【♪KechiKechi Classics♪】トップページへ

音楽日誌

吉野ケ里遺跡
今月の近況2022年10月2022年9月2022年8月2022年7月2022年6月2022年5月2022年4月2022年3月●メールはメールはこちらへへ●最新の「音楽日誌」はこちら△上方に新しく更新いたします△written by wabisuke hayashi

WWWを検索
【♪ KechiKechi Classics ♪】サイト内検索

2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

ウッカリしていたらもう11月もラスト。ぼちぼち最低気温が一桁台に至って、やはり年末12月の接近を実感いたします。昨日は朝一番ストレッチ後、傘を持たずに市立体育館へしっかり鍛えて帰り、予想より早めに降り出した雨にずぶぬれになって帰宅いたしました。今朝の体重は67.8kg現状維持。注文したみかんは本日発送のはず、頼みの賀状ソフト(大昔の古雑誌)は”対応中”との表示は怪しい。この間、Fire TV stick導入来、YouTubeを飽きもせず眺めております。馴染の梅田駅前ビル地下激安居酒屋の動画も発見、LINEが届いたので爺友と呑みに行くことにしました。奴らは金銭感覚が贅沢なので店選定は自分が判断、前回は痛い目に遭いましたから。体重抑制を意識しましょう。

珈琲の件はお勉強になったなぁ。豆の知識は少々あったつもりだけれど、ちゃんとした淹れ方はほとんど無知と自覚いたしました。珈琲は毎朝一杯のみ、砂糖を入れずにフレッシュは使って香りを愉しみます。現役時代(若い頃)珈琲豆輸入屋さんの営業の方より、特訓を受けて豆の個性や焙煎方法ブレンドを伝授され、原価の雰囲気も知っているつもり。お仕事引退してからはサンプル持ち帰りの役得(業務上横領!?)も消え、かつてとんでも贅沢に薫り高い、挽きたてのを愉しんでいたことも思い出となりました。

珈琲豆には世界的な相場もあるし、円安になれば当然価格は上がります。業務スーパーに比較的安いのを入手するのも節約のうち・・・一度内容はわかっていたのに一番激安いのを買ってしまって・・・結果、味香りは予想通り微妙。越南産ロブスター種をメインとした激安品とは理解して、予想通りの香り、味の水準、覚悟していたせいかそれなり・・・それも仕方がない。喫茶店だったら一杯400-500円でしょ?その金額だったら夫婦二人で一ヶ月分以上の豆が買えますよ。最近、ちょっぴり贅沢して高めの挽き豆を買ってみたけれど、YouTube動画その道のプロによると業務スーパーの豆の実力(ラグジェリッチ)もなかなかのものらしい。要はするに淹れ方問題、挽き方(均一な中挽き必須)温度(沸騰したて熱湯はアカンとのこと)もったいないと最後まで、しっかり出してしまうと雑味が出る・・・等々。

自分は電気ケトルから直接熱湯注いでいましたもの。まず湯の温度を調整して喫してみたら、著しい改善をみました・・・慌ててドリップ・ポット(細い首がついているやつ/一番安いの)を注文しました。現在のやや贅沢豆が切れたら業務スーパーのラグジェリッチに戻しましょう。珈琲は適度な量であれば身体にはよろしいらしい。今朝もおいしくいただきました。

SONY 88985439022Bach ブランデンブルグ協奏曲第3番ト長調/Bosso ヴァイオリン協奏曲第1番「Esoconcerto」/Mendelssohn 交響曲第4番イ長調「イタリア」〜エツィオ・ボッソ(cem)/フェニーチェ・フィル(劇場管弦楽団)/セルゲイ・クリロフ(v)(2016年ライヴ)・・・Ezio Bosso(1971-2020伊太利)は残念、ALSにて既に亡くなったとのこと。これはほとんどラストのほうの録音でしょう。ヴィヴィッドなBach、例の第2楽章「Adagio」は自在にカデンツァを加えて再構築されておりました。(5:48-3:05-5:28)自作のヴァイオリン協奏曲第1楽章「Allgro molt」はミニマル風にわかりやすく、第2楽章「Adagio」はこの作品の白眉、息を呑むような静謐に纏綿と哀しみが押し寄せます。第3楽章「Presto con Fuco」は騒然として不安げな切迫感、これもミニマル風?ヴァイオリン・ソロのシンプル音型の繰り返しがいや増す緊張感。伴奏は弦とティンパニのみ、平易に美しい作品、セルゲイ・クリロフは凛として清潔。(8:06-14:09-8:12盛大なる拍手込み)Mendelssohnもいきいきとよく歌う明るくも闊達な演奏。既に難病を発症していたはずなのに、そんな様子は微塵も感じさせぬヴィヴィッドな第1楽章「Allgro vivace」は提示部繰り返し有。鬱蒼とした第2楽章「Andante con moto」は小編成に清潔感が漂う。第3楽章「Andante con moto」は淡々と控えめに寂しく、第4楽章「Saltarello」は快速テンポに勢いと熱気に溢れたフィナーレでした。(11:15-6:57-7:27-6:13)

RCATchaikovsky バイロンの劇詩による4つの音画の交響曲「マンフレッド」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1976年)・・・三管編成。第1楽章「アルプスの山中を彷徨うマンフレッド」(17:05)第2楽章「アルプスの妖精」ここはスケルツォ(9:43)第3楽章「山人の生活」(11:42)第4楽章「アリマーナの地下宮殿」(19:52)著名な第4番と第5番に挟まれて不遇な、あまり人気知名度のない作品。例の如くわかりやすい、甘い旋律横溢して名曲と思いますよ。オーマンディはカッコ良い劇的旋律を華やかに、鳴りきってパワフルなオーケストラを駆使して、輝かしくもデーハー爽快な演奏を繰り広げておりました。よう知らんけど改訂版なんでしょう。最終盤にオルガン入ってますから(ハルモニウム?)。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝は曇ってやがて本格的な雨になるとのこと。昨日は連続鍛錬に両脚太もも筋肉に疲労を感じて、鍛錬は休止。女房殿は銀行経由ドンキに出掛けてグラノーラの爆値上がりに怒っておりました。頼んだ食材がいくつか抜けたのでウォーキングがてら往復3km業務スーパーへ、レジを済ませてリュックに荷物を詰めるときに豆腐(税抜37円)を忘れて帰宅後愕然(涙/もちろん取りに行く元気なし)今朝の体重は67.8kg現状維持。YouTubeに股関節回しのストレッチが出現して、なかなか関節可動域確保に効果ありそうなので実行することにしました。以前より似たようなのはちょっぴりやっておりました。

HP Photosmart B209A(中古プリンター)届きました。5,000円弱、以前と同じ178XL互換インク使用可能(在庫有)。状態はちゃんとクリーニングしてとても美しい・・・けど、無線設定に歯が立たない。ネット情報にいろいろ調べるとプリンター本体より無線ルーターの設定は不可(以前のはカンタンだった)一度USBにコンピューターつないで専用ソフト導入してからの設定になるそう。で、その通りやってみても無線の設定は完了しなくて、これは自分の知識不足か?それとも、ルーターが新しくてなんか仕組みというか世代が違うせいかもしれません。いずれUSB接続有線では使用可能。あとは「筆王2003」ソフトCDROM付の古雑誌BOOK・OFFより届くのを待つばかり、ちゃんと導入できたら良いのですが・・・

他、一週間前に注文したみかんはいつ出荷予定ですか、質問を出したら、明日くらいとの返答。最盛期で農家は忙しい時期なのでしょう。天産物なので工場在庫を梱包して即出庫とはならぬようです。

Araciv UCCA-5030Bach フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲イ短調BWV1044(1983年)/オーボエ、ヴァイオリンのための協奏曲ハ短調 (2台のチェンバロのための協奏曲 第1番ハ短調BWV1060から復元)/オーボエ・ダモーレのための協奏曲 イ長調 (チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV1055から復元)(以上1981年)〜トレヴァー・ピノック(cem)/イングリッシュ・コンサート/サイモン・スタンデイジ(v)/リザ・ベズノシウク(ft)/デイヴィッド・ライヒィンバーグ(ob)・・・精神的に煮詰まって音楽に集中できないときにはBach/Mozartの原点に返ることですよ。いずれ熟達の古楽器名手を揃えて、表現は端正に過激なリズムに非ず。ほの暗いトリプル・コンチェルトはフルートの色彩がアクセント(8:54-5:39-7:14)劇的な旋律が魅惑のオーボエとヴァイオリンの協奏曲(5:07-5:05-3:30)オーボエ・ダモーレのやや鼻に掛かった甘い音色もステキな作品でした。(4:42-5:50-4:22)

ArchivBach 管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066/第2番ロ短調BWV1067〜トレヴァー・ピノック/イングリッシュ・コンサート/スティーヴン・プレストン(fl)(1978年)・・・旧録音。G線上のアリアが有名な第3番ニ長調をこの演奏で聴いた12年前には衝撃に仰け反ったものですよ。いったい元の楽譜はどないなっとんの?そして幾星霜、もう44年前の録音ですよ、基本穏健派だけど躍動するリズム、すっきりとした響きに耳慣れて、なんの違和感もない爽やかさ。ハ長調組曲はオーボエの瑞々しい音色際立って親密(5:39-1:59-2:41-1:13-3:07-2:20-2:21)ロ短調組曲はStephen Preston(1945ー英国)のやや太目な滋味深い音色、安定した技巧に快速リズミカルな演奏(6:11-1:58-2:54-1:57-3:41-1:31-1:38)かつて聴いていた往年の詠嘆表現はなんだったの?パブロ・カザルス辺りを懐かしく思い出しておりました。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

ワールドカップ哥斯達利加(コスタリカ)戦惜敗残念。ベスト8への道はカンタンに非ず・・・申し訳ないけど自分はあまり熱心なサッカーファンではありません。(男女バレーボールのYouTube眺めておりました)昨日は洗濯日和、連続して市立体育館へ筋トレ+ステアマスター15分。但しマルチプレス20分以上独占しているオジサンがいらっしゃって、ほとんど沈思黙考状態にそれだけ断念しております。今朝の体重は67.8kg▲400g。ちょいと精神的スランプに陥って、音楽にほとんど集中できておりません。

おっとり刀な年賀状印刷復活の件、20年物「筆王2003」のCD-ROMは女房殿が持っておりました。ところがおそらく盤面劣化、データを認識できない=アプリケーションの導入不可。この専用形式の住所宛先データは保存してあって、なんとかソフトなしでコンバートできぬものか・・・考えたけれどま、ムリでっせ。プリンターは本日到着予定、だけどソフトはない。仕方がないからなにかフリーソフトを導入して、年賀状現物から再手入力するしかないかも・・・ここで悪あがき。ネット検索したら「筆王2003」ソフトCDROM付の古雑誌がBOOK・OFF(O/L)に出現!送料込み6-700円ほど、ダメ元ドブに捨てる覚悟で注文しました。(Windows11に入らぬかも)さてどーなるのか、もし首尾よく運んだら、こんどこそ住所宛先データは.csv形式に変換して保存しておきましょう。到着まで数日、現在未だ11月中だから余裕で間に合うはず。

久々に手作り餃子を作りました。ありあわせの具材、シーフードミックスも入れたらサイズもいろいろでうまく包めない。挙句、焼くのがヘタクソで破れたり、くっついたり見た目ぐちゃぐちゃ、それでもちゃんとおいしい。最近手抜きで業務スーパーの激安冷凍食品を買ってばかり、それは便利でカンタン、そこそこに美味いけど、絶対手作りののほうがGood!確信いたしました。

SOMM SOMMCD 016-2Bruckner 交響曲第8番ハ短調(ハース版)〜ルドルフ・ケンペ/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(1971年)・・・

購入したCDが、仮にどんなヘロであっても後悔したことはないけれど、5,990円(Scribendumのルドルフ・ケンペのセット)・・・これは安かった!いまどきこの曲、2枚組では買いませんよ、フツウ。自然体であること、威圧感ではなく説得力、煽ったり、走ったりせず、余裕を持った「間」と「歌」が控えめに、時に空間に充満して感動の嵐。これこそ、昨年2004年ナマで体験したハイティンク/ドレスデンを想起させる、荘厳なる伽藍。焦点の最終楽章に向けて、やがて潮が満ちるように鳴動が押し寄せて、少々音の割れもなんのその・・・(「音楽日誌」より。2005年7月23日)
・・・仰ぎ見るような巨大なる交響曲は17年ぶりの拝聴。上記やや大仰なコメントだけど、当時はそんな贅沢していたのか・・・感慨深い。音質は記憶以上にあまりよろしくないけれど、自然な残響は快いもの。ややおとなしく、あくまで気品と抑制を失わぬ涼し気なサウンド、第1楽章「Allgro moderato」淡々と進んで慌てず、あまり煽らぬ進行は自分の好みのスタイル。第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」も力みのない流れのよさ、第3楽章「Adagio」はもともと静謐に落ち着いた天国的な緩徐楽章は絶品。この楽章の白眉である18:30、21:40辺り、少々音が濁るのが残念。ラスト近く24分頃のホルンは絶品ですよ。第4楽章「Fererlich,nicht schnell」も悠々粛々と慌てず、あくまで気品と抑制を失わないけどやや弱い感かな・・・やがて怒涛のフィナーレにちゃんとアツくなって下さったけど、音質が気になるのは自分の華麗なる加齢、ノーミソの堕落でしょう。16:22-27:48-14:13-23:46。

CBS LPデザインTchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜ネルソン・フレイレ(p)/ルドルフ・ケンペ/ミュンヘン・フィル(1968年)・・・冒頭ホルンぶちかましから怒涛の豪快なる作品。Nelson Freire(1944ー2021伯剌西爾)当時24歳、技巧や表現にも不足のない素晴らしく爽やかな演奏、と思うけれど、カスタマーレビューに「ピアノが薄い」との声有。じつはその昔、この演奏を初めてFMより聴いた時に、似たような印象を得た記憶が蘇りました。念頭にはスヴィァトスラフ・リヒテル盤石な漆黒に重心の低い貫禄があったのでしょう。現在の耳には勇壮な旋律は気品を以て響き渡って好印象ばかり。18:31-7:03-6:39。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は終日曇天、雨は降らなかったけれど洗濯物はちゃんと干せません。朝一番に一応【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新。昼前に連続市立体育館へ、こちらも逆方向のJR住道駅も同じく2kmくらいだけれど、気分的にさほど遠く感じません。筋トレ6種通常負荷+トレッドミルは6km/h15分ウォーキングのみ、内転筋を意識して鍛えているせいか膝の調子は良好です。さほどに喰った自覚もないのに今朝は68.2kg+100g、YouTubeを眺めて調子のよろしくない洟水改善方法を拝見、”低糖質蛋白質摂取”を意識すべしとのこと。朝にグラーノーラ+オートミール混合をいただいて、食物繊維は意識してヨーグルト、チーズ、たまご料理も欠かさないんですけどね。

女房殿がどうしても年賀状を出すと宣(のたまう)うので、先日故障廃棄したプリンターと同じ機種を中古で注文しました。到着は明日、なんせ激安互換インクが未だ残っているもので。20年物の賀状ソフトも再セットアップ必要、本日これより実施予定(押し入れ中段ボール箱をひっくり返してもソフトが出現しない・・・捨てたのかも(涙))。到着以来毎日愛用しているFire TV stickはWeb検索もできます。デフォルトはBing。試しに「音楽日誌」を検索掛けてみるとMy Siteはみじんも出現しない・・・しゃぁない、なんせ超マイナーな存在だから。設定でGoogleエンジンに変更してみたら、初検索にてトップに出現しました。これはどんな仕組みなのかなぁ、おそらく基本のロジックや考え方が違うのでしょう。先日注文したみかんは未だ届きません。調べてみると未だ発送もしていない。

CANYON PCCL-00556Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜エフゲニ・スヴェトラーノフ/ロシア国立交響楽団(1990年オーチャード・ホール・ライヴ)・・・ネット情報を探るとどれも絶賛!世評は高いみたいですね。音質云々はこちら安物オーディオ再生だから自信はないけれど、やや散漫さを感じました。期待通りの爆発と集中力に悠々としてスケール大きな余裕演奏かと。第1楽章「Adagio - Allegro non troppo - Andante - Moderato mosso - Andante - Moderato assai - Allegro vivo - Andante come prima - Andante mosso」中盤からのド迫力はたしかに半端ではない重量級。しかしもの凄い上手いアンサンブルではないかも(18:16)第2楽章「Allegro con grazia」は甘美な4/5拍子。意外とイン・テンポに微妙な重さと粘着感有(7:15)第3楽章「Allegro molto vivace」は元気のよろしいスケルツォであり行進曲、これも予想外に速めのテンポ。巧まざるユーモアを感じさせて、ここも微妙に重い。爆発は控えめだけど、怒涛のティンパニと低弦の迫力は隠しようもありません。ここもアンサンブルが微妙に甘い感じ。スヴェトラーノフに緻密を求めちゃいけいないかも。後半の金管のヘヴィ級パワーに圧倒されました。(8:25)第4楽章「Finale. Adagio lamentoso - Andante - Andante non tanto」ここは渾身の泣き(弦)のところ。分厚く、重心の低い響きが圧倒的にパワフルでしょう。ティンパニの一撃はこれ以上のものは経験したことはないかも。そして炸裂する金管、ドラの響きは控えめ。消え入るような終結部の説得力は抜群でしょう。(11:23)

