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音楽日誌

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2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

明日より7月、6月末というのにかなりの猛暑、本日は激しい雨の予報が出ている地域もあるようです。こちらは曇、昼から雨とのこと、さっさと洗濯を済ませましょう。幼児に夏風邪の一種流行とか、その種類かどうかわからぬけれど上の孫が発熱中、油断すると下の孫にも感染る可能性があります。全国あちこちで猟奇的な殺人事件が続いて、不穏な日々が続きます。昨日朝、市立体育館に出掛ける際、スマートウオッチとスマホ持参忘れました。道中往復4km、鍛錬中の心拍数などの記録は残らないけれど、気温も湿度も高くてすごい汗!いつもの筋トレしっかり実施。トレッドミル15分に心拍数は最高145まで上がりました。この間、比較的昼食の抑制を意識していて、結果今朝は64.6kg▲500g、ついに3年前の瞬間最低記録64.9kを(追風参考記録)クリアいたしました。病前4月よりから▲4kg、この水準を維持できるかがポイント。普通体重カテゴリーだけど、標準体重迄あと4kg以上あります。痩せることが目的に非ず、健康が大切なのはあたりまえ。尿酸値対策のひとつとして甘いものは一切摂っていないこともあることでしょう。ちょっぴりスナック菓子とか喫しているけれど、昨日夕方の料理はやや精進料理っぽいものでした。

日本中で急増しているらしい「マンション管理人失踪」…住民が青ざめた「最悪の異常事態」〜そんなネット記事を拝見。70歳の管理人が引退して、安い給料では次が見つからないそう。やっと申し込みがあった人はわずか2週間で辞めたとか。書籍がけっこう話題になったと記憶するけれど、マンション管理人ってお給料安いんでしょ?企業も儲からなくなって撤退するところも出ている話題はあちこち伺いました。感慨深ったのが、以前は企業から派遣され、その仕事ぶり人柄を見込まれて退職後はそのマンション管理組合から直雇用された女性。安い給料で週3回働いてくださって、出されたゴミは再点検して分別し直し、足の悪いご老人には(エレベーターがないらしいマンション)わざわざ運んであげていたらしい・・・彼女が辞めたあとはゴミ収集拒否(分別不充分)件のご老人はゴミが出せない。一気に環境悪化の道へ。

だから分譲マンションはアカンとか、そんな趣旨じゃありませんよ。安い給料で長く、誠実に誠心誠意働いた方は尊いけれど、それに甘え、支えられていた現実はどうなのか。なんかちょっぴり日本の現実の縮図を見たような気がしました。そんな仕組みはもう通用しないでしょう。

RCA GD60915Copland バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」(RCAヴィクター交響楽団1949年)/ピアノ・ソナタ/Bernstein 7つの記念日(1947年)/ミュージカル「オン・ザ・タウン」より舞曲(管弦楽団1945年)〜レナード・バーンスタイン(p)・・・Leonard Bernstein(1918ー1990亜米利加)が30歳そこそこだった頃の記録。音質はかなり良心的。とくにピアノ・ソロが貴重な録音でしょう。いつもの亜米利加の大衆的な旋律が堪能できる「ビリー・ザ・キッド」は東海岸の録音用オーケストラも上手く、元気のよろしい熱血演奏ぶりは当時から変わらない(3:25-4:07-2:18-3:26-1:46-2:12-3:12)ピアノ・ソナタ(7:59-4:44-8:42)も、自作Seven Anniversariesとも初耳作品。 For Aaron Copland (Nov. 14, 1900)「Allegretto semplice」(1:18)For My Sister, Shirley (Oct. 3, 1923)「Con moto」(1:07)In Memoriam: Alfred Eisner (Jan. 4, 1941)「Andante serioso, un poco rubato ? Molto piu mosso ? Tempo I」(2:37)For Paul Bowles (Dec. 31, 1910)「Moderato, senza calore」(1:10)In Memoriam: Nathalie Koussevitzky (Jan. 15, 1942)「Lento non troppo」(2:25)For Sergei Koussevitzky (July 26, 1874)「Adagio」(1:43)For William Schuman (Aug. 4, 1910)「Agitato, non troppo presto」(0:43)いずれ、バーンスタインの達者な技巧が冴えて、明るい旋律、例の変拍子など出現してわかりやすい作風でした。(1:17-1:02-2:37-1:07-2:23-1:42-0:34)「オン・ザ・タウン」はミュージカルよりノリノリのダンスを集めた4曲、ヴィヴィッドな変拍子が続いて元気いっぱい、亜米利加が未来への希望に溢れていた頃の雰囲気が感じ取れるもの。(3:07-3:17-1:56-1:45-2:54)

 TALRAC CD80170Shostakovich 祝典序曲/Wagner ワルキューレの騎行/de Falla 火祭りの踊り/Bizet ファランドール(組曲「アルルの女」第2番より)/Jarnefeldt 前奏曲/Chabrier 狂詩曲「スペイン」/Tchaikovsky スラヴ行進曲/Harvorsen ボヤールの入場行進曲/Enesuco ルーマニア狂詩曲第1番イ長調/Khachturian 剣の舞(バレエ音楽「ガイーヌ」より)〜エリック・カンゼル/シンシナティ・ポップス・オーケストラ(1987年)・・・Erich Kunzel(1935ー2009亜米利加)は1977年から44年に渡ってCincinnati Pops Orchestraを率いて全米たいへんな人気を誇ったとのこと。優秀な音質を誇ったTELARCへの録音はLPCD90枚分、かつては日本でも話題になりました。いかにも賑々しく華やかな作品揃えて、選曲音質とも最高! 演奏はオーソドックスと云うか、あくまで作品を聴かせるという立場に徹して、例えばストコフスキー辺りのサービス精神から遠いもの。ま、あまりムツカシいことを云わずに音楽旋律サウンドそのものを堪能すべき素直な(過ぎる?)表現でした。6:35-4:54-4:05-3:08-2:52-6:26-9:14-4:26-11:59-2:34。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は概ね曇って時々雨、気温はかなり上がって仕舞ってあって扇風機を出しました。そろそろエアコンの清掃も必要です。あちこち落雷とか雹が降ったり、またまた異様な猟奇的事件が発生しているようです。昨日は久々の皮膚科にウォーキングのみ、一ヶ月半長きに渡った右足指辺り痛風症状はほぼ治まったことを自覚、明日より尿酸対策の服薬再開予定、できるだけ日常生活で尿酸値を上げぬ対応を模索、甘いものは自粛(もともと甘党に非ず)珈琲や水分、天然ビタミンC、乳製品を多く摂って、お酒は月一回程度控えめにお付き合い程度に抑制を考えております。今朝の体重は昼夜通常の食事の結果65.0k▲100g、体調は既に戻っていて、これから市立体育館へ鍛錬に出掛ける予定、天候は曇り予報、雨は大丈夫そう。気温はかなり上がります。左腰のちょっぴり鈍い痛みが気になります。

昨夜待望の女子バレーは対土耳古戦、格上の強豪ですよ、高さもパワーもあります。セッターは関に替わって松井、長岡望悠二度の怪我を乗り越えて5年ぶり代表復帰、宮部藍梨も登場、第1セット第2セットと競り勝ったけれど、第2-3セットは日本のミスが目立って、土耳古にボロボロに攻められて流れは最悪でした。ところが!15点先取の最終セットは一気に先行できて流れは日本に、これは辛勝と呼ぶべきでしょう。次は阿蘭陀戦、楽しみに応援いたしましょう。

お仕事現役時代はけっこうビデオ予約をして録画しておりました。現在はいつでもテレビを見られる身分に至ったし、皮肉なことに見たい番組は減りました。先進医療ものドキュメントは大好きでたっぷり録画済、コロナ以降はそんな番組作成は難しくなったと思われます。2021年頃の「救急医療24時」みたいな録画を久々に拝見して感慨ひとしお、32週の妊婦さんが脳動脈瘤破裂、帝王切開して赤ちゃんを取り出したあとに脳の手術に成功、無事母子とも生命は助かってリハビリ病院へ転院する様子、ダンナや二人のお兄ちゃんの姿も微笑ましく、感銘をいただきました。若き救急救命医は奥様も救急救命のナース、江口洋介に憧れてその職を目指したけれど、残念イケメン医師ははいなかったとのこと。ダンナは「眼の前にいるでしょ」とつぶやいておりました。いろいろタイヘンとは思うけれど、荒唐無稽なドラマより医療ものドキュメント新しい番組制作求む!

reDiscovery RD088ディヴェルティメント ニ長調K.136/変ロ長調K.137/ヘ長調K.138/6つのレントラー舞曲 K.606/協奏交響曲 変ホ長調K.297b〜カール・リステンパルト/ザール室内管弦楽団/ジョセフ・ボップ(fl)/アンリ・ブーシェ(fg)/ハンス・クル(ob)/アンドレ・フルニエ(hr)・・・Karl Rstenpart(1900ー1967独逸)おそらく1960年頃のステレオ録音。音質は良好。16歳の天才による天衣無縫に明るい旋律が躍動するディヴェルティメント「ザルツブルク・シンフォニー」は(最近聴かぬ)思わぬ厚めの響きに驚きました。時代錯誤的な大きさに非ず、朗々と歌って明朗な表情、細部ニュアンスは入念、とても気持ちのよろしいリステンパルトの立派な統率でした。(4:07-6:13-2:32。4:25-3:30-2:02。3:45-4:42-1:56) 6つのレントラー舞曲 K.606はMozartが亡くなった年の作品。なんともシンプル、ノンビリとした枯れた無垢な小品は、注文に応じた職業的な作品なのでしょう。(0:55-0:56-1:07-1:03-1:10-1:22)真作と確定していない(改作?)協奏交響曲 変ホ長調K.297bは、誰がなんと云おうとその作風はMozartそのもの。ウキウキするようにファンキーな第1楽章「Allegro」、第2楽章「Adagio」は朗々と華やかに歌って明るい。第3楽章「Andantino」夢見るように楽しい変奏曲、管楽器の掛け合いは、かつてFM放送のテーマ音楽になっておりました。ソリストは存じ上げないけれど、おそらくは仏蘭西系の音色、ややノンビリとして明るい日差しのようなアンサンブルでした。こんな愉しい天才の作品は滅多に存在しない。(13:29-8:49-9:09)

Archiv 447 048-2Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/交響曲第41番ハ長調K.551〜トレヴァー・ピノック/イングリッシュ・コンサート(1994-95年)・・・Trevor Pinnock(1946ー英国)による交響曲全曲録音より。あまりに馴染んで、ちょいと食傷気味なラスト交響曲2曲は小編成、ト短調交響曲第1楽章「Allegro molt」はモダーン楽器に比べてちょっぴり速めのテンポ設定、響きは痩せ過ぎず、すっきりデリケートなもの。繰り返し実行が効果的。哀しみが疾走するト短調交響曲第1楽章「Molt allego」はマイルド・サウンドに激性を強調しない、力みのない表現に始まりしました。(7:23)第2楽章「Andante」も淡々とした歩みに自ずと哀しみが滲み出す風情でしょう。(11:21)第3楽章「Meuetto」も同様。コクの響きは粛々とアクセント刻んで、悲劇を強調しない。ホルンの重奏は痺れるような音色ですね。(4:48)第4楽章「Allegro assai」も急き立てるような風情皆無、音楽は優しくスムースに流れて、当たり前のイン・テンポ。ここもラストに向けてホルンが際立って厚みを感じさせて雄弁。(9:19)
偉大なるハ長調交響曲は第1楽章「Allegro vivace」は力強く大きく、円い音色のフルート、粗野な金管もティンパニのリズムもヴィヴィッドな始まり、アクセントも明快ででした。(11:16)第2楽章「Andante cantabie」ここも前曲とは雰囲気はかなり変わって、神妙な呼吸の深さ、表情の豊かさ、強弱の対比はかなり大きい。木管が魅惑の響きでした。(11:22)天女が天空から舞いながら降りてくる第3楽章「Menuetto」はシンプルにいきいきと賑やかなリズムを刻んで、金管の粗野な響き快い。(5:27)第4楽章「Molt allegro」は抑制の効いた古楽器演奏であることを前提に、かなりメリハリの付いた力強さを感じます。暗転する部分での木管の幻想的な響き、ラストのクライマックス、ホルン、チェロと続くジュピター音形のフーガはじつにジミに際立たない、これがオリジナルの姿なのでしょう(11:27)こんな演奏が現代のスタンダートと受け止めました。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

曇り空に猛暑が続いて30度C超え、気温は既に夏に至りました。今朝ついに蝉の声を確認。先日の神戸の異様な一家の行状、幼児虐待はもっとも憎むべき犯罪、憤懣やるかたない気分にどんよりしております。小さいこどもには無条件の愛と笑顔を注いであげないとちゃんと育たたない。昨日は朝一番に洗濯を済ませて、定例市立体育館へ。右足痛風症状完全沈静化迄あと一歩、病に倒れる前の負荷に筋トレ8機種9種+トレッドミル有酸素運動は6km/h傾斜付き15分しっかり、気温と湿度もあって盛大な汗を流しました。帰宅して耳鼻科へ、酷い風邪症状に一時発症していた副鼻腔炎は治まって、慢性的な痰の絡みの対応のみ、いつもの漢方薬をいただきました。ちょうど昼の頃合い、もともと好物でもダイエットに年1-2回を守っていたラーメンが喰いたくなりました・・・・

17日前京都OB会出席途中久々の外出が嬉しくて、京橋にてラーメンをいただきました。最寄り駅であるJR住道北側には「小麦の星」、以前鶏白湯に感激して、その時に煮干し中華そば煮干しい中華そばが気になって、長かった体調不良も癒えてそれを試したかった! 980円也。結果的には澄んだクセのない透明なスープは上々だったけれど、鶏白湯の感激にちょっぴり及ばない。それでも好物を充分堪能いたしました。日本のラーメンの多彩な個性、微妙な味の違いを海外からの観光客も愉しんでくださるでしょうか。ラーメンの翌日は+500gを覚悟の上、夜は通常の食事を摂って今朝、そっと体重計に乗ったら65.1kg! ▲100g、けっこうな運動量の成果でしょうか。このままダイエットは継続しつつ、日常生活に戻りましょう。今晩は女子バレーバレーボール、盛んな土耳古との対戦。

SK 58 950Mozart セレナーデ第10番 変ロ長調K.361(370a)「グラン・パルティータ」〜ズービン・メータ/ベルリン・フィル(1993年)・・・メータのMozart録音は少ないし、ハンスイェルク・シェレンベルガー(ob)カール・ライスター(cl)ゲルド・ザイフェルト(hr)マンフレッド・プリース(バセット・クラリネット)ライナー・ツェペリッツ(cb)等々カラヤン時代の名人揃えた記録は残念ながら忘れられている感じ。顔合わせ的に重厚濃厚纏綿なMozart!を想像したら、音質印象のせいか低音控えめ、余裕を以て爽やかに歌う演奏でした。各パート余裕の技巧に力みない麗しい音色、弾むようなリズムに非ず、しっとりとした流れを大切にしてよく歌う演奏でしょう。録音極上。優雅な旋律連続、正直なところ、このお気に入り作品だったらほとんど誰の演奏を聴いても、間違いない無条件幸福をいただけます。(9:35-8:39-6:15-4:54-6:55-1:13-1:18-1:17-1:15-1:15ー2:27-1:01-3:18)今回聴いた音源には+交響曲ニ長調「ポストホルン」(セレナード第9番 K.320より)〜クラウディオ・アバド/ベルリン・フィル(1992年)フィル・アップ・・・第1楽章「Adagio MaestosoーAllegro con Spirito」(7:46)第2楽章「Andantino」(9:50)第3楽章「Prest」(4:01)細身に引き締まったサウンドに軽快な佳き演奏でした。Mozartはいつも素晴らしい。

AddesRavel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)/ラ・ヴァルス〜マニュエル・ロザンタール/パリ・オペラ座管弦楽団/フランス国立放送合唱団(1957-59年)・・・10年ほど前に一部聴いていたもの、この時期にてややオン・マイクに恐るべき解像度、細部緻密に描きこまれた華やかな名曲を堪能できます。けっしてメカニカルに優れてはいないと思うけれど、この味わい深さ、オーケストラの響きはこれぞ仏蘭西!の雰囲気に充ちて、全編軽妙な響き、ニュアンスに富んで、びろびろの甘いホルンのヴィヴラート、セクシーな木管のが堪能できます。「老いた山羊飼いラモン」〜「全員の踊り - バッカナール」への粗々しい迫力も魅力的。Manuel Rosenthal(1904ー2003仏蘭西)はRavel直系の弟子。すっかり忘れられた音源だけど、いままで聴いたウチのヴェリ・ベストを争う演奏。(3:45-6:13-4:01-2:13-5:09-1:39-1:54-6:10-3:23-0:51-3:51-2:12-5:45-5:34-4:28)ラ・ヴァルスはモノラル録音?音質は少々落ちました。ずいぶんと素朴に頼りないサウンドけれど、これはこれで雰囲気はたっぷり。(17:18)


