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音楽日誌

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2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

10月も本日終了。まずまず体調的には順調な一ヶ月だったと思います。前日の洗濯物があまりに少なくて断念、市立体育館行きは今月15回目(1,500円也/月なので@100達成)まったくの常連メンバー顔見知りばかり。帰宅後に洗濯して、タオル類が夕方迄に乾きませんでした。しっかり鍛えて今朝は64.3kg▲400g、とうとう62kg台はおろか63kg台にも戻せません。体脂肪率は22.5標準値内やや高め(60歳代標準値による/60代になると代謝が著しく低下するため、体脂肪率の平均値もかなり高くなっています。筋肉量も低下し、余分な脂肪がつきやすいので注意が必要です。とのこと)。内臓脂肪も10.5のまま、未だやや高、状態。

節約は大切なんだけど、それが過ぎるとよろしくない側面もあるとの動画を拝見しました。合理化を極めてムダを省いたら要らぬ支出は少なくなるけれど、そのかわり日常生活はルーティンに固まって、人生に新しい発見や刺激がなくなって、味気なくなる。新しい人との出会いも友人もなくなる。程度モンやけど、時に無駄遣いも、なにか入れ込むこともタイセツなんですね。例のしょーもないヲタク噺連続。昨日、ネットより某新しい音源まとめて発見、興奮してダウンロードして保存しようとしたら・・・既に数ヶ月前にまったく同じものは入手済、まったく記憶に残っていなかったのですね。情けない。似たような事例はかなり頻繁に発生しております。

Ivan Fischer/1951-Mozart アリア「このうるわしい御手と瞳のために」 K.612(ニール・デイヴィス(b))/クラリネット協奏曲イ長調K.622(アコシュ・アーチュ(cl))アンコールはBela Kovacs (1937-) Sholem Alekhem, Rov Feidman!(あなたに平和がありますように)/レクイエム ニ短調K.626〜イヴァン・フィッシャー/ブダペスト・フェスティヴァル管弦楽団/コレギウム・ヴォカーレ・ヘント/Lucy Crowe (s)/Barbara Kozelj (ms)/Jeremy Ovenden(t)/Neal Davies(b)(2016年ロイヤル・アルバート・ホール・ライヴ)・・・Mozartのラスト・イヤー作品取り揃えたプロムスのライヴ。K.612は初耳、作品詳細経緯はリンク先参照お願い。朗々たる気品を感じさせ、コントラバス・オブリガートも珍しい趣向でしょう。(6:39)透明な晩年の心情を感じさ、無垢の愉悦に溢れるクラリネット協奏曲は名曲中の名曲。オーケストラのメンバーらしいアコシュ・アーチュは来日もしてクラリネットの教育指導をしているらしい。これが名演揃い踏みの録音種々聴いてきて、これほど清明に暖かい音色、有機的なテクニックの冴えを聴いたことはない!第1楽章「Allegro」が終わったところで思わず聴衆も拍手!その気持ちも理解できるほど。(28:26)アンコールはノリノリのジャジィな愉しい作品でした。(1:39)そしてほんまのラスト作品「レクイエム」は所謂Sussmayr版、ヘレヴェヘが創立したコレギウム・ヴォカーレ・ヘントがマイルド透明な超絶技巧、小編成のオーケストラも暖かくも素朴に引き締まった響き(さきほどのアーチュも参加)劇的な力強い表現とは無縁、モダーンにスマートな表現を堪能いたしました。(49:04楽章間拍手含む)

JOKER ITALY LPHaydn 交響曲第100番ト長調「軍隊」/イタリア風序曲ニ長調/トランペット協奏曲 変ホ長調〜ハンス・スワロフスキー/ウィーン交響楽団/アドルフ・ハラー(tp)(1956年疑似ステレオ)・・・Hans Swarowsky(1899ー1975洪牙利→墺太利)のHaydn音源をかなり集めて、音源点検整理中に誤って廃棄はガッカリ。これは再入手の第一歩でした。石川や高橋藍のFake Setだったらカッコよいけれど、こちらFake Stereo、まずまずの音質でしょう。古楽器系演奏もステキだけど、こちら昔馴染み風オーケストラの響きも瑞々しく、やや昔風穏健にゆったりと慌てぬHaydn、賑やかな打楽器が愉しい誰でも知っている名曲「軍隊」も上出来。(24:00)イタリア風序曲ニ長調は初耳、ネットを調べても情報はSchubertばかり、ほんの短い、これも明るく愉しい作品。(3:59)トランペット協奏曲のヴィヴィッドな最高傑作はお気に入り、Adolf Holler(1929ー2012墺太利)はウィーン・フィルの首席も務めた名手、余裕のテクニック、豊かにまったりとした響き、テンポも揺れて浪漫風?な演奏でした。(15:37)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

日々秋も深まる10月終盤、な〜んもせんかったような2023年もあとわずか。昨日は”孫疲れ”から終日引き隠り、女房殿は若い頃からのお友達が福岡から出てきて京橋に出掛けていきました。しっかり節食減量予定だったのに、冷蔵庫の余り物一掃+柿の種の結末は64.7kg▲200gがやっと、本日はこれからしっかり鍛えてきましょう。

今月は体重増傾向、前月より+2kg増えて戻りません。昨年ヤフオク入手した激安ヘルスメーター?SoftBank製はここ最近、調子悪くて体重しか表示されない・・・一昨日、息子一家とお好み焼き+ビール=体重増、なんの加減か体脂肪内臓脂肪種々評価表示が久々出現して復活、気になっている内臓脂肪は10.5(あくまで参考類推数値だけど)たしか昨年は11.5だったけ?標準値は一桁だから未だやや過剰、脂肪肝は残っていると類推しております。幸い血液検査肝臓数値は完璧に正常です。一昨日のビール中ジョッキ2杯、いまのところ痛風発作再来はなさそうな感じ。

あと2-4kg減らせば、やや腹出も内臓脂肪問題も解消するのでしょう。それを目標として日々鍛えましょう。痛風症状後、足に痛みが残ってトレッドミルがちょっと苦しく(現在は完治)それに6台全部埋まっていることも多くて、以来エアロバイクに替えました。(お気に入りステアマスターはずっと故障中)これが膝に負担が比較的優しくて(むしろリハビリになる)消費カロリー的には効率も良さそう。筋トレといっしょに有酸素運動は欠かせません。

大場大「がんとの賢い闘い方」(新潮社新書)は数日前に読了、既に次の書籍に取り掛かっております。ようやくノーミソが読書思考に戻ってまいりました。前半は近藤誠理論徹底批判、後半はオーソドックスながんとの向き合い方でした。納得できたのは、臨床経験積み重ねの不足、その後の医療の進歩が反映されていない、近藤さんの種々主張が世界に発表される論文になっていない、統計の引用資料が古く、恣意的でもあり現状の実態に馴染まぬこと、放置療法結果検証が不十分なことなど、微に入り細を穿つ内容になって納得できます。たしかにムリムリな、するべきではなかった著名人の手術についてはそのことを認めつつ、そのことと放置療法結論とは馴染まない。当時の医療水準、各国の医療体制の違いと現在日本の医療保険のありかたにも言及しておりました。日本に於ける標準治療の水準の高さにも納得、久々の知的刺激たっぷり。

Hanssler Classic CD98.611Haydn ホルン協奏曲第1番ニ長調/第2番ニ長調/交響曲第31番ハ長調「ホルン信号」〜トーマス・ファイ/ハイデルベルク交響楽団/ウィルヘルム・ブルンズ(hr)(2008年)・・・まろやかかつ豪快な音色、細かい音形の切れ味、快速超絶テクニックはとてもだけどナチュラル・ホルンとは信じられぬほど。ハ長調交響曲は4本のホルンが大活躍。管楽器はお休みのことが多い緩徐楽章もしっかり活躍します。終楽章「Moderato,molt」は変奏曲、コントラバス・ソロも登場してこれは珍しい趣向でした。Mozartに比べて人気薄い作品をすっかり見直して、これは美しくも愉しい名曲! 名曲を名曲として認識させる立派な演奏でした。Thomas Fey(1960ー独逸)は2014年の事故以来、復活できておりません。(5:32-7:26-3:17/5:02-5:08-4:15/5:00-7:44-4:37-9:08)

Melodjia LP URSSMozart 交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」/第35番ニ長調K.385「ハフナー」〜ルドルフ・バルシャイ/モスクワ室内管弦楽団(1967年)・・・以前に聴いていて1973年としたけれどそれは阿蘭陀LP発売時期、録音は1967年が正解らしい。こちら「プラハ」第2楽章「アンダンテ」途中から音質劣化してノイジー、第3楽章「Finale,Presto」は幸い持ち直しました。几帳面なアンサンブル、縦線が合いすぎてサウンドがメタリックに冷たく硬質に感じるほど、もちろん繰り返し有。ShostakovichやMahlerさておき、バルシャイの旧ソヴィエット時代の録音にはあまり好感を抱けなかったけれど、こうしてMozart音源まとめて聴いていると真摯な集中力に打たれるものです。素っ気なく、冷たいサウンドはMozartの旋律を正確に、みごとに浮き立たせて、音質乗り越えて明るく多彩な作品の真価を表出しておりました。(13:17-11:08-5:16/5:12-8:40-2:48-3:37)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日も昨日も好天、朝一番に体育館にしっかり鍛錬を済ませて明石に向かいました。週末の駅前はこちらと違って若い人たち、こどもがたくさん。改札前に息子一家と待ち合わせ、3歳と1歳の孫は毎日LINEの画像動画に眺めているけれど、成長著しく下の子もおしゃべりをするようになっておりました。(残念、彼は爺婆を認識しておりません)1歳10ヶ月の下の孫は凄い人見知り、ところが自分が抱っこしても全然泣かない、両親は「パパと間違ってる」と分析しておりました。ふたりとも重い! 大暴れする幼い孫と付き合うには体力が必要です。たくさんお互いに写真を撮って、ふだん自分は撮られるのは苦手、息子から送られた自分と孫の姿を眺めたら、ずいぶん痩せてスタイルがよろしくなったことを自覚いたしました。下の孫をだっこ元気いっぱいの孫たちと遊んで、身体をしっかり動かして、あちこち微妙に筋肉痛。

今朝64.9kg+400g、滅多に喰わぬお好み焼きは美味しいけれど、糖質の塊は残酷な結末を招きます。10日前の手探りビールに続き、中ジョッキ2杯本格復活、ここ数日痛風症状復活せぬか不安な気持ちで過ごしましょう。ほんま真剣に本日はしっかり減量努力いたします。どーも出す方が不調。当たり前の若い夫婦とこどもの情景、孫と遊ぶのはフツウの風景と思うけれど、それは徐々に贅沢な世の中になりつつあります。

昨夜、ジョブチューンのスシロー10連勝パーフェクト、ちょっと感動いたしました。実際にはチェーン店ならでは各店での品質ばらつきがあるかも知れないけれど、真摯な企業努力に敬意を払いたい。Yahoo! のメールアドレスは、メインのGmailとは別に種々登録用に使っております。昨年だっけ?あまりの迷惑メールの多さにアドレスを変更、その時に各種日常使っている登録は変更したつもり、ところが・・・BBSとか、FaceBookとかまだあるかも?登録変更を失念、久々にログ・インとか編集すべくアクセスすると旧アドレスに確認コードが飛んで、それは既に変更済、にっちもさっちも行きません。大失敗。

Le Chaut de Monde LDX 78483Mozart ハフナー・セレナーデ ニ長調 K.250 (248b)〜ルドルフ・バルシャイ/モスクワ室内管弦楽団/エフゲニー・スミルノフ(v)(1969年)・・・愉悦に充ちてウキウキ楽しい名曲。ニ管編成、なぜかチェロの指定が存在せず、実演ではコントラバスと同じパートを弾くそう。行進曲ニ長調 K.249も欲しいところですね(楽隊の入場行進?)第2第3第4楽章はヴァイオリン協奏曲ト長調な風情に第4楽章「Rondo-Allegro」はクライスラーが編曲したから、いちばん有名でしょう。ソロはなかなかのクールな切れ味でした。残りの楽章は交響曲として編曲され、Wikiにはクリストファー・ホグウッドが初録音とあるけれど、バルシャイのCDは存在します。(Olympia MKM224/これと同じものか未確認)音質はまずまず、テンポは中庸にモスクワ室内管弦楽団はアンサンブルの縦線とリズムがぴたりと正確、響きは濁らない。引き締まったサウンドに、それが冷たい硬質なサウンド印象として響くけれど、作品の本質から離れたものではないでしょう。音質はまずまず。第1楽章「Allegro maestoso-Allegro molto」(9:27)第2楽章「Andante」(9:04)第3楽章「Menuetto」(4:34)第4楽章「Rondo-Allegro」(8:17)第5楽章「Menuetto galante」(6:05)第6楽章「Andante」(8:25)第7楽章「Menuetto」(4:59)第8楽章「Adagio - Allegro assai」(11:07)

GD F00G 27087Mahler 「大地の歌」〜カルロ・マリア・ジュリーニ/ベルリン・フィル/フランシスコ・アライサ(t)/ブリギッテ・ファンスベンダー(a)(1984年)・・・2009年来久々の再聴。走らず慌てず、まったりとした旋律の歌わせ方は記憶どおり。オーケストラの艷やかな響きは抑制しつつ空間たっぷりに響いて、歌手の存在感が自然に溶け込む音質印象は一変いたしました。名歌手二人もすっかり時代が変わって既に40年ほど前、懐かしい名前となりました。アライサは当時34歳、若々しい清潔感があり、カスリーン・フェリア辺りを刷り込みとすると、ファスベンダーの声は随分と気品と洗練を感じさせて、深遠なる「告別」に感極まりました。大好きな作品だけど、ここ最近聴いた中ではヴェリ・ベストの完成度。8:41-9:48-3:21-7:38-4:26-30:23。


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

大東市より7回目のワクチン接種案内到来、ありがたいことに無料です。前回接種をお願いしたご近所医院に連絡したら、なんと一ヶ月以上待たされて12月1日の予約となりました。副反応に苦しまれているかたも存在するらしいけれど、幸い自分は大丈夫、5月初旬寝込んだのはコロナ罹患だったのか、それともインフルエンザだったのか(おそらくそう)その後のムリな我流快復行為(急激な筋トレなど)に連続痛風を発症して数ヶ月苦しんだけれど、その後体調はもとに戻っております。大動脈解離再手術の兄(札幌在住70歳)に「結果どうですか?」LINEを送ったけれど、音沙汰がない・・・と思ったら、夕方返事有。手術は無事終わったみたいだけど、発熱が続いて調子イマイチとのこと。せめてあと20年、親の寿命くらい生き存えてほしい。孫の嫁入りを見て欲しい。

昨日昼、前日の残り飯+ピーナツをしっかり喰ってしまって後悔。秋を迎えて圧力鍋の出動回数が増えて、夕食は会心の味付けでした。黒豆(贅沢丹波に非ず安い北海道産晩成光黒大豆)も甘み少なく上々の仕上がり。今朝の体重は64.5kg+100g。どーもここ最近、華麗なる加齢に出すべきものがスッキリ出ておりません。本日は天気よろしいとの予報、昨日全国あちこち雹が降ったとの報道を見ました。これから急ぎ市立体育館に出掛けて汗を流すけれど、昼飯は明石へお好み焼き屋、息子一家と待ち合わせ、さてビール本格復活させて大丈夫か?幾度痛風に苦しんだ思いに逡巡しております。

ヲタク趣味の話題連続。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新は以前聴いて音楽日誌に掲載したもののちょろっと焼き直し。念のため再聴はしました。ファイル在庫を検索したらオッコ・カム/ラハティ交響楽団のSinbelius管弦楽作品集が出てきて、この出自がようわからない。例えば交響詩「エン・サガ」1892年オリジナル版、オスモ・ヴァンスカによる1995年録音は聴いていて(21:51)改訂版(現在あちこちで聴かれるもの)とは細部あちこちずいぶんと違って大仰な劇的変化や、パワフルに聴き慣れぬフレーズが数多く出て、こちら43:33!倍以上・・・と思ったらファイル再生の誤表記23:37でした。ちゃんと「オッコ・カム」と表示されているからヴァンスカに非ず。ほかいくつか、ネットに検索できぬ演目揃えて、どなたか情報教えてくだされ!

SONYBrahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜アンドレ・ワッツ(p)/レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1968年)・・・Andre Watts(1946ー2023亜米利加)はことし亡くなって、気付きませんでした。鬱蒼として巨大な協奏曲は当時ピアニスト22歳、落ち着いた技巧に音の粒立ちも美しい、しっとりとして重過ぎぬBrahms。第3楽章「Andante」に於けるシミジミとした風情は若々しい瑞々しさを感じさせておみごと、バーンスタインも入念に息の合った伴奏だけれど、重厚にして異形なる「ピアノ付き交響曲」としてはニューヨーク・フィルはやや薄く、コクが足りないサウンドにやや不満を覚えました。音質印象もあるかも知れません。第4楽章「Allegretto Grazioso」締めくくりもスケール強調より、デリケートさが際立ちました。(18:08-9:09-13:57-9:18)

RAI ART.06Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜ロヴロ・フォン・マタチッチ/イタリア放送交響楽団(RAIトリノ/1985年ライヴ)・・・幾種あるかわからぬマタチッチの大曲第8番。これは怪しげな伊太利亜ライヴ、音質はそれなり、ちゃんと聴ける水準でした。音質加減かもしれないけれど、明るくやや薄い軽い響き、とくに金管には少々違和感ないでもないけど、意外ややや速めのテンポに疾走するアツい演奏でした。とくに第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」と第4楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」はノリノリの熱狂状態、そんな演奏も悪くない。(13:44-14:43-2:453-18:41ー拍手別1:06)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

秋に入って、気分が盛り上がらぬ日々が続いております。昨日は隔日鍛錬の日、珍しく女房殿同行、しっかり市立体育館に鍛えて帰宅後、業務スーパーに食材仕入れに出掛けました。婆さんのところに出掛けた女房殿も帰り業務スーパーに寄って、連絡よろしくなく珈琲フレッシュなど数品ダブり。ピーナツとかっぱえびせんを入手した今朝の結果は64.4kg+200g。今月は63kg台はほとんどなくて、先月の62kg台が夢のよう。昨日プロ野球ドラフトだったらしいけれど、ほとんど興味はありません。話題となって鳴り物入りで入団、実際に成長して活躍できる選手はどのくらいでしょうか。人生は思うようにならぬけど、若者の未来に幸あれ。バレーボールの海外組、伊太利亜の石川兄妹、高橋藍、仏蘭西の宮浦健人は順調な仕上がりとのこと。

ここ最近見たい新たな映画がみつからない。ほんまの映画ファンはオモロないB級映画にもしっかり集中するらしいから、自分は似非なのでしょう。来年2024年公開が予定されている映画「九十歳。何がめでたい」には興味有、草笛光子さん実年齢90歳、矍鑠として現役、たいしたものです。きっと心身ともに毎日鍛錬しているんやろなぁ、学びたいものです。

誰も興味はないであろうヲタク噺連続だけど自分なり大発見。レオニード・コーガンLeonid Kogan(1924ー1982烏克蘭)の厳しい集中力、凛としてやや硬質な音色は大好き。1960年前にEMIにかなり録音を残してBeethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調の伴奏はコンスタンティン・シルヴェストリ/パリ音楽院管弦楽団(1959年/24:48-9:50-9:32)音質もなかなかよろしい感じ。ネットに音源ファイルを探って、EMI Classics 3519222アンドレ・ヴァンデルノート/パリ音楽院管弦楽団(1957年/24:11-9:50-9:29)という情報が出現して・・・はて? Tchaikovsky ヴァイオリン協奏曲ニ長調も同じく、シルヴェストリとの1959年録音。これにもヴァンデルノートとの録音が検索できてどちらもEMI録音、オーケストラも同じ、なにか情報錯綜しているのか、自分が20年ほど前より聴いていたのはどれだったのか、しばらく悩んでおりました。

散々悩んで理解したのはヴァンデルノート伴奏は各々1957年/1956年のモノラル録音、つまり数年後のステレオ再録音、つまり別音源だったのですね。自分が馴染んでいたのは旧モノラル録音でした。コーガンは毎年のように渡仏していたのか。なにか胸のつかえが降りた感じ。知ったかぶりはあきまへんな。

EMI Les Introuvables 3519042Bach マニフィカト 二長調 BWV243(ジャン・ジットン/パリ大学交響楽団/合唱団/トゥルバ=ラビエ(s)/1948年)/カンタータ「神の時こそいと良き時」BWV106(エミール・マルタン/聖ユシュタッシュ合唱団/器楽アンサンブル/Y.メルヒオル(con)/1950年)/カンタータ「キリストは死のとりことなれり」BWV4(ナディア・ブーランジェ/合唱と器楽アンサンブル/ドゥ・ポリニャック(s)/1937年)・・・Le Baroque Avant Le Baroqueと題された4枚組、バロック音楽というジャンルが確立される前の録音を揃えた先駆者たちの記録より。古楽器全盛の昨今、今更こんなん聴かんでも・・・と云った入手困難な太古音源、これが音質も予想外によろしいし滅法オモロい演奏連続。
やや大仰な表情だけれど愉悦と喜びに溢れて力強いマニフィカトは声楽にも器楽アンサンブルにもさほどに違和感はありません。(3:30-2:50-3:14-1:43-2:02-3:23-2:04-2:29-3:00-2:19-1:52-3:02)初期カンタータである「神の時こそいと良き時」は第1曲「Sonatina」は弦の静かな歩みに乗って、リコーダー2本が荘厳に、感動的に歌うところ、ここでは豊かな響くフルートを使っておりました。葬送用の音楽は他ヴィオラ・ダ・ガンバ2本+通奏低音のみの伴奏。リアルな声楽とフルートが絡み合って、そんなシンプルな器楽伴奏とは思えぬほどの大きさを感じさせて、Y.メルヒオルのソロにも哀しみが胸に迫ります。(テナーのクレジットなし)(3:18-1:50-6:48-6:57-3:21)
「キリストは死のとりことなれり」BWV4は緊張感漂うコラール変奏曲。わずか14小節のシンフォニアは悲劇的な風情、ストコフスキーも好んで取り上げておりました。あとは声楽を中心とする変幻自在な変奏連続、Nadia Boulanger(1887ー1979仏蘭西)の統率はみごとですよ。器楽アンサンブル、声楽ソロの深刻雄弁大仰な風情は時代の反映でしょう。(3:41-2:33-4:10-2:07-2:14-4:25-2:06-1:56)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は事前予報通り、夕方晴れているのに雷鳴轟き、やがて大粒の雨が降り出しました。

終日引き隠って音楽+読書など。2年前に話題となった社会現状を分析した重い一冊ようやく読了、珍しく付箋紙を付けてゆっくり読み進んで、なかなか終わらない。書籍名を書かないのは、ワールドワイド社会矛盾や環境問題のあまりの深刻さとラストの打開策がちょっと見えなかったから。そりゃ、カンタンに”こうすればなんとかなる”みたいな安易なものだったらサギでっせ、ほとんど。有り余る時間を利用して再読するつもり。この間ノーミソ腐るほど安易に動画ばかり眺めていたから、久々の知的活動にノーミソ刺激を受けて、引き続き先日亡くなった近藤誠先生への全面反論である 大場大「がんとの賢い闘い方」(新潮社新書)に取り掛かっております。まだ、読み始めたばかりだけれど、医療の進歩、真摯な理論展開に好感を覚えております。自分の意見に合わぬ、または疑問に対して即答を求める風潮(書籍をノウハウとのみ捉える)から厳しく批判する風潮があるようで、種々多様な意見が展開されて、それを自由に確認できる社会でありたいと思います。

昨日は食事量を抑制して、自分にとって鬼門である悪魔の”柿の種”も家庭内在庫払底中。夕食はネットを参考にして根菜+豚肉の煮物を仕上げたらタイヘンおいしくできあがりました。体重は減っているはず・・・なぜか今朝64.2kg+100g、これは納得できぬ現実。雨も上がったし、しっかり体育館にて鍛えておきましょう。

MELCD1002228Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ルドルフ・バルシャイ/モスクワ室内管弦楽団(1971年)・・・Rudol'f Barshay(1924ー2010露西亜→以色列)は旧ソヴィエット時代にBeethovenの交響曲を録音して、第9番が欠けております。

その集中したアンサンブルが話題であった、モスクワ室内管弦楽団による室内オーケストラ編成の録音は当時珍しかったものでしょう。ほかいくつか聴いた印象と類似して、アンサンブルは優れても愉悦性とか瑞々しい感性は不足気味と感じるのは音質のせいか、遅めのテンポ、クールな佇まいに勢いやノリが足りないのじゃないか、と。(19:01-17:37-6:13-11:51)。あまり話題にならんかったのも一理有。
とは2020年の辛口コメント。今回の再拝聴もそのアンサンブルの精度に感心しつつ、あまり印象は変わらない。

引き続きBeethoven 交響曲第4番 変ロ長調(1971年)/第5番ハ短調(1973年)〜ルドルフ・バルシャイ/モスクワ室内管弦楽団を拝聴。・・・年代を考えると少々ヒスっぽい濁りのある音質。やや弦が薄く、硬質に響くのが気になるけれど、変ロ長調交響曲はほとんど理想的な推進力、第1楽章「Adagio,Allegro vivace」からどの楽章も、そのアツい勢いに魅せられました。例のファゴット先頭に細かい音形が躍動する第4楽章「Allegro ma non troppo」も速過ぎず、緊張感を維持してアンサンブルの精度はお見事。(11:18-9:27-5:43-6:54)
ハ短調交響曲
第1楽章「Allegro con brio」は提示部繰り返し有(これがないとガッカリする)。これも引き締まった響きとリズムの緊張感に、ラスト前のタメ、わずかなテンポの変化も効果的に決まりました。第3楽章「Allegro」のホルンは朗々として爽快パワフル、このスケルツォの足取りはしっかり、終楽章「Allegro,Presto」も繰り返し有(納得)この辺り几帳面だけど、どうしても弦が薄くヒステリックに響きます。木管辺り、初めて聴くような内声部旋律が出現。ラストのアッチェレランドも無理なく、パワフルにフィナーレを締めくくりました。(7:54-11:04-5:58-11:59)

これは一度、おもに音質的理由にファイル廃棄して、現在聴き進めているMozartに感心して再入手した音源でした。


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は小春日和。洗濯物も気持ちよろしく乾きました。トレーニングルームは筋トレマシンやや控えめの日、エアロバイク有酸素運動100kcalしっかり消化出来。路上放置空き缶珈琲・ペットボトルを手や肘にはさんで持てるだけ持って移動途中、女子高生自転車が肘に接触、当たりどころはよろしく痛みもなかったけれど、派手な音をたてて荷物は散乱、お相手は恐縮にお詫び。「大丈夫! 」笑顔で対応しておきました。運動公園曰くありげにペットボトル大に水を満たして小コートに寝かせて並べる不思議な、妙な風習、先日薄汚れてあまりに汚いので20本ほど撤去しておきました。意味ありげだけど、意味はないのですね。飲んだあとは持ち帰るなり捨てるなりすればよろしい。ところがまた6本ほど新たに発生、これをまた撤去ゴミ箱に移動しました。妙な風習が消える迄続けましょう。移動途中目立ったゴミを拾うのも、割れ窓理論のつもり。所詮ヒマな爺の自己満足だけど。

今朝の体重は64.1kg▲300g、なかなか63kg台に戻せません。(ピーナツを喰い過ぎ)オープン後初平日朝のコッペ田島の様子を確認、平日朝にしてはそれなりの客の入り、メニューを確認すると珈琲250円、コッペパンのほうは具材により種々値段はあるけれど、一個だけ喰えばトータル500円ほどで収まるらしい。ダイエット中なので行くつもりはありません。禁を破って+サッポロ生黒瓶ビール!2/3ほど喫して一週間、幸い痛風症状の再来なし、量の問題やろか。今週土曜は明石迄出掛けて息子一家とお好み焼き屋の約束、そこで本格的に呑むか逡巡中です。

Profil PH18080Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調/Liszt 愛の夢/Beethoven ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」〜ヴァン・クライバーン/キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル(1958年ライヴ)・・・懐かしいVan Cliburn(1934ー2013亜米利加)の記録。チャイコフスキー・コンクールの決勝録音らしい。同年著名なRCA録音は鮮明な音質、こちらわざわざ手を出すべきでもないイマイチなモノラル音源でした。前回は3年ほど前に拝聴、第1楽章「Allegro non troppo〜」冒頭ホルンのぶちかましから衝撃的な作品、雄壮な旋律は浮き立つように明るく、瑞々しく表現されて、この若い才能がわずか10年ほどで消耗されたことを哀しく思います。第2楽章「Andante Senplice-Prestissimo」に於けるモスクワ・フィルはびろびろの甘いヴィヴラートなホルンが魅惑、ソロとの息の合い方もピタリ。第3楽章「Allegro con fuoco」も同様、変幻自在ラプソディックな作風にソロは緩急自在な有機的なテクニックを感じさせるもの。ラストに向けてアツい興奮を高めておりました。(20:56-6:53-6:42拍手収録なし)
しっとりとした始まりから、ちょっと煽り気味に盛り上げてミスタッチもリアルな「愛の夢」(4:07)Beethovenのピアノ・ソナタは自分にとってのやや苦手部門、でも聴けば必ず感動がやってくる名曲。「運命の動機」も印象的な緊張感漂う深遠な始まりから(9:18)第2楽章「Andante con moto」の淡々と落ち着いた風情(6:41)第3楽章「Allegro ma non troppo-Prest」風雲急を告げるフィナーレは深刻な細かい音形が疾走して、やがて熱狂的なテンポアップへ。(5:21拍手有)24歳の若者の緊張感と集中が感じ取れる演奏でした。

Russian Reveration RV 20001Bizet 歌劇「カルメン」〜アレクサンドル・メリク=パシャエフ/ボリショイ劇場/イリーナ・アルヒーポワ(s)/マリオ・デル・モナコ(t)/イリーナ・マスレンニコーヴァ(s)/パーヴェル・リシチアン(br)他(1959年6月ライヴ)・・・廉価盤LP時代に抜粋が出ていて、興奮しつつ聴いていた記憶もありました。不世出の名テナー”黄金のトランペット” Mario Del Monaco(1915ー1982伊太利亜)が仏蘭西語、他すべて露西亜語という驚くべきライヴは音質予想外にそれなり良好、細部旋律に馴染んでいる数少ないオペラは全曲音源を再入手してから、全部は聴いていなかった?そう記憶します。Irina Arkhipova(1925-2010露西亜)は強靭な気の強い声のの記憶があったけれど、それは露西亜語の個性だったのか、なかなか可憐な声と感じたもの。マリオ・デル・モナコの輝かしい声、劇的表現は圧倒的な高揚、後半戦に登場する「ファランドール」(バレエでしょう)も興奮を高めておりました。


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

旭川にて雪の報道、そんな季節になったんやな。昨日は朝一番にいつもの洗濯、業務スーパーに食材仕入れてウォーキング、圧力鍋に大正金時などを煮ておりました・・・ま、典型的な〜んもせん、あかんたれ引退生活。久々にBOOK・OFFに仕入れた文庫も開いておりません。ノーミソが危うい・・・

今朝の体重は64.4kg+100g。串だんご2本分増えました。

ヒマなのでガイジンさんが日本礼賛する動画を眺めて、幾度眺めて飽きません。ジョージアのテリちゃんとナノ姉さんはつかしんにやってきたのですね。旦那は尼崎の人なのか。ま、海外に比べて街と道が美しく、治安もよろしく(残念我が街ご近所は路上ゴミが多い)種々値上がりしても外国に比べ比較的物価は落ち着いて、接客がていねい、そしてどんな場末の定食屋でもそこそこに美味い・・・そんな事実を教えて下さいます。食文化がかなり異なる西欧東欧南米北米のお客様の味覚は(申し訳ないけど)あまり信頼していなくて、但し、隣国韓国中国お箸の国の方々の声は参考になります。とくに韓国の方々は「日本のお米がおいしい」おみやげに買って帰りたいと口を揃えて、もしかしてそれはほんまかも知れません。お米もピンキリあって、定食チェーン店はさほどに高い米は使っていないはず、それでもおいしいのは炊き方+水の力でしょうか。

Chesky CD-96Wagner 歌劇「タンホイザー」序曲*/Schumann 交響曲第3番 変ホ長調「ライン」/ 序曲「マンフレッド」*/Liszt 「メフスト・ワルツ」より「村の居酒屋での踊り」〜ルネ・レイボヴィッツ/ロイヤル・フィル(1960年)*/インターナショナル交響楽団(1962年)・・・たしか英DECCAの録音チームによるReader's Digest音源。現役水準でしょう。Rene Leibowitz(1913ー1972波蘭→仏蘭西)は本来作曲家らしい。Beethovenの交響曲には、とても新鮮な印象を得たもの。「ライン」「メフィスト・ワルツ」は金管が突出してきんきらきんサウンド、これは録音バランス?それともレイボヴィッツの意図した表現なのでしょうか。オーケストラの実態はわからないけれど、かなりの実力あるアンサンブル。ちょっとごちそう盛り沢山に胃もたれしそうな交響曲もかなりスリムな鋭い響きと勢い、旋律多弁に賑やか過ぎに感じる苦手系作品もメリハリある表現にけっこう愉しめました。ロイヤル・フィルはもうちょっとバランスはよろしく、引き締まった表現を堪能できました。(13:45/9:17-6:21-6:30-4:47-5:16/11:24/10:17)

