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音楽日誌

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2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

いよいよ、というかあっという間に11月もラスト、明日より2021年ラストの月、否応なく引退の日は粛々と迫ります。

今朝も寒いけれど、冬だからこんなもんでしょう。一週間ほど前ようやくコタツを出しました。エアコンの掃除を失念したまま、今季は未だ暖房を入れておりません。代わりに活躍しているのがホットカーペット2枚(←20年以上は経っている)リビングと北側パソコンオーディオ部屋で稼働中、なかなか温かくて快適です。空気の乾燥を自覚して加湿器も登場。昨日朝職場一番に出勤したら、業務用ノートパソコンをしまってある引き出しのカギを忘れて絶句!あわてて自宅に戻っても、違和感のない職場出勤時間、そんな職住接近な生活もあともう少し、名残惜しい、ワニはあと何日生きられるのか。

お仕事はいつもどおりの定例ミーティングと引き継ぎ用資料作成。夜はスポーツクラブにて手抜きなしフルメニュー、体重は67.6kg現状維持。12月いっぱいの退会を相談したら、手続きは明日からとのこと。

Vladimir Horowitz(1903ー1989烏克蘭→亜米利加)Beethoven ピアノ・ソナタ 第28番イ長調/Schumann 謝肉祭〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)(1983年5月15日ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場ライヴ)・・・Vladimir Horowitz(1903ー1989烏克蘭→亜米利加)80歳の記録。はっきり云って細部テクニックの曖昧さ、ミスタッチなどいくらでも指摘できるところ、それでも彼特有の個性、溢れ出る色気、揺れ、しっとりとした魔法のタッチは健在、盛大なる拍手・・・だけど、やっぱりぼろぼろやなぁ。残された音源はあまりに膨大、わざわざこれを取り出す理由はないかも知れないけれど、上手いだけテクニックが切れるだけの凡庸な演奏とは比べ物にならぬ稀有な経験であります。

Etcetra TC1095de Falla スペイン庭の夜/ Halffter ポルトガル狂詩曲/Gerhard 喜び(Alegrias)〜グリエルモ・ゴンザレス(p)/ヴィクトール・パブロ・ペレス/テネリフェ交響楽団(1989年)・・・演奏家は初耳、あまり(かなり)器用なオーケストラじゃないけれど、音質きわめてリアル鮮明、雰囲気は抜群。ピアニストには作品への共感をたっぷり感じます。de Fallaは有名作品、夏の夜、濃密な官能的作品でしょう。11:21-5:21-9:23。残りは珍しい初耳ばかり、Halffterはある時は哀愁、ある時は情熱的に快活、ゆれゆらと怪しい変幻自在なるピアノと管弦楽のモノローグ。18:07。Gerhardはお気楽な淡い風情に軽快リズムが躍動しました。4:26-4:53。テネリフェってスペイン領カナリア諸島のオーケストラらしい。リゾート地ですね。きっとコロナで壊滅的な影響を受けたことでしょう。

本日も出勤。引き継ぎとなります。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

新しい一週間のお仕事サイクルが始まります。今朝の最低気温は1度C、もう11月も終わりだから当たり前、寒くて身動きしたくありません。自宅にていつものダンベル・スクワット+ストレッチ(腹筋鍛錬含む)午前中思い立って家中全カーテンを洗濯、前回はいつでしたっけ?爽やかなものですよ。昼は冷蔵庫在庫消化、軽く仕立ててあとは昼寝三昧≒引き隠りな日曜を過ごしました。夕方坂道徒歩10分ほどの焼き鳥屋チェーン店(激安激不味の店とは反対方向)に開店と同時に突入してビール一杯のみ、ここは数年ぶり?前回通ったのはコロナ前ですよ。味は良好、料金はまずまず。

今朝の体重は67.6kg▲100g。けっこう喰ったのになぁ、不思議ですよ。今週は内部引き継ぎ、取引先との商談連続、半ばには酒席有、2つのお別れ会が日程的に合体したもの。

柴田南雄「グスタフ・マーラー 現代音楽への道」(岩波新書)(ようやく)再読。1984年第1刷、手元の新書はすっかり茶色く変色しておりました。2010年に岩波現代文庫として再発売された名著でっせ。柴田 南雄さん(1916ー1996)のくぐもった声、冷静な話し方には記憶があって、この著作もNHK-FMの一連の放送が元になっていたと記憶します(当時カセットにエア・チェックした)。Gustav Mahler(1860-1911墺太利?)の幼年時代生活が音楽に与えた影響、指揮者としての精力的な活躍、欧米での彼の音楽の受容(仏蘭西での拒絶)、演奏史表現の変遷(もちろん1984年迄)そして日本での黎明期の様子はこの世代が最後の証言者でしょう。あとは「嘆きの歌」からラスト交響曲第10番 嬰ヘ長調(完成版含む)迄、微に入り細を穿つ詳細解説、この著作が自分に与えた影響は計り知れぬもの。ゆっくり拝読しながら各作品はノーミソ中に鳴り響きました。

もうCDはすっかり処分してしまったけれど、解説は必要ない、読まない習慣となったのは、輸入盤が多かったのと+この著作が決定的な影響を与えておりました。やがてネット時代に至って、作品詳細情報はWikiのお世話になることが多くなりました。

EMI Holst 組曲「惑星」〜エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団(1945年)・・・14年ぶりの拝聴。この時期として驚異的な音質、資料的価値にとどまらぬものでしょう。戦争に疲労した時期のオーケストラとは思えぬ立派なもの、Adrian Boult (1889-1983英国)56歳壮年の気力と自信に溢れて充実しております。海王星(神秘主義者)の弱音のデリケートに不足はない。ヴィヴィッドにパワフルな「木星」最高。天王星(魔術師)に於ける金管の迫力、堂々たるリズム感も重厚。47:18(楽章間含む一本ファイル)

EMI TOCE13192Wagner 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲(9:54)/楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲(10:15)/「愛の死」(6:17)/歌劇「タンホイザー」序曲(13:52)/楽劇「神々の黄昏」より 「ジークフリートの葬送行進曲」(7:25)/楽劇「ワルキューレ」より 「ワルキューレの騎行」(4:52)/歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲(2:57)/歌劇「リエンツィ」序曲(5:21ー6:38)〜マリス・ヤンソンス/オスロ・フィル(1991年)・・・勇壮なる「マイスタージンガー」に始まり、初期の闊達な「リエンツィ」で終わる、「ジークフリートのラインへの旅立ち」が収録されないのもマリスらしい工夫なのでしょう。このオーケストラのシェフ在任は1979年ー2002年、一躍名を挙げて、ここでも既に躍動するマッチョな響きは雄弁でした。但し、オーケストラのサウンドはちょっぴりヤワな感じ。自分にとって1991年は最新録音、40歳台壮年の記録を眩しく拝聴いたしました。諸行無常。

では、行ってきます。女房殿は久々の目眩症状で朝、寝込んでおります。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

昨日【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新朝一番済ませて通院ハシゴ、ほんまは耳鼻科の抗アレルギー剤処方も欲しかったところだけど、本日吸入器で様子を見ましょう。眼圧は10年以上ずっと正常にコントロール中、冷える時期には膝の痛みも鈍く募って、これは鍛錬で克服したいもの。眼科内科はあっという間に診療終わって、そのままお気に入りディスカウントストアへお買い物へ、昼食は冷蔵庫在庫消化、夕食用におでんも仕立ててこれも似たようなもの(味付け絶品!)食休み+昼寝してから市立体育館へ。スクワット+ストレッチ入念+筋トレ7種はいつもより負荷を上げて、本日全身筋肉痛有。さらにエアロバイク15分に汗を流して急ぎ帰宅、身体が冷えないうちに入浴しました。

お買い物を済ませて帰宅してみると【♪ KechiKechi Classics ♪】借りている無料サーバー(だから広告がウザい)不調で表示されない。経験則的にサーバー元ホームページを開いてもなにも案内はない、念のため覗いてもやはりその通りでした。ま、タダやし、さほどに読者もいないだろうから気長に待ちましょう・・・幸い意外とすぐに復旧してくださいました。昼夜かなり喰った自覚はあって今朝の計量は66.7kg+300g。もっと増えているかと思いましたよ。本日は筋トレお休みを決意、自宅ストレッチとBOOK・OFF書籍入手ウォーキングを検討しております。

北海道弁ランキングという記事を発見。故郷を出て既に46年、両親を亡くしても心はそこにある・・・ところがこのランキングには微妙に違和感有。はんかくさいがラインク・インしていない。かまかすもぬけているではないか!げれっぱに言及されなければ画竜点睛を欠く。しゃっこいは北海道生活に必須の言葉でしょう。これは東北の流れか、めんこいはそうでしょう。その反対語であるみったくないもそうなのかも(←リンク先は微妙にニュアンスが伝わらない。もっと情愛を込めている)。自分にとっては日常使わぬ絶滅語だけど、意味ニュアンスはほとんど理解できるネイティヴ。

数日前業務用メール、東京本丸部局にお願いを出して、その中に”あかなんだら・・・”と入れ込んだら、京都人である職場トップに大受け!関西弁は全国に通じる数少ない方言なんだそう(←ほんまは各地域微妙に言葉は違う個性/東北弁も同様かも)

Werner 2564641772Shostakovich 交響曲第12番ニ短調「1917年」〜ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/ロンドン交響楽団(1988-1995年)・・・数ヶ月前に聴いていて 流麗な表現、このオーケストラには素直な響きに泥臭さはない。解像度は高いのに例の全編貫くわかりやすい旋律(労働歌風民謡風でもある)は埋もれて際立たない。軽い、明るい、開放的な雰囲気に”流した”というと語弊はあるけれど、勢いで聴かせたような演奏でした。カッコよい!作品にはすっかり馴染みました。14:54-10:59-3:48-11:07。

PTC5186618Shostakovich 交響曲第13番 変ロ短調「バビ・ヤール」〜キリル・カラビツ/ロシア・ナショナル管弦楽団/オレグ・ツィブルコ(b)/ポポフ国立モスクワ・アカデミー合唱団/コジェヴニコフ合唱団(2017年)・・・先日、コンドラシンの初演二日目のライヴを聴いたときにも感じたけれど、こんなズズ暗く重苦しい作品に感銘を受けるようになるなんて!第1楽章「バビ・ヤール」冒頭の怪しい和音+重苦しいバス+男声合唱から一気に音楽に引き込まれる自分に驚き、第1楽章ラストいや増す重量感に感銘深いもの。第2楽章「ユーモア」の妙に悲痛な明るさ、重い躍動、軽妙さは胸に刺さります。暗く黒くうごめく静謐な第3楽章「商店にて」後半の怒りの高揚(打楽器総出場!)はなんなのか、第4楽章「恐怖」例の重苦しいバス独唱にホルンの叫びや、金管木管弦の細かくうごめく合いの手が落ち着かない、そして怪しい。後半の男声合唱が妙にPopに、そして超絶なオーケストラの暗い爆発が待っている。第5楽章「立身出世」妖精の踊りのような可憐なフルートから開始、例の如く男声ソロ+合唱は暗く、重く、そしてシニカルに軽妙な動きは木管の合いの手、やがて闊達な爆発も部分的、やがて妖精の可憐なる風情(弦)が戻ってしずかに全曲を終了・・・精緻に洗練されたアンサンブルはかつての彼の国のオーケストラ露西亜臭さ泥臭さ皆無。15:18-7:30-11:46-11:08-12:30。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

ここ最近、週末休みが楽しみじゃなくなっている・・・それはもうじき”毎日日曜”になるからでしょう。

昨日は忙しい週末仕事、隠しているつもりでもぼちぼち、東京本丸の関係部局に引退話が伝わったみたいで、残念がってくださる電話もぼちぼち。夜は初級エアロビクスに鍛える意欲満々だったのに、開始ぎりぎりにいつものインストラクターのお姉さんはお休みと判明。それは仕方がないけど、メニューもなんか違うようで台を出していたので断念、新しい別なものにトライする意欲も失せた華麗なる加齢でございます。寒い日々に膝腰の鈍い痛みも気になります。結局、ストレッチ+筋トレ5種+エアロバイク15分100kcal消化にてにて終了。スポーツクラブの契約は来年2022年1月末を以て契約解除予定だったけれど、先程夢のお告げに本年2021年末終了、年明けから市立体育館一本、転居までの日々を過ごそうと変更決意しました。

今朝の体重は67.4kg現状維持。これより半年に一回の眼科検診と血圧の処方に出掛けるつもり。

一昨日の検便の話題は正確性を欠くとご指摘がありました。以下そのまま引用

これね、検便と粘着テープ(サノテープ)は違うと思うんですよ。
検便は回虫の卵検査。回虫は腸内で産卵して、卵は便と一緒に排出されるから、便を検査して卵の有無を調べます。 昔は野菜等の肥料に人糞を使っていたからその野菜を食べてまた他の人に回虫が拡散します。だから回虫のほうがポピュラーだった。 自分の行ってた小学校はマッチ箱ではなくて専用の紙袋があって中に採取用の木ヘラとウンコ入れ用の小さなビニール袋が入ってました。紙袋ごと封印して提出してました。

