2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
さて、自業自得散々だった5月も本日終了。またまた能登半島に地震があったみたい。現地の人は不安な日々を過ごされていることでしょう。引き続き熊本も揺れたらしい。昨日は洗濯物はなかなか乾かなかったけれど、本日は貴重な梅雨の中休みとか、シーツをしっかり洗いましょう。昨日は未だ痛む足を引きずって三度目の正直、2km先の980円カットへ、6番の札をいただいて、妙齢の別嬪さんに無事短く刈っていただきました。昼から体調改善顕著、ストレッチ+ちょっぴり腹筋鍛錬も久々、プランクは足の痛みが残るので実施できません。いよいよ一週間ぶりに市立体育館通いを復活させて、有酸素運動にてそろりそろりと体調を整える予定、ムリはしません。今朝の体重は66.3kg+100g。床屋さんに行ったついでに禁断の菓子パンを買ってしまって、その分だけ増えました。
いよいよネイションズ・リーズ女子バレー対パワフル骨太なチョコレート色の長身軍団ドミニカ共和国戦(名古屋)は3-1で快勝。初代表長身の若手入沢まい、荒木彩花が大活躍、未だコンビネーション的にはバタバタして、サーブの失敗も多いけれど、要所を押さえて順当な勝ちっぷりでした。エース古賀紗理那、期待の仏蘭西帰り井上愛里沙はいまいち決まっていなかったような・・・初代表リベロの西村弥菜美も日本の伝統を引き継いで、林琴奈、そして司令塔である関菜々巳はあいかわらず上手い。いつもだったら体調よろしくなく既に横になっていた時間にしっかり応援できました。それにしてももっとお客は入らんものか。
どーせマニアックに内向きな話題しかないので、ヲタク噺など。延々とDVDに焼き込んで保存した音源データの点検整理は継続中。かなり以前熱心に聴いていた愛聴音源がじつはビットレートが低かったり、ほか音質の思わしくない歴史的音源は大胆に廃棄しております。例えば一昨日オイゲン・ヨッフム/ベルリン・フィルによる1950年代Brahmsの交響曲4曲、立派な演奏とは思ったけれど優先順位的に諦めたもの。ところが・・・ネットにAntal Dorati - The Mercury Masters - The Mono Recordingsなるものがまとめて出現、いままで単発で順繰り「春の祭典」「英雄の生涯」「管弦楽のための協奏曲」「ダフニスとクロエ」など旧録音を各々入手、愉しんでいたもの。悩ましいなぁ昨夜もBerlioz 幻想交響曲〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(1953年)を拝聴しておりました。これは録音が多かったAntal Dorati(1906ー1988洪牙利→亜米利加)唯一の録音だったはず。
Mercuryのモノラル録音は解像度高く、細部曖昧さのない手堅いオーソドックスな表現にミネアポリス交響楽団の実力を感じさせるもの。但し、自分は第1楽章提示部繰り返し、第2楽章はコルネット入りが希望、そこは残念。終楽章の鐘はチューブラーベルもろ!と云った鮮明な存在感でした。12:45-5:47-13:35-4:26-9:36。ヲタク趣味のネタは尽きません。
Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜エリアフ・インバル/フランクフルト放送交響楽団/ハンブルク北ドイツ放送合唱団/ヘレン・ドナート(s)(1985年)・・・5月いっぱい病に伏して、自分なり復活を意識した作品。つまりこんな長い作品に集中できることがまず肝要でした。Eliahu Inbal(1936ー以色列)当時49歳、もう録音から38年も経ったのか(遠い目)・・・日本のチームによる細部解像度の高い、しっかり芯のある優秀録音は21世紀に現役の鮮度でしょう。現hr交響楽団のサウンドのキレの良さ、極めて優秀なアンサンブル、声楽陣の優秀さにも驚いたものです。クールに端正であり、力強さやエッヂにも不足はないテンションの高さ、細部曖昧さのない明晰な響き。本来彼はバーンスタインへの尊敬を公言していたし、情熱熱狂のライヴ表現も時に見られるらしいけれど、ここでは作品の姿を客観的に一歩引いて、細部ていねいに表現して長丁場を飽きさせません。ラスト「復活する"Aufersteh'n"」に感極まりました。22:40-11:17-11:23-5:50-33:50。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
台風接近の影響から雨模様。ことしの梅雨入りは早いですね。キシダさんのバカ息子は残念、更迭とか、できればしがみついてとことん批判を甘受してほしかった。こちらなんせ身動きできない体調なので、フツウでさえ狭い話題に幅は広がりません。不自由な身体で大宇宙の理論を解明したスティーヴン・ホーキング博士(1942-2018英国)の偉大さと市井の凡人(=ワシ)との違いをしみじみ感じたものです。昨日朝一番になんとか洗濯を済ませて、天気予報では午後3時より雨とのこと、外干ししてから痛む両足を引きずりつつゆっくり床屋に出発・・・ところが500m進んだところで雨が・・・あわててUターンしてもそこは不自由なスロウペース、気ばかり焦って辛くも洗濯物を取り込んだものです。わずか2km先の床屋への道は果てしなく遠い。あとは氷をビニール袋に入れて局部を冷やしつつ、バレーボールの最新動画を眺めておりました。例の如し素っ気なく解説説明、字幕もない固定カメラ一台、男子日本代表Bチームとか、対中国との親善試合はオガールアリーナ(岩手県紫波町)。両チームともサーブから強烈な迫力と変化球に痺れました。顔ぶれは大塚+代表に復帰した柳田くらいしか知らず、それでも迫力実力充分。どうやら快勝したらしい。そろそろ女子の練習試合も始まっております。
今朝の体重は66.2kg現状維持。氷で冷やすのはかなり有効、靴を履くのも痛みに四苦八苦状態は少しずつ解消しつつあります。5月もそろそろ終わりなので本格復活プログラムを考えなくては。ほとんど寝たきり状態に極度の運動不足、ここでスケベ根性出して筋トレするとまたまた痛風症状復活、まずはストレッチを入念に股関節膝肩腰の可動域確保、有酸素運動は念願の理髪店ウォーキングからでしょう。方角的に市立体育館に寄ったにせよ、筋トレしばらく封印、軽くトレッドミルにゆっくり心臓心拍数の様子見からスタート。足の痛みが完全に消えれば尿酸値を下げる服薬再開、それから筋トレのことを考えましょう。酒は更にその先の課題。
Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜フランコ・グッリ(v)/ルドルフ・アルベルト/コンセール・ラムルー管弦楽団(1958年)・・・ネットよりダブって音源を入手した、そんな話題に言及したまま病に伏したので演奏云々はできませんでした。Franco Gulli(1926ー2001伊太利亜)は驚くべきしっとり美音を誇って、以前よりバロックとかPaganiniの演奏に注目しておりました。この録音はレーベルとか知名度故の入手難、音質は極めてクリアなステレオ録音。Beeやん最高の穏健なひとときを堪能させてくださる名曲中の名曲、第1楽章「Allegro ma non troppo」から諄々とした説得力に比類がない(24:19)テンポは比較的遅めかな?第2楽章「Larghetto」は変奏曲。ここのソロとオーケストラの掛け合いは息の合った美しさ、落ち着いた優しさに深い感銘をいただきました。第3楽章「Rondo.Allegro」も晴れやかな表情に一切の力みもなく、瑞々しい音色が歌います。Rudolf Alberth(1918ー1992独逸)率いるオーケストラも文句なし、名曲、名演。(19:59)
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
新しい月曜も倦怠感微熱継続中、なにより痛風症状が未だ治まらない、たしかゼレンスキーさん来日とともに発症してもう一週間、まずここがクリアできないと日常生活を戻せません。もともとの重い風邪症状(コロナ?インフルエンザ?真偽不明)さておき、そのあとの対処を誤りました。中途半端に筋トレ継続9回など試みずに大人しくしていれば・・・今更の後悔も遅い尿酸値アップの呼び水行為。昨日朝一番痛む足を引きずりつつ2km先の理髪店へ、小幅にゆっくりと歩む姿はご高齢者の散歩を連想、それでも自分にとってはタイヘンな運動量、挙げ句到着したらシャッターが閉まって日曜はお休み!残念。それはそれで難行苦行の佳き運動、食欲はあまりないので今朝の体重は66.2kg▲600g。世間の動きさておき、自分にとって最悪の5月が終わりつつあります。
音楽は断続的に聴いていて、おおまかにメモして細部再聴して「音楽日誌」掲載のパターン。その集中力が続きません。アリバイ的に・・・
Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜ムーラ・リンパニー(p)/アンソニー・コリンズ/ロンドン新交響楽団(1952年)・・・ちょっと忘れられた感のあるMoura Lympany(1916ー2005英国)10年ぶりの再聴。音質は悪くないけれど、やや茫洋とオフ・マイクっぽいモノラル録音。腕の立つピアニストが演ってみたい超・技巧を要求させる名曲は全曲途切れなく演奏される名曲。壮絶な風情に非ず、爽快に流れよく、一気呵成に聴かせてくださる気持ちのよろしい演奏でした。14:48-9:38-12:22。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
本日日曜は遅くから明日へと雨が接近しているそう。台風影響でしょうか。昨日土曜は朝一番に洗濯を済ませて、鎮痛剤も効いて足の痛みも軽減傾向、補中益気湯も佳き効果が出ている手応えはあって比較的気分はよろしい感じ。それでもまず状態完治を目指して、できるだけ横になっておりました。以前の自分なら筋トレに出掛けていたことでしょう。(そんな中途半端な対応が快復を遅らせたと反省)本日は体調をみてゆっくり散歩〜床屋を目指すつもり。まだしばらく体調手探り状態は続きます。当たり前のことだけど、ほんま体調崩したらな〜んもできまへんで。元気いっぱいに遊びに行くとか、孫と遊ぶとか、呑みに行って美味いもん喰うとか、喰い過ぎて体重増〜あわてて運動するとか、すべて健康あっての大前提。貴重な一ヶ月を棒に振りました。
もしかして自分の体調の大転換期に入っているのかも。いつまでも現役時代の体力と思ったら大間違い。全国あちこちでインフルエンザ、季節外れの集団感染が出ているらしいし、コロナもちゃんとカウントされなくなったけれど、徐々にに増えているとのこと。じっと身動きせずちゃんと喰って終日横になったり、起きたり状態だから体重は66.8kg+300g。
Mozart オーボエ協奏曲ハ長調K.314(クルト・マーン(ob)1973年)/レチタティーヴォ「わが美しき恋人よ、さようなら」アリア「とどまって下さい、いとしい人よ」K.528(エッダ・モーザー(s)1981-82年)/アダージョとフーガ ハ短調K.546(1977年)/Dvora'k 交響曲第8番ト長調(1974年)〜ヘルベルト・ブロムシュテット/シュターツカペレ・ドレスデン・・・Herbert Blomstedt(1927-亜米利加?瑞典?)はご高齢でも驚異の現役継続中。これは半世紀くらい前の録音ですよ。ドレスデンの涼やかなサウンド、細部曖昧さのない力強い楷書の表現、当時の東独は未だ元気でした。音質極上。Kurt Mahnは上品なヴィヴラート、ドレスデンの首席でしょう。当時のオーケストラの技量を余すところなく引き出して、どれも極上の出来、選曲もよろしい感じ・・・(8:08-7:16-10:14/4:00-6:56/3:54-4:17/9:50-10:58-6:34-10:14)
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
東日本に地震相次いで不安な日々だけど、こちらここ一ヶ月ワン・パターンな体調不良連続、それは月初の大きな風邪の快復対処を誤ったからでしょう。本日、せっかくの息子一家からの母の日父の日会食予定もとうとう申し訳なくキャンセル連絡、昨日も痛風症状+倦怠感に悩まされて終日身動きできません。これではいかん!夕方痛む両足を引きずって通院、ゆっくりいつもの三倍掛かって到着、結論的には未だちゃんと治っていないのに”鍛えて治す”誤った昭和の発想、自分が分析した通りの5日ほど寝たきりの後の急な筋トレ、更に睡眠不如意状態での鍛錬は一気に尿酸値を上げるとのこと。水分摂取も足りてなかったかも。なんやかんやこの間、9回市立体育館に通ってますから。倦怠感は未だ完治していない証拠、補中益気湯を処方されました。耳鼻科の小半夏茯苓湯と並んで偶然漢方が連続しました。今朝、足の患部に冷えピタ+鎮痛剤は効いているようです。しばらく慎重に安静を続けて、しっかり身体の調子を見極めてから鍛錬の再開を目指しましょう。華麗なる加齢+ド・シロウトの生兵法は大怪我のもとが組み合わさった最悪の一ヶ月でした。
昨夜、なにも喰いたくなくて通院帰りスーパーに(いつもは絶対喰わない)菓子パン入手、二個喰ったけれど、今朝の体重は66.5kg現状維持。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新は微妙です。(一本のみ辛くも更新済)
