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音楽日誌●変化と雌伏の日々●変化と雌伏の日々 ●今月の近況
どこかの素敵な店先

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■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

転居後初めての一ヶ月、本日にて終了。昨夜(誰もいないし)よう眠れて6時起床15度、今朝はちゃんとウォーキング、との決意も雨模様、マンション一周の手抜きバージョンにて済ませました。左膝状況最悪、困ったものです。今週出勤は3日のみ、現状のお仕事水準なら、ずっとそんなんでも回せまっせ。昨年よりお給料は少々下がったけれど、お仕事(拘束)時間、内容、稼ぐ金額から考えたらもらい過ぎ。昨日夕方、比較的ご近所にあるラーメン屋2軒中やや遠いほう訪問、支払い時GW中半額券をお断りいたしました。そうマズくはないけど、求めて2度とは行くつもりなし。ほんまにこの辺りの食事には苦労続き、一昨日夜、婆さん明日で帰るからとデニーズにてハンバーグをいただいたけど、これがこの間いただいた外食では一番マシ、価格も納得でした。王将は微妙に味やメニューが異なったけれど、デニーズは変わらんのだな。こうなると”なんでもおいしくいただける”健康なカラダ+精神が必要となるでしょう。

TOCE-13364 ワタシのは自主CDです Rimsky-Korsakov交響組曲「シェヘラザード」〜トマス・ビーチャム/ロイヤル・フィル/スティーヴン・スターリク(v)(1957年)・・・この時期に驚異的鮮明なる音質実現、腕利き勢揃いな当時のRPOは素晴らしくゴージャスなサウンドにて鳴っております。半世紀以上を経て、まったく現役、古今東西名盤ひしめく中、ヴェリ・ベストを争う色気、陰影、迫力、濃厚なる説得力+品の良さ。名手スターリク(コンセルトヘボウではクレッバースの前任)を先頭に、各パート、ソロを摂るとほんまに切々と歌って美しいなぁ・・・世評をネットにて検索してみたけれど、言及ほとんどないことに驚きました。有名な録音なのにね。

R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜ジョン・バルビローリ/ロンドン交響楽団/ジョン・ジョージアディス(v)(1969年)・・・12年経って、EMIの録音はぐっと落ちる(のか、再生が難しい)のですね。50分を超えるじっくりと噛み締めるようなテンポ、先にカラヤンの華やかさクレンメンス・クラウスの色気を聴いていたので、どーもこのテンション(低い?)に付いていけない感じ。どこかで再挑戦必要でしょう。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

今朝11度C、うんとサボってマンションの周りを一周しただけの手抜きウォーキング済。ま、ほんの体操程度でっせ。昼はうんと暖かくなるらしい。本日、婆さん一週間滞在して大阪戻り、女房殿また付き添いで大阪へ。そろそろ甥夫婦のところに赤ちゃん生まれそうです。めでたいなぁ、新しい命が出現する素晴らしさ。昨日に続き、自分はな〜んも予定のないお休み、CDの並べ替えでも実施するか。昨日、自主CD何枚か作成していたけれど、また不良品に行き当たって、一枚ムダにしました。ほんまに無為無策、ぼんやりな日々よ。

転居以来、読書はほぼ止まっていて久々(30年ぶり?)拝読したのは、古田武彦「”邪馬台国はなかった”」(角川文庫)・・・所謂”邪馬台国論争”中、画期的な位置を占める古典的著作(第1冊め)であって、現在でも朝日文庫ミネルヴァ書房にて入手可能(2010年刊行)でしょうか。古本のみかな?若い頃角川文庫にて入手できるものはすべて読んだつもり(珍しくすべて保存してある)だったが、この度ネット検索してみると数冊未読ですね。大正15年生まれは親父と同い年、未だご健在みたい。研究スタイル ;原文に忠実な文献の解読を求めている。従前より行われているような、歴史的資料の校訂、原文改定を批判している〜とはwikiからの引用だけれど、原文を地名、方角、年代、日程、解読解釈、すべて当時の関連文書やら執筆者の立場、歴史的趨勢を分析して、実証していく真摯なスタイルに感服いたします。自説に都合よく、安易な改定を許さぬのが立派。それをやっちまったら、なんでもあり、ですもんね。久々にやや草臥れたノーミソに知的喝!入りましたよ。ワタシは強固な”九州主義者”であります。

TOCE-55056/7Brahms 交響曲第1番ハ短調〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1987年ライヴ)・・・録音芸術を否定していたチェリビダッケ逝去後、遺族の意向により次々と発売されたEMI発売のライヴ音源より。数年前の再発よりめちゃくちゃ安くなって、ようやく多くの音源を聴けるようになりました(それ以前より怪しげ海賊盤で伊太利亜時代音源聴いておりました)。ゆったり微速前進テンポ、細部迄聴き流し絶対に許さぬ!集中力を強要する、例のパターンであります。推進力とかタテノリのリズムを期待するとハズれだし、チェリビダッケじゃなくなってしまう。例の淡彩なミュンヘン・フィルの響きは好悪を分かつところ、けっこう旋律の詠嘆も、アツい表現もあるのに、”どれも同じ、ワン・パターン”と評する方がいらっしゃることにも納得できぬこともない。しかし、少々馴染み過ぎ、御立派な威圧感のある”ぶらいち”は別物として、切り口新しく響きました。

細部計算され、磨き上げられ、これでもか!というくらいたっぷり、延々と歌われます。繰り返しなし。第1楽章冒頭に少々苦戦しつつ、第2楽章「アンダンテ・ソステヌート」中盤以降、聴き手は諦念の境地に至って、クールな音響の渦に身を委ねて快感が訪れました。終楽章冒頭、イライラするほどのスロウテンポにて開始、これが徐々にテンポを上げていくと溜飲が下がる仕組み。ま、BrucknerもBrahms もミソも○ソもいっしょ、ワン・パターンと言っちゃ語弊はあるけれど、そんな感じ。ワタシ、けっこう好きです。

伊太利亜時代の怪しげ海賊盤はとっくに処分済だけれど、ネットよりダウンロード可能となったものもあるので、再聴しようかな?休みだし。

Bartok 管弦楽のための協奏曲/弦、打楽器、チェレスタのための音楽〜マーリン・オルソップ/ボルティモア交響楽団(2009/10年)・・・どうなんでしょ、巷では全然話題になっていない?音楽に於ける独墺崇拝主義(または女性指揮者差別意識)ってまだ存在するんでしょうか、日本では。発売一年経ってもユーザー・コメントなし、ネット検索しても言及ほとんどなし。コミッシオーナ、ジンマン、テミルカーノフ歴代の名指揮者に薫陶されたアンサンブルは想像以上に優秀、濁りのないサウンド、洗練されたアンサンブル、迫力も音質も極上です。表情豊かであり、オーケストラの技量も万全、終楽章フィナーレのアンサンブルも完璧、でもね。既に半世紀以上前から凄い演奏はごろごろしてしておりますから、そんな中で新たな存在価値を主張するのはムズかしい、ということかも。

じつは朝からAspireRevoネットワーク不調、インターネットがほとんどつながらない(上記は稀につながった瞬間に更新)たしかに食器洗機稼働、または電子レンジ(兼オーブン)稼働していたかも。ウチはFONなので自宅分+”free”分の電波も飛んでいて、それは認識している不思議、これはいったい・・・?それと数日前より起動すると不思議なアラートが〜”nvidia.dll 云々、うまくいってまへんで”的警告が出て、ネットで検索するとそんな症状は出ているみたい。ご指示通り(のつもり)やってみるが、ちっとも解決しません。デバイスマネージャーをみると「コプロセッサ」のところにヘンなマークがついていて、うまく稼働していない模様です。別になんの痛痒もなく使えているけれど、イヤだなぁ、こんな感じ。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日、々

本日明日と連休。そうか、もう世間ではGWなのだね。どこにも出かける予定なし、逆に婆さん滞在中。早朝、ここら辺りはほんまに静か、昼も夜もかなり環境よろしい、空気も清浄。幹線通り沿い、騒音も排気ガスも喧しかった尼崎よりずっと健康的、しかしちょっと寂しいというか、味わい風情あるお店(歴史かな)が足りない。コンビニ、チェーン店(ファミレスなど)+(学生が多いせいか)中古リサイクル屋さん、そして中古車屋さんも多い。昨夜夕食時、女房殿作、手羽先の唐揚げ甘辛あんかけ?(おそらく添付されているセットもの)非常識な(血管切れそうな)くらい塩辛くて、先月末藤が丘周辺に初めて外食に出かけた時と類似、激怒して大喧嘩、以来口も利いておりません。とにかくこちら、全体に塩味がキツ過ぎるというか、これが日常水準なら健康にはもちろん、味覚的にもよろしくないと思いますよ。

EMI 6356572Wagner 歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲*/楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲*(1971年)、第3幕への前奏曲(1972年)/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲*、第3幕への前奏曲*(1971年)/楽劇「ラインの黄金」より神々のヴァルハラへの入場(1974年)/楽劇「ヴァルキューレ」より「ヴァルキューレの騎行」/楽劇「ジークフリート」より「森のささやき」/楽劇「神々の黄昏」より「夜明けとジークフリートのラインへの旅立ち」、「ジークフリートの葬送行進曲」(1972年)〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団*・・・最近、Wagnerを拝聴する機会は少なくて、どーせだったらちゃんと歌付き、歌劇としてちゃんと聴く、声楽のないものはちょっと物足りない・・・これはボウルト11枚組に含まれるもの、その3枚分Wagner管弦楽作品寄せ集め(例えば「ローエングリン」第1幕への前奏曲はこの前の盤ラストに収録される)の一枚也。ボウルトは演奏会効果を狙って、経過部加筆したり、組み合わせを変えたり(「マイスタージンガー」にて「徒弟たちの踊り」〜第1幕の前奏曲をつなげると据わりがよろしい)そんなことはしていなくて、どれも”なんとなく中途半端(自然)に終わる”感じ。

演奏そのものは立派、貫禄、手応え充分。ニュー・フィルハーモニアは清潔で切れ味があり、ロンドン・フィルの迫力あるサウンドにも文句なし。「マイスタージンガー」第1幕への前奏曲(終結部付)の明快かつスケールの大きな表現はかつて聴いた中でもヴェリ・ベストの一つ。EMIの音質にはさんざん文句を付けたけれど、自然な会場の空気雰囲気という点で、けっこう良好な音質と思います。

Vaughan Williams 交響曲第5番ニ長調〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団(1944年)・・・Recorded February 17, 1944との情報、ネットよりダウンロードした自主CD也。これがDocumentsの10枚組情報だと17 March 1944と一ヶ月遅くなります。真偽不明。SP時代録音とは思えぬ良質な音源です。穏健ユーモラスかつ茫洋、掴みどころのない音楽は、慈しむような親密なテイストに彩られ、わかりやすく変身するバルビローリのマジック。棚中在庫探って1962年(フィルハーモニア管弦楽団)録音と比較したが、音質条件乗り越え、旧録音のほうが”音楽の姿”はとてもわかりやすい。このところVaunghan Williamsの音楽は心情にフィットしなくて敬遠気味だったけれど、復帰できそうな予感有。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

本日これから街中に出撃、終日行事対応。好天に恵まれそうでなにより。夜半に雨が降ったようで、朝のウォーキング道は濡れておりました。今朝も池面に呼吸するミドリガメ目撃。目先の定められたものを誠心誠意こなすのはサラリーマンとして当たり前、一方で”組織としての費用対効果”みたいなことを考えない、この職場の歴史をちょっぴり恨みます。抜くべきところは抜く、切るべきところは切って、初めてメインのところにエネルギー集中出来、スキルも上がっていく、という当たり前のことができておりません。

無線LAN親機、若干の移動を試みたら、AspireRevoは昨夜初4本/5の受信状況へ、朝も安定して3本/5に至っております。

昨夜音楽を拝聴して、音質の件いろいろ考えさせられました。Faure ピアノ四重奏曲第1番ハ短調〜ロベール・カサドシュ(p)/カルヴェ弦楽四重奏団メンバー(1935年)・・・Faureの甘く湿った旋律は、雰囲気たっぷりに奏でられる・・・こんな太古復刻番でも作品拝聴の支障にならない不思議。とくに室内楽とかソロ作品はそう感じます。ピアノのニュアンスとか、弦楽のかなり濃厚な味付けはしっかり感じ取れる、というか、ややくぐもった音質からノーミソ類推倍増して堪能可能。

LP時代のデザインLP時代に英DECCAに「Phase4」というのがあって、ロジックは詳細知らぬが、やたらと臨場感たっぷりな、ある意味不自然な音質でした。これがけっこうLP復刻にてサイトに上梓されております。昨夜拝聴したのはTchaikovsky 大序曲「1812年」/バレエ組曲「くるみ割り人形」〜ロバート・シャープレス/ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団(1963年)・・・LP廉価盤時代2枚組2,000円也の懐かしい音源(時間切れ、もうバスが来ますので)

昼2時半頃行事は終了、立ちっぱなし+ちょっぴり肉体労働系=膝腰ガタガタ痛んで最悪です。ま、大過なく務め上げ、来年へのコツもつかみました。尼崎時代だったら駅から(やや)大型銭湯直行→電気風呂三昧だったのに、残念。名古屋市内より地下鉄にて帰宅、終点藤が丘駅にて以前より目を付けていた「1,000円床屋」〜この爺さん、なかなか素早い、手練のワザでしたよ。今回は満足でっせ。バスにて帰宅。一日のお勤め無事完了(準備されたレストランの昼食が激マズやった)。今月分”出品無料キャンペーン”にてもう一サイクル出品していたCDオークション、今朝大物2件(計13枚)落札有。即送付手続きを取りました。CD在庫13枚減=その分だけ音楽に対する精神が自由になったような、軽くなったような、そんな錯覚に陥りました。閑話休題(それはさておき)・・・

