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音楽日誌●変化と雌伏の日々●変化と雌伏の日々 ●今月の近況
2004年7月胆嚢摘出の病院にて(岡山)

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■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

目覚ましのセットを失念して、40分ほど寝坊、ウォーキングは休止。蝉は朝から絶好調に喧(かまびす)しい夏、真っ最中。ご近所、子供らがあちこち遊んで古典的夏休み風情であります。こちらヴェテラン・サラリーマンは、なんせゆるゆるラクラクお仕事にて例年よりぐっと体調マシ、ま、どんよりしていることに変わりはないけれど。本日にて7月終了。転居後、無為無策なる4ヶ月経過、2013年も半分を過ぎました。

SUPRAPHON SU 3880-2  11枚組6,581円(ポイントも活用)にて2008年入手昨夜の音楽。Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(1979年)・・・1992年最晩年の評判高いらしいけど、未聴。こちら金管が弱いといった評があるみたいだけれど、クーベリックのセッション全集同様、素朴なテイスト味わい深い、懐かしさいっぱいの演奏であります。子供の頃から馴染んだ作品故、滅多なことでは感銘を受け取れぬ作品、若いころの想い出がつぎつぎよみがえるような、練り上げられた優しい語り口、爽やかに生真面目に刻まれたリズム感の良さ。つやつやした響きに非ず、弦の美しさはもちろん、金管云々にとくに問題も感じません。威圧感皆無、淡々とした穏健派演奏。音質だって自然そのもの。朗々易々と上手いオーケストラがすべてを解決して下さるワケでもないでしょう。

全集購入5年ほど?サイト内検索を掛けると、ひと通り全部聴いたことになっているけれど、記憶は飛んでおります。夏の朝に相応しい音楽でした。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

雨は上がって今朝25度、涼しい中、蝉はいっせいに声を上げております。昨夜、お隣は越してきたらしい、隣室空いていることを良いことに、窓開けて音楽ガンガン聴いて数ヶ月、抑制を考えなくては。本日は名古屋市中心部に所用(ほとんどご挨拶程度)にて直行、いつにも増してゆっくりした朝。一昨日、CDR焼きこみに失敗し、元音源データもついでに廃棄してしまったSchubert 八重奏曲ヘ長調 D803 作品166〜パスカル弦楽四重奏団/ランスロ(cl)/クールジェ(hr)/オンニュ(fg)/ロジェロ(cb)(1961年)・・・どこからダウンロードしたのかサイトも失念MMS-2219あとで発見しました、しかし、ブラウザの”ダウンロード履歴”が残っていて、そこを利用して再度入手出来、夜半に再自主CD化いたしました。焼きこみ速度は”最遅”設定にて〜ゆっくり、ていねいにデータ焼きこんであげれば大丈夫。このワザに気付けば、歴代数十枚に及ぶ廃棄ムダも防げたかも。閑話休題(それはさておき)・・・

音質ぱっとせぬ、とくに低音が弱いのは承知の上、夢のように美しい旋律が延々と続いて50数分、親密でありながらスケールも大きい。がっちりとした安定感を誇るベルリン・フィルハーモニック八重奏団(1998年)に比べて、腰が軽いというか、自在なのは、往年の仏蘭西名手たちのなんとも云えぬ明るい音色、節回し故なのでしょう。既に本格ステレオ時代に入っていたのに、このくぐもった音質は(CD時代よりいっそう)状態よろしくない、おそらくはLP板起こし音源でした。浪漫派の作品は交響曲じゃなかったら、ほとんど心安らかに拝聴できるんです。

LPE 17 068フィル・アップはBrahms ハンガリー舞曲第1,3,5,6,17〜20番〜パウル・ファン・ケンペン/ベルリン・フィル(1952年)・・・21番のみぎりぎりCDR収納不可残念。名演奏云々と大騒ぎするほどの作品に非ず、後年のカラヤン時代砂糖甘いサウンドとは大違い、苦み走ってかっちりとしたアンサンブルであります。生真面目な、大仰なるルバートを強調しないしっかり硬派な演奏也。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

新しい一週間の開始、7月もあと3日を残すのみ、雨模様にてウォーキング不可、よう眠れたと思います。昨夜不遜なことも考えたCDR不良の件、思い直して夜半、ようはするにデータ・エラーなのだから、と”一番遅い速度”にて焼きこみ設定、2枚トライしてみて無事成功いたしました。記事ネタの少ない月曜朝刊、島根山口の(かつて経験のない)大雨模様、自然の猛威にたじろぐばかり。そして企業による”追い出し”レポート、なんせ同世代の話題なので身も引き締まる思い+自分の贅沢な身分+しょーもない悩みを反省いたしました。

過去2回分再放送を偶然拝見、衝撃を受けたドラマ「半沢直樹」、昨夜も痺れました。なんといっても悪役の存在感が凄い!人事部次長・小木曽(緋田康人)は今回失脚したが、この憎たらしさ、性根の悪さぶりは尋常に非ず。今回出番のなかった国税の片岡愛之助のイヤらしさも並ではない・・・話題の壇蜜は現役愛人役としてはNo.1じゃないか。”やられたら倍返し”は流行語になりつつあるらしい。

あまり品質よろしからぬCDR条件乗り越え自主CD化したのはBach ブランデンブルク協奏曲全曲〜ヘルマン・シェルヘン/セント・ソリ管弦楽団メンバー/ジョルジュ・テシエ(v)/ロベール・カシエ(ob)/ルイ・ベルナール、ジョルジュ・バルボトゥ(hr)/ロジェ・デルモット(tp)/ルシアン・ラヴァイオット(fl)他(1954年)・・・今朝は第1/3番のみ拝聴。仏Le Club Francois du Disque原盤、例の教えていただいたサイトよりダウンロード。1960年のウィーン録音ではなく、旧録音のほう。なんせお気に入り作品、十数種古今東西新旧録音手当たり次第集めておりました。(データ入手して未聴音源5本ほど有)音質は鑑賞の妨げにならぬ程度、ややテンポは遅いけれど、かなりスッキリとした響き、大柄なる時代錯誤演奏に非ず。ソロは仏蘭西往年の名手ばかり、明るい軽妙な響きが魅力であります。第3番ト長調はヴィヴラートたっぷり、優雅に練り上げられた表情は(昨今の古楽器を聴き慣れていると)なんとも新鮮でありました。

あちこち大きな被害が出るほどの雨、ご当地では終日鬱陶しく降り続いて、お仕事も職場の雰囲気も、鬱陶しい一日ゆるゆると終えました。ヒマやなぁ、ほんま。油断しているといろいろ飛び込み実務は発生するけど、知れてまっせ。

昨夜CD焼きに失敗したのは、PRELUDIO PHC 1133/34 2枚組1,000円Schubert 八重奏曲ヘ長調 D803 作品166〜パスカル弦楽四重奏団/ランスロ(cl)/クールジェ(hr)/オンニュ(fg)/ロジェロ(cb)(1961年)・・・往年の仏蘭西名手たちによるコンサートホール盤は既にオークション処分済、途中までしか聴けなかったけれど、音質がぱっとせんなぁ、管楽器はエッチやなぁ・・・もう一度CD焼いたろうか、と思ったが、昨夜音源データ廃棄したみたい、どこにも見当たりません。また、そのうち出会えるでしょう。「八重奏曲」サイト内検索掛けてみると、ボスコフスキーのウィーン八重奏団(1953年ライヴ)の更新がありました。おそらくはFMエア・チェックであろうアムステルダム・コンセルトヘボウ・ソロイスツ(1994年10月10日 オーチャード・ホール・ライヴ)への称賛も多く言及され、これはもうカセットもDATも10年ほど前に処分したから想い出のみ。「Romantic Ensembles」(BRILLIANT 6枚組 92294)にサシュコ・ガヴリーロフ(v)率いるベルリン・フィルハーモニック八重奏団(1998年)が含まれ、これはセンスはモダーンだし、なんせ音質がクリア、クラリネットの穴をふさぐ音さえ収録されて鮮烈そのもの、そんなこんなで上記音源は処分したことを思い出しました。

その関連にて、ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団メンバー他によるPREISER盤を(こっそり再開していた)オークションに出しました。他にはオイストラフによる1955年盤もあったはず。ビンボー症にていろいろ貯めこむけれど、ちゃんと聴いてあげないと意味がないじゃないの。リファレンスにしたはずのベルリン・フィル八重奏団の存在も忘れていましたもの。身の丈にあった身辺整理少しずつ、ゆっくりすすめましょう。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

昨夜はご近所駅前迄出掛けて、焼鳥屋(正確にはモツ屋さん)にてビール一杯のみ。エアコン効き過ぎでっせ。本日は暑中見舞いに名を借りた”エエ加減今頃”転居通知印刷+【♪ KechiKechi Classics ♪】サイト更新が目標、エエ天気です。涼しいのは朝のうちのみでしょう。今朝の朝日新聞、気に入ったコメントいくつか。

ワタシは嘘つきです、という方はほんまの”嘘つき”か。”貼り紙禁止”という貼り紙はマズいんじゃないの?(憲法第69条改定の件)幸福は失って初めてわかる、幸福は日常に均され気づかなくなる(書評より)なるほど。わずか数年スパンで自分の幸せを振り返って、毎週末の”やや大型銭湯”(400円)〜高級中華・王将、あれは幸せだった。ご近所、出張先にてBOOK・OFF廉価盤発掘は至福の時であった・・・皆、状況が許さなくなったり、自らの感性が変化してしまって、新しい”幸せ”を発見できない、というか、既に”日常に均されてしまった”ということかも。

昨日早速不良CDRに当たってしまったBeethoven 第6番ヘ長調「田園」〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団・・・自主CD再作成(15円ムダに)してラスト迄しっかり拝聴。「田園」との出会いはこれなんです。(「運命」「合唱」はオーマンディ)第1楽章はずいぶんとテンポ速いんじゃないか、第2楽章「小川のほとりの情景」(アンダンテ・モルト・モッソ)は小鳥の啼き交わしに陶然とした記憶蘇りました。弦が金属的、金管の響きが鋭く明るい(特にホルン)といった印象は変わりません。分厚い響き、細部アンサンブル優秀なこと、リズム感の良さ、音質はかなり優秀。後ろ向きの想い出に浸っておりました。

昨日の続編、Khachaturian バレエ音楽「ガイーヌ」(抜粋)〜ズデニェク・ハラバラ/チェコ・フィル(1953年)・・・これも音質そこそこ(聴きやすい)奥行き、低音も充分。自然で飾りがない、素朴なサウンド、露西亜系アブラギッシュな演奏とは一線を画して、すっきり切り口新鮮サウンド。大爆発!カタルシスではない、エキゾチックな旋律をたっぷりクールに、時にアツく堪能させて下さいました。期待の「レズギンガ」「剣の舞」も正確ヴィヴィッドなリズム、バランス感覚抜群。自主CDにはかなり余白有、Wagner 舞台神聖祭典劇「パルジファル」〜第1幕前奏曲/第3幕「聖金曜日の音楽」〜レオポルド・ストコフスキー/Warwick Symphony Orchestra(?現存の同名オーケストラとは異なるらしい)(1936年)・・・フィラデルフィアでの録音、なっております。やや残響不足(SP?復刻時にノイズ取り除き過ぎ?)ながら思わぬ良心的音質、例の如く雰囲気たっぷり。

昨夜、英国音楽系の自主CD在庫点検、情報整理レーベル再印刷していたら出現。Holst 組曲「惑星」〜エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団(1945年)・・・歴史的音源40枚組ボックスはとっくに処分済、パブリック・ドメイン音源より自主CD化したもの。管弦楽技法華やかな近代作品だから、わざわざ太古音源で聴かんでも(作曲者自演1926年は全然ツマらんかった記憶有)、とは思いつつ、これが音質忘れさせる盤石横綱相撲的貫禄。激しいリズムを刻む「火星」、華やかな「木星」もちろん、後半の静謐なところまで飽きさせぬ集中力維持して感銘深い演奏です。ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1959年)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1966年)、ロンドン・フィル(1978/79年)別に意識したわけなじゃないけれど、偶然棚中に揃っております。もう一種、ロンドン・フィルとの1953年録音(英Nixa)もデータ入手しているけれど、未聴。この辺りが”意欲減退”の証拠なんでしょう。

猛暑にてどこにも出掛けない、な〜んもせん日曜休み。当初の目標通り、暑中見舞い(=遅れ馳せ転居ご挨拶)作成送付、【♪ KechiKechi Classics ♪】更新(どーせ、たいして内容のない感想文なんだから、気楽に書いたら良いのにね)出来。昨年、激安中古Polaroid製トイカメラ入手したけど、あまりに使い勝手悪く、先日オークションにてCASIO EX-Z86入手、充電ケーブル(専用端子なのだね)別途入手いたしました。さすが!使いやすいなぁ〜ところが、昨日本日試し撮影は一枚も保存されない・・・設定が悪いのか、SDカードが不良?悩むこと一日、ようはするに一回押して焦点定め、二度目に撮影という手順だったのだね。一般常識人にはありえぬであろう悩み、一つ解決いたしました。