音楽の件言及もお休み。集中力がまったく続きません。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
長野県北部にて立てこもり事件発生してさきほど犯人確保、死傷者数人との報道。物騒であり、ことの経緯が見えません。なんかヘンな事件が続いて日本の治安も危ういもの。今朝はどんより曇っております。
洗濯済ませて、そろそろ久々の食材買い物に出掛けようと思ったら、痛風症状痛み悪化、右足に続いて左足踵にも微妙な痛みが・・・やはり筋トレ強行、鍛えつつ治す!昭和の発想が誤っていたのか。やがてここ数日鎮痛剤を服用していなかったことを思い出して、午前中服用、ちょっぴり昼寝したら軽快いたしました。それ以外の全身状態は改善方向の手応えがありました。今朝の体重は66.5kg+200g、終日身動きしていない、喰っちゃ寝状態でもあまり増えておりません。高カロリーなナッツを喰ったのが増要因でしょう。
愛読している頑爺の生きがい日記!「大阪のオバちゃんの定義」は神回。(真偽さておき)内容のオモロさはもちろん、大阪弁描写の正確なこと!(←実際は地域ごとに微妙な違いがある)たしか頑爺さんは大阪出身ではないはず。自分も北海道出身、お仕事現役時代あちこち出張やら会議に参加して”大阪の人=タイガース・ファン”と信じられていたけれど、ほんまの純・大阪の連中にはニセモノを見破られていたものです。タイガース・ファンでもないし。内容はデフォルメが入っているけれど、概ね真実に近いと感じて、北摂方面が大阪の田園調布というのもほんまでしょう。
Beehoven 交響曲第8番ヘ長調(1962年)/Mendelssohn 交響曲第4番イ長調「イタリア」/序曲「フィンガルの洞窟」(1963年)/Andressen 交響的練習曲(?)〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団・・・これはロンドン・フィルとの最初の全集録音の前、幻の初期録音。音質はまずまず。革新的なヘ長調交響曲は端正であり、生真面目な楷書の表現に一切のムダや曖昧な余録、飾りを省いた演奏。そんな表現が作品に似合って、33歳の若い指揮者は細部几帳面に仕上げて中庸のイン・テンポ、若さ溢れるテンション。第3楽章「Menuetto」中間部のんびりとした風情、ホルンや木管のマイルドな風情も味わい深く、最終楽章「Allegro vivace」も優雅にあまり急がない。(9:54-4:02-4:42-7:52)一点の曇りも感じさせぬMendelssohnも同様、ちょいと息苦しいほど細部かっちり描き込んで、いっそうシンプルに元気よろしい勢いある演奏。色気とか抜いた表現やら陰影とか、そんな世界とは無縁でしょう。オーケストラのアンサンブル、バランスの良さに驚きました。「序曲」も思わぬアツい演奏。(7:29-5:41-5:55-5:46/9:54)コンセルトヘボウのライヴによく登場するAndressenは静謐な神秘。(9:16)PHILIPSに非ずDECCA表記なのが気に喰わぬけれど、貴重な音源を復刻してくださって文句はありません。
Brahms 交響曲第1番ハ短調(1976年ライヴ)/Elgar エニグマ変奏曲(1971年ライヴ)〜エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団・・・年代からするとやや曇った音質だけど、 Adrian Boult(1889ー1983英国)の十八番揃えて、もしかしたら彼(か)のセッション録音よりライヴの感興溢れて、いっそうカッコ良い演奏かも。第1楽章提示部繰り返しもいつも通り、ノリノリのダメ押し、ラスト迄堂々たる立派な演奏でした。(15:08-8:01-4:48-16:09)鬱蒼として大好きな「エニグマ」も文句なしの貫禄。(1:29-1:45-0:48-1:27-0:31-1:54-1:08-0:58-1:50-3:53-2:51-0:58-2:08-2:34-6:09熱狂的な拍手有)
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
こんな時期に台風接近、来週末は雨の影響があるそうな。いまのところ天気は保って、気温は乱高下しております。
昨日は鍛錬の日。未だ情けない右足痛風症状は残って、今回はけっこう痛みは長引いております。そろそろと市立体育館へ出掛けて、まずゆっくりトレッドミル15分、それから負荷を落として筋トレ6種、本来筋トレ→有酸素運動の流れが身体には効果的らしいけれど、現在主眼は有酸素運動。筋トレを先に済ませると疲れてしまって、有酸素運動を中止せざるを得ない可能性もありました。終了後以前ほどの爽快感はなくて、昼寝追加して身体を休めたものです(疲労感に起きていられない)。今朝、左腰が鈍く痛い。女房殿は体質的にコレステロールが高く、もともとずっと痩せていて食べても太らないスポーツマンタイプ、食事も自分とほぼ同じ傾向のヘルシーを意識したもの、定期的な運動も欠かしておりません。たまたまここ一年服薬を中止して様子を見た結果はやはりアウト、自分の尿酸値同様体質というのはあるみたいですね。自分はそれ以外正常・・・と思ってきたけれど、最近あきらかに血圧が高い。華麗なる加齢にあちこち不具合は必須、対策が必要となりました。
今朝の体重は66.3kg現状維持、昼夜それなりに喰ってもセーフ。
未だ運動を少しずつ再開しているような体調なので、音楽を聴いて、YouTubeをぼんやり眺める日々。テレビ番組はほんまにオモロなくて、朝のニュースの確認くらい。たまたま仏蘭西人家族の一週間の食生活動画を眺めて、たっぷりのバター、肉乳製品中心にハイカロリー、朝から甘いものが多く、野菜が少ない。酢の物みたいなさっぱり系やら、薄味の煮物みたいなものは見当たりません。日本人だったら一発アウトな印象だけど(糖尿病ほか生活習慣病への道)食生活も蓄積された文化と風土と体質、そのことを勘案しても健康とは云い難いこってり系連続でした。いくらワインが血管によろしいと云ってもこれはなかなか難しい。日本食が彼(か)の地で称揚されるのも一理あるのは理解できます。前に書いたけれど、来日したガイジンさんは量を喰い過ぎ、塩分も甘いものも糖質も摂り過ぎ、天ぷら豚カツが人気あるのは油で揚げてあるからでしょう。
Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番ロ短調(ジョン・ブラウニング(p)1966年)/ヴァイオリン協奏曲ニ長調(エリック・フリードマン(v)1965年)〜小澤征爾/ロンドン交響楽団・・・半世紀以上前の記録。John Browning(1933-2003亜米利加)当時33歳の若手。Erick Friedman(1939ー2004亜米利加)もハイフェッツの後継として売り出そうとしていた時期。皆鬼籍に入りました。小澤 征爾(1935ー日本)も未だ駆け出しの伴奏担当、後に彼が一番出世しました。音質良好。バリバリと速めのテンポ、やや粗っぽく疾走して迫力あるピアノ協奏曲は充分アツい勢いがありました(33:44)。ヴァイオリン協奏曲は指が細かく回るテクニックは充分、やや粘着質であり小粒、やや味は薄いと感じたもの。(19:29-6:36-9:09)いずれTchaikovskyによるたっぷり露西亜旋律濃厚完備な魅惑の旋律たっぷり、小澤征爾はソロとの息の合わせ方も立派な、肌理の細かい伴奏でした。
Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」/Trong ban交響詩「幸せを私たちに運んでくれた人」/糸紡ぎの歌〜本名徹次/ヴェトナム国立交響楽団(2018年ライヴ)・・・これは物見遊山気分に聴いてみたライヴ、サントリーホールとシンフォニーホール日本公演からの編集らしいけど、驚異的なアンサンブルと演奏技量の高さ、各パートの色彩個性にまっく不足を感じさせません。第1楽章「Adagio - Allegro molto」提示部繰り返し、燃えるような勢いと情熱、迫力に充ちて手に汗握る熱演が続きます。そのノリノリのリズム感、各パートの歌、最終楽章「Allegro con fuoco」迄体力は落ちずに朗々たる歌が続きました。(11:57-11:30-7:32-11:06拍手なし)おそらくはヴェトナムの作曲家による交響詩は懐かしく(8:19)「糸紡ぎの歌」は伝統の旋律らしい。(5:03)。立派な文化が育って、それは素晴らしいこと。コロナ以降はいかがでしょうか。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日朝一番には小雨が残って、気温低め、やがて天候は回復して洗濯物は外干し可能、気温は下がりました。体調は一直線に戻ってくれず、前日久々の有酸素運動筋トレ(ほんの軽いものでも)疲労感が残って、昼は(不味い)残りご飯消化喰い過ぎを自覚、それから倦怠感悪化、夕食をほとんど摂れず入浴後早々に横になりました。ほとんど身動きしていないので今朝、体重増を覚悟したら66.3kg▲700g。早朝かなり爽快に目覚めて、なんとか鍛錬には出掛けられそうです。維新の大阪府議団長不祥事に役職辞任、議員は継続して「記憶がない」とのこと。とことん身分にしがみついて安易に辞めず、事実を明らかにして世間から叩かれて欲しいと願う。
体調は未だ様子見なので、昼寝したりYouTubeを眺めたり、音楽を聴いたり、料理はぼちぼち復活しております。健康動画には興味があって、珈琲に+これを入れると健康になる!(正直なところロジックはあまり理解していない)第3位は珈琲+ココア→これは味覚的にトライしたくない感じ。第2位は珈琲+蜂蜜→これは数十年前迄甘さが欲しかったので実施しておりました。自宅には砂糖に非ず、蜂蜜を常備していて、贅沢なものですよ。いまは甘い珈琲はアウト。第1位は珈琲+シナモン→じつはここ十数年、毎朝珈琲にはシナモンパウダーが欠かせません。偶然実施しておりました。血流アップに良いそうな。但し、朝一番じゃないほうが効果的なんだそう。こちら毎朝珈琲を喫する習慣でした。
Shostakovich 交響曲第8番ハ短調〜キリル・ペトレンコ/ベルリン・フィル(2023年ライヴ)・・・不景気とかコロナの余波とか、一昔前のようにメジャーレーベルの新録音が出なくなって、Kirill Petrenko(1972-露西亜)の動静も日本からはあまり伺えません。これはネットより入手した新しいのライヴ音源らしい。第1楽章「Adagio ー Allegro non troppo」冒頭はスパイ大作戦を彷彿させる低弦の響き、これが圧巻の厚み艶、サウンドに圧を感じさせる凄み。このテンション集中力緊張感はなかなか経験できないパワー、弱音部分もまったく威力が落ちないもの。(25:12)第2楽章「Allegretto」は高らかなファンファーレ、金管、とくにホルンの渋い音色最高。ちょいと激盛り上がり過ぎのテンション。(6:10)第3楽章「Allegro non troppo」 無機的な繰り返しが衝撃的にノリノリな楽章。途中人を小馬鹿したようなトランペットと俗っぽい小太鼓の合いの手も最高。ここの残忍な緊張感も尋常に非ず。(6:00)第4楽章「Largo」は暗鬱に静謐な旋律、弱音にサウンドの深さを失わないのがベルリン・フィルの実力でしょう。ホルン、フルートがシミジミ歌って弦も絶品。(9:56)第5楽章「Allegretto」はファゴットがやや暗い風情のまま前楽章を引き継いで、なんか一筋縄ではいかぬ、勝利!とか歓喜!に非ず、心象風景がフクザツな楽章でした。(13:39)
そういえばネット記事にニューヨーク・フィル次期音楽監督に決まっているグスタボ・ドゥダメルがMahler 交響曲第9番ニ長調を指揮、そこにはベルリン・フィルのシュテファン・ドール(hr)が客演したそう。なんか凄い話題ですね。どんな経緯があったのでしょうか。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日月曜朝は天候もまずまず、新しい一週間の始まりは予定通り。朝一番に洗濯を済ませて久々の自宅ストレッチ、膝股関節肩の可動域の確保+スクワット40回+腹筋鍛錬20回もしっかり実施。未だやや痛みの残る右足を引きずりつつ(痛風発作(涙))ゆっくり市立体育館を目指したものです。三日間空けた道中ゴミ拾い功徳もしっかり、途中運動公園のグランド・ゴルフ爺婆連はいつも感謝の言葉を下さって恐縮。わずか片道2km、その時点で既にふくらはぎにちょっぴり違和感有。いつもは筋トレが先なんやけど、まずトレッドミル4.5km/h激遅速度に五分間体調様子見+5.5km/hちょぴり速度を上げて五分+ラスト五分は6km/h但し傾斜なし合計15分。これは心臓心拍数の様子見。あとは筋トレ6種(いつもは7種)負荷はいつもの半分ほどにムリせずゆっくり汗を出しました。帰りは相当な疲労感有。
昼食後小一時間ほど昼寝しました。気分は爽快です。夕食の料理一品作った時点でやる気消失、婆さんのところから戻った女房殿と久々ご近所ラーメン屋を目指して+未だ咳が残るので上質なのど飴入手。体重増は覚悟してチャーシュー麺、食欲が戻ったことを喜びつつ味わったものです。そこはは転居来3度目と記憶、味はまずまず、塩分がきついと自分には感じられます。今朝よく眠れて、全身に軽い筋肉痛有。なんと!体重は67.0kg昨日より▲100g、この調子なら意識して減らせることでしょう。
