2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
10月もとうとうラストの日を迎える月曜は、昨日も今朝も秋晴れ。初老夫婦はハロウィンに縁はありません。ソウルではタイヘンな圧死事故が起こったそう。若い人が亡くなるのはいっそう残念に哀しいものです。
洗濯しただけ、このままではゴロゴロして一日を終えそうだったので昼から市立体育館へ短時間、筋トレほんの4種+トレッドミル6km/h ウォーキングで15分。毎日の筋トレはよろしくないらしいけれど、自分のトレーニング負荷は知れているし、体調さえよろしかったら気分はしゃきっとするもの。有り余る時間に音楽を聴いて、どれを取り出しても印象いまいちなこともあります。巡り合わせだろうけど昨日がちょうどそんな日でした。今朝の体重は67.4kg▲100g、体調改善すれば体重は減少傾向となります。本日はぼさぼさになった髪をすっきりカットしたい。
婆さん独り暮らしの電気+ガス代がやたらと高い。エアコンは夏場は23度C(冷やし過ぎだよ!)設定だったらしいから仕方がないけど、比較的新しいもの。風呂は介護者がいないと入れないから、ガスはさほどに使わないはず。犯人は古い、旧型大きな冷蔵庫と類推しております。我が家のは昨年20年選手のが水漏れしてアウト、価格と消費電力のみ注目してマイナーメーカーのを注文、冷蔵収納が小さく、当初女房殿は不満だったけれど、それは慣れたみたい。冷凍収納が大きく、かちんかちんによう凍ります。なにより消費電力は激減しました。
高齢独り暮らし婆さんに背の届ぬような高い冷凍室は不要、冷蔵室も奥から在庫発見発掘が相次いでいるそう(→消化できぬものはわが家へ移動)。小さくてECOなのに交換するするよう説得お願いしておきました。安いの探して、それくらい買ってあげますよ。
Chopn ピアノ協奏曲第1番ホ短調/アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ(管弦楽伴奏版)〜ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(p)/ヴァーツラフ・スメターチェク/チェコ・フィル(1955年)・・・音質はまずまず良心的なモノラル、演奏は絶品!自然に上品な揺れ、沸き立つ詩情、Halina Czerny-Stefanska(1922ー2001波蘭)は作品への情愛を感じさせて、スメータチェクの伴奏も盤石でしょう。19:24-9:38-9:49。いつもなら管弦楽伴奏は余分と感じる”アン・スピ”、Chopin中一番のお気に入り作品も夢見るように美しい。スケール大きなポロネーズのリズム感も優雅そのもの。5:14-9:36。更にマズルカ嬰ハ短調 作品6-2/イ短調 作品17-4/嬰ハ短調 作品63-3/イ短調 作品67-4/ハ長調 作品68-1/イ短調 作品68-2(1953年)も収録されて、このリズム感にもなんとも云えぬローカル風情有。音質はちょっと落ちました
Beethoven 交響曲第7番ニ長調〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団(1953年)・・・2019年9月来の再聴。第1楽章「Poco sostenut,Vivace」から常識的に落ち着いたテンポに繰り返しなし、かつてあまりよろしい印象を得なかった演奏は颯爽としてデリケート、軽快な躍動感熱気に充ちたもの。未だ19世紀生まれの巨匠世代が存命であった時代に、モダーンに細部解像度の高いすっきり演奏であります。とくに終楽章「Allegro con brio」ノリノリの力強い推進力と白熱、いや増すテンポ・アップに圧倒されました。オーケストラは極めて優秀、1952年に音楽監督に就任してわずか1年、ここまでの集中力アンサンブルに仕上げた技量に驚かされました。ここ最近拝聴した最高のBeeやんでっせ。音質は期待のMercury水準には届かない。1230-803-827-632
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日土曜の朝は秋晴れ、洗濯と【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新を済ませて、いつもの市立体育館へ。足腰どこにも痛みもなくしっかり筋トレ+ステアマスター15分に鍛えて、久々に体調の快復を自覚いたしました。女房殿も大丈夫、昼から某ボランティアに顔を出しておりました。
夕方、今週なぜか不味いもの連続に出会ったことを悔いて梅田に出掛けることを決意、コミュニティバスのタイミングが合わずしっかり2km最寄りの駅迄歩きました。先日映画を見たときに偶然見つけた下着と靴下が安い店に行きたいとの女房殿の希望もありました。いつもよりちょっぴり時間が遅れて、本格的に混み合う直前に前回の店に突入、そこはお魚がおいしくてお酒も良心的、高級ブランド酒に金額を稼ぐこともない潔いところ。たっぷり料理や寿司を堪能して充分激安。帰宅は7時過ぎ、マロンの入ったシュークリームを入手して+まともな珈琲豆を挽いて喫したもの。自分のダイエットは夕食を早めて、朝食迄空腹期間をたっぷり取ることが基本、その掟を破って体重増を覚悟したものです。
結果76.5kg▲400gは意外な成果。健康体調良好の前提あって初めて、おいしいものがいただけるもの。連続して軽く鍛錬を検討しましょう。
マンション管理会社の撤退の記事が出ておりました。もともとマンション管理人の賃金は異様に低いとの話題(書籍も有)が出ていたけれど、マンションの老朽化や空き部屋が増えるのも時の流れ、手間暇経費が嵩むようになって、管理組合は名前ばかり、管理会社に丸投げして、採算が取れなくなったから撤退、その対応後始末に四苦八苦・・・といった流れらしい。
これから建築40−50年のマンションはあちこち傷んでくるだろうし、場所によっては空き家虫食い状態に至るのは一軒家と同様。新たに受けてくださる管理会社もそうカンタンにみつからず、自主管理もタイヘンみたい。放置自転車やらバイクが残って、これは転居され出ていった方が処分費用をケチったから。これは我らがUR賃貸でも同じこと。但し、こちら運営会社がちゃんと処理して、あちこち傷んだところも定期的にメンテして、間取りは時代的に古臭いけれど、転居時には内容ピカピカに改装されておりました。高齢化が進んだらなかなか貸して下さるところはないそうだけど、持ち家か賃貸か、その判断はなかなか難しい。ちゃんとした便利な立地に、ずっと住み続けるのだったら持ち家もよろしいかも。ウチは引退後の生活ダウンサイジングに成功したかもしれません。
Elgar エニグマ変奏曲/弦楽セレナード ホ短調 /演奏会用序曲「コケイン」/朝の歌/エニグマ変奏曲より原典版フィナーレ〜マーク・エルダー/ハレ管弦楽団(2002年)・・・Mark Elder(1947ー英国)円熟の表現は圧巻!オーケストラーストラの厚み、豊かに瑞々しい残響、心行くまで英国の美しい憂愁を堪能いたしました。しっとり優しく、ある時はパワフルに爆発して「エニグマ」は貫禄充分、どこにもムリムリな表現は見られないもの、オリジナルのフィナーレも初めて堪能いたしました(ド・シロウトにはビミョーに違う?・・・程度の残念な理解)。このオーケストラはほんまに上手くなりました。「コケイン」はElgar作品中もっともお気に入り、これはパリのアメリカ人ならぬ、”ロンドンのイギリス人”でしょう、しっとり落ち着きと含羞、夕暮れの情景が懐かしく広がります。
Vivaldi オーボエ協奏曲集/イ短調/ハ長調/ニ長調/ニ短調/ヘ長調/変ロ長調/ハ長調〜ハン・デ・ヴリース(ob)/イ・ソリスティ・ザグレブ((p)1979)・・・Han de Vries(1941-阿蘭陀)は名手ホーコン・ストーティンに学んでやはりコンセルトヘボウの首席を務めた名手。これは脂の乗り切った若い頃の録音、スムースな技巧に柔らかい明るい響き、その昔アントニオ・ヤニグロが懐かしい室内管弦楽もしっとり優雅なモダーン楽器の響きにソロを引き立てます。音質極上。オーボエ協奏曲ニ短調RV.454は作品8-9、つまり「和声と創意への試み」著名な「四季」に続く、忘れられるにはもったいない名曲集のひとつ、悲痛な緊張感に充ちておりました。他の作品も典雅に、愉悦溢れる軽妙闊達な旋律が続いて、耳に優しい平和な音楽が続きました。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
そろそろ10月も終わって微妙に寒暖差のある秋が過ぎつつあります。どーも風邪をひいたみたい、洗濯料理をしたのみ、ほとんど身動きせずに終日じっとしておりました。婆さんのところに出掛けて夕方戻った女房殿も似たような症状に夕方横になっておりました。咽にやや鈍い痛み有、そういえば加湿器を出すのを忘れて、空気の乾燥もよろしくないことでしょう。今朝の体重は67.9kg+100g高め安定中。これから”鍛えて治す!”決意にトレーニンルームに通って、体調の様子を見ましょう。
昨夜映画「南極料理人」(2009年)おそらくは10年以上ぶりの拝見。主役は堺雅人を先頭に、生瀬勝久、きたろう、古舘寛治、豊原功補などなど演技達者を揃えて抱腹絶倒エピソード連続、但し、劇的筋書き起承転結は存在しません。その「抱腹絶倒エピソード」をちょっとずつ小出しにじわじわオモロい、例えば南極訪問が夢であった同僚(宇梶剛士)がバイク事故であえなく交代するところの描き方もあっさりとしたもの、閉鎖された極地のオトコ世界、体操ビデオの女性インストラクター(懐かしい)レオダート姿にニヤニヤするスケベ心情も理解できます。料理もおいしそうで、微妙な巨大伊勢エビフライとか手打ちラーメン、分厚いステーキなど、その料理が出現する経緯もジョーダンみたいな説得力。網走の日常生活、家族との関係も極地極限の生活との対比も際立ちます。傑作!ビデオのカスタマーレビューに「ただオトコが飯喰っているだけ」ボロカス評論を見掛けたけれど(←その通り)その方は映画に何を求めていらっしゃるのか?女性受けはいかがでしょうか、女房殿は喜んでいたけれど。
Mendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」(アレクサンダー・フォン・ピターミック/南ドイツ・フィル)/交響曲第3番イ短調「スコットランド」(チェーザレ・カンティエリ/ミュンヘン交響楽団)・・・これは懐かしい駅売海賊盤?というか変名匿名演奏者による駅売り廉価盤でした。ピターミックは実在の指揮者とのこと、NHK交響楽団を指揮したこともあるそう。南ドイツ・フィル?録音用の臨時編成?散漫なサウンド、夢見るような序奏の繊細な細かい弦のパッセージは慎重、テンポ遅く、次の「スケルツォ」含めリズムのノリがよろしくない。ティンパニが微妙にリズムがずれて決まらない。「夜想曲」のホルンは頑張っているけれど、ラストの「結婚行進曲」含め、あまり上手い金管ではない・・・けれど、作品を知るうえにはこれで充分役割を果たせることでしょう。12:21-5:03-6:41-5:26-1:51。「スコットランド」は指揮者がおそらく匿名、オーケストラは実在。こちらのほうがスケールは小ぶりだけど、それなり整ったアンサンブルに、鬱蒼とした風景を感じさせます。14:11-4:26-9:39-9:57。音質は両方とも今一歩な感じ。このシリーズも20年以上前ずいぶんとお世話になって、あれはあれでひとつのブームだったんやろな、とシミジミしておりました。もう聴くこともないでしょう。
Nono 断ちきられた歌(イルゼ・ホルヴェーク(s)/ソフィー・ヴァン・サンテ(ms)/フリードリヒ・レンツ(t)/ピエール・ブーレーズ/1965年)/Dutilleux メタボール(ジョージ・セル/1966年)/Mendelssohn 交響曲第3番イ短調「スコットランド」(ブルーノ・マデルナ/1965年)〜コンセルトヘボウ管弦楽団ライヴ・・・未だ有名になる前のブーレーズはLuigi Nono(1924ー1990伊太利)によるハードに精密静謐な1955年の作、言葉の意味は分からないけれど若い人たちの死を扱った代表作なんだそう。アバドも録音しておりました。Henri Dutilleux(1916ー2013仏蘭西)の「メタボール」(1964年)も代表作でしょう。シャルル・ミュンシュを先頭にのけっこうな録音があって、緻密なセルの統率に緊張感漂う透明な世界が続きます。ラストはBruno Maderna(1920ー1973伊太利)による「スコッチ」、この人は指揮活動に熱心だった作曲家、荒涼として茫洋とした情景を予想外に滔々と歌って、優雅な浪漫香る演奏に仕上げておりました。コンセルトヘボウは魅惑の響きですよ。12:37-4:26-10:30-10:07。
Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」〜ルドルフ・アルベルト/セント・ソリ管弦楽団/イヴォンヌ・ロリオ(p)・・・Rudolf Alberth(1918ー1992独逸)による演奏はおそらくは1947年版。つなぎの小太鼓連打は省略。オーケストラの実態はパリ音楽院管弦楽団でしょう。現代のアンサンブルの水準からみると、いささかノンビリしているけれど、華やかな遊園地の喧騒の雰囲気とか管楽器の色彩とか、なかなか味わいと雰囲気のある演奏。録音は1950年代の終わり頃?ステレオだと思います。35:52。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
今朝寝相の悪さに布団がずれてしまい、寒さに目覚めました。昼は20度Cを超えて寒暖差に体調維持が難しい季節に入っております。昨日いつも通り朝一番に市立体育館へ、しっかり筋トレ8種こなしてエアロバイク15分がとてもツラい、青息吐息とはこのこと、あとは北海道黒豆を炊いたりじっとしておりました。電池切れした体重計復活、今朝の体重は67.8kg。転居してからご近所に店舗がないのですっかりご無沙汰している庶民の高級中華”餃子の王将”、2013年社長の射殺事件8年以上経って容疑者に逮捕状とのこと(別件にて服役中)まだ確定じゃないかもしれないけれど、執念の捜査継続でしたね。ネット記事書き込みを拝見すると、故人は腰の低い、自ら率先して掃除されるような方だったらしい。
医師・万波誠さん逝去、享年81歳。病気腎移植を推進して2006年、世間やマスコミからさんざん叩かれた人。じつは患者の痛みにリアルに寄り添った名医だったことは少し後に知りました。(たしかNHK?ドキュメンタリー番組があった)やがてそれは先進医療として認められたとのこと。批判した当時の医療界の当事者、マスコミは謝罪したんでしょうか。残念。
一昨日の公開リハーサルを拝聴して、耳がすっかりSchumannになりました。生体験は劇的でっせ。
Schumann 交響曲第2番ハ長調〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団(1955年)・・・この辺りからようやくのステレオ録音、音質は期待ほどじゃないけれど充分な解像度でしょう。優秀なオーケストラのアンサンブル、快速テンポによる飾りの少ない爽快剛直立派なな演奏。もともと苦手系浪漫派交響曲中意外とお気に入りだったのは、FMから流れたエーリヒ・ラインスドルフ/ウィーン・フィルのライヴを若い頃に聴いて感銘を受けたせいでした。10:25-6:33-9:29-7:31。ところが次のを続けて聴いて(申し訳ないけど)こちらの印象は吹っ飛んでしまいました・・・
Schumann 交響曲第2番ハ長調〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1956年)・・・快速のテンポに骨太、燃えるような勢いも一気呵成、疾走する力強いカッコ良い演奏。音質も記憶よりずっとよろしい感じ(ステレオ)。第1楽章「Sostenuto assai - Allegro ma non troppo」の目覚めは、あっという間に全力疾走!第2楽章「Scherzo. Allegro vivace」不安なはずのスケルツォにもなんの逡巡もなく突っ走って、テンポの揺れも最低限。いや増すラストの追い込みに息もつかせぬほど。第3楽章「Adagio espressivo」は滔々と流れるようにこの速さに違和感はありません。第4楽章「Allegro molto vivace」の躍動感、圧巻のラッシュ、迷いのない力強い歩みにオーケストラとの信頼関係を見ました。テンポは速くても、焦りは感じさせぬ貫禄有。手に汗握って、ウキウキと胸を高鳴らせてラストのティンパニを拝聴いたしました。9:00-6:28-7:04-8:04。
Schumann 交響曲第1番 変ロ長調「春」/第4番ニ短調(初稿)〜デレク・ソロモンズ/オーセンティック管弦楽団(1989年)・・・苦手系作品だから久々の拝聴。Derek SolomonsはかつてHaydnの古楽器演奏録音などかなり意欲的に進めていたけれど、現在はネットに詳細情報も検索できません。これは古楽器によるSchumann録音の先駆をなすもの、全体に速めのテンポ、軽く粗野に素朴な響きが魅惑、この時期にして技術的な不満もない完成度でしょう。明るく闊達に前向きに元気な「春」(11:45-7:14-5:35-9:12)陰影深いニ短調もなかなかの劇的(8:05-4:26-6:28-5:55)「初稿」らしいけどどこがどーやら?状態、金管は朗々としてちょいと間の抜けたような音色、デリケートに薄めの響きも個性的でしょう。現在入手困難音源。NMLからもリストは消えております。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
