【♪KechiKechi Classics♪】トップページへ

音楽日誌

京都の南禅寺インクライン
今月の近況2022年6月2022年5月2022年4月2022年3月2022年2月2022年1月2021年12月2021年11月●メールはメールはこちらへへ●最新の「音楽日誌」はこちら△上方に新しく更新いたします△written by wabisuke hayashi

WWWを検索
【♪ KechiKechi Classics ♪】サイト内検索

2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

7月もラストの日曜。本日も蝉の声全開の朝を迎えました。昼過ぎに静かになる時期があって、あれはどういう仕組なのでしょうか。散々歩いて今朝の計量は66.3kg現状維持。昨夜はチキンカレーに豚肉の唐揚げ+ビールでした。

ヤフオクに出していたLenovo G575(Zolin Linuxにて稼働)LenovoG575 2017年9月30日入手19,900円税抜は1,500円の値が付いたので早期終了させました。昨日朝、市立体育館に出掛けて軽く4種ほど筋トレ+トレッドミル15分こなして買い物経由帰宅したら、もう入金処理が終わっていて、昼から往復5km、炎天下歩いて大東郵便局に送付してきました。先月今月と3台ノートパソコンを送り出して、身辺整理は続きます。

工事用作業足場の撤去作業はぼちぼち着手開始、本格的な人員投入は来週になるのでしょう。この猛暑にほんま、タイヘンなお仕事だと思います。こちら、暑さに耐えられなくなったらエアコン導入、電力消費、熱風を放出して地球温暖化に拍車を掛けて申し訳ないけど、体調崩しちゃ元も子もないっすから。女房は無事4回目のワクチン接種終えて、夕方ご帰還。腕がちょいと痛い程度の副作用みたい。

Gramola 99141Elgar ヴァイオリン協奏曲ロ短調(2017年)/ヴァイオリン・ソナタ ホ短調(2018年) 〜トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(v) /ジェームズ・ジャッド/ロイヤル・フィル/マイケル・コースティック(p)・・・Thomas Albertus Irnberger(1985-墺太利?)は未だ若手、詳細情報が探せません。作品そのものが内省的鬱蒼としたもの、ここでのヴァイオリンもしっとりと落ち着いて、濡れたような美音が身上でしょう。線は細めで素直、やや大人しすぎて起伏やら節回しの個性はオモロない感じ、暗鬱なる作品風情を堪能できません。17:48-12:14-19:10。ヴァイオリン・ソナタもデリケートな抑制演奏でした。8:23-9:09-9:27。

SCRIBENDUM SC 011 Disc1Bruckner 交響曲第7番ホ長調(改訂版?)〜カール・シューリヒト/ハーグ・フィル(レジデンティ管弦楽団)(1964年)・・・18年ぶりの拝聴。Brucknerとの出会いはこどもの頃LP時代第4番 変ホ長調(ワルター/コロムビア交響楽団1960年)それを別格とすると社会人となって初めて出会ったBrucknerがこのCarl Schuricht(1880ー1967独逸)でした。ぼんやり芯の甘い、バランスよろしからぬ劣悪音質(低音も弱い)しかしオーケストラの技量云々乗り越え、なんせ長年耳馴染んでいるせいかスムースに音楽がノーミソに入り込みます。若く貧しかった頃はこればかり聴いておりました。さらさらと流れるようにデリケートな第2楽章「Adagio.Sehr feierlich und sehr langsam(非常に荘厳に、そして非常にゆっくりと)」は指定より落ち着かぬ駆け足でしょう。クライマックスに打楽器が鳴り響くからノヴァーク版とはカンタンに云えぬそうな。速めのテンポに軽快な推進力は第3楽章「Scherzo」に顕著、中間部の悠々たる歌もニュアンスたっぷり。20:30-18:38-8:49-12:27。

Kocsis Zoltan(1952ー2016洪牙利)Debussy 牧神の午後への前奏曲(Ravel編)/リンダラハ(Lindaraja)/夜想曲(Ravel+Kocsis編)/Bartok 二つの映像/Ravel ラ・ヴァルス(以上Kocsis編)〜ゾルタン・コチシュ/フェレンツ・ラドシュ(p)(1979年ライヴ)・・・

リンダラハ(Lindaraja)は2台ピアノ用だけど、ほかは4手連弾なのか、調べつかず(「夜想曲」はいかにも2台分の豊かな響き)。音質はまずまず音楽拝聴に支障ない程度。どれもお気に入り、ほとんど馴染みの旋律ばかり、色彩はノーミソ内で補って、師弟二人のピアニストによる息の合った”微妙な揺れ”、妖しい”間”を堪能できました。コチシュも亡くなったのだな(1952-2016)早すぎ、残念。(「音楽日誌」2017年5月)
放送音源。昨日更新の流れ、Kocsis Zoltan(1952ー2016洪牙利)、Ferenc Rados(1934-洪牙利)によるピアノ4手作品。連弾とピアノ2台とでは響きが全然異なるもの。(「リンダラハ」は2台ピアノ)アルマンゴー/シャズもなかなかの雰囲気だったけれど、こちらの集中力やら表現の幅はいっそう広いでしょう。「牧神」はRavelによる絶品の堪能、Bartokとラ・ヴァルスは管弦楽に負けぬ作品全体像が浮かび上がって感銘深いもの。 9:01-5:54-21:35-14:30-12:28。この後アンコールとしてRachmaninov 2台ピアノのための組曲(第1番?3曲)が演奏されされます。5:44-4:09-3:10。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

猛暑が続きます。夕方部屋を締め切ってエアコンに部屋を冷やして音楽を聴いていたら、一雨あったようですね。夜は比較的涼しく過ごせました。昨日も朝一番に洗濯を済ませて市立体育館へ、いつものゴミ拾いをしつつ炎天の帰り道、あまりの直射日光に体力を奪われました。今朝の体重は66.3kg▲300g。

団地我が棟外壁修復再塗装工事は先週完了しているのに、工事用作業足場が撤去されません。作業工程が遅れているのはどーも作業員さんの不足みたい、コロナの影響でしょうか・・・なんて思っていたら、このクソ暑い中、しかも室外機より熱風吹き出ているのに、最終ベランダの塗仕上げ追加作業されておりました。ご苦労さま。なんか申し訳ない。

スマホケースは手帳型Harris Tweed以前は業務用に使っていて現在は私用にそのまま流用、5年ほど?ずっと使い勝手がよろしくないと感じておりました。さすがにあちこち剥げて草臥れ過ぎ、若者が使っているようなクリア透明タイプのカバーを注文しました。送料込数百円ですよ、前日昼から注文したら翌日午前に届きました。便利だけど、そんなにムリして急ぐこともないのに。

これが抜群に使い勝手がよろしい。こんな些細なことで気分は変わるものですね。リュックに入れる時用にタオル地のハンカチを安全ピンで止めて簡易の保護袋としました。ま、スマホは息子や甥、悪いオトモダチとのLINEくらいにしか使いません。ToneMibile 1,100円/月ほど、安全確認、連絡用に最低限の必要出費に不満はありません。カメラの質がどーのとかスペックのことはわかりません。これで充分用は足ります。

SONY?SICC2173Schumann 交響曲第1番 変ロ長調「春」/交響曲第2番ハ長調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1960年)・・・申し訳ないけど自分にとって苦手系の極北作品。第1番は記憶通りの叩きつけるような硬質に明るい熱血演奏!このやかましさ、粗さ、暑苦しいパワー、作品を好む人にはこんな方向も有なのかも。全曲通して疲れ果てました。元気のある人じゃないと聴き通せない。音質はかなり良好なオン・マイク。11:30-7:59-5:57-8:41。バーンスタインが好んだ第2番ハ長調交響曲は音の風情がちょいと違って、噂ほどに悪くもない。やはり前のめりのアツさに間違いなくて、響きの濁りや、焦った風情は自分の嗜好から外れます。Schumannの管弦楽作品では例外的にお気に入り作品なんだけれど、もう聴き疲れました。第2楽章「Scherzo. Allegro vivace」の切迫したアッチェレランドが凄い。12:19-7:00-12:51-8:08。

LPデザインBeethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ジノ・フランチェスカッティ(v)/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1950年)・・・旧モノラル録音。Zino Francescatti(1902ー1991仏蘭西)は脂の乗り切った頃でしょう。例のヴィヴラートも神経質過ぎず第1楽章「Allegro」は甘美な風情にあふれて余裕の落ち着きを感じます。カデンツァはクライスラーなんだそう。第2楽章「Larghetto」の気品のある落ち着いた風情も極上。第3楽章「Rondo,Allegro」にはカデンツァの華やかな技巧冴えて、浮き立つような愉悦をしっとり受け取りました。オーマンディの伴奏も完璧のバランス、音質も良好。聴き馴染み過ぎた名曲中の名曲、久々にド・ストライクな感銘をいただきました。23:51-9:44-9:50。

London LPCL-112Casella 交響組曲「瓶」/Respighi 交響詩「ローマの松」/Ghedini フレスコバルディによる4つの小品/Petrassi 管弦楽のための協奏曲第1番〜フェルナンド・プレヴィターリ/ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団(1956年)・・・広がり奥行き鮮度とも驚異的な音質。Fernando Previtali(1907ー1985伊太利亜)による比較的珍しい録音でしょう。Cassela、Ghendini、Petrassiの作品は初耳だけどわかりやすい、楽しい作品。馴染みのデーハー作品Respighiのパワーは圧巻!1959年Rocordi録音とは別物なんでしょうか。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

未だ7月の終わりのほう、今朝も蝉の声は全力、猛暑は続くことでしょう。台風も接近中。日本のコロナ感染は世界最高水準なんだとか、いよいよ医療逼迫がリアルに迫って、本日婆さん(92歳)明日は女房殿4回目のワクチン接種、今夜むこうに泊まるとのこと。昨日は正真正銘終日引き隠ってな〜んもせず洗濯したくらい、夕食も女房殿が仕立てました。本日はしっかり市立体育館に鍛えるつもり。今朝の体重は66.6kg▲100gさらに減量を目指します。

市販薬「シビレナE」このネーミングセンスが直球で素晴らしい。手足のシビレに効くらしい効果効能が一発で理解できる、なんてテレビばかり見ているからそんなしょーもない発見もあります。街録(ガイロク)というNHKBSに素晴らしい番組があって、おそらくは同世代の女性、2020年にお仕事を引退して+ちょうどコロナ時代に突入、どこにも出掛けられず、もちろん好きな旅行にも行けない。精神的に行き詰まって体調崩して、心療内科に通ったとのこと。お医者さんは、そんな人は多いですよ、とのこと。自分もその頃引退直前、在宅勤務の孤独に悩んでおりました。

精神的な落ち込みには身体をしっかり動かすことが大切、自分は既に7年ほど?現在に至る迄マシントレーニング+αを継続して、これが心身ともの体調維持の基本と考えております。老後の備えでっせ。食生活も大切、酒は週に一回程度かな?

シャルル・ミュンシュ(Charles Munch, 1891-1968仏蘭西)は大好きな熱血系指揮者。かなり早い時期よりパブリック・ドメインに至って音源データ収集を済ませておりました。RCA録音はほとんど音質良好、久々に音源データを焼き込んだDVD-Rを点検整理確認したら・・・初期収集故に.mp3。それも悪くないんだけど、現在ならいっそう状態のよろしい.flacファイルが手に入ります。

RCA SB6540Debussy 交響的素描「海」/牧神の午後への前奏曲(1956年)/夜想曲より「雲」「祭り」/交響組曲「春」(Busser編)(1962年)〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団・・・誰でも知っている名曲に評価の高い往年の録音。アンニュイな風情とは無縁、ちょいと粗いほど明晰な熱血演奏、オーケストラの響きは明るく金管はパワフル、抜群の技量を誇って文句なしの自信に溢れます。「海」は有名なワリに難解な旋律展開と思うけれど、金管炸裂!スカッと晴れやかにわかりやすい。(8:43-6:15-7:55)亜米利加風ヴィヴラートの強いフルートはドワイヤーですか?官能的な「牧神」も、浮き立つような勢いと凛とした芯を感じさせます。(9:00)1956年の録音とは信じられぬ鮮度でしょう。夜想曲は「シレーヌ」がないのが残念、どんよりとした「雲」はリアルな弦のニュアンス、「祭り」の自在な旋律とフクザツなリズム感も快いもの。(7:20-6:39)「春」は一連の作品中、やや知名度は落ちるけれど、夢見るようにデリケート、安寧に晴れやかに平易な作品でした。ピアノが印象的、ヴァイオリン・ソロがセクシー(シルヴァーステインでしょうか)(9:32-6:15)

DENONMussorgsky/Ravel 編 組曲「展覧会の絵」/Debussy/Ravel 編「ステイリー風のタランテラ」〜舞曲/「ピアノのために」〜サラバンド/Ravel 高雅にして感傷的なワルツ〜エリアフ・インバル/フランス国立管弦楽団(1987-89年)・・・2014年奥歯にものの挟まったようなコメント以来の拝聴。8年経ってオーディオ環境も変わりました。細部解像度高く、奥行きと空間、定位のしっかりした自然な音質は快いもの。低音も効いております。大好きな「展覧会の絵」はクール、パワフルなオーケストラの演奏を聴き慣れている耳には妙に説明的、どこか醒めているような印象はありました。それ以外は文句なし、デリケートなニュアンスに溢れて緻密な描き込み、Ravelの知的繊細な世界を堪能できました。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日も連日のコロナ感染蔓延、そして猛暑。市立体育館鍛錬へ向かう途中の公園では恒例ご老人が大勢グランド・ゴルフに頑張っておりました。洗濯物はさっさと干し上がるけれど、昼から無情の雨、急ぎ取り入れてセーフ、そのせいか夜は過ごしやすい気温に落ち着いて、たっぷりよう眠れました。今朝の体重は66.7kg▲100g、食欲は落ちてませんから。夕食を仕立てる意欲を失って、それでもゴーヤーの炒めものは季節の味、ネットより調理のヒントを得て美味しくできあがりました。ちょっぴりの砂糖と仕上げに酢もポイント。

以前にネット検索の流れからツイッターに登録してしまって、その案内メールがウザったらしい、止め方もわからぬ!とイラついておりました。そういえばなんとなく止まったみたい。またメールが来た!そう思ったら珍しく真面目な、ありがたい情報メール、Evernote有料化へのしつこい誘い代替アプリ紹介でした。【♪ KechiKechi Classics ♪】は今どき珍しい絶滅危惧シンプル(エエ加減)なタグ打ちサイト、いちおうカウンターはトップページに付けているけれど(ここ数年確認したことはない)各ページのアクセスなどいっさいわからぬもの。もしかしてGoogleロボットだけじゃないの?なんて、こうして稀にメールなどいただくとほっとします。

Googleの検索を毎日便利に使っております。一番下に現在地が表示され、当然大阪府大東市我が町内表示、ところが画像検索を掛けると

鹿児島県鹿児島市田上台
そこはなかなか良さげな住宅街みたいだけど、残念ながら御縁がありません。これはどんなロジックなのでしょうか、なんの不便不都合もないけど不思議です。