Han de Vries: The almost last recordings - CD 9Albinoni オーボエ協奏曲ニ短調 作品9-2(ジャン・ヴィレム・デ・フレンド/コンバッティメント・アムステルダム1990年)/ Bach オーボエ協奏曲ト短調 BWV 1056 & 156(トンコ・ニニク/イ・ソリスティ・ザグレブ1979年)/ Telemann ブロッケス受難曲 TWV 5:1よりシンフォニア ト短調(ヘルマン・クレッバース/アムステルダム室内管弦楽団1967年)/Bach カンタータ第12番「泣き、歎き、憂い、怯え」よりシンフォニア/第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」よりシンフォニア/イースター・オラトリオ BWV 249よりシンフォニア/Faschオーボエ協奏曲ト短調/J.C.Bach オーボエ協奏曲ヘ長調(ジャン・ヴィレム・デ・フレンド/コンバッティメント・アムステルダム1990年)〜ハン・デ・ヴリース(ob)・・・名手Han de Vries(1941-阿蘭陀)のオーボエは中庸なスタンダード、安定して完璧な技巧、華やかに過ぎず、寄せ集め音源は演奏の質もちろん音質的にも違和感は一切ありません。心と耳が耳が洗われるような爽快なサウンドが続きました。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は絶好の洗濯日和。この辺りは本日土曜も好天が続くようです。女房殿は婆さんといっしょに通院、自分は昼前体調整えに市立体育館へ、負荷軽く5種ほど筋トレのみ、そのまま床屋さんへ。前月と同じく残り少ない髪をパープルに染めたオシャレ爺が担当、毎度あまりに短く刈り過ぎて見た目ほとんど禿を自覚して、上のほうは残してもらいました。出汁の素が切れていたのでスーパーに寄ったのが運の尽き、そこで見掛けたおにぎり弁当は量多すぎて昼喰い過ぎを自覚。夕食を控えめにしても今朝68.1kg+300g、またまた危険水域に逆戻り、胃腸膨満感も抜けておりません。途中覚醒睡眠不如意が続きます。

自作ヨーグルトの種に「ダノンの胃酸に負けない乳酸菌」とやらに変更(4パック入り)牛乳2Lに1パック分混ぜて40度C8時間、みごとに増殖に成功。おそらくは2L+α まるごと「胃酸に負けない乳酸菌」に変貌したはず、味は上々です。年賀状をどーする?って、もう出さないことに決めて故障したプリンターも買い替えておりません。ことしの年賀状は出していなくて、届いた方にのみ転居のご案内を出しました(こちらから出したから義理返答を見極めるため)。欠礼の案内はもう届き始めて、みごとに母親の逝去の話題ばかり、これは世代なんやろなぁ。思い出したのは亡父のネタ、年賀状出した後に欠礼のはがきが届いた話題に、年末亡くなって葬式に参列した本人から賀状が届いた!律儀に先に投函していたんでしょうね。

WestminsterMahler 交響曲第1番ニ長調(ロイヤル・フィル1954年)/第10番 嬰ヘ長調「Adagio」(ウィーン国立歌劇場管弦楽団1952年)〜ヘルマン・シェルヘン・・・これはことし2022年6月に一度拝聴済、もちろんモノラルだけどかなり解像度の高い音質。Herman Scherchen(1891-1966独逸)は先駆Mahler普及に功績があった人、第1楽章「 Langsam, schleppend」から神妙に、細部入念な描き込みにテンポは遅く、時に止まりそうなくらい。提示部繰り返しなしは残念、後半10分過ぎにようやく通常のテンポに至って表情は明るくなっても、青春の胸の痛みを感じさせる旋律は、相変わらず怪しいテンポの揺れ。ビーチャム時代のロイヤル・フィルのアンサンブルは優秀。ラストはしっかり力強いアッチェランドに疾走しました。(15:14)第2楽章「Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell」は素っ気なくも落ち着かぬ、速めのテンポは勢い充分でしょう。ホルンは上手いですね。(6:14)第3楽章「Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen」冒頭コントラバスのたどたどしい響きは理想、ここはソロが上手すぎると雰囲気出まへん。神妙な風情に充ちて暗鬱な行進曲はテンポを落として続きます。中間部夢見るような旋律は歌曲からの引用、9:05辺りのテンポ・アップはさほどの対比でもないけれど、その前辺りからワザと安っぽい響きに変えて効果的(10:55)。終楽章「Sturmisch bewegt(嵐のように運動して)」は安っぽい熱狂に非ず、八分ほどの力の入れ方にしっかり、曖昧さなく仕上げておりました。(17:54)第10番はウィーン・フィルでしょう。纏綿と怪しい響きが続いて、これはこれで完成された美しさがありました。(28:55)

Tahra  TAH 147Mahler さすらう若人の歌/亡き子をしのぶ歌(ルクレティア・ウエスト(ms)/ウィーン国立歌劇場管弦楽団1955年)/交響曲第3番 ニ短調〜ヘルマン・シェルヘン/ライプツィヒ放送交響楽団/女声合唱団/児童合唱団/ソナ・ツェルヴェナ(s)(1960年ライヴ)・・・Lucretia West(1922-亜米利加)Lucretia West(1922-亜米利加)は未だご存命?1960年前後のMahler録音には必須の歌い手だったようです。この歌曲集はたしかWestminster録音。Mahlerの歌曲集は言葉の壁に阻まれた自分には珍しいお気に入り作品、15年ほど前よりネットより入手して、その昔風重苦しい、情けの濃い、暗い歌唱に閉口しておりました。音質もいまいちな感じ。
巨大な交響曲は、この類歴史的音源ライヴだからまず音質が心配、第1楽章「Kraftig. Entschieden(力強く、決然と )」冒頭ホルンぶちかましから響きは薄めだけれど音質まずまず、まともなそれなり聴ける解像度でした。オーケストラはハインツ・レーグナー時代、ライヴでもけっこう立派な完成度。浮き立つように明るく多彩な旋律を意外とさっくり、かっちりとした表現に颯爽、集中力維持して乗り切りました。途中けっこうテンポ・アップ有。(32:49)第2楽章「Tempo di Menuetto. Sehr masig. Ja nicht eilen!(きわめて穏やかに )」若い頃はこの楽章はツマラんところやなぁ、なんて今なら可愛らしい息抜きと感じて大好きなところ。(9:23)第3楽章「Comodo. Scherzando. Ohne Hast.(急がずに)」期待の夢見るようなポストホルンはいまいちの出来。それ以外はさらさらと疾走して賑やかに、みごとなアンサンブル。(15:24)ここはスケルツォだったんですね。途中シェルヘンの声?も聞こえます。第4楽章「Sehr langsam. Misterioso. Durchaus ppp.(きわめてゆるやかに、神秘的に 一貫してppp(ピアニッシシモ)で )」はソナ・ツェルヴェナの知的な歌声が素敵。(9:33)第5楽章「Lustig im Tempo und keck im Ausdruck.(快活なテンポで、大胆な表出で)」は女声ソロとこどもたちによる天使の歌声。(4:13)そして万感胸に迫る第6楽章「Langsam. Ruhevoll. Empfunden.(ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて)」は一番のお気に入りでした。(24:01)長大な作品は、その長さが気にならぬ平易に明るい魅惑の旋律が続きました。名曲。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

昼間はけっこう気温は上がっても着実に冬は近い手応えがあります。女房殿のトレーニング鍛錬が二日空いたので、昨日朝一番お付き合いして連続。但し、筋トレは負荷軽く5種のみ、エアロバイクは膝のリハビリのつもりに15分、早々に退散しました。毎日ムリしても仕方がありません。今朝の体重は67.8kg▲100g。体育館入口に集っていた古希女性グループ「勝ったな、独逸に」「凄かったで、後半逆転」「最後まで見た」云々サッカーの話題に盛り上がって、その人気はほんまもんみたいです。そういえば一昨日夜のテレビ番組、高校生による吹奏楽の全国大会挑戦の一途な努力集中力、無垢な瞳に感涙ものでした。ゲストの佐渡豊さんによると全国高校の80%に吹奏楽部はあって、これは世界一の水準なんだそう。自分の高校時代はいったいなにをしていた?空しく後悔してももう遅い。

やってきましたFire TV stick。四苦八苦して設定出来、早速YouTubeにて小倉の日本料理屋さん、親父たった一人で仕入れ仕込み料理接客の小さな店、絶品料理に見入ってしまいました。他、函館の女性一人旅とか興味津々(よう喰います!)。いかにテレビ番組が劣化しているのか!痛感。検索がしにくいと感じて、ネットにて方法を探ったらスマホにアプリを入れてFire TV stickと同期、スマホ側で検索してテレビで再生するとよいのですね。さらに無料のGYAO!も設定したけれど、これも思った番組がなかなか出てきません。これはスマホのアプリでも如何とし難いみたい。時代は進みました。いつのまにか時代に置いていかれた爺になり果てておりました。

Venezia CDVE04259Glazunov 交響曲第1番ホ長調「スラヴ」〜エフゲニー・スヴェトラーノフ/ソヴィエット国立交響楽団(1989年)・・・Glazunovの交響曲は聴いているようで、一度も聴いていなかったかも。なんと作曲者16歳の作品、二管編成。演奏はメリハリしっかり、意外と素直なバランス、特異な爆発もありません。第1楽章「Allegro」平易に明るい穏健なリズムは西洋風旋律、Schumannみたい。(10:53)第2楽章「Allegro」スケルツォ楽章。細かい音型、泥臭い闊達なリズムは東欧風。Borodinを連想させるとはWikiにもありました。(4:57)第3楽章「Adagio」は優雅かつ甘美、安寧の緩徐楽章。教科書通りっぽく美しい端正な仕上がりでっせ。ここのホルンや金管はいっそうのお下品なヴィヴラートを期待したいところ。(11:24)第4楽章「Allegro」はなんか闊達に幸せな軽快さ、第1楽章の西洋風垢ぬけた風情が続きます。これも予想通りの締めくくり。(9:03)なかなか愉しめる作品ですね。

EMI 50999 4 40858 2 7Walton 映画音楽「ヘンリー五世」(Mathieson編)(1963年)/管弦楽のためのパルティータ(1959年)(フィルハーモニア管弦楽団)/シンフォニア・コンチェルタンテ(フィリス・セリック(p)/バーミンガム・シティ交響楽団1945年)以上 ウィリアム・ウォルトン指揮/弦楽四重奏曲イ短調(ハリウッド弦楽四重奏団1949/50年)・・・こちらの「ヘンリー五世」はMuir Mathieson(1911-1975英国)編。Overture-The Gold Playhouse(2:13)Passacaglia-The Deth of Fallstaff(2:59)Charge and Battle(5:49)Touch her soft rips and part(1:36)Agincourt Song(2:38)前日聴いたのより短いけど、使われている素材は同じ。カッコよい、雰囲気ある旋律が続きます。パルテータはジョージ・セル辺りも録音している、かなりハードに力強い作品。Toccata Brioso/Pastrale siciliana-Andante comodo/Goga burleska-Allegro givaleと続いてほとんどバロック風の指示みたい。(4:50-5:59-5:05)往年の女流Phyllis Sellick(1911-2007英国)が活躍するコンチェルタンテはデーハーに華やか、ゴージャスに甘い作品でした。(7:41-5:52-4:11)レナードの親父さんであるフェリックス・スラットキン率いる弦楽四重奏は、気紛れに乾いた旋律風情が硬派に、聴き応えたっぷりでした。(9:26-3:51-8:49-4:11)どれも音質はやや曇ってもまずまずといったところ。

Arte-Nova 74321 39124 2Walton 喜劇的序曲「スカピノ」/午睡(Siesta)/交響曲第1番 変ロ短調〜エイドリアン・リーパー/グラン・カナリア・フィル(1998年?)・・・いまとなっては希少価値に至ったArte-Novaレーベル。Adrian Leaper(1953ー英国)このオーケストラ首席在任は1994 - 2001年。マドリードのRTVE交響楽団を2010年に退任してからは、その後の噂を伺えません。音質は良好、ややサウンドの芯が甘くパワー不足、響きは薄いけれど、まずまず整ったアンサンブル。「スカピノ」序曲は明るくリズミカル、金管が躍動する元気な8:21。午睡(Siesta)は木管が歌い交わして淡々、静謐な風情が広がりました。甘さ控えめな旋律。(5:23)
交響曲第1番 変ロ短調(1935年)は二管編成。第1楽章「Allegro assai」は神秘的な管楽器による開始。金管の咆哮は破壊的、暗くパワフルな緊張感とカッコ良い推進力に溢れ・・・そうなところだけどリーパーの統率はちょっとユルい感じ。戦争への危機を反映しているとか。最終盤のティンパニ連打も迫力いまひとつ。(14:58)第2楽章「Scherzo: Presto con malizia(邪気をもって)」表題とは裏腹に切迫感のある強烈な変拍子リズムが続きます。ここの危機感は相当に破壊的な迫力(のはず)だけど、わかりやすいスケルツォ楽章はちょっぴりノリがよろしくない。(6:32)第3楽章「Andante con malinconia」は木管が歌う優し気な不協和音、そして哀しい愁いを含んだ緩徐楽章(11:51) 第4楽章「Maestoso - Allegro, brioso ed ardentemente - Vivacissimo - Maestoso」は「活気があって燃えるように」との指示(13:03)・・・なんだけど、ここ迄書いて、どーも残念な怠い演奏に耐え切れず、ほかの演奏を探すことにしました。申し訳ない。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

烏克蘭にて一時全土停電とか、この冬に向かう時期に露西亜のやり口は残忍です。女房殿は某ボランティアの行事とか朝一番に出掛けたので一人、いつもの市立体育館には雨を押して出掛けました。しっかり8種筋トレ+トレッドミル(6km/hで10分+8km/hで5分)有酸素運動としたのは両膝の調子を確認するため、まずまず大丈夫。帰りスーパーに寄って夕食材入手、そこで珈琲豆はいつもの(激安)単価の3倍、自作ヨーグルトの種にするものはいつもの倍(ダノンの胃酸に負けない乳酸菌とやら)贅沢してしまいました。値上げ攻撃に苦しみつつノーテンキにユルい引退の日々。今朝の体重は67.9kg現状維持、思うように減りません。

ワールドカップ対独逸戦逆転大金星!(じつはふだんあまりサッカーは見なくて、昨夜も1点取られたところで就寝)そんな大騒ぎ熱狂さておき、サポーターのゴミ拾いが話題になっているそう。素晴らしい風習だと思います。ちょっぴり連想したのは昨日いつもの市立体育館、ウェイトトレーニングをしている顔見知りの若者、髪型はモダーンなツーブロック?上はウェイブを掛けてオシャレ、体格もよろしい。トレーニングを終えて帰るときに出口に振り返って一礼、これには驚きました。会場や機器、残って鍛錬を続ける方々への挨拶でしょう。体育会系の佳き風習かと。足がやや不自由で歩幅が狭い70歳代後半?の男性もよう見掛けます。両手を支えつつトレッドミルに20−30分ほど、通りがかりに確認すると5.7km/hはけっこうな速度ですよ。膝を傷めたのか、それとも脳梗塞の後遺症か、不自由になった身体でもできることを努力され、継続する姿勢に頭が下がりました。

BBC Music Magazine Vol.10-No.7Walton 映画音楽「ヘンリー五世」(Christopher Palmer編)〜レナード・スラットキン/BBC交響楽団/BBCシンガーズ/トリニティ少年合唱団/サミュエル・ウェスト(ナレーター)(1988年)・・・William Walton(1902ー1983英国)の音楽にはほとんど馴染んでいなくて、これは偶然ネットから音源を発見、お目当てのもののついでに一緒にダウンロードしたもの。これが聴いてみたらなんとも勇壮に華やかに、わかりやすくもカッコ良い旋律ばかり、すっかり彼の音楽に魅了されて、あわてて手持ち音源を確認している最中です。筋書きはこちら参照お願い。情景が眼前に浮かびますよ。Prologue (プロローグ)(8:59)Interlude:At the Boar's Head (幕間:「イノシシの頭」亭)(5:59)Embarkation(乗船)(3:24)Interlude:Touch her soft rips and part(幕間:やさしき唇に触れて別れなん)(2:16)Harfleur(アルフルールまたはハーフルール)(3:48)The Night Watch(夜間警備)(5:22)Upon the King(王に)(3:44)Agincort (アジャンクールまたはエジンコート)(14:43)Interlude:At the French Court(幕間:フランスの宮廷で)(5:11)Epilogue(エピローグ)(7:14)
Embarkation(乗船)はプロムスの定番、行進曲「宝玉と勺杖」(Orb and Sceptre)にも似て、颯爽として希望に充ちてリズミカル。Samuel West(1966ー英国)は著名な俳優らしい。格調高いナレーションは英語、日本語以外は理解ほぼ不如意だけれど、歴代英国首相の美しい活舌・発音にはいつも惚れ惚れしておりました。

