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音楽日誌

永平寺
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2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

1月も最後の日となりました。これから2月はもっと本格的な寒さがやってくることでしょう。昨日市立体育館にいつもの鍛錬済ませての帰り、汚い小川の土手に梅の花がほころぶのを見掛けました。シーナ&ロケッツの鮎川誠逝去、享年74歳、つい先日高橋幸宏が亡くなったばかりなのに、若い頃熱心に聴いたミュージシャンが次々と亡くなります。先に奥様を亡くして、娘さんが3人いらっしゃったのですね。

昨日10時半ころ帰宅して昼食後、女房殿は婆さん(93歳)の入浴介助に出掛けました。自分はどーも夕食の準備のアイデアが浮かばずに、女房殿はお好み焼きを作ると宣(のたま)う・・・たまにお好み焼きも悪くないけれど、そんな気分でもない。結局女房殿が戻ってそのまま梅田に出掛けました。この間YouTubeに眺めていた寿司屋を初訪問、月曜の早い時間だから空いておりました。梅田駅前ビル地下寿司屋にて極上鮮度のお刺身中心にビール酒も少々、もう若くはないのでおいしいものをちょっぴり、価格も充分安い。やや物足りなく感じたので、梅田駅前ビル地下では有名な焼き鳥屋さんに寄って、狭い店内は混みあって若いガテン系男性二人と相席、その若者は礼儀正しく清々しいこと、そしてびっくりするほど安い。なんか贅沢ばかりの1月でした。しっかり運動して、帰りは駅から2km歩いて戻っても今朝の体重は68.1kg+200g、これは本日減らしましょう。

LPデザインBizet 「アルルの女」組曲第1第2/歌劇「カルメン」組曲〜ウィレム・ヴァン・オッテルロー/ハーグ・レジデンティ管弦楽団(1959年)・・・往年の名指揮者Willem van Otterloo(1907ー1978阿蘭陀)の音源は概ね集めたつもり(ほとんどちゃんと聴いてない・・・)でも、これは初耳。昔でいうところの通俗名曲(=死語)音楽に貴賎なし、珍しいDGへのステレオ録音なんだそう。LP板起こしの音質はまずまず。コンセルトヘボウの陰に隠れて地味な存在だけど、このオーケストラも実力充分でしょう。響きはジミめ、とくに第2組曲の「メヌエット」に於ける長閑なフルート、ラストの「ファランドール」の躍動熱狂リズムは大好きなところ。「カルメン」は数少ない筋書き旋律詳細知っている、お気に入りのオペラでした。A面に「アルルの女」第1組曲(3曲2:58-3:13-4:30)+「カルメン」組曲(4曲2:17-1:25-3:59-2:15)B面に「アルルの女」第2組曲(4曲5:56-3:56-3:51-3:28)+「カルメン」2曲(3:49-4:33)の収録。

Pye Golden Guinea Records GGL 0136Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜ウィルヘルム・シュヒター/ハンブルク北ドイツ(放送)交響楽団/ハンブルク州立歌劇場合唱団/Hilda Monti(s)/Maria von Loszny(a)/Franz Gueden(t)/Karel Ansbacher(1958年以前)・・・これは懐かしいコロムビア・ダイヤモンド1000シリーズの音源。NHK交響楽団を鍛えた(在任1959-1962)Wilhelm Schuchter(1911ー1974独逸)によるステレオ録音、音質はかなり良好でした。オーケストラ名表記に「放送」は付かないから、歌劇場のオーケストラとかハンブルク交響楽団の可能性もあって、渋い艶消しのサウンドは現エルプ・フィルかな?そう類推するけれど、自信はありません。どの楽章も基本イン・テンポを基調としてバランスよろしい中庸のテンポに堂々たる構え、驚くべき完成度でした。終楽章は心持速めのテンポに、声楽ソロもソロもアツい追い込みでした。16:18-10:05-14:38-23:46。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

週が明けても寒さは継続中、降雪から断水の話題は能登半島方面、空き家の水道管破裂も一因らしいですね。こちらも朝一番は雪予報となって、長野県ではせっかくの外人さんスキー、雪崩に巻き込まれたそう。昨日は食材なんとか在庫はあったけれど、ウォーキングのつもりでムリムリ業務用スーパーに往復3km強お買い物、昼夜とやや糖質の高い食事満腹の自覚はあって、それでも今朝の軽量は67.9kg辛くも現状維持でした。料理は精神的にまんねりでも、なんとかそれなりにおいしく仕上げました。婆さんのところにも持っていきました。

しつこく女房殿のスマホがお釈迦になった話題。再契約も失敗、これはどーも自分が申請時住所の一部を誤記したのが要因らしい=自業自得にある意味得心いたしました。現在MNP番号の再申請を待っているところ。当面自分のToneMobileを貸し出したことは昨日書いた通り。出掛ける時には持ち出して、婆さんのガラケーにも自分の番号を登録したそうです。たまたま偶然ToneMobileは050番号と090番号二種割り当たって、ふだん公けには050番号を使用、というのも要らぬSMSが届かぬようにするため、女房殿の臨時番号は090にしてもらいました。

ところで自分が私用スマホを契約したのはお仕事引退する一年前、つまり2年前でした。それまでは営業用のガラケー→スマホ累計20年ほど、がちがちに使用制限が掛かってほんまに通話と業務用メールのみ(お仕事引退とともに返却)。その後、私用スマホはほとんど日常熱心に使っていなくて、息子とや甥、悪友とのライン、そしてスマートウォッチの連携くらい。Google KeepやSimplenote、pCloudなどコンピューター連携(もちろんYahoo!Googleも)には便利に使っております。華麗なる加齢に眼が疲れるということもあります。つまり、女房殿が持ち出してもほとんど日常生活に痛痒を感じぬ状態、なんだったらそのまま差し上げてもよいくらい。ま、ちょっとの間のことですが。

露西亜の悪辣な民兵組織とやら「ワグネル」ってWagnerのことですよね。ご迷惑な命名なこと。
Pearl  GEMM CDS 9137「Wagner Der Ring des Nibelungen The 1927-32 HMV VOL. II」Wagner 楽劇「ラインの黄金」より3曲(アルバート・コーツ/ロンドン交響楽団1928年)/1曲(レオ・ブレッヒ/ベルリン州立歌劇場1927年)/楽劇「ワルキューレ」より第1幕7曲(アルバート・コーツ/ロンドン交響楽団1927年)/1曲(ローレンス・コリングウッド/ロンドン交響楽団1926年)/第2幕2曲(レオ・ブレッヒ/ベルリン州立歌劇場1927年)/3曲(ジョン・バルビローリ/ロンドン交響楽団1932年)・・・引き続きMark Obert-Thornによる復刻・マスタリングによる歴史的録音。これも驚異的な音質。そしてSP時代の収録時間の制約によるエエとこ取りだから(流れは追っている)シロウトにも飽きずにわかりやすいのがありがたい。歌い手や作品のクレジットは面倒なので省略したけれど、さほどに時代掛かった違和感はありません。Albert Coates(1882ー1953英国)のテンションの高さは驚くべきもの、ロンドン交響楽団の水準も立派だと思います。有名な「ワルキューレの騎行(Hojotoho!)」の熱気も凄い。ここで33歳のバルビローリ登場、なんとなくオーケストラの押し出しが弱いような?そんな気もするけれど、自信はありません。

なかなか色っぽいLPデザインWagner 楽劇「ラインの黄金」〜ハンス・スワロフスキー/大交響楽団/ロルフ・ポルケ((br)ヴォータン)/ロルフ・キューネ((br)アルベリヒ)/フリッツ・ウール((t)ローゲ)/オットー・フォン・ロール((b)ファーゾルト)/岡村喬生((b)ファーフナー)/ウルズラ・ベーゼ((ms)エルダ)/ルート・ヘッセ((ms)フリッカ)/ヘロルド・クラウス((t)ミーメ)/ハイデマリア・フェルヒ((s)フライア)/ルドルフ・クノル((br)ドンナー)/ハーバート・ドーサント((t)フロー)/リゼロッテ・ベッカー=エグナー((s)ヴォークリンデ)/アンジェリカ・ベルガー((s)ヴェルグンデ)/ヒルデ・ロスナー((ms)フロスヒルデ)(1968年)・・・保存音源棚卸し作業中に久々に確認したもの。この間、1920年代の歴史的音源に痺れて、ちゃんとした(!?)音源を再確認しようと取り出したら・・・これはたしか旧ソヴィエットのプラハ侵攻の直前、チェコ・フィルや国立歌劇場のメンバー+α(地元メンバー)寄せ集めて一気呵成に録音したプロジェクト(ニュルンベルク)だったはず。その筋の専門筋の方によると「ワルキューレ」とか「ジークフリート」など作品が進むにつれ、一部歌手の非力さが聴くに耐えぬ水準とのこと。こちらその辺り疎いド・シロウト、気になったのはCD時代より聴いていたはずなのに、この録音はなんでしょ!歌手前面にキンキンするような喧しさ、せっかくのHans Swarowsky(1899ー1975洪牙利?)の統率も奥に引っ込んでバランスはよろしくなくて愉しめない。4部作中一番短いこのオペラの半分も聴き通せず断念して、念のため「神々の黄昏」冒頭部分も再確認、結果残り3作のファイルも含め廃棄決意いたしました。残念。

C00509Stravinsky 組曲「兵士の物語」/Milhaud 組曲/Khachaturian 三重奏曲/Menotti 三重奏曲〜トリオ・マンフレディ(サラ・トマイウオロ(cl)/ジョヴァンナ・セヴィ(v)/アンジェロ・ナスート(p))(2021年)・・・伊太利の団体が20世紀の小粋な作品をわかりやすく、いきいきと仕上げております。技術的なキレはそうとうなもの。素っ頓狂なエピソード連続な馴染みの「兵士の物語」から始まって、ラプソディックに自在な旋律が躍動して(1:42-2:48-3:12-7:01-1:28)それ以外の作品は初耳ばかり。Milhaudはかなりジャズっぽく(1:38-3:06-1:49-5:26)Khachturianは抒情的に哀愁漂う旋律(5:25-4:37-7:40)Menottliは意外と保守的に甘い旋律が続きました。(5:35-6:03-2:40)


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

日本中寒い日々が続いております。このところ手足が冷えてツラい。キーボードマウスを操作していると手の冷えは気になるし、朝早過ぎる時間に目覚めたときに、二度寝しようとしたら足が冷えて再び眠れない。ちゃんと隔日に身体を鍛えて心拍数を上げ、汗を流して体調は悪くないのに、これは稀有な体験でして、むしろ足がほてって冷やすくらいだったのに、ナンかヘンですね。昨日もいつも通りなワン・パターン生活、朝一番に市立体育館にて筋トレ+トレッドミル有酸素運動、道中の運動公園にはここ数日誰の姿もないのは寒さ故のキャンセルでしょう。今朝は左膝外転筋辺りが痛くて、これは寒さ故でしょう。体重は67.9kg▲400gここで油断禁物。料理は手早くカンタンに仕上げて味も上々だけれど、マンネリ気味です。

女房殿スマホ故障に伴う別キャリアへの乗り換えの件、泥沼へ。Libmoはネットより申し込み手続きをしても音沙汰なく、サポート・センター(とやら)にメールを入れたら、昨日ようやく返答有。理由不明だけど申し込みは受け付けられない、キャンセルと。さんざん待たせた挙句それかよ、ってMNP番号の有効期限がもう足りなくて、ほかに申し込むこともできません。書面で送ったとのことだけど、そんなものは届いておりません。メールもないからきっと送り忘れたのでしょう。巡り合わせの悪さを恨んでも仕方がない。契約していたIIJmioにMNP番号の再度発行をお願いしました。もう一ヶ月(使えぬムダな)空料金負担が出そう。

当面、自分のToneMobile番号を介護サービスとか婆さん、弟に連絡して使うようにしました。なんか、うまくいかんなぁ、書類不備だったのかな?おそらく本人確認に写真を送った健康保険証に顔写真なし、住所は手書きなのがよろしくなかったのかも。ガッカリしたけれど、こんな難行苦難もボケ防止でしょう、一か月料金取られるのは悔しいけど。スマホの契約ひとつまともにできない、ボケ爺になったのか、情けなさに脱力。Libmoはゲンが悪いし断られたのでToneMobileにしようかな?

Gottfried von der Goltz (1964ー独逸)Haydn 交響曲第44番ホ短調「悲しみ」/ネルソン・ミサ ニ短調(困苦の時のミサ/Missa in Angustiis)〜ゴットフリート・ヴォン・デア・ゴルツ/フライブルク・バロック・アンサンブル/チューリヒ・ジング・アカデミー/マグダレーネ・ハラー(s)/ヘンリエッテ・ゲッダ(con)/ニコラウス・プファンクフ(t)/トルベン・ユルゲンス(bbr)(2022年ライヴ)・・・ネットより入手したコンサート音源は音質上々。Gottfried von der Goltz (1964ー独逸)は著名なヴァイオリニストであり指揮者。しっとり瑞々しい情感を湛えた古楽器アンサンブル、交響曲第44番ホ短調は弦楽+オーボエ2本ホルン2本の編成、疾風怒濤時代の音楽は劇的に緊張感に充ちた暗い作品をヴィヴィッドに表現してくださいました。(9:02-5:08-8:51-5:03)ネルソン・ミサ(Lord Nelson Mass)も墺太利がナポレオンに連戦連敗していた時期(困苦の時/ネルソン提督がようやくナポレオン軍を破った)の力強い作品。エステルハージ侯が管楽器団員を解雇してしまったため木管抜き、声楽ソロ4人+合唱+弦+ティンパニ+トランペット3本+オルガンという変則的な編成になっているんだそう。明朗な声楽も充実しておりました。(4:14-10:08-8:59-2:53-6:09-5:37)

http://oidofino.blogspot.com/2011/05/mahler-sinfonia-n-2-kaplan-festival.htmlMahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜ギルバート・キャプラン/スウェーデン王立宮廷管弦楽団(Royal Court Orchestra/Miah Persson/Anna Larsson/ストックホルム2010年Live)・・・・ 10年以上前2011年5月に聴いて曰く

あまりに「復活」を研究し過ぎた?せいか、テンポやら細部の描き込み、いじりかたが頻繁で、時に流れが不自然に至る場面もないでもない。
よく研究され、細部迄考え抜かれ、表現的には素直でオーソドックスな演奏です。スケールも大きい。オーケストラのコントロールにも優れていて、流石「復活」専門指揮者と感心いたしました。ところが、最終盤オーケストラに疲れが見られる・・・時にピッチがよろしくなく、テンションは下がり気味(ミスタッチ云々の話ではない)。声楽陣は充実していると思いますよ。やはりオペラの団体なのか。ラストはちゃんと素晴らしい盛り上がり、感動の幕切れが待っておりました。音質はライヴそれなりの水準だけれど、声楽、オルガンもよく分離して聞こえます。
聴衆の熱狂はそうとうなものでした。偉大なる、究極のアマチュアに喝采を。
Gilbert Kaplan(1941ー2016亜米利加)による唯一のレパートリー「復活」のライヴ。これは2010年に開催されたMahler Festivalの一環、第3楽章「Scherzo: In ruhig fliesender Bewegung(静かに流れるような動きで/魚に説教するパドヴァの聖アントニウス)」辺り、ちょっぴりもたつきがあるけれど、オーケストラの技量も声楽陣も全体として立派な演奏でしょう。前回の印象はなにが参照の基準だったのか?今回拝聴では「テンポやら細部の描き込み、いじりかたが頻繁で、時に流れが不自然に至る場面」とは感じませんでした。ラストは声楽陣の根性思いっきり入って、感動的に長大なる名曲を堪能いたしました。24:15-11:24-10:52-5:21-37:51(熱狂的な拍手込み)


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

あっという間の週末も引き続き寒い。こちらは知れているのかもしれないけれど雪との予報、北陸山陰では警報が出るほどの雪予想とか、物流を担うトラックドライバーはタイヘンなことでしょう。昨日うすら寒い雨模様に室内干しの洗濯物は干せません。家計負担も増大中、我が家は家に居る頻度は高いけれど、かなり節約しているつもりでも、エアコン最盛期の夏並みの請求となって値上げは困ったもの。昨日はじっと引き隠れば体重増・・・を懸念して朝一番に業務スーパー往復3km強もウォーキングのつもり。今朝の体重は68.3kg▲400g、体重多めに出る新体重計とは云え、まずは67kg台定着を目指したいもの。今一歩ハラを凹ませたい。昼に菓子パンとかかっぱえびせんを喰った悔いもあったけれど、なんとか減りました。夕食のたっぷり野菜がよろしかったのか。

牛乳パックを利用してお気に入りのヨーグルトを種に自家製ヨーグルトを作っております。日々朝おいしくいただいて、昨日ちょっと事件が・・・三日ほど前偶然牛乳が切れていたので、豆乳を利用、それはそれでおいしく出来上がるもの。でも、なんか味がヘン、腐っている風ではないけれど、酸味があるだけで味も風味もほとんどない、おいしくない。女房殿は吐き出して、自分はちょっぴりいただいて断念。残りは捨てました。冷蔵庫に入れていたし、前日は大丈夫、この寒い季節に変敗は考えられないはず。その後、腹痛などはありません。理由原因不明のまま牛乳を入手して、新たに作りました。

女房殿のスマホがお釈迦になって、新たにLibmoに申し込んで本人確認書類も送付、受理確認メールが届いて既に一週間、音沙汰はありません。電話をしたら案の定混み合ってつながらない。不安だし、婆さんと連絡のとれぬ女房殿は怒り心頭でっせ。いちおうその旨、メールを出しておきました。

COLUMNS  99564Bach ゴールドベルク変奏曲 (Dmitry Sitkovetskyによる弦楽三重奏版)〜アマティ弦楽三重奏団(1999年)・・・21年ぶりの拝聴。ヴァイオリンを担当するGil Sharonは生年情報不明、羅馬尼亜→以色列、阿蘭陀を中心に活躍しているらしい。これが安定した技巧、しっとり美しい音色にオーソドックスな表現、音質も上々。Bachの編曲物やらモダーン楽器による鍵盤作品にもほとんど違和感なし、骨組みのしっかりとした作品はいくら姿を変えても原曲の魅力を損ないません。目くるめく魅惑の変奏曲は細部馴染、この弦楽三重奏版もすっかりレパートリーに定着いたしました。ピアノによる演奏が一番馴染みだけれど、こちらの編曲はチェンバロより好みかも。長丁場に飽きさせぬ色彩の変化を堪能できました。

