2014年6月某日/●復活と整理の日々
新しい一週間が始まって、6月も本日にて終了。こうして「音楽日誌」毎日更新して、な〜んもないような日々を記録しているけど、一ヶ月はあっという間であり、一方でとても長かったような・・・月度当初はBrahms とかBrucknerを聴いていたんだな。演奏会にも久々(Bruckner 交響曲第8番)行きました。朝晩は涼しく快適なのに、昼は連日30度C超え、雨は降ったけれど”連日”といった梅雨風情に非ず。昨日は前夜の深酒のせい?もともと咽が腫れている自覚もあって、終日体調不良〜いろいろ聴いたけど、まともに音楽に集中できません。当初演奏会に行くはずだった意欲は萎え、【♪ KechiKechi Classics ♪】も更新ならず(まともに音楽聴いていないんだから)。本日早退して、耳鼻咽喉科にでも行ってみるか。このままでは来るべき本格的な夏を乗り切れない・・・かも。
一昨日拝聴音源の件のみちょっぴり言及。Bach 「音楽の捧げもの」BWV1079〜「三声のリチェルカーレ」「六声のリチェルカーレ」/4つのデュエットBWV802-805/フーガの技法 BWV1080〜タチアナ・ニコラエーワ(p)(1992年)・・・Tatiana Petrovna Nikolayeva(1924- 1993)露西亜の音楽家は一般に短命、急逝パターンが多くて、食生活に問題多いのでしょうか。技術的衰えの陰りはない、亡くなる前年の記録です。この人って、強靭強烈な個性!というよりもっとオーソドックスなバランス感覚+神経質なニュアンスに非ず。細部ていねいな仕上げを前提にわかりやすい浪漫な表現、自然な流れを重視し、しっとり落ち着いて深淵静謐な味わい。もともと作品に馴染んでいる(お気に入り選曲)こともあって、CD2枚分充実した時間を過ごせました。(ラスト、未完のフーガは補筆完成されず途中終了〜寂しさ限りなし)
お仕事宿題残はなにがあったっけ?できれば昼から帰りたいくらい。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
昨夜は痛飲!先輩夫婦が高い店を予約するもんだから、トンデモ出費となってしまいました。よう呑んで、談笑し、楽しかった。自分はほぼ40年のお付き合い(まるで兄姉のような感じ)、女房殿は初対面でした。昨夜はちょっと降って地面は濡れたまま、今朝は快晴です。昨日は雨で休止したウォーキング再開(呑み屋迄20分ほど実質ウォーキングあったけど)。週末落札されたCDオークションは未連絡一件のみ、追加出品を考えなくっちゃ。
どーでも良いような話題。無線プリンターHP Photosmart Wireless B110a順調に日々稼働しております。(印刷実行するとパソコン側のネット接続おかしくなったりするけど)インクは「178」互換”チップなし”なら激安。4月末にはインクなくなりそうだったので注文到着済、ところが2ヶ月経っても印字はかすれません。不思議やなぁ、こんなに長保ちするなんて、エラいもんですよ。(夜、交換しようと思ったけれど、未だ残量あるような?)
かなり以前に入手し放置してあったCD拝聴。Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜ダグラス・ボイド/マンチェスター・カメラータ(2006年ライヴ)・・・1959年生まれ、ヨーロッパ室内管弦楽団のオーボエ担当から指揮者に転身、マンチェスター・カメラータとはたしかBeethoven 交響曲全集を録音していたはず(いくつかyoutubeでも見掛けたことがある)。現ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクムのシェフ、ってな(要らぬ)薀蓄さておき、素敵なト短調交響曲をここまで淡々、ツマらなくオモロくなく演奏できるのか、というくらい乾いて余情のない演奏であります。ライヴ(拍手会場ノイズなし)とは思えぬ整ったアンサンブル、速めのテンポ設定、細部明晰な描き込み、曰くありげな”パウゼ”頻出もぴたり縦線が揃ってそこはみごと。しかし、その”パウゼ”が流れを阻害するというか、効果や意味を感じさせません。ハ長調交響曲はもうちょっと柄も大きくて、熱気も有、終楽章の執拗な繰り返しも支持!するけど、歴代居並ぶ古今東西現代楽器古楽器名演奏に比する存在か?少々疑問でした。残念。
その流れでMozart 交響曲第33番 変ロ長調 K.319 〜アレクサンドル・ルーディン/モスクワ室内管弦楽団ムジカ・ヴィーヴァ(2012年チャイコフスキー・ホール・ライヴ)・・・拝聴。前月ネット音源から自主CD化していて、かなり肌理の粗い音質に閉口していたもの。古楽器奏法を大胆に取り入れた演奏(使用楽器はモダーン?もちろん対向配置)は話題になっておりました。これが表情豊か、ヴィヴィッドに躍動して熱気溢れて文句なし!音質乗り越え、たっぷり我らがヴォルフガングの愉悦、無条件幸福を実感させて下さいました。
云々と比べて、というのは失礼な音楽の聴き方かもしれぬが、個性の違いをしっかり受け止めたものです。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
久々、梅雨風情な雨模様、体調不良咽も痛く微熱有、昨夜は椎名誠の大冒険番組全部終わらぬうちにダウン。本日夜大学の先輩ご夫婦との約束があって、女房殿数日間超・不機嫌なのと併せて悩ましい休日の朝であります。今朝は駅売海賊盤2枚@10+送料出品オークションの締め切り、5組10枚出品全部動いてくださることを願ったけれど(締め切り直前)入札あるのは3件のみ、うまくいかんもんですな。グリュミオー、フルニエのBach 無伴奏(各々3曲収録)はちょっぴり値上がりしておりました。フルニエは1959年ジュネーヴ・ライヴだからな、珍しかったのかも。
R.Strauss アルプス交響曲〜ズービン・メータ/ロサンゼルス・フィル(1975年)・・・2003年11月岡山時代BOOK・OFF入手(西独逸製CD)。サイト内検索するとなんども聴いてますね。メータ39歳?若手の筆頭として人気と勢い最盛期の録音でしょう。陰影とかニュアンスに非ず、若さと熱気、迫力と爽やかな鮮度を感じさせる輝かしい記録也。英DECCAも1950年代クレメンス・クラウス(モノラル)〜カラヤン(1960年前後ウィーン・フィル)〜1970年台の”売れ筋”R.Straussを次々録音して、ベストセラーとなったものです。ロサンゼルス・フィルが一流のオーケストラとして認識されるようになったのも彼の成果(1962-1977)でしょう。アナログ録音の最盛期であもりました。種々録音出揃った現在なら嗜好云々、Myヴェリ・ベストに非ずと思うけれど、明るく豊満な響きをたっぷり堪能いたしました。
Prokofiev 交響曲第1番ニ長調「古典」(1969年)/バレエ音楽「ロメオとジュリエット」(9曲)/バレエ組曲「道化師」(9曲)(1966年)〜クラウディオ・アバド/ロンドン交響楽団・・・アバドのほぼデビュー時期の録音。その知名度、評価、膨大な録音、なのにほとんど彼の録音を聴いていない自覚あります。ヴィヴィッドな躍動溢れる「古典」の鮮度、勢い余ってアンサンブルが一部乱れることにさえ好感を持ちました。「ロメオ」も同様、但し「道化師」はロジェストヴェンスキーのエッチな演奏をさんざん聴いていたので、やや洗練され過ぎ、迫力に不足すると感じないでもない・・・ほぼ半生記を経、当時の若手も鬼籍に入ってしまう感慨にふけっておりました。音質は極上。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
松本サリン事件より20年、ということは阪神大震災やら地下鉄サリン事件、そして小学生だった息子を連れて博多に引っ越して以来20年に迫っている、ということなんだな。光陰矢の如し。朝刊のテレビ欄を見たら椎名誠の冒険番組予告があって、曰く彼は70歳とのこと。う〜む。冷静に考えりゃ自分だって還暦に接近しているし、あたりまえなんだけど、イメージとしては躍動する中年オッサン!なんやな。昨日も数カ月前の自分の実務トラブル・ミス数件発覚!しかし、ていねいに一日で対処クリアできたと思います。粗忽な自分ではあるけれど、失敗を重ね、少しずつ学んでいければ、そう思います。営業として一番大切な取引先との信頼関係最優先、自責他責問わず発生する処理には内部各部署との良好な関係も重要です。今週もなんとか、辛くも週末を迎えました。
今朝、オークションCD出品分2件落札有、うち一件は数ヶ月売れ残って苦戦していたもの。少しずつ身辺整理継続中。どーも体調重苦しく、咽にも少々痛み有、それでも今週は早朝ウォーキング皆勤賞でした。
今週の室内楽集中拝聴は新しい切り口。次への宿題も自分なりに見えてきました。Brahms ピアノ五重奏曲ヘ短調(ペーター・レーゼル(p)/ブラームス弦楽四重奏団1972年)/Mendelssohn 八重奏曲 変ホ長調(ゲヴァントハウス弦楽四重奏団/ベルリン弦楽四重奏団1985年)・・・冷静に考えれば凄い組み合わせの一枚は1991年発売の廉価盤でした。LP初期には各々作品一枚分をまとめて贅沢収録也。ハインツ・シェンク(v)率いるブラームスSQって、ほかに録音ありましたっけ?(ベルリン州立歌劇場のメンバーですか?)露西亜民謡旋律風主題から第1楽章は始まって、重厚、巨大なスケールを誇るピアノ五重奏曲。重心の低い、いかにも作品風情に相応しい艶消し演奏であります。ちょいと安易にちょろ聴きしたり、幾度繰り返して確認できぬような重苦しさ有。
Mendelssohnはわずか16歳、湧き上がる喜び一杯!早熟なる天才の作品。カール・ズスケ(v)を先頭に師弟関係のある2団体が息のあった、落ち着いた風情に仕上げておりました。こちらもテイストとしては地味、先日の「真夏の夜の夢」以来Mendelssohnの(明るい、深刻にならない)美しい旋律に目覚めつつあって、こちら幾度繰り返しても大丈夫、浮き立つような青春の愉悦を堪能できますよ。さっそくハイフェッツの快速、彼のヴァイオリンばかり目立つ演奏(1961年)など比較してみました。
その流れにてMendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」序曲/交響曲第3番イ短調「スコットランド」〜コリン・デイヴィス/バイエルン放送交響楽団(1984/1983年)・・・やや忘れられた録音には感慨深い味わい有・・・時間切れです。
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なんや本日は余裕〜一週間、なんとか遣り過ごしました。もしかして風邪ひいてますか?深呼吸すると咳き込むような、肺の奥にちょっと違和感あるような〜生涯無煙生活貫いて(おそらく)肺は清く、美しいはず。大丈夫か。
今朝言及し掛かったMendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」序曲/交響曲第3番イ短調「スコットランド」〜コリン・デイヴィス/バイエルン放送交響楽団(1984/1983年)・・・Orfeo録音はあまり話題にならず、後年のドレスデンとのライヴ録音のほうが現役っぽい感じ。数日前、取引先移動車中にて拝聴して、これが大失敗!車中に向き不向き音源があって、これは後者、全然様子がわかりません。帰宅して、少々ヴォリュームも上げてようやく”細部微妙なニュアンス”を理解いたしました。この人は秘めたる情熱をあくまで秘してジミ、穏健に抑制されたバランス、オーケストラの暖かいサウンドを繊細に活かして、粛々と音楽は進みました。