YouTubeガイジンさんばかりの話題だったので、久々にヲタク噺二題。昨日ネットに往年の名手フランコ・グッリ(Franco Gulli、1926-2001伊太利亜)によるBeethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1958年)LP復刻音源がネットに登場、内容確認して音質も意外とよろしく.ape圧縮掛けて保存・・・すると既に同じ音源を以前に入手済、すっかり失念してたことに愕然、ちゃんと聴いてあげないと音楽に申しわけない。
Dmitri Shostakovich(1906ー1975露西亜)は自身腕の立つピアニストであり、自作の協奏曲2曲録音を二種残しております。闊達にユーモラスな第1番ハ短調はトランペット大活躍、都会的センスに溢れたクールかつシニカルな第2番ヘ長調も大好き・・・ところで、たった今聴いたのはどっち?1956-57年概ね同時期にMelodiyaとEMI録音が存在して、数十年前より時々彼のピアノの妙技を愉しんでいたもの。この間、膨大に貯めた音源点検整理を進めて道半ば、自作自演音源のダブりを廃棄した記憶も鮮明でした。その時「MelodiyaとEMI録音」ノーミソ中に区別を失念して一本化したみたい。結論的にはアンドレ・クリュイタンスの伴奏によるEMI録音、Melodiya音源は誤って廃棄した可能性が高く、青褪めて慌ててネットに音源を求めたものです。
こんな話題はほんまに引退したヒマなオヤジの戯言と自覚いたします。
Shostakovich ピアノ協奏曲第1番ハ短調/第2番ヘ長調(アンドレ・クリュイタンス/フランス国立放送管弦楽団1957年)/チェロ・ソナタ(ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(vc)/1956年)〜ドミトリー・ショスタコーヴィチ(p)・・・世間で話題になってからもShostakovichは個人的にずっと苦手として、心安らかに色々聴けるようになったのは意外と最近。ピアノ協奏曲は数少ない例外でした。これは一年前に聴いて、余白の組み合わせが別のもの。ぎりぎりステレオに間に合っていないのは残念だけど、ワリと良好な音質でした。作曲者自身の達者な技巧は記憶通り、但し、軽妙な作風の中に腰をしっかり据えた重量級表現を感じさせて”上手いけど流した感じ”最近の腕の立つピアニストとは風情が異なりました。(6:05-7:47-1:46-6:25。6:32-5:33-5:27)チェロ・ソナタは大昔廉価盤LP以来の馴染み。たしかダニエル・シャフランとの録音もあったはずだけど、これはロストロポーヴィチのセクシー骨太なヴィヴラートが色濃く刻印されて、これも音質は悪くありません。(10:57-3:10-8:01-3:33)
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
世間のニュースはゼレンスキーさん来日して各国要人との会談済ませて離日、そんな昨日日曜。こちら5月佳き季節三週間を棒に振って、結果的にもう一日体調の様子を眺めて安静に過ごしました。遅れ馳せ、本日より通常生活にそろりそろりと戻す予定。昨日は洗濯も任せ、女房殿がトレーニングルームに出掛けるのを見送ったけれど、これよりストレッチから始めてゆっくり鍛錬再開のつもり。ここ数週間の体調不良、エラい目に遭いました。買い物にも出掛けなければ。今朝の体重は67.1kg+200g、じっと身動きしなかった結果。
ずっと引き隠りに安静状態が続いて、社会的接点を失って見聞も広がらず、な〜んのネタもありません。今週末に三宮にて息子一家と母の日兼父の日会食、なんとかそれには間に合いそう。爺友との酒もしばらく中断中だけど、6月初旬の大学OB会出席も大丈夫そうです。
あいかわらず飽きもせず(女房殿には呆れられるほど)YouTubeを熱心に眺めて、加奈陀留学中に出会った日韓若い美男美女カップル。各々帰国して遠距離恋愛を育んでいたけれど、そこにコロナ禍到来、逢うことは叶わなくなりました。困難があればあるほど萌え上がるのは若さでしょう。ようやく状況が落ち着いて久々のグアムにて涙の再会、そして彼女の来日・・・なんの変哲もないストーリーだけれど、若いって良いな、シミジミ微笑ましく拝見しておりました。韓国から離れて来日する娘にお母さんが、お姫様のように大切に育ててなにも教えてこなかった、そう泣く姿も感動的。化粧品のスポンサーが付いているみたい。コメントはハングル語ばかり、きっと韓国では人気の存在なのでしょう。こうしてネジ曲がってしまった日韓の関係が雪解けしていくことを願う。
Dvora'k 序曲「謝肉祭」(1973年バイエルン放送交響楽団)/交響詩「野鳩」(1974年バイエルン放送交響楽団)/交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜ラファエル・クーベリック/ベルリン・フィル(1972年)・・・憧れの懐かしい旋律溢れる最高の名曲、これは2020年ぶりの拝聴。音質がいまいちと感じてきたけれど、今回はベルリン・フィル圧巻の金管の強烈迫力、弦の磨き上げられた迫力に脱帽いたしました。第1楽章提示部繰り返しなしは残念。(9:33-13:04-8:08-11:49)Rafael Kubelik(1914ー捷克)の相性はバイエルン放送交響楽団のほうが良いと思うけれど、闊達な序曲、哀愁の「野鳩」とも音質がちょっぴり落ちるような気がして、それはこちら安ものオーディオの責任でしょう。金管木管も温かい響きはなかなかの魅惑。(8:57-19:03)
Schubert 3つのピアノ曲(即興曲)D946/高雅なワルツ集(12のレントラー)作品77/D969/楽興の時 作品94/D780〜ピーター・ケイティン(p)・・・Peter Katin(1930ー2015英国)は1832 Clementi square pianoを使用とか、気紛れに変幻自在に心象風景が揺れる名曲連続、古楽器によるなんとも素朴に古雅な響きに魅了され、馴染みの旋律は浮き立ちました・・・じつはこれは寝込む直前に聴いていたもの、再確認しようと思ったら保存音源が探せず、再入手しているところ。ジミだけど、この人は名人でした。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
本日日曜も気温は上がりそうです。
情けない痛風症状に苦しみつつ、昨日はかなり体調快復傾向の手応え有、昼過ぎにはロキソニンの効果も出て足の痛みも徐々に軽減、腫れはまだあります。夕方には通常の生活へ向けての手応えしっかり感じました。倦怠感続いて寝たきり状態よりいきなりの筋トレが痛風発作の呼び水と類推(2月来の症状再発)歩くのに不自由はなくなったし、これより市立体育館へ出掛けるべきか、筋トレはお休みして有酸素運動のみとすべきか逡巡中です。自宅軽いストレッチ、ご近所散歩くらいに留めるべきか。今月5月始めに5日間引き隠った(途中通院有)飯も喉を通らぬ重い風邪症状はコロナだったのか、インフルエンザだったのかは不明、もしコロナだったとすればこれが噂に聞く後遺症なんでしょうか。体感、5-6年前に経験したインフルエンザに症状は似て、その時は約一週間苦しんだ挙げ句一直線に快復したものです。今回は華麗なる加齢の問題かも。
よく拝見するオバ記者こと野原広子さん(66歳)は同い年。自分はお仕事引退7年ほど前より日々身体を鍛えて、体重も管理、このまま70歳の壁を乗り越えられるかも、そう自信を深めていたけれど、彼女の記事を拝見すると否応なく身体の衰えはリアル、ムリはできなくなったとのこと。この間、睡眠不如意症状は悪化していたし、体重増もコントロールできなくなっておりました。今朝の体重は66.9kg+500g、終日身動できず、それなり通常の食事を摂れば体重は戻ります。体重激減は病の結果ですから。6度目のコロナ・ワクチン接種の案内が届いて、もうちょっと体調の改善を確認してから申し込もうと考えております。
Rodrigo アランフェス協奏曲/ある貴紳のための幻想曲〜アレクサンドル・ラゴヤ(g)/アントニオ・デ・アルメイダ/モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(1972年)・・・Alexandre Lagoya(1929ー1999仏蘭西)は往年の名ギタリスト。埃及(エジプト)の出身らしい。第1楽章「Allegro con spirito」から極東のド・シロウト(=ワシ)がイメージするところの西班牙の闊達なリズム、速めのテンポにざっくりと流れよく仕上げた演奏。第2楽章「Adagio」はイングリッシュ・ホルンによる哀愁のメロディに導かれた変奏曲、ここの知名度は高く、自分のお気に入りでもあります。第3楽章「Allegro gentile」はやはり西班牙のリズムを感じさせるけれど、2/4と3/4の複合拍子とか(Wikiより)ありがちにシンプルなものに非ず。(19:14)「ある貴紳〜」は安寧の旋律が自在に歌う舞曲が連続する、これも名曲。(19:37)あいかわらず大音量音楽は受け付けません。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
世界の要人が来日して、ゼレンスキーさんもやってくるらしい。昨日は終日小雨模様。洗濯物は室内干し。女房殿は元気に婆さんの通院付き添い経由、こども食堂のボランティアに出掛けました。自分の倦怠感はちょっぴり改善?食欲もやや戻ってきたけれど・・・右足裏前方に痛みが出てまともに歩けません。痛みの部位を検索すると女性のムリなハイヒール影響(自分には縁がないと類推)または僧帽筋の疲労とか(これも背中はなんともない)。
残る要因は例の痛風発作でしょう。この間、じっと寝たきりからいきなりの筋トレ復活数回(いくら強度控えめでも)尿酸値が一気に上がったと思われます。もう2ヶ月ほど服薬続けて、下がりつつあると信じていたけれど、残念な結果となりました。鎮痛剤服用して痛みを治めることががまず先決。今朝もやや腫れがあって、相変わらずの歩行難儀状態続いて身動きできません。体重は66.4kg+600g、かなりムリして昼夜としっかり喰った結果。いつも通っている市立体育館のもっと山側住宅地に猿出没!との報道。けっこう近くに生息しているのですね。出会ってしまったら目を合わすな、喰いもんは隠せ、とのこと。んなこと云われたって、いざほんまに出会ったら落ち着いて対処はできませんよ。なにか自然環境生態系に変化でもあったのでしょうか。体調最悪散々な5月が過ぎつつあります。本日【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新作業は不可。
音楽は静かなものしか聴けません。
Brahms クラリネット五重奏曲ロ短調(ハインリヒ・ゴイザー(cl))/Mozart フルート四重奏曲イ長調K.298(オーレル・ニコレ(fl))〜ドロルツ弦楽四重奏団(1958年)・・・音質かなり良好。ドロルツ四重奏団は活動期間1950-1974年、Heinrich Geuser(1910ー1996独逸)はカール・ライスターの師匠筋、憂いに充ちてしっとり歌う究極のBrahms、自在に表情は変化して低音から高音迄自在にスムースな音色に魅了されました。弦楽四重奏団のデリケートな表情付けも絶品。音質も雰囲気があって悪くない。(38:56)Mozartは第1楽章「Andante」から絶品の変奏曲、Aurele Nicolet(1926ー2016瑞西)この時期ベルリン・フィルの首席、厳しい集中力を感じさせる彼の音色は、いつになく落ち着いてマイルドでした。(11:40)
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
猿之助さん自殺未遂?とか。厳しい芸能の世界に生きる人にどんな心の闇があったのでしょうか、想像もできません。世界の要人が来日して現地は厳戒態勢、そんな話題ともこちらは縁がない。一週間ほど前に梅田駅前ビル地下に出掛けたのがウソのように、体調は行ったり来たり。倦怠感を覚えつつ昨日朝は通常の朝食、洗濯を済ませて二日空けて市立体育館へ。せっかくの好天、片道2km途上気分が悪くなったら、そのままUターンを視野になんとか体育館へ到着、筋トレは強度控えめに7種こなして有酸素運動は中止、シャワーを浴びてゆっくり帰宅しました。状態は改善せず、食欲も戻りません。昼も夜もほんのちょっぴり喰って、身動きは取れない体調が続きます。重い風邪?に倒れてからもう二週間以上ですよ、いったいどうなっとんのか、自分の身体?いつフツウの生活に戻れるのか。
YouTubeはFireTV Stickからテレビで見るので、コメント欄はほとんど見ません。しかし、関連情報をたまに探るとけっこう誹謗中傷っぽいのがあるらしいですね。たんなる誤解ならまだしも、人種国籍に関する確信的な差別発言は言語道断(匿名)しかも異国の地で日本の食・文化をしっかり広げているというのに。情けないというか、世の中にはいろいろな人がいらっしゃるなぁ、というのが正直なところ。【♪ KechiKechi Classics ♪】みたいな超マイナー、なんの社会的影響を与えそうもない場末のサイトにも稀に”一言”ないでもないですもの。自分の好みに合わなかったら、内容に興味なかったら放っておいてくれ!というのが本音。でも、当の本人は”誤りは糺すべき!”そんな信念に燃えた自粛警察風なのかも。以上体調悪いので愚痴でした。今朝の体重は65.8kg+200g。ちょっぴり運動もして、ほとんど喰っていないのに体重増、やはりなんかおかしい。