RCA SHP-2499Beethoven 交響曲第1番ハ長調(1969年)/第7番イ長調(1966年)〜エーリヒ・ラインスドルフ/ボストン交響楽団・・・Erich Leinsdorf(1912ー1993墺太利→亜米利加)ボストン交響楽団在任は1962-1969年、前任シャルル・ミュンシュ(在任1949ー1962)の熱狂的な人気に比して、そのクール緻密な表現はあまり人気は出なかったようだけど、アンサンブルの建て直しのためには必須の人材だったのでしょう。ちょうどレナード・バーンスタインの後任にピエール・ブーレーズを据えたニューヨーク・フィルみたいな感じだったかも。このBeeやん交響曲全集録音は”通のための”ジミな存在?CD初期からかなり安価で発売され、ようやく拝聴機会を得ました。青春の溌剌前向きの希望に溢れるハ長調交響曲は、引き締まった贅肉サウンドにムダや緩みがない。どの楽章もオーソドックス中庸なイン・テンポ、オーケストラは極上アンサンブルに力強いもの。8:12-8:07-3:34-5:27。
「舞踏の聖化」イ長調交響曲もまったく同様の印象。第1楽章「Poco sostenuto - Vivace」から慌てず走らず、適正な力感に溢れてヴィヴィッドなリズム、それは19世紀の重厚長大後期浪漫の残滓を感じさせぬすっきりとした響き、細部フレージング処理にいささかの曖昧さもないイン・テンポ。提示部繰り返しも自分としては好み。(←ここ最近宝くじのCMに使われいる)第2楽章「Allegretto」の清潔着実な歩みは、馴染み過ぎたこの楽章(いままで聴いた)最高の出来と感じます。テンポは動かない。第3楽章「Presto, assai meno presto」スケルツォのクールなバランス感覚、第4楽章「Allegro con brio」充実した響きにリズムの熱狂に不足を感じさせない。オーケストラのサウンドにはコクがあって魅力的。15:40-8:41-9:44-9:11。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒いですね。これからが一年で一番寒い時期に向かって、コロナ+インフルエンザも猛威を揮(ふる)うのでしょう。インフルエンザが話題に上らなくなったのは収束しているからとは思えない。更に国立遺伝学研究所・川上浩一教授によると「コロナ感染後に“ウイルス量”を解析すると・・・」けっこうな量が残っていて、個人差があるとのこと。一律に一週間や10日で消えてなくなるものじゃないらしいとの記事有。体調も快復して社会復帰、そこでけっこう感染させるリスクはあり得るということなのですね。

昨日森さんの発言云々したばかりだけど、また「露西亜が負けるはずもない」「そんなに烏克蘭に力を入れてよいのか」なんて発言話題になっているようです。困った人ですね。露西亜支持ということでもないと思うけれど、勝手な思い込み、評論家的立場、これも失言に非ず、本音乃至ちょっとノーミソ硬くなっているのかも。デヴィ夫人の直接支援とは大違い。

ネット記事を眺めていると、どーでもよい(見知らぬ)タレントの動静やら、底の浅い蘊蓄記事さておき、提灯記事?(と迄云わぬけれど)様子見やら観測気球記事がけっこうあることに気付きました。首相在職時にはあれだけ叩かれたガースーが、キシダさん不調とみると”待望論”もちらほら、これなどは世論誘導の類なんやろな、きっと。不祥事などで活動自粛を余儀なくされた芸能人が、こんなに反省してストイックな逼塞生活を送っている・・・みたいのは”そろそろ許してあげても良いんじゃないの”的反応確認記事でしょう。そんな記事専門執筆の方も存在するのかも。ほんま玉石混交、ほとんど80%以上は”石”でっせ。なんとなくまともそうな表題の内容を確認すると、びっくりするくらい無内容に薄い、脱力記事にガッカリはいつものこと。できれば流言飛語に惑わされず、中長期的な視点で情報は再確認して、深めて、理解したいものです。

昨日も隔日鍛錬、市立体育館へ往復4km、筋トレ全身8種+トレッドミル(傾斜付けて有酸素運動15分)しっかりこなして、食事は昼夜通常(自分なりヘルシーと思う)の結果は68.7kg昨日の危険水域激増傾向のまま。減らぬ理由がわからない。本日とくに所要はないけれど、外出して身体を動かしましょう。

EUG-051Wagner 舞台神聖祝典劇「パルジファル」/第1幕前奏曲/場面転換の音楽/最後の場/第2幕 クリングゾールの魔法の庭/第3幕 聖金曜日の音楽/最後の場〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1955年)・・・モノラル末期の米Columbia録音は奥行きも臨場感もあって極上、オペラは基本振らなかったEugene Ormandy(1899ー1985洪牙利→亜米利加)による珍しい演目でしょう。たっぷり瑞々しい(とくに)弦の響きはこの作品特有の陶酔感を際立たせて、耳にたっぷり甘美な”歌のないオペラ”をわかりやすく豪華に響かせて下さいます。明るく曖昧さのない細部明晰な表現、長大なる(ド・シロウトには眠くなるような)作品のエエトコ旋律集めて、意外とこんな趣向の録音はありそうでないもの。Wagner中では意外と苦手としていた旋律を堪能いたしました。14:32-8:05-11:15-10:16-6:40。

米Columbia LPデザインHindemith 交響曲「画家マティス」/弦楽と金管のための演奏会用(協奏)音楽〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1952-53年)・・・旧モノラル録音、こちらも解像度鮮度高い驚異的な音質。彼の十八番「画家マティス」は再録音やらライヴ音源も存在します。かつてHindemithの旋律はどーも辛気臭いと感じて、やがて聴き込んで馴染んだら、なんとも味のあるクールな旋律リズムが魅惑と受け止めるようになりました。交響曲はオペラからの再編成、第1楽章「天使の合奏(Engelskonzert)(7:43)第2楽章「埋葬(Grablegung)(4:10)第3楽章「聖アントニウスの誘惑(Versuchung des heiligen Antonius)(12:58)からなる荘厳な旋律にモノクロのような作品。初演はフルトヴェングラー(1943年)、これがオーマンディの手に掛かるとわかりやすくも平易に明快に響き渡ります。「弦楽と金管のための・・・」はボストン交響楽団のために作曲されたそう。第1−第2ヴァイオリンの区別がないとか、木管を含まない珍しい編成。これはフィラデルフィアの金管の名人芸炸裂!輝かしく爽快なサウンドにもちろん弦もそれに負けておりません。まるで耳の贅沢みたい。 4:33-4:04-2:03-2:53-2:02-0:54。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日はこちらさほどに天候は悪くなかったけれど、今朝も引き続き寒いのは寒い。全国あちこち渋滞やら立ち往生(新名神では丸一日とか)公共交通機関の休止もあったみたいで、お仕事、通勤通学はタイヘンだったことでしょう。”不要不急の外出は避けるように”との呼び掛けに応えて、終日引き隠りました。洗濯してあとはぼんやりテレビを眺めたり、集め過ぎた音源ファイルの点検整理廃棄したり・・・昼も夕食もありもの残り物料理で済ませて、たいして喰っていない(つもりだ)けれどなんせ身動きしないから体重は増えます。今朝は68.7kg+500g、体重計が変わったとはいえ危険水域連続継続中。この間、終日引き隠ると必ず+500gなのですね。これより定例の市立体育館行。女房殿のスマホを申し込んだLibmoは証明書提出営業日で三日経過しても返事がありません。困ったものです。

”麻生太郎氏また失言「出産女性の高齢化で少子化」、子育て世代に責任転嫁の絶望”〜そんな記事がネットに踊って、あちこちもう批判を受けているようだけれど、”失言”というのはおそらく誤り、確信的な発言なのでしょう。東京五輪の組織委員会トップを降りるきっかけとなった森さんの発言も同様、事実そう思っているから。本音ではそうなんだけれど、公の場では控えるのが処世術、というのはなんか違うような気がします。時代遅れの発想が跋扈しているんやろなぁ、自分も知らず時代の大きな趨勢から外れているのかも。気を付けましょう。

EMIR.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1979年)・・・これ良い演奏ですね。なんの衒いも変化球も、力みもない、瑞々しくも輝かしい余裕のアンサンブル。Eugene Ormandy(1899ー1985洪牙利→亜米利加)晩年の記録、モノラル時代から幾度録音はあってCBS/RCAそしてEMI各々の音録りの思想が違うけれど、どれも良質な状態。基本ゴージャスに厚みのある個性は変わらぬと思うけれど、こちら新しいだけ音の粒子が細かく、ぎらぎら感も少ないように感じます。スペクタブルに大仰だけどカッコ良い作品は弱音での微妙なニュアンスも豊かに、作品とオーケストラの技量を堪能いたしました。1:43-3:37-1:53-2:06-2:03-4:11-5:10-7:58-4:35。

USSR Melodiya C10 31711 005Khachaturian ヴァイオリン協奏曲ニ短調〜レオニード・コーガン(v)/アラム・ハチャトゥリアン/モスクワ放送交響楽団(1951年)・・・第1楽章「Allegro con fermezza」は思いっきり泥臭い民族的旋律リズムがラプソディックに哀愁。名曲。初演はオイストラフだけど(1940年)こちらコーガンの硬質な美音、正確な技巧も忘れられぬテンションの高さ、緊張感、節回しの巧みさ。旧ソヴィエットの音源にはずいぶんと泣かされてきたけれど、これはなかなか良好な録音でした。第2楽章「Andante sostenuto」なんて、ほとんど「ガイーヌ」のイメージそのまま。第3楽章「Allegro vivace」の賑やかな爆発もエネルギッシュに最高。14:49-11:46-9:12。

NDR 4767312R.Strauss アルプス交響曲〜朝比奈隆/北ドイツ放送交響楽団(1990年ライヴ)・・・これは大自然描写の大きな作品。それに相応しいスケール、慌てず走らず、悠然と構えた朝比奈翁らしい演奏でしょう。オーケストラの質実な響きも魅力、音質は時代から勘案するとやや落ち?噂では大阪フィル(1997年)のほうがずっと良い出来、との噂だけど聴いたことはありません。現在廃盤とか、ちゃんとトラック分けして再発望む。(54:19拍手約1分込み)


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨夜雪もちらついて寒さの本番はまだまだこれから、JR京都駅〜山科駅間で列車が「5時間以上」立ち往生とのこと。空港便、特急もかなり運休しているそうですね。本日不要不急の外出は避けるようにとの呼び掛けはコロナ最盛期並みの扱いだけど、学校もお仕事もある平日。(毎日拝見するブログ情報によると石川県内のほとんどの自治体で・・・小中学校の臨時休校を決め、多くの県立高校も臨時休校を予定、とのこと)幸いこちら女房殿含め、本日あえて出掛ける用事もない隠居生活でっせ。

珈琲がぼちぼち切れそうだけど、あと一日保つでしょう(手抜きに前回挽いた豆を買ってきて、やはりあれは香りが抜けるものだと実感いたしました)。昨日呑んだあとの鍛錬(反省)はしっかり全身筋トレ8種+ステアマスター15分消化、体調は良好です。いつもの顔馴染み爺4人+新顔爺4人+新顔若手男性2人+(自分より)お姉さん常連3人ほど、更にバーベル組が2−3人いたからけっこう、いつになくトレーニングルームは混んでおりました。そのあと女房殿は寒風の中、母親の様子見兼生協の受け取り、喜八州の酒饅頭持参して出掛けていきました。自分は例の如し、Stravinsky辺り音源ファイル点検整理廃棄のヲタク趣味三昧。マンネリ気味の料理は意外とおいしく、温かく仕上げることができました。

寒風に洗濯物は干せましたよ。食事を抑制して、運動しても今朝の体重は68.2kg▲300gがやっと。女房殿のLibmoスマホ申し込み返答は未だ、先日お釈迦になった旧スマートウォッチは時刻表示+心拍数カウントなぜか?復活(しても時既に遅い)但し、歩数表示は相変わらずアウトに変わりはない。ただの時計としてだったら使えます。

日頃愛用していたGYAO!が2023年3月いっぱいで終了とのこと、CMもなくてよかったんやけどなぁ、残念。自分にとっては数年前海外連続ドラマを偏愛していたBS/D-Lifeが終わった時を思い出すほどの衝撃、無料コンテンツのビジネス・モデルも曲がり角なんでしょうか。TV-erもよろしいけれど、あれはCMが長く感じます。

Mercury LPDvora’k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団(1960年)・・・LP時代より馴染みの超・快速演奏。繰り返しもなし。片面に収まってSibelius 交響曲第2番ニ長調との組み合わせでした。やがてCD時代に至っても素っ気ない疾走には呆れるばかり・・・こうして63年経って音質良好、快速だけどアンサンブルは絶妙に整って響き明るく洗練され細部粗くはない、ほとんど要らぬ飾りのないストレート系演奏、テンション高く浮き立つような演奏にようやく目覚めました。息もつかせぬ勢いを堪能、こんな際立った個性は21世紀に絶滅いたしました。とくに第3楽章「Molt Vivace」スケルツォ楽章の疾走する熱気最高!終楽章「Allgro con Foco」に至る一気呵成な流れは前向きな希望に溢れて、文句なく爽快。オーラス前、ちゃんとテンポを落として名残惜しい風情の対比を作っておりました。7:52-10:13-6:56-9:42。

RCAWilliam Schuman アメリカ祝典序曲/ニューイングランド三部作/Ives/W-Scuman編 アメリカ変奏曲/William Schuman 交響曲第10番「アメリカのミューズ」〜レナード・スラットキン/セントルイス交響楽団(1991-2年)・・・これは驚き、なんとなく拝聴機会を逃していたWilliam Schuman(1910ー1992亜米利加)は実質上初耳、意外とわかりやすい平易な旋律が続きました。「キャンディード」序曲を連想させて闊達に華やかな金管とティンパニ、もうちょっとフクザツな「祝典序曲」(9:15)「三部作」は金管ティンパニ大活躍!吹奏楽として有名とか。爽快に元気のよろしい「Be Glad Then, America」。荘厳に敬虔な弦の嘆きが続く「When Jesus Wept」。そしてシンプルなコラール風な木管弦が疾走して、金管爆発!快活に締め括る「Chester」。名曲です。(5:32-6:47-2:56)「変奏曲」も破壊的に晦渋な馴染みのIvesに非ず、元気いっぱい、途中の不協和音も晴れやかな喜びとユーモアに充ちたもの。(6:36)ラストの交響曲はCon Fuoco - Larghettisimo - Presto-Andantino-Leggero-Pesante 3楽章からなる短い作品。荘厳に賑やかな始まりから金管と打楽器が乱舞するいつものパターンは不安げ。宇宙から未知の通信風怪しい静謐漂って、じわじわと迫る危機感はかなり前衛的な緩徐楽章を経、終楽章は怪しくも神秘な管楽器の不協和音絡み合いが続いて、やがて壮麗な輝かしい金管+打楽器大活躍!圧巻に盛り上がって締め括りました。5:36-13:13-11:37。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

これより全国的に十年に一度の寒波、こちら近畿地方にも雪の予報が出ております。最低気温は氷点下みたいです。昨日の洗濯物は室内干し、今朝時点乾いていなくて布団乾燥機の上に並べて追加乾燥中。昨日昼より爺友と酒、いつもは梅田駅前ビル地下の呑み屋に飛び込むんやけれど、趣向を変えて地上へ、じつはJR北新地駅から付近の地下のみの活動範囲、地上に上がると様子も分からぬ浦島太郎状態、40年ぶりにお初天神を案内してもらってお参り、狙いの喜八州の団子喜八州の団子はご当地より撤退済み、帰りに大丸百貨店にて入手(+酒饅頭も婆さんへのお土産)付近の居酒屋に入ったけれど、梅田駅前ビル地下と内容は変わらない。大きな店は平日月曜昼のせいか、ワリと空いておりました。

平屋一戸建て自力住み込み改装(≒趣味)を進めてここ半年以上停滞気味な悪友は、神戸市東灘区の高級マンション本宅のトイレが故障とのこと。我が家だったらシャワートイレ上部を交換するだけだけど、一体型の高級機種アラウーノとか)丸ごと交換工事費込み20萬圓とか、本体をネットに求めて別途工事のみお願いして12萬圓ほどに収めたそう。ほんまは自分で工事作業したかったけれど、奥様が強く反対!シロウト工事にもし水漏れしたらマンションだからエラいことになる!と。ほか、LINEでやりとりした禿げ対策頭皮のマッサージャー(的なもの)入手済、定価弐萬圓のものをメルカリにて五千圓入手、自分は”ムダだからやめとけ、あるがままを受け入れなさい”との暖かい助言を振り切っての強行でした。効果がなかったらまたメルカリに処分するそう(ないに決まっているよ)。”おまえの禿げ汁がついたまま他人に売るのは社会の迷惑や”と諫めておきました。もう一人の爺友はもともと西洋史関係の研究者(崩れ)露西亜語堪能、2023年の目標は伊太利語を習うこと、準備中だそうです。2021年12月に親父が亡くなって相続した枚方の築45年お屋敷は空き家(生活道具家具そのまま)NHK受信料も固定電話も継続負担してるそう。アホか!とボロカスに云ったけれど、NHKに断りの電話を入れたら言を左右にして解約にはカンタンには応じないそう。人が良いというか、なんというか、情けない。

我が家の息子一家コロナ支援、加湿器、計量器、スマートウォッチ、スマホ連続故障買い替えなんて可愛いもんですよ。散々喰って呑んで今朝の体重は68.6kg+500g。二日酔いはありません。新体重計に移行してから苦戦続き、本日はこれより市立体育館へしっかり鍛えてきましょう。

MMS 2283Beethoven 交響曲第7番ニ長調/「シュテファン王」序曲〜ウィレム・ヴァン・オッテルロー/ウィーン・フェスティヴァル管弦楽団(1964年)・・・入手したLP復刻音源はモノラル。なんせコンサート・ホール・レーベルの劣悪録音、内容点検して音源ファイル廃棄確認をしてみたら・・・これが意外となかなか”聴ける”バランスは比較的よろしい音質水準にほっとしました。オーケストラはウィーン交響楽団?各楽章慌てず、力まず、走らず、じっくり聴かせてスケールの大きな演奏に感心いたしました。序曲も表情豊かな優れものの演奏でした。13:07-9:49-8:04-7:28。7:50。

Chandos CHAN9235Stravinsky 歌劇「エディプス王」〜ネーメ・ヤルヴィ/スイス・ロマンド管弦楽団/ロマンド室内合唱団/ローザンヌ・プロ・アルテ合唱団 /ブラッシュ・コラール・ソサエティ/ジャン・ピアト (ナレーター)/ガブリエレ・シュナウト(s)/ペーター・スヴェンソン(t)/ルーベン・アモレッティ(t)/フランツ・グルントヘーバー (br)/ギュンター・フォン・カンネン(b)/ルドルフ・ローゼン(b)(1993年)・・・以前にロバート・クラフト(2011年)を2度ほど拝聴して

これが全然ツマらない、わずか52分聴了するのが少々苦痛なほど/お勉強や修行が足らんのか
なんか辛気臭い旋律に聞こえます。全然、愉しめず。どなたかツボを教えて下され
世間では名曲として録音も演奏機会もそれなりにあるもの。音質極上。ネーメ・ヤルヴィはアンセルメ所縁のオーケストラを叱咤激励してかっちりとしたアンサンブルに、打楽器の迫力も声楽の勢いもたっぷり!言葉の壁のみに非ず、未だお勉強や修行が足らんのか。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

厳しい寒さに+物騒な強盗事件多発な月曜、新しい一週間が始まって、学校へ出掛けたりお仕事現役の方は遣る瀬ない気持ちで朝を迎えたことでしょう。こちら引退生活にそんな思い出もちょっぴり懐かしいもの。冷たい雨模様に今朝は洗濯物は室内干し。本日は昼の二時集合して爺友の酒=バカ噺合戦も引退後の醍醐味、健康であり生活にもちょっぴり余裕があるということなのでしょう。昨日は朝一番いつもどおりの市立体育館行、なぜか顔見知り常連はほとんどいなくて、余裕でマシンを自由に使えました。ラストのトレッドミル15分はわずかに傾斜をつけると負荷が高まることを学びました。この寒空にしっかり汗を出して、心拍数を上げるのが鍛錬の肝要です。膝の調子はまずまず。途中の運動公園は赤いユニフォームが可愛らしい女児野球チームの練習中。