サノテープは蟯虫の卵検査でして、蟯虫は夜中肛門から出てきて肛門の周りに卵を生むからそれを粘着テープ上の試験紙に貼り付かせて卵の有無を検査します。肛門の廻りが痒くなるんで掻いた手や爪から蟯虫が拡散します。

だから検便とサノテープが共存してた時期もあると思います。衛生状況の良化によって回虫検査のほうが早くになくなったでしょうか。 サノテープ検査自体は今でもあるようですね。

なるほど。遠い昔小学生時代の話題は記憶曖昧。身体に蠢く虫の知識にも疎いもので。

DG UCCG4169Schumann 交響曲第2番ハ長調/「マンフレッド」序曲〜ジュゼッペ・シノーポリ/ウィーン・フィル(1983年)・・・少々以前に拝聴していた、Giuseppe Sinopoli(1946ー2001伊太利亜)印象深い比較的初期の記録。苦手系Schumannの交響曲中、深い眠りから静かに目覚めるような冒頭からお気に入りの作品。美しく、颯爽として細部入念に描きこまれた完成度の高い演奏でしょう。従来の作品イメージを覆して、スケール大きく元気よいヴィヴィッドな躍動を感じました。じつは後年ドレスデンとの再録音のほうが評価は高いんだそう(未聴)11:52-6:49-11:16-7:54。序曲は12:10。

PH08011Franck 交響曲ニ短調/Respighi 交響詩「ローマの松」〜ユーリ・アーロノヴィチ/ウィーン交響楽団(1985年ライヴ)・・・Yuri Ahronovitch(1932ー2002旧ソヴィエット→以色列)の記録。Franckも自分にとっては重苦しくて苦手系の作品、このオーケストラは響きがマイルドかつジミ、表現はスケール大きく、表情濃く、揺れ動くテンポに終楽章は快速!ちょいと作品を見直すように印象が変わったもの。デーハーな「ローマの松」も重量級の演奏でした。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

日々寒さは募って、体調管理は難しい季節。昨日朝の微妙に怪しい頭痛は改善しております。

昨日午前中通常業務。昼から健康診断専門の病院へ出掛けて人間ドックに非ず、簡易版健康診断。濃厚バリウム+ゲップ我慢難行苦行などありません。今回検査は血圧が高くて、それは日々の運動習慣で克服したはずだけど、筋トレ中心というのがよろしくないのかも(力むから/ストレッチはよろしいらしい)。ここ数日の体調不良も影響していたのかも知れません。当面服薬再開が必要かも。あとは血液検査の結果郵送を待ちましょう。休筋日だし、夕方最寄りの駅にて女房殿と待ち合わせ、贅沢ばかりできんのでおそらくは10年ぶりのサイゼリアで赤ワイン+料理いくつか。美味しかったですよ、安いですねぇ、ほとんど昼食並み料金。けっこう混んでました。若い人やら高校生も多い、我ら(やや)高齢者の姿はほとんど見掛けない。

今朝の計量は67.4kg前日比▲100g。こんなもんでしょう。昼を抜いても体重はさほど減らぬことを発見しました。地下鉄に乗ったのは9ヶ月ぶり、平日なのにけっこうな人出に酔いました。マスク必須な生活、もちろん全員着用、ウレタンや布マスクは車両に2-3人、大多数は不織布でした。コロナ感染者数は劇的に減っている日本は世界の優等生、現時点が一番ワクチンが効いている!時期とか、律儀にマスク消毒を続けるのが抑制要因か。陰謀論者が少ない、マスク問題で声高に被害を訴える人もニュースになるくらい。早く3度めのワクチン接種をお願いしたいものです。転居したら二度接種の情報引き継ぎが上手くいかんのじゃないか?ちょいと心配です。

本日週末、お仕事忙しい日、若い相棒が打ち合わせしたいと云うので出勤となります。今週は在宅勤務なし。

SH243R.Strauss オーボエ協奏曲ニ長調(アルチェオ・ガリエラ/フィルハーモニア管弦楽団1947/22:11)/Vaughan Williams オーボエ協奏曲(ワルター・ススキンド/フィルハーモニア管弦楽団1948年/18:10)/Bach オーボエ・ダ・モーレ協奏曲イ長調BWV1055(ワルター・ススキンド/フィルハーモニア管弦楽団1948年/16:52)〜レオン・グーセンス(ob)・・・Leon Goossens(1897ー1988英国)は管の国・英国の礎を作ったであろう往年の名人。RVWの作品は彼に献呈されたもの。音質はかなり良心的、しっかり線の太いキレのある技巧、色気のあるオーボエの存在感は雄弁。録音の古さ乗り越え、いままで聴いた演奏のうちヴェリ・ベストを争うヴィヴィッドな演奏、晩年の諦念を感じさせる軽妙なR.Strauss、変幻自在鬱蒼として、時にユーモラスな情感に充ちたRVW、そしてしっとり甘いBachのoboe d'amoreは音域がちょっぴり低いのですね。これも最高。

SH1006DVDに焼き込んだ音源ファイルには何故か?R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜トーマス・ビーチャム/ロイヤル・フィル(1947年旧録音)が一緒に保存され、きっと同時期にいっしょに入手したものでしょう。1958年ステレオ録音は驚くべき鮮度、その陰に隠れてめったに聴けぬ音源であります。求めて聴くべき存在じゃないかも知れないけれど、音質はさほどに悪くないし、1946年創設のオーケストラは戦後の厳しい状況でも、ヴィヴィッドな勢いに立派な演奏は感銘深いもの。42:17一本ファイル。

LIVE 3CDMozart 交響曲第40番ト短調K.550(1973年)/第39番 変ホ長調K.543(1974年)/フルート協奏曲第2番ニ長調K.314(1968年)〜セルジウ・チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団/セヴェリーノ・ガッゼローニ(fl)・・・音質良好、フルート協奏曲はモノラル。いろいろ調べてみたけれどこれは入手困難っぽい音源かも、現役CDを探せません。最晩年の微速前進に非ず、むしろ峻厳に引き締まってテンポは速め、颯爽としてカッコ良い!弦と管のバランス絶妙なサウンドが美しいもの。順に5:23-6:50-4:20-4:40、8:41-8:22-3:58-4:08。音色が明るい絶品のフルート協奏曲は7:41-7:24-5:11(いずれも拍手込み)

現在洗濯中。フロの残り湯をバケツで汲むのも鍛錬のひとつ。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

昼からの健康診断を目前に体調イマイチ。昨日午前中、春の新商品説明は快調、昼から引継書など執筆しつつお仕事継続、そして帰宅して夕食後のスポーツクラブは微妙に調子がよろしくなく、スクワットストレッチ+筋トレ8種こなしたところで、次の有酸素運動を断念しました。今朝頭痛有、昼からの簡易版健康診断だけど頭痛薬服用して臨んでもよろしいものか。出勤するつもりで業務用ノートパソコンは職場に置いてきたので、在宅勤務で体調様子を見るわけにもいきません。ここ数日一気に寒くなって、服装とか夜具調整に失敗しました。鍛錬後の短い帰宅時間や昼寝うたた寝に身体が冷えたかも、情けない、悪化させたくないっすよ。

今朝の体重は67.5kg前日比▲200g。一年前より+2kg以上増えております。

今回の検便はO-157検査のみ。小学生の頃、ぎょう虫検査?だっけ、あれはマッチ箱持参だった記憶有。途中からお尻の穴に粘着テープを貼る方式に変わったはず、慣れていないから○ンコを挟んできたのがいたっけ(自分ではない!懐かしい遠い目)札幌と大阪だけど、話題が通じる同世代夫婦の会話であります。

HMV ED 29 0800Elgar 交響曲第2番 変ホ長調(1944年)/序奏とアレグロ ト短調(1937年)/Chopin 葬送行進曲(1932年)〜エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団・・・かつてバルビローリだっけ?その演奏を称揚したら「冒頭のリズムが違う」とのご指摘を受けた記憶もありました。作品との出会いはエドワード・ダウンズ、鬱蒼茫洋として力強い”黄昏”作品、悠々と大きくジミな作風が好悪を分かつところ、日本では人気はあまりなくて、実演の演目に見掛けたことはあまりありません。自分は大好きですよ。音質は想像以上に良好(今となっては差別用語である)男らしい断固たる筋肉質演奏がカッコ良いもの。52:18(楽章間含む一本ファイル)(序奏とアレグロ)12:39。若い頃から歴史的音源には一喜一憂迷いがあって、こうしてちゃんと聴けるもの、とてもだけど耐えられぬもの、いろいろですよ。

LPデザイン Angel Records 35446Tchaikovsky 交響曲第4番ヘ短調〜イーゴリ・マルケヴィッチ/フランス国立放送管弦楽団(1956年)・・・ぎりぎりステレオに間に合わなかった不遇な音源は、ちょっと薄味だけどかなり良好な音質。峻厳、辛口、引き締まったオーケストラのアンサンブルが魅力です。第2楽章「歌の様式によるアンダンティーノ」のさっぱりとした語り口、一糸乱れぬ第3楽章「Scherzo」のピチカート、終楽章「Finale: Allegro con fuoco」の爆発はあくまで軽快、明るさを失わないデリカシー。テンポの揺れも重かったり、不自然にならない、疾走感もたいしたもの。17:40-8:43-5:38-9:11。

本日は出勤してそのまま健康診断に出掛けます。社用車を予約したけれど、公共交通機関利用に変更しましょう。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

昨日祝日は佳き天気、寒くて引き隠って、悶々と考えごとをしつつ居眠り状態、終日眠くてけっきょくなにもしていない。読書も進みません。どんどんノーミソ退化していく感じ。夕方に市立体育館にてストレッチ+筋トレ7種実施、昼夜とさほどに喰った自覚はないけれど(冷蔵庫内在庫整理)体重は67.7kg+200g。減量のコツをすっかり忘れました。明日に迫ったサラリーマン生活ラスト健康診断結果が心配です。

偶然に眺めた2時間ドラマ再放送は野際陽子さん(2017年逝去)が元気に美しく主演、画面や出演者に旧さは感じさせなくて、冒頭の事件に殺されたオジサンのパジャマが自分のと同じ柄であった・・・「山女日記3」は全部は見なかったけれど、最後の方はしっかり拝見しました。痺れるように美しい北アルプスの山岳風景、そして工藤夕貴ちゃんはちっとも美人じゃないけれど(失礼)笑顔が可愛い!(再び女性に年齢は失礼だけど)驚きの50歳でっせ、瑞々しい魅力たっぷり。人生の機微、心の揺れをステキな女性ゲストとともに、感慨深く表現してくださって大好きなシリーズでした。2時間ドラマでも山岳物は好きですよ。

本日は朝一番より取引先へ出掛けて、来春新商品の説明第1回目。いちおう引き継ぎ兼ねております。

DECCA UCCD-3745Mahler 交響曲「大地の歌」〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団/イヴォンヌ・ミントン(contralt)/ルネ・コロ(t)(1972年)・・・先日聴いた「復活」に少々ガッカリして、こちら冒頭のホルン炸裂!から絶好調。これはシカゴ就任比較的初期の録音、冒頭のホルン炸裂!から痺れるド迫力オーケストラの威力、サウンドの明快な切れ味、雄弁な表現。輝かしい声、日本人だったら東洋の諦念を身体で理解可能、言葉の壁を乗り越えて”歌”はしっかり聴手に伝わることでしょう。長大な歌曲集も親密に感じます。8:38-9:46-3:12-6:58-4:25-31:54。

FOCD9525Mahler 交響曲第9番ニ長調〜山田一男/新日本フィル(1986年ライヴ)・・・山田 一雄さん(1912ー1991)は日本に於けるMahler普及黎明期を支えたひとり。第1楽章「Andante comodo」冒頭のシンコペーションのリズムは、「大地の歌」終楽章「告別」(Schwer(重々しく))そのままの流れを感じさせるもの。先日、クラウウディオ・アバドを聴いたばかりだけど、こちら前向きな熱気、オーケストラの技量とも負けぬ魅力たっぷり。音質状態のよろしいライヴ音源が残されたことに感謝。31:58-15:53-13:51-31:49(拍手込み)

これより洗濯して出勤します。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

本日祝日お休み。昨日は全国的に大荒れの天気、こちらも朝の小雨からやがて激しい雨となりました。そして中期予報通り本日は最高13度C予測とか、当たり前の冬がやってくる年末であります。

そして、迫りくるお仕事後始末。所詮継続雇用のロートル、自分では毎日遊んでいるみたいと自覚しているけれど、職場内の”傍流あと始末”的お仕事を一手に引き受けて、けっこうな物量とようやく自覚いたしました。いくつか裾野のお仕事引継ぎ完了済、いよいよ本丸業務ひとつ引継ぎ会議開始(複数の人+スタッフさん同席)。その中でも商品在庫の見切り処分判断、在庫消滅させるための荒業駆使(最低限損切)についてはマネできん!皆戦々恐々として、基本的な概念考え方、実務的な作業を資料手順書に基づいて説明しました。

横について実際に実作業引継ぎ開始は2週先スタート。あと+3週分掛けて実施、もう在宅勤務は減っていくことでしょう。結局ぎりぎりになるものですね。ほかの一番大きなメイン営業引継ぎは走りながら、これもなかなかタイヘン、毎日あわただしく”最後の日々”は過ぎていきそうです。明日朝一番に来春新商品のご紹介商談一発目開始、実際に商品が動く時には自分は存在いたしません。なにもかもが思い出に至る日々が接近しております。

