2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
長かった5月も本日終了。昨夜半より激しい雨、今朝は既に上がっているようです。昨日は結局、女房殿は母親の介護に出掛け、自分は朝ニ番に市立体育館へ、3日連続の鍛錬に身体あちこち少々疲労が残っております。昨日体重測定失念、今朝は67.4kg一昨日比+800g、思い当たる節はありません。
三年半お世話になったノートパソコンはAcer Aspire 5750(ジャンク品)は中一日で無事秋田に届いたとの連絡がありました。便利なものですよ。金額の多寡に非ず、自分が諦めたものが他の人に有効利用されることが肝要、おそらくは部品取りに使われるのでしょう。自分用となったLenovo G575(11年選手メモリ4gb)は堅牢だけど遅く重い。OSはZorin-OS 12.4 Core 64 bit、これを最新の16に載せ替えようとDVDを読み込ませたら・・・なんやワカラん英語が出現!「凸凹ファイルが足りません・・・」的な警告が出て途中止まってしまいます。古過ぎて機能が足らんのか。
現在でもChrome起動時に挙動はおかしくて「パスワードが違います」と警告・・・ちょっぴり待つとちゃんと立ち上がります。それ以外、遅いだけでさほどに問題はありません。こうなりゃ、とことん意地でも、寿命尽きるまで使いこなす!そんな決意を固めました。なんせ造りは堅牢ですから。女房殿用のSurface Go (Windows11/メモリ8gb中古)は快調快速、タブレットとしても使えます。一足早いお誕生部プレゼントとなりました。
Mozart セレナーデ第7番ニ長調K.250「ハフナー・セレナーデ」〜コリン・デイヴィス/バイエルン放送交響楽団/アンドレアス・レーン(v)(1988年)・・・これは処分しそこねたBrilliantのディヴェルティメント・セレナーデ・行進曲舞曲全集CD22枚組より(←宝物)意外と不遇なバイエルン時代の音源でした。Allegro Maestoso, Allegro Molto(7:02)Andante(10:18)Menuetto(3:47)Rondo: Allegro(9:02)Menuetto Galante(5:39)Andante(7:48)Menuetto(5:07)Adagio, Allegro Assai(6:09)全54:52は長い!作曲当時は各楽章バラバラ、途中歌とかピアノ演奏がが挟まって演奏会が形成されたらしい。夢見るように美しい旋律連続する名曲中名曲ですよ。残響豊かにたっぷりと優雅、オーソドックスなバランス演奏だけどちょいと大きい?一番人気のRondo: Allegroソロは当時のコンマス、ちょっぴり線の細さを感じさるもの。フルートの太い音色がシミジミと深い、南独逸のオーケストラはふくよかなサウンドに鳴っております。
Bach フーガの技法(Jan Van Vlijmen編)〜ヤン・ウィレム・デ・フリント/ヴィオッタ・アンサンブル(2005年)・・・シンプルに短い旋律が微妙に姿やリズムを変えながら延々と続く作品、楽器編成も指定されず、しかもオリジナルは未完成なラスト作品(ここも未完のまま途中終了)。どんな楽器編曲、演奏であれBachはBach、必ず深い落ち着いた感銘に至る不思議な魔術をもった作品でしょう。これは最近までご存命だった阿蘭陀の作曲家による管楽器中心(+弦)による色彩豊かな編曲、コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーが中心のアンサンブルとのこと。Jan Willem de Vriend(1962ー)はBeethovenの交響曲全集を録音している阿蘭陀の実力派です。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
外壁塗装準備の薄い幕のせいか、家の中は比較的涼しく感じます。ここ最近睡眠が浅くて体調もいまいち、昼前に昼寝をしてしてしまってどーも身体が重いので、昼食後、連続市立体育館へ出掛けたら・・・道中20分ほどの日差しがかなり強烈!日曜の公園は少年野球教室、皆頑張っておりました。トレーニングルームは負荷軽く5種ほどの筋トレのみ、本日通常通りの鍛錬を継続するかは女房殿の意向によります。
再就職面接に出掛けた義弟、一番若かった!のが功を奏して採用になったとのこと。妻君はパートに出ていて、孫娘の送り迎えのみ、他に趣味もないみたいだし、夫婦の会話も停滞気味との女房殿の報告、採用は受けるそうです。高校を出て地元に45年働いて、腰の調子も悪いのにまだ働くのか、親しい友人も病気がちとか・・・生活の事情・都合は人それぞれ。他人事じゃありませんよ。
大阪シティオーケストラと云う団体がかつて大東市で活動していたらしい。(2015年辺りラスト演奏会?)ここ3年ほどコロナの影響で演奏会にはすっかりご無沙汰、前居住地である長久手フィルはコロナ禍を経て既に活動再開していたけれど、こちら比較的交通の便利な演奏会を探せません。団地の一室に隠って音楽の缶詰ばかり聴いていても栄養が偏りますよ、できればご近所のアマチュア・アンサンブルを久々に拝聴したいところ。
Glinka 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(ポルトガル交響楽団)/Mozart 交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」(ポルトガル新フィル)/Wagner 歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲/R.Strauss 交響詩「ドン・ファン」/歌劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」(ポルトガル交響楽団)/Braga Santos Staccato brilhante 作品63/Brahms ハンガリー舞曲第1番ト短調第5番 嬰ヘ短調(アルガルヴェ管弦楽団)/Chabrier 交響詩「スペイン」(ポルトガル交響楽団)〜アルヴァロ・カスット(1988-2003年)・・・すべてライヴ。Alvaro Cassuto (1938ー葡萄牙)、3つのオーケストラも含め初耳、すべて彼が創設したオーケストラらしい。どれも快活に速めのテンポ、テンション高く元気よろしい演奏でした。ちょっぴり足りないのは陰影とか色気、デリカシーかな。
Mussorgsky/Ravel編 展覧会の絵〜フリッツ・ライナー/ニューヨーク・フィル(1960年ライヴ)Fritz Reiner(1888ー1963洪牙利→亜米利加)最晩年のライヴ、既にバーンスタイン時代に入っておりました。この作品はシカゴ交響楽団との1957年立派な演奏があるから、これは好事家の世界。この時期にしては音質やや落ち、中庸のテンポ、パワフル骨太なオーケストラの迫力+ライナーの厳しい統率がしっかり聴き取れる記録でした。引き続きBartok 管弦楽のための協奏曲(ピッツバーグ交響楽団1946年)・・・これも1955年の凄いステレオ録音が存在します。ピッツバーグ交響楽団はウィリアム・スタインバーグ(在任1952-1976年)以前の記録、当時から優秀な技量を誇っていたことを知りました。これも強烈な切れ味と集中力演奏。でも、やっぱり近代管弦楽の壮大なる効果は良好なる音質拝聴したいもの。9:59-5:56-7:56-4:32-9:08。
Mussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」/Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)(1978年)〜リッカルド・ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団・・・2015年4月に聴いていて曰く
テンションの高さ、明るさ、オーケストラの極上の技量、中庸から速めのテンポ、ウェットな詠嘆から無縁のストレート系表現、老練ヴェテランの前任オーマンディから引き継いで、溌剌とした鮮度たっぷりな”歌”を堪能できます。音質も極上
音楽監督在任は1980ー1992年。その直前老師より次代への禅譲を期待されていた時期、37歳の記録。近代管弦楽の壮大なる効果は良好なる音質拝聴したい・・・とはこのこと、フィラデルフィア管弦楽団のデーハーな技量、テンション高き若者の集中力。ラスト「キーウの大門」に感極まりました。「火の鳥」は短い組曲版、これもカラフルなオーケストラのサウンドを堪能できるもの。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
日曜の朝は爽やかな天気。我が団地の外壁塗装は自分の棟の順番へ、足場が組まれ薄い布みたいのが張られました。明日より工事開始だそうです。きょうは30度を超える予報。
昨日朝一に【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済(残念ながらパッとした演奏に非ず)。いつも通り自宅にてストレッチ+スクワット済ませてから市立体育館へ。20分の途上ぼちぼち日差しがきつくなってきました。しっかり鍛えて、帰り道のゴミ拾いは功徳のつもり、人生散々ウソにまみれて生きてきましたから。女房殿用贅沢Surface Go (Windows11/メモリ8gb中古)前日昼から注文して、昨日午前11時頃には到着いたしました。速い!ちょいとサービス良すぎ、東京から大阪は便利なのか、労働者がタイヘンなのか。27,990円(税送料込)小さく軽く、タッチパネルが使えてSSDは動き軽快。時代は変遷しております。
堅牢だけど遅く重いノートパソコンLenovo G575は2011年3月発売2017年10月中古入手、5年使用累計11年選手の元女房殿用、CPUも時代遅れ、メモリは4gb、悪戦苦闘しつつ自分仕様に仕上げました。OSはZorin-OS-12.4-Lite-64、最新のは「16」だから数年前のまま更新手抜き、かなり軽いOSと思うけれど遅いことに変わりはない。Windowsよりマシだけどね。いちおうノートパソコン断舎離完了。(あと一台オークション終了送付を待つのみ)すったもんだの手続きも佳きボケ防止でしょう。
そして3年間愛用したAcer Aspire 5750(ジャンク品)を荷造って2.1km先の郵便局迄、QRコードをかざすと送り状が自動で出力される仕組み、便利になりました。初めて出掛けるエリア辺り街の風景を愉しみましたよ。帰り個人経営の「1,000円カット」(税込み)に寄って、オヤジは左右の刈り込みの深さがちがう・・・けど、文句はありません。予定通り切れていた調味料も仕入れましたよ。
更に夕方、新女房殿向けSurface用USBはType-Cなので、ダイソーに通常USB変換プラグを求めてきました。草臥れている夏用Tシャツを2枚購入、地元の居酒屋を検索して冷たいビール! 鮮魚もなかなかの鮮度、価格も手頃な店を発見!帰り悪い習慣となった駅にあるケーキ屋に寄るのも初老夫婦のささやかな愉しみ。スマートウォッチによる総歩数は24,807歩!疲れ果てました。今朝の体重は66.6kg▲700g。
Shostakovich 交響曲第6番ロ短調〜エフゲニ・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1946年)・・・重苦しく蠢(うごめ)く第1楽章「Largo」はヤワな演奏だと聴き手の集中力が続かぬもの、そこを抜けると第2楽章「Allegro」は明るく爽やかに響いて、第3楽章「Prest」に至ってはユーモアさえ感じさせる疾走が続いて、Shostakovich中異色な感じの作品。戦争の疲労未だ残る時期にこのアンサンブルはお見事、Evgeny Mravinsky(1903ー1988露西亜)の集中力、緊張感、厳しい大爆発はいつどれを聴いても例外なく度肝を抜かれます。音質もかなり良好。17:40-5:46-7:03。
Bach トリオ・ソナタ第1番変ホ長調 BWV.525/カンタータ第106番「神の時は最上の時なり」BWV.106/モテット第5番「来たれ、イエス、来たれ」BWV.229/コラール「おお愛する魂よ、汝を飾れ」BWV.654/カンタータ第125番「平和と歓喜のうちにわれはゆかん」 BWV.125〜ペーター=ヤン・ベルダー(or)/ジェズアルド・コンソート・アムステルダム(声楽アンサンブル/ハリー・ファン・デル・カンプ)/ムジカ・アンフィオン(器楽アンサンブル)(2014年)・・・Etcetraが新しいBachの録音をいくつか出したようで、その担当がBrilliant廉価盤で古楽器録音を担当していたオランダのアンサンブル。山縣さゆりさんが参加されております。変ホ長調のトリオ・ソナタはオルガンによる馴染みの旋律、膨大な数に及ぶBachのカンタータ中、ほんまに細部旋律に馴染んでいるのはほんの数曲、どれも快く懐かしく、似たような愉悦にジミジミ浸っているのみ。声楽アンサンブルも古楽器アンサンブルも超絶技巧、豊かな残響に目眩がするほどの感銘と精神(こころ)の鎮静をいただきました。申し訳ないけれど、これほどの洗練サウンドを聴いてしまうと1960年代の録音、演奏スタイルは少々苦しく感じます。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日は雨も上がってやがて好天、洗濯したのみ、いつもの引き隠り生活でした。女房殿は弟のクルマで母親の通院〜新しくオープンしたスーパー銭湯に出掛けたとのこと。ヤフオクは一週間終了、自分が使っているAcer Aspire 5750(Zorin-OS)2019年1月22日入手中古ジャンク品6,000円(税抜)也→3,100円にて落札有。本日郵便局から遠く山形に届けましょう。女房殿用2台ムダに重く遅い2台は入札なし。泣く泣く遅く堅牢なLenovoを当面自分用として(八割カスタマイズ設定済)別途贅沢Surface Go (Windows11/メモリ8gb中古)を女房殿用として注文しました。Fujitsu(LIFEBOOK A561/DX /Windows10)は再出品1,000円也で入札有。
一連のノートパソコン断捨離+少々の出費もノーミソへの刺激のつもり。今朝の体重は67.3kg▲100g。これより定例市立体育館へ。さらに2.1km先と検索できる大東郵便局へ、ノートパソコン抱えてウォーキングが続きます。睡眠が浅い自覚は続いて、軽い頭痛有。本日は暑くなるそう。帰りは先日買い漏れた調味料いくつか入手必要です。
Rossini 歌劇「タンクレディ」序曲(5:45/フィルハーモニア管弦楽団/1964年)/Beethoven 交響曲第7番ニ長調(40:25/シカゴ交響楽団/1971年)/Ravel マ・メール・ロワ(18:25/バイエルン放送交響楽団1979年ライヴ)/Bizet 小組曲「こどもの遊び」(12:20/フィルハーモニア管弦楽団/1956年)/Beethoven 「エグモント」序曲(8:45/トリノRAI交響楽団/1968年ライヴ)Schumann(Mahler版)交響曲第3番 変ホ長調「ライン」(33:15/フィルハーモニア管弦楽団/1958年)/Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)(21:30/シカゴ交響楽団1969年)/J.StraussU「皇帝円舞曲」(11:00/ウィーン交響楽団/1974年放送用音源)〜カルロ・マリア・ジュリーニ・・・配慮ある収録揃えたコンピレーション2枚組。一番古いBizetも含め音質良好、RavelとJ.StraussU、「エグモント」序曲は、ほかではなかなか聴けぬ珍しい音源でした。あわてず余裕を感じさせるRossiniの序曲はオペラの雰囲気を期待させて、Beeやんの著名人気交響曲はゆったり堂々たる風情(←テンポのことではない)硬派シカゴ交響楽団から思わぬ、まったりとした味わい深い響きを引き出しておりました。第2楽章「Allegretto」には中学生以来の遠い感銘が蘇ったもの。高潔な終楽章「Allegro con brio」も最後まで、落ち着きと余裕を失いません。(もちろん第1楽章提示部繰り返し有)しっとりとメルヘン溢れるRavelも極上の静謐さ。幾度聴いていた作品なのにジュリーニの精緻な表現に初めてBizet作品の愉しさ、魅力に目覚めたものです。