ダイナミクスというのか、あまり強弱を見せぬのだね。あくまで淡々とニュアンス命!作品が荒涼として寂しげ、激昂少ない「スコットランド」でしょ。この穏健派方向性(サウンドにはたっぷり厚みも色気も有)は似合っていると思いますよ。彼のバイエルン時代っていまいち評価されていないようだけど、劇的華やかグラマラスな表現じゃないからな。録音はけっこうあります。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
昨日の行事対応は昼からわずか半日、前後詰めたお仕事やらトラブルはあったけれど(本格的対応は本日より)この疲労感はなんでしょ。本格的な夏はこれから、なんとか体調維持できるでしょうか。昨夜の「ためしてガッテン」は「やる気低下が危険信号 脳の異変を発見せよ」。ラストちょっぴり見たのみ故トータルの様子は理解できないけど、”やる気を出す姿勢”メンタルトレーニングって、(自分で言えば)毎朝のウォーキング〜ストレッチ(3種+ラストは公園鉄棒にて更に3種実施)のことなんじゃないか。あれはけっこう効いているのかも。
昨夜帰宅後、やり残しお仕事を思い出して、慌てて自らの業務用メールに一報。職場にいるうちに思い出せよ、ってか。今朝、数ヶ月(値下げしつつ)再出品を繰り返した某CDボックスもの、とうとうオークション落札されました。徐々に少しずつ在庫(≒身辺)整理を積み重ねていきたいものです。
Bottesini「Allegretto Cariccio a la Chopin 」/Chopin ピアノ・トリオ ト短調 作品8/NOWAKOWSKI ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品17〜ミハエラ・ウルスエラ(p)/ライナー・ホーネック(v)/クリスチャン・フロン(va)/アルト・ノラス(vc)/ユレク・ディバル(cb)(2010年ワルシャワ・ライヴ)・・・ネットより入手した(おそらく)放送録音。2012年わずか33歳の急逝、きらきら才能ある若手の記録であります。ウィーン・フィルのメンバーを先頭に著名な演奏家と珍しい演目、作品、演奏とも魅力溢れるヴィヴィッドな演奏会風情を堪能可能。コントラバスをソロに据えたBottesiniは、ほんの短い珠玉のような旋律〜彼のコントラバス作品を集中的に聴こうとトライしたことがあったけど、所謂典型的イタリア・オペラ・アリア旋律ワン・パターン延々・・・に挫折しました。こうして1曲のみなら、ソロの無骨な超絶技巧もたっぷり愉しめました。
Chopin 1828年18歳の作品は初耳?演奏機会(録音)は少ないのが不思議なほど、劇的かつ哀愁の旋律漂って堂々たる名曲(4楽章)であります。Mozart に似て(あたりまえに)もっと浪漫甘美な(ピアノ協奏曲を連想させる)旋律続きます。ピアノが中心ということもなくて、時にチェロの強烈な主張も出現。終楽章「Allegretto」馴染みの飛び跳ねるような民族的リズム(クラコヴィアクなんだそう)に乗って、胸を締め付けるようにほの暗い旋律が躍動いたします。
Josef Nowakowski(1800or1805?-1865)も初耳?たしかChopin と同門、ポーランドの作曲家のはず。これも忘れ去られるにはもったいない名曲!ほとんどChopin のピアノ協奏曲のテイスト満載!ピアノが主役であり、古典的端正な佇まいに溢れて力強い。劇的、スケールも大きい。これはコントラバスの存在なのでしょう。ウルスレアサはのびのび、明るく華やか、瑞瑞しく新鮮・・・ニュアンスに富んで懐かしい旋律テイストも浮かび上がる〜賞賛にキリがありません。(二日間二度聴き)
では、行ってきます。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
ワールドカップ日本敗退、残念。昨日もお仕事実務の進捗はまずまず順調、体調は相変わらず、昨夜は早々に就寝して朝迄途中覚醒なし〜但し、眠りは浅い感じ。ま、日常通常生活を送れるだけでも幸いといたしましょう。連日最高気温30度Cを超え、この先どーなるの?ときどき眺めていた人生の先輩(と類推される)による「DRACの末裔による徒然の日々」ここ最近更新されていないな、と思ったら篤い病に入院されていたんですね。そこそこに健康であること、それはすべてに優先されるべき大切なこと。当たり前の前提であります。全快をお祈りしましょう。本日は通常業務+昼からの行事対応の段取りを朝から考えております。
あまりの動きの鈍さに、駅売海賊盤CD2枚で10円セール出品してみたオークション、ぼちぼち入札始まっております。@1でも@10でも同じ、在庫を厳選することが目的なので、ちゃんと音楽を聴いていただければ本望であります。
Gluck 歌劇「トーリードのイフィジェニー」序曲(アルベルト・リッツイオ/カメラータ・ロマーナ)/「6つのトリオ・ソナタ」(DC4-1〜6。1746年出版)+ホ長調+ヘ長調〜シミチスコ(Viktor Simcisko/v)/プラスクローヴァ(Alzbta Plaskurova/v)/アレクサンダー(Jurai Alexander/vc)/ドビアショヴァ(Maria Dobiasova/cem)・・・デアゴスティーニのCD付雑誌からの中古流出盤250円也(2005年4月出張先の山口にて入手との記録有)。演奏者情報は片仮名しか印刷されず、特定に苦労いたしました。序曲の方は(例の如し)匿名演奏家、ゆったりまったりとした(非バロックな)演奏スタイル、10:36ウキウキするような愉しい作品であります。本編雑誌の趣旨は(入手していないから)わからないけど曰く「オペラの改革者」〜だったら「2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」おもいっきりマニアックな選曲はなんだ。滅多に音源は見かけぬもの。MAKくらい?(これも入手難かも/ヘ長調は収録されず)瑞々しいモダーン楽器、たっぷりヴィヴラート、のびのび穏健派の表現、優雅に美しい旋律は延々纏綿と続きます。演奏者は名前的に東欧?ですか。全部で57分ほど、緩急緩の三楽章(ヘ長調のみ緩急のみ2楽章)は一曲平均7分てなところ。バロック〜古典派への移行期というんでしょうか、過激の欠片もない作品(演奏表現かも)にほっといたします。
音質も良好。では本日も元気に行ってきます。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
朝晩充分涼しいのに、この体調の重さはなに?睡眠不如意でもなし、いつもの(ちょろ)ウォーキングも継続中。食欲も有、転倒による左上半身の痛みも和らいできました。こんな感じで来るべき猛暑に耐えられるでしょうか。昨年は酷い夏風邪をひいたものです。本日はいつもの週次作業の山、明日もそうなんだけど、昼から取引先を呼んでの行事対応(自分主催)があるので、作業スケジュール調整が必要です。
Mozart 嬉遊曲(弦楽三重奏曲)変ホ長調K.563〜アルトゥール・グリュミオー(v)/ジョルジュ・ヤンツェル(va)/エヴァ・ツァコ(vc)(1967年)・・・わずか三人による無限の広がりを感じさせる旋律の愉悦。6楽章40分を超え、グリュミオーの明るく気品のある音色が続いて最高!って、他の演奏を聴いたことあったっけ?記憶を辿ると若く貧しい日々にFMエア・チェック・カセット〜ヤッシャ・ハイフェッツ(1941年)の快速演奏を聴いておりました。棚を探るとラルキブデッリ(1990年)があった・・・けど、のびのび優雅、艶があって晴れやかなこれが一番!
LP時代PHILIPSのMozart 大全集(10枚組?)2巻ほど中古入手していました、宝物でしたよ。これは1990年頃発売されたCD版(の一部)”String Trios & Duos”3枚組中古3,000円也。分厚いプラケース+豪華解説書(独逸語)は別途、両者紙ケース収納〜大きいことは良いことだ!名残の時代か、場所(幅)とって困るほど。閑話休題(それはさておき)その時点、最良と思われる音源揃えて詳細全集作成発売への意欲に敬意を評しましょう。時代は遷ってCD(や音源データ)の価格下落さておき、PHILIPSという会社、レーベル自体消滅してしまいました。入手以来四半世紀を経、昔と寸分違わぬ美しい音楽が流れるのもちょいと無情也。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
昨夜、eMachines E732Z(7/メモリ4gb)の起動が少々おかしく、CheckDiskを仕掛けたのが失敗、今朝せっかく早起きして起動させたらScan完了にナント!一時間半掛かって「音楽日誌」執筆時間がなくなってしまいました。昨日、甥(大阪)と婚約者(長岡)来訪、昼食など。(最近やや下火?)Mixiで知り合ったんですってね。今時見ない?風情真面目かつ素朴な二人でした。甥には両親はいないので、長岡迄ご挨拶にいかないといけないな。転倒した左上半身後遺症、関節や骨は異常はないと思うけれど、筋肉痛そうとう〜一週間ほどで快復してくださるでしょうか。
週末ちょいとお湿りあって、今朝は快晴。また気持ちも新たに一週間の始まりです。女房殿はお仕事ストレス(難易度に非ず、非合理的な進め方と人間関係)そうとうらしい。
今週は室内楽、Franck (弦楽四重奏曲ニ長調)、Mozart (嬉遊曲 変ホ長調K.563)、今朝はGluck 2本のヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ集(全8曲)など拝聴。その件は、帰宅してからゆっくりコメントいたしましょう。
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当初の狙い通りのお仕事進捗、状況をクールに見ている自覚有。体調も悪くない。蒸し暑いですね。職場は空調だから関係ないといえばそうだけど。朝晩は涼しくて昼間はすっかり夏ですよ。都議会”セクハラ”やじ議員出てきましたね。(一瞬”セクハラ”おやじと見間違えた)皆知っていたんでしょ?周りは。”セクハラ”というより女性蔑視、女性差別、その前に人間として失格でっせ、さっさと議員辞職するか、粘り強く政治活動続けて次回選挙で落選するか、どちらかでしょう。時代はちょっぴり進んでいるんです。
Franck 弦楽四重奏曲ニ長調〜プロ・アルテ弦楽四重奏団(1933年)・・・ここ数年、歴史的(劣悪音質)音源を苦手として拝聴頻度はめっきり少ない・・・なぜか室内楽は別格、妙に雰囲気たっぷり、偶然出会いがよろしかったのか、ほとんど濃厚な時代の証言を堪能可能。「Chamber Music」10枚組(History 205821)3,480円は少々高かったけれど、10年も聴けば元は取ったかも。閑話休題(それはさておき)第1楽章「Poco lento - Allegro」は決然として堂々たる旋律、まるでオルガンのようにスケール大きく響きます。17分を超え、ややポルタメント掛かった弦はいかにも官能的。第2楽章「Scherzo: Vivace」は気紛れな旋律は忙(せわ)しなく躍動して、いかにも囁くように妖しく、不安を煽りました。(4:39)第3楽章「Larghetto」は遣る瀬ない詠嘆、アルフォンス・オンヌーのヴァイオリンが纏綿エッチに歌って、揺れるようにゆったり濃厚濃密であります。(11:29)
終楽章「Finale: Allegro molto」はDebussy風不安げな強烈ユニゾンと、弱々しい溜息が呼応して、やがて第1楽章の旋律が木霊する・・・って、各楽章は循環主題(同じ旋律が幾度復活して、聴き手はわかりやすい)に支配されているんでしょ?やがてBeethoven ばりに、躍動する力強いサウンドに至って音楽はクライマックスへ・・・(13:23)
生前ほとんど賞賛されることのなかったFranck 、この最晩年の作品初演が唯一大成功だったらしいですね。全46分、堂々たる規模を誇る作品をこどもの頃からずっと聴きたかった!(カタログ辺りで眺めていたんでしょう)時代はパブリック・ドメインとなって自由に作品拝聴可能な時代となりました。演奏の質云々はド・シロウトの範疇に非ず、たっぷり長大なる作品を堪能いたしました。室内楽は頭痛気味でも聴けるけど、夜に限ります。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