Edo de Waart(1941ー阿蘭陀)Bruckner 交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)〜エド・デ・ワールト/ミルウォーキー交響楽団(2017年ライヴ)・・・全9曲中屈指の美しい交響曲をネットより拾った音源は音質良好。一本ファイル。拝聴印象は常識的なテンポ、初耳(と、思う)オーケストラは素直に美しく洗練されたサウンド、さすがEdo de Waart(1941ー阿蘭陀)はオーケストラビルダー、金管も爽快に輝かしく鳴り響いて佳き演奏でした。第1楽章「Allegro moderato」は淡々と整って厚みもある素直なアンサンブル、動きの少ないテンポ設定が耳当たりよろしいもの。この作品の白眉第2楽章「Adagio」に於ける弦のデリケートな歌、やや速めのテンポ、17分辺りに盛大なる打楽器が入るからノヴァーク版でしょう。ヴィヴィッドに躍動して流れのよろしい第3楽章「Scherzo」に要らぬ力みもありません。終楽章「Finale: Bewegt, doch nicht schnell(運動的に、あまり速くなく)」も重くならず軽すぎず、スムース過不足ないバランス感覚に満足。ラストのテンポの落とし方にもムリがない。目検でのタイミングは19:51ー21:03-10:01ー12:23(拍手含まず)

DG 4863050Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第3番 変ホ長調「英雄」〜ヤニック・ネゼ=セガン/ヨーロッパ室内管弦楽団(2021年)ぴかぴかの新録音。現在フィラデルフィアとメトロポリタン歌劇場を兼任して大忙しなのに、独逸バーデン=バーデンにてBeethoven交響曲全集を録音したのですね。ジャケットのデザインセンスあまりよろしからぬのはDGの伝統。快速テンポ、弦が薄い、美しく感じない。金管は目立たず木管が前面にせり出て、軽快というより軽い表現。ヨーロッパ室内管弦楽団は1981年創立、本拠地はロンドン、自分の思い込み先入観と思うけれど、上手いオーケストラだけど音色というか味がツマらない。重厚長大表現を求めないし、古楽器系演奏は一般に好きだけれどこの「英雄」は自分にとってイマイチな感慨でした。8:58-7:18-3:57-5:22。青春に溌剌としたハ長調交響曲は作品風情に相応しい、デリケート闊達な躍動と受け取りました。16:20-14:46-5:27-11:07。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

前首相が射殺され、コロナ感染は連日最高値を更新し、サルなんとかというのも出現、大雨も続き、日本の未来が心配なので対策会議が必要、とのLINE連絡が悪いオトモダチより有。時節柄、冷たい呑みものがあっても吝(やぶさ)かに非ず、重要な会議に参加すべく、猛暑を押して梅田に出掛けました。夕方4時より前回台風の影響で魚が入らず休みだった湯浅港リベンジ、その前「おつくりの盛り合わせ」二切れしかなかったカツオの刺し身を喰われてしまった積年の恨みを晴らして、その鮮度を堪能。旬・夏の鍋であるハモ鍋(ハモと玉ねぎ/薄味絶品味付け)も最高。値段も充分安く、ここのビールが極上に美味い。更に印度風居酒屋MAHARAJAにて家では味わえぬ野菜カレーも美味、結果今朝の体重は66.8kg+300gは元の木阿弥。壱萬四阡歩ほどのウォーキングなど屁の突っ張りにもならず、本日鍛え直しましょう。

この程度の庶民の贅沢と旧友とのバカ話、健康確認も許してくだされ。猛暑の平日、コロナ感染のせいもあってか人出は少なかったようです。連日の猛暑にエアコン29度C設定も寝苦しく、酒のせいもあって途中覚醒しました。他、週に一度ほどのヨーグルト仕込んで、小豆を圧力鍋で煮て、いつものきゅうりカンタン酢漬けなど。

DGTchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調(1994年ライヴ)/バレエ組曲「くるみ割り人形」(1983年)〜マルタ・アルゲリッチ(p)/クラウディオ・アバド/ベルリン・フィル/ニコラス・エコノム(p)・・・正規録音としては3度目。前2回の記録がけっこう衝撃的、一番新しい(といってもぼちぼち30年前の)録音はなんとなく拝聴機会を得ずに今回初耳。これは音質極上、ピアノの粋と迫力、リズムのキレ、オーケストラの分厚い響きが完璧のバランス、冒頭のホルンから馴染みの豪快圧巻にデーハーな協奏曲を堪能いたしました。音質も極上。19:12-6:30-6:28。「くるみ割り人形」はおそらくNicolas Economou(1953-1993キプロス)追悼の意味もあったんでしょう。チック・コリア辺りとも共演して、ジャズにも活躍したそう。事故で亡くなっていたんですね。そのデリケートなタッチを残念に拝聴いたしました。

このデザインは英DECCA オープンリールテープBach チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052/第2番ホ長調 BWV.1053〜ジョージ・マルコム(cem)/カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内管弦楽団(1963年)・・・よく鳴る昔風チェンバロ+しっとり洗練されてデリケートに表情豊かな弦楽アンサンブル、Bachは演奏スタイルを選ばぬという原則通り、たっぷり優雅に響く風情を堪能いたしました。古楽器による引き締まったリズム感も大好きですよ、こちら馴染みの名曲はウェットに響いて、これはこれでBachの魅力爆発!音質極上。8:34-7:32-8:41。9:17-5:34-7:27。

CANYON PCCL-00138Mozart ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331/第12番ヘ長調K.332〜エルジュビェタ・ステファンスカ(fp)(1991年)・・・Elzbieta Stefanska(1943ー波蘭)による日本(全集)録音。最初、ずいぶん安っぽい音録りだなぁ、なんて大勘違い、これは古楽器による演奏だったのですね。いまとなっては忘れられた存在でしょう。著名な ハリーナ・チェルニー=ステファンスカの娘さんとか、幾度も来日しているようです。実演には無縁なド・シロウトが云々するのは心苦しいけれど、Mozartは技術的に優しくても、その演奏技量個性はモロに出てしまうとか。ここでは楽器の問題か、流れがスムースに非ず、優雅にデリケートなMozartを快く楽しめません。これでは全曲聴き進める意欲は湧きません。残念。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

暑いですね、昨夜とうとう耐えきれず久々エアコン入れたままで就寝いたしました。電気代が心配です。朝一番から蝉の声全開、新しいのが土の中から出てきたのか。

婆さん(92歳)のところに定期的に訪問しているケアマネージャーさんがコロナ感染とのこと。女房殿はほぼ隔日に通って、しばらく連続して様子を見に行くことになりそう。折しも第4回目のワクチン接種も迫っておりました。この猛暑中、健康な若者でも体調崩しそうな気候が続きます。コロナに続いてサル痘というのが国内出現して、これはどうしたらよいのか。

Evernoteが腹立たしい。自分が愛用しているのは当然、もちろん無料版、ふだんはコンピューターから使って重宝しております。スマホアプリにも入れて、出先で思い立ったことを追加修正していたけれど、ここ最近使えません。起動するとしつこい有料版への誘いばかり、どーやっても無料版使用に戻せません。これはほとんど騙しでっせ。削除しました。なんか代わりはないのか、既にGoogleKeepは導入済み、これは便利に別用途に使っております。スマホからのメモもOK。

この間、ノートパソコンを2台処分(女房殿用にSurface入手)残った一台Lenovo G575は10年もの。堅牢だけど遅く重い(Zorin-OSにてそれなり稼働)これはサブマシンとして活用中だったけれど、夏の暑さに精神的に萎えてヤフオクに1,000円(送料別)ジャンク品として出してしまいました。さっそく入札があったようです。これでコンピューターはHP Omni 220-1140jp(モニター一体型/Windows10)のみ。10年選手は日々ハードな使用に耐えて順調に稼働中、しばらく粘り強く使い倒してから買い替えを検討しましょう。

昨日は例の如し朝一番にて洗濯済ませて、市立体育館へ鍛錬は手抜きなし。夕方食材不足分の仕入れはご近所スーパーで力尽きました。今朝の体重は66.5kg+100g。けっこう喰った自覚有。

ARTS 472 46ー2Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」/第1番ハ長調〜ペーター・マーク/パドヴァ・エ・デル・ヴェネトー(1994年)・・・Peter Maag(1919ー2001瑞西)の全集録音より。ぱっとせん鳴らんオーケストラやなぁと嘆息したのが2008年、後に発売されたマスタリングと比べてずいぶんよろしくない音質との噂有。久々の拝聴に音質はやはり鮮度を欠いて、オーケストラは非力だけれど、ローカルな味わい。誰も知る名曲旋律を大切に、走らず、味わい深く表現して満足度はそれなりでした。第1楽章「Allegro con brio」の力みのない躍動、第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」葬送行進曲も入念に深刻な表情も重過ぎない。第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」は軽快には過不足のない流れを感じさせ、終楽章「Finale: Allegro molto」変奏曲もあわてず、ていねいな表現というか、オーケストラはあまり上手くないから慎重な感じ。15:54-15:43-5:52-12:42。青春のハ長調交響曲もややぼんやりとした印象、溌剌感に不足しております。9:25-8:03-3:29-6:22。猛暑に負け、元気に不足している聴き手の責任かも。

EMI LPMozart アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク K.525(1959年)/L-Mozart?おもちゃの交響曲*(1957年)/Liszt 交響詩「前奏曲」*(1958年)/Smetana 交響詩「モルダウ」(1958年)〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル/フィルハーモニア管弦楽団*(1958-1960年)・・・おもちゃの交響曲と「モルダウ」で17cnLPの裏表、小学生時代に買ってもらったのがこれ。「アイネ・ク」はものすごくゴージャスな厚みに残響豊か、カラヤン臭ぷんぷんする優雅に個性的なもの。(17:11)おもちゃの交響曲はカラヤンのプロ意識に脱帽、おもちゃの管楽器打楽器の超絶技巧が素晴らしい。これは現在では別な作曲者とされているそうです。(10:48)後半は趣変わってシリアスな作品連続、数少ない馴染みLisztは浪漫風情に溢れて、たっぷりテンポを歌わせる余裕のデリケート表現。(16:07)フィルハーモニア管弦楽団との2曲はちょっぴり音質が落ちて、これは今回入手したLP復刻問題かも知れません。ベルリン・フィルよりサウンドが軽めなのも興味深いもの。「モルダウ」もまったりしっとり粘着質表現がいかにもカラヤン、圧巻のベルリン・フィルの分厚く豪華な響きは好悪を分かつところ。自分もあまり作品に相応しい表現とは思わぬけれど、なんせこれが刷り込みですから。(12:13)

RCAMussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1957年)・・・露西亜風泥臭い旋律リズムとRavelのデーハーに輝かしい編曲作品はお気に入り中のお気に入り、そして弾丸ライナーの録音は自分にとって原点。幾度も聴いているようで久々、十数年ぶりかも。六十有余年経っても音質はもちろん、テンション高きシカゴ交響楽団の実力に仰け反りました。おっそろしいほど硬派なイン・テンポ、各パートの自信に溢れた技量の高さ、輝かしいサウンドに凄みを感じるほど。たいしたもんでっせ。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

7月も最終週に入っております。テレビ中継される祇園祭後祭り、196年ぶりの鷹山運行は嬉しくめでたいけれど、凄い人出はいくらマスクをしてもコロナ感染には影響はあることでしょう。日常生活を取り戻すことと、感染の抑制両立はなかなか難問。手探り状態。訪問を検討している(女房殿は行ったことはない)鹿児島にて桜島が大噴火したそう。

盛大なる蝉の声も一段落か、やや弱まってきたようです。我が団地の木々にも大量発生して、賑やかに喧しく日々啼いております。こちらことし初体験の夏なのでワカラんけど、繁殖できる条件が整っているのでしょう。大東市は殺風景な工場や幹線道路ばかりだけど、山も近くて木々も土も水も豊富です。害になるものに非ず、あと一ヶ月くらい?夏の風物詩として受け止めましょう。でも、こちら無風流に蝉の詳細声の違い種類を理解しておりません。女房殿は喧しい!辟易していたみたい。

昨日は終日引き隠ってBeethoven辺り収集した音源ファイルの点検整理など。夕方どうしてもラーメンが喰いたくなって、ご近所スーパーに生麺を仕入れに軽くウォーキング、アイスクリームも買ってきました。醤油ラーメンスープもネット検索して自家製、薄味に美味しくできあがりました。昼も残りご飯を利用した炭水化物連続!体重増覚悟したら、なぜか今朝の計量は66.4kg▲200g。せっかくの抗アレルギー剤も効果薄く、鼻水に苦しんで睡眠不如意、本日は恒例市立体育館へ鍛えましょう。

なぜかコンサートホール・レーベルのLPStravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)/バレエ音楽「春の祭典」/4つのエチュード〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(1959年)・・・「ペトルーシュカ」のほうは2019年に安物?っぽいLP復刻を聴いていて、曰く

驚異のMercury録音はやや奥行きが足りないけれど、極めて鮮明、細部馴染みだったハズの作品、内声部旋律など初めて確認できたものもありました。演奏はいつも通り想像通り。これ以上ない!ほど乾いて、表現に飾りや余情を廃して、この時期ミネアポリス交響楽団の音色はオモロないのはさておき、アンサンブルは正確そのもの。オーケストラ・ビルダーの面目躍如、技術的には上手いオーケストラだと思いますよ。それでこそ作品の真の価値が浮き立つ!
ちゃんとした音源からの拝聴は久々、乃至初耳。驚異的に鮮明な解像度を誇って奥行きもちゃんとありました。演奏内容は以前感じた通り。Mercurty LPデザイン「春の祭典」はLP時代からの馴染み、幾度も聴いているはず・・・ところがサイト内検索を掛けても1951年旧モノラル録音しか出現しません。やや速めのテンポ設定、正確無比に素っ気なくも飾りのない表現は充分アツい説得力。こんな録音に出会うと60年、テクノロジーの進歩を疑いたくなるもの。「4つのエチュード」はその前衛性にしびれる名曲。現ミネソタ管弦楽団の力量も驚くべき水準。”音色はオモロない”とは失礼な。

DSO Tchaikovsky 交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」〜レナード・スラットキン/デトロイト交響楽団(2015年ライヴ)・・・マイケル・ティルソン=トーマス以来かなぁ、この作品は懐かしい露西亜民謡風旋律連続して、荒涼とした冬景色が眼前に広がってすっかりお気に入りとなりました。古くはポール・パレー、アンタル・ドラティ時代以来の黄金時代を迎えて、このオーケストラはパワフルに明るい響き、アンサンブルは優秀です。音質は自然な会場空気感のあるリアルなもの。Leonard Slatkin(1944ー亜米利加)はお元気でしょうか、たしかリヨン管弦楽団と兼任のはず。12:10-13:14-9:04-12:40。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

コロナ第7波真っ最中、感染者20万人越え/日、療養者も100万人を越えているそう。実際は隠れてじっと耐えて、感染にカウントされぬ人も多いことでしょう。自分は4回目のワクチン接種を済ませて、重症化には効果あるとのこと。さらに年末に向けて5回目の接種が検討されております。”濃厚接触アプリ”ってどうなっているんでしょう、市立体育館には未だその導入を呼びかけた掲示物がありました。高いカネ掛けて意味はなかったのか、懐かしいアベノマスクみたいなものか、なんせ試行錯誤の連続だったので、結果使えぬ施策も致し方がないものか。それでも日常生活は続いて、観光や人の移動制限のない夏休みが始まっております。