(p)1968 HUNGAROTON LP音源Sibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調/Saint-Sae"ns 序奏とロンド・カプリチオーソ/Ravel ツィガーヌ/(Massenet タイスの瞑想曲)〜ラズロ・コート(v)/ゲザ・オベルフランク/ハンガリー国立管弦楽団((p)1968)・・・Kote Laszlo(1941-2009洪牙利)は初耳ヴァイオリニスト。音質はかなり良好。たっぷり骨太に濃厚、かなりのテクニシャン、昨今のキレイにまとめた〜みたいのとは時代が違うのでしょう。Sibeliusは北欧の清涼な旅情風情に非ず、アツい情熱と勢いをたっぷり感じさせてバリバリ弾き進んでド迫力。(15:39-7:28-7:12)「ロンド・カプリチオーソ」は文句ないテクニックを披露して自信たっぷり(9:15)「ツィガーヌ」は泥臭い旋律リズムに本領を発揮して大見得表現(9:12)このLP一枚分の収録中の白眉でしょう。録音が少ないオベルフランクの伴奏も貴重でした。清明な心情を感じさせる「瞑想曲」は別の音源からのおまけらしい。伴奏はだれかわかりません。(5:04)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

むかし懐かしいもんたよしのりさん(72歳)逝去の知らせ、LP買いましたよ。あれはもう40年以上前でした。大動脈解離は兄(70歳)の病状と同じ、今週再手術とか、ステントを入れるというのはカテーテル手術なのか、詳細は訊いておりません。ネットで調べてみると高血圧が要因らしい、血圧高かったのかなぁ、一日2食、昼抜き朝食中心の食生活など、いろいろ工夫していたようだけれど。幸い生命を奪うほどの症状に至らず、でも見た目老けたことでしょう、両親の葬儀以来会ってありません。こちらお仕事定年退職前に定期的な運動と減量を試みたのは結果として、その後の日常生活の保証となりました。ここ数ヶ月の尿酸値痛風騒動もなんとかクリアしたいもの。

昨日もいつも通り市立体育館へ、こどもたちの剣道、柔道大会に混み合ってもトレーニングルームは空いていて、自分なり鍛錬メニューをしっかりこなしました。行き帰りオープン三日目のコッペ田島は凄い混みようを確認、週末日曜ですからね。本日以降が勝負でしょう。身体を動かして、食事抑制しても(幸い柿の種は切れていた)今朝の体重は64.3kg▲500g、なかなか思うように減りません。

ネットよりRudol'f Barshay(1924-2010旧ソヴィエット→以色列)のMozart音源まとめて入手出来、情報不備なのでその調査に終日費やすのもヲタク趣味の醍醐味。例えばEterba 1959年録音Mozart ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364(ダヴィッド・オイストラフ(v)/ルドルフ・バルシャイ(va)/モスクワ室内管弦楽団)は3種分あるとは知りませんでした。
1959年モノラル(MELODIYA)
1960年モノラル(Artia)
1963年モノラル(モスクワ音楽院大ホール・ライヴ)

旧ソヴィエット時代の音源は一般に状態はあまりよろしくなくて、この時期にしてモノラルだけど、思ったほどに悪い音質に非ず。ほか、交響曲はかなりの曲数が残されて既に入手済の音源もあったけれど、同じものか点検整理が必要です。音質イメージもあって硬質なサウンドはあまり好みではなかったけれど、どれも噂通りの強烈な集中力を堪能できます。オイストラフはもちろん、ヴィオラも艷やかに美しい音色でした。音楽院ではオイストラフやリヒテルと同期だったのですね。

LPデザインヲタク話題ついで。Mozartの歌劇「魔笛」は名曲中の名曲、けっこう旋律細部馴染んでおります。この間音源点検整理廃棄したら、残ったのはオットー・クレンペラーのライヴのみ、パブリック・ドメインであるカール・ベーム/ウィーン・フィル(1955年)をネットより入手、生誕200年を記念して英DECCAがステレオ録音した有名なもの(ほか「フィガロ」エーリヒ・クライバー/「ドン・ジョヴァンニ」ヨゼフ・クリップス)久々ざっと聴いて、どんより洞窟みたいな音質と記憶していたけれど、それはそれとしてけっこう自然な臨場感があって、歌手の存在感に感心いたしました。後年の1964年録音が音質含め世評高いようだけれど、作品を堪能するに充分な存在と感じたもの。

DECCA 4731212Mozart 交響曲第39番 変ホ長調K.543(ロンドン交響楽団/1951年)/交響曲第40番ト短調K.550(ロンドン交響楽団/1953年)/交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」(イスラエル・フィル/1957年)〜ヨゼフ・クリップス・・・コンセルトヘボウとの立派な再録音があるのに第40/32/38番第41/39番わざわざ・・・そんな存在の旧録音。「ジュピター」はいちおうステレオ録音、【♪ KechiKechi Classics ♪】に恥ずかしい初期更新記録が残って、久々の拝聴でした。交響曲のラストを飾る名曲連続、明朗に古典的な構成を誇ってクラリネットが牧歌的に活躍する変ホ長調交響曲K.543(8:54-8:20-4:13-4:06)楚々として哀しみが迫るト短調交響曲K.550(7:58-7:38-4:08-4:32)平明に壮大な明るさとスケールを誇るハ長調交響曲K.551(8:29-7:56-5:06-6:37)いずれも親密に、フレージングあくまでそっと優しいデリケートな演奏。でも、期待の英DECCAにしてはちょっと音質が厳しいなぁ。残念。


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜の朝もちょっと寒いですね。今年は暖冬予想、異常気象は続くそうです。昨日は睡眠不如意の余波、体調イマイチに終日外出も身動きもせず、昼に前日女房殿が持ち帰ったこども食堂のカレー弁当を完食して+柿の種の結末は64.8kg+600g最悪。出るべきものがスムースに排出されぬのも一因かと。一ヶ月前辺りから+2kg、根性入れて減量しましょう。定期的な鍛錬の結果、全体に筋肉質体型に至っているのに、ハラ辺りに余剰が残って、これは内臓脂肪と類推しております。血液検査は正常だけど、健康のためですよ。

プロ野球日本シリーズは順当に関西対決へ、ふだん野球は見ないし、タイガースもバファローズもファンじゃないけれど、ちょっと気になります。Vリーグが始まって西田が移籍したパンサーズがグレートベアーズに初戦勝利、女子は既に一週間前に始まっているのに、あいかわらずマスコミの扱いは薄いですね。未だ人気が足りないのか。そろそろ動画で配信されますか?

先日金剛バスの廃業報道に驚いたけれど、あちこちバスの減便、路線廃止のニュースが入ってきて、それは深刻な運転手不足とのこと。かなり以前より人手不足が取り沙汰されてきたけれど、いよいよリアルな現実が出現しております。松山の坊っちゃん電車も運休だそうです。宅配便は再配達が大問題、置き配にポイントという施策も微妙に外しているように感じます。我が家は置き配はあまり問題ないけれど、通りから丸見えとか場所的地理的に置き配は困るところもあることでしょう。あまりニュースになっていないように思えるけれど、置配盗難の実態はいかがなんでしょうか、ちょいと不安な記事も見掛けました。

Henssler 98009Bach 管弦楽組曲第3番ニ長調/第4番ニ長調BWV 1069〜ヘルムート・リリング/オレゴン・バッハ音楽祭管弦楽団(Oregon Bach Festival1992年)・・・かつて古楽器にばかり入れ込んでHelmuth Rilling(1933ー独逸)にはかつて

あまりに保守的に過ぎて、もう聴かないかも、と罰当たりな感想を抱いたこともありました。表現はやや四角四面、豊かに鳴り響くBach
そんなことを書いたもの。・・・やがてモダーン楽器古楽器問わず、過激なリズムを刻んでもオーソドックスに穏健でも各々の味わいがある、太古録音大カンチガイ重厚巨魁な表現さえ許容できるようになりました。これはムリのない軽快に洗練された小編成モダーン楽器アンサンブル、音質は極上。こどもの頃のイメージでは冒頭フランス風序曲がものすごく立派な第3番イ長調、弦+通奏低音+トランペット3本+オーボエ2本+ティンパニが加わって、たしかに大柄に演奏したくなるところでしょう。かつてトレヴァー・ピノックの快速演奏(1978年)を聴いて、いったい楽譜はどうなっているか、譜読みとはなんのか?疑念に感じるほどの違いに衝撃を受けた記憶も鮮明、それほど作品イメージは激変します。こちら威圧感のないオーソドックスな軽妙、著名な第2楽章「Aria」もかつての静謐なイメージに近いけれど、荘厳に重くならない。元気な「Gavotte」も立派に過ぎぬ親密さ。弦も管も名手が揃っているようです。(8:16-4:58-3:27-1:17-3:01)
第4番ニ長調の編成は弦+通奏低音+ファゴット+トランペット3本+オーボエ3本+ティンパニ。こちらも前曲に負けぬ名曲、調性も同じ、各舞曲は明るく躍動して雰囲気は似ております。極端な緩急やリズムにエッジを立てぬオーソドックス穏健、肩の力が抜けたデリケートな表現に、オーボエのあちこち装飾音も効果的でした。(9:01-2:44-1:53-3:48-2:44)

POCL-1144/5Mozart 歌劇「後宮からの誘拐」K. 384〜クリストファー・ホグウッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック/室内合唱団/リン・ドーソン(s)/ウーヴェ・ハイルマン(t)/マリアンネ・ヒルスティ(s)/ウィルフリート・ガームリヒ(t)/ギュンター・フォン・カンネン(b)/ヴォルフガング・ヒンツェ(b)(1990年)・・・比較的短く、土耳古風リズムもわかりやすい作品はLP時代より馴染みの作品でした(フェレンツ・フリッチャイ/1954年)。Christopher Hogwood(1941ー2014英国)も早々に彼岸に渡ってしまって、先鋭的だった古楽器演奏も徐々に忘れられております。これは珍しいオペラ録音、第1幕兵士の合唱の前に行進曲配置とのこと(新全集による)。歌い手には当時の若手を揃えたそう。素直な歌い方に好感を覚えて、躍動する賑やかな土耳古風リズムを堪能いたしました。


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

伏見稲荷攻略下半身疲れをなんとかすべく、昨日朝一番に市立体育館へ。下半身は内転筋外転勤の鍛錬のみ、上半身中心に腹筋背筋胸筋肩を鍛えてバランスを取りました。エアロバイク有酸素運動15分は膝のリハビリを兼ねておりました。うんと節食したわけでもないけれど今朝の体重は64.2kg▲400g、本日まず63kg台になんとか戻しましょう。昨日は夕方前くらいより雨、今朝は上がっているけれどひと雨ごとに・・・本日の最高気温予測が20度C、つい先日までの連日35度C超え! が夢のよう。昨日金曜、星乃珈琲跡コッペ田島オープン、体育館帰り午前10時過ぎにはタイヘンな混みようでした。本日明日おそらくは朝8時から客が押し寄せるでしょう。さて、それはいつまで続くものか。

悲惨なガザ地区病院へ爆撃の件、いろいろ情報を探ってみたけれど結論は”真偽不明わからない”。まず、ガザ地区の大病院には大量の爆弾が保持されている事実、これは平和な日本では理解できないことでしょう。それがなんの理由であれ爆発してしまえば、あまりに大量のため証拠が残らないんだそう。情勢の流れを考えれば亜米利加大統領・梅田さんが来訪するタイミングで、以色列が非・人道的攻撃を優先して仕掛けるのは考えにくい(けど、ないとは云えない)ハマスにもいくつか派閥があるそうだし、他のイスラム系軍事組織もいろいろあって自爆テロやら誤爆も有り得る・・・中東問題はほんまにわかりにくい。亜米利加国籍女性捕虜二人開放とか。日本ではタイガース日本シリーズへ、柏木由紀32歳AKB卒業、こんな平和がずっと続いて、もう少し物価が落ち着いてほしいもの。ここ大東市だけでも不登校のこどもは300人とのこと。昨日昼からこども食堂のボランティアに出掛けた女房殿の報告でした。

全国あちこち熊出現、残念な交通事故、そして猟奇的殺人事件の報道もあって朝から鬱蒼とした気分でした。今朝は週一の【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新、昨日「音楽日誌」よりネタ拾いして準備、再聴加筆すべく当該音源ファイルを検索したら・・・ない。一連のDVD保存音源点検整理途中、不良HDDにぶち当たってしまって残念、けっこうな物量ファイル破損、それに含まれていたみたいです。あわてて心当たりのネットを探ったけれど存在せず、手抜きしてそのまま載せました。お粗末。NMLから聴けば良いのだけれど、図書館にパスワードをもらいに出掛けなくっちゃいけない。

TELARCBeethoven 交響曲第4番 変ロ長調/第5番ハ短調〜クリストフ・フォン・ドホナーニ/クリーヴランド管弦楽団(1987-88年)・・・Christoph von Dohnanyi(1929ー独逸)による、最近話題に上らなくなった交響曲全曲録音より。変ロ長調交響曲第1楽章「Adagio-Allegro vivace」の神妙な序奏はクールのそのもの、テンポ・アップした主部はかっちりとしてやや堅苦しく、クールな縦線の合い方に疾走します。(11:03)第2楽章「Adagio」も同様、淡々としてオーケストラの技量をしっかり発揮させて生真面目に正確、素っ気なく感じるほど。(8:56)第3楽章「Allegro vivace〜」はスケルツォ、過不足ない力感があって、ここのアンサンブルも引き締まって、ここの木管の動きは第8番と並んでかなり先鋭な作品と感じます。(5:32)第4楽章「Allegro ma non troppo」はアンサンブルの実力が問われるところ、テンポはいたずらに速くはないけれど、細かい音形旋律連続に一切の逡巡は見られぬ疾走が続いて軽快、ファゴットの難所も軽々とクリアして額に汗も感じさせない。(6:19)ちょいとお見事過ぎ。
ハ短調交響曲第1楽章「Allegro con brio」は例の冒頭ジャジャジャ・ジャーンから力みなくスムース。快速に畳み掛けるような勢いがあって、前曲よりクールな集中力表現が似合っていると感じました。提示部繰り返し。オーケストラはモウレツに上手いけど、例えば金管の華やかな爆発も大見栄切ったような表現もないから、デーハーに非ずむしろジミな感じ。(7:02)第2楽章「Andante con moto」緩徐楽章もしっかりとした足取りに、特別な情感や飾りのない表現に静謐を感じるほど。(9:11)第3楽章「Allegro」も不気味さを強調しない端正な表現。(4:46)第4楽章「Allegro」最終楽章は繰り返しなし。速めのテンポに冷静さを失わぬまま熱を徐々に上げていく風情はお見事でした。(8:12)全体にデーハーな金管爆発とか特異なリズムの強調を伴わないから、一見ジミだけれど、じつはトンデモ集中演奏でした。

Muis & Arts CD-4660Mozart ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331/幻想曲 ニ短調 K.397 (断章)/ロンド ニ長調 K.485/クラヴィーアのための小品 ヘ長調 K.33b/幻想曲 ヘ短調 K. Anh.32 (断章)/葬送行進曲 ハ短調「マエストロ対位法氏の葬送行進曲」 K.453a/ロマンス 変イ長調 K. Anh.205/K. Anh. C27.04/前奏曲 K. deest/アダージョ ロ短調 K.540/「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲) K.265〜イーゴリ・キプニス(fp)・・・古楽器フォルテピアノの素朴な音色さておき、著名な「トルコ行進曲」付きは装飾音、リズムの崩しがあまりに自在過ぎて不自然に感じたもの。後半はちょっと凝った選曲にラストは誰でも知っている旋律にも集中できませんでした。これは再聴必要です。


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

京都のホテルも、帰宅してからの昨夜も睡眠不如意、生活のリズムが崩れたのと妙にノーミソ興奮しているのでしょう。両太もも+両足ともぱんぱん状態、幸い(今のところ)痛風状態とは異なります。昨日危惧した通り今朝の体重は64.6kg一昨日比+900g、みごとに増えました。これよりしっかりトレーニングルームに出掛けて鍛え直してきましょう。谷村新司さん(74歳)財津一郎さん(89歳)相次ぐ逝去の知らせ、毎度のことだけど馴染みの方が彼岸に渡るのは寂しいものです。ガザ地区病院へ爆撃犯人はどちら?お互い両方が責任をなすりつけて、烏克蘭のダム決壊の件をみても最近の戦争はなかなかわかりにくいまま、両者の憎しみは募ります。

本日は昼から雨とのこと。東寺一昨日は好天に恵まれ、朝一番のコミュニティバスに乗って最寄りの駅〜京阪京橋特急、丹波橋で近鉄乗り換えのつもりが地下鉄に乗ってしまい、竹田にて乗り換えて近鉄東寺へ。その辺り地理的に馴染みなのにいつもクルマに通るのみ、実際に歩いたのは初めてでしょう。気になっていた弘法市(弘法さん)もとうとう行かず仕舞い、五重塔、金堂、講堂、御影堂の威容を堪能して、結局有料エリアの見学は遠慮いたしました。食堂(じきどう)だっけ?90年ほど前に焼けた木造四天王立像(崩れぬよう修復)はショッキング、広い境内に遊ぶ保育園児の可愛らしい姿に目を細めつつ、バスにて東福寺に移動。この時点ガイジンさんはちらほら。

東福寺高校の修学旅行に訪問したのがほぼ半世紀前、すっかり京都に痺れて札幌から大学を目指すべく決意を固めた記憶も鮮明です。その時に関西出身の友人に誘われて訪問したのが東福寺(臨済宗東福寺派の禅寺)でした。通天橋は時代劇の撮影によく使われます。庭園は痺れるほど美しい。婆さんより連絡有、デイサービスの迎えが到着しなかった由、あわてて女房殿が連絡を取ったら「お休みの日程を誤った」とのこと。(杜撰でんな)そしてカメラ三脚を抱えたご高齢の爺さんが受付に激怒の抗議、なにか案内に不備があったらしい。受付の女性がまた木で鼻をくくったような「いうときますわ」まるで火に油を注ぐような対応、世界から観光客を迎えた景勝地に怒号が響いて、せっかくの静謐がだいなし。怒りの抑制ができぬ、既に認知症の兆候があるのでしょうか。残念でした。

伏見稲荷二日目はじつは初訪問な伏見稲荷へ。おそらくはガイジンさん比率70%ほどに混み合って、ヒジャブを付けた若い女性が和服に装って微笑ましい。インバウンドはコロナ前に戻ったらしいけど、中国人比率は減っていると感じました。残りはほぼ修学旅行生?鳥居の連続は幻想的な風景、これは一生に一度は見る価値有とは思うけれど、一番上まで40分の難行苦行膝ガクガク、途中市街地広がる景色も美しいけれど、到着地があまりにしょぼく、まわりの眺望もよろしくない。お店には「ここが頂上ですか、との質問はお控えください」との貼り紙も情けない感じ。閑話休題(それはさておき)、女房殿を正門の前に据えて撮影、息子に送ったつもりが誤って札幌の兄へ、あわてて取り消そうと思ったら速攻で返事が戻って、4月の大動脈解離の手術その後がよろしくなく、来週ステント挿入とのこと。社長を引退して経済的に恵まれても、健康第一、こうして元気に旅行できることのシアワセを噛み締めたものです。一年に一度訪問して自らの体力テストにするのもよろしいかも。

オーバーツーリズムの件はまた、別途考えてみましょう。

DECCA 4825175Bach 無伴奏パルティータ第2番ニ短調BWV1004(1948年)/Tartini ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」*(1954-55年)/Handel ヴァイオリン・ソナタ イ長調 作品1-3/ト短調 作品1-10/ヘ長調 作品1-12/ニ長調 作品1-13/イ長調 作品1-14/ホ長調 作品1-15(1952年)〜アルフレッド・カンポーリ(v)/ジョージ・マルコム(p)*(cem)・・・うっかり聴いているとモノラルとは気付かぬほどの良好な音質。Alfredo Campoli(1906ー1991伊太利亜)は歯切れよろしく、しっとり甘い音色、これは伊太利亜の個性でしょうか。Bachは緊張感は充分だけど、深刻な風情に非ず「シャコンヌ」も重い悲劇性を強調しないもの。(2:36-1:53-2:57-2:09-15:55)Taratiniのスムースな技巧(3:13-2:39-7:14)HandelはBachとはまた別な平穏な雰囲気が親しみやすい魅惑の名曲、カンポーリの個性に似合って美音がたっぷりと明るく歌いました。ジョージ・マルコムのチェンバロは最近聴き慣れた音色とは異なって、昔風メタリックによく鳴る楽器でした。(4:16-2:29-5:00/2:42-1:58-1:06-2:45/3:19-2:30-2:11-1:40/4:05-1:47-2:55-1:53/3:43-2:26-3:21-2:42/2:10-2:35-1:34-3:14/2:34-2:05-1:32-2:11)

CCCP D 2954 - 5Michael Goldstein(1917-1989烏克蘭→?)交響曲第21番ト短調「オデッサ劇場に捧ぐ」〜エフゲニ・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1954年?)・・・ムラヴィンスキーの音源点検したら出現した見知らぬ作品、数奇な由来経過はこちらのブログを参照お願い。Goldsteinは日本にも来ていたとのこと。穏健な古典的風情だけど、どう聴いても1809年の作品ではない(Nikolai Ovsianiko-Kulikovki名義発表)わかりやすく平易な民族的哀愁と、情感に充ちたけっこうな名曲。第1楽章「Adagio-Allegro」はたっぷり哀愁の序奏から、ほの暗い主部にそっと走り出して快活、古典的風情に陰影しっかりした魅力的旋律が続きます。(8:54)第2楽章「Rmance」は大仰雄壮な旋律がどう聴いても露西亜風?(Haydnっぽい「皇帝」風旋律だけど)ビロビロなヴィヴラート豊かなトランペットの印象もあるでしょう。(6:18)第3楽章「Menuetto」はProkofievの古典交響曲っぽいリズム。Brahms風とも聴こえる。(4:16)終楽章「Kazachok(コサック起源の伝統的ダンス)」はいかにも軽快快速にローカル、泥臭いHaydnといった感じ。(5:51)音質は良心的、ムラヴィンスキーの統率はメリハリしっかりして、みごとなものでした。


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

京都より戻ってまいりました。近いですよ、通勤圏ですから。

昨日は昼高級中華・餃子の王将にて回鍋肉、天津飯、餃子という贅沢メニュー(我が街大東には大阪王将しかない)夜はホテル近くビニールで囲んだようなレストラン(和訳では居酒屋)ポテトサラダ、刺盛り、もつ煮、唐揚げ他ハラいっぱい・・・そして禁を破って+サッポロ生黒瓶ビール! さて幾度過ちを繰り返して痛風発作が再発するのか、本日以降心配です。ホテルは二人一部屋ツインで8,800円也これは激安相場、ウェルカム・ドリンクみたいな気の利いたものはなくて、最低限の機能と清潔さ、テレビでネットも見られないし、充電用端子もないけれど、スマホ充電器は貸していただけました。(なんせ激安スマホなのでバッテリー容量が少ない)そして重曹を加えた大浴場は快適(女房殿は三度入浴)朝食のキャフェテリヤも上々の品質、品数、味付け、自分は珈琲を2杯いただいて、フツウの喫茶店だったらそれだけで400円*2杯じゃないか・・・思わずそんなビンボー症的発想も頭をもたげます。

京橋のラーメン 純コントツと白初日は東寺(初訪問)〜バスにて東福寺に移動(ほぼ半世紀ぶり)翌日は伏見稲荷(なんと! 意外にも初訪問)古寺名刹の話題は明日に譲って、疲れ果てて居眠りしつつ京阪特急にて京橋に戻ったら、女房殿はBOOK・OFFに寄りたいと曰(のたま)う。時は遅めの昼食時、そのビルにはラーメン屋が・・・ビールも禁を破ったけれど、ラーメンだって年内自粛だったはずなのに、またまた喰ってしまいました(細麺/純とんこつと白)・・・欲望のままに過ごして、初日二日目各々壱萬歩を軽々と超えても、これだけ喰って呑めば+1kg以上増量確定、明日朝の定期計量が怖い・・・

音楽は一個だけ。
DG LP MG2486Schumann ピアノ協奏曲イ短調/序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調〜ウィルヘルム・ケンプ(p)/ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団(1972年)・・・Wilhelm Kempff(1895ー1991独逸)77歳の記録。気紛れに自在に甘い旋律が歌う浪漫派の名曲、腕利きピアニストが数多く録音して、それに比べこちら少々技巧的には危うく、流麗さ、切れ味、力強さにやや不足し、ミスも多くあるけれど・・・なんとも揺れ動く情感が充て、誠実に浪漫香る魅惑の演奏。キレッキレの技巧に突き進むばかりが芸術じゃないっすよ。ウルトラセブン協奏曲もなかなかだけど、情感豊かな小協奏曲はいっそう名残惜しい序奏、後半は劇的に晴れやかに味わい深いもの。バイエルン放送交響楽団も暖かいサウンドに応えております。たまたま偶然自分が入手した音源由来?やや音質は曇り気味。(15:43-5:41-12:00。3:26-13:28)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日はいつも通りの市立体育館トレーニングルームへ、マルチプレス(肩の鍛錬)のみ、ダンベル持ったスマホ野郎が独占して使えませんでした。皆が使う筋トレマシンを椅子代わりに使って、しかも大部分じっとスマホを眺めていることにハラが立・・・っても仕方がない。毎度往復途上、空き缶飲料とペットボトル回収に勤しんでおります。閉店?と思った外環沿い31アイスクリームは改装して再開店するんだそう。自分の知らぬところでけっこう流行っていたのか、ことしの夏も暑かったですし。YouTubeアジア大会女子バレー対中国戦決勝戦アップされて(ハイライツ)シュテイ(←漢字が出ない)先頭に主力メンバー揃えてA代表でも勝てぬ陣容、かなり頑張ったけれど3-0完敗でした。かつて戦慄の重戦車・王一梅という凄いのがいましたっけ、現在は土耳古リーグに在籍しているらしい。

バレーボールの巴里五輪予選の中継にイモトのWifiのCMが流れておりました。可愛らしいお嬢さんが並んで、正直なところ全員同じ顔に見える・・・上手な日本語だけど日本人?誰やろね、女房殿と話しておりました。検索してみるとKARAという名前だけは知っているアイドル・グループ、韓国の人たちだったのですね、見た目はでわからんなぁ、若い女性は。なんとか坂というアイドル・グループも全員同じに見えますもの。これが老化ということか、世間の流行りから取り残されている自覚ありますよ。

今朝の体重は63.7kg▲400g。これより京都に向かって東寺の特別拝観予定、女房殿の実家は真言宗なのでその本山に当たるのでしょうか。義父と義姉の葬儀ニ度経験したけれど、チーンと鐘を鳴らしつつ「御導師様の入場でございます」と荘厳な雰囲気はなかなか味わい深い記憶がありました。

NAXOS 8.557208Shostakovich バレエ組曲第1番-第4番(ed. Lev Atovmyan)〜ドミトリー・ヤブロンスキー/ロシア・フィル(2003年)・・・2022年に拝聴済。Russian Philharmonic Orchestraというのがとても怪しい。寄せ集め録音用団体?これが素朴にパワフル、けっこう上手い。別途ジャズ組曲と雰囲気は似ていて、そちらThe Novaya Rossiya (New Russia) State Symphony Orchestraも怪しさでは負けていない。いずれ巨魁にズズ暗いスケールを誇る交響曲とはずいぶん雰囲気が違って、妙に明るく、ノーテンキに安っぽい大衆的風情がたっぷり愉しめる内容でした。けっこう好き。
第1組曲 Lyric Waltz (Suite for Jazz Orchestra No. 1/2:07)/ Dance (The Limpid Streamバレエ音楽「明るい小川」/1:19)/Romance (The Limpid Stream/2:44)/ Polka (The Limpid Stream/1:49)/Waltz-scherzo (The Boltバレエ音楽「ボルト」/3:06)/ Galop (The Limpid Stream/1:46)
第2組曲  Waltz (The Limpid Stream/214)/ Adagio (The Limpid Stream/703)/Polka (Suite for Jazz Orchestra No. 1/206)/ Sentimental Romance (The Tale of a Priest and His Servant Balda映画音楽「司祭とその下男バルダの物語」/242)/Spring Waltz (Michurin映画音楽「ミチューリン」/218)/ Finale (Galop) (Limpid Stream/330)
第3組曲  Waltz (The Human Comedy劇場音楽「人間喜劇」/2:29)/ Gavotte (The Human Comedy/2:12)/ Dance (The Limpid Stream/2:05)/ Elegy (The Human Comedy/3:35)/ Waltz (The Limpid Stream/1:49)/ Galop (The Limpid Stream/3:07)
第4組曲  Prelude (Variation) (The Limpid Stream/5:01)/ Waltz (The Song of Great Rivers映画「団結(大いなる河の歌)」/3:30)/ Scherzo (The Bolt/3:34)

Rudolf Buchbinder(1946ー墺太利)Beethoven ピアノ協奏曲第3番ハ短調/第1番ハ長調〜ルドルフ・ブッフビンダー(p)/ロシア国立交響楽団(2013年ライヴ)・・・2014年にウィーン・フィルとライヴ録音、さらに2019-2020年に掛けてムジークフェラインでの録音を続けて、Rudolf Buchbinder(1946ー墺太利)は全世界あちこちBeethoven ピアノ協奏曲全曲演奏会を続けていたのですね。これはモスクワでの弾き振りライヴ音源をネットより入手、珍しく音質はかなり良好。お気に入り2曲を続けて聴きました。
ハ短調協奏曲第1楽章「Allegro con brio」ホ短調だけどシンプルに力強く、暗さより前向きな情熱を感じさせるピアノ。Mozartの第24番ハ短調の出足にも似ております。第2楽章「Largo」は落ち着いて、テクニックは安定、伴奏とのバランス感覚にも優れて力みのないタッチが続きます。第3楽章「Molto allegro」は切迫感溢れるトルコ風リズムにも硬さは感じられない。おそらくは馴染みの薄いオーケストラとの関係もスムース、かつての荒々しいサウンドは何処?前向きなバランス感覚演奏を堪能いたしました。(33:40前後拍手込み)ハ長調協奏曲はMozartの影響色濃い(Wikiによる)若々しい作品。第1楽章「Allegro con brio」は優しく落ち着いて、希望に充ちた管弦楽の始まり。この作品は大のお気に入り。そっと躊躇いがちのソロも遠慮がちに参入、流れよくシアワセに溶け込みました。誰のカデンツァか知らんけど、これがけっこう泣かせる。第2楽章「Largo」も落ち着いた風情に、引き振りのオーケストラがけっこう繊細に雄弁。第3楽章「Rondo Allegro」に闊達に元気いっぱい。(34:52前後拍手込み)安定した余裕のタッチを堪能いたしました。

京都一泊なので明日朝の「音楽日誌」はおやすみ。


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は朝一番業務スーパー往復精力的に3kmウォーキング、秋物の食材入手。一昨日は下半身鍛錬控えめだったのに、今朝太もも辺り内転筋外転筋に鈍い疲労感が残っております。帰宅して料理の下準備などしつつ、窓から外を眺めたら制服を着た方が団地清掃中、ご苦労さまでした。現役世代は学校やお仕事に出掛けて、ひっそり静かな環境がしみじみ美しいところと感じました。今朝の体重は64.1kg+300g、糖質控えめのつもりなんやけどなぁ、カミングアウトするけど、お気に入りの柿の種は喰いました。アジア大会女子バレーは対越南をYouTubeにて拝聴(ハイライツ)なんと! 1セット取られているじゃないっすか、途上国侮るべからず。

迫る以色列によるハマス全面攻撃、人道回廊を作ったと云ってもどこへ避難するの? 移動手段は確保されていないようだし、これから先の生活目処も立たないでしょう。どちらの味方という判断は難しいけれど、烏克蘭侵攻も含め自分の無力さに虚しい気持ちばかり。韓国軍の輸送機が14日、空き座席に邦人51人を乗せて無料でイスラエルからソウルまで輸送したそう。ちょっとびっくり、ありがたい。(政府のチャーター機はドバイ迄ケチ臭く3万円/利用者8人)

ここ最近、なぜ夜早々に眠くなるのか、歳のせいかと思ったけれど、とうとう原因が思い当たりました。夕方食後服用を指示された抗アレルギー剤、思い出しましたよ10年ほど前。春の花粉症が悪化して抗アレルギー剤処方、朝食後に服用したら職場で異様に眠い、かなり重篤な副作用だったので、薬を替えてもらいました。すっかりそのことを忘れていて、お仕事引退した現在は眠くなったら眠るだけで実害はさほどありません。

EVCD098Bach ゴールドベルク変奏曲BWV988〜濱田あや(cem)(2023年)・・・ステキな濱田さんは兵庫県芦屋市出身。これは変幻自在多彩な変奏曲を堪能できる大好きな作品、ニュアンスの変化が付けやすいピアノでの演奏を好んで、オリジナルのチェンバロでの演奏を苦手としておりました。ヘルムート・ヴャルヒャとかハンス・ピシュナー辺り、往年の演奏家によるゴージャスなモダーン・チェンバロは意外と聴いているけれど、他はどれも似たような感じ、途中で飽きる・・・そんな不遜な感慨を抱いておりました。この新しい録音は驚き! ゆらゆらと味わい深い冒頭アリアから情感豊かな空気が漂って、各変奏曲は歌うように細部ニュアンスが豊か。もともと各変奏曲旋律にはしっかり馴染んで、次の変奏、表現や節回しリズム、音色の微妙な変容を心待ちにして長大なる作品もあっという間に終わります。静謐に怜悧な空間を感じさせる音質も最高、久々にゆったりとした時間を過ごせたもの。(4:44-2:26-2:00-2:06-1:04-2:04-1:38-2:04-2:28-2:42-1:32-3:02-3:43-2:52-2:20-2:39-3:09-2:16-1:29-1:46-2:25-3:25-1:26-2:34-3:37-3:53-2:15-2:03-2:40-2:19-2:37-4:51)

NAXOS 8.559069Copland 3つのラテン・アメリカのスケッチ/組曲「静かな都会」/クラリネット協奏曲(ラウラ・アーデン(cl))/バレエ組曲「アパラチアの春」〜ポール・ガンビル /ナッシュヴィル室内管弦楽団(2001年)・・・この団体はナッシュビル交響楽団とは別物らしい。音質極上。溌剌としたリズムを刻む「スケッチ」はコンガの合いの手もユーモラスな「Estribillo」(3:18)例の穏健な風情漂って、遠いトランペットや木管も味わい深い「Paisaje Mexicano(メキシコの風景)(3:57)「Danza de Jalisco(ハリスコの踊り)」は闊達にノリノリにリズミカル(3:38)どれも切り詰められた編成に意外とクールな風情でした。「静かな都会」の舞台は南米より落ち着いた大都会の夜に移って、トランペット・ソロの懐かしくも太い音色、それを受けるイングリッシュホルンの詠嘆が印象的。痺れるようにデリケート、情感は高まります。(9:16)高名なベニー・グッドマンの依頼によるクラリネット協奏曲の伴奏は弦楽、ハープ、ピアノのみ。第1楽章はいかにもCoplandらしい、ゆっくり深い溜め息のようなワルツ、ソロは高音が難物っぽい。ファンキーなカデンツァを挟んで第2楽章は一転、軽快なチャールストンのリズムが走り出しました。ジャズの風味たっぷりな対比がオモロい作品。(17:26)敬虔な祈りに溢れる「アパラチアの春」はCopland作品中(聴いた中では)一番大好きな暖かい旋律。編成はヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス、フルート、クラリネット、ファゴットおよびピアノ、贅肉を削ぎ落としたようなシンプルな版も悪くありません。(25:11)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

新しい一週間が始まって、昨日はいつものように市立体育館へ出掛けて有酸素運動中心の鍛錬済ませて、あとはいつも通りな〜んもせん一日を過ごして、体重は幸い63.8kg▲400g、それなりいろいろ喰った自覚はあるけれど体重増減のロジックは未だ自分なり解明できません。昨日は地域のまつり、あちこちこども達が引く山車と太鼓が響きました。

SMSにNTTファイナンスからの督促状が来ていたらしい・・・というのも、自動で削除されていたから。自分は財産資産とは無縁だったけれど、借金もしたことはないんです。あまりにマスコミの扱いが寂しかったアジア大会の女子バレー(B代表)銀メダル、ようやくYouTubeに試合が出てきて(ハイライツ)ヒジャブを付けた対阿富汗斯坦戦、タリバンが支配する国が女子代表を送ったこと自体が驚き、おそらく選手はタイヘンな苦労をされていることでしょう。結果は3-0圧勝! というか第2セットは25-0でっせ、なんかかわいそうなくらい。ほか、香佐富斯坦戦など拝見、これはけっこう良い勝負をして、それでも3-0で試合を決めておりました。いよいよVリーグが始まっております。とくに贔屓のチームはないけれど、ちょっと勉強してみましょう。

またまたヲタク趣味の話題。
Beethoven 交響曲第4番 変ホ長調〜カルロス・クライバー/バイエルン放送交響楽団(1999年ライヴ)・・・ヴァレンシアでの(結果的に)最後の演奏会になった記録。所謂ブートレグ、音飛びとか雑音、音量の変化や揺れはなくて、この手としては良心的な音質でしょう。オーケストラの組み合わせは変わっても例のヴィヴィッドな勢いそのまま、さすが・・・とは思うけれど、次に収録される第7番ニ長調に進めませんでした。今更、こんな音質水準でムリして素敵な音楽を聴かなくても良いじゃないか、もっと聴くべき良好な音質音源はたくさん手許にあるはず・・・

結果的に、せっかくネットから入手したファイルは廃棄しました。カルロス・クライバーだったらバイエルン州立管弦楽団との立派なライヴ(1982年)がありました。・・・んなことを云いつつ

英PRT-GSGC2016Elgar 交響曲第2番 変ホ長調/演奏会用序曲「コケイン」〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1956年)・・・フィルハーモニア・プロムナード管弦楽団との表記も見掛ける旧録音。Adrian Boult(1889-1983英国)67歳の記録。やや曇って広がりも不足気味だけれど、それなりまずまずのステレオ録音を愉しみました。三管編成+打楽器4種+ハープ2台も加わるけっこうな編成の作品は、交響曲第1番 変イ長調に負けぬ渋く、美しい名曲。第1楽章「Allegro vivace e nobilmente」から静かな情感が次々と湧き上がるような第1主題、静謐に落ち着いた第2主題と対比されます。チューバの存在感が圧巻の迫力、剛直にちょっと粗い? アンサンブルも魅力的でした。(16:50)第2楽章「Larghetto」は深刻に重い足取りの緩徐楽章。トランペットとトロンボーンに主要主題が葬送のファンファーレのよう、とはWikiの解説です。情感一杯の弦の旋律にジミだけど、厚みのある金管が重なってシミジミ、鬱蒼と静謐の対比、これが英国音楽の魅力・・・やがて執拗にクライマックスに持っていく粘り強さに負けました。(14:28)

第3楽章「Rondo」はスケルツォ楽章。そっと剽軽に軽快な始まりも、すぐに情感の濃い旋律が力強くあとを追いかけて、陰影深い躍動が揺れ動きます。ラストの締めくくりも決まって、ここは一番カッコよいところ。(8:05)第4楽章「Moderato e maestoso」は鬱蒼としたチェロと管楽器の旋律に始まって、悠々とスケールの大きな歩みに徐々に情感が高まります。展開部はフクザツ多様な旋律変容に(実演の方によると)かなり演奏難物なところなんだそう。やがて期待通りの黄昏風景が広がって感無量、第1楽章の主題が静かに回想されて全曲の幕を閉じました。(13:09)ムリして音質やや落ちの録音を求める必要もないけれど、ボウルト翁の演奏にはいつも納得させられるもの。勝手なもので1944年のBBC交響楽団との最初の録音や他ライヴも聴いております。決定版は1976-7年録音でしょう。倫敦の下町風景を描写した「コケイン」は大好きな作品。心持ち速めのテンポに有機的なテンポの動かし方、文句なく元気に筋肉質な演奏でした。この作品を聴くと、いつも「パリのアメリカ人」を連想します。(14:02)

DOCUMENTS 205217Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜アルトゥール・シュナーベル(p)/ジョージ・セル/ロンドン・フィル(1938年)・・・この時期にして驚きの音質水準。Brahmsにはちょっとその鬱蒼とした威圧感に負けてスランプ状態、限られた作品しかここ最近聴けておりません。Artur Schnabel (1882-1951墺太利→亜米利加)による太古録音は昔馴染み、これはジョージ・セルの伴奏だったのか。クリフォード・カーゾン、ルドルフ・ゼルキン、レオン・フライシャー辺りとの録音もあったはずだからお気に入りの作品だったのかも。記憶よりずっと良好な音質、管弦楽圧巻のラッシュから始まる第1楽章「Maestoso」からシュナーベルの技巧は冴え渡って、第2楽章「Adagio」の穏健な愛の風情、第3楽章「Rondo: Allegro non troppo」はバロック風?(Wikiによる)これも怒涛の進撃を思わせる勢いとスケールに(昔の録音乗り越え)作品、演奏を堪能したものです。(21:00-15:51-10:35)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜を迎え、順調に秋の過ごしやすい気候が続きます。昨日は夕方よりちょっぴり雨、洗濯物は完全に乾きませんでした。昨日も無為無策に意欲は上がらず、ご近所スーパーに夕食材を入手に2,500歩ほどのウォーキングのみ。ノーミソ退化しそうな感じ。もうちょっとで読了できる某知的書籍も、終盤戦がちょっとオモロない。痛風騒動以来ほとんど自宅ストレッチもやめてしまって、身体が硬い感じ、反省してぼちぼち復活させましょう。一昨日がほぼ精進料理っぽい食事だったので、昨夜はしっかり肉を喰って今朝の体重は64.2kg+200g逆戻り、それは肉のせいではなくてナッツの喰い過ぎと自覚しております。

お仕事現役中一番使ったコンピューター・ソフトはEXCELでした。自分でデータ検索作業手順を組んだACCESSも頻繁に利用したもの。WORDは使用頻度が少なくて、メールに文書直打ちしておりました。ACCESSさておき、EXCEL、WORDファイルを取引先に送付する時には版を配慮したのも思い出(お相手先が最新ソフトに更新されていなければ読めない)会社専用の仕組みさておき、コロナ時期には在宅勤務が増えてZoomを使うことも頻繁でした。お仕事引退したらどれも、ほとんど使わないようになりましたよ。もうACCESSの検索の仕組みなんか作れないんじゃないか(必要もないし)。日常生活はほとんどブラウザ経由で用が足りるけれど、Simplenote、Google Keep、Dropboxは便利に使っております。圧縮解凍ソフトであるExplzh、ホームページ編集は25年前のEditHTML使用、FTPはFileZilla、音楽再生はFoober2000、ほかファイル変換ソフトくらいかな、日常使うのは。音源ファイル分割するCUE Splitterは必須、わずかにLinuxで動かぬソフトがあるばかりにWindowsから抜け出せない。

スマホアプリだったらLINEくらい?ほか楽天Payとかいくつか(運動系アプリとか)入っているけど、他の方より少ないでしょう。

LBM042Mahler 交響曲「大地の歌」(室内管弦楽版)〜マキシム・パスカル/ル・バルコン/ケヴィン・アミエル(t)/ステファヌ・ドゥグー(br)(2020年)・・・少なくとも日本ではまったく話題に上らなかった録音。Sho"nberg編曲による室内管弦楽版は作品の骨組みを明晰に、本質を浮き立たせるような素晴らしい成果と感じます。さすがにピアノ・ソロ伴奏には物足りなさを感じたけれど、こちら充分新鮮。Maxime Pascal(1985-仏蘭西)は日本にも幾度来ている期待の若手、誤魔化しの効かぬ小編成の緻密なアンサンブルは優秀+男声二人が艷やかに歌って、とくにバリトンの表情の豊かさ、発声の余裕が光ります。東洋のテイストが色濃い旋律の魅力、ラスト長大なる「告別」は馴染みの暗く落ち着いた諦念に非ず、朗々と雄弁な説得力を感じさせました。(8:01-9:20-3:12-7:10-4:39-30:38)

LPデザインStravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)〜ディミトリ・ミトロプーロス/ニューヨーク・フィル(1951年)・・・LP復刻、モノラルは恐るべき解像度の良さ、そしてこの時期のニューヨーク・フィルの緻密なアンサンブルの水準の高さ、色彩の華やかさ。遊園地の喧騒を感じさせる賑々しいリズム最高。オーケストラとの関係はよろしくなかったらしいけれど、後任のバーンスタイン時代より充実していたかも知れません。ピアノのクレジットはありません。(33:11)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

週末を迎え日々深まる秋の風情に、落ち込みがちな気持ち。ヲタク趣味である音源整理点検廃棄も一段落して本棚も5段分空、なんか脱力しております。市立体育館にしっかり身体を鍛えて、当面のところどこも悪いところもなし、ハードな内容の読書も断続的に意欲が続きません。昨日は在庫食材の都合もあって(肉関係が切れていた)ほぼヴェジタリアン的食生活、朝のたまご・チーズ以外は野菜ばかり、これも精神に影響しているのかも。

今朝の体重は64.0kg▲300g。戦禍続く烏克蘭とかガザ、阿富汗斯坦の地震被害のことを思えば、自分はなんと平穏な生活なのでしょう。

「プレバト」3時間特番はTVerにて確認、絵画芸術系三人の別嬪さん揃えて光宗薫水彩画三連覇、自分は気の強そうな田中道子さんのファンだけど残念、第5位に沈んでおりました。俳句「金秋戦」は才女・森迫永依がタイトル獲得、問題を起こしたフジモンが第2位、ジャニーズが二人出ていて微妙な感じ、ま、それは本人のせいじゃないけど。夏井先生の説明は適格でほんま勉強になります。池波正太郎原作NHKーBS時代劇「雲霧仁左衛門」(6)昨夜終了。筋書き的にコアな視聴者から不満の声もあったけれど、NHKの時代劇は充実してますよ。胡蝶役の中田クルミさんがステキ。和装が似合う醤油顔、宝塚系の人なのかなと類推していたら、さに非ず、モデルさんから女優さんになったのですね。浅野忠信さんの奥様だったのか、なんせ芸能ネタには疎いもので。

米DECCAVivaldi ヴァイオリン協奏曲 作品8「四季」〜ルッジェーロ・リッチ(v)/ストラディヴァリウス室内管弦楽団(1964年)・・・誰でも知っている平穏快活な、明るいバロック音楽の一番人気作品。例の縮緬ヴィヴラートに闊達な技巧を駆使して、あまり飾りのない一気呵成な勢いにストレート表現。室内アンサンブルは臨時編成?おそらく高い楽器揃えて引き締まったアンサンブル、ゴージャスに華やか艷やかなサウンドだけどドライな雰囲気でした。これは珍しい米DECCA音源、自分はかなり以前より拝聴して、当時はあまりよろしからぬ(おもろない)印象を得ていたけれど、バロック音楽の愉悦たっぷり堪能させてくださってなかなか愉しめました。(3:15-2:32-4:19。5:24-2:10-2:45。4:53-2:55-3:38。3:14-2:20-2:55)

RCA SICC-10219R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/交響詩「メタモルフォーゼン」〜パーヴィ・ヤルヴィ/NHK交響楽団(2016年ライヴ)・・・いくつか録音を聴く限り、この組み合わせの印象はいまいち、しかしデーハーにパワフルなオーケストラの技量を要求される「ツァラ」はかなり(いつになく)エエ感じに陰影があって充実した響き、フクザツな弦の和声が響き合う「メタモルフォーゼン」は諦念に充ちて上出来でした。自分の先入観なんだろうけど、先日の乾いた音質、時に危うい技量な日本フィルならいつも楽しめるけれど、日本最高と評されるNHK交響楽団の録音はどうも微妙に安っぽいサウンドが気になる・・・なんてことを書くとファンの方は怒るやろなぁ。(2:04-4:04-1:53-1:52-1:56-4:04-5:06-7:32-4:33。25:45)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

どこということでもないけれど、微妙に体調がよろしくない。昨日も数少ない、愉しみにしている「プレバト」3時間特番途中で起きていられない、前夜しっかり眠って昼もグズグズしていたのにこれはどういうことか。眠りも浅い自覚はあって、途中覚醒しております。事故を起こして当て逃げの結果、活動自粛中のフジモンの扱いはTVerにて確認するつもり。富山県にて10ヶ月の赤ちゃんが転落死? 哀しい事故に胸が痛みます。ご両親、関係者一同、涙に暮れていることでしょう。今朝の体重は64.3kg+100g。これから鍛えて減らしましょう。ポップコーンとかっぱえびせんの誘惑に負けました。

2020年12月に契約したToneMobileがスマホデビュー、旧型専用機種在庫処分? 端末無料、中(低)速使い放題、基本1,100円+α/月。稀にこちらからの通話を使用するとその分掛かります。SMSも使わない。電話はほぼLINE、外ではほとんど使用せず、自宅ではWifi環境。シルバー割引キャンペーンとか(月間通信量が300MB未満一年間)請求明細を調べてみると・・・
9月使用分 27円
8月使用分 1,158円
7月使用分 0円 !?
6月使用分 42円
5月使用分 17円
4月使用分 14円
3月使用分 1,443円
2月使用分 117円
1月使用分 46円

一番高い3月1,443円でも充分安い。7月の「0円」とはなんぞや? 市井の引退貧者としては充分な価値だと思います。自宅ではほとんどコンピューターしか使っていないし。機種にこだわりもありません。出先で動画が見られなくても、写真画質がどーとやらもまったく気にしませんし。ちょっとバッテリーの保ちがよろしくないのが気になります。

Tibor Varga(1921ー2003洪牙利)Mozart ディヴェルティメントニ長調K.136/K.126a(1965年)/協奏交響曲 変ホ長調K.364(1994年ライヴ)〜ティボール・ヴァルガ(va)/ヴァルガ音楽祭管弦楽団/ミリアム・コンツェン(v)・・・往年の名手Tibor Varga(1921ー2003洪牙利)による、あちこち別々の音源を勝手に持ち寄ったもの。音質はまずまず。天翔けるヴォルフガングの名曲揃えて、あわてず優雅に歌ってソロの音色も艷やか、Mirijam Contzen(1976-独逸)は半分日本人らしい。深みのあるヴァルガのヴィオラは魅力的でした。(4:04-5:48-2:46。31:06)

BRILLIANT 92177Telemann 食卓の音楽 第1部よりトリオ 変ホ長調 TWV 42:Es1/フルート・ソナタ ロ短調 TWV 41:h4/シンフォニア ホ短調 (終結部) TWV 50:5/食卓の音楽 第2部 より序曲(組曲) ニ長調 TWV 55:D1〜ペーター・ヤン・ベルダー(cem)/ムジカ・アンフィオン(2003年)・・・ウィルベルト・ハーツェルツェルト(fl)/ケイト・クラーク(fl)/レミー・ボデ(v)/フランク・ポルマン(v)/山縣さゆり(v)/リヒテ・ファン・デル・メール(vc)/ヤープ・テル・リンデン(vc)など阿蘭陀中心の名手による「食卓の音楽」2枚目、9年ぶりの拝聴。ウィルベルト・ハーツェルツェルトのフルート・ソナタ最高。しっとり雰囲気ある音質と音色、卓越した古楽器のテクニック、息の合った軽快なアンサンブル、最高の出来でしょう。序曲(組曲) ニ長調のソロはマイルドにスムース、超絶技巧なバロック・トランペット(ウィリアム・ロート(tp))+オーボエ、ヴァイオリン・ソロかな? 演奏の印象かしれないけれど、Bachの陰影と情感溢れる旋律リズムに比べて、ずいぶんと素直にスムース、ノンビリ平易な音楽と感じました。(2:50-3:44-2:54-4:05。2:35-2:14-2:48-3:32。5:00。10:32-6:29-2:57-5:15-3:40)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

あまりの夏の厳しさに、もう日本ではいきなり冬なんじゃないか、そんな心配を吹き飛ばすようにほんまもんの秋がやってきております。以色列とハマスの戦いは悲惨、住民を連れ去って捕虜にする手口の悪辣さ、長年に渡る経緯はあまり詳細に理解していないけれど、「戦争はいかん・・・」みたいな一般論、主語述語が曖昧な言葉も説得力はありません。あれは第2次世界対戦を経験している世代が、国力を無視して無謀な侵略や宣戦布告を反省しての言葉だったはず、厳然として世界あちこち暴力的行為が続いていることに、なにかリアルな具体策はないのでしょうか。無力な極東亜細亜の引退爺(=ワシ)が嘆息しても仕方がない。銀行は混乱継続中、藤井聡太八冠達成、その偉業に速攻で便乗する内閣総理大臣顕彰。将棋はますますのブームとなることでしょう。

市立体育館に通う途中にある外環沿い「31アイスクリーム」はガソリン・スタンドを改装したもの。時間的に営業中に通り掛かることはないけれど、おそらくはさほど流行っていないと類推しておりました。大学高校の近くだけど、微妙に離れたロードサイド。女房殿の報告通り看板を外して=閉店らしい。次のテナントは入るでしょうか。こうして徐々に付近は寂れていくのかな?コッペ田島はほぼ外装終了し、もうちょっとでオープンでしょう。

戦争や大地震を横目に、昼から梅田へ爺友と(先日確認した激安)寿司屋へ。3時間?延々と昔の自慢話(いかに職場の女性にもてたか、とか。黙れハゲ)南伊太利亜を巡っての旅の話を伺って、ナポリやアマルフィの美しい景色、ひったくりには幸い遭わず、ホームレスが多かったとのこと。小さなお猪口みたいなお皿をいただきました。なんか引退独身生活を堪能しているなぁ。自分は緑茶でお付き合い、やつらはビールと日本酒がんがん、自分は間が持てず散々喰って散財した結果は今朝64.2kg+900g自業自得(涙)

ENP014Bach 無伴奏組曲 第1番ト長調 BWV.1007/ 第2番ニ短調 BWV.1008/第6番ニ長調 BWV.1012/ 第3番ハ長調 BWV.1009/第5番ハ短調 BWV.1011/第4番変ホ長調 BWV.1010〜ヴァレリー・エマール(vc)(2022年)・・・Valerie Aimard(1969-仏蘭西)は高名なピアニスト、ピエール=ロラン・エマールの妹さん、バーナード・グリーンハウス門下のモダーン楽器奏者とか。 リアルな音質は低音が艷やかに響いて、明晰な技巧とリズム感の冴えが光ります。いつもは気難しく感じるBach稀代の名曲はわかリやすく、クリアに響きます。ヴィヴラート控えめ、重苦しくなく、流れもよろしい。音色がセクシーだけど表現は端正に詠嘆に過ぎず、説教臭くなく、素っ気なくもない深々と落ち着いた風情でした。あちこち馴染みの旋律(舞曲)はいつになく新鮮なリズム感。おそらくはこの名曲に過去最高の感銘をいただきました。

JPFO0001Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版/1959年日比谷公会堂ライヴ)/バレエ音楽「春の祭典」(1966年東京文化会館ライヴ)〜渡邉暁雄/日本フィル・・・偉大なる渡邉暁雄さん(1919-1990日本)の記録。ややデッドな直接音中心、残響奥行き厚みも少々足らんけどかなり鮮明な音質、「ペトルーシュカ」の賑々しさ、ヴィヴィッドな風情は1950年代というのが信じられぬほどのオーケストラの熱演。ティンパニが生々しいですね。60年前は先鋭的なレパートリーやったんやろなぁ、トランペット・ソロはやや怪しい感じもリアルに素朴な迫力がありました。(10:10-4:26-6:47-13:29)「春の祭典」は冒頭のファゴットが苦しげに、これは作曲者の意向を正確に表現しているのもの。現在の感覚からはややアンサンブルが雑、オーケストラも非力だけど、緊張感切迫感勢いは妙に充満して、けっこう好きですよ、一生懸命な感じ。会場は違うけれどこれも似たような乾いた音質に、ティンパニの存在が突出しております。(3:15-3:00-4:31-0:33-1:54-0:40-0:25-1:13-4:37-3:13-1:31-0:51-3:11-4:21)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

日々深まる秋の気配、ぱらりと小雨もあったけれど夕方迄に洗濯物は干せました。昨日は秋とともに調子悪化した耳鼻科経由980円床屋さんへ。毛染めマダム連に少々待たされました。業務スーパーに食材仕入れて、ほんまは牡蠣フライ(冷凍食品)が狙いだったけれど、鮮度のよろしい原料はもちろん国産、白身さかなのフライに変更したら値段は1/3でした(おそらく人民中国製造)。歩数は壱萬歩超え、女房殿不在に自堕落不規則な生活、ピーナツを散々喰ってまともな食事をしなかったら今朝の体重は63.3kg▲600g。本日は爺友と梅田駅前ビル地下迷宮酒場にて寿司の予定、もちろんノン・アルコールにて乗り切ります。その前に体育館にてしっかり鍛えておきましょう。

ここ数日話題の埼玉県議会”なんちゃって”児童虐待条例、提案取り下げとのこと。修正再提案の予定も白紙との報道有。予想外の市民の反応だったのか、あまりに現実現場感覚のズレに唖然、けっきょく事なかれ主義、な〜んもせんのが無事之名馬、そんな風潮にならぬことを願う。阿富汗斯坦の大きな地震は生死の境目である72時間を超え、以色列とハマスの戦い激化、中東情勢は不穏にこれは巡り巡って烏克蘭に影響を与えるとそう・・・んなことを横目に眺めつつ、銀行決済に大きなシステムトラブルも幸い自分には関係ない社会の大混乱(意外と脆弱)。音楽も聴かず終日YouTubeを眺めておりました。

玉置浩二「行かないで」、ガイジンさんたちの絶賛に刺激を受けてドはまり。カバーや種々リアクション動画(涙ぼろぼろ)を眺めて20回以上?もともとは李香蘭のドラマ(1989年主演は沢口靖子)の主題歌、それが中国でも放映され大評判になって、中国語カバーが有名らしい。カザフスタンの歌手ディマシュ・クダイベルゲン(超イケ面)による驚異の声域にも感銘を受けました。

僧侶ボーカルプロジェクト「薬師寺寛邦キッサコ」による般若心経を現代風にアレンジした演奏、これが滅茶苦茶カッコ良い。知らんかったけれどあちこち演奏会も開いているのですね。自分は無神論者だけれど、宗教的な畏敬の念は未だ持ち合わせて、これが混迷の時代にも似合ったモダーンな印象を得て、けっこう癒やされております。お坊さんはふだん読経に鍛えて、たいていエエ声してますよ。般若心経ビートボックスRemix(赤坂陽月)というのもあって、これも凄い。仰け反りました。先入観とか思い込みをぶち壊される思い。

そして昔懐かしいトワ・エ・モアの動画を久々発見。デビュー時に17cmレコード買いましたよ。その後ご夫婦になったのですね。半世紀経ったからすっかり見た目爺婆だけど、白鳥英美子さんの美しい、伸びあるある声は現役、声帯も筋肉だから鍛えていらっしゃるのでしょう。芥川澄夫さんの渋い低音もほとんど変わらない。人生こうありたいもの。痺れました。「虹と雪のバラード」は1972年札幌オリンピック のテーマ曲、自分は札幌の高校受験直前でした。

CD-0263Wagner 楽劇「ワルキューレ」第1幕より「おお客人、おやすみですか〜 君こそは春」/ヴェーゼンドンク歌曲集/楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕 前奏曲〜「イゾルデの愛」/楽劇「神々の黄昏」第3幕「ラインの岸辺に、大いなる薪を積み上げよ」〜キルステン・フラグスタート(s)/エドウィン・マッカーサー/シンフォニー・オブ・ジ・エア(1955年ニューヨーク・ライヴ)・・・Kirsten Flagstad(1895ー1962 諾威)による題して「NewYrok Farewell Concert」これがほんまのラストだったのか、ニューヨークに於けるラスト公演という意味だったのか不明。やや音像遠く音量が小さいのが残念、Edwin McArthur(1909-1987亜米利加)はフラグスタートお気に入りの伴奏担当だった由。「トリスタン」前奏曲はけっこうなアツい演奏でしたよ。Wagnerの劇的甘美な旋律を浮き立たせて圧巻の気品と存在感、説得力。それは自分のようなオペラ・ド・シロウトにもはっきり理解できて感銘ひとしお、でもこれは好事家の世界でしょう。(6:00。2:33-3:25-3:46-7:40-2:20-5:29。19:55。18:54)

KKC4258Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜オットー・クレンペラー/コンセルトヘボウ管弦楽団/フレー・ブロウエンステイン(s)/アニー・ヘルメス(con)/エルンスト・ヘフリガー(t)/ハンス・ヴィルブリンク(br)/トーンクンスト合唱団(1956年ライヴ)・・・音質かなり良好。Eduard van Beinum(1901ー1959阿蘭陀)時代のコンセルトヘボウには伝説的な名手がずらり、Beethovenのレパートリーはクレンペラーにかなり任せていたそう。歴史的録音はちょいと敬遠気味なんだけど、一連のライヴは全曲録音が残ってまずまずの音質、これも充実した演奏が堪能できました。申し訳ないけどフィルハーモニア管弦楽団よりずっと厚みや重量感、サウンドのコクでは上。世代から考えると表現はモダーンに引き締まってテンポは中庸、第1楽章「Allegro vivace e con brio」から噛み締めるようなアクセントに情感は高まります。第2楽章「Molt vivace-presto」も同様に圧巻の流れの良さカッコよさ、繰り返し有も嬉しいところ。ティンパニの激打は壮絶な存在感。第3楽章「Adagio molt e cantabile-Andante moderato」は悠然たる揺れを感じさせる変奏曲、ここもテンポは遅くない。弦も管も極上に美しく、圧巻のクライマックスが決まります。そして第4楽章「Presto・・・」も流れよろしく「喜びの歌」旋律もスムースにテンポ・アップ、声楽ソロはパワフル、そして合唱もこれほどの充実は滅多に聴けぬけっこうノリノリ、アツいテンポの疾走も決まっております。(冒頭拍手有)17:48-14:57-13:54-23:48(長い拍手1分ほど込み)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

すっかり秋の風情に小雨もあって洗濯物が乾きません。世間では本日よりお仕事や学校再開、ご苦労さまです。婆さんに不整脈が出たとか、一晩機器を装着しての検査に女房殿は泊まり込むとのこと、自分は秋を迎えて悪化している鼻詰まりに耳鼻科通い〜床屋さん予定。昨日は意外と空いていたトレーニングルームにてしっかり全身鍛えて、食事もやや抑制したつもりの結果は63.9kg▲200gなかなか思うように戻せません。ただ、痛風症状もすっかり癒えて、膝の調子もまずまず、フツウの生活、当たり前に早足に外歩きができることがありがたい。明日、伊太利亜帰りの爺友からお土産をもらうために梅田に出ます。阿富汗斯坦にて大きな地震、なかなか国際支援の手が届きにくいところ。貴重な生命の危機が迫ります。土耳古や摩洛哥の地震被害その後の様子はいかがでしょうか、日本からの報道ではそれが見えません。

昨日【♪ KechiKechi Classics ♪】にアクセスすると「この接続ではプライバシーが保護されません」との警告が出ます。FTPにてデータ・アップロードする時も同じ、悪いことはしていないのになぁ。散々悩んで試行錯誤、とうとう借りているサーバーに「(復旧)『忍者ツールズ全サービス』障害発生のお知らせ」発見! って、復旧してまへんがな。(その後ほんまに復帰)タダやからなぁ、そろそろ経営的に危うい可能性ないでもない。

Simplenoteは日常メモに必須、Evernoteがカネ払えとうるさいので別途似たものをご紹介いただいて、それに乗り換えて無料、便利に使っております。スマホ連携できるのがありがたい。ところが・・・ここ最近、このサイトは危ないよ! 時々警告が出るようになりました。どういった加減なんでしょう。ほんまに危ないのでしょうか。【♪ KechiKechi Classics ♪】あちこちにGoogle!検索窓を付けているけれど、最近「情報を盗まれる可能性があります」との警告が出て、これを設置したのは自分、一度もそんなことは考えたことも、データを盗むようなそんなスキルも願いもありません。どんなロジックなのかなぁ、不思議。

DECCA 4786757Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜イルジー・ビエロフラーベク/チェコ・フィル(1989年)・・・誰も知っている名曲、しかも本場もの。2021年に拝聴。これはやたらとファイルサイズが大きいハイグレードな音源にて拝聴。第1楽章「Adagio-Allegro molt」提示部繰り返しなしはガッカリ、新世界への憧憬に充ちたワクワク感に不足するような気もするけれど、全体にオーソドックスにまとめた穏健オーソドックスな演奏は悪くない・・・閑話休題(それはさておき)。問題は音質、その筋の専門家に伺いたいけれど、全体に濁って響きに鮮明さをやや欠くと感じて、悪くはないんだけどもしかして貧者のオーディオ環境ではその真価を再生発揮しきれぬものか、じつは他の「高音質音源」にも似たような経験を幾度かしておりました。それとも元々の実力=音質水準でしょうか? (9:55-12:45-8:17-11:53)

その少し後、ちょろ聴きなんやけど、Wagner 楽劇「神々の黄昏」(ジェームズ・レヴァイン/メトロポリタン歌劇場1989年)楽劇「ワルキューレ」(エーリヒ・ラインスドルフ/ロンドン交響楽団/ビルギット・ニルソン/ジョージ・ロンドン/ジョン・ヴィッカース1961年)の鮮度と臨場感溢れる音質に感心したもの。オーディオはほんまにわからない、迷宮に入り込みそうな気がして、その辺り手を出さぬようにしております。

音質絡み音源の話題もう一発。
LSO0580Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」/序曲「レオノーレ」第2番〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン交響楽団(2005年ライヴ)・・・3度めの全集録音より。既に数年前何曲か聴いて、バービカン・ホールのデッドな音響に悩まされておりました。前回の全集録音に比して、いつもの中庸のバランスからかなり劇的なメリハリを付けてモダーンに躍動する、カッコ良いスタイルに変貌しております。テンポは中庸、重厚長大詠嘆に非ず、サウンドに芯は感じられて筋肉質に軽快な流れを失わない第1楽章「Allegro con brio」第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」葬送行進曲も深刻な心痛を強調しないもの。途中パワフルな爆発にもメリハリがあって(ティンパニがカッコ良い)ここはオーケストラの優秀さを感じさせるところ。第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」は抑制してそっとデリケートな始まり。やがて躍動疾走がやってきて、それは切れ味抜群。途中ホルンの重奏はずいぶんとおとなしいけど、全体に明るい賑やかさを感じます。第4楽章「Finale: Allegro molto」は自由な変奏曲、ここも重過ぎずテンポは速めでしょう。パワフルな推進力はあって、贅肉のない響き、推進力は魅力でした。以前ほど音質に違和感はありませんでした。(17:46-14:24-5:56-10:59)序曲も緊張感を維持してなかなか劇的でした。(15:10)ユーザーの声には厳しいものもあって「立派な演奏だけど、唯一無二としてこの演奏を選ばない」というものもありました。自分は(音質の件さておき)かなりお気に入り。


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日体育の日。市立体育館は市民体育大会とか、トレーニングルームは通常通り使えるらしいけど、きっと入り口は混み合うでしょうね。昨日はたまごが切れたので、一番近いスーパーに出掛けたのみ、往復2kmに届かぬけれどMy Smart Watchは一時心拍数170-180をカウントして、一日の運動目標を達成しました! って、そんな表示もわずか2,500歩ほどだから明らかにウソ、どーも動作が異常っぽい。いよいよあかんのか限界なのか? 夜、男子バレーボール巴里五輪予選、既に日本は出場を決めたと云ってもお相手は世界ランキング第2位の亜米利加、ほとんど控えメンバーに戦って3-2惜敗、驚くほど皆健闘したけれど、ぎりぎりラストの詰めの甘さが実力差なんでしょう。出場機会の少ない若手にもしっかり経験を積ませて、とくにリベロの小川はみごとでした。熱戦を堪能いたしました。福澤達哉さんの解説がクールにわかりやすい。橋健太郎の怪我は大丈夫でしょうか。世間ではラグビー亜爾然丁に惜敗のほうが話題かな?

こちら通常通りの食事に今朝の体重は64.1kg▲100gなかなか減りません。今月は増傾向が続きます。

「こどもだけの登下校禁止。お留守番禁止。おつかい禁止。こどもだけで公園に遊ぶのも虐待。それを見つけた人は通報義務」埼玉県議会可決の動き、エラい議員さんは世間知らずな極楽とんぼ?これじゃ働きに行けないじゃん。虐待の本質のひとつは貧困だと思うけれど、形だけ整えて”なんちゃって”(なんかやった雰囲気のみ)対策では世間の迷惑になるばかり、刑罰もないし可決されてもなんの効果もないことでしょう。むしろ逆効果?埼玉県から子育て世代は流出して、新たにやってこないでしょう。

Simon Rattle 1955ーBach ブランデンブルグ協奏曲第1番ヘ長調BWV1046/Beethoven ピアノ協奏曲第1番ハ長調/Branhs/Sho"nberg編 ピアノ四重奏曲ト短調〜サイモン・ラトル/ベルリン・フィル/ラルス・フォークト(p)(2004年ライヴ)・・・ネットより拾ったライヴ音源は意欲的な選曲。ここ最近、小編成古楽器ばかりとなったBach作品、メジャーな指揮者オーケストラが演目に取り上げるのも珍しいもの。全6曲中比較的編成の大きなヘ長調協奏曲はテンポはやや速め、きりりと引き締まったモダーンな表現、ホルンもオーボエも極上に美しい。(Daniel Stabrawa(v)19:29)Lars Vogt(1970ー2022独逸)は残念、病にて既にこの世を去っておりました。Beeやんの青春の歌、明るく闊達な作品は大好き、しっとりとしたオーケストラがデリケートなピアノを包み込みます。とくに第2楽章「Largo」静かな緩徐楽章が絶品、両端楽章も力みなく軽快な躍動が光ります。第3楽章「Rondo Allegro」に於ける軽快なピアノと重厚なオーケストラの勢いはさすがのベルリン・フィルの輝き。(37:08)

そしてBrahmsの交響曲第5番!三管編成+多彩な打楽器(ティンパニ、バスドラム、シンバル、グロッケンシュピール、スネアドラム、タンバリン、トライアングル、シロフォン)ジミに内省的な室内楽は鬱蒼とした風情のまま、壮大重厚なる交響曲風に仕上げて、これも大好きな作品でした。第1楽章「Allegro」は静かな始まりから、やがてモウレツなラッシュがやってきてパワフル。第2楽章「Intermezzo」も第3楽章「Andante con moto」は原曲を俄に思い出せぬほどの大きさ、雄弁なサウンドに驚かされます。第4楽章「Rondo alla Zingarese(ジプシー風ロンド)」これは原曲でも血湧き肉躍るリズムが興奮するところ、大オーケストラによる編曲はその風情そのまま分厚い感動に充ちて、たっぷりパワフルでしょう。金管の超絶技巧+多種多様な打楽器が効いております。ラストのモウレツなラッシュはベルリン・フィルの面目躍如。(42:35大拍手喝采有)

上海???Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第3番 変ホ長調「英雄」〜張亮(Liang Zhang1979-中国)/上海フィル(2020年ライヴ)・・・指揮者もオーケストラも初耳、Beethovenの交響曲全曲録音とは意欲的ですね。しかもライヴ収録。サウンドに色気が少々足りぬけれど、中庸のテンポ、オーソドックスに引き締まったアンサンブルに飾りの少ないストレート系表現、高いテンションを維持した立派な演奏でしょう。(6:40-5:50-3:31-5:51。14:44-15:53-5:48-12:16拍手有)世界中のオーケストラはほんまに上手くなりました。

もう一発Beeやん。
RCA SB2015Beethoven 交響曲第5番 変ホ長調「皇帝」〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/ヨゼフ・クリップス/シンフォニー・オブ・ジ・エア(1956年)・・・昔馴染みの音源は驚異的な音質。勇壮に、一発ぶちかましたろかい!風な作品はずっと苦手系(とくに両端楽章)心置きなくその”大きさ”を堪能できるようになったのは意外と最近でした。Arthur Rubinstein(1887ー1982波蘭)69歳、技術的に安定してヨゼフ・クリップスの伴奏バランスも万全、暖かい余裕のタッチに威圧感のない、華やかな演奏を堪能いたしました。(20:17-8:24-9:53)ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調(1954年)はモノラル?前曲と同じ調性に明るく、第3楽章「Menuetto, Moderato e grazioso」の優しい風情は絶品。(8:55-5:26-4:16-4:38)Haydn 変奏曲を伴うアンダンテ ヘ短調(1960年)は憂いを含んで落ち着いた、陰影深い作品でした。(10:03)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

男子バレー対洛文尼亜戦、3-0圧勝、巴里五輪切符成る!内容的には相手の高さ、サーブに苦しめられ、勝ちを意識した硬さに最初サーブにもミスが目立って各セットリードを許す場面も多くてヒヤヒヤ。結果しっかり相手の攻撃を拾って粘り強く逆転、感動的な試合を見せてくださいました。背の低い日本なのにブロックはみごと、粘り強いディグ、そして緩急取り混ぜた多彩な攻撃。最終セットには175cmのセッター関田のアタックも決まりました。今夜の最強・亜米利加戦も佳き試合を見せてくれることを期待、昨日塞爾維を3-0で下しております。初戦の芬蘭土戦をフル・セットで辛勝。埃及戦をまさかの敗北、そこからみごとに復活いたしました。アジア大会の女子バレー(B代表)は決勝で中国に3-0敗退とか、まったく報道されぬ冷たい扱いを跳ね返して銀メダル、立派。

昨日は土曜、市立体育館トレーニングルームは混む日なので朝一番にマシントレーニングに入りました。ここ最近、新手の”お休み爺さん”が数人、例えば腹筋マシンに沈思黙考、10分以上独占して実際の鍛錬は10回2セットほど、横になるタイプの胸の筋肉鍛錬マシンは居眠り? 訝るくらい動きがない人が存在するので、先回りしてしっかり鍛えました。しかし、誘惑に負けて昼に団子を2本喰ったせいか今朝の体重は64.2kg+400g残念。本日日曜の最高気温予測は22度C、秋の気候のせいでしょうか。なかなか減らせません。

LP REG-2150de Falla バレエ音楽「恋は魔術師」(ナン・メリマン(ms)/ハリウッドボウル交響楽団1946年?)/Bolodin ダッタン人の踊りと合唱(ストコフスキー交響楽団/女声合唱団/1950年?)〜レオポルド・ストコフスキー・・・驚くべき音質水準。西班牙のリズムアツい作品は速めのテンポ、SPの収録都合ですか?明るく、テンションの高い、集中したアンサンブルはオーケストラの優秀さを証明しております。Nan Merriman(1920-2012ー亜米利加)は往年の名歌手、気品のある太い声が魅力的でした。(4:00-2:05-2:26-4:10-2:49-8:43)Bolodinは一般に聴かれるものとは違った始まり。オペラからの抜粋っぽい、ものものしい短い序奏から哀しげな女声が延々と続いて、ようやく馴染みの音楽へ続きました。どれもメリハリ大仰なデーハー表現が決まって、音楽の愉しさをたっぷり堪能させてくださいます。(17:55)

Membran 233110Wagner ジークフリート牧歌(1949年)/歌劇「さまよえるオランダ人」序曲(1949年)/歌劇「タンホイザー」序曲(1952年以上ウィーン・フィル)/舞台神聖祭典劇「パルジファル」より第1幕への序曲/「聖金曜日の音楽」(ベルリン・フィル1938年)〜ウィルヘルム・フルトヴェングラー・・・寄せ集めだけれど、1938年も含めて音質はかなり良好。この人は作品旋律の本質を抉(えぐ)って、自在に伸び縮みする表現に陶酔が広がって、その勇壮なる説得力が凄い! 最初の安寧の風情充ちる「牧歌」先頭に馴染みの旋律が続くけれど、その多彩な表現の幅に心奪われます。(16:52-11:27-13:58-14:10-10:37)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

世間では連休開始。昼間の日差しはけっこうキツいから、惰性で短パンTシャツ姿に過ごして結果、やや風邪?倦怠感と咽に違和感が微妙に続きます。この時期服装はむずかしい。昨日は皮膚科経由業務スーパーにかなりの買い物、ごま油をボトル買いしたけれど一年半前の倍の値段になっておりました。経済はド・シロウトだからわからんけど、日銀はインフレ政策を狙っていたんじゃないの? その通りになって、この生活の厳しさはなんでしょ。円安に輸出企業は潤っても、庶民のお給料は一部ちょっぴり上がったのみ、追いつきません。人手不足の一方、生活格差も広がっているのでしょう。外国人実習生9,000人失踪とか、劣悪な条件、労働環境+組織的に抜けさせる闇の組織があるんだそう。そんな悲劇に日本経済は支えられているのか。ムネオ議員は揺るぎない露西亜寄りの姿勢に訪露強行して帰国、維新を除名されたとのこと。ある意味主張一貫して潔いけれど、呆れます。

アジア大会女子サッカー北朝鮮を破って4-1勝利、たいしたものですよ。(お相手は帰国後が心配)そしてまったく報道されぬ女子バレー(B代表)も快進撃中、相変わらずその報道扱いの冷たさに絶句。男子バレー巴里五輪予選東欧の強豪・塞爾維に3-0快勝。石川復調、高橋蘭西田絶好調、鬼門の第3セットも劣勢から逆転、ブロック技術が高い相手チームをサーブで抑え込んで、逆にブロックが冴えました。本日は更に強豪の斯洛文尼亜戦、最終亜米利加戦を控えて絶対に負けられない。今朝の体重は昼けっこう喰った自覚もありつつ63.8kg▲300g、往復3.8kmの精力的なウォーキングの成果か。体調がやや心配だけどしっかり鍛えてきましょう。

RCA SICC-2045Bach/Busoni編 シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004より)/Chopin 前奏曲集 作品28〜ホルヘ・ボレット(p)(1974年カーネギー・ホール・ライヴ)・・・伝説のライヴとやらの前半。これは凄い記録です。Jorge Bolet(1914ー1990玖馬→亜米利加)による輝かしい力感溢れるタッチには余裕、これはLP復刻を拝聴して自然な会場臨場感を堪能できました。どんな楽器でも誰の演奏でも深い無限の感動をいただける「シャコンヌ」(15:02)に始まり、順繰り調性が上がっていく「前奏曲」もBachにインスパイアされた作品なんでしょうか、幾度聴いても自分にとってはやや掴みどころのない作品は、その集中力、刻々と変化する表情と一貫した流れ、構成感に初めて名曲としての得心があったもの。技術は表層を流さず、その噛み締めるような説得力、スケールに納得いたしました。(0:35-2:04-0:52-2:02-0:34-2:01-0:50-1:48-1:32-0:29-0:42-1:09-3:45-0:28-6:29-1:06-3:48-0:49-1:16-1:45-2:01-0:46-0:51-2:42)

演奏会後半はJ.StraussUワルツ「人生は一度だけ」作品167(7:20)/ワルツ「蛾」作品157(6:46)/「美しき青きドナウ」の主題に基づく演奏会用アラベスク(11:15)/Wagner/Liszt編 歌劇「タンホイザー」序曲によるアラベスク(16:27)/Chopin 夜想曲 嬰ヘ長調作品15の2(4:11)/Liszt 演奏会用練習曲 変イ長調 作品1の2(3:22)/Moszkowski 女軽業師 作品52の4(「6つの幻想的小品」第4曲 1:40)/Rubinstein 練習曲ハ長調 作品23の2「スタッカート」(4:33)これはいかにも!作品揃えていずれも骨太・剛直なテクニックを駆使して、鮮やかに会場聴衆を魅了しておりました。

蘭fontana HM1108Mozart ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595/第18番変ロ長調 K.456〜イングリット・ヘブラー(p)/クリストフ・フォン・ドホナーニ/ウィーン交響楽団(1959年)・・・Ingrid Haebler(1929ー2023墺太利)Christoph von Dohnanyi(1929ー独逸)とも30歳の記録、全集録音とは別物、これもLP復刻、音質良好です。達観して枯れた変ロ長調協奏曲 K.595、ロ長調協奏曲 K.456第2楽章「Andante un poco sostenuto」魅惑の哀愁に充ちた変奏曲は「フィガロ」との関連性を謂われるもの、いずれも若々しい明晰な暖かさが光るタッチでした。(30:40-31:11)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

アジア大会女子バスケットは残念中国に惜敗。これから女子サッカー北朝鮮決勝が待っております。スポーツはエエですね、今夜は男子バレー巴里五輪予選対塞爾維戦から、以降強敵が続きます。札幌五輪2030年招致断念、いやもう経済モデルとしても成り立たんし、国民の支持も得られないでしょう。2034年に状態が改善するとは思えません。国民の嗜好も多様化して、それはかなり実施危うい万博も同様。東京五輪の記録映画も散々な成績だったとのこと。自分は昨日朝一番久々女房殿と市立体育館同行、しっかり鍛えて締めの有酸素運動エアロバイク15分もお隣二人が若い女性、思わず力も入ります。食事も抑制したつもりだけれど、なぜか今朝の体重は64.1kg減るどころか+100g。(思い当たるのは柿の種)

ネットやテレビに若い(Z ? )世代が「外出時にはスマホしか持っていない」と伺って、自分には縁遠いかなと思っていたけれど先日の経験。一番ご近所(やや高)スーパーに出掛けてほんの往復2km弱、いちおうスマホは持参して決済は楽天PAY、なるほどサイフは必要ないのだなと得心いたしました。実際はJR利用時ICOCAは別途カードタイプだし、梅田駅前ビル地下の激安怪しい居酒屋では現金のみというところもあるから、サイフは必要でしょう。自分の生活範囲にバーコード決済可能なところを認識して日常利用すれば、そんな悩みはないはず。便利なような?たとえばスマホを忘れたり、故障したり、ネット環境があかんようになったら全部アウト!というのもなぁ、なんか悩ましいところですよ。

CPOSchubert 交響曲第9番ハ長調〜ミヒ・ガイック/オルフェオ・バロック管弦楽団(2018年)・・・現在は第8番とのこと、こちらずいぶんこれで馴染んでいるからなぁ、第9番で勘弁して。Michi Gaigg (1957-墺太利)による第8番ロ短調「未完成」は既にことし聴いていて、その粗野に素朴なサウンドに魅了されておりました。詠嘆とは縁のないストレート系表現に、古楽器にありがちな響きの薄さ、弱さも気にならない、コクのある素朴に味わい深い力感あるサウンド。テンポは中庸、第3楽章第4楽章がいつもより長めなのは繰り返し実施の関係でしょう。さすがに聴手は慣れていなくて、いつ終わるのだよ! 少々間延びした印象ないでもない感じ。(15:10-14:16-15:14-16:21)

NAXOS 8.505251Beethoven 交響曲第5番ハ短調(2019年)/第6番ヘ長調 「田園」(2018年)〜アダム・フィッシャー/デンマーク国立放送室内管弦楽団・・・薄い響きに集中できなかった演奏に幾度目かの挑戦。かつては音質のせい?なんて失礼なことも書いたけれど、小編成の素朴な響きがよく理解できる録音と思います。オーケストラの技量は優秀。テンポはやや速め、さっぱりとした素っ気ないフレージングにノンヴィヴラート、イン・テンポが基調な所謂古楽器風演奏でした。これはもう好みの世界でしょう。かつてのHaydn交響曲録音とはずいぶんと風情は変わりました。ハ短調交響曲は第1楽章提示部、第4楽章繰り返し実施、その終楽章「Allegro - Presto」に力感が不足すると感じました。(6:58-8:52-5:00-9:57)

ヘ長調交響曲は第1楽章「Allegro ma mon troppo」から早足に爽やかな快速テンポに駆け抜けて、提示部繰り返し。演奏の風情は前曲と同じでしょう。編成が小さいので、細かいニュアンスの陰影や色彩の変化が際立つけれど、やはりちょいと素朴に過ぎて落ち着かないかも。第2楽章「Andante molto Mosso」の木管は清潔に美しく歌って、なかなかの出来。第3楽章「Allegro」スケルツォには浮き立つような軽さとリズム感があって、微妙なタメにハリを感じさせるところ。ホルンは躍動しております(それ以外の金管は目立たない)。第4楽章「Allegro」の嵐には切迫感たっぷり、ティンパニがカッコ良いですね。第5楽章「Alegretto」嵐が去ったあとの感謝の気持の場面はあくまで素朴、弦の素っ気ないノンヴィヴラートはかなり気になって、軽快に弾むようなリズムは魅力でしょう。(10:51-12:10-5:05-3:48-8:43)全体として指揮者の意思が細部まで浸透して、その個性を堪能できるヴィヴィッドな演奏と受け取りました。


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日の最高気温は26度C予測。エエ感じの秋となっております。昨日はアジア大会サッカー準決勝対香港戦圧勝。そして男子バレー巴里五輪予選対土耳古戦も危なげなく3-0圧勝、西田の復調著しいですね。昨日は女房殿の調子が悪かったようで、市立体育館へもいかずぼんやり状態。自分はひさびさに読書に集中しつつ音楽鑑賞、昼頃ご近所(やや高)スーパーへ、餃子の皮と挽肉が半額、これは餃子を作れとの(ビンボー)神の啓示でしょう。ジョージアのテリちゃんが上手に餃子を作ったから、自分も負けていられない。焼く手順はちょっと苦手だけれど、結果的になんとかエエ感じに焼き上がりましたよ。おいしかった。