Dvora'k 交響曲第1番ハ短調「ズロニツェの鐘」〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(1973年)・・・旧全集より。この作品は更に昔のモノラル録音もあったと記憶します。音質はかなり良好。1865年24歳最初の交響曲はニ管編成、初耳ではないと思うけれど旋律に記憶はありません。栴檀は双葉より芳し、初期作品にありがちの未成熟な風情に非ず、例の懐かしい旋律横溢して、ちょいとBrahmsの風情も漂って明るい、シンプルな名曲でした。第1楽章「(Allegro?指定なし)」決然とした力強い出足(ホルン)はやや型通り、それを自在にわかりやすく発展させる緊張感、切迫感は若い日からみごとな手法。金管の温かい音色とティンパニの活躍はこのオーケストラの個性でしょう。この楽章の締め括りはやはり型通りな感じ。(12:15) 第2楽章「Adagio di molt」軽妙かつ寂しげな緩徐楽章。サワサワとした弦に乗ってオーボエがシミジミと主題を歌います。懐かしい旋律を各パート追いかけてしっとり、この辺り多彩な掛け合いも既に後年の個性がしっかり感じ取れて、飽きさせぬもの。(12:26)第3楽章「Allegretto」は寂しくも名残惜しい、リズミカルなスケルツォ。中間部は明るく色合いが変化します。(9:06)第4楽章「Finalle, Allegro animato」は牧歌的なオーボエによる主題提示、後年の圧巻ダメ押し風フィナーレとは風情が異なって、やや手探りなところ。型通りの優等生的なフィナーレはいまいちな感じでした。(13:32)
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
世間では夏を思わせる気温、全国あちこちで悲惨な交通事故が続いているようです。自分は背中腰の痛み、水みたいな下痢症状は治まって、倦怠感のみ、いちおう寝たきり状態を脱しました。朝はほぼ通常通りの食事、昼夜と食欲は未だ快復せず少なめ、女房殿はいつも通りの市立体育館鍛錬をこなして、しっかり布団を干してお掃除。自分は体調様子見、じっと安静にしておりました。今朝の体重は65.6kg+100g。昨日朝の洗濯再開して、本日これよりトレーニング再開予定、身体と相談しつつ体調を整えるつもり。太ももの筋肉痛が残っているのは謎です。
2月に情けない痛風症状が膝に出て激痛、そのあとは季節もよろしく健康診断結果も良好、隔日に鍛えて通院服薬も続けて、体調はまずまずだったけれどしばらく体重増傾向。5月に入ってこの体たらく、一気に体調悪化いったりきたり、すっきり快復いたしません。これが華麗なる加齢なのか。洟水痰の絡みによる慢性的な睡眠不如意は、健康体調維持に微妙な悪影響を与えている可能性もあります。そういえば先月の文旦(2度注文)に続いて小夏が届きました。両親が健在のときにはよく北海道に送ったものです。
音楽は聴けるようになったけれど、集中力激落ち。古代史関係の読書も数頁とすすみません。なにもできないので、あいかわらずのワンパターンにYouTube眺めて、日本人と海外の方が結婚されて出産、向こうの爺婆が感激の孫との対面、この辺りは万国共通なんやな、当たり前のことに感銘を受けたものです。ほか、妙な?日本食メロンの入っていないメロンパン、メロンソーダが海外にてブームになっているとか、感心しつつぼんやりぐったり無為無策に過ごしました。
Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」(ロンドン・フィル/1973年)/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/1970年/トーマス・ライナ(p))〜エーリヒ・ラインスドルフ・・・19年ぶりの再聴は記憶は曖昧。Phase4録音の威力は絶大、「春の祭典」はふだん埋もれてしまう内声部の旋律、パートが浮き立って効果的でした。粗野に暴力的作品は一歩引いてクール、オーケストラのパワーは充分。(第1部3:32-3:08-1:28-3:18-2:04-0:44-0:22-1:19。第2部4:21-3:05-1:30-0:47-3:33-4:31)華やかな遊園地の喧騒を連想させるペトルーシュカはオリジナル4管編成、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団が担当だったこと、つなぎの小太鼓が抜けていることに気付きました。これもヴィヴィッドに細部明晰な完成度。(5:34-8:35-6:54-13:45)
Verdi 歌劇「運命の力」序曲(1986年)/Berio 2台のピアノとオーケストラのための協奏曲(アントーニオ・バッリスタ/ブルーノ・カニーノ(p)1985年)/Tchaikovsky 交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」(1985年)〜リッカルド・シャイー/コンセルトヘボウ管弦楽団(ライヴ)・・・音楽監督在任は1988-2004年。コンセルトヘボウを初めて指揮したのは1985年らしくて、その辺りの録音でしょう。音質はややオフ・マイクっぽく、線が細い感じ。序曲はこの人の本領、ノリノリの勢いを感じさせ(8:06)正直なところ呟くように静謐なBerioの協奏曲は掴みどころなく退屈して、彼(か)の「シンフォニア」のような興奮(「復活」のコラージュ!)は得られませんでした(27:10)。Tachikovskyは全編わかりやすい民謡風旋律が溢れる名曲。第1楽章「Allgro traquillo(冬の日の幻想)」は最初、やや足取りは未だ重いかも。懐かしい旋律は露西亜風泥臭い風情から遠く、流麗に繊細な表現。デリケートな躍動もあります。第2楽章「Adagio Cantabile ma non tanto(陰気な土地、霧の土地)」は弱音器を付けた弦が静謐な旋律が幻想的に始まって、たっぷり魅力的。やがてオーボエ、チェロ、ホルン(←これが圧巻!)とうら寂しい旋律をつないで、ほんまメロディ・メーカーですね。ここはウェットにならず、軽みを感じさせました。第3楽章「Scherzo. Allegro scherzando giocoso」は寂しげにデリケートなリズムを感じさせました。ワルツの軽妙さ、やはりホルンの深みは絶品。このオーケストラはほんまに上手い。第4楽章「Andante lugubreーAllegro maestoso」は哀愁の民謡風旋律が静かに始まって、例の如し暗鬱憂愁な甘い風情がゆったり漂います。やがて明るく高らかに決然とテンポ・アップ、ノリノリの露西亜民謡風旋律が熱を帯びて盛り上がりました。響きは洗練され、スタイリッシュ。(11:23-11:22-8:16-13:16拍手込み)。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日朝、連日の筋トレの結果?全身筋肉痛を感じつつ、いつもどおりのヘルシー朝食(グラノーラ+オートミール+豆乳青汁きな粉、濃厚野菜ジュース、ヨーグルト、たまご料理、そして珈琲)を摂って・・・やがて背中?腰辺りの痛みは耐えられぬほど。尾籠な話し恐縮だけど水みたいな下痢続いて、全身倦怠感に起きていられません。洗濯も女房殿に任せて寝たきり老人に逆戻り。食欲はまったくありません。典型的な食中毒症状だけれど、一昨日も朝も女房殿と同じものを喰っているので、悪いもんでも喰った要因ではないでしょう。思い当たるフシはありません。
洟水痰の絡みは継続して、全身に力が入りません。終日寝込んで喰いもんは一切受け付けません。体調最悪。水分を取ったのみの結果は今朝65.5kg▲1.3kg。病による減量は健康のためには意味のないもの。今朝下痢症状は収まっても倦怠感かなり、日常生活に戻れるか微妙な体調です。
音楽は以前聴いたメモの放出。
Mahler さすらう若人の歌/リュッケルト歌曲集/Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)〜パブロ・ゴンザレス/カタルーニャ国立バルセロナ交響楽団/クリストファー・モルトマン(br)/ヴィオレッタ・ウルマーナ(s)(2010年ライヴ)・・・2019年来の再聴。Pablo Gonzalez(1975ー西班牙)はこれからの人でしょう。交響曲第1番ニ長調憧憬の旋律がたくさん出現する「さうらう若人」のバリトンはやや強面粘着質な歌唱(17:38)「リュッケルト」のソプラノは凛としてお見事(19:59)。ちょっと粗いけれど、ノリノリに元気いっぱいの「ペトルーシュカ」は作品にふさわしい遊園地の喧騒を彷彿とさせる表現と感じました。(36:08)
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日は時に断続的な小雨、夕方には稲光もありました。洗濯物はなんとか外干しでも大丈夫。女房殿の都合に付き合って、市立体育館へ筋トレ連続(+有酸素ステアマスター15分)、朝一番にストレッチスクワットもやっていたので、今朝腰も含めて全身に弱い筋肉痛有。昼頃には業務スーパーにしっかり買い物にも出掛けたものです。今朝の体重は66.8kg▲400。服薬を続けても洟水痰の絡み、途中覚醒睡眠不足はなかなか改善しません。食材を睨んでの調理は狙い通りの出来となって女房殿にも好評、永遠の初心者はネットのレシピ指定分量を忠実に守るのが基本。だけど一昨日は甘過ぎと感じたものです。なかなか難しい。
じつは最近YouTube「ボンソワールTV」の可愛らしいアマンディーヌちゃんに入れ込んで、ずっと微笑ましく眺めております。一番のお気に入り。日本大好き、仏蘭西ブルゴーニュ地方より日本に留学して、山形県酒田出身の男性と学生結婚、日本語堪能。日本と仏蘭西の文化の違い、当たり前と思っていた日本の生活の素晴らしさを再認識させてくださいます。(酒田北前大使)仏蘭西のお母さん、酒田のお父さんも登場してなかなか誠実に味わい深いキャラクター。タイヘンな人気らしくて、YouTuberとして充分生活は成り立っているみたい。仏蘭西日本大好き高校生集団の来日応援や橋渡しもして、日仏両国への愛情を深く感じたものです。すごく食べるのに痩せているんですよね。羨ましい。
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜若杉 弘/東京都交響楽団(1988年サントリー・ホール・ライヴ)・・・なんと2001年来の再聴。この貴重な全曲ライヴはこの時期にして残念な音質(音量レベルが低い)故に?なかなか再びの日の目を見ません。久々の拝聴は音質云々の条件乗り越えて感動的なもの。オーディオ専門筋によると「総じて良好」とのことだから、再生環境次第なのかも知れません。第1楽章「In gemessenem Schritt. Streng. Wie ein Kondukt.(正確な速さで。厳粛に。葬列のように)」から誠実さと自信を感じさせる歩み、テンポはやや遅めにテンポはムダに動かない。オーケストラのサウンドがやや細いように感じるけれど、それは音質問題なのでしょう。(12:23)第2楽章「Sturmisch bewegt. Mit grosster Vehemenz. (嵐のような荒々しい動きをもって。最大の激烈さをもって)」は悲痛な緊張感が続いて、20数年前は「狂気、焦燥感、情熱、熱狂が足りない」と感じたけれど、現在なら神妙に、ていねいに、過不足のないバランスに好感を抱きました。8分過ぎからの金管と打楽器の爆発とそれを受けた詠嘆は感動的、ここもテンポはやや遅く、動きは最低限。ここは感動的なところでしょう。(14:43)第3楽章「Kraftig, nicht zu schnell.(力強く、速すぎずに)」はスケルツォであり優雅なレントラー。ホルンのソロはパワフルな剛力に非ず、誠実に役割を果たしておりました。一歩引いてクールな風情はやや大人しく、より躍動と遊びが欲しいけれど、ラストに向けてしっかりオーケストラは鳴っております。(17:19)第4楽章「Adagietto. Sehr langsam(非常に遅く)」いちばん有名なところ。弦の弱音は床しいほどの抑制が極限のデリケート、濃厚な官能より清潔な静謐を感じます。(11:02)第5楽章「Rondo-Finale. Allegro giocoso (楽しげに)」ここはノーテンキに明るく元気に演ってしまうと台なしなところ。そっと囁くように喜びは抑制されて始まり、粛々と表情は明るく変化いたしました。誠実ていねいに説得力ある表現、よりパワーの爆発が欲しい・・・それは音質イメージかと。ラストの感動的な金管乱舞はオーケストラの技量を証明しております。(15:55熱狂的な拍手有)