秋の好天続き。10月は意外とおとなしかったけれど、またまた台風発生、11月の声とともに日本に接近する可能性もあるとのこと。自分の住所登録ミスでいったんキャンセルとなったSmart ICOCAの再手配、ようやく自宅に届きました。3年ぶりの生演奏体験に、大東市にもけっこうなClassic Musicファンがいることに感激、そんなことを女房殿に報告したら「タダやからな」と一刀両断、身も蓋もない。
平成レトロと云うのがブームなんだそう。自分は日常元号しか使わないのでちょっとピンとこないけれど、平成がレトロなら、われら昭和はどうなるのか。例えばサザン・オールスターズだってとうに還暦越え、ユーミンもぼちぼち70歳に接近、自分よりちょっぴり上ですもんね。聖子ちゃんも懐メロになるんでしょうか、自分の感覚だとド演歌なんやけどな、その辺りは趣味・守備範囲じゃありません。若い頃は両親世代が懐かしむのを嗤っておりましたっけ。体感一世代回りました。
今朝、体重計電池切れ、もう一台あるんやけど、それは高めに出るので避けております(←気持ちの問題)。本日、体育館帰りに買ってきましょう。類推としては67.9kg現状維持?明日の朝一番定例計量の推移に注目いたしましょう。(市立体育館トレーニング終了後午前中参考記録67.7kg)
Mozart 交響曲第1番 変ホ長調K.16/行け、怒りにかられて K. 21/レチタティーヴォとアリア「務めが私を強いる今こそ/ジギスムントの事跡はかくも偉大にして」 K. 36/アリア 「もし運命が解き明かすなら」 K. 209/アリア 「従いかしこみて」 K. 210/レチタティーヴォとアリア 「もし私の唇を信じないのなら」 K. 295/アリア 「クラリーチェは私のいとしの妻になるはず」 K. 256(ザムエル・チュンド(b))/ディヴェルティメント ヘ長調 K. 138/アリア 「お願い、私の苦しみの理由を聞かないで」 K. 420/レチタティーヴォ 「哀れな者よ、おお夢よ目覚めよ」とアリア 「まわりにそよぐ微風」 K. 431〜ミヒ・ガイック/オルフェオ・バロック・オーケストラ/クリストフ・プレガルディエン (t)(2001年 )・・・Christoph Pregardien(1956ー独逸)はたいへんな人気なんだとか。Bachの受難曲に於ける福音史家には必須の人でしょう。旬の古楽器アンサンブルに支えられて、明朗に軽妙、モダーンに知的に浮き立つようなな歌唱を繰り広げております。颯爽なカッコよい美声、声楽作品には疎いので各々意味合い、経緯の作品なのかは知らないけれど、我らがMozartに駄作なし。著名な最初の交響曲やディヴェルティメントはもちろん、K. 209のフルートとの掛け合いは、可憐な響きが美しいもの。K.256の早口なバスとの掛け合いは超絶技巧でしょう。冒頭に最初の交響曲、途中に愉悦に充ちたディヴェルティメントを配置(とてもにぎやか!)しっとりとした古楽器アンサンブルも味わい深いもの。
Haydn 交響曲第60番ハ長調「うかつ者」〜ジャン・マルティノン/シカゴ交響楽団(1965年ライヴ)・・・珍しいマルティノンの音源をネットより入手して、思わぬ良好な音質。闊達に大柄な表現厚みのあるサウンドは予想通り。作品そのものがなかなか変化に富んでオモロいと気づきました。劇付随音楽「Il distratto(うかつ者)」より抜き出した自在多彩な6楽章制、第1楽章「Adagio - Allegro di molto」(5:24)第2楽章「Andante」(6:51)第3楽章「Minuet - Trio」(3:53)第4楽章「Presto」(2:19)第5楽章「Adagio」(4:10)第6楽章「Finale. Prestissimo」(1:39)はいかにも劇の筋書きに沿ったものでしょう。作品再確認のためにメルツェンドルファー全集を取り出したら、なんと!終楽章が抜けていることに愕然。楽章ごとの通し番号は合っているから、ほんまに抜けているみたい。
R.Strauss 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/交響詩「ドン・ファン」/交響詩「死と変容」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1957年)・・・前回拝聴は2021年2月。
各パートのバランス配慮、溶け合ったサウンドということもあるのか、やや堅苦しく、音質含めヴェリ・ベストに至らぬと感じる・・・
・・・とは辛口印象。たしかに音質は今一歩やや濁り有、1957年だから仕方がない。アンサンブルは圧巻の厳しい集中力、テンションの高いもの、クリーヴランド管弦楽団の力量は圧巻、これで文句あるのかよ、的演奏ですよ。「ドン・ファン」は息苦しいほどのハイ・テンション。それゆえ静謐な「死と変容」始まりが一番安心しました。ま、途中の急激な一撃以降、ド迫力怒涛の進撃金管爆発は凄いんもんですけど。そして黄昏て輝かしいフィナーレは感動的。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
もうじき11月、昼間さておき、ぼちぼち暖房が必要な時期に至りました。ま、停電続く烏克蘭の冬に比べれば屁みたいなものですよ。せっかくの漢方薬処方も痰の絡みが続いて、なかなか夜熟睡ができません。昨日体育館にしっかり筋トレ8種+トレッドミル15分こなして(心拍数も正常)食事もそれなり抑制したつもりでも今朝の体重は67.9kg+100g危険水域間近、体調はよろしいとは云えません。なんかガッカリ。なぜ体重は減らなくなったのか。それとも一日遅れの残念なラーメンの呪いかも。
「謝礼」袋の崩し字が「謝れ」に見える・・・そんなしょうもないネット記事に大笑いしました。そういえば30年ほど前、自分の直接の担当じゃなかったけれど、商品開発にかかわって、できあがった菓子包材「うにあられ」商品名の崩し字が「うん〇あられ」に見える・・・「に」を崩し過ぎて左右に離れたのですね。そんなことを懐かしく思い出しました。「すぐ貯金を下ろせ」とのネット記事題名有。内容を確認すると現金で持っているとインフレで貨幣価値が下がっていくとのこと。ローンを抱えている人は先に入手した価値が相対的に上がる、国の借金は減るとか、そりゃそうでしょう。でも、投資して必ず儲かりますか?ド・シロウトがそうカンタンに一攫千金できるものでしょうか。底の浅い記事でっせ。
本日夕方はご近所のホールにて大阪交響楽団の公開リハーサル。コロナ以来の生演奏に行ってまいります。
Sibelius 交響曲第1番ホ短調/第4番イ短調〜オッコ・カム/ラハティ交響楽団(2012年)・・・BISは優秀録音だから、おそらく我が家の安物オーディオとの相性がよろしくないのかも。劇的な第1番はパワフルに非ず細身のサウンド、かなり入れ込んでアツく突っ走って嘆いても、クール詠嘆に粘ることを知らぬ清涼サウンド(第4楽章「Andante - Allegro molto」辺り、とくに)。10:48-9:22-5:35-13:02。第4番は絶望的な暗さ、静けさ、あきらめの境地、遅い第1楽章「Tempo molto moderato, quasi adagio」。第2楽章「Allegro molto vivace」の儚い優しさ、自在なテンポの揺れ。第3楽章「Il tempo largo」は再びの出口のない重苦しい静寂は絶望的に足取り重い行進のよう、いつ終わるとも知れない。終楽章「Allegro」は予想外に速めのテンポに雄弁、うねりさえ感じさせる勢い・・・そして唐突に消えるように終了する11:25-4:57-11:54-10:21。ヴェテランの表現は入念かつ個性的でした。
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団(1961年)・・・20世紀中なかなかCDが安くならなかったBruno Walter(1876-1962独逸)の良好なステレオ録音も、ほとんど自在にネットより拝聴できるようになりました。亜米利加西海岸録音用のオーケストラとは云え、この世代の巨匠が状態のよろしい録音を多く残してくださったことに感謝したいと思います。これが自分のMahlerとの出会い、おそらくは12歳、幾十年ぶりの拝聴でしょうか。第1楽章提示部繰り返しなし、オーケストラの響きはとても明るく立派なアンサンブル、仕上げは入念にしっとりていねい、穏健に豊満に、青春の胸の痛みをたっぷり歌ってくださいます。音質も極上・・・なのに、かつての夢見るような感銘は蘇らず、陰影に足りぬ平和な演奏と感じるのも罰当たり。これが時代の変遷なのでしょうか。それとも聴き手の感性の摩耗か。13:23-6:50-11:25-20:25。
Albeniz 組曲「イベリア」(Arbos編/5曲)/de Falla バレエ音楽「三角帽子」(全曲)〜ヤン・パスカル・トルトゥリエ/フィルハーモニア管弦楽団/ジル・ゴメス(s)(1990年)・・・これは現在では入手困難な音源。収録作品組み合わせも配慮あるものでしょう。仏蘭西の指揮者が英国のオーケストラを率いて西班牙音楽というのも一興。闊達にリズミカルな作品であり、バランスよろしい演奏、フィルハーモニア管弦楽団の技量にも問題はないけれど、いまひとつの情熱、泥臭さ?が欲しいところ。作品にあまり馴染んでいない印象かも知れません。32:47-38:42。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
日々深まる秋の風情、気温の低下。瀬戸際大臣辞任とか、残念やなぁ、とことん役職にしがみついて袋叩きに遭ってほしかった。人生とは些細な失敗の連続なのでしょう・・・これは自分のこと。
昨日朝一番に洗濯済ませてハーローワークへ。今回が訪問ラスト、未だICOCAが届かないので、女房殿のを借りました。都度チャージが面倒くさいからSmart ICOCAにしたのに、やはりチャージが必要?じつはPITAPAとのカンチガイ、JRの駅でチャージするときにカード決済されるだけ、ちょっぴり失敗したかも。じっくりハローワーク最寄り駅辺りの風景とか生活する人々、個人商店、居酒屋のようすを見納めておきました。もう行く機会もないと思います。
早々に手続きは終えて、さらに帰り乗り換え途中に京橋の呑み屋街を視察、月曜朝10時から呑んでいる怪しいオジサン達もなかなか猛者でっせ。よさげな魚の店を発見、そのうち行ってみましょう。時間つぶしは眼科の定期健診の時間調整のため、これは結果問題なし。ふだんは混んでいる医院もスムースに検査終了したらちょうど昼前、そこより至近、駅前の小さな定食屋のラーメンがネットに話題になっていたのを思い出したのも運の尽き、一番客として突入。この店は数十年前より存在は知っておりました。そして出てきたラーメンは・・・残念!中細麺に腰はなく、ぷりぷり感も足りない。醤油味ベースのスープにダシ感が足らず塩分も強過ぎ、血圧は10くらい上がりそう。こんな不味いのは数年ぶり、600円ドブに捨てました。ま、人生トライしてあかんかった、そんな経験も大切でしょう・・・自分を慰めたい。
壱萬歩超え重い足を引きずって帰宅したら、朝一番に仕込んだはずのヨーグルトメーカーはスイッチ入れ忘れて6時間ムダ。これは天中殺?この程度で済めば未だ人生マシか、がっかり疲れ果てて贅沢銭湯の電気風呂を目指しました。例のもんもんさんはお二人、この辺りには多いのか、女房殿が出てくる迄女性週刊誌を眺めていたら、志村けんご存命中、嵐も未だ解散前のもの。それでもさほど内容に違和感はありません。帰りスーパーに寄って弁当を安易に夕食としたものです。今朝の体重は67.8kg辛くも現状維持、激不味ラーメンが恨めしい。女房殿もインフルエンザ・ワクチン接種を済ませたそう。
Wagner 歌劇「ローエングリン」第1幕への全曲/第3幕への前奏曲/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲/歌劇「タンホイザー」序曲/楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団(1953年)・・・これも旧モノラル録音、全部ステレオ再録音があったのかどうかは未確認。いつも通りやや速めのテンポ、引き締まったアンサンブルは軽快にすっきり颯爽、痺れるようにカッコよいパワフル演奏です。静謐な第1幕、躍動する第3幕への前奏曲もパワフルな「ローエングリン」、堂々たる構えの「マイスタージンガー」と「タンホイザー」、そして金管が疾走する「騎行」、この人はオペラ畑の出身ではないと思うけれど、熱気に充ちたドラマを感じさせるもの。オーケストラのアンサンブルはみごとな完成度。8:04-2:50-9:13-13:23-5:10。
Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調/交響曲第4番ホ短調〜コンスタンティン・リフシッツ(p)/ディードリヒ・フィッシャー=ディースカウ/ベルリン交響楽団(2002年ライヴ)・・・不世出のバリトン歌手であるDietrich Fischer-Dieskau(1925ー2012独逸)は晩年指揮に手を染めておりました。オーケストラの響きがジミなのはBrahmsに相応しいけれど、歩みが微妙に鈍い、鬱蒼とした雰囲気はあるけれど、勢いに足りずノリがよろしくない。ゆったりめのテンポに細部ていねいに描き込んで神妙、そして時に音楽の行方が見えなくなる・・・けど、これは支持する人はいるんじゃないの?Konstantin Lifschitz(1976ー露西亜)は当時28歳の若手、ホルンの茫洋としたソロから始まる堂々として重心低い魅惑の作品、第1楽章「Mastoso」はクールそのもの。第2楽章「Allegro appasionato」はそっと抑制が効いて、ゴリゴリとした強力に押し切りらない。管弦楽のコントロール、ソロとの息の合い方はいまいち。第3楽章「Andante」はこの作品の一番静かに美しいところ。情熱の高まりもなかなかに、息を潜めるような抑制もたっぷり美しい。第4楽章「Allgretto grazioso」は春の目覚めのような爽やかな開始、静けさを湛えたデリケートなピアノに不足はありません。管弦楽との阿吽の呼吸はいまひとつ流した感じ、闊達なピアノにオーケストラはパワフルに爆発しません。17:50-8:39-12:10。
交響曲は上記協奏曲伴奏と同じ路線、ていねいな細部描き込み、渋いオーケストラーストラの響きも作品に似合って茫洋とスケール大きく、憂愁な風情に充ちておりました。これもいまひとつの突き抜けた爆発や変化、情感の高まりが欲しいところだけど、作品とオーケストラの地味渋サウンドがしっとりと似合ってそう悪くありません。13:02-12:20-6:23-10:55(盛大なる拍手入り)。
Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調/Bach/Brahms編 シャコンヌ〜ダニエル・レヴィ(p)/ディードリヒ・フィッシャー=ディスカウ/フィルハーモニア管弦楽団(録音情報不明2015年リリース)・・・ついでに堂々たる劇的スケールに始まる第1番もフィッシャー=ディースカウの指揮で聴いておきました。Daniel Levy (1947ー亜爾然丁)は初耳ピアニスト。進め方は上記第2番同様、勢いや流れより、ゆったりていねいに細部迄こだわって、時に音楽が止まってしまいそうなほど。リリシズムに溢れた佳きピアノにオーケストラはこちらのほうが上々でしょう。23:47-14:51-13:10。左手のための「シャコンヌ」も感動的。15:49。これはこれでBrahmsの鬱蒼とした世界を堪能いたしました。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
月曜朝はどんより曇り空。どーも体調は一進一退。好天続き、昨日朝一番に洗濯を済ませて恒例市立体育館へ、しっかり筋トレ8種+ステアマスター15分(有酸素運動ではこれが一番消費カロリーが多い)しっかり鍛えてこの時点気分爽快。食材の買い物にも出掛けました。ところが昼から体調激落ち、ほとんど起きていられないほど、なんとか夕方夕食を仕立てたあと、ぼんやりしておりました。足腰全身鈍い筋肉痛有。本日はこれよりハローワークへ、こんどこそ最終訪問(のはず)。とうとうわずかな失業保険も切れます。そのまま眼科定期検診へ予約済。ことし2月転居時点、団地の外装塗装工事は始まっていて既に半年以上、裏の公園をひとつつぶして事務所プレハブやら資材置き場にしておりました。給水塔含め全棟作業完了、そこを完全撤退、土曜夜暗くなっても二人ほど最後の片付け作業しておりました。
遊具がもともとあったのか不明、広場にはベンチ二つ復活。昨日朝さっそく、ちいさなこどもたちとお父さんがバトミントンなど、これが本来の平和な風景なのでしょう。今朝の体重は67.8kg▲300g、なかなか思うように体重は減らせなくなってきました。
Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調 作品10/スケルツォ 嬰ヘ短調 作品1/主題と変奏 変ロ長調 作品3/スケルツォ 変ホ長調 作品7/5つの断章 Op. 42〜グスタボ・ヒメノ/ルクセンブルク・フィル(2016年)・・・日本でもお馴染みGustavo Gimeno(1976ー西班牙)は次世代期待の指揮者。コンセルトヘボウの打楽器奏者だったらしい。作品の組み合わせが凝っていて、才気煥発栴檀は双葉より芳しい最初の交響曲に、それ以前の作品を揃えたもの。交響曲は1970年辺り、前身であるルクセンブルク放送管弦楽団の録音を思い出せば、ずいぶんかっちりと整ったアンサンブルに変貌して、オーケストラの技量はぐっと上がって緊張感に充ちておりました。8:48-4:56-9:27-9:44。残りは初耳作品ばかり。「スケルツォ 嬰ヘ短調」は平易に穏健保守的な風情、「主題と変奏」は夢見るメルヘンな主題がデリケートに、ユーモラスに変容してラスト大爆発。「スケルツォ 変ホ長調」はピアノも入って、保守的な風情からやや脱しつつ変化のある明るいリズミカルな闊達。「5つの断章」作品42のみ1965年後年の作品、暗く怪しく静謐なモノローグのような作品でした。5:14-15:26-3:57-11:00。
