愚行・Beethoven 2011年
■関連情報■ 上記はBeeやんに関わる愚行の数々の記録。他、作品演奏ごとの記録は別途たくさん存在します。結論的に(いろいろ様々処分/上記コメントのCDはほとんどなし)棚中に残った交響曲全集(単品除く)は、ヘルベルト・カラヤン1970年代全集、フランツ・コンヴィチュニー全集(このふたつはボックス中に含まれ処分しようがない)、デイヴィッド・ジンマン全集、レナード・バーンスタイン旧全集、そしてハノーヴァー・バンド全集のみ。(ちなみに「第九」言及のほとんど処分済)最近、こんなクラシック音楽のサイトはほとんど「ブログ」(簡易ホームページ)となって、更には”ツィッター”ですか?その記録をそのままブログに転載している人もおりますね。ワタシみたいな旧態とした”ホームページ”なんて骨董的価値か。かつて「これがワタシの在庫です」、「こんなんCD買いました」的自慢が恥ずかしい!肝心の音楽そのものへの言及コメントはどーなった?的サイトは絶滅しました。 上記には件(くだん)の「恥ずかしい!」的内容ちょっと含んでますけどね。熱心ちゅうか、ヒマというか〜そんなBeeやん関連の記事も4年前で止まっております。上記(クダらぬ文章)中、とくに関連深いのが●謙虚ではなく(クリップス/ロンドン交響楽団のBeethoven 交響曲全集購入)〜大恥の上塗り=愚行の報告です。1960年ヨーゼフ・クリップス/ロンドン交響楽団との交響曲全集は、子供時代LP廉価盤での出会い以降、曰く因縁付き。昔はほんま無視され、評価されなかったんだけれど、今や絶賛の嵐。しかも、評価の方向も皆同じ=ワタシも。 2005年にEVEREST正規盤全集を入手。交響曲第3/8/4/7番へのコメントも残っております。2010年末、この全集を処分いたしました・・・もうエエじゃないか、そんなにBeeやんは聴かないし。正規盤全集は入手難になって、欲しい人もいるでしょ?1,000円でオークション出品したら、競合して5,100円(!)にて落札されました。CD購入頻度は減っているが、時々HMVの通販を利用します。あれって3点以上購入で*%引き!みたいな注文システムになっているじゃないですか。欲しいのはたいていはボックスセットだし、3つめに逡巡することが・・・その時、思い出したのが、先日処分したばかりのクリップス全集〜なんと770円。噂では音質まぁまぁらしい〜ポチッとボタン押しちゃいました。アホみたい。
購入2週間ほどで、ほぼ全部(流し聴き含め)拝聴完了。音質的に一番疑念有、とされた「第九」より。飾らず、激昂せず、叩かない。低音をゴリゴリ強調しない。ツボを外さない。大きく見せようとしない。見栄を張るような”揺れ”もなし。所謂(かつて一世風靡した)”爆演”系とは無縁、”作品に語らせる”絶妙バランス感覚。HMVのユーザーレビューにもあったが、木管が美しいですね。第3楽章のホルンだって、見事なものですよ。終楽章の音質がヘンなんだな。ここだけ、妙に音質は曇って広がりも鮮度も少々落ちます。演奏の個性は変わらないのは当たり前。BBC合唱団も好調でしょう。でも、Beeやん苦手なワタシだから、最終楽章ラスト迄辿り付くと少々疲れはある・・・ あとはどの作品も皆、同じくらい素敵。聴き疲れしない、優しいBeeやんです。この柔らかな風情が(東洋の片隅の田舎者=ワシが想像するところの)”ウィーン風”ということか。とくに交響曲第4番/8番を組み合わせた一枚はかなりヴィヴィッド、他第1番、第2番が端正な風情で気に入りました。もうオリジナルのEVEREST盤と比較はできないんだけれど、記憶を辿ってもそう音質に違いはない〜自信ないけど〜と感じました。
同じく2010年末、 こんな愚行を繰り返しつつ、CDは市場生命をじょじょに失っていくのでしょう。わずか10年の【♪ KechiKechi Classics ♪】関連文書をみても、それは痛感する事実であります。 (2011年2月4日)
【♪ KechiKechi Classics ♪】●愉しく、とことん味わって音楽を●▲To Top Page.▲ |