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音楽日誌●後始末と発想転換の日々

後始末発想転換の日々

2015年6月長久手

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2015年7月某日/後始末発想転換の日々

昨日も今朝も暑い!不快過ぎて気分悪くなったけれど、昨夜はお隣の名東区から大学の先輩が(奥様も先輩/北海道に行って留守)ヒマだからと来訪、行きつけの居酒屋・冨久助(長崎の爺婆がやっているところ)にて、しっかり喰って呑んで語ってきました。夜中3時頃、エアコン止にいったん起きだして朝、例の左脚痙攣に目覚めましたよ。従って今朝はミニ・ジョギングなど中止、あっという間の週末、そして月末、こんな陽気じゃお仕事意欲盛り下がりっ放し。

7月はスポーツクラブへ7回行ったんやな、この調子でしっかり継続(少なくとも週一回)して、体調維持したいものです。

TOCE-55058/9Brahms 交響曲第3番ヘ長調〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1979年ライヴ)・・・このオーケストラに就任した年の記録也。彼の逝去後一斉に市場に出回った音源は(彼の意向さておき)どれも個性明快、完成度高くたっぷり愉しめます。これは4曲のうちたしか一番最初に録音されたもの、最晩年の微速前進に非ず、やや遅いといった体感、入念な細部描き込み、朗々としたスケールの広がりをたっぷり感じさせる演奏です。弓をいっぱいいっぱいに引き絞って一気に矢が飛び出すような第1楽章「Allegro con brio」、もっとも著名な第3楽章「Poco allegretto」甘美な旋律も、これしかないと感じさせるバランスと抑制に感心いたしました。たしか、別なオーケストラで交響曲4曲出てましたよね、以前の。それも聴いてみたいもの。

Mahler 交響曲第3番ニ短調〜ピエール・ブーレーズ/ニューヨーク・フィル/イヴォンヌ・ミントン(ms)/カメラータ・シンガーズ/A Little Church Around the Corner少年合唱団/ブルックリン少年合唱団(1976年ライヴ)・・・昨日取引先に行く車中〜最終楽章は今朝拝聴。今朝、音質の悪さ(音量レベルが低いだけ?)に少々閉口気味、コメントは改めましょう。ブーレーズも若くて、生々しい勢いは感じました。では、行ってきます。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

昨夜猛暑に負けてエアコン29度設定にて就寝、身体が怠いこと〜昨夜(自分には)地獄の初心者エアロ強行、すっかりインストラクターのお姉さんに目を付けられて(もっとも出来の悪い参加者として)始まる前に「そんな後ろで見えますか?」って、見えないんじゃなくて体力的技能的に動きに付いていけないだけ。精神的な屈辱を耐え忍べばしっかり汗をかいて、心肺を鍛えることは爽快です。状況はいつもと同じ、事前の自転車こぎ(エアロバイクというのか)計45分、10分で左脚怪しく、だましだまし20分で右脚にも異常が〜既に激しい汗・・・そこから更に45分のエアロビクス、途中水分補給以外ほぼ休みなし。所作に付いていけない情けさなさておき、強制的に動き続けること(運動継続)は自分一人の意思では不可能ですから。

これで体調維持、厳しい季節を乗り越えるぞ!

Acer Aspire5750昨夜遅く無事Windows10にUpdateへ(Acer Aspire5750/メモリ6gb)。新しモン好きというのもあるけど、とにかく1台は新しいものを経験しておこうかと。愛用ソフトとか周辺機器との相性を考えると少々冒険か、スタートメニュー久々復活、使いやすくなりました。要らぬデフォルトのを除いて、常用のを並べなおしているところ。1999年最終更新のエディターEditHTMLも無事稼働いたしました。現在スキャナー(Epson/いただきもの)認識中です。スタートアップがわかりにくいのは「8」同様、これから検索しましょう。いまのところ使い勝手は変わらない、新しい機能とやらも使っていない(そもそも知らない)。新しいブラウザも使うつもりありませんし。

CDMAN159Vivaldi オーボエ協奏曲イ短調/MARCHELLO オーボエ協奏曲へ短調/Telemann オーボエ協奏曲へ短調/Bach ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046〜ラザール・ゴズマン/レニングラード室内管弦楽団/ウラディーミル・クルリン(ob)/ヴィタリー・ブヤノフスキー、ウラディーミル・シャルィト(hr)/オリガ・クルィロワ(cem)(1971-79年?)・・・もう一枚ブランデンブルク協奏曲第2番−第5番があって、これは(往年の)レニングラード・フィルのメンバーでしょうか。ゴズマン(1926-)は旧ソヴィエット時代の音源に登場して数回拝聴機会有、詳細わかりません。ムラヴィンスキー時代のコンマスかな?1977年亜米利加に移住したらしい。閑話休題(それはさておき)

1970年台とは思えぬ粗い音質、バロックの風情からちょいと離れて大味、ソロは鋭い音色であまり愉しめません。ブヤノフスキー/シャルィトの豊かなヴィヴラートが活躍するブランデンブルク協奏曲に注目かな?ゆったりとした浪漫風情の演奏でした。(昨夜はスポーツクラブでヘロヘロ、ほとんど音楽ちゃんと聴けておりません)


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

連日暑いですね。外出機会は少なくて、通勤時間も数分、ほとんどエアコンの世界に生きております。夜寝る前にエアコンを切って、扇風機(タイマーで切れる)のみで就寝がポイント、それと夏は夏らしくしっかり汗をかくことも大切でしょう。体調は悪くないから今晩も「地獄の初心者エアロ」に行こうかな。

大阪婆さんのガラケーは女房殿が契約して、概ね(婆さん分)月貳阡圓に届かないのが常、ところが今月末の請求はナント壱萬伍阡圓!誤ってなんかヘンなパケット使っているんじゃないの?ショップに明細訊いてみると4月度の(女房殿の)通話料とのこと。5月からAUのガラケー→Y !mobileのスマホへ替えたんですよね。どんだけ通話してもOK、みたいな契約で総計伍阡圓/月でっせ。その前月ラスト、さんざん使ったんだな。こうしてみるとスマホは安い、というか、安いスマホがあるということですね。データ量は中程度だっけ?でも、自宅じゃWifiでつながってますから。

自分は相変わらず業務用ガラケー一本、なんの愉しみも感慨もありません。サラリーマン引退したら要らんのとちゃうか。時々、自宅に忘れます。

CPO 777356Brahms /Scho"nberg ピアノ四重奏曲第1番ト短調(管弦楽版)/Brahms /BERIO クラリネット・ソナタ第1番へ短調(クラリネット協奏曲版)〜ダニエル・ライスキン/ライン州立フィル/カール=ハインツ・シュテフェンス(cl)(2006/7年)・・・ ピアノ四重奏曲 のほうはけっこう有名、棚中数種音源もあって昔馴染み、交響曲第5番ト短調みたいな巨大なスケールに至って、魅惑の憂愁旋律(第1楽章「Allegro」)〜ほの暗く躍動する第4楽章「Rondo alla Zingarese」の分厚い迫力!原曲も好きだけど、こちらの浪漫を強調したような大管弦楽世界も大好き!しかし残念、競合録音も多いし、オーケストラの弱さが少々気になる贅沢な感想を抱きました。

クラリネット協奏曲(!)ヘ短調は初耳。原曲は内省的、いかにもBrahms らしい後ろ向きな哀愁漂う名曲、これも立派な浪漫風協奏曲に変容して巨魁な世界へ。さすがコラージュの名手・BERIO、作品の真髄を見抜いて旋律そのまま、豪華な衣装を着せて極めて効果的です。こちらはソロの技量含め、文句なし。

今朝から、Mozart ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330/第11番イ長調K.331/第12番ヘ長調K.332〜ロナルド・ブラウティハム(fp)(1996年)・・・エエですね。この清潔感、滋味深い素朴な音色、落ち着いた表現。

では、行ってきます。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

今朝は爽やかにアリバイ・ミニジョギングしたけれど、昨日は暑い!誰もいない職場一番出勤、清掃のオジサンの掃除機が終わるまでは窓を開けて空気の入れ替えするけど、耐え難い気温既に34度C+モウレツな湿度に汗まみれ、エアコンに逃げました。そのせい?職場愛用の液晶ディスプレイが逝きました。異動前から同型式のを使っていて、他のより小さい旧式、目線が斜め下に一定してラクなんです。色も出ないんじゃ仕方がないから、やや大型に交換、椅子を上げて対応しましたよ。廊下〜トイレも尋常ならざる熱帯エリアに至って、事務所から外に出たくない感じ。

週初めよりお仕事は順調、偶然発見したお仕事設定チョンボ、ぎりぎりクリア修正できたのもありがたいこと。女房殿は出張中、不在です。暑いのにたいへんだこと。

M2682 写真は安田さんのサイトから借り物Mendelssohn 交響曲第4番イ長調「イタリア」〜イーゴリ・マルケヴィッチ/日本フィル(1970年世田谷区民会館)・・・写真は懐かしいコンサートホールLPだけど、拝聴したのはイアン・ジョーンズによるリマスタリング、いずれぼんやりとした音質は想像通り。演奏は当時の日本の水準を見直すほど立派な集中力、マルケヴィッチの統率力に驚かされます。躍動と推進力、伊太利亜の陽光に溢れた演奏也。

Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調〜ヨーゼフ・クリップス/ロンドン交響楽団(1960年)・・・幾度入手して処分、結局2011年全集5枚700円(税込)を保存盤としたもの。かなり以前からなんども聴いております。(kripsbb3478.htm/kripsb34.htmなど)端正、ムリな力みなど微塵も感じさせない優しい、マイルドな演奏、音質はまずまずでしょう。美しいオーケストラのサウンド、しかしプレヴィン以降の”上手いオーケストラ”に非ず、微妙に味わい系なのも微笑ましい。

ここまでが昨日朝〜のウォーミング・アップでっせ。本丸は

RCO08007Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜マリス・ヤンソンス/コンセルトヘボウ管弦楽団(2007/8年ライヴ)・・・コンセルトヘボウとバイエルンは大好きなオーケストラなのに、ヤンソンス時代以降、ほとんど聴く意欲を失いました。統率力、オーケストラをたっぷり鳴らすことに於いて、おそらくは現役最高の指揮者と思うけれど、出来上がった音楽が想像できるんです、聴く前から。世評は割れてますね。ひと通り聴いた後にリスナーの評価を読むと、各々どれも納得できます。よく歌い、アンサンブルのコントロール、バランスも完璧、もちろんオーケストラの技量、厚みとコクあるのある響き、スケールに文句ありませんよ。しかし、そこまで。嗚呼、凄いのを聴いたな!みたいな圧巻の感銘に至らない。気に喰わぬ演奏にはそれなりの理由がありました。これはどーもわからない。妖しさ、怪しさみたいなもの欠如?件(くだん)の「アダージエット」はほんまに美しい仕上げだけれど、初めて聴いた時のエッチな情感は蘇らない・・・

仕切り直しましょう。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

やってきました真夏の猛暑!九州地方は雨らしいけど、こちらお馴染みの激しい日差しに身動きできず。昨日夕方、Mahler 「嘆きの歌」だったら演奏会に行く価値有、密かにそう考えていたけれど、外に出る勇気意欲体力(名古屋中心街に出て行く根性も)ありません。女房殿不在、外食に出掛ける元気もなく(冷蔵庫の不良在庫かなり減りました)エアコン掛けてぼんやり引き隠り継続、いつものDVDに保存した音源データ整理(ヲタク趣味)をしておりました(Mahler 編)。音楽もあまり聴いていないし、読書にも集中できぬ最低な休日也。そういえば「エアコン・フィルター」到着、2台あるエアコンの清掃(主に除菌スプレー使用)フィルターの設置完了させたくらい。

本日より新しい一週間開始〜って、もう7月もラストじゃないの。今週末はもう8月でっせ。

数少ない拝聴音楽。PH04058Bruckner 交響曲第9番ニ短調〜ギュンター・ヴァント/ミュンヘン・フィル(1979年ライヴ)・・・正直なところ(乱暴云えば)この人のBrucknerはどれも同じ、厳しく構築された集中力演奏也。ちょうどチェリビダッケが首席に就任した頃、微速前進の記録はお気に入りなので、それとの比較でした。ケルン放送交響楽団とのセッション録音と同年、オーケストラの個性から想像してもっとソフトに暖かいサウンド?そう予測したけど、Brucknerに相応しいハードな響きに満足いたしました。放送音源?も悪くない。

Gaspar Sanz(ガスパール・サンス1640−1710スペイン)ギター音楽〜ジャコポ・ジャンニノート((g)Jacopo Gianninoto)〜ネットから拾った音源也。個別の作品云々するほどの知識もないし、ちゃんと聴き込んでいないないけど、静かな夜に、よう冷やした部屋に聴くには最高の安寧でございます。大音響を受け付けない精神状態なときもありますよ。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