物事にはなんでも裏の側面がある・・・バレーボールの国際大会では線審が消え、AIによる自動判定となって時間も短縮、良いことばかりのようだけど、それは一部の先進的な設備の整った大会のみ。日常の試合ではそうもいかないし、若手審判の経験育成の場が失われるとのこと。なるほどね。買い物ついでに団子買ったりして、夜餃子たっぷり大量に喰って、その結果今朝は64.0kg+300g、これから頑張って減らしましょう。

ORFEOR869122Ravel クープランの墓/Schumann 幻想曲ハ長調/Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」/Chopin 夜想曲第20番 嬰ハ短調/Liszt 即興ワルツ/Brahms 狂詩曲ト短調/Moscowski エチュード ヘ長調/Bach コラール「主よ、人の望みよ喜びよ」 BWV.147〜アレクシス・ワイセンベルク(p)(ザルツブルグ・ライヴ1972年)・・・43歳脂の乗り切った時期のライヴは音質良好。完璧な技巧、正確怜悧なタッチにクールな詩情も漂う素晴らしい記録。デリケートに冷たいRavel(3:02-2:15-5:08-3:11-4:25-4:35)思わぬたっぷり歌心溢れたSchumannの切なさ(11:01-7:01-10:25)「展覧会の絵」は流麗に冷静、カッコよく緻密な勢い、最終盤「キーウの大門」途中の疾走もみごとに決まっております。(3:52-4:35-1:12-3:10-1:02-3:03-1:32-2:55-2:52-5:03)以下、アンコール。Chopinは抑制が効き過ぎて甘みが足りない(4:17)Lisztはみごとに肩の力が抜けて流麗そのもの(5:06)Brahmsは力強く劇的(5:21)それにしても凄いテクニックの冴えは次のMoscowskiに顕著(2:06)ほとんど魔法でっせ。Bachは一番好きな旋律、神々しい静謐から中間部を盛り上げてちょいとあざとい表現でした。(4:21)

TELDEC 2564681627Mahler 交響曲「大地の歌」〜ブリギッテ・ファスベンダー(ms)/トーマス・モーザー(t)/シプリアン・カツァリス(p)(1989年)・・・珍しいピアノ伴奏版。Cyprien Katsaris(1951ー仏蘭西)は八面六臂の活躍だけど、彼の素晴らしい技巧をもってしても管弦楽伴奏の色彩感、響きの厚みに足りません。室内楽伴奏でも作品の骨組みがよく見えて愉しめたけれど、歌い手の奮闘もピアノ伴奏のみではいまいち映えぬ感じ。残念。(7:50-9:58-2:58-6:47-4:28-28:19)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

ちょっと肌寒くて夜半に目覚めるくらい、夏が暑く長かっただけに秋の風情を強く感じます。昨日はポテトチップ一袋一気喰いの結末をなんとかすべく、市立体育館へ。往復途上大量のペットボトル+缶を拾いました。ご近所にあった星乃珈琲が閉店して改装中、次は系列のコッペ田島がオープンするらしい。(看板が掲げられました)大阪では枚方についで大東が2店目、さてどうなるでしょうか。業務スーパー横のふわこっぺ(持ち帰り専用)はあえなく閉店したけれど、こちらイート・イン38席、もちろん珈琲もあるでしょう。流行るでしょうか。パン食、甘いものは避けているのでオープンしても出掛けるつもりはありません。今朝の体重は63.7kg▲500g。

三内丸山古墳〜函館、魅惑のツアーは女房殿のスケジュールから断念、自分は現役時代あちこち出張して偶然、東北地方に縁遠かったので、例えば平泉とかその辺りを狙いたいところ・・・ところがけっこう高い。5月来体調を崩したのと、猛暑が続いたのでどこか出掛けたいなと思って、女房殿に相談したら近く京都が良いと曰(のたま)う。もう千度訪問して馴染みなのにね。秋はハイシーズン、インバウンドも戻ってホテルも割高でしょう。昨年2022年お仕事引退直後の1月だっけ?未だコロナも猛威を振るって更にシーズン・オフ、甥夫婦と4人で二部屋合計7,000円でしたよ(朝食/大浴場付き新しいホテル)。自分は大浴場付きホテルが基本(女房殿もそこは譲らない)京都中心街を検索したら一軒のみツインで8,800円(税込み朝食付き)出現して2週間後に予約いたしました。なんと伏見稲荷には一度も行ったことがないのと、東寺が特別展示中とか、せっかく近所なんだからしっかり観光してきましょう。10年ほど前?数回通った馴染みの居酒屋も潰れていないみたいなので、寄ってみるつもりです。ちょっぴり贅沢。

男子バレー巴里五輪予選突尼斯戦、危なげなく3-0勝利。相手のディグがよろしくなく、高さもあまりない。サービスエースがよく決まりました。長身・高橋健太郎大活躍。今夜は土耳古戦です。このままの調子で行ってくれ!

RCACopland ビリー・ザ・キッド/ロデオ〜モートン・グールド/彼のオーケストラ(1957年)・・・ニューヨーク録音だから東海岸の録音用オーケストラでしょうか。RCAヴィクター交響楽団とかその辺り、上手いもんですよ。ゴージャスな響き、この時期から想像も付かぬような鮮明な音質、最高。ノリノリの安っぽいピアノによるタイム・ラグ最高。明るく躍動して打楽器は元気いっぱい、旧き佳き亜米利加の西部劇? 風景情景をたっぷり堪能いたしました。Morton Gould(1913ー1996亜米利加)は、往年のピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者、日本じゃ知名度さっぱりだけど、母国ではタイヘンな人気だったらしい。残された録音は硬軟取り混ぜたレパートリー、どれも立派な出来と記憶します。(20:13-4:09。7:42-3:53-1:45-4:27-3:29)

PHILIPSScho"nberg 室内交響曲第1番 変ホ長調/第2番 変ホ短調〜エリアフ・インバル/フランクフルト放送交響楽団(1998年)・・・これは他の作品とのフィル・アップに使われている録音(Brahmsとか)これがオリジナルの収録でしょうか。ヤッシャ・ホーレンシュタインのLP以来のハードな作品は馴染み、先日セレナードを聴いて、ロバート・クラフトの乾いて素っ気ない無機的演奏に驚いたけれど、こちら雄弁! 分厚い響きに大きくわかりやすいメリハリと緊張感、起伏ある演奏。難解晦渋なイメージ作品そのものを見直すような個性、当たり前だけどいろいろ聴いてみて、指揮者が作品の新たな魅力を引き出す醍醐味を感じたもの。(20:30。7:20-10:21)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

日に日に秋の風情は深まって、朝晩の服装に配慮が必要です。熱はないけれど鼻咽の微妙な不快感が続いて、悪化させぬよう気を付けましょう。昨日は体育館に出掛ける女房殿に菓子など帰りに買うようお願いして、ポテトチップスを一袋勢いが止まらない。結果今朝は64.2kg+300g後の祭り、体調イマイチに身体の動きが鈍いことも一因でしょう。これよりしっかり筋トレ+有酸素運動して鍛えましょう。本日夜は男子バレー巴里五輪予選突尼斯戦、仕切り直し、油断大敵。アジア競技大会(杭州)のバレーボール女子日本(B代表)はまったく報道されないけれど、連勝しているとのこと。なんと扱いの冷たいことか。

まったくの個人的なヲタク趣味、小さな本棚5段分大量にあったDVD保存音源ファイルの全点検、廃棄整理→HDD移動が昨日終了しました。その量7TBほど、体調のせいもあってちょっと脱力するくらい一段落を感じております。半年くらい掛かったのかな? 途中不良HDDにぶち当たって、仏蘭西音楽Wagner辺り、かなりお釈迦にしたのもありました。これから更に厳選して、廃棄縮小を進めるつもり。外付け光学ドライブはコンピューターより撤去。これがヒマな引退生活の醍醐味ですよ。女房殿の亡き姉の一人息子は我が息子の一歳上、姉さん女房なので心配していたら、この度ようやく妊娠したとのこと。ちょいと太り気味の40歳、悪阻に10kg減ったそう。体調に気をつけて年明け2月に元気な赤ちゃんを生むように祈っております。6人目の曾孫誕生の知らせに婆さん(93歳)は大喜び、生きる励みになることでしょう。

EuridiskRimski-Korasakov スペイン奇想曲(1974年)/交響組曲「シェエラザード」(1969年)〜エフゲニー・スヴェトラーノフ/ソヴィエット国立交響楽団・・・これはLP復刻、音質は極上。例の如し陰影彫りの深い表現は重量級にギラギラと色彩豊か。西班牙のリズムがヴィヴィッドな「奇想曲」(16:54)デーハーな管弦楽効果が映える「シェエラザード」の賑々しい風情も最高です。テンポを上げても適度な粘着質と重量感が続いて、パワーも勢いも充分、この時期オーケストラは絶好調でしょう。(22:20-22:34)

体調いまいちなので元気の出る音楽連続。
Berlioz ローマの謝肉祭/Ravel ピアノ協奏曲 ト長調/Mussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」〜チョン・ミュン・フン/フランス国立フィル/プラメナ・マンゴヴァ(p)(2014年ライヴ放送音源)・・・Myung-Whun Chung(1953ー韓国→亜米利加)このオーケストラ首席在任は2000ー2015年。この間、一連のDGや母国での録音に感心して、彼の実力を見直したもの。もう70歳のヴェテランだけどソウル市立交響楽団もトラブルから辞去、その名声に比べてポストに恵まれません。元気いっぱいのBerliozから始まって(8:35)Plamena Mangova(1980-勃牙利)による自在なRavelは軽妙華やかな風情(22:03アンコールはシミジミとしたGinastera 舞曲(6:53)/Chopin 夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)(5:02))オーケストラの技量を活かして中庸のテンポ、色彩豊かな「展覧会の絵」のスケールと明るさ、そのバランスは素晴らしい完成度でした。(32:41)アンコールはBizet 歌劇「カルメン」序曲(2:18)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨夜の男子バレー巴里五輪予選対埃及戦ぎりぎり競ってフルセット逆転負け、第1第2セット楽勝その後連続して取られてガッカリ、精神的に落ち込んでおります。オリンピックへの道は遠い。昨日、雨の中市立体育館へ。しっかり鍛えて、食事も抑制したのに今朝の体重は63.9kg+100g、要因がわかりません。これもガッカリ。今朝の空気はすっかり秋の風情を感じて肌寒いほど。体調は依然微妙な感じ。

大谷ホームラン王確定とか、あとは術後の快復や新しいチームへの契約・合流がスムースに進むことを祈りましょう。ちっとも話題にならぬアジア競技大会(杭州)のバレーボール女子日本(B代表)は香港に圧巻ストレート勝ちとか、知っているメンバーは田中瑞稀、そして島村春世、小川愛里奈両ミドルブロッカーくらいか(Vリーグ戦をちゃんと見ていない)小川は出場機会はなかったようです。もうちょっとマスコミには取り上げてほしいな。動画が上がっていないか探してみましょう。

CPO 999248Hindemith レクイエム「前庭に最後のライラックが咲いたとき」前奏曲/交響曲「画家マティス」/シンフォニア・セレーナ〜ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト/シドニー交響楽団(1992年)・・・Werner Andreas Albert(1935-2019独逸)は濠太剌利にて長く活躍した指揮者だそう。CPOにHindemithの管弦楽作品全曲を録音しております(オセアニアのオーケストラ起用)。レクイエムは第2次世界対戦の犠牲者への音楽とか、ここではその悲愴に静謐な前奏曲のみの演奏(4:45)おそらくはもっとも著名な作品である「画家マティス」は緊張感と危機感たっぷりな名曲、第3楽章「Versuchung des heiligen Antonius (The Temptation of St. Anthony)」に向けて激しく高揚するけれど、音質の加減か、いまいち線が細くて劇的効果が弱いと聴きました。(9:04-4:32-13:37)爽やかに遠いホルンから始まるSymphonia Serenaは1947年初演(アンタル・ドラティ)世代時代を考えると、ずいぶんとわかりやすい平易な作品、破壊的刺激的な不協和音サウンドも控えめ、クールに知的な魅力を感じさせました。(9:36-3:33-9:50-9:58)

LPデザインBartok 管弦楽のための協奏曲〜ウラディミール・ヴァーレク/チェコ・フィル(1981年)・・・音質まずまず、大ヴェテランVladimir Valek(1935-捷克)による珍しい音源。パワフルにピカピカ器用なオーケストラじゃないけれど、これはたっぷり旋律を歌わせて、ちょっぴりローカルサウンド。フィナーレは速めのテンポにアンサンブルの縦線もピタリと合って、ノリノリの推進力でした。音質はまずまず。(9:13-6:33-6:53-3:58-9:11)


2023年10月某日/隠居生活初心者入門の日々

10月に入った日曜、昨夜もやや気温が高く寝苦しい空気でした。本日は雨予報、30度Cに届かぬそう。昨日は切れた珈琲豆を買いに業務スーパーへ出掛けたら、微妙な頭痛発症、久々に鎮痛剤を服用してしばらく様子を見たものです。季節の変わり目は体調管理が難しい。夕食を仕立てるのにやや苦戦、今朝もやや体調は怪しい感じ。昼夜とそれなりに喰って体重は63.8kg現状維持が続いて62kg台に戻せません。新しい月を迎えてダイエットは仕切り直しのつもり。

昨夜、男子バレーパリ五輪予選兼W杯対芬蘭土戦、3-2辛勝。相手は格下28位、第2セットまでは楽勝に見えたけれど、第3セット第4セットと石川が攻められて(最終セットは交代)このままの勢いでは負けると不安にさせたもの、途中14分間中断のアクシデントもありました。最終セットなんとか取って1勝としたけれど、久々の国際舞台に出てきた相手チームも高く、パワフル、ブロックも上手く、日本の攻撃をしっかり拾っておりました。油断大敵。

「タイパ志向」なる言葉があるそうな。タイム・パフォーマンスの意らしい、なんやイヤな感じですね、動画再生(映画も)1.5-2倍再生が当たり前、まず結論ありき、間とか経過、雰囲気、静謐なんて全然価値がないらしい。時代はタグ打ちホームページ→ブログ→FaceBook→X→YouTube→ショート動画→TikTokみたいにだんだん短くなって、瞬間芸の世界に接近しているのでしょうか。ジャンルさておき、ステキな音楽も倍速で聴くんでしょうか。なんかオモロないなぁ、殺伐とした時代だと思います。【♪ KechiKechi Classics ♪】は時代遅れ絶滅危惧種のタグ打ちホームページですんまへん。

EURODISC LPOrff 舞台形式によるカンタータ「カルミナ・ブラーナ」〜クルト・アイヒホルン/ミュンヘン放送管弦楽団/バイエルン放送合唱団/テルツ少年合唱団/ルチア・ポップ(s)/ヨーン・ファンケステレン(t)/ヘルマン・プライ(br)(1973年)・・・生命の躍動、血湧き肉躍る名曲中の名曲、じつはこの前に合唱の神様ロバート・ショウを期待を込めて聴いたけれど、全然ダルくて途中で止めました。Kurt Eichhorn(1908ー1994独逸)はCarl Orff(1895ー1982独逸)のスペシャリスト。バイエルン放送に所属する2番手オケを率いて、圧巻の輝かしい爆発、ノリを見せてくださいました。 いろいろ聴いてきたつもりだけど、ヘルマン・プライの説得力が圧巻! 第3部「愛の誘い」〜神秘の「愛神はどこもかしこも飛び回る」は懐かしいルチア・ポップ(自分の好みとして)少々表情が硬いと感じました。(2:35-2:48-3:56-1:57-2:58-1:45-3:21-3:22-4:42-0:54-2:21-3:09-1:44-3:11-2:59-2:20-2:05-2:02-0:52-0:58-2:12-2:20-0:42-1:44-2:36)

Reference RR22Copland 戸外のための序曲/バレエ組曲「アパラチアの春」(13楽器版)/エミリー・ディキンソンによる8つの詩〜キース・クラーク/パシフィック交響楽団/マーニ・ニクソン(s)(1982年)・・・Keith Clark(1944ー亜米利加)が1979年創設したPasific Orchestraは南カリフォルニアオレンジ郡の団体とのこと。優秀録音がウリのReferenceレーベル。オーケストラの響きはやや潤いに不足気味?だけど、まずまずのアンサンブルでしょう。著名な「アパラチアの春」は小さい親密な編成、旧き佳き亜米利加の姿を連想させる名曲。(9:03-27:01)歌曲はちょっと珍しい収録かもしれません。言葉の壁を乗り越えて、Coplandの親しみやすい、優しい風情/声を堪能いたしました。「自然、最も優しい母」(4:16)「ラッパのように風が来て」(1:28)「世界は埃ぽく感じる」(2:01)「心よ、彼のことは忘れましょう」(2:40)「愛しい3月、お入りください !」(2:18)「 眠りは」(3:08)「天国に行くこと !」(3:00)「二輪戦車」(3:26)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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