相変わらず
(Beethoven 交響曲全集)
時は春。桜が散ってつつじが花開く頃、お仕事は苦しいものだけれど、ここ最近の自分の状況は、そこそこに順調と考えるべきでしょう。巡り合わせとか、”波”とかはあるもんです。良いときも悪いときもある。衣替えの時期を迎え、また穿けなくなったズボンに、健康管理の再考を余儀なくされる日々〜相変わらずであります。しかも本日は風邪気味で頭痛気味。
相変わらず・・・BOOK・OFFで順調なる良質安価音源CD入手続いております。ワタシは生来の飽き症、集中力の欠如に加え、ここ最近は物忘れも激しい・・・で、時々実施するCD棚大整理実行!見た目もきれいになるし、思わぬ発見(忘れていただけだけれど)もあるし、で、ストレス発散・休日に相応しい”をたく”趣味でんな。
昨夜だったか、ネットでCD新譜の宣伝を見ていたら、Beethoven 交響曲全集でクレツキ/チェコ・フィルのが再発されるんですね。コレ、もう5〜6年前に入手してました。でも、ずっと(まともに)聴いていません。英DECCAモントゥーの全集(含むWesuminsterの第9番)も再発。(コンセルトヘボウとの「英雄」も同時復活)手許には第1/2/4/7番が存在しなくて、ぼちぼち集めようか・・・なんて油断していたら、いきなり全集ですもんね。でも、高いしダブるから(そう簡単には)買えません。こうして国内正規盤で出て下さったから、音質的に改善されているか(例えば「英雄」とか)どうかには興味があるが、激安中古でも出現は近いことでしょう。
スウィトナー全集も出ちゃう。それにしても業界は”ネタ切れ”ですな。
だいたい「Beeやん苦手」と公言している不遜なワタシだから、そんなに執着はないんです。で、そういえば「Beeやん全集」って、どのくらいあるんだろう。2000年に「贅沢三昧 Beethoven 編」というのを書いているが、その時からまた在庫増えてますね。そう熱心に聴いてもいないのに。相変わらず罰当たり者だ。ワタシには「これがワタシのディスコグラフィです」みたいなものを公表する悪趣味はないが、逆に自分なりに在庫整理して「ちゃんと聴いていないな」と反省したり、「いくつか在庫処分しよう」とか「嗚呼、もういちどちゃんと聴きましょうね」と、前向き後ろ向きに考える契機とする!ということで・・・
●ハジェット/グッドマン/ハノーヴァー・バンド(NIMBUS 5144〜8) * 新発売で購入。これが一番高かった。6,000円ほど?現在ならセットものボックスで激安購入可能。演奏録音ともお気に入りの演奏です。革新的であり、エキセントリックではなく、新鮮。
●シューリヒト/パリ音楽院管(フランスEMI CZS 7 762 9 102) * 2度購入している。一度目は音質の悪さに閉口して、ハノーヴァー・バンド盤を購入したのを機会に売却。そのうちやっぱり欲しくて再購入。ちなみにLP時代も所有。清廉で軽快、筋の通った演奏ですね。
●ケーゲル/ドレスデン・フィル(LASERLIGHT 15947) *2,350円で購入したから充分安いが、後ボックスセットでいっそう値下がり。相変わらず不機嫌で演奏には少々バラツキがある。
●クリュイタンス/ベルリン・フィル(ROYAL CLASSICS HR 703732)*税抜2,600円と値札が付いている。相場ですか?ある意味ワタシの標準です。
●メニューイン/シンフォニア・ヴァルソヴィア IMG(CarlTON) *昨年末2004年在庫大掃除で処分済み。たしか1,980円にて購入。売却価格は200円だったか。1,500円で、即売れてました。
●ザンデルリンク/フィルハーモニア管弦楽団(ROYAL CLASSICS HR 704632)*税抜2,600円と値札が付いている。現在は中古でしか入手できないが、再発の可能性大
●クレツキ/チェコ・フィルハーモニース(プラフォン COCO-80401〜05)*5枚組3,800円(中古)この度、国内盤で再発。良き欧州の伝統を感じさせるジンワリ・サウンド。
●シェルヘン/スイス・イタリア語放送管弦楽団(ルガノ。山野楽器ほか)*バラで購入。最近ボックスで再発。そう安くはなかったか。爆演系の代表選手か。
●ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管(ARTE NOVA)*バラで順繰り購入。後ボックスで激安再発。鮮烈!新時代のBeethoven 。
以上、2000年5月迄に購入在庫。ここまででも相当に無駄遣い頻出!シューリヒト全集は2度購入とは・・・「あとでボックスが安く出た」というのは仕方がないし、悔しいとも思いません。中古含め、逆に恩恵を受けていることも多いので。ここ迄で9セット〜充分じゃないか。いくら先人の遺業に敬意を表す!といっても、ワタシどちらかというと苦手方面の作品ですし。
●
以下、順不同(いつ購入したか記憶もない)で、ちゃんと聴きましょう、という決意も込めて。
●マッケラス/ロイヤル・リヴァプール・フィル(cfp 7243 5 75751 2 6)* 所謂、ベーレンライター版というのは、こちらが正確な再現ではないでしょうか。