緊張感と余裕が両立する「エグモント」。My苦手作品の代表である「ライン」だってジュリーニのたっぷり歌う表現なら、心安らかに浪漫の旋律を堪能可能、フィルハーモニア管弦楽団の響きがとても清潔でした。但しMahler版の意義をド・シロウトは理解しておりません。彼は「春の祭典」を録音せず「ペトルーシュカ」は短縮版、この「火の鳥」も1919年版短いもの、これもいつものジュリーニ表現は変わらぬ落ち着いた(テンションがちょっぴり足りない?)味わい有。ラスト貴重な、めったに聴けぬ妙に神妙に立派な、確固たるウィンナ・ワルツで締めくくりました。
Bernstein 「キャンディード」序曲/交響的組曲「ウエスト・サイド・ストーリー」/交響曲第2番「不安の時代」〜ジェームズ・ジャッド/フロリダ・フィル/ジーン・ルイス・ステューマン(p)(2001年)・・・James Judd(1949ー)は英国の既にヴェテラン、このオーケストラは惜しくも2003年解散、そのみごとな技量が悔やまれます。溌剌と元気いっぱい!速めのテンポに駆け抜ける「キャンディード」はまるで20世紀の「フィガロ」序曲。そして(誰でも知っている)「ウエスト・サイド・ストーリー」も熱気に充ちたスピード感たっぷり。変拍子がとてもおもしろい。ピアノが活躍する交響曲は長大なる変奏曲、ジャジィにノリノリの作品でした。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日は曇りがちでもいちおう天気は保って、夜半に激しい雨。東日本は引き続きの大雨、こちら今朝は上がっているようです。いつも通り市立体育館へしっかり鍛えて、帰りスーパーに寄ってお気に入り濃厚野菜ジュースや夕食の食材を仕入れました。夕方には切れそうな食材やら珈琲、缶ビールを求めて業務用スーパーへ、歩数は壱萬歩を越えて、肝心な調味料を失念いたしました。今朝の体重は67.4kg+100g。本日夜締め切りのヤフオクノートパソコン処分は値下げの結果、かなりウォッチリストが増えました。Windows11とは無縁の旧型パソコンだけど、なんとか入札お願いしたいところ。中古Windows11マシン安いのを探しているけれど、時期が悪いせいか(半導体不足?)どーもこれという出物が探せません。
昨夜はどーも眠り浅く睡眠不如意状態。時々トレーニングルームに顔を見せる義弟を最近見掛けない・・・サボっているのか?と思ったら就職活動とのこと。自分と同時期にお仕事引退した義弟は元トラック運転手、家のローンも残っております。面接に行ったのは老人介護施設の送迎運転手募集、ところが・・・63歳にして参加者中一番若かったそう。あれはなにか特別な運転資格が必要なものでしょうか。けっこう引退世代も生活必死なのですね。ぐずぐず節約生活送っている自分は余裕っすよ、ユルいもんすよ。次回ハローワーク訪問は6月早々となります。
Bruckner 交響曲第7番 変ホ長調(ノヴァーク版)〜ピエール・ブーレーズ/ウィーン・フィル(2004年ライヴ)・・・これは正規音源化されていないものをネットより入手、音質良好。心持ち速めのテンポ、ウィーン・フィルの美しい響きを活かして、詠嘆とは無縁なさっぱりクリアなフレージング、浪漫の分厚い残滓をほとんど感じさせぬクール。一番人気な第2楽章「Adagio.Sehr feierlich und sehr langsam(非常に荘厳に、そして非常にゆっくりと)」は悠々とした官能性より、耳当たりよろしく洗練された響き優先、第3楽章「Scherzo.Sehr Schnell(非常に速く)」はノリノリに闊達なリズム感に溢れました。彼らしい細部見通しのよろしい表現は重厚長大とは無縁、おそらく硬派Bruckner好きからは評価されないでしょう。自分は気に入りましたよ。19:02-19:24-8:42-12:30。
Beethoven ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」/Brahms ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調〜マクシム・ヴェンゲーロフ(v)/アレクサンドル・マルコヴィッチ(p)(1991年)・・・Maxim Vengerov(1974旧ソヴィエット→以色列)もいつのまにかヴェテランに至りました。しっかりとしたテクニックと味わいある音色、「春」と並んで人気なBeeやんは第2楽章「Andante con variazion」が絶品!聴き惚れて作品そのものを見直したものです。やや苦手系と自覚していたBrahmsは、しっとり落ち着いた風情が交響曲第2番ニ長調を彷彿とさせる安寧に溢れた開始、第2楽章「Andante-tranquillo- Vivace」は中間部Vivaceの剽軽なリズムが印象的、終楽章「Allegretto grazioso」の優雅な歌もしっとり心に染みました。
Beethoven 交響曲第3番変ホ長調「英雄」(2014年)/第4番 変ロ長調(2017年)〜ヘルベルト・ブロムシュテット/ゲヴァントハウス管弦楽団・・・おそらくは現役最長老指揮者によるBeethoven交響曲全集再録音、心持ち速めのテンポ、颯爽と若々しい爽やかな「英雄」に驚きました。重心の低いしっとりサウンドは健在でも、伝統のゲヴァントハウスはすっかり洗練され、モダーンな響きに変身。16:22-14:53-6:00-11:29。変ロ長調交響曲は例の難物第4楽章「Allegro ma non troppo」細かいパッセージもみごとな快速に駆け抜けました。11:15-9:08-5:38-6:52。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昼から雨とか、朝一番に洗濯を済ませました。福島の竜巻は凄いですね、乗用車がひっくり返る動画に驚きました。
昨日はいつにも増して音楽三昧。女房殿は母親がデイサービスに出かけている留守中に冬物衣料の洗濯やら、要らぬものの処分などに出掛けていきました。昼12時からのBSニ時間ドラマが残念、3度ほど拝見した再放送だったので、意を決して連続市立体育館へ。筋トレマシン9種こなして有酸素運動はなし、ゴミ袋持参しなかったので恒例帰路ゴミ拾いは手抜きのつもりが、袋ごとコンビニ弁当路上に捨てている輩(やから)有、その袋に目に付いたマスクとか煙草の空き箱など拾っておきました。今朝の体重は67.3kg現状維持。ダイエット意識して食事制限していないから、減らぬのは当たり前。
あるものは有効利用し尽くしたいけれど・・・女房殿のノートパソコンは2台、Windowsがあまりに遅いのでZolin-Linuxに替えた堅牢なLenovo(G575)、そのあとどうしてもWindows専用編集ソフトを使いたい!との要望から(それだけのために)中古のFujitsu(LIFEBOOK A561/DX /Windows10)安いのを買い足しました。(そのソフトは今はもう使っていないのも虚しい)結果、動きの鈍い昔風ノートパソコンはムダに重い2台、これを整理統合(断捨離)したい。
自分がコタツ用として愛用しているAcer Aspire 5750(Zorin-OS)はキーボードが壊れたジャンク品6,000円入手、外付けキーボード使用(メンドーだけど立派に稼働中)+動きの鈍い昔風中古Fujitsu計2台をヤフオク処分して、女房殿用に薄型のWindows11を購入する決意を固めました。(2台売れれば)Lenovoを残して自分用にしようかな?これはなかなか堅牢、Linuxだと稼働もそれなりのはず・・・ここまで書いて数日間、久々のヤフオク出品は動き鈍く、値下げしました。女房殿用堅牢Lenovo(Linux導入)の点検したら、まずキタナい!お仕事現役時代より疑問に感じていたけれど、どうして多くの人々はマウス・キーボード汚れ放題なのでしょう。自分はコロナ前より職場にて毎朝除菌ティッシュで磨いておりましたよ。クリーニングして必須データなど点検して、使ってみたけれど遅い!耐えられぬほど。
Gyaoから「ラジエーションハウス」を眺めたけれど、時に動画が停滞します。軽いZolin-Linuxでもこうだから、もう現役速度じゃないでしょう。これも処分へ、結局現在ノートパソコン3台ともヤフオク出品中、明日の夜結果が出ます。売れんかったらどこか業者の処理処分に出します。
Bizet 歌劇「カルメン」組曲(7曲)/de Falla バレエ音楽「恋は魔術師」(6曲)(以上1950年ロンドン・フィル)/Tchaikovsky イタリア奇想曲/幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(以上1956年ロンドン交響楽団)〜アンソニー・コリンズ・・・Sibeliusが著名なAnthony Collins(1893ー1963英国)のモノラル録音は極上。ヴィヴィッドに躍動する「イタリア奇想曲」のタンバリンは鮮烈な存在感!ノリノリの演奏が続きました。リズム感溢れる西班牙の風情に充ちた馴染みの旋律も新鮮。ロンドンの両オーケストラも上手いもの。
Bach(ストコフスキー編)トッカータとフーガニ短調BWV565(ストコフスキー/1939.5.25)/Berg ヴァイオリン協奏曲(ルイス・クラスナー(v)/フリッツ・ブッシュ/1938.4.20)/R.Strauss 4つの最後の歌(セーナ・ユリナッチ(s)/フリッツ・ブッシュ/1951.5.2)/Wagner 楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕前奏曲と愛の死(アルトゥール・トスカニーニ1934.12.2)〜ストックホルム・フィル・・・これは創立100周年記念8枚組より。これが一番時代的に古い収録でしょう。スコトコフスキーの十八番(おはこ)から始まって、Louis Krasner(1903ー1995烏克蘭→亜米利加)による、魂が浄化されるようなBergも初演の人、これが本場物でしょう。大好きなR.StraussはSena Jurinac(1921ー2011 ボスニア・ヘルツェゴビナ)いずれ音質的にやや厳しいけれど、昔風な奏法歌い方含めて時代の怪しい熱気を感じさせて引き込まれます。ラスト、激しいノイズにデータ不備?ネットワークかオーディオの故障かと思ったら、トスカニーニのWagner音源はおそらくアセテート盤復刻、やがてノイズの洪水より、恐るべき集中した美しい官能が聴こえてきました・・・
Bach ヴィオラ・ソナタ集 ト長調BWV 1027/イ長調BWV1028/ト短調1029〜マリエ・ストクマー・ベカー(va)/イラリア・マチェドーニオ(p)(2020年)・・・Marie Stockmarr Beckerはデンマークのヴィオリスト、現在は瑞西で活動しているそうな。雄弁に朗々と重心低く鳴りわたるヴィオラ!素晴らしくスムースな技巧、中低音の落ち着いたしっとり音色にBachの魅力を余すところなく引き出しておりました。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
山口県の小さな町の誤振込事件、90%ほどカネは返ってきたとのこと。経緯全貌はよう見えません。せっかく引き上げた知床の事故船、曳航中にまた沈んだとか、きっとシロウトには理解できぬ難しいワザなのでしょう。いずれ烏克蘭侵攻同様、事件に心痛めても自分の生活との距離を考えてしまう毎日。気持ちよく洗濯物が干し上がる好天続き。昨日は朝一番市立体育館へ、昼から耳鼻科へ、点鼻薬をいただきました。今朝の体重は67.3kg行ったり来たり。
耳鳴りの件。
自分は小学生時代より”きーん”と云った耳鳴り自覚の記憶はあって、誰だっけ?ジャーナリストの本を読んでいて”こんな季節に蝉がけたたましい〜それは耳鳴りだった”との記述有、ひとによって違うらしいけれど華麗なる加齢に耳鳴りはつきものらしい。冷蔵庫の低音みたい、そんな方の話しも伺ったことがあります。静かな環境にノーミソがそれを取り消す音を作り出している?そんな説も有。自分は若い頃〜中年に至るまで通勤、出張には音楽持参が日常、イヤホンを使って日々かなり音量上げて聴いておりました。それが耳に負担を掛けていたと自覚。10年ほど前転居して前居住地は職住接近、出張もほとんどなくなってイヤホンから卒業、女房殿に譲ってしまいました。
若い世代はイヤホン使用が日常、やがてきっと積年の耳(=聴神経)への負担はツケとしてやってくると予想しております。義母は補聴器使用、せっかくデイサービスに出掛けてもまともにコミュニケーションが取れないみたい。義弟の嫁の母親は昨年亡くなったけれど(94歳)引き取った10年ほど耳は不自由な状態でした。慣れぬ土地、不自由な耳におそらくは本人も、周りも苦しんだことでしょう。幸い自分は”気にしない”習慣となって、それが要因で眠れぬようなこともありません。日常生活、音楽拝聴にも不自由は感じぬもの。なんとか現状維持に乗り切っていきたいものです。
Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調/Stravinsky 三楽章の交響曲/Debussy イベリア〜アルトゥール・グリュミオー(v)/エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1960年ヴィクトリア・ホール・ライヴ)・・・まずまず良心的な音質のライヴ。誰でも知っているヴァイオリンの名曲は、美音と正確なボウイングを誇るArthur Grumiaux(1921ー1986白耳義)いつになくアツい実演の感興に溢れておりました。(20:21-8:22-7:21)Stravinky(21:24)もDebussy(17:53)もアンセルメの十八番、雰囲気はあるけれど前者はかなりリズム・アンサンブルが乱れて。サウンドに濁りが目立ちました。後者はセッション録音より、ラスト辺りかなり走って実演の勢いを感じさせるもの。
Mussorgsky/Funtek編 組曲「展覧会の絵」(38:08)/交響詩「禿山の一夜」(11:07)〜レイフ・セーゲルスタム/フィンランド放送交響楽団(1986年)・・・この編曲の詳細は山本さんの労作を参照お願い。三管編成、弦を主体にした粗野な雰囲気の編曲であります。Ravelの編曲がいかに効果的にデーハーか、痛感させるこちら力強く渋いサウンド。NATO入りが話題の芬蘭土のオーケストラも立派な技量と思います。「禿山」は馴染みのRimsky-Korasakov版。更に死の歌と踊り(K.Aho管弦楽編曲4曲)〜ネーメ・ヤルヴィ/フィンランド放送交響楽団/マルッティ・タルヴェラ(b)(17:12/1984年)収録。タルヴェラの貫禄が圧倒的なスケールに響き渡りました。
Debides バレエ音楽「コッペリア」(抜粋9曲)〜コンスタント・ランバート/コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラハウス管弦楽団(1947年)・・・24分ほどの収録、LP復刻はかなり良好。Constant Lambert(1905ー1951英国)は(少なくとも日本では忘れられた)指揮者作曲家とのこと。こうしてネットにて出会った音源もなにかの御縁、馴染みの旋律ばかり集めて、実演向きっぽい?楽しい風情でした。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
好天続き。世間では知床とかキャンプ場での不明女児発見の悲惨な事件、引き続く烏克蘭蹂躙・・・さておきこちら退屈な引退生活が続きます。洗濯を済ませて業務スーパーへ、オリーブオイル(オメガ9)ごま油(オメガ6だけどオレイン酸を多く含む)ほか豆乳、ヨーグルト、野菜、豆、オートミールなど身体に佳きものばかり、ずっしりと入手しつつウォーキングのつもり。黒豆を炊いたり、きゅうりのカンタン酢漬けを作ったりの日常生活。一年先に引退した朋(ぽん)友は”一年くらいあっという間やぞ!”そう力説して、それはほんまみたいな予感です。本日はこれより市立体育館へ、昼から耳鼻科予約済。今朝の体重は67.6kg+400g。
