2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
毎日マンネリ、日々似たような1月も最終日となりました。朝一番の洗濯はもちろん(=フロの残り湯をバケツで汲む力仕事)ストレッチ(+スクワット+腹筋)そして2023年末より始めたYouTubeエアロビクスも途切れることなく継続中。そして道中ゴミ拾いぼちぼちして市立体育館へ、隔日鍛錬は皆勤賞。ここ最近朝一番は空いて、しっかり鍛錬はできます。一ヶ月体調爽快に維持できたことを喜びましょう。
特別に書いていないけれど、音楽に集中してメモったり、ネットを探って音源を新たに入手したり、ファイルを点検整理廃棄は日常。毎日チェックするブログは7本ほど。昼のうちに食材在庫確認して、それをほぼすべて活用して圧力鍋にてシチュー(みたいなもの)を準備しておきました。加熱時間を短くしてあとは保温をしっかりして放置すれば出来上がり。数日温かい日差しに梅もすっかり満開、人知れぬ場所に咲き誇っておりました。本日は食材仕入れ必須。本日は昼から雨予報、今朝の体重は65.2kg▲300g。とうとう64kg台にも戻せません。
Mahler 交響曲第1番ニ長調(1967年)/歌曲集「さすらう若人の歌」(1968年)〜ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団/ディードリヒ・フィッシャー・ディースカウ(br)・・・CD時代に至ってようやく入手した全集がこれ、これがリファレンスであり、ある意味刷り込み。十数年ぶりの拝聴と記憶するけれど、サイト検索に記録は出現しません。まず素晴らしく自然な音質、そしてオーケストラの質実に暖かくどこかローカルな響き(とくに管楽器)技量の高さにも驚かされます。素朴な風情に入念な細部描き込み、中庸のテンポはわずかに揺れ動いて、沸き立つような青春の胸の疼きを感じさせる第1楽章「Langsam, Schleppend, wie ein Naturlaut - Im Anfang sehr gemachlich(ゆるやかに、重々しく)」提示部は繰り返し有。ラストのテンポ・アップにも違和感はないバランス。(14:36)第2楽章「Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell(力強く運動して)」若々しい粗野なリズム躍動が際立って、ここもウキウキするようなところ。ここも管楽器のヴィヴィッドに暖かい音色が魅力的でした。(7:06)淡々として飾りのないリズムが静謐に味わいたっぷりな第3楽章「Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen(緩慢でなく、荘重に威厳をもって)」(10:36)第4楽章「Sturmisch bewegt(嵐のように運動して)」の爆発の威力に逡巡はなくて、オーケストラの厚みのある響きに魅了されました。(17:38)類似の旋律を多用した「さすらう若人」はいったい何種あるの? フィッシャー・ディースカウの十八番(おはこ)微に入り細を穿つ変幻自在な表現はいつもどおり、これは状態のよろしいステレオ録音が嬉しいもの。恋人の婚礼の時(4:07)/朝の野を歩けば(4:02)/僕の胸の中には燃える剣が(3:16)/恋人の青い目が(5:12)。
Dvora'k スラヴ舞曲集 第1番ハ長調(ロンドン交響楽団)/J. Strauss II「なかよしワルツ」(喜歌劇「こうもり」の素材による)/Gliere バレエ音楽「赤いけしの花」より「ロシア水兵の踊り」/Ponchielli 歌劇「ラ・ジョコンダ」より「時の踊り」/Saint-Saens 死の舞踏 /Brahms ハンガリー舞曲第5番ト短調/de Falla バレエ音楽「三角帽子」より「粉屋の踊り」(以上/ロイヤル・フィル)Dvora'k スラヴ舞曲集 第8番ト短調(ロンドン交響楽団)/Tchaikovsky バレエ音楽「眠りの森の美女」 より1幕のワルツ/Rimsky-Korsakov 歌劇「雪娘」より「ピエロのダンス」/Weber 「舞踏への勧誘」/Smetana 歌劇「売られた花嫁」より 第3幕「道化師の踊り」(以上ロンドン交響楽団)/Kabalevsky 組曲「道化師」より第2幕「ギャロップ」(ロイヤル・フィル)〜スタンリー・ブラック(1967年リリース)・・・Stanley Black(1913ー2002年英国)は映画音楽に多くの作品を残した人らしい。BBCダンス・オーケストラ?の指揮者とか、あまり重くない音楽の専門家だったのかも。2019年にほぼ類似のを聴いた記録が残って、収録曲が少ない。そちらがおそらくLPオリジナル。オーケストラ表記が異なって、こちらが正しいと思います。「ピエロのダンス」辺りがちょいと知名度は薄いけれど、いずれ元気よろしい華やかにステキな名曲ばかり。倫敦一流のオーケストラを率いて、Phase4録音もデーハーにメリハリ効いて、たっぷり愉しめます。音楽をわかりやすく、親しみやすく表現してくださって、こういった趣向は大好きですよ。(4:23-7:39-3:28-10:08-7:49-2:48-9:59-4:36-4:41-3:54-9:16-4:03-1:51)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は日差しも温かく佳き天気、朝にちょっときつい動きのYouTubeエアロビクス13分ほど動いたのみ。小人閑居して不善をなすとの言葉通り、ヒマなのでだらだらと喰い過ぎた自覚有、今朝の体重は65.5kg+100gこのままでは1月増傾向のまま終えそうで不安です。本日トレーニングルーム鍛錬今月14回目ラスト、しっかり鍛えてなんとか減らしましょう。
JAXAの月面着陸探査機「SLIM(スリム)」は太陽電池発電再開して、調査運用再開したとのこと。ろくでもないニュースばかり続いて、一条の光が差し込んだような気分でした。頑張ってくれ。指名手配犯・桐島聡容疑者(70/本人確認中)は亡くなったそう。国外逃亡に非ず、数十年土木工事現場に住み込みで働いていたそう。爆弾製造して人を殺(あや)めるという大きな犯罪を犯した人だから「ズルい」「自己顕示欲」などのワイドショウのコメント、ネットの書き込みに「勝ち逃げ」とか「警察の面目丸つぶれ」みたいなご意見も見掛けたけれど、被害者親族の気持ちは重々承知前提に罪を憎んで人を憎まず。名前を変え、隠れ住み、銀行口座も開けず健康保険にも入れず、もちろんスマホ所持もムリでしょう。おそらくは苦しくも質素な生活を続けて挙げ句、病に倒れ、余命を悟って自ら本名を名乗ったそう。誤った方向とは云え、50年間社会を変える情熱を維持し得たのか。さっさと自首して刑に服したほうが人生のあり方として、未だ余白があったはず・・・勝手な外野からの考えすみません。
Elgar 行進曲「威風堂々」 第1番 ニ長調/Mendelssohn 序曲「フィンガルの洞窟」/Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」/Sullivan バレエ序曲/Liszt 交響詩「前奏曲」/Tchaikovsky バレエ組曲「くるみ割り人形」〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン新交響楽団(1960年)・・・Chesky(リーダーズ・ダイジェスト)による痺れるようにリアルな優秀録音。ロンドンに存在した録音用?オーケストラも驚くべき優秀なアンサンブル。冒頭「威風堂々」先頭にどれも堂々たる押出しのよろしい演奏なんやけど、気付いたこといくつか。馴染みの「禿山」は例のRimsky-Korasakov版、ところが繰り返しがいつもと違って、これがなかなか効果的。学生オーケストラで幾度も聴いた「前奏曲」は打楽器がちょっと足らん感じ?演奏そのものはなかなかの勢いにテンポ揺れ動いてカッコ良いものでした。Sullivanは初耳、Offenbachの喜歌劇序曲の風情に似てますね。(6:10-9:36-8:59-10:41-15:15)「くるみ割り人形」の夢見るメルヘン最高。ボウルト爺はなんてデリケートな演奏なんでしょう。小序曲(2:54)行進曲(2:30)金平糖の踊り(1:48)ロシアの踊り(1:08)アラビアの踊り(3:15)中国の踊り(1:08)葦笛の踊り(2:32)花のワルツ(6:28)
Mozart ディヴェルティメント第15番 変ロ長調「第2ロドロン・セレナード」K.287 (1955年)/ディヴェルティメント第1番 変ホ長調K.113(第1稿/1957年)〜ウィーン八重奏団・・・モノラル時代 Willi Boskovsky(1909ー1991墺太利)中心に活動していた団体の記録。K.287はホルン2本、2本のヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスの編成。優雅に甘い旋律、そして絶品のしっとり、ノンビリ風情が続く演奏。「Allegro」(9:30)「Andante grazioso」ここが有名な夢見るような変奏曲(8:24)「Menuetto」(3:50)「Adagio」はしっとり甘く(7:03)Menuetto(4:17)Andante - Allegroは晴れやかにゆったりと余裕のフィナーレでした(7:20)。
K.113は2本のホルン、2本のクラリネット、2本のヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスの編成。クラリネットにはもう一人の中心メンバーである弟Alfred Boskovsky(1913ー1990墺太利)がメンバー表に見えます。今回ネットに作品情報検索して管楽器がまったく異なる編成の第2稿が存在することを初めて知りました。こちらはステレオ、管楽器の響きが立体的に色彩を添えております。これもけっこう有名な旋律が躍動して「Allegro」(4:06)「Andante」ここの管楽器の絡み合いは陶酔(3:42)「Menuetto」はなんともノンビリ風情(2:04)「Allegro」は剽軽に疾走して締め括りました。(3:05)。
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日日曜は天気予報に反して昼から断続的に小雨、朝の一連の流れはいつも通り、トレーニングルーム通いも同じ。帰宅するといつもは婆さんの介護に出掛ける女房殿が居て、本日は弟に任せたとのこと。かしまし娘の長女・正司歌江さん(94歳)逝去、大往生と云うべき年齢だけど、婆さんと同い年なのが感慨深いもの。既に3人見送った残って親は一人だけ、大切にいたしましょう。既に両親を亡くして散々苦労した甥は、お嫁さんがそろそろ出産、いつ生まれてもよろしい時期。不妊治療の成果があって41歳、6人目の曾孫を愉しみに待っております。
婆さん宅より発掘した乾麺の蕎麦は賞味期限既に昨年2023年の8月に切れたもの、それを強行調理して昼食として、幸い味もセーフ、なんの体調不調もなし、美味しくいただきました。そのあとぐったりテレビを付けたまま昼寝落ち〜朝ややキツいYouTube鍛錬連続のせいか、全身あちこち疲労感有。ここ最近妙な贅沢クセが付いて連続、ご近所のくら寿司辺り、夕食にしようかと提案したら、女房殿はJR北新地駅前梅田駅前ビル地下の居酒屋を所望。コミュニティバスの時間を睨んでいるとちょうど雨が降ったり止んだり、日曜の呑み屋は親父連より若い人たちに溢れておりました。
いつものオーソドックスな居酒屋に非ず、メインがワインの伊太利亜風?の店は前を通って気になっていたところ、これが料理も上々、ちょっぴり呑んで充分安い。ご飯ものが欲しかったので、いつもの昨年秋オープンした寿司屋に行ってみたら激混み、以前はすぐに入れたのに年末辺りから人気が出たみたい、別な店に移動したらそこも居抜きで店名が変わっておりました。小さい店はほぼ満員、フロア担当は若い女性(おそらくアルバイト)女性一人、タイヘンそうだったけれど美味しく、そして充分安くいただきました。帰りは雨も上がって最寄り駅より2kg、途中食材買い物して帰宅。普段質素な節約生活だし、元気にいろいろ動けて、喰えるうちはそれなりの贅沢も人生の潤いでしょう。
その結果今朝の体重は65.4kg+200g。また仕切り直し。キシダさんが「北陸支援割」を発表。これはぜひ支援に行かなくては。3月は宮崎に出掛けるつもりだから、4月くらいか。
Mozart セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(ヴィルフリート・ベッチャー/ヴィーナー・ゾリスデン/1961年)/弦楽五重奏曲第6番 変ホ長調K.614(スカラ座管弦楽団”グイド・カンテルリ”五重奏団1965年)・・・Wilfried Boettcher(1929-1994独逸)は廉価盤マイナー狙いだった自分には懐かしい名前。「アイネ・ク」は小学生の時代、自分を音楽の世界に呼び込んだ名曲中の名曲、小編成の瑞々しいアンサンブル、晴れやかな旋律を優雅に歌って文句ない愉悦でした。音質も良好。(18:16)弦楽五重奏曲のほうはようわからん団体だけど、ちょっとオンマイクに平板、奥行きは足らんけどまずまずの音質鮮度。最晩年の名曲は闊達なHaydn風、第1楽章「Allegro di molto」第2楽章「Andante」ここが「アイネ・ク」第2楽章「Romance」との類似性を指摘されるところ。第3楽章「Menuetto: Allegretto」第4楽章「Allegro」はヴィヴィッドな躍動に爽快でした。(22:38)
Mozart ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K. 417/第3番 変ホ長調 K. 447/第4番 変ホ長調 K. 495/第1番ニ長調 K. 412/514 (386b)〜アラン・シヴィル(hr)/オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1960年)・・・Alan Civil(1929ー1989英国)はデニス・ブレインと同門、カラヤンのブランデンブルク協奏曲録音にも参加して、ベルリン・フィルに誘われていたんだそう。たしか3回ほどホルン協奏曲集を録音して、LP以来愛聴していたルドルフ・ケンペとの音源を探しているところ。最初クレンペラーの伴奏がちょっと重い?そう感じたけれど、豪快なソロが始まったらそれは気にならない。申し訳ないけど、およそMozartによる最高峰のホルン名曲を録音する人に、演奏云々付けられるはずもない。変幻自在な表情の変化、力強い技巧の冴えを堪能いたしました。(6:48-3:58-3:39/7:06-5:08-3:50/8:23-4:39-3:38/4:59-3:40)
ついでに・・・Mozart ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K.417(ワルター・ススキンド/フィルハーモニア管弦楽団/1946年)/第4番 変ホ長調 K.495(マルコム・サージェント/ハレ管弦楽団1943年)〜デニス・ブレイン(hr)・・・未だにホルンニスト人気No.1早世したDennis Brain(1921ー1957英国)による旧録音も拝聴。第4番第1楽章「Allegro moderato」はサージェントが遅刻して、コンマスのローレンス・ターナーが指揮したとか、なんか牧歌的な話題ですね。20歳代の若者も豪快に自在な技巧でした。音質は意外と良好。(6:28-3:20-3:21/8:39-4:35-3:26)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
日曜も寒いですね。来週は気温が上がってくるそう。被災地はいかがでしょうか。昨日朝いつも通りの洗濯、ストレッチ、そしてちょっと激しめのYouTube鍛錬13分ほど、そのまま業務スーパーに買い物(ウォーキング往復3km)に出掛けました。胡麻油デカボトルがとうとう尽きて、2年前はたしか980円、それが現在1,680円でっせ。他切れかけた調味料や野菜など仕入れて、偶然たまごの値段をみると167円(税抜)先週191円と記憶してずいぶん下がったと驚いたけれど、とうとう税込みで200円を切ったのですね。鳥インフルエンザの被害はさほどに広がらなかったのか、きっと養鶏業はエサなどの高騰で経営はタイヘンと類推いたします。一昨日失敗した大根を再処理して料理に活用、美味しく仕上がりました。
今朝の体重は65.2kg+100g。久々にパンが喰いたくなって昼に喫したのが要因でしょう。
すっかり話題から外れているけれど「コロナ感染者数、9週連続で増加 入院患者は昨年末の2倍」とのこと。ワクチン接種が減ったことも一因とか。インフルエンザも流行期、医療機関はタイヘンなことでしょう。基礎疾患のある方、ご高齢の方のは重症化、重篤化具合はどんなものでしょうか。(正月に罹患した70歳の兄は軽症だったとのこと)危機感が薄れて症状があるのにそのまま出勤、周りに伝染してしまうこともあるようです。自分が人混みに出るのは一ヶ月に2-3度、鬱陶しいマスクはしておりません。年末にお仕事現役連中と呑んだ時、彼らはマスクしてましたよ、もちろん酒席では外していたけれど。日常生活にマスクを外すようになったら風邪をひきやすくなったとの話題もありましたっけ。けっこうあれは効果あるのですね。4月以降は高額医療に負担も高額になるそう。気をつけなくては。
Mahler 交響曲第9番ニ長調〜クラウディオ・アバド/グフスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団(2004年ローマ・ライヴ)・・・自分がネットより入手した音源は情報不明、タイミングは微妙に違うように見えるけれど、おそらくは映像で出ているライヴからの抽出、音質は良好です。ウィーン・フィル(1987年)ベルリン・フィル(1999年)は別途聴いたことがありました。第1楽章「Andante comodo」真摯な若者のアンサンブルは詠嘆のため息のような始まりは清潔、ていねい慎重な描き込みでした。(22:44)第2楽章「Im Tempo eines gemachlichen Landlers. Etwas tappisch und sehr derb(緩やかなレントラー風のテンポで、いくぶん歩くように、そして、きわめて粗野に)」ここにはメリハリと勢い、軽妙さがあり、優雅なレントラーとは趣を異にするもの。ラスト前のテンポ・アップもなかなかの追い込みでした。(15:11)第3楽章「Rondo-Burleske: Allegro assai. Sehr trotzig(きわめて反抗的に)」にはゴリゴリとした重厚な威圧感はありません。流線型の勢いは颯爽として軽快、カッコよいもの。弦の響きがとても洗練さております。(12:53)第4楽章「Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend(非常にゆっくりと、抑えて)」は美しい弦が悠々と歌って濃厚な表情に非ず、心持ち速いテンポに万感胸に迫る叙情はむしろ淡い感じ。ド・シロウトには理解し難いフクザツな構成らしいけれど、自分には変奏曲に理解できます。ラスト5分ほどは ほとんど聴こえぬほどの弱音に抑制して儚く消えゆくような締め括りでした。(25:41/1分ほどは沈黙/拍手込み)
