2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
火野正平さん逝去(75歳)ショックです。自転車で全国を巡る旅番組はけっこう好きでした。あんなに元気だったのになぁ、残念。
急に冬になってしまったせいか、昨日朝から体調がよろしくない。左膝の古傷が微妙に痛むし、手足の皮膚もやや荒れております。それでもいつもの洗濯、ストレッチ、そしてYouTube「毎日10分間の朝のワークアウトルーチン」実施。市立体育館道中のゴミは多くなかったけれど、細かいものを拾う作業の繰り返しが体力を削ります。体育館はなにか行事に混んでいたけれど、トレーニンルームは空いて到着時点体調最悪。筋トレ・マシンは負荷を落としてなんとかいつも通り消化、でもエアロバイクもシャワーも断念、とぼとぼと足取り重く帰宅して、静かに横になって過ごしました。食材買い物は翌日に延期して「鍛えて治す!」昭和の誤った発想はアウトでした。微妙に風邪かも。挙げ句、朝聴いた音楽メモ、SimpleNoteが保存されていないトラブル有、もう散々。それでも冷蔵庫残物消化して、夕食は女房殿に手抜きと罵倒された料理をしっかり喰った結果は67.35kg▲300g。
大晦日の紅白歌合戦出場者発表。それは歌手として光栄なことなんでしょう。ことしは出場者選定にいつも以上、よりいっそう物議を醸しているとか〜自分は2-30年以上ずっと見ていなくて、そんな話題にまったく興味はありません。ま、朝ドラも大河ドラマも含めて、もう時代遅れなんじゃないの?贔屓のアーティスによるカウントダウン・ライヴとか、格闘技とかそのほうが大晦日に相応しいと思うけどなぁ。NHKの選定メンバーも皆が皆、世の中の売れ筋に詳しくはないかも。K-POPもダウントレンドとか、自分は韓流ドラマも含めてまったく縁がないのでなんとも言及しようがありません。
もっと景気の良かった頃?大晦日Beethovenの交響曲一晩で振るマラソンみたいのもありましたっけ。自宅で酒を呑む習慣はないし、一人暮らしの婆さんのところに女房殿はいっしょに年越しに出掛けるので、自分はいつもどおりの食生活+好物でも買い足して静かに、ぼんやり過ごすつもり。まず体調を整えることが先決でしょう。
Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第3番 変ホ長調「英雄」〜チャールズ・マッケラス/リヴァプール・フィル(1994年)・・・ベーレンライター版による快速演奏。第2ヴァイオリンが右にある対向配置。モダーン楽器だけれど、重厚長大詠嘆朗唱表現を愛する人々には蛇蝎の如く嫌われる、所謂古楽器の影響を受けた表現でしょう。自分はハノーヴァー・バンド(1980年代)に出会って衝撃を受けて以来熱心な古楽器養護派でした。快速テンポはBeeやんの指示を守ってのこと、あまり鳴りのよろしくなかったであろう昔の楽器、当時の会場の広さを勘案すれば、これが当時の響きの再現なんじゃないか、そんな素朴な風情に好感を抱きました。青春のハ長調交響曲は軽快に弾むようなリズムに充ちて、素晴らしい推進力。(8:26-7:03-3:50-5:45)浪漫の時代を切り開く大きな「英雄」(それでも古典的な二管編成)は第1楽章「Allegro con brio」から提示部繰り返して、どのパートもクリアに、すっきりとして素っ気ないほどの勢いと軽さが続いて躍動します。リヴァプール・フィルの機能にも感心いたしました。(15:38-13:00-5:19-10:43)
Beethoven ピアノ協奏曲第1番ハ長調/第2番ニ長調〜ダニエル・バレンボイム/シュターツカペレ・ベルリン(2007年ライヴ)・・・Beethovenのピアノ協奏曲全5曲はBrahmsの交響曲にも似て、録音が多く、長さファイルサイズ的にも収集しやすい存在です。Daniel Barenboim(1942ー亜爾然丁→以色列)も80歳を超えて、そろそろ病の話題も多くなってきました。指揮者としてはその華麗なる経歴と録音に比して、いまいち自分の好みには遠いもの。しかし、ピアニストとしてはなかなか立派な印象、これは三度目だっけ?の全曲録音、しかもライヴ(おそらくは編集済)。
弾き振りのオーケストは小編成?素朴かつデリケートな響き、ハ長調協奏曲の伴奏はフルート一本なんですね。ティンパニが活躍します。
第1楽章「Allegro con brio」穏健にシンプルかつ推進力のある始まり。優雅だけれど流麗に非ず、ピアノのタッチは暖かくしっかり芯を感じさせ、無機的にならぬ闊達さ。(15:50)第2楽章「Largo」ここの弦は木目の質感、木管の質実素朴な音色も魅力的。ピアノは淡々と慈しむようにデリケートでした。(1204)第3楽章「Rondo Allegro」楽しげなピアノと管弦楽との対話もアクセントしっかり、親密にリズミカル。大仰な表現に非ず、あまり走らず名残惜しい味わいはたっぷりでした。(9:42拍手入)
ニ長調協奏曲も同じくフルート一本に、こちらクラリネット、トランペット、ティンパニは入りません。素朴なエネルギーを感じさせる実質上最初のピアノ協奏曲なんだそう。第1楽章「Allegro con brio」は誠実にしっかりとした推進力を誇って、太文字な楷書の明晰なタッチ。(14:52)第2楽章「Adagio」ここも素朴な推進力が説得力ある落ち着いた緩徐楽章でした。(9:30)第3楽章「Rondo,Molto allegro」終楽章もヴィヴィッドに飾りのないリズムがいかにも実直。途中の転調はまるで曇り空から光明が差し込むような晴れやかさを感じさせたものです。(6:47拍手入)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
谷川俊太郎さん逝去、享年92歳。世代は順番交代、彼の詩は永遠に残るけれど、とても寂しい。
昨日朝、いつもより一時間ほど寝坊して朝のルーティーンがずれ込みました。ストレッチもYouTubeエアロビクスもサボって洗濯のみ実施。朝一番、前日長ネギが切れていたことに気付いてウォーキング兼買い物へ。外は8度Cほど?一気に冬の空気に変わって、道中すれ違う人々はがっちりジャンパーなど着込んで、自分は手袋を忘れて手が冷たいのに難儀しましたよ。途中、心拍数が180以上に上がって?スマートウォッチのセンサーの異常なのか、息苦しさなどは感じなかったけれど、コロナ・ワクチン接種の後遺症かもしれません。帰宅後は安静時の心拍数に戻ってひと安心。日々喫する珈琲豆の値上げはかつての倍ほど?円安と珈琲豆の世界的不作が要因のようです。オリーブオイルはもっと上がっております。これもオリーブが異常気象に不作とのこと。暮らしにくい世界になりつつあります。今朝の体重は67.65kg▲400g。まだまだ高め安定中。
「スープ餃子」目指せ!中国の若者が自転車で大移動!道路封鎖の騒ぎも…お金かけずに楽しむ「夜騎軍」・・・なんせ中国の人口は多いので、この大移動は10万人!とか。SNSでの投稿をきっかけに大ブームが起こったらしいけれど「河南省最大の都市・鄭州市と開封市を結ぶ全長60キロ超の道を爆走」と云われても土地勘がまったくないのであまりよくわからない。テレビ報道を眺めると、途中路上で鍋を喰ったり、到着したら疲れて眠っていたり、帰りは膨大な自転車を放置してバスなどでご帰還?これは暴動に非ず、平和な行為だけれど、連続する大量殺傷事件を思い出せば、鬱屈した社会への不満爆発!微妙な不安も感じさせます。
日本では首都圏あちこち暴力的強盗事件勃発中!人口比では犯罪発生件数は少ないのか、それとも報道されるものは限られている?から実際は大小いろいろもっとあるものか、さっぱりわかりません。なんか21世紀は戦争と暴力、フェイクと誹謗中傷蔓延しているように見えて、日本の安全神話も風前の灯〜これは幾度も言及しておりました。
Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調(ナターリア・トゥルーリ(p))/パガニーニの主題による狂詩曲(コンスタンティン・セロヴァトフ(p))〜アンドレイ・アニハーノフ/サンクトペテルブルグ交響楽団((c)(p)1984)・・・Natalia Trull(1956-露西亜)は数多い録音を探せるけれど、Constantin Serovatovの情報が出現しません。Andrey Anikhanov(1965ー露西亜)は日本でもお馴染み。Point Classicsは微妙に知名度の低い演奏家による廉価盤を出していて、ここでもフィルハーモニーに非ず交響楽団というのがミソ。音質は作ったところのない素朴な響きがまずまず良好でした。
腕利きピアニストの技巧見せ所満載に妖しい、濃厚旋律が続く第3番ニ短調はトゥルーリのピアノが明晰にスムース、この作品表現にありがちな鬼気迫る妖気、みたいな風情に非ず、爽快に健康的に明快な演奏でした。第1楽章「Allegro ma non tanto」のカデンツァは「オッシア」ですよね。(16:18)第2楽章「Intermezzo. Adagio」(8:55)第3楽章「Finale. Alla breve」(13:05)パガニーニ狂詩曲のセロヴァトフは充分な技巧だけれど、トゥルーリほどに霊感が足りないかな?これも大好きな甘い旋律が続いて、オーケストラはたっぷりパワフルだけど、今一歩響きの洗練を望みたいところ。(22:38)
Mozart 協奏交響曲 変ホ長調 K.297b(Anh.9)/フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K299/ 交響曲第31番ニ長調 K.297(300a) 「パリ」〜ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(v)/フライブルク・バロック管弦楽団/スザンネ・カイザー(fl)/アンネ・カトリーン・ブリュッゲマン(ob)/ジャビエル・サフラ(fg)/エルウィン・ウィエリンガ(hr)/マーラ・ガラッシ(hp)(2005年)・・・パリに縁(ゆかり)の深いMozartの名曲を揃えた古楽器演奏。Gottfried von der Goltz(1964-独逸)率いるFreiburger Barockorchester(1987年創設)は当初トーマス・ヘンゲルブロックが芸術監督を務めて(1997年迄)現在はゴルツとPetra Mullejans(1959-独逸)がコンマス兼音楽的な指導をしているとのこと。(Wikiによる)
浮き立つような愉悦に充ちた協奏交響曲 変ホ長調は真作とは認められていないようだけれど、市井の音楽愛好家には浮き立つような愉悦がまさにMozartそのもの。これがジミに素朴、しっとり落ち着いて(おそらくはピッチも低い)練り上げられた素朴な古楽器の響き、ソロの掛け合い最高、落ち着かぬ急いた先鋭なリズム〜とは無縁の味わい深い落ち着きでした。Allegro(10:08)Adagio(6:50)Andantino con variazioni(11:02)*夢見るようにノンビリとした変奏曲は大好き
まるで華やかな衣装に若い女性が優雅に上品に踊るようなフルートとハープのための協奏曲、木製フルートのしみじみ古雅な響き。ここでのハープはなかなか他では聴けぬ、ちょっぴり曇って抑制された音色が床しいもの。ここも、ジミなサウンドが全体を支配して落ち着いておりました。Allegro(9:56)Andantino(8:18)Rondo: Allegro(10:22)
ニ長調交響曲K.297(300a) はパリの聴衆の嗜好に合わせて強弱を強調したデーハーな作品。溌剌として軽量に過ぎず、木質のサウンド。これはカール・ベームの終楽章「Allegro」異様なユルいテンポに仰け反った記憶も妙に懐かしく鮮明。ま、それは異形な例だけど、三曲とも当時のパリ社交界の喧騒を想像させるようなステキな選曲でした。Allegro assai(7:32)Andante(4:07)Allegro(3:51)(別稿Andanteも収録/5:34)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
北国では本格的な雪模様の報道があったようですね。前日調子こいて呑み過ぎ、昨日朝から微妙に、若干二日酔い気味。深く反省してストレッチじっくり、YouTubeエアロビクスはユルいもの実施してから体育館を目指しました。ちょっと薄着だったので道中肌寒いほど。まだ筋トレマシンは空いていたので順番通り全身鍛えて、エアロバイク15分も実施、帰りは食材追加にスーパーに寄りました。今朝一番の軽量は68.05kg+800g!これは異常値。
誤字脱字連続な自分が云うのもなんやけど、「耳障りのよい論調」こんな文言をあるブログにまたまた発見。(ネットニュースにも続いて発見)これは「耳触り」の間違いだろうし、正確には「耳当たりのよい」でしょう。耳障り→よろしくないことだから「よい」は続きません。なんかとても気になる。
そのこととはちょっと関係あるのかないのか微妙なんやけど、兵庫県知事選の有権者インタビューに「マスコミや新聞の報道がぜんぶウソだったことをYouTubeやSNSで知りました」〜堂々とそんな発言。実際の票の出方をみるとそれはけっこう多数派だったのでしょう。マスコミや新聞の報道がぜんぶ正しいとも思わないけれど、ぜんぶウソでもない。逆にYouTubeやSNSがすべて正しいとも限らぬのはあたりまえのこと。自分が信じたいこと「耳当たりのよい」ことばかり信じる所謂「陰謀論」、これってトランプ支持者の一部に存在するようで、それにちょっぴり風潮が似ているような気もします。ムードじゃなくて、自分なりの判断や裏取りをしたり、自分とは反対派の意見も拝聴したり、事実の検証が大切と自戒いたしました。
Ravel 左手のためのピアノ協奏曲/ラ・ヴァルス/ピアノ協奏曲ト長調/「逝ける女王のためのパヴァーヌ」によるインプロヴィゼーション〜フランソワ=グザヴィエ・ポワザ(p)/シモーネ・メネセス/フィルハーモニア管弦楽団/イヴ・マルコット(cb)/ヴァレンティン・リヒティ(dr)(2023年)・・・Francois-Xavier Poizat(1989-仏蘭西)は期待のピアニスト、もう中堅でしょうか。これはまず音質が新鮮そのもの、リアルな音像と適度な残響がピアノの存在感はハッとするほど。重厚な「左手」(19:34)そして気紛れに優雅なト長調協奏曲(8:29-8:50-3:59)も、こんな表情豊かな陶酔に、ヴィヴィッドに歌われるのは初体験。最終楽章の華やかさ賑やかさ、テンポ・アップに痺れましたよ。 Simone Menezes (1977-伯剌西爾)はパーヴォ・ヤルヴィの弟子とか、初耳だったけれど彼の伴奏も負けず劣らず新鮮な躍動を聴かせて下さいました。(写真に見る限り)なかなかのイケメン。馴染みだったはずの「ラ・ヴァルス」(ピアノ版)がこれほど妖しく、引きずるように地の底から豪華に響いたのも初体験(12:49)大好きな作品ばかりだけれど、驚くべき感銘をいただいたのは久々でした。ラスト「インプロヴィゼーション」は静かに懐かしい、小粋なジャズでした。どこがどう「パヴァーヌ」なのかさっぱり?でもステキな曲ですよ。(5:08)
Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜レナード・バーンスタイン/イスラエル・フィル(1986年ライヴ)・・・日本での一番人気を争う郷愁の旋律を誇る名曲との出会いは1962年録音、兄が買ってきたLPを小学生時代に聴いた記憶も鮮明でした。こちら晩年の録音。世評は知らぬけれど、とくに第2楽章「Largo」激遅テンポ(史上最長18:29)が話題になっておりました。音質はこの時期にしてイマイチ埃っぽい印象・・・それはこちらの安物オーディオが正しく再生しきれないのかも。