左脚ふくらはぎやや痛み押して自転車漕ぎ+初心者エアロビクス強行、猛暑中はこうして意識的に身体を動かさないと乗りきれません。しかしエアコン入れて就寝、途中覚醒して切って窓を開けるというのは困ります。睡眠不如意。昼寝でもするか。数日前「消える!マジック」DVDプレーヤーの件を言及したけれど、じつはテレビに接続してるブルーレイHDビデオは数ヶ月前より故障しております。ちゃんとHDDに録画再生もできるんですよ、でもブルーレイディスクを認識しない。せっかく数年間保存したお気に入りドラマが見られない状態へ。精密機器だし、光学ドライブの故障かな?昨日、分解して溜まった埃を掃除して、接点確認して(内部パソコンとクリソツ)・・・不思議なことにCDとDVDはちゃんと認識して、ブルーレイのみアウト。録画も再生もできません。修理は高いやろなぁ、なんといっても経費率No.1は人件費ですから。このままでも使えんことはないので、だましだまし継続いたしましょう。

女房殿がお仕事でお世話になっているところから、パソコン修理について相談有。以前、ボランティアでちょちょいと設定修復したんですよ。世代的にもお仕事的にもちょいと浮世離れした人々に「状況とOS教えて下さい。データ保守の誓約書を書いても良い」と伝達したらそれきり〜どーも以前みたいに”ちょちょいと”治してもらえると思っていたらしい。高額な手数料をとるつもりなど毛頭なくて、最低限の実費と作業料はいただくつもりでした。なんせ、一番高いのは人件費=ノウハウですから。基板逝っちゃうとかパーツの物理的な破損以外、パソコンはどーとでもなりまっせ。必要なデータだけ抜き出すといった手もありますから。

昨日の音楽にはいろいろ感慨が・・・ARCHIV 439 900-2Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ジョン・エリオット・ガーディナー/オルケストル・レヴォルーショナル・エ・ロマンティーク(1994年ライヴ)・・・いちおう古楽器派を自称しているけれど、モダーン楽器でも両方愉しむようにしております。これは古楽器系の代表的評価の高いもの、久々の拝聴也。悪くない、虚飾のないストレート演奏、古楽器の技術的にもひとつの完成形、厚みのある素朴粗野なサウンド、緊張感とテンションの維持・・・記憶通り。でも、どーも不満有。古楽器には古楽器なりの洗練とか、仕上げの磨き上げがあるでしょ?21世紀には腕の立つ古楽器アンサンブルいっぱい出現しましたよ。それに耳慣れたせいですか?ガーディナーは20年を経、新しい録音をしているそうですね。

Gala20.3315/6/7-GABeethoven ピアノ協奏曲第4番ト長調〜マイケル・ロール(p)/ハワード・シェリー/ロイヤル・フィル(1995年)・・・所謂RPO音源、このジャケットのCDは処分済、最近データ再入手したもの。SACDにて現役音源、たしかに優秀録音なのでしょう。先日、グレン・グールドを思いの外美しく感じた流れからの拝聴です。明るく歯切れのよい演奏、ほとんど話題にならぬけれど、ピアノ・ソロ、オーケストラとも立派というか親密、爽やか。ワタシの(ミニマリスト風)オーディオ環境かデータ圧縮の問題か、ピアノ・ソロの音像がやや大きく、前面に出過ぎ、ちょっぴり響きも濁ります。

ここ最近、贅沢にも音質やら、響きの洗練を気にするようになってきました。

以下はちょろ聴き、ちゃんと全曲聴いていなくて、ほとんど音質確認の世界。Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1963年)・・・峻厳なる集中力、各パートの入魂、細部のこだわりに感心しつつ、やはり音質に不満有(あくまで自宅オーディオ環境の判断)。Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜クリストフ・フォン・ドホナーニ/クリーヴランド管弦楽団(1983年)・・・色気もナニもあったもんじゃない!と言われたドホナーニ。20年後のクリーヴランド管弦楽団の個性は維持しつつ、乾いた構成感、そして音質の改善にちょっと感慨がありました。

昨日の【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新は「馴染みの薄い音楽、演奏家に見聞を広げる」趣旨でした。上記、著名なるBeeやんばかり(昨日も)を反省してJOLIVET(アンドレ・ジョリヴェ1905-1974)チェロ協奏曲第1番(ナヴァラ(v)/コンセール・ラムルー)/チェロ協奏曲第2番(ロストロポーヴィチ(v)/フランス国立管弦楽団)/チェロのための協奏的組曲(ナヴァラ(v))/ハープと室内管弦楽のための協奏曲(ラスキーヌ(hp)/パリ・オペラ座管弦楽団)〜アンドレ・ジョリヴェ・・・うっはぁ、なんやねん!この暗鬱晦渋な世界。もうちょっとお勉強必要でっせ。

山下恒夫「大黒屋光太夫(帝政ロシア漂流の物語)」(岩波新書)・・・さすが岩波新書!歯ごたえある著作に出会いました。読了に二週間程掛かりました。江戸時代後期、伊勢白子港〜帝政ロシアのアムチトカ島に漂流し、波瀾万丈の挙句約10年後に帰国するのですね。途中、アムチトカの原住民の虐待とか当時の北海道のアイヌ民族の弾圧とか、読み進むのがツラい場面が多いんです。当時原因不明であった壊血病とか、極寒シベリアとか夏季には虫に悩まされたり、つぎつぎと仲間を失ったり・・・16名中、2名でっせ無事戻ったのは。光太夫って肝の太い人だったみたいですね、頭も良い。井上靖「おろしや国酔夢譚」はたしか読んでいなかったはず。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

昨日、一週間分のお仕事を終え、ほんの少々残務有、それは月曜朝一番のクリアとメモを残して辞去、あまりの湿度にコンビニにて高級ビール(発泡酒や第3のビールは呑まない/ビールを喫する頻度や量は少ないので)入手、所要にて女房殿は外出、ありあわせの食材で夕食としました。禁を破ってエアコン29度設定して就寝、3時頃左足に痙攣発生して悶え苦しみ、治まってからエアコンを止めて二度寝。台風接近、九州沖縄方面に被害有、その余波?東京辺りでは凄い雨だったそうだけど、こちらいかにも夏らしい夏!昨日夕方、虫網を持った小学生兄弟二人、焼けて健康そうな笑顔に汗まみれ、日本の正しい夏休み風景に感動いたしました。今朝、寝坊してシーツやタオルケット、床置ソファのカバーなど洗濯中。

体調良好。但し、左足痙攣の影響もあって朝の運動は休止、昼から超・初心者向けエアロには行くつもり。ぐずぐず進まない読書も一冊は完了するつもり。

昨日睡魔と闘いつつ取引先へ。その道中音楽はオリジナル・ジャケットBeethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」〜グレン・グールド(p)/レオポルド・ストコフスキー/アメリカ交響楽団(1966年)・・・LP以来の再会染み、CD時代には駅売海賊盤にて聴いていたもの。でも!いったい自分はなにを聴いていたの?遅めのテンポに違和感なし、辺りを睥睨するような威圧的スケール「皇帝」に非ず、知的な抑制に溢れ、噛みしめるような細部繊細な描き込みはかつてない鮮度。この薄っぺらい、立派じゃないピアノの音色はなんじゃい(褒めているつもり)。以前自分はストコフスキーのオーケストラ云々していたけれど、もういいじゃないの、このぎょっとする話題の組み合わせに感謝。独墺伝統の堂々たる構えに非ず、Beethoven の美しい旋律、和声を堪能させてくださる、個性的な演奏です。もうこんなもの出現しないんじゃないか。

WHRA6038Bach ゴールドベルク変奏曲〜グレン・グールド(p)(1958年ヴァンクーヴァー・ライヴ) ・・・運転中にこんなの聴いちゃあかんよね、グールドの十八番(おはこ)はいったい何種出ているのでしょう?5-6種だっけ。これは既に衝撃の1955年メジャー・デビュー録音あとのライヴ。わざわざ音質芳しくないものを選ぶ必要もないけど、パブリックドメインは無料入手可能、聴いてみたいじゃないっすか、いろいろ。例の如し、淡々としてスタッカートを基本とした乾いた表現に繰り返しなし+ライヴならではのノリ+ミスタッチも新鮮そのもの。長大なる変奏曲(グールドのは比較的短いけれど)は彼の演奏にて細部馴染んでいるから、ノーミソ中では次の旋律を待って、その表現を再確認するような聴き方となります。彼の一連録音は(珍しく)ほとんど聴いて、どれも唯一無二の個性であったことを痛感いたしました。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

25度C、例年に比べ涼しい朝のようで不快な湿度たっぷり、ちゃんとミニ・ジョギング+ストレッチ実施して、あっという間の週末の朝を迎えました。

SONY/DVP-NS715P 840円世間の音楽好きな方は当然、高価高級なCDプレーヤーを愛用されていることでしょう。オーディオ通ならSACD専用プレーヤーなんか当たり前かも。ワタシはあまりにプレーヤーを酷使するせいか、やがて残念な故障も〜HARD・OFF辺りでDVD専用プレーヤーを探すと激安なんです。現在愛用しているのはSONY/DVP-NS715P 840円(税込+交通費240円/もちろんリモコン付)2011年12月中古入手、既に4年になろうとしております。音質も使い勝手も、なかなかエエ感じに日々稼働中・・・(10円玉インシュレータ装備)

これが一昨日、CD再生を終えトレイを開けたら・・・CDがない!消えるマジック!って筐体の中に入っちまったみたい。ネジ5本分解してガワを外すと中にいましたよ、ちゃんと。無事CDは救出されました。内容は精密機器やなぁ、美しい。これが(中古とは云え)1,000円でお釣りがくるなんて。ちゃんとネジ締め直して、接点掃除して現役復帰!取引先商談の帰りHARD・OFFに寄ろうかなと一瞬考えたけど、現役続行なりました。とことん使いまっせ、生命尽きるまで。

Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1911年版後半のみ)/Tchaikovsky 交響曲第2番ハ短調「ウクライナ」/Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜マイケル・ティルソン・トーマス/サンフランシスコ交響楽団(2004年ライヴ)・・・ネットから拾った音源は数年前に自主CD化済、サイト内検索を掛けたけれど言及してなかったみたいですね。ややオフマイクぽいけど残響豊かなライヴ感たっぷり、露西亜風ウェットな民謡風旋律は都会風に洗練され、ぼんやりとした聴き手は一瞬「なんの曲だっけ?」〜MTTは初期Tchaikovskyを得意としてデビュー辺り第1番 ト短調「冬の日の幻想」の録音もありましたっけ。さっそうとした爽やかな語り口、耳あたりの良いサウンド。

「春の祭典」はやや速めのテンポ、ざっと流して上手い演奏、といったところ。先日聴いたサロネンの緻密洗練方向に非ず、オーケストラの技量は充分、難曲に挑む!構えた風情とも異なって、これはいつのも演目でっせ、的こだわりのない上手さ、ライヴならではのラフなもの。弾けていないとか、細部ごまかしているワケじゃないんです。たしかセッション録音があったはずだから、そちらの方も聴いてみたいもの。

LONDON 820 480-2今朝、Bach ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050〜ジャック・ルーシェ・トリオ/ロイヤル・フィル(1969年)・・・オイゲン・キケロとかClassic/Jazzは大好き!ジャック・ルーシェはオリジナル通りのオーケストラに自在に絡んでいって、これが一番有名かな?大枠の制約の中Jazzがリズムするといった愉しいもの。ちょうど一年前に聴いていて、トリオだけのほうがいっそう自由な広がりが生まれるんじゃないか、そんな感慨を抱いたものです。

(以上、SONY/DVP-NS715Pにて拝聴)


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

昨夜、自転車漕ぎ30分+地獄の初級エアロ強行へ。やはり尋常ではない汗水の量、幸い脚の痙攣は出現せず、無事乗り切りました(エアロビクス中盤以降はインストラクターの動きにまったく付いていけないけれど)帰宅後、湿っぽい雨模様にエアコンを入れ(29度設定)そのまま就寝したのが大失敗、4時頃身体の怠さに起きだしてスイッチを切って窓を開けたら外のほうが涼しいじゃないの。朝、この疲労感はエアコンのせいか、それとも昨夜の激しい運動の結果なのか、不明です。