Mahler 交響曲「大地の歌」〜ブルーノ・ワルター/ウィーン・フィル/カスリーン・フェリア(a)/ユリウス・パツァーク(1952年)・・・これが「大地の歌」との出会いであり、LP時代からの昔馴染み。オットー・クレンペラー(1964/1966年)と並んで決定版と信じるけれど、調べてみるとサイト内での言及はほとんどありません。(ニューヨーク・フィルのステレオ録音1960年には言及有)解像度と鮮度艶、奥行きを感じさせる驚異のモノラル録音。声楽ソロのアクの強さ、個性、説得力は時代の証言でしょう。最近の端正な歌唱に慣れている若い世代には違和感あるかも知れません。そしてウィーン・フィルは極上のデリカシーに甘く優しいサウンド、戦前の録音に及ばないと云った評価もあるけれど、最晩年の亜米利加西海岸の録音に敬意を評しつつ、Bruno Walter(1876ー1962独逸→亜米利加?)は欧州のオーケストラともっと録音してほしかったと願わずにいられません。Julius Patzak(1989-1974墺太利)にはクセのある声に無頼を感じさせ、Kathleen Ferrier(1912ー1953英国)のヴィヴラートはあまりに深く重く深淵、ラスト「告別」の説得力は比類なく、感極まるもの。(8:40-9:17-3:01-6:47-4:27-28:21)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
社会にはなにも役に立っていそうもない、変わり映えせぬ一週間を過ごして週末を迎えました。寒い日々が続いて朝一番の洗濯、ちょっと寝坊してストレッチは省略、軽く10分ほどのYouTubeエアロビクス済ませて市立体育館へ、途中缶飲料空き缶をたくさん拾うのも同じ繰り返し。トレーニングルーム到着後のメンバーも新旧入れ替わりはあっても、自分の鍛錬内容は一緒、スマートウィッチの「ウォーキング」に速度と距離が途中止まるのも同じ。新顔80歳過ぎの女性はゆっくりトレッドミル軽いエアロバイク+筋トレは継続しているようです。人生の先輩には真摯に学びたいもの。帰り食材仕入れにスーパーに寄って、夕食大根がまたまた柔らかく仕上がらないのは残念な失敗でした。
昼喰い過ぎの自覚はあって、今朝の体重は65.1kg▲100g。
出ました!ドライバー池田議員。ドリル小渕の二番煎じでは新鮮味がないと考えたのか、やっていることは一緒、あまりに露骨な証拠隠滅、もうちょっとスマートな方法はなかったのでしょうか。世間の印象はかえって悪化したことでしょう。最近不調なテレビドラマより、ずっと格上ウソみたいなことが現実に起こるのも不穏な2024年の流れ。ヴェテランの長野県女性県議が免許証切り替え失念期限切れのまま人身事故「自分の身の回りのこともちゃんと出来ないのに」と議員辞職したそう。裏金疑惑で散々叩かれても身分にしがみつく国会議員に比べて妙に潔く見えるのは、おそらく錯覚でしょう。ネットのコメントにも意外とそんな声がありました。過ちや失敗はお詫びする謝る、後始末する、さっさと身を引く、これが当たり前の人の道ですよ。
更に更に1974-75年連続企業爆破事件手配犯・桐島聡容疑者(70)らしき人確保。指名手配写真は銭湯とか交番とかあちこちお馴染み、執念ですね。もうぼちぼち50年でっせ、どこに潜んでいたのか、自分の主義思想は揺らがず確信を以て人生を過ごしてきたのか、野次馬的興味ありますよ。きっと手配写真とは似ても似つかぬ顔相に至っていることでしょう。今朝の報道によると末期がん、最後は本名を名乗りたいと自ら申し出たそう。(続報では危篤らしい)
Bruckner 交響曲第6番イ長調〜ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団(1988年)・・・全曲中やや苦手系を自覚する第6番、やや小柄に掴みどころのない?作品そのものを見直すような躍動盤石の構成感と勢い。心持ち速めのテンポに金管の渋い音色にキレが快く、引き締まったリズムに感銘を受けました。第1楽章「Maestoso」(16:07)第2楽章「Adagio.Sehr feierlich」(16:03)Brucknerのキモである第3楽章「Scherzo.Nicht schnell − Trio.Langsam」はいつになくユーモラスなリズムに躍動、ここのホルンがほんま痺れるような音色に響きました(9:08)第4楽章「Finale.Bewegt,doch nicht zu schnell」(13:40)
Beethoven 交響曲第5番ハ短調/第6番ヘ長調「田園」〜カール・シューリヒト/パリ音楽院管弦楽団(1957年)・・・LP時代、CD時代、そしてデータで音楽を聴くように至っても、その音質問題故に幾度も入手処分を繰り返した懐かしい、馴染みの音源。ところが・・・山本さんのブログに「モノラルながら音も良かったので好んで聴いていた」そんなコメント発見。そうかぁ、音質云々と云うのは自分の耳が腐っていた可能性が高い。少なくとも5-6年は聴いていない、つまり転居してオーディオ環境変化後に確認できていない。あわててネットより(手軽に入手できるところにて)音源求めて、高品質音源云々からは縁の薄い身分、それなりのもの入手。早速劇的ハ短調交響曲より拝聴、低音が甘く、臨場感に響き薄いけれど、たしかに解像度はそれなり、さほど悪くないけれど・・・といったところだけど、あまり印象は変わらん感じ。第1楽章「Allegro con brio」は引き締まった造形に厳しく、サウンドは軽く、華やかに緊張感あるリズムに勢いのある始まり(7:34)提示部は繰り返し有。第2楽章「Andante con moto」もリズムは弾むように、軽快にデリケート(9:44)第3楽章「Allegro. atacca」スケルツォの足取りもしっかりとして、サウンドは重くなぬ流れの良さ、ノリ(5:11)第4楽章「Allegro - Presto」フィナーレは速いテンポに颯爽、爽やかな流れのまま疾走しておりました。(8:29)
第6番ヘ長調交響曲「田園」第1楽章「Allegro ma non troppo」は提示繰り返しなし。テンポは中庸かな?さらさらと流れるような、それでいて素っ気ない感じでもない始まり(9:23)第2楽章「Andate molt mosso」ここも淡々やなぁ、なんて聴き流してているとやがて快く音楽に入り込める〜そんな感じ(12:34)第3楽章「Allegro」も素っ気ない快速な村祭り、だけど雑ではない勢いのまま(4:59)第4楽章「Allegro」嵐の勢いは熱気に充ちて(3:35)第5楽章「Allegretto」嵐が去って感謝の念溢れるホルンのヴィヴラートが強烈にセクシー(8:45)・・・佳き演奏とは思うけれど、やはり音質が気になって自分は修行が足りません。
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日も寒かったので結局外出せず、食材も足りて買い物も必要ありません。日本海側は雪が続いているとか、こちらは寒いだけで洗濯ものは意外と乾きました。痛風発作は怖いけれど(服薬中)ここ最近しっかり呑んでも翌朝にはフツウの体調に戻って、ストレッチ+ちょいと激しめのYouTubeダンス?とやら、実施いたしました。夜中に喉が乾いて一度目覚めたくらい。毎日呑む晩酌の風習はありませんから。親父もそうでしたっけ。
日々飽きもせずクラシック音楽云々して、それはまるで◯◯のひとつ覚え〜ま、ほかのジャンルも聴いているつもりだけど、残念ながらテレビに時々見かける〇〇坂46とやら?他、アイドルグループを眺めても、皆全部同じように可愛らしいお嬢さんにしか見えない華麗なる加齢状態。YOASOBI というデュオが全世界的に売れているというのはうっすら知っていてYouTubeで聴いてみましたよ。Rainychのカバー、J-Popを愛するインドネシアの可愛らしい素直な声、正確な歌唱、キレいな日本語(耳コピらしい)ヒジャブも似合っている若い娘さんは世界的に人気らしい。「Idle/アイドル」は韻を踏んでまるでラップ、速いリズム、フクザツな旋律や移調、凄い作品ですよ。これが世界の若者を魅了して一緒に歌っている!というのも信じられない。1980年代City Popとして世界的にヒットしているらしい竹内まりやの「Plastic Love」の話題はこのカバーが火付け役とか。これ何度聴いたかわかりません(ラップ付き)。オリジナルのライヴも痺れるけどね。旦那の達郎さんのバックコーラスもド迫力。サックスもカッコよい!まりやちゃんは同世代、声も歌も大好きだけど最近の歌は年齢相応にちょっと説教臭いなぁ、名曲だけど好みじゃありません。
今朝の体重は65.2kg現状維持。
Bach フルート・ソナタ ト短調BWV1020/ロ短調BWV1030/変ホ長調BWV1031/ハ長調BWV1033/ホ長調BWV1034/ホ長調BWV1035〜エレイン・シェファー(fl)/ジョージ・マルコム(cem)/アンブローズ・ガントレット(vc)(1965年)・・・Elaine Shaffer(1925-1973亜米利加)は往年の女流名手、当時の演奏会ツアーでは女性ならではの苦労をされたとのこと。どこかのブログに「クーベリックの奥様」とは失礼な勘違い、旦那はエフレム・クルツですよ、たしかMozartのフルート協奏曲の録音がありましたっけ。LP復刻音源は録音年代よりやや古く感じて、名手George Malcolm(1917ー1997英国)のチェンバロはずいぶんとメカニックなモダーン・チェンバロの音色、ヴィオラ・ダ・ガンバとの表記も写真を見ても、実際の音を聴いてもチェロでした。シェファーはウィリアム・キンケイド(フィラデルフィア管弦楽団)の弟子、朗々と明るく骨太に豊かな音色、亜米利加に多い豊かなヴィヴラートは過度とは感じない。変ホ長調BWV1031第2楽章「Siciliano」哀愁の旋律が一番有名だけど、真作かどうか微妙なんだそう。センスが新しく感じますもんね。ハ長調BWV1033にも偽作説があってこれも華やか、他とはちょっと風情が異なります。ここの技巧の冴えは聴きもの。作品的にはロ短調BWV1030緊張感漂う厳しい、そして妖しい旋律が一番好き。(12:34-18:18-11:08-11:29-9:18-13:45)
Bruckner 交響曲第8番ハ短調(ed;Nowak1890)〜クルト・アイヒホルン/リンツ・ブルックナー管弦楽団(1991年)・・・Brucker交響曲中屈指の厳しい大曲。Kurt Eichhorn(1908-1994独逸)晩年の録音について、ちょっぴり世評を探ると意外と高評価でした 2019年頃の印象は「かなりガッカリ、オーケストラが弱い」2022年再び拝聴は「明るく、軽い響きが個性、たしかに重量感には欠けるけど金管辺りけっこう深く鳴っているし、イン・テンポ堅持、落ち着いた流れが快い」〜この印象と変わらない。厳しさとか激しさ、サウンドの色気には足りないけれど、中庸なテンポに素朴なバランス感覚、悠然と温和な流れが巨魁な作品を素直に堪能させてくださいます。第3楽章「Adagio」は絶品。ホルン先頭に金管はかなり頑張っていると今回は感じ取りました。(15:49-14:55-24:43-21:46)
Wagner 楽劇「神々の黄昏」〜エイヴィン・フィエルスタート/オスロ・フィル/ノルウェー国立放送管弦楽団/セット・スヴァンホルム(ジークフリート)/キルステン・フラグスタート(ブリュンヒルデ)/ヴァルデマール・ヨンセン(グンター)/イングリート・ビョーナー(グートルーネ)他(1956年)・・・自分のようなオペラ・ド・シロウトがCD4枚分、歴史的音源を聴くのはちょっと難行苦行、音質はまずまず。その筋によるとKirsten Flagstad(1895ー1962諾威)最晩年、一番声の状態がよろしい記録なんだそう。Set Svanholm(1904-1964瑞典)も稀代のヘルデン・テナーとのこと。Oivin Fjeldstad(1903-1983諾威)はあまり録音では知られていないけれど、歌劇の人なのですね。音質はまずまずなモノラル、馴染みの旋律をあちこち感じつつ、立派な数日掛けてぼちぼち聴いた・・・それだけ。いちおう載せておきます。
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
今週は冷えが厳しいねですね。今朝は0度Cとか、こちらは雨も雪も降っていないのでたいしたことはないのでしょう。関ケ原辺り高速道路で立ち往生、トイレとか喰いもんとかドライバーはたいへんな状態らしい。もう関係ないけれど、現役連中は商品が入庫しない事態に、その対応四苦八苦していることでしょう。我ら引退爺3人は安閑と昼酒に馬鹿話、罵詈雑言合戦をしておりました。彼らの人脈情報によると、女性幹部登用抜擢された幾人かが定年前のリタイヤを決意、燃え尽きたとのこと。大阪時代に部下だった一人は若い頃にシアトル海外事務所に一年いたとは知らなかった。梅田駅ビル地下は平日の早い時間なのにけっこうな人々に混んでおりました。
朝はいつも通りの洗濯、ストレッチ、そして毎日皆勤賞のYouTube「【11分正月太り解消】11分のきつめの有酸素運動で正月太り解消ダイエット!! 始まりよければ全てよし!!【2024】」これがけっこうキツい。そして寒風押して市立体育館へ。途中空き缶飲料拾いましたよ。寒さ厳しいからおそらくは自転車到来組はお休み、人数は随分と少ない。80歳を超えると思われる新顔女性登場、トレッドミルゆっくり2km/h10分ほど、さらにエアロバイク一番軽く10分ほど、それ良いんです。続けることが大切。自分はいつも通りの全身鍛錬しっかりこなして、エアロバイクも15分110kcal消化してから酒席に臨んだものです。
散々呑んで最寄りの駅から歩いて帰り、途中業務スーパーに寄って買い物を済ませました。今朝の体重は65.2kg+100g。経験上、これは前日酒の脱水症状の結果、本日の節制が重要なことは理解しております。昨夜半喉が乾いて目覚めました。先日言及したスマートウォッチAmazfit Bip S Liteの件。いよいよ調子はおかしく、ウォーキング設定にして体育館や買い物に出かけても1.6km辺りで速度は0になり、それ以上距離記録は伸びぬ症状は固定。歩数カウントは正常、行動範囲も記録正確、もちろん時刻表示はOKだから、これはこれで使えんことはない。Amazonを検索するとけっこう安く、もっと機能があるのが出現して、機種切替時の在庫処分?ちょっぴり心は揺れ動きます。微妙に使えるものを捨て去るのはどうも心苦しいビンボー症。昨日言及したマウスと云い、なにかあかんようになると次々連鎖するものです。
Beethoven ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調/Brahms ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調/Bach 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ニ短調 BWV.1004〜ヘンリク・シェリング(v)/エウジェニオ・バニョーリ(p)(1975年9月/アスコーナ・ライヴ)・・・貴重な室内楽10枚組ライヴは2006年来の拝聴、臨場感のある音質良好なことに驚きました。Henryk Szeryng(1918ー1988波蘭→墨西哥)のヴァイオリンは気品漂って端正極まりない。Eugenio Bagnoli(1920-2009伊太利亜)は初耳ピアニストだけど、驚くべき息の合ったサポートぶりでした。Beeやんの初期作品であるニ長調ソナタは、ピアノに重点が置かれているんだそう。第1楽章「Allegro con brio」から明るく躍動すして、愉悦に満ちた青春の息吹を感じさせるもの(9:07)第2楽章「Andante con moto」は優雅な主題と変奏曲(8:11)第3楽章「Rondo,Allgro」は晴れやかな笑顔に疾走して、シェリングのヴァイオリンは清潔そのものでした。(4:47拍手有)
Brahmsはト長調だけど、思索的に鬱蒼暗鬱として滋味深くも切ない第1楽章「Vivace ma non troppo」は囁くような静謐が絶品(10:56)第2楽章「Adagio」蠱惑的な音色がかすかな吐息のように呟きます(7:54)第3楽章「Allegro molto moderato」は歌曲「雨の歌」「余韻」を主題としているそう。ここも遣る瀬ない風情満載、微妙に胸が痛むような旋律が続きました。(8:58)名曲でんなぁ、すっかり作品に目覚めましたよ。名曲を自覚させる素晴らしい演奏。Bachも技巧的な冴えはもちろん、どこにも力みや響きにの濁りを感じさせぬ演奏。ヴァイオリン一挺から宇宙の広がりを表現する至高の名曲「シャコンヌ」も煽ったり、激情に走らぬ端正。Allemanda(2:59)Corrente(2:08)Sarabande(3:51)Giga(3:23)Ciaconna(13:59)これは最近聴いた室内楽中屈指の一枚でした。
Bach/Regar編 組曲ト短調/アリア(コラール・プレリュード「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」BWV622)/管弦楽組曲第2番ロ短調〜ジャン = クロード・ゲラール(fl)/デニス・ラッセル・デイヴィス/シュトゥットガルト室内管弦楽団(1999年)・・・ いかにもDennis Russell Davies(1944-亜米利加)らしい選曲。組曲ト短調はパルティータ第2番ハ短調BWV 826/第4番ニ長調BWV 828/イギリス組曲第2番イ短調BWV807/第4番ヘ長調BWV 809の旋律を集めて重厚な管弦楽に仕上げたもの。(4:50-4:07-2:21-5:00-3:36)アリアはテンポ遅く纏綿と歌い(7:49)著名な管弦楽組曲第2番ロ短調は低弦を強化しているようだけれど、ほぼオリジナル?まるで往年の巨匠の風情のように響いてさほどに違和感はありません。これが時代のサウンドなのでしょう。(9:26-2:04-3:34-1:56-3:31-1:20-1:27)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
寒いですね。東北・上越・北陸新幹線運休、停電要因とのこと。2024年はいろいろと天変地異事故が続いて、これ以上の大事が発生せぬことを祈りましょう。日本海側や九州でも積雪急増、被災した家がその重みでさらなる倒壊も心配されます。ミス日本に椎野カロリーナさんがグランプリ、烏克蘭出身日本育ち、日本国籍を取得した方は以前よりYouTubeに拝見しておりました。多様性の時代だし、よろしいことと思います。いろいろ云々される方もいるようで、そんな行為はちょっと切ない。但し、ミス・コンという行事そのものにはちょっと違和感はないでもない。こちら例の如く、な〜んもせずダラダラと過ごして引き隠り、朝激しめの【脂肪燃焼 爆痩せいのササイズ】YouTube鍛錬をちょっぴり実施したのみ。夕食料理は余り物で仕立てて「甘酢あんかけ」にて仕上げようとしたラスト、片栗粉を使い切っていたことを思い出しました。被災地の皆様には申し訳ないけれど、本日市立体育館トレーニング後、爺友3人呑み会、なんせヒマですから。
20年ほど前より肘手首辺りに違和感があって、マウス腱鞘炎と勝手に判断、それ以来エルゴミクス・タイプ(縦型)マウスを愛用しておりました(お仕事にも)。実際は別の病だったらしくて愛知大学病院にて高額医療の治療をするように医者に助言されたこともありましたっけ。だましだましそのまま過ごして、そういえばここ数年、そんな違和感はすっかり消えて、それは全身運動筋トレストレッチの成果だったのか。お仕事引退してコンピューターを使う機会が激減したことも一因かも。有線タイプはたしか当時1,700円程度、おそらく5年くらい使い込んで、ここ数日微妙に動きがおかしい。先日朝はマウス・ポントが出現せず、USB接続を抜き差ししているうちに出現、但し、高速点滅して事実上使えない・・・フツウの代替マウス在庫ありましたっけ?そんなこんなしているウチになんとか元に戻りました・・・けれど、寿命は近いと思います。いまのうちに注文しておきましょう。キカイには当たり外れや寿命があるのが当たり前、これは保ったほうでしょう。
