2025年7月某日/●
隠居生活もやや馴染みつつある日々
昨夜も寝苦しかった。名実ともに夏に入った7月、だけど既にここしばらく猛暑と湿度がやってきております。前夜それなりに眠れて体調は悪くないけれど、市立体育館道中は朝から強烈な日差し、トレーニング・ルームに入る頃にはかなりぐったり汗塗れでした。常連メンバーに顔ぶれはあまり変わらぬ月曜、注目すべきは注意書きいくつか〜曰く
「マシンは鍛えるための機器です。スマホは休憩エリアでゆっくり御覧ください。次の方が利用を待っております」
おそらく、苦情がいくつか事務局に寄せられたのでしょう。自分も心の中でそう願っておりました。若い世代を中心にスマホ中毒は多くて、座れるマシンにほとんど休憩している姿は良く見かけたものです。左膝にちょっぴり違和感はあるけれど、関節可動域や筋トレには問題ありません。短いYouTubeエアロビクスもサボらず実施できました。
鍛錬後の瞬間参考記録は65.9kg、血圧はやや高、未だ標準には遠いもの。今朝はついに65.75kg前日から▲650g。
相変わらず鹿児島辺りに地震が続いて、これが大きな事態に至らぬことを祈るばかり。
そう云えば古都・鎌倉にて水道管破裂、断水からタイヘンなことになっていたとのこと。一般家庭はもちろん、観光地の食事処も営業不可、影響は大きかったことでしょう。わずか一日で復旧したのは立派だけれど、下水上水あちこち老朽化はわかっていて、こうして一気に全国あちこちほぼ同時多発するものなのですね。あまりに発生は多過ぎて「その後」の様子は現地以外ではなかなか知る由もない・・・そして、ある日我が身の至近に発生する・・・かも。
参院選公示を直前にして各党目玉候補擁立が盛んなようです。各党を渡り歩く候補はあまり信用が置けぬような気がするけれど、いずれ世間が盛り上がって投票率が上がることを期待しましょう。なんの実績もない「顔(知名度)だけ」(元)タレント候補はさっさと退場されることを願う。新興政党もちょっと話題になったり、ならなかったり?悲喜こもごも、一時の風頼みはやがて虚しく消えていくように思います。投票日は旅行の予定なので、期日前投票を済ませましょう。連休中日投票日設定は政府与党が投票を抑制する意図があるとか、ないとか。法律では日曜とは決まっていないらしい。
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1962年)・・・もう日常自分が聴く音楽の演奏者はほとんど鬼籍に入りました。これはBernard Haitink(1929-2021阿蘭陀)が未だ33歳若手だった頃の録音。クーベリックと並んで自分にとっては1960年代録音のリファレンス、オーケストラの豊穣な響きを活かして、中庸のテンポ、飾りのない表現に陶然と聴き惚れました。もしかして数十年ぶりの拝聴、こんなにリアルな会場の空気を感じさせる音質だったっけ?当時往年の名人がごろごろ生き残っていたコンセルトヘボウ、とくにトランペット、チューバ、ホルンのリアルな表情と存在感、コクのある音色に泣けました。発売当時、バーンスタイン辺りの濃い詠嘆表情の評価は高くて、こちらオモロない、フツウのおとなしい演奏、そんな評価だったと記憶します。これは極上のフツウだったのですね、青春の胸の痛みを感じさせる憧憬に充ちた旋律は、眩しいほど胸に染みました。名曲には耳目を驚かせるような異形な表現や力みを必要としません。
第1楽章「Langsam, schleppend」静謐なバランス感覚の歩み。提示部繰り返しなしは残念。(13:27)
第2楽章「Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell」元気いっぱいの誠実な躍動。(7:45)
第3楽章「Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen」淡々と歩む葬送行進曲。(10:56)
第4楽章「Sturmisch bewegt」前のめりにならぬ余裕の力感、けっして刺激的に喧しくならぬ金管の爆発。爽やかな幕切れが待っておりました。(20:11)
Dvora'k スラヴ舞曲集 作品46/作品72〜ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団(1973/74年)・・・この作品は大好きだから誰の演奏でも良いようなものだけど、作品との出会いはカラヤン(数曲)全曲はこのラファエル・クーベリック、懐かしい駅売海賊盤を聴いた昔の記録が残っておりました。これは絶品の郷愁の表現、厚みのあるオーケストラの質実な魅力、もちろん音質も上々。躍動する泥臭いリズムと推進力ははもちろん、しっとりとしたバラード作品が泣けるように美しく際立ちます。
作品46/第1番ハ長調(3:46)第2番ホ短調(4:50)第3番 変イ長調(4:18)第4番ヘ長調(6:47)第5番イ長調(3:16)第6番ニ長調(5:28)第7番ハ短調(3:11)第8番ト短調(4:05)
作品72/第9番ロ長調(4:02)第10番ホ短調(5:44)第11番ヘ長調(3:21)第12番 変ニ長調(5:38)第13番 変ロ短調(2:29)第14番 変ロ長調(3:44)第15番ハ長調(3:10)第16番 変イ長調は絶品の懐かしい締め括り(6:57)