ワクワクするように気分高揚する第1楽章「Adagio - Allegro molto」は提示部繰り返し有。しっかり噛み締めるようなアクセントを強調した入念な表現、充分パワフルな推進力にラスト追い込むけれど、オーケストラのサウンドにはいまいち魅力が足らん感じ。(12:30)賛否両論な第2楽章「Largo」
「遅いテンポ=弛緩した演奏」という「色眼鏡」で聴いている者が多いのに愕然
との擁護者の嘆きも見掛けました。テンポが早い遅いだけで演奏の価値はカンタンに決まらないと思うけれど、この誰でも知っている郷愁の旋律は入念な細部描き込み、それはいかにも晩年のスタイル。あとは好き嫌いの問題と思うけどなぁ、チェリビダッケのBrucknerみたいに(自分は大好き)。穏健静謐な風情からやがてクライマックスにじっくり持っていく重厚詠嘆表現も悪くないと感じるけれど、イングリッシュホルンやフルート、そして弦の響きにいまいち魅力が不足すると感じます。(18:29)第3楽章「Molto vivace」ここは熱血のスケルツォが爆発躍動して、文句なし。途中の忙しないテンポ・アップも彼らしい。(7:12)第4楽章「Allegro con fuoco」ここも圧巻の重量級追い込み。たっぷりとした緩急、表情の変化。オーケストラのサウンド、あちこちの音色にはいまいちな印象が続いて、これは作品よりバーンスタインの個性を堪能すべき記録でしょう。(11:22)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
兵庫県知事選は斎藤前知事再当選。前回より25万票上乗せしたらしい。わからんもんですね。投票率は55.65%前回よりも+14.55%、まだまだ高いとは云えぬけれど、まずはこれだけ注目を集めたのはよいことでしょう。無党派層にも支持が広がって「既得権益と戦ったから潰された」図式なんだそう。これからさきの行動に注目です。また、やりたい放題でしょうか。
昨日日曜の朝、いつも通り朝食、歯磨き、洗濯の準備をしつつ髭剃り〜ここで事件発生。PHILIPS製のシェーバーは10年は経っていないかな?歴代彼(か)の丸い髭剃り部分の形状を愛用して、一度だけ人民中国製の似たような激安品入手して数ヶ月でお釈迦(切れ味がなくなる)それなりの価格のものは長持ちするもの。ここ一ヶ月ほど、どうも上手くキレイにヒゲが剃れないな、と感じておりました。すると丸い髭剃り部分三つのつなぎが割れている・・・ま、毎日酷使してきたものだし寿命かなと諦めてAmazonに注文しました。送料を足しても楽天より安い・・・そこで「安物好き」病(やまい)発症。PHILIPS形状激似人民中国製激安品思わず注文、ところが注文確定時どうしてもPrime契約が外せない・・・タイムセールはそれが必須みたいでした。届いたら即契約解除しましょう。こんどは数年保ってくれると嬉しいのですが。ここ数年隣国の品質向上を心より願うけれど、ここ2件連続スマートウォッチでは痛い思いをしております。ま、激安ジャンク品で博打するのは趣味みたいなものだから、あまり反省しておりません。
息子からリュックをもらって、せっかくの帆布製(やや高/生地も縫製も立派)リュックは押し入れの中に・・・続報。女房殿がトレーニングルームに利用している年季の入ったリュックが擦り切れてそろそろ寿命が接近、それが欲しいとのこと。無事、無駄なく活用いただけることに・・・と思ったら、使い辛いからやっぱり要らんとのこと。ガッカリ。2週連続で爺友と酒。こんどはいつもの梅田駅前ビル地下、日曜は空いていてしこたま呑んでしまいました。今朝の体重は67.25kg+400kg。身体にもサイフにもよろしくない、本日鍛え直しましょう。
Bach 前奏曲とフーガ ハ短調BWV546*/カンタータ第101番「主、汝まことの神よ、われらから取り去りたまえ」/「天にいますわれらの父よ」BWV682*/「聖霊はわれらの弱きを助けたもう」BWV226/「天にいますわれらの父よ」BWV737*/カンタータ第102番「主よ、汝の目は信ずる者を見守りたもう」/前奏曲とフーガ ハ長調BWV 545*〜ウォルフガング・ツェラー(or)*/ピーター=ヤン・ベルダー/ムジカ・アンフィオン(器楽アンサンブル)/ジェズアルド・コンソート・アムステルダム(声楽アンサンブル)/チャールズ・ダニエルズ(t)/ネーレ・グラムス(ms)/ハリー・ファン・デル・カンプ(b)/ダヴィド・エーラー(t)(2013年)・・・器楽アンサンブルには馴染みのレミー・ボーデ、山縣さゆり(v)、ウィルベルト・ハーツェルツェット(fl)(ジミな音色だけど素晴らしいオブリガート)等を揃えて古雅な響きを堪能。ヴィヴラートがほとんどない清潔透明な声楽陣と併せて最高の古楽器演奏を繰り広げて敬虔、音質も残響豊かにデリケートなもの。この一枚のテーマは「主の祈り(Vater unser)」発売されたCDには詳細な140頁に及ぶ詳細カラーブックが貼付されているとことだけど、こちら市井のド・シロウトには無縁の世界、ひたすらその神聖なる静謐透明な世界を堪能するのみ。精神は安定いたしました。これを世間ではネコにコンバンハと呼ぶ。冒頭、途中、そしてラストに配置されたオルガンが効果的と感じました。(2:13/8:04-3:06-2:14-3:51-1:58-5:24-0:57/6:47/7:27/2:29/6:33-0:59-4:51-2:43-3:42-3:42-0:55-1:32/4:01)
Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜朝比奈隆/名古屋大学交響楽団(1976年ライヴ)・・・HDD一個お釈迦にしてBrucknerファイルすべて失った関係で、朝比奈隆(1908-2001日本)の音源は手許にこれのみ。あまりにマニアックな学生オーケストラとの共演は未だ元気な68歳の記録。もちろんホルンを先頭に技量はプロに敵うわけもなし、最終楽章ではかなり疲れも見えるけれど、この大曲に真摯に取り組む熱狂的に感動的な演奏でした。この人はイン・テンポを基調とするけれど、その神々しいほどの重量感と若者たちの熱気、ライヴならではの感興に溢れて時にテンポは疾走します。日常幾度も聴くべきものじゃないけれど、これは貴重な記録でしょう。Disques Jean-Jean幻の全集先頭に膨大に集めた彼のBrucknerをなんとか、再び聴きたいものです。(15:06-16:45-26:14-23:05/拍手別)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日昼から若干の雨。本日はお隣、兵庫県知事選投票日。斎藤前知事は「パワハラは指導」追い出しは陰謀?主張の熱狂的支持者で盛り上がっているらしい。さて、どうなるでしょうか。こちら昨日爺友より連絡があって、本日いつもの梅田駅前ビル地下にて(またまた)酒となりました。前日、3時間ほどで途中覚醒して二度寝も叶わず極端な睡眠不足、なぜか体調は悪くなくてストレッチしっかり、そしてほんの短い「[ ボクササイズ ] 音楽に合わせて脂肪燃焼!」実施してから市立体育館へ。朝一番だったので筋トレマシンは空いていて、体調のようすを眺めつつ、結局いつもどおりのメニューにエアロバイク(有酸素運動)15分も消化いたしました。睡眠不足はちょっぴり昼寝にて埋め合わせ。夜の鍋はたいへんおいしくできました。今朝の体重は66.85kg▲650g。
先月末マイホームを購入して転居した息子から、荷物整理したら出現したリュックのプレゼント有。これがポケット収納がたくさんあって使いやすい。体育館へのトレーニングに、食材買い物に、日々有効に活用しております。結果的に先に購入した帆布製のリュックはムダになって、押し入れに仕舞うことになりました。
「北海道猟友会がヒグマ駆除拒否へ 全71支部に通知検討 猟銃所持許可取り消し訴訟の高裁敗訴受け」とのニュース。これはひどいお役所仕事ですねぇ。自治体からの激安委託に応えてヒグマ駆除したら、銃弾が住宅をかすめる可能性があるとかないとか、結果猟銃所持許可を取り消されたのこと。そりゃやってられまへんで、ちゃんと大切な業務として公務員扱いにしたら良いんですよ、雀の涙+ボランティアじゃなく。挙げ句ちょっぴり勘違いな「動物愛好家」から誹謗中傷のSNS攻撃とは・・・ヒグマ生息エリアの住民の安全を心より願う。
Boccherini 弦楽五重奏曲 変ロ長調 作品39-1/ヘ長調 作品39-2/ニ長調 作品39-3/弦楽四重奏曲ト長調 作品44-4「ラ・ティランナ」〜アンサンブル415(1990年)・・・ヴァイオリン2/ヴィオラ/チェロ/コントラバスという珍しい編成の五重奏曲は1787年の作品。Luigi Boccherini(1743ー1805伊太利亜)は優秀なチェリストであり、後年は西班牙宮廷に仕えていたそう。同時代のHaydnやMozartに比べてジミな存在だけど、膨大なる作品が残されております。Ensemble 415は瑞西の古楽器団体、自在にヴィヴィッドなアンサンブル、ピッチが415なんでしょうか。かなり低い。変ロ長調 作品39-1は緩急急の三楽章Andante Lento(4:56)Allegro Vivo - Tempo Di Minuetto - Grave - Allegro Vivo(3:19)Rondeau. Allegro Non Tanto - Minuetto - Rondeau(5:58)
ヘ長調 作品39-2/ニ長調 作品39-3は急緩急、どれも典雅に穏健牧歌的な風情は類型的と云えば類型的、Haydnの闊達なユーモアや各種革新的な試みや趣向、Mozartの心ざわめくような天翔る天才の愉悦から遠い保守性を感じたのは、おそらく聴き込みが浅いのでしょう。専門家によると構成感が弱いのだそうな。Allegro Vivo, Ma Non Presto(6:13)Adagio Ma Non Tanto(4:25)Minuetto(2:51)Finale. Allegro Vivo Ma Non Presto(4:33)/Allegro Vivo(7:27)Pastorale. Amoroso Ma Non Lento(6:23)Finale. Presto(3:37)
ラストはフィル・アップの四重奏曲ト長調の「女暴君」(1792年の作品)題名の由来はわからないけれど、同名のBeethovenの歌曲があるようです。快活な「Presto (Tirana)」 (6:57)優雅に陰影たっぷりな「Tempo Di Minuetto」へと続きました。(4:44)
Satie ピアノ作品全集(1) Valse-ballet for piano, Op. 62/Fantasie-valse/4 Ogives/Trois Sarabandes/Trois Gymnopedies/Gnossienne/Premiere Pensee Rose/Le Files des etoiles (Preludes)〜ボヤン・ゴリシェク(p)・・・録音情報不明(c)(p)1994だけど、音質はクリア。Bojan Gorisek(1962-斯洛文尼亜)のピアノを4年ぶりの拝聴しました。彼はSatieのCD10枚分を録音しております。著名なオジーヴとかジムノペディ、グノシェンヌは妖しく静謐に官能的、それらを含む1枚目、柔らかいタッチに充分デリケートだけど(なんとなく先入観的に期待する)曖昧模糊とした雰囲気に聴かせるタイプに非ず、かなり明晰に正確に粛々と清潔な官能性を湛えて、これは立派な演奏と思います。 Eric Satie(1866-1925仏蘭西)の作風は時代の先鋭、かなりマイルドな前衛性を備えた名曲が多い。1:45/2:20/2:05-2:51-2:11-3:00/11:25/3:48-3:04-2:43/2:50-3:51-1:58-2:47-2:46(GnossienneはNo.5-1-2-3-4の収録順)/0:58/9:29
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は曇り空、週末数日時々雨模様との予報だったけれど降っていないみたい。洗濯物は夕方完全に乾いておりません。朝一番にゴミ出しに出たら、馴染みの軽バンにて宅配定期弁当の配達、その爺さんになんとなく見覚えが・・・ゴミ置き場に向かったら、自分がフェンス網に勝手に育成した蔓性の植物辺り(最近季節が進んで枯れ始めている)そこで立ちション〜目撃三回目。困ったルーティンですね。
朝のニュースにて皇室の上品そうなお婆さん逝去とのこと。孫が留学先より戻ったニュースも既に報道されておりましたっけ。死因とか「激動の時代を生きてきた!」とか。ちょっと叱られるかもしれないけれど、ご近所のヤマダさん(仮称)の婆さんが98歳にて亡くなって、ま、長寿だったし仕方がないんじゃないの、そんな噂話とどこが違うのか。皆、尊い生命の重さは同じでしょう。ヤマダさんの婆さんもきっと「激動の時代を生きて」苦労してきたはず。幾度もテレビ報道するようなことなのかな、そんな要らんことをちょっぴり感じました。
暑い夏だったので愛用の必殺万能圧力鍋に煮豆は久々、先日の北海道産晩生光黒大豆は大失敗しました。一度煮立たせてアクを流したつもりが、煮上がったらアクが全然抜けていない・・・こんなの初めて、豆の問題もあったのか。残念、全部捨てました。昨日は大正金時を炊いて甘さ控えめに上出来。朝のYouTubeエアロビクスはインストラクターがサンタさんのコスプレ、そんな季節が迫っております。それからウォーキングを兼ねて業務スーパー迄食材買い物往復3.58km実施。けっこう汗が出て着替えました。今朝の体重は67.5kg+650gまったく要因がわかりません。
先日聴いたHaydnは.mp3。別途.apeファイルを既に入手していた分をすっかり失念、再発見いたしました。
Haydn 交響曲第100番ト長調「軍隊」/イタリア序曲ニ長調/トランペット協奏曲 変ホ長調(ウィーン交響楽団/アドルフ・ホラー(tp)/1956年疑似ステレオ)/ネルソン・ミサ(1965年)〜ハンス・スワロフスキー・・・名伯楽Hans Swarowsky(1899-1975洪牙利)のHaydn録音はかなり大量に収集して、挙げ句不注意に誤って廃棄、泣いたこともありましたっけ。これのみ再入手できたもの。
「軍隊」は古楽器スタイルとは無縁にたっぷり優雅に余裕の演奏。厚みはあっても無用な重さは感じさせません。フルートは一本?クラリネットもトランペットも入るけれど、なんといってもティンパニ、トライアングル、シンバル、バスドラムの存在は特筆すべきもの。スケール大きな「Adagio-Allegro」。デリケートにシンプルな歩みから、やがて軍隊ラッパから賑々しい打楽器が活躍する「Allegretto」。軽妙なリズムを刻む「Mnuetto-Moredato」。快活にテンポ・アップして打楽器が再び参入して締め括るフィナーレは「Presto」名曲ですよ。(24:00)イタリア序曲はユーモラスに闊達な風情、愉快な作品(3:59)朗々としたトランペット協奏曲はウィーン国立歌劇場管弦楽団に非ず、ウィーン交響楽団でした。これは1956年録音と特定できて音質はかなり良好。(15:37)
立派な「ネルソン・ミサ」も1965年録音とわかりました。こちら演奏者クレジットに間違いなし。(35:42)
Bruckner 交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)〜ゲルト・アルブレヒト/チェコ・フィル(1995年)・・・Gerd Albrecht(1935-2014独逸)による最高の録音、そしてもちろん演奏のひとつ。ネットにこの音源情報や評価を探っても、もうほとんど出現しない=話題に上らなくなっていることに驚きました。この作品はBruckner中、もっとも美しい旋律を誇ると感じます。