今朝の体重は65.1kg昨日維持。昼にだらだら喰い過ぎた自覚はあったけれど、なんとか。
Bartok カンタータ・プロファーナ「魔法にかけられた鹿」(9匹の不思議な牡鹿)/管弦楽のための協奏曲〜ヘルベルト・ケーゲル/ライプツィヒ放送交響楽団/合唱団/エーベルハルト・ビュヒナー(t)/ギュンター・レイブ(br)(1972年)・・・音質極上のライヴ。カンタータは独逸語歌唱とのこと、合唱指揮はホルスト・ノイマン。「あるところに年老いた父親がおりました」(Molto moderato/8:19)「ああ、彼らの愛する父は」(Andante/7:49)「あるところに年老いた父親がおりました」(Moderato/3:50拍手込)三管編成に数種の打楽器ハープ+混声合唱+男声ソロ二人という編成の作品は1934年初演、最晩年緊張感漂う神秘の作品。言葉や筋はわかぬけれど晦渋さ皆無、力強くわかりやすい旋律、激しいリズムが爆発します。これは知名度が低いことが嘆かわしいほどの美しい名曲でした。一番人気「管弦楽のための協奏曲」は、ちょっと茫洋と残響豊かなライヴの雰囲気はリアル。燃えるような切迫感緊張感、硬質な詠嘆が続きます。オーケストラのサウンドにも色気を感じさせて(金管のヴィヴラートなど)ライヴでこのアンサンブルだから、かなりの技量あるオーケストラ、統率でしょう。第5楽章「Pesante - Presto」の快速無窮動に圧倒され、痺れました。ちょいと馴染みすぎてマンネリ気味に感じていた作品はなかなかの情熱演奏に新鮮でした。(10:35-6:39-7:38-4:46-9:35拍手込み)
Mozart セレナード第7番ニ長調 K.250(K6.248b)「ハフナー」〜フリッツ・ブッシュ/ヴィンタートゥール交響楽団/ペーター・リバール(v)(1949年)・・・写真はネットより勝手に拝借、それは眼の覚めるような復刻らしいけど、こちら別途入手した音源はまずまず時代相応といったところ。Fritz Busch(1890ー1951独逸)は高名なわりに残された音源は少ないように思えます。ニ管編成、Mozartはブッシュの十八番ですよ、これは名曲中の名曲。作曲者自ら交響曲として位置づけられている第1楽章「Allegro maestoso - Allegro molto」晴れやかな表情に溌剌と始まって(6:51)第5楽章「Menuetto galante」はいかにもノンビリウとキウキとした歩み(3:51)第6楽章「Andante」は快速テンポにさらりとして弾むよう、途中ほんのちょっぴり暗転も魅惑(6:16)第7楽章「Menuetto」ちょっぴりタメのあるリズムもヴィヴィッドに楽しいところ(4:19)第8楽章「Adagio - Allegro assai」は名残惜しい優雅にゆっくりとした序奏に始まり、愉悦に充ちた疾走に締め括ります。ここはあまり慌てず適正なテンポを維持(6:23)。
ヴァイオリン協奏曲部分は名手Peter Rybar(1913ー2002瑞西)コンマスがしっとりソロを担当、第2楽章「Andante」の優雅な風情(カデンツァ有/9:22)第3楽章「Menuetto」はちょっぴり深刻な風情から始まって中間部は明るくソロが歌って、その対比はお見事(3:10)第4楽章「Rondo: Allegro」は目くるめくヴァイオリンの快速パッセージ、途中の暗転もいかにもMozartらしい名曲中の名曲。(6:51)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
今朝もぐっと冷えますね。中国南西部雲南省にて大きな地震、日本は救助を送る余裕はあるでしょうか。昨日より雨は上がって朝の決まりごと(洗濯やストレッチ、エアロビクス)実施後、途中ペットボトルかなり拾いつつ市立体育館トレーニングルームへ、新年より朝一番組は人数減っているようです。しっかり全身鍛えて帰り、激安美容院IWASAKIへ(カット980円也)。10時よりヘアカラーのタイムサービス、お姉様達に混んで、待ち時間に野菜や菓子など入手。妙齢の女性美容師さんと相談して毎度の後ろ2mm刈り上げは(写真を見ると)まるでハゲ、横のみ短くして後ろと頭頂はカット抑制してイメージちょっと変えたつもり。お隣の美容師さんを横目に眺めるとひっつめ髪にマスク眼鏡姿はまるで北川景子! に似てステキ、素顔は想像に止めておくのがよろしいのでしょう。帰宅して珍しくメール有、【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新のリンク間違い指摘も恥ずかしく、情けないもの。慌てて修正いたしました。
フリーアナウンサー「ノコ」こと小山乃里子さん逝去(82歳)大阪で就職して最初の2年はトラックの配達担当、「ごめんやす馬場章夫です」ラジオ番組を聞いておりました。あの優しい声、語り口を思い出します。もう44年前、未だ彼女も30歳代だったのですね。馬場さん(1939-)は未だご健在みたい。時の流れは仕方がないけれど、心の中を風が吹き抜ける思いでっせ。
夕食は安易に鍋物、これがけっこう美味しく出来上がりました。ことしは鍋つゆ使っていないなぁ、調味料で味は出せますよ。今朝の体重は65.1kg▲100g。今朝の身体の手応えにもっと減っていると思ったんやけどなぁ。
Bridge 狂詩曲「夜の始まり」/交響詩「イザベラ」/管弦楽のための2つの詩曲/交響詩「真夜中」〜リチャード・ヒコックス/BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(2000年)・・・Chandosというレーベルは自国の作品を執拗に取り揃えてその姿勢は立派なものと思います。 Frank Bridge(1879-1941英国)はBrittenの師匠筋、日本では知名度薄く自分も名前を聞いていた程度、まとまった管弦楽作品を拝聴するのは初めてでした。Richard Hickox(1948-2008英国)は60歳の寿命が残念、現在でも現役でおかしくない世代でしょう。作品の経緯は理解していないけれど、どれも保守的にわかりやすい旋律ばかり。これから夜の馬鹿騒ぎが賑やかに楽しそうに華やかな「夜の始まり」(18:38)しっとりと甘い「イザベラ」(18:03)「詩曲」は静謐な神秘、そして剽軽な木管の乱舞(8:39-4:19)「真夜中」は漆黒の闇からやがて静かに激情が高まっていく情熱的な作品でした。(26:12)オーケストラは上手いもんですよ。すっかり作品を気に入りました。
Haydn チェロ協奏曲第2番ニ長調/第1番ハ長調〜ポール・トルトゥリエ(vc)/イェルク・フェルバー/ヴュルテンベルク室内管弦楽団((p)1992)・・・Paul Tortelier(1914ー1990仏蘭西)おそらくは最晩年の録音。技巧の衰えはまったく感じさせぬ優雅な音色、余裕のしっとり貫禄。伴奏も優れたサポートでした。著名なニ長調協奏曲は所謂古楽器系表現とは無縁に豊かなスケール、それも時代掛かった大仰から遠い抑制もありました。あまり真剣に聴いたことはない魅惑の牧歌的旋律が続いて、第3楽章「Allegro」辺り、けっこうなテクニックが要求されるのですね。(15:48-6:07-6:38)ハ長調協奏曲も有名な溌剌として晴れやかに明るい作品。第1楽章「Allegro」カデンツァは名人芸、チェロは大柄に過ぎず、痩せ過ぎず、リズミカルにたっぷり歌ってくださいました。 第2楽章「Adagio」の高音も美しい。第3楽章「Allegro molt」は超絶技巧駆使して快速のフィナーレも軽快そのもの。(10:51-8:56-7:01)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
今週は冷えるみたいですね。ぼちぼち床屋に行かなくっちゃ。昨日日曜も無為無策に過ごしちまったなぁ。ワンパターンな洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクスしたのみ。音楽は聴いたけれど、オーディオ部屋が寒くて長続きしません。外は雨、ぼんやり引き隠りに過ごして人生を一日分ムダに消耗して、三途の川に一歩接近いたしました。夕食はそれなりに仕立てたけどね。女房殿は体育館鍛錬経由婆さんのところへ、有意義に過ごしてますよ。
今朝の体重は65.2kg+400g。また絞らなくては。
コンピューター・オーディオ部屋のエアコンはIRIS OHYAMA〜引退転居した時に入手、それは一番安かったから。これがすこぶる評判よろしくないらしく、電気店の専門家は積極的にオススメしないとのこと。おそらく温感センサーがエエ加減で「全然効かんorもの凄く効く」二択状態なんだそう。微妙な温度調整がアホやとの噂も伺いました。(真偽不明/裏取りできず)自分はこの部屋に終日引き隠りということはなくて、音楽や読書ワン・サイクル分くらいの滞在、真夏の設定は29度C。現在冬の真っ最中朝一番あまりの寒さにホットカーペットでは追いつかず、エアコンは22度C設定。部屋が一定温まったら切ってしまう。入れたり切ったりを繰り返すのが一番電気を喰うそう。そんな使い方に不具合を感じたことはありません。
十数年使用して使い古した前機エアコンは2022年転居時、持ち出そうと業者さんに取り外しを頼んだら「諦めたほうが良いですよ、動いているのが不思議」と助言されたもの。転出→廃棄変更を引越し業者さんにお願いしたものです。それからもう2年経つんやなぁ、早いものです。あの時はずいぶん捨てましたよ、いろいろと、潔く。
Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1911年版)/バレエ音楽「かるた遊び」〜エサ=ペッカ・サロネン/フィルハーモニア管弦楽団(1988年)・・・Esa-Pekka Salonen(1958ー芬蘭土)は長くフィルハーモニア管弦楽団の首席客演を務め、このオーケストラと関係が深かったようです。彼の「火の鳥」全曲は初耳、デリケートに鮮明な音質だけど、音量レベルがとても低くて、ボリュームをかなり上げる必要がありました。洗練を極めて夾雑物のない緻密な仕上げ、メルヘンに幻想的な旋律リズム、そして華やかなサウンドは冷たくキレがあり、鮮明クールに響き渡ります。フィルハーモニア管弦楽団のアンサンブルは憂愁なアンサンブルに完璧なバランス。(詳細Indexが付いて面倒なのでタイミング・メモは省略)「かるた遊び」はダルい演奏で聴くとつまらぬ、無遠慮な作品に聴こえるけれど、サロネンの手に掛かると変幻自在緻密な完成度に至りました。(5:23-9:19-7:41)
Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調(イェルジ・セムコフ/1963年)/第2番ヘ短調(ヤーノシュ・クルカ/1965年)〜タマーシュ・ヴァーシャーリ(p)/ベルリン・フィル・・・Vasary Tamas(1933ー洪牙利→瑞西)による昔馴染みの演奏を久々に堪能いたしました。音質は自然にかなり良好なもの。なんの気なしに聴き始めたらオーケストラはじつにしっとりエエ音で鳴っている〜シミジミ。確認するとちょいとマニアックな指揮者によるベルリン・フィルだったのか、Chopinの伴奏は珍しいかも。ホ短調協奏曲第1楽章「Allegro maestoso」よりヴァーシャーリのピアノもしっとりと名残惜しい自然な揺れ、滋味深い音色はデリケートに抑制して、無機的怜悧なテクニック表出とは無縁。たっぷり甘い哀愁の旋律を可愛らしく表現しております。(20:15)第2楽章「Romace,Larghetto」は絶品の哀しみ、ベルリン・フィルの艷やかに深い響きは懐かしさ極まって絶品なところ。(10:37)第3楽章「Rondo.Vivace」は波蘭の民族的リズムが弾むところ。ここもリズムをあまり強調せずに、優しい風情と晴れやかな表情が続きました。(10:20)
ヘ短調協奏曲も同様、魅惑の弦が涼やかに響きます。第1楽章「Mestoso」ピアノは瑞々しい響きに落ち着いてしっとり甘い旋律を切なく奏で、思い入れに揺れて走ったり力んだりしない。(15:05)第2楽章「Larghetto」は絶品の緩徐楽章、これはまるでノクターン風の甘美に静謐な旋律をシミジミ歌って(9:44)第3楽章「Allegro vivace」哀しいフィナーレへ。ここも自在に揺れて弾んで、それが快く高揚して熱気を加えていきます。(8:45)美しいピアノですよ。
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日土曜の朝も薄ら寒い小雨の中、心を鼓舞して市立体育館に通いました。(その前の洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクスは当然)しっかり鍛えて帰り道、ここは風情のない準工業地帯、大阪産業大学側、美しくもない疎水沿いにも寒梅が咲きました。こんなところにも春は兆すのですね。(ぱっとしない写真なので掲載なし)洗濯物は室内干しに乾かず、今朝も雨模様続き。
昼には前日炊いて砂糖加減を誤って甘過ぎた小豆を薄めてぜんざいに仕立てました。女房殿は餅2個、自分は一個、そしてYouTube動画を眺めつつしばし居眠り・・・ぼちぼちご飯を炊かなくっちゃ、と動き出したら、女房殿は外食がしたいと曰(のたま)う。自分の料理はほぼ純和風低カロリー、時にはほぼ精進風な時も多く、なにか別な洋食を喰いたいとのこと。コミュニティバスの時間を睨んで最寄りの駅迄出掛けて入ったのは数年ぶりのサイゼリア。午後3時過ぎはもっとも空いている時間と類推するけれど、日曜の午後は若い人達で満員、我らが一番高齢のほう、けっこう広いフロアは従業員二人で回して大丈夫?これが注文も料理到着にも遅滞なく、運営はスムースなことに驚きました。白ワイン500mlデキャンタ(不味い!けど)+料理4品頼んでそれなりに美味しく合計1,700円也(税込)驚異の低価格。立派なものですよ。これが日本の実力と云うか、無駄を省いた合理化?そして低賃金の成果なのか、インバウンドが驚くのも納得でした。
今朝の体重は64.8kg▲400g。いろいろ喰ったワリには減ってくれました。帰りのコミュニティバスに間に合って、おとなしく賢い盲導犬に感心いたしました。沼津市にて85歳がひき逃げ?逮捕とか、なんとも遣り切れぬ気持ち。
Milahud 組曲(1936)/Bartok コントラスツ(1938)/Stravinsky 組曲「兵士の物語」(1919)/Khachturian トリオ(1932)〜アンサンブル・インカント(1997年)・・・ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのため三重奏を集めた20世紀戦争中の音楽。メンバーはミカエラ・ペイシュ(v)(Michaela Partsch Neftel,1961-2023亜米利加)/ラルフ・マンノ(cl)(Ralph Manno,1961-独逸)/リーゼ・クラン(p)(Liese Klahn,?-独逸)。Milhaudはジャン・アヌイ(Jean Anouilh,1910-1987仏蘭西)による「荷物のない旅」の劇付随音楽とか?とても明るく、華やかに賑やかに晴れやかな躍動が続きます。(11:48)Bartokは有名なベニー・グッドマンからの依頼、初演はシゲティも参加しておりました。その歴史的録音の記憶ではもの凄く硬質な緊張感だったけれど、こちらとてもスムースにわかりやすい風情でした。(18:02)Stravinskyは小編成の作品を更に切り詰めて凝縮させたもの。馴染みのユーモラスな旋律リズムは編成を切り詰めてもまったくその色彩の魅力が減ることはありません。これは大好きな作品。(14:35)Khachturianはアルメニアの民族音楽がたっぷり使用された初期作品とのこと。泥臭い旋律はいつもながら魅惑。(16:13)
R.Strauss 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/交響詩「死と変容」(1954年/ピッツバーグ交響楽団)/交響詩「ドン・ファン」/楽劇「薔薇の騎士」組曲(1957年/フィルハーモニア管弦楽団)〜ウィリアム・スタインバーグ・・・前半がモノラル、後半がステレオ収録。「ドン・ファン」は廉価盤寄せ集めCDにかつて聴いていたような?記憶もあるけれど、サイト内検索には出現しませんでした。ピッツバーグ交響楽団との演奏はやや強面に硬質なサウンド、音質印象か作品に求めたいユーモラスな味わいや、静謐に神妙、劇的な高揚に至る風情にはいまいち、パワフルだけど優雅な洗練に足らぬ感じ。フィルハーモニア管弦楽団はぐっと柔軟性があって、音質もまずまず。金管はマイルドに朗々と響いてスタインバーグの直截な表現によく似合います。「薔薇の騎士」はスタインバーグ自身による自在な組曲編成、華やかな熱気に充たされました。(14:12-21:05-15:08/2:33-5:33-9:24-7:41)
Paganini ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調〜フランコ・グッリ(v)/Nino Sanzogno/RAI ナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団(1961年ライヴ)・・・いかにもAM放送風な音源。Franco Gull(1926ー2001伊太利亜)の音源を見掛けたら必ず聴くようにして、その期待は裏切られことはない技巧と美音。これは未だ30歳代の記録ですね。ひらすら延々朗々とヴァイオリン・ソロの華やかな技巧を披瀝すべき作品、「二重フラジオレットやスピカート奏法、急速な3度のダブル・ストッピングなど、困難な技法があちこちに散りばめられたヴァイオリン協奏曲史上屈指の難曲」(Wikiより)伴奏はあくまで付け足し、割り切って爽快な名曲を堪能いたしました。(30:06拍手入り)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
本日明日と雨予報、昨日は雨は上がって昼には晴れ、気分転換にご近所スーパーに出掛けた時も意外と暖かった。能登半島地震、長時間耐えて倒壊した家屋から救出されたお年寄りは残念、病院にてお亡くなりになったそう。学校再開の目処の立たぬ中学生が集団で白山市に移動、親元を離れる姿にフクザツな思いを抱きました。希望されなかったご家庭にも各々事情とかご都合があったと思うけれど、教育をどうするのか、小学生はどうなのか、想像を絶する困難が想像されます。こちら安閑といつもの洗濯、ストレッチ+13分ほどのYouTubeエアロビクス済ませて、女房殿は市立体育館→婆さんのところ→こども食堂のボランティアと精力的に動き、こちら精神的に落ち込んで、な〜んもする気はおきません。
年末に買った冷蔵ピザを喰いきれずに冷凍保存したものを消化、ご近所にスーパーに値引き惣菜+ビール(ほか牛乳など)など買ってきて安易な夕食としました。今朝の体重は65.2kg▲300g。なんとか減らしたけれどストイックになれず気分は弛緩しております。季節のせいかな。
2月上旬に名古屋に出掛けて先輩と呑むことになりました。名古屋駅側の寿司屋。いまどき店名住所を検索すれば地図は出現して、ま、9年ほどそちら方面に住んでいたし、なんとなくわかるけど微妙に不安。さらに経費節約に大阪よりバスで出掛けようとネットで予約して、その乗り場も不安。幾度か使ったところと思うけれど、すっきり確信が持てません。もしかして方向音痴?自分のノーミソってその辺り、空間認識能力的に危ういのかも。それとも華麗なる加齢か。さて、当日どうなる?