昨夜はスポーツクラブにてしっかりフルメニュー消化。今朝の体重は67.5kg前日比▲100g。本日祝日はスポーツクラブは使えぬ契約、市立体育館に出掛けるか逡巡しているところ。

DECCABizet 歌劇「カルメン」(抜粋)/Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜ヘンリー・ルイス/ロイヤル・フィル/マリリン・ホーン(ms)(1968年)・・・これは凄い録音だ・・・明快な分離、迫力のオーケストラなのに音楽がとても薄い、Marilyn Horne(1934ー亜米利加)の声は強烈なのにちっとも情感が届かない、各パートが溶け合わぬこれほど空疎な「悲愴」は初めての経験・・・Henry Lewis(1932ー1996アメリカ)絶賛の噂も伺ったのに なんかとてもガッカリ、「田園」を聴く勇気も出ません。

World Record Club STP16 UK/LPの写真Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜ミュア・マシソン/シンフォニア・オブ・ロンドン(1958年)・・・Muir Mathieson(1911ー1975蘇格蘭)は映画音楽畑の人らしい。2年ほど前に聴いておりました。音質はまずまず、LP時代東芝の赤盤を所有していた記憶もあります。録音用オーケストラは意外と上手く、やや軽量だけどわかり易い表現と素直なサウンド、露西亜風泥臭い表現とは無縁に耳あたりよろしい演奏でした。17:37-8:11-8:50-9:59。Schubert 交響曲第5番 変ロ長調(1959年LPリリース)も拝聴、オリジナルはフィル・アップMozart「アイネ・ク」+「コジ」序曲とか、これは音源入手叶いませんでした。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

新しい一週間の始まりは小雨模様、11月も最終盤に入り、あと残されたお仕事サイクルは数えるほど、本日より本格的な引き継ぎが始まります。昨日、朝一番に市立体育館トレーニングルームへ二番乗り、ストレッチ+筋トレ4種のみ+エアロバイク15分。あとはどこにも出掛けぬ引き隠りな日曜休み、昼夜と自らそれなり料理を仕立てて、糖質過多を自覚、今朝は67.6kg前日比+700g一気増に愕然、健康診断は4日後です。本日の抑制が勝負でしょう。

EvernoteはGoogle Keepと並んで愛用の情報メモ。ログ・インさえすればどんな環境でも使えるし、書き込めば自動で保存されるのもありがたい機能。買い物メモなんかに使っている人もいることでしょう。自分はEvernoteは聴いた音楽の情報記録、Keepはネタ帳に使っております。数日前、Evernoteに書き込んでいる途中「保存できませんでした」との警告数回、挙げ句、ログ・インさえできないように至って、我が家のマンション無料ネット環境はときどきテンションが下がって、しかもコンセントLAN(PLC)併用(←速度が遅い)時代物のヤフオク格安入手環境だから、在宅勤務でもときどき接続が怪しくなることはありました。

今回もそれかな、と。実際はEvernote側の不調だったみたいで、そんなお詫びが出ておりました。当たり前に気軽に使っていたものがダメになるのは辛いものですよ。幸い数分で復旧してくださいました。

CHAN9902Vaughan Wiiliams 交響曲第2番(1913年原典版)〜リチャード・ヒコックス/ロンドン交響楽団(2000年)・・・オリジナルスコアは船の事故か何かで散逸したとか?現在聴かれるのは作曲者による再編成版なんだそう。この原典版は初演時パート譜から再現したはず。ド・シロウトは曖昧にしか聴いていないから、きっと細部いろいろ違うんでしょうね。自分にとっては両端楽章にビッグベンの鐘が静かに響いて、時にパワフルなユーモアがステキな作品。音質極上、鳴りきった金管の迫力が圧巻に凄い演奏。15:08-16:16-11:06-18:51。

SWR CD93.030Mahler 交響曲第7番ホ長調短調〜ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツ放送交響楽団(1993年)・・・つかみどころのない難曲と思うけれど、ギーレンの表現は明晰かつ冷静沈着クール、かつて聴いたことのような内声部旋律浮き上がって発見がたくさんありました。(例えば第3楽章「Scherzo,影のように」)後期浪漫の延長演奏に非ず、新ウィーン楽派の入り口としてのMahlerは硬派に正確、一切の曖昧さはないもの。作品のそのものの価値を見直す完成度でした。第2楽章第4楽章静謐沈溺するセレナーデ(夜の歌)から最終楽章「Rond,Finale」へ。ノーテンキな開始はそれまでの不気味さをぶち壊しにしがち、ここでの引き締まった緊張感の継続は作品イメージを覆す完成度でしょう。21:54-16:43-9:44-12:56-18:10。

洗濯も終わって、これより出勤となります。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

日曜の朝も寒いけれど、今週は本格的な冬になってくるとのこと、なんか微妙に温かいですもんね、今季は。

昨日の週末休みもいつもどおり、朝一番に「音楽日誌」、そして【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新(←音質さておき演奏はちょいと期待ハズレ)。昼前に市立体育館へスクワットストレッチ+筋トレ7種(有酸素運動サボり/女房殿同行)シャワー浴びて昼飯は残りご飯を使ってカンタンに仕立てて、更にトイレ掃除・・・迫りくる完全引退生活をイメージして、昼から昼寝三昧。それでもここ数日、途中覚醒もなく朝までちゃんと眠れる・・・

明日、結婚記念日(40回目!)ということで、大阪の介護生活より戻った女房殿慰労も含めて、いつも馴染みの居酒屋に上手い刺し身+絶品野菜の天ぷら+酒少々、2週間前の大学諸先輩とは呑み過ぎと自覚いたしました。徒歩往復40分ほど、その前に月一回の床屋さんも入れて、贅沢しましたよ。帰宅して珈琲を仕立てて仕上げ、今朝の体重は66.9kg現状維持、昼夜けっこう喰ったワリに増えておりません。

以前、よう拝見して一時更新が止まって疎遠になっていた「呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り」久々熟読。ほぼ同世代、昨年12月に完全引退して蔵王山麓・温泉付き一戸建てに転居されたとのこと。二人乗りコペン駆使して仙台往復やらご近所美味探訪、温泉訪問、コンサート通いに意欲的引退生活をされているようです。奥様を早くに亡くされて、息子二人は自立、豊富な友人関係、合唱、そして自らの料理継続も慣れたもの。経済的に真似できないけれど、常に明るく、前向きな姿勢に学ぶべきことはたくさんありますよ。美しい写真をたくさん堪能させていただきました。2019年に相次いで亡くなった両親も、田舎の温泉付き一戸建てに2-30年住んだんじゃないかな?温泉管理組合の揉めごとには苦労して、それも人生のスパイス、ボケ防止に効果があったことでしょう。(葬式の時に初めて訊いたけれど、兄がかなり負担していたらしい)

MELODJIA LPHaydn ホルン協奏曲第3番ニ長調/第4番ニ長調〜ヴィタリー・ブヤノフスキー(hr)/ラザール・ゴズマン/レニングラード室内管弦楽団(1976年)・・・作品が怪しくて、真作は第1番ニ長調(1762年)のみ、第2番ニ長調は偽作とされ、ネットで調べても第3番第4番情報は出現しません。そんな作品実在するのか!ホルン協奏曲はほとんどMozart人気独占!圧勝状態。Rosetti辺り聴いたことはあっても少々マニアックな世界でしょう。Vitaly Buyanovsky(1928-1993旧ソヴィエット)ムラヴィンスキー時代レニングラード・フィルの首席ですね。ビロビロの甘いヴィヴラートの記憶があるけれど、ここでは力強く、作品としても雄弁なスケールの大きさ、おおいに彼の妙技を堪能いたしました。珍しく音質も良好。19:32-18:27。

念のためHaydn ホルン協奏曲ニ長調(第1番)〜ドミトリー・ババノフ(hr)/ヘルムート・ミュラー=ブリュール/ケルン室内管弦楽団(2007年)も拝聴。露西亜風名前のホルンニストは誰?スムースな技巧に優れ、こちら音質もよろしいし、端正なアンサンブル、なによりシンプル闊達な名曲でっせ。はっきり云ってホルン・ソロの録音を聴いて失望したことは一度もありません(実演に無縁なド・シロウト故)。5:52-6:05-3:59。

他、LPデザインBrahms 交響曲第2番ニ長調〜ダヴィド・オイストラフ/モスクワ・フィル(1974年ライヴ)・・・David Oistrakh(1908ー1974旧ソヴィエット/烏克蘭)のラスト演奏会とか?せっかくの穏健な作品も鈍重な印象(とくに前半)40:10拍手楽章間込み一本ファイル。音質まずまず好事家の世界でっせ。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

本日土曜朝は冷えますね。

昨日の在宅勤務もいつも通り、午前中忙しく、昼からヒマ。そう思ったら東京本丸より、ほんの小さな案件の連絡有。これが筋の通らぬお上への形だけアリバイ・パフォーマンス的魂の入らぬ内容に激怒!絶対了承できない、筋が通らない、意味がない。別に看過してなんの痛痒も感じぬことなんだけど、いままで真面目に毎日やってきたことはなんだったの?あと出勤日計算で一ヶ月を切った引退直前ロートルでも、見過ごせませんでしたよ。がっちりバトルして断りました。こうだから上から嫌われる。黙って知らぬフリすればラクなんやけど。

昼にしっかり掃除して、夜エアロビクス30分(+ストレッチ筋トレ)。顔馴染みのオジサンに伺うと中腰スクワット連続に、土日は足腰鈍い痛みに悩まされているとのこと、皆同じだったのですね。今朝は久々に66.9kg▲700g。数日前のチョコ大量喰いはなかったことにできました。夜半に女房殿大阪よりご帰還。いちおう先日引退のメール出しておいた(じつはアドレスうろ覚え。届いているか自信がなかった)30年来の付き合いとなるメーカーさんのエラいさん(結果としてそうなった/親しい同い年)より連絡有、大阪より来訪してお別れ会をしてくださるとのこと。ありがたいっすねぇ、ほんま。

Musical Heritage MHS 4171Mozart 幻想曲ハ短調 K.475/幻想曲ハ短調 K.396/前奏曲とフーガ ハ長調 K.394/カプリッチオ ハ長調 K.395/幻想曲ニ短調 K.397〜イェルク・デームス(p)(1964-66年)・・・これは珍しいLP音源、音質は良好でした。Jorg Demus(1928ー 2019墺太利)は18-19世紀の時代楽器を駆使して、味わいある古雅な響きを醸し出しておりました。この人は技巧的に特筆すべきパフォーマンスでもないし、古楽器に特化したわけでもないけれど、けっこう膨大なる録音を残して、時々聴きたくなります。

Teldec 4509-91190-2Mozart 交響曲第31番ニ長調K.297(300a)「パリ」/第33番変ロ長調K.319/第34番ハ長調K.338〜ニコラウス・アーノンクール/コンセルトヘボウ管弦楽団(1980-1988年)・・・写真の収録とは少々違うけれど、自分にとっては鉄板の全集のひとつ。既にネットで検索してもあまり情報がないのは時の流れでしょう。乾いて即物的表現だったラインスドルフも悪くないけれど、こちら圧巻の有為転変する表情の濃さ、オーケストラの威力迫力色気、個性の刻印に圧倒されました。ラインスドルフはなんの飾りもなく作品のオモロさを伝えたけれど、音質も含めて、ヴィヴィッドなMozartの躍動がしっかり伝わる演奏でした。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

今週もラスト金曜日を迎えて、昨日の残務含めて宿題が気になっております。本日も在宅勤務。昨日は一歩も外に出ない休筋日、食事は抑制したつもりでも食事から体脂肪に変化するのは三日?うろ覚えのネット記事にそんな趣旨があったから油断できず、今朝の体重は67.6kg▲200g。今晩のエアロビクスで身体を絞りましょう。女房殿本日大阪よりご帰還、午前中お仕事の山場を超えたら掃除機でも掛けようかな?

