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音楽日誌

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2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風6号南洋より接近中。地元ご近所、大阪桐蔭負けました、暑い中頑張ったのにね。こちら朝洗濯後、久々の我流ストレッチ済ませてゆっくり体育館へ。もうほぼ概ね脚は大丈夫、空き缶ペットボトルなど拾いつつトレーニングルームに到着、常連メンバーは日曜はお休み、空いておりました。三週ぶりにトレッドミル6km/hの通常ウォーキング速度、傾斜も付けて15分、筋トレは前回できなかった背筋+両脚内転筋外転筋鍛錬+腹筋のみいつも通りの負荷に済ませました。世の中は土用の丑、昨夜の料理は質素に茄子を中心とした質素な炒めものでした。今朝の体重は63.0kg▲300gにて7月締め括り。昨夜は左腰辺り微妙に鈍い痛みと熱気に眠りが浅い自覚がありました。

DVDに焼き込んで保存した音源ファイルの点検整理破棄作業は延々と継続中。かなり大胆に廃棄を進めても、その数は膨大なヲタク趣味残り1/5ほど。もう一個外付けHDD買わないといけないかも。思わぬ発見もあるし、ダブりもあります。先日Haydn関係の音源作業完了・・・ここで大きなミス・・・ハンス・スワロフスキーの交響曲やミサ曲がばらばらと在庫出現して、けっこうな物量に驚きました。まとめてフォルダを作成して保存、あとで圧縮保存しようとして・・・どこかに消えました。おそらく点検整理中、他の廃棄音源といっしょになって、既にゴミ箱もクリア済、万事休す。大胆な廃棄に後悔したことはないけれど、今回のはこつこつ集めた希少音源、必要と判断して整理まとめたものでした。ちょっとガッカリ。自業自得。これも人生。

1960年くらい迄のEMI録音を集めたJanos Starker(1924ー2013洪牙利→亜米利加)音源はパブリック・ドメイン。かなり以前よりまとめて音源入手して時々楽しんでいたのに、これがどこにも見当たらない・・・誤って廃棄したのか、それともトンデモ収納して、思わぬところに隠れて仕舞ってあるものか・・・数日掛けて四苦八苦してネットより再入手済。すると今朝、スペル・ミスであったことが発覚! ちゃんと保存してありました。これも人生。

EMI 5 68745 2Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調/Ernst von Dohnanyi(1877-1960洪牙利)チェロと管弦楽のためのコンチェルトシュトゥック ニ長調〜ヤーノシュ・シュタルケル(vc)/ウォルター・ススキンド/フィルハーモニア管弦楽団(1956年)・・・2021年に拝聴済。これが例のお隠れになった音源の一つ。久々の拝聴印象は音質ちょっと厳しいなぁ、一応ステレオだけど。この楽器最高峰の協奏曲は、鮮やかな技巧の冴え。ススキンドの伴奏含めて雄弁な詠嘆に非ず、ちょっと素っ気ないほどストレート系の飾りのない表現に疾走します。(14:19-10:35-12:27)Dohnanyiの作品は知名度さておき、世代から想像も及ばぬほど平易に優しい旋律が続く名曲でした。他のチェリストは録音していたでしょうか?(22:23)

DG 4814718Ravel スペイン狂詩曲(2台ピアノ)/マ・メール・ロワ(4手)/逝ける女王のためのパヴァーヌ(4手)/前奏曲イ短調(カティアによるソロ)/Geshwin ラプソディ・イン・ブルー(2台ピアノ)〜カティア&マリエル・ラベック姉妹(p)(2016年リリース)・・・別嬪デュオもKatia Labeque(1950ー仏蘭西)Marielle Labeque(1952ー仏蘭西)70歳過ぎたのか・・・音源情報を探ってみたけれど、もう正確な録音年代も探せませんでした。正確ノリノリなリズム、著名なRavel作品は管弦楽による色彩に負けぬ、華やかさと緻密な集中力、デリカシーが光る演奏でした。前奏曲イ短調は初耳作品、儚い夢のような美しさ。(4:52-2:00-2:59-6:24。1:50-2:57-3:35-4:17-3:56。6:32。2:06)Gershwinも同様、ファンキーな伴奏がなくても充分に愉しめます。これもノリノリ、前のめりの闊達さ。(15:00)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜も相変わらずの熱波が続いております。老夫婦が熱中症で亡くなったとのニュースもありました。風光明媚な熊本天草に到着した孫二人、全裸で水遊びをする写真が送られてきました。こちら左脚の痛みはほぼ消え、やや違和感程度、往復3kmほどの食材仕入れの歩行速度もほぼ通常、しっかり道中ゴミ拾いの功徳も実施しました。昼夜と野菜中心の食事を意識して今朝は63.3kg▲100g、病に身動きできない中での減量は筋肉が減っただけだけど、鍛錬は継続中。たんぱく質も意識して摂取しております。本日は有酸素運動を中心に軽く鍛えましょう。ムリすると尿酸値が上がりますから。

途中からだけどNHKの番組に「腸内環境」の特集がありました。自分はヨーグルトを毎日、食物繊維を摂ったり、肉食控えめ、いろいろ意識しているつもりだけど、多様性が重要なんだそう。つまり納豆やバナナを毎日喰っても、摂取の幅が狭ければあまりよろしくないんだそう。これは思い当たるフシはあって、朝食は千年一日のごとく同じ(ヘルシーだけど)昼も夜も食材の種類は限られて、多様性には程遠いと自覚いたします。腸内環境は2-3ヶ月で状態一巡するとのこと、さて具体的にはなにをするか・・・考えが浮かばない。

それとこの間YouTubeにて種々俄健康知識を探って、パンの常食はよろしくない、そんな話題が多い。自分は痛風爺なので甘いものは厳禁、もとより甘党ではないのでケーキはもちろん、ここ数ヶ月甘い菓子パンも避けておりました。たまに食うと旨いんやけどね。女房殿は食パンが大好き。自分も時々、禁断の行為はやってみたくなる・・・

ETERNA LPBach イタリア協奏曲ヘ長調/半音階的幻想曲とフーガ ニ短調/フランス風序曲(パルティータ)ロ短調 BWV.831〜ハンス・ピシュナー(cem)(1971-1972年)・・・Hans Pischner(1914ー2016独逸)は往年の旧東独逸の重鎮。ヘルムート・ヴァルヒャ辺りと並んでモダーン・チェンバロの代表的奏者、現代の耳にはメカニカル、メタリックに立派に響いて、スケール大きく効果的。こんな楽器は既に消えております。実演では中ホール辺りでもチェンバロはほとんど控えめな存在に聴こえます。ヴィヴィッドに躍動する明るいイタリア協奏曲(4:15-4:55-4:08)思っきり革新的に緊張感溢れる前衛的な旋律が衝撃的な「幻想曲」(2:58-3:05-5:38)堂々たるスケールを感じさせる重厚な「序曲」(8:12-2:19-3:33-3:02-3:18-2:44-2:50-3:05)時代遅れの音色、 スタイルなどと敬遠せず、その堂々たるスケールを堪能いたしました。

NAXOS 8.110915/6Bach 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007/第2番ニ短調BWV1008/第3番ハ長調BWV1009〜パブロ・カザルス(vc)(1936-39年)・・・かなり以前

朗々と雄弁・重厚なスタイルが(おそらくはカザルス以来)主流だと思うけれど、もともとは舞曲だから、もっとハズむように軽快で、そこはチェロだから豊かで幅広い、バランスの取れた演奏を望んでおりました。
爾来、鉄板の評価であるカザルスの録音は説教臭く感じて疎遠になっておりました。やがて徐々にこの記録とは和解してやや浪漫な表現だけれど、以前ほどの”重苦しさ”印象は軽減して、細部へのていねいなニュアンスとこだわり、骨太のまま時に軽快なるリズムさえ感じさせる〜そんな印象に変わっておりました。久々の拝聴は音質が良好なことに驚き、この演奏は永遠の価値と痛感したものです。(2:26-3:41-2:32-3:14-1:47 3:43-3:54-2:17-4:07-3:19-2:31 3:28-3:46-3:14-3:29-3:29-3:24-3:00)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

日々厳しい暑さが募る週末、蝉の喧しさは朝一番より全力です。昨日朝、気持ちよろしく洗濯を済ませて市立体育館へ。左脚の痛みはほとんど消えても力が入らない。階段を降りるのも四苦八苦、それでも道中ちょっぴりゴミ拾いは再開できました。トレッドミルは諦めてエアロバイク15分負荷軽く膝のリハビリ。筋トレも緩くこなしたけれど、マシンは二種類ほど独占されておりました。しっかり汗をかいて気分爽快、激しい日差しに耐えつつ、なんとか帰宅。今朝の体重は63.4kg▲100g。久々全身に少々筋肉疲労感が残って、やや鍛錬に力が入ったのかも。露西亜のプリゴジンさんは死んだ説もあったけれど、なんか出てきているみたいですね。ようわからん、魑魅魍魎の世界でっせ。

ビッグモーターの件は場末の引退爺が云々する迄もなく、呆れることばかり。本丸は保険の不正請求とその組織的運用(パワハラ体質)保険会社からの出向含めた犯罪の全貌解明だろうけれど、街路樹の件は気になります。罪としては軽い「器物損壊」程度なのかも知れないけれど、公私の区別も付かぬ内向きブラック体質を象徴的に表現していると感じます。そんなところにこれから中古車買いに行く人は、よほどのもの好き乃至世間のニュースをまったく見ない人くらいでしょう。保険の代理店取り消し、車検整備の免許も取り消されるのでしょう。世の中に中古車屋さんはたくさんあるでしょうから、さっさと消えてほしい・・・なんて、クルマも持っていない爺が呟いても、なんの社会的影響もない。そういえば2018年に発覚した違法建築、レオパレスはその後どうなった・・・検索してみたら・・・いろいろと揉めつつ、会社は未だ存続しているのですね。ビッグモーターもたんまり内部に貯め込んでいるのかも。まず、若い社員が辞めていくやろなぁ、きっと。

LPデザインBach マタイ受難曲〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル/ニューヨーク大学混声合唱団/トランスフィギュレーション教会少年合唱団/福音史家:デイヴィッド・ロイド(t)/イエス:ウィリアム・ウィルダーマン(b)/ペテロ、ユダ:ドナルド・ベル(bbr)/アデーレ・アディソン(s)/ベティ・アレン(ms)/チャールズ・ブレスラー(t)(1962年)・・・英語版。大胆なカット有。以前に聴いていたはずなのに「音楽日誌」データ検索しても出現しません。モダーン楽器古楽器云々、言語がどうのと云う前に、たっぷり情感を込めて粘着質に濃厚、とことん入れ込んだ熱演!21世紀のスッキリと軽い響きとリズムの古楽器演奏に馴染んで、気持ちはわかるけど・・・とてもだけれど、日常聴きに耐えません。芸術は個性の発揮だから、これはこれで立派な存在感や個性はあって、オーケストラの響きとか声楽の響きに違和感はあっても、きっと大ファンはいるはずでしょう。劇的に美しい旋律連続は幾度聴いてお馴染み、かなり短くても聴き通すのに四苦八苦いたしました。

Capriccio C10153Mozart ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334(320b)/ディヴェルティメント ヘ長調K.138〜シャンドール・ヴェーグ/カメラータ・ザルツブルグ(1986年)・・・NMLにて拝聴可能だけれど、Capriccioレーベル自体が活動停止しているので(HNHインターナショナルに身売り)すっかり忘れられている録音でしょう。モダーン楽器使用ということだけではなく、同じ音楽院に同じメソッドを学んだメンバーが先生に指導され、ヴィヴラート少なめ、クールに颯爽としたアンサンブルを聴かせてくださいます。音質も適度な残響が自然に快いもの。弦+ホルン2本というシンプルな編成のニ長調K.334は長大なる作品。各パート一人ずつ室内楽として演奏されることもある名曲。夢見るような愉悦に充ちた旋律が延々と続きました。(6:59-10:26-4:47-5:49-7:26-9:41)ザルツブルグ・シンフォニー第3番は天衣無縫な初期作品。(3:47-4:02-2:04)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

相変わらの猛暑続き、昨日枚方では39.8度C記録、全国1位だったらしい。外気がほとんどフロ状態、警告通り外出は避けて昼からエアコンを入れました。洗濯物はすぐに乾きます。夏休みに入って哀しいこどもの事故はあちこち、本日より熊本・天草に帰省する孫とお嫁さんのことを考えると他人事ではありません。昨日は昼食の抑制効果、今朝は63.5kg▲300g、夏は体重減らしやすいですよ。左膝痛はほぼ軽快、トレッドミルは可能かも知れません。いちおう念のため左膝踵左親指辺りアイシングを続けております。発症3週間、自分は症状が治まるまでけっこう時間が掛かります。幸い夏バテ症状はありません。

27時間テレビ久々の復活とか、なんとかマラソンとか新鮮だったのは寛平ちゃん辺り迄で、まったく興味が湧きません。ドラマも大コケが多いようで、最近作品の造りがなんとなく雑に感じます。ちょっぴり気になったものはTVerにて後追いで確認、時間を決めてテレビの前に座る・・・そんなお気に入り番組は限られているでしょう。自分みたいなヒマな引退爺でもそうだから、忙しい現役世代はもっとそうでしょう。自分はドキュメンタリーとか歴史物とか、そんなものが好みです。二時間ドラマの再放送はもう飽きました。

 The World Record Club T25Schubert 交響曲第9番ハ長調〜ハンス・スワロフスキー/ウィーン・フェスティヴァル管弦楽団(1957年)・・・これはウィーン交響楽団らしい。2年ほど前に聴いて、美しい旋律作品は速めのテンポに飾りのない颯爽とした風情に感じられても音質がいまいち・・・(11:49-13:05-9:45-11:09)交響曲第8番ロ短調「未完成」〜ハンス・スワロフスキー/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1957年)・・・これもたっぷり雰囲気はあって悪くない演奏と思うけれど、わざわざ求めて聴くようなものかなぁと感じたもの。(15:40-11:33)残念。

NONESUCH HC-3011Hanydn 交響曲第86番ニ長調/第87番イ長調〜レスリー・ジョーンズ/ザ・リトル・オーケストラ・オブ・ロンドン(1966年)・・・Leslie Jones(1905ー1982英国)は日本では知名度さっぱり、自前のオーケストラを率いて主に録音を中心に活動していたとこと。メンバーにはアラン・ラヴデイ(v)とかジェームズ・ゴールウェイ(fl)など一流どころが参加していたらしい。これはLP復刻音源、音質はかなり良好。最近の古楽器に耳慣れていれば少々大柄な演奏、当時のスタイルから考えればかなり引き締まって、明晰モダーンなアンサンブルでした。交響曲第86番ニ長調はパリ交響曲ラスト、楽器編成は弦+フルート1、オーボエ2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ。先日拝聴した第13ー14ー15番辺りの意欲的な試行錯誤とは大違い、華やかに力強い作風はみごとに表現されております。第1楽章「Adagio - Allegro Spiritoso」(8:37)「Capriccio: Largo」(6:03)「Menuetto: Allegretto」(6:25)「Finale: Allegro Con Spirito」(6:47)。交響曲第87番イ長調の楽器編成も同じ。作風も類似して第1楽章「Vivace」(7:10)第2楽章「Adagio」(6:12)「Menuetto」(4:48)「Finale: Vivace」(4:15)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

連日も猛暑が続きます。電力不足とか、その辺りはあまり話題になっていないみたい。なさけない痛風症状はほぼ治まって、左膝激痛のみ継続中、昨日朝ゆっくり体育館を目指したけれど、一昨日より苦戦、脚を引きずってぼちぼち出掛けたものです。途中の運動公園にはこの猛暑にご高齢グループが元気にグランドゴルフ中、時間がずれたので帰りちょうど終わったところ「気をつけてな」お互い声を掛け合っておりました。こちらトレッドミルはムリ、膝にもろに影響ありそうなレッグ・エクステンション、レッグ・カール以外のマシンを負荷軽くこなして、エアロバイク15分はほとんど膝のリハビリのつもり。帰路も激しい日差しと左脚の痛みに苦しんでおりました。アイシングを続けて膝がちゃんと曲がるようになったのは夕方でした。

今朝の体重は63.8kg+300g。女房殿在宅の関係で昼飯をちゃんと喰ったからでしょう。最近気付いたこと。自分は手も足も小さくて、靴のサイズは25cmと信じて、じつはここ5-6年ほど(例えば通販にて購入)なんかサイズが小さい、窮屈と感じることが増えました?ここ数ヶ月の痛風症状に足が腫れたこともキッカケになったのか?先日息子一家と昼食を採ったときに運動靴をプレゼントしてくれてそれが26cm、昨日履いてみてこれがなかなかよろしい。華麗なる加齢に足のサイズが変わることってありますか?どうも靴に対する考え方が間違っていたようでして、きつきつに足先迄ぴったりさせるのは間違いだったのかも。もちろんメーカーによってサイズの微妙な違いはあるのかも知れません。結果、数足(あまり使っていないのに)廃棄決定。こんな発見もあるものですね。

BRILLIANT BRL 99925Haydn 交響曲第13番ニ長調/交響曲第14番イ長調/交響曲第15番ニ長調/交響曲第16番 変ロ長調〜アダム・フィッシャー/オーストリア=ハンガリー・ハイドン管弦楽団(1991年)・・・アダム・フィッシャーによる全集録音より。コンサート・マスターはRainer Honeck。残響豊かな収録会場、全般にマイルドに洗練されやや線の細い、バランス重視なサウンドと感じます。交響曲第13番ニ長調はフルートは一本だけど、ホルンは4本(そのワリに活躍場面は少ない)ティンパニも入ります。第1楽章「Allgro molt」は快活素直に躍動して、ホルンの強奏は一回のみ。第2楽章「Adagio cantabile」は弦のみの演奏、チェロ・ソロが静かに優しい旋律を歌います。第3楽章「Menuett-Trio」は優雅にノンビリとした3/4拍子の舞曲。トリオは牧歌的なフルートの鳥の声?+ヴァイオリンやチェロが掛け合います。ティンパニのリズムも効果的。第4楽章「Finele, Allegro molt」はジュピター音形が幾度登場して、元気よく締め括られました。(3:45-5:51-5:13-3:25)
交響曲第14番イ長調はフルートもティンパニもなし、オーボエ、ホルンが各々二本。第1楽章「Allgro molt」管楽器が少なくてもホルンも効果的にヴィヴィッドな始まり。わずかな暗転が色彩を加えます。なかなかの名曲。第2楽章「Andante」は弦のみによる緩徐楽章は、落ち着いたスタッカート旋律。この風情はHaydnの個性を強く感じさせます。第3楽章「Menuett-Trio;Allegrett」ここはホルンが効果的な3/4拍子。拍子は違うけれど前楽章の牧歌的な風情は似ていて、トリオはオーボエによる暗転も印象的でしょう。第4楽章「Finale, Allegro」は第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの旋律が掛け合って、フーガのような効果を上げているところ。ちょっぴり陰影もあって、Haydnの革新的なトライヤルが感じられるところでした。(4:15-3:39-3:40-3:29)
交響曲第15番ニ長調の編成は前曲と同じ。第1楽章「Adagio-Presto-Adagio」は弦とホルンによる静かに優雅な序奏に始まって、ここはなかなか美しいところ。やがて快活なPrestoに突入して、わずかな暗転も効果的でしょう。そして冒頭を再現して名残惜しく終了。第2楽章「Menuett-Trio」は典型的な3/4拍子、ゆったりとした舞曲。途中トリオではチェロ、ヴィオラ、ソロの掛け合いが聴かれます。第3楽章「Andante」は弦のみ。デリケートにシンプルな旋律がそっと続いて、途中情感の高まりも感じさせました。第4楽章「Finale, Prest」は3/8拍子。堂々とリズミカル、中間部ニ短調の寂しい旋律が色彩を添えております。(6:37-5:00-4:37-3:42)交響曲第16番 変ロ長調も同じ楽器編成。緩急緩の3楽章制。第1楽章「Allegro」の下降音形はなかなかモダーンな感じ。陰影豊かな名曲でしょう。第2楽章「Andante」は弦のみ。シンプルに飾りのないヴァイオリンの旋律はHaydnの魅力を端的に示しているところ。第3楽章「Finale, Presto」は快活リズミカルな躍動が続きました。(3:54-4:57-3:19)

DG463666Stravinsy ヴァイオリン協奏曲ニ調(1962年)/Shostakovich 交響曲第10番ホ短調(1955年)〜ヴォルフガング・シュナイダーハン(v)/カレル・アンチェル/ベルリン・フィル/チェコ・フィル・・・これは2003年来幾度もに聴いていて

これほどわかりやすい明快な演奏はいままで経験したことがない。破壊的旋律の魅力と、ヴァイオリン本来の持ち味としての美しさがバランスしている。
この印象は替わりません。
Shostakovichはチェコ・フィル担当。暗鬱に長大なる第1楽章「Moderato」(20:28)たいていここで挫折する難解な風情、いくら苦手でも幾度トライヤルしているからなぁ、かなり様子もわかってきてなんとか乗り切りました。ずず暗いトンネルを抜けると第2楽章「Allegro」=スケルツォ楽章は快速疾走、ここは即物的表現なアンチェルのテンション面目躍如。オーケストラも絶好調。(3:51)第3楽章は「Allegretto」再びDSCH音型も怪しい暗鬱な風情に戻って、ここのホルンは「大地の歌」引用らしい・・けど、そう云われるとなるほど、状態。(10:57)終楽章「Andante - Allegro」は暗い出足のまま激しく疾走して怒涛のクライマックスへ・・・(11:54)モノラルという音質的な制限はあっても出色のわかりやすい演奏でした。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

暑いですね。昨夜はエアコンを切って就寝して扇風機頼みの判断は誤りか、すごい汗に断続的に途中覚醒、朝5時に蝉の第一声に促されて起床いたしました。どこか大きなビルの会社に就職して巨大なフロア、自分のオフィスがわからなくて、ようやく到着してもタイムカードが探せない・・・そんな夢にうなされました。昨日も猛暑、ムリせず洗濯しただけでDVDに貯めた音源ファイルの点検整理のヲタク趣味、昼からはエアコンを入れた快適な部屋に過ごしました。左足親指踵の痛みはほぼ治まって、左膝にはしつこい痛みが続いております。念のためアイシング継続中。トレーニングに出掛けても強度は抑えてムリしないつもり。ダイエット継続中今朝の体重は63.5kg▲300g。わずか2日で1kg以上減っているのは汗が出ているためか。昼は抑制して夜はしっかり唐揚げ(鶏豚)喰ったんですけど。

読売新聞社の全国調査によると「大阪万博に興味なし」が65%とか。爺友のひとりが「愉しみにしている」とのこと、世間では夢よもう一度、半世紀前の興奮と熱狂を熱望しているのかも、自分の考えは常識から外れているのかと反省しておりました。ところが、そうでもないみたいですね。「五輪万博」景気回復の起爆剤発想は団塊の世代の産物でしょう。もう体力が落ちて、混雑する会場には出掛けられませんょ。+挙げ句「カジノ」?なんか重厚長大型安易な思考から抜けられない、しかも青天井金満不正がつきまとうのは「東京五輪」が証明している・・・場末の痛風爺が嘆いても仕方がないけど。

独DECCA 400 046-2Berlioz 幻想交響曲〜ズービン・メータ/ニューヨーク・フィルハーモニック(1979年)・・・ロサンゼル・フィルからニューヨークに転出した辺り、Zubin Mehta(1936-印度)43歳の記録。ニューヨーク・フィルには珍しいDECCA録音。1979-1991音楽監督在任は最長記録なのに、この時期の評判はどーもよろしくない。繰り返し実施、第2楽章「舞踏会」にコルネット入りは重要なポイント、オーケストラの響きにやや潤いと魅力を欠くような気もするけれど、音質もよろしいし評判ほど悪くはないと感じたもの。第4楽章「断頭台への行進」第5楽章「魔女の夜宴の夢」の迫力も充分・・・だけど、やや手慣れた流れを感じたものでした。13:59-6:07-14:58-4:24-9:32。

LPデザインBeethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」(ロベール・カサドゥシュ(p)/コンセルトヘボウ管弦楽団1961年)/Rachmaninov ピアノ協奏曲第2番ハ短調(ユリアン・フォン・カーロイ(p)/ミュンヘン・フィル1948年)〜ハンス・ロスバウト・・・カサドゥシュの「皇帝」は廉価盤LP時代からのお馴染み、ちゃんとしたステレオ録音。充実したオーケストラの響き、雄壮に力強い協奏曲はデリケートに落ち着いたピアノが印象的でした。(19:49-6:36-10:26) Julian von Karolyi(1914-1993洪牙利)の録音は珍しい存在、モノラル録音はちょっと落ちるけれど、濃厚甘美な作品風情を味わうのには充分でしょう。流麗な技巧を誇るピアノはたっぷりロマンティック、柔らかいタッチでした。クール怜悧なイメージのロスバウトもいつになく雰囲気たっぷり。(10:40-12:01-11:18)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

朝一番より激しい蝉の声、全国的に35度C超えの猛暑が続きます。札幌の首切り事件の容疑者親子が捕まり、ことの経過は詳細見えません。関空行きのJR列車は自分も幾度乗っているけれど、突然切りつけられたらひとたまりもないことでしょう。猟奇的な事件が続いて不安な世情に+夏休みに入ってこどもの哀しい水難事故も増えてきました。またまた某隣国ミサイルも飛んだそう。そして自分は・・・9時半開店床屋さん目指して久々の東方面の道中、ゴミ拾い功徳の余裕はありません。なんせ左膝不自由なので。散髪は10分ほど待って自分の順番、いちおう体育館行きの準備はしておいたので、ゆっくり散歩も兼ねて久々にトレーニングルームを覗きたくなりました。

一週間以上身体を動かしておらず、左腰中心に鈍い痛みが続いているのは運動不足でしょう。いつもと一時間以上違うので顔ぶれは見知らぬ人ばかりに混んでおりました。トレッドミルはムリなので、エアロバイクの負荷をごく軽く設定しつつ15分間、体調は良好・・・更に筋トレも試したくなって、ムリのないごくごく軽い負荷設定して6種ほど実施(麦茶多めに持参)久々の汗はシャワーを浴びて気分も爽快、痛風発症患部の痛みも軽快。今朝、どこにも筋肉痛はありません。症状いっそう軽快中。身体を動かすというのは精神的にもよろしい。今朝の体重は63.8kg▲800g、ここ20年ほどの最低記録更新しました。運動しての減量はほんまもんです。男子バレー対伊太利亜戦第3位決定戦ハイライツをYouTubeにて拝見、第1−第2セット連取して、第3−第4セットは完敗状態、最終セットを一気に取ったのですね。薄氷の勝利、エース石川絶好調、リベロの山本は超絶技巧。西田のお休みがちょっと気になります。BSで放送はないのか。

EMI TOCE-13406Handel 組曲「水上の音楽」(Harty編)/序曲 ニ短調 (Elgar編/シャンドス・アンセム第2番「私は主に依り頼む」 HWV 247より)/組曲 「王宮の花火の音楽」(Harty編)/オラトリオ「サムソン」 序曲(Sargent編)〜マルコム・サージェント/ロイヤル・フィル(1959年)・・・自分は基本新しい録音、リズムのキレのよい軽快な古楽器が好み、それを前提としてアンサンブル・ゼフィロの演奏には少々不満を感じたものです。こちら65年前の堂々たる現代オーケストラ用編曲、「水上の音楽」はAllegro-Air-Bouree-Hornpipe-Andante espressivo-Allegro deciso(17:36)優雅な風情に洗練され、颯爽とスケールが大きい響きはオリジナルの姿云々別にして、これはこれでわかりやすい魅力に溢れます。「王宮の花火の音楽」も印象はまったく同じ。Overture-Alla Siciliana-Bouree-Menuet II(15:52)は序曲から堂々としてカッコ良いし、Alla Sicilianaは弦のみゆったり、そっと囁くような静謐は魅惑でした。Menuet IIによる壮麗な締め括りは文句なし。Elgarの手による「序曲 ニ短調」はいっそう硬派にものものしく(5:39)「サムソン」 序曲は古楽器演奏を聴いたことがないので、Handelってこんな立派な悠々とした音楽と納得したものです。緩急緩のフランス風序曲なのか。(7:36)今回拝聴はLP復刻音源、音質はかなり良好でした。

DG UCCG4877Beethoven 交響曲第3番変ホ長調「英雄」〜カルロ・マリア・ジュリーニ/ロサンゼルス・フィル(1978年)・・・4年ぶりの拝聴。Carlo Maria Giulini(1914ー2005伊太利亜)が亜米利加西海岸のオーケストラの音楽監督を務めたのは1978-1984年。今となっては意外な組み合わせ、彼は独墺系のオーソドックスな演目を意識して鍛えたとのこと。これは遅めのテンポに堂々たる威容を誇る演奏、噛み締めるように微妙なタメやテンポの動きは重量級、瑞々しい明るい響きのまま落ち着きと自然な流れが両立して、力みなくまったり諄々と説得力深い第1楽章「Allegro con brio」から絶好調(20:34)第2楽章「Marcia Funebre-Adagio assai」葬送行進曲は細部入念なる描き込み、ニュアンスの細やかさ、その陰影、呼吸の深さ、力強い巨大なスケールに驚かされます。(17:20)第3楽章「Scherzo-Allegro vivace」は蒸気機関車の疾走、これもアクセントは明確に慌てぬテンポ設定は説得力充分。トリオのホルン三重奏は独墺系に比べて軽く感じます。(13:13)第4楽章「Finele-Allegro-molt」は巨大なる変奏曲。堂々たるスケール、これも急ぎ足に走らぬ、ひとつひとつのフレージングをたしかめるように、ていねいに表現して深い感銘をいただきました。(13:37)これは旧世代の表現なのででしょう。それでもこれは最近聴いた中でのヴェリ・ベスト。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

新しい一週間も猛暑続きのようです。左踵親指の痛み腫れはほとんど治まっても、左膝の痛み痺れが歩行には致命的、明らかに左太ももは細くなっております。一昨日はワクチン接種へ、昨日は一日休んで、本日より洗濯(フロの残り湯バケツ汲み)再開、そして床屋さんへ歩行訓練に出掛けるつもり。軽く筋トレしたいけれど、トレーニングルーム行きはムリでしょう。ストレッチも難しく、なんとか身体を動かさないと、左腰から脚に掛けての鈍い痛みが収まりません。この熱気に終日体調がよろしくない。夜に痛風症状やや悪化する件、じつはフロが要因かと。患部が温められるのですね。朝には軽快しております。昨日は昼夜しっかり喰って64.6kg現状維持。

ロコ・ソラーレの藤澤五月さんが鍛え上げた成果を披露して、そのストイックさに驚きました。カーリングだけでも世界を競うのに+ボディメイクコンテストに挑戦!しかも上位入賞、引き締めすぎて、容貌が変わって見えました。こちら同じ北海道出身でも情けない痛風症状連続、減量を心掛けてもまともに歩くこともままならぬ・・・天と地ほど違うのが情けない。男子バレー第3位決定戦は強豪伊太利亜と戦ってフル・セット勝利したらしいとの情報。立派。テレビ放送を探しましょう。女子バレーもなんとかこれから上位に食い込んでほしい。

音楽の件はほんのアリバイコメント。
DECCA R.Strauss 交響詩「ドン・ファン」/ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら/死と変容〜アンタル・ドラティ/デトロイト交響楽団(1979-80年)・・・Mecury時代より得意とした作品。ポール・パレー時代(1951-1962)のデトロイト交響楽団黄金時代よもう一度! けっこう話題となったドラティのシェフ就任は1977-1981年。意外と短かったのですね。英DECCAの録音も相まって当時の録音は話題となったものです。かっちりとしたアンサンブルと、けっこう厚みのあるサウンドに、デーハーな管弦楽効果を堪能できるもの(じつは体調と猛暑に集中できていない)17:23-14:58-21:53。