一昨日、自主CD作成時、不良品にぶち当たったけれど、再作成したものは別ロット品。本日某音源一枚CD化して、また中盤より再生不可=同じ製品ロット不良連続、おそらくは100枚全部アウトなんじゃないか。ガッカリ。・・・悪いことを思いついて、職場の業務用のと入れ替えてやろうか、と。業務用のCDRはデータ満杯に入れませんから。(その前にネットの無料大容量ストレージ使えよ、と言いたい。ま、取引先によってはセキュリティで受付ないところもあるけど→そんな悪巧みは止めました

NAXOS 8.572304音楽はほとんど聴いておりません。Vaughan Williams イギリス民謡組曲/ランニング・セット〜ジェームズ・ジャッド/ロイヤル・リヴァプール・フィル(2009年)・・・ま、どーしてもこれじゃなくっちゃ!という演奏でもなし。親しみやすい、躍動の旋律は大好きなんです。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

昼過ぎ、断続的な雷雨、職場の電源も一瞬落ちたけれど、データは落ちませんでした。帰宅する頃にはすっかり雨は上がって、涼しくてよろしい感じ。今朝も同様。東北方面はすごい雨らしい。自然の猛威には為す術もなし、これ以上の混乱被害ないことを祈りましょう。無線プリンターを導入して以来のネット不調(電波は認識しても、接続が異様に遅い)時に状況改善しても、(いろいろやってみた結果)基本状況変わらず。自宅はFONなので無線プリンターと電波共用していない「free」のほうに替えると大丈夫、但し、それだとプリンターは使えない。印刷頻度は多くないから、その都度接続を戻す、という手はあります。ノート2台はアウト状態、しかしなぜか?AspireRevoのほうは大丈夫なのが不思議。

昨日珍しくBBSに投稿があって、以前に教えていただいた「ReDiscovery」、往年の(けっこう著名・貴重)音源フリーダウンロード、更に強化されていることの指示有。以前に別サイトから音源入手していたウィリアム・スタインバーグの「第九」(Mahler 版)もあるし(ジャケット・デザインも同じ)、紅顔の微少年時代愛聴した「運命」「田園」、コンサートホール音源とか、コロムビア・ダイヤモンド1000シリーズも懐かしいウィルヘルム・シュヒターの「第九」やらリーダーズ・ダイジェジェストの名曲ボックス(デザインも一緒)系音源、他見知らぬ初耳音源満載!こりゃドーパミン上がりまっせ、状態なはずなのに、膨大な音源拝聴時間のことを考えると少々憂鬱。

人生に音楽を拝聴できる時間は短いんです。サラリーマン生活晩年、ユルユルの恵まれた時間に感謝。問題課題は聴き手の集中力のみ。

R.Strauss 家庭交響曲〜デイヴィッド・ジンマン/チューリヒ・トーン・ハレ管弦楽団(2002年)・・・集中して拝聴、掌中に入ったかどうか別にして、ジンマンのR.Strauss 7枚中、唯一聴きそこねていたもの。数日前、不遜にも”この出会いがR.Straussを少々縁遠いものとした”と書いたけれど、むしろ安さ優先・歴史的音源(自演含む)ばかり先に聴いていた要因のほうを先に挙げるべきか。シューリヒト盤(1941年/2種とも処分済)に言及あるけど、6年ほど前時点かなり苦戦気味。作品旋律に馴染んでいると言い難く、フリッツ・ライナー、ケンペの記憶も蘇りません。ジンマンはまず音質がクリアであること、すっきりとしたサウンド、前半戦ずっと抑制気味に静謐であり、ややメリハリ足らぬ、様子が見えぬかと思ったら、第4部〜クライマックス爆発の迫力はなかなかのものでした。実演ではなかなか聴けぬ、演奏者泣かせの難曲らしいですね。

Supraphon SU4094わかっちゃいるけど止められぬ”歴史的音源”(≒自主CD)より、Rimsky-Korsakov交響組曲「シェヘラザード」〜ズデニェク・ハラバラ/チェコ・フィル(1953年)・・・かなり良心的な音質とはいえ、こういった華やかな作品には鮮明な音質のほうが効果的・・・ハラバラ(1899-1962)はオペラ畑の人であり、カレル・シェイナ(1896- 1982)とは同世代、両者とも往年のチェコ系指揮者の知名度低いなぁ、こういった音源に目がないワタシ。昨夜思い立って自主CD化、さっそく拝聴した印象はオーソドックス、悪くないけど・・・といったところ。今朝、思い直して再聴、シミジミ素朴滋味な味わいあるチェコ・フィルのサウンドを堪能いたしました。ストコフスキー先頭にこの作品にはどーしてもハデハデしい世界を期待しがち、無理して求めて聴くべき個性じゃないかも知れぬが、少なくともスカであった(CDRムダにした!)的演奏に非ず。

以前はもっと劣悪珍盤を意欲的に聴いていたんだけどねぇ、ノーミソ硬くなって、前頭連合野退化しつつあるのかも。では、行ってきます。

留守番だし、セキュリティ解除してシャッター開けなくっちゃ、と出掛けて行ったら、既にお隣メジャーチームの若い者総出で行事対応しておりました。当面の実務処理したら、他留守番いっぱいいることだし、ということで、昼にてさっさとお休みへ。帰宅後気付いたのが、机上にノートパソコン出しっ放し。引き出しに入れて施錠というのが決まり、ま、事務所自体施錠されているから、大丈夫とは思うけれど・・・暑さにてボケてまんな。昼から話題の「半沢直樹」(種々悪役が素晴らしい!)眺めつつ、自主CD作っておりました。

ネットより勝手に拝借昨日紹介いただいた「ReDiscovery」より、Beethoven 交響曲第5番ハ短調/第6番ヘ長調「田園」〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団・・・1960年台前半?繰り返し実行、素っ気ないほどの快速、引き締まった厚み、金属的なサウンド、集中力、ノリ、涙が出るほど素晴らしい。畢竟、喰いもんも音楽も”想い出”探しているだけじゃないのか。音質は記憶よりずっと良好、なんせ「キング世界の名曲1000シリーズ」では「田園」片面詰め込み収録でっせ。ところが・・・自主CD用CDR100枚(1,500円也)新ロット一枚目、いきなり不良品にて「田園」は嵐がやってくる前に止まってしまいました・・・残念。傷もなにもないのだけれど。写真はネットより勝手に拝借御免。皆、同じ経験をされております


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

明日、土曜出勤当番。いつものようにお仕事ユルユル、切羽詰まってはいないから、精神的には本日にて一週間終了です。夜半の雨にて昨夜、湿度ともかく涼しくてエアコンはなし。朝、汗まみれにて目覚めました。体調は悪くない感じ。不燃ごみ出しつつ(ちょろ)ウォーキング実施。鼻炎用のヤクは夜のみ、というのが正しいようです。

昨日社用車移動渋滞中、じっくり拝聴したのは、Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル/Ella Lee(s)/Saramae Endich(s)/Beverly Wolff(ms)/Jennie Tourel(ms)/George Shirley(t)/John Boyden(br)/Ezio Flagello(b)/The Westminster Choir/St. Kilian boychoir(1965年12月9日ライヴ)・・・貴重なる定期演奏会放送音源がネットにて入手できたもの。モノラル、音質的には”聴くに耐えぬ水準”に非ず、それなり。数日前のイオン・マリンのバランス感覚に比べ、圧倒的な起伏と情熱、熱狂的な作品への入れ込み、テンションの高さ、スケールの大きさ、迫力、千変万化する表情(ここはとくに第2部に顕著)に圧倒されました。この世界に入り込めれば(たいてい引き込まれること、必定)感動的な世界。声楽陣の充実は翌年、ロンドンにてセッション録音より上じゃないか。ライヴ収録という発想は当時なかったのか。おそらくはユニオンの関係とか、これだけ大人数を拘束して別途録音するのは難しかったのでしょう。

自分の嗜好、音質問題もあるけれど、イオン・マリンによる21世紀演奏のほうが、ぐっと親しさを感じます。1960年台、この作品上演は”特別なイヴェント”だったのでしょう。

OriginalsBeethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ジョン・バルビローリ/BBC交響楽団(1970年ライヴ?)・・・1967年のEMI録音(Dutton CDSJB 1008/未聴)とは(いちおう)別物とされる音源。彼の亡くなる年にBBC交響楽団への客演ってありました?怪しいなぁ。この類の音源としては良心的音質。ゆったりめのテンポ、じっくり細部を彫琢して味わい深い演奏であります。とくに第2楽章「葬送行進曲」の暗鬱な表情は秀逸。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

夜半に雨だったらしく、朝、路上は濡れて涼しいこと。本日より、一日2回朝夕の鼻炎用薬服用は1回へ、今朝のを止めて副作用の様子を見ましょう。本日は昼から取引先に出掛けるので、鬱陶しい職場引き隠り状態回避、たいした実務量じゃないのに、職場縛り付け作業が稀に発生するという悩ましい現状です。唖然とするようなしょーもない要件にて、出先にケータイ追っかけるのも驚き。もっと作業合理化、標準化すれば、留守居役のスタッフ・メンバーにお願いできるのに、個人商店的閉鎖状態甚だしいのには呆れるばかり。こんな風習に馴染みたくないなぁ、惚けまっせ、油断していると。

これといってオモロいテレビドラマは減って、たっぷり音楽拝聴。Bartok 管弦楽のための協奏曲〜アンドルー・デイヴィス/ストックホルム・フィル(1996年)・・・なんせ作品が作品だから、腕が鳴るような実力派オーケストラの録音目白押し。その中では味わい系というか、オーケストラの機能を前面に出さない(というか、そんなオーケストラじゃないし)各楽章の個性とか歌とか、リズムをわかりやすく表現した演奏です。けっこう好き。ま、リファレンス(参照の基準)はフリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1955年)、ごりごり恐ろしい作品であり、そんな風情の演奏に聴き慣れていると、親しみやすいというか、悪く言えば個性が薄いというか、そんな感じ。音質は1996年にしてはさほどのものでもなし。

Arte Nova 7枚組 廃盤?R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」〜デイヴィッド・ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(2003年)・・・21世紀に入って怒涛の如くCDを購(あがな)っていた頃の入手。一昨日のバレンボイム拝聴の流れを受けての比較でした。現在の私的リファレンスはルドルフ・ケンペ(EMIボックス)、ジンマン一連の録音(CD7枚)がR.Straussをひと通り聴くようになったキッカケと記憶します。不遜な言い方にて恐縮、この出会いがR.Straussを少々縁遠いものとしたのかも。カラヤンの壮麗極まりない演奏、ライナーのゴリゴリ切れ味たっぷりのオーケストラ、ジョージ・セルの引き締まって贅肉もなにもない俊敏なる集中力・・・それに比べると、淡々として速めのテンポ、飾り少なく、オーケストラの響きもジミ、悪い録音じゃないはずなのに、艶々とした音質に非ず・・・”通”向けの演奏か。ワタシ如きド・シロウトには色彩豊かわかりやすい、ド派手な演奏(代表・カラヤン)が向いていたのかも。

”通”によると、作曲者自信の演奏に似ているとのこと。なるほど、そんな気もしますね。もう10年以上聴いていないけれど。いずれ、もう少々聴き込む価値あるものと感じました。

午前中ゆっくり資料整理、昼からゆっくり取引先へ、ゆっくり商談して和気藹々、少々宿題をいただき、早々に帰宅いたしました。夜半に至って、凄い雷雨であります。今朝からヤクを止めたら、ずいぶんと調子はよろしいみたい。このまま様子を見ましょう。ここ数日のネットの不調もなぜか?改善傾向、原因理由、経緯は不明。

今朝拝聴分。Schubert 交響曲第8番 変ロ短調「未完成」(1993年)続けてBrahms 交響曲第4番ホ短調(1994年)〜ギュンター・ヴァント/ベルリン放送交響楽団(旧西)・・・ベルリン・ドイツ交響楽団のボックスとなっているけれど、収録当時はベルリン放送交響楽団でしたよ。実演の少々後にFMにて拝聴してエラく感動した記憶有。「未完成」って、小学生の時にバーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1963年)爾来幾拾年シミジミ”美しい”と感じても、正直なところ”どれも同じ”。しかし、底抜けに深淵、静謐に味わい深い、この演奏に出会って開眼いたしました。ヴァントはこのオーケストラと相性がよろしかったんじゃないか。

Brahms もがっちり構築され、厳しくも盤石の安定感を誇って全4楽章、あっという間に終わりました。逆に日常、安易には聴けない演奏かも。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

さきほどどんより曇り空の下、ウォーキング(短縮版ばかり)より自宅に戻ったら、一気に雨模様(けっこう激しい)へ。涼しくって良いですね。東京やら東北方面では豪雨にて被害が凄かったらしい。昨夜、ノートパソコンへのネット接続不良をなんとかしようといろいろトライしてみたけれど、アウト。電波はしっかりフルで受信しているんだけどね、無線プリンターとの相性?なかなかウェブ・ページを読み込まんのです(女房殿のノートパソコンも然り)。別部屋のAspireRevoは大丈夫。ちょっとした不具合、当たり前のことに齟齬があるのは、精神的不快極まりない。なんせK(カン)K(経験)D(度胸)にて乗り切ってきたOA人生、理屈はいっさい理解していないんです。なんとかクリアせぬと。