お休みらしいお休み、昨日は歌劇「カルメン」(フリッツ・ライナー1951年)しっかり再聴したり、久々温泉風大型浴場施設に行ったり(自家用車はないので、けっこうなウォーキングとなる)、別途音楽聴いたり・・・昨日転倒した左腕痛いっす、肘が青くなっている。本日、大阪より結婚決まった甥(息子より一歳上)が彼女を連れて来訪予定、両親は既にいないから、我ら妹夫婦が親代わりです。めでたさ限りなし。
清潔几帳面な語り口に好感をもったフリッツ・ライナーのウィンナ・ワルツに”ウィーンの香りはしないし、洗練されてはいるが大真面目純粋クラシック路線”とのBBSコメント有。嗜好は人それぞれ、たしかに以前の自分は”ちょっと地方訛りで、あちこち技術的に怪しいけど雰囲気たっぷり〜みたいのが好き”だったはず。懐かしいCDを取り出しました。
J.Strauss.jr 皇帝円舞曲/ピツィカート・ポルカ/もろ人手をとり/ラデツキー行進曲/加速度円舞曲/オーストリアの村つばめ/トリッチ・トラッチ・ポルカ/ウィーンの森の物語〜ペーター・ファルク/ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団・・・録音年不明、もう25年程前に入手したもの。似たような音源は現役、倒産消滅したPILZ音源であり、演奏者クレジットのエエ加減さに呆れます。Peter Falkは実在のオペレッタの指揮者らしい。これが小さな編成、素朴かつツボを押さえた表現、ジミ臭い音色も親密ほんわか、”「南国のばら」終盤での大きなアゴーギグ”(上記ライナーへのコメント)系に非ず、まさに”ちょっと地方訛りで、あちこち技術的に怪しいけど雰囲気たっぷり〜”であって、選曲も抜群!ラスト「ウィーンの森の物語」のツィターに泣けるほど。当時激安3枚3,600円也(現在ならトンデモ高価)もこれだけ息長く愛聴すれば、それは生き金であった・・・ということでっせ。
Beeやん以降浪漫派は一般に苦手、勝手にそう思っているけれど、例えばSchubert 、Schumann、Brahms の室内楽やらピアノ作品は密かな愉しみとしておりました。MENDESSHONだって交響曲は少々苦手だったけれど、著名なヴァイオリン協奏曲ホ短調、八重奏曲 変ホ長調だったら大好きだったじゃないか・・・Mendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」(10曲)/交響曲第4番イ長調 作品80「イタリア」〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1960年)・・・駅売海賊盤(処分済)は「真夏」わずか5曲収録、こちらたっぷり倍収録されました。耳元にそっと囁いて物語は始まる〜風情の序曲からメルヘンたっぷり、それこそ夢見るような可憐な旋律連続〜作品2倍=感動感銘も倍に〜例の如し慌てず焦らず、じっくり腰を据えた表現。ややタメもあるけどオーケストラの個性故、重くなったり、粘ったりせず明るい響き、細部は明晰です。夜想曲のホルンは絶品の深みやなぁ、結婚行進曲の華やかな響きもシアワセそのもの。
芯とコシ、低音の弱いEMI録音を云々してきたけど、ここ最近解像度は悪くないのかな、そんな印象も受けました。フリッツ・ライナー〜オットー・クレンペラー、旧聞な音楽ばかり聴いてしまって、ちょっと後ろ向きでしょうか。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
昨日は順調な一日、昼から取引先を2件回って商談やら打ち合わせ、移動距離多く+夕方渋滞に巻き込まれて時間たっぷり、車中音楽拝聴いたしました。職場に戻って残務数件、緊急電話のみ処理、残りは月曜朝一番に仕上げましょう。帰ったら女房殿が横になっていて、風邪復活?ぎっくり腰悪化?と心配したら、”やる気が出ん”とのこと(職場で脱力するようなイヤなことがあったらしい)そのままご近所焼き鳥屋へ直行、蒸し暑いしビールなど少々(+赤ワインのスプリッツァ)。数日遅れの女房殿誕生日祝い兼。
夜中2時半に途中覚醒して、暗闇にカバンを踏んで転倒!幸いどこも傷めておりません。気を付けんとなぁ。二度寝して昨日朝オークション(珍しく)追加落札されたCDを投函〜クリック・ポスト初体験。じつはCookieの設定に苦戦して、なかなかうまくいかなかったけれど、そこをクリアしたらあとはラクラク。なんせ決済(164円)が終わっているでしょ?切手買ったり、コンビニ支払いもないですから。厚み3cm迄対応+お問い合わせ番号で配達状況がわかる・・・クロネコメール便苦戦か。ワタシも厚み1cm以内82円送付以外はこちらに乗り換えます。
”フリッツ・ライナー集中聴き”いよいよラスト。歌劇「カルメン」(1951年)もしっかり聴きました。Ravel スペイン狂詩曲/逝ける女王のためのパヴァーヌ/高雅で感傷的なワルツ/道化師朝の歌/Debussy 管弦楽のための映像〜「イベリア」〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1957年)・・・彼の個性と仏蘭西もの?といった先入観あったけれど、緻密かつ繊細な表現は驚くべき完成度!精緻な集中力、時に各パートの個性表出(ハーセスのトランペットは抜きん出ている!)、圧巻パワフルな大爆発を見せてもデリカシー、洗練を失わない。それにヴィヴィッドな切れ味最高リズム感でしょ?もとより”瑞西の精密時計”と謳われたRavel の作品、例えば「道化師」の管楽器トリルの正確な刻み、それが作品には必須の要素と確信いたしました。音質鮮度極上。テクノロジーの進歩ってなに?素朴にそんな疑念を考えてしまうほど。
技術的な不備を”精神力”でカヴァーしている?(これはイヤミな表現でした。雰囲気というべきか)アンセルメを再度聴きたくなりました。
がらり趣向を変えTchaikovsky 交響曲第4番ヘ短調〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1963年)・・・1885年生まれ、フルトヴェングラーより一歳上、あちこち障碍を抱えつつ1973年迄長命を保って、晩年ロンドンの聴衆に愛され多くの録音を残して下さったことに感謝。LP時代は廉価盤に登場しなかったので、ワタシが聴いたのはCD時代、最初はVOX旧録音ばかり、劣悪な音質に悩まされたものです。あまり多く聴いていないけれど、この人、巨匠世代イメージとはなんか違う?妙に醒めているというか、立派な風格とモダーン(クール)なセンスが同居しております。Beethoven Brahms は全集となってネットより拝聴可能、偶然探したところが悪かったのか、音質的に納得できんまま印象曖昧、数曲聴いて数年間放置状態。彼のTchaikovskyはどんな感じ?興味が湧いて拝聴いたしました。音質かなり良好。
ほんまわずか数年前迄カラヤンが振っていたオーケストラ?サウンドは変わっております。Tchaikovsky特有の甘美な旋律テイスト皆無、この作品は金管爆発させてド迫力!イメージだけど、力感はあってもジミな響き、憂愁とも熱狂とも異なる、一歩引いて覚めた重量感が支配して、そのくせ細部のパート迄明晰に聴こえる不思議。テンポは中庸と思うが、妙に遅く感じます。第2楽章「Andantino in modo di canzona - Piu mosso」の絶望的な暗さ(というか空虚な失望感)も一興、明るいオーケストラ・サウンドなのにね。時にややテンポを上げても、絶対に走らぬのは老人(78歳)の体力故か。
ここ数日散々フリッツ・ライナー聴いてたでしょ?フィルハーモニア管弦楽団は上手いオーケストラだけど、クレンペラーにその精密集中力は期待できないでしょう。第3楽章「Scherzo: Pizzicato ostinato. Allegro - Meno mosso」ピチカートはみごとに重い、トリオに於ける木管は文句なし。終楽章のクライマックスも大音量と別の冷静を感じさせました。所謂露西亜風クサさとか、流麗華やかな世界とも無縁、虚無的に達観して、いままでに聴いたことのない(一周回って)”新しい”Tchaikovsky也。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
ようやく辿り着いた週末、たいしたこともやっていないし、残業らしい残業もなし、なのに疲れ果て、今朝はウォーキング断念。2週間ほど前一日心電図を取り付けた女房殿、昨日無事無罪放免となって、体調不良は心労要因?せっかくの朗報なのに、風呂あがりに恒例”ややギックリ腰”発症〜症状は軽いみたいだけど、腰回りの筋肉足りてまへんで。ウォーキングは時にサボっ(乃至雨で断念し)ても、起床時の腹筋+腰のストレッチは欠かしませんよ、ワタシは。本日は朝からいろいろやるべきこと多くて、昼から取引先商談+α2件、ま、充実しているということでしょう。
今週”フリッツ・ライナー集中聴き”も最終日の朝。Brahms 交響曲第3番ヘ長調(1957年)を棚中探したけど、見つけられず別のを聴いております。歌劇「カルメン」(1951年/全曲入手済)も久々聴きたかったな、もう一日延長するか。昨日拝聴はJ.Strauss のワルツ「朝刊」作品279/「皇帝円舞曲」作品437/「美しく青きドナウ 」作品314/「オーストリアの村つばめ」 作品164(ヨゼフ)/楽劇「ばらの騎士」〜ワルツ(R.Strauss/ライナー編)/「ウィーン気質」 作品354/「南国のバラ」 作品388/喜歌劇「ジプシー男爵」より「宝のワルツ」作品418/ポルカ「雷鳴と電光」作品324〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1957、1960年)・・・シュヴァルツコップが絶賛した、という逸話から興味を持って、ずいぶんとお付き合いは長いもの。これはネットから音源入手したものだけど、おお!数曲抜けているではないか(大好きな「芸術家の生涯」とか)・・・11年前のコメント”ちょっと強面で、甘さが足りない”というのは、当時”ちょっと地方訛りで、あちこち技術的に怪しいけど雰囲気たっぷり〜みたいのが好き”だったからでしょう。
当時RCAグループ内での録音分担もあったのか知れぬが、ライナーはウィンナ・ワルツを愛していたんでしょう。技術的アンサンブルの正確さ緻密さは当たり前、そこにしっかりと粋なリズムと洗練、艶色気を感じること可能・・・音質も極上。いろいろ聴いてきたけど、これは図抜けた完成度!かっちり演奏してこそ、作品本来の姿、美しい旋律も活かされる、そんなことを感じました。そういえばしばらくウィンナ・ワルツも聴いていないな、眉間にシワ系大曲ばかりじゃなく、もっと気軽にユルい音楽も聴いてあげなくっちゃ。ノーミソ硬化しまっせ。(写真は以前所有していたCD)
では行ってきます。本日は昼からクルマでの移動が多いから、CDでも持参するか。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
雨はすぐに上がって、梅雨当初の豪雨再来ならず、爽快な朝。空梅雨は例年のことだけど、ことしはいかがでしょうか。昨日も鬱々とお仕事処理の件を考えていたけど、ここ一連の”ミス”について、パターンを考えておりました。もとより数字に弱い(こどもの頃から算数は苦手であった)〜電話番号など丸暗記苦手(ムリ)なんです。語呂合わせなら大丈夫。あちこち実務部局から電話あるけど、あとで電話を掛け直そうとすると名前を覚えていない、メモする癖を付ければ良いのにね。事象と案件に失念なし。種々雑多フクザツな締め切りあるけど、パソコンやらネットワークの恩恵は計り知れません。Googleのスケジュールソフトは使いこなしている自信ありますよ。ノーミソ劣化ではなく、もともとそんな性癖+お仕事実務が上手い具合に噛み合っていただけかも、昨年〜今年みたいに実務処理全部自分でやる!からボロ(=本来の実力)が表出しているだけなのかも。