鬱陶しい雨続いております。お仕事はちょっとした懸案事項が残って、朝一番に修正するつもり。昨日は取引先へ社用車使用、車中音楽拝聴いたしました。

4778795Stravinsky 「ペトルーシュカ」からの3楽章/D.Scarlatti ソナタ ニ長調 K.380/ヘ短調 K.466/Brahms パガニーニの主題による変奏曲 作品35/Ravel ラ・ヴァルス〜ユジャ・ワン(p)(2010年)・・・若く颯爽として女流の出現は嬉しいものですよ。どれも”腕の見せどころ”的作品勢揃い(Scarlattiだってホロヴィッツが得意としておりました)「ペトルーシュカ」はテクニックを披瀝するには必須の名曲!Liszt辺りよりこちら、なんせ知名度高い著名な作品ですし。ユジャ・ワンは小柄な東洋人だから、指もさほどに長くないと類推、その壮絶な切れ味に驚かされます。「パガニーニ変奏曲」も同様、いかにもムツかしそうな作品を真正面から難関突破しておみごと。Ravel は例の如し細かく繊細な音符を正確に弾くこと+粋な味わいの表出という点では、彼女ちょっと若いんです。他の録音も聴いてみたい。

SRCR-2704Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1911年版)/バレエ音楽「カルタ遊び」〜エサ・ペッカ・サロネン/フィルハーモニア管弦楽団(1988年)・・・先日、ロサンゼルフ・フィルとの上手すぎる演奏の流れ、久々の拝聴。その20年ほど前、30歳の記録(来日公演でもこの作品を取り上げたらしいですね)。アンセルメのが1968年でしたっけ、音質的にもちろん、時代世代の違いは歴然、リズムのキレ、軽快なサウンド、そしてアンサンブルの緻密な抑制、細部の描き込み、華やかな響きに感心いたしました。オーケストラの個性かサロネンの若さか、いくぶん”軽い”演奏に仕上がっているけど、リアルな音質含め、作品はメルヘンな旋律満載、快く拝聴いたしました。

両方共、帰宅後、今朝に掛けて再聴いたしました。では、行ってきます。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

よう眠れ早目に自然覚醒、ちょっと涼しいですから。本日明日は30度Cに届かないらしい。朝のアリバイ・ミニ・ジョギング+ストレッチも爽快。月曜祝日の煽りを受けてなにかと忙しい昨日、幸いトラブルはなかったので、なんとか段取り組めてお仕事スムースでした。さて、本日夜(自分にとっては)地獄の初級エアロに臨むか逡巡しているところ。右腕の腱鞘炎症状がツラいけれど、体調は良好です。心配なのは左奥歯の知覚過敏(ほんまか?)のみ、いつもよりいっそう入念に磨いてますよ、高い専用歯磨き粉で。

RPO222877Sibelius 交響曲第5番 変ホ長調/交響詩「エン・サガ」/交響詩「トゥオネラの白鳥」/交響詩「悲しきワルツ」〜オーレ・シュミット(1928-2010)/ロイヤル・フィル(1996年) ・・・先日、聴いたとのみ言及したものをしっかり再聴。一連のRPO録音は(知名度さておき)思わぬ演奏と音質の水準に驚かされます。デンマーク出身のヴェテランはやや速めのテンポ、剛直な表現かつ繊細爽快なサウンドにてSibelius をみごとに聴かせて下さいました。 オーケストラの迫力(いつもながらの金管のキレ)+清潔な響きもSibelius に相応しいもの、難解つかみ所のないような第5番もわかりやすい。「トゥオネラの白鳥」に於けるイングリッシュ・ホルンがこれほどクリアな存在感を主張した記憶はかつてないもの、「ワルツ」の低弦ピチカートの鮮度に驚き。音質極上。

Elgar エニグマ変奏曲/序曲「雀蜂」/トマス・タリスの主題による変奏曲〜アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団(1979年)・・・正直にカミングアウトするとネットよりLP音源を入手したもの、著作隣接権違反な掟破り音源也。ロイヤル・フィルとの再録音(1985年)の前、ロンドン交響楽団時代ラスト辺りの録音也。針音もリアルな懐かしいLPの音(.mp3/128kbpsだからたいしたことはないけど)は懐かしく、往事を思い出しました。当時50歳、11年に及ぶロンドン交響楽団との黄金時代を経、飾りのない語り口、ムリのない表現が充分に説得力ある黄昏サウンド。溌剌とした「雀蜂(ワスプ)」を挟んで、抑制を前提として、たっぷりとした歌・旋律は美しく清潔そのもの、しっかり堪能いたしました。

自分の嗜好は独墺より、こちら英国とか仏蘭西にあることを再確認いたしました。

では、行ってきます。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

別に二日酔いということもないけれど、睡眠不如意+外は猛暑で身動きできぬ休日、読書もぼちぼち。連休明けの朝は26度C、いくらアリバイ的ミニ・ジョギング+ストレッチ短時間でも汗をかく季節に至っております。一日遅れの一週間のスタート、月曜ミーティングが一日ずれるので、けっこう作業段取りがたいへんなんです・・・というか、自分なりに組んでいる流れが変わるのが気に喰わんだけ、ノーミソ硬いですよね。引き締めて出勤いたしましょう。子どもたちはもう夏休みでしょうか。

オリジナル・ジャケット・デザインBeethoven ピアノ協奏曲第4番ト長調〜グレン・グールド/レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1961年) ・・・若い頃LP時代の協奏曲5曲全集はこれでした。やがて幾星霜、Beeやん苦手時代が長く続いて、交響曲以上にピアノ協奏曲は苦手に至って、この素敵なト長調協奏曲を聴く機会も激減・・・ゆっくり目覚めるような第1楽章「Allegro moderato」〜爽やかな春の訪れを連想させる第3楽章「Rondo Vivace」迄上機嫌な明るい作風を久々堪能いたしました。粗っぽいオーケストラ、散漫なピアノ〜みたいな記憶は雲散霧消、しっかり細部緻密に描き込んでクール明晰なタッチ、雰囲気で聴かせる浪漫風とは一線を画して、オーケストラとの緊張感もおみごと、音質も悪くない・・・かつての自分はなにを聴いていたの?

Beethoven ピアノ協奏曲第2番/第1番〜メルヴィン・タン(fp)/ロジャー・ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ(1983年)・・・これはCD時代に至ってウィルヘルム・ケンプの全5曲(駅売海賊盤/棚中現役)と並んで常備在庫としたもの。ぱっとせん演奏?LCPの交響曲全集も入手即手放した記憶有。協奏曲の方は手放しそこねた、というのが正直なところ。これも先のグールドじゃないが、印象ガラリ変化、古楽器オーケストラのくすんだ響きはなんとも味わい深く、作品そのもののあり方というか、軽妙なリズム感に先入観を打ち破って新鮮そのもの。メルヴィン・タンのかそけきフォルテピアノも味わい深い、けど、Beeやんに必須な力感に不足して隔靴掻痒状態に至るのは聴き込みが足らんのでしょう、きっと。

聴き手の受け止め方は日々変化します。安易な決めつけは自戒いたしましょう。

TELDEC 8.43094Vivaldi 和声とインヴェンションへの試み 作品8/7−12〜ニコラウス・アーノンクール/ウィーン・コンチェントゥス・ムジクス/アリス・アーノンクール(v)/ヘルベルト・タヘツィ(or)/ユルク・シェフトライン(ob)(1977年)〜著名なる「四季」の続編(後半戦)、ワタシはこちらのほうが好き。しばらく聴いていないけれどその昔、「四季」の過激なパフォーマンスに驚愕したものですよ。やがて幾星霜、アクロバティックに躍動する「四季」は日常となって、こちら作品作品8/7−12(9はオーボエ協奏曲)はアリスのクールな古楽器のキレ、暖かいタヘツィのポジティヴ・オルガンも含め、メリハリある颯爽とした(フツウの!)演奏と受け止めました。もう一世代前だからなぁ、時代は遷りました。

では、行ってきます。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

ほんの少量でも酒が入ると睡眠不如意(すぐ目覚めてしまう)、ましてや昨夜のようにガンガン呑っちまうとアウト、ちょっぴりうつらうつら〜風呂に入って、再びの入眠を狙うけれど、湿度が高く不快、あきらめてパソコン・オーディオ部屋にエアコン入れて隠りました。ご当地諸先輩とのお付き合いも数十年に非ず40年に至って、たいしたものですよ。18歳の時、酒の呑み方を教えていただいたのが、まさにその人々。名古屋の街にはどーも興味というか親しみというか、もう用事がないというか、本山には初めて訪問〜先輩は大学卒業以来ずっとここ、愛知県の定住率は高いそうで(生まれて学校も就職も結婚もご当地パターン)もう社会人となったお子さん達が学童保育にお世話になっていた、当時の父兄とのお付き合いが続いているらしい。ウチの息子は寝屋川の保育所小学校に通ったけれど、もうほとんどその街から知り合いは離れてしまいました(自分も含め)。流動が激しいんです。

せっかくの祝日、有意義に過ごして、体調も整えたいもの。昨日(例の如し)DVDに保存した音源データの再整理中、誤ってHTMLエディターを削除、再セットアップしたら改行が二倍に出てしまうバグ復活、ま、抜本的な問題ではない(ツール有)けれど鬱陶しいのぉ。なんせ1999年最終版、Windows95以来愛用して、こうして8.1(64bit)で動いていること自体奇跡みたいなもんですから。Windows10では大丈夫?別に新しいOSに興味もないけれど、油断すると”新しいものが使えない”ことになるのが怖い。

この間のスポーツクラブ通いの成果、鈍い腰痛は消えました。知覚過敏の左奥歯対策は、泣く泣く500円以上する「シュミテクト」買ってきました。どこかのドラッグストアPB「シュミマセン」(仮称)@298みたいのはないか、一週間ほど探したけれどないのですね。特許あるのかも。

ORFEO 717102Schumann 交響曲第3番変ホ長調「ライン」/交響曲第4番ニ短調(2007年ライヴ)/4本のホルンとオーケストラのためのコンツェルトシュテュック ヘ長調(2008年)〜ファビオ・ルイージ/ウィーン交響楽団/ヘクター・マクドナルド、エリック・クシュナー、マルクス・オプマン、ゲオルク・ゾンライトナー(hr)・・・Fabio Luisi(1959〜)はまさに現役世代、現在はメトロポリタンのシェフなんやな。横山やすし、新垣隆にも似ている・・・ウィーン交響楽団には”いまいち芯が甘い・・・”みたいな(昔の)先入観もあったけれど、こうして最近の録音を拝聴すると、すっきりクリア、軽快マイルドな響きはモダーンに洗練されております。このオーケストラも上手くなった、そんな感慨有。劇性に充ちた第4番ニ短調さておき、「ライン」は楽想次々溢れてとりとめなく、しかもオーケストラの響きが濁って重い〜そんな大柄な演奏に出会うことも多くて敬遠気味、ところがルイージの統率は見通しよく、バランスの良い響きが親しみやすい。”4本のホルン〜”って、ウィンナ・ホルンなんですか?ウィーンのオーケストラ=ウィンナ・ホルンじゃないですよね。いずれきりりと引き締まったエエ演奏也。

SONY 88725462392/CD16Prokofiev ピアノ協奏曲第3番ハ長調/第1番変ニ長調〜ゲイリー・グラフマン(p)/ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1966年)・・・先日音質の悪さに泣いたジョージ・セル、さすが新しいマスタリングはちゃんとしてクリアな音質で鳴っておりますよ。ハ長調協奏曲は交響曲第5番 変ロ長調と並んで、いかにも効果的!ウケ狙いっぽい(カッコ良い)作品と思うけれど、グラフマンの強靭なテクニック+セルの緊張感溢れるオーケストラは辛口、峻厳なテイストに充ちて聴き応えたっぷり。凄い集中力。続いて88725462392/CD10Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」/Balakirev イスラメイ〜ゲイリー・グラフマン(p)(1962年)・・・Gary Graffman(1928〜)は日本じゃ人気ないけど、ほんまに腕の立つ人なんですね。質実豪快な「展覧会」はもちろん、「イスラメイ」に於ける息も吐かせぬ壮絶な迫力に脱帽。

ほかオイゲン・キケロ(p)による素敵なClassic/Jazzなど、コンピレーションものです。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

連休中日、今夜は珍しく中心街へ出て親しい諸先輩との酒席です。女房殿初参戦って初対面の人は一人のみだけど。昨日定例スポーツ・クラブ、初心者エアロビクス前の自転車こぎ10分辺りで滝のような汗、継続して30分(脚の痙攣なし)〜そのままエアロビクス30分突入(相変わらず後半コンビネーションに付いてけずヘロヘロ)。連休中やら台風やらで参加者少なく、われら醜くハラの出た同志おっさんは計2名。暑ければ汗をかくけど、噴き出る汗!滝のような汗!ってここ数年経験していなかったんじゃないか。そういえば年に2回ほどしか参加しない「Facebook」〜思い立って写真をメガネを掛けた太めのおっさんイラストに変更(妙に自分に似ている)したら、それだけで数人より「いいね!」がありました。

