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音楽日誌●変化と雌伏の日々●変化と雌伏の日々 ●今月の近況
2013年8月京都宇治黄檗萬福寺にて

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■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

未だ読むべき書籍は残っているけれど、かなり日差しも和らいで散歩がてらBOOK・OFFへ。岡山時代はCD探索も含め休日は毎週訪問したものです。前任・大阪時代に自家用車を廃止、それ以来、書店訪問激減!=読書機会も大幅減となりました。学生時代より、大量購入大量読書が当たり前だったのに、ノーミソ鍛錬は減退するばかり・・・反省しましょう。「半沢直樹」も「あまちゃん」も終了して、昨夜「特捜最前線2013」とやら、筋書きの安易なこと、キャクターの甘さ、細部設定は粗雑、ラストばんばん撃ちあうのみの”昔風活劇”に辟易〜警察犬が出てくる必然性もなにもなし。視聴者をなめんなよ!てな感じ。せっかくの日曜夜、時間のムダでした。

本日にて9月ラスト、新しい週は大トラブル処理+お詫びにて華麗なるスタートです。

TESTAMENT SBT81365Mahler 交響曲第9番ニ長調〜オットー・クレンペラー/ウィーン・フィル(1968年ライヴ)・・・お気に入り作品であり、世評高いバルビローリとか、バーンスタイン/ベルリン・フィル(1979年)に未だ全面賛同できぬ嗜好であります。お気に入りはクールなピエール・ブーレーズ演奏内容も音質も世評割れているのが(いつもながら)オモロいところ。前年1967年のセッション録音には文句なく感銘を受けました。未だ一度のみの通し拝聴に安易な結論は下せぬことは前提。時代を勘案すればかなりリアルな音質、しかし乾き気味、耳あたりのよろしいものではないでしょう。ライヴらしい、やや粗い、陰影の深い、情熱的な怪しい雰囲気は冷静なフィルハーモニア管弦楽団とは異なったテイストとなります。時代の証言として拝聴する価値充分、いつもの甘美なウィーン・フィルを期待すると、完成度は低いのかも。正直なところ、日常聴きには少々ツラいものがあります。25年後、若きサイモン・ラトルはこの作品にてウィーン・フィル・デビュー(比較すべきものでもないけれど、そちらのほうがずっと好き。若さの迸り、みたいなものを感じる)。戦前のブルーノ・ワルターから歴史を引き継いで、現在に至っているのでしょう。

エラいものを聴いてしまいました。精神やら魂重視派、歴史的音源嗜好の人にはタマラぬ記録か。

では、行ってまいります。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

微妙に風邪をひいていて、身動きが取れません。終日ぼんやりして、夜ご近所の焼き鳥屋へ〜お目当ては鶏だしによるきし麺であります。いつもの無為無策なる休日。音楽はぼちぼち拝聴。

VANGUARD 08 4016 71Barber 管弦楽のためのエッセイ第2番 作品17/シェリーの情景による音楽 作品7/ストップウォッチと測量図 作品15/Let Down the Bars,O Death!(ワシントン大聖堂合唱団)/室内オペラ「ブリッジ遊び(A hand of bridge)」作品35/弦楽のためのセレナーデ 作品1〜ウラディーミル・ゴルシュマン/シンフォニー・オブ・ジ・エア/Eunice Alberts(con)/William Lewis(t)/Philip Maero (br)+弦楽のためのアダージョ 作品11〜アントニオ・ヤニグロ/イ・ソリスティ・ザグレブ(VANGUARD 08 4016 71)・・・ほぼ同じものはNMLにて拝聴可能。未だバブルの余韻、円高だった1990年代前半亜米利加から輸入したんだっけ?このオーケストラは1963年解散、おそらく1960年前後の鮮明なるステレオ録音、引き締まって洗練されたアンサンブルを聴かせます。ゴルシュマン(Vladimir Golschmann, 1893-1972)は仏蘭西で生まれた露西亜系亜米利加の指揮者。セントルイス交響楽団とかデンヴァー交響楽団のシェフを務めたのに、日本ではまったく人気のない実力派。Barberがまた人気ないんだな、「アダージョ」くらいかな?知られているのは。チェロ、ヴァイオリン、ピアノにも各々協奏曲があって、甘美でわかりやすい、ちょっと遅れてきた浪漫な旋律がお気に入り。サイト内検索すると数度聴いているはずなのに、初耳旋律と感じる(=記憶が消えている)作品が過半でした。「ブリッジ遊び」って賑々しい、ほとんどGershwinのノリでっせ。

ここ最近、疎遠になりがちの歴史的録音拝聴。Mozart 交響曲第40番ト短調K.550(1961年)/協奏交響曲 変ホ長調K.297b(1952年)/歌劇「フィガロの結婚」序曲(1962年)〜カール・シューリヒト/シュトゥットガルト南ドイツ放送交響楽団・・・これもNMLにて拝聴可能。特定の演奏家の演奏を集める趣味はないのに、一時シューリヒトは一生懸命収集したものです。(「その2」も有)もう10年前かぁ・・・珍しくかなり棚に残っているということは、お気に入りだったのでしょう。この世代(1880-1967)としては珍しく、オペラ・ハウスの経験なし、コンサート畑一筋のシューリヒトはスッキリとして軽快、爽やかな響きが身上でしょう。表情豊か、香り高いもの。協奏交響曲などかなりテンポを揺らせてタメもあります。音質もかなり良好なモノラル、センスも含め古さを感じさせぬものでした。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

珍しくいつもより一時間半寝坊、休日はもっと、うんと早朝覚醒することも多いのに早朝ならぬウォーキングは日差しが強い・・・夢見はよろしくはない。お仕事上、某韓国輸入商品の大トラブルは直接自分のミスではないとはいえ、コトは大きくて(矢面に立ってお詫びするのは自分のお仕事)、その変形バージョンの夢にうなされました。昨夜、某大音源データ・ダウンロード仕掛けて就寝したが、ノートパソコンの省電源設定ミスったらしく、途中ダウン、うまくいきまへんなぁ。初代AspireRevo(R3600非力Atomマシン)はドライバ更新後、無線LAN絶好調でして、数年間苦しんできたのがウソのように上手いこと電波を拾って下さいます。日常ほんの些細な改善がちょっぴり嬉しい。本日、大人気ドラマ「あまちゃん」ワリとさっぱり終了(ミズタクの恐竜の骨発見という小技、最後迄ネタに凝っておりました)。楽しかったなぁ、可愛かったなぁ、天邪鬼なワタシもたっぷり堪能いたしました。総集編あったらビデオに録りましょう。

昨夜の2時間ドラマ、「片付け」云々も全然ハズレ。時間の無駄。仲間由紀恵ってどこが良いのか全然わからない〜って個性の活かし方があかんのでしょう。

Cascade 02200 87枚組 7,813円にて購入Beethoven ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 作品81a「告別」(シルヴィア・カポヴァ(p))/第29番 変ロ長調 作品106「ハンマー・クラヴィーア」(ダニエラ・ルソ(p))・・・棚中滅多に箱を開けぬ”Beethoven 748作品全集(87枚組)(このボックスは半分聴いているでしょうか?)より。Beeやんのソナタは意識して、狙って入手したことはほぼ皆無、ボックスまとめ買いとかついでに収録されたものばかり、しかし、稀に拝聴すればほとんど、間違いなく、そのみごとな構築に圧倒されるものです。シルヴィア・カポヴァはPILZ音源に多く出現して、もしかしたら変名架空ピアニスト?に非ず、スロヴァキアのヴェテランらしい。強面にならぬニュアンス、繊細かつ明晰なるタッチ、音質もよろしい。強靭さと名残惜しい風情がミックスした名曲であります。テクニック的に至難とされる終楽章「再会」に於ける切れ味もみごと。

巨大なる(ここでは47分)「ハンマークラヴィーア」は、例外的に若い頃からのお気に入り、立派な旋律がとてもわかりやすい。アルフレッド・ブレンデルとかフリードリヒ・グルダ(両者とも旧録音)、ヴィルヘルム・ケンプ辺りも(2005年駅売海賊盤@100入手)もちゃんと聴いておりました。ダニエラ・ルソ(p)もスロヴァキアの女流?妙に馴染みのある名前と思ったら「Italian Baroque Favourites」に通奏低音として参加しておりました。こちらちょっぴり音質は曇って、カポヴァほどのテクニックに非ず。強靭な部分は少々危うい、優しい部分の柔らかいタッチは個性でしょう。長丁場にはこんな着実な歩みも悪く無いでしょう。わずか3分の第2楽章「スケルツォ」のリズムに味わい有。たっぷり長丁場20分間深遠なる第3楽章「アダージョ」にはとつとつ静謐な落ち着き充ち(ここ絶品!残念トラック分けのないまま)終楽章素晴らしき知的構築物へ。

ここってほとんどBach (三声のフーガ)でっせ。ルソはここでも流麗なるテクニックに非ず、強靭な部分は表層に流れぬから、これはこれでよいのかも。”ピアノの新約聖書全部聴け!”と言われるとツラいけど、妙に内面充実を感じさせる音楽に感謝。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

今朝16度、いつもの薄着半袖では(ちょろ)ウォーキングは寒いくらい。数日後の予報では最高気温30度になるらしいから、やはり(常態化した)異常気象なのでしょう。もう10月の声を聞くのに30度でっせ。今週もなんとか遣り過ごして週末へ、ぐずぐず愚痴ってばかりの毎日、こうして淡々と時は過ぎていくのだな。昨日はフツウにお仕事していれば発生するであろうトラブル有、おそらく不可避的、次善の策を打って、取引先担当との信頼関係を失わぬようにするのが肝要です。ま、たいしたことはない。そういえば、半年前まで担当していた北陸方面の取引先幹部、訪問ご挨拶ありました。

Haydn 交響曲第94番ト長調「驚愕」/Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/Mendelssohn 交響曲第4番イ長調「イタリア」〜マッシモ・フレッチャ/ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団・・・これはDecca LP's/matrices: K80P 4575 -1A / K80P 4576 -1A & K80P 4574 -1Aネットに出現したLP復刻音源也。1959年発売のリーダーズ・ダイジェスト録音、たしかステレオ?のはず、ここではモノラルLPからのリッピングとなります。時代相応それなり予想通りの音質。既に処分済のCDには「イタリア」収録されておりました。このオーケストラはほとんど聴く機会(もちろんCD)はなくて、サバタ、バーンスタイン、チョン・ミュン・フン、パッパーノ、一流どころとの録音があるくらいだから・・・伊太利亜・往年の巨匠(1906-2004)の遺産に価値あるのかも。ボルティモア交響楽団の音楽監督(1959-1968)とは知りませんでした。

結論的に(やや馴染みの演奏)「イタリア」のリズムはのびのび躍動して一番出来がよろしい感じ。Haydnも明るく軽快な響き、しっかりとた足取り、よく歌って陰影、さらりとニュュアンスも有。Mozart には推進力があり、さっぱりと重すぎない風情に感心いたしました。自主CD化に価値充分、これでもう少々音質良かったらなぁ、おそらくオリジナルは優秀録音と想像します。

他、Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ短調(クック版+α)〜クルト・ザンデルリンク/ベルリン交響楽団(1979年)・・・しっかり全曲拝聴したけれど、この件は帰宅してから(ちょうど2年前に拝聴記録有)・・・では、行ってきます。

退屈な一日≒一週間終えました。夕方土壇場にて商品大トラブル、韓国より某輸入商材がアウト。やはり、隣国との関係は上手くいっていないのか・・・(というのはジョーダン)せっかく頑張って企画ぶち込んだのになぁ、残念。これでこの商品は消えるでしょう。週明け、そのお詫び+後処理対応に明け暮れることになります。こんな巡り合わせもありますよ。仕方がない。体調崩していないだけ、最悪ではないとしましょう。

帰宅して飯喰ってフロ入って、自主CD作っておりました。選曲やら、データ処理やら、CDRに焼くまでの過程が趣味なのだな。ボストン交響楽団の最新放送音源が一気に出現、自粛ムード一掃してしまいました。要らぬアナウンサーのコメントを削除したり、各楽章に分割したり、CDR一枚にムダなく収納できるよう音源揃えたり、録音データ印刷したり・・・レヴァインが怪我で休んでいたので現在シェフ不在、どんな指揮者が現役なのか、よーくわかります。今回はお隣ニューヨーク・フィルの音楽監督である(お母さんが日本人)アラン・ギルバートによる20世紀の音楽を現在拝聴中、コメントはまた後日。

0002342CCC  16枚組 4,980円 2002年、今は亡き金沢・山蓄通販にて購入Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ短調(クック版+α)〜クルト・ザンデルリンク/ベルリン交響楽団(1979年)の件・・・とにかくこの人が振ると、すべからく盤石な構築物として作品は成り立ってしまうのだな。ベルリン交響楽団( Berliner Sinfonie-Orchester/現ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団: Konzerthausorchester Berlin)は厚みがあって、中低音幅広いジミな響きがなんとも指揮者の個性と似合っていて、尻上がりに深い感銘が・・・というか、Mahler に存在する(かも知れない)怪しいテイストすっ飛んで皆無。所謂・独墺系の貫禄充分な説得力演奏であります。つまりBeeやんとかBrahms辺りに接するのと基本姿勢が変わらない。打楽器を加えるなど、独自の校訂を行っているそうで、それも成功していると思います。

但し、第1楽章はもひとつ!な感じ。ちょっと落ち着きないというか素っ気ない、もっと纏綿たっぷりと歌って欲しい〜脳裏にはウィン・モリス(1972年)があったのかも。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

風も少々あって、いっそう秋の色濃い朝、10月はまだまだ気温は高いとの予報。お仕事云々ともかく、一日ひとつ、なにか佳きことあればシアワセということでしょう。昨夜、血圧の投薬復活して一ヶ月、通院して左右両腕計二回計測して正常値でした。昼休み、現役4年目を迎える初代AcerAspireRevo(2009年発売R3600/現在「7」32bit)の件、検索していたら某有料ソフト+USBメモリにてスピード・アップできる!というのは(ま、そんなムリせんでもエエじゃないの、と)実践するつもりなし。但し、無線LANの認識がよろしくないというのは、あちこちけっこうあるらしくて、ドライバの更新をすればよいのだよ、とのこと、なるほど。帰宅してデバイス・マネージャーより「ドライバの更新」したらネットより勝手に検索、更新なりました。昨夜、今朝と改善されているような、ちょっぴり手応え有。ちなみに日本Acerのサイトには既にこの型番は掲載されません。