Mahler 交響詩「巨人」(交響曲第1番 - 1893年ワイマール稿)〜ゾルト・ハマル/パノン・フィル(2004年)・・・幾度聴いている第3種目の版。前回拝聴は2018年6月でした。当然第2楽章に美しい「花の章」配置、第3楽章「帆に風をいっぱいはらんで」冒頭のごりごり低弦にティンパニが重ねられたり、ド・シロウトでもあちこち違いは理解可能。Zsolt Hamar(1968-洪牙利)
は来日経験もあるらしい。パノン・フィルはこの録音以外拝聴機会はありませんでした。響きはジミに素朴、手堅く整ったアンサンブル、表現もオーソドックスだけど、サウンドは艶、魅力に欠けます。オーケストラは鳴りがよろしない、録音問題?神妙におとなしい演奏でした。
Bach ゴールトベルク変奏曲BWV988〜ベス・レヴィン(p)(2007年ライヴ)・・・Beth Levin(1950ー亜米利加)はスタンウエイ使用、ほとんど繰り返しなし、ゆったり目のテンポ、デリケートにしっとり名残惜しいタッチは清潔な浪漫を感じさせるもの。名曲を堪能いたしました。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日土曜は洗濯も【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新も済ませて耳鼻科通院、漢方薬・小半夏加茯苓湯を処方いただいて早速、昼食後にその効果を実感できました。日々愛用する黒胡椒ミルがあえなく割れてしまって、それを含めいくつか業務スーパーに買い物済、体調不調は継続、昼寝を経て夕食の調理は断念、女房殿を誘ってご近所の牛骨ラーメン屋(細麺)へ出掛けました。濃厚においしかったけれど、ラーメンって800円くらい、けっこう値が張りますよね。夜半にようやく体調は快復傾向、右足指付け根の微妙な痛みもほぼ癒えました。昼夜と糖質の高い食事を摂って今朝の体重は68.1kg+300g危険水域逆戻りを反省。
「実力も謙虚さもない年配者は、もう居場所がない」(ネット記事より)〜これは耳に痛い言葉。自分はもう完全引退してしまったけれど、定年前に役職定年してから年下が上司として次々とやってきて、これは別に何の感慨も反発もありませんでしたよ。その後、継続雇用期間も含め、自分に与えられた場所で実力を発揮できたかは(そもそも実力はあったのか)やや微妙、元よりあまり謙虚な性格ではなかったけれど、さほどエラソーなことは云わず迷惑も掛けず、自分の息子世代より若い連中と和気藹々愉しく、仲良くお仕事やってきたつもり、周りはきっと煙たかったろうな。亡き父は「愛される年寄りにならなければ」と常々申しておりましたっけ。
「生活を楽にしてくれるもの。それは体力と精神力であり、カネではない」これもネットの箴言。「おカネで買える幸せは生活を楽にはしてくれない」「体力や精神力はおカネでは買えない。環境しか、それを与えてくれない」〜借り物付け焼刃風潮に毒されて、シロウトが俄か投資に走るのも失敗のもと。現状つつましい生活でも、それなり余裕があって、まずまずの健康にシアワセを噛みしめております。定年継続雇用前2015年2月に拝読した勢古 浩爾 「定年後のリアル」(草思社文庫)を思い出しました。本日もこれから市立体育館にしっかり鍛えてきましょう。
Mahler 交響曲第6番イ短調/交響詩「葬礼」〜レイフ・セーゲルスタム/デンマーク国立放送交響楽団(1990年)・・・この作品はどうも重苦しく感じます。第2楽章に「Scherzo」が配置される馴染の版使用。スケール大きな余裕の演奏、重量感にも不足はない落ち着いて慌てぬスロウテンポ、オーケストラの響きが清涼なので重苦しく感じません。細部かなり入念に表情付けしても印象は爽やか、豊かな残響に広い空間を感じさせる優秀録音。終楽章、渾身の溜めたハンマーの一撃は衝撃でも、どろどろした風情に至らず、スケール大きな余裕の演奏を堪能できました。25:01-14:37-16:42-31:32。「葬礼」は交響曲第2番ニ短調「復活」第1楽章とほぼ同じ、微妙に担当楽器が違っているのがわかる・・・程度のド・シロウト理解。28:34。
R.Strauss「4つの最後の歌」/母親の自慢/森の喜び/献呈/懐かしい面影/東方の聖なる三博士(ベルリン放送交響楽団1965年)憩え、わが心/わが子に/子守歌/あすの朝/小川/ばらの花環/冬の霊感(ロンドン交響楽団1968年)〜エリザベート・シュヴァルツコップ(s)/ジョージ・セル・・・17年ほど前恥ずかしい駅売海賊盤へのちょろコメント有。Elisabeth Schwarzkopf(1915‐2006独逸→英国)の気品溢れる歌声に痺れました。「4つの最後の歌」は言葉の壁を乗り越えて、人生の諦念、黄昏を強く感じさせるお気に入り名曲、かつてはシュヴァルツコップの歌は表情が濃すぎる!?なんて感じたこともあったけれど、その説得力に圧倒されました。ジョージ・セル率いるオーケストラの緻密な集中力にも打たれます。以降の管弦楽付き歌曲の美しさにも聴き惚れるばかり。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
秋の好天が続きます。一週間に三回も呑みに行って、この頻度は10年ぶり?(途中牛丼の爆喰い有)ちゃんと節制もしているつもり、トレーニングルームに鍛錬継続していているけれど、その結果は・・・おそらく尿酸値アップ、どーも持病の痛風っぽい感じ。一昨日より右足指付け根に微妙な痛みが出ております。症状はさほどでもなくて、膏薬にて対応中、快復傾向に悪化はしていないよう。フツウに歩けるし、トレーニングルームにマシンも使えました。筋トレはいつも通り全身8種+エアロバイク15分、心拍数は大丈夫。でも、帰宅してからやたらと身体がつらい、いつになく疲労感が募ってぐったり、足腰に鈍い痛みもあります。頑張って食事は抑制中のつもり、でも今朝の体重は67.8kg▲500gがやっと。体調悪いと体重増傾向という体感はたいてい当たります。
本日は耳鼻科へ予約済。漢方薬も症状を和らげるだけで、対処療法なんですよね。この洟水痰の絡みはなんとかならんもんか。
chocozapが隣町にできるとのこと。当面利用する予定はないけれど、情報はちゃんと調べておきたい魅惑の使い放題2,980円/月(税抜き)。カーブスに学んだらしい業態は基本無人、気になったのはシャワーがあるのか。結論的にそれはないらしい、店によってはトイレさえない!とのこと。施設初期投資に一番掛かるのは水回りでしょう。ランニングコストは人件費が一番でしょう。これを二つとも削ったのですね。立地はどうなのか、男女問わず忙しい現役サラリーマンや、小さいこどもを預けたお母さんが短い空き時間に利用するのかも。(健康には一日5分でOK!とか)利用者裾野の広がりを考えてますね。フィットネス産業はシルバー主体と云われ、自分が昨年迄通っていたスポーツクラブもたしかに”やや高齢者”が多かった印象。(但し、お仕事現役っぽい/通っていたのが夜だったし)現在通っている公共施設は完全に引退高齢者向け(含むワシ)大学横という場所的に若い人も時間によっては見掛けます。夜は行ったことはないけれど、現役世代が通っているのでしょうか。
chocozapは”忙しい現役世代”狙いか、定期的な鍛錬を始めるのは早いほどよろしいですから。自分はシャワー抜きはきついなぁ、ましてやトイレなしとは・・・あと数年で転居予定だけど場所は未定、息子とも相談が必要だけど、交通や買い物が便利、医療機関がそれなり揃って、そして喰いもんの美味い地方都市希望、そこには身体を鍛える施設が必須です。chocozapもその選択肢に入ることでしょう。
Raff 春の便り 作品55/冬の休息/春間近/誓い/気ぜわしく/アプローチ/混乱/非難/よそよそしい/良いしらせ/再び2人に/休みなし/夕べ/3つのピアノ独奏のための小品 作品74/第1番 バラード/第2番 スケルツォ/第3番 変容/幻想曲 ロ短調 WoO.15A 〜チャ・グエン(p)(2011年)・・・Tra Nguyenは越南の女流、現役として多くの録音が探せるけれど詳細生年はわかりません。Joachim Raff (1822-1882瑞西→独逸)は浪漫派の作曲家、Lisztの弟子筋にあたるのでしょうか。20年以上前に弦楽八重奏曲ハ長調 作品176を聴いて、その美しい旋律に感心した記憶もありました。油断すると馴染の作曲家作品ばかり聴きがちになって、少し珍しい道の音楽に緊張感を以て接するのも大切なことでしょう。どれも夢見るように優しい、懐かしい珠玉の旋律が並んで、やや音像の遠い残響豊かな弱音は味わい深いもの。忘れられるにはもったいない!これが第1集。(ピアノ・ソロ作品は第6集迄ある)名曲が続きました。雰囲気はよろしいけれど、ちょいと細部流した感じもあって、大音量に雄弁なところでは少々響きが濁って残念でした。(ラストの幻想曲辺り)
Bach ブランデンブルク協奏曲BWV1046-BWV1051〜シュトゥットガルト室内管弦楽団(2000年)・・・懐かしいカール・ミュンヒンガー率いた名門室内管弦楽団は1945年創設、デニス・ラッセル・デイヴィスによるHaydn交響曲全集も録音しておりました。今更ながらのモダーン楽器、リコーダーに非ずフルート使用も最近珍しいけれど、現代の会場のサウンド・バランスにはこちらのほうが実用的、なんせ音質が素晴らしいTacetの録音が鮮明リアルそのもの、自然な残響を堪能できます。オーソドックスに優雅な表現は古楽器風過度にリズムやテンポを強調せず、昔風ノンビリとしたテイストでもない、しっとりと軽快、優雅な緊張感に充ちたもの。ヴァイオリン・ソロもフルートも清潔なヴィヴラート、こんないきいきと爽やかなBachは久々に聴きましたよ。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
このところ好天続き。昨日は洗濯料理のみ、食材買い物も耳鼻科に出掛ける女房殿にお願いしました。終日身動きせず時々昼寝の結末は68.3kg+500g最悪の危険水域。本日はしっかり鍛えましょう。さほどに喰った記憶もなく、華麗なる加齢に基礎代謝が下がっているものか、それとも一日遅れて喰ったものが身体に影響出るのか、その辺りは理解できません。ネット記事を拝見していて「耳障りの良い話」真面目な経済記事のコメントに(自分の誤字脱字さておいて)こんな典型的な用語ミスを発見しました。正しくは「耳あたりの良い」乃至百歩譲って「耳触りの良い」でしょう。「障る」とは支障のあること、支障がよろしいはずがありません。ほんの揚げ足取りですが。
ほぼ毎日昼夜と料理をしていて、時々精神的に疲れると外食(居酒屋)となります。先日、そろそろ寒くなったし女房殿がおでんセットを一袋買ってきて、調味料付き。これがどーもいまいち。別途冷凍の水餃子にスープがついて、これも味見の結果はアウト、半分ほどスープを捨てて味付けしなおしたものです。リベンジ・おでんは練り製品厚揚げこんにゃくなどを買ってきて他じゃがいもなど自分で味付け、味や出汁塩加減控えめなも自在にずっとおいしい。
引退して毎日料理をするようになったら、しょうゆ、みりん(風料理味)料理酒、酢は必須となりました。出汁はインスタント粉末使ってますよ。味噌汁は煮立たせないことだけがポイント。たいしたものはできません。仏蘭西料理みたいなのは一切無縁、外食時も。
Haydn 交響曲第47番ト長調「パリンドローム(回文)」/第44番ホ短調「哀しみ」/第43番 変ホ長調「マーキュリー」〜ラルス・ウルリク・モーテンセン/コンチェルト・コペンハーゲン(2022年9月ライヴ)・・・(←写真はBachのアルバム借用/彼の肖像がネットに出現しないもので)ネットより入手したピカピカの新しい演奏会ライヴ音源。Lars Ulrik Mortensen(1955-丁抹)はチェンバロや古楽関係の指揮者として活躍中。小編成優秀な古楽器アンサンブル、ノンビリ優雅な風情も漂うステキな作品そして味わい深い演奏。 交響曲第47番ト長調は第3楽章「Menuetto al Rverso」後半は前半の旋律をそのまま逆行させて演奏するから(Wikiより)「回文」のニックネームになったそう。第1楽章「Allegro」は付点のリズムが暗転して、ホルンも雄弁に活躍する魅惑の楽章、第2楽章「Un poco Adagio,Cantabire」は優雅な変奏曲。管楽器による明るい表情が印象的。第3楽章は闊達なアクセントを付けたメヌエット、第4楽章「Presto assai」は優雅な出足から急速に表情を変えて、変化強弱が激しい締め括り、Mozartのパリ交響曲を連想いたしました。ここもホルンの粗野な音色が印象的。8:47-7:11-2:12-5:44(拍手含む)。
第44番ホ短調は珍しい短調作品。かつて馴染んだ作品印象より、ぐっと小さい親密な響き。第1楽章「Allegro con brio」は緊張感と切迫感に充ちてデリケート、滋味深い古楽器の音色は魅惑。第2楽章「Allegretto」はメヌエット、淡々と速めの足取りは洗練され、哀しみは深まります。第3楽章「Adagio」はなにか諦観したような平明な明るさを感じさせる旋律。第4楽章「Prest」は風雲急を告げる哀しみ、急ぎ足に疾走しました。ここもホルンが印象的。9:03-4:19-5:22-5:21(拍手含む)。
第43番 変ホ長調は前曲と対照的に明るい作品。優雅に闊達な第1楽章「Allegro」は練り上げられた古楽器の技量が優秀、陰影を感じさせる旋律も美しいもの。第2楽章「Adagio」は抑制された静かな弦楽器が主体、ノン・ヴィヴラートはしっとり。シンプルだけど味わいたっぷり、中盤は楽器の色彩が花を添えております。第3楽章「Menuetto-Trio」は典型的シンプルな舞曲がヴィヴィッドな歩み。第4楽章「Allegro」は前楽章とは打って変わって華やかな変化に富んだもの。10:23-7:39-2:35-5:44(拍手含む)。
Haydn 交響曲第94番ト長調「驚愕」/第100番ト長調「軍隊」〜デイヴィッド・ジョセフォヴィッツ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1965年?)・・・David Josefowitz (1918ー2015烏克蘭→英国?)は著名なコンサートホール・レコードの創立者の一人、自らヴァイオリンや指揮もしておりました。LP復刻音源はこの時期にしてやや曇って、いかにもこのレーベルらしいもの。これはフォルクスオーパーでしょう。古典的端正に整った両曲は名曲、テンポ設定にムリなく力みも感じられない、生真面目に整ったアンサンブル、各パートはバランスよろしく、オーソドックスな余裕と愉悦に充ちた演奏であります。「驚愕」第2楽章「Allegretto」はシンプルな主題と変奏曲、例の一撃は控えめ。「軍隊」第2楽章「Allegretto」はノンビリとした風情にトランペット・ソロ(Mahlerの交響曲第5番風)賑々しいティパニのソロ(終楽章)が当時の新機軸でした。25:17-25:19。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
気温は上がらないけれど、好天が続きます。今朝も秋晴れ。昨日は女房殿の都合に合わせて連続市立体育館行、但し筋トレはわずか4種に控えめ、トレッドミルは6km/h速度維持してウォーキング15分、やはりわずか開始二分で心拍数140に跳ね上がって深い呼吸を意識、それ以降異常値は出ませんでした。
気分は爽快、帰宅してノンビリしていたら彼女は映画に行きたいとのこと。ネットにて昼からの「七人の秘書 The Movie」を予約、自宅より梅田迄ドア・ツー・ドアで40分程、思いついたら即行動できるのがヒマで元気な引退身分のありがたいところ。しかもシルバー料金。贅沢なもんでっせ。平日だからかなり空いておりました。華やかな別嬪さん揃い(ヴェテラン室井滋除く(失礼))とくに木村文乃の夜の水商売盛装は水も滴るよう。彼女が実質上の主役?元気になった広瀬アリスお姉さんは相変わらずのコメディエンヌぶりが可愛らしい。鶴瓶先頭に悪役もわかりやすく、雪景色も清涼に美しい。筋書きはまずまずかな?女房殿は女性軍の戦闘アクションが爽快だったとのこと。
帰り、安くて魚のおいしい居酒屋へ寄って、なんと一週間に3回目の酒は罰当たり。帰りは最寄りの駅からしっかり歩いて、今朝の体重は67.8kg辛くも▲200g。二日連続の内転筋鍛錬に内股の筋肉が微妙に痛みます。
Ravel ボレロ/Rimsky-Korsakov スペイン奇想曲〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団(1953年)・・・旧録音。ボレロは記憶にあるけれど、「スペイン奇想曲」に後年のステレオ録音が存在したかどうか確認しておりません。Paul Paray(1886ー1979仏蘭西)は世代的にほとんどの録音がパブリックドメインに至って、自由に聴けるようになりました。20世紀中彼の録音はなかなか廉価盤(1,000円以下)にならなくて、苦労したもの。どれもさらさらと速めのテンポ、美しいデリケートなアンサンブルを維持したまま流れるようにスムース、クールな演奏が続きます。さっぱりと小粋なボレロ、快速に勢いのある”奇想曲”、自動車産業の街にこんな繊細なオーケストラを育成したのですね。音質は後年ほどの高水準に非ず。13:08。 103-338-102-505-326。
Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜アンネ=ゾフィー・ムター(v)/ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1979年)・・・Anne-Sophie Mutter(1963-独逸)16歳の記録。若手をダメにするカラヤンの真骨頂、ベルリン・フィルの分厚い響きに埋もれる弱々しくも慎重なヴァイオリンは、ほとんど止まりそうなテンポに慎重に神妙な佇まい。あまりにソロの存在が小さく弱い、バランスのよろしくない録音。カスタマーレビュー声の一部に