昨日昼くらいに雨は上がって、蝉が啼き出しました。夕方あわててフロの残り水を使ってシーツ+タオルケット洗濯、すく乾くかな?と思ったら、湿っぽくてあきまへん。WifiWalkerの接続速度制限の仕組みがどーも理解できず、先週前半しばらくエラく遅かったけれど、昨夜は絶好調、ネットよりかなりの量音源ダウンロード〜んなことしたから、また制限掛かるかも。

CARAS PB11-11121Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調/ラプソディ ト短調 作品79-2〜アルトゥール・モレイラ・リマ(p)/オットー・マイヤー/ベルリン交響楽団(1999年)・・・Arthur Moreira Lima(1940-)は南米(ブラジル?違ったらごめんなさい)出身、1965年アルゲリッチが優勝した時の第2位ですね。日本じゃぜんぜん人気どころか知名度もなくて、売れ残りワゴンセールからいろいろ入手、聴いておりました。ベルリン交響楽団というのがクセもの(Orquestra Sinfonica de Berlimん?ベルリムって別にどこかにありましたっけ)。その立派な厚み深みのある響きは現・コンツェルトハウス管弦楽団と類推、おそらく旧西Berliner Symphonikerじゃないでしょ。(ちなみにカーリン・レヒナーのはそちら)

これが恐るべき明晰、燃えるような情熱と余裕のスケール、わかりやすい表現、明るい音色に驚かされました。ちょっと異色なほどアツい演奏であって、もちろん流麗なる技巧は前提です。フィル・アップのラプソディ ト短調が絶妙のコンピレーション、協奏曲終楽章「Allegretto grazioso」の高揚をそのまま、短調に劇性継続して燃えるようなスケールに変わりはない。落ち着き払った風情とは景色が違って見えます。ちなみにこのCD情報も日本語ネットでは探せません。

他、Mozart ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466/第17番ト長調K.453〜ユーリ・エゴロフ(p)/ヴォルフガング・サヴァリッシュ/フィルハーモニア管弦楽団(1985年)〜1954-1988早世のピアニストの録音はEMIに数枚残されます。ちょっと聴き流してしまって、愛しいヴォルフガングの作品はたいてい感動するから、彼の個性への言及はもうちょっと聴きこんでから。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

台風到来、というか、過ぎ去って熱帯低気圧になっても雨の影響が残っているらしい。今朝24度Cは過ごしやすい気温、当たり前に湿っぽくてそろそろ梅雨明けのハズが、台風禍の雨継続となりました。ようやく一週間を終え、久々の運動による全身あちこち筋肉痛も癒えました。知覚過敏な左奥歯下もかなり軽快へ〜そして昼からスポーツクラブへ、たるみきった心身を鍛えましょう(ほんの初心者エアロだけど)。お仕事はいろいろ小さなトラブル連続(それが当たり前)なんとかクリアして連休突入です。やや睡眠不如意、深夜に一度起きだしたけれど、体調は良好。

新国立競技場白紙見直しへ〜安倍ちゃん、世論に配慮したのかな?不人気歯止めか、いずれにせよ無責任体質なのには少々閉口気味。誰のカネやねん、2,500億円って。今朝の朝日新聞の読者コラム、生まれた初孫(団子鼻)が亡き夫にソックリなことに感動〜なんというムダのない、含蓄のある文書なんや・・・

Amadeus AMJ0055-2Stravinsky 兵士の物語〜ルイジ・マイオ(Musicattore)/イ・ソリスティ・デッラ・スカラ(2004年)+三重奏版(2005年)・・・大好きな「兵士の物語」、起承転結はっきりしない、だらだらエピソードが続くような作品はお気に入りなんです。出会いはストコフスキー(仏蘭西語/ナレーター、兵士、悪魔役の分担)、こちらマイオさん(著名な人らしい)は伊太利亜語、千変万化する表情、声色、各々の言語など個別意味合い理解できなくても(音だけでも)その情感がしっかり伝わって、誰でも理解できるんじゃないか。眼の覚めるようなクリアな音質、一切のムダを省いた7人編成〜ヴァイオリン、コントラバス、ファゴット、クラリネット、コルネット、トロンボーン、打楽器(トライアングル、タンバリン、小太鼓、中太鼓、大太鼓、シンバル)はシニカル、ユーモラス、ハツラツとしてヴィヴィッド、それ以上にマイオさんの語りが凄い!説得力。

ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための三重奏に編曲された版も収録され、これは旋律聴きどころを集めて、語りがないし、隔靴掻痒なる予告編みたいな感じ。このCD(Amadeus AMJ0055-2)情報を一生懸命にネット検索してみたけど、日本語じゃ登場しません。ワタシは偶然ネットよりデータ入手したもの。

今朝、ONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10にて拝聴したのは、Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1957年)・・・サイト検索によると2010年3月には自主CD拝聴の記録が残っているから、もう5年以上(フィル・アップはライナーの第7番)の寿命維持。もう”Beeやん苦手”症状はクリアして、交響曲(全集だったら)まず「英雄」からというパターンとなりました。これが凄い!ポータブルのプレーヤーでもかなり鮮明な音質、ヴィヴィッド燃えるような快速演奏+テンションの高さ維持されて、これは心身とも元気いっぱいな若者向け演奏なのでしょう。今朝、体調よろしくそれを痛感。オーケストラの響きは明るく輝かしく、アンサンブルは優秀、細部緻密精密な仕上げより勢い重視、半世紀以上前の聴衆の興奮感動類推可能です。

温故知新でっせ。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

昨日お仕事途中退出させていただいて歯科医へ。左奥歯辺りが染みる症状改善しないので。ブリッジでかぶせている大元は大丈夫?念のためレントゲン撮影をしたが、大丈夫=知覚過敏症、もともと噛み合わせがキツく、更に華麗なる加齢により歯がすり減っているらしい。ざっと全体の歯石を掃除していただき、なんやらヤクを患部へ塗布、そのあとすぐ昼食〜歯磨きって、それで良かったんでしょうか。今朝は”ややマシ”状態です。お仕事は順調、全身筋肉痛っぽいけど、倦怠感とはちょっと異なります。

「新・安保法案」衆院通過、これで参議院論議がもめても”自然成立”へ。朝日新聞では反対世論一色の報道主流、読売とか産経はどうなんでしょうか、ちょっと読んでみたいですね。サマワに同行した元・自衛隊の精神科医「21人自殺といった事実にとどまらぬ重み」を興味深く拝読いたしました。未だ、法案は成立したワケでもないけど、将来仮にいざコトが発生して、自衛隊員に戦死者が出た時に「この死をムダにするな」大合唱キャンペーンを行うやろなぁ、推進派は。日本人は死者を鞭打つことは絶対しませんから。気をつけましょう。

今週もあっという間に終了、明日は出勤当番だけど、セキュリティ解除は替わってもらいましょう。本日夜、職場ビア・ガーデン企画は雨で中止でしょう。祝・ピース又吉・直木賞受賞。

昨夜は近代亜米利加の音楽をしっかり再聴、情報調査しておりました。一昨夜、蒸し暑く睡眠不如意だったので、昨夜早々に就寝、今朝は爽やかに早目に自然覚醒、台風接近、風が怪しいけど今朝は雨は降っていなくて、ミニ・ジョギング+ストレッチ実施出来。

*Sibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調〜ガリーナ・バリノワ(Galina Barinova) (v)/アレクサンドル・オルロフ(Aleksandr Ivanovich Orlov 1873-1948)/ソヴィエット放送管弦楽団(1947年)・・・以前言及した露西亜製.mp3音源CDシリーズ、たっぷり2枚分収録されます。オルロフそのものが旧世代で録音は少ないし、ガリーナ・バリノワも幻っぽい存在也。歴史的音源の最大留意ポイントは音質、幸いこれはかなり良好、聴きやすいもの。演奏時間は30分を切って、テンポ速め(録音の都合かも)ハイフェッツを思わせる細身、さらさら快速テンポ(もちろん的確な技巧)+もうちょっと歌心を加えたような爽やかノリノリ演奏でした。オルロフのバックは重量級、立派なもの、期待のホルンはびろびろの甘いヴィヴラート満載です。

では、行ってきます。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

台風接近して雨復活。昨夜寝苦しかったのに涼しい朝を迎えました。いくつかの懸案事項を残しつつ、お仕事はまずまず順調、体調も左奥歯下の鈍い痛みを除いてまずまず〜いろいろ逡巡しつつ昨夜スポーツクラブ行きを決意しました。土曜に二度通った「初心者」(30分)→「初級エアロ」(45分)へ。30分余裕を持ってエアロ・バイク〜15分で左脚が攣り、屈伸などして復活、5分で右脚が攣りました。溌剌女性インストラクターによるエアロビクスは走りっぱなし、ずっと。例の如し全身より噴き出る汗!半分ほど過ぎたか?時計を確認するとたったの10分経過。昔なんどもやったことのあるシンプルなコンピレーションも運動音痴、まったく動きに付いていけなくて情けない、恥ずかしさに耐え、有酸素運動の効果を信じるのみ・・・死にました。シャワーは快いけれど、風呂が欲しいなぁ、やっぱ。ここ5年ほど?いかに運動不足であったか、深く反省する日々。身体中、あちこちの筋肉が痛いのは先週土曜の名残もあるのでしょう。

夜間のスポーツクラブは顔ぶれが少々違って、マシンには働く男性が多かったですね。(名古屋場所の力士の姿も)エアロビクスに妙齢の女性ばかり(男性比率10%以下)は同様、皆元気で上手でっせ。よれよれのTシャツ+パジャマの下みたいな服装は少々ヤバいと自覚して、次回までに入手必要でしょう。運動靴は女房殿が少々高いもの(≠980円)を買ってくれております。

Merury  4756274ということで昨夜音楽はなし。今朝よりBarber(1910-1981)カプリコーン協奏曲/PISTON(1894-1976)バレエ組曲「不思議な笛吹」/GRIFFES(1884-1920)フルートと管弦楽のための詩曲/KENNAN(1913-2003)管弦楽のための3つの小品/MCCAULEY(1917-?)フルートと弦楽のための5つの異版/BergSMA(1921-1994)バレエ組曲「Gold And The Senor Commandante」〜ハワード・ハンソン(1896-1981)/イーストマン・ロチェスター管弦楽団・・・往年のMERCURY録音だから1960年頃?どれも亜米利加の作品は初耳ばかり、 作品はもちろん作曲者も馴染みの薄いものが多く含まれる5枚組の一枚目。当時豊富な財政支援(KODAK社)を受けたオーケストラも好調(=ロチェスター・フィル)どれも親しみやすく、わかりやすい作品・・・じつは「Mercury 4756274」で検索しても和訳は一切出現しない不人気ぶり。「Gold And The Senor Commandante」って「黄金とセニョール・コマンダンテ」で合ってますか?