第1楽章「Allegro moderato」は中庸のテンポに慌てず、走らず、ていねいに細部を描いてクリアな響き。録音は理想的なバランスにチェコ・フィルの弦がここ迄美しく響くのはあまり聴いたことがないほど。管楽器も木目の響き。(21:17)
第2楽章「Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam」は感極まる緩徐楽章、この作品の白眉。粛々と潮が満ちよるように弦が歌って、クライマックスに金管や打楽器は鋭く鳴り過ぎず、響きは濁らない。フルートは痺れるような寂寥の音色に、ヴィヴラートの効いた遠いホルンに締め括りました。とにかく録音が素晴らしい。(23:02)
第3楽章「Scherzo: Sehr schnell」Brucknerのキモであるスケルツォ。冒頭のトランペットが素朴に始まり、リズムの刻みは質実そのもの。金管はパワフルだけどマイルドにうるさく響かない。(8:53)
第4楽章「Finale: Bewegt, doch nicht schnell」渋い金管が心持ち速めのテンポにさっそうと走り抜けるフィナーレ。ここはかなりテンポは揺れるけれど、濃密な浪漫に非ず、スケール大きな爽やかさが続きました。(12:35)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
佳き天気が続いて本日は曇り、週末はちょっぴり降るらしい。昨日体調よろしく、ここしばらく違和感があった左肩は可動域や筋力には影響なかったけれど、先週接種したワクチン後発生したその辺りのやや痛みはすっかり消えて、ついでに違和感も消えました。この調子で行って欲しいですね。いつも通り洗濯、ストレッチ、そして屈強な外国人女性によるYouTube体操にしっかり鍛えられて市立体育館を目指しました。
朝一番のトレーニングルームは空いていて、全身筋トレ+エアロバイク15分もいつも通り。食材在庫は充分だったので買い物には寄っておりません。体調は良好、このまま風邪などひかずに冬を乗り切りたいものです。元気なうちに美味いもんを喰って、目新しいことに出会ったりステキなところに出掛けたい。今朝の体重は66.85kg変わらず。なんか胃の膨満感が続きます。
同世代の有名な女性ブロガー記事に日本人の性癖を感じました。排水管の一斉掃除、汚れているところは業者に見せられないと事前に周りを磨き上げる、それを恥ずかしいという思うのが日本人特有の考え方なんじゃないか。
それとは別の話題、信号機のない歩道にクルマの一旦停止率No.1は長野県87.0%は立派。渡ったあと運転手にお礼をする習慣があるんだそう。(ちなみに自分もします)これも日本人の佳き、美しい習慣と感じます。最下位は富山県の31.6%、お隣石川県が第2位80.9%なのにこの差!ちなみに調査方法が明示されて、かなり信頼の置ける統計のようです。ちなみに我が大阪は39位40.4%〜うーむ・・・
Elgar 演奏会用序曲「コケイン(首都ロンドンにて)」/朝の歌/夜の歌/行進曲「威風堂々」第1番/第4番/弦楽セレナーデ ホ短調〜ジョージ・ウェルドン/ロイヤル・フィル(1963年)・・・ George Weldon(1906ー1963英国)最晩年の録音。選曲、音質もよろしいし、ロイヤル・フィルも絶好調。「コケイン」は愛すべきロンドンの街の描写、公園に逃げ込んだ恋人たち、街角に現れる吹奏楽(作曲者自らによるコメント)〜そんな親しみやすい、晴れやかな表情の名曲。(14:22)陽が昇り、柔らかな光が差し、新しい一日への希望と期待に満ちた「朝の歌」ゆったりとした夕暮れは静かに日が沈み、一日の無事を感謝し祈りを捧げる「夜の歌」〜これは勝手にネットから拾った言葉、オリジナルはヴァイオリン作品らしい。(8:29)「威風堂々」はElgar中もっとも著名な、勇壮に湧き上がるような愛国心をたっぷりな行進曲は名曲中の名曲(11:44)そして楚々として奥床しい、寂しげな弦楽セレナーデに締め括りました。(13:32)日本ではさっぱり人気が出ないジミな英国音楽の魅力満載の一枚。
Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第2番ハ長調〜ネヴィル・マリナー/ジ・アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(1970年)・・・膨大なる録音を誇ったNeville Marriner(1924ー2016英国)だけど、Beethovenの交響曲全曲録音はなかった?はず(自信はない)。50年以上前のLP音源復刻はバランスよろしい音質、穏健に適度なメリハリ演奏も力感溢れて、適正中庸なテンポ設定に不自然さを感じさせない。自分はちょいと過激なリズムを刻む古楽器演奏も大好きだけど、Beeやん青春の爽やかな作品をそれに相応しいオーソドックスな愉悦たっぷり。かつては「フツウにオモロない演奏」なんて、そんな傲慢カン違いな感慨は吹っ飛びました。オーケストラは名手が揃っているみたいですね。両作品とも古典的な二管編成+ティンパニ、爽やかな風が通り過ぎるような、力みのない疾走が続いて基本イン・テンポ、各パートの活躍もよく浮き立ちって耳あたりは抜群によろしい。ハ長調交響曲第2楽章「Larghetto」はBeeやんが残した作品中もっとも、際立って美しい旋律・・・そんなことを再確認いたしました。(27:03-32:09)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日好天継続中。昼は20度C超え、今朝はちょっぴり冷えました。女房殿は咳のみ残って体調は快復傾向とか久々に市立体育館へ出掛けました。自分はどうも睡眠不如意、夜半に目覚めてしまって小一時間くらいネットをぼんやり眺めて過ごして二度寝しました。朝、いつもの洗濯、ストレッチ、YouTube「10分間の朝のワークアウトルーチン」MIZIさんのご指導はとてもわかりやすい。そして日常食材が切れてきたので業務スーパー迄往復3kmほどウォーキング兼お買い物へ。途中、定食屋さんに貼り紙「警察の指導により、自転車で来られた方にはお酒は提供できません云々」目撃。時代ですねぇ、公共施設や路上喫煙禁止みたいな風習はやがて定着していくのでしょうか。大阪市は来年2025年1月27日より路上喫煙全面禁止。今朝の体重は66.85+350g、こんなもんでしょう。
「恋愛感情抱かせて現金詐取容疑の女、90人から1億円」27歳の女性が逮捕されたとのこと。逮捕時の姿と報道されたSNS(マッチングアプリ)の写真を見比べると、かなり盛ったなぁと感心いたしました。あれだけ貢がせるのはある意味、特殊な才能なんでしょう。感心しちゃいけないけど、これもロマンス詐欺の一種ですか?なんか殺伐とした社会に、被害者はちょっぴりシアワセな夢を見たのかなぁ、なんか寂しい。64歳孤高を守っている爺友も小金を持っているし、そんな誘いに引っ掛からぬよう心配してあげましょう。
一方で「不倫しない無能より不倫する有能」ムードとか、これは例の玉木さんのスキャンダル。世の中の価値観が変わっていく途中なんでしょうか。でも、お相手は追放みたいですね。女性だけが損という図式はいかがなもんでしょうか。仏蘭西なんかはずいぶん前から、ミッテラン元大統領の隠し子とか、まったく問題になりませんでした。兵庫県知事選の斎藤前知事は「おねだりもパワハラも陰謀論」が出ているそう。困ったものです。
Ravel 道化師朝の歌/スペイン狂詩曲/ラ・ヴァルス/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲〜ピエール・デルヴォー/コンセール・コロンヌ/合唱団(1961年リリース)・・・幾度も聴いているお気に入り。米COMMANDには他、オリジナル「スペイン狂詩曲」+「ボレロ」のLPがあったはず。Pierre Dervaux(1917ー1992仏蘭西)は日本では知名度はさっぱりだっけけれど、仏蘭西では人気はあったのでしょう。思っきり元気のよろしい弾けるような「道化師朝の歌」(7:23)。スペイン狂詩曲は物憂い「夜への前奏曲」(4:13)「マラゲーニャ」は妖しいリズムを刻んで(2:00)「ハバネラ」は眠いような蠢きと囁き(2:39)爆発的な緩急自在な「祭り」(6:21)。小粋なノリと思いっきりテンポ・アップが見事に決まる「ラ・ヴァルス」(13:06)眩いばかりの色彩に溢れた「ダフニス」。これは縦線が揃っているいるとか金管のパワー云々の話しに非ず、リズムとテンポに対する自身に溢れて、金管も木管も薄く華やかに軽量な色彩が決まっております。(17:51)音質は極上。
Bach マニフィカト ニ長調BWV243/カンタータ第110番「笑いはわれらの口に満ち」〜ゲルハルト・シュミット=ガーデン/ヅランツヨゼフ・マイヤー(v)/コレギウム・アウレウム/テルツ少年合唱団/アンドレアス・シュタイン(boys alto)/ジークムント・ニムスゲルン(bass)/テオ・アルトマイヤー(t)/ヴァルター・ガンぺルト, ペーター・ヒンテルライター(boys soprano)(1972年)・・・そろそろクリスマスも近くて、これってもう半世紀前の録音なのか・・・Collegium Aureumは1962年創設、古楽器の草分け的存在だったけれど、弦にヴィヴラートが掛かって、肘当てが付いて、時代考証的に甘いといった評価もありました。先鋭的なリズムやサウンドに非ず、そのマイルドに瑞々しい響きは現在でも人気があって、自分もけっこう好き。音質も良かったですよ、このLP復刻はちょっぴり劣化はあるけれど、バランスよろしい瑞々しい音質でした。
Magnificatとは「我が心、主を崇め」の意味なんだそう。編成は弦楽+フラウト・トラヴェルソ2、オーボエ2(オーボエ・ダモーレ持ち替え)トランペット3+ティンパニと独唱5人+声楽5部+オルガンという壮麗なもの。12曲からなる改訂版、オリジナルは更にクリスマス用4曲が入るそう(LP時代リリングのを聴いたことがある)華やかに賑やかな喜び溢れて、少年たちの無垢な声が清潔に響いて生命が躍動します。(28:19)
カンタータもクリスマス用なんだそう。これもトランペットが3本活躍しております。冒頭は管弦楽組曲第4番二長調BWV1069「Overture」と同じもの+喜ばしい合唱+バス・ソロが加わって始まります。ここは馴染み深い旋律に+声楽は思いっきり新鮮。少年少女にありがちな音程の不安もほぼ感じさせません。バスのアリアとマイルドに余裕なトランペット・ソロが絡むところ(Wacht auf, ihr Adern und ihr Glieder)はノリノリのリズムに聴き手の身体も揺れるところ。(25:06)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
11月も中旬に至っても好天が続いて、昼は22度C迄気温は上がっております。洗濯物がよく乾くのがありがたい。いつも通りストレッチ+YouTubeにオーソドックスなエアロビクス15分「メドレーで楽しく有酸素運動」こなしてから市立体育館を目指しました。体調良好、トレーニングルームは空いていて、ゆっくり全身筋トレ+エアロバイク15分しっかり消化して気分爽快でした。女房殿の風邪が伝染らないか心配だけど、いまのところ大丈夫。昼飯は昨日の残りご飯おかず完全消化完食して喰い過ぎ自覚あり。今朝の体重は66.5kg▲550g。
我が団地のゴミ捨て場側の電話ボックスが廃止されました。時代が時代だからきっと使用者もいなかったのでしょう。まだハコは残っているけれど電話機本体は撤去済、不思議なのはその跡に大量の懐かしいテレカが放置されていること。(使用済)あれは謎です。
朝はヘルシー朝食、グラノーラ(オートミール増量)+きな粉+純ココア少々ブレンド、そして一度粉末青汁はやめたけれど女房殿の意向で復活。コレステロールを気にする彼女は豆乳、自分は低脂肪乳を使っておりました。もう数年、これに自家製ヨーグルト+キウイなど+濃厚野菜ジュース+たまご料理継続中。そしてもちろん珈琲も。「低脂肪乳よりスキムミルクのほうが栄養そのまま低価格なんじゃないか」そう思い当たって、ご近所スーパーより入手。けっこう高くて、それでも低脂肪乳より割安、なにより日持ちせぬ低脂肪乳を買いに行く手間暇が省けます。
しばらく継続して味的にも不満はなくて、通販にて1kgのものを追加注文しました。ご近所スーパー170g440円ほどだったので、1kg1,698円(送料込み)まずまず安い。日持ちもしますね。到着を待っているところ。配送者の負担にならぬよう玄関置き配を希望。
Beethoven エロイカ変奏曲 作品35(1975年/フィラデルフィア・ライヴ)/ディアベルリの主題による変奏曲(1970年/フィラデルフィア・ライヴ)〜ミエチスラフ・ホルショフスキー(p)・・・Mieczyslaw Horszowski(1892-1993波蘭)78-83歳の記録。なんせ99歳迄演奏会を開いた人やから、この時期まだまだご健在でした。エロイカ変奏曲は大好きな作品、馴染みの「英雄」終楽章主題が変幻自在に変奏されて、こちらのほうが作品として先でしょうか。出会いはギレリスだったか?リヒテルだっけ、いずれも強靭なタッチと剛直な技巧を誇ったものです。こちらライヴと年齢によるミスタッチは散見されても、まったりとした余裕と雄弁をたっぷり堪能させてくださって、なんとも表情豊か。音質はまずまず良好。(25:07)「ディアベルリ」変奏曲は音質がちょっと粗いくオン・マイクにデリカシーを欠きます。しかも全曲Indexなし一気に全部聴け!状態。ノーテンキな主題のワルツからかなり力が入って(音質印象?)前曲より5年前の技巧はかなりしっかりとして、熱気のこもった変奏曲が堪能できました。時に「ドン・ジョヴァンニ」風、Bach風な変奏曲も登場して、ゴールドベルクに負けぬ魅力ある作品と思うけれど、人気はいまいちな理由は「ノーテンキな主題のワルツ」と深淵静謐な「アリア」の差じゃないのか。(54:43拍手込)
Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調 「悲愴」〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団(1958年)・・・懐かしいなぁ、20世紀中に拝聴して以来の再聴。パブリック・ドメインだからいつでも聴ける〜油断しているうちに時は流れました。たしか英Pye録音、この時期にして音質はまずまず良好でした。濃密に憂愁な旋律溢れる浪漫の名曲は三管編成、終楽章に登場するタムタムが任意だったとは知りませんでした。彼(か)の不気味な一撃は必須と思う。第1楽章「Adagio - Allegro non troppo - Andante〜」絶望的な始まりはウェットな雰囲気満載、やがてやや軽量だけれど決然としてキレのあるフレージング、金管も頑張ってハレ管はかなり好調でした。(18:12)第2楽章「Allegro con grazia」は4分の5拍子という不安定な、そして甘いワルツ。心持ち速めのテンポにさらりとして流麗でした。(7:31)第3楽章「Allegro molto vivace」スケルツォは元気のよろしい行進曲。ここは力みを感じさせぬバランス演奏には熱気を感じさせます。金管は精一杯の爆発を見せて、打楽器の活躍(低音)も際立ちました。(9:28)第4楽章「Finale. Adagio lamentoso - Andante - Andante non tanto」は消えゆくように絶望的な終楽章。詠嘆の始まりは中庸な力感とテンポスケールはあまり大きくない。圧倒的な爆発を感じさせるにはオーケストラにはちょっとパワーが足りないかも。タムタムは存在感があって、まさに”終末の警告”風でしょう。(9:26)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