天才少女を支えるカラヤンの伴奏はリリシズム的な美しさ。偉大な師匠と才気煥発な弟子との深い理解と信頼が生み出した名盤
これは贔屓の引き倒し?っぽくて、ファンはなにを聴いても称賛する事例かも・・・失礼な言い種すみません。最終楽章にはちょっぴり躍動が感じられました。26:34-11:24-10:22。
武満徹 カトレーンII/Messiaen 世の終わりのための四重奏曲/水晶の典礼-世の終わりを告げる天使のためのヴォカリーズ- 鳥たちの深淵- 間奏曲-イエスの永続性への賛歌- 7つのトランペットのための狂乱の踊り-世の終わりを告げる天使のための虹の混乱-イエスの不滅性への賛歌〜ホセ・ルイス・エステレス(cl)/アイツォル・イトゥリアガゴイティア(v)/ダビド・アペリャーニス(vc)/アルベルト・ロサド(p)(2019年)・・・静謐怜悧な沈黙を感じさせる20世紀音楽の傑作に間違いないけれど、”収容所で作曲され云々”という逸話は少々怪しいという説を拝見いたしました。武満徹の作品は代表作のひとつ、知名度的にはいかがでしょうか。Messiaenは幾度幾種拝聴している名曲、「イエスの永続性への賛歌」の深淵さ、極上の美しさを受け止めても難解な作品と思います。かつての数々の名手による演奏に比して、ここでは音質、演奏の精度、集中力も極上のクールを感じさせるもの。15:24。2:33-5:00-8:22-1:44-7:12-6:26-7:36-7:23。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
けっこう冷えてきました。女房殿は某ボランティアの集まりとか、朝一番一人で市立体育館へ向かいました。筋トレ全身8種こなしてからエアロバイクへ、これが問題。開始わずか2分で心拍数150(ふだんの最高値ピーク)に迫ってあきらかに体調がおかしい・・・5分で中止、さっさとシャワーを浴びて帰宅いたしました。こんな時もあるものですね。帰りしっかりゴミ拾いしておきました。そのまま初インフルエンザ・ワクチン接種へ。三千数百円が無料な華麗なる加齢、ありがたいことですよ。激しい運動や酒は控えるようにとの指示、既に運動は済ませて酒の予定なし、今朝迄副反応はまったくありません。お昼は一か月ぶり松家の牛丼、たっぷり紅ショウガと七味を掛けて、ジャンク・フードをどうしても喰いたかった!結果、68kg+500gあっという間の危険水域復帰。昼にたっぷり喰うと体重増、そんなロジックか、夕食は控えめでしたから。なんとか一日で戻しましょう。
先日人気番組「ポツンと一軒家」を眺めていたら、81歳林業の方が驚くほど若い!かかとにかぎ爪みたいのを付けて高い木にするすると登って枝払いをしておりました。若い頃から続けて、足腰鍛えているんでしょうね。高い木には登る機会はないけれど、おおいに学ばせていただきしょう。先日、あるブログを拝見したら(「毎日の歩数と認知症リスク」という記事が興味深い)ちゃんと散歩したら認知症リスクは軽減するんだそう。
ご近所日常見掛ける人生の先輩の散歩は、例えば杖を突いていたり、がに股に歩みが頼りなく歩幅が狭かったり、背中が丸まっているのが気になります。やはり足腰は意識して鍛えるべきなんでしょう。内転筋とか背筋とか。市立体育館トレーニングルームのご常連さんは頑張ってますよ、皆。ふつう鍛錬はなかなか続きませんから。自分はもう7年くらい、なんとか習慣にして継続中、当面70歳迄まず勝負!と自覚しております。左膝に故障を抱えているし、右膝も先日の検査ではなんともないと診療されたけれど、なんか微妙。なにかのアレルギーに年中苦しんで痰が常に絡んでいる状態に安眠できません。これ以上、大きな病に至らぬよう身体を大切にしましょう。
Respighi 交響詩 ローマの噴水/ローマの松〜フランチェスコ・マンデル(Francesco Mander, 1915-2004伊太利)/トリエステ・フィル(1960年?)・・・トンデモ珍しいLP音源をネットより入手、詳細情報は不明。音質極めて良好解像度高いモノラル?(収録はステレオかも)馴染みの薄いオーケストラのアンサンブル、華やかな20世紀の名曲は金管のテンションもお見事、意外と直截な表現はややテンポ速めに勢いのあるもの。「松」最終盤辺り、立派な推進力に盛り上がりました。15:07-20:13。
Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜カール・シューリヒト/シュトゥットガルト放送交響楽団/ハンニ・マック=コザック(s)/ヘルタ・テッパー(a)/南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル/シュトゥットガルト・バッハ合唱団(1958年ライヴ)・・・こんな近現代管弦楽法の精華は鮮度のよろしい録音に限る・・・歴史的音源はかなり処分してもCarl Schuricht(1880ー1967独逸)だったら聴いておきたいもの。この時代のモノラル録音ライヴとしてはかなり良心的で解像度でしょう。例の如くさらさらと流れるような軽快に速めのテンポ、重厚長大巨大な詠嘆の巨匠世代なのに、彼のさっぱり表現は特異な個性を発揮しております。管弦楽と声楽のバランスも絶妙、終楽章はじっくり構えてスケールも大きな盛り上がり、ひさびさに巨大なる名曲+シューリヒトの個性を堪能いしました。19:49-10:11-10:47-4:57-33:57。
Ligeti メロディーエン/Scho"nberg 室内交響曲第1番/Stravinsky 管楽器のためのサンフォニー/Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜イラン・ヴォルコフ/BBCスコティッシュ交響楽団(2008年ライヴ)・・・Ilan Volkov(1976-以色列)は2014年にアイスランド交響楽団を降りて、現在はブリュッセル・フィルの首席客演とか、日本でもお馴染みの存在でしょう。このオーケストラ首席在任は2003‐2009年、その時期のライヴ音源となります。若い頃はイケ面だったのに、最近の写真はまるで古舘寛治(コタキ兄弟)風・・・それはさておき。 前半に色彩的な20世紀音楽を配置して意欲的、さらりと緻密な演奏(11:58-21:22-9:01)メインの「英雄」は颯爽と速めのテンポ、引き締まって軽快、デリケートに流れのよろしい表現が続きました。(46:00楽章間拍手含む)
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
天気は回復したけれど気温は上がりそうにありません。インフルエンザ・ワクチン接種は本日。年末に向けてコロナも含めての対策のつもり。既に予約を済ませている来月中旬の鹿児島熊本旅行のホテル予約の件、無事ちょっぴり事後割引となりました。噂ではホテル代高騰とか、便乗値上げっぽい風潮もあるらしい。試しに馴染みの京都とか、金沢、博多辺り、平日とか元旦とかいろいろ検索を掛けてみると、ツイン、大浴場付き、ほとんど空きはない。インバウンド、観光客は本格的に戻っているようです。気軽に温泉旅行なんか行けなくなったなぁ、安い居酒屋通いくらいしか気分転換、愉しみはありません。
烏克蘭進攻問題は100%露西亜が悪いことに間違いないけれど、もともと中国と関係が深かった国だし、賄賂汚職が跋扈する国でもあるらしい。烏克蘭の大本営発表も鵜呑みにはできないかもしれません。そこは期待や願いバイアスに気を付けて、クールに一歩引いて、割引して見ておくことはたいせつかも。維新のムネオさんは露西亜一筋、独自の世界観を生き抜いて、ある意味清々しい(あきれる)ほどの露西亜への肩入れ発言が続きます。年寄りの妄言と決めつけるのはカンタンだけど、意見はいろいろあって然るべし、正しい正しくない、好き嫌い別として種々考えは存在することは認めたいもの。でないと息苦しい社会になりますよ。
権力ある人が一方的に価値観を押し付けるのは、いずれ御免でっせ。さて、舌禍の玉川さんはどうなることでしょうか。気に喰わぬもの、うるさいヤツはこの際徹底的に叩いて消しておく、そんな風潮は御免でっせ。露西亜や某隣国じゃあるまいし。昨日は在庫切れた野菜を仕入れに業務スーパーに出掛けたのみ、今朝の体重は67.5kg+200g、一喜一憂しております。増える理由がわからない。
Shostakovich 交響曲第11番ト短調「1905年」〜ルドルフ・バルシャイ/WDRケルン放送交響楽団(1999年)・・・これは全体にクールな風情漂って、泥臭い風情皆無、優秀なオーケストラのアンサンブルと臨場感溢れる録音が細部迄クリアな世界が続く立派な演奏でした。第1楽章「Adagio 宮殿前広場」の粛々と怪しい風情、第2楽章「Allegro 1月9日」の機関銃炸裂の衝撃、第3楽章「Adagio 永遠の記憶」の静謐な哀しみ、第4楽章「Allegro non troppo 警鐘」の洗練された迫力、井上道義/大阪フィル(2017年ライヴ)に於ける”カリオン(鐘)をカットして大太鼓の連打に変更された”というコメントはここだったのですね。たしかに素晴らしい効果。15:28-18:49-11:25-14:13。彼(か)の高邁な理想に燃えたロシア革命は何処。
Shostakovich 交響曲第4番ハ短調〜エリアフ・インバル/東京都交響楽団(2012年ライヴ)・・・実演での圧巻の評価、CDでも音質含め高い評価を得ているらしい。ここ最近の日本のオーケストラの技量には驚かされることが多いけれど、この怪しくも巨魁な作品は誠実正確立派、でもいまいち弱く?淡々と響きました。我が貧者のオーディオ責任かな?第1楽章後半「Presto」の異様な切迫感や狂気、第2楽章「Moderato con moto」に於ける途方に暮れた脱力感も期待ほどじゃない。最終楽章は大きなスケールにようやくの手応えを感じたもの。27:42-9:07-25:21。再挑戦必要。
Beethoven ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」(アルフレード・ホレチェク(p)/1962年ライヴ)/Bruch ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調(ラファエル・クーベリック/フィルハーモニア管弦楽団1948年)〜イダ・ヘンデル(v)・・・「クロイツェル」はSupraphon音源らしい。音質かなり良好。Beeやんのヴァイオリン・ソナタは拝聴機会は少ないけれど、この作品と「春」はこども時代からの馴染み、”ほとんど協奏曲のように、相競って演奏されるヴァイオリン助奏つきのピアノソナタ”(Wiki)とのこと。第1楽章「Adagio sostenuto - Presto」からヴァイオリンとピアノは丁々発止の掛け合い、雄弁な緊張感に溢れました。第2楽章「Andante con variazioni」は一転、安寧の変奏曲、第3楽章「Presto」のリズミカルな緊張感も快く、名曲を雰囲気豊かに歌っておりました。11:29-13:05-6:55(盛大なる拍手込み)34歳のクーベリックとの共演したBruchも闊達な熱気に充ちております。5:37-8:45-7:08。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
今朝はどんより小雨模様、最高気温も23度Cの予報。今朝の体重は67.3kgなんと▲1kg!昨日日曜は朝一番に洗濯とストレッチ済ませて恒例市立体育館トレーニングルームへ、しっかり鍛えてから昼食控えめ(これがポイント?)自分はゴロゴロして、女房殿は婆さんと弟夫婦と亡き爺さんの墓参りへ出掛けました。昼過ぎ戻ってきて例の銭湯に行きたくなりました。コミュニティ・バス(100円)にて最寄りの駅迄、そこからちょっぴり歩いて突入、もんもんさんは見当たらず、若い人もけっこう多い。膝腰肘に電気風呂たっぷり堪能いたしました。数日前呑んだばかりだけど、そのまま気になっていた焼き鳥屋さんへ、味は極上値段も良心的だけど出てくるのが遅い!帰りはしっかり歩いて帰りました・・・結果、上記の体重に至る。このまま減量傾向を継続したいもの。
ネット記事に「この漢字読めますか?」風記事有、60-70%くらいかなぁ、けっこう読めるつもり。でも、まったく初耳言語もあって、若い頃昔から単純丸暗記は苦手、興味がないと覚えられません。実際に使わないと意味がない。一般教養は重要ですよ、永代供養(えいたいくよう)河川敷(かせんしき)辺りは誤って覚えていて、正解は書籍で知りました。亡き親父は正しく使っていて、訛っているとばかり信じていたもの。
犇めく(ひしめく)辺りはこのサイトでも時々使います。この辺りもっと深めたいですね、丸暗記・知っているよ自慢に非ず、生きた豊かな日本語文書として使いたいもの。鹵獲(ろかく)という言葉は烏克蘭問題報道から初めて知りました。ワープロが文書作成の中心となって以来、漢字が書けなくなりました。ネットの書き込みには”そんなことは無い”みたいな要らぬ、意味のない漢字使いもあちこち見掛けます。
Grieg ピアノ協奏曲イ短調/交響的舞曲/二つの哀しき旋律「傷ついた心」「過ぎた春」/抒情小曲集「山の夕暮れ」「子守歌」〜エヴァ・ポブウォツカ(p)/タデウシュ・ヴォイチェホフスキ/ポーランド放送交響楽団((c)(p)1995)・・・名曲やなぁ。Ewa Poblocka(1957-波蘭)はChopinに一家言あって、このGriegも北欧の詩情たっぷりに、技巧とパワーのみで押し切らぬ味わい深いソロも爽快でした。13:12-6:54-10:12。この協奏曲音源は時々見掛けるけれど、残りの管弦楽音源(もう1CD分ある)はめったに出会えぬTadeusz Wojciechowski(1952-波蘭)の指揮。クラクフのオーケストラは野暮ったくて、響きも硬くてあまり上手くないけれど、ローカルな雰囲気はたっぷり。暗めの闊達素朴な旋律が続く交響的舞曲はノリと響きがいまいちかも。8:05-6:10-6:03-10:40。いずれ残りの作品含めてGriegのメロディ・メーカーとしての実力全開!静かな弦楽器のみの「二つの旋律」は懐かしく遠い目で過去を懐かしむような、涼し気な旋律が続いて最高。3:06-4:51。憂愁な風情漂う管弦楽作品であるラスト二曲は儚くデリケート、あっという間に終わります。3:24-4:19。
Bach マニフィカトBWV243/カンタータ第51番「もろびとよ歓呼して神を迎えよ」〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ /モンテヴェルディ合唱団/ナンシー・アルジェンタ(s)/パトリシア・クウェッラ(s)/チャールズ・ブレット(c-t)/アンソニー・ロルフ・ジョンソン(t)/デイヴィッド・トーマス(b)/エンマ・カークビー(s)/クリスピアン・スティール=パーキンス(tp)(1983年)・・・DGや自らのレーベルであるSDG録音前のPHILIPS録音。「マニフィカト」の意味合いはWikiを読んでもまったく理解できない(涙)ひたすら華やかに明るく、喜ばしい声楽が繰り広げられるのみ。声楽の洗練、古楽器アンサンブルの引き締まった緊張感はこの時期より完成度が高いもの。カンタータ第51番「もろびとよ歓呼して神を迎えよ」はソプラノとトランペットが主役、 Emma Kirkby(1949ー英国)のノン・ヴィヴラート唱法は天使の歌声、心洗われますよ。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
今朝68.3kg+100g。呑んだ翌日はなんとなく倦怠感ばかり。業務スーパーへ往復3kmのウォーキングくらいでは減るはずもありません。ケチって激安珈琲豆を買ってしまって(わかっていたのに)少々後悔。日曜の朝、洗濯物がよく干せる好天も本日迄、真剣に減量対策を考えなくては。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新は朝一番に済ませました。
限界ニュータウンの記事に驚きました。バブル期に開発された「茨木台ニュータウン」は茨木市に非ず京都府亀岡市、1995年は700人→現在300人ほど、平均年齢は70歳、最寄りのバス停は一日3便、医療機関もなく買い物もできないそう。夢と希望に満ちた高級住宅街も空き家が目立って、投げ売りされているとか。こんな話題は”ぽつんと一軒家”だけではなかったのですね。
その話題とはちょっと方向が違うけれど、空き家問題はけっこうな人口密集地、まずまず交通も便利な我が街、それでも駅近にもそれなり目立ちますよ。持ち家志向は日本人の基本、上記限界ニュータウンだって”持ち家”の夢に燃えて若い頃にローンを組んで買ったのでしょう。その挙句結果がこれかよ、ってな感じ。こどもたちがほかの土地に生活基盤を構えれば無用の長物、お子さんがいらっしゃらない方や独身の方もあることでしょう。負け惜しみっぽいけど、自分は1995年39歳転勤が決まった時に前年リノベーション済中古マンションを処分したまま。転勤続きになかなか生活設計の先行きが見えず、お仕事引退して現在は92歳義母の近所の団地に住んでおります。
Mozart 交響曲第29番イ長調K.201/第38番ニ長調K.504「プラハ」〜アヴナー・ビロン/イスラエル・カメラータ・イェルサレム(2001年ライヴ)・・・詳細情報不明、室内オーケストラは1983年に創設された新しい団体らしい。Avner Biron(1948-)は以色列の指揮者でしょうか。この組み合わせでMozartの交響曲をまとめて録音しているようです。穏健にオーソドックス、どこにも力みは見られないしっとりと淡いモダーン楽器サウンド、整ったアンサンブル。後ろを振り返るように諄々と優雅なイ長調交響曲K.201、後期作品の最高傑作である熟達した「プラハ」は、作品を以て語らせて演奏者の個性主張を際立たたせないもの。7:33-7:52-3:22-4:56。14:01-9:38-5:50。
