2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
異様に長い、最終出勤は遠い日に感じられる引退初月は本日にて終了します。有休消化中、建前的には未だサラリーマンの身分。規則正しい生活、毎日鍛錬を欠かさず、三度目のワクチン接種も済ませて感染忌避、洗濯と調理、転居準備に勤しんだ一ヶ月。昨日も朝一番に市立体育館へ、ストレッチ、筋トレ控えめ5種+トレッドミルはジョギングスピード15分をこなして、今朝の体重は67.8kg!+600gなに喰ったっけ?とうとう66kg台に戻せません。本日は鍛錬お休みの日。そして朝日新聞解約本日ラスト。熟読いたしました。
キャンペーンとやら?無料で割り当たった専用機種スマホTone e20は、きっと一斉機種変更時に残った在庫処分だったのでしょう。スペックなどいっさい理解しない自分にはこれで充分、一年使ってみて、それなり慣れてきたと思いますよ。唯一Googleカレンダーがパソコンで更新したものはスマホ側に反映するけれど、スマホ側で更新したらパソコンに反映しないのが謎?いろいろ試して、ネットを調べてもわからない。ま、スケジュールなんてほとんど関係ない身分だから困らないけれど。
あと、バッテリーの減りが早いような気が・・・ま、マメに充電すれば良いだけだけ。もともとバッテリーが小さいのか、なんかアプリの使い方がヘンなのか、それはわかりません。これを世間では情弱と呼ぶそうな。
Wagner 楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」「魔法の火の音楽」/楽劇「ラインの黄金」より「ワルハラへの入城」/楽劇「神々の黄昏」より「夜明けとジークフリートの旅立ち」「ジークフリートの葬送行進曲」〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団(1962年リリース)・・・11年前に類似収録音源へのコメント有。お気に入りはほんのこども時代からのジョージ・セルの刷り込み、ここ最近 ”亜米利加のWagnerはあかんな”みたいな、ノーミソ硬い思い込みに至ったのはジョアン・ファレッタ/バッファロー・フィル(2017年)辺りにガッカリしてから?こちら昔馴染みの演奏、明るくもパワフルに金管鳴り渡って重量級ストレート系演奏、音質状態(印象)は改善され、爽快勇壮な旋律をたっぷり堪能いたしました。上手いオーケストラですよ。この辺りの世代は皆、若い頃オペラハウスで鍛えた人、全体の流れドラマの全容を身体で理解しているのでしょう。4:38-8:26-6:19-10:46-8:21。せっかく時間ができたことだし、久々「リング」全曲拝聴にトライしたいところ。
Malher 大地の歌〜オイゲン・ヨッフム/コンセルトヘボウ管弦楽団/エルンスト・ヘフリガー(t)/ナン・メリマン(ms)(1963年)・・・これはエドゥアル・ファン・ベイヌムの1956年録音とオーケストラ声楽陣とも同じ。昔よう聴いていたパブリックドメイン、いつもでも聴けるワイと油断して、久々の拝聴でした。ヨッフムのMahler正規録音はこれだけ?カール・ベーム辺りもそうだけどBrucknerの人なんでしょう。例の如しテンション高く煽ったような表現はMahlerによく似合う。ヘフリガーの生真面目な歌唱はいつも通り、記憶通り、Nan Merriman(1920-?亜米利加)の暗い声も堂々としたもの。言葉の壁乗り越え、東洋的な旋律、情感諦観がストレートに自分の胸に染み入る数少ない声楽作品であります。8:51-8:50-3:11-6:29-4:29-26:54。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
連日ひどい洟水痰の絡みに苦しんで、夜半に服薬しに起き出して朝やや寝坊。メンドーでも蒸気の出る吸入器を使ったほうがよろしいかも、そろそろ通年のアレルギー症状に+春の花粉も飛び始めます。”エエ加減コロナ感染者数を追いかけるのは止めませんか”と云う声をよく見掛けるけれど、おそらくは診断された以上に感染者は存在して、自覚症状重症軽症含め種々あっても家族揃って難渋苦渋生活もリアルな実態。一定の比率で重症化される方、そして他の病の対応ができなくなったり、挙げ句医療関係者にあらぬ恨みを抱く困った行動も出ております。
こちらいつもどおりの生活、朝一番に「音楽日誌」更新、【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済ませて、市立体育館トレーニングルームに一番乗りを競いました。入念なるストレッチスクワット+筋トレマシン7種+エアロバイク15分有酸素運動クリア、なかやまきんに君じゃないので負荷は知れていて、体調を整える程度、食事もプロテインとかとくに意識しておりません。今朝は67.2kg▲100g。
昨夜外食しようと出掛けたら、いつもの居酒屋はお休み、”まんぼう”絡みと思うけれど、大将には持病があるし、先日目眩がどーのとか体調を崩した話題も出ましたっけ。鮮度の良い魚がウリだから、中途半端に営業制限されれば致命的なロス=損失が出るのかも知れません。
仕方がないので、新たにオープンしたホルモン焼肉屋に入ってみました。肉は滅多に喰わんのですよ。これがタイムサービス酒類激安+安いホルモンばかり、その注文方法が今時というか良うできておりました。その席のQRコードを読み込むとスマホにメニューが現れて、注文を確定させると、あっという間に出てきました。締めも画面上、激安ほとんど昼食レベルの支払い。なんか進化してますね、スマホ音痴な自分でも対応可能だったから、若い世代にはなんの問題もないでしょう。今朝、居酒屋へのウォーキング含め両太ももパンパン状態。これより動き控えめにトレーニングは継続いたしましょう。女房殿は昨日本日と連続ランチお別れ会。
Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ヤッシャ・ハイフェッツ(v)/シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1955年)・・・一定の世代以上なら誰でも知っている鉄板演奏。この時期にして音質も極上。さらさらと速めのテンポ、プレーンなソーダ水みたいに爽やかな演奏でした。この作品は傑作揃いBeeやん中もっともお気に入り(ちなみに2曲のロマンスも)優しい風情がステキです。 20:39-8:45-8:22。
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜フランス・ブリュッヘン/18世紀オーケストラ(1987年ライヴ)・・・第1楽章「Allegro con brio」から素朴に明るい音色、弾むテンションとエネルギーに充ちた最高の演奏。フルートの丸っこい音色、粗野なトランペット、ホルン、アクセント強く叩きつけるティンパニは迫力充分。第2楽章「葬送行進曲」は急ぎ足ににスタッカート気味、さっくりとした歩みは旧態浪漫とは別世界に軽快なもの。第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」の叩きつけるような躍動!ここは蒸気機関車の疾走を連想させました。終楽章「Finale: Allegro molto」は練り上げられザラリとした触感の弦が味わい深い変奏曲。そしてフルートが高らかに雄弁!けっこうテンポは動いても浪漫系の演奏のような物々しさがない。18:22-13:12-5:36-12:06。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
完全引退してわずか3週間が経過した終末、毎日規則正しい生活に市立体育館やら、料理洗濯に勤しんでおります。音楽をたくさん聴く時間もできたけれど、なにかと忙しい合間を縫って集中するからこその愉しい音楽、なかなか人生は難しいもの。
昨日はやや寝坊して朝10番くらいにトレーニングルームに突入、坂道徒歩10分ほどの途上両膝の調子がよろしいことを自覚、毎日出会うリハビリ爺さんは既に鍛錬途中、エアロバイクの後、筋トレを加えていることを初めて知りました。きっと病の前はスポーツマンだったのでしょう。その真摯な姿勢・意欲に学びたいもの。食材に不足があったので帰り、ディスカウントストアに寄りました。彼(か)の地へ思いを馳せて国産に非ず、阿弗利加産キウイを悩んだ挙げ句入手。さてどんな味なのか。
今朝の体重は67.3kg▲100g。高めずっと安定中。女房殿は某ボランティア絡みランチお別れ会連続、本日は隣町の知り合いにご招待されております。自分は既に昨年のうちに済ませておりました。
埼玉県の事件により鈴木純一医師が亡くなったのは痛恨。命の重さは同じだけれど、これは二重三重に社会的な損失ですよ。地域の訪問医療に精力的に尽力され、昨今のコロナ騒動でも通常の業務時間以降に訪問活動を続けていたんだそう。なにかと不条理な事件が続いて不安な世情に胸が痛みますよ。趨勢として犯罪件数は減っているらしいけれど、大阪新地の火事とか、あちこち隠れていそうな児童虐待とか、なにか劇的に異様な犯罪は最近際立っております。
Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜オイゲン・ヨッフム/ハンブルク州立フィル(1949年)・・・歴史的音源を巡って揺れ動く自分。ヨッフムの第8番なら正規ライヴ含めていったいいくつのあるの?もっと音質状態よろしい音源ごろごろして、わざわざ47歳壮年の記録を今更とは思うけれど、音質良好解像度も高い。例のやや前のめりな推進力も若々しくパワフル、力みのない流れ、テンポの自然な揺れも爽やかに、ウキウキと好ましく受け止めました。後年の演奏より全体に軽快な感じ。第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」辺り、躍動する勢いを感じさせますね。ハンブルクのオペラハウスのオーケストラもド・シロウトがイメージするところの質実に温かい独逸の音、第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend」は表情豊かに神々しい。終楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」の自信に溢れたテンポの揺れ、疾走も情熱いっぱいに決まっておりました。15:06-13:56-30:36-23:01。
ハンブルク州立フィルのBrucknerと云えば交響曲第9番ニ短調〜ヨゼフ・カイルベルト/ハンブルク州立フィル(1956年)・・・10年以上前CDを手放して以来久々の拝聴でした。この時期にしてちゃんとしたステレオ録音、懐かしいなんとも無骨なイン・テンポを基調として重心低く、安易に走らない。金管の深く重い音色がBrucknerに似合う、そう感じるのも、この作品の刷り込みはこの録音でした。終楽章ラストのホルンは神の木霊でっせ。23:19-10:58-22:22。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
ワクチン接種後すぐに動いたためか体調いまいち、早々に就寝して夜中1時、朝5時前二度途中覚醒、寝坊しました。今朝微熱もなく体調は戻っております。年金は微減して(こちら有休消化中未だ薄給は出ております)2月より種々値上げの春がやってくるそう。電車中にて理不尽な暴力事件があり、ネットを駆使した共通試験流出事件、19歳追い詰められた心情やら将来のことを憂います。皆、不安なコロナにココロを圧殺されているのでしょうか。
昨日朝一番に市立体育館へ。すると!またまた9番目/定員10名中、じつは高齢者体操倶楽部は木曜もあったのですね、火曜とはメンバーが違うのか?(婆ばかり爺さんひとりと云う構成は同じ)先生は女性でした。横で眺めていたけれど、けっこうハード、若者でも立派な鍛錬になりそうです。こちらストレッチはアキレス腱伸ばし膝のストレッチ+サイドランジ+バックランジのみ。筋トレマシン7種+エアロバイク15分。ま、ストレッチは自宅でも可能ですから(結局やっていないけど)。
自分はできるだけ強弱付けつつ毎日通うようにしているけれど、おそらくは70歳代後半?脳梗塞の後遺症と思われる杖をついた爺さんが毎朝、しっかりエアロバイク30分以上継続しております。おそらく強度は抑えめ、リハビリを意識されているのでしょう。その意志の強さに頭が下がる思い。こちら後輩も負けられませんよ。昼夜と料理を仕立てて、冷蔵庫の在庫食材をネットから検索してレシピを工夫、薄味に仕立てました。料理にはかなり自信出てきました。今朝の体重は67.4kg▲300g。
もうぼちぼち20年ほど前、息子が大学に行って自宅より出てから、まず冷蔵庫からジュースが消えました。菓子も減ったけれど、お仕事の関係で女房殿が好きそうなサンプルを持ち帰ったり、職場の連中からおみやげをいただいて、それはつい先日迄途切れることなく続いておりました。初老夫婦のみの生活には菓子はあまり必要ないもの。
お仕事引退後菓子置き場はすっからかんに、一週間ほどで在庫は尽きました。年末職場お別れ会プレゼントにいただいたドンキ特大柿の種ポットも底が見えました。週に一回ほど、ディスカウントストアにてWシュークリームを入手(税込み100円未満)これを半分にして珈琲に入れて喫するくらい。なんか寂しい風景。
今朝は大型ごみの日。ほとんど使わなかった10年もの空気清浄機を処分いたしました。
Chopin ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調(1962年)/練習曲ハ短調 作品10-12/嬰ハ短調 作品25-7/スケルツォ第1番ロ短調 作品20(1963年)/Rachmaninov 練習曲「音の絵画」ハ長調 作品33-2/変ホ長調 作品39-5(1962年)〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)・・・Vladimir Horowitz(1903ー1989烏克蘭→亜米利加)のモノラル時代、ステレオ初期音源はパブリック・ドメインに至ってネットよりほとんど入手可能です。ほとんど魔法のような妖気漂う美音に流麗なテクニック、最晩年の”老残”(失礼)に非ず、Chopinの名旋律は病みつきになるほどの濃密な魅惑に溢れます。一聴、この人!と理解できる明確な個性、若い人を応援してあげなくっちゃ、そう思うけれど、時代が違うのかな。後ろ向きな音楽拝聴になりがちです。
Mahler さすらう若人の歌/「こどもの不思議な角笛」より「ラインの伝説」「だれがこの歌を作ったのだろう」/リュッケルト歌曲集〜フレデリカ・フォン・シュターデ(ms)/アンドルー・デイヴィス/ロンドン・フィル(録音情報詳細不明)・・・これはSONY録音のはず、あちこち交響曲の埋草に使われた不遇な音源はこれがオリジナル収録でしょう。音質極上。Frederica von Stade(1945-亜米利加)は(ルッキズムと叱られてしまいそうだけど)女優の高島礼子さんを彷彿とさせる別嬪はん、"琥珀色のラヴリーヴォイス"との少々クサいキャッチコピーと記憶して、なかなか言い得て妙だと思います。絶叫や甲高く強靭な歌唱とは無縁のデリケートなニョアンスと味わい、Mahlerの美しい旋律は浮き立って、聴き手の心を妖しく擽る歌声でした。アンドルー・デイヴィスの伴奏も入念なもの。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
感染やら濃厚接触待機で消防署が機能しなくなったり、学校給食が出なくなったり、全国あちこちいろいろタイヘンみたい。日本ではコロナ・ワクチン3回目接種率わずか2-3%(全人口比)とか、政府の動きの鈍さ+世の中にはワクチンに対する懐疑的な思い(副作用や効果)もあるのですね。自分はその貴重な体験をさせていただきました。昨日昼くらいが接種した左腕肩辺り痛みのピーク、夕方にはかなり和らいだので市立体育館を目指しました。念のための事前検温は36.7度、一般には平熱とされるけど、自分は通常36.0度ほど、実は微熱状態。
昨年2021年7月末の二度目接種後、不整脈が出て大学病院に検査を受けたものです。(のちに無罪放免釈放)前日ストレッチができなかったのが無念、ちゃんと通常通りこなして、ダンベルスクワットは一回り小さいもの、筋トレはわずか4種に控えめ。トレッドミルはほんのウォーキング程度15分で締め括り。帰宅して夕飯を作って喰って風呂入って一休みしたら・・・モウレツな頭痛有、鎮痛剤(ロキソニン)服薬しました。ちょっと動き出すのが早過ぎたかも。今朝は接種あとの痛みも含め完全快復済。今朝の体重は67.7kg+300g。
転居に向けて断捨離継続、小さめのSHARP製液晶モニター廃棄を決意。まだ使える、使う可能性もある、でも10年放置は決断対象でしょう。これは処理回収扱いが難しそうです。
ヲタク趣味だけど、一ヶ月ほど前にネットより入手した某音源ファイルが探せない・・・たしかに内容点検整理してDVDに焼き込んで情報ラベルを印刷した記憶もあるのに、いったいどこにまぎれこんだのか。3日ほど悩んでとうとう発見しました。アホみたい、たくさん音源集めた挙げ句、どこかに紛れ込んだり、完全失念してダブリ入手したり、こんなんではあきまへんな。