MELODIYARachmaninov ヴォカリーズ ホ短調(V. Kin編/1973年)/交響的舞曲〜エフゲニ・スヴェトラーノフ/ソヴィエット国立交響楽団(1986年ライヴ)・・・怪しげな露西亜のサイトからYevgeny Svetlanov(1928-2002露西亜).mp3音源をごっそりまとめて入手したのは既に6−7年前?それっきり拝聴機会もあまりなくて、この度音源点検しつつファイル整理、拝聴を進めております。
両作品ともお気に入り、鬱蒼と甘く重い、不安な旋律が続きました。甘く切なく儚く、寂しい絶品ヴォカリーズは色彩豊かな編曲が印象的、後半は金管が際立ちます。じょじょにテンポを落として名残惜しい絶品表現。(8:53)このところ連続して聴いている交響的舞曲はラスト作品、傑作です。初演は1941年ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団なんだそう。第1楽章「Non allegro」にはアルト・サクソフォンが不安げにエッチなサウンドを響かせて、9種の打楽器+ピアノ+ハープ迄入る大きな編成。金管の爆発も全体のバランスを崩すほどじゃない。しっとり濃厚に甘い演奏でしょう。第2楽章「Andante con moto (Tempo di valse)」このワルツも切なく、冒頭の金管ファンファーレの音色から思いっきり怪しい。表情豊かに揺れる分厚くも大仰な表現には、深みと官能性を感じます。ラストの決然としたテンポ・アップもカッコ良いところ。第3楽章「Lento assai - Allegro vivace」はスケルツォっぽい気紛れな性格の楽章とのとこ。ごりごり迫力たっぷり、メリハリとパンチの利いた表現が続きます。この時期のオーケストラは未だ好調を維持して、みごとなド迫力アンサンブルと緊張感。(11:40-9:59-13:17)


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

せっかくの祝日はうすら寒い雨模様。ま、こちら365日祝日ですので洗濯物は室内干しやなぁ、そんな感慨のみ。O/L就職試験?とやらの替え玉事件(どうしてバレたのか?実際はもっとたくさんあると類推)コロナの国産治療薬が認可されたとか、旧統一教会に質問状とか、インドネシアに大きな地震に被害、ニュースは続いても世間はワールドカップ対独逸戦一本槍。ちょっと云いにくいけど、カンタンには勝たせてくれないでしょう。

「極楽とんぼ」の山本さん(54)が31歳差のお若い女性と結婚したそう。他人(ひと)様の結婚に外野から云々するのも無粋の極み、要らぬお世話だけど、加藤茶を稀有な例外として、齢の差婚はなかなかの難物、芸能人の先例ではほぼあまりよろしくない結末を迎えております。先日爺友の酒の話題にもその話題になりました。末長い幸せな生活を祈る。翻ってこちら同い年(女房殿は一級下)昨日初老夫婦は結婚記念日。最寄りの駅傍の最近オープンした寿司屋へ、形態は回転寿司屋だけど寿司は回転せず、タッチパネル注文するとおもちゃの電車が快速に運んでくる仕組み、人的接触を避ける配慮か、味も価格も上々だけど、味気ないこと夥(おびただ)しい。アルコールは抜き、数年ぶりに帰りミスタードーナツ(チョコとかクリームの入ったやつ)4個買って半分ずつ喫して体重増を覚悟しました。

結果、今朝の軽量は67.9kg▲100gぎりぎり危険水域回避、昼頃連続トレーニングルーム鍛錬は筋トレ7種のみ(レッグカールは爺の昼寝に阻まれた)右膝は深く曲げると痛むけれど、サポーターの効果にほぼ快復して(寿司屋行き含めて)かなり早足に総歩数壱萬五千歩を超えました。

Telarc CD-80296Mussorgsky/Rimsky-Korsakov編 交響詩「禿山の一夜」/Ravel編 組曲「展覧会の絵」/歌劇「ホヴァンシチーナ」前奏曲(モスクワ川の夜明け)〜ヨエル・レヴィ/アトランタ交響楽団(2004年)・・・Yoel Levi(1950年羅馬尼亜→以色列)アトランタ時代(1988-2000年)の録音。ネット情報検索しても、その音源存在もほとんど出現しません。音質をウリにするTelarcには必須の演目、細部解像度の高い優秀録音。「展覧会の絵」にトラック分けもない素っ気なさ、ちゃんと全部通して聴け!ということですね。オーケストラは冒頭トランペットから明るく、パワーがあって極めて優秀、じっくりとしたテンポにリズムを感じさせる手堅くオーソドックスなバランス演奏、「古城」「テュイルリーの庭」「卵の殻をつけた雛の踊り」辺りデリケートかつ軽妙な表現、「ビドロ(牛車)」に於ける低音のリアルな存在感も録音の威力でしょう。「サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ」のトランペットもおみごと「リモージュの市場」に於ける細かい音型も難なく乗り切りました。「鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー」の爽快な疾走はやや軽量、ラスト「キーウの大門」はズシリと大太鼓の存在も際立って悠々とスケール大きなフィナーレでした。「ホヴァンシチーナ」前奏曲は大曲沈静化にぴったり爽やかなな演目でした。11:02-33:15-5:36。

PCD 972Mahler 交響曲第4番ト長調〜スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ/ハレ管弦楽団/アリソン・ハーガン(s)(1991年)・・・ことし2022年7月に拝聴して、それは.mp3/320bps音源。この度.flacファイルを再入手できました。以下前回の引用

スクロヴァチェフスキのハレ管時代(1983-1992)の記録は音質、アンサンブルとも極上のていねい仕上げ。このオーケストラってこんなに洗練された爽やかなサウンドでしたっけ?穏健端正かつ素直に緻密なアンサンブル、細部仕上げに目眩がするほど、夢見るように美しい。Alison Harganの詳細情報は探せなかったけれど、浮き立つように可憐な声でした。これは天上の声に相応しい。16:38-10:00-23:56-10:19。
こんな素晴らしい演奏は現役に非ず、ネット情報含めてほとんど探せぬ不思議。上記印象に寸分の変化もありません。たっぷり可憐な作品を堪能いたしました。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

夢見よろしくなく途中覚醒。本日「いい夫婦の日」人生幾星霜乗り越えて42回目の結婚記念日でもあります。鹿児島熊本、大阪に戻って更に京橋で散財美食の限りを尽くして体重増、おそらく尿酸値も上がっていると類推されるけれど、なにか美味いもんでも喰いに行こうかな?女房殿は婆さんのところに出掛ける日だから、時間的に難しいかも。昨日朝一番しっかり自宅ストレッチ済ませてから、いつものトレーニングルーム筋トレ全身8種+ステアマスター15分(これがもっとも消費カロリーが多い有酸素運動/膝腰への負担も少ない)けっこうな汗でした。膝の違和感は幸いかなり改善して(両膝サポーターがっちり固めて)右がちょっぴり気になる程度。今朝の体重は68kg▲300g未だ危険水域をうろうろ、本日連続して軽く鍛えるつもり。

何故、体重増が続くのか。ずっとトレーニングは継続して頻度強度も落ちておりません。食事も特別にドカ食いとか食事量が増えた自覚もなし。睡眠の質があまりよろしくなく、途中覚醒から体調不良ないでもありません。思いあたるのは、トレーニングに出掛ける朝のストレッチ・スクワット約15分ほど、かつては毎日実施、これを最近手抜きしているかも。可動域の確保は身体鍛錬の基本ですから。

Amazonはプライム会員にはなっていないけど、Fire TV Stickを注文しました。ホテルで眺めたYouTubeがなかなか楽しくて、ここ最近オモロいテレビ番組も少ないし、二時間ドラマの再放送は2-3度目が多くなりました。ポイント使ってかなり安く入手したつもり。都度コンピューターを立ち上げて眺めるのもメンドーなので。あと季節の温州蜜柑をヤフオクに競って、あれは小粒で早生が美味いんです。婆さんと分けるつもりだったのに負けたのは残念。

ArchivBach カンタータ第201番「急げ、渦巻く風ども」(フォイボスとパンの争い)/カンタータ第206番「しのび流れよ、戯るる波」/カンタータ第207番「鳴りかわす弦の相和せる競いよ」/「喜び勇みて羽ばたき昇れ」(Quodlibet/Frangment)BWV542(36c)〜ライハルト・ゲーベル/ムジカ・アンテクヮ・ケルン/ディナ・ハンチャード(s)/ドロテア・レシュマン(s)/アクセル・ケーラー(a)/クリストフ・ゲンツ、スコット・ウィアー(t)/ハンス=ゲオルク・ヴィンマー(b)/シュテファン・ガイヤー(b)(1996年)・・・相変わらず言葉の壁、独逸の節季、風習の知識なきまま美しい旋律和声を愉しんでおります。世俗カンタータは宗教の基礎知識は関係ないけれど、なにやら愉しい雰囲気満載。第201番冒頭から「Geschwinde, ihr wirbelnden Winde (合唱)」の闊達ヴィヴィッドなリズム感、細かい音型の技巧に優れて、その作品の魅力に打たれました。第7曲バスのアリアは誰でも知っている旋律、「農民カンタータ(わしらの新しいご領主に)」BWV 212へ流用されたそう。ラストBWV542はほんの11:40、Frangment。軽妙ユーモラスななソプラノ、テナー、バスの掛け合いとなります。内容はわからないけれど、笑い声もありました。

懐かしいコンサート・ホールのLPMozart 交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」〜カール・シューリヒト/パリ・オペラ座管弦楽団(1961年)/Mozart セレナード ニ長調K.250/248b「ハフナー」〜シュトゥットガルト南ドイツ放送交響楽団(1959年ライヴ)・・・昨年2021年6月来の拝聴。Scribendum復刻時に切り捨てられた残念な「リンツ」。Carl Schuricht(1880ー1967独逸)巨匠・最晩年録音、幾度も聴いております。いやもちろんこれは軽快軽妙に流れるような佳き演奏に間違いない。しかし1961年時点こんな貧相な音質とは残念至極、ややクセがあっても比較的新しいマッケラスの音質と比較して嘆息しておりました。それでもシューリヒトの涼し気な個性をたっぷり、平明に明るい、スケールを感じさせる名曲を堪能しておりました。別のハフナー・セレナーデ(モノラル・ライヴ)を勝手に組み合わせて、快速テンポの勢いが素晴らしい。これも浮き立つような名曲!そして演奏。状態のよろしくない音質音源でもこれは捨てれらない。

CANYONMahler 交響曲第6番イ短調〜井上道義/ロイヤル・フィル(1988年ライヴ)・・・これは小澤征爾辺りを例外として、日本人指揮者が海外メジャーオーケストラと録音する先駆となったものでしょう。たしか第4番第5番も録音したはず。42歳ロンドンでのデビュー録音、やや遅めのテンポ、ロイヤル・フィルをパワフルに鳴らせて(とくに金管)重量級の演奏でした。最終楽章のハンマーは日本より持ち込みとのこと。リアルな迫力でしたよ。終楽章のいや増す大爆発に感服いたしました。音質も良好。23:54-14:05-15:10-30:22(拍手込み)。井上さん(1946-日本)は2024年末を以て引退とのこと。咽頭がんも経験されたからなぁ、命の大切さを痛感されているのでしょう。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は予報ほどの雨に非ず、洗濯物は外に干せました。左膝をかばうせいか右膝にも負担が掛かって両膝不調を押して、業務スーパーに野菜中心の仕入れになんとか往復3km行ったのみ。あとは限界ニュータウンやら原野商法(自分は本場北海道の出身)のYouTube(詳細調査)を眺めて嘆息しておりました。1970−80年代は土地神話が一般的、”買っておけば必ず儲かる”そう信じられた安易な投資の時代だったのですね(自ら使うこと、住まうことを想定しない)。最悪の共同所有別荘はこども時代にそんな宣伝を見掛けた記憶もありました。所有者の幾人かは不明となって、にっちもさっちもいかぬ廃墟物件が残っているのですね。”原野”の所有者も然り、もう世代は回って次に相続されているのでしょう。自分はデフレ時代を長く過ごして”現金信仰”が身に付いているのかも、それでもビットコイン会社の破綻を見ると、怖くて投資には手が出せませんよ。

寺田総務大臣辞任、残念。繰り返すけれど、とことん権力にしがみついて誤魔化し答弁繰り返してほしかった。そのまま次の選挙の洗礼を受けてほしかった。その点、森さんは舌禍相変わらず健在ですよ。烏克蘭サポリージャ原発で爆発とか、詳細情報不明だけど露西亜はほんまとことん悪辣。波蘭のミサイル問題はこれからの火種になるかも。翻ってわが身は今朝の体重危険水域驀進中!な68.3kg▲200g。健康のためこれからしっかり鍛えに行ってきます。

RCA SICC-30195Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」(1913年初稿/1967年版)〜デイヴィッド・ジンマン/チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(2013年)・・・初演前のオリジナル、記譜のミスと思われる個所もそのまま演奏した初稿、最終稿はオーケストレーション、小節の区切り方、演奏についての指示がどーやら、んなこと云われても、こちらド・シロウトには猫にコンバンハ状態。比較的わかりやすいのはラスト「いけにえの踊り」のティンパニでしょうか。David Zinman(1936ー亜米利加)は初演者ピエール・モントゥーの弟子だから直伝なんでしょう。演奏はクールそのもの、細部過不足のないバランス明晰に聴いたことのないようなパートもしっかり効果的に響いて野蛮さ、テンション、熱狂とは無縁の演奏。オーケストラも剛直とか極色彩に非ず、粛々とおとなしく、適度な切れ味にやがてじわじわアツい・・・そんな演奏でしょうか。音質極上。難曲に間違いないけれど、21世紀には技術的云々気になるような演奏とはほととんど出会いません。でも・・・こども時代〜若い頃の作品に対する興奮が蘇らない。

TELARC CD80729Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜チャールズ・マッケラス/プラハ室内管弦楽団(1986-1990年)・・・速めのテンポによる推進力、溌剌とした集中力、躍動する軽快なリズム、ノリ、洗練された旋律処理、オーケストラのアンサンブル技量の高さ、録音状態、どれをとっても極上であって、現代楽器による演奏最高峰と称してよろしいのでは?ト短調交響曲にウェットな情感皆無なのだね。ノー天気とかいうんじゃなくて、もっとクール。ハ長調交響曲には同様の印象に+豊かなスケールと広がりが付加されました。作品に相応しい”大きい”演奏也。
・・・とは2010年9月に拝聴した感想。Telarcは優秀録音を売り物にしていたけれど、ややクセがあって我が家の安物再生機器ではその真価を引き出せないかも(残響の足が長過ぎるのか)。Charles Mackerras(1925ー2010濠太剌利)の表現に曖昧さはなくて、反復指定すべて繰り返してリズミカル、力強い推進力を誇ります。ヴィヴラートが少ない弦など古楽器風演奏に影響を受けているのかも知れないけれど、ヴィヴィッドな躍動に骨太を感じさせて一線を画す演奏でした。6:57-13:32-3:58-9:05。10:57-10:57-4:40-11:05。

Mozart 交響曲第38番ニ長調K.504「プラーハ」/第39番変ホ長調K.549〜チャールズ・マッケラス/プラハ室内管弦楽団(1986-1990年)・・・これも上記同様。「プラーハ」は熱気に溢れて全交響曲中一番のお気に入り、変ホ長調交響曲の序奏リズムは、昔より聴き馴染んだものとはまったく異なってノリノリ、この辺り楽譜やらその”読み”はどうなっているんでしょう。16:10-10:55-7:18。9:43-7:53-3:58-7:30。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

どんよりうすら寒い日曜の朝は小雨模様。今朝の定例軽量は68.5kg!これは5年前減量最中の水準、転居来+2kgという悲惨な状況に至りました。ネット記事に”体重計は気にせずに、見た目の体型を確認すること”そうあったけれど、たしかにハラの辺りが気になります(もちろん体重計も)。昨日はやや寝坊して洗濯後、女房殿に遅れて市立体育館へ突入、筋トレは7種(胸の筋トレは若いお兄さんが独占して不可)+トレッドミル15分(速度6km/hウォーキング)左膝は微妙に不調だけど、しっかり鍛えて食事もフツウのつもり。体重増減のロジックは未だ理解できません。(その後ヨモギ大福を一個喰ったことを思い出しました)体調は悪くありません。ストイックに食事制限が必要かも。見た目容姿云々今更別にして、おそらく内臓脂肪問題、健康に直結していると類推します。