Mendelssohn 交響曲第4番イ長調「イタリア」/劇音楽「真夏の夜の夢」序曲-スケルツォ-夜想曲-結婚行進曲〜ピエール・デルヴォー/ハンブルク州立フィル(1960年代)・・・Eurodisk原盤、CD化なっている昔懐かしいLP復刻音源を入手しました。歌劇場のオーケストラは立派なもんですよ。音質もまずまず、若い頃LPにて拝聴した記憶とほとんど変わらない。「イタリア」は軽妙な明るさ一辺倒に非ず、アクセントをしっかり、ざっくりとした流れを重視して、テンポはちょっぴり遅めに重心は低いもの。「真夏の夜の夢」はメルヘンな雰囲気横溢、夜想曲のホルンの雄弁さ幅広さ深さ、賑やかな「結婚行進曲」に於ける質実な金管に痺れました。27:07-30:01。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日も今朝も洗濯日和の好天。朝一番しっかり市立体育館に鍛えても、旧友爺3人酒席に痛飲!バカ話しに散財。日本酒がおいしい季節がやってきて、夜中不快感と腰痛に一度目覚めました。二度寝して今朝は体調も腰痛も快復、体重は68.2kg+200g危険水域超えは常態化、困ったものです。楽天トラベルからメールが届いて、先月予約を済ませていた宿泊分は追加手続きにて”云々割り”が適用されるとのこと。住所登録を誤って届かなかったSmart ICOCAに”いつになったらキャンセル手続きは終了するのか”との質問メールをしたら、来月曜より再手続可能との連絡がありました。
61歳孤高の独身は島根鳥取のドライブ旅行を楽しんだとのこと。彼女と行ったんか、と突っ込みを入れると、やはり孤高を継続中とのこと。還暦過ぎればよほどの社会的ステイタス(社長さんとか会社経営者)財産がない限り、なかなか伴侶はみつからぬそうです。親父が残した枚方の草臥れたお屋敷はリフォームして住まうことを検討しているとのこと。現在、もう一人の爺は神戸→阪南市に(家族と離れて単身趣味の)住み込み自力リフォーム中、完成いつになることやら、終わったら格安でリフォームしてあげたら?ま、いつになるやらわからんけど、なんてジョーダンも云っておりました。
地元のサーティーホール企画10/26大阪交響楽団公開リハーサルSchumann 交響曲第2番ハ長調(指揮 グイード・マリア・グイーダ)があるとのこと。整理券をいただいてきました。生演奏はコロナ前2019年以来、ホールの音響を確認するのも愉しみです。
Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調(1874年初稿)〜クルト・ヴェス/ミュンヘン・フィル(1975年)・・・日本でもお馴染のKurt Wo"ss(1914ー1987墺太利)が第4番の初稿を録音しておりました。ことし2022年4月に同じ版、ヤクブ・フルシャ/バンベルク交響楽団(2020年)を聴いて、
ははは、自分みたいなド・シロウトの耳には結論的に”いつもとぜんぜん違う!”感想になっちまう
なんて書いていたのも情けないけど、その繰り返し。第1楽章「Allegro」は馴染んだものにかなり近いけれど、やはりリズムやらパートの担当旋律がかなり違って粗野な印象。緩徐楽章である第2楽章「Andante quasi Allegretto」はかなり最終稿に近いけれど、見知らぬエピソードが挟まってこれも雄弁。第3楽章「Sehr schnell, Im gleichen Tempo」は通常聴かれる「Bewegt - Trio. Nicht zu schnell, Keinesfells schleppend」とはまったく別もの。ミュンヘン・フィルはBrucknerオーケストラですよ、金管を壮烈に鳴らせて第4楽章「Allegro moderato」に聴き馴染んだ旋律は一部登場しても、どこか遠い別世界に旅立ってしまう力強い音楽でした。版のこと云々さておき、粗野な金管が爆発するアツい演奏を堪能いたしました。20:11-19:12-14:45-20:19。
Brahms 交響曲第1番ハ短調/C.Schumann 歌曲集/民衆歌/彼らはたがいに愛し合っていた/なぜ他の人に尋ねるのか/我が星/おやすみと言う時に〜ジョン・アクセルロッド(p)/ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団/ヴォルフガング・ホルツマイアー(br)(2013年)・・・著名な交響曲に+縁が深かったクララ・シューマンの歌曲を組み合わせた意欲的な録音。John Axelrod (1966-亜米利加)は日本でもお馴染み、伊太利の新興オーケストラを率いて、しっかりていねいなアンサンブル、サウンドに芯と個性がやや不足気味、テンポを動かして微細な表情づくりはいまいち決まっていない感じ。第1楽章提示部繰り返し、第2楽章「Andante sostenuto」辺り、ヴァイオリン・ソロとホルンに深みと味が足りないと思う・・・けれど全体として立派な誠実な演奏を堪能いたしました。17:23-10:03-5:16-17:52。クララの歌曲は初耳だけど、珠玉の美しい旋律ばかリ。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
週末迫って幾度繰り返される某隣国のミサイル発射、そんなカネがあったら国民に飯を喰わせることを優先したらよいのにね。露西亜のご無体なミサイルも凄いカネが掛かっていことでしょう。引き続く円安更新(外国人観光客大喜び)そしてノーコさんは健康保険証(運転免許証も?)マイナ・カードへ一元化決定、スマホに入れるとか、なんかムリムリっぽい感じ。テレビ宣伝にもカネ掛けてますよね。運用とかセキュリティが心配です。インフルエンザ大流行はほぼ間違いないらしくて、季節が逆な濠太剌利では既にタイヘンなことになっているそうだから、ワクチンは必須でしょう。高齢者(含むワシ)は無料とのこと、ぼちぼち予約しておきましょう。初体験、コロナは4回打ったけれど。
閑話休題(それはさておき)好天続きこちら平穏な日々に、洗濯物は快く乾き、業務スーパーに食材仕入れて小豆を圧力鍋で炊いたり、夕食には季節の走り・鍋などを試しました。今朝の体重は68kgちょうど▲100gとうとう67kg台に戻せません、66-65kg台なんて夢のまた夢、本日旧友二人と酒に出掛けます。2022/8/8 〜 2022/9/7の電気代は5,719 円、この辺りエアコン全開一番使った時期でしょう。11月より値上げの案内が届いておりました。
武満徹 映画「怪談」サウンド・トラック/「気」/「雪」(雪女)/「琵琶歌」(壇ノ浦の合戦)/文楽/「壇ノ浦」(オリジナル琵琶バージョン)・・・
日本のホラー映画が世界を席巻する原点は小泉八雲。日本人だったら誰でも連想できる”幽霊の音楽”がこれ、それは琵琶法師が語る「平家物語」であり、著名な「ノヴェンバー・ステップス」へ一本につながる怪しくも静謐、しっとり冷たい世界であります。それにしても当時の映画音楽に武満徹起用、制作費用に3億円以上(1965年当時でっせ/配役は超豪華メンバー)配給収入は3億円=制作会社倒産!とは・・・それでも歴史には残るのですね。
とは2016年9月のコメント。これは若い世代にぜひ感想を伺いたいもの。静謐な「間」、揺れ動く伝統楽器、和風音階の響き、これは日本人の血が受け止める普遍的なものと思います。ゲンダイオンガクなんだけど、それは西欧に非ず、韓国中国でもない純・Japan!続けて「切腹」(1962年)も聴いたけれど、これも琵琶の妖しい音色と不協和音に痺れました。「燃える秋」はぐっとポップな、哀愁の甘い旋律。作品としての知名度はこれが一番高いかも。演奏者はわからないけれど、音質も鮮明そのもの。
Mussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」/Prokofiev ピアノ協奏曲第3番ハ長調〜ロリン・マゼール/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/イスラエラ・マルガリット(p)((p)1972)・・・1962年EMI録音とは別物、英DECCAによるPHASE4録音の詳細情報が探せません。リアルな音質に意外と直截な表現、要らぬテンポ・ルバートに雄弁を強調することもないけれど、ちゃんと彼のアクを感じさせるヴィヴィッドに力強い演奏。Israela Margalit(以色列)はこの時期マゼールの奥様とか、生年月日情報は英語版Wikiにも出現しません。平易にわかりやすい”映える”作品連続して、ピアニストの技量も文句なし、この時期のニュー・フィルハーモニアの明るい響きも優秀でした。
Mozart セレナーデ第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」/セレナータ・ノットゥルナ ニ長調K.239〜サーストン・ダート/フィロムジカ・ロンドン(1957年)・・・失われた第2楽章「Menuetto」にピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.498aを編曲して加えております。この時期にしてモノラル、しかもやや曇り勝ちな音質は残念。闊達として明朗、各パート声部の響き合いも理想的なバランス。セレナータ・ノットゥルナはやや速めにヴィヴィッドな出で立ちでした。8:24-3:45-5:08-2:06-3:25。4:03-3:26-4:27。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
千年一日の如く同じ生活、朝一番に洗濯を済ませて市立体育館へ。しっかり我流メニューこなしても今朝の体重は68.1kg+100g、理由が思い当たりません。某アレルギー症状による鼻詰まり後鼻漏は既に漢方薬切れ、点鼻薬と蒸気吸入にてしのいでなんとか眠れております。それ以外体調は悪くない。昨夜は待望の「相棒」seasen21開始、いまいち筋書き流れとテンポがよろしくない感じ。(その前に昔の再放送もしっかり拝見)戦況に影響を与えない(脅し)ミサイル飛び交う烏克蘭とは別世界に平和な、ヒマな生活が続きます。日常の買い物はできるだけカードを使うようにして節約中、女房殿も同じ家族カード使用、今月の請求明細が届いて、来月予約した熊本行の航空便ホテル代が加算されたのでいつもの倍っぽい金額でした。
自分はスマホのスペックとかLINEの仕組みとか使い方、自慢じゃないがまったく理解しておりません。Tone e20とやら、おそらくは専用機種切り替え時に余った在庫処分?新規契約0円でいただきました。引退前は業務用のが支給されて、それは一切個人向けカスタマイズ不可、Googleの検索もできませんでした。(メールで職場の懇親会の案内があっても、その会場リンクは閲覧できない、とか)ガラケーの時代よりどーもケータイは不得意苦手意識が抜けません。画面や字も小さい。コピーもリンクもどうやってやるのか?状態。
先日ネット記事に某安い機種スマホのカメラを分解調査、穴が4つあっても、ダミーが2個、じつは嘘っ八であることがわかったとの記事。あわてて自分のスマホのカメラも穴3つ、いくつか塞いでみたら、ちゃんと画面も消えました。それは大丈夫みたい。充電が一日半くらいしか保たないのが不満、そんなもんらしいけど。
Chopin ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 作品26-1/3つのエコセーズ 作品72-3/ワルツ第14番 ホ短調/タランテッラ 変イ長調 作品43/レントラーとトリオ 変イ長調 遺作/ワルツ第4番 ヘ長調 「華麗なる円舞曲」 作品34-3/ポロネーズ第2番 変ホ短調 作品26-2/コントルダンス 変ト長調 - B 17/ワルツ第6番 変ニ長調 「子犬のワルツ」 作品64-1/ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2/カンタービレ 変ロ長調/ボレロ 作品19/ワルツ第3番 イ短調「華麗なる円舞曲」 作品34-2/4つのマズルカ 作品6〜アルテュール・スホーンデルヴィルト(p)(Arthur Schoonderwoerd,1966-阿蘭陀)(2002年)・・・1836年製Chopin存命中のプレイエル製ピアノ使用とのこと。作品イメージとしてはスタンウェイの華やかな音色、それは近現代千人単位の大会場に必要な機能だったのでしょう。BachやMozartだったら古楽器の粗野な響きに慣れているけれど、もともとChopinは拝聴機会は少なくて、著名なワルツ第14番ホ短調、ラスト4つのマズルカ辺り、甘い旋律に心奪われたけれど、このような素朴なサウンドに違和感がありました。全体に無骨な舞曲のリズム感が強調され、それは妙に野暮ったく響いて軽妙さ華やかさに欠ける・・・・
Chopin(1830-1831の作品集) ワルツ第14番 ホ短調 遺作/夜想曲 嬰ハ短調 遺作/4つのマズルカ 作品6/アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 作品22/5つのマズルカ 作品7/3つの夜想曲 作品9/華麗な大ワルツ作品18/スケルツォ第1番ロ短調 作品20〜アブデル・ラーマン・エル=バシャ(p)(1996ー2003年)・・・アラブ系のピアニストによるChopinなんて!?(悪しき先入観)じつはAbdel Rahman El Bacha(1958-黎巴嫩)は既に全曲録音を完了して、再録音も始まっているらしいスペシャリスト。偶然だけどここ10年ほどChopinの拝聴機会は減っていて、稀に昔馴染みのルービンシュタインくらい、久々に年代順に集めた一枚にすっかり感心いたしました。スタンウェイの華やかな音じゃない?暖かく質実なもの(違ったら恥ずかしい)切迫するワルツから始まって、嬰ハ短調夜想曲は平原朝香ちゃんもカバーした甘い旋律に泣けます(ほかの夜想曲だってたっぷり詩情漂う)。そして「アンダンテ・スピアナート」の静かに流れるような風情は一番のお気に入り、浮き立つような大ポロネーズに移行する落ち着いた部分に心奪われました。ポロネーズ、マズルカのリズムにもちゃんと、懐かしい味と揺れがありましたよ。上記スホーンデルヴィルトとはずいぶんと違います。ワルツ・ブリランテも華やかに軽快、ラストのスケルツォの切れ味も充分。夢見るように素晴らしい時間が過ぎました。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日は好天。洗濯済ませてから床屋さん経由ジャージを買いに出かけました。980円チェーンの美容院IWASAKIは住道駅横の商店街にあって、そこはかなり寂れて、メインのパチンコ屋もかつての盛況はないでしょう。空き店舗を利用して障碍者福祉の店ができておりました。こども食堂もあるのですね。味わいある個人商店にはなんとか生き残ってほしいもの、全国画一一律なチェーン店ばかりじゃオモロないっすよ。いつもとは別のスーパーに夕食材を贖(あがな)いつつ、裏通り探索も興味深く、どこにもありがちな空き家に嘆息しつつ、気分転換になりました。7kmほど歩いても今朝の体重は68kgちょうど▲200g危険水域続行中。
日本時間未明に激戦が繰り広げられていたであろう女子バレー伯剌西爾戦、2セット先取からの逆転負け残念。あとで内容はネットにて拝見いたしましょう。昨日は久々によう眠れて、これからしっかり市立体育館へ鍛えるつもり。
ほんまどうか微妙だけど大阪はコロナ感染千人切れ/昨日。11月中旬に鹿児島経由熊本に出掛けて上の孫の3歳の誕生日+七五三、先月中に飛行機と宿を予約したけれど、やや割高っぽい感じはありました。ところが地方自治体とか国の旅行支援が始まって、Fixの航空便さておき、ホテルはいったんキャンセルして補助金付きのに替えようかな、なんて邪(よこしま)な気持ちで楽天トラベルにアクセスしたら・・・ダウンしておりました。きっと全国集中しているのでしょう。ま、必ず行くと決めているから、先に予約しておくのは佳き判断だったのでしょう。
Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜セルジウ・チェリビダッケ/イタリア放送トリノ交響楽団(1962年ライヴ)・・・一連のRAIライヴ音源は音質がポイント、ややデッドだけれどまずまず良心的なステレオ。50歳の録音、テンポは晩年ほど遅くはないけれど、細部入念明晰な描き込み、雄弁な弦の歌わせ方、各声部の浮き立たせ方はこのころからの個性発揮でしょう。イタリアのオーケストラはいつになく引き締まって颯爽、第1楽章「Adagio - Allegro molto」提示部繰り返しなし、序奏のホルンが弱い感じ。第2楽章「Largo」の懐かしい旋律はたっぷり入念シミジミとした泣きの表現、だけどイングリッシュ・ホルンやらフルートに色気がちょっぴり足りない感じ。中間部もクライマックスもイン・テンポの効果は絶大でしょう。第3楽章「Scherzo. Molto vivace」に於けるスウィング感、テンションと推進力は圧巻のカッコ良さ。終楽章「Allegro con fuoco」は決然としてパワフルに締めくくりました。最終盤のシミジミとしたタメと幅広い表現はさすがチェリビダッケ、でも、オーケストラはちょっぴりパワー不足と思います。43:02(楽章間拍手含む)