大阪にて89歳のドライバーまたまた悲しい死亡事故発生。93歳で亡くなった親父は免許を返納したのが89歳、数年前より周りから”もう運転はやめたら”と云われておりました。幸い無事無事故で乗り切ったけれど、高速道路ガンガン飛ばしていたっけ。環境よろしい白老(交通不便)から便利な札幌のマンションに撤退したのも、その時期だったと思います。足腰が弱るから、クルマがないと身動きが取れなくなるのですね。

2年前女房殿がお仕事引退したときに自家用車は処分しました。月に一週間〜10日ほど大阪に通っていて、自分はほとんど使わず、あまりに稼働率悪く、贅沢品と判断したため。こちらは車社会だけど転居予定先である大阪は交通は便利なところ、自家用車は必要ないでしょう。但し、ご近所に住まう老母91歳、その介護やら通院に必要だったら検討してもよろしいかと。自分は業務で月一回ほど自家用車を使うけれど、最近は同行する若いもんが運転担当、自分は滅多に運転しなくなってちょいと、その技量に不安もあります。でも、来年宮崎の山奥に訪問約束しているので、免許返上検討はまだ早いかも。

DG 4837637Beethoven ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」〜ヤン・リシエツキ(p)/トモ・ケラー/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(2018年12月2-6日ベルリン、コンツェルトハウス・ライヴ)・・・Jan Lisiecki(1995ー加奈陀)両親は波蘭人とか。トモ・ケラーはヴァイオリニスト、おそらくは弾き振りでしょう。第1楽章辺り、小編成のオーケストラに響きに深みと豊かさが足りないと感じたもの。重厚さとか迫力より、軽快な躍動が際立つ若いピアニスト、残念ながらやや苦手な「皇帝」に、新しい光を当てて下さるところ迄に感慨はありませんでした。20:18-7:54-9:46。

ALT49Wagner 舞台神聖祭典劇「パルジファル」より第1幕前奏曲/聖金曜日の音楽/楽劇「ジーフリート」より「森のささやき」/楽劇「神々の黄昏」より序奏と「ジークフリートのラインへの旅立ち」/「ジークフリートの死と葬送行進曲」〜ロヴロ・フォン・マタチッチ/NHK交響楽団(1975年NHKホールライヴ)・・・正直なところNHK交響楽団録音への先入観は、色気がない、リズム感が微妙によろしくない、その辺り気になっておりました。これは最高!「パルジファル」はほとんどBrucknerに響いて、前奏曲はコラールの連続みたいな作品、ようやくその魅力の真価に目覚めました。ジークフリートのホルンは野太く響き渡って、マタチッチの個性全開の記録を見直しました。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

毎週、一部例外はあっても木金は在宅勤務パターン、金曜午前の定例業務はタイヘンだけど本日木曜は基本ヒマ。今週はじめに連続した自分のミスやら思わぬトラブルは昨日、落ち着いて後処理いたしました。そういえば若いものに”お詫びして済むもの、フォローしてなんとかなったものはミスのうちに入らない”と教えましたっけ。昨日職場にてチョコレートを大量に喰ってしまって後悔、夜根性入れてしっかり、スポーツクラブにてフル・メニュー消化(自分の思った順番にマシンは使用出来)ステアマスターも266kcal消化して、今朝の体重は67.8kg前日比+200gに留めました。なんか志(こころざし)低いなぁ、最近。

この前の日曜、孫の誕生日を失念しておりました。大きなケーキを前に無邪気に笑っている写真動画到着。初孫はお嫁さんの田舎、実家ご近所親戚一同のアイドルでしょう。もう2歳、来年早々弟が生まれます。自分の孫がとくべつに可愛いのはDNA1/4共通のなせるワザだけど、世界中どの幼子も元気に、笑顔で過ごすのが一番の希望、社会の喜びです。なにもわからず苦しみ、泣いている幼児・児童虐待がなくなることを心より願う。苦学生であっても親の世代より学ぶ機会が増えて、それなりに豊かな生活に至る・・・それは自分の世代で終わりでしょうか。

LinnCKD012Bach カンタータ「されど同じ安息日の夕べに」 BWV42より「シンフォニア」/Corelli 合奏協奏曲 ト短調 「クリスマス協奏曲」 作品6ー8/Pachelbel カノンとジーグ ニ長調/Handel 合奏協奏曲 変ロ長調 作品3-2/Vivaldi 合奏協奏曲 ニ短調 作品3ー11/Albinoni アダージョ ト短調〜ロバート・キング/ムジカ・ダ・カメラ(1992年)・・・リズムにエッジを効かせない、端正マイルドな古楽器アンサンブルを聴くと、不祥事による活動停止がほんまもったいないと感じます。録音がウリのLinnレーベル最高!所謂売れ筋の「カノン」「アダージョ」を揃えて、誰でも知っている旋律ばかり、来月に迫ったクリスマス風のアルバムでもあります。こんな作品が似合う季節となりました。

DG104838(439 779-2)Haydn 交響曲第53番ニ長調「帝国」/第73番ニ長調「狩り」/第79番ヘ長調〜オルフェウス室内管弦楽団(1992年)・・・指揮者を置かず、作品ごとに首席が交代する室内アンサンブル、DGとの契約は切れたのか、21世紀に入っての録音はあまり探せません。軽快清潔、キレのあるアンサンブルはHaydnによう似合って、ヴィヴィッドに躍動しております。残念ながらMozartほど細部旋律に馴染んでなくて、作品ごとの個性をたっぷりあじわうところ迄至っておりません。交響曲第53番ニ長調の第2楽章「Andante」第3楽章「Menuetto」辺り、ノンビリ個性的愉悦満載、Mozartより素朴なテイストを感じさせます。(6:44-6:17-3:27-5:01)第73番ニ長調「狩り」終楽章「Prest」の疾走、符点のリズムは聴きものでした。(8:54-5:10-3:15-4:29)第79番ヘ長調は後期への成熟を予感させる優雅な名曲でした。第2楽章「Adagio」絶品。(6:09-5:46-3:27-4:32)


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

ここ数日、抗アレルギー剤も切れてきたのに夜はよく眠れます。朝6時アレクサに起こされるのも連続、精神的に弛緩しているせいでしょうか。昨日も自らのトンデモ失念によるミス発覚、数週間前商品の準備ミス取り違えを発見していたのに、登録修正を忘れるという大ぽかも情けない。失敗やらミスはたくさんあるけれど、これほどのは初体験。のんびりユルい在宅勤務は緊急体制に、結果なんとかしたけれど、気をつけなくっちゃ。この先大きなトラブルが新たに発生したときには、自分はもう消えている・・・そんなことは想定されますから。先週発覚した三年目優秀な女性の危うい商品残、人脈をたどって最終的にキレイにクリアいたしました。自分だって数年掛けて、いっぱい失敗して四苦八苦作り上げた取引先との関係、次の担当にも汗を流していただきましょう。純実務的な仕組みは作り上げております。

日立電子オーブンレンジ/MRO-4100/1984年下期製造がちょっぴり様子怪しい・・・スイッチの接点がヤバそうで、一発で電源が入らない。買い替えの時期なのか、単機能のは安いし、中古狙いも当たりはずれはあるかもしれないけど、価格は魅力です。あと一か月様子を見ましょう。平成元年=1989年製造のCASIOワープロは親父の寿命と争って、先に力尽きたのは親父のほう、こちら息子より年上の電子レンジは、自分のサラリーマン人生を一緒に歩んで役目を終えそうな予感。

昨夜は筋トレ少なめ、エアロバイク100kcal消費の控えめ鍛錬の日。今朝の体重は67.6kg現状維持、上出来ですよ。

Capriccio C49520Haydn 交響曲第31番ニ長調「ホルン信号」/第72番ニ長調〜ジョシュア・リフキン/カペラ・コロニエンシス(1993年)・・・現在はNAXOSに身売りしたらしいCapriccioには興味深い音源がたくさんありました。Cappella Coloniensisは古楽器団体の老舗、かつてウルフ・ビョルリンによる交響曲を聴いた記憶有。技術的に優れ、ふくよかに練り上げられたマイルドなサウンド、音質も良好。交響曲第31番ニ長調は第1楽章「Allegro」より4本のホルン前面に大活躍、これが全楽章続いてさすが!Haydnの表現意欲は旺盛なもの。終楽章「Moderato molto - Presto」はのんびり優雅な変奏曲、朗々たるホルンが雄弁に登場すると明るい日差しが差し込むよう。たどたどしいコントラバス・ソロ登場も最高6:43-9:23-4:33-9:54。

第72番ニ長調も4本のホルンの粗野な響き、妙技が楽しめる作品。第1楽章「Allegro」からのんびり牧歌的な雰囲気満載。第2楽章「Andante」はフルートとヴァイオリン・ソロの掛け合いが淡々と優雅そのもの、第3楽章「Menuet/trio」はゆったり優雅な3/4拍子の舞曲、ホルンが再び大活躍します。終楽章再びの変奏曲、静かなつぶやきから徐々に色彩を加えていく絶品であります。ここにもコントラバス・ソロ登場。5:45-6:10-3:36-9:05。

BRILLIANT 99925Haydn 交響曲第101番ニ長調「時計」(1987年)/第102番 変ロ長調「奇跡」(1988年)〜アダム・フィッシャー/オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団・・・全集中の初期録音、久々に聴いたけどこんなオフ・マイクな痩せた音質だっけ過去の記録を探すと「やや残響過多であって、しかも金属的で刺激的、オーケストラのサウンドもこなれていない印象」と有。演奏そのものは勢いと若さがあって上々、Haydn後期作品の充実、大きさを堪能できました。「時計」は8:21-8:17-8:25-4:45。第102番第2楽章「Adagio」のチェロ・ソロが寂しげなのが印象的。9:00-6:10-6:49-4:42。

職場の若いもんから連絡があって、メーカーさんの親しいご担当より久々の呑み会誘い有。実質お別れ会ですね。本日は出勤です。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

寒くて目覚めた朝。昨日出勤、取引先との定例商談、ぼちぼちラストの日程が埋まってきました。出勤してミーティングとか資料を作ってもヒマ、引退直前のヴェテランが忙しい職場じゃあきまへんで。若い人に頑張ってもらわないと。お仕事には思わぬトラブルも自分のミス(勘違い)も発覚するもの。午前中二件の冷や汗案件有、そこは慣れたもの、落ち着いて辛くもフォローしてなんとかするのも熟達のワザでしょう。そんなこと、こんなことすべて既に感慨深い思い出になりつつあります。ぼちぼち引き継ぎ書(かなり詳細)の執筆を始めております。

中途半端な間食したようなそんな自覚もあるけれど、夜、スポーツクラブでいつもの鍛錬しっかり(筋トレマシン一種のみタイミングが合わずに断念)今朝の計量は67.6kg▲400g。この調子で減量継続したいけれど、ここ2ヶ月苦戦続きでっせ。たっぷり時間に余裕があって、音楽もたくさん聴けるようになったら、それはそれとしてぜいたくな悩み有。飽食すればありがたみは薄れますよ。マンネリと集中力の欠如。先ほど朝刊熟読してネタを思いついたはずなのに、数歩で忘れました。

これはあかなんだ・・・音源一気に掲載。溜めまくった音源も断捨離必須と自覚しております。
ORGANUMTchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 ロ短調〜スビャトスラフ・リヒテル(p)/コンスタンティン・イワーノフ/ブルノ放送交響楽団(1950年ライヴ)・・・リヒテル35歳の記録は想像よりまずまずマシな音質。硬質強靭なテクニック、圧巻の推進力は若い頃から変わらない。結論的にはムリして拝聴すべき存在に非ず、音質状態のよろしいカラヤン盤を聴くべきかと。入手した音源ファイル廃棄。19:44-6:24-6:51。

ARC-WU251Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜オットー・クレンペラー/ケルン放送交響楽団/合唱団/北ドイツ放送合唱団/マリア・シュターダー(s)/レース・ホフマン(ms)/ワルデマール・クメント(t)/ハンス・ホッター(bbr)(1958年ライヴ)・・・音質はイマイチだけど、重厚なる集中力、圧巻の貫禄、テンポも中庸を保って引き締まった辛口演奏、ピークは声楽充実した終楽章の高揚でした。しかし・・・すっかり贅沢癖が付いてしまって、せっかくちゃんとステレオ録音があるからそれで充分でしょ、そんな思いもありますよ。せっかくネットより集めたクレンペラー/モノラルBeeやん交響曲全曲だけど、廃棄しようかな諸行無常。17:17-15:33-14:02-6:14-17:17。

Haydn 交響曲第104番ニ長調「ロンドン」/Mozart 交響曲第41番ハ長調「ジュピター」〜カルロ・マリア・ジュリーニ/RAIミラノ交響楽団(1965年ライヴ/写真もなし)・・・いささか情けない音質の放送音源(拍手なし)各々一本ファイル、26:03ー27:59。Haydn、Mozart各々ラストの大きな交響曲、敬愛するジュリーニの堂々たるまったり節回しは、わざわざこの音源で聴く必要もないでしょう。

本日在宅勤務。O/L職場会議有。いよいよ食材尽きて、昼休みに買い物に出掛けるつもり。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

コロナ新規感染が低い水準に収まってかなり日が経っております。それでもマスク生活は日常となって、テレワークは一部かも知れないけれど定着しつつあるように見えます。数年前のように深夜までのバカ騒ぎはおそらく減っていて、忘年会も以前のような盛り上がりはないことでしょう。行ったり来たり、微妙に生活スタイルは変わっております。昨日日曜も市立体育館に朝一番乗り、ストレッチ+筋トレ5種+エアロバイク15分、結局食材は買い物にも出掛けず在庫消化、昼夜と自分なりに仕立ててあとはいつもの昼寝三昧、夜のビーフシチュー(冷凍庫より解凍)が高カロリーだったのか、今朝はあっと云う間の危険水域68kg前日比+500gは最悪。