さらりと一聴しただけなので、なんともナニなんだけど、往年の名録音もちょっぴり時代を感じさせ、この時代なら欧州仏蘭西独墺辺り、もっと破壊的な不協和音、晦渋な妖しさと静謐を湛えた新ヴィーン楽派とか、そこまでいかんでもRavel 、Debussy、Mahler だって活躍しておりました。19世紀前半の亜米利加って、独特の音楽発展をしたのか、もっと親しみやすくわかりやすく、人懐こい旋律ばかり。馴染みのCopland安寧の旋律が延長線上か、そんな感じ。それを前提に、ウィリアム・バーグスマ (William Bergsma)の「黄金とセニョール・コマンダンテ」が一番不協和音+素頓狂な旋律リズム頻出、大衆的なBergみたい。ケント・ケナン (Kent Kennan)「管弦楽のための3つの小品」第2楽章「夜想曲」は「春の祭典」第2部最初の方に似ている、フルートが活躍する2作品はとても魅力的・・・


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

暑いですね。一ヶ月ほど不本意な、湿っぽい気候だったので夏らしい気候も悪くない。早朝ミニ・ジョギング+ストレッチの空気は涼しく爽快だし、職場は終日空調入り、帰宅してからは扇風機のみ。少々の蒸し暑さもなんのその、よう眠れます。鈍い腰痛が気になって、それは体幹の筋肉の衰えか、倦怠感はあちこち残る筋肉痛と併せ、急なエアロビクス(初心者向)のせいであろうと類推。昨日一昨日くらいから体操を意識して、腰痛は収まりつつあります。その代わりケツ外側=両足からそのまま上がったところが筋肉痛・・・正しい姿勢を心掛けましょう。

どーも安倍ちゃん、ムリムリ「新・安保法制」を通すつもりらしく、ことの是非にはいろいろ考えがあって然るべし、しかし答弁はあまりに場当たり的、エエ加減、なにかあったらその時考えるからフリーハンドにしてね、みたいな安易な姿勢見え過ぎ、敵ながらあっぱれ!みたいなものは微塵も感じられぬ「多数の横暴」≒思考停止が垣間見えます。思考停止って、日本社会を覆う害毒じゃないのか。バカになってお仕事こなせ、って超・大企業・東芝の件を思い出します。ちょっと考えれば、それだけはやっちゃいけんよ、みたいなことはフツウわかるもの。

SONY SRCR2640 中古500円 Dvora'k 「スラヴ舞曲集」作品46/72(全曲)〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1963〜65年)・・・2006年入手時曰く

正確なリズム、清潔厳格なるアンサンブルは、ボヘミアの懐かしい旋律を、美しく歌い上げられるために駆使されること。全16曲、74分、至福の世界であります。ホ短調作品72-2のセンチメンタルな情感は、メロドラマにも使用されるほど。テンポは揺れ、涙は詠嘆され、それでも背筋はまっすぐに伸びている驚異の作品/演奏
・・・なのは事実なんだけど、ていねいな仕上げ、美しい旋律、躍動するリズム、情けないほどの音質に嘆息しきり。(これは国内盤SONY SRCR2640)それはそれで仕方がないけれど、世間ではSACDが出ている!つまり、もともと優秀録音であった(らしい)ものを、わざわざ劣化せて製品化、流通させていたことが情けない・・・偉大なるジョージ・セル、そして音楽ファンに失礼でっせ。いつの日にか良質な音質を拝聴したいもの。ちゃんと全部確認していないけれど、手持ちの「スラヴ舞曲」音源はどれも音質イマイチだったんじゃないか・・・

今朝から、Grieg ノルウェイ舞曲 作品35/交響的舞曲 作品64/抒情組曲 作品54〜オーレ・クリスチャン・ルード/ベルゲン・フィル(2002/3年)・・・これって作品取り揃えベストやなぁ、ここ最近いっそうGrieg哀愁の民族的旋律に心奪われる日々、もともと民謡から採譜した(珠玉の)ピアノ作品からの管弦楽化でしたっけ。交響的舞曲はほとんど交響曲ですよね、劇的かつ泥臭いテイストが魅力。音質は年代を考慮するとやや不満、先月その技量に驚いたベルゲン・フィルはフツウの出来、オーレ・クリスチャン・ルードは味わい系の人なんでしょうか。作品が作品だからバリバリ馬力あるサウンドとか、かっちり縦線合ってまっせ!みたいなものは望みません。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

自分は昔からゲームは得意ではなかったのであまり感慨はないけど、任天堂社長急逝55歳、栄光の人生もそんな若く終わってしまうのは残念、体調そこそこノンビリ暮らすのもエエじゃないか。東芝みたいな大企業が1,200億円粉飾決算?虚飾を糊塗する(トップはもちろん)実務担当者の日常って胃袋に穴が開くような状態だったんじゃないか。「新・安保法制」明日には委員会採択の流れらしいけど、秘密保護法もそう、それって国民をシアワセにするんでしょうか。やりたい放題の安倍ちゃん、そんなに人気あるんでしょうか。選択肢が少ないだけじゃないの?国民は目先の暮らしに忙しいから、そこまで声を出すヒマがないだけか。

2週間ほど前からの鈍い腰痛発症は運動不足の積み重ねか、人生初体験、腰痛を感じるのは(機能的な要因でなければ)ノーミソの問題なんだそう。6-7年前に発症したマウス腱鞘炎もそうなのかも。ここで喰い止めんとな、と体操を強化しております。微妙な微熱はエアロビクス、急な運動復活であることを自覚、先週と似たような倦怠感であります。明日夜の初志者エアロ強行は様子見、やはり週一回が限界なのか、とにかく今朝もミニ・ジョギング+ストレッチ(ちょっぴり入念に)継続、今朝26度C、湿度も高く朝から汗まみれ。湿度94%、よう眠れました。月曜サイクル開始のお仕事はちょっぴりチョンボ連続。ま、たいしたことはない。

NAXOS 8.557060Beethoven 荘厳ミサ曲 ニ長調〜ケネス・スカーマーホーン/ナッシュヴィル交響楽団/合唱団/ロリ・フィリップス (s)/ロビンネ・レドモン(ms)/ジェイムズ・テイラー(t)/ジェイ・バイロン(bbr)/メアリー・キャスリン・ヴァン・オズレイル (v)(2003年)・・・偶然発見した音源也。作品との出会いはカール・ベーム(1955年)LP2枚(ヘリオドール)でした。ちょいと四角四面生真面目ご立派な風情は、日常安易に聴けぬもの、ベネディクトゥス(Benedictus)にヴァイオリンのオブリガートを伴うところは、Beethoven が書いた旋律中屈指の美しさを誇るもの。

久々の拝聴は、ケネス・スカーマーホーン(1929-2005/シャーマーホン表記が日本では多い)はナッシュヴィルのホールに名を残したほど敬愛されたらしい。ここでの演奏はNAXOSに録音を決意させたことを納得できる、驚くべき熱気!そりゃ、一流独墺系オーケストラの奥深いサウンドにを思い起こせば少々響きに洗練は足りないけれど、声楽ソロ合唱団とも充実し、高揚した歌声連続、一気呵成にラスト迄連れて行ってくださる集中力。スカーマーホーンの統率力に脱帽、ライヴではないようだけど、ほとんどそんな感じ、期待の「ベネディクトゥス(Benedictus)」の神々しい風情に感極まりました。やはり「歌」の入った作品には聴き手の情感を呼び覚ますマジック有。

では、元気で行ってきます。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

土曜のエアロビクスに疲れ果て、朝一番にホームセンターに自立式洗濯物干し(数年の酷使にかなり草臥れている)を物色したけど気に入ったものがなく、その途中紫陽花の群生地を発見!したけど時、既に遅く枯れ果て、暑くて汗まみれ、あとは自宅にて引き隠りDVD保存音源の整理〜一昨日はProkofiev、昨夜は主にHaydnでした。また新しい一週間の始まり、今週は水曜夜の初心者エアロビクスに挑戦いたしましょう。昨日今朝とミニ・ジョギング+ストレッチも継続して、一昨日の疲れ(節々の痛み)が未だ抜けまへん。前日注文した激安679円DVD-R50枚は午前中着。昨夜3枚焼いてみたけど順調です。

DG 4776198Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」(オリジナル版)/Bartok バレエ組曲「不思議なマンダリン」/Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)〜エサ・ペッカ・サロネン/ロサンゼルス・フィル(2006年)・・・数日前、この30年ほど前の同じオーケストラの鮮やかな上手さに驚いたけれど、時代はいっそう進んで洗練、スムースな技巧にさらなる驚きが!最近流行りなのか先月もキリル・カラビッツにて聴いた粗野な原典版「禿山」、Bartok作品中屈指の暴力性を誇る「マンダリン」、原始のリズムが躍動する「春の祭典」揃えて、この一枚の趣旨は明快=「粗野・暴力・原始」。なのに、このこだわりのない”明晰な上手さ”はなんなのか(しかもライヴ!)。ブーレーズの洗練はもっと知性を感じさせたし、巧まざる色気みたいなものもありましたよ。聴き手の勝手な言い種だけど、もっと味わいというか”ヘタウマ”みたいなものが欲しい・・・アンセルメ再評価って、この辺りにあるんじゃないか。時々”ヘタヘタ”になるけど。

オーケストラは滅茶苦茶上手いし、低音のバランスも抜群な音質。あまりに決まりすぎて、空虚さを感じるのは聴き手の受け止め方の問題でしょう。

その反動、というワケでもないけど、これも先月アンセルメにて拝聴、オーケストラの技量の大切さを痛感した作品辺りを。 NAXOS 8.553053Prokofiev 交響的絵画「夢」/秋のスケッチ/交響曲第1番イ長調/第2番ニ短調〜テオドール・クチャル/ウクライナ国立交響楽団(1995年)・・・あまり話題にもならず、評価もさほどではないらしい全集より。オーケストラのサウンドはもとより洗練から遠い泥臭いものだし、キーウのConcert Hall of Ukrainian Radioって響きにちょっとクセがあるのか、オフマイクに金属的なもの。隣国露西亜では失われつつあるアクとやや強面な個性の強いサウンド、オーケストラの技量はそれなり、スムースに器用なものに非ず。これが古典的様式をまとった(じつは近代的贅を尽くした)作品に味わいを加え、ソヴィエットの鉄工場みたいな硬質旋律リズムな第2番にも妙に似合って悪くない。珍しい小品にも価値はあるでしょう。上手くてカッコよい演奏に要注意。

では、行ってきます。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

ようやく夏らしい気候、気温に洗濯物も一気に乾きます。昨日、二度目のスポーツクラブ(自転車こぎ+初心者エアロ)へ。状態は先週同様、吹き出す汗、へろへろ・・・いかにふだん身体を動かしていないか、基礎代謝が落ちているか自覚いたします。先週体調崩したのも、久々の運動に我が身がビックリしたからではないか・・・これは継続するしかない。インストラクターの若きイケメン先生が「前と横の鏡を見て姿勢を確認せよ」〜そこにはハラの出た醜いオッサンが・・・(ワシ)シャワーを浴びて気分爽快、夜、女房殿と意見一致して、最寄りの駅前迄出て美味い寿司など。これはミニマリストの生き方とは関係ないのか。

早朝覚醒して、相変わらずのDVD保存した音源データの整理継続(あちこち散らばった音源の集約、ダブりや不良音源の廃棄)怪しい無印のDVD-R(50枚679円税込)追加注文、いくら不良盤に当っても”安物買い”の癖は治りません。それも趣味嗜好ですから。そういえば、5年ほど愛用したちょっと外出用スリッパ、あれゴミが付いている・・・と思ったら、ナント一部底が抜けて地面が見えておりました。ここまで使いこなせば本望也。

Bach 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001/パルティータ第1番ホ短調BWV1002/ソナタ第2番イ短調BWV1003〜ルーシー・ファン・ダール(v)(1996年)・・・古楽器ファンなのにこの辺りのちゃんとした録音を聴いていない〜そんな自覚だったのに、おそらくは10年ほど前に入手済、聴いていないはずがない・・・意味ないなぁ、棚中在庫眠らせて。A=415Hz(現在はA=440Hzでしたっけ)ヤワな芯の足りぬ音に非ず、堂々と骨太、ノン・ヴィヴラートでもかつてLP時代に閉口した記憶のある粗野・無味乾燥した音色に非ず、みごとな構築はさすが練達の名人技。残響豊かな瑞々しいサウンドを堪能いたしました。

これはLP時代のPHILIPSデザインMozart 交響曲第31番ニ長調K.297(300a) 「パリ」/第34番ハ長調K.337〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュバロック・ソロイスツ(1987年)・・・ノーミソ中では1980年(ディジタル時代)以降は新しい録音といった自覚、でも実際はほとんど30年前だもんなぁ、ガーディナーも若いですよ(44歳)。これは数年前音源入手(放置)正真正銘初耳也。古楽器のMozart 交響曲といえばヤープ・テル・リンデンのイメージ有、デリケート、優しくも素朴な響きと表現が素敵でした。この2曲はもともと元気いっぱいに躍動する作品、例えば独逸系古楽器団体等けっこう過激なイメージもありました。

こちらガーディナーは予想よりずっと端正、オーソドックスに生真面目(先のダール同様)芯のあるしっかりとしたサウンド+バランスの良い躍動が待っておりました。「パリ」はパリの聴衆ウケ狙いの強弱強調したもの、終楽章「Allegro」は大昔カール・ベームによる激遅テンポ(1968年)に仰け反った記憶も鮮明(旧Mozart 全集とは云え、ほどがある!)やはりこちらが正しい道かと。ハ長調交響曲K.337も終楽章はアンコールに使われる元気の良い作品であって、キビキビとした推進力を快く堪能いたしました。上手過ぎて、ちょっと端正に過ぎるかも。

今朝、ネットより入手したライヴ音源拝聴中。Mozart 歌劇「フィガロの結婚」序曲/コンサート・ロンド ニ長調K.382/ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503/交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜リナルド・アレッサンドリーニ/オリヴィエ・カヴェー(p)/モスクワ室内管弦楽団”ムジカ・ヴィヴァ”(2013年ライヴ)・・・アレクサンドル・ルーディン率いる新興の室内管弦楽は古楽器ではなかったような?(テイストは古楽器風ノンヴィヴラート)アレッサンドリーニ(1960-)もすっかり指揮者になったのですね。「ジュピター」辺り、そうとう味が濃くて、アクもたっぷり個性的、先のガーディナーとは対照的なオモロい演奏です。