いままでは仕組みを考え、作って、誰かにやってもらって、それを点検検証する立場だったけど、全部自力更生だもんなぁ、この職場。ノーミソ切り替えが難しいっす。サラリーマン晩年の職場は切ないのぉ。以上オジサンの愚痴でした。
R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/交響詩「英雄の生涯」〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1954年)・・・カラヤン圧巻の演奏もケンペの滋味深いのも大好きですよ。でもフリッツ・ライナーは別格。CD@2,000の頃からマメに集めて、ここ数年まとめて種々ボックスセット格安出現したでしょ?一旦単品処分して買い直そうと思ったら、時代はパブリック・ドメイン音源自由入手の時代へ〜閑話休題(それはさておき)。60年前でっせ、輝かしくも驚異のオーディオ水準。表現そのものはやや速めのストレート系、思わせぶりな小細工なし。冒頭アドルフ・ハーセスのトランペットはアクと個性ある強烈な音色、ほかどのパートも各々個性を発揮して抜群に上手い〜個性は全体のアンサンブルのためにある、ってな完成度か。テンションの高さは変化や陰影に乏しいわけでもなし、色彩豊か、CD一枚分ひたすら圧倒されぐうの音も出ない、息も付けないほど・・・
元気で行ってきましょう。天気も良いし。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
一週間のお仕事作業山場を超え、本日は数週間前処理の結果(大小のトラブル有無)が出る日、先週はようやく落ち着いてほっとしているところ。本日の定例実務処理作業をクリアして、明日明後日と取引先商談に出掛けて一週間はもう見えました。朝はどんより曇り、これから雨の予報は最高気温23度Cとのこと。世間では原発再稼働に向けたムリヤリ体制作り、集団的自衛権の閣議決定強行、安倍ちゃんは強引好き放題、年収一千万以上の人に残業規定云々もわかりにくいですね。自分はそんな年収に縁はないけど、もうずいぶんと残業手当には縁はなかったような・・・消費増税後の凹みは回復しているそうで、その自信が後押ししているのかな。財政問題横に置いて、これから子々孫々日本の限界集落化はどーするのでしょう。
幼いこどもを二年間幽閉して餓死させる・・・種々憎むべき犯罪はあるけど、抗いようのない弱いこどもへの虐待こそ最悪、なんとかならんのか。こどもは未来の希望ですから。ウォーキングは強行したけど、体調はよろしくありません。
Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜エミール・ギレリス(p)/フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1958年)・・・こどもの頃、LP時代からお気に入りでした。のは記憶違いの初耳、大昔25cmLP、かつてCD所有していたのはTchaikovsky(1955年)だったっけ。(リヒテル/ラインスドルフと記憶混同?)本来であれば現役別嬪ピアニスト・エレーヌ・グリモー辺りをちゃんと聴くべき筋なんだろうけど、こんな太古録音の音質鮮度、ギレリス42歳、まさに脂の乗り切ったワザに食指が伸びる安易さ。鋼鉄のピアニストと呼ばれていた頃、当時鉄鋼業は先端花形産業、錆びた構築物に非ず、出来たてピカピカ美しいタッチ、重量感といった意味なのでしょう。ライナーと方向性は似てクール、クリア、非情、スケール+強靭な力感に仕上げも緻密。リヒテルと異なって、叙情的、情熱的(恣意的?)表現とは一線を画した、バランス感覚抜群の完成度でした。(写真はオリジナルデザイン/時代感がなんとも云えぬ味わい)
ついでに、といっちゃナニだけどTchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜エミール・ギレリス(p)/フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1955年)・・・時代を勘案すると立派な音質に間違いなし、でもねぇ前年の「英雄の生涯」「ツァラ」に比べると期待ほどに非ず、先のBrahms に比べ音像が遠いというか、散漫な印象ないでもない。立派な演奏にBrahms ほどの鮮度を感じないのは、聴き手の集中力ダウン故でしょう。
では、行ってきます。
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脱力し、自己嫌悪に陥るほどのトラブル、ミス、自責他責取り混ぜて連続発生。その後処理、穴埋めに追われました。少なくとも努力工夫で半分は防げたはずから、言い訳しても仕方がない。一方で最後はなんとかなっている、そう評価すべきなのか。いずれ褒められるような行状じゃありまへんで。役に立たんヴェテランやなぁ、あと数ヶ月経ったら状況改善するでしょうか。
一日ひとつでもエエことあればOK。ゆうメール便(書き忘れ投函)送付したオークションCDは、無事お青森に到着とのこと。良かった。これで今回送付分全部無事到着。今回処分CDにはTchaikovsky 組曲第1/2番〜ステファン・ザンデルリンク/アイルランド・ナショナル交響楽団(100円)有〜理由はもう一枚第3番第4番に致命的な傷有、泣く泣く捨てて、中途半端に残ったから。理由はさまざまです。予定通り、すべての送付CDに”自主CD”強制添付(緩衝材の意味も有)、ご迷惑だったかも知れぬが、皆様お礼をくださいました。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
今朝は曇り、明日は本来の季節に相応しい雨になるそう。やや忙しく、微妙に不快なお仕事状況であり、ちょっとした配慮の不足によるご迷惑を掛けたことも反省しましょう。もう過ぎたことなんだけど。狭い範囲、内向きに鬱々と過ごして、ほんま視野は狭くなるばかり。ますますノーミソ硬くなっている自覚も有。不快、おぞましい世間のニュースさておき、ほんの小さな、ちょっとした”佳きこと”を探しましょう。土曜に出したクロネコメール便CD、昨日無事さいたま市に到着との連絡有、中一日ですね。心配は「ゆうメール」書き忘れ、切手はちゃんと300円貼って投函したけど、無事青森市に届いてくださるのか、料金不足のご迷惑をお掛けするのか。本日が一週間のお仕事作業の山場、ここを無事乗り切らないと、あとあとのフォロー大苦労するんです。
一昨日夜、久々拝聴して(やはり)仰け反ったのは・・・Bartok 管弦楽のための協奏曲〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1955年)・・・1990年代初頭に入手したCDは既に処分済、これはパブリック・ドメイン音源より自主CD化したもの。ほんまもんのオーディオ・フアンには笑止千万、それでもこちら安物耳には驚異的鮮明な音質であります。左右分離強調は狙い?コントラバスが左奥から、金管群は右からという不自然(実際そんな配置なのかも)さは効果抜群、正確さと燃えるような情熱が同居して、シカゴ交響楽団は素晴らしき技量とテンション、輝きであります。RCAコンプリート63枚組出ましたね。協奏曲など、ほかのボックスセットとダブるのは仕方がない、CD容量いっぱいに収録すれば半分の枚数でエエじゃないか、という愚痴もオリジナル仕様だから仕方がない・・・半分以上聴いていて、馴染みの音源揃っておりました。(貧しいから買わんけど)残されたほとんどの音源が、良質であったことに驚かされます。
と、いうわけで今週は”フリッツ・ライナー集中聴き”。早速、Beethoven 交響曲第2番ニ長調(1945年ピッツバーグ交響楽団)/交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(1953年シカゴ交響楽団)・・・前者は米コロムビア録音、後者はモノラルだったのですね。(かなり音質状態良好。もちろん自主CD、それも5年程前作成)彼は第4番と第8番の録音を欠いております。(ちなみにRCAはミュンシュでもBeethoven の交響曲全曲録音をしていない)前者ピッツバーグ交響楽団(スタインバーグ前)との録音は57歳、燃えるように強引な疾走、硬質なサウンドに生々しい精気を感じさせるもの。ポイントは後者であって、ステレオ録音にぎりぎり間に合っていないのは残念、スッキリと整ってクールなサウンドに驚かされます。センスとしては完全にモダーン、フルトヴェングラーやらトスカニーニ存命中とは思えぬ知的な演奏であります。
あちこちネットから世評を探ってみると”精神性はない、足りない”との声有。なるほど王道を歩む音楽ファンはBeethoven に”精神性”を求めるのですね。先のBartokには正確精密の中に、ある意味凄みやら入れ込みを感じさせさたけれど、こちら正確精密+クールに整って(曰くありげな)”精神性”はないのかも。バランス感覚ストレート表現、しかしジョージ・セルともカラヤンとも異なって、もっとこだわりはないというか、スポーティな生理的快感を呼ぶもの。1970−80年台のショルティのルーツはここにあったのでしょう、表現としてはもっと素直、飾りの少ないもの。こういった表現こそ、嗜好のツボであります。
では、気分を奮い立たせて行ってまいります。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
日本惜敗。世間が騒ぐほどにサッカーに興味はなくて、実力はあっても本番に弱いなぁ我ら日本人は、そんな感想を漏らしたら世間様に叱られそう。結果的にノートパソコンACER Aspire AS5750のOS8.1+関連ソフト総入れ替え設定+無線LAN親機移動〜昨日は栄迄出掛けて見事な演奏会、充実した週末休みとなりました。こんな気分転換があってこそ、日常お仕事にも精進できるもの。街中では種々イヴェントをやっていて(野外ライヴとか3人制バスケの予選とか)もっと世間一般の事象に興味を持つべし、そんな反省をいたしました。(人の多さには閉口気味)昨夜、無事女房殿帰還、風邪はほぼ快復しているみたい。
今朝もエエ天気、6月中なのに連日30度超えは当たり前になっております。ここ最近、Brucknerを多く聴いていて、生演奏体験こそ画竜点睛、当たり前のことを実感いたしました。
Vivaldi ヴァイオリン協奏曲集「四季」作品8/1-4+協奏曲イ短調 作品9-5「ラ・チェトラ」〜シモン・ゴールドベルク(v)/オランダ室内管弦楽団(1973年)・・・あまりに平易に美しく、こどもの頃から聴き過ぎ、現代楽器、古楽器問わず少々食傷気味な作品であります。この演奏はLP時代からお気に入りでした。・アルモニコとかファビオ・ビオンディとか、さんざん過激なのを経験して一周、こんなオーソドックス生真面目(むしろジミ)演奏に鮮度を感じるのも一興でしょう。奇を衒わず、テンポは落ち着いて(フツウに)美しい。せっかくの8枚組をちゃんと、じっくり聴いてあげなくっちゃ、そんな反省をいたしました。
Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調(1954年)/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調(1957年)/ピアノ協奏曲第2番ヘ短調*(1958年)〜サンソン・フランソワ(p)/ジョルジュ・ツィピーヌ/パリ音楽院管弦楽団/パウル・クレツキ/フランス国立放送管弦楽団*・・・絶品。この間歴史的音源やら、あまり音質状態のよろしくない自主CDをどんどこ処分して、挙句こんなのに出会っちゃうと”コトの本質は別に有”そんなことを痛感しました。第1番の伴奏冒頭は今時珍しいばっさりカット有短縮版、全体に曇った音質から、変幻自在揺れるようなピアノが歌います。ド・シロウトは正確な技巧の先にあるものをChopin に求めて、フランソワにそれをしっかり感じ取れる”官能性”、どれもこどもの頃より馴染みの旋律は妖しく匂って絶品。
”なにかを得た分だけ、なにかを失う。それは誰にもわからない”そんな言葉を思い出しました。
今週の”集中聴き”の趣向を考えておかないとな。安易に無定見、油断すると”ちょろ聴き”になっちまいますから。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
昨日は一日中、睡眠不足感やら疲労感抜けず、俄独り暮らし故の外食に出掛ける気力も出ないまま終了。今朝はそれなり熟睡感も有、早朝(ちょろウォーキング兼)コンビニにオークションCD送付に行ってまいりました。OS入れなおしたACER Aspire AS5750(8.1/メモリ6gb)は無事、すべてのカスマイズを終え快調です。変更点いくつか、ウィルス対策ソフトは「ALYac Internet Security」へ。「KINGSOFT Internet Security」も悪くないけど、eMachines E732Z(7/メモリ4gb)に入れているし、いろいろ試してみましょうといった趣旨であります。.flacと.ape音源確認用ソフトは、WMPにパッチを当てて流用していたけど、MediaMONNeyへ変更。他、人様に安易に云えぬ種々多彩なワザ(フリーソフト中心)駆使して日常使用環境整理〜これがノーミソ鍛錬でっせ。
いろいろ悩ましい(高い!でも2年間解約できない)NTT光+Yahoo!BBのネット回線に、FONの無線LAN(ソフトバンクが無料で配っていたものを格安入手/FON本国に申請して登録クリア)を使っているけど、キッチン食洗機上配置がよろしくないのか、パソコン・オーディオ部屋受信電波が弱い。こちらは音源データ・ダウンロードは途中で落ちてしまうし、ここ最近ドスパラ・タブレット(NEXUS7に改造)はネット受信確立できません。タイムアウトに。昨夜、思い立って1mほど場所移動、食器棚上へ〜シロウトには壁障害は同じ?ように思えるけど、結果抜群の改善!受信アンテナ全部立っていて、ちょっとした工夫が日常生活を改善させるものです。
本日はお誘いがあって演奏会行き。演目予習はBruckner 交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版)〜ロベルト・パーテルノストロ/ヴュルテンベルク・フィル(ロイトリンゲン2000年ライヴ)・・・全4楽章計85分超え、CD2枚に渡る贅沢収録(一枚目は31:36)でっせ。この間、会場残響の長い脚を活かし、”無為の為”≒自然体の極北みたいな風情を賞賛してまいりました。全集中最大の山場である”第8番”も同様の風情に間違いなし。ゆるゆる淡々粛々、力みのない世界が延々と継続して・・・いまいち起伏というか変化に乏しく、枯れて薄味印象強過ぎ。もともとオーケストラは個性的な色気を誇るものでもなし、この長丁場をゆったり愉しむには聴き手の気力体力不足だったのかも。全曲聴き通すのに苦痛はなくて、半分うつらうつらしつつ全曲〜嗚呼、ちょっと盛り上がり足んねえなぁ、といったところ。とくに(大好きな)第3楽章「Feierlich langsam, doch nicht schleppend(荘重にゆっくりと、しかし引きずらないように)」に於ける、天国的な陶酔が出現せぬのは残念無念、それでも28:37ゆったりできる。
Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜カルロス・クライバー/ウィーン・フィルハーモニー(1975年)・・・泣く子も黙る著名なる名演奏!もう40年前でっせ、特別なファンでもなくて彼の種々怪しげ音源も含め、ほとんどCDは処分済。彗星のように駆け抜けた人生(1930- 2004)といったイメージかな?その名声や評価に反して、いちども「音楽監督」的な立場に就いたことはなくて、”云々全集”的系統的録音も存在しません。レパートリーは狭かったんだな。駅売海賊盤(恐縮)は5年程前にコメントしていて、珍しく印象の変化はありません。粗っぽいほどにヴィヴィッド、一気呵成の勢い、アツいテンション溢れる演奏であります。イメージ的にほとんどライヴ。優雅なウィーン・フィルとはイメージ一新!ウィンナ・ホルンの強奏はたしかに”それ”なんだけどスポーティ、余情を排したテンションの高さ持続して、とてもだけど次の第7番に進めない・・・オジサンは疲れました。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
心身のバランスがよろしくない?11時半頃就寝して、目覚めたのは深夜2時半頃、2時間ほど音楽聴いたり、健康番組の録画を眺めたりしたあと二度寝。結局いつもの時間に目覚め、ご近所コンビニ迄ウォーキング兼ねてヨーグルトを入手しました。新聞熟読、カルい朝食はいつもの生活リズムであります。幸い膝は軽快、激しい運動をしたワケじゃないのでどこも痛くありません。爽快な空気と天候の週末休み。先週出品したCDオークションは今朝締め切り、けっこう入札ありました。ついでに売れ残りも動いてくれんか、そう願ったけれど状況は変わらず。
やはり山本さんの記事関連から、Mahler 交響曲5番 嬰ハ短調〜ルドルフ・シュワルツ/ロンドン交響楽団(1959年頃)・・・久々拝聴。3年ほど前にCDは処分済、既にパブリック・ドメインになってネットより音源入手可能となっておりました(俄に自主CD化)。もともと独逸の人らしいから”シュヴァルツ”、英国に帰化したんだったら”シュウォーツ”と思うんだけどな、ま、世間呼称に従っておきましょう。往年のEVEREST録音は驚異的な鮮度、ほとんどネットより入手可能な時代となりました。結論的に以前の印象とほとんど変わらない。
ロンドン交響楽団がほんまに上手いオーケストラになったのは1970年代、プレヴィン以降とのこと、この時期のアンサンブルは微妙にユルいというか、よく鳴っていてもノンビリとした風情漂います。中庸〜ややゆったりめ、余裕のテンポ設定、おそらくはルドルフ・シュワルツの表現個性でもあり、あちこちのパート遅れたり、ズレたり〜あとは嗜好の世界。優雅、味わい系、穏健派という見方もできると思います。アンサンブルは整っているけどスカみたいな演奏、ってありまっせ、いくらでも。
昨日中途半端聴きになったもの、しっかりラスト迄拝聴。Mahler 交響曲第3番ニ短調〜サイモン・ラトル/バーミンガム・シティ交響楽団/合唱団/ビルギット・レンメルト(a)(1997年)・・・一部オーケストラがヘタ過ぎる!といった声も有?別にその辺りは気にならない水準でしょう。音質も悪くない。しかし、このこだわりのなさ、スムースな流れ、”上手い”(というか卒のない)表現は耳をすり抜けていくばかり。この作品特有のウキウキとした愉しさ、幸せな熱気を感じ取れないのは、聴き手の感性摩滅なのかも。できれば葬式で流して欲しいほどお気に入りである終楽章「ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて (Langsam. Ruhevoll. Empfunden.)/愛が私に語ること」〜美しいけど、さらさらと表層を流れて、万感胸に迫らない。
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無為無策というか、ACER Aspire AS5750にOS「8.1」再セット・アップ〜個人ファイルのバックアップにはiPodClassic大活躍!なんせ容量デカいっすから。先日3,240円ミニノートにLinux(Zolin)入れたようなスリリングはなくて、予想通りデフォルトの「8」迄はカンタン、そのあとのアップ・デート、更に「8.1」化にたっぷり半日掛かりました。ほぼ9割程度かな?個人仕様完了迄。あまりストレス解消になっておりません。
さらば”hao123”。二度と顔出すなよ。
オークションCDは本日締め切り分計12枚分落札され、ちゃんとすぐ連絡もあって、2枚残して送付済。ところが7枚組ポストに投函したあと「ゆうメール」明記忘れたことを思い出しました・・・日本郵便は300円切手の意味を理解して下さるでしょうか。無事、届くことを祈りましょう。すべての送付物に(もう聴かない)「自主CD」オマケ付きムリヤリ添付、受け取ったほうもきっと、ご迷惑でしょうね。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
本日、自分主催行事対応終日。けっこう大掛かりでして、いちおう昨日事前準備は完了しております。あとは本番力をどう発揮するかでっせ。朝は青空に爽快な空気、残念なのは女房殿の風邪咳症状揺れ戻し、本日大阪実家行き判断は迷うところ。
ACER Aspire AS5750のChromeのトップページ”hao123”化、昨夜数時間格闘、あちこち対策打っても改善せず、絶望的。レジストリ・クリーナーも、一時的に種々SpyBot対策ソフト、AdAwareソフトを稼働させてもアウト。万事休す、これってけっこうストレスでっせ。ネットにて検索すると似たような経験をされている人はいるのですね。この際OS(8.1)を最初っから入れ直すか。OSクリーン導入から始まって、自分好みの状態に設定する作業(OS以外、ほぼすべてフリーソフト使用)って、初心、原点というか、ストレス解消になりますから。要らぬレジストリのカス、いっぱい溜まっているみたいだし。
先週今週辺り”云々集中聴き”休止しているけど、あかんなぁ。どうしても”中途半端聴き”、”ちょろ聴き”になりがち。今朝も(早朝覚醒前から、ノーミソに旋律浮かんだ)Mahler 交響曲第3番ニ短調〜サイモン・ラトル/バーミンガム・シティ交響楽団(1997年)第1楽章(のみ)拝聴中・・・ウィーン・フィル・デビュー(1993年)第9番のように、前のめりにオモロい(若さみたいな)のもあるけど、一般にこの人のMahler はビミョーな印象っす。オーケストラの技量、音質的にもさほどの不満もなし、妙に腰が定まらないというか、テンポの揺れに必然性を感じません。33:29なんとか聴き通したけれど、ここにて中断。ほんまはしっかり全曲拝聴すべきなのに、こんな不遜な音楽への姿勢を反省するばかり。
ほかも”ちょろ聴き”ばかり(”hao123”のせいかも)。Ravel 古風なメヌエット/クープランの墓/マ・メール・ロワ〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1976/1975/1971年)・・・これもCD一枚分ラスト「ダフニス」第2組曲前に中断。お仏蘭西風お色気路線、精緻緻密神経質方面に非ず。オーケストラの暖かいサウンドを活かして誠実ていねい、自ずと浮かび上がる作品の魅力、表現にムリムリがなくて、結果オーケストラの個性・実力が素直に表出されるのでしょうか。若い頃の録音を聴いても、ほとんど印象は変わらない。
山本さんの記事に触発され、Brahms 交響曲第2番ニ長調〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ウィーン交響楽団(1959年)・・・これも不遜に第1楽章のみ拝聴。旧全集も既にパブリック・ドメインになりました。前回拝聴時に印象がはっきりせず(フツウの演奏?)、今回は音質ワリと良好なこと(中低音が厚い)、オーケストラはマイルドというか、腰のない柔らかさ、甘い音色が意外と悪くない個性と感じました(だったら全曲聴けよ!ってか)。
