音楽日誌

上ほどあたらしくなります

2000年7月  2000年8月  2000年9月  2000年10月  2000年11月
2000年12月 2001年1月  2001年3月  2001年4月 2001年5月 2001年6月最新の日誌

2001年2月某日

体調最悪の2月終了。春よ来い。

有田正広らでBach ブランデンブルク協奏曲第5番。1990年のライヴはもう最高。弾むようであり、日本人らしい湿り気も有。明日から徳島〜高知出張。おそらく新年度からは、この地方の出張は激減する予定。

2001年2月某日

いつも通り出勤までのひととき、音楽を聴きながらPCを叩いていたら、なんとなく日本語変換が鈍くなった・・・と思う間もなくオチました。ギョッ!なんだなんだ?自宅のPCでは「フリーズ」とは無縁だったのに、これはいったいどうしたことか。もしかして、ほとんどのアプリケーションを集中させているEドライブ(ATOKもそこに入れている)の寿命が近いのか。なにせ、6年以上前の中古HDなので。

メニューインのMozart 交響曲第40・41番。2年ぶりくらいの再聴だけれど、こんなにオーケストラがヘタだった?(シンフォニア・ヴァルソヴィア)とい印象。ついでにほぼ放置していたBeethoven の2番を取り出すが、これは勢いがあって悪くない。

数日掛けて、チェリビダッケ/ベルリン・フィルのBruckner交響曲第7番(1992年ライヴ。カセット〜MD)を聴いたけれど、これは特別な魅力。ベルリン・フィルのBrucknerは素朴な味わいが消えがちになってしまうが、これは有無を言わせぬ徹底的な個性で圧倒され、完成度も凄い。それでも彼は「ベルリン・フィルはむかしのベルリン・フィルではない」と言ったそう。

2001年2月某日

Blue MONNay。また、仕事で面白くないことがあってよっ!って、フツウのサラリーマンっぽい。珍しくリキ入れて残業。体調かなり回復。しばらくは酒自重。今週末こそは久々のスポーツ・クラブ目指す。

ここ数日、チェリビダッケ/RAIミラノ響のBrahms 三昧。ものすごくカッコいい。1959年の海賊盤だから音は悪いが、フレージングのキレ、アンサンブルのテンションの高さ一流。正規盤も欲しくなるが、問題は価格だ。

2001年2月某日

高松まで足を伸ばしたついでに、お声を掛けていただいていたUさんと初めて出会う。インターネットを契約して、一番最初に「お気に入り」に登録したのが、ワタシのHPであった、という光栄。声楽(ピアノ伴奏がお好きとのこと)に造詣が深く、松山、高松という地方都市に在住されながら著名な演奏会にはほとんど行ってらっしゃる(リヒテル!)のは驚き。

お料理もおいしく(岡山よりずっと旨い)、遅くまで飲んでしまう。しかも安い。ありがとうございました。BBSの設置を強く勧められる。悩みます。

フルトヴェングラー/スカラ座(1950ライヴ)の「リング」見かけて買ってしまう。12枚3,990円。かつてLPで所有していたもの。一・二枚(黄昏)聴いてみたけれど、音質の改善はまぁまぁか。演奏のテンションの高さ、説得力は比類なし。「黄昏」ダブってしまったので、処分せねば。BOOK・OFFはあまりに買いたたかれるので、YAHOOのオークションに出してみることに。

2001年2月某日

ボチボチとお仕事。じょじょに体調回復。Bach のカンタータばかり聴いております。HP原稿もすすむ。

2001年2月某日

まるまる2週間ぶりの出張。途中の列車では死んだように眠って、やはり完璧に回復とはいかない。夜10時帰宅。音楽を聴く気も起こらない。

2001年2月某日

BRILLIANTのBach カンタータ集、なんと注文してから3日目で届く。5枚*10セット。手元に2セット分あったから、60枚分揃う。壮観です。嬉しい。早速「我心より至高の神を愛す」BWV174聴く。これLP時代からお気に入りでした。ていなかったんですよ。シンフォニアが、ブランデンブルク協奏曲第3番第1楽章と同じ。(但し、華々しい管楽器付)

体調かなり改善。あすから松山へ出張(先週風邪で断念した)なので、ありがたい。一日も早く、遅くまで酒飲んで遊べるカラダに戻りたい。一度は廃棄しようと思ったホーレンシュタイン/VSOのBRU9、音の状態はともかくその巨匠的なスケールにグッと来る。ムラヴィンスキーによるMozart 協奏交響曲K297bは、音の状態が不自然だけれど、当時のレニングラード・フィルの名人達の音が楽しめます。

ようやく咳が治まり、夜ちゃんと眠れるようになる。喘息ではなかったみたい。

2001年2月某日

なんとか出勤しているが、もとのカラダに戻れるのか知らん?