帰宅してそのまま業務スーパーへ切れていた基礎調味料野菜ほか食材入手、3,300円ほど?一度に使う金額としては最高値を更新、ずしりとリュックは重く、溢れたものはエコバッグに運んだものです。トレッドミル含めて一日の歩数カウントは13,800歩。本日はしっかりストレッチを済ませて出掛けましょう。今朝の体重は68.1kg、67kg台に戻せない。明日は増えるやろなぁ、きっと。

連日Shostakovichの音源ファイルの点検整理廃棄を続けて、その膨大なる物量に呆れております。自分の性癖としてこどもの頃より”徹底的に収集する”〜なんでもそうやったなぁ、そんな感慨に耽っておりました。あえなく壊れた女房殿用スマートウォッチ代替到着、自分のAmazfitが機能は少なくても作りがしっかりしていたので、ネット通販にそれを検索して注文したつもりだったのに、なんか違うもの(Helalife UM68T/12か月保証付き)が届きました・・・安いけど、仕上げはちゃんとした感じ。ネットに情報を探ると初心者向けとして評判は上々みたい。でもスマホがないから時刻も合わせられません。ネット通販を検索していたら体重計量器にBluetoothスマホアプリ連携できるものがけっこう安く出現、昨年ヤフオクで入手したときにもう少しちゃんと検索すればよかったと後悔しておりました。

VOX録音Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/プロ・ムジカ管弦楽団(ウィーン交響楽団)(1953年)・・・音質はもちろん21世紀風ぴかぴかに非ず、それでも充分音楽の姿が分かる解像度。先日の交響曲第9番ニ長調(1952年)同様の感銘をいただきました。未だ若く貧しかった頃、ロンドン交響楽団との1969年録音LPは高くて手が届かなかったけれど、同じホーレンシュタインの安い輸入盤が存在して、それはずいぶんと安かった。それがこのプロ・ムジカ盤でした。テンポは慌てず入念深淵な細部描き込み、浪漫の香りたっぷり充ちて、テンポは有機的に動いて表情はたっぷり陰影濃いもの。オーケストラは機能的には上手くないかもしれないけれど、ホルンや木管の音色、弦の昔風ポルタメントさえなんとも味わい深い濃密、恣意的作為的なものを感じさせぬ説得力。第1楽章提示部繰り返し有。16:48-8:13-11:35-20:54。

SONY19075872462Shostakovich 交響曲第7番ハ長調「レニングラード」〜ミヒャエル・ザンデルリンク/ドレスデン・フィル(2017年)・・・Michael Sanderling(1967ー独逸)による全集録音より。音質極上。彼は既にドレスデン・フィル首席を降りて、現在はヤノフスキが復帰しているとのこと。ケーゲル時代の記憶をたどれば、ずいぶんとサウンドはモダーンにアンサンブルも洗練されていると感じます。この作品は有名な第5番以上に俗っぽさを感じて(シュワちゃんのチチンブイブイ以来?)拝聴機会は少なくなっておりました。
第1楽章「Allegretto(戦争)」はいかにも!風大仰に少々クサく勇壮な「人間の主題」優しい「生活の主題」を経、例のシンプルなボレロ風「戦争の主題」が延々と、微妙に変化を加えつつ繰り返されてアツく盛り上がっていくところ。正確なリズム、厳格なイン・テンポを維持して、馴染みの硬質辛口サウンドも作品に似合って、堂々とクール、立派な始まりでした。(26:52)第2楽章「Moderato. Poco allegretto(回想)」スケルツォは静謐手探りな無表情に始まって、途中苛烈な大爆発が疾走します。ここは一気にテンポ・アップしてリズミカルにカッコ良いところ。そして暗鬱な静謐に戻ってこの楽章を閉じました。(12:07)第3楽章「Adagio(祖国の大地)」は静謐な開始、管楽器による神々しいコラールが歌われ、中間部は怒涛のような爆発が爽快なところ。またコラールが回帰して感極まってそのまま終楽章へ(20:08)第4楽章「Allegro non troppo(勝利)」は静かに不安げに始まって、「タタタター」という同音連打(執拗に繰り返される)はモールス信号の「V」すなわち「Victory」を表すとのこと(Wikiより/「運命」のパロディとも)。スピード・アップは緊張感を伴ってカッコ良く、第2部はテンポを落として深い祈りのような静謐がやってまいりました。やがて音量を上げ、表情は晴れやかさを増して、勝利への道筋を指し示します。やがて第1楽章の「人間の主題」が回帰して輝かしく幕を閉じる・・・のは、いかにも苦難から勝利への典型的な図式っぽい感じ。(19:18)
ま、かつてはナチス・ドイツのレニングラード攻防戦勝利!みたいなプロパガンダ(扇動宣伝)音楽だったんだろうけど、指揮者も聴き手も世代が変わってそんな政治的意図も雲散霧消、”ようできた音楽”としてカッコよく、泥臭さのない演奏に仕上げておりました。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜は過去稀に見る寒さとか。神戸にて大きな火事があって、お亡くなりになった人も出たそう。こちらは雪はないけれど昨日は膝の調子伺い、出掛ける意欲も失って、最低限の買い物を出掛けるついでの女房殿にお願いしました。洗濯のみ、ストレッチもしなかったから案の定今朝は68.3kg+500g体重激増は最悪。Shostakovich辺りの音源在庫ファイルの点検整理廃棄を終日しておりました。本日は意を決してトレーニングルームへ通いましょう。明日、爺友との酒決定済み、油断するとずるずると増加傾向を辿りそう。夕食の料理は材料が限られるとワン・パターンに発想がマンネリ状態、悩んでおります。わずか一年で飽きてしまって、自らの発想の貧困に呆れております。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済。

お釈迦になった女房殿スマホの件しつこく続々報。申し込みから二日でMNP連絡有、LibmoのMoto e32sが「実質」860円とやら(7月に差額がポイント?で戻る/料金に充当できるそうだけど詳細不明)3gb/980円(税込)/月+5分通話放題550円/月+3,700円ほど初期手数料が掛かって、申し込みがようやく完了しました。(先に弐萬数千圓支払う必要有)女房殿にパスワード設定をしてもらったら幾度エラーになって、大文字を入れなかったせいらしい。それとMoto e32sには充電用ケーブル付属しないとのこと、USB Type-Cだから100円ショップに探してみましょう。ネットに機種評価を伺ったら大きくてちょっと重い、動きはやや鈍いけれど実用的とのこと。恨みのRedmi 9Tみたいに即逝去なことはないらしい。

あとは到着を待つばかり、送った保険証の画像はセーフだったのでしょうか。自信はありません。2-3日で結果メールが届くんだそう。現物到着まで一週間くらいかも。「ええ!そんなに掛かるの」と本人は怒っておりました。あちこちMy スマホ(ToneMobile)を使って電話しておりました。

DGG 3270 LPHenze ピノ協奏曲第2番〜クリストフ・エッシェンバッハ(p)/ヴェルナー・ヘンツェ/ロンドン・フィル(1970年)・・・Christoph Eschenbach(1940ー独逸)が未だ若手ピアニスト髪がふさふさだった頃の記録。Hans Werner Henze(1926-2012独逸)の協奏曲は第1楽章「Moderato」(14:27)第2楽章「Vivace - Meno mosso - empo」(14:00)第3楽章「Moderato」(6:57)第4楽章「Vivace」(1:36)第5楽章「Lento」(3:47)第6楽章「Vivace」(8:32)からなる無調、神秘に透明な暴力を感じさせる(かなり難解な)作品。ピアノは散文的につぶやき続けます。鮮明な音質。これ以降の録音や演奏機会は少ないようで、人気ある作品ではないでしょう。Henzeの他の作品も聴いたことはありません。ド・シロウトにはこんな拝聴経験がぎりぎりのところ。正直全曲聴き通すのはツラい。背伸びはあきまへんな。

EMI 4639892Mozart オーボエ協奏曲ハ長調K314/271k(レオン・グーセンス(ob)/シンフォニア・オブ・ロンドン1960年)/セレナード第13番ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」/ドイツ舞曲 K.605/セレナード第6番ニ長調 K.239「セレナータ・ノットゥルナ」(フィルハーモニア管弦楽団1961年)/歌劇「恋の花つくり」序曲/歌劇「イドメネオ」序曲/歌劇「後宮からの逃走」序曲/歌劇「劇場支配人」序曲(ロイヤル・フィル1962年)〜コリン・デイヴィス・・・Colin Davis(1927ー2013英国)が若い頃のEMI録音より。「アイネ・ク」以下は廉価盤LP(中学生)時代に馴染んだもの(序曲の収録が異なる)余談だけど歌劇「La finta giardiniera」K.196直訳「偽りの女庭師」は風情のない悪訳の典型、「恋の花つくり」は内容に似合って可愛らしい意訳かと。閑話休題(それはさておき)オーボエ最高の名曲が始まって愕然!時期的にステレオだけど音質あまりよろしくなく、名手Leon Goossens(1897ー1988英国)のオーボエはなんともリズムがノンビリとして昔風、今どき聴けぬ牧歌的なテイストはかえって貴重、録音専門オーケストラもいまひとつアンサンブルはピリッとしない感じ。8:04-6:17-6:17

セレナーデを担当するフィルハーモニア管弦楽団はさすが優雅な風情に颯爽として、これは記憶通り。残響豊かな録音はいまいちな鮮度、この辺り「EMIの録音はぱっとしない」と云った先入観を植え付けられたのかも。「アイネ・ク」は小学校4−5年生時代に出会って、一発で痺れてクラシック音楽への扉を開いた作品でした。(たしかカール・ミュンヒンガー)優雅に清潔な演奏は4:25-6:20-2:13-4:15。「ドイツ舞曲」はあまりにシンプル無垢な世界に驚いて、ラッパのヴィヴラートは忘れられない。この辺りの作品は一生もんの嗜好に至りました。1:42-1:41-2:55。バロックの合奏協奏曲風「セレナータ・ノットゥルナ」作品としてのオモロさ美しさに目覚めたのは、出会いから幾十年中年に差し掛かった頃。弦楽とティンパニによる小ぶりに剽軽、小粋な作品は4:37-3:57-3:57。さすがフィルハーモニアのソロは流麗、上手いもんですよ。
序曲はロイヤル・フィルの担当、音質印象は昔と変わらず今一歩の鮮度に響きには厚みが感じられます。軽妙浮き立つように可憐な「恋の花つくり」(2:17)堂々たる風情を誇る「イドメネオ」(4:57)当時流行の土耳古趣味に打楽器が賑やかに活躍する「後宮」(5:38)序曲だけが有名な「劇場支配人」もかっちりとして生真面目な演奏でした。(4:13)。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒いですね。今度は東京方面に物騒な殺人事件発生、なんか殺伐とした世相に(減少趨勢とはいえ)コロナ罹患は広がります。2類→5類に扱い変更とか、どこでも診られるようになるらしいけど、おそらくは他の別の病の患者との関係でカンタンには診て下さらず、診療費用負担は増え、ワクチンも有料となってますます接種は減ることでしょう。新型クラーケンとやらの流行はもうじき、そして隣国では絶賛蔓延中、中国からその次の変種がやってくるでしょう。なかなか治まってくださらぬ難物でっせ。すっかりコロナより癒えた孫二人のつやつやした肌と笑顔の画像が届きました。昨日は洗濯して朝一番の市立体育館トレーニングルーム行、無事いつもの8種筋トレ+エアロバイク15分は体感一番キツい有酸素運動、膝の鈍い痛み継続中(サポーターを持参忘れました)今朝の計量は67.8kg▲300g新計量器にて初67kg台へ。3年前は65kg代だったのになぁ(旧計量器計測による)

女房殿のスマホがお釈迦になって、現在MNP番号移行を申請して返答待ち。ところが思わぬ難題が待ち受けておりました。Googleの新しいメールを設定したのが2ヶ月ほど前?ところが例えばGoogle Photoとか連絡帳(電話番号が保存されている)カレンダーとか全部旧のメール・アドレスと紐づいているようで、コンピューターにてデータ移行を進めたら「管理者権限でログ・インを」との警告、旧アドレス+パスワードを入れるとスマホにSMS確認番号が届く・・・って、現在故障中確認不可。つまりにっちもさっちもいかない。新しいスマホ契約が完了するまで打つ手はありません。

これだけスマホに依存すると身動きが取れなくなるものですね。落として壊したり、どこかに忘れたり、盗まれたりはあり得ることでしょう。油断大敵。自分の激安スマホ環境(1,100円+通話料金/月)端末負担なし、通話は掛かってくるだけ、掛けるときはLINE電話のみ、かなかな快調です。おそらく性能は(詳しい人には)ぱっとせんのでしょうね。元気で動いてくださればそれでOK。

HMC 901466Mozart ヴァイオリン・ソナタト長調K.301/変ホ長調K.302/ハ長調K.303/ホ短調K.304/イ長調K.305〜キアラ・バンキーニ(v)/タメヌシュカ・ヴェッセリノーヴァ(fp)(1993年?)・・・少し前にシュナイダーハン/ゼーマンによる優雅な演奏に感銘を受けて、こちら熟達した古楽器による闊達に清潔、元気のよろしい演奏、一概にどちらがよいとか、自分の嗜好も含めてなんとも判断できぬところ。こちらのほうが音質残響豊かに瑞々しく上々、溌剌リズムのノリはなんとも気持ちのよろしい。LP時代セルジュ・ルカの古楽器演奏を初めて聴いた時には、その素っ気ないヴァイオリン(ノン・ヴィヴラート)にガッカリした記憶もあるけれど(←現在の耳ではいかがでしょうか)こちらは表情豊かに陰影も彫も深いもの、一連の作品の実質上の主役であるフォルテピアノもしっかりと芯のある響きにリズミカル、美しい作品の旋律際立って魅了されました。ホ短調K.304ソナタの暗い激性最高。8:09-5:11。7:57-6:27。5:20-4:07。6:54-5:02。5:04-9:54。

Pearl GEMM CDS 9237昨日の続き「Wagner Der Ring des Nibelungen The 1927-32 」と銘打ったCD7枚分の音源(歴史的音源の抜粋)続編。第1枚目を拝聴しました。有名どころの抜粋なのでオペラ・ド・シロウトな自分にも知った旋律ばかリに馴染みやすい。「リング」から90のモティーフ(ローレンス・コリングウッド/ロンドン交響楽団1937年15:43)Lawrance Collingwood(1887ー1982英国)は露西亜ものを得意としたオペラ畑の人らしい。ナンバー・カウントのアナウンスが鬱陶しいけれど、音質演奏はしっかりとしたもの。
楽劇「ジークフリート」より抜粋6曲(レオ・ブレッヒ/ベルリン州立歌劇場1927年)著名な「森のささやき」(7:43)を含んで、これも音質解像度の明快さに驚かされました。歌い手は雄弁だけど、表現に旧さを感じさせない。更に楽劇「神々の黄昏」より「ジークフリートのラインへの旅立ち」(4:18)「葬送行進曲」(8:00)(カール・ムック/ベルリン州立歌劇場1927年)Karl Muck(1859-1940独逸)もほとんど歴史上の人、これもかなり良質な音質と力強い演奏に満足できました。資料的価値に留まらぬ、充分日常聴きに耐える音源。超・歴史的音源侮るべからず。著名なMark Obert-Thornによる復刻・マスタリング。

EMI WPCS-50367Geshwin 交響詩「パリのアメリカ人」(1949年)/Mussorgsky/Ravel編「展覧会の絵」(1958年)〜アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団・・・この組み合わせのCDではなくて、Andre Cluytens(1905ー1967白耳義)のモノラル時代録音集成より珍しい演目摘み聴きしたもの。当時のパリ音楽院管弦楽団の技量はなかなか危ういとの証言はあって(例えばピエール・モントゥーは録音を嫌がったとか)クリュイタンスの統率を拝聴すると、それは信じられぬ思いに、お上りさんの亜米利加人を仏蘭西側から描いたGershwinは優雅にバランスの取れたマイルド表現でした。ほかのライヴを聴いた記憶もある色彩的な名曲「展覧会の絵」はこの時期にしてモノラルなのが残念、それでも音質はまずまず、仏蘭西の管楽器のエッチに華やかな音色満載+ムリのないクリュイタンスの表現は優しくオーソドックス、たっぷり堪能できました。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒いですね。あっという間に週末に至って、な〜んもせんヒマな日々は素早く駆け抜けます。微熱があるようなないような・・・両膝が鈍く痛んで、両膝がっちりサポーターを付けて往復5kmほどのディスカウントストアへ食材入手もウォーキングのつもり、ワークマンのジャンパーの保温がよろしくて(通気よろしくない?)汗が出ました。今朝の体重は68.1kg▲200g新体重計になってから67kg台にも戻せません。

1,980円也女房殿用のスマートウォッチは怪しい中華1,980円也激安(竜頭が取れて一応返品扱い)。心拍数歩数はもちろん体温血中酸素濃度、血圧迄測れる(かも知れない)優れもの。(←数値アテにならんのは体感済)昨年2022年5月くらいから絶賛日々活用して一昨日、歩数カウントがアウトになりました。前日には心拍数カウントも怪しかったとのこと。今朝はとうとう時刻表示もちゃんと出ません。YouTubeなど参照すると血圧やら血中酸素濃度機能はまったくの”な〜んちゃって”ウソ八百らしい。機能は少なくてもちゃんとした自分のAmazfit Bip S Liteは日々順調に(歩数心拍数のみ)稼働しております。電池の保ちがよろしいのがありがたい(20日ほど保つ)。新しいのを入手いたしましょう。同じのが良いかな?安いし。

そして女房殿のスマホが昨年11月来の不調、うんともすんとも起動しません。Redmi 9Tネットに話題の劣悪機種らしい。前回前々回みたいにひょっこり復活してくださることを期待して半日待機、三度目のなんとやら期待空しくついに断念!2年弱の寿命でした。IIJ-mio解約してMNPを申請しました。(新たに端末を入手するより安いことを願って)なんせ婆さん(93歳)の介護関係連絡とか某ボランティア、親戚付き合いとか、日々必須のアイテムですから。スマホ関連基礎知識皆無なので安い中古端末探してSIMMのサイズに合うのを探すという芸当ができません。ToneMobile/4G専用端末(TONE e21/評判はよろしくない)が9,980円これが一番安い(かも)+手続き費用が別途掛かることでしょう。基本料金1,100円+5分話し放題550円、計算上現在利用の差額から考えてもこれが一番安い・・・はず、自信はありません。現在MNP番号の連絡を待っているところ。ちなみに自分のTonMobile/TONE e20はおそらく機種切り替え時期に当たって在庫一掃、端末無料でした。(中(低)速使い放題絶賛日々使用中/バッテリーが小さいのがやや難)