【重要】Vpass三井住友カードご利用確認 #CIP-872119。

弊社では、お客様に てカードをご利用いただくことを目的に 第三者によ る 不正使 するモニタリングを行っています。 当社の検出を経て、 が不法悪意ログインあなたwebサービス。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、下の【お問い合わせ窓口】まで、 なお、ご契約い ているカードい ては、第三者による不正使用の 可能性がございますので、カ ご利用を一時的に停止させていただいている もしくは今後停止させていただく場合がございます。

便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、 何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。

至急、SMBCカード会員サービスに修正情報を再登録してくださ グイン

日本語滅茶苦茶な詐欺メール。Vpass三井住友カードとやらとは生涯縁もないし、これはバレまっせ。どーもディスクユニオンのメール情報流出以来、ずっと、しつこくこんなのが届きます。他「【重要】えきねっとアカウントの自動退会処理について No.807998567233」やら「アマゾン安全センター」より、繰り返し迷惑メール届いて自動で分類されております。ウザったらしい困ったちゃんやな。

テレビ番組に活躍するお笑い芸人が投資トラブルで出演中止、事務所との契約も打ち切りとか。騙されたのかな?多くの知人を誘って、あちこち迷惑を掛けたんでしょうか。詐欺メールとは違う問題やけど、なんや有象無象ヤヤこしい世の中になったものです。自分は時代遅れな発想か、投資にはまったく無縁の生涯を送って(そもそも元手がない)博打の類とも無縁な生活でした。正しい投資は博打じゃないけれど、一攫千金にシロウトは安易に手は出せないっすよ。

昨日朝一番に【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新、キモチよく洗濯済ませてから市立体育館にて我流フルメニュー消化、土用丑の日に”うなぎ飯の素”+ちくわでかさ増して、味は上々でした。今朝の体重は66.6kg現状維持連続。

EMI LPBerlioz レクイエム(死者のための大ミサ曲)ト短調〜ルイ・フレモー/バーミンガム・シティ交響楽団/合唱団/ロバート・ティアー(t)(1975年)・・・シャルル・ミュンシュ新旧録音など、いくらでも拝聴機会はあったのに、あまりの作品の大きさに敬遠気味だった作品をようやく拝聴しました。四管編成、ホルンは12本!ティンパニ8対!シンバル10対!を含む打楽器多数、金管別働隊(バンダ)4組、声6部合唱計200人とか。(第5曲「われを探し求め」(Quaerens me)は無伴奏と云う贅沢な設定)凄いっすねぇ、オフ・マイクっぽい録音に広大なる音場が形成される録音は雰囲気たっぷりに残響豊か、つかみどころのない聖なる壮大な旋律が続いて、圧巻の快い感銘が押し寄せました。この間、フレモーのバーミンガム時代の録音をまとめて聴いて、どれも洗練された響き、たしかな統率力に驚いております。11:43-12:18-3:38-5:34-4:53-9:56-7:49-3:32-11:54-3:32-11:54-12:20。

SUPRAPHON COCO6766Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調(1964年)/第5番ニ短調(1961年)〜カレル・アンチェル/チェコ・フィル・・・20年ぶりの拝聴。引き締まったサウンドに緊張感ある佳き演奏。チェコ・フィルも絶好調でしょう。音質は記憶よりずっと良好。才気走った若書き交響曲第1番の3楽章から4楽章へのアタッカの部分、スネアドラムのロールがカットされている、とのご指摘有。7:45-4:55-9:05-9:13。誰でも知っている著名なる第5番ニ短調、終楽章はあわてず流さず、噛み締めるような楷書の表現がカッコ良いもの。14:18-5:34-12:59-10:13。

URN22272Beethoven 交響曲第3番変ホ長調「英雄」〜ディミトリ・ミトロプーロス/ニューヨーク・フィル(1955年アテネ・ライヴ)・・・Beeやんは英雄ばかり聴いていて、これはDimitris Mitropoulos(1896ー1960希臘)の里帰り公演ライヴ。ニューヨーク・フィルではバーンスタインの前任(1949常任指揮者-1957首席指揮者)いくつかの録音を確認すると、後年よりオーケストラのアンサンブルは優秀と感じます。音質はまずまずのところ、緊張感溢れる骨太、力強いサウンドと熱気。14:42-14:46-5:21-12:13。(かなり前に聴いたもので詳細印象記憶曖昧すみません)


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

週末、コロナ感染は最高値を更新中、症状は比較的軽症が多いとのこと。それでも医療関係への影響は二週間後くらいに顕著に出現するらしいから、来月の京都・五山の送り火を眺めるべく予約したホテルはキャンセル済。報道によるとMS-Accessが起動しないとか、Teamsが不調とか、わずか半年前迄お仕事でお世話になった職場ではきっと大混乱でしょう。ただでさえ円安やら製品値上げ、ものによっては商品調達に苦戦して、しかもコロナ第7波から在宅勤務は強化されていることでしょう。あれはタイヘンな事例にぶち当たった時、孤独孤立を感じて気が滅入るものです。

それも皆想い出、せいぜい(悪)夢を断片的に見るくらい。今になって思うけれど、困難や大苦戦に一生懸命知恵を絞って乗り切ったり、苦い結末を経験をして初めてノーミソが活性化される・・・それがない安閑とした生活はボケるのですね。

洗濯物はからりと気持ちよろしく乾きました。昨夜半雨は降ったけれど今朝も佳き天気。昨日久々耳鼻科に出掛けて抗アレルギー剤点鼻薬処方。後鼻漏なんすよ、喉に鼻水が落ち込んで安眠を妨げます。なんとかならんもんか。今朝の体重は66.6kg現状維持、これより市立体育館へ出掛けてしっかり鍛えるつもり。

Capital LP P8486Chopin スケルツォ 第1番ロ短調 作品20/第2番 変ロ短調 作品31/第3番 嬰ハ短調 作品39/第4番ホ長調 作品54〜レナード・ペナリオ(p)(1959年)・・・ルービンシュタインの味わいに親密を感じるけれど、Chopin演奏の良し悪しなど自分には理解できない。その筋の詳しい人には”亜米利加のChopin!なんて”と叱られそうだけど、スケルツォは切れ味ある技巧を要求されそうな緊迫作品、自分はこの明るいタッチを堪能いたしました。音質も良好。この人はGershwinのイメージだけど、こんなオーソドックスな名曲とか、Ravel辺りもなかなか聴かせてくださるLeonard Pennarioは名人でした。(1924ー2008亜米利加)。8:51-9:22-6:40-10:29。

RCAHi-Fi Fiedler Rimski-korsakov 歌劇「金鶏」組曲/Rossini 歌劇「ウィリアム・テル」序曲/Chabrier 狂詩曲「スペイン」(以上1956年)/Liszt ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調/Berliozn ラコッツィ行進曲(以上1960年)〜アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団・・・いかにも演奏家が華やかに盛り上がりそうな作品揃えて、この時期にして音質極上。オーケストラの技量もノリノリ最高っす。心躍る狂詩曲「スペイン」は小学生時代、この演奏が出会いでした。「金鶏」組曲は「序奏とドドン王の眠り」(9:43)戦場のドドン王(4:46)「ドドン王とシュマハの女王の踊り」(7:00)「婚礼の祝宴とドドン王の哀れな末路と死」(3:40)残り11:54-9:48-6:27-9:39-6:43。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

ぼちぼち学校は夏休みなのかな?亜米利加の梅田譲さんもコロナ感染して、彼はワクチン接種は済ませていたのでしょうか。全国で17万人/日越え、東京は実力発揮して一日で大阪を再逆転!参萬人突破とか、人口のベースが違いますから。人口比率密度では沖縄でしょうか、観光シーズン真っ最中、とくべつな行動制限はされないようです。昨日朝一番に洗濯、市立体育館にしっかり鍛えました。昼から女房殿は母の日お嫁さんからのプレゼントである「リラクゼーション」(とやら)予約、自分もその時間に合わせて同じショッピングセンター内にある床屋さんへ、久々に顔そり含めてシャンプーもフルで実施、結果、ただの坊主頭になってしまいました。

そのまま先日激安だった居酒屋へ連続、夕方4時はそこしか開いていない。まだ空いていて”密”にはならんでしょう。寿司とかビールとかちょっぴり贅沢して今朝の体重は66.6kgあっという間の+600g。本日は午前中久々の耳鼻科に通います。

先日、2時間ドラマの再放送を眺めていたら芦名 星さんが主人公の娘さん役で出演しておりました。ヴェテランの方が亡くなるのも時の流れを感じさせて寂しいけれど、彼女の美しさに胸を突かれる思い。未来ある若い芸能人が自ら命を絶つ事件が続いて、華やかな世界にもきっと悩みが多いのだろうと想像されます。

退屈な日々だけど、こうして元気に+ちょっぴり贅沢して、これは充分シアワセと自覚いたしましょう。

Jan Willem de Vriend(1962ー阿蘭陀)Mozart 交響曲第39番 変ホ長調K.543/第40番ト短調K.550/第41番ハ長調K.551〜ジャン・ヴィレム・デ・フリーント/ハーグ・フィル(レジデンティ管弦楽団)(2020年ライヴ)・・・Jan Willem de Vriend(1962ー阿蘭陀)は現役旬の指揮者。オッテルロー時代が懐かしい(1949ー1973年在任)オーケストラを久々に拝聴いたしました。いわゆる古楽器風奏法、弦はノン・ヴィヴラート基本、リズムはメリハリはっきりと躍動する速めのイン・テンポ、豊満に優雅なブルーノ・ワルター辺りを刷り込みとする世代には聴き捨てならぬスリムな演奏でしょう。技量に優れたオーケストラ、明朗明晰な響き、とくに巨大に勇壮な「ジュピター」に於ける、叩きつけるようなティンパニの大活躍は特筆すべきアクセントでしょう。あまりに著名、名曲過ぎてここ最近拝聴機会の少ない作品を久々、たっぷり堪能いたしました。10:08-7:34-3:17-8:07。7:06-13:02-3:38-9:55。11:48-9:51-4:33-11:38。

LPデザインMussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」/Berlioz 序曲「ローマの謝肉祭」〜エリック・カンゼル/シンシナティ交響楽団(1969年)・・・シンシナティ・ポップス管弦楽団は1977年創立、それ以前のErich Kunzel(1935ー2009亜米利加)による珍しい録音となります。レーベルもわからず、おそらくCD化されていないはず。音質良好、オーケストラの技量に優れ、表現は淡々としてタメのないもの。悠揚と構えたところない楷書に明晰、さっぱり生真面目、スケールは小さめだけど(特にラスト辺り/ティンパニのズレはない版採用)意外と胸を打ちました。31:43+8:57。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

コロナ感染ついに15万人/日突破、大阪は21,976人東京を逆転!こんなところで頑張らなくても良いのに、困ったもんでっせ。これは正式に検査した分の報告だから、実際はもっと発生しているのでしょう。8月五山の送り火のホテル予約は、キャンセルするか悩ましいところ。昨日はおとなしく引き隠って読書など、切れていた食材を買い物に行ったのみ。きゅうりのカンタン酢漬けやヨーグルトを仕込んで、夕食用に圧力鍋を使ったりしておりました。洗濯物はよく干せました。そういえばスマホとの連携が何故か?切れていた女房殿のスマートウオッチ、2ヶ月ぶりに再接続設定に成功しました。

思わぬ余波、世間では旧統一教会の話題が久々盛んになって、けっこう自民党議員に多く関係していることはうっすら知っておりました。先日の選挙に落選した有田さんが盛んにテレビに登場しているようです。もともとその辺りの専門家、彼は大学の先輩、世代も違うし面識はないけれど、ああいった政策通の人は、ありがちに選挙に弱かったりするんですよね。70歳。まだまだ元気に真面目誠実な論客として活躍していただきたいもの。選挙に落ちたからテレビには出やすくなったことでしょう。本人は残念だったかもしれないけれど、災い転じてなんとやら。

某アレルギー症状悪化して、いよいよ耳鼻科の予約が必要です。寝苦しい気候も含め途中覚醒、今朝の体重は66.0kg▲700g、本日はこれよりしっかり鍛えましょう。

Velut LunaMussorgsky 組曲「展覧会の絵」〜キアーラ・ベルトーリオ(p)(2012年)・・・ネットより入手した音源、てっきり昔の録音かと思ったら音質良好、調べてみるとChiara Bertoglio (1983-伊太利亜)は若手世代でした。安定した技巧に力みなく、流れもよろしいノリノリ。大仰に構えず適度な熱気、響きに濁りもないバランス仕上げはすっかり気に入りました。33:44

ConcertHallMussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」〜ワルター・ゲール/オランダ・フィル(1958年)・・・2012年2月に聴いて曰く

・・・貧弱なのが通例であったコンサート・ホール音源にしてはずいぶんと良好音質・・・妙に親密、サックリとした表現、意外と整ったアンサンブルと感じます。オランダ・フィルというのがよくわからない、現在の同名団体とは年次が合わぬし、むしろ「放送フィル」のほうが理屈に合う感じ。いずれ、響きは厚めではないけれど、語り口の上手い演奏であります
音質かなり良好。オーケストラの技量に優れ、表現はさっぱりと飾りの少ない、作品の味わいを活かしたもの。けっこう多彩な管弦楽を堪能できるものでしょう。ラスト「バーバ・ヤガの小屋」「キーウの大門」の明るい盛り上がりにも満足。オーケストラの実態は?アムステルダム・フィルのことか。31:13。先日のヤンソンスとは音質、オーケストラの力量は桁違いだけれど、こちらのほうに親密を感じるのは先入観でしょうか。

MelodiyaSchubert 即興曲集D.899/D.935(1956年?)/Liszt編「海辺にて」D. 957 No. 12〜マリア・ユージナ(p)・・・Maria Yudina(1899-1970旧ソヴィエット)の音源はネットよりほとんど集めたつもり、でも音質が芳しくなくてあまり聴けていない、昨日言及した悩ましい音源。Bach辺り拝聴しても、聴き手の集中力では個性派としての真髄を聴き取れないのは残念、これは思い切って処分の対象と逡巡しつつ、このSchubertを確認しました。詳細録音情報も探せず、音質はばらつきもなく一律に”いまいち”、それでも有名な、浮き立つように美しい即興曲全8曲+αをしっかり拝聴いたしました。作品との出会いはイエネー・ヤンドーでしたっけ?一部バックハウスで先行して聴いていたかも。7:35-4:24-5:52-7:07。7:43-7:20-11:53-7:36。4:44。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

こちら降ったり止んだりだったけれど、テレビで拝見する馴染みの京都の鴨川はすごい水量、西日本ではけっこうな雨量だったようです。被害はいかがでしょうか。一昨日夜に発熱して、昨日は体調様子見のため(ほかに行くところもないし、女房殿は所用+婆さんのところに出掛けてひとり)市立体育館へ。軽く3種ほど筋トレマシン+ステアマスター15分160kca消化(←有酸素運動としてこれが一番キツい)大丈夫みたい、モデルナ・アームと話題になった接種箇所の痛みもほとんど消えました。途中、見知らぬ婆さんに「きょうはお一人?」と声を掛けられて、あれはお隣さんだったのでしょう。なんせマスク他日焼け防止完全装備だったもので。