昨日は午前中、取引先まで社用車移動、しっかり車中音楽拝聴。Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜イオン・マリン/デンマーク国立(放送)交響楽団/DR VokalEnsemblet ・ DR KoncertKoret/Kammerkoret Camerata ・ Lille MUKO/Kobenhavns Drengekor/Anne Margrethe Dahl (s)/Inger Dam-Jensen(a)/Mihoko Fujimora(a)/Andrea Pellegrini(a)/Ditte Andersen(a)/Nikolai Schukoff(t)/Johan Reuter(br)/Attila Jun(b)(2009年ライヴ)・・・2年ほど前ネットより拾った放送音源也。ルーマニ出身の中堅(1960年生)、主にオペラハウスを中心活躍されているらしい。ライヴならではの細部アンサンブルの乱れなんのその、巨大な編成をうまくまとめて、力みのない悠然としたスケール、語り口の上手い演奏です。オーケストラも声楽も実力充分。テンポは中庸、現在でもこの作品上演は一大イヴェントなのでしょう。この世代は以前からあった名曲として、わかりやすく、聴き疲れしないバランスに仕上げていると聴きました。

他、自分への備忘録として・・・(勝手に)敬愛する山形の福田医師のブログ「家族以外の誰からも必要とされない存在になる事が私の目標」〜諦念とはこういうことか、自分の煩悩の深さに恥じ入りました。未開封のLPを入手して、”未開封盤。薄いビニールを、まさに今日、ひっちゃぶって開封。開封の瞬間、いつものとおり過呼吸に陥りました(笑)”〜自らの趣味楽しみにノーミソ・ドーパミン出まくりの興奮が伝わる羨ましさ・・・「ハイドン音盤倉庫 - Haydn Recordings Archive」より。

自分は毎日いったい、なにやっているんだ?中途半端な状態に少々落ち込みます。

先週来、鼻炎のヤク(抗アレルギー他)を服用し、お仕事中も睡魔に苦しんでおります。じつは大阪時代数年に渡って服用していて、そこの名医は”ジェネリック禁止”徹底していて、たしかにこんな眠気はなかったような・・・成分同じでも微妙な塩梅ってあるんでしょうか。逆にここ数年の”どんよりした体調”は相対的に少なかった副作用だったのかも。本日も昼間眠くて眠くて・・・この際、朝の服用はやめて寝る直前一回のみにしてみましょう。

今朝の、Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜イオン・マリン/デンマーク国立(放送)交響楽団/DR VokalEnsemblet ・ DR KoncertKoret/Kammerkoret Camerata 他(2009年ライヴ)・・・後半のみ、しっかり帰宅後コンポにて再拝聴。会場は残響豊か、大きな編成なのに、奥行き、各パートの分離よろしく、各々存在感も主張して、全体マイルドにまとまって自然、明快音質。デンマークのオーケストラって、こんなに上手かったっけ?というくらい色気のある音で鳴っておりました。ホルンなんかほんまに朗々と素晴らしい。声楽ソロを先頭に、声楽の扱いも抜群の水準。爽快、じっくり腰を据えた素晴らしい演奏でした。イオン・マリンってけっこう実力派なのか。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

昨夜はエアコンを付けて過ごしていたけれど、就寝時にはさしたる気温でもなし、と判断して止めました。今朝も良い天気、天気予報では一時雨とあっても、事務所引き隠りの自分には関係ない。体調いまいちながら、ウォーキングは実施。無線プリンタとの相性問題?自宅のネット速度がエラく遅い(ほとんど使用不可状態)のが気になります。別部屋のAspireRevoだったら、ちゃんと通常通りであることが不思議、ネットにて調査継続したしましょう。相変わらず夏バテ状態、職場でも終日眠い。今朝の朝日新聞、内田樹(たつる)さん(この人の分析はいつも鋭い)の参議院選挙評〜一枚岩の政党が堅調であった、国民は即効性を、政治に効率を求めた、と。しかし、一枚岩(のみ)の行き着く先は独裁でしょう。民主主義は最低の仕組みであり、過去からの歴史上一番マシな制度であるとも。良いことなんだからさっさとやれ!拙速に決めて、果たしてそれが良い結果を生むかどうかはべつのこと。あらゆる矛盾を孫子の世代に先送りして、どーするのか。

CASCADE am@do clasiccs 01034音楽は、熱気溢れるオーディオ(機器置いてある)部屋の都合にてちょっぴり。Mozart ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調K.280/第4番 変ホ長調K.282/第8番イ短調K.310/第15番ヘ長調K533(ロンド ヘ長調K.494)〜カルメン・ピアッツィーニ(p)・・・この人の全集はデータ入手可能Mozart Pemium Edition 40枚組に全集が(ピアノ協奏曲も)含まれました。現代楽器による、飾りのない表現、溌剌健康なタッチが好ましい推進力。彼女はペダルを使っていないそうです。ひと通り、著名な作品は棚中に常備することは心掛けていて、このピアノ・ソナタ集はピアッツィーニをリファレンスとして、処分したんだっけ?数年前。すっかり忘れておりました。

R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」/交響詩「ドン・ファン」〜ダニエル・バレンボイム/シカゴ交響楽団/ジョン・シャープ(vc)/チャールズ・ピクラー(va)(1991年)・・・バレンボイムを好んで聴くことはまずありませんね。協奏曲の伴奏として、とか、他Brucknerを少々。喰わず嫌いはナニなので、フリッツ・ライナー(1959年)以来久々シカゴ交響楽団の「ドン・キホーテ」拝聴。やや音量レベル低いものの、会場の奥行き空気たっぷり感じさせる優秀録音、端正に整ったアンサンブル、上手いオーケストラやなぁ・・・この人は陰影とかメリハリとか、思わぬ変化とか、前任ショルティの(好悪別として)圧倒的な威圧感とか(ライナーもそうだけど)そんなものを感じさせぬバランス?悪くないんだけどなぁ、すごく良い!とも思えない、ワクワク感がない・・・ネットで検索してもほとんど言及ありませんね。

もうちょっと聴き込んでみましょう。どなたか擁護者出現せぬか。では、行ってきます。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

参院選挙は事前見込み通り自民公明圧勝、共産党躍進は都議選の流れ通り。東京で山本太郎が当選し、ありきたりの万歳三唱しなかったことに見どころを感じさせます。維新ってもっと失速するのか、と思ったら大阪では圧倒的に強いですねぇ、橋下さんの失言なかったらもっと行っていた?”みんな”、予想通り大敗北・民主党との再編が進むのでしょう。社民党はやっと1議席、その他政党は0壊滅状態、小沢さんもこれで終わりか。さて、自民党一人勝ち状況にて、これからどうやって社会的矛盾をクリアしていくのか、ここ数ヶ月安倍さんは円安株高でたまたまラッキーでしたから。自分はちゃんと投票に行きましたよ。原発、外交に注目、経済は誰がやっても難しいかと。

耳鼻咽咽科のヤク服用以来終日眠く、猛暑もあって身動きもできず、音楽もまともに聴けまへん。【♪ KechiKechi Classics ♪】 更新も滞り気味。今やオーディオ部屋を使えるのは涼しい朝のみ、なんせエアコンないので。楽劇「神々の黄昏」を久々全曲聴いた流れにて、その管弦楽関連少々。Wagner 楽劇「神々の黄昏」より「夜明けとジークフリートのラインへの旅立ち」/「ジークフリートの葬送行進曲」〜ハンス・クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル(1957年)・・・重心低い重量感、スケール、貫禄とも圧巻!悠揚迫らぬタメの説得力も凄い・・・けど、いくらノイホルト/バーデンのサウンドが少々薄く、表現素直過ぎても”歌”は入ったほうがよろしい。管弦楽版も悪くないが、あちこちぶった切った中途半端さが気になるものです。

コリン・デイヴィスの演奏から連想してMozart 交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」/第36番ハ長調K.425「リンツ」/第38番ニ長調K.504「プラハ」〜オトマール・スウィトナー/シュターツカペレ・ドレスデン(1968年)・・・久々の拝聴。往年の廉価盤(なぜかEMI)にて懐かしいもの。たしかにクールなブルー系サウンドはそのままだけれど、こちらのほうがずっと軽快、リズムに躍動感有。コリン・デイヴィスって仕上げの完成度も含め、重量級保守本流ですね。こちら、聴き馴染んでいることも含め、耳にしっかりフィットして速めのテンポに快い流れを堪能できました。

では、今週も新しい一週間の始まり、今週は土曜当番でした。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

早朝自然覚醒していつものウォーキング(短縮版)+ストレッチ実施、どんより曇って朝は未だ涼しいですよ。耳鼻咽咽科のヤク服用再開してから、眠くて眠くて・・・それでも規則正しい生活を心掛けております。本日参院選投票日、政府与党の圧勝が予測されるのは、ブーム去った野党の不人気から。憲法改正やら原発がそのまま容認されたわけじゃないでしょう。TPPは賛否両論入り乱れるけれど、外交ベタ交渉ベタの我が日本民族にトータル良い結果をもたらすのか微妙なところ。とにかく一票の権利は駆使いたしましょう。女房殿昨日夕方大阪より戻って、婆さん無事退院とのこと。(そういえばボーナス出た息子より回転寿司をおごってもらったらしい)夕方大型浴場施設〜その近くオープンしたてのラーメン屋に寄ってみるが、2度と行きません。醤油ベースのスープさておき、ウリの野菜乗せとのバランスが全然ダメ、これで760円かい!ってなところ。

Wagner 楽劇「神々の黄昏」〜ギュンター・ノイホルト/カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団/エドワード・クック(t:ジークフリート)/カルラ・ポール(s:ブリュンヒルデ)他(1995年4月1日、6月25日ライヴ)・・・ラスト迄拝聴。歌手やや小粒、オーケストラは穏健すぎ少々迫力不足かも知れぬが、ライヴでここまでやってくだされば立派なもの。会場の空気やら臨場感たっぷりなる優秀録音でしょう。ラスト「ラインの河畔に薪の山を積み上げよ」は「ラインへの旅立ち」と並んで「黄昏」中白眉、カルラ・ポールさんって南アフリカ出身のヴェテランらしい。強烈な個性ではないけれど、3時間以上歌い続ける体力が凄い。オーケストラも同様、ラスト迄金管の威力が衰えないものお見事。エドワード・クック(Edward Cook)はネットでも情報上手く探せなくて、きっと独墺方面地方オペラハウスにて地道に活躍していらっしゃると想像します。

条件整えば(音質とか演奏、そして体力と時間)こんな大作もちゃんと”聴ける”のだね。

4759120Mozart 交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」/第38番ニ長調K.504「プラハ」〜コリン・デイヴィス/シュターツカペレ・ドレスデン(1988年)・・・現代楽器によるMozart 交響曲は聴く機会ぐっと減りました。同世代なら当たり前、ワルター/コロムビア交響楽団、ベーム/ベルリン・フィルにて刷り込み世代でしょう。なんせ名曲中の名曲、後期作品なら一応ヨーゼフ・クリップス(コンセルトヘボウ)辺りがリファレンス(参照の基準)、全集ならハンス・グラーフ、そしてチャールズ・マッケラス(プラハ室内管弦楽団)・・・キリがない。予想通り、期待通りのオーソドックス表現、豊かな会場残響にややリズム重い、スケール大きな、厚みもあるクール・サウンドが響きます。我らがヴォルフガングに新たな刺激を求めないのだったら、これは鉄板!刺激的にならぬマイルドサウンド、落ち着いた保守本流の味わい。会場奥から存在感を主張するティンパニが、地味に全体を支えているところも聴きどころ。

初耳音源なのに妙に馴染み深いのは、スウィトナー/シュターツカペレ・ドレスデン(1968年)の記憶か。同じオーケストラだから当たり前かも。

今朝より拝聴しているのはMahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜オットー・クレンペラー/コンセルトヘボウ管弦楽団/合唱団/カスリーン・フェリア(a)/ジョー・ヴィンセント(s)(1951年ライヴ)・・・先日拝聴エイドリアン・ボウルト第3番同様、激安10枚組に収録されます。以前よりCDにて複数枚所有(処分済)これは数年前、ネットよりデータダウンロードして自主CD化、そのまま失念、昨夜偶然に発見したもの。記憶では、史上最速テンポ(だからどーした/記憶違い=1950年のシドニー響でした)、よろしからぬ曇った音質・・・これが、たしかにお世辞にもよろしい音質とは言えぬどんより、聴き進むにつれ、そんな傷を忘れさせるような集中力と熱気+歌い手(とくにフェリアの個性)に引き込まれます。ハイ上がりの高音強調刺激的サウンドではないこと、意外と分離がよろしいことも、ラスト迄聴かせるポイントでしょう。オーケストラは上手いなぁ、とくに金管の朗々とした響きには心奪われました。