継続雇用の身分になったら、かつての部下に顎で使われるのがイヤだ・・・みたいなネット記事を時に見掛けます。自分も現在の(いちおう)上司はかつて新人時代は部下、元気のよろしいぴかぴかの若者たちに囲まれて職場風土的に”顎で使われる”ことはありません。(自分は昔、顎で使っていたかも・・・反省)口うるさく元気なロートル(=ワシ)に遠慮しているような(もうしわけない)・・・佳き人間関係に自分を頼りにしてくださって、お仕事課題任せてくれたり、気軽に相談があったりするのも嬉しい。当初は継続雇用身分変更に年収半分以下に激減、ボーナスもなくったことにショックを受けても、やがて楽しい職場、人間関係というのはカネに代えられぬシアワセと思うようになりました。

それももうちょっとで卒業。もう11月も中旬でっせ、心の片隅に風が吹き抜けるような思いないでもない。本日より一週間サイクルのお仕事が始まります。昨夜はよう眠れました。

Brilliant BRL96196Handel オルガン協奏曲ト短調HWV289/変ロ長調HWV290/ト短調HWV291/ヘ長調HWV292クリスティアン・シュミット(or)/ニコル・マット/シュトゥットガルト室内管弦楽団(2004年)・・・10−15分ほど緩急緩急の4楽章、基本オルガン・ソロと弦楽器が交互に奏される協奏曲は雰囲気たっぷり音質良好。モダーン楽器使用、なんとものんびり典雅な世界はワン・パターンに心安らか、豊かな残響に身を委ねられる作品。変ロ長調HWV290は優雅なヴァイオリン・ソロから快活な合奏が参入するところなどゾクゾクしまっせ。ト短調HWV291ではヴァイオリンとチェロのソロ掛け合いが物悲しい。オルガンと弦楽の対話にも緊張感が溢れました。

AV 276017Saint-Georges (1739-1799仏蘭西)2台ののヴァイオリンのための協奏交響曲ハ長調 作品6-1/ロ長調 作品6-2(イルジー・マラート)/2台のバイオリンのための協奏交響曲ハ長調 作品9-1/イ長調 作品9-2(フランティシック・プライザー)〜Miroslav Vilimec/Jiri Zilak/Michal Pospisil(v)/ピルゼン・フイル(2008年発売)〜Mozartが1756年、Haydnが1732年生まれだからサン・ジョルジュはちょうど同時代の作曲家、雰囲気もよう似て、もうちょっと華やかに軽くギャラントな作品ばかり。Pilsenとはチェコ共和国のプルゼニの独逸語読みとのこと、ビールで有名な街、作曲家も演奏家も馴染み薄いものにトライする機会は減りました。各々9:53-5:09、9:33-8:02、7:10-9:13、4:55-11:35-6:23。

では行ってきます。寒くなって活動量は減って、スポーツクラブだけでは体重は減らぬ自覚有。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

良くも悪くもなにもする必要がない、やる気が出ない。天気の様子を眺めて布団を干して、朝食を仕立てて新聞熟読、「音楽日誌」朝一番更新は生活のリズム、週一回の【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新はじっくり二度聴き、昼前には市立体育館に30分ほどスクワットストレッチ+筋トレ7種、有酸素運動はサボりました。昼夜と食事節制して洗濯、あとは昼寝三昧、一週間前の大量昼酒以来アルコールは自粛、カード請求の金額に嘆息して外食もご遠慮、体重は67.5kg前日維持、やっぱり歩いたりせんとあかんのか。ちっとも減りません。

これを無為無策と云わずしてなんとするのか。書籍がぼちぼち切れ掛けなのと、食材は卵が残1個、豆乳と野菜ジュース、ヨーグルトは未だあるけれど、買い物は必要かも。早朝深夜土日も働く人々、生活困窮したり、病に苦しんでいる方々に比べて自分はあまりに平和過ぎて、これで良いのか!気分は「100日後に死ぬワニ(大仰やなぁ)。眠りが浅い自覚は某アレルギー症状+昼寝のし過ぎでしょう。

SONYBeethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜クリスティアン・ティーレマン/ウィーン・フィル(2010年ライヴ)・・・自分が聴いた音源はあまり調子のよろしいものではなかったようで(ちょいと音量低くオフマイクっぽい)前回拝聴時いまいち集中できなかったのが正直なところ。Christian Thielemann(1959ー独逸)も現役世代、現在ドレスデンの首席。ウィーン・フィルとのBeethoven全集録音を任される、というのは高い評価なのでしょう。奇を衒ったところのない、オーソドックスに恰幅のよろしい、しみじみと歌ってゆったり悠々とした完成度と聴きました。ちょいと昔風のテンポの揺れも決まって、ウィーン・フィルは極上の響き、安心して身を委ねることのできる演奏。小学生時代より聴き馴染んだ名曲をシミジミ堪能いたしました。但し、やはり音圧が弱いと感じて、それは我が貧者のオーディオ機器責任かと。かなりボリュームを上げて聴いたものです。13:04-13:45-5:25-3:46-10:10。

EMIBeethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1987年ライヴ)・・・もちろん快速ではないけれど、異様なほどの微速前進に非ず、たっぷり雄弁に幅広く、しっかり地に足をつけて悠々とした第1楽章「Allegro conbrio」。哀しみを噛みしめるように粛々と歩む第2楽章「Marcie funebre」は細部描き込んで表情が刻々と変化する馴染みの微速前進、ほとんど止まらんばかり。ジュリーニ最晩年の演奏に似ているようでまったく違う個性、こちらの集中力に弛緩はありません。16:35-19:14-6:53-14:28(拍手別)。自分にとって珍しいBeeやん連続聴き。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

いつもどおりさらさらと一週間過ぎて週末休みへ。昨日は午前中定例業務に忙しく、昼一番よりZoomにて全国会議。商品開発担当の一人は出張先の宮崎より報告しておりました。ま、主催は東京から、こちら名古屋だけどね。どーも接続がおかしかったみたいで、こちらからの音声が小さい、細かい機能(チャットとか)表示が見えない、資料のリンクが死んでいる・・・いちおう画面と報告音声は聞こえていて、休憩時にコンピューターの再立ち上げ、再ログ・インをしたら無事治りました。一昨日も昨日も気の進まぬ会議参加だったけれど、商品説明に学ぶところは多く、若い世代の誠実真面目なお仕事ぶり(女性も多い)に感慨がありました。

分科会というか4−5人ほどのグループミーティングがあって、東京横浜広島大阪の若い連中はもちろん顔見知りに非ず。ところが”林さんの話を聞けるのを楽しみにしてました”〜どーも以前同じ職場より異動したメンバーからの伝言だったみたい。曰く”なんでも相談したら”と。64歳大ヴェテラン・ロートル継続雇用、営業会議ラスト参加、これは感動的な(はなむけ)、サラリーマン生活の勲章と理解いたしました。

昨夜は夕食控えめ(昼にかなり喰うた自覚有)ストレッチ+筋トレ5種+初級エアロビクス30分(中腰ストレッチ付き→これが毎度難行苦行)今朝は67.5kg▲400g。このまま節制して月末の健康診断迄には66kg台に戻したいもの。

Alan Gilbert(1967ー)Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調〜アラン・ギルバート/NDRエルプ・フィル(2021年マドリード・ライヴ)・・・ニューヨークより2019年、ハンブルクに転身したAlan Gilbert(1967-亜米利加)は旬の人。この作品で欧州ツアーしたらしい。残響豊かに音質良好、冒頭涼やかなホルンから厚みと深みのあるオーケストラのサウンド魅力爆発、Brucknerに求めたい重心の低さ、スケール大きく爽快。上手いオーケストラやなぁ、弱音のデリケートな余裕に痺れて、テンポは中庸に慌てたり走ったりしないもの。この充実したサウンド緻密なアンサンブル、おそらくここ最近聴いた中ではこの作品ヴェリ・ベスト。70:26一本ファイル(拍手込み)

WestminsterのLPMozart 交響曲第31番ニ長調「パリ」K.297/交響曲第32番ト長調K.318/第33番 変ロ長調K.319〜エーリヒ・ラインスドルフ/ロイヤル・フィル(1955年)・・・1950年代に録音された旧Mozart全集録音。LP時代は唯一の存在だったことでしょう。CD時代に入ってかつて愛聴しておりました。(←1998年【♪ KechiKechi Classics ♪】初投稿原稿他第36-37-38番第39番ー第40番ー第41番現在はパブリック・ドメインに至って自由に聴けるようになりました。音質はまずまず良好。時代はトスカニーニの影響絶大!強烈なテンションに飾りのないストレート系、速めのイン・テンポ、優雅な色気一切取り除いて乾いた演奏。それでも無条件幸福な名曲揃い、パリ聴衆の受けを狙ったらしい強弱対比強調なニ長調協奏曲(7:01-5:00-3:33)闊達なシンフォニアであるト長調(2:31-2:49-1:43)トランペットとティンパニのない変ロ長調交響曲はあちこちにジュピター主題が登場して、ダメ押しのように終楽章「Allegro Assai」は天衣無縫な躍動に充ちておりました。(6:05-4:53-2:47-4:21)


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

薄ら寒い小雨模様の朝。昨日は終日一人在宅勤務、朝一番にゴミ出し+ご近所一周ウォーキング以外引き隠り、ま、ネットやらスマホでお仕事はやり取りあるけれど、孤独なもんですよ。毎度のことだけど一週間はあっという間、午前中が週次単位お仕事待ったなし宿題の山場、本日は昼からO/L全国会議もあります。気分転換に出勤としましょう。昨日休筋日、今朝の体重は67.9kg▲300g。夜のエアロビクスにもうちょっと減量を期待いたしましょう。

瀬戸内寂聴さんご逝去。朝日新聞は林真理子さんの寄稿含め全面特集、産経新聞も敬意を以て記事を掲載、戦争の悲惨さを身体で知る気骨ある言論人がまたひとり彼岸に渡りました。リベラルが受けない、ジェンダー差別解消も進まぬ時代の象徴のような気がしました。

完全引退したらどーするすぐ転居予定。やれ地域デビューせよ、ボランティアを考えろとか、そば打ちするとか、そんなステレオタイプ発想さておき・・・まず身近よりやるべきことを考えました。

昼食は自分が担当する。朝食を担当してもOK(カンタンだし早起きだし)。夕食は女房任せ、経済的余裕の範囲で外食してもOK。安くて美味しいものを探したり、料理工夫したりすること。身の回り厳選して持ち物断捨離継続、整理していくこと。スポーツクラブやら身体鍛錬は最低週3回以上、ウォーキングは毎日、できればストレッチも。健康寿命は70歳迄が勝負と考えております。

毎日「音楽日誌」のネタを探して更新すること。これはノーミソ鍛錬のため。旅行を計画する、諸先輩と調整して、できるだけエコノミーに内容も手抜きせず工夫すること。そんなところかな?本日昼からのO/L全国会議が参加ラスト。

Russin RevelationBizet 歌劇「カルメン」抜粋〜アレクサンドル・メリク・パシャエフ/ボリショイ劇場管弦楽団/合唱団/アルヒポーヴァ(ms)/マリオ・デル・モナコ(t)/イリーナ・マスレンニコーヴァ(s)/パーヴェル・リシチアン(br) (1959年ライヴ)・・・19年ぶりの拝聴。Alexander Melik-Pashayev(1905ー1964旧ソヴィエット)指揮。たしかもともと映像音源、懐かしいコロムビア・ダイヤモンド1000シリーズに抜粋が収録され、自分はマリオ・デル・モナコの激演にしびれておりました。”マリオ・デル・モナコのみイタリア語”というのは自信がありません(仏蘭西語歌劇)。音質はちょいと厳しいけれど、臨場感あるライヴ。自分が細部旋律に馴染んでいる数少ないオペラには、種々版があるようで、ここには第3幕にファランドール(おそらく+バレエ)が入っておりました。こうして全曲確認するとLP抜粋には第3幕まるごと入っていたのですね。たっぷりの熱気を堪能いたしました。

West Hill Radio Archives WHRA6048Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1951年2月18日、ニューヨーク、カーネギー・ホール)・・・1957年常任指揮者に就任する以前、Leonard Bernstein(1918ー1990亜米利加)33歳の記録。このCD11枚ボックスにはリハーサル風景収録が多くて、その辺り興味を持たれる方も多いと思うけれど、自分には不要でした。後年二度録音している現代音楽の古典は得意な作品だったのですね。放送音源の音質は時代相応より上々。激烈に燃えるような推進力はパワフルに前のめり、テンポは揺れ動いて全身全霊を捧げて力強い、激しい演奏でした。知的な構成云々より、作品のバーバリズムやら土俗性前面、そしてオーケストラは明るくアンサンブルはやや粗いけれど、充分な技量に疾走しております。飛び散る汗が眼前に浮かぶような一期一会若さの記録でしょう。熱狂的な拍手有。

本日資源ゴミの日。新聞が重いんですよ。来年転居したらWeb版に変えるつもり。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

お仕事は内外相手のあること、出勤すれば色々ドラマもあります。朝一番に三年目の優秀な女性よりSOS有、見込みを大外しして商品在庫大量残、まず事実詳細確認、ことは喫緊であることを彼女の上司、職場トップにも<緊急対応>メールCC同送、題名をつけて確認返信、その上で”ヴェテランの大技”炸裂!半日で在庫を概ね消しました。これまで幾度もやってきたことだけど、いつも結果のみ、途中経過は報告したことはなかった。残りわずかなサラリーマン生活、今週より”(途中経過)見える化”を目指したものです。先週、大阪の営業所でトンデモ在庫管理ミスを発生させて大損失、実務司令塔なし個人任せが大きな要因と考えました。自分のワザはきっと引き継げないだろうけれど、組織的に対応する風潮と危機感の共有だけはしておきたいもの。

・・・とまぁ、カッコ付けて書いたけれど、昼からぼんやりしていたら、若い相棒より”O/L会議じゃないっすか”と指摘されて、一日カンチガイに気付きました。急いでZOOMを立ち上げたものです。(遅刻)狭い担当分野の会議だったら全国顔見知りがたくさんいて、分科会も若い連中と和気藹々会話も愉しいものですよ。(あとで御礼のメールをあちこちいただきました)この会議も明日で最終となって、日々”これが最後”が増えております。

昨日今朝と朝晩冷えた体感、職場の暖房エアコンを入れたら自分の席は直撃(夏は冷え過ぎ)微妙に汗をかいて、体温調整難しく体調怪しく咽が鈍く痛んで、夜のスポーツクラブはスクワットストレッチ筋トレ迄クリア、ステアマスターは6分100kCal消化途中断念。夜よう眠って今朝の体重は68.2kg前日比+300gとうとう危険水域超え最悪、俄独居(やや)老人生活はせっかく作ったものはもったいない!残さず全部喰うてしまういじましさ。本日在宅勤務、根性入れてダイエットいたしましょう。

BrilliantBRL6324Shostakovich 交響曲第8番ハ短調〜ルドルフ・バルシャイ/ケルン放送交響楽団(1994-95年)・・・著名な廉価盤全集の決定版!ちゃんと聴いているようで聴いていないかも?第3楽章「Allegro non troppo」無機的な繰り返しが是絶大なる効果を上げることに気づいて、期待のバルシャイ/ケルンはいま一歩集中力に足りないかも。このオーケストラのイメージとしてはガリー・ベルティーニによる冴え渡るMahler全曲録音!彼(か)の鮮度に届かぬと感じるのは、聴手の集中力不足か。27:22-6:41-6:43-10:06-13:35。

LP CFP 141Shostakovich 交響曲第12番ニ短調「1912年」/祝典序曲〜ジョルジュ・プレートル/フィルハーモニア管弦楽団(1962年)・・・音質良好。じつは「祝典序曲」との出会いはこれ、LP時代名曲寄せ集めみたいのに収録されて、明るくわかりやすい推進力に感心したもの。大曲交響曲のフィル・アップだったのですね。10月革命に題材をとった交響曲は第1楽章「革命のペトログラード」/第2楽章「ラズリーフ 」(湖の名前)/第3楽章「アヴローラ 」(巡洋艦の名前)/第4楽章「人類の夜明け」打楽器炸裂もカッコよく、わかりやすい作品と感じます。音質良好、オーケストラも上手い。プレートルはざっくり大づかみに作品を捉えて、レーパトリーからちょいと外れたような作品も意外とよろしい感じ。14:07-12:29-4:22-8:54。祝典序曲は5:51。

これよりゴミ出し。ついでにご近所一周して在宅勤務開始しましょう。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

昨日も終日身動きせず引き隠りな在宅勤務、夕方にO/Lミーティング。本日出勤分の宿題をいただきました。女房殿は昼前には大阪に出掛けて、夜は運動不足を解消すべくスポーツクラブへ、毎週火曜は参加者が少ないものです。スクワットストレッチ+筋トレ5種+エアロバイク15分は100kcal消化、体重は昨日と同じ67.9kg高め安定中。2021年はリバウンド続き、徐々に減っていった数年前が懐かしい。

欲しいものはなにもない・・・例えば新車とかバイクに興味はないし、服装にも無頓着、コンピューター関係も自宅にあるのは中古ばかり、新機種を欲しいと思ったこともなし。スマホも最低限機能で充分。書籍はBOOK・OFFの110円コーナーから厳選、喰いもんには贅沢していると思うけれど、日常は粗食でっせ。家電も現在あるもので不足はありません。ちょっぴり考えているのはスマートウォッチ、これは価格機能ピンきりあって、使いこなせるか自信はない。

カネスエ生乳100%とろとろタイプがお気に入り、これは金沢ホリ乳業が作っているはず。けっこう入手困難、大阪に撤退したらもうアカンでしょう。ヨーグルトメーカーは気になって、ちょいと高めでも良いから気に入った味のヨーグルトを見つけて、それを種に自前で継続できないか、そんなことを考えております。毎日使いこなせるか、お蔵入りになっちまうか、ほとんどボーダーライン。数カ月悩んでおきましょう。

珈琲が値上がりして、これは世界的な気候変動の要因とか。ここ半年ほどなるべく安めのお徳用豆を通販で探して、ごりごりと毎朝手動で挽いております。これは30年ぶりくらい。商売の関係で基本知識はちょっぴりあって、贅沢はしません。コーヒーメーカーは10年目くらいこれもAmazonで一番安かったはず。

Michael Sanderling(1967ー独逸)Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調〜ミヒャエル・ザンデルリンク(vc)/クルト・ザンデルリンク/RAI交響楽団(1996年トリノ・ライヴ放送音源)・・・三男Michael Sanderling(1967ー独逸)は現在ドレスデン・フィルの首席指揮者、じつはチェリストだったとは知りませんでした。若い頃はゲヴァントハウス管弦楽団のメンバーだったとのこと。これは2001年指揮者としてデビューする前、親父との共演、音質まずまず良好。クルトのオーケストラはサウンドの芯が少々甘いけれど安定して盤石、チェロはマイルドにスケールを強調しないスムースな技巧に誠実仕上げ、チェロ最高の名曲、郷愁溢れるローカル旋律をしっとり歌い上げて親密でした。一本ファイル39:44(楽章間拍手含む)はネットより入手した音源でした。

membran 222198-444 4枚組980円Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」/ロマンス ヘ短調〜ダグラス・ボストック/カールスバード交響楽団/ヴラディスラフ・リネツキー(v)(1996年)・・・誰もが知っているウキウキするような名曲。作品初演したオーケストラによる初稿の録音とか(聴き慣れたものとの違いはわからない)6年ぶり拝聴。非力で鳴らぬ素朴なオーケストラ、焦点の定まらぬオフ・マイクっぽい録音、木管辺り怪しいピッチ、それでも第3楽章「Scherzo. Molto vivace」第4楽章「Allegro con fuoco」渾身の力演に耳を傾けましょう。第1楽章提示部繰り返し有(12:08-12:33-8:04-11:54)。ロマンスは控えめ、線の細い風情が懐かしく響きました(11:05)。

これより出勤。洗濯は終わりました。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

いつもの月曜お仕事を過ごして、夕方O/Lにて学習会有。商品原料取引先調達先の人権問題やら環境問題やらSDGs消費者意識の分析や具体化の詳細内容報告、顔見知りがこんなところに異動していたのか!多士済々の人材に感心して、自分の引き際についての思いを新たにしたものです。土曜の昼酒影響続いて体調どんより重く、夜根性入れてスポーツクラブにてフルメニュー(筋トレはまたまた一種独占されて使えず)15分のステアマスター最終心拍数は149、意外とラクでした。今朝の計量は67.9kg前日比+100g危険水域ぎりぎり、昨夜シャワー後は69kg!あったので一晩で▲1.1kg減ったのですね。本日より女房殿恒例大阪行き、しばらく独居(やや)老人生活に減量を目指しましょう。

月曜夜はBSにて「断捨離」番組、女房殿のお気に入り番組です。自分はスポーツクラブから戻って途中より、毎度イライラしながら拝見しております。信じられぬほどの物量溜め込み、番組に登場する人はほとんど豊かな生活を過ごしてきたと拝察します。そして捨てられぬ執着、思い込み、周りに耳を貸さない。半数以上は高齢の女性、日本全体が貧しかった時代を身体で知っている世代、膨大なる服、靴、バッグ、食器、家具・・・それがゴミ屋敷状態に至って悲惨な光景。

亡くなった母親のマンション後処理に、兄は悪戦苦闘したと思います。身の回りに新しい機器や物が増えていくこと、それが愉しみ、喜びだったのでしょう。自分にもその気持はわかります。現代の生活には冷蔵庫洗濯機テレビ、エアコン、それにスマホ(ネット環境)は必須、それが徐々に整っていくのがシアワセだった頃。

お湯の出るトイレも今や日本では当たり前(自分もそれがないと困る)我が家のコンピューター4台はちょいと贅沢かも、大きな家具(女房殿の嫁入り道具)は転居のたびに処分済、現在は最低限の安物しかありません。食器もほぼ同様、服もバッグも少ないけれど、来年早々の転居に向けてほとんど処分すると女房殿は宣言しております。自分の書籍とCDは完了、女房殿の書籍にも処分勧告しております。

最大の持ち物=不動産は26年ほど前に処分済、下手に自宅を所有すれば、身動きが限定されます。その分は現金で貯め込んでおりました。贅沢しているのはたっぷりのステキな音楽(オーディオは安物)読書におカネはさほど掛かりません。週末の居酒屋は自宅では堪能できぬ料理やら素材を味わうこと。毎日の鍛錬も欠かさず、その経費もそれなり惜しみませんよ。根性と心掛けのある人は自宅鍛錬とか、ジョギングするのだろうけど、自分は環境と気分を変えないと継続できない。

ものを大切にすること=溜め込むことに非ず、そう番組に学びました。日常使って愛でてこその価値、ほんまの”価値”を見抜く審美眼も大切でしょう。高いもの=優れているものに非ず、生活の身の丈に似合った最低限機能があれば良いと思いますよ。中古でもOK、激安人民中国製怪しい製品にもトライしたくなるのは趣味の世界です。そして時代の流れ、生活の変化に使わなくなったものは速やかに処分する・・・

Andris Nelsons(1978ー拉脱維亜)Berg ヴァイオリン協奏曲(28:22)/Bach アンダンテ(2:59)/Shostakovich 交響曲第8番ハ短調(66:16拍手楽章間含む)〜アンドリス・ネルソンス/ベルリン・フィル/バイバ・スクリデ(v)(2010年ライヴ)・・・ネットより入手した音源は音質良好。Baiba Skride(1981-)も拉脱維亜なんですね。Bergの静謐深淵、これほどの妖しい集中力は久々の経験でした。Shostakovichはオーケストラが猛烈に上手い!分厚く艷やかな響き、縦線の合い方と管楽器ソロパートの出現に心奪われるほどの美音、終楽章のヴァイオリン・ソロも文句なし!第3楽章「Allegro non troppo」無機的凶暴なる繰り返しが感銘を生む凄い楽章!痺れました。ボストンとのセッション録音も聴きたくなりました。

BMG BVCX-37008Mahler 交響曲第1番ニ長調〜キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル(1969年)・・・おそらくは十数年ぶりの再聴、やや肌理は粗いけれど思わぬ音質まずまず良好。やや速めのテンポ、燃えるような疾走に根性入った演奏、ざらりと粗野なオーケストラのサウンド、金管のド迫力も魅力的。第1楽章提示部繰り返しなしは残念、青春の胸の痛みを感じさせる歌謡的旋律をたっぷり堪能いたしました。12:18ー07:49-09:41-7:37。

午前中雨模様。本日在宅勤務、OL職場ミーティングは夕方となります。

  


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

昼酒呑み過ぎは自業自得、気分の悪さから脱したのは20数時間後、昨日昼前11時頃。もう深酒に耐えられる体力に非ず、身体中怠くて市立体育館行きは断念、夜ご近所激安スシローに出掛けたのみ、毎日呑む習慣はないのでお茶で済ませました。夜は抗アレルギー剤の効きよろしくなく、途中覚醒、今朝は睡眠不足に体調万全ではありません。本日夜にはしっかり汗を流して体調万全に戻しましょう。新しい一週間が始まって週次お仕事サイクルが始まりました。この生活リズムもあと10回を切りました。今朝の体重は67.8kg+500g。身動きしていないからね。

来年早々出ることになる我が家は賃貸マンション、お隣ご近所は高級住宅街。人気エリアみたいだから、どんどこ新しいステキな新築建ってますよ。我が家の裏も大邸宅並んで、そのうちの一軒は老夫婦(自分らより一回りくらい上)二人で住まって、余計なお世話だけど広過ぎるんじゃないの使わない部屋も多いだろうし、お掃除もタイヘン!要らぬ心配しております。

増築したみたいな造りだから、きっと10-20年前にはこども数人一緒に暮らしていたんでしょうね。人様の資産を心配しても仕方がないけど、そんな広さはおそらく老夫婦日常生活に必要なし。持て余して、やがて時が経てば空き家になる・・・歩いて5分位のところに鬱蒼とした立派な洋館風お屋敷があって、先日通りかかったらシャッター付きの車庫前に雑草が伸びておりました。高級豪邸も空き家になれば、ほとんどお化け屋敷でっせ。

老人が新たに住処を借りるには、いろいろむずかしい時代らしいけど、持ち家が人生のゴールとか、ステイタスだったのは昔の話。こどもの世代には別の生活があるでしょうし、動産は残された者には負担でしょう。しかも”捨てられぬ溜め込み”は一歩間違えばゴミ屋敷に至りますよ。以上”持たざるもの”の遠吠えでした。