今朝のPhase4の件、CD化されてますか(リンク先を拝見すると不充分な状態でCD化されているらしい)LP時代London2枚組2,000円で出てましたよね。スタンリー・ブラック辺りも含め、愛聴しておりました。バーナード・ハーマンの「惑星」(1970年)はちゃんとCDになっております。Tchaikovsky 大序曲「1812年」/バレエ組曲「くるみ割り人形」〜ロバート・シャープレス/ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団(1963年)・・・違法行為っぽいが、2年ほど前ネットよりダウンロード、そのサイトは現在閉鎖されております。LP板起こし、英DECCA初期の洞穴でボワンと鳴るような感じだけれど、妙に臨場感と奥行き、広がりが強調され、雰囲気たっぷり。表現は正統派でっせ。ちゃんと大砲が発射されます。軍楽隊も参加。「くるみ割り人形」もメルヘンな雰囲気満載の演奏です。若いころの素直な感動が蘇りました。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

たいした仕事もしていないのに、ちょっとしたミス2件、フォローできる内容だから気にせんでもよいのに、なんせ、”日々引き隠り社会生活”(狭い範囲)故、そんな些少なことも気になりつつ週末へ。明日、早朝バス〜地下鉄に乗って行事対応あるけれど、ノーミソ使いませんから。現場の雰囲気息吹は好きですし。今朝も良い天気、昨日よりいっそう暖かく、空気は澄んでおります。GWは好天に恵まれるらしい。いつものウォーキング実施、いつもの顔ぶれ数人とご挨拶。一日中座りっぱなしのお仕事もオモロない、本日は社用車にて商談という名目のご機嫌伺い。

相変わらずパソコン・オーディオ部屋の無線LAN接続よろしくなくて、たった今女房殿が電子レンジ(これも親機の側)を使っているらしい。電波を認識せんのです。フツウの賃貸マンションだけれど、親機の設置場所は電話回線ジャック側に限定されて、どーも上手くいかない。前居住地でも似たような症状はそれなりにありました。なんとかならぬか、アンテナ延長工夫ってできないのか。

ARTE NOVA 74321 59226 2昨夜、【♪ KechiKechi Classics ♪】更新用現行一本執筆。今朝、音源の選択を誤りました。Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ/ザールブリュッケン放送交響楽団(1993年ライヴ録音)・・・拝聴5年ぶり

オーケストラの線が細い(技術的不備に非ず/しかもライヴ)、「”味”(個性)が薄」いというか、もっと”アク”(情感/クセ/色気)があってもよいのでは
(以前)勝手なことを書いているが、いずれ朝に聴くべき風情ではないのだな、作品そのものが(現在、第3楽章「アダージョ」進行中。ここで打ち止め予定)。2000年前後、ティントナー辺りと並行して、相次いで発売された廉価盤全集、毎月(でしたっけ?)発売を心待ちにて揃えていったものです。毎月一枚、少ない小遣いをやりくりして入手、しっかり一ヶ月拝聴、というのが音楽ファンとして正しい姿なのでしょう。悪くはないと思うけれど、珍しく↑5年前の印象と変わらない。スッキリ整っていても、物足りない感じ〜って、最終楽章までちゃんと聴けよ、ってか。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

スッキリと晴れて空気清浄、早朝ウォーキングへ出掛けました。体調は大丈夫。昨日一昨日、もともとトラブルを抱えている(靭帯一本切れたまま)左膝が”かくかくする”(どーもうまく力が入らぬ)のも、風邪の初期症状だったのでしょう。なんども経験しているのに、忘れているのだね。今週土曜は某大きな会場にて行事に参加、引き継ぎがエエ加減(ワタシも甘く見て放置していた)で、ちょっと心配です。ま、なんとかするのがヴェテランの妙、それに延々と毎年対応してきた先人の義理もありますし。できれば最低限の義理的対応に(自分が担当在職中に)縮小させたいもの。外から来た者として(純粋商売として)捨てるもの、集中傾注すべきもののメリハリがないところやなぁ、そんなふうに見えます。ま、一ヶ月ほどの新参者が云々すべきことでもないけれど。

SUPRAPHN COCO-80405Beethoven 交響曲第4 番変ロ長調(1965年)/第5 番ハ短調(1967年)〜パウル・クレツキ/チェコ・フィル・・・久々の拝聴。昨夜から繰り返しつつ確認しているところ・・・それは、かつて(十数年前)好感を以って拝聴していたのにどーもぴん!と来ない、体調のせいでしょうか。”2001年末Beethoven 「第九」棚卸〜大掃除”では堂々の(私的)ベスト1、世評も高くてHMVユーザーレビュー15/15人全員最高評価でっせ。オーケストラ技量もリズムもキレも、音質さえ、あまりよろしくないと感じて、不思議。巨匠世代大仰なる表現はカンベンしてね、この辺り滋味深い、味わいチェコ・フィル・サウンドは嗜好のど真ん中なのになぁ・・・ティンパニの大活躍、管楽器のひなびた音色に感心しつつ、もっと芯のあるサウンド、集中力、リズム感が欲しい・・・決着は体調万全、季節が変わってからにしましょう。

Beethoven 交響曲第4 番変ロ長調〜カール・シューリヒト/パリ音楽院管弦楽団(1958年)・・・上記クレツキとの比較で取り出したもの。かつて2度全集入手、2度手放した音源もパブリック・ドメインに至りました。ポイントは音質、他社では既に立派なステレオ録音が実現していたし、EMI英国本国では1954年辺りからぼちぼち始まっていたはず・・・シューリヒトって録音運に恵まれぬ人やなぁ。これがスウィングのあるリズムのキレ(音質乗り越え)溌剌とした勢い、明るいオーケストラのサウンドにも感心いたしました。英DECCA辺りの同時期録音情報を拝読すると、パリ音楽院の技量は怪しかった(モントゥーは録音に別なオーケストラを望んだとか)らしいけれど、ここでは絶好調。クリュイタンスとの録音でも不足を感じないから、指揮者との相性なんでしょうか。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

今朝は気温も上がって暖かいが、残念な雨にてウォーキング不可。ここ数日、就寝時の空気の乾燥?が気になっていて、それはヤクの副作用であると思い当たりました。ノドが渇くのだね(すごく眠いのも)。さて、きょうも出たとこ勝負な(オモロない)一日始まります。自分の存在感なんて、各自個人営業一体感のない職場には必要ないものなのでしょう。それでも徐々に現状を変えて(馴染んで)いかなくては。ユル〜い人間関係も不思議、誰も批判しないし、褒めない〜優秀なひとは数人ちゃんとおります。外様外来な自分に対し、別途強固な旧態集団があるかというとそんなことはなくて、漫然とした空気やら歴史があるのみ。ド残業はあきまへんで、さっさとお仕事終えて遊びに行かぬと。とくに若い者は。

Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」(ニューヨーク・フィル1958年)/交響曲第5番変ロ長調(コロムビア交響楽団1961年)〜ブルーノ・ワルター・・・言わずと知れた往年の名盤・・・は、20年ほど前駅売海賊盤(当時千円それでも激安。800円だったかも)を求めたもの。最近、棚中その配置辺り触ることもなくて、存在さえ忘れかけておりました。未だ生き残っていたとは!幸い盤面劣化もなし、驚くべきは音質水準、そしてニューヨーク・フィルの芯のあるサウンドと洗練であります。(ヴィヴラートのキツいフルートは嗜好に非ず)世評低い(らしい)フィラデルフィア管弦楽団1947年録音をかつて激賞していて、CDを処分したいまとなっては再確認できず、こちら晩年の録音は息の長さ、ゆったり入念なる描き込みにて名曲を実感させて下さる完成度。変ロ長調交響曲も、まったりと柔らかく豊かな響き、マイルドな表現がピカイチ!しかし、オーケストラはニューヨーク・フィルより輪郭が甘いというか、サウンドにキレはもう少々欲しいところ。いずれ、ワルターの世代(1876-1962)でこれほど鮮明なる音源を残してくださったことに、感謝。彼のBeethoven の交響曲全集もそろそろ、全部パブリック・ドメインになって聴けることでしょう。「英雄」と「田園」くらいしか聴いていないので。

TUDOR7126Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ジョナサン・ノット/バンベルク交響楽団(2003年)・・・2年前の感想はビミョーです。ここしばらく(環境と心境の変化により)Mahler をあまり聴いていなくて、久々の拝聴。”技術的な向上と引き替えに、独逸ローカル融通の利かぬ頑固サウンドも消えてしまった”とは手厳しいコメント、整ってクールなアンサンブル前提に、全体に地味な響き、金管のノンビリとした音色は健在だと思いますよ。世評は割れてますね(ここ迄執筆、再度CD取り出して細部確認しようとしたら・・・棚中探せない。どこかヘンなところに収納したらしい。中断)

本日は社用車にて外出商談、高速は速いけど風情がないし、渋滞がない時間だったら下道でもそう変わらない・・・ナビを一般道優先セットしたけれど、行きも帰りも高速にムリヤリ乗せられました。運転すると眠くなるクセがあって、あまり好きじゃありません。運転再開一ヶ月、週一二度だけれど、すっかり慣れました。ここ数日ノドが乾くのはヤクのせい、と今朝書いたけれど、やや風邪気味らしい。なんせ気温不調ですから。たしか昨年も一昨年も、いつもGW辺りは体調を崩しがち。悪化させぬよう気をつけなければ。

今朝のジョナサン・ノットのCD出てきました。第4楽章「アダージェット」第5楽章「ロンド - フィナーレ」再確認。全体を覆うジミで色彩の薄い響き、アンサンブルは整ってクールそのもの。そんな風情を維持したまま(官能的な)「アダージエット」は進んでいきます。全然扇情的じゃないんです。前楽章と折り合いを付けづらい”快活、明るい”終楽章も”ジミでクール”なまま、安易に盛り上げない。物理的にはちゃんとフィナーレの表現は力強く、アンサンブルの緻密なことも間違いなし。これが現代(いま)風なのか。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

今朝も快晴、肌寒い朝ウォーキングは7度C。昼はそれなりに気温は上がるでしょう。つつじが咲き始めました。前の職場より月末某処理について質問があったついで、今年はじめに赴任した新・上司が大改革を意図した組織改編(絶対にムリと予想、自分は異動する身なのでなにもコメントしなかった)わずか一ヶ月にて挫折、元に戻したとのこと。そりゃそうでしょ。キレイごと優先、ちゃんとした実務処理軽視では話にならぬ・・・他人事(ひとごと)じゃないなぁ、自分がたった今担当している(マイナー)担当分野は実務処理フクザツ怪奇、ヴェテラン・パートさんの双肩に負担掛けて乗り切っているが、彼女は来年で引退なんです。3ヶ月様子を見て、超・合理化に動き出すか。現在は新しい実務の発見に驚き、五里霧中な日々。実際はユルユルだけど。

話変わって、パソコン・オーディオ部屋の無線LAN不調の件、親機を食器洗器の上に設置していて、稼働していると電波が届かなくなることに気付きました。それにしても、他の家の電波はちゃんと拾っているのに・・・EMI HCD-1103Mozart 交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」/第39番 変ホ長調K.543〜ジェフリー・テイト/イギリス室内管弦楽団(1985/1984年)・・・クラシック音楽業界の実力評価は新録音の物量で計れない時代となっていて、天下のEMIがディジタル時代の交響曲全集を任せた俊英も既にヴェテラン(1943年−)へ。現在(メジャーとは云えぬ)ハンブルク交響楽団のシェフなんだそう。不況ということもあるだろうし、スポンサーやら政治力も関係するのでしょう。初耳。美しくも中庸なるバランス感覚、真っ当でオーソドックス、穏健、エキセントリックなるテンポ設定皆無。細部ていねいな仕上げ、流れも自然、響きは洗練され、オーケストラも上手い。

でもね、どーしてもコレ、といった決め手に欠けるというか、評価がメンドーな演奏やな。こんなのが一番聴き飽きないのか。聴き手の修行不足かな?イギリス室内管弦楽団も、その後あまり活動の噂は伝わりません。この辺りが録音最盛期か(現在のシェフはラルフ・ゴトーニ〜名前も初めて聞きました。フィンランド人だそう)

Mozart ピアノ協奏曲第1番ヘ長調K.37/第2番変ロ長調K.39/第3番ニ長調K.40/第4番ト長調K.41〜ロバート・レヴィン(cem)/クリストファー・ホグウッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(1997年)・・・ヴォルフガング11歳の作品、大部分他人の作品の編曲+父親の手も入っているらしい。愉悦に充ち、屈託のない躍動するリズム旋律は、既に彼の世界そのものであります。チェンバロ・ソロのバランスが的確(とても音が小さい)であり、コクのある古楽器オーケストラとの絡みも文句なし。音質も極上。

では、本日も元気でいってきましょう。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

寒いですね。今朝10度に届いていないらしい。冷たい空気の中、3日サボったウォーキング再開。いつもより一時間早いからいつものコースには誰もおりません。これから一週間ほど、婆さん滞在で生活のリズムも崩れ気味、昨夜北側のパソコン・オーディオ部屋にて早々に就寝したけれど、空気の乾燥に苦しみました。また新しい一週間の始まり、自分のお仕事ともかく、ようやく他の連中の”アホほど残業”(個人商店運営、誰もコトの優先判断を付けぬ、マネージメント不在だからそうなる)状態が見えてきました。自分は目先のことを粛々とこなしつつ、商売相手、職場の空気を読みましょう。なんせ新参者故。

