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音楽日誌●変化と雌伏の日々●変化と雌伏の日々 ●今月の近況
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■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

昨日は不本意なる実質休日、お仕事フォローはどーにでもなるけれど、粛々と出勤して休まぬ、といったサラリーマンとしての基本信頼感をしっかり取り戻しましょう。梅雨の合間、今朝は良い天気、廃用性萎縮気味なる左膝かばいつつ(痛みはかなり軽快)ウォーキング通常版杁ケ池(大量繁殖ミドリガメさんおはよう)一周実施。朝の空気は清涼です。昼には気温上がることでしょう。この気温差+精神的な緩みが体調不良の主要因と類推します。

(身動きできぬ)昨日は主になにをやっていたかというと、自主CDの衣替え、というヲタクな趣味。ネット音源からのCDR焼付け行為そのものには、そう大きな品質のバラつきはなくて(体感20枚に一枚ほど出現する不良CDは別格)、初期作成分そっけないメモ程度スリーブをネット検索情報強化、新旧CD(旧LP)デザイン写真取り込みとか字体の統一、情報の修正、追加など再印刷〜これを実施すると心機一転!まるで新品を購入したような気分(あくまで気分)に至って、音楽も新鮮に聴き取れるようになります(錯覚かも)。

自主CD作成、一度のみ聴いて存在忘れていたもの”再発見”も相次いで、音楽ヲタクとしては至福の(引き隠り)行為であります。ここ一ヶ月ぼちぼち、昨日のみで30枚以上は実施したことでしょう。ヤフオク名古屋場所は2ヶ月にて閉店、意外と売れたな、旧東独逸系音源は驚くほどの人気でありました。Chesky系の音源も然り。

LSO0070Brahms ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調/交響曲第2番ニ長調〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン交響楽団/ゴーダン・ニコリッチ(v)/ティム・ヒュー(vc)(2003年ライヴ)・・・ネット検索確認すると半年ほど前に聴いていて、全然様子が理解できなかった、自分なり評価不能なる手応えでした。協奏曲はロンドン響の首席がクール・スリムなスタイルを発揮、ハイティンクもオーケストラの音の立ち上がりをすっぱりスッキリさせ、重厚長大(しんねりむっつり)作品イメージは一変。この間、新旧チェリビダッケばかり聴いていた交響曲も、さすがセンスはモダーン、例の如し穏健派、特別個性的な表現はしていないのに、メリハリもあって巨匠然とした風格有、しかしサウンドはあくまで引き締まって、徒に巨魁に柄を膨らませない・・・オン・マイクなライヴ収録は再生難しそうですね。いずれ、ワタシのは例の安物極小ディジタル・アンプですが。

自主CDではオーマンディのSibelius 交響詩(1955年)とか、ヴァイオリン協奏曲ニ短調(オイストラフ(v)/エールリンク1954年)、けっこう音質良好なことに驚いております。続きは帰宅してから。

本日もヒマな一日を無事終えました。実務量それなりにあるし、飛び込み案件もいくつか発生、それでも処理速度が違う、というか、パソコン技量問題やら優先順位、ヴェテラン故、誰にどう頼めばよろしいか、最短な道を知っているんです(エヘン)。定時にてさっさと職場を出て、帰宅したら体調ヘロヘロ、一気に力抜けました・・・未だ治っていないのだね、風邪は。明日、土曜当番、いろいろ経緯はあって午前中で帰らせていただきます。

これはネットから拾ったジャケットDvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜コンスタンティン・シルヴェストリ/フランス国立放送管弦楽団(1957年)・・・10年ほど前?入手した10枚組には含まれなかったもの。ようやくパブリック・ドメインに至って拝聴できました。15枚組再発売なって、著名交響曲録音ちゃんと入っておりますね。ま、年代的に音質は期待できない〜と思ったら、こちら1957年モノラル録音じゃないの(ワリと良好)。オーケストラの個性?響きも薄い感じ。時にセクシー金管びろびろにヴィヴラート掛けて驚かせるが、やや仕上げ(アンサンブル)が粗いような印象もあります。第3楽章「スケルツォ」のティンパニの迫力は衝撃的(アクセントも聴き慣れない)、ここへきてようやく期待通りの本領発揮、エッチな明るい金管大爆発伴って疾走しました。終楽章のラッシュは快速強烈、叩きつけるよう、最終版に山を持ってきているのですね。ラストの粗粗しいアッチェレランドこそ”爆演系”也〜というのはあまり好みじゃなくて、申し訳ない。もっと郷愁+知的+美しいバランス演奏求む。

もう5月も終わりなので、今朝の宿題残整理しましょう。Sibelius 交響詩「ポヒョラの娘」/「海の精」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1955年)+ヴァイオリン協奏曲ニ短調〜ダヴィッド・オイストラフ(v)/シクスティン・エールリンク/ストックホルム音楽祭管弦楽団(1954年)・・・シブい自主CDでしょ。モノラルだけど各々音質良好。豊かで瑞々しいサウンドを誇りました。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

小雨けぶる風景に早朝ウォーキング不可、というか、体調はここのところどんより継続。いつもの起床時腹筋ストレッチに加えて、昨夜テレビにて拝見した”簡単ヨガ”ちょろり実施。本日、一週間の中間地点、今週土曜は出の当番(代休消化必須にて昼からお休み)そろそろ5月も終わりです。なんともいえぬユルユルな日々やなぁ。職住接近し過ぎ、地理的に呑みに行くような場所に非ず、職場人間関係問題も然り、つまり全然個人消費力発揮する機会がない。昨夜、ご当地の先輩(ご夫婦とも)にメール、ほんまの兄弟より付き合いは(実質上)長く、親しい関係なのに、数ヶ月不義理を重ねて申し訳ありません。

SONY SBK67179いくつか耳新しい音源を聴いているけれど、全然集中できず。例えばBach 2台のピアノのための協奏曲ハ短調BWV1060/ハ長調BWV1061(ロベール&ギャビー・カサドシュ(p)/エドモンド・シュトウツ/チューリヒ室内管弦楽団1969年)/3台のピアノのための協奏曲ニ短調BWV1063(ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団1963年)/ハ長調BWV1064(ピエール・デルヴォー/コンセール・コロンヌ/+ジャン・カサドシュ(p)1967年)・・・ (SONY SBK67179)佳き音源集大成した一枚也。しかもお気に入りばかり。(録音年の裏取れず)清潔感も緊張感もあって、なかなかエエ感じなんだけど・・・なんか体調よろしくない。種々バックも個性があって・・・仕切り直します。休みたいくらいだけれど、サラリーマンは倦まず弛まず(働かず?)まず休まぬことが肝要。

行ってきます。

朝一番に職場に出て、体調不良を実感。耐え難いほどのものでもないが、ムリして出勤強行するようなお仕事でもなし。昨夜、到着したメールの返答対策を済ませて、職場を辞去いたしました。風邪かね?ここ数日の不調もそうだったのか、気温の乱高下ありましたから。昨日、昼過ぎやたらと汗をかいていたのも気になります。音楽に集中できなかったのも、そのせいか。左膝のリハビリを思い立って、整形外科に電話してみたけど予約満杯でアウトとのこと、残念。

 4751452帰宅して(なんせ徒歩5分ご町内)半分居眠り(葛根湯由来)しつつ、精神的にはゆったり音楽を拝聴いたしました。Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版/1967年)/Debussy 牧神の午後への前奏曲(1972年)/交響的素描「海」(1969年)/MESSIAN「キリストの昇天(4つの交響的瞑想)」(1970年)〜レオポルド・ストコフスキー/ロンドン交響楽団・・・2年ほど前イヤホン拝聴した時には、不自然な定位ばかり気になった記憶有。こうして自宅コンポにて確認すると、ド・シロウトにはわかりやすいのだな、音楽の姿が、指揮者が聴かせたい旋律、パートが浮き出るし、オーケストラはよう鳴っております。「火の鳥」の金管のデフォルメした爆発、「海」はゆったりと旋律を歌わせてわかりやすく、雄弁なスケールも有。「キリストの昇天」も説得力抜群、平易な旋律、金管の迫力・・・作品配置も配慮あるもの。堪能いたしました。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

予想通りの雨、梅雨入り。やたらと眠く、けっこう睡眠時間はあるはずなのに、熟睡感がありません。体調どんより重く、今朝はもちろんウォーキング不可。肌寒いですね、ちょっぴり。職場ネット環境にてGoogleカレンダー復活したのはほんまに助かって、外出出張が少ないし、その場にて受けた電話や気付いたこと、上司からの指示をどんどこ書き込んでいけば、それが自宅でも確認できる、安心して忘れられる、というのがキモ。メンドーなのは職場スケジュール共有ソフトへの転記、手帳との同期(これが最大難関)でしょう。iPhone、iPadにてスケジュール管理というのは有、なんだろうな(ワタシのタブレットPCはWifi接続のみですから)。超・整理手帳はお仕事の詳細メモ(印刷物を挟むこともよくある)、締め切りまでの物理的な残時間がよう理解できます。携帯性、素早いメモ可能なのも優位。しかし心情的に自宅には持ち帰りたくない。Googleカレンダーはネットとの親和性なのだろうなぁ、キモは。

いずれ、たいしてフクザツなお仕事しておりませんから。今さっき、ネットを立ち上げた時に本日のスケジュールやら宿題を確認いたしました。昨日、数日前メモした記憶が蘇ったり、蘇らなかったり・・・

Mahler /Scho"nberg編「大地の歌」〜ルイス・ラングリー(ルイ・ラングレー?)/モストリー・モーツァルト音楽祭管弦楽団/アンナ・ラーション(a)/ポール・グローヴズ(t)(2008年ライヴ)・・・放送音源をネットより拝借したもの。深淵たる弦の大群やら、華やかで迫力ある金管が活躍しない、親密なサウンドの室内管弦楽版。編成は弦楽四重奏+コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン各1、ピアノ、ハルモニウム、打楽器担当1、器楽計13人と独唱者2名合計15人。別な録音で聴いた時にはピアノやハルモニウムが目立っていた記憶があるけれど、こちら原曲のテイストがよく活かされて、響きはスッキリ、そう違和感なし。実演だと、声楽が際立つのでしょう。このライヴ録音でもそれは理解可能です。弦楽アンサンブルの絡みなど、なかなか味わい深く、ホルンの存在感も抜群です。歌い手ものびのびとしてバランスの良い演奏でした。

薄ら寒い?しとしと雨、梅雨らしい雨。きょうはなんか(珍しく)いろいろと忙しくて、朝からトラブル処理したり、昼から商談の資料を準備したり・・・充実しておりました。朝一番に大学の大先輩(某親密な取引先の役員)が職場に飛び込んできて、なんせ38年前厚顔の若者青年時代からの知り合い、そろそろ歓迎会しなくっちゃと、スケジュール調整して下さいました。昨年秋、大腸癌の手術をしたそう、体調はいまいち、とのこと。奥様は十数年寝たきりだし、せっかく金貯めて引退後は悠々自適〜と思っていたのに、全部使うぞ!なんて言っておりました。詳細は2週間後に伺いましょう。

不義理を重ねて、まともに転居案内もしていないけれど、ぼちぼちご当地の親しい先輩にメールせんとな。そのうち暑中見舞い兼ねて、全国の知り合いにもご挨拶いたしましょう。

CDオークションは売れ残り開店休業状態。5月いっぱいで、5度目くらい?の閉店予定。2ヶ月売上計59枚也。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

熟睡感がない日々。もとよりあまり睡眠は得意じゃないほう、抗アレルギー剤の中途半端な影響(あれはほんまに眠くなる)あるのかも。+不完全燃焼なるお仕事要因だな。昨夜は(望んだわけでもないが、パソコン・オーディオ部屋使用不可なので)ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」スペシャル(前半)拝見、世間にありがちな問題をデフォルメして、それをフォローしあう親戚一同、といった図式でしょうか。多種多様な登場人物のキャラクターが確立してわかりやすいのも歴史の成果でしょう。子供が大きくなっていくのがリアル。途中交代した宇津井健は少々ハンサム過ぎ爺さんか。泉ピン子はファンでもなんでもないが、息子のことを慮って要らぬ世話、衝突、名演技でしたね。

HEL029656コタツ(時節柄当然電源入っていない、こたつ布団もなし)にて更新中、音楽は目覚ましCDラジオにて少々。Mahler 交響曲第9番ニ長調〜レナード・バーンスタイン/イスラエル・フィル(1985年ライヴ)・・・途中まで。熱血情熱入れ込みもここまで徹底すれば説得力最強、オーケストラとの信頼感+ライヴの感興と併せ、素晴らしい成果と感じます。細部入念な描き込み、旋律へのアツい共感、爆発の連続・・・どちらかというとクールな諦念系緻密表現が嗜好だけれど、こんな演奏もひとつの完成形であります。朝から聴くべき音楽じゃないけれど、最終楽章にたどり着いていないし。

では、行ってきます。耐え忍ぶ(ユルい)日々だ。

きょうはちょっぴり悩みは氷解したというか、難関と思っていたものが、じつはたいしたことはない、見えた感じ。ほんのちょっとしたキッカケ、ずいぶんと気持ち心持ちは変わるものです。ほんまに悩んでいる人々は多いはずなのに、自分なんてユルユル(実務処理は超・快速)でっせ。そんなこんなで毎日、なんとか乗り切って行きたいもの。パソコン・オーディオ部屋のカビ対策は女房殿の奮闘により解決、本日梅雨入り、ほんまの梅雨前に状況悪化気付いて対策できたのはよかった。

CBS/SONY 66DC 5129〜31 第5/9/1番3枚組Mahler 交響曲第第9番ニ長調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1965年)・・・今朝聴き残した終楽章はコレで。最初の全集より。このあと、ウィーン・フィル(映像)、ベルリン・フィル、コンセルトヘボウ、イスラエル・フィル・・・錚々たる録音が残っていて、音質も少々ナニだし、オーケストラのピッチもアンサンブルもやや甘いような・・・前のめりのアツさ、勢いはたっぷりあって、”粗さ”が持ち味かもね。ボリューム上げて聴くとけっこう感銘深いものです。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