数日前より風邪気味?(いつもいつも、だな)幸い咽状況は悪化せず熱もなし。このまま治まってくださることを祈りましょう。毎日起床時の腹筋+ストレッチ、短いウォーキング+ストレッチ実施しているんだけどなぁ、酒もほとんど呑まぬし・・・

これがオリジナルデザインBach ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050〜レオポルド・ストコフスキー/フィラデルフィア管弦楽団/フェルディナンド・ヴァレンティ(cem)/アンシェル・ブルシロウ(v)/ウィリアム・キンケイド(fl)(1960年)・・・待望の拝聴成。当時の名人首席がソロですね。Vivaldi(「調和の霊感」)にはもの凄いルバートに仰け反ったけれど、こちらほぼまとも。時に粘るようなテンポダウン部分的にあるけれど小編成、全体としてスッキリとした響きでした。期待としては大編成ゴージャス・サウンド、ピアノを使って欲しかったところ。他、カンタータ第177番「我なんじに呼ばわる、主イエス・キリストよ」より、終結コラール(BWV639)/カンタータ第62番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」(BWV659)/コラール・プレリュード「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV437(680)ともにストコフスキー編も収録。ゴージャスに厚みのある世界はいつも通り、期待通り、ここまでがオリジナル収録。あとCD一枚半はオーマンディの担当となります(未聴)。

かつて”イロモノ”として扱われたBach 管弦楽作品編曲は、ここ最近新しい録音が出てきておりますね。たしかサヴァリッシュも録音していたし、ホセ・セレブリエールなんて、かつての巨魁に怪しい雰囲気一掃、真摯な表現に驚いたものです。

Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団(1959年)・・・なんども聴いて馴染みの音源もパブリック・ドメインとなりました。恥ずかしい大昔コメントは忘却の彼方、音質は意外と良好、やや落ち着かない咳いた部分ないでもないけれど、オーケストラは健闘し、けっこう鳴っていると思いますよ。彼だったらもっと纏綿粘着質なスケール希望〜というのはあるけれど、熱演!

では、行ってきます。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

一日祝日休みが入ってもビクともせんお仕事現状、小さいのに現状把握と上司の意向(あるのかないのかも含め)わかりにくい職場は、ま、自分が想像したとおり、提案したとおりの流れのようです。先の様子が見えるのは精神的にラク、但し、父親介護の関係で単身赴任上司はわずか半年、異動願を既に出したのではないか、との情報有。こういった事象には説得力ありますからね、東京本丸にも。今週「あまちゃん」も終わり、9月過ぎ去ってほんまの秋へ、昨夜は暑かったな、26度あったそう。今朝は涼しく、爽快です。

昨夜BSにて映画「幸福のスイッチ」(安田真奈監督・脚本2006年)・・・紀伊田辺が舞台、いかにも日本らしい緻密な狭い範囲の人情映画。みかん畑やら桜、海岸風景がシミジミ暖かく、美しい。(のだめ前の)上野樹里の父親に対する葛藤、頑なな性格に凄い説得力有。それがほぐれていく過程を描いて秀逸。地元言葉を大切に、関西出身の役者を多数配置したとのこと。ま、ワタシは関西に長く居住したものとして、ヘンな似非関西弁にはウンザリしますもの。深浦加奈子は亡くなったんだな。往年の大人気歌手・ジュリーも関西のアクの強いおっさん演じてみごとでっせ。

TOCE-3142 若いなぁChopin チェロ・ソナタト短調〜ジャクリーヌ・デュ・プレ(vc)/ダニエル・バレンボイム(p)(1971年)・・・放置するにもほどがある!2010年3月25日入手とのメモが残っている17枚ボックス(3,157円也)3年以上経って5枚くらいして聴いていない、2枚はもともと別途所有してそれが気に入ってボックス入手に至ったんだっけ。悲劇の天才26歳の記録、多発性硬化症(MS)の症状が出始めた頃かな、そんな翳りは微塵も感じさせぬ、しっとりと黄昏れニュアンス味わい深い、品のあるチェロであります。雄弁に過ぎず、語りすぎぬ〜名曲やなぁ、甘美哀愁のメロディ。バレンボイムのピアノもほとんど絶品!のフォロー。音質はいまいち(空間が足りない)、それでも日常聴きには充分な水準でしょう。27分の静謐、落ち着いた愉悦。

Rachmaninov パガニーニの主題による変奏曲〜タマーシュ・ヴァーシャリ(p)/ユリ・アーロノヴィッチ/ロンドン交響楽団(1976年)・・・知名度ともかくこの人のRachmaninov は絶品でっせ。1933年生まれだからもう80歳、すっかり指揮者になってしまって残念。詩情と気品に溢れ、露西亜とは一線を画す爽やか系、技巧ばかり突出せぬ演奏であります。故人となったアーロノヴィッチのオーケストラも雰囲気たっぷり。

行ってきます。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

2週続きの週末連休(但し、出勤当番一度有)堪能し、9月も終わりの週へ。オモロくもないお仕事は、偶然生まれ十数年積み重ねられた非合理的、非効率的異物を一掃すべき立ち位置を理解しました。この一年は状況じっくり見て、来期ガラリと変えるべき準備の年なのでしょう。こんな退屈な日々も、もうちょっとでっせ。「やまおやじの弁当通信」の件、ネット上のお知り合いから、親しい後輩であるとの連絡有。へぇ、世間は広いようで狭い、自分のお仕事のことには一切触れないのも潔、日常生活の些事を上手いこと弁当に特化して鮮やかに描く姿勢に感服いたしました。この休みは読書もちょっぴり進み、音楽に手応えもあって、外食も意外とハズレなし、よかったんじゃないか。

昨夜の2時間ドラマは全然オモロくなくて、筋書きも仕上げも雑そのもの(せっかくの若手イケ面、美女主役の魅力は全然活かされない)。かなり、相当数貯まった”自主CD”はここ最近作成速度ダウン〜そりゃそうでしょ、正規CDも含め、聴くべきものたくさん在庫もあって、飽和状態なんです。3-4年前頃、世界のネット上に”無料音源”が溢れているのが嬉しくて、例えばMahler とかBach とか、仮にそれが音質的にも、演奏の質的にも聴くに耐えられぬ水準でも、どんどこ安易にCDRに焼いたものです。さすがにそれは整理済。しかし、期待したほどよろしくなかった、とか、資料的価値のみ?歴史的音源とか、そんなものも増えてきて、じょじょに処分するように・・・”処分”って、捨てることですよ(涙)。製品としてのCDだったらオークションにて(金額の多寡別として)送付可能だけれど、CDRだったらそうもいかない、さし上げるべきお友達もおりませんし。ちょっぴり、ココロ痛む行為ではあります。

CAPRICCIO C10530Salieri オーボエ、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ長調/フルートとオーボエのための協奏曲 ハ長調/シンフォニア「ラ・ヴェネツィアーナ」〜ブダペスト・ストリングス/ラヨシュ・ランチェセス(ob)/ヤーノシュ・バーリント(fl)/ベーラ・バンファルヴィ(v)/カーロイ・ボトヴァイ(vc)(1994年)・・・フルートとオーボエのための協奏曲 ハ長調って、その昔DGの廉価盤LP(ニコレ(fl)/ホリガー(ob)/マーク/バンベルク交響楽団)にて拝聴して馴染みの旋律、Mozart の敵役としてのイメージばかり(あくまで映画の設定です。5歳年上)、こうしてみると愉悦と陰影に溢れ、美しい旋律連続ばかり。ソロの掛け合いは小鳥の歌のよう。ブダペスト・ストリングスは(少なくとも日本では)まったく知名度低い、じつは素晴らしい技量を誇る現代楽器アンサンブルであります。オーボエ、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ長調はティンパニも入ってスケール大きく、オーボエもヴァイオリンも(古典時期作品には相応しくないほど)艶々優雅な音色が夢見るように甘美、音質も極上。シンプルな旋律リズムが明るく、ノンビリとした風情が堪らぬ魅力。Haydnを連想いたしました。

シンフォニア(ヴェネツィア風?)は緩急緩の小交響曲。わずか8分ほどの親密な世界であります。J.C.Bach を連想いたしました。

では、元気で出勤してまいりましょう。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

昨夜ドラマ「半沢直樹」最終回。筋を事前に(ネットにて)知っていたということもあったけれど、なんかイマイチ不完全燃焼な感じ。次回作につなげる(映画化も有)というラストの結末趣旨は理解できたけれど、これがリアルなところなのかなぁ。大和田常務の悪行に至る哀しみ、みたいなものがリアルに伝わらなかったし(悪役演技は最高。親父さんに似ているなぁ)、羽根専務の経緯結末もよう見えんかった(原作では男性役なのに倍賞美津子〜顔の皺の陰影凄い!伊勢志摩ホテル資金運用の失敗の詳細とか、怪しいナルセン・エンジニアリングへの出資とかも)。いずれドラマは悪役でっせ、キモは。ビデオに録ってあるので、じっくり再確認いたしましょう。

これほどの大ヒットドラマなのに(「あまちゃん」みたいに)主題歌とか音楽関連訴求がない、というのは商売として上手くないでしょ。色恋抜き男世界ビジネス硬派ドラマが女性にも受けた、というのがオモロい現象でした。昨夜は最寄りの駅前迄(ちょっぴり馴染みの)寿司屋へ。酒類品揃え強化、魚加工品(秋刀魚の燻製とか氷下魚の干物)も美味しかった。一ヶ月ぶりくらいに日本酒呑んだら、あまり調子よろしくなく、今朝咽に痛みを感じ(扁桃腺が弱い体質)、なぜか左手薬指の巻き爪が痛かった、という不快も有。早朝覚醒=睡眠不如意な連休最終日であります。

SIMPLYCD046CD4枚組「simply debussy」よりDebussy 牧神の午後への前奏曲(ジャン・フルネ/東京都交響楽団)/夜想曲/海(エマニュエル・クリヴィヌ/リヨン国立管弦楽団/オランダ室内合唱団1993/5年)/「ステイリー風のタランテラ」〜舞曲/「ピアノのために」〜サラバンド(Ravel 編/エリアフ・インバル/フランス国立管弦楽団)・・・DENONのライセンス品?2年ほど前入手、なぜか「牧神」のみフルネ担当になっている不思議な一枚。きちんと几帳面、雄弁、仰々しく演ればエエっちゅうもんでもないお仏蘭西音楽、ルイ・ド・フロマン/ルクセンブルク放送管弦楽団(現ルクセンブルク・フィル)辺り、少々怪しいアンサンブルが昔からのお気に入り。

日本のオーケストラから、ちゃんと気怠いサウンドを引き出しているフルネの「牧神」に文句なし。クリヴィヌ/リヨン国立管弦楽団(音楽監督在任は1987-2000)は極東・ド・シロウトのイメージするお仏蘭西なサウンドをそのまま、夢見るようなマイルド・サウンドであります。音質極上、オーケストラが上手すぎないのもよろしい感じ。

今朝熟睡ないまま目覚め、ちょろ・ウォーキング〜眠かったので「音楽日誌」執筆中途半端になりました。「半沢直樹」最終回、じっくり再拝見・充分堪能してから午前中に徒歩二十数分、大型温泉風施設に行ってまいりました。昼食もそこで済ませ、意外とまともなメニューに驚き。これだったら夕方入浴、そのまま夕食も有だな。道中日差しが強く、せっかくの入浴も帰宅したら汗まみれ・・・音楽拝聴しつつ、少々昼寝、というかうとうと居眠りは至福の時間。

日常使用しているパソコンは、AspireRevo(ネット・トップ4年もの+外付ドライブ)とノートパソコンACER Aspire5750〜お恥ずかしい話、マウス愛用者としてタッチパッドはじゃま、執筆途中に偶然触ってカーソルがとんでも方向に飛んでしまう・・・のはありがちなことでした。ソフトウェア的に抑制できるものはないのか、とずっと考えておりました。ネットにて検索してみると「ファンクション・キー+F*キーで可能」との記述数件・・・なんのことはない、キーボードを見ると「F7」にその旨マークが付いてるじゃないの。購入2年、初めて気付きました。ささやかな発見也。

全曲ではないけれど、Mahler 拝聴続いております。PHILIPS 442 050-2交響曲第9番ニ長調〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1969年)・・・第1/2楽章のみ。最初の全集より。まだ現役なんですね。40年以上前の録音、歴代居並ぶ個性派の録音の前に存在感薄いけれど、驚き!って、以前よりその価値には気づいておりました。中低音充実しているPHILIPS録音最高。マイルドなオーケストラの響き極上。表現は”揺れ動く情念込めた凄演!”とは無縁、むしろ淡々粛々としてムリがない。むしろこういった演奏こそ、長く聴いて飽きがこないものです。

他、Mahler 交響曲第3番二短調〜ベルナルト・ハイティンク/シカゴ交響楽団(2006年ライヴ)・・・これは第1楽章のみ。一連のシカゴ響ライヴは音質のバラつき(音量低かったり)もあって、すべてよい印象を得ているわけではありません。これはエエなぁ、上記よりほぼ40年経過、オーソドックスな表現のまま貫禄と充実を加え、硬質キレのあるオーケストラとの相性も抜群です。オーディオ環境の変化により、いままでの印象一変!するCDはたくさんあります。

先月拝聴して、その時は体調不良だったので仕切り直し、Mozart 交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」/第40番ト短調K.550〜オットー・マツェラート/フランクフルト交響楽団・・・出典はネットより。オールド・ファンには懐かしい名前、フランクフルト放送交響楽団?だったら在任は1955-1961年、ちゃんとしたステレオ録音でした。こうして再確認再聴すると、しっかり厚みのあるサウンド、オーソドックスに重量感のある楷書表現、これは一流の演奏です。iTunesでも拝聴可能。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

今朝も雲ひとつない快晴(恒例ちょろ・ウォーキング+ストレッチ継続)。昨日は夕方3時頃、思い立って大型温泉風施設へ徒歩30分弱ほど、ここ3日シャワーばかりでしたし。日差しはかなりキツいけれど、外を歩くのに苦痛なほどに非ず、日陰だとキモチ良いものです。転居後春先に苦しんだ左膝も、夏場はかなりマシ、意識して膝周りのストレッチなど功を奏しているのか、それとも季節のせいか。夜半に女房殿帰宅いたしました。