もう一発、自主CD化進めているミハエラ・ウルスレアサ(p)の遺産聴き残し、FERDINAND RIES(1784 - 1838)ピアノ五重奏曲ロ短調 作品74〜ミハエラ・ウルスレアサ(p)/ライナー・ホーネック(v)/クリスチャン・フローン(va)/アルト・ノラス(vc)/ユーレック・デュバール(cb)(2010年ライヴ)・・・ウィーン・フィルのコンマス先頭に名手揃いの協演、Beeやんと同郷の弟子フェルディナンド・リースの作品は初耳でした。これが名曲!Schubert を連想させる甘美な旋律+低弦強調の編成は、ピアノ協奏曲を思わせるスケール大きな第1楽章、名手アルト・ノラスの嫋々たるチェロから始まる第2楽章は、まるで清潔なChopin でっせ。最終楽章は陰影深い優秀なる旋律リズムにBrahms を連想いたしました。哀愁の色濃い旋律は、既に浪漫派の時代であります。

未だ、素敵な新しい音楽との出会いが待っているのでしょう。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

いろいろトラブルはないでもない〜けれど、昨年度迄の印象からするとほとんどないも同然。昨日は種々宿題、精力的にこなして定時まで退屈せずに一日、そして一週間終了、このスピード感を忘れないようにしたいところ。早めに出勤、快速にてお仕事処理、さっさと帰る、というのが理想です。今朝は曇り、朝は涼しくて(ちょろ)ウォーキングも爽快。一昨日は正式営業始まったご近所レストラン(1,000円定食)へ、ここは4回目?回数少ないのに、メニューがややワン・パターン。料理は美味しいけれどドレッシングはなんとか甘口フルーティにしてくれんか、やはり塩分が気になります。昨夜は出掛ける気力失って、ほんま”自宅にあるもの”(即食できるもの)にて済ませました。テレビ番組も「ドクターG」くらいしか見るべきものなし。

今朝、自主CD一枚焼いてさっそく拝聴したら、不良品でした。amazonにてCDR100枚セット一番安いのを注文、今回ロットは不良比率高かったなぁ、残念。5ヶ月で使いきったから、一ヶ月20枚か、そんなところでしょうね。10枚は捨てたかな?

あっという間にプリンター届きました。HP-DESKJET3520激安3,600円ほど。自宅に3台あるマシンに無線設定をしました。これが現代の常識か、ベンリなものですよ。給紙方法がわからなくて、添付の説明書をみても掲載されず、ネットにてその件検索したら、ちゃんとYouTubeにアップされておりました。ついでに「チップなし互換インクにチップを付ける方法」というのも発見。いけそうですね。本体が激安でも、純正インク2回買ったら本体価格を超えるのもバカらしい。長保ちしてくださることを祈りましょう。

DG 429042-2 10枚組 購入価格失念壱万円以上したと思う。1990年代前半のこと。Mahler 交響曲第3番ニ短調〜ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団/マージョリー・トーマス(a)/バイエルン放送女声合唱団/テルツ少年合唱団(1967年)・・・SACD専用高価品が出ているらしい。LPを最終的に諦めたのが1994年頃、それ以前CDを集め出した初期に大枚壱万圓以上贅沢入手した全集より。既にFMにてMahler はいろいろ聴いていたけれど、こんなジミな演奏にて全集初体験!というのも出会いでしょう。20年以上を経、棚中現役にて聴き続ければ安いもんですよ。やや速めのテンポ設定、ストレート、飾りやタメの少ない語り口、かなり素朴なオーケストラのサウンド。SACDが出るくらいだから、もともと優秀録音なのでしょう。ワタシのオーディオ環境では”そこそこ”です。長大なる作品故、全曲聴き通すのは難物、しかしクーベリックならば30分を超える第1楽章から、万感胸に迫る最終楽章(ここはいっそう素朴な印象強い)迄、約94分続けて感動持続いたします。声楽のバランスも含め、ボウルトの記録がいくら貴重でも、こんな大曲は”そこそこ”の音質で聴かないと、聴き手の集中力は保たぬものです。

長いものついで、Wagner 楽劇「神々の黄昏」〜ギュンター・ノイホルト/カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団/エドワード・クック(t:ジークフリート)/カルラ・ポール(s:ブリュンヒルデ)他(1995年4月1日、6月25日ライヴ)・・・かなり聴き進んで、もう少しでラストへ。オーケストラの響き少々薄い、歌い手が小粒、なんて贅沢ともかく、会場臨場感雰囲気たっぷりな響き、馴染みの官能的旋律堪能しております。フルトヴェングラーのスカラ座1950年ライヴはオーデクションでも処分できず、カール・ベーム/バイロイト(1967-71年ライヴ)に一本化(いちおうこれが自分なり標準のつもり)に失敗、歴代数種「リング」処分した挙句、原点に戻って再聴、というのも一興。パブリック・ドメインにて、いくらでも太古録音は聴けるようになりました。そろそろ、そんな音質条件よろしからぬ音源でも”聴ける”ようになったでしょうか。

この間、拝読した「老人関係」読書にちょっぴり言及。基本は和田秀樹「人生を狂わせずに親の「老い」とつき合う」(講談社+α新書)・・・実例分析、対処法は極めて実践的。なにより「介護は家族で看るのが日本の歴史」というウソの喝破が素晴らしい。戦後、一気に寿命を伸ばしてきた日本が初めて経験する”老人大国”なんです。だから「昔は・・・」というのはウソ。北海道の両親は元気だけれど、親父は56歳で年金もらってましたよ。当時の定年退職は58歳?わずか一世代にて時代はガラリと変わりました。これが基本、つぎは「老人」(自分のような近い将来当選確実候補者含)側の”心構え”数冊、正直なところどれもぱっとしない”説教集”みたいなもの。もしかしたら、先輩”高度成長”世代向けなのかも。

岬龍一郎「欲しがらない生き方〜高等遊民のすすめ」(角川ONEテーマ21)・・・仕事一筋人間が篤い病を経、九死に一生を得て生き方を変える・・・ありがちな話。現代の高等遊民もそこそこ財産あってのことでしょう。それをさて置いても、知的な遊び、半隠遁生活に、人脈ができているのは羨ましい限り。あちこち知識の深さに感心しながら、どーも違和感が拭えぬのは自分の現状と隔たりがあり過ぎるからか。

川北義則「みっともない老い方〜60歳からの「生き直し」のすすめ」(PHP新書)・・・おっしゃることは御無理御尤も、といったところ。仕事一筋、家庭を一切顧みなかった団塊世代向け?さんざん聞かされた親父の説教風?こちら、あとで効いてくるとも思えぬけれど。

森村誠一「老いる覚悟」(ベスト新書)・・・これはさすが熟達の小説家、ありきたりではない、もっと実践的なキレイごとではない「老い」の一冊。じつは内容的に上記2冊とあまり変わらぬが、社会のために役に立たぬ老人は昔だったら姥捨山行き、とか、老人のインフレ時代とか、サバイバルレースに生き残れ!とか、なかなか実践的、刺激的な内容になっております。これが東日本大震災後に書かれた”生きる決意”であることも、説得力を増しておりました。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

昨日、昼から取引先商談を良いことに、夕方耳鼻咽咽科へそのまま立ち寄り、不調の要因は鼻炎であるとのこと。ヤクをいただいたら久々熟睡感ありました(ジェネリック後発薬激安!かつての1/6ほど)。今朝、空気爽やか日差し強烈なる好天のもと、ウォーキング実施したけれど、本音ではしばらく寝ていたかったところ。先週くらいからぼちぼち蝉出現、この辺り樹木も多いし、盛夏には盛大でしょうねぇ。デジカメ用専用充電ケーブル+ついでに注文したSDカード、やや接続怪しくなりそうな職場用エルゴノミクス・マウス(今度は無線)到着いたしました。本日、プリンタ(HP製無線対応)到着予定。激安色別バラにて互換インク入手可能だったCANON-iP3500に比べ、インクは割高です。”チップなし”だったら安いけど、あれってシロウトがカンタンに取り付けられるものでしょうか。

昨日の商談にてたっぷり宿題いただいたので、お仕事は充実して週末へ。子どもたちは夏休みですね。

BRILLIANT 99629/1-4  14枚組  $27.86Wagner 楽劇「神々の黄昏」〜ギュンター・ノイホルト/カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団/エドワード・クック(t:ジークフリート)/カルラ・ポール(s:ブリュンヒルデ)他(1995年4月1日、6月25日ライヴ)・・・前半半分拝聴。なんと十数年ぶり、件の全集は処分済、データでの再入手。昨日、取引先行き高速を使わず車中じっくり拝聴いたしました。オペラって長くて枚数嵩むし、価格の安さに惹かれ、歴史的(劣悪音質)録音ばかり(かつて)聴いていて、結果縁遠く、いつまでも馴染めない〜結果になりがち。Wagnerの旋律では「ラインへの旅立ち」が一番好き、オーケストラに厚みと迫力、歌い手のテンション少々足りぬような気もするけれど、臨場感たっぷり会場の空気を感じさせる自然な音質は魅力的。ネットにて情報を拾うと、実演をベースにこれは演奏会形式のライヴらしい。会場の都合によって、弦など人数が指定より少ないとのこと。(とくにコントラバス等)

「ラインへの旅立ち」はジークフリートとブリュンヒルデがアツく歌い交わすじゃないですか。ここ、歌い手もオーケストラもいまいち〜劇性とかテンションとか、ツッコミ入れたくなるけれど、音質、オーケストラ、歌い手の技量(やや小粒な感じ)にほとんど不満はありません。ノイホルトは穏健バランス表現、金管などエエ雰囲気にて鳴っておりまっせ。優れて歴史あるオペラ・ハウスの日常雰囲気を伝えて、価値あるものと思います。この激安音源はなんども再発され、音楽作品普及、そしてバーデンの州立歌劇場の宣伝として、素晴らしい効果を上げたと思います。21世紀に至って、ヤノフスキ全集が激安〜抜粋4枚処分以来、再聴の機会なし。

残りもちゃんと聴かなくっちゃ。手許には「ニーベルングの指環」対訳台本〜ライトモティーフ譜例付(訳;天野晶吉/ライトモティーフ分析;川島通雅)新書館 有。当時は音楽に対して真面目だったし、誠実に勉強していたのですね。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

いろいろ不調。ご当地の耳鼻科は”なんともない”(副鼻腔炎ではない)診立て〜花粉症の時期終え、通院していないけれど、ここのところ咽に痰が絡んで眠れないほど(通院しなくっちゃ)、中途半端に蒸し暑くて夜半に起きてしまって、極端なる睡眠不足。今朝は起床時ストレッチのみ、ウォーキング休止。外は今にも降り出しそう。夏休みには久々信州に行こう(名古屋からは近いんです)と計画していて、(それなり)デジカメをオークション落札したのは良いけれど、専用充電ケーブルがなくて別途注文中(即使えない)。昨夜、テレビを眺めつつ3枚ほど印刷したプリンタCanon iP3500、シャワーを浴びて印刷再開〜しようと思ったら、二度と電源が入りません。接触が悪いのか、と電源ケーブルなど抜き差ししたり、本体斜め45度方面を叩いてみても(←テレビ映り不調な時の対処法・・・を知っている人は一定の年齢のより上でしょう)ウンともスンとも言わぬ・・・お陀仏。

激安互換インクばかり使っていたので、ノズルが詰まるとか印刷が斑になる可能性は覚悟しておりました。ラスト印刷まで立派な画質でしたよ。5年ほど?使えたので満足すべきでしょう。念のため修理費用を調べたら7,350円(送料部品代別)、う〜む購入金額より上、今時もっと安く無線対応のが買えまっせ。(使えるものは修理すべきなんだろうなぁ、ほんまは)さっそくamazonに注文しておきました。こんどのはHP製〜互換インクを探しておかなくちゃ。こういったOA系機器ってある日、突然お別れがくるのですね。文書執筆メイン・マシンであるAspireRevoはそろそろ(10月にて)丸4年経過、購入1年保証期間中に故障・修理してから快調だけど、あと数年保ってくださらないか。その前のマシンはメモリ、グラフィックボード増設直後に基盤(の一部)が死んでアウト!記憶有、もともと岡山時代の女房殿勤務先のパソコン故障して捨てる、といったものをデータだけ取り出してあげて、修理して(HDD2台増設して)4・5年ほど保たせたんだっけ。

音楽にはまったく集中できず。ここ一週間ほどの断片メモ残しておきましょう。Mahler 交響曲第8番 変ホ長調 〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1971年/第1楽章のみ拝聴)・・・強烈メタリック・サウンドに辟易。Mahler 交響曲第6番イ短調〜ベルナルト・ハイティンク/シカゴ交響楽団(2007年/最終楽章のみ)・・・これはオーディオ環境も変わって印象一変、彼の至芸に心奪われました。Mozart ヴァイオリン協奏曲第3番/第4番〜ジノ・フランチェスカッティ(v)/ブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団(1958年)・・・ワルターのテンポ設定、伴奏のサウンドが重すぎて仰け反るほど・・・