昨日朝一番【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済。

ことし2022年2月に転居したときに困ったのが、毎朝欠かさぬお気に入りヨーグルトが入手できなくなること。ご近所で違う銘柄を贖(あがな)ってもどーもおいしくない、そこでヨーグルトメーカーをAmazonより入手(牛乳パックをそのまま入れるタイプ、一番安かった)爾来日々試行錯誤しつつ半年以上経過しました。お気に入りはホリ乳業の生乳100%、これは住道駅近くの京阪百貨店にて入手可能、でも少々高いのと2km以上歩かないといけないのもメンドー。業務スーパーに同じホリ乳業製造「北陸で生まれたプレーン・ヨーグルト」が定番、これは安い、100円(税込み)ほど。ヨーグルトの味は種菌の個性+生乳100%かどうかで味が決まります。安いものは脱脂粉乳を足すのですね。この「北陸」は高級タイプと同じ種菌と類推、成分無調整の牛乳にこれを原料にヨーグルトを自作すると、お気に入り極上高級タイプに接近します。

作り方も徐々に熟練して失敗はなくなりました。豆乳でもできるけど、やはり生乳100%が一番好み。40度C/8時間ででき上がり。ギリシア風にも挑戦したけれど、あれは27度C13時間掛かって、だから高いのですね。説明書には90ccの牛乳にヨーグルトを混ぜて(割合は忘れた)とあるけれど、牛乳パック一本そのまま口を開けて付属のスプーン2杯分ヨーグルトをいきなり混ぜて失敗はありません。もちろんあとはもちろん冷やします。毎日おいしいですよ。

PHILIPS LPデザインBrahms 交響曲第2番ニ長調/ハイドンの主題による変奏曲〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ウィーン交響楽団(1959年)・・・Wolfgang Sawallisch(1923ー2013独逸)36歳、PHILIPS専属だった頃の録音。後年ロンドン・フィルとの全集(EMI)が知られていて、これは忘れられた存在?かも。既にパブリック・ドメインに至ってネットより自由に聴けます。これがジミな中低音豊かな録音もまずまず、そんな音質、オーケストラのマイルドな個性も作品に似合って、極上の完成度でした。二管編成だけどとても立派に響くのはいつものマジック、第1楽章「Allegro non troppo」はシンプルな主題が噛みしめるように雄弁に育って、広がる鬱蒼とした田園風景、弦も管もマイルドに控えめな音色が理想的。表現も雄弁さを強調しないまま、じょじょに熱を加えます。ラスト辺りのヤワい音色のホルンも雄弁でっせ。(14:48)第2楽章「Adagio non troppo - L'istesso tempo,ma grazioso」は、冒頭チェロとフルートの掛け合いが床しくも優雅に落ち着いた緩徐楽章。天翔けるホルンと木管も幻想的、やがて全員が力強く爆発してたっぷりアツい。ここもホルンの掛け合いが魅惑の響き。(9:39)第3楽章「Allegretto grazioso (Quasi andantino) - Presto ma non assai - Tempo I」の始まりは弦のピチカートと木管による晴れやか、牧歌的な主題はなんともシンプルに味わい深く、愁いを含んでおります。やがて闊達に倍のテンポに変化するけれど旋律は同じと云うワザの凄さ。ここはスケルツォだったことを思い出しました。弦のざらりとした味わい、フルートの歌も極上。(5:13)第4楽章「Allegro con spirito」第1楽章の冒頭の素材旋律は静かに、やがて喜び爆発して素晴らしい大団円へ。弦の悠々とした歌、闊達な躍動との対比も晴れやかに破顔一笑なフィナーレを迎えました。傑作。(9:28) 個人的にちょっぴり食傷気味な「ハイ・バリ」もシミジミと味わい深く肌理細かく、そして若々しい力感とスケールに溢れた演奏でした。「聖アントニー」シンプルな主題を巨大なる構築物に仕上げるBrahmsの手腕に感銘いたしました。(17:01)

EMIStravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)/バレエ組曲「ペトルーシュカ」(1947年版抜粋)〜カルロ・マリア・ジュリーニ/シカゴ交響楽団(1969年)・・・ことし2022年3月来の拝聴。リアルな音質、正確ていねい豊かなアンサンブル、イン・テンポ?基本に歌って、まったりと慌てぬ細部描き込み。メルヘンたっぷりに悠々と歌う「火の鳥」(短い組曲版)遊園地の喧騒を感じさせる「ペトルーシュカ」いずれも味わい深く、無機的にならぬ演奏でした。前のめりに力感あるジョージ・ショルティとは大違い、同じオーケストラとは思えぬほど。「ペトルーシュカ」は短縮版、「ロシア人の踊り」から始まって(2:36)「ペトルーシュカの部屋」(4:25)「ムーア人の部屋」(7:11)そして「謝肉祭」(10:18)にて終了。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日土曜日。コロナは第8波に入ったとのこと。昨年は空振りだったインフルエンザ流行はおそらく間違いないとの予想です。好天は本日迄。昨夜、いつもの爺三人にて河岸を変えて京橋集合、孤高を守っている61歳の意見を取り入れての店選定は、鮮度よろしい魚中心、そして酒が異様に高い!梅田駅前ビル地下の激安価格は求めないけれど、ブランド酒は目ん玉飛び出るほど!予想通り、もう一人の頑固爺は後半勢いがついてがんがん追加注文するからいつもの倍ほど?店舗選定は任せられぬ、忘年会は自分でリーズナブルな店を選定しましょう。奴らは節制と節約意識が甘い。今朝の体重は68.3kg+300g以前最悪状況継続。昨日は自宅ストレッチのみ。

(引き続きの旅行の件)熊本にて午前11時より七五三参りを済ませて、ご近所の繁華街にて昼食。爺婆両親+ちいさいこどもふたり、当たり前に7−8,000円ほど掛かって、そのあとおもちゃ売り場とか遊具滑り台を一緒に遊んだあとホテルに移動しました。自分のホテル選定は温泉(乃至大浴場)必須、あとで入った上の孫は大きいお風呂を気に入ったようです。熊本の市電夜は繁華街迄市電移動、小さいこども二人連れ故個室必須、ここも高い!ビール一杯690円〜これは中ジョッキじゃなくてグラスでっせ、やや大きめの。天草料理は絶品だけど、価格がなぁ・・・孫たちは元気よく暴れて、挙句眠ってしまったのでママと婆はこどもをだっこしてタクシーにてホテルご帰還。

息子と二人で呑み直して(クラフトビールの店/これもけっこうな価格)育休生活のようす、来年こども達を保育所に預けられればママもお仕事復帰を目指しているそう。あとは我が家に墓はないぞ、爺婆二人細々と過ごせるくらいの蓄えはあって(財産はない)息子夫婦に迷惑かけぬように日々老夫婦は鍛えていること、大阪の生活にケリが付いたら、比較的近い福岡に転居を検討していることなど伝えました。お嫁さんの実家は未だ若いけれど、4人姉弟の長男が家業を継ぐことに決まって、来春大学卒業する一番下の妹も小倉の学校事務に就職が決まって、その上の妹も結婚済。人生ひと段落でしょう。折り合いのよろしくなかったらしい婆さんは施設に入って、先日見送っておりました。

翌朝のホテル朝食は無料サービスだから、こんなもんでしょう。出発まで孫二人としばし遊んで熊本空港に移動。熊本ラーメンは封印してコンビニ軽い弁当にて昼食、大阪伊丹空港に帰ってきました。平日昼でもほぼ満員。トンデモ散財したけれど、孫の魅力は破壊的絶大です。

DocumentHans Kox (1930-2019阿蘭陀)ヴァイオリン協奏曲(ジャン・フルネ/オランダ放送フィル1976年)/Ton de Leeuw(1926 ー1996阿蘭陀)ヴァイオリン協奏曲第2番(ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団1979年)/Lex van Delden(1919ー1988阿蘭陀)ヴァイオリン協奏曲 作品104(アントン・ケルシェス/アムステルダム・フィル1978年)〜テオ・オロフ(v)・・・Theo Olof(1924ー2012独逸→阿蘭陀)じゃなかったらまず聴かぬ近現代阿蘭陀の作品より。この人はハーグ・レジデンティ管弦楽団→コンセルトヘボウのコンマスを務めた人。見知らぬ名前ばかりだけど、難解晦渋なことはなくて端正にわかりやすい作品ばかり。どれも音質良好(ほとんど極上!)オロフのヴァイオリンはしっとり、細部まで明快に曖昧さのないもの。個別の作品に云々することはできないけれど、破壊的に野蛮な世界に非ず、知的な美しい作品が続きました。

BVCC-34406Schumann アベッグ変奏曲 作品1/ 交響的練習曲 作品13〜エフゲニー・キーシン(p)(1990年カーネギー・ホール・ライヴ)・・・Evgeny Kissin(1971ー露西亜?英国?以色列?)も、いつのまにか50歳を超えていたのか(遠い目・・・)これは19歳カーネギー・ホール初登場の記録より。浪漫派の作品は室内楽やピアノ・ソロに嗜好があって、これも夢見るように可憐な旋律の宝庫。ABEGGの音型から自在に変貌を遂げる珠玉の変奏曲はわずか7:38。堂々たる構えに力強い交響的変奏曲、この音源は既にあまり話題となっていない30年以上前のもの、自分に演奏云々する眼力もないけれど、熱気と勢いに充ちて、スケールの大きな若手期待の演奏でした。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日朝一番も好天、旅行中に溜めた洗濯も気持ちがよろしい。三日空けての市立体育館への途上、中小工場やらトラック行きかう幹線道路、ゴミだらけの歩道風景も馴染み、そりゃ鹿児島も熊本も美しい街だったけれど、工場地帯である馴染の我が居住地もなかなか味わいがあって感慨深いもの。トレーニングルームは顔見知りのメンバーばかり、久々の筋トレしっかり鍛えて下半身上半身合計8種+エアロバイク15分、これは左ひざの微妙な不調のリハビリのつもり。今朝の体重は68kgちょうど危険水域のまま。なかなか減りません。

(先日の旅行の話題続き。ちょっと戻って)鹿児島出発の朝、余裕を以て早めに出発したので関空快速に乗り換えるべく京橋駅の待ち時間(尾籠な話題で恐縮)朝より二度目の胎動を感じてトイレに。6つある「大」は電子表示されてけっこうな待ち人、いくつかは異様に長い滞留時間、我らのんびり旅行さておき、急ぐ通勤の人はタイヘンな危機でしょう。するとその日の夕方情報番組だっけ?”トイレに隠るひとは30%ほどいる!”との調査有(ほんまか)スマホなんぞ眺めてぼんやりしているそう。自宅なら勝手にしてもらって、朝の忙しい駅ではご遠慮してね。痔疾にも影響あるそう。そういえばマシントレーニング途中しばらく、スマホを眺めている若い人はよく見掛けますよ。博多限定!あまおうのお菓子

鹿児島中央駅売店にて博多限定!(堂々と宣伝)の菓子を見かけました。なんかおかしくないっすか?

鹿児島→熊本の新幹線は快適にあっという間、駅前ホテルに荷物を置いて市電にて熊本城へ。鹿児島もそうだけど、路面電車のある街には風情ありますよ。熊本城は引き続きの修理工事中にちゃんと見えませんでした。息子一家お城ふもとの神社は4月に下の孫がお宮参りしたところにて七五三参り。久々の二人の孫はいっそう可愛らしく、それは遺伝子1/4共通のなせるワザ。超・人見知りの下の孫(0歳)もちゃんとおとなしく抱っこされました。ちょうど3歳になった上の孫は、家紋が入った着物にてお参り。それは亡き両親が息子に準備したもの、世代は一巡りしました。写真を一杯撮り撮られ、写った自分は幼児を抱いた禿爺じゃん(短く刈っているだけだけどそう見える)。しかも煩悩と微妙な欲望が浮かぶ表情も中途半端、いかにも精神修業不足な枯れぬ初老の顔相も情けない。(溜息)

可愛い孫を抱くただの禿の爺。

爺友の一人は孤高を守って独身、もう一人の爺友は孫娘はいるけれど、息子夫婦は既に離婚、気を遣って自分だけフツウの幸せを絵に描いたような(孫を抱いた)写真は一枚のみLINE投稿して、本日呑みに行くことになりました。しっかり鍛えて昼食節制して臨みましょう。(この件続く)

放送音源?Berg ヴァイオリン協奏曲〜ヴォルフガング・シュナイダーハン(v)/クラウス・テンシュテット/北ドイツ放送交響楽団(1978年)・・・Wolfgang Schneiderhan(1915ー2002墺太利)は、たしかこの作品を正規録音していないから、貴重なライヴ音源?または放送音源。しかも音質極上、たっぷり端正な美音、テンシュテットの緊張感含めて最高の出来でしょう。聴き手を陶酔させる甘美に清潔凝縮された旋律、まさに天使の歌は25:20(拍手含まず)

PH20085Bartok ピアノ協奏曲第3番(エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団1946年)/こどものために(4曲/1940年)/Walton ヴァイオリン・ソナタ(ユーディ・メニューイン(v)1950年/12:04-1:09-1:28-2:45-0:57-0:31-2:03-0:32-3:30)/Barakirev 夢(4:51)/マズルカ第6番 変イ短調(5:50)/イスラメイ(9:03)(以上1944年)〜ルイス・ケントナー(p)・・・Louis Kentner(1905ー1987洪牙利→英国?)は伴奏専門のピアニストのイメージだったけれど、このBartokを聴くとけっこう豪快なテクニックを誇る人だったのですね。AM放送っぽい水準の音質なのが残念だけど、協奏曲は欧州初演とか(1948年?録音情報が怪しいかも)3曲のピアノ協奏曲中比較的平易に、明るい作品は燃えるような情熱と迫力に充ちて聴き応えたっぷり。メニューインは義弟にあたるとのこと。彼の委嘱作らしいWaltonの作品はおそらく初耳、音質かなり良好。英国風穏健作風に非ず、かなりハードな「Allegro tranquillo」から主題と変奏が7回繰り返される緊張感に充ちた多彩な作品でした。ヴァイオリンの技巧は安定しております。拝聴機会の少ないBarakirev(1837-1910露西亜)はピアノの名手だったのでしょう、甘い旋律が歌う「夢」、個性的なリズムを刻む「マズルカ」、腕利きが演目に取り上げる「イスラメイ」もケントナーの技術に疑念はない。この時期にして音質も良好でした。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

好天に恵まれ行ってきました二泊三日、鹿児島経由熊本上の孫お誕生日+七五三お参り、贅沢散財な旅。早速大失敗!コロナワクチン接種証明書忘れてホテルは通常料金、なんとか割クーポンもなし。ま、仕方がない自業自得。そんなことより朝出発時より体調絶不調、洟水頭痛肩こり左膝不調、喉に違和感、そして第5回目ワクチン接種あとの腕の痛み。微妙な風邪?それとも副反応か。熱はありません。散々な旅の始まりでした。(出発前京橋乗り換えの感慨は明日へ)

関空より鹿児島空港に無事到着、鹿児島中心街に向かうバスに並んだら、時間前だけど満員だから既に出発したとのこと。係員さんが大声で案内しているのに、どこか地方から出てきたらしい爺婆軍団は全然聴いていない。ケータイに「あと5分でバスに乗るから」(おそらく)親戚に連絡、時間が過ぎたら「遅れてますか?」なんて、ようやく事態を理解したのか・・・と思ったら「新幹線乗り場はどこですか?」って、バスの行き先が鹿児島中央駅じゃないの、やはりわかっていないみたい・・・けど、なんか元気で明るくて微笑ましい。

女房殿は鹿児島初訪問、城山公園展望台より桜島城山公園展望台より桜島を拝見しておきました。西郷さんにもご挨拶。西郷隆盛さん天文館辺りを散歩しても、昔の記憶がまったく戻らない。ホテルに戻るのに方向をちょっと迷いました。食欲は落ちていなくて夜、禁断の鹿児島ラーメンは封印(涙)鹿児島中央駅側の居酒屋に飛び込み、軽くビール一杯のみ、鮮度よろしい刺身も唐揚げもダントツに美味い。ホテルの温泉に浸かって、女房殿に背中マッサージしてもらったら、翌朝にはかなり快復いたしました。腕の痛みも消えました。ホテルの朝食はカフェテリア方式、品種が多彩、昔出張していた頃のイメージ記憶では”甘く濃い味付け”(それはそれで個性的でおいしかった)だったのに、やや甘いけれど、薄味絶品に変わったのは時代でしょうか。女房殿は小さめのチョコケーキを4個も喰っておりました。(この件続く)今朝の体重は68.1kg出発前より▲200g危険水域に変わりはない。これより久々にちゃんと鍛えましょう。鹿児島のホテル朝食は絶品徐々に冷えが深まっているような気がします。昨夜は旅疲れにしっかり眠れました。