昨夜拝聴した音楽。Mahler 交響曲第7番ホ短調〜ヴァシリー・ペトレンコ/ロイヤル・リヴァプール・フィル(2011年ライヴ)・・・おそらくは放送録音をネット入手したもの。1976年生まれ露西亜の俊英はNAXOSに、Shostakovich交響曲全集を録音しつつあります。この作品との出会いはハンス・ロスバウトによるオーケストラ技量も音質も怪しい強面重苦演奏、こちらずいぶんとスッキリ、クリアな響き、若い世代は”以前よりよく知っている名曲”として端正な仕上げであります。第1楽章に生温くもおどろおどろしい雰囲気なし、第3楽章を中心にこの作品の白眉である両「夜曲」は美しく整って、異形で特異な作品といった風情ではありません。バカ明るい終楽章とのアンバランスも感じさせない。オーケストラの技量はずいぶんと上がりました。

アダム・フィッシャー/オーストリア・ハンガリーハイドン管弦楽団の全集33枚組(BRILLIANT 99925 9,431円で購入 1987-2001年)今朝から(朝らしく爽やかな)Haydn 交響曲第82番ハ長調「熊」〜アダム・フィッシャー/オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団(1992年)・・・現代楽器による集大成的全集より。先月、クリストファー・ホグウッドの古楽器小編成演奏に仰け反ったけれど、どちらが好み、というほど作品を聴きこんでおりません。終楽章ホルンの雄叫びが熊を連想させるといったユーモラスな所以、溌剌としてていねい、メリハリもある清潔な仕上げ。もちろん旧世代にお比べるとスッキリした響きながら、けっこう厚みもあります。Haydnは宿題いっぱいなんだよなぁ、正直なところこの33枚全集も全部は聴いていないと思うし、オイゲン・ヨッフム、カラヤン、バーンスタインの後期作品もちょろ聴きのみ、なんだったらビーチャム、ジョージ・セル辺りの音源はネットにて入手可能・・・学生時代、金閣寺のすぐ側に住んでいながら、いちもど訪問しなかった・・・的行為に似ております。

「Haydnの交響曲ぼちぼち聴いてます」(1)(2)(3)妙な文書を執筆したのも、既に5年ほど前?状況は変わっておりません。では、行ってきます。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

ヤクがよう効いて、しっかり眠ってやや朝寝坊なる休日、薄ら寒い雨模様にて早朝ウォーキング不可、三連続サボり。前任地と異なって空気はキレイだし、静かですよ。一人のみ入浴は残り湯がもったいないし、いつも通り洗濯実施中、室内干しにて女房殿御一行帰宅までには(乾燥)ほぼケリをつけるつもり。

リンク切れ、入手不可となった音源の件追加。Mozart 交響曲第39番 変ホ長調K.543(ハインリヒ・シフ1996年)/交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」(フランツ・ヴェルザー・メスト1989年)〜ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム・・・保存した一連の音源は会場ノイズやら拍手が取り除かれているから、ライヴを編集したものか。豊かな残響が瑞々しく、編成の小ささを感じさせません。勝手な団体名和訳付けたけど、本来は”The Orchester Musikkollegium Winterthur”〜ムジク・コレギウム・ヴィンタートゥーア管弦楽団?ダグラス・ボイドのCDがけっこう出ておりますね。ネットにて情報検索すると「交響楽団」との表記も?歴史と実力ある団体みたいで、オペラのピットに入っているらしいけど、ヴィンタートゥーアにオペラ・ハウスってありましたっけ。閑話休題(それはさておき)

Beethoven と似たような印象、ハインリヒ・シフは切れ味あるリズム、古楽器を意識したやや速めのテンポ+さっくりとしたフレージングが特徴となります(オン・マイクな音質)。ヴェルザー・メストは(音録りの印象も違うから会場別?)大きな編成っぽく響いて、勇壮にスケールが大きい。後者のほうがオーソドックス、伝統を感じさせる表現でしょう。いずれ、現在となっては入手不可、残念ですな。

ご近所”Lusicca”(日曜のみ営業)先週に続き再訪。豚角煮+大根の煮物メインのランチは美味しいけれど、とにかく味が濃い!もともと北海道の産、塩分は濃いエリアだったろうが関西暮らしも40年に迫って、高級(でないものも含め)料理いただき続けて薄味嗜好に至りました。せっかくご近所+雰囲気良好おしゃれ、値頃なお店なのに・・・残念。老母引き連れて女房殿ご帰還、82歳(だったかな?)。なんかすっかり萎んじゃったなぁ、ノーミソは大丈夫みたいだけれど。あと一週間くらいで甥夫婦に赤ちゃんが生まれるから、曾孫は抱けることでしょう。

寒いですね。北海道では雪らしい。もうGW間近、異常気象ですね。昼から晴れたけれど、自宅に隠っておりました。音楽はぼちぼち・・・Schubert 交響曲第9番ハ長調〜ジェルジュ・チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団(1976年)・・・4月2日のライヴとされるもの。CDRにて入手可能です。1994年ミュンヘン・フィルとの録音に比べテンポはワリとフツウ、引き締まってスタイリッシュな集中力、ノリはカッコ良い!64歳だから気力体力充分、より練上げられ、悠々と歌い、アンサンブルの縦線もぴたり合わせて力みもないんです。終楽章の高揚と充実が特にみごと。オーケストラは意外と淡彩、明るい響きと思います。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

昨日、取引先との行事お手伝い無事終了。東京本丸から若い担当二人(28歳女性32歳男性)応援に来てくださったし、上司の誘いに応じて一ヶ月ぶり地下鉄〜名古屋駅付近へ(騒音と人の多さに酔いました)。二人を送り出したあと自宅(=職場)近く藤が丘駅付近にて一人若い者を呼び寄せ、更に追加酒。深夜料金タクシー1,080円也にて帰宅いたしました。ヘロヘロ。(ラスト、居酒屋で台湾ラーメンを皆で分けたような?全員咽るほど辛かったような?かすかな記憶有)フロも入っていないし、今朝(2日連続)ウォーキング休止。あとで耳鼻科に行くからその時、ウォーキング兼用といたしましょう。体調は微妙。CDオークション完了、連絡あった分は本日送付します。今月はこれにて閉店、と思ったら、来週月火と出品無料キャンペーンらしいので、落札されたなかった2件再出品+新しいのを放出検討しなくては。

ロンドン不滅の名盤MZ5095今朝から(酔い覚まし)音楽。Wagner 楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜「前奏曲と愛の死」/楽劇「神々の黄昏」〜「夜明けとジークフリートのラインへの旅立ち」+「ジークフリートの死と葬送行進曲」〜カール・シューリヒト/パリ音楽院管弦楽団(1954年)・・・1,200円LP(ロンドン不滅の名盤MZ5095)昔懐かしい音源也。英DECCA録音、のワリに期待ほどの音質水準じゃないのは、ネットから拝借した音源→自主CD化のせいかも。Wagnerはパリで熱狂的人気があったらしいけれど、仏蘭西のオーケストラでWagner管弦楽作品というのも珍しいと思います。アツい疾走、揺れ動く浪漫的表現が素晴らしい。管楽器(とくにホルン)の強烈セクシーなヴィヴラート、明晰かつ軽快なサウンド、一般に連想する重厚長大なるスタイルに非ず。「黄昏」のほうはシューリヒトが自由に経過部を加えて、一大叙情詩みたいになっておりました。馴染みの作品ながら、これは異彩を放つ音源、これでもう少々音質が良かったら!彼の素晴らしきBeethoven も音質イマイチですよね。録音運ない人やなぁ、残念。

朝一番に耳鼻科に向かったけれど、油断してました。混んでましたよ。たっぷり二時間。昼飯弁当買って帰宅、その頃ようやく体調フツウに。落札されたCDを送付したり、ぼちぼち音楽を聴いたり、ぼんやり週末休みを過ごしました。明日、婆さん伴って女房殿帰還予定。ちょっと冷えて雨も降ってきたし、夕食は家中在庫にて済ませました。

コリン・デイヴィス追悼。Mozart コンチェルトーネ ハ長調 K.190 (186E)/Haydn 交響曲第84番 変ホ長調〜コリン・デイヴィス/イギリス室内管弦楽団/エマニュエル・ハーウィッツ、エリ・ゴレン(v)(1960年)・・・ちょうどネットから拾ったところでした。33歳、当時売り出し中の英国の俊英でした。LP復刻音源、CD化されていないですよね、これ。ステレオ初期LP板起こし音源はいまいち音質ぱっとせんが(肌理が粗く、ヒステリック気味)、やや力みはあるけれど、オーソドックスに若々しくハツラツとして清潔。コンチェルトーネのソロイスツは往年の名手でっせ。極上の音色。ピーター・グリーム(ob)、テレンス・ワイル(vc)のクレジットもあって、たしかに第2楽章「アンダンティーノ・グラツィオーソ」にて纏綿たる活躍を見せております。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

昨日もダルい、ぱっとせん一日だったなぁ。ほとんど毎日そうだけど。まだ新しい職場一ヶ月、ようやく顔と名前がぼちぼち一致してきた頃だし、焦っても仕方がない。なんせ気が短いですから。昨夜は(禁断の)王将にて夕食、過去二回の経験から麺は避けました。長久手店は定食が充実して(嗜好に合って)いないのが残念。遅くまでビデオ(ドラマ)を見ていて、今朝目覚ましタイマー設定忘れ30分寝坊、ウォーキングをサボりました(気分的なものです)。起床時の腹筋+ストレッチはウォーキングより長く継続中、本日、職場行事対応してお仕事一週間終了です。今週トータルちょっとでも前進できたか?一日、ひとつでも良いことがあれば、それよしとしましょう。

CDオークションは今朝でほぼ終わり、追加出品したものも明日にて完了、よう動きました。転居後再開、入札有15/17件立派な成績でしょう。お仕事ヒマになった余録であります。今月無料出品枠終了、来月迄在庫を棚中冷静に分析いたします。

Bach ブランデンブルク協奏曲全曲〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1964/65年)・・・20年以上前から半分駅売海賊盤にて、第3番(これが作品との出会い)は子供の頃から馴染んでいた旧録音也。この度の発見は、暖かく自然な音質とソロ・メンバーの意外さ。シュルバウム(tp)/ツェラー(fl)/コッホ(ob)/シュヴァルベ(v)など定番のメンバー+カール・シュタインス(ob)、マティアス・リュタース(fl)(第2番にてツェラーと一緒に吹いている。この時期には既にケルン放送交響楽団に転出済)、シャーリー・ホプキンス(hr)(ザイフェルトではなかったのだね)、アラン・シヴィル(hr)(言わずと知れた英国の名手/カラヤンよりベルリン・フィル入団を打診され断った)参加。アドルフ・シュルバウム(tp)もたしか団員ではないし、サンモリッツでの優雅な避暑地にお気に入りメンバーを集めたのでしょう。演奏はいかにもお金持ちの優雅な余技、といった余裕と気品に溢れて、古楽器先鋭なるリズムとは対極の世界であります。瑞々しい弦+ソロの上手さ、美しさも極上。これはこれで痺れました。バロックとしての違和感に非ず、美しい別世界なんです。

では、行ってきます。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

本日にて転居ちょうど一ヶ月、それなりに落ち着くものですね。山の神不在の日々、結局、昨夜は外食を避けて冷蔵庫中あるものを喰う、といった食生活。これより弁当作りにトライヤルしましょう。音楽聴いて、テレビ(ビデオ)を見て、早朝ウォーキング(ストレッチ)、といったリズムは変わりません。気温の上下変化があって、先週先々週辺り風邪?っぽかったけれど、その後耳鼻科ヤク処方の効能もあってか、順調です。それにしてもドラマも葛藤もない日々よ、職場の空気はどんよりユルいなぁ・・・これが老後シミュレーションかも。明日締め切りのオークションはぼちぼちの入札有、こんなもんでしょう。転居後、これでCD26枚ほど削減した計算か。

先日、リンク切れの話題のついでに言及しようと思って(忘れて)いた音源。Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調〜ハイリヒ・シフ(1996年)/交響曲第8番ヘ長調〜フランツ・ヴェルザー・メスト(1990年)いずれもヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム・・・ネット上のフリー音源は見つけたら即ダウンロード、という鉄則でっせ。もう誰も検証できぬので、自主CDエエ加減コメント前提となります。音質良好。前者の引き締まった切れ味あるリズム、後者の若者らしい(当時30歳)溌剌前提に、もう少々大柄優雅な表現、ということになるのでしょう。古楽器に慣れた耳には小編成を感じさせぬ充実、整った、洗練されたアンサンブル。しかし!正直なところ、最近快調にBeeやん聴いていたのに、さほどに感銘を受け取れないのが不思議。かつて、知名度関係なくどんなCDにでも感銘を受け取るのは聴き手の責務!と自覚していたのに、この贅沢病よ。