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝雨は上がってくもり空。露西亜の不安な情勢さておき、こちら日本の生活は続きます。円安なんですってね、株価の動きも含めて市井の引退爺にはさっぱり様子が見えません。昨日朝一番に歯医者に連絡したら、夕方ちょうど空いていて予約が取れました(半年ぶりの検査は問題なし。歯石を取ってもらいました/3,000円ほど)。6回目のコロナワクチン接種は集団会場に非ず、市のホームページにアクセスして対応してしてくれる医院を探して直接予約するそう。地図を見て、体育館帰りに寄れるところに電話したら「終了しました」とのこと、残念。比較的ご近所のところに連絡したら一ヶ月待たされました。激混み耳鼻科は本日予約できております。

久々に業務スーパーに行って、ごま油1,650gボトル入手1,680円也、これは一年前980円でしたよ、たしか。なにもかも値上げやなぁ、現役世代の賃金はそれに見合って上がっているでしょうか。理由はわからんけど、唯一値下がっているのが調整豆乳135円。歯科医も含めてけっこうなウォーキング8,000歩ほど、左腰辺りの微妙な痛みが気になります。しっかり自宅ストレッチも実施しました。今朝の体重は65.2kg▲100g。左手痛風症状ほぼ完治。問題の右足指の腫れはしつこくちょっぴり残って、既に痛みはほとんどないけれど、あと一歩の微妙な状態が続きます。音源ファイル点検整理は現在絶賛Mozart実施中、多くの発見と大胆な廃棄が続きます。まだまだ捨て方が足らん!と自覚しております。

K617030Mozart クラリネット五重奏曲イ長調 K. 581(シュタードラー四重奏団)/クラリネット協奏曲イ長調 K. 622(ジャン=クロード・マルゴワール/ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ)〜ジャン=クロード・ヴェイヤン(cl)(1992年)・・・音質極上。古楽器による柔らかなスムースな演奏。いずれ人生の諦念を感じさせる静謐、透明な心情を感じさせる名曲中の名曲を堪能いたしました。五重奏はソロ、弦楽四重奏とも心持ち速めのテンポに淡々とした表情に情感の堀を色濃く出さぬもの。Jean-Claude Veilhan(1940-仏蘭西)は名手、これが仏蘭西風の音色なのでしょうか。聴き馴染んだ独往系に比べてフレージングはデリケート、ちょいと鼻声に響きます。これはこれで落ち着いて味わい深い。8:47-5:44-6:08-9:05。協奏曲はいっそう古雅な響きに曇って、やや平板に奥行きの足らぬ音質。古楽器は編成小さく、ソロは雄弁に非ず、素朴な味わいに粛々と控えめな表現、低音が美しいと感じます。終楽章には自在な装飾音があり、足取りは重くならず、しっとりと抑制された風情が続きました。12:57-6:44-8:39。

SONY 19658710762Mozart ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311/第10番ハ長調 K.330/第11番イ長調 K.331〜藤田真央(p)(2021年)・・・心洗われるMozartの無垢なピアノ・ソナタ、トルコ行進曲付きは誰でも知っている名曲中の名曲。。ていねいなニュアンス、ムリのないテクニックの流れ、微妙に繊細な装飾音、絶賛も納得できる若者の記録でしょう。(1998-東京)こんなこと書いたらファンからは大顰蹙やろうけど、音色が素直過ぎて味わいや深みに足りないと思います。誰でも知っている平易な旋律に大ヴェテランの熟達は期待しないけれど、陰影らや躊躇い、自ずとにじみ出る愉悦、物語みたいなものに遠い。しばらく間を置いて再確認いたしましょう。Mozartはほんまに難しい。4:24-5:32-6:15。6:24-6:58-5:27。13:08-5:38-3:34。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

散々だった6月も最終週に入りました。本日は昼から雨模様らしい。左手首右足指とも90%ほど?の快復、日常生活に問題はありません。これからは再発させぬ取り組みと日常生活を両立させましょう。昨日は無事コロナワクチン接種後の発熱も癒えた女房殿に付き合って朝一番、3日連続の市立体育館行き。左手もすっかり痛みはなくなったので筋トレマシン8種、9種以前の負荷にて実施、すごい汗になったので有酸素運動は見合わせました。その後、切れていたヨーグルト(自家製の種用)他食材など買い物にも寄って、あたりまえの体調に戻りつつあります。

今朝の体重は65.3kg+300g、昼かなりしっかり喰った結果、筋肉が戻ったのかも。耳鼻科の予約は終わって、本日コロナワクチンと歯医者の予約をしましょう。露西亜の内部事情は理解できず、ダム破壊その後の住民の生活は見えません。

「大改造!!劇的ビフォーアフター」いったい幾度再放送再々放送を繰り返すのか。でもその度にいや増す感動、昨日眺めたスペシャル 「ほぼ外で寝る家」、美しい富士山の麓の街。妻を早く失って(60歳)元布団製造工場に一人住まう82歳、足腰はちょっと弱っても矍鑠として、深い顔の皺が実に佳い顔に至って悔いのない人生を送ったと類推いたしました。最近見ていないけれど「ポツンと一軒家」にもそんな爺さんが登場したことを思い出したものです。自分のなんとも中途半端曖昧な顔は、流されるように生きてきた結末、ここしばらく体調を崩してきっと人様には見せられぬような顔相になっていたことでしょう。こればかりは意識して変えられるもんじゃない。

Reader's Digest RD4-19Johann Strauss 円舞曲「美しく蒼きドナウ」/トリッチ・トラッチ・ポルカ/円舞曲「ウィーン気質」/ポルカ「浮気心」/皇帝円舞曲/( Joseph)円舞曲「天体の音楽」〜チャールズ・ゲルハルト/ナショナル・フィル(1968年)・・・馴染みの旋律揃えて、Reader's Digestの5枚組LPの一枚・・・らしい。たしか英DECCAのチームが録音担当したはず。Charles Gerhardt(1927-1999亜米利加)はレコード業界に活躍した名プロデューサーであり、自ら指揮編曲も手掛けて録音を残したそうです。まずまず雰囲気ある音質、ロンドンの録音専門オーケストラを率いて、誰も知っている佳き選曲、さっくりとオーソドックスな演奏はよくまとまってていねいな仕上げ、作品の懐かしくも気軽な風情を邪魔しておりません。9:43-2:41-9:52-2:30-10:27-9:18。

Oehms Classics OC605Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第2番ニ長調〜ジョヴァンニ・アントニーニ/バーゼル室内管弦楽団(2004/5年)・・・2014年に彼の「英雄」を聴いて、あまり芳しい印象を得なかった記憶はカンチガイか。古楽器をかなり取り入れて、小編成スリムサウンド、ガット弦+クラシカル・ボウ使用、対抗配置とのこと。Beethoven初期青春の作品である第1番ハ長調交響曲は中庸のテンポに溌剌とした表情、明るく引き締まったサウンド、勢いに溢れた魅惑の演奏。響きが痩せたり、素朴に過ぎることもない力強いスリムな響き。一貫して高いテンションとアツい響きを堪能できました。8:53-7:30-3:21-547。
こちらも溌剌とした青春の風情を堪能できる大好きな第2番ニ長調。第1楽章「Adagio-Allegro con brio」は、ものものしい序奏から、やがて速めのテンポにモウレツな勢い軽快のりのりに疾走します。その輝かしさに手に汗握る興奮!第2楽章「Laraghetto」はBeeやんが残した最も美しい旋律のひとつ、これは颯爽として淡々と清潔な風情にリズムが弾みます。第3楽章「Scherzo-Allegro」も力みなく、流れのよろしいスタンダード。第4楽章「Allgro molto」も心持ち速めのテンポに気分が高揚します。11:25-10:22-3:49-6:15。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日日曜。天気は引き続き保ちそうです。烏克蘭を巡る露西亜内部の動きは報道されても、ダム破壊の被害その後はどうなっているのか、なかなか見えぬ不安があります。

昨日終日曇って、気温はそれなりに上がりました。朝には左手首八割ほどの快復を自覚、フロの残り湯もバケツに汲み出せるほどに、女房殿は婆さんのところからかなりの洗濯物を運んできたのでしっかり洗濯しておきました。モデルナ接種の翌日朝、女房殿は37.8度Cの発熱、解熱鎮痛剤を服用して耳鼻科通院同行に出掛けたたものです。自分は昨日朝、コロナ最中2020年以来の65.0kg、今年の最悪期より▲4kgを達成しても、それは数日動きが取れず筋肉が落ちただけの可能性有、昼頃筋トレに出掛けました。道中往復軽くゴミ拾いができるのも体調改善の証拠(幾度もかがむ行為はけっこうな負担有)トレーニングルームではムリせず負荷を落として軽く筋トレマシン5種のみ。有酸素運動は往復4kmの道中に代替のつもり。いつもと出掛ける時間が違って、本格的ウェア着用の熟年夫婦が入念に鍛えているのを目撃いたしました。自分のラフなTシャツ、短パンとは大違い。

今朝の体重は65.0kg現状維持。左手首、そして延々と長引く右足の痛風症状はあともう一歩で全快予定。フライパンもフツウに持てるようになって、調理復活しております。

あとはいつものヲタク趣味に引き隠って、Mozart辺りの音源をごっそり点検整理廃棄中。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済。夜は愉しみにしていた男子バレー仏蘭西ラウンドは強豪対亜爾然丁戦。今回も西田を休ませて宮浦先発。第1セット第2セットは伯剌西爾戦よりカンタンに奪取できて、ところが日本の戦法に対応してきた第3-第4セットは亜爾然丁が競り勝ち、流れ的にこのまま負けるのか! そんな心配をしていたら第5セットは一気に勝利。石川の足のトラブルはたいしたことはなかったのでしょうか。高橋藍宮浦絶好調、山内小野寺の高身長ミドルブロッカーももちろん、リベロ山本のディフェンスは痺れるほど。もちろん司令塔関田のトスワークも最高、3-2熱戦を制して8連勝。次が愉しみです。世界の男子バレーは一時、パワーばかりでラリーが続かずにオモロなかったけれど、強烈スパイクを拾ったり、巧みなワザや変幻自在のトス回しも見どころいっぱい。来週の女子バレーにも期待しております。

SICC2163Beethoven 交響曲 第2番ニ長調/第7番イ長調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1964年録音)・・・バーンスタイン48歳の記録。音質印象含め薄く腰の軽いメタリックな響き、粗いアンサンブルは欧州の落ち着いたものは違って、エネルギーに充ち溢れております。青春躍動するニ長調交響曲は第1楽章「Adagio molto-Allegro con brio」から汗水飛び散らして全力疾走、この熱気に共感できるか、このサウンドに耐えられぬか聴手を選ぶところ。(12:41)第2楽章「Larghetto」はBeeやんが生み出したもっとも美しい旋律のひとつ。ここも前のめりの情熱を込めて浮き立つような緩徐楽章でした。(11:45)第3楽章「ScherzoーAllegro」はパンチの効いたリズム感、響きの濁りを許容できるか微妙だけど、勢いは充分でしょう。(2:14)第4楽章「Allegro molt」熱気はラストまでそのテンションはいや増すばかり。聴手は体調充分に、落ち着きとは無縁の元気を受け止められれば快い汗と感じることでしょう。(6:16)
舞踏の聖化・ニ長調交響曲はニューヨーク・フィルとの再録音。前曲と同時期の録音はサウンド・アンサンブルも雰囲気は同じです。第1楽章「Poco Sostenuto-Vivace」はやはり響き薄く、粗いアンサンブルに前のめりの始まり。作品的に成熟を深めて、熱狂的な疾走はやや控えめでしょう。提示部繰り返し。(14:33)・・・と、ここ迄続けて聴いて、どうしても粗野なアンサンブル薄く濁った響きに耐えられずいったん終了。バーンスタインの旧全集は廃棄するか逡巡中。

独CBSBarber 弦楽のためのアダージョ(1971年)/Bartok 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(1961年)〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル・・・この作品組み合わせはネットであまり探せなくて、写真はBartok独CBS盤。たっぷり表情豊かに濃厚な哀悼が感じられる「Adagio」(10:01)。クール怜悧な恐怖を感じさせるBartokもいつになく熱気を孕んで表情豊かにわかりやすく、分厚い響きに魅了されました。(9:13-7:02-6:58-7:23)


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は朝のうち小雨、あとは終日曇り空。本日週末は30度C超えが予想されております。ガソリン・スタンドに「170円」を目撃、自家用車を持たぬ自分には関係ないけれど。

タイタン号は残念な結末に至って、大富豪の夢も深海に消えました。こちらぐっとスケール小さく情けない、場末の痛風爺はじっと隠棲して快復を待つ日々。昨日朝力の入らぬ左手をかばいつつ(フロの残り湯は汲めない)洗濯物を干してからお気に入り980円カットを目指しました。いつもは小一時間ほど待つのに、小雨模様のせいか一番乗り、ほんの10分ほどで終了して、そのまま体育館に移動したのは右足指の痛みかなり軽減していたから。左手が使えないので有酸素運動トレッドミル6km/h15分(傾斜なし)筋トレマシンは混んでいて、左手に負荷の掛からぬのを2種のみ選んで終了いたしました。この間断続的にトレーニングは続けて帰宅後は不快な疲労感に倒れて、昨日は久々爽快な気分、夕食もちゃんと仕立てました。左膝の古傷は運動をサボると鈍く痛みが復活します。今朝は左腰にちょっぴり筋肉痛有。ストレッチが必要です。

コロナがまた増加傾向とか、沖縄には医療逼迫が迫っているとの報道。女房殿はモデルナのワクチン接種完了して、今朝微熱と左腕が痛いそう。自分も耳鼻科のクスリが切れ、前回歯医者の定期検診+歯石除去から既に半年、そしてコロナ・ワクチン接種の予約も必要です。右足指+左腕の痛風症状はあと一歩、なんとか6月中の完全クリアを目指して服薬再開したいところ。水分、珈琲、乳製品、ビタミンCを多く含む食品摂取で日常生活に戻しましょう。尿酸値コントロールには体重減も大切なんだそうです。今朝の体重は65.0kg▲300gこれは運動のせいか。とうとう4年前の目標最低値に接近しつつあります。

AMADEO LPBach イタリア協奏曲/Mozart ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K545/Schubert スケルツォ第1番 変ロ長調/スケルツォ第2番/Chopin アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調〜フリードリヒ・グルダ(p)(1965年)・・・2001年来の再聴。CDはとうに処分してすっかり失念、ようやく音源別途再入手できたもの。LP復刻はまずまず、やや落ちの音質でした(とくに盤面中心近く部分)。Friedrich Gulda(1930ー2000墺太利)はBeeやんのソナタを3回録音する古典的作品への姿勢とジャズへの傾倒、そして多彩なる魅惑の装飾音が連想されます。ここでのBach(11:56)Mozart(12:23)も端正にヴィヴィッドな表現に+あちこち装飾音が充ち溢れて、当時はこの演奏を作品のリファレンスにして、ようわからんかったけれど、いまならこの個性的演奏に驚くばかり。表現はしっとりオーソドックスでも、自在な装飾音の魅力はほかでは経験できない個性でしょう。Schubertのスケルツォに至っては現在に至るも作品に馴染んでいない(他の演奏をほとんど聴いていない)からこれが標準(4:21ー4:83)Chopinの「アン・スピ」はルービンシュタインが自分なり基準でありお気に入り、当時それに比べて愉悦が足りない・・・そんな感慨を抱いたけれど、現在の耳にはそんなふうに響かない。大ポロネーズは装飾音いっぱいにリズムが揺れ動くデリケートな演奏でした。でも、この部分自分の入手した音源は音質が落ちました。(13:43)

PHILIPS SFX8597Debussy 交響的素描「海」/夜想曲〜エリアフ・インバル/コンセルトヘボウ管弦楽団/オランダ放送合唱団(1969年)・・・Eliahu Inbal(1936ー以色列)33歳、メジャーレーベル初録音の記録。記憶では後年の再録音はなかった?はず。音質は良好。Debussy最大のヒット作品「海」の第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」は若者らしからぬ入念慎重な描き込みから始まって、オーケストラのコントロールに優れてもいまいち盛り上がらない。第2楽章「波の戯れ」には切れ味があり、第3楽章「風と海の対話」には颯爽とした勢いを感じたもの。筋肉質の知的な演奏。(22:44)「夜想曲」は「雲 (Nuages)」から繊細な抑制を感じさせて、緻密なサウンドも今一歩のマジックに足りぬ感じ。「祭 (Fetes)」は速めのテンポに、浮き立つような軽快さとリズムがあり「シレーヌ (Sirenes)」はデリケートにスリムな響きに入念な描き込み。ド・シロウト(=ワシ)が期待するお仏蘭西のアンニュイ、みたいなものとは無縁でした。(6:41-5:46-10:02)