Mendelssohn ヴァイオリン協奏曲ホ短調(キリル・コンドラシン/ソヴィエット国立交響楽団1949年)/Bruch ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調(イーゴリ・オイストラフ(v)/ダヴィド・オイストラフ/ロイヤル・フィル1961年)/Glaznov ヴァイオリン協奏曲イ短調(キリル・コンドラシン/ソヴィエット国立交響楽団1948?47年)〜ダヴィッド・オイストラフ(v)・・・Davio Oistrakh(1908-1974烏克蘭)のMendelssohnはありそうでない、調べてみてもこの1949年太古録音だけかも。幸いGlazunov含めびっくりするほど良好な音質でした。屈託のないたっぷり艷やか豊満な音色、余裕の技巧の冴えに神経質の欠片も感じさせない。甘く切ない哀愁の旋律は瑞々しく響いて、Glazunov辺りハイフェッツの切れ味ある演奏に馴染んで、こちら悠々として美音際立ちます。ぼんやり聴いて、あとで気付いたけれどBruchは息子のソロだったのですね。先日見直したけれど、親父よりちょっぴり地味めな味わいも悪くないものです。
Brahms 交響曲第3番ヘ長調〜ハンス・ロスバウト/南西ドイツ放送交響楽団(1956年)・・・素っ気なく淡々として、青白い炎が燃える力強い演奏。音質は時代相応?やや落ちなモノラル、勢いや歌に不足はないけれど基本、飾りのないクールな表現でしょう。著名な第3楽章「Poco Areglett」は甘さ控えめに寂寥の念が深まります。硬派ゲンダイオンガクを得意としたこのオーケストラも姿を消しました。残念。10:25-8:51-5:54-8:22。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
な〜んもすることもない日々が淡々と過ぎて、引っ越しは迫ります。朝一番に市立体育館に入ったら、なんと定員10名中の10番目、ギリギリ、例の高齢者体操倶楽部にストレッチエリアは専有されておりました。仕方がないのでアキレス腱膝の屈伸+サイドランジ40回のみで筋トレマシンへ、7種各々40回。エアロバイク15分こなして終了。スクワットストレッチ15分がないと画竜点睛を欠く思い。今朝の体重は67.4kg▲100g。
あとはぐずぐず引き隠って・・・長久手市より第3回目のコロナ・ワクチン接種案内到着、行きつけの医院へ転居までに接種完了させようと幾度電話してもお話中、混んでいるのかな?それとも激安スマホ過ぎてまともに通じないのかも。夕方、女房殿に掛けてもらうと一発でつながって、すぐ来いとのこと。夕食調理途中を任せて急ぎ坂道15分ほど速歩も佳き運動です。速攻ぶすりと刺していただいて、体調はなんともないけれど、今朝左上腕部接種部分が痛いのは経験済。我が体内免疫は20%くらいに落ちていたのに、現在70%くらい迄増殖中(想像)中学生くらいの女の子が父親に連れられて接種に来ておりました。「もう一回打つんだよ」「ゲ!」などと会話しておりました。
接種直後の運動はよろしくないらしいけれど、夕方様子を見て市立体育館に向かうつもり。なんせ身体が鈍っているので。自分は気軽に馴染みの医院に向かったけれど、全国あちこちコロナ診療はもちろん、通常の医療にも甚大なる影響が出ているとのこと。番組を掛け持ちする売れっ子タレントは、誰か感染発覚すれば全員”濃厚接触者”へ。なんかエラいことになっているそう。自分には関係ない世界やけど。
朝刊に狩野舞子さん登場(ロンドン五輪銅メダリスト)高校生時代のパワハラ指導にバレーがちっとも楽しくなかった、チームに実力はあったのに二回戦で負けたのは各々自由に考えることができなかったから、と振り返っておりました。時代錯誤な”体育会系”って、未だに称賛する人がいるけれど、彼(か)の日大を連想させます。私学助成全額カットの流れらしい。
Debussy 前奏曲集第1巻/練習曲集第1部より6曲/二つのアラベスク〜イェルク・デムス(p)(1962年?)・・・Jo"rg Demus(1928ー2019墺太利)は長命を保って活躍、幾度も来日しておりました。この録音はもともとの由来が探せなくて、幾度か衣装を替えて再発売されたもの。録音情報詳細も自信がありません。この作品は異国のアルカイックというか、天才が紡ぎ出した夢の別世界な響きに充たされて大好き。音質かなり良好、安定した技巧に曖昧さはなく、デリケートなタッチに雰囲気充分、予想外の出来でした。著名な「沈める寺」はちょいと叩き過ぎ、大仰に力み過ぎ(練習曲「オクターヴのための練習曲 」も。音質印象か)。練習曲には晩年に見られた技術的な危うさもなく(難曲「八本の指のための練習曲」もみごと)弱音は美しいと感じました。アラベスクは期待通り夢見るような儚い風情でした。
Chopin 前奏曲集/前奏曲 嬰ハ短調 作品45〜ヴラド・ペルルミュテール(p)(1961年)・・・懐かしいコンサートホール・レーベル(残念かなり劣悪)録音乗り越え、雰囲気たっぷりに”聴ける”演奏。ちょっと技巧的には細部甘い感じだけど、晩年の一連の録音より上々、甘い旋律を堪能させてくださいました。35:35(一本ファイル)-3:44。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
完全引き隠りな昨日、朝一番にゴミを出しただけ。朝音楽を聴いてグズズグしていたら、女房殿に買い物先を越されてしまいました。戻って更に銀行、髪のカットにも出掛けて自分はじっとコタツにヲタクな音源ファイル点検整理ばかり。報告によると転居に伴う銀行口座の整理解約は事前ネット予約が必要なんだそう。これはセキュリティ問題?人員削減による省力化(サービス低下?)それとも解約しにくくしているのでしょうか。経理財務畑が長かった女房殿は銀行とのお付き合いも経験者、憤慨しておりました。
転居に伴うネットの契約はWebにて連絡、返答もあったけれど、これにて完了?転居した途端使えるようになっているのか不安。水道ガス電気とも女房殿がネットから解約連絡(中部電力が大苦戦したらしい)次は転居先の関電大阪ガス水道の契約が宿題、電気ガスは転居後一本化して自由化の恩恵を受けるつもり。少しは節約になるでしょうか。今朝の計量は67.5kg▲300g、寒く冷たい市立体育館へ朝一番乗りを目指しましょう。
保育所とか学校学級の閉鎖は深刻、働く若い人はタイヘンというか悲惨でしょう。世の中が回らなくなりつつあるのかも。幾度繰り返しても日本人はちゃんと自粛して、観光地や夜の街の人出は減っているとのこと。テレワークは進んでいるのでしょうか、それが叶わぬ職種や、考えも及ばぬ経営者も多いことでしょう。一部”コロナはインフルエンザや風邪と同じ”、”ワクチンは害悪”と執拗に主張する人がいても、大多数はちゃんとマスクしてますよ、先日の名古屋大阪街中を眺めても。
Sibelius 交響曲第6番ニ短調/組曲「ペレアスとメリザンド」作品64〜ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(1983年)・・・DGから新録音が出た関係で忘れられている旧録音、たしかBISの日本登場CD初期一枚3,400円ほどの贅沢品、自分は中古で少しずつ7枚分集めた記憶も鮮明です。種々Sibeliusを聴いてきて、これが自分にとって最高!骨太に颯爽とパワフルな歩み、オーケストラのザラリと粗野な響きも魅惑、ネーメ・ヤルヴィの統率は当時無名だった瑞典のオーケストラを一躍有名にしました。満点の星空に飛び立つ”銀河鉄道交響曲”、ヤワな雰囲気を重視したものに非ず、ざっくりとテンポはやや速め、表現は直截で力強いもの。8:11-6:07-3:51-9:29。「ペレアス」は劇付随音楽より8曲を組曲に仕立てたもの、金管はホルン2本のみ、小太鼓ティンパニ、トライアングルは入るけど編成小さく、全編つぶやくように涼し気寂しげな風情、静かな音楽であります。
Franck 交響詩「魔神」(ポール・シュトラウス/リェージュ管弦楽団1974年12:47)/D'indy フランスの山人の歌による交響曲(セルジュ・ボド/パリ管弦楽団1975年11:50-6:42-8:11)/Castillon ピアノ協奏曲ニ長調(ジョルジュ・プレートル/モンテカルロ・フィル1975年14:22-6:21-11:40)〜アルド・チッコリーニ(p)・・・Aldo Ciccolini(1925ー2015伊太利亜)は仏蘭西中心に活躍した往年の名ピアニスト、Franck、D'indyはクリュイタンスとの旧録音が有名、洒脱軽快な作品旋律連続、日本じゃさっぱり人気のない名曲ばかり。Alexis de Castillon(1838ー1873仏蘭西)はその名前さえ初耳でした。Allegro moderato-Molt lento-Allegro con Fuocoの三楽章、保守的だけど小粋な風情も漂うデリケートな名曲と感じました。終楽章はけっこう闊達に雄弁でしたよ。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
寒さとコロナ蔓延の日々が続きます。観光地の人出、ホテルのキャンセル、夜の街・居酒屋の苦戦が始まっているようです。以前より重症化しなくなったらしいけれど若者やこどもに多く発症して、家族でタイヘンなことになっている方も多いことでしょう。こちらは毎日変わらぬ生活、朝一番に寒さ押して市立体育館へ、昨日のご夫婦とまた一緒になりました。いつものスクワットストレッチ筋トレ+トレッドミル軽くジョギング速度15分。これはほんまにラク、あとは引き隠って居眠り三昧、音源点検整理ヲタク趣味、そして転居に向けての断捨離。お気に入りだったひょっこりひょうたん島のキャラクター、ドンガバチョ、マシンガン・ダンディ、博士も皆名残惜しく捨てました。懐かしい2000年あたり流行歌のCDも。
夜女房殿は馴染みの居酒屋に行く気満々だったけれど、みぞれ混じりの冷たい天気に外出断念。昼も夜も自分が冷蔵庫在庫でそれなり料理を仕立てました。今朝の計量は67.8kg+400g!なんじゃこりゃ。本日市立体育館はお休みの日。
ほんの些細なる佳きこと。昨年2021年後半とくに階段登り降りに右膝痛が出て苦しみました。通常歩行は問題なし。レッグ・エクステンションは毎日継続して、太もも(大腿四頭筋)は鍛えているつもりだけど、内転筋がポイントかな?そう考えてサイドランジをストレッチに加えて継続しておりました。年明けくらいから階段はまったく問題なし。古傷のある左膝はさておき、まずまず快調です。
HPプリンターは中古激安入手して5年ほど?人民中国製激安互換インクが狙い、ここしばらく不調で色の出がよろしくない。プリンターヘッドのクリーニングとか幾度もトライしたけど、黄色が不調。インクはそれなり残っているのに、インク交換警告も出ます。なんのことはない、黄色インクを交換したら復旧いたしました。きっと人民中国製激安互換インク(黄)が初期不良だったのでしょう。この数カ月の悩みはなんだったのか。
Tchaikovsky ヴァイオリン協奏曲ニ長調/Dvora'k ヴァイオリン協奏曲イ短調〜ルッジェーロ・リッチ(v)/マルコム・サージェント/ロンドン交響楽団(1961年)・・・Tchaikovskyはたっぷりの露西亜臭旋律が魅力、つい先日旧録音を愉しんだところ。新旧録音もさほどにその魅力は変わらない。(18:05-6:06-8:56)問題はDvorak、半年ほど前ようやくピアノ協奏曲ト短調の哀愁に目覚めたところ。こちらヴァイオリン協奏曲も旋律には馴染んでいるのに、どーもツマらん作品、そんな思い込みをようやく脱して、こちらも魅惑のわかりやすい世界に入り込みました。細部迄描き込んだ正確な技巧、軽快なテンポに勢いある縮緬ヴィヴラートは美しい。(10:25-11:39-10:11)英DECCA録音は現役水準、懐かしいサージェントのバックも立派です。
Bach 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001/Vitali シャコンヌ ト短調/Mozart セレナード第7番ニ長調 K.250より「ロンド」(1954年)/Bach トリオ・ソナタ ハ長調 BWV 1037*(1957年)〜イーゴリ・オイストラフ(v)/アブラム・マカロフ(p)/ダヴィッド・オイスラフ(v)*/ハンス・ピシュナー(cem)*・・・音質極上(とくに前半モノラル)完璧な技巧、父親より若干しっとりやや暗め、憂いを含んで極上の美音であります。Igor Oistrakh(1931ー2021烏克蘭)は著名な親父の影に隠れがちだけど、立派なヴァイオリニストであったことを実感できる演奏。落ち着いて安易に流さぬていねい仕上げなBach、劇的なVitaliのバランス感覚、愉悦に充ちたMozartの典雅な響き、トリオ・ソナタは華やかな親父の音色との対比が愉しめました。ピシュナーのチェンバロは昔懐かしい金属的な音色、謹厳実直なBachに非ず、優雅なしっとり風情に歌ってくださいました。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日の地震は熊本の息子のところもかなり揺れたとのこと。大きな被害はなかったのでしょうか。トンガの火山爆発のようすも少しずつ見えてきて、天変地異自然災害連続してるように見えます(熱海など一部人為要因含む)。そしてコロナの蔓延は過去最高超え、他国の情勢を後追いして、日本はその発生タイムラグを有効に使えなかったように見えます。閑話休題(それはさておき)
本日日曜だけどこちら毎日日曜。それでも規則正しい生活に昨日は朝一番【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新を済ませて、やや時間を置いて午前中市立体育館へ。いつもの我らシルバー・チームに加えて30歳台くらいのご夫婦も加わって、健康を意識されているのでしょう。いつものストレッチスクワット入念、筋トレは下半身中心に5種ほど控えめ、エアロバイク15分消化して体調を整えました。今朝、うっかり体重測定を失念しました。(トレーニング後参考記録67.4kg現状維持)女房殿は転居に向け使わぬ食器など廃棄を進めております。草臥れた家具二つ廃棄合意(安物)カーペットは3枚分買い替えはそろそろ潮時と以前より感じておりました。けっこう出費あるものですね。
カネはないけど欲しいもの。
血圧やら心電図、体温その他体調を見るためのスマートウォッチ、1,980円辺りから壱拾萬圓ほどの高級機迄ピンキリ、どれが良いのか、実用的なのかわからない、一度も使ったことがないので。先日市立体育館にてスキンヘッド強面爺さんが使っていたし、甥のお嫁さんも着用しておりました。たしか息子もアップル・ウォッチだったはず。使いこなせば有用だけど、すぐ壊れたり、放置しては意味ないけれど。
転居後に紙の新聞→ディジタル化を狙っていて、その閲覧用タブレットPCが欲しい。女房殿はスマホで大丈夫とのこと、自分はちょっと画面が小さいと感じます。これは10年ほど前に一度使ったことがあるから、雰囲気はわかりますよ。価格と最低限機能、できるだけ長持ちしそうなのを探したいけど、けっこう悩みます。なにも買わずに節約ばかりだと、興味の幅とか新たなトライヤルから縁遠くなってノーミソ弱りますから。スマホもそうだけれど、自腹で買って試して、失敗して学んでいくものですね。パソコンは歴代十数台買っているから経験値は筋金入り(ほとんど中古。ほぼ自前でOSからセットアップ)。
書籍のディジタル化は微妙やなぁ、昭和人間なので紙の書籍に愛着有、現在は読了したら処分→買い替えの連続だけど、今度の転居先はBOOK・OFFが遠いみたい。
Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜小林研一郎/アーネム・フィル(2008年)・・・この人は日本フィル、ロンドン・フィル、チェコ・フィルと交響曲全集を録音して、アーネム・フィルと数曲録音したのが一番新しいと思います。録音品質に恵まれ、ていねい入念な仕上げ、雰囲気たっぷりに作品の姿がわかりやすい演奏。第1楽章「Adagio - Allegro non troppo・・」は雄弁なメリハリ、テンポのタメも効果的によう歌って効果的と思います。でも、オーケストラが弱いなぁ、指揮者の鼓舞にオーケストラの技量がややもっさりと追いついていない。第2楽章「Allegro con grazia」は優雅に甘い旋律リズム、ここもやや雰囲気で聴かせてふわふわ腰が定まらない。ラストまでそんな感じ。「展覧会の絵」にも似たような印象がありました。21:10-8:23-9:38-11:10。
Fiala(1748-1816) 2本のホルンのための協奏曲 変ホ長調/Pokorny (1728-1794) 2本のホルンのための協奏曲へ長調/Rosetti(1750-1792) 2本のホルンのための協奏曲変イ長調〜ズディニエク&ベドジフ・ティルシャル(hr)/フランチシェク・ヴァイナル/カペラ・イストロポリターナ(1989年)・・・現在のチェコ辺り縁の作品を集めて、なんともノンビリとした風情にチェコの名手兄弟の名技が光るジミな1枚。NAXOS初期より愛聴しておりました。Franz Joseph Haydn(1732ー1809墺太利)と同世代だけど、彼の多彩な工夫に比べて類型化され、ワン・パターンかな?(ド・シロウトが云々すべきことでもないけど)
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
宮崎大分で震度5の地震発生とか、被害はいかがでしょうか。こちら寒い日々とオミクロン拡大が続きます。
昨日朝一番に引越し業者来訪、営業マンの説明は誠実爽やかに懇切丁寧、よほどの悪質業者じゃない限り、さほどに費用は変わらぬのでしょう。新婚時代中古マンションを買って引っ越し、息子が生まれてくるのを待って以来の”自腹”、転勤転居はすべて経費だったから久々というか、実質初めての自前対応。名古屋近郊→大阪郊外迄朝に出発して昼過ぎには到着、一泊しない引っ越しは初体験、鍵引き取り時間の関係で女房殿は先行出発が必要です。ぼちぼち捨てるもの(佳き機会なので大胆に処理したい)ふだん使わぬものの荷造りが始まります。電気製品や大きな家具は包んでくださるそう。当たり前か。
午前中久々の市立体育館に女房度も誘って、いつものスクワットストレッチ+筋トレ7種+トレッドミル15分、全身引き締まって脚腰の違和感は消えました。体調もすっかり快復。今朝の体重は67.4kg現状維持、そんなに喰ったっけ?