R.Strauss 最後の四つの歌(ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル1972年)/歌劇「カプリッチオ」最終場面5曲(カール・ベーム/バイエルン放送交響楽団1971年)〜グンドゥラ・ヤノヴィッツ(p)・・・ Gundula Janowitz (1937-独逸)は声楽方面に薄い自分でも知っている往年のソプラノ。「 最後の四つの歌」は万感胸に迫る人生の黄昏を感じさせる名曲(夕映え「Im Abendrot」)カラヤンの緻密な表現に+彼女の正確端正生真面目なな歌唱が作品に似合います。4:04-4:52-6:16-7:09。歌劇のほうは(全曲稀に拝聴すると)多弁に語り過ぎと感じてド・シロウトには歯が立たぬ作品。この抜粋はカール・ベームのオーケストラが極上に美しく、伯爵令嬢はやはり正確端正にほのかな色気さえ感じさせるもの。作品旋律そのものに開眼させてくださいました。専門筋のコメントには”完璧”と。3:06-3:07-4:29-4:01-6:00。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
今朝は好天。昨日せっかくの連休ラストも雨模様、こちら朝には雨はほとんど上がっても終日どんより曇ってうすら寒い、洗濯物はすっきり乾きません。いつもの市立体育館へ出掛けて我流鍛錬を継続しても体調はいまひとつ、ずっと眠りが浅い感じ。今朝の体重は68.2kg▲200gずっと危険水域継続中なのは(尾籠な話題恐縮)自分にとっては稀有な、出すべきものがすっきり完全に出ていない”ちょろ出”状態に溜まっているせいかと。そんな自覚症状有。食物繊維やヨーグルトなど毎日意識して摂取+運動しても華麗なる加齢、季節の変わり目に体調を維持するのは難しいものです。内臓にちょっぴり風邪?なのかも。気分も晴れません。
露西亜は烏克蘭に大量のミサイル攻撃報復、某隣国ミサイル発射大安売り、これも気分が晴れぬ要因のひとつ。
ヲタクな話題だけど、ネットより音源を探し当ててダウンロード、例えばCD一枚分の音源が一本ファイル+CUEシートが添付され、それを専用ソフトにて分割作業するのも趣味のうち。CUEシートの記述はファイル名が長すぎたり、時に誤っていることもあって事前にテキスト・エディターでの点検、修正が必要です。これがこの間、2‐3度連続して分割作業中にエラー発生、.flacファイルが破損しております・・・そんな警告が出ます。CUEファイル修正時に記述ミス?幾度点検修正してもエラーは続いて、誤りを発見できなくて泣く泣く諦めました。こんな経験はWindows11になってからのこと、ネットに要因を調査すると、文字コードが関係しているとか?見た目正しい構文になっていても、どこかおかしい要因が隠れていると類推しております。
こんな話題、誰も興味ないやろな・・・
Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」/第8番ヘ長調〜ニコラウス・アーノンクール/ヨーロッパ室内管弦楽団(1990-1991年)・・・全集が出た当時たいへんな話題となったもの。かなり以前に、もうどの作品だったかも忘れたけれど、ちょっぴり拝聴して正直なところガッカリ、おそらくは十数年ぶりの拝聴でしょう。ヨーロッパ室内管弦楽団の音色はクセがないというか、固有の味が足りないといつも感じます。ヴェテランの指揮者はその自在な融通性を好むのでしょう。今回は遅いテンポにじっくり歌う「田園」、細部描き込みは入念にかつてほどのアクとかクセを感じません。響きはやや薄く、引き締まって乾いたサウンドは悪くないと感じました、13:22-12:07-5:11-3:51-9:52。闊達元気なヘ長調交響曲は作品に相応しい躍動を感じさせます。9:32-3:54-5:55-7:28。かつてはアクの強いアクセントに個性的な演奏と聴いたはずが、時代は流れました。
Brahms 交響曲第1番ハ短調〜ハンス・スワロフスキー/南ドイツ・フィルハーモニー(録音情報不明)・・・12年ぶりの拝聴。CDはさっさと処分してしまって、意外やこれがなかなかネットより音源再入手叶わない。このハ短調交響曲のみ再聴なりました。オーケストラの表記は様々、実態不明、大交響楽団というのもありましたっけ。一部ネットの勝手な評価に先入観ありがちなHans Swarowsky(1899-1975洪牙利→墺太利?)は名伯楽として著名、残された音源はけっこう膨大、目に付くたびにネットより入手しております。ぼんやり濁ったステレオ録音、アンサンブルはやや粗いけれど、緊張感に溢れた立派な演奏でした。第1楽章「 Un poco sostenuto - Allegro」提示部繰り返しなし。第4楽章「Adagio - Piu andante - Allegro non troppo, ma con brio - Piu allegro」はアツい快速ストレート一気呵成、なんの逡巡もタメもないノリノリの熱狂演奏でした。12:11-8:50-5:17-15:05。残り第2-3-4番音源も再入手したいもの。
Debussy 牧神の午後への前奏曲/狂詩曲/交響的素描「海」/Ravel ラ・ヴァルス/ボレロ〜クルト・マズア/ニューヨーク・フィルハーモニック(1993年/1996年)・・・丁寧な細部描き込み、とてもよく整ったバランス演奏、かつてのニューヨーク・フィルとは思えぬアンサンブルのクールな精緻さ緻密さ・・・だけど、この演奏は妙な感じ。それだけでは解決できぬ、馥郁たる雰囲気みたいなものが欠けております。ニューヨーク・フィルが現在のバランス・サウンドを確立したのは彼の功績(2000-2007年首席在任)とのこと。11:39。10:16。9:11-7:08-8:42。13:23-15:40。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
世間ではせっかくの連休最終日も雨模様。こちら昼から晴れるそうです。昨日昼から雨の予報に朝一番、洗濯を済ませて、女房殿が戻ってききました。眠りが浅くて体調はよろしくない。朝二番くらいに連続市立体育館へ出掛けて、筋トレ4種ほど+ステアマスターいつもの強度で15分こなしてスッキリ、汗を流して整えてきました。時間が違えば顔見知りは誰もいらっしゃいません。いつものことだけど体調不良≒体重増(またはその逆)とうとう今朝は68.4kg+400g、ここ3年の最高値に戻ってしまいました。意識してのダイエットが必要です。
毎朝グラノーラ+オートミール+青汁+黄粉+牛乳(または豆乳)、チーズ、濃厚野菜ジュース、ヨーグルト、たまご料理だから蛋白質は大丈夫と思います。昼は精進スパゲッティ(材料が足りなかった)夜のシチューにも肉魚蛋白質少々のみ、野菜もタイセツだけど年齢を重ねたらそこが重要なんだそう。ここ数日糖質接種が多かったかな?けっこう若い頃より肉より魚嗜好、かなり太っていた時にもコレステロールだけは正常値でしたけど。
NHKドキュメント 72hours 「旦過市場」は三度目の拝見。お店とお客の関係、その厚い人情と歴史に涙が出る思い。追加取材で二度の火災後のようすを拝見できました。市場全体の1/3が燃えて、営業を再開している店もあるようです。タイヘンやろな、想像もつきませんよ。”きっと市場は続いていく”と締めくくられました。いつかまた訪問したい。女子バレー阿蘭陀戦は3-0圧勝とのこと、テレビ放送夜中12時とはなんたること(生中継に非ず)ネット記事へのコメントを拝見すると、内容的にはけっこう苦戦、古賀の出場はピンチサーバーのみ、未だ足の負傷が心配です。
Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調/ドゥムカ 作品59/Balakirev イスラメイ〜ダヴィッド・リベリー(p)/アレクサンダー・ラハバリ/スロヴァキア放送新フィル(1993年)・・・NAXOS初期録音のレパートリーを担当していたAlexander Rahbari(1948-伊蘭)はやがて自らのレーベルDiscoverを立ち上げたと記憶します。残念ながらもう市場からは消えたみたい。David Lively(1953-亜米利加)は初耳ピアニスト。第1楽章「Allegro ma non troppo」冒頭ホルンが衝撃的な著名協奏曲はややオーケストラの響きが薄いけれど、極めて音質クリアに鮮明、整ったアンサンブルに響きに濁りはありません。、ソロは力みなもく悠々と余裕、リリカルな音色を聴かせてくださいました。第2楽章「Andante simolice」も淡々と飾りのない表現に好感を抱きました。第2楽章「Allegro con fuoco」ごりごり力技に非ず、ソロとオーケストラの有機的なバランスが暖かい。やや食傷気味に馴染の旋律は新鮮に響いて、これは思わぬ拾いもの。(20:50-7:24-7:04)物哀しい露西亜民謡風旋律である「ドゥムカ」はやがてテンポ・アップして華やかなリズムへ(8:08)ピアニストの腕の見せ所である「イスラメイ」はもがちがちの技巧披歴に非ず、なんか愉しげ。(8:49)なかなか配慮ある作品配置と思います。
Beethoven 交響曲第9番ニ短調 「合唱付き」〜イサイ・ディーゼンハウス/シュトゥットガルト・フィル/ハンス・グリシュカート合唱団/フランツィスカ・ヴァハマン(s)/マルガレーテ・ベンス(a)/フリッツ・ヴンダーリヒ(t)/オットー・フォン・ロール(b)(1955年7月ライヴ)・・・早世したFritz Wunderlich(1930ー1966独逸)のライヴ録音集に含まれていた珍しい録音。Isaie Diesenhaus(1924ー2006白耳義)は初耳指揮者、思わぬ良心的な音質、独欧では数少ないコンサート・オーケストラを率いて中庸のテンポに重厚な演奏を聴かせてくださいました。時代を勘案すると大仰なスタイルに非ず、モダーンなセンスにオーケストラは思わぬ優秀。音質も予想外に良好。Hans Grischkat (1903-1977独逸)はBachの受難曲などいくつか拝聴して、声楽では有名な方でしょう。合唱がやや遠いのもリアルな音像。知名度では類推できぬ立派な完成度、緊張感と祝祭的な雰囲気溢れる驚きのライヴでした。フリッツ・ヴンダーリヒの晴れやかな声は端正、かなり聴いてきたつもりの「第九」最終楽章声楽ソロ中屈指の出来。第1−3楽章、そして別建てカンタータ風第4楽章とのバランスが難しい作品を、なかなかの手腕にまとめておりました。15:23-10:51-17:07-23:15(拍手なし)。
Bach チェンバロ協奏曲集(サバレタ編/ハープ版)/協奏曲ヘ長調 BWV978(Vivaldli ヴァイオリン協奏曲ト長調RV310)/協奏曲ハ長調 BWV976(Vivaldi ヴァイオリン協奏曲ホ長調RV265)/協奏曲ト長調 BWV973(Vivaldi ヴァイオリン協奏曲ト長調RV299)/Handel オルガン協奏曲集(サバレタ編/ハープ版) /第6番 作品4-6HWV294/第10番 作品7-4HWV309〜ニカノール・サバレタ(hp)/ガルシア・ナヴァロ/イギリス室内管弦楽団(1978年)・・・今回拝聴したのはLP復刻、ナヴァロの伴奏がちょっぴりデリカシーを欠いた感じ。馴染の優雅な旋律は夢見るようなハープの音色に乗ってステキな趣向と思います。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
静かな日曜を迎えました。今朝は13度Cとか、寒いほど。昼から雨予報なので、朝早くに洗濯を済ませましょう。南部クリミア半島物流の要衝クリミア橋の爆発との報道、烏克蘭の仕掛けなのかどうかは未確認だけど、戦局は動いているように見えます。ならずもの某隣国は連続ミサイル発射、在庫一掃風。
こちらはいつもの日常、物価やや上昇中。昨日は気温は上がらなくても好天、しっかり洗濯して【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済ませてからから市立体育館へ。全身筋トレ8種+トレッドミル15分中ラスト5分間8km/h迄速度を上げてみました。心拍数は最高150超え。お隣の妙齢女性はかなりの速度にジョギング継続中、ナント!スマホでゲームをしておりました。
今朝の体重は68kg▲200g未だ危険水域継続中。婆さんの耳鼻科に付き合った女房殿は一度戻ってきてから、ガスコンロの調子が悪くて点検の立ち合いとか、そのまま泊まるとのことでした。な〜んもせんのもナニなので、夕方眼鏡屋に出掛けて相談。(踏まれてひしゃげた)眼鏡はぽろりと壊れたら諦めるからと、そのままムリヤリ修理お願いして一応形は戻りました。無料。早晩壊れると思うので、その時にそこにお願いしましょう。
毎日精力的な活動をまぶしく拝見している同世代がコロナ感染とのこと。他人ごとじゃありませんよ。ちゃんとワクチンを事前接種して、日常体調管理していれば、それはありがちな病と同じなのかも。人によっては長く苦しい後遺症に苦しむ人もいらっしゃるらしい。ワクチン接種に副作用がキツい方は、コロナ罹患しても症状が重いのかもしれません。月2回くらい気分転換に梅田の居酒屋を覗いて、次回は一週間後に旧友爺3人集まります。気を付けていてもどこでウィルスをもらうかわからぬものです。
Haydn 六重奏のためのディヴェルティメント 変ホ長調「エコー」Hob.:U-39/ディヴェルティメント第14番 ハ長調 「夫と妻、誕生日」 Hob.II:11(1968年)・・・珍しい作品+演奏家によるもの。「エコー」は1761年の作品だけど疑作らしい。ズザーネ・ラウテンバッハー(Susanne Lautenbache,1932-独逸)アーデルハイト・シェーファー(Adelheid Schaefer?)のヴァイオリン、トーマス・ブリース(Thomas Blees?)のチェロ。六重奏となっているけどあと残り三人はどーなっているのか。Adagio-Allegro-Menuet - Trio -Adagio-Presto 優雅な5楽章。(18:44)「誕生日」は1765年の真作、ヘルムート・スタインクラウス(Helmut Steinkraus?)のフルート、ギュンター・クルーガー(Gunter Kreuger?)のコントラバス、マルティン・ガリング(Martin Galling,1935-独逸)のチェンバロが参加します。 Presto-Andante "Mann und Weib"-Menuett - Trio- Tema: Moderatoの4楽章(18:06)どちらもノンビリ典雅な風情たっぷりな作品、そして技術的にも優れて時代を感じさせぬ気品を感じさせるもの。音質も思わぬ良好でした。
Bach トリオ・ソナタ ニ短調BWV527(原曲はオルガン)/ト短調BWV1030(原曲はフルート・ソナタ)/ハ長調BWV1037(原曲は2台のヴァイオリン)/イ短調BWV1029(原曲はヴィオラ・ダ・ガンバ)/ト長調BWV530(原曲はオルガン)〜レア・フルーツ協議会(Alessandro De Marchi(or)/Pablo Valetti(va)/Manfredo Kraemer(v))(2000年)・・・海外のレビューを拝見すると”過激なロック”、”二度と聴かない”との声も有。しっとりとした極上の古楽器アンサンブルはわずかなヴィヴラートも美しく音質極上、これがどうして過激なロックなのか、別な音源との間違い記述?話題にならなかったようで現在入手困難、内容情報を探すのにちょっぴり手間が掛かりました。ほとんど馴染の旋律、BWV1030の原曲はフルート・ソナタロ短調、旅先で偶然旧知の友人に出会ったような懐かしい感慨がありました。BWV1029はヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調からの編曲、ほの暗い躍動が魅力。こちらのほうが良いくらい。佳いものに出会いました。Bachはどれだけ編曲しても原曲の魅力を失わぬもの。トリオ・ソナタ ト長調の晴れやかな躍動に心晴れました。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日は最高気温20度Cにも届かぬ終日秋の雨。室内干しの洗濯物は丸一日掛けて今朝ようやく乾いたところ。終日引き隠ってゴロゴロ喰っちゃ寝の結末は最悪悲惨な68.2kg+300g完全危険水域(昼夜と糖質の高いものばかり喰った自覚有)本日雨も上がってしっかり市立体育館へ鍛えましょう。RIZAPがコンビニ・ジム「chocozap」2,980円/月(税抜き)で24時間使用可とか、カーブスの成功にヒントを得ているのかも。もしかしてシャワーもないのか。定着すれば業界に大きな影響を与えることでしょう。やがて転居したらご近所にあることを祈る。
昨夜、女子バレープエルトリコ戦は3-0圧勝。海外の選手は皆骨太ですね。なんかばたばたして個々の選手はあまりキレイに気持ちよろしくプレイは決まっていなかったような?林琴奈は好調でしたよ。第3セットには古賀も戻りました。残るは地元・阿蘭陀戦、明日夜しっかり応援しましょう。
中学生以来近眼乱視に眼鏡を愛用して、お仕事引退時には8個ほど在庫はありました。今年転居時に4個処分して4個に、日常はコンピューターや読書用に比較的度数が弱いもの、もう一個は遠くをしっかり見るもの、本来は運転用なんだけれど、自家用車は処分済です。老眼鏡は使っておりません。寝る前に布団の枕元に置いて、ある日女房殿に踏まれてゆがみました(遠いほう)。直しにいかんとアカンなぁ、高いんやろか、要らん出費が続きます。ま、のこり3個あるから当面大丈夫だけど。
DVDに膨大に溜めた音源、そしてHDDに保存したものも含めて、点検整理を続けております。これぞヲタク趣味、老後に余りある時間の活用。ちゃんと再生できない不良ファイルはもちろん、あまり重要でない(もう聴かない)と考える.mp3(不可逆圧縮音源)もかなり捨てて、音質状態よろしくない歴史的音源も廃棄対象としております。資料的価値とやらは場末の音楽愛好家には無縁ですから。
