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音楽日誌

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2025年11月某日/ 隠居生活もやや馴染みつつある日々

天気予報当たってますね。昨日は秋晴れ、高く薄く流れるような雲に季節を感じました。前夜途中覚醒もなくけっこうしっかり眠れて、いつも通りストレッチ、短いYouTube体操済ませて体調は良好、土曜の市立体育館へ。トレーニングルームは空いていて、なぜかお仕事現役世代土日常連が誰も来ていない。熱心なバーベル愛好家もお休み、新顔が鍛えておりました。いつものゆる筋トレ、エアロバイク15分こなして、血圧を計測すると正常値。体重はもちろんだけど、睡眠の質も血圧に影響があるのかもしれません。昨夜は蒸気吸入をサボってひどい鼻詰まり、断続的に覚醒して睡眠不足極まっております。

これより新幹線で博多行き、夜の酒席後一泊して唐津くんちを見物、明日夜帰宅予定。体重増は覚悟しておきましょう。今朝の体重は66.25kg▲200g、これがどのくらい増えるのか・・・現地の病明け大学同期は唐津駅迄お迎えに出てくるとのこと。大丈夫か。明日朝更新「音楽日誌」お休み。

伊東市の田久保市長失職成って、関係者は「虚しい達成感」との感慨を述べたそう。市議会解散再選挙、市長選再選挙にムダな経費が掛かるのも残念なことだけど、これが民主主義の対価なんでしょう。だって、今回の経緯さておき、多数を頼んでカンタンに選ばれた人を解任できたら困りますもの。定数減の話題も似ていて、日本の議員さんは世界に比較して人口比では別に多くはないのはさておき「まともに働かない、役に立たない議員は減らしたほうが経費節減」という考えはちょっと短絡かと。一歩間違うと「まともに働かない、役に立たない議員」が濃縮されるだけかも。企業団体献金は禁止して(亜米利加みたいに)個人献金だけにしたらよろしい。個人的には政党助成金も廃止希望。政党を代表して比例当選された方は離党したら議員資格剥奪〜これは実現して欲しい・・・ま、場末の引退爺が呟いてもなんの力にもなりません。

F35L-50331Haydn 交響曲第96番 ニ長調「奇跡」/交響曲第94番 ト長調「驚愕」〜クリストファー・ホグウッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(1983年)・・・Christopher Hogwood(1941-2014英国)は古楽器ブームを牽引した人。Haydnの交響曲全曲録音はLP/CDが売れず途中頓挫したそう。たしか、ロバート・レヴィンとのMozart ピアノ協奏曲録音も同様(最近録音は再開されたらしい)ま、クラシック音楽市場はなかなか商売になりにくことでしょう。閑話休題(それはさておき)
古閑に小粋、引き締まった響きとリズムはヴィヴィッド、腕の立つ古楽器アンサンブルの粗野な響きが堪能できます。音質も良好。
交響曲第96番 ニ長調「奇跡」は1791年の作品。古典的二管編成+ティンパニ。ニックネームにはあまり意味はないそう。
第1楽章「Adagio - Allegro」優雅にちょっぴり切ない序奏。やがてオーボエの歌からファゴットがユーモラスにリズムを刻んで晴れやかな主部が迫力たっぷりに登場いたしました。ティンパニが良いですね。(9:44)
第2楽章「Andante」はなんともノンビリ、素朴に揺れるような緩徐楽章。(5:42)
第3楽章「Menuetto: Allegretto」は優雅に上機嫌、軽妙闊達な3/4拍子。トリオのオーボエとファゴットがなんともユーモラス。ここも粗野なティンパニのアクセント効いておりました。(6:24)
第4楽章「Finale: Vivace assai」はフルートがユーモラスに急ぎ足、さっくり元気よく駆け抜けるフィナーレ。(3:09)
交響曲第94番 ト長調「驚愕」は人気の名曲。1792年初演。これも二管編成+ティンパニ。
第1楽章「Adagio cantabile - Vivace assai」は優雅な序奏から、魅惑の主部が快活に上機嫌に揺れつつ走り出しました。フルートの暖かい音色が印象的。(8:52)
第2楽章「Andante」いちばん有名な表題の由来。シンプルな弦の主題からティンパニ一撃!それが優雅に、時に劇的に変奏して多彩、ティンパニのアクセントが効いておりました。(6:35)
第3楽章「Menuetto」は3/4拍子、速めのテンポに軽快ノリノリ、上機嫌なメヌエット。やはりティンパニ大活躍。(5:03)
第4楽章「Finale: Allegro di molto」シンプルにムダのないフィナーレの素っ気ない。これはHaydnの個性かな?ちょっと様子見の始まりから、一気呵成に駆け抜けて終了いたしました。ラスト辺りのティンパにはなかなかの衝撃でしょう。(3:53)

OPK1006-13 Opus蔵による偉業「SPに聴くシュトラウス 20世紀前半録音集成」CD7枚より「ヨハン・シュトラウスのラッパ吹込みレコード」
J.StraussUワルツ「美しく青きドナウ」(カール・ドレッシャー/ドレッシャー楽団/1901年/2:01)/ワルツ「美しく青きドナウ」(レオポルド・ストコフスキー/フィラデルフィア管弦楽団/1919年/4:52)/ワルツ「芸術家の生活」(ヨーゼフ・ホルツァー/大オデオン管弦楽団/1910年/7:25)/ワルツ「ウィーンの森の物語」(ウィレム・メンゲルベルク/ニューヨーク・フィル/1923年/4:33)/ワルツ「千夜一夜物語」(フレデリック・ストック/シカゴ交響楽団/1917年/4:20)/ワルツ「南国のバラ」(プリンス-ハイドン管弦楽団/1914年/4:14)/ワルツ「ウィーンの森の物語」(マーセラ・ゼンブリッヒ(s)/1905年/4:29)/ワルツ「春の声」(マリア・バリエントス(s)/1917年/4:10)/喜歌劇「こうもり」〜侯爵様(マリア・イヴォーギュン(s)/1924年/3:40)/喜歌劇「こうもり」〜チャールダシュ(ゼルマ・クルツ(s)/1911年?/3:40)/喜歌劇「女王のレースのハンカチーフ」〜ワルツ(カール・マイスター(t)/ピアノ伴奏/1906年/2:59)/ワルツ「美しく青きドナウ」(ウルタード・ブラザース・マリンバ・バンド/1916年/4:23)/ワルツ「春の声」(アルフレッド・グリュンフェルト(p)/1913年/3:54)/ワルツ「美しく青きドナウ」(ロジャース/ビクター・ダンス楽団(ブラス)/1909年/2:49)/ワルツ「南国のバラ」(アーサー・プライヤー・バンド(ブラス)/1913年/4:18)/ワルツ「芸術家の生活」(ダヨス・ベラ楽団/1922年/3:37)/「宝のワルツ」(マレーク・ウェーバー楽団/1921年/3:38)/「皇帝円舞曲」(シュテルン/ベルリン・アドロンホテル楽団/1921年/3:44)・・・100年以上前に録音された記録がこうして現代に聴けるのは奇跡でしょう。ストコフスキーとかメンゲルベルク、フレデリック・ストックなど著名な指揮者の記録もあるけれど、他の演奏家情報は詳細調べる意欲もありません。電気吹き込みの前、ラッパからダイレクト・カッティングする録音方法だから、音質は想像通り。編成はその録音に嵌るよう改変をされていることでしょう。テンポは収録時間により制限されております。馴染みのステキな旋律ばかり、それでも当時からいかにウィンナ・ワルツが人気があって愛されていたか想像できるようなワクワク感に充ちておりました。
「春の声」の声楽版は現在でも聴けるけれど「ウィーンの森の物語」のソプラノ歌唱は初めて耳にしました。資料的価値と云えばそのとおりだけど、馴染みの旋律が当時の空気に乗って流れる感動を噛み締めておりました。とくに気に入ったのは喜歌劇「こうもり」〜侯爵様(マリア・イヴォーギュン(s)/1924年/3:40)かなり大胆にテンポは揺れてタメはたっぷり、超絶コロラトゥーラの技巧最高、可愛い色気は21世紀に現役でした。もちろん合唱は入りません。ピアノ版の「春の声」も小粋、マリンバは珍しいですよね。ブラス版はとっても健全な感じ。


2025年11月某日/ 隠居生活もやや馴染みつつある日々

11月がやってきて2025年もあとニヶ月。昨日は予報通り朝から薄ら寒い小雨、フロの残り湯があったのでシーツなど洗濯して室内干しいたしました。婆さん(95歳)をデイサービスに送り出して、週末は弟宅に過ごすから、女房殿は平日介護生活を終えて朝、早々に帰宅してきました。自分はゴミ出しして、いつも通りのストレッチとYouTubeエアロビクス10分弱ほど実施、前日はまずまず眠れたほう。あとは終日雨模様の天気に引き隠りました。今朝の体重は66.45kg、これは一ヶ月前と同じ。
明日より博多へ大学OB会〜唐津くんちへ(+見舞い)

日々気温は下がって、婆さんはホットカーペットが欲しいとのこと。我が家には20年もののホットカーペットが2枚存在して、稼働率は少ないので一枚上げたら、との助言も新しいのを買ってあげたいとの意向。ネットを見たら人民中国製2畳だったら伍千圓くらいのがありますよ。一般には壱萬圓ほど?でも95歳の婆さんはPanasonicが良い!国産に限るとの希望、結局弐萬圓以上のを注文しました。65歳孤高を守っている爺友が居酒屋に「酒は一番高いものから注文する」行為と似ているのか、高ければ間違いない!自分は安くて、そこそこに実用的なもので充分と思います。
昨日付で伊東市の田久保市長ようやく失職へ。12月のボーナスは出ないそう。さて、市長選には再出馬するんでしょうか、熱心なスポンサーがいるのかな?

Charles Munch(1891-1968仏蘭西)Mozart ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466(ジャン・ドワイアン(p))/Debussy交響的素描「海」/Ravel ラ・ヴァルス/左手のためのピアノ協奏曲(ジャック・フェヴリエ(p))〜シャルル・ミュンシュ/パリ音楽院管弦楽団(1941-42年)・・・Jean Doyen(1907-1982仏蘭西)やJacques Fevrier(1900-1979仏蘭西)など往年の仏蘭西のピアニストの雰囲気を味わうのならまだしも、若い頃のCharles Munch(1891-1968仏蘭西)による仏蘭西を代表する名曲、わざわざ太古戦前の録音で確認する必要があるだろうか・・・ちょっと悩みながら結果的に想像よりずっと良心的な音質を愉しみました。彼のEMI音源をまとめてネットより入手して、嗚呼なんとか聴いてあげなくっちゃ、そんな悩みも贅沢なヲタク趣味でしょう。
Mozart作品中屈指の浪漫的劇性に溢れた名曲、ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466はSP時代より幻の名演!と珍重された音源なんだとか?仏蘭西らしい軽さと流れの良さはあって、両端楽章のカデンツァは思いっきり華やかに雄弁。(誰のものか知識が薄いのでわからない)「Allegro」(11:42)「Romance」(9:12)「Rondo: Allegro assai」(7:20)
「海」(8:39-5:49-8:05)「ラ・ヴァルス」(11:20)も彼らしい直截にストレート、勢いある表現、戦前のパリ音楽院管弦楽団は細身の淡いサウンドに華やかだけど、後年ボストン交響楽団との録音条件が整った音源があります。あちらはオーケストラもぐっと上手いし、ま、一応聴いておきました的不遜なリスナーをお許しください。
「左手」はピアノもオーケストラも思いっきり雰囲気たっぷり、重厚かつセクシーな作品を堪能できました。この組み合わせは1937年初めて「完全な形」で演奏された、そんなネット記事を拝見いたしました。大昔だけどジャック・フェヴリエのライヴFM放送を聴いた記憶があって、力みのない淡々としたタッチが詩情豊かに響くのに驚いた記憶がありました。(19:23)

Opus VX-186Dvora’k 交響曲第8番ト長調〜ズデニェク・コシュラー/スロヴァキア・フィル(1977年)・・・Zdenek Kosler(1928-1995捷克)が1970年代に録音した交響曲全集より。かつてBrilliantからCD化された全集の第8番はメニューインの音源に差し替わっていて、第9番とともにCD入手困難な音源でした。久々の拝聴は記憶より音質はずっと良好。スロヴァキア・フィル(ブラティスラヴァ)はグラマラスではないけれど、素朴に質実なサウンドは胸に染みるように、たっぷり懐かしい味わいでした。コシュラーの表現は特異な個性を表出させる方向に非ず、誠実に旋律を歌わせて力みは感じられないもの。
第1楽章「Allegro con brio」は冒頭の弦も管もしみじみと響いて、メロディ・メーカーの面目躍如、快活に楷書の表現。颯爽としたキレはないけれど、オーケストラは滋味深い味わいのあるもの。(9:58)
第2楽章「Adagio」楚々として素朴な節回しが胸を打つ誠実な緩徐楽章。途中の金管の盛り上がりも爽やかでした。(12:07)
第3楽章「Allegretto grazioso - Molto vivace」ここが泣ける「スラヴ舞曲風」哀愁の旋律。最高。(6:36)
第4楽章「Allegro ma non troppo」冒頭のトランペットも力強く、チェロも味わい深く、フルートの難所もまずまず無難に切り抜けました。熱気とパワーには少々足りないかも知れないけれど、金管炸裂も渾身、無機的には響かぬ味わいでした。(10:44)

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