南洋には台風4個、本土には遠いけれど、これが天候に影響を与えているようです。昨日も好天、しばらく最高気温20度前後で推移するとのこと。昨日は洗濯して、ストレッチ+YouTube体操「10分間の完璧な立ち姿勢ストレッチ - 姿勢の矯正、痛みの緩和、柔軟性と可動性の向上」実施。女房殿は風邪症状押して市民大学授業に出掛けました。(皆勤賞を目指している)自分は午前中音楽など聴いてのんびり、体育館行きはサボり、食材も在庫豊富なので買い物は必要ありません。今朝女房殿の風邪はますます悪化して咳き込み。体重は67.05kg▲750g。本日はちゃんと鍛えて減らしましょう。
せっかく選挙で大勝したのに、玉木さんなにやってんだよ女性問題とは。昭和の大物政治家か、時代が違いますよ、まるで三流芸能人のスキャンダルみたい。さて進退はどうなることやら(党首は続投するそう)国民民主党への影響はどうなるのでしょう。国会では少数与党による石破さん首相選出された・・・らしい。話題の日本保守党・百田尚樹代表「30歳を超えたら子宮摘出」発言を撤回、なんかつぎつぎと馬脚が現れるような・・・投票迫る兵庫県知事選は、お騒がせパワハラ斎藤前知事はなかなか熱狂的な人気があるそう。トランプ現象みたいな感じでしょうか。
Bartok 管弦楽のための協奏曲(ロイヤル・フィル/1959年)/Bolodin 交響曲第2番ロ短調(ウィーン・フィル/1960年)〜ラファエル・クーベリック・・・幾度も聴いて昔馴染みの音源、【♪ KechiKechi Classics ♪】サイト内検索方法が悪いのか過去拝聴記録が出現しません。驚いたのが音質が極上なこと、ビーチャム時代のロイヤル・フィルのパワフルな実力、とくに金管は立派なものですよ。クーベリック45歳壮年時代の録音、管弦楽のための協奏曲は幾度も録音をしている得意作品でした。作曲者晩年の傑作、三管編成に+6種の打楽器+ハープ2台、わかりやすく多彩なリズムや旋律が縦横無尽に飛び交います。
地の底より湧き上がるように怪しく、カッコ良い絶叫が続く第1楽章「Introduzione(序章)」(9:55)第2楽章「Presentando le coppie(対の提示)」乾いた小太鼓が印象的なスケルツォはデリケートな木管の絡みがなんとも素っ頓狂にユーモラス(6:32)第3楽章「Elegia(悲歌)」は夜の歌。不気味に神秘、かつ決然ととした叫びもカッコよいところ。金管はほんまに上手い。(7:05)第4楽章「Intermezzo interrotto(中断された間奏曲)」は、とぼけた味わいから幻想的な叫び、途中、トロンボーンによるブーイングがシニカルかつ思いっきりヴィヴィッド。(4:28)第5楽章「Finale(終曲)」は冒頭圧巻のホルンのパワーと、オーケストラのアンサンブルが問われるところ。このテンションの高さ、推進力、アツいノリ、バシッと決まった打楽器に圧倒されました。(9:28)
Bolodinはアンドルー・デイヴィスを聴いたばかり。こちらはウィーン・フィルですよ。ちょっと珍しい、というかやや似合っていない感じ。音質はまずまず。第1楽章「Allegro」冒頭の野蛮な旋律からから響きに厚みがあって、速めのテンポだけれどやや鈍重?マイルドな響き。Bolodinらしい優しい旋律は流石にデリケートに美しく、対比豊かに仕上げておりました。(7:19)第2楽章「Scherzo: Prestissimo. Trio: Allegretto」軽快なスケルツォにもたっぷり厚みを感じさせ、優雅な風情が漂いました。(5:13)第3楽章「Andante」はとってもスケール大きくムーディ。ここのホルンは夢見るように深淵極上、出現するたびに仰け反ります。(8:18)第4楽章「Finale: Allegro」湧き上がるように明るいフィナーレもあまり符点のリズムを強調せずにマイルド仕上げ。厚みとパワーは充分。(6:27)
Bach ヴァイオリン協奏曲イ短調BWV1041/Johann Christoph Bach アリア「友よ、あなたは美しい」/ヴァイオリン協奏曲ト短調BWV1956/Mozart ファゴット協奏曲 変ロ長調K.191/Bach 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067/カンタータ第209番「哀しみを知らぬ者」/ヴァイオリン協奏曲ホ長調BWV1042〜イザベル・ファウスト(v)/ペーター・ウィーラン(fg)/アンナ・ルチア・リヒター(ms)/レイチェル・ブラウン(fl)/ジョナサン・コーエン/バロック・アンサンブル・アルカンジェロ(2016年ロンドン・ウィグモア・ホール・ライヴ)・・・2023年昨年聴いたばかり、音質は極上でのライヴ。 Isabelle Faust(1972ー独逸)は現役最高の古楽器ヴァイオリニストの一人。誰でも知っている大Bachのヴァイオリン協奏曲イ短調BWV1041は速めのテンポにテンション高く軽快なリズム、ノン・ヴィヴラートに洗練された音色と技巧。緩徐楽章のテオルボ?がとってもステキ。(13:04)
Johann Christoph Bach(1642-1703独逸)とは親戚筋?とか。生前はBach一族中もっとも高い評価だったんだそう。「友よ、あなたは美しい」はしっとりとした結婚祝賀の音楽とのこと。Anna Lucia Richter(1990-独逸)による落ち着いた女声ソロとヴァイオリン・オブリガートがシンプルなリズムを繰り返して、情感の高まりを湛えた深遠な名曲でした。(10:26)ヴァイオリン協奏曲ト短調BWV1956はしっとり落ち着いた哀しい旋律作品。第2楽章「(Largo)」の牧歌的安らぎ旋律が有名、自在なソロの装飾音も美しいもの。(9:25)そしてユーモラスに晴れやかななMozart ファゴット協奏曲はPeter Whelan、この人は指揮者/チェンバロ奏者としても活躍しているのだそう。モダーン楽器の音色とはかなり違う素っ惚ける音色に、快活なリズムが躍動します。ほとんど超絶技巧ですよ。(17:09)
管弦楽組曲第2番は誰でも知っているほの暗い旋律を誇るフルート協奏曲。Rachel Brownも録音が多いですね。これは予想より速いテンポに非ず、しっとりと躍動します。(19:11)カンタータ「哀しみを知らぬ者」の序曲はステキなフルート協奏曲になって、女声ソロと延々と太めの音色が絡み合ってちょっぴり悲しい旋律がステキ。(19:54)ラストはヴァイオリン協奏曲ホ長調BWV1042。これは所謂第2番、明るい屈託のない旋律、すっきりとした超絶技巧を堪能できました。(16:31/いずれも拍手込)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日日曜も好天気に最高気温は20度Cを超えました。夜半に小雨が降ったようです。沖縄本島でも猛烈な雨だったらしい。前夜散々喰って呑んで、しかもいつもは昼酒2-5時くらいなのに世間様並みに5時開始、帰宅は9時前。なぜか体調はよろしく途中覚醒なく朝迄しっかり眠れて気分爽快、前日ワクチン接種の副反応?に苦戦して切り上げたトレーニングを連続再トライしました。筋トレはわずか3種ほど+エアロバイク15分しっかりこなして気分爽快。帰りはスーパーに野菜を補充して、売り場はは冬に変わっておりました。女房殿はここ二日ほど風邪症状に喉が痛いとのこと。お土産に新大阪駅で御座候を購入、551は凄い行列やったなぁ、噂通り。今朝の体重は67.8kg▲750g。本日連続体育館通いをするか逡巡中。
流行語大賞にはまったく興味はありません。流行語であるが故にその生命は短く、ほとんど使い捨てられ、忘れらるから。日本語は融通無碍に新しい言語を創造していくけれど、定着するものはほんのわずか、現在の、そしてかつての若者が使っていた身内の用語はすぐ消えていく運命でしょう。ヤバい、なんていう汎用性の高い、曖昧な言語が生き残って定着していくことは少々危ういと思います。自分がかなりあざとい官能性を感じさせる音楽や演奏に「エッチな」という表現を使うのも7-80年スパンの流行語だったはず、それも現役世代は使わないかも。幾度か例に引いたけれど、ブッチホンというと言葉はそれがノミネートされていた小渕元首相時代でも流行っていたとは思えぬ、権力者への忖度だったのでしょう。「忖度」という言語は安倍時代に流行って、完全に定着したと思われます。
Bolodin 交響曲第1番 変ホ長調/第2番ロ短調〜アンドルー・デイヴィス/トロント交響楽団(1976年)・・・Andrew Davis(1944-2024英国)がトロント交響楽団の音楽監督をカレル・アンチェルから引き継いだのは1975-1988年、その頃の代表的録音でしょう。英国の指揮者が加奈陀のオーケストラを振って露西亜のオリエンタルな交響曲、なんてちょっと意外な組み合わせは成功しております。華やかに軽快なサウンド、音質はやや粗いけれどまずまず、アンサンブルもバランスよく整っておりました。ちょっと敬遠気味だった作品の価値をちょっと見直すほどの立派な演奏でした。
交響曲第1番 変ホ長調は知名度的には落ちるけれど、古典的二管編成+ティンパニによる作品。WikiによるとSchumannの影響を受けている作品とのこと。第1楽章「dagio - Allegro - Andantino」神妙な序奏から憧憬の気持ちが盛り上がって、主部はティンパニのリズムが印象的に躍動する明るい風情に疾走します。著名な第2番ほどに泥臭さは感じさせない。ラスト、リズムを変えて畳み込んでから静かに、優しく終わります。(13:19)第2楽章「Scherzo: Prestissimo - Trio: Allegro」ちょっぴり泥臭さと懐かしさを湛えた軽妙なスケルツォ、トリオの優雅な歌との対比も効果的。(6:56)第3楽章「Andante」うっすらとオリエンタルに幻想的風情がステキな緩徐楽章。チェロ、オーボエ、イングリッシュホルンがシミジミ歌って、やがてホルンの強奏を契機にに情感が高まります。(7:02)第4楽章「Allegro molto vivo」は符点のリズムが力強い躍動継続、金管は華やかに爆発して納得のフィナーレがやってきました。(7:49)演奏機会も録音も少ないのが残念な名曲でした。
交響曲第2番ロ短調は1877年の初演に失敗し、改定後1879年の再演では大成功、仏蘭西では大ブームになったそう。三管編成+5種の打楽器+ハープ迄加わって、規模は拡大しております。第1楽章「Allegro」大仰な主題がどうも好きになれなくて敬遠していたところ。アンドルー・デイヴィスは逡巡なく、思いっきり重厚に旋律を引きずって、なかなかのパワフルな説得力に初めて作品に納得できました。(7:06)第2楽章「Scherzo: Prestissimo. Trio: Allegretto」木管や金管の細かい音型をベースに軽妙なテイストのスケルツォ、ここは速めのテンポに躍動して勢いも感じさせて思っきり楽しいところ。トロント交響楽団技量も伺えます。(4:56)第3楽章「Andante」オーボエとハープ、そしてホルンがゆったりと遠く歌って懐かしさ極まる、絶品の緩徐楽章。この辺りBorodinのメロディ・メーカーの面目躍如。(8:07)第4楽章「Finale: Allegro」ワクワクするような、まるで、めでたいオペラのラストのような高揚を感じさせる始まり。オリエンタルな舞曲風の懐かしい旋律が続いて作品を賑やかに締め括りました。(6:21)
Britten シンフォニア・ダ・レクイエム/歌劇「ピーター・グライムズ」より「四つの海の間奏曲」/パッサカーリア/アメリカ序曲〜メイヤー・フレッドマン/ニュージーランド交響楽団(1994年)・・・2007年来の再聴。英国音楽は日本ではさっぱりだけど、こんな作品もしっかり聴いてきたつもり。 Myer Fredman (1932-2014英国→濠太剌利)はオペラ畑一筋の人だったらしい。オーディオは門外漢なので自信はないけれど、飾りを感じさせぬ直接音中心、素朴と云えば素朴、素っ気ないと云えばその通り、これはこれでもしかして優秀録音なのかも。オーケストラは軽量、厚みや低音に足らぬけれど誠実。
鎮魂交響曲は1939年に日本の皇紀2600年奉祝曲としての作品委嘱されたとのこと。当時は日英同盟ですかね。奉祝にレクイエムとはなんたること!演奏拒否されたらしい。初演は1941年(バルビローリ)声楽なし。「涙のその日 Lacrymosa (Andante ben misurato)」はものものしいティンパニから始まる重苦しくも静謐に始まって、蠢(うごめ)くように音量が上がります。(8:21)「怒りの日 Dies Irae (Allegro con fuoco)」これはスケルツォでしょうか。金管群の細かい音型が緊張感を湛えて、ティンパニとの遣り取りは衝撃的。ここのオーケストラの技量はたいしたものですよ。(5:21)「久遠なる平安を Requiem Aeternam (Andante molto tranquillo)」ここは題名通り、平穏安寧な静謐がやってきました。(5:38)
「間奏曲」はBrittenの作品中比較的著名な、カッコよい作品。 「夜明け」は爽やかだけど不安な気持ちが漂う(Dawn )(3:09)「日曜の朝」(Sunday Morning )(3:49)「月光」(Moonlight )(4:26)「嵐」(Storm )(5:41) 「パッサカーリア」も同歌劇より(6:42)どれも不安なストーリーを連想させる壮麗な旋律が続きました。 「アメリカ序曲」はアルトゥール・ロジンスキーより依頼された1941年の作品。なぜか演奏もされずお蔵入りとなって、ようやく1983年サイモン・ラトルの手によって初演されたのだそう。懐かしい風情の佳曲と思います。(9:08)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日朝一番に「音楽日誌」更新してからニュースをみたら、沖縄や鹿児島諸島部は猛烈な雨とのこと。たいへんな被害が出ているようです。もう11月も中旬なのに異常気象が続きますね。こちらは好天続き、最高気温は20度Cを超えました。ワクチン2種接種後の体調は微妙、眠り浅く妙な夢を見て朝は前夜より改善しても倦怠感が抜けません。朝はユルいYouTubeエアロビクスのみ、市立体育館へ出掛けて筋トレMyメニューはいつもどおりだけど、負荷は落としました。なんとも身体が重くてエアロバイク(有酸素運動)15分は断念、シャワーも使わずさっさと帰宅。まるで風邪の初期症状みたいな感じに、ゆっくり横になっておりました。夕方、爺友と酒席の約束もあったので。幸い体調はすっかり戻って、腕の痛みも消えつつあります。
いつもの梅田駅前ビル地下に非ず、新大阪〜西中島南方の辺り。ここは一番長く勤めていた事務所の辺り、懐かしい風景もいろいろ変わっているようでもあり、10-20年変わっていない店もありました。なかなか美味しい寿司居酒屋を堪能。新大阪駅はインバウンドや観光客に大賑わい。若い現役世代も多くて、短いスカート女性姿をずいぶん久々に拝見したような感慨もありました。ときに環境を変えることも大切ですね。今朝の体重は68.55kg+800gは自業自得、昼抑制して酒席に臨んだけれど効果なし。また頑張って減らしましょう。
亜米利加のことはさておき、日本の首相は誰になるかとか、もちろん物価問題対策も待ったなしなんだけど、12月の保険証とマイナンバーカードがどうなるのか、それが当面の心配です。自分は未だそれを使っておりません。一度ちゃんと保険証と紐づいているのか、試してみないといけないのかも。やや不安です。