自宅のプリンターはHPの旧型中古格安入手既に5年ほど経過。機種選定の基本は互換インクが安く入手可能なこと。インクを3色ほど交換して印刷をしたら・・・半分出てきたところでエラーになってしまいました。あとは幾度再印刷を掛けてもアウト、原因不明、う〜む。ノートパソコンZolin-Linuxの設定からプリンターへ、現在のプリンターを削除、再度無線プリンターを検索してドライバーを入れなおしたら・・・無事復活いたしました。在庫のインクが切れかけたので、Amazonから注文したのは人民中国製?ノーブランドチップ付き。
メインマシンであるHP Omni 220-1140jp(Windows10)は5年前中古入手の10年選手、光学ドライブは早々に故障して外付けUSB接続のを活用して既に4代目?現役のは一年ほど、ずっと快調だったのに、一昨日突然死にました。読み込みも書き込みもアウト。念のため取り外して再起動しても状況は改善しません。今回は周辺機器だけど、じょじょに本体もあかんようになるんやろな。外付けDVD-R機器は先に入手済、取り付けて交換済。
Shostakovich 交響曲第11番ト短調「1905年」〜エリアフ・インバル/ウィーン交響楽団(1992年)・・・ここのところShostakovichばかり。この作品は幾種聴いているお気に入り、今月二度目登場。転居直前2月にインバルの交響曲第1番/第15番を聴いていて(更新は3月)曰く
オーケストラの個性がマイルドと云うかヤワでShostakovichとの相性イマイチなイメージに存在がやや薄い全集より。DENON優秀録音のはずも、音量レベルが低くて損をしている→というか、我が安物オーディオでの再生が難しい
最近全曲が揃ったマーク・ウィッグルスワースもそうなんだけれど、ダイナミック・レンジの幅が広すぎて弱音の再生が難しい音源です。分厚いコンクリート壁の効果か?オーディオ環境は改善傾向、ボリューム微調整をしつつ拝聴すると、痺れるような残響奥行き自然な音質を堪能できました。
ネットの評判を伺うと評判イマイチなようだけど音楽は嗜好品。クールに整って劇的前のめりじゃないShostakovichもよろしいと思います。怪しく不安な静謐を湛えた第1楽章「Adagio 宮殿前広場」(15:04)劇的な戦闘描写、殺戮光景広がって迫力たっぷりな第2楽章「Allegro 1月9日」(18:56)犠牲者への哀悼の念極まる第3楽章「Adagio 永遠の記憶」(13:21)第4楽章「Allegro non troppo 警鐘」には「ワルシャワ労働歌」(←もう知っている人も少ないでしょう)は来るべきロシア革命への決意を表して力強い(14:49)・・・けど、常に醒めた感じの演奏。演奏者の冷静な風情が思い浮かぶほど。
Shostakovich 交響曲第1番へ短調(2006年/32:03)/交響曲第2番ロ短調 「10月革命に捧ぐ」(2010年/20:02)/交響曲第3番 変ホ長調「メーデー」(2010年/27:51)〜マーク・ウィッグルスワース/オランダ放送フィル/オランダ放送合唱団・・・Mark Wigglesworth(1964ー英国)は尾高忠明の後を受けてBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団の首席1996-2000年在任、経歴的にはややジミな実力派、Shostakovichの録音がけっこうあるじゃんと思っていたら、全集になっていたのですね。音質良好だけど、弱音が低すぎるのが安物オーディオにはツラいところ(とくに第2番冒頭)。才気煥発な若い交響曲第1番、合唱を伴う大規模な政治的プロパガンダ作品である第2番第3番の担当はオランダ放送フィル。ズヴェーデン時代のオーケストラは演奏技量アンサンブルに不足はないバランス感覚、マイルドにアクの少ないサウンドがスムースにおとなしい感じ。1917年露西亜革命の熱気冷めやらぬ1924年の作品・・・その怪しい興奮やら勢い、クサいアクや暑苦しい緊張感が抜けきった現代の表現なのでしょう。
Shostakovichばかりではナニなので、元祖”戦う音楽!”を。
Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1959年)・・・この緊張感重量感ノリノリ硬派の推進力を聴いていると、ダニエル・バレンボイム時代1991-2005年に魂が抜けたかな?と感じます。凄い現役演奏、そして音質。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日も今朝も好天。某アレルギー症状問題対応に、明日の耳鼻科予約を済ませました。昨日はストレッチ自宅で済ませてから、いつもどおりの朝一番市立体育館行き、途中の運動公園的なところに「凸凹.G.G.」(そんなおそろいビブス着用)大会に大勢集結!G.G.(爺)ばかりじゃなくてB.B.(婆)も多いじゃないか、そう思ったら「Grand Golf」の略なんですね。しっかり全身鍛えて、いつもより更に下半身鍛錬マシン一種追加、今朝の体重は67.2kg▲500gに一喜一憂。なんとか両膝の不調は通院せずに済ませるための努力、テレビを眺めている時の腰の痛みは座椅子風安物ソファのせいと思います。姿勢に注意しましょう。
例の4,630万円誤振り込みネコババ事件続報、某業者より3,500万振込返金があったそう。事件の全貌は未だ見えません。東大阪のドンキお買い物に出掛けた女房殿にメールして茄子を所望。夕方煮浸しにトライしてつけ汁も薄味、絶品な味に仕上がって自画自賛。本日は業務スーパーに切れてしまった調味料を仕入れにいきましょう。
Brahms 交響曲第1番ハ短調/悲劇的序曲〜ヘルベルト・ブロムシュテット/ゲヴァントハウス管弦楽団(2019年)・・・Herbert Blomstedt(1927ー瑞典)は未だ現役!?いくつだよ。これは佳き演奏ですね、金管が目立たぬ地味渋な低い重心のサウンド、第1楽章「Un poco sostenuto - Allegro」提示部繰り返しは当たり前、しっとり落ち着いたオトナの風情に充ちておりました。鬱蒼と湿度の高い第2楽章「Andante sostenut」の鎮静した味わい、オーボエとヴァイオリン・ソロ、ホルンは絶品の美しさ、軽さ。第3楽章「Un poco allegrett grazios」は弦のさわさわとしたビロードのような質感、あわてず自然に盛り上がっていく風情は最高。終楽章「Adagio -Allegro non troppo, ma con brio」冒頭粛々とした弦のピチカートにテンポの揺れが決まって、ホルンとフルートの音色は地味に抑制され、タメてタメて「喜びの歌」旋律は喜ばしくも艶消しサウンド、ゆったりとした間を取ってデリケートに重くない。これはこの名曲のヴェリ・ベストかも。16:59-6:35-5:04-18:34。あまり好まなかった「悲劇的序曲」も絶品、12:36。
Mozart フルート協奏曲ト長調K.313/オーボエ協奏曲ハ長調K.314 〜ハンス・マルティン・リンデ(fl)/ハインツ・ホリガー(ob)/ハンス・シュタットルマイヤ/ミュンヘン室内管弦楽団(1964年)・・・天衣無縫な天才の愉悦と躍動に充ちた名曲中の名曲、LP復刻音源は極上。これが中学生時代音楽室にあった西独逸直輸入2,300円也のレコードですよ。Hans-Martin Linde(1930ー独逸)のフルートはこの時期モダーン楽器だろうけれど、暖かくヴィヴラートの少なく、引き締まって清潔な音色が広がります。Heinz Holliger(1939ー瑞西)のオーボエは細身に軽快、独往系の色気ある音色からはずいぶんと異なる、デリケートにやや神経質なもの。昔は気づかなかったけれど、シュタットルマイヤのオーケストラがしっとりと味わいあるサウンドでした。25:56-20:45。
Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」/花火/サーカス・ポルカ/祝祭前奏曲〜チャールズ・マッケラス/ロンドン・フィル(1987年)・・・2017年10月に拝聴して曰く
重低音鳴り響いて迫力、EMIらしからぬ優秀なもの、そう聴き取りました。テンシュテットが降りた頃のロンドン・フィルは例の如し金管を豪快に鳴らせて粗野な作品風情に似合っております。アンサンブルの精緻さ云々される声をネット上にて伺ったけれど、マッケラスはもともと”精緻”な人に非ず、ツボを押さえて金管前面なのは彼のバランス表現意欲なのでしょう。親しみやすい、わかりやすい「ハルサイ」也
〜再聴しても印象寸分違わず。サーカスポルカには「軍隊行進曲」モロに引用、ピエール・モントゥー80歳祝祭前奏曲は「ハッピーバースディ」の馬鹿騒ぎでした。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
ここ2-3日、別要因?によるアレルギーがひどく、洟水鼻詰まり痰の絡み咳き込みからあまり眠れません。ぼちぼち耳鼻科の予約をしなくては。昨日朝一番に洗濯をして、女房殿は母親のところに出掛けたら、洗濯機横にセーターが5着ほど・・・専用洗剤で洗って結果、気を利かせたつもりが地雷を踏みました。一着のみ母親から預かったカシミヤが混じって手洗いするつもりだったとのこと、縮んでしまった!激怒状態。ひたすら平伏しております。
昨日は引き隠って夕食材を買い足しにご近所スーパーに出掛けたのみ、ほんの3,000歩程度の運動の結果は67.7kg前々日比+400g。これから市立体育館に出掛けて鍛えるつもり。昨日はやや苦手系と自覚していた作品をしっかり聴きました。
4,630万円誤振り込みネコババ野郎の話題の関連か、お笑い芸人の破壊的な博打負けの話題がネット記事に多く出現します(くず芸人とか)。自分はそんな趣味はないし、検索もしないから、ほんまにそんな話題が世間に多いと思われます。カジノを積極的に誘致しようとする人々がいるけれど、そんなものが世の中のため、豊かな社会、市民生活にに寄与するはずないじゃん。カネさえ動けばなんでも良いの?ごっそり擦ったことが豪快!自慢話しに持ち上げる風潮を憂います。おそらくは地道に働いても報われないから、一攫千金を狙う風潮が生まれるのかも。これはウソ投資話、マルチ商法に引っ掛かる事件にも通じると感じます。
Bizet/Shchedrin 「カルメン」組曲(弦と4人のパーカッション奏者およびティンパニによる/2017年)/Respighi 交響詩「ローマの松」(2019年)〜マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団・・・十八番であるRespighiさておき、お気に入り作品であるShchedrin の「カルメン」が何故か気に喰わない。著名な旋律リズムそのままに妖しくもユーモラス、激しい興奮を呼び覚ますはずの名曲、音質極上、オーケストラはモウレツに上手くてアンサンブルもぴたり!整って結果、妙に醒めてオモロない感じ。これは聴き手の体調問題かも。
Dvora'k スラヴ舞曲ト長調 作品72-8/ユモレスク(1955年アンドレイ・ムイトニク(p))/Sarasate バスク奇想曲(1953年ライヴ/アンドレイ・ムイトニク(p))/「カルメン」幻想曲 作品25(1950年ワシリー・ネボルシン?/大交響楽団)/マラゲーニャ 作品21-1(1953年?アルラム・マラコフ(p))/ツィゴイネルワイゼン 作品20(1940年アレクサンドル・オルロフ/ソビエト全同盟ラジオ大管弦楽団)〜レオニード・コーガン(v)・・・昨日のBrahmsの流れ。ネットより音源寄せ集めたもの、一部情報曖昧。「カルメン」幻想曲はアレクサンドル・ガウク?かも。「マラゲーニャ」は1949年録音が有力です。いずれ予想外に音質状態は良心的、驚異の目の覚めるようなテクニックがたっぷり楽しめるもの。Brahmsだったらテクニック前面というだけでは解決しないけれど、この演目なら四の五の屁理屈云わず、痺れるようなコーガンの爽快切れ味がたっぷり堪能できます。最高。
Haydn 交響曲第104番ニ長調「ロンドン」/Britten 歌劇「ピーター・グライムズ」より「4つの海の間奏曲」(以上1975年ライヴ)/Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調(モノラル1965年ライヴ)〜ルドルフ・ケンペ/BBC交響楽団・・・敬愛するRudolf Kempe(1910ー1976独逸)のライヴ。Haydnは立派なスケールを誇るけれど、このところ古楽器系の引き締まった演奏ばかり聴いて、どーも茫洋と大柄に感じて違和感がありました。緊張感漂うBrittenは文句なし、Shostakovichの若書き才気煥発な作品はフツウっぽい印象。残念。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
どんより曇った土曜を迎えました。今日は気温はあまり上がらぬらしい。GW明けより微増していたコロナ感染数は落ち着いて、趨勢として現状維持乃至微減に至っているとのこと。政府のマスク見解はかねて自分が主張している通り”人の集まる室内、公共交通機関のみ着用のこと”になったそう。もともと強制ではなかったので、周りの様子を眺めながら事態は推移することでしょう。トンデモ迷惑野郎の出現も予測。知床の悲惨な事故探査、飽和潜水技術云々って、なんか凄いタイヘン!じつは全国あちこちで実用化されていたのでしょうか。
昨日はいつもの鍛錬しっかり+例のゴミ拾い。昨日眠りが浅い自覚はあって、今朝体重計量を忘れました。
4月分の電気代請求があって、一年前よりちょっぴり高い5,000円越え。愛知県と大阪府では料金が違うのか知れないし、既に一度電気料金が上がりましったっけ?更に6月から値上げとの連絡がありました。昨年は未だお仕事出勤して昼間留守がち、女房殿も1週間ほど大阪に出掛けたりしておりました。今は昼間からテレビつけて、音楽も聴いてますもんね。布団乾燥機を多用したのも一因かも。
Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜ミヒャエル・ザンデルリンク/ドレスデン・フィル(2015年)・・・Shostakovichと同時録音を進めていたBeethoven 交響曲全集。あまりに先人の種々遺産録音が数多い「田園」、これが予想外によろしい感じ。涼やかな木目の質感、金管が目立たぬ地味なサウンドが魅力。ヴィヴラート少なめにさっぱりとした風情爽やか、強引な表現に非ず、それでも時に旋律にくっきりとした刻印、テンポは揺れて充分個性的でした。11:43-11:51-5:24-3:47-8:32。
Beethoven 七重奏曲 変ホ長調 作品20〜コレギウム・アウレウム団員ハンス・ダインツァー (cl)/ギュンター・プフィッツェンマイヤー (fg)/クリストフ・ブラント=リンデンバウム(hr)/フランツヨーゼフ・マイアー(v)/ハインツ=オットー・グラーフ (va)/ルドルフ・マンダルカ(vc)/ルドルフ・シュレーゲル(cb)(1977年)・・・これはBeeやんの上機嫌なディヴェルティメントでしょう。ユーモラスなメヌエットが有名、そのあとに得意の変奏曲が続きます。使用古楽器が中途半端に折衷だとか、表現がちょいとユルいとか、硬派な方々には一部不評な”初期古楽器演奏の黎明”時期、ディジタル録音前の当時、たっぷり新鮮素朴なサウンドを堪能させていただたものです。なんかほっとしますよ。11:15-11:22-3:35-7:54-3:23-8:30。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
ぼんやりしているうちに週末に至って、曜日感覚をすっかり失っております。昨日午前中軽く体育館に鍛えようと出掛けたら月間定期は女房殿預けたまま、サイフに入っていなくて断念、散歩になってゴミを拾いつつ自宅に戻りました。