早速ネットの新規契約を申し込んだら、どーも説明の読み込みが浅かったらしくて、一旦お願いしてからキャンセルしました。まるでかつてのケータイの契約みたいにわかりにくい。(実質)〇〇円!/月とやら、その実質に至る計算やら後戻し条件が複雑怪奇理解不能(戻しは10ヶ月後とか、忘れまっせその頃)こりゃあきまへんで。再度別なところに依頼中、あとは開始日の調整のみ。現在の賃貸マンションはネット無料、継続雇用時期年収半減以下生活を支えてくださいました。
Bartok 弦楽四重奏曲第1番/第4番〜パレナン弦楽四重奏団・・・ネットより音源を入手したけれど、まともな画像さえ入手できぬ歴史的貴重盤?Bartokの弦楽四重奏曲は超・ハード、30年掛けても難解中の難解晦渋な世界になかなか(まったく)歯が立ちません。書籍によると凄い名曲!なんだそう。難行苦行に感じたShostakovichだって、いまやお気に入り。引退したいまこそじっくり作品に向き合って作品の真価を見つけたいものです。正直なところ今回は”音に出して聴いた”と云う事実のみ。
Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ヨーゼフ・シゲティ(v)/ハミルトン・ハーティ/ハレ管弦楽団(1928年)・・・ここ最近、ルッジェーロ・リッチ、ハイフェッツ、ミルシテインとヴァイオリン連続聴き。最近の若手は上手いけど線が細く個性は薄く感じるもの。これはSP時代の驚異的な音質。器用な技巧に非ずゴツゴツしたボウイング(終楽章の細かいパッセージは苦しい)心奪われるシミジミと誠実な表現、やや昔風のポルタメントも味わいのウチ。この人、現代のコンクールだったら予選落ちでしょう。20:53-8:53-7:22。
R.Strauss メタモルフォーゼン(1954年)/Stravinsky 詩篇交響楽団(1953年)〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/フランス国立放送管弦楽団・・・一連のフランス国立放送管弦楽団とのライヴは音質イマイチ、でもけっこう聴けるのが不思議です。この人はBachBeethovenから、ウィンナ・ワルツ、20世紀音楽迄レパートリーの幅が広かった人。後ろ向きに甘美な「変容」(25:50)日本の声明(しょうみょう)を連想させる「詩篇」(2:45-7:08-11:40)いずれも音質乗り越えてしっかり胸に刺さりました。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
行ってきました再びの大阪、滞在時間わずか3時間のバス往復。風強く途中三重県は雪模様、とくに帰りのバス中が冷えました。
書類ハンコ現ナマ持参してUR賃貸の契約も無事済ませました。契約書作成時間を利用して、駅前第1ビルも馴染み、親子丼490円也の関西風甘い味付け半熟具合絶品。かつて頻繁に利用したCD屋の廃業は知っていて、珈琲屋チェーン店に替わっておりました。お気に入りだったお魚絶品の店は無事生き残って、落ち着いたら訪問を決意しましたよ。残りは第3−4ビル点検やな、かつてよう通いました。帰りのバス時間迄”新梅田食道街”も確認。昼間だからほとんど営業はしていないけれど、コロナ禍乗り越え昔馴染みの店はそれなり健在のようでした。ここはチェーン店も全体個性に上手く溶け込んでおります。ド汚くて、入るのに勇気と酔いが必要だったトイレも美しく改装されておりました。
かつては自分も大阪のサラリーマンだったから、そこは守備範囲。大阪郊外に転居したら引退身分故滅多に街中には出ないけれど、いろいろ再開発中に景色は変わっても”帰ってきた”感満載。申し訳ないけれど、名古屋に戻っても”異邦人”感覚は抜けません。転居まで一ヶ月を切って本日朝一番に引越し業者来訪、見積もりと打ち合わせ。これより女房殿が使っている(美しくない)背の高い本棚の廃棄などいくつか家庭内バトルが待っております。それが終わったら市立体育館へ5日ぶりの鍛錬再開、微妙に寒気がして洟水盛大なのはアレルギーか、終日気分は優れないけれど、これは鍛えて乗り切るしかない。今朝の体重は67.4kg▲300g。バス到着が雪のため遅れ、いつもより2-3時間遅くにたっぷり夕食を摂っても、19,240歩584.3kcal消化が効いております。
昨日はほとんど音楽を聴いていないので在庫メモ放出。イヤホンは耳への負担を勘案して、移動中音楽は10年ほど前に止めました。若い世代は自分同様やがて華麗なる加齢に耳鳴り症状の発症を憂う。
Brahms 交響曲第2番ニ長調/悲劇的序曲/大学祝典序曲〜イヴァン・フィッシャー/ブダペスト・フェスティヴァル管弦楽団(2021年)・・・音質極上。デーハーから遠いしっとりしたオーケストラの質感、落ち着いた風情に歌って慌てない、重くならぬリズムはモダーンな節回し、粘着質に過ぎぬ表現はほとんど理想的。練り上げられ味わい深くも渋いサウンド、上手いオーケストラですね。噛んで含めるような第1楽章「Allegro non troppo」、第2楽章「Adagio non troppo - L'istesso tempo,ma grazioso」の粛々と落ち着いた風情最高、第3楽章「Allegretto grazioso (Quasi andantino) - Presto ma non assai - Tempo I」に於けるデリケートな揺れはかつて経験したことのない名残惜しい風情に充ちておりました。終楽章「Allegro con spirito」もぞもぞと小声でさっくりスタート、ぱーんと弾けるように走り出す晴れやかな対比、最高。(20:13-9:10-5:42-9:44)「悲劇的序曲」には力みも、叫びもない。「大学祝典序曲」はちょいとテンポ動かし過ぎかな?(13:02-10:34)
R.Strauss 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/交響詩「死と変容」〜フリッツ・ライナー/ウィーン・フィル(1956年)・・・7年ほど前に拝聴していて、英DECCA初期ステレオ録音は洞穴の残響みたいにどよんとしたもの。そして、この重さ、強面ぶりはいったいなんでしょう・・・との印象は変わらない。(14:49-23:58)Brahms ハンガリー舞曲第5番ト短調/第6番ニ長調/第7番イ長調/第19番ロ短調/第21番ホ短調/第1番ト短調/Dvorak スラヴ舞曲作品46-1番ハ長調/3番 変イ長調/8番ト短調/作品72-2番ホ短調/1番ロ長調(1960年)・・・こちらはかなり音質改善され、しかも圧巻の勢いとテンポの動かし方、重量級リズムが凄い推進力、オーケストラの艶やかな響きも最高。これは駅売海賊盤CD時代に愛聴していた演奏、ほとんどその印象と変わらない。ハンガリー舞曲は比較的拝聴機会は少なくて、その表現の濃さに作品の価値そのものを見直しました。スラヴ舞曲のほうはお気に入り、全曲は幾種も馴染んでこちらなかなかの貫禄、大きな演奏と感じたもの。哀愁郷愁のホ短調は泣かせますね。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
大阪京都往復二日間でけっこう歩いて、市立体育館は本日迄工事中、昨日は終日引き隠りゴロゴロを絵に描いたような一日。朝ストレッチのみ実施しました。女房殿は市役所に住民票取得、銀行に現ナマを引き出して、自分は本日再びの大阪へUR賃貸契約に向かいます。寒さと雪を心配しつつ、滞在わずか数時間のみ。オミクロンというのはどんな場面で感染るんでしょうか。やっぱり大人数会食?気をつけて行動いたしましょう。引越し業者をエイヤッと選定して、連絡したらなんと!転居予定日はトラック満杯に動いてアウトとのこと。地元中小狙いも良し悪し、別なところと正式見積もり日程打ち合わせ中。
お尻だって洗ってほしい。日本が世界に誇るものづくりは生活習慣を替えて発売40周年とのこと、「ご不浄」は死語となり、トイレは快適空間となったけれど、それ以降の社会的に新たな、意欲的な開発は絶えて久しいもの。人件費が高いからだ、というのはまったくのウソ、先進国中ほとんど最下位というコラムを拝見しました。これは旧態とした産業構造、そして研究者がまともに喰っていけない大学教育の政策問題なのでしょう。”すぐ使える実用的な研究を!”という安易な発想は、社会の局面がガラリ変わってしまえば、”まったく役に立たぬ”ものに至ります。幅広い、自由な発想が必要でしょう。マネーゲームで一発大儲けする方も存在するけれど、それは社会になにも生み出さない、富の偏在に過ぎません。
残念ながら自分に富は偏在していなくて、節約と断捨離、ささやかな贅沢のみの生活が続きます。今朝の体重は67.7kg+100gも納得。
ネット検索も音楽を聴く時間もたっぷり増えた引退生活。往年の名ヴァイオリニストヨゼフ・シゲティ(Joseph Szigeti,1892-1973洪牙利)の歴史的音源がまとめてネットに出現して、試しにBrahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1945年)を久々拝聴して、少々ガッカリ、記憶より音質水準が落ちました。
彼(か)の技術的に洗練されないごつごつしたヴァイオリンはユーディ・メニューインと双璧(!?)それでも妙にソソる頑固な演奏スタイルはけっこう好きでした。ムリして求めて聴かんでも良いかな?なんて迷いつつ、次のBeethoven ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調(ミエチスラフ・ホルショルフスキー(p)1953年)が絶品!なんとも作品旋律が誠実に響いてわかりやすい。更にBrahms ピアノ三重奏曲第2番ハ長調(パブロ・カザルス(vc)/マイラ・ヘス(p)1952年/10:12-8:50-5:17-6:42 )/Brahms ピアノ四重奏曲第3番ハ短調(ミルトン・ケイティムス(va)/ポール・トルトゥリエ(vc)/マイラ・ヘス(p)1952年/10:57-4:23-10:32-11:25)/Lalo 朝の歌(アンドール・ファルカシュ(p)1941年/2:25)を続けて聴いたら、これも胸騒ぎのするような無骨な演奏が作品旋律に似合ってけっこう胸にアツく響きます。シゲティの本旨は室内楽に有、と見ました。歴史的録音も是々非々ですね。
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜小林 研一郎/ハンガリー国立交響楽団(1992年ライヴ)・・・小林さんは1940年福島県生まれだからもう80歳を超えての現役かと。熱狂的なファンも数多い、東欧でも大人気、ありそうで揃っていないMahler全曲録音、たしかこれが一番最初の録音だったと記憶します。カスタマーの評価を伺うと”コバケンにしてはややおとなしい・・・”とのこと。自分は誠実にメリハリある立派な演奏と聴きました。オーケストラの技量も上質、青春の胸の痛み満載の名曲を堪能させてくださいました。きっと後年の再録音はもっと燃えるような盛り上がりなのでしょう。16:17-8:41-11:33-22:02。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
この時期、当たり前の寒さとコロナ感染拡大が続いております。重症者は第5波の1/10とか(軽症でもけっこうタイヘンらしいけど)ウィルスの拡散は5日で1/10とか?いろいろ諸説出てきて、後遺症など未だわからぬことも多い。”まんぼう”はこれから3週程度、自分の引越し準備と重なります。閑話休題(それはさておき)
行ってきました。大阪へUR賃貸の契約、そして京都にて甥夫婦と”引退記念”呑み会、一泊二日小旅行たっぷり堪能してきました。まずは失敗談から。
女房殿と二人、時間はたっぷりあるから経費節約にバス利用、名古屋より徐々に西に進むにつれ土地勘が戻ります。若い頃幾度走った高速道路、到着した梅北エリアは(未だ再開発途上)浦島太郎状態、しばらく歩いて駅前に到着してようやく自分の位置関係を理解しました。UR梅田オフィスの場所は電話して案内を請うたら、大きな郵便局もなくなって別途ビル建築中、その向かいのタワービルに到着して大失敗を自覚、事前電話確認は曖昧、仮契約は本人確認さえできればOK、本契約には住民票(これは納得)そして給与証明みたいなもの?自分は無職無収入に至るから預貯金の証明書または一年分の家賃が必要になる。てっきり仮契約して必要書類は郵送、期日迄に必要経費を振り込めばOKと思ったら大間違い!本人が書類も現金も持参が必須とのこと、さすが融通の利かぬサービスよろしくないお役所の流れを汲む組織、家賃払いにカードは不可とは伺っておりました。
FPである女房殿はいろいろ不満顔、それを制して再訪問を決意、数日後必要書類と現ナマ持参して契約完了させましょう。日帰り往復バスはシルバー割2,600円也、エエじゃないのどーせヒマな身分だし。心配なのはオミクロンのみ。
失敗その2。いちおう転居日仮契約はできたので、帰りのバス中より”引越し見積もりサイト”とやらに必要事項書き込んで送付、その途端!7メーカーから電話の嵐(メールも有)”バス中なので後ほど”対応に追わて、急ぎ過ぎあわて過ぎを自覚。繁忙期に入る3月より前、しかも平日狙って、きっと引越し業者もヒマなのでしょう。本日明日中に業者は決めましょう。地元の無名なところを狙うつもり。
佳きこと。
梅田駅前の景色はかなり変わっても、勝手知ったる駅前第2ビルの地下には安くて美味しい店がたくさん・・・大阪って物価安いですよ。天丼530円は美味。コロナでも昼間のオフィス街の人出はあまり変わらぬ印象、化粧の濃い、デーハーなファッションが多いのも馴染み。そしてマスク着用100%。そのままJR環状線で京橋へ、向かいのホームにQBハウスがあるのは知っていて、平日の昼でしょ?待ち時間なしで短く刈っていただきました。
京橋より京都目指して懐かしい京阪特急へ。若き日、15年ほど沿線に住まって懐かしいところ、通過する駅各々のホームはそのままのようでもあり、駅前風景は再開発されて変わっていることでしょう。当たり前だけど、周りの会話すべて関西弁でっせ。テレビカーは既になく、アクの強い車掌のアナウンスは中川家弟のモノマネそのもの、感慨深いもの。短い旅気分に浸りました。
京阪三条より地下鉄に乗り換えて二条着、二条駅付近もかつてお仕事関係に数度訪れて馴染み、シーズン・オフに激安ホテルは新しく美しく大浴場も快適、朝食もゴージャス、女房殿はご満悦。ご近所に予約した(オシャレな)呑み屋に合流した(大学の後輩である)甥夫婦は仲良し、”未だに試験に大苦戦する夢を見る”話題に大盛りあがり!料理はたいした水準じゃないけれど、呑み放題含めて良心的な価格でした。
女房殿は、あんなに楽しそうにいっぱいおしゃべりする甥を初めて見た、と感激しておりました。彼の両親は既に亡く、苦労続きの人生だったんです。この日19,166歩582.1kcal消化。
翌朝、朝一番に二条城見学、大学入学の時に亡き母と正門前の高級ホテルに泊まって以来(女房殿は初体験)建築物は改修中見学不可、外から庭と建物を眺めるだけでも感無量、シーズン・オフの枯れた庭にも風情ありますよ。京都大好き。伝統の浅い現居住地とは雲泥の差でしょう(古戦場などはあるけれど)。錦天満宮にお参りして錦市場を冷やかしたあと、三条栄町イノダでたっぷりミルク砂糖入りの珈琲を満喫(ふだんはノンシュガー)これも17歳(修学旅行)以来のお気に入り、女房殿息子とも幾度訪問しておりました。老舗は時代の波にどんどん消えても、知っている店いくつか、しぶとく生き残っておりました。チェーン店とスマホの店ばかりじゃ街の景色になりませんよ。祇園さん(八坂神社)にも脚を伸ばしてちゃんとお参り済。
途中、自分が学生時代バイトした喫茶店の名前が変わっていることを発見、しかも閉店済。祇園さん前のシックなローソンは撤退してツルハドラッグへ。京都より名古屋に戻るバス乗り場は阪急・西山天王山。時間の関係からひとつ前の長岡天満宮駅前フツウのうどん屋にて、女房殿はきざみうどん←これはいかにも関西!自分は噂ばかりの初・かすうどん体験、濃厚サイコーっすよ。大阪駅前ビル地下の天丼、そしてかすうどん、安い日常食に関西美味の真髄有。25,386歩771kcal消化それでも前日来喰い過ぎ呑み過ぎ自覚。今朝は67.6kg+600g。仕方ないなぁ。両膝は鈍く痛みます。おそらく筋肉痛、幸い右膝は調子よろしく階段上り下りも平気でした。
帰宅して、朝日新聞に解約電話を入れました。これからネットの契約、楽天電気ガスを検討いたしましょう。
Bach 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004〜ルッジェーロ・リッチ(v)(1957年)・・・Ruggiero Ricci(1918ー2012亜米利加)は日本では知名度人気ともイマイチだった往年の名ヴァイオリニスト。音質良好、完璧に安定した技巧、詠嘆に揺れぬ速めのテンポ、流れの良い艷やかな音色、絶品。後年の米DECCA全曲録音よりこちらのほうが出来はよろしいかも。人類が誇る至高の名曲「シャコンヌ」はさっぱりとした語り口がむしろ説得力を増していると感じました。
Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ロンドン・フィル1952年)/Tchaikovsky ヴァオリン協奏曲ニ長調(新交響楽団1950年)〜ルッジェーロ・リッチ(v)/エイドリアン・ボウルト・・・英DECCAのモノラル録音は優秀。速めのテンポ、縮緬ヴィヴラートはハイフェッツを連想させて、ややスケールは小さく感じさせるかも。のびのびとさらりと流れるようなBeethoven(23:15-9:30-9:30)後年幾度か再録音のあるTchaikovskyの味わいも同様(16:49-6:23-9:32)細部技巧の冴えは完璧、ボウルトのサポートも盤石でした。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日津波は漁船をひっくり返したけれど、日本では幸い大きな人的被害もなく昼過ぎには警報注意報解除。正確には津波に非ず、前代未聞の火山爆発による世界的な影響なんだそう。”1,000年に一度の規模”とか、未だ現地の詳細様子はわからないらしい、この先なにかあちこち影響出るんでしょうか。そういえば昨日朝、スマホを(珍しく)開けたら”緊急災害云々”連絡ありました。熟睡して気付かなかったけど。
これより昨日こちら1,141人発生した愛知県より、3,760人コロナ感染発生過去最高を更新した大阪府へ。転居のための訪問なので仕方がない・・・けど、そのまま847名発生な京都府へ移動。これは不要不急な甥夫婦との”引退記念”、まだ飲食店酒席の営業制限はされていないようです。朝食付きホテルは激安、ほとんど朝食分のみってな感じ。温泉風大浴場付きは必須(女房殿は愉しみにしている)・・・大丈夫かいな、人の動きや様子は行ってみないとわからない。
2020年2月小松に初孫のお宮参りに行って以来の旅行、その年の5月には東京会議出張、それから在宅勤務(≒引き隠り)続いて挙句引退・・・女房殿はお嫁さんの入院で熊本に出掛けたり、毎月大阪の老母のところに通ったけれど、自分は数年ぶりの移動。こんなにオミクロンが頑張るとは・・・2月中には大阪に転居しても、当面二人目の孫に会うのは難しそうです。
三度目のワクチン接種は1月中に案内が届くとのこと、転居前かかりつけ医にぶすりと刺していただきましょう。同じファイザー製でしょうか。違うのも経験してみたいもの。昨日日曜も朝一番に市立体育館トレーニングルームへ。意外と若い人も数人、しっかりストレッチスクワット+筋トレ7種+エアロバイク15分にて締めくくりました。今朝の体重は67.0kg▲400g。これより四日間工事休館だそうです。
Liszt 巡礼の年 「オーベルマンの谷」第1年スイス(13:29)/「泉のほとりで」第1年スイス(2:59)/「婚礼」第2年イタリア(2:59)/「エステ荘の糸杉に(第1)」第3年イタリア(8:39)/「ペトラルカのソネット第123番」第3年イタリア(6:48)/「ゴンドラの漕ぎ手」第2年イタリア追加(5:00)/「カンツォーネ」第2年イタリア追加(2:39)/「タランテラ」第2年イタリア追加(8:27)〜スヴィアトスラフ・リヒテル(p)(1956年ライヴ)・・・リヒテル拝聴連続。旧ソヴィエット時代のライヴは予想通りのぱっとせん曇ったモノラル、それでもリヒテルの集中力と技巧、会場の雰囲気はしっかり伝わります(聴衆の咳もリアル)。硬質に甘い旋律は暗く深遠、ふだん苦手としてほとんど聴く機会のないLisztは静謐濃厚、時に優しく、時に強靭に響いて圧巻の説得力、ここ数日幾度繰り返して飽きない演奏でした。名演奏というのは作品の真価にに目覚めさせてくださるもの。
Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調(ヘルベルト・カラヤン/ウィーン交響楽団1962年)/Rachmaninov ピアノ協奏曲第2番(スタニスラフ・ヴィスロツキ/ワルシャワ国立フィル1959年)〜スヴィァトスラフ・リヒテル(p)・・・Tchaikovskyは12年前に言及有。Rachmaninovと併せて自分にとって鉄板演奏であります。さすがにちょっぴり音質は苦しくなったかなと感じます。リヒテルの入国との関係でベルリン・フィルに非ずウィーン交響楽団の起用とか、カラヤンのオーケストラはゴージャスにスケール大きく、なかなか他では聴けぬ厚みを誇ります。それに負けぬリヒテルのタッチは重心低く強靭に硬質、お互い一歩も引かぬ緊張感が続きました。かつてはすごく遅いテンポ!と感じたけれど、現在なら”速くはない”といったところ。22:01-6:54-7:11。Rachmaninovはもっと強烈、音質はこちらのほうがよろしいかも。ワルシャワ国立フィルは濃厚な浪漫たっぷり響いて雰囲気たっぷり、漆黒の闇に濃密、ゆったり流れる大河のように、リヒテルのピアノはまったり甘苦く、圧巻の技巧に痺れました。そして疾走する激情!エッチなホルンのヴィヴラートも最高。ピアノはベーゼンドルファーなのかな?スタンウェイにくらべてちょいとジミというか、派手さはない音色でしょう。11:10-11:54-11:40。
では行ってきます。平日旅行が叶うのは引退身分の醍醐味でしょう。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
トンガで火山爆発〜津波到来。東日本大震災の記憶は強烈、数カ所に津波警報、避難指示も出ております。お嫁さんと孫二人が滞在している天草の実家にも注意報継続中、行ったことはないけれどたしか海辺の家だったはず、大丈夫か、幼子を二人抱えての避難はタイヘンでしょう。たしかあちらの老母は施設に入っていたはず。おそらく息子より報告連絡があることでしょう。(昼過ぎにはすべての警報注意報解除)
女房殿はすっかり復活して買い物やら、眼鏡屋、自転車屋などハシゴしておりました。年季の入った自転車はもう限界とのこと、買い替えが必要でしょう。こちらは坂道が多いせいか電動アシストを多く見かけます。転居予定先は平地なのでそれは必要ないとのそう。自分は朝一番に市立体育館トレーニングルームへ、土曜の朝は寒さのせいかいつもより空いておりました。筋トレ控えめ+トレッドミル15分(これはほんまにラク。そしてけっこうそれなりの効果ありそう)ほかはノーミソ溶けそうなくらいヒマ。ヲタク趣味である溜め込んだ音源ファイル整理ばかり。洗濯料理は継続中。新しい動きは転居後検討いたしましょう。
Yahoo!のニュースばかり見ているとアホになりそう、そんな悪口を幾度も書いたけれど【難読漢字】正しく読めてる?これはなかなかよろしい感じ。概ね正解率七割くらいと思うけれど、初めて知る読み方もたくさんあって、エエ勉強でっせ。昨日出現した「生蕎麦」(きそば)「御強」(おこわ)「相伴」(しょうばん)は楽勝でした。数日前に出題された慮(おもんぱか)るは「音楽日誌」に時々使っておりました。故事に由来する諺(ことわざ)とか、美しい日本語とか、もっと国語教育に力を入れるべきでしょう。英語教育も大切だけど、母国語のまともな読み書き知識は前提でっせ。今朝の計量を失念いたしました。(朝食後、午前中鍛錬済ませて参考記録67.4kg現状維持)
Bruckner 交響曲第7番ホ長調(ハース版)〜ゲオルグ・ティントナー/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1997年録音)・・・なんと22年前のコメント有。毎月の新発売を心待ちにしてCDを買いに行った無垢な気持ちが懐かしい・・・これは脂っけが完全に抜けて心洗われるように”枯れた”演奏。楚々として清潔、あまりの力み(やる気?)のなさに呆れる方もいらっしゃることでしょう。しかし打楽器の入らぬ第2楽章「Adagio」渾身のクライマックスには胸を熱くさせる力は充分。ものものしい筋肉質ではない優しい、癒やし系Brucknerも良いものです。Bruckner交響曲中もっとも美しいと感じる第7番は、ここ最近Myスランプに陥ってさらさらと耳を流れるばかり、久々に全曲通して快く、聴き疲れしない演奏に出合いました。20:06-22:01-10:49-12:55。
Chopin チェロ・ソナタ ト短調/Debussy チェロ・ソナタ ニ短調/Faure 夢のあとに(Arr. by Pablo Casalas)/Stravinsky ロシアの歌(歌劇「マヴラ」よりarr. by Samuel Dushkin)/ディヴェルティメント(バレエ音楽「妖精の口づけ」より)/Tchaikovsky 夜想曲(Arr. by W. Fitzenhagen)/Milhaud「ブラジルへの郷愁 」より「ティジュカ」 (Arr. by T. Levy)/de Falla: 火祭の踊り(Arr. by G. Piatigorsky)/Bach 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV 1011より「サラバンド」〜ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(vc)/アレクサンダー・デデューヒン(p)(Live in Small Hall of the Moscow Tchaikovsky Conservatory, December 11 and December 15, 1960)・・・旧ソヴィエット時代のライヴ音源としてはリアルに良好な音質。ネットから入手した音源の経緯記憶なく、情報を求めても部分的にしか探せない。どなたか詳しい方の助言が欲しいところ。Mstislav Rostropovich(1927ー2007阿塞拜疆)は20世紀最高のチェリスト。質量ともに録音は大量、艶のあるテンション高揚した音色を嫌う方もいらっしゃるようだけど(下品と)完璧な技巧と幅広いレパートリーには感服するばかり。美しくも遣る瀬ないChopin、Debussyをメインに、ありきたりではない演目ノリノリの演奏並べて、これが一夜のコンサートなのでしょう(数曲抜けと類推)。ラスト、Bachで締めくくるのはチェリストの矜持。マタイ受難曲の「エリ、エリ、レマ、サバクタニ(わが神、わが神、どうして私を見捨てられたのですか)」を連想させました。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
コロナ感染激増中、入国待機10日、濃厚接触も同様の扱いに短縮とのこと。なんせどこでどう伝染るのか皆目わからないから、気の付けようがない、老人向け施設、小さいこどもが集まるところ、学校とか集団行動を取るところにクラスターが発生して、保育所が閉鎖されれば親はお仕事を休まざる得ない悲惨な状況が始まっております。今回はオリンピック(北京は知らんけど)もGo Toもないだけマシ?本日土曜、曜日感覚を失って週末を迎えました。本日明日と相変わらず寒いみたい。
昨日朝一番、雪はほとんど解けても日陰の坂道は滑ります。市立体育館へ突入したら、同好の士は同世代の女性一人のみ。二日断念したストレッチスクワット入念、筋トレ7種+エアロバイク15分は負荷をちょっぴり下げました。今朝の体重は67.4kg▲100g。抗アレルギー剤の効果もいまいち、夜半に咳き込んで睡眠不如意っぽいけど、大丈夫。女房殿は無事復活、二日後に迫った大阪〜京都への旅に間に合いました。
不動産には縁の薄い人生を送ってきて、さっさとローンを終えて全面リフォームもした中古マンションを処分したのは20世紀中(購入費用+改装費用でお隣さんが買ってくれた)両親の札幌のマンションも4−50年もの、父親が亡くなった時に相続放棄して兄に委ねました。一足先にお仕事引退した朋(ポン)友が地主の次男坊、学生時代に実家を会社組織に仕立てて不動産運用して知識は豊富。
呑み噺に”働かぬ、な〜んもせぬ地主”(≒兄への恨み)への愚痴を散々訊いて、こちらちょっぴり耳知識は増えましたよ。先日朝のワイドショー番組特集は親の負動産をどうする?空き家になった田舎の実家を地元不動産屋に見積もったら、あまりの安さに驚いて”そのまま置いておきます”→これが最悪の選択、世間知らずなんですよね。維持費税金は掛かって、やがて安いどころかまったく売れなくなる・・・だって、人口が減って需要はますます減ってますもの。
我らビンボー人は”持たざるもの”で良かった!息子にはそう言い聞かせましょう。二人目の孫が無事生まれて、それを祝って久々に、ゆっくり呑みたいもの。それもしばらく難しそうなコロナ禍真っ最中。
悩ましい歴史的音源の件、以下まとめて掲載。ネットより音源は入手しやすいものばかり。
Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調〜アルトゥール・ロジンスキー/クリーヴランド管弦楽団(1941年)・・・初演が1926年、まだほやほや湯気が立っている時期ですよ。亜米利加でも露西亜ブームだったんでしょう。ジョージ・セルの前、戦前のクリーヴランドもけっこう上手かったんですね。これは音質もかなり良好、才気煥発な若きヴィヴィッドな作品の魅力を余すところなく伝えて現役価値と聴きました、8:12-4:11-7:52-9:45。
Staravinsky 組曲「兵士の物語」/八重奏曲〜レナード・バーンスタイン/ボストン交響楽団(1947年)・・・バーンスタイン29歳の記録。お気に入り「兵士の物語」はナレーションの入らぬ短い版、これも音質は良心的なもの、起承転結のはっきりしないエピソード連続、切り詰められた編成に作品の魅力はたっぷり堪能できました。26:47-15:26。
Glinka 歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲/Bolodin 交響詩「中央アジアの高原にて」/Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」(パリ音楽院管弦楽団)/(Ravel編)組曲「展覧会の絵」(以上1953年)/Prokofieve 組曲「3つのオレンジへの恋」より行進曲(スイス・ロマンド管弦楽団1951年)〜エルネスト・アンセルメ・・・たいしたもんでっせ、この時期の英DECCAモノラル録音はクリアな音質、奥行き、解像度、低音の充実。1956年頃ステレオ初期録音よりよろしいくらい。さっぱりとした語り口、色彩感溢れる軽快(腰のない)サウンド、著名作品の魅力を甘すところなく伝えて華やか、これも現役音源でしょう。
もう一発。Bartok 管弦楽のための協奏曲〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス管弦楽団(1953年)・・・またやっちまいました。たしかこのあとステレオセッション録音は3種有。Mercuryによる期待の旧モノラル録音、これは悪い音じゃないが、わざわざ求めて聴くべき音源に非ず、ドラティの乾いて正確な演奏は後年の状態のよろしい録音を聴くべきでしょう。自分は好事家に非ず。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
全国でコロナ爆発継続中、全国あちこち大雪でタイヘンな様子はテレビで放映されておりました。お仕事完全引退一週目の朝を迎えて寒いですね、こちらも今朝窓からの景色は雪が一面に広がっております。寝込んでいた女房殿は断続的に起きだして、昼くらいからフツウに食事が摂れるようになったけれど、まだまだ本調子じゃないみたい。
朝一番に市立体育館トレーニングルームに入ろうとしたら、妙に混んでいて定員10人ぎりぎり滑り込み、コロナ禍前数回見掛けた高齢者体操サークルでした。概ね顔ぶれは知っていて、無事コロナ禍乗り越えて元気に生き延びたのですね。ストレッチ・エリア専有されて膝脚ちょっぴり屈伸、いきなり筋トレ6種こなして時間が余りました。ほぼ初めてトレッドミルを試してみましたよ。
わずか15分軽いジョギングスピードは全然ラク、うっすら汗をかいて心拍数も136迄しか上がらない、負荷にもよるけれどエアロバイクのほうがずっと効く感じ。お隣の30歳代と類推する太り過ぎ男性はわずか10分、こちらより速度が遅いのに息が上がっておりました。筋トレ後、気分転換に15分ほどのトレッドミルも締めとしてよろしいかも、今朝足腰にそれなりの疲労感有。
否応なく料理継続。冷蔵庫冷凍庫在庫を見極めて、めぼしい材料からネット検索してカンタンそうなレシピを選びました。結果二品、前日に続いて薄味に仕上げて抜群の出来!(野菜メインに食物繊維豊富)なんか自信出てきました。今朝の計量は67.5kg+300g、自分で作ったものは全部消化!の結末。但し、朝食後大量に出すもの出した自覚はあるので、きっと大丈夫。
運転免許の返上について、各地域やお仕事、個人の諸条件が勘案されるべきとの記事に感慨がありました。現在居住している名古屋圏は大都市にしては車社会であり、通勤は7:3で公共交通機関利用が少ないと伺いました。首都圏大阪周辺とは真逆らしい。既に自家用車を処分して2年ほど、これは使用頻度と経費を勘案しての判断でした。ほとんど使わぬ贅沢品。
自分は現役中も通勤徒歩10分だったし、重いものさておき日常のお買い物くらいだったら佳き運動となります。農業生産物を運搬する、なんてことも一切無縁、本格的にDIYでも始めたらホームセンターに材料買い出しも必要になるけれど、そんな趣味もありません。お気に入りの居酒屋まで徒歩25分ほど、これは酒が入るから当然歩き、帰りは時間が合えばバス使用となります。
来週正式に決める転居先は大阪郊外、義母のご近所というのが最優先、何年住まうことになるのか先は見えません。狙う場所はあまり便利のよろしいところ(駅前)に非ず、介護とか通院に必要だったら必需品としてクルマも選択肢だけど、女房殿は母親宅の駐車場問題もあって自転車(+タクシー)で充分とのこと。比較的近所に弟もおります。自分はさっさと免許返上しても大丈夫かも。
R.Strauss 4つの最後の歌 「春」「9月」「眠りにつこうとして」「夕映えの中で」(ベルリン放送交響楽団1965年)/母親の自慢話/森のしあわせ/献呈/親しき幻/東方の三博士/憩え、わが魂/わが子に/子守歌/あした/小川/ばらのリボン/冬の捧げもの(ロンドン交響楽団1968年)〜エリザベート・シュヴァルツコップ(s)/ジョージ・セル・・・ルイージ/ハルテロス(s)の歌がとても良かったので、久々に原点帰り。昔の駅売海賊盤の記憶から”表情濃い”と書いたけれど、しばらくちゃんと聴いていなかったことを反省いたしました。これが絶品!人生の黄昏を漂わせる静謐、遠く懐かしい思い出、優しく淡い情感、気品漂う歌、極限に緻密デリケートなオーケストラ、これは至福の瞬間、言葉の壁を乗り越えてしっかり心の奥底迄、サラリーマン引退を迎えた自分の心情に寄り添うもの。全編弱音に聴くのが相応しい、かなり以前の録音もとくに不足を感じさせません。
Telemann ヴィオラ協奏曲ト長調(フェードル・グルシュチェンコ (Fedor Glushchenko)/室内管弦楽団)/Reger ヴィオラ・ソロのための組曲ト短調/Hindemith ヴィオラ・ソナタ〜アナトリ・ヴェンゼガ(va)・・・ネットより入手音源、稀少盤なんだそう。詳細情報不明だけど音質良好、もちろんCD化されていないと類推されます。Anatoly Venzhegaは旧ソヴィエットのヴィオリスト、烏克蘭かも。Telemannは馴染みの作品なのに、まったり雄弁なヴィオラはセクシーなほど、バロックから程遠いスタイルに違和感バリバリ。スケール大きく美しい骨太ソロであることは間違いない。4:13-3:28-4:31。Reger、Hindemithは彼の個性に似合って凄い技巧を堪能させてくださいました。各々4:08-3:23-2:58-1:06。3:33-5:07-1:21。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
コロナ感染壱萬参阡人/日超えとか、凄いですねぇ、これは事前予想通り。ワクチン追加接種対応は遅過ぎました。発熱下痢咳味覚嗅覚異常続いても、肺炎呼吸困難がなければ”軽症”なんだそう、オミクロン侮るべからず。
女房殿は数カ月ぶりに目眩症状が出て終日寝込んでしまいました。雨は上がったけれど、冷たい風が強くて体感はかなり厳しいもの。自分は市立体育館休館日開けの平日朝一番、前日引き隠って鈍った身体をほぐすべくトレーニングルームへ入りました。前後して来訪されたのはおそらくは60−80歳代爺揃い5−6人(含むワシ)フィットネスってシルバー産業なんやな、そう実感いたします。
平日昼からだったら主婦と思しき女性も見掛けて、土日の午前には現役世代男性もちらほら、しかし平日朝一番は我ら引退男性世代の独占ですよ。きっと富裕層じゃないやろなぁ(もちろん含むワシ)そんな方たちは冷暖房空調完備大型浴場付きスポーツクラブに契約されているでしょうから。でも、シューズとかウェアとかけっこうブランド物みたいだし、スキンヘッド強面オヤジはアップルウォッチ着用しておりました。おそらく皆クルマで来ていると思います。ほとんど普段着(≒寝間着)+運動靴はFind-Out(ワークマンのPB980円也)な自分とは違います。皆高級そうな厚手タオルを使って、自分のは業者名が入った薄っぺらいもの+業務用軍手使用。
皆、思い思いに我流鍛錬を工夫しておりました(含むワシ)。寒過ぎてコ汚く設備も整っていない公的施設とは云え、こうして鍛えるというのは意識高いということ(含むワシ)ほんまに生活苦しくて一生懸命働いたり、病を得て身動きできない方々に比べればシアワセな身分ですよ。若い人(とくに女性)は土日祝日含めてほとんど見掛けません。ま、美しくない環境だからね。子育て世代もムリやろな、小さいこどもを置いて通うのは。
いったん帰宅したあと買い物に出掛けてスマホの記録によると6,654歩、202.1kcal消化とのこと。今朝の体重は67.2kg▲200g。否応なく3食とも自分が料理を仕立てて、調味料の正確な計量を意識すると味が定まる当たり前の発見がありました。
ハードな作品であるBartok ピアノ協奏曲第1番/第2番/第3番〜ゲーザ・アンダ(p)/エルネスト・ブール/南西ドイツ放送交響楽団(1957年ライヴ)を聴いて嘆息してしまいました。立派な演奏と思うし、音質だって良心的なモノラル、さほど悪いものじゃない。でもアンダのこの作品ならフリッチャイとの立派な録音があるじゃないか!市井のド・シロウト(=ワシ)はムリして求めて聴く必要はないでしょう。たくさん音源を集めること=音楽を堪能することに非ず、そんなあたりまえのことをシミジミ考えてしまいました。
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ミヒャエル・ハラス/ポーランド放送交響楽団(1993年)・・・一連のNAXOS全集より。第1楽章提示部繰り返し有。オフ・マイクに残響豊か、オーケストラの響きはやや薄くサウンドの芯は甘いけれど、雰囲気はあって誠実素直な演奏でしょう。青春の胸の痛みを感じさせるステキな旋律連続、演奏家個性より作品をしっかり味わうという意味で価値あるものと思います。16:19-7:32-10:03-19:22、「花の章」は7:24(夢見るように美しい)。
Alessandro Scarlatti(1660ー1725伊太利亜) 6つの協奏曲/第1番ヘ短調/第2番ハ短調/第3番ヘ長調/第4番ト短調/第5番ニ短調/第6番ホ長調〜イ・ムジチ(1978年)・・・いわゆる合奏協奏曲。シンプル温和な和音と旋律、かりっとして明るく整ったアンサンブル、なんともノンビリした風情が魅力なんやけど、やはりBach旋律の変化や色彩の魅力、深みを思い出せば全曲拝聴途中飽きてしまうこちら粗忽者。まだまだ修行が足りません。息子であるDomenico Scarlatti(1685-1757)の闊達なリズム感とは随分違うと感じて、これは演奏スタイルの問題かも知れません。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日は冷たい雨模様、朝一番に耳鼻科に通って抗アレルギー剤をいただいたのみ。床屋さんは断念。昼から女房殿は某ボランティア活動の辞任をお知らせに会議参加、皆さん残念がってくださったそうです。その関係もあって昼夜と自分が料理カンタンに仕上げました。料理はお仕事と同様、段取りとスピードが命。市立体育館はお休みなので完全休筋日、ストレッチも失念して、いよいよ”な〜んもしない”一日が無為無策に過ぎて、予想通りの引き隠り生活がやってきております。今朝の体重は67.4kg+200g。
COVID-19オミクロン株(2) 救世主(株)?? 福田先生の分析がなかなか説得力有。無症状の方はきっとたくさんいらっしゃって、本人は悪気なくスーパースプレッダーに、急激に広がる一因になっているのでしょう。軽症らしい(風邪の一種と考えれば症状は重い)とのことだけど、一定の割合で悪化する人もいるようだし、後遺症のことはまだわかっておりません。油断すれば社会は回らなくなることでしょう。いずれ三度目のワクチンに期待しましょう。この2年は社会のあり方を大きく変えたようです。出勤しなくなったのでマスクは久々、外出すれば必須。沖縄では濃厚接触に医療関係者が多数欠勤、医療崩壊に近いとのこと。
超ヒマな引退生活なので、本格的音源在庫点検を進めております。4−5年前は.mp3/320kbps音源が多くて、それはそれで問題ないものもあるけれど(支障なく聴ける)やはり.flacやら.ape水準を求めて整理に着手、滅多矢鱈とファイルサイズがでかい高音質ものにはあまり手を出しておりません。なんせ所詮安物オーディオ、その辺りに手を出すと泥沼に入る予感有。
Beethoven 序曲「レオノーレ」第3番(1959年/15:11)/交響曲第1番ハ長調(9:05-6:04-3:33-6:12)/第8番ヘ長調(9:41-4:03-5:09-7:11)/序曲「エグモント」(8:07)〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団(1958年)・・・これはLP時代より馴染みの音源、42ー3歳の記録は瑞々しくの残響豊かに芯のしっかりとした音質に驚きました。いつものまったりとした風情とは異なって、若き日の明るい傑作は峻厳溌剌に引き締まってキレと勢いのある力強い迫力演奏。哲学的かつ革新的なヘ長調交響曲も第1楽章「 Allegro vivace e con brio」から激烈!終楽章は少々荒っぽい(やかましい!)ほどのアツさ。トランペット高らかな序曲も同様、けっこう上手いオーケストラじゃないか。数十年ぶりの拝聴には発見がありました。
Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(1935年ハース版)〜フォルクマール・アンドレーエ/ウィーン交響楽団(1953年放送音源)・・・11年前のエエ加減なコメントが残って(←アンサンブル云々など笑止千万)久々の再聴。印象一変、なんか往年の昔の大スターみたいなマッチョな魅力、モノラルだけど、この時期の放送録音としては上々の鮮度+解像度。燃えるような快速に叩きつけるよう!一気呵成な力強い第1楽章「Introduktion: Adagio - Allegro」。第2楽章「Adagio. Sehr langsam」は詠嘆に饒舌、煽り気味にテンポは揺れて走るけれど説得力は充分でしょう。終楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」に至ってアツい爆走!この作品はBruckner中いちばんのお気に入り、ゆうゆうとイン・テンポ、遅めなのが嗜好だけど、これは真逆なスタイルを胸を熱くして堪能いたしました。18:29-14:06-14:14-21:42。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