夜は寝苦しく、痰が絡んで睡眠が浅い感じ。しばらく耳鼻科をサボっていることを反省。今朝の体重は66.7kg▲400g、思ったように減りません。

ブログのランダム検索から偶然眺めた記事に「断捨離と云う言葉を安易に使う文書は読まない」とありました。なるほどね、紋切り型の決まり文句、自分も気を付けなくっちゃ。そんなBS放送も最近拝見しておりません。前にも書いたけれど、皆たくさん買い込んでお金持ち!つくづくそう思います。

音源データファイル貯めすぎて、既に溜まったという漢字が相応しいと自覚して、ちゃんと音楽に向き合うためには整理整頓が必須でしょう。こども時代若い頃、レコードCDは高価だった、そんなイメージから逃れられぬビンボー症、時間はたっぷりあってヒマだからじょじょに廃棄を進めております。

例えばクレメンス・クラウス(Clemens Krauss, 1893ー1954墺太利)の音源はすべてパブリック・ドメイン、ごっそり収集したけれど、彼のイタリア・オペラは聴かんよね、おそらく。あまり聴かぬイタリア・オペラさておき、お気に入りの作品だったら目に付いたもの、すべてダウンロードして精力的に収集→溢れかえって結果、ちゃんと音楽を聴けないという皮肉な現実となっております。マリヤ・ユージナ(Maria Yudina, 1899ー1970旧ソヴィエット)も、しっかり音源データ集めて残念、ほとんど例外なく音質がぱっとない。けっこう聴き進めるのが切ない。

「音楽日誌」はそんな現実に対する、言い訳と云うか自己反省の連続。究極の一枚!探索は時代遅れでしょう。自分の嗜好も変遷が甚だしいもの。かつてお気に入りだったはずの作品演奏を久々に確認して、ガッカリという経験も再々、それは聴き手の感性の摩滅かも知れません。最近、昔馴染みがどれを聴いてもけっこう音質がよろしいと発見したり、名曲は名曲と当たり前の感慨だったり、ヒマ過ぎるのも考えものでっせ。

Mercury434-398-2 Handel 組曲「水上の音楽」(5曲)/組曲「王宮の花火の音楽」(4曲)(以上1957年)/Mozart アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525(1956年。以上ロンドン交響楽団)/2曲の行進曲ニ長調K.335/アレグロ ニ長調K.121/行進曲ニ長調K.249/メヌエット ハ長調K.409/3曲のドイツ舞曲K.605(1965年。以上フェスティヴァル室内管弦楽団)〜アンタル・ドラティ・・・3年前に聴いて曰く

期待のMercury録音もイマイチな印象、「アイネ・ク」に至っては収録音量レベルが低いのがよろしくない。Handelの名曲はモダーン楽器の演奏でもたっぷり楽しめると思ってきたけれど、妙に曲数の少ない組曲に中途半端な印象ばかり。これといった手応えを感じないのは聴き手の精神状況故かも。(2019年12月「音楽日誌」)
とは失礼な言い種。ちょいとムリムリなコンピレーションさておき、かっちりと生真面目なアンサンブルも好印象、Mozart含めて音質だって、時代が信じられぬほど立派でした。3年前はなにを聴いていたんだか?馴染みの元気な旋律にしっかり愉悦をいただきました。おそらくは録音用のアンサンブルを起用しての珍しい小品集はどんな経過でのセッションだったのでしょう。不思議です。Allegroニ長調K.121の成立経過は興味深いもの。

DG LPEM 19 106Wagner 歌劇「リエンツィ」より「ああ、天の高みからこちらを見下ろしてください」(フェルディナト・ライトナー/バンベルク交響楽団)/楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「Wie Sie Selig, ehr Und Milde」(レオポルド・ルートヴィヒ/ミュンヘン・フィル)/楽劇「ジークフリートより「Notung! Notung! Leidliches Schwert!」「Hoho! Hoho! Hohei! Schmiede, Mein Hammer」(ライトナー/バンベルク交響楽団)/楽劇「神々の黄昏」より「Brunnhilde, Heilige Braut!」(ルートヴィヒ/ミュンヘン・フィル)/舞台神聖祭典劇「パルジファル」より「Nur Eine Waffe Taugt」/歌劇「ローエングリン」より「In Fernem Land」「Mein Lieber Schwan」/歌劇「タンホイザー」より「O Furstin!」(リヒャルト・クラウス/ベルリン放送交響楽団)/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より「Fanget An!」「Selig, Wie Die Sonne」「Morgenlich Leuchtend」(ライトナー/ミュンヘン・フィル)〜ヴォルフガング・ヴィントガッセン(t)(1953-58年)・・・途中から和訳を手抜きしました。Wolfgang Windgassen(1914ー1974独逸)はその筋に詳しい人によると不世出のヘルデン・テノール。60歳で亡くなるとは、あまりにもったいない。比較的拝聴機会のあるWagner、歌劇全曲通すのは根性要るけれど、これはド・シロウト(=ワシ)にも馴染み深い旋律が続いてなかなか楽しめます。「リエンツィ」辺り序曲そのままの馴染みの旋律。往年の名手が支える伴奏に乗って勇壮な、スケール大きな歌がカッコよいもの。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

全国的に梅雨の末期風気候が続いております。

自業自得とは仏教用語でしたっけ?因果応報とはこのこと、モデルナ接種+ビールを喫して、昨日朝どーも調子がよろしくない、朝食後小一時間ごろごろして、女房殿は先に市立体育館へ出掛けました。ひっくり返って静かにしていたら、体調はじょじょに快方へ、洗濯を済ませて、自分も鍛錬すべく追っかけましたよ。祝日海の日、市立体育館はこども向けの行事など実施中、時間もいつもと違って見知らぬ多数の爺さんがマシン占拠中、空いたものを順番に使って、有酸素運動は一番軽いトレッドミル6kg/hで15分、それなりの運動量をこなしました・・・すると

夕食を仕立てる意欲も失って5ヶ月ぶりのご近所ラーメン後、テレビをぼんやり眺めていると身体がいかにも怠い。念のため検温すると37.4度C!ふだん36度Cの自分にとっては高熱でっせ。モデルナ+ビール+筋トレ有酸素運動+ラーメン=発熱は自業自得と呼ぶべきでしょう。運動している最中は気持ちよかったんやけどなぁ、最悪。解熱鎮痛剤も服用して今朝は平熱になったけれど、濃厚ラーメン喰ったらしっかり体重は67.1kg+400g。本日は節制しましょう。

EMI LPデザインFaure レクイエム/ラシーヌ讃歌/バラード(1977年)/Saint-Sae"ns 動物の謝肉祭(1971年)〜ルイ・フレモー/バーミンガム・シティ交響楽団/合唱団/ノルマ・バロウズ(s)/ブライアン・ライナー・クック(br)/デイヴィッド・ベル(or)/ジョン・オグドン(p)/ブレンダ・ルーカス(p)・・・Louis Fremaux(1921ー2017仏蘭西)はサイモン・ラトルの前任1969-1978年首席としてこのオーケストラに在任しておりました。人生中途半端にごまかしてばかりだった胸に染みて、心洗われ夢見るように美しいレクイエムは聖なる名曲、出会いはLP時代モンテカルロとの旧録音(1962年)だったはず、記憶に自信はありません(ルイ・マルティーニ/コンセール・コロンヌだったかも)。オーケストラ声楽とも極限のデリカシーに充ちて、「ラシーヌ」「バラード」は神聖な風情をそのまま受け継いで、英国中部の工業都市とは思えぬ繊細な仕上げに驚きました。天才John Ogdon(1937ー1989英国)のデリケートなタッチに負けぬ色気を木管に感じました。

「動物の謝肉祭」は小学生以来のお気に入り、出会いはエフレム・クルツ/岡崎友紀による17cmLPでした。室内楽に非ず室内オーケストラサイズの管弦楽、やや遅めのテンポにていねいな演奏ぶり。最高傑作は第4曲「亀」が「天国と地獄」の換骨奪胎、続く「象」の優雅なダンスも秀逸。一番のお気に入りは「化石」かな?どれもシニカルなユーモアを感じさせる珠玉の小品が続きました。

英DECCADvora'k スラヴ舞曲集(全曲)〜ラファエル・クーベリック/ウィーン・フィル(1955年)・・・

旧モノラル録音也。1973/74年の立派な録音があるから(今更)必要ないか?でも、ウィーン・フィルで聴いてみたいじゃないですか。ストレート、虚飾なく颯爽、速めのテンポ、ヴィヴィッドに表現して、若々しくも懐かしい雰囲気満載、立派な演奏でした。音質も問題なし
とは11年前の記録。クーベリック41歳の録音、この作品は小学生時代からの愛聴作品、出会いはカラヤンでした。どれも闊達に素朴なリズム感、そして馴染みの甘く切なく泣ける旋律も頻出して、3−6分ほど短いのもよろしい感じ。眉間にシワな深刻大仰な作品ばかりじゃ疲れますから。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

世間は連休、自分はずっと連休続き。行ってきました第4回目のワクチン接種。「新型コロナワクチンの追加接種は交互接種の方が効果的」とのこと。四回目はモデルナを選択しました。10時会場一番乗り、あっと云う間に終わって、とくに副作用はない・・・けど、接種箇所の痛み(左手に若干の痺れ)微妙な倦怠感、やや頭痛(鎮痛剤服用)珍しく肩こりも有、腰痛も復活気味、微熱も感じるけれど平熱でした。ほとんど風邪の初期症状でっせ。体調よろしくなく、挙げ句愛用のコンピューターが逝ってしまう〜意気消沈している悪夢を見ました。じつは最寄りの駅側ショッピンモールにある居酒屋にて昼酒(冷たいビールなど)少々、激安でした。これより市立体育館鍛錬の日、さてどーする?今朝の体重は66.7kg▲100g。

6月の電気料金請求があって、3,438 円とはずいぶん安い、たしか値上がりしているはず。とくべつに節約節電した自覚もありません。この後かな?本格的なエアコン稼働は。8月からまた上がるんだそう。

猛暑はやや収まっているけれど、こんな体調では音楽に集中もできません。
Music & Arts CD-106Beethoven ピアノ協奏曲第4番ト長調(ウィルヘルム・ケンプ(p)/ヘルマン・アーベントロート/ブレスラウ放送管弦楽団1939年)/交響曲第9番ニ短調「合唱付き」終楽章のみ(ヘルマン・アーベントロート/ゲヴァントハウス管弦楽団/合唱団/レア・ピルティ(s)/シャルロッテ・ヴォルフ=マタウス(a)/ヨゼフ・グラインドル(b)/ハインツ・マタイ(t)1939年)・・・両曲とも時代を勘案すればまずまず、良心的な音質。44歳ケンプの技巧に切れ味有、穏健な春訪れを感じさせるような名曲を爽やかに拝聴いたしました。16:59-5:55-10:06。「第九」終楽章はモウレツなテンポの追い込み疾走、タメにメタた重量感と緊張感、ヨーゼフ・グランドルの「O Freunde, nicht diese Tone!」は思いっきり、大仰に濃い表情は時代を感じさせて、かえって新鮮と感じます。 テナーは妙に自信なさげ、声も出ておりません。合唱は充実しております。25:20。

FR747SACDBeethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」/Stucky(1949-2016亜米利加) 沈黙の春〜マンフレッド・ホーネック/ピッツバーグ交響楽団(2017年)・・・昔懐かしいウィリアム・スタインバーグの硬質に重量感ある快速演奏(1965年)を思い出せば、誰でも知っている懐かしい旋律は、テンポは速め浮き立つようにデリケート、颯爽と洗練され解像度の高いサウンドに、半世紀という時の流れを痛感させるもの。11:02-11:50-4:58-3:29-10:02。「沈黙の春」とは農薬に対する警鐘を鳴らしたレイチェル・カーソンの名著、不安に胸がざわつくような作品でした。3:50-5:24-3:10-4:17。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜の朝は涼しげ。昨日コロナ感染11万人越え、過去最多を更新とか。”発症人数だけを追いかけるのは止めにしましょう”と主張した方のロジックを再度伺いたい。重症者もそれなりに増えているように見えるけど。これから夏休み、お盆、民族の大移動ですよ。昨夜、祇園祭宵山の生中継を拝見したけれど、凄い人出ですねぇ、一部ノーマスクの方も拝見いたしました。あれだけの”密”だったらちょっと怖い感じ、そんな感覚は間違っていますか?本日これよりワクチン4回目接種に出掛けます。

昨日は連続だけど市立体育館へ、脚背筋腹筋トレーニングは3種のみ、トレッドミル6km/hで15分、軽く流しただけ。本日は運動できませんから。モデルナの副作用もちょっぴり不安、明日も大人しくしている必要があるかも知れません。今朝の体重は66.8kg+300g。東北地方に大きな水害、これはもう悪しき毎年の出来事になってしまいました。元首相国葬問題は、死者を貶めない日本人の優しい心情に寄り掛かって賛否両論、結果国民の分断をまた発生させる・・・大所高所からつぶやく立場にない、こちら引退爺でっせ。

長く利用してきたBBSが取り扱いを止めるとのこと、ネットで検索していくつか無料のを探したけれど、どれも使い勝手とか見栄えがよろしくない。四苦八苦してとうとう見切り発車、昨日変更しました。ま、これでガマンしていただきましょう。いままでの投稿が消えてしまって申し訳ない。

Br 900141Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版/2015年)/Mussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」(2014年)〜マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団・・・突然の逝去が惜しいマリス・ヤンソンスのライヴ録音。音質極上、オーケストラも上手いし、作品も幾度も録音して掌中に入ったものでしょう。落ち着いて着実、重心も低い盤石の演奏・・・だけど、両作品ともどーもオモロない。「ペトルーシュカ」に必須な浮き立つような愉悦感とか、圧巻のオーケストラの迫力に手に汗握るスリリングな興奮とか、全然ダメ。「展覧会の絵」も遅めのテンポに慌てず貫禄たっぷり、重量級だけど鈍重・・・どこかクールに醒めた感じ。太古フリッツ・ライナーの強面に強靭なラッシュにくらべたら、ちっともソソらぬ色気不足、のっぺりと中途半端マイルド演奏かと。ラスト「バーバ・ヤーガの小屋」辺りに至ってようやくゴリゴリと地響きサウンド、一矢報いたけれど「キーウの大門」はもう一歩でっせ。

VOX PL 9360 Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調〜ガスパール・カサド(vc)/ヨネル・ペルレア/プロムジカ管弦楽団(1956年)・・・おそらくは二十数年ぶりの拝聴。わずかな広がりも感じさせて音質はかなり良心的だけど、おそらくは疑似ステレオでしょう。Bachの無伴奏組曲を別格として、これがチェロ作品の最高傑作と信じるのは、ほんのこども時代ロストロポーヴィチとの出会い以来。Gaspar Cassado(1897ー1966西班牙)のチェロも記憶以上に色気と艶があって、立派な演奏でした。懐かしいペルレアの伴奏も文句なし。39:36。(そういえばLP時代25cmLPで聴いておりました)


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

夜半に寝苦しくて一度目覚めて二度寝、朝はけたたましい蝉の声に起こされました。昨日市立体育館は筋トレのみ(有酸素運動抜き)洗濯を済ませて室内干し、そのまま業務スーパーに食材仕入れ、歩数は壱萬を軽く越えました。今朝の計量は66.5kg▲500g。全国で新規発生10万人越え、それでも祇園祭宵々山の人出は熱気に充ちて大人数、その様子は自宅テレビにて拝見。196年ぶりに蘇る祇園祭「鷹山」、先日テレビ報道に胸をアツくして”歴史の復興”を目撃した感慨有。