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は雨のち晴れ、今朝はどんより曇り空。岡山の闇バイトとか長崎のコンビニ強盗、神戸の監禁、こどもが亡くなっている妙な事件、日本の安全神話は揺らいでおります。自分はじっと右足指と左手首の腫れ熱痛みの軽快を願って、身動きできぬ体調も相変わらず、寝たり起きたりを繰り返しました。状態は改善方向、珈琲カップは持てるようになったけれど左腕を使うマシントレーニングはムリとしても、有酸素運動くらいできないか、そんなことも考えております。床屋にもそろそろ行きたいし、歯医者さんの定期検診も予約したい。コロナのワクチンも検討しなくては。もう6度目でしたっけ?今朝の体重は63.3kg▲300g、エアリアル広瀬アリスちゃんのCM一袋喰ったりして、身動きしなかったのに不思議です。

男子バレー強豪伯剌西爾戦は熱闘!第1セット第2セットは相手のミスも目立って連取、ところが第3セット第4セットは日本の攻撃パターンに対応した伯剌西爾反撃連取、流れは一気に相手チームへ。この時点、勝利を一瞬諦めました。西田を休ませて、オポジット宮浦投入は成功、最終第5セットは石川高橋藍も活躍して3-2フルセット勝利7連勝、解説は「内容的に歴史的な瞬間」買った負けたということに非ず、その高い攻守の水準に感動的な試合でした。一日空けて土曜の亜爾然丁戦が楽しみです。

NAXOS 8573354Ravel バレエ音楽「マ・メール・ロワ」(前奏曲/紡車の踊りと情景/眠れる森の美女のパヴァーヌ/美女と野獣の対話/親指小僧/パゴダの女王レドロネット/妖精の園)/バレエ音楽「ジャンヌの扇」(Ravel ファンファーレ/ Pierre-Octave Ferroud 行進曲/Ibert ワルツ/Alexis Roland-Manuel キャナリー/Marcel Delannoy ブーレ/Roussel サラバンド/Milhaud ポルカ/Poulenc パストゥレイユ/Auric ロンド/Florent Schmitt 慈善バザーのワルツ)ジョン・アクセルロッド/フランス国立ロワール管弦楽団(2012年)・・・John Axelrod(1966-亜米利加)は欧州に活躍して、この意欲的な録音もなかなかの繊細な完成度。2010-2013年このオーケストラの音楽監督を務めたそう。音質極上、メルヘンの極み「マ・メール・ロワ」は全曲版、しっとり雰囲気のあるサウンドに小粋な風情が漂います。(3:50-3:51-2:48-5:25-5:33-5:05-4:25)「ジャンヌの扇」はマダム・ジャンヌ・デュボスト(どんな人なの知らない)の依頼によって当時の売れっ子作曲家が短い作品を寄稿したバレエ音楽。3人ほどは未知の名前、「ファンファーレ」はRavelの作品集に収録されることはあっても、ほかはまったくの初耳旋律。平易にわかりやすい夢見るように多彩な旋律が続いて、バレエ学校のこどもたちが踊る優雅に可憐な雰囲気が堪能できました。ラストの「慈善バザーのワルツ」は賑々しくて、全曲を締めくくるに相応しい。(1:34-3:29-3:52-2:06-3:26-3:42-2:11-1:58-3:37-4:54)あとで調べたら2017年に拝聴済でした。

Firebird KICC3619Wagner ジークフリート牧歌/楽劇「神々のたそがれ」よりジークフリートのラインへの旅/ジークフリートの葬送行進曲/ブリュンヒルデの自己犠牲と終曲〜朝比奈隆/大阪フィル/蘇我栄子(s)(1982年ライヴ)・・・あちこちの声を聞いても評価が高い記録。これは聴手(=ワシ)の体調不充分でしょうか。ゆったり目のインテンポ、大阪フィルは好調、パワフルに整ったアンサンブルに悠然としたスケールを感じ取れるけれど、大好きな旋律ばかり集めて心が高揚しない。聴手の体調問題か、仕切り直しが必要です。20:01-13:59-8:47-22:36。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝はしっとり雨模様。奄美大島では大雨による被害、あちこち地震が続いて、マイナ保険証の不具合も不安を呼んでいるようです。自分は登録しているけれど、通常の保険証を継続使用中。

一ヶ月以上?いつまでも腫れと痛みが残る右足指+一昨日より発症した左手首の痛みはやがて腫れて熱を持って耐え難い水準へ、典型的な痛風症状継続中。これは10日ほど前にそれなりに症状が収まって尿酸値を下げる服薬を勝手に一週間ほど再開したのがおそらく判断の誤り、痛風発作中に尿酸値を下げても、逆に症状を悪化させてしまうとのこと(そのロジックは不明とか)。鎮痛剤の成果か、左手首の痛みはやや和らいでも日常生活はムリ、体調もよろしくなく、終日寝たり起きたりを繰り返しておりました。濃厚野菜ジュースを中止してみたり(果糖があかんとか)豆乳→牛乳に替えたりしたけど、それになんの意味があるのか。YouTubeを眺めると珈琲、乳製品は痛風発作を抑える効果があり、ビタミンCは尿酸値を下げる効果があるそう(但し合成された錠剤はダメとのこと)キウイを食べておきました。でも、既に発作は起きてしまっているわけだから、まずそこのクリアが宿題(静かに待つしかない)それからの日常生活の見直しでしょう。

洗濯料理もすべて女房殿任せ、自分で作らぬと摂取量のコントロールが難しく昼喰い過ぎ(申し訳ないから)身動きもしない結果は65.6kg+100g。昨夜男子バレーは対玖馬戦3-0圧勝、全勝中。格下とは云え高さとパワーがあるチームでした。但し、ミスが多い。石川高橋藍絶好調、高さのある山内小野寺両ミドルブロッカー大活躍、西田も復調しつつあります。取りこぼしがない、20点以降のブーストが凄い。今夜の強豪伯剌西爾戦に注目。

Mercury Copland 交響曲第3番ホ長調〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(1953年)・・・Aaron Copland(1900ー1990亜米利加)は20世紀なのに平易に懐かしい旋律和声がわかりやすい作風。1948年初演(セルゲイ・クーセヴィツキー)3管編成。第1楽章「Molt moderato」は安寧の木管から壮麗な金管へ続いて、平和な風情が続きます。(9:21)第2楽章「Allegro molt」はホルンの雄叫びに太鼓が呼応して、金管も輝かしく、木管が細かい音形をユーモラスに疾走するスケルツォ的楽章。打楽器の低音や存在感、金管の輝きはこの時期にしてなかなかの音質でしょう。(7:42)第3楽章「Andantino quasi allegretto」は緩徐楽章。つかみどころのない不安な旋律が静かに続きます。中間部は可憐にユーモラスな舞曲が聴かれます。 (9:11)第4楽章「Molt deliberate(Fanfare)Allegro risolute」は有名な「庶民のためのファンファーレ」が高らかに輝かしく歌って、壮麗なフィナーレを迎えました。(12:19)初演からわずか5年後の録音、同時代の音楽を伝える意欲に溢れて、オーケストラの技量も音質も優秀です。

VOXBOX CDX5032 2枚組1,550円Ravel 左手のためのピアノ協奏曲〜アビー・サイモン(p)/ルイ・ド・フロマン/ルクセンブルク放送管弦楽団/バレエ音楽「マ・メール・ロワ」/ラ・ヴァルス〜スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ/ミネソタ管弦楽団(1975年辺りの録音?)・・・2010年来の再聴、待望のVOX音源CD4枚分再入手出来。Abbey Simon(1922ー2019亜米利加)は知名度やらメジャーレーベルに録音が少なく、ほとんど日本では話題にならなかったけれど、Ravelのピアノ・ソロ全曲も立派な演奏でした。ここでの「左手」は記憶よりずっと音質状態よろしく、オーケストラのアンニュイな風情と相まって、重厚かつユーモラスな風情が際立つ作品を軽妙デリケートに表現して、力みがない。テクニック的にも余裕を感じさせる演奏。2回ほどおもちゃの行進曲みたいなところが出てくるでしょ?そこが可愛らしくて大好きな作品です。(7:19-1:12-5:02-5:03)日本でもおなじみStanislaw Skrowaczewski(1923ー2017波蘭)はミネアポリス交響楽団に長期音楽監督を務め(1960ー1979/1968年にミネソタ管弦楽団に改称)これは優秀録音。「マ・メール・ロワ」は全曲版、正確であり緻密、各パートのニュアンスやバランス完璧、クールなメルヘン最高。「ラ・ヴァルス」は真面目にきっちり演奏すればするほど、作品の妖しさが際立つ作品。ティンパニの存在感は鮮烈、ラストに向けて激しく、盛り上がります。(30:08-12:26)


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日夏至。昨日午前中体調はかなり軽快して、ちょっと食材買い物もあったし、昼頃昨日果たせなかった有酸素運動トレッドミル15分+腹筋40回のみ実施、すると・・・再び体調は下り坂、ちょっぴり遠回りしてスーパーに寄って辛くも帰宅。倒れ込んでしばらく横になっておりました。やがて左手首徐々に激痛発症して原因不明。キーボード操作がやっと、昨夜は料理はできたけれど今朝はもうなにもできない、フロの残り湯を汲み出して洗濯も不可、着替えも四苦八苦状態。ちょっぴり熱と腫れが出てきたからこれも痛風症状なのかも。

昼休み時間のトレーニングルームは7−80歳辺り、かなり鍛えた感じの爺さま3人が熱心に交流(おしゃべり)しておりました。上下運動靴までブランド品に固め、但しTシャツはパンツの中に入れる団塊スタイル厳守。ほぼ毎日欠かさず朝一番にトレッドミル40分ほど熱心に継続されている(自分より)お姉さんは腰にコルセットを巻いております。きっと定期的な運動が健康の生命線なのでしょう。ところが数日お休み、久々に出てきたらトレッドミルならぬエアロバイク実施、右足に包帯を巻いてスリッパ、おそらく怪我をされたのでしょう。それでも、できる範囲の有酸素運動を継続する姿に頭が下がります。自分は本日おそらく身動き不可、定期が切れて今回は9回利用?1,500円/月の利用料は@170円ほど?

昨夜は男子バレー仏蘭西ラウンド第1戦は加奈陀と。けっこう高さもスピードも粘り強い守備もあって、格下チームを侮れません。結果は3-1勝利。石川盤石、高橋藍快調、西田もかなり復調、山内小野寺両ミドルブロッカーは高さを活かして大活躍でした。安心して応援できましたよ。今朝の体重は65.5kg現状維持。

Sergiu Celibidache (1912-1996)Wagner 楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死/Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調〜セルジウ・チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団(1966年ライヴ)・・・これはかなり怪しい音源だけど、音質良心的。当時は未だ最晩年の微速前進に非ず、常識的に洋々たるテンポ設定でした。燃えるように官能的な「トリスタン」の情熱的盛り上がり。(19:11)明晰なフレージング、朗々と伸びやかに雄弁な第1楽章「Bewegt, nicht zu schnell(運動的に、しかし速すぎずに)」は冒頭からホルンも強靭に爽快。第2楽章「Andante quasi Allegretto」はしっとり木管金管も美しい、慈しむようにていねいな描き込んだ緩徐楽章。情感の起伏も豊かに、晩年の入念に大きなスタイルが予見できます。第3楽章「Scherzo. Bewegt(運動的に)」は狩りのスケルツォ。ホルンの重奏、木管の細かい音形も速めのテンポに、縦線が気持ち良いくらい揃って切れ味よろしい推進力たっぷり。トリオの悠然たる対比も効果的です。第4楽章「Finale. Bewegt, nicht zu schnell(運動的に、しかし速すぎずに)」は強靭強面なメリハリ、優しい部分の対比、ラストまで粘り強くテンションが下がらない。エエ感じですね。ラスト、チェリビダッケの連続掛け声も聴けます。かつて苦手としていた作品はすっかりお気に入りとなりました。(71:59楽章間含む)

MPO 746935760090Bruckner 交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ミュンヘン・フィル(2019年リンツ聖フローリアン修道院ライヴ)・・・露西亜の烏克蘭侵攻支持表明に西側すべてのポストを棒に振ったValery Gergiev(1953-露西亜?オセット人)の素晴らしい記録。このオーケストラのBrucknerは別格でしょう。チェリビダッケほどではないけれど、第1楽章「Allegro moderato」よりゆったりとしたテンポ、息の長い豊かなフレージング、陰影の色濃いニュアンスに歌って、Brucknerが眠る聖フローリアン修道院の残響最高。Bruckner中屈指の美しい旋律が映える名曲中の名曲。第2楽章「Adagio」には悠々纏綿たる流れの果、盛大なる打楽器のクライマックスが待っております。第3楽章「Scherzo」第4楽章「Finale,Bewegt, doch nicht schnell(運動的に、あまり速くなく)」は通常のテンポに近く、時に息切れする演奏にも出会う最終楽章ダメ押しのメリハリ、迫力にオーケストラのパワー体力を感じたもの。22:39-25:18-10:11-13:24。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

新しい一週間が始まって、昨日月曜も好天・・・だけど、体調絶不調。朝一番に女房殿と市立体育館になんとか出掛け、負荷控えめにいつもの筋トレのみ辛くも消化したら限界、帰りの道中2kmがいつになく足取り重く、遠く感じます。女房殿は元気に婆さんのところに出掛けたけれど、自分はほぼ終日寝たり起きたり、なんとか夕食を仕立てたけれど、全身倦怠感、膝腰の鈍い痛みに苦しんでおりました。食欲もなく、今朝は65.5kg▲500gもあまり喜べません。音楽を聴くこともほぼ不可能。お仕事現役だったら休むべき体調でしょう。今朝はかなり快復傾向の手応え有。

5月寝たきり、6月に入ってもこんな体調に、自分は毎日祝日状態な引退生活だからすっかり忘れていたけれど、6月は残念、祝日がないとのこと。そういえばお仕事現役時代、6月はゲンナリしていたことを思い出しました。当時定曜日お仕事パターンだったので、祝日が続くとチームメンバーやスタッフさんのお仕事段取りに苦しんでいたことも懐かしい思い出になりました。引退前に買い貯めていたお気に入りボディソープが切れて、あれほどたくさんあったのに一年ちょっとでなくなるとは・・・類似のことは幾度繰り返して、あたりまえの感慨がありました。

(音楽の件はほとんどアリバイ)PRD250319DShostakovich 交響曲第9番 変ホ長調〜ズデニェク・コシュラー/チェコ・フィル(1981年)・・・ありそうでじつ珍しいZdenek Kosler(1928ー1995捷克)のShostakovich録音。軽妙にユーモラス、前後の大仰に大柄、劇的な作品に挟まれて特異に明るい個性を感じさせる「第9」は明晰にわかりやすい演奏でした。打楽器の種類は多いけれど、古典的な2管編成というのも珍しい。オーケストラも絶好調でした。Allegro Moderato (5:07)Adagio(6:58)Presto(3:05)Largo(3:38)Allegretto(6:22)

TELDEC WPCS-5501Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調/ロマンス ト長調/ロマンス ヘ長調〜ギドン・クレーメル(v)/ニコラウス・アーノンクール/ヨーロッパ室内管弦楽団(1992年)・・・Gidon Kremer(1947ー拉脱維亜)の再録音。カデンツァにピアノとティンパニが入って物議を醸すほど個性的、それは第2楽章第3楽章にも登場します。ヴィヴラートの少ない美音、颯爽としてスリムなテンポとリズム感、師匠であるオイストラフのまったり豊満甘美な音色も素敵だけれど、こちらのほうがずっとモダーン、クール端正に響いてスッキリスリムスマートな響き。Beeやんのもっと優しい、穏健な表情を堪能できる名曲を、たっぷり堪能させてくださる新鮮な演奏でしょう。24:13-9:01-10:00。6:05-7:43。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日日曜は睡眠不如意から体調いまいち、いつまでも右足親指腫れやや痛みも引きません。珍しく鈍い腰痛もあります。せっかくの好天に洗濯したのみ。ずっと引き隠って音源ファイル点検整理しておりました。外付け2TBのHDDはあっという間に届いて、あと数年でこんな便利にモノを運んで働いてくださる人は不足するんだそう。夕方婆さんのところから戻った女房殿を誘ってご近所くら寿司へ。数日前に女房殿誕生日、そして父の日だしね。ちょっぴり値上がりしたけれど、そこそこの質、味、安いもんですよ。それと例の危ういお客への対策とか?従業員の非接触システムは進んでいるようです。日曜の夕方、早めに出掛けたけれど、けっこうな家族連れに混んでおりました。こうして、さまざまなトラブル乗り越えて客足が戻って庶民の回転寿司が続くことを祈りましょう。北海道にて悲惨なバスとトラックの正面衝突にて5人死亡とか、あいかわらず大谷の24号ホームランのみが明るい話題か。詳細出ないけど、コロナも増えているそう。