Mozart ピアノ協奏曲第20番イ短調 K466/第23番イ長調 K488〜アルトゥール・ベネデッティ・ミケランジェリ(p)/カルロ・マリア・ジュリーニ/イタリア放送ローマ放送交響楽団(1951年録音)・・・かつて数十年前拝聴し、あまりの音質故に処分済、すると「MEISTERKONZERTE100枚組」中に含まれ再会、再聴。う〜む、やはり本場伊太利亜の怪しげ音源はどんより厳しいなぁ。演奏そのものはジュリーニの配慮ある伴奏に乗って、濃厚浪漫なるミケランジェリの表現が、好悪を分かつもの。最晩年1989年録音と変わらぬ、ということですよ。軽妙軽快無垢なヴォルフガングを求めたらアウト、演奏者の個性を愛する人+劣悪な音質でもガマンできる人のみが聴くべき音源也。

では、行ってきます。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

空気も日々温む春。女房殿大阪行き、今晩より食生活をどーするか、思案のしどころ。前職場なら夜のお誘い相手に不自由はなかったし、外食でも馴染みのところはたくさんありました。通勤途上にいくらでも惣菜は売っていたし、なんだったら職場サンプル持ち出しも自在(自分が管理者)でしたし。コンビニ弁当という手もあるか。虚しいのぉ。そんなこんなぼんやりしていたら、歯ブラシに洗顔せっけんを使ってしまいました(容器の姿も減り具合もクリソツ。記憶では3度目)。昨日よりずっと体調よろしく、加齢なるいえ華麗なる一日の幕開けです。

SONY 88691916852Rimsky-Korsakov交響組曲「シェヘラザード」/ロシアの謝肉祭〜レオポルド・ストコフスキー/ロイヤル・フィル/エリック・グルーエンバーグ(v)(1975年)/シカゴ交響楽団(1968年)・・・RCA14枚組に含まれるもの。この作品はロンドン交響楽団(英DECCA1964年)の評価が高く、こちら評判イマイチらしいが、なんせ先にこちら聴いちゃったから、けっこう刷り込みなんです。極色彩、自在にパート旋律を浮き立たせて(楽譜の改変があるのでしょう)、どこかしこクサくて、わかりやすい(不自然だけど)。趣旨主張が明快、音質も(ウチのエコ・オーディオでは)雰囲気たっぷりに再生されました。旧録音連続お勤めのグルーエンバーグは指揮者の意向にぴたり!寄り添ってお見事。ロイヤル・フィルの粗野な金管がエエ感じですね。(吉幾三「酒よ」激似旋律)「ロシアの謝肉祭」はシカゴ交響楽団の分厚い、重い響きたっぷり堪能できます。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

ここ数年ずっと熟睡感がありません。(体重ばかりではなく)重いカラダを叱咤激励して早朝ウォーキング継続しております。ドラマ(変化やトラブル)の少ないお仕事日常、ようやく日々の動きというか、週次パターンはちょっとずつ見えてきて、今週クリアすれば一ヶ月だもんな。あっという間に前職場での怒涛なる毎日は、過去の想い出に至っております。明日、女房殿は心配な老母の元へ大阪行き。

Sibelius 交響曲第3番ハ長調〜パーヴォ・ベルグルント/ヘルシンキ・フィル(1972年)・・・第1第2番を過ぎると一般に疎遠、演奏機会も少ない不人気作品也。第3番も小ぶり、起承転結劇的なる構成を求めれば、難解かつ哲学的な世界に見えるかも。牧歌的な”田舎の村祭り”彷彿とさせる第1楽章、寂しげシンプルな旋律繰り返しに情感が高まる第2楽章、細かくも繊細なる旋律が小さく、ユーモラスなつぶやきは掴みどころのない終楽章、どれも北欧の個性たっぷりな世界。このオーケストラは録音がたくさん出ていませんよね。ベルグルントが在任したのが1975-79年。セーゲルスタム(1996-2008年)在任中に交響曲全集を録音していて、オッコ・カム(1981-89年)が来日した1982年でもSibelius プロばかりだったから、十八番なんでしょう。久々の拝聴でも技術、アンサンブルの弱さを感じさせませんでした。細部よく歌って、冷涼なる雰囲気たっぷりなサウンド、このあたりの作品は豪快分厚いオーケストラには似合わぬ・・・って、バーンスタインとかオーマンディでもけっこう愉しめますけどね。

EMIのクリスマス・ボックスを入手したのが2008年5月(メモ有)、交響曲第7番が収録されるCD4のフィル・アップが不思議でして「祖国」作品92、「火の起源」作品32、これが正解。(ワタシのもそう)ところが、交響詩「大洋の女神」、「フィンランディア」、「タピオラ」(ヘルシンキ・フィル)が収録されたものもあったらしい。ボックスにはボーンマス交響楽団による同曲録音が含まれておりました。

お仕事はそろそろ遊ばん程度に動いていきて、あとはいかにメジャー分野に関わっていくか、という課題となります。現在は臨時アドバイザー、でも肝心のメンバーは「なんでこのオッサン、こんなにアツいの?」的不思議な視線であります。焦るな!ゆっくり、じっくり行きまっしょい。

PHILIPS 422 974-2帰宅して、Mozart 交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」/第39番 変ホ長調K543〜ヨーゼフ・クリップス/コンセルトヘボウ管弦楽団(1972年)拝聴・・・もう十数年前なんだな、コメントしたのは。コンセルトヘボウ管弦楽団のマイルドなサウンド(「ジュピター」第3楽章メヌエットの優雅な風情に惚れ惚れ)、ショルティ辺りとは対極なる、柔らかく優しい、どこにもムリのないバランス。ほっとするように肩の力が抜け、濁りのない、癒し系演奏であります。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

花粉症?のヤクは副作用キツくて、昨夜も夕食後即服用したら9時過ぎには眠くて眠くて・・・眠りの質は不充分なのか。睡眠時間的には充分な早朝覚醒、夢見がよろしくないのと、体調どんより重く、膝の痛みもあります。お仕事大丈夫?って、たいしたことありません、って。4月中旬に至って、暖かい日も増えてきました。パソコンを立ち上げたら、ブラウザのトップページは”iGoogle”(←もうじき廃止になるそうな)、そこにはFacebookの閲覧コーナー配置〜Syuzoさん情報から「An die Musik」2013年4月にて閉鎖を知りました。たいへんお世話になった情報源も、ここ最近更新が途切れてましたもんね。人様のことは云えぬ、【♪ KechiKechi Classics ♪】だって似たようなもんでっせ。更新作業(執筆)そのものがかなり苦痛、10年ほど前の”ネット界”熱気は(良くも悪くも)冷え込んでいるみたい。読者レスポンスも少なくなりました。時代(遅れ)なのかも。(ちなみにFacebookはほぼ閲覧のみ。稀にコメントを入れるくらい。お友達も広げておりません〜だって、ほとんどお仕事絡みばっかりなんだもん)

DG UCCG3975Mahler 交響曲第9番ニ長調〜カルロ・マリア・ジュリーニ/シカゴ交響楽団(1976年)・・・Mahler はお気に入りだし、演奏優劣をつけるのも難しいけれど、記憶にある限り最高の感銘を受け取りました。ゆったりとしたテンポ、細部彫琢を極め、穏健かつ悠々たる歌はあくまでクール。ショルティ時代の硬派シカゴ交響楽団から、しっかり芯を残したままマイルドな弦、強靭強烈な金管+ニュアンスに富んだサウンドを実現しております。指揮者が変われば、ここまでサウンドも変わるものか・・・これ以上のコメントはみつからない・・・

既に(ネット上)入手先が消えてしまって、LP板起こしCDR(Bearac Reissues BRC-2855)でしか聴けない音源(申し訳ない)Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」(Mahler 版)〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団/メンデルスゾーン合唱団/エラ・リー(s)/ジョアンナ・シモン(a)/リチャード・ネス(t)/トーマス・ポール(br)・・・管楽器を倍に増やしたり、ティンパニ二人、ホルンを対旋律に加えたり、挙句チューバ登場!やたらとゴージャス!35mmマグネティック・フィルム云々威力も絶大な効果、立派な音質です。LP時代の「運命」「田園」、そしてCD時代に至ってBrahms の交響曲全集(←恥ずかしい初期コメント。でもCD処分済故再言及不可)の記憶では、やたらと金属的、不自然なる残響ばかりの記憶。これは意外と深みのある、エエ演奏+サウンドです。テンポは中庸〜やや速め、ストレート系の集中力たっぷり、オーケストラも意外なほど上手くて第3楽章のホルン重奏もたっぷり堪能いたしました。解釈そのものは独墺系のオーソドックなもの。

正直なところ「第九」を全部通してちゃんと拝聴したのも、久々、たいていは第1〜第3楽章にて力尽きるんです。

三國連太郎、コリン・デイヴィス、アドルフ・ハーセス(昨日ジュリーニにて聴いたばかり)、みな逝っちゃったな。栄光と長命の人生に、合掌。

前職場通り+なんせ至近に転居したこともあって職場一番乗り。職場ミーティングでもじょじょに好きなこと(主張を)言えるようになってきました。お仕事量はたいしたことはないので、さっさと帰って夕食前に音楽一本聴ける至福。R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜クレメンス・クラウス/ウィーン・フィル/ボスコフスキー(v)(1952年)・・・そりゃ、カラヤンのゴージャスなサウンドも凄かったっすよ。こちらもちろんモノラル録音、いかにもマルチマイク+オン・マイクな不自然さないでもないけど、その鮮度は驚異的。表現的にはカラヤンほどの大見得に非ず、けっこう真っ当な、飾りの少ない骨太表現なのに、この色気、これはウィーン・フィルの個性のたまものでしょう。ボスコフスキーのソロを先頭にした弦の厚み、艶、圧巻のウィンナ・ホルンのど迫力!(音のツブれがカッコ良い!)これはパブリック・ドメインになっております。自主CD也。

NIMBUS NI5144/8 ここ最近エエ感じにBeeやんを聴いていて、今朝の続編Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」第3楽章第4楽章〜ロイ・グッドマン/ハノーヴァー・バンド/エイドェン・ハーヒー(s)/ジーン・ベイリー(a)/アンドルー・マーゲイトロイド(t)/マイケル・ジョージ(b)/オスロ大聖堂聖歌隊(1988年)・・・正式出版前のベーレンライター版?使用、古楽器による最初の全集でしたっけ?オフ・マイク、すっきりさっぱりと薄い響き。その後の技術的な向上に乗り遅れた演奏、との評価もあるけれど、なんせ長いお付き合いですから。ほとんどMahler 版と対極の存在であって、第3楽章長大なる変奏曲はあっという間に素っ気なく過ぎ去り、第4楽章前半も軽量快速、ところがアラ・マルチアからけっこうゆったりとしたテンポに至る・・・って、楽譜にそうなっているんですか?


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

三連休は三日目、いかにも休んだ、といった手応えある朝、よく眠れいつもより早朝覚醒は連日、これより恒例ウォーキングに向かいましょう。エエ天気です。昼間は20度を超える予想、寒暖の差がけっこうあるので体調維持に気を付けましょう。無為無策な週末休み、昨日は「名東温泉花しょうぶ」へ、行きはバスを使用、帰りは時間が中途半端になったのと、渋滞故到着時間は遅れると予想して歩いて帰宅、ま、2kmほどですから。エエ運動でっせ。車があれば便利やろうなぁ、そんなふうに地域生活は成り立っております。(この後、ウォーキング済)

今朝拝聴しているのはR.Strauss メタモルフォーゼン(23人の独奏弦楽器のための習作)〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1961年)・・・【♪ KechiKechi Classics ♪】絶賛!・・・と、ここ迄書いて朝食後、ヤク服用後モウレツな睡魔に襲われ小一時間ほど居眠り、まいりました。鼻水は止まるけれど・・・その後、正規盤入手済、23人の弦楽器がフクザツに交差して、各々明晰に旋律を主張して明晰、これがクレンペラーの手腕か、驚くべき美しい演奏であります。ラスト「英雄の葬送行進曲」低弦で参入する衝撃。今回は駅売海賊盤にて拝聴、正規盤との音質比較をしなくっちゃ。

じつは昨夜、R.Strauss メタモルフォーゼン(23人の独奏弦楽器のための習作)〜クレメンス・クラウス/バンベルク交響楽団(1953年)・・・これがクレンペラーの行き方とはまったく異なって、別な感銘深く拝聴いたしました。完全に各声部が渾然一体に絡み合って、ひとつのサウンドにまとまり、うねるような官能表現が凄い。これが彼(か)の剛直なバンベルク響?この人、そうテンポを動かす人ではないけれど微妙な膨らみとか、節回しは、豊満耽美的エッチなサウンドを作り上げます。音質は予想よりずっと良好(.mp3→.wav変換自主CDでも)。これってかつてレコード屋さん(死語)に一生懸命通っていた時にCD数度見かけたけど、原盤はどこですかね。

数日前から気になっていたご近所”Lusicca”(日曜のみ営業)に行って参りました。ネットにて調査してみると、以前は老夫婦がラーメン屋さんをやっていて、廃業したらしい。ご近所ではこんなお店は珍しいオシャレなカフェ風、昼食ポーク・シチュー+サラダ+パン=1,000円也はリーズナブル。味はなぁ、不味くはないけれど、すりおろし玉ねぎ?ドレッシングが塩辛すぎる(この辺り、何を喰ってもそう感じます。もっと甘口にフルーティ希望)、トマトベースのシチューは、豚すね肉の塊を柔らかく煮込んであってよろしいけれど、やや、ほんの少々獣(けもの)臭残、事前に湯通し+スパイス上手く使って臭みをもっと取らんと。これも関西だったらもっと甘口に仕上げるでしょう。でも、合格点。女房殿が実家に帰って不在日曜昼など、利用しましょう。