そろそろ月末、前職であれば種々月末処理、会議資料作成、出張会議対応に追われ、ウンザリした(それも懐かしい)ものだけれど、この職場はな〜んもないんです。自分が、ということもあるけれど、全体としてなにもない、ノンビリしていることには驚くばかり。ケジメのないところやなぁ、ほんま。全体成果(良し悪しともかく)共有もできていない。自分の持分は(前任の成果)前年クリア、予算に届かず、儲けはしっかり確保。さて、どんな手を打つべきか・・・ワタシの考えでは、外に打って出ることより内部合理化、サービス水準を下げずにに作業標準化(けっこう得意技)したほうが(なんせサイドの担当なので)ずっとよろしい、建前論で職場体制エネルギー掛け過ぎ(メインに傾注せよ)、と感じる毎日。ラクやけど、ツマらぬ日々やなぁ、これが引退ということかいな。新しい一週間始まりました。朝のウォーキングでユルいつっかけ風靴履いて行ったら、足上げストレッチ時に池に落としました・・・相変わらず(眠いんだけど)眠り浅い日々、昼も眠い。

古田武彦「失われた九州王朝」(角川文庫→リンク先は朝日文庫)再読中。ヘタな安っぽい推理小説よりずっとオモロい偽書騒動にて古田氏の立ち位置が危うくなったらしいけれど、主張の手法、検証の流れには賛同できます。高句麗好太王碑文は改竄されていない、という詳細論証は、反対派からも「唯一の成果」などと認められるほど。倭の五王を歴代天皇に比定するにはあまりにムリがある、中国側の資料に日本?と思われる記述が複数ある・・・九州王朝は”磐井の乱”(日本書紀の表現)にて滅亡した(→なんか違うみたいです。エエ加減に読んでいるので)、という主張です。いずれワタシは「九州派」一筋。残り厚み7mm。シンプルな謎解きじゃないので、行ったり来たり、ゆったり味わっております。心ときめかせて吉野ヶ里遺跡見学に行った、若いころを思い出しました。

UCCG4149R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」〜カール・ベーム/ベルリン・フィル(1958年)・・・「英雄の生涯」はカラヤン(1959年)、英DECCAがウィーン・フィルで「ツァラ」を録音した(1960年)のも、この流れ?晩年のもっさりとした印象からは想像つかぬほど、引き締まってオーケストラの威力充分、みごとな演奏です。カラヤンみたいなハデハデしい、語り口の上手いものじゃないが、迫力は充分。こんな音源も既にパブリック・ドメイン也。

北側のパソコン・オーディオ部屋には収納があって、昨日気づいたら凄いカビ!現在、荷物衣服清掃虫干し部屋中開放中。お仕事は毎日ツマらんなぁ、前職一年目もそうであった(もっとヒドかった)と理屈では理解しているけれど、嗚呼オモロない!と、愚痴っても仕方がない。これも人生でっせ、粛々と目先のお仕事こなして(歴史的に散々甘やかした)取引先となんとかお付き合いしていくのみ。早々に職場を出て通院(この辺りがどーしょーもない老化)〜混んでおったな。

と、いうことで、音楽もな〜んも聴けまへん。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

昨日就寝は11時半頃、いつもはほとんど6時前に目覚める(平日タイマー設定してあるけれど、たいてい必要なし)のに、ナント7時半、そのままご近所短縮版ウォーキング、締めは公園鉄棒にてストレッチしていたら、元気木登りブームなる小学生男子3人組に”おはようございます!”ご挨拶いただきました。ランドセルも水筒、弁当?もあったから日曜行事、参観日かなんかかも。きょうもエエ天気やなぁ、ほんま空も空気も澄んで環境最高、車も少ないし。朝一番にてお隣転居?下見有、空き家をエエことに音楽早朝から聴いてますよ。これから先、ちょっと気を付けなくっちゃ。

昨日、リヒテルのDebussy拝聴。ほとんど純個人的、子供の頃の追想が眼目、入手が難しいことも含め、人様に安易にお勧めするものでもないでしょう。ディジタル時代にあまり音質整っていないものをムリして聴く必要もなし。Debussy前奏曲をいろいろ棚中ひっくり返しているうちに出てきた音源なんです。(以下ちょろ聴き、ツマミ聴き前提に)例えば御大ギーゼキングの前奏曲上下巻CD一枚分(1953/54年DOCUMENTS232867/E)〜音質ともかく、表現バランスという意味にて、これは標準に相応しいと思います。(SACD音質改善著しいとの噂。3,000円ねぇ・・・)純個人的な嗜好(というか、これしかまともな音源を持たなかった)モニク・アース(旧録音1962年)〜これも特異な個性を誇るというより、淡々とした味わいは作品個性を活かすといった方向であって、それに入手しにくいですよね(DG全録音8CDけっこう高価にて入手可能)、そもそも。ERATO1970/71年録音の方が有名で入手可能でしょう。これが趣味の関連聴き。

LONDON POCL-4398Debussyの自分なり(愉しみな)宿題は、先のモニク・アースRavel /Debussy(ERATO)、早世した独逸の名匠ヴェルナー・ハース(中途半端収録”名曲集”みたいなもの棚中に有)。あまりに存在の大きなベネデッティ・ミケランジェリ(DG)は恐れ多くて、安易にCD取り出せぬ状態数年続いております。(以下の小澤盤聴いたあと、さらに追加)Debussy ベルガマスク組曲/ピアノのために/Ravel 夜のガスパール/ソナチネ/高雅で感傷的なワルツ(ノールブル、センチメンタルな・・・というのが雰囲気出ていると思う)〜フリードリヒ・グルダ(1953/57年)・・・不遇であった英DECCA時代、現在ではDOCUMENTS10枚組にほぼ再収録されている音源。これがオーソドックス正確でありながら、自在に浮き立つような”ノリ”、流れの良さを感じさせる、素晴らしい演奏也。アルゲリッチの師匠なのだな、そう納得できるような陶酔が記録されております。最高。音質も悪くない。

今朝、 88697691002Mussorgsky/Ravel 編 組曲「展覧会の絵」(1967年)/Britten ヘンリー・パーセルの主題による変奏曲とフーガ(1968年)/Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」(1967年)〜小澤征爾/シカゴ交響楽団・・・エエですね。「間」の少ない、いかにも生真面目、細部描き込んで前のめり高いテンション連続。元気な若者然として溌剌、オーケストラの威力も凄い・・・45年前とは思えぬ音質鮮度、とは昨年2012年9月のコメント。あまりのテンションの高さ、強烈な爆発に少々ボリュームを落としたくなるほど”抑制”がない”タメ”とか”味わい”とは無縁ストレート系若さの爆発!オーケストラはもの凄く上手くて、「展覧会の絵」の輝かしさはもちろんのこと、「禿山」のトランペット(正確な)トリルも初めて聴いた手応え有。「青少年のための管弦楽入門」(解説なし)もオーケストラの技量を前面に出して凄い集中力でした。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

週末休み。昨日は名古屋市内へ健康診断、春の簡易版。ナビを使って社用車にて出掛ければ職場に戻る必要有、わざわざバス〜地下鉄〜名鉄〜徒歩を活用したのも、そのまま帰りたいから。転居以来ヤクをやめているせいか、血圧高いなぁ、数年前の状態に戻りました。尿酸値の結果見て、通院再開必要かも。栄の地下街にて(飛び込み安易な)遅い昼食喫するが、これが不味い、なにより(例の如し)”塩”がキツいのは風習でしょうか。そのまま散髪〜(女房殿と連絡取って)バス移動にて大型銭湯(温泉)〜帰宅して、ご近所焼肉ビール少々、頼んだ枝豆にも信じがたいほどの”塩”が・・・あきまへんて、こんな食習慣は。今朝、ウォーキングは”やや簡易版”実施。

今朝、ヤフオクつながりません。パスワードを求められ、入力しても弾かれます。これって一連のトラブル余波?ま、ワタシのは出品売れ残り2枚のみ、細々と続いていただけなのでいまのところあまり問題なし。(小一時間で回復済)昨日、NTTより光回線の請求が来て、あれ?カード決済手続き済んだはずなのに、と思ったら、基本回線料とはまた別らしい。とにかくNTTはわかりにくい、基本回線料+光回線料+Yahoo!BBのプロバイダ料でけっこうな金額になるんじゃないか。一年経ったら見直しましょう。ご当地のケーブルテレビ回線は、以前の尼崎時代よりけっこう高かったので、電話回線ネット契約に戻したのは失敗だったのか。

久々、Mahler 拝聴しております。BrucknerとかWagner、LP時代価格も高かったし、なんせ直径30cm巨大な迫力+重量もあって”いかにも豪華贅沢品!”印象抜けず、全集所有することそのものが嬉しい!気分抜けませんでした。その辺りのことは(ラスト更新2008年)「贅沢三昧」シリーズに執筆済(お恥ずかしい)。その後、5年間どーなったかというと(1)価格下落による怒涛の全集(オトナ)買い(テンシュテットに至っては再購入)(2)歴史的音源の処分(ほぼ、キレイさっぱり。残はワルターくらい?)(3)ネットよりパブリック・ドメイン音源の入手 (4)ネットより大量の放送音源入手+自主CD化(おそらくMahler がもっとも頻度高い)〜(さんざん処分しても)現在正規盤DC全集だけでも10種ほど?+自主CD大量(更にデータのまま眠って聴いていない音源多数有)・・・って、Mahler の作品って長いからそんなに聴けませんって、ノーコーなもの多いですし。”所有すること”のみに意味ありませんよ。小判どっさり貯めて、床下に埋めた信楽焼の壺から夜な夜な取り出して磨いている・・・みたいなものか。

DG 435162-2 オークションにて13枚組5,500円ほど(総経費込)で入手レナード・バーンスタインのDG全集は現役です。こちらのほう(「大地の歌」抜)がちょっぴり安いか。この全集を入手したのは2008年12月オークションにて、盤面ケースかなり危うい傷だらけ(再生問題なし)13枚組5,500円ほど(総経費込/DG 435162-2/豪華プラケースがジャマくさい)入手したもの。現在相場でも安いけれど、贅沢でしたね、当時。購入当月から意欲的に聴いておりますね。通勤往復時間配分ぴたり!Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1987年)って、今から考えると夢みたい(現在通勤時間往復10分)。ポータブルCDプレーヤー愛用時代(つい最近迄)でした。

Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜レナード・バーンスタイン/ウィーン・フィル(1987年フランクフルト・ライヴ)・・・重い、バーンスタインの個性が前面に出過ぎ、とのご意見も有。未だに多くの支持者を得ている旧CBS全集録音の”若い勢い”に欠ける、といった声もあります。作品がこんな濃密な演奏を求めていて、ウィーン・フィルのサウンドがセクシー、おそらくは録音を前提としたライヴ収録はマイクをあちこち一杯立てて、ゲネプロから録音寄せ集めしたのでしょう、細部パートの様子がよく見えて鮮明です。この厚み、粘着質な表現、落ち着いたテンポ設定に違和感なし、聴くたびに納得いたします。著名なる第4楽章”アダージエット”の静謐な美しさのみならず、冒頭第1楽章「葬送行進曲」の充実した出足、少々喧しい第2楽章「嵐のように荒々しく動きをもって。最大の激烈さを持って」も納得できるバランス、第3楽章「レントラー」の優雅なテイスト、終楽章の明るさにも違和感なし。美しい、これが標準演奏なのか、という手応え有。

終日、な〜んもせず、ぼんやり。夕方、ご近所大型ショッピングセンターに出掛け、本格風カレーをいただき、残念な結果に。(焼きたてナンは美味しかった)いつもいつも「しょっぱい!」と文句ばかり書いているので、BBSにて地元の方より苦言もいただいております。もしかしたら、日本中どこにいっても似たような食文化に至っているのかも。ちなみにBBSにて言い訳したことを再掲。

”基本、新参者の愚痴と聞き流してください。名古屋名物、味噌おでん、味噌カツ、もつ煮、あんかけスパ辺りの話題ではないのです。転居以来ほぼ喰う機会はありません。庶民が一般に、日常食べる(主に外食)の話題、ワタシが通える安いお店の話なんです。そりゃ、湯水のごとく壱万円札使えれば別でっせ、ご近所の話題と考えてください”
NAXOS 8557883ようやく青息吐息【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新。ヒマと時間は潤沢ですから、居眠りばかりしなけりゃ、ちゃんと音楽聴くことは可能なんですけど。Bach /ストコフスキー編 管弦楽組曲第3番〜第2曲「G線上のアリア」/カンタータ第208番〜アリア「羊は安らかに草を食み」/フーガ ト短調「小フーガ」/シェメッツ歌曲集〜甘き死よ来たれ/カンタータ第4番〜イエス・キリスト、神の子/ヨハネ受難曲〜第30番「すべては成就した」/教理問答書コラール〜第13番「われらみな唯一なる神を信ず」/オルガン小曲集〜「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」/パッサカリアとフーガ ハ短調/ストコフスキー 2つの古い典礼歌の旋律/Handel オラトリオ「メサイア」第1部〜ピファ(田園曲)/Purcell 歌劇「ディドとエネアス」〜「私が土の中に横たえられた時」(ディドの嘆き)〜ホセ・セレブリエール/ボーンマス交響楽団(2005年)・・・SP時代からステレオ録音迄、ストコフスキーによるグラマラスな”演奏”によって馴染んできた作品。これがセレブリエールのしっとり誠実、ていねいな演奏に掛かるとイメージ一新!静謐かつ敬虔な世界が延々と続いて、21世紀に残すべき価値あるものだった、確信したものです。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

一日サボって悪くなった頭慮ってウォーキング再開、快晴、朝の空気は爽快です。この辺り、環境も良いしね。左膝は違和感程度、痛みは消えました。ウォーキングなら不自由なし、もう一歩で以前の調子だな。本日、一週間のお仕事締めくくって健康診断に向かいましょう(体重増間違いなし)。直帰できると良いんだけれど・・・そうもいかん雰囲気です。そろそろ床屋にも行きたいし、大型銭湯(膝対策)にも行きたいところ。ここのところ結果的に飲酒機会なし。

そういえばYahoo!のパスワード流出したらしい。数日前とは報道内容変わっているから、ほんまに大丈夫なんか。強制再設定、みたいなことが新聞に載っていたけれど、ワタシのところには案内ありまへん、ってことは、大丈夫やったということかいな。