祝日中でもコロナ感染連日8,000人超えも連休中、この先重症者の動きに注目しましょう。気分的には不安です。
世間は三連休中終えて、自分は延々と連休が続きます。(←このネタ幾度使こてんねん!)朝早いのはずっと習慣、アレクサ6時アラームも2022年ともに解除しました。グラノーラ+濃厚野菜ジュース+ヨーグルト中心の朝食は千年一日(せんねんいちじつ)の如く変わらない。朝刊も欠かさず熟読するけれど、新聞紙と広告の処理がメンドーと感じて、転居後Web拝読に変更するつもり。ま、代わり映えしない内容さておき毎朝の「音楽日誌」更新は両親の葬式(コロナ前には+旅行、現役時代出張)以外は欠かしたことはない。風呂の残り湯洗濯もほぼ毎朝の繰り返し。
現状週6回ほど、強弱付けてトレーニングに通ってストレッチはけっこう入念だけど、筋トレ+エアロバイクはほんの軽いもの、体調を整える程度。体重増減さておき、ここ数年風邪はひかなくなりましたよ、昨日も市立体育館にストレッチ+筋トレ7種のみこなして今朝の体重は67.2kg▲100g、ほとんど引き隠りですから。本日は休館日。
完全引退前後意識して始めたのは、食器洗い。調理する度、食事する度マメに洗って溜めない。あとで女房殿が水気を拭いて片付けてくれます。料理も朝昼、そして夜の頻度も増やして、もともと料理は好きだったんですよ、材料各種調味料揃えて凝った料理!に非ず、冷蔵庫など在庫にあるもの、なければ代替品で日々工夫しております。人様に見せるようなシロモノじゃないけれど所詮自分+女房殿が喰うもの、水準は徐々に上がっていると自画自賛しております。
残る課題は掃除(やらんワケでもないけど)そして断捨離かな?もっともっと身軽になりたい。そして日々新しいネタ、発見をすること。ノーミソ劣化が一番怖いので。本日の宿題は床屋さんと耳鼻科にアレルギー症状対策の処方です。
Bach オルガン協奏曲ニ短調(BWV 146, BWV 188より/クリスティーネ・ショルンスハイム(or))/ヴァイオリン協奏曲ト短調(BWV 106/カール・ズスケ(v))/オーボエ協奏曲ニ短調(BWV 35, BWV 156, BWV 1056, BWV 1059より/ブルクハルト・グレッツナー(ob))/ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060/オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV 1055/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV 1052(カール・ズスケ(v))〜マックス・ポンマー/新バッハ・コレギウム・ライプツイヒ(1985-86年)・・・モダーン楽器、素晴らしく瑞々しい残響に充たされたシアワセな、大きな演奏。音質極上。オルガン協奏曲には伴奏にオーボエが加わっております。ヴァイオリン協奏曲ト短調はゆったり優雅なスタイルも余裕、しっとり落ち着いたカール・ズスケのソロも古楽器風とは大きく異なるもの。第2楽章は短いカデンツァ、これは絶品でした。オーボエ協奏曲の第1楽章はカンタータのシンフォニア、所謂チェンバロ協奏曲第10番とされるステキな旋律、第2楽章「Aarioso」は有名なもの。オーボエ・ダモーレの低い音域、甘い音色はお気に入りです。馴染みの旋律を使用してソロ担当楽器が馴染みと変わっていたり、作品ごとに各楽章の組み合わせを工夫して愉しさ限りない再編成協奏曲でした。
Mussorgsky/Ravel 編「展覧会の絵」/歌劇「ホヴァンシチーナ」序曲/交響詩「禿山の一夜」/Rimsky-Korasakov 序曲「ロシアの謝肉祭」〜デュトワ/モントリオール交響楽団(1985年)・・・馴染みの名曲をは中庸の美を誇って、叫ばず、リキまず、細部入念に仕上げが上質素直、予想通りでしたね。正直、あまりに予定調和的であってオモロないわ!・・・とは17年ほど前の感想。現在ならこの洗練されてアクのない風情、淡い色彩もたっぷり愉しめます。「謝肉祭」は吉幾三「酒よ」旋律を引用して(ウソ)極上にデリケートな演奏でした。どれもワン・パターンというご指摘は当たっていると思うけれど、英DECCAの音質含め、これは貴重な個性と思います。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
本日成人の日。これは20歳が対象なのか、自分は地元から離れて式典には参加しておりませんでした。こちら成人式3回分以上の人生を過ごしております。若者の未来に幸あれ。
コロナ感染大爆発を横目に眺めながら、自分の生活は”へずまりゅうが顎を砕いた”話題(←これがニュースかね?)水準のオモロない日々が続きます。”まんぼう”出たところは呑み屋街閑散とか。こちら朝一番市立体育館へオジサン数人と一番乗りを競って筋トレ控えめ、エアロバイク15分はとてもツラくて残り5分に根性が必要でした。今朝、両太ももパンパン状態。昼夜と自分が料理を仕立てました。テレビ番組はほんまにオモロなくて、手応えがあったのは”ポツンと一軒家”くらいかな?72歳、重機を使わず山林開墾石段積み、手作りログ・ハウスにひとり粛々と生活を愉しむ健康健全な姿に感銘を受けました。自分はそんな気力体力根性はありまへんで、今更昔風トイレにも戻れないし。(ウォシュレット偏愛)
お仕事がディジタル化されて、ほとんどの文書メールはキーボード入力、それでもお仕事だったらメモとかけっこう必要性あっても、お休みの日に”手書きしていないなぁ”といった自覚はありました。ところが引退したら、ほんまに手書きの機会はなくなって・・・こりゃ意識してそんな機会を作らんと字が書けなくなってしまうんじゃないか(廃用性萎縮)そんな不安に襲われました。職場に捨てられていたもの流用した在宅勤務用外付けキーボードは2年ほど愛用して、昨日廃棄。自前のエルゴノミクス・タイプに変更いたしました。使えるけれど、用のないものを溜め込んでも仕方がありません。
連続睡眠不如意途中覚醒続いて、今朝の体重は67.3kg+200g。二人目の孫命名連絡有、長男同様古風な流れはむこうの爺の趣味でしょう。自分はもっとシンプルに書きやすい、読みやすいものを、とは思うけれど、命名権は両親が持ってますから。元気に育てばそれでOK。生まれたてほやほやの弟は兄とクリソツとのこと。
R.Strauss アルプス交響曲/最後の4つの歌〜ファビオ・ルイージ/シュターツカペレ・ドレスデン/アニア・ハルテロス(s)(2007年)・・・
8年ほど前に音量低く拝聴した、との記録有。今回は印象一変!クールに濡れたようなドレスデンの音色(それだけで)最高、重心低く音質良好に細部解像度クリア、アルプスの壮大なる風景が広がって作品をたっぷり堪能いたしました。この作品もお気に入りだけど、「4つの歌」は言葉の壁を乗り越えて人生の黄昏情景が広がる屈指の名曲、【♪ KechiKechi Classics ♪】に幾度も登場しております。出会いは表情濃いエリザベート・シュヴァルツコップ(←駅売海賊盤ですんまへん)、Anja Harteros (1972ー独逸)は知的にしっとりとして雄弁、いつもどおりラスト「Im Abentrot」に感極まったものです。
R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜カール・ベーム/ウィーン・フィル/ゲルハルト・ヘッツェル(v)(1976年)・・・ドレスデン、バイエルンのライヴを聴いて、こちら最晩年、ややもっさりとしてテンションも低め、恥ずかしい19年前のコメント有(←再び駅売海賊盤ですんまへん)。デーハーにゴリゴリとオーケストラをパワフルに煽って効果的、雄弁な演奏とは対局にあるような風情、これもなかなか味わい深いと感じました。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
コロナ感染は全国で8,000人超えとか、もうどこでどう伝染るかわからん状態。もう引退したお仕事関連だけど、東南アジアの食品工場がコロナ感染で操業停止、商品が入らず四苦八苦は経験済、日本でも郵便物の遅れがありました。それに類似する思わぬ”人手不足”はこれからあちこちあるかも知れません。昨夜、二人目の孫誕生(母子とも元気で退院/兄と初対面)祝杯+自分の引退記念に行きつけの居酒屋訪問して贅沢、若い人の新年会も賑やかに混んでいたけれど、この先の予約は次々とキャンセルと伺いました。一週間後の京都夜、甥夫婦との会食もぎりぎり状態かも。大阪に転居先の契約に向かうのは不要不急に非ず必要不可欠の行為、それ以外は基本”在宅”(「勤務」はなし)でも、富山に行って温泉に入りたい。
甥よりステキな夫婦グラスが届きました。
昨日もいつもどおりの土曜日。朝一番に【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新は原点回帰のつもり。昔馴染みの音源も大切に聴く決意でした。昼前に女房殿誘って寒い寒い市立体育館トレーニングルームへ、根性入れてストレッチ+筋トレマシン7種のみ。あとは自宅に隠ってネットより音源入手三昧、テレビの二時間ドラマ再放送も2-3回見たものばかりでした。今朝の計量は67.1kg前日比▲500gにはカラクリがあって、どーも胃腸の調子よろしくなく、腹痛にて目覚めて出すもの出してからの結果でした。本日も朝一番に軽く鍛えるつもり。
稲垣えみ子さんのエッセイが定期的にYahoo!に出現して、愛用してるご近所豆腐屋さんと銭湯が仕舞ってしまう”静かに崩壊していく我が世界 ご近所の『昭和』が次々に消えていく”記事に感慨有。コメントはたいてい共感に充ちて、稀に困った人も・・・”昭和とかじゃなくて、時代の流れと人口減だろう。大仰な言い種だ〜”風、ちょいと悪意を感じるものも有。新聞記者だった稲垣さんは、そんなことは百も承知で客観報道やら分析に非ず、”自分の思い”に引き寄せて書いたと思いますよ。これは”坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”、そんな方は必ずいらっしゃるものです。
読者コメントにも似たご意見があったけれど、ここは若い世代が多い若い街、ロードサイドにはチェーン店ばかり、息子夫婦が熊本に転勤する前、小松に生まれた初孫に会いにいったらアパートご近所風景がクリソツ!驚きました。一番近いお店がスギ・ドラックであることも同じ、餃子の王将もちゃんとありました。全国どこでも似たような感じなのかも。こんな画一化された未来じゃツマラんな。昭和≒ローカルな街の色なのでしょう。
Shostakovich 交響曲第10番ホ短調〜ローマン・コフマン/ボン・ベートーヴェン管弦楽団(2002年)・・・Roman Kofman(1936ー烏克蘭)がボン・ベートーヴェン管弦楽団の音楽監督を務めたのは2003ー2008年、おそらくは実演での交響曲全曲演奏が話題になったのでしょう。めったに拝聴機会のない旧都ボン歌劇場のオーケストラか。5-6年前にいくつか聴いて当時はShostakovich My混迷期だったし、オーケストラの非力さも気になって作品そのものに集中できませんでした。
今回拝聴にイメージ一新。たしかに第3楽章「Allegretto」辺り、「大地の歌」にインスパイアされたらしいホルンは”ちょっぴり弱い”(技術的な問題に非ず)印象、全体に響きはやや薄く軽量だけど、整って集中力のあるアンサンブルには艶もありました。当時の自分は長大なる第1楽章「Moderato」の暗く静かにうねうねと進むところでもうギブ・アップしてましたよ。ここの旋律の流れを理解すればあとはOK、第2楽章「Allegro」はスケルツォ、無機的モウレツな疾走に痺れて、第4楽章「Allegretto」の暗鬱な木管の掛け合いも美しい(ここも「大地の歌」の影響があるとのこと)。そして終楽章「Andante - Allegro」の軽妙かつポップなリズム、木管の剽軽な動き、わかりやすい旋律に盛り上がってみごとな作品、そして演奏でした。24:59-4:43-12:38-4:32-5:35。
Stravinsky 協奏的舞曲/協奏曲「ダンバートン・オークス」(ロバート・ハル/ロチェスター室内管弦楽団/20:26-14:36(c)1954)/弦楽四重奏のための三つの小品/コンチェルティーノ(ゴードン弦楽四重奏団/7:28-7:46(c)1947)・・・The Gordon String Quartet(Jacques Gordon, violin I/Urico Rossi, violin II/David Dawson, viola/Fritz Magg, cello)、指揮者のRobert Hullの情報はわかりません。こんな珍しい、昔の音源ネットに出現するんですね。かなり良心的な音質、演奏。この辺り、ものすごくカッコ良い!嗜好のツボどんぴしゃ、乾いた情感がクールでっせ。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
寒いですね。
最悪の時期にコロナ感染はあっという間に4,478人/日とか、沖縄1,414人は凄いよね、米軍絡みでしょうか。重症者+4人というのが救いかも、というのは言葉の綾で”コロナ軽症=重症の風邪”なんだとか、しかも後遺症のことはわかっておりません。熊本の孫のもとに旅行するのはしばらく厳しいかも。北京五輪は相当ピンチ、そもそも金満体質国威発揚のイヴェントにあまり共感できません。
本日より世間では三連休、でも自分は本日よりず〜っと連休な身分に至りました。昨日ラスト出勤は久々の職場、朝一番より全力集中して在庫データ点検対策指示メールあちこち飛ばしまくって2時半頃完了、スタッフさんに次の工程を引き継いで、更に伝票処理など済ませてお仕事終了。職場全員にメール送信、身辺整理清掃、ノートパソコン、スマホその他梱包返却済ませてご挨拶、静かに職場をあとにしました。もう二度と訪問はないと思います。サラーマン生活ラスト半日は充実して、あっけなくも淡々と過ぎ去りましたよ。
帰宅したら女房殿不在、昼食済ませて一休みしてから(気を緩めることなく)市立体育館へ。平日の昼過ぎは誰もいない、そして感染対策に開け放した窓、入り口は外と同じ気温に冷えきっても、根性入れてストレッチダンベルスクワット+筋トレ5種+エアロバイク15分こなして、いつもと代わり映えしません。さて、この先どーしたら良いのか。上記なんかオモロないなぁ、なんのオチも変化もない日々が続きそうな・・・Googleカレンダーには、この先リアルに何の予定もありませんもの。息子はボケ防止になにか考えろ、と。
夕食は女房殿が心尽くしの寿司など買ってきてくれて(予想通り)ナントカOffとか安い、不味いビール風飲料を嘆きました。引退記念にせめてちゃんとしたビールにしてくれよ・・・贅沢云ったら罰当たりそうだけど。今朝の体重は67.6kg+600g、昼夜そんなに喰ったか?
本日拝聴音楽の記録は”イマイチであった”揃い。
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/モスクワ放送交響楽団(1973年ライヴ)・・・これはたしか以前YendangClassicsというレーベルで聴いていたはず。米Pipeline原盤は放送音源と思うけれど、これはひどいバランス、奥行きなし薄っぺら、金管むき出し前面、第2楽章辺りの座席ノイズ?はまるでブート・レグっぽい。演奏は想像通り予想通りパワフルに荒っぽい、泥臭さ満載でけっこう好きですよ、でもね。せっかくの名曲をわざわざこんな音質水準で聴くのは悪趣味の極み、生来のビンボー症故、いろいろ音源を集めてきたけれど、もっとちゃんとした音質水準で日常音楽を愉しむのが王道と思います。
Mahler 交響曲第7番ホ短調〜ルイス・レーン/クリーヴランド管弦楽団(1970年ライヴ)・・・これは偉大なるジョージ・セルが亡くなった年のライヴ?音質良好、准指揮者だったLouis Lane (1923ー2016亜米利加)の珍しい記録でしょう。このオーケストラにとって演目的にも珍しかったと記憶します。クリアに洗練された濁りのない響き、かっちり整った優秀なアンサンブル、クールなバランスに優れて力強い盛り上がりも充分・・・だけど妙にオモロない、おとなしい演奏。この作品はもっと怪しいですよ。25:22-19:40-9:17-14:40-17:15(各楽章間チューニング含む)。
Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第4番 変ロ長調〜スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー/ザールブリュッケン放送交響楽団(2005年)速めのテンポ、かっちりとして引き締まった、ムダな贅肉、余情を加えぬ乾いた響き。Mr.Sの完璧なコントロールは技術的に問題はないけれど、オーケストラのサウンドがオモロくない、艶が足りないと感じます。誰でも知っている名曲は表現的にもちょいと四角四面に堅苦しいかも。8:19-7:15-3:24-5:29。11:24-9:55-5:53-6:33。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日今朝も寒さ厳しく、雪の影響から昨日昼からの来客予定もなくなって、結果的に終日在宅勤務(と云う名の待機)数件わずかなメールの処理をしたのみ。夕方、女房殿誘って市立体育館へスクワットストレッチ筋トレ7種のみ、エアロバイクはお休み。庶民の高級中華・王将にて酢豚、油淋鶏(←残念。味はイマイチ)餃子+瓶ビール一本、今朝の体重増を覚悟していたら67.0kg▲400g、二日で1kgほど戻したのは鍛錬の成果でしょうか。ドンキ柿の種特大ポットもかなり減っているのに。
ついにやってきましたコロナ感染大爆発!(予想通りオミクロンは恐ろしい増え方10日後の大阪京都行きが不安)そして”サラリーマンとしてラストの日”。定例の点検判断指示作業ラストは、自らの手でさせていただくよう周りにお願いしておきました(一応引き継ぎ済)。いつもどおりセキュリティ解除される8:30朝一番に職場に入りましょう。職場全員に私用メールとケータイ番号のお知らせ(3月5日迄は所属身分なので)ご挨拶。メールの自動転送(次担当へ)自動返送は昼から設定済。身辺整理私物持ち帰り(もうほとんどない。愛用のピュアモルトシャープペンシルとエルゴノミクスキーボードくらい)そして業務用スマホとノートパソコン(+関連アクセサリー)セキュリティカード、印鑑は東京本丸部局に送りましょう。愛用電卓も役割を終えて職場備品にお返し。
幾度も”完全引退”(正確には有休消化)に向けてノーミソ中やらGoogleカレンダー上にシミュレーションして、それはあっという間に現実となるのですね。華麗なる加齢を重ねて、時の流れは加速いたします。
Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜アダム・フィッシャー/デュッセルドルフ交響楽団/ティンデ・ザーボ(s)/ナディーン・ヴァイスマン(a)/デュッセルドルフ市楽友協会合唱団(2019年ライヴ)・・・Adam Fischer(1949ー洪牙利)はメジャーオーケストラにも頻繁に登場する人だけど、HaydnMozartもちろんBeethovenの全集も、親密なオーケストラとの関係を重視して録音を進めているように見えます。Dusseldorfer Symphonikerは1818年を起源とする伝統ある団体だけれど、録音には恵まれなかった。ここでMahler交響曲全集録音を進めたのもアダムらしい感じ。艶々流麗な響きじゃないかも知れないけれど、質実に力強いサウンドに感心いたしました。バーンスタインの熱狂に揺れ動く1987年ライヴは鉄板!しかし本来、イン・テンポを基調としてメリハリ、力感のある演奏こそ嗜好、慌てず騒がず、走らず、着実に細部ていねいに描き込んで、これぞ長く聴き続ける”復活”に相応しい完成度。長大なる名曲、声楽を伴うクライマックスに感極まって最高。20:37-9:39-10:51-5:22-20:24-14:09。
Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版全曲)〜小澤征爾/パリ管弦楽団(1972年)・・・
当時37歳、これも若手の記録也。久々の拝聴は、神経質なほど細部描き込み、緻密な集中力、オーケストラの多彩な響きは記憶通り、しかし、全体に響きが薄い?軽量?メルヘンより神経質を感じさせて、やや窮屈な印象もありました。嫌いな演奏じゃありませんよ。しかし、これより前のヴィヴィッドな勢いは徐々に削がれつつある経過のようにも思えました。音質は鮮明、EMIらしく低音不足っぽい
とは2014年の記録、今回拝聴音源は46:04一本ファイル。上記”なに云ってるんだか?”状態のコメント印象はほぼ変わらず。但し”響きが薄い?軽量?メルヘンより神経質”とはむしろ称賛されるべき個性、分厚く重苦しい”火の鳥”なんて聴きたくもない!低音云々は気にならないし、細部描き込んで、輝かしい名曲のていねい華やかな仕上げは称賛に値するでしょう。
では、行ってきます。再就職でもしない限り、これがラストの出勤となります。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
予想通りのコロナ感染不安な激増、一気に1,268人へ。このまま増え続けそう。年末年始人が動いて、医療機関が動き出せば実態が明らかになるのでしょう。北京五輪は東京五輪と似たような状況に追い込まれて+それに政治的な動きも微妙です。冷え込みはいっそう厳しく、北側のパソコン・オーディオ部屋はホットカーペットを入れても長時間は滞在できません。昨日夕方女房殿大阪よりご帰還。
お仕事は朝一番に営業実績を拾って報告したら、もうすることもなく待機のみ、それでも気分は引き締まるのがサラリーマンの性(さが)本日出勤予定だったけれど在宅勤務へ、昼からの出勤で所要をこなしましょう。在宅勤務用のノートパソコン用電源ケーブルも返却、そして明日業務用パソコン/スマホ/カード/印鑑すべて返納して存在痕跡を消します。
夕方を待ちきれず在宅勤務昼休みを利用して市立体育館へ、一週間ぶりにいつものスクワットストレッチから脚のトレーニング(レッグ・エクステンション+レッグ・プレス各々)40回よりスタート。昨年苦しかった右膝快調、まったく痛みはありません。この間の内転筋トレーニングの成果でしょう。更にレッグ・プレス、肩、胸、背筋腹筋計7種各々40回筋トレ、エアロバイク15分有酸素運動にて終了。ここのステアマスターは一年以上前に故障したっきり撤去済なのが残念。ちょっぴり昼休み押し出して帰宅、心身ともに爽快です。エエなぁ、鍛錬は!今朝の体重は67.4kg▲500g。これは身体を動かした成果との手応え有。全身快い疲労有。
ハプスブルグ帝国の音楽(1)スロヴァキア 宮廷音楽と民俗音楽 Kusser (1660-1727)「諸芸神の饗宴」ー組曲第1番ト短調 /Esterhazy (1635-1713) 「天上の音楽」ー「おお死よ」/Capricornus (1628-1665)「よき調和をはてしなく 食卓とくつろぎの音楽」-3声の第3ソナタ /Speer (1636-1707)「トルコ音楽だより1」-コサックの舞踏/ポーランドの舞踏/小僧ロンピン、旦那ゲルゲイを助け出す/ヴァラキアの舞踏/コサックの舞踏/(伝承) シュペーアの舞曲にもとづく即興 /この足で踊れたら/白き山に水は流れ/ああ山よ、山よ /山上の空気/いとしいテムロ/誰かが、わたしの黒い髪に/おやすみなさい 〜グナール・レツボール/アルス・アンティクヮ・アウストリア(2001年)・・・これは17-18世紀初頭の音楽を集めたものらしい。Kusserの組曲ト短調は弦楽4声?5楽章計10分少々の練り上げられた古楽器による典雅な響き。「おお死よ」はヤナ・パストルコヴァ(s)の清楚な歌にヴァイオリン・チェロ・オルガンが優しく絡む3:03、Capricornusの3声のソナタは起伏も少ない粛々とした8:56、これもヴァイオリン・チェロ・オルガンか、こんな音楽に心癒されます。
Speer「トルコ音楽だより1」は各曲題名がユーモラス、民謡からの作品なのか、どれも闊達なリズムを刻んだ合計12分ほど、通奏低音はリュートと類推。「小僧ロンピン、旦那ゲルゲイを助け出す」にはヤナ・パストルコヴァ(s)の歌が入ります。この旋律には古さをまったく感じさない。伝承?はライヴ収録「即興」は粗野な笛(民族楽器か)によるもの、「この足で踊れたら」以降は地元の歌の上手い人、みたいな風情に粗野に揺れる弦が絡みます。「白き山に水は流れ」の笛はオカリナみたいな音色、題名をしっかり感じさせる歌。「誰かが、わたしの黒い髪に」は妖しい歌にツンバロンが美しい、手拍子も入って加速ノリノリ。 ラスト「おやすみなさい」はセッション録音に戻って、ほとんどア・カペラの静謐清浄な世界となりました。
欧州音楽の源流のひとつみたいものでしょうか。レツボール率いる古楽器アンサンブルは熟達しております。ふだん馴染みの薄い音楽も佳きお勉強となりました。
R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/「英雄の生涯」〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1954年)・・・幾度聴いている鉄板中の鉄板演奏。もうぼちぼち70年前でっせ、高さとか自然な定位とかちょっぴり問題はあっても驚異的な音質鮮度に仰け反るばかり。ゴリゴリとした重量感、シカゴの金管の輝き、一気呵成の熱気溢れる推進力、デーハーな近代管弦楽技法の精華を余すところなく堪能させてくれる、これぞ名演!後のバレンボイムの録音も悪くはないけれど、この輝きには遠く及ばず、ジョージ・ショルティの演奏を取り出す勇気も出ません。自分にとって原点みたいな存在。
この間、音質怪しい往年のライヴ音源に嘆息することが多くて、やはり王道に状態のよろしい音楽を聴くべきと思い直したものです。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
本日よりお仕事再開、但し在宅勤務(これにてラスト)今週の営業実績評価もラスト。明日明後日と(形だけ)出勤してサラリーマン生活も終了です。お仕事ぶりを他部署よりボロカスに非難される夢を見ました。未だに年に数回、大学時代のテストやら単位が取れない夢をみるから、完全引退後もそんな悪夢は続くのでしょう。コロナは第6波の色濃い感染者増、世界各地から市中感染迄はあっという間、マスク手洗いくらいでは防げぬ人の流れはリアル、自分も気をつけなくっちゃ。昨日、市立体育館の前まで到着してお休みを認識、ご近所コンビニに弁当を買って帰りました。さすがに一週間ほどストレッチ+αくらいでは身体が鈍って、体調はよろしくない。掃除機など掛けて気分を変えて、料理して、あとは貯めに貯めた音源の整理(廃棄)など。
無為無策誰にも会わない、ドラマもなにもない正月休みは過ぎ去りました。大晦日に思いっきり美味いものを贅沢して、温泉風大浴場に通って、二人目の孫も生まれて、これ以上望むものはなにもありません。今朝の体重は67.9kg+100gは最悪、在宅勤務終了したら速攻で市立体育館へ向かいましょう。本日女房殿ご帰還、おそらく夜でしょう。
Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」/歌劇「ソロチンスクの定期市」 - 第3幕 ゴパーク/歌劇「ホヴァーンシチナ」 - 第5幕 ゴリツィンの追放(以上Rimsky-Korsakov編)/交響詩「禿山の一夜」(原典版)/組曲「展覧会の絵」(Ravel編)〜テオドレ・クチャル/ウクライナ国立交響楽団(2001年)・・・Theodore Kuchar(1963-)はニューヨーク生まれの烏克蘭系亜米利加人だったのですね。これは世間的に話題になっていないけれど、音質、オーケストラの技量、指揮者の表現統率とも驚異的な成果。アバドが好んだ粗野な「禿山」(原典版)と通常聴かれる整理された版両方収録して、これほどヴィヴィッドにオモロい演奏は聴いたことはない。爽快に色彩豊かな「展覧会の絵」はオーケストラの色気とか艶に少々不足しても、その堂々たる力強さ、スケールに感服いたしました。音質も良好。烏克蘭のオーケストラはかなりの実力派ですね。
Bottesini アレグレット・カプリッチオ・ア・ラ・ショパン*/Chopin ピアノ・トリオ ト短調〜ミハエラ・ウルスレアサ(p)/ユレク・デュバル(cb)*/ライナー・ホーネック(v)/アルト・ノラス(vc)(2010年ライヴ)・・・Mihaela Ursuleasa(1978ー2012年羅馬尼亜)佳人薄命、残念な早逝ピアニストの記録。ネットより10年ほど前入手したライヴ音源はCD換算4枚分くらい?どれも美しくも甘い旋律が浮き立って、作品を堪能させる躍動演奏でした。生き生き闊達とした演奏を聴くほど、彼女の運命を哀しく思います。3:52。11:45-7:40-6:41-6:09。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
正月三が日も終えて、本日よりお仕事の方も多いことでしょう。曜日感覚も失って、自宅鍛錬+ちょっぴりウォーキングのみ5日、身体は鈍って本日朝一番に市立体育館へ出掛けて筋トレ再開の予定です(→出掛けてみたら本日まで休館!残念)。寒いやろなぁ、ヤだなぁ。昨日食事控えめにしたつもりでも今朝の体重は67.8kg+100g、ショック!いちおう正月休みは本日迄。もうちょっぴりで”毎日正月休み”に至ります。
昨日朝「音楽日誌」更新直後にLINEにて二人目の孫誕生の連絡、母子ともに健康とのこと。名前はまだありません。コロナの関係で息子も直接は会っていないそう。自分は引退して、徐々に衰えやがて消えていくけれど、こうしてDNAは引き継がれて未来が拓けます。
正月3日目でコロナ感染東京で100人超え、沖縄での130人は米軍絡みなのでしょう。人口の少ない山口県で56人というも際立ちます。これからお仕事再開、首都圏大都市に通勤が戻ったら周辺に広がることでしょう。医療関係は本日本格再開だろうから、明日以降の感染発覚増が予想されて、感染力の強いオミクロンの症状が軽いことを祈る。受験シーズンに若者も不安でしょう。
”引退関係”に言及多いせいか、Yahoo!記事には上位へ”定年後に「だれからも声をかけられない寂しい老人」になる人の共通点”(余計なお世話だよ!)”老後破産しないため50代までにやるべき5つのこと”(もう遅いよ!)出現して、やかましくもウザったらしい。これが若い世代ならどー出現するのか。アルゴリズムはどんな仕組みになっているのでしょうか。”「早く老人になろうとしているのと同じ」熱心にジムへ通う人ほど老化が進みやすいワケ”〜これなんてどう考えたらよろしいんでしょうか。内容を確認すると過度にストイックなストレス負荷、やり過ぎはよろしくない、そんな趣旨らしい。そんなあったり前じゃん!ネット記事には題名のみ内容の薄いものが多い(類型パターン化した言い回しに虫酸が走る)。