Beethoven 交響曲第9番ニ短調 「合唱付き」(1961年ライヴ/モノラル)/「コリオラン」序曲(1952年ライヴ)〜カール・シューリヒト/シュトゥットガルト放送交響楽団/シュトゥットガルト合唱協会/シュトゥットガルト・バッハ合唱団/シュトゥットガルト放送声楽アンサンブル/マリア・シュターダー(s)/マルガ・ヘフゲン(a)/マレイ・ディッキー(t)/オットー・ヴィーナー(br)・・・カスタマー・レビュー曰く「こんな音では話しにならん!」「1930年代の録音かと言いたくなる」そんな声にに納得、一部のファンによる養護も虚しくこの音質はかなり苦しく、低音も情けないことに間違いはない。パリ音楽院管弦楽団との全集も音質的な問題で拝聴敬遠ぎみけれど、それ以上に迫力、音圧の不足。好事家の世界に近いでしょう。それでも速めのテンポ、さっぱりとして明快なフレージング、これは嗜好問題だけど明るく軽いリズムに好感を抱きました。第1楽章「Allegro non troppo,un poco maestoso」は提示部繰り返し(15:17)第2楽章「Molt vivace」には溌剌とした躍動があり(11:35)第3楽章「Adagio molt e cantabile」は滔々とデリケートに誠実な語り口が清々しいもの。(15:20)大掛かりな声楽を伴う第4楽章「Prest,Allegro assai〜」はかなりこの音質に耳慣れて、緊張感漂う始まり、但しかなり素っ気ない表現、軽快軽量なテンポ・アップは好悪を分かつことでしょう。声楽ソロもちょっと遠く、合唱も打楽器もぼんやりとしてちょっと興が削がれる印象はありました。でもこの快速推進力は好きですよ。(22:24)序曲は音質的にはもうちょっとマシでした。(8:07)
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜リボル・ペシェク/チェコ・ナショナル交響楽団(2008年)・・・Libor Pesek(1933ー2022捷克)はリヴァプール・フィルと第9番を録音したはず、捷克のオーケストラと別途全集を録音していたことは知りませんでした。Czech National Symphony Orchestraは鳴り物入りで1993年ズデニェク・コシュラーとデビューして、彼の亡きあとPaul Freeman(1936ー2015亜米利加)が音楽監督を務めたんだそう。国立交響楽団との訳もあるけれど、おそらくそれは間違い。この録音を聴く限りローカルな個性に非ず、端正に洗練されたサウンドに技術的にはまずまず、パワーには少々足りぬように聴きました。速めのテンポにさっぱりとした表現に流れはよろしく、それは素っ気ないほど。青春の胸の痛みを慈しむように微妙に表現〜方向とは違うけれど、スカみたいに味気ない演奏とも云えない。音質良好、耳あたりよろしく、各パート解像度に優れて爽やか・・・美しい名曲名旋律を最後まで愉しめました。(14:40-8:03-10:08-18:16)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
北陸では引き続き余震が発生しているらしい。富山県滑川市の水野達夫市長が休日を利用して炊き出しの準備手伝い、淡々と作業一区切りさせ、去っていったとのこと。パフォーマンスに非ず、人として当たり前のことをして、公言していないらしい。ちょっと痺れました。一方で被災地にて悪質商法相談96件、勝手にブルーシートを掛けて法外な請求などあったらしい。最低っすよ、皆が困っているときに。先日の阪神大震災29年特番に、当時のり弁5,000円で売っている人がいたとの思い出も語られました。自分は無神論者、因果応報輪廻転生も信じないけれど、そんな悪辣な人間の将来に不幸が訪れることを心の中に願う・・・インバウンドが「日本は思い遣りの国」とは持ち上げ過ぎ、もしそんな美徳があるとすれば、太古より厳しい自然災害を幾度繰り返して助け合ってきた積み重ねが生み出したものでしょう。
昨日は朝一番に洗濯して室内干し、今朝まで乾いておらず布団乾燥機に追加が必要でした。ストレッチ+13分ほどのYouTubeエアロビクス済ませて市立体育館へ、常連メンバーの姿はほとんどなく、顔見知りは一人のみ、空いておりました。しっかり鍛えて帰ったらどっと疲れが出て、快楽ブラックホール炬燵より抜け出せず、冷蔵庫在庫を延々と消化して喰い過ぎを後悔、夕食を控えめにしても時既に遅し。今朝の体重は65.5kg+100g最低っす。体調は悪くない。
Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜ジョナサン・ノット/東京交響楽団(2016年)・・・Jonathan Nott(1962ー英国)は現在スイス・ロマンド管弦楽団と東京交響楽団のシェフ、バンベルク交響楽団とのMahlerは立派な演奏であったと記憶します。東京での評判よろしいとのこと。この演奏の評価は割れて曰く「クナッパーツブッシュの絶品があるが遠く及ばない」「人気があるようで、ない」実演に於ける客の入りはよろしくないそう「こういった類いの演奏は、古典として、本質的に認められない」(?)との声有。これは作品に求める方向性、嗜好の違いでしょう。オーケストラのアンサンブルは整って素直なサウンドに中庸のテンポに走らず煽らず、異様な緊張感とか渾身の大爆発にはちょっと足りぬもの。第1楽章「Allegro moderato」は端正ていねいに美しい仕上げ、凄みとか絶望的な嘆きとは響かない。スケールは充分感じられます。(14:57)第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」Bruckner交響曲のキモであるスケルツォも力演だけど、ややパワー不足を感じて(14:30)第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend」も叙情的にスッキリとした響き、デリケートに美しいけれど弱音に味がちょっぴり薄い。クライマックス激情の高鳴りはクリアに濁りなく、各パートの音色はあまりにスッキリし過ぎて軽く(例えばホルン/上手いけどね)力感やコク、味わいが足りない。(26:43)第4楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」には爽快な疾走感があって、ここも嵐のような粗暴さ、鈍重とは無縁のフィナーレでした。(22:13)激情とか詠嘆、陶酔を求めるのならこれはスカ?に感じられるかも。いろいろいらんことを書いたけれど、日本のオーケストラもほんま上手くなった、しみじみそう思う美しい演奏。足りんのは色気でしょうか。全曲を聴き終えて名曲の手応えはしっかり受け取りました。
Bach/Busoni編 シャコンヌ/Beethoven バガテル ト短調 作品119の1/Schubert 即興曲 変イ長調 作品90の4/Chopin マズルカ 第7番ヘ短調 作品7の3/ワルツ第1番 変ホ長調 作品18/ノクターン 変ニ長調 作品27の2/バラード 第2番 ヘ長調 作品38/バラード 第3番 変イ長調 作品47/Liszt ハンガリー狂詩曲 第13番 イ短調/ワルツ(Gounod 歌劇「ファウスト」による)〜シューラ・チェルカスキー(p)(1956年)・・・Shura Cherkassky(1909ー1995烏克蘭→亜米利加)は重量級の個性が印象的な往年の名ピアニスト。音質かなり良好なステレオ録音でした。聴手の胸を打つ名曲中の名曲「シャコンヌ」の重心の低さと情熱(14:58)Schubertのなんとなくとぼけた風情(2:13)甘い旋律が続くChopinにもまったりとした味わいのリズムが続き(2:21-4:57-6:07-6:52-7:08)Lisztの技巧も切れ味を強調せず、さらさらと流さなぬしっかりとしたアクセントに味わい深いもの。(8:00-9:12)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
本日は昼より雨模様。気温はちょっぴり上がっているようだけど、薄ら寒い日々が続いております。この季節はどうも気分が落ち込みがち、なにもやる気が起きず、実際何もせず引き隠り状態。朝ストレッチ後、TouTubeユル過ぎご高齢向け10分ほどのエアロビクス+3分*2回の脂肪燃焼プログラムをこなしても、終日身動きせずにぼんやり、冷蔵庫内在庫食材消化して、さらに怪しげなガイコク産ビスケット喫して、今朝の体重は65.4kg+500gは最悪。音楽にも読書にも集中できません。市立体育館に出掛けた女房殿の報告によると皆勤賞常連女性二人の姿は見えなかったとのこと。
自家製ヨーグルト2Lは3-4日ごとに仕掛けて、数日前その種菌とするヨーグルトは既に一週間前に賞味期限が切れておりました。う〜むと一瞬悩みつつ味見して大丈夫と判断、無事味もおいしく、いつも通り出来上がったものです。ところが・・・種菌ヨーグルトは未だ残って、果たして賞味期限10日以上過ぎても大丈夫?判断に迷いつつ・・・自分の舌を信じて、昨日牛乳パックもう一本分作って使い切りました。食材をムダにして捨てるのはなんとしても避けたいもの。これから味見しましょう。大丈夫か。寒い冬だけど。(大丈夫でした)
Beethoven ピアノソナタ第28番イ長調(1963年)/第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」(1968年)〜マリア・グリンベルク(p)・・・Bachの平均律だったら拝聴機会は多いけれど、Beeやんのピアノ・ソナタはどうも敷居が高い感じ。聴けば必ず感動100%保証!とくに後期の作品は高尚なBachを連想させて知的哲学風情を感じさせます。Maria Grinberg(1908ー1978烏克蘭?)はずいぶんと苦労した人とか、ソヴィエット初のBeethovenのピアノ・ソナタ全集を録音した人らしい。音質はやや硬く安っぽく響くけれど、作品を堪能するのに不足はありません。イ長調ソナタは優しく落ち着いた第1楽章「Etwas lebhaft und mit der inigsten empfindung(幾分速く、そして非常に深い感情をもって)」から始まって(3:43)符点のリズムが上機嫌に弾む第2楽章「 Lebhaft. Marschmassig(生き生きした行進曲風に)」中間部のカノンも印象的(5:39)第3楽章「Langsam und sehnsuchtvoll(ゆっくりと、そして憧れに満ちて)」は暗く憂いに沈んで始まり、「Geschwinde, doch nicht zu sehr und mit Entschlossenheit(速く、しかし速すぎないように、そして断固として)」そのままフィナーレへ闊達になだれ込みました。ここは知的な構成を感じさせるところ。(10:19)盤石の技巧に重心が低い。
巨大なる「ハンマークラヴィーア」は序奏なく、いきなり決然と力強い主題が提示される第1楽章「Allegro」冒頭一発ぶちかましはいかにもBeeやんらしい。雄壮に圧巻の大きさを見せつける始まり、あまりに立派な威圧感にあまり好きになれぬところ。ここはかなり粗々しいタッチでした。 (11:02)短い第2楽章「Scherzo. Assai vivace」は華々しく躍動して(2:56)第3楽章「Adagio sostenuto」は暗鬱に沈んで纏綿に延々、情緒豊かに歌うところ。ラスト劇的な盛り上がりもあって、ここはもう少々デリケートな音質が欲しいところ、タッチが硬く感じました。楽器はブリュートナー?(自信はない/16:52)第4楽章「Largo. Allegro risoluto」 始まりは幻想曲風?(Wikiによる)そしてフーガへ、この辺りBachを連想させる巨大かつ硬派な説得力、深遠なる感動が待っておりました。(12:36)テクニックに不足はないけれど、流麗に流さぬがっちり手応えを感じさせる演奏でした。
Bach 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067/第3番ニ長調BWV1068〜カール・シューリヒト/フランクフルト放送交響楽団/クラウス・ポーラーズ(fl)(1961年)・・・イアン・ジョーンズのマスタリング10枚組CDボックスに収録されたかった録音。もしかして数十年ぶり、LP以来の拝聴かも。まず音質が(記憶より)かなり良好なことに驚き。オーケストラは豊かに響いて優秀でした。フルート協奏曲であるロ短調BWV1067は暖かく太い音色のフルートが際立った存在感、中庸のテンポにスタイルとしては往年のオーソドックスなリズムを刻むけれど、シューリヒトらしい爽やかデリケートな軽さがありました。(20:05)
トランペット、オーボエ、ティンパニが活躍する第3番ニ長調BWV1068も昔風に、第1楽章のフランス風序曲から朗々と大きく立派な風情、ここにもいかつい強面にならぬ、マイルドな軽みがありました。ヴァイオリン・ソロがなかなかしっとりエエ音色で鳴っております。「アリア」はこれ以上ない! 優雅に朗々と微細な強弱をつけて歌うもの。古楽器登場前はこんな表現が主流、Bachはどんな演奏スタイルにも音楽の骨格が揺るがない、というか、あまりに懐かしくかつての記憶が蘇ったものです。各楽章ラスト必ず控えめにルバートするのも懐かしい。ラスト「Gigue」はちょっとやり過ぎだけど。(20:22)意図したものかどうかわからないけど(入手した音源の偶然?)各楽章間を置かずに続けるのも効果的でした。
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
本日阪神大震災より29年。一世代回りました。今朝は大阪でも氷点下らしい。寒いですね。そして12月-1月と雨量がとても少ないとのこと、週末は雨らしいけれどこれが(たとえば農作物とか、水の確保とか)悪い影響が出ないことを願いましょう。琵琶湖の水位は下がっているそう。昨日もワン・パターンに変わり映えせぬ生活、朝一番のお洗濯、ストレッチ、軽い13分ほどのYouTubeエアロビクス済ませて市立体育館へ。皆勤賞常連女性二人の顔は見えず、準レギュラー数人顔見知りのみに空いておりました。時間を変えたのかも。いつも通りユルい筋トレ全身と15分エアロバイク100kcal消化して、自宅往復4kmウォーキング。更に年中洟水痰の絡みが気になって激混み耳鼻科に予約を入れて、待っている間にもつぎつぎお年寄りが飛び込みにやってきておりました。漢方を処方されると比較的ラク、気分もよろしい感じ。
ランダムに出現して偶然拝見したブログはおそらく80歳辺り?しっかりとしたわかりやすい文書、毎日ご近所スタバに珈琲を喫して優雅に過ごしていらっしゃるよう。数年前の元旦に倒れた奥様を亡くし、自らも昨年2023年のクリスマス・イブに心筋梗塞を発症、入院、年明けに無事退院されたそう。症状はさまざまと伺っていたけれど(例えば胸に非ずお腹が痛いとか、肩とか/あとで再度確認したら「急性心不全」の間違いでした)その方は咳が止まらなくなって意識を失って救急搬送、ご家族と同居でなによりのことでした。水曜のデイサービス以外、ほぼ毎日婆さん(94歳)のところに通っている女房殿によると、最近わがままが募って、せっかくの入浴介助も”入らん!”、その説得がタイヘンなんだそう。誰に訊いたか知らんけど、砂糖の入った小豆は身体によろしくないと信じて、好物を受け付けないそう。好きなもん喰うたらよろしいのに、だいたい小豆は健康食品ですよ。自分はなにもできないので、持ち帰った洗濯物を洗ったり、婆さんの口に合いそうな惣菜が余ったら持っていってもらうくらい。
耳鼻科帰り業務スーパーに寄って不足食材仕入れ、それは主に必需品より嗜好品中心。昼はかなり炭水化物(=糖質)を摂って大反省しました。夕食はちゃんと料理したけど、ぐっと摂取控えめにして幸い今朝の体重は64.9kg▲300g。運動してかなり歩いた成果でしょうか。この調子を続けたいもの。目指すは健康です。
Shostakovich 交響曲第9番 変ホ長調〜エフレム・クルツ/ニューヨーク・フィル(1947年)・・・音質はまずまずでしょう。初演は1945年だから新曲ホヤホヤな時期、Efrem Kurtz(露西亜→亜米利加)による亜米利加での意欲的な録音。第1楽章「Allegro」出足の軽やかに剽軽な足取りから、そんな風情の作品とのイメージはあるけれど、第2楽章「Moderato - Adagio」の暗鬱不安な風情と足取りはいつもの絶望的なShostakovichらしさ満載。第3楽章「Presto」はユーモラスに木管の細かい音形が弦に引き継がれてテンション高く、当時のニューヨーク・フィルもなかなか優秀なアンサンブルでした。第4楽章「Largo」は終楽章に向けての怪しいファンファーレ、そのまま第5楽章「Allegretto」に突入。なにか微妙に不安な、そして軽妙なテイストにテンポと熱気を上げて疾走、そして俗っぽい大衆的な旋律が雄壮に歌って、それはとても皮肉に響きました。ま、指揮者の知名度や作品の長さが中途半端だから、なかなか取り上げられぬ音源でしょう。それにしても国家が作品の芸術的価値を決めるというのはゾッとする(アホな)行為でしょう。この軽めな作品に作曲者は危うい立場に追い込まれとか。(28:00)
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜キリル・コンドラシン/ソヴィエット国立交響楽団(1974年)・・・2017年来の再聴。21世紀の眼の覚めるような音質を経験して、昔馴染みを再確認したくなりました。雰囲気はあるけれど、全体にややオン・マイク、旧ソヴィエットらしいちょっぴり肌理の粗い録音。国立交響楽団は粗野に骨太、洗練されぬサウンドは期待通りでした。第1楽章「葬送行進曲 In gemessenem Schritt. Streng. Wie ein Kondukt.(正確な速さで。厳粛に。葬列のように)」冒頭トランペットからエッチ過ぎるヴィヴラートたっぷり、それは他の金管も同様の重量級インパクトたっぷりに際立ちます(11:04)第2楽章「Sturmisch bewegt. Mit grosster Vehemenz. (嵐のような荒々しい動きをもって。最大の激烈さをもって)」風雲急を告げる低弦の激しさ、オーケストラを煽ってこれはまさに「最大の激烈」な始まり。憂愁なチェロによる第2主題は曇って抑制的、甘さの欠片もない表現。ま、金管ばかり目立つオーケストラ、うねうねと粗々しい重量級の大爆発は続きます(12:44)
第3楽章「スケルツォ Kraftig, nicht zu schnell.(力強く、速すぎずに)」ここは絶品ホルン・ソロに注目。それに絡む木管の存在感もリアル、レントラーの優雅なリズムをしっかり刻んで、明朗に分厚い金管の刺激的なヴィヴラートに痺れました。トリオの静かに抜いた感じも、その後のヴィヴィッドな勢いの対比もダメ押しのド迫力に締め括りました(16:57)第4楽章「Adagietto. Sehr langsam(アダージェット 非常に遅く)」ここが一番人気。前楽章の金管炸裂!から一転、金管打楽器はお休み。弦楽器は極上のニュアンス、たっぷりセクシーでした。ここ最高の出来でっせ。楽譜に詳しい人のご教授をお願いしたいけれど、前半にチェロのソロ指定はありますか?(8:10)第5楽章「Rondo-Finale. Allegro giocoso(ロンド - フィナーレ。アレグロ・楽しげに)」冒頭牧歌的なホルン、ファゴット、クラリネットも浮き立ってリアルな始まり。それを受ける弦も爽やかに、メリハリたっぷりなフィナーレを迎えました。ホルンを先頭に金管はいや増す鋭い雄叫びとリズム、遠慮会釈なき大噴火とテンポの揺れに痺れましたよ(13:50)途中から音質云々不満は吹き飛びました。ここ最近、聴いた演奏では最高の出来かも。
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
オモロない変化のない日常も被災地を思えばそれは贅沢な暮らしでしょう。昨日朝は薄ら寒い小雨模様に洗濯物は室内干し、どこにも出掛けたくありません。一昨日の食材仕入れにいくつか買い漏れたものがあったけれど、一歩も外に出たくもない寒さ。20分ほどの緩いTouTubeウォーキング中心の室内有酸素運動にお茶を濁しました。先日大根がやわらかく煮えなかったのは残念、ネットに対策を求めたら酢か砂糖で下茹ですればOKとのこと。なるほど。無事夕食においしくいただきました。昼夜しっかり喰って今朝の体重は65.2kg+200g。運動不足に鈍く腰も痛みます。
在留外国人女性のYouTubeを好んで眺めて(男性の動画はもともと比較的少ない)露西亜/烏克蘭/卓爾治亜/白露西亜/摩爾多瓦辺り?皆なかなかの別嬪はん揃い(YouTubeを拝見する限り/彫りが深くて化粧映えするのか)日本人とはまた別な魅力があります。おそらく容姿端麗やから自信を持って動画をアップしているのでしょう。それに日本語も英語も堪能(もちろん母国語も)高学歴の人も多くて、知的水準が高い。日本に留学して就職してちゃんと働いて、稼いで納税して健康保険年金も支払わないと日本に住めませんよ。日本人と結婚されている方もいらっしゃいました。そんな人々が問題意識高く動画をアップしているのだと思います。
海外視点からの日本の切り口を新鮮に伝えて・・・いたはずが、ここ最近ちょっと類型的と云うか、当たり障りのない掘り下げの浅い動画にちょっぴり飽きてきました。在日露西亜人は約壱萬人とか。露西亜人女性による「ディアナちゃんねる」がなかなか異色。関西に住まう(関西弁)ディアナさんはなかなかの(かなり)辛口本音、母国・露西亜に対する厳しい意見、一部ど−しょーもない在日露西亜人への批判、悪意ある日本人からの心ない誹謗への毅然とした態度反論、両親との意見の対立・・・日本語も堪能だけど、安易な日本礼賛に非ず、汚れてあかん部分にも言及してかなり手厳しく、ものすごく口が悪いけど、ある意味痛快。「ほるほる系」という言葉も始めて訊いて、これは新しい差別用語みたいですね。気持ちはわかるけど、あまりよろしからぬ言い方みたい。ここには出ないけれど「海外ネキ」というのもあまりよろしい意味ではないみたい。