チェリビダッケのBrahms を聴いて、旧録音(処分済)も再聴したいな、と思っていたら、ネットよりデータ入手出来。久々に拝聴いたしました。Brahms 交響曲第1番ハ短調〜セルジウ・チェリビダッケ/イタリア放送(RAI)ミラノ交響楽団(1959年)・・・RAIのオーケストラはその後、統合合併したんでしたっけ。(相変わらず)ぱっとせん音質やなぁ、以前はこんな音源でも有難がって聴いていたのか。晩年の録音に比べテンポ設定云々ばかり言及することが多いけど、颯爽とした風情、細部描き込み、テンポの自在な扱い、最終楽章の追い込み、その辺りはあまり変わらないじゃないの。それなりに著名な音源なので、ネットにて幾つか言及検索可能、RAIミラノ響のアンサンブルを手厳しく批判されているものもありました。そうかなぁ、ベルリン・フィルとは(響きの厚み、各パートの自発性、色気など)比べられぬけれど、けっこう頑張ってませんか。いずれ、ベルリン・フィルと上手くいかなくなって、カラヤンにその座を奪われ、けっして一流とは評されぬオーケストラと頑張っていた時代の記録であります。

ここ一週間ほど一生懸命(手間隙掛けて全集分)データ・ダウンロードしてたけれど、ちょっとガッカリ、音質的に。すっかり贅沢になっちまいました。もう虚心な若い精神には戻れぬかも。

Hyperion CDS44351Chopin Fantasy in F minor, Op 49/Ballade No 1 in G minor, Op 23/Ballade No 2 in A minor, Op 38/Ballade No 3 in A flat major, Op 47/Ballade No 4 in F minor, Op 52/Introduction and Rondo in E flat major, Op 16/Rondo in C major, Op 73〜ギャリック・オールソン(p)(1990-2001)・・・Arabesque原盤Hyperionの全集より。結論的にルービンシュタインを聴くことが多くて、それはなんとも云えぬ”華やかな粋”を感じさせるから。一時、ハラシェヴィチのローカルな演奏が気に入って、10枚組を求めたけれど、主に技術的な問題が気になって処分済。こちらテクニック流麗なことは前提、明朗闊達健康的な風情であります。これが現代(いま)風ですか?Chopin はあまり幅広く聴いていないので、嗜好も含め判断はなんとも・・・といったところ。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

いくらマイナー部門のユルい担当とはいえ、それなりに緊張やストレスも有、今週は行事対応もあって疲労感もあります。本日、久々ウォーキング休止、ここ数日、どーも熟睡感がないのだな。朝、とても涼しくて、昼間30度を超える気温との落差(べつに炎天下にて働いているワケじゃないにせよ)も気になるところ。本日、目先の宿題は溜まっていて、明日、昼から指定病院にて健康診断、そのまま帰宅なので、もう今週完了は目処が立っております。毎週毎日、先々の展望というより、眼前の課題をひとつひとつクリアしていくこと、そんなこんなで30数年経った・・・みたいな感じやな。先読みとか計算とか、できない性格なんだよね(段取りは組むけど)。ま、しかたがない、人生反省しても後悔しないことが肝要。

TELARC CD-80729  10枚組2,886円にて入手/廃盤ですか? Mozart 交響曲第34番ハ長調K.338〜チャールス・マッケラス/プラハ室内管弦楽団(1988年)・・・この全集が自分のリファレンス、なはずなのにちゃんと聴いていない自覚有。プラハのなんとか城での録音は適度な残響、このオーケストラ特有のやや硬派な芯のあるサウンドと相まって、ヴィヴィッドな勢いが爽快です。旧態な世代の大柄な世界とは異なるけれど、古楽器系とはまた異なる、ひとつのモダーンな(けっこう厚みのある)世界。たしか通奏低音入り?のはずが、な〜んも聴こえまへん。終楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の躍動は大好きなところ、演奏会のアンコールに時々登場いたします。

Chopin スケルツォ第1番ロ短調/第2番 変ロ短調/第3番ハ短調/第4番ホ長調〜ジョナサン・オシュリー(p)・・・Jonathan Oshryのサイトよりダウンロード。出てこんなぁ、このピアニスト、サイトで検索しても【♪ KechiKechi Classics ♪】ばかり。腕が立つからといって理想のChopin 出来上がり!保証されるわきゃなし、音質良好、切れ味最高。でも虚しさをちょっぴり感じました。今朝、Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜ジョナサン・オシュリー(p)/伴奏者不明(!?)・・・こちらのほうが作品的に彼の個性に文句なし、似合っている感じ。

Khachaturian ヴァイオリン協奏曲〜レオニード・コーガン(v)/ピエール・モントゥー/ボストン交響楽団(1958年)・・・こりゃエエなぁ。アルメニア(でしたっけ?)の土俗的クサい旋律横溢、これを端正、しっかり強靭、生真面目にテンション高く奏して下さって、むしろ洗練された味わい溢れます。音質もよろしいし、モントゥーも(当時馴染みなかったであろう)作品をしっかりフォローして感銘深く拝聴いたしました。種々4種ほどあるらしい初演者オイストラフより良いかも。

では、行ってきます。

運気乱高下なる一日。我が職場愛機「7」マシンはEXCELもIEのバージョンも混在して、なんかネットワークと相性悪くて、よう落ちるんだよね。たっぷり4gbもメモリ積んで。せっかく作った資料途中で落ちて、これが「下」。それでもなんとか懸案の資料が上がったのが「高」。また、消費者に直接お詫びに出掛けなくっちゃいけなくなったのが「下」、昨日アカンようになったGoogleカレンダー職場にて何故か快復したのが「高」、例の消費者に直接電話して約束の時間を取ろうと思ったらボロカスに言われ不快極まった「下」、もとよりムリ難題で回ってきたお仕事(お詫び)、結果行ける状態ではなくなって、お休みが保証されたのは「高」・・・

人生いろいろでっせ。ACER Aspire AS5750(7→8へ)はなんとなく調子よろしくなく、Chrome再インストールしたり、ウィルス対策ソフト替えてみたり、そうしたらなんかとってもヤバくなって(「下」)、いろいろいじっているウチになんとか戻って「高」・・・明日、夕方健康診断にて外出、そのまま週末休みでっせ(乱高下の「高」)。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

昨日の行事はいくつかピンチ(例えば予定の人数より来客が多くて資料が足りないとか)はあったけれど(周りの期待通り)落ち着いて、スケジュール調整、全体運用できました。そこはヴェテランのワザでっせ。結果的に酒席はなし(本日あるかも)、後かたづけしてさっさと帰宅、半日立ち詰めの(午前中も準備があった)お仕事、膝には相当の負担が・・・今朝のウォーキング時、少なくとも悪化はないことを確認出来。昨夜のテレビ番組にて”ウォーキングすると頭が良くなる”旨検証結果有、ワタシのはちょっと時間が短いのと心拍数も上がりきっていないかな?それでも佳き習慣なのでしょう。

なぜか昨夜も睡眠不如意、というか眠り浅い感じです。ほんまに連日快晴、昼はかなり気温は上がっているけれど、朝晩爽快、この辺りは空気は澄み切っております。

DECCA 4555552 こんな立派なボックス持っておりまへんWagner 楽劇「ラインの黄金」(後半)〜ジョージ・ショルティ/ウィーン・フィル/ウィーン国立歌劇場合唱団/ジョージ・ロンドン(ヴォータン)他(1958年)・・・ステレオ初期にこんな(演奏内容も音質技術も)名録音が登場するとはねぇ・・・既にパブリック・ドメインに至っていて、トラック分けもなくCDR2枚分に保存したもの(すっかり存在を忘れておりました)。目の醒めるようなクリア、奥行き空間、臨場感たっぷりの音質に仰け反ります。ウィーン・フィルにはエラく評判の悪かったらしいショルティは、明快かつ切れ味鋭く、メリハリ強烈なもの。茫洋として巨魁、曖昧模糊とした響き〜旧世代とは一線を画して、新時代の表現だったのでしょう。歌い手表記ロンドンのみ、というのは手抜きすぎだけれど、どれも若い頃から刷り込まれた”Wagner歌い”の貫禄イメージそのもの。

英DECCAの録音思想がよく出ていて、擬音の位置関係存在が目に見えるようなんですね。これは各パート特異に浮き立たせる技術の流用なんでしょう。弦、金管(+ティンパニ、打楽器。もちろん声楽前提)の迫力は(シロウト耳には)いつもの艶+強烈な迫力が加わっていると聴きました。つまり、ショルティとウィーン・フィルは相性がよろしい?(当人の意思とは別に)ラスト「神々の入城」はよく管弦楽版にて聴く機会はあるけれど、声楽あってこそ・・・という大団円の感慨深いもの。

本日も細かい実務上のちょんぼ(ごめんなさい。素早い)修正フォロー、昼から取引先との商談も和気藹々と徐々に先が見えてきました。

気になったこといくつか、ネット、パソコン系なので、誰も興味ないかも。ああ、その前にCDオークションの売れ残り@150也(+送料80円)一枚売れました。こうしてぼちぼち動いてくださると嬉しいなぁ。閑話休題(それはさておき)、2月に異動転居が決まってから、試しにGoogleカレンダー使ってました。ま、スケジュール管理やらお仕事作業管理にはけっして便利とは思わぬし、スマートフォン持ってませんから。それでも自宅(「7」のカンレダー機能)、タブレットPC(アンドロイドのカレンダー・アプリ/転居してから使う機会はほとんどなくなった)、そして職場のブラウザ、上手いこと同期してました。

ところが!本日、急に職場のブラウザ(Chrome、IEとも)”Googleカレンダー”機能表示不能となりました。職場マシン、ネットワーク設定はセキュリティ上いろいろ制限が掛かっていて、例えばアダルトサイトは見られない(当たり前!見ている奴いたんだろうなぁ、かつて)、Webメールも使用不可(2年ほど前はgメールが使えたけれど、ある日突然あかんようになった。現在なぜかYahoo!メールが使える)、”Googleドライブ”は使えるんですよ。そして本日、昼過ぎに・・・なぜか・・・急に、カレンダーはアウトに。

ま、そろそろ潮時だったんだな。職場ではスケジュール共用ソフト(なかなかようできている)必須となっていて、ネット上カレンダー同期はできぬ単体ソフトだから二重記入はメンドーだったんです。もとより、超・整理手帳はお仕事物量測るには最適なんです。いつも携帯すれば記入付箋変更自由自在だし。先ほどリフィル印刷しました。そろそろ真面目にお仕事再建いたしましょう。5,000円以上する高級カバー付けているし。

スケジュール管理はお仕事の内容そのものです。ツールは手帳に限らないけれど。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

眠りが浅い、というか妙な仕事絡みの夢を見て、なんのことはない、ここ十数年(年2回)繰り返している似たような行事対応なのに、知らず緊張しているみたい。異なるのは、ここ数年、段取監督点検進行調整役だったのが、ほとんど自分で一から十迄実務対応していることです。お仕事の質は変わって+(本日来賓の)お相手とはまだまだ顔見知り程度、毎日のようにお仕事ちょんぼフォローの連続、まだまだ起動に乗っておりませんから。上手く乗り切って、ちょっぴりエエとこ見せぬと、ヴェテランとしてカッコ付きまへん。東京本丸、メーカーさん、こんな小さな取引額担当なのに、びっくりするほど応援に駆け付けてくださいます。感謝。

残業はほぼ0な毎日、ほぼ職場朝一番乗りだし、もともと残業いっぱいするようなお仕事質量ちゃいますって。前職場、出張+種々激務でもさほどに残業せず(その代わり昼休みはなかった/出張先ホテルでもお仕事していたっけ)快速処理+残業しないで解決する仕組みづくりに傾注してきました。残業手当が付く付かんの問題じゃなし(付かんけど)時間に余裕を作って音楽聴きたいんです。2時間ドラマも見たいし、読書もしたい。左膝快復70%弱、ウォーキング実施、患部を労りつつ膝周りの筋肉を鍛えぬとほんまの快復はありませんから。朝、ちょっと薄曇り、爽やかな春進行中。

http://randomclassics.blogspot.com/2011/09/karl-haas-and-his-london-baroque.htmlBach ブランデンブルク協奏曲第5番/第6番〜カール・ハース/ロンドン・バロック・アンサンブル(1952年)・・・Jean Pougnet(v)、Georges Tessier(v), Emmanuel Hurwitz(v)、Anthony Pini(vc)、Frederick Riddle(v)、 Richard Adeney(fl)辺り、錚々たる英国メンバー揃い。検索すると音楽日誌3度めの登場。やや遅めのテンポ設定、使用楽器が現代風であることを除けば、まだまだ巨魁なスケールで演奏されていた時代に画期的なセンスでしょう。リチャード・アデニー(1920-2010)って、数日前に聴いたサーストン・ダートにも参加していて、この辺り必須メンバーだったのだな。自主CDなのでフィル・アップはBach 管弦楽組曲第4番ニ長調〜フェリックス・プロハスカ(1912-1991)/ウィーン室内管弦楽団(1952年)・・・これと同じ音源かな?序曲が2種、付点リズムが異なる版を収録しております。これも、こんな時代にこんなスリムなサウンド、躍動感たっぷりだった、と感心するばかり。この人はオペラハウス一筋、LP初期廉価盤にばかり登場しているけれど、どれも立派な演奏です。音質は鑑賞に差し支えない程度。

さて、無事一日乗り切って、夜はきっと酒だな、知り合いがいっぱい到来するし。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

さて、新しい一週間開始。昨日は終日どんより眠く、な〜んもせず断続的に居眠り状態、今朝やや左膝状況改善、ウォーキングはいつものミドリガメご挨拶池一周へ。どんより曇りがち、肌寒い朝であります。明日、自分主催の行事有、本日より最終準備予定。さて、どーなりますことやら。本日、今月の営業成績が締まるけれど、おそらくは全然予算前年に届かず、というか、先を読むような仕組みになっていないのが虚しい。

ヤッシャ・ホーレンシュタイン(1898 - 1973)は、これといったオーケストラとの関わりを持たなかったし、録音もマイナーレーベルばかり、近現代のレパートリーを得意としたそう。LP時代より音質よろしからぬ廉価盤にて拝聴、VOXBOX CDX2 5529CD時代引き続き拝聴しておりました。(Mahler を除いてほとんど処分済)ところが、彼の音源はかなりネットで拾えるのですね。(例えばこの辺りR.Strauss 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/交響詩「ドン・ファン」/交響詩「死と変容」〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/バンベルク交響楽団(1954年)・・・このくらい収録のCDだったらあちこち出ていて+「メタモルフォーゼン」〜ホーレンシュタイン/フランス国立放送管弦楽団(1954年)迄ムリムリ詰め込んでしまうのが自主CDの醍醐味也。やや音質厳しいのをガマンすれば、オーケストラのコントロールに長け、けっこう賑々しい(往年のバンベルク交響楽団とは俄に信じがたいほど/ホルンの迫力!)ヴィヴィッドな演奏をたっぷり愉しめます。これはこれでOK。でもね