こんな音源がネットに出現するから油断できん。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

一日サボって週末、朝から精力的に残務整理完了に没頭、昼から(業者用)展示会に出掛けてそのまま帰宅いたしました。来月曜、人事異動なった東京本丸のエラいさん(旧知)来訪、職場皆で呑みましょうとの呼びかけ、当初お付き合いするつもりだったけれど、体調不良を理由に辞去連絡、本音は若い人が押さえた店の料理と酒のマズさに閉口した記憶があったため(贅沢病)。全国あちこち気温はぐっと上がって、久々雨は上がりました。いよいよ本格的な夏到来を期待いたしましょう。台風も南方から接近中とのこと。

ミニマリスト」という生き方というか、暮らしの哲学みたいなものがあるそうで、未だ理解が浅いのを前提にちょっとソソられますね。おそらくは「断捨離」とか「フランス人は10着しか服を持たない」、ちょっと切り口は違うけどこんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」の影響もあるのでしょう。もちろん、暮らしが世知辛くなったという大前提も。このサイトの題名は【♪ KechiKechi Classics ♪】 〜ま、ビンボー症は一生治らんということでっせ。多く所有すること=シアワセに非ず、身の丈にあったささやかな日常が大切ということかな。エコ生活?洗濯には風呂の残り湯使用は当たり前、ワタシは朝の洗顔にも使います。ここ最近の贅沢はLEDシーリングライト、あとスポーツクラブの契約くらいか。呑み喰いにはこだわっているかも。

もう2−30年前、日本山妙法寺の僧侶と食事をする機会がありました。「食事に対する制限はないのですか?」と伺ったら「ありません。しかし、こうして供されたものはすべておいしくいただきます」という言葉に感動した記憶が・・・ミニマリストとは方向が異なるのかもしれないけど、最低限のこだわり生活こそ、むしろ豊かであると感じます。貯めに貯めた膨大なる音源データの整理に追われる日々、かえって音楽に集中できないことを自覚しております(CDは7年掛けて1/4ほどに削減成功)。

DG4791058Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜エレーヌ・グリモー(p)/アンドリス・ネルソンス/ウィーン・フィル(2012年)・・・待望の拝聴。グリモーはMozart を聴いてすっかりファンになりました。(残念ながら美人は苦手だけれど)なんせ巨魁な規模を誇る作品、30年ほど前の音楽評論家の著作には「女性には演奏不能」という時代錯誤なコメントも(ジーナ・バッカウアーとかいくらでも凄い演奏はあったはずなのに)〜ま、イメージとして”男性的”豪放なイメージはありますよ。結論的に安定したテクニックを前提として、淡々と美しく力みのない、力んだタッチもない、作品の大きさを強調するのではない、爽やかな演奏也。テンポは遅めか、次世代のエースであるネルソンのオーケストラも仕上げはていねい、現役世代の風情を愉しみました。

但し、数日前第1番を聴いた練り上げられたヴェテランの深み、みたいなものとは違いますね。(グリモーの第1番は未聴)世評によると第1番のオーケストラ(バイエルン放送交響楽団)がどーのとか指揮者との相性云々あるらしいけど、超一流のオーケストラでしょ?贅沢云うたらあきまへんで、せっかくの録音機会をたいせつにしてね、と(ネルソンスに)言いたい。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

参議院議員選挙区是正へ〜鳥取県が58万人なのに驚愕!記憶では70万だったのに、いつのまに減ったのか。30万くらいの中都市ってあちこちあるし、ちょっと寂しい。結局、昨日は上司にメールを送付してお休み、終日ゆっくりしました。本日、残務一気に処理いたしましょう。先月来の体調不調継続であります。終日曇って気温低め、除湿エアコンを入れて洗濯物を乾かしました。体調不良(歯と腰の鈍い痛み/両方共珍しい症状)+睡眠不如意に悩まされつつ、通院したらなんと!休診日でした。精神的には落ち込んでいなくて、音楽はちゃんと聴きましたよ。

Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜サイモン・ラトル/バーミンガム・シティ交響楽団(1995年フランクフルト・ライヴ)・・・ウィーン・フィルとの全集(2002年)に非ず、ベルリン・フィル就任前の記録(全曲ライヴ)こんな音源がネットに出現するから油断できない。やや埃っぽい音質はまずまず(放送音源でしょう)スリムな響き、バランス感覚と推進力に溢れた若々しい演奏也。とまぁ、ありきたりなことを書いたのは、特別に印象に残らなかったから。再度、集中して確認しなくては。彼は2017年よりロンドン交響楽団のシェフに就任とのこと。

PROC-1053Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜レナード・バーンスタイン/バイエルン放送交響楽団(1976年ライヴ)・・・これは大昔、若いころFMにて拝聴、ぜひ再確認したかったもの。ニューヨーク・フィルとのセッション録音(1961年)もかつて感動して、やがてCD時代に再聴したら、その粗さ、暑苦しい粘着質、明るい音色に違和感ばりばり・・・こちら、ほぼ昔の印象通り。表現意欲にあふれた劇性、ライヴならではの粗さと迫力、自分のリファレンスはリズミカル、スッキリとした古楽器系に遷ったけれど、バイエルン放送交響楽団の重心の低い厚みのある響きも含め、その個性に魅了されました。

Columbia Masterworks  M 35846Respighi ローマの祭/ローマの噴水〜マイケル・ティルソン・トーマス/ロサンゼルス・フィル(1978年)・・・フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ交響楽団が8枚分出たでしょ?それを順繰り聴いていたら、まずまずかな、と。しかし、トスカニーニ先頭に近代オーケストレーションの精華は強靭なオーケストラでこそ映える!そういえばMTTのをデータ入手していたっけ〜って、コレLP板起こし1978年音源は掟破りじゃないの。フツウ「三部作」のうち大人気「松」は必須、「祭」が抜けることはあるのに、これはこだわりの選曲か。結果的に日の目を見ない音源となって(バーンスタインの「松」と組み合わせた珍妙廉価CDが出たことがある)初めて拝聴いたしました。メータが鍛え上げたオーケストラは分厚く、輝かしく、瑞々しく響いて、オーケストラはめっぽう上手い。管楽器の各々パートの自己主張もみごとであって、リズム感はスウイングするようにヴィヴィッド!アツい演奏でした。音質はまずまず、おそらくちゃんとしたマスターでCD化すれば優秀録音なのでしょう。

Respighi ローマの祭/ローマの噴水/ローマの松〜フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ交響楽団(2009年)・・・メジャーじゃないオーケストラ(+見知らぬアーティスト)は必ずチェックしたい〜若く貧しかった頃からの癖であります。ローマのオーケストラはかなり善戦して、音質がクリアなことも含め、アンサンブルの破綻や各パート技術的な不備は見られない。ゴージャスな響きはRespighiの魅力を引き出す実力充分・・・でもね。先のMTTの音源を取り出した理由は、いまいちリズムにキレと躍動が足りない、管楽器各パートに色気が足りない、サウンドに芯が足りない・・・ラ・ヴェッキアは堂々とした構えにスケール充分(とくに「ローマの松」のやや遅めのテンポ)、伊太利亜期待の新星!?(よう知らんが)

いくつか基本的な問題があるんだそうで、「祭」の響きが物足りないと思ったらオルガンを欠いているというご指摘有(スコアはどーなっとるのか、省略可なのかも)、「噴水」の「第2部 朝のトリトンの噴水」〜「第3部 真昼のトレヴィの泉」経過に編集ミスがあって音楽がすっ飛ばされるのは致命的、残念。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

ほんま典型的な梅雨模様、不快な霧のような小雨充満、体調不良(歯と腰の鈍い痛み/両方共珍しい症状)蚊の出没にて睡眠不如意、休もうかと逡巡中。じつは昨日昼、職場にてあまりに気分悪く昼から辞去を検討したけれど、巡り合わせ(言い出しにくい雰囲気有)+意地もあって翌日分予定まで頑張ってお仕事消化したんです。昨日帰宅しても当然スポーツクラブはムリ。おとなしくしておりました。夏風邪かなぁ。

LP時代の美しいデザインSibelius 交響曲第2番ニ長調/交響詩「タピオラ」〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1964年)・・・これも待望の拝聴。アンセルメのレパートリーは広く、ちょっと見違和感ありそうな録音も多く残っております。英DECCAの音質にも恵まれました。これも低音が厚く、聴き映えのする音質、表現的には雰囲気があって、旋律をさっぱり(素っ気なく)歌わせて粘着質に非ず、これが作品の爽快クールなイメージにぴたり!合いますね。ところが第3楽章「Vivacissimo − Lento e suave − attacca」弦の細かいパッセージをちゃんと弾けていないのがスイス・ロマンド管弦楽団の弱さ、機能的に整えばすべて解決には至らぬけれど、ここ大切な緊張感ですから。それでも終楽章「Allegro moderato − Moderato assai − Molt largamente」迄、しっかり勇壮に表現してくださって、意外なほどの完成度でした。「タピオラ」には妙な違和感有、淡々粛々さっぱりとし過ぎか。(写真はLP時代の美しいもの)

本日は体力尽きてここまで。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

新国立競技場2,520億円、原発再開へ種々規制骨抜き、必要のないダム建設継続・・・派遣法の改訂、新・安保法制でしょ?年金情報流出でしょ(そのお詫びに経費数億円だって)マスコミ規制発言でしょ?やりたい放題とはこのことか、それでも安倍ちゃんがエエのか。外交問題はちょっとムツかしいけど、待ったなしの高齢化社会問題と若い人に先に希望が持てる政策ってないのか。政策選択肢誤って、挙句極右の台頭だけは避けんとなぁ、ポピュリズムの行き着く先はそれでっせ(欧州を見よ)・・・と、地方市井のサラリーマン晩年後期中年が嘆いてみても如何ともしがたい。微妙な微熱(ヘンな日本語)+下痢症状、本日夜は初心者エアロがあるし、スポーツクラブ強行すべきか。昨日、いつもの週次実務作業の山、作業進捗手順がスムースではない自覚有、どーもいかん。(食欲のみ継続)

梅雨はいつまでも抜けず、湿っぽく涼しい日々続きます。未だ、異常気象とは云えんのか。昨夜は「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」第20弾北海道編を堪能して、早々に就寝したので音楽聴いておりまへん。森尾由美(48歳)は相変わらず美しいけど、旅疲れ(メイク崩れ)が顔に出るのもリアルでっせ。

BRL92609今朝から、Sibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調〜ダヴィッド・オイストラフ(v)/ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/モスクワ・フィル(1966年ライヴ)・・・作品そのものが浪漫風情充ち溢れて濃密、それを豊満甘美な音色、たっぷり余裕な技巧で表現するいつものオイストラフでございます。音質かなり良好。この人、いったいいくつ録音あるんですか?神経質キレ味系怜悧な演奏も悪くないけど、こちら拝聴機会が多いせいかすっかり馴染みました。ロジェストヴェンスキーもオーケストラを劇的にコントロールして上手いもの〜って、ラスト拍手があってライヴであったことを発見、たいしたもんですよ。フィル・アップはBartok ヴァイオリン協奏曲第1番〜ダヴィッド・オイストラフ(v)/ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/モスクワ放送交響楽団(1960年ライヴ)ま、こちらもわかりやすい世界。

他、オーレ・シュミットのSibelius など聴き掛け。では、行ってきます。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

今朝22度C、なのはエエけど湿度94%(降雨率だったかも)そりゃ洗濯物乾きまへんって。土曜の有酸素運動は顕著な効果、昨日は数年ぶりの快い一日〜今朝、その効果は早くも切れて全身倦怠感復活、とにかくマンション付近を一周してきました(+ストレッチ)。夜、スポーツクラブに行っても良いけど、マシンのみやな、夜間メニューに初心者向けは少ないんです。そういえば、昨日朝ズボンを穿いたらハラ周りがラク、ってわずか一時間でちょっぴり凹むんですね。毎週通って五千円/月の価値はあるかも。これでフロがあればなぁ、って、どうやら女性用にはあるみたい(ジャグジー?)。利用者は圧倒的に女性+子供(スイミング)だから仕方がない。