ネットより音源ダウンロード本格開始して3年以上?最初はパソコンHDに保存して、どんどこ自主CD化しておりました。やがてHDもいっぱいになってDVD保存、圧縮ファイルのまま解凍ソフトにて”閲覧モード”〜そのまま音源データをオーディオに電波飛ばして拝聴、てな荒技をみつけました。【♪ KechiKechi Classics ♪】読者よりあちこち情報いただいて、日々音源データ入手追加しております・・・というのも、この類のブログ、更新停止、挙句消滅的パターン多いんです。”絶対そこにある!”んだったら、必要都度ダウンロードすればよろしい。ところがそうは問屋が卸さぬ・・・

なんせ頭脳がナニでしょ?DVD保存ファイルを解凍しても、なんの音源だったかわからぬ、全然記憶飛んじゃったもの(最近は賢くなって、音源情報詳細を一緒に保存しております)。挙句、パスワードがわからなくなってしまったもの(ファイル名で検索掛けても、供給元ブログ閉鎖、とか)もありますよ。ここ最近では”MetroGnomemusic”、2013年2月以前のデータがぜんぶ消えている・・・往年の貴重・亜米利加放送音源であって、かなり保存してあるんです。ま、アナウンサーの英語、ファイル名から類推するしかない。困ったもんやなぁ、というのもヲタクな愉しみであります。

自主CDの件も、お悩みいくつか。もうCDR媒体も時代遅れにて入手も徐々にむずかしくなってきました。現在は100枚1,680円(税+送料込)のを使用、2年ほど前は1,380円(amazon)だったんだけどね、値上がり気味。CDRはLPレコードとは逆に内側より順繰りデータを読み取るらしく、80分収納ギリギリ迄音源ぶち込むと、最終版音楽再生不如意になる(不良CDRでんな)ものも・・・なんせ日常エエ加減な聴き方をしていて、ラスト迄拝聴辿り着かずに放置、昨日だけで”じつはラストあかんかった”もの3枚ほど発見!少々凹んでおります。

できればDVD保存音源遡って自主CD再作成したいけれど、そんなのに限って”どこにいったの?”探せんのです。これを”マーフィーの法則”と呼ぶ。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

相変わらず寒いですね。昨日、あまりに花粉症症状ひどく、もとより蓄膿症(副鼻腔炎)との診断だったので、とうとうご近所耳鼻科へ。空いていた、というか、前に通っていたところが激混みもの凄い人気クリニック(かなり著名医師らしい)だったので、こちらがフツウなのでしょう。レントゲン診立てによると病は治っていて、花粉症が主眼とのこと。久々のヤクを夕食後服用したら、症状一気に快復いたしました。睡眠不如意は続いて早朝覚醒、二度寝しようかな?と思ったら女房殿が起きてきたので、ちゃんとウォーキング実施いたしました。ぼちぼち杁ケ池周辺散歩同好者顔馴染みとなって、挨拶するような感じに。

今朝、淡路島方面で大きな地震あったみたいですね。ケータイに安否確認飛んできました。こちら全然揺れておりませんが。被害はいかがでしょうか。心配です。18年というのは大自然のインターバルでは一瞬に誤差の範囲ですから。

昨日、ようやく【♪ KechiKechi Classics ♪】 定例更新一本実施出来。CDオークションは入札ちょっぴりあって、今回はタマが良いからね。単価@200という良心価格+送料格安。幾度同じこと繰り返すけれど、金額の多寡に非ず、キモは”自分が聴ききれぬ大切な音楽を、全国の音楽愛好家に譲る”っということでっせ。自分の”持ち在庫”を厳選し、見直すといった意味もあります。

音楽は花粉症悪化もあってあまり集中できず。Turnabout TV 34278J.C.Bach ファゴット協奏曲 変ホ長調/J.G.Graun ファゴット協奏曲 変ロ長調〜ジョージ・ズカーマン(fg)/イエルク・フェルバー/ヴュルテンベルク室内管弦楽団・・・カナダのヴェテラン名手ズカーマンのCDは入手しにくいと思われるので、ネットより音源拝借。かなり良質な音質は著作隣接権切れじゃないかも(1970年録音くらいかなぁ)。これが瑞々しい弦楽アンサンブルに乗って、ノンビリとすっとぼけた風情のファゴットが楽しい!軽快、洗練された技巧も素晴らしいし、作品の味わい深さも新しい発見でした。

自主CDには余白余り過ぎ、フィル・アップにはEdmund Angerer/伝L.Mozart おもちゃの交響曲〜ヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(1957年)・・・小学生の頃、17cmLPにて聴いておりました。(B面は「モルダウ」でしたっけ)こうしてみると音質も演奏も一流、余裕の厚み、優雅なアンサンブルであります。”おもちゃ”各パートも素晴らしい技巧。”カラヤンはどんな小曲でも全力で取り組んだ”みたいな論評があるけれど、そりゃプロだから当たり前。むしろ子供向け小曲やら、”世界の国歌”みたいな作品でも、どんどん録音したことが立派なのでしょう。虚心に耳を傾ければ、なかなかシンプル、味わい深い名曲であります。

Brahms 交響曲第1番ハ短調〜カルロ・マリア・ジュリーニ/ロサンゼルス・フィル(1981年)・・・こんな著名なる音源拝聴するのも最近の傾向か。10年後、ウィーン・フィルとの録音は未聴、こちら前任ズービン・メータは独墺系交響曲の録音は少なかったので、アメリカ西海岸のオーケストラは巨匠を迎えてじっくり練習したのでしょう。第1楽章提示部繰り返し有(賛成)。ゆったりと落ち着いたテンポ設定、充分な集中力、細部ていねいに仕上げて悠々と歌って安易に走らない。テンポの動きに不自然恣意的なもの皆無。剛直なる威圧感に非ず、明るい響き+厚みもあってウェットな響きも魅力的。気に入りました。ジュリーニとミラノにて出会ったのは、この前年でしたっけ?63歳くらいだったのだ、当時は。

昨日から始まっているヤク(鼻穴に直接噴霧するのも有)のせい?やたらと眠いんです。昼から二時間ドラマを眺めつつ、居眠りしちゃって筋がわかりません。長い音楽だって同様〜を前提に、以下コメント

DENONRavel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」〜エリアフ・インバル/フランス国立管弦楽団(1987年)・・・人様の評価はどーでもエエけど、ネット検索にてご意見を拝聴するのも愉しみ、サウンドやら表現手法、果ては音質評価迄、時に真逆のが出現するのがオモロい。これは、ほぼ、一律に評判悪い(曰く、重い、暗い、イマイチ)・・・ますます、いっそう興味ソソられまんな、生来の天邪鬼性格故。詳細インデックス付き、例のオフ・マイク超自然な会場空気感漂う音質、これも優秀録音なんでしょうね。細部緻密な描き込み作品を、それこそ徹底して細部緻密に描き込んで、冷静なるコトの運び、オーケストラのクールな響きも悪くないじゃないの。作品の美しさをちゃんと引き出してますよ。

でもね。インバルにはエッチが足りない。匂い立つような脂粉とか、華やかな空気やら風情が足りない。仏蘭西のオーケストラから(極東のド・シロウトが期待するところの)お仏蘭西の香りはせんのです。例えばシャルル・ミュンシュに感じた前のめりのアツい勢い(1955年)もない、第3部ラスト「全員の踊り」にて、リズムは冷静を超え→ヘロヘロに至って、このオーケストラってこんな技量だっけ?たしかに世評は当たっていないこともない、かな。なんどか繰り返して聴きたい演奏ではあります。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

早朝覚醒して本日お休み、寒いですね。昨日朝(二日酔い)頭痛に悩まされたけれど、体調はフツウ。現状、お仕事は質量共にそう深みのあるものではないし、諸実務作業は眼前に現れたもの速攻処理解決させております。ヒマに任せて”じっくりゆっくり”やっていると腕が鈍るからね。絶対にお仕事は溜めない!主義、って力むほど現状たいしたことやってません、って。昨日は高速道路使用小一時間ほどの取引先に商談、内容はユルいもんでっせ。6年ぶり?高速道路でも運転に全然問題なし、ということが実感できました。

CDオークションはぼちぼち売れて下さって、追加出品しておきました。ここに転居してから数回送付、一度も到着連絡がないのだな。文句がないということは無事届いたということでしょうか。時代が時代だから、とにかく棚中在庫が削減されることを望みましょう。さて、ゆったりと音楽に集中しましょう。

VOXBOX  CDX5012今朝、静謐な朝に相応しく低い音量にて拝聴したのは、Ravel ピアノ作品集〜アビー・サイモン(p)(2枚目/クープランの墓/ボロディン風に/古風なメヌエット/シャブリエ風に/ハイドンの名によるメヌエット/ソナチネ/逝ける女王のためのパヴァーヌ/水の戯れ/前奏曲/ラ・ヴァルス)・・・CD入手したのが1990年代初頭だからもう20年前、10年ほど前には(内容さておき)【♪ KechiKechi Classics ♪】にちゃんと言及あります。1922年生まれの大ヴェテラン、ご存命だそうです。録音情報不明(別途録音のある)ピアノ協奏曲のバックがルイ・ド・フロマン/ルクセンブルク放送管弦楽団であることから類推して、1970年台?しっかりとした技術、細部仕上げが甘いワケではないけれど、ざっくり、淡々と進めて暖かい。入念かつ神経質!方向とはまた異なるテイストであります。”ラ・ヴァルス”の弾き崩しはちょっと聴きものでっせ。凄い美音!華やか、色気たっぷり、みたいなものとも違うな(ボールドウィン?)。LP時代からお気に入りでした。ていても別に鑑賞の妨げになるほどの水準に非ず。Ravel の旋律大好き。

上記迄更新してウォーキングへ出発。空は青く澄んで、この時期にしてはずいぶんと空気が冷たい感じ。数人馴染みの人に会いましたよ。自転車を止めてゆっくり喫煙している若者が毎度不思議です。休日も毎日のリズムを崩さないのが大切なんです。サイト内検索(「音楽日誌」一番下)は日常良く使うし、通常のGoogle情報検索しても自らのサイトが良く出現します。(情報収集アルゴリズムにて【♪ KechiKechi Classics ♪】が上位に出現するようになっているのかも)昔の記事で”リンク切れ”けっこうありますよね。日常拝見するブログに掲載されるリンクも同様(ブログそのものがしばらく更新されていないものも多いけれど。ちなみに【♪ KechiKechi Classics ♪】はWebLogに非ず、WebSiteでっせ)閑話休題(それはさておき)、ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクムのサイトより「musik-download」のコーナーがいつの間にか消えていることに気付きました。

現在のシェフはダグラス・ボイド?かつてのウェルザー・メストとかハインリヒ・シフ、ヤーノシュ・フュルスト、ヤク・ファン・ステーン辺りの音源ごっそりCD10枚分量ほど無料でダウンロードできたんです。2010年頃、ほとんど全部自主CD化したのは正解でした。CDR寿命あるうち、しっかり聴いてあげましょう。「Isabella Stewart Gardner Museum 」は健在でして、半分ほど?音源ダウンロード済、そのなかから「Musicians from Marlboro」を拝聴。ここの不満は録音時期が明示されぬのと、音源は楽章ごとに分かれていないこと。それにこの団体、実態(メンバー詳細)がようわかりません。

Mendelssohn 弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20〜Musicians from Marlboro・・・苦手なのは初期中期浪漫派交響曲+管弦楽作品。ヴァイオリン協奏曲ホ短調の哀愁のメロディも儚い旋律が延々と続く「無言歌」も大好き、この八重奏曲も湧き上がるような憧憬に溢れてお気に入りです。若々しい、溌剌としたアンサンブルがたっぷり。音質も良好なるライヴ。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

昨夜は(自分より2ヶ月先に赴任した)上司と酒、あとで息子世代の若い者一人合流。職場の現状分析意思統一して、メイン取引先との打ち合わせに参加させて下さるような動きとなってきました。ワタシの現分担は(仮に)一週間半分出勤、残業なしでも充分回りますよ。ムダな実務作業や取引との行為含め、これから先なんぼでも合理化可能。我が職場は皆優秀、でも成果をアピールしたりするのが弱いんです。おとなしいのだな。横のつながりもなし、爆発力瞬発力(博打、みたいなトライ)もないし、数字に対する執着もなし、こんなご時世だから営業予算いきまへんで、そんなんでは。

職場近く(=自宅近く)9時には帰宅したけれど、呑み過ぎました。上司もへろへろ、若い者が連れて行きましたよ。夜半に目覚め、水を飲んで二度寝、頭痛の中ちゃんと早朝ウォーキング+ストレッチ実施。明日はGW出勤当番絡みにて(先に)お休み、本日はやや遠距離高速道路使用で取引先へ。昨日より体調は改善しております。自宅パソコン関係でちょいと発見有、リビングにある無線LAN親機は壁二つ抜けたパソコン・オーディオ部屋に電波が届きにくい・・・信号3/5、時々電波を拾えなかったり、動画が途切れたり、こりゃ仕方がないのかな、そう思っておりました。偶然、いつもはリビングにて使用しているノートパソコンを持ち込んだら・・・ちゃんと5本フル受信するじゃないの。電波じゃなくて、無線LAN受信機器の相性なのだな、きっと。ドライバが最新じゃないのかも。

なにごとも先入観はあきまへんな。思わぬ要因がちゃんとある。先日のBSアンテナ設置だって、ベランダ高く掲げないと受信できなかっただけ(購入したケーブルは正しかった)、別途金具が必要だったから専門家に頼んだのは正解でした。自覚薄かったけれど、以前はけっこうBS見ていたので、楽しみが戻りました。