Bach 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV 532/汝平和の君、主イエス・キリスト BWV 1102/ああ主よ、哀れなる罪人なるわれを BWV 742/ああ神よそして主よ BWV 714/天にいますわれらの父よ BWV 737/甘き喜びのうちに BWV 751/前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 531/神の御子は来たれり BWV 724/いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV 715/いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV 711/幻想曲 ハ長調 BWV 570/アダムの罪によりすべては失われぬ BWV 705/前奏曲とフーガ ニ短調BWV 549a/暁の星のいと美しきかな BWV 739/イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ BWV 722/イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ BWV 723/われ汝に別れを告げん BWV 735a/ペダル練習曲 BWV 598/前奏曲とフーガ ト短調BWV 535/主なる神よ、われら汝をたたえん BWV 725〜ベルナール・フォクルール(or)(1982-97年)・・・はっきり自信を持って云うけれど、自分はどれも荘厳な響きに充たされてオルガン演奏の良し悪しはまったくわからない。その辺り専門に詳しい方のコメントよるとBernard Foccroulle(1953-白耳義)はテンポ設定とかリズムがよろしくないんだそう。題名通り宗教的な意味のある作品(オルガンは教会にあるものだし)カンタータには言葉の壁有、こちら器楽作品、旋律のみにいっそうの畏敬の念充たされて、感動の連続。若い頃ワルター・クラフトのLP全集を入手して、数曲を除いて作品旋律は身に付きませんでした。これを世間は典型的”猫にコンバンワ”状態と呼ぶ。
Tchaikovsky 交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/モスクワ放送交響楽団(1972年)・・・昨年2021年はTchaikovskyの交響曲を多く聴いておりました。これはGennady Rozhdestvensky(1931ー2018露西亜)若い頃の全集より、待望の拝聴。Tchaikovskyの6曲(マンフレッド含め7曲)にハズレはなくて、これも懐かしくも甘美、一度聴いたら忘れられぬ親密な旋律が支配する名曲!音質はかなりリアル、暑苦しくもたっぷり濃いサウンドに充たされ、ビロビロに甘く野太いホルンのヴィヴラート最高!決定版と思われるムラヴンスキーの後期3曲も凄いけれど、こちらのほうがローカルに粗野な世界が堪能できて、ヤワな演奏は聴けなくなるほどの衝撃演奏でした。12:10-9:56-7:30-12:38。
さて、久々にリビング掃除して、市立体育館へ根性入れて鍛えます。女房殿は明日ご帰還とのこと。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
寒さ厳しい正月三が日。早くも”お休み”に飽きてきました。誰とも会っていないし。毎日連休状態になったらどーするのか。コロナは全国着実に感染者が増えて、現在は医療機関も休みが多いだろうから、年末年始の人の動きの結果、実際はもっと激増している可能性有、感染者数に一喜一憂大騒ぎするな、重傷者死者を見よ、オミクロンもたいしたことはない、とかずっと云い続ける人がいて、彼(か)の人たちの論拠主張はなんでしょうか。後遺症とか、まだまだわからぬことばかり。年末年始あちこちで火事も発生して、なんかとても悲惨。
ほとんど身動きせぬまま、ひとりだとせっかく作った料理を完食してしまいがち。今朝の計量は最悪の67.7kg、あっと云う間の一週間で+1kg以上リバウンド最悪。ストレッチ程度ではどーにもならない。市立体育館が開くのは明日から、まず本日は食事の節制いたしましょう。
もうじきお別れとなるこの街は高級住宅街、我が賃貸マンションの周りも転居してからいくつも新築住宅が建っております。もともと昔は畑だったのかな?坂道ばかりだからきっと田圃はムリ、空き地に柿とか柑橘類の樹はほんの少し残って、収穫もせず朽ち果てるに任せております。文旦?巨大な蜜柑らしきものが枝をたゆませ、勝手に採ったら窃盗、いつもウォーキングやら通勤の度残念に思っておりました。
昨日午前中、運動不足を懸念してご近所ディスカントストアへ往復4,150歩126kcal消化、途中、件(くだん)の巨大蜜柑風なものが路上に!自重で枝より落ちて転がったのでしょう。路上にあるものなら許して、窃盗じゃない!はず、まわりを見回して拾ってきましたよ。(つかまるかも)
洗って切ってみたら皮ばかり、果肉は小さいのですね。これじゃ売り物にならない。果肉は砂糖漬けにしました。我が家は砂糖をほとんど使わないから、もしかして10年もの?これに焼酎を加えれば蜜柑酒になる・・・かも。中綿の白いところは使えないけれど、表皮にこそ香り有、ここ一年ほど凝っている大根のかんたん酢(←市販されているもの)漬けに加えてみました。女房殿が戻る頃には味も香りも爽やかに馴染むことでしょう。かんたん酢漬けはきゅうりやら人参も彩り的にキレイ。今回は大根の葉も軽く湯通しして、苦味をとってから一緒に漬けました。冬は大根の煮付けがおいしくて、むいた皮ももったいないから洗って使っております。
Ducas 「ラ・ぺリ」のファンファーレ/舞踏詩「ラ・ペリ」/交響詩「魔法使いの弟子」(アルスター管弦楽団1989年)/交響曲ハ長調(BBCフィル録音情報探せず)〜ヤン・パスカル・トルトゥリエ・・・Yan Pascal Tortelier(1947ー仏蘭西)は英国を中心に活躍して、日本でもお馴染みの存在。両オーケストラとも日本じゃ知名度低いけど、上手いオーケストラなんですよ。ゴージャス華やかな作品ばかり、演奏、録音も極上、デーハー壮麗なる金管ぶちかましなファンファーレ、メルヘンに幻想的な「ラ・ペリ」、ミッキーマウスのお陰で大人気な「魔法使いの弟子」はDukas唯一無二の人気作品、いずれ”大きな”名曲揃い(1:55-17:44-11:38)交響曲第1番ハ長調第1楽章「Allegro non troppo vivace, ma con fuoco」はD’indyの「フランスの山人」クリソツ(14:45-14:56-11:20)。
Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜クリスチャン・ティーレマン/ミュンヘン・フィル(2004年)・・・短かったミュンヘン・フィル時代(在任2004-2011年)就任時の録音、なんせミュンヘン・フィルの第5番(Bruckner中いちばん好きな作品)期待して聴きました、世評大絶賛だし。これが立派なスケールに悠々堂々として緻密、完成度は高く立派な演奏・・・けれど、遅い、重い、硬い、力みがある、こみ上げる高揚感に足りない、テンポの動きに納得できない(第3楽章「Scherzo」)終楽章「Adagio - Allegro moderato」も同様、全体に大仰な感じ・・・そんな思いから逃れらません。繰り返すけど立派な演奏なんすよ。脳裏にはセルジウ・チェリビダッケの1993年ライヴが木霊して、もしかして記憶の美化?慌てず騒がず、もっと峻厳に高潔だったはず、再確認が必要でしょう。たんなるカンチガイかも。22:24-20:07-14:42-25:21。
予定より3日ほど早く、二人目の孫無事誕生とのこと(男の子)。若い力は人類への光、希望です。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
全国各地大雪と寒さ、空港の欠便も出ているそう。自分だってコロナ前この時期北海道に出掛けていたこともありました。正月早々立ち往生した方もいらっしゃることでしょう。曜日感覚を失う正月休み、昨日、正月元旦とは云えいつもどおりの土曜【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新、まず音源選定に四苦八苦してなかなか決まらない。とにかく初詣を済ませて、御札を買って戻って執筆開始。集中力が続かないのと北側パソコンオーディオ部屋が寒すぎる!途中、昼食挟んでコタツに隠って居眠り・・・昼過ぎに辛くも更新したのもヒマな正月休み、ホットカーペットを使っても足下が冷えました。
年賀状は届いたけれど、こちら転居先が決まったらご挨拶する迄失礼しております。一年の初めに佳きこと、景行天皇社の長い階段に右膝が心配だったけれど、久々にまったく問題なし。この間サイドランジ繰り返しの成果でしょう。信号待ちでもやってますもの。現在自宅で実施、スポーツ施設に出掛けても自分なりに定着しているストレッチは15分ほど?
(1) 壁に手をついて両膝アキレス腱伸ばしてから交互にしっかり曲げる(踵がお尻につくよう)
(2) つま先立ち背伸び10回
(3) バックランジ40回
(4) 膝対策内転筋鍛錬のためのサイドランジ40回
(5) 両手を高く挙げて左右ダンベル・スクワット40回
(6) 座って片足ずつ伸ばして、腰の屈伸各々20回
(7) 座位両足裏合わせて両膝は広げてしっかり床に、両肩入れて20回屈伸
(8) (その姿勢のまま)両腕を後ろにしっかり回して伸ばして、首回転10回
(9) (その姿勢のまま)両腕前に伸ばして左右10回(+両腕回し)
(10)(その姿勢のまま)おでこが床につくまでしっかり二回前屈
(11) 仰向けになって両脚伸ばして左右に床まで交互に20回
(12) 仰向けのまま両脚開き10回→そのまま両脚つかんで広げる
(13) 仰向けのまま片足ずつ旋回10回ずつ
(14) 仰向けのまま両脚両手上方に持ち上げてタッチする腹筋20回
(15) 仰向けのまま両膝を抱えて腰の屈伸
(16) その姿勢のまま両脚を交互に太もも前に入れて屈伸合計10回
(17) 両両足揃えて腰をしっかり曲げて頭の後ろ迄伸ばして10秒
(18)プランク30秒で締め
朝はいつもどおりのグラノーラ(+牛乳+青汁入り)ヨーグルト、濃厚野菜ジュース+卵料理と珈琲は365日変わらない。昼は昨年末の里芋の煮物残ベースにした雑煮(餅2個)夜はいただきものの天草鶏の大きな手羽先を焼いて、昨年茹でておいたさつまいもを拍子木に切ってバター+チーズで仕上げたもの(これがハイカロリーであった!)そしてアサヒ生在庫もう一缶。さらに手羽先の骨を活かして里芋、大根、こんにゃくの煮物を圧力鍋で煮ておきました。一晩寝かせて味を馴染ませているところ。今朝の計量は67.1kg+400g。あっと云う間の初リバウンド、4,470歩141.7kcalの運動量は知れております。さてどーする?
Berlioz 幻想交響曲〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ロッテルダム・フィル(1989年コンセルトヘボウ・ライヴ)・・・音像が遠いと云うかやや音量も低いけれど、残響豊かにかなり自然、比較的良心的なライヴ音源。54:55(楽章間拍手含む)第2楽章コルネット入り。第1楽章第4楽章繰り返し有、クールで大きく、アツく、緻密な演奏、「断頭台への行進」の大爆発にも余裕を感じさせます。でも、茫洋とした音質風情に日常聴きすべき音源ではないと思います。スケベ根性+ビンボー症からネットから発見した音源は無定見に入手してきたけれど、人生には断捨離が必要でしょう。年末いくつか聴いた往年のライヴは”ムリして聴かんでも・・・”という感慨が多かった。
Berlioz 幻想交響曲/序曲「ローマの謝肉祭」〜チャールズ・マッケラス/ロイヤル・フィル(1994年)・・・衣装を替えて幾度再発売され細部クリアな音質優秀、SACDにもなった隠れ名盤。一時期ホームセンターのワゴンにもよう見掛けました。あちこちちゃんと繰り返し実施、第2楽章「舞踏会」にはコルネット入り、これが自分の希望です。ロイヤル・フィルの金管は鳴りきって、表現はオーソドックスにメリハリたっぷり、過不足ない迫力、馴染みの美しい名曲をたっぷり味わう標準たりうる演奏と思います。14:36-6:06-15:49-6:53-9:56。演奏会用序曲は9:01、これはまずまずの演奏でしょう。
2022年1月某日/●隠居生活初心者入門の日々
寒いですね。こちら寒いと云っても知れているし、寒空に暖を取れない人々は生死の問題でしょう。朝刊に池袋の”炊き出し”報道が小さくあったけれど、全国あちこち同じような善意はあることを期待しましょう。こちら大晦日二日連続で温泉風大型浴場施設へ(前日電気風呂が老人に独占されて悔しい思いをした→自分も老人だよ!世間標準では)夕方行きつけの居酒屋へカニとか、サワラの幽庵焼き+酒少々、思いっきり贅沢しました。ほんの小一時間ほど、帰宅後酔った勢いでいただいた豆餅を二個喰ったのが失敗、今朝の体重は66.7kg前日比+200g。せっかくの朝一番のストレッチスクワット+12,992歩394.6kcal消化も台なしでした。紅白歌合戦を見なくなって20数年?
これから地元神社にお参りも今年がラスト。御札も納めて、新しいのを買ってきましょう。無神論者も敬虔な気持ちだけは残っております。
2022年に入って「音楽日誌」の題名も変更。亡き親父が55歳にて定年退職して(取引先に再就職したけれど)地域の老人クラブに加入、”青年部”を自称したことを思い出します。今の自分より10歳も若かったんやな、人生順番交代。予想通り昨日全国コロナ感染は510人、じわじわ微増中、オミクロンの感染力は強いらしくて、我ら市井の民は手洗いうがいマスク、そして3回目のワクチン接種を待つしかない。大人数で大騒ぎするような元気もありませんし。
NHK ドキュメント72時間 総集編が12月30日にあって、第1位の「病院のコンビニ」は以前印象的に拝見していた記憶有。患者その家族、看護師、医師それぞれの思いが交錯する秀逸なドキュメント。北九州市「旦過市場」は2019年初めに訪問していて、時間的に静かだったけれど、活気ある風情、濃い人間関係を番組で確認できました。もう老朽化が進んで、建て直し再開発が進むとのこと。おそらくはそれを契機に引退される高齢者の方もいらっしゃることでしょう。雰囲気は変わって、金沢の近江町市場みたいになるのかも。自分が元気なうちに再訪したいものです。
Lanner ワルツ「シェーンブルンの人々」/J.StraussU アンネン・ポルカ/トリッチ・トラッチ・ポルカ/加速度円舞曲/常動曲/ポルカ「観光列車」/ペルシア行進曲/ワルツ「ウィーンのボンボン」/ワルツ「美しく青きドナウ」/ワルツ「芸術家の生活」/フィガロ・ポルカ/ポルカ「電光と雷鳴」/ワルツ「ウィーンの森の物語」*〜ロベルト・シュトルツ/ベルリン交響楽団/ウィーン交響楽団*・・・マゼール以来かなぁ、ウィーン・フィルのワルツもかっちり細部整えた演奏が主流となって、ローカルな味は専門オーケストラ?とかフォルクス・オーパーの演奏に残っていると感じます。Robert Stolz(1880ー1975墺太利)は往年のオペレッタの人(作曲家演奏家として)1960年前後?音質それなりのステレオ。現コンツェルトハウス管弦楽団に非ず、旧西のもっと大衆的なオーケストラ(Berliner Symphoniker)はあまり上手くなくてサウンドはややガサツ、ちょいと聴き疲れするけれど、なんとも洗練されぬ野暮な風情に好感を抱いたもの。そんな気楽な音楽ですから。ウィーン交響楽団の洗練はやはり桁が違いました。この選曲は自分勝手、闊達なポルカ中心にお気に入りの「芸術家の生活」そして一番人気「ウィーンの森の物語」のツイターに心癒されました。RCAレーベル12枚分で正式復活しておりました。
Bach マニフィカト ニ長調 BWV.243/Handel 「主は言われた」 HMV.232〜 エマニュエル・アイム/ ル・コンセール・ダストレ/ナタリー・デセイ(s)/カリーヌ・デゥシェイェ(s)/フィリップ・ジャルスキー(ct)/トビー・スペンス(t)/ローラン・ナウリ(b)(2006年)・・・声楽の扱いがレザール・フロリサンに似ていると思ったら、Emmanuelle Haim(1962-仏蘭西)は通奏低音としてそのメンバーだったとのこと。独逸系と異なる軽さ、華やかさ、繊細が際立つ演奏でしょう。わずか十数分という短さから拝聴機会も多い、愉悦に満ちて躍動するBachの名曲には生演奏体験もありました。細部旋律に馴染んで、カウンター・テナー(ジャルスキー)の凛とした佇まい、ナタリー・デセイの色気ある声の揺れはいつも通り。Handelのほうは初耳作品じゃないと思うけれど記憶薄く、劇的に力強い22歳の作品とか。これも哀しみを湛えた旋律が美しいもの。旋律、リズムの扱いは21世紀の耳にも変化に富んで、かなり革新的意欲的な作品でした。