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜チャールズ・マッケラス/ロイヤル・リヴァプール・フィル(1991年)・・・録音やオーケストラの個性イメージかもしれないけれど、淡彩に線が細く端正にオーソドックスに整った演奏。第1楽章提示部繰り返し、パワフルに爆発するような風情とは無縁に粛々、過不足なく鳴り渡って、オーケストラは優秀。青春の胸の痛みを感じさせるデリケートな旋律連続、これはこれで立派な演奏でしょう。画像を求めてネットを探ったけれどなかなか出現せず、ほとんど話題に上らなくなっている音源らしい。Charles Mackerras(1925ー2010濠太剌利)も亡くなってもう十数年。16:05-7:31-10:20-20:32。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日は終日ちょっぴり降ったり止んだり、室内干しの洗濯物は今朝湿っぽいまま。朝一番に市立体育館に向かったら市の総合体育大会開会式?とやら凄い人、トレーニングルームはいつもどおりの営業に空いておりました。しっかり鍛えて、食事は控えめを意識、結局買い物には出掛けず、冷蔵庫数少ない在庫を睨んでレシピをネット検索して調理、今朝の体重は67.2kg▲400gやればできる! 昨夜、「オールスター合唱バトル」を偶然に拝見して、人の声の素晴らしさ、ゴスペルを連想させる圧巻の力強いパフォーマンスに涙が出るほど感動いたしました。TVerにてもう一度確認したほど。
人気の中学の先生が殺人事件犯人なのか?想定問答集、事前アリバイ工作とか、まるでニ時間ドラマを地でいった感じ。現実がこんな風にリアルに物騒だから、ニ時間ドラマは苦戦しますよ。大阪の公園トイレに袋入り女性の遺体、内側からカギ・・・これは未だ詳細わからぬけれど、一見自殺?いずれ、あまりよろしからぬ話題ばかり気分は晴れぬ月曜の雨は上がったようです。
Mahler 交響曲「大地の歌」〜サイモン・ラトル/バーミンガム・シティ交響楽団/マグダレーナ・コジェナ(ms)/ミヒャエル・シャーデ(t)(2011年6月12日オールドバラ音楽祭/スネイプ・モルティングス・ライヴ)・・・2015年来の再聴。これはセッション録音とは別物のライヴ音源、音源データを点検整理して発見したもの。音質極上でした。Simon Rattle(1955ー英国)はロンドン交響楽団の音楽監督在任中、ことし2023年のシーズンよりバイエルン放送交響楽団に就任とか、指揮界も人材が足りんのでしょうか。Mahlerは言葉の壁を乗り越えて、しっかりその心情を理解できる自分にとって数少ない作曲家、これは東洋の諦念がシミジミと伝わる名曲中の名曲、奥様であるMagdalena Kozena(1973ー捷克)の声が凛としてモダーン、大好きな作品だから機会があれば種々色々聴いてきたけれど、ラトルの明晰な表現、古巣のオーケストラとの信頼関係もしっかり感じさせて、近年稀に見る完成度と聴きました。8:50-10:00-3:20-7:20-5:00-32:54(ラストは長大なる拍手込み)。
Dvora'k 交響曲第8番ト長調〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(1982年)・・・「新世界より」のイメージか、Dvora’kには亜米利加辺りのパワフルな演奏のイメージがあって、こちら本場捷克のオーケストラはずいぶんとジミにローカルな響きとに感じます。Mahlerもそうだけれど、うっかり聴き流すとおとなし過ぎ、デーハーな風情とは無縁、今風で云うと”映えない”、ちょっと弱い演奏に感じるもの。オーケストラもめちゃくちゃキレのよろしい技巧を誇るものに非ず、テンポも表現も常識的に中庸。これがやがてチェコ・フィルの滋味深いサウンドに耳馴染んで作品を聴き進めると、シミジミと郷愁の念が浮き立って懐かしい。とくに金管の味わい深さ、もちろん弦も木管もニュアンスに充ちて全曲の白眉第3楽章「Allegretto Garazioso」の旋律は楚々と泣けるような味わい極まって、終楽章「Allegro ma non troppo」の迫力にも不足はないと感じるように至りました。音質極上。9:18-10:17-6:08 -10:18。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日は昼から雨との予報、いつもより早めに洗濯を済ませて脱水も強めに外干ししたもの。本日日曜は終日降ったり止んだりみたいです。一昨日も連日途中覚醒、痰の絡みはまだまだ、慢性的睡眠不足状態に体調さておき、な〜んもやる気はおきません。食材は切れて冷蔵庫はすっからかん、買い物に出かける意欲も出ない。婆さんのところから戻った女房殿が豆大福を買ってきてこれが安物、じつに不味い。食べ物はムダにできないからムリして消化しても虚しいばかり。ごろごろしてときどき居眠り、無為無策な一日が過ぎ去ります。
夕方が接近して夕食はご近所歩いて10分ほど、いつも見掛けるチェーン店「さん天」に390円の天丼でも外食しようと相談して、それではあまり味気ない。コミュニティバスを待って最寄りの駅へ、そこ迄たどり着けばJR北新地迄すぐ近く。土曜日の梅田駅前ビル地下は予想通り混んで、2週間前に爺友と呑んだ店へ。そこは肉中心のメニュー、ふだん肉はあまり求めない老夫婦には相応しい。なかなかの珍味連続+唐揚げだって自宅のものとはひと味違って女房殿も大満足。久々のビール一杯、激安でした。勢い付いて激安激混み立ち喰い寿司「謹賀」へハシゴ。重い風邪に寝込んでいた時にはなにも喰えなくて、こうして美味いもんを堪能できるシアワセを噛み締めました。元気なことの贅沢な大切さをしみじみ語り合ったもの。さらにさらに帰りの駅にChat noir(黒猫)チョコ・ケーキ迄入手、この際体重増は覚悟の上、まだ完全に復調したワケじゃないけれど、まず元気あっての減量ですよ。今朝の体重は67.6kg+600g、本日はしっかり鍛えて減らしましょう。安物豆大福は200gくらい影響していると類推して後悔しました。
Vivaldi 協奏曲集「調和の霊感」(L'estro Armonico)作品3/協奏曲 第1番 ニ長調 RV 549/協奏曲 第2番 ト短調 RV578/協奏曲 第3番 ト長調 RV310 /協奏曲 第4番 ホ短調 RV550/協奏曲 第5番 イ長調 RV519/協奏曲 第6番 イ短調 RV356/協奏曲 第7番 ヘ長調 RV 567/協奏曲 第8番 イ短調 RV522 /協奏曲 第9番 ニ長調 RV230 /協奏曲 第10番 ロ短調 RV580/協奏曲 第11番 ニ短調 RV565/協奏曲 第12番 ホ長調 RV265〜イ・ムジチ/フェリックス・アーヨ(v)(1962年)・・・バロック音楽を愛する人なら、誰でも知っている旋律は多彩なソロの組み合わせによる名曲中の名曲、Bachも編曲しておりました。そしてLP時代には鉄板であったイ・ムジチの演奏を懐かしく拝聴いたしました。旧録音。たしか優秀録音と記憶して、やはり半世紀前以上前の記録は劣化してしまうのか、悪くはないけれどちょっぴりセピア色のような音質。そんな昔風に美しいのんびりと生真面目に演奏と受け止めました。40年前?かつての遠い記憶はかりっと歯切れのよい、一点の曇りもない伊太利亜の陽光だったはず。悪くないけどなぁ、もっとテンションとか陰影豊かに変化する演奏スタイルに馴染んだ結果でしょうか。まるで大昔往年の美人女優の写真を眺めているみたい。時代の流れ、聴手(=ワシ)の変化をちょっぴり寂しく自覚したもの。
Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜ジョアン・ファレッタ/ヴァージニア交響楽団(2012年ライヴ)第1部 (21:20)第2部(54:07)・・・JoAnn Falletta(1954-亜米利加)もすっかりヴェテランとなりました。これはネットより偶然入手した音源、音質はまずまず。声楽陣など詳細情報はスリーヴの解像度が悪くて読み取れません。Virginia Symphony Orchestraとは初耳、Mahlerは一般に非力なオーケストラで聴くと苦痛、ましてや巨大なる編成を誇る「千人の交響曲」の出来を危惧したもの。これは予想外に落ち着いて力みなく、じっくり構えたテンポ設定に余裕のスケールを感じさせるもの。祝祭的にアツく高揚しても、力んで疾走する風情に非ず、巨大なる編成をバランスよく整理してわかりやすく、ファレッタの統率、オーケストラや声楽の技量になんの問題もありません。かつてバーンスタイン/ロンドン交響楽団(1966年)をFM放送から初めて作品に出会った時には阿鼻叫喚混沌混迷の世界に困惑した大曲。すっかり細部迄旋律、作品の全貌を堪能できるようになりました。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
マイナンバーカードに登録間違い、この杜撰な扱いはかつての年金問題を思い出させます。折しも世界のTOYOTAで車情報215万人分漏洩との報道、似たような事態への危惧も・・・閑話休題(それはさておき)。体調はほぼ日常に戻って市立体育館鍛錬再開一週間4回目、ラストのトレッドミル15分はいつもの6km/h+傾斜付け、これがけっこう苦しく心拍数も上がりました。ひどい洟水痰の絡み深夜途中覚醒も継続中(やや頭痛有)。週末は雨模様とのとのこと。今朝の体重は67kg現状維持。ご近所のお花が美しい。
せっかくの陽気にも体調を慮って、どこにも出掛けられず相変わらず、飽きもせずガイジンさんの日本観光の様子をYouTubeにて興味深く拝見しております。日本食絶賛!ありがたいことだけど、これは日本食なのか?例えばラーメンは出目は中国だけど、完全に日本で独自の発展を遂げた別もんなんだそう。ましてやカップ麺況(いわ)んやをや。餃子も怪しいなぁ、焼売はどないなんでしょう。肉まん(豚まん)は?どんな家庭でもつくるカレー(ルー)はJapan(印度人もびっくり!)シチュー(ルー)も海外のものとは似て非なるものらしい。焼肉は韓国?でも、やっぱり日本のは様子が違うみたいだし、焼肉のたれは独自仕様らしい。焼き鳥は日本固有と理解できるけれど、唐揚げもそうだったのか。Americanなハンバーガーも然り(MOSバーガーが話題になっているみたい)種々多様なパンとか、フルーツサンドも日本固有とは知りませんでした。ミスター・ドーナツさえ特別なものだったとは!和菓子はもちろん、ケーキも日本のは一味違う存在らしい。
ほかにもきっといろいろあるんでしょう。日本で一般に洋食とされているものもJapanizeeされていて、日本ってその辺りほんまに融通無碍と思います。所謂スナック菓子、こども向け菓子至っては、これほどの多様性を誇るところはないらしい。(しかも成分はそれなり安心できるもの)ガイジンさんの嗜好が日本とは微妙に異なるのも興味深い。日本の本格的精進料理は超・高級だけど、世界的ヴィーガンの流れに合致したものでしょう。既に抹茶は世界的ブーム到来済、これは高級品扱いらしいのと、粗悪品もあるそう。日本食ブームに悪乗りした劣悪ななんちゃって日本食が跋扈せぬことを祈りましょう。日本はガイジンさんに媚びず、いままで通りを願う。いつまでも寿司天ぷらじゃなくて、豆腐やら水の微妙な違いに気付いてほしい。20年ほど前だっけ?亜米利加西海岸研修(と云う名の物見遊山)同行した年寄りにせがまれてリトル東京に日本食を求めたけれど、ご飯もそばもまったくおいしくなくて、それはきっと水質の問題だったのでしょう。もうちょっと体調を整えて、美味いもんを喰いにいきたい。
D.Scarlatti ソナタ集/ハ長調 K.132/ハ短調 K.73/ヘ長調 K.82/ロ短調 K.27/ ホ長調 K.380/ヘ長調 K.483/ト長調 K.124/ヘ長調 K.151/ヘ長調 K.256/ホ長調 K.206/ハ短調 K.11/ハ長調 K.255〜フー・ツォン(p)(1962年)・・・大Bachと同時代のDomenico Scarlatti(1685ー1757伊太利亜→西班牙?)の名曲、どれも知らのものはないシンプルに多彩な珠玉の旋律、刷り込み先入観はホロヴィッツによる魔法のように甘美な演奏、初めて傅 聰(1934ー2020中国→英国)の演奏を聴いたときには、オモロない昔の演奏?そんな感慨を抱いたものです。久々に確認したら、心洗われ胸に染み入るような誠実に清潔明晰なタッチに感銘を受けたものです。音質もそう悪くはない。
Vaughan Williams ロンドン交響曲(第2番/1936年決定稿)/トーマス・タリスの主題による幻想曲〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン・フィル(1986年)・・・先日ヴァーノン・ハンドリー(リヴァプール・フィル)の堂々たる自信に溢れた清潔な表現に感銘を受けた作品。ハイティンクがロンドン・フィルの首席として在任したのが1967ー1979年、この全集録音はその後だったのですね。こちら堂々たるスケール、独往系風情にかなり濃厚な陰影、パワフルな響きにテンポの揺れもたっぷり、馴染みの英国系個性との違いに驚きました。第1楽章「Lento - allegro risoluto」薄っすらと明けていくロンドンの朝は茫洋として、うねうねと流麗な重量感、断固とした金管の炸裂はパワフルに決まって、これはこれで凄い説得力に驚きました。もうほとんどBrcuknerの世界に近い。静謐な部分の力の抜き方、抑えた部分のデリケートな対比も抜群に上手い。(15:21)残り、詳細コメントは力尽きました。第2楽章「Lento」(12:13)第3楽章「Scherzo (Nocturne) Allegro vivace」(7:34)第4楽章「Finale: Andante con moto - 」(14:26)。悠々鬱蒼としたタリス幻想曲も文句なしのスケール。(16:16)。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
引き続き全国あちこち不安な地震が続いているようです。こちらは気持ちの良い天気が続いて風邪症状も一段落。久々に耳鼻科に通ったら、せっかく状態改善していた副鼻腔炎が発症して抗生物質を処方されました。気分転換にいつもと違うドラッグストアにてお買い物済ませて、ちょうどお昼時。自宅へ戻る途中、久々に松屋の牛丼が食べたくなりました。一番安いのが400円に値上がってしまったのは時節柄仕方がない。ワン・オペで店員さんは頑張っていらっしゃいました。
これがどーもおいしく感じない。牛の味付けが薄いというか味が足りぬと感じるのは、こちらの味覚の調子が未だ万全ではない可能性もあるけれど、ご飯がやわらかすぎるのはオペレーションミスでしょう。ここ数日昼夜がっつり喰ったのに体重が増えなかったり、むしろ減ったりしたので人体実験のつもりで(紅生姜大量投入しつつ)丼一杯消化しました。夕食もしっかり作って抑制なし、今朝の結果は67.0gあっという間の+600g油断大敵、本日よりダイエット再開へ。息子は今週より新しい職場に出勤開始、小さな職場は和気藹々として皆周りは親切なんだそう。下の孫は生まれてからずっと父親といっしょに過ごして、上の孫もわがまま云わず良い子に過ごしているらしい。毎日、帰宅したら大歓迎してくれるそう。ダイエットのため毎日のお昼はサラダのみ、コロナ禍最中かなりハラ出てましたし。
Mhaler さすらう若人の歌/亡き子をしのぶ歌/リュッケルトの詩による5つの歌曲〜クリスティアン・ゲルハーヘル(br)/ケント・ナガノ/モントリオール交響楽団(2012年)・・・Mahlerの男声歌曲はフィッシャー・ディースカウによる微に入り細を穿つ表現が刷り込み、言葉の壁を乗り越えて細部旋律になじんでいる数少ない声楽作品のひとつ。とくに「さすらう若人の歌」は交響曲第1番ニ長調と共通の旋律が多く、青春の憧憬胸の痛みをストレートに感じる名曲でした。Kent Nagano(1951ー亜米利加)もすっかりヴェテラン、このオーケストラの音楽監督は2006-2020年在任。現在はハンブルク州立歌劇場の総監督なんだそう。Christian Gerhaher(1969ー独逸)は現役世代、その歌唱スタイルは素直にスタイリッシュ、カッコ良い感じ。このデリケートに静謐な作品は幾度か実演に接して、Mahlerの大きな編成からごく一部を室内的に響かせて、声楽とのバランスはけっこうデリケートなんですよ。デュトワ時代が懐かしいモントリオール交響楽団も洗練された響きを維持しておりました。
Shostakovich 交響曲第13番 変ロ短調「バビ・ヤール」〜ローマン・コフマン/ボン・ベートーヴェン管弦楽団/タラス・シュトンダ(b)/チェコ・フィルハーモニー合唱団(2006年)・・・初演からいろいろあったらしい曰く付きの重苦しい作品。起承転結のない風情はその昔、初耳時点まったく歯が立たず、気分は暗鬱に沈むばかり。その印象は現在でも基本は変わらず、その絶望的に苦くシニカルな旋律サウンドをたっぷり堪能できるようになりました。楽器編成はニ管編成と小さく、15種の打楽器+チェレスタ・ハープが色彩感なく響き渡ります。バス独唱+バスのみの合唱というのも暗さ、重さをいっそう増すもの。Roman Kofman(1936ー烏克蘭)は元気で過ごしていらっしゃるのでしょうか。優秀録音。あまり知名度のないオーケストラから凝縮された思わぬ集中力、ノリノリのサウンドを聴かせて下さいました。第1楽章「バビ・ヤール(Adagio)」(16:04)第2楽章「ユーモア(Allegretto)」(8:10)第3楽章「商店で(Adagio)」(12:46)第4楽章「恐怖(Largo)」(11:44)第5楽章「出世(Allegretto)」(13:06)言葉の壁を乗り越えて、不気味な感動をしっかりいただきました。こんな作品もやがて楽しめるようになるものですね。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
佳き天気が続きます。あちこち地震が続いているようです。
この間体調不良に身動きできぬ時間が多く、訪日ガイジンさんの日本絶賛の動画ばかり眺めてきました。喰いもんが類型的なことはさておき(塩分が多そう/そして甘いものを多く摂り過ぎと感じる)ゴミが少なくて美しいとか、治安がよろしいとか、色よい言葉ばかり続きます。でも実態はいかかでしょうか。観光地のマナー違反は内外観光客関係なく話題になって、殺人事件、缶の爆発、通りがかりに刺されるとか、白昼堂々強盗など、けっしてよろしくない話題が続いております。来日して観光できるインバウンドは富裕層なのでしょう。安くて美味しい日本食はそこで働く安い賃金が支えております。そこはなんとか改善して、日本の美点や文化は大切にして維持、広げて大切にしたいもの。
体調はもう少しで日常の水準に戻りそう。寝汗もなくなりました。昨日は女房殿も一週間ぶりの市立体育館へ鍛錬再開いたしました。今朝の体重は66.4kg▲200g。ステアマスターは久々、下半身の筋肉が衰えて、今朝太ももの筋肉はパンパン状態。
昨日も両膝のサポーターを使っております。膝がガッチリ決まってなかなか良好、これはおそらく10年もの、Amazonにて2,800円ほどだったと記憶して、その前のがええ加減寿命でゆるゆるになったから買い替えたもの。購入時にはちょっと高いと思ったけれど、これだけ使いこなせば安かったと思いますよ。ここしばらく愛用している蒸気吸入器も概ね似たような時期に入手したはず。もう購入金額も忘れたけれど、これもエエ買いものでした。毎日使う極小トランジスタ・アンプ、中古スピーカー、昨年買い換えたコンピューター(VAIO Tap 20)も然り、なんでも頻度高く有効利用したら結果として安いものですよ。電気製品には当たり外れがあるもの。ほか、忘れてしまったけれど結局ムダだったものはたくさん!それも含めて人生でしょう。
Rachmaninov パガニーニの主題による狂詩曲(キリル・ペトレンコ/バイエルン放送交響楽団2017年ライヴ)/Shostakovich ピアノ協奏曲第1番ハ短調(オスモ・ヴァンスカ/ベルリン・ドイツ交響楽団2015年ライヴ)〜イゴール・レヴィット (p)・・・Igor Levit(1987-露西亜→独逸)は緑の党の社会活動家として盛んに発言行動を続けているとのこと。ライヴ放送音源をまとめて入手したうちの一部、音質はまずまず。やや芯の甘い音質印象のせいか、さっぱりとした味わいに流麗な「パガニーニ狂詩曲」。もちろん技術的な問題は一切ないのは前提、肩の力は抜け過度に甘美な旋律を強調しません。(24:51)Shostakovichは変幻自在というか才気煥発、テンポは自在に揺れて疾走しても表情はデリケート、小粋に変化しておりました。伴奏はヴィヴィッドなヴァンスカに一日の長があるように聴きました。(23:06)
Mahler 交響曲第6番イ短調〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(1987年)・・・自分が聴いた音源は昔通りの記憶、この時期にしていまいち薄い音質。噂ではSACD化が成功して、オリジナルの優秀な音質が蘇ったんだそう。この重苦しい不気味な作品はバーンスタインの流れをくむ圧巻の情熱演奏でした。第1楽章「Allegro energico, ma non troppo」よりセッション録音とは思えぬ尋常ならざる前のめりの推進力、金管の絶叫、そしてアンサンブルの粗さ、乱れのリアル。(24:36)第2楽章「Scherzo」の切迫感、時に怒りに充ちて時に途方に暮れて、極端なテンポの動きに説得力有、テンションも変わらない。(13:04)第3楽章「Andante moderato」は抑制された陶酔が素晴らしい。ここは特別な動きを伴わなぬ静謐が続いて、後半ラストのクライマックスに感極まった情感の爆発が待っておりました。(17:22)第4楽章「Finale, allegro moderato」不気味に絶望的な始まり。金管の苦しい絡み合いは不気味であり、壮絶な締め括りでした。(32:58)
余談だけど、今は消えてしまったEMI、PHILIPSのレーベル写真はできるだけ残しておきたいと考えております。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
久々家中ひっくり返して掃除、そして女房殿は一週間ぶりに婆さんのところへ訪問して、生協の配達受け取りへ。本日より市立体育館鍛錬も再開いたします。自分は未だ洟水咽に痰の絡みは残っているけれど、それはひどい風邪症状前からのこと、耳鼻科の予約は明日に入れております。そろそろお米が切れそうなので、予定通り業務スーパーにウォーキングがてら仕入れに行ってきました。5kgの重量も佳き鍛錬ですよ。
80歳代「頑爺」のブログが素晴らしい。曰く「八十路の青春賦 感謝と幸せの幸期幸齢者」。自然や芸術に対する前向きな意欲、文書もしっかりされて、写真も美しい。いいね、応援の数も滅多に見られぬほど多数、大人気なんでしょう。幾度か読み進めていくと独り暮らし、ふだんパックご飯を利用されているとのこと。もう30年以上前だけど、当時餅の担当だった若い自分は新潟の某工場に出掛けて、当時副社長?だった社長の息子(同世代)が「新しい米飯の工場ライン作ったから見てくださいよ」と案内されたものです。まさかそれが日常社会生活に欠くべからざる必須アイテムになるなんて!当時は若い独身者向けを想定して、やがて高齢化社会に”お独りさま向け”需要として定着したのですね。これはあまりに品揃えが多い広い売り場に戸惑って、ご近所コンビニに買い物を済ませる事象に似ていると思ったものです。
自分は加工食品を売る立場だったけれど、引退後はなるべく手作りを目指して、例えば麻婆豆腐の素はレトルトに非ず、ネットにレシピを睨んで、自分で調合したほうがずっとおいしい、そう感じるようになりました。高齢者の話題に親密を感じる世代に接近しつつあります。今朝の体重は66.6kg現状維持。
Bach 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV 1003/パルティータ第2番ニ短調 BWV 1004〜エミル・テルマニ(v)(1953年)・・・通常とは逆の湾曲弓を使用した最初の録音。Emirl Telmanyi(1899-1991洪牙利)とは初耳、Bach時代のオリジナルの響きを復興させるべく先駆者だったのでしょう。英DECCA録音はモノラルでも良好、重音はアルペジオに非ず、ぎゅっと弓を弦に押し付けて楽譜通りに同時に和音が鳴って、一種独特の力みも小節も詠嘆もなく、オルガンのように響きました。弓のテンションが緩いせいか、凛とした緊張感切迫感より諄々とした語りを感じさせるもの。最近のテクニシャンによるキレ味とはずいぶんと風情は異なって、たったヴァイオリン一挺から巨大なドラマと宇宙が広がる屈指の名曲「シャコンヌ」はちょっと儚げに、柔らかい響きを堪能いたしました。4:12-9:37-3:34-3:09。2:19-1:41-2:22-2:26-16:45。
Bruckner 交響曲第7番ホ長調〜エドゥアルド・ファン・ベイヌム/コンセルトヘボウ管弦楽団(1953年)・・・Eduard van Beinum(1901ー1959阿蘭陀)のBrucknerはお気に入り第5-7-8-9番録音が残って音質はやや残念、CD時代に4枚組を入手してちょっとガッカリした記憶もありました。3年ほど前に再確認して、飾りのないストレートな質実表現に意外なほど感銘を受けて(第9番ニ短調1956年)感慨を新たにしたところ。手持ち音源の点検整理に取り出したら、このBruckner中屈指の優しく美しい旋律作品は(とくに諄々と歌う第2楽章「Adagio,Sehr feierlich und sehr langsam(非常に荘厳に、そして非常にゆっくりと)」が白眉。デーハーな打楽器が決まっている!)速めのテンポに力強く、”飾りのないストレートな質実表現”印象は変わらない。厚みのある中低音が充実したサウンドは骨太、おそらくオーディオ通の方が正しく再生すれば、おそらくもっと解像度は上がると想像されます。18:39-19:19-9:13-11:53。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
体調は完全とは云いかねるけれど、少しずつ日常生活に戻りつつあります。頭痛は消え、やや倦怠感+しつこい痰の絡み、寝汗のみ。女房殿も外出はムリとしても寝込み状態から脱却。夫婦で消化した処方薬も終了いたしました。そういえば息子は一年数カ月に渡る育休+転職転居を経、昨日より新しい職場にお仕事復帰、ぼちぼち40歳に近いオッサンに引退した親が云々することもありません。お嫁さんは小さくて元気いっぱいの孫二人抱えて、昼間ワン・オペはタイヘンでしょう。社会復帰への展望がなんとか拓けることを願う。
昨日は雨も上がって朝一番、グランド・ゴルフに出掛けけるお隣さん夫婦にご挨拶して市立体育館へ。ちょっぴり怪しい体調押して、筋トレはいつも通りの強度回数に実施、但し有酸素運動は省略してさっさと帰宅いたしました。今朝全身に鈍い筋肉痛継続、体重は66.6kg▲200g。余りご飯全部消化したり、炭水化物摂り過ぎを自覚しつつ、減ったのは意外でした。本日はお米など買い物が必要です。
病に伏した先週さておき、ほぼ隔日に通っている片道2kmの市立体育館、途中小さな小川に掛る橋が閉鎖された関係から、一部経路変更して町内共同管理の墓場を抜けることが増えました。すると・・・墓石に刻まれた「釋」という名前が気になる。もしかしてこの辺りでは由緒ある苗字なのか、そんなことを思いつつ数回、それは苗字に非ず墓に刻む戒名?枕詞みたいな?ものと気付きました。別途ちゃんと「なになに家」とありましたもの。それって誰でも知っている社会常識なんでしょうか、それとも特定の宗派?地域的な風習、お寺さんの慣習なのか、自分は初めて気付きました。
Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1969年ライヴ)・・・諦念に充ちた巨大な作品は音質良好。George Szell(1897ー1970洪牙利→亜米利加)のMahler正規録音は少なくて、記憶では第4番第6番第10番のみ。テンポは中庸に整ったアンサンブル、完璧なバランス、緊張感と意外なほど燃えるジョージ・セル晩年の統率が聴かれます。もちろん前のめりに怪しい情念みたいな表現とは別世界にクリアな響き、引き締まって端正な響きはいつも通り。そこにライヴならでは感興の高まりが加わって稀有な完成度に驚いたものです。24:46-16:58-12:17-21:35。
Shostakovich ピアノ協奏曲第1番ハ短調/第2番ヘ長調/Schedrin ピアノ協奏曲第5番〜デニス・マツーエフ(p)/ヴァレリー・ゲルギエフ/マリンスキー劇場管弦楽団(2009年)・・・素っ頓狂硬質な勢いにユーモラスな都会センス的溢れる大好きな作品。この演奏は幾度か聴いていたと思うけれど、こんな演奏でしたっけ?硬派なSchedrinは別として、妙に余裕に”上手い”演奏と感じました。つまり、なんか流したような印象にノリが足りない・・・坊主憎けりゃ袈裟まで憎い〜憎き露西亜へ偏見か、たんなる体調の反映なのか、Denis Matsuev(1975ー露西亜)にはもっとスリリングな切れ味があったはず。仕切り直しましょう。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
GW最終日は大雨、自分は引き隠って気付かなかったけれど、交通に影響が出ているようです。お仕事学校再開なのに現役世代はタイヘン。軽い筋トレ有酸素運動翌日の日曜は全身筋肉疲労状態。熱はなく、倦怠感はほぼ消え残るはしつこい痰の絡みのみ、じっとしておりました。洗濯物は室内干し。女房殿はもう少し、断続的に寝たり起きたり繰り返し。自分が処方された残りの服薬継続中。昨日ほんの少ない三食の結果は66.8kg+600g、フツウの体調や生活であれば増えるはずのない状態でも、これは健康状態に戻る過程なのでしょう。病による減量は本来の姿ではない。珈琲を抜いて一週間、珈琲ゼリーは数回、緑茶も頻繁に喫しているからカフェイン抜きということでもないけれど、これにはどんな効果があるのでしょう。
室内干しの洗濯物は今朝乾ききらず、寝汗がひどいので本日も洗濯は必須。これより雨は上がっても薄ら寒い感じ。足が冷たく感じます。先週寝たきりだったので食材は在庫有、音楽拝聴も再開、テレビ番組は一般に面白くないので、気になったものはTVerにて厳選して確認。あとは旅行気分に日本激愛ガイジンさんや、国際結婚して日本に帰省するこどもの様子など、愉しく拝見しておりました。お気に入りはたくさんあるけれど、例えば「Ami's Life スイス4人暮らし」。瑞西で結婚した女性が北海道に里帰り、兄弟二人がちょうどウチの孫と同じくらい、国籍や環境を超え、行動や様子がまったく同じ可愛さ爆発!こどもって皆同じなんやと思います。遠い親兄弟に元気でやっている娘孫の姿を伝えられるYouTubeの存在は素晴らしいと痛感いたします。他、類似のを終日、眺めて飽きません。
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(1993年)・・・Vaclav Neumann(1920ー1995捷克)による一種、特別な切迫感と官能性のある作品。旧録音は13年前に拝聴。最初に聴いた印象はチェコ・フィルのアンサンブルが微妙にユルくパワーにも足りない、サウンドはノンビリ牧歌的、音録りの思想?ノイマンの意向かずいぶんと控えめ、ジミに冴えぬ演奏と感じたもの。ハズれやったか・・・でも、世評絶賛の人は多いのですね・・・なんて幾度か繰り返し聴いて、やがてガラリと印象を変えました。
音質はリアルに極上。前のめり激情型切迫感に非ず、第1楽章「Trauermarsch」冒頭トランペットの響きはクリアに爽快、葬送行進曲の歩みは常に一歩引いて強烈な威圧感に非ず、第1トリオの激情もクールに慌てない。(11:26)第2楽章「Sturmisch bewegt. Mit grosster Vehemenz」(嵐のような荒々しい動きをもって。最大の激烈さをもって)との指示にも力任せの金管乱舞爆発に非ず、第2主題のチェロは哀愁、つねに抑制と気品を意識させるもの。(13:33)ホルン大活躍の第3楽章「Scherzo」は名手Zdenek Tylsar(1945ー2006捷克)大活躍!当初はずいぶんとジミに感じたけれど、幾度か繰り返して金管群の刺激的にならぬ、マイルドな響きに納得したたものです。(18:59)一番人気第4楽章「Adagietto」は金管お休み、濃密な吐息のような官能から遠く、弦とハープはサワサワと風が吹き抜けるよう、やすらぎと気品に充ちた最高の静謐。情感は爽やかに揺れ動きました。(10:33)第5楽章「Rond,Finnale」も激情に走らず、テンポは遅め、つねに余裕を以てややもどかしいほど(16:09)
Bruckner 交響曲第7番ホ長調(Nowak版)〜ロリン・マゼール/バイエルン放送交響楽団(1993-2003年)・・・美しい大曲を聴き通せる体力や集中力が戻りつつあることを喜びましょう。これは再開した音源点検整理に初めて拝聴したもの。これはマゼールらしい”上手い”、オーケストラのコントロールも自在な演奏でしょう。ところが・・・まず音質がよろしくない。経済的な問題とか労働条件の関係か、最近ライヴ音源が増えているけれど、音録りの技術やマスタリングが甘い事例が増えているように感じます。演奏そのものも手慣れたツボの押さえ方、細部を流したような緊張感の不足を感じたもの。聴き手の体調問題の可能性もあります。残念。20:49-22:32-10:12-13:06。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
週末はしっとり雨模様。昨日の洗濯は雨に間に合いました。体調は日常生活水準に戻りつつあります。
まったくなにも喉を通らぬ状態から、ちょっぴり喰えるようになった二日ほど前・・・毎食後の反応は凄い汗! 洗濯物は激増!朝一番の洗濯にフロの残り湯を汲み出す作業さえ身体が慣れずにちょっと根性が必要でした。片道2kmの市立体育館に出掛けて、途中気分が悪くなったらさっさと諦めて戻るべく、ゆっくり歩みを進めたものです。途上の雑草(こんな呼び名は失礼/意図せずに生えてきた種々植物)は寝込んでいる間に倍ほどに背丈は伸びて季節は進みました。途中GW中の路上ゴミも久々、相変わらずのマスクの多さ、ぼちぼち拾う作業もけっこうな運動になって幸い、体調の悪化もなく市立体育館へ無事到着できました。
馴染みのメンバー+新顔数名それなり混み合って、両膝しっかりサポーターに固めて、筋トレマシンはいつもどおり7種ほど強度控えめに(各々40回)例えば大腿四頭筋を鍛えるレッグ・エクステンション設定はいつもは40kgほど→30kg、ぜんぜん楽勝!のはずが、わずか7回目既に疲労感にへろへろ、レッグ・アダクション(内転筋鍛錬)も切ないほど。ほか腹筋背筋肩などはいつもどおりの鍛錬は再開できました。有酸素運動は自宅往復ウォーキング(ゴミ拾い)で充分と思ったけれど、筋トレ終了後ちょうどトレッドミルが空いて、ゆっくり5km/h(+ちょっぴり傾斜)15分、いつもの量持参の水は不足気味。久々に気分は爽快、咳き込みもありません。未だ痰の絡みに眠りやや浅く、今朝は両膝内転筋辺りかなりの筋肉痛。
そのまま激安980円カットの店へ。番号札をもらって待ち時間は小一時間、その間に買い物を済ませて、願い通りの短髪に仕上げて、ようやく想いは叶いました。しばらく調理から遠ざかって、冷蔵庫上カゴ在庫の長ネギには一個花が咲き、玉ねぎは一部腐り、メークインからの芽はまるでホヤの風貌となり、悪いところを取り除いて下処理、久々の夕食調理に取り組んだものです。女房殿も最悪期を抜け、食事もフロも再開出来。但し、何を喰っても喉の奥に苦味を感じるそう。やはりコロナですか?先週爺友との酒、梅田に出た時にもらったものか?症状は個人差があるそうなので真偽はわかりません。5類に変わっても、すべての医療機関に検査キットがあるワケじゃないので。ただの重い風邪だったのかも。三食きっちり、それなりに喰って+運動して今朝は66.2kg+700g。昨日迄の体重は病の結果ですから。油断すればすぐ戻る。
音楽拝聴再開しても、長時間の集中力は快復せず、【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新もお休み。
交響曲第9番ニ短調(1894年初稿/オーレル版)〜フォルクマール・アンドレーエ/ウィーン交響楽団(1953年)・・・2010年に第5番を聴いて、好ましい印象を得たうっすらとした記憶がありました。Volkmar Andreae (1879-1962瑞西)は往年の巨匠とか、これは史上初のBruckner交響曲全集録音なんだそう。音質はかなり良好。例の如し版のことはようわかりません。もったい付けた悠揚なる節回しとは無縁、速めのテンポ、ヴィヴィッドな勢いに溢れたイン・テンポ、ストレート系に飾りのない表現が力強い。太字墨痕鮮やかな楷書、逡巡のない一気呵成に描き上げたような荒削りな熱気、とくに第2楽章「Scherzo: Bewegt; lebhaft - Trio: Schnell, Scherzo da capo」”法華の太鼓”が素晴らしい爆発。この時期にして、戦争の疲労が残っていたはずのウィーン交響楽団は好調でした。20:53-9:58-19:50。
R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」(1959年)/Wager ジークフリート牧歌(1977年)〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル/ミシェル・シュヴァルベ(v)・・・1974年録音(EMI)の凄さはかなり以前より認識して(駅売り海賊盤恥ずかしい)ようやく1959年録音の拝聴機会を得ました。カラヤン51歳気力体力充実した記録は音質極上、パワフルなオーケストラの技量を駆使して余裕の艶とぶ厚い響き、スケール、説得力でした。Michel Schwalbe(1919ー2012波蘭→?)の色気も半端に非ず。美しく盤石な貫禄を感じさせる凄い演奏は「英雄の生涯」の理想型。4:14-3:27-13:00-7:15-6:04-11:48 フィル・アップの「牧歌」も余裕のまったり肩の力が抜けて流麗そのものなカラヤン節、最高。19:36。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
能登半島で大きな地震とか、小さいのはここ数年、20年ぶりでしたっけ?せっかくの観光シーズンが台なし、原発もある地域、大きな被害はなかったのでしょうか。地元の方や観光客は不安なことでしょう。今朝起きたら夜中には青森東方震源の地震も発生したとか。東北地方の方々は不安でしょう。北海道も揺れたらしいから、海外からのお客は驚いたことでしょう。
昨日朝「久々の筋トレ+有酸素運動(軽いやつ/筋肉を戻したい)そしてぼさぼさになった髪をすっきり短く刈りたいもの」との願いも虚しく、朝ゴミ出しにちょっぴり歩いただけで足許が覚束(おぼつか)ない。微妙な頭痛鼻詰まり痰の絡み倦怠感も治まらず、狙いの1,000円カットはネット検索すると本日お休み。世間は好天に暖かく、こちら体感寒気があって、裸足では足が冷え過ぎて過ごせない。女房殿は寝たきり状態から昼過ぎ、ようやく起き出してきました。自分は寝たきりから→こたつ引き隠り、終日YouTubeを眺めて、あちこちガイジンさんが日本の観光を堪能するのを羨ましく拝見しておりました。祝日明け、本日こそ少なくとも床屋さんには出掛けたい。朝は通常食に戻って、昼夜とほんの軽い食事(珈琲は不可)途中ナッツなど間食+水分補給は多く摂取意識してけさの体重は65.5kg▲100g。量がちょっぴりでも三食喰ったのも、夜それなりにまとまって眠れたのも5日振り?ひどい寝汗でした。
自分なり週一生活のケジメである【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新はさすがに対応不可、本日お休み。オーディオ・アンプの電源は久々に入れました。静かな音楽だったら頭痛にも優しい。