昨日は珍しく音楽、読書にも集中できました。公平良三「定年までに考えておくこと〜プレシニアという新しい生き方」(扶桑社新書)・・・2008年というのは現代の感覚的に少々旧聞、題名が(例の如し)”ノウハウ”風になっているのは、当時一斉に定年退職を迎えた団塊の世代に売るためか。しかし、これは”ノウハウ”に非ず、サラリーマンとして”新しい老後”を迎え撃つ心構えであります。案の定、その点に言及したカスタマーレビューも存在するが、意外と好意的。「起業法〜壮年から老年まで」という評価は正しいと思います。著者はスーパー・サラリーマンを経、亜米利加を拠点として活躍し、現在はハワイに居を構え、日米を股にかけてビジネスを続けるすごい爺さん〜カンタンにマネはできんでしょう。学ぶべきは”精神”、”心構え”、現在”変化と雌伏の日々””ひたすら雌伏の日々”を送っているサラリーマン晩年の自分は、もう一花咲かせることを目指し(出世、給与のことに非ず、存在感のあるお仕事をすること。旧態とした流れをガラリ変えること)つつ、プレシニアの道を考えましょう。生活のダウン・サイジングは既に実施途中。世代的にネット活用もOK。

先日、ちょっぴり触れた「やまおやじの弁当通信」の件、上記を読みつつ思い出しておりました。独逸帰り同世代、湖西線を使って大阪迄お仕事通っていらっしゃる(たしか通勤快速があったはず)。最寄りの駅からはクルマにて自宅迄。奥様は地方公務員かな?じつは5年間、大阪〜金沢に約150回出張、明るいうちに(疲れ果て)戻れる時には、北陸からトンネルを抜け琵琶湖西岸に至ると風景一変!右手に比叡山(かな?)を仰いで、明るい田園風景+青い湖面が眼前に広がるんです。嗚呼、こんなところに住みたい、買い物とか、病院とか、ちょっと外食したりするにはどーなんだろう、お仕事はあるんだろうか・・・そんなことをいつも想像しておりました。あの辺り、ちょいと思い入れがあるんです。

久々(お気に入り作品)Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜マルク・アルブレヒト/自由ハンザ都市ブレーメン州立フィルハーモニカー(ブレーメン・フィル)(1989年)・・・しっかり全曲拝聴(放送音源ネットにアップされた音源)。前回拝聴は2011年11月、曰く

思わぬ整ったアンサンブル、艶のあるサウンドに驚かされました。1964年生まれ独逸の次世代を担う巨匠候補、来日して馴染みの人でもあります。時に強引さも目に付く、とのネット評を拝見したが、ここではそんなことはない、かなり細部入念な仕上げ、但し、独逸人らしい生真面目さ前面、色気とか歌とか、怪しいイヤらしさ(シノーポリ!)には不足するかも。第4楽章「アダージエット」の清涼な世界にはけっこう惹かれました。
なるほど。称賛が足りないな。冒頭トランペット・ソロから地味な独逸ローカルなサウンドに要らぬ鋭さはなく、良い意味でのオーソドックス、落ち着きを感じさせます。オーケストラは技量充分。アンサンブルの緊張感、テンションもスケールも充分、しかし、ヒリヒリするような要らぬ刺激を感じさせぬから、最後迄安心して聴き通せる。

一般に中堅世代は”Mahler は怪しくも巨魁な大作!”ではなく、子供の頃からあった名曲、みたいな素直な感性を受け取りました。

OC412Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜シモーネ・ヤング/ハンブルク州立フィル/ミヒャエラ・カウネ(s)/ダグマル・ペチコヴァー(a)/北ドイツ放送合唱団/ラトヴィア国立合唱団(2010年)・・・数度拝聴して、ちょっぴり、やや「?」印象続いていたもの。CDの価格は安く(一枚に収まるし)、世評は少々厳しいけれど、昨日はしっかり感動いただきました。(もう一度聴きたいくらい)Brucknerほどの鮮度を感じないのは、作品個性の違いでしょう。一部コメントにあるような”恣意的なテンポの揺れ”も気になりません。サウンドのバランス、アンサンブルの精度と緊張感、声楽の扱いの上手さ、作品の魅力を感じ取るには充分な完成度。イヤらしい煽りとか大仰なる表現方向(デモーニッシュ)ではないから、そのような方向を求めるのながら(事実、そのような作品でしょう)面白みやら個性は薄い演奏と感じられるかも。

しかし、オーケストラと声楽の充実したサウンドに身を委ね、クリアな音質に79分、しっかり集中できれば、現代に生き残るべき完成度を確信できました。もしかしたら、聴き手の精神状況かも・・・Mahler 大曲2曲続けて聴くなんて、滅多にありませんから。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

現状あまり量目の多からぬお仕事配分やら流れ的に、金曜はいっそうヒマなんです。ぼちぼち突発的要件は入らんでもないけれど、ここ最近トラブルも事前にディフェンスできているから、要らぬ追加宿題もなし。さっさと定時でバス停へ〜最寄り駅前迄狙いは床屋さんです。ここ数年、短いのが好きなので。大阪時代は通勤途中、阪急・十三構内に床屋さんがあって便利でしたよ。10分1,000円カット〜大型銭湯直行、なんてゴールデンコースでした。週末の疲れも快かったなぁ。昨夜は狙いの”つけ麺屋”シャッターが降りていて、金曜の夜でっせ、もしかしてツブれたのか。お隣のパン屋さんも看板消えて明らかに廃業〜こりゃあかん。

ノーミソがつけ麺化していたし、馴染みの呑み屋もなし、相対的にマシな寿司屋はカウンターが一杯、スーパーで弁当買ってバスにて帰宅いたしました。散髪したのみ。あとはシャワー浴びて、洗濯して、2時間ドラマ見ただけ・・・なんの変化もない俄単身生活。夜更かししてyoutubeのヒップホップ音楽(ケツメイシなど)楽しんでおりました。CLASSIC音楽まったく拝聴せず。今朝、しっかり早起きしてご近所セブンイレブン迄お気に入りのむヨーグルト購入〜【♪ KechiKechi Classics ♪】 真面目に更新作業2時間ほど。

CAPRICCIO C71110Vanhal(ヴァンハル1739-1813) 交響曲ト短調 Bryan Gm1/Mahaut(マオー1719-1785)交響曲第4番ハ短調/Reicha(ライヒャ1770-1836)交響曲 変ホ長調 作品41/Kraus(クラウス1756-1972)交響曲ハ短調〜ハンス・マルティン・リンデ/カペラ・コロニエンシス・・・Mozart 時代の交響曲といった趣旨らしい。録音情報不明のディジタル録音、かつて安かったが廃盤、現在はNMLにて拝聴可能。カペラ・コロニエンシスは厚みのあるサウンドを誇る古楽器団体、名手リンデの指揮のもと、抜群に楽しい作品サウンド続きます。

云々と比べて、というのは禁句ながら、先日拝聴のMichael Haydn。あれも名曲と思うし、美しい現代楽器アンサンブルに間違いなし。しかし、色彩の変化とか溌剌リズム、スピード感、こちらの楽しさは比較にならぬほどのもの。作品個性もあるけれど、古楽器による陰影豊かな表現が作品の魅力発揮に寄与しているでしょう。短調作品の深い哀愁、このCD唯一の長調作品であるReichaのスケールなどしっかり伝わります。これは表現技術の勝利かな?


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

ぼんやりノンビリ退屈な日々もあっという間に一週間、なんせ気が短くて先読み人間なので、既にココロは三連休(但し、最終日は翌日のお仕事に思いは馳せる)。秋晴れの爽やかな日々、今週月曜の豪雨が夢のようです。今朝も冷凍ごはん解凍+冷蔵庫惣菜残(そろそろ品質が怪しい)中心に昼弁当作成。外食は不可能ではないけれど、なんとなく出掛けるのもメンドーでして・・・先月と打って変わって営業成績最悪(取引先実績とリンク)、前回床屋さん行きより一ヶ月(幸い黒髪潤沢)短いのが好きなので、本日お仕事帰りそのまま最寄りの駅前迄行ってみようかな。

時間はたっぷりでも、それが音楽を聴くべき保証にはならぬ・・・聴き手の精神が緩んでしまえば意欲を失いがち。子供の頃、カタログを飽きず眺めて、いつかこれを聴いてやろう・・・といった憧れは記憶の彼方。DG UCCG50079Dvora'k 弦楽四重奏曲ヘ長調「アメリカ」/Tchaikovsky 弦楽四重奏曲第1番ニ長調/Borodin 弦楽四重奏曲第2番ニ長調〜エマーソン弦楽四重奏団(1984年)・・・LP時代「アメリカ」は17cmLP(ということは子供時代/たしかオイロディスク)、Tchaikovsky/BorodinはDGの廉価盤、いずれもドロルツ弦楽四重奏団にて愛聴していたお気に入り、ここ最近、すっかり聴く機会を失っておりました。いずれ懐かしい馴染みの旋律満載、学校の教科書に載っていて、音楽の時間に拝聴したのが出会いであったと記憶します。

1980年ディジタル時代以降はすべて”新録音”!という先入観抜けないけれど、最新現役イメージの俊英エマーソン弦楽四重奏団もメンバーほぼ全員還暦超え。この録音も30年一世代経って、再入手再聴ならぬドロルツ弦楽四重奏団だったら半世紀前の録音でっせ。こちらイメージよりややテンポ速め、颯爽と軽快、モダーンなスタイル、しばらく前に拝聴した時には、ちょっと急ぎすぎ?乾いて素っ気ないかも、と感じたものでした。こうして再度確認するとそんなことはない、3曲ともお気に入りは緩徐楽章(「アンダンテ・カンタービレ」とか「夜想曲」)、たっぷり粘着質表現は勘弁してほしい・・・さっぱりと歌ってニュアンスも充分、なかなか味わい深いもの。もしかしてドロルツ弦楽四重奏団を再聴する機会があれば、現代の感覚では重すぎると感じる・・・可能性も。

いずれ、猛暑から深まりつつある秋に相応しい、静かな音楽を堪能いたしました。

先月来、連続拝聴しているTchaikovskyは、交響曲第3番ニ長調「ポーランド」へ。レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1970年)・・・CBS時代後期、既にこのオーケストラのシェフを降りていた頃の録音。カラヤン(1979年)の耳あたりよき演奏に少々ガッカリ、期待のバーンスタインは・・・オーケストラの響きが乾いて美しくない。時に爆発的な歓喜を感じ取ること可能だけれど、全体に散漫な印象続いて、甘美な旋律を堪能できません。正直なところ全曲聴き通すには根性必要・・・さて、この作品へのリハビリはどの録音が最適でしょうか。悩ましい。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

昨夜より単身生活、以前は料理が意外と好きだったのに、ここ6年ほど?すっかり億劫になってしまいました(ノーミソ劣化しているでしょう)。ここは外食には不如意なところ(チェーン店は美味しくない。一人入るにはラーメン屋と牛丼くらいか)だし、独身単身男性はコンビニ弁当かなぁ、料理が趣味の人、大好きな方、羨ましいですよ。毎日弁当を作って持参されている方もいらっしゃるんですね(ハンドル名から類推して同年代かも)。今朝は冷凍ごはん解凍+冷蔵庫在庫惣菜で(いちおう)昼弁当を素早く作ってみました。自分で喰うので味も、見た目も気にしない。

朝は20度くらいかな、すっかり秋風情。職場には(以前同様)朝一番出勤、ようやくエアコンならぬ窓全開で空気入れ替え、それも10時半には閉めて熱気対策必要な状況に至ります。まだ最高気温30度に届く日々続く。

Beethoven 交響曲第8番ヘ長調/Schubert 交響曲第3番ニ長調〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団・・・ご教授いただいたサイトよりデータ・ダウンロード。録音年代不明、米COMMAND音源のはずだから1960年代でしょう。飾りの少ないきびきび清潔なフレージング、ストレート系リズムのノリ+重量感ある推進力が魅力的。音質かなり良好。明るく、やや金属的な響きはオーケストラの個性でしょう。年代を考えると違法っぽいけれど、彼の交響曲全集より第1/5/6/8/9番が揃いました。どれも好感を以って拝聴しております。Schubert の交響曲も苦手系だったけれど、こうして一曲のみ拝聴すれば、18歳の短めな作品は明るく溌剌、魅力的。演奏の方向性は同じです。

DISCOVER DICD 920115今朝、Bizet 劇付随音楽「アルルの女」(全曲)/小組曲「子供の遊び」〜アレクサンダー・ラハバリ/BRTNフィル/合唱団(ブリュッセル)(1992年)・・・拝聴。男声による仏蘭西語ナレーション入。馴染みの旋律あちこち断片的に出現、しかも響きが薄い(編成が小さい)、著名な「メヌエット」(フルート活躍)がない・・・妙に記憶有。かなり以前、ロバート・ハイドン・クラーク/コンソート・オブ・ロンドンのCDを聴いたことがあったはず。(現在はNMLにて拝聴可能)当時は”組曲版のほうは、さすがコンサート映えするようによう出来てるわ”と思ったものです。

筋はなんとなく知っているけれど、なんせ仏蘭西語無縁な生活、音楽的に起承転結、メリハリ的に弱いけれど、淡々と55分ほどシンプルな響きに身を任せるのも悪くない。NAXOS〜Discoverと廉価盤レーベル懐かしいラハバリ(現在はザグレブ辺りで活躍されているそうな)、意外なほど洗練されたベルギーの放送オーケストラも立派なものです。それは「子供の遊び」に顕著、わずか11分ほどの繊細な世界。

我が職場は研修とか通信教育、評価面接とかけっこう入念であって、若い人には有益なことでしょう。こちら大ヴェテランはもう履修すべき通信教育、研修は残っていなくて、それでも時々追加があるからごていねいなこと。本日は我が所属グループの(名前だけ)マネージャーと面談有〜昨年度迄は受けるほうではなく、実施する側でした。いずれ苦手中の苦手。ヘンな職場運営について、詳細に具申しておきましたよ。現状の評価はかなり一致。さて、来年度に向けどーなるのか。動きは出るのか?