Nielsen 交響曲第3番ニ短調「広がりの交響曲」(デンマーク王立管弦楽団/Ruth Guldbak(s)/Niels Moller(t)/1965年)/交響曲第5番(ニューヨーク・フィル/1962年)〜レナード・バーンスタイン・・・Nielsenの交響曲は出会いがよろしくなかったせいか(失礼やけどエイドリアン・リーパー/自分の耳が危うかっただけ?)作品的に敬遠気味、疎遠になっておりました。これとは別にキリル・コンドラシンの音源を整理してしていて交響曲第5番出現、へぇ2楽章制なのか、演奏もヴィヴィッドに作品も気に入ってNielsen音源在庫を探ったものです。こちらバーンスタインの珍しい丁抹録音、交響曲第3番ニ短調は三管編成。第1楽章「Allegro espansivo」最初の一撃から熱気に充ちた迫力は客演であってもいつもどおり、オーケストラの技量も一流、欧州の金管には深みを感じさせます。(11:37)第2楽章「Andante pastrale」には静かに懐かしい弦に乗って、舞台裏より声楽ヴォカリーズが爽やかに響きました。(9:51)第3楽章「Allegretto un poco」はパワフルにユーモラスなスケルツォ楽章。(6:26)第4楽章「Allegro」は荘厳な朗々としたフィナーレ、ここもカッコよいところ。(9:29)音質良好、名曲でっせ。
交響曲第5番は調性が示されないけれどト長調?三管編成(ラストがぜんぜん別の変ホ長調に終わる)。ハードに前衛的晦渋な響きに非ず。第1楽章「Tempo giusto - Adagio non troppo」は穏健な始まりから、やがて執拗な小太鼓の自己主張(+シンバル)に木管の細かい貴重感漂う音形が絡み合って不安げにカッコ良い。やがて爽やかに静謐に雄壮な弦主体のサウンド〜ここの洗練具合がいつになくお見事、そして優雅な風情を打ち破るように小太鼓の「アドリブ」が参入(18:35)第2楽章「Allegro - Presto - Andante un poco tranquillo - Allegro」は4つの部分より成り立っているとか。提示部は圧巻のラッシュから始まってヒステリックにティンパニの迫力たっぷり。「速いフーガ」は緊張感漂う各パートから一転「遅いフーガ」は弦を主体に静謐に幻想的「コーダ」は圧巻の開放感に締め括って、これも名曲、音質も極上。ニューヨーク・フィルは絶好調でしょう。(14:39)
Debussy 前奏曲(「ベルガマスク組曲」より/4:44)小さな黒人(1:56)/二つのアラベスクNo.1(4:16)No.2(3:37)/金色の魚(映像第2集より/4:17)/こどもの領分/グラドゥス・アド・パルナッスム博士(2:32)象の子守唄(3:31)人形のセレナーデ(3:16) 雪が踊っている(2:54)小さな羊飼い(2:39)ゴリウォーグのケークウォーク(2:58)/レントより遅く(4:13)/雪の上の足跡(前奏曲集第1巻より/4:33)/前奏曲集第2巻より/オンディーヌ(4:00)/月の光がふりそそぐテラス(4:41)花火(4:57)/12の練習曲より/五本の指のための練習曲、チェルニー氏に倣って(3:38)組み合わされたアルペッジョのために(4:48)/喜びの島(5:57)〜ムーラ・リンパニー(p)(1993年)・・・Moura Lympany(1915ー2005英国)は日本ではあまり知られぬ名ピアニスト、英DECCAモノラル時代の録音は系統的にCD化されたけれど、じつはステレオ・ディジタル時代に至ってHMVに録音があることは最近知りました。しばらく家庭に入ったあとに演奏活動を再開して、来日もあったそう。これはキャリア最晩年の記録でしょうか。Debussyの妖しい名曲取り揃えて、技巧的にはまったく衰えを感じさせぬ、曖昧さや弾き崩しのない明晰なタッチはデリケート。音質もよろしいし、選曲配置順も配慮されたもの、情けないデザインとその後再発された気配のない不遇なCD。忘れ去られるにはあまりにもったいない、至福のひとときでした。どれもステキだけど、レントより遅くは管弦楽版も含め、妖しくも名残惜しい風情が小粋、大好きな作品。
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
新しい一週間が始まって被災地能登では警報級の雪なんだそう。こちらが少々寒いくらい屁でもないっすよ。現地では多くの人々が苦しんでるのに、またやっちまいました(後悔)・・・昨日朝一番に洗濯、そして激しめのYouTube鍛錬10分ほど済ませてから、市立体育館にしっかりMyメニュー消化して減量に向けて手応え充分。昼飯も控えめにいたしました。すると女房殿はこれからちょっと用事で出掛けるけれど昼過ぎには終わる、婆さん介護は弟一家訪問に任せてなにか美味いもん喰いたい、梅田に出掛けたいと曰(のたま)う。自分は今週爺友と呑んだばかり、ま、その時は名古屋風甘い味噌味料理ばかりだったので刺し身寿司系でもと考えました。
コミュニティバスの時間に合わせて最寄りの駅を目指して移動、刺し身、鯖の棒寿司、ほか種々色々たっぷりいただいて、ビール中ジョッキ一杯+日本酒1合のみ、それでも激安。帰りは最寄りの駅より歩いて途中業務スーパーに寄って基本食材購入、帰宅して壱萬歩に到達。やや酔った勢いで大福と甘いビスケット数枚喫してこれが余計、結末は意外にも65.0kg▲400g。本日はこれに油断せずストレッチとYouTubeエアロビクス長めのを探して実施するつもり。
昨年2022年4月に入手したスマートウォッチAmazfit Bip S Liteは3,990円(廃番)。3COINSに売っていたのと同じっぽい? 機能はぐっと絞って歩数、歩行距離、速度、心拍数くらいですかね、天気予報とか着信連絡、LINE、メールは新着分テキストが短時間読めます。電池の保ちもよろしいし、別にそれはそれで満足して毎日使っております。ところが、ここ数日連続して動きが怪しい。ウォーキング設定して最寄りの駅やら、反対方向の市立体育館に向かって、そこは両方とも片道2km、ところが途中歩行速度が0になって、距離カウントが止まってしまいます。これはスマートウォッチがあかんのか? それともスマホ側のアプリの不具合か?それともスマホのBlueTooth接続問題か? わかりません。もう少し様子を見ましょう。歩数は正確みたい。安物だから寿命はこんなものでしょうか。
Bolodin 歌劇「イーゴリ公」より「序曲」(1963年)「ダッタン人の踊りと合唱」(1974年)「ダッタン人の行進」(1966年)/Mussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」(1974年)〜エフゲニー・スヴェトラーノフ/ソヴィエット国立交響楽団/放送合唱団・・・Yevgeny Svetlanov(1928-2002露西亜)の音源は露西亜の怪しげなサイトよりごっそり音源を入手したまま10年ほど?放置。ほとんど聴いておりませんでした。(写真はこの作品の組み合わせに非ず、ネットでスヴェトラーノフ「展覧会の絵」を検索して適当に出現したもの)Bolodinは別々な録音の組み合わせ、音の感じも微妙にテイストは違うけれど良好な音質でした。沸き立つような気分高揚する「序曲」、速いテンポに躍動する「踊りと合唱」にはパワフルな推進力、合唱も同様にアツい。「行進」は粗野な重量感たっぷり(10:16-11:0-5:37)。名曲「展覧会の絵」も音質良好。冒頭ヴィヴラートたっぷりの強烈トランペットからギラギラするようなエネルギー満載、重量級のリズムに手応え充分。どの金管も他では聴けぬ異様にセクシーな音色漂って、オモロさ際立つ個性的演奏でしょう。グノームの低音、古城のシミジミとした寂寥、ビドロの絶望的に息苦しい重さ、卵の殻をつけた雛の踊りラストの絶妙なタメ。シュムイレのトランペットは予想外に弱く控えめ、ゴールデンベルクの威圧感の対比は凄い、カタコンベに於ける金管はかつて経験したことのない雄弁なド迫力でした。「バーバ・ヤガ」は意外と渋め、たっぷり重くテンションを上げて〜ラスト「キーウの大門」も抑制から始まって、やがて朗々と徐々にテンポを遅くして圧巻の結末を迎えました。この色彩、重量感は貴重な体験、名曲のヴェリ・ベストを争う出来でしょう。Prologue(1:47)Gnom(2:50)Prologue(0:50)Old Castle(5:15)Prologue( 0:33)Tuileries Garden(1:11)Bydlo(3:19)Prologue ( 0:44 ) Ballet of the unhatched chicks(1:18)Two Jews , rich and poor(2:17)Limoges . Market ( big news ) (1:30)Catacombs ( Roman tomb ) . With the dead in a dead language(4:03)Hut on Chicken Legs ( Baba Yaga )(3:38)The Great Gate ( In the Capital in Kiev ) (6:04)
Schubert 劇音楽「ロザムンデ」より 序曲/間奏曲 第3番変ロ長調/バレエ音楽第2番ト長調(1952年)/ドイツ舞曲 作品33(抜粋/1949年)/Dvora'k 交響曲 第9番ホ短調「新世界より」(1947年)〜レオポルド・ストコフスキー/交響楽団・・・His Symphony Orchestra=ニューヨークにメンバーを集めての録音は想像以上に良好。Schubertはしっとりと美しく(9:56-10:56-5:45/7:27)「新世界」は速めのテンポ、アンサンブルはちょっと粗く、前のめりにアツい演奏、木管の響きなど優秀なメンバーを集めたことが類推できます。5回録音しているそうで、他はもっと自由自在な演奏とのこと(未聴)これも第1楽章「Adagi-Allegro molt」ラストの追い込みにアンサンブルはなかなかの破綻状態でした。著名な第2楽章「Largo」のイングリッシュ・ホルンは浮き立ってシミジミ、朗々と歌います。中間部の盛大な盛り上げも上手いもの。第3楽章「Molt vivace」ヴィヴィッドなスケルツォ楽章も解像度高く、低弦強調のデフォルメも効果的、ティンパニの迫力もまずまず。第4楽章「Allegro con fuoco」のあざとい開始、ホルンやトランペットの響きもカッコ良く響いて、ラストに向けて落ち着かぬテンポ・アップ、そしてタメもしっかり、若手だったら破綻を迎えそうなオモロい演奏でした。ラスト辺りのドラ?は怪しく響きます。(8:45-13:45-7:49-11:43)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
2024年1月もあっという間に半分過ぎました。本日は氷点下らしい。なんか無為無策に過ごして、マヨネーズとかジャガ玉とかその他基本常備食材が切れて冷蔵庫はすっからかん、でも買い物に出掛ける意欲が出まへん。わずかに残った大根とネギ、冷凍在庫のイワシのつみれ、ぼちぼち日付が切れそうな豆腐を駆使して湯豆腐風のものを仕上げました。味付けは上々、なぜか事前に時間を掛けた大根が柔らかく煮えないのが残念。料理人の腕が悪いのか、手順を間違えたようです。
2023/11/9-12/7の電気代請求は6,393円。冬の暖房代は前月よりぐっと上がりました。624.9円補助が出てこの金額、楽天でんきに基本料金はありません。数年前物議を醸した日大元理事長・田中英寿氏逝去(77歳)かつて大きな権力を握った人も”おごる平家は久しからず”、いくら栄華を誇っても晩節を汚して、挙げ句健康を害して逝ってしまうなんて、人生虚しいものですよ。
毎朝8:15過ぎ女房殿がNHK朝の連ドラが終わった頃を見計らって自分My部屋からテレビの前に移動、適当に「オススメ」に出てくる健康系YouTubeを再生します。昨日も偶然、たまたたまこれ「【毎日10分】体が硬い人のための肩甲骨がみるみる柔らかくなるストレッチ」が出現、正直なところあちこち痛い、苦しい、左肩奥の鈍い痛みも自覚いたしました。我流の鍛錬は知らず苦痛や苦手を避けてラクなものになりがち、やはり専門の指導は必須。自分は風邪でもひかぬ限り肩がこることはないし、身体はそれなり柔らかいつもり。それでもわずか10分ほどのストレッチは難行苦行、そりゃ正座はちゃんとできませんもんね、膝の不調で。これをずっと継続するつもりはないけれど、なかなか佳き経験でした。肩の違和感は消えましたよ。引き隠って昼夜としっかり喰って今朝の体重は65.4kg+300g。油断すればこれですよ。本日しっかり鍛えて買い物も必須です。
Prokofiev 交響曲第5番 変ロ長調(パウル・クレツキ/フィルハーモニア管弦楽団/1963年)/組曲「三つのオレンジへの恋」(コンスタンティン・シルヴェストリ/ウィーン・フィル/1960年)・・・驚異の音質。自分の守備範囲外だけど高品質CDにもなっているそうな。Paul Kletzki(1900ー1973波蘭→瑞西)による、ちょっとウケ狙い過ぎに大衆的な変ロ長調交響曲は、思いっきりヴィヴィッドに活気があってキレキレッのリズム感、フィルハーモニア管弦楽団も滅茶苦茶上手い!怪しくもウネウネと力強く、夜明けを感じさせる第1楽章「Andante」(11:41)ノリノリの勢いはヒステリックに疾走する第2楽章「Allegro marcato」(8:14)暗鬱な風情を漂わせつつ、たっぷりと歌ってやがて狂気も感じさせつつ盛り上がる第3楽章「Adagio」(10:45)第1楽章の風情を回顧しつつ、曇ったヴィオラを呼び水に管楽器がユーモラスに呼び交わしつつ駆け抜け、やがて打楽器全開のうちにあっという間にフィナーレへ雪崩れ込む第4楽章「Allegro giocoso」(9:36)わかりやすくカッコ良い作品、そして演奏。シルヴェストリによる「オレンジ」は昔馴染み。これもまずまずの音質にオーケストラの個性的に厚みあるマイルドな響き、演奏はなかなかメリハリはっきりして立派なものでした。(2:54-3:15-1:45-1:28-5:06-2:23)
Chopin ピアノ・ソナタ第3番ロ短調(1947年)/Mendelssohn 華麗なカプリッチョ ロ短調(ボイド・ニール/ナショナル交響楽団1945年)/華麗なロンド 変ホ長調(ロイヤルトン・キッシュ/ロンドン交響楽団1947年)/Liszt ピアノ協奏曲第1番変ホ長調(ロイヤルトン・キッシュ/ナショナル交響楽団1947年)〜ムーラ・リンパニー(p)・・・Moura Lympany(1915ー2005英国)による少々昔の録音。浪漫馥郁と香って情熱的なChopinは暖かいタッチに詩情を感じさせて絶品、モノラル録音もサウンドに芯を感じさせて悪くありません。(9:19-2:26-8:36-4:51)Boyd Neel(1905ー1981英国)の名前は知っているけれど、Royalton-Kisch (1920ー1995英国)とは初耳、ナショナル交響楽団?というのも詳細不明、録音用のナショナル・フィルのことですか?音質は管弦楽を伴うと少々苦しい感じ。華麗な「カプリッチョ」はロ短調?、表記間違いかと思わせるほど穏健に懐かしい旋律から始まって、やがてちょっぴり哀しみが切迫、明るく華麗に終結する名曲を再認識いたしました。Mendelsshon16歳の作品は天才の技。(9:01)晴れやかな表情、軽快に走り出す「ロンド」は24歳の作品。一点の曇もない細かい音形がコロコロと転がって華やか。(8:34)Lisztはいかにもピアニストの技巧が試される「トライアングル協奏曲」(第3楽章「Allegretto vivace - Allegro animato」)キッシュのオーケストラは少々強面に力みを感じさせて、リンパニーのピアノは表情豊かに変幻自在、きめ細やかな技巧を披露してくださいました。(5:40-5:06-4:03-4:10)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末を迎えました。被災地の苦しい生活を尻目にこちら平穏な生活が続きます。一昨日夜体調がよろしくなくて、風邪?不安に迎えた昨日朝。恒例朝一番の洗濯して一日サボったストレッチも再開、更に【地獄の11分】マンションOK!飛ばない脂肪燃焼ダンスで全身の脂肪をみるみる燃やす!を選んだのも偶然、これが滅茶苦茶苦しい。インストラクターのご指導に完全について行けなくても、少々誤魔化して手抜きしても充分厳しい鍛錬になりました。その勢いのまま市立体育館へ突入、道中例のペットボトル珈琲空缶などを拾いつつトレーニングルームへ。しっかり鍛えて、皆勤賞女性常連さんふたりともいなかったのが不思議、新年を迎えてメンバーの顔ぶれも変わっているのでしょうか。体調は戻りました。帰宅後、TVerにて「プレバト」しっかり拝見いたしました。
昼残りご飯しっかり消化、夕食調理は残食材総動員して野菜など在庫一掃いたしました。今朝の体重は65.1kg現状維持。本日は食材仕入れが必要です。そう云えば加湿器を出すのを忘れておりました。受験生には日頃の努力の成果があることを心より願う。
芸能ネタは自分の守備範囲ではないので、某大物お笑い芸人の活動休止やら裁判の行方に興味もありません。ま、売れっ子だから番組制作現場は大混乱やろなぁと想像しております。ちょっぴり云わせてもらえば大物に至るとお笑いに非ず、妙に高尚な文化人になってしまうのが気になるくらい。タモリは(例えば)ブラタモリの教養に感心して映画も撮らないし、所ジョージさんの自然体も納得できるけれど、幾人かは方向性が違うような気がします。コロナに亡くなった志村けんはずっとお笑い一筋に徹底していたし、明石家さんまもそう、浜ちゃんもみごとなMCぶりだけど、文化人にはなっていない。先日亡くなったアホの坂田師匠もずっとアホを演じた立派な人でしたよ。
Debussy 牧神の午後への前奏曲/交響的素描「海」/バレエ音楽「遊戯」/こどもの領分(Caplet管弦楽版)〜準・メルクル/フランス国立リヨン管弦楽団(2007年)・・・前回2016年に拝聴して曰く
アンサンブルは優れても、さらさらと湧き出る清水に非ず、スーパーで特売しているペットボトル入のミネラル・ウォーターか。無味無臭素直、もっと陰影とかアクセント、色、匂い、色気、強さが欲しいところ
とは散々なコメント。準・メルクル(1959年ー)は半分日本の血が入った独逸人、リヨン管弦楽団の音楽監督は2005ー2010年在任。今回の拝聴は例えば「牧神」に於けるフルートはあまりに素直に色気が足りぬけれど(10:12)全体に清潔に誠実ていねいな仕上げを好ましく感じたもの。腰のないサウンド、アクを感じさせぬ録音も良好。著名な「海」はさらさらとやや個性が足りぬけれど(9:20-7:06-8:22)自在に気ままな浮遊を感じさせる「遊戯」にその表現方向は似合っておりました(19:24)。ユーモラスな「こどもの領分」管弦楽団版は楽しさ一杯。オリジナルのピアノもユーモラスな味わいがステキだけれど、賑やかに淡い色彩に響きます。グラドゥス・アド・パルナッスム博士(2:40)象の子守歌(3:40)人形のセレナード(2:49)雪は踊っている(3:17)小さな羊飼い(2:33)ゴリウォーグのケークウォーク(3:20)。
Mahler 交響曲第5番 嬰ヘ短調〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/エーテボリ交響楽団(1969年ライヴ)・・・時代を勘案すればちょっと残念な音質だけど、まずまず全曲聴き通すのに苦痛はないモノラル録音。これが妙に臨場感があって、解像度も悪くない感じ。低音も効いておりました。金管など各パートにキレが不足してミスも多く、パワーはあっても全体にどんより重い感じ。オーケストラが微妙に上手くなくても、それをホーレンシュタインが叱咤激励して引率していく風情もリアル。これはこれでけっこう楽しめる演奏でした。第3楽章「Scherzo」に於けるオーケストラと指揮者のせめぎ合いはなかなかの聴きもの(ホルンがちょっぴり残念)一番人気第4楽章「Adagietto」には雰囲気はたっぷり、第5楽章「Rondo-Finale」は時に息切れと停滞が見られるけれど、なんとか指揮者の努力に最後迄保たせた感じでした。やや好事家向け。(13:22-16:16-18:26-10:29-16:44)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日一昨日いつになく寒さを感じて、コンピューター・オーディオの部屋はホットカーペットのみに過ごして、今朝とうとうエアコン今シーズン初稼働。電気代どうのとか云ってられません。微妙に風邪っぽくて首筋、左腰辺りにやや不快感有。転(うたた)寝があかんかったのか、いつもならホットカーペットからの熱で充分暖かかったのに、ちょっぴり寒気を自覚したもの。偽情報飛び交う被災地は厳しい寒さ、それに比べれば自分は呑気なものですよ。昨日はなにもせず、洗濯した後になかやまきんに君の「【自宅で筋トレ】世界で一番楽な筋トレ&有酸素運動で全身10種目の10分間」のみ、あとは終日ぐったりして夜、久々の「プレバト」特番は最後迄見られず、途中でダウンしました。食欲はあって、料理はちゃんとしましたよ。きな粉餅が喰いたくなって昼に2個喫食(はちみつ入り/かなりの高カロリーと類推)夕食もしっかり摂って今朝は65.1kg▲100g。
これより体育館に出掛けて多少の不調は”鍛えて治す!”(昭和の誤った発想)のか逡巡しているところ。幸い咽の痛み、熱などはありません。能登半島地震の報道に関連して、初めて知ったことがありました。心肺停止というのは医師が死亡診断を下す前の状態とのこと。被災地では支援の医師が駆けつける迄ご遺体は「心肺停止」という扱いになっていたそう。それはつらいものですよね。火葬場も被害があって稼働できないところがあると伺いました。津波の犠牲者初めて確認との報道、いよいよ明日より大学入試センター試験、季節柄インフルエンザとかコロナ、感染症も広がって現地の苦しみは想像以上でしょう。