闇バイトは驚きの、そして恐ろしい手口(仕組み)だけど、未だに「オレオレ詐欺」(+その亜流)は健在、さらに「この電話が使えなくなる」詐欺、インチキ通販返金詐欺、その他信じられぬような騙しのテクニックが報道され、けっこうその被害は続いているそうです。自分も気を付けんとなぁ、他人事じゃないっすよ。悪人は頭が良くて次々と新しい手口を編み出します。こんなに科学技術が進んだ日本でもカンタンに引っ掛かってしまうのですね。陰謀論なんかもそうだけど。自分だっていつ騙されるか、ちょっと自信はありません。
Beethoven ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調/第5番ヘ長調「春」〜クリストフ・バラティ(v)/クララ・ヴュルツ(p)(2011年)・・・・Kristof Barati (1979-洪牙利)は旬の現役ヴァイオリニスト。Klara Wurtz(1965-洪牙利)は主にBrilliantに多く録音を残して、知名度さておきどれも納得できる演奏と感じたもの。かりっとして清潔にキレのあるヴァイオリンに軽快に瑞々しいピアノが絡みます。イ短調ソナタはピアノが主役と思うけれど、第1楽章「Presto」ちょっと劇的に緊張感ある作品では、ヴュルツさんはヴァイオリンを浮き立たせてますね。(6:56)第2楽章「Andante scherzoso, piu allegretto」淡々としてデリケートな優しさ漂うところ。Beeやんはこんなこんな穏健な音楽も書くのですね。(7:00)第3楽章「Allegro molto」は風雲急を告げる不安な始まり。抑制した哀しみと激情が疾走しました。(4:49)名曲。
著名なヘ長調ソナタは「春」というニックネームが相応しい、暖かくも晴れやかな作品。第1楽章「Allegro」はまさに春の訪れを寿(ことほ)ぐような晴れやかに懐かしい旋律。ここも本来主役はピアノだと思うけれど、ヴァイオリンが前面に弾んでいると感じます。(9:06)第2楽章「Adagio molto espressivo」ここはさすがにピアノが主役だよね。落ち着いたアルペジオにヴァイオリンが優しくオブリガートするところ。(5:32)第3楽章「Scherzo: Allegro molto」この小さな、可愛らしい谷間の花のような躍動。(1:01)第4楽章「Rondo: Allegro ma non troppo」は安らかに流れるような安寧から、不安な暗転も鮮やかなフィナーレ。(6:10)
Bach オーボエ・ダ・モーレ協奏曲イ長調(アレクセイ・ウトキン(ob))/Beethoven ピアノ協奏曲第1番ハ長調(エリソ・ヴィルサラーゼ(p))/Doinikov「Dreams and Pre-Dreams」(初演)*/Tchaikovsky アンダンテ・カンタービレ/Stravinsky 小さなポルカ〜アレクセイ・ウトキン/ロシア国立室内管弦楽団/*Sergei Starostin(語りと民族楽器)(2012年ライヴ)・・・2020年に拝聴済、露西亜の怪しげサイトより入手したライヴ音源。ちょっとクセのあるオンマイクな音質。Alexei Utkinはオーボエ録音をけっこう出しているけれど詳細情報不明、露西亜の人でしょう。BachとBeethoven+現代作曲家による初演は意欲的な演奏会、しかも 名手Eliso Virsaladze(1942-草支亜)ならこれは聴いてみたいもの。結論的に音質故かどーも散漫な印象ばかり、著名な名曲も特別な感慨も受け取れず、30分に及ぶ新作にはそれなりの感慨と、アンコールにはヴィヴィッドな躍動を感じました。(14:00-35:42-30:16-6:40-1:17)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日も好天だけど、気温は一気に冬に接近した冷え込み、富士山(ようやく)初冠雪、北海道や東北地方では雪が降ったそうです。前夜女房殿は遅くご帰宅、昨日は朝一番婆さんの通院付き添いに出掛けました。インフルエンザ全国で流行入りとか。冷えてきたし、コロナとインフルエンザのワクチン接種予約にご近所医院に電話したら「いつでもどうぞ」とのこと。速攻出掛けて問診票2枚書いて別嬪女医さんに診てもらってあっという間に2本打ってもらって終了しました。ストレッチもYouTubeエアロビクスもサボり。診察室に気になったのはシステムがWindows7なんすよ(スクリーンセーバーがそうなっていた)大丈夫か、ぜったいあかんよなぁセキュリティ的に。両方一気に注射打ったのは初体験、微妙に後頭部がぼんやりして肩こり頭痛有、もちろん注射を打った肩辺りに鈍い痛みもあります。まるで軽く罹患したような・・・せっかく爺友から酒席の誘いがあったのに、一日順延してもらいました。今朝の体重は67.75kg+200g、ぜんぜん減る気配はありません。
「ファンケル、4-9月期41%減益 紅麹問題でサプリ不振」これは小林製薬の事件が関連業界全体の不振につながったもの。予想していたけれど、ひどいもんですね。そして年内にキリンの完全子会社になるのだとか。業界再編制が続きます。ま、サプリメントは生活に余裕ある富裕層の気休めですから。庶民にそんな余力はありません。ましてやカネ出した挙げ句大丈夫だった身体に大打撃なんて、おっそろしいことですよ。ビンボー人(=ワシ)は身体を鍛えて乗り切りましょう。
トランプさんの圧倒的勝利結果に「日本のマスコミは偏向報道に猛省を」みたいな記事があったけど、この記事も同じような人が書いたんちゃうの、他人ごとみたいな後出しジャンケン記事はあきまへんで。自分は投票前日に「トランプさんに勢いがある」とカンを働かせておりました。自慢にならんけど。日本じゃあれだけスキャンダルを抱えれば選挙に出れないですよ、そもそも。文化の違いなんですね。
Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年/短縮版)〜カルロ・マリア・ジュリーニ/シカゴ交響楽団(1969年)・・・前回拝聴は2019年、Carlo Maria Giulini(1914ー2005伊太利亜)60歳そこそこ元気な頃の記録。短い組曲版である「火の鳥」は「魔王カスチェイの凶悪な踊り」と「子守歌」は途切れず、つなぎが入っている版。らしからぬ演目・・・だけど例の如く、まったり細部ていねいな描き込みに曖昧さ皆無。シカゴ交響楽団の硬質な響きとジュリーニの入念な表現は相性よろしく、メルヘンな名曲はしっとり落ち着いて、美しい演奏でした。(3:21-1:40-5:46-5:09-3:46-3:19)
ペトルーシュカは(ストコフスキーも使っていた)短縮版。いきなり「ロシア人の踊り」(2:36)から始まって「ペトルーシュカの部屋」(4:25)「ムーア人の部屋」(7:11)「謝肉祭の市」(10:18)つなぎの小太鼓連打もありません。これもまったく同様のあわてず騒がず走らず、楽しい旋律リズムをたっぷり歌って、オーケストラは抜群に上手い。できれば両曲とも全曲を録音してほしかったところ。
Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」(コンセルトヘボウ管弦楽団/1952年)/Beethoven 交響曲第5番ハ短調(ベルリン・フィル/1951年)〜オイゲン・ヨッフム・・・Eugen Jochum(1902ー1987独逸)には似たような録音がいったいいくつあるのか。先月にはBeethoven 交響曲第5番ハ短調(ベルリン・フィル/1945年)を聴いておりました。こちらPHILIPS録音、音質はかなり良好。ハーノヴァー・バンドとの出会い以降、Beeやんの著名な交響曲は軽快な古楽器嗜好となっていたけれど、お仕事引退以降余りある時間を駆使して、世評高いモダーン楽器演奏とか歴史的音源の重厚長大演奏も堪能してきました。
Schubertはコンセルトヘボウとの録音。深遠な浪漫の旋律はオーソドックスに中庸のテンポに飾り少なく、重心の低いヴィヴィッドな「未完成」は劇的な説得力だけど、響きはマイルド。(14:16-12:23)クラシック音楽の権化!ハ短調交響曲は第1楽章提示部繰り返し有、第4楽章は繰り返しなし。ベルリン・フィルの厚みのある響きはかっちりとしたアンサンブルに辛口、中庸のテンポに溌剌とした緊張感、テンポの動きにも恣意的なものを感じさせません。最終楽章はアツく燃えて圧巻の追い込みでした。(7:54-11:28-5:44-8:51)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日はまずまずの秋晴れ、最高気温は16度C迄しか上がりませんでした。女房殿は連続して熱を出した孫の世話に早朝出立、自分はノンビリ洗濯などしつつ、ぼんやり音楽など聴いていたらストレッチやYouTube体操抜きに市立体育館へ出掛ける時間となりました。トレーニングルームは空いていて順調にMyメニュー消化出来、帰り食材補充にスーパーに寄って、要らぬ嗜好品なども買ってしまいました。入口のベンチに毎度爺さんが缶チューハイを喫してすっかり馴染み、帰り空になったベンチには「ここでの飲食はご遠慮ください」と大きな貼り紙がありました・・・今朝の体重は67.55kg変わらず。なんかずっと胃腸の膨満感みたいなのがあって、すっきりしておりません。
自宅から出て即の草むらに立派なきのこが群生して、とっても美味しそう・・・だけど、生命と健康を勘案してご遠慮しておきました。
米大統領選が終わって、トランプさんは石油をがんがん掘れ!(原油価格が下がるかも/でも電気自動車のマスクさんが応援している?)関税を強化せよ(日本や中国など亜米利加に輸出している国は苦戦予測/生産拠点を米国内に移せとの主張)例えば烏克蘭、そして以色列への武器供与は控えめになる(トランプさんは自国以外の動きに興味はない/プーチンは喜んでいるかも)。中期的には円高に振れる可能性(日本の輸出産業は苦しいけれど、輸入品は値下がりするかも)との専門家の見立てでした。さてどうなるでしょう。日本ではぐっとスケール小さい話題だけど、維新の馬場さん辞めるとか、公明党の党首にはヴェテランの斎藤さんが就任の方向とか、あまり興味を惹きません。
Schumann 謝肉祭(録音年不明)/ピアノ協奏曲イ短調/序奏とアレグロ・アパショナート ト長調/序奏とアレグロ ニ短調〜ソンドラ・ビアンカ(p)/アーサー・ヴィノグラード/ハンブルク・フィル(1957年)・・・Sondra Bianca (1930-亜米利加)による意欲的なSchumann録音、いろいろ探ってもこの「謝肉祭」録音情報は探せないけれど、比較的音質がよろしい。交響曲は苦手だけれど、気紛れに揺れる甘い旋律はピアノ・ソロが一番似合うと感じます。意外とさっくり、肩の力が抜けた表現が続いてタッチは華やかに非ず、技巧は硬くならずキレ過ぎない。名残惜しい旋律を優しく歌って、次々と自在に変遷する作品旋律を堪能できました。「Chopin」はほんまにそれらしい悲しく甘いワルツ、ラスト「行進」は圧巻のスケールに締め括る名曲。
第1曲「前口上」(2:07) 第2曲「ピエロ」/第3曲「道化役者(アルルカン)」/第4曲「高貴なワルツ」/第5曲 「オイゼビウス」(4:39)第6曲「フロレスタン」/第7曲「コケット」/第8曲「返事(応答)」/第9曲「蝶々」/ 第10曲 「A.S.C.H. - S.C.H.A. (躍る文字)」(3:09) 第11曲「キアリーナ」/第12曲「ショパン」/第13曲「エストレラ」/第14曲「回り逢い(再会)」(3:58)第15曲「パンタロンとコロンビーヌ/第16曲「ワルツ・アルマンド(ドイツ風ワルツ)」/第18曲「告白」/第19曲「プロムナード」(5:18)第20曲「休憩(休息)」/ 第21曲 「フィリシテ人と闘う「ダヴィッド同盟」の行進」(3:18)
協奏曲はランドルフ・ジョーンズ指揮の同演目オーケストラ録音とは別音源?(Vega/同じという説も有)ハンブルク・フィルとは歌劇場のオーケストラに非ず、ハンブルク室内管弦楽団(1950年創立)を母体としたものだそう。Schumannの管弦楽伴奏付きピアノ作品を揃えたものは、ありそうでなかなかないものです。こちら音質はちょっと曇りがちにステレオかどうか?微妙な感じ。著名なピアノ協奏曲イ短調第1楽章「Allegro affecttoso」は浪漫が揺れるようなデリケートなタッチは強面な表現に非ず、さらりと流れのよろしいもの(13:53)第2楽章「Interzezzo」は優しく揺れるように淡々と懐かしく(5:03)アタッカで第3楽章「Allegro vivo」そのまま終楽章の晴れやかな躍動へ。ここも力みのないデリケートなタッチが光ります。(10:09)ト長調コンツェルトシュテュックは懐かしく語り掛けるように始まって、雄弁なホルンとの対話が味わい深く、やがて緊張感を湛えてリズミカル劇的な疾走がやってきました。あたりまえだけど前曲に雰囲気は似て、これも名曲。(14:45)ニ短調の「序奏とアレグロ」はこれは珠玉の哀しい旋律が楚々と泣く〜と云った静かな序奏から、夕焼け小焼けに似た旋律が歌いました。(13:18)
Stravinsky ピアノと管楽器のための協奏曲/Janacek ピアノと室内管弦楽団のためのコンチェルティーノ/Honegger ピアノ小協奏曲〜ワルター・クリーン(p)/ハインリヒ・ホルライザー/ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団(1961年初出)・・・Honnegerは見掛けたことがあるけれど、あとはCD化されたのか微妙なLP音源。Walter Klien(1928-1991墺太利)のちょっと珍しい近代レパートリーはかなり以前からのお気に入り。かなり前衛的な?素っ頓狂な風情の作品を集めて音質はまずまず良好でした。クリーンはテクニシャン!といったイメージはないけれど、着実な技巧に余裕を感じさせました。
Stravinskyは1924年初演。管楽器+コントラバス+ティンパニのみの伴奏。なんども聴いているはずなのに、こんなに楽しい作品だっけ?新しい発見がありました。第1楽章「Largo - Allegro - Piu mosso - Maestoso」神妙な始まりから一転!激烈な、目まぐるしい躍動がやって来て、ヴィヴィッドな管楽器とピアノは緊張感漂うインター・プレイ。ちょっぴりバロック風情を感じさせる推進力、リズムはどんどん変わります。(7:17)第2楽章「Largo - Piu mosso - Tempo Primo」落ち着いて沈溺する神妙な緩徐楽章。リズムはしっかり重い。中間部は自在なカデンツァ風、かなり前衛的な旋律だけど難解晦渋さを感じさせない。(5:57)第3楽章「Allegro - Agitato - Lento - Stringendo」細かい音型のピアノに意外とオーソドックスな管楽器合奏が絡んで、やがて強烈強靭なソロが硬質な旋律に疾走しました。(4:38)
Jnacekは1925年の同時代作品、あまり知名度はなくて楽曲解説もほとんど探せません。伴奏はヴァイオリン3/ヴィオラ1/クラリネット1/ホルン1/ファゴット1という室内楽編成。コンチェルティーノというのはピアノのソロの多弁を意味しているそうで、この編成は本来室内楽の範疇だけど、意外なスケールを感じさせる作品。旋律は自在に躍動して調性を感じさせないもの。第1楽章「Moderato」は静かに落ち着いたホルンとピアノの掛け合い(3:06)第2楽章「Piu mosso」は闊達に緊張感溢れるなクラリネットとピアノの対話が中心。(3:09)第3楽章「Con moto」は機械的なピアノのアルペジオから始まって、伴奏陣が優雅に絡んで雄弁、そして賑やか(2:38)第4楽章「Allegro」前楽章の勢いそのままに、ここではホルンとファゴットが際立ちます。急ぎ足に無表情な旋律がけっこうカッコよく、熱狂的な勢いのピアノ・ソロが続いて終了します。(3:47)