●ジョージ・セル/クリーヴランド管(SONY )* 数枚格安中古で入手できて、残りをまとめて通販購入しました。峻厳なる集中力に圧倒されます。
●マーク/パドヴァ・デル・ヴェネトー管弦楽団(ARTS )* 不遇の巨匠だったマーク最晩年の録音を集成したものに含まれる全集。読みの深さ、配慮に感心しきりだけれど、オーケストラは少々弱いか。
●コンヴィチュニー/ゲヴァントハウス管弦楽団(Berlin Classics CCC 0002172CCC-6 1960年頃録音 11枚組3,290円で購入)* LP時代の昔から、懐かしい。おそらくはもっとも歴史ある”廉価盤”としての全集。ワタシはこのどんよりとした響きを少々苦手としておる罰当たり者です。
●クリップス/ロンドン交響楽団(EVEREST)* 長年探してきた、懐かしい穏健派演奏。なんと3度目の購入。(一部4度目)
●シュミット・イッセルシュテット/ウィーン・フィルハーモニー(英DECCA)* 主要協奏曲すべてを含む。音質・演奏とも磐石の安定感を誇って、座右に置くに相応しいコンサヴァティヴな全集か。
●ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤー(VIRGIN)* ハノーヴァー・バンド以来久々の古楽器演奏。まだ、聴き込みが足りないせいか、どうも表現的に洗練不足と感じます。
●ロイヤル・フィルハーモニー全集(RPO 203320 6枚組1,280円) *複数の指揮者による廉価全集。入門用として最適。音質も良く、バカにしたもんじゃありません。
●ブロムシュテット/シュターツカペレ・ドレスデン(BRILLIANT 99793 1975〜80年録音 5枚組1,390円で購入) *全集が「一枚でも廉価盤」価格で購入できるようになった、という感慨有。
●カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団 *第2/7番以外は駅売海賊盤(@1,000)で揃えました。今となっては、正規全集のほうが安いか?!というくらいカネが掛かっている。音質ともかく、カラヤンの若々しく颯爽とした時代の記録です。
別に集めようと思って集めたワケでもなくて、たまたま安かったから買った、ということですね。これでも自分なりに抑制していて、ヒコックス全集、ヴェラー全集、ウィン・モリス全集は(見かけたけど)購入止めた記憶もあります。ヨッフム/ロンドン響全集も然り。たしか全部はCDになっていないはずだけれど、ヨッフム/コンセルトヘボウ全集、ハイティンク/ロンドン・フィル全集、オーマンディ全集は、眼前に格安で出現したら購入する運命でしょう。ラインスドルフ全集も2,000円以下だったら必ずや入手すると思います。つまり、全然懲りていない。反省の色もない。
じつは「ほぼ全集に接近しつつある」というのも手許に少々ありまして、
●フェレンチーク/ハンガリー・フィル(第2/6/9番抜)* 有名なる廉価盤だからじき出会えるでしょう。
●シューリヒト・ライヴ(VIRTUOSO 94005) * 第8番のみ抜。さまざまな管弦楽団による。
●カイルベルト(TELDEC 3987-21335-2/0630-18946-2) * 第4/8/9番抜け。つまり正規録音はこれのみ。
●ケンペ/ミュンヘン・フィル(EMI 7243 5 68519 2 4/7243 5 68518 2 5) *第1/3/5/6番をいただきました。第5番はトーンハレ管のも入手。お蔭様で全集入手の抑制になりましたね。(ダブるから)
●フルトヴェングラー●トスカニーニ●クレンペラー *この三人は、どの音源と特定しなければほぼ全曲存在するはず。確認したこともありません。
●モントゥーを忘れてましたね。* 第1/2/4/7番が存在しないが、北ドイツ放響との第2/4番は別途購入していて、NBC響との第7番(1953年)もありました。
●カラヤン/ベルリン・フィル(第1回録音)*駅売海賊盤で第7番以外揃いました。更に100円ショップ・ダイソーで、ウィーン・フィルとの戦後即の録音がいくつか入手できました。
●朝比奈隆/大阪フィルハーモニー *第1/3/4/5/8番(1985年 VICTOR VCD-1〜4)と第9番(1997年 CANYON PCCL-00485)が手許にある。更に第2(1960年)/6番(1961年)は北ドイツ放響との録音(ODE CLASSICS ODCL1002-2/1001-2)有。大阪フィルは、時にテンションが落ちるときもあるが、堂々とした立派な個性的な演奏と感じました。でも、わざわざ全集を集めようとは思わない。何種あるのか知らないが。
●アーベントロート *第3番(ベルリン放響1954年)/第5番(ベルリン・フィル1939年)/第4番・第6番(ライプツィヒ放響1949年)/第9番(チェコ・フィル1951年)・・・でも、全曲集めようとは思わない・・・
●
やれ「苦手系の作品だ」とかいいつつ、知らぬウチずいぶんと買ってしまいました。情けない話しだけれど、ぼちぼち聴いていくしかない。でも、どう考えても全部聴き切れるはずもないし、処分を考えないといけないかな。こんな音楽生活いかがなもんでしょうか。
|