女房殿もコロナ・ワクチン4度目の予約完了、連続ファイザーを選択したそうです。感染経路は不明、感染防止にならなくても重症化予防には充分な効果が確認されるとのこと。ノーマスク、ワクチンにも否定的な政治団体が新たに議席を得て、世間には妙な不安な空気が漂っております。音源データ保存絡み、USBメモリ2TBで2,000ー2,500円程度とは激安、ネット通販に載っておりました。ところがレビューがなかなか厳しい、ほとんどまともに認識できないとの声(不正商品とか、ぼったくりもいいところ!とか)。サクラかも知れんけど、時に絶賛の声もあって、もしかしたら上手くいくかも・・・って、博打でっせ、まるで。止めたほうが良いでしょう。世の中そう甘くはない。

ACD22667Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調(ハース版)〜ヤニック・ネゼ=セガン/モントリオール・メトロポリタン管弦楽団(2011年)・・・明るくこの伸びやかな作品はすっかりお気に入り。このオーケストラは1981年創立の若いオーケストラ、いまや旬のYannick Nezet-Seguin(1975ー加奈陀)は2000−2015年迄芸実監督を務めたとのこと。冒頭のどかなホルンから深淵さや厚みは期待できないとしても、キレのあるテクニック、軽量軽快スカッとして流れの良い演奏。とくに第3楽章「Scherzo. Bewegt - Trio. Nicht zu schnell, Keinesfells schleppend(運動的に)」にその特徴は顕著、快速テンポにアンサンブルの縦線の合い方、疾走感はおみごとでした。終楽章のパワフルな熱気も元気よろしく、重厚長大鈍重路線とは無縁、爽やかにセンスはモダーン、カッコ良い演奏。19:30-16:56-10:48-22:53。

英DECCAStravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)〜クリストフ・フォン・ドホナーニ/ウィーン・フィル(1979年)・・・乾いた表現のイメージなChristoph von Dohnanyi(1929-独逸)だけど、英DECCA録音の成果か、幾度聴いて馴染みのメルヘンな「火の鳥」はたっぷり長い全曲版、大きな四管編成はいつになくフクザツな声部の絡みあい、色彩豊かな響きの効果が際立つもの。ウィーン・フィルはセクシーですよ。この顔合わせでは他「ペトルーシュカ」の録音があって、それもなかなかの上出来だった記憶はあって「春の祭典」の録音がありません。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝一番にゴミ出し、蝉の声は全盛期。ずっと引き隠りな生活が続いて、わずか半年でヒマな日常に飽きたのも事前予想通り。ここ数日気温は比較的大人しくて、夜はよう眠れます。元首相が暗殺され一週間、当日に感慨があったように、つい先程まで元気で活躍していた人が彼岸に渡ってしまう虚しさを感じております。こちらじっと身動きせぬ生活に体重は67kgちょうど+500g、これより隔日鍛錬に出掛けましょう。日曜午前中にコロナ・ワクチン接種なので運動は不可、モデルナ・ワクチンの副作用はちょっぴり不安です。

瀬戸 晴海 「マトリ 厚労省麻薬取締官」(新潮新書)・・・二時間ドラマや警察ドキュメンタリー好きな自分にとっては、堪らぬ一冊。著者はマトリのトップを務めた百戦錬磨、自分と同世代(凄い強面)。先輩より訊いたであろう戦後すぐのヒロポンから、暴力団の資金源になったシャブ時代にはケータイも無線も使えず、公衆電話を探したとか。バブル時代にはイラン人が人的ネットワークを駆使して、その頃にはケータイ登場、そしてネット時代を迎えて、フツウの人々がその流通に関わって、摘発には苦難を極めるようになる・・・決済は暗号資産なんだそう。

リアルな事件現場の描写、悲惨な薬物中毒症状、当然それは”書ける範囲”にデフォルメされているけれど、薬物の恐ろしさは充分伝わります。そして、時代は危険ドラッグへ。実態に法律が追いつかない隔靴掻痒状態、リアル店舗の摘発、閉店への追い込みはドキドキして読み進めたものです。自分やら身近な人には薬物問題は幸い発生していないけれど、ネット時代にこんな事件は市井のものに至っております。

UCBG9030Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜レナード・バーンスタイン/ロンドン交響楽団/シーラ・アームストロング(s)/ジャネット・ベイカー(ms)/エディンバラ音楽祭合唱団(1973年ライヴ)・・・これは映像から抜き出した音源、いまいち鮮度に欠けるけれど熱気は充分に受け止めました。「ロンドンのバーンスタインは全部ダメ」そんな一部の声にも一理あるような気はせんでもない。ニューヨーク・フィルとの録音(1987年)は圧巻の迫力、それに比べれば魂を揺さぶられるような!そんな徹底した入れ込みに不足するかもしれないけれど、たっぷりとした節回し、ロンドン交響楽団の技量は優れ(とくに木管の音色の魅力)声楽陣も充実して、作品を堪能いたしました。23:56-12:35-11:21-7:19-34:42。

DeccaStravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル(1974年)・・・20世紀の古典、粗野な原始のリズムは月一度は必ず聴きたいもの。マゼール44歳、最初のセッション録音はデザインがステキ。過度に低音を強調しない優秀録音、ゆったり粘ってテンポ遅く入念な描きこみ、自在に揺れるテンポ設定も、この作品に似合いそうにもないウィーン・フィルの統率は完璧でした。イスラエル・フィルとの「ペトルーシュカ」(1962年)は未聴、なんとか拝聴機会を得たいもの。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は好天、朝一番に市立体育館に鍛えて、あとは例の如く引き隠り。料理は女房殿が仕立ててくれました。世間では某宗教団体の霊感商法やら、生活破綻させるような莫大な寄付が話題となって、あれって自分が学生時代からの記憶があるから、ずっと続いていたのですね。現在進行中らしい。それはそれ、銃撃暗殺とは本質別として捉えるべきでしょう・・・なんて、エラソーなことを云っても屁の突っ張りにもならぬ残念な引退身分。現役である息子夫婦、未来への希望である孫世代にちゃんとした日本を残せるでしょうか。

今朝はこれより雨とか、埼玉県ではひどい豪雨被害が出ておりました。今朝は66.5kg+100g。コロナは完全に第7波へ、夏休みに向けて旅行キャンセルはかなり出ているとのこと。第4回目ワクチン接種はあと4日、ファイザー3回に+今回はモデルナ、対策は万全です。発生要因やら場所の分析を伺いたいもの。ここ一週間ほど左腰奥の鈍い痛みは病的なものではないと勝手に判断、ストレッチと鍛錬の結果軽快しております。

【♪ KechiKechi Classics ♪】はなんのドラマもない初老引退爺の日常生活+ド・シロウトの音楽談義、ネットより勝手に音源画像を拝借して、できればNMLのリンクを張っております。ところが10年ほど前の記事になると、リンクが切れていることがある・・・音源契約が切れているのですね、きっと。これからはYouTubeかなぁ、時代はどんどん変わります。

Vladimir Jurowski(1972ー旧ソヴィエット→独逸)Zemlinsky シンフォニエッタ 作品23/Corngold ヴァイオリン協奏曲/Shostakovich 交響曲第6番ロ短調〜ウラデミール・ユロフスキ/ロンドン・フィル/ニコライ・ズナイダー(v)(2007年ライヴ)・・・Vladimir Jurowski(1972ー旧ソヴィエット→独逸)ロンドン・フィル首席在任は2003-2007年、意外と短かったんですね。露西亜の烏克蘭侵攻問題を非難していたようだから、ロシア国立管弦楽団との関係はどうなったのでしょう。Alexander von Zemlinsky(1871ー1942墺太利)は晩年亜米利加にて不遇のうちに生涯を閉じたとのこと。「シンフォニエッタ」は初耳、軽妙かつ濃厚感もある前衛的な後期浪漫の風情に溢れた20:25。Nikolaj Znaider(1975-丁抹)による、とろりと甘いヴァイオリン協奏曲は 25:25。Shostakovichはかつて延々と暗い第1楽章「Largo」に大苦戦していたけれど、聴き慣れた現在なら叙情的に美し旋律と理解できます。第2楽章「Allegro」第3楽章「Presto」は快速、軽快、明るい躍動はいや増すばかり、ロンドン・フィルは圧巻の合奏能力に驚きました。31:14。

米CamdenStravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜ピエール・モントゥー/サンフランシスコ交響楽団(1945年)・・・初演者Pierre Monteux(1875ー1964仏蘭西)による王道な演奏。この時点70歳とは驚き、このひとは長命を保ったのですね。専門筋の人によると1967年決定稿とはあちこちパートやリズム、打楽器が違っているんだそう。音質はまずまず、この時期西海岸のオーケストラは絶好調(音楽監督在任1935ー1954年)盤石の自信に溢れた力強い演奏に痺れました。14:53-17:00。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

朝から蝉の声全開の朝。テレビはどこを見ても同じ報道ばかり、死者を悼むのは当たり前の礼節だけど「功罪を冷静に」というのは大切な視点、日本には空気で一気に流される風潮がありますから。コロナ感染は7万人/日を超え、それでも多くの日常行事はそのまま進みます。来週より夏休み、旅行やお盆帰省で多くの人々は動くのでしょう。某隣国の”コロナは抑え込んだ”という発表はありえぬ話し、With Corona(“living with Covid” strategy)はエエけど、この値上がり、電力ガス、そして通信などインフラの不安も募ります

・・・って、エラソーな大所高所からの言葉も虚しい引退爺は雨に身動きできず、引き隠って洗濯料理したのみ。昼から婆さんのところに出掛けた女房殿も不機嫌でした。精神的に落ち込んで音楽に集中する意欲も起きません。断続的に柿の種を喰って体重増を覚悟、今朝の計量は66.4kgなぜか▲300gなのが不思議。夜涼しく、よう眠れたせいか。

いまさら”オカネモチ”を目指しようもない引退生活、ネットにはそんな関連記事が目白押し、増やす方の投資さておき、消費行動では”安易なコンビニ利用がいらぬ浪費を生む”とありました。なるほど。転居前は朝食時に牛乳切れていたら至近のコンビニを利用したり、時々シュークリームを求めたりしておりました。あまり熱心な利用者じゃなかったけどね。転居後(≒引退後)距離的な問題もあって、利用は現金引き出しくらい。おそらくはほぼ一度も、おにぎり一個も買っていない。お買い物は業務スーパー中心です。時に昼頃通りかかって目撃、ご近所コンビニは若い世代工場労働者のオアシス、食料調達に必須な場所だったのですね。タイヘンな賑わいでした。

体育館帰り、こっそりゴミ拾いはぼちぼち継続して、マスクが多いのは時節柄、圧倒的なのは煙草の吸殻空き箱、とても全部は拾えません。誰やねん!(内心密かに)怒っていたら、屈強な赤銅色の若者たち労働者の集団喫煙を目撃、怖そうで注意などできるはずもありません。遠くから眺めるのみ。若いのは今のうちでっせ、喫煙習慣とコンビニ食を続けたら20-30年後に後悔するぞ・・・心のなかで呪詛しておきました。元気で頑張って日本の経済を支えてね。

これはネットよりライヴ音源入手Mahler 交響曲第9番ニ長調〜レイフ・セーゲルスタム/マルメ交響楽団(2010年ストックホルム・ライヴ)・・・Leif Segerstam(1944ー芬蘭土)はデンマーク放送交響楽団とのセッション録音を6曲ほど残して、これは別のライヴ音源。厭世と諦念溢れる名曲、先日聴いた快速ヘルマン・シェルヘンとタイミングを比較すると、第1楽章第2楽章とそのテンポの遅さ入念な表情付けは顕著な個性でしょう。瑞典南部のオーケストラは意外なほど技量に余裕があって、滅茶苦茶上手くはないけれど充分な厚みと重みを感じさせるサウンド。第3楽章「Rondo-Burleske: Allegro assai. Sehr trotzig(きわめて反抗的に)」はややおとなしく、行方不明というか、ちょっぴりもたついた感じ。終楽章「Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend(非常にゆっくりと、抑えて)」は響きの豊満さに少々不足を感じつつ、弦のしっとり諄々とした節回し、慌てず纏綿とした表現から、ラスト「生のテーマ」にはたっぷりの感銘を呼んで、消えゆくようなデリケートなラストを迎えました。31:34-17:50-15:39-28:01(楽章間拍手含)

BVCD-38226Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第3番 変ホ長調「英雄」〜ヤープ・シュレーダー/スミソニアン室内管弦楽団(1987年)・・・Jaap Schro"der (1925-2019阿蘭陀)によるBeethoven録音はたしかこれだけ、世間ではまったく忘れられ、話題にもなっておりません。青春の若々しい躍動作品、浪漫への幕開けを予感させる大曲、幾度聴いてお気に入りの古楽器演奏、速めのテンポ、デリケートにさっぱりとした軽快サウンド、重厚長大愛好家には嫌われる”薄い”演奏でしょう。重量感やパワーに足りない、そう感じられる方も多いかと。自分はこんな、ほとんどなんに飾りもない旋律節回しが大好き。弾むような終楽章もすっきりさっぱりなハ長調交響曲は8:22-6:53-4:11-5:31。「英雄」は第1楽章提示部繰り返し15:59-13:21-5:49-10:08。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

参院選も終わり、前首相暗殺という物騒な事件の余波を引きずりつつ、こちらヒマで平穏退屈な日々が続いております。朝一番しっかり市立体育館トレーニングルームに鍛えて、洗濯は室内干し、量が多かったので色々工夫して今朝までにまずまず乾きました。昼夜と狙い通りに料理は仕上がって、昨夜はよう眠れました。今朝の体重は66.7kg▲200g、なかなか戻せません。今朝は雨模様、湿っぽいけれど過ごしやすい気温でしょう。

今週末は祇園祭の宵山、久々に出掛けてみる?女房殿に相談したら、人混みはイヤ、コロナも増えているしとのこと。知人に感染者が出たそう。一ヶ月後の五山の送り火に向けてホテルは予約しました。(安いところ)学生時代より幾度も機会はあったのに、いちどもまともに眺めたことはないんです。これより、ホテルとの距離感、比較近くのところで眺められるところを検索しましょう。

先日、報道番組を眺めていたらお医者さんのインタビュー有、その後方にコンピューターのモニターが写り込んで、それがナントWindows7(2009年リリース)。医療ソフト稼働相性の関係なんでしょうか、これじゃセキュリティはアウト、ハッキングされまっせ。医療関係の人って世代によっては、その辺り疎いのでしょうか。誰でもそうかな、とくに個人経営だったら。