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

昨日は連休明け、種々残務処理目白押してもお仕事余裕です。トラブルらしいトラブルもなし、というのは≒な〜んもしていない、ということか。所詮この程度の影響受け持ち範囲でっせ、歴代担当はそれを”大きく”見せようとしてい(お仕事無用に膨らませていた/手間も経費も人員も掛け過ぎ)たんじゃないか(前任地でもそんな人はいた)、もっとクールに売上バランス考えて、人員合理化することでしょう。日常業務を支えてくださっているヴェテラン・パートさんの引退が、変革契機となるかも。昨夜は涼しく、エアコンなし。今朝も曇ってウォーキングも爽やか。大阪の婆さん、また入院ということで女房殿月一回の大阪行きです。ま、ここにいても誰も知り合いいないし、ツマらんでしょうし。

一昨日はBeeやん三昧、更にBeethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜ジョージ・セル/ニューヨーク・フィルハーモニック(1955年)も拝聴・・・セルとニューヨーク・フィルとの組合わせ音源は、とても相性がよろしいと思います。骨太暖かいサウンドのまま、きりりと引き締まったアンサンブルが実現する・・・馴染みすぎ、自分のノーミソ中では不遜にも”ありきたり”に至っている「田園」は、硬派高潔に納得を以って響き渡りました・・・・

・・・って、Beeやんばかり聴いていると、ノーミソが硬くなるような、息苦しくなるような、そんな気分に至るのだね。そこでまず、Villa-Lobos ショーロへの序奏〜ジョン・ネシュリング/サンパウロ交響楽団(2005年)・・・極東日本場末のマンションは一気に、鬱蒼とした南米アマゾンの密林に変貌、豪華ゴージャス冒険大活劇風音楽スケール、わかりやすい開放的旋律+多種多様な打楽器大活躍!哀愁甘美なる旋律ベース、やはり嗜好はこちらだな。サックスとかギター(ファビオ・ザノン)とか、他ではあまりお目にかかれない楽器も活躍、オーケストラも上手いし、音質も極上。更に

NAXOS8.555241Villa-Lobos ショーロ第8番/第9番〜ケネス・スカーマーホーン/香港フィル(1985年)・・・スカーマーホーンは2005年に亡くなったけれど、Villa-Lobosのスペシャリスト。MarcoPolo(現在はNAXOSへ衣替)も、ブラジルの音楽を香港のオーケストラ、亜米利加の指揮者にて録音、というのも座興なものでした。当時は作品録音自体が珍しいものでした。やや響きは薄いけれど、原色のリズムと妖しいサウンドに充ちて、ワケわからん効果音(犬?ほえ猿の声みたいなもの、和太鼓の縁を叩くような音とか。マラカス?マリンバ?そしてピアノ)とか自在に交じり合って、思いっきりローカルなブラジル版「春の祭典」でっせ。旋律はもっとわかりやすく親しみやすい。猛暑の夏に相応しい、心躍る音楽であります。

では行ってきます。週末迄独身生活予定。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

先週木曜朝に職場を出、本日火曜出勤、これより久々。種々残務処理やら整理やら退屈することはないでしょう。政治的に悩ましい事象は、営業成績がよろしくないこと以外ありませんし、って、それが最大問題。但し、組織的問題なので、個人責任は問われない・・・というもなぁ、個人商店的職場運営と、組織的問題への対処という齟齬が気になって仕方がありません。ま、一年間は雌伏の時期でっせ。今朝も爽やか、キモチ良い空気、しっかりご近所杁ケ池一周ウォーキングしてきました。ミドリガメ大量繁殖しすぎ、排泄物で富栄養化しているんじゃないか。池は緑色になっておりました。

これはBVCC34410Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調(シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団)/Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調(フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団)〜ヤッシャ・ハイフェッツ(v)(1955年)・・・ハイフェッツは1990年台前半、ひと通り集めて既に処分済〜というのも、ほとんどパブリック・ドメインに至っていつでも拝聴可能なため。これは2年ほど前、ネット音源拝借自主CD化したもの。オーディオ通によると、市場に出ているものによっては”せっかくの美音が上手く再生されない”ものもあるそう。ましてや(おそらくは.mp3→.wav変換)お話にならぬ自主CD音質水準、それでもさほどに気にならぬほど、立派なステレオ録音であります。彼のヴァイオリンは個性が突き抜けていて、どんな作品を聴いても”ヴァイオリンしか聴こえない”〜彼の個性しか感じさせない不思議な現象に至ります。好悪を分かつところでしょうねぇ、そういえば先日いただいたメールに”ハイフェッツが良いと思ったことは一度もない”って書いてありましたっけ。

快速テンポ、テクニックは完璧、さらさら流れ、スカッと爽やか細部描き込み、旋律ラストのちょっとした節回しの効果的なこと!この2曲収録して未だ余裕有、というのも凄い、あっという間にCD一枚分終了いたします。両作品とも各々棚中CD取り出すには少々気が重い、しかし、ハイフェッツは別格です。立派な作品に対する気の重さに非ず、プレーンなソーダ水みたい。夏に相応しい爽快。バックはフリッツ・ライナーに一日の長有、より充実を感じました。

RCA GD86803Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1955年)・・・上記と同時期録音、これも自主CD。RCA GD86803は処分済。滅多に拝聴機会のない作品故、ステレオ音源(入手先はここ?)であったことに初めて気付きました。両端楽章繰り返しなし、これがヴィヴィッド快速な演奏に似合います。例の如し燃えるような情熱に溢れ、オーケストラの鳴りっぷり最高、明るく前向き、やる気に充ちた”運命”也。Beeやんは1950年代、希望と活力、物質的豊かさに支えられた亜米利加に限る、というのがワタシの持論であります。分厚い響きには、じつは楽譜改定の効果有、との情報でした。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

昨夜はご近所(女房殿希望により)沖縄料理、遅くまで2時間ドラマ再放送の録画見て、夜半の一雨後、気温も下がって爽やかな朝、ややお寝坊。ご近所コンビニ迄ヨーグルト購入がてらカルくウォーキング実施しました。馴染みの無為無策なる休日も、本日にて一段落、明日からまたオモロない毎日再開します。明日は連休明け残務いっぱいあるけれど。

フリーにて音源入可能、ということもあって歴史的音源はけっこう聴く機会はあります。協奏曲100枚組みたいな大物例外除いて、正規入手した歴史的音源CDはほぼ処分いたしました。フルトヴェングラーとかトスカニーニとか、モノラル期のワルター(「大地の歌」除く)有名どころ、ここ最近ほとんど聴く機会を得ません。ま、いつでも聴けるよ、といったところでしょうか。伊藤さまのブログを拝見して、子供の頃〜LP時代歴史的録音が安かったこともあって、心時めかせてその辺り、聴いていたことを思い出しました。できるだけ良心的な音質+作品も選んで拝聴するよう心掛けております。

SBT21422昨日例外ひとつ、CDR2枚ムダ覚悟(40円弱)にて自主CD作成。Mahler 交響曲第3番ニ短調〜エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団/合唱団/カスリーン・フェリア(a)(1947年ライヴ放送音源)・・・Testamentにて復刻され、最近では激安10枚組ボックスに収録されたもの。Mahler は音質重要ですよ、他の作品よりいっそう。でもボウルトですから。フェリアの思いっきりクセのある、重い声も聴きたかった。音質も期待できぬのは覚悟の上。戦後間もない頃ですし。戦後の混乱期、オーケストラはさほどに上手くないのは当たり前、オーケストラが作品に慣れていないライヴ、あちこちミスタッチもあります。シェルヘンより更に前なのですね。

ボウルトの歩みが慎重であって、第1楽章「森が私に語ること−岩山が私に語ること−牧神(パン)が目覚める、夏が行進してくる(ディオニュソスの行進)」ここの足取りがなんとも重苦しい。30分を超える長大楽章中盤以降「メーデーの行進」辺りからようやく興が乗ってくるけれど、ノリとか勢い、夏の熱気みたいなものには少々(かなり)不足するでしょう。第3楽章「夕暮れが私に語ること−森の獣が私に語ること」は表情豊か(テンポの揺れもかなり)、ヴィヴィッドに、剛直に昂揚するところはまさにボウルト!期待のポストホルンはいつものイメージと少々異なるような軍隊ラッパ風、って、それが本来の意味合いか。もっと遠く、懐かしく鳴ってほしいところ。

第4楽章「夜が私に語ること−人間が私に語ること」〜次楽章含め、カスリーン・フェリアの太い、濃い声質って二度と出現しない個性なのでしょう。子供の頃よりワルターにて散々聴いて慣れているけど、世間が絶賛するのは不思議でなりません。(嗜好の意味で)濃密な雰囲気、押し出しの強さは驚くべきもの。(大好きな)第5楽章「カッコウが私に語ること−朝の鐘が私に語ること−天使が私に語ること」に於ける無垢な少年合唱団+女声合唱団も表情は強すぎて、流麗に非ず。テンポ設定も不自然、淀んだり、流れたり。終楽章「愛が私に語ること・父様はぼくの傷口を見てくださる」〜ここは音質云々乗り越え、万感胸に迫る感動的なクライマックスが待っておりました。BBC響ここではかなり好調でした。

昨夜、第1楽章。涼しい今朝から第2楽章以降、なんどかあちこち戻りつつ味わい拝聴いたしました。終楽章は二度噛み締めて拝聴。再度繰り返すが、歴史的音質にて聴くべき作品に非ず。CD2枚には計160分弱収録可能、この作品は100分ほどだから自主CDフィル・アップも楽しい趣味のうち。

Columbia Masterworks set MM-688, four 78-rpm records and Columbia Masterworks 12881-D, one 78-rpm recordShostakovich: Symphony No. 9, Op. 70/ Waltz from "The Golden MONNtains"/Prokofiev: March, Op. 99*〜Philharmonic-Symphony Orchestra of New York/ Efrem Kurtz(Recorded April 8, 1947, and *April 20, 1946)・・・上記と同時期録音SP復刻。”The Shellackophile”の音質は一般的に驚異的でして、エフレム・クルツ/ニューヨーク・フィルってこんな組み合わせ音源あったの?的珍しさ乗り越え、当時最新の現代音楽をわかりやすく、ヴィヴィッドに表現してくだいました。他、カスリーン・ロングのHaydnソナタ集など余白に収録。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

連休中日、というかいつもの日曜日。今朝のウォーキングはけっこう涼しいですよ、異様な猛暑も本日は一段落か。昨日、久々コナミスポーツへ女房殿同行、スタジオ・メニューは時間優先で選ぶから”骨盤矯正ヨガ”みたいな、内容的に女性比率97%!に参加。星ヶ丘(名古屋市千種区)ってなんか文化の香り高い雰囲気、参加のお姉さま達はいかにもお金持ちセレブ!的雰囲気満載、女房殿情報によると女性風呂場辺りにてタオル地ガウンがとてもオシャレであったとのこと。驚きは10時開店、大阪時代はもっと早かったですよね。西宮北口店も高級ハイソなエリアだったけれど、もうちょっと年齢幅は広かったし、男性比率も少々高かったと記憶します。(阪神尼崎店はぐっと庶民的であった)

厳しい女性インストラクターに(ボロカス)指導を受け、数年ぶり”骨の髄から汗をかいた”的手応え充分、キツイけど爽快です。なんと痛む左膝も軽快するのだね、いかに体幹使っていない筋肉やら、柔軟性、バランス問題が大切かということですよ。法人契約負担一回840円也+交通費+昼飯喰ったり、その価値たっぷり充足して余り有。しばらく通えば、必ず健康になる!はず。その後のフロがキモチ良いこと。

未だ7月中旬というのに、パソコン・オーディオ部屋は限界の高温、使えるのは早朝のみ、昼間勇気を出して音楽を拝聴しても30分保ちまへんで。

Brilliant  BRL93889生来の飽き症+華麗なる加齢に伴う集中力の劣化により、”集中して、まとめて聴く”ことが(気力体力的に)困難になりつつある日々、例えば手持ち「シェヘラザード」一応全部確認するとか、一日掛けてBeethoven の交響曲全集一気拝聴、一週間掛けてMozart ピアノ協奏曲全部通すとか、Wagner「リング」4晩で聴き通す・・・なんてもうムリ。ちょろ聴きばかり。Haydn 弦楽四重奏曲第81番ト長調 作品77-1「ロプコヴィッツ第1番」/第82番ヘ長調 作品77-2「ロプコヴィッツ第2番」/第83番 「アンダンテ」変ロ長調+「メヌエット」ニ短調 作品103〜ブッフベルガー弦楽四重奏団(2005年)・・・もう十数年前、全部聴いたろうと意欲に燃え、NAXOSのコダーイ弦楽四重奏団を累計7枚入手、挫折したもの。いまでも処分せずに棚にありまっせ。在庫作品とダブらぬこと、それと”細部が弾けていない”とか”音質にクセがある”古楽器団体演奏、とのネット上の噂に”これはぜひ聴いてみなくては!”と思い立ったもの。

Haydn最晩年、ラストの弦楽四重奏作品は清冽、いつも通りシンプルな世界に心洗われるような手応え有。愉悦と躍動、微妙な翳り、優雅な歌、軽妙な疾走。”細部が弾けていない”とか”音質にクセがある”とのネット上のご意見もなるほどなぁ、バリバリ弾き進む集中力アンサンブルに非ず、音質は会場の広がりを感じさせつつ、収録会場空間の空気感をちゃんと伝えるところまではいかない(やや散漫?)・・・ワタシ如きド・シロウトには充分過ぎる音質、演奏。シミジミ作品旋律の美しさを堪能いたしました。名曲揃い。

ほか、ミハエラ・ウルスレアサ(p)によるChopin 練習曲集 作品25/3つのマズルカ 作品59/夜想曲数曲+Schumann 幻想小曲集 作品12(2010年ライヴ)・・・たしかこの人、ショパン・コンクール(2000年)予選落ちといった名誉に輝いていましたっけ。練習曲はちょっぴり苦手系音楽(というか偶然、自分の感性にフィットするものと出会わなかっただけか)、初めて”揺れ動く情感”みたいなもの、しっかり受け取りました。手練手管しっかり年増の深情け(失礼)みたいなテイストに非ず、もっと清潔繊細、さっぱりして大胆、若々しいニュアンスに充ちたもの。弱音が美しいじゃないっすか。マズルカなんて、例のローカルなリズム強調といった点でコンクールには落とされるのかも知れぬ、優雅なもの。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

いつもの時間に目覚め”おやすみモード”のエアコン止めて窓を開けた途端!凄い熱気。どんより曇り空にカルくウォーキングは汗まみれ、本日は雨の予報に30度届かないそうだから、ここ数日ほどの厳しさはないでしょう。これより、久々、ご当地比較的近くのコナミスポーツに行ってみるつもり。法人会員なんです。ウォーキングを始める迄は週に一回通って、ヨガみたいな体操、エアロビクス等やっておりました。ちゃんとしたインストラクターに指導されると、ふだん使わぬ体幹筋肉(運動不足)など自覚できるもの。ようやく、会場までのバスルート発見いたしました。

DECCA 467 818-2  8枚組総経費込みで3,800円ほど昨日一昨日出張中移動音楽の続き。バレエ音楽「プルチネルラ」(声楽入り全曲/1965年録音)/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)/バレエ音楽「春の祭典」(1957年録音)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団/マリリン・タイラー(s)/カルロ・フランツ(t)/ボリス・カルメリ(b)・・・待望のアンセルメStravinskyステレオ8枚組入手したのは2009年(3,800円/当時は贅沢であった)とのメモ封入、「春の祭典」は無事新旧録音が揃いました。擬バロック風声楽の扱いも上手いプルチネルラの(ノンビリした)味わいともかく、現代オーケストラ技量の発展を体感すべき「ペトルーシュカ」(彼は4管編成1911年版の擁護者だったらしい)、そして一番人気「春の祭典」は、かなりアンサンブルはヘロヘロ、オーケストラの響き薄く、リズムにキレも足りぬもの。もうちょっと長生きしていたら「火の鳥」(1968年/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)同様、もっと機能的にしっかりとしたオーケストラで全部再録音したことでしょう。

ブーレーズ以来の緻密に組み立てられた洗練サウンドは自分にとって基本、1950年台〜「春の祭典」演目にて全世界を行脚したマルケヴィッチの切れ味も称賛したいところ。しかし、このアンセルメのなんとも危うい(いくつか細部音符が飛んでいる?)、ピッチもリズムも怪しい、しかし色彩豊か、妙に軽いクール・サウンドの味わい個性にココロ惹かれるものも事実なんです。懐古趣味もナニだけれど、昔は皆こんな演奏だったんでしょう。昨今の現役(しかも極上音質)録音を拝聴しても、この(ヘロヘロなる)アンセルメを時々懐かしく聴きたくなるのも事実。なんせ若い頃LP時代より旧録音(1950年)聴いておりましたから。

ほか、ゲルギエフの「復活」とか、Weber序曲集(サヴァリッシュ/フィルハーモニア管弦楽団1958年)、妙に説教クサい老年期準備ための数冊とか・・・余裕があれば、続編書きましょう。

朝食後、バス時間迄ちょっぴり余裕有。Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ロンドン交響楽団/合唱団/エレーナ・モシュク(s)/ズラータ・ブルィチェワ(ms)(2008年)・・・ゲルギエフは著名なワリに拝聴機会少なく、昨日の第3番は残念なる印象有。こちらけっこう速いテンポ設定、勢いも集中力もあって、好感有。最終版声楽の扱いも上手いと思います。でもねぇ、並み居る歴代名盤押しのけて!というほどの出来ですか?ゾクゾクするような、凄いドラマに仕上がってますか?まだ、聴き込み足りんのか。声楽ソロの評価も含め、世評が割れているのはいつものこと、オーディオ環境を選ぶのかもしれません。まだ、iPodのみの印象ですし。

Weber序曲集 歌劇「オイリアンテ」/歌劇「妖精の王」/歌劇「アブ・ハッサン」/祝典序曲/歌劇「魔弾の射手」序曲/劇音楽「プレチオーザ」序曲/歌劇「オベロン」〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/フィルハーモニア管弦楽団(1958年)・・・これ、アンセルメに続けて聴いたら、フィルハーモニア管弦楽団の上手いこと!キラキラして細部よく整った明るい響き、テンションの高さ、切れ味。”未来の巨匠”=当時35歳のサヴァリッシュも溌剌として、音質も意外とよろしい。最強音にて少々音の濁りないでもないけど、ほとんど鮮度維持されておりました。美しい木管が印象的、いや弦も金管も皆驚きの出来にまちがいなし。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

(在東京ホテル。ここのパソコンは快調です。ドスパラタブレットのWifiにも即つながる)昨夜は床屋に行ってさっぱりした時点、一人で呑み屋に入る意欲を失いました。ホテルお隣のコンビニにて、それなりのものを入手、テレビを眺めつつぼんやり・・・というのも悪くない。外は暑いしね。エアコンの調整がいまいち、なかなか寝付けず、結果夜更かし〜朝寝坊、いつも通りベッドにて腹筋+腰のストレッチのみ、ウォーキングは出先故実施不能です。これより丸一日の研修(カンベンして)ISOの内部監査委員とか何とか、昨年も研修〜本番はあったが、さっぱりワカラんかったんです。もういいじゃないの、名古屋方面でおとなしく日々過ごしておりますから。

昨日移動中音楽の件、少々。猛暑中少々歩いて気分よろしくなかったし、というのが前提。Mahler 交響曲第3番ニ短調〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ロンドン交響楽団(2007年ライヴ)・・・第1楽章のみ。夏にふさわしい熱気と希望に溢れた大好き作品、これが(前回拝聴印象同様)まったくツマらない、この作品に期待すべきウキウキ感とか、憧憬とか希望とか全然感じられぬ・・・上手いけど乾いて(サウンドも表現も)長大なる第1楽章聴き通すのがやっと、状態也。世評高いらしいけど、そうかなぁ、マイケル・ティルソン・トーマス(同じオーケストラ1987年)なんて目が覚めるほど爽快な演奏だった記憶有・・・体調のせいですか?

NAXOS 8550203Mozart ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調K.271「ジュノーム」〜イェネ・ヤンドー/アンドラーシュ・リゲティ/コンチェントゥス・フンガリクス(1989年)・・・以前処分した全集をぼちぼち再聴して、その完成度の高さ〜ピアノ・ソロの入念なるニュアンス、配慮あるオーケストラの伴奏+音質、いずれも驚くべき水準であることを再発見しております。作品そのものが優雅なのは前提、知性と愉悦のバランスはこの全集が突出している・・・かも。そんな再発見であります。

他、エルネスト・アンセルメの(へろへろ)Stravinskyとか・・・そろそろ出掛けなくては。

まぁまぁ楽しい研修、というか、けっこう旧知の知り合いが多くて、休憩時間にかつて在籍した職場(+親しかった取引先)の近況を伺いました。(当時の担当)取引先の幹部(実質トップ)は大学の一年先輩であり、昨年担当していた北陸行事の前夜に同席して、一晩じっくり説教されたのも思い出。未だ定年前だし、ましてや役員、引退して田舎で農業するそうです。ま、(所謂)権力抗争っぽいもの(自分には生涯縁がないもの)に敗れたのだね。我が当該職場の現在トップは旧知の気の良いヤツなんだけど、全日本中年独身連盟(中独連)所属、糖尿病、広島から東京迄月一回通院しているらしい(って、最低月一回会議あるけど)。いろいろやなぁ、左膝ちょっと痛くて、お仕事ヒマな、どこかのアホのほうがずっとマシかも。そういえば、今朝、左脚攣って目覚めました。

帰りの品川駅は凄い混み具合!ホームに降りたらちょうど”こだま”到着、これが余裕に空いていて、各駅停車(しかもしばらく停車するから)通常の倍時間掛かっても涼しくて余裕でっせ。さて三連休、ふだんヒマなのに出張すると必ず細かい用事メールに飛んでくるんですよ。出先からなんとかするのがヴェテランのワザ。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

耳鳴り以外、体調は大丈夫。朝のウォーキング+ストレッチも継続中。東海三県にて昨日熱中症壱百数十人?困った猛暑続いております。ウチでも夜のエアコンは当たり前に、早くも電力消費のピークがやってきているらしいけど、大丈夫ですか?マスコミはその辺り、系統的な報道継続が弱くて、断続的断片的なものばかり、というのも困りものですね。各種宣伝物、家庭も含め”省エネ”は定着したんでしょうか。本日、東京に入るけれど、2年前震災少々後、東京に出張したら降り立った品川駅が暗いのには驚いたものです。本日は朝一番にてメール点検したら、そのまま上司と取引先新任役員さんへご挨拶〜商品展示会〜そのまま東京前泊へ。昨夜(滅多に稼働しなくなった)iPod音楽仕込み(+充電)済、移動中書籍は数冊入手済。明日、帰りが金曜夜+連休前ということで新幹線混雑ちょっぴり心配、ま、名古屋迄だから、いろいろ便はあるでしょ、きっと。

Mihaela Ursuleasa 1978年9月27日 - 2012年8月2日昨日の残念無念なる早逝・ウルスレアサの続編、引き続き音楽確認中。Mozart ピアノ協奏曲第20番ト短調〜ミハエラ・ウルスレアサ(p)/ホリア・アンドレースク/ルーマニア放送室内管弦楽団(2008年)・・・Mozart はほんま難物でして、ピアニストの技量やら個性やらモロに出てしまって、胡麻化しきか〜ん(桂文枝テレビCM)。連想し、思い出したのはエレーヌ・グリモー、表現の完成度という点ではまだまだ、しかし若々しい溌剌とした勢い、ノリ、自在な疾走、時に装飾音を伴って、アツい演奏なんです(とくに後半)。そりゃクララ・ハスキルは絶品でっせ(往年の録音の代表といった意)、しかし音質問題も含め、こちらいかにも元気!新しい、モダーンなセンスに溢れます。耳慣れぬオーケストラも意外と快調。

残念やな!残された時間は4年だけ、なんて。

Beethoven 交響曲第3番ハ短調〜ミハエラ・ウルスレアサ(p)/ホリア・アンドレースク/ルーマニア放送室内管弦楽団やら、Chopin 練習曲集 作品25(2010年)も引き続き拝聴中。こちらは作品にあまりこだわりはないというか、Beeやんは苦手系ということもあって、編成の小さい伴奏、やや散漫な響きもちょっぴり気になります。明るく溌剌タッチ、という点では変わりなし。

では、行ってきます。これから出張準備して出掛けましょう。

東京ホテルに入りました。ここは渋谷、便利、部屋も美しく、価格もリーズナブル、こうして共用パソコンも装備されております。いまどき皆、スマホか(ちゃんとした)ビジネスマンは自分専用のパソコンを持参するのでしょう。こうしてUSBメモリ一本(+閲覧用タブレットPCのみ)にて出張なんていないだろうなぁ。ま、便利になりました。朝一番に上司と社用車にて取引先幹部にご挨拶(いわゆる”ガス抜き”)、最寄りの駅まで送っていただいてひとり昼食(これがかなり不味い中華大失敗)〜公共交通機関にて移動、商品展示イヴェントへ・・・いやぁ、あまりの気温の高さ、灼熱の日差しに気分悪くなりましたよ。東京移動の新幹線はかなり混んでいて(なんとか座れたけれど)明日はかなりピンチ!っぽいっすね。

東京もかなりの猛暑、人それぞれの生活もあるし、職場内外の知人を誘っておりません。これより床屋(暑いからうんと短く)〜食事を考えなくっちゃ。前月は同じホテルにてコンビニ弁当だったな、それも悪くないかも。移動中音楽の件は、また改めて。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

喩え話として”殺人猛暑”などというけれど、昨日は実際数人お亡くなりになったほどの猛暑、39度といったらほとんどフロでっせ。まだ7月上旬、この辺りも36度超くらいになったらしい。ま、ようエアコンの効いた事務所や移動車中なので、どーということはありません。帰宅後、小一時間ほど音楽聴いて(暑さのあまり)気分が悪くなってエアコン部屋に避難いたしました。夏は始まったばかり。