Honnegerは1924年の作品。これは同時代の作品を集めていたのですね。これは昔から大好きなゼンマイ仕掛けのおもちゃのような風情、ピアノ・ソロはノンビリとシンプルなアルペジオを繰り返して、管弦楽は多彩な合いの手。ラストにはカッコ良いブルースが続きました。(Allegro - Larghetto - Allegretto/10:53)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日下の孫2歳が熱を出して早朝より婆発進!一度だけ女房殿がぎっくり腰を発症して代理、爺友との酒席キャンセルして留守番に行ったことがありましたっけ。役に立たぬ爺はゆっくり洗濯、ストレッチのみ、布団干して、ネットから音源入手や在庫音源ファイルの点検整理など。あとはな〜んもせんで米大統領選挙開票番組をぼんやり眺めておりました。選挙はFestivalでっせ。女性大統領ならず、ガラスの天井はあって、やっぱりトランプさんなんやなぁ。現状に不満があって、亜米利加の分断はいっそう深刻でしょう。上院も共和党過半数。これからの4年、日本への影響はどうなるのか。日本もタイヘンやけど、あちらもタイヘンみたい。さっそく瞬間、円安が進んでいるそうです。今朝の体重は67.55kg+600g食事抑制したんやけどなぁ、うまく行きません。女房殿は本日連続出動、タイヘンです。
2024年前半に掛けて気になっていた左奥歯上親知らず辺りの違和感は9月に診てもらって虫歯に非ず、軽い歯肉炎とのこと。効き歯は左、強く噛み込み過ぎる癖+華麗なる加齢が要因らしい。その癖を意識すること、いつもの歯磨きはもちろん歯間ブラシを常用すること、そして口中洗浄液を使うことを対策としました。
1−2週目よりその効果は顕著、歯が浮いているよう違和感はなくなり、歯肉炎は癒えたと自覚があります。井森美幸のモンダミン ナイトクリア(アース製薬)これは夜用だけど朝昼歯磨き後にも使用(間違った使用法?)一ヶ月で使い切って川口春奈のNonio(ライオン)の詰め替え用を入手したのは安かったから。あとで調べてみるとこれは歯周病・歯肉炎予防に非ず、口臭対策を主眼としたものだったのですね。味も舌にかなりの刺激がありました。ま、それはそれで意味はないことはないことでしょう。使い切って、また色々試してみるつもり。
結果的に歯石除去の定期通院は先延ばしにしております。インフルエンザとコロナのワクチン予約もどうしようかと考えているところ。
Haydn 協奏交響曲 変ロ長調(ハンス=ユルゲン・ワルター/ハンブルク室内管弦楽団/ハインツ・ノルドブルッフ(ob)/フリッツ・ヘンケル(fg)/フリードリヒ・ヴューラー(v)/フリッツ・ゾマー(vc))/トランペット協奏曲 変ホ長調(アドルフ・ホラー(tp)/ハンス・スワロフスキー/ウィーン国立歌劇場管弦楽団)/ネルソン・ミサ ニ短調(ハンス・スワロフスキー/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/合唱団/テレサ・スティッヒ=ランダル(s)/ネッダ・カセイ(ms)/クルト・エクヴィルツ(t)/ニコラウス・スワロフスキー(b))・・・LP廉価盤時代が懐かしいHans-Jurgen Walther(1919-2012独逸)はハンブルク・フィル名の録音があるけれど、あれは歌劇場のオーケストラに非ず、この室内管弦楽団(1950年創立)がもとになっているんだそう。協奏交響曲の息の合ったソロは団員でしょうか、1960年前後録音と類推される音質は良好、愉悦に充ちてノンビリ、なかなか楽しい作品であり演奏でした。Allegro(9:09)Andante(5:54)Allegro con spirito(6:51)
Adolf Holler(1929-2012墺太利/Wiki情報が探せない/ウィーン交響楽団のメンバー?)によるトランペット協奏曲はたしかVOX録音。これも1960年前後でしょう。Haydn晩年のこの楽器最高の傑作は一点の曇もない晴れやかな風情。ホラーのソロはマイルドにスムースに温かい音色、余裕の技巧でした。Allegro(6:32)Andate cantabile(4:00)Allegro(5:08)
ネルソン・ミサ(初演1798年46歳の作品)は声楽+弦楽+ティンパニ+オルガン+トランペット3本のみ、木管を器楽編成に欠いております(エステルハージが木管奏者を馘首したそう)。後人による木管を加えた版もあるらしいけれど、ここではオリジナルみたい。Haydnはこの編成を苦く思ったらしいけれど、トランペットは効果的でした。残響豊かな録音はまずまずまずのもの。Haydnの声楽は拝聴機会が少なくて、ほぼ初耳作品でした。晴れやかに力強い旋律が続いて、各楽章の陰と陽の対比が感動的なもの。立派な声楽ソロに分厚い合唱が絡んで輝かしくもゴージャスな響き。オーケストラも充実していると感じたけれど、他を聴いたことがないのでその評価はなんともエエ加減でした。ラストの「Agnus Dei」は女声二人のしっとりしたソロから始まって、感動的に美しいフィナーレでした。Kyrie(4:40)Gloria(10:02)Credo(8:34)Sanctus(1:56)Benedictus(5:25)Agnus Dei(4:56)
Wagner 歌劇「さまよえるオランダ人」より水夫の合唱「見張りをやめろ、舵とりよ」(レオポルド・ルートヴィヒ/ハンブルク州立歌劇場/1965年初出)/歌劇「タンホイザー」序曲とヴェーヌスベルクの音楽(エーリヒ・ラインスドルフ/ロンドン交響楽団/1969年)/舞台神聖祭典激「パルジファル」前奏曲(ポール・パレー/デトロイト交響楽団/1956年)/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲/歌劇「タンホイザー」序曲/Wagner 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲(ヴィットリオ・グイ/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団)・・・これはネットから入手した寄せ集め音源。どれも音質極上でした。「オランダ人」の「水夫の合唱」の出目は「Favourite Opera Choruses」(Stereo Gold Award MER 200)らしい。短いけれどすこぶる元気のよろしくメリハリよろしい合唱。(2:46)ラインスドルフの「タンホイザー」は英DECCAのPhase4録音でしょう。これはヴェーヌスベルクの音楽を序曲につなげて圧巻の盛り上がりと優雅な表情を見せて、ラストに優しい女声合唱に締め括る独自の編曲。さすがオペラの人、実演の雰囲気満載でした。(21:58)ポール・パレーの「パルジファル」はMercury録音。ややさらさらと腰の軽い響きだけど、神々しい雰囲気には文句はありません。(13:13)
Vittorio Gui(1895-1975伊太利亜)の珍しいLP(写真はCamelot CMTS-103/録音年不明)。これはおそらくCD化されていないもので、演奏音質とも極上。余裕を感じさせる「マイスタージンガー」の大きさ(演奏会用集結/8:45)「タンホイザー」序曲がダブっているのは御愛嬌。(14:33)なぜかルートヴィヒの合唱の前ではなく、ラストに配置される「オランダ人」序曲もバランスよろしい緊張感を湛えたもの。(10:27)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
難儀な隣国はまたまたミサイル発射、7発とは豪勢なこと。そんなカネがあったら飢えたる国民の食料をなんとかしたらどうか。米大統領選の開票が始まっております。
好天が続くけれど、気温は徐々に下がって秋は深まります。月末の大学時代の某OB会には全国から17名参加予定、同期の女性(佐賀県唐津在住)は欠席、自宅玄関先で右足首脱臼骨折、金属を埋める手術にニヶ月入院、まだリハビリ中とか。とくに女性は骨の健康に気をつけないといけませんね、なんせお互い華麗なる加齢世代ですので。昨日もいつもどおりのストレッチ、YouTubeエアロビクス済ませて市立体育館へ。連休明けのトレーニングルームは空いていて、筋トレマシンは自由自在に・・・と思ったら、最悪のマルチチェスト独占野郎出現。ダンベル4本持ち込んで、実際上ほとんどスマホを眺め続けて(隣からチラリと確認したらゲームでした)他の筋トレ終えて、エアロバイク15分終了直前に奴は撤退!いつものメニューはすべて消化できました。帰りダイソーに必要物入手、そしてスーパーに食材補充しました。今朝の体重は66.95kg▲1kg、昼喰いすぎて後悔したけれどけっこう減りました。体重減の仕組みはようわからない。
11月1日より道交法改正。自転車でのながらスマホ、酒気帯び運転も摘発対象となったそう。さっそく捕まったとの報道がありました。当たり前といえば当たり前、酒気帯びはわからんけど、ながらスマホはいくらでも目撃しますよ(ちなみに自動車でも)そういえばヘルメット着用は努力義務でしたっけ。日本人にとって当たり前に馴染みのツール、日常見掛ける信号無視やら、我が物顔に歩道を突っ走る危ない野郎はどうなるのか。つい先日も歩道で快速自転車にぶつかりそうになりましたよ。けっこう歩行者への事故も多いそうですね。できれば強制に非ず、佳きマナーが当たり前の社会になることを祈る。
Mozart フルートハープのための協奏曲ハ長調K.299(ガストン・クリューネル(fl)/ギュスターヴ・クロエ/スタジオ・オーケストラ/1944年)/Debussy 神聖な踊りと世俗の踊り(ピエール・キャプドヴィエル/パリ音楽院室内管弦楽団/1952年)/フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(ガストン・クリューネル(fl)/ジョルジェ・ブランパン(va)/1948年)/前奏曲集第1巻より「亜麻色の髪の乙女」(ハープ編/1950年)/Ravel 序奏とアレグロ(ピエール・キャプドヴィエル/パリ音楽院室内管弦楽団/1952年)〜ピエール・ジャメ(hp)・・・ Pierre Jamet (1893-1991仏蘭西)Gaston Crunelle(1898-1990仏蘭西)いずれも2-3世代前の往年の仏蘭西の名手たちの歴史的録音。音質はかなり聴きやすい〜というか、セピア色した懐かしい風情たっぷり充満して官能の極み、目眩がするほどのステキな演奏に陶然といたしました。ド・シロウトにはハープの演奏はぜんぶ同じく(ステキに)聴こえ、優雅の極みのようなMozart作品に於けるクリューネルのフルートは、ヴィヴラート少な目に明るく軽く響きました。Gustave Cloe"z(1890ー1970仏蘭西)は初めて聞く名前。(10:20-8:11-10:35)Debussyの舞曲伴奏のPierre Capdevielle(1906-1969仏蘭西)も初耳。アルカイックに神秘な作品はデリケートに気紛れに、音質乗り越えて雰囲気たっぷり。(5:04-4:41)ソナタのフルートはしっとり、ヴィオラのくぐもって鼻声な響きもエッチにオリエンタル風情な旋律が浮遊しました。(Pastorale/6:50-Interlude/6:00-Finale/4:29)誰でも知っている「亜麻色の髪の乙女」夢見るような旋律はハープにあまりに似合って(2:23)Debussyと双璧をなすRavelの名曲も知的な旋律が光るもの。各々楽器会社の案件作品だったそうですよ。(10:42)
Stravinsky 「兵士の物語」組曲/Prokofiev 五重奏曲 作品39〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット国立交響楽団アンサンブル・ソロイスツ(1963年)・・・これはLP復刻?音質は極上。すこぶる腕利きのメンバーを揃えてノリノリの演奏。「兵士の物語」初演は1918年、1924年パリのシャンゼリゼ劇場再演は大不評だったそう(Wikiより)編成はヴァイオリン、コントラバス、ファゴット、クラリネット、コルネット、トロンボーン、それに打楽器、これは大きな編成を使えぬ苦難の時期の産物なんだそう。ここでは語りのない組曲版でした。かつて起承転結のないだらだらとしたエピソード連続はお気に入り、かつてそう書いたけれど悪魔に騙される兵士の物語の筋書きを知るようになって、これはなかなかオモロい流れと実感できるようになりました。切り詰められた編成は多彩なリズム、すこぶるヴィヴィッドな演奏を楽しみました。兵士の行進曲(1:39)兵士のヴァイオリン(2:48)パストラール(2:35)王の行進曲(2:34)小コンサート(3:00)3つの舞曲(タンゴ・ワルツ・ラグタイム)(6:33)悪魔の踊り(1:23)コラール(2:51)悪魔の勝利の行進曲(2:07)
prokofievはオーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス。バレエ音楽「ぶらんこ(Trapeze)」からの産物らしい(楽譜は残っていないとのこと)。Stravinskyに比べて、こちらややマイナーな存在でしょう。例の如く硬質に動きの激しい旋律が多彩に変容して、わかりやすい作品だけれど、かなりモダーンかつヒステリックに破壊的。硬派な緊張感漂う作品はなかなか興味深く楽しめる作品でした。Tema con variazioni(5:02)Andante energico(2:35)Allegro sostenuto ma con brio(2:16)Adagio pesante(2:29)Allegro precipitato, ma non troppo presto(2:43)Andantino(4:03)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日も好天、連休後半を愉しんだ方もいらっしゃることでしょう。引っ越したばかりの息子一家は、なにか乗り物がいっぱいある室内遊園地みたいなところに愉しむ風景が送られてきました。昨日朝はいつもの洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクスは短いのを済ませて、業務スーパーにそろそろ切れそうなお米を求めてウォーキングしてきました。高いですね、5kgで500-1,000円ほど上がった感じ。今朝の体重は67.95kg▲200g高め安定中(涙)
石破総理「辞任の必要なし」71%。11月JNN世論調査〜そんな記事を拝見。これは内閣を支持しない層より多いのですね。結局、トータルな政治を任せられる別な受け皿がないということでしょうか。あるブログを読んでいて「平気の平左」そんな言葉を久々に聞いたような?自分ではもう使わぬし、既に死語になりつつあるかも。石破さんもタイヘンと思うけれど、意外と「平気の平左」気分なのか、それとも周りは次の参院選迄様子見なのか。首班指名の話題ばかり先行しているけれど、政策はどうなるのか、財政均衡は?もちろん現役世代の手取りを増やすことも重要、だけど財政赤字を悪化させれば将来にしわ寄せが行く・・・場末の爺さんが呟いてもなんの影響もない、屁みたいなもんやけど。
本日米大統領選挙投票。トランプさんに勢いがあるんじゃないかなぁ、負ければ負けたでまた大騒ぎすることでしょう。日本への影響はどうなる?