他いろいろ探してみるとLibmoMoto e32s「実質」860円とのこと(差額がポイントで戻る/料金に充当できる)3gb/980円(税込)/月は充分安くて+5分通話放題550円/月を加えても知れております。ほか3,700円ほど手数料が必要だけど、これが一番出血が少ないかもしれません。この機種はサイズが大きくて重いらしいのと、やや反応は鈍く遅いけど使えるの評価でした。故障しなきゃ良いんです。ほか、ToneMobile同様中(低)速使い放題というプラン1,078円/月というのも有、自宅ではWifiだからこれも実用的でしょう。更に女房殿はこの間Gメールアドレスを新たに取得しており、旧メールでのデータ関係の移行作業が残っております。いろいろメンドーでっせ。これもボケ防止、知的刺激でしょう。

Pearl GEMM CDS 9137「Wagner Der Ring des Nibelungen The 1927-32 」と銘打ってCD7枚分の音源(歴史的音源の抜粋)がネットに・・・ちゃんと音質条件の整った「リング」でさえまともに聴き通せないこちら根性なし、ましてや太古録音でっせ。試しに恐々6枚目「神々の黄昏」プロローグ部分(アルバート・コーツ/ロンドン交響楽団1926-28年)を聴いたら、これが驚愕の解像度!快速テンポなのはSP収録時間に合わせた都合でしょう。それは不自然に非ず、劇的な熱気と勢いを感じさせるもの。オーケストラの技量に優れ(「ジークフリートのラインへの旅立ち」5:25)歌手は知らぬ人ばかり各場面皆違うから、機会があるたびに都度部分部分録音したのでしょう。こちらオペラ・ド・シロウト故歌い手の良し悪しなど理解できるはずもなし、男声に時代掛かった勇壮さを感じるくらい。第1幕と第2幕第3幕にレオ・ブレッヒ/ベルリン州立歌劇場(1928年録音)が挟まって、これも危惧したほどの劣悪音質でもない、けっこう臨場感あるもの。第2幕「Hoiho!Hoihohoho!」に於けるアイヴァー・アンドレセン(b)の貫禄とベルリン州立歌劇場合唱団の充実ぶりはしっかり伝わって、作品の神髄をたっぷり堪能して、興奮いたしました。Albert Coates(1882ー1953英国)Leo Blech(1871ー1958独逸)ともほとんど名前を知っているくらいの歴史的存在でした。

LPデザインR.Strauss 組曲「薔薇の騎士」(1947年)/交響詩「死と変容」(1945年)〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団・・・40歳代壮年の記録、この時期にして驚異の音質。懐古趣味に華やか優雅な「薔薇の騎士」、深く沈溺する劇的な「死と変容」、いずれもパワフルに瑞々しいサウンドを誇るオーケストラを駆使して、オーソドックスな表現に聴き応え充分でした。21:30-22:29。

NAXOS8.554489Sonia Rubinsky(1957-伯剌西爾)Villa-Lobos 赤ちゃんの一族(A Prole do Bebe)第1組曲「お人形たち」(1918年)/シランダス(Cirandas1926年)/ショパンへのオマージュ(Hommage a Chopin 1949年)〜ソニア・ルビンスキー(p)(1994年)・・・Sonia Rubinsky(1957-伯剌西爾)はエラい別嬪はん。閑話休題(それはさておき)しっかりとした技巧とラテン系のリズムのノリもあって、作品はどれも西欧系とは異なる哀愁とユーモアにあふれた魅惑の旋律を堪能いたしました。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日はいつも相変わらず朝一番の洗濯とストレッチスクワット後、市立体育館へいつも通りの鍛錬実施。昼飯は糖質摂取過剰を自覚。

そして映画「イチケイのカラス」見てまいりました(尼崎へ)。事前にスペシャル二時間ドラマしっかり予習して(←これも完成度高い)臨みましたよ。なんせわれらシルバー料金常に1,200円也。空いている平日の昼間に出掛けられるのも引退生活の醍醐味でしょう。黒木華のまっすぐな融通の利かぬ性格表現はおみごと!別嬪はんじゃないけど、魅力的!竹野内豊の落ち着いた低音(ちょっとひとを小バカにしたしたユルい風情)もなかなかエエ感じ。フクザツな悪役も人を得ていると感じました。ストーリーは練り上げられ、倉敷の美観地区幾度か登場、商店街はどこでしょう?メカメカしい工場は千葉?港は沼津か。スタッフロールのフィルムコミッションからの類推です。女房殿によると、若い女性は竹野内豊支持、オババは斎藤工派なんだそう。

そして帰り恒例JR北新地駅にて途中下車、激安居酒屋に贅沢をしてしまいました。この間YouTubeの居酒屋動画を眺めて、女房殿が”おいしそう!”と叫んでいたもので。せっかくの体重減少傾向だったのに、壱萬八千歩こなしても今朝は(新計量器)68.3kg+300g。加湿器、計量器と連続してお釈迦になって、昨日は女房殿の激安スマートウォッチ、そして3か月ぶりにスマホがアウト・・・この結末は明日詳細経過報告予定。

Cascavelle VEL3160Mahler 交響曲第3番ニ長調(ヒルデガード・ルトガース(ms)1973年ライヴ)/組曲「ルル」(マリー・リンゼイ(s)1971年ライヴ)〜ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団/合唱団・・・音質極上のライヴ。1967年シカゴ交響楽団との演奏に比べて、オーケストラとの息の合い方、肩の力が抜けて表情は柔和、余裕の表現に金管はマイルドなサウンド、出色の完成度に感じます。長大だけれどその長さを感じさせぬ美しく滔々とした流れに陶酔できる名曲中の名曲。第1楽章 「Kraftig. Entschieden.(力強く、決然と)」から悠々とした風情にスケールは大きい。第2楽章「Tempo di Menuetto. Sehr masig. Ja nicht eilen!(きわめて穏やかに)」第3楽章「Comodo. Scherzando. Ohne Hast.(急がずに)」第4楽章「Sehr langsam. Misterioso. Durchaus ppp.(きわめてゆるやかに、神秘的に 一貫してppp(ピアニッシシモ)で)」 第5楽章「Lustig im Tempo und keck im Ausdruck.(快活なテンポで、大胆な表出で)」第6楽章「Langsam. Ruhevoll. Empfunden.(ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて)」どの楽章もムリムリな表現皆無。ヒルデガード・ルトガースの深く落ち着いた声も最高。34:31-10:03-16:28-8:40-4:21-22:13(熱狂的な拍手込み)
Bergも音質良好。妖しくも静謐甘美、荒々しく暴力的に官能的な4つの場面に心奪われます。マリー・リンゼイの声質は前曲とはずいぶん異なって緊迫感有。ラストの叫びも衝撃的。 15:08-3:27-2:40-4:04-8:51(ざわつきと拍手有)

CSOCD0010Mahler 交響曲第3番ニ長調〜ジャン・マルティノン/シカゴ交響楽団/女声合唱団/少年合唱団/レジーナ・レズニック(ms)(1967年ライヴ)・・・オフ・マイクっぽくて残響少ないデッドな音質が残念、1973年よりかなり落ちます。さっくりとして前のめりな表現に+硬質強力な金管は強面(切れ味技術的にはフランス国立放送管弦楽団より上)せっかくの明るく前向きな旋律に違和感なくもないけれど、第1楽章の緊張感と迫力はそうとうなもの。途中や後半に登場するアッチェランドはモウレツに急ぎ足、落ち着かない。(ここで熱狂した聴衆の拍手有)32:03-10:07-16:29-8:42-4:05-22:53。全部聴き通しても上記の演奏と比べてあまり感心できない出来かと。音質印象の影響も大きいでしょう。

Bruno Maderna(1920ー1973伊太利)Stravinsky エボニー・コンチェルト/Copland エル・サロン・メヒコ(1957年ライヴ)/Schumann 交響曲第1番 変ホ長調「春」(1967年ライヴ)〜ブルーノ・マデルナ/イタリア放送(RAI)トリノ交響楽団・・・気鋭の作曲家であったBruno Maderna(1920ー1973伊太利)によるライヴ音源。音質かなり良好。当時”新しい音楽”であったStravinsky、Coplandは伊太利歌劇の国にどう受け止められたんでしょう。素っ頓狂にクールなエボニー・コンチェルトはジャズ?かなりノリノリ元気のよろしい演奏、Coplandはヴィヴラートのきつい、明るいトランペットも印象的。(9:05-11:09)比較的新しいSchumannはちょっと音質曇って、残響少な目低音も甘く苦しい音質。演奏も第1楽章「Andante un poco maestoso - Allegro molto vivace」から速過ぎのテンポに落ち着かず、腰が落ち着かぬ感じ。アンサンブルも粗い。第2楽章「Larghetto」以降のテンポはフツウ。第3楽章「Scherzo. Molto vivace」スケルツォの切迫感も元気よろしい。第4楽章「Finale. Allegro animato e grazioso」はたっぷりと歌って牧歌的な風情、テンポの動きも有機的。やや苦手系Schumannの明るい風情もたまによろしいものです。(29:31)


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

コロナに苦しんだ熊本の息子一家は全員無事危機を脱したとのこと。あとは後遺症に気を付けるだけですね。下の孫(1歳)がイチゴを食べている写真が届いて、それはご近所量販店のネット注文を利用したそう。昨日は半年ぶりに皮膚科に行って、そのあと980円カット。おとなりの福祉施設の店頭古物販売に欲しかった珈琲サーバー@80入手、更に脚を延ばしてごちゃごちゃのディスカウントストアに行ったのもウォーキングのため。ここは40年以上前より馴染みのパン屋さんの品揃えがあって、たいてい売れ残り半額が入手できる・・・思わず昼に喰い過ぎて後悔しました。体調は良好です。今朝の体重は68kgちょうど▲400g。体脂肪率23.9ほんまか?内臓脂肪変わらず。

1995年1月17日に発生した阪神大震災28年目。自分は大阪にいて震度4くらいでした。お仕事はその後の対応に苦労して、まさか後年東日本大震災に似たような経験をするとは思ってもみなかった。全国から駆け付ける支援の受け入れなどしておりました。テレビ報道に被害の大きかった淡路島の病院のドキュメンタリーをちょっぴり拝見、未だトリアージという言葉も一般的ではなく、生命の優先順位を現場の医師が判断指示するのはもの凄いストレス、まわりの反発もあったことでしょう。リアルに「助かる可能性のある人を優先して、助からない人は諦める」ということですから。しかも、次々と怪我人が運び込まれる大混乱の中でっせ。

先頭に大奮闘していた件(くだん)の医師は57歳ガンに倒れたとのこと。痛みは限界となった時点自ら戒名を書いて、モルヒネで意識レベルを下げるように指示、人生の最後は自分をトリアージしたのですね。合掌。個人的には当時東京へ異動が決まっていたらしい自分は、神戸に住んで被害を受けた職場の仲間の関係ですったもんだ押し出され、結果的に福岡への転勤となりました。性格的に花のお江戸・東京本丸より博多のほうがずっと性に合って大好きな街、その後の人生はがらりと変わったものです。その博多駅前に物騒な殺人事件があったとのこと。犯人は逃走中とか。

RPO 222879R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/交響詩「ドン・フアン」/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」〜チャールズ・マッケラス/ロイヤル・フィル(1995年)・・・一時ホームセンターのカゴにもよく並んでいたRPO自主制作優秀録音シリーズ。ロイヤル・フィルはテミルカーノフ時代、こういったデーハーな作品にぴったり(ちょいとメタリックに喧しいほど)輝かしい金管の豪快なる鳴りっぷり乱舞最高、ホルンによるドン・ファンのテーマの高揚、Charles Mackerras(1925-2010濠太剌利)によるのびのびとした熟達の統率、彼の演奏録音に失望したことは一度もありません。煽ったり走ったりムリムリ恣意的な表現皆無、颯爽としてスケール大きな流れを感じさせる演奏でした。1:51-3:24-1:51-1:57-2:35-4:25-5:09-7:40-4:46。16:39。14:34。

ASV QS6039Kreisler オーストリア皇帝賛歌 (2:54)/ウィーンの奇想曲 (3:51)/愛の喜び(3:24)/愛の悲しみ(3:48)/美しきロスマリン(1:57)/ウィーン狂詩曲風幻想曲(8:18)/Pugnaniの様式による前奏曲とアレグロ(5:50)/Boccheriniの様式によるアレグレット(3:33)/Porporaの様式によるアレグレット(4:07)/Cartierの様式によるシャセ(2:01)/W. F.Bachの様式によるグラーヴェ(3:39)/Francoeurの様式によるシチリアーノとリゴードン(4:18)/Pugnaniの様式によるテンポ・ディ・メヌエット(3:44)/Dvora'k(Kreisler 編曲)ユーモレスク(3:23)/スラヴ舞曲第1 番ト短調(3:23)/スラヴ舞曲第2 番ホ短調(4:59)/スラヴ舞曲第3 番ト長調(4:43)/インディアン・ラメント(4:24)/スラヴ幻想曲(4:43)〜オスカー・シュムスキー(v)/ミルトン・ケイ(p)(録音情報不明Original release(c)1983, 1984 MusicMasters)・・・名手Oscer Shumsky(1917-2000亜米利加)による、Fritz Kreisler(1875ー1962墺太利)作品CD4枚分の1枚目。誰も知っている旋律取り揃えて、どれも短く懐かしく小粋な作品ばかり。シュムスキーはかっちりと芯のある音色に甘さ控えめ、歯応えのある正確なフレージングも絶品。たしかアメリカ東海岸の録音用オーケストラのコンマスも務めていたと記憶します。

ネットより似たような収録のを探しました。Sarasate カルメン幻想曲(ヴァシリー・ネボルシン/ソヴィエットRTV大交響楽団1945年11:19 )/マラゲーニャ(アンドレイ・ムイトニク(p)1955年5:27)/バスク奇想曲(ナフム・ヴァルテル(p)1953年5:05)/ツィゴイネルワイゼン(アレクサンドル・オルロフ /ソヴィエットRTV大交響楽団1946年8:28)〜レオニード・コーガン(v)・・・露西亜の怪し気サイトよりごっそり、まとめて入手した.mp3音源よりいくつか摘み聴きしたもの。音質はなぜか良心的。コクのある骨太の音色、驚異的に正確な技巧にアクのあるたっぷりクサい旋律は充分な説得力、節回し表現に痺れました。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

ここ数日気温は緩んでいたので、寒の戻りは身体に堪えます。熱も咳もないし少々の体調不良は鍛えて治す!(昭和の発想)昨日朝一番に洗濯とストレッチ済ませて市立体育館へ向かいました。昨日もスマホ野郎始めマシン独占者は不在、じっくり筋トレ全身8種+ステアマスター15分完了(機能的には問題なかったけれど心拍数カウントが故障)シャワーも浴びて気分は爽快です。女房殿はナントカ肺炎予防ワクチン接種?無料とか、病院へ出掛けました。自分は見逃したドラマをネットに再確認したり、いつもの音楽音源ファイル点検整理+昼寝居眠りなど。料理はなかなかの味付けと自画自賛。風があって洗濯物はちゃんと干せました。

警察官が発砲、盗難車逃走の男性が死亡(大阪・八尾)との報道はどう理解したらよいのか、ようわからない。パトカーに車をぶつけてきたために発砲という行為はかなり悪質?一概に良いともアカンとも情報が少なくて判断できません。現場周辺は小学校の通学路もあるとのこと。日本では珍しい発砲案件、なんか物騒ですね。テレビなどで見知っている方が次々と亡くなります。天才ドラマー高橋幸宏逝去享年70歳。正確にタテノリなリズムは大好きでした。YMOが有名だけど、矢沢永吉「時間よ止まれ」冒頭のドラムは彼だったんですよ。自分が若い頃に憧れた人々が次々と彼岸に渡ります。教授もガンで闘病中だし、これも時の流れなのでしょう。

女子駅伝ドルーリー朱瑛里(岡山・津山鶴山中3年)が3区で驚異的な走り、17人抜きで区間新記録とか。若い世代の活躍はほんまに気持ちが晴れやかになるもの。別嬪さんですね。これから健やかに才能を伸ばすことを心より願う。(阪神大震災の感慨は明日へ)今朝の体重は(新体重計では)68.4kg▲300g。体脂肪は24.5%、内臓脂肪11.5は多い(標準は9以下)。身体年齢評価は61歳とのこと。鍛えているつもりでもまだまだ、ほぼ年齢相応でした。

George Szell(1897ー1970洪牙利→亜米利加)Weber 歌劇「オベロン」序曲/Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1970年5月29日アンカレッジ・ライヴ)・・・George Szell(1897ー1970洪牙利→亜米利加)亡くなる2か月前の記録。これが日本からのツアーの帰り、ラスト・コンサートのライヴとのこと。アナウンスが入っているので放送エア・チェック、音質はまずまず良心的なステレオ。会場は高校の講堂らしい、立派なものなのか、それとも当時はそんな扱いだったのか。自分が中学生時代に出掛けた札幌会場は中島スポーツセンターでした(プロレスするところ)。ジョージ・セルの1mくらい近くに接近したのも懐かしい思い出です。当時の団員によると体調最悪、気力で辛くも乗り切ったとのこと。「英雄」以外はCDになっている日本公演と同じ演目でした。
しっとり優雅に闊達に力強い推進力を感じさせる「オベロン」序曲(9:16)クラリネットのひっくり返りもライヴのリアル。Mozartの名曲ト短調交響曲K.550はセルの十八番、かっちり引き締まったフレージングに哀愁が漂って、アンサンブルの厳しさは変わりません。第1楽章「Molto allegro」提示部繰り返し有。クラリネットの音色が際立って、時にテンポの落とし方も清潔なロマンティック。第2楽章以降もクール端正な表現に病の陰は見当たりません。終楽章「Allegro assai」に於けるわずかなタメ、緊張と緩和、ラストの追い込みも緊張感充分。(8:34-8:21-4:54-4:50)
「英雄」も立派な演奏だけど、音質はちょっとよろしくない。第1楽章「Allegro con brio」提示部繰り返しなし。適度な力感と楷書の緊張感に溢れた余裕の始まり。途中テンポのタメに不自然さもない流れの良さ。どこか覚めた静謐も湛えております。第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」葬送行進曲の入念なスウィング感、リズム感も出色。後半に進むほどに熱気のダメ押し有。第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」は軽快に過不足ない力感溢れるスケルツォ、まるで蒸気機関車の疾走のように革新的なところ。第4楽章「Finale: Allegro molto」は自由な変奏曲。ここも力みのないテンションの高さ、流れの良さ、悠々たる幅の広さはさすがの貫禄。ラスト迄パワーは維持されておりました。(15:38-17:15-6:05-12:27)