昨日偶然、不覚にもようやく気付いたこと。

著名なる昔馴染みの音楽家達が次々なくなるのは寂しいこと、しかし、それは世代交代、既に高齢にて引退されていた、ということもあるでしょう。最近では日本でもずいぶん人気のあったジャン・フランソワ・パイヤールが 2013年4月15日に逝去され、あちこち音楽ファン追悼の言葉を拝見いたしました。(自分は機会を失って言及できず)潮田益子さん2013年5月28日、アンリ・デュティユー5月22日、アドルフ・ハーセス4月13日、コリン・デイヴィスが4月14日、小松一彦さんが3月30日、サヴァリッシュが2月22日、ジェイムズ・デプリーストが2月8日・・・ぼんやりして大切な人が抜けているかも?しかし、若い、これからの人が急逝されるというのはひときわ、いっそう哀しいもの。

Mihaela Ursuleasa 1978年9月27日 - 2012年8月2日ミハエラ・ウルスレアサ(p)(1978年9月27日 - 2012年8月2日)は、ルーマニア出身のピアニスト、ネットにてその存在を知って、そのうちまとめて聴こうかな、と思っていたら、昨年急死脳内出血にて亡くなっていたのですね。おそらくは先天的な脳動脈瘤の破裂?と類推、小さな娘さんが残されたとのこと。見ての通りの若々しい別嬪はん、これから成熟していくべき才能あるピアニストだったのでしょう。Schumann ピアノ協奏曲イ短調〜ミハエラ・ウルスレアサ(p)/ハンス・グラーフ/カタルーニャ・バルセロナ交響楽団(2009年)数度拝聴して、追悼しておりました。

じつは、昨日のGriegの流れにてSchumann ピアノ協奏曲イ短調〜ジョン・オグドン(p)/パーヴォ・ベルグルント/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1972年)拝聴済・・・やや神経質なほど端正であり、ピアノ・ソロはクリア、サウンドに芯を感じる手応え有、稀代の名曲であることを再確認したものです。こちらウルスレアサ嬢はライヴということもあるでしょう、若々しい勢いが自在、自由なテイストも熱気も有。もちろんメカニック上の問題皆無。この作品にはクララ・ハスキル(p)/オッテルロー(1953年)という歴史的名録音があるじゃないですか、リパッティとかコルトー、往年の立派な味わい深い音源より、こんな若手の演奏を聴いてあげるべきなのでしょう。

音楽に”聴こえてきたもの以上”の余情を付加するのは禁じ手かも。しかしなぁ、なんとも残念、もったいない、切ない。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

こちら梅雨明けしたそうです。あまり降らんかったな、水不足は大丈夫か。あまりの猛暑にとうとう禁断のエアコン稼働。エアコン掛けなければ暑くて眠れず、エアコンを弱く掛けても怠さは変わらず、熟睡はできません。いよいよ”エアコンなし”パソコン・オーディオ部屋に暑苦しい季節が押し寄せ、ますます音楽に対する集中力を失っております。せめて夏には涼しげ北欧の音楽を・・・

同朋社出版 9  AUROPHON原盤  中古166円で購入Grieg作品はほぼ全曲を揃えて棚中、おそらくは半分未聴。昔馴染みのモーリス・アブラヴァネル2枚組を取り出したら妙に重い・・・(処分しそこねた)ドゥブラフカ・トムシック(p)ピアノ協奏曲イ短調 作品16〜アントン・ナヌート/リュブリャナ放送交響楽団が同封されておりました。12年前?2001年の更新記事出現、166円?高い!例の如しエエ加減なコメント有。名前から類推して女流、実在のピアノストだそうです。PILZ系廉価盤にてSchumannとかBrahms とか、ほんま立派な録音が揃っておりました。こうして久々に拝聴してみると、音質もよろしいし、爽やか明快な技巧の切れ味、強面にならぬクリアな響き、細かいニュアンスに溢れた表現にココロ奪われます。以前のコメントに言及あるリヒテルのCD(マタチッチ伴奏)はその後入手済、しかし、その強靭さに恐れ慄いて滅多に聴く機会を得ません。

ナヌートの伴奏もお見事、ソロにぴたり!寄り添って雰囲気豊かであります。ネットにて検索すると1996年録音、との言及発見したが(おそらく)ウソ!その頃には売ってましたもの。最近、現役CD売ってますか?(中古なら探せぬことはない)忘れ去られるにはもったいない、演奏音質ともみごとなものです。知名度とか、発売ルートの怪しさから哀しい経緯を辿った音源なのでしょう。では、元気で行ってまいります。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

今朝もエエ天気、昨夜は暑く湿っぽくて寝苦しく、夜半に一回起き出したから寝不足です。ウォーキング済。今週末、東京研修出張有(前泊)そのまま三連休でしたっけ、楽勝です。昨日(珍しく)メールいただき、TPP関連により著作権保護が更に数十年伸びる可能性有、とのこと。つまり、パブリック・ドメイン音源すべてアウト、ということだね。う〜む・・・一定の期間を経て公共物となる、そんな概念は正しいと思うんだけどなぁ。囲い込みはなにごともよろしくない。

これはRCAのオリジナル・デザイン昨夜、Mahler 交響曲第6番イ短調〜ジエイムズ・レヴァイン/ロンドン交響楽団(1978年)・・・種々病、怪我は軽快したのか。今年2013年数年ぶりの演奏会の話題も聞こえてきたけれど、やはり太り過ぎはアカンということでしょうねぇ、反省しなくては。この作品は大好きなのに、巨魁なスケール、重量感に思い至って拝聴機会は意外と少ないもの。音質良好、打楽器の低音もよう響いて、プレヴィン時代のオーケストラも絶好調、クリアなサウンドは明るく、リズムにもキレがあって鈍重に引きずらない。作品旋律リズムの怪しさより、爽快なるイメージが先行します。これやったらほんまに聴きやすい、親しみやすい。

RCAが消えてしまったこと、ディジタル録音導入直前、契約問題云々あって第2番、第8番、大地の歌が揃わなかったのは残念でした。10枚ボックスが廉価に復活(2010年)したことは喜ばしかったけれど、デザインはジョーダンとしか思えぬ野暮ったいものでした。(写真は単発時のもの)その後、メジャーな存在となった彼の演奏(CD)を、積極的に聴く機会やら意欲は失いました。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

7月上旬というのに暑いなぁ、と思ったら全国的状況だったらしいですね。湿度も高い。昨夜は夕方、いつもの大型温泉風大浴場〜ファミリーレストラン風ハンバーグ屋さんへ、可愛い、小さな子供たくさんきておりました。今朝、ピーカンなる青空、短縮版ウォーキング中既に、そうとう気温高い感じ。結局、昨日はあまり音楽聴けず、ぼんやりテレビなど見ておりました。読書も少々。夢見はあまりよろしくない、熟睡感もない感じ。

音楽拝聴の幅を広げるちょっととした努力は、ネット時代を迎えてカンタンになっております。LPCD時代だったら、発売機会も少ないし(高価購入勇気もなし)、FM放送を追いかけるしかありませんでした。K.A.Hartmann(1905 - 1963) ソロ・ヴァイオリンと弦楽のための”葬送協奏曲”〜ウルリヒ・レーマン(v)/エドモン・ド・シュトウツ/チューリヒ室内管弦楽団・・・1960年発売のレコード音源だから間違いなくパブリック・ドメイン?って、作曲家没後50年だからギリギリ?「葬送協奏曲 Concerto funebre 」(1939年)は独逸国内にてナチスに抗して作曲された(当時、演奏機会はない)演奏至難な作品とのこと。瑞西は(当時の)現代音楽の聖地みたいでしたよね。シュトウツは著名だけど、Ulrich Lehmannはネットにて検索してうまく探せない、瑞西のヴァイオリストらしい。晦渋暗鬱、時代の暗さを反映した”嘆き”連続いたします。聴けば聴くほど落ち込むような湿っぽい音楽也。

Vaughan Williams トマス・タリスの主題による幻想曲/Purcell 歌劇「ディドとエネアス」〜ディドーの嘆き/Dvora'k 弦楽セレナーデ ホ長調〜レオポルド・ストコフスキー/ロイヤル・フィル(1975年)・・・なぜか不遇をかこった名盤であって、現在は入手可能。93歳?最晩年の録音に老いの翳り微塵も感じさせぬヴィヴィッドな歌、連続。まさに纏綿たるストコ節炸裂、”タリス”には悠々としたスケールが感じられ、Dvora'kの雄弁なテンポの揺れ+歌に感服いたしました。

The ShellackophileRecordings of classical music from the 78-rpm eraという素晴らしいサイトがあって、びっくりするほど状態のよろしい音質(+美しいジャケット・デザイン)にて往年の演奏を堪能させて下さいます。Columbia Masterworks set M-660, three 10-inch 78-rpm recordsZino Francescatti Violin Recital〜Tartini: Variations on a Theme of Corelli/Shostakovich: Polka from "The Age of Gold"/Debussy: La Fille aux Cheveux de Lin/Minstrels/Schumann: The Prophet Bird/Wieniawski: Caprice in A minor〜Zino Francescatti(v)/Max Lanner(p)(April 12 and 25, 1946)・・・当時44歳。文句なし技巧のキレと明るく歯切れのよい音色、若々しい躍動、時に蠱惑的甘美な音色を誇って、ほとんど驚異的な音質であります。おそらくはSP復刻の盤面状態によって、作品によっては少々ノイズが乗ったりするものも有。Tartiniはクライスラー編でしょう。

もうひとつ、似たような趣向の一枚。Dances by Bronislaw Gimpel〜Bartok: Rumanian Folk Dances (arr. Szekely)/Stravinsky: Petrouchka - Danse Russe (arr. Dushkin)/Wieniawski: Mazurka in D, Op. 19, No. 2 ("Dudziarz")/Achron: Hebrew Dance, Op. 35, No. 1/Dance Improvisation on a Hebrew Folk Tune, Op. 37/Sarasate: Jota Navarra (Spanish Dance No. 4), Op. 22, No. 2〜Bronislaw Gimpel(v)/Artur Balsam(p)・・・Issued in 1947となっているから、先のフランチェスカッティと同時期録音か。こちら演目少々ハードですよね。ブロニスラフ・ギンペル(1911-1979)は知名度的にはちょっぴり落ちるし、レーベルもVOXだから存在としてはジミかも。こちらも音質良好、表情付けが入念変幻自在であって、陰影はぐっと深いもの。技巧の冴えという点でも、効果的な演目並んで、ドキドキするほど。こんなネット音源にて自主CD作成も一興でした。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

昨夜は最寄りの駅前(先日行った)寿司屋にてメーカーさんと酒。さっさと終わりたかったけれど、上司が出先からなかなか到着せず、久々量が過ぎました。値段も安いし、美味しかったけれど酒の種類が少ない、というか辛丹波しかない(これはこれで佳き酒)のはちょっぴり残念でした。ちゃんとバスがあるうちに帰りましたよ。へろへろ。録っておいてもらったテレビ番組見ていたけど、睡魔に耐え切れずフロも入らず就寝、ずっと眠りは浅くて断続的に覚醒、ああフロに入らなくっちゃ、と夢を見ておりました。朝一番、ウォーキング短縮版+ストレッチ実施〜フロ、洗濯、朝食、新聞熟読〜現在に至る。

職場運営の現状評価(深刻な状況)は上司と一致(一ヶ月ほど前に呑んだ時にはやや齟齬有)。ま、慎重に行動するタイプの人だから動きはじょじょに、少しずつということでしょう。いずれワタシはゆるゆるな毎日しばらく続きます。キーンといった耳鳴り症状相変わらず、それ以外は体調良好。

懐かしい廉価盤LP Toshiba EMI EAC-30007昨日の今日、”安易に昔馴染み作品ばかり、種々演奏を聴いて幅の狭い世界に陥っている”と書いたばかり、今朝の音楽はBeethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付」〜アンドレ・クリュイタンス/ベルリン・フィル/グレ・ブロウェンスティーン(s)/ケルステン・マイヤー(ms)/ニコライ・ゲッダ(t)/フレデリック・ガスリー(br)/ベルリン聖ヘドヴィヒ大聖堂合唱団(1957年ベルリン、グリューネヴァルト教会)・・・録音時期の関係もあって、自主CD中もっとも初期の作成。その後、もっと状態の良い音源データ入手可能となったから、CD再作成しようと思いつつ数年経過。ま、所詮聴き手の耳がナニだし、オーディオも安物だから、これはこれで悪くないのかな、それなりに満足して聴いております。

”幅の狭い世界”というか、LP時代(その後CD入手〜処分済)からの記憶印象そのまま、やや茫洋として散漫、奥行き空間たっぷり過ぎ。デモーニッシュな集中力を求めるならば方向性まったく異なる、優しい、ムリのない自然な時間が流れます。ま、薄味と言っちゃ叱られそうなほど、ベルリン・フィルのサウンドは洗練され、早朝に音量下げて聴いても細部見通しは(充分)よろしい。華麗なる加齢(馬齢)を重ね、このような演奏がほとんど理想であります。嗚呼、自分は第1〜3楽章が大好きだったんだ、第3楽章「Adagio molto e cantabile」長大なる変奏曲に陶然といたしました。弦も木管も、そしてキモであるホルンもなんと美しい・・・