NAXOSバロック・トランペットの技巧(5) Vivaldi 2本のトランペットのための協奏曲ハ長調 RV 537/歌劇「ティート・マンリオ」 RV 738 - 第2幕 アリア 「気高い心を闘わせて」/Corelli 4声のソナタ ニ長調 WoO 4/Marc' Antonio Ziani (1653-1715)ラ・フローラ - アウソニアのラッパ/Torelli トランペット協奏曲第2番 ニ長調/Albinoni 歌劇「ラ・スタティーラ」 - 新たなる恐ろしい戦いとともに/Torelli トランペット・ソナタ ニ長調/Galuppi 名声のラッパに/Stradella セレナータ「舟遊び」 - シンフォニア/Vivaldi 歌劇「グリゼルダ」 RV 718 - 第2幕 アリア 「2つの風にかき乱されて」/ Petronio Franceschini (1650-1680)2つのトランペットのためのソナタ ニ長調〜ニクラス・エクルンド(tp)/エドワード・H・タール /ウェイサ・バロック・アンサンブル/ジェフリー・シーガル(tp)/マリア・ケオハネ(s)(1998年)・・・Niklas Eklund(1969-瑞典)+師匠のバック+ソプラノも伴ったステキなバロック・トランペット作品集。Marc' Antonio Ziani、Petronio Franceschiniは名前さえ初耳、晴れやかに屈託のない明るい旋律続いて、音源在庫膨大に至っても、こうだからバロック音楽はやめられない。Vivaldi、Torelliの協奏曲は有名でしょう。スムースに余裕マイルドな音色、しっとり可憐なソプラノも魅惑の声。弦楽アンサンブルも控えめに古楽器の潤いが光りました。音質も秀逸。

CDB56389440912Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」〜ブレント・フィッシャー・オーケストラ(2012年)・・・ノリノリのシンフォニック・ジャズバンド版。曲の配列はオリジナルと同じ、旋律もそのまま拝借して自在なリズムや楽器の換骨奪胎、スウィングしてサンバありブルースあり、装飾音やら即興(じゃないけど?即興的フレージング風)を加えて明るく賑やかに、愉しさ限りない超絶技巧な出来上がりでした。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

朝から蝉の声は盛大な夏真っ盛り。

参院選の結果はあまりに事前予測通り過ぎて、精度を高めた天気予報と並んで、なんか当たり前にオモロくありません。個人的には自民党比例の元・歌手とか維新の比例セクハラ爺が通ったのが不快です。京都で苦戦を伝えられた福山さんは維新を抑えて、やはり前原さんって”もってない人”っぽいなぁ、とか。投票率は52.05%辛くも過半クリア。昨日猛暑の日曜、女房殿が久々に外食をしたいとの御意向、昼から梅田に出掛けてマグロの刺身+ビールなどちょっぴり。さらに念願の印度風居酒屋にて酒抜き、はちみつナンと野菜カレーを堪能、帰りいつものケーキ屋に寄って、ちょうど到着したコミュニティバスにて帰宅。贅沢したけど、まずまず安かったですよ。今朝の体重は66.9kg+500gに納得、本日これからしっかり鍛え直しましょう。

男子バレー最強の伯剌西爾戦はストレート負け、それでもかなりの善戦、あとは小さなミスと個人技の問題でしょう。さほどに差はないと見ました。そのあとは選挙報道を愉しみました。

日本人ではない方が経営する本格的カレー屋さんは全国あちこちにあります。たまたま偶然、ここ6-7年利用していなくて、久々梅田駅前ビルの印度風居酒屋突入、先日は本格カレーを喰っておらず、チーズナンで印度ウィスキー呑んだのみ。カレーにビールは合うんじゃないか。今回ようやく女房殿と美味いカレー堪能したところ。

ハローワークには月一回通って、その途中気になる”本格カレー屋さん”有。外に出ているメニュー看板に「カレーうどん」があるんです。さすが大阪!印度か尼婆羅(ネパール)の人か知らんけど、うどんに彼(か)のカレーをどう合わせるのか、興味津々でっせ。入る勇気ないけど。和風ダシは効いているやろか。

DECCA UCCD-1061Bruckner 交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版)〜リッカルド・シャイー/コンセルトヘボウ管弦楽団(1999年)・・・Brucknerの交響曲中、屈指の威容を誇る名曲、前回は2020年7月拝聴、直前に聴いた朝比奈隆のゴツゴツした演奏を称揚しておりました。これは流麗なる美しい演奏やなぁ、デリカシーたっぷりにスムースなバランスは極上仕上げ、オーケストラの響きはマイルドに明るくはモウレツに上手い。この作品につきまとう深刻な風情より、艶やかな響き際立って、それを余すところなく捉えられる優秀録音。嗜好はコロコロ変わって、こんな猛暑中に受け止め方の影響あるのかも。16:13-15:07-25:36-22:06。

Music & Arts CD-285Bach ピアノ協奏曲第1番二短調BWV1052(アーネスト・マクミラン/トロント交響楽団1955年)/Brahms ピアノ五重奏曲ヘ短調 作品34(モントリオール弦楽四重奏団1957年)〜グレン・グールド(p)・・・いまから10年ほど前迄熱心に作成していた勝手にコンピレーション自主CDは現在、捨てきれず残したものは200枚ほど?最盛期の1/20以下。これは一連のGlenn Gould(1932ー1982加奈陀)非正規乃至大昔の録音を集めまくった名残、その存在さえすっかり忘れていたもの。Brahmsさておき、Bachはもっと音質状態のよろしい正規音源が存在するし、とにかく懐かしく再生したら・・・Ernest MacMillan(1893ー1973加奈陀)の大柄なバックに違和感もなく、淡々と明晰なピアノが浮き立って、音質も記憶ほどに悪くない。敬愛するBach作品中ちょいと苦手な大柄に暗い作品は、いつになく胸を打ちました。8:13-6:22-8:06。Brahmsは憂鬱に人生後ろ向きな黄昏広がる作品。鬱蒼と暗い旋律に雄弁な弦、そこにやはり淡々と明晰なピアノがマッチして作品旋律を堪能いたしました。少々の音質不備も気になりません。11:18-6:40-8:37-10:46。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

雨模様の参院選投票日。これより雨は上がるそうです。朝一番に投票に伺いましょう。なんとか全国で投票率50%越えてほしいもの。死者を敬い貶めないのが日本人の美学、安倍前首相の哀しい事件は選挙に影響を与えることでしょう。膳場さんが「功罪を冷静に」と呼びかけていたのは正しい、あるべき姿と思います。自分はいつも通り朝一番に【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新を済ませてから市立体育館に鍛えて、洗濯物を室内干し、ベランダ防水処理塗装臭に苦戦中。体重は66.4kg▲200g。昨夜男子バレー対独逸戦、第1セットを取られて心配したけど、その後は圧勝。いつもの主力を休ませても優秀なメンバーが揃っております。

鈴木 大介 「脳が壊れた」(新潮新書)拝読。

痺れました。わずか41歳で脳梗塞を患った(貧困問題など取り上げてきた)フリーライター自らの症状状況のアツいレポート。結論的に2年掛けてぱっと見、健常者と変わらぬくらいリハビリは成果を上げ、こんな書籍も出版できたけれど、タイヘンな試練に高次脳機能障害は残っているそう。順不同だけど、発症に至る経緯要因分析、脳の機能が一部不能になって生活にどんな不自由が出るのか、それは筆者が向き合ってきた発達障害に酷似して、その実態を初めてリアルに、深く理解できたとのこと。視野が半分欠落したり、抑えられぬ情感の爆発、言語不如意会話ができない、小銭が数えられない、なにかことを起こす時の優先順位不如意、例えば車通のある道を横断するときの判断を巡ってパニックを起こしたり、書類文書が理解できなくて、ノーミソ疲れ果てて眠くなるとか。

さらに奥様がもともと片付けられない性癖、脳腫瘍を患ったり(手術は成功。彼女のあとがきも泣けます)本人の超・几帳面な段取り執着、徹底した集中力から「いつか倒れる」と予想していたとのこと。

自分が経験できない(正確には未だ経験していない)世界を垣間見たような、新たな発見がありました。ユーザーレビューには必ず否定的なご意見があるもの、それは自分が求めるノウハウ、即使える!100%的中を狙うからでしょう。書籍は知らない世界を覗いて、広げるものです。ここまでリアルに自らの体験を表現できる筆力が凄い。感銘を受けました。続編にも興味有。

DG Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団/合唱団/ブリギッテ・ファスベンダー(ms)/ロザリンド・プロウライト(ms)(1985年)・・・お気に入りの作曲家、作品だから日々あちこち、幾種も聴いてきてこれは久々10年以上?ぶりか、この演奏こそ原点であり、この作品に目覚めた演奏であった記憶が鮮明に蘇りました。もしかして来日公演のFM放送だったかな?Giuseppe Sinopoli(1946ー2001伊太利亜)が突然亡くなって既に20年経過、去るもの日々に疎し。鮮明かつ臨場感溢れるリアルな音質、緻密精密クールなアンサンブル、細部クリアに怪しいほどの集中力に打ちのめされました。フィルハーモニア管弦楽団はすっきりと美しく、声楽も充実して情熱入れ込み詠嘆熱血汗水系とは異なる方向、バーンスタインも好きだけど、これが自分の嗜好であったことを思い出しました。最終楽章「復活」に向けて万感胸に迫る圧巻の盛り上がり。一点の曇りもないパワフルな響きに巨大なる名曲を堪能いたしました。21:45-9:20-12:09-5:12-14:32-23:03。

Fonit Cetra LPMahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜ギュンター・ノイホルト/トスカニーニ協会管弦楽団/クラクフ・ポーランド放送合唱団/チェチーリア・ガスディア(s)/クリスタ・ルートヴィヒ(ms)(1985年ボローニャ・ライヴ)・・・このオーケストラはトスカーニ・フィル?(マゼールが面倒見ていたオーケストラ)と思ったけれど、そちらWikiによると2002年創立とのこと。これはずいぶん前のライヴだから別団体でしょう。Gunter Neuhold(1947-墺太利)はオペラ畑の人、The Orchestra Sinfonica “Arturo Toscanini”の音楽監督をこの時期務めていたと云う情報が探せるから、別団体なのでしょう。波蘭の合唱団も絡んでいるのも珍しいもの。オーケストラはかなり鳴っているし、女声ソロに名人を揃えてスケールは大きい。でもなぁ、失礼やけど表現が平板だし、オーケストラが上手くない、サウンドに艶が足りない。若い頃、まずメジャーな知名度高い演奏家より”安いもの”優先、そんな性癖刷り込みから珍しい音源ばかり喜んで集めてきたけれど、人生の時間は限られております。ぼちぼち見切りも必要でしょう。23:11-10:46-10:55-5:08-35:48。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

猛暑続き。安倍元首相狙撃の報道に、世間一般に云われている以上の言葉もありません。ただ、つい先程迄元気いっぱい精力的に活動していたのに、運命は急転して、生命の儚さ、無常を痛感いたしました。きっと奈良県警他、警備の責任を問われ、選挙にも影響はあるでしょう。団地の外装工事はベランダ床の防水処理中、塗料の臭いに苦しんで、洗濯物も室内干し、せっかくの猛暑も気持ちよろしく乾燥できません。猛暑の中、食材の買い物に出掛けて運動不足を補ったのみ。テレビ番組は報道一色、男子バレー対加奈陀戦力強い圧勝は堪能できました。

今朝の体重は66.6kg+100g戻ってしまいました。

 Nonesuch LPMozart ヴァイオリン・ソナタ ハ長調K.246/ヘ長調K.376/ヘ長調K.377〜マルコム・ビルソン(fp)/セルジウ・ルカ(v)(1984年)・・・これはLP時代所有していた懐かしい音源。当時Sergiu Luca(1943ー2010羅馬尼亜→以色列)の古楽器があまりに色気とか艶が足りぬ、むき出しのノン・ヴィヴラートに驚いた記憶もありました。若い頃は作品そのものに馴染むのに精一杯、演奏者クレジット順番はフォルテピアノが先、ヴァイオリン・オブリガート付きのピアノ・ソナタ。30年ぶり?の拝聴は優雅な作品旋律は名手Malcolm Bilson(1935ー亜米利加)の闊達な主導に、素朴なヴァイオリンが絡んでたっぷりの愉悦を堪能できました。これは忘れ去られるにはもったいないアンサンブル。6:20-5:38-5:07。5:01-5:50-6:19。6:08-9:15-5:32。

RCA 82876-60395-2 9枚組Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調(ハース版)〜クルト・マズア/ゲヴァントハウス管弦楽団(1975年)・・・2007年来の再確認。アンドリス・ネルソンスによる2017年録音が爽快にスケール大きな演奏だったことに感心して、もう40年ほど前ゲヴァントハウス、先人の録音を思い出しました。速めのテンポに軽快な推進力、ほとんど作為も力みもない素直な流れに感心して、音質も極上(ルカ教会)ホルン先頭にゲヴァントハウス管弦楽団も重心の低い、ハデさのないサウンドに驚きました。なんとなく伝統のオーケストラに連想される重厚長大系の演奏とは遠く、スッキリ明快な演奏。18:19-13:56-10:38-21:01。かつて苦手だった名曲も心安らかに楽しめるようになりました。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

全国あちこち荒天らしいけれど、こちら引き続き良い天気の朝を迎えて蝉が啼いております。

ワルいお友達と呑んだ翌日はぐったり、前回は終日身動きが取れませんでした。それを深く反省して”もう一軒!”印度ウィスキーなどを封印、トータル酒量を抑制したのと、帰宅後に水分を多く取ったのも意識的。ちゃんといつもの健康朝食を摂って(「音楽日誌」更新は生活の基本)更に市立体育館へいつも通りの鍛錬へ・・・小さなペットボトルに水を冷やして持参するけれど、酒の翌日+猛暑を勘案してほんの少しスポーツドリンクを加えました。そのままでは甘過ぎますから。

その結果、寝苦しい睡眠不如意押して、体調は意外とフツウです。今朝の体重は66.5kg▲200g戻しました。

またまた来ましたよ、【Apple】客様情報の定期的な確認(←ヘンな日本語)。残念やなぁ、MACとかi-Phoneには無縁な人生を送ってきました。これは速攻「迷惑メール」分類へ。それと「迷惑メール」じゃないんだけど、ネット検索にツイッターを閲覧した時に、流れでなんとなくメール登録をしてしまって、以来ウザったらしい案内メールが続いております。ネットにて「ツイッターからのメールを止める方法」を探したけど理解不足、指示通りの画面が出ません。そのままなのが残念っす。

エマーソン、レイク&パーマーエマーソン、レイク&パーマーによる「展覧会の絵」のライヴは1971年リリース、高校生時代は痺れて聴いた記憶もあります。「Sage(賢者)」はグレッグ・レイクによるアコースティック・ギター、一生懸命マネして弾きましたよ、ほんのサワリ、雰囲気だけど。久々ネットに出現した音源を聴いたら、ちょうど猛暑真っ最中のせいかも知れないけれど、馴染みの旋律はその刺激的なサウンドとリズムに耐えられない。もうノーミソが追いつかない。「展覧会の絵」だったらオリジナルのピアノとか、Ravel編曲を堪能したい。

こども時代若い頃には集中力があって、BeeやんやMozartの後期交響曲辺りはさっさと旋律身に付いて(演奏の良し悪しなどわからないけど)StravinskyとかGabrieli辺り、ガキが聴くような音楽とは言い難い音楽もお気に入りでした。LPやCDは高価だったら大切に聴きましたよ、当時。やがて好きなだけCDが買える時代と身分に至って、それと反比例するように集中力と有り難みは落ちました。それでもMahler、Brucknerの長大なる交響曲をちょっとずつ堪能できるようになって、ずっと苦手意識が抜けなかったShostakovichを味わうように至ったのはワリと最近です。