稀代の文具フリークの方が手帳について言及していて曰く、

「形式は内容によって決まる」
〜なるほど。ここ十数年、超・整理手帳を愛用、それは外出出張会議が多く、その場でスケジュールや課題締め切りを数多くメモしなければいけなかったこと、宿題完遂まで中期的なスケジュール管理という必需からでした。

本年2013年2月異動が内示され、4月以降のスケジュールが立たなくなり、実際、新しい職場に着任してみると想像以上にヒマ!外出出張機会も激減、フクザツ多岐な諸課題は消え去りました。すると”超・整理手帳”は少々大仰な存在へ。ほんのちょっとした思いつきからGoogleカレンダーを試用するようになって、これで充分事足ることに気づきました。

宿題や締め切りをどんどん書き込んでいって、つまり外出出張機会が少ないから、ほとんど机に坐して事足れり。Chromeにて同期させているから、職場/自宅/タブレットPC、なんだったら宿泊先のホテル共用パソコンでも閲覧修正追記可能。これが日常もっと頻繁なスケジュール締め切り、変更、課題宿題発生すれば話は別でしょう。いまはこれで充分。

月数回の外出時、次回のスケジュールを決めるときには(その場にて書き込むべき)手帳も必要でしょう。その時はいちおう3か月分ほどGoogleカレンダーをA4サイズ印刷して挟んでおります。メモ分は職場に戻って追記、その場でタブレットPCを開けるのもメンドー(カッコ付け過ぎ)ですから。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

女房殿は本日より、大阪のお友達のところへ。なんせこちらじゃ一切知り合いはおりませんので。今朝も20度を切って涼しい朝、それでもしばらく最高気温30度が続くそうです。今度の連休は好天が期待できそう。自分は引きこもってボンヤリ、無為無策な日々を克服して、しっかり音楽に集中するとか、数冊溜まった書籍の読了を狙うとか、最寄りの駅前のつけ麺屋をちゃんとテイスティングなど、宿題を考えなくては。そろそろ床屋さんに行くべき時期でもあります。

DG UCCG-3508昨日、取引先商談途中車中音楽は、Bach カンタータ「満ち足れる愉悦、健やかなる繁栄 」(第197番「神はわれらの確き望みなり」第8曲)/「われはわれを囲める悩みの中にも満ち足れリ 」(第58番「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」第3曲)/ 広き大地の蔵せる富も宝も (第204番「われはおのがうちに満ち足れり」第4曲)/「 われは御神の恵みに依り頼む」 (第97番「わがなす すべての業に」第4曲)/「 かかる時にもまた祈り求めよ」 (第115番「備えて怠るな、わが霊よ」第4曲)/「イエスこそ、わが呼びまつる」(第171番「神よ、汝の誉れはその御名のごとく」第4曲)「祝福あれ、主の御名により来たる者に」「 われら汝を頌めまつる」 (「ミサ曲ロ短調」第23曲/第5(6)曲)/「春のそよ風のほほを撫でゆき」 (第202番「退け、もの悲しき影たち」第5曲)/「力なき、弱き声といえども」 (第36番「喜び勇みて羽ばたき昇れ」第7曲)/「神はこの地上の息ある」 (第187番「彼らみな汝を待ち望む」第5曲)/「 われは喜びをもてわが乏しき糧を食し」 (第84番「われはわが命運に満ち足れり」第3曲)/「 われイエスをわが味方となしえなば」(第105番「主よ、汝の下僕の審きに拘らい給うなかれ」第5曲)〜カスリーン・バトル(s)/イツァーク・パールマン(v)/ジョン・ネルソン/聖ルカ管弦楽団(1989/90年)・・・バブル時代懐かしい当時大人気だったカスリーン・バトルの清楚マイルドな美声+パールマンのオブリガートが絡む作品を集めたもの。この人は声量が足りないとか、売れてからタカビーになって物議を醸した、みたいな噂ばかり、オペラ・ハウスから締め出されても、最近活躍の話題もちゃんとありました。

Bach 大好き、延々と安寧の旋律+耳あたり良きサウンドが続いて、なかなか雰囲気たっぷり、あくまでバトル+ヴァイオリンを堪能すべきCD。結論的に(不遜にも)”飽きる”ということ〜カンタータはちゃんと全曲を拝聴して、序奏とかコラール、他の声楽ソロとか組み合わせて一連の流れになっているもの。同じような色合い、味わいの作品ばかり並ぶと変化に乏しくて、いくら美味でも同じネタの寿司ばかり喰っている感じ。悪くないんだけどなぁ、難しいもんだ。

運転すると眠くなる癖有。故に高速使用せず、帰り途中本屋とかスーパーにて休憩を取ります。昨日は電気屋にて最新型タブレットPC試用。我がドスパラ・タブレット仕様違反があったとか?もともと壱万円を切る激安価格、更に千円分クオカードを送ってきました。先月京都に行ったついでにファーム・ウェアだかアップグレード?していただいて、反応はややよろしく改善、閲覧だけだったら充分実用水準でしょう。しかし、各社最新機種は薄いし、反応速度が体感抜群。Chromeが入っているものは(もちろん)我がサイトの表示は正常、妙な設定必要ありません。人気イチマイチらしいSurfaceも使い勝手なかなかよろしい感じ。

10年スパンで考えると、信じられぬくらい安くなったけれど、数万円を支出するには少々勇気が必要です。自分にとっての冒険は壱万円切りがギリギリ。それにエルゴノミクス形状のキーボード(マウスも)必須ですから。ソフトはあまり様子変わらぬが、ハードは日進月歩なのですね。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

ありふれた言い回し”台風一過”、雲ひとつない空に気温は17度、朝のウォーキングには少々寒いくらい。それでも昼には31度との予報、昨日は朝出勤時のみひどい風雨であって、昼からすっかり晴れました。その頃には東国〜北が大変だったのでしょう。テレビでは馴染みの嵐山は風景一変!水浸し、あちこち突風や竜巻も含め、被害は甚大です。家屋を流されたり、屋根を吹き飛ばされたり、クルマがダメになったり、これから先の暮らしの目処が立たない方もいらっしゃることでしょう。この異常気象は世界的な事象だそうです。

こちらノンビリとした出勤留守番、取引先は通常業務のところも多く、いくつかトラブル処理案件有。自分の担当ではないとはいえ、そこはヴェテラン、発生した事象を理解して善後策を講じました。相変わらず小さな(いつもの)実務処理ミス頻発、これは誰も気付くようなもの、処理途中にて(実務担当部局より)フォローが入ったけれど、ヒヤヒヤ〜自分のボケ連続を憂いております。ま、結果、すべて上手く行ったんだけれど、これはどういうことか。こんな感じほぼ毎日。全貌が見えぬと部分処理を正確にこなせない性格?いえいえ、単なるボケでしょう。努力改善いたしましょう。

BIS KKCC-2193Elgar 交響曲第1番 変イ長調 作品55/序奏とアレグロ 作品47(弦楽四重奏と弦楽合奏のための)〜尾高忠明/BBCウェールズ・ナショナル交響楽団(1995年)・・・1987-1996首席指揮者時代の録音。このオーケストラをちゃんと拝聴したのは初めてかも。シノーポリの雄弁、ショルティの骨太筋肉隆々演奏に驚いた記憶(良し悪しに非ず、個性として)有、こちら対照的に英国の落ち着いた味わい+日本人らしい細部繊細な描き込み、磨き上げがみごとな完成度であります。とても地味であり、音量も小さいのは録音の加減でもないしょう。鳴らないオーケストラではなく、音量を抑制しても、見通しよろしく明晰、打楽器の低音もみごと。もとよりお気に入りの作品、新旧十数種の在庫有、最近聴く機会が減っておりました。(上記、色濃い演奏拝聴以来)日本では人気薄き英国音楽、Sibelius 並みの人気出ても不思議ではない、含羞と抑制に満ちた清涼サウンドを堪能いたしました。

LONDON 430 143-2今朝よりR.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(1968年)/交響詩「ドン・キホーテ」(1973年)〜ズービン・メータ/ロサンゼルス・フィル/デイヴィッド・フリシナ(v)/クルト・レハー(vc)/ジャン・フリンカ(va)・・・恥ずかしい、何言っているんだかワカラんコメント(8年前)有。1970年頃、若手メータ/ロス・フィルの録音は注目され、ベストセラーになりました。当時、廉価盤しか買えなかった子供には拝聴不能、中年に至って中古CDを集めた経緯。朝の音楽として選局失敗、ちゃんと全部聴いたけれど、動き鈍いノーミソに、ちっとも反応いたしません。仕切り直しましょう。

では、行ってきます。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

台風上陸か。こちらもかなりの雨模様、風も出てきました。京都滋賀福井に「特別警報」とのこと。本日出勤当番、世間では3連休、季節も良くなって遊びに行っている方々も多いことでしょう。こちら昨日は予報に反してほとんど雨らしい雨なし。終日ごろごろして過ごしました。ドラマ「半沢直樹」てっきり最終回かと思ったら、来週だったのだね。これくらいしか楽しみがないのも寂しい人生也。愛之助さん絶好調、ドラマは悪役こそキモだ。

留守番、セキュリティ解除シャッター開け担当なので、定時ギリギリに出勤しましょう(一応フレックス)。

CPO 999101-2Michael Haydn 交響曲第1番ハ長調MH23 P35/第2番ハ長調MH37 P2/第3番ト長調(嬉遊曲)MH26〜ボフダン・ヴァルハル/スロヴァキア室内管弦楽団(1991年)・・・1990年前後、未だCDが高かった頃、メジャーではない作品を意欲的に聴いておりました・・・というか、売れ残って店頭処分、安く売っていたというのが真実。知名度高くない演奏家も然り。たしかVOXにMichael Haydnのピアノ協奏曲集があったような?(アンタル・ドラティ)5歳下弟Haydn( 1737- 1806)には44曲の交響曲があるそうな。両端楽章に急、緩徐楽章を経、第3楽章にメヌエットが配置される古典的佇まいであり、演奏印象もあって端正、明朗、典雅な美しい旋律たっぷり堪能できます。但し、自在の変化、陰影という点では、3曲続けると集中力は続かぬかも(聴き手の問題か、慣れていないだけか)。第2番ハ長調(トランペット、ホルン大活躍)はスケール大きな名曲に間違いなし、しばらく聴きこんで、彼の世界に馴染むつもり。

Bohdan Warchal(1930-2000)はスロヴァキア・フィルのコンマスも努めた往年のヴァイオリニスト。来日もしております。かなり以前にVivaldiを聴いていて、残念な印象を得ていたはず(処分済/当時の印象は当てにならぬもの)。しっとりと瑞々しいアンサンブル、残響豊かな音質もあって、現代楽器による豊かな、マイルドな響きを堪能できました。CDでは20曲入ったボックスもの(6枚組CPO999 591-2)が入手可能かも。NMLてに拝聴可能です。

ちょっぴりその辺り関連。先月拝聴したHaydn 交響曲第1番ニ長調〜デレク・ソロモンス/レストロ・アルモニコ・・・小粋な古楽器演奏は、いかにも”弱い”といった印象有。アダム・フィッシャー/オーストリア・ハイドン管弦楽団(1990年)を取り出して聴き比べました。これが1987年より録音開始して、熟達のノリと迫力、トランペット圧巻の迫力は凄い説得力。まるで別の作品を聴くかのような印象でした。

では、激しい風雨のなか、5分掛けて出勤してまいります。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

台風18号接近。本日明日と記録的豪雨との予測出ております。困ったもんですねぇ、また浸水するのでしょうか。昨夜半ちょっと降ったみたいで、今朝のウォーキングは地面が濡れ、公園には水たまりができておりました。(てなこと書いているウチに盛大に雨)好天だった昨日のうちに、ご近所徒歩十数分中華料理屋さんへ初訪問(けっこうフツウにおいしい、味も濃過ぎない脂っぽくない)昼食それなり堪能(入りにくい造りやなぁ。内装雑然)。夕方はバスにて最寄りの駅前迄出て(ほんまの)高級活魚屋にて呼子の烏賊活造り+α少々(高いからね、酒も桁違いなので瓶ビール一本のみ)、外の作りは立派だし、味も悪くないけれど、エアコンがカビ臭いのに耐えられません。高級店であれなんであれ、最低限の内装と清潔感(雰囲気)必須でしょう。

そういえば一昨日の夕方、いつものご近所”Lusicca”にて夕食〜ここのオムレツはなかなか美味しいし、初めてカレーをいただいて、塩分の少なさに驚きました。かつて、数度自家製ドレッシングの塩分に難儀したけれど、改善されております。お洒落、値段格安、それなりの味・・・悪くないと思いますよ。

昨日は午前中、【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新のため懐かしい音源しっかり拝聴。更新のため、部分聴き含め最低3回は聴くんです。だから、三度拝聴に耐えぬ音源は没に。昼は暑いし、外出外食続いて、夜はつるの剛士の歌とか、しっかり2時間ドラマ拝見した(ツマらなかった!ヒロインが美しくない)ので音楽は全然聴けておりません。夜更かししたのに、今朝はいつにも増して早朝覚醒〜このパターンは体調よろしいという証拠かも。

VOX CDX5083今朝、静かな音楽を聴きたい・・・Messiaen 「世の終わりのための四重奏曲」〜ニューヨーク・フィロムジカ室内アンサンブル(1972年リリースとの表記)拝聴・・・戦中独逸の収容所にて書かれた前衛的暗鬱難解作品?トゥランガリーラ交響曲に馴染んでから、素敵にキラキラした世界を堪能できるようになりました。 イシドア・コーエン(v)ってジュリアード弦楽四重奏団でしたっけ?ティモシー・エディ(vc)ってオライオン弦楽四重奏団のメンバーか。ジョセフ・ラバイ(cl)は音源はあるけど、経歴は探せない。ロバート・レヴィン(p)は彼(か)の古楽器の名手のことでしょうか。日本の発売窓口が狭かった廉価盤レーベルVOXへの録音が多かったから、知名度の低い団体はけっこうな実力派でした。

かつてピーター・ゼルキン(p)、リチャード・ストルツマン(cl)等アンサンブル・タッシで話題になった作品、最近人気ないなぁ。静謐、諦観、希望、ラスト「イエズスの永遠性への賛歌」に至って(ワタシみたいな無神論者でも)感銘粛々と押し寄せて45分は短く終わりました。続くLe merle noir(黒つぐみ)を担当するのはペイジ・ブルック(fl)、この人はたしかニューヨーク・フィルの奏者。(ピアノはロバート・レヴィン)Messiaenの鳥の声描写執着には驚くばかり、こんな儚げな声に日本人の感性は共感いたします。わずか6分ほど。