夜は既に結果を知っている女子バレー東京五輪優勝強豪亜米利加戦。司令塔であるセッターが関から柴田真果に変わって、若いアウトサイドヒッター和田由紀子大活躍!石川真佑も頑張った。結果としては3-2で辛勝したけれど、コンビネーションはイマイチ、エース古賀がほとんど活躍できません。井上愛里沙、林琴奈を下げたのはチームの雰囲気を変えるためでしょうか。最終セットは圧勝でした。終日身動きせず今朝の体重は66.0kg+100g寿司の分だけ増えました。本日はしっかり鍛えるつもり。

Capriccio C5210Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜ツィモン・バルト(p)/クリストフ・エッシェンバッハ/ベルリン・ドイツ交響楽団(2013年)・・・Tzimon Barto(1963ー亜米利加)はボディビルダー。5年ほど前に第1番をちょろ聴きした記録は残っても、記憶も印象も残っておりません。全55:52、音質は極めて鮮明。茫洋としたスケールを誇る「ピアノ伴奏付きの交響曲」はお気に入り、とてもクールに遅いテンポ、細部慎重に、ていねい神経質クリアに描き込むのはソロも管弦楽も同じ姿勢。ちょっと走りそうなところもそのまま、決して急がない。この冷静さはちょっといらいらするほど、時に流れは停滞を感じさせる第1楽章「Allegro non troppo」(20:48)。切迫感溢れる第2楽章「Allegro appassionato」も同様のクール(9:31)。第3楽章「Andante」は愛の歌風情に表現スタイルが似合って、静謐に怜悧、チェロのソロも落ち着いた空気が流れました。(15:10)第4楽章「Allegretto grazioso」も一歩引いて、明晰な技巧を駆使してデリケートに走らない。(10:23)

 CBS LPBartok 組曲「不思議なマンダリン」作品19/二つの映像 作品10/二つの肖像 作品5〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団/アンシェル・ブルシロウ(v)(1962-3年)・・・LP復刻は音質極上、思いっきり凶暴な作品である「マンダリン」は明るい響きにパワフル、明晰に響きました。Anshel Brusilow (1928ー2018亜米利加)コンマス在任は1959ー1966年。「2つの肖像」第1曲はヴァイオリン協奏曲第1番とほぼ同じもの。この時期にして音質良好、オーケストラには名手が揃っておりました。19:38-16:15-13:44。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜も良い天気。本日の最高気温予測は30度Cとか。

昨日もヒマな無為無策の一日、洗濯はよく乾いて、未だに延々と痛風症状右足親指辺りの腫れがちょっぴり残って(どうにかならんのか)昼頃連続鍛錬を決意しました。往復4kmのウォーキングそのものがけっこうな有酸素運動、トレーニングは連続なのでトレッドミル5.5-6km/hゆっくり15分のみ+腹筋40回で終了。所要で出掛けていた女房殿から夕方「なにか買ってくるものある?」とのメールに「寿司」と返事しても行き違い、あわてて茄子の炒め物を作ってなかなか好評でした。ほか、久々に金時豆を煮たりしたけれど、常備菜の酢の物含めてまるで精進料理そのもの、今朝の体重は65.9kg▲200g。ここ最近、ずっと眠りが浅い自覚はあります。あとは延々とヲタク趣味であるクラシック音源DVD保存分ファイル点検整理廃棄、かなりの大物が読み取り不能になっておりました。女子バレーは格下独逸にフルセット敗北、コンビネーションがバタバタして、20点以降の詰め、競りが甘い。これがほんまの実力と思います。なんかガッカリ。

ガイジンさんの日本礼賛動画はもう飽きてしまったけれど、ちょっと前の感想少々。日本人のダンナと結婚してめでたく可愛らしい赤ちゃんも生まれたテリちゃんテリちゃんねる)は日本語堪能母国ジョージア在住。この動画に感心するのは現地の材料+Amazon入手で自ら日本料理を再現して、姉や母親に振る舞うこと。唐揚げ、コロッケ、メンチカツ、肉じゃが、牛丼、天ぷら、親子丼、餃子、ハンバーグ(!?)豚カツ、カツ丼、グラタン、炊き込みごはん、焼きおにぎり、等々・・・こうしてみると醤油、みりん(+酒の代わりにジョージアの白ワイン)顆粒だしは必須なのですね。現地の方々にはポン酢が好評なこと、なんにでも掛けるんです(ご飯にも!)マニアックやなぁ。かなりヘヴィな料理と思うけれど、感想は”軽い””胃にもたれない”とのこと。欧州の料理はやはり重いのか。和食の感想動画はたくさんあるけれど、自らトライ! というのが素晴らしい。調理法はすべてYouTubeにて検索したとのこと。日本人として負けられない。

【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済
DG-UK LPBeethoven 交響曲第1番ハ長調/第3番変ホ長調「英雄」〜アンタール・ドラティ/ロイヤル・フィル(1976年)・・・英国にてLP発売されて以来幻の全集と呼ばれた音源がCD復刻されております。Antal Dorati(1906ー1988洪牙利→亜米利加)ロイヤル・フィル首席在任時の録音(1975 -1978)。オーケストラは優秀と思うけれど、一部の手厳しい声には「幻のままであって欲しかった」との酷評有。数曲確認した印象は、細部曖昧さやら流したところは一切ない、噛みしめるようにかっちりと生真面目な楷書の表現に好感を抱きました。音質は上々。青春のハ長調交響曲は第1楽章「Adagio molto - Allegro con brio 」からあわてず、じっくりと腰を据えて明晰な響きに走らない。(9:41)第2楽章「 Andante cantabile con moto」はやや速めのテンポ、軽快に弾むようにリズミカル。(7:15)第3楽章「Menuetto, Allegro molto e vivace」は実質上のスケルツォ。ここも力みなく軽快なリズムにテンポは中庸でした。(3:47)第4楽章「Adagio - Allegro molto e vivace」も勢いに不足しないテンションの高さ、適正なテンポに満足いたしました。(5:51)
最近Beeやんと云えばこればっかり聴いている「英雄」も同様。第1楽章「Allegro con brio」から速めのテンポにアンサンブルの縦線が揃って、気持ちの良いすぱっとした音の立ち上がり。提示部繰り返しも彼らしい。明るい軽快な響きに大柄なスケールを強調しないスリムな響き、テンションと推進力は充分。優秀なオーケストラですよ。(17:13)第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」葬送行進曲は中庸のテンポに淡々とした歩み。(15:53)第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」も軽快な勢いにかっちりとしたリズムとアンサンブル、バランスのよろしい響きに途中ホルンの重奏は存在感は控えめでした。(5:51)第4楽章「Finale: Allegro molto」は清潔なフレージングに明晰な響きが続いて、スケールを強調しない。明るい響きに推進力は充分。(12:17)

EMI 6356572Bach ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV1046/第2番ヘ長調 BWV1047/第3番ト長調 BWV1048/第4番ト長調 BWV1049〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1972年)・・・メンバー詳細は2015年のコメント参照お願い。かつて大指揮者のレパートリーだったバロックの名曲もクラウディオ・アバド辺りでラストに至ったようです。(現役ではリッカルド・シャイーの2007年録音があったっけ)結論的に古楽器小編成の響きに慣れた耳には、ゴージャスな厚み重みを感じさせるサウンド、ところがその快いスウィング感、ノリ、落ち着いたテンポ、しっとり優雅な愉悦は筆舌に尽くしがたい魅力、音楽の本質は使用楽器に非ず、実直に誠実剛直な Adrian Boult(1889ー1983英国)の残された録音を拝聴して、失望したことは一度もありません。日本でもお馴染みだったGerald Jarvis(1930ー96加奈陀)やRodney Friend(1939ー英国)先頭に名人を揃えて、その妙技に惚れ惚れ、ロンドン・フィルも絶好調でしょう。第2番と第4番はリコーダー使用。(第1番)4:01-3:49-4:16-8:26。(第2番)5:27-4:14-3:07。(第3番)6:20-0:16-5:06。(第4番)7:09-3:19-5:15。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

梅雨の中休み、すかっとした気候が続きます。

市立体育館トレーニングルーム鍛錬を再開して、ここ数回、筋トレのみで力が尽きておりました。そこで昨日はゆっくり5〜6km/h(傾斜なし)トレッドミル有酸素運動15分より開始、気温も上がって、それだけでけっこうな汗。そのあと根性入れて続けて筋トレマシン8種鍛錬9種実施、ようやく以前の負荷に戻して実施、そうとうキツく感じます。往復ゴミ拾いの功徳も実施。途中、自転車おじさんが「ごくろうさまです」と声を掛けてくださいました。今朝の体重は66.1kg+200g。女子バレーは宿敵韓国に3-0ストレート勝ちの試合をBSにて拝聴、男子バレーのスピードとパワーを見慣れたから緩く思えて仕方がない。エース古賀を休ませて、控えメンバーを学ばせる余裕だったのですね。さすが韓国は美容の国、皆美しいお化粧が印象的でした。

YouTubeにて痛風経験者の貴重な体験談拝見。先月寝たきり断食状態から体重減、いきなり筋トレ復活したらひどい症状が出たことは数回書きました。(現在もちょっぴり右足指が腫れている)その前に一ヶ月ほど尿酸値を下げる服薬をしていて、そんなときにも発作が出るとのこと。鎮痛剤の常用は腎臓からの尿酸排出を抑制してよろしくないそう。ずっと服用していからなぁ。果糖はよろしくないそうで、これは毎朝愛飲している濃厚野菜ジュースに含まれて、困りました。あかんことばかりしてきたのか。珈琲は痛風防止に効果があるんだそう。水分が大切と医者にも云われたど、水だけでは効果なし、ブドウ糖とカリウムがポイントなんだそう。

酒はもちろんアウト、先週京都OB会にて少々呑んだけど基本禁酒中。ビール云々に非ず、アルコールならなんでも分解過程で尿酸ができるとのこと。但し、食物由来の要因は20%・・・つまり各々の体質。痩せ型、酒も週に一回くらい、贅沢品を大量に喰う習慣もない方(料理人)が痛風発作を連続させて、それを克服するための自分なり工夫をYouTubeにアップしておりました。食生活は現状特別に意識されていない(毎晩白子やあん肝喰う人はいないでしょう)週一回ほどの飲酒、ワカメの酢の物は連続して食しているそう。いろいろ勉強になります。

CFP 3822322Tchaikovsky 幻想的序曲「ハムレット」(ロンドン・フィル1974年)/Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」/Rimsky-Korasakov スペイン奇想曲/Borodin 交響詩「中央アジアの草原にて」/歌劇「イーゴリ公」序曲/Rimsky-Korsakov 序曲「ロシアの復活祭」(ハレ管弦楽団1988年)〜ヴァーノン・ハンドリー・・・Vernon Handley(1930-2008英国)に外れなし。どれを聴いても手応えは充分、このRussian Specutaclarも例外に非ず。パワフルにかっちりとして曖昧さのない「ハムレット」。残る情感豊かな露西亜名曲5曲も泥臭い風情皆無、整って洗練された響きはバランスよろしく賑々しく晴れやか、いかにも英国風とでも呼ぶのでしょうか。金管の技量はハレ管やや落ちだけど、立派。「ロシアの謝肉祭」は遅めのテンポにデリケートな仕上げ、ラストはきっちり走って盛り上げてくださいます。自分はこんな端正に真面目な演奏も好きです。音質は良好。18:26。10:57。1:16-4:24-1:17-5:17-3:24。6:23。11:00。14:50。

Henssler 98009Bach 第1番ハ長調 BWV.1066/第2番ロ短調 BWV.1067〜ヘルムート・リリング/オレゴン・バッハ音楽祭管弦楽団(1992年)・・・Helmuth Rilling(1933ー独逸)によるモダーン楽器一連のBach管弦楽作品を初めて聴いた時期は、My 古楽器ブーム真っ最中、そのあまりのオーソドックスな風情に”こんなフツウな演奏はもうエエかな?”そんな不遜な感想を抱いたものです。やがて幾度が拝聴機会はあって、その誠実な風情、リズムは先鋭じゃなくても美しいバランスを感じるようになりました。オーボエ2本が優雅に躍動する第1番ハ長調(6:24-2:29-3:30-1:22-3:35-2:36-3:47)ほの暗い魅惑のフルートが活躍する第2番ロ短調(7:35-1:45-2:18-1:49-3:12-1:17-1:24)。どんなスタイルでもBachはBach、しっかり作品の魅力を受け止めて音質も極上、ソロのクレジットが探せぬのが残念なほど魅惑の管楽器。フルートには装飾音がいっぱい。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

週末は好天。某隣国はまたまたミサイル2発発射とか、いったいなにをしたいのか?昨日朝、雨はしばらく大丈夫と思って洗濯したら、断続的な小雨模様、朝一番の買い物は傘が必要でした。しょうゆやネギ人参など必要なもの最低限入手して往復3.18km、歩行速度は4.98km/hで変わらぬけれど、わずかな距離がけっこうきつい。未だ、完全に体調は戻っていないと自覚いたしました。本日女房殿の誕生日。シワ改善のTVCMに出てきたモデルさんに「シワなんてないじゃないの」とツッコミ入れておりました。元気そうです。

梅田の百貨店女性トイレにて催涙スプレー?犯人はすぐつかまったみたいです。詳細経緯はわからぬけれど、なんか日本の安全神話も危ういなぁ、自衛隊の事件も衝撃だったし。大谷のホームランくらいかなぁ、明るい話題は。今朝の体重は65.9kg▲100g。禁断のピーナツやら菓子パンを喰ったけれど、不思議。女子バレーは宿敵韓国に3-0ストレート勝ちとの情報、動画を確認しなくては。

SMCD5028-2Bach ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調/第5番ニ長調/第6番 変ロ長調〜マリオ・ベルナルティ/CBCヴァンクーヴァー管弦楽団/スコット・ロス(cem)(1983年)・・・Scott Ross(1951-1989亜米利加)がモダーン楽器アンサンブルに参加した(らしい)珍しい音源。お気に入り作品はネットに見掛けたら際限なく入手するようにしていて、これも偶然の出会い。小編成によるオーソドックスな演奏は作品を貶めるような出来に非ず、団体の知名度さておきBachをたっぷり堪能できる、スタンダードな演奏、ま、誰のでもたいていシアワセな時間が過ごせる名曲ですから。彼が一番活躍する第5番ニ長調から拝聴して、フルートもヴァイオリンも明晰な響きに+音量控えめに闊達なチェンバロ・ソロが堪能できます。アンサンブルのバランスよろしく、軽快なリズムにも好感を抱きました。(10:23-5:18-5:15)第6番 変ロ長調はややおとなしく単調、ジミな演奏。(7:09-5:24-5:51)第4番ト長調は(おそらく)フルート使用。歯切れよく、活気のある演奏だけど、ちょっぴり陰影に乏しい感じ。(6:49-4:02-4:45-10:23)

Calliope CAL 9837Debussy 神聖な舞曲と世俗の舞曲(ハープと弦楽のための)/シランクス(無伴奏フルートのための)/チェロとピアノのためのソナタ/フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ/ ヴァイオリンとピアノのためのソナタ〜ジャン=ルイ・ボーマルディエ(fl)/ファブリス・ピエール(hp)/ピエール=アンリ・クスエレーブ(va)/アンニク・ルーサン(v)/ジェローム・ペルノー(vc)/エリザベート・リゴレ(p)/アンサンブル・ラ・ フォリア(1981年)・・・おそらくは当時の仏蘭西の名手揃えてDebussyのアンニュイかつセクシー、デリケートな旋律サウンドをたっぷり堪能できる一枚。(何故かIndesens盤より収録が少ない)Ravelと並んでハープのゴージャスな響きが堪能できるアルカイックに静謐な舞曲(4:50-5:05)和の能を連想させる儚い「シランクス」はBachと並んでフルート・ソロの最高峰でしょう。(2:57)劇的かつ遣る瀬ない、ポップな旋律が胸に刺さるチェロ・ソナタは曇って軽妙な音色が個性的(4:33-3:13-3:38)フルート、ヴィオラとハープのためのソナタも和のテイストを感じさせる、しっとりとして軽い穏健風情漂って絶品。ヴィオラの渋い音色が効果的でしょう。(7:36-6:15-4:55)ヴァイオリン・ソナタは名残惜しい、気紛れに儚いユーモアがそっと続きました。(4:56-4:20-4:31)