Liszt ピアノ協奏曲第1番変ホ長調/ピアノ協奏曲第2番イ長調(キリル・コンドラシン/ロンドン交響楽団/1961年)/Beethoven ピアノ・ソナタ第10番ト長調/第19番ト短調/第20番ト長調(1963年)〜スヴィヤトスラフ・リヒテル(p)・・・20年ぶりの再聴。第1番変ホ長調協奏曲には威圧感があってはピアノの技巧をひけらかすだけ・・・自分にとって作品が苦手とかどうのとか、そんなことは有無も云わせぬ圧巻の息詰まるような技巧のキレ、熱狂的な集中力。音質も素晴らしい。(5:00-3:59ー4:16)第2番イ長調協奏曲のほうが優雅に浪漫の旋律漂ってちょっとステキ。コンドラシンの伴奏も盤石ですよ。(7:18-4:57-6:41-1:54)
Beethovenのピアノ・ソナタが意外にも可愛らしい、まるでMozartのような作品揃えて、リヒテルはデリケートな表現でした。ト長調ソナタは優雅な「Allegro」(536)「Andante」は弾むようリズムに始まる変奏曲(5:13)気紛れに転がるような「Scherzo, Allegro assai」(3:10)。ト短調ソナタは途方に暮れたような「Andante」(5:27)晴れやかに駆け出すような「Rondo. Allegro」に締め括りました。(3:10)明るく軽妙にほのぼのとしたテイストを感じさせて始まるト長調ソナタは「Allegro ma non troppo」(4:23)「Tempo di Menuetto」は七重奏曲変ホ長調と同じ、有名な夢見るような旋律。とんでもないところで懐かしい知り合いに出会った感じでした。(3:44)
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」/カンタータ「栄光の瞬間」作品136〜ジョス・ファン・インマゼール/ブルニコ古楽アカデミー/他声楽陣(略)(2015年Gustav Mahler Saal, Toblachライヴ)・・・これはネットから入試したライヴ音源。Jos van Immerseel(1945-白耳義)、ジョン・エリオット・ガーディナー両者とも手兵のオーケストラから解任されたとのニュースを読みました。自ら創立したアニマ・エテルナ、イングリッシュ・バロック・ソロイスツはいずれも高い評価を受け、録音も多いけれど、長く続けていると種々関係性に齟齬が出てくるものでしょうか。詳細経緯は理解しておりません。
これはAkademie for Alte Musik Bruneckとやら伊太利亜の古楽器アンサンブルとの共演。浪漫はの幕開けを告げる、Beethovenでは一番好きな大交響曲「英雄」は第1楽章提示部繰り返し有、引き締まって速めのテンポ、キレのあるアクセント、最終盤に向けてのノリもなかなかみごとな演奏・・・なんだけど音質の加減か、初耳ブルニコ古楽アカデミーのサウンドにいまいち潤いというか、響きの深みや魅力(もしかして技量も)が足りないのではないか・・・指揮者と息が合っていないのかも。(17:27-13:55-5:57-12:36)
珍しい声楽作品「栄光の瞬間」(四重唱と合唱、及び管弦楽のための)は1814年の作品、その存在さえ初めて知ったもの。地元Bruneckの合唱団が参加して、声楽はなかなか充実しております(Andrea Brown(s)/Clara Sattler(s)/Vincent Lesage(t)/Thomas Bauer(br))。思いっきり祝祭的な風情に、荘厳ミサ曲を華やかにしたような印象を得ました。ヨーロッパよ、立ち上がれ!(5:00)もっと近く、近くに見える(3:46)おお天国よ、なんという喜び(11:16)瞳をこらして見たまえ(6:20)彼は嵐の中でも速やかに連合を開催し(8:20)女性たちよ、前進せよ(5:30)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は世間では連休中日の日曜。一昨日の大雨から一転、快晴でした。本日も晴れ継続とのこと。大阪産業大学の学園祭も晴れてよかったですね(前を通っただけ)あとで気付いたけれど、我が街・大東にも大雨の警報が出ていたそう。結果的にはなにも被害はなかったみたい。この街には43年前新婚時代に2年ほど住んで寝屋川の中古マンションに転居したんだけど、当時は未だ水害の多いところといった印象でした。なんせ生駒山系からの水が出るところ、昔から住民は苦労してきたことでしょう。やがて治水工事が進んで水害はなくなりました。JR住道駅前はキレイな公園になっているけれど、その地下には巨大なる遊水プールがあるらしい。我が家のご近所には函渠(かんきょ)があちこちあって、それは空堀みたいなもの。あれは河川が溢れそうになったらそこに流すんですよね、見たことないけど。もしかしたら新しい、若い住民は函渠の用途は知らんかもね。
岐阜4区「セクハラ謝罪の金子前衆院議員、後援会が解散検討。引退を勧告へ」との報道、早速出たな、という感じ。落選して良かったですよ。議員の前に社会人としてちゃんとしろよ。兵庫県斎藤前知事には熱烈な支持者が殺到する異例の盛り上がりとか、さて票に結びつくのでしょうか。
朝一番に洗濯、前日の室内干しのものは半分ほど布団乾燥機をつかって一緒に追加乾燥、ひどいのは今朝のといっしょに外に干しました。ストレッチしっかり、YouTube体操は体幹をしっかり鍛えるバレエ・エクササイズ実施。そして日曜のトレーニングルームは常連メンバーはお休み、朝一番は空いていてゆっくり筋トレマシンを使えました。今朝の体重は68.15kg+300g、減ると思ったんやけどなぁ、原因不明。
Stravinsky 「イタリア組曲」(5曲)/Debussy チェロ・ソナタ/Busoni 小組曲 作品23より「Sostenuto ed espressivo」/Foss カプリッチョ〜グレゴール・ピアティゴルスキー(vc)/ルーカス・フォス(p)(1958年)・・・この時期にしてRCAのLiving Stereo録音は立派な音質。Gregor Piatigorsky(1903ー1976烏克蘭?→亜米利加)は往年の名手。Lukas Foss(1922ー2009独逸→亜米利加)は作曲家であり指揮者、ピアニスト。「イタリア組曲」は「プルチネルラ」からチェロとピアノにピアティゴルスキーが編曲したもの。例の擬バロック風にわかりやすいシンプルな旋律が躍動して、オリジナルに負けぬ魅惑の作品に仕上がっております。剛直にヴィヴィッドなチェロと達者なピアノが融合してなかなか楽しい演奏。 Introduzione: Allegro moderato(2:24)Serenata: Larghetto(3:22)Aria: Allegro alla breve(6:53)Tarantella: Vivace(2:14)Minuetto e Finale: Moderato(4:36)
Debussyは近代のチェロ作品としては一番有名か?例の如く官能的にしっとり妖しい旋律を堪能、これもCouperinの影響を受けたものとか。(ド・シロウトにはなんの意味かわからない)Prologue : Lent(4:15)Serenade : Moderement anime(3:00)Final : Anime, leger et nerveux - Lento(3:31)
Busoniは哀愁と詠嘆極まって(4:35)Fossは剽軽に躍動する元気のよろしい音楽でした。(5:53)
Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調(ノヴァーク版第2稿1878-1880)〜パブロ・エラス=カサド/アニマ・エテルナ・ブリュッヘ(2004年)・・・Pablo Heras-casado(1977-西班牙)は旬の指揮者。ぴかぴかの新録音、ここでは作曲者存命中の楽器を使用しているとのこと。バロック音楽にイメージするような素朴に柔らかい、時にたどたどしい古楽器を想像すると、ほとんどその迫力、厚みは現代の演奏として違和感はありません。版のことには疎いけれど、これは通常演奏されるものでしょう。弦はノン・ヴィヴラートに爽やかな響き、金管は刺激的な響きから遠く、やわらかくマイルドな深みを感じさせます。中庸のイン・テンポを基調にメリハリしっかりとしたアンサンブルはバランスよろしく、爽快な迫力演奏でした。
第1楽章「Bewegt, nicht zu schnell(運動的に、しかし速すぎずに)」冒頭のホルンから爽やかな風が吹き抜けるような素朴な響き際立って魅了され(これは全楽章)金管による符点のリズムは優雅な厚みを感じさせるもの。スケールは大きいけれど、ていねいにデリケート威圧感皆無な仕上げ。それにしても素晴らしい音質ですよ。(18:11)
第2楽章「Andante quasi Allegretto」はノン・ヴィヴラートのチェロが静かな主題を提示し、やがて木管や金管が呼応して、なんとも神妙な緩徐楽章。弱音が続いても、どのパートも解像度抜群に明晰に響きました。クライマックスでの金管の爆発も響きは明るく、爽やかそのもの。(15:04)
第3楽章「Scherzo. Bewegt - Trio. Nicht zu schnell, Keinesfells schleppend」Bruckunerのキモはスケルツォ。ここは草原に駆け出す狩りの風景を連想させる金管(+木管)の軽快な掛け合いは最高。かっちりとしたアンサンブルにテンポも適正を感じさせ、素朴な熱気に充ちた勢いが続きます。トリオはさっぱりとした牧歌的田園風景。(10:38)
第4楽章「Bewegt, nicht zu schnell(運動的に、しかし速すぎずに)」第7番ホ長調もそうなんだけれど、最終楽章のまとめ方が難しいところ。第1楽章冒頭の変容から始まって、符点のリズムに緊張感が増して、巨大なコラールが歌います。ここの金管の爆発も明るく、爽やかに重圧感は感じさせぬもの。優雅に流れる中間部分は抑制が効いて、やがて風雲急を告げる疾走が緊張感を高めてフィナーレへと流れ込みました。素朴だけれどパワフル、ごりごりとした威圧感はありません。(21:35)これはこの作品のヴェリ・ベストかも。初演当時の金管の響きがとっても濃い。
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
せっかく連休が始まった昨日は雨、そんなときに限って洗濯物は大量、午前中室内干し、昼頃空模様を睨みつつベランダに出したら・・・ジャジャ降りに断念。朝になっても全然乾いていない。本日は晴れのようです。前日喰って呑んだ自業自得、睡眠不如意に途中覚醒して体調はよろしくない。朝にオーソドックスなYouTubeエアロビクスを軽く実施したのみ、あとはじっと大人しくしておりました。昼から出掛ける予定だった女房殿もあまりの雨と風に外出断念。料理は手抜きの極みに仕上げました。今朝の体重は67.85kg▲250g、ちょっぴりでも減ってよかった。
YouTubeを最初に見るようになったのは古民家や空き家をシロウトがDIYする動画、最近またけっこう眺めて愉しんでいるのは自分とはまったく縁のない世界だから。亡き親父は器用でマメな人、電気大工道具セットを駆使して、老後は温泉付き別荘にいろいろ作ってましたよ。料理はもちろんミシン掛けも上手だったのに、兄も弟(=ワシ)もまったくその血を受け継がず、不器用そのもの。だから自力で家を基礎から改築改装する!そんな冒険とワザにちょっと憧れます。
田舎の古民家を自力再生する動画を拝見したら、家の中にはかつて生活していたものがそのまま、昔の人って布団とか座布団とか立派な食器とか、重量級の家具とかいっぱい。その他いまとなってはどうでも良いのものが大量にあって、なんせ捨てられない世代ですから。そして立派な庭には育ちすぎた樹木とか巨大な石とか、その撤去に四苦八苦。そんな作業を眺めていたら、この人たちはムリして別途筋トレとか要らんのだろうなと考えました。自分は根っからの都会育ち、そのまま社会人となってやがて引退して現在に至る、油断すれば筋肉は衰えるばかり。
Bolodin 歌劇「イーゴリ公」より「序曲」「前奏曲とダッタン人の行進」「ダッタン人の踊り」/Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」/Rimsky-Korasakov 序曲「ロシアの復活祭」〜ロヴロ・フォン・マタチッチ/フィルハーモニア管弦楽団(1958年)・・・この時期にしてかなり良好な音質。清涼な響きを誇るフィルハーモニア管弦楽団もLovro von Matacic(1899-1985克羅地亜?)の手に掛かると荒々しくメリハリある迫力演奏に変貌します。泥臭くヴィヴィッドな躍動に溢れたBolodinのスケール(10:04-4:59-14:15)たっぷりテンポが揺れて、思いっきり大仰に爆発的迫力に充ちた重量級の「禿山」(11:10)そして「ロシアの復活祭」は例の馴染み深いローカルな旋律は思いっきり雄弁に深刻、そしてデーハーな爆発やタメはもしかして編曲している?そう訝るほど印象深く効果的。フィルハーモニア管弦楽団のホルンも悠々と歌って木管やヴァイオリン・ソロは楚々と美しい。(15:22)あまりに聴き過ぎた露西亜の名曲はかつて経験したことがないほど新鮮に響きました。