MPK47682Lotte Lehman Songs & Waltzes From Vien J.StraussU喜歌劇「こうもり」序曲/Heut' macht die Welt Sonntag fur mich/Wien, sterbende Marchenstadt/ Ich muss wieder einmal in Grinzing sein!/皇帝円舞曲/Da draussen in der Wachau/Im Prater bluh'n wieder die Baume/ワルツ「ウィーン気質」/Auf Flugeln des Gesange/Wien, du Stadt meiner Traume/喜歌劇「ジプシー男爵」序曲/C'est mon ami /Maman, dites-moi /Mere Michel, Folk Song, La/ワルツ「美しく蒼きドナウ」〜ロッテ・レーマン(s)/ピアノ=パウル・ウラノフスキー(p)(1941年)/ブルノー・ワルター/コロンビア交響楽団(1956年)・・・Lotte Lehmann(1888ー1976独逸)による歌曲と巨匠・ブルーノ・ワルターのウィンナ・ワルツ集別々の音源を組み合わせて味わいあるCD一枚分。かなり時代を感じさせる情けと表情の濃い歌は味わい深く(作品名をちゃんと調べておりません。「ウィーン、わが夢の街」はよう知っておりました)ブルーノ・ワルターの本場もん!?リズムな演奏はモノラルだけど音質良好、厚みのある響きに優雅に甘い風情を感じさせるもの。ニューヨーク録音なので、ニューヨーク・フィルか録音用の団体なのでしょう、立派なものです。

DECCA 4781221Haydn 交響曲第96番 変ホ長調/第100番ト長調「軍隊」/協奏交響曲 変ロ長調〜アンタル・ドラティ/フィルハーモニア・フンガリカ(1971/72年)・・・6年ぶりの拝聴。先日Mercury時代の録音を聴いたけれど、こちら全集を録音しているフィルハーモニア・フンガリカは残念2001年解散、ここでは指揮者との信頼関係を感じさせる立派な、厚みもあるかっちりとしたアンサンブル。やや音質はヒスっぽいけれど明晰な英DECCA録音、楷書の大きな表現でした。変ホ長調交響曲第1楽章「Adagi-Vivace assai」からヴィヴィッドに躍動する魅惑の旋律、第2楽章「Adagi」はしっとり陰影豊かに優雅そのもの、フルートの掛け合いもユーモラスでしょう。打楽器が活躍する「軍隊」、浮き立つように愉しい協奏交響曲も立派な完成度。8:31-7:31-6:10-4:15。7:36-5:51-5:20-4:59。9:11-4:05-6:43。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日日曜は体調整えるべく朝二番くらいに市立体育館へ、筋トレ負荷弱めに8種、有酸素運動は省略。左膝鈍い痛み復活気味、歩行にもちょっぴり影響有。そして久々の雨を縫ってコロナ・ワクチン5回目接種(オミクロン対応)これでインフルエンザもコロナも対策万全、罹患しても症状は軽いことを願いましょう。忘れていたけれど、おととい朝一番【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済。ま、いちおうケジメ、自分の決め事ですから。女房殿は婆さんのところに出掛けて、姪のダンナ訪問を準備しておりました。孫娘の結婚、お婿さんの顔を見られるのもシアワセなことでしょう。取り返しのつかぬ2歳児自家用車置忘れ事故、胸が痛みます。

ワクチン接種前に検温必須、自宅出発前に35.8度C、保健センター到着時にはウォーキングの成果36.5度Cでした。体温が低いということは基礎代謝がよろしくないということですよね。ま、発熱はないというのはなにより、副反応はちょっと腕が痛いくらい。会場は以前市立病院だったところ(閉院済)1985年2月に息子が生まれたところでした。これより関空→鹿児島へ。女房殿は初訪問、あまり時間は取れなくて、せいぜいホテルご近所、ザビエル公園とか城山公園展望台から桜島を眺めるくらいかな?翌日の熊本含め天気は保ちそうです。LINEの写真と動画ばかりの孫たちも大きくなったことでしょう。

今朝の体重は68.3kg+300g最悪状態。ほんまは鹿児島ラーメンとか熊本ラーメンのハシゴを熱望したいけれど、いずれ喰いもんの美味いところ、体重(≒健康)維持が心配です。作夜のうちに洗濯を済ませたけれど、乾いておりません。

SDG165Bach カンタータ第21番「わが心に憂い多かりき」/第135番「ああ主よ、哀れなる罪人なるわれを」/フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV 1044〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/モンテヴェルディ合唱団/キャサリン・フーグ(s)/ロビン・タイソン(a)/ヴァーノン・カーク(t)/ジョナサン・ブラウン(b)/レイチェル・ベケット(fl)/マヤ・ホンブルガー(v)/マルコム・プラウド(cem) (2000年ライヴ)・・・協奏曲が入る作品配置が興味深いもの、専門知識に深い方だとなにか時代連関に意味を理解できるのでしょう。例の如し美しい旋律と敬虔な声楽、John Eliot Gardiner(1943ー英国)によるスリムに整ってヴィヴィッドな古楽器アンサンブルを堪能したのみ。もう来年は80歳になるのですね。Bachのカンタータは受け取る感動の大きさに比べて、いつも”聴いた”のみの感想が空しくなるもの。

放送音源?アナウンス入りWebern パッサカーリア 作品1/Berg コンサート・アリア「ワイン」/Scho"nberg 交響詩「ペレアスとメリサンド」〜カール・ベーム/ウィーン・フィル/ドロシー・ドロウ(s)(1969年ライヴ)・・・Karl Bohm(1894ー1981墺太利)による新ウィーン楽派のライヴ、「ヴォツェック」辺りをレパートリーにしていたから、独欧系オーソドックスな古典中心のイメージのあるベームも特異な演目ではなかったでしょう。放送音源らしくて音質はまずまず、オン・マイクに奥行き足らぬ平板だけど日常拝聴に耐えられる水準でした。
パッサカーリアはWebern24歳の作品、3管編成+ハープや多種多様な打楽器を必要とする多彩かつ緻密に分厚い変奏曲、後期浪漫の濃密な残滓が漂って妖しく時に激高して・・・この燃えるような激しさはベームらしからぬ表現にウィーン・フィルの美しさ際立つ11:20。「ワイン」は「ワインの魂」「恋人同士のワイン」「孤独な男のワイン」三つの部分からなる歌曲集、歌詞内容はこちらの参照お願い。これもまるっきりのハード音楽に非ず、後期浪漫の香り漂って管弦楽の不協和音もソプラノと対等平等に溶け合う美しい瞬間の連続。(12:40)
「ペレアスとメリサンド」も後期浪漫を引きずった初期作品、未だ無調に非ず、静謐にたっぷり甘い風情に充ちておりました。大規模な4管編成、きらきらと幻想的な場面がつぎつぎと登場して、録音の加減か管楽器が前面に出て極上に美しい。つかみどころのないR.Strauss風?作品にあまり馴染んでいないので、演奏云々はできないけれど、ここも燃えるような疾走が時に見られました。(39:00)

「音楽日誌」は二日ほどお休みとなります。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は頭痛があって鎮痛剤服用しつつ朝一番市立体育館へ、途中適当に切り上げようと考えつつ結局いつも通りの筋トレ8種+トレッドミルは6km/hのウォーキング15分、最初の2分でいきなりの心拍数140超え、こりゃあかんなと深呼吸繰り返したら5分過ぎから122ほどに落ちて、ラスト5分も133ほどに治まりました。帰宅してから洗濯も好天によく乾きます。所要から帰った女房殿を誘って贅沢銭湯へ、左膝の不調を電気風呂(低周波振動)にて癒したかった。昼喰い過ぎた自覚はあって、夜控えめにしても今朝の体重は68kg+300g危険水域に逆戻り、体調がすぐれないと体重増の原理原則みたいです。壱萬歩超えてもダメ。

本日は雨模様、ふろの残り湯がないので洗濯はパス。昼から第5回目のコロナ対応ワクチン接種(オミクロン対応)、旅行対応のつもり。愛知県での副反応への不適切な対応から女性が亡くなったニュースには不安を覚えます。乳幼児へ接種は進んでいないそう。気持ちはわかります。明日より鹿児島行き。

アイドルとかジャニーズにはまったく縁がなくて、興味もない世界だけれど、創業家とたたき上げ実力派幹部の軋轢なんでしょうか。人気グループから脱退者とのことらしいけど、あと半年働かないといけないんでしょ?なんか一緒にお仕事するのも微妙な立場、その間に次の準備は可能なんでしょうか、要らぬ心配をしてしまいました。天と地ほど違うけど、自分も引退ケツっペタ日程を決めて、それまでお仕事精神的テンションを維持するのは難しかったですよ。ましてや年齢によるお仕事引退に非ず、退所でしょ?ま、先々契約とかスケジュール、いろいろ残っているから仕方がないものか。

OVCL-00560Rachmaninov 交響曲第1番ニ短調/交響的舞曲〜アレクサンドル・ラザレフ/日本フィル(2011年ライヴ)・・・ずしりとした低音が効いて、パワフルなオーケストラの技量が発揮された立派な演奏、そして鮮明な録音。日本でもお馴染みのAlexander Lazarev(1945ー)は露西亜の重鎮、烏克蘭侵攻後の活動はどうなっているのでしょうか。あまり人気のない最初の交響曲は二管編成(自分は大好き)露西亜風泥臭い旋律が力強く、甘美な詠嘆もある第1楽章「Grave - Allegro ma non troppo」は金管の爆発、緊張感も充分。(13:53) 第2楽章「Allegro animato」はヘ長調だけど(スケルツォですか?)不安げに暗鬱な旋律が魅力的、金管木管の呼び交わしにも厚みが感じられます。(8:29) 第3楽章「Larghetto」の冒頭旋律は第1楽章の強引なものを優しく、静かにしたもの。ここはデリケートかつ不安げに高揚する緩徐楽章でした。弱音でも音楽のテンションが下がらぬのがオーケストラの実力です。(9:29)第4楽章「Allegro con fuoco - Largo」は勇壮な行進曲風ファンファーレ(三連符)にて開始。やがてガラリ雰囲気を変えて低弦の力強い刻みから勇壮な旋律が歌います。ややつかみどころのない旋律の羅列はまとまりを欠いて、その辺りが初演の不評要因だったかも。途中かなりの間も異様、日本フィルの合奏はテンション高く、緻密な完成度に堂々たるラスト締め括りでした。これでライヴとは立派。(12:21長い拍手込み)
交響的舞曲はラスト作品とか、緊張感に充ちた最高傑作、大好きな作品。こちらいま一歩の大爆発を希望、濃密な響きやパワーにちょっぴり足りない、いまひとつ線が細い、サウンドがおとなしい。音質細部解像度は見事でっせ。(11:49-9:29-13:10)

RDS 5003/5009Handel 「ラルゴ」(歌劇「クセルクセス」より)/Herold 歌劇「ザンパ」序曲/Ponchielli 「時の踊り」/Rossini 歌劇「セミラーミデ」序曲/Tchaikovsky スラヴ行進曲/「ワルツ」(バレエ音楽「眠れる森の美女」より)/Verdi 大行進曲(歌劇「アイーダ」より)/Glinka 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲/Mascani 間奏曲(歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より)/Rossini 歌劇「ウィリアム・テル」序曲/Anton Rubinstein 「天使の歌」(「石の島」作品10より)/Verdi 歌劇「椿姫」第1幕第3幕への前奏曲/Wagner 「ジークフリートのラインの旅立ち」(楽劇「神々の黄昏」より)/Wolf-Ferrari 歌劇「スザンヌの秘密」序曲〜マッシモ・フレッチャ/ローマ・フィル(1960年)・・・Reader's Digest による優秀録音、LP復刻音源。Massimo Freccia(1906ー2004伊太利)は経歴を見るとうんと若い頃はさておき、亜米利加辺りの管弦楽団に活躍した人らしい。Orchestra Filharmonica di Romaというのはよくわからぬ団体。技術的には優秀、ちゃんと充実したアンサンブルに厚みもある響でした。それは「ラインへの旅立ち」の軽いホルンの響き、明るく涼やかなオーケストラの鳴りっぷりを聴けば充分理解できる・・・・慌てぬイン・テンポを基調によく歌って感動的な演奏でした。あとは最近すっかりご無沙汰していた(おそらく)誰でも知っている名曲小品集を、心安らかに堪能いたしました。「スザンヌの秘密」って、とても快活にユーモラス(秘密とは喫煙のことなんですって)


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

土曜の朝も好天、明日は雨なんだそう。昨夜、映画「そして、バトンは渡された」拝見(自分としては)最近にないけっこう夜更かしをしました。すっかり永野芽衣ちゃんのファンになりました。最初、二つ別々の筋書きがわかりにくかったけれど、現代のおとぎ話は途中で一本化して謎解きされるのですね。石原さとみも芸達者だこと。

舌禍の葉梨法相辞めたのか、残念。いつも思うけれど、いろいろ危うい人もとことん、役職にしがみついて世間からの袋叩きに耐えて欲しかった、いやほんま。(そして次の選挙でボロ負けしてほしい)マサカリ投法の村田兆治さん火事にて逝去(72歳)先日の空港でのトラブルも、もしかして認知症の兆候が感じられ、同居の方がいらしゃったのかどうかわからぬけれど、火の始末問題だったのでしょうか。まだ老け込むような年齢じゃないし、人一倍鍛えていた方、それでもこんな問題はどんなに努力しても、誰でも発生するものなのですね。

昨日朝洗濯終了後、洗濯槽のクリーニング、転居後二回目の実施。100円ショップにて買ってきた粉末薬剤、五分回して二時間放置、再度給水回してみたら、そりゃみごとな”カス”でしたよ。なんとなく気分爽快、さっきまでそんな環境で洗濯していたのですね。昼頃、ちょうど月間定期が切れることを思い出して、体調整えに市立体育館へ、軽く筋トレ4種+トレッドミル6km/hウォーキング、わずか5分で145心拍数迄上がったので10分にて終了させました。今朝の体重は67.7kg▲300g、昼夜かなり濃厚にしっかり喰ったのに体重増減のロジックはわかりません。

NAXOS8.550583Rachmaninov 交響的舞曲 作品45/交響詩「死の島」作品29〜エンリケ・バティス/ロイヤル・フィル(1991年)・・・前回拝聴は2018年8月だけど、こんなに深い感銘受けましたっけ?Enrique Batiz(1942ー墨西哥)は未だご存命か?ラスト作品はたっぷり濃密に甘く怪しい、魅惑の旋律は大好き。喧(やかま)しいほどリアルなド迫力音質に、ロイヤル・フィルはパワフルに爆発して絶好調であります。ラスト「Lento assai - Allegro vivac」に「怒りの日」旋律登場は衝撃。11:27-15:14-15:44。「死の島」もたっぷり煽った雄大なる演奏です。ここも静かに「怒りの日」旋律が木霊します。23:12。隈取がはっきりとしたとてもわかりやすい演奏でした。

EMI Mozart ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488/第20番ニ短調K.466〜メルヴィン・タン(fp)/ロジャー・ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ(1991年)・・・Melvyn Tan(1956-英国)のフォルテピアノは音量低く、極限のデリカシーを感じさせるもの。モダーン楽器に馴染んだ耳にはバランスが弱すぎる(弱い)ソロと感じられることでしょう。ノリントン英国時代の古楽器オーケストラは明晰なアクセント刻んで粗野な響き、時に爆発も味わいのうち、屈指の甘い旋律を旋律を誇るイ長調協奏曲K.488(10:51-5:28-8:15)悲劇的な浪漫の色濃いニ短調協奏曲K.466(13:01-8:24-7:50)名曲をたっぷり堪能いたしました。音質も良好。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

日々寒さがちょっとずつ深まって、インフラを狙った露西亜の悪質な攻撃に烏克蘭国民は震えていることでしょう。武器に非ず、人道的支援だったら日本だって力になれるはずなのに、どーも動きは弱いように見えます。かく云う自分だってそう、な〜んもしていないけれど。無力を感じつつ、平和を祈るのみ。日本ではコロナ感染第8波、インフルエンザも流行っているそうだけど、彼(か)の地では如何。亜米利加ではトランプさん怒りの意外と苦戦だそう。

市立体育館トレーニングルームの使用料金は1,500円/月(税込シルバー半額/シャワーも可)本日月間定期最終日、10-11月度はちゃんと数えていないけれど20回は超えて@100を切っております。昨日も朝一番筋トレ全身8種+ステアマスター15分、最高心拍数順調にラスト144ほどに上げました。若いお兄さんがマルチ・プレスを独占、休んでいるほうが長い20分ほど、ようやく待った甲斐があってラストに肩の鍛錬もできました。これが日々の健康の基本です。膝痛は快復し、腰が鈍く痛むのは筋肉痛、これはストレッチで治まります。今朝68.0kg+100g最悪。ちゃんと昼飯節制して、夜は野菜中心の食事、しっかり運動しても体重増のロジックが理解できません。

趣味である音楽拝聴、そのための音源ファイル収集保存していたDVDは(ヒマに任せて)毎日内容点検整理して、廃棄すべきは廃棄、保存すべきは外付けHDD(2TB)に移動させております。残り余裕はあとDVD100枚分ほど、足りなくなったら外付けHDDを買い足しましょう。DVD-Rは未使用分5−60枚残っていて、なんかもったいないなと思ったけれど、もう使わないので本日廃棄いたします。必要な人がいたらあげるのにね。そういえば婆さんから回収した琴2台、もう少し待ってとの女房殿の声に放置したままなのが気になります。幾度転居を繰り返してすっきり、身辺整理は進んで我が家にはほんまなにもない。思い切って捨てたものは、あとで後悔しておりません。