自宅にて、約一年ぶりに「尿管結石」(と類推)の発作が出てしまい、激痛にのたうち回る。(病院に電話したら、座薬あります?来ていただいても鎮痛剤打つくらいですけど、と冷たい)息子に30分ほど腰をマッサージしてもらったら〜例えて言えば、大きなウンコが腸を移動したような感触があって、痛みがスッと消えました。

石が移動したんでしょう。咳もかなり治まって久々に安眠しました。結石の発作はホントウに怖い。痛い。苦しい。どうしようもない。今回は2時間くらいで釈放してもらったが。

2001年2月某日

出張連休風邪休み、で久々出勤。まだ本調子でなく、咳もある。

Bach カンタータ140番「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」(リューシンク/オランダ・バッハ・コレギウム)で堪能する。素朴で小編成、古楽器による演奏。少年合唱団の清潔感もよろしい。BRILLIANTで、カンタータはすべて注文する決意を固めてしまう。5枚一セット@1,150なので。一年間掛けて少しずつ楽しみながら聴きたいもの。

2001年2月某日

咳がひどいので、念のため再度病院へ行き、もう一日休む。いい加減もう休めないので、一日中大人しくしていて、音楽も聴けません。体調それなりに回復。もう大丈夫でしょうか。

2001年2月某日

咳が一晩中止まらず、ついに出張も断念し、休むことに。(腹筋が痛い)こんなに風邪が長引くことも珍しい。年齢か?熱は下がっているみたい。それにしてもよく電話が掛かってくること。(携帯電話の弊害)

頭痛系の風邪ではないので、音楽は聴ける。ニルソン(s)/ヴェス/ヴュルテンベルク国立管の1984年ライヴで「ラインの山に薪の山を積み上げよ」〜その貫禄、圧倒的な存在感。MDの余白に入っているホルライザー/VSOの「ダッタン人の踊りと合唱」もそのまま聴いてしまう。

昨年の岡響BRU7の指揮をしていた、加藤さんがHPを開いていて、ワタシのHPで演奏会感想文を取り上げていたことを紹介しておりました。恥ずかしながら、お礼のメールを出しておきました。HP原稿仕掛かりになっていたBrahms の室内楽(ウィーン・コンツェルトハウスSQ)を、黄昏ながら聴きました。

2001年2月某日

風邪、なかなか回復せず。ミュンヒンガー/シュトゥットガルト・クラシック・フィルで、Mozart 「ジュピター」「ハフナー」聴く。みごとにリキみの抜けた、枯れた演奏。フルトヴェングラー/ベルリン・フィル、B6(1944)も。ゆったりとして優雅。こんな有名曲ばかり聴いてはいけないが、体調悪いので。

「岡響ゾリスデン」の演奏会行きも、ついに断念。

2001年2月某日

ちゃんと病院へ行く。せっかくの連休も寝たきりか。

モーニング娘。のベスト盤、「息子に頼まれて」と買いに行こうかと悩んでいたら、予想通り息子が買ってきたので、堪能してしまう。音楽的な変遷がわかっておもしろい。ここ最近は「スクール・メイツ」乃至「ステージ101」風(古い!)の「全員健全合唱団」だけれど、初期ヒットの「打ち込み系」+健康セクシー風(代表は「サマーナイトタウン」)が素晴らしい。また熱出そう。(これは風邪のせいにあらず。がんばれナッチ!)

ま、考えてみれば、最近のアイドル系でちゃんとしたハーモニーが出来るのも珍しくて、これはプロデユーサーのつんくが偉い。(それでも全部売れる訳じゃないのが厳しいもの)

近所のラーメン屋「半額セール」ということで行ってみるが、予想通りの激マズで体調いっそう崩れる。岡山フィルの定期演奏会だけれど、発熱で行けそうもなし。今年は、まだ一度もナマ演奏を聴いておりません。残念。

2001年2月某日

東京より戻る。風邪着実に悪化。苦しい。

東京でアンプの真空管の予備購入。ロシア製。懐かしい旧ソヴィエットのマーク付き。現在使っているのは中国製で、気のせいか、以前より音が良いような気もする。秋葉原のバッタ屋で@298でMozart 3枚購入。(ミュンヒンガーなど)

アンプに続いて、PCの調子が悪い。増設したD、Eドライブがときどきちゃんと認識してくれない。いろいろといじってみたけれど、どうも二股の電源のせいらしい。HDを一つ外すとちゃんと認識するので。なんとなく治る。

また、いつものように週末にHP更新。そんな繰り返し。

2001年2月某日

やや風邪一進一退。週末は東京で会議。

東京在住の若いHP読者であるAndanteさんから連絡があって、出張で瀬戸大橋対岸にいらっしゃるとのこと。岡山まで足を伸ばしていただき、初顔合わせ。クールでハンサム、繊細な方でした。驚くべきことに、ワタシのHPを毎日チェックされるとのこと。危ういことに、その情報を元にCDを購入することさえ有、とのこと。

こうしてNetを通じて交流が広がっていくことは本当に楽しい。

フルトヴェングラー/ベルリン・フィルで、B4(1943)、B7(1943)、B5(1943)、B6(1944)聴く。(Music & Arts CD-824 600円)かなり人工的な音質だけれど、聴きやすい音質ではある。フルト/Bは一気にハマリそうで怖い。

2001年2月某日

やや風邪気味。女房は完全にダウン。春よ来い!

オーマンディの古い録音で「展覧会の絵」(カイエ編)。ウワサのみで音で聴いたのは初めての驚き。多彩さではラヴェル編を凌駕するか?同じくオーマンディ/ピアティゴルスキー(vc)のドヴォ・コンも、歌心に溢れた美しい演奏。

またまたオーマンディ/アラウ(p)のBeethoven 第3協奏曲は、重心が低くてしっとりと豊かな演奏。この曲が美しく思えたのは久々で、アラウという人ほんとうの名人だったのかも。

アンプの真空管、3年目でついに寿命か?ま、トランジスタと違って消耗品ですからね。スペアはあるが、新しいのは買っておかなくちゃ。

2001年2月某日

息子、なぜか蕁麻疹発症。原因は女房が買った怪しげな(しかもクソ高い)「ロイヤルゼリー」か?この時期、家族3人とも体調イマイチ。

ブレッヒ/RIAS響の「グレート」。これ、近年では絶滅してしまった19世紀型濃厚浪漫相当クドい個性が素晴らしい。(嫌う人はいるでしょう)HP原稿に。

パレー/デトロイトの「ライン」。フランス音楽ではあれほど精密なのに、ドイツ音楽ではけっこう豪放で力強くなるのは興味深い。1956年の録音にしては出色の音質だけれど、期待ほどではない。第4番は更に迫力有。(これは1954年のモノラル)

2001年2月某日

薬効の成果か、更に更に体調改善。さっそくメールでお見舞いもいただき恐縮する。ふだん「鉄の胃袋」を誇っているだけに、精神的にもやや苦しいが。

Bach の無伴奏ヴァイオリン・ソナタト短調・イ長調、パルティータ ロ短調をリッチの演奏で。このHP初期に掲載していた(ひどい内容!)が、数年ぶりに聴くと基本的印象は変わらないものの、自分の好みはそうとうに変わっていることを実感。昨日聴いたマルツィの影響もある。

いただいた岡山ポリフォニー・アンサンブル「ヨハネ」のCDさっそく全曲聴く。最高。なにが?音楽に対する真摯な気持ちは、デジタル情報からでもちゃんと伝わるんです。ホントです。

2001年2月某日

薬を飲んで寝たら翌朝はかなり回復。お粥など少々食す。頭痛等はないので、音楽は聴ける。Bach -Busoniのピアノ曲集(レーゼル)を味わい深く楽しむが、体調万全でなく、集中できない。昨日のHP更新を見るとリンクなど滅茶苦茶で、あわてて修正する。

ナント、岡山ポリフォニー・アンサンブルの日下さん来訪。昨年の演奏会(ワタシが初めて出掛けたこの団体の演奏会)、一昨年の「ヨハネ受難曲」のCDをいただく。ありがたい。3時間ほどみっちり音楽のことを話し合って、その合唱に対する並々ならぬ情熱にうたれることしきり。

「アマチュア演奏家は自ら演奏することのみに喜びを感じて、聴衆を集めることにエネルギーが行き渡らない」というのは、なるほどと感心もし、ワタシのような市井の音楽ファンが応援をしなくては、と感じ入った次第。こうして、音楽を通じて岡山に知り合いが出来るのも嬉しいもの。

ヨハンナ・マルツィのBach 無伴奏ヴェイオリン・パルティータ ロ短調BWV1002聴く。良く歌って、切々と甘い痛みがある。

2001年2月某日

徳島、高知といつも通りの出張だったが、高知での朝食が不味い。こんなことはまずフツウはないので「損したな」と思っていたら、昼過ぎからまったく食欲がなくなってしまう。帰りのバスの中では体調絶不調で、岡山駅前で自宅までのバスが待てないくらいツライ。タクシーを拾ってウチまでたどり着いたけれど、女房に病院まで運んでもらう。

「風邪のウィルスが胃腸に来ている」とのこと。びろうな話しで恐縮だけれど、下痢激しく、朝以来なにも食っていないでの、出るものもない状態。こんなんじゃ、音楽もまともに聴けない。で、とにかくHPを更新。医者の話しでは完治まで一週間掛かるとのこと。ダイエットのチャンスではある。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
▲To Top Page.▲
written by wabisuke hayashi