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝はどんより曇り、夕方より雨予報。全国あちこちゲリラ豪雨や竜巻が出ているようです。岐阜にて物騒な若い自衛隊員(候補)の発砲事件、もう安物の二時間ドラマの筋書き超えてますよ。ヒロスエ云々の話題は世代的にズレていて、とくに関心はありません。女子バレーは(不調の)塞爾維にフルセット残念な敗北との情報、テレビ放送はBS昨夜9時から、リアルタイムじゃないから見ておりません。次の韓国戦には絶対負けられん・・・閑話休題(それはさておき)・・・

ここ二日ほど、愛用のVAIO Tap 20がやたらと重い。なんか設定があかんのか、それともOSに要らんものが溜まったのか、悩んでいたら昨日朝「あと数分で再起動します」との警告が・・・つまり、Windows11のアップデートを延々と実行していたのですね。油断しておりました。再起動したらほぼ以前並みの処理速度に戻った?夕方さらに再起動を促す警告有。鬱陶しいけれど仕方がない。

昨日午後3時くらいからの雨との予報、朝一番に洗濯済ませて市立体育館へ。途上、ゴミ拾いの功徳久々実施(←これがけっこう疲れる)例の如しコンビニやらファストフードの袋、プラカップ、そしてマスク大漁、けっこうな物量でした。いつも通りの筋トレは未だ以前の負荷に戻せません。一通り鍛錬済ませてものすごい汗と疲労、トレッドミルは空いているのに有酸素運動は断念。シャワーを使って帰りもゴミ拾い継続、帰宅したらヘロヘロ・・・お買い物は翌日へ順延いたしました。ヲタク趣味であるクラシック音楽音源点検整理作業は、かなり大胆に廃棄を進めてもまだまだ多すぎ、もう一段ギアを上げる必要があると自覚しております。今朝の体重は66kgちょうど+100g。

Das Arte Werk 2364 69943-7Bach カンタータ「暁の星はいと麗しきかな」BWV1(25:32) / 「ああ神よ、天より見たまえ」BWV2(18:55)/「ああ神よ、いかにあまたの心の痛手」BWV3(23:44)〜ニコラス・アーノンクール/ウィーン・コンツェントス・ムジクス/ウィーン合唱団/ポール・エスウッド(ct)/クルト・エクウィルツ(t)/マックス・ファン・エグモント(br)(1971年)・・・Bachのカンタータを聴く度に同じ思いに至ります。宗教的バックボーンや基礎知識、独逸の節季のこと、もちろん言語不如意、ひたすら美しくも敬虔な旋律、歌声に感銘を受けても、それを表現する術(すべ)を持ちません。それでも器楽作品のみならず、Bachの声楽作品は時々聴きたくなる・・・これはアーノンクール、レオンハルトによる古楽器による偉大なるカンタータ全集。録音時期は1971-1989年、概ね番号順に録音され、これは一番最初のセッションでした。女声は参加しておらず、カウンターテナーと少年合唱団のメンバーが担当しております。 Paul Esswood(1942ー英国)のヴィヴラートにはちょっとクセと時代を感じました。当時の少年達も今や爺さんですよ、古楽器アンサンブルも後年の技術的習熟から遠くて、素朴と云うか、ずばり上手くない感じ。それでも誠実敬虔な気分にしっかり感銘をいただきました。ま、聴いたというだけの記録ご容赦。

Testament SBT1278Brahms 交響曲第4番ホ短調(1960年)/劇音楽「真夏の夜の夢」(4曲1961年)〜ルドルフ・ケンペ/ロイヤル・フィル・・・2005年来の再聴。音質はかなり良好。とくべつに変わったことのない、オーソドックスな表現、粛々とした立派な演奏。オーケストラの技量も充分だけど響きは淡彩、正直なところここしばらくBrahmsスランプが続いて、演奏のキモをみつけられない。12:07-10:59-6:43-10:16。「真夏の夜の夢」は序曲(12:05)夜想曲(6:30)スケルツォ(5:01)結婚行進曲(5:17)収録。一部のカスタマーボイスに「音質がやや落ちる」「序曲が重い」などの感想も見掛けたけれど、自分が聴いた音源は音質クリア、細部ていねいな描き込みと躍動、夜想曲に於けるホルンの深み、スケルツォに於けるフルートの軽み、結婚行進曲の賑々しい金管、どれも最高の出来と受け止めました。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝はしっとり雨模様。昨日は引き続き気分が塞いで終日引き隠り、しょうゆが切れて難儀したけれど、婆さんのところでいっしょに生協の引取をしている女房殿がなにを持って帰ってくるか不明だったので、食材の買い物は自粛いたしました。洗濯物はすっきりよく乾きました。DVDに焼き込んで保存していた音源ファイルの点検整理廃棄はかなり進んで、2TBの外付けHDD2個分が徐々に一杯に、ぼちぼち再購入を検討いたしましょう。

5-6月体調よろしからぬ時期にも断続的に音楽は聴いていて、但し、長時間は体力的精神的にムリ。ちょうど早めの梅雨に入ったこともあって、洗濯物は室内干し幾度、その結果・・・My Audioの調子がよろしくない。もともと激安機器+ケーブル接点の手入れも手抜きなのはさておき、おそらくは部屋の湿度は異様に上がって、スピーカーも緩んでいると類推、いくつか音質評価の高い音源を拝聴しても、ややぼんやりとキレが足りない。そろそろ寿命?たまたま偶然?それとも聴手の体調問題か。昨年2022年2月に転居した時には壁がコンクリートにしっかりしているせいか、前のマンションより音の立ち上がり、キレや解像度はよろしくなったと喜んで、1950年代のモノラル録音辺りも愉しんだもの。カラリとした天候時に再確認が必要です。

MSスカルプト・エルゴノミック・キーボード無線が電池切れ、有線タイプに変更したのも気分転換でした。今朝の体重は65.9kg▲200g。ゆっくり休んで、二日前の鍛錬による筋肉の痛みは残っておりません。

OMEGA TAPESMendelssohn ヴァイオリン協奏曲ホ短調/交響曲第4番イ長調「イタリア」〜フランコ・グッリ(v)/エットレー・グラチス/ヴェニス・フェニーチェ座管弦楽団(1959年)・・・期待のヴァイオリンは予想通りの滴るような美音、初耳なヴェニスの歌劇場のオーケストラも楽しみでした。音質はかなり良心的なステレオ、明るく軽快な響きはMendelssohnが憧れた伊太利亜側の陽光を感じさせて軽快ノリノリ、ざっくりとしたアンサンブルは流れのよろしいもの。28:19-25:54。

SWR19123CDMozart 交響曲第40番ト短調 K.550(1974年ライヴ)/Beethoven ピアノ協奏曲第4番ト長調(1951年ライヴ)〜ブランカ・ムスリン(p)/カール・ベーム/シュトゥットガルト放送交響楽団・・・南独逸のオーケストラにはけっこう客演してたみたいで、そのライヴ音源がまとめて出ております。十八番であるMozartはステレオ録音、音質はまずまず。いつも通りのかっちりと生真面目なフレージング、最近の古楽器系演奏に馴染んだ耳にはちょっと重いかも・・・そんな予想は覆されて、中庸のテンポにオーソドックスな歩みは哀しく、美しい旋律が思いの外映えて躍動、誠実な感銘をいただきました。ライヴならではの緊張感が維持されております。8:18-7:45-5:03-4:57。Branka Musulin(1917ー1975墺太利?)は初耳?音質は時代相応にまずまず良心的、時代的にも知名度的にもわざわざの求めて拝聴機会はありませんでした。落ち着いて優しいBeeやんの協奏曲をシミジミ聴かせてくださって、技術的な不安もありません。細かいニュアンスにに諄々と感興が高まっていく第1楽章「Allegro moderato」誰のカデンツァなのか知識はないけれど、思いっきり華やかに情感揺れ動く感じ。(17:29)第2楽章「Andante con moto」は落ち着いてしっとり哀しく(5:12)第3楽章「Rondo Vivace」は・・・なんと!第2楽章がダブって収録されて編集ミス音源! 残念。この音源ファイルは廃棄対象となりました。

LPデザインBrahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調(ラファエル・クーベリック/フィルハーモニア管弦楽団1952年)/Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調(イサイ・ドブロウェン/フィルハーモニア管弦楽団1949年)〜ソロモン・カットナー(p)・・・Solomon Cutner(1902ー1988英国)は1956年右腕に麻痺が生じて引退を余儀なくされたらしい。この大昔の録音は比較的音質状態も良好だし、豪快な技巧が冴えて”大きな”名曲は力強く、ノリノリの勢いある演奏でした。Issay Dobrowen(1891ー1953露西亜→諾威)はオーケストラのコントロール、燃えるようなソロとの息の合わせ方も出色、拝聴機会の少ない指揮者の実力を伺わせるもの。ピアニストの技巧を披瀝すべきデーハーな大曲をたっぷり堪能いたしました。21:16-14:51-11:35。18:29-6:54-6:28。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

雨の被害ははいかがしょうか。こちら昨日朝小雨があったくらい。日常生活できる体調が戻ってきて自宅ストレッチ後、朝一番に連続して市立体育館に出掛けました。筋トレはいつも通り・・・と思ったけれど、やはり以前の負荷は苦しくて、やや軽くしたものです。その後の有酸素運動は疲れ果てて断念、シャワーを使って快く帰宅いたしました。せっかくの体調復調も精神的にぐったりして、な〜んもやる気が出ません。どうやら烏克蘭のダム破壊は露西亜による「我が亡きあとに洪水よ来たれ」的行為らしくて、もしかして事前狙い以上の被害に至ったのかも知れない・・・なんて、極東の引退爺(=ワシ)が嘆いても世間にクソの役にもたたん!またまたの相次ぐ商品の値上げのほうがリアルに生活に響きます。北海道にて地震があったようだけれど、両親が亡くなってから故郷とはすっかり縁が薄くなりました。

夕食はそれなりに在庫食材を使って、久々に料理を仕立てたけれど、ほとんどアリバイ。音源在庫整理確認にも集中できません。精神的に前向きな意欲が沸かんのです。今朝の体重は66.1kg▲400g。今朝全身に疲労感が残っております。

DECCAStravinsky 幻想的スケルツォ/バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」(1984年)/バレエ音楽「春の祭典」(1981年)〜アンタル・ドラティ/デトロイト交響楽団・・・Antal Dorati(1906ー1988洪牙利)の音源点検整理をして、これは自分なりにもっとも最初期に聴いたと記憶するもの。一連のMercuryモノラル録音の鮮度にも驚いたけれど、最晩年デトロイト交響楽団(音楽監督在任1977ー1981年)時代の英DECCA録音はやはり凄い。気紛れに儚い「幻想的スケルツォ」(14:15)アルカイックに妖しい風情漂う緻密な「アポロ」(5:28-2:36-3:50-1:41-1:21-1:35-2:20-3:50-3:37-3:51)いずれもオーケストラの洗練された響き、集中したアンサンブルを堪能させてくれました。20世紀の古典「春の祭典」は正確ヴィヴィッドなリズム、要らぬ飾りのないストレート系表現はそのままに盤石の貫禄と迫力、オーケストラの豊かな響きと技量が相まって+英DECCAの細部クリアな解像度に痺れました。あまりのお気に入りに毎月数回聴いている作品、これは最近のヴェリ・ベストかも。(3:40-3:07-1:26-3:34-1:54-1:05-1:08。3:59-3:09-1:36-0:56-3:28-4:40)

SONY SICC1176R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」(1992年ライヴ)/ホルン協奏曲第2番 変ホ長調(1994年)〜ズービン・メータ/ベルリン・フィル/ノルベルト・ハウプトマン(hr)・・・メータの十八番、3度めの「英雄の生涯」録音。未だカラヤン時代の豊満なサウンドが残っているベルリン・フィル、圧巻のパワーと艶と幅、自信に溢れた盤石の演奏でしょう。(4:15-3:26-13:25-7:09-6:20-12:34)解像度の高い録音もワリと自然、ホルンの威力が凄いなぁ・・・協奏曲担当はNorbert Hauptmann(1942-独逸)。1967年来30年間首席、夢見るようにマイルドな包み込みような音色、スムースな技巧はゲルト・ザイフェルトとともにベルリン・フィルの看板的存在でした(8:21-5:39-5:17)


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝はしっとり雨模様。一部では大雨が予報されて心配です。右足指の腫れ痛みはほぼ消えて日常生活が戻りつつあります。一日遊んで疲れが残る昨日朝、小雨の中ゆっくり市立体育館へ、筋肉痛があちこち残ってトレッドミル4.5-5.5km/h遅い速度に15分、ムリせず心拍数を上げて、汗を出しました。筋トレは腹筋のみ、シャワーを浴びてスッキリ、そのまま遠回りしてスーパーに食材仕入れ、そんな当たり前のことができる復調を喜びましょう。帰宅後も気分爽快。一昨日【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新したつもりが、リンクが誤っているとのメールご指摘有、あわてて修正したものです。

契約しているスマホToneMobileは中(低)速使い放題1,100円/月、外出したら動画は見られません。自分から電話を掛けることはほとんどないし、あってもLine電話、自宅ではWifiなので問題はありません。現在期間限定シニア割月間通信量300mb未満の場合基本料無料・・・って、いくらなんでもそんな人はいないでしょう・・・と思ったら、5月は倒れてほとんど寝たきり、ほんまに請求がありませんでした。6月はあかんでしょう。体調不良は御免やけど、ちょっぴり佳きこともあるものですね。今朝の体重は66.5kg▲100g。

男子バレー一昨日夜の対勃牙利戦最終セットをYouTubeにて確認。格下チームとは云え、けっこう高さもパワーもあって、但し競り合った時の最後の仕上げが実力なのですね。そして昨夜は格上の強豪仏蘭西戦、若手中心の育成チームとは云え緻密に拾うところは日本に似ている・・・第1セットは競り合って25-27で落としました。その後は圧巻! 石川西田高橋藍高橋健太郎の活躍で連取、もちろんセッター関田、リベロ山本もいつもどおり凄い動き。第4セットはオポジット宮浦健人大活躍、セッターはヴェテラン深津旭弘に交代して、仏蘭西も粘ったけれど20点超えてからの日本のブーストが素晴らしい。結果は3-1圧勝。

EMITchaikovsky 交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」/幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」〜ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/ロンドン・フィル(1976年)・・・オーケストラが明るく、パワフルに鳴り切って、露西亜の民謡風旋律がたっぷり歌って快い、陰影たっぷりに濃〜い大きな、爽快な演奏でした。昨日言及したミハイル・プレトニョフよりこちらの方がずっと好み。この作品は大好き。12:24-12:11-7:09-13:33。幻想曲も堀の深い、スケールの大きな劇的表現が決まっております。 25:29。

Stradivarius SCD 6062Borodin 交響曲第2番ロ短調/交響詩「中央アジアの高原にて」(マルコ・ムニー)/Tchaikovsky 演奏会用序曲「1812年」〜アントン・ナヌート/リューブリャナ交響楽団((p)(c)1989)・・・Anton Nanut (1932ー2017斯洛文尼亜)による1990年頃盛んに出回った廉価駅売CD。一部別名匿名変名CDもありましたっけ。Marko Munih(1936-斯洛文尼亜)も同様。地元では高名な存在だったようです。ナヌートは来日も果たしました。1900年頃パリでは大ブームを起こした、と先日言及した交響曲はなかなかの出来、わかりやすい歯切れのよろしい表現に、オーケストラの素朴な響きもちょっぴり泥臭い、味わいある演奏でした。9:06-5:45-10:29-6:44。「中央アジア」はシルクロードの砂漠をゆっくり商隊が近づいて、やがて去っていく(だけの)・・・哲学的に大好きな作品。6:44。「1812年」は古今東西オーケストラのパワーと録音を披瀝すべき作品、これはちょいとパワーと勢い、メリハリ、キレが足らぬ感じ。鐘の乱舞、大砲もぶっ放して作品を楽しむには充分でしょう。音質はまずまず。16:09。

Christoph von Dohnanyi(1929ー独逸)Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜クリストフ・フォン・ドホナーニ/ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(2010年ライヴ)・・・Christoph von Dohnanyi(1929ー独逸)によるハンブルク全曲演奏ライヴはかなり以前にネットより入手した珍しい音源、音質まずまず。誰でも知っている名曲は楷書の表現、速めのイン・テンポ、第1楽章提示部繰り返し有、ざっくりと素っ気ないようにみえて細部ニュアンスの変化、力強い表現に説得力充分。オーケストラの響きに深みを感じさせました。40:36(楽章間拍手含む)