Dvora’k スラヴ舞曲集 作品48/72〜ヴァーツラフ・ターリヒ/チェコ・フィル(1935年)・・・てなこと云いつつ、こんな戦前のちょっと情けない音質音源も、ローカルな味わい深いサウンドとリズム感を愉しめるもの。Vaclav Talich (1883-1961捷克)62歳の記録。Dvora’k はほんまにメロディ・メーカーでして、ある時は哀愁にしっとり甘く、ある時は溌剌と躍動ノリノリの泥臭い舞曲連続、この作品は大好きでっせ。
Telemann Quatuor in G major(フルート、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音)/Concert in A major(フルート、ヴァイオリン、チェロのための)/Ouverture - Suite in D major(オーボエ、トランペット)〜アウグスト・ヴェンツィンガー/バーゼル・スコラカントルーム(1964‐65年)・・・ヴェンツィンガーによる「食卓の音楽」録音の半分くらい。この作品は”ちょいと色気に足らぬBach風”けっこうお気に入り。古楽器の嚆矢として人材育成にも成果はあったけれど、現代の耳で聴けばそのノンビリとしたリズム感、技術的な問題、音質含めて、少々聴いていてツラいと感じました。それを懐かしく、称賛する声は内外超えてコメントは伺えるけど、ごめんなさい。
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(ライプツィヒ放送交響楽団1949年)/Wagner 「ファウスト」序曲(ベルリン・フィル1944年)〜ヘルマン・アーベントロート・・・ことし2022年7月にケンプとの協奏曲を拝聴したけれど、このCD4枚組音源は廃棄検討対象。Hermann Abendroth(1883ー1956独逸)は一部熱狂的な激賞を拝見するけれど、音質状態を勘案してほとんど避けておりました。念のため再生確認して、やや遠い音質さておき、思わぬ颯爽としてカッコよい「英雄」に驚き。第1楽章提示部繰り返しなし、太古浪漫時代の古豪のような重量級演奏を想像していたら、やや速めのテンポに流れのよろしい勢いと陰影に、ホルンもなかなかの迫力。熱く盛り上がります。第2楽章の葬送行進曲も雰囲気たっぷり、劇的なタメも決まって、ストーリーを感じさせる世界。第3楽章のスケルツォの推進力も素晴らしい。そして粗野なホルンの説得力!終楽章も速めのテンポに堂々と駆け抜けました。14:35-17:33-5:41-12:15。13:10。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
久々の雨、そのまま秋は深まって本日の最高気温予測は20度Cとのこと。昨日朝は千年一日の如く同じ生活、洗濯を済ませて市立体育館へ、短パンはあきらめました。左手首の調子も戻って筋トレ8種しっかり負荷もいつも通り鍛えて+エアロバイク15分=今朝の体重は67.9kg▲300g、まだまだ高め安定中です。両脚内転筋+外転筋の鍛錬は軽いものだけど、かなり効く手(脚?)応え有。
キシダさん、官邸スタッフに息子を入れたとか。寂しいのかな?相談できる人がいないのか、発想が古いのか。絶対多数を誇る与党を抱えても問題山積、意外と孤独なのかも。SMSに「宅配をお届けしましたが、不在なので持ち帰りました・・・」着信通知がありました。例の詐欺でっせ、メッセージアプリを開けたら既に自動ディフェンス削除されておりました。自分のスマホ番号は通常050番号でSMSは使えない、090番号はほんの限られた確認用登録のみ公開していないから、きっと無作為に番号を組み合わせて送ったものでしょう。
CD処分先から流出したメールアドレスに怪しい誘いが届く件は継続中、アドレスは変更済、旧アドレスは一か月で無効になるので、ぼちぼちこれもなくなることでしょう。世の中には悪意のある方はどこの国にも存在します。カードから自動補填されるSmart ICOCAは、JR-West会員登録時に住所を一部間違えて届けられないとのこと、あわてて修正してメールを送っておきました。さて、こんどは大丈夫か。(メールが追って届いてキャンセル扱い。再度申し込みが必要とのこと)
Bach カンタータ第71番「神はわが王なり」/第76番「天は神の栄光を語る」/第10番「わが魂は主をあがめ」〜ペーター・ヤン・リューシンク/ネーデルランド・バッハ・コレギウム/オランダ少年合唱団(1999年〜2000年)・・・20年以上前、2001年1月に全曲CDを入手した(恥ずかしい)経緯記録が残っておりました。(処分済) 記憶ではBrilliantがBach全集発売を企図して、土壇場でアーノンクール/レオンハルト全集音源貸与を断られて急遽独自録音を進めたはず。 Pieter Jan Leusink (1958-阿蘭陀)はもともと合唱畑の人、ソプラノはボーイ・ソプラノ、アルトはカウンターテナー、合唱は少年合唱団、すべて男声によるもの。久々の拝聴は不安定な声楽ソロ、古楽器アンサンブルもあまり上手いもんじゃないけど、素朴敬虔な気分に溢れて、不器用な演奏も悪くないと感じました。音質もよろしいしね。Bachのカンタータは独逸の節季やらプロテスタントの基本知識、もちろん独逸語不如意故、内容をまったく理解できません。美しい旋律と和声、敬虔な風情のみを堪能しております。これ以上の言及は不可。作品によっては馴染みの協奏曲旋律が出現したり、発見も多くて愉しい。<第10番>ルース・ホルトン - Ruth Holton(s)/クヌート・ショッホ - Knut Schoch(t)/バス・ラムセラール - Bas Ramselaar(b)/シトセ・ブヴァルダ - Sytse Buwalda(a)<第71番>ルース・ホルトン - Ruth Holton (s)/シトセ・ブヴァルダ - Sytse Buwalda(a)/クヌート・ショッホ - Knut Schoch(t)/バス・ラムセラール - Bas Ramselaar(b)<第76番>マリオン・ストリーク - Marjon Strijk (s)/シトセ・ブヴァルダ - Sytse Buwalda(a)/クヌート・ショッホ - Knut Schoch(t)/バス・ラムセラール - Bas Ramselaar (b)
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン/ハーグ・レジデンティ管弦楽団(2002-3年ライヴ)・・・ほとんど話題になっていない全集録音より。淡いオーケストラのサウンドには芯が甘い、第1楽章「Allgro con brio」は快速にほとんど飾りや起伏のない表現に力みはない推進力。重厚長大なるBeeやんを求める方々には屁みたいな、との評価もあり得ることでしょう。第2楽章「Adagio assai」葬送行進曲に劇的詠嘆を求めるなら、あまりに淡々とした速めの歩み。第3楽章「Allegro vivace」快活なスケルツォはデリケートな弱音から重量感より軽妙さが目立ちます。第4楽章「Allegro molto」は変奏曲、急ぎ足に落ち着かぬ軽量なサウンド。古楽器による粗野な雑味に非ず、素直過ぎるさっぱり演奏だけど、これはこれで悪くない、けっこう好き。15:07-12:54-5:34-10:49。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
一気に気温が下がって秋の色深まる昨日。朝もなかなか明るくなってくださいません。もうTシャツ短パン姿でトレーニングルーム通いというワケにもいかず、夕方秋冬用のジャージを見に行って(結局買わず)そのまま寿司を喰って贅沢、帰りにチーズケーキを買って珈琲喫しました。結果今朝の体重は68.2k+700gにショック。女子バレー伊太利戦の高さ、エゴヌの強烈スパイクに完敗してガッカリ。古賀はお休み。挙句、幾度同じ過ちを繰り返すのか、ネットより某大型全曲録音発見して三日ほど、時間を掛けてダウンロード、昨日朝ようやく完了、圧縮保存する段になって4か月度前に入手済であることを発見いたしました。全部はともかく一部は拝聴していたはずなのに、全然記憶がないことにちょっと愕然としました。
左手首の痛みは癒え、足腰の調子もまずまずなので、本日はしっかり鍛えるつもり。
古楽器の素朴粗野な響き、闊達なリズム感が大好き。ところが以下3人のフォルテピアノ奏者がノーミソ内で混同、記憶は混乱しております。音源整理していて、どーもどれがどーやらワカラんようになってしまう。
アルテュール・スホーンデルヴィルト(Arthur Schoonderwoerd,1966-阿蘭陀)
ロナルド・ブラウティハム(Ronald Brautigam,1954ー阿蘭陀)
クリスティアン・ベザイデンホウト(Kristian Bezuidenhout,1979ー南阿弗利加)
Mozartのピアノ協奏曲音源を点検整理して、この3人の区別が曖昧になります。いずれ阿蘭陀系の方々、実際に音源を聴けばその個性の違いに納得するけれど、どーもノーミソ中でごっちゃになっているのが情けない。顔も全然ちゃいまっせ。
Mozart ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調K.271「ジュノーム」/第12番イ長調K.414/ロンド イ長調K.386〜ロナルド・ブラウティハム(fp)/ ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ /ケルン・アカデミー(2009年)・・・ロナルド・ブラウティハム(Ronald Brautigam,1954ー阿蘭陀)はたしか旧録音Beethoven協奏曲ではモダーン楽器だったと思います。練り上げられた少人数の古楽器(風)伴奏、速めのテンポ、ソロはおもちゃのように弱く、デリケートな儚い打鍵。華やかな「ジュノーム」はいつになく静かな音楽に響きます。もともと控えめな味わいのイ長調協奏曲はこじんまりして親密なテイスト。ステキなロンド イ長調はちょいと素っ気なさ過ぎるほどさっぱり味付けでした。9:11-9:45-9:06。9:00-7:10-5:59。8:25。初めてMozartのピアノ協奏曲を古楽器で聴いたのはもう30年ほど前?旧東独逸系の人々、その軽く素朴な響きに新鮮な衝撃を受けた記憶も鮮明です。その感銘が蘇らない。
Bach 序曲(管弦楽組曲)第3番ニ短調BWV1068/チェンバロ協奏曲ヘ短調BWV1056/ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調BWV1051/3台のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲ニ短調BWV1063〜カフェ・ツィンマーマン/パブロ・バレッティ(コンサートマスター)/セリーヌ・フリッシュ(cem)他(2004年/2010年)・・・Cafe Zimmermannは仏蘭西の古楽器団体。4年ほど前に集中してBach作品を聴いて、その新鮮な響き、独逸の峻厳とはまた風情の異なる寛(くつろ)いだサウンドを堪能しておりました。G線上のアリアがあまりに有名なニ短調組曲はスケール大きな構えに非ずさっぱりとした風情(9:34-3:32-3:55-1:07-2:33)。ヘ短調協奏曲はほんの短い哀愁(3:12-2:43-3:11)中低音弦+通奏低音のみという変ロ長調協奏曲は渋く古雅な響き(5:34-4:39-4:39)。ニ短調協奏曲はオリジナルが不明な作品、ほの暗い魅惑の旋律にチェンバロが絡み合って躍動しておりました。(4:41-3:40-4:30)どれもほとんど記憶のイメージ通りなんだけど、かつての愉悦がストレートに感じ取れない。いまさら昔のスタイル嗜好に戻れないけれど、ちょっぴり古楽器スランプに至っております。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
雨予報だったけれど今朝は止んで涼しい朝。未確定情報だけど、行方不明だった千葉のこどもが遺体で発見されたらしい。先日似たような哀しい事件があって、親にしてみれば胸つぶれる思いでしょう。事故か事件なのかもわかりません。こんなニュースはツラいっすよ。昨日朝、連続だけど女房殿に付き合ってトレーニングルーム行き、左手首の調子がいまいちなのと腰辺りの筋肉痛が気になります。全体に負荷を抑えて筋トレは6種、ハイプーリー(背筋)とマルチプレス(肩辺り)は左手首に負荷が掛かるので避けてお休み。ハイプーリー一筋マシン独占!熱心な爺さんに譲りました。
トレッドミル15分の有酸素運動も走らず6km/h一律のウォーキングのみ、最高心拍数は121程度、前日のステアマスターの時は最高150を超えました。脂肪燃焼にはこのくらいのほうが適切らしいけれど、脚腰への負荷を考慮しての抑制でした。幸い左手首は膏薬が効いて、かなり快復しつつあります。明日は大丈夫かも。今朝の体重は67.5kg+200g。
なんもせんとじっくり休むか、それなり身体を動かしたほうがよろしいのか、シロウトには判断が難しいところ。思い出したのは中国戦で脚を捻挫した女子バレーのエース古賀、こちら場末の引退爺とはあまりに対極な別世界、じっくり休んでムリせず治療に専念、スキルを維持することと快復のバランスを考えて仲間に委ねるのも大切なのでしょう。白耳義戦は第1セット伯剌西爾戦と同じメンバーに挑んで取られ、第2セット以降は古賀復活、高さのある宮部藍投入、石川引き続き絶好調、林も決めて連取、勝利いたしました。白耳義のエース・ヘルボッツのスパイクは強烈ですよ。よく抑えました。日本はサーブで乱しました。今夜は王者・伊太利戦。カンタンには勝たせてくれんでしょう。
Bruckner 交響曲第8番ハ短調(ハース版)〜カルロス・パイタ/フィルハーモニック・シンフォニー・オーケストラ(1982年)・・・前回拝聴2015年10月。一時話題となった爆演指揮者Carlos Paita(1932-2015亜爾然丁)による大曲。オーケストラは自ら創設したらしいけれど、けっこう立派な、パワフルな金管炸裂演奏でした。元気いっぱい、第1楽章「Allegro moderato」第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」は速めのテンポ、ほとんど素っ気なく粗っぽくも一本調子に疾走するアツい演奏、一転第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend」はテンポはやや速めを維持しつつ静謐に、深く沈溺しつつ燃え上っていくところ、ここはなかなかの出来でしょう。終楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」も速めのテンポに疾走、深刻深淵、陰影の欠片もない、ある意味爽快な金管が鳴り響いて、ラテン系のBruckner?は、やはり異形でしょう。13:11-13:35-25:53-20:57。
Mozart ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466/第22番 変ホ長調K.482〜デレク・ハン(p)/ポール・フリーマン/フィルハーモニア管弦楽団(1993年)・・・Proarteレーベルの音源をBrilliantが買い取って全集に入れたと類推されるもの。Derek Han(1957ー亜米利加)Paul Freeman(1936ー2015亜米利加)は知名度的には低いけれど、演奏録音とも極上仕上げ。粒のそろった現代ピアノは潤いに充ちて、ほとんど恣意的な飾りやテンポの動きを見せぬ、作品のテイストを活かしたていねいなバランス仕上げでしょう。ニ短調協奏曲は激性を強調せぬ端正な哀しみ、変ホ長調協奏曲はノンビリとした風情に気品が漂う瑞々しいタッチに響きは濁らない。、ポール・フリーマンの伴奏も万全でした。終楽章「Allegro」は、映画「アマデウス」の朝帰り場面だったはず。13:54-8:24-7:51。14:01-8:52-12:20。
Tchaikovsky ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ユージン・グーセンス/ロイヤル・フィル/1953年)/Khachatolurian ヴァイオリン協奏曲ニ短調(ハンス・ミュラー=クライ/シュトゥットガルト南ドイツ放送交響楽団1962年)〜イダ・ヘンデル(v)・・・Ida Haendel(1928ー2020波蘭→英国)はその知名度のワリにほとんど拝聴機会を得ませんでした。両作品とも露西亜とか亜美尼亜の泥臭い旋律をツブシや小節をたっぷりクサく効かせて・・・みたいなイメージ作品だけど、これは細部微妙なニュアンスたっぷりに、洗練されて味わいあるヴァイオリンでした。Tachikovskyはモノラルでも音質良好、Khachatolurianも同様の完成度でした。18:34-6:51-9:29。14:19-12:40-9:30。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
この好天気温も本日迄とのこと。明日より最高気温はぐっと下がって本格的に秋がやってくるそうです。いつもは同行する女房殿は婆さんの耳鼻科とか、昨日朝一番洗濯(リビングのカーペットも)とストレッチ済ませて、独りで市立体育館へ。コンビニ前でいきなりビニール袋を拾ったのでしっかり、路上ゴミ大量に収集しつつ到着、筋トレはしっかり全身8種+ステアマスター15分の結末は鈍い腰痛(筋肉痛)これはいつものこと(おそらくはスクワット40回+ゴミ拾い所作の結果)。左手首の不調は初体験、一日膏薬を貼っても軽快しません。これではハイプーリー(背筋運動)は難しいでしょう。今朝の体重は67.3kg▲200g。
村上宗隆は最終戦で56号を打って王貞治超え、そして三冠王へ。若いのに立派なものですよ。但し、野球に興味はほとんど失って、昔はスワローズのファンでした(古田の頃)。基本は純パの会だけど。テレビで拝見するスポーツはほとんどバレーボールのみ。あとは膨大なる音源データ点検整理廃棄のヲタク趣味+料理の日々。