これはLP時代のデザイン(昨日言及の続き)Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜クラウディオ・アラウ(p)/カルロ・マリア・ジュリーニ/フィルハーモニア管弦楽団(1960年)・・・苦手意識はほぼ消えたBrahms 、巨大なピアノ協奏曲2作品は例外的に若い頃からずっとお気に入り。リファレンスはカーゾンかな?出会いはルービンシュタイン(ラインスドルフLP)だったと記憶します。クラウディオ・アラウ(1903ー1991)のレパートリーは広いですよ、どれもまったり地に足の着いた落ち着きを感じさせ、期待を裏切ることはない。この巨大なる協奏曲(旧録音)も冒頭オーケストラの威圧感はジュリーニの練り上げられたマイルドな響きに抑制され、しっとりと落ち着いたピアノは走らない、煽らない、叩かない。ぴかぴかクリアな音質とは云えぬけれど、雰囲気たっぷりな味わい風情に溢れます。馬齢を重ねると緩徐楽章への嗜好が強まるのもの、第2楽章 「Adagio」の静謐深淵は絶品。第3楽章 「Rondo: Allegro non troppo」は蒸気機関車が疾走するような作品は、リリカルに響いてバランス感覚抜群、いろいろ聴いてきたけど、これはヴェリ・ベストじゃないか。(世評高いギレリスは聴いていない)

Sibelius 交響曲第1番ホ短調(1956年)/第5番 変ホ長調(1958年)〜マルコム・サージェント/BBC交響楽団・・・これも「Blue Sky Label」より。第1番はLP時代以来の再会(セラフィム1000シリーズ)第1番出足「嗚呼、こんなショボい音質だっけ」と慌ててクレジット確認したらステレオ初期(モノラルではないと思う)だったんですね。颯爽とスタイリッシュ、作品に対する情愛を感じさせて雰囲気抜群、オーケストラも上手い。アンサンブルを神経質に整える人ではなかったみたい。生前の人気はたいしたものだったらしいですよ、独墺系の交響曲レパートリーが少なかったせいか、忘れ去られるも早かったような・・・第5番は難解な作品をわかりやすく、いっそう完成度は高いもの。

他、Debussy カンタータ「選ばれた乙女」(マリア・ユーイング(ms))/牧神の午後への前奏曲/管弦楽のための映像〜「イベリア」〜クラウディオ・アバド/ロンドン交響楽団/合唱団(1986年)・・・など(時間切れ)。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

体調は行ったり来たり、鬱陶しい雨模様に外出もままならず、もとより出掛ける意欲もなし、昨日は終日引き隠り、読むべき書籍も一段落(一冊あるけど、遅々として進まない)二時間ドラマ(再放送)も見るべきものもなし、スティーヴン・セガールの映画など眺めつつ、DVDに保存した音源確認の整理、新たに焼き込み10枚分+明細印刷などしておりました。今週も雨模様続いて、スッキリとした夏はまだか、朝晩涼しいけど昼は30度Cに届くらしい(情報間違い24度でした)。昨夜は早々に眠くなって音楽にもあまり集中できず。

DOCUMENTS 233013 /10枚1,000円Rossini 歌劇「セミラーミデ」序曲(コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団1959年ステレオ)/Verdi 歌劇「オテロ」(独逸語抜粋)〜ハンス・ホップ(t)/クレア・ワトソン(s)/ヨーゼフ・メッテルニヒ(br)他/ケルン放送交響楽団/合唱団/ジョージ・ショルティ(1958年モノラル)・・・ショルティ逝って18年ほど、この人もオペラの人だったんだな。英DECCAに残された初期ステレオ録音は立派なもの、例の如し強引な推進力、キレのある馬力、浮き立つような熱気に一気呵成な「セミラーミデ」序曲。37年前に作曲された「フィガロ」を彷彿とさせる愉悦に溢れた名曲であります。「オテロ」は放送音源?これもかなり鮮明な音質、この当時独逸では伊太利亜歌劇の独逸語上演が頻繁だったそうで、DGにその辺りの録音も残っております。”強引な推進力、キレのある馬力”は前者同様。こちらオペラ永遠の初心者にはもちろん言語の意味合いはわからなくても、情感は伝わって、但し独逸語の響きは劇的な旋律をいっそう重厚に感じさせ、歌手は強靭です。

フツウ、全曲聴きたい!と思うんだろうけど、ショルティのイタリア・オペラ(独逸語上演)は、このくらいの分量で満足いたしました。

Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜ジョージ・ショルティ/フィラデルフィア管弦楽団(1964年ライヴ)・・・ネットをあちこち漂うとこんな音源に出会うんです。シカゴ交響楽団に就任する前の記録也。放送録音はまずまず”フツウに聴ける”水準。”強引な推進力、キレのある馬力”はここでも変わらない。客演オーケストラ、ライヴということもあるのでしょう(彼(か)の名オーケストラが)緻密なアンサンブルに非ず、あちこちミスタッチ、アンサンブルの乱れ有。10年後のシカゴ交響楽団とはずいぶんと風情は違って荒削り、ショルティも52歳だもんなぁ、元気いっぱいですよ。日常聴き馴染んだオーマンディの優雅な世界とはずいぶん異なって、聴衆はこの一期一会の出会いに興奮して熱狂的な拍手であります。日常座右に置いて、といった音源ではないな。

Barber ヴァイオリン協奏曲〜ルイス・カウフマン(v)/ワルター・ゲール/コンサートホール管弦楽団(ルツェルン音楽祭管弦楽団?1951年/ミュージカル・マスターピース交響楽団表記いろいろ)・・・Louis Kaufman(1905-1994)は往年の亜米利加(西海岸)のヴァイオリニスト。懐かしいコンサートホール・レーベルからLP復刻音源、針音喧(かまびす)しい痩せた音だけど、甘い旋律+甘いヴァイオリンの音色、ちょっぴりポルタメントの名残もあって、なんとも云えぬ味わい有。こういった昔の音源はノーミソ中で物理的に不足な条件を補足しているのかも。彼の「四季」にはちょっと賛同できなかったけれど、他の音源も聴いてみたいもの。

他、昨夜〜今朝に掛けて、Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜クラウディオ・アラウ(p)/カルロ・マリア・ジュリーニ/フィルハーモニア管弦楽団(1960年)の驚くほど立派な演奏とか、ヴァレリー・グロホフスキーのBach /Jazz(2003年)など。これは昨日ジャック・ルーシェの音源整理していた流れ。では行ってきます。一週間頑張ります。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

鬱陶しい雨続きで洗濯物が乾かない休日。昨日朝タオルケットを洗ったのも思惑と異なって、外で干せないのはツラいものですね。自家用車があればコインランドリーなんだろうなぁ、昔はそうでしたから。概ね乾かして、布団乾燥機でなんとかしております。昨日の久々エアロを受けて、あちこち筋肉痛?かと思ったらそうでもない、べつに激しい運動したワケじゃなし、心肺をしっかり使っただけですから。ま、それなりミニ・ジョギングとかストレッチとか継続しておりましたし。体調重かったらスポーツクラブでマシンとかエアロビクス、これでんな。あと大浴場があれば完璧なんやけど・・・それからお決まりの保存用DVD音源の整理整頓作業、例のヲタク趣味であります。夕食に至近の”餃子の王将”へ出掛け、運動後故、珍しくビールがめっぽう美味い。

Wagner(ストコフスキー編曲)楽劇「ラインの黄金」−第4場:ヴァルハラ城への神々の入場/楽劇「トリスタンとイゾルデ」の交響的合成/舞台神聖祝典劇「パルジファル」 第3幕の音楽/楽劇「ワルキューレ」−第3幕:ヴォータンの別れ - 魔の炎の音楽/ワルキューレの騎行〜ホセ・セレブリエール/ボーンマス交響楽団(2006年)・・・ホセ・セレブリエール(Jose Serebrier/ 1938-)は南米ウルグアイ出身の指揮者、ストコフスキーの弟子筋なのかな?定まったポストには就いていないみたいだけど、けっこう録音ありますよね。「ファンタジア」とか「オーケストラの少女」に代表されるように、クラシック音楽の大衆化へ尽力したストコフスキー。敷居の高いオペラから馴染みの旋律を抜き出して色彩付加して、演奏会に掛けたんでしょう。昨日も言及したけれど、かつて”色物”に扱われた編曲ものは、じつは彼のデフォルメした表現意欲印象もあったと理解できる一枚。

ドラティ〜モントゥー〜ストコフスキー〜そしてジョージ・セルの元で修行時代を過ごしたセレブリエールは、むしろ引き締まったアンサンブルを旨とする影響を受けているのでしょう。洗練されたアンサンブルに至ったボーンマス交響楽団を率いて(デフォルメ表現に非ず)バランス抜群、ゴージャス濃厚に味付けされた管弦楽作品を、むしろ甘さ控えめに抑制して、悠々と旋律を美しく歌わせます。スケールは充分、歌が入らぬのはなんとも寂しいけれど、煽ったりせず、ていねいに仕上げておりました。音質がよろしいのも存在価値のひとつでしょう。

BRL93091Vivaldi「人間的情熱」/ヴァイオリンのための5つのヴァリアント曲/ホ短調 RV.277「お気に入り」/ニ長調 RV.234「不安」/ハ短調 RV.199「疑い」/ホ長調 RV.271「恋人」/ハ長調 RV.180「喜び」/ト短調 RV.153「変わり者」〜ジュリアーノ・カルミニョーラ(v)/ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ(1994年)・・・往年のイ・ムジチ辺りのイタリア・バロックも好きですよ。最近流行りのアクロバティックな古楽器系ばかりを称揚するつもりもないけれど、ヴィヴィッドな躍動、艶やかなヴァイオリンの色気(もはや古楽器が粗野な音色であるとは云えない)、浮き立つような明るい旋律リズムを聴いていると、これぞヴェリ・ベストと確信いたします。ここ最近、若いころ堪能した往年の名室内アンサンブルも、ちょっと色褪せて聴こえぬこともない・・・BRILLIANTの廉価盤はここ最近熱心に探し求めていないけれど、油断するとすぐ売り切れるし、あきらめていると衣装を変えて再発されることもあります。(二度と出ないものも有)

日曜を有意義に過ごしましょう。朝23度C、別に異常値ではないけど、猛暑の夏になっていただきたいもの。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

昨日行事対応、合間を縫って通常業務はいくつか純実務的に他来週へ持ち越しました。まずまず順調なお仕事進捗、体調もそれなり、最悪に非ず。調子が良いと気付かないけれど、眼はずいぶんと良好(マシ)なんじゃないか。しっかり小さな字も見えますよ。昨夜夕食、鯵の焼き魚、その臭いに黙って下げました。ご当地の魚に閉口すること、幾度目の経験か、女房殿は不快に思っていることでしょう。休日は必ず早朝覚醒、のむヨーグルトが欲しくてご近所コンビニ迄軽くウォーキング、昼からいよいよスポーツクラブへ久々の突入決意、ご近所の施設には初めて中へ。さて、どーなるか。半居眠りしつつ、ぼんやり二時間ドラマ再放送眺めているよりずっと健康的でっせ。

今朝から【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新の執筆していたけれど、遅々として筆(=キーボード入力)は進まず、それは音楽に対する集中力が落ちているから。そもそも”感じていない”から。

昨夜、MENDESSHON 八重奏曲 変ホ長調〜マールボロ音楽祭のメンバー・・・ネットから拾った.mp3音源からの自主CD。もともと情報なし、メンバーやら収録年月日も(ライヴ)。6年ほど前、当時は(音質やら演奏云々さておき)無料にて音源入手できる!だけで嬉しくて、どんどこデータ・ダウンロード=即自主CD化しておりました。(当時データのまま拝聴する思想なし。機器そのものも揃っていなかったし)この辺り過半は処分して生き残ったもの。わずか16歳、天才少年の完成されたワザ。吹き上げるような喜びに溢れた明るい第1楽章「 Allegro moderato con fuoco」からノリノリのアツい演奏なんです。若い人たちなんじゃないか。おそらくは音源圧縮問題にてやや響きは薄っぺらいけど、Andante〜Scherzo: Allegro Leggierissimo〜Prestoへといや増す熱気、いかにも愉しく演奏してまっせ的風情は充分伝わって、聴衆は熱狂的拍手を送っておりました。