EMI TOCE-13406Handel 組曲 「水上の音楽」(17:36/Harty編)/序曲 ニ短調 (5:39/Elgar編)/組曲 「王宮の花火の音楽」(15:52/Harty編)/序曲 「サムソン」 (7:36/Sargent編)〜マルコム・サージェント/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1959年)・・・その昔、LP廉価盤時代以来お馴染みの演奏也。LP復刻音源は驚異的な鮮度、ロイヤル・フィルの金管は朗々と鳴り渡って爽快なるスケール。Bachだったら鍵盤楽器を例外として、古楽器系演奏が当たり前、Handelの金管大活躍作品はモダーン楽器での迫力演奏が似合って違和感はないと思います。

US ODYSSEY 32 16 0120Wagner 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第3幕前奏曲/徒弟たちの踊り/終曲/歌劇「タンホイザー」序曲とバッカナール(パリ版)*〜マックス・ゴバーマン/ウィーン新交響楽団/ウィーン国立歌劇場合唱団*(1960年)・・・Max Goberman(1911ー1962亜米利加)による、これは珍しい音源ですね。音質は良心的。おそらくはゴバーマンによる管弦楽再編成は効果的、「タンホイザー」最終盤には女声コーラスも入って、うまい具合にコンサートピースとして全曲のエッセンスを抽出しておりました。やや軽量サウンドだけど、ウィーン新交響楽団(録音用寄せ集め)なかなかツボを抑えた演奏に仕上げておりました。19:18-22:23。

これより出勤。その前にお洗濯が待っております。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

昨日昼酒はいつもの馴染みの居酒屋(昼飯営業をしている)。二時間ほど散々、しこたま呑んであとは使い物になりまへん。それを見越して【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新は朝一番に済ませておりました。今朝、未だ体調万全に非ず。

4年先輩は地元では大きな企業のトップまで上り詰めて引退、既に顧問も辞去して故郷に長男として家を守っております。なんとそこでコミュニティバスの運転手として週三日働いているとのこと、わざわざ免許を取得したらしい。おそらく経済的に困っているわけでもなし、純粋に”働くこと、地域に貢献すること”を目標にしているのでしょう。その謙虚な姿勢に学びたい。”自分を誰だと思っているんだ!”みたいな屁の突っ張りにもならんプライドは捨てたほうがよろしいかと。

3年先輩はクモ膜下出血に倒れた奥様を介護してぼちぼち20年娘さんも嫁に出して一人でヘルパーさんも上手く活用しております。旅行好き。この間2度ほど旅行計画はコロナで流れて、2020年1月の博多旅行(昨日参加メンバー計5名は全員参加)はほんまに愉しかったみたいで、”こんどは山口で計画しろ”〜先輩がいるんです。あそこは交通の便が難しいなぁ、その前に富山の温泉にでも行くか、そんな話題も出ました。自分は来年早々に引退、大阪に戻ることを報告、”名古屋迄呑みに来い!”との指示有、それは勘弁してよ。このメンバーは18歳、初めて酒を呑んで以来のお付き合い。

最高齢の敬愛する大先輩は96歳、その場から電話してみたけれど、さすがに足腰弱って身動き難しいやら耳が遠いやら、京都で集まりを計画しても参加が難しそうです。ご健在でなにより。

散々喰って呑んだけど、シメのラーメンは既に10年ほど封印、昨日朝一番に市立体育館にてしっかり鍛えて今朝の体重は67.3kg前日比▲300g。居酒屋への往復ウォーキングも8,000歩以上はあったと思います。本日体育館へ出掛けるか逡巡中。

ネットより入手音源Mahler 嘆きの歌〜ピエール・ブーレーズ/クリーヴランド管弦楽団/合唱団/エリザベート・ゼーダーシュトレーム(s)/イヴォンヌ・ミントン(ms)/スチュワート・バローズ(t)/トーマス・ポール(b)(初稿1972年ライヴ)・・・Mahler初期の作品は未整理な印象と、後年の馴染み深い歌謡的旋律の萌芽が見られる興味深いもの。1970年ロンドン交響楽団とは別のライヴ音源。怪しいデザインはいかにも海賊音源っぽいけれど、むき出しのオン・マイクな音質はかなり良心的でした。作品との出会いはロジェストヴェンスキー(1981年ライヴ)正直なところ当時歯が立たんかった。こちらブーレーズのライヴは思いっきり細部解像度が高くてわかりやすいもの。アンサンブルは優秀、いつになく燃えるような情熱と切れ味に(彼にしては)けっこう走る演奏でした。当時ブーレーズ47歳、壮年期のエネルギーに溢れて歌い手も充実しておりました。26:15-17:07-19:15(拍手込み)

DECCA 443-993 2ヴェネツィアの栄光 Giovanni Gabrieli: Canzon Primi Toni A 8 (3:54)/ Canzon Vigesimasettima A 8( 3:05)/Sonata A 3(4:00)/Canzon La Spiritata A 4 (2:12)/ Canzon A 6( 4:25)/ Andrea Gabrieli: Aria Della Battaglia A 8 (10:24)/ Giovanni Gabrieli: Quem Vidistis Pastores*( 9:29)/Canzon IV A 6 (3:13)/O Jesu Mi Dulcissime 4:44/Canzon Per Sonar A 4(1:51)/Jubilate Deo (4:57)/In Ecclesiis(8:00)/Timor Et Tremor( 6:21)/ O Magnum Mysterium(3:45)/ Canzon XII A 8(3:55)〜スティーヴン・クリオベリー/フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル/キングス・カレッジ合唱団*(1996年発売)・・・この辺りシンプルな金管の和声はお気に入り。荘厳厳粛な気分たっぷり堪能して、オリジナルの楽譜はどんなふうになっているのでしょう。たしか同じ旋律でミュンヒンガーの弦楽アンサンブルを聴いた記憶もあります。耳が古楽器系素朴な音色に馴染んでいるのか、金管名手揃えた”フィリップ・ジョーンズ”にサウンドは少々軽いと云うか、明るすぎるような印象もありました。いずれ起承転結のはっきりしない、エピソード連続風作品は自分のツボでした。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

週末休みを迎え、本日大学諸先輩数人と昼酒予定。ほぼ皆引退して三河エリアや岐阜から集まるので、夜出掛けるのはタイヘン、コロナ前は皆現役だったので夜でも大丈夫だったけれど、第一線を退いて隠居の身分となりました。自分もほとんどその仲間入りは近い。一番親しかった先輩は昨年66歳で亡くなりました。予想外な結末を迎えた総選挙結果を受けて、マスコミやらネットは”水に落ちた犬を打て”状態、日本人の美点と思っていた判官贔屓はどこに行ったのか。当たらぬド・シロウトの予測だけど41名当選した維新はきっとトンデモ不祥事が出てくるかと、いずれ国会論戦軽視のアベスガ時代から様子が変わることを願いましょう。多数を頼んでの問答無用強行は御免でっせ。

昨日在宅勤務、思ったようにならぬのはお仕事の常、誠実に職場の仲間と連携して、工夫して乗り切るしかない。夜は週一回の初級エアロビクス30分、事前のストレッチ、筋トレは6種消化(最近新規の人が増えて、マシンを専有するのが悩ましい)今朝の体重は67.6kg▲300g。月末健康診断までに66kg台に戻せるでしょうか。毎度翌朝は中腰ストレッチ後の腰下半身の筋肉疲労鈍い痛みに悩まされます。

DECCA 421 348-2Shostakovich 交響曲第4番ハ短調〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン・フィル(1979年)・・・怪しくも暗く、重苦しい作品。ここ最近、お気に入りの作品となりました。クールかつ明晰、乾いて洗練された迫力たっぷりの演奏。オーケストラの技量の高さ、金管も鳴り渡って最高。第1楽章後半の「Prest」には切迫した狂気を感じさせないまま、いつのまにか絶叫に至って説得力充分。これは旧ソヴィエットとは無縁の近現代作品としての完成された表現と思います。音質極上。16:20+12:32-9:06-7:03+22:35。

CBS LPデザインMahler 交響曲第1番ニ長調〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル(1985年)・・・細かいインデックスが付いた配慮ある音源。マゼールらしい細部描き込んで解像度高い入念仕上げのアンサンブル、ウィーン・フィルは引き締まって力強く美しい。音質極上。クリーヴランド(1972-1982)を経、ウィーン国立歌劇場のポストは短く(1982-1984)ちょうどその辺りの全集録音でした。オーケストラとの関係はあまりよろしくなかったとの噂、”細部描き込んで解像度高い入念仕上げ”なウィンナ・ワルツには驚いたけれど、Mahlerだったらそれは美点となっておりました。

さて、昼酒前に市立体育館で鍛えておくか。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

朝は冷えますね、こちら最低気温は10度C以下らしい。今週は祝日を挟んで一週間がいっそう速く感じます。昨日出勤して来春新商品の飲料試飲が苦しく、昨日は休筋日、今朝の体重は67.9kg前日比+300g。本日在宅勤務、午前中が忙しい日を迎えました。この業務はスタッフさん二人と組んで処理しているけれど、見切りの判断は誰にどう引き継ぐか悩んでいるところ。夜は週イチのエアロビクスに臨みます。

職場のトイレに”ジェットタオル”復活、ウィルス拡散させるとの情報にあちこち使用禁止になっておりました。なんとなく日常生活は復活しているようで、それでも一般にマスク生活は依然継続中。ほんまは布マスクは効かんらしいけど、自分はずっとヨメノマスク愛用、洗濯し続けてかなり草臥れてきました。使い捨てというのは好かんもんで。旅行とか近場の観光地はじょじょに賑わいが戻って、あと数週間感染状況抑制が続けば年末年始帰省の流れは盛んになることでしょう。職場の若いのは久々の河口湖マラソン大会出場を決めたとのこと。自分は年明け早々に出勤修了、1-2月は観光地Off-Seasonだから2年ぶりに大学時代の諸先輩と旅行を検討することになるかも。なんせヒマですし(カネはないけど)。

カネはないけど、週末居酒屋で思いっきり美味いもんを喰うのがささやかな贅沢、それでも「まんぼう」やら緊急事態宣言時にはそれもままならず。富裕層は高級車とかグランピングとか高級家具なんかに消費は回ったらしいけれど、我ら庶民の貧者は節約一方、余裕はありません。せいぜい医療費くらい自分のへそくり蓄財も結果としてちょっぴり増傾向となりました(サラリーマン生活40有余年の集大成)。業務身辺整理はかなり進めて、職場ではもともと要らぬ資料は溜め込んでいなくてデータ活用中心、ほんまは捨て難い書籍類お仕事用パンフレット類は既に(こっそり)廃棄いたしました。もう使う機会はないのかな、と。

ArteNova 82876825762Mozart ピアノ協奏曲第20番イ短調K.466(2000年)/第21番ハ長調K.467(2001年)〜マティアス・キルシュネライト(p)/フランク・ベールマン/バンベルク交響楽団・・・前回拝聴はもう12年ほど前。じつは世評高い往年の録音を久々に確認したら、音質的に不満を感じて取り出したもの。こちらなんせリアルに鮮明な録音、小編成オーケストラ素朴なサウンドが好ましい。スタインウエイのはずだけど、響きは華美にならず、しっとりと愉悦に充ちたタッチ最高。深い哀しみを湛えたイ短調協奏曲、闊達な風情に第2楽章「Andante」は稀代の名旋律が映画にも使われるハ長調協奏曲、たっぷり堪能いたしました。(第20番)14:12-8:17-8:07(第21番)13:38-6:14-6:26。

LP キングK30Y-1523Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」(ウィーン・フィル1961年)/Smetana 歌劇「売られた花嫁」より序曲/ポルカ/フリアント(イスラエル・フィル1962年)〜イシュトヴァン・ケルテス・・・3年ぶりの拝聴。情感湧き上がるように前向き、溌剌な表情、ヴィヴィッドなリズム感、鳴りきった金管、ティンパニのド迫力、「新世界」はこれでっせ、処分しそこねた駅売海賊盤でも英DECCAの鮮烈な音質は現役でした。第1楽章提示部繰り返しなしが残念だけど、誰でも知っている名曲中の名曲、これ以上の演奏にはめったに出会わぬヴェリ・ベスト。惜しい人を事故で失ったものです。イスラエル・フィルとの演奏も闊達な勢いがあって、フィル・アップとして満足できるものです。

さて、洗濯でもするか。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

祝日終えて本日は出勤。コロナ感染は引き続き減少傾向、あちこち日常生活が戻って、東山動物園にも多くのご家族訪問があったとのニュースでした。こちらな〜んの予定もないお休み、スポーツクラブは祝日土日は使えぬ契約、昼前に女房殿と市立体育館へ、スクワット+ストレッチ+マシンは5種+エアロバイク15分、しっかり汗をかいて今朝の体重は67.6kg▲200g。あとは昼寝三昧、来たるべき完全引退生活を彷彿とさせる無為無策生活。本日はスポーツクラブ休館日=休筋日。昨夜は抗アレルギー剤の効きがいまいち、睡眠不如意でした。