LONDN POCL-4016/8 3枚組1,000円昨夜は音楽拝聴せず(早々に寝てしまった)今朝、Handel 合奏協奏曲 作品6/第1番〜第6番(CD1枚目)〜ネヴィル・マリナー/ジ・アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(1964年)・・・2004年9月9日五反田BOOK・OFFにて入手(3枚組1,000円のレシート有)。入手当時のコメントもちょっぴり残っていて、これが不思議?”オーボエ入り”となっていて、そんな記憶はないし、解説にクレジットもなし。第1番ト長調冒頭にオーボエの相の手が入るワケでもなし、聴き進めてもなかなかオーボエ登場せず、なんか別なのと勘違いしていたのか・・・有名な第5番ニ長調にてようやく(控えめに)参加していることを発見。通奏低音はサーストン・ダート(cem)/アンドルー・デイヴィス(org)古豪のバロック研究家と未来のスター担当。名手ケネス・ヒースが安定したチェロで全体リズムを支えます。ヴァイオリンにはマリナー自身も参加しておりました(第5番のソロはしみじみ美しい)。清潔優雅、かっちり背筋が伸び、潤いのあるアンサンブル+自在な通奏低音が愉悦に充ちてヴィヴィッド。音質も極上也。40数年経ても、スタイルの旧さ、違和感のない鮮度であります。

では、行ってきます。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

薄ら寒いっす。季節の変わり目?+精神的ストレス(自分の立ち位置存在価値が見えぬこと)+転居を機に種々ヤクを(試しに)止めていること?体調はどんより重く、よろしくありません。眼の調子もよろしくないなぁ、一日中パソコンにらめっこは、出張ない分だけ眼への負担いっそう増してますし。毎朝のウォーキング継続、職場至近、残業も酒席もほぼ無し生活なのに。食欲は旺盛でっせ。ダイエットせんとアカンのか、全然真剣じゃないけれど。そういえば前職場の若い者、担当のメーカーさんより断続的に(ケータイに相談)電話有、なんやら少々モメているような・・・予想通りというか、な〜んもしてあげられないというか。そこから解放された(引退した)というべきか。

体調よろしくないと、音楽に集中できず、もちろんサイト用の文書執筆もままならぬ・・・耳鳴りもヒドいんです。風邪かなぁ。

素材発信 ザ・ダイソー CD-7 @100Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ヘルベルト・カラヤン/ウィーン・フィル(1946年)・・・ついにここ迄、って、歴史的音源はここのところ敬遠気味。苦手Beeやんですし。この類の音楽って必ずしもぴかぴかの音質必須ではなくて、けっこう古い音源でも愉しめるのが不思議。2001年に購入した「100円ショップ・ダイソー」CD、ピッチが怪しい品質問題云々ありつつ、10年後、世の中概ね、正規盤含め価格はほぼ”ダイソー化”いたしました。語り口の上手さ、流麗な表現は若い頃(38歳)から、より引き締まって筋肉質な躍動に溢れて見事な演奏であります。オリジナル(EMI録音)を知らぬけれど、これだってけっこう”聴ける”音質。提示部繰り返し、速めのテンポ、この時期にモダーンなスタイルを確立して現代の耳に違和感なし。

Mozart ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491〜マティアス・キルシュネライト(p)/フランク・ベールマン/バンベルク交響楽団(2004年)・・・愛しのヴォルグガングのピアノ協奏曲全集はお気に入り故、幾種も取り揃えていたけれど、現代楽器全集はこれ一本(単品は数限りなくある・・・)に集中させ他処分したのが数年前。このスタインウエイがヴェリ・ベスト、といった意味じゃなくて、新しい録音、若い世代の演奏を優先させたという趣旨でした。2年ほど前のコメントが残っておりますね。久々の拝聴は、悪くはないな、といった(失礼な)感想。脳裏にはグレン・グールドの個性刷り込みがあるのか、確固とした個性の表出でもなし、愉悦に溢れた霊感方向でもなし、現代のバランス感覚といったところかも。Mozart の協奏曲にあまり伴奏云々うるさく言わぬけれど、ベールマンの伴奏も仕上げが甘い(アンサンブル云々ではなく)みたいな、そんな印象です。

体調問題かも。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

まだまだ空気は冷たく、花は少々残って葉桜となりつつあります。朝のウォーキングは顔馴染みとなるほどメンバーが一定しないし(ジョギング、犬の散歩含め同好家)参加者がほとんどいない。以前のように睡眠不如意状態は減った(酒席がほとんどないのが主要因かも)けれど、夢見があまりよろしくないこと連続、未だ職場社会に文化に馴染んでいない証拠かも。そりゃそうでしょ、まだ赴任3週目だからね。ちょっとゆったりユルい空気に耐えられない、というのもありますよ。彼(か)の喧しい、ヴィヴィッドな緊張感に溢れた前職場が特異だったのでしょう。

昨夜はぼんやりテレビを眺めつつ、ネット入手音源DVD保存分の内容再確認チェックしておりました。そろそろ記憶怪しくなっていて、同じ音源何度も入手したり、ファイル名だけでは内容不明(記憶失念)したもの、解凍パスワード不明になったもの(ここ半年くらいの課題になっていた某ファイル、昨夜ネット検索してついに解決!)、数日前、”とうとうみつけた!”と感涙に咽んでダウンロード、自主CD化した某音源は、じつは一年ほど前に既にDVDに焼いていた(どーも記憶あるなぁ、とは思っていた)ことを発見・・・まぁ、ヲタクな趣味でっせ。

そんなこんなで音楽まったく拝聴せず。今朝からぼちぼち。

DG POCG10181Mahler 歌曲集「子供不思議な角笛」〜アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(ms)/トーマス・クヴァストホフ(br)/クラウディオ・アバド/ベルリン・フィル(1998年)・・・ジョージ・セル/シュヴァルツコップ/フィッシャー・ディースカウは鉄板!但し、歌い手の濃厚なる個性が前面に出過ぎ?昨年2012年末にはブーレーズ/ゲルハーヘル/コジェナー(2010年)によるスッキリ・モダーンなサウンドに感心したものです。こちらアバドは?昨日聴いたばかり、1961年のベルリン・フィルとはがらり変わって引き締まったサウンド、二人の歌い手も端正で上手いのだけれど、どーもツマらない感じ。全体的に”色気”やら”ヤマっけ”に不足しませんか。優等生、生真面目過ぎ。

さて、本日も淡々とお仕事乗り切りましょう。お隣のチーム行事のお手伝いを買って出ましたよ、なんせヒマなので。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

空気も澄んでよい天気となった朝、風は冷たいですね。昨日は朝から頭痛、昼から夜半に耐えられぬほどとなり、売薬服用、夜遅くようやく収まりました。風邪かな、と思ったけれど、夢見悪く目覚めた今朝、とくに症状はありません。気温乱高下な春先、体調維持に気を付けなければ。また新しい一週間が始まって、相変わらず全貌が見えぬ”変化と雌伏の日々”であります。別に苦境に陥っているワケでもなし、手応えが欲しいだけ。

昨夜、映画「ハナミズキ」(テレビにて)拝見、美男美女主役・新垣結衣、生田斗真によるド・ストライクな青春恋愛映画であります。展開の説得力に一部不足があるけれど、概ね予想通り期待通り”北海道田舎の漁師と、都会の一流大学で学ぶ女子大生の遠距離恋愛はアカンでしょ”、とか、鬱屈した日々に酔った勢いで手近な娘(リツコ)と結婚〜破綻(この辺り、流れは理解できるけれど、もうちょっとていねいに描いて欲しかった)。サエの生まれ故郷であるカナダの街にジュンイチが作った船の模型がある、というのはエエ筋書きじゃないっすか。そして北海道の街で再会。別れたリツコと幼なじみとの行く末にも希望が持てます。

ま、なんつうこともないフツウの筋書きなんだけど、ちょっと(誰の胸にもある)青春お伽話でしょ。草臥れ親父には似合わぬが。

Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」/舞曲/サラバンド/高雅で感傷的なワルツ〜エリアフ・インバル/フランス国立管弦楽団(1987/88年)・・・かなり以前(10年以上前?)4枚組に少々ガッカリして、(先月に続き)久々の拝聴。作品が作品だけに音質の確認が主眼でした。やはり、高級オーディオで確認すべき繊細な奥行き空間たしかな録音、但し「展覧会の絵」なら我が環境でもしっかり”会場空気”確認できて、愉しめました。演奏は・・・そうだな、少々生真面目クール過ぎ、もっと色気とかタメとか節回しがあっても良いのではないか。この方向で押すのであればもっと馬力のあるオーケストラが必要か、せっかくの色気とニュアンスある響きは”迫力の不足”に感じぬでもない。(とくに最終版)。Debussy編曲の珍しい作品は文句なし。円舞曲は繊細過ぎ、もっと無遠慮とエッチなくらいの官能の対比が必要でしょう。

ここしばらくBrucknerとかBeethoven ばかり聴いていて、そうするとノーミソがそっち方面になっちまうのだな。わかりやすい主題、がっちりとした構成とか。本来は自在気ままなるお仏蘭西音楽とか、そっちが嗜好であります。

早く出勤して(仕事も未だ立て込んでいないし)さっさと帰る〜なんせ職場迄徒歩5分ですから。帰宅してノンビリしております。けっこう至福。花粉症?鼻は詰まっているけれど、体調悪くなし。ほんまは昨夜【♪ KechiKechi Classics ♪】更新しようと思ったら、頭痛でムリであった件、今朝書き忘れました。出勤すると職場の2歳先輩(この職場ほぼ一筋20年選手)のお父様が亡くなられたとのこと。同世代だからなぁ、他人事とは思えぬ悲報でした。

帰宅して夕食迄(なんせヒマなので)Beethoven 交響曲第1番ハ長調〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1961年12月27、28日)・・・おお、久々。なんでしょうか、響きの余裕、厚み、微妙に合わないアンサンブル(リズム的に縦線が合っていないことではない)が瑞々しいサウンドをつくり出して、イヤらしいくらいまったり流麗。トスカニーニ風とかなんとか、そりゃ違うでしょ。リズムがやや重い感じはあって、これがかつてはアカンかったんやな。ワタシのCDは怪しげ駅売海賊盤、LP板起こしでも自然な音場を感じられる優秀音質であります。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

全国的に大荒れの天候、今朝のウォーキング断念、と思ったら雨は降っておりません。散った桜の花びら踏みしめ、いつものウォーキング実施。やや暖かく湿った空気が意外とキモチよろしい。断続的に雨は続くのかな、どこにも出掛けられませんね。せっかくご近所グルメ、情報を寄せていただいたのに。

先日、カラヤンの「英雄の生涯」(1974年EMI録音/恥ずかしい駅売海賊盤)の威力を再確認したけれど、1959年DG録音もパブリック・ドメインだからネットから音源を拾えるんです。そういえば・・・英DECCAにウィーン・フィルとの「ツァラ」があったっけ、これも1959年3月録音、ほぼ同時期。フリッツ・ライナーによる(演奏音質とも)驚異的な「ツァラ/英雄の生涯」(1954年)組み合わせた一枚があるじゃないですか、自主CDならカラヤンでそれが実現できる・・・

R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」〜ヘルベルト・カラヤン/ウィーン・フィル(1959年3月23日〜4月9日英DECCA)〜ゾフィエン・ザールにはオルガンがないから別録り、映画「2001年宇宙の旅」には(ほんまは)この演奏が使われている・・・云々余計なる薀蓄さておき、これは凄い演奏です。じつは1990年頃(それこそ)駅売海賊盤にて入手、処分したのはLP板起こし音源センター・オフ?ふわふわ揺れていたからだったっけ。この作品、知名度高く、冒頭部分が有名なワリにけっこう難解な作品じゃないですか。自主CD化でも音質のリアルな鮮明さ、奥行き、残響の豊かさはたいしたもの、冒頭オルガンの重低音(別録りのせい?旋律存在感はっきり)から始まって、艶々華やかなサウンド全開!シュヴァルベも凄かったが、ボスコフスキー率いる弦楽セクションの繊細なる(イヤらしいほどの)色気、強烈な金管の爆発と弱音にて抜いたところの対比の上手さ、突然の低弦強奏のメリハリ、旋律語り口の絶妙なこと。若いころはその”芝居じみた”所作(大見得)に反発したものです。

シルバー世代は意外と肉好き(との情報有)〜自分も馬齢を重ねて、こんな濃厚味付け演奏が好みになってきました。(未だ、現役サラリーマンでっせ、かなり草臥れてるけれど)

R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1959年3月2日〜4日DG録音)〜これが戦後始めてのカラヤン/ベルリン・フィルのDG(ドイツ・グラモフォン)録音とのこと。(だからどーした。EMIなら1957年にステレオ録音有)初耳。15年後の録音にも少々仰け反ったけれど、こんな録音を聴いちゃうと”テクノロジーの進歩ってなんだ?”疑問が湧くくらいの鮮明なる音質、駅売海賊盤v.s.mp3音源自主CD化にて音質云々などオーディオ界の嗤い者に間違いなし、ちゃんとした正規音源+壱百萬圓超・高級オーディオだったもっと凄いのか!充分想像力駆使して、音質演奏堪能いたしました。音録りの思想か、こちらわずかに渋さを感じさせるサウンド、まだ旧世代の影響残っていて、カラヤン色に染まらぬ前なのかもしれません。いずれ、1974年録音になんら遜色ない圧巻の迫力、推進力、色気に驚かされました。好みで言えばこちらかも。