MercuryカセットテープHaydn 交響曲第59番イ長調「火事」/第81番ト長調〜アンタル・ドラティ/フェスティヴァル室内管弦楽団(1965年)・・・Antal Dorati(1906ー1988洪牙利)によるMercury時代のHaydn、Mozartを集めたCDセットには交響曲第59番イ長調が収録されず、これは貴重な音源。カセットテープ だそうです。驚くべきは音質の鮮度、そしてヴィヴィッド軽快にかっちりとしたアンサンブルと推進力、オーケストラは録音用臨時編成か契約制限による別団体の変名でしょう。センスはモダーンに引き締まって時代を感じさせぬ立派なもの。フェルディナント・ライトナーとの違いにちょっと驚き)交響曲第59番イ長調第2楽章「Andante o piu tosto allegretto」はMozartのディヴェルティメント旋律に似て、それを優雅に変貌させた感じ。第3楽章「Menuetto」はいつにない陰影がはっきりして、終楽章「Allegro assai」冒頭の高らかなホルンは「太鼓連打」に類似、というのはWikiにあるとおり。(21:21)交響曲第81番ト長調第2楽章「Andate」はしっとりとした変奏曲、フルートが朗々と美しいところ。第3楽章「Menuetto」は微妙な雰囲気にファゴットが活躍して、いつもの典雅ノンビリじゃない感じ。(27:40)

CHAN10078XRachnaninov ピアノ協奏曲第2番ハ短調/第3番ニ短調〜アール・ワイルド(p)/ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ロイヤル・フィル(1965年)・・・現在カタログにあるレーベルはChandosだけど、たしかChesky(Leader’s Digest)英DECCAのチームによるキングスウエイ・ホール録音だったはず。違ったらごめんなさい。期待通りのいかにも!風、素晴らしい臨場感に溢れる音質。Earl Wild(1915ー2010亜米利加)は日本ではさっぱり?な実力派ピアニスト、正確な技巧、19世紀ヴィルトゥオーソの伝統を引き継いだとのこと(Wikiによる)第2番ハ短調協奏曲はたっぷり激甘旋律を余裕にスケール大きく歌って、ゴージャスな作品風情にぴたり!似合って圧倒されました。濃密なんだけど、むしろ明るく爽やかな風情も感じさせて終楽章はちょっぴり速めのテンポに走り抜けたものです。この演奏は聴いているようで、じつは初耳だったかも。ホーレンシュタインのオーケストラも雰囲気たっぷりにパワフル、リヒテル以来この作品にたっぷり感銘をいただきました。9:18-10:24-10:38 全編途切れずに続く第3番ニ短調はともすれば技巧が先に立って、勢いのみに表層をなでる浅薄な演奏になりがち。ここもワイルドは基本は濃厚な浪漫風情、前曲と同じ路線に旋律の甘さをたっぷり歌います。もちろん技巧に不足なし、細部一切の弾き流しもなく、圧巻だけどアクロバティックに非ず。なんてわかりやすい表現なんでしょう、作品そのものの魅力再発見した思い、なんちゃって未だ「オッシア」かどうかわかっていない、情けないド・シロウト。15:04-8:43-11:39。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は久々の休筋日、左膝が不調です。好天が続いて洗濯ものにはありがたい。今朝の体重は67.9kg▲100g、昼のスパゲティを茹で過ぎました。

スマホの件に言及したばかりだけど、朝一番に女房殿のIIJmio端末がアウトになりました。電源が入りません。じつは一週間前にも同様の症状はあって、その時は幸い数分経ったら電源再起動できました。自分と違いスマホは婆さんの介護連絡、本人、親戚からの連絡に日々必須なもの、困りました。だいたいキカイというのは当たり外れがあって、我が家の日立オーブンレンジは1984年下期製造、健気に現役です。こちら未だ一年半くらいなんやけどなぁ、寿命が早い。使い方が乱暴なのか。Redmi 9Tの不具合はネットでも話題になっていて、そもそもの基盤問題らしい、この機種は買うなとありました。今更遅くて、いちおう店頭に相談に向かったけれど、まともな話にはならんのは予想通り、前機から切り替え時の経験です。

端末を購入して設定すればすぐ現状快復するとのこと、ところが(例えば)中古激安品を買うにしてもsimのサイズとか、云々の設定対応とか、そんな基礎知識がありません。ここ最近中古相場も上がり気味。IIJmioから注文すれば大丈夫だけれど、最低2−4万円ほど掛かってしまう・・・引退初老夫婦にそんな贅沢はできまへんで。そこで自分が現在活用しているToneMobile乗り換えを検討しました。IIJmioの解約違約金はないみたいだからMNP転出させて、ToneMobileの専用端末Tone e21が本体9,980円(自分が契約した2年前はe20が無料でした/おそらく在庫処分)その他諸経費で数千円掛かっても、シニア割で300mb/月迄は一年間基本料金無料さておき(おそらくカンタンに超える)これでどうか?掛け放題を入れても現状と同じか、少々安いくらい。自宅Wifiさておき、外出時の遅い速度はガマンしていただきましょう・・・

・・・って、半日死んだあとなんとなく復活しました。またまたの再々発は不安だけど要らぬカネは浮いたので、京橋迄美味しい魚を喰いにいきました。本日の研究成果はやがて来るべきX dayに向けての予行演習となりました。

COV30603Mozart ディヴェルティメント ニ長調 K.136/変ロ長調 K.137/へ長調 K.138/(Sigismund Neukomm編, 1778-1858墺太利)歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」 序曲/歌劇「ティートの慈悲」 序曲/L.Mozart シンフォニア 変ロ長調〜ラヴァルト・スコウ=ラルセン/ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ(2005年)・・・1991年に創立された比較的新しいモダーン弦楽器アンサンブルとのこと、あちこちに録音を見掛けるけれど詳細情報はわかりません。すこぶるヴィヴィッドに溌剌とした「ザルツブルグ・シンフォニー」は生真面目なアンサンブル、オーソドックスに洗練されて表情は晴れやかに豊かな響き。5:38-7:42-3:35。7:16-3:29-2:50。5:18-5:20-1:57。作品の配置が凝っていて、18世紀に弦楽アンサンブルに編曲された歌劇序曲は歌の旋律が多彩に響いて、前曲との違いに感心しつつ、管楽器が抜けて色彩に足りないと感じます。4:30-4:27。父Mozartのシンフォニアは初耳、Allegro-Andante-Prestoの短い作品。緩徐楽章の暗い風情に奥行きを感じさせて、息子よりちょっぴり堅苦しい2:50-2:12-2:24。

AMERICAN DECCA TAPE (licensed by DGG)Haydn 交響曲第100番ト長調「軍隊」/第102番 変ロ長調〜フェルディナント・ライトナー/バンベルク交響楽団(1957年)・・・ぎりぎりステレオに間に合っていないモノラル録音、オープンリール・テープからの音源はノイズもなく、かなり良好な音質でした。第100番ト長調交響曲のニックネームは第2/4楽章のトルコ軍楽隊の打楽器が入ることによるもの、珍しく内容と題名が似合っておりました。第1楽章「AdagioーAllegro」神妙な序奏から晴れやかな表情に陰影豊かな爽快な音楽。第2楽章「Allegretto」はノリのよろしいリズムに打楽器元気よく大活躍!第3楽章「Menuetto-moderato」も力強い、曖昧さのないリズム感。第4楽章「Presto」終楽章のティンパニはなかなかカッコ良い。カイルベルト時代のオーケストラは質実なサウンドに優秀なアンサンブル、曖昧さのない表現にそこはかとないユーモアも感じさせて、あまり重くならぬ演奏でした。(24:04)
第102番 変ロ長調交響曲は第1楽章「Larg vivace」神妙な序奏から快活な第1主題が走り出して、暗転する風情も多彩。第2楽章「Adagio」はフツウお休みするトランペット(弱音器付)ティンパニも入る優雅な変奏曲。チェロのオブリガート、フルートも寂しげ。ここは名曲ですね。第3楽章「Menuetto、Allegro」はシンプルに闊達なリズムを刻んで、トリオは優雅。第4楽章「Presto」は細かい音型(弦)がそっと走り出して、木管の合いの手も印象的に元気いっぱい。(25:42)


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

朝晩は冷えて、昼はけっこう気温は上がります。北海道にてコロナ感染9,000人超え頭抜けて多いのが気になります(東京を抜いている)。こちら体調もそう悪くない、体重増を気にして一週間連続市立体育館への訪問としました。筋トレ控えめの予定は、前日やらなかったマシンがちょうど埋まって順番待ち、空いている順に結局ほぼ通常通り7種いつもの負荷に実施、有酸素運動もエアロバイクを15分(これが体感一番キツい)さすがに業務スーパーに切れそうな調味料を入手に出掛けると両脚両膝に疲労感がありました。本日は自宅ストレッチのみ、鍛錬お休みとしましょう。今朝の体重は68kg▲300g、なんとかならんのか。そう云えば週2−3回熱心にグランドゴルフされているお向いさんは、肩を傷めて手術したそう。奥様だけ参加されておりました。もうちょっと休んだら復活できるそう。

ケータイ・スマホは現役時代ずっと業務用が支給されて、私用のをToneMobileに契約したのは引退を見据えた2020年12月、端末無料、料金は1,100-1,200円程度/月額、ほとんどLINE専用みたいなものです。中(低)速使い放題だけど、自宅ではWifi使ってますから問題なし。外出時にじっくり眺める癖もなし、ゲームとは無縁な生活です。このくらいの出費だったら充分安いでしょう。他、スマートウォッチとの連携で運動記録には毎日活用しております。毎日問題なく使ってほぼ2年経ちました。

スマホ機種・スペックの知識はありません。バッテリーは一日半ほどの保ち、なんの不満もありません。物理的にあかんようになる迄使い続けますよ。女房殿がガラケーからスマホに替えた初代激安品は5年ほど使い倒したはず、なんか時々トンデモ金額に至っていたけれど、未だ現役中に稼いでいたし、それは佳き勉強になったとすべきでしょう。現在はIIJmioの適正な契約に至っております。通話し放題が自分のと違うところ。

Sylvain Cambreling(1948ー仏蘭西)Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調〜シルヴァン・カンブルラン/バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団(2007年ライヴ)・・・Sylvain Cambreling(1948ー仏蘭西)は日本でもお馴染み、オペラ畑と同時代音楽を得意とする名匠もすっかりヴェテランとなりました。今は亡き(南西ドイツ)SWR交響楽団のシェフへはミヒャエル・ギーレンの後を受けて1999ー2011年就任、その時期のライヴでしょう。音質良好。Bruckner屈指の明るい浪漫作品は、バランスの取れた明晰にスッキリとした響き、テンポをあまり動かさずクールな風情を維持するスタイルは自分の好みでした。かっちりと整ったアンサンブルは精緻に優秀、第1楽章「Bewegt, nicht zu schnell(運動的に、しかし速すぎずに)」から爽やかなホルンの遠い響き、第3楽章「Scherzo. Bewegt(運動的に)」に於ける小気味よいリズム感、狩の風情をほうふつとさせるホルンの刻みは魅力的、第4楽章「Bewegt, nicht zu schnell(運動的に、しかし速すぎずに)」の圧巻ラッシュ、ヴィヴィッドに緊張感溢れる高まり、そして抜いたところの上機嫌な緩和の対比も悠々。(65:00拍手含まずに)

LPデザインGrieg 抒情組曲 作品54/組曲「十字軍の兵士シグール」より忠誠行進曲/4つのノルウェー舞曲 作品35〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団(1969-1970年)・・・優秀録音。最晩年の演奏は絶品!抒情的に涼し気な北欧旋律にバルビローリの”泣き”が入念に、たっぷり味付けされて、いままで聴いたこの作品中最高の出来でしょう。かつてハレ管弦楽団の技量に疑念を抱いたこともあったけれど、それは誤った先入観でした。4:52-4:21-5:10-3:43。8:56。6:18-2:56-3:21-6:17。同時にde Falla/Halffter編 7つのスペイン民謡(マリーナ・デ・ガバライン(ms)1957年)も聴いておきました。モノラルだけど音質は上々。言葉の意味はわからないけれど、ド・シロウトがイメージするところの西班牙のリズムをたっぷり堪能できるもの。1:19-1:17-2:48-3:13-1:46-1:19-1:25。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

今週は秋の好天が続くようです。10日ほど前に女房殿と通った居酒屋のアツく焼けたスキレット料理に、左手人差し指背の部分をちょっぴりやけどして、ようやく治りました。傷テープ在庫ずいぶんと減りましたよ。昨日朝、気になった奥歯や足の指の痛みは雲散霧消、眠りは浅いけれど体調も悪くない、昼直前に市立体育館へ6日連続出掛けました。負荷軽めに筋トレ5種、有酸素運動はお休みしようかな?一瞬逡巡してトレッドミルいつもの6km/hにて開始、10分経過しても心拍数は123、そのまま7km/hジョギングに切り替えて最終133でした。昼休みにちょうど掛かるくらいの時間はぐっと空いておりました。

今朝の体重は68.3kg+100g。ずっと危険水域から減らせない。とくに減食はしていないけれど、たくさん喰った記憶もありません。ここをブレイク・スルーしなくては。

スマホのアプリって、自動でアップデートするものでしょうか。もしかしたら無意識のうちにぽちっと押したかもしれませんが。Zeppというのがスマートウォッチと連携して、ウォーキングやランニングを設定すると1kmごとに英語の女性の声で距離と心拍数を読み上げてくださいます。なかなかの低音の太い魅惑の女声、これがここ一週間くらいちょっぴり優しい声に変わりました。もしかしてほかの機能に変更改善があったのかも知れないけれど、もとより備えてある機能を使いこなせておりません。だから日常になんの変化もない、ただ女声の雰囲気が変わったのみ。これを猫にコンバンハと呼ぶ。

NAXOS 8.505011Mozart ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調K.482/第11番ヘ長調K.413(387a)〜イェネー・ヤンドー(p)/マーティアス・アンタール/コンツェントゥス・フンガリクス(1990年)・・・我らがMozartに一切の駄作なし、それを前提にピアノ協奏曲は文句なし傑作の森、更に変ホ長調協奏曲K.482の美しさは一入(ひとしお)闊達に微笑みを浮かべた第1楽章「Allgregro」第2楽章「Largo」の深い陰影、途中管楽器のみの詠嘆は絶品、終楽章「Allegro-Andate cantabile」はノンビリ淡々として晴れやか。オーケストラはあまり上手くなくて、そこがまたなんとも云えぬローカル素朴な味わい、ピアノは生真面目に、飾りのない表現が作品のテイストを際立たせます。12:37-8:11-11:15
ヘ長調協奏曲K.413も第1楽章「Allegro」は序奏をそのまま受けてピアノが同じ音型に参入して淡々とした愉悦、なんとも懐かしい風情が漂って陰影もちゃんとあります。第2楽章「Larghetto」は牧歌的に落ち着いて、第3楽章「Tempo di Menuetto」はどこまでもおっとりと優雅。8:49-7:54-5:19。音質もまずまず自然な風情でしょう。

DECCA UCCD-41027Bach 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001/無伴奏パルティータ第1番ロ短調BWV1002/ソナタ第2番イ短調BWV1003〜ヒラリー・ハーン(v)(2017年)・・・1997年デビュー録音来、レーベル変わって抜けていた無伴奏作品の追加録音。Hilary Hahn(1979ー亜米利加)も円熟の年齢となりました。清楚に端正だったヴァイオリンは、技巧の冴えはそのままにより踏み込みが深く、表情が濃く太くなっていると感じます。たった一台のヴァイオリンで宇宙の広がりを表現する名曲中の名曲、各舞曲のリズム感とか旋律が浮き立つ驚きの世界が続きます。

Membran 600068歌劇「タンホイザー」より4曲(ルドルフ・ケンペ/メトロポリタン歌劇場1955年ライヴ)/歌劇「さまよえるオランダ人」より1曲(ハンス・クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル1958年)/4曲(ヴォルフガング・サヴァリッシュ/バイロイト音楽祭1959年ライヴ)〜ジョージ・ロンドン(br)・・・George London(1920ー1985加奈陀→亜米利加)による寄せ集め10CDBOXより。演目ちゃんと調べて記述するのがメンドーで御免なさいしました。どれも音質まずまず、圧巻のバリトンの重心低い貫禄をたっぷり堪能。ネットに情報探ったらこの廉価盤ボックスは入手困難みたいな存在に至ったみたい。全曲録音だったらおそらく聴けますよ、但し、構えて全曲集中して聴くのはド・シロウトにはハードル高いもの、エエとこ取りは馴染みの旋律が連続して気軽に楽しめました。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

