音楽日誌

上ほどあたらしくなります

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ミカンじゃないよ、毛ガニ。獲りたてをその日のウチに食うと、人生観が変わるくらい旨い。(ホントだよ)2001年1月2日北海道にて

2001年1月某日

九州は臼杵への出張だったが、高千穂まで足を伸ばしたし、自腹も含めて懐かしい博多まで行って参りました。旧知の人々との再会も、鮮度最高のお魚(ミズイカ、そしてトドメは河豚でしょう)も最高。岡山に比べると博多はずっと都会だし、同時に良い意味での田舎でもあって「老後はここか」と考えたりしました。

ジャコッテのBach チェンバロ協奏曲集(VOX3枚組)。現代楽器による演奏だけれど、フェルバー率いるバックも瑞々しいし、ほんとうに楽しく充実している。久々にノヴァエスのChopin も堪能。(これもVOX)

女房息子見事に風邪。今のところワタシはセーフ。マメにうがいをしている成果か。うがい薬をお勧めします。

2001年1月某日

週末もずっと出張なので、週半ばにしてHP更新。九州は久々で、楽しみ。ついでに旧友との再会もある。珍しく女房が小遣いを追加してくれる。で、やや咽が痛く風邪が心配。

シュナイダーハン/ルモーテル/バンベルク響でメン・コン堪能。シュナイダーハンの優しく甘いヴァイオリンは最高です。1956年ながらワリと美しいステレオ録音。カラヤン/ベルリン・フィルの「ツァラ」〜1970年のザルツブルク・ライヴ(おそらく海賊盤)200円かと思うと、ベルリン・フィルの名人芸を存分に楽しめます。音質は、ま、この類としては申し分なし。

2001年1月某日

昨日はよく眠れず、夜中に起き出して朝方までインターネット三昧。睡眠不足は風邪の引き金になりかねないので要注意。連日の日帰り出張。そして週末も出張。

朝比奈/北ドイツ放響の「田園」。1961年の録音だけれど、いろいろと感じるところがある演奏。HP掲載予定。旧東ドイツのピアニスト、ペーター・レーゼルでバッハ/ブゾーニ編の数曲。これはほんとうに堪能しました。

「本で聴く音楽」一周年を個人的に記念して、更新の準備。思いの丈をグダグダ執筆していたら、長ったらしい文章になりました。削るべきか?

2001年1月某日

Mendelssohnは苦手ではないが、そう熱心に聴くほうでもない。手元にはけっこうCDはあります。「ピアノ協奏曲を知ってますか?」とのメールに「知ってますよ」と答えたが、あわててNAXOS盤CDを取り出す始末。フリスのピアノはリリカルで明快。気持ちがよい。2台ピアノのための協奏曲集も持っていて、これも隠れた傑作。

マーク/ベルン響で「スコットランド」を聴いて、やや心の琴線に触れる感有。引き続きMDでプレゼントしていただいたゲール/オランダ・フィルで聴いて、こちらをHP原稿とする。(酔狂な)ティントナーBRU9は、感想をまとめるのに引き続き苦戦。

HPのあちこちに「ちょっと寂しいか」と写真を入れたら、「重すぎる」と叱られへこみました。そのうち、じょじょに消しますので許して下さい。

いよいよ風邪が職場に進出してきたみたいで、これから出張が続くし、心配です。気のせいか肩がこっている感じ。

2001年1月某日

いつものように週末HP更新しようと思ったら、ftpソフト「WebFtp」不調で、以前使っていた「FFFTP」を復活させて切り抜ける。なぜ更新が上手く行かないか、理由わからず。

不評のBruckner交響曲第9番(ティントナー)なんどか聴く。盛り上がり不足し、地味。不評の理由は理解できるが、なんとか美点をみつけたいもの。引き続きシベリウス・モードでオーマンディ/バーンスタインを。なかなかの出来。オーマンディは旧録音も聴き比べ。(こちらのほうがテンションが高い)HP原稿とする。

3週間ぶりスポーツ・クラブへ。スッキリしたあとティントナーのBRU8の演奏を再確認する。(ワタシと正反対の評価の人もいるらしいので)オーケストラが上手くないことを気にする人もいるだろうなぁ、ところどころテンションが下がるところもある。でも、これは美しい演奏だと思います。少々加筆。

2001年1月某日

出張続く。生活が不規則になって、どうしても大食いしてしまう。連日凄く寒いが、珍しくいまのところ風邪を惹いていない。

ベルグルンド/ボーンマス響のシベリウス第7番、感銘してHP原稿とする。オーマンディ(第1番)バーンスタイン(第5番)という不思議な組み合わせのCDは、出張先の徳島で購入。(750円) SONYは系統的なCD復刻をしてくれいないから困る。

Brahms の弦楽6重奏曲(室内楽をちゃんと聴こうと思って)〜メニューインほかで久々に。この演奏にはキズがいろいろとあるものの、個人的には好意を持っていてこれもHP原稿とする。ようやく少しずつ原稿在庫が増えていくのは安心感が出るもの。

なんと、新潮文庫「バッハ」の筆者 樋口隆一さん本人からメールをいただき恐縮する。よくもまぁ「本で聴く音楽」みたいな地味なHPを見つけたものと感心。(あれ、ポータルサイトの分類上、引っかかりにくい典型なんです)

2001年1月某日

週末二日間をつぶして、HPの分類変更する。手間が掛かったワリには、変わり映えしない。センスのなさ、技術不足は如何ともしがたい。「まるまがじん」に学ぼうと思うが、技量は違いすぎる。悔しい!