BVCC657Elgar ヴァイオリン協奏曲ロ短調/序奏とアレグロ〜竹澤恭子(v)/コリン・デイヴィス/バイエルン放送交響楽団(1993年)・・・竹澤恭子さん(1966-日本)は未だ現役バリバリの年齢でしょう。この曇り空に暗鬱な名曲を深みのある音色に、たっぷりスケールの大きな演奏を堪能させてくださいました。17:34-12:59-19:08。弦楽四重奏と弦楽合奏との詠嘆合戦である「序奏とアレグロ」は14:46。コリン・デイヴィスもバイエルン放送交響楽団も大好きだけど、英国音楽中一種重厚な独逸風情を感じさせるElgar、なんだけど独逸のオーケストラには少々”重さ”を感じたもの。いずれ、体調不良なのでどこかで仕切り直して再拝聴いたしましょう。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日日曜、夜は比較的過ごしやすくてよう眠れました。5月中旬以来3度めの痛風発作発症して1週間(ずっと身動きできず引き隠り)昨日朝一番久々の外出、階段降りるのにも一苦労、左脚に力が入れられぬ歩行に、ゆっくりご近所医院を目指しました。朝一番速攻で6度目のコロナ・ワクチン接種済ませて(今回はファイザー製)副反応はありません。ひと様との接触がなければ感染もありえない。帰り、スーパーに寄ってちょっぴり菓子など購入、左腰辺り鈍い痛みは、正しくないムリな姿勢での久々往復2.5kmほど歩行+運動不足要因でしょう。減量に心掛け、酒もほとんどなし、ネットやYouTubeからの知識に「尿酸値によさげなもの」ばかり気を付けているのに、この連続発症はなんなのでしょうか。思い当たるフシは筋トレか。左脚親指踵膝は鈍い痛みとちょっぴり腫れ程度、熱は治まりました。もともとの発症である右足指痛みやや復活の腫れはありません。断続的にアイシング実施中。

夕食の調理は一昨日より復活。食材は買い足しに行けないので、在庫あるものでなんとかしております。男子バレーは強豪波蘭に準決勝敗退とか、3位決定戦に臨みます。テレビ放映はどうなっているのか。狭い範囲で生活している病人、なんのドラマもなくて、精神的に行き詰まっております。今朝の体重は64.6kg+300g、増傾向を鍛えてなんとかする!ことができぬのが残念。本日行きつけの980円カットは定休日、散歩でもしましょうか。昼間は暑く不快な気候に、エアコンを入れても音楽には集中できぬ日々が続いております。

Angel LPBeethoven 三重協奏曲ハ長調〜ダヴィッド・オイストラフ(v)/スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(vc)/レフ・オボーリン(p)/マルコム・サージェント/フィルハーモニア管弦楽団(1958年)・・・オイストラフだったら1969年の大御所揃えた録音があまりに有名だけど、それは今更聴きたいとも思わない。こちら旧ソヴィエットの旧世代をソロに据えて、LP廉価盤時代からのお馴染み、久々の拝聴は音質がクリアなことに驚いたものです。ソロの息が合っているし、サージェントの伴奏がなかなか立派に安定した風情でした。ヴァイオリンはいつも通り豊満な美音、クヌシェヴィツキーは知的な音色に、オボーリンのピアノは味わい深い要となっておりました。浮き立つように明るい第1楽章「Allgro」、チェロの高音から歌い始める第2楽章「Largo」は静かに短い緩徐楽章、シミジミとソロが絡み合います。第3楽章「Rondo」はリズミカルに上機嫌な躍動が待っておりました。けっこう昔から好きな、親密な作品。(17:11-4:38-12:59)。

MUSIC & ARTS CD-620Milhaud ヴァイオリン協奏曲第2番/春の協奏曲〜ルイス・カウフマン(p)/ダリウス・ミヨー/フランス国立放送管弦楽団(1949年)・・・2009年来の再聴。安っぽい?わかりやすい映画音楽風情であり、オン・マイクな直接音中心な音質。Louis Kaufman(1905ー1994亜米利加)は非常に腕の立つ技巧にバリバリ前のめりに弾き進めて熱気を感じさせるもの。これはカウフマンの希少な音源ばかり集めたBOXより、聴いているうちに以前の記憶が蘇えりました。(7:14-8:48-6:45。8:24)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

週末を迎え梅雨も開け南洋から大型台風接近中、こどもたちは夏休みに入りました。女房殿はこども食堂のボランティアに元気に出掛けて、情けない痛風野郎である自分は左脚各所の痛み軽減しつつ、なぜか?右足に微妙な痛み復活(とても心配)昨日はもう一日おとなしく様子をみて引き隠り中。症状に波はあって、夜になると調子がよろしくない。本日は朝一番にご近所医院にてコロナ・ワクチン接種、おそらくは片道1kmの道を復活の第一歩としましょう。調子がよろしければ、床屋さんにも出掛けたいところ。発作が出たら患部には刺激を与えぬのがよろしいそう。市立体育館トレーニングルーム復帰はいつになるでしょうか。いずれすぐには激しい筋トレ厳禁、そして、そのあとは牛乳を摂るのがよろしいとの知識を得ました。

ビッグモーターはデーハーなCM打っていたけれど、トンデモ・ブラック企業だったんですね。遠からず市場から消えることでしょう。こちら、場末の引退爺は心身ともにかなり復調しているけれど、定例週末【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新は集中力が続かず(精神的に)お休み。今朝の体重は64.3kg▲100g。昨夜男子バレー対斯洛文尼亜戦BS放送を愉しみにしていたけれど、体調思わしくなくさっさと就寝いたしました。ワクチン接種が終わったらゆっくり拝見いたしましょう。

TVerにて情熱大陸「脳神経外科医・瀧澤克己」(配信終了)に感動いたしました。脳神経外科医師、旭川赤十字病院副院長。1965年生まれ。師匠は著名な上山博康さん、手が震えるから手術には向いていないと指摘され、それを努力で克服したとか。休みを取って東南アジアの手術(無償のボランティア)に費やしているそうです。現地の医師にお手本を見せているのですね。師匠が立派に後継を育てたというのが凄い。神の手が次の神の手を育てるというのはけっこう難物ですよ。

以下、かなり以前に聴いた音楽のメモ。
CDHLL7506Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調(1996年)/第6番ロ短調(1997年)〜スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ/ハレ管弦楽団・・・実演ではそのアンサンブルに疑念の声も伺うけれど、このライヴの集中力は素晴らしくクリアなアンサンブル。音質も良好。栴檀は双葉より芳しい、若書きの微妙なユーモラスと思わぬ変化連続な名曲は、思いっきり新鮮。(8:08-4:50-9:18-9:47)暗鬱な旋律、鬱々と重苦しい印象(第1楽章「Largo」)な第6番ロ短調も明晰に響いてわかりやすい。第2楽章「Allegro」第3楽章「Presto」は一気呵成に走って爽快でした。(16:47-5:33-6:42)

PHLP039Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」/Bruckner 交響曲第9番ニ短調〜ギュンター・ヴァント/ベルリン放送交響楽団(旧西/1993年シャウシュピール・ハウス・ライヴ)・・・FM放送エアチェックしたのは1990年代中盤でしょう。それ以来のお気に入り、前回拝聴は2020年8月。Gu"nter Wand(1912ー 2002独逸)晩年はレパトーリーが狭く、似たような演目のライヴ録音が多く残されました。当時のベルリン・ドイツ交響楽団(改称直前)のシェフはウラディミール・アシュケナージ。。誰の演奏を聴いても静謐に美しい「未完成」に演奏個性を刻むのは難しいもの。これは驚くほど重心が低くガッチリとした構成感に+セクシーかつ深淵なるサウンドが響いて、かつてない仕上がり。(15:29-12:39)いったい幾種録音が残っているのか、わからんほどの交響曲第9番ニ短調は未完成だけど、まるで天上に登る第3楽章「Adagio. Langsam, feierlich(遅く、荘重に)」は立派な締め括りと感じられます。寄せては返す遠浅の波のように静謐な第1楽章「Feierlich, misterioso(荘重に、神秘的に)」から、オーケストラの美しい響きが際立って、当時のオーボエは未だGunther Passin(1937ー2014独逸)でした。激しいリズムを刻む第2楽章「Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell(軽く、快活に - トリオ、急速に)」は軽快に非ず、厳しい表情でした。(26:37-10:47-26:40)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

梅雨も開け昨夜は過ごしやすい気温によく眠れました。最近第3次痛風症状発症して、今回は左脚三箇所膝踵親指辺り、一週間経ちました。左脚はようやくちゃんと曲がるようになって、踵はおしりに付きます。足指踵は今一歩、保冷剤動員して連続アイシングが効いているせいか以前ほどのひどい腫れ、変色はありません。昨日夕方料理再開、八宝菜は狙い通りの味となって、昼夜と通常の食事+柿の種(ワサビ味)の結果は64.4kg+300g。日常生活は送れるようになっても、基本引き隠りに身動きできない生活、鍛錬もできないのがツラいところ。一日のなかで症状に波はあって、昨日夜はちょっと怪しかったけれど、今朝はかなり改善しております。なんとか明日くらいからご近所散歩くらい復活できないものか。昨夜、深夜にあったらしい男子バレー決勝リーグ第1戦は強豪斯洛文尼亜、3-0快勝してベスト4へ。夜のBS放送が愉しみです。

「退職金2,000万円のサラリーマン…「余裕でリタイア」のはずが、65歳を待たずに〈老後破産〉のトホホな背景」〜こんな類似の記事は幾度も拝見して、その内容はじつに薄い。結論は「60歳で定年退職し、リタイアした場合、しばしば65歳の年金給付を待たずに退職金を使い果たし、最悪、老後破綻に陥るケースもある」その理由は「資産形成を行うことなく、月収をきれいさっぱり使い果たすような生活習慣が染みついていることが原因で起こる。現役時代のように入ってくるものがないのに、生活を変えずに浪費を繰り返」すことらしい。引退に向けて生活のダウンサイジングはあったりまえじゃん。だいたいそんなに激しく浪費するほど体力も気力もありまへんで。

我が家は現役時代より節約こそ美徳と考えて、自分が月収激減!な継続雇用に入った60歳、当時女房殿の立派な収入もあったけれど、よりいっそうの生活引き締めを目指したもの。ま、早くに一人息子が独り立ちしたし、北海道の両親は優秀な兄夫婦に任せっきり、現在は女房殿が母親の様子を近所から見守っているけれど、無借金無財産生活、身の丈に似合ったささやかな生活継続中。資産形成とやらには無縁だから、この物価高にわずかな預貯金は目減りしつつあります。でもシロウトがにわか財テクに手を染めても(おそらく)ろくなことはない。このまま身体に気を付けて静かに暮らしますよ。ちょっと最近調子悪いけど。

ALTUSStravinsky 管弦楽のための4つの練習曲/カンタータ「星の王」/管楽器のためのサンフォニー/ カンタータ「説教、説話、祈り」/バレエ音楽「春の祭典」〜ピエール・ブーレーズ/フランス国立放送管弦楽団/フランス国立合唱団(1963年ライヴ)・・・エチュードと春の祭典がこのライヴの流れでセッション録音され、残りは珍しい音源でしょう。音質はまずまず、セッション録音よりマシかも。素っ頓狂な「エチュード」はなかなかの集中力(1:04-2:04-3:45-3:10拍手込)、「星の王」はマイケル・ティルソン=トーマスによる若い頃の録音があるけれど、こちら、なんとなくぬるりとした出来なのは、こんなモダーンな作品には特異な専門技量を持った合唱団が必要と類推できます。 (6:00拍手込)「サンフォニー」はブーレーズ来日のFM放送を聴いたことがあるけれど、正規録音は他にありましたっけ?神妙な管楽器の掛け合いに緊張感あって、ド・シロウトには脈絡のない音楽が続くけれど、聴き慣れているからけっこう好き。(9:40拍手込) 「説教、説話、祈り」はおそらく初耳作品。各パート点描のような伴奏に、敬虔な混声合唱+朗々たる声楽ソロ(台詞も有/英語)の詠嘆が続きます。(3:53-7:31-5:02)「春の祭典」のセッション録音はそのかなり劣悪な録音乗り越えて、緊張感解像度に驚いたものです。こちらの緊張感もなかなかだけど、オーケストラの技量や各パート(とくに木管辺り)自己主張が強くて、アンサンブル精度には時代を感じさせました。ちょっとガチャガチャしているけれど(第1分後半辺り)迫力や推進力はたいしたものですよ。この荒々しさ、熱気は時代、ちょいと聴き疲れしました。現在の自分の嗜好は大きく変わって、クールに洗練された演奏が好き。音質条件も大切でしょう。(15:27-16:57熱狂的な拍手+ブーイング?)

DG 4378502Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)/幻想曲「火花」/管弦楽のための4つの練習曲〜ピエール・ブーレーズ/シカゴ交響楽団(1992年)・・・ことし2023年2月に聴いたばかり。起伏が少なくてオモロないと云った声もあるけれど、そんなことはない。硬質なオーケストラの響きを活かして色彩豊かな作品は細部迄精密緻密に描き込まれて完璧の完成度。先の「エチュード」とは30年を経て、こちらの落ち着きと巧まざる官能に驚いたものです。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

元気に過ごしてもな〜んもないヒマな生活は、連続痛風症状にさらに身動きが取れぬ状態。今朝、歩いたりするのに不自由ない程度の痛みに治まっているけれど、作夜半服用したアダムA(イブプロフェン)の効果なのか、じょじょに状態が快復しているのか微妙です。昨日も比較的朝は調子よろしく、昼から状態は悪化いたしました。猛暑不快な気温続き、夜はエアコン必須、幸いよく眠れております。一週間弱、家事は一切できないのは身動きができないから仕方がない。痛みが集中している左脚(親指踵膝)の太ももはあきらかに細くなってきました。昨日も食事抑制したつもりでも、柿の種(ワサビ味)小袋二個+珈琲ゼリーのせいか今朝の体重は64.1kg+200g。運動もしていないし、減量の踊り場を自覚しております。

老々介護の行き付く先、車椅子を転落させて奥様の生命を奪ってしまった、哀しい事件の判決は懲役3年とのこと。実際は2年くらいでしょうか。なんとか元気に、静かに余生を過ごしていただきたいもの。有罪実刑は仕方がないけれど、なんともやりきれない気持ちでした。学生時代から親しい3年先輩は20年ほど前に奥様がくも膜下出血に倒れて一命は取り留めても、身体は不自由に、爾来介護を続けていらっしゃいます。一緒に介護してきた娘さんも数年前に嫁に行きました。経済的には恵まれていたのは幸い、本人も大腸がんを経験して現在寛解状態へ。先日6月のOB会は奥様がコロナに罹患され、快復後も調子がよろしくないと欠席されました。自分は2023年散々な体調続いているけれど、人生っていろいろやなぁ、シミジミ考えさせられました。

音楽への集中力が戻りません。
Supraphon LPBerlioz 幻想交響曲〜カルロ・ゼッキ/チェコ・フィル(1959年)・・・Carlo Zecchi(1903-1984伊太利亜)は名ピアニストであり往年の名指揮者。これは噂の名盤、但し時代が時代、音質はちょっと心配だったけれど、意外とちゃんと聴けることにほっといたしました。Beriozは実際上この作品以外聴いていない?といった狭い経験、少々食傷気味だけど、第1楽章「夢、情熱」から表現の隈取りしっかりして、チェコ・フィルの粗野に洗練されぬ金管大爆発して、あっと驚くほど。第2楽章「舞踏会」のノリもメリハリも充分。この流れのまま期待通りの第4楽章「断頭台への行進」、第5楽章「サバトの夜宴の夢」の金管炸裂してデーハーに爽快、チェコ・フィルのローカルな響きがわかりやすい。噂によるとストコフスキーばりに一部編曲しているらしい。13:45-6:27-17:07-5:23-9:53。

ECMZelenka (1679-1745)トリオ・ソナタ第1番ヘ長調/トリオ・ソナタ第2番ト短調/トリオ・ソナタ第3番 変ロ長調〜ハインツ・ホリガー(ob)/モーリス・ブルグ(ob)/トーマス・ツェートマイアー(v)/クラウス・トゥーネマン(fg)/クラウス・シュトール(cb)/ジョナサン・ルービン(lute)/クリスティアーネ・ジャコテ(cem)(1997年)・・・緩急緩急の4楽章制の作品は愉悦に充ちた名曲。たしかLP時代にも名盤としての誉高かった旧録音があって、これは新しいほうの録音でしょう。先日、古楽器によるHandelが期待通りに響いていないと不満を漏らしたけれど、使用楽器がなんであれ、躍動するバロック音楽の愉悦を堪能させてくださるものです。名手たちによるノリノリの饗宴。2:36-4:33-3:20-5:14。3:31-6:36-3:33-5:22。 3:03-4:08-3:01-4:53。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