年齢的にも、季節的にもこんな繊細な音楽を愉しめるようになりました。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

昨日は夕方眼が痛くて難儀したけれど、今朝はそれも含め体調良好。涼しいですね。ウォーキング(ほとんどストレッチ主体)時、眼球運動を心掛けて、おそらくはその辺りの血流はよろしくなっているはず。幸いこの年齢(とし)になっても、老眼はほぼありません。若い頃からド近眼+乱視なので眼鏡は手放せないけれど、ちょっと弱めの度数にてパソコン対処しております。前職場キツかった職務に贅沢JINCPC入手し、5本眼鏡とっかえひっかえ利用率は20%ほど?(効果あるか不明)マウス腱鞘炎は完治していなくて、毎日肘への膏薬は手放せない状態、それでもエルゴノミクス機器+ラクなお仕事にて少し軽快しております。パコソンは趣味だけど、完全にやめれば完治するのでしょうか。

数週間掛かって読了した本田宏「誰が日本の医療を殺すのか〜「医療崩壊」の知られざる真実」(洋泉社新書)・・・2007年発行入手したものは2010年第7刷だから売れたんでしょう。この時点日本の医療費は31兆円、数日前の新聞報道では38兆円とのこと。こりゃエラいことでっせ、とはいうが国の支出はそのうち1/3、公共投資の1/5(1/10?それ以上か)くらいだそう。国民健康保険は立派な制度であり、国民皆保険・誰でも比較的安価な費用にて治療が受けられる制度というが、保険料未納問題でその建前は既にかなり崩れているし、医師不足+信じられぬ過酷な業務(時間辺り労働単価ではワタシのほうが上?)で、あちこち診療ができなくなっているのは周知の通り。これは厚労省が「医師が減れば医療費は抑制できる」という大馬鹿政策の結果だそう。政府の資料でも既に医師不足は明確、しかもその基準は「医師免許を持っているもの」(つまり医師を辞めたり、引退した人も含めて計算)、医師一人あたりの国民人数(の多さ)は先進国中下位に沈み、GDP比率の出費もほぼ最下位とのこと。

医院が儲けられない仕組みは種々強化されているそうで、挙句、医療訴訟でしょ?以前にも別な書籍にて拝見したが、医療ミスと刑事訴訟は馴染まなくて、医療当事者の責任ばかり問えばそりゃ辞めますって。種々衝撃的な実態に、ページを繰る度に戦慄が走ったけれど、一番哀しかった事例は・・・患者が危篤状態に至って親族に集まっていただき、いったん症状落ち着いて帰っていただいた。しかし急遽症状悪化し、死に目に会えなかったとのこと。もちろん医療ミスはなし。亡くなった時に主治医は手術中、遺族は”主治医を出せ!”と息巻いて、手術を終えて戻った医師に土下座を強要した・・・

そりゃ、やってられまへんで。

誇りと責務のみで医療はできないし、その裏返しとして(ほんの一部の)スーパードクターをもてはやす風潮にも危機を覚えます(ブラック・ジャックの影響か)。現居住地は日本有数の”若い”エリアであって、小児科も小児専門歯科もあります。前居住地(尼崎)は老人向けの整形外科とかマッサージみたいのが乱立、フツウの町医者・診療所もけっこうあったけれど、半分閉めているような(おそらく)医師高齢化っぽいものでした。もう一世代”医師抑制”してきて、やや医大定員増とはいえ、ちゃんとした人数に戻るのはいつの日か・・・過酷であり責任ある医療行為にはそれに相応しい報酬と休暇が必要です。(じつは、医療崩壊関係書籍もう一冊入手済、これから拝読予定。気分重くてなかなか読み出せない)

(話変わって)そろそろ最終版に向かっている「あまちゃん」のこと。我らクラシック親父のブログを拝見しても可愛い!あんな娘が欲しかった!絶賛の嵐・・・すごい人気。じつは・・・ワタシもまったく同感。キャラの際立たせ方、スピード感のあるストーリー展開、細部のこだわり、音楽の素晴らしさは前提として、能年玲奈文句なし!滅茶苦茶可愛い。これほど国民各階層に愛される女優さんも珍しいのでは?若い同世代女性にはどうなんでしょうか。この後の彼女のイメージ作りを心配しちゃうほど。

昨夜、大友良英「あまちゃんスペシャル・ライヴ」、ノリノリの音楽に感動いたしました。団員にはけっこう若い女性も加わって、カッコ良かったですね。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

ドラマのない毎日やなぁ、性格的にこんなお仕事あと3年半保ちそうもなし・・・今週ヴェテラン・パートさんがひとり定年退職、来春引退の辣腕パートさんの実務作業の流れ(サイドのは引き継ぎ済〜これが基本作業確認として有用であった)メイン分、概要伺いました。取引先からの曖昧、種々バラバラな情報を”確定情報”として取り込むのがさすがのワザと熟練、なんせ20余年歴史の集大成ですから。(情報を取引先にいただくところから)川上に遡って改善しないと、まともな近代組織としては落第でしょう。それと現在営業担当二人分の情報をまとめて作業して、これをわざわざ分割して各々やれ、というのも非合理的(当面仕方がない)。お仕事というのは効率だけでは計算できぬし、景気のよろしかった頃には少々目をつぶって良いけれど、売上比率8.6%のところに現状人員16%掛配置しているのはおかしい。合理化大賛成。但し、考え方、趣旨の徹底、合理化工夫の方向が示されず、”一人引退だからそのまま”というのはないでしょ。ほんま、組織の体を成していない職場だ。誰も悪気はないけれど。職場風土と文化、歴史なんだけど。

ま、作業内容の概要はほぼ理解いたしました。数ヶ月時間を掛けて習熟いたしましょう。以上、場末のロートル・サラリーマンの愚痴でした。今週もなんとか週末にたどり着きました。昨夜はちょっぴり蒸し暑かった。すっかり風邪から癒えたはずの女房殿、何故か時々咳き込んで苦しんでおります。トルコにて物騒な事件有。台風18号発生もちょっぴり心配、iPhone思わぬ不人気株価低迷とか、あまり興味ありません。

ALIA VOX KKC-5317Handel 水上の音楽(組曲第1番ニ長調&ト長調/短調、組曲第2番ヘ長調)/王宮の花火の音楽〜ホルディ・サヴァール/ル・コンセール・デ・ナシオン(1993年)・・・水上の音楽の組曲表示はCD表記に従ったもの。通常馴染みの曲順とは異なっているみたいです、って一通り聴き知った作品程度、あまり熱心に拝聴機会はありません。金管大活躍、祝祭的賑々しいハデ作品!とのイメージがあって、現代楽器だったらちょっとご遠慮したい・・・というのは先入観、もうずいぶん5年以上作品そのものを聴いておりません。さっぱりとした旋律処理、軽快なリズム感、柔らかく爽快な金管、もちろん弦楽器のマイルド素朴な響き、木管のニュアンス、しっとりとした情緒、抜群のバランス感覚、整ったアンサンブル・・・あまり数をこなしていないHandel イメージからちょっと離れて、新鮮に聴き取りました。自然な音質も特筆すべきでしょう。

Schubert 幻想曲ハ長調 作品159(遺作)D934/ヴァイオリンとピアノのための2重奏曲イ長調 作品162〜リカルド・オドノポゾフ(v)/エドゥアルド・ムラツェク(p)((p)1972)・・・1990年代CDが高価であった時代、演奏家選ばず安価なものばかり狙って結果、珍しい音源を入手しておりました。リカルド・オドノポゾフ(Ricardo Odnoposoff1914 - 2004年)は戦前ウィーン・フィルのコンマスであった由。しっとり情緒豊かな、味わい深いヴァイオリン、ゆらゆらとしたヴィヴラートがなんとも云えぬ魅力。深い眠りからゆったり、快く覚醒していく風情の「ファンタジー」は大好きな作品です。

それでは行ってきます。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

昨夜、鼻炎用抗アレルギー剤を止めたら目眩など症状今朝は快復、副作用、薬ののみ併せだったんでしょうか。参りました。ただでさえふだん遊んでいるのに、いっそう職場での信頼を失うじゃないの。今朝も涼しくて、やはり秋なのでしょう。昼間の強い日差しはいつまで続くのか。テレビ番組の改編期を迎え、お気に入り番組が次々終了、オモロくもないスペシャル番組ばかり、ゆっくり音楽でも聴きましょう。

ネットから音源を入手してそのまま忘れたり、棚中在庫もボックスものまとめて入手して例えば”10枚のウチ2枚はとうとう聴いていない”みたいな事象が発生しております。Carl Orff(Membran10枚組)はオイゲン・ヨッフム三部作(旧録音)中心に、サヴァリッシュによるステレオ初期のオペラも揃えて魅力的なセット。しかし、ラスト10枚目menbran 233375「カルミナ・ブラーナ」〜リチャード・クック/ロイヤル・フィル/アン・アーキボルド (s)/ジョン・グラアム・ホール(t)/ピーター・シドム (br)/ロイヤル・コラール・ソサエティ/テンプル教会合唱団男声セクション(1995/7年)・・・未聴放置状態。ヨッフム旧盤と作品ダブって収録された意図も理解できませんでした。昨夜、そうか一連の優秀録音を誇るRPO録音なのだな、と気付いて初拝聴。

「カルミナ・ブラーナ」ってやたらと賑々しい、体調やら精神状況よろしくない時にはご遠慮したくなるもの。これは予想通り、自然な奥行き空間、打楽器リアル迫力充分ながら突出しない、合唱がきんきん刺激的にならぬ優秀録音でした。リチャード・クックは合唱畑のスペシャリストらしく、声楽の扱い、バランス最高、こんなクリアかつ喧しく至らぬ演奏は初体験でした。”カルミナ・ブラーナってもっと血湧き肉踊る土俗的作品でしょ”と考えていたけれど、こんな演奏こそ日常聴きに相応しいと確信。

たったこれだけの文書に一時間掛かるのは、やはりノーミソの働きが鈍っている証拠(ヒマだけど)。なんとか元気で出勤いたしましょう。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

ここ数日体調イマイチ、朝起きるのがツラく、気合を入れれないとウォーキングに出掛けらないほど。以前ほど締め切り連続、次々と襲いかかる無理難題、取引先との葛藤、みたいなことは皆無、逆にあまりにな〜んもない、必要とされていない、存在感が薄い、というのがストレスかも。スケベ根性が抜けないのだな、いつまでも。昨日、商談先より戻ったら某重要商品生産に関して大問題発生しており、横で伺っていて最悪状況概ね理解できたが、自分の担当領分に非ず、ご当地の風習に従って、さっさと帰りました。問題課題成果を全体共有する習慣がないのだね。ま、残っても邪魔になるばかりだし。マネージャーでもなし。

女房殿は本日再検査、なにもないことを祈りましょう。

先週辺りから某音楽がノーミソ中に鳴っていて、それはMozart の管楽器系協奏曲(いろいろ)の伴奏部分と気付きました。Mozart ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412+514(386b)/第2番変ホ長調 K.417/第3番変ホ長調 K.447/第4番変ホ長調 K.495/変ホ長調(K.370b & 371)/断章 変ホ長調 K.494a〜バリー・タックウェル(hr)/フィルハーモニア管弦楽団(1990年7月)・・・英国(オーストラリア出身)の名手は1961年ペーター・マーク/ロンドン交響楽団との英DECCA録音(パブリック・ドメイン拝聴可能)を皮切りに、マリナー/アカデミー(1971年)、イギリス室内管(1985年)、そしてこのCOLLINS録音と連続録音しております。1931年生まれだから59歳(おそらく)ラスト録音。大好きヴォルフガング作品中、やや苦手作品?どれも同じように聴こえる罰当たり者。おそらく聴き込みが足らんのでしょう。古楽器系演奏も拝聴機会なし。世評高いデニス・ブレイン(評価揺るがぬ鉄板録音)も、数度拝聴したのみ、特別な印象を得ておりません。名手ザイフェルト盤は駅売海賊盤にて長い付き合いになるが、これもカラヤンの印象ばかり(←再確認しなくては)。

スムースなクセのない技巧、弾き振りのオーケストラも軽快淡彩なるアンサンブル。これ以上のコメントもできぬもどかしさ。第1番ニ長調ロンドには初稿加筆版+ジュスマイヤー完成版両方収録されるのは最近の習慣です。どれも名曲、棚中在庫数枚、真面目に拝聴しなくては。

では、行ってきます。

一昨日昨夜と鼻水が不快だったので、久々抗アレルギー薬を服用。朝は高血圧対策を服用して、一週間ほど?副作用か、昨日から後頭部がどんよりして、本日午前中耐えがたいほど、目眩、耳鳴りも盛大、昼から帰らせていただきました。もとより午前中くらいで充分クリアできるお仕事量ですし。夕方、女房殿精密検査よりご帰還、無事嫌疑は晴れ無罪放免とのこと。よかった!