既に時代はパブリック・ドメイン音源自在に入手可能な時代へ。R.Strauss 交響詩「ドン・ファン」/交響詩「死と変容」/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/歌劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」〜ヘルベルト・カラヤン/ウィーン・フィル(1960年)・・・往年の英DECCA 録音、たしかLP時代からお気に入りでした。あるけれど、なんか高嶺の花的存在だったものが、CDR一枚に収めて未だ余裕有。先日「ツァラトゥストラ」に驚いたけれど、華やかなサウンド、例の如し語り口の上手い(若いころはそこに拒絶反応があった)演奏をたっぷり堪能できます。.mp3→.wavムリムリ変換自主CDでは音質水準など笑止千万(SACD出てるでしょ)かも知れぬが、すくなくとも日常拝聴するに問題ない、かなりの優秀録音でした。佳き時代になったものです。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

この時期、エエ感じの春なんだな。暑くもなく寒くもなし、爽やかな良い天気。今朝も(左膝への配慮もあって)ご近所超短縮版ウォーキング≒ほとんど気分転換程度実施。昨日もけっこう歩きましたから。坂が多いけれど、ご当地にも慣れてきて距離感がつかめるように〜歩くのは苦じゃないが、左膝の調子がこんなに悪化するとは・・・なんとかならんか。未だ引退するには若いつもり。

Brilliant Classics BRL93647早朝に相応しい音楽聴いております。Purcell 三声のための12のソナタ(1683年)〜ムジカ・アンフィオン(レミー・ボデ/山縣さゆり(v)/ライナー・ツィッペリング(ガンバ)/ピーター・ヤン・ベルダー(cem/org))・・・最近、思いっきり渋いCD処分したのはこのボックスがあったから。シンプルな編成、多種多様多彩な旋律の絡みあい、古雅な古楽器の響きは落ち着いて、瑞々しい味わいを基礎に躍動してリズム感もある。技術的にはここ20年ほどの進歩には驚かされます。音質もうっとりするほど新鮮。4楽章各々数分という短いというのも聴き易い。もとよりバロック音楽好き、Vivaldiの作品1(12曲のトリオ・ソナタ集)辺り、こんな感じが嗜好のツボなのだな、と自覚いたします。こちら英国音楽は仄暗いウェットな旋律が持ち味。

Bach 管弦楽組曲第2番ロ短調/第3番ニ長調〜サーストン・ダート/フィロムジカ・オブ・ロンドン/リチャード・アデニー(fl)(1950年台)・・・1957年録音のブランデンブルク協奏曲(ステレオ)はCD化されたこともあるし、なんだったらネットでも音源拾えます。こちら管弦楽組曲はCD復刻ないみたいですね。LPからCDRに焼いていただいた掟破りプレゼント(但し、パブリック・ドメイン)音質があまりよろしくないのは残念。これがやがて彼の弟子筋が次々と録音することになるノリノリ快速テンポ、躍動するリズムな古楽器系演奏の嚆矢となります。

Beethoven 交響曲第7番イ長調〜デイヴィッド・ジンマン/チューリヒ・トーン・ハレ管弦楽団(1997年)・・・意外と最近にARTE NOVA 74321 56341 2 1997年録音コメントしておりました。ここ最近、Beeやんはオイゲン・ヨッフムとかルドルフ・ケンペ辺り+古楽器のハノーヴァー・バンドにて、ちょっぴり愉しめるようになっておりました。世評さておき、彼の演奏が一番違和感なく、スムースに耳に入ります。尋常でないデモーニッシュなる情念!みたいなものを求めると、こちらスカみたいな演奏に聞こえるのか。軽快なリズム、スッキリとしたフレージングの処理、透明に洗練された響き・・・+時に(勝手な)旋律節回しの付加。最高。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

昨日はいろいろ良いことがあったな、粗末な夕食ともかく、寺尾聡主演の2時間ドラマも良かった(佐藤江梨子素敵)。夜半に女房殿大阪よりご帰還、生まれたばかりの甥夫婦赤ちゃん、可愛かったそう。本日は整形外科にて左膝マッサージ〜ご近所だからそのまま大型浴場施設に行こうかな。今朝はウォーキング超短縮版マンション周り一周+公園鉄棒にてストレッチのみ。今朝締め切りのオークション出品CDはわずか2件のみ落札有(最低価格一件)、このくらいのペースでもぼちぼち動いて下さったらそれでOK。今月無料出品枠終えていて、月火と出品無料キャンペーンだから、棚中整理しないと。

同曲異演盤たくさんある、という理由でオークションに出そうか、その前に久々確認を〜Bach パルティータ第1番 変ロ長調BMW825(から順繰り拝聴)〜マリア・ティーポ(p)(1991年)・・・1931-伊太利亜ナポリ出身、これが明るく軽快、洗練され、艶やかデリケートなタッチで魅了します。やや浪漫よりの表現ながら、美しく粒の揃った音色はまったく現代現役のセンス。こりゃ、処分なんてできんわな、いくらデザインがぱっとせんでも。若いころのVOX録音(Scarlatti/Mozart )は、馬の耳を持つワタシが売り飛ばしてしまったのでしょう。棚中に発見できません。

朝一番にて整形外科へ。オークションCDをコンビニにて送付処理しているうちにバスは(珍しく定時にて)出ていったみたい、ゆっくり散歩も兼ねて20分ほど?マッサージは相変わらず患部左膝のみ集中、せめて周辺の筋肉とかほぐしてくれんものか。散歩中思い立って、女房殿に(メール)朝風呂提案、一昨日行ったばかりの温泉(大型浴場)へ。整形外科迄辿り着けば、すぐ側なんです。30分ほどゆったり湯を堪能、帰りは、かなり路線を認識しつつあるバスにて帰ってきました。大阪での看病疲れからか、女房殿は夕方より持病のひどい目眩に苦しんで、こちら太り過ぎ左膝悪化、ほんま同い年夫婦はテレビ宣伝通り「女は7の倍数、男は8の倍数」〜ガタがきております。

COCQ-84481Bartok 管弦楽のための協奏曲(1963年)/Martinu 交響曲第6番「交響的幻想」/交響詩「リデツェ追悼」(1957年)〜カレル・アンチェル/チェコ・フィル・・・チェコ・フィルって所謂”上手いオーケストラ”じゃないし、録音も少々昔なので期待せずに聴いたけれど、予想大外れ。リズムのキレ、各パートの美しさ、充分聴き応えたっぷりの集中力演奏でした。音質もさほどに悪くはない。Martinuはモノラルだけど、例のにゅるにゅるサウンド、素敵なオリエンタル風?カッコ良い旋律、こちらのほうがいっそう愉しめました。すっかり忘れていたけれど、若い頃FMエア・チェックで一生懸命聴いていたなぁ、棚中CDはなにがあったっけ?探したら全集揃っていない・・・!

Martinu 交響曲第1番/第2番〜クラウス・ペーター・フロール/ベルリン交響楽団/ベルント・カスパー(p)(1989年)・・・現在は改名してベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団。こりゃエエなぁ、ありきたりの旋律じゃなくて、東欧の特異な音階が基本になっているんでしょうか。たしか、この人はチェコ出身、ほとんど海外(パリ、アメリカ、ニース、イタリア、スイス)で過ごしたんですよね。オーケストラとフロールは作品に対してやや冷淡?もうちょっと真面目に聴きこんでみましょう。第3/4/5番は持っていないのだな。なんとせぬと。多種多様な協奏曲もけっこう好きですよ。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

昨日、職場帰り(サンプル庫にタオルを発見)思い立って自宅と逆方向の大浴場(温泉?650円也)へ。膝はちょっと痛かったが、徒歩15分ほど。一人になるとシャワーのみ、味気ないものですから。マクドナルドで(要らぬ)セットを勧められ(50中盤のおっさんにポテトフライ必要ないって。中年ビジネスマンが一生懸命パソコン作業しておりました)、話題のパン屋に寄って2-3個入手(期待外れ、高いばかりで、さして美味しくない)バスにて帰宅いたしました。プチ贅沢でっせ。今朝、ウォーキング時の膝の成果は、残念ながらさほどに改善せず、通院一週間まずまず悪化していない、といったところか。本日、朝一番に連絡が来て、場合によってはお客様のところに夜、(組織代表として)お詫びに伺うかも知れません。お仕事だから仕方がないけれど、できればカンベンして。週末やし。

NIMBUS  NI1769昨夜の音楽。Vaughan Williams 雲雀は飛んでいく(マイケル・ボックマン(v))/オーボエ協奏曲イ短調(モーリス・ブールグ(ob))/Finzi クラリネット協奏曲ハ短調(アラン・ハッカー(cl))〜ウィリアム・ボートン/イギリス・ストリング管弦楽団(1987年)・・・1980年台、NIMBUSに大量の録音を残したボートンは最近どないしておるんでしょうか。寂しげなモノローグ風ヴァイオリンが高い空を飛び交う「雲雀」、剽軽かつ静謐なオーボエ協奏曲、艶消しのサウンド+リズムのエッヂを立てぬボートンのオーケストラは、英国勢の中でも個性的でありました。Finziのほうはやや劇的深遠な表情、アラン・ハッカーのヴィヴラート豊かな艶のある、瑞々しい音色は独墺系と一線を画すもの。この人ロンドン交響楽団の首席でしたっけ。終楽章の牧歌的かつ流麗な表情にもほっとさせるものがあります。音質極上。

Haydn 嬉遊曲第1番 変ロ長調「聖アントニー」〜シュトゥットガルト木管五重奏団・・・録音年不明(c)1989PILZレーベルCD 160 119。散々処分を繰り返した棚中在庫中、最古参のひとつ。メンバーはWilly Freivogel(fl)、Sigurd Michael(ob)、Rainer Schumacher(cl)、Friedhelm Putz(hr)、Hermann Herder(fg)。第2楽章がBrahms の変奏曲の元曲であって、歯切れのよい、快活な演奏ぶりは、音質ともども忘れ去られるにはもったいない音源であります。正規復活しておりますか?こんな入手難(というか誰も見向きもせぬ)CD、ちゃんと言及されている方もいらっしゃいました。

Schumann ピアノ協奏曲イ短調〜スヴャトスラフ・リヒテル(p)/ジョルジュ・ジョルジェスク/ソヴィエット国立交響楽団(1958年ライヴ)・・・わざわざ音質よろしからぬものを聴かんでも、とは思いつつ、これはなかなかの上出来ライヴ。オーケストラのクセのある木管などやや興醒めながら、ピアノは自在なる揺れ動き、感興溢れるノリ、繊細と剛直、強引なるラッシュと繊細なる抜き方、ヴェテランの説得力は聴き手をぐいぐいと引き込みます。Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜リヒテル(p)/コンドラシン/モスクワ・フィル(1968年ライヴ)・・・これは残された同作品録音中もっとも新しいものなのに、いまいちなる印象。

では、行ってきます。

午前中職場内肉体系労働(たまのことなので、楽しい)、昼からその残務(追加連絡)、合間にちょんぼ処理しつつ、取引先要請にて(かなり揉めているらしい)消費者ダイレクトお詫び対応へ名古屋駅付近へ。これが絵に描いたように丸く収まって、ものすごく感謝されました。誠実であること、相手の意向や趣旨を汲んで否定しないこと、伊達に齢(とし)行ってまへん!って、たまたまそんな時期に重なっただけですよ。同行した若いご担当が涙が出るほど嬉しい、と言っておりました。佳き一日でした。大阪に行っていた女房殿、おそらくは夜10時頃帰還予定。この間、ご当地味覚について云々してきたけれど、ご近所、吉野家でも同様の”塩辛い!”といった印象有、もうこれは自分の(舌)問題なのでしょう。反省します。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

今朝、痛む左膝を押してウォーキング再開。良い天気、空気は清々しく、この辺りが一番気持ちのよい季節でしょう。杁ケ池のミドリガメ元気いっぱい+姿は見えぬ懐かしい鳴き声は食用ガエルじゃないのか。外来種オン・パレードじゃないの。昨日半分サボって、本日お仕事キモチよろしく、再開いたしましょう。

今朝の音楽はMozart ロンド イ短調K.511/あなたを忘れられましょう?K.505/ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453〜クリスティアン・ベザイデンホウト(fp)/キャロライン・サンプソン(s)/フィリップ・ヘレヴェッヘ/シャンゼリゼ管弦楽団(2009年ライヴ)・・・どこかの放送録音をネットダウンロードしたもの。昨日のピエナール同様、南アフリカ出身の俊英は1979年生まれ。古楽器の演奏個性は量を聴いていないし、各々の違いをはっきりコメントできるほどの理解に非ず。但し技術的洗練は前提、新しい未知のものにトライ!といった力みはすっかりなくなって、作曲された当時の器楽、スタイルを上手く活かしてしっとり、味わい深いものを創りだしております。春の野を軽やかにステップするようなト長調協奏曲K.453、BCJの録音にも参加しているサンプソンとフォルテピアノ、古楽器オーケストラの雅な絡みあい(K.505)は筆舌に尽くしがたい愉しみであります。ロンド イ短調はワタシがもっとも好きな作品のひとつ。哀しみが底抜け、涙も出ないといった風情でした。

では、行ってきます。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

睡眠が浅い自覚有、本日久々早朝ウォーキング休止。体調はよろしくありません。起床時の腹筋+腰の屈伸のみ継続実施。毎日、徒歩5分の通勤、狭い範囲で暮らしていて、おそらくそれは”視野狭い社会で暮らしている”ことをいっそう自覚させております。転居未だ2ヶ月ほど、ようワカラんビミョーな職場の人間関係+取引先との関係であります。日常違和感さほどないくらいには至ったが(この年齢にてナニだけれど、おじさん同士)仲良しはできんなぁ、若い連中は一緒に昼食に行ったりしているけれど。話し変わって、橋下市長の発言はちょっとマズかったですね、いったい狙いはなにか、本音か。きっと誰も支持はできなくて(とくに女性)「維新の会」の賞味期限は近いでしょう。じゃ、やっぱ自民党かよ、他に選択肢なくて、というのもなぁ。いずれ、商売している身としては景気の快復を実感できぬ毎日であります。