EMI 5566882Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(ハース版)〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1993年2月12,14,16日ガスタイク・フィルハーモニー・ライヴ)・・・昨年2012年末に言及が残っていて曰く

悠然としたテンポ、そして細かいニュアンスとしっかりとしたリズム感に裏打ちされ、長大なる時間も厭きさせません。問題は音質、そしてオーケストラの響きの薄さ・・・やはりライヴ故音質は万全ではない、やや散漫、フォーカスは甘い感じ。ミュンヘン・フィルの弦は薄く、全体サウンドは(Brucknerにしては)淡い印象です。それでも延々、いつまでも終わらぬ歌を堪能いたしました。

(数日後再聴)悠々と悠然たるテンポ、息の長い「間」(ま)、けっこうリズムの押さえはしっかりとして、ケジメがはっきりしているんです。ゆるゆるテンポのあざといマジック、との評も見かけるけれど、この緊張感は陶酔でっせ。ミュンヘン・フィルの響きはやや淡く、厚みも足りぬけれど、チェリビダッケの意思が細部迄徹底して素晴らしいスケールと感じます。心は充たされました。

・・・なるほどなぁ。ま、とにかく長い。100分に接近しようかという超スロウテンポ、CD2枚分集中して聴ける環境(時間的精神的体力的余裕)必須、昨年は数日に渡って”部分聴き”を繰り返したと記憶します(ここしばらく、ずっとそうであった)。ほんまは全部通して聴いて、気になったところを再度確認する、というのが正しい道なのでしょう。今回は上記印象とほぼ変わらず、+これは計算され尽くしてクール知的、冷静な演奏だということです。ミュンヘン・フィルの音源は今月いくつか聴いているけれど、淡彩淡白な響きはさほど好みに非ず。それでもチェリビダッケの意向を全身で受け止めて、渾身の演奏なのでしょう。噂によれば東京ライヴ(1986年)のほうがもっと凄い!とのこと。出会いを楽しみにしておきましょう。

ヒマに任せてもう一発!Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(シャルク改定版)〜リチャード・バーギン/ボストン交響楽団(1959年ライヴ)・・・モントゥー、クーセヴィツキー、ミュンシュ時代の名コンサートマスター兼副指揮者であったRichard Burgin(1892-1981)は録音には恵まれなかったけれど、残された放送録音にはけっこう大曲(Mahler など)あるようですね。リンク先サイトにたくさん音源がアップされていたけれど、最近(膨大なる)過去ログが整理されて消えたのは残念。こうした音源が”聴くに耐える”水準かどうか確率は五分五分、これはかなり状態のよろしいモノラル・ライヴ音源でした。シャルク改訂版に明快なるテンポ設定指示があるのか不明ながら、微速前進なるチェリビダッケに続けて聴くと、全曲50分少々の超・快速(半分でっせ)に驚くばかり。改訂版云々の前に、既に別作品みたい。アツい推進力と爆発する熱気はミュンシュ時代の反映か、オーケストラはもの凄く輝かしく、上手い。変化に富んで、オーケストラはメリハリを以って元気が良いアッチェレランド頻出。第2・3楽章のカットは(迂闊にも)気にならなかったけれど、最終楽章のシンバル、ティンパニのハデハデしい活躍はいかにも亜米利加人好み(1950年台迄シャルク版がフツウであった由)と納得いたしました。

前居住マンションと作りは基本同じ。但し、リビングが広いのとキッチンが対面〜ということで、照明が一個足りません。キッチン用に(初)LED照明を入手いたしました。amazonに注文したのが昨日、本日午前中には到着。明るいなぁ、随分値段も下がって、順次蛍光灯→LEDに差し替えだな。消費電力低くて長持ちなんでしょ。BSつながったテレビの件、昨日予約していた番組が録画されておりませんでした。そういえば、ビデオでBS録画もできないのは配線がおかしいのでしょう。ごちゃごちゃになったテレビ裏整理約30分、珍しく説明書も確認、ちゃんと再接続できました。CSの契約はしていないんだけど、お試しでいくつか番組は見られて、いやぁ、たっくさんチャンネルあるんですね。サスペンス系2時間ドラマの再放送眺めているところ・・・徐々に生活は整っていきます。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

なんとなくモヤモヤした週末休み。夜半に雨は降ったらしく、昼から全国的に暴風雨=春の嵐になるそう。桜は完全に散ることでしょう。今朝のウォーキングはかなり暖かくて、どんよりとした空模様、空気は春の風情でした。昨日朝、前職場の若い者から伝票処理についての質問があって、引き継いだマネージャーがお休みとのこと、取引先の意向趣旨がわからぬのだね。自分はヴェテランということもあって、現状それなりに毎日お仕事処理しているけれど、問題はそこなのでしょう。ピン・ポイントでお相手の意向趣旨が汲み取れるか、なんせ新参者、その歴史的経緯を正しい、正しくないと評論しても仕方がない、まず、実情現状を識ること。モヤモヤどんよりの主要因はそれ。

週末天候悪化はわかっていたので、昨夜、病癒えた女房殿と最寄りの主要駅付近に出掛けました。呑み屋とかいっぱいあるからね。これが・・・店選定大失敗、値段そこそこ、正直なところ、”こんなマズいもの喰うたことない!”水準、鶏肉に付けたハーブ類バランス最悪+モウレツに塩っ辛い!(2度とその店には行かない決意)早々に出て、ラーメン(台湾ラーメンに非ず)はなかなか美味かったし、麺質もぷりぷりとした平麺がよろしい・・・が、微妙にスープ塩気が強い。帰りにみたらしだんごを購入したけれど、これもやや醤油味がキツい感じ(血圧上がるんじゃないか?)・・・自分は元より塩分濃度は強い北海道出身、でも18歳から先、ずっと西国在住ですから。九州時代も”味が濃いなぁ”と感じたものです。これが気分スッキリしない要因その2。

昨夜、2時間ドラマ眺めていたけれど、これが出来最悪(非スッキリ要因その3)。DVDにたっぷり保存しているネット入手音源より、ダヴィッド・オイストラフ(v)のモノラル音源を自主CD化、今朝、在庫確認したら2年ほど前に作成したものと1曲ダブっている・・・(非スッキリ要因その4)〜そうかぁ、冷静に考えるとたいした不満じゃないな。

すっかり失念していたヤフオク!の締め切り、2/4落札され、予想期待金額(これが出品価格)よりずっと上、ありがたいことです。基本、出品価格一件のみ落札、というのが理想、競り上がることは期待しておりませんから。また、なんか出品追加しておこうかな。

BRL92609Sibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47 (モスクワ・フィル1966年2月14日)/Bartok ヴァイオリン協奏曲第1番 Sz.36 (モスクワ放送交響楽団1960年12月24日)〜ダヴィッド・オイストラフ(v)/ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(BRILLIANTCLASSICS BRL92609)・・・美しいなぁ、豊満、安定、瑞々しい。技巧はスムースを極め、鋭いトゲトゲしさの欠片も存在しない。音質かなり良好。旧ソヴィエット録音は玉石混淆(”石”が多数派)ながら、この10枚組はたっぷり愉しめます。ロジェストヴェンスキーのバックもヴィヴィッドに息のあったものです。両作品とも(意外なことに、かつて聴いた録音中)ヴェリ・ベストかも。オーマンディ(1959年)のより、こちらのほうがエエかも。

ご近所床屋に行って参りました。”短く、ソフトモヒカンに”との要望も3,600円取られて挙句、ただの坊主頭に至りました。ま、キモチ良かったけどね。こんな高い料金の店に行ったのは十年ぶり?少なくとも尼崎時代には記憶なし。この店にも二度と行くことはないでしょう、高過ぎでっせ、贅沢過ぎ。ぼちぼち雨が降ってきましたね。

誰も興味ないであろう、マニアックなパソコン・ソフト関係の話題いくつか。「カスタマイズしないという流儀」という記事にはおおいに共感したが、”最低限のカスタマイズ”は必要でしょう。先日、ノートパソコンの「8」リフレッシュしたら、全部後から入れたソフトや、カスタマイズがクリアされてしまいました。お気に入りChromeのフォント表示設定は「メイリオの大」、これが見やすいし抜群にオシャレ。ちなみにHTMLのエディターも同様だし、Officeもすべてそれに変更しております。日本語入力も「Google」(所有しているAtokは残念!「8」に対応していない)、キー設定はAtokにしていて、なんせ太古98ノート時代”一太郎”からの習慣ですから。BaiduIMEはよーやく「8」向け(ベータ版)が出たところ。未だ試しておりません。

他、QTClipは必須でしょう。最近、改版がないようなのが心配、お仕事でも必須アイテムでしょう(使いこなすと、これなしで生きていけない)。LibreOfficeは、以前のOpenOffice(現在はApache OpenOfficeというのか)より起動速度が改善されている手応えあります。それにアイコンがカッコ良い!って、けっこうポイントなんです。職場ではOSはXP/MS-Office2000が標準であり(取引先互換性問題)、これが「7/2010」に移管しつつあります。業務用システムとの互換性でOffice2000が立ち上がっていたのに、ここ数日「2010」が立ち上がるように・・・これが使い勝手全然違っていて、”ツールバー”ならぬ”リボン”の様子がよくわからない。これじゃまったく初心者状態・・・徐々にカスタマイズしているところ。本格導入までには、なんとか熟練いたしましょう。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

昨夜の”台湾ラーメン”言及、予想と期待通りジモティより”王将で判断とは笑止千万也!”的ご指摘有、こちら外様の外来渡来民に正しい店をご教授いただきました。これは機会を見つけてトライしてみる必要ありますな。週末を迎え疲労困憊しているというのは、結局、以前のハードワーク所以に非ず、基本的に体力気力ここ数年落ちていた、ということなのでしょう。週末は大荒れの天候予報、澄んだ空気の中、ちゃんと早朝ウォーキング実施。毎日規則正しく6時過ぎには杁ケ池公園に到着しているのに、数少ない参加メンバーが固定しません。本日は大きな黒い犬(犬派ではないので犬種特定不可)2匹連れたおじさんが散歩+学生と思しき若い女性が散歩しておりました。池畔では鯉が跳躍していて、あれはどういった行動なのでしょうか。濁った水面に首を伸ばすミドリガメ本日も目撃。天敵はおらんのか。

先月のBruckner以来、オイゲン・ヨッフム連続していて昨夜、Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜オイゲン・ヨッフム/ベルリン・フィル(1951年)拝聴・・・これはネットからいただいた音源の自主CD、てっきりDG全集音源と信じていたけれど、あちらバイエルン放送交響楽団(1959年ステレオ録音)、こちらPHILIPS音源だったのですね。フルトヴェングラーの時代を考えると驚くべき極上なる音質、後の甘美さ欠片もない漆黒充実サウンドでございます。当時ヨッフム50歳頃、壮年の気力と充実に溢れて丹精、オーソドックス、骨太の推進力を誇っております。けっこう劇的緊張感はあって、これが当時のモダーンだったのだな、現代の耳にも旧さや時代を感じさせぬもの。ちゃんと提示部繰り返しも嬉しい。

更に、交響曲第6番ヘ長調「田園」〜オイゲン・ヨッフム/ハンブルク州立フィル(1943年)・・・オールド・ファンに録音情報精査お願いしないといけない太古録音、これも音質かなり良好、中低音充実して鑑賞に支障なし。1977年ロンドン交響楽団との録音同様、ゆったりと地に足の着いたテンポ設定、ヴィヴィッドな精気に溢れて、感銘深く受け止めました。

では、本日もなんとか乗り切りましょう。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

東京では強風だったそう、こちら昨日夕方より天候は回復したけれど、それなりの風。それでも今朝ウォーキングした杁ケ池一周、幸いかなり桜は残っておりました。我ら夫婦以外、誰もいない・・・感慨に耽(ふけ)りながら帰る途中、”おはようございます!”挨拶も元気に、中年女性が快速に駆け抜けて行きました。良い空気、たっぷりとした時間、ツマラぬお仕事(といっちゃバチ当たる。未だ全貌も見えぬし)、喰いもんイマイチ・・・贅沢言っちゃキリありまへんで。昨夜NTT支払いのカード決済、ネット手続き完了・・・NTTの(旧)お役所的わかりにくい案内は、転居前手続きから?状態、今回もケータイに「お手続きはお願いできましたでしょうか」って、んな案内来てませんって。初回回線移転費用の請求(初回のみコンビニ手続き)も届いていない(明細案内は有/一回で済ませれば良いのに)し、その請求書に「云々番号」があるから、みたいな説明。ネットで確認したら、なんのことはない電話番号+住所にて手続きできるじゃないの。電話回線移転費用の経費請求を以って、一連の転居作業完了。

な〜んもしていなのに、もう明日一週間お仕事終わり、早いもんですね。

Supraphon SU4081Schubert 交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」/Mahler 交響曲第4番ト長調〜カレル・シェイナ/チェコ・フィル/マリア・タウベロヴァー(s)(1950年)・・・先月に続いて2度目(ちゃんと)拝聴。カレル・シェイナはディジタル時代迄(1896-1982)存命だったのに録音が少ないのが残念。当然モノラル、それなりの音質ながら、チェコ・フィルの暖かい、しっとり瑞々しいサウンド堪能可能です。ものものしい深刻切迫感ではない、じわじわと味わい深い微細なニュアンス変化(これがけっこう効果的説得力有)+構成で聴かせるスタイル。激しく爆発する音楽より、こういった静謐荘厳な音楽が似合っているのでしょう。オーケストラの特質を活かした、ていねいな仕上げを堪能いたしました。第3楽章「静かに、少しゆるやかに」には思わぬうねりも激情も有り、終楽章女声ソロは可憐な雰囲気はありつつ、少々昔風かと。

ここ最近、やや苦手であった第4番も心安らかに拝聴可能。本日は暑くなるそうな。

なんやらお仕事ヒマのような、純実務として滅茶苦茶四苦八苦のような・・・ようワカラン、先行き様子が見えぬヘンに苦しい毎日。以前とは別な感覚で疲労しております。しゃぁないなぁ、なんせ年老いた草臥れ新人やから。気分転換も必要でしょう。今朝、目覚ましに使っているご当地FM放送にて拝聴した話題台湾ラーメンって、名古屋独自のもので台湾にはないそうですね。住宅下見の時から”台湾ラーメン”のメニューは気になっていて、転居初日の夜、餃子の王将・長久手店にていただきました・・・イマイチ。辛味が旨味に昇華していない感じ。狭い経験だから安易な結論はナニだけど、広島のつけ麺、富山のブラックラーメンと並んで”残念ラーメン”シリーズの一貫かも。もっと凄い”真打・台湾ラーメン”あれば情報乞う。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

一昨日睡眠不如意の関係か、昨日はよう眠れて、今朝せっかくの早朝覚醒、桜散らす冷たい雨激しくてウォーキング断念。ついに連続記録(早くも)途切れました。起床時のストレッチは継続、転居後一度も通院しておらず、リハビリマッサージをサボって左膝かなり痛いっす。女房殿は夜半にようやく起きれるようになったけれど、新しく通った耳鼻科処方ヤクの副作用を気にしておりました。自分はその辺り鈍感なほう、でも、口中が荒れてしゃーない、といった経験はありますね。転居後、お付き合い酒が激減!自宅にて呑むほうじゃなし、機会がなければ、それで気にならぬし、しばらくこのままで様子見いたしましょう。

ま、女房殿の体調不良さておき、ドラマのない毎日やなぁ、サラリーマンの晩年はこんなもんか。んなこと愚痴っていると、お仕事不如意だったり、体調崩してまともに働けない方々、経緯様々失職されている人々に失礼ですよね。

SUPRAPHON SU 3880-2  11枚組6,581円(ポイントも活用)にて入手Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(1982年)・・・逝去直前ラスト1995年録音ばかり話題になって(未聴)こちら地味な存在なる旧録音全集より。オーケストラと指揮者の個性から、極めて穏健、素朴な風情漂う全集は得がたい魅力に溢れていると感じます。しっかり全曲拝聴(できるのは転居後の時間的余裕)、中庸なテンポ、不気味な切迫感より安寧、厳しさより安らぎを旨とした表現、チェコ・フィルの弦の柔らかさ、金管の味わい深いマイルドが前面に出た演奏であります。第3楽章「ロンド・ブルレスケ」は少々ユル過ぎ?迫力不足かと。

ヤフオク!はぼちぼち(思いついたら)出品しております。以前は出品無料枠いっぱいいっぱい使ったり、出品無料キャンペーンに備えて事前準備したり・・・最近CDも売れないからね。昨夜はエドゥアルド・ファン・ベイヌムのボックス・セット2本出品、歴史的録音の魅力には抗しがたいもの有、しかし、ここ最近すっかり贅沢病にて続けて聴くのは苦痛なんです。フルトヴェングラーとかトスカニーニとか、もう何年も聴いた記憶がない・・・Brahms 交響曲第2番ニ長調〜エドゥアルド・ファン・ベイヌム/コンセルトヘボウ管弦楽団(1955年)・・・拝聴。これはオークション出品したボックスに含まれず、ネットより入手した自主CD也。ぽってり厚みのある暖かい響きを活かした、余裕のスケール演奏。音質かなり良好。表現そのものはオーソドックス(デフォルメ大仰な動きなし)、なんせBrahms の交響曲はこの人の第4番で出会っておりますから、この馥郁たる浪漫香る演奏が基本刷り込みです。どこにもムリムリな力みは存在しなくて、最終楽章へ向け自然な盛り上がりも好ましいもの。

成果とかどーのという時期に非ず、本日は充実していたと思います。取引先担当と徐々にやり取りができるようになって、動きは出ている。個人プレイではなく、組織全体の動きにするにはしばらく間が掛かるのでしょう。昨日よく眠ったつもりが、昼過ぎモウレツに眠いのは睡眠時無呼吸症候群なのかも。いずれ、いつも睡眠時間は短いんです。早々に帰宅すると、天候回復、女房殿は不調軽快、BSアンテナ調整できておりました(人件費+アンテナ取付金具=8,000円ほど良心価格)。こうして日常生活は次々と改善されていきます。本日、取引先まで車にて外出商談、帰りに某巨大スーパーの見学ついでにカツオの刺身+白ワイン(西班牙産)入手、ちょっぴり贅沢いたしました。なんせ最近、魚不如意な生活なんで。

 LSO0578Beethoven 交響曲第7番イ長調/ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン交響楽団(2005年ライヴ)・・・子供の頃一番のお気に入りがこの第7番(クリュイタンス←ワケわからんコメントだ)、ここ数日Beeやんがけっこう楽しい流れ、調子に乗って取り出したけれど・・・やっぱりアカンのですね。世評によると”録音は最高!”とのこと。なんか演奏評以上にオーディオのことは(基準)怪しくて、バービカン・ホールのデッドな音響を”忠実に捉えた”という意味か。この間聴いたヨッフム、ケンペなどEMI系薄味音質には一理有、と感じたけれど、この音源は極東の国、中部地方マンションの一室拝聴では相当に苦しくて、作品そのものも全然愉しめません・・・って、これが2度目。超・高級オーディオで聴かぬと真の魅力は見つけられぬものか・・・

・・・と、今朝半分ほど聴いて、帰宅後第2楽章から再聴しているところ。ハイティンクはキビキビとしたリズム感を以ってヴィヴィッド、ベーレンライター版を基調としてすっきり軽快、しかし軽量に非ず。しっかりとした芯を感じさせる強靭なサウンド。最終楽章楽章迄継続する緊張感と力感。しかし、やはり我がヘロ・オーディオではたいした音質に聴こえないのだな。残念。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

昼から雨とのこと。相変わらず朝の空気はひんやりと薄ら寒く、ご近所ウォーキング+ちょろジョギング(膝の調子で量はこなせない)実施。杁ケ池(いりがいけ)は水が濁って、様子が見えぬのだな。水温(ぬる)んで、あれはおそらく鯉?+住民が(勝手に)放流して爆発的に増えたらしいミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)を初目撃(生態系エラいことに)。女房殿は風邪癒えつつ、定期的に発症する目眩にて起き上がれません。自分はヤクをサボっているせい?花粉症鼻水盛大+蓄膿症に苦しんで、そもそも睡眠不如意の根本原因か。夢見滅茶苦茶悪くて、どんより全貌が見えぬ(おそらくは誰も見えていない)職場不安の反映でしょう。ま、焦らないでゆっくり、じっくりいきましょう。たいした実務量じゃないのに、目先に出現した諸課題を猛スピードにてこなす癖から抜けられません。逆に速度鈍るのも怖いんですけど。

Disky DB70708Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜ルドルフ・ケンペ/ミュンヘン・フィル/ミュンヘン・モテット合唱団/ウルシュラ・コシュト(s)/ブリギッテ・ファスベンダー(a)/ニコライ・ゲッダ(t)/ドナルド・マッキンタイア(b)(1973年)・・・SACD(ESSE-90061-65定価15,000円!)ではなく、当然フツウのCD。いずれ廃盤のようですね。昨日音質云々して恥ずかしいけれど、とくに録音が難しいらしい最終楽章声楽部分を拝聴していて、これはこれで優秀録音なのだろうな、と実感いたしました。お仕事余裕、通勤時間往復10分ほど、といった環境にて朝晩悠々と音楽拝聴できる身分、爽やか淡彩なオーケストラの響きをしっかり、全曲続けて堪能いたしました。テンポ・表現は中庸、エキセントリック・ムリムリな力み皆無、なのにメリハリしっかりしてリズムは弛緩しない。御立派!でも威圧でもない、神秘にも非ず、日常座右に置くに相応しいオーソドックス、バランス、ニュアンス。第1〜第3楽章はともかく(管楽器が美しい)、終楽章の違和感に耐えられぬことは多い作品、肌にフィットする感覚は継続いたしました。声楽のバランスというか、まともな響きは久々拝聴したような・・・これだけBeeやん作品続けて聴いて、耐えられる(快く聴ける)のも珍しいこと。

世評高く、”匂い立つような色彩”、”覇気に溢れ、怒濤のように流れる音楽”、”ロマンティックかつ劇的”、”荒れ狂う音楽と化した第2楽章”、”ケンペの燃えたぎる指揮者魂”〜みたいな称賛もあって、音楽の感じ方は人それぞれだな、と思います。ま、怒涛、劇的、荒れ狂う、を除けば同じことを言っているのかも。”ホルンのソロがやや頼りない”というのは実演家のご意見を伺いたいところ。木管も金管も美しいと感じたのですが。

外は薄ら寒い小雨模様、昨日せっかくの食器洗い機設置なったのに、肝心の女房殿の調子がよろしくありません。目眩症状通院しても改善せず、起き上がれません。風邪もそうだけれど、環境変わって、それなり落ち着いて、疲れが出たのでしょう。なんせ社会的つながり失っていて、精神的な不安もあることでしょう。自分のほうはけっこう(ムダに)忙しい事象が出て、まったくヒマなのも困るけれど、達成感のないしょーもない実務(ITスキルの低い取引先担当に振り回されること)連続も嬉しくはありません。ま、これも含めご当地に馴染んだり、職場の雰囲気に慣れたり、お仕事全貌を伺うのに必須なことなのでしょう。

本日はご挨拶にて、愛知県南部?海沿いの方訪問。これが噂の東南海地震が発生したらヤバいエリアでしたっけ。いや、名古屋駅方面迄危なかったっけ。セントレア空港も近かったような気もします。本日は運転手付、明日は二度目の車外出有、高速道使います。

睡眠不如意、おそらくはそこに由来する倦怠感はあるけれど、音楽には徐々に集中できるようになってきました。なんせ時間はたっぷりでしょう。これが人生一番の贅沢。なぜ棚に溢れるようなCDを揃えたり、ネットからどんどん音源ダウンロードしてDVD保存するのか?(挙句忘れるけれど)それは、新しい音源に出会う喜びを求めてのことでしょう。長い”ちょろ聴き”、”聴き流し”生活を抜け出せそうな予感しております。


■2013年4月某日/変化と雌伏の日々

澄んだ空気、肌寒い朝(6度)、4月を迎えました。今朝のウォーキング(ジョギング)仲間はけっこう多くて、新年度・心機一転決意の開始が増えたのかも。エイプリル・フールに気の利いたジョーダン考える精神的余裕もありまへん。昨日は朝以外、雨模様となってどこにも出掛けておりません。BSアンテナの設置は業者にお願いすることにして、終日音楽を聴いたり、ぼんやりテレビを見たり・・・女房殿風邪気味なので外食にも出掛けず。食器洗い機の復活は本日だそうです。

昨日、【♪ KechiKechi Classics ♪】(非)定例更新。どーせド・シロウトのシンプル感想文なんだなから、もっと気軽に、安易に書かなくっちゃ。音楽はいろいろ聴きましたよ。(シューリヒトにいまいちぴん!とこなかった)Schubert 交響曲第9番ハ長調〜ギュンター・ヴァント/ベルリン・ドイツ交響楽団(1993年ライヴ)・・・この時期だったら”ベルリン放送交響楽団”じゃないのか。このオーケストラとの相性の良さは(当時)FM放送にて確認しておりました。ギュンター・パッシン(ob)の夢見るように軽快な音色に惚れ惚れいたします。がっちり盤石な構築物を思わせるヴァントの表現は、本来自分の嗜好からは外れるはず(事実、Brucknerを続けて聴くと肩がこる)。硬派抜群の説得力に納得いたします。ま、Schubert の旋律って、一歩間違えるとヤワで聴いていられない(と、勝手な考えだ)から、このくらい厳しくてちょうどよろしいかと。

Scribendum SC002Brahms 交響曲第1番ハ短調〜ルドルフ・ケンペ/ミュンヘン・フィル(1975年/Scribendum SC002)・・・CD購入10年ほど?まったく未聴ということはないけれど、ほとんど記憶らしい記憶なし、放置状態。噂通り音質状態はいまいちパッとしませんな(鮮度も低音も厚みも)。オーケストラの素朴かつ暖かなサウンド、この作品に漂う厳つい威圧感(と、これも勝手な印象)ではなく、誠実、楷書、リキみのない風情。のびのびとして、第2楽章「アンダンテ」に於ける優雅な歌は絶品。いつの間にか終楽章万感胸に迫る・・・レーベルは変わっても、この人のBeethoven も音質どうでしたっけ?再確認しなくっちゃ。

ついでに(と言っちゃナニだけれど)Brahms 交響曲第4番ホ短調〜ギュンター・ヘルビッヒ/ベルリン交響楽団(1978年)・・・このオーケストラは現在ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団。いかにもBrahms !と思わず膝を叩くジミなサウンド抜群であって、オーソドックス着実な表現に作品は似合っておりました。ザンデルリンク辺りの全集が著名だけれど、ヘルビッヒも全集になっているんです・・・誰も振り向かないが。

今月も元気に佳き一ヶ月を過ごせるよう祈りましょう。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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