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

行ってきました京都OB会は終日曇り空に気温は高め。昼から南禅寺にて数人待ち合わせ、哲学の道経由銀閣寺はけっこうな歩行距離でした。銀閣寺その前に久々の外出の喜び、途中京橋にて昼ラーメンをいただきました(純とんこつとやら)。ペットボトルの水+水筒に麦茶持参してたっぷり水分確保意識しつつ、総歩数は弐萬歩ほど、ケツ上部の筋肉痛、右足親指の痛みもやや残り、サポーターで固めた左膝をかばいつつ、夜のお付き合いはできるだけ抑制、二次会はご遠慮して夜9時過ぎに帰宅。さすがに疲れ果てとうとう最寄りの駅より自宅迄禁断の初タクシー使用、大呆け運転手がメーターを倒すのを忘れ、相場を伺って壱阡圓払っておきました。大阪から京都は近いですよ。久々の散財も日本経済のため。ラーメンさておき、たいして喰っていないのに今朝の体重は66.6kg+700g、みごとな体重増。

京都は噂通りあちこち大量のガイジンさん来訪、ニュースにもなっていたバスは土曜にも関わらず激混みでした。冗談じゃなくコロナもらっても不思議じゃない感じ。今朝全身あちこちに筋肉痛有、一昨日久々の筋トレ疲れが残っております。この状態で筋トレ追加は不可、せいぜい有酸素運動くらいでしょう。コロナを挟んで4年ぶり?のOB会はいったん参加を表明していたメンバーも諸事情重なって次々とキャンセルあって参加は9名。皆華麗なる加齢に本人配偶者の体調問題、親の介護の都合もあります。なんせ40年を遥かに超え、ぼちぼち50年に迫る付き合いですから。こうして元気に、楽しく参加できるのも喜ばしいことです。本日明日と太平洋側にて大雨予報、台風の影響だそうです。またまたの被害が不安。こちらも雨でしょう。

男子バレー対勃牙利戦は3-0だったとのネット記事、これより動画にて内容を確認いたしましょう。格下のチームだから当たり前。

ACMEM153CDStravinsky 管楽八重奏曲(1954年ニューヨーク)/ 頌歌(ニューヨーク・フィル1945年)/エボニー・コンチェルト(ウディ・ハーマン・オーケストラ1946年)/11の楽器のためのラグタイム(1934年パリ)/小管弦楽のための組曲1番/11の楽器のためのラグタイム(スイス・イタリア放送管弦楽団1955年ライヴ)/バレエ音楽「オルフェウス」(RCAヴィクター交響楽団1949年)〜イーゴル・ストラヴィンスキー・・・作曲者自身のモノラル録音を集めたもの。音質はどれも良好でした。この辺りの作品は大好き、闊達にユーモラスに平易な八重奏曲(3:55-0:52-0:30-0:58-0:26-0:49-1:00-0:31-2:30-3:43)カッコ良い頌歌はニューヨーク・フィルの実力をしっかり伝えるもの(4:13-2:55-3:31)。エボニー・コンチェルトは1957年とは別録音、初演あたりの記録でしょう。この作品のジャジィ新鮮な前衛性を余すところなく伝えるもの。(3:03-2:10-3:18)「ラグ・タイム」は2種収録。1934年録音も音質は悪くなく、素っ頓狂な風情はたっぷり愉しめました。(4:15)アルカイックに乾いた風情の組曲は演奏会でも受けてますね。(1:14-1:10-1:05-1:07)ライヴのラグ・タイムには勢いを感じます。(4:36)妖しく幻想的に静謐な「オルフェウス」は亜米利加東部の録音用団体。このオーケストラも上手いですよ。(2:46-3:18-2:38-1:49-2:57-3:44-2:14-4:56-1:24-2:35-3:04)

DG 4778699Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調/幻想序曲「ハムレット」〜ミハイル・プレトニョフ/ロシア・ナショナル管弦楽団(1995年)・・・Mikhail Pletnev(1957ー露西亜)は高名なピアニストであり、1990年に自前のオーケストラを設立して盛んに録音をしておりました。ここ数年コロナ蔓延、烏克蘭侵攻辺りからその動静は・・・と思ったら東京フィルへの客演は続いて、9月にはRachmaninovのピアノ協奏曲演奏も予定されているとのこと。おそらくロシア・ナショナル管弦楽団の活動は苦戦しているのでしょう。これは旧録音。第1楽章「Andante」は技術的に優れ、かつての露西亜風暑苦しいサウンドとは無縁に、かっちりとして端正、洗練された歩みから始まりました。(14:54)第2楽章「Andante cantabile」は憂愁なホルン・ソロが聴きもの、それも例のビロビロに甘いヴィヴラートに非ず、ずいぶんと抑制が聴いてバランスよろしく響きました。旋律の語り口もスマートに煽らない。(13:23)甘美なワルツである第3楽章「Valse」もすっきりと引き締まった響き、もったいつけたテンポのタメもほとんどない。(5:51)第4楽章「Finale」は見事にアンサンブルの縦線を合わせて優秀、クライマックスへの誘導もスムースにムリがない。(12:27)全体に上手くまとまっているけれど、優等生的に八分の力の入れ具合はオモロない、リミッター外した暑苦しい金管爆発など期待したかったところ。時代が違うのかな?幻想序曲「ハムレット」も同様のバランス感覚。(18:58)


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

週末土曜となりました。本日は夏のような気温が予想されております。過剰対応が話題となっている失格処分乗り越え、加藤未唯は全仏オープン混合ダブルス優勝の快挙。気分は晴れました。すっかり彼女のファンになりました。露西亜は水害避難区域に攻撃を仕掛けたことのこと。これは最低非道の行為でしょう。山陽新幹線にて人身事故、ノーズが外れるという衝撃の写真、ことの詳細経緯はまだわからないけれど、運行に大きな影響が出たとのこと、20年ほど前はほぼ毎週出張に使っていて、他人事とは思えぬ恐怖を感じます。なんせ300km/hでっせ、カンタンには止まれませんよ。乗客に怪我などがなかったらしいのは不幸中の幸いでしょう。

全国的あちこち水害や地盤が緩んでタイヘンとの心配な報道もあったけれど、こちら昨日は終日曇り。朝一番に右足親指の状態を確認しつつ、運動靴を緩めて6月初の市立体育館を目指しました。外を歩くことさえ8日ぶり?一歩ごとに痛みを感じつつ、2kmゆっくり歩みを進めました。とてもだけれど道中、ゴミ拾い功徳の余裕はありません。途中の小川は繁茂した草は刈られて、憎き外来種ミシシッピーアカミミガメを大量目撃しつつ、なんとかトレーニングルームに到着、負荷を軽くして久々の筋トレは慎重にゆっくり8機器種9種鍛錬実施、じょじょに右足痛は軽快したけれど、トレッドミルは遠慮して30分ほどで退却しました。シャワーを浴びて気分爽快、帰りは歩くのもぐっとラクになってほぼ通常に戻ったものです。帰宅後患部の悪化も体調不良もありません。いよいよ本格復活!今朝、みごとに全身筋肉痛、できれば午前中に有酸素運動、そんな願いは叶いそうもありません。腰の痛みはなし。ストレッチはするつもり。

女房殿は婆さん(93歳)の補聴器10年物がアウトになって買い替えたとの報告、なんと22万円!これで日常生活が戻るのだったら安いもんでっせ。夕食はパスタと酢の物サラダを仕上げて、夜は男子バレー対強豪・塞爾維戦、第1セットはサーブが決まらずに落としたけれど(西田不調)第2セットから第4セット迄連取、3-1セットで快勝いたしました。高橋藍は好調です。今朝の体重は65.9kg▲200g。これより京都に向かいましょう。なんとかOB会本番に間に合いました。台風接近しているけれど、天気は一日保ちそう。本日は遅くに帰宅予定。

DECCA LPBerlioz 幻想交響曲(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団1968年)/劇的物語「ファウストの劫罰」より「妖精の踊り」( ロンドン交響楽団1970年)/Ravel バレエ音楽「ジャンヌの扇」より「ファンファーレ」(ヒルヴェルスム放送管弦楽団1970年)/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲(ロンドン交響楽団/合唱団1970年)〜レオポルド・ストコフスキー・・・Phase4録音を確認したくて取り出した音源。いかにもストコフスキーに似合っていそうな「幻想」は初耳でした。オーケストラは優秀、第1−第3楽章辺りは意外とオーソドックスは表現、各パートのバランス、木管の浮き立たせかたも個性的というか、バランスは不自然に感じて音質的にも既に55年前、思ったほど肌理の細かいものではありません。第4楽章「断頭台への行進」からは速めのテンポ、金管を煽って期待通りの暴れっぷり、ラスト断首場面もデーハーに決まっております。第5楽章「サバトの夜宴の夢」はモウレツなテンポの動きと爆発、鐘は低音をピアノで強化して特異なあざとい効果を上げておりました。各パートやりたい放題のバランスはデーハーそのもの。(14:07-6:22-17:24-4:18-10:31)あとは他の音源から集めたアンコール的なもの。音質個性はバラバラ、時にオン・マイク。ヒルヴェルスム放送管弦楽団とは現オランダ放送フィルのことでしょう。「ダフニス」は雰囲気があってデリケートな佳き演奏でした。ロンドン交響楽団も優秀。(3:20-2:14-9:22-3:50-3:45)

NAXOS 8.573536Mahler さすらう若者の歌*/交響曲「大地の歌」(室内楽版)〜 ジョアン・ファレッタ/ヴァージニア・アーツ・フェスティヴァル・チェンバー・プレイヤーズ/ロデリック・ウィリアムズ(br)*/スーザン・プラッツ((ms)/チャールズ・レイド(t)/アタッカ四重奏団(2015年)・・・JoAnn Falletta(1954-亜米利加)は既にヴェテラン。Scho"nbergによる室内楽版。作品そのもの、オリジナルのフル・オーケストラ伴奏も大好きだけど、馴染みの旋律は浮き立って、Mahlerのエッセンスを抽出したような引き締まった緊張感も特別な魅力を感じさせるもの。細部までクリアな音質もおみごとでした。

Erato WPCS-10254Bach 協奏曲第1番ニ長調 BWV972(Vivaldi's Violin Concerto in D Major, RV 230)/ 協奏曲第2番ト長調 BWV973(Vivaldi's Violin Concerto in G Major, RV 299)/ 協奏曲第4番ト短調 BWV975(Vivaldi's Violin Concerto in G Minor, RV 316)/協奏曲第5番ハ長調 BWV976(Vivaldi's Violin Concerto in E Major, RV 265)/協奏曲第7番ヘ長調 BWV978(Vivaldi's Violin Concerto in G Major, RV 310)/ 協奏曲第9番ト長調 BWV980(Vivaldi's Violin Concerto in B-Flat Major, RV 381)〜オリヴィエ・ボーモン(cem)(1998年)・・・2018年来の再聴、というかすっかり失念して聴いた後、サイト内検索に偶然出現したもの。VivaldiにインスパイアされたBachの再構築は聴き応えたっぷり、馴染みの明朗な旋律ががっちりとしたBachに変貌するのを驚きを以て確認したしました。チェンバロはピアノほど表現の幅が狭く感じて拝聴機会は少ないからあまりわかりないけれど、Olivier Baumont(1960ー仏蘭西)は立派な演奏と思われます。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日朝右足はかなりの改善を感じて、久々に体育館に出掛けるべく運動靴を合わせたら、やはり腫れが引いておらず右足親指の骨に痛みが響いて断念。しっかり自宅ストレッチとして、断続的に患部を冷やしつつ快復を目指しました。今朝、軽いスクワットの結果腰の痛みを感じるのは、運動不足。元気でもヒマな引退生活、ましてや身動きの取れぬ状態にニュースをぼんやり眺めて隔靴掻痒状態が続きます。烏克蘭のダム破壊は悲惨な被害、露西亜軍が埋めた地雷が流れ出して爆発しているとのこと。この先どう戦局に影響を与えていくのか、事態を収めていくのか考えも及びません・・・そこで思い出したのが土耳古の大地震その後・・・大統領選も終わったけれど、被災地の復興や支援が及ばぬ少数民族の生活はどうなったのか。日本の能登半島地震その後、そして本日たった今も全国あちこち危ういらしい大雨被害、もうすっかり忘れられているフィリピンから移送された「ルフィ」とやらの取り調べ進捗等など、「その後」がまったく報道されません。

News=新しいものという意味だから、仕方がないのか?それを深掘りして追いかければキリがないのかも。そういえば「スシローしょうゆ差しなめ少年」には6,700万損害買収請求提訴とか(3月22日だからかなり前のこと)。このあと、スプレー少年、ほか類似の行為に対しても動きはあるのでしょうか。閑話休題(それはさておき)本日より自分はなんとか日常生活に復活狙って、明日の京都OB会になんとか間に合わましょう。こちらの天気はこれから回復、明日まで保ちそう。今朝の体重は66.1kg。現状維持。

MecuryMussorgsky/Ravel 編「展覧会の絵」〜ラファエル・クーベリック/シカゴ交響楽団(1951年)・・・

快速テンポ、きんきんにテンションの高い強烈アンサンブル。息もつかせぬほどの緊張感連続。シカゴ交響楽団って、フリッツ・ライナー以前からこんなハード・ボイルドなサウンドだったのだね。録音はもっと凄くて、うっかり聴いているとモノラルとは俄に信じがたいほど・・・とは一年前の印象。上記にプラスとすると、スウィング感のある若々しいリズムだな。とにかく強烈。
とは2013年のコメント。クーベリック37歳の記録、例のMercuryによるワン・ポイント録音は鮮明に分離よろしく、21世紀に現役鮮度でしょう。高らかなトランペットの切れ味、「古城」に於けるサキソフォーンのセクシーな音色、「ババ・ヤーガ」の強烈な打楽器の存在感、各パートのテンションの高さはこの時代からの実力だったのですね。ラスト「キーウの大門」のサウンドの響き合いはモノラルでも最高でした。1:25-2:10-0:54-4:01-0:26-1:09-2:31-0:40-1:10-1:55-1:19-1:40-1:51-3:05-4:37。今回聴いた音源にはBartok 弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽が併録され(1951年)これも速めのテンポに圧巻の緊張感切迫感恐怖感+燃えるようアツい前のめりなテンポ・アップでした。とくに打楽器の臨場感溢れる音質も凄い。申し訳ないけど、先日聴いたエリアフ・インバルとは桁違い。9:02-7:15-7:19-6:49。

DG UCCG7007Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」/第9番ハ長調〜ジュゼッペ・シノーポリ/シュターツカペレ・ドレスデン(1992年)・・・あまりに数多くの録音が揃って、不遜にも食傷気味に至っている名曲2曲。医者の不養生に早世したGiuseppe Sinopoli(1946ー2001伊太利亜)だったら聴いてみたい。掴みどころのない深淵、指揮者がどのような個性を発揮したら良いのか微妙に悩ましい「未完成」、正直なところド・シロウト(=ワシ)にはどれを聴いても・・・状態が数十年続いておりました。デリケートな弱音と強奏を対比させて劇的、やや速めのテンポに颯爽と駆け抜けるカッコ良い第1楽章「Allegro moderato」(14:09)第2楽章「Andante con moto」は夢見る見ように美しいドレスデンのクールなサウンドに+テンションと抜き方、情感の盛り上げ方の上手さ(10:55)(旧録音は残念聴いたことはない)。ハ長調交響曲はかなりフツウと云えばフツウ、冒頭夢見るようなホルンから痺れるような音色、やや速めのテンポに流麗に洗練され、ていねいな仕上げに作品旋律の美しさが際立ちました。12:51-14:26-10:57-11:34。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

13年前に起きた殺人事件は加害者が当時17歳、旧少年法が適応されるとのこと。犯人がわかったのが昨年、裁判員裁判が開かれております。自分はどちらかというと少年法の扱いについて慎重な立場だけれど、十数年逃げ回って既に30歳、今更の更生を期待できるのでしょうか。犯人の現在の心境や行状も伺いたいところ。(2回刺したけれど殺意はなかった?ほんまですか)被害者の父親も憤懣やる方ないけれど、犯人の父親も悲惨ですよ、息子の犯罪を薄々気付いていたのか、知らなかったのか。そんな報道を見て気分は暗鬱といたしました。烏克蘭南部の露西亜支配地域にある巨大ダムが決壊し、大量の水が下流に流れ出た件、たいへんな被害のようです。被害の救済活動、ダムの修復もままならぬことでしょう。誰の行為なのか、それとも施設の老朽化なのか。こちらが遠くから心配しても如何ともし難い。