ゲーザ・アンダ(p)によるピアノ協奏曲全集は20年前壱万円以上にて入手、数年前盤面不良を発症して、廃棄+処分してしまいました。世評の高さに驚きます。ぼちぼちパブリック・ドメイン音源が出現して、再拝聴可能になってきました。MOAZRT ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453/第21番ハ長調K.467〜ゲーザ・アンダ(p)/カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク・モーツァルテウム(1961年)・・・こうして見ると”永遠の初心者”(=ワシ)にはムズかしい演奏かもなぁ、”ひときわ地味でオーソドックスに思えた”というのも(当時)妙な感想、弾き振りのバックも含め、アンサンブルの完成度より演奏者の個性が前面に出たものでしょう。ピアノはかなり自在に浪漫の香り漂う、豊かな表情であって、”大きなMozart ”といった入念なる演奏(神経質緻密に非ず)。オーケストラもなんともローカル、ほっとするような暖かいテイストがあって、リンク先情報によるとノリントン時代に至ってその風情は消えた、とのこと。最近、彼(か)の団体(カメラータ・ザルツブルク)の録音は聴いていないので、なんともわからない。

一瞬、休もうかと思ったが、いくらお仕事ヒマとはいえ、倦まず休まずというのがサラリーマンの鉄則也。ここ2日忙しかったけどね、なんとなく。がんばって出勤いたしましょう。

とくべつにどーの、ということでもないが、どんより体調優れず、午前中するべきことを(かなり)こなして、昼から辞去、ゆっくりさせていただきました。女房殿は母親を心配して大阪へ。転居2ヶ月で3度目、ま、名古屋-大阪は近いですから。近鉄を利用したら運賃も安いですし。明日から気持ち引き締め直して、朝のウォーキングから再開しましょう。

ここ数日聴いた音楽の落ち穂拾い。Beethoven 交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1963年)・・・5年ほど掛けてBeethoven 全集を処分して、いつくつか定番として棚中残したもののひとつ。苦手系作品のひとつだけれど、元々子供の頃より馴染みの旋律、数年前の生演奏体験以来、久々目覚めているところ。CBS時代のバーンスタインの音はちょっと厳しいですねぇ(ドンシャリ刺激的)。溌剌とした推進力、細部仕上げはやや粗く、第3楽章「農民達の楽しい集い」第4楽章「雷雨、嵐」のテンポ設定はやや恣意的、第1楽章「田舎に到着したときの晴れやかな気分」終楽章「牧人の歌-嵐の後の喜ばしく感謝に満ちた気分」にはちょっぴり急いた印象もあるけれど、名曲は名曲として、しっかり受け止めました。

けっこう感動したな、以前のエエ加減なコメントも書き直さなくっちゃ。

もう一発。GIBBONS 鍵盤作品全集〜ダニエル・ベン・ピエナール(p)(2006年)・・・1975年南アフリカ生まれのイケ面ピアニスト。なんどか来日しているらしい。GIBBONS(ギボンズ 1583 - 1625)って、グレン・グールド辺りクールな演奏を聴いて素敵だな、って思っておりました。現代ピアノで味わうCD2枚分也。これがなぁ、淡々として味わい深い旋律連続・・・に間違いないけれど、ピアノそのものはフツウというか、仕上げが甘いというか(音色もさほどに美しくはない)、これってグレン・グールドの刷り込みですか?ちょっと飽きるというか、これだけずっと集中するのはツラい感じ。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

良い天気続きます。朝夕は快適だけど、本日昼は30度Cに至るらしい。今朝、ミドリガメ大量棲息(キモチ良くない)なる杁ケ池は避けて、ご近所坂道一周のウォーキング済。昨日は朝一番より先週末のミス・フォロー作業+金曜日一日職場を空け、そのまま週末に至った”残務”処理。ちょっぴり不安だったけど、夕方ネット配信される学習会+その後の某課題少人数打ち合わせも含め、それなりクリアできました。少しずつ、ちょっぴり自分の立ち位置(役職ではなく)処遇が固まってきたのかな、とも感じます。

体調まぁまぁ。左膝もちょっとずつ軽快へ。数年苦しんだ両肘”マウス腱鞘炎”は職場純物量的なOA作業減少によって、改善しつつあります。つい数ヶ月前迄、それこそ腕が痺れるくらい膨大な作業(猛スピードにて毎日)こなしておりましたから。営業数値はぼろぼろ(というより先行き読めないのが大問題なる職場)です。

一昨日夜はテレビにて映画(「突入せよ!「あさま山荘」事件」「探偵はバーにいる」〜2本とも歯応え充分)ハシゴ、昨夜も(ちょっぴり残業)+テレビドラマ連続見ていたので、ほとんど音楽拝聴せず。MMS-2167Vivaldi 調和の霊感 作品3〜ワルター・ゲール/フランクフルト室内管弦楽団/サシュコ・ガブリーロフ(v)他(一部拝聴)・・・ワルター・ゲールが亡くなったのが1960年、これは1950年台のモノラル録音也。自主CD化の初期産物か、懐かしいコンサート・ホール・レーベル音源(MMS-2167)となります。音質は良心的、当時としては小編成清潔なサウンドであった・・・と類推可能。但し、リズムはユルいし、テンポゆったりめ、アンサンブルもぱっとしない、節回しも昔風、サシュコ・ガブリーロフも(最近の古楽器演奏を聴き慣れた耳には)ヴィヴラート過多+スタイルが微妙に浪漫寄り〜違和感たっぷり。それでも時々、妙に聴きたくなる。後ろ向きに不思議な音源也。

Debussy 夢想/ベルガマスク組曲「映像」第1巻/「映像」第2巻〜ゴードン・ファーガス・トンプソン(p)(1989年)・・・ASV原盤BRILLIANT全集。BRILLIANTがうんと安かった時期に棚中定番として揃えたもの。英国のピアニストらしい。ベネデッティ・ミケランジェリ辺りに慣れた耳には、ずいぶんと抑制を利かせ、さっぱりとした語り口、淡彩繊細なる演奏であります。華やかではないが、技術的に優れるのは当たり前。これなら朝に聴いてもおかしくない。では、行ってきます。

昨夜遅くに重大案件メールがケータイに入っていて、午前中の外出(商談)ナビがあるのに迷ってやや苦戦、昼から諸トラブル処理に掛かりました。”お仕事の物量”が測れなくなっているんだよね、ま、夕方までに当初狙いのお仕事全部クリアできました。快速処理をウリにしていたんだけどなぁ、ちょっと切れ味鈍ってますか?来週の(自分主催)行事の準備、多くのメーカーさんや東京本丸の担当に支えられて順調です。

昼は30度を超えたらしいけれど、事務所は快適エアコン入り。左膝の調子は相変わらず。大阪の婆さん入院したそう。女房殿はまた大阪行きです。

これはUCCA-3175Bach ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV1049/第6番 変ロ長調 BWV1051〜ルドルフ・バウムガルトナー/ルツェルン音楽祭弦楽合奏団/ハンス・マルティン・リンデ、テア・フォン・シュパール(リコーダー)/ヴォルフガング・シュナイダーハン(v)/ウルリッヒ・コッホ、マルティン・フィッシャー(va)/クロード・シュタルク(vc)/ラルフ・カークパトリック(cem)(1960/59年)・・・旧録音。もちろん現代楽器使用、腕利きばかり揃えて、時代遅れの風情まったく感じさせぬ引き締まったスタイル。音質も現役ぴかぴか。文句なし。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

さて、なんとなくスッキリしない、先週のお仕事残務を抱えての新しい一週間開始。範囲の狭い、しかも自分だけ、全体への影響少ないお仕事なのに、未だコントロールできていない(全貌が見えていない、というより見えれば見えるほどヘンな歴史にハラが立つ)ことにイラついております。左膝は65%程度?の快復、じっとしていても軽快しないのがツラいところ、今朝も快晴・杁ヶ池公園ウォーキングしたけれど、ミドリガメ(かなり巨大なのもいる)大群が美しくないので、コース変えようか?と考えております。トンデモない数量生息しておりますね。殖えたのでしょう。なに喰って生きているのか。他巨大な鯉もおりました。

CDオークションは新しくマタチッチのBruckner4枚(厳選在庫なんだけどなぁ)出品しておきました。昨日迄売れ残り、ぼちぼち動いていて毎週1件ほど落札有、じわじわ減っていくのって理想です。膨大なる音源コレクターが、タブレットPCにてダブり買い防止に実力発揮との記事、なるほど。中学生時代より現在迄(同世代だから)四拾余年、音源入手度にメモが残っていて、それをデータ化したらしい。ワタシも20年ほど前?データベース作っていたなぁ。ここ10年ほど?購入時のレシート現物に挟んだり、オークション入手時には付箋紙メモ(金額と購入日)を入れております。BOOK・OFFの値札をそのまま貼っているものも多い。

もう滅多にCDは買わないから”ダブり買い”の心配皆無、しかしデータベースは欲しいところ・・・って、じつは10年ほど前より「音楽日誌」最下段にGoogleサイト内検索導入して、少なくとも聴いたもの、言及したものはすべて検索できるようにしておりました。ま、聴いていないもの、言及していないものもたくさんあるのは前提。嗜好は偏っているから、通常のGoogle検索でも【♪ KechiKechi Classics ♪】出現は多い、って、あれってアルゴリズムにて使用者の頻度順に出ているんでしたっけ。とにかく検索での発見は日々、驚くことばかり。記憶力の減退は驚くほど。

Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ダヴィッド・オイストラフ(v)/キリル・コンドラシン/ソビエト全同盟ラジオ・テレビジョン大交響楽団(1952年)・・・これって(通称)モスクワ放送交響楽団のこと?ネットよりオイストラフ関係の音源ごっそりダウンロードして、この辺りの著名作品は後回し(放置状態)になるんですよね。なんせ後年の音質状態のよろしい音源ありますし、作品も馴染み過ぎだし。今週出張用にiPodに音源仕込み直し、一応入れておきました。(CD読み込みより、iTunesの当該フォルダにファイルぶち込んだほうがずっと速い)もちろんモノラル、ソロ前面の大昔風収録、オーケストラは奥に遠い感じ。これが細部入念を極めた描き込み、豊満な美音+アツい激情が加わって聴き流せぬテンション連続であります。帰宅後自主CD化して、今朝、改めて自宅コンポにて再確認しているところ。コンポだと音質問題いっそう気にならない・・・(この音源は、1950年とか1951年とか、微妙に情報が曖昧)


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

整形外科処方の”ロキソニンテープ”(抗生物質なんでしょ?)+マッサージの成果か、左膝かなりの快復、60%程度。朝のウォーキングには少々ツラいが、日常生活上には不自由ない程度の痛みとなりました。自然治癒は期待できなくて、柔軟性確保+膝周りの筋肉を鍛えるしかないので、この程度ならガマンいたしましょう。昨夜、ご近所焼鳥屋さん初訪問(なかなかフツウでよろしい)〜ショッピングセンター迄散歩がてらお買い物、車なし、歩行不自由となるとますます引き隠り傾向加速気味です。今朝、雲ひとつない快晴、ちゃんとウォーキング実施、日差しかなり強く、杁ケ池には大量のミドリガメ(けっこう大きい)が浮上し、ついには甲羅干し迄・・・ありゃ気色悪いなぁ、小魚は全部喰われたかも、って肉食ですか?

一昨日出張中、昨日聴いた音楽の前に、今朝のがあまりに強烈だったので・・・Bartok 弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽〜エフゲニ・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1965年ライヴ)・・・あまりに著名なる録音であり、なぜかあちこち衣装を替えてCD化されたもの。(一部1968年表記があるけれど、誤り)リアル、生々しい鮮度を誇る音質であり、ライヴならではの緊張感+ライヴとは信じがたいアンサンブルの集中力であります。尋常ではない恐ろしい空気が伝わりました。後半に向かうほど加熱して、音楽終わった途端まばらな〜やがて熱狂的な拍手へと至ります。当時、このオーケストラは驚異的なアンサンブルやったんやな、所謂・露西亜風な先入観じゃなく、怜悧かつ洗練されたサウンド+先鋭な集中力を誇って、モスクワ系大爆発オーケストラとはテイストが異なっております。

SXL2107 LPの装幀Tchaikovsky バレエ音楽「白鳥の湖」(全曲?1958年)/ロココの主題による変奏曲(モーリス・ジャンドロン(vc)1953年フィッツェンハーゲン版)/交響曲第6番ロ短調「悲愴」(1956年)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団・・・「白鳥の湖」はLP時代豪華装幀、決定版と評価されたもの。貧しいサラリーマンの息子には高嶺の花であって、カタログにて眺めるばかり。当時LPは高価贅沢品であって、安易に選定できなかったもの、それ故”評論家”のご神託に権威があったのでしょう。もしかして初耳かも。変奏曲ともかく「悲愴」の存在はパブリック・ドメインに至って初めて知ったもの。ユーザーレビューの感想が泣かせる・・・曰く

アンセルメの悲愴を初めて聴いた時は、感動のあまり涙がでた。チャイコフスキーは特に好きな作曲家で、悲愴は数多くの指揮者で聴いてきたが、アンセルメの演奏は特別です。アンセルメのいつものスタイル、音色、テンポ感覚、どこをとっても、これ以上すばらしい演奏はないと思った
これでっせ。どう贔屓目に聴いたって、オーケストラは薄っぺらくてヘロヘロ、あちこちソロは上手くなくて手探り、アンサンブルだって(先のムラヴィンスキーなんか続けて聴いちゃうと、特に)如何ともし難い(ユルい)水準、でもね。若く瑞々しい感性誇ったノーミソに、得がたい感銘を植えつけたのでしょう。ワタシだったらユージン・オーマンディでっせ。音楽は嗜好品だから(世間様がなんと言おうと)これで良いんです。間違いなく、アンセルメの個性が刻印されていることにも価値有。

「白鳥の湖」のほうは雰囲気たっぷり、聴き手と同世代の録音時期はさすがに少々草臥れつつあるけれど、現役です。馴染みの旋律が次々登場して、まったりとした時間を過ごしました。眉間にシワ(人類の懊悩はすべて自分が引き受けている!Beethoven )的、音楽への対峙姿勢に非ず、美しくも甘美な旋律を静かに噛み締めたものです。佳き6枚組が出てくださったもの。