Chausson ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲ニ長調(アルトゥール・バルサム(p)/パスカル弦楽四重奏団/1950年)/Saint-Sae"ns ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調/ハバネラ ホ長調(マウリツ・ファン・デン・ベルク/オランダ・フィル/1950年代?)〜ルイス・カウフマン(v)・・・Louis Kaufman(1905ー1994亜米利加)による仏蘭西もの。素晴らしい技巧の冴えですよ。ハリウッドの映画音楽に多く参加し、録音にも積極的だったそう。Artur Balsam(1906-1994波蘭→亜米利加)は伴走者として著名、仏蘭西のPascal Quartettとの共演はコンサートホール・レーベルの関係ですか? Chaussonは絶品に甘く、哀愁の旋律は屈指の名曲でありお気に入り、音質はそれなりに良心的。第1楽章「Decide」は表題通り決然として劇的、第2楽章「Sicilienne,Pas vite」は絶品にしっとり切なく泣ける旋律、第3楽章「Grave」は暗鬱であり第4楽章「Tres amine」は風雲急を告げる緊張感切迫感漂って熱気を伴ったフィナーレ。ヴァイオリンソロは自在に歌い、ピアノは思わぬ雄弁に驚かされました。(13:43-4:21-9:13-10:45)Saint-Sae"nsは昔の映画音楽を連想させるような音質、Allegro non troppo-Andante quasi Allegretto-Molt moderato e maestosoの浪漫風情漂う三楽章、妖しげな風情に流暢なテクニックを駆使して、カウフマンは昔風の甘美なスタイル蠱惑的な音色、作品に似合って雰囲気はたっぷり。緩徐楽章の切ない、デリケートな魅力に初めて気付きましたよ。終楽章に於ける変幻自在な表情や音色の変化もおみごと。名手サラサーテのための作品だったらしい。ハバネラも超絶技巧を駆使して、妖しい美音を湛えてたっぷり西班牙風情を堪能させてくださいました。(7:24-7:20-9:49/8:21)
Bartok 管弦楽のための協奏曲(1948年)/弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(1955年)〜エドゥアルド・ファン・ベイヌム/コンセルトヘボウ管弦楽団・・・管弦楽のための協奏曲はクーセヴィツキー、フリッツ・ライナー(旧録音)に次いで古い録音。近現代の作品は音質が物を云うし、戦後間もないオーケストラも作品には慣れていないようで、トランペットなどあちこち苦戦が見えるのも時代の証言。クール怜悧機能的に非ず、厚みのある暖かくコクのある浪漫的な?雄弁さは魅力でしょう。(9:36-6:46-6:42-4:26-9:05) 「弦打チェレスタ」はPHILIPS録音ですか?この作品も緊張感を湛えたオソロしい作品だけれど、厚みのある浪漫の熱気を感じさせて、いつものBartokとは作品イメージが異なる違うパワフルな風情。こちらのほうがオーケストラの調子は上々、アンサンブルは緻密でした。(6:52-6:50-6:38-6:59)
Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版/1956年)/バレエ音楽「春の祭典」(1946年)〜エドゥアルド・ファン・ベイヌム/コンセルトヘボウ管弦楽団・・・メルヘンな旋律の「火の鳥」(短い組曲版)はかなり音質良好、コンセルトヘボウの厚みのある響きと爆発、優秀なアンサンブルが際立つ演奏。(2:45-0:15-1:03-4:33-4:40-3:03-2:58)20世紀の古典「春の祭典」は粗野なバーバリズムに非ず、冒頭本来苦しげなはずの高音ファゴットからマイルドに美しい。臨場感はあるけれどボワンと鈍い打楽器は音質問題もあって古色蒼然、ぼったりと分厚いサウンド、オーケストラの反応やアンサンブルも微妙。なんだけれど第1部最終盤「大地の踊り」辺りモウレツにアツく疾走します。第2部「生贄の儀式」はこの勢いが続いて、洞穴の奥から響くような鈍い打楽器がものすごく怪しい感じでした。(3:18-3:23-1:19-3:25-1:45-0:39-0:20-1:06/4:00-2:48-1:35-0:47-3:06-4:46)
John Dowland Queen Elizabeth's Galliard/Larchrimae Antiquae Pavan/Mrs. White's Nothinge/Mrs. Vaux's Gigge/Farewell/Orlando Sleepeth/Fantasia/King of Denmark's Galliard/Melancholy Gilliard/My Ladye Hundson's Puffe/Semper Dowland, Semper Dolens/An Unnamed Piece/Sir Henry Umpton's Funeral/Forlorne Hope Fancy(Lute/1957年)/ Heitor Villa-Lobos Prelude No. 1 In E Minor/Prelude No. 2 In E/Prelude No. 3 In A Minor/Prelude No. 4 In E Minor/Prelude No. 5 In D(Guiter/1956年)〜ジュリアン・ブリーム・・・モノラルだけど音質は優秀。Fret Worksと名付けられたCD2枚組の2枚め、Westminster録音だそうです。名手Julian Bream(1933ー2020英国)による荘厳な16-17世紀英国のリュート音楽、20世紀伯剌西爾のギターと続けてもほとんど違和感はありません。Heitor Villa-Lobosはぐっとくつろいで、優雅な旋律が静かに続いておりました。(1:33-2:59-1:05-6:15-2:05-1:15-3:50-1:50-3:38-1:32-3:04-3:52/4:23-2:45-6:24-3:31-3:34)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
今朝は2度Cらしい。能登方面はもっと冷えて、被災者も支援する側もタイヘンでしょう。ようやくテレビ報道が入って、絶望的な状況、現地の壊滅的な情景がリアルに、詳細映し出されるようになってきました。被災地のトイレは水がないので悲惨なことになっていることでしょう、阪神大震災時(お隣大阪より支援)に経験しておりました。能登半島の避難所にトイレ車? が到着して、なんと! 和式〜お年寄りはおそらく膝の調子は悪く、これは使えないとガッカリされておりました。残念。自分ももう30年ほど和式は使っていないと思います。左膝は万全の調子ではないので気持ちはようわかります。
インバウンドが日本のトイレ(便座が温かいウォシュレット)絶賛、そして公衆トイレが無料で各所に配置されて、そして世界一キレイなんだそう。それはそれでありがたい評価だけど、自分がこどもの頃には美しくない家庭のトイレを経験しているし、10-20年前はド汚い不気味な公衆トイレはあちこち見掛けたものです。つまり、むかしからキレイだったのでもなくて、日々努力改善してきた結果なのですね。そして、まだまだ美しさが足りないと感じます。この状態のさらなる磨き上げが必要と感じております。
昨日はいつもどおりの朝一番洗濯(小雨模様に室内干し)ストレッチYouTubeエアロビクス軽く短いの実施。そしてトレーニングルームにしっかり鍛えて、昼はピーナツを喰ってしまって後悔、夕食は野菜料理中心に食事抑制しても今朝は65.2kg+200g、呑んだ翌々日が増える経験は幾度、おそらくは翌日朝は脱水症状が残って体重減、実際は(呑むと色々喰うから/しかも酒は筋肉を落とす)増えていたんでしょう。反省。体調は悪くありません。
Vaughan Williams 音楽へのセレナード/二重弦楽合奏のためのパルティータ/南極交響曲(交響曲第7番)〜ヴァーノン・ハンドリー/ロイヤル・リヴァプール・フィル/合唱団/アリソン・ハーガン(s)/イアン・トレーシー(or)/マルコム・スチュアート(v)(1990年)・・・2012年に拝聴して、今回は「パルティータ」の収録が増えました。これはPrelude-Scherzo ostinato- Intermezzo [Homage to Henry Hall]- Fantasiaからなる弦楽アンサンブル、いかにも英国らしい鬱蒼と曇ってしっとり、落ち着いたモノローグっぽいジミな作品でした。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのソロはあるけれど弦楽には第2ヴァイオリンがないという編成。1948年の作としては古典的保守的な静謐な作品、自分は大好きだけど一般的には人気は出んやろな、きっと。ラスト「Fantasia」は躍動するフクザツな声部の絡み合いが聴きもの。(5:06-4:15-4:16-5:51)音楽へのセレナードはシェイクスピア「ヴェニスの商人」の最後の場面による歌詞とのこと。言葉の壁はあっても誠実に敬虔な雰囲気はしっかり伝わる名曲中の名曲(12:53)「南極」は「世界最悪の旅―スコット南極探検隊」を題材とした映画音楽から再編成したもの。オリジナルの映画音楽も聴いたことがあるけれど、ほとんど同じでした。荒涼として過酷な情景、幻想的な風情が起承転結はっきりせず延々と続いて、ややつかみどころのない静謐に悲劇的な5楽章の作品。自分は高校生時代より馴染んで、お気に入りの作品。ソプラノのヴォカリーズは妖しい雪女を連想させました。(10:11-5:51-12:13-6:11-9:34)Vernon Handley(1930ー2008英国)は練習が厳しくて団員に不評だったというの噂はほんまですか?この人の録音にハズレはありません。
Mussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」(1959年)/交響詩「禿山の一夜」/歌劇「ホヴァーンシチナ」前奏曲/ペルシアの女奴隷たちの踊り/歌劇「ソロツィンスクの定期市」より「ゴパック」(1964年)/Balakirev 交響詩「タマーラ」(1954年)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団・・・なんとも素朴な、駅売海賊盤による恥ずかしいコメントをしたのが2002年。世評には「音程がわるい。音色が軽い」との声有。それはそうかもしれんけどこの時期にして明快な英DECCA録音、明るく華やかに明晰な表現と各パートのバランスの良さ、そして軽みを感じさせる管楽器は個性でしょう。刷り込みだから評価は甘いけれど、例えばフリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1957年)による完璧なアンサンブル、テンションの高さとは別な、さっぱりとした魅力を感じます。作品の愉しさをたっぷり堪能させてくださる名演奏と受け取りました。(4:04-5:22-4:04-4:07-5:11-8:40)残りの管弦楽も語り口が上手く洗練され、味わいある演奏。1954年でもまずまず良好な音質でした。(11:14-5:14-7:21-2:03/20:45)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
連日の寒い朝を迎えております。被災地・日本海側は雷雨とのこと、二次災害が心配です。被災者、災害救助に従事されている方、ボランティアの方々もタイヘンなことでしょう。高齢化が進んでいた地域とのこと、この先都市部への移動が進んでますますの過疎化が予想されます。
八代亜紀さん昨年末に急逝されていたそう。テレビにお馴染みの方々が相次いで亡くなるのも時代世代なのでしょう。昨日は朝一番いつもの洗濯+YouTubeエアロビクス短いの2本済ませてまず内科へ向かいました。連休明けは混んでいるかなと思ったけれど、さほどでもなく尿酸値対策の処方をいただきました。お隣の業務スーパーに食材ちょっぴり買い足し、そのまま移動して眼科へ定期検診、ここは激混みだけど予約を入れてあって、それも一時間遅れました。すると・・・待っている間にLINE連絡有。ワルい爺友からの酒のお誘い、眼科は駅の側、女房殿にメールを入れてそのままJRに乗ったもの。梅田駅前ビル地下は昼呑みの聖地ですよ。昼食が未だだったので、時間までセブンイレブンにて豆乳+おにぎり一個のみに自粛、合流後居酒屋へ突入。一度も入ったことはない名古屋風甘い味噌味オン・パレードの店、さんざん呑んで食ってけっこう美味い、そして安いのはいつも通り。昨年末、二度ほどお仕事現役連中と呑んで、おそらくは能登半島地震関連の対応に苦慮していることを想像して、自分らはもう役に立たんことを話し合ったものです。
帰りは最寄りの駅より2km歩いて、明るいうちに帰宅しましたよ。ここ数日のダイエットの努力はなんだったのか・・・散々喰って呑んで今朝の体重は65.0kg+200g。壱萬歩稼いでも現状維持ならず。鍛え直しましょう。体調は悪くありません。
めったにテレビは見なくなったけれど「芸能人格付けチェック」は拝見しました。ストラディヴァイウスの楽器の違いはわかったけれど、日本センチュリー交響楽団と関西学院大学交響楽団との比較は情けなくも間違えました。学生さんの若いソプラノのほうがずっと朗々と響いて、基本自分のポンコツな耳のせいだけど、テレビではその微妙なサウンドの違いはわからぬ・・・というのもクサい言い訳。同じような感慨を抱いた方もいらっしゃったのにほっといたしました。世間では浜ちゃんチャーハンにに話題騒然!なんせミシュラン評価の店より支持者は多かったですから。この番組はほんまオモロい。DAIGO全敗というのもなかなかの見せ場でした。
Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜フランコ・グッリ(v)/ルドルフ・アルベルト/コンセール・ラムルー管弦楽団(1958年)・・・昨年2023年に聴いたばかり。曰く
Franco Gulli(1926ー2001伊太利亜)は驚くべきしっとり美音を誇って、以前よりバロックとかPaganiniの演奏に注目しておりました。この録音はレーベルとか知名度故の入手難だけど、音質は極めてクリアなステレオ録音。Beeやん最高の穏健なひとときを堪能させてくださる名曲中の名曲、第1楽章「Allegro ma non troppo」から諄々とした説得力に比類がない(24:19)テンポは比較的遅めかな?第2楽章「Larghetto」は変奏曲。ここのソロとオーケストラの掛け合いは息の合った美しさ、落ち着いた優しさに深い感銘をいただきました。第3楽章「Rondo.Allegro」も晴れやかな表情に一切の力みもなく、瑞々しい音色が歌います。Rudolf Alberth(1918ー1992独逸)率いるオーケストラも文句なし、名曲、名演。(19:59)
これに付け加えるコメントもないほど美しいヴァイオリン、穏健な作品に(再び)酔いしれました。じつは圧縮ファイルサイズが554mb、けっこう大きいなと感じて内容を確認すると、
ヴァイオリン、チェロとピアノのための協奏曲ハ長調(マヌーグ・パリキアン(v)/マッシモ・アンフィテアトロフ(vc)/オルネラ・プリティ・サントリクイード(p)/ワルター・ゲール/ローマ・フィル1956年)/交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(アルトゥール・ローター/ベルリン交響楽団(Berliner Symphoniker)/1959年)を一緒に保存しておりました。マニアックでんなぁ、記憶はすっかり飛んでいたけれど、英雄は2020年に聴いていて
Arthur Rother(1885-1972独逸)は主にオペラ畑で活躍した往年の指揮者らしい。クレンペラーと同い年ですね。ネットより入手した音源はノイズもほとんどなし、深みのある驚きのステレオ録音(おそらくLP板起こし)但し、ネットより入手した音源は48:48一本ファイルでした。これは驚くべき重心の低い、堂々たる完成度、中庸のテンポにオードックスな演奏。未だ前世紀巨匠時代の息吹が残っていた頃、21世紀軽快な古楽器系リズムに聴き慣れた耳にも、違和感とか旧さをまったく感じさせないもの。楽章分けがないのは不便だけれど、第1楽章から充実したサウンドに、ラストまで一気呵成に集中できます。
そんなコメントが残っておりました。
ヴァイオリン、チェロとピアノのための協奏曲はおそらく(ファイル保存したまま)初耳でしょう。懐かしいコンサート・ホール録音はモノラルでもまずまず良心的。Manoug Parikian(1920-1987土耳古→英国)はたしかフィルハーモニア管弦楽団のコンマス(在任1949-1957)チェリスト、ピアニストは初耳、Walter Goehr(1903ー1960独逸→英国)はマイナーレーベルに膨大な録音を残して自分には馴染みの存在でした。Beeやんにしてはいささか平穏平易に過ぎる作品は、往年の巨匠たちの録音に一躍有名なったけれど、あれはどうなんでしょう・・・閑話休題(それはさておき)こんなシンプルに親密な作品は大好き、柄を大きく表現しない風情に好感を抱きました。(17:50-17:46)
Bernstein バレエ音楽「ファンシー・フリー」/Copland バレエ音楽 「ロデオ」(4曲のダンス・エピソード)〜ジョセフ・レヴァイン/バレーシアター管弦楽団(1952年)・・・よくわかっていないけれどFancy Freeは上陸した若き水兵たちの恋の鞘当てとか、ミュージカルにもなっていて、そのエピソードを集めたものでしょうか。例の如くヴィヴィッドにエネルギッシュ、変拍子は熱気あふれて滅茶苦茶楽しい! Joseph Levine(1912-1994亜米利加)はピアニスト兼指揮者、オーケストラはおそらくアメリカン・バレエシアター管弦楽団でしょう(音楽監督在任1950-1958年)。すこぶる上手い演奏で、それはCoplandのリズムの躍動、時にノンビリ、安寧の静けさにいっそう顕著な効果を上げておりました。音質も明晰。(24:15-21:11)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
連休明けて世の中では日常生活が戻ります。毎年大学入試センター試験の時期は寒さ厳しく、大雪に遭遇したり、インフルエンザが大流行が話題になるものです。能登半島の受験生はいっそうたいへん、犠牲者もいらっしゃったことでしょう。避難所にてコロナが集団発生したり、そうでなくてもこの季節にこの寒さ、体調不良者が多く発生しているとの報道がありました。水やトイレ、衛生問題も悲惨でしょう。自治体ごとの家屋倒壊の報告もいくつか「多数」とのみ、実数が把握できぬほど悲惨とのこと。被災者は先が見えぬ不安を感じていることでしょう。能登半島は幾度も大きな地震に見舞われたところ、そこに志賀原発が存在するのがとても心配。
自分は暗鬱な気持ちを抱えたまま変わり映えせぬ日常生活が続いて、洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクス、そして市立体育館トレーニングルームにて筋トレ+有酸素運動。常連さんほぼ不在、準レギュラー(含むワシ)数人顔見知り、あとはいかにも正月太りの中年男性+学生数人が参加しておりました。今朝の体重は64.8kg▲100g、もうちょっと頑張って減らさなくては。
気持ちはわかるけど・・・元旦夕方に発生した羽田空港着陸事故、乗客、そして誘導を完了させラストに避難した乗務員含め400人近い人々は負傷者はあっても全員無事避難、それはみごとでした。残念ながら荷物室ペット2匹は犠牲となって、哀しく申し訳なく残念だけれど今回は致し方がないと思います。この件を非難される方もいらっしゃるそう。別料金で座席を取っていっしょに座れるようにしたらどうか、というご提案も残念、緊急事態に「手荷物」は避難時に携帯できません。人命位優先なんです。ちょっと筋は違うけれど例の人喰い熊の銃殺を残酷だ! そう非難する人々にも一脈通じますか?麻酔銃で眠らせて山に返すというのはシロウトの思いつきなんだそう。熊の体格に合わせて麻酔の量の調整が必須、少なければ効かず、多過ぎれば死んでしまう、その事前調整や加減は実質不可能らしい。そもそも狩猟に従事されている方を責めるのは筋違い。
Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」/管弦楽のための幻想曲「花火」〜小澤征爾/シカゴ交響楽団(1967年)・・・前回拝聴は2011年。その印象と寸分違わない。若い頃の小澤征爾は大好き、速めのテンポ、元気いっぱい体力に任せて逡巡のないストレートな勢い。詠嘆とか飾りとか陰影、曰くありげな間などいっさいなし、一気呵成に突っ走ります。音質良好、スリムだけどパワフルなオーケストラの技量も音質も充分でしょう。ピュアだけどなんの工夫もない、オモロない演奏と感じられる人もきっといらっしゃるやろな、これはこれでバーバリズムに溢れた20世紀の古典をたっぷり堪能できました。(3:09-3:09-1:22-3:34-1:48-0:40-0:20-1:06/4:27-3:14-1:25-0:53-3:31-4:02/3:32)
Bizet 歌劇「カルメン」〜トーマス・ビーチャム/フランス国立放送交響楽団/合唱団/少年少女合唱団/ヴェルサイユ聖フランシス児童合唱団 /ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(s)/ニコライ・ゲッダ(t)/エルネスト・ブラン(br)/デニス・モンテイル(s)/ジャン=クリストフ・ブノワ (br)他(1958-59年)・・・おそらくは20世紀中、カセットに寄せ集めたビンボー臭いMy「カルメン」セレクションに言及して、抜粋だったらLP時代より馴染み。やがて全曲音源ファイル入手、昨年2023年DVD保存よりHDD移動中事故に喪失、ようやくネットより再入手できたもの。これは驚異の音質! Thomas Beecham(1879-1961英国)によるヴィヴィッドな統率と艶のあるオーケストラ、合唱も素晴らしく上手い、Victoria de los Angeles(1923ー2005西班牙)は奔放な妖婦に非ず可憐な風情のカルメン、Nicolai Gedda (1925-2017)のドン・ホセは情緒的にマイルド。自分はオペラ・ド・シロウト、マリオ・デル・モナコによる怪しげな露西亜ライヴ(1959年)が刷り込み、硬質なカルメン(アルヒポーヴァ)激情に揺れて雄弁なドン・ホセに馴染んでいるから、こちらずいぶんと上品に響いて(音質印象も有)二人の息もぴったり。管弦楽による組曲旋律も聴き慣れているから、CD3枚分の長丁場もたっぷり堪能できました。最終盤の白熱の遣り取りは文句なし、但し、ファランドール(バレエ)はないのですね。きっといろいろ上演版があるのでしょう。(CD1/54:50-CD2/44:29-CD3/62:13)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