Ravel クープランの墓/ハイドンの名によるメヌエット(1955年)/Schubert ピアノ五重奏曲イ長調 D.667「鱒」/弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D.703「四重奏断章」(1960年)〜ヴラド・ペルルミュテール(p)/パスカル四重奏団/ハンス・フライバ(cb)・・・2013年来の再聴聴いた音源は正確に云うとMembranの寄せ集めBOXより、VOXオリジナルではRavel作品すべてCD2枚に収まっていたのに、何故か2作品のみ3枚目に押し出し。雰囲気はあっても、もともとぱっとせん音質は更に鮮度が落ちたように感じたものです。そこにConcert Hall音源のSchubertを加えた一枚。Vlado Perlemuter(1904ー2002仏蘭西)は現役若手腕の立つピアニストみたいに怜悧切れ味あるものに非ず、細かい音形が自在に変化乱舞するニュアンス豊かな「クープランの墓」を夢見るように表現しておりました。(2:49-3:07-5:41-3:23-4:41-4:02)「ハイドン」も淡々と懐かしい。(2:02)誰でも知っている「鱒」は Le Quatuor Pascal(1941-1969年)との演奏。例の如し肌理の粗い乾いた音質だけど、それなり明るいステレオ、いかにも親しい人同士が演奏を愉しむような風情に溢れた華やかに佳き旋律、演奏でした。(9:22-6:37-4:16-7:33-6:45)「四重奏断章」は短いけれど、不安と憧憬が入り混じってSchubertの歌が前曲同様に堪能できる名曲です。(8:35)ここにペルルミュテールは関係なし。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
ワン・パターンな寝たきり生活もこれだけ続くと社会から途絶して、なんの興味も知識の幅も広がりません。熱は下がって頭痛はちょっぴり歯の痛みは消えました。問題は洟水と痰の絡み、頻度は落ちても咳き込みが残って、まとまった睡眠がほぼ取れないのが悩ましい。足の異様な冷たさは消え、倦怠感はやや継続中、食欲はあまり戻らない。朝にグラノーラ+豆乳+濃厚野菜ジュース+ヨーグルトのみ、いつものたまご料理・珈琲もアウト。それ以降は昼夜はプリンとか珈琲ゼリー、お団子とか少々摂るくらい。これじゃいくら寝たきりでも体重減りますよ。今朝の体重はとうとう65.6kg▲600g、これは病の結果とは云え数年ぶり。
フロは毎日欠かさず、もともと短時間入浴、これも目眩と不快を感じて、上がったあとの疲労感も強い。自主隔離生活を過ごして唯一、女房殿に迷惑を掛けて症状は最盛期、そろそろ処方された薬を譲りましょう。本日なんとか体調整えるべく久々の筋トレ+有酸素運動(軽いやつ/筋肉を戻したい)そしてぼさぼさになった髪をすっきり短く刈りたいもの。コロナなのか?インフルエンザ?ただの悪質な風邪?コロナは経験したことはないのでわからんけれど、経験上インフルエンザに症状には似ておりました。昨年秋に受けたワクチンの効果も切れたことでしょう。
未だ頭痛倦怠感の関係でアンプの電源入れられず、以前のメモをちょろっと載せてお茶濁し。
R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」/交響詩「死と変容」〜ジョナサン・ノット/東京交響楽団(2018年)・・・ここ数年、日本のオーケストラの新旧録音、立派な演奏を拝聴する機会は多くなりました。おそらくは目隠しして、オーケストラを言い当てるのは難しい・・・そう思えるほどのサウンドの厚み、色気。勇壮に前のめりなカッコ良い「英雄の生涯」、静謐と激性が決まっている「死と変容」、いずれもその力量に驚いたものです。音質極上。4:27-3:21-13:18-8:40-4:33-11:07。25:33。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
寝たきり生活は続きます。薄皮を剥ぐように症状はやや改善、それでも発熱頭痛、それに関連する歯の痛みに苦しんで、食欲はまったくありません。腰が痛むのは寝てばかりいるからでしょう。風邪?は女房殿にも感染って咳も出たので、93歳の婆さんのところに出掛けられません、今朝の体重は66.2kg▲400g。食べられずに痩せるというのは一番よろしくない。寝たきり老人生活ってこんな苦しいものなのか。とんだGWでっせ。来月の京都OB会の連絡が断続的にLINEに届いて、その対応に苦慮しております。
相変わらずアンプのスイッチは入れられなくて以前聴いたもの在庫放出。
Verdi レクイエム(トゥリオ・セラフィン/ローマ歌劇場管弦楽団/合唱団/シェイキー・ヴァーテニシアン(s)/フィオレンツァ・コッソット(ms)/エウジェニオ・フェルナンディ(t)/ボリス・クリストフ(b)(1959年)・・・2016年に聴いた記録が残って、これは雄大雄弁劇的、まるでオペラのような作品の魅力に開眼させてくださった記憶も鮮明・・・ところが!久々の拝聴に冒頭ちょっと集中できず愕然、音質もいまいちだし、作品旋律が全然耳に入ってこない、なんじゃこれ?状態・・・半日空けて体調を整えて再トライ、ようやくかつての記憶が整ってきました。1874年初演時「あまりにイタリア・オペラ的」「ドラマ性が強すぎる」「劇場的であり教会に相応しくない」(Wikiより)賛否が分かれたそう。つまり、Mozart(1791年)やFaure(1888年)辺りとは趣が違ってド派手なサウンド、どの歌い手も凄い説得力だけれど、とくにBoris Christoff(1914ー1993勃牙利)の存在感貫禄は圧巻!力強い合唱はまるでまるで兵士の凱旋みたい。音質云々の感想はほんの思い違い、この時期にして充分な広がり、鮮度でしょう・・・
って、”体調整えて”なんていつの話だよ。もうちょっとまともに再聴しようとの思いも叶いません。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
体調不良寝たきり3日め。昨日は熱も出てきたので(一応平日故)通院を決意、往復3kmのウォーキングコースもタクシーを使うしかない体調、熱があるときにはインターフォンで連絡、外で問診検温(37.4度C)そのまま2階に案内されて、ほかの患者さんとの接触を避けます。酸素飽和度が正常なのでおそらくはコロナに非ず、咽の腫れが要因との診立て、お薬を処方されました。帰宅して服薬、横になったら背中腰太もも激痛→腰太ももやや痛み、痰の絡み咳も軽減、但し、食欲がまったくありません。本日も市立体育館トレーニングルームに出掛けられる体調に非ず。6−7年前のインフルエンザ以来のひどい経験が続きます。
今朝の体重は66.6kg▲800g、二日間で2.3kgは喰わないのと熱による筋肉の衰えでしょう。久々の66kg台でした。不健康な減量はよろしくない。
アンプの電源をもう三日ほど入れておりません。頭痛がひどくて音楽は聴けません。いちおう以前聴いたものの在庫から。
Mozart ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466/第23番イ長調K.488〜アニー・フィッシャー(p)/エイドリアン・ボウルト/フィルハーモニア管弦楽団(1959年)・・・Annie Fischer(1914ー1995洪牙利)は往年の名ピアニスト、録音はあまり多くありません。細部曖昧さのない技術、力みや恣意的な表現の見られぬ流麗さ、端正に誠実なタッチ、LP廉価盤以来おそらくは半世紀を経ての再聴は音質良好。御大ボウルトのバックも完璧、骨太な軽妙を感じさせるもの。楚々とした哀しみが疾走するト短調協奏曲、優しく甘い旋律がしっとり広がるイ長調協奏曲は微笑みがスムースに流れて、いずれも聴き馴染み過ぎた名曲中の名曲は思いっきり新鮮に響いて、第2楽章「Adagio」は傑作揃いのMozart中でも最高の陶酔でしょう。音質は良好です。
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
昨日朝食後、「音楽日誌」「近況」更新して洗濯。その時点で異様な体調不良を覚えました。頭痛腰痛あちこち関節、咽の痛み、痰が絡んで断続的に咳が止まらない。解熱鎮痛剤は2回服用(熱はない。倦怠感のみ)蒸気吸入器も使ったけれど、起きていられず終日寝込んで飯もまともに喰えません。少々の体調不良は「鍛えて治す!」昭和の発想で乗り切ってきたけれど、にっちもさっちもどーしょーもない体調悪化。コロナではないと思うけれど、外出、定例トレーニングルーム通いは断念、というか身動きが取れない。今朝の体重は67.4kg一日で▲1.5kgは病の結果、筋肉が落ちているだけでしょう。今朝、症状は改善しておりません。なんとかならんか、この不快感。
もちろん音楽を安らかに聴くような体調に非ず。これは以前聴いたものの在庫放出。R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル/アントニオ・メネセス(vc)/ヴォフラム・クリスト(va)(1986年ライヴ) ・・・これはセッション録音とは別の放送音源?音質良好。当時は若手であったAntonio Meneses(1957-伯剌西爾)のチェロも清潔な風情が好ましいもの。どっしりと慌てず走らず、カラヤンのマジックによってユーモラスな「ドン・キンホーテ」は、まるで優雅な「薔薇の騎士」に響きました。いままで聴いたヴェリ・ベスト。43:37(盛大なる拍手有)
2023年5月某日/●隠居生活初心者入門の日々
5月に入ってGWは続きます。昨日は小雨模様、呑んだ翌日のせいか体調がよろしくなく、洟水痰の絡み症状最悪、微妙な咽の痛みも感じるから風邪の初期症状かも知れません。季節の変わり目に朝昼の気温差も大きいですから。終日引き隠って身動きせず、食事を抑制したつもりでも今朝の体重は68.9kg+800gに愕然!一日遅れの体重増?それとも久々のかっぱえびせんの呪縛か。状況最悪。本日は天候回復するそうです。観光地には多くの人々が溢れかえることでしょう。
6月上旬の週末に京都にて学生時代のOB会開催。4年ぶり?最長老+一番親しかった先輩、中心メンバーは二人亡くなりました。ま、大阪から至近、日帰りでも良いんだけれど、試しにシングル大浴場朝食付きを検索してみたら・・・高い!昨年2022年2月はシーズン・オフ+未だコロナ真っ最中、ガイジンさんもいなくて、甥夫婦と女房殿と4人分泊まって7,000円ほどでしたっけ?大浴場朝食付き激安。季節もよろしくなってインバウンドも戻りました。相場は激上がり!一万円を切るところはまずありません。さてどーする?呑んだあと遅くに戻るか、大浴場は諦めて、安いところを探してみるか。
Handel ハープ協奏曲 変ロ長調(マリア・グラフォヴァ(hp)/ハルトムート・ヘンヒェン/ヤナーチェク・フィル)/Mozart フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299(ベアタ・カミンスカ(hp)/ヨアンナ・コントウィクス(fl)/ズジスワフ・ショスタク/ロッズ室内管弦楽団)/Krumpholz ハープ協奏曲 変ロ長調(クララ・ノヴァコヴァ(hp)/オリヴィエル・ドホナーニ/ブラティスラヴァ放送交響楽団)・・・演奏家の知名度云々乗り越えて、ハープというきらきら優雅な楽器の魅力、作品の美しさを堪能すべき2枚組(1枚目)。Brilliantの同趣旨のセットは既に別な演奏家のものに差し替えられて、演奏家情報を確認するのにも四苦八苦状態でした。Jean-Baptiste Krumpholz(1742ー1790捷克)は初耳の作曲家、そして作品。これだけちょっぴり音質は落ちて、ほかは音質良好。ハーピストはすべて初めて聞く名前(フルーティストも)指揮者はさておき Lodz Chamber Orchestraというのもネットに情報検索できず、録音年もわからない・・・けれど、なんとも楚々としたHandelの風情(5:59-5:05-2:44)若いお嬢様が春の喜びに踊りだすようなMozart(10:30-7:41-10:09)典雅に浮き立つようなKrumpholz(12:26-5:38-5:57)どれも絶品の気品に溢れた立派な演奏でした。
Mahler 交響曲第6番イ短調〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ロンドン交響楽団(2007年バービカン・センター・ライヴ)・・・Valery Gergiev(1953-北オセチア共和国)はこのオーケストラの首席に2007ー2015年在任。現在、露西亜の烏克蘭侵攻を支持する立場から西側でのポストをすべて失って、かつてあれほどの録音を誇ったのに、ここ最近の活動は露西亜国内に限られております。Mahlerは全集録音に至って世評は割れておりました。恐ろしくも巨大な作品、優秀なオーケストラを駆使して各楽章充分な力感に溢れ、なんの衒いも、過剰な表現もないやや速めのテンポ、粘着質入魂表現から遠く、素っ気ないほどの勢いを感じさせるストレート系演奏。これをオモロない演奏と受け取るか、細部こだわりよりバランス優先な説得力ある演奏と捉えるか微妙なところ。自分は烏克蘭侵攻支持の先入観?とくに終楽章「Allegro moderato」は走りすぎて、やや空疎なイメージ、凄みが足らんと感じたものです。21:56-13:51-12:29-28:45。