Vaughan Williams理解はもうちょっと前だったかな?恥ずかしいけどBeeやんのピアノ・ソナタとか弦楽四重奏、Prokofievの交響曲などは未だ断片的に聴いているのみ、もう年寄りに接近してなかなかノーミソは素直に吸収してくださいません。じつは現在、脳梗塞からのリハビリ体験の本を読み進めて、Classic Musicみたいなちょいと長くてフクザツな音楽に馴染むのも、ノーミソ訓練リハビリと共通するところがあるかも、そんなことを考えました。

DENON COCO7040Mahler 交響曲第7番ホ短調〜エリアフ・インバル/フランクフルト放送交響楽団(1986年)・・・Eliahu Inbal(1936ー以色列)50歳の記録は音質極上。サウンドやら表現は濃厚粘着質に非ず。Mahler中屈指の怪しい作品は真夏の湿度高い猛暑にぴったり。気怠く扱い難物な第1楽章「Langsam (Adagio) Allegro risoluto, ma non troppo(ゆるやかに)」をこれほどくっきりと、各パート明快に表情起伏豊かに、美しく表現した演奏は初めて出会いました。この作品イメージつきまとうドロドロさがない。第2楽章「Nachtmusik I. Allegro moderato(夜曲)」冒頭のホルンの伸びやかな音色、続く管楽器やサワサワとした打楽器の鮮烈な存在感、かなり強靭なリズム感はまるで行進曲風。第3楽章「Scherzo. Schattenhaft(影のように)」いつもならさらさらと儚く駆け抜けるスケルツォもたっぷり怪しく、雄弁。ラスト、ティンパニの一撃も衝撃。第4楽章「Nachtmusik II. Andante amoroso(夜曲)」このホルン、ヴァイオリン・ソロもたっぷり朗々と美しい。第5楽章「Rondo-Finale. Allegro ordinario」は俗っぽくも賑々しい開始、心情風情が定まらぬ難しいフィナーレをかなりかっちりとクリアに、渾身の入魂にまとめておりました。これはこの作品、いままで聴いたうちヴェリ・ベスト。22:39-14:43-10:15-13:20-16:53。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

蝉の声も喧(かまびす)しい快晴です。

昨日朝女房殿不在、ぼんやりヒマなので朝一番連続市立体育館行き、いつの負荷80%ほど脚背筋腹筋三種筋トレ+エアロバイク有酸素運動15分のみ、軽く身体を仕上げました。帰宅したら悪いオトモダチよりLINE有、夕方前にはいつもの梅田駅前ビルへ、引き続く猛暑に出掛ける気力を失って、なにかキッカケがないと呑みに行く意欲も出まへん。猛暑に住み込みリフォームも遅々として進まぬ、なんてバカ話に散財して終わりは6時頃、これが引退生活の醍醐味ですよ。もう一軒!との引き止めを振り払って早々に帰宅、最寄り駅から自宅迄タクシーは自粛して(節約のため)昨日の総歩数は壱萬五阡歩を超えました。冷たいビール、美味いもん散々呑み喰いの結果は66.7kg+200g。前回訪問のおいしいお魚の店は台風の影響か、お休みでした。

自家製ヨーグルトは流行りのアーモンド・ドリンクを仕込んでみて、結果大失敗。豆乳はヨーグルトになるけれど、そうはならんのですね。怪しく分離した液体はもったいないので消化します。別に身体に悪いものではないはず。数日後に迫った参議院選挙は投票率50%越えて欲しいけどムリやろなぁ。自分は必ず投票しますよ、毎度。

DECCA LPデザインMahler 交響曲第3番ニ短調〜ジョージ・ショルティ/ロンドン交響楽団/アンブロジアン・シンガーズ/ワンズワース小学校少年合唱団/ヘレン・ワッツ(a)(1968年)・・・14年前の駅売海賊盤以来ネットより、ようやく旧録音音源入手、再聴を果たしました。Georg Solti(1912ー1997洪牙利→英国)50歳代シカゴへの就任直前の記録。音質極上、ロンドン交響楽団はそろそろプレヴィンが就任した頃でしょう。大きな作品をまとめ上げる力量はたいしたもの、硬質な旋律の語り口はいつも通りの説得力。陰影とか叙情に非ず、爽快に力強い演奏を堪能いたしました。長大だけど、美しい旋律連続して、一番のお気に入りは第5楽章「Lustig im Tempo und keck im Ausdruck.(快活なテンポで、大胆な表出で)」こども達による天使の歌声、そして最終楽章「Langsam. Ruhevoll. Empfunden.(ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて)」は万感胸に迫って人生の終焉を連想させる深い感動が待っておりました。32:56-10:15-17:26-9:41-4:14-19:22。夏に相応しい名曲。

VOX CDX-5054Prokofiev 交響曲第2番二短調/第3番ハ短調〜ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団(1971年)・・・VOX録音だったので世間の扱いはジミだった全集より。音質は良好。仏蘭西を代表するオーケストラは充実しております。第2番は1925年初演「鉄と鋼でできた」ハードに破壊的な交響曲、第1楽章「Allegro ben articolato」(11:23)第2楽章「Theme & Variation」(23:39)は変幻自在多彩なる変奏曲、パリでの初演は評判悪かったそう。同時代Stravinskyの原始野蛮なリズムはわかりやすいけれど、こちらとっつきにくい辛口作品、聴手はもっとお勉強が必要です。

第3番は1929年初演、歌劇「炎の天使」より旋律引用したらしい4楽章制。第1楽章「Moderato」(13:18)からぐっと親しみやすい叙情的な旋律から、やがて硬質に力強いサウンドに至りました。金管楽器が雄弁に大きな音楽。第2楽章「Andante」は安寧に静かな緩徐楽章(7:51)第3楽章「Allegro agitato」はスケルツォ。細かい音形に緊張感が募ってこれもなかなかの辛口です。(8:22)第4楽章「Andante mosso」は大仰な悲劇を感じさせて不協和音はド迫力。(6:04)


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風4号は上陸して勢力は弱まりつつ、こちらにも大雨をもたらしているんだそう。猛暑はちょっぴり収まってせっかくの梅雨明けも”戻り梅雨”とは風雅な日本語だけど、全国各地過ぎた被害はゴメンでっせ。今朝雨はやんで涼しいけれど、またまた気温は上がるらしい。夏バテ症状睡眠不如意症状継続中(アイスコーヒーの飲み過ぎ?定例のお仕事大苦戦!な悪夢も)昨日朝は雨も強くて市立体育館に通うのも気が進まなかったけれど、女房殿に励まされてしっかり、いつも通り鍛えてきました。

女房殿は昼から婆さんのところに出掛けて、生協配達の受け取りの日。夕方戻る予定が”泊まる”とのメール、体調よろしくなくてちゃんと食事を摂っていないらしい。92歳の高齢に、ここ数日の猛暑はタイヘンだったことでしょう。自分は一番近いスーパーにちょっぴり贅沢なお気に入り食材を入手しました。世間ではコロナ感染激増状態とか、困ったもんすよ。前週比200%とか。今朝の体重は66.5kg現状維持、けっこう喰ったんやけどな。

ある朝、市立体育館へ出掛けるため玄関ドアを開けたらお隣さん夫婦(推定70歳)とちょうど出会いました。自転車にゲートボール?グランド・ゴルフの道具を積んで、おそらく市立体育館側の公園でプレイするのでしょう。我らはウォーキングに通り掛かったら、大勢の爺婆結集中!もうお隣さんを特定できない、ぜんぶ同じにように見える・・・そういえば引退前年、職場に22歳の新人女性着任、どちらが萌ちゃんか茜ちゃんかなかなか区別が付きませんでした。マスクしてましたし。テレビで見掛けるアイドルグループも全部、似たように?同じに可愛らしくみえます。それは爺婆でも同じだったのですね。

Membran 233110 CD50 Beethoven 交響曲第1番ハ長調(コンセルトヘボウ管弦楽団1950年ライヴ)/交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(ウィーン・フィル1952年)〜ウィルヘルム・フルトヴェングラー・・・Wilhelm Furtwangler(1886ー1954独逸)も久々の拝聴。ハ長調交響曲は手練のマニアには評判のよろしくない(らしい、数少ない)コンセルトヘボウとのライヴ、あまり熱心に色々聴いていないので音質はま、こんなもの?溌剌とした青春の作品は雄渾雄弁に力強く、優雅に表情豊かな演奏を堪能いたしました。たしかに馴染みの薄いオーケストラに彼の節回しを徹底するのに、少々苦戦している感じはあるかも?終楽章「Adagio.Allegro molt e vivace」はノリノリでっせ。7:32-7:10-3:39-6:13(拍手含)

「英雄」はおそらくは標準とされているEMIセッション録音、Classic Musicファンだったら常備すべきリファレンス・・・こちらどーもちゃんと集中して聴いたことはないかも知れません。復刻によってずいぶん音質は違うんだとか、こちら安物の耳には先の第1番とさほどに音質の違いは感じぬ粗忽者。第1楽章「Allegro con brio」から自在に伸びたり縮んだり走ったり、入念なる表情付け豊かに多彩表現、濃いオーケストラの響き、これが天才のワザなのでしょう。提示部は繰り返していないんですね。第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」の深刻な歩みは、これがお手本となるべき説得力。この辺りに至ると音質云々は気にならなくなって第4楽章「Finale: Allegro molto」変奏曲のテンポは適正とノリ、スウィングを感じさせるもの、全体として中庸のテンポ。16:11-17:21-6:34-12:15。自分のようなド・シロウトはもっと音質条件が整った演奏を聴くべきか。

Beethoven 交響曲第2番ニ長調(1948年ライヴ)/第4番 変ロ長調(1952年?)〜ウィルヘルム・フルトヴェングラー/ウィーン・フィル・・・幻の第2番録音が発見され、発売されたのが1979年、それ以前に出ていた1929年録音はガセだったとのこと。LP持っていたなぁ、懐かしい。ロンドン・ライヴとやらはあまり音の状態は芳しくないけれど、拝聴が苦痛になるほどに非ず。明るく前向きな作品の風情をそれなり堪能できる溌溂、前向きに力強い演奏と受け取りました。10:11-11:10-4:03-6:47(拍手込)。Membranのリストには第4番の録音情報が抜けていて、ま、フツウこれでしょう1952年と勝手に類推しておきました。音質は前曲より改善されております。噛み締めるように明晰なアクセント、テンポは揺れ動き、速度を上げて熱気を増して雄弁な第1楽章「Adagio - Allegro vivace」。第2楽章「Adagio」は陶酔感たっぷり、遅めのテンポに入念な細部描き込も悠然。第3楽章「Allegro vivace、Un poco meno Allegro」には余裕の表現が幅広く、 肩の力が抜けております。第4楽章「Allegro ma non troppo」のテンポ設定は噛み締めるようにやや遅め、慌てずアクセントしっかり重心が低い推進力でした。10:37-11:46-5:58-7:31。

”フルトヴェングラーは全部聴く!”熱心なファンのブログは存在して、あらゆる復刻を入手確認されているのは立派な姿勢。自分は時々敬意の念を以て、ちょろ聴きするくらいしか元気はありません。オーディオ・マニアじゃないけど、音質はけっこう大切です。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風接近中。あちこち大雨の報道もあって、こちらは断続的な小雨模様、今朝は涼しく曇っております。猛暑一転、過ごしやすい夜によう眠れました。昨日は朝一番にハローワークへ定例手続きへ、数回の訪問は外出ついでに床屋さんに出掛けたり、お買い物や外食、酒など呑んだりしたものだけど、京橋のBOOK・OFFに寄ったのみ、久々に知的刺激を得ました。帰り最寄りの駅からコミュニティバスがちょうど到着、100円にてラクラク帰宅。今朝の体重は66.5kg▲300g。

2時間ドラマの再放送は大好きでして、最近費用対効果の関係か、新作が少なくなって2度3度拝見して筋書き(珍しく)しっかりおぼえているものも増えてきました。20年ほど前のは画質が悪かったり、幅が狭かったり、既に亡くなった方が多く出演されているものも多いですね。渡瀬恒彦さんは主演作が多くて、いつもしみじみ。

男優さんは妙に細く頼りなかったり、ヴェテラン女優さんは思いっきり若く初々しい、ファッションはバブルっぽいことに時の流れを感じます。(男優女優という言葉は公式にはもう使われないらしい。看護婦さんもそう)ガラケーの機種が恥ずかしいほど旧いアンテナ付きだったり、ケータイそのものが出現しないのもあったりして、時代を痛感いたしました。その辺りはさておき、筋書き細部作りこみていねいなものもあって、けっこう引き込まれるドラマもありますよ。時代がよろしくて、きっと手間隙掛けていたんでしょうね。

LPデザインColumbia SL 164Mahler 交響曲第8番ホ長調「千人の交響曲」〜ヘルマン・シェルヘン/ウィーン交響楽団/ウィーン・ジングアカデミー/ウィーン室内合唱団/ウィーン少年合唱団/エルザ・マリア・ナシス(s)/ダニザ・イリッチュ(s)/ロゼッテ・アンダイ(a)/ゲオルギーネ・ミリンコヴィチ(a)/エーリヒ・マイクート(t)/オットー・ヴィーナー(br)/ゲオルグ・オーグル(bs)(1951年ライヴ)・・・ド・シロウト的にはほんまに交響曲?的、巨魁異形なるカンタータ風作品、若き日、初耳だったバーンスタイン/ロンドン交響楽団(1966年)がFMから流れて、その混沌混迷阿鼻叫喚の世界に困惑いたしました。やがて幾星霜、旋律は細部馴染みなお気に入り作品となりました。Mahlerに於ける華やか巨大なる管弦楽編成には鮮明なる音質は必須、一連のシェルヘンのMahler音源中、これはちょいと曇って、大人数合唱声楽も入るライヴはいかにも録音が難しそう。演奏そのものは大編成の統率に奮闘するのが目に浮かぶほど!ゆったりとしたテンポに慌てず、堂々たるスケールを誇って力みなく、各パートの解像度はまずまず。

シェルヘンの交通整理の成果、声楽扱いの上手さでしょう。第1部 讃歌「来たれ、創造主たる聖霊よ」は高揚して充実したサウンド(26:09)第2部 ゲーテの「ファウスト 第二部」から最後の場は、アダージョ、スケルツォ、終曲+コーダという部分に分けて考えることができる、とはWikiからの引用です。なるほど。静謐な管弦楽からやがて「法悦の教父」(バリトン独唱)辺りから俄然オモロくなって、気分は高まります。あとは幾度聴いて、連続するエピソード旋律細部に馴染んで起承転結も理解できるようになりました。お気に入り作品は音質乗り越えラスト、悠々と歩み慌てず、なかなかのメリハリに説得力充分でした。ライヴだけど、立派な仕上げの演奏。日常聴きする音質水準に非ず。(54:24)

PCD 972Mahler 交響曲第4番ト長調〜スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ/ハレ管弦楽団/アリソン・ハーガン(s)(1991年)・・・手許のMahler音源の点検整理をしたら出現したもの、ネット検索してもほとんど情報は探せません。スクロヴァチェフスキのハレ管時代(1983-1992)の記録は音質、アンサンブルとも極上のていねい仕上げ。このオーケストラってこんなに洗練された爽やかなサウンドでしたっけ?穏健端正かつ素直に緻密なアンサンブル、細部仕上げに目眩がするほど、夢見るように美しい。Alison Harganの詳細情報は探せなかったけれど、浮き立つように可憐な声でした。これは天上の声に相応しい。16:38-10:00-23:56-10:19。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