Facebookは一応登録してあって、ほとんど使っていないのは、現役時代はお仕事のつながりばかりになってしまうから。もう引退の身分に至ったことだし、ぼちぼち知り合いの投稿をチェックしております。当然CMが入っていて、この中古パソコン通販が異様に安い〜相場の1/5くらい、幾度種々何社か登場してそれはどーも怪しい、法人名を検索して関連情報を探ると詐欺サイトなのですね。Facebook運用側ではチェックできないんでしょうか。カード情報盗まれて、カネは返ってこない・・・
自分も現役時代数十年商売の経験上、ものには相場というのがありますよ。時に出物もあり得るけれど、現物確認できぬネットでの遣り取り、その辺り常識的な感覚は大切でしょう。基本は”高くてアカンものは存在しても、安いものはそれなりの価値しかない”、C/Pの見極め、価格対機能の正確な感覚が求められます。とくに電子機器なんかそうなんやろな。コンピューターだとWindows11に適合するスペックなのか、それと世界的な半導体不足がポイント。
そんなこんな昼から梅田ヨドバシに最新型パソコン現物相場を見に出かけました。女房殿の目的はユニクロに服仕入れ。うわぁ!薄くてカッコ良いな、そう感じるノートパソコンは20-30萬圓が当たり前、自分の予算は29,800円が限界!女房殿のノートパソコンは、Windowsがあまりに遅いのでZolin-Linuxに替えたLenovo、そのあとでどうしてもWindows専用編集ソフトを使いたい!との要望から(それだけのために)中古のFujitsu安いのを買ったんです。(そのソフトはもう使っていない)結果、動きの鈍い昔風ノートパソコンはムダに重いのが2台、これを整理統合して薄くて軽いのにまず変えようかと考えたけれど、戦争が終わる迄様子を見たほうがよろしいのかも。
数日前ご近所の魚や直営の大型居酒屋に行ったばかり。梅田迄行ったことだし、いつもの激安(それなりの味)居酒屋も飽きたということで、十数年前より知っている本格的な店へ贅沢。シミジミ魚が美味い!いつもより高いけれど、想像よりずっと安くて、長久手時代に通っていた店の2/3以下、この間通っていた激安居酒屋の2/3倍くらい、若者みたいにたくさん喰ったり呑んだりしないし、残された人生の時間は短いから、こちらのほうがずっとよろしい。女房殿も感激。(自分の小遣いヘソクリより支出)
挙げ句勢いで帰り先日連続、ケーキ購入は悪魔の所業。引き続き体重増を覚悟したけれど、今朝の計量は67.3kg▲700g、そのロジックは理解できておりません。今朝鼻詰まり甚だしく、頭痛有。朝食しっかり摂って胃袋が重い。
Glass ヴァイオリン協奏曲(ロンドン交響楽団2016年)/Stravinsky ヴァイオリン協奏曲(バルト海フィル2018年)〜ダーヴィッド・ネベル(v)/クリスチャン・ヤルヴィ・・・期待の若手らしいDavid Nebelの詳細情報は探せない、Kristjan Jarvi(1972ー愛沙尼亞→亜米利加)はPaavoの弟さんとか、音楽一家なのですね。耳あたりよろしくわかりやすいGlassの作品さておき(6:31-10:52-10:20)古豪による先人種々録音が残されているStravisnkyは破壊的にヒステリックな名曲!これはずいぶんとスムースにアクのない演奏に聞こえて、あまりオモロくない。(5:04-4:51-4:35-5:37)なかなか難しいもんでっせ。
Francesco Tristano「Introit」/Bach パルティータ第1番 変ロ長調BWV825/John Cage「ある風景の中で」/四季/Bach 4つのデュエットBWV 802-805/John Cage 南のエチュード/Francesco Tristano「Interludes」/Bach フランス組曲第1番BWV 812よりメヌエットU〜フランチェスコ・トリスターノ(p)(2010年)・・・Francesco Tristano(1981-盧森堡)は既に中堅に入りつつある注目のピアニスト。ここ最近の若手録音はありきたりの名曲に非ず、主張を込めた選曲配列が多く目に付きます。ここでも自作の儚く美しい「Introit」「Interludes」+John Cageによる思わぬデリケート新鮮な響きを配置して、Bachの繊細な演奏も際立ちます。この人はアリス=紗良・オットと「春の祭典」を録音しているくらいだから技術的にはしっかりして、静謐なリリシズムを感じさました。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
気温はどんどん上がっているけれど、我が団地の建物特性か室内の足許は冷えたまま。真夏は逆に熱を保って暑いのかも。お隣の棟外壁修復終えて美しく変身、こちらこれから3ヶ月掛けて作業が開始されます。いつもどおり昨日も朝一番市立体育館行き鍛錬、それ以外なにもない虚しい一日、今朝の体重は68kgちょうどの危険水域へ。2月中旬転居時から+2kgの脅威。なんとかせねば。
4,630万円誤振り込みネコババ野郎は逮捕、許せないとか、お役所の初期対応とか国民の血税を博打で擦るなんて!そんな正論はあちこち出ているので、ちょっと別なことを考えました。こいつは、それを元手にネットカジノで倍くらいに増やして返すつもりだったんじゃないか、と。全部負けたんやろか?それやったらよほどアホでっせ。半々くらいで負けて勝って、ちょい減りくらいで止められなかったのか、それとも暗号資産にして別途保管しているのか。いずれもう人生棒に振りました、自業自得。中毒なんでしょうね、きっと。カジノは怖いっすよ。「返すつもり」って、年100万ずつ返して50年、利息も付きますよ。
Stravinsky 兵士の物語〜イーゴリ・マルケヴィチ/アンサンブル・ド・ソリスト ユリス・ドゥレクリュース(cl)/アンリ・エレルツ(fg)/モーリス・アンドレ(tp)/ローラン・シュノルク(tb)/シャルル・ペシエ(打楽器)/マヌーグ・パリキアン(v)/ヨアヒム・グート(cb)/ジャン・コクトー(語り手)/ピーター・ユスティノフ(悪魔)/ジャン・マリー=フェルテ(兵士)/アンヌ・トニエッテ(王女)(1962年)・・・作品詳細は勝手に別サイト引用。1918年の作品、第一次世界大戦真っ最中瑞西滞在時の作品は編成の少ないアンサンブル、著名な3大バレエとは別世界の切り詰められたもの。荒唐無稽な民話ですよ。起承転結メリハリのない、エピソード連続みたいな作品は大好き、作品との出会いはストコフスキー(1967年)でしたっけ。Manoug Parikian(1920-1987土耳古→英国)はたしかロンドン・フィルのコンマス、水際だった美音を誇るモーリス・アンドレほか名手揃えたアンサンブルは引き締まった集中力+表情豊かに美しい仏蘭西語を堪能できる演奏でした。おそらくは20年ぶり?くらいの拝聴、リアルな音質鮮度も驚異的、Igor Markevitch(1912ー1983)は現烏克蘭生れ、「春の祭典」のスペシャリストでした。
Tchaikovsky 交響曲「マンフレッド」〜アレクサンドル・ガウク/ソヴィエット国立交響楽団(1949年)・・・Aleksandr Gauk(1893ー1963現烏克蘭出身)は旧ソヴィエットの指揮者。これは「アルプスの山中を彷徨うマンフレッド」「アルプスの妖精」「山人の生活」「アリマーナの地下宮殿」からなる熟達した(例の如し)甘い旋律に充ちた名曲。想像よりまずまず良心的な音質でした。オーケストラ表記はLarge Symphony Orchestraとあって、他のネット情報から裏付けを得たもの。野太いオーケストラの響き、刺激的な金管(例のビロビロなヴィヴラート・ホルンも)濃い表情が甘い旋律に泣きも似合って大仰な効果、絶品の迫力でした。最終楽章辺り、勢い余ってアンサンブルはやや粗くなっているけれど、それはそれでなかなかの説得力有。18:09-9:08-12:45-19:21。
Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜ヴァン・クライバーン(p)/キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル(1958年チャイコフスキー・コンクール・ライヴ)・・・RCAによる著名なステレオ録音が存在して、こちらその前コンクールでのライヴ・モノラル。Profilから出ている10CDには同じ顔合わせの演奏があって、あちらセッション録音となっているけど違うものか?同じものか微妙です。当時のソヴィエットを席巻した若者の熱気を感じ取るべき記録、一度聴けば充分かも。20:06-6:23-6:55。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
本日は気温がぐっと上がるとのこと。マリウポリのアゾフスターリ製鉄所は陥落したのですね、残念。投降した兵士には拷問が待っているのか。
現状隔日朝一番に市立体育館へ出掛けて筋トレ8種+有酸素運動15分のサイクル、毎日は逆効果との記事を読んでのこと。ところが休んでいる日に膝腰の調子はよろしくない。昨日は連続昼から軽く筋トレのみ5種、いつもとは異なる参加メンバーの様子を眺めてきました。体重も増えてましたし。じつは2日ほど前より右足親指に鈍い痛み有、もしかして通風復活?戦々恐々としつつ幸いにもそれは軽快、体調もよろしい。もとより激しい負荷を掛けるストイックな鍛錬に非ず、ムリせずそれなり身体を動かしたほうがよろしいのかも。あとはちゃんと夕食を仕立てました。
今朝は67.7kg前日比▲300g、高め安定しております。
女房殿用に入手したスマートウォッチは体温も血圧も血中酸素濃度も測れる優れもの1.980円也、計測数値正確かどうか別にして。電池の保ちは一週間くらいかな?自分用の3,990円より多機能でした。ところが・・・竜頭の部分が取れてしまいました。押すだけだから機能には問題ないけれど、やはり造りが華奢なんですね。ポイントは長保ちするかどうか、そこが価格なんでしょう。件の竜頭は瞬間接着剤で処理したけれど、やがてどこかいってしまったとのこと。自分の機能少ない(心拍数のみ)3,990円也は稼働順調です。
Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜サイモン・ラトル/バイエルン放送交響楽団(2014年ライヴ)・・・同時期にベルリン・フィルともこの作品を取り上げておりました。たしかサイモン・ラトルは2023年よりこのオーケストラのシェフになるはず。欧州指揮会も人材不足か、マリス・ヤンソンスの後任とはなかなか人選も難しいでしょう。驚きの新星若手登場!に期待。有名な20世紀の古典、原始の激しいリズム溢れる作品は、パワフルなオーケストラの技量充分に表現されても、彼(か)のピエール・ブーレーズを初めて聴いた時の衝撃(1969年)は遥か遠くになってしまいました。
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ジョス・ファン・インマゼール/アニマ・エテルナ(2006年)・・・小編成、古楽器のマイルドかつ粗野な響き、すっきりと解像度高く、さっぱりと速めのテンポに駆け抜ける「英雄」。自分の嗜好はこちら方面と自覚いたします。Beeやんの交響曲にはかつてのアレルギー症状が消えたけれど、交響曲全9曲中、圧倒的にこの勇壮な作品を好んで聴くようになりました。(次は第1番ハ長調)じつは他いくつかこの作品ばかり聴いて、ちょいと感慨があったのは・・・
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ディミトリ・ミトロプーロス/ニューヨーク・フィル(1955年アテネ・ライヴ)・・・Dimitris Mitropoulos(1896ー1960希臘→亜米利加)によるバーンスタイン以前のニューヨーク・フィル海外公演より。彼の残された録音を聴くと、粗っぽい印象だったアンサンブルは厳しい集中力に驚かされます。ここでの重量感、パワフルな疾走感も凄い!〜けれど、音質がなぁ、好んで取り出して幾度聴く意欲は湧き上がりません。一般に古楽器系の録音を好むのも、音質が寄与しているのかも知れません。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
朝一番に市立体育館へしっかり鍛えて、帰り軽く(入念に非ず)ゴミ拾いも日課、マスク4つほど、持参した袋が小さかったので煙草の吸い殻はほとんど放置したまま。
幸い雨は降らなかったので洗濯、耳鼻科に出掛けた女房殿に大正金時入手をお願いしました。前回の大豆は安いけれど、まわりの評判イマイチ、金時豆の煮豆が婆さん含め圧倒的人気でした。圧力鍋は数十年単位の愛好家です。他きゅうり+にんじんのカンタン酢漬けを作ったり、夕方転居前より気になっていた一番ご近所の魚や直営の大型居酒屋に試しに出掛けたのも気分転換、大阪らしい期間限定特売メニュー中心に注文、味も鮮度もよろしく充分に安い。混み合う?前にさっさと帰りました。クルマ中心のエリアに営業成り立っているのでしょうか。
今朝の体重は68kg!+500g。そんなに喰ったかな?あまり自覚なし。最悪。
LINEにて息子より連絡有。ジジの日にはなにがよいですか、と。ここ7-8年運動を強化しているのを知って、連続運動靴(やや高級)届いて在庫過多を配慮してくれました。ほんまに欲しいものはなにもないんです。ちゃんと元気に働いてくれて、ステキなお嫁さんもやってきて可愛い孫二人、これ以上なにも望みません。足りないのは地域活動と地域人脈のみ、これはプレゼントしてもらうワケにはいかぬもの。あとは世界平和か。
基本は心身ともに健康であること、これも自分で努力するしかない。一番の趣味である音楽を聴くことだって、ネットより盛り沢山入手済、不足はありません。満ち足り過ぎて刺激が足りぬ日々が過ぎております。4,630万円トンズラ男は所在判明?「使ってしまった」とのこと。こんな金額で一生棒に振ったのですね。残念。
Prokofiev ピアノ協奏曲第3番ハ長調/Bartok ピアノ協奏曲第3番ホ長調〜ジュリウス・カッチェン(p)/エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1953年)・・・モノラルでもかなり鮮明な音質、低音もよう効いております。Julius Katchen(1926-1969亜米利加)は粒の揃った明晰なタッチ、技巧的にも絶好調でしょう。録音のバランスのせいかソロ中心?アンセルメのオーケストラは少々響きが薄いと感じます。各々名作曲家中、平明にわかりやすいピアノ協奏曲揃えてProkofievはノリノリの明るさ(8:29-8:55-8:35)Bartokは硬派だけど最晩年の枯れた味わいもちょっぴり異色(6:41-9:16-7:27)。
Honegger 交響的運動第1番「ラグビー」/第2番「パシフィック2-3-1」〜ジョルジュ・ツィピーヌ/パリ音楽院管弦楽団(1953年)・・・この緊張感、前のめりのアツさ、前衛的な風情溢れる凄い演奏。スポーツのフォーメーションと蒸気機関車の重量級のスピードを音楽で表現した馴染みの作品は、いつもと違う顔つきを見せておりました。7:44-6:20。
Shostakovich 交響曲第4番ハ短調/組曲「ムツェンスク郡のマクベス夫人」〜アンドレイ・ボレイコ/シュトゥットガルトSWR交響楽団(2006年)・・・Andrey Boreyko(1957-露西亜/父親は波蘭人)は現在ワルシャワ・フィルの音楽監督とか。ものすごくカッコよい!メリハリがあって洗練された演奏。重苦しくも絶望的な第4番はすっかりお気に入り、とくに第1楽章「 Allegretto poco moderato」の呻くような歩みから一転「Presto」の無機的狂気の疾走!短い第2楽章「Moderato con moto」に於ける途方に暮れた風情も大好き。(27:51-9:52-27:39)問題作であるオペラからの組曲も配慮ある組み合わせでしょう。(2:13-2:52-2:07)
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