EMI 6985552/10枚組 総経費込3,100円ほどBach パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582/ブーレ(イギリス組曲第2番BWV807より)/サラバンド(無伴奏パルティータ第1番ロ短調BWV1003より)/甘き死よ来たれBWV478/われらが神は堅き砦 BWV720/シンフォニア「羊飼いのうた」(クリスマス・オラトリオBWV248より)/小フーガト短調 BWV578/アリア(G線上のアリア)(管弦楽組曲第3番BWV1068より)/わがイエスよ、いかばかりの魂の苦しみ BWV 487/前奏曲(パルティータ第3番ホ長調BWV1006より)/トッカータとフーガ ニ短調 BWV565〜レオポルド・ストコフスキー/管弦楽団(1957/58年)・・・たった数行の正確な作品名を拾うだけで疲れてしまって、いったん居眠り。ネット上の情報(キャピトル・レコーディングス10枚組)と曲順、収録作品名が異なるし、本体のほうも記述間違い有(サラバンドの出典)。上記が正解であり、「ゲッセマネにおけるわが主イエス」とはMein Jesu! was fur Seelenweh BWV487のことらしくて、ド・シロウトにはその意味合いがムツかしいもの。いずれ子供の頃から馴染んだ作品、演奏ばかり、淡彩で荘厳なるオルガン作品は色彩的な広がりが生まれ、現在では淡々としたタッチで演奏される鍵盤作品はとことん!纏綿に歌われます。古楽器隆盛な現在「G線上のアリア」の低弦ピチカートは珍しい存在でしょう。(子供の頃の刷り込みだから、こうでなくちゃ)音質も上々、レコーディング用オーケストラも上手いもんでっせ。一時期”色物”に扱われたストコ編曲ものは現在、完全に復権いたしました。

RL9199もう一発、Berg 室内協奏曲〜オレグ・カガン(v)/スヴィアトスラフ・リヒテル(p)/ルドルフ・バルシャイ/ソヴィエット放送大交響楽団(1972年ライヴ)/HINDIMITH 室内音楽第2番〜ユーリ・ニコラエフスキー/モスクワ音楽院管弦楽団/リヒテル(p)(1978年ライヴ)・・・前者はかなり以前、ブーレーズ/バレンボイム/ズーカーマン(1977年)の演奏を聴いた記憶有、当然、もちろん、当時はぜんぜん歯が立たなかった!これがもの凄く知的!譜面の読める人はオモロ過ぎ!らしい難曲は当方市井なド・シロウト、妖しげ甘美な集中力を堪能いたしました。既に無調に至っており(ドデカフォニーではないそう)無定見な静謐、みたいな旋律サウンド連続する中に「危うい甘美」が漂って、なかなかよろしい。彼(か)の「トゥランガリーラ交響曲」だって幾度聴いて+実演経験したらちゃんと楽しめるようになりましたもの。バルシャイの(ライヴとは思えぬ)集中力を前提に、わずか43歳にて亡くなったカガンの研ぎ澄まされた表現(第2楽章にはピアノは登場しない)例の如しリヒテルの硬質な迫力タッチが聴き手に集中力を強要するもの。それに比べりゃHindemithって、なんとわかりやすい大衆的な音楽なんだ!音質はまずまず。

行ってきましたスポーツクラブ。2013年4月こちらに転居当時、一度だけ星が丘のコナミ(法人契約)に行ったのみ、二年半ぶり、熱心に通っていた頃からカウントすると5年ぶり?初心者エアロビクスを嘗(な)めておりました。本日は小雨模様、湿っぽいというのあるけれど、早目にマシンエリアに到着、バイクをこぎだしたらわずか5分、尋常ではない汗噴出!これは久しく経験しなかったこと、膝腰尻辺りの負荷もけっこうあって30分弱、早くもヘロヘロ状態へ(頭痛有/血圧測定は正常値)。ストレッチとかちょろっと走ったり、歩いたりしていたけれど、ちゃんとした有酸素運動は事実上5年ほどやっていなかったんじゃないか。

本丸の初心者エアロ(30分)は参加30名ほど、男性はわずか3名(自分含む)残りすべて妙齢の女性ばかり(場所柄か?若い人はいない)。ここも大概高級住宅街やけど、西宮北口のコナミは女性群のオシャレはすごかった記憶有、こちらフツウでした。事前のバイクにバテ気味、勝手知ったる初心者エアロ、別にムツかしくもないけど、これも先と同様5分で噴き出る汗!上がる息。前半15分はシンプルな繰り返し、後半はそれのコンピレーション・・・もうついて行けません。カラダが付いていかんのです。んもうボロボロ、情けないほど。

当初、余裕があれば次の「ヨガ」も・・・なんてトンデモない。ぐったり打ちひしがれ、更衣室に戻りました。残念、風呂はないのですね、シャワーのみ。前室みたいのがなくて少々使いにくい。

いずれ、体調不良の主因は運動不足に間違いなし、シャワーの後は爽快です。自宅まで徒歩わずか5分、掛からないかも。5年ほど前、異常な体調不良を感じて、それはじつは肺炎であった事がわかって以来、早朝ウォーキングを継続してきて、それはそれで悪くないはずだけど、スポーツクラブを止めてしまったのがよろしくなかったのですね。目指せ!最低週一回(都度利用会費1,000円取られますし)。既に腰奥の違和感軽快しております。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

昨夜は睡眠不如意だったのに何故か?体調改善を自覚、カラダ中あちこち微妙な筋肉痛(+左半分歯が染みる〜通院しても改善せず)も軽快、こりゃエエわと思ったら、今朝状況戻っております。いったりきたりなのか。昨夜はよう眠って今朝、一発ウォーキングでも根性入れて!と思ったら残念、雨降っております。本日は終日行事対応(後半自分担当)明日土曜、いよいよスポーツクラブのスタジオメニュー「初心者向けエアロビクス」5年ぶりに復活予定、もう金払ってありますから。大阪で初心者エアロビクスに通いだしたのが22−3年前、一貫して「初心者」継続。今回は久々の登場なので、それでも30分保つか心細いのが正直なところ。

EMI CD-EMX2142Vaughan Williams 海の交響曲(交響曲第1番)〜ヴァーノン・ハンドリー/ロイヤル・リヴァプール・フィル/合唱団/ジョーン・ロジャース(s)/ウィリアム・シメル(br)(1988年)・・・サイト内検索を掛けると幾度聴いていて、久々の拝聴。Vernon Handley はハンドレイちゃいまっせ(1930-2008)、英国音楽は日本じゃ人気ないし、ハンドリーの経歴もジミな実力者、RVWの全集は彼の代表的録音でしょう。合唱前面なスケールの大きい作品は、Mahler の交響曲第8番を連想させ、英国音楽らしいさっぱり爽やかな旋律サウンドが支配する名曲〜独墺系かっちりと強面に構成された交響曲より好きでっせ。細部よく描きこんて見通しのよろしい、入念なる仕上げはハンドリーの面目躍如、音質だって悪くない・・・けど、自然といえば自然、妙に小さくまとまっているような音質印象はEMIの個性であります。リヴァプール・フィルの個性もあるんでしょうか。

以前から拝聴機会を伺っていた音源が「ブルースカイ・レーベル」に登場。Holst 組曲「惑星」〜マルコム・サージェント/BBC交響楽団(1957年)・・・かなり以前にパブリック・ドメインに至った音源のはず、ところがなかなか見つけられなかったのは不思議。大昔の記憶は豊かな残響にかなりの良好音質だった・・・ほぼ記憶通り、但し低音が弱いのはいかにもEMIらしい。どっしり腰を据えて几帳面にリズムを刻む〜みたいな風情とは異なって。前のめりに速めのテンポ、推進力重視のアツい演奏だったんですね。アンサンブルの仕上げが粗いワケじゃないけど、ざっくりと勢い重視の個性的演奏、作品に対する思いが溢れるノリノリ浪漫的演奏。実演だときっと受けるでしょうねぇ。

では、行ってきます。妙な微熱っぽい感じ。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

どーも体調安定せず、寒いんだかどーだかわからぬ寝汗に眠れず、深夜一旦起きだして読みかけの本ラスト迄読了。水無田気流(みなした きりう)「黒山もこもこ、抜けたら荒野〜デフレ世代の憂うつと希望」 (光文社新書) ・・・本名・田中理恵子。社会学者、現代詩人、見た目”しずちゃん”風。2012年8月に読んでいて、再読するに値する団塊ジュニア(1970年生まれ)の世代論は興味深いもの。戦後の日本支えた団塊の世代(親)の価値観に深く影響を受けつつ、時代があまりに違いすぎてそのギャップに悩む世代であります。オフィスにおけるお茶汲み、コピー(彼女は経験者)っていまでもありますか?(我が職場は皆無)腰掛け、寿退社ってもう”死語”ですよね。リアルな世代分析は2008年第1刷、前回拝読2012年から時間を経ても充分現役の説得力有。但し(著名な詩人に不遜前提)文書表現にムダが多く、冗漫、時に硬質でイライラさせられることも(前回拝聴と)印象変わりません。

これは正規CDデザイン昨日移動中音楽はDvora'k 交響曲第8番ト長調(ロンドン交響楽団1959年)/スラヴ舞曲集 第1集 作品46(ミネアポリス交響楽団1958年)〜アンタル・ドラティ・・・ネットより音源入手、昨年2014年10月に自主CD化したもの。悪い音質ではないけれど時代を感じさせるし、表現も少々四角四面な印象も変わりません。計3度録音している「スラヴ舞曲集」半分は解像度が落ちて、オーケストラの力量もロンドン交響楽団に及ばない。馴染みの(素敵に懐かしい)旋律ばかり、もっと聴くべき演奏は他にある、そんな残念な感想でした。

帰宅してからBach 平均律クラヴィア曲集第1巻(第1番〜第15番迄)〜フードリヒ・グルダ(p)(1972年)・・・おそらくは5-6年前にデータ入手して放置してあったもの。馴染みの第1番前奏曲のアルペジオが始まってフーガに至って、テンポはやや遅め、まだ様子見〜なのはエエけど、なんやねんこのショボい音質。もしかしてヘンな安物データ入手しちまったか?ユーザーレビューによると、もともとこんな音質らしい。途中から(例の如し)装飾音満載に至って、徐々にノリノリに熱気が深まって、潤いのないピアノの音色さえ気にならぬというか、こんな自在な表現に似合っている?ような錯覚に陥りました。浪漫的な表現方向なんだろうけど、リヒテルとはずいぶん異なって、各々個性を堪能可能でしょう。残り3/4もちゃんと聴きたいもの。

他、久々RVWの交響曲第1番「海の交響曲」(ヴァーノン・ハンドリー)など。では、行ってきます。


2015年7月某日/後始末発想転換の日々

全身の倦怠感、微妙な筋肉痛を感じつつ7月へ。17度Cの朝は梅雨らしい雨模様(ミニ・ジョギング断念)ことし水不足はなさそうですね。冷夏とは云えぬまでもやや涼しい夏なんじゃないか。5月に30度Cを超えたのがウソのように朝晩過ごしやすい日々。一昨日焼き込んだ音源データDVDが安物過ぎて不良品?パソコンから読み込めず(正確にはDell_Inspiron N5110/4gb/LinuxBeanでは読み込める)4枚ほど廃棄、なんとか救い出したデータの一部に不良も発見してなんとなくガッカリしております。シーリングライト2台到着、これで我が家は蛍光灯(普段滅多に使わぬ)残り一個のみ、東芝製5,980円(税込)は安い!一年に一度交換していた蛍光灯ももう必要ありません。試しにパソコンオーディオ部屋に付けていた小さいのは、一年ほど前試験導入していたキッチンのレギューラーサイズのと入れ替えました。

昨夜はもっぱら音源不良データ点検や、音質確認などして(相変わらず)音楽に集中できておりません。

ARTENOVA 74321 95999 2   590円R.Strauss メタモルフォーゼン/最期の4つの歌/オーボエ協奏曲ニ長調〜デイヴィッド・ジンマン/トーンハレ管弦楽団(チューリヒ)/メラニー・ディーナー(s)/シモン・フックス(ob)(2002年)・・・Mahler 辺りと並んで近代管弦楽の精華、美しい旋律と華やかなサウンドを誇るディジタル時代の売れ筋でしょう。フリッツ・ライナー以来、優秀なオーケストラと音質を誇る録音はズラリ揃って選択に困るほど、ジンマンの世評は高いですね。これは作曲者最晩年、人生の諦念を深く感じさせる静謐な作品取り揃えて、得難い一枚であります。複雑多岐な和声がもの哀しくも淡彩に絡み合う「23の独奏弦楽器のための習作」、初演は戦後間もない1946年(現代音楽の雄)パウル・ザッハー/コレギウム・ムジクム・チューリヒ。淡々とスリムな響きにニュアンスは細かく、粛々と音楽は進んで感銘深い29分也。

メラニー・ディーナー(s)って瑞西の人?来日もしておりますね。ここ最近、エマ・カークビーばかり聴いていたので、のびのびとして素直な声、雄弁な押し出しに圧倒され、一方で記憶に鮮明なシュヴァルツコップの濃い情念みたいなものとはずいぶん違う、との感慨もありました。オーボエ協奏曲も含め、壮大な夕暮れを眺めている気分に至って感無量。

画像を探していると以前の素朴なコメントが出現(5年前)しました。(似たような繰り返し)ここ数ヶ月、人の声にほっといたします。

それでは行ってきます。本日は大雨との予報、社用車にて出かける予定有。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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