未だ秋田県では水害の影響が続き、全国的にはここ3日間で6人熱中症で亡くなるほどの猛暑続き。大阪のタワーマンションで大金強奪事件、そしてこちらの地元では8歳の娘にまともに飯を喰わせず下剤を服用させて連続入院、共済金を詐取していたトンデモ児童虐待が発生して憤懣やるかたない・・・そして某隣国は元気にミサイル2発飛ばして食傷気味。相変わらずの猛暑続き、そして梅雨は未だ開けぬ不快な気候が続いて、自分は情けない痛風症状に苦しんでおります。午前中、ちょっとマシかな、そう思ったけれどそれは鎮痛剤の効果だったのか、昼過ぎから痛みは戻って苦しんだものです(とくに左膝)。昼からエアコンを掛けて断続的に居眠り。

自分はダイエットを意識して毎昼食は納豆+アルファ。マツコ・デラックスは「納豆好き、喰いすぎて痛風になった」という言動はけっこう話題になったけれど、納豆は痛風発症に関係ない格安健康食品、それは俗説とのこと。納豆が痛風によろしくないって、女房殿も信じてましたもの。困った風評被害でっせ。蝉の声全開、今朝の体重は63.9kg現状維持、ホメオスタシスなのか、昼過ぎかなりの空腹をガマンし、夕食も控えめにしても一直線には減りません。なにより身動きも鍛錬も、ストレッチもできない体調。夕方女房殿がアダムA(イブプロフェン)再入手して夜、朝と服用したら痛みはやや軽減、歩けぬほどに非ず。この不自由な生活はいつまで続くのか。

RCO04005R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜マリス・ヤンソンス/コンセルトヘボウ管弦楽団/アレクサンダー・ケル(v)(2004年ライヴ)・・・Mariss Jansons(1943ー 2019拉脱維亜)が急逝したのは残念至極、これはコンセルトヘボウ首席就任記念演奏会の記録らしい。3日ほど前に拝聴してまったく集中できず、今朝ようやくの拝聴を果たしたところ。カッコ良い大爆発作品はもともとメンゲルベルク/コンセルトヘボウに検定された作品。パワフルなオーケストラの圧力、とくに金管の乱舞、コクのある響きに圧倒されても、意外と素直と云うか手に汗握るような爽快感やら威圧感には足りぬような気もします。上手いオーケストラだけどね。音質個性の印象もあるのかな?4:28-3:45-12:12-9:38-4:55-10:39。

AngelR.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」〜ロリン・マゼール/フィルハーモニア管弦楽団(1962年)・・・Lorin Maazel(1930ー2014)32歳の記録。前回拝聴は2018年、その前に2006年にも聴いておりました。 以下、二度目の引用して手抜き。

フィルハーモニア管弦楽団は、クリアで清涼、ややカルめの響きが魅力だけれど、マゼールはそこに強引なる味付け色付けをするんですね。(ウィーン・フィルだって同様だった)貫禄とか自然体とは縁遠い、弱音での極限ニュアンスから大見得切ってせり上げ、無理矢理絶叫する、若さぎらぎら的意欲溢るる演奏・・・オーケストラ・コントロール自由自在の才気走った表現。オーケストラの技量は優秀だし、アンサンブルも細部まで完璧であります。いかにもドラマティックな味わいだけれど、重量感に欠けるのは録音の個性か。しかし、爽やかな響きが濁らないのがフィルハーモニア管弦楽団の魅力でしょう。弦、木管、金管も濃厚な個性を前面に出さないで、”清涼で明るい”とは先ほど録音評価で書いたところ。清潔な美しさがある。

 で、やはり素っ気ない、か。やりすぎ感ある躍動推進力はけっして嫌いではないが、ワタシはしっとりとた潤いのある余裕サウンドで聴きたいですね、この作品。でも、最近の若手でここまで強引に自分の個性を表出して、オーケストラを自在にコントロール出来る人っているでしょうか

・・・当時は一生懸命集中して聴いていたなぁ。ここ最近手抜きばかりでっせ。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

左足首後方の腫れ、左足親指辺り、そして左膝激痛が続いて身動きが取れません。終日じっとアイシングを続けて、保冷剤の交換にも四苦八苦。じつは食卓、コンピューター前も両方バランスチェア、これはもう30年以上愛用中、腰痛対策に正しい姿勢、背当てがない椅子ですね。ところが・・・両膝で支える仕組み、これが左膝が痛くて、にっちもさっちもならない・・・今月姪のところに赤ちゃんが生まれて、婆さんにとっては5人目の曾孫、女房殿は弟の車で婆さんを迎えにきました。昼過ぎ、モウレツな暑さに祇園祭の京都では熱中症8人?こちらも生命が危ういほど、エアコンを入れようにも女房殿が布団を干して、室外機には枕が・・・こちら情けない痛風症状に四苦八苦、取り入れは不可能・・・もうダメか、その時、ようやく帰ってきてくれました。

音楽を聴くとかの前に、コンピューターを立ち上げてデータ再生も不可。終日、テレビの前に座って痛みと暑さにに耐えつつ、半分居眠りしつつ、ぼんやりYouTubeを眺めておりました。隣国露西亜、中国、韓国とは微妙な関係もあるけれど、けっこう来日して日本語堪能、日本を愛してくださる人もいらっしゃる、文化の違いをいろいろ考えさせてくださるものです。ま、な〜んもできない、していないということですよ。今朝の体重は63.9kg▲200g、大腿四頭筋は一週間でかなり落ちるらしい。残っていたアダムA(イブプロフェン)を服用したらちょっぴり痛みはマシだけど、音楽のコメントはできません。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

朝から蝉の声全開の連休最終日、祇園祭は久々の通常開催やったんやな。全国地あちこちで39度Cを超える猛暑、残念な水関連の事故も発生しております。残念な自分は気を付けているつもりでも痛風症状連発、もともと症状出ていてた右足親指さておき、左踵(あきらかな腫れ有)さらに左膝に激痛(2月の症状に近い)さらに左足指あたりにぼちぼち痛みが出て、これから腫れると予想されます。順繰りにアイシングして、終日身動きできません。「痛風発作が頻発するとき、どう治療する?」この記事が参考になるのかな?明日は通院が必要です。今朝の体重は64.1kg▲400g戻したけれど、これは筋肉が落ちただけじゃないのか、ほとんど身動き不如意、洗濯も含めて全部女房殿にお任せ状態。

せっかくの燃える夏! に、な〜もできん自分が情けない。心身ともに最悪状態でっせ。音楽を聴いてもまったく愉しめない。以下はかなり以前に聴いたもの。
DG UCCG4359Schubert 4つの即興曲 D899/作品90/4つの即興曲 D935/作品142〜クリスティアン・ツィマーマン(p)(1990年)・・・デリケートに気まぐれな旋律は最近すっかりお気に入り。これはずいぶんと素直にピュアな演奏でしょう。Krystian Zimerman(1956ー波蘭)もすっかりヴェテラン、なんとなく若手のイメージだったけれどこれももう30年以上前の録音となりました。(9:06-4:50-6:20-8:01。11:14-7:43-11:28-5:57)ここまで書いて体力の限界です。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

朝一番より蝉が喧しい世の中は連休中。秋田では記録的な大雨の被害が出ているとのこと。困った隣国・露西亜では、プリゴジンさんは既に亡くなっている可能性が高いとの報道もありました。

こちら情けない痛風、2ヶ月にて3度め発症中(左踵)昨日朝のトレーニングはもちろんムリ、午前中痛む足を引きずってコミュニティバスにて最寄り駅から華の梅田駅へ、連休初日はガイジンさんも含めモウレツな人出と熱気、息子からの指定であるグラン・フロント大阪へ向かいました。この猛暑に有名スイーツ店に「120分待ち」の行列、皆元気と根性ありますよ。3歳と1歳の孫成長著しく、賢く、大暴れ、なにを喰ったのか喰っていないか俄に認識できぬほど。息子は新しいお仕事に馴染みつつあり、ちょっぴり痩せました。若いお嫁さんもスリムに。息子は前職場にて育休取りつつ、そのまま転職して保育所は(おそらく)一年待ち、昼間育児ワン・オペはタイヘンでしょう。その後、有料のこどもが遊ぶ施設へ(「ボーネルンドキドキド」こんなのあるんですね)ママと女房殿に任せて、息子と二人アイスコーヒーなど涼みつつ、転居後の生活やお仕事のことを訊いたものです。あと最低20年くらいはお仕事頑張って、二人の息子一人前になる迄頑張ってもらいましょう。自分はその辺りフツウに生きているか微妙でっせ。今月末にはお嫁さんの実家(天草)に孫二人とママはさっさと帰省するとのこと。明石から熊本迄新幹線一本便利ですよ。

夕方早々に退散して最寄り駅より禁断のタクシー(2度め)はちょうど1,000円。お仕事現役時代だったら毎度使っていたやろなぁ、今回は歩行不如意だから緊急避難ですよ。当たり前に可愛い孫の対応に疲れ、人混みに酔いました。痛む左足に耐えつつ6,800歩ほど今朝の体重は64.5kg+400g、なんやかんや云いつつけっこう喰ったのですね。ほんまは運動して体重戻したいけれど、しばらく身動きもできません。女房殿は孫とのお付き合いに激疲れ状態。いまどき孫の存在も贅沢品になりました。

体調問題とこの暑さ湿度に音楽にはまったく集中できておりません。
Kristian Bezuidenhout(1979ー南阿弗利加)Beethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」/三重協奏曲ハ長調/交響曲第5番ハ短調〜クリスティアン・ベザイデンホウト(fp)/Anne Katharina Schreiber(v)/Jean-Guihen Queyras(vc)/ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ/フライブルク・バロック管弦楽団(2012年シュトゥットガルト・ライヴ)・・・Gottfried Graf von der Goltz(1964ー独逸)はこの古楽器団体のコンマス兼リーダーとか。Kristian Bezuidenhout(1979ー南阿弗利加)は古楽器鍵盤の現役第一人者でしょう。既にBeethovenのピアノ協奏曲全曲を録音済。この名曲はちょいと大仰大柄にデーハーな風情がやや苦手系、世の中の大多数はそれを期待しているから、この親密に素朴、薄い響きを嫌う方も多いことでしょう。自分は速めのテンポ、羽のように軽いリズム感を好ましく受け止めて、第3楽章「Rondo Allegro - Piu allgero」冒頭スカッカート気味に躍動するリズムは、ほとんど別作品のように感じたもの。(19:09-15:53拍手込)シンプルな風情のトリプル・コンチェルトは、かなり昔よりお気に入り。ヴァイオリンとチェロは団員でしょうか。上機嫌な推進力、親密軽妙なアンサンブル、リズムの緊張感も上々の演奏でした。(16:50-17:16拍手込)誰も知っているハ短調交響曲は薄い響き、速めのテンポにちょっと余裕がない感じ。第1楽章「Allegro con brio」は意外にも提示部繰り返しなし。あとは粗野なティンパニが活躍して、最終楽章「Allegro」は繰り返し有。素朴な疾走が続きました。(7:01-8:53-15:21)

RPO SP 058Mozart クラリネット協奏曲イ長調K.622/クラリネット五重奏曲イ長調K.581〜キャサリン・レイシー(cl)/デュンカン・リデル/ロイヤル・フィル/ロイヤル・フィルのメンバー(2018年)・・・弾むような浮き立つように明朗なクラリネット、諦観を感じさせるMozartの名曲はいつになく華やかに、華やかに響きました。音質も良好。ロイヤル・フィルは名手が揃ってますね。Katherine Lacy(生年情報不明/英国)は首席クラリネット奏者です。(12:35-6:34-8:57。9:05-6:02-6:49-8:53)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

週末を迎えこちらは曇り空の高温続き、東北地方では大雨予報とのことです。昨日は婆さん宅のも含め、大量の洗濯物を2回実施。朝未だ明けやらぬ時間より蝉が啼いております。

情けない痛風症状は5月中旬に発症(←これは原因類推可能/病に一週間ほど寝込んだあとの急激な運動)それは右足親指中心に歩けぬほど、身動きできぬほどの激しい痛み、やがて日常生活を送れるほどになって、途中左手首に追加発症(これは4-5日にて治まった)ずっと微妙に右足指の腫れ、痛みは残りつつ現在に至る。服薬は中止中、途中酒はビール一杯のみ3回ほど、甘いものは控え、珈琲や乳製品、水分や食物繊維が多いものを意識的に取り込んで、定期的な運動は筋トレ以前より控えめ・・・減量に成功しても、左足首後ろに数日前より発症いたしました。なんたること!歩けないことはないので本日息子一家との梅田ランチに出掛けられると思うけれど、朝一番のトレーニング有酸素運動はムリかも。ケーキの保冷剤にて断続的に患部を冷やしております。

今朝の体重は64.1kg▲200g。ここ数年の最低値を記録。ビール3回さておき、尿酸値対策に良さげなものは続けて、やはりユルくても筋トレがあかんのか。でもこれはやめるワケにはいかん体調維持のため。3ヶ月掛けて▲5kgは急激な減量にあたるものでしょうか(あまりに急激なダイエットをすると. 痛風発作が起こりやすくなる〜日本臨床内科医会)水分を摂っているつもりでも、ここしばらくの高温続きに汗として出てしまって不足していた可能性もあります。鍛錬時の汗も膨大でしたもの。それにしても、もう2ヶ月以上でっせ・・・自分としては珍しい肩こり有、市立体育館へ出掛けたいけれど、左足踵の痛みは微妙です。

情けない痛風症状に悩みつつ、加えて残念な音楽の件2題。
DG UCCG 1035/36Bruckner 交響曲 第5番 変ロ長調(1979年ライヴ)/Mozart 交響曲第35番ニ長調「ハフナー」K.385(1981年ライヴ)〜セルジウ・チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団・・・EMIがミュンヘン・フィル時代のライヴをまとめてリリースしたあと、DGがSWR音源をまとめて発売したと記憶するもの。音源はかなり以前に入手して死蔵、久々に点検拝聴いたしました。これがどーも音質がいまいちのせいかぱっとしない。この作品はお気に入り、圧巻の恐ろしいスケールを期待したい第1楽章「Introduktion: Adagio - Allegro」は厳しい集中力に足りず、期待したほどの響きの充実に至らない。(21:45)しかし第2楽章「Adagio. Sehr langsam」は次第に興が乗ってきて、ゆったり目のテンポにダメ押しの金管パワフルな絶叫が説得力充分でした。(23:15)第3楽章「Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo」は後年に演奏に比べてテンポも速め、勢いと躍動が感じられるけれど、音質のせいか音圧がやや弱く、いまいち印象が薄い感じ。(13:44)第4楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」第1楽章冒頭が回帰して、流麗にカッコよい表現だけど、サウンドに散漫さが感じられる・・・さすが徐々に、流麗にテンションを上げて、追い込んでいく手腕は間違いないでしょう。(24:45)期待値が高かったのでちょいとガッカリ。彼(か)のミュンヘン・フィルの感動が蘇らない。My安物オーディオの責任かも。Mozartはチェリビダッケにしては珍しいレパートリーでしょう。意外とカッコ良い、颯爽とした演奏でした。細かいニュアンス、よく歌う表情付けはいかにもチェリビダッケらしい。(5:27-4:44-2:46-3:39)

Supraphon 110 2097Mozart セレナード第7番ニ長調K.250「ハフナー」〜ヨゼフ・スーク(v)/リボール・フラヴァーチェク/プラハ室内管弦楽団(1969年)・・・前回拝聴は2020年。やや奥行き残響が足りないオン・マイクな音質。Josef Suk(1929ー2011捷克)がソロを執るところは凛として文句なし、有名な「Rondo Allegro」の華やかな歌は最高・・・なんだけど、この奥行きの感じられぬ音質が、せっかくの愉しい名曲にはあまりに残念。(6:52-9:32-4:31-7:50-5:41-8:07-5:22-6:06)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

蝉の声最盛期、寿命を終えて亡骸が時々転がっております。引き続き北陸東北では大雨が心配とのこと。いつも通りの無為無策な日々を過ごして、曇り空に洗濯物は外干し強行して市立体育館へ出掛けました。今回は筋トレ+トレッドミル15分。こんなに節制生活を送っているのに右足親指は微妙に腫れが引かず、左足踵に痛みが出て、いつまで続くのか痛風症状。やや痛みくらいだからトレーニングや日常生活は大丈夫、明日は息子一家とのランチは大丈夫でしょう。患部をよく冷やしておきました。夏風邪猛威!こども向けの薬が不足しているとのこと。ウチの孫は既に快復したらしいけれど、明石から梅田迄出てきてちょっと心配です。

あれだけ鍛えて食事節制して今朝の体重は64.3kg+100g。なぜ増えるのか。幾度か連絡があったけれど「Google アカウント無効化管理ツールからのお知らせ」有。

あなたにご連絡します
最後のアクティビティから 15 か月後に、以下の連絡先にお知らせします。
****
すべての処理が完了したらアカウントを削除します。

これってこれだけディジタルが普及すると、とうぜん亡くなってしまう人も出てきて、その対応なのでしょう。Googleさんはよろしいけれど、ネット銀行(3種有)ほかスマホの契約とかちゃんと記録を残しておかないと、人生いつなにがあるかわからぬもの。そんな配慮が必要な華麗なる加齢に至っております。料理して、DVD保存した音源ファイルの点検整理廃棄を延々と続けております。おそらく全体の2/3終了、いったんHDDに保存したものも、まだまだ捨てますよ。微妙に夏バテして元気は足りません。女子バレーは強豪亜米利加にあえなく破れたようで、今夜のテレビを見る意欲も失せました(ほんまのファンじゃないと自覚)

CIRRUS CRS CD 102Holst 組曲「惑星」/セント・ポール組曲〜チャールズ・グローヴズ/ロイヤル・フィル(1987年)・・・幾度この作品録音を重ねているロイヤル・フィル。Charles Groves(1915ー1992英国)によるこの録音はその中でも最上級の仕上がりでしょう。音質極めてクリア、とくに金管が切れ味鋭く鳴り切って決然、曖昧さとか流したところ、慌てて走ることも一切ない。著名な「木星(快楽をもたらす者)」に於ける金管の炸裂は爽快乱舞、中間部「Andante maestoso」のシミジミとした旋律も最高。タンバリンの存在感もリアルでした。続く「土星(老いをもたらす者)」はジミだけど、怒りはやがて安寧に至って、この静謐な落ち着きは聴きもの。遠いチューブラーベルが効果的に響きます。「天王星(魔術師)」のリズムの厳しいこと(ユーモラスだけど)圧巻の金管と打楽器の押し出しは文句なし。 (7:41-8:22-4:03-8:13-8:58-5:55-8:57)セント・ポール組曲は弦楽のための作品。活発なリズムを刻んでやがてテンポを上げる「Jig」(3:31)「Ostinato」は弱音に細かい音形がデリケートな囁いて、優雅に音量を上げていきます。(1:48)「Intermezzo」もシンプルなリズムを繰り返しつつノリノリ、やがて対旋律に「グリーンスリーヴズ」が乱入して驚かされました。(3:36)「Finale (The Dargason)」は寂しげなヴァイオリン・ソロのオリエンタルな旋律から始まって、思わせぶりな詠嘆が出現してちょっと不思議な風情でした。(4:34)名曲。

PCCL00599Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調(ハース版)〜朝比奈隆/大阪フィル(1993年)・・・大阪フィルハーモニー会館、東京サントリーホール、大宮ソニックシティ三箇所セッション(ライヴ?)からの編集とのこと。音質極上(拍手なし)。朝比奈隆(1908-2001日本)のBrucknerにはいつも、根性入っとんなぁ!感慨しきり、いったい新旧何種録音あるのか知らんけど、どれを聴いてもハズレはありません。大阪フィルのアンサンブルは一発録りを聴くとかなり危うい時もあるけれど、こちら編集の成果か、まったく問題はありません。浪漫的なわかりやすい、明るい旋律の作品を堪能いたしました。19:24-15:22-12:29-21:07。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

また某隣国はミサイルを飛ばしたそう。その分飢えたる国民に食料を支給したらどうか。梅雨時も最終盤を迎えて日本海側を中心に大雨が予想されております。昨日は終日曇り、今朝はこれから断続的に降り出すそう。洗濯物が悩ましいけれど、いずれ気温が上がって、夏バテ気味です。朝一番から蝉の声は最盛期でしょう。昨日夕方キウイが切れいることに気付いたけれど、出掛ける勇気が出なくて女房殿にお願いしました。一昨日は手作り餃子、昨夜は自家製味付け麻婆豆腐(少々辛過ぎた)いずれも味は上々な連続中華、いかにも夏に似合って、女房殿は缶ビールを呑んでおりました。こちらは痛風症状が怖くてずっと自粛中。週末先月流れた息子一家との食事、ふたたび三宮にて、じつは両足に微妙な痛みは続いております。今朝の体重は64.2kg▲200g、最低ラインに戻しました。これより筋トレに出掛ける予定。

現在息子一家が住んでいる明石の名物はタコ。ところが先日テレビの特集を眺めたらここ10年水揚げは1/10に減っているそう。その理由は・・・工場や生活排水制限による海水の清浄化、栄養が足らずタコの餌となるエビ・カニが減っていることが要因なんだそう。これは悩ましいですね。海水汚染はもちろん問題、環境が改善されることは喜ばしいけれど、こんな影響が出るとは・・・自然のことは一筋縄ではいきませんよ。ほどほどに汚れているのがよろしいのか、なんともその加減が悩ましい。

Aria ClassicsStravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)/バレエ音楽「春の祭典」〜ジョセップ・ヴィンセント/ADDA交響楽団・・・Josef Vicent/ADDA Sinfonica、この音源情報がネットより詳細探せません。正確な読み方も定かならず。LPやCD時代とは違ってネット中心の音源流通は難物ですね。このオーケストラは西班牙(バレンシア)にあるらしくて、カッコ良いイケメン指揮者が2015年より音楽監督を務めて、おそらく新しい録音でしょう。今風と云うか、最弱音と最強音のダイナミックレンジが広いクリアな音質のライヴ。そしてパワフルなサウンドにオーケストラは思わぬ実力(木管も上手い。金管もたっぷり鳴っております。これでライヴ)華やかに瑞々しく厚みのある響き、リズム感のキレや低音怒涛の迫力に驚きました。知名度高からぬ西班牙の地方オケ、そんな先入観はすっとびました。メルヘンに色彩豊かな「火の鳥」は短い組曲版(3:20-0:17-1:12-4:29-4:32-3:42-3:09)遊園地のざわざわとした喧騒を感じさせる「ペトルーシュカ」は三管編成の1947年版を採用して、ウキウキとした勢いがありました。(5:49-1:54-2:49-4:34-2:27-0:47-3:13-1:06-2:30-1:11-1:11-1:57-1:59)「春の祭典」は洗練されてモダーン、緻密精密な集中力はデリケートな仕上げ、静謐な部分での抑制が際立ちます。パワフルな部分や、ラストに向けて一気呵成にテンポを上げてカッコ良く疾走するアツい爆発がありました。(3:24-2:59-1:17-4:15-4:15-1:56-0:42-0:29-1:15。5:06-3:26-1:27-0:40-3:22-4:43拍手込)

ネットより入手Gablieri 4声のカンツォーナ/Vivaldi 協奏曲ニ短調 作品3-11(調和の霊感より)/Mozart 協奏交響曲 変ホ長調K.297b/Hovannes 前奏曲と4声のフーガ 作品128/Rorem 鷹/Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(短縮版)〜レオポルド・ストコフスキー/ボストン交響楽団/Ralph Gomberg(ob)/Gino Cioffi(cl)/Sherman Walt(fg)/James Stagliano(hr)(1964年ライヴ)・・・怪しいライヴ放送音源(アナウンス有)まずまずフツウに聴ける肌理の粗い音質。広がり奥行きはそれなりにありました。ストコフスキーらしい盛り沢山な演目、一般には人気のないルネッサンス時期のデーハーな演目を取り上げてボストン交響楽団の金管大活躍(9:46)著名なVivaldiの作品は、いったいどうしたら楽譜をこんなふうに読めるのか?ゆったりとしたテンポにタメにタメてルバートもたっぷり、原曲の風情から大きく異なる貫禄を堪能させてくださいました。(1:19-0:26-3:39-3:46-3:53)Mozartはボストン交響楽団の名だたる名手をソロに据えて、愉悦に充ちた名曲をいっそう愉しく、これはワリとオーソドックスな演奏。(13:11-9:47-8:45)同時代亜米利加の作品もカッコ良い感じ。(7:23ー8:06)ラスト、いつも短縮版、露西亜の踊りから始まる「ペトルーシュカ」もノリノリでした。(16:13)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は猛暑!トレッドミル15分+腹筋マシンのみのユルい鍛錬だったのに、帰り2km激しい直射日光に焼かれつつ(水分補給に気を付けつつ)ゴミ拾いの功徳をしていたら完全にバテました。昼からぐったりしていたら、食材の不足を発見、仕方がないので一番近いスーパー迄難行苦行、途中ご近所にある疎水遊歩道みたいなところの休憩椅子に怪しげなオババが・・・スマホを4台並べさらに一台通話中・・・フツウのやや太め主婦がじつは組織犯罪の元締め?なのかどうなのかは定かではありません。今朝の体重は64.4kg▲400g。

今朝はこちら曇り空。全国大雨の予報が引き続き出て心配です。「安いのにはワケがある?医者が飲まない「ジェネリック薬」寿命を縮めないために知っておきたい真実」こんな記事を拝見。自分はできれば「安い」クスリを希望したいけれど、十数年前に通った尼崎の超絶に混んでいた耳鼻科の名医は「自分は絶対にジェネリックを処方しない」と明言しておりました。リンク先の記事に「水虫のクスリに睡眠薬混入」事例があって、あれは極端な例じゃないかと思います。それでも成分だけでは云々できぬ微妙なブレンド加減があるのかも。それに開発先行薬には歴史と実績がありますから、たしかにそれはひとつの目安になるでしょう。これはちょっと悩ましい。

Deux-Elles  DXL1121Mozart オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370(K.368b)/Poulenc オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲/Mozart アダージョ ハ長調 K.Anh.94 (K.580a)*/Francaix 管楽器のための四重奏曲/Alwin オーボエとハープのための組曲/Elgar 愛の挨拶/Crussel ディベルティメント ハ長調 作品9〜クリストファー・オニール(ob)/フィボナッチ/*イングリッシュ・ホルン((c)(p)2009年)・・・Fibonacciというグループ(おそらく英国)が各々管楽器をメインとした室内楽を数枚録音していて、これは保存音源整理点検中に発見したもの。Christopher O'Nealは英国のオーボエ奏者、生年月日などは探せないけれど、もちろん名手。すこぶる快活に愉しげなアンサンブル連続、浮き立つように躍動するMozartは名曲中の名曲(6:09-3:17-4:24)ちょっぴり大仰なファゴットが歌いだして、やがて闊達に歌い交わす哀しいんだか?明るいのか微妙な陰影が続くPoulenc(5:05-3:03-3:10)Mozartのアダージョ ハ長調 K.Anh.94 (K.580a)は楽器指定も定かならぬ断片だそう。「アヴェ・ヴェルム・コルプス」に似た敬虔な旋律はイングリッシュ・ホルンと弦楽によってしっとり演奏されております。(8:36)Francaixは軽妙にデリケート、気紛れなオーボエ、フルート、クラリネット、ファゴットによる四重奏。(3:10-1:51-2:39-3:04)William Alwyn(1905-1985英国)はいかにも英国らしい落ち着いて寂しげな旋律、ハープが上品な広がりを加えます。(2:21-0:57-1:59)Elgarは誰でも知っている、晴れやかに懐かしい、愛らしい作品。(3:04)ラスト、Bernhard Henrik Crusell (1775-1838瑞典?芬蘭土?)による オーボエと弦楽のための作品は、懐かしい憧憬と不安が入り混じって、これも名曲!コロコロと玉を転がすようなオーボエが晴れやかでした。(3:31-2:31-1:50-1:50)

Concert Hall CM 2062Rachmaninov ピアノ協奏曲第2番ハ短調/Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)〜フィリップ・アントルモン(p)/ワルター・ゲール/オランダ・フィル・・・Philippe Entremont(1934ー仏蘭西)による旧録音。Walter Goehr(1903-1960独逸→英国)から類推するに1950年代の録音でしょう。おそらくはステレオ?曇っていても、ソロがちょいと音割れしても、Concert Hallレーベル(にしては)かなりバランスよろしい良心的な音質。20歳代のアントルモンは甘い旋律を清潔に、第1楽章「Modearto」はデリケートに歌って技巧的にも不足はありません。第2楽章「Adagio sostenuto」は濃密に非ず、さっぱりと軽くサラサラと流れるよう。第3楽章「Allegro scherzand」もあくまで軽快軽妙に華やかさを失わない。ワルター・ゲールの伴奏もソロを引き立てて控えめです。(9:24-22:08)。これは保存してもよろしい歴史的音源ファイルでしょう。「火の鳥」はいっそう音質状態がよろしく、奥行きを感じます。(5:10-4:36-4:38-5:42)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

九州北部にて激しい、記録的な大雨による被害、亡くなった方も数名出ました。日田中津辺りは九州勤務時代に幾度出張に伺って、地理的には馴染みのところ。佳きところなんですよ、まったく記憶にある風景とは変わって見違えたものです。福岡市の街なかの川もけっこうな増水。久留米の悲惨な情景をテレビにて拝見いたしました。唐津や福岡、学生時代の知り合いにLINEにて安否確認、直接の被害の場所ではなかったそう。こちら大阪は気温も湿度も高く、昼過ぎ雨雲の接近予報を確認して、急ぎ洗濯物を室内に取り込んだけれど、乾きはよろしくありません。

いくら強度は知れているとは云っても、週3回の筋トレは回数多いかなと考え直しました。先日の「有酸素運動のみ」でもけっこう体調は整って体重減、2回に減らして様子を見ましょう。本日は有酸素運動のみの予定。今朝は64.8kg+200g、食事は抑制したつもりでも終日身動きしなかったツケでしょう。じわじわと体重増が気になります。こちら例の如し引き隠って、ヲタク趣味であるDVDに焼き込んだ音源の点検整理、十年ほどまえより愛聴していた某英国音楽全集がデータ不良に至って凹んでおりました。

「EDWARD Elgar THE COLLECTOR'S EDITION」(EMI 30枚組Elgar 交響曲第1番 変イ長調 作品55(フィルハーモニア管弦楽団)/序奏とアレグロ 作品47(アレグリ弦楽四重奏団/シンフォニア・オブ・ロンドン)〜ジョン・バルビローリ(1962年)・・・前回拝聴は2008年。当時は未だ私的バブル時代、CD購入に意欲的でした。やがてCDは処分して、データにてElgra The Collector’s Edition再入手、DVDに焼いてファイル保存しておりました。久々に取り出したらCD5枚分くらいのデータファイル破損・・・(涙)閑話休題(それはさておき)これはその一枚目。じつにジミな重心の低さ、三管編成による堂々たる落ち着いた風情は大好きな作品。音質はまずまずだけど、やや音質の腰のなさを感じます。
第1楽章「Andante. Nobilmente e semplice − Allegro」ゆっくりと力強い歩み(モットー)は、確信に充ちて落ち着いた風情に始まります。たっぷり歌って高まる情感、やがてガラリと趣を変えて前向きな闘争心を感じさせる第1主題、哀しげな詠嘆が第2主題。充分なタメ、たっぷり歌って心持ちゆったりとしたテンポにあわてず、寄せては返す波のよう、横流れに優雅、慈しむようにゴージャスな表現でしょう。フィルハーモニア管弦楽団は絶好調。(21:39)第2楽章「Allegro molto」はスケルツォ?細かい音形に不安な出足、やがて決然とした行進曲風の旋律が力強く歩みだしました。ここは貫禄の表現、パワフルにカッコ良いですね。木管金管乱舞。(7:03)第3楽章「Adagio − Molto espressivo e sostenuto」は魅惑の緩徐楽章。ここは纏綿と濃厚に歌ってバルビローリの本領発揮でしょう。弦の扱い最高。この作品は細部旋律馴染みのつもりだったけれど、デリケートに床しく、たっぷりと呼吸深く、シミジミとした魅力を再発見。ラストほとんど消えるよう・・・この感動は全曲中の白眉。(12:16)第4楽章「Lento − Allegro − Grandioso」不安に暗い序奏から始まって、やがて第1楽章のモットーが回帰します。出足は一貫して静謐に慎重、やがて快速な第1主題が決然と出現、行進曲風の第2主題も雄壮に、フィナーレに向けて熱を帯びて詠嘆を加速いたします。金管の掛け合いがカッコ良いですね。万感胸に迫る締め括りも感銘深いもの。(12:47)「序奏とアレグロ」は録音用オーケストラとまとめて弦中心の作品をまとめていたもの。こちらもお気に入り、劇的な始まりから、弦楽と弦楽四重奏の詠嘆合戦がシミジミ胸を打ちます。これもたっぷり、グラマラス。(14:10)

SICC-1689Brahms 交響曲第1番ハ短調〜ギュンター・ヴァント/シカゴ交響楽団(1989年ライヴ)・・・Gunter Wand(1912ー 2002独逸)は晩年限られたレパートリーを繰り返し録音しておりました。あまり熱心に彼の録音を集中して聴いていないけれど、うねうねとした流れより、確信に充ちた構築物を感じさせる重心の低い堂々たる表現、思わぬ速いテンポで始まる動きも凄い説得力〜それはどれを聴いても変わらない。だからシカゴ交響楽団の個性がモロに記録されていると感じます。明るく切れ味のある金管が輝かしい例のサウンド、不遜にもやや食傷気味の名曲も納得の出来でした。14:18-9:31-5:05-17:19。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

曇り空の月曜を迎えました。九州では引き続きの大雨に被害が出ているそうです。

昨夜男子バレーは予選リーグ最終戦、世界一の波蘭戦3-0完敗。接戦で詰めが甘いとかなんとかに非ず、日本もセッターやリベロ、ミドルブロッカーも交代させて雰囲気を変えたけれど、サーブ、攻撃、ディフェンスの粘り、すべてに於いて実力差がありました。選手層が厚く、各試合メンバーをほとんど入れ替えてもこの結果。これはこれで課題がはっきり見えたと思います。昨日日曜は午前中断続的な小雨模様、洗濯物外干しを強行して(昼から晴れ)そのまま市立体育館トレーニングルームへ、しっかり筋トレ+トレッドミルは5.5kgゆっくりめ傾斜付き15分(ムリせず90kcal消化)これで充分。体育館では留学生のバレーボール大会開催中、亜細亜の言語が飛び交っておりました。

今朝の体重は64.6kg+200g、フツウの食事だと微妙に増えるものか、それとも誤差の範囲? 7月一週間の定点医療機関報告によると相変わらずインフルエンザが大流行とのこと。これから夏休みに入って人の移動も多く、幼児への流行り病、そしてコロナの第9波蔓延も心配です。こんな猛暑の時期に(所謂)風邪みたいなものが流行るのも難儀なものです。自分も気を付けなくては。幸い二人の孫はすっかり快復して元気に遊ぶ動画が送られてきました。なんか梅毒も激増中とか、幸いこの辺りは自分とは無縁です。若い人たちは心配でしょう。

DG UCCG-3958Mendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」(序曲/スケルツォ/妖精の行進/歌と合唱「舌先さけたまだら蛇」/間奏曲/夜想曲/結婚行進曲/葬送行進曲/道化師たちの踊り/終曲「ほのかな光」)〜ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団/合唱団/エディット・マティス(s)/ウルズラ・ベーゼ(a)(1964年)・・・メルヘンに溢れた大好きな作品。幾度も聴いているはずの演奏はサイト内検索に出現しません。質実なサウンドと、この時期にしてそれを十全に活かした録音が快いもの。そっと耳元に囁くような「序曲」、剽軽に軽快な「スケルツォ」、可憐な女声による「舌先さけたまだら蛇」、ホルンの重奏とフルートがしみじみ感慨深い「夜想曲」、賑々しい金管が爆発する「結婚行進曲」もつや消しのサウンド、不気味かつユーモラスな「葬送行進曲」、残りはラスト序曲のメルヘンが回帰いたします。南独逸のオーケストラのちょっぴり渋い、温かいサウンドを堪能いたしました。(11:48-4:44-1:17-3:14-3:23-5:36-4:43-0:51-1:38-4:03)

DGGrieg ピアノ協奏曲 イ短調(1993年)/序曲「秋に」(1988年)/交響的舞曲(1986年)〜リーリャ・ジルベルシュテイン(p)/ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(写真の作品組み合わせは別)・・・Lilya Zilberstein(1965-旧ソヴィエット→独逸?)は一時DGに連続して録音を重ねて、その後の活躍はいかがでしょうか。冒頭カッコ良いティンパニの入りに呼応して、劇的なソロが下降音形に開始するところ、ほんまにようできた浪漫作品と思いますよ。誰の演奏であれこの名曲を聴いて失望したことは一度もありません。切れのあるテクニックは爽快に骨太、父ヤルヴィの伴奏はいささかの逡巡もない力強いサウンド。(13:04-6:18-10:37)序曲「秋に」はもしかして初耳?パワフルに元気の良い作品は、期待通りのちょいと粗々しいサウンドに爆発しております。(11:23)交響的舞曲は民族的な旋律を駆使して、第1楽章「Allegro moderato e marcato」これも闊達に力強く明るい躍動に始まりました。(6:54)第2楽章「Allegretto grazioso」は緩徐楽章風、これも民族的な旋律が懐かしい。(6:02)第3楽章「Allegro giocoso」はローカル色濃いメヌエット風か。(6:04)第4楽章「Andante - Allegro risoluto」は緊張感漂う劇的な爆発、そして叙情的な美しい締め括りでした。(12:07)粗野にパワフルなサウンドは全編に漂って、それが魅力でしょう。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

テレビ報道での島根県の豪雨は激しい様子でした。馴染みの出雲大社辺りも水浸し、河川には大きな石がゴロゴロ流れて、幹線道路には山から激しい水が出て、線路を浸しておりました。数年前の報道を思い出したけれど、高齢化が進んでいる地域では復興のための工事も人手が足りなくて、なかなか進まぬらしい。こちら昨日は午前湿っぽい曇り空、昼から雨との予報。女房殿が婆さんのところから大量に持ち込んだ洗濯物+カーペット(我が家と同様洗濯可能なもの)を朝一番、二度に分けて洗濯、外干ししました。できるだけ乾燥させて昼から室内に移動させる作戦・・・しかし相当湿度が高く、風がほとんどない・・・幸い結局夕方迄天気は保って無事ちゃんと乾いたものです。雨は夜半になってから、今朝日曜は未だ降っております。

一昨日夜の男子バレー対阿蘭陀線は3-1快勝、言及を忘れておりました。相手側にサーブミスが多く、こちらも高橋藍負傷?(すぐ復帰)ちょっと心配だったけれど、長身ミドルブロッカー(山内小野寺)の活躍、西田に替わって出場しているオポジット・宮浦絶好調。要所で締めくくる石川の存在感は相変わらず。開催地比律賓では日本選手人気フィーバーが起こっているとのこと。そして昨夜は強豪伊太利亜戦。結論的に3-1敗北。橋藍に替わり大塚大活躍! 20点超えてからの詰め、ギアの入れ方が違う。肝心なところでのミスや突破力、ディフェンスが実力の違いでしょう。残念。

今朝の体重は64.4kg+200g。食事は抑制しても終日身動きも排出もしなかった結果です。

Ranki DezsoSzervanszky 管弦楽のための6つの小品/Bartok ピアノ協奏曲第3番/Brahms 交響曲第2番ニ長調〜ゲザ・オベルフランク/ハンガリー国立交響楽団/デジェー・ラーンキ(p)(1978年ライヴ)・・・Bartok Radioからの珍しい放送音源。音質はまずまずでしょう。Szervanszky Endre(1911ー1977洪牙利)は初耳作曲家、おそらくは逝去を悼んでの演奏と類推。荘厳にハードな1959年の作品(13:32)平易にわかりやすく明快なピアノ協奏曲はRanki Dezso"(1951ー洪牙利)担当、当時未だ27歳、瑞々しい音色を堪能させてくだいました。(23:35)Geza Oberfrank(1936ー洪牙利)はヴェテラン、当時は42歳ですよ、NAXOSにBachの宗教作品を残して、マタイ受難曲(1993年)に感銘をいただいた記憶もありました。Brahmsの田園風交響曲は諄々として、オーソドックスな落ち着きを感じさせる演奏。音質の関係か、オーケストラのサウンドは少々潤いに足りません。終楽章「Allegro con spirito」はテンション高く、盛り上がりは充分。(36:03拍手込)

GRAM99204Stravinsky ヴァイオリン協奏曲ニ長調/イタリア組曲(ヴァイオリンとピアノ編)/バレエ音楽「ペトルーシュカ」よりロシアの踊り(ヴァイオリンとピアノ編)/歌劇「マヴラ」よりロシアの娘の歌(ヴァイオリンとピアノ編)/ 協奏的二重奏曲/Rimski-Korsakov ロシアの主題による協奏的幻想曲ロ短調〜トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(v)/パヴェル・カシュパル(p)/ドロン・ザロモン/ウィーン放送交響楽団(2018-19年)・・・Thomas Albertus Irnberger(1985-)はかなりの録音を既にリリースしているけれど、詳細情報を探せません。独墺系の方でしょうか。線は細すぎず、端正によく歌う美しい音色と充分な技巧を誇って、Stravinskyはいつになくわかりやすく優しく、ヒステリックに鋭く響きません。ヴァイオリン協奏曲は冒頭の破壊的なソロに驚いて、そのあと意外と牧歌的な旋律が続いて愉しい作品。ヴァイオリンの超絶技巧は余裕でクリアされました。(5:44-4:21-6:40-6:07)「プルチネルラ」の旋律を使った擬バロック的に優雅な「イタリア組曲」(2:10-3:25-2:14-3:30-1:28-4:23)馴染みの「ロシアの踊り」はクセのある難曲らしくて、この賑やかなリズムはピアノ・ソロでも有名でしょう。(2:54)「ロシアの歌」は寂しい民謡のような感じ。(4:07)この辺りの作品はSamuel Dushkin(1891ー1976波蘭→亜米利加)との演奏旅行のための作品らしい。「協奏的二重奏曲」は5つの部分からなるエキゾチックな作品は魅力的でした。(3:21-2:38-2:49-4:27-2:51)ラストに師匠筋であるRimski-Korsakovの協奏的作品が配置され、ぐっと俗っぽいと云うか泥臭い?大衆的な旋律が華やかでした。(13:39)Doron Salomon(1950-)はヴェテラン指揮者らしいけれど、この人の詳細情報も探せませんでした。


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

体調快復して無為無策な日常生活が戻ってきております。これから九州北陸大雨の予報、こちらは曇って昼から雨とか。婆さんのところから女房殿がカーペットを持ってきたけれど、洗濯して午前中で概ね干せるでしょうか。昨日は予定通りの朝一番の鍛錬は有酸素運動トレッドミル15分+腹筋のみマシンを使って終了、昼食を抑制して原料を続けております。今朝とうとう64.2kg▲400g、4月危険水域最悪状態より▲5kg、内臓脂肪が減っていることを願う。毎日愛用している計量器は故障気味で、体重しか表示されなくなりました。メンドーなので再設定しておりません。

秋野暢子さんはステージ3の食道がんを治療して現在寛解状態、絵画の個展を開催したとのこと。ぼんやりそんなニュースを眺めていたらなんと!同い歳じゃないの。同世代が頑張っている姿には元気もらえますよ。健康に留意してなんとか、もうちょっと元気で過ごしたいものです。新橋にてガス爆発、静岡にて巨大鉄骨落下してお亡くなりになった方が出たとか、ちょうどその場に偶然居合わせて、生命の危機はあり得たかも知れません。

ABC 4766329Messiaen トゥランガリーラ交響曲〜岩城宏之/メルボルン交響楽団/原田節(オンド・マルトノ)/木村かおり(p)(1985年ライヴ)・・・幾度聴いている岩城 宏之(1932ー2006)の記録。ABC音源はNMLから既に消えて、貴重な存在になっております。初演は1949年(レナード・バーンスタイン)どこが交響曲やねん!的、宝石箱をひっくり返したように綺羅びやか、明るくデーハーな祝祭的喧騒が続く作品はお気に入り。オンド・マルトノの妖しい音色がステキだし、ピアノが超絶技巧、生演奏を経験しているのも自慢でした。実演ではピアノの凄さがわかりやすい。けっして平易にわかりやすい音楽ではないと思われるけれど、幾度聴いて旋律リズムにすっかり細部馴染んだもの。音質極上、当時のメルボルン交響楽団のキレのある金管先頭にパワフルなサウンドに驚かされます。賑やかに暴力的な連続爆発も爽快だけど、交互に登場する静謐に神秘な場面が聴きもの。一番のお気に入りは第6楽章「愛のまどろみの庭」オンド・マルトノの優雅な遠い歌に、ピアノの鳥の声が可憐に絡み合って官能的。心身ともに元気であればたっぷり愉しめる巨大なる作品。幾種か聴いてきて、岩城宏之の記録は演奏、音質とともに最良のものでしょう。木村かおり(1949-日本)のテクニックの冴え、原田節の雄弁な存在感も最高。第1楽章 「序章 Introduction」(5:34)第2楽章「愛の歌1 Chant d'Amour 1」(7:39)第3楽章「トゥランガリーラ1 Turangalila 1」(4:54)第4楽章「愛の歌2 Chant d'Amour 2」(10:07)第5楽章「星たちの血の喜悦 Joie du Sang des Etoiles」(6:27)第6楽章「愛のまどろみの庭 Jardin du Sommeil d'Amour」(9:13)第7楽章 「トゥランガリーラ2 Turangalila 2」(3:35)第8楽章「愛の敷衍(ふえん)Developpement d'Amour」(10:32)第9楽章「トゥランガリーラ3 Turangalila 3」(3:59)第10楽章「終曲 Final」(7:03熱狂的な拍手入り)

Jesus Lopez-Cobos(1940ー2018西班牙)Mahler 交響曲「大地の歌」〜ヘスス・ロペス=コボス/北ドイツ放送交響楽団/ヨゼフ・プロチュカ(t)/ドリス・ゾッフェル(ms)(1986年ライヴ)・・・Jesus Lopez-Cobos(1940ー2018西班牙)による現ELPフィルへの客演ライヴまたは放送用?音源。かなり以前に入手してすっかり失念、音源点検整理中に出現したもの。音質極上、拍手は収録されません。Doris Soffel(1948-独逸)はMahlerには欠かせぬ人、Josef Protschka(1944-捷克)はリリック・テナーなんだそう。 当時このオーケストラはギュンター・ヴァント時代、なんとなくジミな存在だけど、おそらくは独逸最高の技量でしょう。これはお気に入りの作品、かつて感銘を受けなかった経験はほぼ皆無。西欧の管弦楽技法と声楽に東洋的な諦念の旋律がバランスする名曲、厚みのある渋めの管弦楽の響き、声楽陣にも不足はない。この指揮者は西班牙の方だけど、独墺系のレパートリーもオーソドックスに得意として手応え充分。(9:15-9:33-3:07-6:50-4:23-29:17拍手込)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

宮城県の小学校に軽トラ突入! 数人怪我をしたとのこと、静岡での大規模工事現場では死者も出ているそう。大丈夫か日本、安全神話も危うい感じ。

きのうは良い天気でしたね。気温はかなり高いけれど、朝晩は過ごしやすいと感じます。本日は夕方前辺りより雨の予報、明日明後日は大雨の恐れとのこと。自分はシーツなど洗濯、ウォーキングがてら業務スーパーへ切れていた食材+昼食分を仕入れに行きました。女房殿は朝一番の市立体育館トレーニングへ。すると戻ってきた女房殿が久々に北新地梅田駅前ビル地下の(激安)居酒屋に行きたいと曰(のたま)う。こちら先週ちょっぴり行ったけれど、女房殿はほぼ2ヶ月野菜中心の質素な自宅飯ばかり、気分転換に新鮮な刺し身が喰いたいとのこと。