曇っているけれど天気は保ちそうな月曜の朝、昨日も引き隠ってネットより「ラジエーションハウス」連続拝見な無為無策の一日を過ごしました。昼過ぎに柿の種(お気に入りドンキ巨大ポット)喰い過ぎ止まらず今朝の体重は67.5kg+300g。このままではノーミソ腐りそう。世の中にはコロナ不況に働き口がなくなって苦慮している方々も多いのに、自分は安閑として過ごしております。物欲はないけれど、意欲もない・・・芦田愛菜ちゃん慶応医学部進学内定とか、才色兼備、ストイックな努力もしているんやろなぁ、きっと。
マスクの件。
じつは自分はかなり以前から外歩きのときにはマスクを外しております。人の多いところ、室内ではマスクはちゃんと着用してますよ。コロナ感染初期に一部スポーツクラブにてクラスターが発生して、しばらく営業停止したり、マスクとか消毒やら厳しくなりました。マシン使用都度の消毒には異議はないけれど、マスクはなぁ、有酸素運動すると苦しいんですよ、かなり。あれはなんとかならんかな。
アストラ・ゼネカとかモデルナ、ワクチン廃棄が続いているんだそう。某隣国でもよろしいから譲り渡す術はないものでしょうか。なんかもったいない。感染者は趨勢として微増が続いているそうです。
Holst 組曲「惑星」〜エイドリアン・ボウルト/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1959年)・・・10年前にコメント有。激しいリズム、勇壮雄弁な旋律、神秘な女声ヴォカリーズ、大好きな作品です。これ、ウィーン・フィルなんですよね。現在なら売れ筋著名な「惑星」も当時オーケストラが慣れていなくて、あちこちアンサンブルが戸惑っているのが手に取るようにわかるけど、厚みのある色気サウンドは健在。音質現役、のちにカラヤンが1961年に録音して、この作品は一躍人気演目に至ったのも、このエイドリアン・ボウルトの薫陶あってのことでしょう。彼はこの作品のスペシャリスト、4−5種録音していたと記憶します。
Bartok 交響詩「コシュート」(2012年)/管弦楽のための協奏曲/ルーマニア民族舞曲(2011年)〜コルネリウス・マイスター/ウィーン放送管弦楽団・・・日本でもお馴染みCornelius Meister(1980ー独逸)はこのオーケストラの音楽監督を2010−2018年在任。基本のオペラの人みたいです。ウィーンの三番手オーケストラみたいな印象だったかつてのオーストリア放送交響楽団(1996年迄の名称)もずいぶんと腕を上げました。あまり知名度のない「コシュート」(洪牙利独立闘争の英雄賛歌)はわかりやすい旋律、ラストはHaydnの「皇帝賛歌」で幕を閉じます。オーケストラの技量がものを云う「オーケストラ・コン」の鮮やかな切れ味、泥臭い旋律が大好きな「ルーマニア民族舞曲」は劇的「ビフォー・アフター」の音楽、Bartokには駄作が存在しない。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
お仕事休日のメリハリ失って曜日感覚も曖昧、昨日朝一番に週一【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新を思い出しました。そのまま市立体育館へ、昼からはようやく雨も上がって洗濯日和へ、所要で女房殿は出掛けて、自分は食材補充へ業務スーパーへ、連携よろしくなく牛乳がダブってしまいました。今朝の体重は67.2kg▲500g。
国際問題に敏感になって、いままで聞いたこともない国名があちこち登場します。北欧の美しい国といったイメージの芬蘭土も国防費の比率は高いんだそう。国のトップが若い女性であることにも驚き。日々烏克蘭の状況には胸を痛めつつ・・・狭い身内の話題
息子夫婦孫二人一家は熊本在住、二時間半掛かるらしいけれど、お嫁さんの実家・天草は県内、美しい海辺の旧家は大きな家、頻繁にお邪魔しているようです。立派な鯉のぼり+孫の名前入り幟(のぼり/家紋入り)たなびく庭もあります。向こうの爺はご近所親戚に孫自慢連れ回しているらしい。羨ましいけれど、こちら遠方だし、小綺麗にはしているつもりだけど狭い団地の部屋、周りの景色も残念、あまり美しくありません。
毎日のようにLINEから画像や動画が届きます。上の孫は2歳半となって、フルネームで呼ばれると「ハイ!」と手をあげて返事をします。当たり前だけどウチ=息子の名字、そんな動画を眺めて虚をつかれた思いはあって、お嫁さんは若い世代、夫婦別姓のことはどう考えているのでしょうか。田舎の出身、結婚して姓が変わるのも当たり前の感覚なのでしょうか。
自分は北海道の出身、”凸凹家の嫁”みたいな概念はもとよりありません。しかも偶然次男次女の夫婦、お互い継ぐべき立派な家財産、墓もない気軽身軽な立場でした。お嫁さんは4人姉弟の長女、長男弟もいることだし”嫁に行く”概念はフツウだったのかも。こんど訊いてみようかな?夫婦の名字は自由に、自分の意志で選べるのがよろしいと思います。
Mozart 交響曲第13番ヘ長調K.112/第16番ハ長調K.128/第29番イ長調 K.201(186a)/第40番ト短調K.550〜ヨハネス・クルンプ /エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団(2017-18年)・・・Johannes Klumpp(1980-独逸)は、怪我で活動停止しているトーマス・ファイ(Thomas Fey, 1960ー独逸)の後継とのこと。このオーケストラはピリオド奏法を取り入れたモダーン楽器アンサンブルなんだとか。小編成、ノン・ヴィヴラート、やわらかくデリケートにスッキリした表現は闊達、速めのテンポはド・シロウト耳には古楽器そのもの。Mozartの愉悦を余さず表現して、サウンドにしっかりとした芯も感じさせる優秀なアンサンブル。初期の溌剌とした作品、イ長調交響曲はカール・ベーム辺りを思い出せばずいぶんと遠くになってしまった・・・さっくり表情、名曲ト短調交響曲は節度ある緊張感が漂いました。
Chabtier 楽しい行進曲/Ducas 交響詩「魔法使いの弟子」/Chabrier 狂詩曲「スペイン」/Satie ジムノペディ(2曲)/Saint-Sa"ens バッカナール(歌劇「サムソンとデリラ」より)/Bizet 小組曲「こどもの遊び」/Ibert 嬉遊曲〜シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(1987年)・・・Charles Dutoit(1936ー瑞西)はアンセルメの弟子筋、このオーケストラ音楽監督中在任中(1977-2002)高い評価を得た最中の録音。音質極上、洗練されたアンサンブル・サウンドも極上、バランス感覚に溢れどこにも瑕疵がない完成度の高い演奏・・・だけど、昨日拝聴したちょっぴりヘロっとしたアンサンブルを懐かしく思い出したものです。さらさらと快いサウンドが耳を擽(くすぐ)るばかり。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
こちらさほどに強くはないけれど雨が続きます。室内干しの洗濯物が乾かない、二日前の運動靴も同様。終日身動きせず、ぼんやりテレビなど眺めていると腰が鈍く痛みます。情けない引き隠り生活は昼夜と料理を仕立てたくらい。今朝は67.7kg+100g、体重が戻りません。早朝覚醒して、大泣きしている赤ちゃんの声がかすかに聞こえます。頑張れ!若いおかあさん。
オンキヨー(東大阪)破産との報道。これで国内オーディオ専業メーカーは消えたのかな?(←あまり知らない/他にもあるそうです)自宅に大きなステレオを揃えるのがかつてのステイタス、そんな時代は終わって皆ポータブル(≒スマホ)+無線イヤホンを使って個人各々愉しむ時代がやってきているのでしょう。我が家のスピーカーはONKYO+人民中国製ミニ・アンプですもん。それを無線でパソコンから電波を飛ばして聴いております。プレーヤーはもう滅多に使いません。チューナーはずいぶんと前、20年くらい前に処分済。懐かしいなぁ、レコード・プレーヤーとかカセット・デッキとか、もう思い出噺の世界ですよ。
このままオーディオ環境は、なんとか自分の寿命迄保ってほしいと願っております。現役時代、引退したら高級オーディオを入手して音楽堪能したいなんて(TANNOYとか)そんな夢も忘れて儚い記憶となりました。
Grieg ピアノ協奏曲イ短調〜リチャード・ファーレル(p)/ジョージ・ウェルドン/ハレ管弦楽団(1956年)・・・この時期にして立派な現役水準なステレオ録音。Richard Farrell(1926ー1958ニュージランド)は31歳事故で夭折したピアニストらしい。安定したテクニック、リリシズムとデリカシーに溢れて爽快な演奏は清涼な北欧の作品に相応しい出来。George Weldon(1906ー1963英国)も名人なんですよ、残された数少ない録音はどれもお気に入り、13:40-6:58-10:41。
珍しい音源と思うけれど、Spotifyで聴けます。ちなみに駅売海賊盤時代に愛聴していたジョージ・ウェルドンの爽やかなGriegは現在入手困難音源、これもちゃんと聴けるのに感激しました。(一部表記間違い有)話題はどんどん逸れるけれどCD処分を後悔して、なかなか再会できぬジェルジ・シャンドールのBartokピアノ協奏曲集(旧録音)これも情報が混乱気味、全部じゃないかもしれないけれどSpotifyで聴けるみたい。佳き時代になりました。
Bruckner 交響曲第8番ハ短調(ハース版/1969年ライヴ)Wagner 楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲/ヴェーゼンドンク歌曲集(ジャネット・べーカー(s)1971年ライヴ)〜レジナルド・グッドール/BBC交響楽団・・・不遇だったReginald Goodall(1901ー1990英国)は粛々と力みもなく、慌てず淡々と遅いテンポがなかなかの説得力。意地でも走らん!力まないイン・テンポを頑なに維持してゆる〜く粛々と進む姿はチェリに似て、かなり違って素朴なテイスト。あちらはもっとカッコ良いというか、すごい集中力演奏ですよ。BBC交響楽団はかなり頑張って、ちょっぴり弱い感じはあっても、個性的な価値ある記録。終楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」に於けるティンパニの確信に充ちたリズムの刻み、渾身のタメは効果的でした。いつ終わるとも知れぬ悠久の時間を堪能いたしました。18:15-16:02-27:54-27:07。珍しく前奏曲だけの「トリスタン」は眠くなるような陶酔(演奏会用終結部付き)12:44。ジャネット・べーカーの立派な歌も堪能できました。3:56-4:14-5:57-2:46-6:08。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
鬱陶しい雨が続いて洗濯物が乾きません。こちらの建物の構造?以前のマンションより雨の日の乾燥は明らかによろしくない感じ。昨日朝はいつものトレーニングルーム行き、しっかり鍛えて今朝は67.6kg▲300g、一朝一夕には体重は戻りません。義弟もちゃんと通っておりました。いつも顔を合わせるちょいと先輩夫婦、旦那のほうはトレッドミルのみ、背中がすぼまってどーも元気が足りません。
昨日夕方は久々に女房殿が料理へ。せっかく買ってあった食材をいつまでも自分が使わぬのに業を煮やしてのこと。美味しくいただきました。
山口県の小さな町で4,630万円誤振り込み、全部引き出してトンズラ事件。昔懐かしいフロッピーディスクを使っていたとか、間違った担当は飯も喉を通らぬとか、法律的にどーのとか後処理がいろいろタイヘンとか、とうとう訴訟になったそうです。持ち逃げした若い人のこれから人生が心配です。「お金は戻せない」「犯罪になることは分かっている」「罪は償う」とのこと。泡銭(あぶくぜに)手にしても、それは不当なものと自覚の上、現ナマ抱えて一生逃げ回るわけにもいかないから、ほどなく捕まるでしょう。もう使ってしまったかもしれないけれど、人生狂いましたよ。シアワセにはなれない。すぐ返せばよかったのに。
自分は博打には生涯縁がなく、宝くじは夢を買うもの(だから買わない)親の遺産(なかったけど)仮に投資でひとヤマ当てたとしても、それは身に付かないと思います。おカネは自分で稼いだ分しか意味がない。イーロン・マスクさんが羨ましいなんて(あまりに別世界過ぎて)ぜんぜん思わない。シアワセは身の丈に合うもの。
Mussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)〜クラウディオ・アバド/ロンドン交響楽団(1981年)・・・前者は旧録音。Claudio Abbado(1933ー2014伊太利亜)はロンドン時代が一番良かったんじゃないかと思います。(1979-1983(首席)1983ー1988(音楽監督))オーケストラの技量に優れ、派手さはないけれど引き締まった贅肉のない表現が魅力、辛口の集中力に溢れる名曲、そして演奏。音質も極上でした。オリジナル四管編成採用も彼らしい「ペトルーシュカ」には再録音はなかったと記憶します。
Shostakovich 交響曲第11番ト短調「1905年」〜アレクサンドル・スラドコフスキー/タタールスタン国立交響楽団(2016年)・・・タタールスタン共和国ってどこにあるんでしたっけ?ロジェストヴェンスキー以来の露西亜系(と云う認識は正しいのか?自信なし)全集録音とか、巷ではまったく話題になっておりません。オーケストラの技量も立派、音質も充分、アツく走って勢いのある演奏。怪しい不安に充ちた第1楽章「Adagio 宮殿前広場」(14:36)残虐な殺戮行為がド迫力な第2楽章「Allegro 1月9日」(17:40)哀切な追悼を感じさせる第3楽章「Adagio 永遠の記憶」(10:27)第4楽章「Allegro non troppo 警鐘」はラストあたりのチューブラーベルが野太い響き(13:36)旧ソヴィエット・エリアには立派な芸術が育っていたのですね。それがこんなことになるなんて・・・戦争は音楽だけにして欲しい。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日夕方3時に待ち合わせてワルいオトモダチと酒、同じ店ばかり3連チャンだったので、別な店に入ってみたらそこの料理と酒が驚くほど不味い、安いけどね。喰いもんにはうるさくない彼も「これはいかん」と河岸を変えて、けっきょくいつもの店へ。ぐだぐだととりとめのない雑談はいつものこと(爺の繰り言/若い人たちが大好き。現役のジャマをしない価値観は一致している)一軒家平屋買い取って住み込み我流改装を続けている彼は朝迄眠られずAmazonのビデオを眺めて、生活のリズムが完全に乱れているとのこと。呑み過ぎました。6時くらいには終わって、酔った勢いで最寄りの駅にてケーキを購入、女房殿は喜んだけれどそれは悪魔の行為。
今朝の体重は67.9kg+1kg。わずか一日でこの増え方にも納得。昨日は結局降らず、これより大雨らしいけれど、体育館でしっかり鍛えましょう。
お嫁さんより母の日プレゼント到着。小さなドライフラワーに+「エステ?マッサージ?」券2枚同封、なかなか気が利いて洒落ております。きっと父の日も気を遣ってくれるんやろな、欲しいものはなにもありません。気持ちだけで充分。元気に一人前に働いてくれて、可愛い孫の存在だけでたっぷり満足でございます。
Beethoven 歌劇「フィデリオ」序曲/交響曲第1番ハ長調/交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜アルトゥーロ・トスカニーニ/NBC交響楽団(1939年10月28日ライヴ)・・・これは驚異の音質(.flac/1320kbps)アナウンスも入るから放送音源なのでしょう。文句なしの名曲は飾りの少ないストレート系表現の極北、テンション高い速めのテンポ、繰り返しなし。こんな演奏を聴かせられると80年という時間を経ても鮮度を保つ芸術の価値を痛感いたします。(序曲)7:19。(第1番)8:04-6:20-3:14-5:38。(第3番)13:50-16:21-5:24-10:36。