良い天気だし、左膝の調子もまぁまぁ、お昼のご近所(前から気になっていた)ラーメン屋へ。澄んだ醤油味スープ、オーソドックスな中華そばタイプ、麺もダシも上々なんだけど、やはり、若干、やや、塩分がキツい。ワタシは名古屋名物全般のことを云々しているんじゃなくて、日常食の塩分水準というか、味の性向を言っているんです。まだ、狭い範囲の経験だけれど、これだけ徹底されていれば、これがやはり地域の味覚なのでしょう。美味い不味い横において、まず”しょっぱい”のが気になるところ。

Schubert 交響曲第6番ハ長調/第9番ハ長調〜リッカルド・ムーティ/ウィーン・フィル(1986-93年)・・・全集は現役ですか?この辺りも苦手意識が抜けきらなくて、聴く機会は(CD在庫も)少ない作品也。ムーティって、カッチリとしてヴィヴィッド+よく歌って溌剌、爽やかですねぇ。テンポは心持ち速め、けっしてもたれない。繰り返し実行しているのに、しつこい印象なく、飽きさせません。ウィーン・フィルって時にヤワなこともないけれど、ムーティ壮年の引き締まった響きが爽快ですねぇ。馴染みの「グレート」ともかく、「リトル」の魅力にすっかり目覚めました。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

驟雨とでも表現したら良いか、4階のマンションからの遠景は曇ってよく見えません。痛む膝を抱えての東京往復はじつにツマらなく、資料は(一昨日より)事前に読み込んでいたし、社内無線LANが使えるから、激しく終日、内職しておりました。夕方、かなりの大チョンボ数十件途中発見!サンプル送付指示の送り先ミス!夕方皆去っていく中、一人残って(泣きながら)フォロー作業。前職場の(優秀な)若い者(息子世代)が声を掛けてきて、金曜日の夕方、各々名古屋大阪に帰る迄小一時間呑みました。予想通り、というか、予想以上に悲惨な職場に至ったらしい。上司は美しい、理論整合性のある資料提示できれば営業数値は行くと信じている官僚、自分の跡を継いだマネージャーとは口もきかぬ状態。数字が悪いと罵倒するらしい。そりゃワタシも罵詈雑言ボロカス言いましたよ、でもね、取引先との関係とか指示の趣旨を誤った時のことであって、努力し手を打った数値結果は問いませんでした。実際、営業数値は良かったし。どんよりして、誰も自主的に、なにもしない職場に至ったらしい。

「今になってみると、ハヤっさんがいろいろ段取り組んで、先々に指示していたんですね」(嬉しい称賛だねぇ)〜世の中には美しい、カッコ良いお仕事ばかりに非ず、しょうもない(力にならぬ)アリバイ報告(や作業)は若いものに回さず、さっさと処理してしまう。トラブル後処理はキレいに決着を付ける、全体で取り組まざるをえないものは段取り組んで、最小限労力で済ませる・・・前職場では上司からの全員宛メールに誰も反応せず、動き出さないとのこと。異動後のワタシは、(誰にも言われずとも)さっそく某全体課題実務を請け負っております(ヒマやし)。小さい職場なんだから、風通しよく、皆仲良くならぬと。

左膝状況改善せず、これより整形外科に向かいます。(中座)

車社会であるご当地に於いて、バスを上手く使って生活しております。自宅マンション前からバスが出て、4つ目のバス停が整形外科であって、なんだったら歩いてもOK、しかし今回は歩行困難なほど左膝痛いっすから。レントゲン撮影し直して、水は溜まっていないが半月板がヤバいらしい。スキー転倒、靭帯切って十余年、5年ほどにて出現する症状とのこと。4年ほど前迄なんともなくて、ある日スポーツクラブでエアロビクス中、”ぐきっ!”それ以来、尼崎リハビリ・マッサージにて保たせてきました。ウォーキングも続けておりますし。転居前〜転居後、2ヶ月リハビリサボったからなぁ、今週症状最悪。マッサージの流儀は全然違って、以前は左膝周辺の筋肉、腱、バランスを取るために右側も含めてほぐしてくださったもの。こちら約20分、ひたすら患部に集中しておりました。

SUPRAPHN COCO-80405昨日出張移動中拝聴音楽いくつか。Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」(1965年)/コリオラン序曲(1967年)〜パウル・クレツキ/チェコ・フィル・・・これもLP時代より馴染みの音源。世の音楽ファン絶賛!の全集より。先月聴いた感想と同様、素朴で暖かい響き、虚飾のない表現・・・悪くないですよ、好ましく受け止められません。ま、苦手とするBeeやんの交響曲まるまる+序曲まで全部ちゃんと聴く、ということ自体あまり機会ないですから。こんなこと言っちゃなんだけど、音質もあまりよろしくない〜ことありません?

Webern 夏風の中で/Haydn 交響曲第101番ニ長調「時計」/Mahler リュッケルトによる5つの歌(クリスティアンネ・ストタイン(ms))/Brahms 交響曲第1番ハ短調〜ベルナルト・ハイティンク/シカゴ交響楽団(2009年ライヴ)・・・あれ?こりゃヤバい放送音源ネット拝借かな?どこから持ってきたのか・・・全然記憶なし。かっちりとた硬派明快なサウンド、オーソドックスなのにヴィヴィッドな生気に溢れて説得力抜群でした。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

これより中一日インターヴァルで東京会議へ。夜半は雨らしい。昨夜iTunes入れなおして、iPodに音楽仕込み直しました。そういえば昨日メールが来て、ISOなんたら監査メンバーなので研修受けろ(東京終日前泊計2回)との指示?もうマネージャーから引退したから関係ないとばかり思っておりました。ということは日本中どこかの職場に秋頃監査に出かける、ということですな。もうエエじゃないの、勘弁して。すっかり暖かいのに痛む左膝抱えて改善せず、今朝もウォーキング強行。これほど状況悪化は初体験、いよいよ明日整形外科に通わんとあかんか、すでに2ヶ月リハビリをサボってますから。

昨日朝時点、お仕事上の小さなトラブルに少々悩んだけれど、冷静に考えればたいしたことに非ず、上司と相談してクリアの方向見えました。本日は会議中、どれだけ内職できるか、でっせ。あっというまの一週間。

Griegはけっこう好きで、かなりのCD揃えているつもりなのに、ここ数年(たまたま)聴く機会がありません。おそらく一番人気Grieg ピアノ協奏曲イ短調〜ユージン・リスト(p)/マティアス・クンチュ/シュトゥットガルト・フィル(1976年)・・・久々拝聴。2004年クラシックCD買い初めとの記録有。亜米利加の(1918-1985。日本では知名度のない)ピアニストであり、【♪ KechiKechi Classics ♪】 にもいくつ言及がありました。バックも(ほとんどVOXでしか拝聴したことのない)渋い存在、記憶では劣悪音質!だったはずが、そう悪くはない、それなりステレオ録音也。南ドイツのなんともノンビリ暖かいオーケストラの音色、達者な技巧を誇るピアノを愉しみました。作品を貶めるような水準に非ず、但し、微妙に細部が粗い、というか陰影に乏しい?北欧の旅情、みたいなものを期待すると、明る過ぎかも。この人、レパートリーかなり広いですね。引き続き(滅多に聴かぬ)Liszt ハンガリー幻想曲(トポルスキ/ウィーン・トンキュンストラー管弦楽団1976年)も拝聴。苦手作品もわずか15:31ならちゃんと拝聴可能。みごとなテクニックです。

では東京へ。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

甥夫婦(女房殿の弟長男)に赤ちゃんが生まれたとのこと。婆さんは曾孫を抱けたんだなぁ、人生至福の時でしょう。母の日も近く、これが最大の素晴らしき贈り物。我が息子はどーなっとんのか。

ようやく空気温む朝、痛む左膝(昨日より改善)押してウォーキング実施、同好の士(早朝散歩含む)増えてきたのは季節のせいでしょう。久々、東京本丸に行って顔見知りより”また太った”と言われたので、自戒しないと。呑む機会は減ったけれど、喰っているからなぁ、ヒマだから。質量ともたいしたことのないお仕事なのに、お相手の都合とか性癖、全貌の実務が見えないから微妙に不安です。夢見もよろしくない。ほんま一年は”変化と雌伏の日々”を耐え忍ぶしかない。目の前の宿題をひとつひとつ誠実に、合理的にこなしていくしかない。

日垣隆「折れそうな心の鍛え方」(幻冬舎新書)・・・2009年9月第1刷/2010年3月第六刷(これをBOOK・OFFにて入手。前半との違和感ちょっぴり有)だから、よう売れたんでしょう。ま、鬱病になり掛かって、医者の画一的な診立て+治療を嫌って数ヶ月、あらゆる工夫をして立ち直った経過+”泣ける映画”(これも表題趣旨の流れ)を記した一冊。間違いなく”鬱病”なのに、月50本の原稿、週1回のラジオ番組を一度も落とさなかった、というのも凄い。なぜそんな症状に至ったのか、という正確な自己分析も凄いし、絶対に医者(投薬にも)に頼らず快復を目指す工夫、努力も驚くべきもの。軽かったんじゃないの?と類推される方、症状を読んでいただければ一目瞭然、典型的な、かなり重度な感じ。これを精神力(こころ)を鍛えて乗り切れ!とか、万人にオススメ!的ノウハウ本に非ず、症状は人それぞれ千差万別、日によってグラデーションあるでしょ?それを一律”鬱病です”とするから、ワケわからん”新型鬱病”(日垣さんによれば、発症当人の症状軽重の波の可能性)、世の中”鬱病だらけ”になっちまう。医者と製薬会社だけが儲かる仕組み。こうしてほぼ快復して、そのネタで本に仕上げる、というのも凄いよね。自分は「音楽日誌」にて憂さ晴らし、ってか。

 LP Columbia ML 5030昨日出張移動中音楽続編。Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1954年)/「春の祭典」(1955年)〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団・・・ネットから落としたパブリック・ドメイン音源をiPodに仕込んだもの。前者は後年のステレオ録音(1911年オリジナル4管編成)とは別物。太鼓による接続部分がないし、あちこち知っている部分が抜けて、「ペトルーシュカ」は難物です(ベースになる版は不明)。これが期待通り、いや音質は期待以上の鮮明さ、オーケストラは滅茶苦茶上手くて、スムースな技巧、華やかな各パートの技巧披瀝して、表現はストレートかつスムース、余裕であります。これ以上の言葉が見つからぬほど、お見事。*この件、メールいただいて、Stravinskyは没後50年を経過していないので、パブリック・ドメインになっていない、つまり著作隣接権ならぬ著作権そのものが消滅していない、とのこと。なるほどなぁ、でも、ネットには音源一杯出てますよね、とくに歴史的音源だったら。いつの間にか掟破りしておりました。すまぬ。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

さて、これより東京へ。つい最近まで出張が日常だった生活は、徒歩片道5分の通勤、週に一度ほどの社用車にて外出程度へ。わずか十年ほど前迄”出張が楽しみだった”(当時、手当も潤沢だったこともあったけど)外の空気を吸うのが楽しみ、新しい見聞を広げ、日常と異なるものを見たり経験したり。モバイル生活もここ20年ほどで大きく進化して、現在だったらどこにいても(なんだったら自宅お休み中でも)職場とほぼ同じお仕事可能に至りました。

いまは出張は楽しみでもなんでもない、気分転換にはなるけれど、苦痛ばかり。新幹線に乗るのも(飛行機はもっと苦手)東京・渋谷に行くことにも、別になんの感慨もなし。馬齢を重ねるというのは楽しみを失っていく、ということなのか。若いころはなに喰っても美味かったですもんね。今朝のウォーキングも左膝が痛んで苦しみました。

Brahms 交響曲第4番ホ短調〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1985年ライヴ)・・・ゆったりめのテンポにすっかり耳慣れ(と言い切るには第2楽章「アンダンテ・モデラート」はあまりに遅い)、違和感もなくなった細部ていねいな描き込み、ミュンヘン・フィルの淡く暖かい響きもすっかりお馴染み。「どれもワン・パターン」「Brahms に聞こえない」と思いつつ、こうしてBrahms 交響曲全4曲を継続して聴くのも十数年ぶり?微速前進テンポを弛緩せずに聴かせる集中力、リズム感、スケール朗々たる歌も凄く、聴き手は安易な聴き流しを許されぬマジックにはまりました。子供の頃より顔見知りだった作品は、思わぬ素顔(いやメイクしっかりなのか?)を見せて、飽きさせない。

絶賛を惜しまぬが、やはりヴェリ・ベストとは言い切れぬ異形な印象は抜けません。

では行ってきます。iPod充電のみ、内蔵音源は転居前のまま、なにが入っているかも記憶ありません。CDオークションは今朝歴史的録音2枚組が出品通り(良心)価格にて落札されました。ぼちぼち休止かな?