今朝も寒い。本日成人の日。長い年末年始休みを堪能された方も、冬休みもラストしょう。被災地の方はとんでもない正月を過ごして、いっそう冷えて未だ先が見えぬことでしょう。余震も続いて、学校再開の目処も立たぬところもあるそう。自販機荒らしは事件ではなかったけれど、火事場泥棒的なものは発生して、これは原発事故避難のときにもありましたっけ。これは最悪な行為ですよ。某隣国の残念なトップが珍しくもお見舞いの電報を送って、これはなにかのシグナルなのでしょうか。こちら明日以降も休みはずっと続いて、情けない右足指辺りの痛みは幸い悪化せず一日で消えました。朝の洗濯(大量)ストレッチ、軽いYouTube自宅エアロビクスもいつも通り。小さなしめ飾り、昨年の御札などを最寄りの駅途中の小さな(もうやる気なさそうな)神社に納めて、新しいのを買ってきました。有名な野崎観音に元旦お参りしたけれど、あそこはお寺さんだから御札はないみたい。帰り切れていた調味料など買い足して、これは佳きウォーキングとなりました。
今朝の体重は64.9kg▲100g。この調子で本日もトレーニングルームに出掛けましょう。
名古屋にてタクシーが街灯に衝突事故、幸いお客も乗せておらず、物損のみ。無事だった運転手は80歳代後半とのこと、一瞬目の前が暗くなってこんな経験は初めてだったそうです。そんな年齢迄働けることを行幸とすべきか、それとも働かざるを得ない事情でもあったのか、免許返納の決意もちょっと遅かったように思えます。ちょっと哀しく残念な事故だったけれど、引き際の大切さを考えさせられました。
Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜ハンス・シュミット=イッセルシュテット/ウィーン・フィル/ウィーン国立歌劇場合唱団/ジョーン・サザーランド(s)/マリリン・ホーン(a)/ジェイムズ・キング(t)/マルッティ・タルヴェラ(b)(1965年)・・・Hans Schmidt-Isserstedt(1900ー1973独逸)によるウィーン・フィル初のステレオ録音とか。DGのカラヤンに対してLONDONのイッセルシュテット全集は1960年代LP時代の双璧の存在だったと記憶するけれど、いまとなってとは珍しい顔合わせだったと感じます。世評を覗くとスケールが小さい、迫力が足りないとの声もあるけれど、オーソドックスな安定した表現、ウィーン・フィルの美しさ際立つ英DECCAの臨場感溢れる音質、声楽陣も充実して、誰でも知っている稀代の名曲をしっかり堪能させてくださるバランスと感じました。但し、Beeやんには申し訳ないけど、第1−3楽章とカンタータ風第4楽章ムリムリの組み合わせにはいつも、ちょっぴり違和感を覚えます。ド・シロウトの戯言だけど。(16:40-10:13-15:53-24:57)
Elgar エニグマ変奏曲/Vaughan Williams トーマス・タリスの主題による幻想曲(以上1957年ステレオ)/5つのテューダー朝の肖像(ネル・ランキン(ms)/ロバート・B・アンダーソン(br)/メンデルスゾーン合唱団/1952年)〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団・・・William Steinberg(1899ー1978独逸→亜米利加?)による、ちょっと意外な英国系演目。音質もオーケストラのアンサンブルも極上、鬱蒼として荘厳な「エニグマ」は颯爽と響きました。作品を種々聴き込んだ専門筋の評価はイマイチのようだけど、詠嘆に揺れ動かぬ(例の如く)ストレート系表現はカッコ良く溌剌、オーケストラの明るいパワフルなサウンドも魅力。いちばん人気な「Nirmrod」にも満足できる美しさ。(1:21-1:51-0:45-1:17-0:32-1:55-1:38-0:56-1:36-3:19-2:51-0:55-2:50-2:30-4:56)その昔米Command録音のきんきん金属的な音質に閉口した記憶もあるけれど、こちら米Capital録音にはそれは感じられません。遠目に広大なる大自然の景色が広がるような「タリス幻想曲」も名曲中の名曲、三群に分けられた弦楽合奏の荘厳フクザツに豊かな響き、とくに弦楽四重奏の響きは浮き立って魅惑、ピッツバーグ交響楽団の弦の実力を実感させるところ。(14:08)
ややマニアックな「肖像」は「Ballad: The Tunning of Elinor Rumming(エリノアー・ラミングの同調)」「Intermezzo: Pretty Bess(プリティ・ベス)」「Burlesca: Epitaph on John Jayberd of Diss(ディスのジョン・ジェイバードの墓碑銘)」「Romanza: Jane Scroop(ジェーン・スクループ)」「Scherzo: Jolly Rutterkin(陽気なラッターキン)」から成る作品、なんだそう。作品の由来意味合いは理解できぬのは情けないけど、例のユーモラスなリズムも出現して華やかに楽しめる作品。バリトンの声は端正に甘く、Romanzaは静かに「怒りの日」旋律が繰り返されます。声楽を伴うヴィヴィッドな劇的多彩な作品であり演奏、モノラルだけど明快な音質でした。(11:32-2:46-3:22-14:27-4:24)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
能登半島地震被害の実態が徐々に明らかになりつつあります。お亡くなりになった方も日々増えて、行方不明者の探索も困難を極めていることでしょう。1月5日(金)輪島市宅田町「ワイプラザ輪島店」営業再開、ほとんどの商品を100円(税込み)にしたそう。立派です。まわりが皆苦しい時に、その弱みにつけこんでぼったくり価格で売っていたスーパーもかつての災害時にはあったそう。この非常事態に経営者は勇断! こんな行為に補助は出せないものでしょうか。これ以降の標準になることを心より祈る。いっぽう、地震被災者の避難所となっている県立穴水高校で自動販売機が壊され、中から飲料と金銭が盗まれていた、そんな報道もありました。残念。日本の安全神話、矜持も脆いと感じます。(続報有。管理者の許可を得て飲料水を取り出し、避難所に配ったとのこと。事件性はなかったそう。よかった)
富山の宿泊施設キャンセル一億円とか、昨年末爺友と1月新潟〜富山経由温泉に入って美味いもんを喰う相談が進んで、結果的に旅程交通機関嗜好に意見が別れて有耶無耶になっておりました。だれか熱心に進めて、実現したらいったいどうなっていたものか。
昨日は2024年2回目のトレーニングルーム行き、その前にストレッチとYouTube(カンタン)エアロビクスは継続中。ご常連は未だ少なくて、そろそろ正月休みを終えてお仕事に戻るべく現役世代が数人参加されておりました。一見(いちげん)さんは自分がやりたいマシンを独占してしまうんです。昨日もハイプーリーを20数分使い続けて、途中スマホを眺めてゆっくり休憩しているのには困りました。他の方が順繰りマシンを回るのを知らんのです。ま、順番は少々イレギュラーだったけれど自分なりメニューは全部こなしました。未だ鍛錬のリズムが戻っていないせいか、疲労感はけっこうあって、帰宅後、日本が世界に誇るブラックホール快楽機器「こたつ」から抜け出せません。
新年を迎え、半年に一回の眼科検診と相変わらずの洟水に耳鼻科を予約しました。激混み人気医院は再来週となります。ぼちぼち尿酸値の薬も切れそうです。今朝の体重は65.0kg+200g。ちゃんと運動して、あまり喰っていないのに増傾向にがっかり。更に右足親指付け根に痛み発生、腫れたり患部発熱は未だないけれど痛風発作?先月は右踵に鈍い痛み出現、幸い一日で治まりました。現在アイシング中、様子見。
Milhaud 世界の創造(1923年/レナード・バーンスタイン/フランス国立管弦楽団/1976年)/Respighi 交響詩「ローマの松」(1923-24年/ランベルト・ガルデッリ/ロンドン交響楽団/1976年)/Gershwin ラプソディ・イン・ブルー(1924年/アンドレ・プレヴィン(p)/ロンドン交響楽団/1971年)/Janacek シンフォニエッタ(1926年/チャールズ・マッケラス/プロ・アルテ管弦楽団/1959年)・・・EMI音源による「20世紀の名曲音楽100」より。これは同時代の音楽を順繰り収録して、音楽史的な発見に驚かされるもの。演奏音質もほとんど極上なものが揃っております。Milhaudはジャズのテイスト色濃く、そしてバーンスタインは小編成オーケストラを操ってノリノリ、管楽器の音色もセクシーでした(16:50)。Lamberto Gardelli(1915-1998伊太利亜)はオペラの人、Respighiはデーハーな管弦楽効果作品、なんとなく鄙びて味わい深く表現して、ロンドン交響楽団も滅法上手い(2:54-6:15-6:37-4:52)。GershwinはLP時代からのお気に入り、かつて世評に「英国のオーケストラは生真面目」との評価を拝見してどこが?そんな思いはあったけれど、鮮やかなプレヴィンのピアノはキレッキレ、クラリネットは細部ていねいに曖昧さ皆無な表現(たしかジェルヴァーズ・ド・ペイエ)と感じたもの(15:01)。Janacekはマッケラスの初期録音、オーケストラの実態はわからぬけれど、今回は音質改善顕著。ヴィヴィッドにパワフルな演奏を堪能できました(2:32-6:24-5:59-3:07-7:35)。新年に相応しい?祝祭的雰囲気満載に楽しい。
Ravel スペイン狂詩曲/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲/道化師朝の歌/ラ・ヴァルス/ボレロ〜ピエール・デルヴォー/コンセール・コロンヌ/合唱団(1960年頃)・・・LP以来愛聴したPierre Dervaux(1917ー1992仏蘭西)のEMI録音は残念、再入手できておりません。これは米Command録音、前回拝聴よりボレロも追加入手できました。音質はかなり良心的、なんとなく軽く、細部エエ加減そうな?浮き立つように腰のないセクシーサウンド最高。きらきらと細かい音形乱舞する「ダフニス」は華やかに軽快(5:59-7:03-4:36)「道化師」の振り切って大仰なリズム感(7:17)「ラ・ヴァルス」は生真面目にきっちり演ったほうが作品のオモロさ際立つ!というのが持論だけど、自在なテンポの揺れ、あざとい節回しが見事に決まって色気たっぷり、これはこれですごい説得力でした。(12:52)一番人気な「ボレロ」は所謂仏蘭西風管楽器が明るいヴィヴラート、最近の機能的なアンサンブルとはかなり違うもの。浮き立つような高揚感とノリがあって、響きは分厚くゴツくならぬ小粋。(15:59)「スペイン狂詩曲」は気怠い風情から始まって、賑やかな西班牙のリズムは表情豊かに、なんとも浮遊感のあるデリカシーな演奏でした。アンサンブルは微妙にユルくて揺れ動いて、それも味わいでしょう。ラストはゴージャスに盛り上げてくださいました。(15:14)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
韓国と北朝鮮の緊張が高まっているとか。困ったお隣さんでっせ。散々な始まりだった2024年もぼちぼち一週間経過した週末、今朝も寒さはかなりのもの。被災者は寒空に孤立している集落もあるとか。申し訳ないけど、こちら早くもワン・パターンな毎日を安閑と過ごして朝一番に洗濯、そしてストレッチ、そしてYouTube【初級エアロビクス】全身の脂肪を燃やす!初心者向けダイエット運動は20分弱だけど、これが昔馴染みオーソドックスな初心者向け所作オン・パレード、基本動作となります。そして往復3kmほど、業務スーパーに非ず逆方向のスーパーに出掛けてジャガ玉など基本商材入手、野菜はこちらの方が品質がよろしくて価格は同じなんです。学校は月曜連休後に開始ですか?インフルエンザとか、コロナはどんな具合でしょうか。そう云えば札幌の兄は年末埼玉より来訪していた孫にコロナを感染されて、散々な年末年始だったそう。幸いワクチンが効いて、症状は微熱程度だったとのこと。
夕食は年末に女房殿が贅沢入手していたカニしゃぶ、3COINS鍋は小さめで老夫婦二人にはちょうどサイズ、豆腐、大根白菜舞茸など野菜豊富に使用、味付け煮込み具合も絶品の味に仕上がりました。今朝の体重は64.8kg▲400g、これは2週間ぶり?この調子で減らしていきましょう。
旧聞だけど訃報話題、亜米利加の俳優・デイヴィッド・マッカラムさんが昨年2023年9月に亡くなっていたことを知りました。こどもの頃ワクワクして見ていた懐かしい「0011ナポレオン・ソロ」(1960年代)のイリア・クリヤキン役(たしか声優は野沢那智さん)小型携帯衛星通信機は半世紀を経て一般大衆のものになって、しかもテレビ電話。2000年代に入って「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のダッキー役、その時はすっかりヴェテラン、かつての姿を呼び覚ますのに時間が掛かったものです。改めてWikiを確認すると音楽一家に生まれ、自分もオーボエ奏者を目指したことがあるんだそう。なんか、思い出が徐々に消え去っていくようで寂しい。
恒例誰も興味もないヲタク話題。先日入手したMozart 歌劇「後宮からの誘拐」K.384〜ヨゼフ・クリップス/ウィーン・フィルをようやく聴き始めて、へぇ、序曲集(ロンドン交響楽団)が最初に入っているのか、そう感心してトーンハレ管弦楽団との序曲集音源処分を後悔したもの。ところで・・・自分はこのオペラ、1966年のEMI録音とばかり信じていて、じつは1950年のモノラル、英DECCA録音だったことに初めて気付きました。
Debussy ベルガマスク組曲/版画より「塔」「グラナダの夕」/映像第1集より「水の反映」/喜びの島/Ravel ソナチネ/ 「鏡」より「鐘の谷」(1956年ライヴ)/Schumann クライスレリアーナ(1953年ライヴ)〜ワルター・ギーゼキング(p)・・・これはBBC放送によるライヴ、音質はかなり良心的。Walter Gieseking(1895ー1956独逸)は往年の巨匠、あまり系統的に聴いておりません。定評あるEMIのDebussy録音は代表的なものと思うけれど、CD時代大枚をはたいた挙げ句未聴だったり、Bachの平均律にも特別な印象記憶は残っておらぬ罰当たり者。これが驚きの最晩年ライヴ、淡々とした素っ気ない表現に見えて、じつは細部微妙なニュアンスを感じさせて各作品味わい深く響いて、思わず身を乗り出すほどの明晰な説得力。得意の仏蘭西音楽はもちろん、浪漫の魅惑溢れるSchumannも作品旋律が浮き立って聴こえました。もったいないなぁ、現役録音中のまま61歳で亡くなったんでしょ?(Suite bergamasque15:43/Pagodas 4:08/La Soiree dans Grenade 4:14 from "Estampes"/Reflets dans l'eau 4:39 from "Images 1"/L'Isle joyeuse 4:55/Sonatine 10:03/La Vallee des cloches 4:51 from "Miroirs"/Kreisleriana 29:33)
Couperin 葦/神秘のバリケード/ティク・トク・ショク/修道女モニク/Lameau 優しい訴え/未開人/Boismortie 蚤/Danan かっこう/Royer スキタイ人の行進/D.Scarlatti 3つのソナタ (変ホ長調 K.193/ニ短調 K.9/ハ長調 K.159)Galuppi ソナタ ハ長調/Soler ソナタ 第25番 ニ短調〜中野振一郎(cem)(2011年新川文化ホール/富山県魚津市)・・・2枚組の一枚目、こちらはフレンチ・スタイルのチェンバロ使用、記憶では大型に装飾を施したゴージャスな楽器だったはず。優秀録音。Couperinのclavecin(仏蘭西語)作品はロベール・ヴェイロン=ラクロワによる色彩の変化、陰影豊かな演奏(モダーン・チェンバロですか?1967-70年)にずっと馴染んで、それに比べるとぐっと控えめな響き、ジミに優雅な華やかさがありました。「神秘のバリケード」は思索的な味わい深い名曲と感じます(3:29-2:12-2:48-3:32)。Lameauの「優しい訴え」はもの哀しく優雅、そして「未開人」は有名な劇的旋律となります。(3:06-1:58)Boismortieは題名からは意外なほどにちょっぴり寂しげ(1:45)Dananは初耳作曲家、どこが「かっこう」なのか?ようわからぬ、これもちょっぴり哀愁を感じさせます(2:03)。Royerとやら?も初めて、これは泥臭い旋律に迫力と勢いを感じさせる大きな作品(6:34)。馴染みのD.Scarlattiは弾むような躍動と明るいリズム感に溢れて、ひときわ光放つもの(3:43-3:32-2:38)GaluppiはAndante-Allegro-Allegro assaiの3楽章。これも意外と有名なデリケートに穏健な作品でした。A-B-ミケランジェリが好んで演奏したのはこれでしたっけ?(5:42-2:53-3:05)。ラストはSolerの作品、師匠筋であるD.Scarlattiに似た躍動のリズムが豊かに響きました。(4:50)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
今朝は冷えますね。昨日からお仕事再開の方もいらっしゃることでしょう。今週いっぱいお休みできる方は正月休み堪能されたでしょうか。北九州市 JR小倉駅近くの飲食店街で大規模火災との報道。コロナ突入直前にその辺りは訪問して、じつは旦過市場が目的、そこも数年前焼けたんですよ。新年早々たいへんな災難、今年は宮崎に訪問する予定があるから、なんとか寄ってみたい思いもあります。その時期には復興しているでしょうか。現在も厳しい状態が続いて、日々犠牲者数が増えている能登半島地震、彼(か)の地にはお仕事で訪問したこともあって、とても風光明媚に佳きところ。地勢的に支援が届きにくいところらしくて、これからが一番寒い時期、被災者の生活が心配です。かつて阪神大震災を間近に経験して、水が出なければトイレがタイヘンなことになるんです。日本海側には多く原発もあって、この先とても不安。
昨日は朝一番のいつもどおりの洗濯、ストレッチ、そしてYouTubeに8分ほどの「代謝が上がる【朝の体操で全身目覚めよう/朝の室内ウォーキング】」軽いエアロビクス実施。そして年明け初! 市立体育館へ。皆勤賞の常連さんは女性一人、そしてバーベル中年男性一人、他は正月運動不足を気にされたであろう現役世代でした。一週間ぶりの筋トレにはしっかり手応えはあって汗も大量、帰宅後ぐったり、全身に疲労感があって左肩奥の違和感は消えたけれど、今朝腰に鈍い筋肉痛が残ります。団地のゴミ捨て場に非常識なもの(掟破り)が大量廃棄、正月休みを挟んで道中には相変わらずのゴミ、ペットボトルなど、できるだけ拾ったのはほんの気休めです。今朝の体重は65.2kg▲600g、もうちょっとで戻せそう。往復4kmのウォーキングがキモかも知れません。
TBS役員待遇・好感度人気No.1の安住紳一郎さんが結婚されたとのこと。お相手の記事を眺めていたら西島まどかさん、出演されていた「夕焼け酒場」はお気に入り番組でして、ステキな、賢い気遣いのできる方やなぁと好感を抱いておりました。曰く「居酒屋の女神」2021年にはタレント・フリーアナウンサーを引退されて、当時コロナ真っ最中、結婚の時期を伺っていたのでしょう。一度も週刊誌ネタにならなかったのも凄い。相次ぐ訃報、災害、事故よりずっとめでたい、明るい報道でした。
Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団(1985年ライヴ)・・・SONYのセッション録音と同時期と類推されるライヴ。音質はまあまあでしょう。稀代の名曲はお気に入りだけど、古楽器系演奏を好んで昔の巨匠連の演奏はカール・ベール/ベルリン・フィルを代表として稀に聴くくらい、先日久々拝聴したブルーノ・ワルターの堂々たる威容には亜米利加西海岸のオーケストラや音質に違和感を覚えたもの。こちらバイエルン放送交響楽団の管楽器(とくに木管)の音色に惚れ惚れして、例えばファゴットのヴィヴラート、フルートにも痺れるような深みを感じさせるもの。でも・・・ト短調交響曲第3楽章「Menuetto: Allegretto」のリズム感、そしてハ長調交響曲第1楽章「Allegro vivace」出足にもっさりとした重さを感じて、Rafael Kubelik (1914-1996捷克→英国)もやや老齢が進んだ頃か・・・そんな不遜な印象もありました。でも、第3楽章「Menuetto」の落ち着いてかつ有機的なリズム感、第4楽章「Allegro molto」フーガのスケールは立派な推進力(繰り返しも説得力有)オーソドックス、あわてず騒がず悠々たる威容は新年に相応しい貫禄でしょう。たっぷり感銘はいただいても、やはり自分は古楽器系の引き締まったリズムとデリケートな軽みを愛します。(8:44-12:14-4:51-10:14/11:55-11:40-4:43-11:53各々最終楽章に拍手有)
Mozart セレナーデ ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」/音楽の冗談 ヘ長調K.522「村の音楽家の六重奏曲」/ホルン五重奏 変ホ長調K407/386c*〜スミソン弦楽四重奏団/Lowell Greer(hr)*/R.J. Kelley(hr)(1985年)・・・メンバーは Jaap Schro"de(v)/Marilyn McDonald(v)/Judson Griffin(va)/Kenneth Slowik(vc)/ Richard Myron(cb)、著名な古楽器奏者を揃えて既にほぼ40年前の録音、メンバー幾人か鬼籍に入り、ネットに情報を探すとこれは現役音源に非ず入手困難っぽい感じ。素朴な躍動に溢れる粗野に薄い響き、軽快なリズム感。自分がこの音楽ジャンルに目覚めた浮き立つような旋律は稀代の名曲「アイネ・ク」、ここ最近こればっかり聴いている抱腹絶倒の「音楽の冗談」、ユーモラスにナチュラル・ホルンの妙技が躍動する五重奏。自分の嗜好はこちら、そんな自覚もありました。(8:00-5:34-2:35-5:41/5:42-7:21-6:08-4:44/6:20-6:09-4:13)