ようやく気温は落ち着いて雨模様、夜もエアコンなしで過ごせました。台風4号は明日九州接近上陸、本日は30度Cに届かぬとか、鬱陶しい雨模様の中、ハローワークに出掛けましょう。市立体育館以外の場所はずいぶんと久々のような気がする・・・洗濯物は室内干し、今朝までにはちゃんと乾いておりました。フロの残り有効活用しても、洗濯技術のせいか生乾き臭はほとんど経験したことはありません。昨日しっかり鍛えて体重は66.8kg+100g。昼飯喰い過ぎました。

AU回線の不調に、世間一般にスマホ依存の現代社会、たいへんな混乱だったらしい。偶然うちは2台ともDocomo回線だからセーフでも、他人事じゃないっすよ、婆さんのガラケーがAUですから。全国の民は数少ない公衆電話を求めて、それを探すのにもスマホが必須!の記事には笑ってしまいました。(緊急電話が使えない、というのは笑えない)そもそも若い世代は使ったことも、ヘタすると見たことさえないそう。ダイヤル式は博物館ものでしょう。女子バレーは連敗続き、土耳古でのファイナルランドでの立て直しを期待しましょう。

ES2044Stravinsky バレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」/Wagner 楽劇「神々の黄昏」より(前奏曲/「私はここで、愛する人」/ジークフリートのラインの旅/葬送行進曲/大きな薪を積み重ね/これは私の相続すべきもの/グラーネよ、わが馬よ、わが挨拶を受けたまえ)〜ジェフリー・テイト/ハンブルク響楽団/デボラ・ヴォイト(s)(2012年)・・・Jeffrey Tate(1943ー2017英国)が晩年首席を務めたハンブルク交響楽団との意欲的な録音。アルカイックな弦楽アンサンブルであるStravinskyは瑞々しくも濃厚入念な仕上げ。オペラハウスでの経験が豊富だった彼の「黄昏」は聴きどころたっぷり揃えて、名歌手も登場(マラソンで頑張って減量したとか)雄渾な表現だけど、やはりオーケストラのサウンドに少々艶や深み、魅力が薄いと感じたものです。このオーケストラは1957年設立、比較的歴史の若いコンサートオーケストラ、あまり拝聴機会はありませんでした。

ALPHA231Brahms 「シャコンヌ」(Bach/左手のための)/8つのピアノ小品 作品76/2つの狂詩曲 作品79/7つの幻想曲 作品116〜アンナ・ヴィニツカヤ(p)(2015年)・・・Anna Vinnitskaya(1983-露西亜)はもっとも注目される若手の一人。例の戦争を経て、現在の活動はどうなっているのでしょうか。女性のイメージとはちょいと違う、中年初老オヤジの寂しげな後ろ姿を連想させる地味渋作品を連続させて、手堅い技巧に説得力充分。「シャコンヌ」はデーハーに重厚なBusoniに非ず、音の数を切り詰めたBrahmsというの一興、どんなに編曲されてもBachはBach、その巨大なる宇宙はそのままに広がりました。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

暑い。今朝はどんより小雨模様、台風4号が接近しております。連日寝苦しくて深夜覚醒して二度寝も眠り浅く、怠さ100倍。朝一番に【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済ませて、できるだけ静かな音楽を選んだつもり。ここ最近熱い珈琲淹れるのも苦痛、88円のペットボトル出来合い珈琲を冷蔵庫に常備、それが切れ掛けたので業務スーパーにウォーキング兼ねて行こかな・・・なんて、とうとう外に出る勇気も意欲も元気も出ません。工事のお兄さんがベランダにウロウロしてましたし(言い訳)結果、エアコンとか扇風機駆使して引き隠った土曜でした。不足しつつある食材さておき、あるもので料理も済ませました。女房殿は猛暑乗り越え、婆さんの入浴介護に出掛けて立派。女子バレーは連敗してガッカリ。

本日は予定通り市立体育館へ出掛けるつもり。今朝の体重は66.7kg+300g、寝起きに水分が抜けているだけでっせ、きっと。

一連の日大騒動絡み、2010年に活動を停止している東京お茶の水のカザルスホールが復活するかもしれないとのこと。散々赤字を出して挙げ句、日大に売却されていたとは知りませんでした。引退身分の自分には、もう東京に出掛ける意欲もないけれど、音楽ファンにとって朗報でしょう。今朝「音楽日誌」ファイルのHTMLタグがどこかヘン。もともとエエ加減なものだけど、表示幅がおかしくなって、猛暑にぼんやりして、どこがどう誤っているのかどうしてもわからない。前月分の型枠にそのまま本文を流し込んで乗り切りました。

LPHA217Bartok コントラスツ(ジェローム・コント(cl)/ディエゴ・トージ(v)/セバスティアン・ヴィシャール(p)/2台ピアノと打楽器のためのソナタ(ディミトリ・ヴァシラキス、セバスティアン・ヴィシャール(p)/ジル・デュロ、サミュエル・フェヴル(打楽器)〜マティアス・ピンチャー/アンサンブル・アンテル・コンタンポラン(2014年)・・・Matthias Pintscher(1971ー独逸)は現代の作曲家とか。Ensemble InterContemporainと云えばピエール・ブレーズ、師弟関係はなさそう。例えば「コントラスツ」初演を担当したベニー・グッドマン(cl)/ヨゼフ・シゲティ(v)等(1939年)のやや牧歌的に怪しいイメージとは掛け離れて、鮮烈に引き締まって洗練された響き、ほとんど別作品のよう。5:17-4:19-7:12。たった4人で壮大かつ強靭な世界が繰り広げられる「ソナタ」は大好きな作品。こちら名だたる名手の録音がたくさん残って、技術的に云々の比較に非ず、スリムでスマートな集中力が凄い演奏でした。これも作品イメージ一変。12:22-6:23-6:35。音質極上。

MR2366Elgar 交響曲第2番 変ホ長調〜ジョン・バルビローリ/ボストン交響楽団(1964年ライヴ)・・・幸い音質かなり良好、低音も効いたライヴ。悠々として情緒たっぷりグラマラスに雄弁な揺れ、こんな表現にうかつに手を出すとクサい結果になりがちだけど、それがぴたり決まるのがバルビローリのワザでっせ。専門筋の方によると第1楽章「Allegro vivace et nobilmente」冒頭のリズム感が我流に正確ではない、との指摘もあるようだけど、英国の黄昏を感じさせる大きな作品、例の節回しは説得力充分。アメリカのオーケストラへの客演は当時ラインスドルフ時代?厚みと艶があって華やかな金管!立派なサウンドでしたよ。19:55-14:29-8:03-15:27。

連日の猛暑に音楽への集中力はアウト、まともなメモは尽きつつあります。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

暑い。数ヶ月前まで居住していた名古屋方面のエリア報道中継ではリアルタイム「45度C!」だったんだそう。フロでも熱いほうっすよ。昨日も根性入れて朝一番に市立体育館行き、道中2kmじりじりと焼けつくよう、到着したら運動抜きいきなりシャワーを、そう思わせるほど。それでもいつも通り+筋トレ8種+有酸素運動エアロバイク15分、そのあとのシャワーは爽快でした。帰り道、いつものゴミ拾いは功徳のつもり、帰宅したらヘロヘロでっせ。あとは一日引き隠っておりました。食欲はあまりないけれど、よう冷やした河内晩柑は身体に染みるよう。今朝の体重は66.4kg▲200g。

今度はベランダ防水処理工事とやら、外に洗濯物は干せません。しばらく続くそうです。室内干しでもちゃんと乾く猛暑続き、塗料の臭いに終日悩まされました。熊本の孫が厚紙を鼻の穴に入れて病院行き、熱を出したり、鼻血を出したり、小さい子にはトラブルがつきもの。

「ディスクユニオン」70万件の顧客情報が漏えいとか。これはネットに情報が載る前にメールにてお詫びが・・・ここ2-3年CD最終処分時にお願いしたところ。ジョーダンじゃないっすよ、もうパスワードも覚えておりません。ここ数年、銀行とか通販もちろんカードとかネットでの使用頻度が増えていて、セキュリティの警告もメンドーになっておりました。そこに猛暑の不快さ増すように更に・・・

【Amazon】株式会社から緊急のご連絡。ケースID:凸凹@yahoo.co.jp
最終報告。あなたのアカウントは停止されました
新しいデバイスからアカウントサービスへのサインインが検出されました。
誰かがあなたのAmazonアカウントで他のデバイスから購入しようとしました。Amazonの保護におけるセキュリティと整合性の問題により、セキュリティ上の理由からアカウントがロックされます。
アカウントを引き続き使用するには、24時間前に情報を更新することをお勧めします。それ以外の場合、あなたのアカウントは永久ロック

・・・やかましいわ!詐欺メール野郎。先程注文したばかりでっせ。しかもそのメールアドレスはAmazonに使ってないし。だいたい【Amazon】株式会社ってなんやねん。表に出していないはずの凸凹@yahoo.co.jpへの警告は「ディスクユニオン」情報流出絡みかも知れません。「Amazon.co.jp 様からのギフト券がアカウントに登録されていません」といのも来たけれど、自動で迷惑メールに分類されておりました。Amazon.co.jp 様ってなんやねん。アホか。先の杜撰管理な尼崎USBメモリは未だ幸運な事例かも。アホやけど。

ノートパソコンLenovo G575(Zolin-OS)はボンドで修復しました。気分転換にメインマシンのキーボードも交換(お仕事で使っていたもの)

DGBeethoven 交響曲第5番ハ短調(1982年)/交響曲第6番ヘ長調「田園」(1979年)〜カルロ・マリア・ジュリーニ/ロサンゼルス・フィル・・・1990年ミラノのリコルディ前でジュリーニとすれ違って、その興奮冷めやらぬまま帰りの空港で入手したCDがこの「田園」でした。西海岸のオーケストラ音楽監督在任は1978-1984年。前任ズービン・メータ(1962-1977在任)時代に名を挙げたオーケストラの後任選定は難しかったことでしょう。 Carlo Maria Giulini (1914-2005伊太利亜)は古典的演目を重視して、オーケストラの育成充実を図ったとのこと。両曲とも第1楽章提示部繰り返しなし、ハ短調交響曲の終楽章は繰り返しておりました。ムリのない中庸のテンポ、オーソドックスなバランス感覚、瑞々しいオーケストラのサウンドを活かしてけっして慌てず、無用に走らず力みもないシミジミ表現。終楽章「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」の説得力は比類がないもの。最晩年スカラ座オーケストラとの録音には少々弛緩が感じられて?ジュリーニはこの辺りが最盛期かと思われます。7:21-11:21-5:34-10:37。13:22-5:33-3:59-10:33。

Riccordi原盤Bach ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046/第2番ヘ長調BWV1047/第3番ト長調BWV1048/第4番ト長調 BWV1049/第5番ニ長調 BWV1050/第6番変ロ長調 BWV1051〜クラウディオ・アバド/ミラノ・スカラ座管弦楽団メンバー/ブルーノ・カニーノ(cem)(1975/76年)・・・

アバド42歳頃の記録。21世紀自在に揺れ動く古楽器演奏に馴染んだ耳には生真面目過ぎ、少々おカタく感じて、”大きな”風情も気になりました。(2019年5月「音楽日誌」)
名手Bruno Canino(1935-伊太利亜)のチェンバロは現在の耳には少々メタリックだけど、リズムのノリ、ベースラインというか対旋律がカッコよい!第5番第1楽章のカデンツァ最高!・・・なんだけど、全体としてはフツウというか、21世紀溌剌の古楽器リズムに慣れた耳にはなんか当たり前の演奏に聞こえました。フルートも古楽器の滋味深い音色が恋しいところ。(2021年8月「音楽日誌」)
・・・いつもながらエエ加減なちょろ聴き感想が残って、久々の拝聴は印象を大きく変えました。音質は良好。清潔なリズム感が快いけれど、独逸風または最近の古楽器的快活リズム感に非ず、どことなくノンビリとした節回しはこれもまた一興です。オーケストラの技量は優秀、明るく軽い響き、テンポはムリのない中庸でしょう。ブルーノ・カニーノのチェンバロ・カデンツァはお見事、楽器の音色云々するほどでもなくて、意外と新鮮に受け止めました。この猛暑には小編成の作品を聴くのがやっと、途切れ途切れに。


2022年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

7月に入って、正真正銘の夏本番。あまりの暑さに、なにもかもやる気が出ません。エアコンを弱く入れての眠りも浅い。ぼちぼち蝉の声も出始めました。昨日朝一番にウォーキングを兼ねて業務スーパーに食材を仕入れて、特売だった茄子は夕方一部傷んでいたことに気づいてガッカリ。ノートパソコン2台整理して自分用としたLenovo G575(Zolin-OS)はそれなりに稼働していたけれど、左側のモニター付け根部分が破損しつつあることを発見、もう踏んだり蹴ったり。洗濯も料理もしたけれど、意欲テンションだだ下がり。昼前に「格外:大-特大,愛媛県産河内晩柑」到着、安かったですよ。なんせ外見よろしくないですから。これは当たり!甘くて酸味も適度、この高温に腐る前に完食できるか心配です。(きゅうりのカンタン酢漬けに早速皮を香り付けに活用)婆さんのところに持って行きました。縦型扇風機も続けて到着いたしました。

音楽にもまったく集中できず。Classic Musicには根性と時間が必要だけれど、お仕事の合間を縫って限られた時間だからありがたかったのかも。半年間たっぷり時間を費やして、やがて悪慣れ+この暑さが要因でしょう。4度目のコロナ・ワクチン接種の案内が届きました。ご近所の医院を検索して電話しようと思ったら、ちょうど休診日。仕方がないのでネットで予約できる公的な施設を探して、7/17日(日)予約が取れました。3回はファイザーだったので、抗体の効果がぐっと上がるらしいモデルナを思い切って希望、あれは腕が痛むのでしょうか?副作用はどんなもんでしょうか。ちょっぴり不安です。なんとなく悪慣れしているけれど、コロナ時代は続いて微増状態。今朝の体重は66.6kg▲200g。

BRILLIANT 93761 35枚組Beethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」〜アルフレッド・ブレンデル(p)/ズービン・メータ/ウィーン交響楽団(1961年)・・・LP時代以来昔なじみの音源は7年ほど前にさっくりとした印象を書いていておりました。久々の拝聴は思わぬ音質状態良好なことにおどろき。勇壮に雄大な一発ぶちかまし風作品は、ブレンデル30歳、リリカルに力みのないピアノ、そして(誰も話題にしているように)25歳メータは若気の至り、勝手に走ってソロへの配慮が足りぬ力みさえ興味深く拝聴したもの。大仰に力んだ作品と感じて、ずっと苦手意識が抜けなかったけれど、これだったら親密に、好ましく拝聴できました。19:59ー8:32ー10:34。

RCABoccherini ギター五重奏曲ホ短調/Haydn ギター四重奏ホ長調 作品2-2〜ジュリアン・ブリーム(g)/クレモナ弦楽四重奏団員(1968年リリース)・・・名手Julian Bream(1933ー2020英国)は数年前に逝っていたのですね、うっかりしておりました。レパートリーの幅広く、数多くの録音を残したギタリスト。この暑さに大音量、大柄な音楽はほとんど受け付けなくて、こんな静かに牧歌的な風情にちょっぴりほっとしております。7:10ー4:50ー4:19-6:40-5:57。18:18。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
▲To Top Page.▲