NAXOS 8.550193Holst 組曲「惑星」/バレエ組曲 作品10 〜エイドリアン・リーパー/チェコスロヴァキア放送(CSR)交響楽団/スタジオ合唱団/ヴィクトル・シムチスコ(v)(1988年)・・・捷克と斯拉仏克が分離前の録音。ブラティスラヴァのオーケストラはNAXOS初期のレパートリーを支えておりました。そして必ず珍しい作品を入れるのが当時の趣向。Adrian Leaper(1953ー英国)は後にグランカナリア・フィルと再録音して、英国人として得意の作品だったのでしょう。稀にツボにはまった演奏をする人、この作品はパワフルなオーケストラの力量発揮すべき作品、鄙びたローカル・サウンドの効果は如何でしょうか。冒頭戦闘的な「火星」からリズムの緊張感推進力が緩く、金管が遠慮気味に鳴っていないのも残念(ヴィヴラートたっぷりなホルンはステキ)。期待の「木星」は小ぢんまりとスケールが小さいけれど、なんとなく妙味有。「土星」にはなかなかの切迫感有「天王星」スケルツォもユーモラスにガチャガチャとしたアンサンブルがむしろ効果的、後半に向けて調子を上げております。「海王星」の静謐はなかなか味わい深いもの。女声ヴォカリーズ前面というのはヘンな録音だけれど、弱音部分のレベルを下げ過ぎない録音が効果を上げておりました。7:46-8:10-4:38-8:00-9:02-5:45-7:09。バレエ組曲は初耳、他、あまり録音も見当たりません。牧歌的にお気楽な愉しい作品は Danse rustique−Valse−Scene de nuit−Carnival 4曲分。「夜の場面」には美しくも切ないヴァイオリンソロが歌います。ラストの「謝肉祭」は優雅な迫力有。2:36-3:45-6:30-5:34。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

発熱はないけれど微妙な倦怠感、咽にもちょっぴり違和感、首筋の凝り続いて体調は怪しいまま、終日引き隠りました。マウスを握る右腕肘にもちょっぴり痛み有。洗濯料理したのみ、曇りがちの空に洗濯物は乾きません。コロナ感染は収束見込めず、死者数は最高値更新中とか。お隣中国では感染9億人類推、死者6万人?正確な数値はわからないけれど火葬場には順番待ちの行列が報道されておりました。熊本の息子一家はようやくの快復傾向、幼い孫二人も平熱に至ってもう少しで日常生活に戻れることでしょう。遊んでいる画像が届いたけれど、なんとなく表情がぼんやりしておりました。

電池切れ体重計の件、じつは電池を交換してもディジタル表示がちゃんとできない、本体の問題とわかりました。残念、Omronの中古980円也を5−6年前に入手、日々愛用してとうとうお釈迦になりました。じつは昨年ヤフオクにてSoftBank(Seiko製)のを入手済、Simmを入れるとスマホと連携できる(機能もある/当然そんなことはしていない)自分の生年月日やら性別身長等諸情報を入れておくと体脂肪内臓脂肪骨量身体年齢などが出現する優れもの・・・なんだけど操作がメンドー、女房殿専用機種になっておりました。なぜか体重はOmronより+1kg以上を指し示すのが困りもの。ま、安さ狙い入手は失敗だった・・・稀に市立体育館でも計量すると、Omronのほうが体重は正確に反映していたと思われます。しばらくSoftBank計量器を使うけれど、試しに昨夜夕食後入浴前の体重は69.5kg!今朝の軽量は68.7kg、これは元旦ショックと同じ危険水域、仕方がないのでこれを標準として一昨日比+1kgと考えて仕切り直しましょう。新体重計評価は”標準”とのこと。でも、減らしたい。

VOX CDX2-5508Bruckner 交響曲第9番ニ短調〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ウィーン・プロムジカ管弦楽団(1953年)・・・自分の勝手イメージはVOXの音質イマイチ、それに間違いはないんやけど、一連のホーレンシュタインの録音、これも奥行きとやや広がりを感じさせて解像度もあります。崇高なるBrucknerラスト交響曲をしっかり堪能させてくださいました。オーケストラはウィーン交響楽団でしょう。2005年に言及していたことをすっかり忘れておりました。(TUXEDO復刻は音質芳しくないらしい)第1楽章「Feierlich, misterioso(荘重に、神秘的に)」寄せては返すさざ波のような開始から表情豊か、陰影あるスケール表現はいつも通り。テンポはやや速め?適性を感じさせ、途中テンポ・アップするアツい表情に不自然さはありません。決然としてカッコ良い演奏。(21:42)第2楽章「Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell(軽く、快活に - トリオ、急速に)」ピチカートの緊張感、ティンパニ前面に熱狂的な法華の太鼓、さすがにここは響きの濁りが少々喧しく感じました。(9:55)第3楽章「Adagio. Langsam, feierlich(遅く、荘重に)」は神々しい緩徐楽章。万感胸に迫る金管のコラールや乱舞にはもう少しクリアな響きが欲しいところ。それでも深々とした弦と金管の呼応は充分にパワフル、決然としたテンポ・アップも感動的でしょう。慣れの問題と思うけれど、この楽章で充分完結している満足感有。(20:52)

Sergiu Celibidache (1912-1996)Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜セルジウ・チェリビダッケ/イタリア放送(RAI)トリノ交響楽団(1962年ライヴ)・・・ややオン・マイクに平板、粒も粗いけれどかなりちゃんと聴ける音質。郷愁に溢れ、ワクワクするようなわかりやすい魅惑の旋律、最晩年のような微速前進テンポに非ず、細部明晰ていねいな描き込み、メリハリたっぷりな表現は変わらない。第1楽章「Adagio,Allegro Molt」からオーケストラを叱咤激励して、スケール大きくスタイリッシュにカッコ良い表現、第2楽章「Largo」に於けるシミジミ纏綿とした歌は入念仕上げ、神妙に怪しい中間部も絶品。この楽章が白眉でしょう。第3楽章「Molt Vivace」はテンション高い圧巻の推進力、トリオのスウィング感も上々にテンポは通常。第4楽章「Allegro con Foco」は圧巻の押し出しは雄弁! 42:30(楽章間込拍手別)

Musical Masterpiece Society MMS-36Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜オットー・アッカーマン/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(1951年)・・・2020年8月に拝聴。8:54-10:29-7:50-10:04、提示部繰り返しなし。Otto Ackermann(1909ー1960羅馬尼亜)はオペラ畑の人だったのかな?悪い演奏ではないけれど、音質はかなり苦しくて、求めて聴くべき音源でもないでしょう。こういう音源に行き当たるとココロは千々に乱れて”まとめて処分!”したくなるもの。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

どーも微妙に風邪っぽい感じ。熱はないけれど、いつもの洟水痰の絡み症状に+咽が乾きます。首筋にちょっぴり倦怠感有。引退前のお仕事営業関係の妙な夢を見てしまいました。今朝定例計量しようと思ったら体重計ディジタル表示がおかしい・・・のは単なる電気切れなのか、とすれば100円ショップの乾電池はずいぶんと保ちがよろしくない。本体の寿命ではないことを祈る(もう一台あるけれど、これは体重多めに表示される)。そして朝一番よりWifi環境不調、しばらくネットがつながらない。ルーターの電源抜き差しに様子を伺って、当たり前のものが使えぬのは小さなストレスでっせ。昨日はかなりの雨に洗濯を断念、今朝かなり溜まっております。

昨日朝、かなりの雨を押して市立体育館へ。さすがに運動公園は無人状態、トレーニングルームはバーベル3人のみ、ほか顔馴染みのマシントレーニングの常連はお休みだったのは雨のせいでしょうか。自転車さておき、クルマだったらお天気関係ないのに不思議、こちらは徒歩ですよ。やや気温が高いのとワークマン・ジャンパーの保温効果が高くて汗、その始末にちょっと失敗して→風邪症状かも知れません。いつもの筋トレ8種+トレッドミル15分心置きなく実施して、心拍数を順調に上げておきました。昼は弟一家金毘羅山旅行土産のうどんが極上に美味かった。熊本の孫は発熱+腹痛継続中、とくに下の孫は元気がないそう。女房殿は3日で熱が下がるはずと一律生半可な知識に心配を深めて、症状快復過程はは人それぞれでしょう。コロナ感染の症状は個人差があるようです。

【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済。

こどもが将来なりたい職業のひとつにYouTuberが挙げられるのだそう。大昔は野球選手、今じゃ人気はかつてほどじゃないし、ケーキ屋さんになりたい、というのはケーキが好きだからでしょう。きっと楽しいYouTube動画を見たのでしょうね。テレビドラマにやや揶揄も含めてYouTuberが登場することがあって、なんか根無し草、生活力のない代表みたいに扱われることもしばしば、しかし昨年Fire TV Stickを入手、いろいろ経験してみて”YouTuberというのはひとつの入れ物・媒体”そんな当たり前なことに気付きました。大切なのは内容、コンテンツなのでしょう。

一発当てた大金持ちYouTuberが有名になって、その動画はほとんど興味はないけれど、偶然拝見したものはカネにものを云わせたウケ狙い、底の浅いものでした。たくさん収入があるのは有り難いことだけど、うらやましいともなんとも思わない。もっと地に足ついた、謙虚に静かなな内容の動画はたくさんあります。意外と人柄は出るみたい。それでカンタンに飯が喰えるワケじゃないだろうけど、そんなYouTuberだったら大歓迎。

LPデザイン Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜ウィン・モリス/シンフォニカ・オブ・ロンドン/アンブロジアン・シンガーズ/アルフレーダ・ホジソン(ms)/エリザベス・アンダー(s)(1974年) YouTubeにて拝聴可能・・・入手した音源はLP復刻、やや曇りがちだけどもともと良好な音質だったと記憶、まさにこのLPを若い頃所有しておりました。Wyn Morris(1929ー2010英国/威勒士)はMahlerのスペシャリスト、たしか第3番第6番第7番以外は録音してたはず(他声楽曲もいくつか)。Beethovenの交響曲全集も立派な演奏でした。これはあわてず、力まず、叫ばず、じっくり構えてスケール大きな、爽快な演奏でした。怪しげなオーケストラはたしか自ら創設したものらしい。適正なテンポ、余裕の技量と立派なバランス、声楽も充実して緊張感持続して、全曲飽きさせぬ集中力が続きます。ラストへの自然体な盛り上がりもおみごと。久々に長大なる作品を堪能いたしました。24:37-11:09-12:00-5:13-37:36。

Prinston PASC451 Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」〜フランツ・シャルク/ベルリン大交響楽団(ベルリン州立歌劇場管弦楽団1928年)・・・ほとんど19世紀伝説の存在に思えるFranz Schalk (1863-1931墺太利)によるほぼ100年前の録音、これは驚異的な音質、解像度。自分が入手した音源には針音もなく、もともと回転数に不備のあった録音とやらも修正されております。やや速めのテンポ、前のめりにアツい推進力を感じさせる第1楽章「Allegro moderato」、落ち着いて繊細に浮き立つような高揚感もある第2楽章「Andante con moto」。資料的な価値に留まらず21世紀に聴かれ続けて然るべき立派な演奏でした。幾度「もう昔の古臭い録音は止めにしよう」そう考えてもこんなものに出会うと、フクザツな感慨に至るものです。ほかBeethovenの音源もぜひ聴いてみたいもの。9:47-11:02。

 TELEFUNKENJ.StraussU喜歌劇「こうもり」序曲/喜歌劇「ジプシー男爵」序曲/喜歌劇「ヴェネツィアの夜」/喜歌劇「車葉草」序曲〜アルトゥール・ローター/ベルリン州立歌劇場管弦楽団(1958年)・・・この時期にしては音質曇りがちだけれど、けっこう躍動して愉しさいっぱいの演奏ばかり。Artur Rother(1885ー1972独逸)はオペラ畑の人だから、これも本場ものなのでしょう。8:08-7:25-7:05-9:17-6:46。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

久々の雨、昨日は4月並みの気温だったらしいけれど、朝一番に食材買い物に出て3.38kmウォーキング、やや汗ばみました。ヨーグルトにならなかった”もどき”は底のほうに沈殿して、つまり種ヨーグルト不足+撹拌不足だったのでしょう。全部カレーに使ったらビミョーな味になって、なんとか喰いました。それと転居来初めてインスタント・ラーメンを入手(塩味/カップ麺に非ず)妙に喰いたくなることがあって、1回喰えば満足、残り4食の扱いにちょっぴり悩んでおります。昼食インスタントラーメン(冷凍庫から出現した冷凍大根みじん切り入り)+夕食ヨーグルト(もどき)100%カレーはいずれもハイカロリー高糖質、それでも幸い今朝の体重は67.7kg▲200g。夜半に微熱とやや頭痛を感じて、風邪?幸い今朝はなんともない。急激に髪が抜けて禿げる悪夢におののいて、目覚めてほっといたしました。

熊本の息子一家コロナ罹患大人はかなり軽快、小さな孫二人は発熱咳症状行ったり来たりで快癒はまだ先のようです。昨日昼、遠路茨城県つくば市より熊本迄LLパン詰め合わせセット到着。数日前の記事だけれど、札幌市民67%が五輪「反対」 (北海道新聞)道内でも61%に上るらしい。東京五輪は金満青天井汚職まみれだったし、大阪万博もなんだかなぁ、半世紀前の夢よもう一度って、そんな時代じゃないでしょ。国民の趣味嗜好は多様化しているし、そもそも生活に余裕がない、一転突破で国威発揚というのにはどーも違和感ありますよ。挙句カジノ誘致?それって生活改善、明るい未来になんの関係があるのでしょうか。

DECCA LPデザインR.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(1959年)/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/楽劇サロメより「7つのヴェールの踊り」/交響詩「ドン・ファン」(1960年)〜ヘルベルト・カラヤン/ウィーン・フィル/ヴィリー・ボスコフスキー(v)・・・誰でも知っている鉄板演奏、そして優秀録音。30年ほど前駅売海賊盤に出会って、おそらくはLP板起こし劣悪CD化は音揺れしていた記憶も懐かしい。現役盤は高品質音源になっているそうです。近代オーケストラのカッコ良い精華作品揃えて、収録も盛りだくさん、ウィーン・フィル圧巻の厚みとパワー、艶(とくにホルンが印象的)当時カラヤンは51−2歳、スタリッシュに流線形。オーケストラを存分に煽って、そんな表現が若い頃にはハナに付いたもの、久々の拝聴に有無を云わせぬ感銘をいただきました。これはひとつのリファレンス(参照の基準)でしょう。文句なし。(ツァラ)1:45-3:35-1:56-1:55-2:24-4:19-5:07-7:43-4:44(ティル)15:04(7つのヴェール)9:15(ドン・ファン)17:04。

LPデザインBerlioz 幻想交響曲〜アンドレ・ヴァンデルノート/フランス国立放送管弦楽団(1960年)・・・若い頃に将来を嘱望されたAndre Vandernoot(1927ー1991白耳義)の代表的録音のひとつ。Beeやんの第九初演が1824年、そのわずか6年後に出現した革新的先鋭な作品は古典的な二管編成、しかしファゴット4本にオフィクレイド(?)ハープ4台+ティンパニ4台+シンバル小太鼓大太鼓鐘を伴ってデーハーなサウンドを誇る人気作品となりました。米Commandによる優秀録音らしいけれど、手許にある.mp3録音はまずまずの音質水準でした。仏蘭西風色気のある木管(←やたらと浮き立つ)金管が堪能できるけれど、アンサンブルはやや(かなり)ラフな感じ。低音が弱く軽く、線が細いように軽妙に感じます。これはこれで特異な賑々しい味わい雰囲気有。上手いだけの無国籍な演奏よりオモロいかも。終楽章の鐘のズレはまるでほんまもんの鐘が勝手に鳴っているみたい。13:51-6:31-17:13-4:50-8:30。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

淀川のクジラは残念な結果になりそうなこと、東京方面は異様な乾燥状態、そして冬野菜の価格が落ち着いて、橿原方面で大きな自動車事故があったとか・・・閑話休題(それはさておき)昨日もしっかり市立体育館に鍛えて、昼夜とご飯もの(炒飯/餅/ちらし寿司)たっぷり喰って今朝の体重は67.9kg+100g高め安定中。洟水痰の絡みは相変わらずだけど体調も膝の調子もまずまずでしょう。帰りにスーパーに寄ってヨーグルトは思ったものがなくて加糖の安物を入手、これを利用して8時間、牛乳はヨーグルトに仕上がらない、妙な味のものができあがって、捨てるにも忍びないので扱いに悩んでおります。1月末引き落としのカード請求明細連絡有。11月分は鹿児島熊本旅行が大きかったけれど、年末年始もなにかと出費が多かった。

熊本の息子一家1歳3歳の男の子有4人家族コロナ罹患続報。親はかなり軽快方向、最初に熱を出した次男の熱は下がって、遅れて罹患した長男が熱咳最盛期で眠れないらしい。可哀想に。緊急支援物資は和歌山より「野菜詰め合わせセット10種以上」「野菜詰め合わせセット10種以上」到着。2,550円(送料込み)息子より”めっちゃエエ感じ”との報告。日持ちするLLパン詰め合わせは本日到着。別途荷造りして送ったのは(記憶をたどって)個包装餅1kg、黄な粉、グラノーラ、調整豆乳1本、濃厚野菜ジュース200ml、蜜柑ジュース200ml、レトルトカレー5食ほど(これはリクエスト有)パックの赤飯2個、常温保存の調理済おでん、煮豆の黒豆(これも常温)牛タンしぐれ煮大瓶、粉末のコーンスープ、インスタントのシジミ味噌汁、のど飴2種(ひとつは味が好みじゃないと苦情有)等々・・・全部で壱萬圓掛かってませんよ。離乳食は在庫がたくさんあるそう。ご飯くらいは炊けると予想、お湯も沸かせることでしょう。なんとか数日保たせて乗り切ってくれよ。早々の快癒を祈る。

BISSA2076Siberlius 交響曲第1番ホ短調(2012年)/第4番イ短調(2014年)〜オッコ・カム/ラハティ交響楽団・・・Okko Kamu(1946-芬蘭)もすっかり大ヴェテラン、満を持してのSibelius交響曲全集録音。オスモ・ヴァンスカ以来ラハティ交響楽団は再録音でした。Sibeliusに相応しい、線の細いクールなサウンド。ホ短調交響曲は全7曲中、屈指の劇的雄大なる作品は二管編成。第1楽章「Andante, ma non troppo - Allegro energico」は静かなティンパニとクラリネットにて開始、それはたしかに寂しげなホ短調だけど、弦が雄大な第1主題を奏でると勇壮に爽快なる北欧風情が広がります。やがて激性を増して、悲劇的な締め括りへ。第2楽章「Andante (ma non troppo lento) - Un poco meno andante - Molto tranquillo」は弦が嫋やかな旋律を歌って、木管の合いの手も静謐に充ちておりました。安らぎと不安、激昂が入り混じって中間部のホルンは牧歌的、名曲ですね。この辺りTchaikovskyの影響顕著かと。第3楽章「Scherzo. Allegro - Trio. Lento (ma non troppo)」はティンパニが連打する劇的なもの。第4楽章「 Finale(Quasi una Fantasia). Andante - Allegro molto - Andante assai - Allegro molto come prima - Andante (ma non troppo)」ここはタメてタメて詠嘆の風情漂う幻想曲。テンポは意外と軽快、オーケストラのサウンドはいくら激性を煽っても粘着質に重くならない。清涼な空気を維持するもの。10:48-9:22-5:35-13:02。
イ短調交響曲は既にムダを削ぎ落として、後年のSibeliusの個性が色濃く表出した暗鬱な作品。二管編成。第1楽章「Tempo molto moderato, quasi adagio - Adagio」蠢くような低弦の導入から、暗鬱極まりないチェロ・ソロが第1主題を奏でます。息も絶え絶えに超絶暗い!けど清涼、まるで死の世界みたい。第2楽章「Allegro molto vivace」つかみどころのないスケルツォ。安寧の微笑みを浮かべて軽妙であり、不安げでもあります。第3楽章「Il tempo largo」は暗鬱に悩ましい緩徐楽章。静謐な弦、木管、金管が呼応しあって、出口のない冷たい思索が続きました。第4楽章「Allegro」ここは目まぐるしいチェロ・ソロの音型、グロッケン(チューブラーベル)が印象的なところだけど、グロッケンシュピール(鉄琴)で代用されることもあるとのこと。ここではおそらくそれかと。ホ短調交響曲のように朗々たる、わかりやすい結末ではありません。アクセントを強調せず、緻密な集中力が全体を支配しておりました。11:25-4:57-11:54-10:21。

Jos van Immerseel1945-白耳義Brahms ハイドンの主題による変奏曲/ハンガリー舞曲(3曲)/J.StraussU喜歌劇「こうもり」序曲/チャルダッシュ/ワルツ「北海の絵」作品390/エジプト行進曲 作品335/新ピチカート・ポルカ 作品449/狂乱のポルカ 作品260/ワルツ「春の声」作品410〜ジョス・ファン・インマゼール/アニマ・エテルナ(2001年コンセルトヘボウ・ライヴ)・・・肩の凝らない演目揃えたライヴ音源。おそらくはこれに+Mozart辺りの協奏曲が入った演奏会だったのでしょう。Brahmsは誰でも知っている名曲、これはマイルドな響きになかなか楽しめます。残り「こうもり」「春の声」以外はちょっと珍しい作品揃えて、古楽器によるウィンナ・ワルツも一興でしょう。Jos van Immerseel(1945-)は白耳義の人、自分が好むちょいと野暮ったいような味の濃いリズムとは風情が異なっても、まずまずの出来でしょう。聴衆の拍手は盛大でした。18:18-7:39-8:32-4:42-9:35-5:36-3:11-2:27-6:59。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

上の孫(3歳)もコロナ陽性とのこと、熊本息子一家4人全員罹患。大人は自分の症状がわかるけれど、小さい孫二人、とくに下の孫(1歳)が心配です。症状が出て4日目なのでぼちぼち発熱は収まって欲しいところ。両親は快復傾向との報告がありました。スッキリ後遺症なく元気になってくれることを祈る。昨日朝一番に業務スーパー(往復3.38kmウォーキング)に出掛けて即食できそうなもの詰め合わせて郵便局より送付、本日到着予定。LLパン詰め合わせは茨城県つくば市より、野菜セットは和歌山より発、到着は明日になることでしょう。今朝の体重は67.8kg▲300g高め安定していったり来たり。

冬場は空気乾燥して加湿器は必須、現役中の職場には皆卓上の加湿器を身近に設置して、自分のは引退時に後輩にプレゼントしてきました。自宅のは5−6年選手?ここ最近どーも蒸気の出がよろしくない、水もほとんど減りません。給水口、蒸気化するところ?みたいなのをごしごし洗ったら、じつはそれはやったらアカン行為とか、ますますなにも出なくなってついに断念。通販の6畳部屋用で一番安いのを注文しました。昨日朝一番に到着、威勢よく蒸気は出ております。前のも安物だったせいか10−20年も保たないものなんですね。なんか残念。

RCABach ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV1047/第5番ニ長調 BWV1050/カンタータ第202番「いまぞ去れ、悲しみの影よ」(結婚カンタータ)〜ジェイムズ・レヴァイン(cem)/シカゴ交響楽団のメンバー ドナルド・ペック(fl)/レイ・スティル(ob)/サミュエル・マガド(v)/アドルフ・ハーゼス(tp)/フランク・ミラー(vc)/キャスリン・バトル(s)(1977年)・・・未だJames Levine(1943ー2021亜米利加)は駆け出し34歳の記録。おそらくは若手の登竜門ラヴィニア音楽祭の流れから録音が実現したんでしょう。発売当時からFMで聴いて愉しんだ記憶はあるけれど、専門家筋には酷評されたはず。協奏曲第2番ヘ長調は名手Adolph Herseth(1921- 2013亜米利加)の研ぎ澄まされた音色、テンションの高いトランペットが堪能できます。シカゴ交響楽団当時の名手揃えてRay Still(1920ー2014亜米利加)Donald Peck(1930-2022亜米利加)いずれも高名なメンバー勢揃えて色彩豊かな表情音色を堪能できます。テンポは中庸にバランスよろしい誠実にヴィヴィッドな愉悦と快いノリに溢れるバロック・スタイル、第5番第1楽章のカデンツァを担当するレヴァイン自身のチェンバロも達者なもの。音質も充分な鮮度を保っております。「結婚カンタータ」はその昔の評価雑誌にオーボエのクソミソ評価の記憶も鮮明、明る過ぎ?今聴いてもその理由はわからない。Kathleen Battle(1948ー亜米利加)29歳の声はBachにしては少々華やかに過ぎて、浮き立つよう。(第2番)5:13-4:01-2:52(第5番)1034-619-515(カンタータ)6:52-0:33-3:44-0:51-3:10-0:51-4:52-0:30-1:49。

Kirill Petrenko, 1972-露西亜Beethoven 交響曲第7番イ長調〜キリル・ペトレンコ/ベルリン・フィル(2018年ライヴ)・・・これはベルリン・フィルへのシェフ就任直前の記録とか、フルトヴェングラー、カラヤン、アバド、ラトルの後を受けて鉄板のBeeやん名曲への取り組み、自分はメジャーな演奏家の熱心な聴き手に非ず、前任前々任の演奏もほとんどまともに聴いておりません。ベルリン・フィルだったらクリュイタンス(1960年)に馴染んだ程度、時代遅れな罰当たり者でございます。我が安物オーディオはごく最近の録音をクリアに再生してくださらない。Beeやんの躍動する”舞踏の聖化”作品はさっぱりとしたフレージングと旋律の節回し、心持ち速めのテンポを維持して、詠嘆と雄弁に遠く重くなり過ぎぬ推進力、第3楽章「Presto, assai meno presto」スケルツォ辺りから熱が入ってきて、第4楽章「Allegro con brio」はまさに熱狂的なフィナーレ、ラストのアッチェランドに向けて疾走します。13:31-7:41-6:28-8:01(拍手収録されず)ペトレンコは烏克蘭に対する連帯を表明しているとのこと。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

伯剌西爾の議会襲撃は亜米利加のトランプさんを連想させて、きっと彼(か)の国は騒然としているのでしょうね。閑話休題(それはさておき)

熊本の息子一家が全員ダウンとのLINE有、下の孫(1歳)はコロナ陽性、上の孫(3歳)は今のところ陰性でもすぐに伝染ることでしょう。両親の結果は本日判明、いずれ一人感染すれば全員アウト、重症化悪化せずに1週間過ぎ去って無事快復することを祈るばかり。孫へのワクチン接種はこれからの予定だったそう。インフルエンザは検査していないとのこと。この流行り病はほんま身近な存在になりました。なにかすぐ喰えるものでも送ろうか、そう連絡したら当面大丈夫・・・しばらくしてやっぱり送って、との追伸。既にLLパン詰め合わせ、野菜セットは手配して、これより買い物に出掛けましょう。トレーニングルームとか居酒屋とかけっこう爺婆(=ワシら)はあちこち出掛けていると思うけれど、遊園地的な大人数が集まる喧騒には縁がないから現在迄セーフなのでしょう。とても心配だけど、遠方より気をもんでも仕方がない。2023年はなかなかタイヘンな幕開けとなりました。

昨日はいつも通りの市立体育館行。どんど焼きを行ったグラウンドはいつもの古希ソフトボールチームが試合をしておりました。筋トレはレッグ・エクステンションより開始、あと下半身関係へ進める流れ、そこに例のスマホ野郎登場!予定を変更してマルチプレス(肩の鍛錬)先行、無事8種クリアできました。その後案の定、横目に眺めるとマシンにバーベル持ち込んで独占、他の人に迷惑になっている自覚はないみたい。そういえば長久手時代のスポーツクラブ、市の施設にはこんな人はいなかったから、大阪特有の風習なのでしょう。他、有酸素運動ステアマスター15分完了、幸い前回見られた動作異常はありませんでした。今朝の計量は68.2kg+400g危険水域常態化、痰の絡みがひどくて途中覚醒、しばらく眠れなったのも要因かも。

Dreyer-gaido CD21133Mahler 交響曲第9番ニ長調(デトモルト・フィル2019年ライヴ)/第10番 嬰ヘ長調よりAdagio/煉獄(シュトゥットガルト・フィル2010年ライヴ)〜ガブリエル・フェレツ・・・(これが以前一度メモしたものがSimplenote不調に保存されなかった音楽)第7番(2009年シュトゥットガルト・フィル)から始まった全集録音のラスト、詠嘆の大交響曲の担当は初耳のオーケストラでしたデトモルトという街はWiki参照お願い)。パワフルな金管の厚みとか艶にはちょっぴり足りぬにせよ、立派に整って緻密なアンサンブルにGabriel Feltz(1971-独逸)の薫陶が光って、充分な完成度でしょう。解像度の高い低音の迫力ある録音もおみごと。他の作品に散見された不自然に恣意的なテンポの動きは控えめ、しっとり悠々とした第1楽章「Andante comodo」(28:33)第2楽章「Im Tempo eines gemachlichen Landlers. Etwas tappisch und sehr derb(緩やかなレントラー風のテンポで、いくぶん歩くように、そして、きわめて粗野に)」はかなりテンポの動きは頻繁でも、その流れにさほどの違和感はありません。(15:56)第3楽章「Rondo-Burleske: Allegro assai. Sehr trotzig(きわめて反抗的に)」はかなり速いテンポ、前のめりに落ち着かない。ラストの頻繁なテンポ変化はワザとらし過ぎるかと。荒々しい勢いはあるけれど少々軽い感じ。金管の技量に不足は感じません。(13:02)第4楽章「Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend」ここの弦の洗練は称賛されるべき水準、抑制の効いた清涼にデリケートな風情は万感胸に迫る感銘深いもの。ちょっぴり弱音部分に魂が足りぬような気もするけれど、やがて管の全面参入に感動的に締め括って、テンポの恣意的な動きもこの楽章にはありません。(26:37別途拍手は10秒くらい)先日拝聴した60年以上前の録音に比べると表現の成熟に於いてやや劣っても、こちらはぴかぴかの音質が優位でしょう。

第10番 嬰ヘ長調のほうはシュトゥットガルト・フィルの担当。ホルンが印象的に怪しいAdagioは、そのホルンが牧歌的な音色に浮き立っておりまた。オーケストラの鳴り方、厚みはこちらのほうが上かも。9年前はちょっぴり途中テンポは走って、落ち着かないけど響きは洗練されております。18分くらいからの悲劇的な叫びも決まっておりました。(26:07)「煉獄」も超・怪しくも重く短いスケルツォ。ちょっと走り過ぎ、テンポは動かし過ぎ。(4:21拍手別として)

PHASMA053Bach ゴールトベルク変奏曲BWV988〜Julie Ventoura(cem)・・・ネットから音楽を聴くようになってから詳細情報がとんと探せません。この女性奏者の名前の呼び方(ジュリエ・ヴェントゥーラ?)録音情報詳細もネット検索に引っ掛かりません。ごくごく新しい録音らしい。実演に接するとチェンバロは音量の小さなもの、アンサンブルの通奏低音はほとんど聴こえませんでした。これはオン・マイクにかなりの音量収録、冒頭のアリア主題から装飾音いっぱい(ラストのアリアはほとんど別な旋律を聴く思い)テンポはかなり揺れ動いてタメとか詠嘆の表情付け、分厚い響き、これは相当に濃い、ラストに向けてアツさ増し増しな(そんな方向を狙った)演奏でした。自分の嗜好はチェンバロだったら、正確な技巧と清潔なタッチ、イン・テンポなリズムを基調としたもの。ピアノに比べて微細な変化を出しにくい楽器だから、いろいろ工夫したんでしょうか。CD2枚分細部馴染んだ変幻自在なる旋律を愉しく拝聴したけれど、この表現方向はあまり好きになれません。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

連休も終わって世間ではお仕事再開、広がるコロナ感染とインフルエンザ同時流行は事前予想通り、今朝のニュースを眺めると両方罹患したこどもの取材もありました。年末年始の人の動き、これから学校も始まって収束はカンタンには見通せないとのこと。幸い健康な自分は無為無策な引退隠居生活も丸一年、昨日も気分的に滅入ってな〜んもする気がおきません(洟水淡の絡みによる睡眠不如意体調やや不良も有)。部屋に隠って音楽を聴いているうちに女房殿は父と姉の墓参り、掃除をしてきたそう。食材は前日女房殿に頼んで最低限のものをお願いしてあったけれど、ぼちぼち在庫切れ気味、それでも買い物に出掛ける意欲も出ない。

某ボランティアの交通費?チラシ配布の手数料とやら?京阪百貨店の商品券をもらったので、コミュニティバスにて出掛けることにしました。晴れ着のお姉さんをあちこち横目にしつつ、窓口にて”どの売り場範囲で使えるのですか?”問い合わせたら、ほんまに使える範囲が限られていて(テナントは使えぬところも多い)百貨店の高級食材など自分の生活水準範囲外。買取店みたいのがあって、伺うと95%現金化とのこと。女房殿は”せっかくボランティアでもらったものを売るなんて!”ちょっと抵抗したけど、結局現金に替えました。サイフに入れていたからちょいと曲がって、折り目が付いていたりしたら売り物にならぬからアウトとのこと 、今回はぎりぎりセーフでした。初体験。

もう夕方だったので、数回訪問している居酒屋はお隣(もちろん商品券は使えぬ)軽く(それなりの量)食事をして散財しました。ちょうど両替分くらい。帰りのコミュニティバスは終わってしまったので、2km強ウォーキングして帰宅も運動でしょう。今朝の体重は67.8kg▲300g高め安定のまま、体重増減の手応えはどーも先読みできない。

ネットより少々昔1950−60年頃の音源をごっそりまとめて入手、10年位前より馴染みのものばかり懐かしいもの.mp3音源。内容音質水準は玉石混交、保存DVDをひっくり返せばほとんど出てきそうなものばかり、まとまっているのが便利かなと。2−3曲拝聴してそのあまりよろしからぬ音質にちょっぴり愕然、多く所有することがシアワセに非ず、廃棄すべきかちょいと逡巡中です。

RCA VICS-1423Grofe 組曲「グランド・キャニオン」(1955年)/Gershwin 交響詩「パリのアメリカ人」(1960年)/Copland エル・サロン・メヒコ(1955年)〜アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団・・・Gershwinは幾度聴いてお馴染み、他も1955年にしてかなり良好なステレオなのはさすがのRCA録音。「大峡谷」は日の出-赤い砂漠-山道を行く-日没-豪雨(5:54-5:46-7:24-4:37-8:25)実質三管編成?10種の打楽器+ウィンド・マシン。ライトニング・マシン(?)+チェレスタ+ピアノ〜けっこうな編成ですよ。大自然のスケール大きな描写、ユーモラスなロバの足取り、パワフルな金管鳴り響いて、こどもの頃日曜夜のウォルト・ディズニー劇場の記憶と分かちがたく結びついておりました。大都会パリに亜米利加のお上りさんがウキウキと彷徨うゴージャスなGershwin(16:15)ラテンのリズム華やかなCopland(10:13)も愉しさいっぱい。

Decca LPデザインJ.StraussU ウィーン気質 作品354/J.StraussT フランス風ポルカ「ピーフケとプフケ」 作品235/J.StraussU トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214/ 酒、女、歌 作品333(ロンドン交響楽団1950年)/J.StraussTアンネン・ポルカ 作品137/J.StraussU 常動曲 作品257(ロンドン新交響楽団1948年)/美しく青きドナウ 作品314/加速度円舞曲 作品234/皇帝円舞曲 作品437/ 南国のバラ 作品388/ J.Strauss U&Josef Strauss ピチカート・ポルカ(1957年)/Josef Strauss オーストリアの村つばめ 作品164/ J.StraussU 春の声 作品410(ヒルデ・ギューデン(s)1956年ウィーン・フィル)〜ヨーゼフ・クリップス・・・往年の名指揮者Josef Krips(1902ー1974墺太利)による本場ものウィンナ・ワルツ・ポルカ録音を集めたもの。ウィーン・フィルとのステレオ録音は比較的有名でしょう。今回初耳だったモノラル録音の演奏も柔らかい風情は変わらぬ、昔としては良心的音質水準でした。珍しいポルカ「ピーフケとプフケ」 を除けば著名なところを揃えて、マイルドかつ小粋優雅な風情満載。Hilde Gu"den(1917ー1988墺太利維納出身)の可憐に華やかなコロラトゥーラ・ソプラノ目眩く超絶技巧最高、「オーストリアの村つばめ」声楽付きの存在を知ったのは初めてでした。(8:16-2:35-5:57-3:28-2:51-8:47-8:27-9:59-8:00-2:44-5:30-5:57)


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日「成人の日」、多くの自治体では「二十歳の集い」などと銘打って対象年齢を変えていないそう。昨日朝一番市立体育館へ向かうべく、運動公園前を通ったら大人数でなにか準備をして、グランドは火気厳禁ななのに焚火もしている・・・じつは中垣内どんど焼きだったのですね。夜点火時期を待って女房殿はしめ飾りを燃やしてきました。2023/中垣内どんど焼き全国にある風習なんだそうで、フツウは神社仏閣で執り行うと思うけれど、ここの行事主体はどこなのか?たくさんの人出だったようです。

連休初日にジェットスター機爆破予告で60便欠便とか。結論的になにごともなかったけれど、そんな悪意を持った行為の背景はなんでしょうか。今朝のニュースによると目的地・博多には13時間遅れて到着した家族もあったそう。

トレーニングルームの鍛錬はスマホ野郎にマルチプレスを先に占有されて筋トレは7種、ステアマスターは故障気味5分間に二度自動リセット、断念してトレッドミル10分。きっとスマホ野郎に悪意はなくて、バーベルとマシントレーニングを同じにとらえて、他の人が順繰り利用することに気付かないのでしょう。次回は「悪いけど3分だけ貸してくれんか」声を掛けてみましょう。トレッドミルは2/6台故障のまま、おそらくは予算の関係で年度内は修復ムリでしょう。昼食抑制したけれど、かっぱえびせん柿の種勢い止まらず、いただきものの馬刺し+α夕食は息子のお嫁さんの実家から届いた馬刺しを解凍してしまったので缶ビール少々(マルエフ)今朝の体重は68.1kg+300gまたまた危険水域に逆戻り、常態化最悪(涙)。冬場はどうしても身体の動かし方が少なくなりがちです。

Neeme Jarvi(1937-愛沙尼亜)Shostakovich 交響曲第5番ニ短調〜ネーメ・ヤルヴィ/ニュージャージー交響楽団(2008年ライヴ)・・・Neeme Jarvi(1937-愛沙尼亜)はもうかなりのご高齢なので最近の活動状況は伺えません。たしかこのオーケストラは音楽監督として2005-2015年?在任だったはず(自信はない)これは珍しいライヴ音源でしょう。音質はややざらつきがあって薄く、いかにも放送のエア・チェックっぽい感じ。もしかしたらオーケストラのサウンドの個性かも。Shostakovich一番人気作品は過不足のない骨太サウンド、激昂も力みも曖昧さもないパワフルなメリハリ、文句ないスケールと統率。適正なテンポ設定、最終楽章のテンポ・アップ、ラストのタメもごく自然、熱気を増して締め括り、このオーケストラはけっこうな技量ですよ。15:44-5:25-14:03-11:17(拍手別) アンコールはバレエ組曲第1番よりLyric Waltz - Romance - Waltz Humoreske。可愛らしく可憐な作品です。どういう趣向か会場から抑えきれぬ笑いが続きます。3:30。

Vanguard LPデザインKhachturian バレエ音楽「ガイーヌ」(7曲)/Kabarevsky 組曲「道化師」(10曲)〜ウラディミール・ゴルシュマン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1958年)・・・Vladimir Golschmann(1893ー1972仏蘭西→亜米利加)はセントルイス交響楽団に長く在任したことを記憶しております(1931ー1958)。オーケストラはフォルクス・オーパーではないかとの情報。この時期にして優秀録音、ツボを押さえて整ったマイルドなバランス演奏、オーケストラの技量にも不満もない完成度だけれど、ラスト期待の小太鼓リム・ショット!「レズギンカ」のリズムも優雅に過ぎて迫力不足。ユーモラスな「道化師」もいつになく上品に響いて、この人はもともと露西亜系の人だけれどパリ生まれ、彼(か)の泥臭いリズムやサウンドから遠いものでした。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は終日うすら寒い曇り、朝一番の洗濯、掃除(←これは女房殿主体)夕方より小雨。洗濯物は干せずにホットカーペットに並べました・・・終日な〜んもやる気の出ない引き隠り状態。【♪ KechiKechi Classics ♪】は原点に立ち返って定例更新済。食材はかなり切れ気味だけれど、とにかく在庫あるものでネット検索してレシピ仕立て、使いようのない”七草がゆ”用の乾燥野菜は炊き込みご飯にいたしました。夜半にみぞおちに微妙な不快感有、痛みなどはないけれど、ネットに類似の症状を探しても要領を得ません。首筋に若干のハリを感じるので風邪の初期症状かも知れません。夕方思い出してストレッチスクワット腹筋実施した程度、昼夜と特別に節制せずフツウの食事+かっぱえびせん柿の種喫して、何故か今朝の体重は67.8kg▲700g。理由はわかりません。本日日曜は市立体育館へ出掛けましょう。

ネットサーフィンという言葉は既に死語ですか?自分は早寝早起き(かつてお仕事現役時代は遅寝でも規則正しい早起き)朝食前後に「音楽日誌」更新して、それからお気に入りブログ閲覧は8本ほど確認(更新されているのは80%くらい)そして再度自分の「音楽日誌」再確認するのは画像リンク切れとか誤字脱字確認のため。Yahoo!やGoogle Newsのトップ項目から気になったもの、興味あるものを深堀してあちこち再検索を掛けて、テレビのニュースに情報補強することもあります。新聞購読は転居とともに止めてしまって、業界全体で200万部減?とか、鉄板のご高齢読者が退場したり、団塊の世代が小さい文字に耐えられなくなったら、そりゃ減るでしょう。経済的負担問題もあります。

自分は新聞紙の処理が負担になったのが要因のひとつ、一時毎日新聞のWeb版を契約したけれど、あまりオモロくなかったので一ヶ月ほどで断念いたしました。かなり以前なにかの記事に記憶があるけれど、お仕事ヒマになった親父が公共の図書館の新聞を奪い合う、なんてそんな話題は継続しているのでしょうか。

Georges Pretre(1924ー2017仏蘭西)Brahms 交響曲第3番ヘ長調〜ジョルジュ・プレートル/聖チェチーリア音楽院管弦楽団(2010年ライヴ)・・・これは珍しいライヴ音源。ベルリン・ドイツ交響楽団とのライヴがCD化されたけれど、こちら日の目を見なかったのは少々音質に難有、響きが薄くて濁りもあるけれど雰囲気はあって、まずまず聴けるステレオ。放送エア・チェックでしょうか、ラストに伊太利語のアナウンスが入ります。Georges Pretre(1924ー2017仏蘭西)は最晩年ニュー・イヤー・コンサートに登場して俄かに話題になったけれど、比較的ジミな存在だった指揮者。第1楽章「Allegro con brio」冒頭の金管によるモットーから腰が浮ついた前のめりの風情、オーボエが思いっきり明るく歌ってその辺り違和感ないでもない。(12:57)第2楽章「Andante」もやや速めのテンポに、落ち着かぬテンポの動き有。(7:33)第3楽章「Poco allegretto」は一番人気な纏綿と歌う甘い旋律、ここは一転!テンポをぐっと落としてしっとり、濃厚に歌ってくださってエエ感じ。ここに一発!焦点を当てたのですね。(7:02)終楽章「Allegro - Un poco sostenuto」は最初の前のめりっぽい風情が戻って、重厚長大なるBrahmsとは大きく異なる個性でした。(9:50拍手アナウンス別)

ネットより拝借音源Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」〜ジョルジュ・プレートル/ベルリン・ドイツ交響楽団(2008年ライヴ)・・・ついでと云っちゃナニだけど、こちらは2019年に一度聴いて再聴。色彩豊かにド迫力な名曲中の名曲。これはCD化されている元音源らしくて、音質状態極上、中庸のテンポに引き締まった分厚い響きも上々のスケールでした。オーケストラはこちらのほうが立派な感じ。

更にRCA VD87733R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」〜ジョルジュ・プレートル/フィルハーモニア管弦楽団(1983年)・・・8年ぶりの拝聴。その時は未だご存命だったんやなぁ。これもデーハーにフクザツ多岐な作品、”緻密細部の描き込みより、作品を大づかみにデフォルメする”プレートルはツボを押さえて、みごとな完成度との印象は変わらない。36:38。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

正月松の内も終了、お飾りも外す日がやってまいりました。年賀状はぼちぼち継続して到着中、都度”賀状仕舞”印刷して返信しております。お仕事最終出勤日よりちょうど一年目、世間では連休らしいけれど、こちらずっと永遠に連休中。

食材買い物に出ると種々値上げは顕著、鳥インフルの関係か?卵の値段が高いですね。野菜も高い。それはそれで大事な話題なんやけれど、これといったニュースは見当たらず、ネットニュースの項目を眺めても、これがニュース?どうしょうもない芸能ネタばかり、そんなのに付き合っていたらアホになりまっせ。昨日朝一番に市立体育館にて鍛錬、8種筋トレ+エアロバイク15分消化して、心拍数の上がり方も正常に最高でも139、汗をたっぷり流しておきました。スマホ野郎はWで登場しても、先にマルチプレスを終えていたので無事順調に完了いたしました。昼夜と食事抑制したつもりでも、今朝の体重は68.5kg危険水域から動かぬ悲惨、柿の種かっぱえびせんの呪いか、体質的に体重を落とせなくなって3年前から+3kgでっせ。身体は引き締まっていると自覚しているんだけれど。

昨年末だけど、築52年宮崎第1ホテルの自虐ネタで人気こんな記事も有)ほかに「客室のすきま風、窓を開けずに換気できる」「全室マンションビュー」「ふと見上げると期待値0のホテル」「お問い合わせ内容No1は駐車場どこ?」など秀逸なコピーが並びます。2022年の売り上げは過去最高に至ったそう。こんなのは大好き、正直じゃないっすか。次回宮崎訪問時の宿泊候補に挙げておきましょう。

Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜アンドレ・ワッツ(p)/ズービン・メータ/ウィーン・フィル(1976年ライヴ)・・・これは珍しいライヴ音源、好事家によるカセット・エア・チェック音源は音質上々でした。Andre Watts(1946ー亜米利加)30歳の記録、骨太で瑞々しいタッチ、豪快なテクニックは作品に相応しい茫洋としたスケールに感銘を受けました。メータの伴奏がしっとりとウィーン・フィルのゴージャスな響きをしっかり引き出して、盤石。ホルンも弦も極上の響き。49:52(拍手込)一本ファイル、あっという間に終わります。

AMADEO LPBach カンタータ第53番「いざ、待ち望みたる時を告げよ」(Melchior Hoffmann (1679-1715)の作)/第54番「罪に手むかうべし」/第169番「神のみにぞわれ心を捧げん」〜モーリン・フォレスター(a)/アントニオ・ヤニグロ/ザグレブ・ソロイスツ/ウィーン室内合唱団(1964年)・・・カンタータ第53番はかつてBach作とされたもの、女声低音による作品だけど、きっと現代ならカウンターテナーなのでしょう。Mahlerには欠かせない人だったMaureen Forrester(1930-2010加奈陀)は豊かに太い声量と圧巻の押し出し、濃い表情に驚かされます。懐かしいAntonio Janigro(1918-1989伊太利)のアンサンブルも豊かに歌って、これも最近聴けぬ陰影の彫が深いもの。音質はややオン・マイクっぽいけれど上々のLP音源、第53番の「ピン」と響く音?はなんでしょう。第169番のシンフォニアはオーボエ協奏曲ヘ長調として名高いもの、ここではオルガン協奏曲となっておりました。(第53番+第54番)23:08(第169番)24:30。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

すでに正月気分には遠く、正確には日常がほぼ正月気分である代わり映えしない日々が続きます。烏克蘭東部ドネツク州にてハイマース攻撃に露西亜兵800人死亡(烏克蘭側発表)とか、兵士がスマホを使って場所を特定されたとの情報、動員された露西亜兵士は悲惨だけど、やつらは民間人やインフラを狙ってますから。いずれあまり喜ばしいような話題じゃない。

おとといはさんざん呑んで喰って(悲惨なる)体重増さておき、二日酔いが心配でした。夜中喉が渇いて途中覚醒睡眠も浅かったけれど、朝一番に業務スーパー迄お買い物往復3km強ウォーキングして結論的に体調は別になんともない。これも鍛錬の成果でしょうか。昼夜と食事節制しても今朝の体重は68.5kg危険水域に変化なし(涙)本日はこれより市立体育館へしっかり鍛えましょう。正月休みも終わって困ったスマホ野郎が居座らぬことを祈りましょう。

Amazfit Bip S Liteの件 (スマートウォッチ3,980円≒安物だけど、もっと機能のよろしいのが出現している)その後。スマホ側のアプリを入れ直したら無事アップデートして改善されたらしくて、ウォーキング開始10mいきなり「1kmです」コールはなくなりました。スマホとのBluetooth連携は切れやすく、つながりにくかったのも改善、トレーニング中ちょいとトイレに行っていったん切れても戻ると速攻で再接続されるようになりました。但し、心拍数はどーもおかしい。カウント可能なマシン使用時に比べると、20-30上を示すことがあって、なんせ数少ない機能の安物(歩数と心拍数のみ+LINE連絡到着くらい/睡眠云々は使っていない)そのひとつが正確じゃないのは残念な感じ。安静時は正確です。ま、充分使っている手応えはあって、ムダにはなっておりません。本日トレッドミルで再確認しましょう。(エアロバイクにて確認、マシンとスマートウォッチは正常にカウントリンクしておりました)

Turnabaout TV-S 34451Bach 音楽の捧げものBWV1079〜ミュンヘン器楽アンサンブル・・・ズザーネ・ラウテンバッハー(v)/ハインツ・エンドレス(v)/ヨーゼフ・ロッテンフッサー(va)/カールハインツ・ツェラー(fl)/マルティン・ガリング(cem)1960年代の録音?他イングリッシュ・ホルン、チェロのメンバーが検索できません。LP時代の廉価盤、現在はネットからの音源として多く拝聴可能です。音質かなり良好。演奏順は三声のリチェルカーレ(チェンバロ独奏)を冒頭に、六声のリチェルカーレ(弦楽)をラストに配置するのは馴染だけれど、3曲目にいきなりフルート活躍する著名なトリオ・ソナタが入るのが珍しいかも、これは胸に染みる名旋律。他途中イングリッシュ・ホルンが色付けするのも珍しい編曲(←後述;そうでもないらしい)名手Susanne Lautenbacher(1932ー独逸)を先頭に緊密なモダーン楽器アンサンブル、1960年代黄金時代のベルリン・フィルを支えたKarlheinz Zo”ller(1928-2005独逸)の深みと色気のあるフルートをメインにトリオ・ソナタは最高、マルティン・ガリングのチェンバロは昔の硬い金属的なサウンドでした。この作品は敬愛するBach中でも最高のお気に入りのひとつ。

Music and Arts CD-1179Mozart ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467(ロヴロ・フォン・マタッチ1960年ライヴ)/第23番イ長調K.488(ジャン・マルティノン1969年ライヴ)〜ロベール・カサドシュ/フランス国立放送管弦楽団・・・ハ長調協奏曲K.467はやや大味なモノラル録音。マタチッチの伴奏がやや重いけれど、Robert Casadesus(1899ー1972仏蘭西)の闊達にデリケートなピアノはいつもと変わらない。懐かしくも名残惜しい第2楽章「Andante」最高。14:02-7:23-6:19。イ長調協奏曲はK.488この時期にして残念、ややパッとしないステレオ?この作品も甘い浪漫漂う第2楽章「Adagio」絶品。活気と熱気、勢いのある演奏でした。10:47-6:17-7:57(喝采拍手込み)この人が亜米利加での録音が多いのは第2次世界大戦中亡命していたからなんですって。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

まず悲惨なる結論今朝の体重は68.5kg+900g大幅危険水域突入元日の悲劇再び。昨日昼からの爺友新年会は経緯があって居酒屋3件ハシゴに散財、散々呑んで喰った結末は自業自得。既に朝食はしっかり摂ったので昼夜と思いっきり節食して一日で戻す決意です。中学高校のモテ期自慢を聞かされてもオモロくもなんともない年寄りの繰り言、昨日は仕事始まり?思いっきりサラリーマンで梅田駅前ビル地下は混んでおりました。昨年末29日の混みようもなかなかだったけれど、大晦日にお初天神辺りに呑みに行った報告によると、やはり若い人たちがいっぱいだったとのこと。

昨日ストレッチ後朝一番にて市立体育館トレーニング2023年再開。しっかり筋トレ7種+ステアマスター15分に鍛えました。マルチプレスは自分が入場した時点より帰るまで新手のスマホ野郎が独占中、ほとんどトレーニングもせず椅子代わりにして使用不可でした。これで目撃3人目、スマホ中毒蔓延はほんまですね、おそらくはLINEのやり取りなのでしょう。周りへ配慮が足りない、迷惑なことでっせ。呑んだあとに最寄り駅より歩いて帰ったこともあって、一日の総歩数は壱萬七千歩超え、久々の鍛錬に身体中微妙な筋肉痛、とくに下半身両太もも。本日しっかりストレッチして空になった冷蔵庫補充に買い物に出掛けてウォーキングとしましょう。

女房殿にGYAO!を教えたら、見たかったドラマの再放送いくつも連続見たらしい。更にご近所の図書館に出掛けたらネットより電子書籍が借りられるとのこと。説明書を眺めて借りられる仕組みは理解したけれど、媒体というかその書籍のファイルはどうなっているのか?ブラウザベースで見るものか、Kindle辺りで読めるのか?その辺りはまだ研究中。

PRD250424Tchaikovsky 弦楽六重奏曲ニ短調 「フィレンツェの思い出」/Scho"nberg 浄められた夜 (弦楽六重奏)〜ダヴィッド・オイストラフ四重奏団(アンドレイ・バラーノフ/ロディオン・ペトロフ(v)/フョードル・ベルギン(v)/アレクセイ・ジーリン(vc))+ダニール・アヴストリフ(va)/アレクサンドル・ブズロフ(vc)(2019年)・・・Andrey Baranov(1996-露西亜)率いるアンサンブルによる鮮烈な演奏。弦楽合奏による演奏機会も多い両作品、ヴァイオリンを先頭に各パートの個性も浮き立って、これほどの熱気息遣いをしっかり感じられる演奏も滅多にないと思われます。凄い名曲!劇的に切なく、懐かしくも表情豊かな旋律表現横溢する「フィレンツェの思い出」。雄弁巨大な表現、第3楽章「Allegretto moderato」スケルツォ楽章が思いっきり高揚してヴィヴィッド。10:13-9:28-6:22-6:59。噎せ返るような後期浪漫の濃厚残滓漂う「夜」はぐっと抑制して息を潜めるようにデリケートな始まり、やがて切なく燃え上って、どちらも絶品の濃密アンサンブルであります。最高。 27:14。驚くべき鮮明なる音質。

DECCA LPデザインJ.SraussU 喜歌劇「こうもり」〜カール・ベーム/ウィーン・フィル/ウィーン国立歌劇場合唱団/グンドゥラ・ヤノヴィッツ/レナーテ・ホルム(s)/ヴォルフガンク・ヴィントガッセン(t)/エーリヒ・クンツ、エバーハルト・ヴェヒター(br)/ハインツ・ホレチェク(b)他(1971年)・・・いかにも正月らしい、明るく躍動する序曲からわかりやすい旋律、アリア連続して筋書きもお馴染み、珍しく生演奏も経験済みの名曲はいかにも正月らしい。ウィーン国立歌劇場の演目に入っている数少ない喜歌劇とか。オペラ表現の良し悪しはまったくわかっていないこちらド・シロウト、カルロス・クライバーの躍動、クレメンス・クラウスの陶酔に比べて、こんな鈍重なのんびり演奏はあかん!との声もありました。そんなもんですかね?たっぷりめでたくも華やかな世界と、賑やかな喧騒を堪能いたしました。台詞なし。バレエ音楽のところはポルカ「電光と雷鳴」。作品(ごく一部)との出会いはチャールズ・ゲルハルト/新ロンドン交響楽団との企画もの、アデーレのアリア「侯爵様、あなたのようなお方は」は一発で大好きになりました。(ここではレナーテ・ホルム(s)担当)こんなめでたい音楽がほかにあるでしょうか。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

穏やかな気候の正月が過ぎて、おそらく多くの働く人々は本日よりお仕事再開でしょう。JRは久々の超満員だったとか。昨日、下の孫1歳の誕生日、お嫁さんの実家にて多くの人々に見守られながら一升米を背負った写真や動画が届きました。あらかじめ送っておいたピカチューのおもちゃで遊んでおりました。

年末年始の特番はまったくオモロない。ワリと気に入っている番組の3時間連続!みたいのも集中力は続きません。結局、それなりに眺めていたのは大学駅伝を別格として、時代劇の再放送、そんなのをしみじみ好むなんて自分も爺になり果てた!自覚ありますよ。演歌は御免やけど。時代劇にはスマホもガラケーも登場しないし、昔の和装の似合う女優さんは美しいと思います。日本人の感性として普遍的なものが描かれて、いつまでも旧くならない。

そんな中、池上彰さんの「近未来予測云々」とやらの番組をちょっっぴり拝見して感心しました。愛知県一宮市に身体の不自由な方々の介護施設があって、筋肉もりもりのマッチョを積極的に雇用しているとのこと。力はあるし、関節のことも熟知して力仕事も余裕、6時間勤務+2時間の筋トレも業務時間としてカウントされ、月弐萬円のプロテイン手当も出るそう。社長が筋トレの人だったのですね。人手不足だけど、若い人にしてみたらちゃんと働ける機会や場所がない、時代のアンマッチなんでしょう。素晴らしい発想だと思います。

