど、この時期としては驚異的良好なる音質。初演当時1924年録音はノリノリ、スウィングする演奏であって、とくにバック・バンドのリズム感はステレオ録音以降のクラシックなスタイルとは格段の別世界。3年後の録音はかなり現代の雰囲気に接近しております。シルクレット(本名はナサニエルらしい)の「パリのアメリカ人」もなんとも言えぬ熱気溢れる快演。「ポーギーとベス」はNAXOS盤より、情報補強しております。意外なほど端正な歌い口、現代のミュージカルとは風情が異なって、けっこうオーソドックスな歌唱、「ベス、お前はおれの女だ」は感動的な熱唱でした。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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