引退してから2ヶ月に3回位のペースで呑んでいた爺友とは自分が先月病に伏してから、しばらくLINE連絡も途絶えがち。昨日お詫びを入れたら、あちら胆石による腹痛発症したとのこと。石は既に流れたらしいけれど、自分は20年ほど前七転八倒の発作に見舞われて入院手術、胆嚢は切除済でした。お互い爺になるとあちこち身体の不具合もリアルでっせ。昨日、食材買い物を兼ねて散歩を画策、右足親指が微妙に痛んで踏み込みが効かない、カットに出掛けた女房にオリーブオイルなどの買い物を頼みました。土曜京都OB会迄あと2日、ぼちぼち身体を動かさないとヤバいと自覚しております。軽くストレッチはしておきました。挙げ句、昨夜右足指を思いっきりテーブルの脚にぶつけてしまって、その痛みで眠れぬほど、やや悪化状態。これは困りました。台風接近による大雨が本日明日と予想されている地域もあります。今朝の体重は66.1kg+200g。

EDEL 0002612CCCMahler 交響曲第1番ニ長調(1962年)/R.Strauss メタモルフォーゼン(1966年)〜オトマール・スウィトナー/シュターツカペレ・ドレスデン・・・2004年に奥歯に物の挟まったようなコメントを残しておりました。それ以来の再聴は久々、じつはその関連、Mozartも聴いていて、5月来の体調不良のせいか、いずれどーもピンときておりません。Mahlerは第1楽章繰り返しなし、オーケストラの響きはジミ、なんかキレがよろしくない。21世紀に向けて種々”上手い”演奏を聴いた耳には作品の魅力、青春の憧憬のような旋律が浮き立って感じ取れぬもの。音質はさほど悪くないですよ。残念ながら最初っから最後まで好ましい印象を得られませんでした。13:28-8:11-10:29-19:01。「メタモルフォーゼン」は文句なしの涼やかな弦、諦観と幻想が流麗でした。24:28。

独CBS 3305D.Scarlatti ソナタ ニ長調 K.33(L.424)/イ短調 K. 54 (L.241)/へ長調K. 525 (L.188)/ヘ短調 K. 466(L.118)/ト長調K. 146 (L.349)/ニ長調K. 96 (L.465) /ホ長調 K. 162 (L.21) /変ホ長調 K. 474 (L.203)/ホ短調 K. 198 (L.22)/ニ長調 K. 491 (L.164)/ヘ短調 K. 481 (L.187)/K. 39イ長調 (L 391)〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)(1964年)・・・たしかこれがオリジナルLPの収録。ライヴでは幾度も取り上げているので、その後のCD収録には数曲足されているようです。Sound of Horowitz(1962年)にはソナタ ホ長調K.531(L.430)/イ長調K.322(L.483)/ト長調K.455(L.209)が収録され、この辺りが自分のDomenico Scarlatti(1685ー1757伊太利亜→西班牙?)イメージの基本的刷り込みとなっておりました。膨大なるソナタ集は何年経っても全曲聴破ならぬ根性なし、どれも珠玉の商品魅惑の旋律ばかりと感じます。Vladimir Horowitz(1903-1989露西亜→亜米利加)はマジックのようなとろとろの流麗な美音を誇って、闊達にユーモラス、ある時は哀しく、昔のバロック音楽の枠を超えて現代に鳴り響く名曲はしっとり、夢見るように美しい。こんなのを最初に聴いてしまうから、他のピアニストにはなかなか耳が付いていかないほど。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

さてそろそろ通常生活に戻すかどうか、判断のしどころ。右足の腫れ熱痺れは未だあります。本日は一日天気は保ちそう、体調を眺めつつ日常生活に戻すべくご近所散歩を検討しましょう。土曜の京都OB会はけっこうな距離を歩かざるを得ない流れなんです。(キャンセルが数人続いて、今更自分がドタキャンはムリな雰囲気)昨日は昼から雨の予報、午前中に洗濯物は概ね乾いたけれど、ここ数日女房殿に任せっきり、料理もしておりません。全国あちこち猟奇的な殺人、哀しい高齢者のクルマ事故、情けない議員さんの言動など(一般のサラリーマンならクビ)続いて、またまた季節外れの台風3号が南洋に発生しつつあるとか、インフルエンザも季節外れの大流行、検査キットが不足気味とのこと。自分も先月はインフルエンザだったのかも知れません。相変わらずの非道最悪な露西亜の攻撃、ザポリージャ原発取水ダム破壊とか(←原因詳細真偽は未だ不明)

今朝の体重は65.9kg▲600g。広瀬アリスちゃん(大ファン)のテレビCMを眺めて一度試しみたかった「エアリアル」を一袋喰ってしまい、昼、夜と食事を節制した結果でした。あまりよろしくない食生活が続きます。ぼちぼちストレッチくらいは再開できそうな状態かと。

昨夜はいよいよ男子バレー対宜蘭戦が始まって、その迫力は強烈!相手は亜細亜の強豪、高さもパワーもあるけれど、日本はそれを上回る技術とスピードがありました。3-0圧勝!エース石川はもちろんだけど、高橋藍が良いですね。

PHILIPSBeethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ヘルマン・クレッバース(v)/ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1974年)・・・先日フランコ・グッリの美しい音色を堪能したけれど、こちら名手Herman Krebbers(1923ー2018阿蘭陀)による、これ以上端正に気品のある演奏は滅多に聴けない!記録。当時のコンセルトヘボウのコンマス、名人がごろごろ揃ってましたよ。録音バランスもハイティンクの伴奏も極上の息の合い方、いつもは激しくも力強いBeeやんはいつになく優しい作品、諄々とした説得力に溢れた第1楽章「Allegro ma non troppo」からまるで清水が粛々と湧き出るような静謐に透明、しっとり落ち着いた味わい深い音色、カデンツァはクライスラーだそうです。第2楽章「Larghetto」は変奏曲、ここの鎮静した風情も最高、そのまま第3楽章「Rondo-Allegro」の明るい風情に突入。技巧が表層を撫でることも、神経質になることもない、余裕の表情を堪能できました。24:18-10:23-10:41。
PHILIPS LPBrahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ヘルマン・クレッバース(v)/ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1973年)・・・あまりの感銘に続いてBrahmsも聴いてみました。時代が違うから技術的にはこちらのほうがずっと難曲、もちろんそれをクリアする技巧になんの不足もなく、そしてそれだけが前のめりに前面に立つこともない。カデンツァはヨアヒム、こちらも端正に上品な演奏に間違いなし。コンセルトヘボウの管楽器も痺れるように美しい。こんな演奏を聴いていると最近の若手の細身に神経質な音色にに失望することが意外とあったことを思い出して、ソロも指揮者も既に鬼籍に入った60年前の録音、ちょっと後ろ向きの感慨に耽っておりました。23:03-9:35-8:28。

DENON COCO-70714Bartok 管弦楽のための協奏曲(1989年)/弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(1991年)〜エリアフ・インバル/スイス・ロマンド管弦楽団・・・作品とオーケストラの関連からやや珍しい演目?(アンセルメとの録音はあります)スイス・ロマンド管弦楽団はアルミン・ジョルダンの時代(1985ー1997年在任)かつてのイメージとはかなり変わって緻密かつクールなアンサンブル。著名な「管弦楽のための協奏曲」はテンポは遅め、インバルは噛みしめるようにていねい神妙な細部描き込みに、サウンドも暗鬱に神妙な感じ。全編に静謐が漂います。それはFinale迄その様子は変わらない。9:56-7:19-7:36-4:23-10:11。不気味な「弦打チェレ」も同じ路線だけど、こちらのほうが出来がよろしいかも。第1楽章「Andante tanquillo」から怪しさ満載の重苦しい力強さ、第2楽章「Allegro」は意外とアクセントがしっかりとして走ります。第3楽章「Adagio」の拍子木は日本の幕間を連想させるところ、これも凄い緊張感が続きました。終楽章「Allgro molt」もけっこうアツいノリノリ。8:56-7:36-7:40-7:39。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

ワン・パターンな話題ばかりで恐縮だけど、狭い範囲でなんとか生きているから仕方がない。右足通風症状の痛みはほとんど消え、あとはやや痺れと腫れ、熱が完全に消えるのを待っているところ。じっとしてムリはしません。せっかくの好天も引き隠って安静にしております。先に書いたようにガイジンさんの日本文化礼賛動画は見飽きたので、”痛風”関連動画を眺めて参考にしておりました。現役患者目線からの動画には説得力があって、偶然世代もほぼ同じ。つらい症状は既に一ヶ月続いているとのこと、その辺りには妙に親近感がありました。他、専門医からは”そんなの知っているよ”水準の知識が多くて、それでも新たな発見もありました。詳細ロジックは忘れたけれど、長い断食的な後には発症しやすいとのこと。なるほど。

5月に入ってひどい風邪症状(インフルエンザ?)に苦しんで、ほとんど3日ほど食事が喉を通らない日々が続いて、一気に3kgほど体重が落ちて密かに喜んでいたもの(筋肉落ちただけ)。そして運動鍛錬をそろりそろり復活させたでしょ?(9回分も)それが一気に尿酸値を上げる銃爪を引いたというこらしい。ちゃんと3食バランスよろしく食事を摂って(食物繊維ビタミンCが重要なんだそう)完全に痛みや腫れが引いたら、まず有酸素運動(ご近所散歩)から復活いたしましょう。あともうちょっとだ。お笑い芸人の陣内智則が「本日より正式に発症」とのニュース、コメント一発目には「こんなニュース必要ですか?」との辛辣な声、いえいえ共感できる人は世の中にいるんですよ。今朝の体重は66.5kg+400g。けっこうしっかり喰って身動きしてませんから。本日男子バレー対宜蘭戦が始まります。

DGBeethoven 交響曲 第3番 変ホ長調 「英雄」/第8番ヘ長調〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1984年)・・・泣く子も黙る鉄板中の鉄板評価録音はなぜか初耳。帝王カラヤンが亡くなる5年前、76歳の記録。この時期未だコンマスはMichel Schwalbe(1919ー2012波蘭→瑞西?)だったんじゃないか、他錚々たるメンバーが健在だった最後辺りの録音か。古典派の作品集大成的名曲中の名曲「英雄」は圧巻の貫禄にずしりとした分厚い響き、その後21世紀に向けて古楽器系演奏に耳慣れた印象ではリズムがやや重く、キレと躍動に足らんように感じたのは時代の流れでしょう。14:09-16:07-6:09-12:18。それでも第8番ヘ長調交響曲のユーモラスな味わいは、作品に相応しい軽妙さ、上手さを感じたもの。但し、第3楽章「Menuetto」の優雅な風情はいかにもカラヤンらしいゴージャス。9:04-4:03-6:01-7:11。ベルリン・フィルは昨今の引き締まったサウンドとはまったく違いました。

EMI LPBruch スコットランド幻想曲/ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調〜イツァーク・パールマン(v)/ズビン・メータ/イスラエル・フィル(1986年)・・・ハイフェッツのイメージが濃厚な「スコットランド幻想曲」浪漫の闊達な旋律は、こちらのほうがずっと余裕に落ち着いたテンポ、香り高く表現された美音。パールマン41歳脂の乗り切った頃、メータの伴奏も盤石でした。とくに最終楽章「Allegro Guerriero」の晴れやかな躍動は感動的。3:46-4:53-6:12-6:23-9:20。第2番ニ短調は演奏機会少なく、珍しい録音でしょう。楚々として哀しくも優しく、のびのびとした旋律、演奏機会が少ないのは理由が理解できません。11:10-3:32-8:58。これももう37年前の録音となりました。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

新しい月曜が始まっても情けない痛風症状継続中、通常は1-2週間で症状は治まるとのこと、自分の経験則的にもそうだけれど、今回は既に3週間以上、せっかくの陽気にじっと引き隠ってなかなか日常生活に戻れません。途中中途半端に運動を挟んだのがアウトだったのか、全身あちこちの鈍い痛みもあって、運動不足のみならずもしかして別な病が隠れている可能性もないでもない。週末の京都OB会に間に合うかとても不安です。ガーシー元・参議院議員逮捕とか、前回選挙の熱狂や一連の話題ははなんだったのでしょうか。べつになんの興味もない話題だけど、有為転変、ジェットコースターみたいに虚しいバブル人生を思います。

体調が整わなければ、なにもやる気がおきない。Amazonの買い物かごに本が2冊入ったまま、読書意欲も起きず、なにか美味いもんを喰いたい思いもありません。今朝の体重は66.1kg▲200g。昨夜女子バレー格上強豪中国との対戦3-0セット完敗は事前予想通り、第2-3セットはジュース迄競って惜しいように見えるけれど、ラストぎりぎりの粘りが実力の差でしょう。高さとスピードとパワー、必ず決めるエース李 盈瑩の実力が凄い。肝心なところでのミスもあって、そうカンタンに格上チームには勝てません。次は伯剌西爾・ラウンドとなります。男子バレーが明後日より始まります。

	TAH675Beethoven 交響曲第5番ハ短調(1954年)/交響曲第6番ヘ長調「田園」(1951年)〜ヘルマン・シェルヘン/ロイヤル・フィル・・・1960年代のルガノ・スイス・イタリア語放送管弦楽団とのライヴばかり話題となって、1950年代のモノラル録音は少々忘れらた存在に至っております。これは正常ピッチ盤とか。Hermann Scherchen(1891ー1966独逸)は他序曲集、ピアノ協奏曲も録音して(パウル・バドゥラ=スコダ(p))Beethovenは主要なレパートリーだったはず。こちら初耳、噂通りのオーソドックスに力強い演奏、ライヴの異様なデフォルメ表現は見られない。良質なモノラル録音、ロイヤル・フィルは引き締まって緻密なアンサンブル、適正なテンポにハ短調交響曲は第1楽章提示部繰り返し、ムダを削ぎ落とした緊張感と流麗な勢いがが続きました。終楽章はやや速めのテンポに力みもなく駆け抜けました。(繰り返しなし)(6:57-10:13-5:26-7:28)ヘ長調交響曲は音質やや落ち、第1楽章「Allegro ma non troppo」から柔らかい物腰に楷書の表現、オーケストラの厚みのある力強い響き、湧き上がる感興(ホルンの音色)も魅惑。提示部は繰り返し。ラストはがっくりテンポを落とすのが個性的でした。第2楽章「Andate molt mosso」はしっかりと歌って、滔々とした優雅な流れを感じさせる表現。木管の歌い交わしも理想的に牧歌的な田園風景を感じさせるもの。もちろんホルンの音色も深い。ラスト、やはりたっぷり名残惜しくテンポを落としました。第3楽章「Allegro ー In tempo d'Allegro」はスケルツォ。村祭りのノンビリとした条件が浮かぶような暖かさ、やがて空模様が怪しくなって・・・第4楽章「Allegro」は嵐の情景の決然とした緊張感、第5楽章「Allegretto」は嵐は過ぎ去って感謝の念はキレのある表現、ホルンの強奏も力強く、万感胸に迫って、あまりに馴染みすぎた名曲を久々に堪能いたしました。(9:37-13:12-3:08-3:58-8:39)

CBS LPBach トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564/Schumann 幻想曲ハ長調 作品17/Scriabin ピアノ・ソナタ第9番 作品68「黒ミサ」/ 詩曲 作品32-1/Chopin マズルカ第4番 作品30/練習曲ヘ長調 作品10-8/バラード第1番 作品23/Debussy 人形へのセレナーデ/Scriabin 練習曲 嬰ハ短調 作品2-1/Moszkowski 練習曲 変イ長調 作品72-11/Schumann トロイメライ〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)(1965年ライヴ)・・・いわゆる「Historic Return」ホロヴィッツ12年ぶりの演奏会の記録。ようわからんけど聴いたのは「無修正版」とのこと。ライヴならではの細かいミスタッチを修正したものが発売されたのでしょう。どれも魔法のような流麗な技術、甘美陶酔のタッチ、これを基準として聴いてしまうと他のがスカみたいに感じられるほど、唯一無二の個性横溢、美しい音色に痺れるもの。Scriabin 練習曲 嬰ハ短調は「わかってください」(因幡晃)にクリソツ、ラストの「トロイメライ」っていったい幾種録音があるのでしょか。6:53-5:18-5:16。12:34-7:58-10:13。9:19ー3:29。4:00-2:41-8:59。3:22。3:11。1:44。3:01。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

こちらは昨日雨は過ぎて好天、東海地方に大きな雨の被害が出たようです。こちら情けなくも延々と続く痛風症状、やや改善傾向に歩けるようにはなったけれど未だ身動きできぬ状態。女房殿が鎮痛剤と食料を買ってきてくれて、一週間ほど服用していた在庫品は5-6年前入手、もしかして品質保持期間を過ぎていたのかも。終日寝たり起きたりを繰り返して昼は禁断の菓子パン2個(←ふだん滅多に食さない)夜は糖質の多いざるそば+ハモの天ぷら(出来合いの惣菜)をたっぷり喰って体重増を覚悟、ところが今朝の軽量は66.3kg▲300g不思議です。運動不足から足腰膝が鈍く痛みます。眠りも浅い。

