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Mahler 快復編(第11集)
贅沢三昧 ●駅売名曲海賊盤情報(?)■第5集■(Mahler 作品集)
●Mahler さまざま(こんな昔2002年の文書を発見)
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●贅沢三昧Mahler 艱難編
●贅沢三昧Mahler 番外編
●贅沢三昧Mahler 辛苦編
●贅沢三昧Mahler 挫折編前回更新より、更に一年半経過。これは”Mahler 好き”であるワタシの反省の記であります。全集を三種処分したのは前回報告済みだけれど、種々様々単品CD処分もかなりすすみ(既に記憶がない/廉価盤中心か、ラインスドルフの第1番も処分した)「Mahler 交響曲全集(BRILLIANT 様々な演奏家による)」も、第3番(ホーレンシュタイン)/第5/9番(ノイマン/ゲヴァントハウス)除いてオークションに出してしまいました。このシリーズ、更新に間が空き過ぎて状況の変化がコメント不足〜例えば
単品処分しつつあった数年前、●スヴェトラーノフ全集はHMVに注文しようと思ったら売り切れ/廃盤!でも、その直後にオークションに登場して総経費込5,500円ほどで入手できました・・・のは良いが、その後(とくに最近)ちゃんと熟聴できていないのが情けない。(深く反省)オトマール・スウィトナーは、第1番(シュターツカペレ・ドレスデン1962年)を入手していたけれど、シュターツカペレ・ベルリンとの第2/5番(1984年)をボックスもので拝聴、オーケストラの深々とした響きを生かして、無理ない表現に感銘を受けたものです。でも、もう壱年半以上聴いていない。(再度、深く反省)
●バルビローリは第3番に目覚めました。(ハレ管弦楽団/女声合唱団1969年ライヴ)これは驚異的な名演奏、そして録音でした。悠々とゆったりめのテンポ、細部明快詳細に描き込んで、曖昧に流したようなところは一切なし。ライヴならではのちょっとしたミスタッチないでもないが、アンサンブルの集中、オーケストラが鳴りきって信じられぬほど充実しております。目隠しで聴けば”ハレ管!?”とはまず気付かない。どの楽章も優しい歌に溢れて暖かく、そして平易。わかりやすい。明るい。楽しい。
この引用では触れていないが、旋律の歌い込みこだわりの余り、縦線のずれがあるんですよね。それもまったく好みなんだけど。●ブーレーズは大ファンで、オークションでは見掛けるたびに入手しているが、DGとのMahler だけは違和感が拭えない・・・けれど、交響曲第5番 嬰ハ短調〜ブーレーズ/BBC交響楽団(1968年ライヴ)はお気に入りであります。
音質的には充分鑑賞に耐えうる水準。たいへん気に入りました。全体としてクールで明快、正確、知的な演奏だけれど、まだ意気盛んな当時43歳、ライヴならではの(それなりの)テンポの動きもあって、エキセントリックではない、バランスの良い、聴き飽きしないものだと思います。ちなみにDGへの新しい一連のMahler 録音にはほとんど共感できず。
ほぼモノラルのおそらく海賊収録(CDには堂々とREPRINTと有)だろうが、わずかな音の広がりもあって良好な音質です。非常にクリアであり、自然体かつ情熱の爆発もあって、ブーレーズはまだ若々しい。BBC響がこれほどのアンサンブルで鳴りきるというのも驚異的。熱狂的な観衆の拍手も収録されます。
● ”贅沢三昧”シリーズ前回更新まで、意外と歴史的録音に触れておりません。
Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜●オスカー・フリート/シュターツカペレ・ベルリン(1924年)・・・これは蚊の泣くような音質でも、けっこう「復活」の感銘はある!といった驚きの体験であります。
Mahler 交響曲第2番「復活」〜●オーマンディ/ミネアポリス交響楽団/ツィン・シティ交響合唱団(1935年)・・・これも(フリート盤のあとに聴けばいっそう!)タメとか、これ見よがしの詠嘆的表現はついぞ表出せず、あくまで”作品を以て語らせる”という姿勢が貫かれます。とは更新当初のワタシのコメントであります。
他、著名なるストコフスキーの「千人」(1950年)とか、シューリヒトの「大地の歌」(1939年)をしっかり聴いて、自分なりのコメントを付けたいな、と思いつつ数年経ってしまいました。
● Mahler のCDは大量に処分しているが、大量に購入もしております。(2008年)全集3種怒濤の購入!の件は次回に回すとして、オークションにてこんな4枚組を入手しました。(総経費込1,120円/無競合)Mahler 交響曲第9番ニ長調〜●リボール・ペシェク/ロイヤル・リヴァプール・フィル(1990年)+交響曲第1番ニ長調〜●アンドルー・リットン/ロイヤル・フィル(1987年)+Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜●ユッカ・ペッカ・サラステ/フィンランド放送交響楽団(1990年)+声楽作品一枚分・・・いずれお気に入りのオーケストラであって、あまり彼らのMahler を聴く機会がなかったため。ちょっとムリムリの寄せ集めだけれど、いずれ濃厚方面ではない、清涼な感じの、ちょっと物足りないような?味わいの演奏でありました。
2009年も”贅沢三昧”続きます。世界的不況克服のため、なんとか個人消費向上を!・・・って、ほとんど中古激安じゃ意味ないか?