昨日もとくべつに予定もなし。買い物も必要ありません。仕方がないので自宅ストレッチ後、買い損ねた御札を求めて、たしか最寄りの駅に向かう途中に小さな神社があったはず、ウォーキング兼ねてお参りしてきました。もう少し脚を延ばしてYouTube動画に拝見した激安立ち呑み屋の場所確認、以前2回ほど寄った(チェーン店に非ず単店)ごちゃごちゃのディスカウントストアのすぐ横、申し訳ないけど怪し過ぎて怖くて入る勇気はありません。帰りはくじけて駅からコミュニティバスにて帰還、5.86kmのウォーキングでした。けっこう汗まみれ。

今朝の体重は67.6kg▲100g。夜、カレーとコロッケとポテトフライ(いもばかり)缶ビール一本のみ(マルエフ)喫したんやけど、セーフ。本日昼過ぎから爺友と新年会、いつもの梅田駅前ビル地下・肉料理の店へ(←自分の好みに非ず)。その前に市立体育館トレーニング再開です。ストレッチスクワット+ウォーキングにて6日間乗り切りました。

EMI LPJ.StraussU ワルツ「美しく蒼きドナウ」/ワルツ「ウィーンの森の物語」/ワルツ「ウィーン気質」/皇帝円舞曲/ワルツ「南国の薔薇」/入江のワルツ〜ロベルト・シュトルツ/ウィーン交響楽団(1966年)・・・Robert Stolz(1880ー1975墺太利)の十八番、以前2008年に聴いた音源(Eurodisk原盤)とは別ものかは不明?LP復刻は音質上々、ウィンナ・ワルツは自分にとって、こんなたっぷり優雅なスタイルがリファレンスのひとつ。確信を以てテンポは自在に揺れて、タメて、走って、歌って、そんな味わい表現がみごとに決まって、あまりかっちりしていないのもエエ感じ。86歳かぁ、現代の爺とは時代が違いますから、この矍鑠ぶりに驚くばかりでっせ。ウィーン交響楽団も絶好調でしょう。「入江のワルツ」以外は超・有名曲ばかり、たっぷり本場維納風情を堪能いたしました。一番のお気に入り作品は「南国の薔薇」。9:27-12:20-7:30-11:06-9:10-8:33。

TACETS207Ravel ボレロ/ラ・ヴァルス〜カルロ・リッツィ/オランダ・フィル(2012年)・・・Carlo Rizzi(1960ー伊太利)もヴェテランの域に入ったオペラ畑の人。これは優秀音質を誇るLPで話題になった録音とのこと。ネーデルラント・オペラのピットに入るオーケストラだから、客演の流れで録音したものでしょうか。仏蘭西の粋を集めた名曲中の名曲、整ったアンサンブルに技術的には優秀、飾りの少ない表現にメリハリ迫力も充分、沸き立つように妖しくもエッチな色気や色彩個性は期待できないでしょう。16:45-12:25。

米Columbia ML4045Wagner 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲/楽劇「ジークフリート」〜森のささやき/ 歌劇「ローエングリン」〜第1幕への前奏曲/第3幕への前奏曲/楽劇「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行(1940年)/ 歌劇「タンホイザー」〜バッカナールとヴェヌスベルクの音楽/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第3幕への前奏曲/徒弟達の踊り/職人達の入場〜フリッツ・ライナー/ピッツバーグ交響楽団(1941年)・・・これは年末に聴いていたもの。音質はやや平板に硬く、演奏も速めのテンポに硬派に強面(もの凄く!)力強いもの。1940年代ライナーの米コロムビア録音は、シカゴ時代のRCA録音が優秀だっただけにその存在価値はちょっと苦しいかも。好事家の世界かなぁ。 8:22-6:28-7:55-2:57-4:26-12:58-6:47-3:00-3:12。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

正月も三日目となり、Uターン渋滞が予想されるとのこと。お向さんの新聞が溜まっているから年末より旅行に行っているのでしょう。気分は変わってもいつも通りの生活、卵が切れていたので朝一番に業務スーパー迄3km強往復はウォーキングのつもり、しかし残念正月三箇日はお休みでした。帰り、最寄りのスーパーに寄ろうと思ったら10時開店、それまで寒風の中待つ元気もなくて空しく戻りました。婆さんのところに再び出掛けた女房殿に「帰り卵を買ってきてね」とメール。京橋梅田辺り正月でも開いている激安居酒屋探索にちょっぴり心は動いたけれど、なんせ危険水域体重継続中、軽くストレッチして食事抑制ダイエットに励みました。これを無為無策と人は呼ぶ。67.7kg▲700g二日間でなんとか1kg減らして、ようやく高め安定地点迄戻しました。ここからが油断禁物。

元日夜眠くて断念した「相棒」正月特番はネットにて拝見、内容筋書きは期待ほどに非ず残念。他年末見逃したドラマなど無料ネットサービスにて拝見。大学駅伝は正月ムードに似合って、立教大学の第1走者が上の孫と偶然同姓同名でした。(ビリから二番目・・・)昨年末入手した音源いくつか確認してどーも巡り合わせ悪く、音質が乾いて好みじゃなかったり、演奏自体が重すぎたり、いくつか廃棄。録音年が旧いとか新しいとか、モノラル/ステレオ/ディジタルの問題でもありません。例えば・・・

VOXMahler 交響曲第9番ニ長調〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ウィーン交響楽団(1952年)・・・この作品は21世紀にぴかぴかの新録音も多く出ていて、71年前の音質は必ずしも条件の整ったものに非ず。でも、これがなんとも時代の危うさを湛えて怪しい、悠々とした余裕と貫録を感じさせて小細工なし、じっくりと構えた遅めのテンポ設定、立派な第1楽章「Andante comodo」(29:29)。第2楽章「Im Tempo eines gemachlichen Landlers. Etwas tappisch und sehr derb(緩やかなレントラー風のテンポで、いくぶん歩くように、そして、きわめて粗野に)」はゆったりあわてぬ牧歌的風情に、やがて自然なテンポ・アップ・ダウンも自在に説得力充分。(17:30)第3楽章「Rondo-Burleske: Allegro assai. Sehr trotzig(きわめて反抗的に)」ここも噛み締めるように、しっかりを足を付けて走らない。ラスト乱れても荒々しい迫力は充分。(12:16)第4楽章「Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend」万感胸に迫る黄昏のフィナーレ、力こぶが入った熱血はたっぷりウェットに濃厚でした。(25:19)はウィーン交響楽団も戦争後さほどに時間は経っていないはず、あちこちアンサンブルは危ういけれど、さほどの不満は感じさせない。音質云々乗り越えて充分聴ける感動演奏でした。似たような時期のヘルマン・シェルヘン(1950年)による前のめりにアツい快速表現とはずいぶん違う。

DG LPデザインStravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1963-4年)・・・旧録音。1975-77年録音は幾度も聴いていて、こちら久々かも。先にピエール・ブーレーズ(1968年)に馴染んでいた耳にはカドの取れたユルい演奏との記憶も鮮明でした。久々の拝聴もさほどに基本印象は変わらない、音質はかなり良好、豊かに分厚い響きのオーケストラの威力を発揮して、マイルドなバランス感覚、けっして濁った響きは聴かせぬといった決意。これはこれで立派なカラヤンの個性だけど、もっとエッジを効かせた鋭いリズムや緊張感あるフレージングを求めたいところ。蛇足だけれど・・・
ECC-644Mussorgsky/Ravel 「展覧会の絵」(1965年)/Stravinsky「春の祭典」(1963-4年)〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル・・・わずか3枚、偶然手元に残った懐かしい駅売海賊盤拝聴。オリジナル音源はネットより正規のものが入手できるようになりました。

考えてみれば中学校の音楽室にあったのがこの「展覧会の絵」のLPで、当然この曲との出会いはカラヤンのゆったり、まったり、雄大なる演奏ということになる。久々確認すると、テンポの遅さ、オーケストラの技術が抜群に優秀かつ甘い響きであること、余裕の緩いリズム感・・・のち、ライナーとかジュリーニに馴染むようになると、これってずいぶん大柄で桁違い(スケールが、艶が、緩さが)の演奏だったんだな、と気付きましたね。 CD時代になると、更に大曲がもうひとつ「春の祭典」収録。これもLP時代からお気に入りでした。全然ダメ、アンサンブル細部雑な仕上げ(これがベルリン・フィル?)で、メリハリ・爆発全然足りなく、「そつなくまとめてみました」的演奏で、響きも濁って、それは録音のせいではないと思います。(「音楽日誌」2005年1月10日)
・・・とは手厳しい評価。今回拝聴は印象180度変わって、悠々と遅いテンポに重量級、ムーディなレガート表現、弦も管も分厚く、輝かしく鳴り渡ってベルリン・フィル極上の艶堪能できる余裕のテンションの高さ、スケール超絶大きな「展覧会の絵」。壮麗な響き、それだけでもたっぷり感動可能、音質も極上でした。「春の祭典」も駅売海賊盤にて再確認。データファイル拝聴より線がやや太く感じてパワフル(LP板起こし?)これも音質は上々でした。「全然ダメ」な演奏ちゃいますよ。音質含め18年前の自分はなにを聴いていたのか。

Yarlung Records YAR41014Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ジェラード・シュウォーツ/コルバーン管弦楽団(2011年ライヴ)・・・コルバーン管弦楽団は2003年に創設された「コルバーン音楽院」(ロサンゼルス)のオーケストラとか。音質がやや乾き気味に残響と奥行きが足りない、サウンドに色気と個性が足りない。技術的にはまずまず優れて、Gerard Schwarz(1947ー亜米利加)の表現には文句はないけれど、求めて幾度も聴く気はおこらない・・・失礼な言い種すみません。11:03-12:54-1726-9:13-13:45。


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

ここしばらく比較的穏やかな天候が続いております。引き続き某隣国よりミサイル発射、困ったちゃんならずもの国家があちこち引き続き元気なのには閉口気味。正月早々静岡県の温泉宿は大火事とのこと、とんだ災難でした。

2023年に入っても生活リズムは変わらない。体重増でも体調は良好、ヘルシー朝食はひとりでもいつも通り、そろそろヨーグルトが切れそうだったので自家製牛乳1パック分仕掛けて(40度C/8時間)野崎観音2023年元旦早朝に野崎観音を目指しました。左膝の古傷はやや鈍く痛んで幸い右膝は好調、階段もしっかり上って家族親戚自分の健康を祈ってお参り、旧い御札持参新しい御札入手を失念しました。あとで女房殿にお願いしたら、御札はなかったそうで、要らぬ邪魔な破魔矢を買ってきてケンカになりました。参拝人数は少なめ、階段は足腰弱った爺婆には参拝はムリでしょう。周りの閑静な住宅街には空き家は数件確認できました。爺友にひとり用ささやかなおせちの写真をLINEに送ってみたら、超・豪華な年末食卓写真返信有、我が家はかなり以前より質素な年末年始だからなぁ、あちらがきっとフツウなんでしょう。

愛用する濃厚野菜ジュースを仕入れるべく24h営業のダイエーに寄ったらナント!正月体制に9時から開店。朝食後出すべきものを出して初詣往復6.86km(9,629歩)かなり汗をかいて帰宅後の体重途中参考記録は68.4kg▲300g。結局今朝定例計量したらそのまま、前日比▲300g、異様な危険水域から、いつもの危険水域に変わっただけ。年賀状が届いてお返事の賀状を印刷したら、誤って通常ハガキをプリンターに仕込んでしまいました。どれも致命的悲惨ではないけれど、新年早々いろいろとビミョーな失敗続き。寒い中無事初詣に出発できたのはBSにて「富士山麓トレイル・ラン」UTMF2022グレートレース「激走! 再会の富士山麓」再放送に感動したため、女性で総合第19位、最下位74歳最高齢完走に涙が出るほど。

CBS/LPデザインMahler 交響曲第8番 変ホ長調〜レナード・バーンスタイン/ロンドン交響楽団/合唱団/エルナ・スポーレンベルク、ギネス・ジョーンズ、ゲニス・アンニアー(s)/アンナ・レイノルズ、ノーマ・プロクター(a)/ジョン・ミッチンソン(t)/ウラディミール・ルジャーク(br)/ドナルド・マッキンタイア(b)/リーズ音楽祭合唱団/オービントン・ジュニア・シンガーズ/ハイゲート・スクール少年合唱団/フィンチレー児童音楽グループ(1966年)・・・これは昨年末におそらくは数十年ぶりの再聴したもの。何度か言及しているけれどFM放送からのエア・チェック・カセットテープを幾度拝聴しても阿鼻叫喚混沌混迷の響きに、呆然と困惑を深めた記憶も鮮明。やがて幾星霜、種々いろいろな演奏に接して細部旋律にも馴染んでおりました。今回拝聴はハイグレード音源に非ず、通常のものだけど噂通りの解像度に驚いて、巨大なる編成各声部パートのわかりやすさに上記(昔の)妄言撤回。オルガンもこんなに明瞭に聴こえていたのですね。第1部賛歌「来れ、創造主なる聖霊よ」に於ける圧巻のラッシュ、前のめりの情熱に疾走するテンポの動き、作品に掛けるアツい入れ込みをしっかり受け止めました。(24:03)
第2部「ゲーテの”ファウスト 第二部”から最後の場」は次々と現れるエピソードの描き分け、表情の違いが浮き立つ語り口の上手さ。敬虔かつ祝祭的に賑々しい雰囲気満載、オーケストラも声楽陣も文句なしでしょう。一年前のライヴ音源がいかに貴重なものであっても、音質条件が整っているのは大切なこと。大きくフクザツな作品を堪能いたしました。最晩年の再録音ならなかったのは残念無念。(9:44-20:15-19:28-5:37)

DeccaMozart ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503/第26番ニ長調K.537(1955年)/ピアノ・ソナタ第18番ニ長調K.576(1948年)〜フリードリヒ・グルダ(p)/アンソニー・コリンズ/ロンドン新交響楽団・・・モノラルだけどほとんど信じられぬほどの音質鮮度。New Symphony Orchestra of Londonはたしか録音用の団体?Anthony Collins(1893ー1963英国)はSibeliusの交響曲全曲録音などで知られておりました。グルダ25歳の録音は粒の揃った、しっかり芯を感じさせる音色、デリケートに瑞々しい演奏を繰り広げて夢見るように美しい演奏でした。カデンツァは自作なんだそう。晴れやかな表情にスケールの大きなハ長調協奏曲K.503(14:17-7:59-8:50)ずんずんとリズムを刻んでシンプルに始まるニ長調協奏曲K.537(13:49-5:41-9:50)作品の魅力横溢する演奏でっせ。少々前の録音であるピアノ・ソナタも音質は上々、第1楽章「Allegro」はリズミカルな旋律、「角笛」とのニックネームもあるんだそう。第2楽章「Adagio」は無垢に静謐透明、絶品の緩徐楽章。例の暗転にそっと涙するような絶品の風情。第3楽章「Allegretto」は淡々とした微笑みを湛えた躍動が愉しげでした。作品の可憐な佇まいを堪能させてくださいました。(4:58-4:54-3:54)


2023年1月某日/隠居生活初心者入門の日々

新年を迎えました。某隣国はありがたくもない年末恒例プレゼント=ミサイル飛来とか、困ったものです。古賀紗理奈と西田有志の結婚報道に(理由もなく)ちょっぴりショック、西田はエエ選手だけど決めたあとのオーバーアクションが好きになれない。

昨日(去年最終日)は洗濯後、朝一番に業務スーパーへ買い物(往復3kmのウォーキング/別途ストレッチは実施済)。珈琲の容量が減って実質値上がりは再び?三度?。昼に年越しそばを喰ってしまって、女房殿は生協におせち注文(←自分の分)自分が炊いた黒豆、大根薄切りカンタン酢漬けと、甥からのお土産(なんや高級菓子っぽいもの)みかんを持って婆さんのところに早々に出掛けました。年末年始はゆっくり呑んだりする方も多いはず、自分は自宅ではほぼ呑らない習慣だけど、一人用(?)お節セットは上々の味(全部喰って!)缶ビール2本いただいてしまいました。さらに勢いついてウィンナーとチーズ喰ったら、その結末はなんと!68.7kgわずか一日で1kg増えてしまってこれは5年前の水準に愕然、信じられない初体験。どーも出るべきものが出ていない感じはあって、常に快食快便な自分にとっては珍しいこと。そのせいもあるのか、新年早々大失敗!最悪。

昔の学生時代の友人と数多く再会する初夢を見ました。昨晩見た時代劇の影響でしょう。これより野崎観音に初詣、旧年のお札を納めて(長久手の景行天皇社)新しいのを入手予定、無神論者だけどいちおう形だけ整えておきましょう。主眼はしっかりウォーキングでっせ。失礼ながら、届いた年賀状を確認してから、”年賀状仕舞い”のお返事を本日出しましょう。

TURNABOUT LPMozart ミサ曲ハ長調K.317「戴冠式」/ヴェスプレ(証聖者の荘厳晩課) K.339〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ウィーン・プロムジカ管弦楽団/ウィーン・オラトリオ合唱団/ウィルマ・リップ(s)/クリスタ・ルートヴィヒ(a)/マレイ・ディッキー(t)/ワルター・ベリー(bb)(1956年)・・・LP復刻この時期にして鮮明なるステレオ録音、残響豊かにちょっと左右分離が強調され過ぎ。ミサ曲ハ長調K.317はキリエ/グローリア/クレド/サンクトゥス/ベネディクトゥス/アニュス・デイからなる短いミサ曲。全曲生命の喜びと熱気漲(みなぎ)ったテンション高い風情が感銘を呼ぶ名曲中の美しい名曲、声楽ソロに名手を揃えて、おそらくはウィーン交響楽団も合唱団も絶好調でしょう。60年をはるかに過ぎる前の録音は現役です。26:47。ヴェスプレ(証聖者の荘厳晩課) K.339の明朗な賑々しい魅力も負けてはおりません。とくに第5曲「Laudate Dominum(主をほめたたえよ)」に於けるソプラノ独唱、無垢な敬虔さが胸を打つもの。30:57。

TELDECStravinsky バレエ音楽「春の祭典」/三楽章の交響曲〜ズービン・メータ/ニューヨーク・フィル(1990年)・・・これはニューヨーク・フィルとの再録音。ニューヨーク・フィルには在任最長記録1978 - 1991年、どーもその辺りから評判がよろしくないようだけど、自分はその恰幅のよろしいサウンドをけっこう気に入っております。「春の祭典」は彼の十八番でして、セッション録音も数回、他ウィーン・フィルとのライヴもCD化されていたと記憶します。どっしりと構えて豊かな響き、低音も効いた重量級の演奏、細部解像度に優れた録音にわかりやすい演奏に仕上がってなかなかの迫力。スリリングとか刺激的鋭角に尖った感性ではないけれど、オーケストラの技量も含めて野蛮なリズムをたっぷり堪能できるバランス。大好きなStravinsky作品中やや苦手系になる交響曲は、テンポの動きも効果的にわかりやすい、堂々たる大きな貫禄演奏でした。ハードなゲンダイオンガクに非ず、交響曲風情に寄せて、しっとり瑞々しい厚みのある響きが魅力。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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