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贅沢三昧

Mahler 転変編


駅売名曲海賊盤情報(?)■第5集■(Mahler 作品集)
贅沢三昧Mahler 黎明編
贅沢三昧Mahler 疾風編
贅沢三昧Mahler 怒濤編
贅沢三昧Mahler 有為編
贅沢三昧Mahler 道草編
・・・ぼちぼち駄文を書き溜めてきて、これは「自分はMahler 好きだけれど、どんなふうに聴いてきたのか」という回想でした。(少々間が空いてしまいましたね)ナマ体験はほんまに少なくて
交響曲第6番〜岡大響OB管/保科洋常任指揮者就任35周年記念演奏会(2000年8月13日)
交響曲第1番〜保科 洋/岡山大学交響楽団(2002年12月8日)
交響曲第5番ハ短調〜杉本 賢志/岡山交響楽団(2003年11月24日)
交響曲第1番〜田中一嘉/倉敷管弦楽団(2004年5月29日)
交響曲第2番「復活」〜藏野雅彦/六甲フィルハーモニー管弦楽団(2005年9月11日)
交響曲第1番〜牧村邦彦/岡山交響楽団(2005年11月20日)
・・・ほんまに少ない。ナマを聴かずして音楽云々するのは掟破りなんです。残りの人生で全曲経験できるでしょうか。

前回更新以降、Mahler 単発でコメント追加したのは
●Mahler 交響曲第3番ニ短調(ホーレンシュタイン/ロンドン交響楽団)
●Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調(フィーラー版1966年第4稿1997年改訂版)(オルソン/ポーランド国立放送交響楽団)
●Mahler 交響曲第4番ト長調(セル/クリーヴランド管弦楽団)
となります。(では続編を)

 2003年(懲りずに)全集を新たに3種購入しました。(ウチひとつはハイティンク旧全集PHILIPS 442 050-2 10枚組3,050円)

交響曲第6番(1986年)。かつてのワタシのコメントでは少々辛口評価です BRILLIANTから衝撃の15枚組4,980円(92005)は●インバル/フランクフルト放送交響楽団。価格のみならず、演奏・録音の水準の高さ、「大地の歌」、第10番はオリジナルの「アダージョ」と「クック版全曲」両方収録する念の入れよう。時代は変わったねぇ・・・かつてのCD2枚分で、ディジタル録音15枚分新品全集が買えるとは・・・。(その後、もっと激安タバコフ全集が出たのは周知の通り。)

 この組み合わせでバブル時代(1987年/89年)来日してますね。FMやらテレビで数曲聴いていて、圧倒的感銘もありました。第1番(1985年)は既にBOOK・OFF@250入手していたけれど、妙に辛気くさく楽しめなかった記憶もあったのに、こうして全曲を通したあと、緻密な集中力と、青白く燃える情熱を感じるようになりました。(でも最近聴いていないんだよね。反省します)

VANGUARD 08 4013.79  11枚組5,280円で購入(中古) *これは第9/10番 更にもう一組は●アブラヴァネル/ユタ交響楽団の全集です。評価としては一般にあまり芳しいものではなく、「アマオケ並」との手厳しい評価も拝見したこともあります。たしかに、オーケストラのメカニック的には少々緩いところもありますね。ワタシはMahler に「人生の懊悩」を求めるが、やや牧歌的で虚飾ない演奏も悪くないと感じました。第3番ニ短調(1974年)では

「敬虔なる感謝の気持ちに溢れ、誠実なる弦も泣きます。これは正直な喜びの涙でしょう。やがてすべてのパートが参加し、大団円を迎える満足度は相当なものです。正直、長大なる第1楽章に先行き不安を覚えたが、後半に至るほど満足度は高まりました。ゆったり、まったり、緩いMahler の存在も悪くない」
とのコメントをさせていただきました。最近は入手が難しい録音らしいので、大切に聴きたいと思います。この全集との出会いは広島の中古屋さんだけれど、運命ですな。BBSにて読者に「買うべきか」と相談した記憶有。

EMI 7243 8 26406 2 2 5枚組3,880円 2004年、今となっては中途半端な収録となってしまった、●Mahler 交響曲第1〜5番〜ベルティーニ/ケルン放響(1986-91年ライヴ)を購入していました。(EMI 7243 8 26406 2 2 5枚組3,880円)FMエア・チェックでは第8番/第10番「アダージョ」/「大地の歌」を保存できました。

演奏は細部まで透徹した集中力が文句ない説得力となって、手持ち中CDでも出色の感動を呼びます。(ジャケット・デザインのセンスなさには少々閉口)
これは購入当時の「音楽日誌」からの(簡単なコメントの)引用です。

 ベルティーニは残念ながら今年2005年に亡くなってしまい、追悼盤としてようやく全集が登場しました。困りましたね。ダブり買いを考える前に、しっかりこの手持ちボックスを堪能しましょう。(東京都交響楽団との録音にも興味があるが)

 嗚呼、間が空いてしまうと何を書くんだったか忘れてしまうね。自分への予告編として、デ・ワールト、スヴェトラーノフ(残念ながら全集ではなく、中古で少しずつ集めたもの)ほか、以前にコメントしてない単発もの落ち穂拾いをしようかと思います。でも、ぼやぼやしていると在庫が増えていってしまう・・・(ミトロプーロスの4枚組やら、バーンスタインの旧録音5曲分、レヴァイン/ミュンヘン・フィルの第9番など。サッカーニ/ブダペスト・フィルのボックスには交響曲第1/3番が含まれておりました〜未聴)

(2005年11日23月)

 


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written by wabisuke hayashi