Bach ピアノ協奏曲ニ短調BWV1052/ヘ短調BWV1056/ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050〜ルーカス・フォス(p)/エリジウム弦楽四重奏団/エリザベート・マン(fl)/ジョン・フィーニー(cb)(1999年)・・・Lukus Foss(1922ー2009独逸→亜米利加)は往年の作曲家、ピアニスト、指揮者。シャルル・ミュンシュのブランデンブルク協奏曲にピアニストとして参加しておりました。70歳過ぎているとは思えぬほどのしっかりとした技巧、柔らかく明晰なタッチに心奪われる演奏でした。もちろんモダーン楽器+ピアノだから古楽器に非ず、ただ各パート一人に溌剌と躍動するBachの精神センスは旧さを感じさせぬものでした。ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調第1楽章に於けるカデンツァに心奪われました。
Brahms ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調/第2番イ長調/第3番ニ短調〜ユーディ・メニューイン(v)/ルイス・ケントナー(p)(1956-57年)・・・正直なところあまり好きになれぬ鬱陶しい作品。技術的に疑念のあるメニューインも好んで聴くことはあまりないけれど、これはなかなかの味わい系、音質もまずまずに全曲堪能できました。名手Louis Kentner(1905ー1987墺太利?→英国)のフォローも貢献してるのでしょう。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
本日はどんより曇りそして雨が降るとのこと。明日から太平洋側は大雨の予想、最近天気予報の精度は上がって、たいていあたるから要注意でしょう。昨日も朝一番に洗濯済ませて(2日分)市立体育館へ出掛けて帰宅後、再度洗濯いたしました。好天のうちに干しておきたかったので。あとは昼夜の料理をしたのみ。今朝の体重は66.9kg▲400g久々に減りました。夕方久々悪いオトモダチと酒の約束有。
先日ギリシア風ヨーグルトを種に作った豆乳ヨーグルトは極上、今度は半額安物ヨーグルトを流用して”豆乳100%ヨーグルト”を作ってみました。40度C8時間(ギリシア風は27度14時間)ヨーグルトのポイントは”生乳100%”かどうか、安物は脱脂粉乳とか混ぜてるんですよね、もしかして乳酸菌は同じかも?(ホリ乳業)そんな仮説証明を試みて結果、上々の味でした。
GWに多くの人出が戻ったのは喜ばしいけれど、神奈川県の海岸ではとんでもない物量のゴミが溢れたとの記事を拝見しました。その辺り公共意識の低さは嘆かわしいけど、きっとご自宅ではちゃんと分別して処理しているじゃないかと思います。自分はこっそり隔日の体育館帰り途中、目に付いたゴミを拾っているのは”割れ窓理論”を考えてのこと。ゴミが道端に放置され、それが常態化→さらに悪化した結果でしょう。
マクドナルドやコンビニ弁当の袋がそのまま捨てられたり、黄色い紙パック日本酒が毎度似たような場所に捨てられて、それは危うい生活習慣になっているのでしょうか。マスクが捨てられているのは時節柄、なんといっても多いのが煙草の吸い殻(これは全部は拾えぬ物量)そして空き箱でっせ。自分は自粛警察に非ず、路上目に付いたゴミをこっそり拾っているだけ。所詮自己満足、佳き運動にもなります。やれマイクロプラスチックがどーの、高邁な理屈をこねる前に目の前のストローを拾うことが第一歩でしょう。一昨日年5回の「燃えない小物」ゴミ回収の日、2月転居来昔の安物無線LANルーターとか動きの鈍くなったマウスなどキレイに処理しました。
Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調/ラプソディ 作品79/幻想曲 作品116(1-2-4)/4つのピアノ小曲集 作品119(1-2-3)/ハンガリー舞曲第6番ニ長調/第7番イ長調〜ウィルヘルム・バックハウス(p)/エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団(1932-39年)・・・この時期にしてかなり良好な音質状態。1960年前後以降の著名なステレオ録音は一時あまりに世評高く、スタンダードな存在と感じて、あまり求めて聴いておりません。この人はベーゼンドルファーでしたっけ?スタンウェイみたいな華やかさはなくて、あまりキレのよろしくない音色、作品によっては味わいが出るもの。Wilhelm Backhaus(1884ー1969独逸)40歳代の記録、圧巻の重厚な推進力を誇る大仰な協奏曲、その風情に相応しい貫禄の表現、巨匠ボウルトのバックも盤石でしょう。(19:15-12:42-11:02)立派過ぎて気が滅入るBrahms作品中、ピアノ・ソロは中年初老男の寂しげな後ろ姿を連想させて意外とお気に入り、これはバックハウスの重心の低い個性に似合っていると感じます。(各々8:05-4:12、1:55-4:28-4:20、3:46-4:17-1:26、2:46-1:33)
Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜レオポルド・ストコフスキー/フィラデルフィア管弦楽団/シンギング・シティ・コーラス/ヴェロニカ・タイラー(s)/マリア・ルチア・ゴドイ(ms)(1967年ライヴ)・・・偉大なる名曲。いささかデッドで奥行き少なく、オン・マイクな音質に閉口。揺れ動くテンポ、作品に対する真摯な姿勢に敬意を評しつつ、もう珍しいだけの音源集めは止めにしようか、そう思わせる音源もしっかりラスト迄拝聴しました・・・でもね。ロンドン交響楽団との立派なセッション録音(1974年)別途聴けるから、無理して求めるものでもないでしょう。23:38-10:05-9:48-4:54-29:32。
Bonmtempo 交響曲第1番 変ホ長調/第2番ニ長調〜アルヴァロ・カッスート/アルガルヴェ管弦楽団(2002年)・・・Joao Domingos Bomtempo(1775ー1842葡萄牙)は初耳?いくつか小品は聴いていたかも。Carl Maria von Weber(1786ー1826独逸)と似たような活躍時期、Beeやんのちょっぴり後くらい?偶然拝聴した交響曲は軽快軽妙な旋律が美しい、思わぬ拾い物でした。SchubertにMozartのテイストを混ぜたような?初期浪漫の軽快な風情漂って端正に歌う美しい作品。Weberより好きかも。このオーケストラは2002年に創立された葡萄牙のオーケストラとか、けっこう上手いっすよ。Alvaro Cassuto(1938-)は葡萄牙のヴェテランとか。ニ長調交響曲第1楽章「Sostenuto-Allegro moderato」の優雅な主題はジュピター音形を連想させました。7:30-5:54-5:47-5:28。16:06-8:18-8:16-9:23。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
ここずっと体調が微妙、昨日は薄ら寒く昼から本格的な雨になりました。ことし同時期にお仕事引退した義弟がやってきて、なにやら女房殿と話し込んでおりました。よう眠れなくて心療内科に通うとか通わんとか、心身ともに生活のリズムが変わってしまった影響かも知れません。お互い悩み多き世代ですから。今朝の体重は67.3kg増傾向のまま現状維持。これから市立体育館へ出掛けましょう。
物事はなんでも実際に試してみてうまくいったり、失敗しないと勉強にならぬもの。コンピューターやスマホ然り、スマートウォッチだってそう。使い込んで慣れてきて、徐々に理解が深まるもの。業務用スーパーは週に一回以上通って、現役時代の商品知識を駆使して珍しい、怪しい商品を狙うのも愉しみ。世界からの激安輸入品は露西亜侵攻問題やら円安できっと調達苦戦していることでしょう。露西亜製クッキーはなかなか美味しかったけれど、3月には店頭から消えました。定番商品維持できず、抜けが多いのはよろしくありません。輸入のグラーノーラ、ミューズリーがしばらく切れております。
ここ最近は豆を買ってきて種々煮豆に凝っております。昨日は大豆に挑戦して、なんかいまいち、甘みが足りない感じ。他、お茶や珈琲を補充しておきました。失敗したものもあって、例えば徳用ウインナー1kg460円 これは安いだけ、味も微妙な練り物みたいな感じ、もう二度と買いませんよ。数日前入手した冷凍ストロベリーも酸っぱいだけで風味も甘みもない、ガマンして喰ってしまいましょう。
プーチンさんの演説は特段目新しいことはありませんでしたね。露西亜の活躍は音楽やバレエ、芸術のみにして欲しい。烏克蘭の善戦は間違いないけれど、露西亜軍の大苦戦はほんまですか?期待値報道にバイアス掛かってませんか?
Nikolai Rakov(1908ー1990旧ソヴィエット)ヴァイオリン協奏曲ホ短調〜イーゴリ・オイストラフ(v)/ニコライ・ラコフ/モスクワ放送交響楽団(1955年)・・・音質かなり良心的。1946年の作品(スターリン賞受賞!とか)この人はDenisov、Schnittkeほか錚々たる作曲家の師匠筋に当たる人らしい。保守的な作風、Allegro(13:37)Andante(8:44)Allegro molt vavace(6:47)、第2楽章辺りRachnaninovにも一脈通じて、わかりやすい耳当たりよろしい、屈託のない旋律が続きます。オイストラフ息子はしっかりとした技巧に豊かな音色、こうして忘れられた作品も気軽に愉しめる時代がやってきております。他、Scriabin 12の練習曲 作品8より」第11番/Khachturian 詩曲「アシュグの栄光」作品19/Rakov「詩曲」ホ短調/Kreisler Bach様式によるグラーヴェ/Mozart ロンド(インナ・コレゴルスカヤ(p)1955年)美しい小品集が続きました。
Shostakovich 交響曲第8番ハ短調〜エフゲニ・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1947年)・・・戦争で疲労していたであろうこの時期にしてこのオーケストラの迫力、テンションの高さは驚異的、音質は事前予想よりかなり良好でした。第1楽章「Adagio - Allegro non troppo - Allegro - Adagio」は延々と暗く蠢くように続くほぼ30分。ここの緊張感の維持が尋常ではない。第2楽章「Allegro」は大仰なスケルツォ、ここの硬質な重苦しさもスケールが大きいもの。第3楽章「Allegro non troppo」は乾いた狂気みたいな無情な繰り返しの暴力、自分はこの楽章が一番好き。後半は微妙にユーモラスな気配が広がってランペットが太い!第4楽章「Largo」は一転静謐、沈痛な面持ち漂う不気味なパッサカーリア。第5楽章は「Allegretto - Adagio - Allegretto」冒頭ファゴット・ソロの音色が美しい。悲痛な叫びのような曲想に至って盛大にオーケストラは爆発しても、わかりにくい心情風景ですよ。やがて力尽きて静かに全曲を閉じました。27:10-6:48-6:33-10:37-12:41。もっと音の状態よろしい1982年録音を聴けばよろしいとは思うけれど、あまりの凄さにニ度連続して聴いてしまいました。
Gershwin ラプソディ・イン・ブルー(ゲルハルト・プヒェルト(p),Gerhard Puchelt, 1913ー1987独逸1948年)/Barber カプリコーン 作品21(1950年)/Roussel 小組曲(ベルリン放送交響楽団1945年)〜セルジウ・チェリビダッケ/ベルリン・フィル・・・チェリにしてはいまいちな演奏ばかり集めている10枚組BOXより。想像より音質状態はずっと良心的。Rousselのみオーケストラが少々怪しくて、RIAS交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)の創立は1946年、これは戦前から活動していた旧東側(後にそうなる)の団体なのでしょうか。強面な独逸の亜米利加音楽はどーも愉しめない、意欲的な選曲も彼の個性に似合っていないような?残念な記録でした。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
長い休みを終えて本日より出勤という方もいらっしゃることでしょう。コロナは続々と増傾向報告が上がっております。今朝は曇り空。すっかり春の陽気、花粉もぼちぼち終わりなのに、こちら微妙な体調が続いております。昨日は朝一番にいつもの鍛錬を済ませて(帰りはいつものゴミ拾い)女房殿は母の日孝行に出掛け、自分は夕食の食材買い足しにご近所のスーパーに出掛けたのみ。今朝の体重は67.3kg、前日と変わりません。社会の接点もなく、いよいよヤバい引退生活が粛々と流れております。昨夜ニ週連続映画「深夜食堂」を堪能。起承転結ドラマティックな動きのない日本映画らしい、味わい深い場末庶民のお伽噺。蕎麦屋の息子の結婚はどうなったのか?描き方が中途でした。
たまに音楽の雑談など。
ロリン・マゼール1960年デビュー辺りのDG録音はLP時代からの馴染み、早くよりネットより.mp3音源を入手できて時々愉しんでおりました。音質がイマイチなんですよね。つい先日.flacファイルがネットに出現したので、久々Mozart 交響曲第1番 変ホ長調K.16/第28番ハ長調K.200/第41番ハ長調K.551(フランス国立放送管弦楽団1960年)を聴いてみたら・・・これが全然オモロない、つまらない。Mozart特有の愉悦がぜんぜん感じられない。
じつはこれMozart 交響曲第28番ハ長調 K.200/第35番ニ長調 K.385「ハフナー」(小澤征爾/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団1969年)を聴いたときにも似たような印象を得ていて、オーケストラの扱いが上手いとか、アンサンブルが整っているとか、そんなものとは別のセンスが必要なのかも。両人とも世評高まって、ヴェテランに至ってからのMozartにはそれなりの味わいはあって”全然オモロない、つまらない”てなことはない。この辺りの作品はなかなか難物、若い才気と勢いだけでは解決できぬ音楽なのかも。
先日Rachmaninov パガニーニの主題による狂詩曲 作品43(レナード・ペナリオ(p)/アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団1963年)の軽快なる演奏を久々堪能したばかり。これは駅売海賊盤にはアール・ワイルドとなっていて、自分はしばらくそう信じていたものです。ところが
またまた驚きの発見!というかカンチガイ。レナード・ペナリオには同作品にエーリヒ・ラインスドルフ/ロサンゼルス・フィル(1961年)のCapital録音が存在して、両者を混同しておりました。ラインスドルフの音源を整理していて、あれ?違うじゃん、と。これが負けずけっこうな優秀録音。やや速めのテンポに落ち着きがちょっぴり足りない、さらさら流れてドライ、テクニックはもちろんの冴え。フィードラー伴奏のほうがスカッと上出来かと。20:34。
Mahler 交響曲「大地の歌」〜アダム・フィッシャー/デュッセルドルフ・フィル/アンナ・ラーション(ms)/スチュアート・スケルトン(t)(2018年)・・・デュッセルドルフ・フィルは伝統ある老舗らしいけれど、あまり録音には恵まれなかった。MozartBeethovenもそうだけど、メジャーに知られたオーケストラを起用せずに全集録音するのが彼らしいところ。東洋オリエンタルな旋律溢れる名曲中の名曲、クールに整ったアンサンブル、声楽陣も旬の人たちでしょう。音質も極上、ところが自分の体調問題?どーもイマイチ一歩引いたような醒めた感じに作品を愉しめません。オーケストラの色彩にもちょっぴり不足を感じました。刷り込みはブルーノ・ワルター(とくに1960年ニューヨーク・フィル)これもしばらく聴いておりません。7:56-9:20-3:06-7:04-4:25-29:43。