昼過ぎには洗濯物が乾き、早朝に仕掛けた自家製ヨーグルトもちょうど出来上がって、早々にコミュニティ・バスにて出掛けたものです。痛風対策を意識してビール中ジョッキ一杯のみに抑制、刺し身をメインに自宅では出来そうもない料理数点頼んで、早々に帰宅いたしました。女房殿満足。ビールも魚もプリン体が多いとか云々、んなこと云ってたらな〜んも喰えまへんで。もともとさほどに好まぬ甘いものを控えるのは苦にならんけど、もとより食材影響にて尿酸値が増える要因は20%ほど?毎日喰ったり呑んだりするワケじゃないので、人生の愉しみを完全に諦めたくない・・・帰宅してしっかり水分補給しておきました(自家製梅酢少々入)。これから鍛錬に出掛けるけれど、本日は(尿酸値を上げるらしい)筋トレお休みして有酸素運動のみにしましょう。今週はもう二度筋トレ済ませました。尿酸値によろしいらしい珈琲、乳製品、天然ビタミンC(キウイなど)食物繊維は意識して毎日摂取しております。今朝の体重は64.6kg▲100g。

ヲタク種趣味であるDVDに焼き込んだ音源ファイル点検整理廃棄作業は20世紀音楽部門二日目。ちょろ聴きばかり音楽にまったく集中できません。部屋が蒸し暑いですし。
DECCA UCCD-1405Chopin 即興曲 第3番 変ト長調 作品51/バラード 第4番 ヘ短調 作品52/子守歌 変ニ長調 作品57/3つのマズルカ 作品50 第1番 ト長調/第2番 変イ長調/第3番 嬰ハ短調/ポロネーズ 変イ長調 作品53「英雄ポロネーズ」/ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21 〜ネルソン・フレイレ(p)/リオネル・ブランギエ/ギュルツェニヒ管弦楽団(2015年)・・・Nelson Freire(1944ー2021伯剌西爾)も亡くなったんやななぁ、彼のChopinを聴いて、久々心底感銘いたしました。いずれ誰でも知っている甘く歌う名曲ばかり、小品集はけっこう力強く、明晰にしっかり歌ってその説得力が凄い。デリケートに線が細い、弱い演奏とは一線を画して新鮮に受け止めました。(4:58-10:23-4:08-2:12-2:45-4:37-6:50)協奏曲の方はChopinコンクールに毎度歴代当時の若手による新鮮な演奏を聴き過ぎ、不遜にもやや食傷気味。しばらく聴いていなかったけれど、ケルンの歌劇場オーケストラも含めてこれも強靭な説得力でした。第1楽章「Maestoso」(13:21)第2楽章「Larghetto」(8:16)第3楽章「Allegro vivace」(8:09)、管弦楽の造りがどうのといった弱さは感じさせぬスケール大きな、骨太演奏を堪能いたしました。

PHILIPSMozart ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K. 449/第15番 変ロ長調 K. 450/第16番 ニ長調 K. 451〜イングリット・ヘブラー(p)/コリン・デイヴィス/ロンドン交響楽団(1964ー68年)・・・音質は現役。Ingrid Haebler(1929ー2023墺太利)も今年亡くなったんやなぁ。写真は別嬪さんですよ。全体に現代の感覚からすると少々ノンビリだけど、穏健に軽快、優しく優雅に流れるように端正なタッチでした。40歳前後だったコリン・デイヴィスもていねいに、そっとピアノに寄り添って立派な伴奏。無条件幸福Mozart中期の傑作揃えて、なんかちょっと昔を振り返るように懐かしく拝聴いたしました。第14番「Allegro vivace」(9:25)「Andantino」(7:55)「Allegro ma non troppo」(7:15)/第15番「Allegro」(11:02)「Andante」(6:05)「Allegro」(8:41)/第16番「Allegro assai」(11:00)「Andante Rondeau」(7:08)「Allegro di molt」(6:37)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は正確な天気予報通り昼から雨、早朝より洗濯を済ませて概ね乾かしてから12時頃には室内に移動させました。週末は雨予報、九州では引き続き大雨の恐れとか。女房殿は所要にて午前中外出、自分はいつも通りの筋トレ有酸素運動実施、「筋トレ、痛風」ネット検索すると、筋トレは尿酸値を上げるんだそう。筋肉疲労は乳酸を発生させ、その排出優先、尿酸が後回しになるロジックらしい。自分みたいに軽いのでもそうなのか。5月からの痛風症状の悪化、6月長期症状継続は種々条件が重なったのでしょう。悩ましいものです。

神奈川県の記事によると、こども中心「RSウイルス」や「ヘルパンギーナ」といった感染症が急増しているそう。全国的にも似たような状況なのか。新型コロナウイルスの感染防止策を長く徹底してきたことで、多様なウイルスに対する免疫を獲得できなかった可能性・・・って、ウチの孫3歳と1歳はまさにコロナ時期真っ最中に生まれ育って、なかなか人との接触ができなかった。現在ふたりとも発熱中だけど(上の孫は熱はほぼ下がったとのこと)こうしてマスクもじょじょに外れて、いろいろ人が動き出すと、その辺りの免疫が問題になるのですね。その辺り海外の動きはどうなんでしょうか。情報はなかなか探せません。露西亜による悪質な原発爆破画策が心配な烏克蘭情勢だけど、衛生管理、医療状況はどうなっているのでしょうか。

今朝の体重は64.7kg▲100g。ここ数日スッキリとした朝一番排出できずに悩んでおります。一昨日の男子バレー対中国戦3-2フルセット辛勝をビデオにて確認いたしました。格下チームだけど、高さもパワーもあって、ディフェンスもスパイクも圧倒、第1セットは勝ったと流れ的に思っていたら最終盤、一気に逆転されたものです。細部の詰めや要所でのサーブの威力を使って結果的に勝ったけれど、課題はいろいろあることでしょう。後半出場の宮浦は圧巻! 

音楽は20世紀の音楽音源点検整理廃棄延々と継続。けっこう四苦八苦、不快な気温と湿度に音楽に集中できません。ハードな作品が多いですし。
Everest LPMilhaud バレエ音楽「世界の創造」/Stravinsky 兵士の物語〜ジョン・カリュー/ロンドン交響楽団室内メンバー(1958年)・・・John Carewe(1933ー?英国)による珍しい録音を音源整理中に発見いたしました。さすがにEverestは音質かなり鮮明だけど、LP復刻は少々音量レベルが低い。Milhaudの作品は弦わずかに4人、ピアノや打楽器(一人で多種演奏)管楽器11人による、ジャズやブルースの影響モロな1923年の作品。とても気怠くエッチ、セクシーな始まりから自在にスウィングして、モダーンな風情でした。(17:01)「兵士の物語」は剽軽ユーモラスなテイストがお気に入りなな1918年の作品。起承転結のない、だらだらとエピソードが続きます。ナレーションなし、兵士の行進曲/兵士のヴァイオリン/パストラール/王の行進曲/小コンサート/3つの舞曲(タンゴ・ワルツ・ラグタイム)/悪魔の踊り/コラール/悪魔の勝利の行進曲 9曲からなる組曲版。編成はヴァイオリン、コントラバス、ファゴット、クラリネット、コルネット、トロンボーン、打楽器(これも一人で各種演奏)切り詰められた編成は戦争の影響によるものだそう。作品の馴染み具合からの先入観か、こちらのほうがいっそうロンドン交響楽団のキレのある妙技を堪能できました。(26:08)

DHM BVCD-34049Handel 王宮の花火の音楽(初演管楽版)/ 2本のホルンのための二重協奏曲第2番ヘ長調/第1番 変ロ長調/第3番ヘ長調 〜アルフレード・ベルナルディーニ/アンサンブル・ゼフィロ(2006年)・・・バロックやMozart、Beethovenには古楽器が似合う、そう考えているけれど、「王宮の花火」にはいろいろと感慨が・・・1960年代は大指揮者が日常のレパートリーとしてけっこう録音があったけれど、徐々にモダーン楽器での演奏は減っていきました。その辺りの刷り込みかなぁ、熟達した古楽器アンサンブルであるゼフィロの技量に疑念などあるはずもない。けど、なんか響きがとてもジミ、壮麗にデーハー、賑やかな音楽だったはずがいまいち愉しめません。ちょっとがっかり。これがオリジナルの響きに近いのでしょうね。(8:44-2:06-3:09-3:41-3:58)HandelはBachほどに作品を聴いていなくて、二重協奏曲(とやら)もおそらく初耳。こちらには先入観はなくて、粗野なホルンの妙技がたっぷり堪能できたものです。(1:21-2:39-2:48-2:49-3:28-4:04。1:03-2:42-2:19-2:29-1:42-1:40-2:22。1:48-1:56-2:51-1:51-3:46-3:40)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は予報通りの猛暑! 朝のうちにお買い物に出掛けたけれど、相当な日差しに風が爽やかでした。九州では依然として大雨の被害、こちらは本日昼から雨とのこと。婆さん(93歳)は幸いコロナ・ワクチンの副作用もなく、女房殿は夕方一日ぶりにご帰還、上の孫(3歳)は既に快復傾向に入院に至らず、下の孫(1歳)はフツウの風邪に発熱が始まったとのこと。転居して丸2ヶ月ほど、生活環境も変わっていろいろタイヘンなことでしょう。こちら例の如く引き隠り生活継続中、未だ室内はあまり不快な暑さを感じません。今朝の体重は64.8kg▲300g。札幌にて猟奇的殺人事件発生、被害者は62歳男性、爺友と同い年なので、気を付けるよう助言しておきましょう。

男子バレーは中国にフルセット勝利したらしいけれど、ビデオにこれから内容確認いたしましょう。全勝街道が続きます。日曜早朝はNHK時代劇「雲霧仁左衛門」。おそらくは3度めの拝見、NHKの時代劇は造りがていねいなんですよ。池波正太郎の原作も優れて、各キャクターの描き分けも単純な善悪役に非ず、善き盗賊もいれば悪いのも、お役人側も武士や商人の側も同様。各役柄も人を得て、内山理名も七化けのお千代役で初めてファンになったものです。時代劇は女性の和装が美しい。その前の「大富豪同心」もおもろかったなぁ、ゴタゴタ続きの澤瀉屋を背負って立つべき中村隼人の所作にはいかにも品がありました。未だに根強い人気のある「水戸黄門」辺りは、世代的にほとんど見ておりません。

EMI 5735902Mozart クラヴサンとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調K.追加56 (315f/未完)/ヴァイオリン・ソナタ ハ長調K.6/ヴァイオリン・ソナタ ニ長調K.7/ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調K.8/ヴァイオリン・ソナタ ト長調K.9/キリエ ヘ長調K.33/協奏交響曲 (管楽器のための)変ホ長調 K.297b〜フェルナン・ウーブラドゥ/フェルナン・ウーブラドゥ室内楽団/ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(cem)/ジャック・デュモン(v)/ジャクリーヌ・セリエ(s)/ソランジュ・ミッシェル(a)/ジャン・ジロドー(t)/ミッシェル・ルー(b)/ピエール・ピエルロ(ob)/ジャック・ランスロ(cl)/ピエール・デル・ヴェスコーヴォ(hr)/ポール・オンニュ(fg)(1955年)・・・2003年来の再聴。当時「全体に録音があまりよろしくない(年代相応ではない)」と厳しい評価だけれど、1955年というのはステレオ録音実用化直前、微妙な時期ですよ。今回はそう悪くない状態と感じたもの。珍しい未完の協奏曲はギャラントな風情に溢れて、途中終了が残念に感じて儚い。(3:50)Jacques Dumont(1913-1973仏蘭西)は往年の名ヴァイオリニスト、雄弁なチェンバロが中心的存在(名手Robert Veyron-Lacroix, 1922-1991仏蘭西)ヴァイオリンはオブリガート的存在の甘い音色、可憐なソナタはわずか7-9歳の作品、シンプルに素直だけれど、そうとは信じられぬ陰影ある華やかな旋律が続きました。ラスト ト長調K.9は有名なピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K. 331 (300i)第1楽章「Andante grazioso」に似ておりました。(9:30-8:55-8:17-11:31)キリエ ヘ長調はわずか42小節、作品詳細はリンク先参照お願い。よろしからぬ音質印象はこのせいかもしれません。短いけれど、立派に完成している優雅な旋律でした。(2:37)そして締め括りは大好きな(真作と認定されない)協奏交響曲 変ホ長調K.297b。これはどんな演奏でもたっぷり作品の愉悦を感じられる・・・そう思ってきたけれど、ちょっと思わせぶりなテンポの揺れもあって、ずいぶんと浪漫に振った演奏に仏蘭西の名手を揃えて、罰当たりにもちょっぴり違和感がありました。(13:38-9:42-8:58)

T-42Sibelius 交響曲第5番 変ホ長調/組曲「カレリア」〜タウノ・ハンニカイネン/シンフォニア・オブ・ロンドン(1959年)・・・  Tauno Hannikainen(1896ー1968芬蘭土)はあまり知名度はないけれど、Sibeliusの録音をいくつか残して、いずれなかなかの上出来。このLP復刻はまずまず音質もよろしい感じ。清涼な風情漂う3楽章のデリケートな交響曲は淡彩に抑制され、清廉に肌理細かい演奏でした。ロンドンの録音用オーケストラはなかなか優秀。(12:42-7:38-9:08)愉しく美しい「カレリア」は速めのテンポに躍動しております。(15:12)
ついでにこれはCD化成っていないSibelius 交響曲第5番 変ホ長調〜ユッシ・ヤラス/RIAS交響楽団(1953年リリース)Remington R-199-201 Jussi Jalas(1908ー1985芬蘭土)はSibeliusの娘婿、これは既に2020年に聴いておりました。さすが独逸のオーケストラには厚みと芯を感じさせて、RemingtonのLPは盤質がよろしくなかったと伺ったけれど、これは音質かなり良好。終楽章のリズミカルな弦の刻みから、雄弁にパワフルな情感の盛り上げは立派な演奏でした。(13:55-17:47)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨夜は婆さん(93歳)コロナ・ワクチン6回目接種、発熱が心配とのこと。女房殿は泊まってくるとのメールが夕方にありました。独りだらだら映画のアクション・シーンばかりYouTubeに眺めて、生活のリズムは崩れます。昨日は朝一番に洗濯して、市立体育館トレーニングルームに出掛けて筋トレはしっかり、ところがトレッドミルが満員、ステアマスターはずっと故障中だから有酸素運動は往復4kmの移動のみ、せいぜいゴミ拾いをしておきました。この作業、けっこうな身体への負荷となるんです。昼軽く喰うべき食材が切れていて、冷凍ちゃんぽんはかなりのハイカロリーと類推、挙げ句、ここ数日”出すべきものがスッキリ出ない”残念な症状継続中、これは華麗なる加齢?生活のリズムが崩れて眠りいっそう浅く、難しい体調に至っております。病的なものではないと思うけれど、右腰辺り微妙な痛みもあって、これは筋トレの関係かと。

九州では引き続き大雨の予報、きょうは猛暑とのこと、35度C以上あちこち予想されて、これはほとんど体温の世界。学校ではあちこち熱中症が集団発生しているとの報道を見ました。今朝の体重は65.1kg+300g、いつも通りスッキリ出ていればもうちょっと減ったことでしょう。上の孫の病気も心配です。本日ゴミの日。これからウォーキングついで、食材の買い物に出掛けましょう。たまごの値段が下がってきたとのこと、それでも露西亜の烏克蘭侵攻前の水準には戻らぬことでしょう。そう云えば注文したリュック(茶色)はあっという間に届きました。使い勝手、縫製の質は使ってみないとわかりません。