終楽章には全楽章の流れから違和感あるし、薄れゆく(LP時代の)記憶では終楽章ぱっとせんかった?とんでもない、聖ヘドヴィヒの合唱の充実ぶり、クリュイタンス入魂のノリというか、タメもあってけっこうアツかったんですね。世評の高さに驚愕!全集は88コメントほとんど満点。このクリュイタンス、ブルーノ・ワルター、クレンペラーもBeethoven 交響曲全集がパブリック・ドメインにて拝聴できる時代となったことに感謝。若い現役世代も聴かぬと懐古趣味に陥りそう。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

小雨模様にウォーキング休止、昨夜、文化の家・森のホール迄往復徒歩でしたので、辻褄は合っているかも。考えみれば大阪時代は毎日最寄りの駅へ16分ほど歩いていたから、歩数は減り気味です。こちらは坂が多いけれど。湿っぽい毎日にヒマにもほどがある!日々乗り越えなんとか週末へ〜地方から親しいメーカーさんが出てきて、夜上司も含め酒予定、お仕事担当増やしてくださるよう直訴するか。あまりにお仕事物量の各自差があり過ぎ、というかほんま?たいしたことしていないんじゃないの?横つながり連携のない職場運営にウンザリっす。歴代十数年、この体制人数でやってきたのだろうなぁ、人員掛け過ぎ、合理化全然できていない。

ま、新参者外様(+年寄り)はしばらくおとなしくしているしかない。昨夜は演奏会に行っていたし、帰宅してから音楽は聴いておりません。

Angel3526B今朝拝聴したのはScho"nberg 浄められた夜 作品4〜パウル・クレツキ/イスラエル・フィル(1954年)・・・ネットから拾った音源、たしかMahler の第9番辺りと同時期(EMI)録音だったはず。大規模な弦楽アンサンブルはニュアンス豊かであり、かなり濃密表情雰囲気たっぷり盛り上がって切迫した表現であります。後期浪漫の残滓たっぷり、甘美な初期作品は大好き。

若いころは著名作品を”聴ける”ようになる迄、一生懸命集中したものです。昔だったらBeethoven 、記憶新しいところではMahler 、細部作品旋律に馴染めるよう聴きこんだ記憶有〜いつからこんな不遜な、安易な聴き方になったのか・・・昨日昼休み、歴史的音源のサイトを拝見していて、ああそういえばBartokの弦楽四重奏ってCD入手したっきり、ちゃんと聴いていない。棚中エマーソン弦楽四重奏団2枚組(1988年)は2005年当時居住していた岡山BOOK・OFFにて入手とのレシート有、全然聴いていないことはないと思うけれど、記憶まったくなし。じつは遡ること更に10年ほど前、ノヴァーク弦楽四重奏団(1965年)による2枚組も同様の経路を辿って処分したはず。一般にBartokって著名な管弦楽作品、種々協奏曲、ピアノ作品、ヴァイオリン作品、「青ひげ」だって大好きなのに、この弦楽四重奏曲だけ身に付いていない・・・安易に昔馴染み作品ばかり、種々演奏を聴いて幅の狭い世界に陥っていることを反省いたしましょう。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

今にも降りそうな湿っぽい曇天にウォーキング復活。予報は雨(かなり降ってきました)。西日本一帯は凄い雨だったらしいですね。さて、今夜は地元ホールにて演奏会有〜行ってみようかな、引き隠り職場往復な毎日やし。トラブルらしいトラブルも、まともな物量のお仕事もないことだし。ここ数週間、ずっと(貯めに貯めた)自主CDの情報ラベル清書(デザインパターンの統一)作業を継続していて、購入したCDでも、経費20円ほどの自主CDだったらいっそう存在忘却、一度聴いたきり”棚の肥やし”化パターンになりがち。発見!(こんな音源持っていたっけ)の毎日に、新しい音源拝聴の速度は鈍っております。オーディオ改善はほとんど大きな成果を挙げてくださっているけれど、稀に逆パターン有・・・こんな情けない音質やったのか・・・こんなヒドい演奏だっけ〜(その件、【♪ KechiKechi Classics ♪】更新目指してぼちぼち執筆中)

POCG-10170〜1Bach ゴールドベルク変奏曲〜ロザリン・テューレック(p)(1998年)・・・CD(POCG-10170〜1)は廃盤かな?前回拝聴は2009年9月(ネットにて偶然発見)ゆったりと噛み締めるような、細部曖昧さ皆無明快な表現。これが最高、とのコメント有。84歳の記録、2003年に亡くなっているそうです。今回は全曲聴了ならず。テンポ設定はゆっくり、技術的な衰えはほとんど感じさせない、流れも良い、雰囲気のみで聴かせない(それこそ)明晰なタッチに驚かされます。グレン・グールドに影響を与えていたらしくて、たしかにスタッカート気味な処理、装飾音の使い方は彼の風情を連想いたしました。数種同作品を録音しているらしくて、1957年(EMI?)録音は入手済。ちなみに平均律全曲は廉価盤にて安く入手可能・・・なはず。

では、行ってきます。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

小雨模様にてウォーキング休止、というより体調そのものがよろしくない感じ。通常の体調ならば、小雨決行のところ・・・なんとかならんか。音楽にも全然集中できません。ちょろ聴きばかり。と、いうことでこの間、ぼちぼち拝読した書籍のことなど〜小松秀樹「医療の限界」(新潮社新書)・・・と、ここでサイト内検索にて2009年7月拝読していることを発見。医療ミスについて、隠蔽体質(たしかにそれは存在するかも)は問題だけれど、個人の責任問題のみにしてシステム問題を軽視することは”医療崩壊”を招きます。とかげの尻尾切りとか人身御供体質ですよね。医者や医療行為に無謬性を求めて、摘発告発が続いているけれど、それは刑事裁判上の刑量判断であって、ほんまの責任やら本質は別にある。直接のミスを犯した看護師さんだけに責任を問えば、そりゃ辞めますって。すべてを個人の責任に帰してしまえば、問題は改善されないのは当たり前。これは懲罰とか復讐の概念〜前半は記憶鮮明だったけれど、後半のアメリカ文化(医療訴訟の本場)の源泉詳細は日本との”文化”の違いを分析して手応えありました。

”実際被害を受けた側はどうなるんだ!”ということでしょうね。未だに(というかますます)医療番組(ドラマも含め)人気ありますよね。たしかに医者本人やら看護師の技量の差はあるでしょう。医局制度(現状はどうなっているんでしょうか)が技量向上のブレーキになっていたのも事実らしい。しかし、これほど医師に滅私奉公を求められ、時間単位あたりの収入、責任の重さ、激務、訴訟リスクを考えれば、行き着く先は”医療崩壊”でっせ。たったいま、自分は転居先で主治医を選ぶべき状態となって、その情報の少なさ(住所と営業時間くらいか)に少々驚いております。ネット情報もぜんぜんダメ、使える水準じゃない。

数日前、ノートパソコンに某フリーソフトを入れたら(気をつけていたつもりなのに)ついでにヘンな機能も入ってしまって、ネット接続が不安定になってしまいました。こりゃOS入れ直しか、と一瞬考えたが、コントロールパネルにて「プログラムと機能」辺り、日付の新しい怪しいもの全部削除したら調子戻りました。レジストリ・クリーナー的なものはほぼ毎日掛けております。

以前にも言及したけれど、職場でのセキュリティ意識の低さには驚くばかり。業務用メールアドレスを安易にあちこち使う(呑み屋の予約とか)から、ヘンなメールいっぱい届くんです。ワタシなんか一件もありませんよ。(ちなみにプライヴェートのフリー・アドレスにも一切なし)ネット上で買い物しても「情報は受け取らない」設定徹底し、それでも届くものはキチンとお断り設定することです。ウィルス対策ソフトも(フリーのものを)時々入れ替えて試しております。

音楽は帰宅してから、じっくり拝聴いたしましょう。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

ずっと風邪気味のような、微熱があるような怠さが継続していて、もしかしてここ数年、ずっと継続しているようなそんな感じ。煙草はいっさいやらぬし、実質的に酒も止めて、毎日ウォーキング少々(+ストレッチ)毎日継続、体重過剰高血圧肝臓数値云々あるけれど規則正しい生活、それでもあかんのか。どこかご近所にて良い医院をみつけんとなぁ。カネも名誉もお仕事も大切だけれど、まず健康第一、体調万全にてサボる、遊ぶというのが理想です。

今朝も涼しい曇天、雨は降っておりません。水源大丈夫か?明日以降は雨の予報みたい。

PHILIPS 17CD-115 @250Chopin 夜想曲集(13曲収録)〜クラウディオ・アラウ(p)(1977/78年)・・・絶品!この人のレパートリーは独墺系中心、しかし、Chopin との相性の良さはかなり以前より気付いておりました。テンポも細部描き込みも入念、纏綿と歌って重心低いのに、後味がしつこくならない。これ以上ない!というくらい甘美な旋律連続して、充実した芯を感じさせる音色は、苦み走って漆黒に鈍く輝きます。第20番 嬰ハ短調(遺作)は平原綾香ちゃんが歌って有名になった、一番のお気に入り切ない旋律にもどっしりとした貫禄漂いました。音質極上。

Mozart 交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」(1993年)/第36番ハ長調「リンツ」K.425(1995年)〜トレヴァー・ピノック/イングリッシュ・コンソート・・・そうか、これは全集になっていたのだな。ざらりとした古楽器の響きは嗜好を分けるかも。しっかり力感のあるサウンドは現代楽器に負けぬ存在感もあって、英国らしいオーソドックスな抑制もありました。こんなサウンドを拝聴していると、大柄な現代楽器演奏とは疎遠になりそう。

さて、本日もなんとかゆるゆると一日乗り切りたいもの。


■2013年7月某日/変化と雌伏の日々

”変化と雌伏の日々”も7月へ。今年の天候なのか、ご当地がとくに空気爽やかなのか、昼間ともかく朝夕は涼しく快適です。ウォーキング実施済。一昨日夜の「名古屋めし選手権」にインスパイアされ、ご近所”鰻持ち帰り店”にて贅沢・ひつまぶし丼@1,480(通常価格@1,780をキャンペーン中特価)2個購入、贅沢な休日昼食といたしました。なんせ鰻は原料高騰にて庶民のものではなくなったからね。夕方、例の如し温泉風大浴場行き、体調万全ではなくて頭痛も継続しているけれど、佳き週末でした。ひたすら自主CDの在庫確認、情報ラベル作りに勤しんでおりました。ご近所にて長久手市のイヴェントが(農産物のお祭り?著名シェフ来訪だっけ)あることをすっかり失念、ま、仕方がない。ご近所公営体育施設に女房殿体験突入、指導者付きマシンジム1回100円はOK、しかし、シャワー別途100円(大浴場なし)、冷暖房なし?というのも笑止千万。エアロビクスなどは別途料金というのもなぁ、運営に(世間水準常識と比して)問題ありませんか。以前居住していた岡山では、ごみ焼却処理場から出る湯を利用して立派な公営スポーツ施設有、そこはコナミスポーツに運営委託して、なかなかお風呂も立派でしたよ。

懐かしいなぁ、毎週通っていたら、同世代のおっさん達とすっかり仲良くなったものです。今週一週間も佳き日々であることを祈りましょう。

Deutsche Grammophonどこでも売ってまっせ。美しいデザインですね音楽を聴きだしたら即眠くなる、読書も遅々として進まぬ・・・Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1973年)・・・ようやく拝聴。う〜む、なるほどなぁ。極上の耳あたりの良さ、磨き上げられた洗練サウンド、常に7分の音量にて鳴らせても細部よく通って厚みがある。オーケストラの技量は最高であって、流れはスムース、どこにもムリはない。第4楽章「アダージエット」もさらり流してムーディ、最終楽章にてオーケストラの爆発は驚くべき効果・・・音楽に哲学とか独自の物語を持ち込まぬことに異論はないけれど、(スタイルに違いはあっても)ジョージ・ショルティ1970年録音と同質、オーケストラの機能を前面に立てた(当時の)新時代表現を感じました。結論的に、たっぷり美しいが表層を糊塗したような・・・ファンの方に失礼ですよね。

今朝の音楽はSibelius 交響曲第1番ホ短調/「カレリア」組曲〜ウラディミール・アシュケナージ/フィルハーモニア管弦楽団(1984年)・・・すっかり指揮者としてイメージ定着した彼の現在のポストは?昨年2012年にシドニー交響楽団の音楽監督を降りてからどーなっているのか・・・指揮者として初期の録音であるSibelius 全集は、やや力みが目立つような、オーケストラのコントロールにムリがあるような印象有。それでも熱気とか、作品に賭ける情熱とか、そんなものは充分に伝わって悪くないと思います。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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