Scho"nberg 浄められた夜(Felix Galimir, Ernestine Briesmeier(v)/Harry Zaratzian, Samuel Rhodes(va)/Michael Grebanier, Judith Rosen: cello(vc))/4つの混声合唱曲 作品27(Marni Nixon(s)/ Catherine Gayer(a)/Richard Robinson(t)/Sam van Ducen(b)/ Max Gralnick(mandoline)/Hugo Raimondi(cl)/ Dorothy Wade(v)/Emmet Sargeant(vc)/Robert Craft)/管弦楽のための変奏曲 作品31〜ロバート・クラフト/コロムビア交響楽団・・・2014年9月に拝聴済。1950年代?CBSのScho"nberg全集録音の音源(ロバート・クラフトを中心とする旧録音)でしょう。幾度も聴いているお気に入り作品、演奏。少人数に切り詰められ、名手を揃えた精密緻密な緊張感+わずかに甘い浪漫の残滓が響きます。
Beethoven ピアノ協奏曲 変ホ長調「皇帝」〜ニキタ・マガロフ(p)/ウィレム・ヴァン・オッテルロー/ウィーン交響楽団(1961年)・・・驚きの現役音質。堂々たる威容を誇るピアノ協奏曲は自分の嗜好からちょいと外れるけれど、重心の低い立派なソロ・オーケストラを堪能できました。忘れられるには惜しい存在の往年の記録、19:10-7:13-9:28。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
GW明けて、さっそくコロナ感染は増傾向とのこと。ヤバいですね。せっかくの好天の土曜、昨日は【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新、洗濯済ませて微妙に体調がよろしくない。とくに古傷の左膝の痛み募って、意識して膝周辺の筋肉を鍛えたり、ストレッチをしても所詮素人対処療法、効果の程はわからない。大正金時を煮たり、夕食にカレーを作ったり(大きく切ったさつまいもがキモ)圧力鍋は活躍したけれど、基本身動きせず引き隠っておりました。テレビを眺めてもドラマ途中で意識を失ってしまう・・・
女房殿は婆さん(92歳)のところに概ね隔日訪問、このくらいの距離感がよろしいようで、昨日は通院付き添い。弟もクルマを出します。耳が少々遠いのと(補聴器利用)足腰は少々弱ってもボケもしないひとり暮らし、デイサービスとの併用で無事過ごしております。報告によるとご近所の親しい元気な年下、最近脚を悪くして手術、様子を伺うと外出ができなくなって髪も伸び放題、ほぼゴミ屋敷状態に至っていたとのこと。息子と同居しているらしいけど、役に立たんのか。高齢化問題はリアルな事例が身近に転がっておりました。
本日は鍛錬の日、出かける前に入念なストレッチ、まず下半身のマシン3連続から始めます。日常歩行や運動に問題はないけれど、ぼちぼち整形外科を探さないといけないかも。今朝の体重は67.3kg+300g。
Prokofiev 交響的絵画「夢」作品6/秋のスケッチ 作品8/交響曲第1番ニ長調「古典」/〜テオドレ・クチャル/ウクライナ国立交響楽団(1995年)・・・Theodore Kuchar(1968−亜米利加)は烏克蘭系亜米利加人だからセオドア・クチャーと呼ぶのが正しいのかも。珍しい珠玉の小品(11:12-7:45)闊達ユーモラスな古典交響曲(4:47-4:35-1:45-4:20)構成がオモロいハードな交響曲第2番ニ短調は、第1楽章「Allegro ben articolato」ー第2楽章 「Theme & Variations」(主題 - Andanteー第1変奏 - L'istesso tempo-第2変奏 - Allegro non troppo-第3変奏 - Allegro-第4変奏 - Larghetto-第5変奏 - Allegro con brio-第6変奏 - Allegro moderato-主題 - Andante molto, Doppio movimentona)より成る自由な構成作品でした(12:35-2:08-2:33-2:50-2:09-5:45-2:38-5:01-2:26)。
旧ソヴィエット文化圏のオーケストラなら荒々しいパワーを連想させるけれど、意外と繊細な味わいもあって整ったアンサンブル、これはクチャルの統率なのでしょう。既に彼はこのオーケストラを降りて、心痛めて戦争の行方を見守っていることでしょう。オーケストラの活動もままならぬはず。
Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調〜ハンス・フォンク/ハーグ・フィル(1984年)・・・Hans Vonk(1942ー 2004阿蘭陀)はセントルイス交響楽団音楽監督在任中難病に侵されて辞任、そのまま亡くなってしまっって残念、あと10-20年は活躍できたろうになぁ。この演奏もイン・テンポが基本、煽ったり走ったりしない、オーケストラの技量を素直に引き出して細部ニュアンスに富んで力強く、暖かいサウンドを堪能できる佳き演奏でした。冒頭のホルンの遠い響きから魅惑の作品、典型的なBruckner符点のリズムも快く、Brucknerとの出会いは中学生時代にこの作品(ブルーノ・ワルター)こればかり聴きすぎて食傷気味な印象に至ったけれど、ここ最近ようやくリハビリが終了してお気に入りとなりました。一本ファイル全65:42(楽章間含む)。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日は好天。朝一番に市立体育館に鍛えて、そのあとの洗濯物はよう乾きました。あとはな〜んもすることなくてヒマな引退生活。一瞬梅田の激安居酒屋行きを思いったけれど、数日前地元お好み焼き屋に失敗したばかり、業務スーパーに食材仕入れて、生協から届いていたメンチカツを少量のオメガ3系オイルで揚げて軽く缶ビールなど喫して済ませました。
前日出来上がった豆乳使用ギリシア風ヨーグルトの味は上々、2,598円也のヨーグルト・メーカーは継続使用ニヶ月、なかなかの活躍ぶりです。今朝の体重は67.0kgここ3日ほど現状維持。ネットの記事によると短期間での体重の増減は水分が影響していて、体重増減の趨勢は中期で確認すべきとありました。
Lineをなんとかコンピューターで使えないか、そう考えていたら、偶然Windowsの更新?かなにかでLineのアプリケーションを自覚いたしました。QRコードでアクセスするとあっと云う間、便利に使えるけれど、一度電源落とすと次回またQRコード読み込みが必要、これはメンドーでっせ。そして以前にも同じことを経験して断念したことを思い出しました。
忘れていただけじゃん。LineのWindowsアプリはその時に入れたのがアップ・デートされたのかも。ま、必要に応じて時々使いましょう。フリック入力はどーも苦手です。Chromeの拡張機能はなくなったのかな?違ったらごめんなさい。
Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調「アダージョ」(Hans Stadlmair弦楽合奏版2001年ライヴ)/Shostakovich 交響曲第14番ト短調「死者の歌」(フェードル・クズネツォフ(b)/ユリア・コルバチェヴァ(s)2004年ライヴ)〜ギドン・クレーメル(v)/クレメラータ・バルティカ・・・オリジナルから管楽器(+打楽器)を抜いて、小編成弦楽合奏に仕上げた、驚くべき集中力演奏であります。もともと妖しい楽想旋律連続、それが骨組み(だけ)明確に真髄迄よく見通せるよう繊細、新鮮なテイストに変身しております。クレメラータ・バルティカって抜群に上手いんだけど、かつてあちこちに聴かれた豊満甘美な弦楽アンサンブルに非ず、もっとごりごり厳しい辛口サウンド+表現連続〜おそらくは作品を選ぶものでしょう・・・とは2014年7月のコメント。Mahlerから色彩と体温を抜いた冷たい静謐、クールに正確な演奏。25:36。
Shostakovichは前回拝聴時には作品そのものに歯が立たなかったもの。これが凄い。ここ最近馴染んでいた「死者の歌」とはイメージ一新!小編成に研ぎ澄まされ、無情に洗練された繊細デリケートな精密アンサンブル。極寒怜悧ここに極まった感じ。ちょっと聴き続けるのが辛いほどの緊張感が続きます。ほとんど別作品のような印象でした。
Beethoven ディアベルリのワルツによる33の変奏曲 作品120〜ジュリアス・カッチェン(p)(1968年)・・・10枚組ボックス情報には1953年とあったけれど、鮮明クリアなステレオ音質、1968年がおそらく正解。旧録音があるのでしょうか? Julius Katchen(1926-1969亜米利加)は43歳で早世したのは残念、英DECCAにかなりまとまった録音を残していくださったのは幸いでした。この作品はあまり人気はないようだけど、Bachのゴールドベルク変奏曲に負けぬ名曲!Diabelliによる短いノーテンキなハ長調主題が偉大なる変貌を遂げる晩年の傑作です。力強く明晰な明るいタッチ、鮮やかな技巧で全曲たっぷり愉しませてくださいました。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
なにがあったのか渡辺裕之さん、66歳は早過ぎ、同世代でっせ。しかもイケメン、愛妻家だったとか、奥様もかわいそう。うつ病かな。そんな報道が駆け巡ったあとにも通販CMに彼は微笑んでおりました。ここ数年芸能人の哀しい事件が多いような気がします。
こちら毎日ヒマな日々、昨日は豆乳からギリシア風ヨーグルト製造にトライ・・・と云っても、分量測って温度と時間設定するだけ、無事出来上がってこれより味見。微妙に倦怠感と寒気を感じて、洗濯と夕食を仕立てて、じっと引き隠りました。今朝は67kgちょうど現状維持。これより市立体育館へ出掛けます。
3年ぶり制限のないGWは一応終わって、業務用ビールは前年比5倍との報道、佳きことです。渋滞情報さえなんとなく好ましく思えます。このあと医療機関が通常業務に戻って、検査結果がどう動くか注目。来週の火曜にいきなり激増するようじゃ、先行き不安でしょう。コロナ後遺症に慢性疲労症候群的なものが出ていることに注目、コロナはただの風邪ではありません。美しき知床はタイヘンなGWだったことでしょう。救助探索活動は続きます。全国各地の遊覧船のキャンセルも多かったとのこと。
数日前に散髪してきた個人経営小さな「1000円カット」、女房殿も出掛けました。昼からの時間がよろしくなかったのか?激混み!7人待たされたそう、髪型結果は1000円だから文句はなし。
Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1911年版)/バレエ音楽「春の祭典」〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ロンドン交響楽団(1987年)・・・18年前の薄いコメント有。転居してオーディオ環境激変!優秀録音をしっかり確認できました。ダイナミックレンジが広いから再生音量調整が難物。1911年版の「火の鳥」はオリジナルと同じ4管編成、フィナーレ迄到達せず「カスチェイ一党の凶悪な踊り」の大爆発する場面で終了する珍しい版。「春の祭典」はやや遅めのテンポ、細部にこだわって描き込んで粘りのある表現は力強く、アクが強い表現に泥臭いのにどこか一歩引いて醒めた感じ、MTT時代のロンドン交響楽団は優秀です。
Bolodin 交響詩「中央アジアの草原にて」/Rimsky-Korsakov 序曲「ロシアの復活祭」/歌劇「イーゴリ公」より「序曲」「ダッタン人の踊り」/Khachaturian バレエ音楽「ガイーヌ」より「子守唄」「レズギンカ」「薔薇の乙女たちの踊り」「クルド人の踊り」「剣の舞」/Rimsky-Korsakov「熊蜂の飛行」/Tchaikovsky 歌劇「エフゲニ・オネーギン」より「ポロネーズ」/バレエ音楽「眠れる森の美女」より「ワルツ」/Khachturian 組曲「仮面舞踏会」より「ギャロップ」〜アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス(1957ー1958年)・・・微妙に収録の異なる別CDも出ております。愉しい馴染みの作品ばかり音質極上、オーケストラは抜群に上手く、力みなくオーソドックスなバランス感覚に溢れたもの。迫力たっぷりでも基本はあくまで軽快。「剣の舞」は自分が小学生時代文部省選定教科書に載ったもの、その時音楽室にて聴いたのがアーサー・フィードラーでした。「ガイーヌ」はこの演奏で17cmLPを飽きずに聴いておりました。「レズギンカ」の小太鼓リムショットがカッコ良い!眉間にシワなShostakovichばかり聴いていられませんよ。露西亜旧ソヴィエットの活躍は音楽だけにして欲しい。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日せっかく朝一番に市立体育館にしっかり鍛えたのに、帰宅後、薄着にウロウロしたり居眠りしたり、ちょっぴり風邪症状?夜半の洟水痰の絡みに睡眠不如意、4月にも体調を一度崩したので要注意です。世間は本日GW最終日、明日お仕事休めば更に3日お休みは延長されます。あちこち凄い人出、報道をみると”野外フェス”みたいのも復活してこれも大人数が集まって、但し”声出し禁止”、ちゃんと守るのもの日本人らしい規律でしょう。GW開けの1-2週間の感染者数の推移に注目、いずれすでに世界はWith コロナへ。中国の硬直した方針は間違っていると思います。
烏克蘭ではどうなんだろうか?とても心配です。こちらGWも引き隠って、料理などして過ごしております。今朝の計量は67kgちょうど昨日参考記録より+400g。一昨日より▲500g。
Spotifyは無料で導入できるとの記事を拝見。そうかぁ、それは知らんかったな、早速試してみましたよ。これはここ十数年CDを処分してデータファイルに切り替えた音楽生活を一変させるような大事件!正直なところ、あまりに音源を貯め過ぎて、狙いのものが探せなくなったり、失念したり、ダブり入手を繰り返したり、かえって不自由なMusic Lifeに至っている悩みを一掃させるものかも。せっかく探し当てた音源を再生するのに、またそれなり一手間あるんです。
偶然検索できたStravinsky バレエ音楽「春の祭典」(ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル1974年)を最初に拝聴したけれど、音質やや落ち(線が細い、パワーが落ちる?)第1部と第2部の間にCM風なお話がちょっぴり入るくらい。ちゃんと全曲聴けました。Bartok 管弦楽のための協奏曲が続くのもオリジナルCD通り。Mahler 交響曲第1番ニ長調(モーリス・アブラヴァネル/ユタ交響楽団)には第2楽章と第3楽章の間に宣伝風のが入りました。
かなり以前から音源を”所有する”概念には疑念を抱いて、NMLみたいなストリーミング(サブスク)に移行する未来社会を想像して、それは具体化しつつあるようです。オーディオマニアじゃなかったら、既にYouTubeもありますもんね。例えば20世紀には夢物語乃至一部の特権階級のものであったテレビ電話が、21世紀には誰でも無料で使えるようになったみたいな感じかな。
自分はHDDだけじゃ足りなくてDVD-Rに音源ファイル焼き込んで保存既に十数年、日々点検整理を繰り返しているけれど、断捨離が必要でしょう。こどもの頃から(なにに限らず種々)溜め込むのが性癖、そして時に至れば一気に整理、ほぼ跡形もなく廃棄しておりました。
Franck 交響曲ニ短調/Saint-Sae”ns 交響曲第3番ハ短調〜アントニオ・デ・アルメイダ/モスクワ交響楽団(1993年)・・・たしかNAXOS初期録音。モスクワ交響楽団は1989年創立の新しいオーケストラ、Antonio de Almeida(1928ー1997仏蘭西生)は1994-1997年に音楽監督だったとのこと。暗鬱な旋律が魔法のように転調するFranck、デーハーなオルガンによるドミソ和音ぶちかましが印象的なSaint-Sae"ns、2大名曲揃えて音質印象のせい?オーケストラがいまいち鳴らない、あまり上手くない地味な感じ。ホルンは例の露西亜風ヴィヴラートが聴けます。これはアレクサンドル・アニシモフによるGlazunovにも似たような印象を得ておりました。作品を識る、馴染むには存在感ある廉価盤だったのでしょう。17:36-10:51-9:55。20:57-16:31。