相変わらずヲタク趣味である音楽関係、DVDに膨大に貯めた音源ファイルの点検整理廃棄作業継続中。まだまだ大胆に、思い切って捨てるつもり。
Berlin Classics BC2137-2Brahms 交響曲第2番ニ長調〜オトマール・スウィトナー/シュターツカペレ・ベルリン(1984ー86年)・・・前回拝聴は2009年。ここしばらくBrahmsスランプに馴染んだ旋律は食傷気味、久々の印象は”暖質系に柔らかく、木の質感が漂ってローカル、ほとんどジミ” かつてそう書いた通りのサウンド、音質もそれに相応しいもの、かつての感銘をしっかり受け取りました。第1楽章「Allegro non troppo」はシンプルなD-C#-D低弦の旋律が魔法のように育って、渋いホルンと木管が呼応しつつ高揚する魅惑の楽章。諄々と優しい第2主題は「子守唄」、まるで黄昏を眺めるように懐かしい響きは弦中心に響いて金管は抑制気味(でもホルンの音色には痺れっ放し)ラストに向けてわずかにテンポを落とすところも感動的、これが自分の作品刷り込みでした。(20:20)第2楽章「Adagio non troppo - L'istesso tempo,ma grazioso」は深く沈溺する美しい旋律満載、途中ホルンと木管が自由に空を飛び交うような場面は絶品でしょう。心が静かに落ち着くような安らぎの楽章を堪能いたしました。(11:10)第3楽章「Allegretto grazioso (Quasi andantino) - Presto ma non assai - Tempo I」はたしかに軽快なScherzoなんだけど、ユーモアの中に漂う諦観の風情はBrahmsの個性、ここも静けさが漂う。(5:32)第4楽章「Allegro con spirito」ラストのアッチェレランドにも不自然を感じさせぬ勢いを感じさせて締め括られました。(9:37)

RCAChopin ワルツ集(第1番 変ホ長調 作品18 「華麗なる大円舞曲」/ 第2番 変イ長調 作品34-1 「華麗なる円舞曲」 / 第3番 イ短調 作品34-2 「華麗なる円舞曲」 / 第4番 ヘ長調 作品34-3 「華麗なる円舞曲」 / 第5番 変イ長調 作品42/ 第6番 変二長調 作品64-1 「小犬」 / 第7番 嬰ハ短調 作品64-2 / 第8番 変イ長調 作品64-3 / 第9番 変イ長調 作品69-1 「告別」(遺作)/ 第10番 ロ短調 作品69-2(遺作)/ 第11番 変ト長調 作品70-1(遺作)/ 第12番 ヘ短調 作品70-2(遺作)/ 第13番 変二長調 作品70-3(遺作)/ 第14番 ホ短調(遺作))〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)(1963年)・・・2009年来の再聴(恥ずかしくも懐かしい駅売海賊盤)。いろいろボロカスに云う方もいらっしゃるけれど、この人の優しいタッチ、なんとも云えぬ明るい雰囲気は大好きですよ。じつは昨日はChopnの音源点検整理廃棄作業中、あまり熱心に聴いてこなかった自覚はあって、ニキタ・マガロフとこの人がリファレンス(参照の基準)と自覚、誰でも知っている甘い旋律は微妙に揺れて、ほっとしつつ堪能しておりました。なんか安易な選曲、昔馴染ばかり聴いているような・・・


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝も好天だけど由布ではがけ崩れにひとり行方不明、大雨の被害はあちこち出ているようです。昨日日曜は梅雨の合間、スッキリと晴れて汚れが気になっていたキッチンのカーペットを洗濯しました。朝一番にウォーキングがてら食材の買い物へ。上の孫(三歳)は高熱が続いてどうやら川崎病の可能性とのこと、入院となったら女房殿(お婆ちゃん)の出番でしょう。下の孫も小さいしお嫁さんも体調イマイチとのこと、ちょっと心配です。女子バレーは一昨日の泰国戦をビデオにて確認、3-0圧勝、決勝ラウンド進出を決めたけれど、けっして内容はよろしくない。攻撃の息が合っていない、気持ちよく決めていないように見えます。挙げ句、連続出場していた主力・荒木が負傷欠場。案の定、昨夜の伊太利亜戦は恐ろしいエース・エゴヌを欠いても第1セット第2セットは接戦をものにできません。ほとんどすっきりと強いスパイクは打てていないんじゃないか。第3セットはメンバーを入れ替えて取ったけれど、第4セットはあっけなく1-3敗退、まだまだ宿題は多いようです。

グレイのリュックはここ一年愛用して、外出時には必ず利用しております。昨年息子が父の日にプレゼントしてくれた黒のブランド品は残念、サイズがやや小さくてトレーニングルームに出掛けるには容量が足りず女房殿に譲りました。ちょうど甥が30年ほど前に愛用したリュックが婆さん宅より出現、それを便利に流用したもの。経年劣化は誤魔化しようもなく、あちこち解(ほつ)れてきたところを縫って修復してもらったりしたけれど、そろそろ限界・・・ネット通販に2,680円ほど、注文を済ませて到着を待っているところ。安物? 現物が到着しないとなんともわかりません。今朝の体重は64.8kg▲500g。

Concert Hall TapeBrahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜ニキタ・マガロフ(p)/ウィレム・ヴァン・オッテルロー/レジデンティ管弦楽団(1964年)・・・懐かしいConcert Hall音源、やや平板に奥行き少なくオン・マイクだけれど、テープからの復刻にはノイズも少なく比較的マシな音質でしょう。Nikita Magaloff(1912ー1992露西亜→仏蘭西?)52歳の記録。茫洋としてスケール大きな「ピアノ・オブリガート付きの交響曲」は強靭なテクニックを必要とする作品、時に力任せの技巧に走る平板な演奏に出会うこともあります。マガロフのタッチは曖昧さのない、しっとり落ち着いたタッチに魅了されました。コンセルトヘボウの陰に隠れて、地味な存在であるハーグのオーケストラは、この音質にちょっぴり損をしているけれど、オッテルローの統率になんの疑念もありません。悠々として落ち着いた第1楽章「Allegro non troppo」、切迫感漂う第2楽章「Allegro appassionato」、第3楽章「Andante」はチェロのソロが印象的な静謐、第4楽章「Allegretto grazioso - un poco piu presto」はピアノと管弦楽の息の合った対話が聴かれます。(45:44楽章間含む)

Kurt Sanderling(1912ー2011独逸)Mozart ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216/Brahms 交響曲第3番ヘ長調(1992年ライヴ)/Haydn 交響曲第82番ハ長調「熊」(1997年ライヴ)〜クルト・ザンデルリング/ベルリン・フィル/フランク・ペーター・ツィンマーマン(v)・・・これはネットより入手した放送音源よりKurt Sanderling(1912ー2011独逸)のライヴ。音質はかなり良好でした。アバド時代のベルリン・フィルは痺れるような渋い音色に適度な厚みがあって、老巨匠との相性は抜群でしょう。Frank Peter Zimmermann(1965ー独逸)のMozartは愉悦と充分な躍動は感じられても、ソロやや線が細く神経質な音色、これは音質印象かもしれません。(23:10)これぞBrahms!と呼ぶに相応しい、ほとんど盤石な貫禄と落ち着いた交響曲、ムリなく高揚する第1楽章「Allegro con brio」、甘い情感を湛えた第3楽章「Poco allegretto」も絶品の重心の低さが感じられて、ここ最近食傷気味だった名曲を新鮮に堪能できました。(40:14)Haydnにはその路線のまま、巧まざるユーモアが感じられて、カッコ良い演奏であり作品。弦+フルート一本+ファゴット2本+ホルン2本+ティンパニという編成でも前曲に比べて「小さい」とは感じられぬ堂々たる勢いがありました。第3楽章「Menuetto」のスケール、終楽章「Vivace」に於ける愉しげな「熊使い」の音楽のヴィヴィッドな勢い、晴れやかな表情、ノリ、これは最近聴いたHaydn中屈指の出来でした。(26:59いずれも拍手入り)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

全国では激しい雨に被害は出て、こちら昨日は降ったりやんだり、洗濯物は室内干し。朝一番にしっかり市立体育館トレーニングルームに鍛えても今朝の体重は65.3kg+600gの要因はわかっていて(尾籠な話題で恐縮)稀有な事象に出るべきものが出ていないのです。これは一昨日のビール一杯が要因?女子バレー泰国との一戦は3-0圧勝したらしいけれど、比較的時間が遅かったのでビデオ収録、これから内容を確認いたしましょう。決勝ラウンド進出を決めたとのこと。

京都・花園教会水族館にての水槽にタバコの吸い殻ポイ捨てによるさかな大量死。あちこちツイッターでも怒りの声が上がっているようだけど、憤懣やるかたない。自分はご近所体育館道中、気が向けばゴミ拾いの功徳を時々、いろいろ落ちているけれどタバコの吸殻・箱が圧倒的な物量ですもの。ちなみに電子タバコ?の残骸、ライターも同様。喫煙は嗜好品なので、環境やほかのひとに迷惑を掛けないように自由に吸っていただいたらよろしいかと。公共のボランティア施設の水槽に吸い殻とは・・・絶句。なんとかならんか、この現状。あかんぞ、日本。

DG UCCG52011Bruckner 交響曲第5番変ロ長調(1878年最終稿)〜クリスティアン・ティーレマン/ミュンヘン・フィル(2004年ライヴ)・・・Christian Thielemann(1959ー独逸)がこのオーケストラの音楽監督を務めたのは2004-2011年。全体で80分を超え、先人のチェリビダッケを連想させるけれど、微速前進とは感じさせない。旋律アクセントのメリハリのせいか、録音の個性か、よりいっそう大きく、起伏の激しさ、サウンドに芯を感じさせます。第1楽章「Adagio - Allegro」序奏は低弦のピチカートが奈落の底への階段、突如噴出する金管のコラールは巨大なる障壁を連想させる始まり。悠揚たる第1主題は終楽章にも再現されて、この金管が力強く、わかりやすく、カッコ良いもの。イン・テンポを基調としつつ、最終盤わずかのテンポ・アップが効果的でしょう。オーケストラは自信に充ちた響きを維持しておりました。(22:24)第2楽章「Adagio. Sehr langsam」は深遠なる緩徐楽章。纏綿と歌って情感の起伏が高揚するアツい、メリハリの強い自信に充ちた表現でした。(20:07)第3楽章「Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo」スケルツォはBrucknerのキモ。緊張感に疾走する第1主題は速くはないけれど、遅滞感はありません。第2主題はゆったりと着実な歩みのレントラー。その対比にキレがあり、パワフルにスポーティでもあります。(14:42)第4楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」第1楽章がそっと囁くように回帰してデリケートな表現に始まって、あとは堂々たるスケールに締め括りました。(25:21)この大好きな作品にかなり満足の完成度。聞いた話だけど、演奏会ライヴに非ず、録音のための会場に聴衆を入れて収録したらしい。

SONY SK46631 Mozart 協奏交響曲 変ホ長調K.364による大協奏六重奏曲(編曲者不詳)/ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.423&424〜ラルキブデッリ(L'archibudelli)(1990年)・・・メンバーは古楽器の名手揃えてヴェラ・ベス(v)/ヘイス・ヴェス(v)/マルク・デストリュベ(v)/ルシー・ファン・ダール(va)/ユルゲン・クスマウル(va)/アンナー・ビルスマ(vc)/リデウィー・シャイフェス(vc)。協奏交響曲 変ホ長調K.364は浮き立つようにヴァイオリンとヴィオラが歌い交わして、この作品を聴く度、ソロはまるで朗々と人の声の掛け合いに感じたもの(とくに両端楽章)。第2楽章「Andante」はハ短調の暗鬱が広がります。そんな愉悦満載のまま、弦楽六重奏に仕上げて、管楽器は抜けても色彩感たっぷり、ほとんどオリジナルのスケール、魅力に迫ります。ノンヴィスラートが基本の古楽器は骨太に素朴、速めのテンポに力強い響き。軽快な躍動推進力が続きました。(12:25-10:27-5:39)
二重奏は珍しいヴァイオリンとヴィオラのみ編成の作品。変ロ長調K.424はAdagio-Allegro-Andante cantabile-Andante grazioso、ト長調K.423はAllegro-Adagio-Rondo、デリケートに小粋な旋律が続きました。1783年(27歳)の作、父のヴァイオリンとヴォルフガングのヴィオラの担当と類推されているそうです。(1:10-6:44-2:55-7:59。6:43-3:44-5:30)


2023年7月某日/隠居生活初心者入門の日々

7月に入りました。既に気温湿度は真夏並みになっていたけれど、名実ともに夏本番となりました。全国各地大雨が心配されて、九州では被害が出ているようです。こちらも深夜から朝方に掛けて激しい雨が降っております。昨日は曇り空に時々ぱらりと降ったりやんだり、昼から洗濯物は室内に移動させました。「7月近況」の執筆はもちろん前日6月中、健康に関しての云々舌の根も乾かぬうちに、2ヶ月ほど疎遠になった爺友からの酒の誘い有。逡巡していたら午前中にエアコンのカンタンな掃除とか、【♪ KechiKechi Classics ♪】更新執筆など順調に進んだので「午後2時北新地駅にて、ビール一杯のみ」返事をいたしました。梅田駅前ビル地下は昼呑みの聖地、久々の訪問でした。

開店とともに大人気寿司居酒屋「さしす」に座れて、いろいろ喰いつつほんまにビール一杯のみに自粛、病談義この間の不義理、症状経緯など報告しました。尿酸値痛風の件は、未だにビールはプリン体が多いから焼酎のほうが良いんじゃないか、みたいな俗説を信じた要らぬ助言有、アルコール分解の過程で生成されるのが尿酸だからなんでもいっしょ、量を抑制するのがポイントなんです。以前は帰り女房殿にケーキなど買っていっしょに喫したものだけど、甘いものは自粛、ペットボトル持参して水分多く摂りつつ明るいうちに帰宅いたしました。今朝の体重は64.7kg+100g、上々の成果。佳き気分転換になりました。

昨夜女子バレー対阿蘭陀戦はぼろぼろ、第3セットは取ったけれど3-1完全敗北。コンビネーションがよろしくなくばたばた、息も合っていない。ミスも多い。セッター松井珠己は関ほど攻撃の意図がわかりにくい?そもそもその前のサーブ処理が上手くいっていないのか。残念。今夜は地元泰国とのアウェイ対戦、油断禁物です。

Mozart ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調K.482/ピアノ協奏曲第23番イ長調 K 488〜ゲーザ・アンダ(p)/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団(1962-63年)・・・駄作が存在しないMozart作品中、この辺りがさらなる傑作の森でしょう。Anda Geza(1921ー1976洪牙利→瑞西)による1960年代弾き振りの全集は現役音質。カデンツァは自作なんだそう。変ホ長調協奏曲は一点の曇りもない前向きに溌剌と始まる第1楽章「Allegro」。第2楽章「Andante」は寂しげな変奏曲、途中の木管アンサンブルの美しさ絶品。第3楽章「Allegro」のノンビリとした風情に付点のリズムは軽い足取り、映画「アマデウス」の朝帰り場面を思い出させるもの。デリケートな温かいタッチになんとも味わいがあって、オーケストラもソロと息が合ってバランスがよろしい。(13:00-9:41-11:18)。屈指の甘い旋律を誇るイ長調協奏曲もファンは多いことでしょう。第1楽章「Allegro」は優雅に、満面の笑みを湛えて始まりました。コロコロと玉を転がすようなピアノの魅力満載。途中ちょっぴり名残惜しいテンポ・ダウンも効果的。第2楽章「Adagio」は嬰ヘ短調のシチリアーノ。無垢な哀しみが粛々と忍び寄って、これはMozartが残した最高傑作のひとつでしょう。第3楽章「Allegro assai」は一転、快活に弾むようなフィナーレ、表情は前向きに明るく、輝かしい。途中暗転の陰影深い効果はMozartの十八番、もうこれは技術的云々に非ず、飾りや要らぬテンポの揺れもない、微妙にデリケートな味わいの完成度でしょう。(11:08-6:55-7:59)今回拝聴した音源のフィル・アップはピアノ協奏曲第3番ニ長調K.40。12歳、他の作曲家からの編曲となります。これも溌剌と優雅な作品、栴檀は双葉より芳しい実例でしょう。「Allegro」(4:59)「Andante」(3:59)「Presto」(3:33)

FHR06 Britten 歌劇「ピーター・グライムス」より「4つの海の間奏曲」「パッサカリア」/青少年のための管弦楽入門(Purcellの主題による変奏曲とフーガ)〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1956年)・・・この時期にして驚異のステレオ録音とボウルトの盤石な貫禄演奏に感服いたしました。「間奏曲」「パッサカリア」は緊張感と悲劇を予感させるカッコ良い作品、教育用の作品の範疇にとどまらぬ「変奏曲」もその多彩な変容に心奪われるもの。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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