朝8時前のバスに乗り、帰宅は夜8時20分ころ。やはり名古屋は東京に近いですね。地下鉄、新幹線というのも久々、音楽を聴きながら読書、揺られて気持よく居眠り・・・というのも意外と悪くないもの。ここ一ヶ月、”通勤5分”でしょ。気分転換というか、一日のオンとオフのインターヴァルがないというか、ずっと”中途半端オフ”状態というか・・・終日左膝が痛かったなぁ、会議はツマらぬが、東京本丸の雰囲気を感じることも大切でしょう。内職もできましたし。帰宅したら両脚ぱんぱんに腫れていて、靴下のゴムの部分が凹んでおりました。こりゃいったいなんだ?終日座っていたからか、それとも抗アレルギー薬の副作用か。

iPodは3月前半のままなんだな。ジョン・オグドンとかカレル・シェイナ、オイゲン・ヨッフムのBrucknerの旧全集とか、そのまま入っておりました。自宅コンポとは雰囲気が変わって、なかなかよろしい。

EMI 3927472Rachmaninov ピアノ協奏曲第2番ハ短調(1962年)/パガニーニの主題による変奏曲/Liszt ハンガリー舞曲による幻想曲 S.123/スペイン狂詩曲 S.254(ブゾーニ編)(1963年/ジョン・プリッチャード/フィハーモニア管弦楽団)/Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調(1962年/ジョン・バルビローリ/フィルハーモニア管弦楽団)〜ジョン・オグドン(p)・・・2ヶ月前は失礼なコメント

鮮やかなる技巧、大好きな甘美旋律〜それだけ条件が揃っていても素晴らしい演奏に仕上がる保障なし。官能とか遣る瀬ない感情みたいなものが足りぬ気がする・・・のは英国紳士達の演奏だからか、それもと聴き手の体調故か
・・・ま、体調だったんでしょう。当時転居異動前の疲労困憊状態。今回真剣に録音情報探してみて、へぇ、こんな時期でも音質ずいぶん鮮明なのに驚きました。キラキラした新鮮な技巧と才能に充ちて爽快そのもの。当時24-5歳、希望に溢れる若者ですもんね。たしかに、どよ〜んと重厚、暗鬱なる陰影は求められんでしょ。リヒテルが念頭にあったのかも。バックも上手いですよ、フィルハーモニア管弦楽団のアンサンブルはお見事でっせ。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

本日、GW明け職場再開、午前中ミーティング〜昼から取引先訪問2件(それなり大きな案件、但し後ろ向きの)、明日、東京日帰りにて会議対応(一日置いて連続)。名古屋→東京は大阪時代と比べて往復2時間短いし、気分的にもぐっとラク。転居以来仕舞いこんでiTunesも削除してしまったiPodセットをどーするか、せっかくヒマなんだから帰宅後ちゃんとセットをやり直すか。移動中書籍は目処ありまっせ。CDオークションは今朝締め切り、深夜に一件大物に入札あって、期待通り(出品金額)にて12枚まとめて嫁に出すことになりました。転居後、ぼちぼち在庫減って棚に余裕ができるのもありがたいものです。感慨深い・・・

今朝も良い天気、空気乾燥して静電気びりりとしませんか。風は強くけっこう冷たく、今朝のウォーキング時(可愛くもない)ミドリガメは池面に顔を出しませんでした。

Brahms 交響曲第3番ヘ長調〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1979年ライヴ)・・・ミュンヘン・フィル首席指揮者就任の年。ゆったり息の長い、細部ていねいな描き込みはいつも通り。但し、終楽章のテンポは通常〜しかし、ラストゆったり速度ダウン、それがなんとも名残惜しい雰囲気を醸しだしております。著名なる第3楽章「ポコ・アレグレット」は意外とさっぱりとした風情、弱音を主体に入念なる抑制が感じられます。オーケストラの淡彩な響きは、これはこれで個性の発揮、昔馴染みの有名作品を新たな切り口にて見せて下さって完成度高いと思います。

Alexis-Emmanuel ChabrierChabrier 交響詩「スペイン」/田園組曲/ポーランドの祭り(声楽付)/歌劇「グヴェンドリーヌ」序曲/楽しい行進曲〜ジャン・フルネ/コンセール・ラムルー(1952年)・・・けっこう有名な録音であって、リンク先よりダウンロードしたもの。詳細解説付き(但し仏蘭西語。最近更新していないから早晩閉鎖の可能性有)、華やかな作品だから新しい録音で聴くべきかと思うけれど、賑々しいヴィヴィッドな演奏をそれなりに堪能可能。ここ最近更新意欲減退甚だしい【♪ KechiKechi Classics ♪】ネタを狙って良好なる音質CD入手済、それとの比較で確認したもの。大昔の映画を見るような風情があって、セピア色のゴージャスな雰囲気満載。では、行ってきます。

明日、いつもより早く家を出て東京へ。それでもフツウのサラリーマンや、大阪時代よりずっとゆっくり。(久々、転居後初)持病の皮膚科へ、連休明けということもあって、それに子供が多いエリアだから?もの凄く混んでました。珍しく、諸仕事ちょっぴり立て込んで、関西エリアと異なって閉まるのが早いでしょ?職場を後に、急ぎ足にて駆けつけたら、待合から溢れる患者待ち、そこで(久々、転居後初)モバイル接続しっかり、お仕事しちゃいました、一時間半ほど。

そういえば我が長久手市は”住みやすい街”ランキング全国7位(ほんまか)。県内ではもちろん第1位(第2位はお隣、日進市だそう)住民平均年齢37.7歳!どうりで爺婆年寄り滅多に見ないし、やたらと子供が多い印象はありました。(小児科も多い)学生の街ですし。そうだよなぁ、この辺り静か、立派な新しい家+マンションばかり、猥雑な場末風情皆無。教育とか福祉のこと、市民サービスの水準はわからんなぁ、転居したばかりなので。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

無為無策な連休終了。昨日昼は日曜営業のご近所お洒落な小さなレストランへ、昼食をいただいて、やはり”塩辛い”〜ゆず風味の鶏唐揚げは都度揚げて下さってアツアツ、美味しかったけれど肉団子がどーして?というくらい塩分気になります。サラダに合わせるドレッシングは前回同様、もっと甘口フルーティに仕上げられぬのものか。夜は(かなり地理感覚わかってきた)ご近所散歩がてらラーメン屋探訪、麺もしっかりして味も良い、店の雰囲気も良好、但し、やや塩分がキツいと感じられたのは、おそらく”NO MSG(無化調)”故の塩かどと類推します。かなり気温も上がってきて、散歩にはちょうどよろしい感じ。今朝もちゃんとウォーキング実施。いつもの快速ジョギング夫婦(30歳代後半かな?)に出会いました。

NAXOS  8.557645「ストコフスキー:シンフォニック・トランスクリプション集」/Mussorgsky 交響詩「はげ山の一夜」/歌劇「ホヴァーンシチーナ」第4幕への前奏曲/歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」の交響的合成/組曲「展覧会の絵」/Tchaikovsky 2つの小品〜第2番「ユモレスク」/ラトガウスの歌詞による6つの歌〜「再び、前のように、ただひとり」/ストコフスキー「スラヴの伝統的クリスマス音楽」〜ホセ・セレブリエール/ボーンマス交響楽団(2004年)・・・最高。過半はストコフスキーの録音にて拝聴済、メインの「展覧会の絵」先頭にハデハデしかったのは演奏(+デフォルメされた録音)だったのだな、と気付かされます。上品気品、整ったアンサンブル、洗練されたサウンドにて”編曲の真髄”がしっかり見える一枚也。セレブリエールはストコフスキーの弟子筋なんだな。ドラティやジョージ・セルの薫陶も受けていて、この演奏風情はそちらの影響でしょう。どぎつかったり、ごちゃごちゃしない、スッキリ整った響きに新しい音楽が鳴り響いて、音質も素晴らしい。ボーンマス交響楽団も1960年台の粗々しいサウンドから一変しております。

Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調(ボストン交響楽団1958年)/Wagner ジークフリート牧歌(サンフランシスコ交響楽団1960年)〜ピエール・モントゥー・・・1960年前後RCA録音の品質には驚かされます。とても半世紀以上前の録音とは思えない。今も昔も亜米利加では露西亜音楽が大人気なんだそう、ピエール・モントゥーは(知る限り)他3種の第5番がCDで出ているから十八番だったんでしょう。明るく整った洗練上品気品アンサンブル、露西亜風アク皆無な爽快演奏。ボストン交響楽団も上手いですね。この時期のサンフランシスコ交響楽団の録音も珍しいけれど、印象は前曲と変わらぬベスト・カップリングであります。では、行ってきます。

我が職場は基本祝日休み、しかし、取引先もお仕事も週次月次で回っていくから、その消化はGWなどヒジョーに苦しい。ま、ワタシのお仕事など量は知れていて、退屈せんで一日過ごせました。職場二人だけ、電話も少ないしラクなもんですよ。今週、飛び飛びで東京日帰り出張なので、実務処理的には助かりました。いつも通り早々に職場を出て帰宅いたしました。

Dvora'k 交響曲第8番ト長調〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1958年)・・・(いつものワン・パターン恐縮)完璧。最高。ずいぶんと長い(ン十年前より)お付き合い音源だけど、こんなにクリアな音質だっけ?EMI再録音(1970年)と比較しなくては。完璧なバランス、清潔かつ正確、ヴィヴィッドなリズム、最低限の動きから生まれる有機的な歌。どう聴いても管楽器各パート(とくに木管)は特別にセクシーな音色じゃないと思うけれど、出来上がった音楽のなんたる説得力!嗚呼、この作品は子供の頃から大好きだったっけ(ペーター・シュヴァルツ/札幌交響楽団のナマを聴いているんです)。

そんなことを思い出しました。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

明日、出勤当番なので(な〜んもせん)GWも本日にて終了。昨夜は今朝はコースを変えてウォーキング完了。鼻奥に違和感があって、アレルギー症状?継続、ヤクは手放せませんね。それ以外は体調良好。昨夜は大型ショッピングセンターにて惣菜を購入、呑み残しの赤ワイン(一応西班牙製/やや薄い?感じ。味は本格派の安物)にて夕食といたしました。細々と継続しているCDオークション処分は、思いっきりジミなのが1件売れてくださいました。200円+送料80円ですし。先日落札された人からは”振込料のほうが高い!”と苦情もありました。Purcellはその作品を含むセットものを入手済故、(演奏者違い)ダブり処分なんです。

昨夜遅く、ネットより待望の某音源データ発見!じつは2年ほど前にダウンロードしてDVDに焼いていたけれど、データ不良(ダウンロード失敗)にて半分しか聴けなかった・・・残念。ファイル名で検索してもそのサイトは既に閉鎖〜それと同じものを入手できて、ほっとしました。それと真逆な事例、往年の貴重な亜米利加放送録音を揃えたサイトは、2013年2月以前の音源が消滅しており(一部再掲載有)ワタシは以前の音源をかなり保存しております。掟破りっぽいけれど、誰にも譲ったり商売しておりませんのでご勘弁。Mahler 大地の歌〜ウィリアム・スタインバーグ/ボストン交響楽団/モーリン・フォレスター(a)/ジョン・ヴィッカーズ(t)(1970年1月2日ボストン・シンフォニーホール・ライヴ)・・・以前、「復活」(1972年)を拝聴していて、こちらのほうが音の状態はかなりマシ。スタインバーグのボストン響在任(1969-1972)は短くて、録音もそう多くはないけれど、けっこう華やかな大曲ばかり。ヴィッカーズ43歳脂が乗り切って雄弁・美声。所謂ヘルデン・テノールのスケールを感じさせて、最近にはない個性(クセもある前のめり)横溢です。八面六臂の大活躍モーリン・フォレスター(女性に年齢は失礼当時39歳)はMahler の名録音(ワルター、ライナー、ベイヌム等々)に参加して実力貫禄充分。両者ともカナダ人ですね。 

ライヴの熱気と勢いが伝わるアツい演奏です。最近若手に聴かれるクール表現とは一線を画して、いつものストレート系表現を前提に、歌い手も管弦楽も表情が(たっぷり)濃い。オーケストラの響きは厚く、美しく、好事家のコレクションとしてではなく、日常聴きのひとつに加えたい価値ある演奏。フォレスターは期待通り、ヴィッカーズの濃厚な歌が貴重です。

TOCE-55058/9Brahms 交響曲第2番ニ長調〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1991年ライヴ)・・・チェリビダッケ最晩年ミュンヘン・フィルとのライヴ(主にEMI)をぼちぼち聴いてきた感想は(不遜にも)”どれも同じ”。FMエア・チェック(カセット)時代から、とくにBrucknerとのお付き合いが多いけれど、Brahms に至っても同様の印象。ゆったりとしたテンポ、微に入り細を穿って重箱の隅つついて、聴き手の安易な聴き流しを許さぬ手口、というか手腕。サウンドはクール、淡彩、テンポは遅いが意外とリズムはしっかりしている感じ。バランスも完璧です。最終楽章テンポ・アップも第1番同様のやり方で効果を上げております。作品的に遅いテンポも似合っているし、チェリが好きな人は好きなんだろうなぁ、こんな世界。ワタシもキラいじゃないが、Brahms を聴いた手応えがないんです。1960年台の伊太利亜時代(←このCD処分済。再聴希望)、1970年台シュトゥットガルト時代はテンポはフツウらしいから、そちらを聴いてみたい。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

今朝も10度Cに届かぬ冷たい空気、良い天気続きます。ちゃんとウォーキング実施しました。引きこもって音楽ばかり(居眠り付き)ばかりではツマラぬのでネット検索熟考”佳き居酒屋”探訪、昨日夕方、女房殿と藤が丘方面に出掛けました。よーやく手応えある店に行き当たって、「月乃蔵」なかなかgood。刺身の鮮度は期待していなかったが、良好。旬の野菜の天麩羅もまぁまぁ。気になったのは普通酒がない(ブランド酒ばかり)=酒が高い(たくさん呑まなきゃふところ影響少ない)こと。発見はこの間ワタシを悩ませた”なんでも塩分がキツい”というのは醤油要因なんだな、ということ。関西方面と比べて、味が尖っている、というか、東京でもこんな感じかも?九州方面の甘いのは別格として、金沢の醤油も甘口(九州方面とは意味が異なる)、醤油の発祥は湯浅でしたっけ。もっと濃くて、深みがある。この水準の店であれば月一回は行ってもよろしいな、親しいメーカーさんとか、東京から応援に来てくださる若い人たちと行ってもよろしい感じ。あと2−3軒探したいですね。

ABC4768363Vaughan Williams 交響曲第2番「ロンドン」〜クリストファー・シーマン/メルボルン交響楽団(2005年ライヴ)・・・英国のヴェテランはいかにもジミな存在、想像通りの穏健オーソドックス、諄々と語りかけるような静謐な時間が続きました。メルボルン響は素直で色気の(迫力も?)足りぬサウンドも記憶通り、息の長い平坦茫洋とした旋律+時にユーモラス民謡風アクセントも入って約50分、久々に英国音楽をしっとり堪能いたしました。ライヴとは思えぬ整ったアンサンブル+残響も雰囲気も豊かな世界。

Beethoven 交響曲第7番イ長調〜ロイ・グッドマン/ハノーヴァー・バンド(1986-89年)・・・ベーレンライター版録音の嚆矢とされる全集より。ディジタル録音が本格化した1980年以降、自分の感覚としてはすべて”新録音”〜冷静に考えると30年以上経って、一世代回ってますもんね。その後、続々と出現した古楽器録音に比べ、技術的云々、といった論評あるけれど、すっきり清潔な響き、すとんと旋律末尾を収束させたり、弦の響きが薄くてクール、管楽器、ティンパニの個性的な色合い・・・今でもたっぷり愉しめます。豊かな会場残響も瑞々しい。浪漫の厚着を脱ぎ去った清々しさ有。若いころの刷り込みなのかなぁ、結局。