LP EMI ASD 1140あまり音楽を聴ける体調に非ず。それでもちゃんとデニス・ブレインを聴かんとなぁ、と考えておりました。Mozart ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412/第2番変ホ長調 K.417/第3番変ホ長調 K.447/第4番変ホ長調 K.495〜デニス・ブレイン(hr)/ヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(1953年)・・・もちろんパブリック・ドメイン。今となっては時効な違法CDR(LP復刻)を10年ほど前にいただいておりました。音質かなり良好、現役。タックウェルと同じフィルハーモニア管弦楽団は、さすがカラヤン熟達のニュアンス、しかも後年ベルリン・フィルとの再録音より重くはない。ブレインのホルンは豪放力強く、味わい個性の色濃いセクシーな音色。鉄板評価にも納得。メジャー評価なものを微妙に避ける癖があって、ちゃんと聴いていないものが多いんです。ホルン協奏曲って(フルートなんかもそうだけど)連続して聴くには少々ツラくて、例えば序曲〜協奏曲〜声楽作品〜交響曲〜みたいな演奏会風配列、一曲のみ拝聴というのがよろしいかと。(写真はネットより勝手に拾った画像LP EMI ASD 1140)


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

どんより曇って涼しい朝、Google天気予報は「雪」〜降ってみせろ。感覚が麻痺しているのか、昼は30度を超えて残暑厳しいけれど、夕方もう涼しいから秋なのでしょう。昨日は定年退職されるパートさんのための昼食会、ノン・アルコールビールというものを実質初めて(ちょっぴり)味わいました。35歳で採用、25年勤続ねぇ、立派なものですよ。十年ほど前迄は職場の慰安旅行というのが存在して、そんな想い出を語っておりました。銀行など他の職場経験もあり、ここの職場はほんまに真面目であった、との述懐有。お仕事はまずまずの今週出足、営業実績別として。女房殿健康診断で引っ掛かって、再診指示有、心配です。酒も煙草も暴飲暴食もなし(自分と違って)太ってもいないし、それでも病というのはあり得るのだな。

Mozart ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482/第23番イ長調K.488〜ジョス・ファン・インマゼール(fp)/アニマ・エテルナ(1991年)・・・幾種か揃えているMozart ピアノ協奏曲全集中、聴く機会が少なかったもの。記憶では、イマイチ愉しめなかったような・・・久々の拝聴印象は、練り上げられ、陰影深い古楽器オーケストラ+ソロ音量が小さいバランス・・・そうか、フォルテピアノがちゃんと聴こえいないぞ、というのが不満だったのでしょう。世評は割れていて曰く”カデンツァ最悪”〜そうでしょうか。支持派にも”ピアノフォルテの音の貧弱さが気になる”と有、ワタシも同様の印象です。少々ボリュームを上げしっかり集中すると、これが本来のバランスなのか、現代楽器の先入観を捨て、別物として堪能すべき個性と感じ取りました。名曲中の名曲、様々な切り口にて愉しみたいもの、これも得難い個性として、今回は拝聴いたしました。

CCC 0000632CCC この盤は処分してセットに買い替え済Mussorgsky/Ravel 編 組曲「展覧会の絵」〜ヘルベルト・ケーゲル/ライプツィヒ放送交響楽団(1960年)・・・前回拝聴より5年経過、こんなに鮮明リアルな音質だったの?って、既に当時そう書いておりました。オーケストラの音色が微妙にジミであり、色気はなし(けっこう上手いオーケストラ)。ケーゲルの表現は常に冷酷であり、旋律の末尾をスパっとけじめを付けて詠嘆に余韻を作らない。静かな部分では充分怪しく、大音量に爆発しても熱狂にアツくならない、無表情のまま攻撃は続く〜といった風情。Prokofiev 三つのオレンジへの恋〜6曲(1962年録音)も同様(音質云々というかつてのコメントほどでもなし)、Bartok 弦楽のための嬉遊曲(1961年録音)に至っては、あまりの厳しさにラスト迄聴き通せない・・・

行ってきます。

無線エルゴノミクス・マウス到着。しかし、先日挙動不審だった職場現マウスは立ち直って、当面交換の必要はありません。お仕事は昼から取引先に出掛け、行き帰り渋滞に巻き込まれ、随分時間が掛かりました。そんな話題はどーでもよし。

外出や出張、旅行の機会は滅多にないので7インチ・タブレットはほとんど眠ったまま。”自分のサイトが他の環境によってどう見えているの?”〜気になって覗いてみると・・・以前から気付いていたこと〜【♪ KechiKechi Classics ♪】 (この「音楽日誌」も含め)テキストが左に片寄って表示されるんです。右側に空白が出る。ワシのHTMLもエエ加減やからなぁ、Andoroidとは相性悪いのか、そう思っておりました。その件、ネットで検索するとありがちなことだったんですね。対処法も有

Androidのブラウザの「ページの自動調整」の機能がオンになっていることが原因です。この機能を切ることで、改行されなくなります
・・・とのこと。さっそく我がドスパラ・タブレットでも実行、おお!ちゃんとフツウに表示されるではないか。よかった。数少ない読者には「Androidスマホ」や「タブレットPC」の人もいることでしょう。ぜひ、実行されたい。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

先週は雨断続的に降って、今週は予報によると好天続き、最高気温は30度を越えるとのこと。しかし、今朝の体感はすっかり秋風情、二日間引きこもった挙句、また変わり映えのしない一週間始まりました。昨夜、2020年オリンピック東京開催決定の様子、あちこちテレビ特集していたけれど、凄い熱狂、感涙感激なんですね。多くの国民が喜んでいることに価値有。7年間、先の目標ができたということでしょう。大ヒットドラマ「半沢直樹」5分遅らせた男子バレー韓国に惨敗、オリンピック問題にて苛つく隣国に配慮したわけでもあるまいに、一度もリードを奪えないのはどーいうことか。

ミス連続目立った先週を反省して、仕切り直しましょう。腰が引けても、逃げ出すことはできぬし、逃げ出すほどの仕事でもなし。懸案だった職場用エルゴノミクス・マウス、前回自宅用に入手したものと同じものがamazonに出現して、無事入手出来(送料込1,780円無線)。到着数日後、2年くらいは保つことを祈りましょう。昨夜半、女房殿無事ご帰還。

これはネットで拾ったLPジャケットSchumann ピアノ協奏曲イ短調/Chopin ピアノ協奏曲第2番イ短調〜フー・ツォン(p)/ペーター・マーク/ロンドン交響楽団(1960年)・・・往年のWESTMINSTER録音、ご教授いただいたサイトより音源入手したもの。(ウィーン国立歌劇場管弦楽団は誤り)さすがにやや曇った音質は、聴き進むにつれ気にならなくなりました。当時26歳、名前ばかり、ほとんど拝聴機会はなかった(メジャーレーベルへの録音は少なかった?)名ピアニスト、馴染みの作品はいつになく新鮮に響きます。噂ではかなり浪漫な演奏をするとのこと、ここでは恣意的な表現皆無、四角四面でも未熟でもない、初々しい情感と熱気と勢いに溢れておりました。ペーター・マークの伴奏もお見事。

ここ最近、とくに数ヶ月前スピーカーを替えてから、音質を気にするようになりました。先日もちょっと太古音源に対して不遜な態度を反省。所謂鮮明な音質のみ求めているのではなく、好みの音を探しているだけなんです。VOXBOX CDX3 3502Beethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」〜アルフレッド・ブレンデル(p)/ズービン・メータ/ウィーン交響楽団(1961年)・・・メータのデビュー録音、LP時代、奥行きも残響も足りない劣悪VOX音質に悩まされた記憶有。CDとなってかなり改善されているとはいえ、優秀録音には程遠い・・・仰々しい華やかさと威圧感+苦手な代表作品、しかしブレンデルの知的に抑制されたタッチなら抵抗なく拝聴できる・・・って、結局昔馴染みにまったりしているだけかも。ここでの(情けない)音質は全然苦痛じゃなくて、リンク掲載CD処分して35枚組ボックス入手、アントニオ・ヤニグロとの協奏曲等VANGUARD音源は優秀録音、それ以外は”VOXにしては・・・”的、例の水準。でも、全然気にならない、音楽は素直に耳に入ってきました。

旧態昔馴染みばかり聴く機会は多いけれど、新しいものがすべて進歩して改善されているとは限らない。では、行ってきます。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

祝・2020年東京オリンピック開催。正直なところほとんど興味なし。その頃には現職場引退、職業も年金も不如意にて苦しんでいるかも。7年後には原発事故処理の目処経っているのか・・・景気回復も含め暗い事件ばかりの日本国民にはエエことかもしれません。昨夜、エルゴノミク・マウス(バーチカル-直立-タイプ希望)のオークション入札あえなく敗退、予備の注目分もアウト、amazonを探しても(自分なり相場よりずっと)皆高いのだな。希望千円、譲って2,000円迄。自宅用一個入手しておいてよかった。プリンター環境無事構築できて、ほっとしております。日常あるべきものがない、というのはストレスなんです。

昨夜半に雨、今朝のウォーキングはサボりだな、と期待していたら、雨は(一応)上がっております。立松和平「知床に生きる〜大船頭・大瀬初三郎とオホーツクに生きる」(新潮社新書)・・・気分爽快壮大なる一冊。大昔学生時代に遊びに行ったし、バブル時期にお仕事にてウトロ辺りまで行ったっけ。カスタマーレビューは「ノウハウ本」として捉えているようだけど、自然との共生、北海道人として自然との接し方について共感するものがあります(実際は都会の団地育ち/田圃も見たことがなかった)。磯焼けと言って、ここ10年以上海中状態が荒れていることは伺っておりました。もちろん乱獲(含む近隣諸国)も一因、地球温暖化による海中温度の変化、魚種交代が不漁の主原因でしょう。誇り高き大瀬初三郎は青森県出身、ワタシの世代で北海道出身2代目(もうちょっと歴史のある家柄では3代目)、爺さん婆さんは出身地本貫地が違って、曾祖父・林 喜三八(字違ったかも)は越後・柏崎から瀬棚に出てきたそうです。

北海道の自然の厳しさ、寒さ、経済状況を知っている自分は北海道に戻るつもりはない(経済規模的に長男しか残れない)けれど、胸をアツくして拝読いたしました。雪のない冬は北海道人には夢、母親はもう十数年毎冬次男坊のところに遊びに出てきております。

これはSFON-2541 17インチLPTchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜ユリ・ブーコフ(p)/ジャン・フルネ/ウィーン交響楽団(1958年)・・・ここ数日Tchaikovskyばかり。LP時代懐かしい廉価盤グロリア・シリーズだったなぁ。Rachmaninov 音源はないのか。2006年に亡くなったブルガリア出身仏蘭西のピアニストだったそう。1960年台、リヒテルとかクライバーンとかワイセンベルク(これは1970年)、相次いでベストセラーになっていた名曲、自在な構成、ラプソディックな名曲と思います。たしかな技巧、気品のあるスケール、フルネのバックも配慮あるもの、音質かなり良好。

TELDEC WPCS6053先週聴いていて言及漏れ、Bruckner 交響曲第9番ニ短調〜ヨーゼフ・カイルベルト/ハンブルク州立フィルハーモニー(1956年)・・・1999年たしか岡山に転居して最初に購入したCD。ちゃんと2年ほど前に再聴・再コメントしていたことは失念、今年2013年春に変更したスピーカーの効果は歴然、音質にまったく不満なし(1956年でっせ!)。地味渋無骨サウンド、飾らぬ迫力表現に魂揺さぶられるほど感銘を受けました。子供の頃実演を聴いたであろう現地の爺さんは、シモーネ・ヤングに伝統を聴きとったでしょうか。

「サイト(ブログ)更新は自分のための備忘録」という大原則に従って、ヲタクな趣味の記録を残しておきましょう。自主CDとはネットから調達した音源(.mp3とか.flacとか.ape)を.wav変換してCDR(@17弱)に焼くもの。どなたか”CDRって5年くらいしか保たないよ”と助言いただいたけれど、既に十年を超えて現役なものもあります。光に弱いそうで、きっと保存状態がよろしいのでしょう。今回のプリンター騒動に言及したスリーブ印刷はイメージ沸かないかな?自主CDはもちろんオリジナルであって、収録情報を詳細残すのは当たり前、これを時間を経て再聴するときにリニューアルするんです。気分転換ですね。

これが元これがリニューアル後例を挙げると、Tchaikovskyの後期交響曲集、ムラヴィンスキーの旧モノラル録音+第4番担当はザンデルリンク(1956年)を自主CDしたのは4年ほど前?これを本日衣替えいたしました。左が旧、右が新、録音時期会場詳細情報が付加され、DGオリジナルの写真付き・・・ここしばらくロジェストヴェンスキーの演奏ばかり聴いていたけれど、そりゃムラヴィンスキーは引き締まって壮絶!泥臭い露西亜風とは一線を画して、流線型カッコ良い表現に+”露西亜に期待される迫力馬力満載”演奏でありました。ちなみに収納の袋は25枚(CD50枚収納)105円のもの。これはそれなりの量貯まればA4紙にて箱作って収納・分類+背表紙付けて自主CD収納棚棚に収納しております。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

お仕事細かいミス連続にボロボロ、これだけ連続すると、既に致命的なトラブルを起こしつつあるのか、というくらいヒドいもんです。精神的にユルんでおるのだろうな、折角の週末、鬱鬱として今朝、ま、やるべきことは決まっている、逃げられないし、と思い返しております。ちゃんとフォローして乗り切りましょう。とにかく気分転換して仕切り直し。朝、ちゃんといつもの起床時腹筋+腰のストレッチ+(ちょろ)ウォーキング+ストレッチ実施。涼しくて気持ちよろしい。

マー君の大活躍さておき、テレビ・ドラマ大好きなワタシ〜「DOCTORS2 最強の名医」〜オモロかったですね。沢村一樹(相良先生=エロ男爵)の超人ぶりさておき、なんといっても高嶋政伸(森山先生)の怪演ぶりは前シリーズよりいっそうハジけてキャラが際立ちます。チーム森山の面々、医院長(野際陽子)の個性の描き分けもわかりやすい。

女性陣が皆素晴らしいのだな。比嘉愛未(宮部看護師)の美しさは際立って、時々私服で登場するとガラリイメージ変わってドキドキするほど。恋に揺れる女性を演じて、若い女性にも共感を呼んだんじゃないか(ちょっと化粧濃いけど)。蘭ちゃんも熟女の魅力爆発。エスアイ製薬会社勤務のMR滝沢沙織は長身・長い脚のパンツルックが素敵、すっかりファンになりました。

明日は「半沢直樹」だ。こちら辛口硬派本格派ドラマ。唯一の息抜きは彩ちゃんのみ、もう壇蜜の出番は終わったし。(以上。東海地方のエロ男爵感想)

評判よろしからぬ(らしい)Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ロンドン交響楽団(1987年英IMP録音)・・・先日連続して旧録音を拝聴したばかり、よろしからぬ噂やら割れた評価を伺うと、自分の耳で確かめてみたくなるもの。果たして”死んだみたいに抜けきった”演奏(?)なのか。弦が弱い、アンサンブルのズレがどーの、オーケストラと意思疎通できていない、とか。

結論的に、とても気に入りました。旧録音はかなり残響にクセのある音質(大昔の記憶より改善顕著ながら)が、泥臭いサウンドをいっそう強調しておりました。こちら、ずいぶんとアクが抜けたような爽やかサウンド、弦が弱いのではなくて金管の強調が常軌を逸しておるのだね。それも含めて音質かなり良好。オーケストラの響きは洗練され、表現は(以前のイメージ、期待から離れて)まともにスタンダード、露西亜風地元の味付けを求めるなら不満を感じる方は多いことでしょう。第2楽章に於ける長大なるホルン・ソロは充分みごとな聴かせどころ、しかし、モスクワ放響のびろびろ激甘ヴィヴラート(それを聴きたい!という方は多いことでしょう=ワシも)に非ず。語り上手に最終楽章に突入、充分盛り上がっているけれど、どこか醒めている?印象ないでもない・・・いずれ、ワタシはこの演奏支持派であります。

ワタシは法事を失礼して留守番、女房殿は久々の実家に出掛けました。本来、先月行く予定がひどい風邪に倒れていたからね。午前中ずっと読書しつつ、音楽拝聴しておりました。(医療崩壊の書籍は内容重すぎて、遅々として読了できない)まず、中途半端失礼なコメントになっていた?かな、Schubert 交響曲第1番ニ長調D82〜ユーディ・メニューイン/メニューイン・フェスティヴァル管弦楽団(1967−8年)再聴・・・誠実な表現、作品テイストを味わうには充分。音質ややぱっとしないこと、不満は全体に響きが薄く、やや濁って魅力が不足ことくらいか・・・って、結局同じようなこと書いておりますね。

写真は米COLUMBIA M 31801Grieg ピアノ協奏曲イ短調/Rachmaninov パガニーニの主題による変奏曲〜フィリップ・アントルモン(p)/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1958年)・・・こんな音源もパブリック・ドメインに至ったから喜んで自主CD化いたしました。これが目が覚めるほど鮮明な音質、爽やかキレのある初々しい技巧、厚みたっぷりゴージャスなバックに文句なし。アントルモン当時24歳でっせ。以前所有していたCD処分の経緯はすっかり記憶なし、これがオリジナルの組み合わせらしい。ここ最近、GriegとかSchumann辺り、浪漫派のピアノ協奏曲はすっかりお気に入りとなりました。パガニーニ変奏曲はLP時代よりのお気に入り、甘美な旋律の魅力は第2番と双璧と思います。一般にネット経由で持ってきたオーマンディの音源はLP時代からお気に入りでした。多い。

本日、夜プリンター到着とのメール有。現在これを執筆しているのはAcer AspreRevo(7)来月でちょうど4年目、どこといって不具合はないのでしばらく使い続けます。しかしAtomマシンは非力が目立ちますね。音源変換しつつWordにてスリーブ準備、ネットにて画像検索〜コピーといった作業はかなり苦しい、遅い。落ちる寸前といった感じ。ノートも「8」を稼働させるには少々苦しく、結局女房殿の「7」(Dellカッコ良い赤色)マシンが(時々調整のためにさわってみると)一番速く、動きはスムースでした。

プリンターは昼に到着。機種は(トラブル続きだった前機種と同じメーカー)HP Photosmart Wireless B110a。インクも同じ「178」。なんせ説明書を(生来)ちゃんと読まぬ性格故、前マシンDeskJet3520トラブル(ネット接続不如意)もセット・アップ手順を間違えてだけかもしてません。型落ち発売終了ながら、こちらのほうがやや高級感有。珍しく説明書き通りじっくり実行〜と思ったらCDROMでは「8」対応せず、ネットからドライバ・ダウンロードして、丁寧に入れました(けっこう手間)。テスト印刷の前に、前回認識しなかったチップ付き互換インク青を試しに・・・これがやはり認識しない。

つまり、チップなし互換インクはチップ取り付けに失敗し、チップ付き互換インクはもとより認識しないものであった、という結論です。次、女房用Dellマシン(「7」64bit)、ちょっと遠いところに配置しているAspireRevo(「7」32bit)も無事セットアップ出来。今回は無線LANインターネット接続とも競合しません。じつは給紙部も前プリンターには不満があって、A4(乃至B5)フィックスだったんです。自主CDスリーブ印刷は基本A4縦割半分、これが復活いたしました。自主CD7枚分の(再)印刷実施。次の試練はインク切れ、交換となります。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

日々、朝晩は秋の風情を深めて涼しく爽快です。それでも昼最高気温34度予測とは・・・東日本も苦しめた雨は去ったのでしょうか。早明浦ダムは一気に貯水率100%へ、ところが地元ナントカ水系のダムは依然30%だそうで、新聞記事を読む限りあれほど降って状態変わらぬ、という理由が理解できません。日曜、女房殿の実家で法事、大阪に行くつもりだったけど朝10時開始というのはどーも都合がよろしくない。土曜は前職場ほとんど誰も出勤していないし、誰もお付き合いしてくださらないから、前泊する意味もなし。あっという間に一週間過ぎ去りました。週末はノンビリいたしましょう。

この間、苦しんでいたプリンター問題、オークションにて某(型落ち新品送料なし)物件、総経費込3,400円にて落札。冷静に考えれば現状のプリンター用に純正インク買えば(高いとはいえ)相対的には安く付くんだけれど、ネットワーク問題の不調とかいろいろありましたから。残った(現在稼働休止中)DeskJet3520の扱いについて逡巡中。使わぬものをいつまでも取って置く性格ではありませんので。涙の再出費は”一晩カルく呑みにいった”と諦めましょう。残課題は時に挙動怪しい職場用エルゴノミクス・マウス、これは狙いのものがオークションに出ていて、締め切り寸前入札を狙っているところ。

EMI  3676542 ワタシのは掟破り今朝の音楽はSchubert 交響曲第1番ニ長調D82/交響曲第2番 変ロ長調D125/ 歌劇「アルフォンソとエストレッラ」 序曲D.732〜ユーディ・メニューイン/メニューイン・フェスティヴァル管弦楽団・・・ネットより音源入手自主CD化したもの。小一時間ほど録音情報をあちこち探して、とうとうわかりません(どなたか情報乞う。シンフォニア・ヴァルソヴィアとの再録音に非ず→BBSにてご教授有。1967-68年録音とのこと。また掟破りしてしまった!)。1960年頃と類推、初の交響曲全集録音だったんじゃないの?(違いました・・・)オーケストラも様子がわからぬ、というか、バース音楽祭(Bath International Music Festival)とは違うのか。(ちなみに一般論としてFestivalの訳を”祝祭”と訳しているものが多いけれど、音楽祭でしょ?祝祭管弦楽団ではなく音楽祭管弦楽団)いずれ目くじら立てて云々するほど凄い演奏(アンサンブル、響きの洗練)に非ず、日常フツウに作品風情を愉しむべき存在かも。数少ないレビューもそんな評価。

音質は例の(あまり調子のよろしくない時の)EMI風どんより音質、時代を考慮すればそれなりのステレオ録音。特筆すべきリズム感でもなし、びっくりするほどのオーケストラの艶でもない、時々濁っても、誠実に、作品のテイストを堪能させて下さいました。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

東海地方は記録的豪雨だったんですね。一昨日訪問していた名古屋駅辺りも冠水していたらしい。今朝はもう上がっているけれど、東北北海道に雨は移動しているとのこと。上司と+一人仙台に出張中です。昨夜、今朝のウォーキングも涼しくて爽快ですよ。予報だと昼間はまだまだ30度超える日々が続くらしいけど、雨が降れば気温は下がることでしょう。(ここまで執筆してGoogle日本語入力のアホさに呆れる・・・「あめ」は「飴」〜使ったことない漢字〜と出てくるし、「雨」だったら「降る」が即変換されない)昨日は終日、頭痛に悩まされたけれど、本日は大丈夫。全国あちこち被害、原発は汚染水垂れ流し・・・こちら安閑とした日々、たいしたことはない実務立てこんで、お仕事まるまるヒマよりずっとよろしい妙な充実感有。プリンターは2年落ち新品、送料込3,000円にてオークション入札中。さてどーなるか。ド・シロウトは「チップなし互換インク」に二度と手を出しません。プリンター機種によるチップの相性もあるらしい。

 Retrospective Ph RET93407Bach ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050/第6番 変ロ長調BWV1051〜シモン・ゴールドベルク(v)/オランダ室内管弦楽団/フーベルト・バルワーザー(fl)/ヤニー・ファン・ヴェリンク(cem)(1958年)・・・待望の入手であったはずの8枚組、CD入手は一年以上前これにてラスト・・・あまり熱心に拝聴機会なし・・・。お気に入り作品故、自主CD含め、いったい何種棚中に存在するのか・・・状態。更にネットダウンロード、DVD保存している音源は5種ほど?ピッツバーグ交響楽団のコンマスであったアンドレアス・カーディネス(v)による放送音源なんて貴重との自覚あるけれど、音として拝聴できておりません。閑話休題(それはさておき)、音質状態は良好、ヴェリンクのチェンバロは一昔前の金属的な音色、バルワーザーの木製フルートは古雅、深々としているけれど、やや古風な感じ。それを乗り越え、この時期、独墺系生真面目中庸なスタイル、ノリの良い上品なリズム、重すぎない、柔軟な表現に充分感銘を受けました。Janny van Wering(1909-2005)はオランダの女流、第5番のソロを務めるくらいだから技量に問題あるはずもなし、ゴールトベルクのヴァイオリンには、いつも気品を感じます。

フィル・アップはHaydn ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII:6(1974年)/Ritter カンタータ「O amantissime sponse Jesu」(和訳探せず)〜アーフェ・ヘイニス(con)(1960年)・・・リズム感抜群、HaydnはBach より好調なんじゃないか。アーフェ・ヘイニスはオランダ往年の名歌手(ネットよりCD2枚分くらいの音源を拝聴したことがある)、品のある佇まいには、少々時代を感じさせる”重さ”がありました。カスリーン・フェリアを連想させます。

↑わずか、このくらいの文書にやたらと時間が掛かる・・・ま、朝はヒマ、ということ前提に、ノーミソの回転は遅くなっている自覚ありますよ。ミスタイピング連続しますし。誤字や、似たような表現言い回し連続の修正できなくて、職場にて再度確認(別なマシンで見るというのがキモ)帰宅後修正も続けております。ま、仕方がない。

STRTAVINSKY バレエ音楽「春の祭典」〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1950年)・・・ぴかぴかのディジタル録音、迫力充分上手いオーケストラによるツマらぬ演奏ってありますよ。打楽器スカみたいに迫力不足なことを除けば、各パート驚異的に鮮度ある分離、例の如し薄っぺらい管楽器の響き(これは個性だ!)、時に細部曖昧、リズムが少々ナニであっても、この味わい、色彩、妙な緊張感はなんど拝聴しても楽しくて、好きな演奏です。ステレオ録音(1957年)より良いかも。同世代同時代なら、マルケヴィッチのほうがずっとリズムのキレ、アンサンブルの水準は上でしょう。オーケストラの技術は向上し、聴き手は”かつての前衛”に聴き慣れ、時代の鮮度を失ったのかも。ま、ピエール・ブーレーズは別格なんだけどね。

では、行ってきます。

Google天気予報のバグ本年度一杯にて引退するパートさんの担当実務作業(ほんの一部分)引き継ぎ開始いたしました。基本ロジックは知ってるし、システム系の実務作業はけっこう好き。前の職場では営業先である取引先から順繰りデータ改善申し入れて、あっと驚く作業大合理化したものですよ。そのミニ版を実現したいな。本日は初実務だったので、丸一日掛かって、挙句登録ちょんぼという恥ずかしい結末でした。ま、お勉強ですから。取引先との調整と登録を同時に進めるので、ある意味合理的。たいしたお仕事じゃないけれど、退屈せぬのはありがたいもの。

写真はGoogle天気予報のバグ。大阪時代はいつも雪予報が出ていて、こちら転居して久々雪だるま出現、なんか嬉しい。明日34度になるんだったら、ぜひ降ってほしいものだね。昨日が嘘のように好天であります。今朝、出勤して朝一番に作業開始したら、2年愛用エルゴノミクス・マウスの挙動がおかしい。先日自宅用の無線マウス、エラく安いのを発見して、即入手。線の傷みなど怪しくて、そろそろ買い替えようか、職場用にも買おうかな、と考えていたところ。昼休み早速amazonを覗くとナント!売り切れているじゃないの。大失敗。マウス腱鞘炎対策、特殊形状のキーボード・マウスは必須(自腹)なんです。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

毎日、夜半に雨、朝晩涼しくて、今朝の空は秋模様でした。昨日の行事対応、早朝に事務所を開けて出発、ナビの指示に従い高速に乗ったら、違う入り口逆方向行き(しかも渋滞)、次のインターにて降りて戻ったところでもう30分経過、今度は順調に・・・と思ったら、降りるべきところで降りなかったらしい。ナビは「次の交差点右折」と案内してくださっても、高速道路の上でっせ。辛くも次の出口にて降りて、またまた逆戻り。とにかく、名古屋駅眼前のビル付近に到着、しかし外様外来土地勘不如意、どれがどのビルか、前後関係も理解できず。付近もう一周して、交差点名より(もの凄くでかい)ビル特定してようやく到着、駐車場は満杯、横の民間駐車場に停めて荷物運搬台車にて2往復。本番開始にぎりぎり間に合いました。傍目にはそんな危機があったように見えず、実際は背中にものすごい汗をかいておりました。

行事本番はユルいものだし、正直なところ”お付き合い”程度のもの、二人も三人も人員掛けるべきものに非ず。周りの支援を断りました。事前準備もほぼ”あるもの”で済ませて、本番対応は慣れたもんでっせ。こちらに赴任して数ヶ月、会議やイヴェント対応の多さに驚かされます。その中には儀礼的なものが多い・・・ま、人と話したり、説明したりするのは好きなので、楽しい一日を過ごしました。事務所にこもってヒマな仕事に時間つぶしより、ずっとよろしい。夕方、職場に戻って残務急ぎもののみ処理大物3件、(珍しく)本日に持ち越しております。屁みたいなもんでっせ。本日より、来春引退される辣腕パートさんの一部引き継ぎ開始が重要。