では、行ってきます。本日なんとか乗り切って、パソコン再設定やら、中途半端になった音源再聴を狙いましょう。
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無事、行事対応完了。やはりヴェテランは本番にツヨイ!(自称)朝一番から夕方迄立ちっ放し、膝がたがた、笑っております。精神的には充足して、カラダもノーミソもクタクタ。女房殿は大阪行きを強行したらしく、帰宅すると不在でした。シャワー浴びてすっきり、テレビ・ドラマをぼんやり眺めております。”hao123”事件はその後、出現したりしなかったり・・・いったいなんやねん!もうちょっと様子を見ましょう。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
細かい傷やら失敗、不満不快いろいろあるけれど、まずは狙い通り順調なお仕事なのでしょう。マイナーな取引先担当、それで人並みに稼ぐんだから当然、お仕事の幅が広がるのは当たり前。それをほぼ無残業クリアするんだから文句ないでしょ(その代わり一時間早く出勤しているけど)。定時終了を目指してあらゆるお仕事段取りを組む(工夫する改善する)ということでっせ。マネージャー職から降りているので、他の人のお仕事進捗管理しないから、それは可能です。
昨夜、某音源データ・ダウンロードして大失敗!ちょっと怪しいなとは思ったけれど、一箇所チェック漏れがあったらしく”hao123”(しかも中国版)が(ノートパソコンACER Aspire AS5750)Chromeのトップページになってしまって、そこは(自称)ヴェテラン、設定2箇所変更すれば・・・直りません。レジストリか?”hao123”を検索掛けて、それらしきところ削除してもアウト。今朝、同じ環境にしている(メールアドレス同期している)eMachines E732Zでは大丈夫だから、なんらかの常駐ソフトがあるということですね。週末はその駆除を宿題としましょう。
歴史的音源見直しシリーズ継続。Mozart レクイエム ニ短調K.626〜フェレンツ・フリッチャイ/RIAS交響楽団/室内合唱団/ベルリン聖ヘドヴィヒ合唱団/エリーザベト・グリュンマー/ゲルトルーデ・ピッツィンガー/ヘルムート・クレプス/ハンス・ホッター(1951年)・・・作品そのものが名曲中の名曲!限られた楽器編成、冒頭バセット・クラリネットの和音から絶品安寧の旋律、声楽が入ると心洗われ、涙溢れる〜この感慨はこどもの頃から変わらぬもの。使用CDRから類推して、もっとも初期自主CDは意外と音質良好(疑似ステレオらしい)。専門筋のご指摘によると入祭唱ソプラノの歌詞やらピッチがおかしいとのこと、こちらド・シロウトには些細な傷など気にならず、合唱団の洗練されたアンサンブル、ハンス・ホッターの暖かい声に感銘持続いたします。もっと状態良好なる録音、軽快なリズム感による古楽器演奏、清冽クリアな声楽〜そんな演奏は幾種も棚中にあるのに、それに比肩する価値有、そう確信いたしました。(写真はPROC-1306)
Mozart セレナーデ第10番 変ホ長調K.361/370a〜ウィーン・フィル管楽グループ(1953年)・・・著名なWestminster録音による”13管楽器のためのセレナーデ「グラン・パルティータ」(大組曲)”。のちのステレオ録音以前、ひと世代前のウィーン・フィル・メンバーによる絶品演奏であります。音質も現役水準。なんともいえぬ暖かい、余裕の間、色気と愉悦をたっぷり堪能させて下さる演奏であります。ここで時間切れ。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
週半ばへ。曇り空、今にも降りそうな重い空であります。今週末はラスト大きな行事があって、幾度経験して準備も慣れたものだけれど、前職場と異なるのはとにかく”個人任せ”〜別に悪気はなくて、お願いすればお手伝いも誠実にしてくださるけど、基本”組織行事”の感覚ではなく、各々個人頑張ってね、みたいな職場文化と歴史なのでしょう。出羽守にならぬよう、冷静に、批判的精神を保ちつつ過ごしたいものです。女房殿はかなり快復、週末は大阪実家に行く予定、なんとかなることでしょう。
Villa-Lobbos ショーロ第8/9番〜ケネス・スカーマーホーン/香港フィル(1985年)・・・暗鬱晦渋なShostakovich、眉間にシワ寄せつつ悠然たるスケールを誇るBrahms も良いでしょう、しかし自分の嗜好本流はこちらなのだな。そんなことを昨夜考えておりました。東洋片隅のド・シロウトが連想するところの”アマゾンの密林”〜湿っぽい高温、極色彩の小動物、鳴き声、うねうね殆ど動かないとろり粘着質な大河〜そんな情景を連想させる未知の世界、西洋、東欧露西亜、もちろん日本とも話法が根本から異なるエキゾチックな旋律サウンドに痺れます。NAXOS初期、もともとMarcoPoloだったCDは1985年録音、亜米利加の指揮者と香港のオーケストラといった趣向にも興味津々、けっこう上手くてサウンドに厚み雰囲気もたっぷり。驚くべきは鮮明な音質、奥行き広がり鮮度充分、名古屋郊外新興住宅街賃貸マンションの一室に南米大自然がやってまいりました。最高。
貯まり過ぎた自主CDは、とくに音質不如意なものを処分(オークション落札されたらムリヤリ同包しちゃう)すべく、在庫再確認中。とくに5年程前はMozart の歴史的音源を多く作成しておりました。廃棄覚悟で再聴したら・・・これがけっこうGood!例えばMozart 交響曲第33番 変ロ長調K.319(1954年)/第36番ハ長調K.425「リンツ」(1955年)/第39番 変ホ長調K.543(1954年)〜オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団・・・彼の代表作であるBrucknerは嗜好から外れ、3種あるBeethoven の交響曲全集にもいまいち食指が伸びない・・・クーベリック同様、ベルリン・フィルよりバイエルンのほうが絶対に(相性)佳い!ここでも端正、変化の少ない表現(陰影充分)にていねいな仕上げ、コクのあるオーケストラのサウンドあいまって、ほとんど理想的な保守本流の演奏に至っておりました。音質も(怪しげネット音源.mp3流用自主CDでも)かなり良好。
では、本日も元気で行ってまいりましょう。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
いつもと変わらぬ一日のお仕事を終え、帰宅したら女房殿は風邪に倒れておりました。途中起きだしてテレビなどちょっと眺めた後、再び就寝〜早朝入浴できるくらいまで無事快復、先週末自分もやや頭痛があったのは風邪症状だったのか。朝晩涼しく、昼は既に猛暑、こんな気温差が体調を崩す一要因になっているかもしれません。お仕事人間関係(地域や職場風土文化の違い)ストレスもあることでしょう。こちら毎週火曜水曜は休めぬお仕事fix体系故、体調管理は重要です。昨夜も夢見悪かったなぁ、筋は忘れたけれど妙に薄暗く、ジメジメした場所に種々人間関係があったような・・・実際の毎日の反映?ま、毎日粛々と宿題をこなして、前向きにいくしかないでしょ。
Rachmaninov パガニーニの主題による変奏曲〜タマーシュ・ヴァーシャリ(p)/ユリ・アーロノヴィッチ/ロンドン交響楽団(1976年)・・・1933年生まれの名匠も指揮者になってしまって、既にかなり高齢、現役かどうか微妙。アーロノヴィッチも亡くなっております。DG不遇のRachmaninov ピアノ協奏曲全集は、じつは(音質含め)ヴェリ・ベストを争うべき高い完成度、露西亜的憂愁より、洗練され品の良い技巧の切れを感じさせる完成度であります。時に若手が技巧のみ表層を流す演奏を見掛けるけれど、稀代の甘美旋律をバランスよく、美しく仕上げて絶品。アーロノヴィッチが雰囲気たっぷり、プレヴィン時代のロンドン交響楽団を率いておりました。(写真はDG 4579062/ベルマンの前奏曲併録)
昨夜、自主CDを整理していて気になったもの拝聴。Mahler 交響曲第1番ニ長調〜パウル・クレツキ/ウィーン・フィル(1961年)・・・以前所有していたCDはとっくに処分済、意外と最近ネットより音源入手した自主CD也。驚くべきは音質、最近CD単価を上げるべく高品質CD再発(じつは原音は素晴らしかった!)相次いでおりますよね。ステレオ黎明期にはあちこち、けっこうクリアな録音実現していて、ここでもアンサンブルのクール精緻な整え方、スリムなサウンド、集中力をたっぷり堪能可能。日常座右において作品を愉しむべき完成度〜唯一、最終楽章ラストのカットに愕然とするのは残念。ついでに交響曲第5番 嬰ハ短調より「アダージエット」(フィルハーモニア管弦楽団1959年)も聴いておきました。音質的にはやや落ちてヒスっぽいけど、粘着質情念系に非ず、クール精緻な美しさ、静謐は路線変わりません。
では、行ってきます。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
さて、新しい一週間の始まりはどんより曇って涼しい感じ。これから晴れて30度Cになるそう。今週、金曜日には取引先呼んで大きな行事有(自分主催)、日曜は演奏会です。一昨日、ご近所初老夫婦がやっている床屋さんへ(先月は渋谷のQBハウス)〜爺さんの腕はたいしたもの、理想的な短さに刈って下さいました。婆さんの髭剃りも爽快。昨日、女房殿は(別店にて)ヘッド・スパとやらに行っておりました。あとは引き隠り気味。
余人には理解し難い”ネット取得音源整理”継続、全体の1/3弱完了〜気になった音源どんどこダウンロードして(DVD)保存、それをもう一回見なおして(場合によっては解凍閲覧)ほんまにこれから聴きたいものを確認、抜き出して印刷するヲタク作業。同じ音源ダブりはかなり発見、すっかり失念していたり、どこにいった?探していたものがみつかったり、けっこう愉しいものです。動き鈍すぎるオークションCD出品追加し、夜、先週発見して感激したご近所和食の店、再訪。贅沢三昧でっせ。
そういえば床屋さんのお向かいの小さな洋食屋?撤退して空き家に(そのうち行ってみようと考えていた)。わずか1ヶ月位のあいだに状況変化しておりました。
Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調 WAB.104(第2稿/ノヴァーク版)〜ロベルト・パーテルノストロ/ヴュルテンベルク・フィル(ロイトリンゲン1999年ライヴ)・・・こどもの頃、ワルターの名盤を聴き過ぎたせいか、全集中もっとも苦手な作品に至っておりました。初版の粗野な作品風情は気に入った(シモーネ・ヤング)し、先々月だっけ?著名なるカール・ベーム/ウィーン・フィル(1973年)はオーケストラの圧巻威力に降伏いたしました。会場残響の長い脚を活かしたこの全集はどれも素晴らしいけれど、久々作品そのものに目覚めるほどの感銘有。冒頭、遠くから木霊するホルンから深呼吸状態、各パートは融け合って豊かな響きが形成され、パウゼをたっぷり取って残響の余韻をしっかり噛みしめる〜アンサンブルは精緻とは云えぬでしょう。オーケストラはさほどに魅力ある個性を発揮しないけれど、豊かな残響百難隠す!聴き手をリラックスさせ、ムリムリな力み一切出現せぬ自然体。ライヴだから微細なミスタッチ有(それがどーした)全67分、稀に出現する会場ノイズ、ラストの拍手含め、聴き手を陶然とさせ、ヴァインガルテン・バジリカ(17世紀)に連れ去って下さいました。
11枚ボックス、これ一枚でも充分ペイする価値有。愉しみはまだまだこれからでっせ。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