数年前に自宅の照明をいっせいにLEDに変更しました。現在大3台小2台稼働中、これは寿命は長いそうですね。うち北側のパソコンオーディオ部屋の大1台、メジャー嫌いマイナー好きな自分はDoshishaというメーカーを選択、記憶はないけれど一番安かったのでしょう。じつはリモコンが破損しております。電池が古くなって液漏れ(もともと怪しい電池が入っていたのかも)接点がさびて接触不良に至りました。爾来、部屋のスイッチでON/OFFに不自由はないけれど、転居後一度取り外して再設置後が不安です。調べてみると純正品代替リモコンは本体購入金額の1/3くらい、一般にこういうのは高いもの。

ならば型式を調査して汎用リモコンを探すしかない。Amazonを覗いたらもうちょっと安いけれど、もっと激安1,000円以下のはないものか。いずれ転居後の宿題。きっと必要なものは次々出てくるんやろな、きっと。いったい自宅に日常使うリモコンはいくつあるのか10以上か、これでも一般家庭より少ないかも、転居時には”なんのリモコン用途”全部貼っておかなくては。

DECCA UCCD-1166-7Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜ネルソン・フレイレ(p)/リッカルド・シャイー/ゲヴァントハウス管弦楽団(2006年)・・・鬱蒼として巨魁な協奏曲、ほとんどピアノ付き交響曲と云われる名曲。フレイレ追悼、テクニックは盤石でも流麗に非ず、ごつごつしたピアノ。シャイー率いるゲヴァントハウスはかつてのイメージからガラリと趣を変えて洗練された響き、伴奏に非ずソロと対等平等に渡り合って”大きな”演奏でした。18:11-8:39-12:22-9:27、音質極上。

PTC5186765Mozart 交響曲第38番ニ長調「プラハ」/第39番 変ホ長調〜アンドルー・マンゼ/ハノーファーNDRフィル(2021年)・・・誰でも知っている名曲中の名曲を新鮮に聴かせるのは難しいもの。モダーン楽器だけれどノン・ヴィヴラート、ティンパニのアクセントも明快、解像度の高い涼やか軽快なるサウンドとリズム、繰り返しきっちり実施、テンポも慌てずじっくり味わいある演奏でした。(38番)18:29-12:13-8:13、(39番)10:51-8:15-4:40-8:27。

現在洗濯中。「おかえりモネ」終了して、上白石萌音ちゃんは可愛らしい(歌も上手い)けど、もともと朝ドラを見る習慣はありません。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

Nelson Freire(1944ー2021)Nelson Freire(1944ー2021伯剌西爾)逝去享年77歳。系統的に聴いていたピアニストじゃないけれど、現役で活躍して当たり前の存在、身近の人たちが次々と鬼籍に入ってしまう寂しさと同様の感慨がありました。昨日はネットに上梓されたSchumann ピアノ協奏曲イ短調〜ネルソン・フレイレ(p)/ジョナサン・ノット/スイス・ロマンド管弦楽団(2017年ジュネーヴ・ライヴ)を聴いて、衰えを知らぬアツい演奏に追悼の念を深めました。アンコールはBrahms 間奏曲第2番 変ロ短調。最初に聴いた記憶はTchaikovskyのピアノ協奏曲(ルドルフ・ケンペ)あとはアルゲリッチとのBartokかなぁ、音源を探して拝聴いたしましょう。

昨日は在宅勤務、夜の(強度控えめ)スポーツクラブ迄身動きせず座りっぱなし引き隠り、昼はそば、菓子など若干喫してあっと云う間の今朝は67.8kg前日比+400g、2日で+1kgほどリバウンド、基礎代謝がもうあかんのか、これが華麗なる加齢なのか。本日は祝日、間食自粛してできるだけ身体を動かしましょう。

毎日の運動は習慣になって、2020年の春あたり40日ほどスポーツクラブが閉鎖になったときには、精神的閉塞感はかなり、営業再開復活した時の開放感は忘れられません。毎日ご近所一周坂道をジョギング継続していたけれど、膝腰への負担がキツかった、久々の筋トレ再開は力が入りすぎて翌日熱が出たものです。

ネットの記事を拝見すると「運動依存症」というのがあるそうで、強迫的な運動パターン、体型のコントロール、完璧主義者の性格特性、ウェイトリフティングやアナボリックステロイドの誤用など、過剰な筋肉増強運動、摂食障害を伴う(ネット情報より丸写し)とのこと。自分はそんなことは無縁だから大丈夫でしょう。むしろ喰いすぎてリバウンドに悩んでいる・・・やや体調不良時には”鍛えて改善するか試してみる”感じ、毎木曜はスポーツクラブ休館日=完全休筋日、火曜日は強度弱めて、土日祝日の市立体育館でも同様の水準となります。サボらないけれど、時々うんと手抜きすることも。数年前とかなり体型は変わっても、これ以上ムリして鍛えてカッコよく!なんて思っておりません。

いつまでもハラは凹まないのが悩み。風邪はひかなくなりました。サラリーマン生活ラスト月末の健康診断の結果はいかがでしょうか。

DG UCCG-45017Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調/第15番イ長調〜アンドリス・ネルソンス/ボストン交響楽団(2018-19年)・・・現役もっとも忙しいひとりであるAndris Nelsons(1978ー拉脱維亜)43歳、我が貧者のオーディオを通しても痺れるほどの臨場感、低音の広がり。栴檀は双葉より芳しい才気煥発学生時代の作品は慎重にあわてず、細部ていねい緻密な仕上げ、オーケストラが極上に美しい。終楽章ラス前のトランペット・ソロはドキドキするほどの弱音の切れ味でした。いつもより作品が大きく聴こえるほど。9:28-4:51-9:46-11:07。

Shostakovichラスト交響曲は透明な落ち着き、コラージュ連続(WagnerやSuppe)に消えていくような、全奏がほとんどない不思議な作品。これもデリケートに美しく、低音の迫力が凄い。つかみどころがない作品に目覚めた自覚ありますよ。18:18-17:27-4:12-18:07。

Alto ALC1241 Shostakovich 交響曲第7番ハ長調「レニングラード」〜コンスタンティン・イワーノフ/ソヴィエット国立交響楽団(1962年)・・・Konstantin Ivanov(1907-1984露西亜)の記録はやや肌理は粗い音質、おお、根性入った激烈骨太な演奏!ネット情報を探ってみたらキリル・コンドラシン/モスクワ・フィル(1975年)ではないかとのご意見有。
26:32-10:37-15:15-19:00(イワーノフ)
26:26-10:34-16:41-17:26(コンドラシン)
確認すると第1楽章、第2楽章はほぼ誤差の範囲、第3楽章第4楽章のタイミングには顕著な違いがありました。自分が聴いたコンドラシン音源は.mp3/320kbps、イワーノフ音源に比べるとずいぶんとスリムな音質、いずれあまりよろしくはない。さて真偽はシュワちゃんの”ちちんぷいぷい”CM以来、その俗っぽいイメージが脳裏から離れず、敬遠していた作品。誰の演奏であれ燃えるような力強い熱気に作品を見直しました。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

総選挙から一夜明けて立憲民主党は福山幹事長辞任の流れ、枝野さんも苦しい立場なんだそう。敗軍の将兵を語らずか、野党共闘は比例で票を伸ばせませんでした。ここ愛知7区は話題の山尾志桜里さんの選挙区だったところ、野党分裂して、連敗していた自民党が漁夫の利を得て余裕の当選でした。リベラルは人気ないんかなぁ、今どき”自由より飯”なのかも。共闘の流れは弱まるかも。いずれ大ヴェテランは引退して女性やら次世代が育つことを期待しましょう。自分も職場より撤退の日は迫ります。

昨日もヒヤリとするような自分の小さなミス2件ほど、ほとんどラッキーに辛くもクリア出来。ストレッチ、ウォーキングのみ、2日鍛錬を休んだせいか両膝の鈍い痛み有、昨夜はしっかりスポーツクラブで鍛錬して結果67.4kg+400g。職場でそんなに喰ったかなぁ、ちょうど新商品試食の時期に入っているせいもある・・・というのは言い訳です。自宅のマウスが不調。細かい途切れがあるようで、時に範囲選択に異常をきたしてそれがストレス。2年くらいかなぁ、もともと安物だけどエルゴミクスタイプ、職場で使用していた自前のも既にアウトとなって(職場にあったフツウの光学/今どきボールのは存在しません)マウスに変更済。半分ほど在宅勤務に使用するものだから、職場の在庫をいただいてきました(稼働快調)。メインのHP Omni 220-1140jpにはエルゴミクスタイプが生きております。日々激しく使って、使い手同様に寿命があるもの。

EMIVaughan Willams 交響曲第5番ニ長調/ノーフォーク狂詩曲/ひばりは飛んでいく〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン・フィル/サラ・チャン(v)(1994年)・・・第1楽章「Prelude,Moderato」穏健なる田園風景と涼やかな風が流れる静謐な開始から、やがて激情は高まります。第2楽章「Scherzo,Presto misterioso」には落ち着かぬ細かい音形も抑制と落ち着きが漂う。第3楽章「Romanza,Lento」は囁くような哀しみと幽玄な木管の絡み合い、切ない情感が迫ります。第4楽章「Passacaglia,Moderato」はスケール大きく、そして悠々と慌てない。なんという静かな名曲、名演奏!12:38-5:33-13:30-11:27。残りの作品も胸に染みる静謐。11:36-13:34。

PH-18002 Bruckner 交響曲第3番ニ短調(1890年シャルク版)〜ゲルト・シャラー/フィルハーモニー・フェスティヴァ(2017年)・・・数ヶ月前に一度聴いていて、未だお勉強中。ド・シロウトにはWikiを読んでもシャルク版とはなんぞやにわかに理解不能、これが第3稿らしい。Gerd Schaller (1965-独逸)やら臨時編成と推察されるオーケストラ詳細情報は理解しておりません(ミュンヘン・フィル、バイエルン放送響、バイエルン州立歌劇場管のメンバーと首席奏者たちで構成されるとか)。正直なところ、第3番ニ短調、第6番イ長調は比較的苦手として拝聴機会が少ないもの、演奏個性云々できそうもない、立派な風格でした。未だ聴き込みが足りない。20:46-14:28-7:46-14:23。


2021年11月某日/サラリーマン生活コロナとともに去りゆく日々

総選挙はド・シロウト(=ワシ)の事前予想大外し。投票率やや増(低いけど)野党共闘は部分的な成果に現有議席減、大物政治家が落選相次いで立憲民主党の平野さんや辻元さんは比例でも復活ならず、自民党の石原伸晃さんも同様の落選、不敗神話の中村喜四郎さん、小沢一郎さん、自民党甘利幹事長も小選挙区敗北。結局笑ったのは維新のみわからんな、この先の動き。閑話休題(それはさておき)

11月に入って、週次月次でお仕事回っている自分としては”お尻に火”状態。この先、なにをやっても”次の人へ引き継ぎ”を勘案して進めなくっちゃいけない切迫感ありますよ。いちおう建前マニュアル作成着手しようかな自分はまともに引き継がれたことはありませんよ、いろいろ経緯があって、それでもなんとかやってきたけど、一般にそうはいかぬもの。

ニュース報道を眺めると都会の歓楽街の客寄せに力が入っているそう、この間の営業自粛を取り戻すべく頑張っているのでしょう。この流れは”第6波”の呼び水になるのはおそらく間違いなし、どんな現れ方をするのでしょうか。一度規制緩和すると、一部の人は歯止めが効かなくなるもの。自分だって昨夜夕方小一時間くらいビールを呑みにいって、今週土曜に大学の先輩と昼酒の予定有、職場の若い連中と出掛けるかも。来年になるけれど、旅行にも行きたい。感染大爆発再拡大防止のキモはなんなのか、ワクチンはいつまで効くものか、インフルエンザはどうなのか、不安は続きます。なんとか年末年始まで保って下さらぬか。

今朝の体重は67kgちょうどに逆戻り前日比+400g。自宅ストレッチだけでは体重減になりません。一昨日、小さいお子さん二人抱えてお隣はご近所に家を買って引っ越しました。

SONY 88697776582Bruckner 交響曲第8番ハ短調(ハース版)〜ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1979年)・・・7年ぶりの拝聴。中学生時代ブルーノ・ワルターによる第4番がBrucknerとの出会い、あとはクナッパーツブッシュとかシューリヒトとかぼちぼち断続的に聴いて、なかなか全貌をつかめなかったと記憶します。このヴァント/ケルン全集との出会いによってようやくリファレンスが定まりました。頑固なまでのイン・テンポ維持、中低音厚い重心の低さ、筋肉質に一貫するテンションの高さ、緊張感。15:43-15:09-26:15-24:23。

DHR-8083Mozart ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449/ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450(エドガー・ザイペンブッシュ)/ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453(ヴィルフリード・ベッチャー)〜メナヘム・プレスラー(p)/ウィーン室内管弦楽団(1966-68年)・・・ピアノ界の最長老Menahem Pressler(1923-独逸)40歳代の記録、Edgar Seipenbusch(1936-2011独逸)とは初耳、作曲家だったらしい。音質まずまず、Mozart中期の愉悦に充ちた名曲連続、あまりソロの個性を強調しない枯れた風情に好感を抱きました。

これより洗濯、そして出勤して週末残務処理となります。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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