Brahms ハンガリー舞曲(全曲)〜ミシェル・ベロフ/ジャン=フィリップ・コラール(p)(1973年)・・・管弦楽編曲に非ず、ピアノ連弾という息の合った軽快な躍動が堪能できる録音も半世紀前。当時若手のイメージだった二人もすっかりヴェテランとなりました。ブレンデル/クリーンの古い録音(1956年)を長く聴いていたけれど、こちらヴィヴィッドな舞曲としての勢い、リズム感もよろしく、なんといっても音質状態もよろしい。管弦楽版も大好きだけど、こちらのほうがぐっと親密に愉快な旋律を堪能できます。(タイミング・カウントはサボり)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
大学駅伝は事前予想を裏切って青山学園が駒大を打ち破って勝利!青春全部掛けてますよ、なんかとても眩しい。一昨日の羽田空港は海上保安庁に犠牲者は出たのは残念、満員の日本航空機に負傷者はあっても全員無事だったのは称賛されるべき「奇跡の18分」誘導だったそう。能登半島地震は日々犠牲者の数が増えていて、引き続き安否確認が続いております。現地では更に大雨、そして雪が降り出しているとのこと。支援物資が届かぬところもあるあるとか、なんとも自らの無力を感じております。2024年を迎えても前向きの意欲は湧かない、女房殿は婆さん経由梅田に出てなにか買い物したらしい。誘われたけれど、引き隠ってテレビとかYouTubeをぼんやり眺めてピーナツ喰ってました(←これが豚の素)。
左肩の奥に微妙な違和感があって、それはおそらく左腰、左膝、左半身全身症状かなと類推しております。大元要因は左腰か?昨日もいつも通りしっかりストレッチ済ませて、YouTubeエアロビクス基本+ちょっぴり激しい動き実施済。これを継続して市立体育館年末年始休み中の運動不足はさほど感じませんでした。今朝の体重は65.8kg▲200g、数日掛けて1-2kg減らしましょう。本日いよいよユルい筋トレ一週間ぶりに再開、食材はほとんど切れているので帰り道買い物に寄りましょう。
そんな動画の存在は最近知って、おそらくはコロナ時期に一気に普及したんじゃないでしょうか。これがなかなかええ感じに継続できました。
いの【本気のズボラダイエット】(これが凄く汗が出る)
カーディオ ワークアウト / Cardio Workout(シンプルだけど、じわじわ効く)
市立体育館にも単発5回連続?スタジオメニューは時々開催されるけれど別途有料、時間拘束もちょっと鬱陶しい感じ。設備が整ったスポーツクラブはもっと高価、なんせ市立体育館トレーニングルームは使い放題1,500円ですもん(シャワー付き/シルバー半額)本日1月分の更新。
Bruckner 交響曲第3番ニ短調(1873年第1稿)〜トーマス・ダウスゴー/ベルゲン・フィル(2019年)・・・Thomas Dausgaard(1963ー丁抹)による立派な演奏、最近第3番はこればっか、な初稿版、ちょっとしたブームでしょうか。第1楽章「Gemasigt, misterioso」から馴染みとはあちこち違った旋律に、速めのテンポに颯爽と流線型の洗練された切迫感、ベルゲン・フィルは思わぬ技量を発揮して驚かされました(19:22)なんといっても第2楽章「Adagio. Feierlich」にタンホイザーが引用されるのが衝撃的(16:02)カッコよくスリムに、リズミカルに突き進む第3楽章「 Scherzo. Ziemlich schnell」は都会的センスに充ちてモダーンな感じ(6:08)第4楽章「Finale. Allegro」もスリムなサウンドに細かい音形のアンサンブル、緊張感に勢いを感じさせて洗練された終楽章でした。(15:01)やや軽量なサウンドだけどベルゲン・フィルはパワー不足?そんな先入観を一掃させる充実ぶりでした。音質も良好。
Bruckner 交響曲ヘ短調(第00番/1863年)/弦楽五重奏曲ヘ長調より「Adagio」(弦楽合奏版)〜ウラディミール・アシュケナージ/ベルリン・ドイツ交響楽団(1998年)・・・これはニ管編成の習作。かつて幾度かゲオルグ・ティントナーを聴いておりました。
初拝聴当時曰く
神秘的な原始霧、”ブルックナー・リズム”(3連符+2連符、またはその逆)はあまり出現せず、素直でわかりやすい叙情的な旋律は意外と親しみやすいもの
アシュケナージのBruckner録音は珍しいと思います。作品的に演奏云々するようなものではないかも。第1楽章「Allegro molto vivace」は前に書いた通り例のBrucknerらしさの欠片もない、ありがちに浪漫的な旋律(16:10)第2楽章「Andante molto」牧歌的な風情に穏健、素直な旋律が続く緩徐楽章(11:54)第3楽章「Scherzo: Schnell」これは後年の片鱗をちょっぴり感じさせるリズムだけど、やっぱり印象は弱い(5:24)第4楽章「Finale: Allegro」も素直に平明だけど、あまりに平穏なフィナーレでした(10:24)。「Adagio」はさすが後年の作品、たっぷり神秘と陰影に溢れて美しい陶酔。ここでのアシュケナージのデリケートな節回しは立派なもの。(16:13)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日夕方羽田空港で着陸事故炎上、乗客は無事避難したみたいだけれど、空港は閉鎖、正月に混雑する時期に大混乱でしょう。大地震は能登半島地震という名前になったのか、石川県では50人を超える人が亡くなったとか、負傷したり家屋倒壊して冬の最中(さなか)に避難されているひとはもっと多数でしょう。珠洲市では「市内の9割が全壊か、ほぼ全壊」とのこと。(現地からのブログに詳細情報有)幾度余震も続きます。2024年日本は不穏な始まり、こちらは相変わらず平穏無事というか、年中正月みたいなもんですよ。
そろそろ自家製ヨーグルトが切れそうで牛乳が必要なんやけど、買い物にも出掛けず引き隠り状態(豆乳で代替予定)大学駅伝など眺めてぼんやりしておりました。彼(か)の若者たちの真っ直ぐに真摯、懸命な疾走を見ていると誰彼かまわず応援したくなるもの。朝一番洗濯ストレッチして再び【早歩き20分】スピードウォーキングで健康とスリムを手に入れよう!YouTubeに鍛えても、昼は蕎麦を喰って、夕方(余りもの)カレーにナン+サラダを喰ったらハラ一杯、今更【全身痩せ】7日間で脂肪を落とすための運動を加えても時既に遅い。情けない正月三が日の結果、今朝の体重はとうとう最悪な66kg+500g。本日からこんどこそ!真剣に減量必須。左肩に微妙な違和感も気になります。
テレビ番組はオモロないのでYouTubeばかり眺めて、訪日外国人のありがちな日本礼賛さておき、あかんとこ! の指摘が参考になります。(1) あらゆる交通機関が高い。タクシー電車バス高速道路等すべて (2) 果物類が異様に高い(品質も高いけれど) (3) 未だに現金決済しかないところが存在する (4)労働時間、実質拘束時間が長い(Karoushiという言葉は世界に通用する(涙))・・・ そんなところかな。自分は訳の分からぬ”ガイジンさん向け”ウケ狙い、品質や味が洗練されぬ喰いもんとか、一部ややぼったくり(?)も気になります。コンビニが礼賛され、日本の若い世代や、やや遠い広いショッピングセンターに通えぬ高齢者にも便利と思います。品揃え、商品の品質向上努力磨き上げはお見事だけど、そこに働く人々の低賃金、厳しい労働も現実でしょう。インバウンドは地震に驚いたやろなぁ、きっと。交通も大混乱だし。
Brahms 交響曲第1番ハ短調+第2楽章「Andante」初稿/大学祝典序曲〜チャールズ・マッケラス/スコットランド室内管弦楽団(1997年)・・・Brahmsの交響曲は不遜にもいささか食傷気味、それはあくまで個人的な嗜好の問題です。モダーン楽器室内オーケストラ編成による演奏は引き締まって、薄さ迫力不足を感じさせぬスッキリマイルドな響き、充実した推進力を誇って、意外とテンポも浪漫に揺れ動きます。わずかにポルタメント奏法も出現。いつもはものすごく立派に仰々しい第1楽章「Un poco sostenutーAllegro」出足はさっぱりと軽快な始まり、提示部はもちろん繰り返し。(15:33)第2楽章「Andante Sostenuto」も勿体つけた詠嘆に非ず、流れはスムースにていねいな歩みに、涼し気な地味渋系のサウンド。ヴァイオリン・ソロもホルンも味わい深いもの。(8:55)第3楽章「Un poco Allegretto e grrazioso」はスケルツォに非ず間奏曲的な楽章とのこと。ここはさらりと流して抑制気味、中間部もあまり大きく詠嘆いたしません。(4:16)第4楽章「Adagio-Allegro non troppo,con brio」軽過ぎず速すぎず、そしてあわてず、しっかりと間をとって入念なフィナーレへ。推進力はあるけれど重すぎない流れ。(16:37)初耳の第2楽章初稿が収録されるのも配慮あるものでしょう。出足はほとんど同じ、やがて途中平穏素直な聴き慣れぬ旋律に変化するものでした。ヴァイオリン・ソロは出現しません。(8:42)序曲はどういう加減か金管がずいぶんと古雅に響いて、ほとんど古楽器風に素朴、すっきりと勢いのある演奏でした。(9:46)
Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」/R.Strauss 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」〜ヘンリー・ルイス/ロイヤル・フィル(1968年リリース)・・・Henry Lewis(1932-1996亜米利加)は亜米利加で活躍した指揮者、マリリン・ホーンの夫君だったとのこと。英DECCAが誇るPhase4録音は低音も効いて臨場感抜群、ロイヤル・フィルも好調。第1楽章「Allegro ma non troppo(田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め)」から中庸に落ち着いたテンポ、細部かっちりと仕上げて諄々とオーソドックス、安寧の落ち着いた雰囲気に充ちて、わずかなテンポの揺れに高揚も充分でしょう。提示部繰り返しはなし。(10:06)第2楽章「Andante molt mosso(小川のほとりの情景)」も同様、小鳥の呼び交わしも美しく、弦との呼応、各パートの声部もクリアに浮き立ちます。ロイヤル・フィルの木管は美しいですね。(12:38)第3楽章「Allegro(田舎の人々の楽しい集い)」の牧歌的な風景(6:08)第4楽章「Allegro(雷雨、嵐)」はバランスを感じさせる迫力(3:59)第5楽章「Allegretto(牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち)」は悠々と歌って(10:40)これは数多い名曲「田園」の録音中、出色の存在でしょう。R.Straussもキレのよろしい演奏でした。(15:50)
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
元旦早々夕方、全国的に大きな地震発生最大7、こちらも震度4、けっこう長く揺れました。石川県に5mの大津波警報(実際は不明)新潟県富山県に3m、北海道から山口県迄日本海側に1mの津波警報も出ました。実際はあまり良くわかりません。停電もあったとか、先日大雪に停電した近くですか?テレビはすべて正月番組を中断、地震速報に切り替わっておりました。新年早々たいへんな被害、せっかくの帰省や家族旅行、インバウンドの皆様も驚いたことでしょう。能登半島の方で火事の様子とか、金沢駅での電光掲示板の揺れ、そして停電もリアル。家屋倒壊して下敷きの方といらっしゃるとか、ビルの倒壊もあったよう、未だテレビ報道では全貌が見えません。余震も続いて、この寒空に被災地の方々は不安なことでしょう、散々な2024年の始まり。なにか細(ささ)やかでも力になれると良いのですが。
唯一楽しみにしている「相棒」正月特番は無事放送され、外枠の地震情報が画面に邪魔だけどそれは仕方がない。ラストシーンに大きな余震があって、中断されました。
(以下地震前の予定原稿/ノンビリしていて申し訳ない)ちょっぴり小雨もぱらついたけれど、まずまず温暖な元旦を過ごしました。昨年年賀状始末を案内したけれど、やはり何通かは届くもの、それについては返信は必要でしょう。夜にその分のみ印刷いたしました。いつも通りのヘルシー朝食後、いつも通りの洗濯、そしてストレッチ・スクワット腹筋しっかり。更に【早歩き20分】スピードウォーキングで健康とスリムを手に入れよう!YouTube眺めつつ実施するのも市立体育館お休み中だから。途中CMが入らぬのが良心的ですね。約束通りポテトサラダを作って、彩りの金時人参、大根のカンタン酢漬け、もちろん玉ねぎ(電子レンジして)ゆでたまご入、マヨネーズの隠し味にオイスターソースを加えました。10時半に義弟が迎えに来て、更に婆さん宅+女房殿をピックアップして弟宅には更に二家族孫計3人、更に更に明石より息子とお嫁さん、孫二人到着いたしました。ウチの孫はほんま好き嫌いが多くて、あまり喰わんのです。息子が小さい頃もたしかそんな感じだったと記憶します。
下の孫は明日2歳の誕生日、人見知りがひどくてママの抱っこ継続中・・・かと思ったら再従姉妹(?)小学校2年生だっけ、すっかり仲良くなって嬉しそうに手をつないでおりました。もうじき94歳の(曾)婆さんを車椅子に載せて野崎観音にも全員でお参りしました。1歳(明日2歳)と4歳(になったばかり)の孫も元気一杯に長い階段を登りました。9,000歩稼いでも出されたお節は全部喰って、ほか数人の嫌いなものも回ってきて完食、これでは節制になりません。昼過ぎ帰宅して【食後の8分間で血糖値を下げる】室内ウォーキングで痩せ体質になろう!〜実施したのはほんの気休めです。
今朝の体重は65.5kg現状維持。なにが2024年はチャレンジ! だよ、笑かしちゃいけないよ。地震に遭遇して苦しんでいらっしゃる人もいるのに。
Ravel 逝ける女王のためのパヴァーヌ/ラ・ヴァルス/ボレロ(1958年)/Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」(1953年)〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団・・・ピッツバーグ交響楽団の音楽監督在任は長期1952-1976年。2009年にRavelを聴いていて、今回はそのステレオ音質が良好なこと、飾りのないストレート系表現を基本に、亜米利加のオーケストラとは思えぬデリケートな洗練された仕上げに驚かされました。(6:34-11:35-15:53)「春の祭典」は2015年に拝聴済
色気も熱気もちゃんとあって、オーケストラが上手過ぎて表層を流れることもないアツさ充満! 技量的に充分な輝き、厚み、爆発があって爽快そのもの
それはその通りなんやけど、こちら残念モノラル録音。前半のRavelがクリアな音質だっただけに、続けて聴くとちょいと音質的に聴き劣りしました。そこで気分を変えて、改めてこれのみ再聴いたしました。虚心に耳を傾ければ、アンサンブルの集中力とオーケストラの粗野にパワフルな迫力たっぷり、これは間違いなく稀有な完成度を確信いたしました。(3:32-3:20-1:25-3:35-1:57-0:43-0:23-1:13/4:23-3:07-1:25-040-3:16-4:33)
J.StraussUワルツ「ウィーンの森の物語」/芸術家のカドリーユ/エジプト行進曲/鍛冶屋のポルカ/喜歌劇「ジプシー男爵」序曲/シャンペン・ポルカ/ワルツ「酒、女、歌」/ポルカ・シュネル 「観光列車」〜アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団(1966年以前)・・・(昨日来)新年はこれ。いつからでしょう、ウィーン本場物を求めなくなって、現在の耳にはウィリー・ボスコフスキー(Willi Boskovsky, 1909ー1991墺太利)のDecca録音はユル過ぎと感じるし、ヨハン・シュトラウス管弦楽団は音質、アンサンブルとも満足できなくなりました。かと云ってロリン・マゼール以降のニュー・イヤー・コンサートはかっちり細部描き込みが堅苦しい〜なんて云うほど熱心には聴いておりません。こんな亜米利加の維納円舞曲なんて!そんな先入観は無用、愉悦感たっぷり、オーケストラも上手いし、ちょっと立派過ぎだけど、たっぷりゴージャスなサウンド、音質も極上。これはLP復刻音源みたいだけれど、現役音源じゃないのが不思議なほど。誰でも知っている「ウィーンの森の物語」はちゃんとツイターが入って優雅な風情、ヴァイオリン・ソロで代替していないのが立派。(10:45)「芸術家のカドリーユ」は有名旋律メドレー/Mendelsshon 結婚行進曲/Mozart 交響曲第40番ト短調K.550第1楽章「Molt Allegro」/Weber 歌劇「オベロン」よりアリア/Chopin ピアノソナタ第2番変ロ短調の一部旋律/Paganini ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調「ラ・カンパネルラ」より/Meyerbeer 歌劇「悪魔ロベール」よりアリア/Ernst ベニスの謝肉祭/Weber 歌劇 「魔弾の射手」よりアリア/Mozart 歌劇「魔笛」よりアリア「私は鳥刺し」/Beethoven 「トルコ行進曲」/ヴァイオリン・ソナ タ第9番イ長調「クロイツェル」より第2楽章「Andante con variazione」が次々と登場します。(4:52)「エジプト行進曲」には団員のスキャットが入り(4:12)「鍛冶屋のポルカ」は蹄鉄の音も賑やか(2:46)有名な「ジプシー男爵」も最高(7:08)「シャンペン・ポルカ」にはもちろんコルクを抜く音も盛大(2:50)ゴージャスに華やかな「酒、女、歌」はちょっと立派過ぎだけど(9:30)ラスト「観光列車」の元気いっぱいな疾走+警笛もユーモラスでした(2:40)最高。
2024年1月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
ぐずぐずだらだらの大晦日を乗り越えて、新鮮に神聖な気持ちに新しい2024年を迎えました。朝は曇ってけっこうさむいですね。写真はご近所のウソ舞台古墳、ただの瓦礫も見方を変えればそう見えるかも。閑話休題(それはさておき)これから10時過ぎに迎えに来て、弟宅にて親戚一同集まって新年会。昨日のうちに女房殿は黒豆を運んでおりました。昨日(昨年)もいつも通りのヘルシー朝食+珈琲、先日ポン酢に漬けた伯剌西爾産の鶏肉を解凍したままだったので、唐揚げに仕上げて2-3個喰って、残りは婆さんのところに持って出掛けていきました。洗濯は小雨模様に室内干し、年末年始は真面目にストレッチスクワット+腹筋済ませてから「【血圧を下げる運動】ウォーキングと軽い筋肉運動で血圧を整えよう」YouTubeにてひと汗かきました。ほんま効きまっせ、これ。でも、終日引き隠り状態。
夕方うん!と早目に一人用おせち+缶ビール大一本(サントリー生ビール/トリプル生)。お腹一杯になっちまったので蕎麦は喰っておりません。あとはYouTubeをぼんやり眺めて、主に音楽を聴いておりました。2024年チャレンジ! 決意からほど遠いゆるゆる、なんの代わり映えもない年越し也。本日は餅でも喰うて、ストレッチ+YouTubeエアロビクスのちょっと激しいやつにトライして、持参用ポテトサラダを作ります。今朝の体重は最悪の65.5kgわずか一日で+500g、今日は食事控えめはムリやなぁ、困った。出すべきもの方面もいまいち不調、昨年喰うたものがハラに残っている感じ。
音楽は気分的にほとんど聴いていなくて、以下は在庫メモより。
Ziehrer ワルツ「ウィーンの市民」/Gungl ワルツ「アモレット・ダンス」/Ivanovici ワルツ「ドナウ川のさざなみ」/ Ziehrer ワルツ「ウィーン娘」/Lanner ワルツ「シェーンブルンの人々」/ Lehar) ワルツ「金と銀」 〜ヘンリー・クリップス/フィルハーモニア・プロムナード管弦楽団(1960年頃)・・・Henry Krips(1912ー1987墺太利→濠太剌利)はJosefの弟。濠太剌利にて活躍したらしい。このオーケストラは実質上フィルハーモニア管弦楽団? アンサンブルも音質も優秀。ちょっぴりマニアックな作品揃えて「ドナウ川のさざなみ」は逆にあまりに著名すぎて、なかなかふだん聴けぬ作品でした。(ド・シロウトが思い描くところの)たっぷり雰囲気とリズムは本場っぽい優雅さを感じさせてものすごく楽しい、最高の一枚。(6:24-7:04-5:14-7:08-5:36-6:59)
Smetana 交響詩「モルダウ」/Dvora'k スラヴ舞曲ハ長調 作品46-1/変イ長調 作品72-8/Brahms ハンガリー舞曲第1番ト短調/第3番ヘ長調/第10番ト長調/Bolodin 歌劇「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」/Liszt 交響詩「前奏曲」〜ダニエル・バレンボイム/シカゴ交響楽団(1977年)・・・ここ最近体調が心配なDaniel Barenboim(1942-亜爾然丁→以色列)が若かった頃(パリ管時代)の録音。素晴らしいアナログ録音。長じて世界的巨匠となってからの録音は(申し訳ないけど)個人的嗜好としてはどれもそれなり、どれもいまいち、との印象が拭えません。しかし、これは良い演奏と作品が揃ってますね。東欧露西亜のオリエンタルやローカルな旋律はお馴染みばかり、テンポは中庸に走らず細部ていねいな仕上げ、かっちりとしたフレージング。パワフルにキレのよろしい重量級オーケストラの技量は名曲に映えます。泥臭い風情に非ずサウンドは都会的に洗練され、勢いも迫力もあって語り口はとても上手い。当時35歳か、たいした若者ですよ。こうした気軽な選曲も新年に相応しいでしょう。(13:03-4:09-4:36-3:09-2:34-1:46-13:12-15:56)