秋晴れの日がしばらく続きます。それでも徐々に、静かに冬は接近する立冬の月曜。コロナ感染は明らかに激増中、気を付けなければ。昨日は5日連続の市立体育館トレーニングルーム、しっかりフルメニューをこなしても今朝の体重は68.2kg危険水域継続中。完全な踊り場状態、減量できぬ体質になってしまいました。あとは引き隠もって音源ファイル点検整理、5−6年前に入手したライヴ音源を”音質がショボい”と判断して、かなりの物量ごっそり捨てました。たくさん所有することで音楽に集中できなくなることを自覚しております。入手したまま忘れていた”新しい”発見もたくさんあります。

他、限界ニュータウンのブログを興味深く拝見して、日本社会の黒歴史(バブル余波)それを放置して朽ちていく現在、未来に少々欝々としてゲンナリしておりました。執筆者が放置された空き家の買い取り過程、いったん合意したのに誰の入れ知恵か?”安過ぎる”と破談に、その道に見識高い達人に難癖付けるのも大胆なこと、値が付くうちに売り払ったらよろしいのに。欲を掻(か)いて、大局を見誤る人生を過ごしたくないものです。(その後、地主はカネを掛けて更地にして売れ残っているとのこと)

半年ほど前に治療した左奥歯上が微妙に痛んで、歯科医へ再々訪問が必要です。息子夫婦孫が待つ熊本訪問まで一週間、体調を整えておきましょう。右足親指も微妙に痛んで痛風症状初期の可能性もあります。これは体質。

CHAN9057-59Mahler 第9番ニ長調〜レイフ・セーゲルスタム/デンマーク国立放送交響楽団(1991年)・・・先月第6番を拝聴して、威圧感のない爽やかな余裕のスケールに感心いたしました。こちらも同様、Mahler作品中稀代の大作は悠々と慌てぬ遅いテンポにオーケストラの個性か、重苦しくならぬ見通しの良い、解像度の高いサウンドが続きます。第3楽章 「Rondo-Burleske: Allegro assai. Sehr trotzig(きわめて反抗的に)」ラストのアッチェランドの追い込みを除いては、一貫してスロウテンポを維持して諄々と美しく、詠嘆の旋律をたっぷり堪能できる演奏。切迫感とか緊張感を聴き手に強要しない、落ち着いた安寧の世界。CD一枚に収まらぬ、延々いつまでも終わらぬような長さは苦痛ではありません。31:30-17:40-14:52-26:57。

KJCL-00006Beethoven 交響曲第3番変ホ長調「英雄」(弦楽五重奏版)/「エグモント」序曲/「プロメテウスの創造者」序曲/歌劇「フィデリオ」序曲(以上弦楽四重奏版)〜エインシェント・コンソート・プラハ(1999年)・・・Beeやんの交響曲の室内楽版はいくつか聴いて、どれも興味深く愉しんだけれど、やはり古楽器orモダーン楽器の論議さておき原曲に真髄有、当たり前の結論を感じておりました。こちらチェコの古楽器奏者による「英雄」はその力強い推進力、弦楽器5台のみで力強いノリノリの勢いと豊かな色彩に心打たれました。編成が小さいことにほとんど違和感を覚えぬ完成度。15:54-13:33-5:46-10:51。音質も極上。序曲にも同様の魅力を堪能いたしました。7:25-4:29-5:58。

EMI CZS5696422Bach フルート・ソナタロ短調BWV1030/変ホ長調BWV1031/イ長調BWV1032/ハ長調BWV1033/ホ短調BWV1034/ホ長調BWV1035/無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調BWV1013〜ジャン・ピエール・ランパル(fl)/ロベール・ヴェイロン・ラクロワ(cem)/ジャン・ユショ(vc)(1954年)・・・かなりリアル、オン・マイクっぽい旧モノラル録音は現役水準です。BWV1031/BWV1033はおそらく息子の作、雰囲気はかなり違うと感じて例えば有名な「Siciliano」は、なんかモダーンにステキ過ぎますもんね。チェロが入るもの(かなり控えめ)や無伴奏の名曲有(稀代の名曲!)Bachの魅惑の旋律連続して、Jean-Pierre Rampal(1922ー2000仏蘭西)の豊かに華やかな音色を堪能したものです。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

酒席後の怠さを一掃すべく、昨日昼前に連続市立体育館トレーニングルームへ、筋トレ控えめに5種+ステアマスター15分。昼食控えめにして+昼寝、体調は整いました。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済。夕食の準備に大根を探したら見当たらない・・・婆さんところに行った女房殿にメールすると「冷凍した」とのこと。大根の冷凍も悪くないらしいけど、米のとぎ汁で茹でてから牛肉豆腐といっしょに煮ても全然柔らかくならない。味が染み込まない。大根だけ取り出して再度温めてもアウト、なにかコツがあるんでしょうか。要らんことせんで良いのに。今朝の体重は68.2kg▲100g全然戻せなくなりました。これも理由がわからない。

敬愛する福田医師のブログには共感することばかり。(無事病から快復されたそう)こちら昔ながらのタグ打ちホームページはほとんど時代の遺物・絶滅危惧種、ブログやツィッター、SNSなどと違ってアクセスも定かではありません(いちおうトップページにカウンターは付けてあるけれど、各々の記事へのアクセス詳細は不明)もしかしたら誰も読んでいない?そんな不安ないでもない。だらだらとした引退日常生活を綴っているだけ、気の利いた箴言やら社会的発言などほぼ皆無ですから。それでも稀にメールをいただいて、ほっとします。

”ウケ狙い”に非ず、自分の備忘録としているのみ、朝一番の執筆は規則正しい生活のリズム、考えの整理整頓になっているのでしょう。ノーミソ惚け防止にも効果あるかも。”盛る”行為もいっさいなし。(都合の悪いこと+悪巧みは載せない)お仕事完全引退生活に+こどもの頃から聴いていた音楽の力は絶大、”引退するとなにもやることがない”という危機は避けられました。新しく追加「音楽日誌」は幾度も読み返して、それは誤字脱字、文書のつながり、意味不明なところを修正するため。昔のはサイト内検索に、ときどき赤面するような誤りを発見すること連続、文体はずいぶんと変わったと思いますよ。

Membran 600509 Stravinsky ヴァイオリン協奏曲ニ長(カレル・アンチェル/チェコ・フィル1962年ライヴ)/ディヴェルティメント「妖精の口づけ」(アイヴァー・ニュートン(p)1947年)/バレエ音楽「ペトルーシュカ」より「ロシアの踊り」(ウラディーミル・ヤンポルスキー(p)1962年)/William Kroll (1901ー1980亜米利加)バンジョーとフィドル(アルフレード・ホレチェク(p)1962年)〜イダ・ヘンデル(v)・・・Ida Haendel (1928ー2020波蘭→英国)によるStravinsky中心の一枚。音質はかなり良心的。名曲。Toccata-Aria I-Aria II-Capriccio 4楽章の協奏曲は各々の楽章冒頭にヒステリックな叫びを配置しつつ、本編に入ると抒情的な旋律が続いて牧歌的、明るくラプソディック、なかなかの技巧を必要とする作品らしい。34歳ヘンデル余裕のテクニックは抒情的にしっとりとした音色が瑞々しい。アンチェルの伴奏も完璧です。5:17-4:11-4:52-5:54。「妖精の口づけ」も、いかにも難物なテクニックを必要として、クールな旋律はユーモラスに愉しいもの。5:33-5:41-2:56-6:53。ペトルーシュカは馴染のヴィヴィッドな躍動。2:42。ラストKroll の作品は初耳、愉し気に走り出す3:04。

VanguardHaydn 交響曲第39番ト短調/第70番ニ長調〜デイヴッド・ブルーム/エステルハージ管弦楽団(録音情報不明)・・・David Blum(1935-1998亜米利加)は自ら創設したエステルハージ管弦楽団(ニューヨークにて1961年創設)を率いてVanguardにHaydnやMozart、バロック音楽を録音し、瑞西でも活躍したとのこと。小編成に引き締まって、すこぶるヴィヴィッドなモダーン楽器アンサンブル、作品そのものもオモロい。音質は良心的な水準。David Blum(1935-1998亜米利加)
第39番ト短調はトランペット、ティンパニを欠いた編成。第1楽章「Allegro assai」(6:05)疾走する哀しみと緊張感はHaydnには珍しい魅惑の旋律でしょう。第2楽章は「Andante」(4:02)ノンビリとして一息、第3楽章「Menuetto」はシンプルだけど哀しみは深まります。(309)第4楽章「Finale Allgro」は細かい音型にいや増す緊張感が溌剌と続きました。(4:35)

第70番ニ長調にはトランペット2本とティンパニ有 。それが早速活躍する闊達に元気な舞曲風第1楽章「Vivace con brio」(4:32)長く重く暗鬱なカノンである第2楽章「Andante」は管楽器ティンパニはお休み(9:34)第3楽章「Menuetto Allgretto-trio」ここはいかにもしっかりと力強い、地に足ついた3/4拍子のリズムでした。(2:57)第4楽章「Allgro con brio」ここはニ短調の劇的フーガでした。(2:41)


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

好天は続いて、コロナはじわじわと第8波へ進んでいるそうです。営業自粛などは求めない方向らしいけれど、医療機関への負担は引き続きタイヘンでしょう。昨日は朝一番に洗濯、そして市立体育館へしっかり全身鍛えて、昼食は控えめ、なのに夜呑んで喰った結果は今朝68.3kg+500g危険水域逆戻り。水分を多く摂ることを意識したせいか、夜はまずまず眠れ途中覚醒もなし、怠いだけで体調の不快感はありません。本日、引き続き鍛錬を軽くこなそうかと考えております。61歳孤高を守って独身の爺は二年前にコロナ罹患、ホテル待機を経験済み、現在は小説を執筆しているそう。ワクチンの副反応に毎度高熱が出るそう。阪南市単身赴任自力一軒家改装中の旧友爺はやる気が出ず、作業停留中、一日中テレビを眺めて深夜迄、自堕落な生活継続中。孫娘は一年生になって自分とよう似て可愛さ百倍、息子は既に離婚してますが。皆よう呑みますよ。

ネット記事に認知症の話題拝見。若い頃からオールバックに決めていた男性、年老いてからもオシャレにヘアースタイルをかっちり固めて、奥様が異変に気付いたのは愛用の整髪料をいくつも買い足して、更に一度整えていた髪型を幾度も固めるようになったこと、とか。その話題に親父の最晩年を思い出しました。幸い親父は亡くなる三日前に札幌の病院に訪問して、ちゃんと”なにしにきた”と次男坊を認識していたし、会話もできました。人生ラスト93歳迄惚けていなかったと思います。

葬式のあと遺品を整理していたら愛用の加美乃素が出てきて、既に亡くなる10年ほど前からつるっ禿状態に不要だったはず、それでも「頭がかゆい」と常用していたそうです。認知症状?これは違うでしょう。なんかとても懐かしい。親からはなにも財産を受け継がなかったけれど、愉しい思い出と使いさしの太田胃散だけを持ち帰りました。これは呑み噺に”遺産は胃酸のみ”、幾度も使ったなぁ、このネタ。”北海道のクルマにエアコンは要らん!”〜涼しい顔をすれば外からはわからない、とか、思い出は尽きません。

ALT510Mahler 交響曲第1番ニ長調〜レナード・バーンスタイン/モンテカルロ歌劇場管弦楽団(1962年ライヴ)・・・このところ歴史的音源やライヴは音質問題からつぎつぎと廃棄を進めて、この珍しい記録もその候補対象でした。かつてこのオーケストラで交響曲第5番 嬰ハ短調、アントニオ・デ・アルメイダの演奏(1971年)を聴いたことがあって、CLA-CD 165そのどーしょーもなくダルい、やる気のない演奏にガッカリ。こちら同じ団体とは思えぬ燃えるような勢いに充ちたバーンスタイン(44歳)の統率が光るもの。音質やらライヴならではのミスも含めて熱狂的な成果を上げて、最終楽章「Sturmisch bewegt(嵐のように躍動して)」はまさに指示通りのめったに見られぬ高揚でした。仏蘭西風甘いホルンのヴィヴラートもなかなか聴けぬMahlerでした。音質云々は吹っ飛びましたよ。14:41-8:27-9:32-18:36(熱狂的な拍手有)

Christian Zacharias(1950ー独逸)Haydn 交響曲第83番ト短調「めんどり」/第86番ニ長調/Mozart ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調K.456〜クリスチャン・ツァハリアス(p)/ニューヨーク・フィルハーモニック(2005年ライヴ)・・・ロリン・マゼール時代(2002ー2009年)のライヴ音源。Christian Zacharias(1950ー独逸)は指揮も手掛けていたのですね。やや大柄だけど、たっぷり厚みとコクのある瑞々しい響きはHaydn、Mozartの演目に違和感はありません。交響曲第83番ト短調はトランペットもティンパニもなし。第1楽章「Allegro spiritoso」は劇的な始まり、第2主題高音の同じ音の繰り返し(オーボエ?)が「めんどり」の由来とのこと。余裕のマイルド・サウンドですよ。第2楽章「Andante」はしっとり落ち着いた弦、優雅なオーボエ、ふくよかなフルートが広がりを感じさせる魅惑の緩徐楽章。第3楽章「Menuetto,Allegro-trio」は優雅に瑞々しく落ち着いた3/4拍子。 第4楽章「Finele,Vivace」も落ち着いた響きが快い、ユーモラスな躍動でした。(24:04)
第86番ニ長調にはトランペットもティンパニも入って華やか、大きな作品。優雅な序奏から始まる第1楽章「Adagio,Allegro spiritoso」はそっと走り出して、やがて快活なリズム感に充たされます。陰影の深い旋律、フルートとオーボエの美しさは絶品です。第2楽章「Capiccio,Largo」気紛れ(Capiccio)とは?優しく静かに、時に劇的に歌うところですよ。ここはトランペットとティンパニはお休み。フルート・ソロの深い音色には痺れますよ。第3楽章「Menuetto,Allegretto-trio」は大柄勇壮優雅なな舞曲、途中名残惜し気な暗転もあります。第4楽章「Finale,Allegro con spirito」は快速熱気に躍動して、一切の陰りもない力強い大団円となりました。(28:54)

Mozartは馴染みの優雅にノンビリとした名曲中の名曲、Haydnと続けると、その違い、優美な旋律の魅力に驚くばかり。第1楽章「Allegro vivace」から陰影たっぷり魅惑の旋律に心奪われます。しっとり流れるようにピアノ登場、浮き立つような愉悦に溢れます。ここもフルート光ってますね。第2楽章「Andante un poco sostenuto」これは哀愁の旋律ですよ(「フィガロ」バルバリーナのカヴァティーナ)これの歌心、劇的ドラマな変奏曲がMozart魅力の真骨頂、しっとり名残惜しいピアノも最高。第3楽章「Allegro vivace」は快活軽快晴れやかに破顔一笑。ここにもちゃんと暗転が準備されて飽きさせない。(30:16いずれも楽章間拍手込み


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

ここのところ途中覚醒が常態化、これが華麗なる加齢なんでしょうか。昨日はまたまた体調いまいちを自覚して午前中、天気も良いことだし連続市立体育館へ、軽く5種筋トレ+トレッドミル15分、最初の5分6km/hウォーキングで145迄心拍数が上がってしまって、次の5分は深呼吸意識して130に落ち着いたので、ラスト5分は7km/hに速度を上げて再度145迄上げておきました。ハイプーリーに背筋を鍛えたかったけれど、若いお兄さんが自分がトレーニングルームに入場して出る迄ずっと独占中、休んだりスマホ見たりして継続するのには閉口しました。結果体調は整いました。今朝は67.8kg▲200g、まだまだ。

本日は旧友爺と酒です。ネットから得た知識だけど、たくさん水を飲んで二日酔いを回避したい。その前にしっかりトレーニングを済ませましょう。お昼は控えめにするつもり。

大東市よりお手紙二通有。「第2回地域デビュー応援〜大きな同窓会」とやら市内(年度内)66歳対象定員100名、ジョーダンじゃないぜ「スマホから始まる地域の繋がり」基調講演、やっかましいわ!なんだったら講師したろか、コンピューターだけど。「元気出まっせ体操(ぴんぴんコロリが可能に!)もう隔日でしっかり市立体育館に鍛えてますよ。だいたい勝手に人をコロすなよ。「農園で野菜づくり」悪くはないけど、いまのところ興味なし。「プチ就労」よけいなお世話だよ。「空き家活用事業RIBBON」これは悪くない、運営メンバーとDIYメンバー募集とのこと。残念ながらこちら手許は生来の不器用に役に立てんと思われます。「大東市シニア総合大学」とやら、そういえば死んだ北海道の婆さんは老人大学を卒業した!と自慢してましたっけ。彼(か)の世代は大学なんてカンタンに行けなかった時代。「環境・観光・健康」3つの学部があるんだそう。人生、お勉強座学は概ね不得手苦手でした。

もう一通はコロナ・ワクチン第5回目接種(オミクロン対応)案内。早速、鹿児島−熊本の旅の前にネット予約を済ませました。インフルエンザ含めこれだけバンバン打てばもう不死身なんじゃないの。

Teldec 0630-14199-2Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜エリアフ・インバル/フランクフルト放送交響楽団(1987年)・・・かつて話題となった全集より、現在はちょっと忘れ去られた感じの記録でした。速めのテンポ設定は全曲で70分ほど、クリアな響き、解釈、音質とも評価が割れている演奏。久々の拝聴は圧巻の金管の技量、見通しのよろしい響き、音質含め、一番大好きなBruckner随一スケールの大きな構築的作品をたっぷり堪能いたしました。Brucknerに詠嘆と節回し、絶叫と熱狂を求める人にはアカン方向なのでしょう。第1楽章「Introduction: Adagio ーAllegro」低弦ピチカートから巨大なる障壁のような金管のコラール登場、そしてチェロによる主題は全編を支配してカッコ良いところ。力強く明るく、キレのある響き(19:43)第2楽章「Adagio: Sehr Langsam」速めのテンポに着々と流れていく緩徐楽章。逡巡のない金管の叫びはパワフルに開放的、濁りはない、アクセントはしっかり自己主張して力強い。(14:41)第3楽章「Scherzo: Molto Vivace (Schnell). Trio: Im Gleichen Tempo」追い込むような第1主題と、優雅なレントラーである第2主題が交互に出現して、ここも金管がパワフルなところ。スパッとして気持ちの良い演奏と感じます。(13:45)第4楽章「Finale: Adagio- Allegro Moderato」第1楽章が回帰して万感胸に迫るところも、意外とさっぱり仕上げ。第3主題は第1主題を元にして力強く、金管コラールは荘厳、決然とカッコよいフーガは細身に鋭い響き、どろどろとした重量級サウンドに非ず、すっきりクリアなままテンポ・アップして爽快にフィナーレを迎えました。これを軽量と嫌う方もいらっしゃることでしょう。いえいえ凄い金管のキレでっせ。(22:22)

DG DVD音源Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜レナード・バーンスタイン/ロンドン交響楽団/エディンバラ音楽祭合唱団/シーラ・アームストロング(s)/ジャネット・ベーカー(ms)(1973年ライヴ)・・・ニューヨーク・フィルとの1987年ライヴ再録音は感銘深い圧巻の完成度!こちらたしかSONYからもCD化されていたライヴ、これはDGより映像化された音源がネットに出現したもの。昔から音質いまいち鮮度を欠く記憶がありました。どうもバーンスタインとロンドン交響楽団との組み合わせは評判がよろしくなくて、激しく力強い第1楽章「Allegro maestoso(まじめで荘厳な表現で一貫して)」はオーケストラと息が合っていない、ムリムリ強引な雰囲気が感じられました。第3楽章「Scherzo: In ruhig fliesender Bewegung(静かに流れるような動きで)」は3/8拍子にリズミカル、「角笛」の歌曲「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」と同じもの、それ以降は彼の熱狂的な入れ込みがオーケストラに浸透して第5楽章「Im Tempo des Scherzos(スケルツォのテンポで、荒野を進むように)」は感動的なスケールに至りました。25:36-12:35-11:21-7:19-34:42。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は好天、祝日である本日も佳き天気が続いて気温も上がるそうです。残念ながら引退身分である自分は毎日祝日みたいなもの、特別感はありません。朝一番しっかり市立体育館トレーニングルームに鍛えて筋トレ+有酸素運動トレッドミル15分もこなして体調は改善傾向、10分間6km/hでウォーキングしても心拍数は123程度、ラスト5分は8km/hに150くらいまでしっかり上げておきました。昼夜とフツウの食事をして今朝は68kg▲300g危険水域継続中、ムリして減量は狙っていないけれど、増傾向は避けたいもの。LINEのやり取りがあって、悪友爺と明日酒席決定。上の孫の誕生日が接近して、ご希望のトイカメラを手配しておきました。3歳で使えるんでしょうか。

「免疫力」はデタラメである…現役医師が「健康に気をつける必要はない」「健康情報を集めるな」と説くワケ〜いかにもネット記事っぽい言い回し題名がハナにつくけれど、内容には一理ありました。極端な題名だけど、たしかに「免疫力」とか「自律神経」というのは定義があいまいなのでしょう。だからその対策(サプリとか)無意味だという結論に至る・・・けれど「健康に気をつける必要はない」というのは言い過ぎ、健康には気を付けるのは当たり前。塩分も健康に関係ないという説もどこかにありました。定期的な運動をすること、微妙な旨味もわからんようなダダ辛いのは避けるとか、意識して食物繊維を摂って出すものは出すとか、それは健康のために大切な行為だとおもいます。

くっそ高い健康食品は神話信心、気持ちの世界ですから。経済的に余裕のある人のためでしょう。自分には縁はありません。グラノーラ+オートミール混合に黄な粉といっしょに、毎朝粉末青汁(一番安い、なんの草かアヤシイもの)は毎朝喫しております。これで辛くもなんとか体調を維持しているのでしょうか。

Hayperion  CDA663365Satie パラード/ジムノペディ(Debussy編)/メルキュール(Mercure)/グノシェンス/本日休演〜ローランド・コープ/新ロンドン管弦楽団(1989年)・・・自分は偶然にかなり以前より聴いていた音源だけど、現在入手困難っぽい、演奏者情報詳細もなかなか出現しません。指揮者もオーケストラもようわかんけど、けっこう上手い。音質も上々です。売れんやろなぁ、こんな演目、ジムノペディの第2番、グノシェンスはRoland Corp編なんだそう。起承転結劇的盛り上がりサビのない淡々とした連続は”家具の音楽”と呼ぶんだそう。BeeやんやBrahms辺りがっちり立派な音楽を続けていていたら、妙にこんなぼんやりとした音楽が聴きたくなるもの。著名なジムノペディには静謐な官能がありますよ。Satieの個性はピアノ・ソロのほうがデリケートなニュアンスが伝わりやすいと感じます。

髪がふさふさの頃のエッシェンバッハBruckner 交響曲第6番イ長調〜クリストフ・エッシェンバッハ/hr交響楽団(2016年Rheingau Musik Festival-Live)・・・全60:10(かなり長い楽章間含む)残響豊かなライヴ。Bruckner作品中、比較的苦手として拝聴機会が少なかったもの。これは二管編成なのですね。Christoph Eschenbachも80歳超えたのか(1940ー独逸/写真は若くて髪がふさふさの頃)彼はこの作品を得意としてあちこち、数多くのライヴ音源が拾えます。じっくり腰を据えて遅めのテンポは感動的に巨大深淵、作品そのものを見直しました。第1楽章「Maestoso」冒頭の付点リズムは落ち着いて、堂々たる風情にホルンが圧巻の迫力、エッシェンバッハは作品に対する自信と落ち着き、余裕を感じさせるもの。第2楽章「Adagio.Sehr feierlich」(きわめて荘重に)ここはこんなに美しい旋律でしたっけ?デリケートなオーボエに弦が絡んで極限に呼吸深く、密やかに静謐。第7番第2楽章「Adagio」に匹敵しますよ。第3楽章「Scherzo.Nicht schnell − Trio.Langsam」ずんずんと力強い歩みのスケルツォ。深刻に厚みのある劇的な風情が続きます。中間部は渋いホルンの叫び(これが圧巻!)木管が第5番の主題に呼応します。第4楽章「Finale.Bewegt,doch nicht zu schnell(動きを持って。しかし速すぎないように)」は流麗に不安な開始、やがて金管が闊達に叫びだして圧巻のラッシュはカッコ良い。「トリスタン」の主題もあちこち顔を出して、慌てず弦は悠々と歌って美しい。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝は好天、気温も上がるそう。昨日は雨の中野菜中心にずっしりリュックに詰めての買い物は往復3km、それ以外はほとんど居眠りして過ごしたのは体調不良、咽が微妙に痛むから風邪気味なのでしょう。昼夜とフツウの食事、かっぱエビせん海苔塩を喰った自覚はあるけれど、今朝68.3kg+300g危険水域更新というのは得心が行きません。わずか数日で1kg近く増える要因やらロジックがわからない。これよりいつもの市立体育館トレーニングルームへ鍛えます。

前居住地の街にジブリパークとやらオープン、なかなかの人気のようです。万博とかテーマパークには昔からあまり興味はないんです。わざわざ人ごみに突入する意欲は沸きません。昨日11月1日より電気料金先頭にまたまた種々値上げラッシュとのこと。困ったものです。スニーカーはナイキ。一年間ほぼ毎日使ってきました。非ブランド品を溺愛する自分としては稀有に珍しいこと、じつは昨年11月に使いさしをいただいたもの。さすが一流品、なかなかの履き心地だけどさすがに靴底も減って側も草臥れてきました。きっと自分が狙う価格イメージの10倍はするのでしょう(安い)運動靴の在庫は数足あるので、先月10月を以てありがたく卒業、廃棄いたしました。ほんま服装やオシャレ関係には興味も縁も、こだわりもない人生でしたよ。

 EMI CMS 7 62545 2Faure ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調/第2番ホ短調/子守歌 ニ長調/ロマンス 変ロ長調/アンダンテ 変ロ長調/演奏会用小品(オーギュスタン・デユメイ(v)/ジャン=フィリップ・コラール(p))/シシリエンヌ ト長調/エレジー ハ短調(フレデリック・ロデオン(vc)/ジャン=フィリップ・コラール(p))(1976-78年)・・・ト長調ソナタは夢見るように優しい旋律と華やかなヴァイオリン、もう50年ほど前の録音だけど、しっとり美しい音楽を堪能いたしました。Augustin Dumay(1949ー仏蘭西)も未だ20歳代、気品ある美音を誇ってJean-Philippe Collard(1948ー仏蘭西)も同世代、デリケートなテイストの共演でした。Frederic Lodeon(1952年ー仏蘭西)はちょっぴり若い。いずれ仏蘭西を代表する正統派でしょう。42年後に作曲されたホ短調ソナタは甘美に切ない、そっと囁くような後ろ向きに落ち着いた旋律。その魅力は前作に負けぬ落ち着いた風情でした。デュメイの中音域は魅惑。暖かくも懐かしさ溢れる「子守歌」、晴れやかな「ロマンス」、儚く短い「小品」・・・いずれも絶品です。だれでも知っている「シシリエンヌ」はもの哀しくも切ない風情、「エレジー」も切なさ押し寄せて、ラストは激高して終了します。ロデオンのチェロは雄弁に非ず親密な風情でした。

Virgin Classics7243 5 61943 2 8Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調/第5番ハ短調〜ロジャー・ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ(1986-88年)・・・良いですね、さっぱりとしたフレージングに古楽器サウンドは粗野に素朴、大柄大仰にならぬ親密軽快な響きは30年以上経っても新鮮そのもの。重厚長大後期浪漫の分厚い響きを好む方はムリやろなぁ、この方向性、薄さ軽さ。自分も初めて聴いた時は、なんやスカみたいと感じたもの。変ロ長調交響曲最終楽章の快速も見事なアンサンブルに難なく乗り切って、味わいたっぷりな躍動。10:50-7:50-5:35-6:38。ハ短調交響曲はこのタイミングでも提示部繰り返し、終楽章もちゃんと繰り返して、やんちゃに平べったいホルン浮き立って迫力最高。威圧感のない親し気な風情に、終楽章導入のティンパニがやたらと目立って、のりのりの推進力でした。6:33-8:48-7:40-10:42。


2022年11月某日/隠居生活初心者入門の日々

11月の始まりは冷たい雨模様。洗濯物は室内干し、野菜が切れているので買い物にも出掛けなければいけません。昨夜はハロウィンとやら、今朝のニュースを眺めると(お仕事会議のために幾度通った)渋谷は凄い人並み、少子高齢化人口減が進む日本にもたくさんの若者が存在することに驚き、事故もなくてなによりでした。昨日は朝一番に洗濯、市立体育館はいつもの流れ、筋トレ8種いつも通りこなしたところで体調やや不良を自覚、有酸素運動を省略して終了。ま、自宅より往復4kmもウォーキングも充分な鍛錬でしょう。スマホを忘れて、トレーニング記録はありません。そのままIWASAKI@980カットの店へ。

ちょうどヘアカラー・タイムサービスの時間に当たって小一時間待たされました。70歳絡みの爺さんは残り少ない髪を青く染めてオシャレ、おそらくは自営の店をたたんで週幾度かのパートに出ているのでしょう。なかなかの腕に短くスッキリ刈ってくださいました。あとはぐったり居眠りして過ごして、いつもの膨大に貯めた音源ファイルの点検整理、体重は68kg+600gいきなりの危険水域11月スタートでした。体調よろしくないとこうなんだよね。

ネットに料理を検索したら常識破りレシピに行き当たりました。350ccのダシに味噌を解いて煮立たせたら(量目は玉ねぎによる/今回は大さじ3)豚肉を投入(これも量目はお好みで適当)色が変わったら、玉ねぎ(在庫は1.5玉)串切り、豆腐は切れていたので彩りにニンジン少々、10分強火+5分弱火に煮込んで火を切って更に余熱を・・・味噌は煮込んじゃいけない、豚肉はアクを取る〜そんなのは一切無視、玉ねぎ豚肉は溶けあって女房殿絶賛!豚汁風濃厚マイルドな料理ができあがって驚きました。

大手チェーン店に中古CD買い取り停止のニュース。ついにこの媒体の社会的寿命は近いようです。見切り判断を早めにつけて正解でした。

CBSのLPR.Strauss 歌劇「サロメ」より「七つのヴェールの踊り」(1959年)/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(1963年)/交響詩「ドン・ファン」(1965年)〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック・・・バーンスタインのニューヨーク時代の演奏会記録を眺めたことがあって、記憶に間違いがなければ演目を、その流れそのまま録音を進めたようです。欧州時代はほとんどライヴ収録(複数の編集)に至ったことをみてもわかるように、セッション録音も入念な準備に非ず、勢いで一気に押し切った感じ、時にアンサンブルはかなり荒れておりました。このR.Straussも作品ごとに音質水準が違って、これは一連の録音にみられること、新しければ状態がよろしくなる、そんな風でもありません。どれも熱気に充ちて燃えるような迫力、「サロメ」はオンマイクに音は割れ気味だけどリアル、「ティル」はやや音像が遠いけどまずまずのバランス、賑やかなにアツい演奏でした。「ドン・ファン」はちょっぴり鮮度を欠く感じ、それにしても前のめりに落ち着かぬ推進力は、なかなか他では見られぬ個性でしょう。オーケストラは明るく元気、ニューヨーク・フィルの迫力ももなかなかだけど、独欧系の深々と響き渡るホルンを懐かしく思い出しました。10:08-14:59-17:00。

Vanguard VSL11041Ives 交響曲第3番「キャンプの集い」/第4番/ハロウィン〜ハロルド・ファーバーマン/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/アンブロジアン・シンガーズ・・・Harold Farberman(1929ー2018亜米利加)にこんな録音させるVanguardも根性入ってますよ。オーケストラの名称から1960年代の録音と類推(LP発売は1968年)聴いているようであまり聴いていないCharles Ives(1874ー1954亜米利加)交響曲第3番は管楽器ほぼ一本ずつの小編成(1901-4年/初演は1946年)。第1楽章「なつかしき仲間の集い Old Folks Gatherin’(Andante Maestoso)(8:41)/第2楽章「こどもたちの日 Children’s Day(Allegro)(7:09)/第3楽章「コンムニオン Communion(Largo)(7:16)題名は付いているけれど標題音楽ではない、讃美歌の引用が多いそう。「アイヴスの楽譜は実際の演奏を想定していないため、ほとんどすべてに矛盾があり、そのまま演奏できない」とのこと(Wikiより)。保守的穏健な作風に荘厳な風情が漂います。

交響曲第4番(1946年)は巨大な編成(フルート3本だから3管?+さらにピッコロ2本はどう云ったら良いのか)+ピアノ連弾に種々多種多様な打楽器に合唱迄加わって、テルミン(作曲者の指示はエーテル・オルガン?ってなんですか)なんかハードにごちゃごちゃの響き。はっきり云って一度や二度聴いたくらいでは歯が立たぬ代物。初演はストコフスキー(1965年)

第1楽章 「Prelude. Maestoso」(3:13) 第2楽章「Comedy. Allegretto - Largo - Allegro」(13:05)(ここは二人の指揮者が必要とのことーWikiより)第3楽章 Fugue. Andante Moderatoのフーガは弦楽合奏中心、ここは感動的に深淵荘厳、まるでMahlerみたい。(9:10)第4楽章「Finale. Largo maestoso」は重苦しくも静謐な狂騒に荘厳な声楽が加わって、なんとも云えぬ妙な感慨有。(9:18)「ハロウィン」はわずか3:14。題名とは打って変わって怪奇に破壊的な作品でした。演奏云々は作品に馴染んでいないのでようわかりません。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
▲To Top Page.▲