Mozart 昨日の音楽。移動車中にて音楽拝聴予定は、相次ぐ路線間違いに冷や汗、とてもだけどゆったり愉しめる状態に非ず。帰宅して、Mozart ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付き」(1955)/第10番ハ長調K.330(1961)/第4番 変ホ長調K.282(1966)/第5番ト長調K.283(1966)/第12番ヘ長調K.332(1961)〜ウィルヘルム・バックハウス(p)・・・お気に入りの作品なのに、なぜか聴く機会は少ない不思議。1990年台前半高価1,200円にて入手した駅売海賊盤也。いつどこで入手、どんな印象だった、記憶があるうちは健全な音楽生活でっせ。Beeやんを好んで聴かぬし、Brahms Aの協奏曲も”いつでも聴けるワイ”と思っていたらとうとう未聴。歴史的音源のChopin には思わぬ好感を得、このMozart の重心の低さ、集中力、落ち着いた味わい+僅かな浪漫テイストに感心いたしました。英DECCA録音も概ね良好。彼の主たるレパトーリーではないように思えるが、協奏曲にも同様の好印象を得ておりました。(←こんなコメントしたことさえ失念済。さきほど検索にて発見)

Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜マーク・エルダー/ハレ管弦楽団(2010年マンチェスター・ライヴ)・・・2013年6月に拝聴した放送音源。第1番〜10番迄マンチェスターでの連続演奏会(演奏者種々)の音源入手していて、結局第5番のみ拝聴にてストップしております。こんなパターン多いなぁ、音源はDVDに貯まる一方、聴くべき時間と聴き手の集中力に限界有。やや遅め、堂々たるテンポ、かつてのイメージからオーケストラはグラマラスな厚みと迫力を加えております。アンサンブルはライヴとは思えぬ水準、金管の鳴りっぷりも立派。第4楽章「アダージエット」に於ける、粛々と静謐な弦楽アンサンブルもニュアンス豊かでしょう。全体に素直な表現であり、指揮者の体臭個性を強調したものに非ず、技術的云々という意味ではなく、全編に渡って活躍するトランペットは”やや弱い”といった印象もあります。音質はかなり良好。

珍しくお仕事充実した一日。閑話休題(それはさておき)凄い豪雨雷雨、夕方時点、公共交通機関は皆止まっているとの情報有。岐阜県では記録的な雨量に、あちこち水溢れているらしい。名古屋市全域に「避難準備情報」出たとのこと。こちら長久手市も(わずか5分の通勤途上)あちこち凄い水流となっていて、ずぶ濡れ。但し、丘陵地だから浸水ということないでしょう。我がマンション一階入り口、水たぷたぷと溢れておりました〜てなこと言っている間に雨は止んで、涼しいこと。職場皆無事帰宅できたのか?

被害者も多いであろう時にナニだけれど、7月に購入したプリンタHP Deskjet 3520、チップなし互換インク交換してチップ交換失敗し「青」認識せず、それのみチップ付き入手して本日到着。しかし、やはり認識しないんです。困ったねぇ・・・無線プリンタ(前機種がある日突然逝去されたため)入手後、FONルータと相性悪く、セットアップしたメインのAspireRevoは問題なく使用できるけど、女房殿ノート、それとワタシのノートが”プリンターはOK、ネットが繋がらない”状態に至って扱い不便で・・・挙句、互換インク認識せず状態でしょ?本体+2度注文したインク=5,000円弱、溝(どぶ)に捨てたと思って諦めるか。わずか2ヶ月弱、美しく印刷され、よう働きました。見た目美しい新品マシンを諦めるのは忍びない・・・

前機種CANON iP3500は5年ほど保ったんじゃないか。ほんまキカイというのは当たり外れなのでしょう。by-Designの液晶テレビも2年くらいだったからなぁ、寿命は。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

冷静に考えればさしたることでもないに、内向きに鬱々と考えていると夢見悪くなったり、体調もどんより重くなりがち。先週発生したトラブルは処理手続き済、週末休み中に追加があったというだけ、実際出勤して処理はあっという間、いつものツマらぬ日常業務となりました。本日は朝一番、職場より荷物引き取って名古屋駅付近のビルにて行事対応、なんせ土地勘不如意なので運転不安、到着してしまえばあとは慣れたもんなんですよ。ま、職場に引きこもるより、ずっとマシ。昨日、来週にて引退されるヴェテラン・パートさん+来春にて引退される我がチームの辣腕パートさんの作業分担について第2回目話し合い。前回、引退される人々の補充なし(これはトータル人員の関係だから仕方がない)その実務は各自自分で・・・というあまりに無為無策工夫改善のない姿勢に、思わず声を荒げてしまって反省。

今回は「一旦引き継いでから、来期考えましょう」と、おとなしく譲りました。ま、少々作業実務増えても定時で終える自信ありますし。来春に向け色々改善提言して、ビクともせんかったら(女房の母親ダシにして)異動願い出しますよ。驚いたのはド残業が問題になっている我が職場、てっきりメインの取引担当している若者のことかと思ったら(それもないでもないけど)、自分と担当半分にしている現担当20年ヴェテラン(2歳上/超・抱え込み型お仕事スタイル)も対象者らしい(さっさと帰っていたので知らんかった)。ワタシ実質残業0+遊んでいても、売上儲け達成率経費削減すべて上でっせ。信じられない。この状況で辣腕パートさん分実務作業を受けることに危機感深めてほしい・・・お仕事合理化する、作業標準化する、”見える”化して、いつでも別な人に替われるようにする・・・のがキモ。アタマ硬い(悪い)ヴェテランは質(たち)悪いでっせ(含むワシ)

以上、場末の落ちこぼれサラリーマン的愚痴でした。ちゃんとお給料もらって、ラクラクなお仕事だからOK、とはならぬ人間のムツかしさよ。

VENEZIA CDVE 04399 先月拝聴したばかり、Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/モスクワ放送交響楽団(1972年)・・・しっかり(少々)ボリューム上げて拝聴。泥臭い肌理の粗さはこのオーケストラの個性なのか、空間奥行き、各パートの定位はちゃんとあって、これはこれで優秀録音なのかも。当時の録音機器やLPの都合?金管大爆発にリミッターが掛かっていると類推しても、遠慮会釈なきド迫力は理解可能。表現的には意外にまともというか、サウンド印象ばかりに気を取られて判断を過つ可能性有。当時のソヴィエット期待の新世代としてオーケストラ・コントロール優れ、雄弁な旋律の扱いは素晴らしく、なんせオーケストラが上手い。かなり満足。十数年後ロンドン交響楽団との録音は”死んだみたいに抜けきった”演奏との噂、ぜひ聴いてみたいものです。って、もしかしてCD持っていたような・・・?

約二日、自主CD棚ひっくり返して、FERDINAND RIES(1784 - 1838)ピアノ五重奏曲ロ短調 作品74〜ミハエラ・ウルスレアサ(p)/ライナー・ホーネック(v)/クリスチャン・フローン(va)/アルト・ノラス(vc)/ユーレック・デュバール(cb)(2010年ライヴ)・・・出てきました。Mozart の音源に抱き合わせていたのだね。再聴ならず。前回初拝聴時、その名曲名演奏に驚いた記憶有。

では行ってきます。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

一雨ごとに秋、昼がけっこう蒸し暑かったり、今週末には30度を超える日もあるとのこと、それでも虫の声、とくに朝に涼し気な空気を感じます。発生してしまったからにはフォロー仕方がないトラブル処理(更に追加有)気になって夢見悪く、早朝覚醒状態。今週は行事があって、早朝名古屋駅前施設に初訪問、ナビにて荷物搬入初体験有。なんせ土地勘不如意なので少々不安、他、日曜女房殿の実家にて法事有、大阪訪問予定。昨夜、女子バレーまたまた亜米利加に惜敗、フルセット・ラスト呆気なかったなぁ。若手の経験と成長を待ちましょう。新セッター宮下は昨日19歳の誕生日だったそう、すっかり彼女のファンとなりました。

ご近所”自然製法”とやらをウリにするパン屋さんの製品は、やはりごちゃごちゃと具を入れ過ぎ、味濃すぎ、地元の方に伺うとこれが一般的なんだそう。昨夜はご近所数少ない居酒屋のひとつである焼き鳥屋にて、ちょっぴりビール+(甘過ぎ)チューハイ+ラストきしめんにて締め。話題騒然の「半沢直樹」は女子バレー延長にてビデオに録っておきました。これと「あまちゃん」が終わったら、テレビ界はどーなるのか。

DG457581昨夜拝聴音楽。Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ピエール・ブーレーズ/シカゴ交響楽団(1995年)・・・ダイナミックレンジの広い、新時代録音はしっかり、それなりボリュームを上げて聴きたいもの。基本クール、情念とか情感を強調しない。内声部明晰緻密に描き出すブーレーズの表現+オーケストラの圧倒的硬質強靭な響きが噛み合って、結果凄い説得力。これは爛熟した後期浪漫ではなくて、新ヴィーン楽派へまっすぐつながると確信させる世界であります。CD一枚に収まるからテンポは中庸、バーンスタイン、テンシュテットを賞賛される方々には評判悪い”素っ気ない”演奏。DGへ一連の(再)録音を”ダメになった””カドが取れて穏健派に”とかいう論評を時に見掛けるけれど、オーケストラの個性を活かし、正確さとクールな分析+微妙なニュアンスに充ちてどれも素晴らしいと感じます。ここでは無情なほど爆発するシカゴ交響楽団の金管に惚れ惚れいたしました。

Chopin マズルカ 作品59(3曲)/夜想曲(数曲)/Schumann 幻想小曲集 作品12〜ミハエラ・ウルスレアサ(p)(2010年ライヴ)・・・佳人薄命。沸き立つように自在な霊感、ニュアンス込めた弱音、躍動するヴィヴィッドなリズム感を拝聴していると、ほんまに貴重な才能を失ったと感じます。第14回ショパン・コンクール(2000年)予選落ちしてるんですよね、彼女。ま、コンクールに優勝して、その後ほとんど噂を聞かぬ〜ようなピアニストいくらでもおりますよ。

では、また新しい一週間に臨みましょう。


■2013年9月某日/変化と雌伏の日々

昨夜、激しい雷雨上がってどんより涼しい朝、天気予報は4日連続の雨時々曇となっております。昨日はけっこう蒸し暑く、エアコン必要でした。な〜んもせん休日、夕方いちども購入したことのないご近所パン屋さんへ(朝、野菜ジュースのみ朝食になったので食す機会は激減)そのまま、馴染みのLusiccaへ。7月より毎日営業となって、昼主体なのか、夕方7時迄営業、客は他に誰もおりません。ドレッシングとか肉団子とか以前ちょっぴり塩味が気になったけれど、今回はフツウっぽい料理は美味しかったですよ。安いし。

昨夜、大幅メンバーチェンジして若返った女子バレー中国戦、フル・セットぎりぎり敗退残念でした。こうしてみると竹下(セッター)佐野(リベロ)の存在感は圧倒的だったんだな。新セッター宮下はクール淡々として(真木よう子似)サーブもブロックも上手い。馴染みの江畑、新鍋、岩坂、そしてキャプテンとなった木村。新顔の長岡(ファニーフェイス)も登場。”美人が多いチームは強い”という大原則に従って、中国にはぜひ勝って欲しかった!

クララ・ハスキル9月に入って朝一番の音楽は、(自主CD)Mozart ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調K.595〜クララ・ハスキル(p)/フェレンツ・フリッチャイ/バイエルン州立管弦楽団(1957年)/デュポール変奏曲K.573(1954年)/Beethoven ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 作品96(グリュミオー(v)1956年)・・・変ロ長調協奏曲K.595はLP時代からお気に入りでした。レオ収録に間に合わなかったのが残念(DG録音)。諦念に充ち解脱した作品〜ハスキルのタッチ明晰、夢見るような清潔さと色気が同居して、この人の魅力は特別でしょう。そういえばハスキル/マルケヴィッチの第20/24番(駅売海賊盤)とうとう処分したなぁ。マルケヴィッチのバックが力み過ぎ、ハスキルのタッチと違和感がありました。フリッチャイのバランス感覚は絶品でしょう。残りはPHILIPS録音でしたっけ。淡々と味わい深い変奏曲、Mozart は奏者の技量がモロに出るから怖いそうですよ。当時35歳だったグリュミオーの気品と艶は並のものに非ず、ハスキルとの息の合い方、ほとんど絶妙であります。

朝から、静かな世界を堪能いたしました。自主CDとして初期作作成、スリーブデザインが素っ気ないので作りなおししようと思ったら、インク切れ。チップなし互換インク到着済。しかし「青」を認識いたしません。正規インクからチップ剥がすときに壊したかなぁ、昨夜その分のみ”チップ付き”注文しておきました。

愚行・Beethoven 2011年」〜わずか2年前のことなのに、世情も自分も状況激変してしまって、その続編をぼちぼち執筆しておりました。拝聴していたのはARCHIV 439 900-2Beethoven 交響曲第9番二短調「合唱付き」〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/リューバ・オルゴナソヴァ(s)/アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(ms)/アンソニー・ロルフ=ジョンソン(t)/ジル・カシュマイユ(br)/モンテヴェルディ合唱団(1992年)・・・いろいろ経緯さておき現在の自分の交響曲全集リファレンスはデイヴィッド・ジンマン、やはり古楽器乃至古楽器系演奏を多く聴くようになりました。もちろん音質問題も有。ハノーヴァー・バンドとの出会いは懐かしく、大好き。しかしガーディナー/EBSのアンサンブルの充実ぶり、声楽の扱いはやはりひとつの完成形でしょう。テンポ設定にも違和感皆無。

巨匠時代の厚化粧やら贅肉をさっぱり拭い落とし、溌剌リズムのキレとストレート系スリムな熱気に溢れ、苦手Beeやんも一気呵成に聴かせて飽きさせない。お恥ずかしい経緯を経、著名な歴史的録音とはすっかり疎遠になりました。かといって、最近の若手の筋肉質演奏をそのまま無条件賞賛!でもなし。

お恥ずかしいついでに・・・2013年7月、ミハエラ・ウルスレアサ(p)の遺産よりFERDINAND RIES(1784 - 1838)ピアノ五重奏曲ロ短調 作品74〜ミハエラ・ウルスレアサ(p)/ライナー・ホーネック(v)/クリスチャン・フローン(va)/アルト・ノラス(vc)/ユーレック・デュバール(cb)(2010年ライヴ)・・・絶賛しておりました。ところが!その自主CDが行方不明。他の4枚分はあるんですよ。ところが一番再確認したかったFERDINAND RIESがない・・・おそらくは、なにかの音源と一緒に自主CD化したのでしょう。それがわからない。そのうち出てくると思うけれど、いったいどこにいったんだ・・・

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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