引き隠りもよろしくない、昨日昼から「第1回手羽先サミット2014年」へ。金山は地下鉄〜名古屋駅の混雑を嫌ってここ最近、千種JR乗り換え時に通りかかったことがあるのみ、縁あって住まうことになった名古屋に少しでも馴染もうといった趣旨であります。狭い販売露天に行列たいへん、天気は回復してビールも美味かったけど、どの店選ぶ?ほどの余裕なし。いちおう二千円分チケット買って、相対的に空いている列に並びました。売れない(これから売れる)若手アイドルグループ演目舞台もあって、若い人々が多く集っておりました。(我ら夫婦は最年長組?っぽい)なんせ博多に愛着あるので、博多の某店に一票!というか、ほとんどそれしか喰っていない。中途半端なハラ具合になったので、回転寿司に寄ってから帰宅へ。
手羽先にもさほど熱心ではないけど、外出する、多くの人々、息吹と接する、新しい街を経験するというのは大切なこと。充実した休日となりました。昨夜は早々に眠くなって熟睡、今朝早朝覚醒〜ウォーキング後、Brucknerを拝聴して【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新。それとは別に昨夜聴いたのは〜
Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(1878 version, ed. Nowak)〜朝比奈 隆/大阪フィル(Live, 25.1.1978/旧大阪フェスティヴァル・ホール)・・・・・・3年前、あまりよろしからぬ印象を得ていたもの。
悠然とした間、深い呼吸、しっかりとした足取りとリズム、ここぞという時の迫力、コレに尽きるのでしょう。入り込めば感銘は深淵なり・・・しかし!・・・我が貧者の(人民中国製)極小ディジタル・アンプでは、あまりに各パートの粗(あら)がしっかり見えてしまって、響きは融け合わない。つまり、オーケストラの技量がモロに表出されてしまって、ひじょうに聴き続けるのがツラいっす。とくに終楽章(2011年8月「音楽日誌」より)
これが3年を経、例の如し縦線のズレ、アンサンブルの粗さ、各パートの弱さ〜乗り越え、感銘深く受け止める不思議。悠然とした間、深い呼吸、しっかりとした足取りとリズム、ここぞという時の迫力、恣意的変化技皆無、んもうひたすら一生懸命演ってまっせ(只管打坐)!オーラ満載、入魂の演奏しっかり伝わりました。36年、ひと世代前やなぁ、妙にリアルなライヴ感満載に満足。
ほんまの総選挙より盛り上がる「AKB総選挙」。女房殿の「さしこ連覇」予測ハズレ、まゆゆ悲願の頂点へ!時代はウケ狙いから保守本流か。彼女、はきはきして好感が持てました。ご当地SKEメンバー上位進出、NMBの不振ぶり目立ちましたね。柏木由紀(第3位)投入で、HKT盛り上がりの再来を狙う戦略でしょうか。正直なところ、ほとんど顔と名前は一致せず、オジサンには見知らぬ可愛らしいお嬢さんたちばかり、平和でよろしいこと。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
なんのトラブルもなく今週終えました。断続的に凄い雨、夜半の予報を信じて大量洗濯物をベランダに干したら、雨は降ったようで今朝のウォーキングの地面は、かなり濡れておりました。やや睡眠不如意、途中覚醒有二度寝、体調少々よろしくない。梅雨らしい梅雨の季節であります。鬱陶しいけど、降るときには降らぬとあとがヤバい。今朝の朝日新聞は例の”PC操作事件”佐藤弁護士一面インタビュー、結果として悪魔を弁護することになっても、そこは弁護士。こんなこと明らかにしてもよいの?というくらい経過を率直に語っていて”アイツ、いかにも悪そうな顔してた”今更野次馬的世論に対して、自分の立ち位置を明確にしておりました。その真摯な姿勢に学びたい、立派な人でっせ。
(ヲタク趣味)とくに昨年転居してから極端にヒマになって、貯めにに貯めた音楽ネット音源数年分(DVD保存)整理、ようやく初期のもの着手出来。興味あるもの、ほんまにいずれ聴きたいもの、全曲中一部のみ拝聴したものの残り、それを抜き出して自家製A4用紙より作成する紙箱外側に印刷するのみ(各々のDVDには収録ファイル+メモ有)。なんせ時系列アト・ランダムに焼き込み保存しているのみ、いまとなっては興味を失ったものもたくさんあるんです。昨夜完了は22枚、Beethoven 交響曲全集4種(興味あるのは3種)、Schumannの交響曲も全集2種有、Brahms だって数種、興味ある英国音楽は20種ほどになるかも。そりゃ聴けんわな。残り10箱ほどあって、日々増殖中。今朝、パソコン・オーディオ部屋の無線LAN受信状態よろしくない。前機種AspireRevo時代もそうだったから、マシンのせいじゃなかったのだな。
Bach ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041/第2番ホ長調BWV1042/2台のための協奏曲ニ短調BWV1043*/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調BWV1001〜ララ・セント・ジョン(v)/スコット・セント・ジョン(v)*/ニューヨーク・バッハ・アンサンブル(2001年)・・・20年程前のオイストラフは遠い記憶(棚中現役/聴くのが怖い)、名前が珍しい(ララ・聖ヨハネ?)カナダ出身の若手?らしい(1971-写真かなりセクシー)。かなり明朗快活雄弁な現代楽器であり、ヴィヴラートは控えめ、リズムは引き締まってヴィヴィッド、センスはモダーンであります(楽器はGuadagniniとか)。骨太と言っちゃ誤解を生むかな?オーケストラはごく少人数のもの、通奏低音(チェンバロ)はワタシの耳には聴こえず。直接音を中心としたオン・マイクなサウンドは鮮明、しかしバロックだったら雰囲気たっぷり、豊かな残響を求めたいところ。いずれ21世紀にふさわしい新鮮なBach であります。来日してますよね。(個人的嗜好としてはやはり古楽器演奏方面かも)
豊かな残響といえばこちらBruckner 交響曲第1番ハ短調 WAB.101(リンツ稿/ノヴァーク版)〜ロベルト・パーテルノストロ/ヴュルテンベルク・フィル(ロイトリンゲン/2004年録音)・・・世間の賞賛鳴り止まぬ全集より。この時点HMVレビューは70件、平均点以下の評価はわずか8件、知名度に左右されぬ日本人リスナーの審美眼はたいしたものでしょう。かつてゲオルグ・ティントナーにて全集を拝聴していた頃は”未整理な作品”との印象有。第1楽章「Allegro」にはWagnerが木霊して、しっかり聴き応えのある50分也。豊かな残響百難隠す!的、会場の瑞々しい反響を活かして(おそらくはアンサンブル細部を整えるはとても難しい)息の長い、落ち着いて味わい深い、むりむりエキセントリックな表現から遠い・・・これぞド・シロウトが想像するところのBrucknerであります。人口わずか11万人ほど?独逸の地方都市でこんな日常演奏が存在するのですね。(3年程前2011年に第7番へのコメント有)
2014年6月某日/●復活と整理の日々
事務職に働きに出てほぼ一ヶ月、女房殿は体調あまりよろしくないらしく、心電図など詳細検査中、たんなるお仕事疲れ、心労であることを祈りましょう。これから元気に引退後の生活に臨まなくっちゃ。今朝自分も目覚め(夢見)よろしくなく、ムリヤリ重い体調に雨も上がった朝はウォーキング再開、3年程前、猛暑の夏+連続出張出勤40日ほど、肺炎に倒れ(実際は休まなかった/ほとんど這うように出勤継続)体力快復を狙って以来の習慣であります。朝起床時の腹筋+腰のストレッチは5−6年継続しているかな?ぐずぐず言いつつ、こんなジミな継続にて辛くも、健康を維持できているのでしょう。そしてこの「音楽日誌」(≒愚痴)毎朝執筆はノーミソの健康に効果・・・あってほしい。
本日は昼から取引先へ。これにて一週間乗り切りましょう。
Dvora'k 交響曲第7番ニ短調〜カルロ・マリア・ジュリーニ/ロンドン・フィル(1976年)・・・先日の(妙に疎遠空虚な)「新世界」にガッカリしたリベンジ、作品そのものにもやや馴染み薄い〜もう10年スパン?ズデニェク・コシュラー全集(スロヴァキア・フィル)を揃えて拝聴したけど途中挫折、初期作品をクリアできなかった記憶うっすらと有。1977年「新世界」(シカゴ交響楽団)とほぼ同時期なのに、こちらたっぷり悠然、親密な歌を堪能いたしました。(この印象違いは?単なるカンチガイ?聴き込みの浅さ?閑話休題それはさておき)音質も良好。これも第8番第9番に負けぬ名曲やなぁ、第3楽章「Scherzo: Vivace - Poco meno mosso」なんて、ほとんどスラヴ舞曲集の懐かしくも切ないテイスト満載。いよいよ全曲拝聴すべき春来る、ということかも。
続けて(勢いに乗って)Dvora'k 交響曲第1番ハ短調「ズロニツェの鐘」〜ヴィトルド・ロヴィツキ/ロンドン交響楽団(1970年)・・・往年のポーランド巨匠(1914-1989)PHILIPSの全集欲しかったけれど入手機会得ず、これはネットからの(LP板起こし掟破り)音源であります。若い頃LP時代ノイマン/プラハ交響楽団(?)のモノラル録音を聴いていたような・・・当時は(意外と最近迄)質より価格、まず音として音楽を聴くことを優先しておりました。全曲53分ほど、初期作品はけっこうな大曲であり、後の人懐こい旋律はあまり出現せぬものの、立派な構成を誇る作品。単なる習作の粋を超え、堂々たる”聴かせる作品”(とくに終楽章「Finale. Allegro animato」は圧巻)に仕上がっているのはロヴィツキの成果か。フランソワのProkofiev協奏曲のバック(フィルハーモニア管弦楽団/EMI)も立派な仕上げだったし、当時ロンドンの楽壇には頻繁に登場していたのでしょう。音質も良好。驚きの完成度。
では行ってきます。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
梅雨入り。四国では大雨避難、こちら東海エリアも激しい降雨予測が出ております。朝、小雨っぽいのでウォーキング強行狙ったけれど、断念いたしました。仮にどんなに荒れ狂った天候でも通勤は徒歩5分、影響はありません。涼しく、本来の気温に戻ったのはありがたいもの。もっとも憎むべき幼児虐待のニュース連続に暗鬱としつつ、日々のお仕事消化はそれなり順調(かな?細かい齟齬抱えつつ)でしょう。体調もまぁまぁ。
今朝の朝日新聞。”出羽守”という言葉を初めて知りました。3人の意見は論点がばらばら、なんともわかりにくい感じ。今時そんな人いるの?って、知らず、自分の狭い見聞を基準に判断していることは多いかもしれない。欧米では、露西亜では、中国では〜云々、国際情勢は混沌として日本の立ち位置も難しくなっております。
演奏会に誘われた(演目)流れから、 Bruckner 交響曲第8番ハ短調 (1887/90 mixed versions, ed. Haas/Live, 23.8.1976)〜朝比奈隆/大阪フィル・・・伝説のDisques Jean-Jean全集より。3年程前拝聴した記録が残っていて、記憶ではオーケストラはへろへろ、アンサンブルがたがた〜もういいや、みたいな感じ?これが、第1楽章の物々しい雰囲気の説得力から一気に引きこまれて、2日掛けて全曲(震えるような)感動を以って堪能いたしました。
骨太であり、スケール大きく、悠然とした”間”、呼吸、リズムも深い。大阪フィルは善戦しております。生体験はさぞや!という感動は想像に難くない。1970年代、未だ日本にてBruckner受容がそう進んでいない頃、こんな圧巻の貫禄横綱相撲演奏が実現していたことに驚きます・・・管のピッチが気になる、弦が少々薄い、縦線が合っていない〜そんなことは指摘可能でしょう。それを凌駕する真摯な熱気、この名曲を壮絶な集中力にて乗り切った演奏に敬意を表しましょう。音質も自然な会場サウンド(神戸文化ホール)が捉えられて、現役水準と思います(ちょっと評価甘いかな?)