Berlioz 幻想交響曲(1997年)/モノドラマ「レリオ」より「亡霊の合唱」「シェイクスピアの「嵐」にもとづく幻想曲」(1998年)〜マイケル・ティルソン・トーマス/サン・フランシスコ交響楽団/合唱団・・・じつはこの前に鉄板評価なシャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1962年)を聴いて、音質やらアンサンブルに少々不満を感じておりました。著名な作品も自分は嗜好じゃないかも?なんて考えていた頃に出会ったのがこの演奏。こちら一世代回った西海岸、第1楽章提示部繰り返し有、第2楽章にはコルネットなしは残念だけど、スッキリと爽やかな響き、流線型の表現が思いっきりカッコ良く、現代(いま)風にスタイリッシュ。馴染みの薄い「レリオ」からの2曲も合唱がたっぷり美しい。15:55-6:58-17:08-6:41-9:31。 6:33-12:47。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
好天が続いて、朝晩は気温が低く体調維持が難しい感じ。昨日朝は頭痛に悩まされて服薬、それでも激安床屋を求めて散歩に出掛けました。事前にネット検索した店は最寄りの駅より先、転居当時、駅前に「1000円カット」があった記憶有(ネットに出現しない個人経営)・・・ありました。税込み1000円カットのみ、二人待っただけで順番が来て、狭い店は経営が成り立つの?ちょっと心配になるほど。できあがりには生涯一度も文句をつけたことはありません。
今朝、体重計量失念、あとで市立体育館鍛錬後参考記録を取りましょう。(朝食鍛錬後66.6kg▲900g)
吉野ヶ里遺跡再発掘のニュースには興味津々。昨日朝のドキュメントも感慨深いものでした。烏克蘭語と露西亜語は6割位共通なんだそう。NHKディレクターである烏克蘭人女性は露西亜語を話す家庭に生まれ、それは旧ソヴィエット時代の流れから当時、露西亜語がお仕事に有利だったとのこと、そんな人も多いそうです。彼女は国を愛することと言語は別と考えたけれど、父親も多くの友人も”もう絶対に露西亜語は話さない”、プーチンの侵攻はかえって烏克蘭への思いを強める結果になったようです。
NATO東進を恐れて、この戦争は結果的に中立国をNATO側に追い遣ったのと似たような事象が発生しております。リアルな現実とはこういうものなのでしょう。平和でノンビリした引退生活に慄然とするものを感じました。愛国心は強要されるものに非ず、自発的であるべき。
Rachmaninov パガニーニの主題による狂詩曲 作品43〜レナード・ペナリオ(p)/アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団(1963年)・・・昔の恥ずかしい駅売海賊盤への言及が残って、なにをどう間違ったのか?英DECCAによる「春の祭典」(ジョージ・ショルティ)との黄金の組み合わせ。すっかり忘れていたところに懐かしくもネットに音源出現、記憶を辿ったものです。驚異的な音質鮮度、鮮やかな切れ味を誇る軽快テクニックは華やかに、オーケストラも思いっきり上手い。剽軽かつ無機質なPaganiniの主題は、例のたっぷり甘く濃厚なRachmaninov節(ハリウッド映画風 ??? )に変容する驚異の変奏曲。露西亜風重厚に非ず、軽妙な味わいとにキラキラ輝かしい勢いに充ちた名曲、この演奏は大好きな作品刷り込みのひとつでした。22:30。
Bruckner 交響曲第9番ニ短調〜ヨーゼフ・カイルベルト/ハンブルク州立フィル(1956年)・・・1月に聴いたばかり。詠嘆でも先鋭でもない、飾りのない淡々としたイン・テンポ。ホルン先頭に深みのあるサウンド、寄せては返す遠浅の波のような第1楽章「Feierlich, misterioso」。法華の太鼓の熱狂を思わせる第2楽章「Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell」にも力みはない。終楽章「Adagio. Langsam, feierlich」に至って、前回通りホルンは神の木霊が響き渡る深遠でした。23:19-10:58-2:22。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
世間はGW後半に入りました。好天でも気温は低め、体調には気をつけましょう。
昨日朝一番洗濯を済ませて、いつものように市立体育館へ一番乗りを競いました。女房殿同行、15分くらいすると弟もやってきて、鍛錬は継続しているようです。えらいぞ。しっかり鍛えて、昼からぐったり居眠りしていたら、世間はGW行楽シーズン、山の神はご近所のお好み焼き屋に行ってみたいとのご神託。5時開店とともに突入してビール一杯だけ、いくつか頼んだけれど、老夫婦にはちょいと量が多かったのと、意外と安くない。自分はコナモンはあまり好まず(嫌いではない程度)大阪人である女房殿評価によると”味はいまいち”、この金額だったら梅田迄出掛けていつもの激安居酒屋のほうがずっと良かった、二度と行かないとの辛口評価でした。どーも地元ご近所のお店開拓の意欲が湧きません。気分転換にならんのですよ。
そういえば団地に接してスナックなんとか、という店があって、なんせ夜は外出しないのでお客の入り具合営業状況はわからない。先日、熊本からの戻り、ちょっと遅くなって前を通ったら、コロナ制限も明けてちゃんと男性が入っていくのを目撃しました。この辺りは工場労働者も多いはず、憩いの場になっているのかも。いずれ自分には縁が薄くて、その類はお仕事現役時代に取引先とのお付き合いで数回経験ある程度。凄い高級な店にも行ったことありますよ、カバン持ちで。あれも佳き人生勉強だったのでしょう。
そんなことを思い出しました。お好み焼きの量が多すぎて(糖質摂り過ぎ)今朝は67.5kg+500g。本日は節制して減らしましょう。
Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(ノヴァーク版)〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1980年)・・・Georg Solti(1912ー1997洪牙利→英国)のBrucknerは意外とお気に入りなのに、サイト内検索に言及を探せません。ストレートに飾り少ない、情感とか詠嘆とは無縁、すかっと切れ味ある金管が炸裂してぴたり!縦線が合うみごとな合奏、曖昧さは一切ありません。明晰に陰影のないサウンドははBrucknerに非ずと評価する方もいらっしゃるけれど、それは作品になにを求めるか嗜好問題。奈落の底へ一段一段降りていくと、そこには巨大な壁がたちはだかる!(強烈コラール)そんな第1楽章「Adagio-Allegro」からその威容に痺れる名曲中の名曲。第2楽章「Adagio」はていねいに静謐な仕上げ、第3楽章「Scherzo」の神経質なほどに正確なリズムの刻み、テンポ・アップ。そして終楽章に冒頭の暗闇の階段と主題が再帰して万感胸に迫って、要らぬタメなど皆無、最後まで強靭なるパワーは衰えません。まさに”金管祭り”状態、艷やかに洗練され、爽快なほどオーケストラが上手い。最高。英DECCAの音質も文句なし。20:27-21:43-13:29-23:48。
Schubert 歌劇「フィエラブラス」序曲 D796/交響曲(第7番)ホ長調 D729(2020年Richaerd Dunser補筆完成版)(1)Adagio-Allegro(D729(1821))(2) Andante(D936A(1828))(3)Scherzo-Allegro(D708A(1820/21))(4) Allegro guist(D729(1821) 第4楽章)+Scherzo,Allegro-Moderato(D936A(1828) Venzago補筆完成版(2021)第3楽章)〜マリオ・ヴェンツァーゴ/ベルン交響楽団(2021年)・・・これはMario Venzago(1948ー瑞西)による、意欲的な再構成交響曲。美しい浪漫の旋律の断片をあちこち寄せ集めたものだけど、お勉強させていただきました、くらいの集中度でした。すみません。(序曲)7:44。11:42-10:18-7:34-8:06-11:24。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
GW連休中日の月曜は快晴。微妙な腰痛はネットから検索したストレッチを2−3種試すと軽快します。左膝の古傷は難物やなぁ、一日引き隠って身動きしないと募る痛み・・・これもしっかりストレッチして可動域と柔軟性の確保、筋トレをするしかない。ほんまは専門の人に診てもらうと良いのでしょう。昨日はコタツ取り払って二度洗濯したのみ、昼から雨が上がったけれど洗濯物は今朝時点干せておりません。今朝の体重は67kgちょうど+100g。
我が家は自慢じゃないが極限に物を減らして、使えるものはとことん使う!主義。座りソファというか、座椅子の大きなものみたい二つはとても使いにくく、コタツ布団を撤去した昨日、女房殿が捨てる!宣言。代替希望としてはYogiboがよろしいけれど、あれはけっこう高いんです。大東市は事前に連絡すれば大型ごみは無料で持っていってくれるので、処理処分のほうはエエけど、これ以上の出費は引退身分には少々悩ましいものでした。
そこでネット検索は”Yobibo風”に変更すると出ました、”ビーズクッション”とやら、これなら手が出そうな値段、だけど機能的にはどーなのか?少々悩みます。老夫婦二人の食卓は傷だらけ、女房殿の椅子はちょっぴり壊れかけ、自分愛用のパイプ製バランスチェア、これは20年ほど前ご近所から拾ってきたもの、ぼちぼち限界かも知れません。これも価格のこなれたものが欲しいところ。そんな贅沢言い出すとキリがありません。昨日のマウスはかつて愛用していたミニ・ノートパソコン用小さい在庫を取り出して、ちゃんと使えました。
Bach マタイ受難曲〜ヘルマン・シェルヘン/ウィー国立歌劇場管弦楽団/ウィーン・アカデミー室内合唱団/ユーグ・キュエノー((t)福音史家)/ハインツ・レーフス((b)イエス)/エーベルハルト・ヴェヒター((br)ユダ、ピラト)/マグダ・ラーズロー(s)/ヒルデ・レッセル=マイダン(a)/ペトル・ムンテアヌー(t)/ワルター・バリリ(v)/ヴィルヘルム・ヒューブナー(v)/フランツ・ホレチェク(cem)/ブルーノ・ザイドルホーファー(or)/カール・レズニチェク(ob)/カール・マイアーホーファー(fl)/カール・エーレンベルガー(fg)(1953年)・・・現代音楽の養護者であったHermann Scherchen(1891ー1966独逸)は古典音楽にも造詣が深くて、Beethoven、Haydn辺りまとまった録音を残しておりました。Bachの声楽作品録音もかなりの物量。当時ウィーンで活躍した声楽器楽の名手を揃えて、音質はかなり良好。旋律節回しはかなりさっぱりとして、例えばコラール「おお、頭は血潮にまみれ」は逆にたっぷりと遅いテンポに纏綿と歌う・・・昔の声楽録音はあまりに時代掛かった詠嘆大仰に閉口することも多いけれど、胸を打つ劇的旋律連続な名曲に違和感はありません。言葉の意味合い、キリスト教の素養がなくても深遠敬虔な思いはしっかり伝わります。いつ聴いても押し寄せる感動作品を堪能いたしました。
Bach チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV1053/G線上のアリア/チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056/主よ、人の望みの喜びよ/無伴奏パルティータ第2番ニ短調 BWV1004/メヌエット BWV Anh.114&115〜村治佳織(g)/クリスティアン・フンケ/ゲバントハウス・バッハ・オーケストラ(2008年)・・・彼女もいつのまにか中年ヴェテランに至って、幾度かの病は無事癒えたのでしょうか。これは日本・韓国ツァーの流れで録音されたものでしょう。有名売れ筋の旋律たっぷり揃えて、ギターの魅力爆発!でも、こちらギターの微妙な個性を聴き分ける術もない粗忽者、お気に入り中のお気に入り「G線上のアリア」(自在な装飾が入る)「主よ、人の望みの喜びよ」そして「シャコンヌ」の美しい旋律、それだけで満足でございます。
2022年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
どんよりとした曇り空、これから雨らしい。5月に入ってGWまっ最意中、あちこち人の移動、海外旅行も激増して、ハワイでは円安でびっくり!しているとのニュースもありました。こちらいつもの日常生活、昨日は好天、朝一番に洗濯してから市立体育館へ、しっかり鍛えて・・・あとは記憶がありません。女房殿は婆さんの通院日の付き添い、連休中故たいへんな混みようだったらしい。昼は自分だけ、夕食は軽く仕立てて、今朝の体重は66.9kg▲100g。
やや勢いは落ちても自分は幸い未だゲーハーに非ず(頭髪方面不自由な方々申し訳ない)髪は真っ黒と自慢してきたけれど、昨日朝、鏡を見てびっくり!前髪に白髪がちょっぴり目立ちます。劣化老化現象は一気にやってくるものか、自覚がなかっただけか。でも絶対に抜きませんよ、大切な自毛ですから。次はノーミソ劣化の順番なんじゃないか、なんせ無為無策の世捨て人・生活だし。
最近ノートパソコンに使っているマウスが不調、これは引退前に職場で使っていたもの(=業務上横領)お仕事ではずっと自前のエルゴノミクス・タイプのキーボード・マウスを愛用していて、引退直前にそれが寿命に至って職場在庫を短期間使っていたものをそのまま持ち出しました。市立体育館の帰り、ダイソーに寄って安いマウスを入手しようと思ったけれど、在庫は見当たりませんでした。そこで・・・TVアンテナ・ケーブルを発見。Amazonで注文する必要なかったのですね。なんかガッカリ。
Scho"nberg 浄められた夜 作品4/弦楽三重奏曲 作品45/幻想曲 作品47/室内交響曲 作品9(Webern編)〜アルデッティ弦楽四重奏団+α・・・1990年代の録音と類推。ピアノなど他の弦楽演奏者の詳細情報探せません。 デヴィッド・アルバーマン、ガース・ノックス、マイケル・カリー、ローハン・ド・サラムなど名前が見えるけれど、楽器担当がわからない。一番有名と思われる濃厚旋律「浄められた夜」は室内楽版、弦楽合奏に比べ切り詰められた緊張感切迫感が増しているのは、少人数にお互いの呼吸を感じ取っているのでしょう。室内交響曲も馴染みの作品、管楽器が抜けて弦楽+ピアノのみ、外側の色彩が抜けて、骨格のみとなったみごとな編曲であります。
Bruckner 交響曲第7番 変ホ長調(ノヴァーク版)〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1994年)・・・福田医師の記事(交響曲第8番)に触発を受けて久々に拝聴したもの。おそらくはBruckner中一番美しい作品、それはいっそう気高く、深く輝きます。ベルリン・フィルとのライヴ含めていったい何種音源が出ていることでしょう?おそらくそれは全部拝聴済なお気に入り作品演奏。微速前進、遅いテンポに小賢しく慌ただしい生活が馬鹿らしくなる時間、怪しい麻薬のような最極限デリケート、細部ていねいに余すところなく緻密に描きこんだ演奏。すべてを諦めて、ゆったりとした大河の流れに身を委ねて深呼吸、眠くなる至福の演奏でしょう。聴手は集中力を問われます。Wagner追悼、感銘深い第2楽章「Adagio」はほとんど30分でっせ、クライマックスの打楽器が鳴り響く場面(23分辺り)迄心待ち、耐え抜いてじらして長いこと!カスタマーレビューも意外や最高評価ばかり、このテンポに耐えられぬ人にとっては最初っから評価の埒外なのでしょう。終楽章「Bewegt, doch nicht schnell(運動的に、あまり速くなく)」は着地が難しい、ややノーテンキに明るい音楽、ここも最後まで緊張感は途切れない。