本日昼からアマオケ演奏会があって、お気に入りの演目(Mahler の交響曲第9番)、マチネ(午後1時半より)といった条件揃いつつ、名古屋の中心街栄方面に出かけるのが少々ツラい。悩んでおります。精神的引き隠りが続いている感じ。

演奏会は断念。ご当地での演奏会デビュー(もちろん聴くほう)は(ご近所)長久手フィルを待ちましょう。生演奏を受容する心身とも余裕に非ず。昨日、パソコンのドライバ・ネタを書いたけれど、ちゃんとそれなり動けば良いんじゃないの、的問題じゃなくって、無線LANの電波受容、スムースな日本語変換、当たり前に、フツウに稼働していないと精神的にはノドに小骨が残ったような・・・OS総入れ替え!はubuntu(日本語コード問題で断念)→「7」クリーン・インストゥールで実施済、起動の度「アラート」は”この際、マシン買い替えるか?”と悩むほどの事象でした。ま、無事収まって良かったぁ。

しょうもないパソコン関連、お仕事噺。お仕事質量時間共にガクンと減ってラクラク、これはこれでチャンス。18年ほど前、大阪→博多に異動した際、いろいろ巡り合わせで半年ほどヒマだったんです。当時は若くて体力もあったし、毎日1-2時間ほど残業してMS-ACCESS(それなりに)身に付けました。これはサラリーマン寿命を10年ほど伸ばした!というお仕事手応え有。みんな使ってるEXCELはそれなり・・・程度、膨大データ処理にはACCESSが便利でカルい、扱い件数もほぼ無限大。この度、資料を作りながらいろいろ遊んでおりまして、COUNTIFとかSUMIFとか、ピボット・テーブルとか、きっとどなたも当たり前にやっていることでしょ。前の職場ではVLOOKUPが流行っていたなぁ、ワタシは馬鹿にしておったが。

あとはネットワーク関係辺り、もう少々勉強してモノにできんでしょうか。このサイトのHTMLなんか、シンプルそのもの、十数年前より進歩しておりません。AsipreRevo(悪名高いVistaを即「7」に入れ替え)そろそろ4年目、パソコンの寿命って経験則的に4年ほどでして、なんとか、できるだけ保たせたいもの。そういえば皮肉なもの、お仕事ぐっと余裕できると両肘マウス腱鞘炎やや軽快の兆し有・・・眼のほうは花粉症だったのか?ヤク服用後、収まっております。

Stravinsky 幻想的スケルツォ 作品3/バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」(1884年)/バレエ音楽「春の祭典」(1881年)〜アンタル・ドラティ/デトロイト交響楽団・・・ミネアポリス交響楽団との旧録音(1959年)がパブリック・ドメインに至って音源入手済、それとの比較用にCDを取り出したもの。まず「幻想的スケルツォ」の鮮明クリアな音質、各パートの距離感奥行き存在感に仰け反りました。「アポロ」に於ける練り上げられた弦もお見事、本丸である「春の祭典」のアンサンブル、リズム感にも瑕疵は存在しない・・・たしか、入手当時(2009年6月)拝聴した時にも”当たり前に、フツウに素晴らしい”と認識した記憶有。ドキドキ感とか知的感興とか、その辺りどーなんでしょうか。この人はオーケストラを鍛えたり、まとめ上げる職人的技量に優れていた・・・否定も肯定もできぬ、立派な演奏でした。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

5月というのにこの気温、北海道では雪ですか?異常気象は農作物に影響を与えることでしょう。快晴、清涼な空気は肌寒い。お仕事の質が変わって、出張もなく、酒席も激減、もとより自宅ではほとんど呑まぬ習慣だから?睡眠不如意状態はずいぶんと改善されました。もしかしたら花粉症対策ヤクの思わぬ効果あるのかも、昨夜も思い立って夜9時過ぎに珈琲を喫したけれど、11時過ぎにはちゃんと就寝できました。日当たり抜群、カーテン越しでもしっかり明るく自然に目覚め、いつもの早朝ウォーキング・・・美しい住宅街、風情ある公園、空気は澄み切ってひんやり、騒音もほとんどなし。カラダにはエエやろうなぁ、こんな環境。きーんといった耳鳴りのみ気になります。

NAXOS 8.550201イェネ・ヤンドー(1952-)というハンガリーの名ピアニストがいらっしゃって、NAXOS中心に多くの録音を残しております。かつてMozart 協奏曲全集を入手した(9年前2004年)が、在庫整理の一環として数年前処分済。お気に入り作品だからどんどこ全集を買い足して、挙句、粗雑な聴き方に至る〜反省してオークション処分、在庫スリム化を図ったんです。演奏はお気に入りでした。数日前、偶然にネットより音源拝聴、記憶よりずっと感銘深く受け止めました。Mozart ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466/第13番イ長調K.415〜イェネ・ヤンドー(p)/アンドラーシュ・リゲティ/コンチェントゥス・ハンガリクス(1989年)・・・御詠歌のような(意味不明)ログが残っていて、6年前岡山〜大阪に戻って混迷を深めていたのだな、そんな雰囲気のみわかる恥ずかしい内容也(耳鳴りの件、同じことを書いておりますね)。 コンチェントゥス・ハンガリクスという団体が常設かどうか知らぬけれど、ソロとバランス自然であって、ブダペストのイタリア協会(?)の適度な残響と奥行きをしっかり感じさせる良好な音質。瑞々しく清潔、しっとり、芯のあるピアノ、配慮とニュアンス、安定した技巧前提に、特異な個性を色付けしない表現。ニ短調協奏曲K.466のカデンツァはBeethoven となっていて、これがけっこう劇的な複雑さを誇って聴きものであります。イ長調協奏曲K.415はクララ・ハスキルの「弦楽のみ伴奏」が刷り込みになっていて、こちら管もティンパニも入ってゴージャス華やかに感じました。最近話題にならぬ、どちらかというと忘れられたような存在みたいだけど、得がたい魅力であります。

それでも処分は後悔しておりませんよ。棚中に聴くべきMozart はいっぱいあるし、自主CDも増えておりますから。

数日前よりAspireRevo(7の32bit版)起動する度、”nvidia.dll 云々”というアラート(警告)が出現して鬱陶しかったんです。別に稼働に支障はなかったけれど、いついつも毎度毎度消す作業もメンドーなもの、ネットで検索して何度かトライするが状況変わらず、本日、ドライバ・ダウンロード(IONを指定)して、ドライバ再セット・アップ後、無事解決いたしました。おそらく自動アップデートの時、中途半端になっていたのだな、ひとつ問題解決してほっといたしました。

R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団/ピエール・フルニエ(vc)(1960年)・・・ナント初耳、聴いていたつもりだったのはカラヤン/フルニエ盤(1965年)だったのだね。LP時代の印象は「セルの音源は音質よろしくなく、カタい」→CD時代、こうしてネットダウンロードした.mp3→.wavファイル変換自主CDでも、充分鮮明な音質であることに驚かされます。引き締まったアンサンブル、テンションとメリハリ、切れ味充分なサウンド。ベルリン・フィル辺りと異なって、オーケストラが個性的な色彩を誇ったり色気ぷんぷんじゃないので、迂闊に聴いているとジミ?いえいえ、この集中力は尋常じゃない。フルニエのチェロも上品な味わいであります。最高。

自主CDなのでフィル・アップを選びました。R.Strauss 最後の4つの歌〜エリザベート・シュヴァルツコップ(s)/オットー・アッカーマン/フィルハーモニア管弦楽団(1954年)・・・相変わらず彼女のノーコーな声質、表現の説得力抜群。ジョージ・セルとのステレオ録音(1965年)より、いっそう危うい雰囲気満載です。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

雲ひとつない晴天、風が冷たく、朝のウォーキングは出かけるのにちょっと気合が要るほどの11度C、体感はもっと寒いっす。30歳代と思われる夫婦快速ジョギングと朝のご挨拶、少しづつ顔見知りは増えていきます。昨夜、女房殿大阪よりご帰還、息子部屋は豚小屋状態、といっちゃ豚に失礼なほどの荒れ模様との報告有、自分だって若い頃は〜って、ものがなかったし、さっさと結婚したし、様子は異なります。一年前は同棲していた彼女がいて、掃除できぬのは同じだったなぁ、もう想い出。忙中閑有、なら”閑”も嬉しいけれど、閑中閑状態だからなぁ、この状態に心身ともに慣れてしまうのが怖い、なんの楽しみも、予定も、意欲もないGW真っ最中、明日からまたお休み。

PHILIPS 470 871-2 14枚組 総経費込6,600円程にてオークション入手Mahler 交響曲第1番ニ長調〜小澤征爾/ボストン交響楽団(1987年)・・・二度目、全集となった録音より。メモが入っていて、2010年2月26日6,600円(14枚組今は亡きPHILIPSレーベルボックス)入手、わずか3年前にはこんな豪勢な買い物していたのだな。自分の購買意欲を鑑みて、そりゃ不況を実感しますよ。細部入念なる描き込みは神経質なほど、最初は窮屈に感じました。やがて、ボストン交響楽団の個性ある響き(とくに金管の表情豊か)、各々のパートの存在感、奥行き広がり自然な音質と相まって、繊細な仕上げに感銘は深まります。渾身の最終楽章に至っても、響きに濁りはなくて、上品な風情を維持しておりました。

Beethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」/合唱幻想曲 作品80〜メルヴィン・タン(fp)/ロジャー・ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ/シュッツ合唱団(1989/90年)・・・苦手意識の抜けぬ代表的作品。Mozart だったら現代楽器、古楽器各々異なった切り口を楽しめるけれど、正直なところBeeやんの協奏曲では両方共少々苦しい感じです。シュトゥットガルトに行ってからはともかく、ロンドン時代のノリントンは(交響曲全集など)どれも嗜好に合わなくて、どーも愉しめません。メルヴィン・タンはソロとか、自身が指揮する古楽器オーケストラには古雅な味わいがあってお気に入り、残念ながらこの「皇帝」は陰影乏しいというか、なんとも印象中途半端。合唱幻想曲の方は、作品に馴染んでいないということもあって先入観なし、さっぱりとした風情を味わったものです。少人数合唱が清潔そのもの。

では、行ってきます。


■2013年5月某日/変化と雌伏の日々

もう花粉症大丈夫やろ、雨も降っていたし、昨日朝ヤクをストップ。帰宅時には晴れたので、夕食後念のため服用〜一気に眠くなって、早々に就寝〜早朝覚醒。実質2日サボったウォーキング再開しました。今朝10度C、けっこう風は冷たいけれど、杁ケ池公園はすっかり緑となりました。美しい風景でっせ、水が濁っているのを除けば。お仕事方面は、なんせ中途半端に経験を積んだヴェテラン、それなり実務処理するけれど、性格的に安易な現状維持(どーもおかしい歴史的蓄積)にガマンできず、デストロイしたくってウズウズしております。さて、この先どーなりますやら。観測気球ぼちぼち上げている(基準通り厳密運用してみた)けど、予想通り想像通りちょっぴり取引先との関係で揉めております(一旦撤退)。長く続いた現状を変えると軋轢は出るでしょ、死んだふりして現状追認すれば丸く収まるけれど、それはしたくないなぁ。未だコトは始まったばかり、気ばかり焦っても仕方がない。なんせ気が短いからね。

昨夜もたっぷり時間はあったのに、音楽に集中する気分にならず。なんとなく頭痛もあるし、あいかわらず耳鳴りは継続しております。今朝、気分も新たに音楽拝聴。Bach ゴールドベルク変奏曲 BWV 988〜ラルフ・カークパトリック(cem)(1958年)・・・往年の亜米利加の名手(1911-1984)もステレオ時代に入るとカール・リヒターにその座を譲って、303002 ワタシが聴いたのはネットダウンロード音源DG/Archivの録音はCD化も遅れました。最近聴き慣れたものとは異なる、やや金属的な音色、やや速めのテンポ生真面目な表現が身上でしょう。グレン・グールド以来、ピアノで聴く機会が多い作品、チェンバロはニュアンス表現の幅に於いて劣ると思うが、延々と登場する変奏曲に後半辺りから集中できるようになりました。繰り返しなし。音質良好。

Bach ブランデンブルク協奏曲第2番/第4番/第5番/第1番〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ウィーン交響楽団室内管弦楽団(1954年)・・・VOXには珍しい良好なるモノラル録音、既にCDでの入手困難、NMLにて拝聴可能です。時代的にもちろん現代楽器、しかし穏健古楽器テイスト(当時ウィーン響のメンバーであったアーノンクール参加との未確認情報有)、大指揮者の余技とは一線を画す、引き締まってモダーンなサウンド、躍動するリズムは21世の耳にも違和感なし。参加メンバー詳細不明ながら、上手いもんですよ、特に第4/5番に於けるヴァイオリン・ソロ、そして豊かなフルート。もちろん長大なチェンバロ・ソロも。第4番にはリコーダーを使用しているし、第2番の(超絶技巧要求される)トランペットは第1楽章オクターブ低く、終楽章は一部別な楽器で代替しておりませんか?自信ないけど。

* 帰宅後、ソロメンバー確認出来。まず史上初の古楽器録音とのこと。現代の感覚からは異なる楽器である可能性も有。ヴァルター・シュナイダーハン(v)(著名なヴォルフガングの弟)、ディミテル・トルトスカノフ、パウル・トリンメル、エルネスト・オパワ、ルドルフ・リントナー(v)/パウル・アンゲラー(va/ピッコロfl/cem/第2リコーダー)/カール・トレツミュラー(va/リコーダー)/ジョセフ・デ・サルディ(va)/ヴィクトル・ゲルリッヒ(vc)/ニコラウス・アーノンクール、ヘルマン・ヘーバルト(ガンバ)/エミール・クレーメル(cb)/カミロ・ワナウセク(fl)/フリードリヒ・ヴェヒター、ルドルフ・スプルニー、ヨゼフ・コブリンゲル(ob)/レオ・チェルマーク(fg)/フランツ・コッホ、カール・ブハマイア(hr)/アドルフ・ヘラー、ヨゼフ・オルトナー(tp)/ヨゼフ・ネボイス(cem)・・・ヴィオラとリコーダー兼任?トランペット二人?パウル・アンゲラー大活躍!

精神的には休みたい気分、自分を鼓舞して出掛けましょう。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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