ガイジンさんのYouTubeはさすがに飽きてきました。夜は待望の女子バレー対勃牙利戦3-0圧勝は格下だから当たり前、新メンバーを試す余裕もありました。長身新顔若手、そして林琴奈の変幻自在の攻撃は絶好調。今夜強豪中国戦が真の実力やらチームの調子を占うことでしょう。ボールのイン・アウトはコンピューター判定導入、チャレンジも(線審も)存在しないのですね。いろいろ運営は進んでおります。未だ体調様子見の身分、これまでの中国チームの動画を見ておきましょう。いつになったら日常生活に戻れるのか。

CRCB-6053Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ギュンター・ヘルビッヒ/BBCフィル(1984年ライヴ)・・・Gu"nther Herbig(1931ー独逸)による貴重なライヴ音源。CD国内盤の解説を担当した竹内貴久雄さんによると、

「オーケストラの技量から、しばしば響きの混濁を生じてしまうのが惜しい」「終楽章では、金管セクションがしばしば飛出しすぎたり、リズムの刻みがくずれたり、と問題が噴出」
つまり、BBCフィル(マンチェスター)に問題有とのこと。しかし流れの良さ、全体構成への確信に充ちて、聴いていてさほどの不満も感じさせぬのが不思議なもの。パワフルな大曲を堪能いたしました。当時はEdward Downes(1924ー2009英国)の時代かな?彼の録音にも似たような印象を得て、専門筋の方が聴けば細部アンサンブルに問題があるのかも知れないけれど、こちら市井のド・シロウト。ここ最近気に入っている第3楽章「Kraftig, nicht zu schnell.(力強く、速すぎずに)」のホルン・ソロを先頭にした迫力や音色に不満はありません。一番人気な第4楽章「Adagietto. Sehr langsam. (非常に遅く)」は堪能に非ず、抑制の効いた静謐な弦もなかなか・・・最終楽章「Rondo-Finale. Allegro giocoso(楽しげに)」はちょっと走り気味な印象も・・・既に入手困難な音源になってしまいました。12:20-14:37-17:50-9:44-14:54(拍手有)

UCCD-50086Mozart 交響曲第40番ト短調K.550(第2版)/交響曲第41番ハ長調K.551〜クリストファー・ホグウッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュジーック/ヤープ・シュレーダー(v)(1981-82年)・・・この前に懐かしいカール・ベーム(1961年)を聴いていて、ピッチの違いに愕然としたもの。古楽器サウンドもずいぶんとジミな印象。クラリネット入り、劇的な旋律充ち溢れるト短調交響曲は楚々として素朴な哀しみが漂うバランス感覚、第1楽章「Molt Allegro」は速めのイン・テンポに開始、それが楚々とした哀しみを誘います。第3楽章「Menuetto」はややのんびりとしたスウィング、終楽章「Allgro assai」の切迫感も適度に落ち着いたもの。(6:54-14:24-5:23-9:01)ハ長調交響曲も力みのない淡々とした第1楽章「Allegro vivace」には大柄なスケールに非ず、デリケートなノリを感じたもの。第2楽章「Andante cantabile」も前曲同様の快いスウィング感が速いテンポに表現されました。天女が舞い降りていくる第3楽章「Menuetto」は素朴なテイスト、これも快く揺れ動きます。終楽章「Molt Allegro」は慌てず、走らず力まず、管楽器はマイルドにコクのある響き。繰り返しすべて実施も珍しく、ラスト、ジュピター音形の素朴なホルンも堪能いたしました。(11:10-9:14-5:54-11:47)


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

予報通りの全国に激しい雨と被害、こちら今朝は上がって未だあちこち影響は残っているようです。我が家は地理的に東大阪に近い大東市、昼過ぎ両市より相次いで緊急の警報がスマホに届きました。寝屋川水系氾濫のおそれとか、恩地川は比較的近いんです。幸い我が家は避難エリアに非ず、そもそもこの不自由な足(いつまでも治らぬ痛風症状)では避難は不可能、寝たり起きたりを繰り返しておりました。女房殿は雨がひどくならぬうちにかねて予約の胃カメラの健康診断を済ませました。大学の京都OB会迄あと一週間、それ迄に快復できるのか?不安は募ります。マイナンバーカードにて相次ぐ不具合、昨年2022年の出生率1.26過去最低とか(ウチの下の孫は貴重な存在)「異次元の・・・」掛け声も虚しく響きます。6月封切り予定だった劇場版「緊急取調室」公開延期へ、せっかく楽しみにしていたんやけどなぁ、残念・・・なんて、それも元気あっての話題。

一昨日男子バレーの対波蘭戦交流試合(無観客)の動画がアップされて、清水邦広の解説も謙虚に面白いもの。世界一のチームに力負けせずフルセットで勝利いたしました。いつものメンバーに宮浦、麻野も大活躍、そしてなんといってもリベロ山本が盤石の守り!痺れました。波蘭もおそらくベストメンバーに非ず、日本もサーブミスが目立ちました。そして昨夜の女子バレーは強豪別嬪長身対克羅地亜戦、3-0圧勝!最終盤古賀を下げて若手新メンバーを試す余裕もありました。井上の調子がいまいちのように見えます。週末は連続で試合があって、それにしてもマスコミの扱いが小さいのは残念。かつてジャニーズの若手グループを呼んでいたような手法は望まないけれど、もうちょっと盛り上げましょうよ。

今朝の体重は66.6kg▲100g。食欲はかなり戻って体重コントロールが難しい。

MercuryKoda’ly ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲/Bartok 組曲「不思議なマンダリン」〜アンタル・ドラティ/シカゴ交響楽団(1954年)・・・Antal Dorati - The Mercury Masters - The Mono Recordingsより。数少ないMercuryによるシカゴ交響楽団との録音。Peacock Variationsは知名度は低いけれど、Kodaly Zoltan(1882ー1967洪牙利)による壮麗なる傑作!粗野でローカルな旋律にデーハーなサウンドが鳴り渡って、シカゴ交響楽団金管の切れ味の鋭さを堪能できます。この時期既にFritz Reiner(1888ー1963洪牙利)時代、馴染みのパワフルなサウンドはRCAならぬMercuryでも同じ。(24:48)暴力的に悲惨な「マンダリン」も文句なしのテンションでした。(18:10)

MercuryBorodin 交響曲第2番ロ短調/Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(1951年)・・・これもAntal Dorati(1906ー1988洪牙利)のMercuryモノラル時代の録音より。音の鮮度はまずまずと感じたのは期待値が高かったせいか。立派なアンサンブルだけど、シカゴ交響楽団に続けて聴くと、その差が気にならんでもない。1900年頃パリでは大ブームを巻き起こしたらしいBorodinは粗野に泥臭いリズム旋律、自分はあまり好きになれない作品だけれど、ドラティの端正な指揮ぶりにちょっぴり作品を見直したものです。(7:44-4:50-7:24-6:40)「火の鳥」は短い組曲版、「魔王カスチェイの凶悪な踊り」と「子守歌」の間は、切れ目なく演奏される経過部有。これも「ペトルーシュカ」ほどの鮮度を感じませんでした。(2:59-1:26-4:01-4:29-3:04-2:40)


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は結局夕方迄降らず、これから大雨の予報、昼から公共交通機関運休の可能性もあるそう。昨日夕方の予報では「可能であればリモートワークを」との呼びかけも、引退した自分にとってはなんとなく懐かしいもの。それよりなにより・・・一昨日のゆっくり有酸素運動復活は裏目に・・・右足の腫れはかなり引いたけれど、おそらくはムリな体制での20分間のトレッドミルの結末は右足甲に激痛、これは骨にムリが掛かったものか、まともに歩けません。鎮痛剤は今朝分で終了、女房殿に頼んで買ってきてもらいましょう。いつになったらフツウの状態に戻れるのか、ちょっと絶望しております。終日寝たきりに昼夜しっかり喰ったら今朝66.7kg+600g、なんせ身動きできませんから。最悪。

身動きできないからお気に入りのYouTube三昧。ボンソワールTV李姉妹など。毎日、飽きるくらい眺めて前者はとうとう仏蘭西のママが待望の来日、後者は初言及、中国人別嬪姉妹は日本語(三重弁)堪能、妹のしーちゃんは日本生まれ日本育ち、見た目も日本人そのもの、お姉ちゃんは日本人と結婚されたそうです。日本では当たり前ありきたりなことを外から一歩引いた目線で新たに価値を見出してくださって感心しつつ毎日拝見しております。やはり多かれ少なかれ誹謗中傷みたいのはあるみたいですね、情けない。

自分はもうお仕事引退したけれど、気になるのはYouTuberとしてのお仕事、ウケ狙いに非ず、ちゃんとした真摯な内容にアクセス数登録件数も多く、現状収入も安定しているらしいけれど、これが10−20年先を見通せるかどうかでしょう。YouTubeという媒体はいつまで寿命が続くのか、そのことは当の本人も不安に感じているそう。但し、それはネットに限らず、なんのお仕事でも同じこと。息子は16年働いて、5月に熊本から神戸に転職して、その会社は必ずしも成長が見込める業種に非ず、従業員も高齢化が進んで、だからこそ若手の後継人材が必要だったのでしょう。まだしっかり話は訊いていないけれど、諸条件職場の雰囲気人間関係は良いみたい。自分だって22歳で就職したときには”海のものとも山ものとも・・・”みたいな業種でしたよ、幸いちょっとブームみたいな成長があって、自分は偶然大阪より関連上部全国組織へ移籍、その後幾度かの不況も乗り越えてなんとか、辛くも勤め上げました。人生わかりませんよ。

この間体調崩して、まだ完全復帰していないけれど、人生健康とお友達でっせ、当たり前のことをシミジミ最近そう感じております。

Delos DE3248 Mahler 交響曲第3番ニ長調〜アンドルー・リットン/ダラス交響楽団/ナタリー・シュトゥッツマン(con)/ダラス交響合唱団女声セクション/テキサス少年合唱団(1998年)・・・ギネス級の大曲はわかりやすい旋律に溢れて大好きな作品。長丁場もあっという間。Andrew Litton(1959ー亜米利加)はエドゥアルド・マータの急逝を受けてダラス交響楽団の音楽監督1992-2006年在任。その後ベルゲン・フィルに転身して2015年以降の動静が伺えません。手堅い表現のイメージのある人、彼の大曲Mahlerは初耳?Delosレーベルの音質に恵まれました。思わぬしっとりとしたオーケストラの響き、端正なアンサンブルに驚いたものです。Indexは詳細を極めた分割(だからタイミングが拾えない)第1楽章「力強く、決然と (Kraftig. Entschieden.)」冒頭の力強いホルンぶちかましから、力みとか前のめりの表現に非ず、余裕のしっとりサウンド、適度な力感を伴ってスケールはムリなく大きいもの。第2楽章「きわめて穏やかに (Tempo di Menuetto. Sehr masig. Ja nicht eilen!)」の落ち着いてユーモラスな風情、細部解像度のよろしいこと。テンポは常に中庸、適正を感じさせます。途中たっぷり名残惜しいテンポダウンも自然。第3楽章「急がずに (Comodo. Scherzando. Ohne Hast.)」は寂しげな出足から華やかに爆発するスケルツォ。第4楽章「きわめてゆるやかに、神秘的に 一貫してppp(ピアニッシシモ)で (Sehr langsam. Misterioso. Durchaus ppp.)」はナタリー・シュトゥッツマンの落ち着いた声がしっとり静謐。第5楽章「快活なテンポで、大胆な表出で (Lustig im Tempo und keck im Ausdruck.)」は無垢な天使の可憐な歌声、この作品の一番好きなところ。第6楽章「ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて (Langsam. Ruhevoll. Empfunden.)」は万感胸に迫って人生を振り返る楽章。誠実に端正に、遠浅の海岸に音もない波のような感動が押し寄せました。オーケストラの技量はほんまもんです。

Brilliant BC93950Mozart レクイエム〜ニコル・マット/プフォルツハイム南ドイツ室内管弦楽団/ヨーロッパ室内合唱団/パメラ・ホイフェルマンス(s)/バルバラ・ヴェルナー(con)/ロベルト・モルヴァイ(t)/トマス・プファイファー(b)(2001年/Joseph Leopold Eybler/Robbins Landon校訂版)・・・2016年来の再聴。モダーン楽器使用、指揮者の個性色付けを前面に立てぬ声楽主体、誠実に飾りのない清楚な演奏、極上の音質。後半の姿が聴き馴染んだジュスマイヤー版とはかなり違います。Nicol Matt(1970-独逸)はエリク・エリクソンとかフリーダー・ベルニウスの弟子筋にあたる合唱指揮者、BrilliantのMozart全集の声楽作品をまとめて録音しておりました。声楽、とくに少人数合唱の透明かつ力強い響きに魅せられ、心洗われました。トマス・プファイファーの歌い方がフィーッシャー・ディースカウとクリソツ!4:46-2:45-1:58-3:06-2:09-4:24-2:29-3:04-3:46-4:00-1:40-4:27-4:03-5:39。


2023年6月某日/隠居生活初心者入門の日々

6月に入りました。某隣国の人工衛星発射?とやらは不発だったらしい。そんなカネがあったら飢えた国民に食料を確保したら良いのに。

本日は昼から雨とか、台風の影響もあってしばらく梅雨らしい天候が続きそうです。両足痛風症状はじわじわと回復しても昨日、元気いっぱいに朝一番体育館に出掛けるような体調に非ず。しばらく横になってから昼休み時間に痛む足を引きずって久々の2km、途中ゴミを拾う元気も余裕もありません。久々のトレーニングルームは時間的に空いていて、あいかわらず爺さん連中が身体ならぬ、大声で口の鍛錬に励んでおりました(スリッパはあきまへんで)。半年間故障中だった右から2番めのトレッドミルが直っていて、ゆっくり4.5-5km/h傾斜なし20分間、心拍数は最高122程度、うっすらと汗が出る程度の有酸素運動久々実施。筋トレは厳禁だけど、肩こり腰対策の意味で軽くハイプーリー背筋鍛錬を40回のみ追加。快い汗をシャワーで流して梅雨の合間、足は痛いけれど気分は爽快でした。

夕食後入浴したら、久々の本格的な運動に足腰に激疲労感有。へろへろ。今朝の体重はしっかり喰ったつもりでも66.1kg▲200g。

国産安価なスマホarrowsを製造していたメーカーが民事再生申請とか。たしかもともと富士通だったところですね。あえなく散ったバルミューダもそうだけど、ああいった米中世界を相手にする業界は厳しいやろなぁ、なんか製造大国日本の黄昏を象徴するようなニュースでした。自分はトーンモバイル入手ぼちぼち3年、機能的に不満はない(さほどに日常使い込んでいない)けれど、バッテリーの保ちの悪さが気になります。SIMフリーで安いもの、まずまずバッテリーのよろしいものを詳しい人に教えてもらわなくっちゃ。まず息子かな?

DECCA LXT2549R.Strauss 交響詩「ドン・ファン」/ 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(ウィーン・フィル1950年)/ 家庭交響曲 (バイエルン放送交響楽団1953年ライヴ)〜クレメンス・クラウス・・・Clemens Krauss(1893ー1954墺太利)はせめてあと10年ほど長生きしてステレオ録音を残してほしかった人。ユーモラスかつパワフル著名な交響詩はかなりバランスのよろしい録音に、ウィーン・フィル金管のマイルドなサウンドがムリなく映えて、力みのない小粋な演奏と感じます。後のカラヤンほどのあざとさを感じさせない。(15:43-14:57)優しく落ち着いた風情な旋律が続く「家庭交響曲」もまずまずの音質、バイエルン放送交響楽団管楽器のコクのある豊満、ゴージャスなサウンドを堪能いたしました。Introduction and development of the chief groups of themes(5:05)Scherzo(Parents' happiness.)(6:19)Scherzo(Childish play.)(5:22)Adagio(Doing and thinking. Love scene. Dreams and cares) (the clock strikes seven in the morning.)(12:28)Finale(Awakening and merry dispute (double fugue). Joyous confusion.)(13:35)

MercuryStravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(1955年)・・・1959年ステレオ録音は聴いていたけれど、モノラル録音はその存在を初めて知りました。音質は驚異的な解像度、鮮度、当時のオーケストラの優秀な技量をたっぷり堪能させてくださるもの。遊園地の喧騒を感じさせる名曲中の名曲は飾りのない直截なストレート系表現、正確なアンサンブルとリズム、明るい響き、打楽器の迫力と切れ味は最初の録音から変わらない。後年いっそう音質状態のよろしい録音が存在するから、なかなか取り上げられる機会は少ないだろうけれど、この時期にしてモダーンなセンスに驚かされました。9:24-4:07-6:31-12:47。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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