このサイトは誤字脱字、スペルミス、ヘンな文書つながりに赤面連続。できるだけ見直して時々修正しているけれど、常々拝見いただいている奇特な読者は呆れていらっしゃることでしょう。その理由はネタの”寄せ集め”。日常生活の思いつきはGoogle Keepに、音楽拝聴ネタは(Evernoteあきらめお勧めいただいた)Simplenoteへ。スマホでも使用可能、保存アクション必要ないのが便利(自動保存)思いついたら気軽にメモって、あとは組み合わせて情報の裏取り補筆を加えて「音楽日誌」や【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新としております。
思いつきメモ即記入だから誤字脱字はありがち。複数のネタをつなげるから文書のリズムもおかしくなる・・・というのは言い訳。点検校正をちゃんとしていないだけですよ。いずれ流行りの”映え”(見栄?)とは無縁の世界、自分の備忘録≒ボケ防止のためにやっていること、なんとか嗤って許していただきましょう。
Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調 /2つのラプソディ 作品79/7つの幻想曲集 作品116より第1/2/4番/4つの小品 作品27より第1/2/3番/ハンガリー舞曲第6番第7番〜ヴィルヘルム・バックハウス(p)/エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団(1932-39年)・・・歴史的音源はもう控えようかと考えていたのに、1932年録音の協奏曲はかなりしっかりとした音質に驚き。ボウルトのオーケストラは盤石の重心の低さ、重厚な厚み。Wilhelm Backhaus(1884ー1969独逸)はその昔(1960-70年代)あまりにメジャーな存在だったので、かえって拝聴機会を失っておりました。後の録音(1953年)は聴いていないと思います。”鍵盤の獅子王”とはあまりに重厚長大高度成長時代のクサいコピー、たしか使用楽器はベーゼンドルファー?スタンウェイの華やかに切れ味のある音色に非ず。剛直な管弦楽の開始、それに応える優しく落ち着いたピアノの対比も秀逸、第2楽章の静謐、終楽章の怒涛の進撃も力強く、録音の旧さ乗り越えて手応え充分のスケールでした。19:15-12:42-11:02。小品集の後ろ向きに寂しげな風情は、彼の鬱蒼とした風情に似合っておりました。誰でも知っているハンガリー舞曲は揺れ動くテンポに愉しいもの。
Lyrita Classics/Balfe ギャロップ「The Bohemian Girl」より(ニコラス・ブレイスウェイト/フィルハーモニア管弦楽団)(1:26)/Elgar 「エニグマ」変奏曲より第10変奏「ドラベッラ」(アンドルー・デイヴィス/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)(2:41)/威風堂々第5番ハ長調(アンドルー・デイヴィス/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)(5:41)/Delius 楽園への道「村のロメオとジュリエット」より(マイヤー・フレッドマン/ロンドン・フィル)(10:49)/Grainger 羊飼いの呼び声(ニコラス・ブレイスウェイト/ロンドン・フィル)(2:11)/固定されたド(ニコラス・ブレイスウェイト/ロンドン・フィル)(5:04)/Harty アイリッシュ交響曲より第2楽章 「The Fair Day」(ヴァーノン・ハンドリー/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)(3:01)/Warlock キャプリオール組曲(ニコラス・ブレイスウェイト/ロンドン交響楽団)(9:47)/Berners バレエ音楽「ネプチューンの凱旋 」より「ホーンパイプ」(ニコラス・ブレイスウェイト/ロンドン・フィル)(1:50)/Holst セント・ポール組曲(イモージェン・ホルスト/イギリス室内管弦楽団)(13:28)/Vaughan Williams トーマス・タリスの主題による幻想曲(エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル)(16:08)(1966-1979年)・・・趣旨がようわからんけど、Lyritaというレーベルの英国音楽を寄せ集めたもの。誰でも知っている著名旋律多く、Balfeの作品とかNicolas Braithwaite(1939-英国)辺り名前さえ初耳だけど、どれも穏健に親しみやすい作品ばかり、音質も良好でした。セント・ポール組曲ラスト「The Dargason」にはグリーンスリーヴズが木霊します。要らん話題だけど、Andrew Davis(1944ー英国)はアンドリューに非ず、Vernon Handley(1930ー2008英国)はハンドレイじゃない。Adrian Boult(1889-1983英国)はボールトとは読めまへんって。違ったらごめんなさい。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日日曜は全身鈍い筋肉痛、快晴でも頭痛もあって体調よろしくない。頭痛は今朝も継続中。カーペットを洗濯してなかなかよろしい感じ、本日引き続きリビングのもキレイにしましょう。大型不燃ごみはご当地では無料(連絡予約は必要)ぼちぼち有料になるらしい。92歳の婆さんのところには要らぬものがたくさん、女房殿が少しずつ持ち出してこちらより回収してもらうことにしました。甥の懐かしい(恥ずかしい)エロビデオ(VHS)は先に処分済。我が家のは(インクだだ洩れ)プリンターとかテフロンが剥げてしまったフライパンとか、それくらい。そこに、異様に重い謎の工具箱、竹刀、レコードプーレーヤー(欲しい人はいるかも?)ほか、所定の場所に痛む脚腰押して3往復してきました。琴二台は未だ様子見、そのまま保存してあります。女房殿によると”異様に重い謎の工具箱”は回収前に消えていたのとのこと。金属だから売れるのでしょうか。
昼から梅田に出掛けてビール一杯のみ気分転換(前回通り掛かって気になっていた居酒屋訪問)MANACAの残金をなくすのが主眼、既にICOCAをネットより手配済、到着を待っているところ。こんどはカードより自動で補充される仕組みだそうです。MANACAのデジポット回収、いつか名古屋に出掛ける機会に解約するしかない。ま、ポイントその他で元は取ってあります。今朝の体重は67.5kg▲400g。昨夜、女子バレーは亜爾然丁にストレート圧勝、石川絶好調、強烈なスパイク、サーブも素晴らしい。ようやくの復調です。負傷している古賀を温存したのも良い判断でしょう。
Mendelssohn ヴァイオリン協奏曲ホ短調〜ユーディ・メニューイン/ウィルヘルム・フルトヴェングラー/ベルリン・フィル(1952年)・・・ファンの方には申し訳ないけれど、メニューインの技巧には疑念を持っていて、いくつかの録音はかなりつらかった記憶もありました。甘い哀愁の旋律の名曲は誰でも知っている歴史的録音、聴いているようでおそらく初耳、その良好な音質に驚きました。ここではフルトヴェングラーの伴奏もソロも端正に、しっとり美しい、ほとんど絶品の完成度。12:30-7:54-6:45。
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1962年)・・・これも昔馴染みの鉄板演奏・・・1984年録音さておき、こちらを聴いたコメントはサイト内検索ができません。もう20年くらい聴いていない?BOOK・OFFで100-150円で売っていた駅売海賊盤の記憶も鮮明、颯爽としてカッコ良い演奏だった記憶有。やがて幾星霜、快速溌剌リズムのエッジを効かせた古楽器演奏も数多く馴染んで、この演奏の印象もすっかり変わりました。カラヤン54歳、厚みと色気のあるオーケストラを自在にコントロールして余裕の演奏ぶり。テンポは適度な中庸に感じます。第1楽章「Allegro con brio」は適度な力感と勢いに、肩の力が抜けて颯爽とした開始。テンポも慌てぬ中庸。(14:50)第2楽章「Adagio assai」葬送行進曲も微妙な表情の変化、細部描き込みは入念、昔はこれをムーディと嫌っていたはずだけど、現在の耳にはさほどに嫌悪感もなし。クライマックスでの幅広いインパクトはちょいと芝居掛かっているけれど、ホルンの雄弁さには文句なく痺れました。(17:06)第3楽章「Allegro vivace」スケルツォは重量級の戦車隊快進撃。弱音の抑え方メリハリも憎いくらい上手い。(5:46)第4楽章「Allgro molt」抑制が効いて、やがて徐々に圧を強めていくところは圧巻!スーパーオーケストラであるベルリン・フィル、オーボエは眩暈がするほど美しく、フルートにも艶があってさすが名人揃い。ホルンの分厚さのダメ押しには仰け反りました。ラスト、あまりの堂々たるテンポダウンは好悪を分かつところでしょう。(12:18)
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
日曜の朝も好天。アントニオ猪木さん逝去、79歳。多くの人に愛され、強靭な肉体イメージがあるから病に衰えた姿にはショックを受けたものです。昨日二度も洗濯したのは本日これよりカーペットを洗うため、キッチンのが汚れ目立って、ことし転居時に洗えるタイプを選んで正解でした。市立体育館では前日の野崎観音参りの足腰疲労を勘案して、両脚内転筋外転筋、背筋胸筋のマシンのみ、腹筋鍛錬は失念、有酸素運動は省略、さっさとシャワーを浴びてスーパーに買い物に寄ったのをウォーキングといたしました。今朝の体重は67.9kg+300g危険水域に迫ります。要因不明。
露西亜情勢は切迫して不穏、なんとか事態は収まってほしいと願います。露西亜撤退烏克蘭勝利しか考えられんけど。
女房殿の弟の下の娘が結婚するとのこと、たしか息子のお嫁さんと同い年のはず。お相手はアルバイトをしながらバンド活動をしていたらしいけれど、それをあきらめて就職なってようやく許しが出たらしい。姪はたしか理学療法士、ちゃんとした資格を取ってそれなりのお給料だったらしいけれど、お仕事キツ過ぎて辞めたそうです。そういえば先日お仕事中に倒れて大騒ぎしてましたっけ。過労だったのか。現在100円ショップの物流センターにパートで働いているとのこと、なんかもったいないなぁ。せっかく専門のスキルや資格があるのに、労働条件が厳し過ぎて続けられないなんて。息子のお嫁さんも山口大学出て、現在は赤ちゃん二人抱えてタイヘンだけど、学びの成果を活かせる職はなかなかないでしょう。先の見えない残念な日本だと思います。
自分の前職場は産休育休女性採用登用育成には熱心なところでした。なかなか採用されるのは難しかったみたい、それでも数年で辞める人はけっこうありました。
昨日朝一番【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済。その流れ
Haydn 交響曲第34番ニ長調/第35番 変ロ長調/第36番 変ホ長調/第37番ハ長調〜アダム・フィッシャー/オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団(2001年/コンサートマスターはヴォルフガング・レディック)・・・ウィーンの演奏者中心に集めてじっくり研究を進めながらの贅沢なセッション録音、そりゃNIMBUSもつぶれまっせ(のち再建/全集音源はBrilliantが買い取り)コンマスはウィーン・ピアノ・トリオのヴァイオリニストとのこと。1987年より始まった録音もほとんどラスト、ハイドン・ザール(墺太利東部ウィーンの南にあるアイゼンシュタット)での録音もすっかり馴染んでクリアに自然な音質でした。録音スタッフも演奏者もすっかり信頼関係を築き上げた成果でしょう。小編成、引き締まったバランス・サウンドは快活、ティンパニの迫力も適度、ヴァイオリンもチェロもソロとして大活躍、ホルンだって気が遠くなるほどの美しい音色に聴き惚れるもの。伺った情報によると第35番 変ロ長調第2楽章「Andante」ラストのピチカートは参加メンバーで話し合って改変しているとのこと。6:25-5:15-2:55-2:33。5:03-4:05-3:03-3:29。5:13-3:58-3:06-4:00。4:25-2:53-3:33-2:19。
Dvora'k 交響曲第8番ト長調(1958年)/交響曲第9番ホ短調「新世界より」(1959年)〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団・・・前回は2020年9月。この時期にして音質かなり上質。第8番第3楽章「Allegretto grazioso - Molto vivace」の甘美なワルツはたっぷりと歌って、最終楽章「Allegro ma non troppo」に於ける金管炸裂超絶技巧に痺れました。10:04-10:08-6:22-9:12。「新世界」は第1楽章「Adagio - Allegro molto」提示部繰り返しなしは残念。かっちり曖昧さのないアンサンブル、強靭なフレージング、燃えるようなテンションと推進力、オーケストラの技量は極上です。このアンサンブルの見事さ、鉄板演奏に間違いない。8:41-12:11-7:53-10:55。
Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜アレクサンダー・イェンナー(p)/ディーン・ディクソン/ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団・・・2012年1月に拝聴していてそこではウィーン国立歌劇場管弦楽団(フォルクスオーパーが正解)モノラル録音としていたけれど、鮮明なステレオは現役水準、LP初出が1960年とのことだから1950年代後半の録音でしょう。Alexander Jenner(1929-墺太利)はご存命?教育者として有名でした。Dean Dixon(1915ー1976亜米利加)は録音があまり残っていないのが残念な、忘れられ気味の指揮者。恐るべき立派な、悠々とスケール大きく力みを感じさせぬ余裕のピアノ、管弦楽伴奏も深く美しいピアノ伴奏つきの交響曲を堪能いたしました。17:03-8:14-12:55-9:22。
2022年10月某日/●隠居生活初心者入門の日々
9月とともに秋の気配を感じて、未だ昼間の日差しはきついけれど10月はすっかり秋本番でしょう。幸い今度の台風は本部直撃コースから外れたとのこと。六代目三遊亭円楽さん逝去。享年72歳、あまりに残念。圓生の名跡はどうなるのでしょうか。テレビでよく見かける方々が次々と彼岸を渡ります。昨夜、女子バレー対伯剌西爾戦3-1金星は40年ぶり、エース古賀抜きで頑張りました。井上、林に加えて石川が頑張った!(髪型変えたのは真鍋監督の助言とか)ここ最近不調でしたから。じつは第3セットを失って、第4セットも伯剌西爾の流れで開始、このままの流れで逆転負けを予測、そこで力尽きて寝てしまったので、ちゃんと勝利の瞬間を喜んでおりません。伯剌西爾には41歳の代表が出場して、スポーツはリアルな体力勝負、その努力精進には称賛を惜しみません。
昨日朝洗濯済ませて、あまりの好天にご当地に敬意を表して大切なポイント野崎観音さん訪問を決意。地図を確認するといつも通っている市立体育館よりほんの1kmほど先、女房殿は「300段の石段がある」とのこと、不安のある両膝をサポーターで固めて自宅より3kmほど?実際は181段でした。禅寺なんですね。ほか誰も参拝者はいらっしゃらない。お参り済ませて辺りは閑静な住宅街、汗まみれに帰りいつもの市立体育館に寄ってシャワーのみ利用しました。天気がよろしかったら通ってお参りする・・・そんな日常行為も充分鍛錬になると実感いたしました。両脚ぱんぱん!膝は大丈夫。本日のトレーニングルームは控えめな強度にいたしましょう。その前に入念なストレッチも必要。あとは昼寝三昧、体重は67.6kg現状維持。
Haydn 交響曲第6番ニ長調「朝」/第7番ハ長調「昼」/第8番ト長調「晩」〜トレヴァー・ピノック/イングリッシュ・コンサート(1986年)・・・なんと19年前からこの作品を聴いていた記録有。それを読むとアダム・フィッシャーも聴いていたみたいです。(記憶雲散霧消)各々4楽章交響曲の体裁を整えているけれど、雰囲気はあちこちソロが活躍して合奏協奏曲みたい。しっとりとした古楽器演奏は味わい深く、洗練されておりました。どれも第3楽章「Menuetto」のノンビリとした風情、第2楽章(緩徐楽章)が纏綿と歌って長くなっておりました。Trevor Pinnock(1946ー英国)は古楽器を扱っても過激なリズムに至らず、マイルドなバランスと洗練サウンドを維持しておりました。
Mozart ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503/Bach ピアノ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056〜アンドレ・チャイコフスキー(p)/フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1958年)・・・Andre Tchaikowsky(1935ー1982波蘭)が47歳で亡くなったのは残念。これが一番知られている録音とのこと(Wikiによる)遅いテンポによるハ長調協奏曲はライナーによる入念なる重い伴奏、RCAの見事な現役水準の音質。明るく平明に大きな作品はしっとり落ち着いた風情に表現されて、23歳の才能をしっかり確認させるもの。なぜかLP発売当時お蔵入りとなったらしいBachになんの瑕疵があったんでしょうか。これも立派な演奏ですよ。16:35-7:28-8:51。3:40-3:18-3:31。