〜これが3年前のコメント引用。生来の天邪鬼体質故、あまりに世間が持ち上げるので生前、あまり朝比奈さんの演奏を聴く機会を得ず(廉価盤出なかったことも有)、数少ない在庫CDもほとんど処分済。日常聴きに相応しくない、あまりに荒削りな演奏と思うけれど、これはこれでひとつの完成形なのでしょう。音質印象も上記通り、揺るぎなし。たしか、同じ全集中第5番、第7番には厳しい感想を抱いたような?・・・確認しなくては。受容できる音楽の質、変化している自覚有。
通常使用しているセゾン・カードの永久不滅ポイントがamazonのギフト券(有効期限2年)に交換できることを発見。肝心の欲しいものがみつかりません。そういえばスピーカー(ONKYO D-102EX)交換そろそろ一周年だな。わずか伍阡圓、ほんまに有益な、毎日活用する”生き金”でした。本日も元気で行ってきます。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
音楽好きだけど、テレビドラマも大好き、ぼんやり眺めるのもナニだし、もうちょっと自分なりコメント、分析したほうがよろしいかな。主役の魅力はもちろんだけど、脇役、悪役、直接の筋とは関係ないお決まりの息抜き場面に注目したいもの。自分はもう後期中年≒サラリーマンの晩年生活を安閑と過ごしているけど、どの世代階層に受けるか、というのもキモなのでしょう。NHKはスポンサーの意向を受けないせいか意欲的なドラマが多く、昨夜最終回を迎えた「サイレント・プア」も印象的。現代の貧困と向き合う社協のコミュニティ・ソーシャルワーカー(CSW)の物語。毎回の諸問題への焦点の当て方の上手さ、その解決の道を探る真摯な態度。ふかきょんがあまりに無垢な精神+美貌+阪神大震災にて受けた心の傷〜こんなうまい話ありまへんで〜的ツッコミを許さぬ説得力有(すっかり大ファンになりました)。周辺の女性も別嬪はんばかり、ドラマは娯楽なのでこれでOK。最終回の大団円+淡い恋の予感も悪くない。
このドラマの良さは役柄と実年齢がちゃんとリンクしていること。最近の刑事ドラマは、いくら若作りしても見た目、絶対還暦過ぎてる!人(公務員ならとっくに退職)多く登場過ぎ、俳優さんが払底しているのかも。こんなどーでもエエこと言えるような日々の余裕であります。本日は昼から雨か。2枚@1+送料82円駅売海賊盤昨日送り出して、CDオークションは動き止まっております。補充せんとなぁ、ここ最近、溜まりすぎた”自主CD”〜5年前?開始したころ、フリー音源が嬉しくてどんどこ作成したものは聴く機会もなくて、稀に確認しても音質不備ばかり気になりました。”溜め込むこと”(所有すること)が主眼じゃないので、その整理もぼちぼち始めましょう。
Brahms 交響曲第2番ニ長調(1956年)/アルト・ラプソディ(1962年)〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団/合唱団/クリスタ・ルートヴィヒ(ms)・・・これはBOOK・OFF@250入手した(恥ずかしい)駅売海賊盤。残り第1/3/4番は自主CD化したけど、音質不備に愕然とした代表例となります(同時期カラヤン/フィルハーモニア録音も在庫整理決意)。現在だったらもっと状態のよろしい音源はネットから入手可能でしょう。おそらくはLP板起こし音源はかなり状態よろしく、これなら日常聴きに相応しいもの。一週間に三種(モントゥー、チェリビダッケ)連続聴きして、その個性の違いを堪能いたしました。もう”Brahms 苦手”に非ず、嗜好はすっかり変化いたしました。チェリビダッケ以来、テンポ感覚がヘンになって、快速以外はフツウに感じる今日このごろ、全体に特異なテンポ設定、表現に非ず。落ち着いた味わい、ほのかに浪漫香るといった渋い表現は、オーケストラの明るいサウンドに似合っていることでしょう。あちこち明るい音色で存在を主張するホルンはデニス・ブレインとか。(写真はTOEC-13130)
ここで時間切れ、行ってきます。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
自業自得も含め、鬱々とした一進一退なる日々。種々実務失敗に教訓を得、学ぶことにいたしましょう。今朝の朝日新聞、原発事故の先の見えぬ対応詳細載って暗鬱としたけれど、一番光った記事は90歳女性の投稿、富山から東京へ、環境変わると高齢者は一気に衰える〜そんなことを心配したけれど、都会の便利さ、新しい出会いを満喫しているとのこと。ノーミソ柔軟さこそ肝要。とくにオトコ世界は狭い範囲の価値観に閉じこもりがち、そんな日々にメール有。Philharmoniker Wien NagoyaのBruckner行きませんか、とのお誘い。
2014年6月15日(日)13:30〜第2回演奏会(愛知芸術文化センター コンサートホール)ヨハン・シュトラウスU世作曲 皇帝円舞曲 他2曲/アントン・ブルックナー作曲 交響曲第8番 ハ短調/指揮 カール・ヤイトラー〜演目も文句なし。生演奏は音楽拝聴基本のキですから。偶然そのサイトを拝見すると2014年9月21日(日)14:00〜「東日本大震災復興支援チャリティ第九演奏会」ご近所(歩いていける)長久手市文化の家森のホールにて有。情報はあちこち転がっているけど、求めて探さぬと見つけられないものです。(先月5月の長久手フィル演奏会、行きそこねました)
暑いですね。明日から雨らしいけど梅雨入りなんでしょうか。水源のことを考えると、降るべき時にはしっかり降っていただきたいもの。ストイックに力んで”云々拝聴ウィーク!”というのは中断気味、先週末からの流れはBrahms 主体へ。Dvora'kも弟子筋ですし。
Brahms 交響曲第2番ニ長調〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1991年)・・・晩年の微速前進スタイル、細部描き込みとことん徹底され、重層的声部の意味合いが解き明かされ、馴染みの旋律とは別種の作品に聞こえます。オーケストラの淡彩な響き、遅すぎるテンポに拒絶感あるリスナーも多いようだけど、第2楽章「Adagio non troppo - L'istesso tempo,ma grazioso」静謐な陶酔はほとんどBruckner!美しく高貴な世界をたっぷり、じっくり堪能いたしました。ピエール・モントゥーの馥郁と浪漫香る揺れも素敵だったけれど、こんな個性的な世界も新鮮そのもの。
Brahms 交響曲第4番ホ短調〜カルロ・マリア・ジュリーニ/シカゴ交響楽団(1969年)・・・先月「新世界」「未完成」(1977年)にガッカリ。こちら、引き締まったオーケストラの硬質な響き、緊張感と”歌”がバランスして絶妙な完成度であります。やや遅めのテンポもチェリビダッケの後に聴けば、ごくフツウ。響きはクール、しかし一貫してテンション高く、秘めたる情熱を感じさせるもの。この時期、シカゴ交響楽団はショルティより、ジュリーニのほうに好感を持ちました。
では、行ってきます。本日が週間作業の山場、ここの細かいミスがあとあとに響く、といった流れを自覚しております。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
本日よりお仕事6月サイクル開始、先日8月に新しい祝日出来!めでたい報道があったけれど、6月ってないのか、2014年も半ばを迎え、この月は辛抱せよ、ということかいな。世間にはお仕事不如意な方もたくさんいらっしゃるでしょうから、文句言わず遣り過ごしましょう。本日も最高気温予測は32度C、熱射病の被害あちこち噂を伺っております。土曜朝、オークション落札された2枚@1+送料82円駅売海賊盤、まる二日連絡ありません。ヤフオク専用メール?いまどき皆スマホだろうから(自分は例外的時代遅れ)ネット環境はない、ことはないと思うんですけど。ヤバいなぁ、もうちょっと待つか(再度、連絡したら慌てて返答有)。昨日は無為無策、な〜んもせん休日でした。
ここ数日、今朝はもっとネットのつながり具合がよろしくない。どこが問題なのか?悩ましい。数台のマシンに共通しているから、回線元かも。なんとかならんか。
CDを入手したっきり、ほとんど聴いていない、そんなボックスもの有。数枚単発入手、それを処分して激安ボックス入手出来〜ところが棚に鎮座した時点、ほっとしてもう聴かない〜デザインが気に喰わないという言い訳もありました。ジャクリーヌ・デュ・プレ(2010年6月3,157円入手)〜その典型例かも。心入れ替えてぼちぼち聴かなくては。Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調/森の静けさ(シカゴ交響楽団1970年)/Schumann チェロ協奏曲イ短調(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団1968年)〜ジャクリーヌ・デュ・プレ(vc)/ダニエル・バレンボイム・・・ロストロポーヴィチの呪縛(1968年カラヤン)あまりに大きく、他の演奏はもちろん、Dvora'kのピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲も聴く気がしないといった困った状態に至っておりました。久々、というかボックス入手以来初聴取?かも。やれ音質バランスがよろしくない、バレンボイムのバックがいまいち、そんな噂(先入観)ばかり。結論的に情熱的にアツい、スケールも大きな立派な演奏、伴奏だってそう悪くない。その後、最近の高品質CDは音質改善著しいらしいけど、こちらオーディオ門外漢、充分日常聴き可能(まぁまぁな)水準と感じました。
易々と流麗なるソロに非ず、細部かなり描き込んで入魂(その後の哀しい病魔の件差し引いても)情熱的な表現は表層を流さず、スケールも大きい。バレンボイム当時30歳代、表現に成熟が足りんのは当たり前、これで充分でっせ。ソロ中心といった昔風音録りにも責任の一端はあるでしょう。最近、音楽の嗜好は日々変遷して、Dvora'kは滅多に聴かないけれど、久々に”懐かしい歌旋律”たっぷり堪能いたしました。フィル・アップのSchumannも同様、なんかやたらと”根性入った”演奏也、こちらいっそう音質よろしくないけど。
Brahms 交響曲第1番ハ短調/第3番ヘ長調〜ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団(1982年)・・・旧録音。わずか数年前迄、かっちり厳しく構築されたヴァントは”とてもだけど聴けない!”と感じておりました。そんなハードな表現もここ最近、妙に納得できるように。ムダを削ぎ落した筋肉質サウンド、速めのテンポ、要らぬ”解釈”を拒否した峻烈なる集中力、推進力、テンションの高さ、どこを取っても文句なし、納得、嗜好のツボでございます。甘味の欠片もないオーケストラのサウンドもいかにも本場!これぞ現代の標準なんじゃないか・・・
では、元気で行ってまいります。
2014年6月某日/●復活と整理の日々
朝晩過ごしやすく、昼は30度を超える気温は異常気象なのでしょう。本日最高気温予測35度C、う〜む。昨夜は以前から散歩中に気になっていたご近所(ちょっと素敵な)居酒屋に初訪問、一歩中に入っただけでその品質に確信を持ちました。惣菜の味付け上品、魚の鮮度抜群、こちらでは食習慣はない”はたはたの一夜干し”、久々にいただきました。少々値はアッパーだけど、充分コストパフォーマンス有、ブランド酒(ばかりかな?普通酒の有無を訊かなかった)もおいしい。少々酔いが回りました。ま、ご当地女房殿初給料いただいて、ちょっぴり贅沢。
3時位に一度覚醒して、ちょっぴりネット(メールなど確認)を眺めて、二度寝〜いつもの早朝ウォーキング継続。休みらしいお休み、6月の開始であります。
Brahms 弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 作品18〜ベルリン・フィルハーモニー八重奏団(1966年)・・・メンバー変遷して活動を続けている団体は、なぜかPHILIPSに録音を残しております。弦楽四重奏にヴィオラ・チェロを更に加え、Brahms らしい厚みのあるサウンド、第2楽章「Andante ma moderato」ニ短調の劇的な変奏曲は仏蘭西映画「恋人たち」(1959年/見たことはない)に使用されるほど甘美ロマンティック。もともとメニューインに出会い、学んだ作品、十数年前は現在より気力体力謙虚さもあって、作品そのものの美点のみに言及、やがてクセのある第1ヴァイオイリンが耳に残って処分済であります。アルフレッド・マレチェック(v)のヴァイオリンは理想的とも言いかねる(やや神経質なヴィヴラート)けれど、33分ほど例の如しほの暗い風情を味わったものです。フィル・アップは名曲中の名曲クラリネット五重奏曲ロ短調(1972年/ヘルベルト・シュテール(cl))今回は拝聴せず。
Brahms 弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 作品67/Schumann ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44〜ブダペスト弦楽四重奏団/ルドルフ・ゼルキン(p)(1963年)・・・これは1990年代一生懸命集めた”駅売海賊盤”残党、値札がないから@880と類推します(買う店が決まっていた)。どうしても!というものは少しずつ正規音源入手後、処分進めて現在残は80枚ほど、先々月から2枚@1(送料別)オークションセール始めたのは言及済。閑話休題。先月ちょっぴり拝聴して音質劣化を気にして中止、今回はさほどに気にならなかったけれど、ピアノ五重奏曲 変ホ長調の元音源(LP?)に”揺れ”を少々感じました。快活、溌剌として明るい弦楽四重奏曲第3番は、優雅な歌と対比され、快調な出足であります。第3楽章 「Agitato; Allegretto non troppo」はヴィオラが主役となって纏綿と歌い、Brahms が生み出した音楽の中でも屈指の浪漫の色濃く、切ないもの。終楽章は平易な風情から自在に変奏させ、第1楽章の余韻も再帰しました。名曲!
溌剌といえば、ピアノ五重奏曲のほうが響きに厚みも加わって、いっそう力感とスケールに溢れます。鬱陶しく気難しいBrahms に比べ、気紛れな歌心溢れるSchumannにいっそうの魅力を感じます。交響曲では時に響きが混沌として濁ったりするけれど、こちら親密な室内楽には一点の陰りもなし。春とか青春、そんな息吹を感じさせる第1楽章「Allegro brillante」。第2楽章「In modo d'una marcia. Un poco largamente」は暗鬱なる葬送行進曲、第3楽章「Scherzo: Molto vivace」には第1楽章の躍動爆発が戻りました。終楽章「Allegro ma non troppo」には哀愁の劇的風情〜第1楽章の主題が回帰してフーガへ(Bach でっせ、こりゃ)、みごとな統一感でした。
ま、ゼルキン+ブダペストSQって、あまりに定番というか、立派な、盤石な完成度。若い人の演奏を聴いてあげなくっちゃ。