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倉敷管弦楽団 第30回定期演奏会


2004年5月29日(土)PM6:30〜倉敷市民会館にて  (再々)招待券いただいちゃいました

Bernstein

「キャンディード」序曲

Respighi

リュートのための古風な舞曲とアリア第2番

Mahler

交響曲第1番ニ長調「巨人」

田中一嘉/倉敷管弦楽団

 倉敷管弦楽団も創立30周年を迎えた、とのこと。パンフレットを読むと室内管から出発したみたいですね。歴史も財政基盤もしっかり(行政とか企業からの援助があるらしいのは土地柄か)しているみたいです。かなり設備的に旧いが音響には定評ある倉敷市民会館にて。このオケにしては選曲が先鋭的でワタシ好みじゃないの。

 「キャンディード」って、現代の「フィガロ」序曲であり、「ルスラン」だと思います。躍動的で幸せいっぱいで、これからの希望をウキウキ全身で表現する名曲。打楽器たくさんあって、ハープも入るし、金管大爆発!ああ、このホールは音の芯がしっかりしていて、低音がよく響きます。音が上方に逃げずに金管も、弦もよく響きますね。倉敷管は上手い!技術的に不安なと頃など微塵も存在しない。

 「リュートのための・・・」は、ルネッサンス辺りの旧い音楽を現代に復活させているんでしょ?旋律そのものはノンビリしているが、厚みのあるオケ(弦はそのまま)でゴージャスに表現されます。弦のアンサンブルが艶やかで素晴らしい。ラスト「ベルガマスカ」の大爆発は「ストコフスキーのBach 」を連想しました。有名なる第3番は弦楽器だけなので、わざわざフル・オーケストラの第2番でいったんですね、きっと。管楽器も出たいと。

 休憩後、ナマ二度目の経験となるMahler 交響曲第1番。どのパートも優秀だが、オーボエの透明な音色、クラリネットの低音が特に気に入りました。第3楽章冒頭の「たどたどしいコントラバス」も理想的。ああ、美しい〜しかし、ワタシはどうも抑制しすぎ、というか、イマイチ乗り切れない、やや大人し目演奏が気に入りません。

 ところが、最終楽章で解決されるんです。いままでガマンしていたものを一気に吐き出したようで、金管の絶叫、木管の渾身の歌(オーボエのベルアップはカッコ良いね)、なにより打楽器が全身全霊で叩いているのが視覚的にも確認できて最高です。シンバルもドラも明快だし、大太鼓もティンパニも低音が会場によく響きました。

 そしてお約束通りホルンが立ち上がります。熱く熱く燃えて会場大熱狂。終わりよければすべてよし。岡響も素晴らしいが、こちらのほうが厚みいっそうありますか?もしかして会場由来か。これは倉敷管が、8/20(金)に岡山シンフォニー・ホールにやってくるので確認が必要ですな。(2004年5月29日)

 

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written by wabisuke hayashi