Debussy 夜想曲/Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲/逝ける女王のためのパヴァーヌ(1970年)/Scriabin 法悦の詩(1971年)〜クラウディオ・アバド/ボストン交響楽団/ニューイングランド音楽院合唱団・・・アバドが未だ30歳代若手の頃の記録。ボストン交響楽団との録音は少なかったと記憶します。音質は現役。夜想曲は緻密、細身にクール、スリムに洗練されたサウンド、「祭り」のリズムの切れ味、テンションの高さ。(7:53-6:06-10:47)「ダフニス」に於けるフルートの思っきり華やかな音色(名手ドワイヤーでしょうか)ノリの良さ、シレーヌもだけど、合唱の爽やかな響き(16:18)神々しい官能漂う「パヴァーヌ」は淡々として静謐な味わい(6:50)ここまでがオリジナルの収録でしょう。
Scriabinも稀代のエッチな作品、トランペットの朗々と鋭い、明るい響きが際立ちます。(Armando Ghitalla ,1925-2001亜米利加)洗練された響きはテンション高く、露西亜風土臭さとは縁遠い、曖昧さのないクリアに洗練されたサウンドが続きました。これは今まで聴いた中では最高の演奏。(19:33)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
台風接近、昨日昼から雨、午前中で洗濯物は室内に移しました。本日も雨模様のよう。九州ではかなりの大雨、大阪でも朝一番に泉南地方に大雨警報が出ました。昨日はしっかりストレッチ、YouTube体操は【1ヶ月で-5キロ】10分でお腹の脂肪を完全燃焼/全身痩せ効果も抜群な立ったまま自宅でできるダイエット有酸素運動(これはけっこう効く!)済ませていつも通りトレーニングルーム向かいました。しっかりいつも通りの我流メニューをこなして、帰り混み合うスーパーに食材を補充し、体調は良好、気分爽快。昼寝して、そろそろ夕飯でも作ろうと準備を始めたら、女房殿は急に寿司を喰いたいと曰(のたま)う。急ぎコミュニティバスの時間を睨んで、強まる雨の中JR北新地、梅田駅前ビル地下を目指して、連休前の金曜夜はなぜかとても空いていて人気の[かばの絵]さしす(逆から読むと寿司酒場)に座れました。散々喰って呑んで、更に焼鳥屋にハシゴしてダイエットの決意はどこへやら、今朝の体重は68.1kg+900g最悪。
落選議員の議員宿舎、事務所の明け渡しは先月末10月31日だったとのこと。長く議員を続け、力及ばず無念にもそそくさと荷物をまとめて・・・そんなお涙頂戴みたいな記事を求めているじゃなくて、例えば潔く清々しい気持ちで一市井人として生きる心構えとか、落選翌日から辻立ち演説して自分の思いを訴えるとか、そんな真摯な姿を期待したいもの。先人が詠んだように、
大先生、選挙落ちればただの人
夫婦で落選した丸川さんや、あえなく落選した音喜多さん、比例に出馬できなかった杉田水脈さんは早速来年の参議院選挙に色気を出しているとのこと。先の都知事選に期待外れな第3位となった蓮舫さん(モデル時代は大ファンでした)は去就を明らかにしていないけど、出るんじゃないかなぁ。
Albinoni アダージョ ト短調/Pasquini カンツォーナ・フランチェーゼ「ナポリ48」S16/Marcello オーボエ協奏曲ニ短調より 第2楽章「Adagio」/オーボエ協奏曲 ニ短調*/Vivaldi マンドリン協奏曲 ハ長調RV425*/2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV532*/Bach イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808/Handel シャコンヌ ト長調 HWV435/フーガ ト長調 HWV606/アレグロ ニ短調/Domenico Scarlatti ソナタ ホ長調 K.380/ソナタ 変ロ長調 K.202〜アレクサンドル・ラゴヤ(g)/イダ・プレスティ(g)/*クルト・レーデル/ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団(1962-65年)・・・Alexandre Lagoya(1929ー1999埃及→仏蘭西)とIda Presti(1924ー1967仏蘭西)は御夫婦、著名な人気ギター・デュオだったらしい。ほぼラゴヤによる編曲による著名な作品ばかり揃えて、Ercole Pasquini(1560年頃-1608〜1619伊太利亜)は初耳。どれも落ち着いて静謐なスタイル、VivaldiとMarcelloのオーボエ協奏曲ニ短調にはクルト・レーデルの伴奏、残響豊かに瑞々しくも清潔なモダーン楽器アンサンブルでした。最近の古楽器系、溌剌リズムとは一線を画して、優雅な風情が延々と漂います。有名なAlbinoniのアダージョはギター2本では少々寂しく(7:44)典雅な旋律のPrestiは意外な名曲(323)哀愁の旋律を誇るMarcelloのオーボエ作品は原曲に負けぬ新しい魅力が生まれております。(4:42/3:07-4:45-3:02)著名なVivaldiはオリジナルのイメージから随分と抑制された落ち着きがあり(2:42-3:44-2:15/3:51-3:09-3:20)Bachはチェンバロであれピアノであれ、このギター・デュオ編曲も原曲の知的に躍動する魅力はまったく変わらない。(2:55-3:05-2:01)Handelの大柄な旋律もギター編曲に違和感はなく「シャコンヌ」の各変奏の音色やニュアンスの微妙な描き分け、変化はおみごと。(13:13/2:14/1:51)ラスト、Scarlattiのソナタはオリジナルの軽妙な風情がギターに忠実再現されておりました。ホ長調 ソナタK.380は「行列」なんていうニックネームが付いて、誰でも知っている愉快なメロディでした。(5:07/4:16)
Mozart ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449/第15番 変ロ長調 K.450(以上エドガー・サイペンブッシュ)/ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453(ヴィルフリート・ベトヒャー)〜メナヘム・プレスラー(p)/ウィーン室内管弦楽団(1966-68年頃)・・・年代を考えると少々大味に肌理の粗い音質は残念、ピアノ・ソロは美しく捉えられて作品を堪能するのに不足はありません。Menahem Pressler(1923-2023独逸→以色列)はボザール・トリオのメンバーとして著名、ソロとしても活躍されていたようです。これはライヴではないみたい。Mozart中期の名曲揃えて、暖かくしっとりと温かいタッチは極上でした。少々マニアックな伴奏陣も小編成にデリケートなもの。どの作品も愉悦に溢れて、とくにト長調協奏曲 K.453は早春の野原に駆け出すような爽やかさ。(9:11-8:47-6:16/11:31-6:26-8:17/11:42-9:47-7:48)
2024年11月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
そういえば世間ではまたまた連休なのですね、昨晩気付きました。昨日朝は曇り空。女房殿は泊りがけで息子の引っ越し始末に出掛けたので前夜は一人。料理は超手抜き、夜はぼんやりYouTubeを眺めて、昼に市立体育館のシャワーを使ったしフロもサボって就寝したら頭が痒い〜早朝に目覚めてしっかり髪を洗いました。ついでに早朝洗濯も済ませて、ご近所迷惑だったかも。すみません。食材は在庫豊富なので買い物に出る必要はありません。ストレッチのみしっかり済ませて、YouTubeエアロビクスはサボり、11月に入っても精神的にいよいよ盛り下がっております。なんとか有意義な生活を再建しないといけない。落選した公明党石井さん辞意との報道、維新の馬場さんは粘っているみたい。ドジャースはワールド・シリーズ制覇。大谷さんにはゆっくり身体を休めて欲しい。
自分は身動きせずゆっくり身体を休めてもなぜか67.2kg▲550g、本日は昼から雨、午前中市立体育館へ鍛えましょう。
ネタもなにもないので音楽ヲタク話、しつこく2024年7月HDD事故により大量音源ファイル消失の件。Chopinに分類していたお気に入り「レ・シルフィード」全滅にガックリ、メールにてその音源ネットより入手についてご教授いただいたりおりました。ところが・・・無事だったHDD「Romantic」フォルダにはLeo Delives(1836-1891仏蘭西)が分類してあったことを発見、自分のノーミソ中には「仏蘭西」分類(これは全滅)それと組み合わせ収録されることも多い「Les Sylphides」音源も無事ちゃんと生き残っておりました。デイヴィッド・ジンマン、ユージン・オーマンディ、そして既に再入手していたカラヤンもちゃんとありました。集めるだけ集めてちゃんと聴けていない・・・そして失念・・・したことに愕然!深く反省しました。さらにロジェ・デゾミエールやヒューゴ・リグノルドの歴史的音源も入手済。ロバート・アーヴィングのはどこかに出現せぬものか。
Weber/Berlioz編 舞踊への勧誘(1983年)/Chopin/Douglas編 バレエ音楽「レ・シルフィード」(1982年)/J.StraussU/Douglas Gamley編「ウィーンの舞踏会」(喜歌劇「こうもり」第2幕より/1974年)/Luigini エジプト舞曲 作品12より第2部(ロンドン交響楽団/1969年)〜リチャード・ボニング/ナショナル・フィル・・・先の「レ・シルフィード」音源が手許にない! 件の流れ。じつは別HDDに英DECCA Ballet Masterpieces音源が保存してあってリチャード・ボニングのをみつけました。ちょっぴり似たような音源をかつて聴いた記録(2022年)も発見。Richard Bonynge(1930-濠太剌利)は未だご存命らしい。オペラの人ですね。録音専用オーケストラであるナショナル・フィルを率いて驚くべきアンサンブルの水準でした。音質も極上。
誰でも知っている晴れやかに楽しげなワルツである「舞踏への勧誘」(悪訳の典型/「踊りませんか」辺りで如何/11:00)そして大好きなLes Sylphidesはしっとり優雅に甘くゴージャス、ほんまによく出来た編曲ですよ。時に楚々と泣き、時に賑やかに踊って、オリジナルとはまた別な高貴な風情が続きました。前奏曲第7番イ長調 作品28-7(2:02)夜想曲第10番 変イ長調 作品32-2(6:05)円舞曲第11番 変ト長調 作品70-1(2:23)マズルカ第23番ニ長調 作品33-2(2:30) マズルカ第44番ハ長調 作品67-3(2:03)前奏曲第7番イ長調 作品28-7(繰り返し/3:09) 円舞曲第7番 嬰ハ短調 作品64-2(4:22)円舞曲第1番 変ホ長調 作品18「華麗なる円舞曲」(5:44)
Douglas Gamley(1924-1998濠太剌利)編「ウィーンの舞踏会」の成り立ちというか、実用のバレエ音楽として編曲されたのか、所以がようわからない。有名な喜歌劇「こうもり」(他いろいろ)馴染みの素材が楽しげに、次々とエピソード披露されて、気紛れな一人前の作品として成り立って楽しいこと限りなし。オーケストラはほんまに上手い。(12:55)Alexandre Luigini(リュイジニ/1850-1906仏蘭西)はこの「Ballet Egyptien」がほとんど唯一有名な作品とか、ちょっぴり哀愁の中東っぽい風情がユーモラスに泥臭いリズムを刻んでメルヘン、たっぷり甘く切なく、なかなか楽しい。ロンドン交響楽団はナショナル・フィルより厚みとパワーを感じさせるもの。(11:11-10:27)
Brahms 交響曲第1番ハ短調〜アンタル・ドラティ/ロンドン交響楽団(1959年)・・・やや時代相応の劣化はあるけれど臨場感解像度たっぷりの立派な音質。古典的な二管編成なのにとても立派、堂々と巨大に響く大人気作品。Antal Dorati(1906ー1988洪牙利→亜米利加)は世代から考えると大仰な表現に非ず、ここも引き締まった、詠嘆とは無縁の乾いた統率に手応えを感じました。この時期のロンドン交響楽団の調子はまずまずでしょう。
第1楽章「Un poco sostenuto - Allegro」はストレートに逡巡も要らぬ飾りもない力感ある歩みにテンポはやや速め。前のめりにノリノリの推進力だけど、表情はちょっと硬い。提示部繰り返しなし。(13:16)第2楽章「Andante sostenuto」は瞑想する緩徐楽章。アクセントしっかり重心の低い剛直な旋律表現にも伸び縮みはなく、イン・テンポが基調でした。途中のヴァイオリン・ソロがステキなところ。(9:11)
第3楽章「Un poco allegretto e grazioso」はスケルツォに非ず、終楽章クライマックスに向けて、ちょっと抜いたように気軽な間奏曲。ここは速めのテンポにさっくりとした表現(4:17)第4楽章「Adagio - Piu andante - Allegro non troppo, ma con brio - Piu allegro」ここも物々しい始まりから速めのテンポ、堂々たるフィナーレに向かうホルン、フルートの音色には今一歩の深みが欲しいところ。「喜びの歌」も速めのテンポにかなりしっかりメリハリある足取りから、更にテンポ・アップに疾走。悠々と落ち着いたものではない。さらさら淡々に非ず、剛直な勢いと表情の硬さを感じさせました。(15:30)