ロッホラン/ハレ管のElgar、コレヴァールのBrahms 、いずれも楽しめない。こんな時は気を付けないと、一気にスランプに陥りがち。ハフ/A.デイヴィスのBrahms ピアノ協奏曲第1番〜四の五の言わず、バリバリ弾いてくれて音質が良いのを聴いて気分転換を図る。

2001年1月某日

「Great Pianists〜」のシリーズ中、フライシャー聴く。(全集はさすがに買う勇気がない)アメリカのピアニストということ、1960年代のクライバーンの活躍の陰に隠れたせいもあるのか、この人の評価は低いが、まことに立派。Weberの第4ソナタの繊細さなど「目ウロコ」状態。「パガニーニ・ラプソディ」の爽快ともいえる技巧にも痺れる。

OPE(岡山ポリフォニー・アンサンブル)の方々からメールをいただき、じつに恐縮。CDのコメントにも、タマに関係者から連絡入ることもないではないが、地元のアマ・オーケストラの方々は、ま、本当に地元なので反応が嬉しい。ワタシは「聴く一方の人」だけれど、なんとなく「参加している」気分が味わえる。

CDのダブリ買いが数枚たまったこともあって、5年ぶりくらいに売り払いを決意し、在庫点検する。ところが脳味噌のスイッチが入ってしまい、「これももう聴かん」「どこまで捨てられるか」と自分との勝負(!?)になってしまい、ついに47枚分セレクトする。ご近所に、音楽好きの中学生でも存在すればタダで上げるのにね。

2001年1月某日

今年は曜日周りの関係で、ドップリ休んでしまい、社会復帰が難しい。とにかく出勤、出張。また、太ったみたいで、今年こそ(と十数回目の)減量決意し、岩城宏之「男のためのやせる本」再読する。感動する。が、道は遠い。

ARTE NOVA の新譜でジークハルト/ヨハン・シュトラウス管のウィンナ・ワルツ集、素朴で、いい味だしてます。但し、唯一「ウィーンの森の物語」にツィターではなく、ヴァイオリンで代用というのが気に食わない。録音も極上。

怪しげLP(コンサートホールとか、諸々)からMDに落としてもらった貴重な音源(プレゼントあり。ナントMD10枚分)を堪能。スメターチェク/日本フィルの「新世界」とか、ハンス・ヴォルフ/コンサートホール響の「運命」とか。「他には絶対に存在しない」という妙な貴重感が音楽に集中させる。

2001年1月某日

まだ休み。ボウルト/BBCの「惑星」うんと堪能する。その他、アッカルドの室内楽など。

いやぁ泣けた泣けた「鉄道員」のテレビ放映。筋書きの完成度云々はあるけど、北海道の雪の厳しさ、美しさ、人情、衰退する炭坑(ワタシは話しとしてしか知らないが)、そして鉄道。泣かせるためにはどんな手でも使うのが、見え見ながら泣けました。

2001年1月某日

岡山〜北海道は白老(両親の居住する温泉付き住宅)〜札幌(高校時代の友人と旧交を温める)〜(定山渓・中山峠経由)〜洞爺湖温泉(噴火口間近に有)〜千歳から大阪〜岡山と散々遊んで帰着。(なんかもの凄い充実感)女房息子は、北海道の前に3日間大阪が入る。

帰りの大阪の待ち時間にCDを漁るが、これといった収穫なし。札幌でも。これ、もしかしてとてもヤバい状況かも。

Schumann交響曲第2番(マデルナ/南ドイツ放送交響楽団 ARKADIA CDMAD014 200円)音の状態も良く、爽やかで颯爽とした演奏ぶり。Schubert 交響曲第9番(ブレッヒ/RIAS響 ARKADIA CDGI715.1 200円)1950年の録音ながら、恣意的にテンポが揺れる相当にクドく個性的な演奏。SCHOENBerg管弦楽のための変奏曲 作品31(カラヤン/ベルリン・フィル ARKADIA CDHP287 200円)1969年のライヴ。音は芳しくないが、古い映画に無理矢理鮮やかな着色を施したようで、異様な色気がドギツく、これはこれで否定したくない。

2001年1月某日(って元旦)

予定通り即HP更新して、初詣。起きたら北海道だ。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi